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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

406とはずがたり:2004/01/10(土) 11:25
>>405
>左右二極化に伴い、首長が急速に政党色を帯びました
なるほど。
相乗り横行の日本も争点をはっきりさせれば急速に政党色を帯びさせる事は可能ですかな。

407憲政擁護者:2004/01/10(土) 12:02
>>406
本来は政党公認であれ、無党派であれ、当選すれば住民本位の地方政治を行うのが当然なのですがね。
日本では今、政党が党利党略の手段としか思われていません。
それが、住民生活が争点となる地方自治にはそぐわない、とされる最大の原因ではないでしょうか。
その点、外国の事例を調べてみる必要がありますね。

与野党対決にするには、地域支部が独自色を強め、地域密着型の争点を掲げることで、地域ごとに対立軸を創るしかないでしょう。
それと、既に与野党対決型となっている選挙では、推薦ではなく公認にするとか。

408憲政擁護者:2004/01/13(火) 12:02
北岡伸一はあたかも国粋主義者であるかのように言われますが、実際の話を聞くと、そんなことはありません。
確かに、自衛隊イラク派兵に関しては行き過ぎていると思いますが、
それ以外は、国家・国民の安全を考えれば、しごく真っ当な意見だと思っています。

国連次席大使に東大・北岡教授を起用へ 民間人を初起用
http://www.asahi.com/politics/update/0113/001.html

 政府は、国連代表部次席大使に民間人として初めて北岡伸一東大教授(日本政治外交史)を起用する方針を固めた。北岡氏は今春にも着任する。日本は来年から国連安全保障理事会の非常任理事国を務める見通しで、外交・安全保障問題の論客として知られる北岡氏の起用で態勢を強化する方針だ。

 国連代表部には通常、特命全権大使が2人置かれている。現在はいずれも外務省内から起用の原口幸市氏が首席大使、本村芳行氏が次席大使を務めている。北岡氏は本村氏の後任となる。

 政府は、外務省改革の一環として民間人の大使や省幹部への起用を進めている。学者出身ではこれまで、上智大教授からジュネーブ軍縮会議代表部大使に起用された猪口邦子氏、慶大教授から米国公使となった阿川尚之氏などの例はあるが、国連代表部の大使は初めてだ。

 北岡氏は、小泉首相の外交政策を補佐する「対外関係タスクフォース」のメンバー。川口外相の要請に基づいて日本の対外政策の検討を進めた専門家グループ「外交政策評価パネル」では座長を務めた。

     ◇

 北岡 伸一氏(きたおか・しんいち)東大院修了、米プリンストン大国際問題研究所客員研究員、立教大教授などを経て、97年10月から東大法学部教授。55歳。 (01/13 06:06)

409とはずがたり:2004/01/14(水) 18:22
12 名前: カマヤン@コピペ推奨 投稿日: 2004/01/08(木) 22:11

http://www.emaga.com/info/7777.html
http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777
http://www.emaga.com/bn/?2004010014372750010058.7777
〔以下、引用。引用の際は、http://www.emaga.com/info/7777.html を添付のこと〕
==================================
▼北海道大学の山口二郎氏から、以下の文章をいただいた。ひでぇ話である。
一つの出来事が、非常に重大な問題をいくつか孕んでいる。この文章を読めば、
ぼく〔竹山〕が山口氏の文章を「端正だ」と感じる感覚を、多くの読者にも共有していただけるだろうと思う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 軍優先の社会への移行・・・ 第11師団長によるクーデターの予告
 竹山さん、いつもご苦労様です。大変勇気づけられながらよんでいます。
自衛隊派兵に関連して、北海道でとんでもないことが起こっているのをご報告します。
みなさんにも伝えてください。
 1月6日、札幌雪祭りの雪像づくりの作業開始式で、雪像づくりを行う自衛隊第11師団
(札幌市真駒内駐屯)の師団長は、雪祭り会場の大通公園周辺で、イラク派兵に反対する市民のデモ、
行動が起こった場合、自衛隊が雪像づくりから撤収する可能性があると述べた。
 これに対して、札幌市は自衛隊の雪像づくりを円滑に進めるため、大通公園付近における市民の集会、
デモ等に対して、公園の管理者として退去するよう指導するという方針を決めた。(以上の事実経過は、
北海道新聞1月6日夕刊および7日朝刊による)
 私はこの記事を読んで、クーデターの予告だと思いました。雪祭りを人質にとって、イラク派兵に
反対する市民の活動をするなと、自衛隊の責任者が堂々と恫喝したのです。
 政府の行動、方針に対して意見を表明する自由は、民主主義の大前提であり、基本的人権の根幹です。
これに対して自衛隊の責任者が正面から挑戦するとは、一体どういうことか。
 自衛隊員が、国民の支持のもとにイラクに行きたい気持ちは分かりますが、国民に対して派兵に
反対するなと要求することとは全く別です。
 自衛隊員にはそのような要求を行う権利はないわけで、この師団長の発言は明らかな越権行為です。
 雪祭りの手伝いをしてほしければ、市民として当然の権利行使を控えろと要求するその態度は、
クーデターを起こす軍人のそれにつながるものだと思います。

410とはずがたり:2004/01/14(水) 18:22

13 名前: カマヤン@コピペ推奨 投稿日: 2004/01/08(木) 22:12

 自衛隊のイラク派遣という憲法違反が、師団長によるデモ自制要求という新たな憲法違反を
生み出しているわけです。
 さらに大きな問題は、札幌市役所が自衛隊のご機嫌を取るあまり、大通公園付近における市民の
行動についてあらかじめ抑制する方針を決めたということです。
 法に基づいて市民の権利を擁護すべき市役所が、自衛隊のご機嫌を取るために市民の権利を
制約するなどというのは、言語道断です。
 上田札幌市長は、市議会で派兵に反対する意志を明確にしていたので、市役所のお偉方は自衛隊
との関係について神経過敏になっているのでしょう。
 それにしても、このような市役所の対応は、これまた法の支配の否定であり、軍への従属です。
 この出来事は、日本の社会が軍優先に移行しつつあることを如実に物語っています。
 もう1つの問題は、メディアです。
 こんな重大な発言をきちんと取り上げないメディアとは一体なんでしょうか。
 北海道新聞は6日の夕刊の1面トップでこれを報道し、7日の社説でも自衛隊を批判していました。
 しかし、大新聞では、私の見た限り、日経が短く報道しただけで、他は全く触れていませんでした。
 朝日、毎日は何をやっているのだ。
 またNHKも、6日夜のニュースで、自衛隊の活躍を紹介する記事(イラン地震救援隊、
松島航空基地のジェット機訓練、雪祭り雪像製作開始)を流していました。
 その中で、当の問題発言をした師団長の式辞も流していたのですが、厳しい環境の中で雪像を
作るという部分を紹介しただけで、市民社会に対する挑戦的な言辞の部分はカットしており、
そうした問題発言をしたという報道は全くありませんでした。
 昨今のNHKの姿勢からすれば驚くに値しませんが、それにしてもこれほどまでに権力を翼賛する
報道をしていて彼らは恥ずかしくないのでしょうか。
 最後に、自衛隊にただ乗りして、一部の業者の利権と化した雪祭りなんぞ、この機会にやめちまえ。
 1月11日12時半からの、日比谷公会堂における派兵反対集会に、一人でも多くの方のご参加を
お願いします。
  山口二郎 060-0809 札幌市北区北9条西7丁目 北海道大学法学部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

411とはずがたり:2004/01/14(水) 18:27
>>409-410
昭和初期の軍部の台頭を生で見せられてるみたいでちょっと興奮するねえ。
我々は現代史から昭和初期の衆愚のように軍部への翼賛ではなく戦争への嫌悪を学んだ筈なんだが,大丈夫かね日本国民。

412とはずがたり:2004/01/15(木) 16:06
凄いねえ。3姉妹

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/indonesia.html?d=14yomiuri20040114id22&cat=35&typ=t
メガワティ3姉妹が“骨肉の争い”、3政党で総選挙へ (読売新聞)

 【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシア総選挙で、現職のメガワティ大統領(56)とその妹2人がそれぞれ政党を率いて参加することになった。3人はスカルノ初代大統領の第1夫人ファトマワティ氏の実娘だが、いずれも「父が掲げた建国の理想の正統継承者」を自称して反目し合っており、選挙戦では“骨肉の争い”を展開する事態も予想される。

 総選挙に名乗りを上げたメガワティ氏の妹2人は、「先駆者党」党首の二女ラフマワティ氏(53)と、「マルハエニズム・インドネシア国民党」党首の三女スクマワティ氏(52)。2人とも「メガワティ氏は大統領の器ではない。彼女は父の理念は何も受け継いでいない」(ラフマワティ氏)などと事あるごとに現大統領を罵倒(ばとう)し、一部有権者の支持を集めている。

[ 2004年1月14日21時18分 ]

413しょむ研水泡:2004/01/16(金) 08:40
 領土問題について。
 サハリン(樺太)は「千島樺太交換条約」で日本は領有権を放棄してるので
”返還”という表現は馴染まないかと。アメリカがアラスカ州をソ連から買った
みたいに買い戻すならともかく。
 自民が北千島(ウルップ島など)返還を要求できないのはサンフランシスコ
条約に「千島列島放棄」が明記されてるため。サンフランシスコ条約と日米安保
はセットなのでこれに異議を唱えると日米安保体制が揺らぐという懸念がある訳
でんな。
 尖閣諸島、竹島は国際法上は日本領になっとるみたいです。実態はともかく。

414とはずがたり:2004/01/16(金) 12:23
国後・択捉両島が千島列島に含まれて無いというのはなんだか詭弁な感じがします。
歯舞・色丹が千島に含まれてないのはよくわかるけど。

415とはずがたり:2004/01/18(日) 00:16
ソウルを在韓米軍が守っているという安心感を反米感情故に切った?
平沢や烏山は京畿道と云う事は南部と云ってもソウルの郊外に移転するだけ?

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040118k0000m030078000c.html
韓国駐留米軍:
ソウル市内から南部に完全移転 07年にも

 韓国の通信社、聯合ニュースなどが米ホノルル発で報じたところによると、米韓両国は17日までに、米韓連合軍司令部と国連軍司令部を含め、ソウル市内の竜山基地を早ければ07年に南部へ完全移転することで合意した。

 15、16日に米ホノルルで開かれた両国の同盟関係見直しに向けた協議で決まった。

 韓国側は米韓連合軍司令部と国連軍司令部をソウルへ残すことを希望したが、結局は米国側が求める完全移転を受け入れた。ソウルには連絡要員として約50人が残るが、竜山基地は京畿道の平沢や烏山へ移転する見通しだ。

 韓国マスコミによると、米国のラムズフェルド国防長官は昨年11月に訪韓した際、ヘリコプターで竜山基地上空を視察し「ニューヨークのセントラルパークに外国軍が駐屯するとすれば、米国民は受け入れるだろうか」と述べ、韓国の反米感情などを考慮し、移転の方針を固めたという。

 協議は韓国の車栄九国防省政策室長とリチャード・ローレス米国防副次官補がそれぞれ首席代表を務めた。車室長は「同盟関係を未来志向的に強固にするため、米国側提案を受け入れた」と述べた。

 双方は移転費用負担問題などでは合意に達せず、今後協議を続ける。(ソウル共同)

[毎日新聞1月17日] ( 2004-01-17-23:07 )

416とはずがたり:2004/01/18(日) 00:48
まあ野蛮なフランス人にいわれたかないわな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00001040-mai-int
<仏内相>「相撲は知的スポーツでない」 大統領意識し日本批判

[(パリ福島良典)]「相撲は知的スポーツではない」――。仏誌パリ・マッチによると、野心家で知られるフランスのサルコジ内相が今月上旬の中国訪問で日本通の相撲愛好家、シラク大統領をあてこすり、相撲や日本をけなす暴言を吐いた。

 最新号のパリ・マッチによると、サルコジ氏は今月9日、香港での食事会の席上、「率直に言って、日本よりも中国の方が好きだ」と発言。「香港は魅惑的な都市だが、東京は違う。東京は息が詰まる。京都も何が人々の感嘆を呼ぶのか理解できない。御所もうらぶれているように映る」と日本の都市をこきおろした。

 さらに「ちょうど相撲のようなものだ。ポマードでまげを結った太っちょの格闘技なぞにどうして魅了されることができるのだろう。相撲は知的なスポーツではない」と日本批判をエスカレートさせたという。大の相撲ファンのシラク氏を意識した発言なのは明らかだ。

 サルコジ氏は現右派・中道政権で「最も人気のある閣僚」と呼ばれる。07年の大統領選への出馬に意欲を燃やす同氏は「大統領任期は2期に限るべきだ」と3選目となるシラク氏をけん制、新旧世代のライバル関係にある両者間にはぎくしゃくした空気が広がっている。仏メディアは相撲批判を「新たな不和の種」と一斉に報じた。(毎日新聞)
[1月17日13時17分更新]

417とはずがたり:2004/01/19(月) 22:47
漢文の専門家は何処かにいませんかね?御裁定を。

http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=19yomiuri20040119ia25&cat=35
首相が引いた墨子の言葉、菅代表「引用間違い」と指摘 (読売新聞)

 小泉首相が19日の施政方針演説の中で中国古代の思想家・墨子の言葉を引用したことについて、野党首脳が反発する一幕があった。

 墨子は紀元前5世紀後半から同4世紀前半に活躍したとされる人物。中国の「諸子百家」のひとりで、「非攻」を唱えた墨家の開祖とされる。首相は施政方針演説の中で墨子の言葉を引き、「我々が世のためになることを行うのは、人間として当然のことをなすという意味だ」として自衛隊などによるイラク支援の意義を強調した。

 これに対し、民主党の菅代表と社民党の福島党首は演説終了後、首相の引用の仕方は間違いだとかみついた。菅氏は「墨子は攻撃をしないように説いて回ったといわれる思想家で、どうしても攻められる場合には、共に守るという専守防衛の思想の持ち主といわれている」と指摘。さらに「言葉じりだけを引用するのはいかにも小泉さん的な言葉で国民をごまかそうとしている」と反発した。福島氏も「社民党と非常に近い平和主義者である墨子を引用しているのは支離滅裂でご都合主義だ」と批判した。「非攻」を説く墨子は、自衛隊のイラク派遣に反対する野党の主張にこそ近いというのが理由だが、どちらに軍配をあげる?

[ 2004年1月19日21時57分 ]

418とはずがたり:2004/01/20(火) 11:46
ナントにて。
>イスラム教徒移民初の知事として今月14日に指名されたばかり
中央集権国家フランスは知事も指名でしたねぇ。

http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=19mainichiF0120m077&cat=2
<フランス>イスラム教徒の知事の車が爆破される (毎日新聞)

 【パリ福島良典】仏西部ナントで18日早朝、同国東部ジュラ県のアイサ・デルムーシュ新知事(57)の駐車中の車が爆破され、大破した。デルムーシュ氏は当時、自宅におり無事だった。

 アルジェリア出身のデルムーシュ氏はイスラム教徒移民初の知事として今月14日に指名されたばかりで、2月初旬に就任予定。車のボンネット内のエンジン部に爆発物が仕掛けられていたため、捜査当局はイスラム系新知事を狙った爆弾事件とみている。犯行声明などは出てない。

 シラク大統領は「この重大事件に憤りを覚え、犯人の早期逮捕と厳罰適用を望む」と表明、人権団体は「初の移民出身知事を標的とした人種差別的な動機による犯行」と非難している。

 フランスではイスラム教徒などの移民問題をめぐり緊張が高まっており、3月の地域圏議会選挙では社会不安に乗じた極右政党「国民戦線」の善戦や躍進が予想されている。


[毎日新聞1月19日] ( 2004-01-19-20:42 )

419とはずがたり:2004/01/20(火) 11:58
イスラエルの芸術に対するテロ攻撃だ!

