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大中華世界的話題(その3)

153チバQ:2019/10/24(木) 13:32:02
https://www.afpbb.com/articles/-/3251001
時事通信
最大野党と連立=ジョコ政権2期目、基盤強化-インドネシア
2019年10月23日 17:48 発信地:インドネシア [ 例外 その他 ]
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【10月23日 時事通信社】インドネシアのジョコ大統領は23日、2期目の閣僚名簿を発表した。4月の大統領選で敗北した最大野党グリンドラ党のプラボウォ党首を国防相に起用。同党は連立政権に入った。

 これにより、連立与党が国会で占める議席は74%に上昇。4割に満たなかった1期目当初と比べ、政権基盤は格段と強固になった。激しい大統領選で生じた「社会の分断」を埋める狙いもあるとみられる。

 ただ、プラボウォ氏は陸軍特殊部隊の元司令官で、スハルト大統領の時代に民主化運動を弾圧した疑いが持たれている。人権侵害や汚職の問題をめぐってジョコ大統領への風当たりは強まっており、批判がさらに高まる恐れもある。(c)時事通信社

154チバQ:2019/10/24(木) 17:03:07
https://www.afpbb.com/articles/-/3251048
タイ国王、高官6人を解雇 「悪行」理由に
2019年10月24日 4:23 発信地:バンコク/タイ [ タイ アジア・オセアニア ]
【10月24日 AFP】タイ王室は23日、マハ・ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王が「悪行」を理由に王室の高官6人を解雇したと発表した。国王は今週、配偶者であるシリーナート・ウォンワチラーパック(Sineenat Wongvajirapakdi)さん(34)から全ての称号を剥奪していた。

 官報「王国政府公報(Royal Gazette)」が出した2つの発表によると、「寝室警護隊の看護師」1人と獣医師1人を含む高官6人が23日に解雇された。官報は6人が「自分または他人の利益のために公人の地位を乱用する悪行に及び、行動規範に著しく違反した」と記している。

 国王は今年7月、元王室護衛隊員のシリーナートさんに対し、100年近く誰にも与えられていなかった「チャオクンプラ」の称号を授与。だが今週、「不実」を理由にシリーナートさんから全ての称号と軍の階級を剥奪した。

 シリーナートさんは21日以降、公の場に姿を現しておらず、タイのソーシャルメディアではシリーナートさんの愛称「Koi」を使ったハッシュタグ「#SaveKoi(Koiを救え)」がトレンド入りしている。(c)AFP

155チバQ:2019/10/24(木) 17:04:39
https://www.cnn.co.jp/world/35144305.html
タイ国王のもう1人の配偶者、「野心」理由に称号や地位剥奪
2019.10.23 Wed posted at 10:35 JST
(CNN) タイ王室は21日、ワチラロンコン国王が王妃とは別の女性に与えていた配偶者の称号や地位、軍の階級を剥奪(はくだつ)したと発表した。この女性の「不忠実」を理由としている。称号は3カ月前に与えられたばかりだった。

国王は今年7月28日、陸軍看護師だったシニーナート・ウォンバジラパクディさん(34)に、高貴な配偶者の称号を与えていた。この称号を与えられる女性はほぼ100年ぶりだった。

しかし王室の発表によれば、シニーナートさんは王妃と同等になりたいという「野心」のために、全ての称号や地位を剥奪された。

発表によると、シニーナートさんは国王の妻のスティダー王妃の戴冠を妨害しようと試み、代わりに自分にその役割を与えるよう求めていたとされる。

国王はシニーナートさんの態度を変えさせる目的で7月に高貴な配偶者の称号を与えたが、その後も越権行為は続き、国王の許可なく王室の伝統に反する行動を続けたという。

王室はこれを「国王への恩義や礼節を欠く行為」と形容し、「王室に使える職員間の分断を引き起こし、国民の誤解を招いた」と説明、「国家と君主に対する破壊行為に相当する」と位置付けて、シニーナートさんの地位や階級を剥奪した。

タイの国営放送PBSによると、シニーナートさんは国王の警護部隊に所属していた元陸軍看護師で、少将の階級を与えられていた。陸軍時代は密林での戦闘やパイロットとしての訓練も受けていたという。

ワチラロンコン国王は5月の戴冠式を前にスティダーさんとの結婚を発表。スティダーさんが正式な配偶者として王妃になった。ワチラロンコン国王の結婚はこれで4度目。

156チバQ:2019/10/24(木) 17:05:06
https://www.sankei.com/world/news/191022/wor1910220023-n1.html
タイ国王、配偶者称号剥奪 王妃おとしめる振る舞い
2019.10.22 23:08国際アジア
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「配偶者」の称号を剥奪されたシニーナトさん(タイ王室提供、AP=共同)
「配偶者」の称号を剥奪されたシニーナトさん(タイ王室提供、AP=共同)
 タイ王室は21日、ワチラロンコン国王(67)がシニーナト妃(34)から「配偶者」の称号を剥奪したと発表した。国王は今年5月にスティダ王妃(41)と結婚する一方、7月にはシニーナトさんに事実上の側室としての称号を授与していた。王妃をおとしめ、自身の地位を引き上げようと画策したのが剥奪理由としている。

 看護師だったシニーナトさんは7月、「高貴な配偶者」を意味する特別な称号「チャオクンプラ」を与えられた。この称号の授与は、側室制度があったラマ6世(1881〜1925年)時代以来だった。

 発表によると、シニーナトさんはスティダ王妃の王妃任命に反対し、これに失敗すると、国王にチャオクンプラの称号を与えるように執拗に求めたという。国王や王妃に従わず「無礼で恩知らず」な振る舞いを続けたため、称号剥奪を決めたとしている。

 ワチラロンコン国王の結婚は4度目。(共同)

157チバQ:2019/10/25(金) 10:19:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000502-san-bus_all
韓国人客激減の対馬、観光再構築へ 国内スポーツ誘致、韓国との交流も維持
10/25(金) 7:00配信産経新聞
韓国人客激減の対馬、観光再構築へ 国内スポーツ誘致、韓国との交流も維持
「国境サイクリングIN対馬」で、対馬の南北を結ぶ万関橋を渡るサイクリストたち =10月19日、長崎県対馬市(実行委員会提供)
 日本と韓国の国境に位置する日本海の離島、対馬。九州や本州よりも韓国の方が近い事情もあり、昨年は約41万人もの韓国人客が押し寄せたが、今年9月は前年比で9割以上も激減し、島の観光産業は大きなダメージを受けている。そんな長崎県対馬市で今、新しい観光の姿を模索する動きが相次いでいる。市は「韓国への依存が大きすぎた」との反省から日本人客の誘致に注力する方針で、スポーツイベントや合宿による誘致も視野に入れる。一方、韓国に対しては「切っても切れない隣人」とし、引き続き交流に取り組んでいく構えだ。(上野嘉之)

【写真でみる】「異国の見える丘展望台」から望む韓国・釜山の街並み

 ■表情豊かな大自然

 記者は対馬で10月19日に開かれた「国境サイクリングIN対馬」に出走し、島の観光の現状を取材した。

 今年で3回目のサイクリング大会は、広い対馬を北から南へ縦断し、名所や見どころを網羅する123キロのコースが魅力だ。「異国の見える展望台」からは、海を隔てた韓国・釜山のビル群がはっきり見えた。対馬と九州本土は130キロ以上離れているが、釜山までは約50キロ。特にこの日は、島民が「韓国がこんなによく見えるのは年に数回」というほどの幸運にも恵まれた。

 自転車を漕ぐと、対馬の豊かな自然を体感できる。島北部の海岸線では、荒々しい断崖の景観に目を見張った。その後、水田が連なる里山風景を走り、岩肌に苔むす渓谷を抜けると、小さな湾と島々が連なるリアス式海岸の絶景が現れた。ゴールは賑やかな市中心部だ。

 このコースへの評価は高く、ゲストとして走ったスポーツトラベラーの福田萌子さんは「島のさまざまな表情を感じられる素晴らしい大会」と絶賛。対馬観光の潜在力を証明するイベントとなった。

 ■スポーツ誘致に可能性

 対馬市は、スポーツを通じた観光誘致「スポーツツーリズム」に可能性を見いだしている。

 同市は、市町村合併を促進した「平成の大合併」により平成16年に誕生。しかし合併前の旧6町時代から、離島振興の補助金などを活用し、島内各地に運動場や体育館が整備された。現在、市の人口は3万人余りで過疎化が進むが、島内には全天候型トラックの陸上競技場をはじめ、多数の体育館や野球場を擁する。

 市観光商工課の阿比留正臣課長は「例えば雪が積もる地域の大学や高校のチームに、対馬で合宿してもらいたい」と構想を描く。周囲を流れる対馬暖流の影響で、気候は比較的温暖。積雪も少ない。

 これまでもスポーツによる観光誘致には取り組んできた。対馬の観光パンフレットは、表紙や冒頭の特集にシーカヤック、トレッキングなどを掲載し、アウトドアスポーツの好適地であることをアピール。また「国境サイクリング」と重なる10月19〜20日には、市内で「九州還暦軟式野球選手権大会」が開かれ、各県から16チームが参集した。「国境マラソンin対馬」も毎年夏に開催し、23回を数えている。

 ■交通、宿泊…課題山積

 ただ、スポーツによる観光誘致には課題も山積している。「国境サイクリング」は、過去2回の参加者が各50人前後。今年も当日の出走者は95人にとどまった。市は今大会に400万円を支出し、スタッフ250人を投入したが、プロモーション不足などから効果的な集客に至っていない。

 本土から対馬への交通アクセスは、福岡と長崎からの航空便と、福岡からの高速船・フェリーに限られる。関東・関西などから訪れる場合、時間も手間も費用もかかるのが実情だ。

 島内の宿泊施設は民宿やペンションが中心で、大人数を収容できるホテルは少ない。今年の「国境マラソン」には日韓から約1200人がエントリーしたが、数千人規模の誘客イベントは、宿泊や交通の許容力から難しい状況だ。

 市はサイクリング大会などを国内誘客の柱にするため「10年、20年越しで集客し、定着させていきたい」との考えだが、同時に交通アクセスや宿泊事情の改善・充実も欠かせない。

158チバQ:2019/10/25(金) 10:19:38
 ■観光再生ビジョン策定へ

 一方、対馬市役所では10月18日、観光振興に向けた重要な会議「対馬観光のあり方検討会」が開かれた。今夏以降の韓国人客激減を受け、対馬の観光をイチから見直して再構築しようとする取り組みだ。

 市によると、この日の初会合では、観光関係者や有識者が「国内向けの交流イベントを増やし、観光誘致をどんどんやっていこう」などと意見を述べ、比田勝尚喜市長らが聞き入った。

 市文化交流・自然共生課の平間博文課長は、「検討会の議論をもとに『観光再生ビジョン』を取りまとめ、令和2年度以降の市観光振興推進計画に反映させたい」と意気込む。

 韓国で今年7月以降、日本製品不買や日本旅行自粛を呼びかける「No Japan」運動が展開された結果、対馬では9月の韓国人客が3080人にとどまり、前年同月の3万1152人から90%超も減った。

 ただ対馬市側には、これまで韓国人客が急増したことにも、今回激減したことにも、複雑な思いがある。

 ■「パンク状態」解消

 対馬の韓国人客数は平成23年に約4万8000人だったが、昨年までの7年間で約8・5倍に急伸した。きっかけは、釜山と対馬を結ぶ船が相次いで就航し、競争が進んだことだ。韓国の旅行会社が対馬ツアーを組み、団体客が押し寄せた。「特にPRを強化していないのに、どんどん増えた」(市幹部)という。

 ただ韓国人客の急増で、交通機関や宿泊・観光施設は「パンク状態」(同)に陥り、日本人客の受け入れにも支障が出た。観光地や住宅街などで韓国人旅行者の大声やマナーに苦情が出ることも増えた。

 一方、韓国側から見れば、対馬は釜山から片道数千円で渡航できる「安・近・短」の外国旅行先との認識だ。対馬での韓国人客1人当たりの消費額は約2万2300円で、日本人客より大幅に少ないという。

 地元観光業界では韓国人客急減を受け、団体客向け観光バスの台数を減らすなど対応に追われているが、従来の「パンク状態」は解消された。

 市観光商工課の阿比留氏は、「韓国人客が昨年の41万人にまで戻ることは、たぶんない」と見通す一方、「韓国から消費支出の多い個人客が訪れ、美味しいものを食べたり、長く滞在したりすれば、人数が少なくても消費額は増える」と指摘。「対馬観光のこれからを考え、再生とイノベーション(革新)を目指したい」と将来を見据える。

 ■韓国側に対馬応援団

 対馬が韓国に背を向けることはない。

 10月18日夜、日韓の観光事業者を中心に「対馬観光活性化のための懇談会」が市内で開かれ、韓国との交流強化が話し合われた。ある参加者は「国の思想を言い出せば、いつまでたっても日本と韓国の問題はよくならない。民間レベルで交流を続けていくことが重要。国が変わるのはその後でもいい」と訴えた。

 同席した市観光交流商工部の二宮照幸部長は「市役所も(韓国人客誘致の)対策を打ちたいが、まだそういう時期ではないという声もあり、動きがとれない。民間の交流はとても心強い」と歓迎した。

 翌19日夜には、日韓のアーティストらが出演する交流コンサートが市内で初開催された。韓国からは歌手や演奏家、ダンサーら出演者約20人を含む80人ほどが手弁当で訪れた。

 主催したのは「デサモ(対馬を愛する集まり)韓国人会」。今年1月にSNS(交流サイト)で呼びかけて結成され、韓国の市民数百人が会員になったという。

 主催者の1人で対馬在住の夫英順(ブ・ヨンスン)さんは、「No Japan運動はあるけれど、韓国の国民全員が賛成しているわけではない。今は日本への渡航をためらっていても、対馬を応援する人は多い」と話す。

 ■「ずっと昔からお隣さん」

 対馬市役所には「韓国と仲良くするな」と主張する電話が全国各地からかかってくるという。しかし、ある市幹部は「本土の人には分からないだろうけど、われわれはずっと昔からお隣さん。ご近所だから仲良くするのが当たり前ですよ」とサラリと言い切った。

 隣国と交流の歴史を重ねてきた島民感情を礎(いしずえ)に、対馬は韓国との関係も再構築を図ろうとしている。

159チバQ:2019/10/25(金) 11:08:57
https://www.sankei.com/world/news/191025/wor1910250003-n1.html
【台湾有情】降りかかった「香港の青い水」は強い痛みを伴った
2019.10.25 06:54国際中国・台湾
香港デモ
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香港の政府庁舎前で、警察に拘束されるデモ参加者=9月29日(田中靖人撮影)
香港の政府庁舎前で、警察に拘束されるデモ参加者=9月29日(田中靖人撮影)
 9月末の日暮れ時、香港・金鐘の政府庁舎前でデモ隊が火炎瓶や石を投げる様子を写真に収めていると、警察の放水車がバリケードで囲われた敷地の際まで乗り出してきて放水を始めた。「強制排除が始まったな」。そう思い撮影を続けていると、放水銃が上を向いた次の瞬間、少し離れた高架にいる記者(田中)の周りにも、「青い水」が雨のように降り注いだ。

 違法デモの参加者を見分けるために着色すると聞いていたので「ああ、やられた」くらいの気持ちだったが、すぐ異変に気がついた。腕や首に刺すような痛みが出始めたのだ。顔全体を覆う簡易ガスマスクをしていたのが幸いした。横目で見た男性は激しくせき込み、座り込んでいた。

 現場を離れてウエットティッシュで拭いても全く落ちず、痛みは強まる。どこかの記者に写真に撮られても、構っていられない。取材をあきらめて地下鉄でホテルに戻る途中、見ず知らずの男性が「大丈夫ですか?」と腕を拭いてくれた。

 水をかけると痛みが増すのでシャワーを浴びることもできない。結局、消毒用アルコールで拭いて治まったものの、腫れは一晩近く続いた。写真はブレていて使い物にならなかった。「痛み」を言葉で伝えるのは難しい。香港の人々の痛みや苦しみは、正しく伝わっているのだろうか。(田中靖人)

160チバQ:2019/10/25(金) 11:09:52
https://www.sankei.com/world/news/191024/wor1910240027-n1.html
香港長官の更迭報道 中国政府はデモへの「譲歩」を懸念か
2019.10.24 18:54
 【香港=三塚聖平】香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官の更迭を中国政府が検討していると報じられたことを受け、24日付の香港紙では「長官交代は民衆の要求に応えたものではなく何の役にも立たない」(蘋果日報)と冷めた反応が目立った。一方、中国政府にとって長官交代はデモ隊への「譲歩」と映りかねないためハードルは高く、抗議デモの状況を見極めつつ慎重に時期を探るとみられる。

 香港紙、明報は「林鄭氏辞任では難局を脱することはできない。政府は5大要求に応じるべきだ」との民主派議員の発言を伝えた。23日の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)による林鄭氏の更迭検討報道を受けた反応だ。香港でのデモの重点は普通選挙制度の導入など「5大要求」実現に移っており、23日に宣言された「逃亡犯条例」改正案の正式撤回、そして今後林鄭氏の辞任が実現しても沈静化の兆しは見えにくい。

 林鄭氏の存在感は既に失われているに等しいが、中国政府も簡単には首をすげ替えることができないとみられる。中国政府で香港政策を担当する香港マカオ事務弁公室の幹部は8月、林鄭氏に辞任を求めることは「権力を反対派の手中に渡すのに等しい」と非公開の場で懸念を表明していたと香港経済日報が伝えた。23日のFTも、中国政府は香港首脳部の交代がデモ隊の暴力行為への譲歩とみられることを避けるため、最終決定の前に沈静化するよう望んでいると報じた。

 また、林鄭氏の辞任が取り沙汰されている背景として、1カ月後に迫った11月24日の香港区議会(地方議会)選挙の存在も指摘される。抗議デモへの支持の広がりから民主派勢力の伸長と親中派勢力の苦戦が見込まれており、事態打開のため香港政府が選挙の延期や中止に踏み切る可能性すら取り沙汰されている。

 蘋果日報は「林鄭氏の更迭は区議会選挙の熱気を冷ますためという見方もあるが、それは無理なことだろう」という民主派議員の見方を伝えた。香港政府や親中派への市民の不満は根強く、林鄭氏の辞任程度では選挙への効果が期待できないためだ。

161チバQ:2019/10/28(月) 22:46:04
https://www.sankei.com/world/news/191028/wor1910280019-n1.html
香港でバー閑古鳥、観光客減…不満矛先は政府へ
2019.10.28 19:16
 【香港=三塚聖平】政府に対する抗議デモが続く香港で、バーなどの夜間営業の飲食店が影響を受けている。香港への訪問客が減っていることに加え、デモの影響で地下鉄の運行が早めに終わる状況が続いているため客足が遠のいているという。

 「多くの店はデモの影響で来店客が減っている。特に観光客を相手にしているバーは厳しそうね」。バーなど夜間営業の飲食店が軒を連ねる香港島の繁華街「ソーホー」のピザレストランで、女性店員のシンディさん(29)が周囲の厳しい営業状況についてこう話す。

 香港紙の文匯報は、商業エリアにあるバーの8〜9月の営業損失が2億3千万香港ドル(約32億円)に達したという業界団体のデータを示す。悪化要因の一つが、抗議デモによる香港への訪問客の減少だ。香港旅遊発展局によると、デモが激しさを増した8月に香港を訪れた旅行者は前年同月比で約4割減だった。

 加えて打撃を与えているのが、主要交通手段である地下鉄の終電時間の大幅な前倒しだ。10月に入って平常時と比べて1〜2時間ほど早められ、現在は午後11時ごろには運行を終えている。香港メディアによると、地下鉄の運行会社は「デモ隊が破壊した駅の修復のための措置だ」と説明しているというが、デモ参加者からは「夜間に抗議活動をさせないため、運行会社が政府に協力している」(30歳の会社員男性)との声も聞かれる。

 こうした状況下で、批判の矛先が向かっているのは意外にも香港政府だ。

 政府は今月23日、香港を訪れる旅行客に加え、香港市民の海外旅行を促進するため旅行会社に報奨金を支給すると表明したが、バーの業界団体幹部は「市民が香港の外でお金を使うことを奨励し、バーの経営をさらに苦しくさせる」との懸念を表明したと文匯報は伝える。

https://www.sankei.com/world/news/191028/wor1910280024-n1.html
台湾観光に異変 姿消す中国人、倍増の香港人
2019.10.28 21:04国際中国・台湾
香港デモ
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台湾東部の台東県池上郷で開催された恒例の「収穫芸術祭」
台湾東部の台東県池上郷で開催された恒例の「収穫芸術祭」

 中国が台湾への観光客を大幅に制限する中、台湾の人気行事に異変が生じている。台湾のコメどころ、東部の台東県池上郷で26〜27日に開催された恒例の「収穫芸術祭」で、例年観光客の中心だった中国人のほとんどが姿を消す一方、香港人の観光客は例年の倍以上と急増したという。

 2009年にスタートした同祭は、農業と芸術のコラボレーションが都市住民の間で人気に。海外メディアにも度々取り上げられ、祭りの前後には住民の10倍に上る約5万人の観光客が訪れる。今回は著名な歌手、齊豫(さいよ)氏と原住民歌手、陳建年氏が、175ヘクタールの広大な田んぼに作られた舞台に立ち、黄金の稲穂を背に歌を披露した。

 香港からの参加者が増加した背景について、主催する池上郷文化芸術協会の関係者は「デモ疲れのため、気分転換を求めて台湾を訪れる香港人が多い」と指摘。「中には台湾への移民を本気で考える人も少なくない」と語った。(台東 矢板明夫)

162チバQ:2019/10/28(月) 22:53:29
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102802000249.html
香港の次代、もう一つの戦い 11・24区議選 新人立候補相次ぐ

2019年10月28日 夕刊


 香港で、区議会議員の選挙(十一月二十四日)戦が始まった。今回は抗議デモによって、市民の政治意識が高まり、多くの新人が立候補し、投票に必要な有権者登録も大幅に増えた。現職の壁が大きく立ちはだかるのは日本の選挙と同じだが、新人候補はデモとは違う形で、香港を変えようと奮闘している。 (香港で、中沢穣、写真も)

19日、香港・九竜地区の選挙区から立候補した梁凱晴さん

写真
 「ゴキブリ」「暴徒」。香港・九竜東部の観塘(かんとう)区の選挙区から立候補した会計事務所職員の梁凱晴(りょうがいせい)さん(25)は、選挙区でチラシを配っていたときに高齢者の罵声を浴びたことがある。選挙区内には、デモを苦々しく感じる高齢者の住民も少なくない。「そういう高齢者にこそ、デモの目的は破壊ではないと訴えたい」

 梁さんが憂慮するのは、六月に抗議活動が始まって以来、香港で進む社会やコミュニティーの分断だ。「経済成長期に働き、努力が成功につながった高齢者の世代と、どんなにがんばっても家が買えない若者の世代には分断がある」。視聴が無料のテレビが全て親中派であることも影響、「高齢者は親政府、親中国の割合が高い」という。

 区議は予算案審議などの実質的な権限はなく、地域の課題を政府に伝える役割を担う。梁さんは「政府に一定の影響力はある。若者と高齢者、警察と市民、そういう分断を癒やすには小さい地域から出発するのがいい」と考える。

 もともと立候補は考えていなかったが、六月の大規模デモが転機となった。会計士試験の準備をしていたが、「ニュースをみて勉強が手に付かなくなった。香港の自由や正義が奪われていると感じた」。その後、許可のあるデモにはほとんど参加しているという。

 区議選では当初、ボランティアで民主派候補を手伝うつもりだった。しかし親中派候補の無投票当選が見込まれる選挙区の存在を知り、「変化を望む人も多い。選択肢があると伝えたい」と立候補を決めた。

 梁さんのような新人の立候補が相次いだため、前回は六十八あった無投票の選挙区は今回はない。立候補者も前回から百人以上増え、過去最高の千百四人に達した。有権者登録は香港全体で約四十万人増えて四百十三万人にのぼった。

