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皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part3

1以下、GUNDAMがお送りします★:2014/11/28(金) 12:32:31 ID:???
皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1403083419/l50

皆で一行ずつ書いてSSを作るスレ part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10330/1410518801/l50

2GUNDAM掲示板からお送りします:2014/11/29(土) 22:29:22 ID:zYgqPHts
黒づくめ「おい、そこの少年。法王様に失礼のないようにな」
俺「え…あ、はい」(法王とは一体どんな人なんだ…。母さんの事と関係があるのか?)
黒づくめ「では、この先に法王様がお見えになる。くれぐれも失礼のないように」
女幹部「終わったか?それじゃ、行こうか」

3GUNDAM掲示板からお送りします:2014/11/30(日) 00:36:21 ID:FXUEnMOo
ウィーン
法王「よくぞ、いらした。貴方ですね、アムロ・レイの生まれ変わりというのは」
俺「えっ?」



次回予告

法王とあった、俺
そこで、自らの出生について語られる
そして、EXAMに囚われた母の真意も知る事となる
加速する教団の野望
それを食い止めるべく、親父達はアーモリーユニットで教団本部へと乗り込むのだった


次回 機動戦士 ガンダム 0134 the Warring States period
第七話「碧き光を求めて…」


第八話を最終話にしたいんで、頑張らせていただきます。

4GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/01(月) 01:02:43 ID:6HJ/JVjU
OP〜♪
機動戦士ガンダム 0134 the Warring States period
第七話「碧き光を求めて…」

クラップ艦 ミーティングルーム
連邦軍人隊長「皆に集まってもらったのは他ではない。シャドウ・エックスらの事だ。今回、それを皆で話し合いたい」
連邦軍人2「いい機会ですね。この際に、コロニーの避難民の結託先も話し合って決めましょ」
整備員G2「・・・私はオーナーと親父さんとここに来たはいいが、あまり自分的にはここは、需要が無さそうだな」
精鋭連邦兵「そう言うなって、相棒!こういう会議も大事だぜ!」
連邦軍人隊長「では、まず・・・」

5GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/01(月) 02:47:17 ID:Kuqj8M/2
連邦軍人隊長「タカ派中将にシャドウ・エックスの概要を説明していただく。お願いします」
タカ派中将「うむ。諸君等も知っての通り、シャドウ・エックスは本来なら儂が設立した非公式特殊部隊、いわゆる儂の私兵だ。だが、儂の手を離れ、ニュータイプ・レリジョンという教団に取り込まれた。想像になるが、これらは全て教団の陰謀だったのかもしれん」
親父「つまり、今のシャドウ・エックスは、ニュータイプ・クルセイダースになったと見るべきですね」
タカ派中将「シャドウ・エックスのボスである聖戦士が、ニュータイプ・クルセイダースの団長になっておった。まず、間違いないだろう」
連邦軍人2「それでは、今までのテロ騒動は全て教団が裏で糸を引いていた、という事ですか?」
タカ派中将「ああ、そうだ。もっとも、儂もそれに加担し、連邦を欺いていたのだがな」
連邦軍人隊長「それでシャドウ・エックスの…、いや、その教団の目的とは何ですか?」
タカ派中将「教団の教義は、ニュータイプを神と崇め、人類をニュータイプへと導く事。そこで、どうやら人工的に人類をニュータイプに変える計画を企んでいるらしい。その為に、どうもEXAMシステムを使う様だ」
親父「実は、そのEXAMシステムについて、詳しい人を知っている。教団への対策は彼の話の後にして、我々の今後の方針を先に決めておこう」
タカ派中将「そうだな。おそらく連邦は、教団と和解しようと試みるだろう。まず儂は、それを阻止せねばならん」
親父「私は私情で申し訳ないが、さらわれた息子を取り返さねばならん。だから、準備が整い次第、教団本部へ乗り込むつもりだ」
女整備員「でも、乗り込むのは、流石に無理だと思いますよ?我々もバックアップしますから、こっそりと潜り込むのは、どうでしょう?」

6GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/02(火) 01:20:32 ID:lM4JunYs
クルーA「教団の本拠地〜、こっそり乗り込めるますかね?」
クルーC「案外いけるかもよ?なんなら、ハロGに行ってもらえば?」
整備員G2「へっ?」
クルーC「ちっこくて目立たないし、アタマも良いしさ。ダメ…?」

7GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/02(火) 02:29:30 ID:1Etzrzsw
連邦軍人3「助けに行くなら、私も手伝うわ!」
連邦軍人隊長「しかし奴等のアジトを知ってはいないと助けに行けないんじゃないか?」
連邦軍人3「・・・言われてみればそうわね。とりあえず、私は俺君の救出に回るわ」
連邦軍人隊長「分かった。では、こちらは奴等の戦力を見て、前々から協力を呼び掛けて来てくれる部隊に支援を要請しようと思う。それと同時に民間人を降ろさないといけない。それを来てくれる部隊にしてもらいたいんだがな・・・。連絡が取れないんだよな」
整備員G2「・・・クォレルか?」
連邦軍人隊長「いや?それは、ろ、ロ・・・。すまない、忘れてしまった。日々忙しくて・・・。確か、過去にガンダムタイプを運用した事がある部隊だと聞いた。最近ハリソンとかいうエースが転属したらしいが・・・」
連邦軍人2「え?あのガンダム乗ってやつだろ?いいなぁ」
整備員G2「その部隊、もしやロンド・ベルという部隊ではないか?」
連邦軍人隊長「それだ!彼らもシャドウ・エックスを追っているらしく、こっちに協力をされたんだ。しかし連絡がとれんし・・・。今、通信士総力で連絡を図ってるんだが・・・それがいつになるか・・・」

8GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 00:58:39 ID:47Ng/ITk
親父「アジトか…。確かに奴等のアジトは分からん。だが、EXAMシステムを必要としているのが教団なら、俺が連れて行かれた先も教団のはずだ。教団の本部なら、この間TVに出ていた。難民を受け入れている様だから、それに紛れ込めば、容易に潜り込めるだろう」
女整備員「なるほど…。となると、後はMSですね。あの辺に、こっそりMSを持ち込むなら、うってつけの船がありますよ」
親父「?どんな船だ?」
女整備員「オントセラスというんですけど、多分この辺にいると思いますよ。後で紹介します。マキガイと呼んであげれば、きっとあいつ等も喜びますよ」

タカ派中将「ロンド・ベルか…。どうやら、君らの上役とも話をせねばならんな。何でも構わんから、儂を連邦本部まで連れて行ってもらおうか。少しは君らが動きやすくなるよう、出来るはずだ」

9GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:06:20 ID:yQ5jHh2.
マンボウ船長「行き先が決まらんとどうにもなりませんかな? これは」
女整備員「あんなに派手な放送していたんだから、どっかに教団所在地のCMでも混じってないの?」
クルーA「各コロニーの連絡用事務所だけですね。NT主義なんで、拠点や距離にこだわらないのかも」
連邦軍人隊長「末端の事務所に聞き込みをしてもなぁ」
マンボウ船長「コロニーレーザーの射線を逆に辿ってみますか? 少なくとも相手の拠点の一つには近づけますが?」
女整備員「もう! 誰か俺君に発信器ぐらい仕込んでないの?」

10GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:08:09 ID:yQ5jHh2.
>>9
しくじりました〜。9はなかったことにして〜

11GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 01:22:18 ID:yQ5jHh2.
マキガイ作業員A「今回散々だな〜。収穫ほっとんどなしだぜ」
マキガイ作業員B「デブリとあのズタボロのMSだけだもんね。パイロットはどうしてんの?生きてたんでしょ?」
マキガイ作業員A「あ〜あの真っ黒けのやつな。ぼ〜っとしたまんまらしいぜ」
マキガイ作業員B「ふ〜ん。ま、生きてりゃなんかあるか。そのうち同僚になったりして」アハハハハッ

マキガイ船長「今回赤字だなぁ…逃げるために非常用ブースターまで使っちまって燃料費が…ハァ」計算機片手にため息
マキガイオペ「船〜ん長、辛気臭い話は忘れましょうや。マンボウから通信です、なんか仕事があるって…」
マキガイ船長「いま、お嬢が使ってる船だよな…すごく儲からない予感がする…」

12GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 02:16:58 ID:47Ng/ITk
女整備員「さて、そろそろ本社に着くけど、どうやってパパを説得しようか…」
マンボウ船長「説得って、何をです?」
女整備員「決まってるじゃない。親父さんと一緒に、俺君を助けに行くのにだよ」
マンボウ船長「…………、絶対説得出来んと思いやすが…」
女整備員「やっぱり、そうか…。しゃーない、黙って行くか」
マンボウ船長「…………、お嬢が行方不明になる度に、毎回社長がぶっ倒れてるんですが…」
女整備員「大丈夫。死にゃあしないよ」
マンボウ船長(社長、ご愁傷様です……)


ジャンクヤード本社
整備員C「助かったよ、爺さん。このアーモリーユニットって、未知の部分が多いから、碌に整備が出来なくて、どうしようかと思ってたんだ」
館長「なに、構わんよ。それよりアルビオンに燃料の方を、よろしく頼んだぞ。あまり長いこと、ここには居れんからな」

13GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/03(水) 23:29:39 ID:KdKAyE8I
整備員D ボケー
整備員A「どうしたんだ?そんなボケットして」
整備員D「今思えば、あいつの出会いはジャンクヤードだったな……。マンボウにさえ乗ってなかったら今頃………」
整備員A「………。過ぎた事はしょうがないんだ。あいつは地球へ降りるという夢が叶えられたんだ。それにあいつが命が惜しいなら、俺君を助けてなかっただろ」ポン
整備員D「ああ…。そうだよな、ここでくよくよしても意味がないよな。すまない」
整備員A「いいってことよ!元気で頑張ろうぜ!」
整備員D「ああ、そうだな」ニヤリ

14GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/04(木) 00:25:33 ID:sQQChT3I
理由はすなわちテング!おしゃべり本人店テング社長のためには残しました!ひろみ酒を飲んで性交ハヌンゴ見たく吸う!ひろみ低下テ正直に優れ感多い!家によく暮らす何まぁ、あれこれと言えば..サービスその努力と思っている。何が必要か?とにかく今度のひろみグチュ飾りゲスト再び来ると思ってあったが...いやだっただろ!とにかく..そこは私の世話をちょうどするつもりはないでしょう?私はいくつか何かなければならない決心すれば、スケールが他の人が想像超越何!その他のブログや前後お願いいたしながら噛んでください。そうなかろう

15GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/04(木) 01:00:56 ID:sLFuTWu.
社長「ようやく娘が帰って来る。本当、危ない事ばかり突っ込んで、困ったもんだ。何か大人しくさせる、良い方法ないだろうか?」
社員「お嬢って、鉄砲玉より行動力あるから、無理だと思いますよ。確か、サイド6の名門女学院に留学させた時も、自力でここまで帰って来たんでしょ。どうやって稼いだのか、シャトルと山ほどパーツまで仕入れて」
社長「そんな武勇伝はいいんだよ。それよりだね…」
社員2「社長、ガランシェールⅡとオルトセラスと連邦のクラップが、そろそろ着きます」
社長「分かった。着いたら、娘にすぐここに来る様に言いなさい。これ以上、厄介事に首を突っ込まれては敵わん」

オペ妹「女整備員さん、本社に着いたら、すぐ社長室へ来る様にと、通信が入りました」
女整備員「了解。急用が出来たから、そっちには行けない、と伝えて」
オペ妹「…………、そんなのいいから、社長命令だから来い、と返ってきましたけど…」
女整備員「じゃあ、命令するパパなんて大っ嫌い、と伝えて」
オペ妹「…………」
マンボウ船長(社長、ご愁傷様です……)

16GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 13:30:25 ID:V6PM5Cbc
酔っ払いA「オルトセラスのビンボウ船が帰ってきたぜ。お〜い、儲かったか?」
オルトセラス作業員「てんでだめだぁ。仕事始めたと思ったらドンパチに巻き込まれて、ずっと死んだふりよ」
酔っ払いB「この見ためじゃ沈没船と見分けつかんわな」
オルトセラス船長「やかましい! これできっちり生き残っとるんだ」

コロンブス級の改造船であるオルトセラスは外装にデブリよけの鋼板を張り巡らせてあるのだが、長らく使用され続けているため、表面は月の裏側以上に穴だらけになっている。かといって交換する余裕がないので放置され、ひどい個所はさらに広範を継ぎ足すため、外見上スクラップが漂っているようにしか見えないのである。

17GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 21:38:24 ID:UYPrdXXc
整備員D「うっ…ゲホッ、ゲホッ。やばい…」フラ
整備員A「おい!?本当にどうしたんだ!」パシイ
整備員D「僕に触れるなぁ!!…あ、すまない…」フラフラ…
整備員A「一体…なんなんだ?」

連邦軍人隊長「なるほど、ある程度奴らの事や今までの経緯が分かりました。しかし疑問に思う事があるのですがね」
親父「疑問?それは何だ?」
連邦軍人隊長「親父さんらご一行がジャンクヤードに来てからは、連中がよく攻めてきてるような感じがするのですよ。まるで手にとったかのように」
親父「言われてみれば、今までそんな感じがするな」
連邦軍人隊長「地球へ降りると決まった時に襲撃が来て、いつの間に親父さんを知る敵の機体がくっついていたり、降りてきてそうそうジオン残党に襲撃されたり、部長が人質になった時に連中から連絡が来たり、また連中が襲撃を仕掛けてきたりと…。何かおかしいと思わないか?」
親父「………?まさかうちにスパイが?そんな筈は…」

18GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/05(金) 23:23:46 ID:ShfWGUQc
酔っ払いA「こんな幽霊船を好き好んで沈めようなんて物好きもいないよな」
オルトセラスオペ「馬鹿にしたもんでもないですよ? こいつの穴ぼこに引っかかって、運よく生き残ったやつ拾って帰ったんですから」
酔っ払いC「あのボロMSか? あれ以外金になりそうなもん拾ってないみたいだな」グビッ
オルトセラス船長「エンジンだけでも売れればめっけもんだな…はぁ〜」
酔っ払いB「パイロットはどうしたんだ?」
オルトセラスオペ「生きてますけど、戦闘神経症みたいで、何にも反応しないんですよ」
酔っ払いA「そいつは御愁傷様って奴だな」

作業員A「クラップが入港するって聞いてたけど、これも直すのかよ? めちゃくちゃだぜ?」
作業員C「アルビオンの手入れがやっと終わるって時に、金とれるのかよ?」

19GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/06(土) 00:32:57 ID:hsQKrtmM
親父「仮に、スパイがいるとしたら、いつからだ?まさか…」
館長「おそらく、ワシらのコロニーが襲撃を受けた時からじゃろうな」
親父「館長!」
連邦軍人隊長「こちらの方は?」
親父「あ、ああ。こちらは博物館の館長で……」
館長「親父君と一緒に奴等の元で働いておった、マッドサイエンティストじゃよ。博士と呼んでもらっても構わん」
連邦軍人隊長「!?では、あなたが、あれだけのMSを集めたのですか?」
博士「そっちか。まあ、滅多に無い部品を集める為のカモフラージュだったが、結局、奴等に居場所がバレてしまったみたいじゃがね」
親父「博士、その事も含め、話がある」
博士「だろうな。俺君が居らん事も、何か関係しておるのだろう。何処に耳があるか分からん。人気の無い所に行こうか」

20GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/06(土) 12:22:49 ID:xZOfqGV2
老黒ずくめ「ふ〜む。ガランシェールⅡからは降りてしもうたか。雑談しか聞こえぬの」
黒ずくめ連絡員「御老の仕掛けた盗聴器ですか?」
老黒ずくめ「いや、盗聴器ではなく、ワームでな。船内の通信や会話を送信するよう仕掛けておいたのよ」
黒ずくめ連絡員「連邦とも合流したようですし、もう使えませんか…」
老黒ずくめ「時間があればジャンクヤードの中にまでワームが入り込むじゃろうが、あそこの人間もなかなか抜け目がないでなぁ」
黒ずくめ連絡員「御老、黒ずくめ4ですが、やはり…未帰還です」
老黒ずくめ「そうさなぁ。 戦場に出た以上、さもあろう。 しかし、今度は孫を見送ったか」

21GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 01:01:18 ID:vfpBaCP2
博士「それで、何を聞きたいんじゃ?スパイの事とは、また別の様だが…」
親父「EXAMリンクシステムについてだ。あれの理論は、博士が作ったのか?」
博士「!?どうやらシャドウ・エックスは、まだあのシステムを諦めておらんかったのか…」
親父「あれを完成させる為に、俺が連れて行かれた。あれはいったい、どういう物なんだ?」
博士「………………、そうさな。簡単に言えば、サイコフレームを通して、ホストとなった被験者を繋ぐシステムじゃ。本来ならEXAMシステムとは、パイロットをシステムの支配下におくシステム。だが、サイコフレームを用いる事で、逆にシステムに干渉できる様にしたのが、EXAMリンクシステムじゃ」
親父「……つまり、それが起動すれば、暴走するどころか、EXAMシステムでMSを完全に支配できるというのか?」
博士「左様。もっとも、君の奥さんの協力が必要だがな」
親父「なるほど、俺の戦闘力が異常なほど高かったのも頷ける。だが、それを必要としているのは、ニュータイプ・レリジョンという教団なんだ。まだ、何かあるんじゃないのか?」
博士「何っ!?教団…?もしや……」
親父「何か知っているのか?」
博士「『n_i_t_r_o』というシステムを知っているか?」
親父「聞いた事がある。確か、それもオールドタイプに擬似ニュータイプ能力を持たせるシステムだったな」
博士「あくまで仮定の話だが、このEXAMリンクと、その『n_i_t_r_o』を組み合わせる事で、多くの人間をニュータイプに変え、尚且つそれを意のままに操るシステムが出来上がるかもしれん」
親父「……な、なんだと…」

22GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 01:14:27 ID:sHbGyXB2
連邦軍人隊長「…行ってしまったな、さてどうしたものか」
ウイーン 連邦軍人4「失礼、ロンド・ベルと連絡がとれたんだけど…。来てくれないか?」
連邦軍人隊長「え?わかった。私も少し席を外させてもらう」
連邦軍人2(え?俺らだけ!?)
精鋭連邦兵(なんか気まずいわ)
整備員G2(…もう帰っていいかな)

???「はい、黒づくめタカ派5様。今度は『俺』を救出しに出向いてくるそうです。整備員に粉して情報をまた集めます。…同じ強化人間として、使命を全うしていますよ。で例の薬を……え?何故です!?お待ち下さい!………くそ!薬はどこだ!!」ガソゴソ

23GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 22:56:18 ID:hZY.z1us
教団客室

法王「さあ、温かいうちに、紅茶でも召し上がってください」コト
俺「……いただきます」スッ
法王「何か聞きたい事が、あるようですね」
俺「……あの、アムロ・レイの生まれ変わりって、どういう事ですか?俺は、その……」
法王「そうですね。まず、私の話からしましょうか。アクシズショックをご存知ですか?」
俺「学校で習いました。40年ほど前に起きた奇跡だとか…」
法王「かく言う私も、実はあの場にいましてね。あの光で人類は生まれ変わると、確信しました。しかし、人類は未だ革新に至っておりません。もう一度、あの光を人類に見せる必要があるのです」
俺「それが俺と、どういう関係があるんです?」
法王「あの光を起こす為には、色々と必要な物があります。その内の一つが、核のなる人物、アムロ・レイです。我々は探しました、アムロ・レイの血をひく者を。そして、アムロ・レイのクローンと思われる人物を発見したのです」
俺「まさか…」
法王「それが貴方です。まだ、正式な検査はしておりませんが、見た瞬間わかりました。間違いなく、貴方だと」

24GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 23:03:07 ID:u/DtylGA
酔っ払いA「そんなやつを船に乗せてても仕方ねぇな、医務室に預けちまおう」
オルトセラス船長「それがいいだろうな。お嬢が俺の船に用があるらしいから、また出漁するかもしれんし」
酔っ払いB「お前んとこ最後に黒字出したなぁ何時だった?」
オルトセラス船長「しっかり儲けとるわ! 外装が傷んでるのもカモフラージュに使えるんだ!」
オルトセラスオペ「それはそうと、帰るときに見ましたけど、本社もだいぶ痛んでません?」
酔っ払いA「ああ、お前さんたちがいない間にスパイだなんだと悶着あってな、倉庫が1つ吹っ飛んじまったんだ。それでこの様よ」
オルトセラスオペ「スパイですか?なんだってそんなことに?」
酔っ払いC「親父さんとこの船が逃げ込んできたとき、おまけで黒いのが付いてきたんだ。そいつらの一味らしい、多分こいつもそうじゃねぇかな」
黒ずくめX「……」ぼけ〜〜
オルトセラス船長「黙ってついてくるだけ手が掛からんが、どうしたもんかな…」
酔っ払いA「センセイに預けちまおう、ほれ医務室だ。お〜いセンセイ?ちっと面倒見てもらいたい奴が…あん? 何やってんだお前?」

25GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/07(日) 23:32:09 ID:sHbGyXB2
整備員D「え?私ですか?少し具合が悪いので医薬品をね。先生なら寝てますよ、今起こしますよ」
オルトセラス船長「寝てんのかよ、便りならん医者だな。忙しいから、宜しくな」
酔っ払いA「ああ、じゃあこいつを置いてくから宜しくぅ〜」 ガチャン
整備員D「ええぇ!?ちょっと!?困りますよ!どこ行くんですか!おーい!…………はぁ」
黒づくめX「………」コクリ
整備員D「………お務め、御苦労。これが『俺』が初めて使用したEXAMの戦闘データだ、組織に渡してくれ」
黒づくめX「御意。貴殿は任務を引き続き、情報を集めよ。以上だ」
整備員D「え?待てよ、薬は?おい!」
黒づくめX「…………しっ!誰か来る」
ガチャ オルトセラス乗組員「すいません、怪我をしたので手当てを…」
黒づくめX ボケー
整備員D「はい、じゃ私でよければ手当てしますよ。どれ?」

26GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 00:58:05 ID:EWiOv0Kc
NR司祭「法王様、そろそろお時間です」
法王「そうですか。では、俺君といいましたね、ゆっくりしてください」

俺「…………、今の話は本当なんですか?」
聖戦士「さあな、真実を知る者は、唯一人。君の母だ。そして、当初教団は、アムロ・レイのクローンをEXAMの被験者に使おうとしてた。だが、そうさせない為に、君の母が名乗り出た。それが、半ば答えになっていると思うがな」
俺「母さんが?そんな…、じゃあ…」
女幹部「信じる信じないは、君の好きにすると良い。だが、姉は自ら望んで、EXAMシステムの被験者となった。そうでなければ、もっとも功績のある者を、被験者などにはしないさ」
聖戦士「君の父上の事にも誤解をさせてしまったが、だからといって、組織の決定を曲げる訳にはいかん。どのみち秘密裏に事を進めねばならん以上、組織を裏切った時点で処分せねばならんからな」
俺「…………、結局、俺に何をさせるつもり何です?」
聖戦士「まずは、今我々が研究しているEXAMリンクシステムの完成を、手伝ってもらう。もっとも、今の教団は君に、教祖をやってもらいたいみたいだがな」

27GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 21:01:43 ID:Kgpjfxy2
キャキャキャ ウワーン ワーイ
子供「遊ぼ!おじさん遊ぼうよ!」グイグイ
黒づくめ「はい、いいよぉ!」(面倒だな…)
黒づくめ2「はぁ……。何もジオン残党丸ごと連れていくことはねぇのに…おかげで子守りはやらされるし、ガキの面倒は観ねぇいけねぇしな……。よぉしよしよし」
黒づくめタカ派「子供を見てると無邪気で可愛いなぁ〜」
黒づくめタカ派2「子供のどこがいいのだ!だいたい我々の整備ブリッチ使って、ガキの遊び場にしよって!冗談じゃないぞ!」
黒づくめタカ派「良いじゃないか。子供に遊ばせてやるのは大事な事だよ」ニコニコ

28GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 22:32:54 ID:aiaeez5s
スカーフェイス「やれやれ、文句を一番言いたいのは、俺だ」
黒づくめ「あっ、スカーフェイス様」
スカーフェイス「ニュータイプ・クルセイダースとやらに入らずに済んだのは良いが、まさか組織の半分を押し付けられるとは、思わなかったぜ」
黒づくめ2「ジオン残党の奴等、使えますかね?」
スカーフェイス「筋は悪くねえが、全然集団戦法に慣れてねえ。黒づくめ4も言っていたが、茶番で戦っていりゃあ、ああもなるわな」
黒づくめタカ派「それで、我々は今後どうするのです?」
スカーフェイス「例の宇宙要塞を獲りに行く。そこを拠点に、連邦と一大決戦を仕掛けるそうだ」

オオッ ザワザワ

黒づくめタカ派2「遂にやるのか!」
黒づくめ「しかし、大丈夫か?何と言っても、宇宙要塞だぞ」
スカーフェイス「その辺は、例の計画と連動しているらしい。まあ、要塞として使われなくなってから、随分経つ。実質、ジオンが無くなってから、重要拠点でも無くなったしな。連邦も油断している」
黒づくめ2「フフフ、しかし、ここで戦うのは、長年の夢でもありました。行きましょう、コンペイ島、いやっ、ソロモンへ!!」

29GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/08(月) 23:28:52 ID:Kgpjfxy2
ゾロゾロ
ジオン残党「話は聞かせて貰ったぞ、オイラ達もじいちゃんらの無念を晴らしたい」
ジオン残党2「そうだ!俺らもただでついて来たんじゃない!もう一山懸けるぞ!同志!」
ジオン残党3「ぼ、僕もやるぞ……僕も立派なジオンの戦士だっ!」
黒づくめ「気合い充分じゃないか!これは勝てるかもな」
シュラーイン「心意気が万全だな、だが少しこっちの流儀に揃えてもらうぞ?」
子供「おじさん達頑張って!」キラキラ
黒づくめタカ派「……」(ああ……私らもついにこの時が…。連邦に歯向かって生きてきた者は殆んどいないが、後世のために、子供達のために今も尚腐った連邦を倒さねば…)

30GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/09(火) 01:22:31 ID:HrUAdGpo
ウィーン
聖戦士「ここだ、君の母がいる所は」
ガラス窓の向こう
ピッ ピッ ピッ 母「…………」
俺「母さん……。それで、どうすれば、母さんを解放してあげられるんです?」
女幹部「無い、と言ってもいいな。EXAMリンクシステムが人類のニュータイプ化計画に必要な物である以上、教団が存在している限り、姉が解放される事はあるまい」
俺「なら、俺が手伝う理由はありません」
聖戦士「だが、教団は手強いぞ。なんせ教団は、ニュータイプとなれば不死となれると、謳っている。宇宙の意思として、永遠に人々の心に働きかけるそうだ。それ故、そういう物にすがってくる、資産家が多いからな」
俺「だったら尚更、そんな事には付き合えません。経緯はどうあれ、母さんを解放させる為に、俺はここに来たんです」
女幹部「ならば、君のとるべき手段は、三つだ。一つ目は、君が代わりになる。二つ目は、教団を打倒する。三つ目は、別の代わりの人間を用意する」
俺「…………どちらにせよ、俺が協力する理由にはなりませんけど?」
女幹部「だが、三つ目の、代わりになりたいと言う奴がいるとするなら、どうだ?」
俺「そんな人…」
女幹部「まったくいない訳ではない。その人物を適合させる為の協力ならば、してくれるか?」
俺「…………」

31GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 12:33:23 ID:ysitosdw
ジャンクヤード

倉庫の中身はごまかさないと」アセアセ
ザクレロクジラ副船長「お、いいところに。クジラのヒートナタの替えはいつ届く?」
社員A「え〜と、もうじき入港する定期便ですね」
ザクレロクジラ副船長「よ〜し、これで、仕返しができるな。うはははは」
社員A「あ〜ぁ。ネジ飛んだままだよあの人」
オルトセラス船長「苦労しそうだなぁ」
社員A「あ、居た居た。どこ行ってたんですか? アレらをオルトセラスに隠そうかって相談してたのに」
オルトセラス船長「すまん。帰るときに拾ったMSのパイロットを医務室に預けとったんだ」
社員A「え? それ初耳ですよ?」
オルトセラス船長「そうか? でもうちじゃ珍しくないだろ?」
社員A「そうですけど…。今の時期だと、ちょっとアブナイかも…」

32GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 21:02:10 ID:jkB/udBI
タカ派中将「では、儂は行ってくる。もう二度と会う事も無いだろうが、君達の健闘を祈っとるよ」
親父「中将、おそらく教団も何か企んでいると思われます。お気をつけて」
連邦軍人隊長「では、部下に送らせます。気をつけるんだぞ」
連邦兵「ハッ」
タカ派中将「行こうか」
連邦兵「ハッ」

親父「しかし、タカ派中将もどうなるのだろうな」
連邦軍人隊長「逃げずに連邦へ戻るのは、立派ですね」
親父「それだけ、教団に嵌められたのが、堪えたのだろう。今は、教団への復讐もあるかもしれん」
整備員G2「でも、今の中将は良い顔しておられました。復讐もあるでしょうが、何か吹っ切れたのでは?」
親父「そうだな。あの人はいつも重荷を背負っておられた。それに解放されたのが、良い方向に働いたようだ」

33GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/10(水) 23:44:02 ID:tC9rtB42
連邦軍人隊長「…これはあまり言いたくないが、整備員Dがスパイかもしれない」
整備員G2「何だと!?あの小ぞ…じゃなかった、先輩がスパイだと!!」
連邦軍人隊長「今までの話を聞いたが、決め手となったのがシルエットのEXAMの件と彼の変化だ。前々からおかしいと思わないか?」
親父「言われてみれば、怪しいな…。EXAMの事といい、整備員Gが死んだ時に気軽な感じになったのも少し気になるな」
連邦軍人隊長「第一、あんなOSにEXAMシステムを載せること自体にここの素人が出来るはずが無い筈だ。それに彼がいなくなった事もあり、なにか疑われたことから開放されたかのように気軽になったと聞く」
整備員G2「そんな疑えと……。………もしや手紙にあいつの事が書いたあったが…もしかしてこいつから聞いたのだとしたらスパイだとも考えれるな…。そしたら、こいつから組織の場所吐かせた方が早くね?」
親父「しかしウラはあるのか?」
連邦軍人隊長「……。彼の周りに聞けば、分かるさ。ちょうど、コロニーの崩壊があった日に休んでいたらビンゴだがな」
整備員G2「どれ?聞いてみるか、電話借りるぞ」ピッ

34GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/11(木) 23:39:29 ID:S8wsbSYk
女整備員「あっ、ここにいました?そろそろ、マキガイに入れるMSを選んでください。多分、アー君も持って行けると思いますけど、俺君以外で、あれを動かせる人いますかね?」
親父「あ、ああ、そうか。私もアーモリーユニットについては、よく知らないんだ。確か生体認証があったと思うが…」
博士「あれに乗れるのは、二人だけじゃよ」
親父「博士!二人とは、どういう事だ?」
博士「一人は知っての通り、俺君。もう一人は、妹ちゃんじゃよ」
親父「なっ、あの娘もだと!」
博士「怒るなよ。それを設定したのは、君の奥さんなんじゃから」
親父「…………、どういう事だ?」
博士「何でも、あれが君等を守る最後の希望なんだとか。ひょっとしたら、君の奥さんも只の被害者ではく、何か色々絡んでおるのかもしれん」
親父「………………、確かに彼女が、ただ黙って被験者になるとは考えにくい。だが、だからと言って、あの娘まで戦場に連れて行くのは…」
妹「お父さん、話は聞いたよ」
親父「い、妹!いかん、お前まで戦う必要は無い!」
妹「私だって戦いたくないよ。でも、お兄ちゃんを助ける手助けぐらいはしたいよ」

35GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/12(金) 18:03:37 ID:lN6B29WI
酔っ払いC「そいつぁいけねぞ。 手助けって簡単に言うけどな、あれに乗ってったら、命落とすかもしれねぇ」
酔っ払いB「珍しく酒が切れてんなコイツ。 でも穣ちゃん、今まで以上に危ない目に会っちまう。兄さんみたく、あんた強いかもしれねぇ。でも、まだ子供なんだよ」
酔っ払いA「そうだそうだ。俺たちゃあっちこっちで死に損なった身だがな。子供送り出すような真似はしたかねぇ」
整備員C「でも、F97BDでないと上手くドッキングもうまくできるか怪しいし、アーモリ―ユニットに誰かが乗って行った方が…」
酔っ払いA&B&C「「「余計なこと言うな!」」」
整備員C「お、俺だって俺君のことも心配はしてるのに」ショボーン 隅っこでイジケ中

36GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/12(金) 22:21:08 ID:d2SvGjfI
妹「…………」ダッ
親父「あっ、妹!何処へ行く!?」
妹は、アーモリーユニットに乗り込んだ。
妹「私はここから動かないよ。連れて行くなら私が動かすし、連れて行かないなら勝手に付いて行くよ」
親父「こ、こら。我が儘は止めなさい。お前は聞き分けの良い子じゃないか」
妹「ゴメンね、お父さん。でも、私は女整備員さんみたいに、自分の手でお兄ちゃんを助けたいの」
親父「…………」
女整備員「あ、あの〜、なんかスイマセン」アセアセ
親父「……まったく、頑固な所は母さんにソックリだな」
妹「そうだよ。私は母さんの娘だもん」
親父「負けたよ……。だが、戦場に出る以上、私の指示は必ず従ってもらう。良いな!」
妹「ハイッ!」

37GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 17:31:03 ID:sH3A//Hw
酔っ払いA「あちゃ〜。テコでも動きそうにないな。こっちも腹くくるか」
酔っ払いB「おう! しっかり整備して送り出してやるしかねぇわな」
整備員C「任せてください! ビスの一本まで磨き込むくらい整備してあります!」シャキーンッ
酔っ払いC「嬢ちゃん、行く以上はフンドシ締めて掛かれよ! そんで帰ってこい!」
女整備員「セクハラ言うな!」ウィスキーボトルを投げる
酔っ払いC「いたた。おお、酒が!」グビグビ

38GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 22:17:14 ID:/8ySCx.M
妹「でも、乗り込んだのは良いけど、どうやって動かそう?」
AI「お帰りなさい♪ご主人様*」
妹「えっ?何、これ…。もう、お兄ちゃんたら…。あっ、そうだ!おいで、ハロG」
ハロG「イマイク!スグイク!」ピョーン ピョーン
妹「これに、ハロGを繋いでっと…」
AI「キャア!何、この子?」
ハロG「ヨロシクナ、ヨロシクナ」
妹「フフフッ、二人ともサポートよろしくね」


教団実験室

教団職員「あっ、コラ、待ちなさい!」
幼女「アハハハハハッ」パタパタパタパタ
俺「えっ?」
ピトッ 幼女「捕まえた♪お兄ちゃんでしょ、お兄ちゃんは」
俺「えっ?えっ?」
女幹部「コラッ!しっかり見張っていろと、言っただろう!」
教団職員「申し訳ございません!」
幼女「あー、お姉ちゃん怒っちゃダメ〜」
俺「なんなんです、この子は?」
女幹部「うっ、それは……」
聖戦士「次の被験者候補だよ」
女幹部「ボス!」
聖戦士「遅かれ早かれ、いずれ知る。なら、今のうちに、彼の意見を聞いておいた方が良い」

39GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/14(日) 23:27:17 ID:Vbirs.Pg
整備員G2「はい、はい、そうですか。すみません、では」ピッ
連邦軍人隊長「どうだって?」
整備員G2「確かにその日は休んでいるのですが…。これだけで決めつけていいのだろうか?」
連邦軍人隊長「難しいな、それより君に話したい事がー」
整備員D「さっきから何を話しているんだい?」チャキ
整備員G2・連邦軍人隊長「!?」
整備員D「さっき僕の事がスパイって言っていたね。そうさ、僕だよ、僕がやったんだよ…組織の人間としてね」
整備員G2「なら、教えてくれないか!?弟にあいつの事を教えたのはあんたか!」
整備員D「そうさ、暇だったから教えたんだが…それと同時に正体知られたんだ。そんで脅して黙らせてたが…最後まで僕の事を友達同前に…」
連邦軍人隊長「なら、ここで拘束させてー」スッ
ドキューン 連邦軍人隊長「くっ!貴様ァ!」
整備員B「何の音だ!銃声だぞ!」
整備員D「ちっ!誰か人質に…あの偉そうな女を!」ダッ

40GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/15(月) 00:58:27 ID:L/lMoIMc
女整備員「あっ、船長、マキガイに積んで欲しい物は決まったよ。とりあえず、量産型F91と特注のジェスタとシルエットガンダムとあのMAね」
オルトセラス船長「お嬢、積むのは良いんですが、この仕事儲かるんでしょうね?それと、いい加減この船のこと、オルトセラスと呼んでくださいよ」
女整備員「良いじゃん、別に。まあ、儲かるかは保証できないけど、変な物なら拾えるかもね。マキガイって、いつも変なの拾ってくるじゃん」
オルトセラス船長「一応、稼ぎにはなってるんだから、勘弁してくださいよ」
女整備員「あれを捌く、こっちの身にもなってよね。まあ、面白いから個人的には良いんだけど…」
ドキューン
女整備員「へっ?何の音、これ?」

41GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/15(月) 01:53:45 ID:cXaAUYCw
酔っ払いA「なんだおい! 銃声か?」
プチモビb「銃声? また奴らが侵入したか! っあたたたた…」
酔っ払いC「ニィさんあんた怪我してんだから寝てなよ、ほれ」酒瓶口に突っ込む
プチモビb「キュゥ〜」パッタリ
酔っ払いB「お嬢、どんなアルコール入れてたんですか…。」
酔っ払いA「それより、撃ったなぁ誰だ!」

警報「施設内で発砲検知、施設内で発砲を検知、気密確認と安全確保を、気密確保と安全確保を」

社員A「やっぱり誰かに侵入されたのか、医務室に不審人物が!」端末で呼びかける

42GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/17(水) 22:38:07 ID:xjlkB5Zg
整備員D「いた、あそこだ!」ダッ
女整備員「あっ、整備員D。今の銃声?どこから?」
整備員D「ここから、ですよ」チャキッ
女整備員「へっ?」
整備員D「動くな!この女が、どうなっても良いのか!」
連邦軍人隊長「しまった!人質をとられた!」
女整備員「えっ?え〜!」
整備員D「この女を助けたかったら、今すぐシャトルを……」
???「そんな事は止めなよ」
整備員D「なにっ!?」
整備員G「それ以上は、いけない。戻れなくなるぞ」
整備員D「なっ、どうなっている!?」
ホログラム 整備員G「そんな事は止めなよ」
整備員D「くそ、ホログラムか!」バキューン バキューン
ハロG「イケナイ!イケナイ!」ピョーン ピョーン
女整備員「今だ!!」
女整備員は、整備員Dの腕を取り、思いっきり体を跳ね上げた。
フワッ 整備員D「なにっ?」
ドシーン
整備員D「ガハッ!」
女整備員「ちょっと、こいつふん縛るから、誰かロープ持って来て!」

