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藤原肇の最新刊発売

69尾崎清之輔:2005/10/30(日) 12:17:35
Amazonでは現段階(12時10分)でも2位にランキングされたおりました。
これをきっかけに多くの方々が「記事」「復刊」「掲示板」へアクセスされ、
今も出版されている「賢者のネジ」や「ジャパンレボリューション」などの
藤原さんの他の書籍にも触れられ、更には『小泉純一郎と日本の病理』にも
ございました将基面さんの『反暴君の思想史』をはじめとした数々の名著も
併せて読まれることで、「これからどうすべきか」に対する今後の一人一人
の観と行への重要な指針となることを切に願います。

70野田隼人:2005/10/30(日) 13:14:52
★『小泉純一郎と日本の病理』が売上第1位に!

予想していた通り、13時10分、ついにアマゾンで売上が第1位になりましたのでお知らせ致します。アマゾンのトップページでも『小泉純一郎と日本の病理』が大きく紹介されています。

71相良武雄:2005/10/30(日) 13:52:38
きっこの日記 にでてます。

72マーケティング学徒:2005/10/30(日) 14:18:17
われわれはマーケティングをしているわけではないことを
忘れてはいけません。
今日本が現実に於かれている、暴政に対し、
ただ正論を述べるだけでなく、自己の良心に従い、
動き出すときがきたのだと思います。

73西條:2005/10/30(日) 18:28:52
相良さん、宇宙巡礼の掲示板や脱藩道場のゼミでは、他人に直接的な答えを尋ねる姿勢は、本人にとっても、また場を構成する他のメンバーにとっても知的鍛練にならないので、歓迎されません。

基本的に、まず自分の頭を使い、意見や仮説をまとめ、Aについて私はこう考えるが見解はどうかというアプローチでお願いします。

先の書き込みのご質問に関しては、宇宙巡礼のバイリンガル表記については、まず「地球発想の新時代」にある将来のパシフィカル語の生成についてのはなしを押さえた上で、藤原さんの読者は日本人だけでなく広く世界に広がっていることを参考に考えて見てください。

また、台湾がなぜ靖国批判をしないかについては、台湾にとっての最大の脅威が誰かということと「敵の敵は味方」という諺を併せて考えてみてください。

よろしくお願いします。

74なんとかなる:2005/10/30(日) 18:40:03
上記に大賛成。

75Buffett:2005/10/30(日) 18:47:19
歴史の不思議
現在のヘゲモニー国家である合州国が、カール・ローブ氏関与疑惑で揺らいでいる。CIA工作員の実名漏洩事件が、リビー被告だけでなく、カール・ローブ次期補佐官やチェイニー副大統領に迫りつつある。フィッツジェラルド特別検察官を、日本人の良心が応援している。フィッツジェラルドという名前は、JFKと同じであり、ナイン・イレブンで標的になった米国債専門取引会社名とも同じ。まさに、歴史の必然性を感じる。

76相良武雄:2005/10/30(日) 20:57:09
西條さんへ、ご指摘感謝します。
相当ですが、思慮不足でした。
完全に蛸壺にはまっていたようです。

ただ、そう考えるとしても、日本のとっている行動は
味方として、十分とは思えません。

77レフティーモンスター:2005/10/31(月) 22:34:13
私は現在派遣社員として勤務しています。私と同じフリーター層が小泉自民党に投票したという結果に
愕然としつつ怒りと絶望を感じました。今回の選挙後の経過をみて彼らが猛省して
藤原博士の最新刊を読んでいたら(読んでいることにより上記の売上が関係している)救いが
ありますが,そうでないならもう見捨てるしかありません。
きちんとした本を読み少しは物事を考える癖をつけないと騙され続けて人生は終わりです。
私の尊敬する副島隆彦もそのように言ってました。
もし,藤原博士の著書を読んでいるなら日本の未来にも本のわずかですが明るさがあると
思います。

78田代栄助:2005/11/01(火) 05:11:15
今朝のアマゾンに以下のような注意書きがありました。


ニューリリース・予約
『小泉純一郎と日本の病理 Koizumi's Zombie Politics』
ご注意ください
[在庫状況について]
この商品の次回入荷は2005年11月14日ごろの予定です。
ご予約いただいている分につきましては、商品が入荷次第発送されます。


増刷するのに2週間もかかるのだろうと、良い意味に
解釈したいと思いますが、一方では何故増刷にそんなに
時間がかかるのかと疑問に思います。あれだけ売れると、
権力も黙ってはいないはずです。
「商品が入荷次第発送されます」と書いてありますので、
大丈夫かとは思いますが…。

79川田晃:2005/11/04(金) 23:27:20
藤原さんの新著を読みました。
個人的に意義深かった箇所は、いくつかありますが、特に前首相がノルウェー国王主催の晩餐会に欠席した話の件です。
最近、白洲次郎についての本を読む機会があり、麻生や吉田など戦中・戦後の政財界の大物たちとの交友についての叙述は
興味深いものがありましたが、この傑出した人物が戦前にケンブリッジで学び、そこで生涯にわたる親友を得、その親友は
英国の由緒ある貴族の男であり、この男から白洲がいかに多くを学んだかについても触れられています。
もともと芦屋の富豪の商人の息子で明治生まれの豪快豪傑の気質を持っていただろうが、旧制中学を卒業後ケンブリッジで
学び、学業のみならず真のジェントルマンとは何か?を吸収して日本に帰国し、戦後には、吉田首相の陰で
またその後も日米または欧米との間を政財界で活躍したことを思うと、かつては日本にも分をわきまえたご意見番が陰に日向に
存在していたことを改めて認識させられます。
藤原さんの著作オリンピアン幻想にも示唆に富んだ逸話が数多く出てきます。
貴族として生れたものでなくとも、品性を保ち、分をわきまえ、自らの目で見自らの頭で考え、スタイルを貫いている生きている
人生の先輩が、社会にもっと多く存在していたら、若い者も大いに刺激されまたより真剣に学ぶ者も増えるのにと
思う。まずは自分が実践することです。
藤原さんの心意気に感動いたしました。

80マグノリア:2005/11/05(土) 00:05:37
スレッドタイトルからずれますが、私も白洲次郎についてのエピソードを読んだことがあります。
確か白洲は、中学で素行が悪く「自分はイギリスという島に島流しにあったのさ」と話したというのを思い出しました。
最初は島流しでも欧州中世史や人類学学びケンブリッジを卒業し、生涯にわたって尊敬し会える英国紳士に出会い、
9年間も学んだことを考えると、同じ島流しでも随分と違う例も存在しているわけで、戦後の日本を象徴する話とも取れますね。

81数生:2005/11/05(土) 00:36:58
話はもっと外れます(わはは)、白洲夫人の白洲正子さんの作品に「親分」という小品があり、
広島の競艇場の元締め岩田幸雄をモデルにしています。親しかったらしいっすね。
船舶振興会の面白いところは、笹川より上のクラスの右翼や地方の大物フィクサーを
地方に抱えていたことでしょう。
岩田のほうが上ですからね。その辺と白洲の交友は興味があって調べたことがありました。
船舶振興会には奥の院がある、ということでしょう。
本当に馬鹿馬鹿しい話でした。オシマイ

82岡倉 茂:2005/11/05(土) 07:05:09
外国人が俗語を使うことのみっともなさを藤原さんが指摘していますが 
白洲は英国仕込みのダンディーさと教養・ユーモア、完璧な英語で戦後
占領軍&米政府高官を向こうに回して楽しんでいたのではないかな、と
勝手に想像してしまいます。

83田代栄助:2005/11/05(土) 07:27:45
岡倉さんの言うことが本当であれば、白洲は新渡戸(稲造)よりも
遙かに抜きん出た英語の使い手だったのでしょう。『理は利よりも
強し』にも書いてあることですが、新渡戸が書いた『Bushido』の原
稿は、新渡戸夫人が朱入れをして真っ赤になったと言われています。
それだけ、母国語でない言葉をマスターするのには困難を伴うので
あり、真の意味でのバイリンガルに、私は未だかつて一度も出会った
ことがありません。

84岡倉 茂:2005/11/05(土) 08:14:30
先日 欧州某国暴都市に出張する機会があり、その街の最高級ホテルの特別ラウンジにおいて世界的・伝統的な米国系企業のCEOが主催した20名程度の懇親会に参加する機会がありました(日本人は小生ひとりで、あとは全て欧州企業、団体のトップ、トップに準ずる人間)。CEOは1980年代にこの会社に入り、以来会社の規模を10倍以上に育て上げた、自他共に認める“中興の祖”であります。ワインを飲み、葉巻を吸いながら懇談した後、席を奥まったサロンに移し(良く映画に出てくるような、書斎を模した、クラシカルな部屋)CEOは革張りのソファに身を沈める欧州企業トップ達を前に自分の会社の新製品(サービス)の売り込みを兼ねてパワーポイントによるプレゼンテーションを始めました。現在55歳のCEOは、銀髪の髪を後ろになでつけ、太めのピンストライプの入ったスーツに、赤い ネクタイ。眼光鋭く、横幅のがっしりした体系からは、傲岸不遜とも思えるアングロサクソン・WASPによくある自信と気迫が感じられました。冒頭、訪問先の欧州の言葉ができないことを詫びた後、英語(厳密には米語なのですが)で話す非礼を詫び、しかし“皆さんはいずれも英語を解する知性の持ち主なので安心”などをゲストを持ち上げた後 英(米)語で話し始めたCEOは、一生懸命 具体的な数字を挙げて自社製品の説明をしました。15分ほどして終了した後、今度はこの会社の欧州現地法人の社長と入れ替わり、更に商品(サービス)のPRが続きました。その後質疑応答に入ったところ、欧州某大国を代表する会社の役員が、“世の中、全て数字に置き換えられるわけじゃなく・・・○○や△といった価値感はどう評価しますか?”と質問、また他の中規模企業の社長も、哲学者の言葉を引用しながら質問。米CEOはたじたじの様子で、しきりに汗を拭く始末。ついでに私も現地語と英語で、しっかり彼の眼光鋭い目をひたと見据えつつ、知識集約型社会の到来と個人&組織へのインパクトの評価等に関する質問をしたら、“いい質問、鋭い質問です”といったかと思うと、腕時計を見て時間切れを理由に退出。その後、欧州系企業の役員クラス数人が寄ってきて、握手を求めながら、中にはウィンクをしながら、“彼は、大変重要な、あなたの最後の質問から逃げましたね。”とニコニコ笑う始末。それにしても、米国世界的企業のCEOがこの程度なんだろうか、とえらく落胆しました。英語の発音とか書ける、書けないだけではなく(欧州トップマネージャー達は決して上手では無かったと思うが)内容が決めて、とあらためて思い知らされた次第。そして、なんでもかんでもとにかく数字に置き換えて説明することの空虚さ、軽さ・・・。それにしても、出会い頭に、東洋人の私を見た時の、CEOの顔に一瞬宿った蔑みと、“なぜひとりだけ日本人が?”とでもいいたげな、いぶかしげな表情を、忘れることができません。

85岡倉 茂:2005/11/05(土) 08:26:29
こういう場面において、白洲次郎ならば、どのように身を処しただろうか。私みたいにしゃかりきになることもなく、ゆったりと、でも威厳をもって、ユーモアで一座を笑わせながら、さりげなく、でも実は「きつ〜い 一発」をかましていたのではないでしょうか、とこれまた楽しく想像してしまうのです。

86藤原肇:2005/11/05(土) 16:34:47
夏目漱石が愛用した「ニル・アドミラル」という言葉を引用して、『KZP』の中で感情に支配されない紳士のマナーに触れましたが、最近の日本には British smile の味わいを知り、その意味を理解しないだけでなく、それを使いこなす人がいなくて寂しい限りです。
これも「マクドナルド化現象」のせいだとしたら、アメリカ基準のデファクト・スタンダードが、世界標準にならないようにしなければいけませんね。

87Buffett:2005/11/05(土) 19:30:42
Dr.Fujiwara
以前、両親を連れて訪問したPalo Altoのホテルでは、エレベーター等で米国人と会えば、70歳を越える父でも、HelloやGood mornigと言いながらsmileを互いに交わしていました。これも、日本の田舎と同じであります。父から、「Palo Altoは日本と同じじゃないか」が、第一の感想でした。しかたなく、Stanfordに連れて行ったら驚いていました。大学ではなく、Shopping Centreの方ですが。大学はこれまた広大で、このような大学を我が町にも作りたいと馬鹿げたことを、父が言っていたのを思い出します。5年前のことでした。ついでに、CarmelやMontley、Pebble Beachにも足を伸ばしました。Pebble Beachは、田舎のゴルフコースにしては、豪華すぎると驚いていました。加州では、これくらいが当り前と説明しておいた次第。

88永岡浩一:2005/11/08(火) 17:12:23
 昨日の朝日夕刊に、光文社ペーパーバックスの広告があり、そこに何と「小泉純一郎と日本の病理」もありました。失礼ながら、藤原さんの本が新聞広告に載るのは、初めてではありませんか。
 ネットでも話題になっています。森田実氏のサイトにも、読者の寄稿があります。
 しかし、この本の書評はゼロです。ある意味、当然です。今のマスコミ諸氏に、この本を紹介する勇気など、ありません。いや、いずれイエローブックとか、酷評が載るかも知れません。この国には、言論の自由はないのです。マスコミ=権力者なのですから。
 しかし、この本が静かなベストセラーになっていることは、日本の、少しは希望になります。
 鹿砦社・松岡氏が法廷で「マスコミは反省せよ」と叫んでいたこと(創12月号参照)を、この本に関する顛末も証明しています。
 そう言えば、滋賀県警察の記者クラブがガサ入れを受けました。記者クラブ、それも警察のものは、警察のお友達、それにガサ入れとは、日本もとんでもない方向になっています。
 ガサ入れならまだしも、松岡さんみたいに、藤原さんも日本の警察に指名手配されかねません。お気をつけて!

89気が付いてますよね:2005/11/09(水) 09:37:40
すでに、賢明な参加者は気が付いていると思うが、
情報操作が行われている。
アマゾンで、1週間以上1位を取り、品切れになっているこの本が、
他のオンライン注文では、八重洲BCの1階でしか、ベストセラーになっていない。
つまり、隠されているのであろう。
こうなると、博士が追求した電通だけでなく、出版取次ぎ業者のなかにも
相当巧妙な圧力が存在するものと思われる。

永岡様へ、ノンフィックス・ナックルズは、最近見ないのですが出ないのでしょうか
情報が有りましたらお教えください。

14日に第2制が書店にならん日以降がこの本の山場ではないでしょうか。

90永岡浩一:2005/11/09(水) 10:04:44
 気が付いてますよねさん、ノンフィックス・ナックルズは隔月刊で、4号は明日出ます。
 3号では松岡さん逮捕の件も載りました。ここの久田編集長には、裁判の経過も報告しています。
 
 「小泉純一郎と日本の病理」、これが広まることを、権力は恐れています。日本では情報は操作されるもの、北朝鮮や、旧ソ連と同じなのです。
 来週の第2刷もどうなるか、注目しましょう。

91永岡浩一:2005/11/10(木) 18:12:40
 ノンフィックス・ナックルズ4号出ました。今回のものは最高、公安ネタなど、ここに集まられる方、必読の本です。
 そう言えば、本日、大阪のジャーナリストの人と会い、公安の恐怖を知りました。
 何と、わずか200部のミニコミでも、潰すと言うのです。
 公安はリストラしていないので職員が余っていて、こんなことが出来るのです。
 ならば、公安を民営してはどうですか、小泉総理(笑)。
 …は冗談としても、おそらく、藤原さん、この本を出したことで、公安に狙われていると思います。
 昨日も、大阪のある地方市議が、無実の罪でガサ入れを受けました。
 松岡さんへの弾圧は、私の予想通り、ほんの序章に過ぎませんでした。
 皆さんも、公安に狙われる可能性があります。
 このサイトも、当然公安の監視下でしょう。
 権力を追求するものは、権力にも増してみをきれいにする、この鉄則を守れないものに、活動する資格はありません。

92ナニワのダルマ:2005/11/11(金) 13:25:43
山根治氏のブログに山根さんのコメントが出ていました。
 http://consul.mz-style.com/item/429

93相良武雄:2005/11/14(月) 13:31:11
とりあえず、重版はでているようです。
出版元の話だと、売れ行きがいいのでがんばってますとのこと。
相変わらず、売れ行きはいいのですが
お得意の手法、所謂 無視 が継続されているようで
雑誌等の書評等での取り扱いは今のところ、見ません

94坂下:2005/11/14(月) 15:40:21
売れているのに無視するという不自然な状況が、かえって更に人々の興味を惹く
のではないでしょうか。

95レフティーモンスター:2005/11/14(月) 19:41:12
2刷いってます。横浜の書店ではいい場所にありますよ。

96永岡浩一:2005/11/14(月) 20:44:38
 面白いことに、「小泉純一郎と日本の病理」、かの2ちゃんねるでは全く話題に上がっていません(笑)。
 もちろん、2ちゃんねるが統一教会の庇護の下にあり、小泉も然りだから、無視して当然でしょう。叩いても宣伝になるのですから。
 しかし、先週、大阪の市民派市議が弾圧を受けました(この件は2ちゃんねるでも騒がれている(笑))。
 藤原さんの本を巡る経過は、日本に言論の自由のないことを立証しているのではないでしょうか?

