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選挙結果予想スレ
1
:
とはずがたり
:2003/10/01(水) 00:15
みんな適当に妄想膨らませて脳内政権交代でも果たしましょうよ。
勿論というか寧ろ厳密な裏付けのある数字大歓迎です。
402
:
とはずがたり
:2003/11/17(月) 00:21
ちょいと荷が重かったですかね>原陽子
名義貸し持ちかけられたとか喋っちゃうし,公認も遅れたし。
誰になりますかね>土井後継
403
:
とはずがたり
:2003/11/17(月) 10:34
【自公vs民社得票比較】
>>397
>政権の枠組はもうこの先代わることはないだろう
と云う事で自公vs民社の比例の得票を比べてみました。
北海道がほぼ同じで並んだ他は民社>自公なのは岩手,新潟,長野,愛知だけでした。
逆に自公>民社が10ポイント以上離している県が青森,山形,北関東三県(茨城,栃木●,群馬●),山梨,北陸三県(富山●,石川,福井●),岐阜,静岡,和歌山●,中国四国全九県w(鳥取●,島根●,岡山●,広島,山口,徳島,香川,愛媛●,高知●),佐賀,長崎,熊本,宮崎●,鹿児島●の26県(●は更に約20ポイント以上引き離している県で12も!取れた非自公保の議席は自由連合の徳田のみ)も有ります。
勝てない訳です。
【公明党の地帯構造論】
私が常々思っている事なのにあんまり他の人が云っているのを見ない事ほの一つに,公明党は西日本に偏って強いと云う事がある。大阪,和歌山,鳥取の20%台を筆頭に,兵庫,大阪,和歌山より西の大半の県(香川,佐賀,大分,鹿児島,沖縄以外)で15%以上の得票をしており,これらより東では15%以上の得票は三重県のみである。(勿論東日本で影響力を持たないと云うわけではない。)
西日本(弥生式?平家?公家?)と東日本(縄文式?源氏?武家?)という日本の地帯構造の分け方がもしあるとしたならば明らかに西日本式である。学会の受容度と風土に何か関係があるのかも知れないが興味深い。
いずれにせよ,民主党が西日本で弱いのに拍車を掛けているのが西日本で強い公明党と田舎に強い自民党の連合であり対策が必要である。
404
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 14:29
気が早いけど次回に向けて,いきます。
【有力保守系無所属候補(次点系無所属候補の取り込み)】
前回00年の自民党の公認漏れ無所属(及びその後継)や保守党候補等の身の振り
石田 革▲→民───→民◎
小宮山泰 無▲→由(参▲)→民◎
岡島 保▲→由(参▲)→民◎
鈴木 無▲→民───→民◎
室井 無▲→由(参▲)→民○
岸本 (補選)無▲→由→民○
亀岡 無▲─────→会▲
森田 無▲─────→無×
笹木 無▲─────→無▲
三沢 保▲(選挙区移動)保×
江崎 保▲─────→保◎=自・公
井上 保▲=自・公─→自▲=公・保
西田 保▲=自・公─→自○=公・保
西村 無▲─────→無◎
結論:基本的に民主党移動が有利!
で,今回似たようなケース(自民党系が当選で無所属等が次点で民主は候補者擁立できなかったか次点以下)は:
横山 無
亀岡 会
谷田川 無
藤島 無
笹木 無
熊谷 保=自・公
山本 自
黒木 無=自
持永 無=自
下地 無
これらの中で民主党と関係があるのは,横山・亀岡・藤島・笹木。あわよくば自民党へはいって利権を,とか考えずにさ民主党の公認か少なくとも推薦もらっとこうよ。亀岡氏の為には石原引っ込めても良いでしょう。
自民党色が強いもしくはまんま自民党なのは谷田川・山本・黒木・持永・下地だが…。さあ自民党なんか見切りつけてさ。
熊さんは…どうしよう。親爺が保守党だった岡島が参考になるのでは?
405
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 14:44
>>387
> 神奈川1区で落したのは意外でしたね。労組の離反ってそんなにでかいものなのか?
見事に1区と6区で惜敗してますね。↓
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2246/1041728899/n625
> 連合はこの日の政治センター会議で、次の総選挙に出馬する民主党候補者のうち、
> 1区・佐藤謙一郎氏、6区・池田元久氏と民主党空白区の17区以外の、
> 計十五選挙区で推薦を決めた。二氏については「地域の各産別労組に任せる」として、
> 本部推薦はしなかった。
1区はサトケンの理想選挙の為にサトケンが推薦を断り,6区は友愛系が公明党に流れるため分裂回避で現場に任せたと言う事でしょうか。
406
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 17:47
>>403
西日本、特に意外なことに中国地方がべらぼうに強い。なんで?
関西に関して言えば東京に較べて各段に貧富の差が激しいという事情があるからわかるけど全体的に強いのはどうしてなのだろう?
これ、研究のテーマとしてはかなり面白い素材でっせ?
407
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 17:52
>熊さんは…どうしよう。親爺が保守党だった岡島が参考になるのでは?
いくらなんでもそれは無いでしょう(笑)かりに復党したとしてもあまりにミエミエでまず圏外でしょうね。
まあそれはともかくとして亀岡なんて民主党入りしてもおかしくないと思うのだが・・・・
横山や藤島、笹木なんかも有望だと思われ。とにかく議席増やさなきゃ政権もへちまもないわけで。
>>405
6区もそうですよね。総評系は上田(社)に流れたのかしらん?
おまけに民主党県議出馬と言うトリプルパンチ。それにしても横浜で公明党に負けるなんて納得いかんざき!
408
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 18:06
>>406
でしょ?随分前から気にはなってたんですけどあんまり誰も指摘してませんよねえ。
>>407
別に熊には引退して貰って熊系県議あたりから出せば十分勝機あるでしょう。
今回も城内圧勝とはいえ民+熊>城だったようですし,熊系勢力と鈴木康とかの関係を考えたら十分行けるでしょう。
亀岡は民主の一部が支援してますから石原次第でしょう。石原Jrには県議あたりに移って貰って亀岡一本で行きたいですね。
藤島は真紀子が民主についた事でこの枠組みが次回の総選挙まで崩れなければ民主の少なくとも推薦は受けてくれるでしょう。むしろ真紀子の応援狙いで3区の社民倉持のところで有望な保守系政治家が自民に造反して出てきたとき社民との共闘との関係をどうとって行くのかが悩ましい?
いずれにせよ神奈川で社民系との候補者調整はかなり必要に思われます。
阿部女史が民社共闘に前向きなのは幸いですから,合流が有れば比例優遇して,合併がなくとも民社統一候補としてどっか神奈川県の選挙区1コ空けてあげる形で手を打てないものでしょうかね?
409
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 18:45
>合併がなくとも民社統一候補としてどっか神奈川県の選挙区1コ空けてあげる形で手を打てないものでしょうかね?
そうですね。3区、4区のどちらかが引退すれば彼女に譲るべきだと思います。
そうすれば議席を1つ取れるのですから(可能性として)比例票掘り起こしと言う大義名分も引っ込めもらわんとね。
まあそれまで政党の体をなしてるとは思えないが・・
410
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 19:37
これ面白い。一読することを勧めます。
→「与党218対野党262」という試論
http://www.asahi.com/column/aic/Tue/d_takuki/20031118.html
411
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 19:53
>>410
面白いです。結局共産党が共闘する気があるのかないのかにかかってますのでね,その部分をコピペ。
インテリが多いと評判の共産党。こうした結果を共産党幹部たちは事前に十分承知しているはずだ。それでも全小選挙区に候補者を立て続ける理由はなんだろう。
理由を考えてみた。
1)候補者を立てて積極的に選挙運動することで、党の政策を訴えていきたい。それが党のイメージアップや浮動票獲得にプラスになると考えている。
2)自公保連立政権の退陣よりも、民主党の躍進を阻みたい。
3)以前からずっとそうしてきたから、今さら変えられない。
1)だとすれば、恐らく目論見は外れている。共産党が小選挙区に候補者を乱立させず、比例区に絞った選挙戦をしかけてくれば、無党派有権者たちはむしろ「共産党はやる気だ」「共産党は本気で政権に絡もうとしている」とみなす。今まで、政策には共鳴しながらも、共産党に入れることは「死に票」だと考えて投票しなかった無派閥層の中にも、比例区で「共産党」と書く人が出てくるかもしれない。
これこそ「開かれた政党」として大きくアピールする有効な戦略ではないか。
一方、共産党員は、公明党・創価学会員同様、結束が固い。小選挙区に候補者が立っていようがいまいが、比例区では共産党に入れる。よって、比例区での当選者が減ることにはならない。
そうなると、2)が本音なのではないかと勘ぐりたくなってくるが、これもよく考えてみれば逆効果だとすぐに分かる。
もし共産党が小選挙区への候補者を絞り込み、結果として民主党が自公を追いつめた場合、選挙後の政局を左右するのは共産党である。発言権や影響力は今よりずっと大きくなる。
自民党に対する公明党と同じだ。
もし、公明党が共産党と同じように300選挙区全部に候補者を自動的に立てていたらどうだったか。その場合も、自民党は大敗していたはずだ。
公明党は今回の選挙で、実際の議席数以上の力を握ったと言える。
公明党は、「候補者を立てないことにより選挙に勝った」のである。
そこまで分かっていて、なぜ共産党は実戦的な選挙戦を放棄するのか?
結局のところ、3)がいちばん大きいのではないだろうか。
中選挙区制のときから、「ここで野党が共闘できていたら……」と思うことは多々あったが、「党のメンツもあるし、無理なんだろうな」と諦めムードで眺めていた。
小選挙区制になり、当落の構図は極めて単純化した。もはや勝ち目のない候補を立てることは、与党延命に力を貸すこと以外のなにものでもなくなった。小選挙区制を許してしまった時点で、野党は新しい戦い方を余儀なくされたのである。
選挙協力は野合ではない。政治を変えるための必要不可欠な戦略である。意地だけで勝ち目のない候補者を立てることは、優位に立つ与党候補者の思うつぼなのだ。
今回の衆院選は、小選挙区制が導入されて2度目の選挙である。もう言い訳はできない。
これだけはっきりと数字に表れている以上、共産党が次の選挙でまた同じことを繰り返せば、多くの国民から見放される道を突き進むことになるだろう。
議会制民主主義を通じて改革を進めていくと表明している以上、「現実的な戦い方をする義務」があるはずだ。
どんなに立派な理念を掲げても、実際に選挙のたびに与党政権を守る壁として機能してしまうのであれば、多くの国民からはどんどん無視されていく。何を言っても説得力がなくなる。このままでは社民党と同じ道を歩むことになるのではないか。
政策を変えたり、他党と手を組む必要はない。野党として逃げずに戦えばよい。その方法ははっきり見えている。今の戦いは「逃げている」としか思えない。共産党が言うように「野党らしい野党」として、生き延びてほしいと思う。
「比例区は共産党。選挙区は自由」
党幹部がこう決定するだけで、日本の政治地図は、今すぐ変わる。
まずは新しい政治地図を作り、その中でなおかつ「野党らしい野党」として戦っていくことこそ、今の共産党の使命ではないだろうか。
412
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 20:00
>>411
でしょ?本当にこいつら度しがたい。
413
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 20:06
>もし共産党が小選挙区への候補者を絞り込み、結果として民主党が自公を追いつめた場合、選挙後の政局を左右するのは共産党である。発言権や影響力は今よりずっと大きくなる。
>自民党に対する公明党と同じだ。
>もし、公明党が共産党と同じように300選挙区全部に候補者を自動的に立てていたらどうだったか。その場合も、自民党は大敗していたはずだ。
>公明党は今回の選挙で、実際の議席数以上の力を握ったと言える。
>公明党は、「候補者を立てないことにより選挙に勝った」のである。
結局、これが出来るか出来ないかの差なんですよね。両党の明暗はまさにこれだと思ってます。
名を捨て実を取ることが結果として党勢拡大に結びついている。このしたたかさを政敵である共産党も少しは見習ってください。
それが出来ればにっくき公明党の跳梁跋扈に歯止めをかけられるのですから一石二鳥だと思うのだが・・・
414
:
とはずがたり
:2003/11/18(火) 20:14
>>413
実際問題,共産党が3万票を越える得票をしたところなどでは果たして候補者を降ろすのがいいのかどうかと言う問題もありますな。
そしてそういう所こそ当落に直結してるし…。
共産党が候補者を引かない理由は自分に云わせれば明かで,
彼らの目的が獲得議席最大化ではなく,共産党支持者数最大化に有るからだと思ってます。
民主党だろうが自民党だろうがどちらも自分らと意見が合わないという意味に於いてどちらも本質的には変わりがない。
全選挙区で
選挙運動をやって一人でも多くの支持者を獲得する機会を(公費で)得る事が出来るチャンスを彼らがみすみす見逃すわけがありません。
京都では日本最強の共産王国でしたが民主党が地道に勢力を伸ばしました。
この様にして支持者最大化の共産党の勢力をそいでいくしかないのではないでしょうか?
415
:
おりーぶの木
:2003/11/18(火) 21:16
>共産党が候補者を引かない理由は自分に云わせれば明かで,
>彼らの目的が獲得議席最大化ではなく,共産党支持者数最大化に有るからだと思ってます。
そうなんでしょうね。ただこのまま行くと皮肉なことに支持者の拡大どころか、党消滅に向けて着々と歩んでるわけで先ほどの朝日の記事のように全くの逆効果になってしまってる。
来年の参院で更に得票を減らし小選挙区全滅、比例でも400万を切るようなことがあればさすがに考え直すのではないでしょうか?
でもまあ無理か?この党に期待するのは・・・
>京都では日本最強の共産王国でしたが民主党が地道に勢力を伸ばしました。
>この様にして支持者最大化の共産党の勢力をそいでいくしかないのではないでしょうか?
これはかなりショックだったのではないでしょうか?地域によっては公明党に肩を並べるほどの凋落ぶり。
本当なら党員から変革の声が澎湃と沸きあがらなければウソなのだが・・・これでは拒否政党ダントツトップもしかたがない。
416
:
MakePeace
:2003/11/20(木) 02:37
お久しぶりです。勝手な感想書き込み一つ。
>>404
戦略論としてはともかく名前の出た個人レベルで言えば「無所属候補取り込み」は(民主党の立場から見れば)ちょっと問題。
笹木氏はこれで2回民主の秋波をソデにしましたし、横山氏も下記の様な記事↓を見ると…………。
> 横山氏は6月の知事選では非自民勢力の推薦を受け「何色にも
> 染まっていない純粋無所属」を白づくめの服装でアピール。
> しかし、衆院選出馬に際しては木村前知事に接近、公示前には
> 自民党の森喜朗前首相から激励を受けた。「私の考えに近いの
> は自由民主主義を機軸とする政党」と、当選後の自民党入りを
> におわす発言もした。
> 今回は「何色にも染まらない法衣」(横山陣営)をイメージした
> という真っ黒な服装で選挙運動に臨んだが、2度の知事選で横山
> 氏を支援した県民協会の関係者はその姿を「いろんな色に染まっ
> て真っ黒になったんだろう」と皮肉った。
> (中略)
> 選対幹部は戦略ミスを認める「前回の知事選で敵だった人たちが
> 入っていたのだから、陣営内に亀裂があったことは事実。(知事
> 選の時のように)ボランティア選挙でやればよかった。今回の選
> 挙で横山についたイメージは払しょくできないだろう」。
> "白"と"黒"を使い分けた後、残ったのは"灰色"のイメージだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l02
417
:
とはずがたり
:2003/11/20(木) 11:17
お久しぶりです>MakePeace様@
>>416
個人的にも森さんに褒められて喜んでいたり知事選で戦った木村氏に挨拶に行ったりと横山氏の言動には疑問を呈せざるを得ない上に,笹木氏は前回森さんに誘われて自民党入りしながら公認取れずのかなりみっともない姿晒してますからね。(両者とも森がらみか!)
両者ともに節操は殆ど無いと言いきってしまってもいいでしょう。
しかし福井や青森の強固な保守地盤を思えば保身が第一の政治家連中が寄らば自民の陰になるのも仕方がないと諦めてます。
自民党に入って小泉安倍の二枚看板と学会票と利権にありつけるのを諦めて民主党側で行くんだと豹変して貰えればその心意気だけで許したろと,節操の無い自分としては個人的には思っています
418
:
とはずがたり@補遺
:2003/11/20(木) 11:54
>>417
では政治家が無節操でもいいと思っているかのような書き込みになってしまっているので多少修正。
政治家は有権者の意向を汲みながら機会主義的に(日和見で,迎合で)動くものなので(そのに政治家の信念とか理念とかが優先することはあり得ない,彼らも食べて行かねばならないのである),保守地盤では自民党入りしたくなるのは手足となってくれる後援会等に自民党入れという声が大きければ当然のことです。だからせめてこの掲示板では民主党へは入るのが妥当だという声を上げて彼らを脅迫しているわけですな。
この掲示板を見ている笹木,横山らの知り合いが居たらネット上での論調の大勢は民主には入れですぞとお伝え下さい。
420
:
とはずがたり<北海道>
:2003/11/21(金) 13:25
木本氏かこ(゚∀゚)イイ!>「何やってんだ! マニフェストを遊説でどんどん配れよっ!」選挙戦のさなか、三井氏の選挙事務所の幹部に、民主党道副代表の木本由孝氏(旧自由党道連会長)が容赦ない怒声を浴びせた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000003-mai-hok
[見えない風]道内衆院選の明暗/1 予想覆す票差 /北海道
◇民主、前日まで悲観…
「1勝3敗……かな。賭けないか?」
投票前日の8日夕。民主党北海道の幹部が疲れた表情で、接戦となっている札幌、旭川両市の4選挙区での自民党との勝敗数を予想してみせた。「ゼロ勝4敗」という不安も幹部の脳裏をよぎった。
「厳しいな」。民主を支える連合北海道の幹部もまた、札幌・ススキノの行きつけの店で、弱気な言葉を漏らした。
例えば道2区(札幌市北、東区)。自民前職の吉川貴盛氏に、3区から国替えした民主前職の三井辨雄氏が挑んだ。
三井氏は2区での知名度は低い。しかも、民主が当初公認する予定だった石田幸子氏が三井氏公認に反発して無所属で立候補し、票が食われるおそれがあった。さらに、民主は三井氏を比例代表順位1位とし、票数で負けても比例代表での復活当選は確実――。小選挙区の戦いで負ける要素ばかりを備えていた。
× ×
「何やってんだ! マニフェストを遊説でどんどん配れよっ!」選挙戦のさなか、三井氏の選挙事務所の幹部に、民主党道副代表の木本由孝氏(旧自由党道連会長)が容赦ない怒声を浴びせた。
三井氏の選対は、三井氏後援会と、12区へ移った旧自由党の松木謙公氏の後援会、木本氏の後援会の「3本の矢」を束ねて当選を目指すはずだった。だが、比例代表復活をあてにして三井氏の後援会は緩みがちだった。
危機感をみなぎらせる木本氏は「一般の人に親しまれるように」と、労働組合特有の「連帯」や「団結」という言葉は使わないよう指示。遊説では「マニフェスト、あります」と書いた旗を持たせるなど、引き締めに躍起だった。緊張感が生まれたのは選挙戦後半だった。
フタを開ければ、吉川氏に2万4000票余の差をつけて圧勝。無党派の半数以上を取り込み、自民など他党から2割前後も流れ込んだとみられる。
他の3選挙区も含めた民主の勝敗は「3勝1敗」。前日、気弱な表情だった民主幹部は言った。
「見えない追い風が吹いた」
◇ ◇
北海道の衆院選で、民主は小選挙区と比例代表合わせて20議席のうち過半数の11議席を得て、8議席の自民を突き放した。“見えない風”はどこから吹いたのか。開票でくっきり明暗を分けた政党や候補の軌跡を追う。[11月11日18時42分更新]
421
:
とはずがたり<北海道>
:2003/11/21(金) 13:26
うーん西川氏は自民,民主どちらを喰ったのでしょうか?
>出口調査によると、西川氏は民主支持層から7%、自民支持層から倍の14%を得た。
>一方、民主躍進を支えた無党派層は4割が佐々木氏、3割が西川氏に投票したと答えた。
>西川氏が出なければ佐々木氏が票を増やした可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-hok
[見えない風]道内衆院選の明暗/2 党の思惑外れ /北海道
◇有権者は総合判断
「ここで候補として話すのはこれが初めてで、しかも、最後になるかもしれません」
6日夜、道6区の上川管内音威子府村の演説会で、民主前職の佐々木秀典氏(69)が切り出した。従来の旭川市に区割り変更で上川管内が加わり、初めて訪れた土地でいきなり引退表明とも取れるようなあいさつをした。6区は札幌市と近郊の3選挙区とともに自民・民主が大接戦を繰り広げていた。
9日夜、躍進に沸く札幌市の民主党道本部。6区で今津寛氏(57)の当選が決まった直後に電話がなった。「努力が足らず、申し訳ない」。受話器の向こうで、党道幹事長の佐々木隆博道議(上川管内)がわびた。自らの地盤の士別市で民主票が伸び悩んだからだ。
佐々木秀典氏は旭川市でリードしたが上川管内で及ばず、今津氏に614票差で惜敗した(比例で復活当選)。勝てば道内20議席は民主12▽自民7▽公明1となり、民主比例12位の木本由孝氏(旧自由党)の当選に届いた。
× ×
「2カ月前から協議していたら、結論が違ったかもしれない」
6区から無所属で立候補した旧自由党の西川将人氏(35)が表明2日後の10月8日、後援会事務所で心情を吐露した。
民主は、民由合併で佐々木氏と西川氏の調整が必要となり、現職優先で佐々木氏を公認した。しかし、両氏が話し合ったのは衆院解散1週間前の10月3日。公認決定から1カ月たっていた。西川氏の後援会関係者は「遅すぎる。出馬の方向で固まっていた」と言う。
民主内部で、西川氏が立てば自民票を食い、佐々木氏が有利になるとの判断も働いたようだ。
出口調査によると、西川氏は民主支持層から7%、自民支持層から倍の14%を得た。一方、民主躍進を支えた無党派層は4割が佐々木氏、3割が西川氏に投票したと答えた。西川氏が出なければ佐々木氏が票を増やした可能性もある。
旧自由党幹部は言う。「民主が何もしなかったことが命取りになった」
◇ ◇
道内で民主が過半数を制したが、決して「民主なら誰でもよい」というブームが起きていたわけではない。有権者は党の思惑をよそに、候補の年齢や主張を総合判断していた。[11月12日18時41分更新]
422
:
とはずがたり<北海道>
:2003/11/21(金) 13:29
町村辛勝,小林氏惜しい!