 実は梁さんの選挙戦は厳しい。そもそも区議選は党派色が薄く、地域の有力者が選ばれる傾向がある。改選前の議員は親中派が約七割とみられる。四百五十二の選挙区でそれぞれ一人が当選する小選挙区制のため、資金や知名度に乏しい新人の当選は容易ではない。

 さらに梁さんの相手候補は前回の選挙で七割以上の得票率だった。だが梁さんは「負けたら終わりではない。選挙をきっかけに活動を広げたい」と話す。

香港・九竜半島の選挙区で立候補した張文龍さん(左)と王振霖さん。同じデザインのTシャツでガッツポーズ

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 ネットを通じて同じ志の仲間を見つけ、立候補を決めた若者もいる。元広告デザイナーの張文龍(ちょうぶんりゅう)さん(31)と、航空会社の客室乗務員、王振霖(おうしんりん)さん(39)は、ほかの新人三人とともに九竜半島の新界・葵青(きせい)区でそれぞれ立候補した。そろいのTシャツはボランティアがデザインしたという。

 張さんは、民主化を求めた五年前の雨傘運動のころから、「社会のために何かしたい」と考えていたという。「香港の人にとって政治は遠い存在だった。でも香港のためにがんばっている人がいることを知ってほしい」

 張さんと王さんもベテラン現職議員を相手に厳しい戦いだが、手応えも感じている。

 張さんは「六十歳すぎの高齢者に『今回は初めて選挙に行く』と言われた。うれしかった」と話す。王さんも「このまま黙って『ノー』と言わなければ、事態はどんどん悪くなる。有権者は一票を大事にしてほしい」。勤務を終えた早朝に街頭に立つこともあるが、投開票の十一月二十四日まで「全力を尽くす」とガッツポーズを見せた。

163チバQ:2019/10/28(月) 22:53:45
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102302000115.html
<引き裂かれた香港>(上)2色分断 デモ後「警官の夫怖い」

2019年10月23日 朝刊


20日、香港・九竜地区の繁華街で、デモ参加者らに破壊される中国銀行の店舗。身元の特定を避けるため、ほかの参加者らが傘で隠している

写真
 香港の小学校でソーシャルワーカーとして働く張重之(ちょうじゅうし)さん(40)=仮名=は八月下旬以降、十四年間連れそった警察官の夫(40)と離婚に向け話し合いを続ける。

 「夫が自分とは全く違う人間と感じるようになった。身近な存在なのに怖い」

 夫婦の間に亀裂が入ったきっかけは、七月二十一日に中国本土に近い新界・元朗(ユンロン)で起きた事件だという。白シャツを着た集団がデモ帰りの若者や居合わせた妊婦などを暴行した。多数の通報にもかかわらず警察はなかなか到着せず、負傷者は四十五人にのぼった。白シャツ姿の屈強な男たちが、無抵抗の若者をこん棒でなぐり続ける映像は、香港市民に衝撃を与えた。

 香港メディアによると、逮捕された十二人は暴力団関係者だった。香港では、警察が暴力団の暴行を黙認した、あるいは警察が暴力団を使ってデモ隊を攻撃させたとの見方が広がる。

 「なぜ警察は何もしなかったのか」。張さんの疑問に、夫は「警察は正しい」「デモ隊は殴られて当然だ」と不機嫌に応じた。張さんは「警察はプライドが高く、間違いを認めない。十九歳から警察官の夫もそうなのだろう」と推し量る。

 「人間性を信じるか、(警察などの)システムを信じるか」。この事件をきっかけに鮮明になった夫との違いについて、張さんはこう表現する。「以前は政治的なことは家庭内であまり話さなかったが、(一連の抗議活動に対する)警察の暴力はあまりにひどい」。九歳と五歳の子どもに話題を向け、「抗議活動が普通にでき、正義の通じる社会で生きてほしい」と話す。

「警察の暴力は許せない」と話す張さん=いずれも中沢穣撮影

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 この事件以降、デモ隊は警察に怒りの矛先を向け、「平和的なデモでは政府は動かない」と過激な手段もいとわなくなった。デモでは「黒警」とシュプレヒコールがあがる。「黒」にはヤクザの意味もある。一方の警察もデモ隊を「ゴキブリ」と罵(ののし)り、強硬姿勢を一段と強めた。

 先鋭化するデモ隊と警察・政府との対立を巡り、香港社会は二色に割れている。デモ隊支持を意味する「黄」と親政府の「青」だ。黄色は二〇一四年に民主化を求めた雨傘運動の際に使われた黄色い傘、青色は運動に反対した人が着けた青いリボンに端を発するといわれる。

 企業やメディア、飲食店も色分けされ、青と見なされればデモ隊の攻撃を受ける。攻撃の対象は、中国系の銀行や企業にとどまらない。米コーヒーチェーン大手・スターバックスや日系の元気寿司も、香港での運営会社が青とみなされ、一部の店舗が破壊された。

 祖父母の代から香港に住む張さんの親族も「口論になるのを避けるため、集まる回数が減った。集まるときは、黄と青の人が別々のテーブルに座る」(張さん)という。飲食店など公共の場で政治の話題を避ける市民も増えた。

 親中派でありながら香港政府を批判してきた立法会(議会)議員、田北辰(でんほくしん)氏は「香港の人々は物事の道理ではなく、黄か青かでしか物事を判断できなくなった」と嘆く。デモ隊と警察、市民と政府、香港と中国など深い亀裂があちこちで生じている。田氏は「香港社会のすみずみにまで毒が回ってしまった。先が見通せない」と付け加えた。

 ◇ 

 犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案に、香港市民は激しい拒否反応を引き起こした。抗議活動は四カ月が過ぎても終息が見えず、香港は分断の痛みに苦しむ。背景を探った。

 (この連載は中沢穣が担当します)

164チバQ:2019/10/28(月) 22:54:08
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102402000134.html
<引き裂かれた香港>(中)若者を問題視 批判精神、再教育の動き

2019年10月24日 朝刊


18日、香港大のキャンパスで行われた抗議集会で、携帯電話のライトをともす中高生ら=中沢穣撮影

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 先週末、香港大のキャンパスで開かれた中高生らの集会で、九校の約五百人が「革命の時だ」と声を張り上げた。こうした小規模な集会が週末ごとに香港のあちこちで開かれている。

 「香港の自由が失われるのは本当に怖い」。高校三年の女性(18)は、将来への強い不安を口にする。会場には中学生の姿も多い。

 彼らの間には、中国共産党の一党独裁に飲み込まれることへの恐怖がある。特に六月以降、市民の声を力でねじ伏せようとする香港政府に対し、中国政府が支持すると明確にしたことでその思いは一層強まった。

 何度もデモに参加してきたという女性は「私たちはここで何十年も生きていく。いま声を上げないと手遅れになる。自由が失われてからでは抗議もできない」と焦燥感を示す。多くの学校で、週一回の授業ボイコットや学校を取り囲む「人間の鎖」などが続く。

 しかし中国政府には、こうした若者の姿は一九九七年の香港返還以降の教育が失敗した結果と映る。やり玉に挙げるのは、二〇〇九年に高校の必修となった「通識教育」だ。日本の「公民」に近いが、詰め込み式教育からの脱却を掲げ、貧富の格差や人権、環境などについて考えさせる内容という。

 共産党機関紙、人民日報(電子版)は、中国ではタブーの天安門事件なども扱う通識教育が「中国を醜く描き、対立をつくる内容を含む」と批判。愛国心を育む「国民教育」の不在も問題視する。

 中国青年報(同)も「批判精神には限度がある。(共産党の統治など)基本的な国策は疑問を許さない」と訴え、「香港の教育は大陸と『ドッキング』していない」として大陸のような厳格な統制が必要との考えを示す。香港では親中派の立法会(議会)議員らが、通識教育の見直しを模索する動きも出ている。

 国民教育は香港政府が一二年に導入しようとしたが、共産党賛美の内容が中高生の反発を招き、撤回に追い込まれた。抗議運動を主導した中高生団体「学民思潮」のスポークスマンだった張秀賢(ちょうしゅうけん)氏(25)は、抗議活動について「中国政府は香港の主権が戻っても人の心が戻らないと焦り、香港に圧力をかけすぎたことが背景にある」と話す。

 張氏は「十年ぐらい前は香港市民の『中国人意識』は今より強かった。(〇八年の)北京五輪で中国人選手に声援を送った記憶のある若者は多い」と振り返る。しかし、国民教育の導入失敗に加え、反中国的な本を扱う書店経営者の失踪などもあり、香港市民の心は大陸から離れていった。香港大の六月の調査では十八〜二十九歳の2・7%が「自分は中国人」と答えた一方、「香港人」は75%で返還以来最も高かった。

 デモに参加した若者らは、通識教育の影響は小さいと異口同音に話す。張氏も「感情は教育よりも日々の経験や生活で養われる」と反中国感情の高まりは教育のせいではないと考える。その上で「反中国感情が強い現状では、愛国心を植え付ける教育を導入しても逆効果だ」と話した。

165チバQ:2019/10/28(月) 22:54:33
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102502000136.html
<引き裂かれた香港>(下)勇武派 覚悟の抵抗 応じぬ政府

2019年10月25日 朝刊


20日、香港・九竜半島の警察署前で、警察が発射した催涙弾を投げ返すデモ参加者

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 香港・九竜地区の繁華街で二十日夕、三十五万人(主催者発表)が参加したデモが終わりに近づくと、全身黒ずくめの「勇武派」と呼ばれる若者たちがあちこちで道路のレンガをはがし、ごみ箱などでバリケードを築き始めた。警察は放水車で若者を追いかけ回し、催涙弾を放つ。催涙ガスの白い煙が街を覆い、ファストフード店の中でも飲食客が激しくせき込んでいた。

 「催涙弾はいくつ消してきたか分からない。手袋をして投げ返すこともある」

 ひょろりとした長身で茶髪の大学二年の男性(19)は、警察と対峙(たいじ)する勇武派の一人だ。ガスマスクやヘルメット、マスクを装着し、互いの身元を知らないことも多い。香港メディアは勇武派は約二千人と推測するが、男性は「一、二万人くらいではないか」と話す。

 男性は七月以降、催涙弾やゴム弾を防ぐための盾を持って最前線に立つ。足が速いため、他の参加者と相談してこの役割になったという。警官に警棒で殴られたり、催涙弾の直撃を受けたこともある。「もちろん怖い。警察に追い掛けられる夢でよく目が覚める」。逮捕されそうになり、間一髪で逃れた経験もある。

 なぜ過激な手段もいとわないのか。男性は「(香港返還から)二十二年間、平和的なデモが行われてきたが、何も得られていない」と話す。香港政府のトップを選ぶ行政長官選挙では、普通選挙が実現しないばかりか、中国の介入で権利や自由が奪われていくと感じる。銀行や地下鉄を破壊したときも「強い怒りからやった。家に帰ってテレビをみてもやりすぎたと思わない」と振り返る。

 デモ参加者には「各自の努力で山を登ろう」というスローガンがある。同じ頂上を目指すが、それぞれの登る道は自分で決め、互いに尊重するという意味だ。

 元警察官の女性、邱〓珊(きゅうぶんさん)さん(36)は「和理非(平和、理性、非暴力)」を掲げる穏健派で、七月に十年以上勤めた警察に辞表を出し、十一月下旬の区議選に立候補した。区議選は一人一票で選ばれ、香港で最も民主的な選挙とされる。市民への暴力を加速させる警察に「失望した」と話し、勇武派の行動にも一定の理解を示す。

 邱さんは「(抗議デモの発端となった)逃亡犯条例改正案は四月から反対の声が上がっていた。政府は早い時期から耳を傾けるべきだった」と憤る。

 だが林鄭月娥(りんていげつが)行政長官に市民の訴えに応じる気配はない。十六日の施政方針演説は、デモ参加者の要求にはほとんど言及せず、公共住宅の拡充などに終始。香港英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは一面の見出しで「政治を住宅の問題にすり替えた」とこき下ろした。

 十月に入り、警察の発砲でいずれも十代の二人が重傷を負う事態も起きた。勇武派の男性は言う。「最初は恐ろしかったが、今は覚悟を決めた。まだ耐えられる。絶対に引かない」。抗議活動は五カ月目に入ったが、なおも出口が見えない。 (香港で、中沢穣、写真も)

※ 〓は、さんずいに文

166チバQ:2019/10/28(月) 22:55:15
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102102000107.html
庶民派 強まる保守色 インドネシア・ジョコ大統領

2019年10月21日 朝刊


20日、ジャカルタで、就任式で宣誓するインドネシアのジョコ大統領=AP

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 【バンコク=北川成史】四月のインドネシア大統領選で再選を果たしたジョコ・ウィドド大統領(58)が二十日、首都ジャカルタで二期目の就任式に臨んだ。任期は五年で、憲法規定で三選はできないため締めくくりの任期となる。人口二億六千万人のさまざまな民族が暮らす地域大国で、国是の「多様性の中の統一」を守りつつ民主主義を推進できるか、課題は少なくない。

 就任式でジョコ氏は「能力を尽くし、できる限り公平な方法で、大統領の職務を果たす」と誓い、「二〇四五年までに先進国入りを目指す」と述べた。十日に治安担当の閣僚が刺される事件が起きたため、軍や警察から三万人以上が配置される厳戒下の式典となった。

 同国東部ニューギニア(パプア)島では八月以降、パプア人らのデモが頻発。九月には暴動に発展し、約三十人が死亡した。パプア人への差別的発言を伝える情報の拡散が発端とされるが、長年の独立運動が激しくなる恐れがある。

 ジャカルタなど主要都市でも九月以降、汚職捜査機関の権限を弱める法改正に抗議するデモが続いた。参加者らは、大統領への不敬を刑罰対象とし、婚前交渉の禁止を盛り込んだ刑法改正案にも反発した。

 庶民出身でイスラム穏健派のジョコ氏だが、今回の大統領選で保守層に浸透するため、副大統領候補に国内最大のイスラム団体の指導者マアルフ・アミン氏を選んだ。法改正にはジョコ氏の強権化と保守層の影響力拡大の思惑がちらつく。

 ジョコ氏は政権基盤である与党連合の拡大を図り、大統領選で戦った元陸軍幹部プラボウォ氏が党首を務める野党との連携も探る。

 シンクタンク「インドネシア経済改革センター」のモハマド・ファイサル氏は「一期目より多くの政党が政権に加わり、ポストの要望に応えるため、閣僚に専門家が少なくなる」と政策能力の低下を懸念する。

 日本貿易振興機構アジア研究所の川村晃一主任研究員は「法改正でジョコ氏は支持基盤だった市民社会グループの意向を無視する態度を取った。エリートとの関係を重視し続ければ、『庶民派』のイメージは失われ、後ろ盾だった世論の支持は低下し、政権運営は困難に直面する」と指摘する。

167チバQ:2019/10/29(火) 17:36:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102800957&g=int
韓国首相、在職最長を更新=次期大統領候補で存在感-知日派李氏
2019年10月28日17時55分

28日朝、ソウル市内の政府庁舎に出勤時、記者団の取材に答える韓国の李洛淵首相(右)=首相室提供
28日朝、ソウル市内の政府庁舎に出勤時、記者団の取材に答える韓国の李洛淵首相(右)=首相室提供

 【ソウル時事】韓国の李洛淵首相(66)は28日、在職日数が881日となり、1987年の民主化以降、最長を記録した。国会答弁の安定感に加え、最近は安倍晋三首相と会談するなど外交でも存在感を発揮。次期大統領候補として取り上げられることも増え、動向に関心が高まっている。
韓国の若者は日本のバイトに耐えられるだろうか〜韓国人と日本人の違い〜【崔さんの眼】

 李首相は28日朝、記録更新の感想を問う記者団に対し、「生活が困難な方々は依然、困難なままだ。心が痛む」と語った。国内経済の低迷で文在寅政権の失策に批判が強まっていることを念頭に、「低姿勢」で問題解決に取り組む考えを強調した形だ。
 国会議員を4期務め、全羅南道知事を経て、首相に就任した李氏は、大手紙・東亜日報で東京特派員も経験した知日派。今月22日には即位の礼に合わせて訪日し、元徴用工問題で悪化した日韓関係改善に向け、安倍氏と会談。文大統領の親書を手渡した。
 次期大統領候補に関する最近の世論調査では、最大野党「自由韓国党」の黄教安代表を抑え、22%でトップ。文氏の側近・チョ・グク前法相らめぼしい人材にスキャンダルが相次ぐ中、2022年3月の次期大統領選に向け、「相対的に有利な位置にある」(ハンギョレ新聞)。

168名無しさん:2019/10/30(水) 03:51:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000068-mai-int
香港当局が民主活動家・黄之鋒氏の出馬不許可 デモ激化の恐れ
10/29(火) 19:31配信毎日新聞
香港当局が民主活動家・黄之鋒氏の出馬不許可 デモ激化の恐れ
黄之鋒氏=香港で2019年8月30日午後6時10分、福岡静哉撮影
 香港当局は29日、11月24日に投開票予定の区議選(地方議会選)に出馬を届け出た民主活動家、黄之鋒(こう・しほう)氏(23)の立候補を不許可とした。当局は、黄氏が属する政治団体の主張が「香港独立」を選択肢に含んでおり、香港を中国の一部と定めた香港基本法に反するとして黄氏の届け出を無効と判断した。香港紙によると、黄氏以外の候補者は全員、出馬の許可を受けている。今後民主派が反発を強め、デモがさらに激化する恐れがある。国際社会からの非難も強まりそうだ。

 黄氏は、民主的な選挙制度を求めた2014年の大規模デモ「雨傘運動」で学生リーダーを務めた。当局の不許可決定を受け29日、「政治的な権利を奪われた」と当局を強く非難。「より多くの香港人が抗議に参加するだろう」と述べた。

 香港当局は16年の立法会(議会)選挙で候補者に対する新たな審査制度を導入し、急進的な反中派6人について「香港独立を主張している」と認定。出馬を不許可とした。その後の選挙でも同様の措置を続けたが、今回は急進的な勢力にも出馬を認めており、欧米でも知名度がある黄氏を「狙い撃ち」した形だ。

 黄氏が幹部を務める政治団体「香港衆志」は「香港の将来は香港人自身が決定すべきだ」と一貫して主張。黄氏は当局の照会に対し、その意味について「香港独立は主張していない」などと説明していた。一方で中国共産党寄りの香港紙は、黄氏の出馬を不許可にすべきだとの論陣を張っていた。

 区議選は原則的に「1人1票」の普通選挙で行われ、香港では最も民主的な選挙。民主派は抗議デモで追い風を受けている。政府はデモの激化で投票が実施できない場合に備え、選挙の延期や中止も検討する。今回の処分でデモがさらに激化する恐れがあるが、デモ隊には「民主派勝利のチャンスなので選挙を妨害すべきではない」(20代男性)との意見も根強い。【台北・福岡静哉】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000142-jij-cn
香港区議選、黄之鋒氏を排除=「雨傘運動」元リーダー
10/29(火) 19:28配信時事通信
香港区議選、黄之鋒氏を排除=「雨傘運動」元リーダー
香港民主派の「雨傘運動」元学生団体リーダー、黄之鋒氏=9月3日、台北
 【香港時事】11月24日に行われる香港区議会(地方議会)選挙について、選挙管理委員会は29日、2014年の「雨傘運動」元学生団体リーダー、黄之鋒氏(23)の立候補を認めないことを決定した。

 黄氏がフェイスブックで明らかにした。香港メディアによると、選管幹部は黄氏の「香港独立」志向を排除の理由とし「香港基本法に反する」などと述べた。

 区議選をめぐっては、民主派や6月以降のデモ参加者を含めた1000人超が立候補し、ほぼ全員が出馬資格を得た。政治信条を理由に立候補を許可されなかったとみられるのは黄氏のみで、この決定には「民主派勢力の台頭を恐れた中国政府の思惑が働いた」との見方が出ている。黄氏は「北京の権力が隅々まで入り込み、香港の不公正な選挙をハンドリングしていることが示された」と批判した。

169チバQ:2019/10/30(水) 18:15:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000023-asahi-brf韓国向けビール輸出99.9%減 「不買運動」影響か
10/30(水) 11:39配信朝日新聞デジタル
韓国向けビール輸出99.9%減 「不買運動」影響か
ソウルにあるスーパーは日本産ビールの販売中止の知らせを掲げた=7月6日
 財務省が30日発表した貿易統計の確報によると、9月の韓国向けビールの輸出金額は前年同月より99・9%減った。92・2%減だった8月より減少幅が広がった。

【写真】財務省の看板=東京都千代田区

 日本から韓国への化学3製品の輸出規制の強化に反発し、韓国で激しさを増す日本製品の「不買運動」が影響したもようだ。

 日本のビールは韓国で人気を集めてきた。昨年9月の韓国向けビールの輸出金額は7億8485万円だったが、今年9月は59万円に激減した。8月も大幅に減っていたが、5009万円と1千万円台は維持していた。

170チバQ:2019/10/31(木) 11:05:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000148-jij-cn
林鄭長官の支持、過去最低に=「更迭論」再燃も-香港
10/30(水) 21:55配信時事通信
林鄭長官の支持、過去最低に=「更迭論」再燃も-香港
記者会見する香港政府トップの林鄭月娥行政長官=29日、香港(EPA時事)
 【香港時事】反政府抗議活動が長期化する香港で、政府トップである林鄭月娥行政長官の不人気ぶりに拍車が掛かっている。

 民間団体の香港民意研究所が29日に発表した世論調査によると、林鄭氏の支持度は20.2点と、歴代の行政長官を含めて過去最低を更新した。

 林鄭氏をめぐっては、一部報道で中国政府が更迭を検討していると伝えられた。同氏は29日の記者会見で、「中央(中国)政府は、私や香港政府を支持している」と述べ、報道を否定したが、林鄭氏の支持がこのまま回復しない場合、更迭論が再燃する可能性もある。

 世論調査によると、林鄭氏の支持度は今月16日に実施した前回調査から2.4ポイント下落した。抗議活動を支持する市民は、デモ隊に対する警察の実力行使を許容している林鄭氏に反発する一方、活動に反対する市民は、問題の長期化を許した林鄭氏に不満を募らせている格好だ。

171チバQ:2019/11/04(月) 16:07:35
https://www.jiji.com/jc/v4?id=20191016sai0001
韓国の若者は日本のバイトに耐えられるだろうか〜韓国人と日本人の違い〜【崔さんの眼】


ジャーナリスト・崔 碩栄
日本のコンビニ=東京都足立区【時事通信社】
日本のコンビニ=東京都足立区【時事通信社】

 韓国で時折、話題となる話に「日本ではコンビニのバイトだけでも生活できると聞いた。日本に行ってフリーター生活をしてみたい」というものがある。

 恐らくは、日本のドラマや映画の中に登場した日本のフリーターの生活を見た若者が、漠然と考えて口にしてみただけのことだろう。

 ◇バイト生に寛大

 だが、韓国の若者たちが誤解していることがある。韓国のコンビニのバイトと日本のコンビニのバイトは全く違う仕事で、違う環境だという点についてだ。

 この8月から3週間ほど、ソウル市内に滞在した。ある日の夜、コンビニに出かけた。コンビニに入ると同時に目に入ってきたのは、夜間バイト生がカウンターの中でスマホゲームに興じている姿だった。

 韓国のコンビニはバイト生の行動に寛大(?)だ。韓国を訪問したことがある人なら、一度くらいはコンビニのバイト生がカウンターの中で英語のテキストを広げて勉強していたり、スマホを使い、SNSで誰かとひっきりなしにやり取りをしたりしている姿を目撃したことがあるだろう。

 そして、それを見て「そんなことしていてもいいのか?」と驚いたり、勤務態度にイラッとしたりした人もいるかもしれない。

 だが、実のところ、バイト生だけを一方的に責めることもできない。なぜならば、韓国は一般的に「その程度」は大目に見てくれる社会だからだ。

 もちろん、ルール上は勤務中のそのような私的行動は禁止されているが、客がいないとき、そして業務に支障を来さなければ、たいていの店主たちは、目をつむって許容してくれる。

 ◇給与は安くない

 問題は、実は彼らの給与は安くない、という点だ。

 現在、韓国の最低時給は8350ウォン。円に換算すると約750円だが、韓国には週15時間以上働く勤労者には週1回、1日分の給与を保障しなければならない「週休手当」という法律がある。