97サムライ:2005/11/15(火) 04:59:53
ブログ[教育の原点を考える]のサムライです。永岡さんが言及していた『紙の爆弾』12・1月号で、新島学さんの書いていた「“言論の自由”は守れるのか? 鹿砦社代表・松岡利康 第一回公判記録」は、かなり読み応えがありました。その言論の自由と関連して一言述べさせてもらうとすれば、、永岡さんも仰せの通り、『小泉純一郎と日本の病理』を取り上げていない2ちゃんねるは、統一協会の息がかかっているからと当然であると言えます。そうした意味で、掲示板・阿修羅は統一協会や創価学会とは無縁のまともな掲示板と言えるでしょう。フランクリンという人のまともな『小泉純一郎と日本の病理』も投稿してありました。
http://www.asyura2.com/0510/hihyo2/msg/103.html

ところで、別のソースから教えてもらったのですが、副島隆彦氏も『小泉純一郎と日本の病理』についての書評を自身のHP「学門道場」の「今日のぼやき」という日誌に書いていました。
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi
「706」 会員の坂崎進君からの長文の読書遍歴、自己紹介文を載せるが、それに関連して、藤原肇氏の最近の本について、副島隆彦は、その政治思想への理解の無さを批判します。「ポピュリズム populism (民衆主義)」という重要な政治用語をこんなにいい加減に使うことはもう許しません。副島隆彦 2005.11.9

上記の副島隆彦氏の書評についての感想文は、いずれブログに投稿したいと思います。

それはともかく、私は書評とは書評の対象となる本に目を通した上で行うものとばかり思っていましたが、副島氏の場合はそうした常識を持ち合わせていないようであり、まともに『小泉純一郎と日本の病理』に目を通さずに書評を書いたことが一目瞭然の内容の書評でした。ともあれ、副島氏が『小泉純一郎と日本の病理』に一通りでも目を通していれば、副島隆彦氏の政治分野における学問体系根本的に崩壊させてしまいかねないことが、『小泉純一郎と日本の病理』に明白に書かれているのですが、その下りすら副島氏は読んでいないようです。(副島氏の『小泉純一郎と日本の病理』に関する書評、その他は、いずれブログ[教育の原点を考える]に転載します)

ところで、副島氏は至るところで丸山真男を批判していることは、知っている人は知っていると思いますが、それでも副島氏は何処かに丸山の著した「タコツボ型」と「ササラ型」については誉めていました。しかし、肝心の副島氏自身がタコツボ型の思想の持ち主であることは、副島氏自身の書いた『小泉純一郎と日本の病理』に対する書評を一読すれば、藤原ブッククラスターには一目瞭然であり、これ以上の皮肉はありません(笑)。

なお、副島氏の思想の根本的な欠陥の一つを知りたい読者は、そのあたりをさりげなく書いている以下のページに目を通されるといいでしょう。
http://asyura2.com/0406/idletalk10/msg/733.html
『属国・日本論』(副島隆彦著 五月書房)

掲示板・阿修羅の上記の投稿は、副島氏自身が己れの代表作の一冊であると自慢している『属国・日本論』を、一見高く評価しているようで、実は副島隆彦の学問体系の根本が崩壊しまいかねないこともさりげなく書いているのであり、同じことが『小泉純一郎と日本の病理』にも書いてあるのです。もし副島がその下りを読めば、まともな神経の持ち主であれば、とても書評を書く気すら起きなかったはずです。

それから、副島氏の掲示板に脱藩人をコスモポリタンと同類に考えていると思われる下りもあり、ここからも副島氏がタコツボ型思想の持ち主であることが明白であることは、藤原さんの一連の著作に目を通してきた読者には一目瞭然でしょう。

98一読者:2005/11/15(火) 10:46:09
副島氏の視点からは、藤原氏があまりにキレイ事を言う
理想主義者に見えて腹が立つのでは?
血の視点から、思想の視点を見ると、
血の繋がりを大事にせず
それを突き放して、脱藩と言うのは祖国誹謗中傷に感じ
とても耐えられないのではないかと。
藤原氏の文体は濃縮されているから、万人向けでは無いことは確かだろう
クセがある。受け取る人間が、賛成するなり支持するなり
批判的に取り入れるなり、考える材料にするなり
各個人、個人に問題提起している書き方だから
副島氏もいつもカリカリ怒りまくるのを止めて落ちついて文章を書いてほしい
最近の本はあまりに品を疑われるような罵倒が多すぎる。

99江戸川圭司:2005/11/15(火) 11:32:25
副島氏は『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち 』『ジャパン・ハンドラーズ』
など力作もあるのですが、残念ですね。

100江戸川圭司:2005/11/15(火) 11:55:43
しかし日本でのオルタナティブな選択肢の少なさには、がっかりしてしまいます。
たとえば副島氏にしても代替技術関係者にしても、
船井幸雄氏に接近する道しか残されていないのでしょうか。
アメリカは問題も多いが、その点、層が厚いですね。
リチャード・ガーバーの『バイブレーショナル・メディスン』やケン・ウィルバー
などの試みが評価されるのですから。

101藤原肇:2005/11/15(火) 15:00:21
数日ほどロス方面に出かけて戻ってきたところですが、その間に拙著の件と副島隆彦の暴走に関しての議論の蓄積があったので、それについて簡単に私見を述べてみます。まず、拙著のことで心配をかけましたが、ロスで一番大きなトーレンスの旭屋書店のマネジャーの話では、普段は新刊発行後の一週間後に届くのだが、今回は三週間半もかかっていると共に、30冊注文したのに5冊しか届いていないから、大取次ぎの日版に問題があるのではないかとのこと。アマゾンも売りたいけれども本の現物が無く、旭屋と同じ立場で泣かされているのではというのが、本が出回らない点についての書店側の解釈でした。また、光文社からのメールでは三刷りにかかったそうであり、心配する必要はそれほどないようです。
副島に関してはあんな感情的で支離滅裂な発言に関しては、私が相手をする必要は全く無いと思います。もし対外試合で腕を磨く気がある人がいれば、阿修羅を始め既に議論が行われている、他のサイトに出かけて武者修行したらいかがですか。このサイトでは副島の暴論の粗雑さが論じられていて、既にいろんな形で明らかにされているので、「蛸壺族」にこれ以上関与する必要は無いでしょう。リバータリアンを自称する人が無原則に自己規定をして、今度はポピュリストだと胸を張るのだから、その政治思想における破綻はご愁傷様というしかありません。時代の趨勢を見失って天に唾している以上は、ほっておいても自己破綻の道をたどるのは、吉田松陰のケースと相似現象ではないでしょうか。

102永岡浩一:2005/11/15(火) 17:42:54
 藤原さん、寄稿ありがとうございます。
 サムライさん、紙の爆弾での、松岡さん裁判記事は、言いたいことを徹底的に掘り下げたものです。さらに、鹿砦社の関係者が、神戸地裁の記者に「あんたの方がよく知っているのでは?」と聞いたら、その通り、と答えたそうです。日本にジャーナリズムはないとは言え、こんな権力の犬に成り下がった記者でもエリート面出来るとは、日本は確実に「後進国」です。
 副島さんは、なかなかいい発言もしているのに、藤原さんの本の足を引っ張ることを言うのは残念です。
 ちなみに、本日、神戸でも「小泉純一郎と日本の病理」、再び見ました。15日に入ると知らせておいた知人より、手に入れたという電話が今ありました。
 ともかく、私は口コミでこの本、紹介しています。小泉よ、首を洗って待っていろ!(笑)

103ヒロイエ:2005/11/21(月) 16:55:44
第3制が、市場に出ているようですが、一つも、新聞や雑誌の書評が
でないことには驚き、あきれる始末です。
そのくせ、わけのわからない問答が取りあげられるなど、出版界も
地に落ちたものです。

それとの関連ですが、船井幸雄が相当かんでいるサンマークグループで
生じたことも第一報以外消えていますし、サンマークのサもでてきません。
詳細は以下を参照。

http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/week45/index.html

104永岡浩一:2005/11/22(火) 17:15:42
 藤原さんの最新刊、あの内容では、今のマスメディアに取り上げる勇気はないでしょう。
 所詮、マスメディアなんて、権力の補完物です。記者クラブは権力のスキャンダル隠蔽システムだし、また民衆を監視する存在です。神戸地裁に、問題ある記者がいます。鹿砦社・松岡さんの件で、自分の知っていることを事件関係者に聞いてきて、当事者から「あなたの方が良く知っているのでは?」と言われたら、「そうですね」と答えたそうです。これは事実です。この記者、記者会見でいろいろ聞いているのに、記事にはほとんど書きません。情報がどこへ行ったか、言うまでもないでしょう。
 一方、ネットでは、細かいところで揚げ足を取り、本質に迫らない書き込みが出るようになりました。背景には、権力だけでなく、権力に従順なこの国の人間の、奴隷根性があります。
 マスメディアの人間は、本質的に権力者と一緒で、戦争が起こっても、自分たちは無縁と思っているのでしょう。
 藤原さんの本が、マスメディアで無視されるのは、皮肉な言い方をしたら、「健全」な本である証拠かも知れません。

105永岡浩一:2005/11/30(水) 20:34:58
 「財界展望」1月号を読みました。鹿砦社関係の記事があり、関係者が送ってくれたのですが、この雑誌、噂の眞相の一行情報のようなコーナーがあり、ちょうど鹿砦社の記事のところに、「『小泉純一郎と日本の病理』(藤原肇著)の再版に圧力と噂駆け巡る」とありました。
 11年前、つるみ芳浩氏の「アメリカ殺しの超発想」も、当時、小沢一郎筋から圧力がかかり、重版できなかったと、佐高信氏が言っていました。
 この国は、やはり言論統制国家です。
 事実を伝えても、犯罪になるのです。
 ちなみに、「ジャポンパンチ」3号が小泉批判特集です。1260円、本日、拘置所の松岡さんに会ってきて、この本を差し入れました。
 皆さんもどうぞ。

106木下俊夫:2005/12/02(金) 12:21:00
「エクソダス2005始動宣言」というブログがありま
す。偶然立ち寄ったブログです。

そのブログに『小泉純一郎と日本の病理』に載った前駐
レバノン特命全権大使の免官状に不備があるという指摘
について、以下のように異論を唱えている。


「天木氏が受領された辞令書には何の不備もなく,書式に
則った正規の公式文書であると結論されます.」
http://exodus.exblog.jp/1971332/

面白いことに、このブログの作者は藤原さんが1992年7月
に『週刊ダイヤモンド』に発表した「蜃気楼の情報大国・
日本の行方 経済の基盤支える情報システムに致命的な障害」
を高く評価している。
http://exodus.exblog.jp/1948627

その点から考えると、ブログの作者は某筋のプロパガンダ
に乗せられたと考えますが、如何でしょうか。

107一読者:2005/12/03(土) 02:32:55
藤原氏の小泉純一郎と日本の病理、買いました。
早速ですが、p59の五行目の小泉には○○○○がある
と言う噂、ここの部分にピンと思い当たりました。
2004年に2ちゃんねるでまったく、掲示板にそれの書き込みがありましたが
数十分もせず速攻で削除されていたのです。
何故くだらない罵倒や嘲笑や掲示板荒らしにどれだけ削除依頼があっても
まったく撥ね付ける態度の削除人が、そんなに速く削除したかが分かった。
藤原氏が聞いた噂とまったく、その件と符合する。

108一読者:2005/12/03(土) 02:41:33
↑訂正します。
藤原氏が見たフォーカスとフライデーの記事に書かれた噂でした。
忘れない内に慌てて書き込んだので文章に誤記があった。

109読者2:2005/12/03(土) 11:34:59
これからは、藤原氏には、動態幾何学・メタサイエンスや藤井尚治氏との
対談の続刊を希望したいところです。
早く落ち着いて取り組めるような状況にしなくちゃなりませんな。

110内藤進:2005/12/04(日) 09:00:59
ベンジャミン・フルフォードが中丸薫と対談本を出していますが、中丸氏は
本当に堀川辰吉郎の娘、明治天皇の孫なのでしょうか?
堀川氏は塩谷信男先生とも交流があったそうですが、一方で、松本清張の『深層海流』
でM資金に関わる人物と暗示されたようです。
フルフォード氏の今後が気になります。
私としては、ぜひとも藤原氏と組んでもらいたいのですが。

111西條謙太郎:2005/12/04(日) 11:34:30
>109&110の投稿に関して
銀座内科の藤井先生はすでに亡くなられたので、たいへん残念ながら、今生では
藤原さんとの新規の対談はありません。
また藤原さんはいろいろな分野の人から情報を取り、かつ多大な影響力を与え続
けていますのでベンジャミン・フルフォードさんと交流があると考えるのが自然
と思います。しかしその場合でも、藤原さんが誰かと組むというより、藤原さん
が誰かを間接的に使いこなしていると見るほうが、藤原さんの実力と自主独立精
神に鑑みて実体に近いものと思います。
ベンジャミン・フルフォードと中丸薫の対談本の件やそこから堀川辰吉郎や戦後、手当て療法で皇室
に出入りした塩谷信男の件を藤原さんの新著KZPのスレッドに書き込まれたのは
かなりのインテリジェンスの方ではないかと拝察しましたが、残念ながら何々な
のでしょうか?という問いかけで答えを相手に求める姿勢は宇宙巡礼掲示版では
評価されませんので、(教科書ガイドで答えを探るのと同じで聞くほうも答える
ほうも頭を鍛えることにならないという意味です。)ぜひ、私はこう考えるが皆
さんの意見はいかにというアプローチでお願いします。
西條 拝

112永岡浩一:2005/12/04(日) 16:39:27
 木下俊夫さん、これは面白いですね。
 しかし、天木さんへの公文書の問題は、今回の本に先立って、スキャンダル大戦争第8号(2004年8月刊行)に載っています。
 この時に問題にならず、単行本のヒットで問題にするとは、このブログの主は、どんなものか分かります。
 ともかく、今の在京メディアは全て、小泉応援団です。自分の「主人」の悪い噂は聞かないことにしている、「奴隷」たちです。
 奴隷には、奴隷語しかわかりません。「自立」した人間による藤原さんの言葉が、通じないのです。

113相良武雄:2005/12/05(月) 08:44:30
>106の書き込みについては、その存在を知ってはいましたが、
その根拠が、『ウィキペディア(Wikipedia)』であることから
ディスインフォーメーションではないかと考え、書き込みはしておりませんでした。
ウィキペディア(Wikipedia)自体が、単なる雑学の集まりで、目的なく
書き込みが行われるHpであること、それと本件については、しつこいぐらいに
書式についての書き込みが行われていること。また、見出しが否定で入り、最後に
要検討で逃げていることから、私は、最初は無視、次には、細かいことをついて
全体を否定するいつもながらの手と判断しています。

かって、坂口三郎さんが、言った言葉だったと記憶していますが、「証拠、証拠というのは
木っ端役人のいう言葉」 が思い出されます。

114木下俊夫:2005/12/05(月) 09:56:08
永岡さん、相良さん、ありがとうございます。

永岡さん、私も『スキャンダル大戦争第8号』を読んで
います。ただ、私はブログのオーナーの馬場英治氏は根
っからの小泉信者であるとは思えないのです。その根拠
は、藤原さんが『週刊ダイヤモンド』に寄稿した論文を
高く評価している人だからです。

しかし、それでも馬場氏はプロパガンダについて詳しく
ないようであり、その意味で藤原さんが『小泉純一郎と
日本の病理』で挙げたプロパガンダ関係の書籍に馬場氏
は目を通すべきでしょう。一番良いのは、藤原さんが著
した『インテリジェンス戦争の時代』を精読することで
す。この本は絶版ですが、幸いなことにアマゾンであれ
ば今でも古書として入手できます。この本を読めば馬場
氏も藤原さんが今までに数多くの公文書を目にしてきた
こと、公文書の裏表を知り抜いていることを知り、己れ
の不明に恥じ入るのではないですか? 馬場氏は以下の
ように自身のブログに書いています。


まず,免官状に御名御璽+国璽が必要なのは総理大臣の場合に限られています.それ以外の認証官(任免に天皇の認証を要する官吏)では任官状(官記)には御名御璽と国璽がありますが,免官状(辞令書)は御璽だけで,御名と国璽は省かれます.藤原氏はこの辺りかなりずさんに書かれているようで,掲載された写真の説明からも明らかに,国璽と「内閣の文字印」を取り違えています.

参考資料: 認証官 ≪ウィキペディア≫
http://exodus.exblog.jp/1971332/


相良さんの仰せのとおり、ウィキペディアは試みとして
面白いのですが、このようなものを頭から信用するとこ
ろに問題が生じるのであり、まずは疑えというのが偽情
報に引っかからないためのイロハです。電通問題をはじ
めとする情報戦争の裏表を一通り知っていないと、簡単
にディスインフォメーションに引っかかるのが怖いとこ
ろです。

ただ、馬場氏のブログにコメントを書いている連中にあ
まり質のよい人間は居ないようです。特に前田慶次郎と
か名乗る人物は、『小泉純一郎と日本の病理』の行間を
読める人間であれば藤原さんの真のメッセージを理解で
きるはずが、インテリジェンスの欠片もない、単なる単
細胞のような人間であることが分かります。馬場氏もこ
のようなのを相手にしていると、徐々に自分自身劣化し
てしまうことに注意すべきでしょう。諺に、朱に交われ
ば赤くなるを思い出すべきです。付き合うのであれば、
良質の人間、しかも一流の人物と交流すべきだと、老婆
心ながら馬場氏に申し上げておきます。

前田慶次郎とかいう小物はどうでもいいのですが、それ
よりは勝手に天皇のハンコを使ったことが暴露されて慌
てている連中の動きを、今後もしっかり観察していきた
いものです。

木下拝

115朝香隆彦:2005/12/06(火) 00:37:13
相良さんが書き込まれた坂口三郎さんの言葉は「朝日と読売の火ダルマ時代」に
坂口さんの著書「戦争国家の終焉」の紹介とともに、以下のように引用されて
おります。
ご存知のように、坂口三郎さんは戦前戦中にかけて活躍した高名な記者であり、
また戦後は吉田内閣や芦田内閣の顧問や外郭団体のトップなども歴任しており、
この時代の歴史の貴重な証言者でもあることは申し上げるまでもございません。

************************** 引用開始 **************************

証拠主義に毒されて筆の冴えない最近の論調に対して、「歴史の真実と
いうものは、証拠や、証言や、証人や、記録や、日記などの資料によって、
分かるものではない」と書き、「記録はあるのか、証拠はあるのか、
証人はいるのか、などと言って詮索するのはチンピラ法律官僚のすることで
あって、大人のやることではない」と冴えて目で正論を吐いている。

************************** 引用終了 **************************

この言葉の意味を理解できる人物が今や希少な存在になってしまったことは
誠に嘆かわしいことですが、仮にネットから入手した情報をベースにしても、
自らの足(これが実は肝要です)と頭を使って丹念に調査し、更には直観と
演繹によって一定の結論に至ったのならば兎も角として、その殆どは安易に
ネット情報を取ったあげくに(実は取ったつもりが自分が取られていること
には気が付いていないのですが)、そのまま鵜呑みに近い状態で雑音を撒き
散らすような思考能力停止に陥っている御目出度い方々の多さには、驚愕を
禁じえません。

そのような者の中には自らのプロフィールに堂々と新聞記者出身であることを
名乗っていたり、イギリスなどの欧州へ在住して海外の一流メディアに接する
機会を持っている者もいるようですが、せっかく物理的には脱藩しているにも
関わらず、このような蛸壺的な思考体系から一歩も脱却できていないことは、
逆立ちした劣等感の持ち主なのかどうかは分かりませんが、非常に残念です。

古典や良書と呼ばれる書籍は勿論のこと、ネットにもいろいろとヒントは
転がっているのですから、そこからは自らの足を使って飛び歩いて、時間を
かけて捜し求めてみるのも一つの楽しみとなるでしょうし、またモノの見方の
訓練にも繋がりますので、特に若い方はそうされたら如何かと思います。

116相良武雄:2005/12/06(火) 11:06:29
朝香さん。詳しい解説ありがとうございます。
言い訳になってしまいますが、推敲等を重ねない文章を
公表していることに反省をいつもする次第です。
日本人の資質として、教えられたものは、そのまま素直に受け取るのが
美徳とされ、懐疑的になることは否定されると思います。
したがって、世の中には、ポジティブ、前向き、変わらなければ、そして
愚か者が使う改革 という単語の本が蔓延し、ペストセラーとなり、
忘れ去られていきます。蔓延しなければ問題ないのですが
それが、更に細分化され、ハウツー本が広まり、考えることが
出来なくなりつつあるこの国はお先真っ暗です。
闇の光明という言葉がある一方、それゆえにその闇の深さを認識するわけです。
藤原さんの著作は、その情報量だけに留まらず、良書の紹介も行っていただけるわけで
今回も、創元社より翻訳が出ている「会社の中の権力者、道化師、詐欺師」の紹介いただき
之だけでも、十二分に元が取れるのではないかと考えています。
この本ざっと眺めたところですが、表題を見るとLeaders、Fools,Impostors となれば
世のリーダーという言葉の使い方も相当明確に使う必要があると感じる一方、
一時資料に当らないと真意が取れないかもしれないと思ったりもする次第です。

117兼重主税:2005/12/11(日) 16:15:26
藤原さんのことをフリーメーソンだと決め付けているだけではなく、「小泉純一郎と日本の病理」はメーソンの宣伝文書だというような発言が、賑やかに行われているのは妨害工作の一種かもしれないと思う。小泉側だろうかそれとも創価学会だろうか。
http://asyura2.com/0510/bd42/msg/335.html

118永岡浩一:2005/12/11(日) 19:46:48
 兼重主税さん、阿修羅には藤原さんを創価学会のシンパとする書き込みもありますね。
 藤原さんの批判を、2ちゃんに書けないからこんなところに書いているのでしょう。
 妨害工作は、小泉=統一教会、創価学会、双方から来ていると見るべきでしょう。

 日本は、こんな姑息なことをしないと、持たないのです。
 鹿砦社の松岡さんを不当逮捕、門真の戸田市議を不当逮捕、治安維持法の予行演習です(戸田市議も、接見禁止つき)。
 この国が滅び去るのは、案外早いのかも知れません。

119根本敦史:2005/12/11(日) 22:50:26
阿修羅におけるHAARP氏の投稿は割りと健全なものだと思っています。しかし、阿修羅全体に言えることですが、蛸壺思想(?)と言いますか、簡単にフリーメーソンを世界を牛耳る悪の権化の如く批判し、それ一辺倒になってしまっている感じがします。開国以降、我々は世界の中で生きていくことを選択したわけで、生き残るためには相手のことをよく知る必要があるし、その上での戦略がなくてはならないと思います。実際、明治維新以降の多くの有志は、そうした観点から世界に旅立ち、闘ってきたものと思えますし、そうした彼らが我が国の上層部にいたのは事実なんでしょう。フリーメーソンや世界の秘教グループの奥にある知恵は、無知なる者を操るに十分なほどの力を持ちえるものと思います。問題なのは、この国の現状であり、真摯に学び、国に貢献しようとする者がいなくなったことと言えましょうか。藤原さんの好奇心を考えると、例えば自身がフリーメーソン員でも決しておかしくはなく、それは決して悪いことでもないとすら思います。HAARP氏などは、こちらの掲示板でご意見を伺えると面白いと思うのですが。氏の指摘する矛盾点を明確に説明することで、世界の情勢がよく判ってくるような気がします。