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/israel.html?d=19kyodo2004011901000040&cat=38&typ=t
イスラエル大使が作品破壊 自爆テロ犯の肖像に激怒 (共同通信)

[(ロンドン18日共同)]ストックホルムの歴史博物館で16日に開幕した美術展で、自爆テロ犯の肖像を飾った展示品に激怒したイスラエルの駐スウェーデン大使が作品を破壊し、騒動になっている。スウェーデン放送などが伝えた。

 シャロン・イスラエル首相は18日、大使の行為を「拡大する反ユダヤ主義に立ち向かった」と高く称賛。スウェーデン外務省は、19日にも大使を同省に呼んで事情を聴くことにしている。

 問題の作品はイスラエル出身の芸術家ドロール・ファイラーさんの「白雪姫と真実の狂気」。真っ赤な液体を入れた長方形の“池”に浮かべた小舟に、同国ハイファで昨年10月、20人以上の死者を出した自爆テロ犯のパレスチナ女性の写真を帆のように掲げた。

 開幕式に出席したツヴィ・マゼール大使はスポットライトのコードを引きちぎるなどして同作品を破壊。「虐殺を呼び掛けるもの」と批判した。

[ 2004年1月19日5時47分 ]

420とはずがたり:2004/01/23(金) 22:43
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20040123/K0023201910039.html
2004年01月23日(金)
対北朝鮮制裁法案は2月上旬成立へ 入港禁止法案も加速

 日本独自の判断で北朝鮮への送金停止を可能にする外国為替法改正案について、自民、民主、公明の各党が大筋合意し、2月上旬の法案成立が確実となった。各党の狙いは拉致問題の進展にあり、この問題に絡んで北朝鮮に対する経済制裁法が成立するのは初めて。

 外為法改正案は、山本一太参院議員ら自民党若手でつくる「対北朝鮮外交カードを考える会」がまとめた。23日に3党が初めて協議し、民主党が事後に国会承認を求めることや理由を開示する義務などを盛り込んだ対案を提示。自民党側も国会承認については受け入れる姿勢で、29日の衆院財務金融委員会で委員長提案、30日にも衆院本会議で可決の方向だ。

 日本から北朝鮮への送金額は「把握している限りで、02年度で40億円」(財務省)とされる。第三国を経由するルートもあるが、送金停止になれば北朝鮮への打撃は大きいとみられる。 ただ、北朝鮮側は「経済制裁は宣戦布告とみなす」と反発しており、福田官房長官は23日の記者会見で「そういう法律を発動しなければならない時が来るのかどうか、予見できない。一つの政策手段として持つことだ」と述べ、法案が成立しても実施には慎重な姿勢を示した。

 万景峰(マンギョンボン)号など北朝鮮船舶を想定した「特定外国船舶入港禁止法案」(仮称)も今国会に提出される見通しだ。同法案は、来週から自民党部会で議論が始まる。入港に関する不平等な取り扱いを禁じている港湾法や国際慣例に抵触するとの指摘があるほか、民主党は態度を決めていない。

 安全保障上の理由で、永住外国人の再入国を禁じることができるようにする「再入国禁止法案」は、21日の拉致議連総会で民主党の西村真悟衆院議員が提案し、了承された。同法案については、拉致議連の中にも「在日朝鮮人を日本から閉め出すことは制裁の趣旨とは違う」と行き過ぎを懸念する声も出ており、各党が正式検討する段階に至っていない。

421とはずがたり:2004/01/30(金) 14:25
宗主国が勝手に作った人為的な国家が内戦に陥るのはむしろ当然。
国際社会は内政不干渉などせずに,スーダンの自治権と資源の配分権の保証さらには分離独立にも踏み込んで良いと思う。ちうかそうすべきだ。

http://www.asahi.com/international/update/0130/005.html
スーダン西部で内戦激化 隣国に難民10万人流出

 スーダン西部で反政府勢力と政府軍との内戦が激化し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、10万人を超える難民が西隣のチャドに流れ込んでいる。その多くが国境付近の砂漠で飢えと渇き、夜間の酷寒に苦しむ。29日にはスーダン政府軍がチャド領内の国境地帯を初めて空爆、UNHCR報道官は難民の男性1人とその2歳の娘が死亡したと明らかにした。

 AFP通信がチャド政府軍筋の情報として伝えた29日の空爆による被害は、市民の死者10人、負傷者16人。スーダン政府軍機はチャド領内の反政府勢力をねらって爆撃をした模様だ。

 スーダン西部ではダルフール地方を中心に昨年、スーダン解放軍(SLA)、正義と平等運動(JEM)と称する二つの反政府勢力が、自治権の拡大や資源の配分などを求めて武装蜂起した。同国では83年から南北間で内戦が続き、その和平協議が進展している。「第2の内戦」に対し、政府は対話を拒否して軍事力による制圧を目指し、すでに3000人以上の市民が死亡したとされる。

 AP通信によると、空爆は1月下旬から西部のSLAの拠点に対して本格化し、SLAは180の村が破壊され、非戦闘員に多数の死者が出ていると主張している。

 UNHCRによると、過去10日間で1万8000人の越境が確認されたが、スーダン国内では60万人を超える人が内戦で家を失ったと推定され、今後チャドへの難民はさらに増える見通しという。

 UNHCRは1月下旬から国境付近に次々と難民キャンプを開設している。国境から23キロ入ったオゴナにはすでに千人以上の難民が収容された。難民の4割は5歳未満で、4分の3は女性と伝えられている。テントの不足で飲み水のない砂漠の砂の上に眠り、少ない毛布や衣類だけで夜間の酷寒に耐え、体調を崩す人が後を絶たないという。 (01/30 12:41)

422とはずがたり:2004/01/30(金) 17:46
http://www.asahi.com/international/update/0129/001.html
「フセイン政権、90年代半ばに極秘廃棄」前団長が証言

 イラクの大量破壊兵器問題に関する米調査団の団長を辞任したデビッド・ケイ氏は、28日付の米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、フセイン政権が生物・化学兵器の備蓄を90年代半ばに極秘に廃棄したことを示す証拠を発見した、と語った。

 同紙などによると、イラクが大量破壊兵器を「武装解除」したのは、国連査察チームを追放した98年よりも前とみられる。しかし、兵器の廃棄記録を査察官に渡さなかったという。

 その理由についてケイ氏は、フセイン元大統領が権力を維持するため「こうした兵器を持つことで得られる利点を、兵器の維持コストなしに得ようとした」と指摘。米国などを欺く目的だったと見ている。

 大量破壊兵器の捜索について「パズルの大きなピースは発見し終わった」と話し、今後続けても新しい発見は難しいとの見方を改めて示した。

 ケイ氏は28日午前(日本時間29日未明)、米上院軍事委員会で調査活動について証言を始めた。 (01/29 01:36)

423とはずがたり:2004/02/06(金) 23:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000216-yom-int
シュレーダー独首相、社民党首を辞任へ

 【ベルリン=宮明敬】ドイツのシュレーダー首相は6日、自らが率いる社会民主党(SPD)の党首を辞任する意向を表明した。シュレーダー政権が進める社会制度改革に対し、党内左派の反発が強まり、人事刷新に踏み切らざるを得なくなったとみられる。

 新党首には、フランツ・ミュンテフェリング社民党院内総務(連邦議会議員団長)が来月末の臨時党大会で就任する。同氏は首相の腹心で、党指導部の方向性が変わるわけではないが、左派の巻き返しで改革が頓挫する恐れが出てきた。

 シュレーダー首相は昨秋以来、雇用、健康保険、年金、税制の各分野で、高福祉にメスを入れて効率と競争原理を導入する改革に着手したが、党内左派や旧来の支持層は「これでは保守政党と変わらない」と反発している。(読売新聞)
[2月6日22時56分更新]

424とはずがたり:2004/02/10(火) 00:39
>>420
さて,立法措置は実現しました。この道具をどう使って国益を確保していくかですな。

http://www.asahi.com/politics/update/0209/007.html
改正外為法が成立、日本独自の対北朝鮮経済制裁が可能に

 日本独自の判断で北朝鮮に対する経済制裁を可能にする改正外国為替及び外国貿易法(外為法)が9日の参院本会議で、自民、民主、公明などの賛成多数で可決、成立した。政府が「我が国の平和及び安全の維持のため特に必要がある」と判断した場合、閣議決定で送金を許可制にしたり、輸出入を承認制にしたりできるようになる。日本人拉致事件にからんで、対北朝鮮制裁法が成立したのは初めて。

 経済制裁は従来、国連安保理や主要8カ国(G8)首脳会議など国際的な枠組みでの一致が必要とされてきた。昨年5月、政府は「日米2国間の合意で可能」とする新解釈を打ち出し、さらに今回の改正で、日本単独の判断で経済制裁が可能になった。実際に制裁を発動した場合、20日以内に国会の承認が必要となる。

 ただ、政府は「立法と発動は別問題」と制裁発動に慎重な姿勢を崩しておらず、第三国経由の送金などには実効性に疑問があるとの見方もある。政府は、拉致問題の解決を求めるうえでの北朝鮮に対する「圧力」の手段として活用していく方針だ。

 自民党の若手議員が中心になり、議員立法での法制化を進めてきた。共産党は「平和的解決のプロセスの中で、状況を悪化させる行動をとらない」という昨年8月の6者協議での合意に反するとして反対した。社民党は衆院では賛成したが、9日の参院本会議では「慎重に考える必要がある」として棄権した。

(02/09 19:37)

425とはずがたり:2004/02/12(木) 18:50
オウム信者が通常はあり得ないような罪で逮捕されたりしたのとかぶるかな?
落書きの内容がわからないので何ともいえんけぇが,そこら中に落書きするヤンキーども全員捕まえて罰金刑課した方がよっぽど社会のためだと思うだけーが。

http://www.asahi.com/national/update/0212/020.html
「反戦落書き」に有罪判決 被告、法廷にスプレーまく

 公園のトイレの壁に「戦争反対」などと落書きした行為が建造物損壊罪にあたるかどうかが争われていた裁判で、東京地裁(木口信之裁判長)は12日、「外観が著しく汚され、安らぎを求める公園の施設としての効用が損われた」として同罪にあたると判断。被告の男性(25)に懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の有罪判決を言い渡した。被告は判決理由の朗読の途中で水色の水性スプレーを法廷にまき散らすなどして退廷させられ、被告不在のまま朗読が続いた。

 トイレの落書きに、懲役5年以下の刑が定められている建造物損壊罪を適用するのは異例。軽犯罪法には、他人の家屋を汚したりすると、拘留か科料に処せられる規定があり、適用罪名の妥当性が焦点になっていた。

 判決などによると、元書店店員の男性は昨年4月17日、東京都杉並区西荻北の区立公園のトイレの外壁に赤と黒のスプレー式ペンキを吹き付けて「反戦」「戦争反対」などと落書きした。

 判決理由で木口裁判長は「見る者に一種異様の感を抱かせて、利用について抵抗感や不快感を与えかねない結果をもたらした」と述べた。

 男性側は落書きの事実を認めたうえで、「内容が反戦のメッセージだったために、通常あり得ない起訴がされた。政治的理由による起訴であり、無効」として、公訴棄却を求めた。 (02/12 11:21)

426とはずがたり:2004/02/15(日) 12:15
あからさまな弾圧だけど,まあ戦争状態だと脅しているのは北朝鮮だしねぇ。

総連施設を公売手続きへ 税滞納で東京都方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000042-kyodo-soci

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設が東京都から課税された固定資産税などを滞納している問題で、都が差し押さえている朝鮮出版会館(文京区、地上13階、地下1階)の土地・建物の公売手続きに入る方針を固めたことが14日、分かった。滞納額は約5600万円で、都は週明けにも公売予告を送付する。
 朝鮮総連側が滞納分を納付するなどした場合は手続きを中断。また課税処分の取り消しを求めて提訴し、裁判所が手続き停止を認めた場合には、判決確定まで手続きは凍結される。公売手続きに踏み切れば全国で初めてになるとみられる。
 会館が滞納しているのは昨年まで2年間の固定資産税と都市計画税計約2700万円と、2001年に所有権を移転した際の不動産取得税約2900万円の計約5600万円。(共同通信)
[2月14日12時26分更新]

427とはずがたり:2004/02/16(月) 01:17
大量破壊兵器を持っていなかったイラクが叩きのめされて,持っていることを公に認めた北朝鮮がこの鄭重な扱いとくれば独裁国家の戦略は一つですな。

http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200402140331.html
北朝鮮、ウラン濃縮計画放棄の対価要求 02年米朝協議

 ケリー米国務次官補は13日、ワシントンで講演し、02年10月の米朝高官協議で北朝鮮がウラン濃縮計画の存在を認めたうえ、放棄した場合の「対価」を要求していたことを明らかにした。同計画が稼働すれば「年間2個以上の核爆弾を製造できる兵器級ウランの生産が可能になる」とも指摘した。また、パキスタンの核技術流出問題をめぐるカーン博士の供述から、同計画が予想以上に進んでいたことも判明したと述べた。

 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議が迫る中で、北朝鮮が存在を否定しているウラン濃縮計画をめぐって、一度は北朝鮮が認めたという米国の主張を裏づける新事実を6者協議で首席代表を務める米高官が提示した形だ。同計画の存在に懐疑的な見方を示してきた中国などの協議に臨む姿勢にも影響を与えそうだ。

 ケリー次官補によると、米朝高官協議で北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)第1外務次官はウラン濃縮計画に着手していることを認めるよう迫られると、「米国の懸念を解消するため交渉してもいい。米国は何を提供できるのか」と対価を求めてきた。

 ケリー次官補は、北朝鮮が米朝高官協議から2カ月近く、対外的には同計画を否定も肯定もしなかったと指摘。米国に認めたことが戦略ミスだったと気づいてから、同計画の存在を否定し始めたと強調した。

 北朝鮮は25日から北京で始まる6者協議で、寧辺の核開発施設の凍結を表明する方針だが、ウラン濃縮計画については、存在を否定している。これに対し、米国は同計画の存在を認めたうえで、核を全面的に放棄するよう要求している。

(02/15 08:38)

428とはずがたり:2004/02/19(木) 16:13
http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=687199&gcs=1
[民主党] 北朝鮮船の入港禁止法案、賛成へ
2004 年 2 月 19 日

 民主党は18日、北朝鮮籍の船舶の日本入港を制限する「特定船舶入港禁止法案」について、自民党が今国会で法案を提出すれば賛成する方針を固めた。25日からの北朝鮮の核開発問題を巡る6カ国協議が不調に終わり、自民党と慎重論がある公明党との与党内調整が進めば今国会での成立の可能性が高い。

 民主党は19日の外務・防衛部門合同会議で北朝鮮問題に関する基本方針案を示す。同法案については、党内合意を踏まえ「速やかに国会での成立を期すべきだ」との方針を打ち出す。実際の発動は北朝鮮への送金停止を可能にする改正外為法と併せ「準軍事的行動にもつながりうる点で特に注意を要する」と慎重対応の方針を示す。

 基本方針案では「核問題解決を前面に打ち出す」とする一方、拉致問題は被害者5人の家族8人全員の帰国だけでなく、未認定の拉致被害者の全容解明を含めた全面解決の必要性を強調。6カ国協議で仮に核の問題が進展したとしても「拉致問題が進展しない限りあらゆる支援を北朝鮮に対して行うべきではない」としている

429とはずがたり:2004/02/21(土) 12:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000070-mai-soci
<黄色いハンカチ>「兵士の無事願うことと違う」 山田洋次監督

 山田洋次監督の映画「幸福の黄色いハンカチ」をヒントに、イラクに赴く自衛隊員の安全を願って全国に広がっている「黄色いハンカチ運動」について、山田監督は20日、「映画のハンカチは夫婦愛の証し。戦争に行く兵士の無事を願うこととは本質的に違う」と強い違和感を示した。運動を展開している北海道・旭川商工会議所(高丸修会頭)は「善意の運動なのに」と困惑している。

 毎日新聞の質問に山田監督は文書で回答し、「自衛隊員を派兵する町で、黄色いハンカチが見送りに使われるのはとても気になる。イラク派兵が憲法違反ではないかという重要な論点が消えてしまうのが不安だ」と訴えた。

 山田監督のコメントに同会議所の串橋佐吉事務局長は「善意で始めたことで商売にしているわけではない。理解してほしい」と話している。

 運動は自衛隊OBの提案で始まり、50センチ四方のテトロン製の生地を同会議所が1枚100円で仕入れ、希望者に同額で配っている。旭川駐屯地など旭川市内各所に黄色いハンカチが掲げられ、東京、大阪、名古屋などからも約1万2000件の申し込みがあった。

