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皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part3

1以下、GUNDAMがお送りします★:2014/11/28(金) 12:32:31 ID:???
皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1403083419/l50

皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1410518801/l50

178GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/19(木) 23:41:00 ID:iG3EFXYM
連邦軍人隊長「いいか、この分厚い本は日誌みたいな物だ。それが日本語で書いてあるから読むぞ」

記録一
ついにシステムの復元の研究が始まったらしい。
我々はその被験者に当たる人材を集める任務になる。
また、強化人間に対する研究も同時に記録する。

記録二
コールドスリープの強化人間達のレポートになる。
大人だったり、女だったり、果ては子供だったりと、全くいかれてるにも程があるのではないか、自分の子供と同じくらいの歳の子がいるくらいだ。
一体何が目的なのだろう…。

記録三
システムの研究は難航している。しかし、神は我々の研究を見守っているはずだ。
それより、妙な事もあるものだ。ある一人が強化人間二人を引き取ると言いだした。
一応、上司に値するので言われるがまま。

記録四
だんだん強化人間について把握してきた。
頭がおかしい奴や体の一部が機能しない奴、薬物摂取がないと生きていけない奴など欠点を持つ者がいることがわかった。
まともな奴は少ないものだ。

179GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/20(金) 20:31:26 ID:rVUIZO/.
俺「ふ〜、女幹部さんが作ってくれたシミュレーション、結構キツいな」
妹「あたし、もうフラフラ」
俺「でも、これぐらいの事をやっとかないと、敵のエースに狙われたら一溜まりも無いんだってさ。さ、後もう少しでノルマ達成だから、頑張ろう」
親父「大丈夫か、俺?」
俺「あれっ、親父?その人は?」
ハリソン「自分はハリソン・マディン大尉です。君が、あの青いガンダムのパイロットだね」
俺「あっ、俺といいます。よろしくお願いします」
妹「妹です。よろしくお願いします」
ハリソン「また、随分若く見えますね」
親父「本来なら、まだ15,6だからな。巻き込まれたとは言え、この子達が戦わざるえないのは、ある意味私の不徳でもある」
ハリソン「いえ、この場合、この子達が立派なんですよ。大丈夫、君達は私が守ってみせるから」ギュッ
妹「あ、ありがとうございます」
俺(なんで、そこで妹の手を握るんだろう?)
親父「え〜と、ハリソン大尉?そろそろパイロットのブリーフィングが始まる。俺と妹も来なさい、一緒に行こう」
俺&妹「「ハイッ!」」

180GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/20(金) 20:35:53 ID:uwCLb.iU
教団施設

黒ずくめ「SFSに付けるブースターの数が揃いません。これだと後続と連携が取れなくなります」
黒ずくめ連絡員「くそう。数を絞るしかないのか…しかし…。 他に何もないのか?」
教団衛兵「教団で確保しているのは避難船ばかりです。主力は聖戦士方が乗って行かれましたし、MS用ブースターなど殆ど使われませんから備蓄もありませんよ」
黒ずくめ連絡員「地球で確保した分は御老が使ってしまったしな」 はっ!
黒ずくめ連絡員「プレーソーが出撃した格納庫! ここにはまだ何かあるはずだ、地図をくれ」 
教団衛兵「このパイプは給排水用のはずですが、こんな外壁付近にこの規模は不自然ですね」
黒ずくめ連絡員「よし、そこだ!」

黒ずくめ「この壁の向こうの様ですね。ちょっとお待ちを…やっぱり。ちょっとしたトラップです。中は真空で、迂闊に開けると吸い込まれて一巻の終わりです」
教団衛兵「このようなものまで仕掛けてあるとは…よほどのものがしまわれているのでしょうか?」
黒ずくめ連絡員「あのアマクサが隠されていたぐらいだからな。この際SFS一台でもありがたい」
黒ずくめ「与圧完了、開きます」 MSハンガーに擬装されていた扉が開く
黒ずくめ連絡員「こ、これは…何だ…格納庫じゃなかったのか?」 扉の中から最初にとび込んできた光景はラボの様相を呈していた
黒ずくめ「端末を見てみましょう…あの御老人が、なにをされていたかぐらいは…」
教団衛兵「連絡員殿…あれを…あれは、聖骸では?」 ガラスで仕切られた壁面にいくつものカプセルが並び、内部に人影が浮かんでいた

181GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 00:30:47 ID:FJnLgT1I
黒ずくめ連絡員「これは…コールドスリープ用のカプセル? なんでこんなに…?」
黒ずくめ「どうやら老黒ずくめ様はここで強化人間の研究を行っていたようです」
黒ずくめ連絡員「なんだって? 本部が総力かけた研究を、御老がなぜこっそりする必要があったんだ?」
教団衛兵「やはり、あれも聖骸の一つでありましたか…」 黙祷を捧げる
黒ずくめ「記録によると、コールドスリープに失敗して、生命活動が復帰しなかった個体の様ですね」
教団衛兵「それは妙だ。強化人間とはいえNTに近づくことができた者の遺体は丁重に弔われている」
黒ずくめ連絡員「秘密裏に回収されていたってことかな…亡骸を使って何を研究していたんだ。それはわからないのか?」
黒ずくめ「…ファイルが膨大で…最近のアクセス記録が…『バイオ脳とバイオセンサーの並列制御』、『バイオ脳への人格複製実験』」
黒ずくめ連絡員「バイオ脳だって…やはりあのアマクサ・プレーソーのための研究なのか…しかし、この強化人間は…いや、それよりも何か機材は無いか?それが先決だ」
黒ずくめ「奥に格納庫らしき区画が…ああ、また与圧されていませんね。エアロックの向こうです」
教団衛兵「ずいぶん念入りですな」ノーマルスーツ着用
黒ずくめ連絡員「メンテナンスの都合かもな。徒に与圧していれば、ここの存在が外に知られると思ったのかも。さて、鬼が出るか蛇が出るか」スーッと扉が開く
教団衛兵「はて? MSデッキそのままのようですが」
黒ずくめ連絡員「…あった! アマクサの予備パーツ、それとブースターだ。脱出用に無い筈はないと思った。早速運び出そう」
黒ずくめ「連絡員殿、あれ、何があったと思います?」空になったハンガーを指さす…
黒ずくめ連絡員「順当に考えて、アマクサ・プレーソ―だろうが…多すぎる…」空きハンガーはMS3機分に相当した

182GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 00:45:20 ID:d05Awjnk
コンペイトウ

仮面卿「聖戦士様、私に例の機体を使わせて頂きたい」
聖戦士「あれを使うのか?まだ研究段階と聞いていたが、行けるのか?」
仮面卿「はい。それに、マスターユニットがあるならば、あの機体こそうってつけかと」
聖戦士「…………良いだろう。今まで、私のネオガンダムの調整、ご苦労だったな」
仮面卿「いえ。ですが、ホストを切り離しているので、EXAMシステムは使えません。相手はあの狂戦士。充分にお気をつけください」
聖戦士「あいつの実力は、他の誰よりも、私が理解している。言われるまでもない」
仮面卿「失礼いたしました」

聖戦士(狂戦士か……。一気に相手を攻め立て、瞬く間に殲滅する。その苛烈な戦いぶりから、付いた異名。だが実際は、相手がテロリストの様な少数だから、付いた異名だ。世が世なら、もっと相応しい名が付いたであろうな)


ジャンクヤード

ハリソン「そう言えば、今度の相手は、あの聖戦士だとか。参考までに、貴方の意見をお聞かせください」
親父「……そうだな。彼の戦い方は、無駄のない合理的かつ緻密な攻め方をしていてね。最小限の攻撃で最小の被害で相手を無力化させるのが、得意だったよ。聖戦士とは、その戦いぶりから付いた異名だ」
ハリソン「恐ろしい相手が、敵になったのですね」
親父「……そうだな。しかも、彼の部下も手強い。腕前だけなら、勝るとも劣らんエースが、まだ何人かいる。心してかかった方が良いだろう」

183GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 11:00:59 ID:FJnLgT1I
黒ずくめ連絡員「一先ずブースターを運び出してくれ」
教団衛兵「手配します」
黒ずくめ連絡員「それと、お前はあのファイルをもっと調べてくれ、何が出てきても、続けるんだ」
黒ずくめ「わかりました。けれど、良いのでしょうか?」
黒ずくめ連絡員「御老からここにあるものは好きにしろといわれている。心配ない」
黒ずくめ「確認作業に入ります」カタカタカタ
黒ずくめ連絡員「データ収集用の膨大なMS、そしてこのラボ。バイオ脳すら独自に製造してあったのか…すべては闘い続けるために…」
ふと、エアロックの開閉装置が目に留まる
黒ずくめ連絡員「御老が何かで操作していたな…開閉記録…この日時は、おかしい? あの戦いの後に誰がここを操作したというんだ!?」
黒ずくめ「わかりました! 御老はここでバイオ脳へのNTの戦闘力の抽出実験を行っていたんです!」
黒ずくめ連絡員「人格のないNT兵器か。しかし、御老がそんなものを欲したわけは…? なんなんだここは!? おかしくなりそうだ!!」
黒ずくめ「実験は殆ど失敗していますね。亡骸からのデータ抽出が土台無理な話ですから」
黒ずくめ連絡員「しかし、御老は御子息の人格の抽出には成功されていた筈…じゃぁこれらは…プレーソー!!」

無重力区画の天井付近に大破したアマクサ・プレーソーの機体が浮いていた

黒ずくめ連絡員「こいつが帰ってきてたのか…なら、まだしんじゃいないのか?」
黒ずくめ「動力の反応もなにもありません、もう止まっているはずです」
黒ずくめ連絡員「いや、どうやって帰ってこれたかが問題だ。なくなっていたハンガーの機体、そしてこのラボ…御老 あなたは…」

コンペイトウ宇宙港 小型船内
老黒ずくめ『…戦の気配…滾るのぉ…ホッホッホ』

184GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 20:44:10 ID:d05Awjnk
「ラー・カイラム」ブリーフィングルーム

連邦参謀「それでは、作戦内容を伝える。本作戦は、コンペイトウを奪取、および、今回の騒動の原因である「リーインカーネイション」でおかしくなった我が軍の兵士と民衆を元に戻す事が、目的である。その為、部隊を三つに分ける。これまでの事で、何か質問はあるか?」
ロンド・ベル隊員c「はい。我が方の戦力は、どうなっているのでしょか?」
連邦参謀「穏健派大将から、大隊規模の部隊を三つほど、回してもらう事となった。到着は遅れるが、戦力の不足分は補えるはずだ」
ザワザワ ヨク センリョクヲ マワセタナ- ナンカ ヤッタラシイゼ ウチノ タイショウ
連邦参謀「静かに!それでは部隊分けを行う。まず、正面から攻める主力艦隊。ここは囮となる為、大部分の戦力を回す。親父殿、ここのMS隊の指揮は、貴方に任せたい」
親父「私で良いのか?私は軍を辞めて久しい人間だぞ?」
連邦参謀「ですが、相手はあの聖戦士。おそらく彼に対抗するには、貴方が一番適任だと思われます。少なくとも、ロンド・ベル内で異論はありませんでした」
ロンド・ベル隊員a「残念ながら、我々がエースパイロットの集まりだったのは、過去の話。今は、外部から講師を招き入れる、有り様なんです。聖戦士の相手は、貴方に任せる他ありません」
親父「……そうか。なら、仕方あるまい。全力で努めさせて頂こう」

連邦参謀「それから、コロニーレーザーを落とす第二部隊。これは、敵の転向者である、女幹部殿に一任したい。彼女には、同じ転向者である教団および組織の者を使って、コロニーレーザーを破壊してもらう」
ザワザワ ザワザワ
女幹部「信じてもらえないだろうが、どのみちコロニーレーザーを放っておく事など出来まい。なに、今より状況が悪くなる事など無い。信じてもらわなくても良い。ただ、ちょっとしたバクチを、ついでに打ってくれれば良いのだ」
一同『……』

連邦参謀「そして、最後に後方の「碧の塔」から攻める突入部隊。この部隊は、コンペイトウ内部に突入し、あのシステムを掌握して欲しい。当然、この作戦の要であり、最も重要な役割だ。この突入部隊の指揮は、ハリソン大尉、貴方にお任せしたい」
ハリソン「了解した」
連邦参謀「そして、システムの掌握は、クォレル隊に任せる」
クォレル隊長「了解」
連邦参謀「また、[リーインカーネイション]の暗示を素早く解く為にも、F97BDとアーモリーユニットも付いて来てもらう」
俺「わかりました」
妹「はい」
連邦参謀「後、「碧の塔」からの侵入を試みる為、Hi-νガンダムも突入してもらう」
連邦軍人3「わかったわ」

185GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 21:47:06 ID:v3DuZbb6
記録五
最近、研究が難航しているらしい。一刻も早く完成が待ち遠しい。
神への信仰を深く祈り、完成が早く完成するよう祈るしかない。

記録六
自分も詳しい事柄を調べるために強化人間を引き取る事にした。
生きのいいのを選んだが、精神がなぁ…。
それより、自分の子供達にはどう説明しようか考えよう。
下の方はともかく、上は鋭いからな……まあいい。

記録八
自分の子供にも自分らの素晴らしい教団の教えを説いた。
下の方は目を輝かせていたが、上の方は「なにそれ?それはじったいがあるものなの?」「それはおかしいよ!」「どうしてそんながいねんがあるの?」とか一向に信じようとしない。
まあいい、気長にありがたみに気づくまで待とう。

記録_……

そっから大半のページがボロボロだった。

整備員G2「この字……両親の字だ!間違いない!絶対おかしいと思ったぜ!!」
連邦軍人隊長「待て、まだ先に続きがある。落ち着いてくれ」

186GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 23:05:54 ID:d05Awjnk
連邦参謀「他にも、対テロ部隊の隊員に突入のサポートをしてもらう。尚、今回の作戦において親父殿を、臨時ではありますが少佐とし、全MS部隊の隊長に任命します。各員は、彼の指示に従う様に。勝機が見えたとは言え、かなり厳しい戦いになる。各員の健闘を祈る。それでは、解散!」

親父「正面から攻めるMS隊は、集まってくれ」
ロンド・ベル隊員a「ハッ!」
親父「今回の指揮を任された以上、各員の腕前を見ておきたい。出撃前だが、私に付いて来てくれ」
ロンド・ベル隊員達『ハッ!』

女幹部「さて、我々の作戦なんだが……」
迷い黒づくめ「本気ですか!?」
教団衛兵隊長「本当に、一か八かの賭けですな、これは」
女幹部「だが、転向者の我々にしか出来ない作戦だ。すべてはお前達にかかっている。頼んだぞ」

ハリソン「さて、作戦なんだが、報告書によると、どうも不確定要素が多すぎて、マトモに立てられん。どうしたら良い?」
クォレル隊長「まあ、臨機応変に対処する、としか言い様がありませんね」
俺「……それって、何も考えずに突っ込む、と言いませんか?」
ハリソン「正直、大役を任せてもらったのに申し訳ないが、今回の作戦で私に出来る事は少ない。メインは君達だ。君達の為すべき事をやりたまえ。私がやる事は、その責任をとる事ぐらいだよ」
俺「大尉……、わかりました」

187GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 00:12:56 ID:lNlFILTk
連邦軍人隊長「えっと……ここなら読めそう。うーん、ページ数が少ないな」ペラペラ
ウイーン 連邦兵「失礼します!隊長!今時の作戦ファイルです!」
連邦軍人隊長「どうも、下がってくれ」「はっ!」ウイーン
整備員G2「残りのページは?」
連邦軍人隊長「今、読む」

………記録五十七
みんな疲弊しきっている。研究は非常に難航だ。予算も人材も実験人材もなくなってきている。
こんな中、ある老兵が少し分けてくれと言い出して来た。僅かながらの抵抗感があったが、兵士という別の観点からなら成功するかもしれない……分けることに掛けた。

記録五十八
もう実験人材がない。こうなれば、教団関係の身内を使うしかない。彼らなら絶対に喜んで自分らの体を差し出すだろう。
何せ自分も伝説のNTになれるんだから。

記録五十九
結果は結局同じ結果だ。失敗続き。こうなれば自分の子供を……。
駄目だ、そんな事は出来ない。どーせ失敗だ、自分とこの強化人間を使おうとしたが、精神改残処理などでコストが掛かっている。
それなら、ここいっそう自分らの体を提供しよう。そうだ、うまく行く。そうだ、そうだそうだそうダそウダソウダ……

連邦軍人隊長「………そうとう頭が逝ってるな、これは……」
整備員G2「よくわからない研究やらのため、自分の周りを生贄えにしたのか………」
連邦軍人隊長「…………………まだ最後のページがあった」ペラ

188GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 02:14:46 ID:hKdrj4RI
コンペイトウ格納庫

仮面卿「フッ、ようやくこいつの出番か…」
スカーフェイス「ここにいたのか。こいつは?」
仮面卿「これこそ、私の専用機。そうだな……、さしずめ「ダークマター」とでも呼ぼうか」
スカーフェイス「ほぅ、しかしこいつはガンダムだろ?しかも、このシルエットは……」
仮面卿「フフッ、だから「ダークマター」なのさ。この世界に確実にあると呼ばれ、しかし誰にも観測できない存在。まさしく、私の様じゃないか」クックックッ
スカーフェイス「…………、司令だ。おそらくマスターユニットを積んでいると思われるMA、アーモリーユニットを手に入れろとの事だ」
仮面卿「だろうな。ところで、スカーフェイスは何をするのだ?」
スカーフェイス「後詰めだ。やはり、ボス自ら敵主力艦隊に当たるそうだ」
仮面卿「なるほど。しかし、敵も正直に真正面から攻めるだけではあるまい」
スカーフェイス「ああ、おそらく女幹部あたりが奇襲をかけてくる。俺は、その対処だな」
仮面卿「フッ、それでも役不足なのか?」
スカーフェイス「いや。ただ……、俺自身戦う意義が分からなくなっただけだ」
仮面卿「珍しいな、スカーフェイスがその様に考えるとはな」
スカーフェイス「自慢じゃないが、俺はボスの強さに心酔している。ただの海賊だった俺を、ここまで取り立て育ててくれた恩も生涯忘れん。しかし、狂戦士も女幹部も、ボスの元から去っていった。半ば、あいつ等を認めていただけに、俺には訳が分からなくなったのさ」
仮面卿「……しかし、その迷いは自分を死に追いやるぞ」
スカーフェイス「そうだな。まあ良い。奴等から直接聞けば良い。戦う事でな!」

189GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 03:30:06 ID:MZBgLO6g
黒ずくめ「SFSの準備完了しました。総数18機。全員最後までお供します」
黒ずくめ連絡員「集まってくれた全員に、言っておきたいことがある。SFSによる長躯遠征だ、消耗は避けられないそして、我々はそのまま戦場に飛び込む」
黒ずくめ連絡員「有利不利などという話ではない。だからここで降りても誰にも咎めさせない。俺は、御老の戦いを見届けるために征く」
黒ずくめ連絡員「くどい様だが、付き合う必要はない。 それでも行くという者だけ、機体に乗り込んでくれ。すぐに立つ」 ハイザックカスタムへ搭乗する
それに続く様に続々と各々の機体へと乗り込んでゆく。欠けた人員はいない。
黒ずくめ連絡員「出撃!」 バシューン バシューン

黒ずくめ連絡員「…(あのラボに会った研究成果は、その殆どがプレーソーに集約されていた。最初は御子息を取り戻すことを考えておられた筈なのに)」持ち出したデータパッドを目で追う
そこからは亡くした家族を取り戻したいという願いが見て取れた。が、それは変質していった。そして、今や老醜とさえ云い得る執着が何を生み出したか。
黒ずくめ連絡員「御老…私たちが、見届けますよ。きっと…」

190GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 00:09:06 ID:aKHzqz6U
ジャンクヤード格納庫

親父「どうして、なかなか。操縦技術も大した物じゃないか」
ロンド・ベル隊員a「しかし、お気付きでしょうが、我々は実戦経験が殆どありません。第13独立部隊に編入され自由に動く事はできますが、派閥争いとも無縁な為、実は出撃機会が以前より大きく減らされているのです」
親父「なるほど。かつてのブライト司令がいた時ならばいざ知らず、今の規模が縮小された状態では、あまり有事に呼ばれる事は少ないか…」
ロンド・ベル隊員a「そうです。今の司令も、昔タカ派中将の左遷に反対した為、うちに来たとか。ここも左遷先みたいなものですよ」
親父「それだけ、昔と比べれば平和になったという事か…。できれば、そのまま君達の名も守りたいものだな」
ロンド・ベル隊員a「そうですね。我々も先人の名を汚さぬよう、訓練だけは力を入れております。臨時講師として、ハリソン大尉を招いたのも、その為です。彼には申し訳ありませんが、今回の騒動で彼がうちにいたのは、不幸中の幸いだと思っていますよ」
親父「フフッ。この分だと、私もそちらに回されそうだな」
ロンド・ベル隊員a「是非、来て頂きたいのですが?」
親父「悪いが、この騒動が終わった後の就職先も決まっていてね。義理を欠く訳にはいかないのさ」
ロンド・ベル隊員a「残念です。しかし、先ほどの貴方の指揮は、大いに参考になりました。我等一同、貴方に命を預けます。存分に力を発揮してください」ビシッ
親父「私も、一人でも多く生き残れるよう、全力を尽くそう。よろしく頼む」ビシッ

191GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 02:42:22 ID:O6fyq9ac
コンペイトウへ向かう連邦戦隊

連邦兵A「なんだって今時コンペイトウくんだりまで出向かにゃならんのでしょうねぇ」
連邦兵B「海賊だか何だかか暴れてるらしい。その後始末だとさ」
連邦兵C「そういうの、ロンド・ベルの仕事じゃありませんでした? ジオンの残党狩りとか…?」
連邦兵B「ロンド・ベル自体、今じゃ名前だけだ。コスモ・バビロニア時代に率先して叩かれたそうだからな」
連邦兵A「兵どもが夢の後って奴ですか? 今時実戦なんて、ごめんですねぇ〜」
サラミス艦長A「ぼやくな。給料分の仕事をしろ。我ら我は闘わずして勝つのだ、見ろ合流するぞ」
連邦兵C「うわ、他の戦隊と合流するなんて閲兵式以来ですね!? そうか数を見せればいいのか」
サラミス艦長A「そういうことだ。我々の規模を知って挑んでくる愚か者はいまい。粛々と進軍せよ!」バッ! 腕を前に付きだす
連邦兵たち「了解いたしました!」一斉に敬礼そして「「ワハハハハハハハッ」」
連邦兵B「お? 後続艦からレーダーに反応があると、後方から!?」
サラミス艦長A「合流する部隊か?」
連邦兵B「いえ、違うようで…MSらしきものだと…」全艦に空襲警報が鳴り響く
サラミス艦長A「馬鹿な!? 空襲だと、何処の所属だ?」
連邦兵C「わ、分かりません」 連邦兵A「そうだ、だから訓練じゃないって、MSデッキ発進準備」 連邦兵B「艦長! 後続が発砲開始しました!」
サラミス艦長A「命令も待たずにか!?」

黒ずくめ連絡員「くっそう! なんてところに飛び込んじまったんだ! 最短距離を選んでこれか‼」
黒ずくめ「この先にさらに連邦の艦隊が、どんどん集まってくるようです」
黒ずくめ連絡員「何処からこんな戦力が湧いてきたんだ!? 進路はコンペイトウなのか…」
黒ずくめ「どうします、いっそここで?」
黒ずくめ連絡員「数が違いすぎる! 全機戦闘を避けてコンペイトウへ向かえ!! なるべく生き延びろよ‼!!」」

192GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 16:48:29 ID:xkrlykNs
バシャー
プチモビb「うっ………」
精鋭連邦兵「何寝てんだ。ほら、こっちに来い」グイ
プチモビb「え?ちょっと何処へ連れていくんだ…」
黒づくめタカ派「来たか、三人分用意してある」ガシャン
精鋭連邦兵「よし、すまないおやっさん。これに着替えろ」ドサ
プチモビb「は?これ、クォレル用のノーマルスーツじゃ……装備まであるし」
黒づくめタカ派「そうだ、二人でそこらにいる隊員をブチどめした。安心しろ、しっかりすみずみまで盗ったぞ」ニッコリ
プチモビb「ええ!?何でそんな事を!」
精鋭連邦兵「何でって………そりゃ、作戦から左遷されたから当然だろ。二人で意地でも参加しようとした時にお前を見たんだよ。お前も行きたいだろ?」ドヤ
プチモビb「………………………………………」
黒づくめタカ派「一応、銃の使い方は分かるよな。私はそこらのヒヨッコ共より、塔への近道はを知ってるからな。それと実は白兵戦の方が好きなのだよ」フフッ
精鋭連邦兵「ということだ。そこでこのおやっさんと意気投合して、装備を奪ったんだよ。いや二人で挑んだら、呆気なかったわ」
プチモビb(何なんだこいつら……しかし、これはチャンスだ)

まだ紹介するキャラ残っていたのでここで紹介します。忘れてて、すいません

黒づくめタカ派:シャドウ・エックス中等部隊隊長
黒づくめタカ派5の親友。しかし、年はこっちのほうが上。元狂戦士の部下。
過去に家族を3回も失うという悲惨な体験をしている。そのため、残虐な作戦行動には抵抗感を非常に感じたり、人質を裏で逃がしていたりと組織にはあまり馴染めない。
結構の武術マニアで好き好んで様々な武術を習得いる。そのため、白兵戦をする機会がない彼は、白兵戦主義の精鋭連邦兵とは気が会う
使用機体はギラ・ズール

黒づくめオペ:シャドウ・エックスオペレーター
年若いオペレーター。調子に乗りやすく、口が軽い若者で、政治的不満でシャドウ・エックスに参加した。
最初は戦艦のオペレーターをしていたが、黒づくめタカ派5が作戦を降りると共に、黒づくめタカ派5の傘下に配属になった。
若者らしく、仲間と愚痴ったり、笑いあってる。訳のわからない上司と奔放なジオンの首領に振り回され、うんざり気味。

193GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 18:13:13 ID:aKHzqz6U
ピンポンパンポン ロンド・ベルオペ『これよりラー・カイラムは、コンペイトウに向けて出航します。乗務員は、直ちに搭乗してください。繰り返します……』

親父「そろそろ行かねばならない様だ。お前達も、必ず帰ってくるんだぞ」
俺「わかった」
妹「お父さんもね」
親父「それではハリソン大尉、改めて息子達をよろしくお願いします」
ハリソン「お任せください。貴方こそ、ご武運を」
親父「ああ。では、行ってくる」

俺「親父……」
妹「大丈夫だよね、お父さん…」
ハリソン「さあ、我々も行こう。確か、対テロ部隊のクラップに行くんだったな」
連邦軍人3「そうよ〜、あたしが案内するわ」
ギョッ ハリソン「!?」ジー「…………」
連邦軍人3「あら、どうしたの大尉?」
ハリソン「い、いや、何でもない」
チョンチョン 俺「はい?」
ハリソン「さっきから気になってたんだが…、彼はアレなのか?」ヒソヒソ
俺「まあ、そうですね…。やっぱり気になりますか?」ヒソヒソ
ハリソン「いや、ちょっと嫌な思い出があってね…。まあ、何とか慣れると思う……」

194GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 23:17:17 ID:xkrlykNs
連邦軍人隊長「な、早いな。惜しい所がもう行かなくては」
整備員G2「待ってください!まだ最後のページは?」
連邦軍人隊長「戻ったら聞かせる!少尉、お前はここに残れ」
連邦軍人2「な、何でですか!そんなの認められないですよ!!俺も行きます!」
連邦軍人隊長「駄目だ。万んが一にここに誰かが残らないと誰がここを守るんだ!それにお前はまだ若いだろう」
連邦軍人2「こんな所に誰が襲撃するんだよ!整備員G2さんも本当は行きたいんでしょ!言ってやってくださいよ」
整備員G2「……私は民間人側だからもう軍には首を突っ込めない。すまない、気持ちは分かるが…」
連邦軍人2「ちくしょーーーーーーー!!!」orz
連邦兵「そろそろ行きましょう。間に合わなくなりますよ」
連邦軍人隊長「では、行ってくるからな。留守の間を頼む」ウイーン

整備員B「どうすんだよ、これ。誰も日本語わかんねえだろ」
整備員G2「なら2時間で、マスターするだけだ。つか、最初からそうすれば良かったんだ」つメガネ
整備員B「ファッ!?無理だろ!寝言も馬鹿を言えよ!!って聞いてんのかよ……?」

195GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 00:53:46 ID:g9wgKLMc
プチモビb「(他にチャンスは無いかも知れない。…しかし…しかし…黒ずくめの転向者と一緒だと…)」
連邦精鋭兵「おい、聞いてんのか? 行くのか行かないのか? ハッキリしろ」
プチモビb「俺の同僚は、黒ずくめのMSにやられた…」
黒づくめタカ派「……」
プチモビb「俺の所属していた部隊も、皆、皆だ…」
連邦精鋭兵「おい、今はそんなこっちゃ」
プチモビb「正直、お前だって法廷に突き出したい。けれど…こいつは使わせてもらう」クォレルのノーマルスーツを着る。
連邦精鋭兵「お、おい!」
プチモビb「それで、どう潜入する? 宇宙遊泳というなら、ジャンクヤードの伝手で細工もお願いしてある、乗るか?」
黒づくめタカ派「いいのか? 私は転向者だぞ?」
プチモビb「正直なところ今すぐにでも捕まえたいさ。 それを自制しているだけだ」

196GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 01:15:10 ID:HzwEnw2c
ロンド・ベル司令「それでは、ラー・カイラム発進!」
ドファーーーー

親父「凄いですね。出来てからもう四十年も経つのに、今も尚、現役なのですね」
ロンド・ベル司令「この艦の事ですか?流石に、こいつはもう老朽艦ですよ。おそらくこの戦闘を最後に引退するでしょう。もう次の艦も発注してます。もっとも、次の艦もこいつと同じ型ですがね」
親父「それだけ、優秀な艦だったのですね」
ロンド・ベル司令「出来れば、ちゃんと引退させてやりたいですな。華々しく散るなんて、こいつには相応しくない」
親父「まったくです」
ロンド・ベル司令「とは言え、一度は敵と相見えましたが、あれと正面から渡り合うとなると、かなり厳しいでしょうな」
親父「確かに一筋縄ではいきません。ですが、隙が無い者などいません。あの聖戦士とて必ずあります。いつか出来るその隙をつけば、我々は勝てる。この艦と部隊ならば、それまで耐えれる。そう思いましたよ」
ロンド・ベル司令「信じましょう、その言葉。皆、ラー・カイラム最後の勇姿を見せてやれ」
ロンド・ベル一同『オウッ!!』

197GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 22:33:54 ID:nvzatXjw
コンペイトウ

黒づくめタカ派5「見つかったか?」
黒づくめ「いえ、未だに。これ以上の探索はもう無理ですよ」
黒づくめタカ派5「……………結構、下がってくれ」
黒づくめ「ああ、そうだ。お聞かせくださりたいことがあるんですよ」
黒づくめタカ派5「うん?何だ?敵が来る前に一杯やりたいんだが」
黒づくめ「あの拾ったMSと遺体はどうしたのでしょう。貴重なパーツが使かわれているので、解体したいのですがね」
黒づくめタカ派5「そうだ。放置したまんまだった。しかし、妙な感じがするんだ」
黒づくめ「はっ?例えば、表すとすれば?」
黒づくめタカ派5「機体からまるで生々しい感じというか……生きている感じで、今にも動きそうな感じが…」
黒づくめ「プッ、ご冗談を。そんな馬鹿な話があるものですか」
黒づくめタカ派5「………………………」
黒づくめ「しかし、リーインカーネーションとの暗示に、隊長の機体が使うサイコフレームが妨げるとかそういう話聞いたので気を付けた方がいいですよ」
黒づくめタカ派5「忠告どうも。あまり気安い口で話掛けないでくれ」「みんなだいたいこんな感じですよ?」

198GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 00:14:41 ID:dd8prw4g
黒づくめ「聖戦士様、敵が動きました」
聖戦士「来たか。規模はどうだ?」
黒づくめ「ハッ、今来ている数は、さほど多くありません。しかし後方から、動きは緩慢ながらも、大部隊がこちらに向かっているとの事です」
聖戦士「大部隊?連邦中央が動いたのか?」
黒づくめ「ハイ、どうやらその様です」
聖戦士「それは侮れんな…。各個撃破すれば問題ないが、纏まった数をあの男に指揮されては、厄介だ」
スカーフェイス「どうする?俺が行って、大部隊とやらを蹴散らそうか?」
聖戦士「いや、それならコロニーレーザーを使う。その大部隊とやらに、アーモリーユニットはあるまい」
スカーフェイス「なら、俺はコロニーレーザーの守備に回ろう」
聖戦士「そうだな。こうなった以上、奴等もコロニーレーザーを狙うはずだ。油断するなよ」
スカーフェイス「分かっている。スカーフェイス隊、出るぞ!」

聖戦士「我々も出るぞ。先にロンド・ベルを叩き、その後で数だけの連邦も叩き潰せば、今度こそ新たな世界を築ける。行くぞっ!新世界の勇者達よ!」
黒づくめ達『オウッ!!』

199GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 01:35:55 ID:ENrhiXAw
老黒ずくめ『ほっほっほ。来よる来よる。有象無象を引き連れて、最後の戦の幕が上がるわ…、さて、何処から攻め手が来るかの?』
老黒ずくめ『聖戦士めが正面から征くとあれば、親父殿もそこに居ろうな』
老黒ずくめ「…ムッ…しかし、いかにロンド・ベルと云え、寡兵で聖戦士たちを突き崩せるなどとは考えまい」
老黒ずくめ『さてどう動くか。どう愉しむかが寛容よな』ホッホッホ

老黒ずくめの乗った小型船がソロモンより発艦し要塞上方へ位置を占めた。

200GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 21:38:11 ID:dd8prw4g
ロンド・ベルオペ「敵艦隊捕捉。コンペイトウ前面に多数展開」
ロンド・ベル司令「まだ撃つなよ。充分に引き付けてからだ」

親父「各員に告ぐ。我々に敵の注意を引き付ける為にも、中央突破のフリをする。突っ込んでは引くを繰り返す。各自、私の指示に従い、引き際を誤るな」
ロンド・ベル隊員a「了解です」
ロンド・ベル隊員b「訓練通りやれる所を見せてやります!」
親父「その意気だ。艦砲射撃の後、私から出撃する。後に続いてくれ」
ロンド・ベル隊員達『了解!』

黒づくめオペ2「6時の方向より、ロンド・ベル来ました!」
聖戦士「来たか。射程距離に入り次第、一斉射撃。その後、MS隊を展開する。MS隊の指揮は私がとる。ここの指揮は任せたぞ」
黒づくめ艦長「了解しました」

ロンド・ベルオペ「敵艦隊、射程距離に入りました!」
ロンド・ベル司令「よし!メガ粒子砲、撃てーーーっ!!」バシューーーーン

聖戦士「撃てっ!!」バシューーーーン

201GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/26(木) 01:30:49 ID:D1HjG/Gw
連邦艦隊サイド

連邦兵B「先鋒ではもう戦闘が開始されたようです」
連邦兵A「マジかよ、実戦だぜ」ガタガタ
連邦兵B「艦隊司令部より通信、マルチ隊形をとり、前進せよと」
サラミス艦長「ようし、全艦に告げる。これより、コンペイトウ奪還作戦へ突入する、第一戦闘速度、総員臨戦態勢へ!」
連邦兵B「MS隊デッキに集合、発進準備せよ、繰り返す…」
連邦兵C「……」無言で十字を切る

黒ずくめ連絡員「くそうっ! 始まった。何機付いてきてる?」
黒ずくめ「自分を入れて5機、他は脱落したか逸れたままです」
黒ずくめ連絡員「戦闘を避けたのが裏目に出たのか? コンペイトウが囲まれ始めてる…。このまま9時方向からコンペイトウに合流するぞ!」

202GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/26(木) 20:20:37 ID:bp8LoVDY
親父「始まったか。出れるか?」
ロンド・ベルオペ「進路クリア、どうぞ!」
親父「よし、F91出る!」バシューーー
ロンド・ベル隊員a「ハーディガン出ます!」バシューーー
ロンド・ベル隊員b「ヘビーガン行きます!」バシューーー

黒づくめオペ2「敵、MS隊を展開」
聖戦士「我が方も、すぐに出せ。私も追いかけ出撃する。後は任せたぞ」
黒づくめ艦長「ハッ!お気を付けて」

ロンド・ベル隊員a「敵MS発見!デナン・ゾン、クロスボーンのMSです!」
親父「まだ聖戦士はいない様だな。チャンスだ、一気に押し込むぞ!」
ロンド・ベル隊員達『ハイッ!』

203GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/28(土) 22:32:48 ID:9KL62ds6
老黒ずくめ「ふぅむ。 ロンド・ベルか…。 ずいぶんと因縁の深いことだて…」
老黒ずくめ『先頭に親父殿のMS…、これは聖戦士を抑える腹かの? とすれば、一点突破を狙っておるかな?』
老黒ずくめ「いやいや、そう易々と切り札は見せまいよ。息子殿の機体こそが『鍵』。ならば激戦区は避けるは必定」

コンペイトウオペ「ザ…敵後…な艦…合…お…隻」 遠方に光点が集結し始める

老黒ずくめ『ほっほっ。これはこれは、中央の重い腰があがりおったか。ふむ、正面と右舷、左舷からも来るか…しかしバラバラに集まっているようではなぁ』
老黒ずくめ『実に嘆かわしい。艦隊戦なぞ先の騒乱で経験し済みであろうに、経験が生きておらぬなぁ。どれ、一つ手解きしてやろうかい?』
老黒ずくめ「頃や善し…か。そうさなぁ。征くか。」

小型船の胴体部分が展開し、内部に格納されていたドラッツェ・カスタムが引き出されてゆく…その数「3機」…

老黒ずくめ「わしはしばらく静観する。存分に愉しんでくれ」
老黒ずくめB1『では…な。先に逝くぞ』バーニアを展開し、九時方向から集結中の連邦艦隊へ
老黒ずくめ「おや? 行かんのか?」
老黒ずくめB2『わかっておろう? どうせならば満足のゆく相手と一手交えて逝きたいものよ。それを見極めるのよ』
老黒ずくめ「考えることは同じか」ほっほっほっほっ

204GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 01:09:25 ID:iG7/q/pA
黒づくめa(デナン・ゾン)「くらえっ!」二連マシンガン バババババ
スッ 親父「甘い!そこだ!」ビームライフル バシューン
黒づくめa「ぬわっ!」チュドーン
親父「行けるぞっ!態勢を整える前に、押せるだけ押し込め!」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!みんな、親父隊長に続けっ!」ビームライフル バシューン
ロンド・ベル隊員b「オウッ!」ビームライフル バシューン
聖戦士「チッ、少し出遅れただけで、好き放題やってくれる。だが、こちらも只出遅れた訳ではない所を見せてやる」

親父「ムッ、第二陣?あれは、ネオガンダム!仮面卿かっ!?」
聖戦士「フフフフフッ、私だよ」
親父「旧友!お前が、それにだと!?」
聖戦士「そうさ、こいつは私が乗るMSなのさ。しかも、君がF91に乗り、私がF91を越えるべくアナハイムが作り上げたネオガンダムに乗る。決着を付けろと、運命が囁いているようじゃないか!」
親父「まだ、決着を付ける事に拘っていたのか。私を倒した所で、妻はお前の物にはならん!」
聖戦士「ほざくなぁっ!!」ビームサーベル ブゥン
親父「くっ!」ビームサーベル バチィッ
聖戦士「私こそが、彼女の理想郷を作る事ができるのだ!何も知らなかった貴様とは、違うっ!」ビームサーベル ブゥン ブワン バシュッ
ビームサーベル バシッ ガシッ バチィン 親父「変わったな、旧友…。昔のお前は、優劣を気にしたりはしなかった。むしろ、お前を越えようと躍起になっていたのは、私の方だ。だから、今のお前を好きにさせる訳にはいかん!目を覚ましてもらうぞ、旧友!」ビームライフル バシューン
スッ 聖戦士「フッ、なかなか痛い所を突いてくる。だが、こいつを見ても、その意気でいられるかな?」

ロンド・ベルオペ「コンペイトウより巨大熱源反応!これは…、まさかビグザム?」
親父「何っ!あれは、まさか…」
聖戦士「そう、グランザムだ!宇宙用に改修させた、な!」

205GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 17:45:31 ID:5zwkXJYk
黒づくめオペ3「艦長、いいんですか………」
黒づくめ艦長「構わん、もう悠長な事ではないのだ。核ミサイル発射!」シュバババッ

サラミスオペ「艦長!こ、高熱源反応を多数捉えました!かかか、核ミサイルです!!」
サラミス艦長「何だと!?核だと!」
サラミス操縦士「ひ、ひぃーーーー!!」
デキューン、デキューン…………ドバババババッ
サラミス艦長「あ………………放熱板?いや、これはファンネルか!」
サラミス操縦士「え?生きてる??」
連邦軍人3「やったわ!あたしにもファンネルが!。しかし、核よね……爆発の規模が大きいから、何か小細工を
?」ファンネル収容
シュバー 連邦軍人隊長「ふん、それだけ敵が必死になってる証拠さ。行くぞ」
連邦軍人3「待って………。何か恐ろしい気を持った敵がいる……」
連邦兵「隊長!敵MAです!!」
連邦軍人隊長「何ぃ!?どんだけ兵器を隠し持ってんだ!!」
連邦軍人3「なら、ハイパー・ランチャーを使うわ!クラップ、チューブを放出を」信号を発する

206GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 19:00:37 ID:IkT1cSlQ
ロンド・ベル隊員c「MAが居たのか! この距離で止められるのかよ‼」
ロンド・ベル隊員d「せめて母艦を進路上からそらさないと」
艦隊の頭を抑える位置に黒ずくめのMSが展開
ロンド・ベル隊員c・d「「やらせるかよぉ!」」バシュー

サラミス戦隊
サラミス艦長「この距離ではビームは無理だな。各艦ミサイル用意! あのデカブツを沈めろ! 時間差3、1、3だ!」スドシュン!
サラミス艦長「ミサイル発射後、MSはただちに発艦! 帰りはどこかに拾ってもらえ!」
連邦兵A「艦長! そんな!」
サラミス艦長「喧しい! 生き残りたければ仕事を果たせ! 喚くだけ手が遅れる!」
連邦兵A「ひぅ…チクショー…」
連邦兵B「ミサイル、発射! 続いてMS発進、目標コンペイトウ正面ゲート!」

207GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 20:36:15 ID:s2lpHCLU
聖戦士「フッフッフッフッ、良いのか、味方を放っておいて?グランザムが出て来ただけで、もう隊列が乱れているぞ?」
親父「くっ!」スラスター バシュー
聖戦士「今だ!敵は、グランザムの出現によって、浮き足だっている。これを機に、一気に叩き潰せ!」
黒づくめ達『オウッ!』
聖戦士「グランザムは前進。まだ主砲は撃つなよ。アーモリーユニットの居場所を突き止めてからだ」
黒づくめ強化人間「ハッ!」

ロンド・ベル隊員a「どうします、親父隊長!」
親父「落ち着け。ある意味、予定通りだ。アーモリーユニットの居場所がバレない限り、向こうはそう簡単に主砲は撃てん。ならば、あいつの注意を、なるべく此方に向けさせろ。勝機が来るまで耐えるんだ。良いな!」
ロンド・ベル隊員a「ハ、ハイッ!」

連邦軍人3「早くあいつを止めないと、味方に被害が出るわ!こいつで…」
ハリソン「待てっ!我々は、ここで戦う訳にはいかん!今は味方を信じ、裏の「碧の塔」へと回るぞ!」
連邦軍人3「くっ!」
俺「親父達は大丈夫でしょうか?」
ハリソン「あの人が狂戦士ならば、大丈夫だ。狂戦士の名が付いた由来も、その静と動の差の激しさにある。攻める時は誰よりも激しく、守る時は微動だにしない。あの人が守る限り、味方の被害は最小限のはずだ」

208GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 02:15:51 ID:sBzBeW/A
老黒ずくめB2『ほっほぉ。ミサイルを狙撃しおった輩が居るようだの? あの正確さはサイコミュ兵器か』
老黒ずくめ「ロンド・ベルにNT。これは増々もって縁を感じるのぉ。あの時に見た光は、生涯忘れられぬ」
老黒ずくめB2『さてどうするか。主も征きたかろう? NTとの手合わせは』
老黒ずくめ「うむ。しかし、ちと因縁のある相手を見つけたものでな。大した関わりでもないが、気になっての」
老黒ずくめB2『ならばわしが貰うぞ? それとも、何か待って居るのか?』
老黒ずくめ「そうさなぁ」

九時方向のサラミス戦隊

サラミス艦オペ「対空防御を突破しようとするMSを補足! 迎撃MS離間!」
サラミス艦ヘビーガンA、B「「目標補足」」バシュー

黒ずくめ連絡員「ここもか、やむを得ない、強行突破する! 全機戦闘開始!」SFS上でロングライフルを構え、サラミス艦へビームを発射
サラミス艦オペ「直撃! エンジンブロック被弾、出力低下…」
サラミス艦MS「俺たちの艦を、やりやがったなぁ!」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ連絡員「距離が近すぎる!」120㎜スマートガンを取り出す ブドドドドドド
黒ずくめ「ここは私たちが!」ゼク・アインがスマートガンとバズーカを構えて前に出る
(黒ずくめ連絡員等の戦力の捕捉。連絡員がハイザックカスタムに搭乗。ロングライフルとスマートガンを持ち出した。他ゼク・アイン等 計4機)

209GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 20:00:26 ID:VUpluSdk
親父「いいか!まず、ロンド・ベル隊員aは、bとeを連れてグランザムに当たれ!攻撃はグレネードランチャーで攻め、防御はダミーを撒いて無駄撃ちを誘うんだ!五十年前とは、状況が違う。例え進化したビグザムでも、怖れる必要はない!」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!」
親父「残りは、私に続き、聖戦士を食い止めるぞ!我々が警戒すべきは、MAではなく、聖戦士が此方の隙を突いてくる事だ!」
ロンド・ベル隊員達『ハイッ!』

聖戦士「流石は、狂戦士。グランザムを投入しても、簡単には崩れぬか。…ならば、グランザムは進撃を止めよ。ロンド・ベルをこの場に引き付け、後方の連邦艦隊をコロニーレーザーで焼き払う!」
黒づくめ強化人間「ハッ!」

コロニーレーザー付近

教団兵a「始まったな。連邦も随分来ているみたいだな」
教団兵b「こっちにも敵が来るらしいから、聖戦士様の一番弟子が来るんだとさ」
教団兵c「あれか?それにしては、来る方向が違うが…」
迷い黒づくめ「おーい、本国から援軍に来たぞ」
教団衛兵隊長「我々が来たからには、コロニーレーザーには指一本触れさせんぞ!」

210GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 23:35:14 ID:sBzBeW/A
黒ずくめ連絡員「くぁ〜っ、張り付かれた! 目では追えても機体が付いていかない」
サラミス艦ヘビーガン「遅いんだよ、ロートルが!」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ「連絡員殿! うわっ」SFSに被弾 爆発
サラミス艦ジェガン「お前ぐらいなら俺で十分だ!」グレネード シュパパ
老派黒ずくめa「黒ずくめ! 逃げろ!」ドライセンがビームガトリングでグレネードを迎撃
老派黒ずくめb「こっちに移れ!」ゲター上の百式改がゼク・アインの腕を捕る
黒ずくめ「すまない」質量増加によりスピードが低下
サラミス艦Gキャノン「もらった!」四連ガトリング×2 ドガガガガガッ
老派黒ずくめa「こいつでっ!」ベースジャバーを盾にする ギンギンギン ドガンッ! 「うおおお」
黒ずくめ「だめだ、逃げ切れない」
黒ずくめ連絡員「当たれー!」スマートガン連射
サラミス艦ヘビーガン「無駄な努力…なに!?」前方でサラミス艦が爆発 「なんだ? 何にやられた!?

高速で飛来したドラッツェ・カスタムから発するレーザーがすれ違い様にサラミス艦の舷側を次々と切り裂いてゆく
老黒ずくめB1『やれやれ、目先の敵にかまけて警戒を怠るとは、まったくなっとらんのぉ』
黒ずくめ連絡員「御老! やはり出撃されていた…」
老黒ずくめB1『うむ? なんじゃ、おぬしまで来おったのか』

211GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/03(火) 00:29:31 ID:SvbMJS.6
コンペイトウaフィールド

黒づくめ強化人間(ヤクト・ドーガ)「アハハハハハッ!!消えろ!消えろ!」ファンネル ドビュー、ドビュー
連邦兵a「うわぁ!?」チュドーン
連邦兵b「ば、化け物……」チュドーン
連邦軍人4(シャベリン)「畜生!NT用MSか!!生憎、対処方があんだよ!」ネット弾 ドパー
黒づくめ強化人間「え!?ファンネルが!!だがまだ残ってー」
連邦軍人4「貰ったぜ!」閃光弾 バッ
黒づくめ強化人間「痛い!!うわああああああ!!」残りのファンネルが乱れ始める
連邦軍人4「意識さえ集中させなければ、こっちのもんだぜ!」ビームサーベル ズパァ
黒づくめ強化人間「う、目が見え……ひぃ!!…………………死んでない?」コクピットだけ無事だった
連邦軍人4「おっと、いけねぇな。しかし、あまりにも手玉に取ったやり方は好きじゃねぇからな、感謝しろよ」スラスター ドシュー


精鋭連邦兵「へへへへぇ〜。バイザーを濃く降ろせば、顔がバレない物よ!」
黒づくめタカ派「しっ、幾ら顔が見えてないと言っても、自分ら以外の相手のバイザーに声が入ったら終しまいだぞ」
精鋭連邦兵「『お肌の触れあい会話』をしない限り、聞こえねえだろ」
黒づくめタカ派「しかし、こんなに好き勝手やっていいのか?」
精鋭連邦兵「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれた。それは心配要らないぞ。後ろ盾があるから心配いらん」
黒づくめタカ派「……………もしや、もう片方の子に聞いたが、今だにエリート権限とかで好き勝手やってるつもりか?」
精鋭連邦兵「……………えっ?アデレートでのあれちゃらになったから、大丈夫じゃないの?」
黒づくめタカ派「下手したら………いや、この際だからいいか」
クォレル隊員a(普通に聞こえんだけど、黙っていよう……)

212GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/03(火) 22:02:01 ID:XkU/knmM
スカーフェイス「これより、聖戦士様の命により、ここの指揮はこのスカーフェイスが取る!何か異常はないか!」
教団兵a「おお、あの人が例の…」
教団衛兵隊長「ハッ!特に異常はありません!」
スカーフェイス「よし!しっかり警戒してろよ!直に敵が来るからな!」
迷い黒づくめ「あっ!あれは…、うわっ!?」ドーン
スカーフェイス「3時の方向か!?来たぞ!」

女幹部「もう来ていたのか、スカーフェイス。だが、それでも通り抜けさせてもらうぞ!」
スカーフェイス「やはりお前が来たか、女幹部!各員、敵は寡兵だが、油断するな!スカーフェイス隊、フォーメーションθで仕留めるぞ!」
スカーフェイス隊『オウッ!』

女幹部「来たか、スカーフェイス。保ってくれよ、ハイドレインジアR」


機体解説

ハイドレインジアR

使えなくなったラフレシアの葉部ユニットを外し、アマポーラの武装を装備させた機体。
その為、テンタクラーロッドの代わりに、ファンネルや大型ビームランチャーを装備した。
スラスターも減った分、機動性は落ちたが、身軽になった為、運動性は上がった。
なお、Rは同系列のクシャトリヤと同じリペアードの略。

武装
大型ビームランチャー
ビームラム
ファンネル×36
胸部メガ粒子砲×4
ビームサーベル×2
マシンキャノン×2


教団衛兵隊長「大丈夫か!すいません、彼を後方へ下がらせます!」
スカーフェイス「早く連れて行け!敵も、これだけとは限らんぞ!」
迷い黒づくめ「ハイッ!すいません!」
教団衛兵隊長「行くぞ!」

迷い黒づくめ「……………、上手くいったな」
教団衛兵隊長「ああ、これでコロニーレーザーの近くまで行ける」

213GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 19:45:56 ID:rvbhvLkY
コンペイトウ 9時方向 戦闘宙域

黒ずくめ連絡員「私はあなたの戦いを見届けると言ったでしょう。さいごまで、お供しますよ」
老派黒ずくめa「御老! 我々もです!」
老派黒ずくめb「我々だって、世を変えることをあきらめていません! 我々のやり方で! 貴方と共に!」
老黒ずくめB1『ほっほっほ。憎いことを言ってくれるのぅ』
黒ずくめ連絡員「御老、御身体の方は? 可能ならすぐに引いてください、ここは我々が!」
老黒ずくめB1『む? 医務官の奴にでも言付かったか? 戦場くんだりまで態々やってくるとは、本当に苦労性だの。しかし嬉しいことを言ってくれる』
黒ずくめ連絡員「なにを暢気な! 」
老黒ずくめB1『生憎じゃが、「わし」には無用の気遣いじゃ』
黒ずくめ「! やはり…」
黒ずくめ連絡員「御老…私は…私たちは!」
老黒ずくめB1『間違えるな? 肉体の事は「わし」には無用の気遣いとゆうたぞ』
黒ずくめ連絡員「では、やはり貴方はもう…」
老黒ずくめB1『お主らは、あの施設を目にしたじゃろ? ここに居る「わし」には肉体なぞもう無いのでな』

214GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 22:20:50 ID:X.DMRNwk
スカーフェイス隊a「そらっ!」バラバラ
スカーフェイス隊b「こっちも、それ!」バラバラ
女幹部「ムッ、何を撒いているのだ?」
スカーフェイス「さあな。確かめてみたら、どうだ?」
女幹部「フッ、大方機雷でも撒いているのだろう。かつてのマ・クベの戦法か?」
スカーフェイス「正解だっ!」ビームライフル バシューン
バレルロール 女幹部「チッ、此方の動きを封じる腹か!なら、ファンネル!」ピュン ピュン ピュン
ヒュン ヒュン ピシューン スカーフェイス隊c「えっ?うわーっ!」ドーン
スカーフェイス「チィッ!油断するなと言っただろう!敵は、あの「魔女」と呼ばれた、女幹部という事を忘れるな!」
スカーフェイス隊『ハ、ハイ!』
黒づくめ(バーザム)「オラァッ!」ビームライフル バシューン
教団衛兵(ネロ)「俺達も!」ビームライフル バシューン
教団兵a(デナン・ゾン)「くそっ、こいつら意外に手強い」ビームシールド ブン
教団兵b(デナン・ゲー)「後方の部隊もこっちに呼べ!」ビームライフル バシューン
教団兵c(デナン・ゾン)「了解!」
女幹部(さて、ここは上手く敵を引き付けられた。後は、彼等に任せるだけだ…)

コロニーレーザー側

教団衛兵隊長「大変だ!3時の方向から敵が来た!今すぐ応援に向かってくれ!」
教団兵d(デナン・ゲー)「なんだと!?すぐに行くぞ!」スラスター バシュー
教団兵e(デナン・ゾン)「オウッ!」スラスター バシュー
迷い黒づくめ「……行ったな」
教団衛兵隊長「ああ、御老から頂いたMSが同系列のゾンド・ゲーなのが、意外と上手く働いているようだ」
迷い黒づくめ「問題は、ここからだな」
教団衛兵隊長「ああ、ここからは生身で、あのコロニーレーザーの発射口へ、侵入せねばならん」
迷い黒づくめ「恐いか?」
教団衛兵隊長「当たり前だ。だが確かに、誰も想定していない侵入方法だ。行くぞ!」
迷い黒づくめ「俺は神様なんて信じちゃいないが、とりあえず言わせてくれ。南無阿弥陀仏」

215GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 23:53:17 ID:T69BDFJQ
黒づくめタカ派5「私も出撃する!他も続け!」カタパルト シュー
ジオン残党「おう!旦那!お供しますぜ!」カタパルト シュー
黒づくめ「ははっ!」カタパルト シュー

クラップ艦長2「前方はロンド・ベルにまかせとけばいいんんだよ。どうせ何とかなるさ」
連邦兵「本当だぜ、どうせ物量の差でこっちが勝つんだよ」
クラップ2オペ「待ってください!後方より高熱反応………回避できません!」
チュドーン
クラップ3オペ「機体エンジンに被弾!もう無理です!」
クラップ2艦長「あれは………一角獣なのか?」ドーン
黒づくめタカ派5「量より質の違いだよ!あまりなめられた物じゃない!」
黒づくめ「流石ですね、これなら押し返せますね」
黒づくめタカ派5「押し返せなくとも、やるしかないだろう……………!?この感覚!」NTーD起動
黒づくめ「な、一体どうしたんですか!ちょっと!」
黒づくめタカ派5「青い羽根の機体が………邪魔だぁ!」スラスター バシュー

連邦軍人3「あとほんの少し。あれ?何かがレーダーに高速でこっちに接近してきてる!?」
連邦軍人隊長「ちっ!なら、私が代わりに引き受ける!行け!」スラスター ドシュー

216GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 01:04:46 ID:DWpVfdxs
ハリソン「くっ、そろそろ敵に操られた味方艦隊と接触する。後方も気になるが、ここを抜けれなければ、話にならん」
俺「大丈夫かな?」
洗脳連邦兵a「…………」
洗脳連邦兵b「…………」
洗脳連邦艦長「…………」
俺「お、お邪魔しま〜す」
妹「何も言ってこないのが、かえって恐いよ」
ハリソン「だが、サイコフレームの共振作用を読み取る説は、どうやら正しいようだな」
連邦軍人3「なら、このまま先に進むわよ」
ハリソン「ああ、行ってくれ」


コンペイトウ内部

仮面卿「ほう、まさか「碧の塔」から来るとはな。どうやら、暗示の隙に気付いたらしい。ならば、そろそろ仕掛けるか…」


ジャンクヤード

キュリリリリーン 幼女「!?あ、あ、あーーーっ!!」
女整備員「うわっ!?ちょっと、どうしたの、幼女ちゃん?」
幼女「お兄ちゃんが…、お姉ちゃんが…、恐い…、危ないの…」
女整備員「えっ?で、でも…」
幼女「お願い、あたしを連れて行って!これを持って行かないと、お兄ちゃん達が危ないの!」
女整備員「それは…、教団のシンボル?」
博士「何!?こいつは…、サイコフレームで出来ておるぞ!」
女整備員「えーっ!じゃあ、こいつが…」
博士「あやつられた奴等に襲われない鍵だったんじゃな」
幼女「お願い!連れてってよ!」
女整備員「…………、ザクレロクジラ出航用意!」
ザクレロクジラ船長「お嬢!?」
女整備員「勝手な事を言っているのは分かってる。でも、ここはあたし達が動かなきゃいけない!そんな時だと思うの」

217GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 01:42:20 ID:HRmDIgwU
老黒ずくめB1『おぬしの探しとる相手は、ほれコンペイトウの天辺におるよ。行ってやるがええ』
黒ずくめ連絡員「有難う…御座います。 どうか、御武運を…。皆っ行くぞ! ついてこい」
老派黒ずくめa,b「え? せっかく合流できたのに」
黒ずくめ「御老の指示だ。行こう」敬礼してコンペイトウへ バシュー

老黒ずくめB1『行おったか。やれやれ、バイオ脳に身をやつしてもため息の一つは出るもんだて、ほっほっほ』 
サラミス艦連邦兵「このままいかせるかよ!」 ビームライフル バスバス!
老黒ずくめB1『はははっ甘い甘い』ひらりひらり 『今度はこちらがゆくぞ?』バーニア全開! ドン!!
サラミス艦ヘビーガン「うおお? 振り切れない? なんだその速さは!?」
サラミス艦ジェガン「待ってろ! 追撃する!」ヘビーガンを追尾するドラッツェ・カスタムにジェガンとGキャノンが追いすがる
サラミス艦Gキャノン「もう少し、もう少しで照準が…」
老黒ずくめB1『…ふぅ。なっとらん。』急制動と共に後方の2機へレーザー照射 ビーッ
ジェガン、Gキャノン「あ…」 レーザーの光条にコクピットを貫かれ爆発!
サラミス艦ヘビーガン「そんな…追い詰めたのはこっちなのに…」
老黒ずくめB1『後ろを取っただけでは勝てぬよ。殊に相手の機体特性も解らぬではな』4門のレーザー光でヘビーガンが切刻まれ爆発
老黒ずくめB1『さてさて、一体どれほどの者が教訓を持ち帰れるかの』ほっほっほっ

圧倒的な技量を示すバイオ脳化した老黒ずくめB1の戦場に一基のSFSが飛来した
老黒ずくめB1『はて? あやつの部下が残っておったか? ぬぅ! この気配 いや信号…これは…まさか』
SFSの上では2機のMSが縺れ合い、大型のMSが後ろから前のMSをねじ伏せようとしていた。
老派黒ずくめc「は、なせ…。おれは、御老の処へ…」後方から押さえつけられたザクⅢの機体が軋みを上げる。ザクⅢを押さえつけているのは血の様に暗い赤光をバイザーから溢れさせたアマクサだった

218GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 21:51:57 ID:DWpVfdxs
仮面卿「聖戦士様、例のMAを発見しました」
聖戦士「よくやった。それで、何処にいる?」
仮面卿「此方の暗示の隙に気付いた様で、「碧の塔」方面から来ております」
聖戦士「何、「碧の塔」からだと?すると、ここにいる奴等は全員囮か。……狂戦士め、やってくれる」
仮面卿「それでは、手筈通りに行動します」
聖戦士「ああ、そちらは任せた。……さて、最早遠慮はいらん。ここにいる奴等、全て一気に片付けてくれる。グランザムは再び前に出て蹴散らせ!コロニーレーザーにも通達!今すぐ、ロンド・ベルもろとも連邦艦隊を焼き払えとな!」
黒づくめオペ2「ハッ!」

黒づくめ強化人間「くらえっ!」大型メガ粒子砲 ドバァーーー
クラップ艦長3「た、退避ーーーっ!」ズドーーーン
ロンド・ベル隊員a「な、何!?いきなり大砲をブッ放しやがった!」
親父「不味い!どうやら、アーモリーユニットの居場所がバレたらしい」
ロンド・ベル隊員b「ど、どうします?」
親父「各員、いや、各艦にも通達!コロニーレーザーが来る!敵に張り付く為、突撃せよと!」

219GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 00:24:54 ID:dRznO.4k
整備員G2「わかったぞ。これはこう読むんだな!」パシッ
整備員B「わかったんだと!?まだそんな少ししかたってねえのに!」
整備員G2「何々、えーと……

…・追記
システムは完成された。
しかし、多々なる犠牲の上で成しえた事。それで自分のマスターはもういない。
自分に残されたのは、改ざんされたらしいと言う記憶と自分は知らない兄弟。
これまで、マスターの言う通りにどんな事も散々やってきた。しかし、裏で誰かが糸を引いてきたから成しえたこと。でも、何か無償に何かをしたくなる。
なら、どうせなら残った奴に屈辱を与える鬱憤晴らしがしたくなってきた。そうだ、知らない弟がいた、そうだ…

整備員G2「何じゃこれ?兄弟とかって…まさか、な」
整備員B「改ざんとは一体なんだよそれ……聞いたことねえよ。これあんたの兄さんが書いたんじゃ」
連邦軍人2「グットニュースですよ!今からコンペイトウへ船が出るそうですよ!ヒャホーウ!」ズダダダダッ
整備員G2「マジかよ………。しょうがない、直接本人に聞いてみるか!」ダッ
整備員B「え?置いていかないでくれー!」スタタタッ

220GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 01:18:48 ID:J3zY9aek
クラップ級艦

クォレル変装中プチモビb「え〜と、ジャンクヤードの人達が細工してくれた扉が…あった!」ゴソゴソ
外壁の補修にかこつけて取り付けられた偽装コンテナへ
プチモビb「あったあった! こいつでコンペイトウへ…」
精鋭連邦兵「なぁ…すごく見覚えある機体なんだけど…背中になんかついてるし…」

背中に宇宙用ブースターを取り付けた\ヴァゴン/ どど〜んっ!