120サムライ:2005/12/12(月) 14:24:22
根本さん、ご無沙汰しております、ブログ[教育の原点を考える]のサムライです。最初に、長原芳郎先生の著した『陰陽道』のご紹介ありがとうございます。同書を入手された由、良かったですね。最早オンラインの古本屋では入手できないのではないでしょうか。
さて、私も藤原さんの新著『小泉純一郎と日本の病理』とフリーメーソンを結びつけた阿修羅の投稿を読みました。実はフリーメーソンに関心のある私が、同書の中で印象に残った一つにp.88の以下の記述があります。

そして、ペンシルバニア州はその後、「自由・平等・博愛」を謳ったアメリカ合衆国独立宣言とアメリカ合衆国憲法の起草と採択の地となった。

例の1ドル紙幣から始まって、フリーメーソンとアメリカについて書き出すとキリがないので止めますが、時間が取れたらフリーメーソンについてブログに書くつもりでいたので、根本さんの投稿を読み、阿修羅の投稿と『小泉純一郎と日本の病理』からフリーメーソンについてスタートするのも悪くないなと思った次第です。

なお、フリーメーソンに関する書籍で優れている書籍としては、『石の扉』よりも寧ろ清川理一郎の著した『フリーメーソン源流紀行』(彩流社)と『キリストと黒いマリアの謎』(彩流社)とが、他のフリーメーソン関係の書籍に抜きん出ていると思う次第です。数生さん、これ以外に何かお勧めの本はありますでしょうか? 忘れるところでしたが、過日本掲示版で紹介していただいた例の『東京ディズニーリゾート 暗黒の軌跡』(田中幾太郎著 リベラルタイム出版社)を一読しました。凄い世界でした。


サムライ拝

121根本敦史:2005/12/12(月) 19:07:08
日本の神様に陰陽、破壊と創造の働きがあったように、宇宙は破壊と創造の繰り返しであり、「変化」であります。そこに人の考える善悪はないようにも思います。ただし、そうした宇宙の理の中で、人類としてこの地球上で平和裏に生きていけるよう、「変化」の中での動態均衡をとらなくてはならない(その方が人類にとって良いということ)。それを公共善と言ってもいいかもしれません。利己的にミーイズムは、この理に反する姿勢であり、公共善に反し、自ずと崩壊へと導いてしまう。辺境における蛸壺的な思想が、今日、世界から廃されようとしているのは、新しい通信技術の普及に伴う必然的な流れでしょう。アメリカは、こうした破壊と創造という宇宙の理の現地球上におけるある役目を持たされた国と言えます(米国と言いますが、「米」の字が象徴的です)。例えば、国家という枠を超えて生きるフリーメーソンなどは、国家すらも自らの意志で動かす力を持ちえましょう。阿修羅におけるHAARP氏の投稿を見ると、一見、KZP各所の矛盾(破壊と創造)を指摘しつつも、その矛盾をも包括して一手に収める世界の秘教グループの有する真理に気付いているように思われます。陰陽道をはじめ、常に宇宙の理に「変化」を見ます。その「変化」の法則を易経に認めただろうし、魔方陣もそうなのでしょう。藤原先生は、きっとそうしたことも見越した上で、色々なエッセンスをこの本の中に入れ込んであるものと、改めて、驚かされます。単なる小泉批判ではないということですね。一貫してますね、世界(宇宙)をもっと知りなさい、ということでしょうか。

122一読者:2005/12/30(金) 08:12:47
フリーメーソンに関しては、「ハラキリ吊り目のニホンジン」みたいな、カリカチュア化された情報が多くて、
なかなか冷静な位置づけが難しいですね。
一部の古神道系の方々は「メイソンやユダヤ=悪魔集団」という感情的なレッテル貼りに終始していますし
(これは大本教からの文化遺伝子なのでしょうか?かと思えば日ユ同祖論があったりするからややこしい)、
フリーメイソン側にも例えばイタリアのP2事件のように、陰謀の疑惑を深めるような事件があったのも事実でしょう。
フリーメイソンにも色々な流れがあるはずですから、決して一部だけで判断してはならないと思います。
以前はジャーナリステックな著作では、赤間剛氏や久保田政男氏のものしかありませんでしたね。
労作ですが、やはり著者の先入観を引いて読まないと危うい。
私も、『フリーメーソン源流紀行』(彩する流社)と『キリストと黒いマリアの謎』(彩流社)読んでみます。
フリーメイソンの精神に基づく戦後日本の社会改造をどう判断したらよいのか?
藤原肇氏は肯定的で、馬野周二氏は否定的。
藤原氏は肯定的に過ぎるような気もしますが、かといって、戦前の価値観のまま日本が進路をきっていたら、
「ファスト風土化」と揶揄されようと、果たして今のような物質的な豊かさは実現していたでしょうか?
歴史の皮肉を見つめる余裕も、それによってもたらされたのは間違いない。
二者択一であれば、今のところ、戦後日本の方を私は選んでしまう。
来年は、浜田政彦『神々の軍隊』(三五館)、松本健一『三島由紀夫の二・二六事件』(文春新書)
小熊英二『『〈民主〉と〈愛国〉』(新曜社)なども読みたい。

123古神道学習者:2005/12/30(金) 17:28:40
大本教の開祖の出口なおに取り憑いたうしとらの金神は
国常立大神らしいが、フリーメーソンを石屋と言って日本人に警戒を発しているが
一面、石屋と手を結ばねば岩戸は開かれないと矛盾したことも言っていて
理解に苦しむ。
日本人の精神性と理性を称えるフリーメーソンと、組まなければ
世界に真の平和は来ないと言いたいのだろうか?
古代の日本に何があったのか知らないが
根源的な神が、日本に押し込められこの世は真っ暗になってしまった
と言うのと啓蒙の光を賛美するフリーメーソンと何か関係する部分がある
のかもしれないと感じる。

124根本敦史:2005/12/30(金) 21:28:51
そうですね、日本におけるフリーメーソンに関する情報の大半がディスインフォメーションだと思っています。

ひとつ思うのは、フリーメーソンを始め、あらゆる秘教、密教とされてきた叡智というものの基はひとつであるということです。しかし、これらの叡智が如何にして生まれたかということを考えると、それも当然のことのように思います。つまり、これらの叡智は、我々同じ地球に住む人間がより良く生きることについて考えたもので、結局、それらはこの宇宙について学んだものと思われるからです。学ぶとは、真(真理であり、理)に似せることで、真似ることです。答えは常に一つなんでしょう。この哲学というか叡智が、きっと世界中に散らばったものと思われるのです。

古神道学習者さんが面白い表現をされていますが、ある叡智を学ぶ術としての「理性」と「精神性」、「理性」と「感性」とも言えましょうか、それも考えてみると面白いです。何故、日本がこれまで「感性」の国足りえたのか。それは、地球上における日本という国土の地理的な条件に大いによるものと考えられないでしょうか。四方を海に囲まれ外敵の進入が比較的に少なかったこと、そして、四季に恵まれ、大地が育む水が綺麗であること、また、中央構造線上に列島が延び、どこを掘っても温泉が沸き、地下資源にも恵まれているということ。日本の歴史は、国土により齎されてきた、本当にそのように思います。場合によっては、日本には宇宙の理を知るに適した素晴らしいある場所があったかもしれませんね。世界最大級のカルデラ湖、阿蘇などは、まるでそれ自体が宇宙の情報をキャッチするパラボラアンテナのようにも見えます。

かたやユーラシア大陸をはじめ、諸大陸の諸民族はどうでしょう。争いは、その国土自体がもっているカルマとも思われ、数千年、いつでもそのカルマから抜け出せた試しがありません。であるから、日本以外の諸民族は、理性をもって生き抜かなければならなかったし、一部の密教、秘教というものは、常に裏に潜みました。しかし、その叡智の哲学は結局は一つだったのですね。もっとも、こんなに争いが続いていては、まともに研究も続けられないし、真の情報の保存も難しかったでしょう。

藤原さんが紹介した清水先生の「場の理論」が判りやすく説明しますが、「感性」の国である日本は、理性による叡智の伝達を、叡智を学ぶ「場」の保存に費やしてきたわけで、それがあらゆる日本の遊びの文化の中に生きています。茶道、書道、華道、香道、剣道等々。武道の稽古には、道場があり、正に道を学ぶ場だったわけですね。

そして、大本が言った「石屋と手を結ぶ」ことの意義は、理性では果たしえなかった何かを、感性による何かでそれを果たすことです。そこに、スメラミコトが関係してくるかもしれませんね。世界の中心軸です。独楽も中心軸がぶれるとダメですね。今、世界にはこの軸がないのです。この軸を中心とした世界人類の回転運動です。そうしてみると、通貨「円」というものの役割も、今後、不思議と重要となってくるかもしれません。しかし、思います、何故に封印したのか、そして何を待っているのかと。。。

いずれにしろ、今年も後僅かです。これから温泉に言ってきますが、この国に生まれ、温泉(火、太陽)につかり、綺麗な水(月)を飲み、豊かな大地(地球)の御加護があることを感謝したいと思います。

125ナニワのダルマ:2005/12/31(土) 15:30:49
このスレッドの中心テーマである「小泉純一郎と日本の病理」の裏表紙に博士のプロフィールが載ってあり、その中に省かれている「賢者のネジ」ですが、編集子である玉井禮一郎社長の文章に以下のような下りがあります。

・・・「フランスの大学の地質学博士号を持った藤原肇の発想の根元は「石」に由来するという。そういえば、この大宇宙の始まりである「光」も波動であると同時に、極微の「石」といえる「光子」である。シャーマンが異次元を旅するためには、次元の壁にある螺旋状の穴を通過しなければならないが、藤原肇「光子」となってやすやすと次元のジャンルの壁を乗り越えて、21世紀に飛翔するための「最終戦略」を惜しみなく提示している。中略 
太古から人類はこの世界を一語で表現できるコトバを探してきた。そしてそのコトバを「神」とし「道」としてきた。そして、現代科学はその正体を「光子」ととらえた。さらにいうならばその構造は「波動」であり、「螺旋状」であることもわかってきた。中略
そして螺旋こそ万物の神秘を解く、究極のキーワードなのである。・・・

陰陽不二という言葉があります。二つに見えて実はひとつと風に理解するのが自然でしょうが、文章の末尾につけて十分に意を尽くさないという意味から完結しない、永遠に生まれつつあると解釈する事もできる。

さて、同様に天地一体という言葉もあります。エッセネ派の福音には「天なる父、地なる母」とありこれは「老子」の「無、天地の始めを名づけ、有、万物の母を名づく」に対応するという見解にも興味が湧きます。 またそれよりも「体」は地の母、「心」は天の父として明確に説かれ「地にましますわれらが母よ、希くば御名をあがめさせ給え。・・われらを疾病よりまもり、すべての悪より救い給え。大地と身体と健康は汝のものなればなり。アーメン」という箇所が何故消えたのか、このスレッドの主旨としてはこれ以上踏み込ませんが古神道学習者さんの問いかけに対して、イエスの言葉には(「地の母」を通じてでなければ、誰も「天の父」のところには行けません。)からメッセージを汲み取ればよろしいのではないでしょうか。

石は大地の象徴みたいなものですし、「物」をしっかり押さえて地に足を付けないと宇宙の根っこに繋がるのは困難ですよと私なりに理解しています。

唯物論(イシヤの仕組み)に毒されずに感性(霊性)を重視すればこそ見えない変な「物」や妄想等(例、国家神道、皇国史観)に心を惑わされない様に理性を養うという事が崩壊型から蘇生型への螺旋階段を貫く柱(中心軸)を担保するのではないでしょうか。

126一読者:2005/12/31(土) 19:18:47
例えば中矢伸一氏などが書いたひふみ神示の解説書などを読んでいると、
近代化の負の部分、傷つけられ均質化されていった土着文化の叫びが
フリーメイソンへの呪詛となって表現されているのではないか、と思うのです。
なんだか感情を絶叫してカタルシスに誘う、プライマリー(原初)療法を連想してしまう。
シャドウの投映の部分もかなり多いのではないでしょうか?

127古神道学習者:2006/01/01(日) 17:28:06
日月神示に書かれている理想と、現実をどう、うまく摺り合わせが
出来るかは、まだまだこれから始ったばかりの様に感じられる。
藤原氏が批判する生活向上を無視する日本の過剰な工業化や
他国の製造業を圧迫する大安売り輸出は、西洋近代のマイナス、唯物論を
直接体現しているが、プラスの精神面、啓蒙思想は今も日本に
伝わったとは言いがたい。
明治から現代に至るまで教育現場で、西洋の啓蒙思想を地道に伝える努力を
していない感じがする。異論があっても当たり前で当然と言う前提すら
日本にはない。
それが和の正体であり、自然理性を妨害する
見えないフィルターになっている。と批判する論者が現れ始めている事から
これからの日本はインターネットのお陰で安全に発言できる環境が整い
多様な発想がふつふつと出るように変っていく予感がする。

128一読者:2006/01/03(火) 10:26:11
やはり日本に生まれ育ったのですから、日本の精神風土・霊的風土に
興味はありますし大切にしたいのです。
ただ、まだ私も先入観が強く理解が浅いのでしょうか、どうも
古神道系の一部の人(中矢伸一もそうですが)の論調にはファナティックな印象があって、ついていけないんですよね。
ケガレ意識にみられる純粋志向がその原因なのでしょうか?
あとクリティックをさかしらなものとして否定するところにもついていけない。
私自身には、まだ仏教のほうが御縁があるような気がしてます。

そういえば面白い記事がありました。
「ひふみ神示とオウム真理教をつなぐ怪文書」の批判的検討
ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/3138/aum.html

岩田慶治や鶴見和子のように、ネオ・アニミズムの思想として展開される方もいるようで、。
魑魅魍魎の跋扈する(笑)精神世界では、J.クリシュナムルティやラマナ・マハリシが
一番「まとも」でシンプルに思えました。
ほかの夾雑物は、理解させるための方便という感じでした。
日本のものでも、ああいった静謐なエネルギーを感じさせるものを取り入れたいのです。
それにしても、私も衣食住めちゃくちゃで気をつけなくては・・。

129一読者:2006/01/03(火) 10:32:47
ひとまず私は、穢れた者にも慈悲をくださる観音さまのエネルギーに身を委ねていきます。

130一読者:2006/01/03(火) 10:45:49
連投すみません。>>128のリンクをたどっていくと面白い記事がありました。
この分野の議論の元にもなりそうですので、紹介させてください。

ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/3138/#conc

131リック 加藤:2006/01/03(火) 19:58:47
『石の扉』には、日本の彼らのHP上で英語と日本語で公開されている情報以上のことは載っていませんね。

132東山昌弘:2006/01/13(金) 14:40:40
藤原さんの最新刊が書店で余り見かけなくなり、活字の書評も無いので寂しい限りです。

133亀山信夫:2006/04/13(木) 09:57:22
ここ半年間本業に追われていたため、現在は半年間の間に溜まった未読の手紙の束に目を通しています。無論、藤原博士といった方々からの手紙は、到着した時点ですでに目を通していますが、博士からのご要望、例えば記事のHTML化については手を付けられない状態でしたが、ここに来て漸く出来るようになりました。その第一弾が数日前の堺屋太一氏との対談記事でしたが、『小泉純一郎と日本の病理』についての書評も博士の手紙の中にありましたので、以下のページにアップしました。(ページの下の方)
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/koizumi.htm

日本をメチャメチャにした小泉首相の無能ぶりを、大手マスコミも漸く少しずつ批評するようになったようですが、上記の書評と比較すればまだまだです。

134亀山信夫:2006/04/15(土) 07:38:41
遅れましたが、『財界にっぽん』に載った『小泉純一郎と日本の病理』の書評です。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/koizumi.htm

135ヒロイエ:2006/06/07(水) 21:54:31
藤原さんぽ新刊が、清流出版より、今月末予定されているとHPに出ております。
そのためか、記事の一部が読めなくなっております。

HPでは、日本理化学の倉田さんのことを扱っておりますが、いまひとつ
私には理解できず、頭を抱えております(どうしても????)。
正慶先生との対談で思ったことは、別に書き込みます。

136藤原肇:2006/06/10(土) 14:51:33
ヒロイエさんのような読者を持って光栄に思います。著者の私でさえ次の本がいつ出るかについて、詳しい情報を知らないでいたのに、先手を打って近刊予告を見つけ出して、それを教えていただきうれしい限りです。
昔はそういう先手必勝をやる読者がいて、私が出版交渉の悪戦苦闘をしている最中に、藤原さんの次の本はxx社が出すらしいと、私より早く情報をつかんで、教えてくれる人がいて、その地獄耳に驚いたことが良くありました。
しかし、最近の日本人は受身に慣れてしまい、そういった積極性のある人がほとんどいなくなり、寂しいと思っていた時だけに新鮮なショックでした。
この原稿は一月中に出来上がっていたが、出版社から二月は端境期だから春になると言われ、日本は不景気で消極主義だからと諦めていたが、ここに来て「まえがき」の仕上げ以来が着たので、やっと出ることになったと思っていた時でした。
そうですか、月末に出るという予告がありましたか。どうも有難う。目が疲れたのでここで止めますが、皆さんが議論を進めてくれていればそれにあわせて、そのうち続きをまた書くつもりです。

137ヒロイエ:2006/06/17(土) 19:50:49
藤原さんより、過分の言葉をいただき、恐れ入ります。
しかし、読者として、求めていくことは当たり前であり、
25年以上そのすべての書物を持っているものとしては
それは当たり前のことです。
しかし、われながら驚くこともあります。
かって、松江に5年住んだことがありますが、藤原さんもご存知のとおり
本屋さん程度のものしかありませんでした。たまに、祝い事程度しか
東京に出たことがありませんでしたが、それでも
エールの日本が本当に危ないなどは、上京の際偶然入手しています。
かっては、ヤエスブックセンターの一角に行けば必ず、新刊がありました。
いまは、そのコーナーが分かりませんが、当時としては最高の書店でした。
東京に戻ってから、最近は、巨大書店が増えましたが、ほんの羅列に
あきれています。以下に書店の質が堕ちたかを示しています。

139ヒロイエ:2006/06/21(水) 23:13:16
新刊の追加情報です。
少し遅れて、7月4日に配本となるとのこと。
したがって、全国にいきわたるのは、10日ごろとのことです。
個人的に気になる表紙カバーについては、HPの更新は
月末とのことですので、それに期待します。

140ヒロイエ:2006/06/28(水) 22:18:03
新刊ですが、おかしなことに、全くアマゾンほかネットに
表示が出ません。本当に出るのか心配になってきました。
前回と違い、マーケティングの差でしょうか?