親父「…………、強いな彼女」
マンボウ船長「ええ、柔道二段ですから…」

43GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 01:19:31 ID:M2QnWWXA
作業員たち「おっしゃ!縛りあげちまえ!」「このやろうお嬢の玉の肌触りやがって!」「うらやましいぞこんにゃろう!」
女整備員「ちょっと!!ドサクサで何言ってんのよ! ブン投げるよ!?」
作業員たち「「「捕縛かんりょ〜っス!」」」すっとぼけ。
女整備員「ホントにみんないい性格してるよね…」
マンボウ船長「なんにせよ、捕まえられてよかった。こいつも例の組織がらみですかな?」

44GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 15:06:03 ID:ntxTYp6A
整備員D「くっ!だが、残念だが!隙あり!」モミモミ
女整備員「キャア!って何処触ってんのよ!この変態!」
整備員D「思ったよりないな……」
整備員B「テメェ!お嬢を馬鹿にしやがって!オラァ!」殴ろうとする
パシッ 整備員D「甘いな!こういうふうに殴るものなんだよ!」ドガッ
整備員B「オゴッ……」ドタッ
連邦軍人隊長「一撃だと……。なんか人間のスペックじゃないな…」
ウイーン 連邦兵「やはりお前か!この強化人間が!」カチャ
整備員D「そんなオモチャ有るなら、これやるよ!」近くに倒れてる整備員を投げる
連邦兵「おまっ!?ぐわぁーー!!」ガターン…ゴロゴロ
整備員D「どうした?もっと……ゴホッ、ゴホッ……やばい…」
黒づくめX「お探しの物はこれか?あんたみたいな強化人間のタイプは、特定の薬物を与えないと延々の苦しむだとか」
親父「強化人間だと?そんな奴がこっちに送り込まれてたのか!?」
整備員D「分かってるなら……こ、こっちに…は……や…」
黒づくめX「断る、悪いがそのまま身柄を拘束させて貰う。……申し遅れました、親父殿は本隊のことを覚えているでしょうか?連邦特殊部隊のクォレルです。前々から潜入していたのですが…お伝えしたい事と、こいつの身柄を押さえに来たんですよ」

45GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/18(木) 17:24:31 ID:MedBsbu2
親父「クォレルの人か!?助かる。それで、どういった要件なのだ?」
黒づくめX「ええ、それは……」
整備員D「くそ、よくも…」肩 ポン「ん?」
女整備員「ハッハッハッ」ゴゴゴゴゴ
作業員たち(あっ、やべぇ〜)
女整備員「フンッ」ゴキッ
整備員D「ぐわーっ!」
女整備員「更に、えいっ」ゴキン
整備員D「だーっ」
作業員たち「出た……、お嬢の関節はずし」「あれ、すっげえ痛ぇんだよな」「死んだな…、南無阿弥陀仏」

46GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/19(金) 01:23:10 ID:R7s0wbQ6
マンボウ船長「今度こそ逃げられんようこのまま縛っておけよ」
作業員たち「「「うぃ〜す!」」」ワッセワッセ「「「で…サイズどんくらいだった?」」」

コキン!ギャ〜

マンボウ船長「ふぅ、久々の本社は賑やかなもんだ。ところで、スパイしていたとは?」
親父「その様子では、教団かシャドウエックスに潜入していたようだが」
女整備員「まったくアイツ等ときたら…。それで、あなたも連邦の方なんですね?もしかして「俺」君の手掛かりが?」

47GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/20(土) 22:52:27 ID:8SpVs176
俺「こんな幼い子を、システムの犠牲にするなんて、正気ですか!」
女幹部「残念ながら、この子の意思だ。それに、私達クローンの運命みたいなものだ」
俺「そんな……。それにクローンって、どういう意味ですか?」
女幹部「姉と私、それに君の妹とこの子は、全員同じDNAを持つクローンなのさ。オリジナルが、どんな人なのかは知らないがね」
俺「そんな……、じゃ、じゃあ……」
女幹部「便宜上、母だの姉だの娘だの呼んでいるが、本来なら私達は道具。人として生きたいが為に、敢えてこう呼び合っているに過ぎない。だが、存在がこうであれば、人にはなれん……」
俺「でも、母さんは、そんな事を望んでいない!俺達はみんな、人間で家族なんでしょう?」
女幹部「!?くっ、わ、私は……」
幼女「お姉ちゃん、どうしたの?苦しいの?お兄ちゃんは、お姉ちゃんをイジメちゃダメ!」
俺「いや、俺は……」
聖戦士「もういい。彼に協力を頼むのは、やはり無理のようだ」
女幹部「しかし、ボス!」
聖戦士「当初の予定通り、仮面卿のプランを実行する。俺君は、教団に引き渡すとしよう」
女幹部「あれは不確かで、被験者を危険に晒す!ボスとて、それは望まないはずだ!」
聖戦士「例の計画を彼に任せる方が、よほど不確かだ。それならば、な……」
女幹部「ボスっ!」
俺「どういう事ですか?母さんを、どうするつもりなんです!」
聖戦士「連れて行け」
NR僧「ハッ!」
俺「答えてください!女幹部さん!女幹部さーーーんっ!!」

48GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 01:07:55 ID:apgnV9os
黒ずくめ連絡員「…はぁ。気が重いなぁ。ここまで深刻な事情とは」
老黒ずくめ「んむ? どうした、怖気づいたか?」
黒ずくめ連絡員「そりゃビビリもしますよ。私は暇にあかせて組織に参加した身ですよ?」
老黒ずくめ「そりゃ心得不足というものだの。お主誰に誘われた?」
黒ずくめ連絡員「…黒ずくめ4に…」
老黒ずくめ「なんじゃアヤツか。よほど大雑把にしか聞かされんかったじゃろ?」
黒ずくめ連絡員「その通りですが、御老? なぜそんなに気安いんです? あいつはもう…」
老黒ずくめ「悔やむには、あまりに多くの同胞を見送ってきたからの、身内とて同じよ」
黒ずくめ連絡員「ですが、あいつの犠牲は? 最後は自分勝手にやりましたけど、奴は組織の大義のせいで!」
老黒ずくめ「わしは犠牲と思っておらんよ。あの幼女もな。戦や大義に参画した者の末路は犠牲とは呼ばぬのよ」

49GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 14:09:01 ID:gn8Btzw6
連邦軍人隊長「……今、いいか?」
整備員G2「え?ああ、そういえば話があるとか言っていましたね」
連邦軍人隊長「そう、君の過去の事件について話したい事がある……。実は昔にこの事件の担当を任されたことがあったんだ…それで君の兄さんとか言う人と…」
整備員G2「ええー!?それは一体なんですか!?教えてください!」
連邦軍人隊長「あの事件は私が適当に処理した後に、いつの間に記録から消えていたんだ。焦って、色々調べたりしたら……あるシステムの研究のサンプルを集めるために起こし、情報を闇に消したらしいんだよ」
整備員G2「それで、これとあいつとは一体どういった関連性が?」
連邦軍人隊長「………君は強化人間を知っているよな。無論、そこに拘束されている人物のようなね。昔に戦史を研究するグループがコールドスリープした大勢の強化人間を掘り起こしたんだ……なんだ、その…」
整備員G2「何ですか!はっきり言ってください!」
連邦軍人隊長「……………。そいつの首筋を見てみろ」
整備員G2「?………なんか英数字が書いてあるような…」
連邦軍人隊長「………君の兄さん、いや彼はこの事件でのー」
作業員「痛い!スリーサイズくらい、教えてくれても良いのに……あ、ありがとうございます!」ズコッドカッ
女整備員「き、気持ち悪い……」バシッバシッ
連邦軍人隊長「ーだ。……この事にあまり首を突っ込まないほうがいいと思うが…」
整備員G2「いえ、逆に余計に突っ込みたくなりましたよ。奴の真意を確かめたいんです!今度会ったら、問い詰めてやる…」

50GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/21(日) 22:04:38 ID:v5nnXK/E
連邦兵「ところで、何処の連邦基地へと、向かわれますか?」
タカ派中将「ここから、一番近くて大きい連邦軍の基地は、何処だ?」
連邦兵「ハッ、そうですね…。コンペイ島になります」
タカ派中将「そうか……、教団の本拠地である、サイド1からも近いな……」
連邦兵「昔から、宗教が盛んな所ですからね」
タカ派中将「丁度良い、と言いたい所だが、逆に教団の手が伸びておるかもしれん。確かめる意味でも、そこへ向かってくれ」
連邦兵「わかりました」
タカ派中将(儂が奴等なら、真っ先にこのコンペイ島を落としにかかる。コロニーレーザーを使うなら、要塞は絶対にいるからな。そして、コンペイ島は、一番軍縮のあおりを受けた所でもある。危ないな……)

51GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 14:51:48 ID:FSJ.axik
黒ずくめ連絡員「…それで、御老はコンペイ島へ? やはり出撃なさるので」
老黒ずくめ「無論。あそこには因縁もあるでな。この体朽ちるまで、わしは征くぞ」
黒ずくめ連絡員「そういう、ものですか。」
老黒ずくめ「お主は付き合わんでもよいのだぞ?」
黒ずくめ連絡員「いえ、最後まで見届けます。伝えるのが仕事ですからね」
老黒ずくめ「しかし、お主の機体は戦闘に耐えられそうにないのぉ。わし等のように改良もしておらんだろう?」
黒ずくめ連絡員「スカーフェイス様の処の残党に比べれば、まだ上等ですよ」
老黒ずくめ「う〜む。そうさな、わしの手持ちから何やら見繕ってはどうかの? 使えるようにはしてあるぞ?」

52GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 17:45:31 ID:7hLoazGo
偽造貨物船にて…
黒づくめ整備員「あの機体…ピシャーシャというのを回収しましたが、これは…」
黒づくめ整備員2「コクピットは辛うじて無事。しかし、パイロットの方は…」
黒づくめオペ「そんな…コクピットは無事なのに…」
黒づくめタカ派5「普通、あんな爆発的な加速に掛かるGに耐えられる筈が無いが……。あのパイロットは一体…」(この艦のほとんどが黒づくめ4の事を知らない)
シュラーイン「きっと、彼は……果たさなきゃいけない信念があったから耐えられたんだよ」
黒づくめタカ派5「うん、そうだよね!………うん!?失礼、それより進路をアジトへ」
黒づくめ「え?は、はい!」

53GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:04:18 ID:bZ.Fkyqk
親父「……すると、クォレルは以前から教団を探っていた、と言うのか」
黒づくめX「ええ、教団の資金力および影響力は、以前から懸念材料でありましたから。そしてその結果、あちこちに教団ないしシャドウ・エックスのスパイが潜んでいる事が分かりました」
親父「なるほど……。それで、私に何をさせたいのだ?」
黒づくめX「これから、教団本部に潜り込むとか?」
親父「そうだが」
黒づくめX「ならば、手引きします。そこで、教団の計画『リーインカーネイション』の概要を、共に探って頂きたい」
親父「『リーインカーネイション』?それは、我々と関係あるのか?」
黒づくめX「はい、どうやらシャドウ・エックスが研究していた、EXAMシステムと関係があるようなのです」
親父「なるほど。それを探る為、彼を泳がせていたの」
黒づくめX「はい。ですが、どうやら彼も組織から切り捨てられたらしく、それで貴方達に協力を求めた次第です」
親父「……わかった。そちらに協力しよう。他に、協力してくれる人はいるか?」
女整備員「はい、私も行きます。難民装うなら、女子供がいた方が良いですから」

54GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:22:14 ID:FSJ.axik
整備員たち「ちょっと待った〜! 難民装うんならおれたちが適任ですぜ!」(元木星軍人’S)
オジョウヲアブナイメニアワセルナー!
黒ずくめX「いや、君たちは工作員と真っ先に疑われるので。なにしろカタギの雰囲気をしていない」
コッカケンリョクノオウボウダ〜
女整備員「お黙んなさい! 軍人崩れの難民なんていまどき怪しすぎるのよ! そこを判って」
整備員たち「しかしお嬢さっきみたいに貞操の危機が満載になりますぜ!?」「飢えたケダモノのなかに入り込むよなもんですよ?」「いざとなったら誰か女装させれば」
オルトセラス船長「難民船装うんならウチの船の見た目は役に立てるだろう。しかし、女装は要らん」

55GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 20:48:58 ID:7hLoazGo
整備員D「フガフガ…ペッ!なら、僕も連れて行ってくれないか?せめてもの罪滅ぼしがしたい…ゲホッ、ゲホッ」苦しがっている
黒づくめX「なっ!?それは無理だ!お前は、組織から見放されたから無理だ!」
整備員D「ゴホッ……見放されたのは上司だ。幸いな事に、そいつはまだ組織の本部に今は居ないんだ。まだ組織には、顔が訊く」
親父「なるほど、こっちに寝返って一矢報いたいのか。囮しては、頑張ってもらえそうだな」
黒づくめX「え?し、しかし…」
整備員D「但し、こちらにも条件がある。持っている薬を全部返してくれないか?生憎、僕みたいな人間は薬がないと生きていけないんだよ…ゲホッ、ゲホッ」

56GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/23(火) 22:41:56 ID:QDpwSC62
連邦軍人3「あたしも当然行くわ。隊長はバックアップをお願いね〜」
連邦軍人隊長「わかった。我々は、君達の逃走ルートを確保しよう」
整備員G2「自分も行って良いですか?」
親父「いや、君はオルトセラスに残って、もしもの時、MSで援護して欲しい」
整備員G2「わかりました」
妹「私は…」
親父「お前も、整備員G2さんと一緒に待機だ。万が一はぐれたら、どうにも出来んからな」
妹「…………わかった」