黒づくめタカ派「車輪付きか…宇宙で…」
プチモビb「上陸した後なら小回り効いてサイズも小さなこいつが有利だろ?」
精鋭連邦兵「んで、誰が操縦するって?」ほっぺたヒクヒク

振り返った先でプチモビbがウィスキーボトルを呷っていた。ごっごっごッ…

黒尽くめタカ派「何をしてるんだ! お前!」
プチモビb「ぷぅはぁ〜っ! 酒が怖くて車両(ワッパ)が転がせるか〜ッ!!!」眼が据わってる
精鋭連邦兵「あ、だめなやつだ…」

221GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 21:32:11 ID:x5sGCxFk
コロニーレーザー付近

女幹部「何、コロニーレーザーが動き出した?不味い!発射態勢に入ったか!?」
スカーフェイス「ハッ!どうやら間に合わなかったみたいだなぁ」
女幹部「させるか!ファンネル!」ピュン ピュン ピュン
スカーフェイス「行かさねえよ!やれっ!」
スカーフェイス隊『ハッ!』バシュッ バシュッ
ボン ボン ボン
ファンネルが、見えない網に引っ掛かり爆発する。
女幹部「な、なんだ、あの武器は!?」
スカーフェイス「ハハッ!最近、開発された武器でな、「ビーム・ストリングス」というんだと。初めて見る武器だ。対応など出来ねえだろ!」
女幹部「くっ!」
スカーフェイス隊員a「スカーフェイス様、ファンネルが2基ほど抜けて行きました。どうしますか?」
スカーフェイス「構わん、放っておけ。お前も、ファンネル2基でどうにかなるなど、思ってねえだろ?」
女幹部「…………」(後は、あいつ等が上手くやってくれる事を祈るだけだ……)


コロニーレーザー内部

迷い黒づくめ「ヤバい!レーザーが光り出したぞ!爆弾をどれだけ仕掛けられた!?」
教団衛兵隊長「後、2つほど残っている!お前は?」
迷い黒づくめ「俺もだ」
教団衛兵隊長「じゃあ、後は俺がやっておく。お前は早く避難しろ!」カチッ
迷い黒づくめ「今更、遅えよ!ここまで来るのに、どんだけ距離があったか分かってるだろ!」カチッ
教団衛兵隊長「はぁ…、ここで死んだら、アムロ・レイに会えるかな?」カチッ
迷い黒づくめ「俺は、優しかった婆ちゃんに会えれば、それで良い」カチッ
教団衛兵隊長「終わったぜ。そっちは?」
迷い黒づくめ「こっちもだ。後は、お迎えが来るのを待つだけだ」
教団衛兵隊長「お、おい!来たぞ!お迎えだ!」
迷い黒づくめ「はっ?まだ、逝くのは早えだろ?」
教団衛兵隊長「そっちじゃねえ!上を見ろ!」
迷い黒づくめ「あっ!あれは!?」
二人の前に、ファンネルが止まる。
迷い黒づくめ「これに乗って逃げろ、と言う事か?」
教団衛兵隊長「何でも良い!行くぞ!」バッ
迷い黒づくめ「オウッ!」バッ パシュン

222GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/07(土) 23:33:07 ID:eeHX1scE
9時方向戦闘宙域

縺れ合うSFS上のアマクサが左のシールドクローでザクⅢの胴体を切断にかかった
老派黒ずくめc「やめろ! 俺はまだ、何もできちゃ…ぎゃぁあああッ!」ザクⅢの上半身が切断され、アマクサがSFSのコントロールを奪取した
老黒ずくめB1『なぜじゃ、なぜお前がここにいる…。どうしてまだ戦っているんじゃ?』
サラミス艦ヘビーガン2「ガンダムタイプ? 援軍か、ありがた…」アマクサの接近に振り返ったヘビーガンが鉄球鎖の一撃で粉砕された。
サラミス艦「接近中の未確認機は味方じゃない! 繰り返す、あれは敵だ!」
アマクサ・プレーソーは手にしたビームライフルをドラッツェ・カスタムに向けて引き金引いた。 バシュン
老黒ずくめB1『ぬぅ!』 スラスターを使って回避、そして、反射的にレーザーを放った。
アマクサ・プレーソーは最小の動きで回避、さらに避けられない光線はシールドでいなした。
二機はすれ違い、プレーソーは手近なサラミス艦のブリッジを両の鉄球鎖で叩き潰した。
老黒ずくめB1『おまえ、何をやっておるのだ? ええぃ! こちらを向けい!』後方から接近し、搭載されているであろうアマクサのバイオ脳へとレーザーによる直接通信を試みた
アマクサ・プレーソー(…解…彼…女…言…歪…誰…心…邪魔…肉体…無…破壊…敵…敵…敵)
ハイドレインジアに貫かれ、機能を停止したはずのプレーソーは人知れず再起動を果たし、自己保全のプログラムに基づき老黒ずくめのラボへ帰還した。
本来はそこで次の命令まで停止しているはずであった。しかし、機能の大半を喪失するほどの損傷により、核となるバイオ脳は予備機へと自動で移し替えられた。そこで、『リーインカーネイション』による恐るべき副作用が生じた。
若黒ずくめの「遺志」は「彼女」の意識の解放に執着しており、俺と妹の「マスタードライブユニットによって解放された彼女の意識」に触れたことで消失していた。しかし、最終的な肉体の解放を願う俺たちの意識、そこに『リーインカ―ネイション』によるEXAMの干渉を受け、劣化コピーであったバイオ脳に上書きされた。
最早プレーソーに若黒ずくめの遺志は無く、EXAMによる戦闘マシーンとなり果てていた。
老黒ずくめB1『はははははッ! 素晴らしい! そのような境地に至ったか…ははははははッ!』
アマクサ・プレーソーには、敵味方の区別すら無い、EXAMシステムの命じるまま目の前の目標を破壊するだけだ。そうやって黒ずくめ連絡員達の一派を撃破しつつ、コンペイトウまでたどり着いたのだ。そして、例外は存在しない!
プレーソーはSFSごと急旋回し鉄球鎖でドラッツェ・カスタムを薙ぎ払った!!
老黒ずくめB1『ぐがぁああッ! あ…は、ははは…お前は…このわしを…はははははッ! 素晴らしい、それでこそ、わしの…お前を誇りに思…』
プレーソーはSFSを加速させる間際に脚部の鉄球鎖を後ろも見ずに繰り出し、老黒ずくめのB1のバイオ脳を砕いた。プレーソーの目標はこの戦場のすべてだ…

223GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 00:40:33 ID:3R5Wy/UI
黒づくめオペ2「聖戦士様、コロニーレーザーの準備が整いました」
聖戦士「よし、狙いは連邦艦隊右翼、及び後方だ。なるべく多く巻き込めよ」
黒づくめオペ2「ハッ!照準、合わせました」
聖戦士「よし、撃てーーーっ!!」

ピッ
ドゴォォォォーーーーーーーーーン

コロニーレーザーは発射する直前で、大音響と共に爆発した。

迷い黒づくめ&教団衛兵隊長『うわあぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!』クルクルクルクルクル

スカーフェイス&聖戦士「「なっ、なんだとっ!!!」」

スカーフェイス「き、貴様っ!何をやった!」
女幹部「教えてやる義理は無いが、敢えて言ってやろう。コロニーレーザーには、致命的な欠点があるのさ。フフッ、人の言葉を借りるのも、存外楽しいな」
スカーフェイス「てめえ…、まさかあのファンネルで、何かしやがったのか?」
女幹部「残念だが、外れだ。あれは、只の保障だ。やったのは、お前の知らない勇者だよ」
スカーフェイス「なにぃ?」
女幹部「所詮、コロニーレーザーというのはな、コロニーを利用して出来ているから、純粋な兵器じゃない。口径が必要以上にデカいのさ。だから、容易く潜り込める」
スカーフェイス「だから、どうした!MSさえ侵入させなければ、あれの破壊など出来ないはずだ!」
女幹部「それが、コロニーレーザーの欠点なのさ。MSや機動兵器の警戒は出来ても、生身の人間が潜り込むのを防ぐ事は出来まい。コロニーに比べ、小さ過ぎるからな」
スカーフェイス「なっ、なんだと……。まさか、いつ発射するか分からないコロニーレーザーの正面から、生身で潜り込んだ奴がいるのか!?」
女幹部「そうさ。だから言ったろ。お前は知らずとも、勇者なんだよ、あれを破壊した男達はな!」

224GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 01:07:12 ID:Yu5jTIQQ
老黒ずくめ「ほっほっ。どうやらコロニーレーザーまで破壊されたようじゃな。あの戦力でそれを成すとは、よほどの阿呆か命知らずか」
老黒ずくめB2『両方じゃろうな。 しかし、切り札の一つがのうなってしもうた、これで残りの戦力が押し寄せてくるぞ?』
老黒ずくめ「B1の奴もどうやら逝ったらしいの。これは、ずいぶんと戦い甲斐があるわ」
老黒ずくめB2『ではいくのか? 何処を狙うB1を倒しおった奴のいそうなところか?』
老黒ずくめ「それも良いが、一度、息子殿にな。別れの挨拶といこう。 どうやら縁の有った者たちが一緒になって向かっておるようだからの」
老黒ずくめB2『では、邪魔をしては悪いの。他を当たろうか』
老黒ずくめ「…すまんの…」
老黒ずくめB2『構わんよ。わしらは[わしの妄執]の産物だてな。散り様は[戦火の中]、[強者との戦]、そして[永年の戦]、最後のはわしに相応しかろ?』
老黒ずくめ「そうさな。お主に任せよう。では、な…」スラスターを吹かし緑の塔の宙域へ
老黒ずくめB2『…やれやれ。 聖戦士よ、すべての人間の心を繋ぐ奇跡は…もう起こらぬのじゃろうなぁ。あの日、アクシズを押し返したような奇跡は…いつか…その時まで、わしは…』

225GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 02:09:25 ID:l7HPgOss
マンボウにて

「あいつと同じカスタマイズでお願いしますよ!いいね!」「困りますよ!ハリソン大尉に怒られますよ!」「うるさい!俺はあいつよりも使いこなせるんだ!!」「そのガンダムの頭部をこっちの頭部と取り替えろ!」「マンボウの武装を調整しとけ!」「おおい!コクピットのソファは足りてるか!」
整備員G2「ふふっ、いつもに増して騒がしい感じがするな」
整備員B「……………本当に行くのか?」
整備員G2「行かないと、気がすまない。でないと死んでも死にきれない」
整備員B「ならば、やはり先に伝えておくべきでしたね」
整備員G2「え?何がだ?今から最後の調整をだな」
整備員B「実は前々から二人の密告のことを知っていました。それどころか、その片棒を手伝っていました」
整備員G2「何を言い出すとしたら、そんな事をー」
整備員B「実はだいぶ前にあいつが敵に情報を与えている所を見たのですが、第一に脅されたものの、金やこの頃の政治の事を考えてしまい……様々のことをやるに他ならなかったんです」
整備員G2「…………それは、一体?」
整備員B「様々な違法品や薬物を入手したりしてたんですが、挙げ句の果てには…」
整備員G2「……………もういい、聞きたくない」
整備員B「すみません、止めようと思ったのに………出来なかった……それがあんな事にならなかったんだ…………」
整備員G2「………。過ぎた事は、もういいんだ、な。じゃ」
整備員B「あ、待って下さい!これを!これがないとあのシルエットは本来の性能が出ないんです!」チップを渡す
整備員G2「え?これは?」
整備員B「俺君用にと、整備員Dが想定して作った物です。実は、EXAMシステムによって暴走になったときのために、あのシルエットはリミッターを掛けてあるんです。その解除コードです」
整備員G2「いいのか?こんな物を渡して?」
整備員B「いいんですよ、結局使わずじまいじゃ意味がないから。それともう一つの解除のコードがあります、自分の目で確認してください」
整備員G2「ああ、色々と申し訳ない。ありがとう。さて、乗る…………頭部がガンダムになってる…」
整備員B「周りが気を利かせてますね、かっこいいじゃないですか」フフッ

226GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 02:49:58 ID:3R5Wy/UI
ロンド・ベルオペ「コロニーレーザーの爆発を確認!やりました!」
ロンド・ベル司令「やってくれたか!」
連邦高官「作戦内容を聞いた時、開いた口が塞がらなかったが、だからこそ上手くいったのだろうな」
ピコーン 親父「司令!好機だ!」
ロンド・ベル司令「分かっている。全艦、敵の切り札のコロニーレーザーを破壊した!一気に突撃せよ!」
ロンド・ベル隊員『オウッ!!』

聖戦士「どうなっている、スカーフェイス!」
スカーフェイス「くっ!女幹部にしてやられた。コロニーレーザーは、もう駄目だ!」
黒づくめオペ2「聖戦士様!敵が、一気に雪崩れ込んで来ました!指示をっ!」
聖戦士「ええいっ!コンペイトウ付近まで、後退だ!要塞を利用して、守りに入るぞ!」
黒づくめオペ2「ハッ!」
聖戦士「…………」(どうやら、仮面卿に期待するしかなさそうだな)

親父「旧友ーっ!」ビームサーベル ブゥン
聖戦士「くっ!狂戦士かっ!」ビームサーベル ガシィッ
親父「分かるか、我々の意志が!お前が歪めた意志よりも、正しく流れる人々の意志の力が!」ビームサーベル ガシッ バシッ ガッ
聖戦士「ほざけっ!そんなもので、世界は変わらん!MSを倒す事など出来ん!」Gーバード バシューーー
スッ 親父「違うぞ!今、お前を追い詰めているのは、お前が切り捨てた者達の意志の力だ!タカ派中将の、女幹部の、そしてかつてのお前自身のな!」V.S.B.R バシューン
ガッ 聖戦士「くっ!」
親父「味方どころか敵の犠牲すら出さなかったお前なら、千回戦った所で、私は勝てん!だが、目的の為、意志を歪め切り捨てるお前ならば、万回戦った所で負けはしない!」
黒づくめ強化人間「危ない!聖戦士様!」大型メガ粒子砲 バシューーー
バレルロール回避 親父「くっ!グランザムか!」
黒づくめ強化人間「聖戦士様、ここは私に任せて、後方で部隊指揮を!」
聖戦士「すまない。任せたぞ!」スラスター バシュー
親父「待てっ、旧友!」
ズイ 黒づくめ強化人間「これ以上、先へは行かさん!」
親父「…………どうやら、その様だな」グッ

227GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/09(月) 02:29:01 ID:LhSpCQEg
ジャンクヤード

ザクレロクジラ船長「まくれまくれ〜ッ! 時間が無いぞ! 今からコンペイトウまで間に合わせるんだ、ブースターでもなんでも取り付けろ!」
酔っ払いA「なんせ今回は連邦軍サマがスポンサーだ! 金に糸目付けんな!」エッホ エッホ
酔っ払いB「在庫どんどん出せ!」ワッセ ワッセ
酔っ払いC「いっそオルトセラスのエンジンをバラすか?」グビグビ
酔っ払いA「そいつぁいい! オルトセラスの幽霊船は全部ブロック構造だ、すぐに取っ払えるぞ!」
オルトセラス船長「ちょっとまったぁ! ウチの船をばらすって、仕事は!?」
酔っ払いC「どうせいつも稼げ年だからこんな時ぐらい恩を売って儲けろよ」肩ポン&ボトルを差し出す
オルトセラス機関士「緊急用ブースターユニット取り付けまであと五分です」
酔っ払いB「えれぇぞ、仕事が早い」背中をどやしつける
オルトセラス船長「もう勝手にしてくれ…」ぐぃ ヤケ酒中
ザクレロクジラ船長「お嬢船は用意できましたが、積み荷は?」

228GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/09(月) 13:07:03 ID:uVTIDV2E
女整備員「シルエットガンダム、それとバタラを積めるだけ積んで!行きたい人だけで良いからk…」
社長「女整備員!」
女整備員「うっ、パパ……」
社長「勝手な事は許さんぞ。お前一人で、これだけの人間の運命を背負えるのか?」
女整備員「お願い!パパ行かせて!帰ったら、ずっとパパの言う事を聞く!だから今だけは、行かせて欲しいの!」
社長「お前は、まだ子供だ。そんな重い運命を背負わなくても良いんだよ」
女整備員「パパ……」
社長「ザクレロクジラの指揮は、私がとる!付いて来たい者は、いくらでも付いて来い!特別ボーナスを出すぞ!」
女整備員「パパ!」
社長「親というのは、子の力になるものだ。お前が頑張っているのに、私が頑張らない訳にはいかんだろう?」
女整備員「パパ、大好き!」ダキ
社長 テレ「オッホン!さて、いくぞ皆!」
ジャンクヤード社員『オーッ!!!』


コンペイトウ「碧の塔」

クォレル隊長「これより、我々クォレル隊はコンペイトウ内部に侵入します。合図を送り次第、直ちにマスタードライブユニットの発動を!」
ハリソン「健闘を祈る」
クォレル隊長「いくぞ!」
クォレル隊『ハイッ!』

仮面卿「フフフッ、来たな。では、仕掛けるとしよう」
その時、暗闇の中で、黒いガンダムの目が赤く光るのだった。

229GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 02:31:09 ID:t/U9hwUg
コンペイトウ突入部隊の前方を教団のシンボルをビームフラッグに掲げたドラッツェが横切った。

