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皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part3

1以下、GUNDAMがお送りします★:2014/11/28(金) 12:32:31 ID:???
皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1403083419/l50

皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1410518801/l50

2GUNDAM掲示板からお送りします:2014/11/29(土) 22:29:22 ID:zYgqPHts
黒づくめ「おい、そこの少年。法王様に失礼のないようにな」
俺「え…あ、はい」(法王とは一体どんな人なんだ…。母さんの事と関係があるのか?)
黒づくめ「では、この先に法王様がお見えになる。くれぐれも失礼のないように」
女幹部「終わったか?それじゃ、行こうか」

3GUNDAM掲示板からお送りします:2014/11/30(日) 00:36:21 ID:FXUEnMOo
ウィーン
法王「よくぞ、いらした。貴方ですね、アムロ・レイの生まれ変わりというのは」
俺「えっ?」



次回予告

法王とあった、俺
そこで、自らの出生について語られる
そして、EXAMに囚われた母の真意も知る事となる
加速する教団の野望
それを食い止めるべく、親父達はアーモリーユニットで教団本部へと乗り込むのだった


次回 機動戦士 ガンダム 0134 the Warring States period
第七話「碧き光を求めて…」


第八話を最終話にしたいんで、頑張らせていただきます。

4GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/01(月) 01:02:43 ID:6HJ/JVjU
OP〜♪
機動戦士ガンダム 0134 the Warring States period
第七話「碧き光を求めて…」

クラップ艦 ミーティングルーム
連邦軍人隊長「皆に集まってもらったのは他ではない。シャドウ・エックスらの事だ。今回、それを皆で話し合いたい」
連邦軍人2「いい機会ですね。この際に、コロニーの避難民の結託先も話し合って決めましょ」
整備員G2「・・・私はオーナーと親父さんとここに来たはいいが、あまり自分的にはここは、需要が無さそうだな」
精鋭連邦兵「そう言うなって、相棒!こういう会議も大事だぜ!」
連邦軍人隊長「では、まず・・・」

5GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/01(月) 02:47:17 ID:Kuqj8M/2
連邦軍人隊長「タカ派中将にシャドウ・エックスの概要を説明していただく。お願いします」
タカ派中将「うむ。諸君等も知っての通り、シャドウ・エックスは本来なら儂が設立した非公式特殊部隊、いわゆる儂の私兵だ。だが、儂の手を離れ、ニュータイプ・レリジョンという教団に取り込まれた。想像になるが、これらは全て教団の陰謀だったのかもしれん」
親父「つまり、今のシャドウ・エックスは、ニュータイプ・クルセイダースになったと見るべきですね」
タカ派中将「シャドウ・エックスのボスである聖戦士が、ニュータイプ・クルセイダースの団長になっておった。まず、間違いないだろう」
連邦軍人2「それでは、今までのテロ騒動は全て教団が裏で糸を引いていた、という事ですか?」
タカ派中将「ああ、そうだ。もっとも、儂もそれに加担し、連邦を欺いていたのだがな」
連邦軍人隊長「それでシャドウ・エックスの…、いや、その教団の目的とは何ですか?」
タカ派中将「教団の教義は、ニュータイプを神と崇め、人類をニュータイプへと導く事。そこで、どうやら人工的に人類をニュータイプに変える計画を企んでいるらしい。その為に、どうもEXAMシステムを使う様だ」
親父「実は、そのEXAMシステムについて、詳しい人を知っている。教団への対策は彼の話の後にして、我々の今後の方針を先に決めておこう」
タカ派中将「そうだな。おそらく連邦は、教団と和解しようと試みるだろう。まず儂は、それを阻止せねばならん」
親父「私は私情で申し訳ないが、さらわれた息子を取り返さねばならん。だから、準備が整い次第、教団本部へ乗り込むつもりだ」
女整備員「でも、乗り込むのは、流石に無理だと思いますよ?我々もバックアップしますから、こっそりと潜り込むのは、どうでしょう?」

6GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/02(火) 01:20:32 ID:lM4JunYs
クルーA「教団の本拠地〜、こっそり乗り込めるますかね?」
クルーC「案外いけるかもよ?なんなら、ハロGに行ってもらえば?」
整備員G2「へっ?」
クルーC「ちっこくて目立たないし、アタマも良いしさ。ダメ…?」

7GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/02(火) 02:29:30 ID:1Etzrzsw
連邦軍人3「助けに行くなら、私も手伝うわ!」
連邦軍人隊長「しかし奴等のアジトを知ってはいないと助けに行けないんじゃないか?」
連邦軍人3「・・・言われてみればそうわね。とりあえず、私は俺君の救出に回るわ」
連邦軍人隊長「分かった。では、こちらは奴等の戦力を見て、前々から協力を呼び掛けて来てくれる部隊に支援を要請しようと思う。それと同時に民間人を降ろさないといけない。それを来てくれる部隊にしてもらいたいんだがな・・・。連絡が取れないんだよな」
整備員G2「・・・クォレルか?」
連邦軍人隊長「いや?それは、ろ、ロ・・・。すまない、忘れてしまった。日々忙しくて・・・。確か、過去にガンダムタイプを運用した事がある部隊だと聞いた。最近ハリソンとかいうエースが転属したらしいが・・・」
連邦軍人2「え?あのガンダム乗ってやつだろ?いいなぁ」
整備員G2「その部隊、もしやロンド・ベルという部隊ではないか?」
連邦軍人隊長「それだ!彼らもシャドウ・エックスを追っているらしく、こっちに協力をされたんだ。しかし連絡がとれんし・・・。今、通信士総力で連絡を図ってるんだが・・・それがいつになるか・・・」

8GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 00:58:39 ID:47Ng/ITk
親父「アジトか…。確かに奴等のアジトは分からん。だが、EXAMシステムを必要としているのが教団なら、俺が連れて行かれた先も教団のはずだ。教団の本部なら、この間TVに出ていた。難民を受け入れている様だから、それに紛れ込めば、容易に潜り込めるだろう」
女整備員「なるほど…。となると、後はMSですね。あの辺に、こっそりMSを持ち込むなら、うってつけの船がありますよ」
親父「?どんな船だ?」
女整備員「オントセラスというんですけど、多分この辺にいると思いますよ。後で紹介します。マキガイと呼んであげれば、きっとあいつ等も喜びますよ」

タカ派中将「ロンド・ベルか…。どうやら、君らの上役とも話をせねばならんな。何でも構わんから、儂を連邦本部まで連れて行ってもらおうか。少しは君らが動きやすくなるよう、出来るはずだ」

9GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:06:20 ID:yQ5jHh2.
マンボウ船長「行き先が決まらんとどうにもなりませんかな? これは」
女整備員「あんなに派手な放送していたんだから、どっかに教団所在地のCMでも混じってないの?」
クルーA「各コロニーの連絡用事務所だけですね。NT主義なんで、拠点や距離にこだわらないのかも」
連邦軍人隊長「末端の事務所に聞き込みをしてもなぁ」
マンボウ船長「コロニーレーザーの射線を逆に辿ってみますか? 少なくとも相手の拠点の一つには近づけますが?」
女整備員「もう! 誰か俺君に発信器ぐらい仕込んでないの?」

10GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:08:09 ID:yQ5jHh2.
>>9
しくじりました〜。9はなかったことにして〜

11GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:22:18 ID:yQ5jHh2.
マキガイ作業員A「今回散々だな〜。収穫ほっとんどなしだぜ」
マキガイ作業員B「デブリとあのズタボロのMSだけだもんね。パイロットはどうしてんの?生きてたんでしょ?」
マキガイ作業員A「あ〜あの真っ黒けのやつな。ぼ〜っとしたまんまらしいぜ」
マキガイ作業員B「ふ〜ん。ま、生きてりゃなんかあるか。そのうち同僚になったりして」アハハハハッ

マキガイ船長「今回赤字だなぁ…逃げるために非常用ブースターまで使っちまって燃料費が…ハァ」計算機片手にため息
マキガイオペ「船〜ん長、辛気臭い話は忘れましょうや。マンボウから通信です、なんか仕事があるって…」
マキガイ船長「いま、お嬢が使ってる船だよな…すごく儲からない予感がする…」

12GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 02:16:58 ID:47Ng/ITk
女整備員「さて、そろそろ本社に着くけど、どうやってパパを説得しようか…」
マンボウ船長「説得って、何をです?」
女整備員「決まってるじゃない。親父さんと一緒に、俺君を助けに行くのにだよ」
マンボウ船長「…………、絶対説得出来んと思いやすが…」
女整備員「やっぱり、そうか…。しゃーない、黙って行くか」
マンボウ船長「…………、お嬢が行方不明になる度に、毎回社長がぶっ倒れてるんですが…」
女整備員「大丈夫。死にゃあしないよ」
マンボウ船長(社長、ご愁傷様です……)


ジャンクヤード本社
整備員C「助かったよ、爺さん。このアーモリーユニットって、未知の部分が多いから、碌に整備が出来なくて、どうしようかと思ってたんだ」
館長「なに、構わんよ。それよりアルビオンに燃料の方を、よろしく頼んだぞ。あまり長いこと、ここには居れんからな」

13GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 23:29:39 ID:KdKAyE8I
整備員D ボケー
整備員A「どうしたんだ?そんなボケットして」
整備員D「今思えば、あいつの出会いはジャンクヤードだったな……。マンボウにさえ乗ってなかったら今頃………」
整備員A「………。過ぎた事はしょうがないんだ。あいつは地球へ降りるという夢が叶えられたんだ。それにあいつが命が惜しいなら、俺君を助けてなかっただろ」ポン
整備員D「ああ…。そうだよな、ここでくよくよしても意味がないよな。すまない」
整備員A「いいってことよ!元気で頑張ろうぜ!」
整備員D「ああ、そうだな」ニヤリ

14GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/04(木) 00:25:33 ID:sQQChT3I
理由はすなわちテング!おしゃべり本人店テング社長のためには残しました!ひろみ酒を飲んで性交ハヌンゴ見たく吸う!ひろみ低下テ正直に優れ感多い!家によく暮らす何まぁ、あれこれと言えば..サービスその努力と思っている。何が必要か?とにかく今度のひろみグチュ飾りゲスト再び来ると思ってあったが...いやだっただろ!とにかく..そこは私の世話をちょうどするつもりはないでしょう?私はいくつか何かなければならない決心すれば、スケールが他の人が想像超越何!その他のブログや前後お願いいたしながら噛んでください。そうなかろう

15GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/04(木) 01:00:56 ID:sLFuTWu.
社長「ようやく娘が帰って来る。本当、危ない事ばかり突っ込んで、困ったもんだ。何か大人しくさせる、良い方法ないだろうか?」
社員「お嬢って、鉄砲玉より行動力あるから、無理だと思いますよ。確か、サイド6の名門女学院に留学させた時も、自力でここまで帰って来たんでしょ。どうやって稼いだのか、シャトルと山ほどパーツまで仕入れて」
社長「そんな武勇伝はいいんだよ。それよりだね…」
社員2「社長、ガランシェールⅡとオルトセラスと連邦のクラップが、そろそろ着きます」
社長「分かった。着いたら、娘にすぐここに来る様に言いなさい。これ以上、厄介事に首を突っ込まれては敵わん」

オペ妹「女整備員さん、本社に着いたら、すぐ社長室へ来る様にと、通信が入りました」
女整備員「了解。急用が出来たから、そっちには行けない、と伝えて」
オペ妹「…………、そんなのいいから、社長命令だから来い、と返ってきましたけど…」
女整備員「じゃあ、命令するパパなんて大っ嫌い、と伝えて」
オペ妹「…………」
マンボウ船長(社長、ご愁傷様です……)

16GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 13:30:25 ID:V6PM5Cbc
酔っ払いA「オルトセラスのビンボウ船が帰ってきたぜ。お〜い、儲かったか?」
オルトセラス作業員「てんでだめだぁ。仕事始めたと思ったらドンパチに巻き込まれて、ずっと死んだふりよ」
酔っ払いB「この見ためじゃ沈没船と見分けつかんわな」
オルトセラス船長「やかましい! これできっちり生き残っとるんだ」

コロンブス級の改造船であるオルトセラスは外装にデブリよけの鋼板を張り巡らせてあるのだが、長らく使用され続けているため、表面は月の裏側以上に穴だらけになっている。かといって交換する余裕がないので放置され、ひどい個所はさらに広範を継ぎ足すため、外見上スクラップが漂っているようにしか見えないのである。

17GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 21:38:24 ID:UYPrdXXc
整備員D「うっ…ゲホッ、ゲホッ。やばい…」フラ
整備員A「おい!?本当にどうしたんだ!」パシイ
整備員D「僕に触れるなぁ!!…あ、すまない…」フラフラ…
整備員A「一体…なんなんだ?」

連邦軍人隊長「なるほど、ある程度奴らの事や今までの経緯が分かりました。しかし疑問に思う事があるのですがね」
親父「疑問?それは何だ?」
連邦軍人隊長「親父さんらご一行がジャンクヤードに来てからは、連中がよく攻めてきてるような感じがするのですよ。まるで手にとったかのように」
親父「言われてみれば、今までそんな感じがするな」
連邦軍人隊長「地球へ降りると決まった時に襲撃が来て、いつの間に親父さんを知る敵の機体がくっついていたり、降りてきてそうそうジオン残党に襲撃されたり、部長が人質になった時に連中から連絡が来たり、また連中が襲撃を仕掛けてきたりと…。何かおかしいと思わないか?」
親父「………?まさかうちにスパイが?そんな筈は…」

18GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 23:23:46 ID:ShfWGUQc
酔っ払いA「こんな幽霊船を好き好んで沈めようなんて物好きもいないよな」
オルトセラスオペ「馬鹿にしたもんでもないですよ? こいつの穴ぼこに引っかかって、運よく生き残ったやつ拾って帰ったんですから」
酔っ払いC「あのボロMSか? あれ以外金になりそうなもん拾ってないみたいだな」グビッ
オルトセラス船長「エンジンだけでも売れればめっけもんだな…はぁ〜」
酔っ払いB「パイロットはどうしたんだ?」
オルトセラスオペ「生きてますけど、戦闘神経症みたいで、何にも反応しないんですよ」
酔っ払いA「そいつは御愁傷様って奴だな」

作業員A「クラップが入港するって聞いてたけど、これも直すのかよ? めちゃくちゃだぜ?」
作業員C「アルビオンの手入れがやっと終わるって時に、金とれるのかよ?」

19GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/06(土) 00:32:57 ID:hsQKrtmM
親父「仮に、スパイがいるとしたら、いつからだ?まさか…」
館長「おそらく、ワシらのコロニーが襲撃を受けた時からじゃろうな」
親父「館長!」
連邦軍人隊長「こちらの方は?」
親父「あ、ああ。こちらは博物館の館長で……」
館長「親父君と一緒に奴等の元で働いておった、マッドサイエンティストじゃよ。博士と呼んでもらっても構わん」
連邦軍人隊長「!?では、あなたが、あれだけのMSを集めたのですか?」
博士「そっちか。まあ、滅多に無い部品を集める為のカモフラージュだったが、結局、奴等に居場所がバレてしまったみたいじゃがね」
親父「博士、その事も含め、話がある」
博士「だろうな。俺君が居らん事も、何か関係しておるのだろう。何処に耳があるか分からん。人気の無い所に行こうか」

20GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/06(土) 12:22:49 ID:xZOfqGV2
老黒ずくめ「ふ〜む。ガランシェールⅡからは降りてしもうたか。雑談しか聞こえぬの」
黒ずくめ連絡員「御老の仕掛けた盗聴器ですか?」
老黒ずくめ「いや、盗聴器ではなく、ワームでな。船内の通信や会話を送信するよう仕掛けておいたのよ」
黒ずくめ連絡員「連邦とも合流したようですし、もう使えませんか…」
老黒ずくめ「時間があればジャンクヤードの中にまでワームが入り込むじゃろうが、あそこの人間もなかなか抜け目がないでなぁ」
黒ずくめ連絡員「御老、黒ずくめ4ですが、やはり…未帰還です」
老黒ずくめ「そうさなぁ。 戦場に出た以上、さもあろう。 しかし、今度は孫を見送ったか」

21GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 01:01:18 ID:vfpBaCP2
博士「それで、何を聞きたいんじゃ?スパイの事とは、また別の様だが…」
親父「EXAMリンクシステムについてだ。あれの理論は、博士が作ったのか?」
博士「!?どうやらシャドウ・エックスは、まだあのシステムを諦めておらんかったのか…」
親父「あれを完成させる為に、俺が連れて行かれた。あれはいったい、どういう物なんだ?」
博士「………………、そうさな。簡単に言えば、サイコフレームを通して、ホストとなった被験者を繋ぐシステムじゃ。本来ならEXAMシステムとは、パイロットをシステムの支配下におくシステム。だが、サイコフレームを用いる事で、逆にシステムに干渉できる様にしたのが、EXAMリンクシステムじゃ」
親父「……つまり、それが起動すれば、暴走するどころか、EXAMシステムでMSを完全に支配できるというのか?」
博士「左様。もっとも、君の奥さんの協力が必要だがな」
親父「なるほど、俺の戦闘力が異常なほど高かったのも頷ける。だが、それを必要としているのは、ニュータイプ・レリジョンという教団なんだ。まだ、何かあるんじゃないのか?」
博士「何っ!?教団…?もしや……」
親父「何か知っているのか?」
博士「『n_i_t_r_o』というシステムを知っているか?」
親父「聞いた事がある。確か、それもオールドタイプに擬似ニュータイプ能力を持たせるシステムだったな」
博士「あくまで仮定の話だが、このEXAMリンクと、その『n_i_t_r_o』を組み合わせる事で、多くの人間をニュータイプに変え、尚且つそれを意のままに操るシステムが出来上がるかもしれん」
親父「……な、なんだと…」

22GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 01:14:27 ID:sHbGyXB2
連邦軍人隊長「…行ってしまったな、さてどうしたものか」
ウイーン 連邦軍人4「失礼、ロンド・ベルと連絡がとれたんだけど…。来てくれないか?」
連邦軍人隊長「え?わかった。私も少し席を外させてもらう」
連邦軍人2(え?俺らだけ!?)
精鋭連邦兵(なんか気まずいわ)
整備員G2(…もう帰っていいかな)

???「はい、黒づくめタカ派5様。今度は『俺』を救出しに出向いてくるそうです。整備員に粉して情報をまた集めます。…同じ強化人間として、使命を全うしていますよ。で例の薬を……え?何故です!?お待ち下さい!………くそ!薬はどこだ!!」ガソゴソ

23GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 22:56:18 ID:hZY.z1us
教団客室

法王「さあ、温かいうちに、紅茶でも召し上がってください」コト
俺「……いただきます」スッ
法王「何か聞きたい事が、あるようですね」
俺「……あの、アムロ・レイの生まれ変わりって、どういう事ですか?俺は、その……」
法王「そうですね。まず、私の話からしましょうか。アクシズショックをご存知ですか?」
俺「学校で習いました。40年ほど前に起きた奇跡だとか…」
法王「かく言う私も、実はあの場にいましてね。あの光で人類は生まれ変わると、確信しました。しかし、人類は未だ革新に至っておりません。もう一度、あの光を人類に見せる必要があるのです」
俺「それが俺と、どういう関係があるんです?」
法王「あの光を起こす為には、色々と必要な物があります。その内の一つが、核のなる人物、アムロ・レイです。我々は探しました、アムロ・レイの血をひく者を。そして、アムロ・レイのクローンと思われる人物を発見したのです」
俺「まさか…」
法王「それが貴方です。まだ、正式な検査はしておりませんが、見た瞬間わかりました。間違いなく、貴方だと」

24GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 23:03:07 ID:u/DtylGA
酔っ払いA「そんなやつを船に乗せてても仕方ねぇな、医務室に預けちまおう」
オルトセラス船長「それがいいだろうな。お嬢が俺の船に用があるらしいから、また出漁するかもしれんし」
酔っ払いB「お前んとこ最後に黒字出したなぁ何時だった?」
オルトセラス船長「しっかり儲けとるわ! 外装が傷んでるのもカモフラージュに使えるんだ!」
オルトセラスオペ「それはそうと、帰るときに見ましたけど、本社もだいぶ痛んでません?」
酔っ払いA「ああ、お前さんたちがいない間にスパイだなんだと悶着あってな、倉庫が1つ吹っ飛んじまったんだ。それでこの様よ」
オルトセラスオペ「スパイですか?なんだってそんなことに?」
酔っ払いC「親父さんとこの船が逃げ込んできたとき、おまけで黒いのが付いてきたんだ。そいつらの一味らしい、多分こいつもそうじゃねぇかな」
黒ずくめX「……」ぼけ〜〜
オルトセラス船長「黙ってついてくるだけ手が掛からんが、どうしたもんかな…」
酔っ払いA「センセイに預けちまおう、ほれ医務室だ。お〜いセンセイ?ちっと面倒見てもらいたい奴が…あん? 何やってんだお前?」

25GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 23:32:09 ID:sHbGyXB2
整備員D「え?私ですか?少し具合が悪いので医薬品をね。先生なら寝てますよ、今起こしますよ」
オルトセラス船長「寝てんのかよ、便りならん医者だな。忙しいから、宜しくな」
酔っ払いA「ああ、じゃあこいつを置いてくから宜しくぅ〜」 ガチャン
整備員D「ええぇ!?ちょっと!?困りますよ!どこ行くんですか!おーい!…………はぁ」
黒づくめX「………」コクリ
整備員D「………お務め、御苦労。これが『俺』が初めて使用したEXAMの戦闘データだ、組織に渡してくれ」
黒づくめX「御意。貴殿は任務を引き続き、情報を集めよ。以上だ」
整備員D「え?待てよ、薬は?おい!」
黒づくめX「…………しっ!誰か来る」
ガチャ オルトセラス乗組員「すいません、怪我をしたので手当てを…」
黒づくめX ボケー
整備員D「はい、じゃ私でよければ手当てしますよ。どれ?」

26GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 00:58:05 ID:EWiOv0Kc
NR司祭「法王様、そろそろお時間です」
法王「そうですか。では、俺君といいましたね、ゆっくりしてください」

俺「…………、今の話は本当なんですか?」
聖戦士「さあな、真実を知る者は、唯一人。君の母だ。そして、当初教団は、アムロ・レイのクローンをEXAMの被験者に使おうとしてた。だが、そうさせない為に、君の母が名乗り出た。それが、半ば答えになっていると思うがな」
俺「母さんが?そんな…、じゃあ…」
女幹部「信じる信じないは、君の好きにすると良い。だが、姉は自ら望んで、EXAMシステムの被験者となった。そうでなければ、もっとも功績のある者を、被験者などにはしないさ」
聖戦士「君の父上の事にも誤解をさせてしまったが、だからといって、組織の決定を曲げる訳にはいかん。どのみち秘密裏に事を進めねばならん以上、組織を裏切った時点で処分せねばならんからな」
俺「…………、結局、俺に何をさせるつもり何です?」
聖戦士「まずは、今我々が研究しているEXAMリンクシステムの完成を、手伝ってもらう。もっとも、今の教団は君に、教祖をやってもらいたいみたいだがな」

27GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 21:01:43 ID:Kgpjfxy2
キャキャキャ ウワーン ワーイ
子供「遊ぼ!おじさん遊ぼうよ!」グイグイ
黒づくめ「はい、いいよぉ!」(面倒だな…)
黒づくめ2「はぁ……。何もジオン残党丸ごと連れていくことはねぇのに…おかげで子守りはやらされるし、ガキの面倒は観ねぇいけねぇしな……。よぉしよしよし」
黒づくめタカ派「子供を見てると無邪気で可愛いなぁ〜」
黒づくめタカ派2「子供のどこがいいのだ!だいたい我々の整備ブリッチ使って、ガキの遊び場にしよって!冗談じゃないぞ!」
黒づくめタカ派「良いじゃないか。子供に遊ばせてやるのは大事な事だよ」ニコニコ

28GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 22:32:54 ID:aiaeez5s
スカーフェイス「やれやれ、文句を一番言いたいのは、俺だ」
黒づくめ「あっ、スカーフェイス様」
スカーフェイス「ニュータイプ・クルセイダースとやらに入らずに済んだのは良いが、まさか組織の半分を押し付けられるとは、思わなかったぜ」
黒づくめ2「ジオン残党の奴等、使えますかね?」
スカーフェイス「筋は悪くねえが、全然集団戦法に慣れてねえ。黒づくめ4も言っていたが、茶番で戦っていりゃあ、ああもなるわな」
黒づくめタカ派「それで、我々は今後どうするのです?」
スカーフェイス「例の宇宙要塞を獲りに行く。そこを拠点に、連邦と一大決戦を仕掛けるそうだ」

オオッ ザワザワ

黒づくめタカ派2「遂にやるのか!」
黒づくめ「しかし、大丈夫か?何と言っても、宇宙要塞だぞ」
スカーフェイス「その辺は、例の計画と連動しているらしい。まあ、要塞として使われなくなってから、随分経つ。実質、ジオンが無くなってから、重要拠点でも無くなったしな。連邦も油断している」
黒づくめ2「フフフ、しかし、ここで戦うのは、長年の夢でもありました。行きましょう、コンペイ島、いやっ、ソロモンへ!!」

29GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 23:28:52 ID:Kgpjfxy2
ゾロゾロ
ジオン残党「話は聞かせて貰ったぞ、オイラ達もじいちゃんらの無念を晴らしたい」
ジオン残党2「そうだ!俺らもただでついて来たんじゃない!もう一山懸けるぞ!同志!」
ジオン残党3「ぼ、僕もやるぞ……僕も立派なジオンの戦士だっ!」
黒づくめ「気合い充分じゃないか!これは勝てるかもな」
シュラーイン「心意気が万全だな、だが少しこっちの流儀に揃えてもらうぞ?」
子供「おじさん達頑張って!」キラキラ
黒づくめタカ派「……」(ああ……私らもついにこの時が…。連邦に歯向かって生きてきた者は殆んどいないが、後世のために、子供達のために今も尚腐った連邦を倒さねば…)

30GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/09(火) 01:22:31 ID:HrUAdGpo
ウィーン
聖戦士「ここだ、君の母がいる所は」
ガラス窓の向こう
ピッ ピッ ピッ 母「…………」
俺「母さん……。それで、どうすれば、母さんを解放してあげられるんです?」
女幹部「無い、と言ってもいいな。EXAMリンクシステムが人類のニュータイプ化計画に必要な物である以上、教団が存在している限り、姉が解放される事はあるまい」
俺「なら、俺が手伝う理由はありません」
聖戦士「だが、教団は手強いぞ。なんせ教団は、ニュータイプとなれば不死となれると、謳っている。宇宙の意思として、永遠に人々の心に働きかけるそうだ。それ故、そういう物にすがってくる、資産家が多いからな」
俺「だったら尚更、そんな事には付き合えません。経緯はどうあれ、母さんを解放させる為に、俺はここに来たんです」
女幹部「ならば、君のとるべき手段は、三つだ。一つ目は、君が代わりになる。二つ目は、教団を打倒する。三つ目は、別の代わりの人間を用意する」
俺「…………どちらにせよ、俺が協力する理由にはなりませんけど?」
女幹部「だが、三つ目の、代わりになりたいと言う奴がいるとするなら、どうだ?」
俺「そんな人…」
女幹部「まったくいない訳ではない。その人物を適合させる為の協力ならば、してくれるか?」
俺「…………」

31GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 12:33:23 ID:ysitosdw
ジャンクヤード

倉庫の中身はごまかさないと」アセアセ
ザクレロクジラ副船長「お、いいところに。クジラのヒートナタの替えはいつ届く?」
社員A「え〜と、もうじき入港する定期便ですね」
ザクレロクジラ副船長「よ〜し、これで、仕返しができるな。うはははは」
社員A「あ〜ぁ。ネジ飛んだままだよあの人」
オルトセラス船長「苦労しそうだなぁ」
社員A「あ、居た居た。どこ行ってたんですか? アレらをオルトセラスに隠そうかって相談してたのに」
オルトセラス船長「すまん。帰るときに拾ったMSのパイロットを医務室に預けとったんだ」
社員A「え? それ初耳ですよ?」
オルトセラス船長「そうか? でもうちじゃ珍しくないだろ?」
社員A「そうですけど…。今の時期だと、ちょっとアブナイかも…」

32GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 21:02:10 ID:jkB/udBI
タカ派中将「では、儂は行ってくる。もう二度と会う事も無いだろうが、君達の健闘を祈っとるよ」
親父「中将、おそらく教団も何か企んでいると思われます。お気をつけて」
連邦軍人隊長「では、部下に送らせます。気をつけるんだぞ」
連邦兵「ハッ」
タカ派中将「行こうか」
連邦兵「ハッ」

親父「しかし、タカ派中将もどうなるのだろうな」
連邦軍人隊長「逃げずに連邦へ戻るのは、立派ですね」
親父「それだけ、教団に嵌められたのが、堪えたのだろう。今は、教団への復讐もあるかもしれん」
整備員G2「でも、今の中将は良い顔しておられました。復讐もあるでしょうが、何か吹っ切れたのでは?」
親父「そうだな。あの人はいつも重荷を背負っておられた。それに解放されたのが、良い方向に働いたようだ」

33GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 23:44:02 ID:tC9rtB42
連邦軍人隊長「…これはあまり言いたくないが、整備員Dがスパイかもしれない」
整備員G2「何だと!?あの小ぞ…じゃなかった、先輩がスパイだと!!」
連邦軍人隊長「今までの話を聞いたが、決め手となったのがシルエットのEXAMの件と彼の変化だ。前々からおかしいと思わないか?」
親父「言われてみれば、怪しいな…。EXAMの事といい、整備員Gが死んだ時に気軽な感じになったのも少し気になるな」
連邦軍人隊長「第一、あんなOSにEXAMシステムを載せること自体にここの素人が出来るはずが無い筈だ。それに彼がいなくなった事もあり、なにか疑われたことから開放されたかのように気軽になったと聞く」
整備員G2「そんな疑えと……。………もしや手紙にあいつの事が書いたあったが…もしかしてこいつから聞いたのだとしたらスパイだとも考えれるな…。そしたら、こいつから組織の場所吐かせた方が早くね?」
親父「しかしウラはあるのか?」
連邦軍人隊長「……。彼の周りに聞けば、分かるさ。ちょうど、コロニーの崩壊があった日に休んでいたらビンゴだがな」
整備員G2「どれ?聞いてみるか、電話借りるぞ」ピッ

34GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/11(木) 23:39:29 ID:S8wsbSYk
女整備員「あっ、ここにいました?そろそろ、マキガイに入れるMSを選んでください。多分、アー君も持って行けると思いますけど、俺君以外で、あれを動かせる人いますかね?」
親父「あ、ああ、そうか。私もアーモリーユニットについては、よく知らないんだ。確か生体認証があったと思うが…」
博士「あれに乗れるのは、二人だけじゃよ」
親父「博士!二人とは、どういう事だ?」
博士「一人は知っての通り、俺君。もう一人は、妹ちゃんじゃよ」
親父「なっ、あの娘もだと!」
博士「怒るなよ。それを設定したのは、君の奥さんなんじゃから」
親父「…………、どういう事だ?」
博士「何でも、あれが君等を守る最後の希望なんだとか。ひょっとしたら、君の奥さんも只の被害者ではく、何か色々絡んでおるのかもしれん」
親父「………………、確かに彼女が、ただ黙って被験者になるとは考えにくい。だが、だからと言って、あの娘まで戦場に連れて行くのは…」
妹「お父さん、話は聞いたよ」
親父「い、妹!いかん、お前まで戦う必要は無い!」
妹「私だって戦いたくないよ。でも、お兄ちゃんを助ける手助けぐらいはしたいよ」

35GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/12(金) 18:03:37 ID:lN6B29WI
酔っ払いC「そいつぁいけねぞ。 手助けって簡単に言うけどな、あれに乗ってったら、命落とすかもしれねぇ」
酔っ払いB「珍しく酒が切れてんなコイツ。 でも穣ちゃん、今まで以上に危ない目に会っちまう。兄さんみたく、あんた強いかもしれねぇ。でも、まだ子供なんだよ」
酔っ払いA「そうだそうだ。俺たちゃあっちこっちで死に損なった身だがな。子供送り出すような真似はしたかねぇ」
整備員C「でも、F97BDでないと上手くドッキングもうまくできるか怪しいし、アーモリ―ユニットに誰かが乗って行った方が…」
酔っ払いA&B&C「「「余計なこと言うな!」」」
整備員C「お、俺だって俺君のことも心配はしてるのに」ショボーン 隅っこでイジケ中

36GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/12(金) 22:21:08 ID:d2SvGjfI
妹「…………」ダッ
親父「あっ、妹!何処へ行く!?」
妹は、アーモリーユニットに乗り込んだ。
妹「私はここから動かないよ。連れて行くなら私が動かすし、連れて行かないなら勝手に付いて行くよ」
親父「こ、こら。我が儘は止めなさい。お前は聞き分けの良い子じゃないか」
妹「ゴメンね、お父さん。でも、私は女整備員さんみたいに、自分の手でお兄ちゃんを助けたいの」
親父「…………」
女整備員「あ、あの〜、なんかスイマセン」アセアセ
親父「……まったく、頑固な所は母さんにソックリだな」
妹「そうだよ。私は母さんの娘だもん」
親父「負けたよ……。だが、戦場に出る以上、私の指示は必ず従ってもらう。良いな!」
妹「ハイッ!」

37GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 17:31:03 ID:sH3A//Hw
酔っ払いA「あちゃ〜。テコでも動きそうにないな。こっちも腹くくるか」
酔っ払いB「おう! しっかり整備して送り出してやるしかねぇわな」
整備員C「任せてください! ビスの一本まで磨き込むくらい整備してあります!」シャキーンッ
酔っ払いC「嬢ちゃん、行く以上はフンドシ締めて掛かれよ! そんで帰ってこい!」
女整備員「セクハラ言うな!」ウィスキーボトルを投げる
酔っ払いC「いたた。おお、酒が!」グビグビ

38GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 22:17:14 ID:/8ySCx.M
妹「でも、乗り込んだのは良いけど、どうやって動かそう?」
AI「お帰りなさい♪ご主人様*」
妹「えっ?何、これ…。もう、お兄ちゃんたら…。あっ、そうだ!おいで、ハロG」
ハロG「イマイク!スグイク!」ピョーン ピョーン
妹「これに、ハロGを繋いでっと…」
AI「キャア!何、この子?」
ハロG「ヨロシクナ、ヨロシクナ」
妹「フフフッ、二人ともサポートよろしくね」


教団実験室

教団職員「あっ、コラ、待ちなさい!」
幼女「アハハハハハッ」パタパタパタパタ
俺「えっ?」
ピトッ 幼女「捕まえた♪お兄ちゃんでしょ、お兄ちゃんは」
俺「えっ?えっ?」
女幹部「コラッ!しっかり見張っていろと、言っただろう!」
教団職員「申し訳ございません!」
幼女「あー、お姉ちゃん怒っちゃダメ〜」
俺「なんなんです、この子は?」
女幹部「うっ、それは……」
聖戦士「次の被験者候補だよ」
女幹部「ボス!」
聖戦士「遅かれ早かれ、いずれ知る。なら、今のうちに、彼の意見を聞いておいた方が良い」

39GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 23:27:17 ID:Vbirs.Pg
整備員G2「はい、はい、そうですか。すみません、では」ピッ
連邦軍人隊長「どうだって?」
整備員G2「確かにその日は休んでいるのですが…。これだけで決めつけていいのだろうか?」
連邦軍人隊長「難しいな、それより君に話したい事がー」
整備員D「さっきから何を話しているんだい?」チャキ
整備員G2・連邦軍人隊長「!?」
整備員D「さっき僕の事がスパイって言っていたね。そうさ、僕だよ、僕がやったんだよ…組織の人間としてね」
整備員G2「なら、教えてくれないか!?弟にあいつの事を教えたのはあんたか!」
整備員D「そうさ、暇だったから教えたんだが…それと同時に正体知られたんだ。そんで脅して黙らせてたが…最後まで僕の事を友達同前に…」
連邦軍人隊長「なら、ここで拘束させてー」スッ
ドキューン 連邦軍人隊長「くっ!貴様ァ!」
整備員B「何の音だ!銃声だぞ!」
整備員D「ちっ!誰か人質に…あの偉そうな女を!」ダッ

40GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/15(月) 00:58:27 ID:L/lMoIMc
女整備員「あっ、船長、マキガイに積んで欲しい物は決まったよ。とりあえず、量産型F91と特注のジェスタとシルエットガンダムとあのMAね」
オルトセラス船長「お嬢、積むのは良いんですが、この仕事儲かるんでしょうね?それと、いい加減この船のこと、オルトセラスと呼んでくださいよ」
女整備員「良いじゃん、別に。まあ、儲かるかは保証できないけど、変な物なら拾えるかもね。マキガイって、いつも変なの拾ってくるじゃん」
オルトセラス船長「一応、稼ぎにはなってるんだから、勘弁してくださいよ」
女整備員「あれを捌く、こっちの身にもなってよね。まあ、面白いから個人的には良いんだけど…」
ドキューン
女整備員「へっ?何の音、これ?」

41GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/15(月) 01:53:45 ID:cXaAUYCw
酔っ払いA「なんだおい! 銃声か?」
プチモビb「銃声? また奴らが侵入したか! っあたたたた…」
酔っ払いC「ニィさんあんた怪我してんだから寝てなよ、ほれ」酒瓶口に突っ込む
プチモビb「キュゥ〜」パッタリ
酔っ払いB「お嬢、どんなアルコール入れてたんですか…。」
酔っ払いA「それより、撃ったなぁ誰だ!」

警報「施設内で発砲検知、施設内で発砲を検知、気密確認と安全確保を、気密確保と安全確保を」

社員A「やっぱり誰かに侵入されたのか、医務室に不審人物が!」端末で呼びかける

42GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/17(水) 22:38:07 ID:xjlkB5Zg
整備員D「いた、あそこだ!」ダッ
女整備員「あっ、整備員D。今の銃声?どこから?」
整備員D「ここから、ですよ」チャキッ
女整備員「へっ?」
整備員D「動くな!この女が、どうなっても良いのか!」
連邦軍人隊長「しまった!人質をとられた!」
女整備員「えっ?え〜!」
整備員D「この女を助けたかったら、今すぐシャトルを……」
???「そんな事は止めなよ」
整備員D「なにっ!?」
整備員G「それ以上は、いけない。戻れなくなるぞ」
整備員D「なっ、どうなっている!?」
ホログラム 整備員G「そんな事は止めなよ」
整備員D「くそ、ホログラムか!」バキューン バキューン
ハロG「イケナイ!イケナイ!」ピョーン ピョーン
女整備員「今だ!!」
女整備員は、整備員Dの腕を取り、思いっきり体を跳ね上げた。
フワッ 整備員D「なにっ?」
ドシーン
整備員D「ガハッ!」
女整備員「ちょっと、こいつふん縛るから、誰かロープ持って来て!」

親父「…………、強いな彼女」
マンボウ船長「ええ、柔道二段ですから…」

43GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 01:19:31 ID:M2QnWWXA
作業員たち「おっしゃ!縛りあげちまえ!」「このやろうお嬢の玉の肌触りやがって!」「うらやましいぞこんにゃろう!」
女整備員「ちょっと!!ドサクサで何言ってんのよ! ブン投げるよ!?」
作業員たち「「「捕縛かんりょ〜っス!」」」すっとぼけ。
女整備員「ホントにみんないい性格してるよね…」
マンボウ船長「なんにせよ、捕まえられてよかった。こいつも例の組織がらみですかな?」

44GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 15:06:03 ID:ntxTYp6A
整備員D「くっ!だが、残念だが!隙あり!」モミモミ
女整備員「キャア!って何処触ってんのよ!この変態!」
整備員D「思ったよりないな……」
整備員B「テメェ!お嬢を馬鹿にしやがって!オラァ!」殴ろうとする
パシッ 整備員D「甘いな!こういうふうに殴るものなんだよ!」ドガッ
整備員B「オゴッ……」ドタッ
連邦軍人隊長「一撃だと……。なんか人間のスペックじゃないな…」
ウイーン 連邦兵「やはりお前か!この強化人間が!」カチャ
整備員D「そんなオモチャ有るなら、これやるよ!」近くに倒れてる整備員を投げる
連邦兵「おまっ!?ぐわぁーー!!」ガターン…ゴロゴロ
整備員D「どうした?もっと……ゴホッ、ゴホッ……やばい…」
黒づくめX「お探しの物はこれか?あんたみたいな強化人間のタイプは、特定の薬物を与えないと延々の苦しむだとか」
親父「強化人間だと?そんな奴がこっちに送り込まれてたのか!?」
整備員D「分かってるなら……こ、こっちに…は……や…」
黒づくめX「断る、悪いがそのまま身柄を拘束させて貰う。……申し遅れました、親父殿は本隊のことを覚えているでしょうか?連邦特殊部隊のクォレルです。前々から潜入していたのですが…お伝えしたい事と、こいつの身柄を押さえに来たんですよ」

45GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 17:24:31 ID:MedBsbu2
親父「クォレルの人か!?助かる。それで、どういった要件なのだ?」
黒づくめX「ええ、それは……」
整備員D「くそ、よくも…」肩 ポン「ん?」
女整備員「ハッハッハッ」ゴゴゴゴゴ
作業員たち(あっ、やべぇ〜)
女整備員「フンッ」ゴキッ
整備員D「ぐわーっ!」
女整備員「更に、えいっ」ゴキン
整備員D「だーっ」
作業員たち「出た……、お嬢の関節はずし」「あれ、すっげえ痛ぇんだよな」「死んだな…、南無阿弥陀仏」

46GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/19(金) 01:23:10 ID:R7s0wbQ6
マンボウ船長「今度こそ逃げられんようこのまま縛っておけよ」
作業員たち「「「うぃ〜す!」」」ワッセワッセ「「「で…サイズどんくらいだった?」」」

コキン!ギャ〜

マンボウ船長「ふぅ、久々の本社は賑やかなもんだ。ところで、スパイしていたとは?」
親父「その様子では、教団かシャドウエックスに潜入していたようだが」
女整備員「まったくアイツ等ときたら…。それで、あなたも連邦の方なんですね?もしかして「俺」君の手掛かりが?」

47GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/20(土) 22:52:27 ID:8SpVs176
俺「こんな幼い子を、システムの犠牲にするなんて、正気ですか!」
女幹部「残念ながら、この子の意思だ。それに、私達クローンの運命みたいなものだ」
俺「そんな……。それにクローンって、どういう意味ですか?」
女幹部「姉と私、それに君の妹とこの子は、全員同じDNAを持つクローンなのさ。オリジナルが、どんな人なのかは知らないがね」
俺「そんな……、じゃ、じゃあ……」
女幹部「便宜上、母だの姉だの娘だの呼んでいるが、本来なら私達は道具。人として生きたいが為に、敢えてこう呼び合っているに過ぎない。だが、存在がこうであれば、人にはなれん……」
俺「でも、母さんは、そんな事を望んでいない!俺達はみんな、人間で家族なんでしょう?」
女幹部「!?くっ、わ、私は……」
幼女「お姉ちゃん、どうしたの?苦しいの?お兄ちゃんは、お姉ちゃんをイジメちゃダメ!」
俺「いや、俺は……」
聖戦士「もういい。彼に協力を頼むのは、やはり無理のようだ」
女幹部「しかし、ボス!」
聖戦士「当初の予定通り、仮面卿のプランを実行する。俺君は、教団に引き渡すとしよう」
女幹部「あれは不確かで、被験者を危険に晒す!ボスとて、それは望まないはずだ!」
聖戦士「例の計画を彼に任せる方が、よほど不確かだ。それならば、な……」
女幹部「ボスっ!」
俺「どういう事ですか?母さんを、どうするつもりなんです!」
聖戦士「連れて行け」
NR僧「ハッ!」
俺「答えてください!女幹部さん!女幹部さーーーんっ!!」

48GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 01:07:55 ID:apgnV9os
黒ずくめ連絡員「…はぁ。気が重いなぁ。ここまで深刻な事情とは」
老黒ずくめ「んむ? どうした、怖気づいたか?」
黒ずくめ連絡員「そりゃビビリもしますよ。私は暇にあかせて組織に参加した身ですよ?」
老黒ずくめ「そりゃ心得不足というものだの。お主誰に誘われた?」
黒ずくめ連絡員「…黒ずくめ4に…」
老黒ずくめ「なんじゃアヤツか。よほど大雑把にしか聞かされんかったじゃろ?」
黒ずくめ連絡員「その通りですが、御老? なぜそんなに気安いんです? あいつはもう…」
老黒ずくめ「悔やむには、あまりに多くの同胞を見送ってきたからの、身内とて同じよ」
黒ずくめ連絡員「ですが、あいつの犠牲は? 最後は自分勝手にやりましたけど、奴は組織の大義のせいで!」
老黒ずくめ「わしは犠牲と思っておらんよ。あの幼女もな。戦や大義に参画した者の末路は犠牲とは呼ばぬのよ」

49GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 14:09:01 ID:gn8Btzw6
連邦軍人隊長「……今、いいか?」
整備員G2「え?ああ、そういえば話があるとか言っていましたね」
連邦軍人隊長「そう、君の過去の事件について話したい事がある……。実は昔にこの事件の担当を任されたことがあったんだ…それで君の兄さんとか言う人と…」
整備員G2「ええー!?それは一体なんですか!?教えてください!」
連邦軍人隊長「あの事件は私が適当に処理した後に、いつの間に記録から消えていたんだ。焦って、色々調べたりしたら……あるシステムの研究のサンプルを集めるために起こし、情報を闇に消したらしいんだよ」
整備員G2「それで、これとあいつとは一体どういった関連性が?」
連邦軍人隊長「………君は強化人間を知っているよな。無論、そこに拘束されている人物のようなね。昔に戦史を研究するグループがコールドスリープした大勢の強化人間を掘り起こしたんだ……なんだ、その…」
整備員G2「何ですか!はっきり言ってください!」
連邦軍人隊長「……………。そいつの首筋を見てみろ」
整備員G2「?………なんか英数字が書いてあるような…」
連邦軍人隊長「………君の兄さん、いや彼はこの事件でのー」
作業員「痛い!スリーサイズくらい、教えてくれても良いのに……あ、ありがとうございます!」ズコッドカッ
女整備員「き、気持ち悪い……」バシッバシッ
連邦軍人隊長「ーだ。……この事にあまり首を突っ込まないほうがいいと思うが…」
整備員G2「いえ、逆に余計に突っ込みたくなりましたよ。奴の真意を確かめたいんです!今度会ったら、問い詰めてやる…」

50GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 22:04:38 ID:v5nnXK/E
連邦兵「ところで、何処の連邦基地へと、向かわれますか?」
タカ派中将「ここから、一番近くて大きい連邦軍の基地は、何処だ?」
連邦兵「ハッ、そうですね…。コンペイ島になります」
タカ派中将「そうか……、教団の本拠地である、サイド1からも近いな……」
連邦兵「昔から、宗教が盛んな所ですからね」
タカ派中将「丁度良い、と言いたい所だが、逆に教団の手が伸びておるかもしれん。確かめる意味でも、そこへ向かってくれ」
連邦兵「わかりました」
タカ派中将(儂が奴等なら、真っ先にこのコンペイ島を落としにかかる。コロニーレーザーを使うなら、要塞は絶対にいるからな。そして、コンペイ島は、一番軍縮のあおりを受けた所でもある。危ないな……)

51GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 14:51:48 ID:FSJ.axik
黒ずくめ連絡員「…それで、御老はコンペイ島へ? やはり出撃なさるので」
老黒ずくめ「無論。あそこには因縁もあるでな。この体朽ちるまで、わしは征くぞ」
黒ずくめ連絡員「そういう、ものですか。」
老黒ずくめ「お主は付き合わんでもよいのだぞ?」
黒ずくめ連絡員「いえ、最後まで見届けます。伝えるのが仕事ですからね」
老黒ずくめ「しかし、お主の機体は戦闘に耐えられそうにないのぉ。わし等のように改良もしておらんだろう?」
黒ずくめ連絡員「スカーフェイス様の処の残党に比べれば、まだ上等ですよ」
老黒ずくめ「う〜む。そうさな、わしの手持ちから何やら見繕ってはどうかの? 使えるようにはしてあるぞ?」

52GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 17:45:31 ID:7hLoazGo
偽造貨物船にて…
黒づくめ整備員「あの機体…ピシャーシャというのを回収しましたが、これは…」
黒づくめ整備員2「コクピットは辛うじて無事。しかし、パイロットの方は…」
黒づくめオペ「そんな…コクピットは無事なのに…」
黒づくめタカ派5「普通、あんな爆発的な加速に掛かるGに耐えられる筈が無いが……。あのパイロットは一体…」(この艦のほとんどが黒づくめ4の事を知らない)
シュラーイン「きっと、彼は……果たさなきゃいけない信念があったから耐えられたんだよ」
黒づくめタカ派5「うん、そうだよね!………うん!?失礼、それより進路をアジトへ」
黒づくめ「え?は、はい!」

53GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:04:18 ID:bZ.Fkyqk
親父「……すると、クォレルは以前から教団を探っていた、と言うのか」
黒づくめX「ええ、教団の資金力および影響力は、以前から懸念材料でありましたから。そしてその結果、あちこちに教団ないしシャドウ・エックスのスパイが潜んでいる事が分かりました」
親父「なるほど……。それで、私に何をさせたいのだ?」
黒づくめX「これから、教団本部に潜り込むとか?」
親父「そうだが」
黒づくめX「ならば、手引きします。そこで、教団の計画『リーインカーネイション』の概要を、共に探って頂きたい」
親父「『リーインカーネイション』?それは、我々と関係あるのか?」
黒づくめX「はい、どうやらシャドウ・エックスが研究していた、EXAMシステムと関係があるようなのです」
親父「なるほど。それを探る為、彼を泳がせていたの」
黒づくめX「はい。ですが、どうやら彼も組織から切り捨てられたらしく、それで貴方達に協力を求めた次第です」
親父「……わかった。そちらに協力しよう。他に、協力してくれる人はいるか?」
女整備員「はい、私も行きます。難民装うなら、女子供がいた方が良いですから」

54GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:22:14 ID:FSJ.axik
整備員たち「ちょっと待った〜! 難民装うんならおれたちが適任ですぜ!」(元木星軍人’S)
オジョウヲアブナイメニアワセルナー!
黒ずくめX「いや、君たちは工作員と真っ先に疑われるので。なにしろカタギの雰囲気をしていない」
コッカケンリョクノオウボウダ〜
女整備員「お黙んなさい! 軍人崩れの難民なんていまどき怪しすぎるのよ! そこを判って」
整備員たち「しかしお嬢さっきみたいに貞操の危機が満載になりますぜ!?」「飢えたケダモノのなかに入り込むよなもんですよ?」「いざとなったら誰か女装させれば」
オルトセラス船長「難民船装うんならウチの船の見た目は役に立てるだろう。しかし、女装は要らん」

55GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:48:58 ID:7hLoazGo
整備員D「フガフガ…ペッ!なら、僕も連れて行ってくれないか?せめてもの罪滅ぼしがしたい…ゲホッ、ゲホッ」苦しがっている
黒づくめX「なっ!?それは無理だ!お前は、組織から見放されたから無理だ!」
整備員D「ゴホッ……見放されたのは上司だ。幸いな事に、そいつはまだ組織の本部に今は居ないんだ。まだ組織には、顔が訊く」
親父「なるほど、こっちに寝返って一矢報いたいのか。囮しては、頑張ってもらえそうだな」
黒づくめX「え?し、しかし…」
整備員D「但し、こちらにも条件がある。持っている薬を全部返してくれないか?生憎、僕みたいな人間は薬がないと生きていけないんだよ…ゲホッ、ゲホッ」

56GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 22:41:56 ID:QDpwSC62
連邦軍人3「あたしも当然行くわ。隊長はバックアップをお願いね〜」
連邦軍人隊長「わかった。我々は、君達の逃走ルートを確保しよう」
整備員G2「自分も行って良いですか?」
親父「いや、君はオルトセラスに残って、もしもの時、MSで援護して欲しい」
整備員G2「わかりました」
妹「私は…」
親父「お前も、整備員G2さんと一緒に待機だ。万が一はぐれたら、どうにも出来んからな」
妹「…………わかった」

親父「以上の、4人だ。これで行けるか?」
黒づくめX「ええ、こちらも何人か向こうに潜り込ませています。ですが、最深部は未だ不明なのと、EXAMシステムについて、よく知りません。その辺のサポートを、お願いします」
博士「なら、ワシもその船におった方が良いの」
親父「そうだな、頼む。この『リーインカーネイション』という計画、間違いなく妻と俺が絡んでいるだろうからな」
黒づくめX「では、早速行きましょう。奴等の本部、サイド1,3バンチコロニー[エデン]へ」

57GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/24(水) 10:29:15 ID:1lBC618o
妹「…あの」
連邦軍人3「?」ソデ ヒカレル
親父「どうした?」
妹「お兄ちゃんを…お願いします」
連邦軍人3「…任せなさい。俺クンに指一本でも触れようとする奴らはお姉さんがぶっ倒してくるから!」
親父「ああ。俺の為にも、妹の為にも、彼らの陰謀は必ず止める」
連邦軍人隊長「はぁ…付いて行くのが精一杯になりそうだな…」

58GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/24(水) 22:21:15 ID:4ulGa5Rc
[エデン]教団本部

NR司祭「どうか、我々を導いてもらえませんか?」
俺「…………」
法王「お待たせしました。どうしましたか?」
NR司祭「はい。自分は、アムロ・レイでもなければ、ニュータイプでもないの、一点張りでして……」
法王「おや、何故ですか?」
俺「それは、こっちの台詞です。何でそこまでして、人類にその奇跡を見せたいんですか?それは大勢の人を犠牲にしてでも、しなきゃいけない事なんですか?」
法王「なるほど……。もっともな意見です。ですが、今世界は相当危ういのです。おそらくですが、近い将来、もう一つ大きな反乱が起きます。そして、今の地球連邦政府ではまったく対応できません。そう、宇宙戦国時代が訪れるでしょう。我々は、それを防ぎたいのです」
俺「そんな不確かな事に、なんでそこまで……」
法王「そうですね。ニュータイプでない、凡人の私が予見したものなら、ここまで邁進は出来なかったでしょう」
俺「どういう事です?」
法王「この計画の発案者は、EXAMシステムの被験者。そう、君の母上なのです」
俺「なっ、母さんが!?」
法王「はい。彼女こそ、この教団を導くべき救世主であり、私はその代理に過ぎないのです」
俺「そんな…、母さんがこんな大勢の犠牲が出る様な事を、するはずが無い!」
法王「それは、我々の不徳であり力不足です。彼女は、犠牲を一人も出さずに、あの奇跡を起こす事を考えておりました」
俺「じゃあ、何故こんな事になったんですか?」
法王「時の流れが思いのほか早い事と、彼女が被験者になる事で、教団の抑えが利かなくなってしまったのです」
俺「だから、俺に母さんの代わりをしろと言うんですか?」
法王「そうです。多くの人々を導けるのは、貴方において他はいないと、確信しております」
俺「…………、少し考えさせてください…」

59GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 22:55:45 ID:kmpUov1.
老黒ずくめ「おいおい、これはどうしたことじゃ? なぜみんなわしの倉庫に集まっとる?」
黒ずくめ運搬係「老黒ずくめ様、じつはスカーフェイス様の新入り用のMS足りないのです。おまけに旧型の操縦系だけしか知らなくて」
老黒ずくめ「それで、わしの収蔵品を持ち出しとるのか?」
黒ずくめ運搬係「申し訳ありません。上からの指示なもので。御老のMSは皆カスタマイズされてるでしょ? ただの旧型より戦力になるからってスカーフェイス様がねじ込んだようで」
黒ずくめ連絡員「景気よく持ち出されてますな〜。でもスカーフェイス様の処にも、良質な機体はあったんじゃないか?」ハンガーに空きが目立つ
黒ずくめ運搬係「次のソロモンはかなり大きな戦いですからね。数だけじゃなく、シンボル的なMSも欲しいとか…」
老黒ずくめ「やれやれだの…ため息も出ぬわ」
黒ずくめ連絡員「しかし、何機持っていたんです? この規模、ゼク・シリーズなんて記録だけだと思ってましたよ」
老黒ずくめ「昔の仕事でな。ガラクタを集めて記録を採っておったのよ。その出涸らしみたいなものだて」
黒ずくめ運搬係「おかげで助かっています。それでは御老、お借りします」
老黒ずくめ「返ってはこんじゃろうなぁ。些か出遅れたか、主の使えそうなものが残っとればよいが」 ハンガーがガラガラ

60GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 23:30:45 ID:t628Z3A2
3バンチコロニー[エデン]港口