141ヒロイエ:2006/06/30(金) 15:40:50

いよいよ出るようです。表紙のカバーも出ています。
今回の表紙は、珪水先生から見るといかがでしょうか。

表紙は別に、内容は期待します。

http://www.seiryupub.co.jp/

142尾崎清之輔:2006/07/03(月) 23:02:55
博士の新刊『賢く生きる』が現時点(7/3)の検索結果で表示される検索エンジンを、
幾つか調べたところ、八重洲ブックセンター、セブンアンドワイ、オンライン書店
ビーケーワン(三省堂のサイトはこの検索エンジンを利用)、liveddorブックス、と
いったところであり、例のネット大手の検索結果には相変わらず表示されなく、他の
大手書店系の検索エンジンにも引っかかりませんでした。
これがマーケティングの差なのか、または何かの意図らしきものが働いているのかは
分かりませんが、そのような大手書店の幾つかに出向いた上で、「出版社のWEBでは
発売中と出ていて、しかも上記の大手系書店では取り扱っているようですが…」とか、
「何か取次上の問題でもあるのですか?」みたいな質問を投げつつ、モノの試しに
何冊か注文してみました。

143ヒロイエ:2006/07/03(月) 23:21:40
さすがに心配なので、もう一回電話しました。
間違いなく、明日、取次ぎから出荷されるとのこと。
大手の本屋は、明日入手できるとのことです(見るまでは信用できませんが)
確かに、賢者の螺旋は、マーケティングの問題だったと思いますが、
今回の展開は、いまひとつ分かりませんが、所謂、嫌がらせではないでしょうか。

144ヒロイエ:2006/07/05(水) 23:44:01
本日、入手できましたので、報告します。

145藤原肇:2006/07/07(金) 14:23:44
『賢く生きる』の折り返し表紙に印刷された、サムの絵は非常に小さく縮小されているので、それではよく分からないという感じがします。そこで見やすいように電子化した絵は次のURLで見ることが出来ます。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/pic/sam%20mantra.jpg
「まえがき」にその縁起を書いたとおり、このイコンは平和を祈念しサムが池口さんへの感謝をこめて、マンダラとして本に収録したものです。

146相良武雄:2006/07/11(火) 22:51:56
新著を入手し、一読しました。今回の対談は、賢者の螺旋よりも
読者に対する藤原さんの思想をうち題しているように感じた次第です。
対談の方々は、各界にわたっており、石油、国際政治、情報、そして
メタサイエンスと真剣に向き合わないと、ただのトンでも本扱いに
なってしまいます。
しかし、そのエッセンスを生かすことは、多くの人に有効であると
感じた次第です。読み取れなければそれまでですが。

147雨好百姓:2006/07/12(水) 07:44:10
初めてのメールします。藤原先生と、副島氏のメールのやり取り読みました。
議論に負けそうになると、大声になるのは自信のなさの裏返しと見ました。
第一線で知識人と交わる先生の言には重みが感じられます。生意気ですが。そう感じながら読みました。
ロン・ヤスと仲良しを売り物の中曽根氏に対して、「ジャップ」と言いながら扉を閉めたとの、文字を見たときに、
やはり日本の首相とはこの様なものだな〜と、悲しくなりますた。
話しそれましたが、日本を愛する藤原先生もう一度副島氏に、メール送信してみればどうでしょうか?
「メールをもう送るな」と怒るか?無視するか?どちらでしょうか?勝手気ままに失礼します。

148sigezumi:2006/07/14(金) 18:50:23
「賢く生きる」このサイトのお蔭でしることができ、早速入手し、ひさしぶりの充実の時間をいただきました。
仙台のk書店にて、意識的にこまぎれに一冊ずつ三冊=三回注文ということ=入手しました。
書店のK女史にも指摘され、私自身も感じていたことなので記しておきます。
タイトルと表紙のことです。
1.いかにも、ハウツー本 的なタイトルでいかがなものか?
2.書店によっては、ハウツー、人生論コーナーに置かれるのではないか?
「では、お前はどういうタイトルがいいと思うのか?」については次回。
初めてメールしました。タクシードライバーの明け番は、やや辛い。

150野次鹿:2006/07/24(月) 12:28:44
藤原さんの情報取材能力と洞察に満ちた先見力が、最近の靖国神社と天皇の心情の発露の関係で、大新聞のスクープ騒ぎと比較して話題になっている。
http://asyura2.com/0601/hihyo3/msg/298.html

151ヒロイエ:2006/07/24(月) 22:43:20
そういえば、新著に高松宮日記には、昭和5.6年の部分が欠落していたと
会ったことを思い出す。この辺が、妥協した部分だろうと推測されるが
残念ながら、高松宮日記を読んでいない。
何が書いてあったのか。当時宮様がどの立場にいたかから
推測するしかないか。
相当都合の悪いことが書いてあることは間違いない。

152ヒロイエ:2006/08/03(木) 23:52:09
アマゾンに

以下の書評が出ています。

人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

充実した対話の醍醐味, 2006/7/22
レビュアー: 北極星 (東京都三鷹市) - レビューをすべて見る
対話が楽しめるためには教養が必要であり、「論語」や「プラトン」などは
対話からなっていて、昔の日本人は対話の醍醐味を知っていた。
だが、最近の日本人は娯楽小説やコミックを読み、ストリーの流れにしか
興味を示せなくなってしまった。そんな中で頑なに対話に執着する著者は、
前回の『賢者のネジ』(タマイラボ出版)に続いて、再び中身の濃い対談集を
作り上げている。だが、これだけ多くの問題提起を含む本に対して、
それをじっくり読む日本人がどれだけいるだろうか。それにしても不思議なのは、
一見するとオカルトに近い内容にも触れ、それついて深入りしすぎているために、「
トンデモ本」の同類として扱われてしまい、著者について誤解される
可能性もありそうだ。それはかつて寺田寅彦博士が複雑系の問題に触れて、
世間から変わり者扱いされたのと同じで、この本も暫らくはその仲間と
みなされ、毀誉褒貶の渦に巻き込まれそうだと感じさせるのだ。
それにしてもこんなに多くのテーマが、一冊の本の中に詰まっていると
いうことは、今の日本の流行からして痛んだという感じが強くした。
また、躾の大切さを論じた第一章を読むだけで、本を買った価値が十分に
満たされたと思った。


しかし、なぜ最後のページに本が紹介されているのかな

153藤原肇:2006/08/15(火) 13:10:03
光文社の編集部経由ですが、KZPのハングル版が出版されて届きました。これは光文社が直接に行った契約に基づき、日本語版から直接ハングルに翻訳され、訳したのはKorea Timesの東京特派員だった人で、六月に韓国で発売されて注目を浴びているそうです。
私はハングルがチンプンカンプンであるために、自分の名前さえも読めない状態ですので、コリアタウンに出かけて解読してもらったが、日本語版を忠実に訳したもののようです。
しかし、ハングル版に続いて大幅に改定した英語版が、Japan’s Zombie Politicsという題名で出たことにより、世界の識者に日本のペテン政治の実態がバレただけでなく、日本人向けに作られたものが、北東アジアの読者に読まれるにしろ、世界の読者のために書き改めた本として、JZPが世界で読まれるのはうれしい限りです。
こうして本来の言論活動が機能したことにより、小泉のペテン政治だけでなく安倍の無能も暴露され、これまでのような浅ましい愚考を続けることは、国際世論の前に不可能になると思います。
タコ壷の日本という枠の中で出鱈目が続き、マスコミも小泉劇場の茶番劇を囃し立て、国民がそれに陶酔する愚民政治は、日本人自身の意思でストップさせるべきです。そして、世界の側から吹き込む良識の風によって、沈滞して腐って饐えた空気を一掃することにより、まともな精神が蘇ることを期待したいと思います。

154広川雅俊:2006/08/16(水) 23:53:07
台湾のYahooにはアメリカ情報が出ていて、こんな記録がありました。
http://203.84.203.14/search/cache?ei=UTF-8&p=%E8%97%A4%E5%8E%9F%E8%82%87&fr=fp-tab-web-t&u=www.bridgeusa.com/mbm/2005/1115/books.html&w=%22%E8%97%A4%E5%8E%9F+%E8%82%87%22&d=B6eadWP9NDJc&icp=1&.intl=tw

155早耳小僧:2009/06/25(木) 07:06:33
藤原さんの政治批判を扱った待望の「暴政への反逆」が、出版されるという噂が流れています。久しぶりの本として出版が待ち望まれます。

156藤原肇:2009/06/30(火) 07:42:19
新刊の名前は「さらば、暴政」であり、副題は「自民党政権・負の遺産」と決まりました。英語の題名は「TRUMP TYRANNY」であり、トランプという言葉は意味論的に言えば「王手」であり、ダイアグノスという医学の用語では「ご臨終」という意味です。

157藤原肇:2009/06/30(火) 07:52:04
第一章の「もくじ」を紹介するだけで、論旨展開の運び具合が分かると思うので貼り付けてみます。
第一章 「狂乱状態を呈した二十一世紀冒頭の日本の政治」

***二十一世紀は石油から気体燃料の時代へ
***果たして資本主義は生き残れるのか
***世襲代議士の多くがこれほど無能とは
***日本ではジャーナリズムが死滅
***テレビをフルに活用した小泉劇場
***ゾンビ内閣に続いたネオコン内閣の狂乱
***エキスパートが誇るパターン認識と直観力
***経験不足による自信のなさと曖昧さ
***議論抜きの議会が罷り通ったネオコン政治
***不信任と破産宣告を無視したネオコン内閣の断末魔
***私利私欲が優先で暴言と嘘で固まったお粗末な政治(特別追加)
***『和をもって貴し』とする精神的な伝統への裏切り
***信用崩壊の前哨戦としての長銀の叩き売り
***不況と閉塞間の中で高まる祖先帰りの妄執
***暴政に対峙する共通善の威力
***ハイポロジックスが示す不気味な共通パターン
***リーダーとしての首相が不在の日本
***国際政治とゲーム感覚
***日本の実力評価の没落と国力の低下
***歴史は繰り返すという教訓
***歴史を見る目と脳を使って考える魅力
***ケース・スタディが構成するジグゾウ・パズル
***フェアープレーの精神と素養としての志
*** 「他山の石」としての暴政史

158藤原肇:2009/06/30(火) 22:32:13
続いて第二章です。

第二章「ネオコン内閣の誕生と日本の満州化」
*** 阿倍首相の誕生と人材の枯渇
***誠意も胆識も不在になった時代
***誰でも総理になれる国
***安倍晋三への世界の厳しい目
***「理想を過去に求める」安倍晋三の執念と因縁
***臨戦国防国家体制への回帰
***祖父の「十四光」で輝く三代目の世襲大臣
***安倍の総裁選挙の宣伝用に作った『美しい国へ』
***ヴィシー政権とビ(美)シイ国家のモットー
***満州がミニアチュア化しているロスで得たヒント
***政治感覚が狂ったネオコン内閣と岸信介の正体
***戦争によって生まれた傀儡国家・満州国
***満州国の誕生と建国の目的
***戦後レジームを否認した阿倍の心理的トラウマ
***ネオコンの覇権主義と驕慢な思い上がり
***ネオコンの他国民や異文化への無理解と驕り
***生態史観で見た保守主義の系譜
***ネオコンの拝金主義と世界経済を破綻させる詐欺商法
***FRBの錬金術とバブル経済への驀進
***「理」が「利」に置換し「情」に支配された時代精神
***阿倍に取り付いたネオコンという[モノモライ]
***安倍を首相に仕立てたジャパン・ハンドラーの狙い
***日本の核武装を炊きつけたネオコン
***ネオコンのお眼鏡にかなった安倍の売り込み演説
***情報後進国「日本」混迷と脇の甘さ
***幼稚な安倍内閣に失望したアメリカ
***ミサイル防衛計画から核装備への重点の移動

159藤原肇:2009/07/01(水) 09:50:11
第三章:「批判精神の健在が一国の活力を生む」
***アメリカから伝わった中間選挙の結果の大津波
***言論の威力によるラムズフェルトの更迭
***民主主義の基盤としての報道の自由
***報道のメッセージは活字だけではない
***2008年に拡大した共和党への幻滅感(特別追加)
***大統領選挙を支配する不正投票のメカニズム(特別追加)
***ネオコン体制の破綻と2008年の金融破綻(特別追加)
***信用崩壊による金融破綻のドミノ現象(特別追加)
***ニューディール政策を通じたネオコン体制の復活(特別追加)
***オバマ政権を取り込んで制圧した国際金融マフィア(特別追加)
***真の國際紙としての『トリッブ』の魅力
***情報化時代のネット新聞の醍醐味
***報道におけるニュースと分析の役割
***小泉ゾンビ政治の負の遺産
***ジャーナリスト魂を持つ記者の価値
***社会診断としての批判精神の重要性
***政府による言論弾圧という明治以来の伝統
***戦争協力に続くメディアの自己規制
***破廉恥事件を起こした男でも首相になれる国
***30年間も眠っていた情報の蘇生
***破廉恥事件を知っていたメディアの幹部たち
***活字に出来ないサラリーマン編集長たち
***世界における一流紙の条件
***世界における一流紙の条件と欧米のジャーナリズム
***英国に蔓延したタブロイド旋風
***記者クラブ制の弊害と日本の新聞の病理

160藤原肇:2009/07/01(水) 14:45:46
第四章「世にもお粗末なデモラル内閣」
***自民党のデモラル党としての汚れた歴史
***岸信介の多重人格の遺伝子と「傀儡肉腫」の肥大
*** 戦争準備の家系と隔世遺伝子
***御祝儀代わりにバラ撒かれた首相補佐官の肩書き
***お粗末な人選と乱発された補佐官人事
***国家戦略と密着した本来の特別補佐官の役割
***日本の政治を支配した幼稚な閣僚群
***防衛大臣をめぐる魑魅魍魎の相克
***軍隊を警察官僚が支配し国会が幼稚園になった悲劇
***矮小化された国家の安全保障問題の悲劇
***大臣としての指導性とマネージメント能力
***日本の公人の杜撰な責任の取り方
***責任感と誠実さに満ちた将軍たち
*** 多数派のマルドメと少数派だが誠意と志を貫いた日本人
***近代国家としての日本の問題
***国家権力における警察と軍隊の役割の差
***概念としての国民と人民
***官僚制度の典型としての軍隊モデル
***満月の引力とルナティックな出来事
***戦争のコスト計算
***石油をめぐる侵略戦争と石油による自縄自縛
***イラク戦争の泥沼にはまり込んだ米国の蹉跌
***遂に始まった信用崩壊と世界恐慌(特別追加)

161藤原肇:2009/07/01(水) 23:32:43
第五章「意味論オンチの醜悪政治の破綻」
***日本批判の海外論調の津波
***政治理念の欠如と裏工作担当の経歴
***場の理論と結ぶエクリチュールの意味論
***「異胎」が取り付いた日本の末路と歴史の教訓
***ヤマトニズメーションを生み出す土壌と時代精神
***病理診断と言論の自由
***構造主義と異常現象の診断
***医療における診断の果たす意味
***石油開発のロギコスと医療制度の相似象
***小泉政権のクーデタの「最後っ屁」
***議会を解散できる政治的な条件
***小泉が犯した憲法違反と独裁趣味
***ゆらぎによるバタフライ効果と予期しない成果の誕生
***ファシスト革命への危惧の継続
***レーガン訪日と軍人支配下の韓国での既視感覚
***鎖国状態の韓国にゆらぎの渦で風穴を開ける仕掛け
***韓国で見つけた情報の金脈
***知恩院で始まったゆらぎの渦
***摂動によるゆらぎが発生するための初期条件
***世相の様変わりとネオコン政治が生んだ閉塞感

***精神病質と嘘をつく無責任政治
***泡沫のように生まれては消える無能内閣の醜態(特別追加)
***麻生内閣という前代未聞のポンコツ政権の醜態と暴政の断末魔(特別追加)
***日本で使用が困難な「暴政」という政治用語
*** 読者からの嬉しい手紙
***『日本脱藩のすすめ』の誕生の時代からネオコン破綻に至った四半世紀の星霜

162千々松 健:2009/07/02(木) 21:41:41
パンデミックの件で「未病」と言うことばが気になって調べたら、三千年前の中国の書『黄帝内経』に医療の基本として書かれていて「聖人不治巳病、治未病」、すなわち本当の聖人とは病気を治す者を言うのではなく、病の要素をあらかじめ取り除いて疾病を防ぐ者を言う、という意味であるという。
これはまさに「リスク・マネジメントと危機管理」に繋がると思われた。

また、中国の唐時代の書『備急千金要方』に「小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す」とあるというが、国を癒すは大医という意味で、まさに藤原博士は大医であるに違いない。

163藤原肇:2009/07/02(木) 21:51:23
あとがき

日本長期信用銀行の国有化に税金を八兆円使い、それを禿鷹ファンドに十億円で売り払ったし、「カンポの宿」の払い下げを巡る疑惑事件で、小泉内閣のペテン政治が日本の利益を損ない、小泉の正体がゾンビ政治家だと明らかになった。しかも、目玉の「改革」は単なる政治宣伝に過ぎなかったし、郵政民営化もいかがわしいものだったかは、国民は今になってやっと知るに至り後悔しているが、小泉が長期政権で君臨した頃は、誰もそのペテン政治を暴露して批判しなかった。
私が『小泉純一郎と日本の病理』を書いた理由は、小泉のペテン政治の実態を暴露することで、次の世代に歴史の証言を残すためであり、当時は小泉の「ヨイショ本」ばかりが、洪水のように氾濫している時代だった。日本で最初の小泉政治の批判書として、各種の妨害や嫌がらせの続発は予想したが、巧妙でソフトな妨害工作が功を発揮し、新聞や雑誌に書評や紹介がゼロという記録を生み、恐らくこれは日本新記録だと思う。
真実に触れた書は時代から黙殺されるし、著者の多くが弾圧され焚書されるものだが、この本は書評ゼロにかかわらず注目されて、インターネット上で大いに取りざたされ、何とベストセラーのトップに名を連ね、一ヶ月の間に四万部も読者を獲得した。これはタコ壷社会から排斥と黙殺された著者としては、何にもまして名誉なことであり、書評ゼロという数字は大切な記録として、永遠に保存して置きたいものだと思う。
日本ではこの本の改訂版は生まれないし、いわくつきの本は文庫本にもならないので、日本語版を大幅に内容を改めて、英語版を『Japan’s Zombie Politics』と題して作り、世界の読者のために送り出したと報告したい。小泉政治のペテンが露見した今の時点において、読まれて然るべき記事を含む内容であるが、日本語版は書店で入手できない状態が続く。
それはコンピュータで書名を見つけても、「品切れ」という表示が現れるようになっており、読者が注文出来ないように仕組まれている。それが情報時代のソフトな出版妨害で、背後には真実を知られたくない権力がいて、それが笑顔のファシズムの正体でもある。
本書が同じような運命に見舞われてしまい、書評もないまま故国で黙殺されたとしても、
暴政が支配する国では当然のことであり、そうやって歴史は抹殺されて行くのである。もしも、本書との出会いを持って読んだことで、歴史とは何かを理解して貰うことになれば、著者として一期一会の出会いを感謝して、それを大事にして行きたいと思っている。
 本文中に原文をそのまま引用した記事は、経済誌の「財界にっぽん」と「ニューリーダー」に掲載されたものであり、転載を快諾された両誌の編集長に感謝する。
 また、愚民政策で低迷している日本の出版界だが、本書を読者と結びつけるために勇気を持って決断された清流出版の加登屋陽一社長と臼井雅観出版部長の出版魂に、心からの敬意と感謝の気持ちを表したいと思う。

藤原肇

164金子:2009/07/08(水) 19:21:09
時いよいよ自公政権下野の兆しであり「さらば、暴政」の出版が回天の
とどめとなる絶好のタイミングでの出版だと思います。
 新政権の国会議員や転向必至のメディアや官界はもとより、ひろく国民
に読み継がれることを願って止みません。
 初版を書店で入手できる日を心待ちにしています。

165藤原肇:2009/07/14(火) 00:41:54
読者の皆様
どうもお待ち動作までした。間もなく『さらば、暴政』賀詞異本になり書店に並ぶので、楽しみにしていてください。
卑劣で驕慢な麻生が衆議院解散を決めた日というのもめぐり合わせですが、今日の夕方に私向けの見本を受け取りましたから、よほどのことがない限り入手は可能だと思います。
『情報戦争の時代』の出版のときは、東京周辺の電車に中吊り広告を出しましたが、今それをやると600万円近くかかるので、今の内閣はそれだけの費用をかける価値がないと判断しました。
しかし、江戸っ子としてペテン政治をやった暴虐内閣を許せないので、今度もマッド・アマノさんに協力してもらい、パロディー入りの新聞広告を打つことにして、準備を整えているのでご期待ください。

166藤原肇:2009/07/14(火) 00:53:15
二行目の文章が乱れていて失礼しました。次のように訂正します。
どうもお待ち遠さまでした。間もなく『さらば、暴政』が単行本になり書店に並ぶので、・・・・です。