ハリソン「む? なんだ今のMSは!?」
連邦軍人3「あれは、老黒ずくめとかいうおじいさんの機体ね」
俺「見つかったんでしょうか?」
ハリソン「わからん。見逃してくれる相手か?」
連邦軍人3「どうかしら? あの人の孫は手前勝手な理屈で、俺君を付け狙ったようなやつよ。正直掴みどころがないわ」
老黒ずくめ「ほっほっほ、言うてくれるの」
俺「やはり見つかっていた…妹、戦闘準備を!」
老黒ずくめ「そう慌てるでないよ、息子殿。ちと挨拶をしておきたかったのでな。押しかけさせてもろうた」
俺「あい…さつ?」
老黒ずくめ「そうさ、挨拶をな、別れの。おぬし等にはずいぶん愉しませてもらった、この萎びた老骨にまで血が滾る様にな」
老黒ずくめ「じゃが、わしもそろそろ時が無くなっておってなぁ。そこで1つ、お主に話しておきたいことがあるのよ」
俺「…何を、話しておきたいんですか」
ハリソン「俺君、時間稼ぎかもしれん、付き合わなくていい」
俺「でも、この人は…」
老黒ずくめ「時間稼ぎなど狡っからい真似はせんよ。わしが話しておきたいのは、息子殿、お主のことでな。」
俺「おれのこと?」
老黒ずくめ「さよう。強化人間として生まれ、唯人として過ごし、今は戦士となり母者を救おうとしておる。お主には、この戦はどう見えておる?」
老黒ずくめ「かつて、わしは一つの奇跡を目にした、それを信じ今日まで組織に身を置いた。しかし、戦いに妄執を抑えきれぬ」
老黒ずくめ「あの緑の塔からもたらされる光。それは、心を一つにするものではなくむしろかき乱しておる。ひとは、解りあえぬものなのだろうかのぉ?」

230GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 18:01:24 ID:yAiFF32Y
俺「…………、俺には、この戦いの意味なんて分かりません。でも、人と人は解り合えると思ってます。解り合えれば戦争が無くなるなら、俺は……」
仮面卿「だが、それでは人類は一つにならん。例え、互いを理解しようとな」
俺「あ、あなたは!」
ハリソン「敵か!何処だ?」
仮面卿「遅いっ!!」
ファンネルと呼ぶにはやや大き目の物体が、アーモリーユニットに取り付いた。
仮面卿「貰ったぞ。……ほう、マスタードライブユニットというのか。発動させてもらう!」
シュゥゥゥゥーーーン
マスタードライブユニットが動き出す。
妹「な、何!?操縦が効かない!」
ハロG「エラー?エラー?キケン!キケン!」
俺「妹!?どうしたんだ!」
仮面卿「さあ、ホストを繋げ。今から、完璧な『リーインカーネイション』を行う!この私の手でな!」
そう言って、仮面卿はおもむろに自分の仮面を外し、姿を現した。
連邦軍人隊長「そのガンダムは!?」
連邦軍人3「それに、あなたのその顔、俺君に似てるわ!」
仮面卿「そうさ!私こそがアムロ・レイの生まれ変わりで、このνガンダム・ダークマターで、ニュータイプを導く神となるのだっ!!!」


RX-93-νD νガンダム・ダークマター

νガンダムをベースに、新技術と更にサイコフレームを組み込ませた機体。
この時代の最高の技術で作られたνガンダムで、ロストテクノロジーとなっていたネオ・ジオングの武装も装備。
その為、サイズは更に小さく抑えた全高17.5mだが、バックユニットが異様に大きく、スタイルも異形。
仮面卿が、自ら世界を支配する目的で作られており、『リーインカーネイション』を乗っ取り使いこなす事ができる。
また、その機体からは、赤黒いオーラが発せられる模様。

武装
ビームライフル
ビームサーベル×2
ハイパービームサーベル×2
60mmバルカン砲×2
ビームシールド
ヴェスバー(V.S.B.R.)×2
有線式大型ファンネル・ビット(システムをジャックする為に設けており、本家ほどの出力は無い)

231GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 18:54:19 ID:URMZQAuo
連邦軍人隊長「何て機体……一体何を!」
黒づくめタカ派5「消えろ、跡形もなくなれーーー!」ビームマグナム×2 ドドシューン
連邦兵「隊長ー」チュードン
黒づくめ「うわぁーーーー!?」チュードン
連邦軍人隊長「敵味方の区別なしか……何のつもりだ!」
黒づくめタカ派5「うるさい!その忌々しい青い機体ごとを消し去ってやる!!」ビームトンファー シュバァ
俺「こいつも来るのか!くっ」
連邦軍人隊長「こいつはこっちに任せろ!お前はそっちに本来の目的に集中するんだ!こっちだ!」ビームランチャー ビシューン スラスター シュバー
アームドアーマー 黒づくめタカ派5「こいつ……お前から葬ってやる!」スラスター バシュー

整備員G2「どれ?どんな感じなんだ?」ウイー カチャカチャ 
ボッ 整備員D「あなたがこれを使うと思っていたよ」
整備員G2「!?ビデオレターか!」
整備員D「きっとあの化け物機体を相手にすると思って、彼に預けたのが正解だったね」
整備員G2「……………」
整備員D「今から言うことを聞いてほしい。あの君の兄さんらしい人は、常人に対して行ったある強化処理を施されているんだよ。精神面的に改慘したりしてるから、過去に変だと思わなかったかい?実はEXAMシステム研究の別チームが作った物だったんだよ。
身体的にもそうだけど、NT的な能力が凄まじくて、未来予知や体を動かせなくなる程のプレッシャーが使える程になったらしいんだ」
整備員G2「ある強化処理だと……?」
整備員D「元のその子が素質があったのかもしれないね。でも、そんな万事に使える筈がないらしく、結構弱ってるらしいんだ。そして……」

232GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 20:43:28 ID:zYGToDxg
仮面卿「さあ!『リーインカーネイション』で、新たな世界の幕開けだ!」
碧の塔が再び輝き出す。
しかし、その光は禍々しい赤黒い光を放っていた。
俺「か、母さん!う、うわぁぁぁぁぁーーーーっ!!」
妹「お、お兄ちゃんだけでも、逃げて!」
アーモリーユニットから、強制的に外されるF97BD。
そして、アーモリーユニットは赤黒いオーラの様な光に覆われた。
更に、周りの洗脳された連邦兵も動き出す。
洗脳連邦兵a「…………」ビームライフル バシューン
洗脳連邦兵b「…………」ビームライフル バシューン
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、周りの奴等が動き出したわ!」
俺「こ、こんな事をして、あなたは!」
仮面卿「こんな事?これが世界を一つにする唯一の方法だ。強大な困難に立ち向かう為、一つになる事はある。だが、一時的なものだ。どれほどの奇跡を見せようと、人はまた分かれ、争い、何もかも滅ぼす。オールドタイプは、永遠にオールドタイプなのだ!ならば、ニュータイプのなすべき事は、なんだ?世界そのものを変える事だ!より多くの人間をニュータイプへと変える事でな!」
俺「こんな世界、母さんも誰も望んでなんかいない!」
仮面卿「望む望まないは、関係ない。ただ、全体としての意思があれば良い。それを私がやろうと言うのだ。それとも、君にその覚悟があるのかな?」
俺「そ、そんな……」
仮面卿「今、碧の塔の下にいる者達すべて、私と意思を共有している。私の下で、一つになったのだよ!だから、今、奇跡を起こすのは、私なのだっ!!」ビームライフル バシューン
間髪を入れず、周りからも一斉にビームが放たれる。
ビームシールド ババババババ俺「うわっ!!」
仮面卿「ハーーーハッハッハッハッハッ!アーモリーユニットの近くにいるお陰で、碧の塔から影響は受けていない様だな。だが、ここで私と意思を共有する者は、すべてニュータイプだ。君達に出来る事など、もう何も無い!」


教団本部

教団員「法王様!碧の塔から再び光が…」
法王「こ、これは……、いけない!私が見た光ではない!これでは、まるで…、絶望の光だ………」

233GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 23:38:23 ID:t/U9hwUg
老黒ずくめ「いかんのぉ。老兵の繰言で、坊に要らぬ手間を取らせてしもうたようじゃの…しかし、そこを狙うとは、無粋ではないのか!? 仮面卿!」 外部装填式のミサイルを発射!
仮面卿「耄碌したか、老黒ずくめ? こんなものが通用するものか、そもそも、組織の敵は奴らだぞ」バルカンでミサイルを迎撃
老黒ずくめ「効かぬのは先刻承知。こうでもしなければ見向きもせんじゃろう?」ドラッツェのレーザー砲から照準を示す低出力のレーザーがダークマターの表面を撫でる
仮面卿「ッ老兵ごときが、血迷ったか!」ビームライフルを照準
老黒ずくめ「血迷ってはおらんよ。これは世迷言に若者を付き合わせた落とし前よ、せめて嬢やは放してもらおうか?」
仮面卿「かつてはアクシズの奇跡を信じた男がこの有様だ! やはり世界は、変えねばならないのだ! 私の手で!」
老黒ずくめ「ほっほっほ。その通り!奇跡を信じて、それを願ってきたこの身じゃがな、NTと闘いたいという想いもまた、この老骨に残された幾許かの妄執よ!」レーザー発射!
仮面卿「いかに無類の攻撃速度があろうと、私には無力だ!」レーザーの光条を事前に回避!ビームライフル発射!
老黒ずくめ「ほっほぉ! これがNTか、いやはや怖ろしいものだのぉ」スラスターでビームを回避
仮面卿「ほう、避けるか? 老兵もなかなかやる。だが、私は一人ではないぞ」教団MS群

234GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/13(金) 00:17:24 ID:cKRBSCnw
整備員D「だんだんとその元の性格と記憶が戻り始めてる傾向にあるんだ。でも、戻ったとしても幼子の時に戻るだけだけどね。恐らく、そろそろ自我が訊かなくなってきたころかな」
整備員G2「元の記憶…?」
整備員D「そうそう、前に体が動かなくなる程の金縛りを起こすプレッシャーに関しては、自分が狂った感じで対処すればいけるはずだよ、多分」
整備員G2「曖昧な回答じゃないか……」
整備員D「自分が調べられる事が出来たのはこれぐらい。……ああ、そうだった。こいつは馬鹿高い速力や反応速度を出すから、気を付けるんだよ、あくまでも『俺』君用だから」
整備員G2「え?ま、一応に加速に耐えられる薬を用意してあるけど、そんなにか…?」
整備員D「ー最後に、今までくだらない事をして、すまなかった。頑張ってな、後輩」映像が途切れる
整備員G2「…………なるように頑張るかな。しかし、少しこちらで調整するか」カチャカチャカチャ・・・
ウイーン 酔っ払いa「あれ?あんちゃんどうしたんだい?ずっとコクピットの中でブツブツ呟いてさ」
整備員G2「酔っ払いさんか………酔っ払い……酔っぱらう……感覚が狂う感じこれか!」酒を奪う
酔っ払いa「おい!何しやがる!こういう物は若いもんがな!おい!何飲んでだよ!人の話を聞け!」
しかし、無視してごくごくと飲み続ける。
酔っ払いa「やめてくれ!そもそもあんたMS乗るだから、飲酒運転になるぞ!おおーい!」
整備員B「飲酒運転?って、出撃前に何飲んでですか!気持ち悪くなりますよ!」
整備員G2 グビープハー「酒は効くぅ〜!何だが、気分がハイになってきた!!!」ピョーン
整備員B(酔っぱらってるし……何か秘策があってやってることなのか??)

235GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/13(金) 03:07:47 ID:1orRVZXY
ハリソン「クォレル隊、聞こえるか!緊急事態だ!応答せよ!」
クォレル隊長「どうしました!」
ハリソン「アーモリーユニットが敵の手に落ちた!今すぐホストを、逆に切り離せ!さもないと、ここにいる者すべて、敵に操られるぞ!」ビームライフル バシューン
クォレル隊長「なんと!了解した!だが、コンペイトウ内部は広い。しばらく時間がかかる。どれくらい保つのだ?」
ハリソン「残念ながら、一刻の猶予も無い!三分保てば、良い方だ!」ビームシールド ヴゥン
クォレル隊長「了解した。健闘を祈る」ピッ
クォレル隊員a「隊長、味方はなんと?」
クォレル隊長「最悪の事態だ。アーモリーユニットが敵に渡り、敵の手で『リーインカーネイション』が発動した。今度は、それを止めるべく、ホストを繋ぐのではなく、切り離すそうだ」
クォレル隊員a「そんな……」
クォレル隊員b「隊長!敵が発砲してきました!」
クォレル隊長「暗示の隙も無くなったのか…。いよいよ八方塞がりになってきたぞ…」

聖戦士「フハハハハハハッ!よくぞやった仮面卿よ。さあ、私にマスターユニットを渡してもらおうか」
仮面卿「クックックックックッ、まだ分かりませんか?私の出自は、ご存知でしょう。アムロ・レイのクローンである私こそが、人類を導かねばならないのですよ」
聖戦士「な、なんだと!?裏切るのか?貴様!」
仮面卿「ご安心を。ちゃんと貴方をニュータイプにして差し上げましょう。妄執に囚われる事の無く、生まれ変わるのです、貴方もね!」
聖戦士の懐の、教団のシンボルが輝き出す。
聖戦士「こ、これは、まさか!サイコフレームが共振して…、くっ、あ……………」パァァァーーーッ
仮面卿「さあ、行ってください聖戦士様。今の貴方なら、あの邪魔な狂戦士も仕留められるはずですから」クックックックックッ
聖戦士「……………」スラスター バシュー

236GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 01:54:23 ID:npP0ylmU
コンペイトウ地表部分
プチモビb「どぉりゃぁああぁぁ!」\どご〜ん/ ヴァゴンでコンペイトウ表面に墜落!
プチモビb「何とか、たどり着けた…うっぷっ! …ゴクッ…はー、はー奴らは、何処だ」

老黒ずくめ「ふぅ…ぬ!」急加速と減速を繰り返し、洗脳された連邦兵に反撃する
老黒ずくめ「…NTとやらは、こんなものか? 存外たいしたことは無いのぉ。しかしこの数は手に余る」
仮面卿「無駄なことだ。機械の助けを借りようとも、真のNTの前ではな。お前も、くだらんしがらみを捨てされば良いものを」
老黒ずくめ「ほっほっほ、すでにそのしがらみさえ身体の一部よ!」四条のレーザー光で洗脳連邦兵のMSを挟み込み撃破、しかし、包囲される

黒ずくめ連絡員「御老! みつけた。 けれど、友軍と闘ってる!?」
黒ずくめ「連絡員これは?」
老派黒ずくめa「なにか、頭がピリピリする」
老派黒ずくめb「おれも、なんだか落ち着かないな」
黒ずくめ連絡員「とにかく、御老を援護、そののち合流する!」ロングライフル発射!

237GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 13:21:57 ID:Lcnabn1A
女幹部「な、なんだ…、あの禍々しい赤黒い光は!?」
スカーフェイス「……あれは、仮面卿か?何かやった様だな」
女幹部「くっ、俺君!」スラスター バシュー
スカーフェイス「…………」
スカーフェイス隊a「スカーフェイス様、我々はどうします?」
スカーフェイス「俺達も行くぞ。どうも何やら、おかしな展開になっている様だ」

迷い黒づくめ「ふう、ファンネルに捕まってなかったら、危うく宇宙空間に放り出される所だった」
教団衛兵隊長「そのまま漂っていたら、ニュータイプになれたかも知れんがな」
迷い黒づくめ「絶対、御免こうむる。おや、あれは女幹部殿か?どうしました?」
女幹部「お前達か…。丁度良い、仲間を連れて、後方へ避難しろ。碧の塔方面が、不味い事になっているらしい」
教団衛兵隊長「不味い事とは?」
女幹部「碧の塔が、赤黒い光を発している。おそらく敵の手で『リーインカーネイション』が発動したんだろう。あの光を浴びれば、敵に操られる。私は原因の究明、及び最悪の場合は碧の塔を破壊するつもりだ。お前達は、後方のロンド・ベル隊に通達して、下がっててくれ」
迷い黒づくめ「……分かりました。おい、後方への通達は、一人で良いだろう。お前が行ってくれ」
黒づくめ「しょうがないですね。健闘を祈ります」スラスター バシュー
教団衛兵隊長「我々は、あなたと共に付いて行きます。碧の塔の破壊を一人で行うなど、無理ですよ」
女幹部「お前達!?……言っとくが、この戦いに勝算など無いのだぞ」
迷い黒づくめ「ションベンなら、さっきチビりましたよ」
教団衛兵隊長「俺達は、ニュータイプを悪用する奴等が許せないんだ。あなたが止めたって、行きますよ」
女幹部「……すまん。もう一度、お前達の命、使わせてもらう」


コンペイトウ正面

黒づくめ強化人間「ぐあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
親父「なんだ?急に苦しみ出したぞ?」
黒づくめ「大変です、親父殿!敵の手で『リーインカーネイション』が発動してしまった様です!最早、要塞攻略は、碧の塔を破壊しなければ、困難です」
親父「なんだと!?まさか、こいつは!?」
聖戦士「ウマレカワッタノダ…、ニュータイプニ……」
親父「旧友?お前…、どうした?」
聖戦士「フッフッフッ、ワカルゾ…、オマエノアセリ、コンワク、カンガエテイルコトガ…、コレガ…、ニュータイプカッ!」
黒づくめ強化人間「ウオォォォーーーッ!!」
親父「旧友が『リーインカーネイション』に操られている!?まさか、お前も踊らされていたのか?ならば…、すべての元凶は…、仮面卿!貴様かぁ!!」

238GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 23:38:50 ID:axCmrMf.
連邦軍人隊長「何だこいつは!パワーがケタ違いか!」
黒づくめタカ派5「ふん、そんなちっぽけな機体でよく立ち回れるな。とっと消えろぉ!」ビームマグナム×2 ドドシューン
スラスター ドシュー 連邦軍人隊長「くっ!かすった程度でも重傷になりかねない武装だな。これでは迂闊に接近できんではないか」
黒づくめタカ派5「そんな逃げてばっかでいいのか!ははは………うぐっ!?あっ………うわあああああああっ!?」
連邦軍人隊長「うん?様子が変だな。悪いがそのままの姿勢を保てよ!」ヴェスパー ジャキ
しかしその時、イーグルのサイコフレームの発光色が赤へと変化し、その光は一気に輝きだした。
連邦軍人隊長「な、何だ!?でもやるしか……うっ!?体が動けない…」ガクガクヒブルブル

連邦兵「隊長!助けて下さい!体が…恐怖で動けません!!」
黒づくめ「動いてくれぇ!!こんな奴らちっとも怖くねぇのに…何だよこれは!」
ジオン残党「…………これが首領の言っていたことか」

黒づくめタカ派5「うががああっーー!……………はぁ、はぁ……こ、これしきで…うあぁ!?」
『もうやめよう……もうこんなことはしなくていいんだよ!』
黒づくめタカ派5「うるさい!貴様は誰だ。これは私なんだ!!」
連邦軍人隊長「一体何が起きてるんだ……。この声は…」

239GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/15(日) 11:57:53 ID:hMKA7YSw
スカーフェイス「お前達は、ここで待ってろ。ここから先は、碧の塔の影響を受けるからな」
スカーフェイス隊a「ハッ、お気をつけて」

仮面卿「クックックックックッ、さて、もっとニュータイプを増やす為、碧の塔の出力を上げ、もっとニュータイプを増やすか…」
スカーフェイス「何をしている、仮面卿」
仮面卿「スカーフェイスか。その装備は何だ?」
スカーフェイス「『サイコジャマー』、サイコミュ兵器が廃れた原因とも言われる、サイコウェーブの遮断兵器だ。万が一、碧の塔内に入る事を考えて、俺が用意した」
仮面卿「ロストテクノロジーの一つか!」
スカーフェイス「それより、ボスはどうした?碧の塔が発動しているのに、何故ここにいない?」
仮面卿「フフフフッ、ボスなら、狂戦士と決着をつけに行ったよ」
スカーフェイス「悲願の『リーインカーネイション』が発動したのにか?」
仮面卿「そう!悲願のニュータイプになられたからな!」
スカーフェイス「!?まさか、てめえ…」ビームライフル チャキッ
仮面卿「これは、何の冗談だ?」
スカーフェイス「ボスを傀儡にしたのか?答えろ、仮面卿っ!!」
仮面卿「今の組織の長は、私だ。聖戦士に直接言わせようか?」
スカーフェイス「っ!!」ビームライフル バキューン
ザッ 仮面卿「残念だよ。君まで私に歯向かうとはな!」
スカーフェイス「俺の顔に傷を付け屈服させ、そんな俺を取り立て育て、ここまでしてくれたのは、すべて聖戦士様だっ!!組織の裏切り者は、貴様だ!仮面卿!」ツインビームスピア ブゥン
仮面卿「愚かだな、スカーフェイス!その邪魔な装置もろとも、葬りさってくれよう!」ハイパービームサーベル ブゥン