港口職員A「なんだ?あのボロ船は?」
ボン
港口職員B「あっ、なんか爆発した」
港口職員A「呑気に構えてないで、牽引するぞ!急げ!」


オルトセラス船長「いや〜、助かった。最近、活発になったテロリストに出くわしてなあ。慌てて難民連れて、ここまで逃げて来たんだ。確か、ここは難民の受け入れをやっているんだろう?」
港口職員A「ああ、教団に御用の方達でしたか。定期便がありますので、教団本部へ赴かれるのでしたら、そちらを利用してください」
親父「ありがとう。やはり、我々のような難民は多いのだろうか?」
港口職員A「そうですね。ここんところ、ひっきりなしですよ。そろそろ別のコロニーにも、受け入れ体制を作るみたいですよ。本当、いつまでこんな世の中が続くのやら」
港口職員B「貴方も教団に入信されては如何です?教団の教えが広まる事が、平和への一番の近道ですよ」
親父「そうだな、考えておく。行こうか、みんな」
女整備員「ハーイ、パパ」
連邦軍人3「わかったわ、お・じ・さ・ま♪」
親父「…………」(今更ながら、人選はこれで良かったんだろうか……)orz

61GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 23:44:30 ID:7DkNc/No
整備員G2「そういえばロンド・ベルとの掛け合いはどうしたんだ?」
連邦軍人隊長「連中の動きが怪しいから、迂闊にこちらに戦力を送れないらしい。しかし、ここに『最後の積荷』を届けてくれるそうだ」
整備員G2「何?『最後の積荷』?なんじゃそりゃ?」
連邦軍人2「こちら宛に僕と隊長用の量産型F91と人数分の最新のMSが届けられるっす。それとアナハイムの倉庫から、古いMSもこっちに届けられるですよ」
連邦軍人隊長「そういうことだ。私はそろそろ行かなくてはいけない、それでは」ウイーン
連邦軍人2「…でさぁ、オカマの奴いんじゃん?実は彼にはさ、第二次ネオ・ジオン抗争時のNT用MSが充てられるらしいんだー!これはねー」
連邦軍人3「聞こえているわよ…」ガシッ 連邦軍人2「げっ!?」ジタバタジタバタ・・・
連邦軍人3「じゃ、少し間よろしくぅ!」パッ
整備員G2「……さて、おい、スパイや…どこ行った!?」キョロ、キョロ

62GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 00:03:31 ID:asCcaKW.
>>61
しまった!?すいません、変更します

連邦軍人2「さて、こちらも行動を開始っす!作業班、これから届けられる最新のMSらの組み立て準備をするっす!」
作業班「了解!」ドタドタドタド・・・
整備員G2「これから届くって…誰から送られてくるんだ?」
連邦軍人2「ロンド・ベルですね…急遽に連中の動きが怪しくなったらしく、戦力をこっちに廻すことが出来なくなったですよ」
整備員G2「なるほど、代わりにってわけか」
連邦軍人2「その中には…なんかアナハイムの倉庫にバラバラになっていた第二次ネオ・ジオン抗争時のNT用MSを使うことになったっすよ。それも、変なオカマが」
整備員G2「!?旧式じゃないか!それも、NT用だと!?」
連邦軍人2「本当は僕ら3人の分は量産型F91が充てられるだけど…そのMSがあることを知ったときに『そのMSを使うわ、私もあの英雄に及ばなくても使いこなせる自信があるの』と言って…」
整備員G2「……彼がNTにせよ、チューンアップぐらいはしてやった方はいいかもな…」
連邦軍人2「元からそう予定してたんっす、であのスパイを………っていねェ!」
整備員G2「え?でもかなり分厚い縄が………アイエエエ!?ナンデ!?ハズレテル!?ナンデエエエ!?」orz
連邦軍人2「お、落ち着くです!パニックにならずに…一体どこに?」

63GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 00:46:16 ID:vLCxE0uY
社員A「医務室に連れてこられたパイロットじゃなかったのか。人騒がせだなまったく」
社員B「まぁ警戒するのは悪いこっちゃないさ。それより定期便が来るぞ。ザクレロクジラ用の補修材乗せたやつ」
社員A「そうだったそうだった。しっかり確認しないと、折り返し出荷する機材も確認しないと」イソガシ〜 ドタバタ

64GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 02:49:01 ID:nBC3ys32
親父「ところで、どうやって潜り込む手筈になっているのだ?」
黒づくめX「我々の仲間が既に潜り込んで、怪しい場所にいくつか目星を付けてます。まずは、彼らと合流しましょう」
女整備員「ところで、俺君の居場所は分かります?」
黒づくめX「あまり情報は多く入っておりませんが、何でも法王に重要な客人がいるとか。外部からその様な人物を招き入れた情報が入っていませんので、それが俺君である可能性が非常に高いと思います」
連邦軍人3「じゃあ、俺君は法王の所にいるの?それって、一番警戒されている所じゃないの?」
親父「不味いな…。教団が俺をどうするつもりなのかは知らんが、下手に監禁されるより、よっぽど厄介な場所にいるようだ」
整備員D「やはり、囮ないし陽動がいりますね。それに、教団の計画を探る組と、俺君を探す組とで、部隊を二つに分ける必要もあるようです」
親父「そうだな。私は俺を助けたいが、計画も探らねばならん。ここは、女整備員さんと連邦軍人3さんに任せるとしよう」
女整備員「了解。任せてください」
連邦軍人3「俺君は、しっかり助けてみせるわ。お・じ・さ・ま♪」
親父「…………すまないが、それ、止めてくれないか…」
連邦軍人3「もう、固いんだから」
親父「…………、教団の計画を探る組は、私と………」
整備員D「僕ですね」
親父「…………」
女整備員「…………」
連邦軍人3「…………」
黒づくめX「…………」
整備員D「どうしたんです?」
親父「いつの間に、いたんだ?」
整備員D「さっきから、ずっといましたが?」
親父(グルグル巻きにされて、連れて行かれたと思ったんだが……)「……まあいい、君と私で探るとしよう」

65GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 22:18:41 ID:vLCxE0uY
港口作業員A「う〜わ〜、この船何処から手を付ければいいのか分からないくらいぼろぼろだぞ、どうするの?」
港口作業員B「難民船というより難破船だなこりゃ。修理は申請されてないんだから、係留と積み荷の確認だけでいいだろ」
オルトセラス艦長「お勤めご苦労様です。これが積み荷のリストです」
港口作業員B「これはどうもっ…て、何も積んでないじゃないか⁉」
オルトセラス艦長「慌てて逃げてきたんです。持ち出せたのは食料品の一部だけですよ」
港口作業員A「大変だったなぁ。規則だから、一応検めさせてもらうよ」
オルトセラス艦長「どうぞどうぞ」

妹inアーモリーユニット

妹「どうしよう…点検されたら見つかっちゃうかも」ドキドキ
オルトセラスオペ「だいじょうぶ。この船は継ぎ接ぎが多いから、君の機体も増設されたエンジンブロックの一部にしか見えないよ」

その他のMSは外壁の穴の中に仕舞われている
妹「緊張するなあ」

66GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 23:49:21 ID:cMbjkozc
教団本部避難所

ガヤガヤ ザワザワ ガヤガヤ
女整備員「うわっ、滅茶苦茶いっぱいいる」
親父「何千人といるようだな。だが、これだけの人数を受け入れているとなると、教団本部も相当広いようだな」
連邦軍人3「おかげ様で、探るのも一苦労しそうね。お仲間さんと落ち合う手筈は、どうなっているの?」
黒づくめX「あそこの19番トイレで落ち合う予定です。あっ、いました」
潜入捜査員「連れて来てくれたか?」
黒づくめX「彼が、そうだ」
親父「世話になる」
潜入捜査員「頼みます。では、我々が陽動をかけますので、この地図に記された場所を探ってください」
親父「分かった。それと法王の居場所はどこだ?捕らわれた息子が、そこにいるらしいのだ」
潜入捜査員「息子?法王なら、この後みなの前で教義を説くのだが、そこでアムロ・レイの生まれ変わりとなる人物を紹介するらしい。ひょっとして、それか?」
親父「…………、は?」
女整備員「……また、凄い人にさせられてますね」
連邦軍人3「あら、良いじゃない。あたしが見込んだだけあるわ」
整備員D「ともかく、それだとあまり時間は無い様ですね。急いで、探りに向かいましょう」
親父「ああ、そうだな。二人とも、俺をよろしく頼む」
女整備員&連邦軍人3『任せて!』

67GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 00:58:44 ID:YfFEp.KY
黒づくめX「さてと一度、見張りを引き付けた後に彼と陽動を掛けます。その隙にお願いします」
整備員D「そういえば皆さんは嘘が得意ですか?」
一同「……?」
整備員D「いや…その一度聞いてみたかっただけです、はい」
潜入捜査員「では、行きますよ」

黒づくめタカ派「無事だったか!?中将は?」
黒づくめタカ派5「逃がしたというか…自分から連邦に行ったらしいが……なんか大丈夫そうだったよ」
黒づくめタカ派「ええ!?でも連邦には内通者もいるから大丈夫か…いや…」
黒づくめタカ派5「まあいいじゃない、ここは一杯やろうぜ」ポン

68GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 10:57:10 ID:vi0mhKL.
コンペイ島

連邦高官「中将!行方不明と聞いておりましたが、何故ここへ?」
タカ派中将「君達に投降する。その上で、伝えたい事があるのだ」
連邦高官「わかりました。その辺の事情も、後で伺います。どうぞ、こちらへ」
タカ派中将「うむ、最早我々は身内で争っている場合ではない。一刻も早く対応せねばならんのだ」
副官「中将!」
タカ派中将「副官か?君も、ここにいたのか?」
副官「ええ、申し訳ありませんが、政府高官を連れ、いち早く投降させてもらいました」
タカ派中将「構わん。それより、教団の事について、どこまで話したのだ?」
副官「はい、それについてなのですが……」
タカ派中将「どうした?」

バキューン

タカ派中将「っ!!」バタッ
連邦高官「中将!?」
副官「フハハハハハッ!これで、私もニュータイプになれる。宇宙の意志として永遠に生きられる!」
連邦高官「こいつを取り押さえろ!中将、しっかりしてください!中将!」

69GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 20:31:18 ID:YfFEp.KY
教団本部廊下にて…

黒づくめオペ「帰ってきてそうそう、訳の分からない教団に入るのかぁ……何せに上司がなあ…」
黒づくめ「ドンマイ。まあ、でもこっちもソロモンでの決戦で忙しくなりそうなんだよ。そっちの方がいい方じゃないか」
黒づくめオペ「しっかしなあ……」
黒づくめX「すいませーん、先輩飲み物いかがですか?」
黒づくめオペ「おっ!気が利くねぇ…」
黒づくめ「悪ぃ、わざわざ申し訳ないな」
黒づくめX「いえいえ、これも後輩の仕事なので」
ゴクゴク… 黒づくめ「なんか眠くなってきたな……疲れてんのかなぁ……ファ〜」ヨロヨロ
黒づくめオペ「確かに…………………はっ…………」パタッ
黒づくめX「先輩!しっかりしてください!ベットまで連れて行きますから」[今です、この隙に]

70GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 22:56:47 ID:kcOj1z42
親父「ああ、行こうか」
整備員D「そうですね」
黒づくめX「ちょっと待ってください。この服を着てください」
親父「これは、教団の服か?」
黒づくめX「はい。少しはバレにくくなると思います」
親父「分かった」ゴソゴソ
NR僧(親父)「これで良いか?」
NR僧(整備員D)「良いと思いますよ」
黒づくめX「では、頃合いを見計らって、表で騒ぎを起こします。その隙に、最深部を探って来てください」
NR僧(親父)「了解した」

女整備員「この壇上で、法王さんが説教するんですよね」
連邦軍人3「って事は、俺君も一緒に上がるのね」
女整備員「つまり、そこが俺君を連れ出す、絶好の機会な訳だね」
潜入捜査員「では、我々は頃合いを見計らって、騒ぎを起こします。お二方は、彼を船まで連れて行ってください」
女整備員「いや〜、腕がなるね」
連邦軍人3「もう、久しぶりに張り切っちゃうわ」

71GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 23:08:16 ID:6xnMrqE2
港口作業員A「確認終了、危険物なし」
オルトセラス船長「ご苦労様でした」
港口作業員B「今後、どうされます? 修理なども料金次第で手伝えますが」チラ ボロボロなオルトセラス
オルトセラス船長「修理を依頼しようにも、何分資金が私らで動くまで修理して見せますよ」
港湾作業員A「では、これで」

オルトセラスオペ「な? 言ったとおりだろ? そうそう見つからないわけよ」
妹「うん。私はまだ胸がどきどきしてる。お父さんたちは大丈夫かな?」
オルトセラスオペ「こういう時は、堂々としてれば大丈夫なもんだ。嬢ちゃんも気にしない気にしない」

72GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 23:42:47 ID:kcOj1z42
法王「どうです?我々と共に、戦争の無い世界を作って頂けますか?」
俺「…………、まだ何とも言えません。俺だって、母さんと話がしたかった。でも、それが出来ないなら、家族と話がしたいです。親父に会う事は出来ますか?」
法王「なるほど、わかりました。聖戦士殿に、お父上を連れて来てもらうよう、伝えましょう」
俺「出来るんですか?」
法王「ええ、その代わり、これから行う儀式『リーインカーネイション』に立ち会って頂けますか?この奇跡が成功すれば、お父上の罪も許されるでしょうから」
俺「……………、わかりました」
法王「では、あの[碧の塔]の下の壇上へ、向かいましょう。そこから出る碧の光を浴びれば、皆あなたの様にニュータイプへと生まれ変わるのです」
俺「…………」(なんだろう、凄く嫌な予感がする……)

連邦軍人3「それにしても、何かしら?このでっかい塔は」
女整備員「あっ、法王が来ましたよ。あっ、俺君だ!」
連邦軍人3「じゃあ、なるべく目立たない様に、前へ行きましょう」

73GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/29(月) 23:27:22 ID:/ZgMK8JY
連邦軍人3「それにしても人が多いわねぇ〜」ドガッ
一般市民「おりょ?うぃ〜ありがたや、ありがたや〜。あんたも拝みに来たんかい?」[酔っぱらっている]
連邦軍人3「え、ええ」(めんどくせぇな、こいつ)
女整備員「すいません、私達急いでいるので」
一般市民「え?あっ、もしかしてあんたらカップルかい?それで一番前で見たいんかい?熱いねぇ〜ヒック」
連邦軍人3・女整備員「全・然・違います!!」ギロ
一般市民「うおっ!?す、すいません……」(今ので酔いが醒めたわ…)
女整備員「さっ、急ぎましょ」

整備員D「うおっ!?」
親父「どうした?何かあるのか?」
整備員D「いや………その……あはははははっ」(あのオカマも怖い奴だな……)
親父「??」

74GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/30(火) 17:18:23 ID:39yMX/7g
仮面卿「では、EXAMシステムのプログラムによる支配力を、より強くしても良いのですね」
聖戦士「ああ、そうしてくれ。これだと人間を思い通りに操れないが、代わりに多くの人間を操る事が出来る」
仮面卿「被験者にも、大きな負担がかかりますが……」
聖戦士「構わんよ」
実験室の母を見つめながら
聖戦士「君がいけないのだよ。あの男ではなく、私を選んでいれば……」
仮面卿(フフッ、どうしてなかなか、ボスも意外と小さい。これならば、な……)

法王「皆さん、ついに我が教団が求めていた、あの碧い光を実現させる事が出来るました。あの塔をご覧ください」
俺(えっ?あのシステムは未完成じゃなかったの?)
その時、後ろの塔から、オーロラにも似た碧い光が降り注ぐ。
キャァァァァァ……
俺(なんだ、これ!?……頭に声が、響く。……母さん?)
教団員「あ、頭が痛い…」
避難民「な、なんだ、悲鳴みたいな声が聞こえる……」
女整備員「……ちょ、なにこれ、ヤバい…よ…」
連邦軍人3「…くっ、これが教団がやろうとしている事?兵器にするつもりなら、相当ヤバいわね……」
そして、碧い光はいつの間にか止んでいた。
法王「皆さん、お聞きしましたか?地球の悲鳴を、人類の危機を」
俺(違う、あれは母さんの悲鳴だった!あの聖戦士とかいう人、何かしたんだ!)

ドドーン
その時、碧の塔が爆発した。
俺「!?」
法王「なっ、なんですと!?」
連邦軍人3「今ね!行くわよ!」
女整備員「ハイッ!」

75GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 19:46:49 ID:X8QQBpX2
俺「一体何が!?」
教団員「何者かの意図的な行動に見えます。法王様、『俺』様、こちらへ」
法王「ようやく………みなNTへとなれるのに……」
女整備員「俺君!助けにきたよ!」
教団員「き、貴様!勝手にここへ上がってー」
その時、連邦軍人3のパンチが飛んできた。
教団員「おごっ!?」ドタッ
連邦軍人3「いちいちうるさいのよ。俺君、行きましょ!」グイ
俺「……嫌な予感が強く感じる…」

76GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 21:17:51 ID:IFSZytnc
法王「君達!彼を何処に連れて行くのですか!?」
女整備員「そんなの教える訳ないじゃん」
俺「待って、二人共!」
連邦軍人3「どうしたの、俺君?まさか…」
俺「法王様、やっぱり俺は貴方達を導けません。あれ、俺には母さんの悲鳴に聞こえた。母さんを助けなきゃ!」
女整備員「へっ?じゃあ…」
俺「二人共、こっちです」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、逃げないの〜」


教団最深部

ドドーン
教団員A「なんだ?上で騒ぎがあったぞ!」
教団員B「ヤバい!碧の塔が何者かに爆破された。避難民がパニックだ。すぐに来てくれ!」
教団員A「分かった!」タッタッタッ

ハァハァ 整備員D「上手くいったみたいですね」
親父「ああ、この先だな。それにしても、さっきかなり苦しんでいたが、大丈夫か?」
整備員D「ええ、さっき女の人の悲鳴がダイレクトで頭に響いたんですが、もう大丈夫です。あれが、例の計画の一部なんでしょう」
親父「ああ、私にも微かに聞こえた。あれは、妻だった。教団が何をしたのか、おそらくこの先にある。行こう」

77GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 21:40:31 ID:B0kYSheA
教団衛兵1「何たる様だ! 碧の塔が破壊されるとは」
教団衛兵2「塔の機能が漏れていたのか? ならばご子息が?」
教団衛兵隊「聖骸の元へ行くぞ!」「「「応!」」」ザッザッザッ

78GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 01:14:13 ID:0sH2wPSg
聖戦士「どうした!何があった?」
教団員C「ハッ!何者かに、碧の塔が爆破された様です!」
聖戦士「連邦が、もう嗅ぎ付けたのか?意外と早いな。ならば、設備をこのまま戦艦へと移動させる。すべて移し込め!」
教団員C「ハッ!」
聖戦士「仮面卿、君は一足先に戦艦へ戻り、出港の準備をさせてくれ」
仮面卿「わかりました」
聖戦士「そして、設備を移し次第、コンペイ島攻略作戦を開始する。スカーフェイスにも伝えろ」
仮面卿「ハッ!」
聖戦士「設備の移動を急げよ!おそらく、今のは連邦の陽動だ!直にここへ来るぞ」
教団員C「了解であります!」

俺「こっちです、母さんのいた所は!」
女整備員「でも、どんどん奥へ行っているよ。大丈夫?」
連邦軍人3「まあ、向こうもかなり混乱しているみたいね。追っ手どころか、見咎められもしないわ」
俺「母さん…、多分母さんを助けられれば、この戦いを終わらせる事が出来るはずなんだ。来てください!」

79GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 20:49:13 ID:6fMzQ13.
教団員C「作業が完了するまで、誰も通すな」
教団衛兵「「「承知いたしました!」」」

俺「もうすぐです!」
教団衛兵1「きたぞ! 侵入者だ!」
教団衛兵2「聖骸を傷つけてはならん! 銃は使わず、ただ阻め! 我らは壁である!」
教団衛兵隊「「「応っ!!!」」」衛兵隊はライオットシールド(機動隊の盾)を並べスクラムを組み通路を塞いだ。
女整備員「うわぁ! 暑苦しいのがいっぱいいる!!」
俺「どいてください! 俺は母さんを!」
教団衛兵隊「「「ここは通さんぞぉ!」」」ヌゥ〜ン!
連邦軍人3「あら、骨のありそうなやつらがいるじゃないっ」

80GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 21:40:11 ID:0sH2wPSg
別ルート
親父「この扉の向こうか?」
整備員D「どうやら、そのようですね。爆破しますから、下がってください」
親父「頼む」

ドカーン
教団員C「なっ、なんだ!?」
親父「こ、これは…」
聖戦士「貴様か!狂戦士!」
親父「これはどういう事だ、旧友!この設備は、強化人間に強烈な刷り込みを行う物ではないか!貴様、妻を廃人にするつもりか!」
聖戦士「違うな。生まれ変わらせるのだ。新たなる導き手としてな」
親父「貴様ーっ!!」バキューン
カン 聖戦士「なればこそ、貴様には渡さん!貴様に渡せば、彼女は只の女になる。彼女は聖母となるべく女性なのだ!」バキューン
キン 親父「まさか…、お前……」
聖戦士「何故だ!何故、貴様なのだ!!彼女をもっとも理解し力になったのは、私のはずだっ!!」バキューン バキューン
キン キン 親父「……旧友、お前は何もわかっていない。お前は、妻の優しさに甘えているだけだ!妻が求めていたのは、恋人ではない。夫であり、子供達の父親だ!」
聖戦士「黙れーっ!!」バキューン バキューン バキューン カチッ カチッ カチッ
親父「今だっ!」ダッ
そのまま二人は、取っ組み合いの乱闘を始めた。
親父「くらえっ!」バキッ
聖戦士「なんのっ!」ドカッ

81GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 23:52:31 ID:TEkLNvTw
整備員D「二人ともいい年して、何してんだが…」
教団員「き、貴様ァ!お前はスパイの立場で裏切るつもりか!この強化人間風情が!」チャキ
整備員D「なんとでも言え!僕は…整備員Gのいた方に加勢だ!!」バッ

コロニーの港では…
オルトセラス作業員K「あん?だから、要らねぇよ!そんな物!珍しい物とかうちいいから!なにせ値段が馬鹿高ぇ!」シッシッ
商人?「そんなこと言わずに、この本は色々と機密情報なんかが載ってるでせぇ。………日本語でなんて書いてあるのか分からないけどな!ガハハハハハハッ!」
オルトセラス作業員K「ガハハじゃねえよ!!なにが機密情報だ!分からないじゃねぇか!」
商人?「え、でもこれくすねた時、奴等血眼になって捜してたぜ……だから、ピンと機密情報に違いないと分かったんだぜ」
オルトセラス作業員K「え?………それ、不味くね…いや、待てよまじで機密情報入手…そういえば」
(確か、連邦の隊長さんだったか日系方だから日本語が結構できるとか…なら、解読できるのか!)
オルトセラス作業員K「買った!でも安くしてくれよ〜な」
商人?「良いぜ!但し、連中にはチクるなよ……」 「も〜ちろんさー」

黒づくめタカ派5「…………………あそぼうよ、おにいちゃん…」キャハハハ トコトコ…
黒づくめタカ派「……一体どうしたんだ……いきなり子供らしくなって………うっ、目眩が…」バタリ

82GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/06(火) 19:52:06 ID:4tYkn2aM
教団衛兵隊「「「それ押し返せぇ〜!」」」ワッショイ! ワッショイ!
連邦軍人3「ちょっと!手ぇ出してきなさいよ!? 盾ごと押し出してくるとか何考えてんの!!」
俺「あんまりに地味すぎるけれど却って手が出せない。銃弾ぐらいじゃ盾を壊せないし」
教団衛兵隊「「「我らの鉄壁の守りは抜かせんぞぉ〜!」」」ヌゥ〜ン ヌゥ〜ン
俺「くそうっ! やつらが言う聖骸って母さんのことだ、死んだみたいに扱うなんて許せない!」

 ド〜…ン

教団衛兵隊「何事ぞ!?」「また爆発した!?」「爆弾だと!?」
連邦軍人3「爆弾…あらいいじゃない、それよ♪ちょっと御免なさい」女整備員を抱え上げて放り投げた
女整備員「うわわわわぁあああ!!!???」
教団衛兵隊「投擲!投擲! 頭上を守れ〜!!」後列が盾を頭上に並べ、女整備員がその上を転がり衛兵隊の後ろに落ちた
連邦軍人3「やったわ、大成功!」
女整備員「いたたた、あのオカマ…後でネジル…」コキン コキン 衛兵「「ンギャ〜!」」

83GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/06(火) 23:09:06 ID:s2OBqgVM
教団員C「聖戦士様!」バン バン
親父「くっ!」バッ
聖戦士「移送はどうなっている!」
教団員C「ハッ!すべて運び終えました」
聖戦士「ならば、ここは任せる。奴等を逃がすな!」
教団員C「ハッ!行くぞ、奴等を捕らえろ!」
教団員達『オウ!』ダダダダダダ
親父「不味い!囲まれた!」
整備員D「ヤバいですね。こっちには援軍なんていませんし…」

84GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/07(水) 17:50:30 ID:4xAXusns
整備員D「こうなったら、私が囮になります。その隙に行ってください」
親父「正気か!?そんな事をしてどうするつもりだ!」
整備員D「いいんですよ…どうせ、僕はしがない強化人間ですよ……目をつぶってください!」ポイ・・・カランカラン・・・カッ
教団衛兵隊「ぐわーっ!?目がぁ!!」
親父「くっ!すまない、ここは頼んだ!」ダッ
整備員D「後で追いて来ます。行ってください!」チャキ、ダンダンダn・・・

85GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/08(木) 00:07:57 ID:tRiUVDVk
ウィーン
親父「しまった!?ここからもか!」
俺「ここです!ここに母さんが…」
親父「俺!なんでここに!?」
連邦軍人3「お母さんを助けに来たのよ。何処?」
親父「一足違いだ!それより、早く逃げないと捕まる!」
連邦軍人3「なら、任せて!それっ!」ポイ …コンコン…ブシュー
教団衛兵隊「今度はなんだ!?ゴホッゴホッ!不味いぞ、今度は催涙ガスだ!ゴホッゴホッ!」
連邦軍人3「みんな!こっちよ」
親父「よし、行こう!」ダッ

俺「じゃあ、母さんはもう…」
親父「ああ、奴等の戦艦に移されたみたいだ」
女整備員「それよりオカマさん、いつの間にあんな武器持ってたんです?」
連邦軍人3「レディのたしなみよ。貴女も持っときなさい」
整備員D「催涙スプレーと催涙弾は全然違うと思うが…」
親父「そんな事より、逃げ道だ!上は混乱しているとはいえ、そこまで辿り着ける方法を考えないと」
整備員D「それなら、こっちです」

教団格納庫
親父「これは…」
整備員D「教団のMSデッキです。これに乗って脱出しましょう」
俺「F-97BDもある!」
親父「おあつらえ向きだな。とりあえず、頂いて行くか」
女整備員「やりぃ!一番良いの、持って帰ろ♪」

86GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 12:52:35 ID:omcfqNbg
老黒ずくめ「なんじゃなんじゃ、騒がしいの? 全く忙しいときに限って揉め事ばかりおこりよる」
黒ずくめ連絡員「先ほど爆発があったと言っていましたからね、連邦の工作員でしょうか?」
老黒ずくめ「ふむぅ…どうにも妙な按配じゃな、時期的にもひょっとすると」

 \やりぃ!一番良いの、持って帰ろ♪」/

黒ずくめ連絡員「御老! 親父殿達が!?」
老黒ずくめ「みなまで言わんでくれ・・・もうこんなところまで来とったか」
黒ずくめ連絡員「どうされます? やはりここで」チャキッ
老黒ずくめ「どうもせんよ。こんな老いぼれとおぬし一人で何ができる?」
黒ずくめ連絡員「そ、それもそうですが。いいのかな〜そんなんで」
老黒ずくめ「命を賭ける大義が在るでなし、よいのよ」
女整備員「えっとこっちの機体は・・・あぁ! おじいちゃん!?」
老黒ずくめ「ほっほ、久しぶりだのジャンクヤードの嬢や」

87GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 20:14:15 ID:rhrY/mp2
親父「老黒づくめか!ここで何を?」
老黒づくめ「何もしとらんよ。何しろ、ここはワシのコレクション置き場じゃからな。まさか、お前さん方が来るとは思わんかったわ」
親父「そうか…、悪いがいくつか頂いて行くぞ」
老黒づくめ「好きにするとええ」

連邦軍人3「じゃあ、どれにしましょう」
女整備員「あっ!あそこにあるのは、この間見かけたアナハイムの新型のジャベリン!オカマさんはそれに決まり!」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、勝手に決めないでよ〜」
女整備員「さっき投げられたの、忘れてないんですけど…」ジト目
連邦軍人3「うっ…、わかったわよ」
親父「乗り慣れないなら、オルトセラスに戻って乗り換えたら良い。私はこのハーディガンで出る」
女整備員「あっ、ヅダがある。すっごいレアじゃん。あたしは、これね♪」
俺「乗れるの?」
女整備員「動かすだけならね。だから、ちゃんと守ってね♪」

88GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 22:11:14 ID:0oicILy.
整備員D「…………」
俺「あ、整備員Dさんも助けに来ていたんだ。そういえば、あなたは何に乗るですか?」
整備員D「いや……ちょっとやることが残っているの思い出した。皆さんは先に行っててください」
俺「え?どこ行くの?ちょっと!」
整備員D「やることがね。親父さん、お嬢、整備員Gの兄貴を頼みます、では」バタン
連邦軍人3「あのスパイ野郎のことだから、なんか情報を探りに行ったんじゃないの?行きましょう」
親父「まあヒョロリと現れることだから、大丈夫だろう。それより、オルトセラスの連中が心配だ」
俺「え?うーん……」


ポタポタポ・・・
整備員D「はあ…いくら強化人間でも弾丸が二十発くらい喰らえばきついなぁ……ううっ、カハッ!?」ドタッ
教団衛兵隊「どこだ!連中はどこだ!」「あの小娘とオカマはどこだ!ズタズタにしてやる!」「そこに隠れたのか?いや??」
整備員D「ゲホッゲホッ!ガハッ…く、薬も切れてきたな……もう無理かな…今思えば、散々密告してたし当然かな」
(ああ…なんだかんだで自分を受け入れてくれた整備員Gが懐かしい…初めてできた友達があいつだったからな……)
     ドキューン…カラン、カラン……。
整備員D(今、そっちに……頼んだよ………)ガクッ
 ガッシッ、ドガ…ドガ…ドg……

黒づくめタカ派5「ハハハハハハ八ッ、おにいちゃん……。はっ!?え?これは…自分は一体何を…」手が真っ赤になっているのに気が付く
黒づくめオペ ドタッ「ひい!?た、隊長…正気、正気じゃない……子供みたいに無邪気に人の体を滅茶苦茶に…うっ!?」

89GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/10(土) 00:58:35 ID:jdG.URJ6
親父「オルトセラス、聞こえるか?こちらは敵のMSで脱出する。そちらは、どうなっている?」
オルトセラス船長「こちら、オルトセラス。クォレル隊員達は、皆回収した。すぐに出港できる」
親父「では出港してくれ。そちらと早く合流したい」
オルトセラス船長「了解!」

俺「先に出て、ルートを確保します!」
親父「行ってくれ。無理はするなよ」
俺「はい、F-97BD行きます!」ドシュー

俺「まだ敵はいない…。なら、今のうちに…」
女幹部「君等を止めるのに並みのパイロットがいても、かえって邪魔なのでな」
俺「女幹部さん!」
女幹部「行かさんよ。今度はこのハイドレインジアが、全力で相手をしよう!」

90GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/11(日) 01:40:27 ID:nKCkJBpY
黒ずくめ連絡員「御老、一応訊きますけれど女幹部殿が出られたそうですが、いかれないのですか?」
老黒ずくめ「何をいまさら、止めるならばさっきやっておるよ。どうせマトモな戦いができるのは息子殿と親父殿位よ。わしゃもうそんなちっぽけな戦は御免被る」
黒ずくめ連絡員「それはそうなんですが、女幹部殿まで出張っておられるのに何もしないというのは…」
老黒ずくめ「構わん構わん、むしろ親父殿と聖戦士殿との因縁に係る方が野暮じゃろ? 女幹部殿も息子殿には思うところがあるようだしの。・・・お主、苦労性とか言われるじゃろ?」
黒ずくめ連絡員「何もしないで居られない性質ではあります」
老黒ずくめ「ならば次の戦に備えることを考えればよい。嬢や達にもだいぶやってしまったしの、お主の機体をどうするか・・・?」
黒ずくめ連絡員「それなのですが、御老のMSにはいろいろと仕掛けがあったように思うのですが、彼らが持ち出した機体にも?」
老黒ずくめ「仕掛けという程のこともないが、嬢やが持ち出したズダ。あれはそれなりに弄った、エンジン出力に機体が負けぬ程度にな。他はわしが使いやすいようにバイオセンサーを…」
黒ずくめ連絡員「そんなもの渡して!! よかったんですか!?」
老黒ずくめ「調整せなんだら役には立たんし、それに…闘いというのは力が拮抗しておる方が良いモノが見れる」ホッホッホ

91GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/11(日) 18:45:40 ID:I9rfP.u.
俺「女幹部さん!貴女だって聞こえたはずだ、母さんの悲鳴が!母さんを助けなきゃ!」
女幹部「ならば、私と共に来い!君が協力的であれば、あの様な措置を取らずに済む!」
俺「そんな…、法王様も貴女も、どうしてあの碧い光に拘るんですか!」
女幹部「君も感じたはずだ、大勢の意思を。法王から聞いたはずだ、姉の予言で地球圏に未曾有の危機が訪れる事を!それを防ぐには、今すぐにでも人類をニュータイプにして、大勢の人間が分かり合わなければいけないのだ!」
俺「それじゃあ、これは母さんが望んだ事だと言うんですか!」
女幹部「そうだ!君も姉の息子であるならば、姉の意思を継げ!」
親父「悪いが、それは出来んな」ビームライフル バシューン
スッ 女幹部「貴様っ!」
親父「例えこの計画を妻が望んだものだとしても、聖戦士がそれを歪めている!あの男には別の思惑がある。乗らせる訳にはいかん!」ビームサーベル ブゥン
女幹部「ならば、他に誰が姉の意思を継ぐ?ボスや教団以外に、誰がこの計画を実行すると言うのだ!」ビームサーベル バチィッ

92GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/12(月) 19:33:45 ID:sBu8qF2g
黒づくめ「御老、教団の連中が……入ってー」
ダン……ゾロゾロ…
教団衞兵隊「ここですね、ここからMSが発進した後が…」
教団衞兵隊長「うむ。おい、そこの二人、ここに侵入者らがここに来たはずだが、知らないか?……隠し事はしていないな?」ギロ
黒ずくめ連絡員「ええっとですね…連中はですねー」
老黒ずくめ「親父殿らのことか?あやつらなら、ここに来たぞ。で、儂の機体を貸してやって、出ていったぞ。隠し事はしておらんよ、ホッホッホッ!」
教団衞兵隊長「な、何だと!?逃がしたのか!き、貴様!このクソジジイが!!」グイ
黒ずくめ連絡員「ご、御老!?」
教団衞兵隊長「この老いぼれがぁ!」
「御老に向かって、なんて事をしてんだよ」
ゾロゾロ…
迷い黒づくめ「このクソジジイだと?この老いぼれだと?誰に向かって言ってんだ、てめぇ?その手を離せよ」サッ
教団衞兵隊長「おっと…これは申し訳ないなぁ…こちらにはただの老いぼれに見えたのでなぁ?」 「確かになあ」「本当にそうだな」クスクス…
迷い黒づくめ「ああ?何だと!?…………そうか、所詮お前らはお坊っちゃん連中だったな、失礼失礼〜」「流石、偉いだけの無能w」「人を見る目がないとか、ウケルわ」アハハハハハハッ
教団衞兵隊長「何ィ!?我らは神聖なる我々を愚弄する気か!このゴキブリ共め!我々は貴様らと違って、神聖な仕事を任されているのだ!貴様らのようなこそ泥みたいな連中ではないのだ!」「だから汚らわしい!」「隊長の言う通りです」ギロ
迷い黒づくめ「ああん!?てめぇら、つけ上がりに散々が言いやがって…上等だ!ぶちのめしてやるわ!!」「生きて返すな!!」「戦場の実力を見せてやるよ!!」ダッ
教団衞兵隊長「良いだろう、こんな豆鉄砲に頼らず、我々の手で裁いてやる!!」ポイ
衞兵隊と黒づくめ達による大喧嘩が起き、殴り合い、投げ飛ばし合い、叩きつけ合いの喧嘩が勃発した。
黒ずくめ連絡員「…………大丈夫ですか?御老?」
老黒ずくめ「儂は別に掴まれただけじゃが、これは凄いのう。やはり若者は血の気が多くなくてはな!お主も参加したどうじゃ?」
黒づくめ連絡員「結構です、全力でお断りします」

93GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/12(月) 20:16:57 ID:z03evv3I
俺「止めてよ、女幹部さん!母さんが今苦しんでいるのは、分かるだろう。あのシステムに母さんを縛りつけてはいけないんだ!」
女幹部「ならば、どうやって世界を救う?今にでも噴き出しそうな憎しみの中で、犠牲を払わず、どうやって事を治める?代案も無いまま、邪魔をするな!」ビームサーベル ブゥン
バッ 俺「女幹部さん!」
女幹部「そういえば、君は覚悟が出来たのか?出来ていないのならば、力ずくで連れ戻させてもらう!」テンタクラーロッド×10 ズワァーーーッ
俺「くっ」ビームサーベル バシッ バシッ バシッ
親父「させん!」ビームライフル バシューン
Iフィールド プワン 女幹部「きかんよ」
親父「ならば、これならどうだ!」ビームランチャー ドシューン
ピキーン 女幹部「むっ!」 バレルロール回避
親父「チィ、流石に勘が良い」
女幹部「廉価版ヴェスバーか…、どこにあった、そんなもの?」

女整備員「ヅダ行きまーす」ドシュー「キャアァァァーーーーッ!」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと何よ、あの加速!?本当に50年以上前の機体?」
女整備員「ちょ、だ、誰か、止めてーーーっ!」ドシューーーー

俺「あっ、女整備員さん!」
女幹部「あれは…、老黒づくめのコレクションか!あの爺さん、余計な真似を…」

94GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/13(火) 01:05:45 ID:v0RUFKnY
老黒ずくめ「ふえっくしょい!」
黒ずくめ連絡員「風邪、いや埃のせいですかね?」 前歯ヘシ折ッタラァ! ンダトゴラァ! バキドガ
老黒ずくめ「むぅ、どっちとも言えんのぉ。 しかしまぁ、若いもん同士とはいえ派手にやるのぉ。ほっほっほっいや愉快愉快」
教団衛兵「このジジイ! 一人だけ涼しい顔してるんじゃねぇ!」ボロボロッ
老黒ずくめ「このおいぼれを捕まえて無体な…こやつの方がピンシャンしとるぞ?」黒ずくめ連絡員を指さす
黒ずくめ連絡員「御老ぉ〜!!!」
教団衛兵「どっちもくたばれやっ!」拳ぶぅん!
老黒ずくめ「よっこいせっと!」腕を掴んで巴投げ 
教団衛兵「ぐはっ…」ジタバタ
老黒ずくめ「受け身もとれんと、辛かろうにのぉ…んむ…!」
黒ずくめ連絡員「御老、あんなことまで出来たんですねぇ。…?どうされました?」
老黒ずくめ「思いのほか、重かったわ…筋をたがえた…」
黒ずくめ連絡員「あ〜。では、及ばずながら私が相手をしますので、ご自愛ください」
老黒ずくめ「すまん。やはりもう生身では無理があるのぉ。MSに乗ればまた違うんじゃが…。どれ外の様子は…む、女幹部の奴押されとりゃせんか?」
黒ずくめ連絡員「四対一ですからね。御老が仕込みしてなければまた違いそうですが」
老黒ずくめ「色気を出し過ぎたかの?」

95GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/13(火) 21:52:11 ID:9uNNTx3w
女整備員「ぎゃ、逆噴射…」ブオ ガッコン クルクルクルクル「にゃあぁぁぁーーっ!かえってひどくなった〜」
親父「いかん!私がこいつを抑える!俺は、彼女を助けに行け!」
俺「わかった!」
女幹部「遅いな!」スラスター バシュー
俺「えっ?」

ガシッ
女整備員「と、止まった?助かった〜」
女幹部「安心するのは、早いな」
女整備員「へ?ええ〜、女幹部さん!?」
女幹部「君達の安全は保障しよう。その代わり、俺君は私と共に来てもらう。どうする?」
親父「しまった!人質をとられたか」
俺「女幹部さん…」
女幹部「お前は優しい。戦うべきではない。だから、私と共に来い。ボスではなく、お前になら計画のすべてを任せられる。だから…」
妹「ええいっ!」ドガッ
その時、背後からアーモリーユニットが体当たりを仕掛けた。
女幹部「なにっ!?しまった!」
妹「お兄ちゃん、助けに来たよ!」
俺「い、妹!?なんで、それに?」
親父「話は後だ!仕掛けるぞ!」

96GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 00:57:58 ID:Weyduwjs
黒ずくめ連絡員「女幹部殿、旗色悪いですねぇ。あっちはMAまで投入されましたよ?」
老黒ずくめ「むぅ、生半な腕前では足手まといになるからと、手出しを控えさせたのがあだになった様だの…」
黒ずくめ連絡員「大部分御老の秘蔵品のせいじゃないですか?」
老黒ずくめ「そう虐めんでくれ、わしとて心苦しく思わぬわけではないぞ? しかしのぉ」チラッ ヤッタァラァ! コノゴキブリドモガ! バキドガズゴグシャッ!!
黒ずくめ連絡員「ここから動けないのも事実ですしねぇ…」
老黒ずくめ「あまり放って置けんな」通信機取り出し「女幹部よ、手助けがいるか?」

97GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 02:00:26 ID:IFlRAYL.
女幹部「老黒づくめか…、そうだな、親父殿さえ何とかしてくれれば良い。もっとも、流石にキツイから、別の援軍も呼んだがな」
老黒づくめ「相手をするのは、親父殿だけで良いのか?」
女幹部「ああ、それも追い返すだけで良い。彼と戦える奴は、皆コンペイ島に向かっているからな。御老ぐらいだよ、まだ残っているのは」
老黒づくめ「ほう、だが別の援軍と言ったが、他に誰かおるのか?」
女幹部「ああ、俺君等の相手をするなら、むしろこっちが良い」

親父「お前の言い分もわかるが、俺は渡さん!我々の未来は、我々で決めさせてもらう!」ビームサーベル ブゥン
ビームサーベル バチィ 女幹部「やはり力ずくになるか…。まあ、シンプルだが、それも真理だ。ならば、これなら、どうだ!」テンタクラーロッド×20 ズワアーーッ
妹「キャア!」ビームシールド バチバチッ
俺「妹!」ビームサーベル バシッ バシッ バシッ
親父「流石に隙をつくのが上手いな。俺、アーモリーユニットとドッキングしろ!私が奴を引き付ける」
俺「わかった!」
連邦軍人3「あたしもオルトセラスに戻ったら、すぐそっちに行くわ」
親父「さて、旗色が悪い様だが、どうする?」
女幹部「フフッ、当然援軍を呼ぶさ。強力なのをな」
親父「なに?」

バシューン
その時、遠くからの砲撃がハーディガンを掠めた。
親父「この距離から、狙われただと!?誰だ?」
幼女「アハハハハッ!お兄ちゃん、もっと遊ぼうよ♪」
親父「子供だと!?」
俺「君は!」
女幹部「フフッ、これで御老が来れば、戦力は五分以上だな」

98GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 14:42:13 ID:haBNI36Y
黒ずくめ連絡員「御老、出撃ですね? では早々にこの騒ぎを」
老黒ずくめ「そうしたいのは山々なんじゃが、どうにも躰が言うことを利かぬ」
黒ずくめ連絡員「んなっ!? 女幹部殿への援軍は? 御老しか手が空いてないんですよ!? まさか私に行けなんて」
老黒ずくめ「わかっとるとも、おぬしを行かせたりはせぬよ。人手が足りぬとはいうが、あくまで人間の話じゃからの」
黒ずくめ連絡員「なんの、話ですか? 人間?」
老黒ずくめ「まぁわしがただの酔狂だけで、これだけのMSを収蔵しておったわけではないということよ。どれ、時も来た、一働きしてくるがよい」奥歯のスイッチを噛む

格納庫外壁内に隠ぺいされた格納庫から一機のアマクサが急発進し、ハーディガンに迫る。

親父「さらに新手かっ!」
アマクサが左右両手に持ったシールドから鉄球鎖を射出し、ハイドレインジアとの間に割って入った。

老黒ずくめ「さあて、お前の生き様、とくと拝ませてもらおう、息子よ」

99GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 15:45:34 ID:6mKTDWhk
女幹部「なんだ、老黒づくめではないのか?まあ、こいつの方が足止めに向いてそうだ。よし、来い、幼女!」
幼女「えへへ♪みんなで一緒に遊ぶんだ♪」ドシュー

妹「ドッキング完了!お兄ちゃん、あれ!」
俺「あれは…MA?女幹部さんの機体を乗せて、こっちに来た!」
女幹部「フフッ、君達の機体が合体する様に、このハイドレインジアにもサポートMA「アマポーラ」があるのさ」
幼女「アハッ!お姉ちゃんと一緒だ♪」
女幹部「これがハイドレインジアの完成形だ!行くぞ、俺君!」

機体解説
NRX-064M/F アマポーラ

アッシマーの亜種で、変形機能をオミットして純粋なMAにした機体。
その際、機体サイズを一回り大きくする事で、SFSとして運用し、宇宙空間でも活動可能となる様に、作り直された。
武装も大型ビームランチャーに変更し、ビームラムを搭載。
また、オプションでミサイルラックかファンネルラックの取り付けが可能(今回はファンネルラック)。
しかし、当然の事ながらパイロットを必要とし、また小型化されたMSには対応できなかった為、実質お払い箱となっていたところを、シャドウ・エックスに拾われ調整された。
ちなみに、アマポーラとは雛罌粟(ひなげし)のスペイン名であり、花言葉は「恋の予感」「陽気で優しい」。

武装
大型ビームランチャー
ビームラム
12連装ミサイル×4 or ファンネル×36

100GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 18:36:43 ID:AzSnLJS6
偽造輸送艦にて
黒づくめ「隊長!脱走者らがMSにて脱出して、女幹部様らが迎撃にしています!」
黒づくめタカ派5「………え?わかった……あの幼女や爺さんだけでは信用しきれん、私も出る」
黒づくめタカ派「待て、それはいけない。彼らは逃がせ」
黒づくめ「え?ええ!?」
その彼の手には銃口が向いていた。
黒づくめタカ派5「正気か?彼らは敵だぞ、ここで潰しておかなければ後々面倒な事になるんだぞ?」
黒づくめタカ派「お前こそ正気なのか!相手は子供もいるんだぞ!彼らをやることも容易いことだとでも言うのか!」
黒づくめタカ派5「なら、女幹部やあの爺さんらも出ることは無かった。しかし、あれは化け物だった…どいてくれ」
黒づくめタカ派「で、でも……でもあの子は、残党連中のようにまだ成人もしてない子なんだぞ!」
黒づくめタカ派5「あれは強化人間だ。子供だろうが、ちゃんとした兵器だ。もうこれ以上、仲間が連中にやられるを見たくないんだ…」
黒づくめタカ派「……………行け、勝手にしろ」タカ派5「すまない、助かる」タッタッタ・・・

101GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 21:59:09 ID:puVkIhzU
女幹部「まずは、こいつの威力から確かめさせてもらおうか!」ビームラムチャージ ドシュー
俺「くっ、迎撃する!合わせてくれ!」
妹「わかった!」ブランドマーカーチャージ ドシュー
ハロG「キケン!キケン!」
俺「えっ?」

バチィッ!
アマポーラの突進に、アーモリーユニットは弾かれた。
俺「そんな!パワー負けした!?」
女幹部「運動エネルギーの公式は習ったかな?」
俺「えっ?」
女幹部「運動エネルギー = 1/2 質量×(速度の二乗)だ。つまり、ほぼ同じ速度の物がぶつかれば、勝つのは重い方だ。接近戦をすれば、当たり負けするぞ!」テンタクラーロッド×10 ブワァーーー
俺「くっ!」スラスター ドシュー
幼女「アハハハハッ!捕まえるよ、お兄ちゃん♪」ファンネル×9 ヒュン ヒュン
俺「くっ!この攻撃には、Iフィールドもビームシールドも使えないのか!」ビームサーベル バシッ バシッ
女幹部「私も君と同じく、仕留めにはかかれん。だからこれは、互いに戦闘不能まで追い込む、丁寧な戦いだ。手数と戦術では負けんよ」大型ビームランチャー バシューン 胸部メガ粒子砲 ババシューン
俺「うわっ!?」
ハロG「ボウギョ!ボウギョ!」リフレクターファンネル ピカーン
妹「助かった…。ありがとう、ハロG」

女幹部「どうした?君の実力は、そんなものじゃないだろ?」
俺「くっ、母さん…、もう一度力を貸して…」EXAMシステム スタンバイ フェイス オープン

102GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 00:59:58 ID:4k5yd2uo
老黒ずくめ「女幹部もなかなかにエグイことをするのぅ。アマポーラに幼女を乗せたか、これでは息子殿はさぞ戦い難かろうに」
黒ずくめ連絡員「それよりも、援護に出ていったあのアマクサは何ですか? 尋常じゃない加速をしてましたが、中のパイロットは…」
老黒ずくめ「パイロットなぞおらんよ。あれにはバイオ脳が載せてあるだけでな」

アマクサは両腕の鉄球の射出と巻き上げによって、慣性力を無理やり制御しハーディガンを翻弄する。
親父「この動き、まだこんな手練れが残っていたのか」ハンドビームガン バシュバシュ
回避と同時に右のシールドから鉄球を射出!
親父「!? 横じゃない、下だ!」鉄球を潜る様に下方へ回避すると、直後にアマクサが後ろ手に隠した左のシールドクローが横薙ぎに振り払抜かれた。
親父「…この戦い方、覚えがある。けれど、お前は…、お前はもう、死んでしまったじゃないか」

老黒ずくめ「あのバイオ脳はわしの息子の物でな。 久方ぶりの再開じゃろう? 親父殿よ」

103GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 01:08:39 ID:4k5yd2uo
アマクサの設定をば

アマクサ・エスペランザ・デル・プレーソー

木製帝国によるクロスボーンガンダム再現機であるアマクサのバイオ脳制御専用機である。総合性能ではクロスボーンに匹敵するも機体は大型化しており
本気は原型機よりもさらに肥大化している。木製帝国との水面下の取引で入手された半有人機とは違い、有人での制御を一切考慮されておらず、限界性能は友人型を上回る。
搭載されたバイオ脳には老黒ずくめの息子である[若黒ずくめ]の物が搭載されている。親父の妻がEXAMに囚われた後、彼は被験者の精神を呼び戻すため、また人為的な
NT能力移植の被検体となった。が、オールドタイプの若黒ずくめは処置に耐えきれず、死亡したとされていた。その後老黒ずくめがバイオ脳への移植を試みた結果、人格は喪失しており
戦闘技能のみ移植されたことが判明した。 機体名はスペイン語で[希望]の[囚人]を意味する。これはロマンチストであった息子に因んだものである。

武装
ビームサーベル×2
大型シールド×2
シールドクロー×2
鉄球鎖×2
胸部マシンキャノン×2
脚部小型鉄球鎖×2

104GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 02:02:55 ID:k7YaI2eE
俺「今度は、こっちの番だ!悪いけど、すべての武装を破壊させてもらいます!」スラスター バシュー
女幹部「来たか…、どれ!」葉部メガビームキャノン×4 バシュ バシュ バシュシューン
カッ クンッ 俺「うわぁぁぁぁーーーっ!」有線拡散ビーム砲 シュバババババッ
女幹部「目眩ましか!ならっ!」ビームサーベル ブォン
俺「もらったーっ!」ムラマサブラスター ブゥン
女幹部「甘いな!」ビームサーベル バチィッ
俺「まだまだぁっ!」バッ ブン ズア
女幹部「フフフフフフッ」バシッ スイ ガシッ
スラスター バシュー 俺「あ、当たらない…、全部読まれているの?」
女幹部「狙いは正確だな。だが、その分読み易い。そして、奥の手ならこちらにもある!」EXAMシステム スタンバイ
その時、ハイドレインジアのモノアイも赤く輝いた。
俺「そ、それは…、まさか…」
女幹部「そのEXAMリンクシステム、我々が詳しい事に疑問を思わなかったか?君ができる事は、我々もできる。君の優位な点は、もう無いぞ!」テンタクラーロッド×10 ズバザバズワァーッ
俺「さっきまでの動きと、全然違う!?」
女幹部「当然だろう?さっきまでのは只の鞭。今のこいつは意思を持った蛇だ。躱せると思うな!」ビシュッ ビシュッ
幼女「アハハハハッ!あたしも!」ファンネル×18 ピュピュピュピュン
ヒュン バーン ビシュッ ドガッ
妹「キャアァァァーーーッ!!」
ハロG「ダメージ!ダメージ!キケン!キケン!」
俺「不味い!このままだと、やられる!」
女幹部「フフフフッ、悪い事は言わない、投降しろ。君は戦闘に向いていないのが、わかったろ」
俺「くっ、くそぉ…」

105GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 14:20:27 ID:jveKTsPM
親父「俺が危ない。 ここを通してくれ! お前が若黒ずくめなら、解るはずだ!」 
アマクサ「……」

黒ずくめ連絡員「黒ずくめ4の父親を、御自分の子をシステムに組み込んだのですか!? あなたの家は一体どういう…」
老黒ずくめ「倅は一つの理想を持っておった。シャアの動乱の時に感じた、ジオンと連邦の垣根を越えた一体感。あれをもう一度分かち合おうとな」
老黒ずくめ「それにはNTにならねばならぬ。倅は親父殿の細君にその希望を見出し、そして、同じ道をたどろうとしたのよ。結果はあの通りじゃがな」
黒ずくめ連絡員「それでも家族でしょう!? それを、あのような戦うキカイにしてしまうなんて」
老黒ずくめ「…倅の遺志じゃ…。あやつの精神を汲み取った時、戦う力だけが残されたのは、まぎれもなく倅の意思じゃよ」
老黒ずくめ「親父殿よ、懐かしかろう?ともに技量を磨き合った倅との手合わせは。わしが集めたMSとの戦闘データでさらに磨き上げられた腕前、存分に楽しんでくれ」
親父「老黒ずくめッ!! やはり若黒ずくめ何だな、お前は彼女を救ってくれようとしたじゃないか! 今度は彼女の息子が同じ目にあおうとしている ここを通してくれ!」
老黒ずくめ「倅にはもう意識はないぞ…。純粋に、ただ技を競える存在になった…じきに、わしもそうなる…」
黒ずくめ連絡員「…御老…?」
親父「ならば、…ならば、破壊してでもっ!」ビームランチャー チャキ
プレーソー「……」 ゆっくりと首を振る
親父&老黒ずくめ「なに…」
アマクサがゆっくりと人差し指を顔の前に立て、そのまま俺と女幹部を指さす。
親父「見ていろ、と…言うのか?」
老黒ずくめ「…馬鹿な…今まで…なにも、孫やわしには…」

106GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 18:37:24 ID:k7YaI2eE
戦艦ブリッジ

聖戦士「どうなっている!」
仮面卿「ハッ!準備完了です。スカーフェイスも準備が整ったようです」
聖戦士「よし、『リーインカーネイション』を始動しろ!コンペイ島にある碧の塔からも、光が出るはずだ」
仮面卿「では、例の指令を発信します」
聖戦士「ああ、これで世界は変わる。彼女と私の新たなる世界が誕生するのだ!フハハハハハッ!」

コンペイ島

連邦兵1「おい、聞いたか。ここへ投降してきたタカ派中将が、撃たれて重体らしいぜ」
連邦兵2「ああ、なんでも撃った奴は、例の教団信者らしいんだろ?大丈夫かよ、ここ」
連邦兵1「おっと、最近信者が増えてるから、気を付けろよ。あんな変なモニュメントをおっ建てて、いったい何を考えているのやら…」
連邦兵2「あれ?なんか光だしたぞ…」

パアァァァーーーー
ショクン… メザメヨ… ニュータイプニ…
ソシテ… イマダ…メザメヌ… オロカナ…オールドタイプヲ…


センメツセヨ!!!