それにしてもそんな約束有ったのかね?>「互いの選挙区に有力候補を立てない」が両氏の暗黙の了解、とも言われる。
小林氏は是非どぶいた汁!>衆院選の投開票翌日、町村氏の陣営幹部が自民党関係者にぽつりと漏らした。「次で(小林氏が)どぶ板(選挙)をしたら、やられるな」
96年では関西で学会票が大物(塩川)を落とした。00年では東京で無党派が大物(与謝野,小杉,粕谷,越智)を落とした。今回は地方にも波及(山崎,太田)した。次は北海道だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000003-mai-hok
[見えない風]道内衆院選の明暗/3 揺れる保守地盤 /北海道
◇大物をきりきり舞い
「相手が『今度はもらった』と言っている」
自民党の重鎮、町村信孝党総務局長が壇上で危機感をあおった。公示前の10月上旬、札幌市厚別区のホテルで開いた総決起大会は空席が目立った。
「相手」とは道5区の対立候補、民主党新人の小林千代美氏(34)。1月に北広島市のホテルで開かれた新年交歓会で町村氏と顔を合わせ、今度の衆院選では私が勝つ、と宣言したのだという。
ところが、小林氏はこの場面をあっさり否定した。「その時も、その後もそんなこと言ってません」
町村氏は、父金五氏から中選挙区旧1区の地盤を継いだ。96年衆院選から小選挙区になり、旧1区が割れた際に町村氏が5区、好敵手の横路孝弘氏が1区にすみ分けた。「互いの選挙区に有力候補を立てない」が両氏の暗黙の了解、とも言われる。
5区で前回町村氏は、初立候補の小林氏に3万9049票の差をつけ圧勝した。ところが、今回はまるで様子が違った。
「5区は大穴だよ」。公示直後、民主を支える連合北海道の笠井正行会長が記者に耳打ちした。
× ×
“将来の総理候補”とささやかれ、2度入閣した町村氏が、34歳の新人を相手にした選挙結果は無残だった。票差は8843票。札幌市厚別区は4802票差で負け、残る5市のうち江別、北広島、石狩でリードされ、惜敗率93・1%で小林氏の比例復活当選を許した。
選挙戦序盤、陣営幹部は「2万票差を切れば事実上の負けだ」と話していた。5区の公明票は約3万7000票(01年参院選)。推薦を受けた公明票の助けを借り、危うく体面を保ったともいえる。
地盤溶解の予兆は、4月の統一地方選からあった。道議選の石狩市で町村氏系の自民現職が落選。千歳市長選でも保守系2人が分裂選挙を繰り広げた。
衆院選の投開票翌日、町村氏の陣営幹部が自民党関係者にぽつりと漏らした。「次で(小林氏が)どぶ板(選挙)をしたら、やられるな」
◇ ◇
4区で自民道連会長の佐藤静雄氏が、2区では自民前職の吉川貴盛氏が落選した。民主に吹いた“見えない風”は、都市部の保守地盤を根底から揺さぶり、自民の大物議員をきりきり舞いさせた。
423
:
とはずがたり<北海道>
:2003/11/21(金) 13:33
<岩本家>
┌政光(参)
└允(道議7区・元議長・豊平区)―剛人(道議2期・清田区・岩本家の次期ホープ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000002-mai-hok
[見えない風]道内衆院選の明暗/4 自公融合 /北海道
◇自民支持者、2割民主に
「来年の参院選は、自民そっちのけで先生を応援させていただきます」
当選の興奮が覚めやらぬ10日午前2時、札幌市中央区の公明党道本部に、比例で復活当選した道3区の自民元職、石崎岳氏(48)が姿を見せた。目に涙を浮かべ、公明の風間昶参院議員の両手を握って声を震わせた。
自民、公明両党は今回、小選挙区は自民、比例代表は公明を互いに応援する初めての選挙協定を結んだ。公明の一方的支援に終わる可能性もあったが、比例で公明は前回より約2万5000票増やし、39万4843票を獲得した。
その結果、自民は3区の石崎氏のほかに10区で山下貴文氏が比例で復活し、6区の今津寛氏は民主の佐々木秀典氏をわずかの差で破って返り咲いた。森成之・公明道本部幹事長は「互いの信頼関係は深まった」と評価する。
× ×
札幌市を訪れた自民の大幹部が、公明の関係者から“石崎氏の足を引っ張る議員の尻をたたけ”とネジを巻かれたらしい――。公示直後、そんなうわさが駆け巡った。その“議員”とは、豊平区と清田区を選挙区とする自民道議の岩本允、剛人両氏。
允氏は道議7期目で議長も務め、自民道連内で影響力を誇る。道議2期目で允氏の二男の剛人氏は次代のホープだ。允氏の兄、政光氏が参院議員を務めた政治一家にとって、衆院議員を誕生させることは悲願。剛人氏をいつか衆院にという思いが、一族にはある。
公明幹部が岩本允氏に「石崎氏を支援しなければ次の道議選では協力しない」と圧力をかけたとも言われる。だが、3区は自民のベテラン議員が反目し合う複雑な土地柄。「悪質なデマ。」と岩本氏は否定する。一方で、石崎陣営幹部は「岩本氏が応援に本腰を入れたのは選挙戦後半だった」と口をそろえる。
◇ ◇
公明は春の知事選で、自民が推薦する高橋はるみ知事に、推薦より一段低い「支持」を与えて勝利した。その時はおずおずと手をつないだ感じだった。がっちりと握り合った今回、公明は票を伸ばしたが自民は敗北し、明暗を分けた。出口調査によると、自民支持者の2割が3区で民主候補に投票した。彼らの目に、自公の融合はどのように映ったのだろうか。[11月14日18時42分更新]
424
:
とはずがたり<北海道>
:2003/11/21(金) 13:34
佐々木氏の当選が有れば木本氏当選だったのにねえ。惜しい
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000003-mai-hok
[見えない風]道内衆院選の明暗/5止 浮かぶ瀬/沈む瀬 /北海道
◇旧自由党、笑い止まらず
公示の10月28日、木本由孝・民主党北海道副代表(旧自由党道連会長)は荒れた。「旧自由党という小さな政党の、たった1人の候補も民主は抱えないのか。民由合併って何だったんだ?」
民主党はその前日、比例名簿を発表していた。前職の三井辨雄氏と、4区の元職、鉢呂吉雄氏を比例1位で優遇。地盤の2区(札幌市北、東区)を三井氏に譲って12区(網走、宗谷管内)へ国替えした旧自由党の松木謙公氏は、小選挙区の他の8人と同列の3位。惜敗率の争いで、当選は困難とみられた。
開票翌日の11月10日。同じ木本氏が満面の笑みを浮かべ、こんなセリフを口にした。「(民由合併が)上手にかみ合い、勝利に結びついた」
民主は小選挙区で7議席、比例道ブロックで4議席を獲得し、小選挙区で敗れた4人全員が比例で復活した。松木氏の惜敗率は69・9%で全国の復活当選者120人中下から17番目。「奇跡が起きた」。松木氏は当選の一報に思わず口走った。
松木氏は前回2区から無所属で立候補し、有効投票総数に占める得票率は8%で10%に届かず、供託金300万円を没収されている。松木氏が飛躍したというより、民主という“容器”が大きかった。吹いた風は小選挙区の民意と異なる結果を生んだのかもしれない。
× ×
「比例は、共産へ」。前職児玉健次氏の比例当選を悲願に、12選挙区の全共産党候補が訴えたスローガンは有権者に届かなかった。「2大政党制と政権選択という突風」(小笠原功・党道副委員長)に吹き飛ばされ、長期低落に歯止めがかからない。
× ×
「私の力不足でした。おわびします」
落選が決まった社民党の山内恵子氏は10日午前1時すぎ、帯広市の選挙事務所にやつれた姿を見せた。社民の比例14万7146票は目標だった前回の得票25万票に遠く及ばない。社民幹部は「ハリケーン」と表現した。
◇ ◇
自民、民主を中心とする2大政党制に向かって歩み出した衆院。北海道の“見えない風”は次の国政選挙でどこへ吹くのか。(毎日新聞)[11月15日18時44分更新]
425
:
とはずがたり<秋田>
:2003/11/21(金) 13:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l05
[風吹いた]03あきた秋の陣・衆院選/下 参院選、知事選への影響 /秋田
◇足場固めた寺田氏
隣に並ぶ二田孝治氏、金田勝年・自民県連会長らの姿を意識して、保守新党の佐藤敬夫氏(68)は支持者の前でかすれた声を振り絞った。「選挙の途中で政治指針として合意した約束はたがえません」。9日夜。1区で寺田典城知事の二男学氏(27)に敗れた直後のことだ。
前回の知事選で寺田知事の選対副本部長だった五十嵐慶治氏が今回、佐藤陣営の選対本部長となった。また、知事後援会の幹部だった佐藤忠作氏は以前から佐藤敬夫連合後援会会長を務めるなど、寺田知事と佐藤氏の後援会組織は表裏一体だ。
佐藤氏と自民党秋田市支部は先月末、次期参院選や知事選での選挙協力について約束を交わした。背景には、05年4月の知事選を見据え、寺田知事と後援会組織が重なる佐藤氏の協力を取り付けたい事情があった。
次期知事選は、現在2期目で「3回頑張る」と公言している寺田典城知事と、自民系の候補出馬が見込まれるが、今回の落選で佐藤氏の求心力低下は避けられない。
知事後援会の渡辺重範事務局長は「知事後援会幹部のほとんどは佐藤氏の支持に回ったが、今後時間がたてば戻ってくるはず」と見込む。
■ ■ □
知事の地盤である県南の3区も「前哨戦」の様相を呈していた。前回知事選で長男の兼幸氏が知事に敗れた村岡兼造氏(72)と、知事後援会幹部の支援を受けた御法川信英氏(39)の事実上の一騎打ちという構図で、御法川氏が勝利を収めた。
寺田知事は10日、知事選への影響について「その時にならないと分からない」とかわしたが、自民党にとって、推薦、公認2候補の敗北は深刻だ。自民党関係者は「1区、3区で知事が勝利した。寺田王国の完成だ」と総括した。
■ □
一方で、来夏の参院選について「自民敗北」がもたらす影響は不透明だ。個人票が多い衆院選に比べ、参院選は政党対決の色彩が強く、今回の比例では前回衆院選より4万人多い約25万人が自民党に投票した。自民、公明両党の合計得票は約32万票で、前回参院選を1万票を上回った。
1区で議席を獲得した民主党には躍進ムードが漂う。民主党県連の相原政志代表代行は「1区では選挙運動に若者が加わり、政治に無関心な層の意識が高まった。社民と選挙協力し、関係を深められたのもプラスだ」と意気込む。
□ ■ ■
県内各政党は早くも次期参院選、知事選に向けた態勢作りにピッチを上げる。衆院選の結果がそれぞれの党勢に影響を与える中、初のマニフェスト選挙で注目された政権公約や公約を今後いかに実現していくのか。各党の姿勢に有権者の視線が集まっている。
426
:
とはずがたり<福島>
:2003/11/21(金) 13:36
玄葉は保守地盤で仕方がないとも云えるが地盤を固めた次回以降,民主党という看板を育てる方向に持っていきたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l07
[うつくしま秋の陣]’03衆院選・2大政党への助走/1 /福島
◇「因縁の対決」3区−−「どぶ板」の立場逆転
「荒井が歩かなかったんじゃない。玄葉が歩きすぎたんだ」。落選した自民前職、荒井広幸氏の選対幹部は、力なく語った。民主前職の玄葉光一郎氏との7年ぶりの直接対決。激戦区として注目された3区は、1万6000票差で玄葉氏の完勝だった。
玄葉氏は96年10月の衆院選で、中盤までリードしながら3000票差で逆転負けしている。以後「小選挙区での荒井氏打倒」を目指し、着々と布石を打ってきた。98年参院選では非自民統一候補擁立を中心となって進め、自民の2議席独占に風穴を開けた。今春の統一地方選でも系列県議を増やすなど自己の勢力拡大を図る一方、選挙区内1000組織といわれる後援会網を築き上げた。地元秘書の一人が「町内会のカラオケ大会にまで顔を出す。荒井氏の3倍は選挙区を回った」と振り返り、文字通り「どぶ板」選挙に徹した。
一方の荒井氏は党役職に就き、小泉改革批判の急先ぽうとしてメディアに露出するのに反比例して、地元入りの回数が減った。陣営幹部のある県議は「政策で勝負すべき国会議員には酷だが、いかに地元を回るかが勝敗を左右するのが小選挙区制度。急成長で見失ったものがあった」と悔しがる。
「抵抗勢力」のイメージも荒井氏にはマイナスだった。小泉純一郎首相が選挙序盤に出演したテレビ番組で荒井氏をうそつき呼ばわりした。翌日には「荒井氏はウソつき!」の大見出しが躍るビラが早くも選挙区内に流れた。荒井氏が掲げる「思いやりの改革」も、玄葉氏に投票した須賀川市の飲食業男性(51)は「族議員のための『思いやり』ではないのか」と皮肉った。
一方、玄葉氏は選挙カーに民主党と書かず、演説でも民主党と言わずに党派色を抑えた選挙戦略をとった。さらに市町村長には、知事の女婿という立場が「頭の片隅にちらつく」(ある首長)。00年の地方分権一括法施行で「国補助事業の分配権など市町村に対する県の影響力が格段に強まった」(同)とささやかれているからだ。玄葉氏は“県内与党”の立場をいかし、したたかに保守票を取り込んでいった。
「捲土重来を期して、今日から再スタートする」。落選が決まった9日午後11時、須賀川市の事務所であいさつに立った荒井氏は、はっきりと再起を誓った。自民党は原則として小選挙区で2連敗すると、候補者は引退を迫られる。荒井氏は選挙区に張りつき、一から後援会を立て直して文字通り背水の陣で臨むことになる。
一方、玄葉氏の後ろ盾となってきた佐藤栄佐久知事が、来年9月の知事選で再選されれば5期目となり、知事の最後の任期中に次回の衆院選を迎える可能性が高い。知事の政治的影響力の行方しだいで、玄葉氏にとっても次は正念場だ。 [11月11日19時6分更新]
427
:
とはずがたり<福島>
:2003/11/21(金) 13:38
栄佐久も娘婿は民主だけど地元郡山では根本でバランスをとっていたのか。
>佐藤栄佐久知事の地元・郡山市を中心とする2区は、知事と根本氏、藤森英二郡山市長の
>支持基盤が「鉄のトライアングル」と言われるほど重なり合い、根本氏が新進党(当時)
>衆院議員だった増子氏を降した96年以来、政治的安定が続いた。
増子は社民党の推薦をちゃんと貰えたのね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l07
[うつくしま秋の陣]’03衆院選・2大政党への助走/2 /福島
◇2、5区 民主「復活」−−自民の「流れ」崩す
「これで民主党の旗がしっかりと立った。郡山市で3000票差は胸を張っていい戦いだ」。開票日から日付をまたいだ10日未明。復活当選に沸く民主元職、増子輝彦氏の事務所で、佐藤喜代一選対幹事長は言った。
増子氏と自民前職、根本匠氏の3度目の対決となった2区。「圧勝による完全決着」を狙った根本陣営のシナリオは土壇場で崩れた。高橋良和選対幹事長は「予想以上に民由合併効果があった」ともくろみ違いを認める。
佐藤栄佐久知事の地元・郡山市を中心とする2区は、知事と根本氏、藤森英二郡山市長の支持基盤が「鉄のトライアングル」と言われるほど重なり合い、根本氏が新進党(当時)衆院議員だった増子氏を降した96年以来、政治的安定が続いた。今春の県議選郡山市選挙区で不戦敗するなど存在感低落に歯止めが掛からなかった増子氏は、政治生命がかかった勝負に土壇場で勝ち残った。
増子氏は今回、9万4000票と前回より1万4000票上積みした。自民党の国会議員だった増子氏にアレルギーがあった連合が、「雇用環境の悪化や年金不安から背水の陣で」(川崎保・郡山地区連合議長)支援に回り、これが候補者を立てなかった社民党推薦にもつながった。
一方で根本氏は前回より8000票も減らした。個人演説会に出席したある支持者は「うすいやはまつの問題など足元の郡山経済が揺らいでいるのに国政中枢での活躍話ばかりで、違和感があった」と話す。内閣府副大臣を務め、政策通として頭角を現しつつある根本氏と地元との距離は広がり、演説会は盛り上がりを欠いていた。
根本氏と増子氏。2区には中選挙区時代以来7年ぶりに2人の衆院議員が並び立つ。ある地元経済人は「こっちがだめなら、あっちを選ぶ。その方が緊張して仕事をする。ドライなようだがチャンネルは複数あった方がいい」と好意的に受け止める。増子氏復活が2大政党への萌芽となるのか。来年の参院選、知事選、そして05年の郡山市長選と試金石は続く。
◇ ◇
10日昼過ぎ、比例東北ブロックで当選した自民前職、吉野正芳氏の事務所に、5区で当選した坂本剛二氏が「どうもどうも」と声をかけながら入った。その後、2人は連れ立って車に乗り込み走り去った。「コスタリカだから、当選のあいさつ回りも2人一緒なんです」と秘書が説明した。
坂本氏は前々回は旧新進党から出馬し、自民公認の田中直紀氏(現参院議員=新潟選挙区)と激しい戦いを演じた。その後の自民復党に同党第5選挙区支部は抵抗した。吉野氏の支持基盤は田中氏の支持基盤と重なり、坂本氏とは「流れ」が違う。今回の選挙でもかつての「激戦」のしこりが完全に払拭(ふっしょく)されてはおらず、序盤は「だれがどう動いているのか分からない」とこぼす坂本陣営幹部もいた。
だが、小選挙区で坂本氏は、吉野氏が前回獲得した10万9270票に迫る10万600票を得票し、比例票は約1万票上乗せした。「坂本氏の後援会組織と自民党第5選挙区支部の組織がかみ合い、うまく機能した」と、同党関係者は「流れ統合」に自信を見せた。
しかし、「強力な布陣でライバルを断つ」という自民側のもくろみは崩れ、民主新人の吉田泉氏が比例復活した。初出馬の前回からの1万票上乗せを、吉田陣営は「3年間の地道な活動の成果」と強調するが、「流れ統合」に乗りきれなかった自民系の受け皿になったとする見方が強い。
同陣営で実働部隊となったいわき市議の一人は「5区で民主の旗を大きく立てた。自民側へ与えたダメージは、こちらの想像以上に大きいかもしれない」と話し、非自民勢力結集に期待を寄せた。自民と民主の2大政党激突という構図が、選挙後にくっきりと輪郭をあらわした。[11月12日19時4分更新]
428
:
とはずがたり<福島>
:2003/11/21(金) 13:41
石原の限界ははっきりした。けど亀岡ではなく金子(→分裂?)になる訳?