167伝播者:2009/07/14(火) 02:05:49
『小泉純一郎と日本の病理』というベストセラーに続く藤原記者の本が出るらし

http://www.asyura2.com/09/hihyo9/msg/433.html
HIH 433 2009/7/14 01:29:36
投稿者: フランクリン

ところで、神田の生まれの「江戸っ子」と言っている藤原肇なる人物は、数年前
に『小泉純一郎と日本の病理』というベストセラーを出した、アメリカで仕事を
している藤原記者のことではないか。そう考えてキイワードを使って検索してみ
たら、「宇宙巡礼」というブロッグが見つかった。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/

そこに「掲示板」があったので読んでみたところ、『さらば、暴政』という新刊
本が出ると書いてあっただけでなく、「目次」と「後書き」が公開されていた。
そうなると、あの『小泉純一郎と日本の病理』というベストセラーに続く、待望
の本が日本の本屋の店頭に並ぶということらしい。しかも「後書き」に興味深い
ことが書いてあったので驚いた。それはこの『小泉純一郎と日本の病理』という
本は妨害があって、新聞や雑誌に書評や紹介がゼロだったので、日本新記録にな
ったらしいのに四万部も売れたらしい。
これも珍しくて興味深い話だと思うので「後書き」を貼り付ける。
<貼り付け>

名前:藤原肇 投稿日: 2009/07/02(木) 21:51:23
あとがき

日本長期信用銀行の国有化に税金を八兆円使い、それを禿鷹ファンドに十億円で
売り払ったし、「カンポの宿」の払い下げを巡る疑惑事件で、小泉内閣のペテン
政治が日本の利益を損ない、小泉の正体がゾンビ政治家だと明らかになった。し
かも、目玉の「改革」は単なる政治宣伝に過ぎなかったし、郵政民営化もいかが
わしいものだったかは、国民は今になってやっと知るに至り後悔しているが、小
泉が長期政権で君臨した頃は、誰もそのペテン政治を暴露して批判しなかった。
私が『小泉純一郎と日本の病理』を書いた理由は、小泉のペテン政治の実態を暴
露することで、次の世代に歴史の証言を残すためであり、当時は小泉の「ヨイシ
ョ本」ばかりが、洪水のように氾濫している時代だった。日本で最初の小泉政治
の批判書として、各種の妨害や嫌がらせの続発は予想したが、巧妙でソフトな妨
害工作が功を発揮し、新聞や雑誌に書評や紹介がゼロという記録を生み、恐らく
これは日本新記録だと思う。
真実に触れた書は時代から黙殺されるし、著者の多くが弾圧され焚書されるもの
だが、この本は書評ゼロにかかわらず注目されて、インターネット上で大いに取
りざたされ、何とベストセラーのトップに名を連ね、一ヶ月の間に四万部も読者
を獲得した。これはタコ壷社会から排斥と黙殺された著者としては、何にもまし
て名誉なことであり、書評ゼロという数字は大切な記録として、永遠に保存して
置きたいものだと思う。
日本ではこの本の改訂版は生まれないし、いわくつきの本は文庫本にもならない
ので、日本語版を大幅に内容を改めて、英語版を『Japan’s Zombie Politics』
と題して作り、世界の読者のために送り出したと報告したい。小泉政治のペテン
が露見した今の時点において、読まれて然るべき記事を含む内容であるが、日本
語版は書店で入手できない状態が続く。
それはコンピュータで書名を見つけても、「品切れ」という表示が現れるように
なっており、読者が注文出来ないように仕組まれている。それが情報時代のソフ
トな出版妨害で、背後には真実を知られたくない権力がいて、それが笑顔のファ
シズムの正体でもある。
本書が同じような運命に見舞われてしまい、書評もないまま故国で黙殺されたと
しても、
暴政が支配する国では当然のことであり、そうやって歴史は抹殺されて行くので
ある。もしも、本書との出会いを持って読んだことで、歴史とは何かを理解して
貰うことになれば、著者として一期一会の出会いを感謝して、それを大事にして
行きたいと思っている。
 本文中に原文をそのまま引用した記事は、経済誌の「財界にっぽん」と「ニュ
ーリーダー」に掲載されたものであり、転載を快諾された両誌の編集長に感謝す
る。
 また、愚民政策で低迷している日本の出版界だが、本書を読者と結びつけるた
めに勇気を持って決断された清流出版の加登屋陽一社長と臼井雅観出版部長の出
版魂に、心からの敬意と感謝の気持ちを表したいと思う。

藤原肇


参考投稿番号: http://www.asyura2.com/09/hihyo9/msg/430.html

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168亀山信夫:2009/07/14(火) 07:49:17
近く発売される『さらば、暴政』のカバーの写真を入手しましたので、以下に急ぎアップしました。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/saraba.jpg

169石垣良一:2009/07/16(木) 22:26:26
清流出版のホームページに『さらば、暴政』の案内が出ていました。
<貼り付け>
ご注文はこちらのボタンで 
さらば、暴政
――― 自民党政権 ― 負の系譜 ―――
藤原 肇

定価 1470円 7月中旬発売予定
四六判並製 256頁  
ISBN978-4-86029-305-5


狂乱の小泉純一郎政権は都合、五年間も続いた。著者はこの間に日本が失ったものが大きいという。
自民党の内部崩壊を促すとともに、議会政治、社会の秩序と安定が徹底的に破壊された。
改革の美名のもと、公共財の私有化も進み、国民の資産を国際金融資本(禿鷹ファンド)が食い荒らすことになった。
そして国民の信任も受けず、安倍、福田、麻生と政権のたらい回し。これでは国民から見放されるのも当然といえば当然である。

170瀬川:2009/07/22(水) 03:54:48
ブログ神州の泉(http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/)に
さらば暴政の書評が載っていました。的を射た書評だと思います。
藤原博士のもっている「賢者の石」が光を放ち始めたのでしょうか。
今後ダイナミックな動きが予想されそうです。

171ドップラ:2009/07/24(金) 21:49:42
ようやく7&Yで購入の表示が出ました。


http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32285088

172ドップラ:2009/07/26(日) 14:02:29
アマゾンにも表示がでました。

また、小泉純一郎と日本の病理が中古で14,800円です。

173一色:2009/07/31(金) 20:27:23
七月三十一日の夕方に発売された『日刊ゲンダイ』の半分のページで、『さらば暴政』の大きな広告が出ています。
傑作なのはマット・アマノさんが作ったパロディの図であり、「幽体離脱政権」という図は大変な傑作であるから、多くの人の注目を集めて話題になることは疑いなしです。
ただ、夕刊紙のために日付は八月一日号ということになっていまする

174亀山信夫:2009/08/01(土) 10:00:11
一色さん、お知らせ有り難うございました。東京のヒロイエさんが『日刊ゲンダイ』のコピーを送ってくれましたので、早速ホームページにアップしました。

http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/pic/bosei_amano03.jpg

175三色:2009/08/01(土) 11:43:20
コピー拝見しました。
これには四人しか出ておりませんが、現実にはその前の鱶の脳みそが
いるのですが、からだが大きすぎて入らなかったようで
思わず、笑ってしまいました。
幽体離脱だけでなく頭を割ったらでてくる次の総理大臣をイメージして
しまいました。
脳みその大きさはどんどん小さくなっていく。

さて、新刊ですが、静かに読まれているようですが
アマゾンでは、いまだ品切れ状態です。これ見よがしの
営業には驚かされます。
おまけに、書評についても、アマゾンで買えという始末で
とてもまともとは思えません。

176花巻:2009/08/19(水) 22:12:51
若者向けの映像雑誌の「サイゾー」に、『さらば法制』の小さな書評が出ていました。

177朝香隆彦:2009/08/28(金) 00:42:33
過日、八重洲ブックセンターへ行ったところ、「さらば、暴政」がPOPと共に置いてあったことから写真に撮りましたので、以下にご紹介いたします。

http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/pic/bosei01.jpg

これはエスカレーターで4階の社会・人文書売場へ上がってスグ右隣のところに置いてあったものを写しましたが、これ以外に同じフロアーの“話題書の棚”にも数多く置いてあり、このあたりに嘗てKZPの販売時に独自キャンペーンを行ない、またJZPも取り扱った八重洲ブックセンターとしての矜持(…とまで言ったら少々褒めすぎですかね…)が感じ取られました。

178亀山信夫:2009/08/29(土) 08:05:14
『財界にっぽん』9月号と10月号に、ジャーナリストの狩野健治氏と藤原博士の対談記事が掲載されています。「暴政が支配する日本に救いはあるか」という題名の記事であり、文書化してホームページにアップしていましたが、選挙を明日に控えて時間もないことから、今回は画像ファイルにしてアップします。(10月号は現在発売中ということもあり、11月号が発売されるまではアップしません)
http://dappan.hp.infoseek.co.jp/09.zip

『さらば、暴政』は手に入りにくいという情報が入っていますが、ジュンク堂の池袋本店には2冊あり送料も無料です。その他、送料がかかると思いますが、清流出版や紀伊国屋に注文する手もあります。

179竹田能充:2009/08/30(日) 01:00:51
「さらば、暴政」を精読した読者の一人としては、このたび回天の力学が正しく働くことを祈念しつつ、僅かながらも湯武放伐に寄与したいと思います。
なにせ、メディアが勝つとか圧勝とか言い始めると、国民の間に油断が生じるのが過去の事例に幾つもございましたので。

さて、藤原さんはタイムリーにこの書籍を出されましたが、その内容はタイムリーなだけではなく、数年後から数十年後に読み直せる歴史書としての味わいの深さがあり、それは、ジェームズ・メイヨールが自著『世界政治 進歩と限界』(勁草書房)の日本語版へのプロローグにおいて、政治問題に関する自分の考えを広範な読者に理解できるかたちで伝える三つの選択肢の一つとして述べた、『言説などしょせんはかないものだと認めて、消費者が何度も買いかえるようにわざと製品が長持ちしすぎないようにする耐久消費財の生産者のように、いずれ持たなくなることを承知ではやりの議論をすること』、とは全く逆側に位置づけられる “古典”であると思うからです

従って、藤原さんの書籍を理解するためには、柳生新陰流の剣の奥義が求められますが、読者がその次元に達しているか、または達するための不断の努力を怠っていると、本の側からバッサリと斬られてしまい、タコツボの中に定着した人間となってしまうことは必定です。

180藤本司郎:2009/09/17(木) 00:21:13
「さらば暴政」は新聞や雑誌などの印刷媒体では書評も紹介も出ないですね。やはりこの本でも小泉のときと同じで何かの工作がやられたのでしょうか。

181T.N.:2009/09/25(金) 20:54:15
 ネットでの書込みを読むと、「さらば、暴政」や「小泉純一郎と日本の病理」を読んだ方で、著者の藤原氏が
多くの著作を出している人物だということを知り、驚かれることが少なくないようです。
 新規読者の参入は大いに喜ばしいことですが、藤原氏の古書の値上がりや在庫切れの可能性もあるので、気に
なる本がある方は、Amazon等で早めに手当しておくのがよいと思います。

182藤原肇:2009/09/27(日) 11:58:05
『さらば暴政』はタイムリーに出版したにもかかわらず、いつものように活字メディアからは黙殺されて、新聞や雑誌に取り上げられることはなく、書評と呼ぶに値するものは皆無でした。本の出版を知らなかったと言わせないために、マッドさんの協力を得て作った広告を使い、個人負担ベースで新聞広告を打つことで、聴診器を使った診断も試みてみましたが、反応なしで脳死状態だと確認しました。自公政府がゾンビでメディアが脳死だから、国民も仮死ということになるわけであり、三途の川原の石積みが次なる舞台です。
それでは爽やかな気分になるのは不可能だから、アルプスの聖なる峠を訪ね歩いて、浩然の気を養って日本に立ち寄り状況診断を済ませ、台湾の仙境に戻ってくつろいでいます。
今の段階で報告できることは限られていますが、日本で獲得した読者の数は至って僅かであり、それでも韓国メディアの注目を受けたことで、近いうちにハングル版が出版になるそうです。ハングル版といえば『日本の病理/KZP』について、『財界にっぽん』の十月号の対談の中で、世界では既知でも日本で未知の情報に関し、レポートしてあるので参照されたらと思います。

183T.N.:2009/09/27(日) 23:22:24
 活字メディアによる「さらば、暴政」の黙殺は、残念ながらほぼ予想通りだったということになると思います。
書評する側とすれば、出版時点の政権担当者の政策以前の基本能力を問うものなので、本の内容を取り上げること
が出来ず(褒めるにせよ批判するにせよ)、黙殺するしかなかったのでしょう。
 とりあえずは玉石混淆の世界ですが、インターネットによる情報発信に期待する他ないと思います。

 世界では既知でも、日本はその外に置かれているので、今の日本は既知外ですね。

184花巻:2009/10/01(木) 15:24:36
われわれ読者だけでなく藤原さんまでが、活字メディアに書評らしきものがないと嘆いているが、活字のメディアは体制には及び腰で、サラリーマン稼業の連中が圧倒的だから、あの本が理解できるだけの視野の持ち主はいない。自由な言論活動は一部の限られたブロッグ人間だけだろう。こんな記事が見つかったので報告する。
<貼り付け>副題は〈自民党政権 負の系譜〉。英語タイトルは《TRUMP TYRANNY》。
  http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4860293053.html
同じ著者の前作↓は、都道府県の図書館サイトで横断検索すると、適宜数、各地の図書館に入っている。
 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4334933688.html
 cf.―― http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/books/koizumi.htm
この最新作を図書館サイトで横断検索するのは後日の愉しみ。
さて、一読して再読中だが、《さらば、暴政》は面白い。簡単で、難しくて、検証欲をそそられる――そこがすこぶる面白い。パンクロックな書物だ。
「さらば」は「さようなら」で平たく言うと「それでは」「では」ゆえ、一般に「またね」「再見」「see you again」にも通じるのだが、本書を読むと通じない。
ドライでクールな「うんざり感」「辟易感」「絶交感」の籠った、あっさりとした「さらば!」。パンクロックだ。
「あばよ」の語源が「按配よろしゅう」だとしたら、本書の「さらば!」は「あばよ!」とも違う。しかし語源など度外視すれば「あばよ!」でいい。パンク感覚では「あばよ」は「あッカンベェ〜ダゼ、ばッキャロメ、ウセロよ」だからだ。「またね」には交代感が残存する。交代感を拒むのが絶交感。《さらば、暴政》の「さらば、」は英語で言えば、
       purge(パージ)
       excommunicate(エクスコミュニケイト)
       get rid of(ゲットリッドオブ)
すなわち「追放」「破門」「駆除」といったニュアンス満載の「さらば!」だろう。
本書p.32の3行目に「この辞任は武士道ではなく、腑抜けだ」とある。
英字新聞にそう書かれていたらしい。検証欲をそそられてabcで始まる単語3つでネット検索してみた。
   abe bushido chicken
当該英字新聞が読めたし和文の論評記事も読めた。
パンクロックだ。私がパンクロッカーならchickenはそのまま「ひよこ」と訳すが、そんなことはどうでもいい。
「腑抜け」も「ひよこ」も歌詞としてパンクロックだからだ。「暴政」の対概念が「共通善」であることはp.244に記されている。難しい、だが簡単で、検証欲をそそる。
パンクロックだ。面白い。読みながら索引や年表を作りたくなる書物。
何といっても「じゃあどうすればいい? 教えてくれ!」と甘ったれたことを言う読者を突き放しているところが好い。ガイドブックやハウツー本ではないのだ。「賢くなりたきゃ自分でなりな!」――そんな感じ。パンクロック。

185T.N.:2009/10/26(月) 01:14:43
 「財界にっぽん」の9・10月号のアップロードされた記事、ようやく拝見しました。一番気になったのは9
月号、”自由資本主義は崩壊、国家社会主義の芽が ”と見出しがある中で、藤原氏が米国及び世界の全体主義化
を懸念している部分です。「さらば、暴政」の201頁からの引用ですが、
「ここで問題になるのは政府による救済策で、税金を投入して国有化をするというのは、経営破綻は倒産という資
本主義の理念に背き、アメリカが資本主義を放棄したことを意味する。アメリカの選択は国家資本主義の路線だが、
国有化が蔓延して企業が国家管理になれば、国家社会主義に肉薄するのは時間の問題で、国家社会主義はナチズムや
スターリン主義にほかならないのである。」
 これを読んで思い出されたのが、1982年出版の「日本人論の陥し穴」218頁の藤原氏の発言
「アメリカには個人主義の基盤があるから、全体主義化はしないでしょう。アメリカが全体主義化する時には、全世
界が全体主義で統一されてしまうのではないですか。」
30年近くが経過し、米国の全体主義化を本気で警戒しなければならない時代が来てしまった。ユーロを擁するヨー
ロッパも、藤原氏によればファシズムへのブレーキ役を果たす力はない。しかも発端が経済的破綻というのでは、
1930年代を連想するなというほうが無理でしょう。

186藤原肇:2009/10/26(月) 15:52:06
東京に戻り清流出版社で二刷りの「さらば暴政」を受け取りました。アマゾン・コムの本の写真を見れば分かる通り、腰帯を外したカバーの下部は間が抜けた感じだったので、そこの部分に何とか加工を施して、絞めるように頼んだわけですがそれが完成していました。
腰帯は通称で腰巻きと呼びまして、「誹風末摘花」では下帯とか湯文字と呼びならわし、その下には何もないので恥晒しになるから、人前では開帳しないものになっているのが、江戸文化の成果でありこれが文化文政の「いき」の世界の精髄です。
しかし、上品にやるタブー破りは江戸っ子の私の趣味であり、二刷りを買って下さった読者へのサービスとして、腰巻きの下に日本の恥晒しを並べることにしまして、空間にマッドさんに描いてもらった幽体離脱図を挿入したので、この生き恥をさらす亡国の幽体の腑抜けの様子について、本屋の店頭で密かに腰巻を開いて見てください。こんな楽しみをそれから秘めた本はあまりないという存在になったので、後はお楽しみということです。

187吉田:2009/10/26(月) 21:45:24
腰巻きのご開帳で恥ずかしきものが現れるというユーモアーはさすがです。さっそく書店に行って恥ず゜べき隠すべきものを拝見するつもりです。
きっと恥じるべき存在によって今の日本では話題を集めそうな感じですね。

188T.N.:2009/10/27(火) 00:02:30
 「さらば、暴政」は増刷されないのだろうかと思っていましたので、二刷が出来たのは何よりです。「小泉純
一郎と日本の病理」のときは、表紙に首相が登場したことを藤原氏はかなり気にしていたようですが、今回は
帯(下着)を取らない限り猥褻物が見えないということで、問題なしとしたのでしょう(さすがにハングル版で
はやらないでしょうが)。
 既に一刷を入手済みであり、近くに配本されそうな書店もないので、実物を見た方の報告を期待します。

189藤原肇:2009/10/27(火) 22:41:49
ときたま東京に戻って本を買う場合に利用するのは、神保町の東京堂の場合が圧倒的に多いのは、いい本をそろえているのにお客が少なくて気の毒なのと、良質の書店はお客の力でサポートしない限り、良貨を悪貨が駆逐してしまうとおもうからだ。しかし、経営力が落ちるとゆとりがなくなることも関係していて、池袋のジュンク堂にだんだんと差をつけられていくのが寂しい。
それでも二階の落ち着いた雰囲気が好きなので、散々探してない場合には注文を出して買い支えようとするが、一人の力で出来ることは微々たる者である。今日の話だが東京堂に行って『さらば暴政』の在庫についてチェックしたら、横積みの段階は終わって二冊棚に並んでいたが、それは初版で腰巻の下は空白で間が抜けていた。
そこでマネジャーの前で二刷りを取り出して腰巻を広げて、カクカクシカジカと説明したらたちまち葉破顔で納得し、お昼過ぎに清流出版に行ったら十冊の注文があったとのことで、夕方には店頭に並んでいたので目的を果たしたから、腰巻めくりを試みたい人は東京堂で楽しむ限りは、セクハラにならないのでご安心の程をということです。

190千々松 健:2009/10/28(水) 12:03:40
「宇宙巡礼」本体のトップページが容量の関係で本日から下記に移動した模様です。
「イノベーションとは新しい次元を加えること」と言いますが、いよいよ50倍の1G世界ですね。
管理人の亀山さんが手直中ですが、感謝いたします。 
fujiwaraha01.web.fc2.com/