 自衛隊員の妻の反応は賛否さまざま。留萌駐屯地(留萌市)の派遣隊員の妻は「精神的に参っていたが、ハンカチに心が癒やされた」と語る。派遣要員になっていない隊員の妻(36)=旭川市=は「国の命令で背中を押されてイラクに行く夫の同僚たちの心を思うと、ハンカチは無言の圧力になる。安易にハンカチを掲げるのは許せない」と批判する。【渡部宏人】

 ◆毎日新聞が山田洋次監督に出した質問と、山田監督が寄せた回答(全文)は次の通り。

 質問

 黄色いハンカチ運動についてどのように思われますか。反発の声がある一方で「あのハンカチがあるからこそ、心の支えになった。映画に救われた」との隊員家族の声もあります。

 回答

 ○自衛隊員を派兵する町で「黄色いハンカチ」が見送りに使われていることは、とても気になります。

 ○映画「幸福の黄色いハンカチ」の原作では、ハンカチでなく黄色いリボンで、戦地に赴く兵士を見送ったり、帰還兵を迎えるために黄色いリボンを振るのはアメリカの古くからの習慣のようです。

 ○日本の自衛隊は、イラクに戦争に行くわけではないから、なぜアメリカの習慣のまねをするのか。その昔、「日の丸」の旗を振って兵隊を見送ったのと同じことになってしまうのではないか。

 ○映画「幸福の黄色いハンカチ」は、愛する事の許しを得るという物語です。いわば夫婦の愛の証として、ハンカチを使ったわけで、戦争に行く兵士が無事帰ってきてほしいということと本質的に違うということです。

 ○黄色いリボンやハンカチを並べると派手なのですが、それがイベントみたいになる中で、イラク派兵が憲法違反ではないかという重要な論点が消えてしまうのが不安です。今はじっくりと議論することが大事だと思います。

 以上、よろしくお願いします。

 ■「幸福の黄色いハンカチ」(77年、松竹)刑期を終え刑務所を出た主人公(高倉健)が「おれを待っていてくれたなら、庭に黄色いハンカチを結んでくれ」と妻に手紙を出す。主人公が帰ると、自宅の庭の鯉(こい)のぼりのさおに何枚もの黄色いハンカチがなびいていた。第1回日本アカデミー賞の作品、監督、主演男優賞などに輝いた。(毎日新聞)
[2月21日0時56分更新]

430とはずがたり:2004/02/23(月) 11:04
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040223k0000e030016001c.html
2004年02月23日
ハイチ:反政府勢力、第2の都市制圧か 警察署など襲撃

カリブ海のハイチからの報道によると、アリスティド大統領の辞任を求めている反政府勢力は22日、同国第2の都市、カパイシアンの警察署などを襲撃し、人口約50万人の同市を制圧した模様だ。

 カパイシアンの陥落は、同国の北半分が、反政府勢力の支配下に入ることを意味する。アリスティド大統領は21日、首相の解任や選挙実施を柱とする国際調停団の調停案に合意したが、反政府勢力は受け入れを拒んでおり、事態は収拾の兆しを見せていない。

 AP通信などによると、カパイシアン市内各所で略奪や放火が発生。警察署も炎上した。空港では反政府勢力と大統領派が衝突し、8人が死亡。大統領派の議員や警官が飛行機で退避したという。米CNNテレビによると、空港も反政府勢力に制圧された。

 現地のホテル経営者などがロイター通信に電話で語ったところによると、刑務所からは服役囚が脱走し、軍服姿で銃を持った反政府勢力を乗せたトラックが市内を走り回っているという。反政府勢力はすでに首都ポルトープランスに潜入し、攻撃の指示を待っているとの情報もある。

[毎日新聞2月23日] ( 2004-02-23-10:56 )

431とはずがたり:2004/02/23(月) 14:51
核関連2題

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=23reutersJAPAN138663&cat=17&typ=t
イラン、闇市場から核関連部品購入した事実認める (ロイター)

 [テヘラン 22日 ロイター] イランは、核関連部品を闇市場から購入したことを認めた。
 パキスタンで核の父と呼ばれているカーン博士が、イランとリビア、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に核技術を流出させたことを認めたことから、ここ数週間、核の闇市場の存在が注目されてきた。ただイランは、核プログラムは完全な平和目的、と主張している。
 イラン外務省報道官は記者団に、「我々は、一部ディーラーから一定の物品を購入したが、それらの出所やどの国から出たかは把握していない。その(ディーラーの)一部は、偶然亜大陸出身者だった」と述べたが、購入については国連関連機関に通知してある、と強調した。
 マレーシア警察は20日、カーン博士が1990年代半ば、イランに遠心分離機の部品300万ドル相当を売却した、と発表した。

[ 2004年2月23日(月)12時58分 ]


http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=23kyodo2004022301001448&cat=38&typ=t
核全廃の用意伝達 北朝鮮、一切の活動凍結も (共同通信)

[北京23日共同]中国の王毅外務次官は23日、中国訪問中の逢沢一郎外務副大臣と北京で会談し、北朝鮮が核全面廃棄の用意があり、「その前提として一切の核活動を凍結する」との考えを伝えてきていることを明らかにした。会談後、逢沢副大臣が会見し明らかにした。

 中国側は「一切の核活動の凍結」という表現にウラン濃縮計画も含めたい意向。次官はこうした考えで関係国が一致できれば、北朝鮮に対する査察も可能となるとの見方を示した。

 北朝鮮の核問題をめぐる2回目の6カ国協議は25日から始まるが、中国は核全面廃棄に向けた努力を強調することで協議の継続を図りたい方針とみられる。半面、王次官はウラン濃縮計画を具体的に取り上げることは建設的でないとの考えを示したという。

 協議は再び難航することも予想されるが、次官は記者団に「皆が1つの方向に向かってともに歩むことができれば、今回の協議は希望が持てる」と期待を語った。

[ 2004年2月23日13時31分 ]

432とはずがたり:2004/02/25(水) 13:46
http://www.asahi.com/politics/update/0225/001.html
民主、国連待機部隊構想の議論始める 小沢氏が持論を披露

 民主党は24日の外務・防衛合同部門会議に小沢一郎代表代行を招き、菅代表が1月の党大会で提唱した「国連待機部隊」構想をめぐって本格的な議論を開始した。執行部は5月の連休前までに最終的な結論を出し、参院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込みたい考え。ただ、党内でも「9条改正を前提とするのかしないのかあいまいだ」「別組織論は非効率」など批判的意見も根強い。どのような形で具体化されるかは不透明だ。

 国連待機部隊構想は、国連の指揮下、自衛隊とは別組織が平和維持活動にあたるという考え方。小沢氏と横路孝弘副代表が昨年11月、この考え方で合意。同様の構想を持論とする菅氏が呼応し、党内論議を提案した。

 この日の会議で小沢氏は、国連待機部隊構想について「国連の強制力を使って紛争を鎮圧する行為に日本が参加するうえで、内外の理解を得やすい」と説明。そのうえで「(国際貢献をめぐる議論の)本質は、こうした行為に日本が参加することが憲法上許されるのかどうかについて結論を出すこと」と指摘した。

 国連待機部隊構想をめぐっては、党内に「日本の軍隊を海外に出すのではない、という姿勢を明確にするうえで必要だ」(幹部)と支持する意見がある一方、中堅・若手議員からは「別組織にこだわるのは安保世代のノスタルジーにすぎない」「自衛隊以外の組織を作るのは非効率で、非現実的だ」と冷ややかな声も出ている。

(02/25 00:59)

433とはずがたり:2004/02/26(木) 13:12
東チモールが独立できたんだ,アチェも独立させてやろうよ。

http://www.asahi.com/international/update/0226/001.html
自衛隊派遣継続を要請 来日の東ティモール大統領が会見

 東ティモールから来日中のグスマオ大統領は25日、都内のホテルで朝日新聞記者と会見し、5月に駐留期限が切れる自衛隊について「派遣の継続を望んでいることを(日本政府に)伝えた」と述べ、小泉首相らに支援の継続を要請したことを明らかにした。

 大統領は、国際社会の関心がイラクやアフガニスタンなどに向かい、比較的順調に国造りが進む東ティモールに対する支援の熱が冷めていることに懸念を表明。「まだ(一昨年5月の)独立後の過渡期にあり、政府機関の強化など、解決しなければならない問題がたくさんある」と、援助離れへの危機感を訴えた。

 国連は、国造りを支える平和維持活動(PKO)の東ティモール支援団(UNMISET)について、期限の5月以降は規模を大幅縮小したうえで、1年間の延長を安保理に提案している。大統領は延長提案を歓迎したうえで、「要員が大幅に減るが、治安は比較的安定しており、支障はない」と楽観的な見通しを示した。

 また大統領は、教育を受けた若者の失業率が8割近くにのぼるなど、若年層の深刻な失業が社会不安を招いていることを認めたうえで、雇用創出に結びつく外資を呼び込むために、法律などの環境整備を早急に進めたいとの考えを示した。

(02/26 00:14)

435とはずがたり:2004/02/29(日) 18:25
>>434続き
そもそもの対立の原因はなんだったのかね?

ハイチ大統領に事実上の退陣勧告 米が声明
http://www.asahi.com/international/update/0229/006.html

 米ホワイトハウスは28日、争乱が続くハイチ情勢について声明を発表した。アリスティド大統領に対し、「自らの立場を慎重に吟味し、ハイチの人々にとって最善の結果になるよう行動するべきだ」と述べ、事実上の退陣勧告をした。

 ブッシュ大統領はこの日、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題)らと対応を協議。争乱への中立的な姿勢を改め、反政府派が首都ポルトープランスに進攻する前に、アリスティド氏の退陣による事態収拾を求める結論に達した模様だ。

 声明でマクレラン報道官は、過去数日間に首都で起きた略奪や殺害の責任者として大統領を名指しで非難。「今回の危機は大部分、アリスティド氏が作り出したものだ」と述べた。さらに「彼の行動は、ハイチを統治し続けることがふさわしいか疑問を抱かせるものだ」と述べ、統治能力に強い疑問を提起した。

 同声明は、首都攻撃をうかがう反政府武装勢力に対しても「暴力行為を停止し、政治的な解決を容認すべきだ」と呼びかけた。

(02/29 17:38)

436とはずがたり:2004/03/13(土) 17:50

一切の妥協をしない理想主義ではそもそもの改革も動かないだろうが,総選挙でウリ党が勝利できる公算でもあるのかね?

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/korea.html?d=13yomiuri20040312id22&cat=35&typ=t
大統領弾劾訴追、「国論分裂」さらに深まる (読売新聞)

盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領が12日、大統領権限の一時停止という前代未聞の事態に追い込まれた大きな要因に、「改革」の旗印の下、保守層と一切妥協しない独特の政治手法がある。

 大統領は少数与党にかかわらず、巨大野党ハンナラ党、第2野党・民主党を「守旧派」と決め付けて追い落とし、革新勢力を糾合して「新しい韓国」作りを目指したが、巨大野党に弾劾訴追で逆襲された。この意味で、今回の弾劾劇は深刻化する保守・革新の「国論分裂」を背景に、起きるべくして起きた悲劇的な政治現象である。

 大統領が目指してきた「改革」とは、韓国を30年動かしてきた「三金政治」(金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)、金鍾泌(キム・ジョンピル)氏)の負の側面であるボス体制、金権政治、地域対立の清算だった。この理想は正しく、政界の一匹狼にすぎなかった大統領が当選できたのも、国民がそこに期待したからだ。

 ところが大統領の当選母体・民主党は少数与党で国会で法律1つ通せない。だが、大統領は国会を握るハンナラ党と妥協せず、対立だけが深まった。昨年秋には大統領派が民主党主流派を非改革勢力と規定して離党しウリ党を作り、民主党まで敵に回した。今回の弾劾訴追案を、民主党がハンナラ党も巻き込んで可決したのは、あまりに象徴的だ。

 大統領にとっては保守との対立に加え、昨年10月に側近の不正資金事件が明るみに出たのが決定的な打撃となった。金権政治の打破を掲げながら自陣営も同じ旧弊に染まっていた事実に、中間層はどんどん離れた。大統領が国民投票による再信任など「奇妙な提案」を連発し始めたのは、この打撃のためだった。

 結局、大統領は4月総選挙を最大の勝負所に設定、ウリ党が定数の3分の1以上を獲得することで弾劾を阻止する体制を作り、主導権を握ることを目指した。このため大統領はウリ党を支援する発言を繰り返した。不正事件で窮地に陥っていた野党2党がまさにこの点を突き、「弾劾の刃」で切りつけたのだ。

 この1年にわたる大統領と野党との戦いがもたらしたのが、国論分裂の深刻化だった。これは対北朝鮮融和政策を展開した金大中前政権時代から目立ち始めたが、盧政権に入って内政問題でも保守と革新を区分する手法を使ったため、社会全体に広がった。これは対米関係の在り方にまで広がり、国家安保の在り方さえ不透明にしている。

 今回、保守が大統領と革新勢力に一矢を報いたとはいえ、これが総選挙の保守勝利につながるわけではない。革新勢力は今回の怨念(おんねん)を背景に総力を挙げるため、戦いはし烈になるだろう。今回の弾劾劇は保革の亀裂をさらに深めた。どちらが勝つにしても国論分裂の深い溝が埋まる兆しは、いまのところ見えない。

[ 2004年3月13日0時50分 ]

437とはずがたり:2004/03/22(月) 18:00
マレーシア総選挙、与党が歴史的大勝 議席の9割獲得
http://www.asahi.com/international/update/0322/008.html

 21日に投開票されたマレーシア連邦下院(219議席)選挙では、アブドラ首相率いる与党連合が議席のおよそ9割を獲得する歴史的な大勝を収めた。野党連合はほぼ壊滅状態。アブドラ首相は昨年10月の就任以来、自らの信任を初めて問う選挙で国民の広範な支持を受け、「マハティール後」の政権基盤を確固たるものとした。

 アブドラ首相は22日未明、クアラルンプールの最大与党、統一マレー国民組織(UMNO)本部で勝利宣言した。

 選挙委員会によると、22日朝の段階で95%の下院議席が確定し、与党連合は189議席を確保。獲得率は約90%に達している。事前の観測では与党連合が現状の3分の2を確保するかが焦点と見られたが、接戦とされた選挙区の大半で与党候補が野党候補に競り勝った。

 同時に行われた州議会選挙でも与党連合は、最大野党のイスラム政党、全マレーシア・イスラム党(PAS)の主要な足場だったトレンガヌ州政権を奪還した。

 下院で、野党連合の中心勢力であるPASはアブドル・ハディ総裁が落選するなど議席を改選前の27議席から半数以下に減少させることが確実。アンワル元副首相支持派による国民正義党も5議席中4議席を失い、政党の存続が困難な事態に陥った。

 アブドラ氏は発足時からマハティール政権時の閣僚を引き継いだが、22日に首相に再任された後、大幅に顔ぶれを入れ替える組閣に着手すると見られ、「マハティール後」を担う本格的なアブドラ政権が誕生する。

 与党圧勝の原因については様々な見方が出ているが、就任後に汚職を次々と摘発した実績、親しみやすい人柄など、「アブドラ氏への国民の高い好感度が選挙結果を導いた」(英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズ)ことは間違いない。

 また、ジェマー・イスラミア(JI)やアルカイダが東南アジアや欧州、中東で繰り返す大規模なテロ事件が、イスラム国の建設など過激なイスラム主義を唱えた野党PASのイメージを悪化させた点も大きい。

(03/22 13:02)

440とはずがたり:2004/03/22(月) 18:23
イスラエルは中東から撤退しろ。ユダヤ人をいじめたヨーロッパ人が全て悪いのに何故パレスチナ人が苦しい思いをしなければならないのか?!