>「自由党系(=石原氏)の頼りなさがはっきりし、金子の顔が有権者に売れたことが選挙の収穫。
>今度こそ真打ち登場だ」。ある連合幹部は声をひそめながら語る。
伊東系が潰滅したのは喜ばしい。渡部の後継は佐藤雄平参院議員かねえ?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000003-mai-l07
[うつくしま秋の陣]’03衆院選・2大政党への助走/3 /福島
◇1、4区 「後継者」問題−−のぞく水面下の動き
「石原さんは健闘したが、限界もはっきりした」。ある政界関係者は選挙後、民主新人、石原信市郎氏の戦いをこう総括した。石原氏の得票7万2076票は、投票日3日前に陣営幹部がはじいた票読みとぴたりと一致していた。石原氏の個人後援会や民主支持基盤の連合票など計算可能な基礎票を積み上げて計算する。両者の一致は、石原氏の支持が広がりを欠き、浮動票の受け皿にならなかったことを端的に物語っている。
ホワイトカラーが多い県庁所在地を抱える全国の1区で、無党派の風が吹いて自民候補が民主候補に敗れる「1区現象」が今回もあり、全国19の1区で民主候補が当選した。しかし福島1区で風は亀岡偉民氏に集まった。毎日新聞の出口調査で亀岡氏は無党派層の48%、民主支持層の50%を取り込み、現職の佐藤剛男氏に2000票差に肉薄した。石原氏は無党派層の30%、民主支持層の43%しか固められなかった。
石原氏は民由合併に伴う候補者調整で、民主党候補だった元新進党衆院議員、金子徳之介氏の長女で保原町議の恵美氏を抑え、公認となった。党が実施した世論調査で、石原氏の知名度が金子氏を上回ったことが決め手だった。しかし金子氏周辺には「出馬表明から調査まで時間がなかっただけ」という不満がくすぶり続けていた。金子氏は選挙期間中、石原氏の選対副本部長として各地を奔走し、マイクを握った。「自由党系(=石原氏)の頼りなさがはっきりし、金子の顔が有権者に売れたことが選挙の収穫。今度こそ真打ち登場だ」。ある連合幹部は声をひそめながら語る。
石原氏は選挙後、「信頼される人間となって次を目指したい」と次期衆院選へ意欲をのぞかせた。しかし水面下では“石原後”をうかがう動きも出始めている。
◇ ◇
9日深夜、自民新人の山内日出夫氏の陣営は、大票田の会津若松市の開票結果を待たずに白旗を上げた。ある自民党関係者は「次は必ず勝てる候補者を立てなければいけない」とつぶやいた。
自民党内の取り決めでは原則、2回連続で落選した候補者は公認しない。年齢や惜敗率を考慮する例外もあるが、前回は約1万4000票差、今回も約1万9000票差と大差がついており、惨敗ととらえる関係者は多い。「政権与党だから予算を取ってくるという主張には説得力がなかった。政策論争が出来る候補者とは言えなかった」と山内氏の資質を問題視する声すら上がっている。
保守王国とされる会津で、自民は小選挙区制度が導入された96年衆院選から3連敗になる。候補者は「伊東(正義元外相)3兄弟」とされる“長男”の斎藤文昭元衆院議員から“三男”山内氏に引き継がれたが、カリスマ的な人気を誇った伊東元外相の地盤を受け継いだ“息子”たちは、選挙を重ねるたびに対立候補との差が開いた。ある自民県議は「伊東派は斎藤先生の時代に終わった。それでも(伊東ブランドを)使うのは、組織が弱体化しているからだ」と苦渋の表情を見せる。
衆院選候補となる同党第4選挙区支部長には誰が就くのか。ポスト山内に向けた空気が早くも漂い始めている。仮に山内氏が引退すれば、旧伊東派の直系はほぼ途絶え、後継に本命は見当たらない。複数の県議や県外の地元出身政治家の名前が取りざたされているが、本命なき争いになり、絶対的な発言力を持つまとめ役も見当たらず、跡目争いは混迷を呈しそうだ。
一方、連続当選12回の無所属の会前職、渡部恒三氏は71歳。「まだまだ働ける」と強調し、陣営幹部は「旧伊東派なんてもうない。幹部はみんなこっちに来ている」と自信をみせている。ただ、その一方で、関係者の間で後継者の話題が増えてきたのも事実だ。
前回と同じ顔ぶれだった福島4区。会津の政治の時計の針は止まったままに見えた。しかし次回には顔ぶれがガラリと変わり、一気に政治が動き出す可能性もある。[11月13日19時4分更新]
429
:
とはずがたり<福島>
:2003/11/21(金) 13:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000002-mai-l07
[うつくしま秋の陣]’03衆院選・2大政党への助走/4 /福島
◇来夏の参院選−−浮かぶ自・民対立図式
「いわきには3本の矢が欠かせない。皆さんのおかげで守りきれた」。5区で坂本剛二氏の当選が決まった9日深夜、いわき市平の選挙事務所で選対本部長の小野民平県議が声を張り上げた。3本の矢とは、坂本氏と比例東北ブロックの吉野正芳氏、そして参院の岩城光英氏だ。小野氏はさらに「いわきに4本目の矢は必要ない」と、民主新人の吉田泉氏への敵意をむき出しにした。しかしこの3時間後に吉田氏は復活当選した。自民側は「4本目の矢」が参院選に与える影響を懸念する。
来夏の参院選で改選を迎える岩城氏は今回、坂本支持で活発に動いた。事務所開きや出陣式などの節目に姿を見せ、市南部・勿来地区出身の坂本氏の浸透が今一つとされた同市の大票田、平地区で個人演説会を開き、約400人を集めた。
坂本陣営幹部は「開催を持ちかけられて急きょ決まった」と、岩城氏側の力の入れように驚いた。岩城氏は5区以外の自民候補者にも秘書らを応援派遣するなど、全県への目配りも忘れない。
岩城氏の事務所は吉田氏の当選について「選挙への影響は出てくる」と話すが、その出方まではつかみきれていない。岩城氏はすでに自民党1次公認に決定しており、事務所は「もう選挙は始まっている」と臨戦態勢だ。
◇ ◇
「喜多方から高速道路を飛ばしてたった今到着しました。玄葉さんへの支援をよろしくお願いします」。無所属の佐藤雄平参院議員は6日夜、船引町で開かれた3区の民主前職、玄葉光一郎氏の集会に終了間際に姿を見せた。わずか数時間前には、福島4区の無所属の会前職、渡部恒三氏の個人演説会でマイクを握ったばかり。候補者に負けじと軽いフットワークで県内を東奔西走した。
渡部氏の秘書だった佐藤氏は、98年参院選で民主、社民、公明3党による非自民・非共産統一候補として当選した。「恒三先生あったからこその佐藤雄平。そのために頑張るのが使命」(地元秘書)として、自身の地元でもある4区で精力的に企業や団体回りをこなし、渡部氏の集会にもまめに出席した。一方で4区以外にも満遍なく足を運び、民主候補を応援した。渡部氏の元秘書として全県の市町村長に顔が利くなど、幅広い支持層を持つ佐藤氏の支援は、民主候補にとっても力強い後方支援だった。
佐藤氏は、支援を受けた社民、公明両党への配慮から、当選以来無所属を貫いている。しかし院内では民主議員と行動をともにしており、今回の衆院選でも明らかに民主党に軸足を置いた。来夏の参院選に向けて、自・民対立の図式が鮮明になりつつある。
◇ ◇
その佐藤氏を98年参院選で当選させた公明党。しかし今回の衆院選では、連立与党の一角として大きく「自民シフト」にかじを切った。県内では4小選挙区で自民候補を推薦。一方推薦を受けた自民候補は、集会で公然と「比例区は公明党へ」と連呼した。
結局、比例東北ブロックの公明党は、県内で前回を1万6000票も上回る13万票を獲得した。「これ以上考えられない票が出た。自公協力は予想以上の大成功」。同党県本部の吉田順一事務局長はこう語った。来夏の参院選も「もはや非自民はありえない」と断言し、選挙区には候補者を立てず比例と票をバーターする選挙戦を展開するつもりだ。
とはいえ、自公協力の未来もバラ色一色とはいかない。吉田氏も「有権者にも誇りがある。自民支持なのに小選挙区のため比例は公明に、と言われても、いつまでも続かない」と票の先細りへの不安を口にする。加えて各種業界団体が組織代表の当選をめざす参院比例代表での選挙協力は、衆院の比例ブロックほど単純にはいかない。
8カ月後に迫った参院選。プレーヤーたちは早くも動き始めている。[11月14日19時5分更新]
430
:
とはずがたり<福島>
:2003/11/21(金) 13:44
心強い記述だが…。
>そんな社民党に将来展望があるとすれば、民主党との選挙協力だ。
>党県連は今回、小選挙区での対応を各地の支部協議会に一任した。
>小選挙区で自主投票だった福島市は、比例得票も前回比48%と県平均(同54%)を下回った。
>一方で非自民候補支持を打ち出した4区の比例得票は、南会津郡の同79%を筆頭に、
>全区平均で同65%と、県平均を上回った。
>2区では社民党系労組が民主元職の増子輝彦氏を支持。
>増子氏は得票を1万4000票上乗せし、比例復活当選を遂げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000002-mai-l07
[うつくしま秋の陣]’03衆院選・2大政党への助走/5止 /福島
◇深まる小党の苦悩−−描けぬ展望、どう打開
「今回が存亡をかけた戦いだった。今の県連の態勢ではもはや国政選挙を戦えない」。衆院選大敗を受け、記者団から党の今後を問われた社民党県連の加藤雅美幹事長は、虚空を見つめながらつぶやくように語った。
社民党は議席数を改選前の18から6に減らし、土井たか子党首も小選挙区で落選した。県内では社会党時代を含めて衆院選で初めて小選挙区での候補者擁立断念に追い込まれ、比例代表ブロックの得票も前回(00年)の9万8336票から5万3444票へとほぼ半減した。
そんな社民党に将来展望があるとすれば、民主党との選挙協力だ。党県連は今回、小選挙区での対応を各地の支部協議会に一任した。小選挙区で自主投票だった福島市は、比例得票も前回比48%と県平均(同54%)を下回った。一方で非自民候補支持を打ち出した4区の比例得票は、南会津郡の同79%を筆頭に、全区平均で同65%と、県平均を上回った。2区では社民党系労組が民主元職の増子輝彦氏を支持。増子氏は得票を1万4000票上乗せし、比例復活当選を遂げた。
民主、社民両党はともに労働組合の連合を支持基盤としている。連合はこれまで、選挙ごとに傘下の民主系労組と社民系労組がそれぞれに候補者を支援してきた。羽田則男連合福島会長は「社民党が候補者を立てなかった今回は、組織一体で選挙に臨め、民主躍進にもつながった」と好意的に総括する。
とはいえ、民・社協力が一気に進むには高いハードルがある。加藤氏は「護憲が社民党の譲れない一線。論憲、創憲をうたう民主党には簡単に寄り添えない」と断言する。護憲堅持か衰退か。ジレンマの中、来年2月の県連大会に向けた議論が始まろうとしている。
◇ ◇
「消費税大増税と憲法改悪に反対」。この2枚看板で衆院選に臨んだ共産党は惨敗した。全国では改選前の20から9議席に半減。県内でも5選挙区に候補者を立てたものの、全区で前回より得票を減らし、比例代表東北ブロックでも7万1879票と前回から2万票減らした。この結果に対し共産党県委の最上清治委員長は「2大政党制をあおる報道の大洪水の中で、01年参院選の6万2440票を上回った。来年の参院選に向けて反転攻勢の一歩を記した」と強気だ。
反転攻勢のシナリオとは(1)今回の衆院選は党支持者ですら約半数が民主躍進による政権交代を期待した(2)選挙戦の1カ月間は、財界主導による国民いじめの総与党化という自・民2大政党制の実態を、党支持者に伝えるだけで精いっぱいだった(3)2大政党制の実態が国民に明らかになるにつれて、共産党支持は拡大していく――というものだ。
しかし毎日新聞の世論調査で、国民の43%が最も関心ある政策として「年金など社会保障問題」をあげるなか、反消費税増税、反憲法改正の訴えはどこまで有権者に響いたのか。年金問題では、消費税率引き上げを含めた負担と給付の見直しに言及する政党も出るなかで、かつてのように消費税反対が広範な支持につながった形跡は乏しい。
また、同党の県内5選挙区の候補者は、いずれも党専従職員を長年務めた人ばかりという人選にも疑問符がつく。最上委員長は「党の政策を責任を持って正しく訴えることができる人物」と強調するが、党員以外の有権者にもアピールする候補者かどうかについては、多くを語らない。
政権党への抗議の気持ちを、共産党への一票に込め続けてきたある40代男性は今回、民主党陣営で選挙を手伝った。「今の共産党は現実離れした自己満足集団」と手厳しい。しかしそこには、健全な野党として復活を期待する思いも込められているようだった。=おわり(毎日新聞)[11月15日19時3分更新]
431
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 13:49
<山梨>
地方で苦闘する民主党の姿ですなあ。
横内…基盤を甲府市へ移す。次回の県知事選への布石か?後藤氏にも連絡したと云う事は?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l19
[過渡期の混迷]’03衆院選・山梨/上 「壁と杭」 /山梨
◇「明日につながる成果」確実に
9日に幕を閉じた第43回衆院選。自民2、民主1という一見、前回(00年)と変わらない議席配分の陰で、比例代表の得票では県内で初めて自民は民主の後塵(じん)を拝した。マニフェスト(政権公約)に政権選択と、「政権」に注目が集まる中、「自民王国」山梨で、静かに確実に始まった地殻変動を追う。【衆院選取材班】
10月10日の解散直前、横内正明・元衆院議員は後藤斎氏(民主)の側近に、複雑な胸の内を明かした。「選対本部長を引き受けざるを得なくなった」
保坂武氏(自民)と後藤氏が初めて対峙(じ)した、故金丸信・元自民党副総裁の牙城3区。後藤氏の挑戦を受ける保坂氏周辺は、故金丸氏の後継である横内氏に、4月の補選に続く選対本部長就任を要請した。
2月の知事選落選から8カ月を経て、拠点を竜王町から甲府市に移した横内氏。知事選では山本栄彦知事を支持した後藤氏といえども、今回、決定的に対決することが、「全県に支援を広げる」活動を目指す道に暗雲をもたらさないか。しかし、自身の後釜を引き受けた保坂氏を支援せざるを得ない――。迷う横内氏が就任を決断した瞬間、「自民王国」という壁への、後藤氏の挑戦は始まった。
■ ■ ■
「後藤と保坂という個人の戦い」。後藤氏にとって自民の牙城を崩すには、それしかなかった。
農水省時代と、3年4カ月間の議員活動で培った国政とのパイプ。「横内と後藤(の争い)なら横内(支持)でも、後藤と保坂なら……」という、自民を支持してきた業界の迷いを突く。保坂氏の選対に連なる首長たちをけん制しようと、山本栄彦知事の側近に支持を明言させる勝負にも出た。
「回覧版で個票の依頼が回ってくる。首長や議員に頼まれたから票を入れる。自由な意思で1票を入れるという基本的な権利さえ行使できない社会で良いのか」
12日間の選挙戦中、時に鬼気迫る口調で、有権者に“自立”を説いた後藤氏。「労組の支持を得ているから革新」と保革対立に持ち込むことで「保守地盤の死守」を掲げる保坂氏陣営を相手に、党・首長・業界の三層の壁と、そこに寄りかかる有権者という旧来型選挙を覆す。後藤氏はその試みに賭けた。
■ ■ ■
投票日直前、横内氏は自身の地盤・峡北地域で、保坂氏支援を求め歩いた。そうせざるを得ない危機感があった。事実、後藤氏が前回より上積みした8000票のうち、6000票がこの地域から生まれている。
その半面、本紙の出口調査では、2万票を持つとされる公明支持層の7割が、後藤氏に2万票差をつけた保坂氏に流れた。躍進しても政権にはあと一歩の民主、公明と組んでようやく政権を維持した自民。中央政界の今は、後藤、保坂両氏に重なり合う。
壁に挑み、敗れた後藤氏。しかしその選挙戦を支えた関係者の一人は、言い切った。
「壁は崩せなかったが、確実に杭(くい)を打ち込んだ。明日につながる結果だと信じている」(毎日新聞)
[11月11日20時30分更新]
432
:
とはずがたり<東京>
:2003/11/21(金) 14:01
比例で民主(229万票39.9%)>>自民(187万票32.5%)なに小選挙区で引き分けたのはまあ民主+社民(44.2%)<自公(49.0%)だからなんだけど…。次回は激戦の1(海江田),2(中山),3(松原),5(手塚),13(城島)区を確実に守り12(藤田),14(井上),24(阿久津)区で必勝を期したい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l13
[21世紀・首都総選挙]「2大政党」で明暗くっきり /東京
9日投開票された衆院選で、都内の25小選挙区は自民、民主がそろって12議席を獲得。12区を除く全選挙区で、両党が得票1、2位を独占し、「2大政党制」の到来を印象づけた。一方、公明が1議席を得たほかは、前回当選の「無所属の会」や保守新の候補がそろって惨敗。共産、社民も議席ゼロに終わった。比例代表東京ブロックでは、民主が前回(約165万票)を大幅に上回る229万票を集め、最多の8議席を獲得。自民6▽公明2▽共産1の各議席だった。小選挙区、比例代表を合わせた勢力分布は、民主20▽自民18▽公明3▽共産1。
◇自民「安堵」、民主は「足腰鍛える」−−政党・各陣営に聞く
●自民
自民は小選挙区、比例代表とも前回より議席を伸ばした。都連選対本部長の保坂三蔵参院議員は「民主の風が吹く中で、全体としていい結果と言える。都市部の支持率が回復してきた」と安堵の表情を見せた。与党分裂選挙となった4、14区でも、民主や保守新の候補を破った。
別の幹部は「番狂わせといえば3区」。石原慎太郎知事の三男宏高氏(39)が落選したことに、「陣営はブランドに過大な期待をし過ぎた。集会に人は集まったが票にしてもらえなかった」と振り返った。
●民主
民主は小選挙区で解散時の12議席を確保し、比例代表では大量得票を得た。激戦区を制し、都連の鈴木寛・選対事務局長(参院議員)は「首都決戦は勝利といえる」。投票率が62〜63%まで伸びれば、小差だった10、12、14、24区での逆転勝利もあった、と悔しがる声も都連内で上がった。
1区で当選した海江田万里・都連会長は「1区に限らず、前回よりも厳しい戦いを強いられた。党の組織力は弱く、政権を本気で取るために足腰を鍛えることが必要」とし、「東京から政権奪取にリアリティーを持たせるために、参院選に2人擁立することも課題」とも語った。
◇「2大政党」に公明の存在感
●公明
東京12区で議席を得て、比例代表でも80万票を獲得した。
選挙期間中、自党支持者に「比例代表は公明党、小選挙区は自民党候補に」と訴え、公明の選挙協力が自民復調をもたらしたとも言える。石井義修・都本部幹事長(都議)は「特に都議出身の自民新人を懸命に応援した。公明は2大政党に収れんされず、自民も民主も公明抜きには語れなくなっている」と選挙結果に自信を深めていた。
………………………………………………………………………………………………………
◇民主伸びて229万票、自民186万票に大差−−比例代表得票率
政党名で投票する比例代表東京ブロックでは民主党が票を伸ばし、229万1124票を獲得し、自民の186万7544票に大きく水をあけた。民主の得票率は39・89%に達し、前回の29・02%を10ポイント以上も回り、無党派層を大きく取り込む都市型政党としての存在感を示した。
これにより、比例代表で民主は8人の候補者を当選させ、自民より2人上回った。得票率14・03%の公明は2人、同9・27%の共産は1人を当選させた。社民は同4・3%で議席を確保できなかった。
また、13の小選挙区の14人の重複立候補者が比例で復活当選した。4区は、比例復活を含めると4候補者中3人が当選した。民主は名簿順位1位、自民は同4位に複数の候補者を立てたが、小選挙区の当選者にどれだけ迫れたかを示す惜敗率によって当落を分けた。
一方、小選挙区の候補者の届け出政党別の得票率をみても、民主が42・16%で自民の40・39%を上回り、前回に続いて比例代表、小選挙区とも民主が政党レースを制した。(毎日新聞)
[11月11日19時46分更新]
433
:
とはずがたり<神奈川>
:2003/11/21(金) 14:07
>激戦となった7(首藤),8(岩國),12(中塚),18(樋高)区を小差で競り勝ったのは評価するが1〜3(佐藤,大出,加藤)での大敗は頂けない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l14
[’03衆院選]民主、存在感示し笑顔 自民「健闘したが都市に課題」 /神奈川
第43回衆院選は投票の結果、県内18の小選挙区で自民党9、民主党8、公明党が1議席を獲得した。民主が、横浜・川崎の11選挙区で比例復活も含め候補者全員当選という躍進を見せ、都市部の無党派層に浸透した。自民は解散時より1議席減らしたものの、「最重点選挙区」として臨んだ6区で公明が議席を確保。連立与党で過半数を維持した。一方、共産、社民は小選挙区で議席を獲得できず、比例南関東ブロックの議席も1ずつ後退させる逆風となった。【山本浩資、伊藤直孝、渡辺創】
「逆風を受けやすい状況で、よく健闘した」。自民の甘利明県連会長は10日午前に会見し、候補者をねぎらった。終盤情勢で自民優勢が伝えられる中、甘利会長は「『自民が勝ちすぎては困る』と有権者のバランス感覚が働きやすい状況で、非常に警戒した」と振り返った。
一方、都市部を中心に立候補した新人5人は小選挙区で全敗した。新堀典彦県連幹事長は、「マンションばかりの大都市で、選挙運動をどうやるか考えないといけない」と課題を挙げた。
激戦となった7、8、12、18区を、小差で競り勝った民主党。水戸将史県連幹事長は「(小選挙区で半数の)9議席に届かなかったのは若干心残りだが、民主党の存在感は十分アピールできた。政権交代に向け前進した」と笑顔。だが、県央・県西部で自民候補に大差で敗れたことに「自民候補は地に足をつけた活動をしており地盤も違う。同じことをやる必要はないが、地域に根ざした活動が課題」と話した。
公明は自公協力が奏功し、上田勇県本部代表が6区で当選。その上田代表は10日午後の会見で「前回(00年)は連立後わずか半年で、実質的な面での協力が難しかった。今回は早い段階から協力を進め、(自民支持者にも)慣れが出たと思う」と話した。
「与党統一候補」を強調し、他陣営から「公明隠し」と批判を受けたことについては「現実に連立政権を組んでおり、首相指名も恐らく小泉純一郎首相にするのだから与党の枠組みを強調するのは当然。『政権を選ぶ選挙』と自ら言っている民主に批判されるのは理解できない」と語気を強めた。
共産、社民両党は憲法問題などで存在感を示そうとしたが、「2大政党」の争いで埋没した。
共産の小池潔県委員長は「限られた時間の中で有権者に訴えきることができなかった」とコメント。社民の石原守県連代表代行も「極めて厳しい結果」とし、来年夏の参院選に向け奮起を誓った。
………………………………………………………………………………………………………
◇民主が県内得票1位、続く自民を上回る4割−−比例代表南関東
衆院選の比例代表南関東ブロック(神奈川・千葉・山梨県)の各党の議席は、民主9、自民8、公明3、共産1、社民1となった。県内の得票数は民主が4割を占め、特に横浜、川崎の都市部では、自民に10ポイント近い差をつけた。
県内の党派別の得票数は民主が1位で、156万2418票(得票率39・6%)。
次いで自民136万4185票(同34・57%)、公明52万4268票(同13・29%)、共産29万6548票(同7・52%)、社民19万8513票(同5・03%)だった。
小選挙区と重複立候補した比例復活組は、民主が佐藤謙一郎氏(1区)、大出彰氏(2区)、加藤尚彦氏(3区)、池田元久氏(6区)、計屋圭宏氏(10区)の5人。
自民は、鈴木恒夫氏(7区)、桜井郁三氏(12区)、山際大志郎氏(18区)の3人で、社民は阿部知子氏(12区)が前回に続き比例復活した。
(この記事には表「各候補者の市区町村別得票数」「比例代表市区町村別得票数」、グラフ「比例代表党派別得票数」があります)(毎日新聞)
[11月11日19時46分更新]
434
:
とはずがたり<千葉>
:2003/11/21(金) 14:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l12
[選挙]衆院選 投票者の動向探る /千葉
民主躍進で2大政党化が強まった今回の衆院選。県内でも民主が小選挙区で議席を「8」に倍増した。無党派層が、民主に何らかの思いを託したのか、小泉内閣にノーを突き付けたのか、毎日新聞が9日に実施した出口調査から、投票者の動向を探った。
■「千葉都民」
◇無党派層59%が民主に投票−−13小選挙区
◇自民は28・5%
これまで政治家の汚職やスキャンダル、失言などに敏感に反応してきた「千葉都民」と呼ばれる無党派層は、13小選挙区で59・1%が民主候補に投票したと答えた。
特に民主躍進の象徴である「1区現象」が起きた1区(千葉市中央区など)で、県内最高の72・6%が民主候補に投票したという。さらに2割を超す自民支持層を取り込んだことも、民主躍進の大きな要因とみられる。
一方、議席を大幅に減らした自民は、無党派層の28・5%から支持を得るにとどまった。「政権選択」を迫り自民支持層にも浸透した民主に対し、自民候補は民主支持層のわずか9・3%しか取り込めなかった。
自民県連幹部は「年ごとに支持業界への締め付けが利かなくなり、後援会組織も高齢化。旧来通りの組織選挙では(自民に)先はない。でも我々に(不特定多数に訴える)民主党みたいな選挙は出来ない」と話している。
■内閣支持とのねじれ
◇小泉内閣は「支持する」2割が民主に投票
今回の調査で、小泉内閣を「支持する」と答えたにもかかわらず、その約2割が民主党の候補に投票したことが分かった。構造改革を進める小泉内閣を支持するが、候補者では民主党候補を支持するという有権者の「ねじれ」た投票行動が浮き彫りになった。
最も高い数字となったのが4区(船橋市)。小泉内閣を「支持する」と答えた有権者は49・6%で、そのうち民主候補に投票した有権者が36・4%を占めた。1区や2区(八千代市など)でも25%を超えるなど都市部を中心に顕著に表れており、民主躍進の大きな要因となった。
また、12区(袖ケ浦市など)では固い地盤を持つ自民候補が当選したが、小泉内閣を支持しながら、民主候補に流れた票は同区で22・4%に上った。自民が圧倒的に強いと見られた地域でも「ねじれ現象」があり、自民の地盤の揺らぎを感じさせる。
435
:
とはずがたり<千葉>
:2003/11/21(金) 14:18
◆小選挙区市町村別得票数
◇1区=選管最終発表
当 100,838 田嶋要 42 民新W
89,873 臼井日出男 64 自前W
14,183 安喰武夫 45 共新
(無効5846)
◇2区=選管最終発表
当 111,539 永田寿康 34 民前W
93,617 江口一雄 66 自元W
18,703 中嶋誠 54 共新
6,724 若松繁男 62 社新W
(無効5956)
◇3区=選管最終発表
当 85,610 岡島一正 46 民新W
比 84,693 松野博一 41 自前W
8,768 金野光政 55 共新
(無効4139)
◇4区=選管最終発表
当 135,522 野田佳彦 46 民前W
80,051 長谷川大 44 自新W
27,441 津賀幸子 55 共新
(無効6425)
◇5区=選管最終発表
当 76,671 村越祐民 29 民新W
64,393 薗浦健太郎 31 自新W
41,883 田中甲 46 尊前
13,919 黒沢秀明 65 共新
(無効5678)
◇6区=選管最終発表
当 83,985 生方幸夫 56 民前W
比 79,161 渡辺博道 53 自前W
16,485 高橋妙子 59 共新
(無効6458)
◇7区=選管最終発表
当 96,915 内山晃 49 民新W
83,899 松本和巳 38 自新W
16,481 渡部隆夫 60 共新
4,485 宮岡進一郎 62 無新
(無効8213)
◇8区=選管最終発表
当 100,794 松崎公昭 60 民前W
比 95,627 桜田義孝 53 自前W
19,117 加藤英雄 50 共新
(無効7469)
◇9区=選管最終発表
当 103,199 水野賢一 37 自前W
比 89,057 須藤浩 46 民元W
16,892 上田美毎 62 共新
(無効6891)
◇10区=選管最終発表
当 94,946 林幹雄 56 自前W
81,950 谷田川元 40 無新
31,864 中沢健 48 民新W
7,595 坂本弘毅 59 共新
1,539 加瀬博 72 無新
(無効5391)
◇11区=選管最終発表
当 130,863 森英介 55 自前W
比 60,296 長浜博行 45 民前W
16,358 前田京子 40 共新
(無効8188)
◇12区=選管最終発表
当 115,708 浜田靖一 48 自前W
比 87,522 青木愛 38 民新W
11,303 鴨志田安代 48 共新
(無効9093)
◇13区=選管最終発表
当 81,625 実川幸夫 60 自前W
比 75,927 若井康彦 57 民新W
11,435 井野長英 31 共新
(無効4640)(毎日新聞)
[11月11日19時24分更新
436
:
とはずがたり<千葉>