親父「以上の、4人だ。これで行けるか?」
黒づくめX「ええ、こちらも何人か向こうに潜り込ませています。ですが、最深部は未だ不明なのと、EXAMシステムについて、よく知りません。その辺のサポートを、お願いします」
博士「なら、ワシもその船におった方が良いの」
親父「そうだな、頼む。この『リーインカーネイション』という計画、間違いなく妻と俺が絡んでいるだろうからな」
黒づくめX「では、早速行きましょう。奴等の本部、サイド1,3バンチコロニー[エデン]へ」

57GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/24(水) 10:29:15 ID:1lBC618o
妹「…あの」
連邦軍人3「?」ソデ ヒカレル
親父「どうした?」
妹「お兄ちゃんを…お願いします」
連邦軍人3「…任せなさい。俺クンに指一本でも触れようとする奴らはお姉さんがぶっ倒してくるから!」
親父「ああ。俺の為にも、妹の為にも、彼らの陰謀は必ず止める」
連邦軍人隊長「はぁ…付いて行くのが精一杯になりそうだな…」

58GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/24(水) 22:21:15 ID:4ulGa5Rc
[エデン]教団本部

NR司祭「どうか、我々を導いてもらえませんか?」
俺「…………」
法王「お待たせしました。どうしましたか?」
NR司祭「はい。自分は、アムロ・レイでもなければ、ニュータイプでもないの、一点張りでして……」
法王「おや、何故ですか?」
俺「それは、こっちの台詞です。何でそこまでして、人類にその奇跡を見せたいんですか?それは大勢の人を犠牲にしてでも、しなきゃいけない事なんですか?」
法王「なるほど……。もっともな意見です。ですが、今世界は相当危ういのです。おそらくですが、近い将来、もう一つ大きな反乱が起きます。そして、今の地球連邦政府ではまったく対応できません。そう、宇宙戦国時代が訪れるでしょう。我々は、それを防ぎたいのです」
俺「そんな不確かな事に、なんでそこまで……」
法王「そうですね。ニュータイプでない、凡人の私が予見したものなら、ここまで邁進は出来なかったでしょう」
俺「どういう事です?」
法王「この計画の発案者は、EXAMシステムの被験者。そう、君の母上なのです」
俺「なっ、母さんが!?」
法王「はい。彼女こそ、この教団を導くべき救世主であり、私はその代理に過ぎないのです」
俺「そんな…、母さんがこんな大勢の犠牲が出る様な事を、するはずが無い!」
法王「それは、我々の不徳であり力不足です。彼女は、犠牲を一人も出さずに、あの奇跡を起こす事を考えておりました」
俺「じゃあ、何故こんな事になったんですか?」
法王「時の流れが思いのほか早い事と、彼女が被験者になる事で、教団の抑えが利かなくなってしまったのです」
俺「だから、俺に母さんの代わりをしろと言うんですか?」
法王「そうです。多くの人々を導けるのは、貴方において他はいないと、確信しております」
俺「…………、少し考えさせてください…」

59GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 22:55:45 ID:kmpUov1.
老黒ずくめ「おいおい、これはどうしたことじゃ? なぜみんなわしの倉庫に集まっとる?」
黒ずくめ運搬係「老黒ずくめ様、じつはスカーフェイス様の新入り用のMS足りないのです。おまけに旧型の操縦系だけしか知らなくて」
老黒ずくめ「それで、わしの収蔵品を持ち出しとるのか?」
黒ずくめ運搬係「申し訳ありません。上からの指示なもので。御老のMSは皆カスタマイズされてるでしょ? ただの旧型より戦力になるからってスカーフェイス様がねじ込んだようで」
黒ずくめ連絡員「景気よく持ち出されてますな〜。でもスカーフェイス様の処にも、良質な機体はあったんじゃないか?」ハンガーに空きが目立つ
黒ずくめ運搬係「次のソロモンはかなり大きな戦いですからね。数だけじゃなく、シンボル的なMSも欲しいとか…」
老黒ずくめ「やれやれだの…ため息も出ぬわ」
黒ずくめ連絡員「しかし、何機持っていたんです? この規模、ゼク・シリーズなんて記録だけだと思ってましたよ」
老黒ずくめ「昔の仕事でな。ガラクタを集めて記録を採っておったのよ。その出涸らしみたいなものだて」
黒ずくめ運搬係「おかげで助かっています。それでは御老、お借りします」
老黒ずくめ「返ってはこんじゃろうなぁ。些か出遅れたか、主の使えそうなものが残っとればよいが」 ハンガーがガラガラ

60GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 23:30:45 ID:t628Z3A2
3バンチコロニー[エデン]港口

港口職員A「なんだ?あのボロ船は?」
ボン
港口職員B「あっ、なんか爆発した」
港口職員A「呑気に構えてないで、牽引するぞ!急げ!」


オルトセラス船長「いや〜、助かった。最近、活発になったテロリストに出くわしてなあ。慌てて難民連れて、ここまで逃げて来たんだ。確か、ここは難民の受け入れをやっているんだろう?」
港口職員A「ああ、教団に御用の方達でしたか。定期便がありますので、教団本部へ赴かれるのでしたら、そちらを利用してください」
親父「ありがとう。やはり、我々のような難民は多いのだろうか?」
港口職員A「そうですね。ここんところ、ひっきりなしですよ。そろそろ別のコロニーにも、受け入れ体制を作るみたいですよ。本当、いつまでこんな世の中が続くのやら」
港口職員B「貴方も教団に入信されては如何です?教団の教えが広まる事が、平和への一番の近道ですよ」
親父「そうだな、考えておく。行こうか、みんな」
女整備員「ハーイ、パパ」
連邦軍人3「わかったわ、お・じ・さ・ま♪」
親父「…………」(今更ながら、人選はこれで良かったんだろうか……)orz

61GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/26(金) 23:44:30 ID:7DkNc/No
整備員G2「そういえばロンド・ベルとの掛け合いはどうしたんだ?」
連邦軍人隊長「連中の動きが怪しいから、迂闊にこちらに戦力を送れないらしい。しかし、ここに『最後の積荷』を届けてくれるそうだ」
整備員G2「何?『最後の積荷』?なんじゃそりゃ?」
連邦軍人2「こちら宛に僕と隊長用の量産型F91と人数分の最新のMSが届けられるっす。それとアナハイムの倉庫から、古いMSもこっちに届けられるですよ」
連邦軍人隊長「そういうことだ。私はそろそろ行かなくてはいけない、それでは」ウイーン
連邦軍人2「…でさぁ、オカマの奴いんじゃん?実は彼にはさ、第二次ネオ・ジオン抗争時のNT用MSが充てられるらしいんだー!これはねー」
連邦軍人3「聞こえているわよ…」ガシッ 連邦軍人2「げっ!?」ジタバタジタバタ・・・
連邦軍人3「じゃ、少し間よろしくぅ!」パッ
整備員G2「……さて、おい、スパイや…どこ行った!?」キョロ、キョロ

62GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 00:03:31 ID:asCcaKW.
>>61
しまった!?すいません、変更します

連邦軍人2「さて、こちらも行動を開始っす!作業班、これから届けられる最新のMSらの組み立て準備をするっす!」
作業班「了解!」ドタドタドタド・・・
整備員G2「これから届くって…誰から送られてくるんだ?」
連邦軍人2「ロンド・ベルですね…急遽に連中の動きが怪しくなったらしく、戦力をこっちに廻すことが出来なくなったですよ」
整備員G2「なるほど、代わりにってわけか」
連邦軍人2「その中には…なんかアナハイムの倉庫にバラバラになっていた第二次ネオ・ジオン抗争時のNT用MSを使うことになったっすよ。それも、変なオカマが」
整備員G2「!?旧式じゃないか!それも、NT用だと!?」
連邦軍人2「本当は僕ら3人の分は量産型F91が充てられるだけど…そのMSがあることを知ったときに『そのMSを使うわ、私もあの英雄に及ばなくても使いこなせる自信があるの』と言って…」
整備員G2「……彼がNTにせよ、チューンアップぐらいはしてやった方はいいかもな…」
連邦軍人2「元からそう予定してたんっす、であのスパイを………っていねェ!」
整備員G2「え?でもかなり分厚い縄が………アイエエエ!?ナンデ!?ハズレテル!?ナンデエエエ!?」orz
連邦軍人2「お、落ち着くです!パニックにならずに…一体どこに?」

63GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 00:46:16 ID:vLCxE0uY
社員A「医務室に連れてこられたパイロットじゃなかったのか。人騒がせだなまったく」
社員B「まぁ警戒するのは悪いこっちゃないさ。それより定期便が来るぞ。ザクレロクジラ用の補修材乗せたやつ」
社員A「そうだったそうだった。しっかり確認しないと、折り返し出荷する機材も確認しないと」イソガシ〜 ドタバタ

64GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 02:49:01 ID:nBC3ys32
親父「ところで、どうやって潜り込む手筈になっているのだ?」
黒づくめX「我々の仲間が既に潜り込んで、怪しい場所にいくつか目星を付けてます。まずは、彼らと合流しましょう」
女整備員「ところで、俺君の居場所は分かります?」
黒づくめX「あまり情報は多く入っておりませんが、何でも法王に重要な客人がいるとか。外部からその様な人物を招き入れた情報が入っていませんので、それが俺君である可能性が非常に高いと思います」
連邦軍人3「じゃあ、俺君は法王の所にいるの?それって、一番警戒されている所じゃないの?」
親父「不味いな…。教団が俺をどうするつもりなのかは知らんが、下手に監禁されるより、よっぽど厄介な場所にいるようだ」
整備員D「やはり、囮ないし陽動がいりますね。それに、教団の計画を探る組と、俺君を探す組とで、部隊を二つに分ける必要もあるようです」
親父「そうだな。私は俺を助けたいが、計画も探らねばならん。ここは、女整備員さんと連邦軍人3さんに任せるとしよう」
女整備員「了解。任せてください」
連邦軍人3「俺君は、しっかり助けてみせるわ。お・じ・さ・ま♪」
親父「…………すまないが、それ、止めてくれないか…」
連邦軍人3「もう、固いんだから」
親父「…………、教団の計画を探る組は、私と………」
整備員D「僕ですね」
親父「…………」
女整備員「…………」
連邦軍人3「…………」
黒づくめX「…………」
整備員D「どうしたんです?」
親父「いつの間に、いたんだ?」
整備員D「さっきから、ずっといましたが?」
親父(グルグル巻きにされて、連れて行かれたと思ったんだが……)「……まあいい、君と私で探るとしよう」

65GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 22:18:41 ID:vLCxE0uY
港口作業員A「う〜わ〜、この船何処から手を付ければいいのか分からないくらいぼろぼろだぞ、どうするの?」
港口作業員B「難民船というより難破船だなこりゃ。修理は申請されてないんだから、係留と積み荷の確認だけでいいだろ」
オルトセラス艦長「お勤めご苦労様です。これが積み荷のリストです」
港口作業員B「これはどうもっ…て、何も積んでないじゃないか⁉」
オルトセラス艦長「慌てて逃げてきたんです。持ち出せたのは食料品の一部だけですよ」
港口作業員A「大変だったなぁ。規則だから、一応検めさせてもらうよ」
オルトセラス艦長「どうぞどうぞ」

妹inアーモリーユニット

妹「どうしよう…点検されたら見つかっちゃうかも」ドキドキ
オルトセラスオペ「だいじょうぶ。この船は継ぎ接ぎが多いから、君の機体も増設されたエンジンブロックの一部にしか見えないよ」

その他のMSは外壁の穴の中に仕舞われている
妹「緊張するなあ」

66GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/27(土) 23:49:21 ID:cMbjkozc
教団本部避難所

ガヤガヤ ザワザワ ガヤガヤ
女整備員「うわっ、滅茶苦茶いっぱいいる」
親父「何千人といるようだな。だが、これだけの人数を受け入れているとなると、教団本部も相当広いようだな」
連邦軍人3「おかげ様で、探るのも一苦労しそうね。お仲間さんと落ち合う手筈は、どうなっているの?」
黒づくめX「あそこの19番トイレで落ち合う予定です。あっ、いました」
潜入捜査員「連れて来てくれたか?」
黒づくめX「彼が、そうだ」
親父「世話になる」
潜入捜査員「頼みます。では、我々が陽動をかけますので、この地図に記された場所を探ってください」
親父「分かった。それと法王の居場所はどこだ?捕らわれた息子が、そこにいるらしいのだ」
潜入捜査員「息子?法王なら、この後みなの前で教義を説くのだが、そこでアムロ・レイの生まれ変わりとなる人物を紹介するらしい。ひょっとして、それか?」
親父「…………、は?」
女整備員「……また、凄い人にさせられてますね」
連邦軍人3「あら、良いじゃない。あたしが見込んだだけあるわ」
整備員D「ともかく、それだとあまり時間は無い様ですね。急いで、探りに向かいましょう」
親父「ああ、そうだな。二人とも、俺をよろしく頼む」
女整備員&連邦軍人3『任せて!』

67GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 00:58:44 ID:YfFEp.KY
黒づくめX「さてと一度、見張りを引き付けた後に彼と陽動を掛けます。その隙にお願いします」
整備員D「そういえば皆さんは嘘が得意ですか?」
一同「……?」
整備員D「いや…その一度聞いてみたかっただけです、はい」
潜入捜査員「では、行きますよ」