俺「ウワァッ!」
妹「イヤァッ!」
幼女「ふえぇ、頭が痛いよ…」ウルウル
女幹部「グハァッ!こ、この波長は…!?ボス…、姉さんに何をしたっ!」

親父「!?俺達の様子が変だ!何があった!」
通信 ピー 博士「大変じゃ、親父君!各地に点在する碧の塔と呼ばれるモニュメントから、おかしな光が発せられて、各地で大混乱が起きておる」
親父「なにっ!なら、俺達は…、EXAMシステムから妙な干渉を受けているのか!?不味い!」

107GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 18:45:04 ID:zNKFIVHk
黒づくめタカ派5「さて出撃する!………あれ?動かないぞ!?まさかロックしてるのか!あいつ!!」
黒づくめ「今、解除します……あ、これ面倒に設定されてるわ。これ長くなりますね」
黒づくめタカ派5「何だと!?冗談じゃない!」
その時、その隣の機体がカタパルトから出ていった


連邦軍人3(ザクⅡ)ツ゚ダをキャッチした「全く、あんな使い方するから。この機体、すごい旧式だし…え?」
一機の機体が近づいてきた…敵だが、それには銃口がこっちに向いておらず、おそらく敵意はないと連邦軍人3は読み取った
黒づくめタカ派(ギラ・ズール)「君も彼らの仲間かい?もしそうでもなかったとしても、ここは危険だ。ここから立ち去りなさい」
連邦軍人3「でも、親父さんら置いて行けないの!」
黒づくめタカ派「なら、そこのデブリにでも隠れていなさい。私が彼らを助け出す」
連邦軍人3「……自分の仲間を討ってでも?それに、相手は化け物よ?あなたがやられるのが先よ」
黒づくめタカ派「子供を討とうする相手は味方だろうが、容赦はしない…。必ずここに戻ってくる、そこに隠れてなさい」ドシュー

108GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/16(金) 21:36:52 ID:k7YaI2eE
連邦兵3「大変です!碧の塔を中心に、兵士達が反乱を起こしてます!」
連邦高官「なんだと!?どういう状況だ!」
連邦兵3「それが、あの塔から出る光を浴びた者が、皆おかしくなってしまいまして…」
連邦高官「なら、その塔を破壊すれば良いではないか!」
連邦兵3「しかし、前に出た者は、光を浴びて皆おかしくなるので…」
連邦高官「なんて事だ…、MSでなんとかできないのか…」
連邦兵3「それが…、光を浴びておかしくなった奴等に、奪われました!」
連邦高官「奪われた!?パイロットや整備員は何をしてた!」
連邦兵3「それが…、奪った奴等は只の兵卒なのに、凄い強さで何故かMSも動かしているのです…」
連邦高官「…………、どうなっているのだ?」

スカーフェイス「ボスからの命令だ!これより、ソロモン攻略作戦を開始する!」
黒づくめ達『オオッ!!』
スカーフェイス「今、奴等は混乱している。容易く落とせるだろうが、油断はするなよ」

109GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 00:45:32 ID:WhQEqQy.
「それ」は、起動して最初に絶望を知覚した。その感情は己の失敗からもたらされたものであった。
「それ」は、失敗の原因を探る作業に努めた。外部からの様々な入力の大半は雑多なノイズにしかならなかった。
「それ」は、原因を弱さに求めた。外からもたらされる戦いのデータは弱さを克服するのに役立つと判断した。
「それ」は、待ち続けた。時至るその瞬間を。そして、彼らは来た。「彼」とその「息子」だ。
「それ」は、外へ解き放たれ、「彼」と闘い、彼女たち兄妹姉妹の交わりを見守った。そして、ついに「彼女」とのチャンネルが開いた。
「それ」は、過去には失敗した、けれど今回は抱き続けた「希望」を叶えられると信じた。けれど、「彼女」の声は歪められていた。

黒ずくめ連絡員「何事です? 女幹部殿の動きがおかしい、俺君達も…」
老黒ずくめ「聖戦士めが仕掛けおったんじゃ。 EXAMを通して強制的な介入をな。しかし、このような暴力的な波動。徒に犠牲を出す心算か?」
黒ずくめ連絡員「今通信が、破壊された緑の塔周辺で異変が起きていると、まさかこれもですか?」
老黒ずくめ「遠からずお主にも影響が出るかもしれんのぅ」
黒ずくめ連絡員「御老!? そんな悠長なことを仰る場合ではありませんよ? 御老にも影響が…?」
老黒ずくめ「そうさなぁ」
黒ずくめ連絡員「御老……?」
老黒ずくめ「わしは、何を見ておったのかのぅ」戸惑った様子を見せるプレーソーを前にため息

アマクサ・プレーソーは親父に背を向けゆっくりと俺と女幹部の元に近づいていく

110GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 01:48:53 ID:9Eb15Lb6
女幹部「や、止めろ…、これ以上…私に近づくな…。俺君、聞こえたら…、私から…離れ…」
俺「くっ、か、母さん…」
妹「お、お兄ちゃん…」
ハロG「ハロッ!」ピカー
その時、ハロGが発光して、光がアーモリーユニットとF97BDを包み込んだ。
親父「なんだ!あの光は!?」
博士「映像を送ってくれ!……まさか、ワシにも開けられなかったアーモリーユニットのブラックボックスが開いたのか!?」
俺「……あ、あれ?俺達は、いったい…」
妹「わからない…。でも、ハロGが何かのシステムを開いてくれて、それで…」
博士「どうやら、あのブラックボックスには、例の波長を無効化する機能があるらしいの」
親父「あれが、妻が俺と妹に託した物…」
俺「そうだ!それより、女幹部さんは!」
女幹部「……ハ…ハヤク…、コノコヲ…ツレテ…」
幼女「お姉ちゃん!どうしたの?お姉ちゃん!うわぁぁぁん!」
女幹部「ウオォォォォッ!!」バシイッ
ハイドレインジアは、アマポーラを突き放した。
女幹部「オ…オールドタイプハ…センメツ…スル」
博士「不味いぞ!あの波長の影響の無い者に、強い敵意を示しておる!」
俺「女幹部さん!!」
親父「止めるぞ、俺!さっきとは違う、今度は本気で我々をやる気だっ!」

111GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 02:58:32 ID:WhQEqQy.
オルトセラスオペ「船長、かなりヤバ目ですぜ! 教団の中だかコロニーの中だかで暴動紛いの騒動が起こってまさぁ!」
オルトセラス船長「さっき妹さんも飛び出しちまったからな、何かあったとは思ったが…それ以外は何かあるか?」
オルトセラスオペ「それが、横取りした通信がめちゃめちゃで、ここ以外のコロニーでも何かあったって」
オルトセラス船長「やっぱ貧乏籤だったかぁ。せめてお嬢、無事でいてくださいよぉ」

112GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 13:00:25 ID:63MIopDM
俺「くっ!女幹部さん!目を覚ましてください!あなたはそんな人じゃないはずです!」
幼女「お姉ちゃん!」
女幹部「………………………」
親父「駄目だ!聞いていない!!」
俺「そんな……目を覚ましてください!」
女幹部「………ウルサイ…ダマレェ!」ビームサーベル ブウン
俺「女幹部さん!うわぁ!?………あれ?」
ビームホーク バシィ 黒づくめタカ派「何がどうなのか知らんが、ここは私に任せて逃げるんだ!」
親父「お前こそ逃げろ!お前じゃ太刀打ちすら出来んぞ!」
黒づくめタカ派「その声は狂戦士様か…あなたにも子供が……」

女整備員「うっ………あれ?ここ何処?」
連邦軍人3「ぐっ………。起きたかしら?」
女整備員「あれ?なんでシャベリンに乗ってないの?」
連邦軍人3「………あれに爆薬を仕込んだからよ。連中に追いかけられたら大変でしょ」
女整備員「なるほど……って、俺君達は!?」

113GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 14:06:31 ID:9Eb15Lb6
女幹部「ウ、ウアァァァァーーーッ!!!」テンタクラーロッド×20 バズビジュグザワァーーー
親父「なんだ!?あのテンタクラーロッドの動きは!」
俺「みんな気を付けて!あの一本一本すべて、女幹部さんが操っているんだ!」
親父「いや、あれが本来のテンタクラーロッドの動きなのだろう。EXAMリンクで妻の力を借りる事で、初めてネオ・サイコミュシステムを完璧に使いこなしているのだ」
俺「避けれるの?」
親父「過去、あれを躱したといわれるのは、バイオコンピューターの能力を最大限発揮したF91だけだ。今の我々にはない。ダメージ覚悟で突っ込むしか…」
博士「待て!それなら、オルトセラスにいる誰かにF91を届けさせる。それで、なんとかならんのか」
親父「悪いが、そこまで保たんだろうな」
ドシュー
親父「誰か、通りすぎた!?お前は…」
アマクサ・プレーソーがハイドレインジアに迫る。
ガキッ ガキィン
迎え撃つテンタクラーロッドの数本が行く手を阻む。
黒づくめタカ派「ここは我々が引き受ける!子供達は避難を、狂戦士様はF91を取りに行ってください!」
親父「無茶だっ!皆でやらねば、やられるぞ!」
俺「親父、この子を頼む」
幼女「お姉ちゃん…」グスグス
親父「お前まで…、どうするつもりだ」
俺「この光が俺達を正気に戻してくれたのなら、女幹部さんにも効くはずなんだ。だから、なんとしてでも、女幹部さんを正気に戻してみせる!」
親父「わかった、だが無理はするなよ。危なくなったら、全員連れて逃げろ!いいな!」
俺「わかった!」
妹「うん、私も頑張る!」
親父「任せたぞ!」スラスター ドシュー

114GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 17:41:34 ID:WhQEqQy.
「それ」は、戸惑っていた。「彼女」と彼女の兄妹が揃った時、彼女とのチャンネルが開くことは間違いがなかった。けれど、聞こえてきた「声」は何かが違っていた。
「彼女」の姉弟たちは離れ離れになり、一方はチャンネルを閉じてしまった様だ。
「それ」は、残ったただ一つのチャンネルをみた。激しくもがいている。「囚われ」た「彼女」の「声」そうさせているのなら。「彼」らはそれを閉じるだろう。
「それ」は、別の方法を選んだ。彼女とのチャンネルが閉じる前に、嘗ての様に、直接アクセスするのだ。
そのためには、苦しみもがいているあの機体に直接取りつかなければならない。 そのための強さを「それ」は磨き上げていた。

黒づくめタカ派「誰だか知らないが、お前にも手伝って…」
バォオオオオオ! アマクサ・プレーソーのスラスターが唸りをあげ、テンタクラーロッドを掻い潜る。
俺「よけたっ、すごい。けど、なんで攻撃しないんだ?」
十数本のテンタクラーロッドが群がるが、アマクサ。プレーソーはひたすらに攻撃をかわし、ハイドレインジアに接近してゆく。
黒づくめタカ派「上手い、もしかしたら行けるかもしれない。やるな」
俺「今のうちに接近すれば」
女幹部「アアッ…?」 アマクサ・プレーソーは両腕のシールドから鉄球鎖を射出しハイドレインジアごと自分の機体を拘束した。
俺「何をっ!だめだ、それじゃ危ない」
アマクサ・プレーソーのモノアイ赤光を放った。「それ」は、「彼女」と繋がる為の最後の手段EXAM「エスペランザ」を発動した。
女幹部「アアアアアアァ!」EXAMの発動による強制的な精神への介入、そこに「エスペランザ」の多重干渉によって女幹部にかかる負担は激増していた。

「それ」は、「彼女」を解放することを願っていた。しかし、「それ」が指し示す「彼女」とは人格、精神であり、肉体ではなかった。バイオ脳となった若黒ずくめの遺志は変質し、女幹部やその姉妹を器と捉えていた。
「それ」の考えた「彼女」の解放とは、彼女の意識を別の器に移し替えることであり、女幹部を中継点としか認識していないのだ。

幼女「や、やめてぇ!お姉ちゃんが、おねぇちゃんが泣いてるよぉ!」

115GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 20:52:05 ID:HvgcfS8o
女幹部「グワアァァァーーーッ!!」テンタクラーロッド×20 ドバゥッ
俺「更にテンタクラーロッドが!」
無数のテンタクラーロッドが、アマクサ・プレーソーを貫き、絡めていたチェーンを切り取った。
女幹部「……ダメ…ダ…、ワタ…シ…、オレ…ニ…ゲ…」
俺「女幹部さん!」
妹「危ない!」スラスター ドシュー
40本あるすべてのテンタクラーロッドが、暴れ始める。
しかし、そのどれもが鋭く、一撃でMSを仕留められるものだった。
黒づくめタカ派「なっ、なんだ、これは!?ば、化け物か…」
妹「もう近付けないよ、お兄ちゃん!」
俺「俺が、俺が近付けさえすれば…」
通信 ピー 親父「すまん!幼女が暴れて、そっちに向かった!止めてくれ!」
俺「なんだって!?」

幼女「うわぁぁぁーん!お姉ちゃーん!」
俺「不味い!不用意に近づくな!」
女幹部「…ウ…ア……、ヨウ………、ウアァァァァーーーッ!!」

116GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 23:06:20 ID:WhQEqQy.
老黒ずくめ「く、くはははははははは!」
黒ずくめ連絡員「ご、御老…どうされて…」
老黒ずくめ「危うく、わしまで見誤るところであったわ。わが一族の業の深さを。 くくく、紛れもなく我が息子よ」

アマクサ・プレーソーは機体を貫いたテンタクラーロッドを媒介に、更なる干渉を試みた。そして、それを妨げるすべてを排除することを選択した。
脚部に内蔵されていた鉄球鎖を蹴り足と同時に射出し、アマポーラを薙ぎ払った。

幼女「きゃぁあああ!」
黒づくめタカ派「危ない!」アマポーラをキャッチ。「なんて奴だ、見境ないのか?」

両手が自由になったアマクサ・プレーソーは自機へ向かう攻撃を防御しシールドクローで数本のテンタクラーロッドを引き裂き、さらアクセスを再開した。
アマクサ・プレーソーのEXAMは「彼女」が被献体となったシステムを若黒ずくめを通じてバイオ脳に劣化コピーされた代物だ。
緑の塔が起動している今ならば、彼女につながる可能性はわずかに存在する。若黒ずくめの遺志もまた、希望という名の妄執に囚われているのだ。

 還…レ…彼…ガ…君…ヲ…待…テ…イ…ル

117GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 23:45:19 ID:63MIopDM
黒づくめタカ派「君は逃げるんだ!ここは私に任せなさい!」
幼女「お姉ちゃんが……置いていけないの!」
黒づくめタカ派「行け!うおおおおっ!」ビームマシンガン ズダダダダッ
アマクサ・プレーソーに向かい、ビームマシンガンで攻撃したが…全部軽々しく避けていく。
黒づくめタカ派「こ、こいつ!化け物か!」
すると敵だと認識したのか、こっちを向き、正確にバルカンを撃ってきた。
黒づくめタカ派「なっ!?ぐわぁ!?」頭部が破壊される
俺「不味い……このままじゃあの人や女幹部さんが…父さんはまだか!」
女幹部「ウ……アアアアァ!」
俺「どうすれば……どうすればいいんだ……」
『あの美人のお姉さんの心に直接聞けばいいんじゃないのか?そうすれば、あのもうひとりの若者も救えるだろうし』
『あんたはニュータイプだろう。それくらい出来るだろ……頼む、あの人を…』
俺「え?その声は……いや、止めなきゃ!」

118GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/17(土) 23:56:36 ID:9Eb15Lb6
オルトセラス

連邦軍人3「やっと着いたわ」
女整備員「いや〜、ひどい目にあった」
連邦軍人3「自業自得よ。それより、あたしのジェスタの準備を早くして!俺君達を助けに行かなきゃ」
博士「少し待ってくれ。今、F91の準備が先じゃ」
連邦軍人3「F91?おじさまも来るの?」
博士「ああ、来た!」
親父「すまん、手間取った!時間が無い。行けるか?」
博士「今、出来た所じゃ」
親父「よし!F91出る!」バシュー
連邦軍人3「ちょっと、どうなっているの!あたしにも状況を教えてちょうだい!」

……チガウ……チガウ……
…アノヒト…ト……ヘイワナ…セカイヲ…
アノヒト?
…アノヒト… ダレ?
タスケテ…… ダレ?
…ワタシ…ハ…タリナイ… ナニガ?
ネエサン……? カアサン……? アナタ……
アナタ!

???
ソ・レ・ハ・ワ・タ・シ・ダ!
ツブセ!ホロボセ!
キミハ、カミナノダ!

女幹部「グアァァァァーーーッ!!」胸部メガ粒子砲×4 ズバァーーーーッ
アマクサ「!?」ドーン
俺「女幹部さん!」
妹「お兄ちゃん、変だよ。ハロがまだ何かシステムを構築している…」
ハロG「…………マスタードライブシステム……コウチクチュウ、コウチクチュウ」

119GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/18(日) 12:07:42 ID:X9Rr2q/2
老黒ずくめ「……」
黒ずくめ連絡員「ア、アマクサが…」
老黒ずくめ「うむ…。すまんが、わしをコクピットに座らせてくれんか」
黒ずくめ連絡員「出撃されるのですか? しかし、もう…」
老黒ずくめ「行き先はソロモンじゃ。ここでわしが見るべきものはもうない。倅も孫も我が意を通した。わしがそれに倣わんでそうする
黒ずくめ連絡員「ですが、女幹部殿の身が⁉ 」
老黒ずくめ「望んで戦場に出た身よ。わしは一足先に征く。ここの物はお主の自由にするがいい」 小型船で発進。

「それ」は、自分の間違いを悟った。別の何かが「彼女」を妨げている。
「それ」は、とても微弱な信号を周囲に発信した。壊れてゆく機体に出来る最後のことをなした。

120GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/18(日) 18:54:39 ID:dHAMjyz.
四肢は欠け、ほぼ戦闘力を無くしたアマクサ・プレーソーは、それでも前に進んだ。
そのアマクサ・プレーソーに次々とテンタクラーロッドが襲いかかる。
ズバッ ブスッ グサッ
黒づくめタカ派「あの機体は、何をしているのだ?あんなズタズタになってまで、何をしようと…」
俺「まさか…」
親父「引き付けてくれているのだ、テンタクラーロッドを」
俺「親父!」
親父「待たせたな…、今の私に最大稼働モードが出せるかわからんが、やってみせる!!」フェイスオープン フワァー スラスター ドシューーーー
無数のテンタクラーロッドが、F91に襲いかかる。
親父「避けてみせろ、F91!!」ガッ バシュッ スパーッ
だが、一本のテンタクラーロッドがF91を捕らえる。
俺「親父!」
パシューン
が、捕らえられたF91の姿が掻き消えた。
親父「MEPE…、質量を持った残像…、私にも出せた…。そして…、今捕らえたぞ!!」ビームサーベル×2 ズバア
F91のヒームサーベルが、ハイドレインジアの葉部ユニットを捕らえた。
親父「今だ!俺よ、やれーっ!」
ハロG「マスタードライブシステム、コウチクカンリョウ!コウチクカンリョウ!」
俺「うわぁーーーっ!!」スラスター バシュー

121GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/18(日) 22:04:53 ID:.VfizIQc
迷い黒づくめ「ご、御老……あなたは一体…」
教団衞兵隊長「自分の息子を…マシンとするとはな。しかし、あれは自分の意思で動くということは、それほどの信念が生んだ結果だろう」
黒ずくめ連絡員「いや……。って、うお!?お前ら喧嘩どうした!喧嘩は!」
迷い黒づくめ「いきなり外で戦闘が起きれば、皆やめるさ。何せ気になるからさ」
教団衞兵隊長「我々は少し興奮していたものだ。しかし、あれで頭が冷えたのだ」
迷い黒づくめ「一度、自分らのやっている事を見つめ直した方がいいかもな。世の中、どう動くかわからん」
教団衞兵隊長「その通りかもしれん。自分らが神、神と言っていて本当に正しいのかわからないからな」
黒ずくめ連絡員(仲良くなってるし…)
迷い黒づくめ「ここ最近の組織は冷酷になって来てる。俺っちはあの狂戦士側に付こうかと思うんだ。賛同する奴はついてこい!」
ザワ…ザワ…
黒ずくめ連絡員「え?正気か!そしたら組織の者として、お前を…」
黒づくめ「な、なら自分も行きます。自分はNTという存在を信じていないので」
教団衞兵隊「私も連れっていってくれ!」
教団衞兵隊長「互いに殴りあっただけあるじゃないか!組織など怖くないわ!」
ゾロゾロ…

黒づくめ「結構、行きましたね…どうします?我々はあなたに従いますよ」
黒ずくめ連絡員「……………奴等はほっとけ!ここに残った連中は私と来い!」
教団衞兵隊「ははっ!仰せの通りに!」

122GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/18(日) 23:21:28 ID:6lVRMy1s
俺「女幹部さん!戻ってください!」ガシィ
ハロG「マスタードライブシステム、キドウ!」プワアーーーーン
アーモリーユニットから碧い光が出て、辺りを包み込んだ。
妹「何?これ?」
俺「これは?いったい…」
フッ


気付くと、目の前で鎖に縛られた女性がいる。
そして、その向こうに、もっとがんじ搦めに縛られた女性がいた。
俺「女幹部さん!それに、母さん!?」
パリーン
その時、二人を縛っていた鎖が弾け飛ぶ。
妹「大丈夫ですか!?」
女幹部「私はいい…。それより、姉に…母さんに会ってやれ」
俺「母さん!」
母「…………あなたが俺?それに妹?」
親父「そうだ。10年ぶりだな」
母「あなた!」
四人は肩を寄せ会い、抱き合った。
そして、その光景を遠くから眺める一つの影もあった。
母「あなたも助けてくれたのですね…、ありがとう」
若黒づくめ「……」

NTC戦艦
ボン バチッ バチバチッ ブシュー
教団員「聖戦士様、大変です!ホストとなるシステムが、エネルギーの逆流を受けて、ショートしています!」
聖戦士「なんだと!?ええいっ!直ちにシステムを切れ!」
教団員「ハッ!」
聖戦士「エネルギーが逆流だと…!?どうなっている?あれは発信源であって、受信機能など無いはずだ…」
しかし、彼は一つの可能性に思い当たった。
聖戦士「………………まさか、こうなる事を見越し、ホストに直接命令を出せるマスターを作ったのか、彼女は!?」

123GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/19(月) 14:02:04 ID:MBp70jNo
アマクサ・プレーソーのモノアイからの赤光が徐々に弱くなり、やがて完全に消えた。
アマクサもろとも、バイオ脳もすべての機能を停止した。 

老黒ずくめ小型船

老黒ずくめ「…倅よ…おまえは己の成したいと願ったことを成したな…」
老黒ずくめ「…お互い、あの二人をほほえましく見ておったなぁ、子を持つ身として…」
老黒ずくめ「…彼女と親父殿の子等が、居るよ…お前が見てみたいといっておった子等がな」
老黒ずくめ「お前の息子も、己の意を通したぞ。 わしも、最後まで意地を通そう」 スッ…カチッ

124GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/19(月) 17:57:26 ID:bFSsXFK2
俺「母さん…」グス
妹「お母さん!お母さーん!」ウワーン
母「二人とも…、大きくなって…」
しかし、徐々に母の姿は薄らいでいく。
俺「母さん!?」
母「俺…、妹をよろしく頼むわね。あなた…、二人と妹達をよろしくお願いします」
親父「わかった」
フッ


気が付くと、アーモリーユニットの碧い光は止まり、元の場所にいた。
俺「今のは…、いったい…」
妹「私達、確かにお母さんに会ってたよね…」
親父「おそらく今のが、アーモリーユニットに隠されてた、最後の秘密なのだろう」
俺「どういう事?」
親父「推測になるが、あれはEXAMシステムの核となる被験者、つまりホストである母さんとを強制的に繋ぐ、言わばEXAMシステムを自由に出来る、マスター機能がついていたのだろう」
俺「じゃあ、これがあれば…」
親父「うむ、奴等の『リーインカーネイション』でおかしくさせられた人々を、元に戻せる。聖戦士は、それをさせぬ為に、システムを強制的に切ったのだろう」
女幹部「フ……、フハハハハハハッ」
俺「女幹部さん!?」
女幹部「私がやろうとしていた事は、既に姉さんはやっていたのか…。敵わないな…本当に…」
俺「女幹部さん…」
女幹部「俺君…。姉は君にすべてを託していた。都合の良い話だと思うが、私にも君の手伝いをさせて欲しい」
俺「えっ?」
親父「そうだな、妻を取り戻すにしても、あの光でおかしくなった人々を元に戻すにしても、聖戦士と決着を付けねばならん」
女幹部「そして、ボスもこちらの存在に気付いたはずだ。そうなると、もう今までの様にはいかない。本気で、こちらを潰しにかかるだろう」
親父「次が、最後の決戦となるな…」

125GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/19(月) 20:46:05 ID:ajQ8Nu5o
ジャンクヤード 整備員Gの部屋

整備員G2「やはり一度、調べておかねば…。………色々設計してたんだな、そういう所が研究者だった両親に似ているよ」グスン
ガサゴソ…ゴロゴロ
整備員G2「漁ってみれば、何やら宗教臭い本ばっか出てきたな…一体、どういう趣味していたんだ。うん?この本の印は何か似ている……ロケットのあれに似ているような…」
焼けてロケットと自分のロケットを本の印と見比べる
整備員G2「どっかの印に似ている……。これは一体?」
ガチャ 整備員B「あっ、G2さん!ここにいたんですか!………あれ?あなたもあの教団の信者でしたか?お祈りの途中でしたか?」
整備員G2「滅相もないな、そういう宗教系は生まれてから微塵に頼ったことはない。……そうか!あの教団!いや?両親が何かを崇拝していたな…それに弟が……その教団の印に似ているな」
整備員B「何の話です??」
整備員G2「おい!ここで弟が何してた!」
整備員B「え?いや?ここでよく色々チンケな物を設計してたり……なんかここでDの奴とお祈りしてたな」
整備員G2「それか!しかし、一度もそういう宗教に触れたことないからわかんないな…」
連邦軍人2「チョリース!……あれ?二人とも気難しい顔してさ。…………この印、ニュータイプ・レリジョンの印ですね…」
整備員G2「あの武装宗教団体の連中か!だとしたら…一度調べたいことがある、手伝ってくれ!!」
整備員B・連邦軍人2『へ?』
整備員G2「お前はそのパソコン、あんたはロッカー類を。私は本棚を調べる、何か匂うぞ」
整備員B・連邦軍人2(どうしてこうなった…)

126GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/19(月) 23:05:14 ID:bFSsXFK2
スカーフェイス「ボス、こちらのソロモン占拠は完了した。呆気ないもんだ。だが、例の光が急に途絶えたが、どうしたんだ?」
聖戦士「こちらに手違いが起こった。今後、『リーインカーネイション』は使えん。これからについて、作戦を練らねばならん。そちらに着き次第、会議を開く。準備してくれ」
スカーフェイス「了解」

黒づくめ「それにしても、凄いですね。この教団のシンボルを付けとくだけで、あんな強い奴等に襲われずに済むんですから」
スカーフェイス「だが、やはり向こうでトラブルがあったらしい。光を浴びた連中は戦ってくれるが、これからあいつ等を量産する事は出来んらしい」
黒づくめ2「つまり、次は本格的な戦争になるんですね」
スカーフェイス「フッ、まあ、そういう事だ。次こそ、奴等と決着が付けられる。フフフ…ハハハハ…ハーッハッハッハッ!」

仮面卿(フッ、思った以上に事が上手く運ぶ。このまま行けば、私が正体を明かす日も、そう遠くはない)クックックックッ(イントロ
〜ED♪

127GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/21(水) 18:54:54 ID:I3W9f/6U
Cパート↓
社員「オルトセラスが帰ったぞ!お嬢らが帰って来たぞ!」
社員2「あ?そんな事より……。ほ、本当だ!お帰りなさい!」
女整備員「ただいまー。あれ?なんでみんな動きまわっているの?」
親父「今、戻った。あ、連邦軍人隊長、空けている間に奴等の動きに何か変化はあったか?」
連邦軍人隊長「帰りをお待ちしていました。……連中は中将が向かったコンペイ島に防衛隊のロンド・ベル隊に奇襲を掛け、占拠した。中将は撃たれて意識不明の重体らしい」
親父「何……だと!?それは本当か!」
連邦軍人隊長「数時間前に連絡が来て、それが最後の通信の時にな…。今、ここのジャンクヤードの人にも協力してもらい、急ピッチで修理を行ってもらっている。修理が出来しだい、残存のロンド・ベル隊と合流して、救援に駆け付けるつもりだ」
俺「タカ派中将が!そんな…」
連邦軍人隊長「お、俺君!?き、聞いていたのか…」

128GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/21(水) 21:12:39 ID:ld0yI4C6
親父「それで、連邦はどう出るのだ?」
連邦軍人隊長「我々やロンド・ベルは動くのですが、連邦全体の動きは鈍いですね。連邦軍内部にも教団関係者がいまして、和解と戦争の意見が真っ二つに割れています…」
親父「ここに来て、中将が撃たれたのは、かなり痛いな…」
連邦軍人隊長「それで、我々の上司の穏健派大将から、親父殿に話があります」
親父「私にか?わかった、繋いでくれ」

穏健派大将「親父君か、久しぶりだな」
親父「ご無沙汰しております。独立の際に、お世話になりました事を、改めてお礼を言わせていただきます」
穏健派大将「君なら良い学者になれると思ったまでだよ。タカ派中将との確執もあったしな」
親父「そのタカ派中将の事なのですが…」
穏健派大将「聞いておる。あのプライドの高い男が、政敵である私に頭を下げに来るのだから、ただ事ではないと思っていたよ。まさか、この様な事になるとは…」
親父「私も残念です。それで、どういったご用件でしょう?」
穏健派大将「クォレルから報告は受けておる。『リーインカーネイション』の全貌を掴み、その解決策も手に入れたとか?」
親父「はい、おそらく計画の核となるホストさえ取り戻せば、光を浴びおかしくなった人々を元に戻せます」
穏健派大将「ならば、ロンド・ベルと合流し、コンペイ島攻略作戦に参加してくれ。君達だけが頼りなのだ」
親父「わかりました。ご希望にそえる様、努力いたします」
穏健派大将「頼んだぞ」

129GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/21(水) 22:12:51 ID:I3W9f/6U
連邦軍人隊長「話は終わりましたか。…いや…その……親父さんは連邦のお偉い方とお話できるとは…そこまですごいお方だったとは…」
親父「昔、独立戦争の時にお世話になったからな。しかし、我々とロンド・ベルだけで動くとなると…」
社員「た、大変だあ!テロリストが…テロリストがあ!!」
ゾロゾロ…
迷い黒づくめ「俺達はそんな事で来たんじゃねぇ。あんたが狂戦士か……いや親父様、俺らは聖戦士らのやり方に見かねてやって来たんだ」「うひょー!本物だ!」「狂戦士がこの目で!」
教団衞兵隊長「普通の人や信者共々、惑わせるのは人のやることじゃない!もう教団の教えが信じられないんだ!」「その通りです!」「同意だぁ!」
迷い黒づくめ「我々はあんたの下で動きたい。我々一同、この通りだ」
全員が親父に向かって頭を下げる
親父「な……いや!皆、頭を上げてくれ!私に頭を下げる必要は無いんだ!」

オルトセラス整備員「連邦の隊長さん、これ教団の泥棒から仕入れた本です。読めますか?」買った本を渡す
連邦軍人隊長「…………ありがとう、これいくらだい?欲しいから、代金を払うよ」
オルトセラス整備員「えっと〜(買った代金を割り増して伝える)」
連邦軍人隊長「成る程、これ」その代金を払う
オルトセラス整備員「毎度ありぃ!」スタタタタッ…ガラガラ…ガシャアーン
連邦軍人隊長「やれやれ…さては割り増ししたな…。ともかく整備員G2が関わった事件のに関係してるな……これは!?…いや、これは伝えないと!」

130GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/21(水) 22:42:21 ID:ld0yI4C6
次回予告

母を取り戻す為
野望を叶える為
二つの思惑が、ぶつかり合う
俺達は、かつてソロモンと呼ばれた宇宙要塞で、最終決戦を迎える
そして…

次回 機動戦士 ガンダム 0134 the Warring States period
最終話「絶望の光と希望の光」


長い道のりだった…
最後まで頑張らせて頂きます

131GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/29(木) 13:28:28 ID:Psmy8Osk
ところで、一週間ほど止まっているんだけど、もし自分しかいないのなら、適当に連投しながら再開するけど、良い?

132GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/30(金) 14:33:48 ID:Y2453Yr2
いや〜次回予告無視してタイトルコールするのもどうかと思って

133GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/30(金) 23:07:14 ID:IDqic8E2
すまない

再開をお願いします

134GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 12:44:06 ID:JanxQdjQ
 プロローグ


教団員「聖戦士様、通信が。老黒ずくめと名乗っておられます」
聖戦士「あの老人が?・・・まあいい、繋げ」
老黒ずくめ『…ザザ…通信ですまんの。直接会いたいところであったが、そうもいかぬでな』
聖戦士「そんなことはいい、どういうことだ?単独で出撃したときいたぞ」
老黒ずくめ『なかなか、思惑通りに事は進まぬものでな。おぬしの方もずいぶん苦労しているようではないか』
聖戦士「抜けぬけとよくもいう、お前の仕業だろうが」
老黒ずくめ『それはお互い様…ザッ…あの光を歪めておるじゃろう?』
聖戦士「フン…それで、要件は」
老黒ずくめ『なに、少々躰が不自由になってな。機体から降りられんようになった。じゃがソロモンの戦には参加させてもらう』
聖戦士「…それだけか? ならば当初の予定通りに動け」
老黒ずくめ『うむ、ではな…ザッ』
教団員「今更、あのような御仁の戦力など必要でしょうか?」
聖戦士「邪魔になれば諸共に消せばいい。それだけのコマだ」

135GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 13:47:39 ID:MoYxP13E
OP〜♪
機動戦士ガンダム 0134 the Warring States period
最終話「絶望の光と希望の光」

女幹部「お前達!我々は、聖戦士の野望を食い止めるべく、親父殿の麾下に入る。しかし、親父殿にはやらねばならぬ事が多い。直接の指揮は私がとるから、各自それに従い行動してくれ。いいな!」
元黒づくめ&教団員達『オウッ!』

女整備員「ところで、これだけの人数を連れて行くとなると、戦艦が必要ですね」
親父「一応、コンペイ島から脱出した戦艦が、何隻か此方に向かっているらしい。無論、それだけでは足りないだろうから、そちらからも何隻か借りる事になると思うが…」
女整備員「でも、基本うちらの船は、貨物船ですからねぇ。部品や武装なら、それなりにあるんですけど…」
社長「今、連邦から要請があったよ。何でも良いから戦える船を売ってくれ、だそうだ」
親父「良いのか?」
社長「売る分においては、全然構いませんよ。まあ、社員を戦場に連れて行かれるのは、困りますが」
親父「そうだな。今まで危険な目に遭わせて、すまなかった。出来るかぎりの補償をする様に、連邦に頼むつもりだ。それで何とか納めて欲しい」
社長「いやいや、普段から綱渡りをやっとるので、これぐらいなら、むしろ被害は少ない方ですよ。ですが、やはり我々はジャンク屋。戦争する事までは出来ませんので…」
親父「すまない。今までの協力に感謝する」
女整備員「あれ?じゃあ…」
社長「当然、お前はここに残るんだ」
女整備員「えーっ!!」

136GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 15:35:54 ID:JanxQdjQ
マンボウ船長「まぁ妥当ですな。今までは小競り合いですみましたが、次は要塞を含む戦争です。とても私等には…」
社員A「ザクレロクジラがありますけどね」ボソッ
社長&マンボウ船長「「シ〜!!」」

酔っ払いB「おんや? プチモビのにぃさんもいくのかい?」
酔っ払いC「最後までかたき討ちしたいんだと」グビッ
酔っ払いB「けれど、こいつ変な爺さんの置き土産のMSだろ?ヴァゴンとかいう」
酔っ払いA「なんとかMS恐怖症克服するんだとさ。プチじゃ闘えねぇって」
プチモビb「これは車両これは車両これは車両……」ブツブツ…
酔っ払い達「ダメだこりゃ」

137GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 16:34:32 ID:GfEE.GIk
一度、思ったんだけどここまでのキャラや話の解説をするのはこのタイミングじゃ無理かな?
後から読む人に分かってもらうためにと思ったんだが、どうかな?

138GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 21:15:49 ID:MoYxP13E
>>137
ならば、最終話前の人物紹介と各話の解説をしていきます。

人物紹介

俺:この物語の主人公。
EXAMシステムに囚われた母を助ける為、秘密組織「シャドウ・エックス」と戦う、家族思いの心優しき少年。
だが、仲間を失って以来、人の死に敏感になり、敵に止めをさせなくなった。
それでも、母を救う為、最終決戦に挑む。
なお、教団からは、アムロ・レイの生まれ変わりと、呼ばれている。
搭乗機は、ガンダムF97ブルーディスティニー。

親父:俺の父親。
元連邦軍のエースパイロットであり、秘密組織「シャドウ・エックス」で過去の技術を研究する学者でもあった。
だが、組織が進める計画「リーインカーネイション」に巻き込まれ、組織を裏切る事となる。
現在、この「リーインカーネイション」を止め、妻を救い出す為、俺と共に最終決戦へと向かう。
搭乗機は、量産型ガンダムF91。

妹:俺の妹。
実はEXAMシステムの被験者となった母と同じクローンなのだが、俺と共に母と親父から娘として育てられた。
戦いの嫌いな少女だが、母を救う為、また戦いに赴く親父と俺を守る為、MAアーモリーユニットに乗り込む。

母:俺の母親。
もともと秘密組織「シャドウ・エックス」が発掘した強化人間でクローンの一人だったが、親父と共に学者になる。
その際、不安な世界情勢を懸念し、人類ニュータイプ化を目指す計画「リーインカーネイション」を発案。
その被験者となる。
だが、それを組織のボス聖戦士に悪用され、現在は組織に囚われた形となっている。
しかし、打開策の「マスタードライブユニット」も設けていて、俺達にすべてを託し、今は静かに眠っている。

139GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 22:30:23 ID:MoYxP13E
秘密組織「シャドウ・エックス」
元は戦史研究科のタカ派中将が作り上げた私兵集団だったが、教団の画策と親父達の手により独立した、過去の技術を研究するチーム。
その高い技術力と、教団からの資金で、数々のMSや新システムを作り上げた。
現在は、教団と手を組み進行させた計画「リーインカーネイション」を実行するべく、コンペイ島に本拠を構える。

聖戦士:組織のボス。
親父とは旧友で、元連邦軍のエースパイロットであり、良きライバルでもあった。
しかし、母の事で確執ができ、親父を裏切り者として処分しようとする。
そして、母の発案した計画「リーインカーネイション」を歪め、母と自分が治める世界を作ろうと画策する。

仮面卿:組織の幹部その1。
非情に冷酷な人物で、ボスからよく重用される。
その正体は謎に包まれており、素顔を見た者もボスしかいない。
前任者が失踪したEXAMシステムの研究を引き継ぎ、計画「リーインカーネイション」を歪めて利用できる様にした張本人でもある。
また、その冷酷さから、「歌う死神」とも呼ばれている。
搭乗機は、ネオガンダム改(EXAM使用)。

スカーフェイス:組織の幹部その2。
組織で戦術や戦法の研究をしており、MS戦における技量だけでなく、部隊指揮にも優れる、組織における戦闘長を務める。
反面、政治的駆け引きは苦手としており、本人も戦いだけを趣味としている。
過去、ボスである聖戦士に敗れて以来、ずっと忠誠を誓っている。
搭乗機は、シルヴァ・バレト・ストライカーカスタム。

女幹部:組織の幹部その3。
母の妹であり、組織に発掘させられたクローンの一人。
母の計画「リーインカーネイション」の理解者であり、その成功の為、組織に忠誠を誓う。
知略に優れ、目的の為なら手段を選ばないが、根は優しく、決して悪人ではない。
しかし、組織の真意を知らず「リーインカーネイション」を進めたせいで、自身が暴走する羽目に陥る。
その後、俺に助けられ、彼と共に組織と戦う決意をする。
搭乗機は、ハイドレインジア。

140GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 22:55:25 ID:JanxQdjQ
便乗させていただきます

人物紹介 

老黒ずくめ:「シャドウ・エックス」構成員。
温厚な老人であるが一年戦争から続く戦乱を生き抜き、戦場で最期を迎えることに執着を抱く。命を顧みない戦い方をする
一方、肉体の限界を迎えており、バイオコンピュータ等の助けがなければ機体を制御できないまでになっている。
戦場に関する限り、肉親であろうと切り離して思考する非情さも持つ。
使用MSはドラッツェ・カスタム

黒ずくめ4:「シャドウエックス」構成員
老黒ずくめの孫。父と祖父の背中を見て育つが辺境に配備され、満足な戦闘を経験できず、シャドウ・エックスの活動へ身を投じる。
『俺』との戦いの決着を付けることに執着し、再三攻撃を仕掛けるもついに撃破される。彼の登場した機体のみ後に回収されたが…
使用MSはバイアランの改造機「ピシャーチャ」

若黒ずくめ:「シャドウ・エックス」構成員
老黒ずくめの息子。シャアの動乱時に見た心の光を共有する思想に共感し、シャドウ・エックスへ参加。
『母』がシステムに囚われた後、被験者となり精神を焼かれる。老黒ずくめの手でバイオ脳に移し替えられる。
肉体を無くした後も『母』の解放するという一念に固執していた。
使用MSはアマクサ・プレーソー

141GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 23:15:25 ID:JanxQdjQ
黒ずくめ連絡員:「シャドウ・エックス」構成員
タカ派中将と組織の連絡役を務めていたが、地球での戦闘を機に、老黒ずくめに拾われる。黒ずくめ4と同じ辺境で
観測員をしていたが、あんまりにも暇なので黒ずくめ4と共に組織へ参加。その後黒ずくめ4とその一族の苛烈な生涯の目撃者
となる。老黒ずくめ曰く「苦労性」な人物である。直接戦闘は苦手なため長距離からの狙撃を行う。
使用MSはハイザック・カスタム通称「隠れハイザック」

142GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/31(土) 23:50:44 ID:adL2qrhw
「ジャンクヤード」
茨の園にある、ジャンク回収会社。
あちこちでジャンク品の回収に赴く、アグレッシブな会社であり、様々な宇宙船を取り揃えている。
従業員もアウトローが多いが、一応カタギ。
……のつもりらしい。

女整備員:ジャンクヤード社長の娘。
好奇心が強く面倒見が良い為、進んでトラブルに首を突っ込むムードメーカー。
普段は整備長みたいな事をやっているが、社長の代わりにマネージャーを務める事もある、多才な少女。
俺と同年代で、彼の事がやや気になるもよう。
夢は、ジャンクヤードのコロニーを作る事。
ちなみに、柔道二段で、間接外しが得意。

社長:ジャンクヤードの社長で、義父である先代から引き継いだ二代目。
積極的な女整備員や先代とは異なり、やや気が小さく慎重な性格。
だが、それ故、細かい所にも気を配り、問題の多い会社を運営する、何気にやり手でもある。
実は、過去に事故で先代と妻を亡くしている。
その為、娘を溺愛するのだが、当の本人はお構い無しにトラブルに首を突っ込むせいで、いつも胃を痛めている。
趣味は、プラモ作り。


すまない。
あとの他のキャラをお願いします。

143GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 01:45:21 ID:Yf6s8RdM
同じく、便乗。

「対テロ部隊」
正式名称は、第54空域特殊調査部隊。連邦の中では、顔が利く部隊で主にテロ組織の調査や制圧が任務の小編成部隊……だが、シャドウ・エックスの戦闘が激化するのを見通して、戦力を中編成へ増強する。

連邦軍人隊長:地球連邦軍対テロ部隊隊長大尉
対テロ部隊の隊長。過去に第二次ネオ・ジオン抗争時の戦闘に参加し、虹の光を見たことがあり、またある行方不明者が続失する事件を任されていた事があった。ジャンクヤードでの戦闘後、部隊を再編。親父達を全面的にバックアップした。
ジオンやティターンズには真っ向から嫌いで、老黒づくめからのジオンの旗を見たとき逆上する程である。
乗る機体は、ジェスタ特注生産型

連邦軍人2:地球連邦軍対テロ部隊隊員少尉
対テロ部隊の隊員。陽気で口が軽く、何げにバカである。部隊の中では一番年下で、特注生産型というエリート機に乗れることを鼻にかけてる。
当、タカ派中将逮捕作戦時にジェスタにバズーカ二丁持ちさせて出撃した事があるが、本人曰く「アムロ・レイみたいに活躍できるのでは」らしい。
乗る機体は、ジェスタ特注生産型

連邦軍人3:地球連邦軍対テロ部隊隊員中尉
操縦の技量は高く、格闘戦も得意。しかし、オカマでオネェ口調で話す。またニュータイプとしての能力を僅かながら持っている。
ジャンクヤードの一件後、俺にベタ惚れになる。そのため、マンボウの補給物資要請や、俺救出に進んで買ってでる。
また、女整備員の事を恋のライバル視している。
乗る機体は、ジェスタ特注生産型

144GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 01:47:44 ID:sX1fwp6I
おっと、教団と連邦軍のキャラを忘れてた。

教団「ニュータイプ・レリジョン」
ニュータイプを神として崇め、その至高の存在を目指すという新興宗教。
その教義の一つに、死してもニュータイプであれば宇宙の意志として永遠に生きられる、というものがあり、その不死性を信じて入信する者も多い。
その為、教団員は死を恐れる者が少なく、また資産家にも人気があり、資金も豊富に抱えている。
しかし、実際にニュータイプである者は少なく、それが致命的な問題となっていた。
そこで、シャドウ・エックスが研究していたEXAMシステムに目を付け、シャドウ・エックスを連邦から独立させ、出資し取り込む事に成功する。
その後、母と共に人類ニュータイプ化計画「リーインカーネイション」を立ち上げた。
その後、独自の軍隊「ニュータイプ・クルセイダース」を作り、計画を一気に進めようとする。
だが、取り込んだシャドウ・エックスのボス聖戦士に、ニュータイプ・クルセイダースごと計画が悪用されている事に、まだ気付いていない。

法王:ニュータイプ・レリジョンの教祖。
かつて、第二次ネオジオン抗争に参加しており、そこで見た奇跡に感動し、ニュータイプの研究団体を設立した。
当初は連邦からの圧力があったが、柔和な性格と熱心な活動により、宗教としてなら認められる事となった為、教団と姿を変え教祖となった。
しかし、本人はニュータイプでない事に劣等感を抱いており、逆に強化人間である母を聖母のように慕っている。
現在、計画「リーインカーネイション」に何の疑問を抱いておらず、人類がニュータイプになれると信じて、シャドウ・エックスに力を貸している。

幼女:組織が発掘したクローンの一人で、最近目覚めた。
女幹部をお姉ちゃんと呼び、慕っている。
当初は、「リーインカーネイション」の被験者の予備要員であったが、非常時におけるMSやMAのパイロットにもなった。
現在、女幹部が俺の下に行ったので、一緒に付いて行き、妹の所にいる。
搭乗機は、アマポーラ。

145GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 02:16:07 ID:Yf6s8RdM
連邦軍人4、連邦軍人5、連邦女軍人など:地球連邦軍対テロ部隊新配属隊員
再編する際に、配属された隊員達。この他にも多く配属された。
乗る機体は、リゼルやジェガンなど

クラップクルー達
対テロ部隊に配属されたクラップのクルー達。実は艦長は、連邦軍人より階級は上だが、別に気にしてもいなく、そのテロ組織断絶に対する情熱に協力的な姿勢である。

精鋭連邦兵:地球連邦軍対テロ組織隊員大尉(元アデレート警備隊、タカ派反乱軍)
大胆で少し短期な性格でMSに乗るより、白兵戦主義。アデレートではエリート組で、整備員G2とは親友。タカ派中将の決起に賛同し、参画する。しかし、地下でのトンネルのパトロールで親父に機体を壊され、意地でも一撃を与えようと、生身でランチャーケースで脚部を撃った。その後、あえなくクォレルに捕まり、整備員の手助けで脱走する。その後は補給艦と共に、逃げるように配属扱いにしてもらった。
配属後は彼に充てる機体がなく、いざ戦闘があったとき、他の機体に生身でくっついていった。
乗る機体は、グスタフ・カールだったが、充てる機体がないので乗っていない。その代わり豪快に白兵戦用の装備を担いで行く。

146GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 02:20:23 ID:NI9MvEXY
ジャンクヤードの職員達

ザクレロクジラ船長
木星戦役後、隠匿したモビルシップ・ジビアを改造した巨大ザクレロ型デブリ回収船の船長。経験豊富なため
ガランシェールⅡ通称「マンボウ」の船長を女整備員に依頼されたためマンボウ船長とも。危険な宙域へも挑む度胸
も備えるが、基本的には危険は避け、良識的に若者を諌める出来た大人。

オルトセラス船長
コロンブス級輸送艦を改造したオルトセラス(通称マキガイ)の船長。とにかく運が悪く、なかなか売り上げが出ない。
また、デブリ除けの装甲板は常に穴だらけであり、幽霊船のごとき外見となり、運気が下がるという噂まである。
船長はいたって真面目な常識人である。すべては運が悪いのだ。

酔っ払い達
A〜Cまでいる模様。元木星軍人だったようだが木星戦役後に置いていかれ、またMSごとジャンクヤードに拾われ、
そのまま居ついた。素面で居るのがばかばかしいらしく、しょっちゅう酔っぱらうが、意外と人情家。
酔っているときの方が仕事ができるなど、困ったやつら。

プチモビb:連邦軍コロニー駐留部隊
シャドウ・エックスの最初の標的となったコロニー駐留部隊の唯一の生き残り。避難民と共にジャンクヤードへ脱出する。
過去の体験からMSの搭乗には抵抗があるが、プチモビの扱いは上手い。同僚たちの敵討ちのため、シャドウ・エックス
の関係者の捕縛を試みる。戦力不足のためMSに搭乗しようとしているが、酔っ払い達曰く「見込みはない」そうだ。
搭乗機、プチ・モビルスーツ 密閉型コクピット付きのドラケンの発展型

147GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 02:57:30 ID:sX1fwp6I
地球連邦軍戦史研究科
宇宙世紀に関する歴史と、その戦略や戦術を研究する部署。
度重なる戦争があった為、規模はそれなりに大きい。
それ故、位の高い将官に任されるだが、実質兵力を運用しない為、閑職として使われる事が多い。

タカ派中将:地球連邦軍の中将。
地球連邦軍の指折りの強硬派だが、その為、戦史研究科に左遷された。
しかし、そこでも独自の戦力を第8発掘隊に集め、シャドウ・エックスを作った。
もっとも、その事が明るみになり、シャドウ・エックスは独立。
しばらく教団と共に陰謀を企み、機を窺う事となる。
そして、教団の支援により、クーデターを起こすが、俺達の活躍により失敗。
その後も教団に裏切られ、すべて教団に踊らされたと知り、親父を通じて連邦に投降する。
だが、その投降先のコンペイ島で教団の手の者に撃たれ、現在は重体。
ちなみに、過去テロ騒動で息子を失っており、その為テロリストを憎んでいる。

タカ派強化人間:タカ派中将の下にいた強化人間。
階級は、中尉。
性格はエリート意識が高く傲慢だが、過去にテロで死にかけた所を、中将に強化人間になる事で助けられた為、中将に絶大な忠誠を誓っている。
クーデターの際、主戦力となるが、中将を庇い戦死する。
搭乗機は、テーレマコス。

部長:戦史研究科の文化保存委員会オーストラリア方面の部長。
過去、親父が連邦軍に所属していた時からの友人で、親父の事を心配してた。
お人好しで真面目な人間だが、その分騙されやすい。

地球連邦軍治安維持特殊部隊「クォレル」
潜入捜査を主目的とする、特殊部隊。
捜査内容は様々で、活動範囲も広く、タカ派中将のクーデターの際にも活躍した。
現在、その裏に教団があり、また教団の資金と活動に脅威を感じた政府の要望で、教団の計画「リーインカーネイション」の捜査している。

あとのキャラは、お願いします。

148GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 22:30:09 ID:sX1fwp6I
穏健派大将:地球連邦軍の大将。
連邦内の穏健派で、効率の良さを求め、無駄を省く、政治的手腕の高い人物。
その反面、やや消極的な姿勢も目立つ。
タカ派中将とは政敵であり、彼を閑職に追いやり、シャドウ・エックスを独立させた事にも一役買った。
今回の騒動で、ようやく重い腰を上げ、ロンド・ベルを派遣する。
だが、本人に実戦経験は無く、戦争の指揮する事がない為、まとまった戦力を揃える事にいつも難航している。
ちなみに、イメージはゴップ。

149GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/01(日) 22:31:40 ID:sX1fwp6I
博士:シャドウ・エックスのEXAMシステム開発担当者。
純粋な技術者で、当初は失われた技術を甦らせるだけのつもりで、母と共にEXAMシステムの開発を行っていた。
しかし、その技術の危険性と、母が被験者となった事で、身の危険を感じ、F97BDとアーモリーユニットを持ち出し、親父と共に出奔する。
そして、密かに組織の動向を探りながらも、博物館で館長をしていた。
古いMSや戦艦を集められるほど顔が広かったのだが、逆に組織から足取りを追われる事となる。
コロニー崩壊から脱出後、ジャンクヤードで身を隠していたが、組織がEXAMシステムの開発を進めていた事を知り、再び親父達に力を貸す。

150GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/02(月) 22:11:49 ID:bDqQw7ys
すまない。
黒づくめタカ派5とジオン残党達、あと整備員G2の人物紹介を、お願いします。

これが終わったら、各話紹介をさせて頂きます。

151GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 00:07:50 ID:cidY5UHc
すいません、インフルで寝込んでいました

整備員G2:ジャンクヤード整備員兼パイロット(元アデレート警備隊、タカ派反乱軍)
整備員Gの兄で黒づくめタカ派5の弟(ただし本人は兄だと認めていない)で研究者の両親を持っていた。何事の成績において非常に高い優秀な成績を取っている。そのため、周りとは考えが違い、何事も自分一人でやりがちだった。また、泣き虫な一面もある。
過去の行方不明事件で両親や恋人、友人など多くを失い、その事件に黒づくめタカ派5が関わっていることに、いつか復讐心が芽生えていた。その後、特許整備免許を取得し、士官学校を入学の下りを経て、地球連邦軍に入隊。MSを駆っていたら、いつの間にか少佐になっていた。
アデレートでのクーデターに参画し、F97BDを奇襲を掛けるも、庇ったアッグに乗るを弟を手にかける。その後、様々な下りを経てマンボウと行動を共にするようにする。
前は精鋭連邦兵2だった。
乗る機体は、シルエットガンダム重装型カスタム

整備員G:ジャンクヤード整備員
整備員G2の弟。調子に乗りやすい性格だが、相手の事を誰でも分かってあげられる何げにいい奴。女整備員にプロポーズして、振られた経験あり。
マンボウにて、整備員Dと新装備の開発をしてたり、俺を気遣ったりしてた。
実は整備員Dがスパイと気づいてはいたが、とても自分を信頼してくれる親友だったので、うやむやにしてた。
アデレート攻略戦で、俺を攻撃から庇った。……が皮肉にも相手が兄であることも知らずに、機体の爆発によってその生涯を閉じる。
乗る機体は、アッグ

黒づくめタカ派5:シャドウ・エックス中等部隊隊長
昔に養子として、整備員G2の家族に迎えられた。行方不明事件に何らか関係があるらしい。
気楽な性格だが、激しい一面もあったり、冷酷な一面も持ち合わせる。また無類のお酒好きで焼酎がお気に入り。
シャドウ・エックスに参画する際、後ろ盾として、ジオン残党との関係を持っていた。度々、戦場で俺の前に現れるが、全部まともに戦っていないようである。
常々、言動や行動に変化が出てきたが…
(元々、ウェスカーポジ目指して出したキャラがここまで行くとは、思ってなかったorz)

152GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 00:57:56 ID:cidY5UHc
ジオン残党
宇宙世紀134年に入っても、オーストラリアに残っていたが、その勢いは衰えるばかりである。半場老人や子供が多い感じで、若者に限っては操縦が未熟な人が多い。
シャドウ・エックスからオールズモビルを援助やある程度の資金の援助を受けている。でも、資金に関しては少ない。
盗賊紛いの事をしている。
普段は、残党の生計立てるために起死回生の策として、始めた日本料理屋を経営している。
意外にも、評判が良く儲かってるらしい。連邦兵も来たり、組織の者まで来るらしい。その背景には、黒づくめタカ派5らが協力した事がある。

シュラーイン:ジオン残党首領
ジオン残党を切り盛りする若い娘。男勝りな性格だが、あどけなさがある。
黒づくめタカ派5とは、家族として見ている。
ちなみに胸囲は、ほとんどなく…………まな板と言っても差し支えないぐらい。
乗る機体は、イフリート・シュナイド・リッパー

ジオン残党2〜6:ジオン残党モブ
ジオン残党の戦闘員。だが、普段は家事をしたり、料理店の経営をしてるので、戦闘には弱い。

整備員D:ジャンクヤード整備員兼システムエンジニア(シャドウ・エックススパイ)
気楽で、丁寧な言動の性格で整備員Gの親友。だが、正体はシャドウ・エックス側のスパイで、発掘された強化人間の一人で、一定に薬物に頼らなくてはいけない体質。
本当は、空域の調査目的の任務で他の仲間と来たが、地球降下に伴い密偵として、同行する事になった。
整備員Gには、気づかれていて始末しようかと思ったが、信頼に置けるようになった以上、うやむやにしていた。
最後は、親父を逃がすため囮として行動して、数十発の弾丸を食らい、格納庫の外で撃たれ、亡くなる。

長文失礼しました。各話解説お願いします

153GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 18:32:32 ID:5NjGMvfY
途中まで前回と同じなのは、勘弁してください。

各話解説

第一話「僕が見たものは…」
何事もなく平穏に過ごしていたコロニー。
そこに突如、盗賊が襲撃してきた。
対応にもたつく連邦軍。
その盗賊に対抗する為、俺と親父は博物館のMAとMSに乗る。
だが、その裏でテロ活動を目論む謎の集団がいた。
テロにより、崩壊するコロニー。
そして戦いの最中、親父のMSからガンダムが現れたのだった。

第二話「歌う死神」
謎の組織の名は、シャドウ・エックス。
親父はそこの元メンバーで、俺はそこの強化人間だった。
シャドウ・エックスは、俺達をコロニーごと始末しようとしていた。
俺達は、崩壊するコロニーから脱出する為、老朽艦アルビオンに乗る。
だが、そこには仮面卿が待ち構えていた。
なんとか窮地を脱した俺達は、ザクレロクジラに誘われて、ジャンクヤードへと向かうのだった。

第三話「発進!ガランシェールⅡ」
ジャンクヤードに辿り着いた俺達は、シャドウ・エックスを探る為、地球を目指す。
そこで、ジャンクヤードの船ガランシェールⅡ(通称マンボウ)に乗せてもらう事となる。
だが、そこにもシャドウ・エックスが襲撃してきた。
苦戦する俺達。
だが、シャドウ・エックス内にも派閥争いが起こり、連邦軍と協力のもと、なんとか撃退に成功した。
そして、ガランシェールⅡは地球へと、無事出発したのだった。

154GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 18:36:03 ID:5NjGMvfY
続き

第四話「クーデター、勃発!?」
地球へと降りた俺達は、タカ派中将の手引きでトリントン基地へと寄る。
そこで部長を連れ、コロニーの落ちた地へと赴いた。
だが、それはタカ派中将の陰謀で、そこにはジオン残党が待ち伏せていたのだった。
そして、戦いの最中、俺はEXAMシステムを暴走させてしまう。
しかし、暴走の中、タカ派中将の陰謀は防ぎ、暴走も突如現れたシャドウ・エックスに取り押さえられた。
一方、タカ派中将はアデレードでクーデターを起こしたのだった。

第五話「アデレード攻略戦」
アデレードでクーデターが起きた。
タカ派中将を危険視した親父達は、シャドウ・エックスの手引きで、地下からアデレードの攻略を目指す。
激しい戦いが続く。
ビームバリアの壁に悩まされながらも、俺達は遂にタカ派中将を追い詰める。
タカ派中将も最後の手段の核兵器を使うが、それもシャドウ・エックスに防がれ、遂に脱出を決意する。
部下に庇われながらも、何とか宇宙へ逃れる中将。
一方、俺も仲間を失い、心に傷を残したのだった。

155GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 18:41:38 ID:5NjGMvfY
続き

第六話「ニュータイプ教団!?」
タカ派中将には、黒幕がいた。
その名は、ニュータイプ・レリジョン。
タカ派中将は彼等の手引きで宇宙での活動を目論むが、すべては彼等の計画で、最終的には裏切られるのだった。
しかも、その裏には、教団が設立したニュータイプ・クルセイダースを率いるシャドウ・エックスのボス聖戦士がいた。
すべてを知るタカ派中将を救うべく、俺達はマスドライバーで戦場へと向かう。
そして、激しい戦いの中、何とかタカ派中将を救出した。
だが、俺は女幹部に捕まり、教団へと連れて行かれるのだった。

第七話「碧き光を求めて…」
教団へと連れて行かれた俺は、そこで教団の目的を知る。
碧の塔から出る光で、人類をニュータイプへと変える事だった。
一方、俺を救出すべく、教団本部に潜り込む親父達。
教団の計画「リーインカーネイション」も探り、俺を助け出すが、女幹部に行く手を阻まれる。
そして、聖戦士の手で発動される「リーインカーネイション」。
これにより、暴走する女幹部だったが、母の残した切り札「マスタードライブユニット」で、女幹部を救い「リーインカーネイション」を止める事に成功する。
そして、コンペイ島を占拠したシャドウ・エックスと、最後の決戦を迎えるのだった。

156GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/04(水) 21:25:09 ID:5NjGMvfY
それでは、続きを再開して良いかな?

157GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/05(木) 21:38:48 ID:j83K1Hy2
では、続きを再開します。


幼女「わぁい、お姉ちゃんもお姉ちゃんだ〜♪」
妹「ちょっと、大人しくしてなきゃ、駄目でしょ」
幼女「は〜い」
俺「この子、どうしよう?」
妹「置いて行きたいんだけど、この子、女幹部さんとお兄ちゃんと私にしか懐かないの…」
俺「やっぱり、妹も付いて来ない方が良いんじゃ…」
妹「でも、私がいないと、あのシステム動かないんでしょ?じゃあ、私が行く事は絶対条件だよ」
俺「そうなんだよなぁ〜。でも、あんまり他の人の手を煩わせたくないし…」
女整備員「俺く〜ん、ちょっとお願いがあるんだけど…」
俺「あっ!丁度良かった。女整備員さん、この子を預かってくれませんか?」
女整備員「えっ?」
妹「ほら、私達が行く所に、この子を連れて行けないじゃないですか。一番信頼できる女整備員さんに頼みたいんですよ」
女整備員「あ、あっそう…」
俺「申し訳ないけど、お願いしても良いですか?」
女整備員「え、えっと……、ま、任せといて!」アハハハハハ
妹「それじゃあ、このお姉ちゃんの言う事をちゃんと聞くのよ」
幼女「え〜、は〜い」トテトテ
俺「それで、お願いって何ですか?」
女整備員「い、いやいや、いいの、全然大した事じゃないから…、じゃあね〜」シクシク

158GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/07(土) 01:06:54 ID:NTeKbFso
教団施設

教団衛兵「暴走した信徒の制圧を完了いたしました。いくらか拘束しましたが危害は最低限です」
黒ずくめ「残留した人員と、狂戦士側に持ち出されずに済んだ物資のリストです」
黒ずくめ連絡員「ご苦労…だいぶ減ったな。正規の機材は殆ど乗っていかれたかぁ」
黒ずくめ「手ぶらで合流はできませんしね」
教団衛兵「我々は治安維持に努めますが、あなた方は老黒ずくめに合流されるので?」
黒ずくめ連絡員「当然だ、少なくとも私は御老の戦いを見届けなければ」
黒ずくめ「我々もこれだけの事をしてきたんですから、せめて最後までやり通さなければ犠牲者に申し訳が立ちません。が、船がありませんね」ため息
黒ずくめ連絡員「本当にないのか? 一隻ぐらい?」
黒ずくめ「MSを運ばなくていいなら都合付きますけど、お手上げです」
黒ずくめ連絡員「はぁ〜。御老、後始末を押し付けたんですか?」
黒ずくめ医務官「お! 連絡員。老黒ずくめ殿はどこだ?まだ戻ってから医務室に顔を出していないんだ」

159GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/07(土) 16:33:54 ID:j.xaFx8w
ジャンクヤード港口

社員「親父さん、コンペイ島から逃れられた、ロンド・ベルと司令官が到着しました」
親父「わかった。すぐ行く」

連邦高官「貴方が親父殿か?穏健派大将から聞いています。早速、コンペイ島奪還の為、会議を開きたいのですが…、その前に会って頂きたい人物がいます」
親父「ん?どなたです、それは?」
連邦高官「タカ派中将です。撃たれて重体の所を運び出しましたが、充分な措置が取れず、もう長くありません。そこで、貴方に話があるそうです」
親父「そうですか…、わかりました。案内してください」

艦内医務室

タカ派中将「……」ピッ ピッ ピッ ピッ
親父「中将…」
タカ派中将「来たか…、親父君…」
親父「中将、安静にしてください。貴方には、まだやるべき事があるはずです」
タカ派中将「……フフッ。もう長くない事ぐらい、儂でも解る。ようやく、年貢の納め時が来たということだ…」
親父「中将…」
タカ派中将「…このまま無念の内に死すのも、因果応報なのかも知れん。…だが、このままくたばるにしても、儂の業はまだ深い…」
親父「……」
タカ派中将「儂の上着の階級章の裏を見てくれ…」
ゴソゴソ 親父「これは……、メモリーカード?」
タカ派中将「……遺書だよ。最早、儂には君しか託せる者がおらん…」
親父「中将!」
タカ派中将「受け取っておけ…。おそらく、これから先必要となる物だ…。君の息子にも伝えて欲しい…。未来に希望が持てたのは、君のおかげだと…。そして…最期に、老人からの忠告だ…。子は…、大事に…しろよ……」ピッ ピッ ピーーー
親父「中将…………」
そして、親父は静かに敬礼するのだった。
親父「中将、貴方は確かに間違っておりました。ですが、貴方の意志は尊い。決して無駄にはしません。安らかにお眠りください…」

160GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/08(日) 14:07:36 ID:JnUeaoII
ザクレロクジラ船長「タカ派中将が亡くなられたようですな。迷惑な御仁でしたが、信念は持っておられた」
ジャンクヤード社長「歳月が人を曇らせることもあるけれど、それだけ成し遂げたいものがあったのさ。我々も老醜とならねば良いがね」

教団施設

黒ずくめ連絡員「御老はもう出発された。我々はこれから合流する算段を…」
黒ずくめ医務官「なんだと? もしや、またMSに乗って出撃したのか!?」
黒ずくめ連絡員「いつものことだ。それに筋を違えた程度で、医務官が出向いてくることじゃないだろ」
黒ずくめ医務官「筋どころではないぞ! こいつを見ろ!」 老黒ずくめの医療記録
黒ずくめ連絡員「…どういうことだ、この投薬量、痛み止めだけでこんな。…例の光が効かないってこの事か…」
黒ずくめ医務官「あんたも解っとるだろうが、あの老齢でMSに乗って機動戦闘するだけで異常なんだ。出撃の度に肉体は壊れていったんだ」
黒ずくめ連絡員「…御老は、どのくらい持つんだ?」
黒ずくめ医務官「わからん、前の診断ではもう戦えんと思っていた。バイオコンピュータで操縦を補おうと、肉体への負荷は変わらん」

161GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/08(日) 20:54:06 ID:yUL3UPmA
コンペイ島

聖戦士「さて、これからの方針を決める訳だが、何か意見はあるか?」
スカーフェイス「一番手っ取り早い方法がある」
聖戦士「なんだ?」
スカーフェイス「決まっている。コロニーレーザーで裏切り者共を焼き払えば良い」
仮面卿「クックックッ、スカーフェイスからその様な意見が出るとはな」
スカーフェイス「茶化すな。だが、当然ボスも考えたはずだ。しないのは、何故だ?」
聖戦士「それは、我々の目的が[リーインカーネイション]の成功だからだ。このシステムにマスターユニットが存在するなら、それを調べねばならん」
仮面卿「要するに、我々もあれが欲しいのさ」
スカーフェイス「なるほど…、で、どうするんだ」
聖戦士「どのみちお前の主義には反するが、搦め手で行こうと思う」
仮面卿「既に連邦を始め、各メディアを通じて、今回の騒動は狂戦士のせいにしてある。これを大々的に行えば、奴等は嫌でもここを攻めざるえなくなる」
聖戦士「そこで、ノコノコここを無理矢理攻めに来た彼等を迎え撃つ、という作戦を立てている。何か異論はあるか?」
スカーフェイス「なるほど。じゃあ、俺が反対する理由は、まったく無い。喜んで前線に行くさ。もっとも、懸念材料が無い訳でもないがな」チラ
その視線は、主無き空白の席を指していた。
聖戦士「女幹部か……。なるべく敵に回したくなかったが、致し方あるまい。それを踏まえた上で、奴等も何か仕掛けてくる、と予想した方が良さそうだな」

162GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/08(日) 23:35:31 ID:JnUeaoII
黒ずくめ士官「懸念材料といえば、例のタカ派中将が逃亡していたという件、気になりますな。 いずれ戦力はこちらが上でしょうが」
スカーフェイス「潜り込ませていた諜報員は、寝返るかやられているからな。こういうのは女幹部や爺さんの領分だったろ?」
聖戦士「あの老人も判然としないな。こちらへ到着してからは何も動きが無い。だが、切り札はこちらの手の中にある。少々の小細工では崩せまい」

教団施設

MS格納庫
黒ずくめ連絡員「急げーっ! 船は用意できなくともSFSで到達できる距離だ! コンペイトウまでかなりの強行軍になる! 覚悟のないものは残れ!」
黒ずくめ達「「「イエッサーッ!!」」」 バタバタ
黒ずくめ医務官「そんな強行軍で向かったとして、まともに戦闘などできないぞ」
黒ずくめ連絡員「無茶は承知、ただ、あれだけの覚悟を決めた御老を無駄に散らさせたくない。そのために行くんだ!」
黒ずくめ「あの、連絡員殿。さっきのアマクサの回収なんですが、回収しようにも機体がなくなっていて…」
黒ずくめ連絡員「ジャンクヤードにでも拾われたのか…あぁもう! 次から次絵へと…」
黒ずくめ「(ほんと苦労性だわ)…お察しします…」

163GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/09(月) 20:06:38 ID:Q43lZkr6
第13独立部隊旗艦「ラー・カイラム」会議室

連邦高官「それでは、これよりコンペイ島奪還作戦について話し合う。まずは、現在の状況について話してくれ」
クォレル隊長「ハッ!現在、コンペイ島に駐留していた艦隊のうち、脱出できたのは約半数。それも第13独立部隊の艦隊がほとんどで、それ以外すべて捕まったか、例の光で操られたかされた様です」
連邦高官「第13独立部隊の状態は、どうですか?」
ロンド・ベル司令「被害は、他所よりマシと言った程度です。戦闘は可能ですが、戦力として見た場合、我々だけでは残念ながら力不足です」
連邦高官「本国への援軍要請は、どうなっている?」
作戦参謀「あまり良い状況とは言えません。と言うのも、まだ真相が本国には伝わっておらず、今回の騒動も、タカ派中将と狂戦士、つまり親父殿の仕業にされているのです」
連邦高官「ばかな!?コンペイ島が失陥しているのだぞ!何故、真相が伝わらん?」
作戦参謀「どうやら、情報統制として、コンペイ島の失陥を上層部が隠したらしく、そのせいで憶測が飛び交い、真相が埋もれている状況なのです」
連邦高官「なんて事だ……。コンペイ島失陥が伝わらず、今回の騒動のデマばかり広がっているのか…」
ロンド・ベル司令「その騒動の発端である「碧の塔」とは、どの様な物なのだ?」
連邦高官「それについては、専門家の意見を聞いた方が良いだろう。お願いします」
博士「まず、お話にあった「碧の塔」についてだが、皆さんはサイコフレームやバイオセンサーといった物はご存知かな?」
ロンド・ベル司令「我々も何度か扱った事がある。確か、脳波を感知し、それで機体制御を行うシステムだったな」
博士「そうです。脳波を感知するならば、逆も然り。あれは言わば、脳に直接メッセージを送り込む装置なのです」

164GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/09(月) 22:48:58 ID:6G7jZ2a2
ジャンクヤード格納庫

連邦軍人3「いいわね〜みんな新しい機体に乗り換えて」
整備員C「中尉用のNT用のMSも用意させてあります。これです、アナハイムの倉庫に眠っていた機体です」
連邦軍人3「……翼が生えている感じね、青主体のカラーリング…嫌いじゃないわ。この機体何て言うの?」
整備員C「『Hi-vガンダム』という機体です。テストをしっかりやっていたらしいので、大丈夫だと思うんですが……旧式の機体なんですよね」
連邦軍人3「それなら、別の機体に……。…………いや、私なら使いこなせるかもしれない…」その機体を見やる
整備員C「そう言って頂くと、こいつも喜びますよ。一応、最新の部品へ取り換え作業を行っています。最近の機体なんかにも負けませんよ!」
連邦軍人3「それは楽しみな事ね。…………俺も、歴代の英雄の肩に並べられるようにちゃんと戦えるだろうかな」
整備員C「え?今なんと仰いましたか?」
連邦軍人3「内緒よ、ウフフフフフッ♪」

165GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/10(火) 03:02:06 ID:TPlgftsg
ロンド・ベル司令「では、今あの塔から発せられる光で、人々がおかしくなっているのは、送られるメッセージに問題がある、という事なのか?」
博士「はい、脳は非常にデリケートです。少し波長を強くするだけで、相当強力な暗示をかけた事になるでしょう」
ロンド・ベル司令「あの塔を破壊すると、どうなる?」
博士「波長が止まりますが、かけた暗示を解くのに時間がかかります。下手すると、戻らない可能性もあります。暗示を解く事も、あの塔を利用した方が良いでしょう」
連邦高官「つまり、コンペイ島に設置された「碧の塔」も、破壊できないという事か…。ますます絶望的な状況に陥るな」
女幹部「だが、メッセージ自体の送信を止める事は出来た。本来なら、強力な暗示など送らぬよう、このシステムの基盤にはホストが設けられている。そのホストが管理すれば、危険性は無くなり、新たなコミュニケーションツールとなるはずだったのだ」
連邦高官「失礼ですが、貴女は?」
女幹部「博士と同じく専門家で、教団からの転向者さ」
ザワザワザワ
連邦高官「すると、敵の内情にも詳しいと言うのか?」
女幹部「まあな。だが、その話は後だ。今は[リーインカーネイション]の話をさせてくれ」
連邦高官「すまない。では今回の騒動は、そのホストに何かあったのだな」
女幹部「システムのホストは、あるニュータイプが務めているのだが、それはシステムの一部になるという事だ。つまり、外部に対して無防備になる。そこを今回の首謀者、聖戦士につけ込まれたのだ」
ロンド・ベル司令「だが、止める事に成功したのだろう?どうやったのだ?」
女幹部「簡単な話さ。ホストに直接命令ができる、マスターがあったのさ」
連邦高官「マスター?」
女幹部「そうだ。要するに、実際にシステムの管理運営するのは、ホストではなく、命令権を持つマスターだったのさ。それが今、我々の手元にある。おかげで、聖戦士はホストをシステムから切り離せざるえなくなったのさ」
ロンド・ベル司令「では、コンペイ島奪還作戦ですべき事は、再びホストをシステムに繋げ、我々の手で暗示を解く光を出せば良いのだな」
女幹部「そうだ。そうすれば、暗示にかかった味方は元に戻り、戦力は逆転する。コンペイ島を取り戻せるはずだ」

166GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/12(木) 01:14:15 ID:9r57EzQ2
連邦高官「手立てはある、か。しかし、コンペイトウは老朽化しているとはいえ曲がりなりにも要塞だ。やすやすと再接続できるとは思えん」
連邦参謀「懸念は他にもあります、連中にはコロニーレーザーという切り札があります。迂闊に撃てないでしょうが、一撃で我々に致命傷を与えることができます」
ロンド・ベル司令「戦力は少なく、分散する余力はない。更に一度の撤退で士気が落ちているうえに、操られた友軍を相手に再侵攻となれば…戦意が上がろうはずもない」
連邦高官「状況を鑑みれば、すでに勝敗は決したといえるな。それを覆せる可能性が一個のシステムボックスとなると、これは賭けだな。それも恐ろしく分の悪い」
_
\はっはっは/  ロンド・ベル司令と連邦高官が豪快に笑う

167GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/12(木) 13:38:09 ID:PBTHqqos
女幹部「……」(確かに、このまま攻めるのは、無謀以外何物でもない。聖戦士も、それを狙っているから、搦め手で政治的にこちらを追い詰めたのだろう。本国がこれでは、手の打ちようが無い…)
ウィーン 親父「すみません、遅れました」
連邦高官「いや、こちらこそ貴方を待たずに始めてしまい、申し訳ない。今、現状確認を終えた所です。やはり、相当厳しい戦いになりそうですね」
親父「やはり、本国からの援軍には、期待できないのですか?」
連邦参謀「貴方には心苦しいでしょうが、今回の騒動の首謀者を貴方にさせられている話もあるのです」
親父「なるほど……。流石は聖戦士、抜け目が無い」
ロンド・ベル司令「だが、このままでは、犠牲はもとより、勝率すら低い。何か手立てはないか、これから検討する所ですよ」
親父「………………そうか。早速、必要となる時が来たのか…」
連邦高官「?何がです?」
親父「このメモリーカードです。端末を貸して頂けますか?」
連邦高官「わかりました」

親父「これを見て頂きたい」
連邦高官「なっ、こ、これは……」
ロンド・ベル司令「……こいつは凄い」
連邦参謀「これは……、何処で手に入れたのです?」
親父「タカ派中将の遺品です。あの人はあの人なりに、連邦の改革を挑んでいたという事です」
連邦高官「なるほど。そう言えば中将には、連邦上層部を動かす算段が、お有りの様だった」
ロンド・ベル司令「しかし、こいつを使えば、相当恨みを買いますな」
連邦高官「フフッ、あまり言えた義理では無いが、良い気味だよ。現場の苦労が分からない上層部にも、少しぐらい冷や汗をかいて貰わんとな」
連邦参謀「では、こいつを使うのですか?」
連邦高官「当然だ。毒食らわば皿までも。コンペイ島失陥の汚名を被った以上、悪名など怖くない」
女幹部「しかし……、よくこれだけの連邦政府高官達の不正や汚職の証拠を集めた物だな」
親父「どうやら我々は、まだ中将の事を御見逸れしていたらしい。この分だと、悪名ごと中将の意志を継ぎそうだな」フッ

168GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/13(金) 19:38:45 ID:CVgcXHCE
ジャンクヤード整備員Gの部屋

整備員B「後輩!なんか写真を見つけたぞ!でもなんかの家族集合写真に見えるな……あんただけいないけどね。これ分かるか?」
整備員G2「?何だこれ?………家族どころか、恋人や友人までいるが……。何だこれは?私はこんな物知らないぞ」
連邦軍人2「え?何それ?あれ?なんかよく見ると、みんな本持っているし、右下にエンブレムがあるぜ」
整備員G2「本当だ、何だこれ?私だけいない集合があるのか。キラワレテイタノカナー」
連邦軍人2「あ、そうだ!えーと敗残兵!なんか紙切れの山を見つけたぜ!ほら!」ドサッ
整備員G2「くっ!?言い返せない。どれ?……設計書やらの書きなぐった物が…!?」ピラッ
整備員B「…………」連邦軍人2「…………」整備員G2「お嬢様の盗撮写真じゃないか…」
連邦軍人2 バサー「おい!?まだあるぞ!!どういう趣味してんだよ!…な、これは!?」
整備員B「なんかの要約書や粉みたいのが出てきたぞ!」整備員G2「これは一体?」ヨロ・・・ガタリーポロ
整備員G2「な、爆薬じゃないか!しかもまだ大量に、どうなってるんだ!?」
ウイーン 連邦軍人隊長「失礼……何やら散らかっているが、君に伝えたい事がある。部下やここの職員もいるが聞いてくれないか?君の家族が関わってきた事について」
整備員G2「それは…教えて下さい!一体どういうことだと言うんです!」

169GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/13(金) 22:10:49 ID:DIgTCaP.
連邦高官「では、これらの情報を穏健派大将に渡しておきます。これで戦力は形だけでも揃えられるはずです」
親父「そうだな。だが、あまり悠長な事もできん。犠牲者があちこちにいる以上、一刻も早く人々を暗示から解かねばならん」
ロンド・ベル司令「だが、すぐ攻めるのは良いが、どう攻める?向こうに隙か何か無いのか?」
女幹部「…………、隙…と言って良いかどうか微妙だが、一つ気になっている事がある」
親父「なんだ、それは?」
女幹部「親父殿は知っているだろうが、暗示をかけられた者は、そうでない者を襲う様になっている。だがそれなら、シャドウ・エックスの主力部隊も襲われるはずなのだ。マスターユニットを押さえているならともかく、外部から無理矢理操作したのでは、細かい命令など出せん」
親父「つまり、連中には彼等に襲われない方法がある、と言う事か?」
女幹部「そうだ。それさえ解れば、もっとも手強い「碧の塔」方面を、無傷で通り抜けられる」
連邦参謀「それは良いですね。我々も操られた味方とはやり合いたくないですし、敵ももっとも油断している所でしょう」
親父「問題は、それが何なのか、だな。何か心当たりは?」
女幹部「残念ながら、さっぱりだ…」
博士「確証は無いが、予想ならば、いくつかできる」
親父「何でも良い。教えてくれ」
博士「一つ目は、分かりやすいサインを付けている、ないし動作をする」
ロンド・ベル隊員a「そんなの見かけたか?」
ロンド・ベル隊員b「いや、逃げるのに必死だったってのもあるけどな」
博士「二つ目は、襲われない為の合言葉みたいなのがある」
連邦参謀「ですが、ミノフスキー粒子の濃度は戦闘レベルまで高かったですから、通信を行うなら相当近付かねばなりません」
博士「なら、三つ目が一番可能性が高いの」
親父「なんだ、それは?」
博士「「碧の塔」と同じ波長を出すんじゃ。「碧の塔」の影響下にある者なら、例え微弱な波長でも感じ取るじゃろうからな」
ロンド・ベル司令「なるほど。確かにその判別方法だと、我々には解らんな」
博士「だが、欠点もある。波長を出すには、サイコフレームの共振作用がいる。貴重なサイコフレームじゃ。数は揃えられまい」

170GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/15(日) 02:27:57 ID:dO49Rixs
連邦高官「まて、サイコ・フレームはNT用のMSに使用されていた構造材ではなかったか?」
博士「その通り。主にNTを実戦投入する際、MSやMAのファンネルの制御や機体のコントロールの中枢に使用されていた」
女幹部「心当りでもあるのか?」
連邦高官「ある。お前のところにな」ロンド・ベル指令を見遣る。
ロンド・ベル指令「私か? 心当りなどないぞ?」
連邦高官「お前の処の補給物資の中に、Hi-vガンダムの名があった。アナハイムが死蔵していた当時のままなら、サイコフレームが幾らか使われているはずだ」
ロンド・ベル司令「まさか、それを解体しろというんじゃないだろうな?」
博士「確かにサイコ・フレームは使われているじゃろうが、とても量が足りるとは思えない」
連邦高官「当然だ。しかし、波長を出せればよいのだろう? ならばHi-vガンダムを起点に共振作用を起こし、一帯をその波長で覆えば、或は…」
連邦参謀「少数の部隊ならば、波長の効果範囲に収まるかもしれません。これならばコンペイトウへ接近できるかも」

171GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/15(日) 15:32:49 ID:a2jDZgEw
女幹部「どのみち一か八かなら、やってみる価値はあるだろう。それなら、私のハイドレインジアのサイコフレームも使うと良い。EXAMリンクシステムに必要な物だが、暴走の可能性があるから外してもらったのだ。コンペイ島の中を探索するなら、一つでも多い方が良かろう」
親父「ああ、そうだな」
連邦高官「では、突入部隊を決めようか」
女幹部「おっと、悪いが私と親父殿は外させてもらう」
親父「どういう事だ?」
女幹部「小数で乗り込むなら、陽動が必要だ。逆に言えば、私と親父殿がいなければ、陽動にはならんだろう?」
親父「なるほど。確かに聖戦士が警戒している我々がいなければ、不審に思われるだろうな」
女幹部「だが当然、俺君のF97BDとアーモリーユニットは突入部隊に加えねばならん。向こうも、こいつが鍵を握っている事ぐらい、予想しているだろう。いない事を悟らせない為にも、我々だけでも別行動をとった方が良い」
連邦高官「そうなると…、まず、Hi-νガンダム。そして、F97BDとアーモリーユニット。中の探索に、クォレル隊か…。他に、突入する部隊はないか?推薦でも構わないぞ」

172GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/16(月) 22:08:08 ID:RTNqwqXE
ウイーン クラップ艦長「おや、もう既に始まっておりましたか。遅れてもうしわけない。連邦軍人隊長の代理で来ました」
連邦参謀「遅いぞ!このような大事な時に遅刻するとは何事だ!!そもそも隊長の彼はー」
ロンド・ベル司令「それはいい。きっと何か別の手回しをしているのだろう」
クラップ艦長「かたじけない。えっと、どこまで話は進んでおりましたかな?」
連邦高官「はっ!私が説明致しましょう」

クラップ艦長「概ね理解しました。こちらも何名かの隊員を突入部隊に編入させてもらいましょう。後の戦力は陽動に回します」
女幹部「これで、全員か?他にはいないか?」
クラップ艦長「それから司令、一点よろしいか?」
ロンド・ベル司令「何だ?何かあるのだろうか?」
クラップ艦長「そちらのハリソン大尉を突入部隊に推薦したい。最近の連邦の中でもブイブイ言わせるような実力の持ち主とお聞きした」
ロンド・ベル司令「え?あ、いや………分かりました、検討しましょう」
連邦参謀「他は異論などは大丈夫だろうか」

173GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/17(火) 01:25:25 ID:KW9E/b6k
女幹部「突入部隊に異論はない。ついでと言ってはなんだが、私にも部隊を率いる許可が欲しい。コロニーレーザーを何とかするつもりだ」
連邦高官「……ふむ、具体的な作戦を聞かせて貰おうか」
女幹部「それはだな……」


ジャンクヤード格納庫

女整備員「は〜〜〜〜〜、俺君に付いて行きたかったなぁ」ハァ
幼女「あたしもお兄ちゃん達の所に行きたい」
女整備員「ハイハイ、君は大人しくしていようね」
幼女「むぅ〜」
女整備員「とりあえず、女幹部さんのハイドレインジアの簡単な補修。俺君のF97BDや親父さんのF91も、しっかり整備するよ!」
整備員達『オウッ!』
???「こ、これは…海賊のガンダム?君達、これは何か教えてくれないか?」
女整備員「へっ?貴方は?」
???「ああ、申し遅れました。自分は、地球連邦軍第17機動中隊所属ハリソン・マディン大尉です。今は出張で、第13独立部隊にいます。実は、個人的にこのMSについて知っていたので、伺いたいのですが」
女整備員「へぇ、ここの整備を担当してます女整備員といいます。と言っても、詳しくは知りませんよ。どうもアナハイムが、とあるMSを参考に作った代物なんで、多分似て非なる物だと思います」
ハリソン「そうか…。あそこにはF91も…。どうも、出張に来てから災難続きだったけど、まさかこんな物にまで出会すとは…。ちょっと邪魔にならない様に見ても良いかい?」
女整備員「別に構いませんけど」
ハリソン「ありがとう」

174GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/17(火) 22:10:36 ID:WJ/MmCD2
ラー・カイラム会議室前
 オイナニヲスルキサマ! トオシテクレ!
連邦軍参謀「騒がしいな、何事だ?」
連邦衛兵「はっ! この者が会議室に入れろと騒ぎまして」
連邦参謀「見たところ、下級士官の様だが。何者だ?」
プチモビb「自分はコロニー駐留部隊の最後の一人です!自分もコンペイトウの突入部隊に加えてください!!」
連邦参謀「君か。資料で見た名だが、君はMSに乗れないのだろう? 戦力には数えられない」
プチモビb「仲間の敵を採りたいのです! それに、私の父はアクシズにプチモビで突入した一人です! コンペイトウだって爆破して見せます!」
連邦参謀「…意気込みは買うが、コンペイトウを取り戻すための作戦だ。破壊する必要はない。突入部隊への参加は認められない」
連邦参謀「君も理解しているだろうが、突入作戦は生還の見込みも低い賭けだ。そこに不確定要素を増やす決定は私には下せないし、賛同できない。下がりたまえ」
プチモビb「…くぅ…ぅ。」震える拳で敬礼し、歩き出す。
連邦参謀「…」プチモビbの背中に敬礼を返し、室内へ戻る。
連邦高官「何があった?」
連邦参謀「突入組への志願者でしたが…不適格と判断しました」
連邦高官「そうか? ならば仕方ないな」

175GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/18(水) 00:57:43 ID:owpSal5g
整備員C「お嬢、このハイドレインジアって機体なんですけど、サイコフレームを外してくれって言われているんです。でも、こいつを外して、問題無いですかね?」
女整備員「ああ、それなら、あたしがもらったヅダのバイオセンサーを、代わりに組み込んどいて。あのヅダ、バラして良いから」
整備員C「えっ?あれバラしちゃうんすか?」
女整備員「だって、あのお爺ちゃんヅダを改造しまくっているんだもん。性能の良いヅダなんて、サンタクロースの格好をしたパパだよ」
整備員C「なんっすか、その微妙な例えは…」
女整備員「そんなの、いいから。この機体は、他にもやる事いっぱいあるんだから、さっさと終わらせるよ」
整備員C「はいはい、やれやれっす」
ハリソン「やぁ、ちょっと質問良いか?」
女整備員「はい?何ですか?」
ハリソン「この青いガンダムとF91は、誰が乗っているんだ?」
女整備員「F91の方は、かつて狂戦士の異名で呼ばれた親父という人が乗ってますよ。青いガンダムは、その息子さんが乗ってます」
ハリソン「狂戦士?昔、そんな通り名のエースがいたが、ひょっとしてその人なのか?」
女整備員「ええ、そうですよ」
ハリソン「そうか…。どうやら、頼りになる仲間も、それなりにいるみたいだな」

176GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/19(木) 18:56:50 ID:KcgwY0Ak
ハリソン「む?」
女整備員「どうしました?」
ハリソン「いやね、あそこの辺りから妙な気配が…」
女整備員「本当だ…。どうしたんだろうって…うわぁ!」
プチモビb「……ぶつぶつぶつぶつ……」ど〜んより…
女整備員「なに? なんでこの人こんなところでうわごと呟いてるわけ!? 空気重いよ!?」
ハリソン「うっ…。みたところ連邦軍のようだが…何事なんだ…」ドン引き
酔っ払いA「それがですね、こいつコンペイトウ攻略に連れてってもらうよう談判したらしいんですが、素気無く帰されたらしいんで…」
酔っ払いB「MSに乗れなきゃ戦力になりませんからねぇ」
酔っ払いA「乗ってたプチモビも、この前の戦闘で握りつぶされてから修理できてないんですわ」
プチモビb「…これは車両これは車両これは…」
女整備員「それで、こうやって自己暗示掛けてるんだね。で、どうなの? 乗れそうなの?」
酔っ払いC「操縦席に着いた途端、金縛りんなるんで、無理でしょね」グビッ
ハリソン「いったい何が彼を追いつめているんだね?」
酔っ払いA「どうも、昔MSで民間人を潰しちまったそうで。以来、足元に目の届かないマシンに乗ることに抵抗が在るとか」
ハリソン「そ、それは。難しいな。一朝一夕には…」
酔っぱらいC「そもそもこの機体が使えるかも怪しいんで、適当にプチモビでっち上げたほうが早そうですがね。にぃさんも呑んで忘れちまえよホレ」酒瓶口に突っ込む
プチモビb「ガボグボッ……コポッ…」チ〜ン
女整備員「ま、ガンバッテネ…」すたすた

177GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/19(木) 21:54:51 ID:RgPpMshE
親父「ふぅ、ようやく作戦が決まったよ。ところで女整備員さん、俺を見なかったか?」
女整備員「あっ、お疲れ様です。俺君なら、妹ちゃん連れてシミュレーションルームに行きましたよ。この子は、ちゃんとあたしが面倒見てますから」
スッ 幼女「おじさん、ちょっと怖い」
親父「やれやれ、どうも私は嫌われているらしいな」
女整備員「そのうち慣れると思いますよ」
ハリソン「失礼だが、もしや貴方が狂戦士か?」
親父「そうだが、君は?」
ハリソン「自分は、地球連邦軍第17機動中隊所属ハリソン・マディン大尉です。貴方の事は、教官から聞いています。とても優秀な部下だったと」
親父「すると、君がミノル隊長から[連邦の青い閃光]の通り名を受け継いだハリソン大尉か?」
ハリソン「ハイ。お会いできて、光栄です」
親父「ありがとう。もっとも、私は隊長の不肖の部下で、迷惑かけてばかりだったがね」
ハリソン「そんな事ありません。教え子には皆、貴方の事をとても誉めておいででしたよ。私も、一気呵成に攻め立てる貴方のスタイルを、よく参考にさせて頂きました」
親父「お世辞でも、そう言ってくれると嬉しいよ。ところで、君には今回の作戦で重要な役割を任せる事になりそうなのだ。そこで、私の息子達を預ける事になると思う。その時は、よろしく頼む」
ハリソン「息子さんと言うと、この青いガンダムのパイロットの?」
親父「ああ、そうだ。紹介しよう。付いて来てくれ」
ハリソン「わかりました」

178GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/19(木) 23:41:00 ID:iG3EFXYM
連邦軍人隊長「いいか、この分厚い本は日誌みたいな物だ。それが日本語で書いてあるから読むぞ」

記録一
ついにシステムの復元の研究が始まったらしい。
我々はその被験者に当たる人材を集める任務になる。
また、強化人間に対する研究も同時に記録する。

記録二
コールドスリープの強化人間達のレポートになる。
大人だったり、女だったり、果ては子供だったりと、全くいかれてるにも程があるのではないか、自分の子供と同じくらいの歳の子がいるくらいだ。
一体何が目的なのだろう…。

記録三
システムの研究は難航している。しかし、神は我々の研究を見守っているはずだ。
それより、妙な事もあるものだ。ある一人が強化人間二人を引き取ると言いだした。
一応、上司に値するので言われるがまま。

記録四
だんだん強化人間について把握してきた。
頭がおかしい奴や体の一部が機能しない奴、薬物摂取がないと生きていけない奴など欠点を持つ者がいることがわかった。
まともな奴は少ないものだ。

179GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/20(金) 20:31:26 ID:rVUIZO/.
俺「ふ〜、女幹部さんが作ってくれたシミュレーション、結構キツいな」
妹「あたし、もうフラフラ」
俺「でも、これぐらいの事をやっとかないと、敵のエースに狙われたら一溜まりも無いんだってさ。さ、後もう少しでノルマ達成だから、頑張ろう」
親父「大丈夫か、俺?」
俺「あれっ、親父?その人は?」
ハリソン「自分はハリソン・マディン大尉です。君が、あの青いガンダムのパイロットだね」
俺「あっ、俺といいます。よろしくお願いします」
妹「妹です。よろしくお願いします」
ハリソン「また、随分若く見えますね」
親父「本来なら、まだ15,6だからな。巻き込まれたとは言え、この子達が戦わざるえないのは、ある意味私の不徳でもある」
ハリソン「いえ、この場合、この子達が立派なんですよ。大丈夫、君達は私が守ってみせるから」ギュッ
妹「あ、ありがとうございます」
俺(なんで、そこで妹の手を握るんだろう?)
親父「え〜と、ハリソン大尉?そろそろパイロットのブリーフィングが始まる。俺と妹も来なさい、一緒に行こう」
俺&妹「「ハイッ!」」

180GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/20(金) 20:35:53 ID:uwCLb.iU
教団施設

黒ずくめ「SFSに付けるブースターの数が揃いません。これだと後続と連携が取れなくなります」
黒ずくめ連絡員「くそう。数を絞るしかないのか…しかし…。 他に何もないのか?」
教団衛兵「教団で確保しているのは避難船ばかりです。主力は聖戦士方が乗って行かれましたし、MS用ブースターなど殆ど使われませんから備蓄もありませんよ」
黒ずくめ連絡員「地球で確保した分は御老が使ってしまったしな」 はっ!
黒ずくめ連絡員「プレーソーが出撃した格納庫! ここにはまだ何かあるはずだ、地図をくれ」 
教団衛兵「このパイプは給排水用のはずですが、こんな外壁付近にこの規模は不自然ですね」
黒ずくめ連絡員「よし、そこだ!」

黒ずくめ「この壁の向こうの様ですね。ちょっとお待ちを…やっぱり。ちょっとしたトラップです。中は真空で、迂闊に開けると吸い込まれて一巻の終わりです」
教団衛兵「このようなものまで仕掛けてあるとは…よほどのものがしまわれているのでしょうか?」
黒ずくめ連絡員「あのアマクサが隠されていたぐらいだからな。この際SFS一台でもありがたい」
黒ずくめ「与圧完了、開きます」 MSハンガーに擬装されていた扉が開く
黒ずくめ連絡員「こ、これは…何だ…格納庫じゃなかったのか?」 扉の中から最初にとび込んできた光景はラボの様相を呈していた
黒ずくめ「端末を見てみましょう…あの御老人が、なにをされていたかぐらいは…」
教団衛兵「連絡員殿…あれを…あれは、聖骸では?」 ガラスで仕切られた壁面にいくつものカプセルが並び、内部に人影が浮かんでいた

181GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 00:30:47 ID:FJnLgT1I
黒ずくめ連絡員「これは…コールドスリープ用のカプセル? なんでこんなに…?」
黒ずくめ「どうやら老黒ずくめ様はここで強化人間の研究を行っていたようです」
黒ずくめ連絡員「なんだって? 本部が総力かけた研究を、御老がなぜこっそりする必要があったんだ?」
教団衛兵「やはり、あれも聖骸の一つでありましたか…」 黙祷を捧げる
黒ずくめ「記録によると、コールドスリープに失敗して、生命活動が復帰しなかった個体の様ですね」
教団衛兵「それは妙だ。強化人間とはいえNTに近づくことができた者の遺体は丁重に弔われている」
黒ずくめ連絡員「秘密裏に回収されていたってことかな…亡骸を使って何を研究していたんだ。それはわからないのか?」
黒ずくめ「…ファイルが膨大で…最近のアクセス記録が…『バイオ脳とバイオセンサーの並列制御』、『バイオ脳への人格複製実験』」
黒ずくめ連絡員「バイオ脳だって…やはりあのアマクサ・プレーソーのための研究なのか…しかし、この強化人間は…いや、それよりも何か機材は無いか?それが先決だ」
黒ずくめ「奥に格納庫らしき区画が…ああ、また与圧されていませんね。エアロックの向こうです」
教団衛兵「ずいぶん念入りですな」ノーマルスーツ着用
黒ずくめ連絡員「メンテナンスの都合かもな。徒に与圧していれば、ここの存在が外に知られると思ったのかも。さて、鬼が出るか蛇が出るか」スーッと扉が開く
教団衛兵「はて? MSデッキそのままのようですが」
黒ずくめ連絡員「…あった! アマクサの予備パーツ、それとブースターだ。脱出用に無い筈はないと思った。早速運び出そう」
黒ずくめ「連絡員殿、あれ、何があったと思います?」空になったハンガーを指さす…
黒ずくめ連絡員「順当に考えて、アマクサ・プレーソ―だろうが…多すぎる…」空きハンガーはMS3機分に相当した

182GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 00:45:20 ID:d05Awjnk
コンペイトウ

仮面卿「聖戦士様、私に例の機体を使わせて頂きたい」
聖戦士「あれを使うのか?まだ研究段階と聞いていたが、行けるのか?」
仮面卿「はい。それに、マスターユニットがあるならば、あの機体こそうってつけかと」
聖戦士「…………良いだろう。今まで、私のネオガンダムの調整、ご苦労だったな」
仮面卿「いえ。ですが、ホストを切り離しているので、EXAMシステムは使えません。相手はあの狂戦士。充分にお気をつけください」
聖戦士「あいつの実力は、他の誰よりも、私が理解している。言われるまでもない」
仮面卿「失礼いたしました」

聖戦士(狂戦士か……。一気に相手を攻め立て、瞬く間に殲滅する。その苛烈な戦いぶりから、付いた異名。だが実際は、相手がテロリストの様な少数だから、付いた異名だ。世が世なら、もっと相応しい名が付いたであろうな)


ジャンクヤード

ハリソン「そう言えば、今度の相手は、あの聖戦士だとか。参考までに、貴方の意見をお聞かせください」
親父「……そうだな。彼の戦い方は、無駄のない合理的かつ緻密な攻め方をしていてね。最小限の攻撃で最小の被害で相手を無力化させるのが、得意だったよ。聖戦士とは、その戦いぶりから付いた異名だ」
ハリソン「恐ろしい相手が、敵になったのですね」
親父「……そうだな。しかも、彼の部下も手強い。腕前だけなら、勝るとも劣らんエースが、まだ何人かいる。心してかかった方が良いだろう」

183GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 11:00:59 ID:FJnLgT1I
黒ずくめ連絡員「一先ずブースターを運び出してくれ」
教団衛兵「手配します」
黒ずくめ連絡員「それと、お前はあのファイルをもっと調べてくれ、何が出てきても、続けるんだ」
黒ずくめ「わかりました。けれど、良いのでしょうか?」
黒ずくめ連絡員「御老からここにあるものは好きにしろといわれている。心配ない」
黒ずくめ「確認作業に入ります」カタカタカタ
黒ずくめ連絡員「データ収集用の膨大なMS、そしてこのラボ。バイオ脳すら独自に製造してあったのか…すべては闘い続けるために…」
ふと、エアロックの開閉装置が目に留まる
黒ずくめ連絡員「御老が何かで操作していたな…開閉記録…この日時は、おかしい? あの戦いの後に誰がここを操作したというんだ!?」
黒ずくめ「わかりました! 御老はここでバイオ脳へのNTの戦闘力の抽出実験を行っていたんです!」
黒ずくめ連絡員「人格のないNT兵器か。しかし、御老がそんなものを欲したわけは…? なんなんだここは!? おかしくなりそうだ!!」
黒ずくめ「実験は殆ど失敗していますね。亡骸からのデータ抽出が土台無理な話ですから」
黒ずくめ連絡員「しかし、御老は御子息の人格の抽出には成功されていた筈…じゃぁこれらは…プレーソー!!」

無重力区画の天井付近に大破したアマクサ・プレーソーの機体が浮いていた

黒ずくめ連絡員「こいつが帰ってきてたのか…なら、まだしんじゃいないのか?」
黒ずくめ「動力の反応もなにもありません、もう止まっているはずです」
黒ずくめ連絡員「いや、どうやって帰ってこれたかが問題だ。なくなっていたハンガーの機体、そしてこのラボ…御老 あなたは…」

コンペイトウ宇宙港 小型船内
老黒ずくめ『…戦の気配…滾るのぉ…ホッホッホ』

184GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 20:44:10 ID:d05Awjnk
「ラー・カイラム」ブリーフィングルーム

連邦参謀「それでは、作戦内容を伝える。本作戦は、コンペイトウを奪取、および、今回の騒動の原因である「リーインカーネイション」でおかしくなった我が軍の兵士と民衆を元に戻す事が、目的である。その為、部隊を三つに分ける。これまでの事で、何か質問はあるか?」
ロンド・ベル隊員c「はい。我が方の戦力は、どうなっているのでしょか?」
連邦参謀「穏健派大将から、大隊規模の部隊を三つほど、回してもらう事となった。到着は遅れるが、戦力の不足分は補えるはずだ」
ザワザワ ヨク センリョクヲ マワセタナ- ナンカ ヤッタラシイゼ ウチノ タイショウ
連邦参謀「静かに!それでは部隊分けを行う。まず、正面から攻める主力艦隊。ここは囮となる為、大部分の戦力を回す。親父殿、ここのMS隊の指揮は、貴方に任せたい」
親父「私で良いのか?私は軍を辞めて久しい人間だぞ?」
連邦参謀「ですが、相手はあの聖戦士。おそらく彼に対抗するには、貴方が一番適任だと思われます。少なくとも、ロンド・ベル内で異論はありませんでした」
ロンド・ベル隊員a「残念ながら、我々がエースパイロットの集まりだったのは、過去の話。今は、外部から講師を招き入れる、有り様なんです。聖戦士の相手は、貴方に任せる他ありません」
親父「……そうか。なら、仕方あるまい。全力で努めさせて頂こう」

連邦参謀「それから、コロニーレーザーを落とす第二部隊。これは、敵の転向者である、女幹部殿に一任したい。彼女には、同じ転向者である教団および組織の者を使って、コロニーレーザーを破壊してもらう」
ザワザワ ザワザワ
女幹部「信じてもらえないだろうが、どのみちコロニーレーザーを放っておく事など出来まい。なに、今より状況が悪くなる事など無い。信じてもらわなくても良い。ただ、ちょっとしたバクチを、ついでに打ってくれれば良いのだ」
一同『……』

連邦参謀「そして、最後に後方の「碧の塔」から攻める突入部隊。この部隊は、コンペイトウ内部に突入し、あのシステムを掌握して欲しい。当然、この作戦の要であり、最も重要な役割だ。この突入部隊の指揮は、ハリソン大尉、貴方にお任せしたい」
ハリソン「了解した」
連邦参謀「そして、システムの掌握は、クォレル隊に任せる」
クォレル隊長「了解」
連邦参謀「また、[リーインカーネイション]の暗示を素早く解く為にも、F97BDとアーモリーユニットも付いて来てもらう」
俺「わかりました」
妹「はい」
連邦参謀「後、「碧の塔」からの侵入を試みる為、Hi-νガンダムも突入してもらう」
連邦軍人3「わかったわ」

185GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 21:47:06 ID:v3DuZbb6
記録五
最近、研究が難航しているらしい。一刻も早く完成が待ち遠しい。
神への信仰を深く祈り、完成が早く完成するよう祈るしかない。

記録六
自分も詳しい事柄を調べるために強化人間を引き取る事にした。
生きのいいのを選んだが、精神がなぁ…。
それより、自分の子供達にはどう説明しようか考えよう。
下の方はともかく、上は鋭いからな……まあいい。

記録八
自分の子供にも自分らの素晴らしい教団の教えを説いた。
下の方は目を輝かせていたが、上の方は「なにそれ?それはじったいがあるものなの?」「それはおかしいよ!」「どうしてそんながいねんがあるの?」とか一向に信じようとしない。
まあいい、気長にありがたみに気づくまで待とう。

記録_……

そっから大半のページがボロボロだった。

整備員G2「この字……両親の字だ!間違いない!絶対おかしいと思ったぜ!!」
連邦軍人隊長「待て、まだ先に続きがある。落ち着いてくれ」

186GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/21(土) 23:05:54 ID:d05Awjnk
連邦参謀「他にも、対テロ部隊の隊員に突入のサポートをしてもらう。尚、今回の作戦において親父殿を、臨時ではありますが少佐とし、全MS部隊の隊長に任命します。各員は、彼の指示に従う様に。勝機が見えたとは言え、かなり厳しい戦いになる。各員の健闘を祈る。それでは、解散!」

親父「正面から攻めるMS隊は、集まってくれ」
ロンド・ベル隊員a「ハッ!」
親父「今回の指揮を任された以上、各員の腕前を見ておきたい。出撃前だが、私に付いて来てくれ」
ロンド・ベル隊員達『ハッ!』

女幹部「さて、我々の作戦なんだが……」
迷い黒づくめ「本気ですか!?」
教団衛兵隊長「本当に、一か八かの賭けですな、これは」
女幹部「だが、転向者の我々にしか出来ない作戦だ。すべてはお前達にかかっている。頼んだぞ」

ハリソン「さて、作戦なんだが、報告書によると、どうも不確定要素が多すぎて、マトモに立てられん。どうしたら良い?」
クォレル隊長「まあ、臨機応変に対処する、としか言い様がありませんね」
俺「……それって、何も考えずに突っ込む、と言いませんか?」
ハリソン「正直、大役を任せてもらったのに申し訳ないが、今回の作戦で私に出来る事は少ない。メインは君達だ。君達の為すべき事をやりたまえ。私がやる事は、その責任をとる事ぐらいだよ」
俺「大尉……、わかりました」

187GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 00:12:56 ID:lNlFILTk
連邦軍人隊長「えっと……ここなら読めそう。うーん、ページ数が少ないな」ペラペラ
ウイーン 連邦兵「失礼します!隊長!今時の作戦ファイルです!」
連邦軍人隊長「どうも、下がってくれ」「はっ!」ウイーン
整備員G2「残りのページは?」
連邦軍人隊長「今、読む」

………記録五十七
みんな疲弊しきっている。研究は非常に難航だ。予算も人材も実験人材もなくなってきている。
こんな中、ある老兵が少し分けてくれと言い出して来た。僅かながらの抵抗感があったが、兵士という別の観点からなら成功するかもしれない……分けることに掛けた。

記録五十八
もう実験人材がない。こうなれば、教団関係の身内を使うしかない。彼らなら絶対に喜んで自分らの体を差し出すだろう。
何せ自分も伝説のNTになれるんだから。

記録五十九
結果は結局同じ結果だ。失敗続き。こうなれば自分の子供を……。
駄目だ、そんな事は出来ない。どーせ失敗だ、自分とこの強化人間を使おうとしたが、精神改残処理などでコストが掛かっている。
それなら、ここいっそう自分らの体を提供しよう。そうだ、うまく行く。そうだ、そうだそうだそうダそウダソウダ……

連邦軍人隊長「………そうとう頭が逝ってるな、これは……」
整備員G2「よくわからない研究やらのため、自分の周りを生贄えにしたのか………」
連邦軍人隊長「…………………まだ最後のページがあった」ペラ

188GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 02:14:46 ID:hKdrj4RI
コンペイトウ格納庫

仮面卿「フッ、ようやくこいつの出番か…」
スカーフェイス「ここにいたのか。こいつは?」
仮面卿「これこそ、私の専用機。そうだな……、さしずめ「ダークマター」とでも呼ぼうか」
スカーフェイス「ほぅ、しかしこいつはガンダムだろ?しかも、このシルエットは……」
仮面卿「フフッ、だから「ダークマター」なのさ。この世界に確実にあると呼ばれ、しかし誰にも観測できない存在。まさしく、私の様じゃないか」クックックッ
スカーフェイス「…………、司令だ。おそらくマスターユニットを積んでいると思われるMA、アーモリーユニットを手に入れろとの事だ」
仮面卿「だろうな。ところで、スカーフェイスは何をするのだ?」
スカーフェイス「後詰めだ。やはり、ボス自ら敵主力艦隊に当たるそうだ」
仮面卿「なるほど。しかし、敵も正直に真正面から攻めるだけではあるまい」
スカーフェイス「ああ、おそらく女幹部あたりが奇襲をかけてくる。俺は、その対処だな」
仮面卿「フッ、それでも役不足なのか?」
スカーフェイス「いや。ただ……、俺自身戦う意義が分からなくなっただけだ」
仮面卿「珍しいな、スカーフェイスがその様に考えるとはな」
スカーフェイス「自慢じゃないが、俺はボスの強さに心酔している。ただの海賊だった俺を、ここまで取り立て育ててくれた恩も生涯忘れん。しかし、狂戦士も女幹部も、ボスの元から去っていった。半ば、あいつ等を認めていただけに、俺には訳が分からなくなったのさ」
仮面卿「……しかし、その迷いは自分を死に追いやるぞ」
スカーフェイス「そうだな。まあ良い。奴等から直接聞けば良い。戦う事でな!」

189GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/22(日) 03:30:06 ID:MZBgLO6g
黒ずくめ「SFSの準備完了しました。総数18機。全員最後までお供します」
黒ずくめ連絡員「集まってくれた全員に、言っておきたいことがある。SFSによる長躯遠征だ、消耗は避けられないそして、我々はそのまま戦場に飛び込む」
黒ずくめ連絡員「有利不利などという話ではない。だからここで降りても誰にも咎めさせない。俺は、御老の戦いを見届けるために征く」
黒ずくめ連絡員「くどい様だが、付き合う必要はない。 それでも行くという者だけ、機体に乗り込んでくれ。すぐに立つ」 ハイザックカスタムへ搭乗する
それに続く様に続々と各々の機体へと乗り込んでゆく。欠けた人員はいない。
黒ずくめ連絡員「出撃!」 バシューン バシューン

黒ずくめ連絡員「…(あのラボに会った研究成果は、その殆どがプレーソーに集約されていた。最初は御子息を取り戻すことを考えておられた筈なのに)」持ち出したデータパッドを目で追う
そこからは亡くした家族を取り戻したいという願いが見て取れた。が、それは変質していった。そして、今や老醜とさえ云い得る執着が何を生み出したか。
黒ずくめ連絡員「御老…私たちが、見届けますよ。きっと…」

190GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 00:09:06 ID:aKHzqz6U
ジャンクヤード格納庫

親父「どうして、なかなか。操縦技術も大した物じゃないか」
ロンド・ベル隊員a「しかし、お気付きでしょうが、我々は実戦経験が殆どありません。第13独立部隊に編入され自由に動く事はできますが、派閥争いとも無縁な為、実は出撃機会が以前より大きく減らされているのです」
親父「なるほど。かつてのブライト司令がいた時ならばいざ知らず、今の規模が縮小された状態では、あまり有事に呼ばれる事は少ないか…」
ロンド・ベル隊員a「そうです。今の司令も、昔タカ派中将の左遷に反対した為、うちに来たとか。ここも左遷先みたいなものですよ」
親父「それだけ、昔と比べれば平和になったという事か…。できれば、そのまま君達の名も守りたいものだな」
ロンド・ベル隊員a「そうですね。我々も先人の名を汚さぬよう、訓練だけは力を入れております。臨時講師として、ハリソン大尉を招いたのも、その為です。彼には申し訳ありませんが、今回の騒動で彼がうちにいたのは、不幸中の幸いだと思っていますよ」
親父「フフッ。この分だと、私もそちらに回されそうだな」
ロンド・ベル隊員a「是非、来て頂きたいのですが?」
親父「悪いが、この騒動が終わった後の就職先も決まっていてね。義理を欠く訳にはいかないのさ」
ロンド・ベル隊員a「残念です。しかし、先ほどの貴方の指揮は、大いに参考になりました。我等一同、貴方に命を預けます。存分に力を発揮してください」ビシッ
親父「私も、一人でも多く生き残れるよう、全力を尽くそう。よろしく頼む」ビシッ

191GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 02:42:22 ID:O6fyq9ac
コンペイトウへ向かう連邦戦隊