:2003/11/21(金) 14:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000003-mai-l12
[「民主躍進」の底流]検証・03衆院選/上 共闘 /千葉
◇労組が「裏方」で支援
衆院解散前、県内12議席中4議席だった民主は、都市部を中心に自民を相次いで破り、新設区を含めた13選挙区で8議席を獲得。さらに比例で4人が復活当選し、立候補した13人中12人が当選する快挙を成し遂げた。民主はいかにして躍進を果たしたのか、自民など他の勢力はどうして敗れたのか、その底流を探る。
◆ ◆
1区で自民前職の元法相・臼井日出男氏を降し、初当選した田嶋要氏は一夜明けた10日、「ボランティアと労組、そして政党の共闘のバランスが良かった」と勝因を語った。街頭演説など、表に出る仕事はボランティアが中心。ポスター、リーフレットを大量に配布する「裏方」は連合千葉が担当した。党本部も菅代表が4回も応援に訪れるなど手厚く支援した。
選挙事務所の入り口に大きなパソコンを置き、ホームページはほぼ毎日更新。演説の動画を配信するなど、不特定多数の有権者に向け絶えず発信した。連合幹部は「臼井さんには町内会などの地域ネットワークしかなかった。これからは政党や労組を含む、広域ネットワークを活用する候補が勝つ」と分析する。
5区では民主の村越祐民氏が初当選。29歳の若さを最大限に生かし、徹底したイメージ戦略を取った。村越氏は、今年4月の統一地方選で若さを武器に市川市議選でトップ当選した高橋亮平市議(27)と朝の駅頭や街頭など、多くの場面で行動を共にし「若者に任せて」と訴えた。
選挙ポスターも工夫した。若手デザイナー作製のポスターは、村越氏があぐらで座ってほほ笑む写真を小さく載せ、余白に候補者名と「29歳」を大きい文字で強調する斬新なデザインだった。
◆ ◆
3区で初当選した民主の岡島一正氏は、選挙事務所で「勝利宣言」をした後、「竹内さんの力が大きかった。一緒に街を歩いてくれた」と、前回3区で民主から出馬し、今回の民由合併で岡島氏に立候補を譲った竹内圭司氏の手を握った。竹内氏はおえつを漏らし、涙を流した。
岡島氏は昨年死亡した父・正之氏(保守党)の地盤の市原市で自民前職・松野博一氏を下回ったものの、前回竹内氏が健闘した千葉市緑区で3000票の差をつけて逆転。保守系の支持者が多かった父の「弔い合戦」をあまり強調せず、竹内氏らと「政権交代」を訴え無党派層をつかんだ。
1、3、5区以外の選挙区でも、前回は比例区で旧自由党に投票し、小選挙区で自民候補に投票していた保守系無党派層の多くが、今回は小選挙区で民主候補に投票したとみられる。民主の比例区での躍進と合わせ、県内では小選挙区でも「合併効果」が大きく現れた。
◆ ◆
民主の広中和歌子・県連代表は大躍進の背景をこう語った。「マニフェストを示したことで、国民にはっきりと、もう一つの政権が見えてきた結果だ。小泉さんの改革が進まないことで、彼の絶叫がむなしく聞こえる。政治を変えなきゃ、変えられるのはしがらみのない民主しかないという県民の気持ちの表れではないか」(毎日新聞)[11月11日19時24分更新]
437
:
とはずがたり<千葉>
:2003/11/21(金) 14:20
笑>ある選挙区の会社役員(56)は「イケメンや美女を並べた民主と、老かいな長老があぐらをかく自民だけの選挙では投票に行きたくない」
これでどうも千葉自民党は県議と国会議員の仲が悪いのだね。
>今春の県議選千葉市中央区選挙区と松戸市選挙区。
>ともにそこに地盤を持つ現・元の国会議員が親族を擁立し、現職県議と死闘を繰り広げた。
>この結果、親族が当選し自民県議が落選した。
>「やっていいことと悪いことがある。絶対許せない」(自民県議)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l12
[「民主躍進」の底流]検証・03衆院選/中 王国 /千葉
◇自民に「慢心としこり」
「自民支持層が寝て、投票に行ってくれなかった」。茂原市の選挙事務所で11日、「敗戦の将」である森英介・自民県連会長が重い口を開いた。
自民にとって長い夜となった9日。衆院選小選挙区で、自民は過去最悪の4議席を確保するにとどまった。県連に集った幹部は「あとは惜敗率、惜敗率……」と呪文のように唱えた。が、比例の復活もわずか3議席。特定郵便局、建設業界、医師会、農協――など、ゆるぎない固さの支持組織を背景に築かれた「自民王国」が崩壊した。
■ ■ ■
さらに森会長は続けた。「敗因はもう二つある」と。
今春の県議選千葉市中央区選挙区と松戸市選挙区。ともにそこに地盤を持つ現・元の国会議員が親族を擁立し、現職県議と死闘を繰り広げた。この結果、親族が当選し自民県議が落選した。「やっていいことと悪いことがある。絶対許せない」(自民県議)
この“しこり”は、半年たっても修復されなかった。ある自民関係者が漏らした。「応援の中心にいなくてはいけない県議が、他選挙区の応援に行ってしまった」
また7選を誇る1区(千葉市中央区など)の重鎮である臼井日出男・元法相は敗戦の弁で「少しおごりがあった」と振り返る。当初、無風区と呼ばれた1区。選対も緩み、臼井氏の公選はがきが同じ有権者に何通も届いた。「事務所の体制にも慢心があった」と目を潤ませた。
「慢心としこり」は、強固だった足場を崩し、自民支持層に「しらけ」を呼び、投票所から遠ざけた。
■ ■ ■
「公明さんが相当やってくれてる。これで勝てるな」
投票が迫った8日、新設の13区(鎌ケ谷市など)で自民候補の応援に来た県議らから笑い声が漏れた。だが結果は、わずか5698票差での辛勝。民主候補は惜敗率93・01%で復活当選した。
森会長は「公明は本当によくやってくれた。だがこれで陣営が緩んだ。例えると(自民候補が負けた)3区では若葉区という票田を失ったことのマイナスよりも公明の推薦を受けたことが、逆に過信につながったのではないか」と分析した。
また、都市部での惨敗について「東京や神奈川では自民は善戦した。相当いい玉(候補者)をそろえないと移ろいやすい都市部の有権者を取り込めないだろう」と語った。
今回の選挙で、都市部を中心に多くの有権者の信託を受けた民主。社会資本の整備を望む郡部で議席を守った自民。
しかし、ある選挙区の会社役員(56)は「イケメンや美女を並べた民主と、老かいな長老があぐらをかく自民だけの選挙では投票に行きたくない」と今回の選挙でどこにも投票しなかった。
森会長は言う。「(民主の)厚化粧がはがれる今度が勝負だ」(毎日新聞)
[11月12日19時14分更新]
438
:
とはずがたり<千葉>
:2003/11/21(金) 14:20
市民ネットワークか…。松崎,青木,若井ね。
>8、12、13区
これからは連合だけじゃなくてこういう市民系ネットワークが両輪となっていかねばならないねえ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l12
[「民主躍進」の底流]検証・03衆院選/下 埋没 /千葉
◇「政権交代」あおり受け
自民党と民主党が「政権選択」を争点に激しく争った今回の衆院選。そのあおりを受けて共産党、社民党の小選挙区の候補者は全員落選し、比例でも大きく得票を減らした。小政党の前職も落選の憂き目をみた。前回より投票率が下がる中で、減らした票の多くは民主党に流れたとみられる。今後、2大政党制への動きは加速するのか、それとも別の潮流(選択肢)が生まれるのだろうか。
◇ ◇
12区の民主新人、青木愛氏(38)は「ハマコー」の愛称で知られる元衆院議員の浜田幸一氏の地盤を受け継いだ長男、靖一氏(48)と市部で互角の戦いを演じ、比例で復活当選した。
選挙区内の民主市町村議は一けたを数えるに過ぎない。県議、国会議員はゼロで、しかも出馬表明は公示の20日前。下馬評にも上がらなかった青木氏を押し上げた原動力の一つに地域政党「市民ネットワーク」の存在があった。
市民ネットは一昨年、無党派の堂本暁子知事誕生に奔走した。県内に県議2人、市議25人がいて、一定の政治勢力を持つが、これまで国政や既成政党には一定の距離を置いてきた。しかし、自衛隊のイラク派遣問題、教育基本法改正などへの危機感から「反自民、政権交代」を旗印に、民主と政策協定を結び、8、12、13区の候補者を組織として初めて推薦した。
12区では木更津、君津、袖ケ浦のネット市議が中心となり1万件の電話をかけ、チラシを配った。結果的に3市では、比例で民主票が自民票を上回った。代表の岩橋百合元県議は「既成政党へのタブー感(不信感)があったが、選挙戦に加わり意義があった」と振り返る。今後について岩橋氏は「民主支持に固定するつもりはないし2大政党への評価は定まっていないが、これからも国政に関与していきたい」と話す。
◇ ◇
5区の前職、田中甲氏(46)は9日夜、民主新人の当確が決まった後、選挙事務所で敗戦の弁を語った。「自民と民主のマニフェストでの政権争いで埋没してしまった。それは認めざるをえない」
政党「尊命」からただ一人出馬。選挙中、無所属で出馬した田中真紀子元外相との連携の可能性を示唆し無党派層の取り込みを図ったが、民主と自民の激しい争いの前に、前回民主議員として獲得した10万票を6万票近く減らした。「それでも、どの党にも入らず、自分の役割を見つけていきたい」と語る。
◇ ◇
かつては自民党の対抗勢力として存在感を示してきた共産党と社民党だが、両党は前回に比べ比例でそれぞれ10万票以上減らした。両党幹部はともに今度の惨敗について「(支持者からは)今回に限っては民主に入れた。政権交代をしてもらいたいという声が強かった」と一時的な支持離れだと分析する。
両党とも、民主の安全保障をはじめ政策の方向性については「自民党と大差がない」と批判的だ。高齢者やパート労働者など「弱者」に光を当てた政策により、「第三の党」としてどう存在感を示せるか、再起をかける。(毎日新聞)[11月13日19時15分更新]
439
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:26
【茨城県下 比例区 各小選挙区別各政党得票率】
◇小選挙区別の各党候補の得票率と比例代表の政党得票率
自民 民主 公明 共産 社民
●1区
小選挙区 58.7 35.4 ― 5.9 ―
比例代表 41.8 33.9 14.5 5.6 4.2
●2区
小選挙区 66.5 29.0 ― 4.5 ―
比例代表 45.9 31.3 15.0 4.1 3.7
●3区
小選挙区 48.9 44.1 ― 7.0 ―
比例代表 37.9 38.7 13.9 6.0 3.5
●4区
小選挙区 74.1 ― ― 8.1 17.8
比例代表 44.3 31.5 12.8 4.9 6.5
●5区
小選挙区 41.9 52.7 ― 5.4 ―
比例代表 36.1 39.6 15.2 4.5 4.6
●6区
小選挙区 58.6 33.6 ― 7.8 ―
比例代表 39.7 35.2 14.4 6.4 4.3
●7区
小選挙区 64.2 29.3 ― 6.5 ―
比例代表 43.7 30.8 16.7 5.6 3.2
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l08
[選挙]衆院選 検証・投票行動 “2大政党”に関心 /茨城
◇小選挙区と比例代表で“ねじれ”
9日投開票された第43回衆院選は、小選挙区で自民が6議席、民主が1議席を確保し、前回選挙から議席の変動はなかった。比例代表では民主前職の小泉俊明氏が前回同様に復活当選を果たしたほか、比例単独候補の公明党県代表の石井啓一氏が当選。比例の議席数は自民が1減、民主、公明は変わらず。小選挙区と比例代表での各党の得票率を中心に、有権者の投票行動を検証してみた。【衛藤達生】
小選挙区でみると、各党候補の平均得票率は、自民候補は前回比0・9ポイント減の59・0%(前回選挙の7区については、中村喜四郎元建設相=無所属=と永岡洋治氏=同=の票を自民候補の得票として計算)。民主は前回比5・7ポイント増の37・4%。共産は前回比2ポイント減の6・4%。議席増にはつながらなかったが、小選挙区で民主が支持を伸ばしている。
比例代表でみると、得票率が増加したのは、自民、民主、公明の3党。なかでも自民党と民主党は、前回からそれぞれ8・7ポイント、9・9ポイント増加しており、有権者の関心が「2大政党」に向き始めていることを示している。
小泉氏が復活当選した3区での比例代表の得票率は、民主が自民より0・8ポイント上回る逆転現象を起こしており、選挙協力や無党派層の取り込みなどによっては、小選挙区での逆転の可能性も秘めている。
一方、小選挙区と比例代表の得票率の相関関係をみると、小選挙区では自民候補に投票しても、比例代表では別の政党を選択する有権者の投票行動がうかがえる。自民党の選挙区別比例代表の得票率は、5区以外で小選挙区候補者の得票率を11〜30ポイントも下回っている。公明の比例代表の得票率を差し引いても、3区と5区以外で2・4〜17ポイント下回った。
共産と社民は、小選挙区と比例代表でともに大きく後退。2大政党制への期待感の影響を受けた結果と言えそうだ。両党は今回の選挙で「改憲反対」を前面に打ち出したが、有権者の関心を引くまでにはいたらなかったとみられる。有権者のニーズを的確にとらえる選挙戦術の確立が求められる。
[11月11日19時6分更新]
440
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:28
カマ持っておっけけあう…笑>地盤の近い葉梨家と中山家は、「支持者同士がカマを持って追いかけ合ったこともある」といわれるほど激しい対立関係にあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000003-mai-l08
[’03衆院選]茨城 キーワードで検証する/1 コスタリカ方式の後始末 /茨城
◇明暗分けた葉梨、中山氏−−今後の調整も波乱含みに
全国的には自民党が後退、民主党の躍進が目立った第43回衆院選。しかし、県内では「自民王国」に揺るぎはなかった。その一方で、固い保守地盤にきしみもみえる。「コスタリカ方式の後始末」「保守分裂」「マニフェスト」「民・由合併」「『中村王国』の今後」の五つのキーワードで、今回の選挙を検証する。
「おやじたちの代はいろいろありましたが、僕と康弘君に関係はありません」。10月28日、取手市内で開かれた葉梨康弘氏の出陣式で、中山一生氏のあいさつに、葉梨氏の支持者は複雑な表情で拍手を送った。葉梨氏は自民党公認で3区から立候補。一方の中山氏は比例代表北関東ブロック単独候補だ。両氏の選挙協力が注目された3区。結果は、明暗がくっきりと分かれた。
中選挙区時代、その両家が95年1月、小選挙区比例代表並立制導入に伴い、選挙ごとに小選挙区と比例代表を交代する「コスタリカ方式」による公認調整で合意した。
その歴史的和解から8年。コスタリカ方式による選挙協力はすでに2回も経験しているとはいえ、両者は一枚岩には程遠い。コスタリカの順番では、今回は中山家が小選挙区立候補の番だった。しかし、党県連選対委による投票という異例の形で葉梨氏公認が決定。協力体制に影を落としていた。
「中山と名前を書いてもらえない。選挙カーでも『比例代表は自民党』としか言えないもどかしさがあった」と中山陣営の選対幹部は選挙戦を振り返る。中山氏の比例順位が絶望的な32位だったこともあり、支持者は党本部のやり方に反発し、後援会「中山会」は、ほとんど眠ったままだった。
さらに、公明党による葉梨氏推薦が、中山陣営を刺激した。公明党は小選挙区で自民党候補を推薦する見返りに、比例代表では公明党応援を要請していた。竜ケ崎市内で行われた葉梨氏の街頭演説では、中山支持者と思われる男性から「比例代表はどうするんだ」と激しいやじが飛んだ。
前回選挙から有権者が約1万人増加した3区は、東京への通勤圏を含み、「茨城都民」と言われる新住民が多い。「風」次第ではどう転ぶか分からない選挙区だけに、確実に票につながる公明党からの推薦は、葉梨氏にとって「のどから手が出る」ほどの支えだった。葉梨陣営幹部は「比例で公明と書いてほしいなんてことは、一言も言っていない」と断言するが、中山陣営の不信感を払拭(ふっしょく)するまでには至らなかった。
葉梨氏の勝利に、陣営幹部は「県連が間に入ってくれて、一体となって選挙することができた」と評価する。しかし、中山陣営の選対本部につめた栗崎邦夫秘書は「今回の選挙で、葉梨、中山の溝がさらに深まったことは間違いない」とつぶやく。さらに中山氏本人も「今後はまだ白紙状態で何も考えていない」とした上で、「今回の選挙で党県連には筋は通した。あとは支持者と相談して決めたい」と口をつぐむ。コスタリカの決着はまだまだ波乱含みだ。=つづく(毎日新聞)
[11月11日19時6分更新
441
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:33
何故岡部氏に公明推薦が行かなかったのか?
大畠氏は公明党ともパイプがあるのでしょうかな?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000003-mai-l08
[’03衆院選]茨城 キーワードで検証する/2 保守分裂 /茨城
◇候補変われど内情同じ−−公明との間にもすきま風
衆院選開票日の9日午後10時半、民主前職の大畠章宏氏の当確が報道されると、日立市幸町の自民新人、岡部英明氏の選挙事務所で開票状況を見守っていた支持者ら約1000人からため息が漏れた。間もなく姿を現した岡部氏は「80日間精いっぱいやり、これ以上の選挙は出来なかった。私の力不足で、自民の議席が取れず、責任を感じている」と頭を下げた。
前回は大畠氏が約3600票差のきん差で岡部氏の父の英男氏に競り勝った。今回も激戦が予想されたが、結果は1万5000票の差が開き大畠氏が5選を果たした。
岡部氏は今年8月、英男氏の突然の引退表明を受けて立候補を決意。英男氏の後援会を受け継ぎながら、若い世代が支援する青年連合会を地域ごとに立ち上げ、新体制作りを急いだ。公示前には安倍晋三幹事長が日立入り。党県連も前事務局長の関篁氏を派遣してバックアップするだけでなく、連日、県議を投入して、業界団体や支持団体を引き締めて回った。
しかし、出遅れは否めなかった。毎日新聞などが投票日に実施した出口調査では、自民支持層で「岡部氏に投票した」と答えたのは7割。一方、民主支持層の9割は「大畠氏に投票した」と答えている。無党派層への浸透も、岡部氏は大畠氏の4割程度にとどまった。岡部氏自身、「父の地盤があったが、3年の間、態勢作りをしてこなかった」と打ち明ける。
英男氏は、県発注公共工事受注額が3年連続トップの岡部工務店の元社長。岡部陣営と、地元建設業界とは切っても切れない。だが、ある自民党関係者は「岡部工務店の下請け企業の動きが鈍かった」と、業界の一本化ができなかったと指摘する。ここでも、OBまで動員した労組に支えられた大畠陣営と対照的な状況がうかがえる。
また、自民党と連立与党を組む公明党との関係にもすきま風が吹いていた。公明党は自民党公認の県内小選挙区立候補者で唯一、岡部氏だけを推薦しなかった。「推薦依頼が来てないし、保守が一本化されていない」というのがその理由。
同党県本部幹部は岡部氏に推薦依頼提出を迫ったが、岡部氏の答えは「まだ話していない」。その返事に公明党幹部は、「主語はないけれど、父親に話していない、ということ」と受け止めた。
前回の衆院選で、保守一本化が出来ずに敗れた英男氏が、今回の選挙を仕切っていると判断した。ある地元市議も、岡部陣営の内情についてこう言う。「候補者は変わっても、中身は変わっていなかった」
民主の牙城となった5区。岡部氏は「自民党としての議席を取り戻したい。他の人が出るにしても応援していきたい」と語る。自民の議席奪還には、保守一本化がカギとなる。=つづく(毎日新聞)
[11月12日19時4分更新
442
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:36
福島のぶゆき氏(
http://www.fukuchan-japan.com/)
には期待したんですがねえ…。
次回に向けて頑張って欲しい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000003-mai-l08
[’03衆院選]茨城 キーワードで検証する/3 マニフェスト /茨城
◇選挙の主役にならず−−有権者の声取り入れに課題
「この建物を見てください」。10月31日、下館市内で開かれた自民党公認の赤城徳彦氏の街頭演説会で、登壇した県議は得意満面で、8月にオープンしたばかりの地域交流センターを指差した。国の補助金を使って建設された地下1階、地上3階のセンターは、中に美術館まで入っている立派な建物で、赤城氏の政治力の象徴のようにそびえ立っていた。その後に続いた応援演説も、赤城氏の実績を強調するものばかり。聴衆に配布されたマニフェスト(政権公約)は忘れ去られ、チラシと一緒にかばんにしまい込まれた。
各党が掲げる政策の達成時期や数値目標を明示した政策集「マニフェスト」。今回の衆院選から街頭での配布が認められ、有権者が各党の政策をじっくりと見比べることができるようになった。毎日新聞が選挙期間中に実施した調査では、「マニフェストを投票の参考にする」と答えた人が県内で64%に上り、選挙の主役に躍り出た感があった。
赤城氏に挑んだ民主党公認の福島伸享氏の陣営では、マニフェストに大きな期待をかけていた。事務所には「マニフェストあります」と書かれたのぼりがひるがえり、学生ボランティアを動員して配ったマニフェストは数万部に達した。福島氏自身も、街頭演説で「これだけの政策を、官僚の手を借りずに政治家だけで作ったのは初めてだ」とマニフェストの価値を大いに強調。しかし、開票の結果、赤城氏に遠く及ばなかった。
赤城氏陣営幹部は「政策に大差はないんだから、マニフェストは投票の決め手にはならない」と断言する。実際、赤城氏陣営ではミニ集会や支持者回りでこれまでの実績を強調する、従来通りの選挙活動を貫いて支持を広げた。「マニフェストはなければ困るが、ありさえすればいいんだ」と幹部はうそぶいた。
日大の岩井奉信教授(政治学)は、「マニフェストは地元の利益に直結せず、地元意識が強い茨城では、武器になりにくかった」と分析する。今後、マニフェストが選挙の主役となるためには「時間をかけて有権者の声に耳を傾けて練り上げ、候補者がかみ砕いて有権者に説明することが大切だ」と語る。
落下傘のように選挙区に降り立ち、終われば引き揚げていく候補が、党が作ったマニフェストを訴えるだけでは、地元有権者の心をつかむことはできないということになる。=つづく(毎日新聞)
[11月13日19時11分更新]
443
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:40
うーん,ここは明らかに失敗例では?大体旧中選挙区時代には7区も区内だったんだし,五十嵐氏は6区内でしか知名度無いんだし,6区五十嵐,7区二見で良かったのではないか?ここでの低調ぶりが県内他選挙区へ波及したなら問題だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000002-mai-l08
[’03衆院選]茨城 キーワードで検証する/4 民・由合併 /茨城
◇支持ねじれ「効果に疑問」−−自民王国揺るがす機会逃す
「合併で野党が乱立せず、候補者が絞られたのは良かったが、この結果では合併の効果があったかどうか分からない」。10日未明、水海道市橋本町の選挙事務所で、民主新人の五十嵐弘子氏は疲労のにじむ声で語った。
元つくば市議の五十嵐氏は前回衆院選で6区から立候補し、次点となる約5万票を獲得。しかし今回、6区で民主党の公認を得たのは、前回選挙で五十嵐氏を大きく下回る約2万6000票しか取れなかった旧自由党出身の二見伸明氏だった。五十嵐氏は渋々7区に転出。結局、二見氏、五十嵐氏ともに惜敗率60%以下の大敗を喫し、比例代表での復活当選もかなわなかった。
二見氏は選挙後、「準備期間が短すぎた。あと1週間から10日間あれば、もう少し伸びただろう」と、難航した候補者調整による出遅れを敗因に挙げたが、問題は時間的なものだけだったのだろうか。
「保守系だが非自民の眠っている票がもっとあったはず。旧自由党は強いと思っていたのに……」。敗戦の弁でそう述べた五十嵐氏は、4月の7区補選で自由党公認で立候補したクリニック経営の加藤真砂子氏の協力をあてにしていた。市民運動出身の五十嵐氏には保守層を取り込むのは難しい、という声は陣営内にもあった。加藤氏は「診療後に電話で支持を訴えたり、支持者回りなど支援は出来るだけやった」と話すが、五十嵐氏の出陣式には出席していないという。
6区で前回五十嵐氏を推薦したある労組代表は、「なぜ五十嵐さんじゃないのか、我々としてはなかなか納得しがたい思いもあった」と明かす。連合茨城傘下の複数の労組からも「二見氏では応援は難しい」との声が上がっていたという。
落選が決まり、二見氏は真っ先に連合へのお礼を口にした。しかし、相手陣営からは「前回は、労組や市民団体への支援依頼で五十嵐氏とかち合うこともあったが、今回は二見陣営とあまりぶつからない」などと、合併効果を疑問視する声が聞かれた。
二見氏と五十嵐氏は、「合併そのものに対する有権者の反応は悪くなかった」と口をそろえる。全国的にも民主は躍進した。しかし、茨城では「自民王国」を揺るがすチャンスを逸してしまった。
「逃がした魚は大きかった」で終わるか、「飛躍へのステップ」に転化できるか。候補者選考を含めて、民主党に課せられた宿題は大きい。=つづく(毎日新聞)
[11月14日19時5分更新]
444
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:45
さっきのカマといい凄いねえ。この辺は。
>中村流のドブ板選挙の恐ろしさを知る組合員は、組合の支援に頼る永岡氏に対し、
>「もっともっと、支持者を回ってほしい」と注文をつけた。
>永岡氏は苦々しい表情を浮かべていたという。
>古河市在住の支持者は「存在をアピールしたかったのだろう。
>刑期を終えた中村さんがあいさつに来たら、『先生、選挙に出ては駄目。
>ボランティアでもして、地元に尽くしてほしい』とはっきり言うつもりだ。
>それでも『出る』と言ったら応援するしかない。他に代わる人がいないんだもの」
>と、複雑な心境を吐露している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031115-00000003-mai-l08
[’03衆院選]茨城 キーワードで検証する/5止 中村王国の今後 /茨城
◇支持者「出るなら応援」−−永岡氏、圧勝にもピリピリ
「マスコミのみなさんも中村、中村でなく、政治を語ってもらいたい」。当選から一夜明けた自民の永岡洋治氏は、集まってきた報道陣に気色ばんだ。「中村」とはあっせん収賄罪で実刑判決を受け収監されている中村喜四郎元建設相のことだ。永岡氏は当確を決めた9日夜、集まった支持者に「この7区を日本に誇れる政治風土を持った地域にしたい」とあいさつ。その意図について、記者団から「中村氏を念頭においてのものか」と質問された時だった。
選挙のたびに中村氏の後援会「喜友会」の存在がクローズアップされる7区。その「中村王国」にも変化の兆しはあった。中村氏系列の県議が支援した元岩井市長・吉原英一氏が無所属で立候補した4月の補選では、「自主投票」となった地元4農協が、今回は永岡氏の推薦を早々に決めた。4農協は組織力をフルに生かして永岡氏再選を強力にバックアップした。
しかし、ある組合員は「次、中村さんが出たら、(組合が誰を応援するのか)分からない」と語る。中村流のドブ板選挙の恐ろしさを知る組合員は、組合の支援に頼る永岡氏に対し、「もっともっと、支持者を回ってほしい」と注文をつけた。永岡氏は苦々しい表情を浮かべていたという。
10月上旬、中村氏の近況を知らせる手紙が喜友会幹部宅に一斉に届いた。差出人は中村氏の兄で、便せん11枚に収監中の中村氏の暮らしぶりや心境が記されていた。結びの一文は、「来年の桜の咲く頃(ころ)にでも出所することができましたなら、一日も早く皆様の所にごあいさつに伺いたい」だった。
古河市在住の支持者は「存在をアピールしたかったのだろう。刑期を終えた中村さんがあいさつに来たら、『先生、選挙に出ては駄目。ボランティアでもして、地元に尽くしてほしい』とはっきり言うつもりだ。それでも『出る』と言ったら応援するしかない。他に代わる人がいないんだもの」と、複雑な心境を吐露している。
小学校時代の同級生で中村氏に最も近い境町の県議、半村登氏は「後援会、支持者がどう反応するか。いずれにしても本人が出てきてからのこと。私は、本人が『やりたい』と言えば応援する」と話す。
早ければ来年春にも出所するとみられる中村氏。民主候補に圧勝したにもかかわらず、その名前に過剰反応した永岡氏。次回の選挙は、両者の直接対決となるのだろうか――。=おわり
(毎日新聞)[11月15日19時3分更新]
445
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:57
事実上西村,菊田,田中,筒井の4議席だ!
