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皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part3

1以下、GUNDAMがお送りします★:2014/11/28(金) 12:32:31 ID:???
皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1403083419/l50

皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1410518801/l50

278GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 13:07:09 ID:keszOrSQ
黒づくめタカ派5「違う………違うんだ……私は私なんだ…!?」ピピッ
ドバーーーーーーーー!
スラスター バシュー 黒づくめタカ派5「長距離ビーム砲か!?いや、あれは!」
整備員G2「兄貴ィーーーー!その化け皮を剥がすのを待ってろーー!!」タックル
黒づくめタカ派5「あれが、あの時の機体の性能なのか……そもそもなぜ私のプレッシャーの影響をーぐわああああああ!?」ガコン
イーグルはシルエットカスタムの突然のタックルを受け、共にコンペイトウ方面へ流される
連邦軍人隊長「お、動けるぞ!各機、散開!!そして、親父さんらの援護に向かうんだ!」
連邦兵「了解!」

精鋭連邦兵「着いたか、ここが根源地か。ほら、起きろ」ドサッ
プチモビb「おえっ…………」
精鋭連邦兵「情けねえな、それでも男か…………あっ」
クォレル隊長「うん?君ら……その装備からして、うちの隊員から奪って来たのか?厳重注意ではすまされんぞ!!」
精鋭連邦兵「うるさい!事の発端は、俺を推薦しないから悪いんだ!そもそもお前んとこの隊員がキチンとしてないから!」プンスカ
クォレル隊長「何だと!?この草なしの馬鹿野郎が!」
一同「………………………………」
精鋭連邦兵「!?静かにしてくれ!何か聞こえないか?」
クォレル隊長「自分から吹っ掛けといて何だ!!……何か、脈打つような電子音が聞こえる。これはもしやー」
黒づくめオペ「そうさ!、ここら一帯に小型の核爆弾を仕掛けといたんだよ!!アハハハハハッ!!!」ガタン、ガタン・・・
俺「何だって!?くっ…………」スッ
黒づくめオペ「ストッーーーーープ!!!そんな事したら、ドーーンだよ!それに俺自身にも爆弾を付けてんだよ!」上半身の衣類を脱ぎ捨て、アピールする
女整備員「うわぁ………ここまで来て、また面倒な奴が……」
黒づくめオペ「全員、そこを動くな!MSの連中もだ!ハハハハハハハッ……皆、強化されると気分は格別だああ!他の仲間も!ジオン残党も!捕虜も!自分も!」
俺「あの人、頭狂ってますよ!早く戻らないと…」
精鋭連邦兵「強化人間ってあんな感じになるのか…アデレートの時みたいな逸材はなかなかいないのか…」

279GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 19:19:40 ID:Mf6OYUVw
プチモビb「=========ッ!」 (注 お見せできない状態に)
精鋭連邦兵「うっわ、ばかやろ! やるなら余所でやれ!」
クォレル隊長「何なんだこいつは? 急に吐きやがった…」
精鋭連邦兵「酒と乗り物と宇宙酔いのカクテルってか? それより、ヤバイ話を聞いちまったな」
クォレル隊長「迂闊に手が出せんな、これは…」
プチモビb「あ”〜ッ。すっきりした」 きゅっきゅ キュポン ごっごっごっ
精鋭連邦兵「おまっ! この期に及んでなに呑んでやがるんだよ!?」
クォレル隊長「大丈夫なのかこの男」疑惑のまなざし
プチモビb「ぷぁっ。いやね、口直しと迎え酒…ん? あそこに居るやつらは…」高笑い中の黒づくめオペを発見
クォレル隊長「ああ、奴らは核を仕掛けたと言っている。迂闊に手を出せない、ここは慎重に…」
プチモビb「見つけた! 施設の最奥で自爆装置を構える奴!! 黒幕だな!?」
精鋭連邦兵「はぁ? お前話聞いてなかったのかよ! 」
プチモビb「黒づくめども、覚悟―!」バッ

280GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 21:51:25 ID:rRp.TZIs
碧の塔

仮面卿「チィ!コンペイトウ内部の状況は、どうなっている!何、核爆弾を仕掛けた者がいる!?ええいっ!意思統一を図らなければ、こんなものか!」
女幹部「…………どうやら、貴様にも限界があるらしいな。それもそうか。一人一人を一々操っていたのでは、大まかな事しか出来んしな」
仮面卿「だから、どうした!操らずとも、ニュータイプとして意思を統一すれば、すべてを破壊できる!この様になっ!!」
ダークマターのビームサーベルが、再び伸びる。
女幹部「くっ!」スラスター バシュー
ザンッ
ハイドレインジアの左腕が飛ばされた。
ドーン 女幹部「ぐぅっ!!」
仮面卿「ここを爆破されては敵わん。動ける者は、直ちにあの者を止めよ!」
女幹部「ハア、ハア、まだ終われない…」
仮面卿「女幹部、今一度聞く。私と共に来る気は無いのか?」
女幹部「無いな。貴様が、アムロ・レイではなく、私達の兄に戻ると言うなら、話は別だがな」
仮面卿「世界を変えるのに、神は必要だ」
女幹部「だからこそ、私達が託したのは、貴様の弟、俺君なのだ。人を変えるのは、いつだって人だ!」
仮面卿「……残念だよ、お前まで消さねばならんとはな」
女幹部「私も残念だ。ここで消える事より、どう足掻いても兄が帰って来ない事がな」
仮面卿「さらばだっ!!」

ザンッ

281GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/02(木) 13:23:02 ID:bsNX8t.M
黒ずくめ「だめだ、さっきのヴァゴンが見つからない。碧の塔に向かってはいないようだが」
老派黒ずくめa「おい! あれ!?」百式改の示す方向には碧の塔に向かって墜落するクラップの姿が在った。
黒ずくめ「いけない! あんなものが直撃したら、塔が崩壊する。破壊するんだ!」スラスタード シュー
老派黒ずくめa「あぁ!」 全力射撃!

クラップダメコン1「もう限界だ! これ以上はもたせられない! ブリッジ! 聞こえないのか!」
クラップダメコン2「駄目だ! ブリッジに上がる通路が潰れてる! 誰も生き残っちゃいねぇよ!?」
クラップダメコン1「…全乗組員! 退艦しろ! フネを捨てるんだ! この船はもう沈むぞ! うわぁっ!」 艦内誘爆

黒ずくめ「よし、いけるぞ! 降下角度が変わった、これで碧の塔への直撃は避けられる!!」
老派黒ずくめa「早く沈んじまえ! あれには俺たちの希望が在るんだ!」 ビームガトリング ズドドドドドド

クラップがコンペイ島地表部に墜落し爆発! 被害は微々たるものだが局所的に大きな振動をもたらした

クォレル隊長「うお? なんだこの揺れは!」
プチモビb「おっとっとっととと、足場が揺れて勢いが」 
黒ずくめオペ「ヒハハッ? なんだぁ?」

282GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/02(木) 23:28:10 ID:zmAw3tQI
親父「…………ふう、もうこいつはダメだな」F91ハッチ open
親父「さて、無事か?」
そう呟くと、親父はネオガンダムの側に降りた。
ピッ ピッ バカッ
ネオガンダムのハッチを開け、中を覗き込む。
親父「無事か、旧友?」
聖戦士「ぐっ……!」
親父「無事の様だな。悪いが、拘束させてもらうぞ」ガチャ
聖戦士「…………何をするつもりだ…」
親父「この機体をいただく。まだ終わっていないからな」ピッ ピッ
聖戦士「………そこまで、計算ずくだったのか?」
親父「まさか。偶々を利用しているに過ぎん」
聖戦士「フッ、やはりお前には敵わないな……」
親父「…………、目を覚ましたと思って聞く。仮面卿を止める気はないのか?」
聖戦士「…………私は敗者だ。何もする気にはなれん」
親父「そうか……、動いてくれよ」パチッ
ブォン
ネオガンダムの目が、再び光る。
聖戦士「一つ言っておく。あくまで、今は操られていないだけに過ぎない。もう私は、あいつから逃れられん」
親父「なるほど、そう簡単に精神は元に戻らんか。なら、俺に任せるしかないな」グイッ
ネオガンダムが立ち上がる。
聖戦士「違う!何故、私を始末しない!私は、お前を…!」
親父「くだらん事を聞くな。私は、お前が憎くて、戦ってた訳ではない。お前を元に戻したかったから、戦ったんだ」
聖戦士「…………………元に、あの頃に戻れるのか?私は…」
親父「そうして欲しいから、私は命を懸けた。不足か?」
聖戦士「フッ、そうだな。ついでだ、お前が望む世界とやらも、見届けさせてくれ」
親父「ああ、行くぞ!」スラスター バシュー

黒づくめ強化兵「クタバレッ!」
フェザーファンネルが、ハーディガンに迫る。
ロンド・ベル隊員a「うわぁっ!」
ボン ボン
ビームサーベル ブォン 親父「待たせたな」
ロンド・ベル隊員a「その声は、隊長!!」

283GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/03(金) 21:41:42 ID:LyMh8pTs
黒ずくめ強化兵「機体ヲ換エテモ、気配ヲ感ジル…サッキノ奴ダナ」ハーディガンを振りほどき、バスターランサーを構える
親父「ああそうさ。まだやり掛けた事があるのでね。旧友の機体を使わせてもらっている」
黒ずくめ強化兵「ハッ! 聖戦士ナドト言ッテモ、所詮紛イ物ダナ! 役ニモ立タズ、生キ゚恥ヲサラスカ」バスターランサ― スバァー
親父「紛い物なものか! いや、紛い物等いない。お前もだ。何かの代わりじゃない」スラスター回避 ビームサーベル
黒ずくめ強化兵「仮面卿ノ力ヲ授カリナガラ、駒ニモ成レヌ出来損イダ!」ビームサベル バシッ
親父「駒だと? そんな考えを持つものが、人を導くなど」 バシッバシ ガッ バチバチ
黒ずくめ強化兵「正シク人ヲ導クトイウコトハ、ソノ者ノ生命ヲ最大効率デ活カストイウコトダ! 最良ノ駒デアルコトヲ示スコトニ何ノ不思議ガアル?」
親父「それでは人間ではなくなってしまう、いつか、人はただ管理されるだけの動物になり下がるぞ!」
黒ずくめ強化兵「ソレコソガ、『オールドタイプ』ノ惰弱ナ精神ガ抱カセル迷イダ! NTニナリ、意識ガ統一サレレバ人類ハヒトツノ大イナル命トナル。ソレガ怖イノカ?」
親父「そんな世界で、お前はどうやって人と分かりあうんだ? その世界の行き着く先は、ただ一人の世界だ、人類そのものが永劫の孤独に生きることになるぞ!」 ダースベルガのビームサーベルを弾き飛ばす
黒ずくめ強化兵「黙レ! 黙レ! 黙レヨ!? 今度ハオ前タチノ番ダ! オマエ達ガ 管理 サレロ!」 バスターランサーの銃剣突撃!

284GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 00:51:03 ID:ynELxCwQ
親父「すまんな。できれば、お前も救ってやりたいのだが、時間が無い。決めさせてもらう!」スラスター バシュー
ネオガンダムは、避けるどころか、バスターランサーに向かって行った。
黒づくめ強化兵「狂ッタカ!終ワリダ!」
ザシュッ
バスターランサーは、ネオガンダムの左肩を貫いた。
黒づくめ強化兵「クハハハハハハッ!大口ヲ叩イテ、ソノ様カ!……ナニッ!?動カン!」ギ ギ
親父「ランサーの最大の欠点だな。絡めてしまえば、動きが止まる」
黒づくめ強化兵「クッ、コウナッタラ…」
親父「逃がさんよ」G-B.R.D チャキッ
黒づくめ強化兵「ア、アーーーッ!!」
親父「最後に一言、言っておこう。私は、友の為、家族の為に、戦っている。その様な軽い思いで、私の行く手を遮るなーーーっ!!」G-B.R.D バシューーーー
零距離から放たれたG-B.R.Dは、ダースベルガを貫いた!

285GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 01:54:23 ID:5wRFjyIc
黒ずくめ強化兵「…軽イ、ダト…オ前ノ息子モ、同ジ創ラレタ命ダ…駒ハ…駒デシカ…強化人間ハ…戦イカラ逃レラレ…」 胴体を貫かれ、ダースベルガは爆発、四散した。
親父「だからこそ、守るべき親が必要なんだ。私たち大人が、もう少し賢ければ、あの子たちを巻き込まずに済んだんだ」
ロンド・ベル隊員a「隊長…」
親父「行こう。やるべきことはまだある」
ロンド・ベル隊員a「はい!」

286GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 19:19:02 ID:ynELxCwQ
トビア「今だーーっ!」バッ
黒づくめオペ「何っ!?」バシッ
トビアの不意討ちで、リモコンスイッチが落とされる。
黒づくめオペ「貴様っ!!」
プチモビb「くらえっ!」バシュッ バシュッ
すかさず、隠し持っていたトリモチランチャーを、黒づくめオペに向けて放った。
ベチョッ ベチョッ
黒づくめオペは、壁に張り付けられる。
黒づくめオペ「!?ムー!ンー!」フガフガ
プチモビb「へっ、どうだい!思い知ったかっ!!」ウィー
精鋭連邦兵「お前、そんな物隠し持ってたのか?」
女整備員「とりあえず、先に行こう。そいつは、鼻の穴だけ開けといたら、死にゃあしないでしょ」
俺「そうですね、早くこいつをアーモリーユニットに取り付けないと…」

287GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 19:54:17 ID:MFncuSsk
後方領域にて
クラップ艦長「前線の被害確認を頼めるか?」
クラップオペ「はっ!現在我々の被害が微々たるものではありませんが、それに伴いコンペイトウへ進撃しています」
クラップ艦長「……隊長らは?未だに連絡は取れないのか?」
クラップオペ「…すみません」
ウイーン 連邦軍人4「艦長、第二次攻撃隊の出撃許可をくれ。最初に出ていった部隊が心配だ」
クラップ艦長「うむ。これより本艦はコンペイトウへ進撃する!面舵一杯!」

牢番「お前!一体誰だ!」黒づくめタカ派「貴様に名乗る名はない!」ドカッ牢番「」ドタッ
黒づくめタカ派「待ってろ!全員出してやるぞ!」ポチポチ・・・・・ピー、ガタン・・・・ワーワードタドタ・・・
連邦兵捕虜「流石にもう助からないかと思ったが……案外助かったぜ」
黒づくめ「え?我々もいいのか?あんた神様か?」
ジオン残党「この恩はジオン・ズム・ダイクンの名にかけて忘れねェ!」
タカ派連邦兵「うん?君はもしや、中将派の人間か?」
黒づくめタカ派「……………もうそう言える人もいなくなってしまったよ。しかし、なぜ知ってる?」
タカ派連邦兵「な、それは申し訳ない。前からタカ派中将の調査している探偵でね、ある程度の組織の情報に触れられる幹部に紛れていたからさ。アデレートからクォレル隊に伝えられる事を伝えて、ここまで追ってこのザマだ」
黒づくめタカ派「なるほどね、それにしてもだな……こんな決戦時に限って何でこんなに投獄されてるのが多いんだ?捕虜は置いておいてな」
探偵「多い……?あっ!不味い!奴を止めないと!それは追って話すので、少し手伝って下さい!」
黒づくめタカ派「何を手伝うのか知らんが、分かったぞ」

288GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/05(日) 01:30:47 ID:6Ntw5D8U
親父「無事か、俺?」
俺「親父!その機体は?」
親父「F91が使い物にならなくなったからな。こいつを頂いた。もっとも、さっきの戦闘で、かなり損傷したがな」
クォレル隊長「それより、こちらの手で『リーインカーネイション』が出来る目処が付いた。早くアーモリーユニットまで行ってくれ」
親父「分かった」
トビア「気を付けて下さい。遠目で見てましたけど、あいつの強さも尋常じゃない」
親父「……そうだな。大勢でかかるのは、かえって犠牲が増えるだけだろう」
トビア「だから、俺が引き受けます。その隙に、そいつを取り付けて下さい」
親父「いや、それなら私も付き合おう。一人で奴を抑えるのも無理がある」
俺「じゃあ俺が、アーモリーユニットに付いた、おかしな装置を外します」
妹「じゃあ私は、お兄ちゃんのMSに乗って、これを取り付けるね」
クォレル隊長「なら、君達は先に行っててくれ。我々はロンド・ベルと合流する」
ロンド・ベル隊員a「分かりました。我々が、クラップまで送ります」
親父「ところで、こちらで聖戦士を確保した。彼も連れて行って欲しいのだが…」
聖戦士「待て、私はお前に付いて行く」
親父「なに?何を考えている?」
聖戦士「あれを外したいのだろう?私なら無理なく外せるぞ」
クォレル隊長「ばかな!信用できん!」
親父「…………俺、すまんが彼も連れて行ってくれ」
クォレル隊長「なっ、こいつは敵の親玉だったんですよ!?」
親父「頼む」
俺「……分かったよ。来て下さい」
聖戦士「よろしく頼む」

親父「では、行くぞ!」
一同『ハイッ!』

289GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 01:36:58 ID:kNSiTy7o
連邦軍人2「ちっきしょうめ、なんだよこいつぁ…」 プレーソーの鉄球をスラスター回避
F91に不慣れな連邦軍人2の最大稼働モードの攻撃をしのいだプレーソーはいまだに健在だった。そして、高速稼働を続けた連邦軍人2の疲労も無視できない
しかし、無人機であるプレーソーには機体の損傷以外目立って戦闘力の低下はみられず、損害も軽微だった。無人のMSの優位性は長期戦という局面で遺漏なく発揮された。
連邦軍人2「いいかげんにぃ! 墜ちゃァがれ!」 V.S.B.R ズバァー!
F91の懐深く入り込むように位置取りを続けるプレーソーはV.S.V.Rすら躱し、至近距離から鉄球鎖を射出した!
連邦軍人2「んなろぉッ!」 左腕ビームシールド展開 ブゥン
ズギャッン! プレーソーの射出した鉄球は内蔵されたスラスターによって削岩機のように回転し、ビームシールドに接触! その速度と質量とを持ってビームシールドを突き破り
F91の左腕を砕いた。
連邦軍人2「でやぁー!」 ビームライフル スババッ! プレーソーは大型シールドで防御
連邦軍人2「ゼェ、ゼェ、やっべぇか・・・これは・・・」
F91の戦闘力低下を読み取ったプレーソーは次の攻撃目標をコンペイトウへ接近しつつあるクラップに定めていた。

290GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 19:25:50 ID:vyvEbJP2
仮面卿「ハッ!」ビームライフル バシュン バシュン
ボン ボン
仮面卿「さて、女幹部もサイコジャマーも片付いた。問題はここから動くかだが…」
親父「仮面卿ーーーっ!!」G-B.R.D バシューン
スラスター バシュー 仮面卿「なにっ!狂戦士だと!?聖戦士と途切れたとは思っていたが、まさかネオガンダムを奪うとはな!」
親父「貴様を倒す為に、まだ終わる訳にはいかん!」ビームサーベル ブォン
仮面卿「だが、大分損傷をしている様だな。その左腕では、動くまい!ビームシールドも出来るかな?」ビームサーベル ブォン
親父「その油断を待っていた」スイッ
すぐ後ろから、クロスボーンガンダムが現れる。
トビア「今だっ!!」ピーコックスマッシャー ババシュー
仮面卿「なにっ!?」ビームシールド ヴゥン
親父「畳み掛けるぞ、トビア君!」
トビア「ハイッ!」ビームサーベル ブォン

俺「女幹部さん!」
女幹部「…………………くっ」
俺「無事ですか!」
女幹部「……なるほど、傀儡にする方法があるんだ。止めを刺す必要は無いな…」
俺「良かった…」
女幹部「だが、私はもう戦えん。それより、そっちはどうなった」
俺「今、聖戦士さんがジャックしているファンネル?を外します。それで、妹がサイコフレームを付けて、今度こそちゃんとした『リーインカーネイション』を発動させます」
女幹部「聖戦士が?そうか…、だが油断するなよ。仮面卿の事だ、まだ何か隠し玉があるかも知れん」
俺「わかりました」

291GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 22:42:57 ID:4mKaXvno
ドカアァァァァァーーン
コンペイトウの地表に叩きつけられ、機体が火花を散らす。ひとすじの空いてる区画から、塔の光がシルエットに被さり、不気味に見える。
黒づくめタカ派5「お、お前そんな機体でこの機体に歯向かえる思ってるか!!」ガシィ ミシシシィ…
整備員G2「それが私、いや俺のやり方だ!今すぐ兵共に武装解除して、降伏されるんだ!」ドコーン
黒づくめタカ派5「ふざけるな!!そんなことしたら、仮面卿様…いや我らNTの理想がなし得ない!!」
整備員G2「そんなくだらない物事は捨ててしまえ!いつの世の中の流れを分からずに!」
スラスター ドシュー 黒づくめタカ派5「それを嫌でも実行するのが我々だ!もう昔みたいな道具捨てはごめんだ!」
整備員G2「そんな事!…………!?何か来る!」スラスター バシュー
ドバッーーーー
シュラーイン「コイツ!何故私の攻撃が読めた?さっさと受け取れ!」分離した機体を合体する
整備員G2「何故、攻撃が読めた…?何がどうなって?まあ、いい!とっておきを喰らえ!」ボシュ…………
黒づくめ「ハハハハハハハハハハッ!!隊長!!捉えましたぜ!機体からただのコンテナ出して情けない奴が!」ビームライフル チャキ
その時、その排出したコンテナからミサイルが勢いよく周りに飛び散る。
黒づくめ「ウワアアアアァーーーー!」ドカーン
黒づくめタカ派5「ちいぃ!!」アームドアーマー ドーン
シュラーイン「小賢しい真似事を!」
整備員G2「!?痛ぅ〜この感覚は一体………」