「神田古本まつり」が11月3日の文化の日までの8日間開かれています。今年は第50回になるようです。
東京堂書店といえば、戦前の「博文館」の流れで設立された歴史的にも由緒ある書店と伺っています。良本が揃えられていることでしょう。
4半世紀前に神田古本街に在った外国語専門店にて、英語語源辞典を探したところ、HOWの語源はWHOWであることを確認できて小躍りした記憶があります。
しかも、4、5冊ある棚の中で最初に手にしたオックスフォード版の本だけに載っていたのでした。後にO.E.D.(オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー)の大辞典を調べるとWHOWという項目があるので英語を大切にする英国ならではと感心しました。

通常の5W1Hを更に拡大した「8W1H」(How=Whowなので「9W」「9WH」ともいえよう)が疑問視構文の必要十分条件であることが解明できたのです。
シンプルでスマートなことが「文化」にも必要であると思います。またそれに加えて、粋なユーモアも大切ですね。

191千々松 健:2009/10/28(水) 12:21:50
>190 の修正と追加です。
fujiwara01.web.fc2.com/
http://を前に付けようとしたのですが、
そうすると書き込みエラーとなりますので悪しからず。

疑問視構文は疑問詞構文でした。
念のため、When,Where,Who,What,Why,Whow,Which,Whose,Whomで9-WHとなります。
Whow=Howは程度のみを表すとします。How to=どのように の内容がwhich,whose,whomになると考えれば、すっきりとします。

192広瀬健太郎:2009/10/28(水) 16:07:07
鳩山首相の所信表明演説で「政権交代は無血の平成維新」と言ったと新聞で読み、唖然とさせられた。それは「財界にっぽん」九月号の対談のなかで藤原さんが、「維新という言葉はファシストの言葉です」と言っていたのを思い出したからである。
言葉が軽いだけでなく、意味論がわかっていないと直ぐにわかったが、マンガしか読まない麻生首相よりはマシだとは言っても、いい参謀とか補佐官がいないことの欠陥がこんなところに現われているということだ。

193金山進:2009/10/28(水) 17:26:23
平成幕末という言葉を使うとは鳩山さんの甘さが現れていて残念だと思う。どうしてそれを注意してやれるだけの人材が首相の周りにいないのだろうか。
藤原さんを首相補佐官にするだけの頭がないようでは、鳩山内閣の命はあまりないのではという感じさえしてくる。人材不足の日本で国内で考えるだけでなく、世界で活躍する日本人の人材に声をかけるでけの才覚がないから、狡猾な自民党に足をすくわれるのではないだろうかと思う。

194K.M:2009/10/28(水) 17:55:32
地方に住んでいると、初版さえ書店にないのです。アマゾンさえ頼りにならないとしたら、どうして二版を手に入れたらいいのかと思うと絶望的になります。

195村山:2009/10/29(木) 07:55:55
藤原さんが鳩山首相の補佐官になったとしたら、日本のためになるかと思います。でも、藤原さんが台湾に移住したのはアジアのためで、きっと何かアジアというスケールでの仕事をして、21世紀のために活躍することを考えているのではないでしょうか。
あるいは台湾の研究所で、フィボナッチ数列とか宇宙のことに思い巡らせて、人類や文明のための貢献を期待できるのかも知れません。。そうならば、むしろ首相が台湾まで使者を送り、教えを請うが筋であり、昔から「三顧の礼」という秘法があります。

196ひたくれない:2009/10/29(木) 14:53:01
藤原氏に民主党のためではなく日本のために 是非力を尽くしていただきたいが 果たして民主党の中に藤原氏自身とその著書を理解できるだけの人物がどれほどいるのであろうか。というのは 氏はご自分から働きかけることはまず考えられないので 「三顧の礼」をもって初めて行動されることになろう。
総選挙前に ある強力な筋から 「さらば 暴政」を大量に購入して選挙対策に使用してはどうかと話しを持ち込んだが 何の反応も得られなかったと聞くと はたして藤原氏に白羽の矢を立てる器量のある政治家がいるかどうか疑問になる。
鳩山首相は所信表明演説の中で「政治交代は無血の平成維新」と言っているが 既に記されているように 「維新」はファシストの言葉であり 体制内の権力交代を意味するのであるから 今回の国民の投票による政権交代は 「革命」が正確な表現ではないかと考える。「無血革命」であリ これは「日本の回天」のスレットで宇宙巡礼の読者には確認済みのことであるが首相はご存じなかったようである。
藤原氏は古典や歴史書から相似現象を学ぶと言われ 参考に出来るのはフランス革命であると思われるが それを踏まえて現在の政治を考えることが出来るのは 藤原氏のみであろう。今までの単独行はひとまずおいておいて ここで鳩山首相が「総ての理を統括する人」すなわち総理大臣として日本を誤りなくをりーどすることが出来るように 何とかご尽力される機会が巡りくることを期待する。

197藤原肇:2009/10/29(木) 17:16:47
読者の声の中に私が首相補佐官になればという話が出たのに驚くとともに、「さらば暴政」をじっくり読んでいただければ、何だか小池百合子のレベルに堕ちよと言われた感じがして、怒っていいのか喜んでいいのか無視すべきかが分りません。
私の政治の先生は「Mountains of Dreams」を読めば分るとおり、あの高潔なマンデス・フランスさんだったし、尊敬できる敵として戦って多くを学ぶことのできた、あのドゴール老人だったことを思い出します。
そして、それにふさわしい仲間も仮想敵もいない日本の政界では、頭がおかしくなって職務に耐えられないと直ぐに辞任した、あの中江兆民の先例を学ぶことになりそうです。「旅人と我も呼ばれん初時雨」です。

198T.N.:2009/10/29(木) 20:56:18
 1982年出版の「日本人論の陥し穴」167頁、松崎弘文氏の発言
「日本から頭脳流出した優秀な人材はたくさんいても、彼らを呼び戻して活躍してもらうには日本はちょっとお
粗末で、組織も社会もそこまでやるにはあまりにも閉鎖的です。」
当時と比較しても現状がさらに悪化していることを考えると、日本を何とかしたいという真摯な想いから出たも
のでも、首相補佐官云々の提言の結論は明らかでしょう。お客を招きたいなら、まず家の掃除から始めませんと
(お客に掃除まで任せようというのは、虫がよすぎます)。

199西條謙太郎:2009/10/30(金) 08:43:45
藤原さんに向かって首相補佐官になってほしいとか、掃除をしたあとなら来
てもらえるなどと考えるのは失礼な話で、日本の現状を憂う気持ちや藤原さ
んに対する敬意は認めるにしても、残念ながら不勉強の極みであり、遠近感
のスケールに問題があると言わざるを得ない。

少し藤原さんの著作群に学べば、藤原さんに宿っている叡智は時空を超えた
世界の資産であることが解るはずであり、現代日本という極めて小さな領域の政治マターなどに執
筆の時間を割かせてしまうこと自体が、我々自身がだらしないからであり、
藤原さんというレオナルド・ダ・ビンチのようなマルチ天才の愛国の情に甘
えていることに他ならないという強い反省と後悔の念が湧いて当然であろう。

それを踏まえて、自分が首相や首相補佐官になろうとか、自分が彼らにどう
やって入れ知恵しようかを考えて行動するのが藤原さんの読者であってしか
るべきであろう。

200千々松 健:2009/10/30(金) 13:15:03
現在「冷泉家時雨亭叢書」の刊行を記念した展示会が東京都美術館で開催されているそうです。
藤原定家時代から「歌の家」として800年間も伝統的資料がよくぞ護られてきたと思います。

「旅人と我も呼ばれん初時雨」という芭蕉の句を引用された藤原博士の心境が窺われます。
『時雨は芭蕉の時代には冬の季題となっているが「古今集」では紅葉を染める秋の時雨が読まれている』
いずれにしても「初時雨」は日本では今の季節になるのであろう。

201T.N.:2009/10/30(金) 19:27:19
 >199 誤解の無いよう申し添えますと、>198の投稿は自分達自身の手による掃除の必要性を指摘した
もので、その後のこと(来てもらえるなどと楽観的、かつ相手の都合を考慮しない考えを抱く)まで書いたわけ
ではありません。藤原氏御本人が困惑されておられるようでもあり、この話題が収束することを期待して投稿し
たものです。逆方向に解釈されてしまったようで、たいへん残念です。

202西條謙太郎:2009/10/30(金) 20:44:46
T.N.さんへ

この掲示板は多くの人に読まれており、そのなかにはT.N.さんのように
相当藤原さんの著作群を読み込まれていると思われるかたもあれば、初
学者レベルの方も多く存在しています。

話題を収束するために、よかれと思ってした書き込みであっても、初学者
レベルの誤解を助長する可能性がある表現であれば、間接的に指摘される
こともあるでしょう。でもそれは個人非難などではなく、全体の流れで
誤解をできるだけ生じさせないようにするための営為ですので、どうか
お気になさらぬように望みます。

また、そもそも大事なことについては話題の収束を急ぐことは必ずしも
善作ではないということも申し添えておきます。

本件、レスは不要です。

西條 拝

203フアンです:2009/11/10(火) 09:50:10
>>197
藤原先生 まだまだこれからも元気で活躍願います。30代の息子に
さらば暴政 買って送りました 私の愛蔵書は先生の本、法華経、賢治、ショーペンハウアー
関連などです

204一フアン:2009/11/10(火) 10:19:26
>>「旅人と我も呼ばれん初時雨」という芭蕉の句を引用された藤原博士の心境
益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに
幾とせ耐へて今日の初霜
散るをいとふ世にも人にもさきがけて
散るこそ花と吹く小夜嵐
身はたとひ 武蔵野野辺に 朽ちぬとも
 留め置かまし 大和魂
かくすれば かくなるものと知りながら 已むに已まれぬ大和魂
本居宣長
敷島の 大和心を人問はば 朝日ににほふ山ざくら花
大和魂は、軍国主義とはまるっきり関係ない。なぜならば、大和魂のもっとも古い用例は『兄小林秀雄との対話』によると源氏物語の「乙女」のなかにあるから。
猶、才を本としてこそ、大和魂の世に用ひらるる方も、強う侍らめ
http://www7a.biglobe.ne.jp/~katatumuri/yosida/syoin20.htm

205フアンです:2009/11/10(火) 10:27:05
>>189池袋のジュンク堂
この店 利用しました 送料特典有りでした--「アウルHON急便」は
ジュンク堂が運営するネット書店です

206T.N.:2009/12/07(月) 01:08:28
 「紙の爆弾」2010年1月号に「さらば、暴政」の書評が出ていました。内容は藤原氏の診断法の紹介で、
書中の具体的事例を取り上げていないのはやや物足りないのですが、一般の雑誌に書評が出たのは歓迎すべきこ
とと思います(掲載写真は二刷)。

207T.N.:2009/12/13(日) 04:41:43
 ネットで検索したところ、サンデー毎日の12月20日号に斎藤貴男氏による「さらば、暴政」の書評が出た
ようです。大手マスコミでこれに続くところがあるかどうか。

208一色:2009/12/13(日) 07:21:45
TNさんがご指摘のように、『サンデー毎日』が取り上げた書評については、阿修羅にレポートした記事が出ていましたので報告します。
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/230.html

209尾崎清之輔:2010/01/05(火) 00:13:55
一色さんにお教え頂いた阿修羅のレポートからリンクを辿ると、他の素晴らしいレポートが見つかりましたが、このスレッドの趣旨とは若干異なるため、場所を『教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて』へ移して私見(愚見)を述べたいと思います。

210村山:2011/05/31(火) 14:29:17
飯山さんのサイトに藤原さんの本が近刊だとありました。おそらく「人生における分岐点」として読んだ記事がまとまって、本になるのだろうと期待します。どこの出版社から出るのか知りたいのですが、誰か早耳の人はいませんか。
 
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フィボナッチ計算機 Cost of the War in Iraq=$781,239,053,765 (To see details.)  直近の『てげてげ』  
『光合成細菌』で放射能浄化! 『放射性物質便覧』  『乳酸菌の威力』  金王朝の “深い謎”  ビビンバ!北朝鮮
【お勉強】 『光合成細菌と乳酸菌で放射能を浄化!』 …が最初から順番に読めるようになりました.


◆2011/05/29(日) 国家が自然消滅!
この半年,私は柄谷行人の『世界史の構造』という大著を読みすすめてきた.
柄谷行人(からたに こうじん).日本を代表する大変な知識人である.
いま,日本の知識人が「国家論」を語るとしたら,柄谷行人と藤原 肇.この二人が
双璧であろう.
ただし藤原 肇は,日本の,というより,世界の知識人である.
その藤原 肇先生から頂いたメールをこっそり公開するが(←変な言い回しだ),
近々,藤原肇先生は本を出される.
『間脳幻想』や『宇宙巡礼』に続く三部作の最後として『生命知の殿堂』いう書名だ
という.内容は免疫の話が主体らしい.どのみち大きな話題になるはずだ.
さて,柄谷行人の『世界史の構造』は「国家の不滅性」を延々と証明する大著だ.
「資本主義がどんなにグローバル化しようと,国家は消滅しない!」
とまで柄谷行人は言い切る.
近代の国家理論を基礎づけた英国の思想家トーマス・ホッブスは,国家の絶対性
を「リヴァイアサン」という強烈な怪物に喩(たと)え,絶対王政国家を理論化した.
柄谷行人の国家像は,そのホッブスの「リヴァイアサン」よりも遥かに強固である.
これはホッブスが生きた時代の国家,チューダー朝やステュアート朝という絶対王政
の国家よりも現代の国家のほうが遥かに強大な絶対権力を獲得したからである.
国家が強大になりすぎた結果,「私たちはどんな未来も構想し得ないでいる」という
柄谷行人の国家論は,フランシス・フクヤマの『歴史の終焉』に近い.
フクヤマの国家論は,史上最強のアメリカ帝国の世界制覇により世界秩序は永遠に
固定された,ゆえに歴史は終わった!というアメリカ覇権主義賛美論であった.
2008年9月のリーマン・ショックは,金融資本主義の崩壊を確実にした.
金融資本主義の崩壊は,世界覇権国家アメリカ合衆国の瓦解を予感させた.
しかし金融資本主義は崩壊したがアメリカ合衆国は瓦解せず,国家としては強大な
ままである.
したがって,フクヤマの世界国家論も,(口惜しいことに)まだ崩壊してはいない.
いっぽう,崩壊してしまったのは,なんと日本国であった.
首都圏に近接する原発が4個も爆発・崩壊するという未曽有の大国難に遭遇しても,
その災害対策は,プロでも何でもないタダの電線屋である民間会社がやっている.
国家が国家としての総力をあげ,国軍を先頭に国家組織を総動員して国難に対処
すべきときに,国家らしさを全く消し去った国家・日本.
のみならず,国民を濃厚な放射能環境に晒し,国民もソレを甘受する….
これはまさに国民殺戮政権であり,集団自殺国家である.
このキチガイ国家のキチガイ政権が倒れ,バカ国民が覚醒するかどうか?
日本は,今週,最後のヤマ場をむかえる.
藤原 肇先生! 中国大陸に雄飛し,日本民族の飛び地を開拓しませんか?

211MK生:2011/06/03(金) 13:52:36
だいぶ前の話ですが、藤原さんの次の本は清流出版で電子化の計画だと聞いたことがあります。

212ヒロイエ:2011/06/09(木) 22:47:09
すいません。今のところ見つかりません

213藤原肇:2011/06/10(金) 16:21:28
近刊書に関して、皆さんに心配していただき感謝とともに、奇妙な事情のために状況を説明できず失礼しました。
誰かがレポートしたように清流出版での進行もありました。だが、清流では電子出版にする検討が延々と続き、
半年近くもの時間が流れ去り、結局は技術的に電子化はむりとなって、他の出版社に見せることにしました。
別の出版社の編集担当者は長年の熱心な読者の一人で、彼はどうしても図版を入れたいと考え、「宇宙巡礼」の「記事」を探しまくったらしい。
そして、十年前に台北で行った講演の記事を見つけ出し、それを資料として巻末につけることまでしてくれました。
こうして時間が遅れた代わりに、311地震の襲来の時期とも重なり、「あとがき」に天災が人災になった経過を付け足せました。
遅れた分をアップデータできたのに、今度は題名がトラブルになり、私の「生命知の殿堂」では売れそうもないということになりました。
社長案は「「帰りなんいざ」聖なる地球へ」ということだし、編集者は「知の勃起力」にしたいというのです。
こんな具合に三つ巴のまま三週間が過ぎ、ゲラの校正は終わっているので、七月半ばには出るものと思います。しばらくお待ちください。

214T.N.:2011/06/12(日) 21:09:03
 新刊情報拝見しました。題名のことで思い出すのは、1982年刊「日本人論の陥し穴」の藤原氏の発言

”僕も幾冊か著書を持っているが、自分でつけた題名がそのまま採用されたケースは、ひとつもありません。編集者
が最終的な題名の決定権を持つのが、日本の習慣かもしれない。”

この辺の事情はあまり変わっていないようです。
 新刊は「人生における分岐点」スレッドにありました、藤原氏の米国での入院体験を含むものになるかと思
いますが、「ジャパン・レボリューション」の丸山ワクチンの注にある

”西欧のホメオパシー(同種)医療では常識でしかない、毒は薄めれば薬になるという当たり前のこと”

に倣い、藤原氏の一連の著作と同じく、毒にも薬にもなる内容であろうと思っております。

215千々松 健:2011/06/18(土) 00:05:01
「ニュートリノ」に新たな観測がなされ、三つのパターンである電子型、ミュー型、タウ型の相互の変身のうち未確認であったミュー型から電子型への変身の兆候が観測できたというニュースを知った。そうなれば三つのパターンが相互に変身を遂げる連環がハッキリして来て、クウォークでの「CP対称性の破れ」がニュートリノに於いても言えることになるし、宇宙創造の謎に一歩近づくわけです。
そうすると、宇宙レベルにも「順序と逆序による秩序」が当てはまり、嬉しいコトに「●▲■の三拍子でワルツは踊れ!」が■▲●の逆回りも有るというコトになります。

ニュートリノの形状的イメージからすると「ゼロ点螺動」はプラス方向への円錐型ラセンとマイナス方向への円錐形ラセンがゼロ点(特異点)の円錐頂点で繋がっていて対称的にバランスしているように見えます。空海の「重々帝網」がニュートリノに繋がり、張錦春の言う「Crux−nexus」が「FLKM系列」に繋がるようです。
さて、藤原博士の最新本のタイトルには「間脳幻想」「宇宙巡礼」につづく題名としては四文字タイトルがピッタリするかも知れませんね。そして「生命知の殿堂」はサブタイトルにしてでも残したいものです。

216千々松 健:2011/06/27(月) 08:42:26
漢字で四文字タイトルと言うことであれば『生命秩序』が良いかも知れません。命、生命、地球環境、医療環境、生と死、生命科学などが連想されます。

217藤原肇:2011/07/09(土) 23:00:18
もう見本が出来ていると期待しながら日本に戻って来て編集者に会ったら、未だ題名が決まらないので本は出来ていないが、八月の初めには配本するつもりですと言われました。
同時に数日前に配本して書店に並んでいる本の末尾には、近刊予告として広告を出してありますといわれ、その見本を貰ったら<課題>「生命知の殿堂」とありました。
今日の午後に都心の書店に行ったら黄色い色の本があって、その本の最後のページに「ヒカルランド話題の近刊予告」というページがあったのを確認しました。だから、この題で本が出るのはほぼ確実だと思います。
その広告の中に「あなたが読むレベルに応じて、どんな爆弾に遭遇するか?封印された人類の奥義をここまで明かしていいのか?」ということが書いてあり、問題意識を持つ人の注目を集めるかも知れません。

218尾崎清之輔:2011/07/10(日) 02:48:53
新著の題名が『生命知の殿堂』となることを切に願います。
『間脳幻想』『宇宙巡礼』に続く三部作の最後として『生命知の殿堂』でしたら前二作との連続性が保たれ全体的な調和が取れますが、『「「帰りなんいざ」聖なる地球へ』になると違った方向性を感じ取ってしまいますし、ましてや『知の勃起力』では余りにも下品で著者に対する冒涜以外の何物でもございません。