来夏の参院議員での社民への協力が重要になって来るであろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000002-mai-l15
[票変]03新潟・衆院選の波紋/上 野党共闘が的中 /新潟
◇1区と4区、民主が雪辱−−2補選で地ならし
9日の衆院選で、民主党は解散前の1議席を3議席に伸ばし、自民党は5議席を2議席に減らした。野党の選挙協力が奏功する一方で、組織頼みの自民の選挙手法が限界に来ていることも明らかになった。「政界再編」を叫んで政界復帰を果たした田中真紀子前外相からも目が離せない。県内の政界地図を激変させた衆院選の結果を分析し、波紋の行方を追った。
「これが新潟方式だ」
初当選を決めた菊田真紀子氏の事務所(三条市)で9日深夜、民主党の渡辺秀央・参院議員や、社民党県連の近藤正道代表が気勢を上げた。「政党の垣根を越えた応援には、いろいろな困難もあったが、乗り越えられた」と近藤代表。自民の支配に風穴を開けたことで、選挙協力への自信を深めた様子だった。
前回の00年衆院選で民主と社民は、1区でそれぞれ候補を擁立。自民の吉田六左エ門氏を相手に共倒れした。その反省も踏まえて、旧自由を含めた野党3党は、00年末から協力へのかじを切った。
02年4月の参院補選で初めて3党がそろって黒岩宇洋氏を推して圧勝。同年10月の衆院5区補選では、敗れたものの1万票差に肉薄した。協力の下地は出来上がっていた。
そして、今回。来夏の参院選新潟選挙区で民主が支援することを条件に、社民は1区での候補擁立を見送った。「政権交代のため」という大義名分が接着剤だった。
実際に「候補1本化」の効果はあったのか。
毎日新聞の出口調査の結果では、西村氏は民主支持層の約90%を固めた上に、社民支持層の約85%を獲得した。ある民主県連幹部は「社民系労組は、最後になってしか動かなかった」とぼやきつつも、「(候補を)出さないことが最大の貢献。社民の票は、少なくとも自民には行かない」と語った。前回と同じ相手となった吉田氏は今回、00年とほぼ同じ9万6000票余りを得たが、そのほとんどは自民・公明支持者だった。
4区の菊田氏は、民主と旧自由の合併効果もあって、さらに得票を伸ばした。前回衆院選の得票は約7万。約2700票差で次点に終わったが、この時、4区には民主の坂上富男氏も出馬しており、5万8000票を得ていた。菊田氏は今回、11万票あまりを得て、栗原博久氏に雪辱した。坂上氏の後援会幹部を務める金子恒夫・三条市議は「坂上さんの票のうち、約8割は確実に菊田さんに流れた」と分析する。
◇無党派も政権交代期待
政党協力のほかに見逃せないのが、無党派層の存在だ。西村、菊田両氏の場合は、どちらも無党派層の7割が支持。政党協力や民由の合併が、この層の受け皿になったことを示している。
二つの補選を経て「自民に対抗できる勢力」というイメージを作り上げる。今回の衆院選は、それを、議席配分の逆転という形で現実にしてみせた。保守王国・新潟でも、2大政党への扉が劇的に開かれた。
(毎日新聞)[11月11日19時46分更新]
446
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l15
[票変]03新潟・衆院選の波紋/中 自民の組織戦に限界 /新潟
◇有効な無党派対策なく
新潟市米山の雑居ビル1階の選挙事務所。9日午後11時25分、テレビが対立候補の当選を伝えると、新潟1区の自民前職、吉田六左エ門氏は、顔を紅潮させて言った。「勝つつもりでかかった選挙です。要因は思い当たりません」。民主の次点候補に1万8000票差をつけて完勝した前回の迫力は、全く感じられなかった。
解散前、小選挙区で5議席を誇っていた自民は今回、2議席と惨敗した。落選した4人は、いずれも比例代表で復活できなかった。県内の政党別得票数(比例代表)でも、自民は民主に2万6000票差をつけられた。
「新潟市が政令指定都市になる手伝いを」「(北朝鮮の)拉致問題を解決する」。吉田氏は選挙期間中、総務政務官という立場から「国とのパイプ役」をアピールした。それが無党派対策にならないと自覚してもいたが、有効な手立ては最後まで取れなかった。投票日直前の集会では「無党派は雰囲気、状況、新しいものに簡単に動く。現状を認める人は、選挙に行かない」と、知人の話を借りて、業界団体などの奮起を促した。
しかし、建設業界や農業団体など、自民を支えてきた組織には集票力に陰りがみえる。下越地方の建設会社幹部は「昔は選挙のポスターを張るといえば、一つの会社から若い人が2、3人は集まった。今は企業も金がなく、人を出す余裕もない」と打ち明ける。
新潟市の建設業者は、吉田氏のポスターを社内に張ったが、社員に投票は呼びかけなかった。「強制しても必ず入れる時代ではない。会社も、公共事業以外の道を探す必要がある」
選挙で応援する見返りに公共事業などの利益を誘導してもらう。そんな自民との依存関係を見直す動きが、水面下で現実に進行している。
自民党内にも「これまでの戦い方では、票が伸びない」との声がある。5区で田中真紀子氏に敗れた星野行男氏は、1年前の補選で得た6万票を維持した。地元県議の後援会組織や、業界への働きかけで票を掘り起こした結果だが、無党派層の支持はわずか2割。選挙区内のある県議は「力のある若い人なら、もっと無党派層の票をもらえた」と悔やむ。
自民所属の県議は10日、大敗のショックをぬぐえない中で会議を開いた。高橋正・幹事長は「次の選挙でどうしたら勝てるか早急に検討したい」と、出直しを図るための委員会設置を提案した。しかし、党県連執行部の責任を問う声はまったく上がらなかった。県連の中には敗戦の原因を候補者の質に帰そうという空気さえある。そこからは、何の打開策も生まれない。(毎日新聞)
[11月12日19時23分更新]
447
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 14:59
田中氏の無所属連合は実現しなかった。そうみるや民主党・無所属クラブに入会し方針転換を図る。まあパワーはありますからね。
個人的な意見を言えば,政界再編とは自民党解体に他ならないのであるから…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l15
[票変]03新潟・衆院選の波紋/下 見えぬ再編具体像 /新潟
◇真価問われる田中氏
「今朝、携帯に自民や民主の人たちから留守電が何本か入っていて、電話をかけ直しました」
新潟5区で当選を決めた田中真紀子氏(59)は翌10日朝、集まった報道陣にそう語った。持論の「政界再編」に向け、志を同じくする者が自民、民主の中にさえいる、と言いたげだった。
田中氏が選挙前から主張し続けた再編とは、いったい何を目指すものなのか。その舌鋒(ぜっぽう)とは裏腹に、具体像は見えてこない。
公示の3日前だった。地元の長岡市で開いた会見で、田中氏は「価値観が多様化する中で違った道もあっていい」と語り、他の選挙区の無所属候補と連携して新たな勢力をつくっていく考えを強調した。
自民か民主かの「政権選択」が最大のテーマとなった今回の衆院選。田中氏の訴えは唐突に響いた。自民党関係者からは「無所属で出ざるを得ない方便」、別の対立候補からは「レコードが10年前に戻ったようだ」とやゆされた。
選挙戦では、自らの政治的立場を説明するのに自民批判を欠かさなかった。「自民党はくもの巣城。花がきれいだとそばに行ったら、ばつんと引っかかる」と党の体質を切って捨てる。党執行部の実名をあげて「性的嫌悪感を感じる」、別の議員を「夜の賭(か)けマージャンの帝王」などと口を極めてあげつらう場面もあった。明確なのは「反自民」という一点だけだった。
田中氏が「政界再編の同志」と呼びかけた6区の風間直樹氏(無所属)は選挙中、田中氏との連携について「どういう形になるか分からない」と語った。2区の藤島正之氏(同)は「田中さんとは、自民党を崩壊させる方向性で一致した」と振り返るが、政策的なすり合わせはなく、再編の手法についても「話す機会はなかった」と打ち明ける。
選挙中盤になって田中氏は、比例代表での投票について「まあ、民主党でしょ」と公言。自民党支持層の反発が伝わると、翌日からはまったく触れなくなった。投票直前の8日になってようやく「政界再編には政権交代が第一歩」と語り、当選後の会見では首班指名選挙で菅直人・民主党代表へ投票することも示唆した。
5区で田中氏と争った無所属の白川勝彦氏を推薦した民主党県連。筒井信隆代表は田中氏との連携について「党本部はそれを考えて行動したと思うが、まだ真紀子さんのスタンスが分からない」と戸惑いは隠せない。
連携を目指し、応援に出向いた県内外の無所属候補の3人はいずれも落選し、再編劇はスタートからつまずいた形になった。壊すことにかけては小泉政権もそのパワーを恐れたといわれる田中氏。果たして、つくり、生み出すことはできるのか。夫の直紀参院議員の去就と併せ、来年夏の参院選に向けた動きから目が離せない。(毎日新聞)
[11月13日19時27分更新]
448
:
とはずがたり<長野>
:2003/11/21(金) 17:04
結局田中知事は民主の篠原,下条両氏を応援したわけですな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l20
[’03衆院選]長野 自民第1党守る「5」 民主、比例で45万票 /長野
第43回衆院選は10日未明までに開票が終わり、新議員がすべて決まった。県内の5小選挙区と比例北陸信越ブロックの復活当選者を合わせた議席数は、自民は改選前と同じ5議席、民主が改選前より2議席増の4議席と躍進。共産と社民はともに1議席を失い、2大政党化が一気に進んだ形となった。議席数では自民が引き続き第1党だが、比例票で前回(00年)に続き民主に大差で敗れ、また小選挙区の党派別候補者得票数合計でも民主を下回った。【衆院選取材班】
◆1区
◇篠原氏猛追、比例で−−“逆風”小坂氏6244票差辛勝
「圧倒的勝利」を目標に5選を目指した小坂憲次氏(自民)だが、篠原孝氏(民主)の激しい追い上げに苦しみ、わずか6244票差の辛勝。田中康夫知事の応援を受けるなどした篠原氏は、後半猛追をみせ、比例代表で復活し、初当選を果たした。
小坂氏は、選挙区内11市町村のうち10市町村でトップに立ったものの、全市町村で前回得票を下回った。合計得票は11万8065票で、前回より8945票減。小坂氏は「後半になって逆風を感じた。一からやり直し」と振り返る。
篠原氏は、前回民主公認で立候補した金久保喜一氏を3万532票上回る11万1821票を獲得。出身の中野市では小坂氏より4342票多い1万2398票を得た。得票率は小坂氏と約2ポイント差の41・7%、惜敗率94・7%で比例代表での当選に結びつけた。
2回目の挑戦となった中野早苗氏(共産)だが、得票は前回より1万9688票減の3万2757票、得票率は12・2%。反自民票を篠原氏に奪われる形で議席獲得はならなかった。
◆2区
◇「信州社会党」の灯消える
◇山口氏2大政党のうねりの中に−−下条氏、社民支持層にも浸透
前回惜敗した下条みつ氏(民主)が約9600票差で、小泉内閣で国家公安委員長を務めた村井仁氏(自民)との激戦を制した。県内唯一の社民党国会議員だった山口わか子氏は2大政党へのうねりの中に埋没し、「信州社会党」の灯が消える結果となった。
下条氏は前回敗れてから3年半、徹底的に選挙区内を歩き、知名度を高めた。選挙戦では菅直人代表や田中康夫知事の応援も受け、無党派層が多い松本市で村井氏に約7200票差をつけた。前回村井氏に敗れた大町市や豊科町などでも票を伸ばし、社民支持層にも浸透。前回より約2万6700票も上積みした。
村井氏も前回より約3700票上積みはした。国政が忙しく地元に入る機会が減った危機感から後援会組織を必死に引き締め、公明の支援も受けたが、組織戦の限界が表れた形だ。上水内郡など郡部では下条氏を上回ったが、有権者が多い都市部で振るわなかった。
山口氏は土井たか子党首らの応援を受けたが、地元豊科町でも下条、村井両氏に敗れ、前回より約1万8700票も減らした。清水啓司氏(共産)も大政党に埋没する形で約1万票減らした。
449
:
とはずがたり<長野>
:2003/11/21(金) 17:05
次回こそは浜氏の協力を得て裏切り者後藤氏を一敗地にまみれさせねば。
◆3区
◇羽田氏が15万票、得票率は56.94%
◇岩崎氏の「実績、個人批判」退ける
抜群の知名度を有する羽田孜氏(民主)が、今回選挙の争点であり10年来の宿願である「政権交代」を主張し、4市12町10村を制した。前回、比例代表で復活当選した岩崎忠夫氏(自民)は「政権与党」を掲げ、小選挙区での雪辱を図ったが及ばず、岩谷昇介氏(共産)は「政権選挙」の時流に押しつぶされた。
羽田氏は投票率低下の影響もあって、目標とした小選挙区制で3期連続16万票獲得こそ逸したが15万票を集め、56・94%と高い得票率を上げた。拠点の上田市で岩崎氏の2倍の票を得たほか、岩崎氏出身地の佐久市でも7600票上回るなど市部で57・11%の得票率を記録し、4万1700票と差を広げた。
岩崎氏は「固めた」はずの南北佐久郡でも羽田氏に1万3400票のリードを許し、小県郡では羽田氏得票の半数にも満たず郡部での得票率は30・50%と組織のひ弱さを露呈した。
政権公約で選挙戦を展開した羽田氏に対し「実績」と「個人批判」に終始した岩崎氏。小選挙区で敗れた岩崎氏は「知名度だけで政治はできない」と主張していたが、中立の立場をとる県議の一人は「実績主張は、もう古い。個人批判では選挙に勝てない。岩崎氏は戦法を誤った」と分析した。
◆4区
◇後藤氏組織力の勝利
◇市部で堀込氏ら肉薄−−6・75ポイント得票率落
圧倒的な組織力の自民前職、後藤茂之氏が岡谷市を除く全市町村で得票率トップを得た一方で、市部を中心に民主前職の堀込征雄氏らに肉薄されて、総得票率は前回比0・8ポイント減の42・2%にとどまった。投票率は65・99%で前回を6・75ポイント下回った。
前回、民主で小川元氏(当時自民)を破った後藤氏は8月に自民入り。職域団体、公明など約350団体から推薦を得たほか、小川派幹部の支援も受けて組織を強化。茅野市など9市町村で票を伸ばし、トップ得票の市町村数を17に倍増させた。ただ4市全体の得票率は前回比3・5ポイント減の40・5%だった。
堀込氏は立候補表明が10月と出遅れたが勝手連の支援もあり塩尻市で後藤氏に691票差まで迫るなど市部で善戦。下諏訪町でも健闘し総得票率30・3%で比例での復活当選につなげた。
社民新人の浜万亀彦氏は総得票率は15・7%と伸び悩んだ。県議時代の地盤・岡谷市で後藤氏を850票差で破り、後藤氏の全市町村トップ得票を阻んだ。
共産新人の上田秀昭氏は2大政党論に埋没し得票率9・1%だった。
◆5区
◇宮下氏27市町村で1位−−加藤氏、前回上回るも涙
県下5選挙区中、唯一、新人4人の争いとなったが、宮下一郎氏が勝って自民の議席を守った。投票率は71・55%で前回より2・43ポイント下がったものの、5選挙区のうちでは引き続きトップだった。
前回まで8期連続当選してきた父創平氏から“後継指名”された宮下氏は公明票も取り込んで10万8567票を獲得、有効票での得票率は52・7%。前回の創平氏が12万票余りを獲得した57%には及ばなかったものの、同氏の強固な後援会組織に支えられ得票数は飯田市を除く27市町村でトップだった。
4人の中で、一人だけ前回に続き立候補した民主の加藤隆氏はその後、3年半、飯田市に住んで“落下傘候補”を返上、巻き返しを図った。その結果、同市で宮下氏を893票上回り、全体では前回より1万4771票多い7万507票を獲得、得票率も34・2%にアップしたが届かなかった。
共産の三沢好夫氏は知名度が上がらず、前回候補の獲得票を下回って得票率も10%だった。
無所属の関浩行氏は立候補表明が公示直前だったうえ、支援組織も乏しく、苦戦を強いられた。
[11月11日20時42分更新]
450
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 19:05
<大阪1>
4区の吉田氏,前回の改革クラブの前田氏,自由党の村上氏の票を取り込めばまあ勝てるわな。
http://www2.asahi.com/senkyo2003/localnews/osaka/OSK200311100013.html
「変革」熱風 凍える与党 民主4増、自民3減、公明±0
9日投開票された衆院選。府内の19小選挙区に立った65人に対し、有権者はそれぞれの思いを込めて「一票」を投じた。政権交代を訴えた民主が変革を求める風を受けて議席を5から9に伸ばす一方、連立与党は14から10に減らす結果となった。
自民、公明、保守新の連立与党は11区を除く18の小選挙区で候補者を擁立。民主と共産は19小選挙区すべてに立てた。与党側と民主が真正面からぶつかり合う構図で、激しく競り合った選挙区が少なくなかった。
民主は小選挙区選出の前職5人が全員当選したほか、4議席を上積みした。自民は9議席から6議席に減らした。公明は自民対民主の対決構図のなかで苦戦したが、追い上げをかわして4議席を守り切った。保守新は唯一の議席を失った。
●4区 「交代」届いた 民主・吉田氏
民主元職の吉田治さん(41)が、自民新顔の中山泰秀さん(33)と共産新顔の長谷川良雄さん(53)を破って3選を決め、返り咲いた。民主は初めて大阪市内で議席を獲得した。
吉田さんは前回、中山さんの実父で連続11期当選の中山正暉・元建設相に約9千票差で敗れ、その雪辱を期した。2期の経験をアピールするとともに、政権交代の必要を訴え続けた。中小企業振興策や年金改革なども強調。労組の支持に加え、選挙戦中盤からは前回は戦った旧改革クラブの元職の応援を受けて自民支持層の一部も取り込んだ。
中山さんは自民の府議、市議と、公明の応援を受けたが、父親の引退を受けての立候補表明が9月末と出遅れたことが響いた。若さを強調し、小泉首相や安倍幹事長らも選挙区入りして、てこ入れを図った。
長谷川さんは、消費税増税反対や憲法改正反対を訴えたが、支持を広げられなかった。
●10区 強気の肥田氏、満願
自民と民主の前職同士が激しくぶつかった。民主の肥田美代子さん(62)が制し、3選を決めた。過去2回は比例区で復活当選。小選挙区では初勝利だった。
肥田さんは小選挙区での当選を目指した。衆院解散後から400カ所を超す街頭演説をこなし、公示直後には菅代表も駆けつけた。秘書給与詐取疑惑で昨春、議員を辞職した社民の辻元清美・元衆院議員(43)の「辻元票」も取り込もうと女性応援団もつくった。街頭では「今の暮らしでいい人は自民党に投票してください」と強気だった。
自民の松浪健太さん(32)は昨秋の補選で初当選。補選は党本部が主導したため、今回が事実上初めての選挙戦と位置づけた。若さをアピールしたが、及ばなかった。
中選挙区制だった90年に1度当選した共産元職の菅野悦子さん(60)は返り咲きを目指したが、届かなかった。
451
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 19:08
<大阪2>
●12区 前職対決、樽床氏に軍配
民主前職の樽床伸二さん(44)が4選を決めた。自民前職の北川知克さん(52)と最後まで激しく競り合った。
北川さんは前回、約3600票差で敗れ、今年7月に比例区で繰り上げ当選した。衆院解散直後に安倍幹事長と街頭に立ち、終盤は小泉首相も駆けつけた。「比例は公明党に」と訴え、公明支持層にも浸透を図った。
●2区 左藤氏は手堅く
自民前職の左藤章さん(52)が再選を決めた。推薦を受けた公明支持層の票も取り込んで圧勝した。
義父は元法相。その父親も元府知事という「3世」議員。名前は浸透していたが、「2期目は落ちやすい」と選挙戦では常に陣営を引き締め、後援会を中心に票を固めた。公示日は安倍幹事長、終盤は小泉首相と並んで街頭に立った。
民主新顔の岩波薫さん(41)は政権交代を訴えたが、知名度の低さに苦しみ、共産前職の石井郁子さん(63)は伸び悩んだ。
●19区 松浪健四郎氏、逆風強く
民主新顔の長安豊さん(35)が、保守新前職の松浪健四郎さん(57)を破って初当選を決めた。
松浪さんは「逆風」の中の選挙戦だった。今春、暴力団関連企業が秘書給与を肩代わりしていたことが発覚。反発した自民の地元支部が元府議の安田吉広さん(56)を立て、与党分裂選挙となった。
与党の分裂が長安さんには「追い風」に。清新さをアピールし、菅代表や岡田幹事長らも相次いで応援に駆けつけ、無党派層の支持を集めた。
●18区 批判はねのけ中山太郎氏当選
自民前職で元外相の中山太郎さん(79)が6選を果たした。他陣営から高齢批判を受けたが、はね返した。
中山さんは選挙ポスターで30歳年下の安倍幹事長と並んだ。後援会をフル稼働させ、保守層の支持をまとめた。関空2期工事や第2阪和国道の整備など地元の課題への取り組みもアピール。自民、公明だけでなく、無党派層の支持も集めた。
452
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 19:08
<大阪3>
17区「尾立,西村,樽井で合同演説会を重ねて」←尾立…鳩山系,西村…小沢系,樽井…菅系,或る意味民主党の縮図だ。
3区…解散直前に名乗りを上げて当選だから今回奢らず地元周りをして知名度を上げていって欲しいですな。
●17区 支持層広げ西村氏4選
民主前職の西村真悟さん(55)が4選を果たした。前回は旧自由から立って比例区で復活当選したが、小選挙区での得票は4位。その雪辱を果たした。
民由合併に伴う候補者一本化は、前回は戦った民主の尾立源幸さん(40)が来年夏の参院選に回ることで決着。序盤は連合大阪とのわだかまりもみられたが、尾立さんや、16区の民主新顔、樽井良和さん(36)との合同演説を重ねて共闘態勢を整えた。