 例えば、平日に週3日、1日6時間の勤務(週18時間)をする人の場合、1週間当たり1日分の給与に相当する手当が約束されており、実際に働くのは3日だが、4日分の給与を受け取れることになる。

写真はイメージです【時事通信社】
写真はイメージです【時事通信社】

 つまり、最低時給で考えてみても、1週間に受け取るのは、時給8350ウォン×6時間×4日=20万ウォン。実際に働くのは18時間だから、時給換算すると約1万1110ウォン(約1000円)になる。

 10月から適用された東京の最低賃金(1013円)と比較しても遜色ない。

 韓国のコンビニでバイト経験がある若者が、厳格な勤務態度が求められる日本のコンビニでのバイトに、簡単に適応することができるだろうか。

 受け取る給与はほとんど変わらないのに、勤務時間中のスマホの利用は禁じられ、勉強することはもちろん、座っていることすら許されない日本のコンビニで。

172チバQ:2019/11/04(月) 16:07:45
 ◇ストレスにさらされる

 容易なはずがない。人は現状よりも、自分の行動が制約され、干渉されることにストレスを感じずにはいられない。

 中には外国での生活経験を肯定的に捉え、そこのルールを受け入れ、誠実に仕事をする人もいるだろうが、多くの韓国の若者にとって、日本社会のルールにのっとり、制約を受けて仕事をすることは、少なくないストレスにさらされることになる。

 もし、韓国と日本の時給の差が大きければ、ある程度我慢することはできるかもしれないが、現状のように賃金の差がほとんどないのであれば話は違う。

 日本において、今や外国人労働者の数は少なくない。途上国から来た労働者にとって、日本の賃金が自国で得られる収入に比べ高額であることは、彼らにとって大きなモチベーションだ。彼らは、そこの労働環境に適応し、働き続けるために、多少のストレスには耐えることを選ぶかもしれない。

 だが、最低賃金が日本とほとんど変わらない韓国の若者が、日本でフリーター生活をしてみたいと考えるなら、まず仕事に臨む考え方と姿勢を変えることが必須になるだろう。

 (時事通信社「金融財政ビジネス」より)

◆〔崔さんの眼〕バックナンバー◆

【筆者紹介】
 崔 碩栄(チェ・ソギョン) 1972年生まれ、韓国ソウル出身。高校時代から日本語を勉強し、大学で日本学を専攻。1999年来日し、国立大学の大学院で教育学修士号を取得。大学院修了後は劇団四季、ガンホー・オンライン・エンターテイメントなど日本の企業に勤務。その後、フリーライターとして執筆活動を続ける。著書に「韓国人が書いた 韓国が『反日国家』である本当の理由」「韓国人が書いた 韓国で行われている『反日教育』の実態」(ともに彩図社)、「『反日モンスター』はこうして作られた」(講談社+α新書)、「韓国『反日フェイク』の病理学」(小学館新書)など。

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173チバQ:2019/11/04(月) 16:13:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191103-00000012-mai-int
平和なデモは無意味 破壊に走る香港「勇武派」
11/3(日) 11:00配信毎日新聞
平和なデモは無意味 破壊に走る香港「勇武派」
立法会(議会)に突入した大勢の若者ら=2019年7月1日午後11時2分、福岡静哉撮影
 香港で6月から続く政府への抗議活動では、「勇武派」と呼ばれる一部の若者らが破壊活動や放火など暴力的な行動をエスカレートさせても孤立しておらず、運動は失速の兆しを見せていない。その理由はどこにあるのか。6月以降の現場取材を振り返ると、市民の結束を促す「スローガン」にそのヒントがありそうだ。【台北特派員・福岡静哉】

【写真特集】「勇武派」の破壊行為

 ◇「平和的なデモは役に立たない」

 7月1日夜、私は香港の立法会(議会)前にいた。若者らが鉄パイプや鉄製の台車などを使ってガラス製の庁舎外壁を壊していた。午後9時ちょうど。北側の扉がこじ開けられ、内部に若者らがどっと流れ込んだ。私も後を追った。若者らは歴代議長の肖像画をたたき破り、ガラスをたたき割り、内部を徹底的に破壊した。

 この時、マスクで顔を隠した若者に取材した。「なぜこんなことをするのか」。私の問いに若者はこう答えた。「こうした(暴力的な)行為がよくないのは分かっている。だが、平和的なデモをしても政府や立法会はまるで要求に耳を貸さなかった」

 議会内部の柱には、こんな殴り書きがあった。「平和的なデモをしても意味がないと教えてくれたのはお前たちだ」。「お前」は政府や立法会の親中派といった体制側の勢力を指している。

 デモの引き金になったのは、香港で拘束した容疑者を中国当局に引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」改正案。6月9日に103万人(主催者発表)が参加する大規模な反対デモが起きたが、政府はこれを無視し、立法会での成立を急いだ。改正案の審議が予定された6月12日、若者らが立法会を取り囲み、審議を阻止した。

 政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は15日の記者会見で改正案の審議を「延期する」と表明したが、撤回はしなかった。これに憤った市民は、約200万人参加(主催者発表)という空前絶後の大規模デモを開催した。それでも林鄭氏は撤回を表明しなかった。

 7月中旬ごろから、デモ現場で取材すると多くの市民が勇武派に理解を示すようになっていた。「暴力には賛同できないが、『平和的なデモは役に立たない』という若者たちの主張は理解できる」「どんな大規模デモをしても政府は無視するから、『平和的なデモに徹するべきだ』と若者たちを説得できない」。市民の声に耳を貸さない林鄭氏の態度が、勇武派の「平和的なデモをしても意味がない」との主張に説得力を与えたようだ。

 デモ隊が6月から掲げる「5大要求」は、①逃亡犯条例改正案の完全撤回②警察の暴力的な取り締まりの是非を検証する独立調査委員会の設置③デモを「暴動」と認定したことの取り消し④拘束されたデモ参加者全員の釈放⑤林鄭行政長官の辞任――だった。

 だが7月ごろから、5番目が「普通選挙の実現」へと変化した。複数のデモ参加者は私に「親中派に有利な選挙制度自体を変えなければ意味がないから」と説明してくれた。林鄭氏が辞任しても、親中派が多数を占める選挙委員1200人によって再び親中派の行政長官が選ばれるのは目に見えているからだ。

174チバQ:2019/11/04(月) 16:13:55
 ◇「各自の努力で山に登ろう」

 香港のデモ隊は、過激な暴力も辞さない少数の「勇武派」と、「和理非(平和、理性、非暴力)」を掲げる大多数の平和派に大別される。両派の間で7月初旬ごろから急速に広がったスローガンが「各自の努力で山に登ろう」だ。「それぞれ手法は異なるが、同じ目的に向かって山に登る」という意味がある。

 平和派と勇武派の「結束」を裏付ける調査がある。香港中文大など香港の4大学は6月以降、12カ所のデモ現場で6000人以上から聞き取り調査を実施した。その結果、「両派が協力してこそ最大の効果が得られる」と回答した人が多数を占めた。「和勇同心長期抗争」(平和派と勇武派が心を合わせ、長く闘おう)。デモの現場には両派の結束を呼び掛ける懸垂幕もたびたび登場している。

 香港中文大などの調査に加わっている嶺南大の袁瑋熙助教は、2014年に民主的な選挙制度を求めた「雨傘運動」と比較し「雨傘運動の勢いが衰えた要因には、平和派と勇武派の対立があった。今年のデモは、市民が5年前の経験から無意識に学んだのではないだろうか」と指摘する。

 政府は世論の支持が離れ、勇武派が孤立するシナリオを描く。林鄭氏は「共に暴力を非難し、暴徒とは関係を絶とう」と市民に繰り返し、呼び掛けてきた。だが世論の批判はデモ隊ではなく、暴力的なデモ取り締まりを強める警察に向かう。香港紙「明報」が8月中旬に実施した世論調査によると、警察の暴力が行きすぎだと考える人が67%だったのに対し、デモ隊の暴力を行きすぎだと答えたのは39%にとどまった。

 勇武派の過激な行為は9月以降、エスカレートする一方だ。「親中」とみなした企業の店舗や地下鉄駅の破壊を繰り返し、親中派議員の事務所に放火し、機動隊員には火炎瓶を相次いで投げつける。10月中旬には若者が警察官の首を刃物で切りつける事件も起きた。こうした行為は既にデモから逸脱した明らかな違法行為だ。

 これに対し警察は9月末から、実弾発砲を含む武器使用基準を緩和。10月1日には高校生(18)が機動隊員に左胸を撃たれ、一時重体に陥った。再び世論の批判は警察に向き、今やそれは「憎悪」とも言えるレベルにまで達している。また5日には林鄭氏が非常事態法に当たる「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動して立法会の承認なしに覆面禁止法を施行したため、政府への反発もこれまで以上に強まっている。20日のデモは警察が不許可とし「違法」となったにもかかわらず、主催者発表で35万人の市民が平和的なデモに加わった。勇武派に批判の矛先が向きそうになる度に、政府・警察が市民の怒りを買う行動に踏み切っている印象すらある。

175チバQ:2019/11/04(月) 16:14:06
 ◇「死なばもろとも」

 勇武派の手法がデモ隊の間で一定の“戦略”と位置づけられる中で、平和派から勇武派へと「転身」を遂げる若者が後を絶たない。

 最前線で破壊活動に加わる勇武派、フランシスさん(22)が10月中旬、九竜半島のデモ現場で取材に応じた。「フランシス」は英語名だ。覆面のすき間から時折のぞく目元にはまだあどけなさが残る大学生。「もともと、平和的なデモにしか参加したことがなかった」と言う。

 7月1日の立法会突入に加わった勇武派は数百人程度だったとみられる。だがデモの激化に伴い、勇武派の人数は日増しに膨らんだ。フランシスさんの知人や友人も次々と最前線に行き始めた。「多くの仲間たちが逮捕されても勇気をもって恐れず最前線に行っている。私も前に出て闘わなければならないと覚悟を決めた」

 暴力的な行動を敢えて取る狙いについて聞くと、フランシスさんはこう説明した。「100万人、200万人がデモをしても政府は逃亡犯条例改正案を撤回しなかった。だが勇武派の過激な行動が圧力となって政府を追い込み、逃亡犯条例改正案の撤回表明を勝ち取ることができた。平和的なデモだけでは撤回表明はなかっただろう」。政府は9月4日に改正案の撤回をようやく表明し、10月23日に立法会で撤回の手続きを終えた。

 フランシスさんはとても流ちょうな英語で取材に応じた。1997年まで英国の植民地だった香港でも英語をきちんと話せる人は多くない。フランシスさんは授業をすべて英語で行う中学・高校を卒業したという。勇武派には、こうしたエリート層が一定の割合でいるとみられる。

 「5大要求、なかでも民主的な選挙制度を勝ち取れるまでデモは絶対にやめない」。フランシスさんはこう強調する。だが選挙制度の変更には中国側の承認が必要だ。その点を問うとこんな答えが返ってきた。「政府側が要求に答えないなら一緒に死ぬだけ。攬炒(ランチャオ)だ」

 攬炒は「死なばもろとも」という意味の広東語で、勇武派の合言葉だ。香港は今も、中国にとって極めて重要な金融センターであり、世界からの投資を受け入れる玄関口の役割を果たしている。香港の街が破壊されれば、中国経済にもダメージが及ぶ。香港という街そのものを「人質」に取った形だ。この決死の覚悟に魅了された若者が次々と勇武派に転身している。最近では低年齢化が進み、12歳を含む10代の逮捕者が相次ぐ。

 デモ隊の結集を促すスローガンが次々と生まれ、終わりなく続く抗議活動。政府もデモ隊も出口が見いだせないまま、勇武派と警察の衝突は激化の一途をたどっている。

176チバQ:2019/11/04(月) 16:46:15
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/556677/
揺らぐ 「スー・チー信奉」 ミャンマー総選挙まで1年 続く民族紛争、経済低迷に落胆 市民「彼女は好きだが政権は…」
2019/11/4 13:01
西日本新聞 国際面 川合 秀紀
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アウン・サン・スー・チー氏のグッズが並ぶNLD本部前の売店。売れ行きは「以前と変わらず好調」という=10月23日、ヤンゴン


 ミャンマーが半世紀続いた軍人支配を脱し、政権交代を果たした2015年11月の総選挙から4年。この間、民主化の象徴として政権を事実上率いてきたアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(74)にとって初の本格的審判となる総選挙が1年後に迫る。前回総選挙で国民の熱狂的な支持を得たスー・チー氏だが、近年はイスラム教徒少数民族ロヒンギャの難民問題など国際社会から批判を浴びる場面が目立つ。国民は今、何を思うのか。スー・チー氏支持者の多い最大都市ヤンゴンを歩いた。

 クラクションが鳴り響く下町の交差点。昼下がり、ヤンゴン名物のサイドカー付き自転車「サイカー」運転手ピャージーさん(40)は客待ち中だった。そばにビール缶が2本。少し酔っていた。「何でも聞いてくれ。軍政時代は外でこんな話はできなかったけどね」

 この道20年。1日の収入は1万チャット(約710円)。ひと頃より半減した。グラブなど国外のタクシー配車大手が参入したからだ。5人の子どもを抱え、生活は苦しい。末娘はまだ3歳だ。郊外にある自宅は遠く、ほぼ毎日、路上に簡素な幕を張っただけの待機所で寝起きする。時折、巡回の警官から蹴られる。

 「スー・チーさんはもちろん大好きさ。国のためにずっと頑張ってくれたからね」。だがスー・チー氏率いる与党国民民主連盟(NLD)は「全然好きじゃない。軍や警察が国民をいじめる政権は民主主義じゃない」。選挙に行くかどうか分からない、と語った。

 蒸した芋や豆が絶品の屋台店主チョウイーさん(50)は、スー・チー氏の父で「独立の英雄」と呼ばれるアウン・サン将軍の故郷、中部マグウェイ出身。熱烈なNLD支持者だ。来年の選挙も「NLD候補者に投票する」と決めている。

 だが不満は隠さなかった。1日の収入は1万数千チャット。「NLD政権になって(道路の不法使用のため)屋台の取り締まりが増えた。生活も厳しい。NLDに言いたいこと? 言ってもどうにもならないよ」

 経済成長率は軍政時代より鈍化し、物価は逆に3割程度上がった。政権交代の“成果”を庶民が実感しているとは言い難い。14年からミャンマーで暮らすジャーナリスト北角裕樹さん(43)は「NLD政権を誕生させたのは『とにかく軍人支配を変えてくれ』という庶民の期待だった。だが今回は具体的な成果が問われる。スー・チー人気はまだ高いが、前回のような熱気はない」とみる。

177チバQ:2019/11/04(月) 16:46:27
  ■    ■

 9月24日、ヤンゴンのホテルで“事件”は起きた。アウン・サン将軍の人生を描く映画の制作発表が行われ、スー・チー氏が出席した。その式典のさなか、彼女の顔に緑色のレーザー光線が照射されたのだ。

 誰が、何のために行ったのか、いまだ不明だ。だが背景として取りざたされるのは「(1948年の)独立以来、政府と紛争が続く少数民族との和平交渉が進まず、スー・チー政権になってむしろ状況が悪化していることへの不満」(ミャンマー人記者)だ。

 アウン・サン将軍は独立に際し、少数民族の自治権を認め、多数派のビルマ族との平和的共存を目指したが、果たさぬまま暗殺された。少数民族の一つ、カチン族出身の団体職員(48)は「将軍はビルマ族の英雄かもしれないが、私たちの英雄ではない」と言い切る。政権は少数民族地域にアウン・サン将軍の像建設を進めるが、これも最近、各地で反対の動きが相次ぐ。

 市民団体が7月行った世論調査によると、スー・チー氏への信頼度はヤンゴンなどビルマ族地域では78%に達したが、少数民族地域では49%にとどまる。次の総選挙でNLDが前回のように圧勝するのは困難との見方が大勢なのは、少数民族地域での苦戦が予想されるためだ。

   ■    ■

 「私はアイドルを失った」

 人権活動家で人気テレビ番組の司会も務めるティンザーシュンレイイさん(27)は昨年末、一部メディアにスー・チー氏批判を公言した。10代からスー・チー氏に憧れ、人生の目標にした。「次世代のスー・チー」と称された彼女の発言は注目を集めた。

 弾圧に屈せず、民主化や少数民族の和平を訴え続け、国際社会から称賛されたスー・チー氏。しかし長年ミャンマー国籍が認められずに不法移民扱いされてきたロヒンギャが17年、難民として大量に隣国に逃れ国際問題となったのに、スー・チー氏の動きは鈍い。

 ティンザーシュンレイイさんは昨年5月、当局の許可がないまま民族和平を訴えるデモを行い、起訴された。「スー・チー氏が自ら訴えていた民主主義の本質と違うことを行う以上、応援してきた私は批判者にならざるを得なかった」

 批判を公言した後、下品な言動など多くの嫌がらせを受ける。「不満はあっても『もし彼女がいなくなったら国がダメになる』とみんな思っている」。そして、こう漏らした。「彼女ほどの英雄はこの国にはいない。それも事実。私も本当は応援しているんです」

 批判者でさえ、スー・チー氏以外に国を束ねる人材がいないと語るミャンマーの現実。スー・チー氏と並ぶ民主化運動の指導者で約20年間拘束された経験がある活動家ミンコーナイン氏(58)はNLD政権発足時の16年春、メディアに「人々がスー・チー氏だけに頼ると、いずれ問題が起きる」と語っていた。

 予言は当たったのかと尋ねると「まだ間に合う」とだけ返した。そして次の総選挙へ向け、全国の若者と政治について語り合う活動を進めると、力を込めた。

 「私たちの世代が民主化運動でどれほど犠牲になったかという歴史は、若い世代はもう知らなくていい。その代わりどんな政党を選んでもいいから、自分で考えて選挙に行ってほしい」 (ヤンゴンで川合秀紀)

 ●与党NLD 議席維持困難か 次期総選挙、憲法改正が争点に

 ミャンマー議会は上院(定数224)、下院(同440)とも任期5年。次の総選挙は2020年11月初めにも予定される。憲法の規定上、上下両院とも25%は国軍が指名する軍人に割り当てられるため、残る4分の3を選挙で争う仕組みだ。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相率いる与党国民民主連盟(NLD)がどれだけ議席を維持できるかが焦点となる。

 15年11月8日に実施された前回は、NLDが上下両院の改選数491のうち、約8割の390議席を獲得して圧勝。国軍系の野党連邦団結発展党(USDP)は41議席にとどまり、政権交代を果たした。

 NLDの議席数は、国軍指名の軍人議員を含む上下両院全体の約6割。次期総選挙でNLDは前回並みの圧勝を目指す方針とされる。だが、17年と18年に行われた補選ではNLDが一部でUSDPなどに敗れており、「現状維持は困難」(地元紙記者)との見方が多い。少数民族政党も議席を伸ばす可能性がある。

 NLDは今年に入り、国軍の政治関与を薄める憲法改正案の議論に着手。次期総選挙でも改憲を公約の前面に打ち出すとみられる。ただ改憲には両院議員の75%を超える賛成が必要なため、実現は極めて困難だ。

178チバQ:2019/11/04(月) 16:47:17
https://www.sankei.com/world/news/191102/wor1911020011-n1.html
台湾・呂元副総統が総統選への出馬断念 
2019.11.2 19:26国際中国・台湾
膨張する中国
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 【台北=田中靖人】台湾で来年1月に行われる総統選に無所属での出馬を目指していた呂秀蓮(ろ・しゅうれん)元副総統(75)は2日、声明を発表し、必要な人数分の署名が集まらなかったとして立候補を断念すると表明した。

 無所属の出馬には有権者の1・5%に相当する約28万人の署名が必要。呂氏を支援していた「台湾独立」派の政治団体「喜楽島連盟」は20万人以上を集めたとしているが、自由時報(電子版)は同日、14万人以下だと報じた。

 呂氏は現在の与党、民主進歩党の結党メンバーの一人で、同党の陳水扁政権(2000〜08年)で台湾初の女性副総統となった。だが、現職の蔡英文総統には批判的で、9月に無所属での出馬を表明していた。

179チバQ:2019/11/05(火) 11:56:09
https://www.asahi.com/articles/ASMC35GXXMC3UHBI00R.html
カンボジア元野党党首が帰国へ 政権側「即逮捕」の構え
有料記事

鈴木暁子=バンコク、東谷晃平 2019年11月3日20時16分
 カンボジアで、フン・セン政権の訴えを受けて、2017年に最大野党・救国党が解党させられてから約2年。フランスでの生活を余儀なくされてきた元党首が9日に帰国して、団結を訴える方針だ。政権側は「帰国すれば即逮捕」の構え。同国では緊張が高まっている。

 「多くの同志が暗殺、逮捕され、亡命を余儀なくされた。暴力なしにカンボジアに戻り、民主主義を取り戻すしか道はない」

 救国党のサム・レンシー元党首は10月末、そんなメッセージを公表して11月9日の帰国を明言し、国民に団結を呼びかけた。

 同国では、昨年の総選挙でフン・セン首相が率いる与党・人民党が下院の全125議席を獲得し、「一党独裁」状態にある。救国党は17年11月、政権の訴えに基づく最高裁命令で解党させられ、昨年の総選挙では排除された。100人以上の党幹部は5年間の活動禁止となり、海外生活を余儀なくされている。

ここから続き
 国内では同党の支持者らが弾圧を受け、今年8月半ばまでに元党員147人が警察に出頭を求められ、20人が逮捕された。9月20日には司法省が「帰国はクーデターのたくらみで、関係者は禁錮15〜30年または生涯奉仕活動に従事させる」と発表。10月にも、フェイスブックの投稿内容をもとに「国家転覆をもくろんだ」などとして2人に有罪判決が出るなど、連日のように逮捕者らが出ている。

 フン・セン氏は、元党首らが帰国すれば「即刻逮捕だ」と繰り返している。東南アジア諸国連合(ASEAN)の全加盟国に逮捕状も送り、幹部らの引き渡しへの協力を要請済み。10月にタイに入国できなかった元党幹部もいる。

 そうした中、救国党を応援しようと、在日カンボジア人ら約300人が広島市に集まり、平和記念公園の原爆ドームをめざしてデモ行進した。

 「フン・セン辞めろ」「独裁はいらない」。中国地方や関東などから集まった参加者たちは、こう声を上げ、通りかかった市民や観光客らに「カンボジアをたすけてください」と書かれたチラシを配った。

 埼玉県から参加したネプ・ボーラさん(40)は「日本の人はカンボジアの状況を知らなすぎる。知ってもらうために来ました」と訴えた。

 デモを主催したのは「カンボジア救国活動の会」。広島でのデモは中国地方に住むカンボジア人の希望で初めて実現した。同会のハイ・ワンナーさん(33)は「カンボジアの平和への願いを、世界的に注目される広島から発信したい」と話した。ハイ・ワンナーさんもサム・レンシー氏と共に帰国する予定という。(鈴木暁子=バンコク、東谷晃平)

180名無しさん:2019/11/05(火) 19:28:09
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1911040018.html
総統選への「干渉」、台湾が中国の優遇策に反発
2019/11/04 17:34産経新聞

 【台北=田中靖人】台湾の総統府は4日、中国政府が発表した26項目の対台湾優遇措置について「台湾を『一国二制度』の枠に押し込む意図があり、台湾人民の利益を損なう」と批判する丁允恭報道官の談話を発表した。

 中国の習近平国家主席は1月、一国二制度の台湾向け具体策を策定する方針を示しており、丁氏は今回の措置は「事実上の具体化案だ」と指摘。「台湾社会を分化させ、人心をかき乱し、民主的な選挙に干渉する政治的な手段だ」として、来年1月の総統選への介入だと批判した。

 台湾の外交部(外務省に相当)も台湾人に対する中国の在外公館での領事保護について「台湾は主権国家であり、領事権の行使は中国と関係がない」と批判した。

181とはずがたり:2019/11/12(火) 15:47:17
朝鮮人徴用工にまつわる右派の誤解を正す
供与された3億ドルは「ひも付き」だった
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019082200010.html
杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