女幹部「あれは、スカーフェイスと仮面卿…、戦っているのか?くそ、これ以上迂闊に近寄れん。何か手立てを考えねば…」

240GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/16(月) 01:44:31 ID:/ZJM8hio
黒ずくめ連絡員「御老! 何事ですか!! 味方と闘うなんて!」ロングライフルビーム ドバッ
老黒ずくめ「おう! 来よったか。なに、不始末の尻拭いじゃて」
黒ずくめ連絡員「来よったかじゃないですよ! 後始末まで押し付けて! それより、身体はもう限界なんでしょう!?」
老黒ずくめ「お主にも甘えてしもうたの。身体は気にせずとも良い。この機体に収まっている限りはな」
黒ずくめ連絡員「やはり、マシン一体型処置を?」
老黒ずくめ「木星の総統が似たようなシステムを使っておった様でな、参考にさせてもらった」
老派黒ずくめa「御老、やっと追いつきましたよ」
黒ずくめ「この戦場、どうしたというんですか? 味方のはずなのにこっちまで狙われて」
老黒ずくめ「仮面卿の仕業よ、『リーインカ―ネイション』の作用で奴と精神的に同化しておる。お主らも迂闊に近寄れば影響下に落とされるぞ」
老派黒ずくめb「この感覚がそうなのか? では、NTとはいったい…う…頭が、あああ!」ドライセンのビームガトリングが闇雲に周囲を狙う ドドドドド!
黒ずくめ連絡員「まずい! みんな、アンプルを打て」 スッ パシュ 「くぁ、あ…」
老派黒ずくめa「グエッ…御老、こんなもの常用していたんですか…」
老黒ずくめ「何を打ったんじゃ? 影響から逃れたようじゃが…」
黒ずくめ連絡員「御老が使っておられた鎮痛剤です。万が一必要ならと預かっていたんですが、こんな代物とは…劇薬じゃないですかッ」
黒ずくめ「おかげで、判るものもありましたけどね…頭の中引っ掻き回されてるのが…こんなもの…NTなんて…」

241GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/16(月) 18:36:02 ID:iJBeWGbg
スカーフェイス「うらあっ!!」ツインビームスピア ザシュッ
ハイパービームサーベル ガシィ 仮面卿「なかなか鋭い太刀筋だ。だが、所詮ニュータイプでない貴様には、私の動きについて来れん!」V.S.B.R. バシューッ
スラスター ドシュー スカーフェイス「なめるな!俺は聖戦士様の手引きの元、戦術と戦法の研究をしてきたんだ!システムに頼っているだけの貴様に、負けるかよ!」有線ハンド シュバーーッ
スッ 仮面卿「心意気は買うが、君の機体は的がデカい。隙だらけだそ!」
ビームライフルが、サイコジャマーを形成するビットを狙い撃つ。
しかし、それは、飛ばした有線ハンドが位置をズラし、外れる。
仮面卿「やるな、スカーフェイス!」
スカーフェイス「貴様の考えている事は、ニュータイプでなくともお見通しだ!俺も傀儡にしたいんだろう。そうはさせるか!」ランスシールドチャージ バシューッ
仮面卿「そうか、なら仕方あるまい。お前には、とっておき技で仕留めてやろう。受け取るが良い」
そう言った仮面卿のダークマターのハイパービームサーベルが、赤黒い光を放ちながら、その刀身を何十倍にも伸ばすのだった。
スカーフェイス「な、なんだっ!?それは!」
仮面卿「サイコフレームは人の意思を具現化する。過去、同じ様にビームを伸ばした者もいたそうだ。ここにいるすべての者と意思を共有した私には、この多くの意思も思いのままなのだよっ!」ハイパーオーラ斬り スバァッ
赤黒い巨大なビームの刀身が、シルヴァ・バレトの下半身を吹き飛ばす。
ズガーン スカーフェイス「ぐわあぁーーっ!!」
仮面卿「サラバだ!スカーフェイス!」
ダークマターは止めの回し蹴りをコックピットに叩き込み、シルヴァ・バレトは闇の彼方へ消えた。
仮面卿「ハーーーハッハッハッハッ!あの歴戦の勇士スカーフェイスすら、赤子の手を捻るが如く片付けたぞ!最早、私に敵はいない!」

女幹部「スカーフェイス!」スラスター バシュー
教団衛兵隊長「女幹部殿!」スラスター バシュー

242GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 03:23:32 ID:.QO9B1pM
老黒ずくめ「今の『リーインカ―ネイション』は仮面卿の意識の産物じゃ。分かりあうことではなく、統一すること。抵抗すれば苦しむことになる。あやつの様に」
老派黒ずくめb「うがががが!」闇雲にビームガトリングや三連ビームガンを撃ち続ける
黒ずくめ連絡員「心なしか、周囲のMSの動きが妙では?」
老黒ずくめ「NTは相手の考えを先に読み取って行動する。しかし、今のあやつは狙いもなにもあったものではない。反動も制御できず意思のない流れ弾を作っておる。それを避けるのはNTの力ではなくパイロット自身の力よ」
老派黒ずくめa「あいつは、もうダメなんですか。せっかくここまで」
黒ずくめ「御老、我々は貴方を信じて追って参りました。しかし、同朋を手にかけることは、正直私には選べません」
老黒ずくめ「それでよい。お主らが成すべきは真実、『碧の塔』のあるべき姿を守ることよ。あれを破壊させてはならん。良いな?」
老派黒ずくめアa&黒ずくめ「はッ! 心得ました」
老黒ずくめ「よし行け!」 ゼク・アインと百式改が碧の塔へ向かう
老黒ずくめ「ふむ? お主も行かんのか?」
黒ずくめ連絡員「私は貴方の戦いを見届けに来たんです。もう組織だとか軍だとか、構ってられません。最後まで、『あなた』に付き合います」
老黒ずくめ「そうか…。一先ずは息子殿たちに、ちと手を貸すぞ。妹御の身柄を仮面卿から引き離す。そののちに真の『リーインカ―ネイション』を成す」
黒ずくめ連絡員「了解しました!」ロングライフル実弾モード

コンペイトウ地表部
プチモビb「何とかまだ車輪は動いてくれるな…。よっし! 昔っから敵の親玉は高いところにいるって決まってるんだ!」土砂を巻き上げ、碧の塔目指して疾走開始!

243GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 18:37:07 ID:CUevZIow
女整備員「さて、そろそろコンペイトウに着くけど…。何、あの光?」
幼女「ダメッ!あの光に近付いちゃ、ダメ!」
女整備員「ええ〜、じゃあ、どうすんの?」
幼女「もっと右、もうちょっと右、そこ!」
女整備員「ん?確か、あれは…」
ザクレロクジラ副船長「あーっ!あいつは何時ぞやの、クジラの大鎌を叩き折った奴!ようし、今こそ止めを…」
女整備員「ばかっ、回収するの!皆、行くよ!」
作業員達『ヘイッ!』

女幹部「あれは、ザクレロクジラ?何でこんな所に…。ひょっとして、スカーフェイスを拾ったのか?」スラスター バシュー

作業員C「お嬢!コックピットハッチが歪んでて開きません。こりゃあ、中は相当酷いですぜ」
女整備員「何とか、こじ開けれない?」
女幹部「私がやろう」
女整備員「女幹部さん!」
女幹部「説教は後だ。開けるぞ!」バキッ
ハッチの中は、血塗れのスカーフェイスが横たわっていた。
女幹部「スカーフェイス、生きてるか!?しっかりしろ!」
女整備員「医療班、早く!」
スカーフェイス「……………、女…幹部…か……」
女幹部「生きてたか!よし、喋るなよ。安静にしてるんだ、いいな」
ガシッ スカーフェイス「そ…そんな…事…より……、頼みたい……事が…ある……」
女幹部「無茶するな!今、相当ヤバいんだぞ!」
スカーフェイス「ボスを…聖戦士様を……、救ってくれ……。あいつが…仮面卿が………、すべての…」ゴフッ
女幹部「吐血!?貴様、折れた肋骨が、肺に刺さっているんじゃないのか!もういい、喋るな!」
スカーフェイス「頼…む……、ボスを…助け……て………」ガクッ
女幹部「スカーフェイス!…………くっ」

作業員E「お嬢、大変です!この間、本社を襲った連中が、クジラの周りを取り囲んでます!」
女整備員「えーっ!うちは関係無いのに…」
女幹部「私が行こう」

スカーフェイス隊a「そこの民間船!拾ったシルヴァ・バレトを渡してもらおうか!」
女幹部「スカーフェイスなら、たった今亡くなった。やったのは仮面卿だ」
スカーフェイス隊a「そんな!?スカーフェイス様!」
スカーフェイス隊b「うわぁーーーっ!」
女幹部「もし、仇を討ちたいのなら、力を貸すぞ。どうする?」
スカーフェイス隊a「我々を、どうするつもりだ?」
女幹部「スカーフェイスの装備と、丁度ザクレロクジラが来てくれたおかげで、たった今攻略法を思い付いた。乗るか?」
スカーフェイス隊a「…………良いだろう。こうなれば、地獄の果てでも行ってやる!」

244GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 18:40:16 ID:PIw/6LDY
精鋭連邦兵「大丈夫かよ………あんた決して事故るなよ」
黒づくめタカ派「よし!いいぞ!その道を直進すれば、行けるぞ」
プチモビb「了解!もう怖い物なんてねぇよ!」ズガガガガッ…
ドカーン、ババババッ!
黒づくめタカ派「うわぁ!?味方まで撃ってきたぞ!」
精鋭連邦兵「何だ!?味方をどうして撃つんだ!どういうことだ!」
黒づくめタカ派「分からんわ!」
洗脳連邦兵「…………………」ビームライフル バシューン
洗脳黒づくめ「…………………」ヘビーマシンガン ババババッ
プチモビb「こんな所で止まれるかぁ!!」
黒づくめタカ派「ちょ」精鋭連邦兵「速すぎだろ」
どんどん加速していく。その間にも攻撃が来る
黒づくめタカ派・精鋭連邦兵「うわあああああああああぁ!」

フィンファンネルバリア 連邦軍人3「こいつ………同じ同型機に乗って!」
ハリソン「待て!焦るな!今、敵同士の中に入れば死ぬぞ!」
連邦軍人3「ぐっ………」
クラップオペ「ザザッ…聞こえますか!こちら、クラップです!そっちに敵が接近してます!あの前回の敵が……ザザッ」
連邦軍人3「え?ねぇ!ちょっと!………もう無線がブラックアウトしてきたわね…」

245GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 21:21:22 ID:CUevZIow
仮面卿「さあっ!碧の塔の出力を上げろ!ここらにいる者すべてを、私の一部にしてくれん!」
女整備員「煙幕弾、撃てーーーーっ!!」バシューーーーン モワモワモワモワモワ
仮面卿「なっ、なんだとっ!?」
碧の塔の周りを、煙幕の濃い煙が覆う。
仮面卿「しまった!これでは、光が届かん。新たにニュータイプを増やす事が出来ん!」

女幹部「今だ!行くぞ!」
スカーフェイス隊a「スカーフェイス様の仇、覚悟!」
仮面卿「くっ!碧の塔が煙幕で覆われている内に、ここへ雪崩れ込むつもりか!?」
スカーフェイス隊a「行くぞ、皆!スカーフェイス様の弔い合戦だ!フォーメーションΩ、行けーっ!!」
スカーフェイス隊『うおぉぉーーーーっ!!』
仮面卿「ええい、鬱陶しい!貴様ら、まとめて片付けてくれる!」有線大型ファンネル・ビット展開 バシュッ バシュッ

女幹部「お前達!私達が、進路を作る!アーモリーユニットまで、何とか辿り着いてくれ!」
女整備員「分かりました!じゃあ、幼女ちゃん、お願い」
幼女「はい!アマポーラ、武装は無いけど、行きます!」バシュー

俺「くっ、何とかして、アーモリーユニットに張り付いた、あのおかしな物体を外さないと…」ビームシールド ヴゥン
女幹部「俺君!」
俺「女幹部さん!?ひょっとして、あの煙幕は…」
女幹部「話は後だ!アマポーラが来る!アーモリーユニットの近くまで、誘導してくれ!」
俺「わ、分かりました!」
幼女「お兄ちゃん!」
女整備員「ヨロシクね、俺君」
俺「みんなも来たの!?えっと、こっちです!」

246GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/18(水) 02:20:01 ID:vkOTxgK.
老派黒ずくめa「なんだ? 碧の塔が煙幕に包まれたぞ?」
黒ずくめ「心なしか、アタマの疼きが弱まったような…ん? なんだあれは?」

攻撃を避けながら疾走中のヴァゴン

黒ずくめ「ヴァゴンなんて出撃していたのか?」
老派黒ずくめa「いや、あの機種は連邦にも、組織にも無い筈だ。第三者か?」
黒ずくめ「ということは、俺や親父たちの側か? 碧の塔には近づけさせん!」 スマートガン ドガガガガ!
プチモビb「うわわわわわ」 ドリフト回避!
精鋭連邦兵「MSまで、どんどん撃ってくるぞ!? これ、もとは幹部の機体なんだろ?」
黒づくめタカ派「…あのご老人の使っていたものだとすれば、知られていないということもありうる」 至近距離に着弾!

黒ずくめ「しぶとい!」
老派黒ずくめa「俺もやる!」百式改 ビームライフルと肩部パルスレーザー砲、ビームガトリングを同時に放つ!
プチモビb「サイドターン!」急速旋回し展開したビームシールドで防御しつつ横滑りで岩塊の影に飛び込む
老派黒ずくめa「なんだ? 装備が贅沢すぎるだろ!?」
精鋭連邦兵「やるなお前!」
プチモビb「…吐きそう…」

247GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/18(水) 20:27:02 ID:e3DYz4hk
スカーフェイス隊a,b「くらえっ!」ビームライフル バシューン バシューン
スッ スッ 仮面卿「甘いな!」
スカーフェイス隊c,d「まだまだっ!」ビームライフル バシューン バシューン
スッ スッ 仮面卿「無駄だ!」
スカーフェイス隊e,f「これなら、どうだ!」ビームサーベル ブゥン ブゥン
スッ スッ 仮面卿「いくら来ようと、かすりもせんよ!」
スカーフェイス隊a「それは、どうかな!」ビームサーベル ブゥン
ガシッ 仮面卿「何っ!?」
スカーフェイス隊a「フォーメーションΩ、まだまだ行くぞ!」スラスター バシュー
仮面卿「なるほど、小隊全体を回転させる事によって、波状攻撃をいつまでも続ける戦法か。確か、旧世紀に用いられた陣形、『車懸りの陣』と言ったな」
スカーフェイス隊a「そうだ!如何に貴様が強くとも、いつまでも避け続ける事は出来まい!」
仮面卿「面白い。こうか?」
ダークマターの周りを、MSが回り出す。
スカーフェイス隊a「なっ!?ばかな!」
仮面卿「さぞかし練習したのだろうな。だが、ニュータイプ部隊の前では、無力!君達の技で、滅びると良い」
ズガーン ドーン ボーン
仮面卿の波状攻撃に、スカーフェイス隊は次々と落とされていった。
スカーフェイス隊a「ま、まだだぁっ!!」ビームサーベル ブゥン
仮面卿「いや、終りだ」ハイパービームサーベル ブスゥッ
スカーフェイス隊a「がっ……」
仮面卿「この邪魔な煙幕を、君の爆風で消し飛ばしてくれよう。爆ぜよ」バシュー バシュー
有線大型ファンネル・ビットのビームが、シルヴァ・バレトを貫いた。
スカーフェイス隊a「うわあぁぁぁぁーーーっ!!」ズガーン
仮面卿「ハッハッハッハッ!狙いは良かったが、私を倒すには力不足だったな!」
しかし、晴れた煙幕の先にある碧の塔は、輝きを止めていた。
仮面卿「なっ!なんだと!?どういう事だ?………まさか!」
仮面卿の視線のその先は、アーモリーユニットにアマポーラが取り付き、その周りをサイコジャマーが覆っていた。
仮面卿「女幹部!貴様かーーー!!」

俺「妹!無事か!?」
妹「お兄ちゃん…。あたしは大丈夫。ハロが守ってくれたから…」
ハロG「ハロ、マモッタ!ハロ、マモッタ!」
女幹部「お前達!時間がない、手短に言うぞ。サイコジャマーで仮面卿のジャックからは逃れた。だが、同時にマスタードライブユニットも使えん。お前達は、アーモリーユニットから降りて、直接ホスト、母さんの元に向かえ!幼女が持って来たサイコフレームがあれば、側まで行けば、ホストと直接繋がるはずだ!」
女整備員「じゃあ、私達の手で『リーインカーネイション』をやるんですね」
女幹部「そうだ!お前達が、我々に残された最後の希望だ!任せたぞ!」

248GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/19(木) 19:34:10 ID:nqhEa.gM
ガシン……ガシン
シュラーイン「そんな事したら……またジオンが負けるじゃないか!!」
煙でよく見えない物が道の行く手を阻んでいる
女幹部「君は!?ジオン残党の首領か!一体何でこんな所に…まあ、いい碧の塔を止めるを手伝ってー」
シュラーイン「あんたも裏切るのか………皆全部がまた同じ結果を歩めと言うのか!!」
女幹部「そう言っているわけじゃない、落ち着いてくれ」
シュラーイン「あの塔は勝つための最後の希望だ……邪魔するなら消し去ってやる!!」
煙中から39mぐらいある人型の物体の姿が現れてくる。
女幹部「こいつは……ジオングか?しかし、足も付いてるし、肩の形状が違うこいつは…」
シュラーイン「なら、教えてやる!『グレートジオング』だよ!塔に絶対に通さない!!」メガ粒子砲 ドバー
俺「危ない!あたりかまわず撃つつもりかよ!」
妹(丁寧に機体の名前教えてくれるんだ……)
シュラーイン「負けたくない………ジオンは負け犬じゃないんだよ!」

249GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/19(木) 22:17:05 ID:FZzKRHsU
ハリソン「こいつは、自分が引き受ける!お前達は、早く行け!」
俺「ハリソン大尉!」
ハリソン「クォレル隊、聞こえるか!」
クォレル隊長「聞こえてます!今、そっちに到着します」
女整備員「あっ、来た!」
クォレル隊長「さあ、こっちです!しかし、中は広い。まだ、ホストが何処にあるか…」
幼女「こっちだよ」
クォレル隊長「えっ?」
女幹部「すまないが、その子の言う通りに進んでくれ」
クォレル隊長「分かりました。行くぞ!」
クォレル隊『ハイッ!』

仮面卿「サイコジャマーで碧の塔を止めただけでなく、ホストまで押さえるつもりか!行かさん!」スラスター バシュー
女幹部「ここは私が食い止める!俺君はクォレル隊の進路を確保してくれ!姉さんを頼んだぞ!」
俺「ハイッ!行くよ、みんな!」
妹「うん!」
女整備員「任せて!」
幼女「エヘヘ、こっち」
仮面卿「行かさんと言ったぁ!」
俺達の行く手を、MS隊が立ち塞がる。
俺「くっ、数が多い。これじゃあ…」
社長「たくさんメガ粒子砲、撃てーーーーーっ!!」
ドドドドドドドッ
進路に立ち塞がるMS隊を、メガ粒子砲が蹴散らす。
迷い黒づくめ「俺達もいるぜ!」
教団衛兵隊長「こいつらの相手は、俺達がする!早く行け!」
女整備員「パパ、やるじゃん!」
俺「皆さん!ありがとうございます!」

250GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/20(金) 23:15:43 ID:sI7IrcMU
連邦艦隊クラップ艦長「一体この戦場はどうなってるんだ!? 簡単な任務のはずだったのに」
クラップ通信士「僚艦からまた一機撃破されたと!?」
クラップ砲術長「これで何機目だ? MAも倒せちゃいないってのに。 主砲休むな! 機関室出力増強!」
クラップ艦長「くそう、報告ではデカいクジラが居ただのともうめちゃくちゃだ! ロンド・ベルは何をしてるんだ!? まだ制圧できないのか」
クラップ索敵手「MS! 本艦直上‼」
クラップ艦長「回避!」
クラップ操舵手「間に合いません!」 ドギャ!