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040322k0000e030055002c.html
2004年03月22日
イスラエル軍:ハマス精神的指導者ヤシン師を暗殺

パレスチナ筋の情報によると、イスラム原理主義組織「ハマス」の精神的指導者ヤシン師が22日、ガザ地区で行われたイスラエル軍の空爆で暗殺された。ガザ地区からのユダヤ人入植地の撤去などを表明したシャロン・イスラエル政権が、撤退後のハマスの勢力拡大を阻むため、トップの暗殺に踏み切ったものとみられる。過激派勢力の反発は必至で、停滞中のパレスチナ情勢は一気に混迷を深めそうだ。

 目撃者などの話によると、ヤシン師はガザ地区のサブラ付近で、モスク(イスラム教礼拝所)からの帰りにイスラエル軍武装ヘリのミサイル攻撃に遭った。ヤシン師や一緒にいた護衛ら5人が殺害された模様だ。

 ヤシン師は、昨年9月6日にも同様の攻撃を受けたが、この時は手に軽いけがを負っただけだった。

 = ◇ =

 ヤシン師はパレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」の創設者。38年、現イスラエルのアシュケロン近郊で生まれ、ガザのムスリム同胞団を指導し、87年にハマスを設立した。89年にはイスラエル兵の誘拐・殺人を指示した疑いでイスラエル軍事法廷で終身刑を受けたが、その後、釈放された。同師は車いす生活のため活動は限られているが、イスラエル当局は同師を精神的指導者として非難してきた。

[毎日新聞3月22日] ( 2004-03-22-16:04 )

441杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/03/23(火) 06:25
>>436
もともと、野党が大統領選の不正資金を追及したら、自分達の方が不正資金を沢山貰っていることが判ってしまい、追い込まれた挙句の
弾劾決議だった訳です。ですから、有権者には「党利党略」と見られているらしくて、今回の弾劾決議案が与党に追い風になってしまって
いるのです。盧政権に批判的で保守的とさえ言われている「朝鮮日報」の世論調査でさえこう↓なんですから。

【世論調査】ウリ党46.8% ハンナラ党15.8% 民主党6.8%
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/18/20040318000000.html

 国会が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する弾劾訴追案を可決した後、ヨルリン・ウリ党の指示率が急上昇し、ハンナラ党と新千年民主
党(民主党)を30%ポイント以上リードした。慶尚(キョンサン)道を含めすべての地域の1位をマークしていることが分かった。

 弾劾が発議された9日、弾劾が可決された12日、そして17日に実施したギャラップの調査で、ヨルリン・ウリ党の支持率は26.7%、
32.4%、46.8%と、急上昇した。
 反面、ハンナラ党の支持率は18.3%、16.3%、15.8%と下落し、民主党も9.3%、8.3%、6.8%と下落した。
                                                          ホン・ヨンリム記者 ylhong@chosun.com

もっとも、与党の側も突然吹いた追い風に右往左往しているらしいですけど、今回の選挙では合法左派の民主労働党が初の国政進出
(!)と言う観測もあるらしくて日本の保守化を裏目に韓国は革新が優勢になりつつあるそうです。

与党、「議員総辞職」を10日ぶり撤回
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/22/20040322000057.html

 ヨルリン・ウリ党(開かれたわが党の意)が今月12日の大統領弾劾案の可決直後に決めた議員総辞職の決議を10日で撤回した。野
党は即時、「こうなると分かっていた。口先だけで政治をするヨルリン・ウリ党の国民に対する詐欺」と批判した。

 ヨルリン・ウリ党議員らは22日、声明を出し「悩みに悩んだ末、議員総辞職の決議を撤回することにした」とし、「正直に告白し、許しを
請う」とした。
 同日のヨルリン・ウリ党の議員総会では「総選挙補助金と国会議員の歳費を返上しよう」という意見もあったが、「丸腰で選挙戦に出る
わけにはいかない」との意見があり決定が見送られたと、金富謙(キム・ブギョム)議員が伝えた。
 鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は「(議員職を辞任する場合、全国統一の記号が与えられないだけに)認知度の低い新人がウリ党候補
の大半であることを考えると、辞退はできない」とし、「また、大統領弾劾案が可決された状態で国会を空けるわけにはいかない」とした。

 ハンナラ党のペ・ヨンス首席副スポークスマンは、「窮屈な言い訳を並べ立てているが、『(議席数に応じて支給される)54億ウォンの総
選挙補助金と(議席数で決まる)記号3番を受けられなくなるのが心配だ』と正直に言うべき」と批判した。
 また、新千年民主党(民主党)の李承姫(イ・スンヒ)スポークスマンは、「顔色ひとつ変えずによく二枚舌を使う(ヨルリン・ウリ党の)国民
に対する詐欺をみると、嘆かわしい限り」とした。                        方聖秀(パン・ソンス)記者 ssbang@chosun.com

[My HP] http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

442とはずがたり:2004/04/05(月) 20:52
ベルギー介入前まではフツ族もツチ族も仲良く暮らしていたのだそうな。
言葉も習慣も同じとか聞いたが,じゃあ一体何が違うのだ?
また国連軍は何故撤退したのだ?何のためにいたのん?

<ルワンダ>国際社会の関心の低さ非難 カガメ大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00001013-mai-int

94年の大虐殺から10年を迎えた東アフリカのルワンダで4日、カガメ大統領は政府職員を前に「虐殺は国際社会の失策の象徴」と演説し、当時、平和維持活動のため駐留していた国連軍2500人が虐殺を止めなかったことへの怒りをあらわにした。ルワンダ政府は7日の追悼式典の招待状を各国に発送したが、西側首脳で出席するのは旧宗主国ベルギーのフェルホフスタット首相だけ。10年たっても変わらぬ国際社会の関心の低さに大統領が不満を爆発させたようだ。

 大統領は演説で「国益や戦略的観点から物事を考える人々によって、なぜ無数のルワンダ人の命が粗末に扱われるのか」と述べ、資源のない小国ルワンダへの国際社会の関心の低さを非難した。

 ルワンダでは94年4月から7月にかけて、政府軍やフツ系民兵がツチ系住民ら約80万人を虐殺したが、駐留中の国連軍は介入せず撤退した。このため同国では国際社会への不信感が根強く、虐殺発生時に国連の平和維持活動担当事務次長だったアナン現事務総長が98年に同国を訪問した際には、大統領が歓迎晩さん会を欠席する外交儀礼としては異例の対応を取ったこともある。(毎日新聞)
[4月5日10時36分更新]

443とはずがたり:2004/04/05(月) 21:00
http://www.kobe-c.ac.jp/~a-kawamu/pages/seminar/seminar2001/houkoku8.html
なぜ、フツとツチは争うのか
ドイツとベルギーの植民地時代に築かれた<ツチがフツを支配する>という社会構造
・ すべての人をツチ・フツ・トワのいずれかに区分し、それを身分証明書に記載した
・ 少数のヨーロッパ人植民地官僚をトップとする集権的な行政機構を全土に張り込ませ、
 その主要なポストをツチに独占させた。
・ ツチは庶民(この中にはトワやフツのみならずツチもいた)と直接対峙して徴税、強制
 労働、強制栽培などの植民地政策を実行した。    庶民から憎まれる立場
・ フツと定義された者たちは、権力からの疎外という共通の経験を通じて対自己集団へと
 自己形成を遂げる。

http://www.wakachiai.com/kibondo/2000/rekishi.htm
ブルンジは、ルワンダと同じく、一時期ドイツの支配を受けた後は1962年に独立するまでベルギーの植民地であった。ベルギーによる植民地支配と、カトリックは、ブルンジの文化に様々な影響を残している。

ブルンジでは母国語たるキルンディ語が話されるが、教育・政治はフランス語で行なわれ、ブルンジはアフリカの中の、フランス語圏に属する国のひとつといえる。英語については
高校卒業以上の教育を受けたものは解することができる。他、東アフリカで広く話されているスワヒリ語を解する者も英語より多くの割合で存する。


ブルンジはルワンダと双子のような国家であり、同じベルギーの植民地であっただけでなく、民族構成もほとんど同じである。すなわち、人口の圧倒的多数はフツ族(約85%)であり、少数派のツチ族がおり(14%)、さらにごく少数派のトゥワ族(1%)からなる。これらの民族は、昔から同じ地域に入り交じって居住し、平和に暮らしていたとされる。

歴史的には少数派のツチ族がブルンジ・ルワンダの政治や軍事などを担当してきた。これはツチ族が支配者として権勢をふるっていたというよりは、もともとブルンジの伝統的な社会そのものが兵士や軍人に重きをおく「武断政治」のような形態をとっていたからにすぎない。

これに対し、ドイツとベルギーは、この少数派のツチ族による支配を利用・強化し、近代以降ツチ族とフツ族とを、支配者層・被支配者層に分化・固定してしまった。ツチ族はエリートであり、留学をするなどしていわゆる知識人が多かったのに対し、フツ族の知識人は少なく、多くが農民であった。
■独立後の小史■

独立後、多数派のフツ族が支配権を握ったルワンダと異なり、ブルンジでは30年間にわたる抗争の末、少数のツチ族エリートが政治と軍の実権を握った。1960年代と70年代には、ツチ族とフツ族との衝突が何度か起こり、フツ族住民が何10万人も殺されている。
やがてフツ族の不満の高まりと、国際的な圧力により、選挙によって大統領を選ぶことが認められ、1993年、初のフツ族の大統領としてンダダイエ大統領が民主的選挙によって選出された。これに対し、権力を手放すまいとするツチ族の強硬派は8月20日に大統領を暗殺。この暗殺をきっかけに、60年代、70年代の虐殺の再来を恐れるフツ族がツチ族に対し大規模に反乱すると、ツチ族主体の軍隊はこれに反撃した。フツ族はFDDやFNLといったゲリラを組織して対抗し、何10万もの人々がブルンジ国内外のキャンプに逃れ難民となり、30万人から50万人が虐殺されたといわれる内戦が始まった。

さらに1996年には軍部がクーデターを起こし、ツチ族のピエール=ブヨヤ将軍が大統領となった。ブヨヤ大統領は軍隊を増強し、経済制裁を受けているにもかかわらず軍事費を増やしたため国家は疲弊。フツ族のゲリラはウガンダやコンゴ民主共和国(旧ザイール)に拠点をおいてこれらの国の支援を受けているといわれ、ブルンジにたびたび侵攻し、ツチ族主体の軍とフツ族主体のゲリラによる内戦が現在でも続いている。特に近時は、ゲリラがタンザニア国内の難民キャンプを拠点にしているとブルンジ政府は非難している。

また、ゲリラがフツ族住民が多く住み、首都に近いブジュンブラ=ルーラル地区を中心に活動するようになったため、ブヨヤ大統領は、ゲリラと、これを支援するフツ族住民とを分離させるべく、80万人もの人々を強制的にregroupment camp に移住させた。このキャンプは1998年には閉鎖されたとブルンジ政府は主張している。

444とはずがたり:2004/04/05(月) 21:01

http://c-cross.cside2.com/html/bp0ri001.htm

 94年4月6日、フツ族のルワンダ大統領ハビャリマナを乗せた飛行機が何者かに撃墜され、フツ族によるツチ族の大量虐殺が始まった。海外のメディアはそれを長年に渡る民族対立の結果と報じた。 本書の著者は、アフリカでは大量の死者が出ると世界のメディアが集まり、報道が加熱するが、新鮮味が薄れるとすぐに下火になり、 強烈なイメージだけが人々の記憶に残るだけで、その意味が理解されることがないという。

  実はこの大量虐殺は何年も前から計画されていた。フツ族の支配層は新聞やラジオ、街頭演説などを通して反ツチ族の洗脳キャンペーンを繰り返し、フツ族の"十戒"を作って、 ツチ族と結婚したり、ツチ族を雇う者に裏切り者のレッテルを貼り、フツ族過激派を集めて組織的な訓練を行っていた。

 しかしこの計画的な大量虐殺には歴史的な背景がある。ツチ族とフツ族はもともと言語も同じで、遊牧民族である前者と農耕民族である後者の違いが、貧富の差を生み、階層を作っていたにすぎなかった。 ツチ族の所有する牛は豊かな階層のシンボルとなっていたが、フツ族でも豊かになって牛を手に入れればツチ族とみなされたということだ。

 ところがそこに植民地支配者がやってきて神話を広めた。その神話では、ツチ族は北のエチオピアからやって来た黒いアーリア人であり、よりヨーロッパ人に近い高貴な民族であるのに対し、 フツ族は下等な野蛮人とみなされた。ルワンダは独立に至るまでにドイツ、ベルギーの統治下にあったが、そのあいだにこの神話が強化されていく。 民族を証明するカードの所持が義務づけられ、高貴とされたツチ族は権力をほしいままにし、フツ族は永遠にフツ族として生きていくしかなくなったのだ。

 このツチ族とフツ族の立場は独立をめぐって逆転する。ツチ族の支配者たちはベルギーと距離を置いて権力を維持しようとしたのに対し、ベルギーはフツ族支援にまわり、 フツ族によるツチ族の大量虐殺が行われ、ツチ族は周辺諸国に流出していった。一方、隣国ブルンディではベルギーからの独立に際して逆にツチ族が権力の掌握に成功し、 92年に行われたフツ族の弾圧で生まれた難民がルワンダに流れ込み、このフツ族難民たちが94年の大量虐殺のときに大きな役割を果たしたという。

 さらにルワンダ国内のフツ族も決して一枚岩ではなかった。大統領を取り巻く北部のフツ族エリートたちが利権を独占したために、もう一方にたくさんの貧しいフツ族農民が存在していた。 政府は彼らが貧しい原因をツチ族のせいにし、彼らの不満がツチ族に向かうように仕向けた。また、アフリカにおけるフランス語圏を守ろうとするフランスがこのフツ族政権を支援しているという背景もあった。

 しかし93年、ハビャリマナ大統領は、亡命ツチ族からなるルワンダ愛国戦線の軍事的な圧力と民主化を求める国際的な世論に抵抗できなくなり、一党支配に終止符を打つ和平協定に調印する。 しかしこれまで一党支配で利権を独占してきたフツ族支配層が簡単にそれを放棄することはできない。そんな状況のなかで大統領が何者かに暗殺され、ツチ族の大量虐殺が始まる。 それを単に民族紛争の結果というわけにはいなかいだろう。

445とはずがたり(1/2):2004/04/05(月) 21:04

http://www.w-digest.com/mm/mm0002/bk/000025.html
□大虐殺事件の概要

  ルワンダは、1960年に独立し、1973年の無血クーデター以降、フツ族のハビャリマナ政権が長期にわたって独裁体制を敷いてきた。1990年9月、独立後のフツ族によるツチ族の迫害でルワンダの北側にあるウガンダに移動していたツチ族らによる組織・ルワンダ愛国戦線がルワンダに侵攻して北部を制圧した。政府軍と愛国戦線が衝突を繰り返す中、1992年7月に停戦に調印されたが、翌2月には戦闘が再開され、同年8月には和平協定が調印された。

  この包括的和平協定により、新政府に全権を委譲することになっていたハビャリマナ大統領は、94年1月に大統領再選を勝手に宣言した。そして、4月6日、ハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領が乗った飛行機が、ルワンダの首都キガリ空港近くで撃墜され、両大統領とも死亡、この事件をきっかけとして政府軍と愛国戦線による対立が再燃した。フツ族系住民によるツチ族系の大虐殺は、これをツチ族の責任だとして発生した。

  国連安保理の介入などもあり、事態は収拾し、7月19日、愛国戦線主導の新政権が誕生した。こうした動きに対して、報復を恐れるフツ族系住民が大量に難民化して周辺各国へ流出した。新政権は、難民を食い止めるためにフツ族も多数含まれ、少数派民族による支配は行わない姿勢を見せた。

□ツチ族とフツ族の対立の背景

  前述したように、ルワンダ独立後、フツ族によるツチ族の弾圧があったとされているが、その背景には、植民地時代のヨーロッパによる間接統治がある。ヨーロッパのアフリカ進出以前には、ツチ族とフツ族は、ツチ族を主とするゆるやかな主従関係が築かれていた。これに対して、ヨーロッパ諸国は、アフリカを統治するために、民族の対立を和えて人工的に作り出し、例えばルワンダのような場合は、ツチ族にフツ族を支配させて統治したわけである。ヨーロッパの奴隷に対する扱いは、ツチ族とフツ族の主従関係とは異なり、いわば飼い主と家畜の関係であった。

  ヨーロッパとアフリカの関係については、当初は対等な貿易相手であったが、奴隷貿易、そして武力によるアフリカの分割に至り、アフリカ人は非人間的な扱いを受けた。そうしてつくられた歪みが、ルワンダのみならず、アフリカでの紛争の一因となっている。