2019年08月23日
徴用工|慰安婦|戦後補償|日韓関係

182チバQ:2019/11/12(火) 18:32:50
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019111202000123.html
独立志向か対中融和か 台湾総統選まで2カ月

2019年11月12日 朝刊


写真
 来年一月十一日の台湾総統選まで二カ月となり、ほぼ一騎打ちの構図となった。与党民進党の蔡英文(さいえいぶん)総統(63)は中国との対決姿勢を強め、対する国民党の韓国瑜(かんこくゆ)・高雄市長(62)は中国に傾斜する。台湾の有権者は、強大な力を振りかざす中国といかに付き合うかという難題の選択を迫られる。 (台北・迫田勝敏、北京・中沢穣)

 各種の最新世論調査では、蔡氏の支持率が40%前後で30%前後の韓氏をリードする。韓氏は十一日、副総統候補に張善政(ちょうぜんせい)・元行政院長(65)=首相に相当=を起用すると発表した。再選を目指す蔡氏は頼清徳(らいせいとく)前行政院長(60)の起用を近く発表する見通しで、両陣営の布陣が固まることになる。

 昨年末まで蔡氏の支持率は20%程度で低迷していた。だが中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席が一月の演説で台湾統一へ武力行使も排除しない考えを示しこれに強く反発した蔡氏は市民の好感を得て支持率が上昇に転じた。

 香港で抗議デモが始まった六月以降はさらに蔡氏に追い風が吹く。蔡氏は「中華民国」の建国記念日の十月十日、「中国の脅威に台湾の人民は屈しない」と強い姿勢をアピールした。

 一方の韓氏は同日、蔡政権下で中国との信頼関係が失われて「台湾を戦争の危機に追い込んだ」と批判し、中国との関係改善をテコに経済を活性化させる戦略を明らかにした。

 しかし韓氏はその後、対中関係をめぐる発言を控え、争点化も避けようとしている節がある。台湾政府の大陸委員会の最新世論調査で「中国は台湾に非友好的」とする市民が過去最高の69%に達するなど、中国への嫌悪感がかつてなく高まっているためだ。親中の韓氏も「(中国が求める)一国二制度は受け入れられない」と中国と距離を置かざるを得なくなった。

 中国の強硬姿勢が、台湾市民を遠ざけた例は過去にもある。二〇〇〇年には朱鎔基(しゅようき)首相(当時)が強硬発言で台湾をどう喝したが、結果的に「台湾と中国は別の国」と訴えた民進党の陳水扁(ちんすいへん)政権が誕生した。

 一方で中国の介入戦略が成功した例もある。一二年の総統選では、蔡氏が当時の国民党の馬英九(ばえいきゅう)総統を激しく追い上げたが、大企業トップが終盤で次々に馬支持を表明して馬氏を大勝させた。背後に中国政府の指示があったともいわれる。

 今回も中国は蔡政権に硬軟両面の圧力をかける。八月から台湾への個人旅行を制限し、台湾の観光業界を締め上げる。今月五日には台湾の企業や個人に対する二十六項目の優遇策を施行し、経済面での取り込みを図る。中国共産党は十月末、中央委員会第四回全体会議(四中全会)のコミュニケで「台湾独立に反対し、統一を促進する」と強調しており、総統選への介入が続く可能性がある。

 蔡氏が頼みにするのは米国だ。米国は台湾への武器売却を許可するなど、中国の影響力拡大を阻止するために足並みをそろえる姿勢を示しており、蔡氏に肩入れする形となっている。

183チバQ:2019/11/12(火) 18:33:19
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019111002000143.html
文政権、行き詰まり感 日韓・南北関係や経済低迷 任期折り返し

2019年11月10日 朝刊


8日、ソウルの韓国大統領府で開かれた会議で発言する文在寅大統領=韓国大統領府提供・共同

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 【ソウル=境田未緒】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は九日、就任して二年半となり、任期の折り返し点を迎えた。日韓関係の悪化や南北関係の行き詰まり、経済の低迷など課題は山積。来年四月の総選挙に向けて、難しいかじ取りが続きそうだ。

 「国内外の容易でない状況と政府の失策が相まって国民の期待に及ばなかったと評価せざるをえない」。文氏の政策に理解を示すことが多い革新系の日刊紙ハンギョレは九日付の社説で、文政権の前半期を厳しく評した。朴槿恵(パククネ)前政権の弾劾を受けて二〇一七年五月に就任した文氏は当初、80%以上の支持率を記録。だが今年八月のチョ国(チョグク)前法相指名を機に、不支持が支持を上回るようになり、国内世論の分裂も深刻化した。

 最も国民の評価を受けている外交政策も難題が続く。元徴用工問題などで悪化している日韓関係では、軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の破棄を決定。それが米国の不興を買い、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議で安倍晋三首相との対話を演出するなど関係回復への努力をアピールする事態となった。文氏が力を入れる南北関係改善も米朝交渉の不調で進まない。

 不支持の最大要因である経済は、大幅な最低賃金引き上げや米中貿易摩擦のあおりで、成長率見通しの下方修正が続き、2・0%台の維持を危ぶむ声もある。

 韓国ギャラップが八日に発表した世論調査では、文氏の支持率は45%で前週より1ポイント上昇。与党「共に民主党」の支持率も41%で最大野党「自由韓国党」の23%を大きく上回る。だが、有利とされた総選挙で大敗して政権運営に行き詰まった前政権の例もあり、与党関係者からは「危機感は強い」との声が上がる。

184チバQ:2019/11/12(火) 18:33:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019111002000142.html
区議選実施に不安 香港デモ5カ月 死亡学生の追悼集会

2019年11月10日 朝刊


9日、香港で死亡した男子大学生を追悼する集会に参加した大勢の人たち=共同

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 【香港=浅井正智】香港中心部で九日夜、四日の抗議活動の際に現場近くの駐車場ビルから転落して亡くなった男子大学生、周梓楽(しゅうしらく)さん(22)の追悼集会が開かれた。大規模デモが起きてから九日で五カ月。香港社会の混乱が収まる気配はなく、二十四日の区議会議員選挙が予定通り行われるのか、不安要素は増えるばかりだ。

 香港警察は八日夜から九日未明にかけ、立法会(議会)の民主派議員三人を立法会条例違反の疑いで逮捕した。五月に開かれた「逃亡犯条例」改正案をめぐる審議を妨害した容疑といい、三人ともすでに起訴された。ほかにも四人の民主派議員に逮捕の手続きを取っており、逮捕者は七人になる見通し。香港では、立法会と区議会の議員を兼務することができ、七人のうち四人が区議選に立候補している。

 区議選では、各選挙区で親中派と民主派が激しく競っており、双方の候補者が襲撃される事件も発生。政府が社会の混乱を理由に、選挙を延期もしくは取り消すのではないかとの疑念が広がる中、半年前の話を理由に、民主派議員を逮捕、起訴したことは、民主派への狙い撃ちと言われても仕方なく、民主派は九日、「火に油を注ぐやり方だ」と激しく反発した。

 一方、香港の弁護士会は九日、中国の韓正(かんせい)副首相が「(香港の)暴力収束と秩序回復が最重要課題であり、香港の行政、立法機関、司法の共同の責任だ」と述べたことに対し、「香港の司法の独立に干渉し一国二制度を損ないかねない」との声明を発表。締め付けを強める中国政府に抵抗する姿勢を示した。

185チバQ:2019/11/12(火) 23:29:05
https://www.afpbb.com/articles/-/3254435
デモ制圧へ強硬姿勢鮮明=当局、学生ら287人を逮捕―交通妨害と衝突続く・香港
2019年11月12日 21:39 発信地:中国 [ 例外 その他 ]
【11月12日 時事通信社】反政府抗議活動が続く香港で、政府や警察当局によるデモ隊への強硬姿勢が鮮明になっている。香港警察は12日、前日の抗議活動に関連して287人を逮捕したと発表。6割超が学生とされ、デモが本格化した6月以降、1日当たりの逮捕者数としては最大規模となった。

 香港情勢をめぐっては中国の習近平国家主席と韓正副首相が先週、香港の林鄭月娥行政長官と相次いで会談。デモの早期収拾を林鄭長官に指示した経緯がある。

 香港当局はその後、民主派の立法会(議会)議員を一斉に逮捕した。デモ隊の一部が暴徒化する一方で、11日には警官が丸腰のデモ参加者に発砲したほか、大学構内にまで踏み込んだりと、治安当局が実力行使に乗り出す基準は目に見えて下がっている。(c)時事通信社

https://www.cnn.co.jp/world/35145242.html
デモ隊罵倒の男性、体に火をつけられ重体 香港
2019.11.12 Tue posted at 11:15 JST
香港(CNN) 反政府デモが激化する香港で11日、デモ隊に罵声(ばせい)を浴びせた男性が体に火を付けられて重体に陥った。

ソーシャルメディア上で拡散した動画には、武器を持たない正体不明の男性がデモ参加者らに侮辱的な言葉を投げ付け、「中国人ではない」と非難する様子が映っている。

男性は引火性の液体を浴びせられ、火を付けられた。病院へ運ばれたが重体とされる。

香港警察の情報筋によると、現場は香港郊外の新界地区にある馬鞍山の地下鉄駅。警察が状況などを詳しく調べているという。

拘束される抗議者/Vincent Yu/AP
写真特集:激化する香港デモ
香港では11日、デモ隊がゼネストを呼び掛け、複数の場所で警官隊と衝突。負傷者は計60人に上った。

香港島東部の西湾河では同日朝、21歳のデモ参加者が実弾で撃たれ、一時重体となった。午後には警察が、男性の命に差し迫った危険はないと発表した。警察の報道担当責任者によると、警官は相手が銃を奪おうとしていると思い、身の危険を感じて発砲したとされる。

香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は同日夜の記者会見で、香港が暴動激化により「後戻りできない限界」に達しようとしているとの見方を示した。一方で「デモ隊が暴力行為をエスカレートさせることで、『要求』と称する圧力に香港政府が屈するという希望的観測があるとしたら、そんなことは起きないと明言しておく」と述べた。

警察の発表によると、デモ隊はこの日、120カ所以上の道路で破壊行為や通行妨害に及んだ。報道担当責任者も記者会見で、「この大暴れを続けても全員が敗者になるばかりだ」と呼び掛けた。

186チバQ:2019/11/12(火) 23:30:53
https://www.sankei.com/world/news/191112/wor1911120028-n1.html
混乱続く香港 銃撃されて重体の男子学生は容体持ち直す
2019.11.12 19:49国際中国・台湾

 【香港=藤本欣也】政府への抗議活動が激化する香港では12日、若者や会社員らが各地で道路を封鎖するなど、前日からの混乱が続いた。香港メディアによると、警官に11日銃撃された男子学生(21)は12日、容体が持ち直し、重体の状態を脱した。

 新界地区にある香港中文大では前日に続き、警官隊が若者らを取り締まるため大学構内に突入し、催涙弾などを何発も発射した。若者らは大学のバスを燃やすなどして対抗、キャンパスから黒煙が上がった。

 香港島の中環(セントラル)でも前日同様、会社員ら1千人以上が道路を一時封鎖、ビジネス街は、警官隊が発射した催涙ガスに包まれた。

 香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は12日の記者会見で、24日の区議会(地方議会)選が延期・中止される可能性について、「政府は公平かつ公正な、秩序ある選挙を行うため最大限の努力をしている」と答えるにとどめた。

https://www.sankei.com/world/news/191111/wor1911110013-n1.html
香港当局、圧力一気に強化 習氏の指示受け成果急ぐ
2019.11.11 19:52国際中国・台湾
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11日、香港で黒シャツとマスク姿の若者(中央)に銃を向ける警官(香港メディア「丘品新聞」提供・共同)
11日、香港で黒シャツとマスク姿の若者(中央)に銃を向ける警官(香港メディア「丘品新聞」提供・共同)

 【香港=藤本欣也】香港当局が反政府活動を続ける民主派や若者らへの圧力を一気に強めてきた。政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官が今月4日、中国の習近平国家主席から、「暴力の制止と秩序回復が香港の最重要任務だ」として、一層厳しい対応を命じられたためだ。林鄭氏は12月中に習氏と再び会談する可能性が高く、それまでに一定の成果を挙げる必要に迫られている。

 11日正午すぎ、香港のビジネス街・中環(セントラル)では、若者が警官に撃たれて重体に陥ったとのニュースを聞いた会社員らが通りに出て警官隊と対峙。「殺人者ども!」「警察は解散してしまえ!」などの罵声を浴びせていた。

 香港警察は11日までに、民主派の立法会(議会に相当)議員7人を訴追したが、その案件は半年も前に立法会の委員会で起きた議事妨害。「政治的な思惑があるのは明らか」(民主派の陳淑荘・公民党副主席)と非難されている。

 11日朝の実弾発砲も、武器を持たない若者たちが至近距離から警官に撃たれている。警察当局は、10月に10代の少年2人が銃で撃たれて重傷を負った際には、「警官は生命の危険を感じていた」と発砲を正当化したが、今回はこれに当たらない。実弾発砲の基準が大幅に緩和されているのは明らかだといえる。

 背景にあるのは、早期の混乱収束を望む中国当局の意向だ。先日、習氏は林鄭氏に「高い信頼を置いている」と伝える一方で、「法に基づき暴力活動を処罰すること」を求めた。韓正副首相からは「習主席の負託を胸に刻み、再出発してほしい」と念を押された。


 林鄭氏にはあまり時間が残されていない。林鄭氏は毎年12月に北京に赴いて、習氏ら最高指導部に対し施政報告をしている。また、習氏は今年12月20日のマカオ返還20周年記念式典に出席するためマカオを訪問するとみられており、その際に林鄭氏と再会談する可能性も取り沙汰されている。

 外交筋は「林鄭氏は12月中に一定の成果を挙げなければならず、かなりのプレッシャーを受けているようだ」と話している。

187チバQ:2019/11/13(水) 10:25:22
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00220146-diamond-int&pos=3
韓国大手企業の業績が「総崩れ」、文政権に経済回復はもはや不可能か
11/12(火) 6:01配信ダイヤモンド・オンライン
韓国大手企業の業績が「総崩れ」、文政権に経済回復はもはや不可能か
Photo:PIXTA
● 韓国企業の業績悪化が 一段と顕著になっている

 最近、韓国企業の業績悪化が一段と顕著になっている。有力アナリストの予想によると、2019年、韓国総合株価指数(KOSPI)に採用されている企業の本業からの収益は前年から30%程度減少する見込みだ。日米などの主要国と比較しても、韓国企業の業績悪化は際立っている。

 今のところ、世界的な低金利や米中貿易摩擦の“休戦協定”への期待から、韓国の株式市場はそれなりの安定感を維持しているものの、韓国企業の稼ぐ実力は想定以上に低下していると考えられる。そうした状況を考えると、韓国経済の先行きはかなり心配だ。

 韓国経済の屋台骨ともいえる半導体分野を中心に、韓国の大手企業の業績は大きく落ち込んでいる。企業業績の悪化は経済成長の鈍化につながる。韓国経済の成長に欠かせない輸出は減少トレンドにある。それに加えて、家計債務は増加し内需は盛り上がりづらい。

 韓国経済が安定するには政権の経済運営が重要なのだが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の経済政策には多くの専門家が疑問符をつけている。今後、さらに経済成長率が鈍化するようだと、徐々に国民に不満がたまり、韓国社会に閉塞感が強まる可能性もあるだろう。

● 韓国大手企業の業績は 「総崩れ」というべき状態

 足元、韓国大手企業の業績は「総崩れ」というべき状態にみえる。韓国経済を支えてきた半導体業界では、大手企業の業績が大きく落ち込んだ。7〜9月期、サムスン電子に次ぐDRAM世界大手のSKハイニックスでは、営業利益が前年同期に比べて93%も減少した。

 2016年から2017年にかけて、世界的にデータセンターへの設備投資などが増えた。それが、メモリ需要を押し上げ、DRAM価格も上昇した。その中で、SKハイニックスは先行きを過度に楽観して設備投資を増強し、在庫を積み上げすぎた。2018年以降、世界的に半導体市況は悪化し、SKハイニックスの業績はジェットコースターが急降下するような勢いで悪化した。液晶分野では世界大手のLGディスプレーも営業赤字に陥った。

 韓国がシェアを高めてきた造船分野でも、業績悪化が深刻だ。中国経済が成長の限界を迎え、世界的に資源輸送などのための海運需要は落ち込んでいる。それにもかかわらず、現代重工業は経営不振に陥ってきた大宇造船海洋を買収した。背景には、政府主導で経営統合が進む中国造船業界への対抗意識や危機感などがあったとみられる。

 収益力が低下している現代重工業が、大宇造船海洋の買収費用を負担したことはかなりの重荷になったはずだ。中国経済がさらに減速すれば、海運市況は一段と冷え込むことは予想できたことだ。韓国造船業界では“ゾンビ企業”が増える恐れすらある。

 また、韓国造船業界では労働組合が賃上げを求めている。これは、造船企業の経営を下押しする。自動車業界でも、労組が毎年のように賃上げを求め、研究開発が思うように進んでいない。労組が経営の自由度を制約し、韓国自動車業界がEV化や自動運転技術の研究・開発において主要国の後塵を拝していると考える経済の専門家もいる。

 韓国企業がどのように事業体制を立て直すことができるか、先行きは楽観できない。

188チバQ:2019/11/13(水) 10:25:34
● 構造問題を露呈する 韓国経済

 韓国経済は構造上の問題を露呈している。輸出依存度の高さ、厚みを欠く内需、人口の減少など解決すべき問題点は多い。

 今年10月まで、韓国の輸出は11ヵ月連続で前年実績を下回った。半導体輸出は前年同月比で3割程度減少した。石油化学製品の輸出も大きく落ち込んでいる。韓国の輸出がすぐに回復基調をたどる構図が描きにくい。

 そうした状況をみると、韓国経済は新しいモノを独自に生み出す基盤が十分に整っていなかったといえるかもしれない。一方、中国は、液晶や半導体など、これまで韓国から輸入してきたモノを国内で作る体制を急速に整えている。スマートフォン市場ではファーウェイやシャオミがシェアを獲得し、人工知能などの先端分野でも中国企業の台頭が顕著だ。

 また、韓国の内需は厚みを欠いている。日・米経済は個人消費に支えられ、景気はそれなりの安定感を保っている。一方、個人消費がGDP(国内総生産)の40%台にとどまる韓国経済は、輸出落ち込みによる景気減速のマグニチュードを吸収することが難しい。

 韓国では家計債務も積み上がっている。OECDのデータによると2017年、韓国家計の債務は可処分所得対比186%だった。景気の減速とともに、債務コストは家計にのしかかる。韓国家計の資金繰りは悪化し、個人消費が減少する展開は排除できない。

 韓国は人口の減少などにも対応しなければならない。2018年の出生率は0.98にまで落ち込んだ。それに加え、韓国統計庁は2020年から人口が減少に転じ、2065年には65歳以上の人口割合がわが国を上回るとの予測を公表している。

 少子化、高齢化、人口の減少は、経済を縮小均衡に向かわせる。労組が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)し自由な経営環境を確保することが難しい中、韓国の企業は、より高い成長が見込め、労働コストも低い海外に出ていかざるを得ない。それは韓国経済の潜在成長率を低下させる一因だ。

189チバQ:2019/11/13(水) 10:25:46
● 主要国に秋波送る 文大統領

 文大統領は経済環境の悪化を食い止めるため、主要国との関係改善に動き始めたようだ。秋口から文氏は対日批判を弱め、日本との関係を修復しようとしている。文氏は市民団体などに自らの取り組みをアピールすると同時に、韓国企業が日本と取引を行いやすい環境を整えたいのだろう。

 また、韓国は安全保障を中心に、距離感が広がりつつあった米国との関係修復にも動き始めている。これまで、経済環境が大きく悪化すると、韓国はドルを調達することが難しい状況に陥った。

 すでに、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相は、自国経済の現状がリーマンショック時に匹敵するほど厳しさを増しているとの認識を示している。文政権は米国との関係をつなぎ、安全保障への不安解消に加え、今後のドル資金の安定調達を考えているのだろう。

 さらに、文政権は低金利環境を維持することで家計の負担および不満をやわらげ、財政出動を進めて景気を支えようとしている。すでに、韓国銀行(中央銀行)の政策金利水準は1.25%と歴史的に低い。これから、韓国は財政支出の積み増しによって景気浮揚を目指すだろう。実際に政府の支出が増えれば、経済成長は一時的に高まる可能性はある。

 ただ、国際社会との関係修復や財政支出が、韓国経済の持続的かつ、自律的な持ち直しにつながると判断するのは早計だろう。

 すでに、文政権は経済の実力を無視して大幅な賃上げを行い、企業の経営を悪化させてしまった。韓国では、半導体に代わる成長分野も育っていない。主要国との関係改善や財政出動の効果がどの程度の成果につながるかは不透明だ。

 本来であれば、文大統領は景気が落ち着いている間に、規制緩和などを進め成長が見込める分野に経営資源が再配分されやすい環境を整備すべきだった。

 しかし、労組などの支持を得てきた左派政治家の文大統領にとって、改革実行のハードルはあまりに高い。先行き懸念が高まる状況が続くと、世論は文政権への批判を強めることが想定される。国民の政治に対する不満が蓄積する可能性が次第に高まっているように見える。

 (法政大学大学院教授 真壁昭夫)

真壁昭夫

190チバQ:2019/11/14(木) 13:14:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000047-mai-int
台湾総統選、宋氏が出馬表明 三つどもえの見通しに 18日から届け出
11/13(水) 16:51配信毎日新聞
台湾総統選、宋氏が出馬表明 三つどもえの見通しに 18日から届け出
宋楚瑜氏=台北市で2019年11月13日午前11時56分、福岡静哉撮影
 台湾総統選(来年1月11日投開票)で、野党・親民党主席(党首)の宋楚瑜氏(77)が13日、出馬を表明した。再選を目指す民進党の蔡英文総統(63)、最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長(62)による一騎打ちの構図から一転して、3氏による戦いとなる見通し。18〜22日に立候補の届け出があり、構図が確定する。

 宋氏は総統選に3度敗れており、4度目の挑戦。記者会見で「国民党と民進党は闘争に明け暮れ『第三の声』が届かない政治が続いた。これでは台湾は前に進めない」と述べ、2大政党に不満を抱く有権者の受け皿となる考えを示した。

 宋氏は2016年総統選で得票率が12%あり、一定の支持者がいる。会見には総統選出馬を断念した郭台銘・鴻海(ホンハイ)精密工業前会長の側近も姿を見せた。

 宋氏は元国民党幹部。中国とパイプがあり、政治的立場は民進党より国民党に近いとされる。このため宋氏の出馬で国民党支持層が割れ、蔡氏を利する可能性がある。

 台湾のシンクタンク「両岸政策協会」が今月12日に発表した世論調査の支持率は、蔡氏48・9%▽韓氏28・8%▽宋氏9・6%。

 親民党は、総統選と同じ日にある立法委員(国会議員)選挙での議席維持を重視している。台湾で宋氏の出馬は「有権者の注目を浴びて立法委員選で票の上積みを図るのが狙い」との見方も出ている。

 宋氏は国民党の李登輝政権(1988〜2000年)で党秘書長(幹事長)など要職を務めたが、00年総統選に無所属で立候補し、党を除名された。総統選に敗れた後、親民党を結党した。【台北・福岡静哉】

191チバQ:2019/11/14(木) 18:45:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111300922&g=int
宋楚瑜氏が出馬表明 野党党首、5度目の挑戦―台湾総統選
2019年11月13日17時11分

13日、台北市内で、来年1月の台湾総統選への出馬を表明した野党・親民党の宋楚瑜主席
13日、台北市内で、来年1月の台湾総統選への出馬を表明した野党・親民党の宋楚瑜主席

 【台北時事】台湾野党・親民党党首の宋楚瑜主席は13日、来年1月11日投開票の台湾総統選に同党公認候補として出馬すると表明した。宋氏は副総統候補として出馬、落選した2004年の総統選を含めると、5回目の挑戦となる。77歳の宋氏は「最後の戦いだ」と強調し、有権者に支持を訴えた。
 宋氏の参戦により、今回の総統選は、再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統と、最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長を交えた三つどもえの構図となるが、実際は蔡、韓両氏の一騎打ちとなりそうだ。