拉致議連幹事長として北朝鮮の日本人拉致問題に取り組んできた。前回は拉致問題が得票に結びつかなかったが、今回は無党派層だけでなく、他党の支持層にも食い込んだ。
自民前職の岡下信子さん(64)は与党分裂選挙に苦戦。無所属新顔で元堺市議の平田多加秋さん(54)との間で自民府議らの支援が割れ、最後まで劣勢をはね返せなかった。
●8区 無党派も獲得、中野氏が10選
民主前職の中野寛成さん(62)が、10期連続の当選を果たした。自民の大塚高司さん(39)と、共産の斉宮澄江さん(46)の新顔2人は届かなかった。
中野さんは公明支持層の票が前回並みには望めないと危機感を強め、陣営を引き締めた。教育の質向上やまちの活性化策などを訴え、無党派層の支持を取り込んだ。大塚さんは若さを強調したが、攻めきれなかった。
●3区 実績アピールで田端氏4選
公明前職で総務副大臣の田端正広さん(63)が制し、4選を決めた。
田端さんは、自民、保守新の推薦を受け、「連立与党による改革」を強調。環境政策に取り組んできた実績もアピールした。
民主新顔で弁護士の辻恵さん(55)は衆院解散の直前に立候補を表明。「政権交代で大阪を元気に」と訴えて、支持を広げた。
●16区 連立与党結束強調の北側氏5選
公明前職で党政調会長の北側一雄さん(50)が5選を決めた。菅代表の元秘書で民主新顔の樽井良和さん(36)は「政権交代」を訴え、善戦した。
北側さんは労組の支援が今回は望めなかったため、自治会をきめ細かく回った。自民の安倍幹事長や麻生総務相らが相次ぎ応援に駆けつけ、連立与党の結束ぶりをアピールした。
(03/11/10)
453
:
おりーぶの木
:2003/11/21(金) 23:38
>>449
1区に関して言えば次はほぼ取れるでしょう。ここまで肉薄されては小坂王国も形無しですからね。
問題は4区。社民党の年寄りはまず次の選挙には出馬しないだろうからなんとか一本化してもらいたいものだ。
ちなみにこいつは県議なのだが、反田中の急先鋒で改革の足を引っ張りまくってくれた素晴らしい実績の持ち主。
まあ民主党もタマが悪かったわな。社会党出身にもかかわらず、保身第1でひたすら羽田の茶坊主を務める変節漢と来たもんだ。
康夫不信任の際にも県議を擁護する発言をしているし質の悪さにおいては民主党内でもトップクラス。
おまけに出自を考えると社民党がすんなり推してくれるかどうか?若くて活きの良い候補者を立てれば十分勝機はあるのだが・・・
454
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 23:57
>>453
次回は小坂も死にものぐるいで来るでしょう。今回は油断したのでは?尚3万票以上取っている共産党から票が移ってくればいいのですがね。
まあ急遽擁立の堀込で十分善戦したし彼でいいでしょう。羽田も今回の総選挙で彼には頭上がらないのでは?その為にも社民との協力体制が欠かせませんなあ。
民主党や新進党から逃げ出した,小坂,村井,後藤に裁きの鉄槌を下すことを是非次の選挙で実行されんことを長野県民には期待したい。
455
:
とはずがたり
:2003/11/21(金) 23:58
>>454
羽田も今回の総選挙で彼には頭上がらないのでは?の彼は田中康夫です。
456
:
おりーぶの木
:2003/11/22(土) 00:15
>次回は小坂も死にものぐるいで来るでしょう。今回は油断したのでは?尚3万票以上取っている共産党から票が移ってくればいいのですがね。
それもあるのでしょうが、やはり支持基盤の弱体化によるものが大きいんじゃないでしょうかね?また田中知事が出た事によってしがらみというくびきから開放されたという側面も見逃せないと思います。
康夫には篠原のフォローをお願いしたいですね。篠原の集会に参加する事によってよりいっそう、浮動層を掘り起こし、かつ固めてもらいたいものです。
堀込のような奴は社民主義者の風上にも置けず絶対に許す事はありませんが現実的には彼で行くしかないのは認めざるを得ない。
せいぜい、浜後援会と融和姿勢を取り、着実に地盤を固めて欲しい。そしてそして変節漢オブ変節漢の後藤を奈落の底に叩きのめす。それが出来れば認めるにやぶさかではない。
>羽田も今回の総選挙で彼には頭上がらないのでは?の彼は田中康夫です。
そうですね。ほっといたら3区以外全滅でしたからね。その分、県政改革を支えてもらわんとなぁ。
457
:
とはずがたり
:2003/11/22(土) 00:27
小坂系の組織,信濃毎日や信越化学はいずれも全く弱体化してないと云ってもいいでしょう。
しかし
>>448
に依ると篠原が小坂を上回ったのは出身の中野市だけ,詰まり長野市での次回の逆転をすれば十分にねらえる位置には着けてますね。
458
:
おりーぶの木
:2003/11/22(土) 00:37
信越化学は業績好調らしいですね。
まあ、つまりしがらみと言うくびきから逃れつつあるって事なのでしょうね。
長野市で下回ってるのは意外だったな。まあでも次は行けるでしょう。
459
:
とはずがたり
:2003/11/22(土) 00:48
>長野市で下回ってるのは意外だったな
詳しい内訳は知りませんがやはり長野は共産党の中野早苗氏
http://www.upup.co.jp/sanae/
が無党派受けもして強いのでは?
急遽決まった篠原でもこれだけ行けたのだから秀征だったら当選だったでしょうに…。
これは兵庫2区@高見でも云えることなんでしょうけど。
錦織が惨敗した事なども含めてさきがけは遠くになりにけりといった感じです。
まあ滋賀では旧さきがけ王国が新生民主王国として復活しましたし遺伝子は民主党の中で生きているのでしょうが。
460
:
おりーぶの木
:2003/11/22(土) 00:54
>>459
次回は共産票の獲得も見こまれるでしょうからかなり有利ですね。
秀征が出れば地滑り的勝利だったのになぁ。
461
:
とはずがたり
:2003/11/22(土) 01:04
個人的には出る気の無い秀征は既に過去の人になったという感じですね。既に秀征ほどの人材は民主党がチームとして揃えているのでは?
今回の護憲・平和勢力の壊滅ぶりを受けてまあ次回は多少の揺り戻しもあるかもと思ってます。
今回の逆風の中で3万票も取っているのだから侮れないと思います。
今回は政権選択選挙とマスコミが煽ってくれましたからね。次回は政権交代選挙と煽ってくれないかなあ。。
462
:
おりーぶの木
:2003/11/22(土) 01:11
そうでしょうね。残念ですがもう出る事はないでしょう。
>今回の護憲・平和勢力の壊滅ぶりを受けてまあ次回は多少の揺り戻しもあるかもと思ってます。
ないでしょう。共産党が長野でそこそこ人気があるのは田中県政の与党であるという側面が多分にあるのだと思います。
まあ次は確実に政権交代選挙になるでしょうね。楽しみだなぁ。
463
:
とはずがたり
:2003/11/22(土) 12:59
四国スレより
愛媛3区の解説が?だけど。小野氏相手に善戦したという意味か?
613 名前:無党派さん 投稿日:03/11/10 22:27 ID:t7EX1JQS
選挙結果や新聞紙面を参考に勝手にまとめてみました。
どうでしょうか?
【香川1区】
平井卓也氏 やはり藤本氏を支持する勢力との協力が不十分だった模様。しっかりとした協力体制を築けるか?
小川淳也氏 今後についての明言は無かったが再挑戦を期待する支持者から大きな拍手=次回も出馬?
加藤繁秋氏 まだ56歳、県連会長という立場を考えると次回も出馬?
【香川2区】
真鍋光広氏「一つの区切り」「進退をかけた」=引退?
【香川3区】
大野功統氏 引退はまだまだ先だと予想されるが仮に10年後に引退するとしたら後継候補は長男か森田氏系列県議の斉藤勝範氏?
山元徹氏 知名度不足により大敗。しかし次回も出馬する模様。民主党はより良い候補を立ててくれ・・・。
【徳島2区】
次回も山口氏と高井氏の激戦必至。
【高知1区】
次回も福井氏vs五島氏vs共産候補の激戦?このスレで言われていた共産の春名氏は出るのか?
【愛媛3区】
高橋氏を相手に野党勢力が予想外の健闘。選挙協力と候補者次第では比例復活の可能性も。
【比例区】
森田一氏が73歳定年制に引っかかる恐れあり(現在69歳)
藤本孝雄氏 72歳という年齢や2回連続落選という事実を考えると引退?
464
:
とはずがたり
:2003/11/22(土) 15:14
>>463
愛媛3区は製紙メーカーなどがあって工業地帯。もっと民主党が善戦出来ないものかと常に思うのだが…。
民主・社会系3候補併せると61025(高橋(民)・藤田(社)・藤原(無))で惜敗率は82.3%になり比例で次点となる。(それを云うなら次点の香川1区小川氏も社民系と併せると75219で惜敗率は94.9%で比例一位となり次点は五島氏となるが…)
四国の重点区は徳島1,2区,香川1区,高知1区,愛媛3区で此処だけは社民党に土下座してでも候補を統一して貰いたい。後は自由に候補者を立てて比例を集票すればいい。香川3区以外の社民党の候補者は全員供託金没収なんだし…。
また愛媛3区も労組上がりなんかではなく誰か幅広く無党派から集票できるの居ないのかねえ?
465
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000001-mai-l10
[’03衆院選]ぐんま 民主10万票増、3割占める−−比例・得票数 /群馬
◇2大政党の流れ 横ばい、自民4割−−比例代表政党別得票数
9日投開票された衆院選の比例代表は10日未明、北関東ブロックでも開票が終了した。県内の政党別得票数は、自民党が前回とほぼ横ばいだったのに対し、民主党は前回の旧自由党票をほぼ上積みする形で10万4000票増と、合併効果を示した。中でも太田市など4市町では、民主党が自民党を上回り、初めて「第1党」となった。小選挙区と比例代表を合わせた議員数は、自民6に対し、民主ゼロと、依然として差は歴然だが、比例の得票率だけを見れば自民4割対民主3割で、両党の得票が全体の75%を占めるなど、県内でも2大政党化への流れが生まれつつある。【藤田祐子】
政党別得票率は、自民党42・8%に対し、民主党は31・8%まで迫り、以下、公明党13・8%▽共産党6・8%▽社民党4・8%――の順。
投票率が初めて6割を割り込み、有効投票総数が前回に比べ約5万8000票減った中で、自民党は38万5696票と前回(38万4899票)の得票数を確保した。
しかし、小選挙区の自民党候補は5選挙区で有効投票の6割にあたる計54万2102票を獲得。得票率を比較すると比例は17ポイントも下がっている。選挙区では前職5人が圧勝したが、人ではなく政党を選ぶ投票では、15万6000票が“流出”した計算だ。
これに対し、民主党は28万7019票で、前回の同党票(18万2978票)と旧自由党票(10万6087票)を足し合わせた票数に約2000票及ばなかった程度。
市町村別では、太田▽尾島▽大泉▽玉村の4市町で、民主党の得票が自民党を上回った。このうち3区の太田市と尾島町は、民主党の長沼広氏の地盤で、当選した自民の谷津義男氏の得票を上回った地域。選挙区での激戦が比例票にも反映されたものとみられる。
公明党は前回を約1万7000票上回る12万4217票。自民前職の中には、「比例は公明党に」と呼び掛ける候補もいたが、組織の固さを改めて示した。
一方、共産党は前回から約3万票減らして6万1596票、社民党も約3万7000票減らして4万3115票と大幅に落ち込んだ。2大政党化が進む中、存在感をいかに示していくか、大きな課題を背負ったといえる。
[11月11日19時24分更新]
466
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000002-mai-l10
[風のゆくえ]衆院選 有権者の選択/上 民主、崩せなかった壁 /群馬
「政権選択」の呼び声が高かった衆院選は、県内では5小選挙区を自民党が独占。一方で、民主党は議席には結びつかなかったが、比例票を大幅に増やすなど、わずかながらも自民王国に新たな“風”を吹き込んだ。与野党の選挙戦を振り返りながら、今後を展望する。【総選挙取材班】
◇「連合頼み」無党派つかめず
「菅首相ができたって、おれが行かなきゃ何にもなんねえ」。選挙戦が終盤を迎えたある日、太田市内で開かれた民主・長沼広氏の総決起集会。集まった約1500人を前に、長沼氏は額を床にこすりつけた。頭上には「苦節10年」の看板の文字。角田義一県連会長に抱き起こされた長沼氏の姿に、涙ぐむ支持者は少なくなかった。
民主党は比例で、前回より約10万票を上乗せして、約38万票の自民との差を一気に詰めた。しかし、長沼氏や2区の石関圭氏も復活当選には届かず、当選者はゼロ。ある民主党系県議は「これが現時点での我々の上限ということだ」と肩を落とす。
民主党は今回、全5小選挙区で社民党との選挙協力を実現。角田県連会長が5区の社民・浅貝正雄氏とともに街頭演説に立つなど、初めて目に見える形での協力態勢が整えられた。「実際、力になるのは連合。今回は動いてくれている」と社民党県連合幹部は選挙戦中、こう語った。確固とした組織を持たない民主党より、あてにしたのは連合票だった。
この「連合頼みの選挙戦」は、民主党の弱点として、これまでも指摘されていた。石関氏の陣営では、支援を呼び掛けるはがきのあて名書きを一部、民主県議の後援会が行うなど、脱却を目指す動きもあった。一方でボランティア選挙を志向した1区の同党の高橋仁氏の陣営は、今回は労組中心の運動に戻した。
労組出身の関係者は「選挙のノウハウは今や連合にしか残っていない。戦術を知る人材ごと連合から出しているのが現状だ」と指摘する。ボランティアなど新しい支持層と労組をいかに結びつけるかが大きな課題だが、中途半端な戦術が無党派層をつかみきれなかった原因とも言える。
石関氏を支援した大沢幸一県議は敗戦の要因を、2区で民主党の町村議員が2人しかいなかったことを挙げる。「地方議員が増えれば、その後援会に動きが出て、旧態依然の手法はとらなくてすむ。国政選挙に勝つには議員を増やさなくては駄目だ」と指摘する。
一方、共産党は自民、民主両党間に埋もれ、5区以外で大きく得票を減らし、比例票も3分の1を失った。早川昌枝県議は「自民にしろ民主にしろ、これほど庶民の声に耳を傾けない選挙は初めてだった。非常に残念だ」としながらも、「自民も民主も財界に目が向いているのは同じ。それを有権者は見破るはずだ」と勢力回復を目指す。
過去にも「風」を受けた野党が、自民王国を脅かしたことはある。しかし、「期待」はやがて「失望」に変わった。票となって表れた期待感をいかに維持するか。民主党の真価は、むしろ今後の活動にかかっている。(毎日新聞)
[11月12日19時12分更新]
467
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000002-mai-l10
[風のゆくえ]衆院選 有権者の選択/下 福・中・小の3派に構図の変化も /群馬
選挙戦が終盤に差し掛かった11月7日。5区の群馬町の公民館で開かれた自民党の小渕優子氏の激励集会には、4区に出馬した福田康夫氏と上野公成参院議員も顔をそろえた。官房長官として多忙を極める福田氏はこの日、選挙期間中で唯一の地元入り。4区の藤岡市と高崎市で演説会を行ったものの、小渕氏の選挙区である群馬町入りは関係者にしか知らされず、半ば「お忍び」での集会出席だった。
「かつて花の3区と呼ばれておりまして、福田、中曽根、小渕と3人の首相を出し、日本を背負って立った地域であります」。真っ先にあいさつに立った柳沢本次元県議は3派の融合を強調した。
しかし、来夏の参院選で、中曽根弘文氏と戦う上野氏は、福田系の支援を受けて当選を重ねてきた。選挙応援にかこつけたものの、3氏の顔合わせは、さながら「福田・小渕連合」のお披露目。翌日、渋川市で行われた小渕氏の決起集会で、弘文氏の表情は終始、曇りっぱなしだった。
今回の衆院選で、自民党が獲得した比例票は約38万6000票。公明党と合わせても約51万票をわずかに欠ける。一方、民主党は約28万7000票を得た。来夏の参院選で同様の傾向が出れば、単純計算で自民の2議席独占は困難になる。
一方、公示直前まで及んだ中曽根康弘元首相の引退問題は、票の上での影響は見られなかった。しかし、後援会幹部は「私たちは自民党というより『中曽根党』。今回の選挙は何もしなかった。(自分が)選挙をテレビで見ることになるなんて」と脱力感を隠さない。しかし、「来年の弘文さんの選挙はやる」。中曽根後援会としては、弘文氏が上野氏を破ることが、元首相の“敵をとる”ことにもなるという。
過去2回の対戦では、弘文氏が得票で上回っているだけに、福田系にとって小渕系の応援は不可欠。しかし、福田・小渕連合が成立すれば、中曽根・小渕系県議のグループ「県政塾」は内部分裂の危機を迎えることになる。ある小渕系県議は「県政塾が政策集団に脱皮するなら良いが、国会議員の系列のままだと、私たちはいられなくなる」と話し、従来の派閥の構図が崩れる可能性もある。
96年の衆院選への小選挙区制導入以降、福田・中曽根両派が直接対決する唯一の場になった参院選に向け、既にし烈な駆け引きが始まっている。今回も固い組織力を見せ付けた公明の動向もカギを握る。元首相の引退で節目を迎えた福中戦争は、新たな決戦の時を迎えようとしている。【衆院選取材班】(毎日新聞)
[11月13日19時15分更新]
469
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:31
中曽根出馬しろスレより
423 名前:無党派さん 投稿日:03/11/11 20:56 ID:7a86GBZ2
読売地方版より
自民「福・中」均衡崩れる
参院選へ思惑駆ける
衆院選の投票が締め切られて間もない九日午後八時三十分、高崎市問屋町にある福田康夫氏の事務所は当選確実の報に沸き立っていた。本人不在で始まったセレモニーには、上野公成、山本一太両参院議員や福田元首相系の県議らが集まった。
しかし、壇上には選対幹部を務めた中曽根元首相系県議の姿はなかった。県議は万歳三唱を待たずに会場を後にしていた。
前日の八日、渋川市で開かれた小渕優子氏の総決起大会。中曽根弘文参院議員と山本参院議員が同席した。中曽根氏の表情は終始硬く、途中で退席した。「会場が沸いても、弘文さんだけは笑っていなかった」。支持者の一人は中曽根氏の態度が気になっていた。
424 名前:つづき 投稿日:03/11/11 20:57 ID:7a86GBZ2
福田元首相、中曽根元首相の両派の間で保たれていた微妙なバランスは、公示直前の中曽根元首相の議員引退表明で一気に崩れた。
中曽根氏の後援会の一部からは、比例選の公認が得られないことが分かり、福田氏のいる四区か、小渕氏のいる五区から無所属で出馬すべきだとの意見が噴出した。
だが、中曽根系のベテラン県議は、「戦っても勝つ保証はない。来年の参院選を最優先に考えるべきだ」と説得した。来夏の参院選は、長男の中曽根弘文氏と、福田系が支援する上野公成氏が野党候補を交えて戦う見通しになっている。
425 名前:無党派さん 投稿日:03/11/11 20:58 ID:7a86GBZ2
公示日の先月二十八日の後援会総会。
司会者が、議員引退した中曽根元首相を前に、「この無念さを半年間温め、弘文さんの選挙で爆発させて、何が何でもトップ当選させていただきたい」と気勢を上げると、会場は熱気に包まれた。
公示直後に富岡市で開かれた小渕氏の出陣式では、中曽根元首相支持者が大量に欠席した。
応援演説をしても議員引退に触れるため、福田系県議から「党を批判しているようだ」と不満の声が上がった。
投票二日前に、高崎市で開かれた福田氏の総決起大会。「三千人が集まった」と誇る司会者のあいさつを聞きながら、公明党県本部幹部は「うちも千人は動員した」と打ち明けた。
福田系重鎮県議は「福田、小渕、公明党連合が出来上がった。これは上野の選挙につながるよ」と笑みを見せた。
福田氏の得票は前回を約四千票上回り、小渕氏も得票率をアップさせた。
中曽根系県議は「結局、うちもきちんと応援したということだ」と胸を張る。
しかし、福田系関係者は「中曽根系が減った分を公明党がカバーしてくれんだ」と言う。
「福・中」の均衡が崩れた自民党の内部は揺れたままだ。
470
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:53
2区
笹川(自)…桐生市地盤。前回得票3位の伊勢崎での集票が課題だった。
石関(民)…出遅れた。
森田(無)…最後の戦い,真紀子も呼ぶ。大沢善隆桐生市長の全面支援を今回は受けず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000001-mai-l10
[’03衆院選]ぐんま 揺るがぬ自民、合併民主及ばず /群馬
◇小選挙区、再び5議席独占
「自民王国」群馬、またも揺るがず――。「政権選択」などを争点に実施された第43回衆院選は9日投開票され、県内5小選挙区を自民党の前職が引き続き独占した。5区では前回(00年6月)、故小渕恵三元首相の後継者として初当選した小渕優子氏が圧倒的な得票で再選、4人が立候補した2区は笹川尭氏が議席を守った。1区はコスタリカ方式で比例から回った尾身幸次氏、3区は谷津義男氏、4区は福田康夫氏の前職がいずれも当選した。一方、解散直前に自由党と合併した民主党と、民主党と選挙協力体制を組んだ社民党は、小選挙区に計5氏を擁立したもののいずれも及ばなかった。5候補を擁立した共産党も、議席獲得はならなかった。県全体の投票率は57・90%で、前回(63・28%)より5・38ポイント下がり、過去最低となった。【藤田祐子】
◆1区
◇尾身氏が大差で7選
自民党の尾身幸次氏が、前職の知名度を生かして、大差で7回目の当選を果たした。