219藤原肇:2011/07/15(金) 08:19:25
未決定のまま情けない思いで日本を離れて幾万里、ようやく本の題名が決まったとの連絡が届いたので報告します。
題名 生命知の殿堂
副題 現代医学と日本の政治の病理を抉る!
出版社 ヒカルランド

出版は八月初めなるそうです。

220T.N.:2011/07/16(土) 04:53:45
 広辞苑から引用。
「抉る」
①刃物などを突きさして、まわしてくりぬく。
②通り一ぺんのことではすまさず、独特のやり方をして人の意表に出る。
③相手の弱点や隠されている事実などを容赦なく突く。

 自然治癒力に頼れなければ、手術ということになりますか。

221藤原肇:2011/07/18(月) 22:05:10
題の決定に二ヶ月近くかかったのは大いなるフラストレーションの元だったが、発売が一ヶ月も遅れたのはそれに加えて、定価が決まらなかったという珍妙な原因があり、今日その定価が決まったという吉報がメールで届いた。
最初に題が決まらなかった理由は、私がつけた題では売れそうもないということだったが、結果として私のオリジナルな題が採用になり、副題として出版社側が頭をひねり折衷的なものになった。
なぜ定価が決まらなかったかというと、今度は出版社側の方からの主張で、これだけの内容の本を安く売りたくないと主張し、『間脳幻想』なみに2800円くらいつけたいというのに対して、私が1900円なら税金を払っても2000円でおつりが貰えるから、読者が買いやすいと主張した次第。
編集担当者が編集作業の進みに従って興奮してくれ、図版をいろいろと挿入しているうちに、これは自分だけの秘蔵書として人に読ませたくないと言いはじめ、特殊な意味を示すルビを振ったりしてくれて、かなり読み物としても面白い性質が付け加わったので、久しぶりの会心作になった感じが強く伝わってくる。
その点でこの本を手に入れた人は、本と出合えて良かったと感じるだろうし、その点では『間脳幻想』と『宇宙巡礼』に続く三部作の仕上げの役目を果たしたと思う。
これはどこかに書いたが『日本が斬られる』の逆のケースであり、私としては買いやすければ出版社にとって有利だから、そうやって出版社の負担を少なくしたいという気持ちに基づいていた。
そんなことがあり出版に遅れが出たが、出版社側も頭を悩ましたらしく、藤原さんの本だから藤は富士で不二だし、それは私がメールアドレスに22を使っているから縁起を担ぎ、低下は2200円に決めましたとのことだった。そこで『生命知の殿堂』は定価2200円で八月初めに書店に並ぶことに決まったのであり、それを読者の皆さんに報告できて嬉しいと思う次第です。

222T.N.:2011/07/19(火) 03:11:48
 「日本が斬られる」の件については、以前こちらのサイトで拝見したことがあります。血気盛んだった頃の藤原氏
が出版元に無茶な注文を付けたために、記録的に売れない本となり、最後は出版元に著者が切られて終わったという
落ち。御蔭で未だに手に入らない本となっています。
 「インテリジェンスしゅうれんと慧智を求める旅路」スレッドでCD-ROM版百科事典の話を書きましたが、価値と価格
は必ずしも一致しないようなので、新刊はお買い得になりそうと思い、期待しております。

223藤原肇:2011/07/25(月) 09:24:26
本のカバーの写真が届いたので、参考までに公開します。
最初に送られて来たものはブルーであり、生命の躍動感と余りにかけ離れていたので赤色に変えるように申し入れ、それがこのカバーに改まったのですが、外国語の大を入れたデザインが混み合い過ぎてすっきりせず、フランス語の記述法も間違っていて不本意だとはいえ、時間的に訂正が出来るかどうかは不明です。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/jf/seimei.pdf
ピタゴラスの秘数の影響を編集者が受けたらしく、定価はフジ唐2の数字がらみの2200円になり、発売日は8月8日でまるで北京オリンピック並みです。
要するに後十日ほどで書店に並ぶので、どうか楽しみにしていてください。それにしても色の使い方にまで関係し、色彩心理学の説明をやらざるを得なくなり疲れ果てました。
それでも、『生命知の殿堂』という言葉が題名として生き、初心を貫けたので嬉しい限りです。

224T.N.:2011/07/25(月) 22:26:33
 スカーレット(深紅)。「智慧の七柱」の著者、アラビアのロレンスことトマス・エドワード・ロレンスが好き
だった色だそうです。

225藤原肇:2011/07/26(火) 21:20:34
今日、赤木さんの所へ行き、赤い色と青い色の違いをチェックして貰ったら、最悪が15で最高が00の指標において、青が15で赤が00で白黒コピーが13という数字が出て、やはり赤に変更したのは正解だと分かりました。
そこで神保町の書店に行き横積みの本の表紙を見たら、ほとんどが青みかかった表紙であり、診察のせいもあり日本全体がブルーに沈んでいることが確認できました。
日本人はニュートンの色彩論ばかりを知っているだけで、ゲーテの色彩論を知る人が少ないことが確認できました。色彩心理学では日本が後進国だということでしょう。五彩の意味が分かる人も少なくなりました。

226千々松 健:2011/07/26(火) 23:42:36
表紙の赤についてはFe2O3(三酸化第二鉄)由来の「Venetian Red」に近いのではないでしょうか? 
レオナルド・ダ・ヴィンチも、その友人ルカ・パチオリも中世都市ヴェネチアに関係しているし、フィボナッチも滞在したことがあるのではないでしょうか? 塩野さんによればヴェネチア海軍の旗艦が全体にその色を使用していたと言うし、男、特に戦士が身につける最高の色であるそうです。ヴェネチアングラスにも残るこの赤には魅了されますね。

227千々松 健:2011/07/27(水) 17:05:07
レオナルド・ダ・ピサと呼ばれたフィボナッチは、商売をしていた父の関係で地中海をあちこち旅していたようです。
ところで「ピタゴラスの定理とフィボナッチ数列」の関連性については、2007年2月〜3月に下記サイトに書いたことがあります。4年半ぶりに観て、その当時の感動を思い出しました。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/pythagoras/P&amp;F1.html
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/pythagoras/P&amp;F2.html

228千々松 健:2011/07/27(水) 20:27:28
確かにゲーテの色彩論については不勉強でした。青は闇に近く、黄は光に近く、赤が中間的存在で、古いニュートンの直線的スペクトラムではなく、「色彩環」をイメージしていたのには驚かされました。そこには生命論的な螺旋の世界観がはっきりと読み取れますね。
なお、本日「「生命知の殿堂」の予告がヒカルランドのサイトに登場していました。
http://www.hikaruland.co.jp/books/2011/07/27153403.html

229石黒:2011/07/28(木) 08:04:57
どんな本を出しているかと思いヒカルランドのサイトを開いてみました。そしたら発売予告や定価も出ていて安心しましたし、色んなシリーズの本があることが分かりました。
藤原さんの『生命知の殿堂』のために、新しいシリーズが作られたような感じがしますが、「いはいきシリーズ」なのか「きらきらシリーズ」なのかが興味深いところだと思いました。
きっときらきらであると同時にいきいきなのかもしれませんね。

230藤原肇:2011/07/29(金) 06:48:32
別に意図的に隠して来たわけではなく、誰かがその価値を発見してくれるだろうと期待して、本が出たら自明になり話題を作るだろうと考え、そっとして置こうと思っていたのだが、今の日本人は言われないと気づかない愚鈍さに支配されている。だから、ヒントとしての問題提起が必要かもしれないし、本の出版も後わずかの時点になったので、『生命知の殿堂』の持つ革命性について書いておこうと思う。
それは内容ではなく読書方式の領域で、「まえがき」を読めばカミトロニクスという言葉があり、それが新しい情報化時代に即した読書メディアとして、どれだけの評価を受け発展するかの問題でもある。しかも、本の情報の量や単なる電子化とは違い、扱う情報の背後にあるコンテックスの理解において、時流の電子化の軽薄さへの反逆としての精神が、この世界最初の書籍としての登場の実現に、私の挑戦を理解する人が生まれるに際し、誰がそのパイオニアとして第一声を発するかが興味深い。果たして日本のメディアの中にそんな人間がいて、取り上げるかに私の関心が向いていると言ってもいい。
そのキイになるのがインテルメッツオの存在であり、これが相交性を持つソシアル開智メディアとして、キンドルを始めパピレスやアイパッドへのチャレンジになることで、新しい本を読むスタイルを育てるのに貢献できれば、著者としてこんな嬉しいことはないのだ。なぜならば、私が本を読むに際して一番必要としていたことが、なんとなく実現したからである。この私の挑発に対して社会がどう受け止め、更に発展するかどうかが楽しみだが、それに対して真の私の読者たちによる議論を通じて、知ることが出来るのではないかと楽しみにしている。

231千々松 健:2011/07/31(日) 11:13:34
7月29日の段階で「生命知の殿堂」はアマゾンにて予約が可能になっていました。早速に予約をしたところ、8月13日頃には手元に届くメールが来ました。

232T.N.:2011/07/31(日) 23:48:59
>230 新刊発売前ですから、見当違いも許されるかと思い。

エレクトロニクス(電子工学。電子の流れを制御し、情報を処理し、機器を制御する。)
カミトロニクス(カミ(紙?、神?)。紙の本、神経。)紙の本による神経の活性化だとすれば、「間脳幻想」
のまえがきにある、藤井尚治氏との対談の後、藤原氏が経験した一晩中脳細胞が点滅を繰り返したという話が思い
出されます。

インテルメッツオ(間奏曲、幕間劇)。ウィキペディアの解説によると、幕間劇は段々と複雑なものになってゆき、
劇の進行に沿った異なる隠喩を含むようなものあり、最終的にはオペラに吸収されてそのピークを終えたと。現代
の双方向性を持つメディアの急激な発達や普及に、藤原氏は単なる専門的分化に終わらない総合化への可能性を読み
取っておられるのかどうか。

>224 「智慧の七柱」の書名は、旧約聖書の箴言第九章「智慧はその家を建て、その七つの柱をきり成し・・・」
によりますが、新刊を読む心得によさそうです。

233千々松 健:2011/08/01(月) 11:49:44
「主を畏れることは知恵の初め」(旧約:箴言1、9 詩編111)になぞらえて言えば、『9=0を畏れることは智慧の初め』であると考えています。
そしてまた『フィボナッチ数列を究めることは智慧の完成』と言えるでしょう。その意味でギリシャ時代の多くの神殿遺跡の中でも、パエストゥム(イタリア)のヘラ神殿は柱の間隔数を5-8-13にしている点で優れていると思うし、同じくピラミッドのなかでも、ギザの第一ピラミッドが黄金比で建造されている点で優れていると思うのです。

234千々松 健:2011/08/01(月) 12:22:42
ラファエロが描いたフラスコ画の「アテネの学堂」にはプラトンとアリストテレスをはじめ、ピタゴラスやアルキメデスに加わって例のヒュパティアも描かれていることを知った。彼女の父であるテオンも居ると推理するのだが、よくは判らない。ただしプラトンはレオナルド・ダ・ヴィンチをモデルにしているというのは確からしい。

235千々松 健:2011/08/01(月) 21:51:08
何で急に「アテネの学堂」かと言われそうですが「生命知の殿堂」と同じ言葉の配置「○○○の○堂」繋がりなのです。そして、殿堂を意味するパンテオンの後半が名前になっているテオンはユークリッド原論を編纂したアレクサンドリア学派の長老であり、テオンの数列で見直されるべき人物なのです。スペイン映画の「AGORA(日本語のタイトルはアレクサンドリア)」はその娘ヒュパティアを主人公にした映画でした。

236藤原肇:2011/08/02(火) 00:53:17
千々松さん有難う。『生命知の殿堂』が『アテネの学堂』と照応していたという指摘には、本当に驚きました。
そして、『生命知の殿堂』においてピタゴラスを再評価して、哲理の先達として地上最大のマギの一人であり、彼の師の大マギがツアラトストラであると論じています。
そして、マギの賢者の石はマグネシウムに関係し、その秘密の鍵を見つけるマジックが、マグネットの指し示す北の方角にあるのです。本が出るのを楽しみにしてください。

237藤原肇:2011/08/02(火) 19:22:43
今日の午後に「生命知の殿堂」の見本が出来上がり、入手して読んでみたら、予想以上によくできていて安心しました。編集者の熱心な努力を称賛したいと思います。
出版社との話し合いによって、私の読者で母校や近所の図書館に寄贈したりするのに、五冊以上購入する人に対しては、藤原の読者だと言って連絡すれば、著者割引で宅急便で送ってくれるそうですから活用してください。
手紙でも電話の注文でもよく、振替用紙をつけて発送するから、定価(本体プラス税金)と冊数のの合計を送金してもらえばよく、宅急便はサービスするそうです。
また、カミトロニクスはヒカルランドのホームページを開き、IDはhikaruでありパスワードは本のおくつけにあります。現段階では試作で未だテスト中であり、極秘でその内容を公開しておきます。
> http://www.hikaruland.co.jp/books/special/201108/Intermezzo.html

238藤原肇:2011/08/02(火) 19:40:01
書き間違ったので訂正します。
定価(本体プラス税金)X 0.8 X 冊数 = 支払代金になるようです。

239NN:2011/08/02(火) 22:50:33
書店に出回る前にヒカルランドに注文することは可能でしょうか。そうしたら直ぐに読めることになりますね。

240千々松 健:2011/08/02(火) 23:01:58
古代ペルシャで栄えたゾロアスター教に於いても「アフラ・マズダー」すなわち「主=智慧」であった訳ですね。
マギからマグネット、マグネシューム、マグマ、マジック、マジシャン、魔技、真戯、そして「間技」と連想すれば、大マギのツアラトストラは時間と空間を操れる人であったのではないでしょうか?
空間的な幾何や時間的な数列にも明るかったに違いなく、ピタゴラス派が宗教集団的に存在していたというのもそのような背景が在ってのことと思われます。

241藤原肇:2011/08/03(水) 06:26:26
千々松さんが指摘しているマギの展開は、まるで『生命知の殿堂』の190頁を読む感じがして、既に本を入手されたような印象を受けました。
それがシンクロニシティの効果であるにしても、智慧の及ぼす効果というのは素晴らしいものです。
昨夜は入手した新しい本を半徹夜で読み終えたので、安心して次の旅に出発できますが、カミトロニクスでコス島や霊芝の写真が出てこないことに、一抹の不安を感じている次第です。
それでは今度はメコンの畔から書き込みますが、皆さんがどんな読後感を披歴してくれるかが楽しみです。

242千々松 健:2011/08/04(木) 15:28:05
>241
入手したら早速190頁から読み始めたいと願っています。

「人生は短し、芸術は長し」の名言でも知られる医学の父ヒポクラテスの生れ故郷である「コス島」への訪問記を藤原博士は以前書かれていたと思う。そこで、ギリシャの医神アスクレピオスの神殿遺跡にはマグネシウムの鉱泉が湧いていた話や、蛇が再生と復活のシンボルであることを知り得ました。
また最近、アスクレピオスの娘で健康や衛生の女神であるヒュギエイアは、その手に必ず蛇が握られているのはそのためであったことを知り、もう一人の娘のパナケイアについては万物を治癒させる女神とされているが良くは判らないが、双子の姉妹ではないかと勝手に推理しています。
そして「霊芝」が双子状に見えるコトに触れて、松本英樹氏のピラミッド内部双子の胎児構造と結び付けたことが思い出されます。それはダ・ヴィンチの歯車好きに関連して、左右逆方向に噛み合いながら力が伝達されることと遺伝子がコピーされる様子とは相似象のように見えるのです。鍵が上手く掛かり、また上手く外れるためには鍵と鍵穴がキッチリと噛み合わされているコトが大切な訳で、まさにキーポイントを見つけることは智慧の輪遊びと同じですね。

243千々松 健:2011/08/07(日) 22:49:42
「○○○の○堂」の続きになりますが、「東寺の講堂」の立体曼陀羅をメインにした「空海と密教美術展」を見に出かけました。丁度、夜にはNHKBSの番組でもその特集番組を見ることが出来ました。
それまでの慈非の仏像に怒りの不動明王を加えてバランス良く配置した空海の発想には「カタルトシメス」がみられ、語り得なく眼には見えないココロを、見えるモノとして示す工夫がなされていたことを改めて知りました。また数値についても3、5、8、21といった例のフィボナッチ数が登場することにも興味が持たれました。

244千々松 健:2011/08/10(水) 23:38:58
今回の「空海と密教美術展」では、インド密教僧の金剛智から中国に伝えられ、空海が日本へ請来した「諸尊仏龕(しょそんぶつがん)」に先ず関心した。それは白檀の円筒形の木をT字型に割いて三分割して、諸仏が彫られていて、三面鏡のように留め金付きになっていて持ち歩きが可能になっているもの。有(右、正)でもなく、無(左、負)でもない存在としての「空(中、零)」をイメージするのにピッタリな「見える化」をそこに観ることができる。
また「胎蔵界曼陀羅」の中央上部には確かに三角形が一つ描かれていて、それはピラミッドを意味していると思われる。『ピラミッド<黄金比<金剛智<金剛界曼荼羅<密教<みっきょう<三つの教え<三つ巴<三角形<ピタゴラスの定理<フィボナッチ数列<黄金比<ピラミッド』と循環してしまった。

245千々松 健:2011/08/11(木) 12:23:53
「ヘルメスの杖」に絡みつくニ匹の蛇はアスクレピオスの蛇と同じく復活と再生の意味の他に、上昇と下降の螺旋運動が観られるというが、それは錬金術の象徴でもあるし、生命力の象徴のようでもある。
そうするとレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」の絵にヘルメス思想を読み取るコトはそう難しいことではない。2011.8.11「生命知の殿堂」の登場で「ジャパン・ルネサンス」が起きるに違いない。

246千々松 健:2011/08/11(木) 21:44:11
石屋の大工と木材屋の大工の主な違いは何かと考えると面白いことが分かる。石切りは正方形からスタートして円柱に削るコトになるので、正方形に内接するカタチで円形を産出し、一方の木材屋は丸太としての木材から角柱や板を削ることになるので、円形に内接するカタチで正方形を産出する。
このような差は文化の違いを産むに違いなく、砂漠と漠と森林の比較文化論になったりもする。そして、木組み、石組みのノウハウは文明として残り、歴史的な建造物として後世に残されて行く。ヒポクラテスの言う「人生は短し、芸術は長し」の芸術とはそのような技術ノウハウをも含むアートに違いない。それにしてもギリシャ彫刻は石から彫られているが、空海の立体曼陀羅像は全て木から彫られていたのは印象深い。

247石黒一郎:2011/08/13(土) 20:07:58
『生命知り殿堂』についての記事がありました。
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/828.html

248T.N.:2011/08/14(日) 00:42:47
>247 記事拝見しました。趣旨はともかく、「生命知の殿堂」中に清涼飲料水やビールの飲酒を戒める部分
がありますが。ニーチェの「この人を見よ」で、アルコール類、珈琲、紅茶を論じている部分を思い出します。

249顔本専門:2011/08/14(日) 15:53:36
昨日 東京駅 北口の オアゾ内 丸善ブックストア3階にて 一冊発見、購入しました。

250ヒロイエ:2011/08/21(日) 22:39:19
PWは回文となっていましたがこの意味は間にか意味があるはず
いまのところ思いつくものないのが不勉強か

251T.N.:2011/08/22(月) 02:15:11
 とりあえず本文中の

「若い時に甘やかされて育った者の多くは、平均寿命が六九歳だと言われるのに対し、苦労して鍛えた人は九六歳
まで生きて、苦しみもなく大往生しているのであり、これは秘数が教える奥義の一つだ。」

あたりはどうでしょう。上下逆にして眺めても回文になるあたりが、藤原氏らしいです。

252千々松 健:2011/08/22(月) 12:20:21
666と999の数が意味することについて考えれば、96はカミからヒトへ、69はヒトからカミへの流れとなるでしょう。残る1はモナドではないかと理解します。カミトロニクスは「カミ・ヒト・ロニクス」かも知れませんね。
レオナルド・ダ・ヴィンチによる「モナリザ」や「最後の晩餐」やシャンポール城の二重螺旋階段が想起されます。