192チバQ:2019/11/15(金) 18:29:57
https://www.sankei.com/world/news/191113/wor1911130032-n1.html
香港中文大ルポ「まるで戦場」
2019.11.13 19:48
 【香港=藤本欣也】反政府デモが続く香港で今、デモ隊と警官隊の主戦場となっているのが大学だ。1千発の催涙弾と200本の火炎瓶が前日に飛び交ったと報じられた香港中文大には13日、「戦場のようだった」と振り返る救急隊員や「警察の暴力はエスカレートするばかりだ」と憤る若者たちの姿があった。(香港 藤本欣也、写真も)

 九竜地区の北部にある香港中文大は香港大と並ぶ香港屈指の名門校だ。

 12日は午後3時ごろから約10時間にわたり、校内に突入した警官隊と学生らデモ隊の間で激しい攻防戦が繰り広げられた。香港メディアは約60人が負傷したと伝えている。

 13日、山の斜面に建てられた香港中文大の構内に入ると、焦げたにおいが漂い、催涙ガスがまだ残っているのか目が少しひりひりした。がれきやガラスの破片が道路に散乱している。

 建物の壁には、香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官や中国共産党、習近平中国国家主席を非難する「殺人政権」「天滅中共」「ゴキブリ近平」などの言葉が殴り書きされていた。「死なばもろとも」を意味する言葉も記されていた。

 焼け焦げた車両やタイヤ、廃材、傘などで作られたバリケードの手前に、12日の激戦地、陸橋「二号橋」があった。

 橋をはさんで、警官隊とデモ隊が対峙(たいじ)。警官隊が放つ催涙弾で一帯は白煙に包まれたという。デモ隊側は火炎瓶で応戦した。

 「まるで戦場のようだった。次から次へとけが人が出た。頭に3発のゴム弾を浴びた若者もいた」。昨夜から学生らの救援で働きづめというボランティア男性(22)は話す。「余りの非情さに、泣き出したくなるほどだった」という。

 橋の攻防戦に参加し、ほとんど眠っていないという飲食店従業員の男性(22)は「警察の暴力はエスカレートするばかりだ。催涙弾やゴム弾などを撃ち続けていた。信じられない」と怒りをぶちまけた。

 昨夜、仕事が終わってから駆けつけたという会社員の男性(27)は「市民をこれほど苦しい目にあわせる林鄭は史上最悪の行政長官として歴史に刻まれるだろう」と憤った。

 構内には親子連れの姿も。12歳の息子と7歳の娘を連れて歩いていた父親のアンドリューさん(50)は「今の政府がどれだけひどいことをしているかを子供たちに見せようと思ったんだ」と話していた。

193チバQ:2019/11/18(月) 10:01:52
https://digital.asahi.com/articles/ASMCK53M1MCKUHBI00N.html?pn=6
青い液体と火炎瓶の応酬 香港デモ、衝突の大学を訪ねた
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香港=冨名腰隆 2019年11月18日05時30分
 17日午後2時、香港理工大学前の交差点でにらみ合っていた学生デモ隊と警察隊の間に、2台の警察車両が猛スピードで割り込んできた。慌てて後退するデモ隊に、警察が「暴動罪になるぞ」と警告しながら催涙弾と刺激性のある青い液体を放つ。学生らは火炎瓶や競技用の弓矢で応戦。矢が警官の足に刺さって負傷するなど、激しい衝突が夜まで断続的に続いた。

 前日、大学の敷地内に記者が入ると約300人の学生らが立てこもっていた。

 「抗戦食堂」と紙が貼られた食堂では、デモ隊の学生数人が調理室に入り、無料で食事を振る舞っていた。炒め物や揚げ物、果物などもある。豊富な食材をどう集めたのか尋ねると、学生は「支持者がたくさん提供してくれる。自由を勝ち取るため何カ月でも戦う」と語った。

 だが、大学の自治を尊重し、構内での実力行使を避けてきた警察は、「デモ参加者が大学を武器庫に変えている」と方針を転換。頑強に抵抗する学生らの排除に乗り出した。警察は17日夜、理工大に立てこもるデモ隊に対し、キャンパスから即時離れるよう要求。従わなければ「次の一手」に踏み切るとして、突入も辞さない構えを示した。デモ隊と警察の攻防が激しさを増すなか、中国政府は事態への介入をためらわなくなりつつある。

リーダー不在、学生デモに亀裂
ここから続き
 衝突の前線となった香港理工大を訪ねた記者に、学生は悲壮な覚悟を語った。しかし、局面が厳しさを増すなか、足並みの乱れも出始めている。

 16日、キャンパス内で火炎瓶を作っていた男子学生(21)は、「こんな武器はない方がいいが、催涙弾を先に撃ち込んできたのは警察だ。自由を勝ち取るため最後まで戦おうと、学外からも人が集まっている」と記者に語った。

 一連のデモはリーダーが存在せず、デモ隊メンバーはSNSなどで連携しながら警察に対抗してきた。警察の弾圧をかわし、勢いを維持してきた要因でもあるが、闘争が長引くなか、指揮系統の欠如が混乱も招いている。

 やはりデモ隊の拠点となってきた香港中文大では、学生らが立てこもりをやめてキャンパスを去った。

 原因は警察の圧力だけではない。15日、一部の学生が記者会見を開き、24日の区議会選挙を延期しないよう政府に要求。これに他の学生らが「我々の要求はより大きいものだ」と反発し、亀裂が生じたという。

 理工大でも17日、警察の制圧が始まる2時間ほど前に「これ以上衝突すると死者が出てしまう」と、一部の学生が撤退を呼びかけ離脱した。デモ隊、警察双方の暴力がエスカレートし、「これ以上はついていけない」と考える若者も現れ始めている。

 現場に残った女子学生(23)は「我々が戦っている間に、大人たちが政治の状況を変えてほしい」と訴えた。だが、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官率いる香港政府はじめ、議員たちも財界有力者も一向に打開策を示せず、状況は悪化するばかりだ。

194チバQ:2019/11/18(月) 10:02:02
中国、存在を誇示
 そうしたなかで、目立ち始めたのが中国の影だ。14日に習近平(シーチンピン)国家主席が外遊先でデモ隊に譲歩しないとの姿勢を表明して以来、共産党政権は明らかに情勢への関与を深めている。

 「乱を鎮めるという原則的な問題において中間地帯などなく、ためらいも動揺も許されない」

 中国共産党の機関紙、人民日報は17日付の1面に論評記事を掲載し、デモ隊は断固抑え込むべきだとの政権の立場を強調した。

 実際、中国側は事態収拾のためになりふりかまわず圧力をかけ始めている。

 16日には中国軍の香港駐留部隊の兵士が駐屯地から出て、デモ隊が残した障害物の撤去作業に加わった。党関係者は「軍の存在を示せたのは意味がある」と、デモ隊を牽制(けんせい)する意図があったとの見方を示す。

 ただし、今回の行動は、香港の「憲法」にあたる香港基本法が軍出動の要件と定める香港政府の要請に基づいていなかった。

 「一国二制度は断固守る」と訴えてきた中国側が、香港基本法からの逸脱とも言える動きに出たことは、市民の懸念を深め、将来に禍根を残しそうだ。

 区議会選挙の民主派候補は「解放軍は我々を試している。基本法に抵触していることをしっかり示す必要がある」と、問題視していく考えを示す。(香港=冨名腰隆)

195チバQ:2019/11/18(月) 10:02:31
https://digital.asahi.com/articles/ASMCK53M1MCKUHBI00N.html?pn=6
青い液体と火炎瓶の応酬 香港デモ、衝突の大学を訪ねた
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香港=冨名腰隆 2019年11月18日05時30分
 17日午後2時、香港理工大学前の交差点でにらみ合っていた学生デモ隊と警察隊の間に、2台の警察車両が猛スピードで割り込んできた。慌てて後退するデモ隊に、警察が「暴動罪になるぞ」と警告しながら催涙弾と刺激性のある青い液体を放つ。学生らは火炎瓶や競技用の弓矢で応戦。矢が警官の足に刺さって負傷するなど、激しい衝突が夜まで断続的に続いた。

 前日、大学の敷地内に記者が入ると約300人の学生らが立てこもっていた。

 「抗戦食堂」と紙が貼られた食堂では、デモ隊の学生数人が調理室に入り、無料で食事を振る舞っていた。炒め物や揚げ物、果物などもある。豊富な食材をどう集めたのか尋ねると、学生は「支持者がたくさん提供してくれる。自由を勝ち取るため何カ月でも戦う」と語った。

 だが、大学の自治を尊重し、構内での実力行使を避けてきた警察は、「デモ参加者が大学を武器庫に変えている」と方針を転換。頑強に抵抗する学生らの排除に乗り出した。警察は17日夜、理工大に立てこもるデモ隊に対し、キャンパスから即時離れるよう要求。従わなければ「次の一手」に踏み切るとして、突入も辞さない構えを示した。デモ隊と警察の攻防が激しさを増すなか、中国政府は事態への介入をためらわなくなりつつある。

リーダー不在、学生デモに亀裂
ここから続き
 衝突の前線となった香港理工大を訪ねた記者に、学生は悲壮な覚悟を語った。しかし、局面が厳しさを増すなか、足並みの乱れも出始めている。

 16日、キャンパス内で火炎瓶を作っていた男子学生(21)は、「こんな武器はない方がいいが、催涙弾を先に撃ち込んできたのは警察だ。自由を勝ち取るため最後まで戦おうと、学外からも人が集まっている」と記者に語った。

 一連のデモはリーダーが存在せず、デモ隊メンバーはSNSなどで連携しながら警察に対抗してきた。警察の弾圧をかわし、勢いを維持してきた要因でもあるが、闘争が長引くなか、指揮系統の欠如が混乱も招いている。

 やはりデモ隊の拠点となってきた香港中文大では、学生らが立てこもりをやめてキャンパスを去った。

 原因は警察の圧力だけではない。15日、一部の学生が記者会見を開き、24日の区議会選挙を延期しないよう政府に要求。これに他の学生らが「我々の要求はより大きいものだ」と反発し、亀裂が生じたという。

 理工大でも17日、警察の制圧が始まる2時間ほど前に「これ以上衝突すると死者が出てしまう」と、一部の学生が撤退を呼びかけ離脱した。デモ隊、警察双方の暴力がエスカレートし、「これ以上はついていけない」と考える若者も現れ始めている。

 現場に残った女子学生(23)は「我々が戦っている間に、大人たちが政治の状況を変えてほしい」と訴えた。だが、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官率いる香港政府はじめ、議員たちも財界有力者も一向に打開策を示せず、状況は悪化するばかりだ。

196チバQ:2019/11/18(月) 10:43:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000032-jij-cn
香港理工大、衝突続く 警察「実弾使用」警告 各地で交通妨害も
11/18(月) 10:27配信時事通信
 【香港時事】各地で大規模な抗議活動が続く香港で18日、九竜地区の香港理工大では、学生らデモ隊と警官隊との衝突が続いている。

 警察側は17日夜、火炎瓶や弓矢を使うデモ隊に対し「実弾使用もあり得る」と、強い言葉で警告。一方、18日も早朝から各地で交通妨害が呼び掛けられ、一部鉄道路線の運行に影響が出ている。

 理工大内で立てこもりを続けるデモ隊らは、夜を徹して警官隊とにらみ合いを続けた。17日夜には、大学近くの陸橋上で大規模な火災が発生。侵入した警察の装甲車は、デモ隊の投げた火炎瓶で燃え上がった。

 警察は18日早朝、デモ隊が占拠していた大学前の幹線道路に突入し、複数を拘束した。デモ隊は大学内に退去し、入り口に火を放つなどして抵抗。香港メディアによると、警察は構内に踏み込んで制圧に当たったというが、警察はフェイスブック上で学内への「侵入」を否定した。

 構内に残っている人数は不明だが、複数の負傷者が出ており、学外に出たくとも出られない人もいるとみられる。理工大学生会は「約40人が警察の放水車によって低体温症にかかっている」と訴え、学生の安全確保を求めた。

 18日朝、再び大学外の車道に出たデモ隊に対し、付近を包囲した警官隊は一斉に催涙弾を撃ち込んだ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000017-jij-cn
「中国式統治」で正当化 香港弾圧、監視強化 習指導部
11/18(月) 7:06配信時事通信
「中国式統治」で正当化 香港弾圧、監視強化 習指導部
中国の習近平国家主席=14日、ブラジリア(AFP時事)
 【北京時事】中国の官製メディアが共産党による一党独裁体制を指す「中国の治(中国式統治)」に関する宣伝活動を活発に行っている。

 香港で続く反政府抗議活動の弾圧を正当化し、中国全土で最先端技術を駆使した監視システムを強化することが主眼だ。

 共産党は10月末に開いた重要会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)で、自らの統治が経済発展と社会の安定を実現したとして「大きな優越性がある」と自賛した。これを受け、党機関紙・人民日報などは「中国の治」の宣伝活動を本格化。今月14日付の同紙は、共産党の指導が「『中国の治』の制度的秘訣(ひけつ)だ」と主張した。

 「中国の治」の柱の一つが、香港で実施している「一国二制度」。4中総会では、香港に高度な自治を認める「二制度」は「『一国』に従属する」と強調。「国家を分裂する行為を絶対許さない」という方針を決めた。習近平国家主席は14日に訪問先のブラジルで「香港で続く過激な暴力犯罪行為は、『一国二制度』への重大な挑戦だ。秩序の回復が最も差し迫った任務だ」と語り、デモ隊に対する強硬姿勢を鮮明にした。

 「中国の治」には「科学技術に支えられた社会統治システム」も含まれる。4中総会の決定には、人工知能(AI)をはじめとする最新技術を活用した「行政管理」や「治安対策の強化」が明記された。すでに中国内ではAIと連動した無数の監視カメラが設置されており、少数民族や民主活動家に対する監視や弾圧が一層厳しくなりそうだ。

 米人権団体フリーダムハウスが2018年に公表した報告書によると、中国の監視システムはジンバブエやルワンダなど18カ国に輸出されている。「中国の治」は、日本や欧米のような民主主義とは明らかに異なるが、「独裁を目指す指導者の手本」(外交筋)として世界に広がっている実態は否めない。

197チバQ:2019/11/18(月) 10:43:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000035-jij-cn
副総統候補に頼前行政院長 選挙戦本格化へ 台湾与党・民進党
11/17(日) 14:36配信時事通信
副総統候補に頼前行政院長 選挙戦本格化へ 台湾与党・民進党
17日、台北市で、台湾総統選の与党・民進党の副総統候補に擁立され、蔡英文総統(右)とポーズを取る前行政院長(首相)の頼清徳氏
 【台北時事】来年1月11日投開票の台湾総統選で、与党・民進党は17日、副総統候補として前行政院長(首相)の頼清徳氏(60)を擁立すると発表した。

 これにより、総統選に公認候補を擁立する最大野党・国民党、野党・親民党を含めた3陣営の総統と副総統候補が決まった。

 頼氏は総統候補を決める党内予備選で、蔡英文総統と公認を争ったものの、敗退し、去就が注目されていた。両氏は党内予備選で激しい争いを演じたことから、関係悪化が指摘されていた。頼氏が副総統候補に収まったことで、団結を内外にアピールし、選挙戦を有利に進めたい考えだ。

 民進党は17日、選対本部を正式に発足。選挙活動を本格化させる方針だ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000556-san-cn
中国初の国産空母が台湾海峡通過、総統選牽制か
11/17(日) 21:40配信産経新聞
 台湾の国防部(国防省に相当)は17日、中国初の国産空母が台湾海峡を北から南に通過したと発表した。来年1月の総統選を前に、独立志向の民主進歩党の蔡英文政権を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。国防部によると、空母は護衛の艦艇を随伴し、日本と米国の艦艇が追尾していたという。(台北 田中靖人)

198チバQ:2019/11/18(月) 10:44:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000031-jij_afp-int
ウイグル人に「情け容赦は無用」、中国政府の内部リークで新事実明らかに 米報道
11/17(日) 21:07配信AFP=時事
ウイグル人に「情け容赦は無用」、中国政府の内部リークで新事実明らかに 米報道
中国・新疆ウイグル自治区カシュガルで、モスクでの礼拝を終えたウイグル人らを見張る警察官(2017年6月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の少数民族ウイグル人に対する弾圧の新たな事実が、中国政府関係者が米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)にリークした大量の内部文書によって明らかになった。NYタイムズ(New York Times)が16日付の紙面で報じた文書によれば、習近平(Xi Jinping)国家主席はウイグル人の取り締まりに「情け容赦は無用」とハッパを掛けていた。

 文書には、習主席のこれまで非公開だった演説の内容や、ウイグル人監視や支配に関する報告が含まれている。NYタイムズに文書をリークしたのは、中国政界既成勢力の匿名の人物。リークによって、習主席を含めた政権幹部らによる「ウイグル人大量拘束の責任回避」を阻止したかったという。

 人権団体や国外専門家らによるこれまでの指摘によれば、ウイグル自治区には多数の収容施設が各地に設けられ、ウイグル人を中心としたイスラム教徒100万人以上が拘束されている。

 中国共産党は米国など国際社会が批判を強めているウイグル人弾圧をひた隠しにしてきたが、今回、NYタイムズが入手した403ページの内部文書によって、これまで知られてこなかった弾圧の実態があらわになった。 

 文書によれば、習主席は2014年にウイグル自治区の鉄道駅で31人が死亡したウイグル人による無差別攻撃事件の後、当局者を対象にした演説で、「独裁の仕組み」を活用して「テロリズム、侵入、分離独立」に対する「情け容赦は無用」の全面闘争を指示している。

 2016年に陳全国(Chen Quanguo)氏がウイグル自治区の新たな党書記長に就任すると、収容施設の数が急速に拡大。陳氏はウイグル人弾圧を正当化するため、2014年の習主席の演説内容を自治区当局者らに配布し、「拘束すべき者たちを一網打尽にせよ」と促していた。

 また、文書によれば、中国政府は自治区に帰省したウイグル人学生らが家族が行方不明、または施設に収容されたなどと知った場合の問い合わせに対する想定問答集も作成。当局者らはこうした学生に対して、家族は「過激思想ウイルス」に感染したため、軽い病が深刻化しないうちに治療が必要だと説明するよう指導されていた。

 さらに、党内にはウイグル人弾圧を不服とする者もいることが、文書からうかがえる。

 ウイグル自治区莎車県の責任者だった王勇智(Wang Yongzhi)氏は、収容施設に拘束されていたウイグル人計7000人以上を自らの判断で釈放したが、党の指示に背いたとして2017年から18年に取り調べを受け、処罰対象となった。流出文書によると王氏は、大量拘束によって対立が激化してウイグル人の憎悪が深まることを恐れたと当局に供述している。【翻訳編集】 AFPBB News

199チバQ:2019/11/18(月) 10:59:43

https://www.sankeibiz.jp/business/news/191115/bsm1911150500002-n1.htm
台湾総統選を左右する“亡国感” 対立の軸は「台湾の外にある中国」
2019.11.15 05:00



 中国への接近、香港の二の舞い危惧

 来年1月11日に運命の総統選投票を迎える台湾で話題になっているのが「亡国感」という言葉である。

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)
 発音が似ているドライマンゴーの「芒果乾」と書かれることもある。経済的にも発展し、民主政治が定着した台湾でどうして「亡国」なのだろうか。

 きっかけは連日、激しい警察とデモ隊の衝突が起きている香港情勢だ。中国に接近しすぎたら、台湾も香港のようになってしまう。台湾社会でそんな不安が広がっているのだ。警察隊に鎮圧される人々の姿から台湾の人々は「亡国」を思い浮かべるらしい。そして、与党の民進党が亡国感をあおっていると国民党は批判している。確かに、国民党が政権を取れば、台湾を中国に明け渡してしまう、と批判する人たちは、民進党サイドにいる。

 一方、民進党の蔡英文総統は「亡国感を最初にあおってきたのは国民党だ」とやり返した。それが指しているのは2008年までの民進党政権時代のことだ。

 当時、陳水扁総統は台湾の独立をあおるような言動を繰り返したため、台湾は中国だけではなく、米国からも「トラブルメーカー」と認定された。「民進党に任せたら台湾は駄目になってしまう」という宣伝を国民党は行い、圧倒的な得票で08年に馬英九政権が誕生した。自民党が「民主党政権の悪夢を繰り返してはいけない」と選挙で述べているのと似ていなくもない。

 こうした亡国感をめぐる議論を見ていると、台湾の中ではなく、台湾の外にある中国について、どう考えるかが対立軸になり、人々の心は揺れてしまうことが分かる。

 亡国感が話題になる一方で、今回、台湾の総統選自体は、いま一つ盛り上がっていない。現状では、現職の民進党・蔡英文氏が、国民党の公認候補、韓國瑜氏を寄せ付けない形で大きくリードしているからだ。

 台湾のテレビ局TVBSの最新世論調査によれば、蔡英文氏は韓國瑜氏を9ポイントリードしている。先月の調査からやや差は縮まったが、まだ蔡英文氏の安定リードだと言えるだろう。他の調査でも似たりよったり。しかも、国民党と支持層が重なる親民党のベテラン政治家、宋楚瑜氏が13日に総統選への出馬を表明した。韓國瑜氏は票が食われてしまうだろう。

 今週、香港中文大学が半ば「戦場」になった香港情勢の解決も程遠い。この中で韓國瑜氏が投票日までに差を詰めることは容易ではなく、「勝負あった」の声すらある。

 仮に、蔡英文氏が再選したとき、私だったら、どんなニュースの見出しをつけるか想像してみた。「民進党蔡英文氏が台湾総統再選、香港情勢が追い風に」ぐらいしか思い浮かばない。昨年11月の統一地方選で大敗を喫し、支持率が低迷していた蔡英文氏の何が良かったからここまでV字回復したのか、台湾の内在的要因からはちょっと書きにくい。いいことか悪いことかは別にして、香港問題の最大の受益者は蔡英文氏かもしれない。

 今の争点は同日に行われる立法院選挙である。民進党が昨年よりはだいぶ盛り返したとはいえ、政党支持率では国民党と拮抗(きっこう)している。民進党、国民党両方が過半数割れして、小政党との連立模索の事態もあり得る。民進党が少数与党になれば、蔡英文氏2期目の4年はかなり政権運営がやりにくくなる。残り50日余りとなった台湾選挙。「亡国感」というカードを手にした民進党が総統選で逃げ切り、立法院でも過半数を守るかどうかを見極めたい。

                   


【プロフィル】野嶋剛

 のじま・つよし ジャーナリスト。大東文化大学特任教授。朝日新聞で中華圏・アジア報道に長年従事し、シンガポール支局長、台北支局長、中文網編集長などを務め、2016年からフリーに。『ふたつの故宮博物院』『銀輪の巨人 GIANT』『台湾とは何か』『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』など著書多数。

200名無しさん:2019/11/18(月) 11:33:30
https://www.sankei.com/world/news/191118/wor1911180002-n1.html
香港理工大で激しく衝突 警官隊が未明に突入 負傷者多数か
2019.11.18 07:46国際中国・台湾
香港デモ
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デモ隊が占拠していた香港理工大に突入する警官隊(ロイター)
デモ隊が占拠していた香港理工大に突入する警官隊(ロイター)
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 【香港=藤本欣也】反政府活動が続く香港では17日、九竜地区にある香港理工大とその周辺でデモ隊と警官隊が激しく衝突、香港メディアによると、18日未明、警官隊が若者らが立てこもる大学構内に突入した。多数の負傷者が出ているもようだ。

 香港では、香港中文大に立てこもっていた若者らが16日未明までに同大を撤収した後、香港理工大が抗議活動の主戦場となっていた。

 17日から本格化した攻防戦では、催涙弾を撃ち込む警官隊に対し、若者らは火炎瓶を投げたり、弓で矢を放ったりして抵抗。ふくらはぎに矢が刺さった警官が病院に収容された。