連邦軍人2「このままじゃ、中途半端な怪我じゃすまない……だから、俺はエースになれない…」
連邦軍人3「何、ボケとしてるの!だから、エースに成れないのよ!」
フィンファンネルのオールレンジ攻撃が、アマクサの背後からふりかかり、コクピットに交差したビームが命中する。
連邦軍人隊長「何故ここに来た!残れと言った筈だ!!」V.S.B.R 
連邦軍人2「隊長〜〜〜〜!先輩〜〜〜〜〜〜!」
しかし、アマクサは一向に動きを緩めない。
連邦軍人隊長「こいつは何だ!?不死身か!少尉は下がれ!」
連邦軍人2「いや!行けます!あの爺さんとあの兄ちゃんの為に下がれねぇ!!あとここで逃げたら、爺さんに笑われちまう!」

292GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/09(木) 21:36:14 ID:nA/1BhjE
親父「観念しろ!最早、貴様に打つ手はあるまい!」ビームサーベル ブゥン
ガシッ 仮面卿「たった二人がかり、いや、1.5人がかりで、何とかなると思っているのか?」ビームサーベル ブゥン
ガシッ トビア「だがっ!あの技は隙がデカい!こうして、二人がかりで張り付けば!」ビームザンバー ブォン
ハイパービームサーベル ガシッ 仮面卿「それなら、こちらも仲間を呼ぶまでだ」
洗脳連邦兵「…………」スラスター バシュー
迷い黒づくめ「させるかーっ!!」ビームライフル バシュン バシュン
教団衛兵隊長「敵いはしなくとも、足止めぐらいは!」ビームライフル バシュン バシュン
ロンド・ベル隊員a「奴らは近付けさせません!その間に!」
親父「すまん、助かる!」
仮面卿「チィッ!数て押され始めただと!?」
トビア「もう戦略的に、あんたは負けている!これ以上の抵抗はよせ!」ビームザンバー ズバァッ
ボーン
優先式大型ファンネル・ビットの一つが消し飛ぶ。

聖戦士「解除コードを打ち込んだ。これでジャックが外れるぞ」
ガッコン
俺「良し!妹、ドッキングだ!」
妹「うん!お兄ちゃん、サイコフレームもセットしたよ!」
ハロG「ジュンビOK!ジュンビOK!」
俺「行けーーーっ!!」スラスター バシュー

仮面卿「ええいっ!こうなったら、辺り一面、焼き払ってくれる!」ビームサーベル ハイパー化 ブオォォォーーー
親父「だが、こちらの狙いは達成された」スラスター バシュー
トビア「今だっ!」スラスター バシュー
仮面卿「なにっ!?」
俺「くらえーーーっ!!」メガビームサーベルチャージ
仮面卿「くうっ!」ガシイッ
俺「このまま、一気に押しきる!」
バシューーー
アーモリーユニットのスラスターが、更に火を吹く!
仮面卿「ぐっ、近過ぎる!これでは出力を活かす前に、質量で押しきられる!」ググググググ
俺「どうだーーーっ!!」
ガキン
ダークマターの両足が千切れる。
仮面卿「くっ…………、どうやら、奥の手を使うしか無さそうだな…」スラスター バシュー

293GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 01:08:27 ID:lWZnapfU
黒ずくめ「なんだ? ガンダムタイプが二機、こっちにやってくる」
老派黒ずくめa「MAもいるぞ、このままこっちへ来られたら、碧の塔が危ない」
黒ずくめ「・・・やるか」
老派黒ずくめa「ああ。放ってはおけない」

294GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 02:25:08 ID:hRqrHtlM
俺「待てーっ!」
親父「いや、お前はすぐにでも『リーインカーネイション』を発動させてくれ。奴は私達が追う」
俺「分かった」
親父「しかし、何故、奴は逃げた?まだ何かあるのか?」
聖戦士「…………まさか、『アクシオン』を使うつもりなのか?」
親父「『アクシオン』?なんだ、それは?」
女幹部「シャドウ・エックスが開発した戦艦だ。ハイメガ粒子砲が撃てる。だが、それが何なのだ?戦艦を利用したところで、状況が変わるとも思えんが…」
聖戦士「実は、あれは戦艦ではない。無理矢理、戦艦の外装を施したMAだ」
女幹部「MAだと!?初めて聞いたぞ」
聖戦士「とある試作品を運用する為に開発されたが、上手くいかなくてな。結局、戦艦のエンジンになった失敗作だ」
親父「なんだ?その試作品というのは?」
聖戦士「聞いた事があるか?ミノフスキードライブという技術だ」
親父「なんだと!?光に近い速度も出せるといわれる、あの……」
聖戦士「そうだ。だが、誰にも制御できなかった。だから、ミノフスキードライブ自体を封印し、戦艦のメインエンジンとして運用していたのだ」
女幹部「そうだったのか…。だが、誰も制御できない代物を、いったいどうやって使うのだ?」

仮面卿「こちら仮面卿だ。戦艦『アクシオン』の搭乗員に告ぐ。これよりMA『アクシオン』を使う。直ちに退避せよ」
黒づくめ艦長「ワカリマシタ…」
仮面卿「さて、このままでは、奴等に『リーインカーネイション』を発動される。どうやら、この手段しかない様だな…」

妹「お兄ちゃん、大変!マスタードライブユニットが発動しない!」
俺「なんだって!?どういう事?」
ハロG「オウトウナシ!オウトウナシ!」
通信 ピー クォレル隊員「大変です!ホストを繋いでた機械が突如爆発しました!中の女性は助けましたが、これでは『リーインカーネイション』ができません!」
親父「なんだと!?仮面卿は『リーインカーネイション』を諦めたのか?」
聖戦士「……………そうか!奴は自らホストになったのだ!ホストとなって『リーインカーネイション』を発動し、『アクシオン』もそれで制御するつもりなのだ!」
親父「なんだと!?不味い!すぐに向かうぞ!」スラスター バシュー

295GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 22:29:06 ID:lWZnapfU
アマクサ・プレーソーに人の意識が残っていたならば、今プレーソーが陥った状況は驚愕と言えただろう。
致命傷になりかねない攻撃を受けた、そして新たに現れた戦力に対し、プレーソーは膨大な演算を行い。対抗手段を選びだした。

バォオオオオオオ!

四肢に装備された鉄球鎖に内蔵されたスラスターと本体のスラスターを組み合わせた動きでファンネルからの攻撃を回避した。
連邦軍人3「よけられた…まだまだよ!」 ピシュン ピシュン
連邦軍人隊長「あの動きは何だ? まるで人形だ!?」 
プレーソーは移動は射出された鉄球鎖によって引きずられているようで、まるで性質の悪いパペットショウの様な不気味さがあった。
執拗に追尾されるファンネルに対し、ほんの一瞬碧の塔から漏れ出た光がプレーソを照らし、人間の知覚を残していないプレーソーは
機械の反応速度でファンネルの軌道を読み取り、予測射撃による弾幕で迎え撃ち、フィンファンネルの一機が破壊された。
連邦軍人3「アタシのファンネルが…もう少し機体に慣れる時間があれば良かったかしら?」 
連邦軍人隊長「ファンネルに対応したか、バケモノめ」ギリィ
正しく、このアマクサ・プレーソーは老黒ずくめによって与えられた膨大な戦闘データ、そしてEXAMリンクによって産み出された怪物であった。
連邦軍人2「こいつに見境なんてない、放って置いたら誰彼構わずやられちまう。ここで仕留めなきゃなんねぇ」

296GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 01:25:58 ID:U18E6khM
仮面卿「さて、ダークマターとアクシオンのドッキングは完了した。問題は、私自身がホストとなってしまえば、完全にシステムと同化してしまい、人で無くなるという事だ。だが、私は神になると決めたのだ!行け、アクシオン!新たな世界を起こすビッグバンとなれ!」
戦艦の外装が外され、巨大なMAが姿を現した。

機体解説

AX-00 アクシオン

シャドウ・エックスがブッホ・コンツェルンと共に作り上げた、ミノフスキードライブ登載の試作MA。
巨大な逆Vの字の形をしており、先端にMSを取り付ける事で運用する。
長距離航行を目的とした船ではなく、純粋な兵器としての運用を試みた物で、爆発的加速度も備えられた。
しかし、これが仇となり、100mを越す巨体と相まって、非常に操作が困難を極め、誰も制御する事が出来なかった。
その後、戦艦の外装を施し、戦艦としての運用も試みたが、爆発的加速度は制御できず、結局ミノフスキードライブを封印し、ただの大型ジェネレータとして運用する事となった。
しかし、大型ジェネレータを活かす為に取り付けた武装は健在で、戦艦としては当時の最大級の火力をほこり、MAとして運用できれば、高機動高火力で強襲可能な、正に最終兵器となるであろう。

武装
ハイパー・メガ粒子砲
メガ粒子砲×4
有線式大型ファンネル・ビット×4
四連装大型ミサイル×72
メガビームサーベル×2


仮面卿「さあ、神の雷だ!消し飛ぶが良い!」
アクシオンから巨大な砲身が伸び、ハイパー・メガ粒子砲が放たれる。
バシューーーーーーーーン

297GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 20:15:56 ID:d2KMEAB6
サラミス艦オペ「コンペイトウから新たな戦闘艦が出現」
サラミス艦長「まだ新手がいるのか? 艦種は?」
サラミス艦オペ「艦種該当なし…! 敵艦発砲ッ!」
サラミス艦長「回避ィ!」
サラミス艦操舵手「間に合いません」

ズバァアアアアーーー!