連邦兵A「なんだって今時コンペイトウくんだりまで出向かにゃならんのでしょうねぇ」
連邦兵B「海賊だか何だかか暴れてるらしい。その後始末だとさ」
連邦兵C「そういうの、ロンド・ベルの仕事じゃありませんでした? ジオンの残党狩りとか…?」
連邦兵B「ロンド・ベル自体、今じゃ名前だけだ。コスモ・バビロニア時代に率先して叩かれたそうだからな」
連邦兵A「兵どもが夢の後って奴ですか? 今時実戦なんて、ごめんですねぇ〜」
サラミス艦長A「ぼやくな。給料分の仕事をしろ。我ら我は闘わずして勝つのだ、見ろ合流するぞ」
連邦兵C「うわ、他の戦隊と合流するなんて閲兵式以来ですね!? そうか数を見せればいいのか」
サラミス艦長A「そういうことだ。我々の規模を知って挑んでくる愚か者はいまい。粛々と進軍せよ!」バッ! 腕を前に付きだす
連邦兵たち「了解いたしました!」一斉に敬礼そして「「ワハハハハハハハッ」」
連邦兵B「お? 後続艦からレーダーに反応があると、後方から!?」
サラミス艦長A「合流する部隊か?」
連邦兵B「いえ、違うようで…MSらしきものだと…」全艦に空襲警報が鳴り響く
サラミス艦長A「馬鹿な!? 空襲だと、何処の所属だ?」
連邦兵C「わ、分かりません」 連邦兵A「そうだ、だから訓練じゃないって、MSデッキ発進準備」 連邦兵B「艦長! 後続が発砲開始しました!」
サラミス艦長A「命令も待たずにか!?」

黒ずくめ連絡員「くっそう! なんてところに飛び込んじまったんだ! 最短距離を選んでこれか‼」
黒ずくめ「この先にさらに連邦の艦隊が、どんどん集まってくるようです」
黒ずくめ連絡員「何処からこんな戦力が湧いてきたんだ!? 進路はコンペイトウなのか…」
黒ずくめ「どうします、いっそここで?」
黒ずくめ連絡員「数が違いすぎる! 全機戦闘を避けてコンペイトウへ向かえ!! なるべく生き延びろよ‼!!」」

192GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 16:48:29 ID:xkrlykNs
バシャー
プチモビb「うっ………」
精鋭連邦兵「何寝てんだ。ほら、こっちに来い」グイ
プチモビb「え?ちょっと何処へ連れていくんだ…」
黒づくめタカ派「来たか、三人分用意してある」ガシャン
精鋭連邦兵「よし、すまないおやっさん。これに着替えろ」ドサ
プチモビb「は?これ、クォレル用のノーマルスーツじゃ……装備まであるし」
黒づくめタカ派「そうだ、二人でそこらにいる隊員をブチどめした。安心しろ、しっかりすみずみまで盗ったぞ」ニッコリ
プチモビb「ええ!?何でそんな事を!」
精鋭連邦兵「何でって………そりゃ、作戦から左遷されたから当然だろ。二人で意地でも参加しようとした時にお前を見たんだよ。お前も行きたいだろ?」ドヤ
プチモビb「………………………………………」
黒づくめタカ派「一応、銃の使い方は分かるよな。私はそこらのヒヨッコ共より、塔への近道はを知ってるからな。それと実は白兵戦の方が好きなのだよ」フフッ
精鋭連邦兵「ということだ。そこでこのおやっさんと意気投合して、装備を奪ったんだよ。いや二人で挑んだら、呆気なかったわ」
プチモビb(何なんだこいつら……しかし、これはチャンスだ)

まだ紹介するキャラ残っていたのでここで紹介します。忘れてて、すいません

黒づくめタカ派:シャドウ・エックス中等部隊隊長
黒づくめタカ派5の親友。しかし、年はこっちのほうが上。元狂戦士の部下。
過去に家族を3回も失うという悲惨な体験をしている。そのため、残虐な作戦行動には抵抗感を非常に感じたり、人質を裏で逃がしていたりと組織にはあまり馴染めない。
結構の武術マニアで好き好んで様々な武術を習得いる。そのため、白兵戦をする機会がない彼は、白兵戦主義の精鋭連邦兵とは気が会う
使用機体はギラ・ズール

黒づくめオペ:シャドウ・エックスオペレーター
年若いオペレーター。調子に乗りやすく、口が軽い若者で、政治的不満でシャドウ・エックスに参加した。
最初は戦艦のオペレーターをしていたが、黒づくめタカ派5が作戦を降りると共に、黒づくめタカ派5の傘下に配属になった。
若者らしく、仲間と愚痴ったり、笑いあってる。訳のわからない上司と奔放なジオンの首領に振り回され、うんざり気味。

193GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 18:13:13 ID:aKHzqz6U
ピンポンパンポン ロンド・ベルオペ『これよりラー・カイラムは、コンペイトウに向けて出航します。乗務員は、直ちに搭乗してください。繰り返します……』

親父「そろそろ行かねばならない様だ。お前達も、必ず帰ってくるんだぞ」
俺「わかった」
妹「お父さんもね」
親父「それではハリソン大尉、改めて息子達をよろしくお願いします」
ハリソン「お任せください。貴方こそ、ご武運を」
親父「ああ。では、行ってくる」

俺「親父……」
妹「大丈夫だよね、お父さん…」
ハリソン「さあ、我々も行こう。確か、対テロ部隊のクラップに行くんだったな」
連邦軍人3「そうよ〜、あたしが案内するわ」
ギョッ ハリソン「!?」ジー「…………」
連邦軍人3「あら、どうしたの大尉?」
ハリソン「い、いや、何でもない」
チョンチョン 俺「はい?」
ハリソン「さっきから気になってたんだが…、彼はアレなのか?」ヒソヒソ
俺「まあ、そうですね…。やっぱり気になりますか?」ヒソヒソ
ハリソン「いや、ちょっと嫌な思い出があってね…。まあ、何とか慣れると思う……」

194GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/23(月) 23:17:17 ID:xkrlykNs
連邦軍人隊長「な、早いな。惜しい所がもう行かなくては」
整備員G2「待ってください!まだ最後のページは?」
連邦軍人隊長「戻ったら聞かせる!少尉、お前はここに残れ」
連邦軍人2「な、何でですか!そんなの認められないですよ!!俺も行きます!」
連邦軍人隊長「駄目だ。万んが一にここに誰かが残らないと誰がここを守るんだ!それにお前はまだ若いだろう」
連邦軍人2「こんな所に誰が襲撃するんだよ!整備員G2さんも本当は行きたいんでしょ!言ってやってくださいよ」
整備員G2「……私は民間人側だからもう軍には首を突っ込めない。すまない、気持ちは分かるが…」
連邦軍人2「ちくしょーーーーーーー!!!」orz
連邦兵「そろそろ行きましょう。間に合わなくなりますよ」
連邦軍人隊長「では、行ってくるからな。留守の間を頼む」ウイーン

整備員B「どうすんだよ、これ。誰も日本語わかんねえだろ」
整備員G2「なら2時間で、マスターするだけだ。つか、最初からそうすれば良かったんだ」つメガネ
整備員B「ファッ!?無理だろ!寝言も馬鹿を言えよ!!って聞いてんのかよ……?」

195GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 00:53:46 ID:g9wgKLMc
プチモビb「(他にチャンスは無いかも知れない。…しかし…しかし…黒ずくめの転向者と一緒だと…)」
連邦精鋭兵「おい、聞いてんのか? 行くのか行かないのか? ハッキリしろ」
プチモビb「俺の同僚は、黒ずくめのMSにやられた…」
黒づくめタカ派「……」
プチモビb「俺の所属していた部隊も、皆、皆だ…」
連邦精鋭兵「おい、今はそんなこっちゃ」
プチモビb「正直、お前だって法廷に突き出したい。けれど…こいつは使わせてもらう」クォレルのノーマルスーツを着る。
連邦精鋭兵「お、おい!」
プチモビb「それで、どう潜入する? 宇宙遊泳というなら、ジャンクヤードの伝手で細工もお願いしてある、乗るか?」
黒づくめタカ派「いいのか? 私は転向者だぞ?」
プチモビb「正直なところ今すぐにでも捕まえたいさ。 それを自制しているだけだ」

196GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 01:15:10 ID:HzwEnw2c
ロンド・ベル司令「それでは、ラー・カイラム発進!」
ドファーーーー

親父「凄いですね。出来てからもう四十年も経つのに、今も尚、現役なのですね」
ロンド・ベル司令「この艦の事ですか?流石に、こいつはもう老朽艦ですよ。おそらくこの戦闘を最後に引退するでしょう。もう次の艦も発注してます。もっとも、次の艦もこいつと同じ型ですがね」
親父「それだけ、優秀な艦だったのですね」
ロンド・ベル司令「出来れば、ちゃんと引退させてやりたいですな。華々しく散るなんて、こいつには相応しくない」
親父「まったくです」
ロンド・ベル司令「とは言え、一度は敵と相見えましたが、あれと正面から渡り合うとなると、かなり厳しいでしょうな」
親父「確かに一筋縄ではいきません。ですが、隙が無い者などいません。あの聖戦士とて必ずあります。いつか出来るその隙をつけば、我々は勝てる。この艦と部隊ならば、それまで耐えれる。そう思いましたよ」
ロンド・ベル司令「信じましょう、その言葉。皆、ラー・カイラム最後の勇姿を見せてやれ」
ロンド・ベル一同『オウッ!!』

197GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/24(火) 22:33:54 ID:nvzatXjw
コンペイトウ

黒づくめタカ派5「見つかったか?」
黒づくめ「いえ、未だに。これ以上の探索はもう無理ですよ」
黒づくめタカ派5「……………結構、下がってくれ」
黒づくめ「ああ、そうだ。お聞かせくださりたいことがあるんですよ」
黒づくめタカ派5「うん?何だ?敵が来る前に一杯やりたいんだが」
黒づくめ「あの拾ったMSと遺体はどうしたのでしょう。貴重なパーツが使かわれているので、解体したいのですがね」
黒づくめタカ派5「そうだ。放置したまんまだった。しかし、妙な感じがするんだ」
黒づくめ「はっ?例えば、表すとすれば?」
黒づくめタカ派5「機体からまるで生々しい感じというか……生きている感じで、今にも動きそうな感じが…」
黒づくめ「プッ、ご冗談を。そんな馬鹿な話があるものですか」
黒づくめタカ派5「………………………」
黒づくめ「しかし、リーインカーネーションとの暗示に、隊長の機体が使うサイコフレームが妨げるとかそういう話聞いたので気を付けた方がいいですよ」
黒づくめタカ派5「忠告どうも。あまり気安い口で話掛けないでくれ」「みんなだいたいこんな感じですよ?」

198GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 00:14:41 ID:dd8prw4g
黒づくめ「聖戦士様、敵が動きました」
聖戦士「来たか。規模はどうだ?」
黒づくめ「ハッ、今来ている数は、さほど多くありません。しかし後方から、動きは緩慢ながらも、大部隊がこちらに向かっているとの事です」
聖戦士「大部隊?連邦中央が動いたのか?」
黒づくめ「ハイ、どうやらその様です」
聖戦士「それは侮れんな…。各個撃破すれば問題ないが、纏まった数をあの男に指揮されては、厄介だ」
スカーフェイス「どうする?俺が行って、大部隊とやらを蹴散らそうか?」
聖戦士「いや、それならコロニーレーザーを使う。その大部隊とやらに、アーモリーユニットはあるまい」
スカーフェイス「なら、俺はコロニーレーザーの守備に回ろう」
聖戦士「そうだな。こうなった以上、奴等もコロニーレーザーを狙うはずだ。油断するなよ」
スカーフェイス「分かっている。スカーフェイス隊、出るぞ!」

聖戦士「我々も出るぞ。先にロンド・ベルを叩き、その後で数だけの連邦も叩き潰せば、今度こそ新たな世界を築ける。行くぞっ!新世界の勇者達よ!」
黒づくめ達『オウッ!!』

199GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 01:35:55 ID:ENrhiXAw
老黒ずくめ『ほっほっほ。来よる来よる。有象無象を引き連れて、最後の戦の幕が上がるわ…、さて、何処から攻め手が来るかの?』
老黒ずくめ『聖戦士めが正面から征くとあれば、親父殿もそこに居ろうな』
老黒ずくめ「…ムッ…しかし、いかにロンド・ベルと云え、寡兵で聖戦士たちを突き崩せるなどとは考えまい」
老黒ずくめ『さてどう動くか。どう愉しむかが寛容よな』ホッホッホ

老黒ずくめの乗った小型船がソロモンより発艦し要塞上方へ位置を占めた。

200GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/25(水) 21:38:11 ID:dd8prw4g
ロンド・ベルオペ「敵艦隊捕捉。コンペイトウ前面に多数展開」
ロンド・ベル司令「まだ撃つなよ。充分に引き付けてからだ」

親父「各員に告ぐ。我々に敵の注意を引き付ける為にも、中央突破のフリをする。突っ込んでは引くを繰り返す。各自、私の指示に従い、引き際を誤るな」
ロンド・ベル隊員a「了解です」
ロンド・ベル隊員b「訓練通りやれる所を見せてやります!」
親父「その意気だ。艦砲射撃の後、私から出撃する。後に続いてくれ」
ロンド・ベル隊員達『了解!』

黒づくめオペ2「6時の方向より、ロンド・ベル来ました!」
聖戦士「来たか。射程距離に入り次第、一斉射撃。その後、MS隊を展開する。MS隊の指揮は私がとる。ここの指揮は任せたぞ」
黒づくめ艦長「了解しました」

ロンド・ベルオペ「敵艦隊、射程距離に入りました!」
ロンド・ベル司令「よし!メガ粒子砲、撃てーーーっ!!」バシューーーーン

聖戦士「撃てっ!!」バシューーーーン

201GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/26(木) 01:30:49 ID:D1HjG/Gw
連邦艦隊サイド

連邦兵B「先鋒ではもう戦闘が開始されたようです」
連邦兵A「マジかよ、実戦だぜ」ガタガタ
連邦兵B「艦隊司令部より通信、マルチ隊形をとり、前進せよと」
サラミス艦長「ようし、全艦に告げる。これより、コンペイトウ奪還作戦へ突入する、第一戦闘速度、総員臨戦態勢へ!」
連邦兵B「MS隊デッキに集合、発進準備せよ、繰り返す…」
連邦兵C「……」無言で十字を切る

黒ずくめ連絡員「くそうっ! 始まった。何機付いてきてる?」
黒ずくめ「自分を入れて5機、他は脱落したか逸れたままです」
黒ずくめ連絡員「戦闘を避けたのが裏目に出たのか? コンペイトウが囲まれ始めてる…。このまま9時方向からコンペイトウに合流するぞ!」

202GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/26(木) 20:20:37 ID:bp8LoVDY
親父「始まったか。出れるか?」
ロンド・ベルオペ「進路クリア、どうぞ!」
親父「よし、F91出る!」バシューーー
ロンド・ベル隊員a「ハーディガン出ます!」バシューーー
ロンド・ベル隊員b「ヘビーガン行きます!」バシューーー

黒づくめオペ2「敵、MS隊を展開」
聖戦士「我が方も、すぐに出せ。私も追いかけ出撃する。後は任せたぞ」
黒づくめ艦長「ハッ!お気を付けて」

ロンド・ベル隊員a「敵MS発見!デナン・ゾン、クロスボーンのMSです!」
親父「まだ聖戦士はいない様だな。チャンスだ、一気に押し込むぞ!」
ロンド・ベル隊員達『ハイッ!』

203GUNDAM掲示板からお送りします:2015/02/28(土) 22:32:48 ID:9KL62ds6
老黒ずくめ「ふぅむ。 ロンド・ベルか…。 ずいぶんと因縁の深いことだて…」
老黒ずくめ『先頭に親父殿のMS…、これは聖戦士を抑える腹かの? とすれば、一点突破を狙っておるかな?』
老黒ずくめ「いやいや、そう易々と切り札は見せまいよ。息子殿の機体こそが『鍵』。ならば激戦区は避けるは必定」

コンペイトウオペ「ザ…敵後…な艦…合…お…隻」 遠方に光点が集結し始める

老黒ずくめ『ほっほっ。これはこれは、中央の重い腰があがりおったか。ふむ、正面と右舷、左舷からも来るか…しかしバラバラに集まっているようではなぁ』
老黒ずくめ『実に嘆かわしい。艦隊戦なぞ先の騒乱で経験し済みであろうに、経験が生きておらぬなぁ。どれ、一つ手解きしてやろうかい?』
老黒ずくめ「頃や善し…か。そうさなぁ。征くか。」

小型船の胴体部分が展開し、内部に格納されていたドラッツェ・カスタムが引き出されてゆく…その数「3機」…

老黒ずくめ「わしはしばらく静観する。存分に愉しんでくれ」
老黒ずくめB1『では…な。先に逝くぞ』バーニアを展開し、九時方向から集結中の連邦艦隊へ
老黒ずくめ「おや? 行かんのか?」
老黒ずくめB2『わかっておろう? どうせならば満足のゆく相手と一手交えて逝きたいものよ。それを見極めるのよ』
老黒ずくめ「考えることは同じか」ほっほっほっほっ

204GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 01:09:25 ID:iG7/q/pA
黒づくめa(デナン・ゾン)「くらえっ!」二連マシンガン バババババ
スッ 親父「甘い!そこだ!」ビームライフル バシューン
黒づくめa「ぬわっ!」チュドーン
親父「行けるぞっ!態勢を整える前に、押せるだけ押し込め!」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!みんな、親父隊長に続けっ!」ビームライフル バシューン
ロンド・ベル隊員b「オウッ!」ビームライフル バシューン
聖戦士「チッ、少し出遅れただけで、好き放題やってくれる。だが、こちらも只出遅れた訳ではない所を見せてやる」

親父「ムッ、第二陣?あれは、ネオガンダム!仮面卿かっ!?」
聖戦士「フフフフフッ、私だよ」
親父「旧友!お前が、それにだと!?」
聖戦士「そうさ、こいつは私が乗るMSなのさ。しかも、君がF91に乗り、私がF91を越えるべくアナハイムが作り上げたネオガンダムに乗る。決着を付けろと、運命が囁いているようじゃないか!」
親父「まだ、決着を付ける事に拘っていたのか。私を倒した所で、妻はお前の物にはならん!」
聖戦士「ほざくなぁっ!!」ビームサーベル ブゥン
親父「くっ!」ビームサーベル バチィッ
聖戦士「私こそが、彼女の理想郷を作る事ができるのだ!何も知らなかった貴様とは、違うっ!」ビームサーベル ブゥン ブワン バシュッ
ビームサーベル バシッ ガシッ バチィン 親父「変わったな、旧友…。昔のお前は、優劣を気にしたりはしなかった。むしろ、お前を越えようと躍起になっていたのは、私の方だ。だから、今のお前を好きにさせる訳にはいかん!目を覚ましてもらうぞ、旧友!」ビームライフル バシューン
スッ 聖戦士「フッ、なかなか痛い所を突いてくる。だが、こいつを見ても、その意気でいられるかな?」

ロンド・ベルオペ「コンペイトウより巨大熱源反応!これは…、まさかビグザム?」
親父「何っ!あれは、まさか…」
聖戦士「そう、グランザムだ!宇宙用に改修させた、な!」

205GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 17:45:31 ID:5zwkXJYk
黒づくめオペ3「艦長、いいんですか………」
黒づくめ艦長「構わん、もう悠長な事ではないのだ。核ミサイル発射!」シュバババッ

サラミスオペ「艦長!こ、高熱源反応を多数捉えました!かかか、核ミサイルです!!」
サラミス艦長「何だと!?核だと!」
サラミス操縦士「ひ、ひぃーーーー!!」
デキューン、デキューン…………ドバババババッ
サラミス艦長「あ………………放熱板?いや、これはファンネルか!」
サラミス操縦士「え?生きてる??」
連邦軍人3「やったわ!あたしにもファンネルが!。しかし、核よね……爆発の規模が大きいから、何か小細工を
?」ファンネル収容
シュバー 連邦軍人隊長「ふん、それだけ敵が必死になってる証拠さ。行くぞ」
連邦軍人3「待って………。何か恐ろしい気を持った敵がいる……」
連邦兵「隊長!敵MAです!!」
連邦軍人隊長「何ぃ!?どんだけ兵器を隠し持ってんだ!!」
連邦軍人3「なら、ハイパー・ランチャーを使うわ!クラップ、チューブを放出を」信号を発する

206GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 19:00:37 ID:IkT1cSlQ
ロンド・ベル隊員c「MAが居たのか! この距離で止められるのかよ‼」
ロンド・ベル隊員d「せめて母艦を進路上からそらさないと」
艦隊の頭を抑える位置に黒ずくめのMSが展開
ロンド・ベル隊員c・d「「やらせるかよぉ!」」バシュー

サラミス戦隊
サラミス艦長「この距離ではビームは無理だな。各艦ミサイル用意! あのデカブツを沈めろ! 時間差3、1、3だ!」スドシュン!
サラミス艦長「ミサイル発射後、MSはただちに発艦! 帰りはどこかに拾ってもらえ!」
連邦兵A「艦長! そんな!」
サラミス艦長「喧しい! 生き残りたければ仕事を果たせ! 喚くだけ手が遅れる!」
連邦兵A「ひぅ…チクショー…」
連邦兵B「ミサイル、発射! 続いてMS発進、目標コンペイトウ正面ゲート!」

207GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/01(日) 20:36:15 ID:s2lpHCLU
聖戦士「フッフッフッフッ、良いのか、味方を放っておいて?グランザムが出て来ただけで、もう隊列が乱れているぞ?」
親父「くっ!」スラスター バシュー
聖戦士「今だ!敵は、グランザムの出現によって、浮き足だっている。これを機に、一気に叩き潰せ!」
黒づくめ達『オウッ!』
聖戦士「グランザムは前進。まだ主砲は撃つなよ。アーモリーユニットの居場所を突き止めてからだ」
黒づくめ強化人間「ハッ!」

ロンド・ベル隊員a「どうします、親父隊長!」
親父「落ち着け。ある意味、予定通りだ。アーモリーユニットの居場所がバレない限り、向こうはそう簡単に主砲は撃てん。ならば、あいつの注意を、なるべく此方に向けさせろ。勝機が来るまで耐えるんだ。良いな!」
ロンド・ベル隊員a「ハ、ハイッ!」

連邦軍人3「早くあいつを止めないと、味方に被害が出るわ!こいつで…」
ハリソン「待てっ!我々は、ここで戦う訳にはいかん!今は味方を信じ、裏の「碧の塔」へと回るぞ!」
連邦軍人3「くっ!」
俺「親父達は大丈夫でしょうか?」
ハリソン「あの人が狂戦士ならば、大丈夫だ。狂戦士の名が付いた由来も、その静と動の差の激しさにある。攻める時は誰よりも激しく、守る時は微動だにしない。あの人が守る限り、味方の被害は最小限のはずだ」

208GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 02:15:51 ID:sBzBeW/A
老黒ずくめB2『ほっほぉ。ミサイルを狙撃しおった輩が居るようだの? あの正確さはサイコミュ兵器か』
老黒ずくめ「ロンド・ベルにNT。これは増々もって縁を感じるのぉ。あの時に見た光は、生涯忘れられぬ」
老黒ずくめB2『さてどうするか。主も征きたかろう? NTとの手合わせは』
老黒ずくめ「うむ。しかし、ちと因縁のある相手を見つけたものでな。大した関わりでもないが、気になっての」
老黒ずくめB2『ならばわしが貰うぞ? それとも、何か待って居るのか?』
老黒ずくめ「そうさなぁ」

九時方向のサラミス戦隊

サラミス艦オペ「対空防御を突破しようとするMSを補足! 迎撃MS離間!」
サラミス艦ヘビーガンA、B「「目標補足」」バシュー

黒ずくめ連絡員「ここもか、やむを得ない、強行突破する! 全機戦闘開始!」SFS上でロングライフルを構え、サラミス艦へビームを発射
サラミス艦オペ「直撃! エンジンブロック被弾、出力低下…」
サラミス艦MS「俺たちの艦を、やりやがったなぁ!」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ連絡員「距離が近すぎる!」120㎜スマートガンを取り出す ブドドドドドド
黒ずくめ「ここは私たちが!」ゼク・アインがスマートガンとバズーカを構えて前に出る
(黒ずくめ連絡員等の戦力の捕捉。連絡員がハイザックカスタムに搭乗。ロングライフルとスマートガンを持ち出した。他ゼク・アイン等 計4機)

209GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 20:00:26 ID:VUpluSdk
親父「いいか!まず、ロンド・ベル隊員aは、bとeを連れてグランザムに当たれ!攻撃はグレネードランチャーで攻め、防御はダミーを撒いて無駄撃ちを誘うんだ!五十年前とは、状況が違う。例え進化したビグザムでも、怖れる必要はない!」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!」
親父「残りは、私に続き、聖戦士を食い止めるぞ!我々が警戒すべきは、MAではなく、聖戦士が此方の隙を突いてくる事だ!」
ロンド・ベル隊員達『ハイッ!』

聖戦士「流石は、狂戦士。グランザムを投入しても、簡単には崩れぬか。…ならば、グランザムは進撃を止めよ。ロンド・ベルをこの場に引き付け、後方の連邦艦隊をコロニーレーザーで焼き払う!」
黒づくめ強化人間「ハッ!」

コロニーレーザー付近

教団兵a「始まったな。連邦も随分来ているみたいだな」
教団兵b「こっちにも敵が来るらしいから、聖戦士様の一番弟子が来るんだとさ」
教団兵c「あれか?それにしては、来る方向が違うが…」
迷い黒づくめ「おーい、本国から援軍に来たぞ」
教団衛兵隊長「我々が来たからには、コロニーレーザーには指一本触れさせんぞ!」

210GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/02(月) 23:35:14 ID:sBzBeW/A
黒ずくめ連絡員「くぁ〜っ、張り付かれた! 目では追えても機体が付いていかない」
サラミス艦ヘビーガン「遅いんだよ、ロートルが!」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ「連絡員殿! うわっ」SFSに被弾 爆発
サラミス艦ジェガン「お前ぐらいなら俺で十分だ!」グレネード シュパパ
老派黒ずくめa「黒ずくめ! 逃げろ!」ドライセンがビームガトリングでグレネードを迎撃
老派黒ずくめb「こっちに移れ!」ゲター上の百式改がゼク・アインの腕を捕る
黒ずくめ「すまない」質量増加によりスピードが低下
サラミス艦Gキャノン「もらった!」四連ガトリング×2 ドガガガガガッ
老派黒ずくめa「こいつでっ!」ベースジャバーを盾にする ギンギンギン ドガンッ! 「うおおお」
黒ずくめ「だめだ、逃げ切れない」
黒ずくめ連絡員「当たれー!」スマートガン連射
サラミス艦ヘビーガン「無駄な努力…なに!?」前方でサラミス艦が爆発 「なんだ? 何にやられた!?

高速で飛来したドラッツェ・カスタムから発するレーザーがすれ違い様にサラミス艦の舷側を次々と切り裂いてゆく
老黒ずくめB1『やれやれ、目先の敵にかまけて警戒を怠るとは、まったくなっとらんのぉ』
黒ずくめ連絡員「御老! やはり出撃されていた…」
老黒ずくめB1『うむ? なんじゃ、おぬしまで来おったのか』

211GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/03(火) 00:29:31 ID:SvbMJS.6
コンペイトウaフィールド

黒づくめ強化人間(ヤクト・ドーガ)「アハハハハハッ!!消えろ!消えろ!」ファンネル ドビュー、ドビュー
連邦兵a「うわぁ!?」チュドーン
連邦兵b「ば、化け物……」チュドーン
連邦軍人4(シャベリン)「畜生!NT用MSか!!生憎、対処方があんだよ!」ネット弾 ドパー
黒づくめ強化人間「え!?ファンネルが!!だがまだ残ってー」
連邦軍人4「貰ったぜ!」閃光弾 バッ
黒づくめ強化人間「痛い!!うわああああああ!!」残りのファンネルが乱れ始める
連邦軍人4「意識さえ集中させなければ、こっちのもんだぜ!」ビームサーベル ズパァ
黒づくめ強化人間「う、目が見え……ひぃ!!…………………死んでない?」コクピットだけ無事だった
連邦軍人4「おっと、いけねぇな。しかし、あまりにも手玉に取ったやり方は好きじゃねぇからな、感謝しろよ」スラスター ドシュー


精鋭連邦兵「へへへへぇ〜。バイザーを濃く降ろせば、顔がバレない物よ!」
黒づくめタカ派「しっ、幾ら顔が見えてないと言っても、自分ら以外の相手のバイザーに声が入ったら終しまいだぞ」
精鋭連邦兵「『お肌の触れあい会話』をしない限り、聞こえねえだろ」
黒づくめタカ派「しかし、こんなに好き勝手やっていいのか?」
精鋭連邦兵「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれた。それは心配要らないぞ。後ろ盾があるから心配いらん」
黒づくめタカ派「……………もしや、もう片方の子に聞いたが、今だにエリート権限とかで好き勝手やってるつもりか?」
精鋭連邦兵「……………えっ?アデレートでのあれちゃらになったから、大丈夫じゃないの?」
黒づくめタカ派「下手したら………いや、この際だからいいか」
クォレル隊員a(普通に聞こえんだけど、黙っていよう……)

212GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/03(火) 22:02:01 ID:XkU/knmM
スカーフェイス「これより、聖戦士様の命により、ここの指揮はこのスカーフェイスが取る!何か異常はないか!」
教団兵a「おお、あの人が例の…」
教団衛兵隊長「ハッ!特に異常はありません!」
スカーフェイス「よし!しっかり警戒してろよ!直に敵が来るからな!」
迷い黒づくめ「あっ!あれは…、うわっ!?」ドーン
スカーフェイス「3時の方向か!?来たぞ!」

女幹部「もう来ていたのか、スカーフェイス。だが、それでも通り抜けさせてもらうぞ!」
スカーフェイス「やはりお前が来たか、女幹部!各員、敵は寡兵だが、油断するな!スカーフェイス隊、フォーメーションθで仕留めるぞ!」
スカーフェイス隊『オウッ!』

女幹部「来たか、スカーフェイス。保ってくれよ、ハイドレインジアR」


機体解説

ハイドレインジアR

使えなくなったラフレシアの葉部ユニットを外し、アマポーラの武装を装備させた機体。
その為、テンタクラーロッドの代わりに、ファンネルや大型ビームランチャーを装備した。
スラスターも減った分、機動性は落ちたが、身軽になった為、運動性は上がった。
なお、Rは同系列のクシャトリヤと同じリペアードの略。

武装
大型ビームランチャー
ビームラム
ファンネル×36
胸部メガ粒子砲×4
ビームサーベル×2
マシンキャノン×2


教団衛兵隊長「大丈夫か!すいません、彼を後方へ下がらせます!」
スカーフェイス「早く連れて行け!敵も、これだけとは限らんぞ!」
迷い黒づくめ「ハイッ!すいません!」
教団衛兵隊長「行くぞ!」

迷い黒づくめ「……………、上手くいったな」
教団衛兵隊長「ああ、これでコロニーレーザーの近くまで行ける」

213GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 19:45:56 ID:rvbhvLkY
コンペイトウ 9時方向 戦闘宙域

黒ずくめ連絡員「私はあなたの戦いを見届けると言ったでしょう。さいごまで、お供しますよ」
老派黒ずくめa「御老! 我々もです!」
老派黒ずくめb「我々だって、世を変えることをあきらめていません! 我々のやり方で! 貴方と共に!」
老黒ずくめB1『ほっほっほ。憎いことを言ってくれるのぅ』
黒ずくめ連絡員「御老、御身体の方は? 可能ならすぐに引いてください、ここは我々が!」
老黒ずくめB1『む? 医務官の奴にでも言付かったか? 戦場くんだりまで態々やってくるとは、本当に苦労性だの。しかし嬉しいことを言ってくれる』
黒ずくめ連絡員「なにを暢気な! 」
老黒ずくめB1『生憎じゃが、「わし」には無用の気遣いじゃ』
黒ずくめ「! やはり…」
黒ずくめ連絡員「御老…私は…私たちは!」
老黒ずくめB1『間違えるな? 肉体の事は「わし」には無用の気遣いとゆうたぞ』
黒ずくめ連絡員「では、やはり貴方はもう…」
老黒ずくめB1『お主らは、あの施設を目にしたじゃろ? ここに居る「わし」には肉体なぞもう無いのでな』

214GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 22:20:50 ID:X.DMRNwk
スカーフェイス隊a「そらっ!」バラバラ
スカーフェイス隊b「こっちも、それ!」バラバラ
女幹部「ムッ、何を撒いているのだ?」
スカーフェイス「さあな。確かめてみたら、どうだ?」
女幹部「フッ、大方機雷でも撒いているのだろう。かつてのマ・クベの戦法か?」
スカーフェイス「正解だっ!」ビームライフル バシューン
バレルロール 女幹部「チッ、此方の動きを封じる腹か!なら、ファンネル!」ピュン ピュン ピュン
ヒュン ヒュン ピシューン スカーフェイス隊c「えっ?うわーっ!」ドーン
スカーフェイス「チィッ!油断するなと言っただろう!敵は、あの「魔女」と呼ばれた、女幹部という事を忘れるな!」
スカーフェイス隊『ハ、ハイ!』
黒づくめ(バーザム)「オラァッ!」ビームライフル バシューン
教団衛兵(ネロ)「俺達も!」ビームライフル バシューン
教団兵a(デナン・ゾン)「くそっ、こいつら意外に手強い」ビームシールド ブン
教団兵b(デナン・ゲー)「後方の部隊もこっちに呼べ!」ビームライフル バシューン
教団兵c(デナン・ゾン)「了解!」
女幹部(さて、ここは上手く敵を引き付けられた。後は、彼等に任せるだけだ…)

コロニーレーザー側

教団衛兵隊長「大変だ!3時の方向から敵が来た!今すぐ応援に向かってくれ!」
教団兵d(デナン・ゲー)「なんだと!?すぐに行くぞ!」スラスター バシュー
教団兵e(デナン・ゾン)「オウッ!」スラスター バシュー
迷い黒づくめ「……行ったな」
教団衛兵隊長「ああ、御老から頂いたMSが同系列のゾンド・ゲーなのが、意外と上手く働いているようだ」
迷い黒づくめ「問題は、ここからだな」
教団衛兵隊長「ああ、ここからは生身で、あのコロニーレーザーの発射口へ、侵入せねばならん」
迷い黒づくめ「恐いか?」
教団衛兵隊長「当たり前だ。だが確かに、誰も想定していない侵入方法だ。行くぞ!」
迷い黒づくめ「俺は神様なんて信じちゃいないが、とりあえず言わせてくれ。南無阿弥陀仏」

215GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/04(水) 23:53:17 ID:T69BDFJQ
黒づくめタカ派5「私も出撃する!他も続け!」カタパルト シュー
ジオン残党「おう!旦那!お供しますぜ!」カタパルト シュー
黒づくめ「ははっ!」カタパルト シュー

クラップ艦長2「前方はロンド・ベルにまかせとけばいいんんだよ。どうせ何とかなるさ」
連邦兵「本当だぜ、どうせ物量の差でこっちが勝つんだよ」
クラップ2オペ「待ってください!後方より高熱反応………回避できません!」
チュドーン
クラップ3オペ「機体エンジンに被弾!もう無理です!」
クラップ2艦長「あれは………一角獣なのか?」ドーン
黒づくめタカ派5「量より質の違いだよ!あまりなめられた物じゃない!」
黒づくめ「流石ですね、これなら押し返せますね」
黒づくめタカ派5「押し返せなくとも、やるしかないだろう……………!?この感覚!」NTーD起動
黒づくめ「な、一体どうしたんですか!ちょっと!」
黒づくめタカ派5「青い羽根の機体が………邪魔だぁ!」スラスター バシュー

連邦軍人3「あとほんの少し。あれ?何かがレーダーに高速でこっちに接近してきてる!?」
連邦軍人隊長「ちっ!なら、私が代わりに引き受ける!行け!」スラスター ドシュー

216GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 01:04:46 ID:DWpVfdxs
ハリソン「くっ、そろそろ敵に操られた味方艦隊と接触する。後方も気になるが、ここを抜けれなければ、話にならん」
俺「大丈夫かな?」
洗脳連邦兵a「…………」
洗脳連邦兵b「…………」
洗脳連邦艦長「…………」
俺「お、お邪魔しま〜す」
妹「何も言ってこないのが、かえって恐いよ」
ハリソン「だが、サイコフレームの共振作用を読み取る説は、どうやら正しいようだな」
連邦軍人3「なら、このまま先に進むわよ」
ハリソン「ああ、行ってくれ」


コンペイトウ内部

仮面卿「ほう、まさか「碧の塔」から来るとはな。どうやら、暗示の隙に気付いたらしい。ならば、そろそろ仕掛けるか…」


ジャンクヤード

キュリリリリーン 幼女「!?あ、あ、あーーーっ!!」
女整備員「うわっ!?ちょっと、どうしたの、幼女ちゃん?」
幼女「お兄ちゃんが…、お姉ちゃんが…、恐い…、危ないの…」
女整備員「えっ?で、でも…」
幼女「お願い、あたしを連れて行って!これを持って行かないと、お兄ちゃん達が危ないの!」
女整備員「それは…、教団のシンボル?」
博士「何!?こいつは…、サイコフレームで出来ておるぞ!」
女整備員「えーっ!じゃあ、こいつが…」
博士「あやつられた奴等に襲われない鍵だったんじゃな」
幼女「お願い!連れてってよ!」
女整備員「…………、ザクレロクジラ出航用意!」
ザクレロクジラ船長「お嬢!?」
女整備員「勝手な事を言っているのは分かってる。でも、ここはあたし達が動かなきゃいけない!そんな時だと思うの」

217GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 01:42:20 ID:HRmDIgwU
老黒ずくめB1『おぬしの探しとる相手は、ほれコンペイトウの天辺におるよ。行ってやるがええ』
黒ずくめ連絡員「有難う…御座います。 どうか、御武運を…。皆っ行くぞ! ついてこい」
老派黒ずくめa,b「え? せっかく合流できたのに」
黒ずくめ「御老の指示だ。行こう」敬礼してコンペイトウへ バシュー

老黒ずくめB1『行おったか。やれやれ、バイオ脳に身をやつしてもため息の一つは出るもんだて、ほっほっほ』 
サラミス艦連邦兵「このままいかせるかよ!」 ビームライフル バスバス!
老黒ずくめB1『はははっ甘い甘い』ひらりひらり 『今度はこちらがゆくぞ?』バーニア全開! ドン!!
サラミス艦ヘビーガン「うおお? 振り切れない? なんだその速さは!?」
サラミス艦ジェガン「待ってろ! 追撃する!」ヘビーガンを追尾するドラッツェ・カスタムにジェガンとGキャノンが追いすがる
サラミス艦Gキャノン「もう少し、もう少しで照準が…」
老黒ずくめB1『…ふぅ。なっとらん。』急制動と共に後方の2機へレーザー照射 ビーッ
ジェガン、Gキャノン「あ…」 レーザーの光条にコクピットを貫かれ爆発!
サラミス艦ヘビーガン「そんな…追い詰めたのはこっちなのに…」
老黒ずくめB1『後ろを取っただけでは勝てぬよ。殊に相手の機体特性も解らぬではな』4門のレーザー光でヘビーガンが切刻まれ爆発
老黒ずくめB1『さてさて、一体どれほどの者が教訓を持ち帰れるかの』ほっほっほっ

圧倒的な技量を示すバイオ脳化した老黒ずくめB1の戦場に一基のSFSが飛来した
老黒ずくめB1『はて? あやつの部下が残っておったか? ぬぅ! この気配 いや信号…これは…まさか』
SFSの上では2機のMSが縺れ合い、大型のMSが後ろから前のMSをねじ伏せようとしていた。
老派黒ずくめc「は、なせ…。おれは、御老の処へ…」後方から押さえつけられたザクⅢの機体が軋みを上げる。ザクⅢを押さえつけているのは血の様に暗い赤光をバイザーから溢れさせたアマクサだった

218GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/05(木) 21:51:57 ID:DWpVfdxs
仮面卿「聖戦士様、例のMAを発見しました」
聖戦士「よくやった。それで、何処にいる?」
仮面卿「此方の暗示の隙に気付いた様で、「碧の塔」方面から来ております」
聖戦士「何、「碧の塔」からだと?すると、ここにいる奴等は全員囮か。……狂戦士め、やってくれる」
仮面卿「それでは、手筈通りに行動します」
聖戦士「ああ、そちらは任せた。……さて、最早遠慮はいらん。ここにいる奴等、全て一気に片付けてくれる。グランザムは再び前に出て蹴散らせ!コロニーレーザーにも通達!今すぐ、ロンド・ベルもろとも連邦艦隊を焼き払えとな!」
黒づくめオペ2「ハッ!」

黒づくめ強化人間「くらえっ!」大型メガ粒子砲 ドバァーーー
クラップ艦長3「た、退避ーーーっ!」ズドーーーン
ロンド・ベル隊員a「な、何!?いきなり大砲をブッ放しやがった!」
親父「不味い!どうやら、アーモリーユニットの居場所がバレたらしい」
ロンド・ベル隊員b「ど、どうします?」
親父「各員、いや、各艦にも通達!コロニーレーザーが来る!敵に張り付く為、突撃せよと!」

219GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 00:24:54 ID:dRznO.4k
整備員G2「わかったぞ。これはこう読むんだな!」パシッ
整備員B「わかったんだと!?まだそんな少ししかたってねえのに!」
整備員G2「何々、えーと……

…・追記
システムは完成された。
しかし、多々なる犠牲の上で成しえた事。それで自分のマスターはもういない。
自分に残されたのは、改ざんされたらしいと言う記憶と自分は知らない兄弟。
これまで、マスターの言う通りにどんな事も散々やってきた。しかし、裏で誰かが糸を引いてきたから成しえたこと。でも、何か無償に何かをしたくなる。
なら、どうせなら残った奴に屈辱を与える鬱憤晴らしがしたくなってきた。そうだ、知らない弟がいた、そうだ…

整備員G2「何じゃこれ?兄弟とかって…まさか、な」
整備員B「改ざんとは一体なんだよそれ……聞いたことねえよ。これあんたの兄さんが書いたんじゃ」
連邦軍人2「グットニュースですよ!今からコンペイトウへ船が出るそうですよ!ヒャホーウ!」ズダダダダッ
整備員G2「マジかよ………。しょうがない、直接本人に聞いてみるか!」ダッ
整備員B「え?置いていかないでくれー!」スタタタッ

220GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 01:18:48 ID:J3zY9aek
クラップ級艦

クォレル変装中プチモビb「え〜と、ジャンクヤードの人達が細工してくれた扉が…あった!」ゴソゴソ
外壁の補修にかこつけて取り付けられた偽装コンテナへ
プチモビb「あったあった! こいつでコンペイトウへ…」
精鋭連邦兵「なぁ…すごく見覚えある機体なんだけど…背中になんかついてるし…」

背中に宇宙用ブースターを取り付けた\ヴァゴン/ どど〜んっ!

黒づくめタカ派「車輪付きか…宇宙で…」
プチモビb「上陸した後なら小回り効いてサイズも小さなこいつが有利だろ?」
精鋭連邦兵「んで、誰が操縦するって?」ほっぺたヒクヒク

振り返った先でプチモビbがウィスキーボトルを呷っていた。ごっごっごッ…

黒尽くめタカ派「何をしてるんだ! お前!」
プチモビb「ぷぅはぁ〜っ! 酒が怖くて車両(ワッパ)が転がせるか〜ッ!!!」眼が据わってる
精鋭連邦兵「あ、だめなやつだ…」

221GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/06(金) 21:32:11 ID:x5sGCxFk
コロニーレーザー付近

女幹部「何、コロニーレーザーが動き出した?不味い!発射態勢に入ったか!?」
スカーフェイス「ハッ!どうやら間に合わなかったみたいだなぁ」
女幹部「させるか!ファンネル!」ピュン ピュン ピュン
スカーフェイス「行かさねえよ!やれっ!」
スカーフェイス隊『ハッ!』バシュッ バシュッ
ボン ボン ボン
ファンネルが、見えない網に引っ掛かり爆発する。
女幹部「な、なんだ、あの武器は!?」
スカーフェイス「ハハッ!最近、開発された武器でな、「ビーム・ストリングス」というんだと。初めて見る武器だ。対応など出来ねえだろ!」
女幹部「くっ!」
スカーフェイス隊員a「スカーフェイス様、ファンネルが2基ほど抜けて行きました。どうしますか?」
スカーフェイス「構わん、放っておけ。お前も、ファンネル2基でどうにかなるなど、思ってねえだろ?」
女幹部「…………」(後は、あいつ等が上手くやってくれる事を祈るだけだ……)


コロニーレーザー内部

迷い黒づくめ「ヤバい!レーザーが光り出したぞ!爆弾をどれだけ仕掛けられた!?」
教団衛兵隊長「後、2つほど残っている!お前は?」
迷い黒づくめ「俺もだ」
教団衛兵隊長「じゃあ、後は俺がやっておく。お前は早く避難しろ!」カチッ
迷い黒づくめ「今更、遅えよ!ここまで来るのに、どんだけ距離があったか分かってるだろ!」カチッ
教団衛兵隊長「はぁ…、ここで死んだら、アムロ・レイに会えるかな?」カチッ
迷い黒づくめ「俺は、優しかった婆ちゃんに会えれば、それで良い」カチッ
教団衛兵隊長「終わったぜ。そっちは?」
迷い黒づくめ「こっちもだ。後は、お迎えが来るのを待つだけだ」
教団衛兵隊長「お、おい!来たぞ!お迎えだ!」
迷い黒づくめ「はっ?まだ、逝くのは早えだろ?」
教団衛兵隊長「そっちじゃねえ!上を見ろ!」
迷い黒づくめ「あっ!あれは!?」
二人の前に、ファンネルが止まる。
迷い黒づくめ「これに乗って逃げろ、と言う事か?」
教団衛兵隊長「何でも良い!行くぞ!」バッ
迷い黒づくめ「オウッ!」バッ パシュン

222GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/07(土) 23:33:07 ID:eeHX1scE
9時方向戦闘宙域

縺れ合うSFS上のアマクサが左のシールドクローでザクⅢの胴体を切断にかかった
老派黒ずくめc「やめろ! 俺はまだ、何もできちゃ…ぎゃぁあああッ!」ザクⅢの上半身が切断され、アマクサがSFSのコントロールを奪取した
老黒ずくめB1『なぜじゃ、なぜお前がここにいる…。どうしてまだ戦っているんじゃ?』
サラミス艦ヘビーガン2「ガンダムタイプ? 援軍か、ありがた…」アマクサの接近に振り返ったヘビーガンが鉄球鎖の一撃で粉砕された。
サラミス艦「接近中の未確認機は味方じゃない! 繰り返す、あれは敵だ!」
アマクサ・プレーソーは手にしたビームライフルをドラッツェ・カスタムに向けて引き金引いた。 バシュン
老黒ずくめB1『ぬぅ!』 スラスターを使って回避、そして、反射的にレーザーを放った。
アマクサ・プレーソーは最小の動きで回避、さらに避けられない光線はシールドでいなした。
二機はすれ違い、プレーソーは手近なサラミス艦のブリッジを両の鉄球鎖で叩き潰した。
老黒ずくめB1『おまえ、何をやっておるのだ? ええぃ! こちらを向けい!』後方から接近し、搭載されているであろうアマクサのバイオ脳へとレーザーによる直接通信を試みた
アマクサ・プレーソー(…解…彼…女…言…歪…誰…心…邪魔…肉体…無…破壊…敵…敵…敵)
ハイドレインジアに貫かれ、機能を停止したはずのプレーソーは人知れず再起動を果たし、自己保全のプログラムに基づき老黒ずくめのラボへ帰還した。
本来はそこで次の命令まで停止しているはずであった。しかし、機能の大半を喪失するほどの損傷により、核となるバイオ脳は予備機へと自動で移し替えられた。そこで、『リーインカーネイション』による恐るべき副作用が生じた。
若黒ずくめの「遺志」は「彼女」の意識の解放に執着しており、俺と妹の「マスタードライブユニットによって解放された彼女の意識」に触れたことで消失していた。しかし、最終的な肉体の解放を願う俺たちの意識、そこに『リーインカ―ネイション』によるEXAMの干渉を受け、劣化コピーであったバイオ脳に上書きされた。
最早プレーソーに若黒ずくめの遺志は無く、EXAMによる戦闘マシーンとなり果てていた。
老黒ずくめB1『はははははッ! 素晴らしい! そのような境地に至ったか…ははははははッ!』
アマクサ・プレーソーには、敵味方の区別すら無い、EXAMシステムの命じるまま目の前の目標を破壊するだけだ。そうやって黒ずくめ連絡員達の一派を撃破しつつ、コンペイトウまでたどり着いたのだ。そして、例外は存在しない!
プレーソーはSFSごと急旋回し鉄球鎖でドラッツェ・カスタムを薙ぎ払った!!
老黒ずくめB1『ぐがぁああッ! あ…は、ははは…お前は…このわしを…はははははッ! 素晴らしい、それでこそ、わしの…お前を誇りに思…』
プレーソーはSFSを加速させる間際に脚部の鉄球鎖を後ろも見ずに繰り出し、老黒ずくめのB1のバイオ脳を砕いた。プレーソーの目標はこの戦場のすべてだ…

223GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 00:40:33 ID:3R5Wy/UI
黒づくめオペ2「聖戦士様、コロニーレーザーの準備が整いました」
聖戦士「よし、狙いは連邦艦隊右翼、及び後方だ。なるべく多く巻き込めよ」
黒づくめオペ2「ハッ!照準、合わせました」
聖戦士「よし、撃てーーーっ!!」

ピッ
ドゴォォォォーーーーーーーーーン

コロニーレーザーは発射する直前で、大音響と共に爆発した。

迷い黒づくめ&教団衛兵隊長『うわあぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!』クルクルクルクルクル

スカーフェイス&聖戦士「「なっ、なんだとっ!!!」」

スカーフェイス「き、貴様っ!何をやった!」
女幹部「教えてやる義理は無いが、敢えて言ってやろう。コロニーレーザーには、致命的な欠点があるのさ。フフッ、人の言葉を借りるのも、存外楽しいな」
スカーフェイス「てめえ…、まさかあのファンネルで、何かしやがったのか?」
女幹部「残念だが、外れだ。あれは、只の保障だ。やったのは、お前の知らない勇者だよ」
スカーフェイス「なにぃ?」
女幹部「所詮、コロニーレーザーというのはな、コロニーを利用して出来ているから、純粋な兵器じゃない。口径が必要以上にデカいのさ。だから、容易く潜り込める」
スカーフェイス「だから、どうした!MSさえ侵入させなければ、あれの破壊など出来ないはずだ!」
女幹部「それが、コロニーレーザーの欠点なのさ。MSや機動兵器の警戒は出来ても、生身の人間が潜り込むのを防ぐ事は出来まい。コロニーに比べ、小さ過ぎるからな」
スカーフェイス「なっ、なんだと……。まさか、いつ発射するか分からないコロニーレーザーの正面から、生身で潜り込んだ奴がいるのか!?」
女幹部「そうさ。だから言ったろ。お前は知らずとも、勇者なんだよ、あれを破壊した男達はな!」

224GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 01:07:12 ID:Yu5jTIQQ
老黒ずくめ「ほっほっ。どうやらコロニーレーザーまで破壊されたようじゃな。あの戦力でそれを成すとは、よほどの阿呆か命知らずか」
老黒ずくめB2『両方じゃろうな。 しかし、切り札の一つがのうなってしもうた、これで残りの戦力が押し寄せてくるぞ?』
老黒ずくめ「B1の奴もどうやら逝ったらしいの。これは、ずいぶんと戦い甲斐があるわ」
老黒ずくめB2『ではいくのか? 何処を狙うB1を倒しおった奴のいそうなところか?』
老黒ずくめ「それも良いが、一度、息子殿にな。別れの挨拶といこう。 どうやら縁の有った者たちが一緒になって向かっておるようだからの」
老黒ずくめB2『では、邪魔をしては悪いの。他を当たろうか』
老黒ずくめ「…すまんの…」
老黒ずくめB2『構わんよ。わしらは[わしの妄執]の産物だてな。散り様は[戦火の中]、[強者との戦]、そして[永年の戦]、最後のはわしに相応しかろ?』
老黒ずくめ「そうさな。お主に任せよう。では、な…」スラスターを吹かし緑の塔の宙域へ
老黒ずくめB2『…やれやれ。 聖戦士よ、すべての人間の心を繋ぐ奇跡は…もう起こらぬのじゃろうなぁ。あの日、アクシズを押し返したような奇跡は…いつか…その時まで、わしは…』

225GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 02:09:25 ID:l7HPgOss
マンボウにて

「あいつと同じカスタマイズでお願いしますよ!いいね!」「困りますよ!ハリソン大尉に怒られますよ!」「うるさい!俺はあいつよりも使いこなせるんだ!!」「そのガンダムの頭部をこっちの頭部と取り替えろ!」「マンボウの武装を調整しとけ!」「おおい!コクピットのソファは足りてるか!」
整備員G2「ふふっ、いつもに増して騒がしい感じがするな」
整備員B「……………本当に行くのか?」
整備員G2「行かないと、気がすまない。でないと死んでも死にきれない」
整備員B「ならば、やはり先に伝えておくべきでしたね」
整備員G2「え?何がだ?今から最後の調整をだな」
整備員B「実は前々から二人の密告のことを知っていました。それどころか、その片棒を手伝っていました」
整備員G2「何を言い出すとしたら、そんな事をー」
整備員B「実はだいぶ前にあいつが敵に情報を与えている所を見たのですが、第一に脅されたものの、金やこの頃の政治の事を考えてしまい……様々のことをやるに他ならなかったんです」
整備員G2「…………それは、一体?」
整備員B「様々な違法品や薬物を入手したりしてたんですが、挙げ句の果てには…」
整備員G2「……………もういい、聞きたくない」
整備員B「すみません、止めようと思ったのに………出来なかった……それがあんな事にならなかったんだ…………」
整備員G2「………。過ぎた事は、もういいんだ、な。じゃ」
整備員B「あ、待って下さい!これを!これがないとあのシルエットは本来の性能が出ないんです!」チップを渡す
整備員G2「え?これは?」
整備員B「俺君用にと、整備員Dが想定して作った物です。実は、EXAMシステムによって暴走になったときのために、あのシルエットはリミッターを掛けてあるんです。その解除コードです」
整備員G2「いいのか?こんな物を渡して?」
整備員B「いいんですよ、結局使わずじまいじゃ意味がないから。それともう一つの解除のコードがあります、自分の目で確認してください」
整備員G2「ああ、色々と申し訳ない。ありがとう。さて、乗る…………頭部がガンダムになってる…」
整備員B「周りが気を利かせてますね、かっこいいじゃないですか」フフッ

226GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/08(日) 02:49:58 ID:3R5Wy/UI
ロンド・ベルオペ「コロニーレーザーの爆発を確認!やりました!」
ロンド・ベル司令「やってくれたか!」
連邦高官「作戦内容を聞いた時、開いた口が塞がらなかったが、だからこそ上手くいったのだろうな」
ピコーン 親父「司令!好機だ!」
ロンド・ベル司令「分かっている。全艦、敵の切り札のコロニーレーザーを破壊した!一気に突撃せよ!」
ロンド・ベル隊員『オウッ!!』

聖戦士「どうなっている、スカーフェイス!」
スカーフェイス「くっ!女幹部にしてやられた。コロニーレーザーは、もう駄目だ!」
黒づくめオペ2「聖戦士様!敵が、一気に雪崩れ込んで来ました!指示をっ!」
聖戦士「ええいっ!コンペイトウ付近まで、後退だ!要塞を利用して、守りに入るぞ!」
黒づくめオペ2「ハッ!」
聖戦士「…………」(どうやら、仮面卿に期待するしかなさそうだな)

親父「旧友ーっ!」ビームサーベル ブゥン
聖戦士「くっ!狂戦士かっ!」ビームサーベル ガシィッ
親父「分かるか、我々の意志が!お前が歪めた意志よりも、正しく流れる人々の意志の力が!」ビームサーベル ガシッ バシッ ガッ
聖戦士「ほざけっ!そんなもので、世界は変わらん!MSを倒す事など出来ん!」Gーバード バシューーー
スッ 親父「違うぞ!今、お前を追い詰めているのは、お前が切り捨てた者達の意志の力だ!タカ派中将の、女幹部の、そしてかつてのお前自身のな!」V.S.B.R バシューン
ガッ 聖戦士「くっ!」
親父「味方どころか敵の犠牲すら出さなかったお前なら、千回戦った所で、私は勝てん!だが、目的の為、意志を歪め切り捨てるお前ならば、万回戦った所で負けはしない!」
黒づくめ強化人間「危ない!聖戦士様!」大型メガ粒子砲 バシューーー
バレルロール回避 親父「くっ!グランザムか!」
黒づくめ強化人間「聖戦士様、ここは私に任せて、後方で部隊指揮を!」
聖戦士「すまない。任せたぞ!」スラスター バシュー
親父「待てっ、旧友!」
ズイ 黒づくめ強化人間「これ以上、先へは行かさん!」
親父「…………どうやら、その様だな」グッ

227GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/09(月) 02:29:01 ID:LhSpCQEg
ジャンクヤード

ザクレロクジラ船長「まくれまくれ〜ッ! 時間が無いぞ! 今からコンペイトウまで間に合わせるんだ、ブースターでもなんでも取り付けろ!」
酔っ払いA「なんせ今回は連邦軍サマがスポンサーだ! 金に糸目付けんな!」エッホ エッホ
酔っ払いB「在庫どんどん出せ!」ワッセ ワッセ
酔っ払いC「いっそオルトセラスのエンジンをバラすか?」グビグビ
酔っ払いA「そいつぁいい! オルトセラスの幽霊船は全部ブロック構造だ、すぐに取っ払えるぞ!」
オルトセラス船長「ちょっとまったぁ! ウチの船をばらすって、仕事は!?」
酔っ払いC「どうせいつも稼げ年だからこんな時ぐらい恩を売って儲けろよ」肩ポン&ボトルを差し出す
オルトセラス機関士「緊急用ブースターユニット取り付けまであと五分です」
酔っ払いB「えれぇぞ、仕事が早い」背中をどやしつける
オルトセラス船長「もう勝手にしてくれ…」ぐぃ ヤケ酒中
ザクレロクジラ船長「お嬢船は用意できましたが、積み荷は?」

228GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/09(月) 13:07:03 ID:uVTIDV2E
女整備員「シルエットガンダム、それとバタラを積めるだけ積んで!行きたい人だけで良いからk…」
社長「女整備員!」
女整備員「うっ、パパ……」
社長「勝手な事は許さんぞ。お前一人で、これだけの人間の運命を背負えるのか?」
女整備員「お願い!パパ行かせて!帰ったら、ずっとパパの言う事を聞く!だから今だけは、行かせて欲しいの!」
社長「お前は、まだ子供だ。そんな重い運命を背負わなくても良いんだよ」
女整備員「パパ……」
社長「ザクレロクジラの指揮は、私がとる!付いて来たい者は、いくらでも付いて来い!特別ボーナスを出すぞ!」
女整備員「パパ!」
社長「親というのは、子の力になるものだ。お前が頑張っているのに、私が頑張らない訳にはいかんだろう?」
女整備員「パパ、大好き!」ダキ
社長 テレ「オッホン!さて、いくぞ皆!」
ジャンクヤード社員『オーッ!!!』


コンペイトウ「碧の塔」

クォレル隊長「これより、我々クォレル隊はコンペイトウ内部に侵入します。合図を送り次第、直ちにマスタードライブユニットの発動を!」
ハリソン「健闘を祈る」
クォレル隊長「いくぞ!」
クォレル隊『ハイッ!』

仮面卿「フフフッ、来たな。では、仕掛けるとしよう」
その時、暗闇の中で、黒いガンダムの目が赤く光るのだった。

229GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 02:31:09 ID:t/U9hwUg
コンペイトウ突入部隊の前方を教団のシンボルをビームフラッグに掲げたドラッツェが横切った。

ハリソン「む? なんだ今のMSは!?」
連邦軍人3「あれは、老黒ずくめとかいうおじいさんの機体ね」
俺「見つかったんでしょうか?」
ハリソン「わからん。見逃してくれる相手か?」
連邦軍人3「どうかしら? あの人の孫は手前勝手な理屈で、俺君を付け狙ったようなやつよ。正直掴みどころがないわ」
老黒ずくめ「ほっほっほ、言うてくれるの」
俺「やはり見つかっていた…妹、戦闘準備を!」
老黒ずくめ「そう慌てるでないよ、息子殿。ちと挨拶をしておきたかったのでな。押しかけさせてもろうた」
俺「あい…さつ?」
老黒ずくめ「そうさ、挨拶をな、別れの。おぬし等にはずいぶん愉しませてもらった、この萎びた老骨にまで血が滾る様にな」
老黒ずくめ「じゃが、わしもそろそろ時が無くなっておってなぁ。そこで1つ、お主に話しておきたいことがあるのよ」
俺「…何を、話しておきたいんですか」
ハリソン「俺君、時間稼ぎかもしれん、付き合わなくていい」
俺「でも、この人は…」
老黒ずくめ「時間稼ぎなど狡っからい真似はせんよ。わしが話しておきたいのは、息子殿、お主のことでな。」
俺「おれのこと?」
老黒ずくめ「さよう。強化人間として生まれ、唯人として過ごし、今は戦士となり母者を救おうとしておる。お主には、この戦はどう見えておる?」
老黒ずくめ「かつて、わしは一つの奇跡を目にした、それを信じ今日まで組織に身を置いた。しかし、戦いに妄執を抑えきれぬ」
老黒ずくめ「あの緑の塔からもたらされる光。それは、心を一つにするものではなくむしろかき乱しておる。ひとは、解りあえぬものなのだろうかのぉ?」

230GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 18:01:24 ID:yAiFF32Y
俺「…………、俺には、この戦いの意味なんて分かりません。でも、人と人は解り合えると思ってます。解り合えれば戦争が無くなるなら、俺は……」
仮面卿「だが、それでは人類は一つにならん。例え、互いを理解しようとな」
俺「あ、あなたは!」
ハリソン「敵か!何処だ?」
仮面卿「遅いっ!!」
ファンネルと呼ぶにはやや大き目の物体が、アーモリーユニットに取り付いた。
仮面卿「貰ったぞ。……ほう、マスタードライブユニットというのか。発動させてもらう!」
シュゥゥゥゥーーーン
マスタードライブユニットが動き出す。
妹「な、何!?操縦が効かない!」
ハロG「エラー?エラー?キケン!キケン!」
俺「妹!?どうしたんだ!」
仮面卿「さあ、ホストを繋げ。今から、完璧な『リーインカーネイション』を行う!この私の手でな!」
そう言って、仮面卿はおもむろに自分の仮面を外し、姿を現した。
連邦軍人隊長「そのガンダムは!?」
連邦軍人3「それに、あなたのその顔、俺君に似てるわ!」
仮面卿「そうさ!私こそがアムロ・レイの生まれ変わりで、このνガンダム・ダークマターで、ニュータイプを導く神となるのだっ!!!」


RX-93-νD νガンダム・ダークマター

νガンダムをベースに、新技術と更にサイコフレームを組み込ませた機体。
この時代の最高の技術で作られたνガンダムで、ロストテクノロジーとなっていたネオ・ジオングの武装も装備。
その為、サイズは更に小さく抑えた全高17.5mだが、バックユニットが異様に大きく、スタイルも異形。
仮面卿が、自ら世界を支配する目的で作られており、『リーインカーネイション』を乗っ取り使いこなす事ができる。
また、その機体からは、赤黒いオーラが発せられる模様。

武装
ビームライフル
ビームサーベル×2
ハイパービームサーベル×2
60mmバルカン砲×2
ビームシールド
ヴェスバー(V.S.B.R.)×2
有線式大型ファンネル・ビット(システムをジャックする為に設けており、本家ほどの出力は無い)

231GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 18:54:19 ID:URMZQAuo
連邦軍人隊長「何て機体……一体何を!」
黒づくめタカ派5「消えろ、跡形もなくなれーーー!」ビームマグナム×2 ドドシューン
連邦兵「隊長ー」チュードン
黒づくめ「うわぁーーーー!?」チュードン
連邦軍人隊長「敵味方の区別なしか……何のつもりだ!」
黒づくめタカ派5「うるさい!その忌々しい青い機体ごとを消し去ってやる!!」ビームトンファー シュバァ
俺「こいつも来るのか!くっ」
連邦軍人隊長「こいつはこっちに任せろ!お前はそっちに本来の目的に集中するんだ!こっちだ!」ビームランチャー ビシューン スラスター シュバー
アームドアーマー 黒づくめタカ派5「こいつ……お前から葬ってやる!」スラスター バシュー

整備員G2「どれ?どんな感じなんだ?」ウイー カチャカチャ 
ボッ 整備員D「あなたがこれを使うと思っていたよ」
整備員G2「!?ビデオレターか!」
整備員D「きっとあの化け物機体を相手にすると思って、彼に預けたのが正解だったね」
整備員G2「……………」
整備員D「今から言うことを聞いてほしい。あの君の兄さんらしい人は、常人に対して行ったある強化処理を施されているんだよ。精神面的に改慘したりしてるから、過去に変だと思わなかったかい?実はEXAMシステム研究の別チームが作った物だったんだよ。
身体的にもそうだけど、NT的な能力が凄まじくて、未来予知や体を動かせなくなる程のプレッシャーが使える程になったらしいんだ」
整備員G2「ある強化処理だと……?」
整備員D「元のその子が素質があったのかもしれないね。でも、そんな万事に使える筈がないらしく、結構弱ってるらしいんだ。そして……」

232GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 20:43:28 ID:zYGToDxg
仮面卿「さあ!『リーインカーネイション』で、新たな世界の幕開けだ!」
碧の塔が再び輝き出す。
しかし、その光は禍々しい赤黒い光を放っていた。
俺「か、母さん!う、うわぁぁぁぁぁーーーーっ!!」
妹「お、お兄ちゃんだけでも、逃げて!」
アーモリーユニットから、強制的に外されるF97BD。
そして、アーモリーユニットは赤黒いオーラの様な光に覆われた。
更に、周りの洗脳された連邦兵も動き出す。
洗脳連邦兵a「…………」ビームライフル バシューン
洗脳連邦兵b「…………」ビームライフル バシューン
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、周りの奴等が動き出したわ!」
俺「こ、こんな事をして、あなたは!」
仮面卿「こんな事?これが世界を一つにする唯一の方法だ。強大な困難に立ち向かう為、一つになる事はある。だが、一時的なものだ。どれほどの奇跡を見せようと、人はまた分かれ、争い、何もかも滅ぼす。オールドタイプは、永遠にオールドタイプなのだ!ならば、ニュータイプのなすべき事は、なんだ?世界そのものを変える事だ!より多くの人間をニュータイプへと変える事でな!」
俺「こんな世界、母さんも誰も望んでなんかいない!」
仮面卿「望む望まないは、関係ない。ただ、全体としての意思があれば良い。それを私がやろうと言うのだ。それとも、君にその覚悟があるのかな?」
俺「そ、そんな……」
仮面卿「今、碧の塔の下にいる者達すべて、私と意思を共有している。私の下で、一つになったのだよ!だから、今、奇跡を起こすのは、私なのだっ!!」ビームライフル バシューン
間髪を入れず、周りからも一斉にビームが放たれる。
ビームシールド ババババババ俺「うわっ!!」
仮面卿「ハーーーハッハッハッハッハッ!アーモリーユニットの近くにいるお陰で、碧の塔から影響は受けていない様だな。だが、ここで私と意思を共有する者は、すべてニュータイプだ。君達に出来る事など、もう何も無い!」


教団本部

教団員「法王様!碧の塔から再び光が…」
法王「こ、これは……、いけない!私が見た光ではない!これでは、まるで…、絶望の光だ………」

233GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/12(木) 23:38:23 ID:t/U9hwUg
老黒ずくめ「いかんのぉ。老兵の繰言で、坊に要らぬ手間を取らせてしもうたようじゃの…しかし、そこを狙うとは、無粋ではないのか!? 仮面卿!」 外部装填式のミサイルを発射!
仮面卿「耄碌したか、老黒ずくめ? こんなものが通用するものか、そもそも、組織の敵は奴らだぞ」バルカンでミサイルを迎撃
老黒ずくめ「効かぬのは先刻承知。こうでもしなければ見向きもせんじゃろう?」ドラッツェのレーザー砲から照準を示す低出力のレーザーがダークマターの表面を撫でる
仮面卿「ッ老兵ごときが、血迷ったか!」ビームライフルを照準
老黒ずくめ「血迷ってはおらんよ。これは世迷言に若者を付き合わせた落とし前よ、せめて嬢やは放してもらおうか?」
仮面卿「かつてはアクシズの奇跡を信じた男がこの有様だ! やはり世界は、変えねばならないのだ! 私の手で!」
老黒ずくめ「ほっほっほ。その通り!奇跡を信じて、それを願ってきたこの身じゃがな、NTと闘いたいという想いもまた、この老骨に残された幾許かの妄執よ!」レーザー発射!
仮面卿「いかに無類の攻撃速度があろうと、私には無力だ!」レーザーの光条を事前に回避!ビームライフル発射!
老黒ずくめ「ほっほぉ! これがNTか、いやはや怖ろしいものだのぉ」スラスターでビームを回避
仮面卿「ほう、避けるか? 老兵もなかなかやる。だが、私は一人ではないぞ」教団MS群

234GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/13(金) 00:17:24 ID:cKRBSCnw
整備員D「だんだんとその元の性格と記憶が戻り始めてる傾向にあるんだ。でも、戻ったとしても幼子の時に戻るだけだけどね。恐らく、そろそろ自我が訊かなくなってきたころかな」
整備員G2「元の記憶…?」
整備員D「そうそう、前に体が動かなくなる程の金縛りを起こすプレッシャーに関しては、自分が狂った感じで対処すればいけるはずだよ、多分」
整備員G2「曖昧な回答じゃないか……」
整備員D「自分が調べられる事が出来たのはこれぐらい。……ああ、そうだった。こいつは馬鹿高い速力や反応速度を出すから、気を付けるんだよ、あくまでも『俺』君用だから」
整備員G2「え?ま、一応に加速に耐えられる薬を用意してあるけど、そんなにか…?」
整備員D「ー最後に、今までくだらない事をして、すまなかった。頑張ってな、後輩」映像が途切れる
整備員G2「…………なるように頑張るかな。しかし、少しこちらで調整するか」カチャカチャカチャ・・・
ウイーン 酔っ払いa「あれ?あんちゃんどうしたんだい?ずっとコクピットの中でブツブツ呟いてさ」
整備員G2「酔っ払いさんか………酔っ払い……酔っぱらう……感覚が狂う感じこれか!」酒を奪う
酔っ払いa「おい!何しやがる!こういう物は若いもんがな!おい!何飲んでだよ!人の話を聞け!」
しかし、無視してごくごくと飲み続ける。
酔っ払いa「やめてくれ!そもそもあんたMS乗るだから、飲酒運転になるぞ!おおーい!」
整備員B「飲酒運転?って、出撃前に何飲んでですか!気持ち悪くなりますよ!」
整備員G2 グビープハー「酒は効くぅ〜!何だが、気分がハイになってきた!!!」ピョーン
整備員B(酔っぱらってるし……何か秘策があってやってることなのか??)

235GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/13(金) 03:07:47 ID:1orRVZXY
ハリソン「クォレル隊、聞こえるか!緊急事態だ!応答せよ!」
クォレル隊長「どうしました!」
ハリソン「アーモリーユニットが敵の手に落ちた!今すぐホストを、逆に切り離せ!さもないと、ここにいる者すべて、敵に操られるぞ!」ビームライフル バシューン
クォレル隊長「なんと!了解した!だが、コンペイトウ内部は広い。しばらく時間がかかる。どれくらい保つのだ?」
ハリソン「残念ながら、一刻の猶予も無い!三分保てば、良い方だ!」ビームシールド ヴゥン
クォレル隊長「了解した。健闘を祈る」ピッ
クォレル隊員a「隊長、味方はなんと?」
クォレル隊長「最悪の事態だ。アーモリーユニットが敵に渡り、敵の手で『リーインカーネイション』が発動した。今度は、それを止めるべく、ホストを繋ぐのではなく、切り離すそうだ」
クォレル隊員a「そんな……」
クォレル隊員b「隊長!敵が発砲してきました!」
クォレル隊長「暗示の隙も無くなったのか…。いよいよ八方塞がりになってきたぞ…」

聖戦士「フハハハハハハッ!よくぞやった仮面卿よ。さあ、私にマスターユニットを渡してもらおうか」
仮面卿「クックックックックッ、まだ分かりませんか?私の出自は、ご存知でしょう。アムロ・レイのクローンである私こそが、人類を導かねばならないのですよ」
聖戦士「な、なんだと!?裏切るのか?貴様!」
仮面卿「ご安心を。ちゃんと貴方をニュータイプにして差し上げましょう。妄執に囚われる事の無く、生まれ変わるのです、貴方もね!」
聖戦士の懐の、教団のシンボルが輝き出す。
聖戦士「こ、これは、まさか!サイコフレームが共振して…、くっ、あ……………」パァァァーーーッ
仮面卿「さあ、行ってください聖戦士様。今の貴方なら、あの邪魔な狂戦士も仕留められるはずですから」クックックックックッ
聖戦士「……………」スラスター バシュー

236GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 01:54:23 ID:npP0ylmU
コンペイトウ地表部分
プチモビb「どぉりゃぁああぁぁ!」\どご〜ん/ ヴァゴンでコンペイトウ表面に墜落!
プチモビb「何とか、たどり着けた…うっぷっ! …ゴクッ…はー、はー奴らは、何処だ」

老黒ずくめ「ふぅ…ぬ!」急加速と減速を繰り返し、洗脳された連邦兵に反撃する
老黒ずくめ「…NTとやらは、こんなものか? 存外たいしたことは無いのぉ。しかしこの数は手に余る」
仮面卿「無駄なことだ。機械の助けを借りようとも、真のNTの前ではな。お前も、くだらんしがらみを捨てされば良いものを」
老黒ずくめ「ほっほっほ、すでにそのしがらみさえ身体の一部よ!」四条のレーザー光で洗脳連邦兵のMSを挟み込み撃破、しかし、包囲される

黒ずくめ連絡員「御老! みつけた。 けれど、友軍と闘ってる!?」
黒ずくめ「連絡員これは?」
老派黒ずくめa「なにか、頭がピリピリする」
老派黒ずくめb「おれも、なんだか落ち着かないな」
黒ずくめ連絡員「とにかく、御老を援護、そののち合流する!」ロングライフル発射!

237GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 13:21:57 ID:Lcnabn1A
女幹部「な、なんだ…、あの禍々しい赤黒い光は!?」
スカーフェイス「……あれは、仮面卿か?何かやった様だな」
女幹部「くっ、俺君!」スラスター バシュー
スカーフェイス「…………」
スカーフェイス隊a「スカーフェイス様、我々はどうします?」
スカーフェイス「俺達も行くぞ。どうも何やら、おかしな展開になっている様だ」

迷い黒づくめ「ふう、ファンネルに捕まってなかったら、危うく宇宙空間に放り出される所だった」
教団衛兵隊長「そのまま漂っていたら、ニュータイプになれたかも知れんがな」
迷い黒づくめ「絶対、御免こうむる。おや、あれは女幹部殿か?どうしました?」
女幹部「お前達か…。丁度良い、仲間を連れて、後方へ避難しろ。碧の塔方面が、不味い事になっているらしい」
教団衛兵隊長「不味い事とは?」
女幹部「碧の塔が、赤黒い光を発している。おそらく敵の手で『リーインカーネイション』が発動したんだろう。あの光を浴びれば、敵に操られる。私は原因の究明、及び最悪の場合は碧の塔を破壊するつもりだ。お前達は、後方のロンド・ベル隊に通達して、下がっててくれ」
迷い黒づくめ「……分かりました。おい、後方への通達は、一人で良いだろう。お前が行ってくれ」
黒づくめ「しょうがないですね。健闘を祈ります」スラスター バシュー
教団衛兵隊長「我々は、あなたと共に付いて行きます。碧の塔の破壊を一人で行うなど、無理ですよ」
女幹部「お前達!?……言っとくが、この戦いに勝算など無いのだぞ」
迷い黒づくめ「ションベンなら、さっきチビりましたよ」
教団衛兵隊長「俺達は、ニュータイプを悪用する奴等が許せないんだ。あなたが止めたって、行きますよ」
女幹部「……すまん。もう一度、お前達の命、使わせてもらう」


コンペイトウ正面

黒づくめ強化人間「ぐあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
親父「なんだ?急に苦しみ出したぞ?」
黒づくめ「大変です、親父殿!敵の手で『リーインカーネイション』が発動してしまった様です!最早、要塞攻略は、碧の塔を破壊しなければ、困難です」
親父「なんだと!?まさか、こいつは!?」
聖戦士「ウマレカワッタノダ…、ニュータイプニ……」
親父「旧友?お前…、どうした?」
聖戦士「フッフッフッ、ワカルゾ…、オマエノアセリ、コンワク、カンガエテイルコトガ…、コレガ…、ニュータイプカッ!」
黒づくめ強化人間「ウオォォォーーーッ!!」
親父「旧友が『リーインカーネイション』に操られている!?まさか、お前も踊らされていたのか?ならば…、すべての元凶は…、仮面卿!貴様かぁ!!」

238GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/14(土) 23:38:50 ID:axCmrMf.
連邦軍人隊長「何だこいつは!パワーがケタ違いか!」
黒づくめタカ派5「ふん、そんなちっぽけな機体でよく立ち回れるな。とっと消えろぉ!」ビームマグナム×2 ドドシューン
スラスター ドシュー 連邦軍人隊長「くっ!かすった程度でも重傷になりかねない武装だな。これでは迂闊に接近できんではないか」
黒づくめタカ派5「そんな逃げてばっかでいいのか!ははは………うぐっ!?あっ………うわあああああああっ!?」
連邦軍人隊長「うん?様子が変だな。悪いがそのままの姿勢を保てよ!」ヴェスパー ジャキ
しかしその時、イーグルのサイコフレームの発光色が赤へと変化し、その光は一気に輝きだした。
連邦軍人隊長「な、何だ!?でもやるしか……うっ!?体が動けない…」ガクガクヒブルブル

連邦兵「隊長!助けて下さい!体が…恐怖で動けません!!」
黒づくめ「動いてくれぇ!!こんな奴らちっとも怖くねぇのに…何だよこれは!」
ジオン残党「…………これが首領の言っていたことか」

黒づくめタカ派5「うががああっーー!……………はぁ、はぁ……こ、これしきで…うあぁ!?」
『もうやめよう……もうこんなことはしなくていいんだよ!』
黒づくめタカ派5「うるさい!貴様は誰だ。これは私なんだ!!」
連邦軍人隊長「一体何が起きてるんだ……。この声は…」

239GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/15(日) 11:57:53 ID:hMKA7YSw
スカーフェイス「お前達は、ここで待ってろ。ここから先は、碧の塔の影響を受けるからな」
スカーフェイス隊a「ハッ、お気をつけて」

仮面卿「クックックックックッ、さて、もっとニュータイプを増やす為、碧の塔の出力を上げ、もっとニュータイプを増やすか…」
スカーフェイス「何をしている、仮面卿」
仮面卿「スカーフェイスか。その装備は何だ?」
スカーフェイス「『サイコジャマー』、サイコミュ兵器が廃れた原因とも言われる、サイコウェーブの遮断兵器だ。万が一、碧の塔内に入る事を考えて、俺が用意した」
仮面卿「ロストテクノロジーの一つか!」
スカーフェイス「それより、ボスはどうした?碧の塔が発動しているのに、何故ここにいない?」
仮面卿「フフフフッ、ボスなら、狂戦士と決着をつけに行ったよ」
スカーフェイス「悲願の『リーインカーネイション』が発動したのにか?」
仮面卿「そう!悲願のニュータイプになられたからな!」
スカーフェイス「!?まさか、てめえ…」ビームライフル チャキッ
仮面卿「これは、何の冗談だ?」
スカーフェイス「ボスを傀儡にしたのか?答えろ、仮面卿っ!!」
仮面卿「今の組織の長は、私だ。聖戦士に直接言わせようか?」
スカーフェイス「っ!!」ビームライフル バキューン
ザッ 仮面卿「残念だよ。君まで私に歯向かうとはな!」
スカーフェイス「俺の顔に傷を付け屈服させ、そんな俺を取り立て育て、ここまでしてくれたのは、すべて聖戦士様だっ!!組織の裏切り者は、貴様だ!仮面卿!」ツインビームスピア ブゥン
仮面卿「愚かだな、スカーフェイス!その邪魔な装置もろとも、葬りさってくれよう!」ハイパービームサーベル ブゥン

女幹部「あれは、スカーフェイスと仮面卿…、戦っているのか?くそ、これ以上迂闊に近寄れん。何か手立てを考えねば…」

240GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/16(月) 01:44:31 ID:/ZJM8hio
黒ずくめ連絡員「御老! 何事ですか!! 味方と闘うなんて!」ロングライフルビーム ドバッ
老黒ずくめ「おう! 来よったか。なに、不始末の尻拭いじゃて」
黒ずくめ連絡員「来よったかじゃないですよ! 後始末まで押し付けて! それより、身体はもう限界なんでしょう!?」
老黒ずくめ「お主にも甘えてしもうたの。身体は気にせずとも良い。この機体に収まっている限りはな」
黒ずくめ連絡員「やはり、マシン一体型処置を?」
老黒ずくめ「木星の総統が似たようなシステムを使っておった様でな、参考にさせてもらった」
老派黒ずくめa「御老、やっと追いつきましたよ」
黒ずくめ「この戦場、どうしたというんですか? 味方のはずなのにこっちまで狙われて」
老黒ずくめ「仮面卿の仕業よ、『リーインカ―ネイション』の作用で奴と精神的に同化しておる。お主らも迂闊に近寄れば影響下に落とされるぞ」
老派黒ずくめb「この感覚がそうなのか? では、NTとはいったい…う…頭が、あああ!」ドライセンのビームガトリングが闇雲に周囲を狙う ドドドドド!
黒ずくめ連絡員「まずい! みんな、アンプルを打て」 スッ パシュ 「くぁ、あ…」
老派黒ずくめa「グエッ…御老、こんなもの常用していたんですか…」
老黒ずくめ「何を打ったんじゃ? 影響から逃れたようじゃが…」
黒ずくめ連絡員「御老が使っておられた鎮痛剤です。万が一必要ならと預かっていたんですが、こんな代物とは…劇薬じゃないですかッ」
黒ずくめ「おかげで、判るものもありましたけどね…頭の中引っ掻き回されてるのが…こんなもの…NTなんて…」

241GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/16(月) 18:36:02 ID:iJBeWGbg
スカーフェイス「うらあっ!!」ツインビームスピア ザシュッ
ハイパービームサーベル ガシィ 仮面卿「なかなか鋭い太刀筋だ。だが、所詮ニュータイプでない貴様には、私の動きについて来れん!」V.S.B.R. バシューッ
スラスター ドシュー スカーフェイス「なめるな!俺は聖戦士様の手引きの元、戦術と戦法の研究をしてきたんだ!システムに頼っているだけの貴様に、負けるかよ!」有線ハンド シュバーーッ
スッ 仮面卿「心意気は買うが、君の機体は的がデカい。隙だらけだそ!」
ビームライフルが、サイコジャマーを形成するビットを狙い撃つ。
しかし、それは、飛ばした有線ハンドが位置をズラし、外れる。
仮面卿「やるな、スカーフェイス!」
スカーフェイス「貴様の考えている事は、ニュータイプでなくともお見通しだ!俺も傀儡にしたいんだろう。そうはさせるか!」ランスシールドチャージ バシューッ
仮面卿「そうか、なら仕方あるまい。お前には、とっておき技で仕留めてやろう。受け取るが良い」
そう言った仮面卿のダークマターのハイパービームサーベルが、赤黒い光を放ちながら、その刀身を何十倍にも伸ばすのだった。
スカーフェイス「な、なんだっ!?それは!」
仮面卿「サイコフレームは人の意思を具現化する。過去、同じ様にビームを伸ばした者もいたそうだ。ここにいるすべての者と意思を共有した私には、この多くの意思も思いのままなのだよっ!」ハイパーオーラ斬り スバァッ
赤黒い巨大なビームの刀身が、シルヴァ・バレトの下半身を吹き飛ばす。
ズガーン スカーフェイス「ぐわあぁーーっ!!」
仮面卿「サラバだ!スカーフェイス!」
ダークマターは止めの回し蹴りをコックピットに叩き込み、シルヴァ・バレトは闇の彼方へ消えた。
仮面卿「ハーーーハッハッハッハッ!あの歴戦の勇士スカーフェイスすら、赤子の手を捻るが如く片付けたぞ!最早、私に敵はいない!」

女幹部「スカーフェイス!」スラスター バシュー
教団衛兵隊長「女幹部殿!」スラスター バシュー

242GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 03:23:32 ID:.QO9B1pM
老黒ずくめ「今の『リーインカ―ネイション』は仮面卿の意識の産物じゃ。分かりあうことではなく、統一すること。抵抗すれば苦しむことになる。あやつの様に」
老派黒ずくめb「うがががが!」闇雲にビームガトリングや三連ビームガンを撃ち続ける
黒ずくめ連絡員「心なしか、周囲のMSの動きが妙では?」
老黒ずくめ「NTは相手の考えを先に読み取って行動する。しかし、今のあやつは狙いもなにもあったものではない。反動も制御できず意思のない流れ弾を作っておる。それを避けるのはNTの力ではなくパイロット自身の力よ」
老派黒ずくめa「あいつは、もうダメなんですか。せっかくここまで」
黒ずくめ「御老、我々は貴方を信じて追って参りました。しかし、同朋を手にかけることは、正直私には選べません」
老黒ずくめ「それでよい。お主らが成すべきは真実、『碧の塔』のあるべき姿を守ることよ。あれを破壊させてはならん。良いな?」
老派黒ずくめアa&黒ずくめ「はッ! 心得ました」
老黒ずくめ「よし行け!」 ゼク・アインと百式改が碧の塔へ向かう
老黒ずくめ「ふむ? お主も行かんのか?」
黒ずくめ連絡員「私は貴方の戦いを見届けに来たんです。もう組織だとか軍だとか、構ってられません。最後まで、『あなた』に付き合います」
老黒ずくめ「そうか…。一先ずは息子殿たちに、ちと手を貸すぞ。妹御の身柄を仮面卿から引き離す。そののちに真の『リーインカ―ネイション』を成す」
黒ずくめ連絡員「了解しました!」ロングライフル実弾モード

コンペイトウ地表部
プチモビb「何とかまだ車輪は動いてくれるな…。よっし! 昔っから敵の親玉は高いところにいるって決まってるんだ!」土砂を巻き上げ、碧の塔目指して疾走開始!

243GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 18:37:07 ID:CUevZIow
女整備員「さて、そろそろコンペイトウに着くけど…。何、あの光?」
幼女「ダメッ!あの光に近付いちゃ、ダメ!」
女整備員「ええ〜、じゃあ、どうすんの?」
幼女「もっと右、もうちょっと右、そこ!」
女整備員「ん?確か、あれは…」
ザクレロクジラ副船長「あーっ!あいつは何時ぞやの、クジラの大鎌を叩き折った奴!ようし、今こそ止めを…」
女整備員「ばかっ、回収するの!皆、行くよ!」
作業員達『ヘイッ!』

女幹部「あれは、ザクレロクジラ?何でこんな所に…。ひょっとして、スカーフェイスを拾ったのか?」スラスター バシュー

作業員C「お嬢!コックピットハッチが歪んでて開きません。こりゃあ、中は相当酷いですぜ」
女整備員「何とか、こじ開けれない?」
女幹部「私がやろう」
女整備員「女幹部さん!」
女幹部「説教は後だ。開けるぞ!」バキッ
ハッチの中は、血塗れのスカーフェイスが横たわっていた。
女幹部「スカーフェイス、生きてるか!?しっかりしろ!」
女整備員「医療班、早く!」
スカーフェイス「……………、女…幹部…か……」
女幹部「生きてたか!よし、喋るなよ。安静にしてるんだ、いいな」
ガシッ スカーフェイス「そ…そんな…事…より……、頼みたい……事が…ある……」
女幹部「無茶するな!今、相当ヤバいんだぞ!」
スカーフェイス「ボスを…聖戦士様を……、救ってくれ……。あいつが…仮面卿が………、すべての…」ゴフッ
女幹部「吐血!?貴様、折れた肋骨が、肺に刺さっているんじゃないのか!もういい、喋るな!」
スカーフェイス「頼…む……、ボスを…助け……て………」ガクッ
女幹部「スカーフェイス!…………くっ」

作業員E「お嬢、大変です!この間、本社を襲った連中が、クジラの周りを取り囲んでます!」
女整備員「えーっ!うちは関係無いのに…」
女幹部「私が行こう」

スカーフェイス隊a「そこの民間船!拾ったシルヴァ・バレトを渡してもらおうか!」
女幹部「スカーフェイスなら、たった今亡くなった。やったのは仮面卿だ」
スカーフェイス隊a「そんな!?スカーフェイス様!」
スカーフェイス隊b「うわぁーーーっ!」
女幹部「もし、仇を討ちたいのなら、力を貸すぞ。どうする?」
スカーフェイス隊a「我々を、どうするつもりだ?」
女幹部「スカーフェイスの装備と、丁度ザクレロクジラが来てくれたおかげで、たった今攻略法を思い付いた。乗るか?」
スカーフェイス隊a「…………良いだろう。こうなれば、地獄の果てでも行ってやる!」

244GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 18:40:16 ID:PIw/6LDY
精鋭連邦兵「大丈夫かよ………あんた決して事故るなよ」
黒づくめタカ派「よし!いいぞ!その道を直進すれば、行けるぞ」
プチモビb「了解!もう怖い物なんてねぇよ!」ズガガガガッ…
ドカーン、ババババッ!
黒づくめタカ派「うわぁ!?味方まで撃ってきたぞ!」
精鋭連邦兵「何だ!?味方をどうして撃つんだ!どういうことだ!」
黒づくめタカ派「分からんわ!」
洗脳連邦兵「…………………」ビームライフル バシューン
洗脳黒づくめ「…………………」ヘビーマシンガン ババババッ
プチモビb「こんな所で止まれるかぁ!!」
黒づくめタカ派「ちょ」精鋭連邦兵「速すぎだろ」
どんどん加速していく。その間にも攻撃が来る
黒づくめタカ派・精鋭連邦兵「うわあああああああああぁ!」

フィンファンネルバリア 連邦軍人3「こいつ………同じ同型機に乗って!」
ハリソン「待て!焦るな!今、敵同士の中に入れば死ぬぞ!」
連邦軍人3「ぐっ………」
クラップオペ「ザザッ…聞こえますか!こちら、クラップです!そっちに敵が接近してます!あの前回の敵が……ザザッ」
連邦軍人3「え?ねぇ!ちょっと!………もう無線がブラックアウトしてきたわね…」

245GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/17(火) 21:21:22 ID:CUevZIow
仮面卿「さあっ!碧の塔の出力を上げろ!ここらにいる者すべてを、私の一部にしてくれん!」
女整備員「煙幕弾、撃てーーーーっ!!」バシューーーーン モワモワモワモワモワ
仮面卿「なっ、なんだとっ!?」
碧の塔の周りを、煙幕の濃い煙が覆う。
仮面卿「しまった!これでは、光が届かん。新たにニュータイプを増やす事が出来ん!」

女幹部「今だ!行くぞ!」
スカーフェイス隊a「スカーフェイス様の仇、覚悟!」
仮面卿「くっ!碧の塔が煙幕で覆われている内に、ここへ雪崩れ込むつもりか!?」
スカーフェイス隊a「行くぞ、皆!スカーフェイス様の弔い合戦だ!フォーメーションΩ、行けーっ!!」
スカーフェイス隊『うおぉぉーーーーっ!!』
仮面卿「ええい、鬱陶しい!貴様ら、まとめて片付けてくれる!」有線大型ファンネル・ビット展開 バシュッ バシュッ

女幹部「お前達!私達が、進路を作る!アーモリーユニットまで、何とか辿り着いてくれ!」
女整備員「分かりました!じゃあ、幼女ちゃん、お願い」
幼女「はい!アマポーラ、武装は無いけど、行きます!」バシュー

俺「くっ、何とかして、アーモリーユニットに張り付いた、あのおかしな物体を外さないと…」ビームシールド ヴゥン
女幹部「俺君!」
俺「女幹部さん!?ひょっとして、あの煙幕は…」
女幹部「話は後だ!アマポーラが来る!アーモリーユニットの近くまで、誘導してくれ!」
俺「わ、分かりました!」
幼女「お兄ちゃん!」
女整備員「ヨロシクね、俺君」
俺「みんなも来たの!?えっと、こっちです!」

246GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/18(水) 02:20:01 ID:vkOTxgK.
老派黒ずくめa「なんだ? 碧の塔が煙幕に包まれたぞ?」
黒ずくめ「心なしか、アタマの疼きが弱まったような…ん? なんだあれは?」

攻撃を避けながら疾走中のヴァゴン

黒ずくめ「ヴァゴンなんて出撃していたのか?」
老派黒ずくめa「いや、あの機種は連邦にも、組織にも無い筈だ。第三者か?」
黒ずくめ「ということは、俺や親父たちの側か? 碧の塔には近づけさせん!」 スマートガン ドガガガガ!
プチモビb「うわわわわわ」 ドリフト回避!
精鋭連邦兵「MSまで、どんどん撃ってくるぞ!? これ、もとは幹部の機体なんだろ?」
黒づくめタカ派「…あのご老人の使っていたものだとすれば、知られていないということもありうる」 至近距離に着弾!

黒ずくめ「しぶとい!」
老派黒ずくめa「俺もやる!」百式改 ビームライフルと肩部パルスレーザー砲、ビームガトリングを同時に放つ!
プチモビb「サイドターン!」急速旋回し展開したビームシールドで防御しつつ横滑りで岩塊の影に飛び込む
老派黒ずくめa「なんだ? 装備が贅沢すぎるだろ!?」
精鋭連邦兵「やるなお前!」
プチモビb「…吐きそう…」

247GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/18(水) 20:27:02 ID:e3DYz4hk
スカーフェイス隊a,b「くらえっ!」ビームライフル バシューン バシューン
スッ スッ 仮面卿「甘いな!」
スカーフェイス隊c,d「まだまだっ!」ビームライフル バシューン バシューン
スッ スッ 仮面卿「無駄だ!」
スカーフェイス隊e,f「これなら、どうだ!」ビームサーベル ブゥン ブゥン
スッ スッ 仮面卿「いくら来ようと、かすりもせんよ!」
スカーフェイス隊a「それは、どうかな!」ビームサーベル ブゥン
ガシッ 仮面卿「何っ!?」
スカーフェイス隊a「フォーメーションΩ、まだまだ行くぞ!」スラスター バシュー
仮面卿「なるほど、小隊全体を回転させる事によって、波状攻撃をいつまでも続ける戦法か。確か、旧世紀に用いられた陣形、『車懸りの陣』と言ったな」
スカーフェイス隊a「そうだ!如何に貴様が強くとも、いつまでも避け続ける事は出来まい!」
仮面卿「面白い。こうか?」
ダークマターの周りを、MSが回り出す。
スカーフェイス隊a「なっ!?ばかな!」
仮面卿「さぞかし練習したのだろうな。だが、ニュータイプ部隊の前では、無力!君達の技で、滅びると良い」
ズガーン ドーン ボーン
仮面卿の波状攻撃に、スカーフェイス隊は次々と落とされていった。
スカーフェイス隊a「ま、まだだぁっ!!」ビームサーベル ブゥン
仮面卿「いや、終りだ」ハイパービームサーベル ブスゥッ
スカーフェイス隊a「がっ……」
仮面卿「この邪魔な煙幕を、君の爆風で消し飛ばしてくれよう。爆ぜよ」バシュー バシュー
有線大型ファンネル・ビットのビームが、シルヴァ・バレトを貫いた。
スカーフェイス隊a「うわあぁぁぁぁーーーっ!!」ズガーン
仮面卿「ハッハッハッハッ!狙いは良かったが、私を倒すには力不足だったな!」
しかし、晴れた煙幕の先にある碧の塔は、輝きを止めていた。
仮面卿「なっ!なんだと!?どういう事だ?………まさか!」
仮面卿の視線のその先は、アーモリーユニットにアマポーラが取り付き、その周りをサイコジャマーが覆っていた。
仮面卿「女幹部!貴様かーーー!!」

俺「妹!無事か!?」
妹「お兄ちゃん…。あたしは大丈夫。ハロが守ってくれたから…」
ハロG「ハロ、マモッタ!ハロ、マモッタ!」
女幹部「お前達!時間がない、手短に言うぞ。サイコジャマーで仮面卿のジャックからは逃れた。だが、同時にマスタードライブユニットも使えん。お前達は、アーモリーユニットから降りて、直接ホスト、母さんの元に向かえ!幼女が持って来たサイコフレームがあれば、側まで行けば、ホストと直接繋がるはずだ!」
女整備員「じゃあ、私達の手で『リーインカーネイション』をやるんですね」
女幹部「そうだ!お前達が、我々に残された最後の希望だ!任せたぞ!」

248GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/19(木) 19:34:10 ID:nqhEa.gM
ガシン……ガシン
シュラーイン「そんな事したら……またジオンが負けるじゃないか!!」
煙でよく見えない物が道の行く手を阻んでいる
女幹部「君は!?ジオン残党の首領か!一体何でこんな所に…まあ、いい碧の塔を止めるを手伝ってー」
シュラーイン「あんたも裏切るのか………皆全部がまた同じ結果を歩めと言うのか!!」
女幹部「そう言っているわけじゃない、落ち着いてくれ」
シュラーイン「あの塔は勝つための最後の希望だ……邪魔するなら消し去ってやる!!」
煙中から39mぐらいある人型の物体の姿が現れてくる。
女幹部「こいつは……ジオングか?しかし、足も付いてるし、肩の形状が違うこいつは…」
シュラーイン「なら、教えてやる!『グレートジオング』だよ!塔に絶対に通さない!!」メガ粒子砲 ドバー
俺「危ない!あたりかまわず撃つつもりかよ!」
妹(丁寧に機体の名前教えてくれるんだ……)
シュラーイン「負けたくない………ジオンは負け犬じゃないんだよ!」

249GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/19(木) 22:17:05 ID:FZzKRHsU
ハリソン「こいつは、自分が引き受ける!お前達は、早く行け!」
俺「ハリソン大尉!」
ハリソン「クォレル隊、聞こえるか!」
クォレル隊長「聞こえてます!今、そっちに到着します」
女整備員「あっ、来た!」
クォレル隊長「さあ、こっちです!しかし、中は広い。まだ、ホストが何処にあるか…」
幼女「こっちだよ」
クォレル隊長「えっ?」
女幹部「すまないが、その子の言う通りに進んでくれ」
クォレル隊長「分かりました。行くぞ!」
クォレル隊『ハイッ!』

仮面卿「サイコジャマーで碧の塔を止めただけでなく、ホストまで押さえるつもりか!行かさん!」スラスター バシュー
女幹部「ここは私が食い止める!俺君はクォレル隊の進路を確保してくれ!姉さんを頼んだぞ!」
俺「ハイッ!行くよ、みんな!」
妹「うん!」
女整備員「任せて!」
幼女「エヘヘ、こっち」
仮面卿「行かさんと言ったぁ!」
俺達の行く手を、MS隊が立ち塞がる。
俺「くっ、数が多い。これじゃあ…」
社長「たくさんメガ粒子砲、撃てーーーーーっ!!」
ドドドドドドドッ
進路に立ち塞がるMS隊を、メガ粒子砲が蹴散らす。
迷い黒づくめ「俺達もいるぜ!」
教団衛兵隊長「こいつらの相手は、俺達がする!早く行け!」
女整備員「パパ、やるじゃん!」
俺「皆さん!ありがとうございます!」

250GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/20(金) 23:15:43 ID:sI7IrcMU
連邦艦隊クラップ艦長「一体この戦場はどうなってるんだ!? 簡単な任務のはずだったのに」
クラップ通信士「僚艦からまた一機撃破されたと!?」
クラップ砲術長「これで何機目だ? MAも倒せちゃいないってのに。 主砲休むな! 機関室出力増強!」
クラップ艦長「くそう、報告ではデカいクジラが居ただのともうめちゃくちゃだ! ロンド・ベルは何をしてるんだ!? まだ制圧できないのか」
クラップ索敵手「MS! 本艦直上‼」
クラップ艦長「回避!」
クラップ操舵手「間に合いません!」 ドギャ!

クラップ機関長「こちら機関室、出力増強したが今の揺れは!? 攻撃を受けたのか…くそっ、通じやしない!」ガチャンッ!
クラップ機関士「艦どうなってるんです?」
クラップ機関長「わからん。 しかし、機関出力を維持しろ、俺たちの仕事はそれだ!」

プレーソによってブリッジを破壊されたクラップがコンペイトウ方向へ漂流を始めた

251GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/21(土) 01:00:50 ID:oCV68V/Q
洗脳連邦兵「…………」ビームライフル バシューン
洗脳連邦艦長「…………」メガ粒子砲 ドバァーッ
聖戦士「フハハハハッ、ドウシタ、キョウセンシ!オマエノチカラハ、コンナモノカ?」ビームライフル バシューン
ビームシールド ヴゥン 親父「くっ、旧友…、確かに強くなったが、これでは…」
ビームシールド ヴゥン ロンド・ベル隊員a「親父隊長、敵は手強いうえ洗脳された味方では、思う様に反撃できません。このままでは…」
親父「諦めるな!確かに、今のところ勝機は見当たらん。だが、もう少し堪えるんだ。そうすれば、味方が何とかしてくれる。信じろ!」
ロンド・ベル隊員a「ハッ、ハイ!」

幼女「あれだよ!あの穴の先に、母さんがいるよ!」
クォレル隊長「くっ、やはりあそこか…」
俺「何です、あそこは?」
クォレル隊長「コンペイトウのメインゲート、通称『ビグザムの穴』だ。一番大きなゲートだから、その分、重要施設が集中している」
俺「……って事は、ここには敵がいっぱいいるの!?」
クォレル隊長「それも、あるんだが…」
ゴッゴッゴッゴッゴッ
俺「ヤバい!何か来る!」
ゴッバーーーーッ
白く巨大なMAが、姿を現した。
???「フヒッ、フハハハヒッ、フヒハハハヒハヒハッ!このエビル・ドーガで、ゴミ共を一人残らず片付けますよ、仮面卿様」
クォレル隊長「なっ!?あいつは、まさか…」
俺「誰です?知っているんですか?」
クォレル隊長「間違いない。元アデレードの防衛本部隊長で、タカ派中将の副官、そして、そのタカ派中将を撃った張本人だ!」
俺「じゃあ、あいつが…」
副官「フヒヒヒハヒハッ、これがニュータイプ!御覧ください、仮面卿様!」バグ×10 プシュシュシュシュシュ
クォレル隊長「不味いぞ!バグだ!」
俺「くそっ!」ビームガン バキュン バキュン
クォレル隊長「さっき、我々が急いで引き返したのも、こいつが彷徨いていたからだ!」
俺「そんな!あんなのが、まだあるの!?」
副官「アシャハヒャハハヒャヒハヒハッ!み、な、ご、ろ、し、だっ!!」

252GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/22(日) 23:09:12 ID:kWPvvNa.
黒ずくめ「見失っただと? こんな場所で?」
老派黒ずくめa「普段ならもっと命中させられただろうに」
黒ずくめ「御老の鎮痛剤のせいだな。末端の感覚がおかしい。微妙な操作に影響が出ている」
老派黒ずくめa「御老がバイオコンピュータに拘ったのはこの為だたのか…」
黒ずくめ「恐らくな。 今は御老の指示を全うしよう。 碧の塔を守るんだ」

コンペイトウ 縦穴INヴァゴン

精鋭連邦兵「痛って〜。なんで急に墜ちたんだ?」
黒づくめタカ派「おそらくMSの出撃口だろう。コンペイトウやゼダンの門の各所には要塞攻略戦に備えて至る所にMSを展開できる通路が張り巡らせてあったはずだ」
精鋭連邦兵「それを見つけて飛び込んだのか、大した賜だな!」
プチモビb「…運転…変わって…うっぷ!」
精鋭連邦兵「おおぃい!? 吐くなよ! 吐いたら溺れちまうぞ!! そんなんでよくここまで来れたな?」
黒づくめタカ派「MSが勝手に飛び込んだようにも見えたがな。幸い放棄された通路の様だ。労せずして内部に入り込めたな」
精鋭連邦兵「とにかくエアロック探してやらないと、こいつがまずいな」

253GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/23(月) 00:12:55 ID:QaqwcWj.
副官「そら、そら、そらっ!」ファンネル×10 ピシュシュシュシュン
ビームシールド ヴゥン 俺「こいつ、ファンネルまで!」
副官「ヒャハヒャハヒャハハッ!ほうら、こいつも何とかしないと、可愛いお嬢ちゃん達が、真っ二つになっちゃうよ〜」バグ×10 プシュシュシュシュシュ
俺「こいつっ!」ビームガン バキュン バキュン
副官「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!あ、そうそう。バグには、親バグと子バグがあってね、更に小さなバグも出てくるのさ!」子バグ×30 ブワーッ
俺「なっ!?」
副官「ゲヒャヒャヒャヒャヒャハッ!さようなら、お嬢ちゃん達」
クォレル隊長「ふ、伏せろーっ!」バッ
妹「お、お兄ちゃーーーんっ!」バッ
女整備員「俺君!」バッ
俺「妹!女整備員さん!みんなーーーっ!」

ザシュッ

クォレル隊長「…………」
妹「…………」
女整備員「…………、へ?」
目を開けると、そこにはバグを貫いたヒートダガーが突き刺さっていた。
俺「えっ?あのヒートダガー、俺のじゃない…」
???「油断しちゃ駄目だ!まだ、バグはいっぱいいる!」
俺「ハッ、ハイ!」
ザンッ ザンッ
そして、再び上空から迫り来るバグを切り捨て、マントに包まれた謎のMSがF97BDの隣に降り立った。
女整備員「な、何、あのMS…。俺君のと似てる……」
俺「あ、あなたは…?」
副官「……良い所を邪魔しやがって、貴様、何者だ!」
???「……宇宙海賊」ボソッ
副官「なにぃ〜〜〜〜」
トビア「宇宙海賊クロスボーンバンガード!!」
クロスボーンガンダムBGM〜♪

254GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 19:03:23 ID:eLisQ8bM
老黒ずくめ「嬢やは解放されたか。これで息子殿への義理は果たしたが、新参者か…」
黒ずくめ連絡員「御老、どうされました?」
老黒ずくめ「妙なやつが入り込みおったようでな。どのような意図で動いておるのか、場合によっては碧の塔が破壊されてしまうやもしれぬ」
黒ずくめ連絡員「あの機体、CVの海賊機の様ですが」
老黒ずくめ「海賊か、一番厄介な手合いじゃの。 どこまで事態を把握して動いておるのか…見極めさせてもらおう」スラスターを吹かし、クロスボーンガンダムへ向かう

255GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 21:50:06 ID:1np4N.cY
俺「あなたは、いったい…、何で俺達を助けてくれるんです?」ボン ボン
トビア「えっ?いや〜、ホントは様子を見るだけのつもりだったんですけどね。人がバグに襲われていたから、つい……」ボン ボン
俺「………え〜と、宇宙海賊なんですよね?」ボン ボン
トビア「まあね。その辺は、あんまり気にしないでくれると助かる、かな?」ボン ボン
副官「お前ら〜〜!!ついでの様に次々とバグを破壊していきやがって〜〜!」
トビア「話に聞いてた程度だけど、自動で人を襲う兵器だから、動きは単調だね。MSの敵じゃない」
副官「貴様ーっ!」ファンネル×10 ピシュシュン ピシュシュン
俺「また、ファンネル!?気をつけて!」
トビア「大丈夫!ファンネルみたいなサイコミュ兵器は、撃つ時、強力な気を出すんだ。だから慣れれば、撃つタイミングが丸分かりなんだ!」ビームガン バキュン バキュン ボン ボン
俺「なるほど、こうですね!」ビームガン バキュン バキュン ボン ボン
副官「ば、ばかな…。貴様ら…いったい…」
トビア「俺は上から攻めます。あなたは…」
俺「分かりました。正面から奴の気を引きます!」
トビア グッ
俺 グッ
俺「行きます!うおぉぉぉーーーっ!!」スラスター バシュー
副官「なめるなーーーっ!!」大型メガ粒子砲 バシューーー
スッ 俺「来ると分かっていればっ!くらえーっ!!」ブランドマーカー ブスゥッ
ズガーン 副官「な、なにぃーーー!?」
トビア「今だーっ!」ガシッ
副官「な、なんだ!?」
トビア「今すぐ、コックピットから降りろ!破壊する!」ビームザンバーブゥン
副官「ハハハハハハッ、そんな脅しに、乗るものか!」ファンネル×5 ピシュシュン
トビア「ば、ばかやろーっ!」スラスター バシュー
クロスボーンガンダムが避けた後、ファンネルのビームがエビル・ドーガのコックピットを貫いた。
ボンッ ボンッ ドーーーーン
噴煙を上げながら、エビル・ドーガは墜落する。
副官「フッ、フハハハハハッ!これで私は、宇宙の意思になれる!ニュータイプとして、人類を導く神になれる!」
トビア「…………、いや、あんたは、神様でもニュータイプでも何でもない。心が歪んだだけの…、ただの人間だ!」
副官「なにっ!?貴様ーーーっ!!!」ズッドーーーーン

256GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/24(火) 23:25:53 ID:3GnEIlKo
老黒ずくめ「エビル・ドーガが落されよったか。相当以上にできておる」
黒ずくめ連絡員「単独の様ですが、サイコミュ兵器をいなすとは…」
老黒ずくめ「ふむぅ。あまり暴れられても困るの」クロスボーンガンダムにレーザーを照射
トビア「!? 攻撃?」 レーザーを回避
老黒ずくめ「お初にお目にかかる。海賊少年。少々お主の目論見が気に掛かってな。何を目的にやってきた? 行きずりに人助けでもあるまい?」

257GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 00:58:20 ID:a9OZtkc2
トビア「そう言う、あなたは?」
老黒づくめ「ふむ、ワシは今回の計画を正しく発動させたい者じゃ。君は、何の為にここへ来た?」
トビア「……さる人に頼まれましてね。今回の騒動に、とある企業が少なからずとも関わってしまった事を、気にかけている人がいましてね」
老黒づくめ(とある企業?ブッホ・コンツェルンか?となると、シェリンドン・ロナ辺りかの)
トビア「その人も似たような宗教をやってますから、以前からニュータイプ・レリジョン?と交流してたみたいですよ」
老黒づくめ「つまり、お前さんは、その人に頼まれて、この騒動の真相を探りに来た、と言う訳じゃな?」
トビア(この人…できる…)「ええ、そうです。その人が聞いていた計画とは、全然違う事が起きていますからね」
老黒づくめ「なら、どこまで知っておる?この後、何をするつもりじゃ?」
トビア「あの塔が、人の精神に呼び掛ける物、とは聞いてます。だから悪用されている可能性が高い、とも。最初は、その黒幕を探すつもりだったんですけど…、あの黒いMSですよね?相当ヤバい…」
老黒づくめ「ふむ、奴を倒すつもりか?」
トビア「なんとかしなきゃ、とは思いました。出来れば、ですけど…」
俺「お願いします!力を貸してください!妹を!この娘達を母さんの元に連れて行けば、みんな元に戻せるはずなんです!」
トビア「えっ?そうなの?」
クォレル隊長「我々からも頼む。今、『リーインカーネイション』を正しく発動させる為に、我々はここまで来たのだ」
トビア「………なるほど。それで、俺はどうしたら良いんです?」
クォレル隊長「一緒に来てくれ。ホストと呼ばれる、この子達の母の元まで、我々を守って欲しい」
トビア「分かりました」
俺「ありがとうございます!ところで、あの……、お名前を聞いても良いですか?」
トビア「えっ?やだなぁ〜、こう見えても俺、海賊ですよ」
俺「あっ、そうですね。すいません」
トビア「トビアです。君は?」
俺「えっ?あっ、俺です。よろしくお願いします」

258GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 02:16:18 ID:8udkGh56
老黒ずくめ「ほっほっほっ。聞いていた通り行動力の割に思い付きの多い少年じゃて」
トビア「え? 聞いていたって、だれから?」
老黒ずくめ「お主の船にもくたばりぞこないが居るじゃろ? 知らぬ中でもないのでなぁ。ほっほっほっ」
トビア「じいさんの知り合いなんですか?」
老黒ずくめ「それはさておこう。お主の目的も解った。が、わしらも組織に身を置く限り、塔の破壊は命で阻ませてもらう」
黒ずくめ連絡員「曲げられない節ってものも、あるっていうわけでね」

259GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 11:48:35 ID:HrWMI7ZI
黒づくめタカ派「むっ……すまん、ここで降ろしてくれ」
精鋭連邦兵「あ、でもここ……」
ガタン!!
精鋭連邦兵「っつう〜痛ぁ!もう重力ブロックに入ったのかよ」
黒づくめタカ派「ここから、先に行けば碧の塔だ。私は別行動をとる」ウイーン プシュー
精鋭連邦兵「は?何するつもりだよ」
黒づくめタカ派「逃げ切れず捕虜になった将兵らや、この作戦に頑固として反対した奴らがいるはずだ。そいつらを助けだす」
精鋭連邦兵「一人でか?ちょいと危険だろならー」
黒づくめタカ派「君はその酔っ払いを頼む、それに一人の方が気軽に動けるさ」チャキ
精鋭連邦兵「必ず帰ろよ、いい歳して」チャキ
黒づくめタカ派「君もな」バッ