446とはずがたり(2/2):2004/04/05(月) 21:04

□ハビャリマナ政権

  ハビャリマナ政権は、1973年に当時国防相だったハビャリマナ氏が無血クーデターで軍事独裁政権を敷いたところからスタートし、1978年の国民投票で新憲法を採択し、同氏が大統領に就任した。同政権は、フツ族ばかりでなく、ツチ族からも少なからず支持を受け、ルワンダの繁栄に務めてきた。しかし、1980年代半ば以降、経済情勢が悪化し、同時に一党独裁への批判が高まっていった。

  経済危機に陥った原因はいくつかあるが、スズの国際価格の下落、主要な輸出商品であるコーヒーの国際価格の下落、そして、1980年代後半から1990年代初めの干ばつ、これに人口の増加による土地の不足などの要因も絡み経済は大きく後退した。こうした中、ルワンダ愛国戦線による北部の制圧があり、また、独裁の結果として横行した汚職への非難が高まり、こうした諸々の点でハビャリマナ政権は大きく揺らいだ。

  1991年6月、国内外からの圧力によりついに一党制が廃止され、翌1992年4月、主要野党を含む政権が誕生したが、大統領はハビャリマナであり、愛国戦線は含まれていなかった。首相に就任したンセンギヤレムエは、愛国戦線側との平和交渉に望もうとしたが、大統領らによる妨害にあった。
 同年7月には、愛国戦線の軍事的優位のもとで政府軍との停戦が調印されたが、1993年2月には戦闘が再開され、同年8月にはハビャリマナ大統領が政府に全権を委譲することを取り決めた包括的和平協定が結ばれた。しかし、翌年1月にハビャリマナは大統領再任を宣言した。

  こうした流れの中で、1994年4月6日、ハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領を乗せたルワンダ大統領機がキガリ空港付近で撃墜され、両大統領とも死亡した。

□大虐殺と愛国戦線による報復

  フツ族によるツチ族の虐殺は、こうした閉塞状態の中で発生した。愛国戦線による力が拡大していくと、フツ族過激派によるツチ族は危険だというプロパガンダが、メディア等を通して広がり始めた。そして、ツチ族の虐殺を呼びかけるラジオ放送をきっかけに、大虐殺が始まり、 100万人とも言われる犠牲者を出して世界を震撼させた。

  単一民族によるルワンダの支配を目論んだフツ族系過激派は、一度は首都キガリを制圧したが、ウガンダで体勢を立て直した愛国戦線が再びルワンダに戻り、逆に首都キガリを制圧した。この衝突により、多くの国民が難民となり、隣国に流出した。

  1994年7月、愛国戦線主導の新政権が発足し、フツ族系のビジムング氏が大統領に就任した。また、暫定首相となったトワギラムング氏もフツ族出身であった。一方、軍部はツチ族が中心となっているが、全体としては民族色を排除した政権となった。

  しかし、今まで共存してきたとは言え、一度殺し合った民族同士が再び共存しようとすることには大きな障害があるだろう。多くの難民はルワンダに戻ったと言われるが、隣国ブルンジやコンゴ民主共和国も含めて、ツチ族とフツ族の衝突は続いている。

447とはずがたり:2004/04/05(月) 21:08
>>442-447
【ルワンダ・ブルンジのフツ族・ツチ族の対立まとめ】
・フツ族とツチ族は「(固有の習慣や身体的特徴などを共有)民族」ではなく貧富の格差に過ぎなかった。
・フツ族とツチ族を対立を激化させた原因には植民地政策があるが,独立後の経済不振を民族対立で誤魔化そうとした為政者側にも大いに問題がある。

結局,経済問題に帰着されるのでは。

448とはずがたり:2004/04/05(月) 21:13
NewsTopic●
コンゴ民主共和国内戦

 1998年8月に勃発したDRコンゴ紛争は、周辺諸国7ヶ国を巻き込み、アフリカの歴史上初めての世界戦争とも言われています。
紛争の背景には、水といった資源や、高級鉱物などの天然資源を巡る、政治的なせめぎ合いがあり複雑です。
資源利権の行方に関心のある国々や多国籍企業などが、武器の手配や軍隊の訓練などをして、内戦をあおり支援しているため、紛争は激化・長期化してしまいました。
被害は大きく市民を苦しめ、2002年5月時点で、死者250万人、200万人以上が難民となっています。

植民地の歴史/紛争の概略
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo.html
利権争い・民族紛争-周辺諸国の軍事介入
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo2.html
停戦に向けて
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo3.html

449とはずがたり:2004/04/16(金) 02:16
韓国は変革を選択したようだ。日本も参院選で後に続け!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000513-yom-int
韓国総選挙でウリ党が躍進、第1党…盧政権に信任

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する弾劾の是非が最大の焦点となった韓国総選挙(1院制国会、定数299)は15日午後6時、投票を締め切り、即日開票に入った。

 盧大統領の弾劾訴追に反対した実質与党「開かれたウリ党(ウリ党)」は、大きく躍進、第1党の座を確実にし、過半数をうかがう勢い。最大野党ハンナラ党は地盤の南東部、慶尚道地域を中心に議席を得たものの、大票田の首都圏で苦戦した。任期を4年近く残す盧政権は事実上、信任された形で、憲法裁判所が5月以降出す弾劾審判の結論にも微妙な影響を与えそうだ。

 KBSテレビの16日午前1時現在の開票集計によると、比例代表を除く各党の当選・当確・優勢議席数はウリ党129、ハンナラ党100。労働組合を母体とする左派系の民主労働党は2で、初の議席を獲得した。金大中(キム・デジュン)前大統領系で南西部の全羅道地域を地盤としてきた民主党は5、中西部の忠清道地域が地盤で金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁率いる自民連は4で、いずれも惨敗した。

 投票率は59・9%(中央選管暫定集計)で、史上最低を記録した前回2000年の57・2%を上回った。

 盧大統領は弾劾訴追可決前、「総選挙の結果に従って進退を判断する」と、総選挙を自身の信任投票と見なす立場を表明していた。ウリ党躍進で自身への信任が成立、政権基盤を確保したものと判断し、近くウリ党に入党して正式な与党とし、混迷政局の収拾を図ると見られる。

 ウリ党が躍進したことで、憲法裁は、「弾劾成立」の判断を出しにくくなったとの観測もある。

 ウリ党の支持層は「反米、親北朝鮮」の傾向が強く、今後、北朝鮮核問題などで、韓国が日米と密接な協力を行うのが難しくなり摩擦が強まる、との懸念も指摘される。

 今回の総選挙で、ウリ党は、国会で3月12日に盧大統領の弾劾訴追案が可決された後、弾劾への世論の強い反発を背景に支持が急伸。「古い政治、地域主義との決別」を掲げ、若年層を中心とした浮動票を得て首都圏(ソウル、仁川、京畿道)の多くの激戦区を制した。(読売新聞)
[4月16日1時30分更新

450とはずがたり:2004/04/16(金) 02:17
インドネシアはゴルカルが復活か〜。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000130-mai-int
<インドネシア>ゴルカル党首が大統領候補に

 インドネシア総選挙(5日投票)で第1党への返り咲きが確実となっているゴルカル党の中央執行部は15日未明、アクバル・タンジュン党首を大統領候補に推すことを決めた。同党の大統領候補には、同党首やウィラント元国軍司令官ら6人が立候補しており、19、20日に大統領候補選出会議を開いて最終決定する。中央執行部がタンジュン党首支持で一致したことで、同党首が選ばれる可能性が高まった。

 選出会議では中央執行部が18票、32州の州支部が計96票、440の県・市支部が計440票、関連団体が計10票の投票権(合計564票)を持つ。同党首は前回99年総選挙後毎月数回、地方支部を訪ねて党再建に取り組んでおり、執行部の決定で地方支部への圧力が強まり、同党首選出の可能性がさらに高まった。

 総選挙は15日午後6時半現在、有権者約1億4700万人のうち約8820万票を開票し、得票率が(1)ゴルカル党20.96%(2)闘争民主党19.73%(3)国民覚せい党12.10%――などの順。最終的にはゴルカル党が130議席前後を獲得し、メガワティ大統領が党首の闘争民主党に20議席超の差をつけそうだ。

 正副大統領候補のペアで立候補する大統領選(7月)では政党間の連立が勝敗のかぎとなる。連立への政党間交渉は既に活発化しており、最大の集票組織を持つゴルカル党や国民人気の高いユドヨノ氏(元筆頭閣僚)の動向に注目が集まっている。(毎日新聞)
[4月16日0時49分更新]

451とはずがたり:2004/04/16(金) 02:21
自民党は政権から引きづり降ろせば解体する,それからガラガラポンが有って政界再編という意見が多く聞くし,自分もそう思っていたが,ゴルカルと言いハンナラ党といい,しぶとく残っている所を見ると自民党も解体はしないかもと云う気にはなってくる。
まぁ改革保守と社民リベラル勢力の結集という今の民主党の姿は自分の好みの形だから,それでいいけど。自民党下野になったら泥船から逃げ出してこっちへ擦り寄って来る連中が出てくるだろうけど厳密な選別が必要でしょうなぁ。

452名無しさん:2004/04/17(土) 02:37
>>449-451
 韓国は、大統領選で中道右派が2連勝でしたが、議会で過半数を取ったことで、名実共に保守対中道右派という2大政党制になりましたね。自民連や民主党もいずれそれらに収斂されるでしょう。また、比例代表もありますから、中道左派の民主労働党は、カナダの新民主党のような第3極として定着するでしょう。
 インドネシアは、旧宗主国・オランダのような多党制の道を歩んでいくでしょう。
 各国の保守政党や、1993-94年頃の自民党を見ると、確かに下野したとしても、しぶとく復活する可能性は高いですね。自民党が再生のために「新保守主義」という方向性を打ち出し、中道右派が離反して民主党に流れるという形でしょう。どこの国でも保守政党は政党制の一つの軸を築いているわけで、それ自体に問題はないですね。
 問題は民主党です。新保守主義と社会民主主義の結集で均衡点の「第三の道」に至る、とお考えのようですが、そんなにうまく行くでしょうかね。むしろ、少し間違えば遠心力が働いて分裂しかねないと思います。政権という求心力がないだけに。
 では、民主党がどういう姿を目指すとよいかと言えば、社民主義の伝統の弱い日本ですから、ウリ党みたいな中道右派政党となるのが、長い目で見て生き延びる道でしょうね。中道左派は、第3党として細々とやってもらうことにして。

453とはずがたり:2004/04/17(土) 16:59

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040417k0000e070057000c.html
近事片々:最近の政界は……

 最近の政界は各党の政策が似たり寄ったりだとよく言われる。が、みんなが知っている直近の出来事、イラク日本人人質解放をめぐる考え方では大きな違いが目立つ。裏にある自衛隊イラク派遣問題よりも〃深い政策〃の違いかもしれない。

   ◇

 自民党は「退避勧告が何度も出ており、自己責任での解決は当然。救出費用を請求すべきだ」、公明党は「渡航禁止を公共の福祉の観点から検討しよう。救出費用を国民の前に明示すべきだ」。

 民主党は「今すぐイラクに戻りたいというなら論外。厳しい状況にも志を曲げぬことに敬意。志への批判は筋違い」、社民党は「被害者に対する金銭負担請求は弱者への自己責任の押しつけ」。
毎日新聞 2004年4月17日 13時24分

454とはずがたり:2004/04/17(土) 16:59
「日本にも新世代育つ」 仏紙が3邦人の行動を弁護
http://www.asahi.com/international/update/0417/011.html

 17日付の仏紙ルモンドは評論欄の1ページを割き、イラクで3人の日本人が人質になった事件に関するフィリップ・ポンス東京支局長の論評を掲載した。「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」として、「無謀で無責任」と批判されている元人質を弁護している。

 「日本、人道主義の勢い」と題した長文記事は「軽率で無邪気すぎるかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」と、元人質の行動に理解を示す。

 また「親の世代のように企業社会に服従することを拒み、新たな感受性を見つけた若者たち」を束ねる「10万の非政府組織(NGO)」の活動にも注目。「阪神大震災以降、人道・奉仕活動に身を投じる子供たちが増えている。日本人の人質たちは一つの象徴だ」と結論づけている。 (04/17 11:09)

455とはずがたり:2004/04/17(土) 17:04
スペインは独裁者フランコ総統への反省の名残か左翼が強いようですな。

スペイン社労党書記長、イラク撤兵を表明 米政権も批判
http://www.asahi.com/special/spainbombing/TKY200403150220.html

 スペイン総選挙で勝利し、首相への就任が確実視されている社会労働党のサパテロ書記長は15日、マドリードの党本部で記者会見し、イラクに派遣しているスペイン軍を選挙の公約通り撤退させる方針を表明した。同氏は「スペインの軍事介入参加は誤りだった」と述べたうえで、イラク戦争をめぐる米ブッシュ政権の対応を批判した。

 イラク戦争で米英とともに「主戦論」を唱え、イラク派兵も続けたアスナール政権が退場し、代わりに米国批判を公言する政権が生まれることは、米国主導の「有志連合」によるイラク復興体制に影響を与えそうだ。

 サパテロ氏は選挙前の2月、「イラクで国連が中心的な役割を果たさない場合、軍を撤退させる」と表明し、公約としていた。同氏は15日の記者会見で公約を実行する方針を確認し、「日時は言うべきでないが、6月30日が期限になると思う」と強調した。

 6月30日はイラクへの主権移譲の期限であると同時に、現在派遣されているスペイン軍部隊の駐留期限にもあたる。

 同氏はさらに会見で、米英とともにイラク戦争開戦を主導したアスナール政権を批判。「我が国が加わったのは明らかに過ちだった。武力介入は国際社会の秩序を維持するうえでも、協力態勢を築くうえでも、米国を守るうえでも政治的なミスだった」と述べた。

 会見に先立つラジオ番組では「市民を爆撃するようなことを二度と繰り返さないために、ブッシュ米大統領もブレア英首相も自己批判した方がいい」「イラク戦争も占領も破滅的だ」と、米英両首脳を批判した。

 サパテロ氏は今後、共産党系の「統一左翼」などとの連立協議を進め、4月2日に新たな上下両院が招集された後、国王から新首相に任命される見通しだ。

 同氏は00年、社労党の総選挙敗北を受けて若手ながら書記長に就任したが、党内基盤はまだ強くないといわれる。イラク撤兵については米国の反発が予想されるほか、今後党内で意見が割れる可能性も残っている。

 サパテロ氏は15日、ブッシュ米大統領と電話で協議した。AFP通信によると、対テロ戦で協力することを確認し合ったとしている。

(03/16 01:30)

456とはずがたり:2004/04/17(土) 17:08
http://www.spain-japan.com/xx/xx.html
現代のスペイン 20世紀の歴史
Politica, Economia, Administracion
Historia del Siglo XX

458とはずがたり:2004/04/20(火) 12:09
仏紙ルモンド、人質事件で自己責任問う声に皮肉
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404200125.html

 19日付の仏紙ルモンドは、イラクでの邦人人質事件で「自己責任」を問う声が日本国内で広がっていることを紹介した。「人道的価値観に駆り立てられた若者たちが、死刑制度や厳しい難民認定など(国際社会で)決して良くない日本のイメージを高めたことを誇るべきなのに、政治家や保守系メディアは逆にこきおろしている」と皮肉った。

 同紙は17日、人質事件について「外国まで人助けに行こうとする世代が日本に育っていることを示した」と好意的に論評していた。

 19日付の記事では、解放された人質が「今後も活動を続けたい」と発言したのをきっかけに、謝罪や費用弁済を求める「無理解と激高の怒声」が広がっている、と紹介。「社会秩序を乱した者は後悔の念を示さなければならないのが日本の習慣」と説明した。

(04/20 10:14)

459とはずがたり:2004/04/20(火) 12:13
自己責任で人道支援するボランティア>>アメリカのお先棒を担いでのこのこと出かけて行く自衛隊>>>>>(越えられない壁)>>>>>安全な日本国内でのうのうと暮らしておきながら2ちゃんなどに常駐して無神経に国益などとほざいている連中

だな。2ちゃん風に不等号使ってみました(w

スペインが6月30日に撤退するのに続き,イギリスでも派遣反対が輿論だ。

460とはずがたり:2004/04/20(火) 12:14
「人質・家族バッシング」に異論噴出 政府責任問う声も
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404190339.html