 警官隊は放水車のほか、音波を投射してダメージを与える音響兵器も投入。若者らは手製の投石機などを使って抵抗を続けた。

 17日夜には警察車両が火炎瓶を受けて炎上、陸橋も炎に包まれるなど大学周辺は騒然とした。

 警察は「火炎瓶など全ての攻撃をやめなければ実弾の発砲も辞さない」と若者らに異例の“最後通告”を行ったが、若者らは放水車などに火炎瓶を投げ続けた。

 理工大に近い繁華街の尖沙咀(チムサチョイ)や佐敦などでも、若者ら市民が集まって警官隊と対峙(たいじ)するなど、混乱は各地で続いた。

 若者らは、理工大付近にある九竜半島と香港島を結ぶ海底トンネルの出入り口を封鎖、車両が通行できない状態が続いている。

 香港の全ての幼稚園や小中高校は18日も休校措置が取られた。

201チバQ:2019/11/18(月) 20:42:33
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-191118X760.html
「脱出」許さず一挙制圧の構え=香港理工大、警察が包囲―構内に数百人孤立
2019/11/18 19:35時事通信

 【香港時事】香港では18日も、九竜地区の香港理工大で、政府に抗議する学生らデモ隊と警官隊の衝突が続いた。一部学生らはキャンパスからの「脱出」を複数回試みたが、周辺地区を完全に包囲した警官隊は、催涙弾を使って学外に出たデモ隊を次々に拘束。警察側は、籠城を続ける学生らが消耗するのを待って一挙に制圧する狙いとみられる。

 警察は18日午後の記者会見で、理工大を「暴徒の武器製造工場と化した」と指摘。デモ隊が「変装」して抜け出すことを防ぐため、救護要員や報道関係者を自称する50人超を拘束したという。6月以降の逮捕者は4491人になった。

 理工大では11日から、一部の学生らによる立てこもりが始まった。周囲の幹線道路や九竜地区と香港島を結ぶ海底トンネルの入り口付近を封鎖したデモ隊は、16日以降、警官隊と激しい攻防を展開。投石器や火炎瓶、弓矢などを使って催涙弾や放水車を繰り出す警察側に対抗した。香港メディアによると、学内には500〜600人の学生らが残っており、複数の負傷者が出ているもよう。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1911180011.html
中国紙、香港デモへの批判強める 習近平氏の発言受け
2019/11/18 18:04産経新聞

 【北京=三塚聖平】激化している香港の抗議デモに対し、中国共産党機関紙の人民日報は18日付1面の論評記事で「『一国二制度』を守るか、破壊するかの闘争だ」と強調した。習近平国家主席が14日に新興5カ国(BRICS)首脳会議で抗議デモを強く非難して以降、中国メディアは批判のトーンを強めている。

 同記事は、香港をめぐる状況について「国家の主権に関わるものだ」と強調。その上で「わずかな妥協の余地もない」と、決して譲歩しない考えを強調した。

 人民日報系の環球時報は16日付の社説で、抗議デモを「新型のテロリズム」と非難した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の戦闘員と似通ってきたとしたほか、学生らと警官隊の間で衝突が起きた香港中文大などについて、「犯罪の基地になっている」と批判した。

 中国政府で香港政策を担当する香港マカオ事務弁公室の報道官は15日の談話で、習氏の発言について「過激な暴力分子と、その背後の支持勢力に対する厳重な警告だ」と指摘した。香港の抗議活動がエスカレートすれば、習氏発言を受けた中国政府が対応策を一段と強める懸念がある。

202チバQ:2019/11/18(月) 20:42:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1911180013.html
香港ルポ 理工大の学生を救え! 繁華街で若者たちが市街戦準備
2019/11/18 18:39産経新聞

 【香港=藤本欣也】香港理工大が警官隊に包囲された18日、付近の繁華街では若者たちがネットの呼び掛けなどに応じて集結し、“突入戦”や“市街戦”の準備に当たっていた。反政府デモが本格化してから5カ月以上が過ぎ、警察当局はデモを主導する学生らを一網打尽にする戦略だ。一方の若者たちは中高校生も参加した総力戦で抵抗を試みている。

 「理大を救え!」。反政府デモを支援する若者ら市民の間では、このスローガンが合言葉になった。

 香港理工大のキャンパスに近い繁華街、佐敦の交差点付近では午前中、石を砕く音が鳴り続けた。工事ではない。歩道のレンガをはがし、投石用に細かくする作業のためだ。

 「警察に囲まれた学生たちは助けを待っている。早くしなければ…」。懸命にレンガを石で割っていた女性(35)は、会社を休んで駆けつけた。

 「包囲された大学生たちに、僕たちができることは『勇気』を与えることだと思います。だから、何でもやるつもりです」

 こう話した少年はまだ16歳の高校生だった。香港の小中高校は14日から休校で、少年も多数、街頭の抗議活動に参加していた。

 地元のジャーナリストは「若者たちは、大学前に張られた警察の規制線を突破し救出活動を行う計画だ。激しい市街戦になるだろう」と話す。

 「(15日まで攻防戦が行われた)中大(香港中文大)はエリート校なので卒業生に政財界の有力者が多い。その点、理大は違う。警察はやりたい放題だ」

 18日、香港理工大から外に出たボランティアの医療メンバーらも拘束された。「暴動を支援したとの理由だ。信じられない。本当に警察はひどい」。14人の仲間が大学から戻ってこないという男性ボランティア(20)は憤った。

 18日未明に大学を脱出し命からがら帰宅した女子高校生(17)は「催涙弾の嵐で本当に怖かった。まだ大学に3、400人残っていた。みんな遺書を書いていた」と話した。

 「理大にゴキブリを殺しに行く。逃げるなよ、(1989年の)天安門事件を再現してやる」と叫ぶ警官とされる男の声もネットに出回り、市民たちのさらなる反発を買っている。

203チバQ:2019/11/18(月) 20:49:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111401017&g=int
【中国ウォッチ】香港の「高度な自治」縮小へ 〜共産党、締め付け強化の方針決定〜
2019年11月17日18時00分


デモ隊に対して催涙弾を発射する香港の警官=2日【AFP時事】
デモ隊に対して催涙弾を発射する香港の警官=2日【AFP時事】

 中国共産党は今年の最重要会議である中央委員会総会で、一国二制度を適用されている香港特別行政区の「高度な自治」を事実上縮小する方針を打ち出した。中央委は、中国側の香港に対する「全面的統治権」行使を拡大する方針を決定。デモを続ける香港の反対勢力への締め付けを強化するとともに、習近平国家主席(党総書記)率いる中国指導部の意向を香港政治により強く反映させる仕組みをつくり上げる狙いがあるとみられる。

◇中央の「全面的統治権」強調

 中国共産党は10月28日から31日にかけて、第19期中央委第4回総会(4中総会)を開き、最終日に「中国の特色ある社会主義制度の堅持と改善、国家統治体系と統治能力の現代化推進における若干の重大な問題に関する決定」を採択した。

 「決定」は党中央委の採択文書としては珍しく、香港などの一国二制度について詳しく言及し、「『一国』を必ず堅持することは『二制度』の前提・基礎であり、『二制度』は『一国』に従属し、そこから派生するものであって、『一国』の中に統一される」と主張。さらに「『一国二制度』のデッドライン(許容限界線)に挑戦する行為はどんなものであっても絶対に許容しないし、国家を分裂させる行為はどんなものであっても絶対に許容しない」とした上で、以下の方針を示した。

 香港とマカオの両特別行政区を対象としているが、マカオは反対勢力がほぼ皆無なので、事実上は専ら香港が対象だ。なお、ここで言う「中央」とは、党中央の指導下にある中央政府や全国人民代表大会(全人代=国会)などの中央国家機関を指す。

 (1)愛国者を主体とする「香港人による香港統治」「マカオ人によるマカオ統治」を堅持する。

 (2)中央が(中国)憲法と(香港・マカオ)基本法に沿って特別行政区に対して全面的統治権を行使する制度を整備する。

 (3)中央の特別行政区行政長官・主要当局者の任免制度とメカニズム、(基本法で規定された)全人代常務委の基本法解釈制度を改善し、憲法と基本法が中央に与えた各種の権力を法律に沿って行使する。

 (4)特別行政区で国家の安全を守る法律制度と執行メカニズムを構築、整備する。

 (5)行政長官が中央政府に責任を負う制度を整備する。

 (6)香港・マカオ社会、特に公職者と青少年の憲法・基本法教育、国情教育、中国史・中華文化教育を強化し、香港・マカオ同胞の国家意識と愛国精神を強める。

 (7)外部勢力が香港・マカオの問題に干渉し、分裂・転覆・浸透・破壊活動を行うのを断固として防ぎ、抑え込む。

204チバQ:2019/11/18(月) 20:49:56
◇政治活動規制の立法へ

 (1)の「愛国者」は親中派を指す。つまり、非親中派(民主派など)が長官になったり、立法会の過半数を非親中派が占めたりすることを認めない方針は不変で、習政権1期目だった2014年の雨傘運動(道路占拠運動)の時と同様、いわゆる「真の普通選挙」を導入する気はないということだ。

 (2)の「中央の特別行政区に対する全面的統治権」は14年、中国政府が香港白書で初めて提起した概念で、基本法には書かれていない。これが法律の上位にある党中央の重要文書に明記されたことで、一国二制度の枠組みは基本法を改正しないまま、一国を強め二制度を弱める形で実質的に修正されたと言ってよい。

 (1)と(2)の基本方針に沿って、取り組むべき課題(3)〜(7)が示された。

 (3)は、中央が香港に統治権を振るいやすくするため、長官人事に対する中央の影響力や基本法解釈の権限を持つ全人代常務委の香港に対する司法介入を拡大するということであろう。

 筆者は数年前に香港で、香港を担当する中国当局者が「香港行政長官は中央による任命制にすべきだった」と言うのを聞いたことがある。もちろん、これは非現実的だが、香港各界を代表して長官を選ぶ選挙委員会(1200人)の構成を変えて、中央の指示が確実に実行されるようにすることはあり得る。

 選挙委員はこれまでも大半が親中派だったが、委員の選出方法を変更(改悪)して、民主派を排除したり、親中派の中でも必ずしも習政権に従わない財界系の委員を減らして忠実な左派政党・団体系の委員を増やしたりすることができれば、中央の「全面的統治権」はより行使しやすくなる。

 (4)は明らかに、香港基本法23条に基づく「反逆」「国家分裂」「外国政治組織との連携」などの政治活動禁止を指す。董建華初代長官は03年、23条に従って国家安全条例を制定しようとしたが、民主派の「50万人デモ」と親中派の一部(財界系勢力)の造反で断念してレームダック(死に体)化し、05年に任期途中で退陣に追い込まれた。
握手を交わす中国の習近平国家主席(右)と林鄭月娥香港行政長官=5日【AFP時事】
握手を交わす中国の習近平国家主席(右)と林鄭月娥香港行政長官=5日【AFP時事】


 一方、中央にとって優等生のマカオは09年、同種の立法を完了し、18年には「習主席の『総体的国家安全観』という重要思想を貫徹するため」と称して、国家安全保障委員会を設立した。(4)は要するに「香港はマカオに学べ」ということであろう。

 また、香港基本法18条によると、香港で「動乱」などが起きて「緊急事態」が生じたと全人代常務委が認定すれば、中国の特定の法律を香港域内に適用することが可能になる。社会主義体制である中国の治安関係法規は反政府運動の弾圧には極めて有用だろうが、こうなると、一国二制度はもはや有名無実となる。

◇「外部勢力」の影響排除

 香港基本法43条は、長官は中央政府に責任を負うと規定しており、(5)はそれに関連する制度の整備を指す。「高度な自治」という建前があるので、中央が日常的に長官を指揮することは考えにくいが、長官から中央への報告や中央から長官への指示を増やすことを想定しているとみられる。

 中央政府は今年2月、香港政府に対し、「香港民族党」の活動禁止に支持を表明した上で、この問題に関して報告を求める異例の「公式書簡」を送った。こうしたケースが今後増加し、制度化されていく可能性が高い。

205チバQ:2019/11/18(月) 20:50:10
 (6)は、12年に香港政府が導入を断念した「国民教育」の復活だ。多くの香港人、特に若者たちが日米欧の先進諸国に親近感を持つ一方で心理的に「中国」と距離を置きたがるのは、中国の政治制度や歴史・文化がいかに素晴らしいかをこれまでの教育が十分に教えてこなかったからとの認識を前提としている。「香港人も中国人なのだから、中国人らしく振る舞え」「経済規模が世界2位になった偉大な祖国を誇りに思え」ということだろう。

 (7)の「外部勢力」は主に米国を意味する。中国側は、香港で起きる大規模な街頭運動の背後には米国の反中勢力がいると思い込んでおり、中国の一部である香港が反中・反共基地になることを恐れている。(4)の立法が実現すれば、香港政府は「外部勢力」との結託を理由に反政府運動に対する規制を強化できる。

 香港政府はこれまで、中央からの指示または圧力を受けて、国家安全条例制定、国民教育導入、民主派を排除する長官「普通選挙」導入、中国公安当局の香港介入を可能にする逃亡犯条例改正を試みて、ことごとく失敗した。さらに、デモ取り締まりのため、英領時代から悪法の典型として知られた超法規的な緊急状況規則条例(緊急条例)まで持ち出して、大きな反発を招いた。いずれも香港人の政治意識や感情を無視した強硬路線の結果なのだが、4中総会の「決定」はこの路線を強化するもので、火に油を注ぐことになる可能性が高い。

 中国国務院(内閣)香港・マカオ事務弁公室の張暁明主任(閣僚級)も11月9日、「決定」を補足する論文を発表し、23条立法や「国民教育」の必要性を明確に指摘。特別行政区に関して、中央は基本法に明記された外交・国防などの権限以外に「制度創設権」「(長官人事など)政府の組織権」「高度な自治に対する監督権」「長官に対する指令権」を持っており、これらの制度化が必要だと主張した。

◇対応能力欠く習政権

 香港の政治勢力は普通、民主派対親中派という構図で語られることが多い。ただ、厳密に言えば、雨傘運動をきっかけに民主派から分離する形で本土・自決派(本土派と自決派)と呼ばれる新興反中勢力が台頭。この勢力は「一つの中国」に反対もしくは懐疑的という点で、「一つの中国」の枠内で民主化を目指す伝統的な民主派と大きく異なる。

 また、民主派は基本的に非暴力主義の対話路線だが、本土・自決派(特に本土派)は警官隊との衝突も辞さない街頭行動を重視する。いわば「香港民族主義者」である本土派は中国ではなく香港を自分たちの「本土」と見なして、組織によっては香港独立を主張。民族主義というより民主主義の徹底を追求する自決派は香港の「民主自決」を唱える。

 したがって、中国側が今やるべきなのは、左派と財界から成る親中派を団結させると同時に、非親中派をなるべく分断して相対的に穏健な民主派を引き寄せることだが、習政権がやっていることは全く逆だ。

 習政権が擁立した親中派の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は過度に強硬なため、本来反りが合わない民主派と本土・自決派が共闘する状況を自らつくり出してしまった。

 なお、流ちょうな日本語を話すことから日本で有名になった香港の政治活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏は日本メディアで「民主の女神」と呼ばれることがあるが、実際には彼女は上記の区分で言うと、民主派ではなく自決派に属する。雨傘運動当時は政治団体「学民思潮」の主要メンバー(運動の途中まで広報担当)だったことから、「学民の女神」として知られた。その政治的同志が雨傘運動のリーダーとなった黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏である。

 また、習政権と林鄭氏は親中派をまとめることすらできない。逃亡犯条例改正のように、香港の国際金融センターとしての地位と機能の前提である法治を揺るがす施策は、親中派の財界勢力を不安にさせた。香港財界人の筆頭格で親中派の最有力人物である李嘉誠氏は若者の抗議活動に同情的な発言をしたため、今や中国公式メディアの批判の対象になっている。

206チバQ:2019/11/18(月) 20:50:30
 中国共産党はもともと、同党以外の政治勢力を取り込む統一戦線にたけていた。例えば、胡錦濤政権は10年の香港立法会(議会)選挙制度改革をめぐる駆け引きで民主派の分断に成功。この時の制度改革案は立法会で穏健民主派の賛成を得て、可決・成立している。

 これに対し、習政権は統一戦線が下手というより、そもそも人に上から命令したり脅したりするだけで、統一戦線の戦術を駆使して相手を引き寄せようという気はさらさらないようだ。こうした態度は、個人独裁と大国主義を好む習氏個人の考えを反映したものであろう。

 政治的自由を長年享受し、経済発展や法治の水準が先進国並みに高い香港の人々に対し、経済の発展段階がまだ中進国レベルで独裁体制下にある中国流の考えを押し付けるのは無理がある。

 習政権が強硬一点張りで4中総会の「決定」を実行していけば、香港は表面的な「中国化」とは裏腹に精神面の中国離れがさらに進み、その統治はますます困難を増していくと思われる【解説委員・西村哲也】。

207チバQ:2019/11/19(火) 10:08:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000074-mai-cn
台湾総統選 韓国瑜、宋楚瑜両氏が届け出 蔡英文氏も近く届け出、三つどもえの見通し
11/18(月) 21:36配信毎日新聞
台湾総統選 韓国瑜、宋楚瑜両氏が届け出 蔡英文氏も近く届け出、三つどもえの見通し
立候補の届け出をした後、記者団の取材に応じる国民党の韓国瑜・高雄市長(中央)=台北市で2019年11月18日
 台湾総統選(来年1月11日投開票)で最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長(62)と野党・親民党の宋楚瑜主席(77)が18日、選挙委員会に立候補を届け出た。与党・民進党の蔡英文総統(63)も締め切りの22日までに届け出をする。総統選は3氏による戦いの構図となる見通し。

 韓氏は届け出後、記者団に「この選挙は、2300万人の同胞の生死と存亡がかかっている」と決意を語った。昨年11月の高雄市長選でブームを起こして初当選し、勢いにのって今年7月、国民党の総統選公認候補に選ばれた。だがその後は人気に陰りもみられる。

 宋氏は届け出後、記者団に、外交や中台関係などあらゆる政策について「自信がある」と語った。総統選は4度目の挑戦となる。

 台湾紙「聯合報」が18日に発表した世論調査によると、3氏の支持率は、蔡氏43%▽韓氏27%▽宋氏11%。【香港・福岡静哉】

208チバQ:2019/11/19(火) 10:11:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000033-jij-cn
香港繁華街で衝突続く 中高生ら理工大の外へ
11/19(火) 9:04配信時事通信
 【香港時事】香港・九竜地区の繁華街では18日夜から19日未明にかけ、反政府デモ隊と警官隊が激しく衝突した。

 傘を盾に警官に接近し、火炎瓶を放つデモ隊に対し、警察側は催涙弾や放水車で鎮圧を図り、多数を拘束した。

 近くの香港理工大では警官隊による包囲が続いた。一部の学生らは、大学構内から続く橋の下へロープを使って降り、バイクで逃走を図った。ただ、外に出た若者は次々と拘束されている。

 公共放送RTHKによると、理工大に籠城するデモ隊には100人以上の中高生も含まれているもよう。立法会(議会)議員や校長らが警察の許可を得てキャンパス内に入り、デモ隊に帰宅するよう説得に当たった。19日未明、議員らに付き添われた100人以上が外に出たが、うち半数余りは中高生とみられる。

 警察は18歳以上は拘束。18歳未満は写真撮影や身元記録の後、帰宅させているという。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000048-kyodonews-soci
香港で身柄拘束の男性は東京農大学生
11/19(火) 9:47配信共同通信
 政府関係者によると、香港で続くデモを巡り身柄を拘束された20代の日本人男性は、東京農大の学生という。

209チバQ:2019/11/19(火) 19:29:08
https://www.asahi.com/articles/ASMCM2TRSMCMUHBI00D.html
香港デモ、学生ら600人投降 警察トップに強硬派昇格
有料記事

香港=冨名腰隆、益満雄一郎 香港=宮嶋加菜子 ワシントン=園田耕司 2019年11月19日12時20分

 香港政府に抗議する学生デモ隊が拠点とする香港理工大学で、立てこもる学生と警察の間の衝突が続いている。香港政府によると、約600人の若者が投降し、キャンパス内に残る人数は減少したが、19日午前も約100人の学生や中高生が立てこもりを継続しているという。

 警察は同大の周辺を包囲しており、学生に自主的な投降を呼びかけ、出てきた若者を次々と拘束している。18日夜以降、中学や高校の校長や立法会(議会)の前主席(議長)らが調停に入っており、約600人の若者が投降の呼びかけに応じた。このうち、約200人が18歳以下の中高生だという。だが、一部の若者は大学内にとどまっており、徹底抗戦する構えを崩していない。

 同大周辺では19日未明、立てこもっている学生の救出を呼びかけた市民のデモ隊と警察隊の激しい衝突が断続的に起き、警察は多数の催涙弾を放った。デモ隊は火炎瓶で応酬し、道路のアスファルトの焼け焦げた臭いが朝まで立ち込めていた。

 香港警察は19日、トップの警務処長に鄧炳強・副処長が昇格する人事を発表した。鄧氏は「強硬派」として知られ、デモ隊への取り締まりが今後、さらに強まるとの見方がでている。

 香港では19日午前も一部の地下鉄駅が封鎖され、公共交通機関に影響がでているほか、幼稚園と小中高校の休校も続き、市民生活に混乱が広がっている。

 一方、中国の全国人民代表大会…

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191119/k10012182521000.html
香港の裁判所に権限ない 中国全人代 マスク禁止違法の判断に
2019年11月19日 13時46分

香港での抗議活動の際にマスクなどで顔を隠すことを禁止する規則が、香港の憲法にあたる「基本法」に違反するとした香港の高等裁判所の判断について中国で立法を担う全人代=全国人民代表大会は、香港の裁判所には規則が基本法に違反するかどうかを判断する権限はないとする談話を発表しました。

香港の高等裁判所は、香港政府が先月、「緊急状況規則条例」を発動して抗議活動の際にマスクなどで顔を隠すことを禁止する規則を設けたことについて、市民の権利を必要以上に制限しているとして、香港の憲法にあたる「基本法」に違反するという判断をくだしました。

これについて中国で立法を担う全人代の担当部門の報道官は19日、「香港の法律が基本法に違反するかどうかは全人代だけが判断や決定をでき、ほかのどの機関にも権限はない」と指摘し、香港の裁判所には規則が基本法に違反するかどうかを判断する権限はないとする談話を発表しました。

また、中国政府で香港問題を担当する国務院香港マカオ事務弁公室の報道官も19日、コメントを発表し、香港の高等裁判所の判断について「全人代の権威と香港の行政長官の権力に公然と挑戦するもので、社会に深刻なマイナスの影響を与える」とする談話を発表しました。

全人代や中国政府の声明は、香港の司法の独立を脅かしかねないものだとして香港市民が一層反発することが予想されます。

210チバQ:2019/11/19(火) 19:31:47
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111900589&g=int
香港理工大から600人脱出 残留は100人超―香港・林鄭行政長官
2019年11月19日12時31分


18日、香港理工大の構内に立てこもり、医療処置を待つデモ隊(AFP時事)
18日、香港理工大の構内に立てこもり、医療処置を待つデモ隊(AFP時事)

 【香港時事】香港の林鄭月娥行政長官は19日の記者会見で、警官隊が包囲しデモ隊の籠城が続く香港理工大から約600人が脱出し、100人以上が依然残留していると明らかにした。長官は「平和的解決」の方針を強調した上で、残るデモ隊に対し、武器を捨てて「できるだけ早くキャンパスを出る」よう呼び掛けた。
<香港抗議デモ 関連ニュース>

18日、香港理工大構内から続く橋の下へロープを使って降りる学生ら(AFP時事)
18日、香港理工大構内から続く橋の下へロープを使って降りる学生ら(AFP時事)

 脱出した約600人のうち、18歳以上の約400人は即座に拘束された。他の約200人は未成年のため、個人情報を記録した上で帰宅させているという。籠城を続けるデモ隊は「徹底抗戦」を唱えているとみられる。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111901118&g=int
香港、100人弱が籠城続ける 覆面禁止「違憲」、中国認めず
2019年11月19日19時13分