午後8時前から、前橋市総社町の事務所には続々と大勢の支持者が駆け付けた。同8時50分ごろ、早々と「当選確実」の報が伝わると、事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。あいさつに立った尾身氏は「科学技術による力強い国造りと群馬県の発展の二つを掲げて戦ってきた。これからも全身全霊をかけて政治家として一生懸命やりたい」などと抱負を述べた。
今回比例代表に回った佐田玄一郎氏との「コスタリカ」は3回目とあって、「ようやく両陣営に抵抗がなくなった」(選対幹部)。選挙協力は順調に進み、自民支持者の強固な結束で、地盤の利根沼田地区をはじめ、大票田の前橋市では無党派層の取り込みにも成功、大量得票に至った。
一方、2度目の挑戦となった民主党の高橋仁氏は、ボランティア団体などが支える「手作り選挙」を無党派層へアピール、県庁所在地で議席を獲得する「1区現象」を狙った。しかし地元の前橋市では健闘したものの郡部で浸透しきれず、次点に終わった。共産党の松浦信夫氏は知名度の低さが最後まで響いた。(大貫智子、山田泰蔵)
◆2区
◇笹川氏、追撃振り切り笑顔
県内で唯一、4人による選挙戦となり、注目された2区は、自民党県連会長の笹川尭氏が、民主党の石関圭氏、無所属の森田修氏らの追撃を振り切り、議席を守った。
桐生市三吉町の事務所では大勢の支持者が開票速報を見守り、午後9時過ぎ、当選確実が伝わると、「よくやった」と割れんばかりの拍手が沸き起こった。笹川氏は「今は雨が降っているが、心の中は上天気。公約を実現するために政治生命を懸けて頑張りたい」とあいさつし、ポケットから取り出した議員バッジを再び胸に付けた。
笹川氏は地盤の桐生市や周辺自治体で、合併問題や桐生競艇の撤退問題が浮上して、陣営は「逆風」を強調。企業経営者としての経験から景気回復を前面に掲げ、選挙区内をくまなく歩いた。
前回(00年)3番手に甘んじた伊勢崎市で、重点的に票の掘り起こしを図り、公示直前には同市議らに対して「初めて頭を下げた」(ある市議)ほどだった。
一方、石関氏は出遅れたが、自由党との合併効果を追い風に初挑戦の前回より票を伸ばした。しかし重複立候補している比例での復活当選はならなかった。「最後の戦い」を掲げた森田氏は、前回全面協力を得た大沢善隆桐生市長らに頼らず、草の根選挙を展開したが、伸び悩んだ。共産党の佐藤民雄氏は及ばなかった。(塚本英夫、大貫智子)
471
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:53
3区
谷津(自)…館林地盤,太田支部から不満。清水聖義太田市長、来夏の参院選を目指す笹川博義氏らの協力を受ける。
長沼(民)…最後のチャンス。支持拡げられず。
◆3区
◇谷津氏、組織固め実る
自民党の谷津義男氏が組織を固めて、6選を決めた。
館林市富士原町の事務所では、午後9時15分ごろに「当選確実」が伝えられると、「よし」「やったぞ」と大歓声。谷津氏は「今回の当選が今までで一番うれしい。今後は景気の回復に全力を挙げて、群馬県のために頑張る」と述べ、祝勝ムードを盛り上げた。
今回は太田地区が地元候補擁立を模索するなど不安定な要素もあった。しかし、最終的には党内の結束が実現、清水聖義太田市長、来夏の参院選を目指す笹川博義氏のバックアップも受けた。「同床異夢」の指摘もあったが、政権選択を掲げる民主党への危機感が、逆にまとまりを生む結果となった。
一方、民主党の長沼広氏は「今回が最後のチャンス」と強調。終盤には「地元・太田から衆院議員を」と訴え、巻き返しを図った。しかし、旧自由党支持層や無党派層の支持が思ったほど広がらなかったほか、館林・邑楽地区での浸透も十分に進まなかった。陣営は比例代表での復活当選に望みをつないだが、届かなかった。
共産党の渋沢哲男氏は、自民でも民主でもない「第三極」の存在を訴えたが、支持が広がらなかった。(中野秀喜、清水憲司)
◆4区
◇福田氏、知名度で圧倒
官房長官の知名度と厚い地盤に支えられた自民党の福田康夫氏が大差で5選を果たした。
高崎市問屋町の事務所には、午後7時過ぎから続々と支援者の姿が。午後8時半ごろ「当確」が伝わると、事務所は拍手に包まれた。不在の福田氏に代わり妻貴代子さん(59)が「候補者不在の苦しい選挙。当選は皆様のご支援、ご協力のたまもの」と頭を下げた。福田氏からの「これからも国のため一生懸命働きます」との伝言も後援会幹部から伝えられた。
4区は中選挙区制での旧3区に含まれ、福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三の元首相3人が派閥争いを繰り広げた自民層の厚い地域。中曽根氏が公示直前に出馬断念に追い込まれ、自民支持層の動揺が予想されたため、後援会は「官房長官にふさわしい票数での当選を」と陣営を引き締め、福田氏も投票日直前に急きょ地元入りした。
一方、民主党新人の富岡由紀夫氏は、大手銀行での経験や若さを前面に出し、無党派層へ精力的にアピール。しかし、県外からの“落下傘”候補に加え、出馬表明が遅れたことが最後まで響いた。共産党新人の小笠原真明氏は消費税増税反対などを訴えたが及ばなかった。(深谷徹夫、藤田祐子)
472
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 01:54
◆5区
◇小渕氏、圧勝で再選
小渕優子氏が選挙区全域で高い支持を集め、圧勝で再選を果たした。
渋川市有馬の事務所に、「当選確実」の報が入ったのは、午後8時43分ごろ。大歓声に包まれた小渕氏は「支援して育てて下さったすべての方に心から感謝します。誠実に政治の道をまい進していきます」と、満面に笑みを浮かべた。
「1期3年半の真価が問われる」と臨んだ選挙戦。「得票率日本一」を目指し、父恵三氏の「弔い合戦」となった前回の大勝を振り払うように選挙区を駆け巡った。
1期目は各地の選挙応援に引っ張りだこにされながらも、こまめに地元に足を運び、父親譲りの人柄が大きな支援の輪になった。さらに、来夏の参院選を控え、「小渕系」の支援がほしい福田系、中曽根系からの応援もプラスに働いた。
県内唯一の社民候補の浅貝正雄氏は、元高崎市議からの挑戦。山口鶴男氏らの支援を受け、無党派層への浸透を図ったが、苦戦を強いられた。柳田キミ子氏は「消費税増税反対」などを掲げたが、小渕氏の壁は厚かった。(松本時夫、清水憲司)
◆比例代表北関東ブロック
◇早々と佐田氏、当選決める
比例代表北関東ブロックでは、自民の比例名簿1位に登載された佐田玄一郎氏が、5回目の当選を決めた。一方、民主の4候補など、選挙区で敗れた重複立候補者たちは比例での「復活」当選に望みをつないだが、届かなかった。
尾身幸次氏とのコスタリカにより、今回は比例に回った佐田氏。前橋市三俣町の事務所で、早々と「当確」の報が伝わると、支持者から拍手が起きた。
今回、自民党は「比例終身1位」を約束されていた中曽根康弘元首相を名簿登載せず、北関東ブロックは全国的にも注目されることになった。また、選挙戦中には、選挙区候補が、公明党への投票を呼びかける一幕もあるなど、与党内の駆け引きの場にもなった。
一方、民主4候補中、小選挙区の開票が終わった時点で、比例での復活に近付いたのは、2区の石関圭氏と3区の長沼広氏。しかし、埼玉など他県の激戦区で小差で敗れた民主候補が相次いで復活したため、両氏は当選に届かなかった。
10日午前0時15分には、長沼氏が「心を一つに力を出してもらったが、ご期待に応えられず申し訳ありません」と支持者にあいさつ。石関氏も同45分ごろ、「結果として及ばなかったが、民主の得票が伸び、着実に時代が変わったと感じた」と敗戦の弁を述べた。(佐藤貢、杉本修作)
■解説
◇変化求める「芽」も
市民生活に直結する課題が山積するなか、3年4カ月ぶりに行われた衆院選は、自民党が引き続き県内の5選挙区を独占、「自民王国」を自負する組織の強固さを改めて示した。県内ではマニフェスト(政権公約)による政策論争よりも、「候補者の顔」が重視された結果といえるが、民主党は前回の得票数を大幅に伸ばし、変化を求める「芽」も生まれ始めたといえそうだ。
「変革」を掲げた小泉政権だが、県内の自民党候補の選挙運動は従来通りの組織頼み。民主党など非自民勢力も労組へのアプローチが中心で、どこまで無党派層に響いたか疑問が残る。投票率が過去最低になり、4割強が投票所に行かなかったことがその表れだ。
一方で、中曽根康弘元首相が公示直前に出馬断念に追い込まれ、予期せぬ形ながらも世代交代が進んだ。今回当選した自民前職の多くが任期中に70代になり、次回の衆院選では、今回以上に「世代交代」がテーマになるだろう。
投票率が落ち込んだにもかかわらず、民主の4候補合計の得票数は前回を上回った。世論調査では県内でも無党派層が約3割に達する。現在の状況に閉塞感を感じ、変化を求めている有権者は決して少なくない。現状に風穴を開けられるかどうかは、野党がいかに存在感を示せるかにかかっている。(藤田祐子)
473
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 02:01
>>465-473
以上【2003年総選挙群馬県情勢】
>>465
民主10万票増、3割占める−−比例・得票数
>>466
有権者の選択/上 民主、崩せなかった壁
>>467
有権者の選択/下 福・中・小の3派に構図の変化も
>>468
自民「福・中」均衡崩れる 参院選へ思惑駆ける
>>470
揺るがぬ自民、合併民主及ばず 1区,2区
>>471
揺るがぬ自民、合併民主及ばず 3区,4区
>>472
揺るがぬ自民、合併民主及ばず 5区,比例北関東,解説
474
:
とはずがたり
:2003/11/23(日) 02:10
北関東スレより
茨城5区情報&茨城3区情報
22 名前:無党派さん 投稿日:03/11/10 02:19 ID:spLwdJ25
>>17
茨城5区を崇めよ!
北関東でもっとも民度の高い市民が住む茨城5区を!
伊能忠敬が測量に用いた日本最初の日本地図を作った長久保赤水を生んだ地。
それが茨城5区。
岡倉天心が日本美術院を創設し、横山大観をはじめとする偉大なる画家達が
名画を描いた地。それが茨城5区。
日本を代表する童謡詩人、野口雨情を生んだ地。それが茨城5区。
昭和の偉大なる作曲家、吉田正を生んだ地。それが茨城5区。
国内シングル売上歴代5位の曲を作り上げた石井竜也を生んだ地。
それが茨城5区。(ダブルミリオン達成歌手は他に宮路オサムがいる)
津軽三味線を現代音楽に昇華させた邦楽界の革命児、
上妻宏光を生んだ地。それが茨城5区。
茨城5区こそ、北関東最後の良心!
残念ながら投票率は栃木4区に次ぐ2位に終ったが、茨城ではトップ。
北関東の愚民どもよ!衆愚よ!茨城5区を崇めよ!!
…もっとも塚原俊平が生きていれば、ブッちぎりで自民の勝ちだったけどね。
それでも政党ではなく、あくまで候補者の資質で投票を行なった茨城5区の
選挙民こそ保守王国北関東における、民主主義の砦なのである!
まぁ、自民に入れなければ民度が高いというわけでもないがな。
新潟5区の選挙民が高い民度を誇ってるとは言えまいて。
45 名前:守谷市民 投稿日:03/11/11 06:18 ID:fgjWagoT
>>22
三区は茨城で二番目に民度が高い区に認定してくれ。
くそう、稲敷の老人どもが畑だけ耕してて選挙に来ないでくれりゃ……
茨城三区(牛久市、取手市、龍ヶ崎市、守谷市、稲敷郡(二町)、北相馬郡(五町二村))
葉梨(自民) 56425(四市)+12430(北相馬郡)+33460(稲敷郡)=102315
小泉(民主) 62629(四市)+11744(北相馬郡)+17933(稲敷郡)=92306
(ソースは茨城県選挙管理委員会)
四市では民主勝利、北相馬では接戦なのに、なんで稲敷だけ倍も票が違うんだよ!
老人ども、マニフェストの発音もできないくせに選挙権だけはありやがる。性質悪ぃな
茨城の民度アップをこれ以上阻むな。
475
:
とはずがたり<青森スレより>
:2003/11/23(日) 12:46
308 名前:569投稿者 投稿日:03/11/20 12:13 ID:o1l8ZCVf
北斗が負けたって言うけど、
創価学会票を除けば、知事選でも、今回の選挙でも勝ってるよ。
知事選の後、三村の親父は公明党に入信したよな。
津島も似たような運命をたどるだろ。
今回は県民協会は北斗を応援しなかったそうですから、
地味な票固めで入った票などほとんどないでしょう。
個人的人気だけで7万票取る候補者をどこもほおっておかない。
水面下で激しい獲得合戦が繰り広げられているに違いなく、
それはこれからマスコミがスクープしますよきっと。
はたして、自民が取り込んでしまうのか?
私は、役に立たない1区内の民主党と県民協会を一掃する条件で
民主党1区を北斗にお願いしたいのですが。
311 名前:下田 投稿日:03/11/20 22:51 ID:wMQJAV28
>>308
それは、大勢の有権者が前回知事選で横山を非自民候補と認識し、今回もそのイメージをずっとひきずって
いたからです。
横山は結局自民に入るとも民主に入るとも明確にしなかった。それが功を奏したということですね。
結局は善戦マンでしたが。
313 名前:上田 勝 投稿日:03/11/21 01:14 ID:hJVlIVbJ
>>311
有権者の選択が非自民であるのなら、戸来氏や今村氏にももう少し票が
入っていてもおかしくない。なぜ「非自民」を明確にしていた戸来氏や
今村氏が前回得票を大きく下回ったのかを考えれば、多数の有権者の選択
は自民・非自民という枠組みではなく「横山か津島か」で選んでいたという
こと。逆に青森市で津島氏を引き離せなかった原因は、「非自民の横山」と
いう印象が失われたためと考える方が納得のいく答えになると思います。
つまり311氏の見方は逆で、横山氏から「非自民」イメージが消えたことに
失望を感じた有権者がかなり多かったということになります。前回知事選の
イメージ通りなら、横山氏は青森市で得票を伸ばして津島氏に2万票近い差
をつけ、郡部の負けを取り戻して勝っていたでしょう。
少なくとも横山氏が自民党入りも否定していなかったことは大きく報道され
ていたわけですから、いくらなんでも前回知事選のイメージのままの人々が
7万人もいるなんてことは常識的には考えられないですからね。これらの
多くはやはり横山氏の個人票と考えるべきだろうと思います。
476
:
とはずがたり<青森スレより>
:2003/11/23(日) 12:46
314 名前:無党派さん 投稿日:03/11/21 14:00 ID:T1cz9lEn
>>311
あんた出口調査の結果とか見て物言ってんの?
今回、1区の自民支持者から北斗に来た票は2万票です。
この数は、非自民で戦った知事選の時とほぼ同じ数です。
社民支持者が1万減。無党派も1万減、民主が3000減と算定されています。
自民支持層からの2万は、彼が非自民の時にも来た票、
つまり、保守系である北斗のファンの固定票ですから、
彼が左翼政党に行かない限り、失うことはありません。
課題は、失った無党派の1万票をどう取り戻すかになります。
失った最大の原因は、自民入りの示唆であったわけです。
北斗が今後進むべき道は、
非自民の保守政党入りを明言すること以外にないと思うのですが。
しかし、よくよく考えてみれば、
創価学会のような組織が青森から出て行けば(候補者もいないんだし)、
いまごろ、北斗が知事もしくは代議士だったんですね。
いや、民主党から出ていれば、最悪でも復活当選だったのに。
318 名前:無党派さん 投稿日:03/11/21 19:38 ID:3Lq5XYlR
県民協会会長の田名部匡省参院議員が、十六日の田名部系議員の会合後に、来年夏の参院選本県選挙区
に民主党から出馬したい意向を明らかにしたことで、民主党県連と県民協会の合流協議が加速しそうだ。同
党県連の最大の支援団体である連合青森の山本信悦会長は十七日、「田名部氏が民主党入りして参院選に
出馬なら、連合青森は問題ない」と支援の方針を示すとともに「合流後の県連代表も田名部氏がいい」と
の考えを示した。民主党県連と県民協会による合流準備会は九月十一日で中断していた。合流後の代表人
事について民主党県連は戸来勉代表、県民協会は田名部会長を提案、結論は出ず、トップ会談に委ねられ
た。だが、その後、衆院選に突入し、会談は行われていない。
衆院選では本県1区から出馬した戸来氏が惨敗。責任を取って、県連代表を辞任する意向を示したこと
で、合流後のトップ人事をめぐる対立は白紙に戻った。合流協議再開後の代表選定は、田名部氏を軸に進
められることになりそうだ。合流準備会メンバーである民主党県連の奈良祥孝幹事長は「年内に合流を終
え、来年には民主党県連を新体制でスタートさせたい」と意欲を示している。また、県民協会の須藤健夫
幹事長も「民主党県連から連絡があれば、協議を再開する」構えだ。連合青森の山本会長は「戸来氏がけ
じめをつけた上で、合流協議を早急に進め、新たな民主党県連の設立を望んでいる。県民協会は足腰が強
い。民主党県連と合流することによって、参院選への体制がより強固になる」と強調した。
319 名前:無党派さん 投稿日:03/11/22 10:00 ID:UmldUStV
>>313
だから、「前回知事選のイメージどおりなら」って言ったって、そのイメージは崩れ去ったんだからさ。
さすがはイメージ選挙に徹した候補だよな。
321 名前:上田 勝 投稿日:03/11/22 11:18 ID:kdmHzZuW
>>319
前回知事選の非自民のイメージを大勢の有権者が引き摺っていた、と
分析したのは311氏なわけで、それを言うなら311氏にコメントしないと。
今回は非自民という枠組みでは戦ってなかったんですから、崩れたという
より最初から違うんですよ。横山氏は自民でも非自民でもない立場で臨んだ
選挙でしたからね。
322 名前:無党派さん 投稿日:03/11/22 11:23 ID:1psHfDy3
>>319
314氏の分析に批判を与えてみてください。
出口調査によれば、
横山氏には、共産党支持者も3割、
公明党支持者も1割くらいの支持を与えているらしく、
314氏の分析のすべてが当たっているとは思いませんが、
ほんとにイメージだけで1区で7万5000も取るとしたら、
まさに脅威の人気者と言うよりほかはありませんよ。
477
:
おりーぶの木
:2003/11/23(日) 23:01
>>465-473
自民党の牙城中の牙城だった群馬でも個別に見れば変革の目が出つつあり、かすかな希望を感じさせますね。
この分では参院選は自民党から議席を奪還できるのではないでしょうか?
>>475-476
横山は津島の後継候補になりそうな気もします。まあ現職が引退しての前提ですが・・
その場合、引き続き保守分裂選挙になるのでしょうが民主党は蚊帳の外でしょうね。
478
:
とはずがたり
:2003/11/24(月) 00:03
>>477
2,3区で取り敢えず復活当選できるようになるのが目標ですかな?
太田市とか富士重工の労組は何やってんでしょう?
津島系が納得しますかねえ?
479
:
おりーぶの木
:2003/11/24(月) 00:11
>>478
こんばんわ。そうですね。後は比例区の差を5ポイント以内までに押さえる事でしょう(これはかなり現実性がある9
>津島系が納得しますかねえ?
しないでしょう。はい。分裂選は間違いないでしょうね。
480
:
とはずがたり
:2003/11/24(月) 00:30
もちっと横山が賢ければ森派なんかに頼るより民主党・連合頼みした方が確実なのにねえ。
481
:
MakePeace
:2003/11/24(月) 04:47
目標は絞るが。。。足場は???
<横山氏、次期総選挙も1区で出馬へ>
総選挙で1区に無所属で立候補して落選した弘前学院大教授の横山北斗氏(40)は22日、朝日新聞の取材に対し、「次も1区から出る」と述べ、次の総選挙にも1区で立候補する意向を示した。今後は知事選などには出ず、目標を国政に絞るが、来夏の参院選は出馬しないという。
横山氏は総選挙直後に「組織のない選挙の限界を感じた」と話し、今後は無所属でなく、政党に所属する可能性を示していた。民主、自民両党の本部関係者から慰労や勧誘の電話を受けているという。今後については「来月10日ごろまでに決めたい」という。
http://mytown.asahi.com/aomori/news02.asp?kiji=5526
482
:
とはずがたり
:2003/11/24(月) 12:59
>>481
ふーむ。情報感謝ですが,津島が居るのに自民党はどうやって彼を勧誘しているのでしょうかな?
森さん辺りが津島君を比例に上げるから1区の支部長はキミだ,みたいにやってるのでしょうかねえ。
そのお陰で6年半ぐらい棒に振っているのが福井の笹木君だから気をつけ給え。
483
:
おりーぶの木
:2003/11/25(火) 23:43
>>482
津島比例だと定年制に引っかかるんじゃないんですか?
自民党入りにに色気を示している奴なんていらねぇって言いたいとこだが政権奪取の為には1つでも欲しいしな。
青森のような農村地域であればあるだけ彼のような勝てそうな候補者は需要が高い。でも来ないんだろうな・・・
484
:
とはずがたり
:2003/11/25(火) 23:51
>>483
自民党に入りたくてしょうがない連中はそういう簡単な足し算も出来なくなるのでしょうな。
00年の中国ブロックでの加藤勝信氏の如く。まあ今回タダで(比例単独で)当選させて貰えたけど。
485
:
とはずがたり
:2003/11/28(金) 14:04
一番投票率が低かったのは高知1区。何故でしょうかね。
MakePeace氏の指摘↓通り魅力ある候補者がでて激戦になれば投票へ行こうとも思いそうなものだが,確かに激戦だけどそんなに魅力のない候補者達なのでしょうかね?