クラップ機関長「こちら機関室、出力増強したが今の揺れは!? 攻撃を受けたのか…くそっ、通じやしない!」ガチャンッ!
クラップ機関士「艦どうなってるんです?」
クラップ機関長「わからん。 しかし、機関出力を維持しろ、俺たちの仕事はそれだ!」

プレーソによってブリッジを破壊されたクラップがコンペイトウ方向へ漂流を始めた

251GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/21(土) 01:00:50 ID:oCV68V/Q
洗脳連邦兵「…………」ビームライフル バシューン
洗脳連邦艦長「…………」メガ粒子砲 ドバァーッ
聖戦士「フハハハハッ、ドウシタ、キョウセンシ!オマエノチカラハ、コンナモノカ?」ビームライフル バシューン
ビームシールド ヴゥン 親父「くっ、旧友…、確かに強くなったが、これでは…」
ビームシールド ヴゥン ロンド・ベル隊員a「親父隊長、敵は手強いうえ洗脳された味方では、思う様に反撃できません。このままでは…」
親父「諦めるな!確かに、今のところ勝機は見当たらん。だが、もう少し堪えるんだ。そうすれば、味方が何とかしてくれる。信じろ!」
ロンド・ベル隊員a「ハッ、ハイ!」

幼女「あれだよ!あの穴の先に、母さんがいるよ!」
クォレル隊長「くっ、やはりあそこか…」
俺「何です、あそこは?」
クォレル隊長「コンペイトウのメインゲート、通称『ビグザムの穴』だ。一番大きなゲートだから、その分、重要施設が集中している」
俺「……って事は、ここには敵がいっぱいいるの!?」
クォレル隊長「それも、あるんだが…」
ゴッゴッゴッゴッゴッ
俺「ヤバい!何か来る!」
ゴッバーーーーッ
白く巨大なMAが、姿を現した。
???「フヒッ、フハハハヒッ、フヒハハハヒハヒハッ!このエビル・ドーガで、ゴミ共を一人残らず片付けますよ、仮面卿様」
クォレル隊長「なっ!?あいつは、まさか…」
俺「誰です?知っているんですか?」
クォレル隊長「間違いない。元アデレードの防衛本部隊長で、タカ派中将の副官、そして、そのタカ派中将を撃った張本人だ!」
俺「じゃあ、あいつが…」
副官「フヒヒヒハヒハッ、これがニュータイプ!御覧ください、仮面卿様!」バグ×10 プシュシュシュシュシュ
クォレル隊長「不味いぞ!バグだ!」
俺「くそっ!」ビームガン バキュン バキュン
クォレル隊長「さっき、我々が急いで引き返したのも、こいつが彷徨いていたからだ!」
俺「そんな!あんなのが、まだあるの!?」
副官「アシャハヒャハハヒャヒハヒハッ!み、な、ご、ろ、し、だっ!!」

252GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/22(日) 23:09:12 ID:kWPvvNa.
黒ずくめ「見失っただと? こんな場所で?」
老派黒ずくめa「普段ならもっと命中させられただろうに」
黒ずくめ「御老の鎮痛剤のせいだな。末端の感覚がおかしい。微妙な操作に影響が出ている」
老派黒ずくめa「御老がバイオコンピュータに拘ったのはこの為だたのか…」
黒ずくめ「恐らくな。 今は御老の指示を全うしよう。 碧の塔を守るんだ」

コンペイトウ 縦穴INヴァゴン

精鋭連邦兵「痛って〜。なんで急に墜ちたんだ?」
黒づくめタカ派「おそらくMSの出撃口だろう。コンペイトウやゼダンの門の各所には要塞攻略戦に備えて至る所にMSを展開できる通路が張り巡らせてあったはずだ」
精鋭連邦兵「それを見つけて飛び込んだのか、大した賜だな!」
プチモビb「…運転…変わって…うっぷ!」
精鋭連邦兵「おおぃい!? 吐くなよ! 吐いたら溺れちまうぞ!! そんなんでよくここまで来れたな?」
黒づくめタカ派「MSが勝手に飛び込んだようにも見えたがな。幸い放棄された通路の様だ。労せずして内部に入り込めたな」
精鋭連邦兵「とにかくエアロック探してやらないと、こいつがまずいな」

253GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/23(月) 00:12:55 ID:QaqwcWj.
副官「そら、そら、そらっ!」ファンネル×10 ピシュシュシュシュン
ビームシールド ヴゥン 俺「こいつ、ファンネルまで!」
副官「ヒャハヒャハヒャハハッ!ほうら、こいつも何とかしないと、可愛いお嬢ちゃん達が、真っ二つになっちゃうよ〜」バグ×10 プシュシュシュシュシュ
俺「こいつっ!」ビームガン バキュン バキュン
副官「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!あ、そうそう。バグには、親バグと子バグがあってね、更に小さなバグも出てくるのさ!」子バグ×30 ブワーッ
俺「なっ!?」
副官「ゲヒャヒャヒャヒャヒャハッ!さようなら、お嬢ちゃん達」
クォレル隊長「ふ、伏せろーっ!」バッ
妹「お、お兄ちゃーーーんっ!」バッ
女整備員「俺君!」バッ
俺「妹!女整備員さん!みんなーーーっ!」

ザシュッ

クォレル隊長「…………」
妹「…………」
女整備員「…………、へ?」
目を開けると、そこにはバグを貫いたヒートダガーが突き刺さっていた。
俺「えっ?あのヒートダガー、俺のじゃない…」
???「油断しちゃ駄目だ!まだ、バグはいっぱいいる!」
俺「ハッ、ハイ!」
ザンッ ザンッ
そして、再び上空から迫り来るバグを切り捨て、マントに包まれた謎のMSがF97BDの隣に降り立った。
女整備員「な、何、あのMS…。俺君のと似てる……」
俺「あ、あなたは…?」
副官「……良い所を邪魔しやがって、貴様、何者だ!」
???「……宇宙海賊」ボソッ
副官「なにぃ〜〜〜〜」
トビア「宇宙海賊クロスボーンバンガード!!」
クロスボーンガンダムBGM〜♪

254GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 19:03:23 ID:eLisQ8bM
老黒ずくめ「嬢やは解放されたか。これで息子殿への義理は果たしたが、新参者か…」
黒ずくめ連絡員「御老、どうされました?」
老黒ずくめ「妙なやつが入り込みおったようでな。どのような意図で動いておるのか、場合によっては碧の塔が破壊されてしまうやもしれぬ」
黒ずくめ連絡員「あの機体、CVの海賊機の様ですが」
老黒ずくめ「海賊か、一番厄介な手合いじゃの。 どこまで事態を把握して動いておるのか…見極めさせてもらおう」スラスターを吹かし、クロスボーンガンダムへ向かう

255GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 21:50:06 ID:1np4N.cY
俺「あなたは、いったい…、何で俺達を助けてくれるんです?」ボン ボン
トビア「えっ?いや〜、ホントは様子を見るだけのつもりだったんですけどね。人がバグに襲われていたから、つい……」ボン ボン
俺「………え〜と、宇宙海賊なんですよね?」ボン ボン
トビア「まあね。その辺は、あんまり気にしないでくれると助かる、かな?」ボン ボン
副官「お前ら〜〜!!ついでの様に次々とバグを破壊していきやがって〜〜!」
トビア「話に聞いてた程度だけど、自動で人を襲う兵器だから、動きは単調だね。MSの敵じゃない」
副官「貴様ーっ!」ファンネル×10 ピシュシュン ピシュシュン
俺「また、ファンネル!?気をつけて!」
トビア「大丈夫!ファンネルみたいなサイコミュ兵器は、撃つ時、強力な気を出すんだ。だから慣れれば、撃つタイミングが丸分かりなんだ!」ビームガン バキュン バキュン ボン ボン
俺「なるほど、こうですね!」ビームガン バキュン バキュン ボン ボン
副官「ば、ばかな…。貴様ら…いったい…」
トビア「俺は上から攻めます。あなたは…」
俺「分かりました。正面から奴の気を引きます!」
トビア グッ
俺 グッ
俺「行きます!うおぉぉぉーーーっ!!」スラスター バシュー
副官「なめるなーーーっ!!」大型メガ粒子砲 バシューーー
スッ 俺「来ると分かっていればっ!くらえーっ!!」ブランドマーカー ブスゥッ
ズガーン 副官「な、なにぃーーー!?」
トビア「今だーっ!」ガシッ
副官「な、なんだ!?」
トビア「今すぐ、コックピットから降りろ!破壊する!」ビームザンバーブゥン
副官「ハハハハハハッ、そんな脅しに、乗るものか!」ファンネル×5 ピシュシュン
トビア「ば、ばかやろーっ!」スラスター バシュー
クロスボーンガンダムが避けた後、ファンネルのビームがエビル・ドーガのコックピットを貫いた。
ボンッ ボンッ ドーーーーン
噴煙を上げながら、エビル・ドーガは墜落する。
副官「フッ、フハハハハハッ!これで私は、宇宙の意思になれる!ニュータイプとして、人類を導く神になれる!」
トビア「…………、いや、あんたは、神様でもニュータイプでも何でもない。心が歪んだだけの…、ただの人間だ!」
副官「なにっ!?貴様ーーーっ!!!」ズッドーーーーン

256GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 23:25:53 ID:3GnEIlKo
老黒ずくめ「エビル・ドーガが落されよったか。相当以上にできておる」
黒ずくめ連絡員「単独の様ですが、サイコミュ兵器をいなすとは…」
老黒ずくめ「ふむぅ。あまり暴れられても困るの」クロスボーンガンダムにレーザーを照射
トビア「!? 攻撃?」 レーザーを回避
老黒ずくめ「お初にお目にかかる。海賊少年。少々お主の目論見が気に掛かってな。何を目的にやってきた? 行きずりに人助けでもあるまい?」

257GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 00:58:20 ID:a9OZtkc2
トビア「そう言う、あなたは?」
老黒づくめ「ふむ、ワシは今回の計画を正しく発動させたい者じゃ。君は、何の為にここへ来た?」
トビア「……さる人に頼まれましてね。今回の騒動に、とある企業が少なからずとも関わってしまった事を、気にかけている人がいましてね」
老黒づくめ(とある企業?ブッホ・コンツェルンか?となると、シェリンドン・ロナ辺りかの)
トビア「その人も似たような宗教をやってますから、以前からニュータイプ・レリジョン?と交流してたみたいですよ」
老黒づくめ「つまり、お前さんは、その人に頼まれて、この騒動の真相を探りに来た、と言う訳じゃな?」
トビア(この人…できる…)「ええ、そうです。その人が聞いていた計画とは、全然違う事が起きていますからね」
老黒づくめ「なら、どこまで知っておる?この後、何をするつもりじゃ?」
トビア「あの塔が、人の精神に呼び掛ける物、とは聞いてます。だから悪用されている可能性が高い、とも。最初は、その黒幕を探すつもりだったんですけど…、あの黒いMSですよね?相当ヤバい…」
老黒づくめ「ふむ、奴を倒すつもりか?」
トビア「なんとかしなきゃ、とは思いました。出来れば、ですけど…」
俺「お願いします!力を貸してください!妹を!この娘達を母さんの元に連れて行けば、みんな元に戻せるはずなんです!」
トビア「えっ?そうなの?」
クォレル隊長「我々からも頼む。今、『リーインカーネイション』を正しく発動させる為に、我々はここまで来たのだ」
トビア「………なるほど。それで、俺はどうしたら良いんです?」
クォレル隊長「一緒に来てくれ。ホストと呼ばれる、この子達の母の元まで、我々を守って欲しい」
トビア「分かりました」
俺「ありがとうございます!ところで、あの……、お名前を聞いても良いですか?」
トビア「えっ?やだなぁ〜、こう見えても俺、海賊ですよ」
俺「あっ、そうですね。すいません」
トビア「トビアです。君は?」
俺「えっ?あっ、俺です。よろしくお願いします」

258GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 02:16:18 ID:8udkGh56
老黒ずくめ「ほっほっほっ。聞いていた通り行動力の割に思い付きの多い少年じゃて」
トビア「え? 聞いていたって、だれから?」
老黒ずくめ「お主の船にもくたばりぞこないが居るじゃろ? 知らぬ中でもないのでなぁ。ほっほっほっ」
トビア「じいさんの知り合いなんですか?」
老黒ずくめ「それはさておこう。お主の目的も解った。が、わしらも組織に身を置く限り、塔の破壊は命で阻ませてもらう」
黒ずくめ連絡員「曲げられない節ってものも、あるっていうわけでね」

259GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 11:48:35 ID:HrWMI7ZI
黒づくめタカ派「むっ……すまん、ここで降ろしてくれ」
精鋭連邦兵「あ、でもここ……」
ガタン!!
精鋭連邦兵「っつう〜痛ぁ!もう重力ブロックに入ったのかよ」
黒づくめタカ派「ここから、先に行けば碧の塔だ。私は別行動をとる」ウイーン プシュー
精鋭連邦兵「は?何するつもりだよ」
黒づくめタカ派「逃げ切れず捕虜になった将兵らや、この作戦に頑固として反対した奴らがいるはずだ。そいつらを助けだす」
精鋭連邦兵「一人でか?ちょいと危険だろならー」
黒づくめタカ派「君はその酔っ払いを頼む、それに一人の方が気軽に動けるさ」チャキ
精鋭連邦兵「必ず帰ろよ、いい歳して」チャキ
黒づくめタカ派「君もな」バッ

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピ・・・
黒づくめオペ「・・・・・・・・」

260GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 17:50:13 ID:M58sgkBY
クォレル隊長「待ってくれ。今、碧の塔を破壊されるのは、我々も困る。今だけで良い。共闘してくれないか?」
トビア「ここに、そんなに敵がいるんですか?ゲッ!?」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
×20
トビア「どっわ〜〜〜〜っ!!」
俺「こ、ここを突破するの…?」
クォレル隊長「どこにバグが潜んでいるか分からん以上、ここを抜けるしかない」
女整備員「こりゃあ、腹を括るしかないねぇ」


仮面卿「なにっ!エビル・ドーガが落とされただと!?まだ戦力はあるとは言え、不確定要素の戦力が気になる…。聖戦士を行かせるか…」

聖戦士「ワカリマシタ、カメンキョウサマ…」スラスター ドシュー
親父「旧友が退いた?何があった」
ロンド・ベルオペ「親父隊長!碧の塔の輝きが止まっています。味方がやってくれたようです!」
親父「そうか!ならば、チャンスだ!聖戦士が退いた場所から、一気に攻め込め!」
ロンド・ベル『ハイッ!!』
黒づくめ強化人間「イカサン……」

261GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/26(木) 03:08:38 ID:84HXEK52
クラップオペ「ッ!? 一部友軍との通信途絶…全滅です!」
クラップ艦長「全滅!? 何処の部隊だ!?」
クラップオペ「左翼方向に展開していた連邦軍中央の部隊です、他にもどんどん被害が拡大しています!」
クラップ艦長「なぜ見過ごしていた!」
クラップオペ「敵の強化人間の部隊かと、ファンネルらしき兵器で艦が沈められるのを見たといってきてます」
クラップ艦長「ロンド・ベル各隊に通達、敵強化人間を喰いとめなければ、戦線が維持できないと!」

ロンド・ベル1「無茶いうな、敵はほとんど強化人間みたいなやつらなんだぞッ!?」 
ロンド・ベル2「ファンネル付きを止めろってことだろ? どれだよ、くそぉっ!」

付近の攻撃対象を殲滅したプレーソーはセンサーのレンジを広げ、各勢力のMSがメインゲートに向かいつつあるのを察知。
より多くの目標を求め、移動を開始した。

262GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/26(木) 20:05:23 ID:k3aCR3ao
黒づくめ強化人間「イカサンゾーーーッ!!」拡散ビーム砲 ブバーッ
ビームシールド ヴゥン ロンド・ベル隊員a「うわっ!これでは攻め込めません!」
親父「怯むな!付いて来い!」スラスター バシュー
黒づくめ強化人間「ヌォォォーーーーッ!」大型メガ粒子砲 ドバーーーーッ
スイッ 親父「悲しいかな。先程までのお前は信念と忠誠心に溢れ、私は圧倒されて近付けなかった。だが、今の操られたお前は、もがき苦しみながら戦っている様にしか見えない。これがニュータイプか!弱くなっているぞ、仮面卿!」フェイスオープン ブワー
F91が輝き出す。
黒づくめ強化人間「ウガーーーッ!!」拡散ビーム砲 ブバーッ
だが、最大稼働モードのF91は、すべて躱す。
親父「もらったーーーっ!」ビームサーベル ズバァッ
ドーン 黒づくめ強化人間「ま、まだだーーっ!」大型メガ粒子砲 ドバーーッ
スッ 親父「止めだ!」ビームサーベル ブスゥ
ズガーン 黒づくめ強化人間「ぐはぁっ!」
親父「最後に正気を取り戻した様だな…。悪いが、先に行かせてもらうぞ」
黒づくめ強化人間「む、無念……」ズッガーーーーン

親父「行くぞ」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!」

263GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 13:16:24 ID:HHTn0.W.
黒ずくめ連絡員「どうやら『碧の塔』を破壊するつもりはないようですが、 どうします?」ロングライフル構えたまま
老黒ずくめ「そうさなぁ。意識の統一がなされれば、わしらの悲願も達成されようというものじゃが。仮面卿はそれをゆがめておるからのぅ」
黒ずくめ連絡員「かといって、聖戦士殿も、自分の力にしようとしていました」
老黒ずくめ「若いものはせっかちでいかん。自分自身の力を研ぎ澄ましてこその戦よ」
黒ずくめ連絡員「…御老から見たらみんな若いでしょうけれど、御老の域に達するまで戦場に居続けるなんて尋常じゃないんですからね」
老黒ずくめ「ふぅ〜む。去就を見誤ったかのぅ?」

メインゲート奥から新たに黒塗りのMSが姿を現した。

老黒ずくめ「む! あれはベルガギロス…いや強化型か。いよいよ戦力が出てきたのぅ」

後方から連邦軍のMSも接近

クォレル隊員「良かった増援が間に合うぞ」
トビア「まって様子が」
連邦兵「助けてくれ、化け物だ!」 後方からSFSに乗ったアマクサ・プレーソーが鉄球を振りかざしてMSを追い立てていた
黒ずくめ連絡員「あいつッ! 生きてるとは思っていたが、ここに来ていたのか!!」
老黒ずくめ「お…、おおお。 …か。 お前が…」
黒ずくめ連絡員「御老!? しっかりしてください」
老黒ずくめ「お前ならば、ふさわしかろう」
プレーソーは連邦MSを破壊すると次の目標を俺達に定めた

264GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 14:20:25 ID:2G7XYM7E
連邦兵「不味いぃ!クォレル隊がまだいるってえのによ!これ以上下がれねえよ!」
連邦兵2「だと言って、進んで鉄球の餌食になれって言うのかよ!」
連邦兵3「後退!後退ーーー!!」
俺「どんどん接近してるよ、このままじゃ先に進めなく…」
連邦軍人2「そこはようやく自分の出番っすね!」
背後からアマクサ・プレーソーに一蹴りを入れ、よろけさせる。
俺「連邦軍人2さん!あなたも来ていたんですか!?」
連邦軍人2「隊長には内緒な。そこの兄さん、爺さんの介護をしっかりしとけよ!」
黒ずくめ連絡員「何ぃ!?何て失礼なこと言うんだ!ぶっぱなすぞ!このガキィ!!」
連邦兵「何してんだよ!早くあのガンダムもどきを追っ払えよ!」
連邦軍人2「へいへい、こいつは俺っちが何とかする。君たちは早く行け!」スラスター シュバー

265GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 17:27:28 ID:08vVRJ.g
不意打ちを受けたプレーソーは周囲への索敵を再開し、脅威度を算定し目標の優先順位を再設定した。
SFS毎反転したプレーソーは連邦軍人2へ鉄球鎖を放ちつつ、ビームライフルで後退する連邦兵を狙撃した。
連邦兵「うわぁああ」ドゴンッ!
連邦軍人2「こいつッ!」ビームライフル バシュバシュ
プレーソーはビームライフルを回避しながら、別の連邦兵を狙い撃ちした。
連邦兵2「し、シールドが持たない…」
連邦軍人2「こいつも敵のNTか? めんどくせぇ」
黒ずくめ連絡員「これは、あんな戦闘力が在ったというんですか、あの機体に」
老黒ずくめ「戦うことにだけ特化した存在よ。ふぅむ、あの若いのでは手にあまりそうじゃな。どれ手助けと行こうか」
黒ずくめ連絡員「よろしいのですか? あれは御子息の…」
老黒ずくめ「倅は疾うに消えておるよ。ハイドレインジアを止めたときにな。ゆえに、わしもこのザマと成り果てたのじゃ。 あれは、最早姿だけの木偶よわしの理想とした、戦うための…」
黒ずくめ連絡員「御老…」
老黒ずくめ「わしの最後の相手としては、よほどふさわしかろう」スラスターを吹かしプレーソーを狙う!
黒ずくめ連絡員「あなた達は、なんという…。お供しましょう、最後の最後まで」ロングライフルを構える

266GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 18:15:13 ID:sifL/OTM
トビア「もう、前に進むしか無い!行きます!付いて来てください!」
俺「ハイ!」
洗脳連邦兵「……………」ビームライフル バシューン
妹「キャアッ!」ビームシールド ヴゥン
トビア「無事か!?」
妹「あ、ありがとうございます」
幼女「気をつけて、お兄ちゃん達!」
トビア「ああ、どうやら、この人達を優先的に狙うみたいだな…」
俺「くそ!嫌な足止めを…」
聖戦士「ダガ、ソレデハ、タダノアシドメダ。キサマタチハ、カクジツニ、シマツセネバナラン」
俺「そんな!?貴方は!」
聖戦士「カクゴスルガイイ、コゾウドモ」
トビア「な、凄いプレッシャーだ!まるで…、あの人みたいだ…。狂気に侵されながらも、キンケドゥさんを圧倒した…」