 イラクで人質になったNGOメンバーやジャーナリストたちの「自己責任」を問う声が、政府・与党に根強い。解放後には救出費用の請求まで取りざたされた。自ら出向いて危険な目に遭った人たちの自己責任を連呼することで、国民を保護する政府の重い責任が見逃されている。NGOなどからは、異論が噴出している。

 イラクで医療支援などに取り組む日本国際ボランティアセンター(JVC)の熊岡路矢代表は「自己責任は活動の原則だ」と話す。「安全確保とそのための情報収集と判断が紛争地での人道支援活動の前提」。それでも残るリスクを背負い、多くのNGOは活動している。

 NGOは、政府機関にはできない、国益を超えた活動を担う。万一、誘拐やテロなど危機に陥ったとき、だれが救い出すのか。「官民あげてあたるのが普通だ。救出された側に自己負担を求めるなど聞いたことがない」と熊岡さんは言う。

 アラブメディアを通して武装勢力に人質解放を呼びかけた国際交流団体ピースボートの吉岡達也・共同代表は「彼らがこれまでの活動でどれだけ日本の評判をよくしたか、その効果は絶大なもの。政府がその点を評価しないと、海外の人道支援活動をつぶしてしまう。自国民を保護するのは、そもそも国家の義務だ」と話す。

 「彼らはなぜ捕まったか。自衛隊派遣で米軍に協力している日本の国民だから。なぜ解放されたのか。非武装で人道援助をし、自衛隊派遣を批判していたからだ」

 棟居快行・北大教授(憲法)は「生きざまを選ぶのは個人の尊厳。憲法から言っても当然だ。『政府の言う通りにすればいい』というのは過剰な干渉で、もっと成熟した国家と市民の関係が求められる。政府は自己決定に干渉せず、どこがどの程度危険か、具体的な情報を最大限出すことに徹するべきだ」と話す。

 「日本人人質の家族に口輪(くちわ)」−−南ドイツ新聞は、家族らが外国人特派員協会で開いた会見の模様をそう伝えた。「口輪」はドイツ語で、言論抑圧や箝口(かんこう)令のたとえとして使われる。

 同紙は「だれが彼らを黙らせたのか、そしてどのように?」と始まる。政府の批判をしていた家族が突然、黙り込んだと指摘。会見で「政府側から批判を慎むように要請されたのか」と質問したが、「ノーコメント」だったと紹介した。

 15日付で記事を書いたヘンリック・ボルク特派員は「会見では家族を批判するような質問が多かった。家族ではなく、政府を批判すべきではないか」と話している。

 米国務省のホームページには、パウエル国務長官のインタビューが載っている。

 TBS記者の質問に15日、答えたインタビューで長官は「彼らのような市民や、危険を承知でイラクに派遣された兵士がいることを、日本の人々はとても誇りに思うべきだ」と語り、「私たちは『あなたは危険を冒した、あなたのせいだ』とは言えない。彼らを安全に取り戻すためにできる、あらゆることをする義務がある」と続けた。

 小泉首相は16日、解放直後の3人について記者団に「イラクに残りたいという人もいるようだが」と問われ、「これだけの目に遭って、多くの政府の人たちが自分たちの救出に寝食を忘れて努力してくれているのに、なおかつそういうこと言うんですかねえ。やはり自覚というものを持っていただきたいですね」と答えた。 (04/20 02:44)

461とはずがたり:2004/04/20(火) 12:16
訂正>>459
自己責任で人道支援するボランティア>>アメリカのお先棒を担いでのこのこと出かけて行く自衛隊>>>>>(越えられない壁)>>>>>安全な日本国内でのうのうと暮らしておきながら2ちゃんなどに常駐して無神経に国益などとほざいている連中>>自分の責任を棚に上げて責任転嫁する小泉など自民党政治家
だな。

463おりーぶの木:2004/04/20(火) 23:05
>>458
今日、発売のサンデー毎日に外国ではこのようなケースで(人質の)自己責任を問う声がまきおこる事はほとんどありえないと書いてましたがこの記事を読んで合点が行きました。
それにしても人質及び家族バッシングはヒステリックで違和感を禁じえません。確かに危険なのを承知の上でイラク入りしたのですから、もし不測の事態が起きてもやむを得ないし、これによって自衛隊撤退はすべきではなかったでしょう。
彼らに落ち度があったのも事実ですし、私自身、家族の言動に違和感を覚えましたが「肉親を生きたまま焼き殺す」といわれて取り乱すのは仕方ないことなのではないでしょうか?
そもそもNGOの存在意義を理解していればこのような批判は出てこないはずなんですけどね。>>458のルモンドの記事はまさにそれを理解してるからこそ上記のような文章になったのでしょう。
たとえ落ち度はあったとはいえ彼らは被害者なのは紛れもない事実。今回の事件は弱いものいじめがナショナルパスタイム(国民的遊戯)であり、お上意識が抜けきれないわが国の国民性を如実に浮き彫りにしてくれた事件でした。
チキン(臆病)&ポークな俺には危険を顧みず他国の人間のために利他の精神で乗り込むなんてまねはありえない選択肢だから高遠さんのバイタリティーを尊敬しこそすれ叩くような発想は出てこないんだけどなぁ。こんな私はおかしいのでしょうか?

464magenta:2004/04/20(火) 23:46
>>463
某所からのコピペになりますが、作家の桐島洋子氏がテレビでこんな発言をしていたそうです。

「(前略)ある程度お灸を据えられるのは仕方がないと思うんです。
 ただ、あまりにもバッシングが酷すぎる。
 もう…ちょっとそれはもう…目を覆うばかりですね。
 とくにインターネットなんかを見るとホントにもう罵詈雑言、
 誹謗中傷の荒らしですしね。
 いろいろな、あのー家族に対しても酷いこと言われているようですし。
 やっぱりあれでもうだから、覆面のテロリストも恐いけど
 私はああいう匿名のバッシングってのも恐いと思いますよ。
 もっとおぞましいですよ。
 ああいうのは命こそ取らないけど、
 ああいうテロリズムも一種の言論テロですから。
 ああいうのも、まぁ…情熱や自由を奪いますからね。
 だから私は今度はそういう日本のいやらしさというか
 それも剥き出しで出てきたということで非常に印象的でした。ええ」

今回の騒動については、下のサイトで興味深い考察がされていました。

成城トランスカレッジ(はてなダイアリー)
http://srd.yahoo.co.jp/PAGE=P/LOC=P/R=1/*-http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/

465とはずがたり:2004/04/20(火) 23:58
>>464
情報提供感謝です。
最近世情にとんと疎くなってしまってインターネットのニュースしか拾い読みしてない状況なんですが予想以上に騒ぎになっていたんですねぇ。

イラクの為になっているのは捕まった連中の様な人らであって自衛隊ではないと思っていたのですが,何も知らない癖に発言するのは無責任な気がしてきました…。

466おりーぶの木:2004/04/20(火) 23:59
>>464
俺が違和感感じるくらいだから一般的な国民がどう思うかは推して知るべしですがそれにしてもあんまりでしょう。これは・・・
桐島氏の文章にはほぼ同感です。ヨーロッパでは不況になると極右が台頭して、良識のある連中を悩ませるのですがわが国にもとうとうその波が押し寄せてきたかという感があります。
ファシズムの怖さを身にしみている彼らの国では何とかなるのでしょうが付和雷同なわが国でどこまで歯止めがかかる課と思うと暗澹たる思いがします。
そのエネルギーを自民党を倒すことに注いでもらいたいものなのですが、ここまで国民生活をめちゃくちゃにした連中がのうのうと改革者面してのさばってる現状には言葉もありません。
本当に弱いものいじめはやめましょうや。

467日帝極右保守反動分子:2004/04/21(水) 00:30
樺太と言っても、樺太庁時代の南樺太時代に興味を持っています。ただ北方領土問題において、はっきりはっきりさせたいことは、南樺太と全千島列島(地理的な)は国際法上未確定地域であり、北海道の一部たる歯舞諸島、色丹島は日本領であるということです。もちろんロシアが上記の地域全てを60年近くにわたって不法占拠していることは言うまでもありませんが。

468とはずがたり:2004/04/22(木) 02:17
割とアメリカに迎合して軍備増強に走っていたイメージのある中曽根ですが彼の真意は?

http://www.asahi.com/politics/update/0421/009.html
「米国は単細胞」 中曽根元首相がイラク問題で批判

 中曽根元首相は21日、東京都内で講演し、イラク問題について「米国人は(ペルシャ)湾岸で政治をしたことがない。しかも単細胞だから自分の民主主義が一番いいと思って押しつける癖がある。アラブの民衆の所へ行ったら失敗するに決まっている」と述べ、米国の占領政策を痛烈に批判した。

 その上で「米国は軍事戦争に片が付いたら仏独ロを迎え入れ、相当譲って平等に一緒にやっているという姿をアラブ人に見せるべきだ」と指摘した。

 中曽根氏は、イラク戦争開戦時に、小泉首相にこうした考えを伝えたことを明かした。さらに「パレスチナの独立国家をつくって、アラブ人が納得すればイラクもうまく行く」と助言したという。パレスチナ問題では、「イスラエルに圧力をかけると、11月の大統領選の時にユダヤ人の票が入ってこないので手を抜いている」と、米国の対応を批判した。 (04/21 22:42)

469さむらい:2004/04/30(金) 20:28
拉致被害者救出第6回国民大集会に参加しました。デモにも参加しました。

470とはずがたり:2004/05/04(火) 12:22
一気に政権交代が可能な大統領制に比べて議員が地盤を涵養している議会の勢力交替は遅れる傾向にあるのかも知れないが,韓国もやっと此処まで(ハンナラ党が第1党から転落)来た。さて日本は,と…。

韓国与野党が協約締結 ハンナラ党対決姿勢捨て対話へ
http://www.asahi.com/international/update/0504/006.html

 4月の韓国総選挙で過半数を獲得した実質与党・開かれたウリ党の鄭東泳(チョン・ドン・ヨン)議長と第1党の座を失ったハンナラ党の朴槿恵(パク・ク・ネ)代表が3日、選挙後初めて会談した。両党首は、腐敗政治との絶縁を誓い、経済回復や対北朝鮮政策で協力する協約を結んだ。ハンナラ党は3月の盧武鉉(ノ・ム・ヒョン)大統領弾劾訴追や総選挙での対決姿勢を捨て、対北朝鮮でも従来の敵視政策を転換する兆しを見せている。

 ウリ党は総選挙で3倍増に躍進、定数299議席中152議席を占めた。一方のハンナラ党は16議席減の121議席。両党で9割を超える2大政党時代となり、今月末から新たな任期となる新国会の構図が、対決か対話かで注目を集めていた。2人はこの日の直接会談で、「新たな政治の実践に力を注ぐ」と口をそろえた。

 中傷を繰り返してきた両党が、異例の協約まで結んで「蜜月」を演出した背景には、ハンナラ党の転換志向がある。

 総選挙では朴代表の個人的人気で惨敗こそ免れたものの、若者離れや「金権腐敗」の悪評判は深刻で、党内から解党論も出ていた。一方のウリ党内にも、新人の大量進出(108人)で政治理念のまとまりがなかったり、ベテラン議員の路線の違いが表面化したりしており、求心力が必要だった。

 朴代表は早くから「与党との対決より国民の生活向上を」と訴え、北朝鮮・竜川(リョンチョン)駅の爆発事故でも人道支援を理由に募金活動を積極的に呼びかけた。金大中(キム・デ・ジュン)前政権以来の太陽(包容)政策に対する反対一辺倒だった党の姿勢の転換も図っている。

 この日締結された協定文でも「憲法に明示された自由民主主義、市場経済原則に基づく朝鮮半島の平和定着と共同発展」という1項目が設けられ、国会内に南北関係発展特別委員会を新設することで合意した。

 当面、北朝鮮への往来や関係者との接触を禁じ、事実上の密告強制までしてきた国家保安法(48年制定)の改廃が論点となる見通しで、「太陽政策と合致せず時代遅れ」と廃止論が主流のウリ党に、ハンナラ党がどこまで歩み寄るかが焦点となりそうだ。

(05/04 09:25)

471とはずがたり:2004/05/04(火) 12:24
豪、イラクに53人を追加派兵
http://www.asahi.com/international/update/0504/002.html

 オーストラリアのヒル国防相は3日、新イラク軍の訓練にあたるため、計53人を追加派兵したと発表した。増派部隊は同日、北部のダーウィン港から出発した。隣国ニュージーランドは、駐留期限を迎える9月末で部隊を撤収させる方針を示しており、対照的な対応となった。

 オーストラリアはこれまで850人規模の部隊を派遣し、ペルシャ湾での海上警戒やイラク国内への物資輸送などの活動を続けている。増派される内訳は、軍事訓練の専門家ら40人と部隊の護衛にあたる13人。

 同国のハワード首相は4月末にバグダッドを訪問した際、大部隊を増派する余地はないとしつつも「すき間的な需要はあるかもしれない」と述べ、小規模な増派の可能性を示唆していた。また、同国軍のイラク駐留は駐留期限の来年6月末より長期化するかもしれないとの見通しも示した。

(05/04 00:45)

472とはずがたり:2004/05/13(木) 23:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040513-00000013-yom-int
インド総選挙、国民会議派が第1党に返り咲き

インドの総選挙(下院、定数545、2議席は大統領が指名)の開票が13日、全国で一斉に行われた。

 最大野党・国民会議派(ソニア・ガンジー総裁)の勢力が事前予測を上回る勢いで議席を伸ばし、バジパイ首相率いるインド人民党主導の与党連合「国民民主同盟」を破って第1党に返り咲いた。現政権の経済改革路線の恩恵に浴していない貧困層の支持を受けたのが勝因とみられる。国民会議派中心の政権は1996年以来8年ぶり。

 ただ、獲得議席は過半数に達せず、不安定な政権運営を強いられるのは避けられない。次期首相には暗殺されたラジブ・ガンジー首相の夫人だったソニア総裁の就任が有力だ。

 今回の選挙では、ボタンを押すだけで投票できる電子投開票機が初めて全面的に導入され、前回までは3日以上かかった開票作業が、約24時間程度にまで短縮されることになった。

 ニューデリーの開票センターでは、欧米など約70か国から視察団が訪れ、有権者数約6億7500万人のうち約3億7000万人が投票した、「世界最大の開票」を見守った。(読売新聞)
[5月13日21時29分更新]

473杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/05/14(金) 16:31
弾劾審判が棄却、盧大統領は職務復帰
http://japanese.joins.com/html/2004/0514/20040514105231200.html

韓国憲政史上初の大統領弾劾審判事件が、審理2カ月ぶりに棄却決定で決着がついた。

憲法裁判所は14日午前10時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領弾劾審判事件の宣告公判で、国会の大統領罷免請求を棄却した。
これを受けて盧大統領は、尹永哲(ユン・ヨンチョル)憲法裁判所長の主文宣告時点から権限行使停止状態から抜け出し、大
統領職務に復帰したが、国会は無理な弾劾を推進したという批判を免れなくなった。
憲法裁は、大統領の記者会見発言が選挙法中立義務条項および憲法の憲法守護義務に違反すると判断したが、大統領を罷
免させるほどの「重大な職務上違反」とは見がたいという理由で、棄却決定を下した。
しかし弾劾事由のうち、大統領側近の不正は就任前または大統領の関連が見当たらないという理由で棄却、国政および経済
破たんについては、最初から弾劾審判の対象にならないという理由で却下決定を下した。
憲法裁は、裁判官評議を通じて、少数意見を公開しないのが正しいという方向で憲法裁判所法36条3項を解釈、罷免・棄却・
却下など裁判官らの意見がどう分れたのかについては確認されなかった。                     2004.05.14 10:52

476とはずがたり:2004/05/22(土) 18:20
入れて貰ったにしては強気やねぇ>イギリス
しかし第二次大戦後の独仏枢軸は素晴らしい「外交革命(第二次)」だねぇ。

EU内、蚊とハエの争い…憲法制定巡り英対独仏鮮明に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/eu.html?d=20yomiuri20040519id24&amp;cat=35&amp;typ=t

「英国だけを刺す蚊にはうんざり」と不快感をあらわにするストロー英外相に対し、「欧州を眠り病にかけようとするツェツェバエがいる」と応酬するバルニエ仏外相――。ブリュッセルで17、18の両日に行われた欧州連合(EU)外相によるEU憲法制定再開交渉は、欧州統合の進展に歯止めをかけたい英国と、統合深化をめざす独仏との対立が鮮明になり、目標とする6月の憲法制定に黄信号がともった。
 英国は今や、昨年末の憲法制定交渉で妥協を拒む“悪役”を演じたスペイン、ポーランドに代わり、憲法草案反対の先頭に立つ。

 拡大EUを機能させるには、全会一致を意思決定方式としてきた外交・防衛・司法などに多数決方式を広げることが不可欠で、憲法草案にも盛り込まれた。

 だが、英国は「国家主権にかかわる分野では加盟国の拒否権を維持すべきだ」との立場を今まで以上に強く示すなど、あちこちで草案の修正を要求し、「受け入れられなければ、憲法には調印しない」と脅す。フィッシャー独外相は「サラミを1枚1枚切りそぐようだ」と憲法を骨抜きにしようとする英国を冷笑した。

[ 2004年5月20日2時0分 ]

477名無しさん:2004/05/23(日) 10:54
>>477
難しいですねぇ〜。本当に難しい問題です。
極度の不安と緊張状態に置かれた家族会の人々が、ああいうことを言う気持ちは、仕方のないことだし、よく分かります(と言っても、経験した者でない限り、本当の辛さは分からないのでしょうが…)。長い間待っていたわけですからね。
しかし、我々その他の国民は、もっと冷静にならなければならないと思います。特に、マスコミの論調には違和感を覚えます。某局アナの煽り口調には、鋭い嫌悪感を覚えました。ああいう国から一気に答えを引き出すのは不可能だし、小泉訪朝がなければ、5人だって帰る機会を逸したかもしれない。それに、合同調査委員会ができる訳ですよね?そこに、防衛庁情報本部、警察庁、公安調査庁といった人々を、どんどん送り込めばいいのです。北が不誠実な態度を取れば、合意の前提が崩れたとして、そのときこそ経済制裁に踏み切ればいいのです。勝負はこれからですよ。拉致問題の全面解決なしに国交正常化するとは、到底思えないです。
そもそも今回の訪朝が、小泉首相の政治的パフォーマンスだったという説があるのは、承知しています。しかし、やってしまったことを、今更とやかく言っても仕方ないです。これを政局に持って行くことなく、超党派で協力して欲しいものです。最終的な目標は、「日本国民が、拉致や核をはじめとする北朝鮮の脅威を感じることなく、平和に暮らせるようになること」なんですからね!

