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藤原肇の最新刊発売
115
:
朝香隆彦
:2005/12/06(火) 00:37:13
相良さんが書き込まれた坂口三郎さんの言葉は「朝日と読売の火ダルマ時代」に
坂口さんの著書「戦争国家の終焉」の紹介とともに、以下のように引用されて
おります。
ご存知のように、坂口三郎さんは戦前戦中にかけて活躍した高名な記者であり、
また戦後は吉田内閣や芦田内閣の顧問や外郭団体のトップなども歴任しており、
この時代の歴史の貴重な証言者でもあることは申し上げるまでもございません。
************************** 引用開始 **************************
証拠主義に毒されて筆の冴えない最近の論調に対して、「歴史の真実と
いうものは、証拠や、証言や、証人や、記録や、日記などの資料によって、
分かるものではない」と書き、「記録はあるのか、証拠はあるのか、
証人はいるのか、などと言って詮索するのはチンピラ法律官僚のすることで
あって、大人のやることではない」と冴えて目で正論を吐いている。
************************** 引用終了 **************************
この言葉の意味を理解できる人物が今や希少な存在になってしまったことは
誠に嘆かわしいことですが、仮にネットから入手した情報をベースにしても、
自らの足(これが実は肝要です)と頭を使って丹念に調査し、更には直観と
演繹によって一定の結論に至ったのならば兎も角として、その殆どは安易に
ネット情報を取ったあげくに(実は取ったつもりが自分が取られていること
には気が付いていないのですが)、そのまま鵜呑みに近い状態で雑音を撒き
散らすような思考能力停止に陥っている御目出度い方々の多さには、驚愕を
禁じえません。
そのような者の中には自らのプロフィールに堂々と新聞記者出身であることを
名乗っていたり、イギリスなどの欧州へ在住して海外の一流メディアに接する
機会を持っている者もいるようですが、せっかく物理的には脱藩しているにも
関わらず、このような蛸壺的な思考体系から一歩も脱却できていないことは、
逆立ちした劣等感の持ち主なのかどうかは分かりませんが、非常に残念です。
古典や良書と呼ばれる書籍は勿論のこと、ネットにもいろいろとヒントは
転がっているのですから、そこからは自らの足を使って飛び歩いて、時間を
かけて捜し求めてみるのも一つの楽しみとなるでしょうし、またモノの見方の
訓練にも繋がりますので、特に若い方はそうされたら如何かと思います。
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