また、PWをデカルト座標で考えてみるのも面白いと思います。
すると「現代医学と日本政治の病理を抉る!」の副題からイメージされるドリル(メス)の先端部分が描かれるのです。ただし、xy座標の交点である0点には「+1」の力が更に必要なコトが判ります。きっと、一人びとりの持っている叡智でそれを満たさねばならないということを意味しているのでしょう。
ご参考までに (X,Y):(-3,0)(-2,9)(-1,6)(0,1)(1,6)(2,9)(3,0)

253T.N.:2011/08/24(水) 03:12:38
 「一 = 肇」などとも考えてみますが。

254千々松 健:2011/08/24(水) 10:40:22
「初めにロゴスありき」のロゴスを「比、あるいは言葉」と読めば、その比は神聖比例すなわち黄金比「Φ」に違いないと思う。宇宙物理学者ポール・ディヴィスが回転ブラックホールに「質量^2と回転速度^2の比が黄金比になるとき、負から正までの特殊な熱を放つ」と言っている。
それが真実であれば、質量=モノ=空間、回転速度=コト=時間の関係に置き換えると『モノ/コト=√Φ』になるやも知れない。
また、Φは「1」のみの導関数で表されることは驚きである。

255千々松 健:2011/08/25(木) 10:32:29
正にシンクロニティと言えるかもしれない。昨日話題にした回転ブラックホールに関連して、新たな観測結果が本日公開されたのです。
回転するブラックホールの中に星が吸い込まれて、回転軸に沿って特殊な熱が放出されている姿をJAXAの「きぼう」などが初めて観測したというニュースです。

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E6E2E1EB8DE0E6E2EAE0E2E3E39180EAE2E2E2
宇宙規模における黄金比の存在は、螺旋のカタチに表出され、コマの軸に相当する芯を観察することが大切なようです。例えば、台風の目が晴天になるコトも不思議ですね。

256千々松 健:2011/08/25(木) 12:56:41
「生命知の殿堂」インテルメッツォ49について
「21世紀の展望と生命科学への期待」糸川英夫と藤原肇の対談から2ヶ所引用します。
1)「遺伝子の基本はATGCの4つのヌクレオチド(核酸塩)からなり、生命は4つの鍵盤で出来たピアノと同じです。そして、地球上で生命が生まれる確率を計算すると、10分の1の260乗くらいになって、小数点の後に0が260も続く小ささだから、宇宙から生命が来たと考えるしかないのです。」
 コメント:糸川博士に因んで名前を付けられた小惑星「イトカワ」から人工衛星「ハヤブサ」が持ち帰った小石群に宇宙生命の刻印が見られるかどうかの解析結果が待たれますね。

2)「それはトンネル顕微鏡の原理にも共通であり、原子が同時に粒子でも波動でもあるように、ゼロの中にプラスとマイナスが存在して、生命の本質も全く共通であるとの理解に至ります。20世紀は主観に振り回されましたが、21世紀はより客観的なものが主流になり、色んな面で期待できるものが多くなります。」
 コメント:量子顕微鏡とナノテクノロジーにより「生命知の殿堂」はより強固なものになるに違いありません。

257千々松 健:2011/08/25(木) 23:09:34
「フィボナッチ数列の殿堂への夢」スレッドで書いたことを思い出しました。

『149 :千々松 健:2009/12/16(水) 21:28:27
>146
>「私たちは基本的にファイ(Φ、φ)のN乗の世界を考察し続けている。」
 まさに同感です。
 【黄金比から生まれるフィボナッチ数列】√Φ^n はL+M融合体
「ΦのN乗はL数列となり、√ΦのN乗はL+M融合体になることを昨年11月にPDFにしました。
√Φの方は累乗数が偶数の場合はL(リュカ)数列が現れ、奇数の場合はM(ミチコ)数列が現れることが解りました。
また、F(フィボナッチ)数列はそれらの内部に組み込まれていることも理解できたわけです。
(単純式のXΦ+YのXとYは共にフィボナッチ数列であり、YはXのひとつ前の項目数値に相当する)
 http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/pythagoras/rootFai.pdf
  <以下は素人の思い付きに過ぎませんが>
√Φ^n のようにnが偶数か奇数かによって二つの系列を生じさせるのであれば、量子力学の世界と近似して考察がなされるかも知れない。
即ち、光は粒子であり、かつ波動である存在としての二面性を持つことになるからです。どちらかをONとOFFにすれば量子コンピュータの理屈に相当するかも知れない。
逆に考えると「光は√Φ^n で表わせる」のかも知れないのです。』

宇宙物理学者ポール・ディヴィスが回転ブラックホールに関して「質量^2と回転速度^2の比が黄金比になるとき、負から正までの特殊な熱を放つ」と言うことは、すなわち「質量/回転速度=√Φ」になるということです。
従って、上記の√Φ^nでnが1の時に相当した時に光を放つと言うことになるのです。
『「光は√Φ^n で表わせる」のかも知れない』はその意味では外れではなかったのです。

258千々松 健:2011/08/26(金) 20:40:05
糸川博士の『生命は4つの鍵盤で出来たピアノと同じです』の表現をお借りして、千々松流に変換すれば「生命は黄金比を秘めるフィボナッチ数列から生れた4つの系列(FLKM系列)で自己増殖されるハーモニーです」となります。さらには、DNAを持つ生命体に限らず、ガイアとしての地球や宇宙規模においても生命を宿していると考えるのが生命知の流儀であると思っています。
さてさて、シンクロニティは連続して起こるものらしく、イトカワからハヤブサが持ち帰った微粒子の解析結果の一部が本日発表されました。果たして、太陽系の誕生の謎に迫れるのかどうか、関心を持ちながら見守りたいものです。

259千々松 健:2011/08/26(金) 23:40:26
トロイ戦争で活躍したギリシャ軍のアキレスは「トロイの木馬」作戦で敵の城内にまんまと侵入し、勝利を収めるのですが、自身は矢を足に受け討ち死にしてしまうのです。それが「アキレス腱」の由来となっているのを最近観た映画で知りました。
今更ではありますが、コンピュータ・ウィルスの「トロイの木馬」には十分な防御策を採る必要があります。

260千々松 健:2011/08/26(金) 23:42:57
「e^iπ+1=0」オイラーの公式
に黄金比に関するΦ−Φ^-1=1の式を導入すれば
「e^iπ+Φ−Φ^-1=0」となり、自然定数と虚数と円周率と黄金比それに1と0で一つの等式が成立します。
i=二乗して−1になる数=虚数、黄金比=1.6182...、自然定数=2.71828...、円周率=3.141592...これらΦ・e・πは全てが無理数ですが、敢えて小数点以下を切り捨てるとすれば「-1,0,1,2,3」の数字で間に合うのも不思議です。
しかし、やはり円周率を「3」で計算するのはまずいですよね。

261千々松 健:2011/08/29(月) 00:07:54
黄金比は「X^2−X−1=0」という二次方程式の一つの根で表わせます。ニ次は要するに二乗ですが、いまフィボナッチ数列の二乗をイメージして観たいと思います。
九九の様にタテ・ヨコに数列を展開して、それぞれの交点に掛け合わせた数値を置くとして、その結果を「F^2」と定義するとします。九九の計算表では81が最大値になっていますが、「F^2」の最大値は無限です。そこで、あるテクニックを使うコトにします。
「F^2」のそれぞれの数値を9で割り、余った数値に置き換える操作を行うと、全てが0から8までの数値で表わせます。この計算方法は日本では古神道の「ひふみ算」に西洋ではユダヤ神秘主義の「カバラ算術」で古くから行われていたようです。現代数学では「法を9とするモジュラー形式(mod 9)」に相当します。
その結果を観察すると24項目毎に循環しているコトが判明します。そして更に4つの系列を読み取るコトが出来るのです。それを「FLKM系列」と定義しました。1と8に特徴のあるフィボナッチ系列、2と7に特徴のあるリュカ系列、3と6に特徴のあるケン系列、4と5に特徴のあるミチコ系列の頭文字を採っています。
 【FLKM系列≡F^2(mod 9)】というイメージ的な合同式として、ご理解願います。

262SK生:2011/08/31(水) 17:13:51
飯山さんのブロッグに藤原さんのことが出ていました。
http://grnba.com/iiyama/

263千々松 健:2011/09/01(木) 21:19:42
プラトンはピタゴラス学派の一人として、秘密を守らねばならなかったので直接的な表現は避けていたに違いないのですが、その後ユークリッドが「中外比」として黄金分割を明らかにしたように、既に「神聖なる比」については認識していたと考えて良いように思われます。
その理由は、ソクラテスとの対話における正方形数と長方形数との説明に読み取れるのです。二つある「等しい数」は掛けると正方形になり、3と5のように「小さい数」と「大きな数」を掛けると長方形になるという意味のコトを書き残しています。
3と5でピンと来ますね、8と13でも、89と144でも良く、要するにフィボナッチ数を想定しているのです。無数に存在する長方形ではなく「黄金比長方形」をイメージしていたと考えて良いのではないでしょうか。彼らは数を図形で表わすコトが多かったのですから、黄金比を面積図で説明する場合に「Φ^2=Φ+1」が使用されたはずです。
『ある長方形から最大の正方形を切り取り、残りの面積とその短い辺の長さを持つ新たな正方形を足した合計が元の正方形の面積に等しくなるようにするとき、小さい正方形と大きな正方形の辺の長さの比を求めなさい』という問題になります。もちろん答えは1:Φ(≒1.6182)の黄金比になります。

264千々松 健:2011/09/01(木) 21:43:03
さらに考察すれば、プラトンの言う「小さい数」と「大きな数」の関係は「スモールファイ」と「1」または「1」と「ラージファイ」の関係に置き換えても良さそうです。(というよりも、それが秘密にされていたコトではないかと私は推理しています)φ(フィー)≒0.6182とΦ(ファイ)≒1.6182に行きつくのです。もちろんφとΦは逆数になっています。このような面積図を連続的に描いてフラクタルな「Φ^n」を観察すれば、何と「リュカ数列」の近似値が出現して来て、さらに、一般式「Ln=Φ^n +(‐φ)^n」が得られると言う訳です。ラージとスモールが偶数と奇数の項目毎に加算と減算を繰り返している姿が見られます。
さらに重要なことは項目数nが大きくなればなる程に「Ln≒Φ^n」が成立することです。これこそがフィボナッチ数列群の隣り合わせの数値の比率が限りなく黄金比Φになるコトの意味に他ならないのです。

265千々松 健:2011/09/03(土) 23:28:01
日本古代の智慧「フトマニ」の教えには、「二つのモノを正しい位置に置く」と言う意味があると理解します。するとそれは等しい数の二つでも、小さい数と大きな数の二つであっても良く、ある二つの数を足した数を次に置き、その数とひとつ前の数を足して次に置くという単純な操作の繰り返しを意味していると理解して、繰り返しが多くなればなるほどに、その時点の二つの数の比は「神聖なる比・黄金比・Φ」になるという訳です。
プラトンが秘したコトはピタゴラス学派に於いても秘された事柄に違いなく、ピタゴラスらがゾロアスター教やヴェーダにも触れていたのは確からしいので、ユダヤ神秘主義のカバラ算と古神道のひふみ算の共時性を考えるならば、古代の極東アジアと中東アジアの文化人類学的な関連性にはますます興味が持たれるのです。

266MM:2011/09/04(日) 07:35:22
こんな書評がありました。
http://straydog.way-nifty.com/bangaihen/2011/08/post-66f0.html

267千々松 健:2011/09/05(月) 22:58:57
松岡正剛の「空海の夢(新版)」あとがき部分には『第六に、あきらかにライプニッツとホワイトヘッドの影響によるのだが、私は「神の数学」に関心がある。これは論理的であろうとしたいからではなく、逆にクルト・ゲーデルが示したような論理式の限界のはてに関心を抱くからである。』と書かれていた。
ホワイトヘッドの「アクチュアル・エンティティ」とギリシャ時代に「万物は数である」と直観した賢者を結び付けるとき、わたしは「神聖比例(黄金比)を産むフィボナッチ数列群と剰余演算のmod9の融合から生じるFLKM系列がネクサスの実在となる」という夢を見て仕舞うのです。そして、それは張錦春氏の「Crux−nexus」や藤原肇博士の宇宙生命観(Greatest−oneness of cosmos)にも繋がるコトのように思われます。

268千々松 健:2011/09/08(木) 21:21:29
今から千年前に活躍した陰陽師の安倍晴明ゆかりの地、大阪阿倍野に日本一高い超高層ビルが2014年に建つ予定で「あべのハルカス」と命名されたそうです。
『人が人であるのは、智と情と魂(意)が三位一体となっているように、「ほんまもんの大阪人」は、大阪が智の“キタ”情の“ミナミ”そして魂(意)の“アベノ”から成っていることを本能的に悟っています』という平野隆之さんの指摘は的を得ているのではないでしょうか。「江戸っ子」に対する大阪人は、きっと良いバランス感覚を持っているのでしょうね。

269千々松 健:2011/09/09(金) 21:19:56
9月9日は重陽の節句です。日めくりカレンダーには「一粒万倍日」とありました。9×9=81粒の玄米をゆっくり咀嚼して食すると身体に良いと言うコトにも通じそうで、大変めでたい日です。
探究の究の漢字には9の数が見られるし、究極もそうであるように、自然や宇宙を探究し、究極に到達するならば、そこには9と言う数字は秘数ではなく実体のある数として認識され、その瞬間に9は0に置換されて光となって終了し、次には、また1から始まるのです。カタチとしては循環的な円環螺旋がイメージされます。

270千々松 健:2011/09/11(日) 16:00:55
本日9月11日で東日本大震災から半年が経ちました。現在巨大地震発生の周期性については700年周期や1000年周期が言われていますが、地球をガイアとしてひとつの生命体で観察するには、「フトマニ」すなわちフィボナッチ数列と黄金比の考えを導入することが肝要であると少なくとも私は考えています。
時間と空間の積み重ねで生じる「イベント」としての巨大地震を予測する場合に於いてこそ、黄金比の理論を考慮すべきなのではないでしょうか? 藤原肇博士も是非その辺を強調してほしいと願っています。
津波=TSUNAMIが日本語発の世界語になっているように、地震研究分野に於いても世界の最先端を担わざるを得ないのですから、地震研究にはもっとヒト・モノ・カネ・チエ(慧智)を重点的に向けるべきです。

271千々松 健:2011/09/11(日) 16:20:12
3,6,9=ミロク=弥勒と「神聖比例(黄金比)を産むフィボナッチ数列群と剰余演算のmod9の融合から生じるFLKM系列」の関連を考察します。
FLKM系列の内、K(ケン)系列はフィボナッチ数列を3倍した数列から生じる系列の【3,3,6,0,6,6,3,0】ですが、L(リュカ)数列を3倍して診たらどうなるでしょう?
3×(1,3,4,7,11,18,29)=(3,9,12,21,33,54,87,141)これをmod9処理すると【3,0,3,3,6,0,6,6】となりK系列が生じます。同様にM(ミチコ)数列を3倍した3×(1,4,5,9,14,23,37,60)=(3,12,15,27,42,69,111,180)は【3,3,6,0,6,6,3,0】となり、やはりK系列が生じます。
すなわちFLM数列は3倍してmod9処理すると全てがK系列になってしまい、3,6,0=3,6,9=ミロクが現れるのです。「神の数学」の不思議です。

話は飛びますが、建築家のル・コルビュジェがF(フィボナッチ)数列の3倍数や6倍数を「モジュロール」として使用したコトには興味がそそられます。3×(1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144)=(3,3,6,9,15,24,39,63,102,165,267,432)

272千々松 健:2011/09/12(月) 20:56:17
中曽根大勲位で思い出すコトがあります。
その昔、京都国際会議場で世界の国々の博士らが集う会議があった時に「ところで、日本の文化の特徴は何ですか?」と外国人が質問して来て、日本人は誰も直ぐに答えようとしないので、ある人が「Space」であると答えたが、更にそのSpaceとは何かとたたみ込まれて、うまく説明できなかったという醜態があったそうです。
それを一つの契機(反省材料)として、梅原猛らが当時の中曽根首相に依頼して「国際日本文化研究センター」の創設に至ったらしいのです。
SPACEは「余白」「宇宙」「場」「間」のどれを意味していたのでしょうか? 脈略からすれば「日本文化の特徴は余白にあり」と言いたかったのではないでしょうか。

273千々松 健:2011/09/14(水) 22:24:38
「クマのプーさん」のディズニー映画が9月3日から日本でも公開中というので、観賞する前に例の「クマのプーさんの哲学」を読んでおこうと思った。原題の「Pooh and the Philosophers」から、Poohの文字が智慧を愛する者を意味するPhilosophersの文字中に隠れているコトが読み取れるし、プーの頭文字のPはPlaton(Plato)のPでもあると推理できる。
そのプラトンの教義であるイデア論:「地球上のモノはすべて、永遠なる理想的原型つまりイデアのコピーにすぎない」および『イデアというのは、数そのもの、図そのもの、形そのものでもあった。「大」とか「小」というときの大ということ、それ自体がイデアなのである。イデアは抽象そのものであって、また同時に具体そのものなのだ。』から私なりのイデアの具体的なイメージを次に述べたいと思います。

それはリュカ数列の一般式【 Ln=Φ^n +(‐φ)^n 】です。
また、丁度一年前に更新した「21世紀マンダラ」は「数そのもの、図そのもの、形そのもの」のイデアで示された絵図であったと言えましょうか。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/21st%20Century%20Mandala.pdf

274千々松 健:2011/09/22(木) 23:25:43
「黄金比によるフィボナッチ数列群(FLKM数列)の一般関係式」をPDFにして公開しました。
例えば、ケン数列のn項目の一般式は【 Kn=3{Φ^n−(-φ)^n}/√5 】と成ります。
プラトンが言った「大きな数」と「小さな数」の概念は、要するにこの「Φラージ・ファイ」と「φスモール・ファイ」が念頭にあったのではないかと理解しています。

http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/FLKM.pdf
これが藤原博士のお孫さんの誕生祝いになれば幸いです。

275相良修身:2011/09/28(水) 22:12:59
藤井先生のことが多く語られていますが、

藤井先生の特許の概要は以下のとおりです。

かなしいことにこの程度のことも読みきれない自分ですが

ご参考ください

http://www.freepatentsonline.com/4393071.html

276相良修身:2011/09/28(水) 22:47:40
首藤氏の特許です。

http://www.patentjp.com/19/A/A101436/DA10001.html

参考いただければ幸いです

277千々松 健:2011/09/29(木) 21:01:57
>276 相良さま「ナノ炭素構造体」に関する首藤尚丈氏の特許情報ありがとうございます。
先日、マイホームページ「思考道」の掲示板へタナカさんという方が投稿されて来られて、何かヒントはないかと首藤氏の書き残された「ダヴィンチの黄金のピラミッド」に目を通していたところでした。
そこには『クフのピラミッドがアインシュタインもあきらめた「ワープの法則」に至った結末に、私自身ただ驚くばかりであった。』p9と書かれていて、今般の素粒子物理学者達の光より速いニュートリノが在るらしいという実験データ公開と言うニュースと重なり、感慨深いものがあります。
多面体に関するオイラーの定理を拡張したシュトーレンの多面体定理で見られる「シュトーレン数列」は古くは「テオンの数列」と言われていたものらしいことは首藤氏自身が述べておられました。特許の中に登場する【-12,-3,0,1,2,5,14】という3^Nが関係する数列は、更に【-363,-120,-39,-12,-3,0,1,2,5,14,41,122,365】と拡大出来ますから、多層構造のオニオンフラーレンが理論上可能になるはずです。

278ABC:2012/10/24(水) 10:42:10
「小泉純一郎と日本の病理」の電子版は、以下の番号で探せばダウンロードできます。
http://www.papy.co.jp/sc/list/search?genre=000&amp;word=%C6%A3%B8%B6%C8%A5


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