478477:2004/05/23(日) 10:54
失礼!冒頭は、>>475の誤りです。

479とはずがたり:2004/05/23(日) 12:19
家族会の連中が何を云ったか知りませんけど彼らは嘗て北朝鮮による拉致を訴えて日本国中から妄想を嗤われたのですから,それが心の傷となって現在の言動があるのだとしばしば思います。
マスコミの報道ぶりもじつは知りませんが,なんなんでしょうねぇ。
なんとか北朝鮮の現体制が崩壊するような形での「支援」が不可欠だと思われます。防衛庁情報本部、警察庁、公安調査庁といった専門家連中はちゃんとそういう認識で何らかのビジョンをもっているのでしょうねぇ。
あと小泉と自民党が参院選のための狸芝居して国民熱狂させてるのに,今更云っても仕方がない,超党派で協力すべきだと云われてもねぇ。。

480とはずがたり:2004/05/23(日) 13:37
北“こうかつ”外交術、2枚のカードで多様な実利獲得 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20040522i113_yomiuri

 22日行われた第2回日朝首脳会談は、北朝鮮から見れば、拉致問題のうち、家族5人の帰国と安否不明者調査の再開約束の2枚のカードを切るだけで、人道支援や制裁法発動阻止など多様な実利を獲得した。
 金正日総書記は、やはり、虎の子の核カードは対米交渉用に温存したまま、日本側の拉致問題での進展への期待感を最大限利用し、わずかなカードで現段階で取れるものは取る巧妙な外交術をみせつけた。

 首脳会談の結果を分析すると、北朝鮮が明確に「譲歩」したのは5人帰国だけだ。曽我さん一家の問題、安否不明者調査再開は、今後の対日交渉次第で、いつでも揺さぶりカードとして使えるよう手元に残した。

 核問題をめぐっても金総書記は非核化を目指す意思を示した上で、6か国協議進展に努力すると約束したが、これは4月の胡錦涛・中国国家主席との会談で表明した内容そのままだ。「米国の姿勢で核抑止力を持たねばならなくなった」と従来通りの論理を強調し、米国に直接取引を迫る意思を改めて鮮明にした。

 これに対し、北朝鮮が獲得したのは、まず、経済崩壊寸前の中で早急に必要な食糧25万トンと1000万ドル相当の医薬品。対北制裁法も発動されれば、日本からの金とモノは止まり、北朝鮮経済の息の根が止まるほどの威力があるだけに、発動阻止は是が非でも獲得しなければならなかった。

 さらに注目すべきは、「日本は今後、在日朝鮮人に差別を行わず、友好的に対する」との約束だ。これは一見、政治的意味が薄いように見えるが、北朝鮮からすれば、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)施設への課税、貨客船・万景峰号の検査などをめぐり、日本に今後の対応の緩和を迫る論拠を得たのにも等しい。

 北朝鮮の獲得物はいずれも経済に連関している。北朝鮮経済は日本に相当、依存してきたが、拉致問題で、その動脈は狭まった。金総書記は、小泉首相を再び平壌に迎え入れ、動脈を復活させることを狙ったのだ。

 北朝鮮は対米交渉や南北対話で、相手国が解決を求める懸案をカードとして逆手に取って、その価値を高めた上で、効果的に切って目標を一気に獲得する外交を得意とする。核問題がその象徴で、韓国が求める離散家族再会も同じだ。金総書記は、日本に対して拉致カードを使ってまったく同じ外交術を使った。

 拉致は、北朝鮮が日本の主権を踏みにじった国家犯罪だ。その拉致さえカードにして実利獲得に走る北朝鮮――。金正日政権は、歩調を合わせながら国交正常化交渉を進めていける相手なのか。今回の首脳会談を見る限り、疑念は去らない。

[ 2004年5月23日2時2分 ]

481とはずがたり:2004/05/24(月) 21:20
大中東構想はアメリカの影響力を排除した旧アラビア帝国の復活でなければなるまい。サウジ・イラク・ヨルダン・シリアの合併が必要だな!

●米:中東地域での非石油産業の育成を目指す国際機関「中東開発銀行」の創設←欧「融資機関創設はコストがかかり、非現実的」と猛反発(アジア通貨危機の時を思い出すねぇ 日:アジア通貨基金←米:非現実的)

●米:アジア太平洋経済協力会議(APEC)の中東版を念頭に、主要8カ国(G8)と中東諸国首脳の恒久的な対話の場を作る計画←アラブ:虐待問題などで反撥強まる

●今回のG8財務相会議では、世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)にある二つの技術支援基金を統合し、1億ドル規模の基金を設けることで合意するなど、新味に乏しい中東支援強化策をまとめるのが精いっぱいだった。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20040525k0000m020024000c.html
G8財務相会議:看板倒れの大中東構想 支援策打ち出せず

 6月に米ジョージア州で開かれる主要国首脳会議(シーアイランド・サミット、G8)の目玉として、米ブッシュ政権が掲げた中東諸国の民主化・経済成長を支援する「大中東構想」が、看板倒れに終わる可能性が出てきた。23日に閉幕したG8財務相会議でも具体的な中東支援策は打ち出せなかった。

 イラク情勢混迷に加えて、イラク人への主権移譲のあり方をめぐる欧米のあつれきや、イラク人収容者虐待事件で一段と悪化した中東諸国の反米感情が障害となって、構想推進の基盤ができないためだ。今月中旬に開かれたG8外相会議では、共同声明さえまとめることができず、今回の財務相会議でも、8人の財務相のうち、独とカナダが欠席し、初日は、仏、伊も不参加で、中東支援に対する足並みの乱れを印象づけた。

 「米国はさまざまなアイデアを用意したが、次々につぶれた」。財務相会議の関係筋によると、米国は当初、大中東構想実現のために、中東地域での非石油産業の育成を目指す国際機関「中東開発銀行」の創設など大規模な支援の枠組みを構想した。しかし、米主導の中東の新秩序作りに警戒感を抱く欧州各国が「融資機関創設はコストがかかり、非現実的」と猛反発し、新銀行創設構想は消滅した。

 このほか、米国は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の中東版を念頭に、主要8カ国(G8)と中東諸国首脳の恒久的な対話の場を作る計画も練っている。しかし、イラク人収容者虐待問題に加えて、パレスチナ問題でイスラエル寄りの姿勢を強めるブッシュ政権に対し、アラブの反発は強まるばかりで、実現は容易ではない。

 このため、今回のG8財務相会議では、世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)にある二つの技術支援基金を統合し、1億ドル規模の基金を設けることで合意するなど、新味に乏しい中東支援強化策をまとめるのが精いっぱいだった。
毎日新聞 2004年5月24日 18時48分

482477:2004/05/24(月) 23:44
世論調査を見ると、国民は比較的冷静に見ているようですね。後は、自民党支持者と民主党支持者で見解が違っても、それは仕方ないところです。

>家族会…(中略)…は嘗て北朝鮮による拉致を訴えて日本国中から妄想を嗤われたのですから,それが心の傷となって現在の言動があるのだとしばしば思います。
確かに、それもあるでしょうね。ただ、クロと思っていた人は、意外と多かったのではないでしょうか。私自身、2002年9月17日以前にあまり意識したことはありませんでしたが、ああいう国だし、やっているだろうとは思っていましたし。

483とはずがたり:2004/05/25(火) 02:15
そうですね,意外に冷静ですね>国民

偽ドル札や覚醒剤の密輸などは北朝鮮がやっているようだとは思ってましたし,北東アジアの平和と安定の為にはなるべく速やかに北朝鮮国家の平和的解体が必要が持論である自分でさえも,拉致だと騒いでいる連中はどうも右翼の反北朝鮮宣伝活動みたいでいやでした。
自分の不明を恥じいるばかりです。

484とはずがたり:2004/05/30(日) 01:35
ふーむ。

「核の闇市場」金庫番、タヒール容疑者収監 マレーシア
http://www.asahi.com/international/update/0529/019.html

 マレーシアからの報道によると、同国内務省の次官は29日、記者会見し、パキスタンの「核開発の父」と呼ばれたカーン博士の右腕でスリランカ人ビジネスマン、サイド・アブ・タヒール容疑者(44)を収監した理由について、「国家を強い力を持つ外国からの攻撃や経済制裁の危険にさらした」ことで国内治安法に違反したためだと説明した。同法は裁判なしで容疑者を拘束し、拘置期間も延長できる。

 タヒール容疑者については、ブッシュ米大統領が今年2月の演説で「カーン博士のために金庫番として資金洗浄をしていた」と名指しで批判していた。米国は同容疑者の逮捕を歓迎しているという。

 同容疑者は昨年10月、マレーシアのアブドラ首相の長男が関係するマレーシア企業に核開発に必要な遠心分離器の主要部品の製造を依頼していたことが発覚したが、警察当局は事情聴取をしただけだった。しかし、AFP通信によると、今年2月に国際原子力機関(IAEA)に提出された陳述書では、マレーシアとアラブ首長国連邦などを行き来し、カーン博士のために核開発に必要な機材や技術を秘密裏に各国から調達していたことなどを認めているという。

 マレーシア国内では、同容疑者に対する捜査はすでに終了していたと見られていたため、突然の収監に野党などから「首相の長男に累が及ばないように、米国との取引があったのではないか」などの批判の声も上がっている。

(05/29 23:04)

485とはずがたり:2004/06/07(月) 02:47
地域色が強い韓国の政党ですから地方選には強みを発揮するといったところでしょうか?

韓国の知事・広域市長4選挙、与党ウリ党が全敗
http://www.asahi.com/international/update/0606/001.html

 韓国の釜山広域市長と三つの道知事の選挙が5日投開票され、いずれも与党・開かれたウリ党の候補が野党候補に敗れた。同時にあった19市区郡長の選挙でもウリ党は振るわず、野党ハンナラ党が支持を伸ばした。4月の国会議員選挙での過半数獲得と先月の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領弾劾棄却を受け再出発した政権・与党の出ばなをくじく結果になった。

 ウリ党は釜山広域市長選と慶尚南道、済州道知事選ではハンナラ党に、全羅南道知事選では民主党にそれぞれ敗北した。一方、19の市区郡長選では6日午前0時現在、ウリ党が3カ所、ハンナラ党が10カ所、無所属が1カ所でそれぞれ当選を決めた。 (06/06 00:41)

486無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/06/07(月) 12:19
>>485
あれだけ国政がドラスティックに変わったのに地方の首長は変わらないというのも変な感じですね。
河野太郎によると国政ではベテラン議員が落ちまくったらしいですから。
もし、流れがまた反与党になったのとしても、それもそれで変な感覚です。

487とはずがたり:2004/06/07(月) 21:59
ひでーなー。

子ども殺害し臓器摘出か アフガンで救出の少年証言 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/afghanistan.html?d=07kyodo2004060701002691&amp;cat=38&amp;typ=t

アフガニスタン南西部の自宅から約3カ月前に誘拐された10歳と6歳の兄弟が、6日までにカンダハル州で警察当局に救出された。兄は犯人グループが他の子どもを殺害し臓器を取り出したと証言しており、警察当局は3人を拘束し捜査している。

 兄はロイター通信に対し「同じ年ぐらいの子ども4人の遺体を見た。犯人は既に4人から臓器を取り出していた。それを見て自分も長くは生きられないと思った」と話した。犯人グループは兄弟を誘拐した当初、家族に多額の身代金を求め、その際に腎臓を取り出すと脅迫したという。兄弟は4日に救出された。

 警察当局者は、犯人グループが子ども計5人を殺害し、隣国パキスタンで売るため腎臓を摘出したとの情報があるとし、これまでに1遺体が見つかったとしている。

 アフガンでは最近子どもの誘拐事件が増加。一部は臓器が目的ともされている。

[ 2004年6月7日19時25分 ]

490とはずがたり:2004/06/16(水) 19:49
反米・従米・親米・嫌米:
第6部 イタリア、さまよう平和主義/2
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040616ddm007070081000c.html

 ◇「平和と調和」旗印に−−左翼と教会、結び反戦

 「PACE(平和)」。昨年2月の大規模反戦デモで、白抜き文字をあしらった虹色の旗がメディアを通じ、ローマから世界に発信された。労働組合員など左翼系の参加者に交じり、旗を掲げて歩くカトリック修道女らの姿が目立った。

 シルク製の旗のオリジナルは、イタリア中部ウンブリア州の山村に保管されている。東西冷戦期の61年、同州ペルージャ出身の平和運動家、アルド・カピティーニ氏(1899〜1968年)が、米ソの核開発競争に抗議する平和行進の際に持ち寄ったものだ。虹は平和とともに多様性と調和を象徴する。一緒に活動した元医師、ランフランコ・メンカローニさん(80)が譲り受けた。

 一昨年9月、対イラク武力行使を示唆するブッシュ米政権に危機感を抱いた2人のカトリック神父が、平和運動家と協力して全国連絡組織を設立し、旗を反戦のシンボルに選んだ。旗の普及を担当した北部ミラノ在住のボランティア活動家、ジョルジョ・ブリエージさん(39)は「製作・販売を制限せず、価格を低く抑えることだけ要請した」と話す。開戦前に350万枚が売れ、米国からも引き合いがあった。

 イタリア特有の左右両派の政治論争に巻き込まれるのを避けるため、連絡組織は政党の参加を認めなかった。旗は接着剤となり、左翼と教会関係者を「平和主義者」として一つに結びつけ、広範な反戦運動を実現させた。

 「米国を批判するわけではない。経済的利益を求めて戦争する政治家に反対するのだ」。メンカローニさんが言う。ブリエージさんも「健全な米国を支持する我々が、本当の親米派だと考えている」と静かに語った。