ロンド・ベルクラップオペ「こ、後方の友軍艦艇多数…消えました…」 ザワ…ザワ…
ロンド・ベル艦長「今の閃光は、ハイパーメガ粒子砲クラスの巨砲だな…奴らめ、コロニーレーザー以外にこんな切り札が隠してあったか…」
ロンド・ベル砲術長「艦長、敵艦高速で移動中、捕捉困難です!」
ロンド・ベル艦長「なんだと? モニターに出せ…なんだあの動きは!? MAなのか?」
ロンド・ベルクラップオペ「遠距離からの砲撃では仕留めきれないないでしょう」
クラップ艦長「酷な命令だが已むを得ない、MS隊に指示を、目標未確認の巨大MA! 我々も行くぞ、機関増速!」 ゴゴゴォー

298GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 22:48:32 ID:U18E6khM
仮面卿「クックックックックッ…、フッフッフッフッフッ…、フハハハハハハッ、ハーッハッハッハッ!!」
仮面卿の哄笑が木霊する。
仮面卿「これで、私に手出し出来る者は、もういない!後は、私自身がシステムとなれば、このミノフスキードライブも制御できよう!」
仮面卿の体に、無数のコードが取り付けられる。
仮面卿「もうじき人で無くなる…。だが、悔いは無い。私は神になるのだから…。だが、マスタードライブユニットを持つ機体!貴様等を放っておく事はできん!神は、絶対者でなければならん!反逆者には、死を!」
アクシオンから、赤黒いオーラが放たれる。
それに共鳴して、世界各地の碧の塔も、再び赤黒い光を放つのだった。
仮面卿『碧の塔に集いしニュータイプ達よ…、今こそ我と意思を同調させ、神の手足となれ!』
パアァァァァーーーーーーーーー

親父「碧の塔が輝きだした!?不味いぞ!何とかならないのか、俺?」
俺「どうする!このままだと…」
ハロG「RECONCILEシステム、キドウ!」
その時、アーモリーユニットから碧い光が溢れ出す!
パアァァァァーーーーーーーーー
その光は、辺り一面を包み込んだ…。

俺『これは…』
親父『この光は…』
妹『優しい…』
女幹部『姉さん…』
幼女『お母さん…』
女整備員『俺君…』
トビア『何だろう、この懐かしい感覚…』
ハリソン『私は、いったい…』
聖戦士『皆の声が聞こえる…、いや、意思が見えるのか?これが、君が作ろうとした物なのか…』
母『そう…、これがあなた達の心…、儚く…、壊れやすい…、それでも光輝くエネルギーでもある…心…。RECONCILEシステムは、その心で触れ合えるシステム…。さあ、手を取り合って…、あの巨大な光に飲まれない様に…』
その先には、赤黒い巨大な光を放ち迫るMAがあった。

仮面卿『リーインカーネイションは発動した…。だが、あの光は何だ!?神の意思から逃れる者め!すべて滅ぼしてくれん!』

母『世界中の人々が、碧の塔からの光で、あの子に操られています。あなた達は、皆で手を取り合って、あの碧の塔からの光より、この光を大きくするのです…』
親父『それには先ず、あの光と戦って見せねばな』
俺『行こう、みんな。僕達の心が、人々の心を守る、最後の希望だ!』

299GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/16(木) 02:14:09 ID:SDtpIxF2
RECONCILEシステムの発動と時を同じくして、それまで圧倒的な戦闘能力で猛威を振っていたプレーソーの動きが鈍化した。
精緻な機体動作で常に相手を翻弄していたそれが、まるで、苦しんででもいるかのようにぎこちなく、機体を軋ませていた。
連邦軍人隊長「ようやく力尽きたか、止めを刺すぞ!」ビームライフル ビシュー
連邦軍人2「ここで仕留める」V・S・B・R ドバッ
連邦軍人3「墜ちなさい!」 ビームライフル&ファンネル ビシュ ビシュ

プレーソーは両腕のシールドでビームライフルの直撃だけは防いだが、さらに死角に回り込んだファンネルが狙う。
一瞬のみ元の機敏さを取り戻したプレーソーは、死角からの一撃を回避、しかしV・S・B・Rの直撃を受け、シールドの一部が溶け落ち、機体ごと弾かれた。

連邦軍人隊長「なんというやつだ、まるで掴みどころがない」
連邦軍人2「弱ったのは見せ掛けかよ!?」
連邦軍人3「見せかけにしては、ダメージが入りすぎてるわね? どうしたのかしら?」

プレーソーを動かしているバイオ脳はリーインカ―ネイションとEXAMリンクによって上書きされた戦闘知性のみの存在であった、
EXAMリンクのシステムは常に起動状態であり、そこに仮面卿の碧の塔によるリーインカ―ネイションと俺によるRECONCILEシステム、この二つの相反する
システムの影響によりプレーソーのバイオ脳は二つのプログラムを同時に上書きされた状態に陥り正常な判断すら行えなくなっていたのだ。

バゥヲオオオオオ!

バイザーから悲鳴のような赤光を明滅させ、たかと思うと、プレーソーは全スラスターを最大出力で稼働し、アクシオンとアーモリーユニットの対峙する
空域を目指して戦場を離脱した。

300GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/16(木) 21:53:39 ID:MFoA7Gw.
仮面卿『食らうがいい!ミノフスキードライブによって加速された、この一撃をっ!!』メガビームサーベルチャージ ドシューーーーー
俺『こ、このぉーーーっ!!』ビームシールド展開
バチィッ!!
両者の機体がぶつかり合う。
だが…
仮面卿『フハハハハハハハハッ!!やはりパワーはこちらの方が上の様だな!何せ、碧の塔は各地に三十ほどある。そこに集いし者達すべてが、私の力となる!おそらく、一万人以上の人間がニュータイプとなり、私の力となっているのだ!ここにいる者達だけの意思の力で、私を止めれるものかーーーっ!!』バチバチバチ
俺『くっ、も、もたない…』
トビア『もう少し堪えてください!ミノフスキードライブなら、よく知っています!攻める所も!』
親父『何処だ!』
トビア『正面や上面からは強いけど、背面や下面は無防備なんです!攻めるなら、そこをっ!』
親父『了解っ!』
俺『だ、ダメだっ!』バキンッ
弾き飛ばされるアーモリーユニット。
俺『うわぁぁぁぁーーーーっ!!』
仮面卿『チィッ!しかし狙いが逸れたか…。ならば、こいつで!』
再びハイパー・メガ粒子砲が構えられる。
俺『マズい!何とかして、防がないと!!』ビームシールド展開×2


法王「おお、碧の塔から再び、あの光が…、もうお終いなのですか…」
NR司祭「法王様っ!外をっ!宇宙をご覧ください!」
法王「なんですと…?あ、あれはっ!?あれです…、あの光こそ、かつて私が見た人類希望の光…」
NR僧「おおっ!あれが…」
NR信者「法王様っ!」
法王「さあ、皆で祈りましょう。今こそ、人類に光を…、我等の希望を、あの光に託すのです!」

セント・クルス教団幹部「シェリンドン様っ!」
シェリンドン「…こちらからも見えています。慌てる事はありません。ただ、あの光に向かって祈りましょう。私達の希望を…」
セント・クルス教団幹部「ハッ!」タッタッタッ
シェリンドン「母…、ついに完成させたのですね…。なら、後は任せましたよ、トビア…」

301GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/18(土) 21:53:49 ID:EQvv6pIM
連邦軍人2「逃がしてたまっかぁ!」 スラスター バシュー
連邦軍人隊長「迂闊だぞ! そっちには得体のしれない機体がいる!」
連邦軍人3「いっそ好都合かもしれないわ。 あの機体は敵味方を区別できないようだし、俺君たちも気になるもの」
連邦軍人隊長「あえて敵にぶつけようということか?」
連邦軍人3「上手くはいかないでしょうけれど、俺君たちの手助けは必要よ」 スラスター バシュー

プレーソーの内部にあるバイオ脳は、その演算能力の限界を迎えつつあった。常時発動状態に陥った劣化EXAMリンクは常にリーインカ―ネイションの影響下にあった。
そして、新たに発現したRECONCILEシステムの影響を選択的に防ぐ手段を持っていない。二つのシステムからバイオ脳へと上書きされるプログラム。
一方は、ある戦闘個体の認識力と同期することによる戦闘力の増加であり、プレーソーのバイオ脳に残る戦闘知性にとって単純に処理しうるものだった。
しかし、新たなプログラムは、多数の個体と認識力を共有するものであった。その雑多な認識力、心はプレーソーには理解できない、ノイズの集まりと捉えいた。
それは、機械に人間としてふるまえと要求しているに等しく、二つのプログラムのせめぎ合いの中で、プレーソーは自身が対処しやすいリーインカ―ネイションの影響下へ逃れようとしていた。

連邦軍人2「逃 が す かー…! え?」  RECONCILEシステムの影響を受けた連邦軍人2は、プレーソーの内部を垣間見た。 「・・・空っぽだ・・・」

302GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/18(土) 22:56:34 ID:VvbSU4pw
仮面卿『消し飛べーーーーーっ!!』ハイパー・メガ粒子砲 バシューーーーーーーーー
俺『Iフィールド全開っ!!』ヴゥン
コロニーレーザーにも匹敵しうるビームを、アーモリーユニットのビームシールドとIフィールドが受け止める!
ババババババババババババババ
俺『くっ…、み、みんな…力を…、力を貸してください!』

迷い黒づくめ「くっ、強え…。これ以上は…」
教団衛兵隊長「弱音を吐くな!うわっ!?」ドーン
ザクレロクジラオペ「正面!敵が来ます!」
ザクレロクジラの前に、ジャベリンがビームライフルを構えて現れる。
社長「だ、駄目か!?」
ザクレロクジラ船長「総員退避ーーーっ!!」
その時、RECONCILEシステムの光が降り注ぐ。
妹『お願い…本来のあなたを取り戻して……』
洗脳連邦兵「……………………………はっ!?私は…いったい…?」
他にも、今まで戦っていた兵士達の洗脳が解けていく。
社長「………あれ?」
ザクレロクジラ船長「………前言撤回、どうやらお嬢達がやってくれたみたいでさぁ」
ザクレロクジラオペ「社長!上空を!」
社長「あれはっ!?」
見上げれば、巨大なメガ粒子砲が今コンペイトウを呑み込まんとして、そこを強力なバリアが防いでいた。
俺『みんな…力を…』
社長『お、俺君の声が聞こえるぞ』
女整備員『パパ!俺君に力を貸して!』
ザクレロクジラ船長『お嬢の声まで聞こえやすぜ!』
迷い黒づくめ『とにかく、あの少年に意識を同調させれば良いのか?』
教団衛兵隊長『やるぞ!ほら、お前達も手伝え!』
さっきまで洗脳されてた連邦兵『あ、ああ…』
集められた人々の意思が、アーモリーユニットのビームシールドを、より大きくさせていった。

303GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/19(日) 01:40:09 ID:coqrqVqs
黒づくめタカ派5「くっ、何だと!?このプレッシャーはお前からだと言うのか!ちっ!」アームドアーマーFN バシュー、バシュー
スラスター ドシュー ドシュ゙シュー 整備員G2「弾道が曲がる武器のようだが、どうよければいいのか手に取るように分かるんだよ」
黒づくめタカ派5「そんなNTに覚醒したと言うのか!何処まで都合のいい奴め!」ビームマグナム×2 ドシュー
整備員G2「今の俺なら分かるんだよ、お前の醜さがな。もう止めろ、もう周りは戦うことをやめ出しているぞ」ビームキャノン ウィーン、ドバー
黒づくめタカ派5「何っ!?な、周りの洗脳が………しまった!!」
シルエットのビーム砲に、避けられず片方のビームマグナムを失う。
黒づくめタカ派5「この私がここまで圧倒されている……だがまだ!行け!………!?」
イーグルのアームドアーマーはそれに応じず、シルエット側に向かう。
黒づくめタカ派5「じ、ジャックしたのか!?シュラーイン!奴を仕留めろ!」
シュラーイン「ママ…………パパ…………………お兄…」
黒づくめタカ派5「シュラーイン!シュラーインまで使えないのか!もういい!このビームマグナムの威力なら!」ビームマグナム ドシューン
『駄目だよ!もう止めようよ!』
シルエットは避けようとせず、真っ向から受ける。しかし、コクピットから緑の光が吹き出し、辛うじてコクピットだけが残った。
黒づくめタカ派5「サイコフレームの作用か。フハハハハハッ!まさか、サイコフレーム通してジャックするとはな、面白いじゃないか!ぐっ!?ゴホッ、ゴホォ!」
ウィーン 整備員G2「もう止めろ、そんな事しても何の意味もない。でないとー」
黒づくめタカ派5「調子に乗るな!うわぁ!?」ウィーン、ポシュー
整備員G2「悪いが、機体はジャックした。もう勝ち目はないぞ」
黒づくめタカ派5「上等じゃないか……ついて来い!」コンペイトウへスラスターを吹かす。
整備員G2「ちっ!絶対に連れて帰る!」タッ

304GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/19(日) 21:31:22 ID:MX.a6rwk
ロンド・ベル隊員a『我々も行くぞ!』
ロンド・ベル隊員b『何をするんだ?』
ロンド・ベル隊員a『一緒にビームシールドを張るんだよ!気休めかも知れんが、少しでも足しになるのなら!』
ロンド・ベル司令『我々も向かいます。よろしいですか?』
連邦高官『確かこの艦にも、ビームバリアが張れたな。よろしい、行きたまえ』
連邦参謀『かつてブライト司令は、このラー・カイラムでアクシズを押し返そうとしたとか。ふふっ、こいつの最後の仕事に相応しいですね』

地球
市民a「おい、空を見ろよ。なんか、オーロラみたいな光が出ているぞ」
市民b「なに…、あれ…?でも、何故か優しい…」
老市民「あ、あれは…、かつて見た光だ…。あの時、あの光に地球は救われた…。奇跡だ…、もう一度奇跡を!」

部長「…………親父君。応援する事しかできないけど、がんばれ!」

連邦秘書「将軍!」
穏健派大将「分かっている。今は見守ろう。後の事は我々がする。だから信じるのだ、彼等を」
連邦秘書「ハッ!」
穏健派大将「しかし、歯痒いな…。今ほど前線に立てぬ己を悔しく思った事は無い。やれやれ…、タカ派中将に嫉妬する訳だ」


俺『うわぁぁぁぁーーーっ!!!』
親父『くおぉぉぉーーーーっ!!』
トビア『保ってくれよ、クロスボーンガンダム!』
一同『うおぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!!』
バチバチバチバチバチバチバチッ!!!
シューーーーーーーーーー……………
巨大なビームは徐々に勢いを無くし…………、そして消えた。
仮面卿『ばっ、ばかなっ!!ハイパー・メガ粒子砲を防いだと言うのか!?』
俺『仮面卿、あなたにも見えるはずだ!ここにいる人だけじゃない!この光を見て、想いを託す人、共に戦ってくれる人、色んな形で俺達を助けてくれる人、みんなの想いがここにある!もう、想いの強さでも負けないぞっ!!』
仮面卿『ほさけぇっ!!ならば、碧の塔の出力を、もっと上げるまで!百万…、いや、一億の意思を集め、貴様等よりもっと強くなってくれる!』
俺『させるかーーーっ!!』スラスター ドシュー
仮面卿『無駄だーーーーっ!!』スラスター ドシュー

305GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/22(水) 00:24:40 ID:cjNmuqyU
老派黒ずくめa「おい、あの光。御老の言っていた、リーインカ―ネイションの発動じゃないのか?」
黒ずくめ「ああ、あれが、人の心の光があふれだしている、俺たちの希望が、灯ったんだ」

???「ほれ、確りせんか。お主は見届けるといったであろうが・・・」
黒ずくめ連絡員「…う・・・御老ッ・・・カッ・・・ハ! い、生きてた…のか!? 御老? 居るはず…ないよな。あれが見せた、幻か?」

バイザーから血涙の様な赤光の尾を曳いて、プレーソーは戦場を突き進み、ついにアクシオンとアーモリーユニットを射程に捉えた。
しかし、二つのシステムの影響に苛まれ、プレーソーはスマートガンを闇雲に撃ち続けた。
親父「お前は、まだ囚われていたのか!」
仮面卿「ちぃ!老黒づくめの木偶人形が! そんな非力な攻撃で、邪魔をできるとでも思うか!」 メガ粒子砲×4 ズドバー
プレーソーはアクシオンのメガ粒子砲を回避し、撃ち尽くしたスマートガンを捨てた。
仮面卿「私の攻撃をかわすだと!? 木偶人形が…これは!?」
俺「何が来たんだ? …うわぁ!!!!」 リーインカ―ネイションとRECONCILEシステムにより、なまじ共感能力の高い人間たちは、軒並みプレーソーの内部の虚空に触れてしまった。
もたらされたプレーソーの内面の戦闘知性、それは、分かりあうことも、憎み合うこともできない、電子の陥穽。

グォオオオオー!

プレーソーは、動きの鈍ったF97BDを獲物と定め、猛禽の如くシールドクローを構えて襲い掛かった。
親父「俺、逃げろー!」
連邦軍人3「く・・・、間に合って! え? 何よあれ?」
呆ける俺の機体を庇うように、破壊された筈のピシャーチャがプレーソーの攻撃を阻むように、2機の間に滑り込んだ。
俺「…あれは、黒ずくめ4さんの…」 プレーソーは委細構わず、ピシャーチャをシールドクローで引き裂いた、しかし、プレーソーの機体はピシャーチャの機体を突き抜けた。
ピシャーチャの幻影を突き抜けたプレーソーのバイザーから漏れ出る光が、かすかに碧の光を帯びた。
連邦軍人2「2段階最大出力モード! 絶対に、止めて見せる!」 俺に向かって突き進むプレーソーを猛追する。引き金を引く瞬間。プレーソーが連邦軍人2を振り返った。まるで「撃て」と、いうように…

306GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/22(水) 20:25:03 ID:lLTzmvxw
連邦軍人2「!?い…、いけぇーーーっ!!」V.S.B.R バシューーーー
ヴェスバーから放たれたビームは、プレーソーを貫いた。

仮面卿『フッ、とんだ邪魔が入ったか…。まあ良い。私にも、より多くの意思が集められた。貴様等すべて片付けてくれる!』大型ミサイル×8 バシュシュシュ バシュシュシュ
俺『やらせるかーーーっ!!』ミサイルコンテナ×2 バシュッ バシュッ
シュバババババババ シュバババババババ
ミサイルコンテナから、マイクロミサイルが飛び出す。
ボン ボン ボン ボン
仮面卿『ならばっ!!』メガ粒子砲×4 バシュー
メガ粒子砲が、周りのMSを狙う。
ロンド・ベル隊員a『うわっ!?』
俺『させないっ!!』パァン
リフレクターファンネルが、ビームをすべて弾く。
仮面卿『生意気ぃーーーっ!!』有線式大型ファンネル・ビット×2 バシューーーー
俺『それでもっ!!』有線拡散ビーム砲×2 シュバァーーーッ
ボーン ボーン
有線式大型ファンネル・ビットと有線拡散ビーム砲が、互いをビームで撃ち抜く。
仮面卿『貴様ぁーーーっ!!』メガビームサーベル×2 ブゥンブゥン
俺『負けるかぁーーーっ!!』大型ビームサーベル×2 ブゥンブゥン
ガシィ
バシィ
ガッ
ズガッ
ガキィッ
仮面卿『もらったぁーーーっ』ブォォォォッ!
メガビームサーベルの刀身が、またしても伸びて斬りつける!
俺『このぉーーーっ!!』ガシィィィィッ!
大型ビームサーベルの刀身も、また伸びて受け止めた!

307GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/23(木) 21:49:38 ID:NwWPo1rg
コンペイトウ内部
黒づくめタカ派「え?絶対に意識を支配するため?」
探偵「うん、前向きは最終決戦時における特別処置と言う事だけど、実はあえて情調不安定にしてリーインカーネーションの洗脳を強固にさせようとしたんだ」
黒づくめタカ派「で、結局の所、結構にいたわけだが」
探偵「ほとんどが何も知らないで進んで志願した人もいたけど、結構反対の人が多くてね。最初は志願者から処理をしたけどそのうちに、反対の人も押し切って順に処理されていって・・・あわや、自分までされるかと思ったよ」
黒づくめタカ派「こちらが仕掛けて来ないと、恐ろしい目に会ってたな。しかし、その部署はわかるかい?」
探偵「ええ、あなたのご親友の方がね。おそらく、上官である仮面卿の目的をどこかで知り、感化されたんじゃないか?」
黒づくめタカ派「ちっ………やっぱり強化人間は強化人間を呼ぶ…」
探偵「ここでいいでしょう。この爆弾を解除させてもらい、利用させてもらいましょう。対MS、MAでも十分な威力が発揮されるでしょう」
黒づくめタカ派「こんなに仕掛けられてるのを………。おや、お前たちは?」
後ろに後をつけただろう、牢屋に捕まっていた内の三人がいた。
ジオン残党「オラも手伝うだ!あいつらにひどい目にあっただ!」
連邦兵捕虜「せめてここまで役に立たないわけにはいかないんでね」
黒づくめ「もう俺には行く宛がない…………せめて、これだけでも」
探偵「すみません、この装置で解除してください。おそらく、外であのアクシオンが動いているでしょうね」
黒づくめタカ派「え?何でそう分かるんだ?」
探偵「まあ元の素養ですかね、あのオリジナルとは劣りますがね」
黒づくめタカ派「君は本当に一体何者だい?」
ドカーーーーーン・・・・・バンバン、ドーン
黒づくめタカ派「爆発!?銃声まで聞こえるが牢人達はまだ脱出できてないのか!?」
しかし、その予想とは裏腹に人影が見え、またそれを追う人影も見えた。
黒づくめタカ派「彼らは誰だ・・・・・・・?」

308GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/23(木) 22:39:29 ID:Rvy7t4jA
仮面卿『集まる…感じるぞ!多くの意思が!私の元に、多くの魂が吸い寄せられるのを!』バチバチバチバチバチッ
俺『母さんの作ったシステムを、そんな風に悪用してっ!!』バチバチバチバチバチッ
仮面卿『より有効利用しているのだよ!私はな!』グググググググッ
徐々にアクシオンが、アーモリーユニットを押し始める。
俺『くっ……』ギリギリギリギリギリギリ
仮面卿『やはり、こちらの方が出力が高い様だな。それに加え…』バシューーーー
アクシオンのミノフスキードライブが、更に勢いを増す!
仮面卿『推力も上とあっては、貴様に勝ち目などあるまい!』
トビア『させるかーっ!!』スラスター バシュー
親父『俺っ!』スラスター バシュー
仮面卿『させんぞっ!!』メガ粒子砲×4 ドバァーーー
親父『くっ、まだそんな余力があるのか!?』
トビア『もっと強力な武器でないと!』
俺『なら、受け取って下さい!』バシュッ
アーモリーユニットから、武装コンテナが射出される。
仮面卿『なにっ!?』
俺『油断したな!さっきの無理な攻撃で、隙が出来たんだ!』
クロスボーンガンダムが、武装コンテナから武器を取り出す。
トビア『これは………、行けるっ!!』
クロスボーンガンダムは、ムラマサブラスターを構えた!

309GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/30(木) 20:30:35 ID:vxA9fCW2
V.S.B.Rに貫かれ、プレーソーは爆発した。
連邦軍人2「ゼェッゼェ…、止められた…」
連邦軍人隊長「罠だ! 躱せ―!」連邦軍人2のMSを突き飛ばし、爆煙の中から飛び出した鉄球鎖を回避!
連邦軍人2「何でだ!? 俺の攻撃は確かに命中したのに…!?」
連邦軍人隊長「ダミーバルーンだ。それも機雷付きのな…お前に狙われて、咄嗟に目くらましに使ったんだろう」

煙の中から現れたプレーソーの姿は、異様としか形容できなかった。V.S.B.Rによって左腕を喪失したばかりか、頭部がひしゃげ、破損していたのだ。
プレーソーのバイザーから漏れ出ていた赤光は最早消え失せ、モノアイから僅かばかりに碧の光が断末魔の様に零れ出ていた。

?????『スマ…ナイ…俺デハ…止メラレ』プレーソは残った右手で、碧の光を宿すモノアイを毟り取った!
連邦軍人3「なんなのよ…コイツ…本当に、なんなの!」
?????『父サ…シュラ…ーイ…ン』

シュラ―イン「?…誰…だ…」脳裏に浮かぶピシャーチャのイメージ「お前…地球で…」
黒ずくめ4『…強カッタナ…オマエ…オマエニモ、勝テナカッタ』
シュラ―イン「なんだって? おい、なn…『オマエノ勝ダ』…え?」 

毟り取られたモノアイが握りつぶされると、プレーソーからと思われた声も途絶えた。
連邦軍人3「さっきまで、あのおバカ(黒ずくめ4)の気配がしていたようだったけれど、もう本当に機械なのね…」
強力なノイズに曝されたプレーソーはノイズの元を絶とう試みたが、果たせず、更なるノイズとして干渉した黒ずくめ4の思念に制御を失いかけ、
緊急避難措置としてEXAMリンクを物理的に遮断したのだ。メインカメラを失ったものの、プレーソは自機の制御系を再び完全に掌握した。
連邦軍人隊長「こんどこそ、このバケモノを仕留める!」
連邦軍人2&3「了解!」

310GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/30(木) 21:40:43 ID:ybNRgBCg
トビア『いけぇーーーっ!!』
仮面卿『させんぞっ!!』
ムラマサブラスターの斬撃を、Iフィールドとビームバリアが阻む。
バチバチバチバチバチッ!
トビア『まだ足りないのかっ!?』
親父『これなら、どうだっ!』G-B.R.D バシューン
プヮン
ビームバリアとIフィールドの厚き壁に阻まれる。
仮面卿『フハハハハハッ!流石だな、このアクシオンの力と、リーインカーネイションによるパワー、圧倒的ではないか!』
俺『くっ、あと少しなのに…』
???『だが、貴様は、まだ勘違いしている事がある』
仮面卿『なにっ!?貴様はっ!』
聖戦士『私が生きて、ここにいるのに気付かなかったようだな』
下方から、聖戦士の乗るアマポーラが突っ込んで来る。
仮面卿『生きていたのか!?何をする気だ、聖戦士!』
親父『まさか…!止めろ、旧友!』
旧友『すまんな…。私は君達の…、彼女の想いをようやく理解できた。もはや思い残す事など無い。後は、私にしか出来ない事をするまでっ!』
俺『止めてください!貴方は、まだ!』
旧友『俺君よ、私が築きたかった世界…、君に託そう。見ておくが良い…。これが戦争だっ!!』
アマポーラがアクシオンのIフィールド発生装置に突っ込む!
だが、ビームバリアが進入を阻む!
旧友『まだだぁっ!!』
アマポーラの先端にある脱出装置が作動する。
そのコックピットは、Iフィールド発生装置に向かって飛び、爆発した。
ドゴーーーーン
親父『旧友ーーーーっ!!』
仮面卿『くっ、Iフィールドが!?ビームバリアがっ!』
トビア『今だーーーっ!!』ズバァッ
ムラマサブラスターが、ミノフスキードライブの片側を切り裂く!
親父『うおぉぉぉぉーーーーっ!!』バシューン
そして、ネオガンダムのG-B.R.Dが、もう片方のミノフスキードライブを射ぬいたのだった。

311GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/01(金) 00:09:47 ID:6alGmaCg
整備員G2「もう抵抗するなよ!」チャキ、カチカチ・・・
黒づくめタカ派5「それはお互い様だな!」ダッ
ドカッ 整備員G2「ぐっ!肉弾戦と来たか!上等だ!」ヒュ
黒づくめタカ派5「その自信はどうかな?」バシッ「貴様とは」ドカッ「根本的に」ガン「体が違うんだよ!」
整備員G2「ぐあっーーー!?」ガシャーン、ゴロゴロ
黒づくめタカ派5「この強化人間の私に・・・・・・ゲホッ!、ゲホッ!出血が・・・」
整備員G2(痛え・・・しかし、出血してるという事は・・・)
黒づくめタカ派5「はぁ、はぁ・・・止め!」
整備員G2「残念だが、うおおおおおおおおお!!」相手の心臓に向かい渾身の一撃を与える
黒づくめタカ派5「ぐああああああああああっ!!」ドタッ
整備員G2「痛ってえ・・・動くなよ、そのまま拘束させてもらうぜ」
黒づくめタカ派5「ふふっ、どう・・・せ、教団の何かが知りたいんだよ」
整備員G2「ごもっともだが、まずお前からなんとかするから待て」
黒づくめタカ派5「人は誰でも憧れだったんだよ、アムロやシャアみたいな英雄に。ヒーローになりたかった。それが、君の家族が関わっていた教団ー
人を救う、地球を救う、宇宙のみんなも救う。そんな馬鹿げた、理想を胸に科学的に誰でも実現しようとした。しかし、やりすぎたために追いやった事がある。
自分は最初、何もなくて訳が分からなかった。でも、やることは一つだったんだ、人々は導く事だけだった。その結果がここまで訳の分からない事になった。
弟だって、整備員Dだって、人を導くかすかな一心でやっていたさ・・・・・・、今まで、すまなかったー」バタッ
整備員G2「おい!おい!しっかりしろよ!!・・・・もう何回こんな思いすればいいんだ・・・・・・」
『大丈夫、お兄ちゃんなら代わりに努められるよ!がんばって!』
『黙っていて、ごめんな兄ちゃん。俺だってあんな存在になって見たっかのさ、だからあんな年まで信じてやってんだ・・・』
『いやーーー、後輩君がまさかとは思ったがね。さすが、見込みがあっただけあるさ』
整備員G2「声が聞こえる・・・・・・そうだ!俺君らを助けないと!しかし、MSはどうすれば」
その途端、壁際からMSが近づく。それは紛れもない、さっき無我夢中でジャックしたイーグルだった。
整備員G2「生憎、タイプじゃないが。借りるよ、兄さん」

312GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/01(金) 01:03:33 ID:EgKYoGzk
仮面卿『だが、まだ終わらん!この膨大なエネルギーがあるかぎり、私の覇道は止まらんのだ!』
アクシオンのメガビームサーベルが更に伸び、数㎞に達しようとしていた。
だが、アーモリーユニットのビームサーベルは、それ以上に伸びていた!
仮面卿『なんだとっ!何故奴にこれほどのエネルギーがある!?どこから来ているのだ!?』
整備員G『彼には、やってほしい事があるんだ』
仮面卿『なにっ!?』
タカ派中将『儂らの未来を託したのは、彼だ』
タカ派強化人間『あいつは哀しみを、知っている』
整備員D『だから、優しい世界を作れるんだ』
仮面卿『死者の声まで聞こえるだと!?』
旧友『世界は一つではない。多くの想いがある。この機体はそれを力に変える』
ボン ボン
アクシオンの各部がショートし、機体が徐々に歪んでいく。
俺『世界には、色んな想いが溢れているんだ!だから、一つでも多くの想いを受け止めなきゃいけないんだ!その想いを全部消すのは、不幸な事なんだよ!』
仮面卿『その想いこそが、人の進化を阻む障壁だ!重荷なのだ!人は、その想いを断ち切り、新たな人類へと生まれ変わらねばならんのだ!』
俺『そんな事ない!例え、生まれ変わらなくても、また戦争をしても、いつか人は全ての想いを理解して、前に進む!』
仮面卿『幻想だ!!』
俺『一人では無理だ。でも、みんなとなら!!』
巨大なビームサーベルのせめぎ合いは、徐々にアーモリーユニットが押しはじめていった。

313GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/02(土) 00:06:56 ID:PECOxXfA
連邦軍人隊長「おおおおぉーッ!」V.S.B.R ズバーッ!
連邦軍人3「てぇい!」ビームサベル ブォンッ!
連邦軍人2「うらぁー!」ビームライフル ズババババ!
連邦軍人達の猛攻を、プレーソーは機体を削りながら、致命傷のみを避け続けた。
連邦軍人隊長「メインカメラを失ってこれか、射撃兵装が残っていたらどうなっていたことか」
連邦軍人3「そうも言ってられなさそうよ」 プレーソは手近なデブリを鉄球鎖で絡め取り、弾代わりに投げつけた。
連邦軍人3「次から次へと、あきれるわね!」 サーベルで斬り払う
連邦軍人2「こんなもんに、そうそう当たってたまるかよ!」 スラスター回避し、ビームライフルで迎撃
プレーソーは両足と右手の鉄球鎖で、次々と残骸を投じた。
連邦軍人隊長「こんな攻撃を繰り返したところで…今度は何を狙っている?」

314GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/02(土) 19:03:26 ID:PxkfGK3Y
老黒づくめ『どれ、ワシも力を貸してやるとするか』
スカーフェイス『もう楽になりな…』
仮面卿『くおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!!!!』
俺『いっけぇーーーっ!!!!』
巨大なビームサーベルは、遂にアクシオンに向かって倒れ込んだ!