 【香港時事】香港政府に抗議するデモ隊が拠点とする香港理工大では、19日も100人弱の学生らが籠城を続け、こう着状態に陥っている。学内からは「自由か死か」と徹底抗戦を唱えるメッセージが発信されており、警察側はすぐには強行突入に踏み切らず、学生側の疲弊を待ちつつ投降を促す考えだ。

 林鄭月娥行政長官は19日午前、立てこもっていた学生や中高生のうち約600人が投降に応じ、学内に残っているのは100人超と明らかにした。同日午後に入って学生らは少しずつキャンパスを離れ、残留組は少なくなっている。重罪に問われることを恐れ、投降に踏み切れない人もいるとみられる。
 ただ、残留者の多くは強硬派で、インターネット上には「自由がないなら死んだ方がましだ。歴史がわれらの無罪を証明してくれる」といった決意が書き込まれた。学内には約1カ月分の食料備蓄があるとの報道もあり、長期戦になる可能性もある。
 また、学生らを応援する市民も多く、各地で散発的な抗議活動が発生している。市民らは大学を取り巻く警察の包囲網の外側で抗議の声を上げたり、物資の運搬を試みたりした。
 一方、中国政府は、香港政府が10月に施行した「覆面禁止規則」に関して、香港高等法院(高裁)が香港の憲法に相当する基本法に違反していると判断したことに激しく反発した。国務院香港マカオ事務弁公室の楊光報道官は19日、「全国人民代表大会常務委員会の権威と香港行政長官の統治権に挑戦するものだ」と容認しない立場を明確にした。中国側は、高裁判決を強硬に覆す可能性も示唆している。
 中国政府は同日、定年になった香港警察トップである警務処長の後任に※炳強(※登にオオザト)副処長を充てる人事も発表した。※氏は2014年の「雨傘運動」時の指揮に携わった経験を持ち、強硬派として知られている。

211チバQ:2019/11/19(火) 19:35:14
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191119/k10012183141000.html
香港の抗議活動支持の絵馬 落書きやいたずら相次ぐ
2019年11月19日 19時23分

香港で抗議活動が続く中、全国の神社や寺で、抗議活動を支持する内容が書かれた絵馬の文字が二重線などで消されるケースが相次いでいることが分かりました。

このうち、奈良市の春日大社で撮影された絵馬の写真では、「香港人がんばれ」という中国語が二重線で消されているうえ、抗議を支持する内容とみられる「要求が1つも欠けてはならない」という中国語にバツ印が書き込まれています。春日大社によりますと、同様のケースはことし9月中旬以降、複数見つかっているということです。

また京都市にある清水寺でも、同様にバツ印が書き込まれるなどした絵馬が境内にあるのを確認しているということです。

大阪城にある「豊國神社」では今月上旬、香港の人が書いたとみられる絵馬が壊されているのが見つかりました。神社では、香港から訪れた観光客から、「香港人が書いた絵馬の上に悪口が書かれたりしているので注意を呼びかけてほしい」と依頼されたため、今月13日、日本語と英語、それに中国語で「ほかの方が書いた絵馬に落書きやいたずらはしないでください」といった内容を書いた貼り紙を行い注意を呼びかけています。

また、香川県琴平町の金刀比羅宮でも、香港で続く抗議活動を応援する内容の文字にバツ印や二重線を書き込んだような絵馬が見つかるなど、全国で同様のケースが相次いでいます。

絵馬を撮影した男性「悲しみと怒り感じる」
奈良県の春日大社で先月下旬に撮影された絵馬の写真です。絵馬には「抗議している人たちが求めている要求が1つも欠けてはならない」という意味の中国語が書かれていますが、その文章の上からバツ印が書き込まれています。さらに、「香港人頑張れ」という意味の文字も二重線で消されています。

写真は香港から旅行で訪れた31歳の男性が撮影したもので、男性は「この絵馬を見つけた時はとても不快な気持ちになった。悲しみと怒りを感じる」と話していました。
金刀比羅宮の絵馬には「ONE CHINA」
香川県琴平町の金刀比羅宮での絵馬堂には、中国語や英語などで「がんばれ香港」や「香港を取り戻せ」などと書かれた絵馬が70枚以上奉納されています。

19日午後2時ごろにNHKが確認したところ、抗議活動のスローガンになっている「光復香港 時代革命」などの文字の上にバツ印や二重線などを書き込んだ絵馬が、少なくとも8枚あることがわかりました。

このほか、抗議活動のスローガンのかたわらに中国や香港などは統一された国家であるべきだという主張を示す「ONE CHINA」という文字が書き込まれている絵馬も見つかっています。

212チバQ:2019/11/19(火) 19:36:45
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019111902000290.html
2019年11月19日 夕刊


香港警察トップ更迭 中国、覆面禁止「違憲」も批判
写真
 【香港=中沢穣】香港の高等法院(高裁)が抗議活動の際にマスクなどで顔を覆うことを禁じる「覆面禁止法」が香港基本法に違反しているとの判断を示したことに対し、中国全国人民代表大会(全人代)の報道官は十九日、「強烈な不満」を示す声明を出した。中国政府は同日、香港警察トップを交代させる人事も発表しており、香港の司法や政府人事への介入を深めている。

 声明は「香港の法律が香港基本法に合致しているかは全人代常務委員会のみが判断と決定ができ、ほかのいかなる機関もその権利はない」と主張した。さらに「覆面禁止法」は香港基本法に合致しているとした上で、「高等法院の決定は香港政府の統治能力を著しく弱める」と指摘した。

 中国政府で香港を担当する香港マカオ事務弁公室も同様の声明を出した。香港政府は高等法院の判断を不服として上訴する方針で、中国の介入が上級審の判断に影響する恐れもある。

 また、中国政府は十九日、香港警察のトップを交代させると発表した。「林鄭月娥行政長官の提案に基づく」としている。理由は明らかにしていないが、一連の抗議活動への対応の責任を取らされた可能性が高い。十月下旬に開催された中国共産党の重要会議では、司法や人事などで香港に介入することを決めていた。

 新任の警察トップ●炳強(とうへいきょう)氏は十九日に記者会見し、「暴力をたたき、できるだけ早く治安を回復させる」と述べた。

※●は登におおざとへん

213チバQ:2019/11/19(火) 19:39:10
https://www.sankei.com/world/news/191119/wor1911190022-n1.html
台湾・総統選、候補者出そろう 現職の蔡氏優勢
2019.11.19 18:35国際中国・台湾
膨張する中国
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19日、台北市内の選挙委員会に立候補を届け出た蔡英文総統と副総統候補の頼清徳前行政院長(右)=代表撮影
19日、台北市内の選挙委員会に立候補を届け出た蔡英文総統と副総統候補の頼清徳前行政院長(右)=代表撮影
 【台北=田中靖人】台湾の与党、民主進歩党の蔡英文総統(63)は19日、再選を目指す来年1月11日の総統選への立候補を中央選挙委員会に届け出た。野党候補2人も届け出を済ませており、候補者が出そろった。蔡氏は香港情勢が悪化した夏以降、中国に対する世論の警戒心を背景に選挙戦を優勢に進めている。

 蔡氏は届け出後、「香港情勢は悪化し、中国は台湾の選挙に介入している。あと4年間で台湾をさらによく、強くさせてほしい」と再選支持を呼びかけた。

 最大野党、中国国民党の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長(62)と野党、親民党の宋楚瑜(そう・そゆ)主席(77)は18日に届け出た。聯合報が同日付で掲載した世論調査によると、副総統候補も加味した支持率は、蔡氏が45%で、韓(29%)、宋(8%)の両氏を引き離している。

 台湾で対中政策を主管する大陸委員会が10月下旬に公表した世論調査によると、中国が台湾統一策として掲げる「一国二制度」に89・3%が「賛成しない」と回答。無所属での出馬を見送った柯文哲(か・ぶんてつ)台北市長は17日、蔡氏の優勢は選挙の結果次第で台湾が消滅しかねないとの「亡国感」が大きな要因で、「総統選はすでに消化試合に入った」との見方を示した。

 ただ、蔡氏の陣営は支持率回復が香港情勢という「外部要因」によるものであることを警戒。党の伝統的支持層である「台湾独立」派に人気の頼清徳(らい・せいとく)前行政院長(首相に相当)=(60)=を副総統候補に指名し、陣営固めを図る。

 韓氏は昨年11月の統一地方選で「韓流」と呼ばれる人気を呼んだが、香港でデモが活発化した夏以降、中国に融和的な姿勢が響いて蔡氏に逆転され、反転の兆しが見えない。政策面でも準備不足を露呈する場面が相次ぐ。韓氏は政策顧問団を主催する無所属の張善政(ちょう・ぜんせい)元行政院長(65)を副総統候補に据え、内政面の公約を充実させて中間層に支持を広げる考えだ。

214チバQ:2019/11/19(火) 19:40:24
https://www.sankei.com/world/news/191119/wor1911190023-n1.html
蔡氏優勢も上滑り警戒 国民党は混乱で苦戦 台湾総統選
2019.11.19 18:36国際中国・台湾
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18日、台北市内の中央選挙委員会に総統選の立候補を届け出た国民党の韓国瑜高雄市長(右)と副総統候補の張善政元行政院長(田中靖人撮影)
18日、台北市内の中央選挙委員会に総統選の立候補を届け出た国民党の韓国瑜高雄市長(右)と副総統候補の張善政元行政院長(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾で来年1月11日に行われる総統選は、再選を目指す民主進歩党の蔡英文総統が世論調査の支持率で優位に立つ。香港情勢が追い風になっている上、中国国民党の韓国瑜高雄市長の失点や同党の混乱に助けられている形だ。ただ、蔡氏の支持層は若者が多く、陣営は世論調査と実際の投票に差が出る可能性があるとして、上滑りを警戒している。

 国民党の韓氏は14日、一部海外メディアと会見し、自身を「親中派」とする見方は「誤解だ」と否定。「北京は香港での普通選挙を認めるべきだ」と踏み込んだ。ただ、馬英九前政権の「路線は変えない」とも述べ、中国との対話を重視する方針は維持した。国民党は中国との経済関係を支持につなげてきた経緯があり、対中姿勢での限界を示した形だ。

 韓氏は対中姿勢以外でも今月、過去にマンション5戸の転売で利益を得ていたことが報道を機に判明した。自身を「庶民」の代弁者と位置付け、既得権益層への不満をあおる手法で支持を固めてきただけに、陣営は釈明に追われた。

 加えて、総統選と同日の立法委員(国会議員に相当)選で党本部が13日に発表した比例名簿の当選「安全圏」に、中国との統一を主張する人物や呉敦義(ご・とんぎ)主席自身が入っていたことで批判が噴出。史上初めて名簿を作り直す騒ぎになった。来年1月の敗北による主席辞任を見越し、主席補欠選への出馬を表明する人物まで出ている。

 一方の蔡氏は、6月の党内予備選で“引退”を勧告された「台湾独立」派団体との関係を修復し、独立派が支持する頼清徳前行政院長(60)を副総統候補に迎えることに成功。18日の集会では「1足す1は2より大きい」と足元の支持固めに自信を示した。


 ただ、陣営の関係者は実際の投票行動を不安要素に挙げる。中国に厳しい姿勢を示す蔡氏への支持は、民主化後に生まれ「天然独(生まれながらの独立派)」と呼ばれる若年層が多い。大手テレビ局TVBSが15日に公表した世論調査によると、20〜29歳の支持率は韓氏の14%に対し、蔡氏は68%に上る。だが、事前投票制度がなく戸籍地での投票が義務づけられていることもあり、若者の投票率は低くなる傾向がある。関係者は「若者が実際に投票してくれるかは分からず、世論調査だけでは安心できない」と話している。

215チバQ:2019/11/19(火) 19:41:50
https://www.sankei.com/world/news/191119/wor1911190026-n1.html
中国、覆面禁止法「違憲」に反発 「重大な懸念」香港司法への圧力強化へ
2019.11.19 19:28国際中国・台湾
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18日、香港理工大近くで、警察官による放水から逃げるデモ隊の人たち(ロイター)
18日、香港理工大近くで、警察官による放水から逃げるデモ隊の人たち(ロイター)

 【北京=西見由章】香港のデモ参加者に覆面着用を禁じた「覆面禁止法」などが香港基本法(憲法に相当)に違反するとした香港高裁の判断について、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は19日の報道官談話で「香港の法律が香港基本法に違反していないか判断できるのは全人代常務委だけだ」と反発、「重大な懸念」を表明した。

 香港高裁は18日、「覆面禁止法」を“違憲”と判断。同法制定の根拠で、緊急時には香港政府トップの行政長官が立法会の審議を経ずに必要規則を設けられるなどとする「緊急状況規則条例」についても、行政機関による立法権の侵害を指摘した。

 これに先立ち、中国の韓正副首相は今月、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官に対し、暴力の制止が「香港の行政、立法、司法機関の共同責任だ」として“三権一体”によるデモ抑え込みを要求していたが、香港の独立した司法によって阻まれた形だ。

 全人代の談話は「一部の代表が強烈な不満を示している」とも言及しており、今後は中国側による香港司法機関への圧力が強まるとみられる。

 共産党中央党校の謝春濤(しゃ・しゅんとう)副校長は19日、外国人記者らへの講演で「香港基本法は、その解釈権が全人代常務委にあると明確に規定している。(香港高裁などの)関係方面は越権行為に及んでいないか反省すべきだ」と述べた。中国国務院(政府)の香港マカオ事務弁公室も19日の報道官談話で、香港高裁の判断は「全人代常務委の権威と、法が(香港)行政長官に付与した統治権に公然と挑戦するものだ」と反発した。


 国務院は19日、林鄭氏の指名に基づき、香港警察トップの警務処長に強硬派とされる●(=登におおざと)炳強(とう・へいきょう)副処長を昇格させる人事を決定。抗議活動の封じ込め強化に向けた動きとみられる。

216チバQ:2019/11/20(水) 09:26:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112000290&g=int
香港理工大、デモ隊投降続く 拘束の邦人男性は釈放
2019年11月20日08時53分

 【香港時事】香港政府に抗議するデモ隊が籠城し、警官隊が包囲する香港理工大では19日夜、逃走を図る学生らが相次ぎ、10人以上が拘束された。一方、在香港日本総領事館によると、17日に理工大周辺で拘束された20代の邦人男性が19日深夜に釈放された。けがはないという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112000268&g=int
米上院、香港人権法案を可決 デモ支援、中国けん制
2019年11月20日09時03分

 【ワシントン時事】米上院は19日、香港の自治と人権の擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」を満場一致で可決した。香港のデモを支持し、中国政府の介入をけん制するのが狙い。
 成立には、既に可決した下院の法案と内容を調整した上で大統領の署名が必要。成立すれば中国が反発するのは必至だ。
 トランプ大統領は同法案への態度を明確にしていない。年内の実現を目指す米中貿易協議の「第1段階」合意への影響を懸念し、法案署名には消極的という見方もある。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111901118&g=int
香港、なお数十人が籠城 中国、覆面禁止「違憲」認めず―警察トップを交代
2019年11月19日22時46分

19日、籠城していた香港理工大から投降する学生ら(EPA時事)
19日、籠城していた香港理工大から投降する学生ら(EPA時事)

 【香港時事】香港政府に抗議するデモ隊が拠点とする香港理工大では、19日も数十人の学生らが籠城を続けた。警察側は強行突入に踏み切らず、学生側の疲弊を待ちつつ投降を促す考えだ。また、中国政府は同日、香港高等法院(高裁)が覆面禁止規則を「違憲」とした判断について、容認しない立場を明確にした。
「脱出」許さず一挙制圧の構え 香港理工大、警察が包囲―構内に数百人孤立

 林鄭月娥行政長官は19日午前、籠城していた学生や中高生のうち約600人が投降に応じ、学内に残っているのは100人超と明らかにした。その後、学生らは少しずつキャンパスを離れ、残留組は少なくなっている。警察当局は同日午後までに、学生ら約1100人を拘束するなどした。
 香港メディアによると、19日午後に学生らを連れて大学から出てきた立法会(議会)議員は「学内の十数人はなおとどまることを主張した」と語った。残留組は「罪は犯しておらず、警察に従って投降する気はない」などと話しているという。
 一方、中国国務院香港マカオ事務弁公室の楊光報道官は19日、香港高裁が18日にデモ隊の覆面を禁じる規則を香港基本法(憲法に相当)に違反していると判断したことを受けて、「全国人民代表大会常務委員会の権威と香港行政長官の統治権に挑戦するものだ」と批判した。中国側は、高裁判決を覆す可能性も示唆している。
 中国政府は19日、定年になった香港警察トップである警務処長の後任に※炳強(※登にオオザト)副処長を充てる人事を発表。※氏は2014年の「雨傘運動」時の指揮に携わった経験を持ち、強硬派として知られている。

217チバQ:2019/11/20(水) 18:53:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00000031-jij_afp-int
「絶対に諦めない」 香港デモ隊占拠の大学内、今も約50人が立てこもり
11/20(水) 16:10配信AFP=時事
「絶対に諦めない」 香港デモ隊占拠の大学内、今も約50人が立てこもり
香港理工大学で、デモの参加者らが休憩所として使用する体育館(2019年11月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】香港の民主派デモの参加者の一部が大学キャンパスの占拠を始めてから4日目を迎えた20日、警察に包囲された構内では今も数十人が立てこもりを続けている。支持者らは警察を混乱させるため、市内の鉄道路線を妨害しようとインターネット上で呼び掛けている。

【写真】大学キャンパス内の駐車場の床で眠るデモ参加者たち

 香港理工大学(Hong Kong Polytechnic University)に残るデモ隊によると、状況が悪化し、さらに警察がデモ隊排除のために実弾を撃つと警告したことを受け数百人が脱出したが、今も50人近くが構内にいるという。

 疲れ果てた若者たちの集団はキャンパス内をさまよったり、火炎瓶を準備したり、体育館の床で睡眠を取ったりしている。

 弓矢を持っていた15歳の参加者は、ウィリアム(William)とだけ名乗って取材に応じ、「絶対に諦めない。そう、最後まで闘い続ける」と述べたが、「でも、弓を使えば、警察は必ず何かしらの弾を撃ち返してくるから、とても危険だ。実弾かもしれない」と語った。

 一部の参加者らは夜間、医療的判断により車輪付き担架に乗せられて脱出した。現場のAFP記者は20日未明、逃げ出そうとした約10人の学生を警察が追いかけて身柄を拘束する瞬間を目撃した。

 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のルパート・コルビル(Rupert Colville)報道官はスイス・ジュネーブの本部で、OHCHRが香港理工大での状況を「深刻に懸念」していると述べた。

 利用者の多い鉄道路線の一部は20日にまたも妨害された。地元メディアによると、デモ隊は地下鉄のドアが閉じないように妨げ、駅を破壊。その後、通勤者の長蛇の列ができたという。ネット上では、市民たちに昼間の休憩中に通りに出て抗議するよう求める投稿が拡散された。

 香港の教育当局は20日、先週から閉鎖されていた小中学校を再開。だが幼稚園は今も閉鎖が続いている。地元メディアによると、ある学校では覆面をした学生らが校舎に続く道にバリケードを敷き、地元住民ともみ合いになった。機動隊が学生らを排除し、一部を逮捕したという。【翻訳編集】 AFPBB News

218チバQ:2019/11/21(木) 10:52:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00000598-san-cn
香港、鳥かごの自治 中国高官「自治権は政府が授けるもの」
11/20(水) 22:37配信産経新聞
 香港のデモ参加者に覆面着用を禁じた「覆面禁止法」が香港の実質的な憲法である香港基本法に違反するとした判断について、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会はこれを全否定する声明を発表した。香港の「高度な自治」や「独立した司法」は、あくまで中国側が認めた範囲に限られる“鳥かごの中の自治”にすぎないというのが中国側の主張だ。

 香港基本法は、その解釈権や改正権が全人代常務委にあると規定する一方、香港の裁判所も解釈を行うことを原則認めている。ただ全人代常務委が19日に発表した報道官談話は、香港の法律が香港基本法に違反しているか判断できるのは同常務委だけで「その他のいかなる機関も判断の権限はない」と主張した。

 全人代常務委は2016年、香港立法会(議会)の反中派議員の資格取り消しを決めるなど過去に5回解釈権を行使している。ただその都度、香港の司法の独立を損なう動きとして批判を受けてきた。

 中国国務院(政府)香港マカオ事務弁公室の張暁明主任は11月に発表した声明で「香港の高度な自治権は固有のものではなく、中国政府が授けるものだ」と指摘。香港の高度な自治権が、中国政府の権力に対抗することはできないと強調した。(北京 西見由章)

219チバQ:2019/11/21(木) 10:53:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00000589-san-cn
香港、大量の催涙弾でダイオキシン発生 健康被害も
11/20(水) 21:24配信産経新聞
 【香港=藤本欣也】若者らが立てこもりを続ける香港理工大では20日までに、中高校生約300人を含む約1千人が投降した。なお数十人程度が立てこもっているとみられる。一方、警官隊が大量の催涙弾を撃ち込んだ理工大の周辺などで、健康への悪影響を懸念する声が高まってきた。

 米上院は19日、「香港人権民主法案」とともに、香港警察に催涙ガスやゴム弾などの装備を輸出することを禁じる法案も可決した。

 抗議活動を催涙ガスなどで鎮圧している香港に対しては、英国など欧州各国も同様の措置を取っている。香港は現在、主に中国製の催涙弾を撃っているが、今後、中国製への依存度がさらに高まることになる。

 こうした中、香港公共放送RTHKによると、香港警察が15日、催涙弾の使用で有毒なダイオキシン類が発生することを確認し、市民の間で不安が広がった。燃焼温度が高い中国製催涙弾はダイオキシン類が発生しやすいとの見方もある。

 香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、デモが本格化した6月9日以降、香港警察は少なくとも1万1100発の催涙弾を撃っている。特に香港中文大では12日だけで約1千発、理工大とその周辺では18日だけで約1400発の催涙弾を撃った。

 大学以外でも、ビジネス街の中環(セントラル)や繁華街の尖沙咀(チムサチョイ)、旺角(モンコック)などで連日連夜、催涙弾が撃ち込まれている。こうした街では一夜明けても歩くだけで目と鼻に異常を感じる。用心をして出勤を取りやめる妊婦もいる。

 因果関係は不明ながら、香港メディアは(1)中文大や理工大周辺でスズメの死骸が多く見つかった(2)前線でずっと取材していた香港の記者がダイオキシン類の過剰摂取により皮膚病を発症した-と報じている。

 14日から休校となっていた香港の小中高校は20日、授業が再開された。しかし理工大周辺では「校内に催涙ガスが残っている恐れがある」として休校を続ける学校もあった。今後、催涙ガスによる環境汚染が社会問題化する可能性が高い。

220チバQ:2019/11/21(木) 11:20:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-00010006-nishinpc-int
「誰が敵か味方か分からない」疑心暗鬼が交錯する街…記者が見た香港の今
11/21(木) 10:20配信西日本新聞
「誰が敵か味方か分からない」疑心暗鬼が交錯する街…記者が見た香港の今
香港理工大では警察車両の走行を妨げるため、周辺の道路に無数のレンガが置かれた=14日夜、香港(撮影・川原田健雄)
【特派員オンライン】
 「今夜、救出作戦を決行する」。19日、デモ隊が占拠した香港理工大周辺で取材していると、こんな情報が会員制交流サイト(SNS)で流れた。大学から脱出した若者を市民が車で安全な場所に運ぶという。

【動画】学生が警官に連行される瞬間

 合流地点の記載はないが、想定される場所に行くと支援者らしき市民が確かにいた。4人組の男女が物陰から双眼鏡で警官の様子をうかがっている。運転席に人影のある車も十数台、路上駐車していた。「いざという時は一部が道をふさいで警察を足止めする計画だ」。同行した香港人の知人が教えてくれた。

 離れた陸橋には先ほどの4人組を凝視する男性がいた。私の後ろにも男性2人組がつけてくる。私服警官だ。警察も情報をつかんでいるのだろう。

 路地に入ると、若い女性が不自然にスマホを向けてきた。彼女はデモ支援者か。カメラをかついだ私を警察の偽記者だと疑って撮影したのかもしれない。「誰が敵か味方か分からない。これが今の香港だ」と知人。結局この場所では、救出劇も大捕物も起きなかった。わずかな街灯に照らされた暗い街は、疑心暗鬼の濃い闇に覆われているような気がした。 (香港・川原田健雄)