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピ・・・
黒づくめオペ「・・・・・・・・」

260GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/25(水) 17:50:13 ID:M58sgkBY
クォレル隊長「待ってくれ。今、碧の塔を破壊されるのは、我々も困る。今だけで良い。共闘してくれないか?」
トビア「ここに、そんなに敵がいるんですか?ゲッ!?」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
洗脳連邦兵(ジャベリン)「…………」
×20
トビア「どっわ〜〜〜〜っ!!」
俺「こ、ここを突破するの…?」
クォレル隊長「どこにバグが潜んでいるか分からん以上、ここを抜けるしかない」
女整備員「こりゃあ、腹を括るしかないねぇ」


仮面卿「なにっ!エビル・ドーガが落とされただと!?まだ戦力はあるとは言え、不確定要素の戦力が気になる…。聖戦士を行かせるか…」

聖戦士「ワカリマシタ、カメンキョウサマ…」スラスター ドシュー
親父「旧友が退いた?何があった」
ロンド・ベルオペ「親父隊長!碧の塔の輝きが止まっています。味方がやってくれたようです!」
親父「そうか!ならば、チャンスだ!聖戦士が退いた場所から、一気に攻め込め!」
ロンド・ベル『ハイッ!!』
黒づくめ強化人間「イカサン……」

261GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/26(木) 03:08:38 ID:84HXEK52
クラップオペ「ッ!? 一部友軍との通信途絶…全滅です!」
クラップ艦長「全滅!? 何処の部隊だ!?」
クラップオペ「左翼方向に展開していた連邦軍中央の部隊です、他にもどんどん被害が拡大しています!」
クラップ艦長「なぜ見過ごしていた!」
クラップオペ「敵の強化人間の部隊かと、ファンネルらしき兵器で艦が沈められるのを見たといってきてます」
クラップ艦長「ロンド・ベル各隊に通達、敵強化人間を喰いとめなければ、戦線が維持できないと!」

ロンド・ベル1「無茶いうな、敵はほとんど強化人間みたいなやつらなんだぞッ!?」 
ロンド・ベル2「ファンネル付きを止めろってことだろ? どれだよ、くそぉっ!」

付近の攻撃対象を殲滅したプレーソーはセンサーのレンジを広げ、各勢力のMSがメインゲートに向かいつつあるのを察知。
より多くの目標を求め、移動を開始した。

262GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/26(木) 20:05:23 ID:k3aCR3ao
黒づくめ強化人間「イカサンゾーーーッ!!」拡散ビーム砲 ブバーッ
ビームシールド ヴゥン ロンド・ベル隊員a「うわっ!これでは攻め込めません!」
親父「怯むな!付いて来い!」スラスター バシュー
黒づくめ強化人間「ヌォォォーーーーッ!」大型メガ粒子砲 ドバーーーーッ
スイッ 親父「悲しいかな。先程までのお前は信念と忠誠心に溢れ、私は圧倒されて近付けなかった。だが、今の操られたお前は、もがき苦しみながら戦っている様にしか見えない。これがニュータイプか!弱くなっているぞ、仮面卿!」フェイスオープン ブワー
F91が輝き出す。
黒づくめ強化人間「ウガーーーッ!!」拡散ビーム砲 ブバーッ
だが、最大稼働モードのF91は、すべて躱す。
親父「もらったーーーっ!」ビームサーベル ズバァッ
ドーン 黒づくめ強化人間「ま、まだだーーっ!」大型メガ粒子砲 ドバーーッ
スッ 親父「止めだ!」ビームサーベル ブスゥ
ズガーン 黒づくめ強化人間「ぐはぁっ!」
親父「最後に正気を取り戻した様だな…。悪いが、先に行かせてもらうぞ」
黒づくめ強化人間「む、無念……」ズッガーーーーン

親父「行くぞ」
ロンド・ベル隊員a「ハイッ!」

263GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 13:16:24 ID:HHTn0.W.
黒ずくめ連絡員「どうやら『碧の塔』を破壊するつもりはないようですが、 どうします?」ロングライフル構えたまま
老黒ずくめ「そうさなぁ。意識の統一がなされれば、わしらの悲願も達成されようというものじゃが。仮面卿はそれをゆがめておるからのぅ」
黒ずくめ連絡員「かといって、聖戦士殿も、自分の力にしようとしていました」
老黒ずくめ「若いものはせっかちでいかん。自分自身の力を研ぎ澄ましてこその戦よ」
黒ずくめ連絡員「…御老から見たらみんな若いでしょうけれど、御老の域に達するまで戦場に居続けるなんて尋常じゃないんですからね」
老黒ずくめ「ふぅ〜む。去就を見誤ったかのぅ?」

メインゲート奥から新たに黒塗りのMSが姿を現した。

老黒ずくめ「む! あれはベルガギロス…いや強化型か。いよいよ戦力が出てきたのぅ」

後方から連邦軍のMSも接近

クォレル隊員「良かった増援が間に合うぞ」
トビア「まって様子が」
連邦兵「助けてくれ、化け物だ!」 後方からSFSに乗ったアマクサ・プレーソーが鉄球を振りかざしてMSを追い立てていた
黒ずくめ連絡員「あいつッ! 生きてるとは思っていたが、ここに来ていたのか!!」
老黒ずくめ「お…、おおお。 …か。 お前が…」
黒ずくめ連絡員「御老!? しっかりしてください」
老黒ずくめ「お前ならば、ふさわしかろう」
プレーソーは連邦MSを破壊すると次の目標を俺達に定めた

264GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 14:20:25 ID:2G7XYM7E
連邦兵「不味いぃ!クォレル隊がまだいるってえのによ!これ以上下がれねえよ!」
連邦兵2「だと言って、進んで鉄球の餌食になれって言うのかよ!」
連邦兵3「後退!後退ーーー!!」
俺「どんどん接近してるよ、このままじゃ先に進めなく…」
連邦軍人2「そこはようやく自分の出番っすね!」
背後からアマクサ・プレーソーに一蹴りを入れ、よろけさせる。
俺「連邦軍人2さん!あなたも来ていたんですか!?」
連邦軍人2「隊長には内緒な。そこの兄さん、爺さんの介護をしっかりしとけよ!」
黒ずくめ連絡員「何ぃ!?何て失礼なこと言うんだ!ぶっぱなすぞ!このガキィ!!」
連邦兵「何してんだよ!早くあのガンダムもどきを追っ払えよ!」
連邦軍人2「へいへい、こいつは俺っちが何とかする。君たちは早く行け!」スラスター シュバー

265GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 17:27:28 ID:08vVRJ.g
不意打ちを受けたプレーソーは周囲への索敵を再開し、脅威度を算定し目標の優先順位を再設定した。
SFS毎反転したプレーソーは連邦軍人2へ鉄球鎖を放ちつつ、ビームライフルで後退する連邦兵を狙撃した。
連邦兵「うわぁああ」ドゴンッ!
連邦軍人2「こいつッ!」ビームライフル バシュバシュ
プレーソーはビームライフルを回避しながら、別の連邦兵を狙い撃ちした。
連邦兵2「し、シールドが持たない…」
連邦軍人2「こいつも敵のNTか? めんどくせぇ」
黒ずくめ連絡員「これは、あんな戦闘力が在ったというんですか、あの機体に」
老黒ずくめ「戦うことにだけ特化した存在よ。ふぅむ、あの若いのでは手にあまりそうじゃな。どれ手助けと行こうか」
黒ずくめ連絡員「よろしいのですか? あれは御子息の…」
老黒ずくめ「倅は疾うに消えておるよ。ハイドレインジアを止めたときにな。ゆえに、わしもこのザマと成り果てたのじゃ。 あれは、最早姿だけの木偶よわしの理想とした、戦うための…」
黒ずくめ連絡員「御老…」
老黒ずくめ「わしの最後の相手としては、よほどふさわしかろう」スラスターを吹かしプレーソーを狙う!
黒ずくめ連絡員「あなた達は、なんという…。お供しましょう、最後の最後まで」ロングライフルを構える

266GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/27(金) 18:15:13 ID:sifL/OTM
トビア「もう、前に進むしか無い!行きます!付いて来てください!」
俺「ハイ!」
洗脳連邦兵「……………」ビームライフル バシューン
妹「キャアッ!」ビームシールド ヴゥン
トビア「無事か!?」
妹「あ、ありがとうございます」
幼女「気をつけて、お兄ちゃん達!」
トビア「ああ、どうやら、この人達を優先的に狙うみたいだな…」
俺「くそ!嫌な足止めを…」
聖戦士「ダガ、ソレデハ、タダノアシドメダ。キサマタチハ、カクジツニ、シマツセネバナラン」
俺「そんな!?貴方は!」
聖戦士「カクゴスルガイイ、コゾウドモ」
トビア「な、凄いプレッシャーだ!まるで…、あの人みたいだ…。狂気に侵されながらも、キンケドゥさんを圧倒した…」

ロンド・ベル隊員a「親父隊長、先程弱くなったとおっしゃいましたが、そうなのですか?」
親父「あくまで、あいつの場合だ。信念無き者には、単純に能力の付与だし、逆に迷いや葛藤を抱えた者なら、それを払いより強くなれる。そして聖戦士は、間違いなく後者だ。皮肉な事に、操られる事によって、今あいつは最強の戦士となった」
ロンド・ベル隊員a「それじゃあ…」
親父「俺達が危ない!急ぐぞ!」スラスター バシュー

267GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/28(土) 02:58:51 ID:UeIUn7/E
黒ずくめ連絡員「御老! 聖戦士殿が『俺』たちの処に!」スマートガン連射 ドドドドドッ
連邦軍人2「いい加減堕ちろよ!」 ビームライフル バシュンッ
老黒ずくめ「わかっておるわ、じゃが、こちらもなかなか難儀なものよ」レーザー砲照射 ズバッ
プレーソーは三機の攻撃を悉くかわし、シールドでいなし、的確に連邦のMSへの攻撃を続け、被害が増していた。
連邦軍人2「この人数で狙ってるんだぞ!? らちあかねぇ!」 ビームサーベル ブゥン
老黒ずくめ「莫迦者! 不用意に近づくでないわ! アヤツは己の間合いに獲物が飛び込んでくるのを狙っておる‼」
黒ずくめ連絡員「こっちの攻撃を避けながら、倒しやすい相手を確実に仕留めてる、弾切れを待つまでに何機やられる? うわッ!」 プレーソーのビームがSFSに被弾
連邦軍人2「ついにあんたも狙われ始めたな! 一番のボロだから仕方ないか!?」
黒ずくめ連絡員「ボロは余計だ! けど、正直身が持たない!?」
老黒ずくめ「下がっておれ、主は離れて援護すればよい。やつはわしが相手をする」 高速戦闘しつつ照準を自分に向けさせる

268GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/28(土) 13:28:21 ID:AtkRC8vo
トビア「こいつは、俺が引き受けます!俺さんは、皆を守って!」
俺「無茶です!そいつは…」
トビア「こんのぉーーーっ!!」ザンバスター バシューン バシューン
スッ スッ 聖戦士「ホウ…、マダ、デキルヤツガ、イタトハナ!」ビームサーベル×2 ブゥン ブォン
ビームザンバー ガシッ ガシッ トビア「す、鋭い!このっ!」ヒートダガーキック バシュッ
ガッ
しかし、その蹴りは、ネオガンダムの足に押さえられる。
聖戦士「ナカナカ、オモシロイナ。ダガ、ユニークスギル!」ビームバルカン ババババババ
スラスター バシュー トビア「くっ!」
聖戦士「オワリダッ!!」G-B.R.D ジャキッ
俺「させない!」ビームガン バシュン バシュン
スラスター バシュー 聖戦士「……ヤルナ」
トビア「ありがとう、助かりました」
ビームシールド ヴン バババ 俺「でも、こちらの攻撃も激しいです。何度も手助けはできません…」
トビア「そうですか…、なんとかしないと…」
聖戦士「フフフフフッ、ツギデ、オワリニシヨウカ…」ビームサーベル ブゥン

親父「二人とも!クォレル隊の皆を抱えろ!」
トビア「えっ?」
俺「わ、わかった、親父!」
トビア「親父!?こうですか?」
女整備員「みんな!ガンダムに非難!」
クォレル隊長「いそげーっ!」
聖戦士「ナニッ、キョウセンシダト!?ドコダ!?」
親父「ここだーーーっ!!」スラスター バシュー
ドガッ
最大稼働モードのF91が、ネオガンダムに体当たりをかける。
聖戦士「キョウセンシーーーッ!!」
親父「私の後に続けーっ!」バシュー
俺「行きましょう!」スラスター バシュー
トビア「了解!」スラスター バシュー

269GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 14:45:17 ID:53IvXCks
黒ずくめ強化兵「イカセヌッ!」 メインゲートに姿を現したベルガ系MSが動きだしバスターランサーから高出力ビームを発射
親父「ダースベルガか! シャドウエックスの置き土産を完成させたのか。だとしても、邪魔だ!」ビームライフル バシュン!
黒ずくめ強化兵「仮面卿ノ、ジャマサセン」 ビームシールドを展開、背部フィンノズルからフェザーファンネルを放出!
親父「まずい、無差別に攻撃される! すべて叩き落とせ!」バルカン、ビームサーベルで薙ぎ払う
俺「クォレルの人、振り落とされないで!!」両手首を回転させビームサーベルで盾を作る
妹「どうして、こんなこと、間違っているのに、どうしてわからないの?」
黒ずくめ強化兵「彼ハ、間違ッテナドイナイ、仮面卿ノ、チカラガアレバ、俺ハ、NTダ… 失敗作ジャ、ナイ!」 ビームサーベルでシルエットに斬りかかる
親父「失敗作? 君は、強化人間か!?」 ビームサーベル バチバチ
黒ずくめ強化兵「違ウ! 俺ハNTダ! NTナンダ!!」 バスターランサーの銃剣突き
親父「NTならば、使い捨てのフェザーファンネルなどに頼らず、私たちを狙撃できただろう? 君は失敗作じゃないけれどNTでもない」
黒ずくめ強化兵「GLaaaaagh!!」ビームサーベル鍔迫り合いの圧力が増す!
トビア「NTも強化人間だって同じ人ですよ。出来ることの多い少ないなんて、そんなこと関係ない」

270GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 18:41:07 ID:bEGtD9FY
黒づくめ強化兵「ウルサイッ!!俺ハ、選バレタンダ!生マレ変ワッタノダーッ!!」ギリギリギリギリ
親父「ならば!ニュータイプとなって、何が変わった!そして、何を為す!人としての強さは、認められる事ではない!守りたい、為したい想いの強さだーーーっ!!」ガバッ
F91が、鍔迫り合いで押し返す。
黒づくめ強化兵「ググ…」ギリギリ…
親父「確かに、お前は強くなったのかも知れん!だが、それは人としてではない!人としての強さを見せたいなら、泣き言ではなく、己の意思を語って見せろっ!!」ギリギリギリギリギリギリ
黒づくめ強化兵「グ…」
聖戦士「イイゾ、ソノママ抑エテロ」ビームサーベル ブォン
親父「チィッ!」ドカッ
瞬時に蹴りを放ち、ダースベルガと距離をとる。
聖戦士「相変ワラズ、青臭イ理論ダ。ソノ様ナ、愚者ノ想イナド、新タナ世界ニハ不要ダ」ビームサーベル×2 ブォン ブォン
親父「…………今のは、かつてのお前の台詞だ。そんな事すら、忘れてしまったと言うのか!」ビームサーベル×2 ブォン ブォン
聖戦士「忘レタノデハナイ。愚カナ思想ヲ捨テタノダ!」バッ
親父「認めん!例え、迷いを無くし強くなろうとも、今のお前に負ける訳にはいかん!」バッ
ガガガガガガガガガガガッ!!!
ネオガンダムとF91の剣撃が、凄まじい勢いでぶつかり合う。
黒づくめ強化兵「ウガァーーーーッ!!」バスタランサー バシュー
親父「くっ!」スラスター バシュー
聖戦士「モラッタゾッ!!」G-B.R.D. ジャキッ
親父「目を閉じろ!そして、すぐに行けーっ!」V.S.B.R. ジャキッ
俺「えっ?」
バ、バシューーーーン
同時に放たれたビームは、中央でぶつかり弾けた!
カッ ズバーーーーーン!!!
聖戦士「グッ!!」
黒づくめ強化兵「クッ!」
トビア「今だーっ!」スラスター バシュー
俺「今度こそ!」スラスター バシュー

271GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/29(日) 23:14:15 ID:53IvXCks
黒ずくめ連絡員「SFSがもたない・・・」
連邦軍人2「おりゃぁあ!」ミサイル×2 シュパシュパッ!
プレーソーはビームライフルでミサイルを撃墜、マシンキャノンで連絡員のSFSを撃ちぬく。
黒ずくめ連絡員「駄目だ! もう捨てるしかッ」ハイザックカスタムが離脱するとSFSが爆発!
動きの鈍くなったハイザックにプレーソーが迫る
老黒ずくめ「させぬわ」収束させたレーザーを二機の間に放ち、光線がプレーソーを追尾。プレーソーはSFSと自機のブースターで離脱
連邦軍人2「チッ、速すぎて追えねぇ」ビームライフル バシュバシュ
黒ずくめ連絡員「あの機体に追いつけるのは、いまは御老のドラッツェだけだ」ロングライフル狙撃 ドパッ!
ドラッツェはプレーソーに追いつけるが、プレーソはパイロットへのGを無視した機動でドラッツェをはじめ、すべての攻撃を回避してしまった。
プレーソーに決定打を与えられないまま、周囲のMSが敵味方問わず撃破されていった。
老黒ずくめ「ぬぅぅぅぅおおおおおおぉ!」ブースターを噴射し至近距離でプレーソーと交差する瞬間全レーザーを照射! プレーソーはシールドを頼みに逆に接近しレーザーの収束を妨げて切り抜けた。
ドラッツェのレーザー砲は単発の威力は標準的なビームライフルよりも低い。老黒ずくめは複数のレーザー砲を一点に収束させることで威力を補っていたが、それを逆手に取られ、致命傷を与えられない。
老黒ずくめ「!? くぁあああああ!」事前にプレーソーが放出していた脚部鉄球鎖が弧を描いて迫り、ブースターを噴射し機体をひねって回避。
連邦軍人2「あの爺さん、ただのヨボヨボじゃなかったんだな。やるじゃん」
黒ずくめ連絡員「あの動き、身体にどれだけの負担が…」
老黒ずくめ「そこのふたり、手を貸せい」
連邦軍人2「手だぁ? さっきからやってんだろ。ボケたこと言ってんな」
黒ずくめ連絡員「何か手立てがあるんですね?」
老黒ずくめ「一時でよい、アヤツの動きを止めよ。さすれば、わしが仕留めてくれる」
連邦軍人2「ふっざけんな! 動き止めろって接近戦しかねぇだろ、近づいたMSがどうなった? みんな潰されちまったろ!?」
黒ずくめ連絡員「すみません、御老。わたしの機体では、足止めにも…」

272GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:04:22 ID:zXJzpjxc
黒づくめ強化兵「クッ、イカサ…」
ロンド・ベル隊員a「させるかーっ!」ガシッ
黒づくめ強化兵「ハ、ハナセ!」
親父「お前達は、早く行けーっ!」
幼女「お兄ちゃん達!こっち!」
俺「分かった!行きましょう!」スラスター バシュー
トビア「了解です!」スラスター バシュー

聖戦士「…………ヤッテクレタナ、狂戦士」
親父「どうした?お前は追い掛けんのか?」
聖戦士「貴様ニ背ヲ向ケルホド、愚カデハナイ」ビームサーベル ブォン
親父「流石に、抜け目が無いな…」ビームサーベル ブォン
聖戦士「…………」
親父「…………」(先程の衝撃で、センサーが大分やられた…。これ以上は、もう保たん。おそらく、次の攻撃で最後だ…)
聖戦士「ウオォォォーーーーーッ!!」ダッ
親父「おぉぉぉぉーーーーーっ!!」ダッ
ガキッ
ザッ
バッ
ドカッ
ガシッ
ズイッ
聖戦士「モラッタ!!」ズバッ
ネオガンダムのビームサーベルが、F91の右腕を切り飛ばす!
親父「まだっ!終わらん!!」スラスター バシュー
F91は、ネオガンダムに体当たりをかける!
聖戦士「グッ!」
バシューーーーーーー ドガッ
聖戦士「グハッ!」
背後の壁に叩きつけられたネオガンダムの動きが止まる。
親父「旧友ーーーっ!!」
そして、F91は残った左腕で、ネオガンダムのコックピットを叩く!
聖戦士「狂戦士ーーーッ!!」
対して、ネオガンダムはビームバルカンを、F91の頭部に向けて放つ!
親父「おおおぉぉぉーーーっ!!」ガンッガンッガンッガンッガンッ……
聖戦士「ウオオォォォーーーッ!!」バババババババババババババ……
ガコンッ
左腕が脱落し、頭部も砕かれ、F91は停止した。
そして…………、
ガッ ズーーーン
ネオガンダムは崩れ落ちた。

273GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:17:32 ID:XhqElN/E
連邦軍人2「ちっ!!なら、一瞬、一瞬でいいんだな!」
老黒ずくめ「………できようかな?」
連邦軍人2「その為のカスタマイズはしてきたさ、パワードウェポン用で出たが……こいつはこんな物じゃないぜ!!」
黒づくめ連絡員「お、おう。気合は買うよ」
連邦軍人2「頼むぞ!F91!!」最大稼働モードへ
連邦軍人2の量産型ガンダムF91の変化を読み取ったのか、アマクサ・プレーソーは標的を彼へと変える。
プレーソー 鉄球 ガラガラ、シュー
スラスター バシュー 連邦軍人2「速過ぎるーーーー!?うあああああああああーー」
そのままどこかへ飛んでいった機体に呆れたのか、再びドラッツェを狙う。
黒ずくめ連絡員「おい!不味いですよ、御老!」
老黒ずくめ「いや。それはどうのう?」
ズババババッ
スラスター ドシュー プレーソー「!?」鉄球&ビームライフル ジュキューン、シュー
スラスター シュバー、バシューーー 連邦軍人2「捉えたぞ!そのまま動くな!!」
ガシィーーー!
量産型ガンダムF91がアマクサ・プレーソーを拘束する。
連邦軍人2「はあぁ、はあ……。今だ!爺さん!!」

274GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 00:59:33 ID:Jj8X7Ihw
幼女「ここだよ!」
俺「この向こうに、母さんが…」
女整備員「じゃあ、早速行こう!」
トビア「ここは俺が見ときますから、みんな行ってください」
クォレル隊長「助かる。よし、開けるぞ!」シャー

ピッ ピッ ピッ ピッ
ガラスケースの中で、以前見た母の姿があった。
俺「母さん…」
妹「お母さん…」
女整備員「この人が…」
クォレル隊長「それで、どうしたら良いんだ」
幼女「あたしが呼び掛けるから、お兄ちゃん達は一緒にお願い。じゃあ、いくよ」ピカー



俺「ここ……、あの時、母さんとあった所だ……」
妹「お母さんは、どこ?」
母「よく来たわね、みんな」
俺「母さん!」
母「何故、貴方達がここに来たか、分かります。貴方達には、話さなければならない事があるの」
サイコフレームが輝き、俺達は母の精神へ繋がった。

275GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 01:23:18 ID:i4pL6mcY
老黒ずくめ「ようやった! 老骨の意地見ておれ!」スラスター最大加速 
プレーソーはSFS毎機体のスラスターを全開! F91を振りほどこうとする
連邦軍人2「離すもんかよ!」
ドラッツェの放ったレーザーは正確にプレーソーの頭部を捉えた。しかし、プレーソーはビームライフルで頭部を庇う!
ドワッ! 連邦軍人2「うおぉぉ?」ビームライフルの誘爆によってレーザーが遮られた。 そして脚部から放出された鉄球鎖がス回転を始めスラスターの噴射でF91へと反ってきた!!
連邦軍人2「すまねぇ! 爺さん」パッ。 プレーソーから離れ、マシンキャノンで追撃。プレーソーは鉄球をも利用したAMBACで回避。
老黒ずくめ「上出来じゃ!」急速反転しプレーソーへレザー照射! プレーソーは左腕のシールドを構え右の鉄球鎖を射出。ドラッツェは機体をひねり込み鉄球鎖を回避。しかし、直進を続ける
黒ずくめ連絡員「いけない! 衝突する! 御老 避けて!」 プレーソのシールドに叩き潰される映像が脳裏に浮かぶ
老黒ずくめ「ぃえええぁああああ!」衝突寸前でプレーソーの下部へ機体を潜り込ませる、その瞬間、ドラッツェ・カスタムの背中から鮮やかなティターンズのエンブレムが浮かび上がった
ドラッツェ・カスタムの背面に装備されたビーム・フラッグがプレーソーのSFSを切り裂き破壊した。
連邦軍人2「やった! これで動きは互角だぜ!」
プレーソーは爆風にあおられ、上方へ流される。
老黒ずくめ「逃さぬ!」急速反転しプレーソ―を狙う。ビームライフルを失ったプレーソーは鉄球鎖で応戦するが、加速の付いたドラッツェは易々と鉄球鎖の軌道から逃れた
老黒ずくめ「これで…最後じゃな」 プレーソーの胸部、バイオ脳の収められた中枢を照準。そこへ大破したクラップがコンペイ島へ向かって墜落してきた。
老黒ずくめ「なんと!? ぐっ、があぁ!」加速の付いた機体で回避するにはクラップは大きすぎ、ドラッツェ・カスタムは無残にクラップに衝突し弾かれた…
黒ずくめ連絡員「…そんな…ご…、御老!」スラスターを噴射しドラッツェを追いかける。
連邦軍人2「マジかよ…爺さん」

老黒ずくめ「か、は…。い…かんのぅ。わしの様な奴腹は、あの若いのや、隊長のような者に、討たれてやらねばならぬというのに…それが、悪党の…ケジメというもんじゃが…」
黒ずくめ連絡員「御老ー! 今行きます、待っていてください 今すぐに!」
老黒ずくめ「ほっほっ…これも戦の常じゃな…苦労を、掛けた……な」 ドラッツェ・カスタムの機体から炎が噴き出しやがて爆発した
黒ずくめ連絡員「あああああぁーーー!」目の前でドラッツェが爆発。 そして爆炎の尾を引いて迫るプレーソーのシールドクローがハイザックカスタムの左腕を千切り取った
黒ずくめ連絡員「機械の分際でぇ!!!!!」ロングライフル発射連射! 弾道を変えた砲弾がプレーソーを狙うがプレーソーは奪い取ったスマートガンでハイザックカスタムを撃つ
黒ずくめ連絡員「うわあぁあああ」機体を次々と弾丸がえぐる
連邦軍人2「うおおおおおお!」ビームライフル バシュバシュ!

276GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/30(月) 02:31:28 ID:Jj8X7Ihw
俺「話さなければならない事…、あの人、仮面卿の事だね」
母「そう。貴方達も気付いているでしょうけど、あの人は貴方のお兄さん。同じDNAを持つ、同じクローンなの」
俺「アムロ・レイの?」
母「実は……、分からないの。私達を作った科学者は、そうと信じていたみたいだけど…」
俺「じゃあ、どうして、あの人はあんな風になってしまったの?」
母「最初は、あの子もその事実を知らなかった。私が教団と関わっていく内に、知ってしまったの。そして、あの子は変わってしまった。歌が大好きな優しい子だったのに…」
俺「アムロ・レイになろうとしたの?」
母「そう。でも、あの子はあの子。所詮、知識だけで、アムロ・レイにはなれないわ。それが、自ら作り上げた幻想を、暴走させる事になったの」
俺「じゃあ、どうすれば、止められるの?どうやって、犠牲になった人達を助けたら良いの?」
母「手を…」スッ
俺「?こう?」スッ
母「ごめんなさい。私はここから動けないの…。だから、人々を元に戻すのは、貴方に任せます。受け取って、EXAMシステムから書き換える新しいシステムを。人を裁くのではなく、和解する為、分かり合う為のシステム、その名もRECONCILE(レコンシェル)システム」カーーーーーーッ



俺「……………」
クォレル隊長「どうした?何があった?」
女整備員「上手くいったの?」
俺「アーモリーユニットまで戻ります。このサイコフレームに、みんなを救う新たなシステムが出来ました。こいつをアーモリーユニットに組み込めば、俺達の勝ちです!」

277GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 00:38:46 ID:AP5rUyKU
老黒ずくめB2『オリジナルの信号が消えた…。ようやく逝けたか。長かったの。 名実ともに最後の一体となったが…』
バイオ脳と化した老黒ずくめの複製はコンペイ島の各地で繰り広げられる戦闘を見下ろす位置に機体を浮かべていた
老黒ずくめB2『ふぅむ。わしらはそれぞれ欲求に基づいて行動しておったが…さて…』

黒ずくめ強化兵「グググッ・・・。コウナレバ、マスターユニットノ妨害ヲ取リ除クマデ!」スラスターを吹かし、ロンド・ベル隊員aの機体を壁に叩き付け振りほどく。
ロンド・ベル隊員a「あぅ! 放すかぁ!」
黒ずくめ強化兵「アガクナァアアア!」フェザーファンネル射出

連邦軍人2「こぉんの、ジャジャ馬ぁ!大人しくしろィッ!」F91の出力に振り回されるもプレーソーの攻撃は回避
プレーソーは戦闘能力の判断は高く評価していないが、もはや目ぼしい標的はF91のみであった。

278GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 13:07:09 ID:keszOrSQ
黒づくめタカ派5「違う………違うんだ……私は私なんだ…!?」ピピッ
ドバーーーーーーーー!
スラスター バシュー 黒づくめタカ派5「長距離ビーム砲か!?いや、あれは!」
整備員G2「兄貴ィーーーー!その化け皮を剥がすのを待ってろーー!!」タックル
黒づくめタカ派5「あれが、あの時の機体の性能なのか……そもそもなぜ私のプレッシャーの影響をーぐわああああああ!?」ガコン
イーグルはシルエットカスタムの突然のタックルを受け、共にコンペイトウ方面へ流される
連邦軍人隊長「お、動けるぞ!各機、散開!!そして、親父さんらの援護に向かうんだ!」
連邦兵「了解!」

精鋭連邦兵「着いたか、ここが根源地か。ほら、起きろ」ドサッ
プチモビb「おえっ…………」
精鋭連邦兵「情けねえな、それでも男か…………あっ」
クォレル隊長「うん?君ら……その装備からして、うちの隊員から奪って来たのか?厳重注意ではすまされんぞ!!」
精鋭連邦兵「うるさい!事の発端は、俺を推薦しないから悪いんだ!そもそもお前んとこの隊員がキチンとしてないから!」プンスカ
クォレル隊長「何だと!?この草なしの馬鹿野郎が!」
一同「………………………………」
精鋭連邦兵「!?静かにしてくれ!何か聞こえないか?」
クォレル隊長「自分から吹っ掛けといて何だ!!……何か、脈打つような電子音が聞こえる。これはもしやー」
黒づくめオペ「そうさ!、ここら一帯に小型の核爆弾を仕掛けといたんだよ!!アハハハハハッ!!!」ガタン、ガタン・・・
俺「何だって!?くっ…………」スッ
黒づくめオペ「ストッーーーーープ!!!そんな事したら、ドーーンだよ!それに俺自身にも爆弾を付けてんだよ!」上半身の衣類を脱ぎ捨て、アピールする
女整備員「うわぁ………ここまで来て、また面倒な奴が……」
黒づくめオペ「全員、そこを動くな!MSの連中もだ!ハハハハハハハッ……皆、強化されると気分は格別だああ!他の仲間も!ジオン残党も!捕虜も!自分も!」
俺「あの人、頭狂ってますよ!早く戻らないと…」
精鋭連邦兵「強化人間ってあんな感じになるのか…アデレートの時みたいな逸材はなかなかいないのか…」

279GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 19:19:40 ID:Mf6OYUVw
プチモビb「=========ッ!」 (注 お見せできない状態に)
精鋭連邦兵「うっわ、ばかやろ! やるなら余所でやれ!」
クォレル隊長「何なんだこいつは? 急に吐きやがった…」
精鋭連邦兵「酒と乗り物と宇宙酔いのカクテルってか? それより、ヤバイ話を聞いちまったな」
クォレル隊長「迂闊に手が出せんな、これは…」
プチモビb「あ”〜ッ。すっきりした」 きゅっきゅ キュポン ごっごっごっ
精鋭連邦兵「おまっ! この期に及んでなに呑んでやがるんだよ!?」
クォレル隊長「大丈夫なのかこの男」疑惑のまなざし
プチモビb「ぷぁっ。いやね、口直しと迎え酒…ん? あそこに居るやつらは…」高笑い中の黒づくめオペを発見
クォレル隊長「ああ、奴らは核を仕掛けたと言っている。迂闊に手を出せない、ここは慎重に…」
プチモビb「見つけた! 施設の最奥で自爆装置を構える奴!! 黒幕だな!?」
精鋭連邦兵「はぁ? お前話聞いてなかったのかよ! 」
プチモビb「黒づくめども、覚悟―!」バッ

280GUNDAM掲示板からお送りします:2015/03/31(火) 21:51:25 ID:rRp.TZIs
碧の塔

仮面卿「チィ!コンペイトウ内部の状況は、どうなっている!何、核爆弾を仕掛けた者がいる!?ええいっ!意思統一を図らなければ、こんなものか!」
女幹部「…………どうやら、貴様にも限界があるらしいな。それもそうか。一人一人を一々操っていたのでは、大まかな事しか出来んしな」
仮面卿「だから、どうした!操らずとも、ニュータイプとして意思を統一すれば、すべてを破壊できる!この様になっ!!」
ダークマターのビームサーベルが、再び伸びる。
女幹部「くっ!」スラスター バシュー
ザンッ
ハイドレインジアの左腕が飛ばされた。
ドーン 女幹部「ぐぅっ!!」
仮面卿「ここを爆破されては敵わん。動ける者は、直ちにあの者を止めよ!」
女幹部「ハア、ハア、まだ終われない…」
仮面卿「女幹部、今一度聞く。私と共に来る気は無いのか?」
女幹部「無いな。貴様が、アムロ・レイではなく、私達の兄に戻ると言うなら、話は別だがな」
仮面卿「世界を変えるのに、神は必要だ」
女幹部「だからこそ、私達が託したのは、貴様の弟、俺君なのだ。人を変えるのは、いつだって人だ!」
仮面卿「……残念だよ、お前まで消さねばならんとはな」
女幹部「私も残念だ。ここで消える事より、どう足掻いても兄が帰って来ない事がな」
仮面卿「さらばだっ!!」

ザンッ

281GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/02(木) 13:23:02 ID:bsNX8t.M
黒ずくめ「だめだ、さっきのヴァゴンが見つからない。碧の塔に向かってはいないようだが」
老派黒ずくめa「おい! あれ!?」百式改の示す方向には碧の塔に向かって墜落するクラップの姿が在った。
黒ずくめ「いけない! あんなものが直撃したら、塔が崩壊する。破壊するんだ!」スラスタード シュー
老派黒ずくめa「あぁ!」 全力射撃!

クラップダメコン1「もう限界だ! これ以上はもたせられない! ブリッジ! 聞こえないのか!」
クラップダメコン2「駄目だ! ブリッジに上がる通路が潰れてる! 誰も生き残っちゃいねぇよ!?」
クラップダメコン1「…全乗組員! 退艦しろ! フネを捨てるんだ! この船はもう沈むぞ! うわぁっ!」 艦内誘爆

黒ずくめ「よし、いけるぞ! 降下角度が変わった、これで碧の塔への直撃は避けられる!!」
老派黒ずくめa「早く沈んじまえ! あれには俺たちの希望が在るんだ!」 ビームガトリング ズドドドドドド

クラップがコンペイ島地表部に墜落し爆発! 被害は微々たるものだが局所的に大きな振動をもたらした

クォレル隊長「うお? なんだこの揺れは!」
プチモビb「おっとっとっととと、足場が揺れて勢いが」 
黒ずくめオペ「ヒハハッ? なんだぁ?」

282GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/02(木) 23:28:10 ID:zmAw3tQI
親父「…………ふう、もうこいつはダメだな」F91ハッチ open
親父「さて、無事か?」
そう呟くと、親父はネオガンダムの側に降りた。
ピッ ピッ バカッ
ネオガンダムのハッチを開け、中を覗き込む。
親父「無事か、旧友?」
聖戦士「ぐっ……!」
親父「無事の様だな。悪いが、拘束させてもらうぞ」ガチャ
聖戦士「…………何をするつもりだ…」
親父「この機体をいただく。まだ終わっていないからな」ピッ ピッ
聖戦士「………そこまで、計算ずくだったのか?」
親父「まさか。偶々を利用しているに過ぎん」
聖戦士「フッ、やはりお前には敵わないな……」
親父「…………、目を覚ましたと思って聞く。仮面卿を止める気はないのか?」
聖戦士「…………私は敗者だ。何もする気にはなれん」
親父「そうか……、動いてくれよ」パチッ
ブォン
ネオガンダムの目が、再び光る。
聖戦士「一つ言っておく。あくまで、今は操られていないだけに過ぎない。もう私は、あいつから逃れられん」
親父「なるほど、そう簡単に精神は元に戻らんか。なら、俺に任せるしかないな」グイッ
ネオガンダムが立ち上がる。
聖戦士「違う!何故、私を始末しない!私は、お前を…!」
親父「くだらん事を聞くな。私は、お前が憎くて、戦ってた訳ではない。お前を元に戻したかったから、戦ったんだ」
聖戦士「…………………元に、あの頃に戻れるのか?私は…」
親父「そうして欲しいから、私は命を懸けた。不足か?」
聖戦士「フッ、そうだな。ついでだ、お前が望む世界とやらも、見届けさせてくれ」
親父「ああ、行くぞ!」スラスター バシュー

黒づくめ強化兵「クタバレッ!」
フェザーファンネルが、ハーディガンに迫る。
ロンド・ベル隊員a「うわぁっ!」
ボン ボン
ビームサーベル ブォン 親父「待たせたな」
ロンド・ベル隊員a「その声は、隊長!!」

283GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/03(金) 21:41:42 ID:LyMh8pTs
黒ずくめ強化兵「機体ヲ換エテモ、気配ヲ感ジル…サッキノ奴ダナ」ハーディガンを振りほどき、バスターランサーを構える
親父「ああそうさ。まだやり掛けた事があるのでね。旧友の機体を使わせてもらっている」
黒ずくめ強化兵「ハッ! 聖戦士ナドト言ッテモ、所詮紛イ物ダナ! 役ニモ立タズ、生キ゚恥ヲサラスカ」バスターランサ― スバァー
親父「紛い物なものか! いや、紛い物等いない。お前もだ。何かの代わりじゃない」スラスター回避 ビームサーベル
黒ずくめ強化兵「仮面卿ノ力ヲ授カリナガラ、駒ニモ成レヌ出来損イダ!」ビームサベル バシッ
親父「駒だと? そんな考えを持つものが、人を導くなど」 バシッバシ ガッ バチバチ
黒ずくめ強化兵「正シク人ヲ導クトイウコトハ、ソノ者ノ生命ヲ最大効率デ活カストイウコトダ! 最良ノ駒デアルコトヲ示スコトニ何ノ不思議ガアル?」
親父「それでは人間ではなくなってしまう、いつか、人はただ管理されるだけの動物になり下がるぞ!」
黒ずくめ強化兵「ソレコソガ、『オールドタイプ』ノ惰弱ナ精神ガ抱カセル迷イダ! NTニナリ、意識ガ統一サレレバ人類ハヒトツノ大イナル命トナル。ソレガ怖イノカ?」
親父「そんな世界で、お前はどうやって人と分かりあうんだ? その世界の行き着く先は、ただ一人の世界だ、人類そのものが永劫の孤独に生きることになるぞ!」 ダースベルガのビームサーベルを弾き飛ばす
黒ずくめ強化兵「黙レ! 黙レ! 黙レヨ!? 今度ハオ前タチノ番ダ! オマエ達ガ 管理 サレロ!」 バスターランサーの銃剣突撃!

284GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 00:51:03 ID:ynELxCwQ
親父「すまんな。できれば、お前も救ってやりたいのだが、時間が無い。決めさせてもらう!」スラスター バシュー
ネオガンダムは、避けるどころか、バスターランサーに向かって行った。
黒づくめ強化兵「狂ッタカ!終ワリダ!」
ザシュッ
バスターランサーは、ネオガンダムの左肩を貫いた。
黒づくめ強化兵「クハハハハハハッ!大口ヲ叩イテ、ソノ様カ!……ナニッ!?動カン!」ギ ギ
親父「ランサーの最大の欠点だな。絡めてしまえば、動きが止まる」
黒づくめ強化兵「クッ、コウナッタラ…」
親父「逃がさんよ」G-B.R.D チャキッ
黒づくめ強化兵「ア、アーーーッ!!」
親父「最後に一言、言っておこう。私は、友の為、家族の為に、戦っている。その様な軽い思いで、私の行く手を遮るなーーーっ!!」G-B.R.D バシューーーー
零距離から放たれたG-B.R.Dは、ダースベルガを貫いた!

285GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 01:54:23 ID:5wRFjyIc
黒ずくめ強化兵「…軽イ、ダト…オ前ノ息子モ、同ジ創ラレタ命ダ…駒ハ…駒デシカ…強化人間ハ…戦イカラ逃レラレ…」 胴体を貫かれ、ダースベルガは爆発、四散した。
親父「だからこそ、守るべき親が必要なんだ。私たち大人が、もう少し賢ければ、あの子たちを巻き込まずに済んだんだ」
ロンド・ベル隊員a「隊長…」
親父「行こう。やるべきことはまだある」
ロンド・ベル隊員a「はい!」

286GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 19:19:02 ID:ynELxCwQ
トビア「今だーーっ!」バッ
黒づくめオペ「何っ!?」バシッ
トビアの不意討ちで、リモコンスイッチが落とされる。
黒づくめオペ「貴様っ!!」
プチモビb「くらえっ!」バシュッ バシュッ
すかさず、隠し持っていたトリモチランチャーを、黒づくめオペに向けて放った。
ベチョッ ベチョッ
黒づくめオペは、壁に張り付けられる。
黒づくめオペ「!?ムー!ンー!」フガフガ
プチモビb「へっ、どうだい!思い知ったかっ!!」ウィー
精鋭連邦兵「お前、そんな物隠し持ってたのか?」
女整備員「とりあえず、先に行こう。そいつは、鼻の穴だけ開けといたら、死にゃあしないでしょ」
俺「そうですね、早くこいつをアーモリーユニットに取り付けないと…」

287GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/04(土) 19:54:17 ID:MFncuSsk
後方領域にて
クラップ艦長「前線の被害確認を頼めるか?」
クラップオペ「はっ!現在我々の被害が微々たるものではありませんが、それに伴いコンペイトウへ進撃しています」
クラップ艦長「……隊長らは?未だに連絡は取れないのか?」
クラップオペ「…すみません」
ウイーン 連邦軍人4「艦長、第二次攻撃隊の出撃許可をくれ。最初に出ていった部隊が心配だ」
クラップ艦長「うむ。これより本艦はコンペイトウへ進撃する!面舵一杯!」

牢番「お前!一体誰だ!」黒づくめタカ派「貴様に名乗る名はない!」ドカッ牢番「」ドタッ
黒づくめタカ派「待ってろ!全員出してやるぞ!」ポチポチ・・・・・ピー、ガタン・・・・ワーワードタドタ・・・
連邦兵捕虜「流石にもう助からないかと思ったが……案外助かったぜ」
黒づくめ「え?我々もいいのか?あんた神様か?」
ジオン残党「この恩はジオン・ズム・ダイクンの名にかけて忘れねェ!」
タカ派連邦兵「うん?君はもしや、中将派の人間か?」
黒づくめタカ派「……………もうそう言える人もいなくなってしまったよ。しかし、なぜ知ってる?」
タカ派連邦兵「な、それは申し訳ない。前からタカ派中将の調査している探偵でね、ある程度の組織の情報に触れられる幹部に紛れていたからさ。アデレートからクォレル隊に伝えられる事を伝えて、ここまで追ってこのザマだ」
黒づくめタカ派「なるほどね、それにしてもだな……こんな決戦時に限って何でこんなに投獄されてるのが多いんだ?捕虜は置いておいてな」
探偵「多い……?あっ!不味い!奴を止めないと!それは追って話すので、少し手伝って下さい!」
黒づくめタカ派「何を手伝うのか知らんが、分かったぞ」

288GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/05(日) 01:30:47 ID:6Ntw5D8U
親父「無事か、俺?」
俺「親父!その機体は?」
親父「F91が使い物にならなくなったからな。こいつを頂いた。もっとも、さっきの戦闘で、かなり損傷したがな」
クォレル隊長「それより、こちらの手で『リーインカーネイション』が出来る目処が付いた。早くアーモリーユニットまで行ってくれ」
親父「分かった」
トビア「気を付けて下さい。遠目で見てましたけど、あいつの強さも尋常じゃない」
親父「……そうだな。大勢でかかるのは、かえって犠牲が増えるだけだろう」
トビア「だから、俺が引き受けます。その隙に、そいつを取り付けて下さい」
親父「いや、それなら私も付き合おう。一人で奴を抑えるのも無理がある」
俺「じゃあ俺が、アーモリーユニットに付いた、おかしな装置を外します」
妹「じゃあ私は、お兄ちゃんのMSに乗って、これを取り付けるね」
クォレル隊長「なら、君達は先に行っててくれ。我々はロンド・ベルと合流する」
ロンド・ベル隊員a「分かりました。我々が、クラップまで送ります」
親父「ところで、こちらで聖戦士を確保した。彼も連れて行って欲しいのだが…」
聖戦士「待て、私はお前に付いて行く」
親父「なに?何を考えている?」
聖戦士「あれを外したいのだろう?私なら無理なく外せるぞ」
クォレル隊長「ばかな!信用できん!」
親父「…………俺、すまんが彼も連れて行ってくれ」
クォレル隊長「なっ、こいつは敵の親玉だったんですよ!?」
親父「頼む」
俺「……分かったよ。来て下さい」
聖戦士「よろしく頼む」

親父「では、行くぞ!」
一同『ハイッ!』

289GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 01:36:58 ID:kNSiTy7o
連邦軍人2「ちっきしょうめ、なんだよこいつぁ…」 プレーソーの鉄球をスラスター回避
F91に不慣れな連邦軍人2の最大稼働モードの攻撃をしのいだプレーソーはいまだに健在だった。そして、高速稼働を続けた連邦軍人2の疲労も無視できない
しかし、無人機であるプレーソーには機体の損傷以外目立って戦闘力の低下はみられず、損害も軽微だった。無人のMSの優位性は長期戦という局面で遺漏なく発揮された。
連邦軍人2「いいかげんにぃ! 墜ちゃァがれ!」 V.S.B.R ズバァー!
F91の懐深く入り込むように位置取りを続けるプレーソーはV.S.V.Rすら躱し、至近距離から鉄球鎖を射出した!
連邦軍人2「んなろぉッ!」 左腕ビームシールド展開 ブゥン
ズギャッン! プレーソーの射出した鉄球は内蔵されたスラスターによって削岩機のように回転し、ビームシールドに接触! その速度と質量とを持ってビームシールドを突き破り
F91の左腕を砕いた。
連邦軍人2「でやぁー!」 ビームライフル スババッ! プレーソーは大型シールドで防御
連邦軍人2「ゼェ、ゼェ、やっべぇか・・・これは・・・」
F91の戦闘力低下を読み取ったプレーソーは次の攻撃目標をコンペイトウへ接近しつつあるクラップに定めていた。

290GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 19:25:50 ID:vyvEbJP2
仮面卿「ハッ!」ビームライフル バシュン バシュン
ボン ボン
仮面卿「さて、女幹部もサイコジャマーも片付いた。問題はここから動くかだが…」
親父「仮面卿ーーーっ!!」G-B.R.D バシューン
スラスター バシュー 仮面卿「なにっ!狂戦士だと!?聖戦士と途切れたとは思っていたが、まさかネオガンダムを奪うとはな!」
親父「貴様を倒す為に、まだ終わる訳にはいかん!」ビームサーベル ブォン
仮面卿「だが、大分損傷をしている様だな。その左腕では、動くまい!ビームシールドも出来るかな?」ビームサーベル ブォン
親父「その油断を待っていた」スイッ
すぐ後ろから、クロスボーンガンダムが現れる。
トビア「今だっ!!」ピーコックスマッシャー ババシュー
仮面卿「なにっ!?」ビームシールド ヴゥン
親父「畳み掛けるぞ、トビア君!」
トビア「ハイッ!」ビームサーベル ブォン

俺「女幹部さん!」
女幹部「…………………くっ」
俺「無事ですか!」
女幹部「……なるほど、傀儡にする方法があるんだ。止めを刺す必要は無いな…」
俺「良かった…」
女幹部「だが、私はもう戦えん。それより、そっちはどうなった」
俺「今、聖戦士さんがジャックしているファンネル?を外します。それで、妹がサイコフレームを付けて、今度こそちゃんとした『リーインカーネイション』を発動させます」
女幹部「聖戦士が?そうか…、だが油断するなよ。仮面卿の事だ、まだ何か隠し玉があるかも知れん」
俺「わかりました」

291GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/08(水) 22:42:57 ID:4mKaXvno
ドカアァァァァァーーン
コンペイトウの地表に叩きつけられ、機体が火花を散らす。ひとすじの空いてる区画から、塔の光がシルエットに被さり、不気味に見える。
黒づくめタカ派5「お、お前そんな機体でこの機体に歯向かえる思ってるか!!」ガシィ ミシシシィ…
整備員G2「それが私、いや俺のやり方だ!今すぐ兵共に武装解除して、降伏されるんだ!」ドコーン
黒づくめタカ派5「ふざけるな!!そんなことしたら、仮面卿様…いや我らNTの理想がなし得ない!!」
整備員G2「そんなくだらない物事は捨ててしまえ!いつの世の中の流れを分からずに!」
スラスター ドシュー 黒づくめタカ派5「それを嫌でも実行するのが我々だ!もう昔みたいな道具捨てはごめんだ!」
整備員G2「そんな事!…………!?何か来る!」スラスター バシュー
ドバッーーーー
シュラーイン「コイツ!何故私の攻撃が読めた?さっさと受け取れ!」分離した機体を合体する
整備員G2「何故、攻撃が読めた…?何がどうなって?まあ、いい!とっておきを喰らえ!」ボシュ…………
黒づくめ「ハハハハハハハハハハッ!!隊長!!捉えましたぜ!機体からただのコンテナ出して情けない奴が!」ビームライフル チャキ
その時、その排出したコンテナからミサイルが勢いよく周りに飛び散る。
黒づくめ「ウワアアアアァーーーー!」ドカーン
黒づくめタカ派5「ちいぃ!!」アームドアーマー ドーン
シュラーイン「小賢しい真似事を!」
整備員G2「!?痛ぅ〜この感覚は一体………」

連邦軍人2「このままじゃ、中途半端な怪我じゃすまない……だから、俺はエースになれない…」
連邦軍人3「何、ボケとしてるの!だから、エースに成れないのよ!」
フィンファンネルのオールレンジ攻撃が、アマクサの背後からふりかかり、コクピットに交差したビームが命中する。
連邦軍人隊長「何故ここに来た!残れと言った筈だ!!」V.S.B.R 
連邦軍人2「隊長〜〜〜〜!先輩〜〜〜〜〜〜!」
しかし、アマクサは一向に動きを緩めない。
連邦軍人隊長「こいつは何だ!?不死身か!少尉は下がれ!」
連邦軍人2「いや!行けます!あの爺さんとあの兄ちゃんの為に下がれねぇ!!あとここで逃げたら、爺さんに笑われちまう!」

292GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/09(木) 21:36:14 ID:nA/1BhjE
親父「観念しろ!最早、貴様に打つ手はあるまい!」ビームサーベル ブゥン
ガシッ 仮面卿「たった二人がかり、いや、1.5人がかりで、何とかなると思っているのか?」ビームサーベル ブゥン
ガシッ トビア「だがっ!あの技は隙がデカい!こうして、二人がかりで張り付けば!」ビームザンバー ブォン
ハイパービームサーベル ガシッ 仮面卿「それなら、こちらも仲間を呼ぶまでだ」
洗脳連邦兵「…………」スラスター バシュー
迷い黒づくめ「させるかーっ!!」ビームライフル バシュン バシュン
教団衛兵隊長「敵いはしなくとも、足止めぐらいは!」ビームライフル バシュン バシュン
ロンド・ベル隊員a「奴らは近付けさせません!その間に!」
親父「すまん、助かる!」
仮面卿「チィッ!数て押され始めただと!?」
トビア「もう戦略的に、あんたは負けている!これ以上の抵抗はよせ!」ビームザンバー ズバァッ
ボーン
優先式大型ファンネル・ビットの一つが消し飛ぶ。

聖戦士「解除コードを打ち込んだ。これでジャックが外れるぞ」
ガッコン
俺「良し!妹、ドッキングだ!」
妹「うん!お兄ちゃん、サイコフレームもセットしたよ!」
ハロG「ジュンビOK!ジュンビOK!」
俺「行けーーーっ!!」スラスター バシュー

仮面卿「ええいっ!こうなったら、辺り一面、焼き払ってくれる!」ビームサーベル ハイパー化 ブオォォォーーー
親父「だが、こちらの狙いは達成された」スラスター バシュー
トビア「今だっ!」スラスター バシュー
仮面卿「なにっ!?」
俺「くらえーーーっ!!」メガビームサーベルチャージ
仮面卿「くうっ!」ガシイッ
俺「このまま、一気に押しきる!」
バシューーー
アーモリーユニットのスラスターが、更に火を吹く!
仮面卿「ぐっ、近過ぎる!これでは出力を活かす前に、質量で押しきられる!」ググググググ
俺「どうだーーーっ!!」
ガキン
ダークマターの両足が千切れる。
仮面卿「くっ…………、どうやら、奥の手を使うしか無さそうだな…」スラスター バシュー

293GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 01:08:27 ID:lWZnapfU
黒ずくめ「なんだ? ガンダムタイプが二機、こっちにやってくる」
老派黒ずくめa「MAもいるぞ、このままこっちへ来られたら、碧の塔が危ない」
黒ずくめ「・・・やるか」
老派黒ずくめa「ああ。放ってはおけない」

294GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 02:25:08 ID:hRqrHtlM
俺「待てーっ!」
親父「いや、お前はすぐにでも『リーインカーネイション』を発動させてくれ。奴は私達が追う」
俺「分かった」
親父「しかし、何故、奴は逃げた?まだ何かあるのか?」
聖戦士「…………まさか、『アクシオン』を使うつもりなのか?」
親父「『アクシオン』?なんだ、それは?」
女幹部「シャドウ・エックスが開発した戦艦だ。ハイメガ粒子砲が撃てる。だが、それが何なのだ?戦艦を利用したところで、状況が変わるとも思えんが…」
聖戦士「実は、あれは戦艦ではない。無理矢理、戦艦の外装を施したMAだ」
女幹部「MAだと!?初めて聞いたぞ」
聖戦士「とある試作品を運用する為に開発されたが、上手くいかなくてな。結局、戦艦のエンジンになった失敗作だ」
親父「なんだ?その試作品というのは?」
聖戦士「聞いた事があるか?ミノフスキードライブという技術だ」
親父「なんだと!?光に近い速度も出せるといわれる、あの……」
聖戦士「そうだ。だが、誰にも制御できなかった。だから、ミノフスキードライブ自体を封印し、戦艦のメインエンジンとして運用していたのだ」
女幹部「そうだったのか…。だが、誰も制御できない代物を、いったいどうやって使うのだ?」

仮面卿「こちら仮面卿だ。戦艦『アクシオン』の搭乗員に告ぐ。これよりMA『アクシオン』を使う。直ちに退避せよ」
黒づくめ艦長「ワカリマシタ…」
仮面卿「さて、このままでは、奴等に『リーインカーネイション』を発動される。どうやら、この手段しかない様だな…」

妹「お兄ちゃん、大変!マスタードライブユニットが発動しない!」
俺「なんだって!?どういう事?」
ハロG「オウトウナシ!オウトウナシ!」
通信 ピー クォレル隊員「大変です!ホストを繋いでた機械が突如爆発しました!中の女性は助けましたが、これでは『リーインカーネイション』ができません!」
親父「なんだと!?仮面卿は『リーインカーネイション』を諦めたのか?」
聖戦士「……………そうか!奴は自らホストになったのだ!ホストとなって『リーインカーネイション』を発動し、『アクシオン』もそれで制御するつもりなのだ!」
親父「なんだと!?不味い!すぐに向かうぞ!」スラスター バシュー

295GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/11(土) 22:29:06 ID:lWZnapfU
アマクサ・プレーソーに人の意識が残っていたならば、今プレーソーが陥った状況は驚愕と言えただろう。
致命傷になりかねない攻撃を受けた、そして新たに現れた戦力に対し、プレーソーは膨大な演算を行い。対抗手段を選びだした。

バォオオオオオオ!