ズッバアァァァァーーーーーン

巨大なビームサーベルに切り裂かれ、真っ二つになるアクシオン。
だが、そこにまだ煌めく光があった。
仮面卿「くっ……………、もはや私の革命もここまでか……。だが、このままでは終わらん!貴様も来てもらうぞ、俺!!」スラスター バシュー
ダークマターが、最後の特攻をかけ、アーモリーユニットへと向かった!

315GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 19:22:55 ID:Us1/nPCg
連邦軍人2「だーッ! うっとおしい!」 V.S.B.Rで投じられる残骸を破壊。
プレーソーは残骸を投げつける先を連邦軍人2に絞り、立て続けに投じられる残骸をV.S.B.Rで破壊し続け…
連邦軍人2「! ウソだろ!? オーバーヒート…」立て続けの高機動モードに続き、本体直結のV.S.B.Rの連続使用により、一時的な強制冷却モードに陥ってしまった。
プレーソーは僅かに残った感知機器を用いて、経線により消耗した連邦軍人2を選別し、残骸の破壊にV.S.B.Rを使用するよう仕向けていた。
攻撃手段を失ったF91の脚部に毒蛇の様に鉄球鎖が巻き付く。
連邦軍人2「うわわわ!」鉄球鎖に引きずられ、さらに二つの残骸が投じられる。
連邦軍人隊長「させん!」V.S.B.Rで残骸を狙撃、しかし、連邦軍人2が盾になった格好に攻め手を失う。
連邦軍人3「ファンネルで狙撃できれば…ああもぅ! ちょこまか動かないで!」
連邦軍人2「なめんなぁ! スラスターは生きてんだよぉぉおお!!」起動可能な全スラスターを噴射! ドバァアアア!
プレーソーっとの間に熾烈な綱引きが繰り広げられる。が、プレーソーの胸部マシンキャノンが残弾を連邦軍人2に叩き込む。
連邦軍人2「なろぉおおお!」負けじとメガマシンキャノンで迎え撃つ!

シュラ―イン「…勝…だって?…勝手に出てきて、手前勝手に好きなこと言ってんじゃないよ! 今度こそ、自分の手で勝つんだよ!」 グレートジオングのメガ粒子砲を虚空のピシャーチャ目掛けて放った…

グレートジオングの放ったメガ粒子砲が、奇しくもプレーソーを捉え、右半身をもぎ取っていった。
連邦軍人2「うりゃぁあああああ!」 鎖を解かれたF91は、振り回された勢いを乗せ、プレーソーの頭部を蹴り砕いた。
無様に蹴り飛ばされたプレーソーは、機体の姿勢制御もままならず、アーモリーユニット目掛けて落ちていくしかなかった。

316GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 20:56:40 ID:Q83WvA7U
探偵「よし、これぐらいでいいでしょう。行きましょう」
黒づくめタカ派「待ってくれ、君は何者だい?それだけが知りたい」
探偵「・・・・・・・・いいでしょう、このまま正体を知らせない訳にも行かないし」
そう言うと、顔のカツラや着け髭など色々外した。
黒づくめタカ派「あんた・・・・・その人形みたいな美しい顔で美しい金髪でー」
探偵「ええ、私はシャア・アズナブルのクローンですので。もっとも性格はこれですがね」
黒づくめタカ派「クローンて、これ何だよ」
探偵「自分は、老黒づくめ卿のラボで運良く製造に成功した内の一人です。別のシステムの開発の利用のために使われるらしかったですが、その前に抜け出しましてねぇ」
黒づくめタカ派「・・・・・・・・・」
探偵「あ、話続けますよ。それ以前にNTで感じた事があるんですよ。その周りの関係がいがみ合っていたこととその先の光にような物を感じたですよ、自分に出来る事をしないと、悟ったです」
黒づくめタカ派「それで諜報員として、連邦に情報を与えていたのか?」
探偵「まあ、それでクォレル隊に動いてもらったし、ジャンクヤード社にいたあのスパイの摘発も出来ましたし」
黒づくめオペ「ソウイウコトカーーーーーーーーー!!」バッ
黒づくめタカ派「!?こいつ!あっ!爆弾を体に仕掛けているだと!?」
探偵「塔の爆発に紛れたのか···黒づくめタカ派さん、これからあの実験や犠牲になった人らを忘れないでください」
探偵は黒づくめオペに取り付き、そのまま共に無重力ブロックへ一緒に流れる。小粒ぐらいに見える程、離れていった後・・・
黒づくめ「爆発したぞ!この規模····うわあああああああああーー!」
黒づくめタカ派「ここまでか·····あれ?あいつのMSが盾になっているのか。黒づくめタカ派5!」
整備員G2「黒づくめタカ派さん、大丈夫ですか?」
黒づくめタカ派「君か·······これは一生忘れないでおけるな」

317GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 20:57:33 ID:BPIrLs6c
俺「ハア…ハア…ハア…、お…終わったのか…」
ハロG「キケンッ!キケンッ!」
俺「えっ!?」
妹「お兄ちゃん!まだあの人、向かって来る!」
俺「なんだって!?」
仮面卿「私と一緒に、暗黒の世界へ来てもらうぞ!」
俺「う、動けない!」
妹「キャーーーッ!」
ドカッ
その時、飛来したプレーソーが、ダークマターに直撃した。
仮面卿「なにっ!?」
整備員G2「俺君、危ない!」バシューン
そして、整備員G2の乗るイーグルのビームマグナムが、ダークマターとプレーソーを貫いた!
仮面卿「ガハッ!」バチバチ バチバチ
俺「兄さん!」
仮面卿「くっ………、どうやら最後まで、君達には敵わなかったか…」バチバチ バチバチ
俺「待って!今、助けます!」
仮面卿「来るな!私は、まだ自分が間違ったなどと、思ってはいない。君達は一時、一つになったに過ぎない。いずれ、また大乱が起きる。そして、それを止める術は、もう無い…。一つにならぬ世界で、多くのエゴが多くの命を奪う世界で、君達は何を成す…。どんな未来がある?思い知るといい。人は、いつか人を滅ぼすと………」カッ
俺「兄さん!」
ズガーーーーーーーン
ダークマターは、光となり、消えた………。

318GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 21:04:58 ID:BPIrLs6c
ここにきて、被ってビックリ。
まあ、特に問題無いと思うので、このままで良いよね。

次でラストにして、エピローグに移りたいと思います。
みなさん、よろしくお願いします。

319GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/07(木) 23:57:15 ID:XxKYqxPY
(僭越ながら、ラスト行きます)

ビームマグナムの直撃により、プレーソーの主要機器はすべて喪失し、僅かばかり残った残骸が虚しく虚空に漂うに任せ、猛威を振るった悪機は完全に機能を喪失した。

老黒ずくめB2『二つの心の光がぶつかり合い、一方は滅び、一方がのこった…か…。いやはや面白いモノが見れたわ。やはり長生きはするものだて、ホッホッホ』 

老黒ずくめB2のドラッツェカスタムは、コンペイ島から離れ、すべてを見届けていた。

老黒ずくめ 『何が長生きじゃ。 わしはもうくたばっとるぞ? お主ときたら、最後まで動かんかったの…』
老黒ずくめB2『お主とB1が散々に荒らしまわったからの。それに、40年越しの悲願を見届けたくもあった…』ドラッツェのセンサーが俺たちを捉える。
老黒ずくめ 『心の光…か。すべての人間の心が願ったわけではないが、これもまた、悲劇を回避するために、願うことは同じであったのかのぅ』
老黒ずくめB2『生きたいという願いは誰も変わらぬよ。どう生きたいか、その願いが、アヤツ等の様な妄執を生む。無論わしもな』
老黒ずくめ 『今回も、NTも、強化人間も、兵器としての姿を示すに止まったか、先は長いのぅ。 ほっほっほ』
老黒ずくめB2『なんのなんの。わしの時間は、そうそうなくなりはせんぞ?』
老黒ずくめ 『そうさの。さて、もう行くとしようか…いろいろと連れてゆかねばならぬでなぁ』
老黒ずくめB2『うっかりと置いて行くでないぞ? 息子殿たちにあまり世話をかけたくないでな』
老黒ずくめ 『うむ。では…な』

老黒ずくめB2『…さて、後始末と行くか』 静かに宙域を離れてゆく…

320GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/08(金) 01:16:42 ID:Nmu35iUg
(ありがとうございます。では、エピローグに移りたいと思います)

エピローグ

宇宙世紀0135年1月

地球連邦司令室

穏健派大将「では、後の事は任せたよ」
連邦高官「達者でな」
連邦参謀「残念です。今回の騒動をもみ消した上に、責任まで取らされるなんて…」
穏健派大将「今回の騒動は、教団が行った実験の失敗という形になってしまった。そうなれば、今回の被害の責任を、誰かが取らねばならん。他に累が及ぶくらいならば、な」
連邦高官「君達は無事で済んだんだ。むしろ、これから出世する事になる。まあ、笑って見送ってくれ」
ロンド・ベル司令「二人とも、お元気で」ビッゞ
穏健派大将「うむ。そうそう、私の後釜は君になるように指名しておいた。このまま行けば、直に大将になれる。頑張れよ、ムバラク大佐」ビッゞ
ロンド・ベル司令「ハッ!ありがとうございます」

地球連邦軍第13独立部隊基地
ロンド・ベル隊員a「本日をもって、ハリソン大尉の指導を終了する。敬礼」ビッゞ
ハリソン「みんな、よくやった。これからも連邦軍の一員として、共に戦える事を期待する」ビッゞ
ロンド・ベル隊員a「貴方と共に戦えた事、それに親父殿の下で戦えた事、生涯忘れません!」
ハリソン「そうだな。ところで、その親父殿の事なのだが…」
ロンド・ベル隊員a「此方に来て頂ければ良かったのですが…」
ハリソン「そう言えば、司令も出世されて、本部に移るのだったな」
ロンド・ベル隊員a「はい、だから新しい司令になって頂ければと…」
ハリソン「仕方あるまい。彼が望んだんだ。それに、あの場所こそ彼に最も相応しいと、私は思っているよ」
ロンド・ベル隊員a「そうですね。我々も新たなロンド・ベルとして、生まれ変わります!お元気で」ビッゞ
ハリソン「ああ、元気でな」ビッゞ

321GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 00:09:11 ID:heI/SCHk
ジャンクヤード社