黒づくめタカ派「無事だったか!?中将は?」
黒づくめタカ派5「逃がしたというか…自分から連邦に行ったらしいが……なんか大丈夫そうだったよ」
黒づくめタカ派「ええ!?でも連邦には内通者もいるから大丈夫か…いや…」
黒づくめタカ派5「まあいいじゃない、ここは一杯やろうぜ」ポン

68GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 10:57:10 ID:vi0mhKL.
コンペイ島

連邦高官「中将!行方不明と聞いておりましたが、何故ここへ?」
タカ派中将「君達に投降する。その上で、伝えたい事があるのだ」
連邦高官「わかりました。その辺の事情も、後で伺います。どうぞ、こちらへ」
タカ派中将「うむ、最早我々は身内で争っている場合ではない。一刻も早く対応せねばならんのだ」
副官「中将!」
タカ派中将「副官か?君も、ここにいたのか?」
副官「ええ、申し訳ありませんが、政府高官を連れ、いち早く投降させてもらいました」
タカ派中将「構わん。それより、教団の事について、どこまで話したのだ?」
副官「はい、それについてなのですが……」
タカ派中将「どうした?」

バキューン

タカ派中将「っ!!」バタッ
連邦高官「中将!?」
副官「フハハハハハッ!これで、私もニュータイプになれる。宇宙の意志として永遠に生きられる!」
連邦高官「こいつを取り押さえろ!中将、しっかりしてください!中将!」

69GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 20:31:18 ID:YfFEp.KY
教団本部廊下にて…

黒づくめオペ「帰ってきてそうそう、訳の分からない教団に入るのかぁ……何せに上司がなあ…」
黒づくめ「ドンマイ。まあ、でもこっちもソロモンでの決戦で忙しくなりそうなんだよ。そっちの方がいい方じゃないか」
黒づくめオペ「しっかしなあ……」
黒づくめX「すいませーん、先輩飲み物いかがですか?」
黒づくめオペ「おっ!気が利くねぇ…」
黒づくめ「悪ぃ、わざわざ申し訳ないな」
黒づくめX「いえいえ、これも後輩の仕事なので」
ゴクゴク… 黒づくめ「なんか眠くなってきたな……疲れてんのかなぁ……ファ〜」ヨロヨロ
黒づくめオペ「確かに…………………はっ…………」パタッ
黒づくめX「先輩!しっかりしてください!ベットまで連れて行きますから」[今です、この隙に]

70GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 22:56:47 ID:kcOj1z42
親父「ああ、行こうか」
整備員D「そうですね」
黒づくめX「ちょっと待ってください。この服を着てください」
親父「これは、教団の服か?」
黒づくめX「はい。少しはバレにくくなると思います」
親父「分かった」ゴソゴソ
NR僧(親父)「これで良いか?」
NR僧(整備員D)「良いと思いますよ」
黒づくめX「では、頃合いを見計らって、表で騒ぎを起こします。その隙に、最深部を探って来てください」
NR僧(親父)「了解した」

女整備員「この壇上で、法王さんが説教するんですよね」
連邦軍人3「って事は、俺君も一緒に上がるのね」
女整備員「つまり、そこが俺君を連れ出す、絶好の機会な訳だね」
潜入捜査員「では、我々は頃合いを見計らって、騒ぎを起こします。お二方は、彼を船まで連れて行ってください」
女整備員「いや〜、腕がなるね」
連邦軍人3「もう、久しぶりに張り切っちゃうわ」

71GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 23:08:16 ID:6xnMrqE2
港口作業員A「確認終了、危険物なし」
オルトセラス船長「ご苦労様でした」
港口作業員B「今後、どうされます? 修理なども料金次第で手伝えますが」チラ ボロボロなオルトセラス
オルトセラス船長「修理を依頼しようにも、何分資金が私らで動くまで修理して見せますよ」
港湾作業員A「では、これで」

オルトセラスオペ「な? 言ったとおりだろ? そうそう見つからないわけよ」
妹「うん。私はまだ胸がどきどきしてる。お父さんたちは大丈夫かな?」
オルトセラスオペ「こういう時は、堂々としてれば大丈夫なもんだ。嬢ちゃんも気にしない気にしない」

72GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/28(日) 23:42:47 ID:kcOj1z42
法王「どうです?我々と共に、戦争の無い世界を作って頂けますか?」
俺「…………、まだ何とも言えません。俺だって、母さんと話がしたかった。でも、それが出来ないなら、家族と話がしたいです。親父に会う事は出来ますか?」
法王「なるほど、わかりました。聖戦士殿に、お父上を連れて来てもらうよう、伝えましょう」
俺「出来るんですか?」
法王「ええ、その代わり、これから行う儀式『リーインカーネイション』に立ち会って頂けますか?この奇跡が成功すれば、お父上の罪も許されるでしょうから」
俺「……………、わかりました」
法王「では、あの[碧の塔]の下の壇上へ、向かいましょう。そこから出る碧の光を浴びれば、皆あなたの様にニュータイプへと生まれ変わるのです」
俺「…………」(なんだろう、凄く嫌な予感がする……)

連邦軍人3「それにしても、何かしら?このでっかい塔は」
女整備員「あっ、法王が来ましたよ。あっ、俺君だ!」
連邦軍人3「じゃあ、なるべく目立たない様に、前へ行きましょう」

73GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/29(月) 23:27:22 ID:/ZgMK8JY
連邦軍人3「それにしても人が多いわねぇ〜」ドガッ
一般市民「おりょ?うぃ〜ありがたや、ありがたや〜。あんたも拝みに来たんかい?」[酔っぱらっている]
連邦軍人3「え、ええ」(めんどくせぇな、こいつ)
女整備員「すいません、私達急いでいるので」
一般市民「え?あっ、もしかしてあんたらカップルかい?それで一番前で見たいんかい?熱いねぇ〜ヒック」
連邦軍人3・女整備員「全・然・違います!!」ギロ
一般市民「うおっ!?す、すいません……」(今ので酔いが醒めたわ…)
女整備員「さっ、急ぎましょ」

整備員D「うおっ!?」
親父「どうした?何かあるのか?」
整備員D「いや………その……あはははははっ」(あのオカマも怖い奴だな……)
親父「??」

74GUNDAM掲示板からお送りします:2014/12/30(火) 17:18:23 ID:39yMX/7g
仮面卿「では、EXAMシステムのプログラムによる支配力を、より強くしても良いのですね」
聖戦士「ああ、そうしてくれ。これだと人間を思い通りに操れないが、代わりに多くの人間を操る事が出来る」
仮面卿「被験者にも、大きな負担がかかりますが……」
聖戦士「構わんよ」
実験室の母を見つめながら
聖戦士「君がいけないのだよ。あの男ではなく、私を選んでいれば……」
仮面卿(フフッ、どうしてなかなか、ボスも意外と小さい。これならば、な……)

法王「皆さん、ついに我が教団が求めていた、あの碧い光を実現させる事が出来るました。あの塔をご覧ください」
俺(えっ?あのシステムは未完成じゃなかったの?)
その時、後ろの塔から、オーロラにも似た碧い光が降り注ぐ。
キャァァァァァ……
俺(なんだ、これ!?……頭に声が、響く。……母さん?)
教団員「あ、頭が痛い…」
避難民「な、なんだ、悲鳴みたいな声が聞こえる……」
女整備員「……ちょ、なにこれ、ヤバい…よ…」
連邦軍人3「…くっ、これが教団がやろうとしている事?兵器にするつもりなら、相当ヤバいわね……」
そして、碧い光はいつの間にか止んでいた。
法王「皆さん、お聞きしましたか?地球の悲鳴を、人類の危機を」
俺(違う、あれは母さんの悲鳴だった!あの聖戦士とかいう人、何かしたんだ!)

ドドーン
その時、碧の塔が爆発した。
俺「!?」
法王「なっ、なんですと!?」
連邦軍人3「今ね!行くわよ!」
女整備員「ハイッ!」

75GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 19:46:49 ID:X8QQBpX2
俺「一体何が!?」
教団員「何者かの意図的な行動に見えます。法王様、『俺』様、こちらへ」
法王「ようやく………みなNTへとなれるのに……」
女整備員「俺君!助けにきたよ!」
教団員「き、貴様!勝手にここへ上がってー」
その時、連邦軍人3のパンチが飛んできた。
教団員「おごっ!?」ドタッ
連邦軍人3「いちいちうるさいのよ。俺君、行きましょ!」グイ
俺「……嫌な予感が強く感じる…」

76GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 21:17:51 ID:IFSZytnc
法王「君達!彼を何処に連れて行くのですか!?」
女整備員「そんなの教える訳ないじゃん」
俺「待って、二人共!」
連邦軍人3「どうしたの、俺君?まさか…」
俺「法王様、やっぱり俺は貴方達を導けません。あれ、俺には母さんの悲鳴に聞こえた。母さんを助けなきゃ!」
女整備員「へっ?じゃあ…」
俺「二人共、こっちです」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、逃げないの〜」


教団最深部

ドドーン
教団員A「なんだ?上で騒ぎがあったぞ!」
教団員B「ヤバい!碧の塔が何者かに爆破された。避難民がパニックだ。すぐに来てくれ!」
教団員A「分かった!」タッタッタッ

ハァハァ 整備員D「上手くいったみたいですね」
親父「ああ、この先だな。それにしても、さっきかなり苦しんでいたが、大丈夫か?」
整備員D「ええ、さっき女の人の悲鳴がダイレクトで頭に響いたんですが、もう大丈夫です。あれが、例の計画の一部なんでしょう」
親父「ああ、私にも微かに聞こえた。あれは、妻だった。教団が何をしたのか、おそらくこの先にある。行こう」

77GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/04(日) 21:40:31 ID:B0kYSheA
教団衛兵1「何たる様だ! 碧の塔が破壊されるとは」
教団衛兵2「塔の機能が漏れていたのか? ならばご子息が?」
教団衛兵隊「聖骸の元へ行くぞ!」「「「応!」」」ザッザッザッ

78GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 01:14:13 ID:0sH2wPSg
聖戦士「どうした!何があった?」
教団員C「ハッ!何者かに、碧の塔が爆破された様です!」
聖戦士「連邦が、もう嗅ぎ付けたのか?意外と早いな。ならば、設備をこのまま戦艦へと移動させる。すべて移し込め!」
教団員C「ハッ!」
聖戦士「仮面卿、君は一足先に戦艦へ戻り、出港の準備をさせてくれ」
仮面卿「わかりました」
聖戦士「そして、設備を移し次第、コンペイ島攻略作戦を開始する。スカーフェイスにも伝えろ」
仮面卿「ハッ!」
聖戦士「設備の移動を急げよ!おそらく、今のは連邦の陽動だ!直にここへ来るぞ」
教団員C「了解であります!」

俺「こっちです、母さんのいた所は!」
女整備員「でも、どんどん奥へ行っているよ。大丈夫?」
連邦軍人3「まあ、向こうもかなり混乱しているみたいね。追っ手どころか、見咎められもしないわ」
俺「母さん…、多分母さんを助けられれば、この戦いを終わらせる事が出来るはずなんだ。来てください!」

79GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 20:49:13 ID:6fMzQ13.
教団員C「作業が完了するまで、誰も通すな」
教団衛兵「「「承知いたしました!」」」

俺「もうすぐです!」
教団衛兵1「きたぞ! 侵入者だ!」
教団衛兵2「聖骸を傷つけてはならん! 銃は使わず、ただ阻め! 我らは壁である!」
教団衛兵隊「「「応っ!!!」」」衛兵隊はライオットシールド(機動隊の盾)を並べスクラムを組み通路を塞いだ。
女整備員「うわぁ! 暑苦しいのがいっぱいいる!!」
俺「どいてください! 俺は母さんを!」
教団衛兵隊「「「ここは通さんぞぉ!」」」ヌゥ〜ン!
連邦軍人3「あら、骨のありそうなやつらがいるじゃないっ」

80GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 21:40:11 ID:0sH2wPSg
別ルート
親父「この扉の向こうか?」
整備員D「どうやら、そのようですね。爆破しますから、下がってください」
親父「頼む」

ドカーン
教団員C「なっ、なんだ!?」
親父「こ、これは…」
聖戦士「貴様か!狂戦士!」
親父「これはどういう事だ、旧友!この設備は、強化人間に強烈な刷り込みを行う物ではないか!貴様、妻を廃人にするつもりか!」
聖戦士「違うな。生まれ変わらせるのだ。新たなる導き手としてな」
親父「貴様ーっ!!」バキューン
カン 聖戦士「なればこそ、貴様には渡さん!貴様に渡せば、彼女は只の女になる。彼女は聖母となるべく女性なのだ!」バキューン
キン 親父「まさか…、お前……」
聖戦士「何故だ!何故、貴様なのだ!!彼女をもっとも理解し力になったのは、私のはずだっ!!」バキューン バキューン
キン キン 親父「……旧友、お前は何もわかっていない。お前は、妻の優しさに甘えているだけだ!妻が求めていたのは、恋人ではない。夫であり、子供達の父親だ!」
聖戦士「黙れーっ!!」バキューン バキューン バキューン カチッ カチッ カチッ
親父「今だっ!」ダッ
そのまま二人は、取っ組み合いの乱闘を始めた。
親父「くらえっ!」バキッ
聖戦士「なんのっ!」ドカッ

81GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/05(月) 23:52:31 ID:TEkLNvTw
整備員D「二人ともいい年して、何してんだが…」
教団員「き、貴様ァ!お前はスパイの立場で裏切るつもりか!この強化人間風情が!」チャキ
整備員D「なんとでも言え!僕は…整備員Gのいた方に加勢だ!!」バッ

コロニーの港では…
オルトセラス作業員K「あん?だから、要らねぇよ!そんな物!珍しい物とかうちいいから!なにせ値段が馬鹿高ぇ!」シッシッ
商人?「そんなこと言わずに、この本は色々と機密情報なんかが載ってるでせぇ。………日本語でなんて書いてあるのか分からないけどな!ガハハハハハハッ!」
オルトセラス作業員K「ガハハじゃねえよ!!なにが機密情報だ!分からないじゃねぇか!」
商人?「え、でもこれくすねた時、奴等血眼になって捜してたぜ……だから、ピンと機密情報に違いないと分かったんだぜ」
オルトセラス作業員K「え?………それ、不味くね…いや、待てよまじで機密情報入手…そういえば」
(確か、連邦の隊長さんだったか日系方だから日本語が結構できるとか…なら、解読できるのか!)
オルトセラス作業員K「買った!でも安くしてくれよ〜な」
商人?「良いぜ!但し、連中にはチクるなよ……」 「も〜ちろんさー」

黒づくめタカ派5「…………………あそぼうよ、おにいちゃん…」キャハハハ トコトコ…
黒づくめタカ派「……一体どうしたんだ……いきなり子供らしくなって………うっ、目眩が…」バタリ

82GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/06(火) 19:52:06 ID:4tYkn2aM
教団衛兵隊「「「それ押し返せぇ〜!」」」ワッショイ! ワッショイ!
連邦軍人3「ちょっと!手ぇ出してきなさいよ!? 盾ごと押し出してくるとか何考えてんの!!」
俺「あんまりに地味すぎるけれど却って手が出せない。銃弾ぐらいじゃ盾を壊せないし」
教団衛兵隊「「「我らの鉄壁の守りは抜かせんぞぉ〜!」」」ヌゥ〜ン ヌゥ〜ン
俺「くそうっ! やつらが言う聖骸って母さんのことだ、死んだみたいに扱うなんて許せない!」

 ド〜…ン

教団衛兵隊「何事ぞ!?」「また爆発した!?」「爆弾だと!?」
連邦軍人3「爆弾…あらいいじゃない、それよ♪ちょっと御免なさい」女整備員を抱え上げて放り投げた
女整備員「うわわわわぁあああ!!!???」
教団衛兵隊「投擲!投擲! 頭上を守れ〜!!」後列が盾を頭上に並べ、女整備員がその上を転がり衛兵隊の後ろに落ちた
連邦軍人3「やったわ、大成功!」
女整備員「いたたた、あのオカマ…後でネジル…」コキン コキン 衛兵「「ンギャ〜!」」

83GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/06(火) 23:09:06 ID:s2OBqgVM
教団員C「聖戦士様!」バン バン
親父「くっ!」バッ
聖戦士「移送はどうなっている!」
教団員C「ハッ!すべて運び終えました」
聖戦士「ならば、ここは任せる。奴等を逃がすな!」
教団員C「ハッ!行くぞ、奴等を捕らえろ!」
教団員達『オウ!』ダダダダダダ
親父「不味い!囲まれた!」
整備員D「ヤバいですね。こっちには援軍なんていませんし…」

84GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/07(水) 17:50:30 ID:4xAXusns
整備員D「こうなったら、私が囮になります。その隙に行ってください」
親父「正気か!?そんな事をしてどうするつもりだ!」
整備員D「いいんですよ…どうせ、僕はしがない強化人間ですよ……目をつぶってください!」ポイ・・・カランカラン・・・カッ
教団衛兵隊「ぐわーっ!?目がぁ!!」
親父「くっ!すまない、ここは頼んだ!」ダッ
整備員D「後で追いて来ます。行ってください!」チャキ、ダンダンダn・・・

85GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/08(木) 00:07:57 ID:tRiUVDVk
ウィーン
親父「しまった!?ここからもか!」
俺「ここです!ここに母さんが…」
親父「俺!なんでここに!?」
連邦軍人3「お母さんを助けに来たのよ。何処?」
親父「一足違いだ!それより、早く逃げないと捕まる!」
連邦軍人3「なら、任せて!それっ!」ポイ …コンコン…ブシュー
教団衛兵隊「今度はなんだ!?ゴホッゴホッ!不味いぞ、今度は催涙ガスだ!ゴホッゴホッ!」
連邦軍人3「みんな!こっちよ」
親父「よし、行こう!」ダッ

俺「じゃあ、母さんはもう…」
親父「ああ、奴等の戦艦に移されたみたいだ」
女整備員「それよりオカマさん、いつの間にあんな武器持ってたんです?」
連邦軍人3「レディのたしなみよ。貴女も持っときなさい」
整備員D「催涙スプレーと催涙弾は全然違うと思うが…」
親父「そんな事より、逃げ道だ!上は混乱しているとはいえ、そこまで辿り着ける方法を考えないと」
整備員D「それなら、こっちです」

教団格納庫
親父「これは…」
整備員D「教団のMSデッキです。これに乗って脱出しましょう」
俺「F-97BDもある!」
親父「おあつらえ向きだな。とりあえず、頂いて行くか」
女整備員「やりぃ!一番良いの、持って帰ろ♪」

86GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 12:52:35 ID:omcfqNbg
老黒ずくめ「なんじゃなんじゃ、騒がしいの? 全く忙しいときに限って揉め事ばかりおこりよる」
黒ずくめ連絡員「先ほど爆発があったと言っていましたからね、連邦の工作員でしょうか?」
老黒ずくめ「ふむぅ…どうにも妙な按配じゃな、時期的にもひょっとすると」

 \やりぃ!一番良いの、持って帰ろ♪」/

黒ずくめ連絡員「御老! 親父殿達が!?」
老黒ずくめ「みなまで言わんでくれ・・・もうこんなところまで来とったか」
黒ずくめ連絡員「どうされます? やはりここで」チャキッ
老黒ずくめ「どうもせんよ。こんな老いぼれとおぬし一人で何ができる?」
黒ずくめ連絡員「そ、それもそうですが。いいのかな〜そんなんで」
老黒ずくめ「命を賭ける大義が在るでなし、よいのよ」
女整備員「えっとこっちの機体は・・・あぁ! おじいちゃん!?」
老黒ずくめ「ほっほ、久しぶりだのジャンクヤードの嬢や」

87GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 20:14:15 ID:rhrY/mp2
親父「老黒づくめか!ここで何を?」
老黒づくめ「何もしとらんよ。何しろ、ここはワシのコレクション置き場じゃからな。まさか、お前さん方が来るとは思わんかったわ」
親父「そうか…、悪いがいくつか頂いて行くぞ」
老黒づくめ「好きにするとええ」

連邦軍人3「じゃあ、どれにしましょう」
女整備員「あっ!あそこにあるのは、この間見かけたアナハイムの新型のジャベリン!オカマさんはそれに決まり!」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと、勝手に決めないでよ〜」
女整備員「さっき投げられたの、忘れてないんですけど…」ジト目
連邦軍人3「うっ…、わかったわよ」
親父「乗り慣れないなら、オルトセラスに戻って乗り換えたら良い。私はこのハーディガンで出る」
女整備員「あっ、ヅダがある。すっごいレアじゃん。あたしは、これね♪」
俺「乗れるの?」
女整備員「動かすだけならね。だから、ちゃんと守ってね♪」

88GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/09(金) 22:11:14 ID:0oicILy.
整備員D「…………」
俺「あ、整備員Dさんも助けに来ていたんだ。そういえば、あなたは何に乗るですか?」
整備員D「いや……ちょっとやることが残っているの思い出した。皆さんは先に行っててください」
俺「え?どこ行くの?ちょっと!」
整備員D「やることがね。親父さん、お嬢、整備員Gの兄貴を頼みます、では」バタン
連邦軍人3「あのスパイ野郎のことだから、なんか情報を探りに行ったんじゃないの?行きましょう」
親父「まあヒョロリと現れることだから、大丈夫だろう。それより、オルトセラスの連中が心配だ」
俺「え?うーん……」


ポタポタポ・・・
整備員D「はあ…いくら強化人間でも弾丸が二十発くらい喰らえばきついなぁ……ううっ、カハッ!?」ドタッ
教団衛兵隊「どこだ!連中はどこだ!」「あの小娘とオカマはどこだ!ズタズタにしてやる!」「そこに隠れたのか?いや??」
整備員D「ゲホッゲホッ!ガハッ…く、薬も切れてきたな……もう無理かな…今思えば、散々密告してたし当然かな」
(ああ…なんだかんだで自分を受け入れてくれた整備員Gが懐かしい…初めてできた友達があいつだったからな……)
     ドキューン…カラン、カラン……。
整備員D(今、そっちに……頼んだよ………)ガクッ
 ガッシッ、ドガ…ドガ…ドg……

黒づくめタカ派5「ハハハハハハ八ッ、おにいちゃん……。はっ!?え?これは…自分は一体何を…」手が真っ赤になっているのに気が付く
黒づくめオペ ドタッ「ひい!?た、隊長…正気、正気じゃない……子供みたいに無邪気に人の体を滅茶苦茶に…うっ!?」

89GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/10(土) 00:58:35 ID:jdG.URJ6
親父「オルトセラス、聞こえるか?こちらは敵のMSで脱出する。そちらは、どうなっている?」
オルトセラス船長「こちら、オルトセラス。クォレル隊員達は、皆回収した。すぐに出港できる」
親父「では出港してくれ。そちらと早く合流したい」
オルトセラス船長「了解!」

俺「先に出て、ルートを確保します!」
親父「行ってくれ。無理はするなよ」
俺「はい、F-97BD行きます!」ドシュー

俺「まだ敵はいない…。なら、今のうちに…」
女幹部「君等を止めるのに並みのパイロットがいても、かえって邪魔なのでな」
俺「女幹部さん!」
女幹部「行かさんよ。今度はこのハイドレインジアが、全力で相手をしよう!」

90GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/11(日) 01:40:27 ID:nKCkJBpY
黒ずくめ連絡員「御老、一応訊きますけれど女幹部殿が出られたそうですが、いかれないのですか?」
老黒ずくめ「何をいまさら、止めるならばさっきやっておるよ。どうせマトモな戦いができるのは息子殿と親父殿位よ。わしゃもうそんなちっぽけな戦は御免被る」
黒ずくめ連絡員「それはそうなんですが、女幹部殿まで出張っておられるのに何もしないというのは…」
老黒ずくめ「構わん構わん、むしろ親父殿と聖戦士殿との因縁に係る方が野暮じゃろ? 女幹部殿も息子殿には思うところがあるようだしの。・・・お主、苦労性とか言われるじゃろ?」
黒ずくめ連絡員「何もしないで居られない性質ではあります」
老黒ずくめ「ならば次の戦に備えることを考えればよい。嬢や達にもだいぶやってしまったしの、お主の機体をどうするか・・・?」
黒ずくめ連絡員「それなのですが、御老のMSにはいろいろと仕掛けがあったように思うのですが、彼らが持ち出した機体にも?」
老黒ずくめ「仕掛けという程のこともないが、嬢やが持ち出したズダ。あれはそれなりに弄った、エンジン出力に機体が負けぬ程度にな。他はわしが使いやすいようにバイオセンサーを…」
黒ずくめ連絡員「そんなもの渡して!! よかったんですか!?」
老黒ずくめ「調整せなんだら役には立たんし、それに…闘いというのは力が拮抗しておる方が良いモノが見れる」ホッホッホ

91GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/11(日) 18:45:40 ID:I9rfP.u.
俺「女幹部さん!貴女だって聞こえたはずだ、母さんの悲鳴が!母さんを助けなきゃ!」
女幹部「ならば、私と共に来い!君が協力的であれば、あの様な措置を取らずに済む!」
俺「そんな…、法王様も貴女も、どうしてあの碧い光に拘るんですか!」
女幹部「君も感じたはずだ、大勢の意思を。法王から聞いたはずだ、姉の予言で地球圏に未曾有の危機が訪れる事を!それを防ぐには、今すぐにでも人類をニュータイプにして、大勢の人間が分かり合わなければいけないのだ!」
俺「それじゃあ、これは母さんが望んだ事だと言うんですか!」
女幹部「そうだ!君も姉の息子であるならば、姉の意思を継げ!」
親父「悪いが、それは出来んな」ビームライフル バシューン
スッ 女幹部「貴様っ!」
親父「例えこの計画を妻が望んだものだとしても、聖戦士がそれを歪めている!あの男には別の思惑がある。乗らせる訳にはいかん!」ビームサーベル ブゥン
女幹部「ならば、他に誰が姉の意思を継ぐ?ボスや教団以外に、誰がこの計画を実行すると言うのだ!」ビームサーベル バチィッ

92GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/12(月) 19:33:45 ID:sBu8qF2g
黒づくめ「御老、教団の連中が……入ってー」
ダン……ゾロゾロ…
教団衞兵隊「ここですね、ここからMSが発進した後が…」
教団衞兵隊長「うむ。おい、そこの二人、ここに侵入者らがここに来たはずだが、知らないか?……隠し事はしていないな?」ギロ
黒ずくめ連絡員「ええっとですね…連中はですねー」
老黒ずくめ「親父殿らのことか?あやつらなら、ここに来たぞ。で、儂の機体を貸してやって、出ていったぞ。隠し事はしておらんよ、ホッホッホッ!」
教団衞兵隊長「な、何だと!?逃がしたのか!き、貴様!このクソジジイが!!」グイ
黒ずくめ連絡員「ご、御老!?」
教団衞兵隊長「この老いぼれがぁ!」
「御老に向かって、なんて事をしてんだよ」
ゾロゾロ…
迷い黒づくめ「このクソジジイだと?この老いぼれだと?誰に向かって言ってんだ、てめぇ?その手を離せよ」サッ
教団衞兵隊長「おっと…これは申し訳ないなぁ…こちらにはただの老いぼれに見えたのでなぁ?」 「確かになあ」「本当にそうだな」クスクス…
迷い黒づくめ「ああ?何だと!?…………そうか、所詮お前らはお坊っちゃん連中だったな、失礼失礼〜」「流石、偉いだけの無能w」「人を見る目がないとか、ウケルわ」アハハハハハハッ
教団衞兵隊長「何ィ!?我らは神聖なる我々を愚弄する気か!このゴキブリ共め!我々は貴様らと違って、神聖な仕事を任されているのだ!貴様らのようなこそ泥みたいな連中ではないのだ!」「だから汚らわしい!」「隊長の言う通りです」ギロ
迷い黒づくめ「ああん!?てめぇら、つけ上がりに散々が言いやがって…上等だ!ぶちのめしてやるわ!!」「生きて返すな!!」「戦場の実力を見せてやるよ!!」ダッ
教団衞兵隊長「良いだろう、こんな豆鉄砲に頼らず、我々の手で裁いてやる!!」ポイ
衞兵隊と黒づくめ達による大喧嘩が起き、殴り合い、投げ飛ばし合い、叩きつけ合いの喧嘩が勃発した。
黒ずくめ連絡員「…………大丈夫ですか?御老?」
老黒ずくめ「儂は別に掴まれただけじゃが、これは凄いのう。やはり若者は血の気が多くなくてはな!お主も参加したどうじゃ?」
黒づくめ連絡員「結構です、全力でお断りします」

93GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/12(月) 20:16:57 ID:z03evv3I
俺「止めてよ、女幹部さん!母さんが今苦しんでいるのは、分かるだろう。あのシステムに母さんを縛りつけてはいけないんだ!」
女幹部「ならば、どうやって世界を救う?今にでも噴き出しそうな憎しみの中で、犠牲を払わず、どうやって事を治める?代案も無いまま、邪魔をするな!」ビームサーベル ブゥン
バッ 俺「女幹部さん!」
女幹部「そういえば、君は覚悟が出来たのか?出来ていないのならば、力ずくで連れ戻させてもらう!」テンタクラーロッド×10 ズワァーーーッ
俺「くっ」ビームサーベル バシッ バシッ バシッ
親父「させん!」ビームライフル バシューン
Iフィールド プワン 女幹部「きかんよ」
親父「ならば、これならどうだ!」ビームランチャー ドシューン
ピキーン 女幹部「むっ!」 バレルロール回避
親父「チィ、流石に勘が良い」
女幹部「廉価版ヴェスバーか…、どこにあった、そんなもの?」

女整備員「ヅダ行きまーす」ドシュー「キャアァァァーーーーッ!」
連邦軍人3「ちょ、ちょっと何よ、あの加速!?本当に50年以上前の機体?」
女整備員「ちょ、だ、誰か、止めてーーーっ!」ドシューーーー

俺「あっ、女整備員さん!」
女幹部「あれは…、老黒づくめのコレクションか!あの爺さん、余計な真似を…」

94GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/13(火) 01:05:45 ID:v0RUFKnY
老黒ずくめ「ふえっくしょい!」
黒ずくめ連絡員「風邪、いや埃のせいですかね?」 前歯ヘシ折ッタラァ! ンダトゴラァ! バキドガ
老黒ずくめ「むぅ、どっちとも言えんのぉ。 しかしまぁ、若いもん同士とはいえ派手にやるのぉ。ほっほっほっいや愉快愉快」
教団衛兵「このジジイ! 一人だけ涼しい顔してるんじゃねぇ!」ボロボロッ
老黒ずくめ「このおいぼれを捕まえて無体な…こやつの方がピンシャンしとるぞ?」黒ずくめ連絡員を指さす
黒ずくめ連絡員「御老ぉ〜!!!」
教団衛兵「どっちもくたばれやっ!」拳ぶぅん!
老黒ずくめ「よっこいせっと!」腕を掴んで巴投げ 
教団衛兵「ぐはっ…」ジタバタ
老黒ずくめ「受け身もとれんと、辛かろうにのぉ…んむ…!」
黒ずくめ連絡員「御老、あんなことまで出来たんですねぇ。…?どうされました?」
老黒ずくめ「思いのほか、重かったわ…筋をたがえた…」
黒ずくめ連絡員「あ〜。では、及ばずながら私が相手をしますので、ご自愛ください」
老黒ずくめ「すまん。やはりもう生身では無理があるのぉ。MSに乗ればまた違うんじゃが…。どれ外の様子は…む、女幹部の奴押されとりゃせんか?」
黒ずくめ連絡員「四対一ですからね。御老が仕込みしてなければまた違いそうですが」
老黒ずくめ「色気を出し過ぎたかの?」

95GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/13(火) 21:52:11 ID:9uNNTx3w
女整備員「ぎゃ、逆噴射…」ブオ ガッコン クルクルクルクル「にゃあぁぁぁーーっ!かえってひどくなった〜」
親父「いかん!私がこいつを抑える!俺は、彼女を助けに行け!」
俺「わかった!」
女幹部「遅いな!」スラスター バシュー
俺「えっ?」

ガシッ
女整備員「と、止まった?助かった〜」
女幹部「安心するのは、早いな」
女整備員「へ?ええ〜、女幹部さん!?」
女幹部「君達の安全は保障しよう。その代わり、俺君は私と共に来てもらう。どうする?」
親父「しまった!人質をとられたか」
俺「女幹部さん…」
女幹部「お前は優しい。戦うべきではない。だから、私と共に来い。ボスではなく、お前になら計画のすべてを任せられる。だから…」
妹「ええいっ!」ドガッ
その時、背後からアーモリーユニットが体当たりを仕掛けた。
女幹部「なにっ!?しまった!」
妹「お兄ちゃん、助けに来たよ!」
俺「い、妹!?なんで、それに?」
親父「話は後だ!仕掛けるぞ!」

96GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 00:57:58 ID:Weyduwjs
黒ずくめ連絡員「女幹部殿、旗色悪いですねぇ。あっちはMAまで投入されましたよ?」
老黒ずくめ「むぅ、生半な腕前では足手まといになるからと、手出しを控えさせたのがあだになった様だの…」
黒ずくめ連絡員「大部分御老の秘蔵品のせいじゃないですか?」
老黒ずくめ「そう虐めんでくれ、わしとて心苦しく思わぬわけではないぞ? しかしのぉ」チラッ ヤッタァラァ! コノゴキブリドモガ! バキドガズゴグシャッ!!
黒ずくめ連絡員「ここから動けないのも事実ですしねぇ…」
老黒ずくめ「あまり放って置けんな」通信機取り出し「女幹部よ、手助けがいるか?」

97GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 02:00:26 ID:IFlRAYL.
女幹部「老黒づくめか…、そうだな、親父殿さえ何とかしてくれれば良い。もっとも、流石にキツイから、別の援軍も呼んだがな」
老黒づくめ「相手をするのは、親父殿だけで良いのか?」
女幹部「ああ、それも追い返すだけで良い。彼と戦える奴は、皆コンペイ島に向かっているからな。御老ぐらいだよ、まだ残っているのは」
老黒づくめ「ほう、だが別の援軍と言ったが、他に誰かおるのか?」
女幹部「ああ、俺君等の相手をするなら、むしろこっちが良い」

親父「お前の言い分もわかるが、俺は渡さん!我々の未来は、我々で決めさせてもらう!」ビームサーベル ブゥン
ビームサーベル バチィ 女幹部「やはり力ずくになるか…。まあ、シンプルだが、それも真理だ。ならば、これなら、どうだ!」テンタクラーロッド×20 ズワアーーッ
妹「キャア!」ビームシールド バチバチッ
俺「妹!」ビームサーベル バシッ バシッ バシッ
親父「流石に隙をつくのが上手いな。俺、アーモリーユニットとドッキングしろ!私が奴を引き付ける」
俺「わかった!」
連邦軍人3「あたしもオルトセラスに戻ったら、すぐそっちに行くわ」
親父「さて、旗色が悪い様だが、どうする?」
女幹部「フフッ、当然援軍を呼ぶさ。強力なのをな」
親父「なに?」

バシューン
その時、遠くからの砲撃がハーディガンを掠めた。
親父「この距離から、狙われただと!?誰だ?」
幼女「アハハハハッ!お兄ちゃん、もっと遊ぼうよ♪」
親父「子供だと!?」
俺「君は!」
女幹部「フフッ、これで御老が来れば、戦力は五分以上だな」

98GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 14:42:13 ID:haBNI36Y
黒ずくめ連絡員「御老、出撃ですね? では早々にこの騒ぎを」
老黒ずくめ「そうしたいのは山々なんじゃが、どうにも躰が言うことを利かぬ」
黒ずくめ連絡員「んなっ!? 女幹部殿への援軍は? 御老しか手が空いてないんですよ!? まさか私に行けなんて」
老黒ずくめ「わかっとるとも、おぬしを行かせたりはせぬよ。人手が足りぬとはいうが、あくまで人間の話じゃからの」
黒ずくめ連絡員「なんの、話ですか? 人間?」
老黒ずくめ「まぁわしがただの酔狂だけで、これだけのMSを収蔵しておったわけではないということよ。どれ、時も来た、一働きしてくるがよい」奥歯のスイッチを噛む

格納庫外壁内に隠ぺいされた格納庫から一機のアマクサが急発進し、ハーディガンに迫る。

親父「さらに新手かっ!」
アマクサが左右両手に持ったシールドから鉄球鎖を射出し、ハイドレインジアとの間に割って入った。

老黒ずくめ「さあて、お前の生き様、とくと拝ませてもらおう、息子よ」

99GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 15:45:34 ID:6mKTDWhk
女幹部「なんだ、老黒づくめではないのか?まあ、こいつの方が足止めに向いてそうだ。よし、来い、幼女!」
幼女「えへへ♪みんなで一緒に遊ぶんだ♪」ドシュー

妹「ドッキング完了!お兄ちゃん、あれ!」
俺「あれは…MA?女幹部さんの機体を乗せて、こっちに来た!」
女幹部「フフッ、君達の機体が合体する様に、このハイドレインジアにもサポートMA「アマポーラ」があるのさ」
幼女「アハッ!お姉ちゃんと一緒だ♪」
女幹部「これがハイドレインジアの完成形だ!行くぞ、俺君!」

機体解説
NRX-064M/F アマポーラ

アッシマーの亜種で、変形機能をオミットして純粋なMAにした機体。
その際、機体サイズを一回り大きくする事で、SFSとして運用し、宇宙空間でも活動可能となる様に、作り直された。
武装も大型ビームランチャーに変更し、ビームラムを搭載。
また、オプションでミサイルラックかファンネルラックの取り付けが可能(今回はファンネルラック)。
しかし、当然の事ながらパイロットを必要とし、また小型化されたMSには対応できなかった為、実質お払い箱となっていたところを、シャドウ・エックスに拾われ調整された。
ちなみに、アマポーラとは雛罌粟(ひなげし)のスペイン名であり、花言葉は「恋の予感」「陽気で優しい」。

武装
大型ビームランチャー
ビームラム
12連装ミサイル×4 or ファンネル×36

100GUNDAM掲示板からお送りします:2015/01/15(木) 18:36:43 ID:AzSnLJS6
偽造輸送艦にて
黒づくめ「隊長!脱走者らがMSにて脱出して、女幹部様らが迎撃にしています!」
黒づくめタカ派5「………え?わかった……あの幼女や爺さんだけでは信用しきれん、私も出る」
黒づくめタカ派「待て、それはいけない。彼らは逃がせ」
黒づくめ「え?ええ!?」
その彼の手には銃口が向いていた。
黒づくめタカ派5「正気か?彼らは敵だぞ、ここで潰しておかなければ後々面倒な事になるんだぞ?」
黒づくめタカ派「お前こそ正気なのか!相手は子供もいるんだぞ!彼らをやることも容易いことだとでも言うのか!」
黒づくめタカ派5「なら、女幹部やあの爺さんらも出ることは無かった。しかし、あれは化け物だった…どいてくれ」
黒づくめタカ派「で、でも……でもあの子は、残党連中のようにまだ成人もしてない子なんだぞ!」
黒づくめタカ派5「あれは強化人間だ。子供だろうが、ちゃんとした兵器だ。もうこれ以上、仲間が連中にやられるを見たくないんだ…」
黒づくめタカ派「……………行け、勝手にしろ」タカ派5「すまない、助かる」タッタッタ・・・


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