四肢に装備された鉄球鎖に内蔵されたスラスターと本体のスラスターを組み合わせた動きでファンネルからの攻撃を回避した。
連邦軍人3「よけられた…まだまだよ!」 ピシュン ピシュン
連邦軍人隊長「あの動きは何だ? まるで人形だ!?」 
プレーソーは移動は射出された鉄球鎖によって引きずられているようで、まるで性質の悪いパペットショウの様な不気味さがあった。
執拗に追尾されるファンネルに対し、ほんの一瞬碧の塔から漏れ出た光がプレーソを照らし、人間の知覚を残していないプレーソーは
機械の反応速度でファンネルの軌道を読み取り、予測射撃による弾幕で迎え撃ち、フィンファンネルの一機が破壊された。
連邦軍人3「アタシのファンネルが…もう少し機体に慣れる時間があれば良かったかしら?」 
連邦軍人隊長「ファンネルに対応したか、バケモノめ」ギリィ
正しく、このアマクサ・プレーソーは老黒ずくめによって与えられた膨大な戦闘データ、そしてEXAMリンクによって産み出された怪物であった。
連邦軍人2「こいつに見境なんてない、放って置いたら誰彼構わずやられちまう。ここで仕留めなきゃなんねぇ」

296GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 01:25:58 ID:U18E6khM
仮面卿「さて、ダークマターとアクシオンのドッキングは完了した。問題は、私自身がホストとなってしまえば、完全にシステムと同化してしまい、人で無くなるという事だ。だが、私は神になると決めたのだ!行け、アクシオン!新たな世界を起こすビッグバンとなれ!」
戦艦の外装が外され、巨大なMAが姿を現した。

機体解説

AX-00 アクシオン

シャドウ・エックスがブッホ・コンツェルンと共に作り上げた、ミノフスキードライブ登載の試作MA。
巨大な逆Vの字の形をしており、先端にMSを取り付ける事で運用する。
長距離航行を目的とした船ではなく、純粋な兵器としての運用を試みた物で、爆発的加速度も備えられた。
しかし、これが仇となり、100mを越す巨体と相まって、非常に操作が困難を極め、誰も制御する事が出来なかった。
その後、戦艦の外装を施し、戦艦としての運用も試みたが、爆発的加速度は制御できず、結局ミノフスキードライブを封印し、ただの大型ジェネレータとして運用する事となった。
しかし、大型ジェネレータを活かす為に取り付けた武装は健在で、戦艦としては当時の最大級の火力をほこり、MAとして運用できれば、高機動高火力で強襲可能な、正に最終兵器となるであろう。

武装
ハイパー・メガ粒子砲
メガ粒子砲×4
有線式大型ファンネル・ビット×4
四連装大型ミサイル×72
メガビームサーベル×2


仮面卿「さあ、神の雷だ!消し飛ぶが良い!」
アクシオンから巨大な砲身が伸び、ハイパー・メガ粒子砲が放たれる。
バシューーーーーーーーン

297GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 20:15:56 ID:d2KMEAB6
サラミス艦オペ「コンペイトウから新たな戦闘艦が出現」
サラミス艦長「まだ新手がいるのか? 艦種は?」
サラミス艦オペ「艦種該当なし…! 敵艦発砲ッ!」
サラミス艦長「回避ィ!」
サラミス艦操舵手「間に合いません」

ズバァアアアアーーー!

ロンド・ベルクラップオペ「こ、後方の友軍艦艇多数…消えました…」 ザワ…ザワ…
ロンド・ベル艦長「今の閃光は、ハイパーメガ粒子砲クラスの巨砲だな…奴らめ、コロニーレーザー以外にこんな切り札が隠してあったか…」
ロンド・ベル砲術長「艦長、敵艦高速で移動中、捕捉困難です!」
ロンド・ベル艦長「なんだと? モニターに出せ…なんだあの動きは!? MAなのか?」
ロンド・ベルクラップオペ「遠距離からの砲撃では仕留めきれないないでしょう」
クラップ艦長「酷な命令だが已むを得ない、MS隊に指示を、目標未確認の巨大MA! 我々も行くぞ、機関増速!」 ゴゴゴォー

298GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/12(日) 22:48:32 ID:U18E6khM
仮面卿「クックックックックッ…、フッフッフッフッフッ…、フハハハハハハッ、ハーッハッハッハッ!!」
仮面卿の哄笑が木霊する。
仮面卿「これで、私に手出し出来る者は、もういない!後は、私自身がシステムとなれば、このミノフスキードライブも制御できよう!」
仮面卿の体に、無数のコードが取り付けられる。
仮面卿「もうじき人で無くなる…。だが、悔いは無い。私は神になるのだから…。だが、マスタードライブユニットを持つ機体!貴様等を放っておく事はできん!神は、絶対者でなければならん!反逆者には、死を!」
アクシオンから、赤黒いオーラが放たれる。
それに共鳴して、世界各地の碧の塔も、再び赤黒い光を放つのだった。
仮面卿『碧の塔に集いしニュータイプ達よ…、今こそ我と意思を同調させ、神の手足となれ!』
パアァァァァーーーーーーーーー

親父「碧の塔が輝きだした!?不味いぞ!何とかならないのか、俺?」
俺「どうする!このままだと…」
ハロG「RECONCILEシステム、キドウ!」
その時、アーモリーユニットから碧い光が溢れ出す!
パアァァァァーーーーーーーーー
その光は、辺り一面を包み込んだ…。

俺『これは…』
親父『この光は…』
妹『優しい…』
女幹部『姉さん…』
幼女『お母さん…』
女整備員『俺君…』
トビア『何だろう、この懐かしい感覚…』
ハリソン『私は、いったい…』
聖戦士『皆の声が聞こえる…、いや、意思が見えるのか?これが、君が作ろうとした物なのか…』
母『そう…、これがあなた達の心…、儚く…、壊れやすい…、それでも光輝くエネルギーでもある…心…。RECONCILEシステムは、その心で触れ合えるシステム…。さあ、手を取り合って…、あの巨大な光に飲まれない様に…』
その先には、赤黒い巨大な光を放ち迫るMAがあった。

仮面卿『リーインカーネイションは発動した…。だが、あの光は何だ!?神の意思から逃れる者め!すべて滅ぼしてくれん!』

母『世界中の人々が、碧の塔からの光で、あの子に操られています。あなた達は、皆で手を取り合って、あの碧の塔からの光より、この光を大きくするのです…』
親父『それには先ず、あの光と戦って見せねばな』
俺『行こう、みんな。僕達の心が、人々の心を守る、最後の希望だ!』

299GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/16(木) 02:14:09 ID:SDtpIxF2
RECONCILEシステムの発動と時を同じくして、それまで圧倒的な戦闘能力で猛威を振っていたプレーソーの動きが鈍化した。
精緻な機体動作で常に相手を翻弄していたそれが、まるで、苦しんででもいるかのようにぎこちなく、機体を軋ませていた。
連邦軍人隊長「ようやく力尽きたか、止めを刺すぞ!」ビームライフル ビシュー
連邦軍人2「ここで仕留める」V・S・B・R ドバッ
連邦軍人3「墜ちなさい!」 ビームライフル&ファンネル ビシュ ビシュ

プレーソーは両腕のシールドでビームライフルの直撃だけは防いだが、さらに死角に回り込んだファンネルが狙う。
一瞬のみ元の機敏さを取り戻したプレーソーは、死角からの一撃を回避、しかしV・S・B・Rの直撃を受け、シールドの一部が溶け落ち、機体ごと弾かれた。

連邦軍人隊長「なんというやつだ、まるで掴みどころがない」
連邦軍人2「弱ったのは見せ掛けかよ!?」
連邦軍人3「見せかけにしては、ダメージが入りすぎてるわね? どうしたのかしら?」

プレーソーを動かしているバイオ脳はリーインカ―ネイションとEXAMリンクによって上書きされた戦闘知性のみの存在であった、
EXAMリンクのシステムは常に起動状態であり、そこに仮面卿の碧の塔によるリーインカ―ネイションと俺によるRECONCILEシステム、この二つの相反する
システムの影響によりプレーソーのバイオ脳は二つのプログラムを同時に上書きされた状態に陥り正常な判断すら行えなくなっていたのだ。

バゥヲオオオオオ!

バイザーから悲鳴のような赤光を明滅させ、たかと思うと、プレーソーは全スラスターを最大出力で稼働し、アクシオンとアーモリーユニットの対峙する
空域を目指して戦場を離脱した。

300GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/16(木) 21:53:39 ID:MFoA7Gw.
仮面卿『食らうがいい!ミノフスキードライブによって加速された、この一撃をっ!!』メガビームサーベルチャージ ドシューーーーー
俺『こ、このぉーーーっ!!』ビームシールド展開
バチィッ!!
両者の機体がぶつかり合う。
だが…
仮面卿『フハハハハハハハハッ!!やはりパワーはこちらの方が上の様だな!何せ、碧の塔は各地に三十ほどある。そこに集いし者達すべてが、私の力となる!おそらく、一万人以上の人間がニュータイプとなり、私の力となっているのだ!ここにいる者達だけの意思の力で、私を止めれるものかーーーっ!!』バチバチバチ
俺『くっ、も、もたない…』
トビア『もう少し堪えてください!ミノフスキードライブなら、よく知っています!攻める所も!』
親父『何処だ!』
トビア『正面や上面からは強いけど、背面や下面は無防備なんです!攻めるなら、そこをっ!』
親父『了解っ!』
俺『だ、ダメだっ!』バキンッ
弾き飛ばされるアーモリーユニット。
俺『うわぁぁぁぁーーーーっ!!』
仮面卿『チィッ!しかし狙いが逸れたか…。ならば、こいつで!』
再びハイパー・メガ粒子砲が構えられる。
俺『マズい!何とかして、防がないと!!』ビームシールド展開×2


法王「おお、碧の塔から再び、あの光が…、もうお終いなのですか…」
NR司祭「法王様っ!外をっ!宇宙をご覧ください!」
法王「なんですと…?あ、あれはっ!?あれです…、あの光こそ、かつて私が見た人類希望の光…」
NR僧「おおっ!あれが…」
NR信者「法王様っ!」
法王「さあ、皆で祈りましょう。今こそ、人類に光を…、我等の希望を、あの光に託すのです!」

セント・クルス教団幹部「シェリンドン様っ!」
シェリンドン「…こちらからも見えています。慌てる事はありません。ただ、あの光に向かって祈りましょう。私達の希望を…」
セント・クルス教団幹部「ハッ!」タッタッタッ
シェリンドン「母…、ついに完成させたのですね…。なら、後は任せましたよ、トビア…」

301GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/18(土) 21:53:49 ID:EQvv6pIM
連邦軍人2「逃がしてたまっかぁ!」 スラスター バシュー
連邦軍人隊長「迂闊だぞ! そっちには得体のしれない機体がいる!」
連邦軍人3「いっそ好都合かもしれないわ。 あの機体は敵味方を区別できないようだし、俺君たちも気になるもの」
連邦軍人隊長「あえて敵にぶつけようということか?」
連邦軍人3「上手くはいかないでしょうけれど、俺君たちの手助けは必要よ」 スラスター バシュー

プレーソーの内部にあるバイオ脳は、その演算能力の限界を迎えつつあった。常時発動状態に陥った劣化EXAMリンクは常にリーインカ―ネイションの影響下にあった。
そして、新たに発現したRECONCILEシステムの影響を選択的に防ぐ手段を持っていない。二つのシステムからバイオ脳へと上書きされるプログラム。
一方は、ある戦闘個体の認識力と同期することによる戦闘力の増加であり、プレーソーのバイオ脳に残る戦闘知性にとって単純に処理しうるものだった。
しかし、新たなプログラムは、多数の個体と認識力を共有するものであった。その雑多な認識力、心はプレーソーには理解できない、ノイズの集まりと捉えいた。
それは、機械に人間としてふるまえと要求しているに等しく、二つのプログラムのせめぎ合いの中で、プレーソーは自身が対処しやすいリーインカ―ネイションの影響下へ逃れようとしていた。

連邦軍人2「逃 が す かー…! え?」  RECONCILEシステムの影響を受けた連邦軍人2は、プレーソーの内部を垣間見た。 「・・・空っぽだ・・・」

302GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/18(土) 22:56:34 ID:VvbSU4pw
仮面卿『消し飛べーーーーーっ!!』ハイパー・メガ粒子砲 バシューーーーーーーーー
俺『Iフィールド全開っ!!』ヴゥン
コロニーレーザーにも匹敵しうるビームを、アーモリーユニットのビームシールドとIフィールドが受け止める!
ババババババババババババババ
俺『くっ…、み、みんな…力を…、力を貸してください!』

迷い黒づくめ「くっ、強え…。これ以上は…」
教団衛兵隊長「弱音を吐くな!うわっ!?」ドーン
ザクレロクジラオペ「正面!敵が来ます!」
ザクレロクジラの前に、ジャベリンがビームライフルを構えて現れる。
社長「だ、駄目か!?」
ザクレロクジラ船長「総員退避ーーーっ!!」
その時、RECONCILEシステムの光が降り注ぐ。
妹『お願い…本来のあなたを取り戻して……』
洗脳連邦兵「……………………………はっ!?私は…いったい…?」
他にも、今まで戦っていた兵士達の洗脳が解けていく。
社長「………あれ?」
ザクレロクジラ船長「………前言撤回、どうやらお嬢達がやってくれたみたいでさぁ」
ザクレロクジラオペ「社長!上空を!」
社長「あれはっ!?」
見上げれば、巨大なメガ粒子砲が今コンペイトウを呑み込まんとして、そこを強力なバリアが防いでいた。
俺『みんな…力を…』
社長『お、俺君の声が聞こえるぞ』
女整備員『パパ!俺君に力を貸して!』
ザクレロクジラ船長『お嬢の声まで聞こえやすぜ!』
迷い黒づくめ『とにかく、あの少年に意識を同調させれば良いのか?』
教団衛兵隊長『やるぞ!ほら、お前達も手伝え!』
さっきまで洗脳されてた連邦兵『あ、ああ…』
集められた人々の意思が、アーモリーユニットのビームシールドを、より大きくさせていった。

303GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/19(日) 01:40:09 ID:coqrqVqs
黒づくめタカ派5「くっ、何だと!?このプレッシャーはお前からだと言うのか!ちっ!」アームドアーマーFN バシュー、バシュー
スラスター ドシュー ドシュ゙シュー 整備員G2「弾道が曲がる武器のようだが、どうよければいいのか手に取るように分かるんだよ」
黒づくめタカ派5「そんなNTに覚醒したと言うのか!何処まで都合のいい奴め!」ビームマグナム×2 ドシュー
整備員G2「今の俺なら分かるんだよ、お前の醜さがな。もう止めろ、もう周りは戦うことをやめ出しているぞ」ビームキャノン ウィーン、ドバー
黒づくめタカ派5「何っ!?な、周りの洗脳が………しまった!!」
シルエットのビーム砲に、避けられず片方のビームマグナムを失う。
黒づくめタカ派5「この私がここまで圧倒されている……だがまだ!行け!………!?」
イーグルのアームドアーマーはそれに応じず、シルエット側に向かう。
黒づくめタカ派5「じ、ジャックしたのか!?シュラーイン!奴を仕留めろ!」
シュラーイン「ママ…………パパ…………………お兄…」
黒づくめタカ派5「シュラーイン!シュラーインまで使えないのか!もういい!このビームマグナムの威力なら!」ビームマグナム ドシューン
『駄目だよ!もう止めようよ!』
シルエットは避けようとせず、真っ向から受ける。しかし、コクピットから緑の光が吹き出し、辛うじてコクピットだけが残った。
黒づくめタカ派5「サイコフレームの作用か。フハハハハハッ!まさか、サイコフレーム通してジャックするとはな、面白いじゃないか!ぐっ!?ゴホッ、ゴホォ!」
ウィーン 整備員G2「もう止めろ、そんな事しても何の意味もない。でないとー」
黒づくめタカ派5「調子に乗るな!うわぁ!?」ウィーン、ポシュー
整備員G2「悪いが、機体はジャックした。もう勝ち目はないぞ」
黒づくめタカ派5「上等じゃないか……ついて来い!」コンペイトウへスラスターを吹かす。
整備員G2「ちっ!絶対に連れて帰る!」タッ

304GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/19(日) 21:31:22 ID:MX.a6rwk
ロンド・ベル隊員a『我々も行くぞ!』
ロンド・ベル隊員b『何をするんだ?』
ロンド・ベル隊員a『一緒にビームシールドを張るんだよ!気休めかも知れんが、少しでも足しになるのなら!』
ロンド・ベル司令『我々も向かいます。よろしいですか?』
連邦高官『確かこの艦にも、ビームバリアが張れたな。よろしい、行きたまえ』
連邦参謀『かつてブライト司令は、このラー・カイラムでアクシズを押し返そうとしたとか。ふふっ、こいつの最後の仕事に相応しいですね』

地球
市民a「おい、空を見ろよ。なんか、オーロラみたいな光が出ているぞ」
市民b「なに…、あれ…?でも、何故か優しい…」
老市民「あ、あれは…、かつて見た光だ…。あの時、あの光に地球は救われた…。奇跡だ…、もう一度奇跡を!」

部長「…………親父君。応援する事しかできないけど、がんばれ!」

連邦秘書「将軍!」
穏健派大将「分かっている。今は見守ろう。後の事は我々がする。だから信じるのだ、彼等を」
連邦秘書「ハッ!」
穏健派大将「しかし、歯痒いな…。今ほど前線に立てぬ己を悔しく思った事は無い。やれやれ…、タカ派中将に嫉妬する訳だ」


俺『うわぁぁぁぁーーーっ!!!』
親父『くおぉぉぉーーーーっ!!』
トビア『保ってくれよ、クロスボーンガンダム!』
一同『うおぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!!』
バチバチバチバチバチバチバチッ!!!
シューーーーーーーーーー……………
巨大なビームは徐々に勢いを無くし…………、そして消えた。
仮面卿『ばっ、ばかなっ!!ハイパー・メガ粒子砲を防いだと言うのか!?』
俺『仮面卿、あなたにも見えるはずだ!ここにいる人だけじゃない!この光を見て、想いを託す人、共に戦ってくれる人、色んな形で俺達を助けてくれる人、みんなの想いがここにある!もう、想いの強さでも負けないぞっ!!』
仮面卿『ほさけぇっ!!ならば、碧の塔の出力を、もっと上げるまで!百万…、いや、一億の意思を集め、貴様等よりもっと強くなってくれる!』
俺『させるかーーーっ!!』スラスター ドシュー
仮面卿『無駄だーーーーっ!!』スラスター ドシュー

305GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/22(水) 00:24:40 ID:cjNmuqyU
老派黒ずくめa「おい、あの光。御老の言っていた、リーインカ―ネイションの発動じゃないのか?」
黒ずくめ「ああ、あれが、人の心の光があふれだしている、俺たちの希望が、灯ったんだ」

???「ほれ、確りせんか。お主は見届けるといったであろうが・・・」
黒ずくめ連絡員「…う・・・御老ッ・・・カッ・・・ハ! い、生きてた…のか!? 御老? 居るはず…ないよな。あれが見せた、幻か?」

バイザーから血涙の様な赤光の尾を曳いて、プレーソーは戦場を突き進み、ついにアクシオンとアーモリーユニットを射程に捉えた。
しかし、二つのシステムの影響に苛まれ、プレーソーはスマートガンを闇雲に撃ち続けた。
親父「お前は、まだ囚われていたのか!」
仮面卿「ちぃ!老黒づくめの木偶人形が! そんな非力な攻撃で、邪魔をできるとでも思うか!」 メガ粒子砲×4 ズドバー
プレーソーはアクシオンのメガ粒子砲を回避し、撃ち尽くしたスマートガンを捨てた。
仮面卿「私の攻撃をかわすだと!? 木偶人形が…これは!?」
俺「何が来たんだ? …うわぁ!!!!」 リーインカ―ネイションとRECONCILEシステムにより、なまじ共感能力の高い人間たちは、軒並みプレーソーの内部の虚空に触れてしまった。
もたらされたプレーソーの内面の戦闘知性、それは、分かりあうことも、憎み合うこともできない、電子の陥穽。

グォオオオオー!

プレーソーは、動きの鈍ったF97BDを獲物と定め、猛禽の如くシールドクローを構えて襲い掛かった。
親父「俺、逃げろー!」
連邦軍人3「く・・・、間に合って! え? 何よあれ?」
呆ける俺の機体を庇うように、破壊された筈のピシャーチャがプレーソーの攻撃を阻むように、2機の間に滑り込んだ。
俺「…あれは、黒ずくめ4さんの…」 プレーソーは委細構わず、ピシャーチャをシールドクローで引き裂いた、しかし、プレーソーの機体はピシャーチャの機体を突き抜けた。
ピシャーチャの幻影を突き抜けたプレーソーのバイザーから漏れ出る光が、かすかに碧の光を帯びた。
連邦軍人2「2段階最大出力モード! 絶対に、止めて見せる!」 俺に向かって突き進むプレーソーを猛追する。引き金を引く瞬間。プレーソーが連邦軍人2を振り返った。まるで「撃て」と、いうように…

306GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/22(水) 20:25:03 ID:lLTzmvxw
連邦軍人2「!?い…、いけぇーーーっ!!」V.S.B.R バシューーーー
ヴェスバーから放たれたビームは、プレーソーを貫いた。

仮面卿『フッ、とんだ邪魔が入ったか…。まあ良い。私にも、より多くの意思が集められた。貴様等すべて片付けてくれる!』大型ミサイル×8 バシュシュシュ バシュシュシュ
俺『やらせるかーーーっ!!』ミサイルコンテナ×2 バシュッ バシュッ
シュバババババババ シュバババババババ
ミサイルコンテナから、マイクロミサイルが飛び出す。
ボン ボン ボン ボン
仮面卿『ならばっ!!』メガ粒子砲×4 バシュー
メガ粒子砲が、周りのMSを狙う。
ロンド・ベル隊員a『うわっ!?』
俺『させないっ!!』パァン
リフレクターファンネルが、ビームをすべて弾く。
仮面卿『生意気ぃーーーっ!!』有線式大型ファンネル・ビット×2 バシューーーー
俺『それでもっ!!』有線拡散ビーム砲×2 シュバァーーーッ
ボーン ボーン
有線式大型ファンネル・ビットと有線拡散ビーム砲が、互いをビームで撃ち抜く。
仮面卿『貴様ぁーーーっ!!』メガビームサーベル×2 ブゥンブゥン
俺『負けるかぁーーーっ!!』大型ビームサーベル×2 ブゥンブゥン
ガシィ
バシィ
ガッ
ズガッ
ガキィッ
仮面卿『もらったぁーーーっ』ブォォォォッ!
メガビームサーベルの刀身が、またしても伸びて斬りつける!
俺『このぉーーーっ!!』ガシィィィィッ!
大型ビームサーベルの刀身も、また伸びて受け止めた!

307GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/23(木) 21:49:38 ID:NwWPo1rg
コンペイトウ内部
黒づくめタカ派「え?絶対に意識を支配するため?」
探偵「うん、前向きは最終決戦時における特別処置と言う事だけど、実はあえて情調不安定にしてリーインカーネーションの洗脳を強固にさせようとしたんだ」
黒づくめタカ派「で、結局の所、結構にいたわけだが」
探偵「ほとんどが何も知らないで進んで志願した人もいたけど、結構反対の人が多くてね。最初は志願者から処理をしたけどそのうちに、反対の人も押し切って順に処理されていって・・・あわや、自分までされるかと思ったよ」
黒づくめタカ派「こちらが仕掛けて来ないと、恐ろしい目に会ってたな。しかし、その部署はわかるかい?」
探偵「ええ、あなたのご親友の方がね。おそらく、上官である仮面卿の目的をどこかで知り、感化されたんじゃないか?」
黒づくめタカ派「ちっ………やっぱり強化人間は強化人間を呼ぶ…」
探偵「ここでいいでしょう。この爆弾を解除させてもらい、利用させてもらいましょう。対MS、MAでも十分な威力が発揮されるでしょう」
黒づくめタカ派「こんなに仕掛けられてるのを………。おや、お前たちは?」
後ろに後をつけただろう、牢屋に捕まっていた内の三人がいた。
ジオン残党「オラも手伝うだ!あいつらにひどい目にあっただ!」
連邦兵捕虜「せめてここまで役に立たないわけにはいかないんでね」
黒づくめ「もう俺には行く宛がない…………せめて、これだけでも」
探偵「すみません、この装置で解除してください。おそらく、外であのアクシオンが動いているでしょうね」
黒づくめタカ派「え?何でそう分かるんだ?」
探偵「まあ元の素養ですかね、あのオリジナルとは劣りますがね」
黒づくめタカ派「君は本当に一体何者だい?」
ドカーーーーーン・・・・・バンバン、ドーン
黒づくめタカ派「爆発!?銃声まで聞こえるが牢人達はまだ脱出できてないのか!?」
しかし、その予想とは裏腹に人影が見え、またそれを追う人影も見えた。
黒づくめタカ派「彼らは誰だ・・・・・・・?」

308GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/23(木) 22:39:29 ID:Rvy7t4jA
仮面卿『集まる…感じるぞ!多くの意思が!私の元に、多くの魂が吸い寄せられるのを!』バチバチバチバチバチッ
俺『母さんの作ったシステムを、そんな風に悪用してっ!!』バチバチバチバチバチッ
仮面卿『より有効利用しているのだよ!私はな!』グググググググッ
徐々にアクシオンが、アーモリーユニットを押し始める。
俺『くっ……』ギリギリギリギリギリギリ
仮面卿『やはり、こちらの方が出力が高い様だな。それに加え…』バシューーーー
アクシオンのミノフスキードライブが、更に勢いを増す!
仮面卿『推力も上とあっては、貴様に勝ち目などあるまい!』
トビア『させるかーっ!!』スラスター バシュー
親父『俺っ!』スラスター バシュー
仮面卿『させんぞっ!!』メガ粒子砲×4 ドバァーーー
親父『くっ、まだそんな余力があるのか!?』
トビア『もっと強力な武器でないと!』
俺『なら、受け取って下さい!』バシュッ
アーモリーユニットから、武装コンテナが射出される。
仮面卿『なにっ!?』
俺『油断したな!さっきの無理な攻撃で、隙が出来たんだ!』
クロスボーンガンダムが、武装コンテナから武器を取り出す。
トビア『これは………、行けるっ!!』
クロスボーンガンダムは、ムラマサブラスターを構えた!

309GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/30(木) 20:30:35 ID:vxA9fCW2
V.S.B.Rに貫かれ、プレーソーは爆発した。
連邦軍人2「ゼェッゼェ…、止められた…」
連邦軍人隊長「罠だ! 躱せ―!」連邦軍人2のMSを突き飛ばし、爆煙の中から飛び出した鉄球鎖を回避!
連邦軍人2「何でだ!? 俺の攻撃は確かに命中したのに…!?」
連邦軍人隊長「ダミーバルーンだ。それも機雷付きのな…お前に狙われて、咄嗟に目くらましに使ったんだろう」

煙の中から現れたプレーソーの姿は、異様としか形容できなかった。V.S.B.Rによって左腕を喪失したばかりか、頭部がひしゃげ、破損していたのだ。
プレーソーのバイザーから漏れ出ていた赤光は最早消え失せ、モノアイから僅かばかりに碧の光が断末魔の様に零れ出ていた。

?????『スマ…ナイ…俺デハ…止メラレ』プレーソは残った右手で、碧の光を宿すモノアイを毟り取った!
連邦軍人3「なんなのよ…コイツ…本当に、なんなの!」
?????『父サ…シュラ…ーイ…ン』

シュラ―イン「?…誰…だ…」脳裏に浮かぶピシャーチャのイメージ「お前…地球で…」
黒ずくめ4『…強カッタナ…オマエ…オマエニモ、勝テナカッタ』
シュラ―イン「なんだって? おい、なn…『オマエノ勝ダ』…え?」 

毟り取られたモノアイが握りつぶされると、プレーソーからと思われた声も途絶えた。
連邦軍人3「さっきまで、あのおバカ(黒ずくめ4)の気配がしていたようだったけれど、もう本当に機械なのね…」
強力なノイズに曝されたプレーソーはノイズの元を絶とう試みたが、果たせず、更なるノイズとして干渉した黒ずくめ4の思念に制御を失いかけ、
緊急避難措置としてEXAMリンクを物理的に遮断したのだ。メインカメラを失ったものの、プレーソは自機の制御系を再び完全に掌握した。
連邦軍人隊長「こんどこそ、このバケモノを仕留める!」
連邦軍人2&3「了解!」

310GUNDAM掲示板からお送りします:2015/04/30(木) 21:40:43 ID:ybNRgBCg
トビア『いけぇーーーっ!!』
仮面卿『させんぞっ!!』
ムラマサブラスターの斬撃を、Iフィールドとビームバリアが阻む。
バチバチバチバチバチッ!
トビア『まだ足りないのかっ!?』
親父『これなら、どうだっ!』G-B.R.D バシューン
プヮン
ビームバリアとIフィールドの厚き壁に阻まれる。
仮面卿『フハハハハハッ!流石だな、このアクシオンの力と、リーインカーネイションによるパワー、圧倒的ではないか!』
俺『くっ、あと少しなのに…』
???『だが、貴様は、まだ勘違いしている事がある』
仮面卿『なにっ!?貴様はっ!』
聖戦士『私が生きて、ここにいるのに気付かなかったようだな』
下方から、聖戦士の乗るアマポーラが突っ込んで来る。
仮面卿『生きていたのか!?何をする気だ、聖戦士!』
親父『まさか…!止めろ、旧友!』
旧友『すまんな…。私は君達の…、彼女の想いをようやく理解できた。もはや思い残す事など無い。後は、私にしか出来ない事をするまでっ!』
俺『止めてください!貴方は、まだ!』
旧友『俺君よ、私が築きたかった世界…、君に託そう。見ておくが良い…。これが戦争だっ!!』
アマポーラがアクシオンのIフィールド発生装置に突っ込む!
だが、ビームバリアが進入を阻む!
旧友『まだだぁっ!!』
アマポーラの先端にある脱出装置が作動する。
そのコックピットは、Iフィールド発生装置に向かって飛び、爆発した。
ドゴーーーーン
親父『旧友ーーーーっ!!』
仮面卿『くっ、Iフィールドが!?ビームバリアがっ!』
トビア『今だーーーっ!!』ズバァッ
ムラマサブラスターが、ミノフスキードライブの片側を切り裂く!
親父『うおぉぉぉぉーーーーっ!!』バシューン
そして、ネオガンダムのG-B.R.Dが、もう片方のミノフスキードライブを射ぬいたのだった。

311GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/01(金) 00:09:47 ID:6alGmaCg
整備員G2「もう抵抗するなよ!」チャキ、カチカチ・・・
黒づくめタカ派5「それはお互い様だな!」ダッ
ドカッ 整備員G2「ぐっ!肉弾戦と来たか!上等だ!」ヒュ
黒づくめタカ派5「その自信はどうかな?」バシッ「貴様とは」ドカッ「根本的に」ガン「体が違うんだよ!」
整備員G2「ぐあっーーー!?」ガシャーン、ゴロゴロ
黒づくめタカ派5「この強化人間の私に・・・・・・ゲホッ!、ゲホッ!出血が・・・」
整備員G2(痛え・・・しかし、出血してるという事は・・・)
黒づくめタカ派5「はぁ、はぁ・・・止め!」
整備員G2「残念だが、うおおおおおおおおお!!」相手の心臓に向かい渾身の一撃を与える
黒づくめタカ派5「ぐああああああああああっ!!」ドタッ
整備員G2「痛ってえ・・・動くなよ、そのまま拘束させてもらうぜ」
黒づくめタカ派5「ふふっ、どう・・・せ、教団の何かが知りたいんだよ」
整備員G2「ごもっともだが、まずお前からなんとかするから待て」
黒づくめタカ派5「人は誰でも憧れだったんだよ、アムロやシャアみたいな英雄に。ヒーローになりたかった。それが、君の家族が関わっていた教団ー
人を救う、地球を救う、宇宙のみんなも救う。そんな馬鹿げた、理想を胸に科学的に誰でも実現しようとした。しかし、やりすぎたために追いやった事がある。
自分は最初、何もなくて訳が分からなかった。でも、やることは一つだったんだ、人々は導く事だけだった。その結果がここまで訳の分からない事になった。
弟だって、整備員Dだって、人を導くかすかな一心でやっていたさ・・・・・・、今まで、すまなかったー」バタッ
整備員G2「おい!おい!しっかりしろよ!!・・・・もう何回こんな思いすればいいんだ・・・・・・」
『大丈夫、お兄ちゃんなら代わりに努められるよ!がんばって!』
『黙っていて、ごめんな兄ちゃん。俺だってあんな存在になって見たっかのさ、だからあんな年まで信じてやってんだ・・・』
『いやーーー、後輩君がまさかとは思ったがね。さすが、見込みがあっただけあるさ』
整備員G2「声が聞こえる・・・・・・そうだ!俺君らを助けないと!しかし、MSはどうすれば」
その途端、壁際からMSが近づく。それは紛れもない、さっき無我夢中でジャックしたイーグルだった。
整備員G2「生憎、タイプじゃないが。借りるよ、兄さん」

312GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/01(金) 01:03:33 ID:EgKYoGzk
仮面卿『だが、まだ終わらん!この膨大なエネルギーがあるかぎり、私の覇道は止まらんのだ!』
アクシオンのメガビームサーベルが更に伸び、数㎞に達しようとしていた。
だが、アーモリーユニットのビームサーベルは、それ以上に伸びていた!
仮面卿『なんだとっ!何故奴にこれほどのエネルギーがある!?どこから来ているのだ!?』
整備員G『彼には、やってほしい事があるんだ』
仮面卿『なにっ!?』
タカ派中将『儂らの未来を託したのは、彼だ』
タカ派強化人間『あいつは哀しみを、知っている』
整備員D『だから、優しい世界を作れるんだ』
仮面卿『死者の声まで聞こえるだと!?』
旧友『世界は一つではない。多くの想いがある。この機体はそれを力に変える』
ボン ボン
アクシオンの各部がショートし、機体が徐々に歪んでいく。
俺『世界には、色んな想いが溢れているんだ!だから、一つでも多くの想いを受け止めなきゃいけないんだ!その想いを全部消すのは、不幸な事なんだよ!』
仮面卿『その想いこそが、人の進化を阻む障壁だ!重荷なのだ!人は、その想いを断ち切り、新たな人類へと生まれ変わらねばならんのだ!』
俺『そんな事ない!例え、生まれ変わらなくても、また戦争をしても、いつか人は全ての想いを理解して、前に進む!』
仮面卿『幻想だ!!』
俺『一人では無理だ。でも、みんなとなら!!』
巨大なビームサーベルのせめぎ合いは、徐々にアーモリーユニットが押しはじめていった。

313GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/02(土) 00:06:56 ID:PECOxXfA
連邦軍人隊長「おおおおぉーッ!」V.S.B.R ズバーッ!
連邦軍人3「てぇい!」ビームサベル ブォンッ!
連邦軍人2「うらぁー!」ビームライフル ズババババ!
連邦軍人達の猛攻を、プレーソーは機体を削りながら、致命傷のみを避け続けた。
連邦軍人隊長「メインカメラを失ってこれか、射撃兵装が残っていたらどうなっていたことか」
連邦軍人3「そうも言ってられなさそうよ」 プレーソは手近なデブリを鉄球鎖で絡め取り、弾代わりに投げつけた。
連邦軍人3「次から次へと、あきれるわね!」 サーベルで斬り払う
連邦軍人2「こんなもんに、そうそう当たってたまるかよ!」 スラスター回避し、ビームライフルで迎撃
プレーソーは両足と右手の鉄球鎖で、次々と残骸を投じた。
連邦軍人隊長「こんな攻撃を繰り返したところで…今度は何を狙っている?」

314GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/02(土) 19:03:26 ID:PxkfGK3Y
老黒づくめ『どれ、ワシも力を貸してやるとするか』
スカーフェイス『もう楽になりな…』
仮面卿『くおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!!!!』
俺『いっけぇーーーっ!!!!』
巨大なビームサーベルは、遂にアクシオンに向かって倒れ込んだ!

ズッバアァァァァーーーーーン

巨大なビームサーベルに切り裂かれ、真っ二つになるアクシオン。
だが、そこにまだ煌めく光があった。
仮面卿「くっ……………、もはや私の革命もここまでか……。だが、このままでは終わらん!貴様も来てもらうぞ、俺!!」スラスター バシュー
ダークマターが、最後の特攻をかけ、アーモリーユニットへと向かった!

315GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 19:22:55 ID:Us1/nPCg
連邦軍人2「だーッ! うっとおしい!」 V.S.B.Rで投じられる残骸を破壊。
プレーソーは残骸を投げつける先を連邦軍人2に絞り、立て続けに投じられる残骸をV.S.B.Rで破壊し続け…
連邦軍人2「! ウソだろ!? オーバーヒート…」立て続けの高機動モードに続き、本体直結のV.S.B.Rの連続使用により、一時的な強制冷却モードに陥ってしまった。
プレーソーは僅かに残った感知機器を用いて、経線により消耗した連邦軍人2を選別し、残骸の破壊にV.S.B.Rを使用するよう仕向けていた。
攻撃手段を失ったF91の脚部に毒蛇の様に鉄球鎖が巻き付く。
連邦軍人2「うわわわ!」鉄球鎖に引きずられ、さらに二つの残骸が投じられる。
連邦軍人隊長「させん!」V.S.B.Rで残骸を狙撃、しかし、連邦軍人2が盾になった格好に攻め手を失う。
連邦軍人3「ファンネルで狙撃できれば…ああもぅ! ちょこまか動かないで!」
連邦軍人2「なめんなぁ! スラスターは生きてんだよぉぉおお!!」起動可能な全スラスターを噴射! ドバァアアア!
プレーソーっとの間に熾烈な綱引きが繰り広げられる。が、プレーソーの胸部マシンキャノンが残弾を連邦軍人2に叩き込む。
連邦軍人2「なろぉおおお!」負けじとメガマシンキャノンで迎え撃つ!

シュラ―イン「…勝…だって?…勝手に出てきて、手前勝手に好きなこと言ってんじゃないよ! 今度こそ、自分の手で勝つんだよ!」 グレートジオングのメガ粒子砲を虚空のピシャーチャ目掛けて放った…

グレートジオングの放ったメガ粒子砲が、奇しくもプレーソーを捉え、右半身をもぎ取っていった。
連邦軍人2「うりゃぁあああああ!」 鎖を解かれたF91は、振り回された勢いを乗せ、プレーソーの頭部を蹴り砕いた。
無様に蹴り飛ばされたプレーソーは、機体の姿勢制御もままならず、アーモリーユニット目掛けて落ちていくしかなかった。

316GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 20:56:40 ID:Q83WvA7U
探偵「よし、これぐらいでいいでしょう。行きましょう」
黒づくめタカ派「待ってくれ、君は何者だい?それだけが知りたい」
探偵「・・・・・・・・いいでしょう、このまま正体を知らせない訳にも行かないし」
そう言うと、顔のカツラや着け髭など色々外した。
黒づくめタカ派「あんた・・・・・その人形みたいな美しい顔で美しい金髪でー」
探偵「ええ、私はシャア・アズナブルのクローンですので。もっとも性格はこれですがね」
黒づくめタカ派「クローンて、これ何だよ」
探偵「自分は、老黒づくめ卿のラボで運良く製造に成功した内の一人です。別のシステムの開発の利用のために使われるらしかったですが、その前に抜け出しましてねぇ」
黒づくめタカ派「・・・・・・・・・」
探偵「あ、話続けますよ。それ以前にNTで感じた事があるんですよ。その周りの関係がいがみ合っていたこととその先の光にような物を感じたですよ、自分に出来る事をしないと、悟ったです」
黒づくめタカ派「それで諜報員として、連邦に情報を与えていたのか?」
探偵「まあ、それでクォレル隊に動いてもらったし、ジャンクヤード社にいたあのスパイの摘発も出来ましたし」
黒づくめオペ「ソウイウコトカーーーーーーーーー!!」バッ
黒づくめタカ派「!?こいつ!あっ!爆弾を体に仕掛けているだと!?」
探偵「塔の爆発に紛れたのか···黒づくめタカ派さん、これからあの実験や犠牲になった人らを忘れないでください」
探偵は黒づくめオペに取り付き、そのまま共に無重力ブロックへ一緒に流れる。小粒ぐらいに見える程、離れていった後・・・
黒づくめ「爆発したぞ!この規模····うわあああああああああーー!」
黒づくめタカ派「ここまでか·····あれ?あいつのMSが盾になっているのか。黒づくめタカ派5!」
整備員G2「黒づくめタカ派さん、大丈夫ですか?」
黒づくめタカ派「君か·······これは一生忘れないでおけるな」

317GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 20:57:33 ID:BPIrLs6c
俺「ハア…ハア…ハア…、お…終わったのか…」
ハロG「キケンッ!キケンッ!」
俺「えっ!?」
妹「お兄ちゃん!まだあの人、向かって来る!」
俺「なんだって!?」
仮面卿「私と一緒に、暗黒の世界へ来てもらうぞ!」
俺「う、動けない!」
妹「キャーーーッ!」
ドカッ
その時、飛来したプレーソーが、ダークマターに直撃した。
仮面卿「なにっ!?」
整備員G2「俺君、危ない!」バシューン
そして、整備員G2の乗るイーグルのビームマグナムが、ダークマターとプレーソーを貫いた!
仮面卿「ガハッ!」バチバチ バチバチ
俺「兄さん!」
仮面卿「くっ………、どうやら最後まで、君達には敵わなかったか…」バチバチ バチバチ
俺「待って!今、助けます!」
仮面卿「来るな!私は、まだ自分が間違ったなどと、思ってはいない。君達は一時、一つになったに過ぎない。いずれ、また大乱が起きる。そして、それを止める術は、もう無い…。一つにならぬ世界で、多くのエゴが多くの命を奪う世界で、君達は何を成す…。どんな未来がある?思い知るといい。人は、いつか人を滅ぼすと………」カッ
俺「兄さん!」
ズガーーーーーーーン
ダークマターは、光となり、消えた………。

318GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/03(日) 21:04:58 ID:BPIrLs6c
ここにきて、被ってビックリ。
まあ、特に問題無いと思うので、このままで良いよね。

次でラストにして、エピローグに移りたいと思います。
みなさん、よろしくお願いします。

319GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/07(木) 23:57:15 ID:XxKYqxPY
(僭越ながら、ラスト行きます)

ビームマグナムの直撃により、プレーソーの主要機器はすべて喪失し、僅かばかり残った残骸が虚しく虚空に漂うに任せ、猛威を振るった悪機は完全に機能を喪失した。

老黒ずくめB2『二つの心の光がぶつかり合い、一方は滅び、一方がのこった…か…。いやはや面白いモノが見れたわ。やはり長生きはするものだて、ホッホッホ』 

老黒ずくめB2のドラッツェカスタムは、コンペイ島から離れ、すべてを見届けていた。

老黒ずくめ 『何が長生きじゃ。 わしはもうくたばっとるぞ? お主ときたら、最後まで動かんかったの…』
老黒ずくめB2『お主とB1が散々に荒らしまわったからの。それに、40年越しの悲願を見届けたくもあった…』ドラッツェのセンサーが俺たちを捉える。
老黒ずくめ 『心の光…か。すべての人間の心が願ったわけではないが、これもまた、悲劇を回避するために、願うことは同じであったのかのぅ』
老黒ずくめB2『生きたいという願いは誰も変わらぬよ。どう生きたいか、その願いが、アヤツ等の様な妄執を生む。無論わしもな』
老黒ずくめ 『今回も、NTも、強化人間も、兵器としての姿を示すに止まったか、先は長いのぅ。 ほっほっほ』
老黒ずくめB2『なんのなんの。わしの時間は、そうそうなくなりはせんぞ?』
老黒ずくめ 『そうさの。さて、もう行くとしようか…いろいろと連れてゆかねばならぬでなぁ』
老黒ずくめB2『うっかりと置いて行くでないぞ? 息子殿たちにあまり世話をかけたくないでな』
老黒ずくめ 『うむ。では…な』

老黒ずくめB2『…さて、後始末と行くか』 静かに宙域を離れてゆく…

320GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/08(金) 01:16:42 ID:Nmu35iUg
(ありがとうございます。では、エピローグに移りたいと思います)

エピローグ

宇宙世紀0135年1月

地球連邦司令室

穏健派大将「では、後の事は任せたよ」
連邦高官「達者でな」
連邦参謀「残念です。今回の騒動をもみ消した上に、責任まで取らされるなんて…」
穏健派大将「今回の騒動は、教団が行った実験の失敗という形になってしまった。そうなれば、今回の被害の責任を、誰かが取らねばならん。他に累が及ぶくらいならば、な」
連邦高官「君達は無事で済んだんだ。むしろ、これから出世する事になる。まあ、笑って見送ってくれ」
ロンド・ベル司令「二人とも、お元気で」ビッゞ
穏健派大将「うむ。そうそう、私の後釜は君になるように指名しておいた。このまま行けば、直に大将になれる。頑張れよ、ムバラク大佐」ビッゞ
ロンド・ベル司令「ハッ!ありがとうございます」

地球連邦軍第13独立部隊基地
ロンド・ベル隊員a「本日をもって、ハリソン大尉の指導を終了する。敬礼」ビッゞ
ハリソン「みんな、よくやった。これからも連邦軍の一員として、共に戦える事を期待する」ビッゞ
ロンド・ベル隊員a「貴方と共に戦えた事、それに親父殿の下で戦えた事、生涯忘れません!」
ハリソン「そうだな。ところで、その親父殿の事なのだが…」
ロンド・ベル隊員a「此方に来て頂ければ良かったのですが…」
ハリソン「そう言えば、司令も出世されて、本部に移るのだったな」
ロンド・ベル隊員a「はい、だから新しい司令になって頂ければと…」
ハリソン「仕方あるまい。彼が望んだんだ。それに、あの場所こそ彼に最も相応しいと、私は思っているよ」
ロンド・ベル隊員a「そうですね。我々も新たなロンド・ベルとして、生まれ変わります!お元気で」ビッゞ
ハリソン「ああ、元気でな」ビッゞ

321GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 00:09:11 ID:heI/SCHk
ジャンクヤード社

連邦軍人隊長「皆、大変疲労が溜まっている頃だと思うが、今度は木星帝国が良からぬ事を企てていると情報が入った。これより、対テロ部隊は偵察に出るぞ」『ハッ!』
連邦軍人2「ファッ!?嘘だろ………。嘘だーーーーーーーーーーー!!!」
整備員G2「随分、お早いですね。しっかり頼みますよ」
連邦軍人隊長「まかせとけよ、君もしっかりやれよ。グチグチ言うんじゃない!!軍人に暇などない!」グイ
連邦軍人2「冗談じゃないよ!やめろ!うわああああああああああああ」ズルズル・・・
連邦軍人3「では皆さん、お元気で。お兄さん、お嬢さんによろしくとお伝えください」
整備員G2「お、おう……分かりました(人が変わってるような………一体何が…)」
精鋭連邦兵「じゃ、俺はこの部隊に配属されているからさ。またな、相棒」
整備員G2「またな、またいつかな。あなた方はどうされます?」
黒づくめタカ派「今回の連邦政府の発表で揉み消しになったとなっているがな。それで政府が変わるとは変わらない。これから、こっちは次の改革の為に潜伏させてもらう、そうだよな?」『異存なし!』『そうだぁ!』
シュラーイン「私は…………………地球に帰ってジオンの残党活動をやめるよう、皆を説得しなきゃ。後、二人のお墓も」
黒づくめタカ派「まあ、いつかここで仕事頼む事があるかもしれんが、その時は頼む。じゃあな、若いんだからしっかりやれよ!!」
整備員G2「あ、はい…………。あ、あのガンダムは!?」「やるよ!あいつの形見だ」「あなた、しっかり整備できるでしょ。お願い」
整備員B「まあ、いいんじゃないんですか。後輩君は色々と」
整備員G2「全然だよ。何でも感でも変に捉えるようになったNT能力と共に過ごさなきゃいけないからな」
整備員B「で、やっぱり抹消するの?」
整備員G2「ああ、教団の資料及びにそれに関わる物全て。ついで、あのガンダムの型式番号も抹消してくれ。あれにあのアナハイムのUC計画の機体に行きつかない」
整備員B「はいな、了解しました」タッタッタ・・・
整備員G2「さてと、親父さんらはこれからどうされます?」

322GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 01:51:59 ID:NnYLTbIs
女整備員「決まっているじゃないですか。親父さんはウチと専属契約を交わしているんですから、これからもジャンクヤードの一員として…」
親父「すまないな…。タカ派中将の遺言があってね、そいつを相続せねばならない」
女整備員「へ?なんですか、それ?」
親父「ああ、実は地球連邦軍に復帰するんだ。そして、中将の後釜、地球連邦軍戦史研究科を任される事になったんだ」
女整備員「えーーーっ!!それって、もしかして…」
親父「ああ、当分先になるが、将官として向こうに招かれている。まあ、シャドウ・エックスの後始末や、今回の騒動の原因となった碧の塔の封印といった、厄介事を押し付けられるんだろうがね」
女整備員「ええぇ…、そんなぁ…」
親父「代わりと言ってはなんだが、君達は独立コロニーを建設したいのだろう?上手くいく様に、取り計らっておくよ」
女整備員「本当ですか!?」
親父「ああ。そして、新しい戦史研究科の本部を、そこに移させて欲しいんだ。いかがだろう?」
女整備員「おおっ!やったーーーーっ!!早速パパに知らせなくっちゃ!」
俺「俺はどうするの?」
親父「私は、しばらく単身赴任するつもりだ。お前達は、また学生に戻れば良い。今度は母さんもいるしな」
妹「じゃあ、勉強し直さくっちゃ」
母「ふふっ、しっかり見てあげるわ」
女整備員「あっ!それなら、ここいると良いですよ。何気にパパは顔が広いから、良い学校紹介してくれますよ」
社長「それには、一つ条件がある」
女整備員「あっ、パパ。何、その条件って?」
社長「お前も行くの!勝手に中途退学して、戻って来ただろう!」
ギクッ 女整備員「えっ?いや〜、だって、あれだよ、ほら…、レベルが低いというか、なんというか…」
妹 クイクイ
俺「え?え〜と、女整備員さんも一緒に行こうよ。俺、今回の事で、もうちょっと勉強したくなったんだ。友達がいてくれると、心強いよ」
女整備員「えっ?えーーーっ!?しょ、しょうがないなぁ、まったく…」テレテレ
社長「えっ、何これ?なんか親として、すっごい複雑…」
ハハハハハハハ
親父「では、家内達の事を、よろしくお願いします」
社長「あっ、いえいえ、こちらこそコロニー建設の件、よろしくお願いします」
女整備員「あっ、それとは別に、俺君はもうウチの社員だからね。卒業したら、しっかりここで働いてもらうよ」

323GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 17:59:01 ID:57KR3lMU
ジャンクヤードオペa「ザクレロクジラ、入港です」
作業員A「さて、今回はどんなもんかな?」
ザクレロクジラ船長「いやまいったまいった、連邦の目が厳しくなって、回収作業にも気を使ったよ。それどんどん運び出せよ」
プチモビb「アイアイサ〜ッ。プチモビ動かすぞ〜、どいてくれ〜」ワッセ、ワッセ
酔っ払いA「あいつもすっかり慣れたなぁ」
酔っ払いB「故郷も失くして、いろいろ無茶したらしいかんなぁ。やめさせられたなぁ、しょうがねぇだろ」
酔っ払いC「しっかし、にぎやかになったもんだなぁ」グビグビ
黒ずくめ連絡員「え〜と、次は木星船団との中継衛星を・・・」
酔っ払いA「色々ひろっちまったもんなぁ」
酔っ払いB「へっ、海賊小僧の奴さっさと雲隠れしたなぁ上手かったなぁ」
酔っ払いA「一発殴らせろって奴が随分居たからなぁ」ゲラゲラッ

324GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 23:18:39 ID:v1tOTOJo
ブラックロー運送

ベルナデッド「お帰り、トビア」
トビア「いや〜、参ったよ。ちょっと探るだけのつもりだったのに、いつの間にか大事に巻き込まれているんだもんなぁ」
オンモ「お帰り。ところでさぁ、面白い会社と知り合ったんだって」
トビア「あっ、社長。ジャンクヤードの事ですか?確かジャンク品を色んな所から拾ってくる会社でしたね。ウチでも、やっているじゃないですか」
オンモ「甘いね。今はまだライバルが少ないから、のんびり出来るけど、もっと大規模にやって特許を取ったら、絶対儲かる事業だよ」
トビア「ええっ!?ウチのメインは運送業でしょ?」
オンモ「会社である以上、ビジネスチャンスは活かさなきゃ。早速、そのジャンクヤードと連絡をとるよ!上手く提携できれば、億万長者さ」アハハハハ
トビア「マジだ…、この人…」


ジャンクヤード一室

幼女「わ〜い、お母さんだ♪お母さんだ♪」
母「ふふっ、あなたも良い学校が行けるからね」
幼女「はーい」
女幹部「さて、私は行くよ」
母「あなたも一緒にいたら良いのに…」
女幹部「折角、拾った命だ。何が出来るか考えてみたいんだ。まあ、実を言うと、やりたい事はもう見付けたんだけどな」
母「あら、じゃあ、しょうがないわね。たまには連絡を頂戴ね」
女幹部「ふふっ、まあそんな心配は、直にいらなくなるさ」
母「?」


トリントン基地
部長「さあ、新しい上司が来るぞ!みんな気合いを入れて、頑張るんだぞ!」
所員「なんか、新たな部署が発足されるんでしたか?」
部長「そうだ。今までのんびり出来たが、これからは忙しくなるぞう」
博士「やれやれ、新しい部署はここかい?」
部長「おおっ、一足早いお着きで」
博士「親父君に頼まれたからな。早速、色々取り掛かるとするか。まずは、アルビオンをだな……」


宇宙世紀0134年
この年は、大規模な騒動が二つ起きた。
一つは、タカ派中将の反乱事件。
これは、11月11日に起きた事から、『1111事件』と名付けられた。
もう一つは、NR教団が起こした『碧の塔事件』。
これは事故として片付けられ、歴史の闇に葬り去られた。
しかしこれらにより、地球連邦政府の更なる弱体化が浮き彫りとなり、各コロニー政府への抑えが効かなくなる事で、数年後の宇宙戦国時代の幕開けとなるのであった…。


サイド6某コロニー

俺「ここが、今度新しく通う学校かぁ」
妹「さ、お兄ちゃん行こ♪」
女整備員「やれやれ、しゃあないな。一応、社会勉強と思って我慢するか」
女幹部「安心しろ、しっかり教えてやる」
俺「えっ?」
女整備員「えーーーっ!?何で女幹部さんが、ここに?」
女幹部「ふふっ、教師になろうと思ってな。これでも博士号を持っているんだぞ。しばらく非常勤講師として、ここに厄介になるのさ」
俺「そうなんですか。よろしくお願いします、女幹部さん」
女幹部「ふふっ、前も言ったろ、プライベートでなら、姉さんと呼んでくれ」

しかし、生まれたばかりの小さな平和に、今彼らは包まれていたのであった。

END

325GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/10(日) 23:31:42 ID:v1tOTOJo
以上で、終わります。
みなさん、色々お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
勝手に終わらせて申し訳ありませんが、もしまだ後日談がありましたら、是非お願いします。

また、何か質問や感想やご要望等がございましたら、可能な限り答えますので、是非お願いします。

最後に読んでくださった方、どうもありがとうございました。

326GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/11(月) 22:48:43 ID:uiNP7awE
>>325
ここで本編が終わったので、あのイーグルの名前を少し変更と、機体説明の追記をさせて下さい。

機体名
ユニコーンガンダム四号機イーグル→ユニコーンガンダム零号機

機体の追記
この機体はあくまでもUC計画とは、全く無縁であり本来の計画目的であるNT殲滅を持って作られた訳ではなく、単なるコピー機。
しかし、その機体はただ真似て作っただけではない性能になっており、かつての戦史研究科の研究の産物であった。

後から、勝手ながらすみません。
勝手に自分でユニコーンの四号機を考えしまう事は、後々失礼に思いまして変更させて頂きます。
本当に誠にすみません。

327GUNDAM掲示板からお送りします:2015/05/12(火) 00:39:51 ID:TEr.Ky9Y
そういや、ハイドレインジアの機体解説の所で、形式番号がネオ・ジオングと被ってた事に気付かなかったので、NZ-131313に訂正させて頂きます。

あと、ちょっとだけ後日談。

サイド1コロニー『アルバニアン』

???「人類は、いつか解り合えます。皆で力を合わせ、困難を乗り越えましょう。そして、皆の心を一つにすれば、我々は如何なる事も為し遂げ、新たな人類へと生まれ変わるでしょう」
民衆a「おおっ、ありがたや…」
民衆b「神よ…、我らをお救いください…」
???「では、私はこれで…」ペコ
女性「あの…」
???「何か用ですか?」
女性「あなたは、もしかして法王様では?」
元法王「いえいえ、もう私は法王ではありません。それどころか教団自体解体されたので、今は布教に励む只の神父です」
女性「そうですか…。ですが、あなたの教えは、もっと世に広めるべきです。私にも、何かお手伝いさせてください」
元法王「あなたのお名前は?」
女性「マリアと申します」
元法王「ではマリアさん、来てください。私の研究成果のすべてをお教えしましょう。もう私は長くない。あなたに受け継いで欲しいのです」
マリア「そんな…」
元法王「今、私は理解しました。次の時代を作るのは、あなただと。さあ…」

そして、新たなる物語が始まろうとしていた。


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