ロンド・ベル隊員a「親父隊長、先程弱くなったとおっしゃいましたが、そうなのですか?」
親父「あくまで、あいつの場合だ。信念無き者には、単純に能力の付与だし、逆に迷いや葛藤を抱えた者なら、それを払いより強くなれる。そして聖戦士は、間違いなく後者だ。皮肉な事に、操られる事によって、今あいつは最強の戦士となった」
ロンド・ベル隊員a「それじゃあ…」
親父「俺達が危ない!急ぐぞ!」スラスター バシュー

267GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/28(土) 02:58:51 ID:UeIUn7/E
黒ずくめ連絡員「御老! 聖戦士殿が『俺』たちの処に!」スマートガン連射 ドドドドドッ
連邦軍人2「いい加減堕ちろよ!」 ビームライフル バシュンッ
老黒ずくめ「わかっておるわ、じゃが、こちらもなかなか難儀なものよ」レーザー砲照射 ズバッ
プレーソーは三機の攻撃を悉くかわし、シールドでいなし、的確に連邦のMSへの攻撃を続け、被害が増していた。
連邦軍人2「この人数で狙ってるんだぞ!? らちあかねぇ!」 ビームサーベル ブゥン
老黒ずくめ「莫迦者! 不用意に近づくでないわ! アヤツは己の間合いに獲物が飛び込んでくるのを狙っておる‼」
黒ずくめ連絡員「こっちの攻撃を避けながら、倒しやすい相手を確実に仕留めてる、弾切れを待つまでに何機やられる? うわッ!」 プレーソーのビームがSFSに被弾
連邦軍人2「ついにあんたも狙われ始めたな! 一番のボロだから仕方ないか!?」
黒ずくめ連絡員「ボロは余計だ! けど、正直身が持たない!?」
老黒ずくめ「下がっておれ、主は離れて援護すればよい。やつはわしが相手をする」 高速戦闘しつつ照準を自分に向けさせる

268GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/28(土) 13:28:21 ID:AtkRC8vo
トビア「こいつは、俺が引き受けます!俺さんは、皆を守って!」
俺「無茶です!そいつは…」
トビア「こんのぉーーーっ!!」ザンバスター バシューン バシューン
スッ スッ 聖戦士「ホウ…、マダ、デキルヤツガ、イタトハナ!」ビームサーベル×2 ブゥン ブォン
ビームザンバー ガシッ ガシッ トビア「す、鋭い!このっ!」ヒートダガーキック バシュッ
ガッ
しかし、その蹴りは、ネオガンダムの足に押さえられる。
聖戦士「ナカナカ、オモシロイナ。ダガ、ユニークスギル!」ビームバルカン ババババババ
スラスター バシュー トビア「くっ!」
聖戦士「オワリダッ!!」G-B.R.D ジャキッ
俺「させない!」ビームガン バシュン バシュン
スラスター バシュー 聖戦士「……ヤルナ」
トビア「ありがとう、助かりました」
ビームシールド ヴン バババ 俺「でも、こちらの攻撃も激しいです。何度も手助けはできません…」
トビア「そうですか…、なんとかしないと…」
聖戦士「フフフフフッ、ツギデ、オワリニシヨウカ…」ビームサーベル ブゥン

親父「二人とも!クォレル隊の皆を抱えろ!」
トビア「えっ?」
俺「わ、わかった、親父!」
トビア「親父!?こうですか?」
女整備員「みんな!ガンダムに非難!」
クォレル隊長「いそげーっ!」
聖戦士「ナニッ、キョウセンシダト!?ドコダ!?」
親父「ここだーーーっ!!」スラスター バシュー
ドガッ
最大稼働モードのF91が、ネオガンダムに体当たりをかける。
聖戦士「キョウセンシーーーッ!!」
親父「私の後に続けーっ!」バシュー
俺「行きましょう!」スラスター バシュー
トビア「了解!」スラスター バシュー

269GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 14:45:17 ID:53IvXCks
黒ずくめ強化兵「イカセヌッ!」 メインゲートに姿を現したベルガ系MSが動きだしバスターランサーから高出力ビームを発射
親父「ダースベルガか! シャドウエックスの置き土産を完成させたのか。だとしても、邪魔だ!」ビームライフル バシュン!
黒ずくめ強化兵「仮面卿ノ、ジャマサセン」 ビームシールドを展開、背部フィンノズルからフェザーファンネルを放出!
親父「まずい、無差別に攻撃される! すべて叩き落とせ!」バルカン、ビームサーベルで薙ぎ払う
俺「クォレルの人、振り落とされないで!!」両手首を回転させビームサーベルで盾を作る
妹「どうして、こんなこと、間違っているのに、どうしてわからないの?」
黒ずくめ強化兵「彼ハ、間違ッテナドイナイ、仮面卿ノ、チカラガアレバ、俺ハ、NTダ… 失敗作ジャ、ナイ!」 ビームサーベルでシルエットに斬りかかる
親父「失敗作? 君は、強化人間か!?」 ビームサーベル バチバチ
黒ずくめ強化兵「違ウ! 俺ハNTダ! NTナンダ!!」 バスターランサーの銃剣突き
親父「NTならば、使い捨てのフェザーファンネルなどに頼らず、私たちを狙撃できただろう? 君は失敗作じゃないけれどNTでもない」
黒ずくめ強化兵「GLaaaaagh!!」ビームサーベル鍔迫り合いの圧力が増す!
トビア「NTも強化人間だって同じ人ですよ。出来ることの多い少ないなんて、そんなこと関係ない」

270GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 18:41:07 ID:bEGtD9FY
黒づくめ強化兵「ウルサイッ!!俺ハ、選バレタンダ!生マレ変ワッタノダーッ!!」ギリギリギリギリ
親父「ならば!ニュータイプとなって、何が変わった!そして、何を為す!人としての強さは、認められる事ではない!守りたい、為したい想いの強さだーーーっ!!」ガバッ
F91が、鍔迫り合いで押し返す。
黒づくめ強化兵「ググ…」ギリギリ…
親父「確かに、お前は強くなったのかも知れん!だが、それは人としてではない!人としての強さを見せたいなら、泣き言ではなく、己の意思を語って見せろっ!!」ギリギリギリギリギリギリ
黒づくめ強化兵「グ…」
聖戦士「イイゾ、ソノママ抑エテロ」ビームサーベル ブォン
親父「チィッ!」ドカッ
瞬時に蹴りを放ち、ダースベルガと距離をとる。
聖戦士「相変ワラズ、青臭イ理論ダ。ソノ様ナ、愚者ノ想イナド、新タナ世界ニハ不要ダ」ビームサーベル×2 ブォン ブォン
親父「…………今のは、かつてのお前の台詞だ。そんな事すら、忘れてしまったと言うのか!」ビームサーベル×2 ブォン ブォン
聖戦士「忘レタノデハナイ。愚カナ思想ヲ捨テタノダ!」バッ
親父「認めん!例え、迷いを無くし強くなろうとも、今のお前に負ける訳にはいかん!」バッ
ガガガガガガガガガガガッ!!!
ネオガンダムとF91の剣撃が、凄まじい勢いでぶつかり合う。
黒づくめ強化兵「ウガァーーーーッ!!」バスタランサー バシュー
親父「くっ!」スラスター バシュー
聖戦士「モラッタゾッ!!」G-B.R.D. ジャキッ
親父「目を閉じろ!そして、すぐに行けーっ!」V.S.B.R. ジャキッ
俺「えっ?」
バ、バシューーーーン
同時に放たれたビームは、中央でぶつかり弾けた!
カッ ズバーーーーーン!!!
聖戦士「グッ!!」
黒づくめ強化兵「クッ!」
トビア「今だーっ!」スラスター バシュー
俺「今度こそ!」スラスター バシュー

271GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 23:14:15 ID:53IvXCks
黒ずくめ連絡員「SFSがもたない・・・」
連邦軍人2「おりゃぁあ!」ミサイル×2 シュパシュパッ!
プレーソーはビームライフルでミサイルを撃墜、マシンキャノンで連絡員のSFSを撃ちぬく。
黒ずくめ連絡員「駄目だ! もう捨てるしかッ」ハイザックカスタムが離脱するとSFSが爆発!
動きの鈍くなったハイザックにプレーソーが迫る
老黒ずくめ「させぬわ」収束させたレーザーを二機の間に放ち、光線がプレーソーを追尾。プレーソーはSFSと自機のブースターで離脱
連邦軍人2「チッ、速すぎて追えねぇ」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ連絡員「あの機体に追いつけるのは、いまは御老のドラッツェだけだ」ロングライフル狙撃 ドパッ!
ドラッツェはプレーソーに追いつけるが、プレーソはパイロットへのGを無視した機動でドラッツェをはじめ、すべての攻撃を回避してしまった。
プレーソーに決定打を与えられないまま、周囲のMSが敵味方問わず撃破されていった。
老黒ずくめ「ぬぅぅぅぅおおおおおおぉ!」ブースターを噴射し至近距離でプレーソーと交差する瞬間全レーザーを照射! プレーソーはシールドを頼みに逆に接近しレーザーの収束を妨げて切り抜けた。
ドラッツェのレーザー砲は単発の威力は標準的なビームライフルよりも低い。老黒ずくめは複数のレーザー砲を一点に収束させることで威力を補っていたが、それを逆手に取られ、致命傷を与えられない。
老黒ずくめ「!? くぁあああああ!」事前にプレーソーが放出していた脚部鉄球鎖が弧を描いて迫り、ブースターを噴射し機体をひねって回避。
連邦軍人2「あの爺さん、ただのヨボヨボじゃなかったんだな。やるじゃん」
黒ずくめ連絡員「あの動き、身体にどれだけの負担が…」
老黒ずくめ「そこのふたり、手を貸せい」
連邦軍人2「手だぁ? さっきからやってんだろ。ボケたこと言ってんな」
黒ずくめ連絡員「何か手立てがあるんですね?」
老黒ずくめ「一時でよい、アヤツの動きを止めよ。さすれば、わしが仕留めてくれる」
連邦軍人2「ふっざけんな! 動き止めろって接近戦しかねぇだろ、近づいたMSがどうなった? みんな潰されちまったろ!?」
黒ずくめ連絡員「すみません、御老。わたしの機体では、足止めにも…」

272GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:04:22 ID:zXJzpjxc
黒づくめ強化兵「クッ、イカサ…」
ロンド・ベル隊員a「させるかーっ!」ガシッ
黒づくめ強化兵「ハ、ハナセ!」
親父「お前達は、早く行けーっ!」
幼女「お兄ちゃん達!こっち!」
俺「分かった!行きましょう!」スラスター バシュー
トビア「了解です!」スラスター バシュー

聖戦士「…………ヤッテクレタナ、狂戦士」
親父「どうした?お前は追い掛けんのか?」
聖戦士「貴様ニ背ヲ向ケルホド、愚カデハナイ」ビームサーベル ブォン
親父「流石に、抜け目が無いな…」ビームサーベル ブォン
聖戦士「…………」
親父「…………」(先程の衝撃で、センサーが大分やられた…。これ以上は、もう保たん。おそらく、次の攻撃で最後だ…)
聖戦士「ウオォォォーーーーーッ!!」ダッ
親父「おぉぉぉぉーーーーーっ!!」ダッ
ガキッ
ザッ
バッ
ドカッ
ガシッ
ズイッ
聖戦士「モラッタ!!」ズバッ
ネオガンダムのビームサーベルが、F91の右腕を切り飛ばす!
親父「まだっ!終わらん!!」スラスター バシュー
F91は、ネオガンダムに体当たりをかける!
聖戦士「グッ!」
バシューーーーーーー ドガッ
聖戦士「グハッ!」
背後の壁に叩きつけられたネオガンダムの動きが止まる。
親父「旧友ーーーっ!!」
そして、F91は残った左腕で、ネオガンダムのコックピットを叩く!
聖戦士「狂戦士ーーーッ!!」
対して、ネオガンダムはビームバルカンを、F91の頭部に向けて放つ!
親父「おおおぉぉぉーーーっ!!」ガンッガンッガンッガンッガンッ……
聖戦士「ウオオォォォーーーッ!!」バババババババババババババ……
ガコンッ
左腕が脱落し、頭部も砕かれ、F91は停止した。
そして…………、
ガッ ズーーーン
ネオガンダムは崩れ落ちた。

273GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:17:32 ID:XhqElN/E
連邦軍人2「ちっ!!なら、一瞬、一瞬でいいんだな!」
老黒ずくめ「………できようかな?」
連邦軍人2「その為のカスタマイズはしてきたさ、パワードウェポン用で出たが……こいつはこんな物じゃないぜ!!」
黒づくめ連絡員「お、おう。気合は買うよ」
連邦軍人2「頼むぞ!F91!!」最大稼働モードへ
連邦軍人2の量産型ガンダムF91の変化を読み取ったのか、アマクサ・プレーソーは標的を彼へと変える。
プレーソー 鉄球 ガラガラ、シュー
スラスター バシュー 連邦軍人2「速過ぎるーーーー!?うあああああああああーー」
そのままどこかへ飛んでいった機体に呆れたのか、再びドラッツェを狙う。
黒ずくめ連絡員「おい!不味いですよ、御老!」
老黒ずくめ「いや。それはどうのう?」
ズババババッ
スラスター ドシュー プレーソー「!?」鉄球&ビームライフル ジュキューン、シュー
スラスター シュバー、バシューーー 連邦軍人2「捉えたぞ!そのまま動くな!!」
ガシィーーー!
量産型ガンダムF91がアマクサ・プレーソーを拘束する。
連邦軍人2「はあぁ、はあ……。今だ!爺さん!!」

274GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:59:33 ID:Jj8X7Ihw
幼女「ここだよ!」
俺「この向こうに、母さんが…」
女整備員「じゃあ、早速行こう!」
トビア「ここは俺が見ときますから、みんな行ってください」
クォレル隊長「助かる。よし、開けるぞ!」シャー

ピッ ピッ ピッ ピッ
ガラスケースの中で、以前見た母の姿があった。
俺「母さん…」
妹「お母さん…」
女整備員「この人が…」
クォレル隊長「それで、どうしたら良いんだ」
幼女「あたしが呼び掛けるから、お兄ちゃん達は一緒にお願い。じゃあ、いくよ」ピカー



俺「ここ……、あの時、母さんとあった所だ……」
妹「お母さんは、どこ?」
母「よく来たわね、みんな」
俺「母さん!」
母「何故、貴方達がここに来たか、分かります。貴方達には、話さなければならない事があるの」
サイコフレームが輝き、俺達は母の精神へ繋がった。

275GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 01:23:18 ID:i4pL6mcY
老黒ずくめ「ようやった! 老骨の意地見ておれ!」スラスター最大加速 
プレーソーはSFS毎機体のスラスターを全開! F91を振りほどこうとする
連邦軍人2「離すもんかよ!」
ドラッツェの放ったレーザーは正確にプレーソーの頭部を捉えた。しかし、プレーソーはビームライフルで頭部を庇う!
ドワッ! 連邦軍人2「うおぉぉ?」ビームライフルの誘爆によってレーザーが遮られた。 そして脚部から放出された鉄球鎖がス回転を始めスラスターの噴射でF91へと反ってきた!!
連邦軍人2「すまねぇ! 爺さん」パッ。 プレーソーから離れ、マシンキャノンで追撃。プレーソーは鉄球をも利用したAMBACで回避。
老黒ずくめ「上出来じゃ!」急速反転しプレーソーへレザー照射! プレーソーは左腕のシールドを構え右の鉄球鎖を射出。ドラッツェは機体をひねり込み鉄球鎖を回避。しかし、直進を続ける
黒ずくめ連絡員「いけない! 衝突する! 御老 避けて!」 プレーソのシールドに叩き潰される映像が脳裏に浮かぶ
老黒ずくめ「ぃえええぁああああ!」衝突寸前でプレーソーの下部へ機体を潜り込ませる、その瞬間、ドラッツェ・カスタムの背中から鮮やかなティターンズのエンブレムが浮かび上がった
ドラッツェ・カスタムの背面に装備されたビーム・フラッグがプレーソーのSFSを切り裂き破壊した。
連邦軍人2「やった! これで動きは互角だぜ!」
プレーソーは爆風にあおられ、上方へ流される。
老黒ずくめ「逃さぬ!」急速反転しプレーソ―を狙う。ビームライフルを失ったプレーソーは鉄球鎖で応戦するが、加速の付いたドラッツェは易々と鉄球鎖の軌道から逃れた
老黒ずくめ「これで…最後じゃな」 プレーソーの胸部、バイオ脳の収められた中枢を照準。そこへ大破したクラップがコンペイ島へ向かって墜落してきた。
老黒ずくめ「なんと!? ぐっ、があぁ!」加速の付いた機体で回避するにはクラップは大きすぎ、ドラッツェ・カスタムは無残にクラップに衝突し弾かれた…
黒ずくめ連絡員「…そんな…ご…、御老!」スラスターを噴射しドラッツェを追いかける。
連邦軍人2「マジかよ…爺さん」

老黒ずくめ「か、は…。い…かんのぅ。わしの様な奴腹は、あの若いのや、隊長のような者に、討たれてやらねばならぬというのに…それが、悪党の…ケジメというもんじゃが…」
黒ずくめ連絡員「御老ー! 今行きます、待っていてください 今すぐに!」
老黒ずくめ「ほっほっ…これも戦の常じゃな…苦労を、掛けた……な」 ドラッツェ・カスタムの機体から炎が噴き出しやがて爆発した
黒ずくめ連絡員「あああああぁーーー!」目の前でドラッツェが爆発。 そして爆炎の尾を引いて迫るプレーソーのシールドクローがハイザックカスタムの左腕を千切り取った
黒ずくめ連絡員「機械の分際でぇ!!!!!」ロングライフル発射連射! 弾道を変えた砲弾がプレーソーを狙うがプレーソーは奪い取ったスマートガンでハイザックカスタムを撃つ
黒ずくめ連絡員「うわあぁあああ」機体を次々と弾丸がえぐる
連邦軍人2「うおおおおおお!」ビームライフル バシュバシュ!

276GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 02:31:28 ID:Jj8X7Ihw
俺「話さなければならない事…、あの人、仮面卿の事だね」
母「そう。貴方達も気付いているでしょうけど、あの人は貴方のお兄さん。同じDNAを持つ、同じクローンなの」
俺「アムロ・レイの?」
母「実は……、分からないの。私達を作った科学者は、そうと信じていたみたいだけど…」
俺「じゃあ、どうして、あの人はあんな風になってしまったの?」
母「最初は、あの子もその事実を知らなかった。私が教団と関わっていく内に、知ってしまったの。そして、あの子は変わってしまった。歌が大好きな優しい子だったのに…」
俺「アムロ・レイになろうとしたの?」
母「そう。でも、あの子はあの子。所詮、知識だけで、アムロ・レイにはなれないわ。それが、自ら作り上げた幻想を、暴走させる事になったの」
俺「じゃあ、どうすれば、止められるの?どうやって、犠牲になった人達を助けたら良いの?」
母「手を…」スッ
俺「?こう?」スッ
母「ごめんなさい。私はここから動けないの…。だから、人々を元に戻すのは、貴方に任せます。受け取って、EXAMシステムから書き換える新しいシステムを。人を裁くのではなく、和解する為、分かり合う為のシステム、その名もRECONCILE(レコンシェル)システム」カーーーーーーッ



俺「……………」
クォレル隊長「どうした?何があった?」
女整備員「上手くいったの?」
俺「アーモリーユニットまで戻ります。このサイコフレームに、みんなを救う新たなシステムが出来ました。こいつをアーモリーユニットに組み込めば、俺達の勝ちです!」

277GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 00:38:46 ID:AP5rUyKU
老黒ずくめB2『オリジナルの信号が消えた…。ようやく逝けたか。長かったの。 名実ともに最後の一体となったが…』
バイオ脳と化した老黒ずくめの複製はコンペイ島の各地で繰り広げられる戦闘を見下ろす位置に機体を浮かべていた
老黒ずくめB2『ふぅむ。わしらはそれぞれ欲求に基づいて行動しておったが…さて…』

黒ずくめ強化兵「グググッ・・・。コウナレバ、マスターユニットノ妨害ヲ取リ除クマデ!」スラスターを吹かし、ロンド・ベル隊員aの機体を壁に叩き付け振りほどく。
ロンド・ベル隊員a「あぅ! 放すかぁ!」
黒ずくめ強化兵「アガクナァアアア!」フェザーファンネル射出

連邦軍人2「こぉんの、ジャジャ馬ぁ!大人しくしろィッ!」F91の出力に振り回されるもプレーソーの攻撃は回避
プレーソーは戦闘能力の判断は高く評価していないが、もはや目ぼしい標的はF91のみであった。


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