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/40
> 高知1区は全国で最低の49・81%と半数以上が棄権した。
> 民権思想の指導者である中江兆民、板垣退助らの生誕の地にして、
> この低投票率ではお寒い状況といわざるをえない。
http://mytown.asahi.com/kochi/news02.asp?kiji=2854
高知市 投票率なぜ低迷
9日に投開票された衆院選で、高知市の北部・中部からなる高知1区の投票率が49・81%と5割の大台を切り、全国の300小選挙区で最低だったことが分かった。高知市では、4月の県議選が44・12%、同市議選が43・77%でいずれも過去最低を記録するなど、投票率は下がる一方だ。次は市民の関心が高いといわれる知事選と高知市長選が、30日に投開票される。その同日選の投票率に注目が集まっている。
高知1区は、02年7月の改正公職選挙法の成立で、市南部の五台山、三里、浦戸、御畳瀬、長浜の旧支所管内が高知2区に移り、かわって2区だった市東部の大津、高須の両旧支所管内が1区に編入された。有権者数約21万5500人は全国最少だ。
衆院選での高知市の投票率は、投票時間が午後8時まで延長され、投票率が持ち直した前回の00年を除き、90年以降落ち続けている。その90年は71・4%。今回は市全体でも50・1%で、わずか10年余りで20%以上落ち込んだことになる。今回の低投票率について、高知市選挙管理委員会の木藤善治事務局長は「投票日の午後に雨が降ったことも影響したのでは」と分析するが、これといった原因はつかみかねている。
同市選管は、各年代のの投票行動を探ろうと、選挙人名簿から年齢層ごとに有権者を無作為に抽出し、投票当日に投票したかを追跡調査した。その結果、40代以下の投票率が5割に達しておらず、年齢層が低いほど投票率が下がる傾向にあることがわかった。中でも20〜24歳は23・79%で、4人中3人以上が投票に行っていないことになる。前回00年の調査でも、同様の結果が出ている。
こうした若者の投票離れを食い止めようと、市選管は1月の成人式で選挙についての資料を配ったり、20代の投票立会人を起用したりしてきた。だが、効果はいま一つ。30日の同日選に向けては、24日に市中心部の帯屋町商店街で職員がプラカードを掲げ、記念品1千個を配って投票を呼びかけた。
知事選と高知市長選の同日選は、戦後に公選制が導入された直後の47年以来となる。現職の橋本大二郎氏と県農協中央会会長の新顔が対決した99年の知事選は、高知市での投票率が52・02%。現職の松尾徹人氏と新顔2人が争った昨年の市長選は、戦後で2番目に低い39・23%だった。木藤事務局長は「相乗効果で投票率が上がってくれれば」と期待する。
486
:
とはずがたり
:2003/11/28(金) 14:05
>>485-486
続き
提案二題
> このように、全有権者の過半数が棄権した選挙の場合、
>あるいは全有権者に対する得票率が33・33%(つまり1/3)以下であった場合には、
>当選者の任期を半分の2年にしてはどうだろうか。そして、2年後の再選挙を義務づけ、
>再度有権者に信を問うのである。
>全有権者に対する投票率が50・01%、つまり過半数に達するまで選挙を繰り返すのである。
>この場合、全有権者に対し再選挙を行うことは費用もかかるうえ、混乱も予想されるので、
>過半数に達しなかった場合には開票を延期し、翌週(の日曜日)を未投票者の再投票日と
>するのである。こうして、過半数に達するまで数回投票日を設けるのである。
●高知短大・木下真志助教授(政治学)
きした・まさし 63年、静岡県生まれ。成蹊大学大学院修了。東京学芸大学などで政治学の講師を務め、01年から高知短大社会科学科助教授。日本政治学会、日本選挙学会、政治思想学会に所属。
過日実施された衆院選の投票率は、「政権選択」が喧伝されたにもかかわらず、総じて低迷で、小選挙区は全国で59・86%であった。わが高知県はそれを下回る56・92%、高知1区は全国で最低の49・81%と半数以上が棄権した。民権思想の指導者である中江兆民、板垣退助らの生誕の地にして、この低投票率ではお寒い状況といわざるをえない。
いうまでもなく、国政選挙は莫大な国費を投じて有権者の信を問う数年に一度の「儀式」である。けれども、近年の選挙の形骸化を見るにつけ、私は以下の制度改革のための素案を提案したい。
第1の提案は、任期の短縮である。例えばある小選挙区で、当選者A氏の全有権者に占める得票率が20%であったとしよう。穿った見方をすれば、この選挙区の80%の有権者はA氏を拒否したこととなる(B氏18%、C氏15%であったとしても)。是が非でもA氏に国会に行って欲しいのであれば、投票に行ってA氏の名前を投票用紙に書いたであろうからである。
このように、全有権者の過半数が棄権した選挙の場合、あるいは全有権者に対する得票率が33・33%(つまり1/3)以下であった場合には、当選者の任期を半分の2年にしてはどうだろうか。そして、2年後の再選挙を義務づけ、再度有権者に信を問うのである。
このまま投票率の低下が続けば、選挙区の全有権者に対する得票率が一けた台の首長や国会議員が多数登場することとなる。これでは、制度が前提としている「民意を問う」という機能が果たされているとはいいがたい。
もちろん、候補者が15人もいた場合には、1/3の得票は困難であろうから、候補者が5人以下の場合に限る、などの候補者数による留保は必要であろう。実際今回の衆院選における小選挙区の候補者はほとんどの選挙区で5人以下であった。
第2の提案は、全有権者に対する投票率が50・01%、つまり過半数に達するまで選挙を繰り返すのである。この場合、全有権者に対し再選挙を行うことは費用もかかるうえ、混乱も予想されるので、過半数に達しなかった場合には開票を延期し、翌週(の日曜日)を未投票者の再投票日とするのである。こうして、過半数に達するまで数回投票日を設けるのである。
浅学にして、公職選挙法や地方自治法の詳細に関しては承知していないが、現行法の枠内で可能なことから制度や法律の改正はできないものであろうか。少なくとも、ここまで思い切った「改革」を考えなければならないほど、現在の投票率は危機的状況にあると思われる。
高知以外でも投票率の低下傾向は著しい。昨年の福岡市長選(32・46%)や金沢市長選(26・38%)も低投票率であった。これで市民の代表といえるのだろうか。もとより、投票率は高ければよいというものではない。棄権の自由はあろうし、棄権もひとつの意思表示ではあろう。しかしながら、棄権者が考えるほどの政治的効果がないことは、実証済みである。
県知事選、高知市長選の投票が目前である。争点はないのではない。それは自ら見つけ出すものなのであるし、「多選」のほかにも争点はある。選挙公報を見て熟考してほしい。
私は、現今の各選挙における低投票率を放置しては、議会制民主主義そのものの形骸化をも招来しかねないことを憂う。悲観的にみれば、近いうちに衆院選や知事選・市長選の投票率が、全有権者の1/3以下になる日もそう遠くはないかもしれない(昨年の高知市長選は39・23%であった)。それが単なる杞憂(きゆう)であることを祈るばかりである。(11/28)
487
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 00:52
北海道 民自民自自民民自民民民自自
岩手 民自民民
青森 自自自自
秋田 民自自
山形 民民無
宮城 民民自自民民
福島 自自民会自
茨城 自自自自民自自
栃木 民自自自自
群馬 自自自自自
埼玉 民自民民民民民民自自自民自自民
東京 民民民民民民民自自民自民自民会民自民民民民民自民自
千葉 民民民民尊民自民自自自自民
神奈川 民自自民民民民無民自自民自民自自自民
山梨 民自自
長野 自民民自自
新潟 民自自民無民
石川 自自自
富山 自自自
福井 自自自
静岡 自民自自民民無民
愛知 民民民民民民民民保民民自民自自
三重 自民民自自
岐阜 自自民自自
滋賀 民民民民
奈良 自民自自
和歌山 自自保
京都 自民民自自民
大阪 自自公民公公民民民民民民自自自民民自民
兵庫 民民民保自自社民自自民会
岡山 自自自自自
広島 自自自自自自自
島根 自自
鳥取 自民
山口 自民自自
福岡 民民自自自民自自民自自
佐賀 民自自自
長崎 民自自自
大分 無自社
熊本 民自自自自
宮崎 自自自
鹿児島 自無自自自
沖縄 共社社自
80 名前: おりーぶの木 投稿日: 2003/10/21(火) 21:45
おっと四国を忘れてた
徳島 民民自
高知 自自自
香川 自自自
愛媛 自自自自
北海道
自民公共社
3 41 00
東北
5 61 11
北関東
8 73 11
東京
5 82 11
南関東
6 93 11
北信越
4 41 11
東海
7 102 11
近畿
8 105 42
中国
5 3 2 10
四国
3 2 1 00
九州
8 6 3 12
自民62
公明24
保守0
民主69
社民10
共産12
488
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 01:03
現実
北海道
民民民民自自自民民民自自
岩手
民自民民
青森
自自自自
秋田
民自無
山形
自自自
宮城
民民自自民自
福島
自自民会自
茨城
自自自自民自自
栃木
自自自自自
群馬
自自自自自
埼玉
民民民民民民民自自自自自自自民
東京
民民民自民民民自自自自公民自自自自民民民民民自自自
千葉
民民民民民民民民自自自自自
神奈川
自自自民民公民民民自自民自民自自自民
山梨
民自自
489
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 09:59
長野
自民民自自
新潟
民自自民無民
石川
民自自
富山
自自自
福井
自自自
静岡
民自自自民民自自
愛知
民民民民民民民民自自民自自民自
三重
自民民自自
岐阜
自自自自自
滋賀
民民民自
奈良
民民自自
和歌山
自自自
京都
自民民自自民
大阪
自自公民公公民民民民民民自自自公民自民
兵庫
自公民自自民自公無自民自
岡山
自自自自自
広島
自民自自自自自
島根
自自
鳥取
自無
徳島
民自自
香川
自自自
愛媛
自自自自
高知
自自自
福岡
民民民自自民自自民自自
佐賀
民自自
長崎
民自自自
大分
無自自
熊本
民自無自自
宮崎
自自自
鹿児島
自無自自自
沖縄
公社自自
490
:
とはずがたり(1/3)
:2003/11/30(日) 19:07
>>410-415
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/ushiro.htm
共産党は「普通の政党」になれるのか
後 房雄
何が問題の核心なのか
共産党は「普通の政党」に変わるのかどうか。日本の民主政治にとっては、やはりこれが中心論点であろうし、多くの人の関心もそこに帰着するのではないかと思われる。
ということは、共産党は依然として「特別の政党」だという印象を与え続けているということでもある。
この小論では、その「特別」という印象は何に由来するのか、「普通の政党」になるというのはどういうことなのか、そうなる可能性はどれくらいあるのか、という一連の問題を考えてみたい。
共産党自身も、その問題を意識しているようである。「二十一回大会決議」は、自民党や財界関係者のなかからも、「共産党が有権者に普通の政党として受け入れられていることが何よりの驚異だ」という声があげられたと紹介している。そして、「現実政治を動かす政党」、「政権をになう政党」という期待が寄せられており、そうした期待にこたえる活動をすすめることが必要だと述べている。
「総選挙と都議選での躍進」によって、そのような「普通の政党」に変わっていく可能性が広がったという見方もあるだろうが、はたしてそうであろうか。また、共産党自身、本当の所、「普通の政党」になることを望んでいるのであろうか。
ここで、問題の核心をはっきりさせるために、次のような設問を行ってみたい。
並立制による次の総選挙において、仮に、自民党と小沢グループによる保保連合と、それ以外の諸勢力(民主党、太陽党、さきがけ、社民党、新進党の残りなど)によるリベラル連合という二大勢力の対決という構図になり、小選挙区において両者が拮抗し、共産党がリベラル連合と連携するかどうかによって勝敗が決定されるという状況になったとしたら、共産党はどのような行動をとるのか。
筆者の理解では、こうした場合に、もちろん一定の政策協定のうえであるが、候補者調整などの選挙協力を行ってリベラル連合の勝利、政権樹立に貢献するというのが「普通の政党」(もちろん左翼の)としてとるべき行動である(政権樹立後に、閣内与党になるか、閣外与党になるか、それとも政策毎に是々非々でいくか、というのは選択の幅がありうる)。
フランスとイタリアの先例
実際、そのような方向に踏み出した共産主義政党もすでに存在する。
今年六月のフランスの総選挙(小選挙区二回投票制)において、フランス共産党は社会党と決選投票において選挙協力を行って左翼の勝利に貢献し、その後の社会党首班内閣に参加するという選択を行った。社会党が公約していたヨーロッパ通貨統合への参加に反対だという、大きな政策的相違が存在していたにもかかわらずである。
イタリアでは、イタリア共産党の左翼民主党への転身に賛成しなかった党内反対派と新左翼勢力などが一緒になって九一年に結成した共産主義再建党は、小選挙区が七五パーセントを占める新しい制度による九四年総選挙で、左翼民主党やその他の左翼勢力とともに進歩派連合を結成して全小選挙区に統一候補を立てて戦った(結果は右派連合の勝利)。
また、九六年総選挙では、左翼民主党が中道勢力とともに結成した中道左派連合「オリーブの木」との間で、中道右派連合を打倒するための「休戦協定」を結び、やはり全小選挙区で統一候補を立て、きわどい差での中道左派連合の勝利に決定的な貢献をした。選挙後は、中道左派政権(プローディ内閣)の樹立に直ちに支持を表明し、今後は政策毎に是々非々で対応すると表明した。実際、この一〇月に九八年度予算への反対を表明してプローディ首相を辞職に追い込むまでは、事実上の与党として一年半に及ぶ「安定政権」の継続を支えてきた(最近の動向については後述する)。
491
:
とはずがたり(2/3)
:2003/11/30(日) 19:08
民主主義ゲームの外で
それでは、日本の共産党は、先の設問で示したような状況において、はたしてリベラル連合との連携に踏み切るであろうか。答えは、残念ながらノーである。
それは、新進党、民主党、社民党などを一括して、「総自民党化」、「オール与党」勢力と断定していることから明らかである。共産党によれば、それらの政党の行動は、「にせの『対立軸』、にせの『受け皿』をつくる試み」であり、「どんな意味でも新しい政治を生み出さず、自民党による悪政の推進を助ける役割しかもたない」(「大会決議」)。
そうである以上、それらの政党とのどのような連携も問題外とならざるをえない。
不破委員長による「中央委員会の報告」でも、「現在、国政のレベルで、民主的改革で共同できる政党は存在しません」と明言されている。
そして、それでは、今大会であらためて目標として掲げた「民主連合政府」における連合の相手はどうなるのか、という疑問に対しては、次のような回答が示されている。
「今後、民主的改革への条件が熟する過程、特に国民の多数がそういう改革を支持する方向に情勢が熟する時期には、国民的な根をもった民主的な党派が生まれる可能性は十分にあります」。
この前提には、「民主的政権を誕生させるような政治的な力関係の大きな変動は、あらゆる分野での大衆運動の画期的な発展をぬきにしてはありえない」という認識がある。
要するに、党勢拡大・大衆運動の発展→政治的力関係の変動→民主的党派の出現という経過を経てはじめて政党間の連合や民主連合政府が日程にのぼるということである。
では、民主連合政府をともに担うにたる「民主的」党派であるかどうかの判断基準は何かといえば、それは、「大会決議」でも「今日的生命力」が再確認されている「革新三目標」(日米軍事同盟と手を切る、大資本中心の政治の打破、議会制民主主義の確立)にほかならない。
この基準は、科学的社会主義に基づいて共産党が導き出した最低限の基準なのであろうが、ともかく、あらかじめ設定されたそうした基準を満たす「民主的党派」が誕生するまで、「自共対決」(「大会決議」)を主軸に大衆運動を展開し、共産党自身の党勢(機関紙と党員)を拡大することによって力関係を変化させていくというのが共産党の戦略ということであろう。
逆に言えば、自ら設定した基準にまで他の政党が達するまでは、政党間の合従連衡(民主主義ゲーム)には加わらず、その外部から圧力を加え続けるということになる。まさに、このようにして他の政党と同じ土俵に身を置くことを拒否しているということこそが、「特別の政党」という印象の根源のように思われる。
それでは、それと対比される「普通の政党」とはどのようなものか。「普通の政党」は、現在の諸政党の状況は基本的には現在の国民の状況に対応したものとして受け止め、あくまでもその状況を出発点として戦略、戦術を考える。もちろん、「普通の政党」も、それぞれなりの理念や政策目標をもっているが、他の政党が自らの設定した基準に達するのを待つのではなく、現状において相対的に近い政党と連携して政権を成立させ、妥協を通じて自らの目指す方向での改革を少しでも実現しようとする。つまり、政党レベルでの多数派形成を自らの設定した基準が満たされる時点まで待つのでなく、現状でも可能な相対的にベターな多数派形成を通じて少しでも自らの理念や目標に向かって前進しようとするのである。
「左翼の古くからの悪癖」
ここで当然浮かぶ疑問は、共産党はなぜ、自らが(いわば勝手に)設定した基準を満たさない政党とは政権連合を組まないという姿勢を崩さないのかということであろう。
それを考えるうえで参考になるのは、イタリアで九六年四月総選挙後に、キャスティング・ボートを握った共産主義再建党が中道左派政権を支持するかどうかが問題となった時に、ある論者が、問題の核心は、再建党が「左翼の古くからの悪癖」である「最大限綱領主義」(マッシマリズモ)を克服できるかどうかだと指摘したことである(ピエーロ・オットーネ「左翼の古くからの悪癖」、『レプッブリカ』紙九六年四月二六日付け)。
492
:
とはずがたり(3/3)
:2003/11/30(日) 19:08
彼によれば、左翼には二つの「政治体質」がみられるという。一つは、自分が望むものをすべて得られないのなら、すべてをぶち壊すという「政治体質」である(最大限綱領主義)。もう一つは、自分はより多くを望んでいるが、しかし最終的には現状で得られるもので満足する、自分の目標や期待からすればわずかなものかもしれないが、わずかでもゼロよりはましだ、と考えるような「政治体質」である(改良主義)。
具体的には、再建党が、自らの要求している「賃金の物価スライド制」の復活を実現できなくても、中道左派政権を倒すのではなく、有効性はより少ないにしても、勤労者の購買力を守る他の形態を受け入れるという行動を選択できるかどうかが問題であった。
実際には、再建党はまさにそのような行動を選択することによって、プローディ中道左派政権を最近まで支えてきた。
ところが、一年五か月を経た最近になって、年金の引き下げに反対して九八年度予算案に反対投票することを宣言して、一〇月九日にはプローディ首相を辞職に追い込むという行動に出た。より大幅な引き下げを主張している右派に政権を与えることになる危険を冒してでも自らの主張に固執するという意味で、まさに「最大限綱領主義」の復活である。
しかし、当然ながら、かなりの成果を上げてきた中道左派政権を倒し、可能性がみえてきたヨーロッパ通貨統合への参加を絶望的にするような唐突な行動に対して、党内や支持者からも批判が続出したこともあって、翌一〇月一〇日には突如、今度はあらたな政策協定を前提にしてプローディ中道左派政権を再び支持する用意があるという意思を表明した。問題の予算案には以前として反対を変えていないので妥協が成立するかどうかは分からないが、あきらかに「改良主義」への揺り戻しである。
このイタリアの共産主義再建党の事例は、共産主義政党が最大限綱領主義の悪癖から苦しみながら脱却していく過程をリアルタイムでみせてくれている。もちろん、その成否は、中道左派の他の政党の的確な妥協能力にもかかっているわけであるが(その後、再建党は週三五時間労働制の採用を条件に予算案を受け入れ、内閣信任案に賛成投票した)。
いずれにしても、日本の共産党が「普通の政党」になり、「政権をになう政党」になろうとするならば、まさにこのような苦しい自己改革の過程を避けることはできないということが以上から理解されるであろう。これこそが、共産主義政党が「普通の政党」になるうえで克服しなければならない共通のハードルなのである。
変化の可能性はあるのか
「二十一世紀の早い時期に、政治革新の目標で一致する政党、団体、個人との連合で、民主連合政府を実現する」と「大会決議」は述べている。しかし、すでに指摘したような「最大限綱領主義」的な精神態度を続ける限り、具体的な連合相手は得られないまま、日本政治は共産党が予想しなかった新しい課題にも取り組みながら共産党の想定する方向とは異なった展開をみせ、共産党は七〇年代に続いて再び民主連合政府の期限を先延ばしにすることにならざるをえないであろう。
それとも、あえて他の政党と同じ「泥のなか」に入りながら共に一歩でも前進しようとする「普通の政党」の道を選ぶのか。
最近は、京都の城陽市長選での「保守・無党派」との共闘など、地方自治体レベルではそのような動きも出ているようだ。では、国政レベルでの政党間連合はなぜできないのか。共産党の「政治体質」の変化に注目したい。
493
:
とはずがたり
:2003/11/30(日) 19:27
>>490-493
これは「週刊金曜日」(1997.10.24号)に載った文章であり,当時は今から振り返ってみればまだ民主党という「リベラル連合」が出来る前の話しであり,しかも当時小沢の目指していた保保連合vsリベラル連合ではなく自公(利権温存型改革+福祉重視)vs民主(改革保守+民主リベラル)と言う形になった
今から思えば離散集合を繰り返すばかりで選択肢を有効に示せなかった非自民非共産の野党勢力に対して支持を集めた共産党であったがその後の野党勢力結集と自民党に変わりうる政権の提示により今回の大敗に繋がった訳である。
しかし当時の批判が今の共産党に対して殆どそのまま使える事に気付く。
小沢が加わり,土井が加わらなかった民主党が上記で云うところの「諸勢力(民主党、太陽党、さきがけ、社民党、新進党の残りなど)によるリベラル連合」なのかという話しもあろうが基本は変わらないと思われる。
>>410-415
や
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/n113-114
と併せて興味深い。
494
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 21:33
>>490-493
非常に興味深い論文ですね。後教授はヨーロッパ社民に造詣が深く、確か、オリーブの木連合を最初に紹介した学者さんだと思います。
山口二郎教授と同じく中道左派のスタンスを取っている方です。選挙スレでも書きましたが最大限綱領主義者を説得するにはこれ以上ない雑誌なのですからもっと彼らを重用して欲しいですね。
それにしても最大限綱領主義というフレーズは気に入りました。これから最大限使わせていただきます(笑)
495
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 21:45
日本の左翼政党の衰退は社会主義協会に代表される最大限綱領主義者が党内を壟断した事に尽きるのですから社民党、共産党支持者はその辺をよくかみ締めてもらいたいものです。
江田三郎の掲げる「構造改革路線」が左派の弾劾を浴びてなす術もなく引っ込んでしまった流れを見ても日本人の持つ保守性が、皮肉な事に革新政党をも蝕んでいたと言えるでしょうね。
時代の遺物になりつつあったマルクス・レーニン主義を金科玉条の如くしがみついていたのですから、それこそ保守的体質その物といっても過言ではないでしょう。
幸いにして社民党支持者も小選挙区はかなり民主党候補に流れたみたいですから多少はわかっているのかもしれませんがね。
496
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 22:00
比例区(
>>489
続き)
北海道
自3 民4 公1
東北
自6 民5 公1 共1 社1
北関東
自8 民8 公3 共1
東京
自6 民8 公2 共1
南関東
自8 民9 公3 共1 社1
北信越
自5 民5 公1
東海
自8 民9 公3 共1
近畿
自9 民11 公5 共3 社1
中国
自5 民4 公2
四国
自3 民2 公1
九州
自8 民7 公3 共1 社2
自民 小176 比69 計245(追加公認と保守含む)
民主 105 72 177
公明 9 25 34
共産 9 9
社民 1 5 6
無所属 9(与、野4)
497
:
とはずがたり
:2003/11/30(日) 22:04
個人的には今の選択肢,自公(組織へ利益供与),民主(第3の道),共産(結果の平等)に結構満足してます。自由主義対リベラルになって自由競争を主張するけど右翼な政党と,社民リベラルだけど駄目なモノは駄目的な政党の二大政党制など見たくないからでありまして,だから民主がもっと強くなって自公と民主が政権交代をしつつそれへの不満も有る層は共産と云う形になれば理想型です。現実化した共産党と民主党が組もうとすると党内から改革保守派が出て行ってしまいそうな気がする。
だからイラク派兵や創価支配に反対して自民党から良識派が出てきて民主党に協力できれば一応政界再編は完成なんですが誰も出てきやしない。そんなに居心地良いんですかねえ。
まさに現在の民主党の源流が江田三郎にある訳で我が社民連支持は間違って無かった(実際に投票したことはない筈だけど)と思ってます。
498
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 22:21
>現実化した共産党と民主党が組もうとすると党内から改革保守派が出て行ってしまいそうな気がする。
出て行ったところで熊さんの二の舞でしょうから不承不承に了承するでしょう。小沢一郎は歓迎するはずですしね。
まあそれ以前に共産党が変わる事は考えにくいですからその心配は無用なのですけどね。共産党が成熟した社民路線を取ってくれれば理想的なのだが。
499
:
とはずがたり
:2003/11/30(日) 22:30
>>498
公明党を切れるくらいの規模で出ていけば大歓迎では?
500
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 22:48
>>499
共産党がそのままの名前、旧態依然たる政策に留まればそうでしょうが真っ当な社民政党に生まれ変われば大義名分はないと思いますよ。
公明党を切れるだけの規模といったところで公明党を切る様なまねを自民党がするはずはない。
それだけの規模となれば選挙協力だってままならないわけですからね。国民の支持だって得られないでしょうし、結局居座る事になると思いますよ。
まあ連合がどう出るかの方がおれにはきになりますけど・・
501
:
おりーぶの木
:2003/11/30(日) 22:50
まあ出て行ってもらった方が清々するんですけどね。旗幟鮮明になるわけだし、小沢さんはまず歓迎するから保守だって一枚岩にはなり得ない。
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