 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は4日、法王庁(バチカン)を訪れたブッシュ大統領に、イラク占領統治を巡り注文をつける一方、「生命や家庭を尊重する姿勢」を評価した。民主党の大統領候補、ケリー上院議員はカトリック教徒でイラク政策見直しを掲げる。しかし「妊娠中絶を容認するリベラルな姿勢が、保守的な法王の信条に合致しない」(バチカン担当記者)という。バチカンの微妙な立場を示すかのように、同日のデモに教会関係者の姿はなかった。
毎日新聞 2004年6月16日 東京朝刊

491とはずがたり:2004/06/18(金) 12:50
個人的には多国籍軍への参加にはそれ程違憲だとは思わないが,今回のアメリカの正義無きイラク占領政策に加担するのは最悪だと思う。

<多国籍軍参加>政府が閣議決定 日本の指揮下で活動 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/iraq_bill.html?d=18mainichiF0618e045&amp;cat=2&amp;typ=t

 政府は18日午前の閣議で、イラクへの主権移譲後に編成される多国籍軍への自衛隊参加を決定するとともに、日本の指揮下にあり非戦闘地域に活動を限定するなどの原則を示した政府見解を了解した。国連決議に基づく多国籍軍への自衛隊参加は初めて。見解は「多国籍軍の中で自衛隊が活動を行うことは従来の政府見解を変えるものではない」と強調したが、自衛隊について「統合された司令部の下にある」と明記するなど、憲法上参加は不可能とした従来見解の変更との指摘が出ることは必至だ。

 多国籍軍への参加は、自衛隊員の法的地位の確保を直接の目的にしている。参加に向け、イラク復興特別措置法施行令の改正と、自衛隊の活動内容を定める基本計画の変更を閣議決定した。ともに多国籍軍の任務を記した国連安保理決議1546を自衛隊の活動根拠として追加したもので、政令は30日に施行される。基本計画では「連合国暫定当局」(CPA)を「多国籍軍」に改めるなどの修正を施した。

 多国籍軍に参加後も、自衛隊は従来と同様にサマワでの人道復興支援活動と、航空自衛隊が米兵を輸送する安全確保支援活動を継続する。

 政府見解は、15日以降与党に提示した原案を整理したもの。安保理決議の「under unified command」を「統合された(多国籍軍)司令部の下にあって同司令部との間で連絡・調整を行う」と訳したうえで「同司令部の指揮下に入るわけではない」と説明。「わが国の指揮に従う」ことで「米英両政府と日本政府の間で了解に達している」と強調している。

 また、自衛隊の活動はイラク特措法に基づき、他国の武力行使とは一体化せず、活動も非戦闘地域に限定すると説明したが、原則に反する要請が司令部からあった場合の拒否や、独自に撤退や活動中止を判断できるとの原案の記述は削除された。そのうえで「自衛隊が多国籍軍の中で活動を行うことは、憲法との関係で許されないとしてきたいわゆる多国籍軍への参加に関する従来の政府見解を変えるものではない」と過去に内閣法制局が多国籍軍への「参加」は指揮下に入るため不可能とした見解を踏襲。「参加」を明言する小泉純一郎首相と表現に違いが出た。

[毎日新聞6月18日]

492とはずがたり:2004/06/21(月) 06:37
この時期に出てくること自体,アメリカによる小泉政権浮揚という介入政策の臭いが…

米が沖縄海兵隊3200人移転を検討、大半は座間へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000202-yom-pol

 米政府が世界規模の米軍再編構想の一環として、沖縄駐留の海兵隊約1万6000人のうち、約3200人の移転を検討していることが20日明らかになった。

 このうち約2600人は在日米陸軍司令部のある座間基地(神奈川県)に移転し、自衛隊の東富士演習場(静岡県)などで訓練を行う。残り約600人は、補給部隊の合理化の一環として米本土に帰還する。

 この構想は、米軍の機能を低下させずに、米軍が駐留する地元の負担を軽減することが最大の狙いだ。米政府は7月の参院選後に、同構想を含めた在日米軍再編の具体案をまとめ、日本政府に正式打診する方針だ。ただ、移転先自治体の反発も予想される。

 関係筋によると、移転する海兵隊は駐留地として、座間基地にある米陸軍の既存施設などを活用する。新たな住宅などの建設が移転実現の障害となりかねないためだ。部隊は座間基地を拠点として、東富士演習場を中心に、矢臼別演習場(北海道)などで実弾砲撃演習を分散実施する。駐留地と訓練場を分けることで、地元自治体の強い反発を避ける狙いがある。

 一方、補給部隊の削減は純減となる。米軍はこれにあわせ、基地内の業務の民間委託を進め、地元の雇用を増やしたい考えだ。(読売新聞)
[6月21日4時13分更新]

496とはずがたり:2004/06/30(水) 19:18
Yナンバー告発を不受理 県警「事実が抽象的」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040630-00000014-ryu-oki

 県警は29日までに、照屋寛徳衆院議員(社民)が県内で登録されている米軍人・軍属、その家族の私有車両(Yナンバー車両)2万7075台の所有者を車庫法違反と道路運送車両法違反の容疑で刑事告発していた件を受理しないことを決めた。既に告発者の照屋議員に不受理を通知し、告発状を返却している。
 交通指導課は不受理の理由について「告発される犯罪については、少なくとも犯罪の日時、場所など、個々の犯罪が特定できる程度の告発内容が必要。提出された告発状では犯罪の事実が抽象的で個々の事実が特定できないため」と説明、「車庫証明を取っていないものについては、当然これまでも取り締まっており、犯罪が特定されれば、取り締まりは可能だ」としている。
 一方、照屋議員は県警の不受理については「県警はYナンバー車であれ何であれ、違法駐車を放置するものではないと言っている。実態として基地周辺の軍人・軍属向けアパートの周辺は違法駐車が現認できる状態にあるので、今後、きちんと取り締まりがなされるかどうか監視していく」と述べた。
 さらに照屋議員は車庫証明なしの車両を登録した行政の行為が道路運送法違反に当たるとして、国を相手に違法確認の行政訴訟を検討する考えを明らかにした。
 照屋議員は「車庫証明なしの違法登録をしたこと、また違法登録車両を運行させたことの2点で国は道路運送車両法に違反していると思う。これらが行政の不作為に当たるかどうかという点を含め、今後、法律家の意見を聴いて行政訴訟を検討したい」と述べた。
 国土交通省によると、Yナンバー登録台数は現在、青森県の三沢、東京都の横田、神奈川県の横須賀、相模原、山口県の岩国、長崎県の佐世保、沖縄などで計約5万8000台。うち佐世保の約2300台を除いて車庫証明がないまま登録されている。
 問題が表面化した1998年5月、政府は米軍人・軍属の車庫証明提出が免除されていないと認め、違法状態にあることを認定。運輸省(現国土交通省)は全国の関係機関に車庫証明のないYナンバー車両の車両登録はしないよう通達を出すとともに、「米軍側に一定の準備期間が必要」としていた。
 しかし、その後、Yナンバー車両に車庫証明を義務づける日米協議が停滞。6年後の現在も是正されず、違法状態が継続している。(琉球新報)
[6月30日10時44分更新]

498とはずがたり:2004/07/04(日) 03:31
ユコス本社差し押さえ    
ロシア当局、一時国有化へ   
経営麻痺、破綻の危機  
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040703/fls_____detail__083.shtml

ロシア治安当局は3日、モスクワにある石油大手ユコス本社ビルを封鎖し、差し押さえた。富豪ホドルコフスキー氏=脱税罪などで公判中=が築き上げた同社はプーチン政権との対立の末、すべての資産と国内の銀行口座を凍結されたまま巨額の追徴課税を突き付けられ破たんの危機に直面しており、差し押さえを受けて近い将来、一時国有化される見通しとなった。

 インタファクス通信は、国税当局による追徴課税のための財産目録作成が目的の可能性があると伝えた。プーチン政権は従順な新会社として同社を再発足させるとの見方が広がっているが、その場合は政権が特定企業を弾圧、経済活動に介入したとしてロシア市場への投資家の信頼が低下することになりそうだ。

 民間テレビNTVは警備員の話として、本社のすべての部屋が封印され差し押さえられたと報道。最高検察庁当局者はインタファクス通信に脱税容疑などでの捜索だと語った。

 ユコスの株価は1―2日の2日間で約20%急落し「現在の形での存続は困難」(投資顧問会社アトンのダシェフスキー調査部長)とみられている。

 2000年の脱税に対し993億ルーブル(約3700億円)もの追徴課税を今月5日までに支払うよう命じられたユコスは、資産売却による納税を模索。資産凍結の解除を裁判所に求めたが却下された。

 国税当局は01年分として新たに980億ルーブルの追徴を決め02、03年分の追徴も検討しているとされる。最終的な追徴総額は100億ドル(約1兆800億円)に達するとみられ、その場合は破たんが確実。

 ユコスはソ連崩壊後の経済自由化の波に乗り台頭。しかしホドルコフスキー氏は野党に資金援助、将来の大統領選出馬にも意欲を見せ、下院選、大統領選を控えた昨年10月に脱税、横領容疑などで逮捕、同罪で起訴された。支持者らは「政権による政敵の排除」と批判している。

499とはずがたり:2004/07/13(火) 00:04
「日本にはがっかり」 陸自活動にムサンナ州知事 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/iraq_bill.html?d=12kyodo2004071201003505&amp;cat=38&amp;typ=t

陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワを州都とするムサンナ州のハッサン知事は、12日付イラク有力紙アッサバハのインタビューで「日本にはがっかりした」と述べ、治安の悪化から活動を縮小している陸自への失望感を率直に表明した。

 陸自の支援活動受け入れ先の行政トップが公然と失望感を表明したのは初めて。

 知事は同紙に「陸自の活動は学校やいくつかの病院の修復などに限られている」と述べ「ムサンナ州の社会基盤建設で、われわれは陸自やオランダ軍が実質的な活動をしていると感じることはできない」と指摘した。

 「経済大国」日本からの人道支援が深刻な失業問題などを解消してくれるとの地元の過剰な期待に加え、陸自の活動がほとんどサマワ郊外の宿営地内に限定されていることが背景にありそうだ。


[ 2004年7月12日16時42分 ]

500とはずがたり@怒りの500ゲト:2004/07/18(日) 00:08
自民党最左派だった三木派も今じゃ利権・猟官漁りの普通の自民党派閥になっちゃったしねぇ。。
世界のテロの根源は貧困と武器輸出である。イスラム教徒かに何ら問題はない。世界の武器流通システムを締め上げるだけでいいのである。この段階で何を言い出すのか!

<安保防衛懇>武器輸出3原則 見直し求める意見が相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00002113-mai-pol

 「防衛計画の大綱」改定について検討する小泉純一郎首相の諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」が13日、開かれ、出席者から武器輸出3原則の見直しを求める意見が相次いだ。会合では「三木内閣当時の統一見解による全面禁止は不合理だ」「武器輸出は原則自由、特定ケースで禁止すべきだ」などの意見が出された。(毎日新聞)
[7月13日23時3分更新]

501とはずがたり:2004/07/20(火) 01:01
韓国の首相が在日韓国人は韓国に帰ってこいと云って小泉首相が猛反発するという構図?
ユダヤ人はフランスではフランス国籍取ってるんですかね?またそういう人でもイスラエルへ来ると自動的にイスラエル国籍貰えるんですかね?

イスラエル首相の「ユダヤ人は帰れ」発言に反発=2国関係悪化の懸念も−仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040719-00000679-jij-int

イスラエルのシャロン首相が18日に行った演説で、反ユダヤ主義の台頭を理由に「フランス在住のユダヤ人はイスラエルに帰るべきだ」と発言したことが、フランス国内で大きな反発を呼んでいる。仏外務省が公式に説明を要求するなど、2国間の外交問題に発展しかねない雲行きだ。
 シャロン首相の発言に対し、仏政府は直ちに外務省声明を出し、「この発言は了承できない。説明を要求する」との強い調子で非難。国内のユダヤ人団体も「理解できない。(反ユダヤ主義の)火に油を注ぐようなものだ」などと、当惑を隠せない様子だ。 (時事通信)
[7月19日21時2分更新]

502とはずがたり:2004/07/20(火) 03:54
<フィリピン>残留部隊もイラクの駐屯地出発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000042-mai-int

フィリピンのアルバート外相は19日、イラクに残る派遣部隊32人が同日、現地を統括するポーランド軍司令官の撤退命令を受け、駐屯地を出発したと明らかにした。同日中に陸路イラク国境を越えてクウェートに入り、全員の撤退が完了する。

 フィリピン人運転手、アンヘロ・デラクルスさん(46)を人質に取った武装集団は「今月末」までに撤退しなければ人質を殺害すると脅迫。フィリピン政府は「部隊の任期が終了する8月20日に撤退する」としていたが、イラクに4000人超の出稼ぎ労働者を抱え、撤退前倒しによって労働者の安全確保に踏み切った形だ。ただし、武装集団の要求に応じることで米国などから批判を受けており、アロヨ政権は外交的に難しい立場に立たされる。

 アルバート外相は、武装集団が部隊撤退に対しデラクルスさん解放の意思を示したかどうかなど、交渉の状況については明らかにしなかった。

 地元メディアの報道によると、デラクルスさんの弟は「部隊撤退を喜んでいる。彼らに続いて兄も無事に帰国してほしい」と語った。(毎日新聞)
[7月19日20時17分更新]

503とはずがたり:2004/07/20(火) 21:33
栗栖弘臣元統幕議長が死去=自衛隊超法規発言で解任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000900-jij-pol

 1978年に自衛隊の行動に関する「超法規発言」で制服組トップの統合幕僚会議議長を事実上解任された栗栖弘臣(くりす・ひろおみ)氏が19日、横浜市の病院で死去していたことが、20日分かった。84歳。東京都出身。近親者だけで密葬を行う。
 東大から海軍に入り、終戦時は海軍法務大尉。復員後、1951年に陸上自衛隊の前身の警察予備隊に入隊。陸上幕僚長を経て77年に統幕議長に就任した。78年7月、インタビューや記者会見で「法に穴があるため、奇襲攻撃を受けた場合に首相の防衛出動命令が出るまで動けない。現地部隊が超法規的行動を取ることはあり得る」などと発言。シビリアンコントロール(文民統制)の観点から不適切として当時の金丸信防衛庁長官に更迭された。 (時事通信)
[7月20日21時1分更新]

504さむらい:2004/07/21(水) 00:09
今月の自衛隊50周年のの時、元気に産経新聞に文章をよせていたのに亡くなられたとは、驚きです。御冥福をお祈りします。

505とはずがたり:2004/07/23(金) 15:43
沖縄の米海兵隊3千人削減、日米政府が検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000101-yom-pol

 日米両政府が在日米軍基地の再配置に関連し、在沖縄海兵隊の兵員を約3000人削減する可能性について検討を進めていることが22日、明らかになった。日米は今後、実務者レベルで協議を進め、10月末に外務防衛当局の閣僚級による日米安保協議委員会(2プラス2)を開催し、最終的な方針を決定したい考えだ。

 削減の対象となっている部隊は、キャンプ・ハンセン(名護市など)に駐留している第31海兵遠征部隊(約2100人)などで、15日から米サンフランシスコで3日間行われた日米外務・防衛当局の審議官級協議でも、同部隊などの削減について話し合われたという。

 第31海兵遠征部隊は1992年に編成された特殊部隊。揚陸強襲、非戦闘員の退避(NEO)、人道支援活動などの遂行能力も持ち、米軍の先遣部隊的な存在として知られる。沖縄での活動は原則的に訓練に限定されていることから、「沖縄から削減しても、日本の安全保障上の影響はない」(日本政府関係者)と判断し、削減の方向で検討が始まったものだ。

 在沖縄海兵隊をめぐっては、沖縄県全体から2600人規模をキャンプ座間(神奈川県)へ移転し、補給部隊など約600人を米本土に帰還させる案が検討されている。今回明らかになった削減案は、これとは別に国外移転を念頭にしたものだ。ただ、キャンプ座間への移転などを合わせると、総勢6000人を上回る大規模な移転・削減となるため、米側には慎重な意見もある。

 ◆在沖縄海兵隊=キャンプ・コートニーの第3海兵師団(3MEF)司令部の傘下で、兵力は約1万6000人。海兵隊の3つの師団司令部のうち唯一米国外にある。揚陸、航空、砲兵、地上戦闘部隊など総合的な戦闘能力を持ち、一部はイラク戦争にも派遣されている。(読売新聞)
[7月23日3時11分更新]


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