連邦軍人隊長「皆、大変疲労が溜まっている頃だと思うが、今度は木星帝国が良からぬ事を企てていると情報が入った。これより、対テロ部隊は偵察に出るぞ」『ハッ!』
連邦軍人2「ファッ!?嘘だろ………。嘘だーーーーーーーーーーー!!!」
整備員G2「随分、お早いですね。しっかり頼みますよ」
連邦軍人隊長「まかせとけよ、君もしっかりやれよ。グチグチ言うんじゃない!!軍人に暇などない!」グイ
連邦軍人2「冗談じゃないよ!やめろ!うわああああああああああああ」ズルズル・・・
連邦軍人3「では皆さん、お元気で。お兄さん、お嬢さんによろしくとお伝えください」
整備員G2「お、おう……分かりました(人が変わってるような………一体何が…)」
精鋭連邦兵「じゃ、俺はこの部隊に配属されているからさ。またな、相棒」
整備員G2「またな、またいつかな。あなた方はどうされます?」
黒づくめタカ派「今回の連邦政府の発表で揉み消しになったとなっているがな。それで政府が変わるとは変わらない。これから、こっちは次の改革の為に潜伏させてもらう、そうだよな?」『異存なし!』『そうだぁ!』
シュラーイン「私は…………………地球に帰ってジオンの残党活動をやめるよう、皆を説得しなきゃ。後、二人のお墓も」
黒づくめタカ派「まあ、いつかここで仕事頼む事があるかもしれんが、その時は頼む。じゃあな、若いんだからしっかりやれよ!!」
整備員G2「あ、はい…………。あ、あのガンダムは!?」「やるよ!あいつの形見だ」「あなた、しっかり整備できるでしょ。お願い」
整備員B「まあ、いいんじゃないんですか。後輩君は色々と」
整備員G2「全然だよ。何でも感でも変に捉えるようになったNT能力と共に過ごさなきゃいけないからな」
整備員B「で、やっぱり抹消するの?」
整備員G2「ああ、教団の資料及びにそれに関わる物全て。ついで、あのガンダムの型式番号も抹消してくれ。あれにあのアナハイムのUC計画の機体に行きつかない」
整備員B「はいな、了解しました」タッタッタ・・・
整備員G2「さてと、親父さんらはこれからどうされます?」

322GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 01:51:59 ID:NnYLTbIs
女整備員「決まっているじゃないですか。親父さんはウチと専属契約を交わしているんですから、これからもジャンクヤードの一員として…」
親父「すまないな…。タカ派中将の遺言があってね、そいつを相続せねばならない」
女整備員「へ?なんですか、それ?」
親父「ああ、実は地球連邦軍に復帰するんだ。そして、中将の後釜、地球連邦軍戦史研究科を任される事になったんだ」
女整備員「えーーーっ!!それって、もしかして…」
親父「ああ、当分先になるが、将官として向こうに招かれている。まあ、シャドウ・エックスの後始末や、今回の騒動の原因となった碧の塔の封印といった、厄介事を押し付けられるんだろうがね」
女整備員「ええぇ…、そんなぁ…」
親父「代わりと言ってはなんだが、君達は独立コロニーを建設したいのだろう?上手くいく様に、取り計らっておくよ」
女整備員「本当ですか!?」
親父「ああ。そして、新しい戦史研究科の本部を、そこに移させて欲しいんだ。いかがだろう?」
女整備員「おおっ!やったーーーーっ!!早速パパに知らせなくっちゃ!」
俺「俺はどうするの?」
親父「私は、しばらく単身赴任するつもりだ。お前達は、また学生に戻れば良い。今度は母さんもいるしな」
妹「じゃあ、勉強し直さくっちゃ」
母「ふふっ、しっかり見てあげるわ」
女整備員「あっ!それなら、ここいると良いですよ。何気にパパは顔が広いから、良い学校紹介してくれますよ」
社長「それには、一つ条件がある」
女整備員「あっ、パパ。何、その条件って?」
社長「お前も行くの!勝手に中途退学して、戻って来ただろう!」
ギクッ 女整備員「えっ?いや〜、だって、あれだよ、ほら…、レベルが低いというか、なんというか…」
妹 クイクイ
俺「え?え〜と、女整備員さんも一緒に行こうよ。俺、今回の事で、もうちょっと勉強したくなったんだ。友達がいてくれると、心強いよ」
女整備員「えっ?えーーーっ!?しょ、しょうがないなぁ、まったく…」テレテレ
社長「えっ、何これ?なんか親として、すっごい複雑…」
ハハハハハハハ
親父「では、家内達の事を、よろしくお願いします」
社長「あっ、いえいえ、こちらこそコロニー建設の件、よろしくお願いします」
女整備員「あっ、それとは別に、俺君はもうウチの社員だからね。卒業したら、しっかりここで働いてもらうよ」

323GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 17:59:01 ID:57KR3lMU
ジャンクヤードオペa「ザクレロクジラ、入港です」
作業員A「さて、今回はどんなもんかな?」
ザクレロクジラ船長「いやまいったまいった、連邦の目が厳しくなって、回収作業にも気を使ったよ。それどんどん運び出せよ」
プチモビb「アイアイサ〜ッ。プチモビ動かすぞ〜、どいてくれ〜」ワッセ、ワッセ
酔っ払いA「あいつもすっかり慣れたなぁ」
酔っ払いB「故郷も失くして、いろいろ無茶したらしいかんなぁ。やめさせられたなぁ、しょうがねぇだろ」
酔っ払いC「しっかし、にぎやかになったもんだなぁ」グビグビ
黒ずくめ連絡員「え〜と、次は木星船団との中継衛星を・・・」
酔っ払いA「色々ひろっちまったもんなぁ」
酔っ払いB「へっ、海賊小僧の奴さっさと雲隠れしたなぁ上手かったなぁ」
酔っ払いA「一発殴らせろって奴が随分居たからなぁ」ゲラゲラッ

324GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 23:18:39 ID:v1tOTOJo
ブラックロー運送

ベルナデッド「お帰り、トビア」
トビア「いや〜、参ったよ。ちょっと探るだけのつもりだったのに、いつの間にか大事に巻き込まれているんだもんなぁ」
オンモ「お帰り。ところでさぁ、面白い会社と知り合ったんだって」
トビア「あっ、社長。ジャンクヤードの事ですか?確かジャンク品を色んな所から拾ってくる会社でしたね。ウチでも、やっているじゃないですか」
オンモ「甘いね。今はまだライバルが少ないから、のんびり出来るけど、もっと大規模にやって特許を取ったら、絶対儲かる事業だよ」
トビア「ええっ!?ウチのメインは運送業でしょ?」
オンモ「会社である以上、ビジネスチャンスは活かさなきゃ。早速、そのジャンクヤードと連絡をとるよ!上手く提携できれば、億万長者さ」アハハハハ
トビア「マジだ…、この人…」


ジャンクヤード一室

幼女「わ〜い、お母さんだ♪お母さんだ♪」
母「ふふっ、あなたも良い学校が行けるからね」
幼女「はーい」
女幹部「さて、私は行くよ」
母「あなたも一緒にいたら良いのに…」
女幹部「折角、拾った命だ。何が出来るか考えてみたいんだ。まあ、実を言うと、やりたい事はもう見付けたんだけどな」
母「あら、じゃあ、しょうがないわね。たまには連絡を頂戴ね」
女幹部「ふふっ、まあそんな心配は、直にいらなくなるさ」
母「?」


トリントン基地
部長「さあ、新しい上司が来るぞ!みんな気合いを入れて、頑張るんだぞ!」
所員「なんか、新たな部署が発足されるんでしたか?」
部長「そうだ。今までのんびり出来たが、これからは忙しくなるぞう」
博士「やれやれ、新しい部署はここかい?」
部長「おおっ、一足早いお着きで」
博士「親父君に頼まれたからな。早速、色々取り掛かるとするか。まずは、アルビオンをだな……」


宇宙世紀0134年
この年は、大規模な騒動が二つ起きた。
一つは、タカ派中将の反乱事件。
これは、11月11日に起きた事から、『1111事件』と名付けられた。
もう一つは、NR教団が起こした『碧の塔事件』。
これは事故として片付けられ、歴史の闇に葬り去られた。
しかしこれらにより、地球連邦政府の更なる弱体化が浮き彫りとなり、各コロニー政府への抑えが効かなくなる事で、数年後の宇宙戦国時代の幕開けとなるのであった…。


サイド6某コロニー

俺「ここが、今度新しく通う学校かぁ」
妹「さ、お兄ちゃん行こ♪」
女整備員「やれやれ、しゃあないな。一応、社会勉強と思って我慢するか」
女幹部「安心しろ、しっかり教えてやる」
俺「えっ?」
女整備員「えーーーっ!?何で女幹部さんが、ここに?」
女幹部「ふふっ、教師になろうと思ってな。これでも博士号を持っているんだぞ。しばらく非常勤講師として、ここに厄介になるのさ」
俺「そうなんですか。よろしくお願いします、女幹部さん」
女幹部「ふふっ、前も言ったろ、プライベートでなら、姉さんと呼んでくれ」

しかし、生まれたばかりの小さな平和に、今彼らは包まれていたのであった。

END

325GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 23:31:42 ID:v1tOTOJo
以上で、終わります。
みなさん、色々お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
勝手に終わらせて申し訳ありませんが、もしまだ後日談がありましたら、是非お願いします。

また、何か質問や感想やご要望等がございましたら、可能な限り答えますので、是非お願いします。

最後に読んでくださった方、どうもありがとうございました。

326GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/11(月) 22:48:43 ID:uiNP7awE
>>325
ここで本編が終わったので、あのイーグルの名前を少し変更と、機体説明の追記をさせて下さい。

機体名
ユニコーンガンダム四号機イーグル→ユニコーンガンダム零号機

機体の追記
この機体はあくまでもUC計画とは、全く無縁であり本来の計画目的であるNT殲滅を持って作られた訳ではなく、単なるコピー機。
しかし、その機体はただ真似て作っただけではない性能になっており、かつての戦史研究科の研究の産物であった。

後から、勝手ながらすみません。
勝手に自分でユニコーンの四号機を考えしまう事は、後々失礼に思いまして変更させて頂きます。
本当に誠にすみません。

327GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/12(火) 00:39:51 ID:TEr.Ky9Y
そういや、ハイドレインジアの機体解説の所で、形式番号がネオ・ジオングと被ってた事に気付かなかったので、NZ-131313に訂正させて頂きます。

あと、ちょっとだけ後日談。

サイド1コロニー『アルバニアン』

???「人類は、いつか解り合えます。皆で力を合わせ、困難を乗り越えましょう。そして、皆の心を一つにすれば、我々は如何なる事も為し遂げ、新たな人類へと生まれ変わるでしょう」
民衆a「おおっ、ありがたや…」
民衆b「神よ…、我らをお救いください…」
???「では、私はこれで…」ペコ
女性「あの…」
???「何か用ですか?」
女性「あなたは、もしかして法王様では?」
元法王「いえいえ、もう私は法王ではありません。それどころか教団自体解体されたので、今は布教に励む只の神父です」
女性「そうですか…。ですが、あなたの教えは、もっと世に広めるべきです。私にも、何かお手伝いさせてください」
元法王「あなたのお名前は?」
女性「マリアと申します」
元法王「ではマリアさん、来てください。私の研究成果のすべてをお教えしましょう。もう私は長くない。あなたに受け継いで欲しいのです」
マリア「そんな…」
元法王「今、私は理解しました。次の時代を作るのは、あなただと。さあ…」

そして、新たなる物語が始まろうとしていた。


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