西日本新聞社

221チバQ:2019/11/21(木) 11:21:08
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/561025/
【動画あり】逃げるか、残るか…「自首は自殺行為」 香港学生の葛藤
2019/11/20 6:00 (2019/11/20 13:06 更新)
西日本新聞 一面 川原田 健雄
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警官に連行される若者。逮捕されて後手に手錠をかけられていた。

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学校関係者に付き添われて理工大を離れる未成年の若者

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警官に連行される若者。逮捕されて後手に手錠をかけられていた。

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学校関係者に付き添われて理工大を離れる未成年の若者



 【香港・川原田健雄】デモ隊と警察がにらみ合う香港理工大では19日も、多数の学生らが立てこもりを続けた。「逃げるか、残るか、外の救援を待つか、なかなか決められない」。学内に残る学生は、西日本新聞の取材に追い詰められた胸の内を明かした。警察の包囲網をかいくぐって外に出た若者は、緊迫の脱出劇を語った。


 「食べ物がかなり減った。水は足りているけど、催涙ガスで汚染されているかもしれない」。理工大1年のアキさん=仮称=は、19日未明から断続的に会員制交流サイト(SNS)を通じた取材に応じた。図書館で寝泊まりし、食事のたびに仲間と脱出方法を話し合うという。警察は投降を呼び掛けるが「それは自殺行為。自首すれば暴動罪で起訴される」と不信感を募らせた。

 脱出すべきか、否か-。アキさんが19日午後、SNS上で友人に意見を求めると7割超が「脱出」を勧めた。数時間後、アキさんは「2日後に会いましょう」と書き残し、連絡が途絶えた。警察に捕まっても証拠不十分で起訴されなければ48時間で釈放される。ネット上には「捕まっても『催涙弾が怖くて外に出られなかった』と言えば起訴されない」という書き込みがあり、アキさんもそれを狙って外に出たようだ。逮捕されたかは不明だ。

   ◇    ◇

 デモ隊の「救護班」として活動する男性(27)は18日夕、理工大の北端にある施設から学外へ逃げた。きっかけは「警官が交代する夕方は夜間より警備が手薄だ」というSNSの情報。脱出ルートを調べて賛同者を募り、約30人で一斉に大学施設を囲む金網をよじ登った。

 「見張りの警官がよそ見していた。運が良かった」。近くの道路に出た後、上り坂を数百メートル走って外部支援者の車約10台に乗り込んだ。途中で気付いた警官隊が催涙弾を放ち、白煙に巻かれた5人が逃げ切れなかった。「逃げ切った安心より、全員助からなかったことがショックだった」

 男性によると、18日午後時点では学内に約400人の若者がおり、警察の放水で約20人が低体温症にかかっていた。「精神的に深刻なダメージを受けている若者もいた」という。

 「学内ではどうやって逃げるか口論が絶えなかった」と男性。一方で「政府や警察に対する怒りはみんな消えない。理工大が鎮圧されてもデモはもっとひどくなる」と言い切った。

一面

222チバQ:2019/11/21(木) 11:22:03
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/554527/
香港分断、家族まで 警官の夫と溝、離婚を協議 デモ支持か否か
2019/10/28 6:00 (2019/11/19 12:27 更新)
西日本新聞 国際面 川原田 健雄
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「なぜデモ隊が先鋭的な行動を取るのか、夫は理解しようとしない」と訴えるヤンさん(仮名)=10月、香港

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「なぜデモ隊が先鋭的な行動を取るのか、夫は理解しようとしない」と訴えるヤンさん(仮名)=10月、香港

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「なぜデモ隊が先鋭的な行動を取るのか、夫は理解しようとしない」と訴えるヤンさん(仮名)=10月、香港


 「逃亡犯条例」改正案を契機に始まった抗議活動が続く香港で、政府支持か、デモ支持かを巡り社会の分断が深まっている。長引く混乱はビジネスや家族の絆にも亀裂を生み、市民生活に暗い影を落としている。

 「一番身近な人を怖いと感じるようになった。自分とはまるで違う人間のようで…」。香港の小学校でソーシャルワーカーとして働くチェリー・ヤンさん(40)=仮名=は、14年間連れ添った警察官の夫(40)への不信を口にした。

 夫婦仲に亀裂が入ったのは、7月21日夜に香港北西部の元朗地区で起きた事件がきっかけ。デモ帰りの市民が白いTシャツを着た集団に襲撃され、45人が負傷した。複数の通報があったにもかかわらず、警察は到着が遅れ、一部警官は棒を持った白シャツ集団を見ても取り調べなかったと報じられた。白シャツ集団は地元犯罪組織の構成員とみられ、警察がデモ隊への暴力を黙認したとの見方が市民に広がった。

 「なぜ警察は何もしないの?」。そう尋ねても夫は「警察は間違ってない。悪いのはデモ隊だ」と繰り返すばかり。その後、デモのニュースが流れるたびに「デモ隊はゴキブリだ。(もし俺が)警察じゃなくても殴りに行きたい」とののしるようになった。「警察はプライドが高い。間違いを認めると全てが崩れてしまう。だから自分たちは正しいとしか言えない」とヤンさんは指摘する。

 平和なデモに限界を感じ、過激な行動で政府に声を届けようとする若者たち。その思いを理解しない夫にヤンさんの気持ちはふさぐ。「19歳から警官の夫が信じるのは(警察などの)体制。人間性を重視するキリスト教徒の私とは考え方が違う」。激しい夫婦げんかを繰り返した末、会話はなくなり、8月末から離婚に向けた話し合いを続ける。「2人の子どもの前では夫婦を演じているけど、私たちの結婚は死んだも同然」

 亀裂は夫婦にとどまらない。祖父母の代から香港に住むヤンさんの親族も、中国と仕事のつながりがある政府支持派と、デモ支持派に分かれる。口論にならないよう親族で集まる機会は減った。「集まっても食事は別のテーブルで取り、言葉を交わさない」という。

 警察とデモ隊。そのはざまにいる警官の家族だからこそできることはないか、とも考える。衝突の現場に出向き警察とデモ隊双方に「互いをののしるのはやめよう」と呼び掛けたこともあった。警官の家族同士で通信アプリのグループをつくり、融和に向けた取り組みを話し合うが、妙案はない。「今は警察もデモ隊も挑発的でどうにもならない」とヤンさんはため息をつく。

 心配なのは子どもの世界にまで分断が広がらないかだ。インターネット上では警官の子どもに対するいじめを呼び掛ける動きもある。「いじめなんて許されるはずがないのに、なぜそんな呼び掛けが起きるのか。根本原因を考えないと解決にはならない」と訴える。

   ◇    ◇

 香港では企業やメディアの「色分け」も進む。政府支持は「青」。警察の制服の色だ。対してデモ支持は「黄」。2014年の民主化デモ「雨傘運動」の象徴となった色だ。「青」とみなされるとデモ隊の破壊行動の標的となる。米コーヒーチェーンのスターバックスコーヒーや日系の元気寿司も、香港の運営会社が「青」に色分けされ、一部店舗が破壊された。

 各店舗を色分けし、地図上に表示するスマートフォン用アプリも登場。デモ参加者に食事を無料提供し「黄」とされた香港島の飲食店は「売り上げが3、4割伸びた」(男性従業員)という。

 住宅建材を販売する男性(35)も「黄」だが、取引相手とはデモの話題を避けている。デモ支持なら取引を打ち切るという親中派の顧客が少なくないからだ。中国寄りの考えを持つ年配の大工も多いという。「曖昧に相づちを打ちながら相手がどんな考えか見極める。しばらくこういう状態が続くだろう」と話した。 (香港で川原田健雄)

223チバQ:2019/11/21(木) 20:15:11
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201911210005.aspx
野党・国民党、比例名簿上位に親中派で物議 与党・民進党が批判/台湾
【政治】 2019/11/21 18:34 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
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国民党の呉敦義主席(左)と民進党の卓栄泰主席
国民党の呉敦義主席(左)と民進党の卓栄泰主席
(台北中央社)来年1月に実施される立法委員(国会議員)選挙。対中融和路線を取る最大野党・国民党の比例名簿上位に親中派の人物が入っているとして物議を醸している。台湾独立志向を持つ与党・民進党はこれに対し、反発を強めている。

国民党が13日に発表した名簿には、デモ隊を鎮圧する香港警察への支持を表明した葉毓蘭氏が1位に据えられており、4位には元陸軍中将で、中国で習近平氏が司会を務めた式典に出席した経験がある呉斯懐氏、8位には中国との統一を支持する邱毅氏が名を連ねていた。名簿が発表されると、たちまち批判が噴出。呉敦義主席(党首)自身も入っていたことで、党内の若手からも不満の声が上がり、党は名簿の作り直しを余儀なくされた。だが、新しい名簿には公認を辞退した邱氏を除き、葉・呉両氏は依然として上位に残っている。

これらを受け、民進党の卓栄泰主席は21日未明、フェイスブックを更新。国民党の呉主席宛てにつづった文章で、同党の名簿は「国家の安全に大きな脅威と破壊をもたらす」と指摘。検討し直すよう呼び掛けた。呉主席は同日朝、この投稿に「公正な手続きと制度によって作られた名簿だ」とコメントを残し、反論した。

国民党は21日、中央選挙委員会(選管)に名簿を提出した。

(余祥、劉冠廷/編集:楊千慧)

224チバQ:2019/11/22(金) 11:39:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-00000120-jij-cn
香港の衝突、ほぼ沈静化 選挙前に「過激行動」自制 交通妨害は継続
11/21(木) 18:28配信時事通信
香港の衝突、ほぼ沈静化 選挙前に「過激行動」自制 交通妨害は継続
21日、規制線が敷かれ、警察の包囲が続く香港理工大
 【香港時事】混乱が続く香港で21日、区議会(地方議会)選を3日後に控える中、警官隊とデモ隊との衝突はほぼ沈静化した。

 香港理工大では一部の学生らが依然立てこもりを続けているが、警察当局は「強制排除の期限は設けない」と表明し、投降を促している。

 香港ではこの日も通勤時間帯の交通妨害が行われ、鉄道の一部路線で運行に支障が出た。香港島と大陸側の九竜地区を結ぶ海底トンネルも混乱の影響で復旧に至っておらず、封鎖が続いている。一方、1週間近く続いた域内全学校の休校措置は20日に解除され、日常の活動が戻りつつある。

 24日の区議選を前に、インターネット上では「過激な行動を控えよう」と呼び掛けられている。警察に拘束されてしまうと、投票に行けなくなるからだ。デモ隊の象徴である黒い服やマスクの着用も避けるよう促している。

225チバQ:2019/11/23(土) 09:59:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191123-00000008-jij-kr
文政権、強まる逆風 GSOMIAの延長決定に反発も
11/23(土) 7:13配信時事通信
 【ソウル時事】韓国の文在寅政権は失効期限ぎりぎりに日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄方針を覆し、事実上の協定延長を決定した。

 日米韓連携の「象徴」ともされるGSOMIAから離脱すれば、日本だけではなく、米国との関係が悪化し、外交的孤立が避けられないという危機感が背景にあったとみられるが、韓国側の実質的な譲歩で政権には逆風となりそうだ。

 米国が相次いで高官を訪韓させ、韓国に協定維持を迫った背景について、韓国の軍事専門家は「GSOMIAが破棄されれば、日米韓の3国連携が崩れ、中国との対立を念頭に置いた米国のアジア戦略が狂うことになる。日韓だけの問題ではなく、米韓の問題になっていた」と語る。

 韓国は中国とも、在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備問題を受け、関係は冷え込んだまま。文政権が力を入れる北朝鮮との関係改善も米朝の非核化協議の停滞を受けて中断状態となる中、協定延長で何とか日米韓の枠組みにとどまり、孤立化を回避した形だ。

 文政権は国内問題でも圧力にさらされている。景気の悪化で経済政策への不満が強まっているほか、不正疑惑が浮上した側近の※国(※恵の心が日)氏の法相起用を文大統領が強行したことは世論の猛反発を招き、支持率は「危険水準」とされる40%を一時割った。

 さらに、日本との軍事協力であるGSOMIAにはもともと否定的な韓国世論がある。22日発表された世論調査では、協定破棄に51%が賛成、反対は29%にとどまった。GSOMIAの事実上の延長で支持層から文政権への反発が強まる可能性もある。来春に総選挙を控える中、厳しい政権運営が続きそうだ。

226チバQ:2019/11/24(日) 21:49:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASMCS51JYMCSUHBI00Z.html
香港区議選、投票率最高 民主派躍進、初の過半数獲得か
2019/11/24 20:42朝日新聞

香港区議選、投票率最高 民主派躍進、初の過半数獲得か

香港で24日、投票所の外に長い列をつくって順番を待つ有権者ら=AP

(朝日新聞)

 政府への抗議デモが続く香港で24日、4年に1度の区議会選挙が実施された。デモが本格化して最初の選挙は、政府への信認を問う「事実上の住民投票」とも言われた。記録的な投票率となっており、結果が示す民意は今後の香港情勢にも影響を与えそうだ。

 投票率は午後6時半(日本時間同7時半)時点で60・36%に達し、1997年の中国返還後、最高だった前回選挙の最終的な投票率を13ポイント余り上回った。記録的な投票率の上昇を受け、現在約3割の議席にとどまる民主派が大幅に伸長するとの見方が強まっている。

 国家分裂の動きを禁じる「国家安全条例」に反発して大規模なデモが起きた2003年の区議選でも民主派が躍進したが、過半数には至らなかった。今回、民主派は初の過半数をうかがう勢いを見せている。

 投票率を押し上げたのは、市民やデモ隊の要求を拒み続ける香港政府への不信や政治変革を求める機運の高まりとみられる。一方で、社会の安定を優先するため、「与党」に当たる親中国派の議員を支持する声も根強い。

 区議選は18区議会の全452議席を、1人1票の直接選挙で争う。政府トップの行政長官の選挙などのように親中派に有利な仕組みがないため、香港で最も民意を反映しやすい選挙とされている。投票は同日午後10時半(日本時間同11時半)まで行われ、大勢は25日未明に判明する見込み。(香港=益満雄一郎)

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-191124X443.html
香港区議会選、投票所に長蛇の列=市民、SNSで呼び掛け
2019/11/24 18:28時事通信

 【香港時事】香港の区議会選の投票日となった24日は、多くの投票所で順番を待つ人が長蛇の列をつくった。投票率は、投票開始8時間後の午後3時半(日本時間同4時半)時点で、2015年の前回実績(約47%)を超え、選挙に対する関心の高さを示した。反政府抗議活動を支持する市民らが、インターネット交流サイト(SNS)などで投票を呼び掛けたことが奏功した格好だ。

 投票所となった新界地区・沙田の公民館では、投票開始の午前7時半(同8時半)を前に大勢の人が集まった。この選挙区は民主派と親中派候補による一騎打ち。候補者で民主派団体「民間人権陣線」(民陣)代表の岑子杰氏は、現場で取材に応じ、「今回の選挙は香港の未来の方向性に対する住民投票のような位置付けだ」と強調。投票によって香港政府や中国政府に「ノー」と意思表示するよう有権者に呼び掛けた。

227チバQ:2019/11/25(月) 08:55:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000002-jij-cn
民主派、圧勝の勢い 親中派は大幅減 香港区議選
11/25(月) 5:34配信時事通信
民主派、圧勝の勢い 親中派は大幅減 香港区議選
25日未明、香港区議選で民主派が圧勝する見通しとなったことを受け、喜ぶ民主派支持者たち(AFP時事)
 【香港時事】香港で24日投票が行われた区議会(地方議会)選挙は25日、開票作業が進み、民主派が過半数の議席を獲得、圧勝する勢いだ。

 議席の約7割を占めていた親中派は大幅に議席を減らす見込み。地元メディアが報じた。

 今回の区議選は、逃亡犯条例改正案に端を発した6月の大規模デモ以降、初の全土的な選挙。民主派の躍進は、警察の「暴力」追及や普通選挙実施を掲げて抗議を続けてきた民主派やデモ隊の活動が、改めて市民の支持を得たことを示した。一方、林鄭月娥行政長官が率いる香港政府と背後にいる中国の習近平政権に「ノー」を突き付けた形だ。

228チバQ:2019/11/25(月) 09:35:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000010-asahi-int
香港区議選、民主派大学生ら続々当選「警察への批判票」
11/25(月) 7:57配信朝日新聞デジタル
香港区議選、民主派大学生ら続々当選「警察への批判票」
当選を決め、投票所の外で支持者とともに「五大要求は一つも欠けてはならない」などと叫ぶ「民間人権陣線」代表の岑子杰氏(右)=2019年11月25日、香港・沙田、高田正幸撮影
 24日に実施され、民主派が過半数を獲得した香港の区議会選挙では、政府への抗議デモを呼びかけてきた民主派の団体トップや、デモに参加してきた大学生ら多くの新人議員が当選した。

 25日未明、九竜半島にある沙田地区の当開票所。現職の親中派議員をやぶり、初当選を決めた民主派の市民団体「民間人権陣線(民陣)」の岑子杰・代表(32)は、「私1人の勝利ではなく、香港人にとっての勝利だ」と胸を張った。

 民陣は6月以降、数十万人から200万人規模のデモを主催してきた主要な民主派団体。岑氏は10月16日に繁華街の旺角(モンコック)の路上でハンマーをもった覆面姿の集団に襲われるなど2回の襲撃を受けた。

 区議選の投票が締め切られた24日午後10時半ごろ、杖をつきながら開票所で報道陣の前に姿を表し、約50人の支持者と開票作業を見守った。25日午前1時過ぎに勝利が知らされると、同じ会場にいた親中派の対立候補と握手し、笑顔を見せることなく、記者会見にのぞんだ。

 岑氏の沙田地区は、デモ隊と警察隊の衝突が繰り返された地域だ。岑氏は報道陣に「(有権者が)警察の暴力を自ら目にしていたことが、私の得票につながった」と警察への批判票が集まったと分析した。

朝日新聞社

229チバQ:2019/11/25(月) 09:49:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000002-jij_afp-int
香港区議会選、民主派圧勝の見通し 投票率は過去最高
11/25(月) 9:04配信AFP=時事
香港区議会選、民主派圧勝の見通し 投票率は過去最高
香港で実施されている区議会議員選挙で、票を投じるために並ぶ人々。海怡半島で(2019年11月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】激しい抗議デモが続いている香港で24日投票が行われた区議会(地方議会)選挙は、民主派が圧勝する見通しとなった。現地メディアが25日、報じた。今回の区議会選は、香港政府の抗議デモ対応への事実上の住民投票だと見られている。

【写真】香港で実施されている区議会議員選挙で、票を投じるために並ぶ人々

 香港全域の18区議会選の投票所には長蛇の列ができた。選挙管理委員会は有権者登録した413万人のうち約71%が投票したと発表。1997年に英国から返還されて以降、香港の区議会選史上で最高の投票率だ。

 区議会はバス路線やごみ収集など、コミュニティーレベルの事項を扱い、選出される議員は452人。これまでは盛り上がりを見せることがほとんどなかった区議会選だが、今回は新たな様相を示している。

 英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)が25日早朝までにまとめた241 選挙区の集計によると、勢力別の獲得議席は民主派が201、親中国派が28、独立系が12となっている。

 これまで区議会は親中国派が優勢だった。変化を求める有権者らは、民主派が勢力を増せば、中国政府や、中国政府の支援を受けた林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官へのメッセージになるだろうと期待している。

 香港は数か月前から、大規模な抗議デモと、警察とデモ隊との暴力的衝突という大きな混乱に見舞われている。デモ隊は香港の直接選挙とともに、警察の残虐行為の徹底調査などを要求している。【翻訳編集】 AFPBB News

230チバQ:2019/11/25(月) 09:50:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000002-mai-cn
香港区議選 民主派が半数を大きく超える圧勝の見通し
11/25(月) 7:56配信毎日新聞
香港区議選 民主派が半数を大きく超える圧勝の見通し
香港の区議選で、投票所前は市民で長蛇の列になっていた=香港・湾仔で2019年11月24日午前11時44分、福岡静哉撮影
 24日に投票された香港区議選(地方議会選、任期4年)は即日開票され、香港メディアによると、民主派が全452議席のうち少なくとも310議席を獲得した。さらに上積みする勢いで、半数を大きく超えて圧勝する見通しとなった。民主派が区議選で過半数を獲得するのは1997年の香港返還以来、初めて。また、18ある区議会の大半で過半数を制するとみられる。6月から続く政府への抗議デモを受けて政府への不満が強く示された形だ。

 確定投票率は71・2%。区議選を含む返還後の全選挙で最も高い投票率だった。新区議の就任は来年1月1日。

231チバQ:2019/11/25(月) 16:37:21
https://www.asahi.com/articles/ASMCS7HMBMCSUHBI033.html
香港区議選、民主派が圧勝 全議席の8割超を獲得
香港=益満雄一郎 2019年11月25日12時15分


 政府への抗議デモが続く香港で24日に行われた区議会選挙で民主派が圧勝し、一部香港メディアは全452議席の8割を超える386議席を獲得したと報じた。1997年の中国返還後、民主派による過半数の獲得は初めて。香港メディアが25日未明、報じた。民主派の勝利が確実になったことで、中国政府は香港政策の見直しを迫られる可能性がある。

 民主派の改選前の議席は約3割で、今回の選挙で大幅に躍進した。民主派はデモを支持する民意が示されたとして普通選挙の実現などの要求を強める構えで、今後の香港情勢に大きな影響を与えそうだ。

 区議選の投票率は暫定で71・2%に達し、過去最高だった前回選挙の最終的な投票率を約24ポイント上回った。市民やデモ隊の要求を拒み続ける香港政府への不信や政治変革を求める機運が高まったことで、投票率が大幅に上昇した。

 民主派は選挙戦で、デモに参加する若者らを積極的に擁立し、全選挙区で親中派と対決する構図となった。香港・中国の両政府を支持する親中派は社会の安定を訴え、巻き返しをはかったが及ばなかった。

 区議選は1人1票の直接選挙で争い、香港で最も民意を反映しやすい選挙とされている。6月にデモが本格化してから最初の選挙で、政府への信任を問う「事実上の住民投票」とも言われた。(香港=益満雄一郎)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019112502000248.html
民主派「香港人の勝利」 区議選 親中派ぼうぜん

2019年11月25日 夕刊
【香港=共同】「香港人の勝利だ」「政府に対する不満の結果だ」。二十五日未明、香港区議会(地方議会)選挙で当選を決めた民主派候補者らは、興奮した様子で支持者らと喜びを爆発させ、民意に沿うよう政府へ求めた。一方、惨敗した親中派の候補者は「異常だ」とぼうぜん自失となった。 

 六月以降大規模デモを先導してきた民主派団体「民間人権陣線」の岑子傑(しんしけつ)代表(32)は、対立候補と新界地区の開票所で開票作業を見つめた。当選が分かり大歓声が上がると、涙ぐむ支援者と抱擁。右腕を突き上げ「(普通選挙の導入など)五大要求は一つも欠けてはならない」と叫んだ。

 岑氏は八月と十月にバットを持った男らに襲われ負傷しており、恐怖を感じながら選挙を戦った。社会全体の政治的関心の高まりが結果につながったとし、目を赤くしながら「香港人の勝利だ」と語った。

 二〇一四年の香港大規模民主化デモ「雨傘運動」のリーダーで、立候補を無効とされた黄之鋒(こうしほう)氏の代わりに出馬した林浩波(りんこうは)氏(40)も当選。「香港、中国両政府への不満が結果に反映された」と話した。

 「天地がひっくり返った。異常な選挙だ」。落選した親中派の弁護士何君尭(かくんぎょう)氏(57)は自身のフェイスブックへの書き込みで動揺を隠さなかった。親中派の女性候補者は「政府の貧弱な統治」が敗北の原因と強調、香港政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官を批判した。

232チバQ:2019/11/25(月) 16:38:09
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019112502100014.html
怒り、恐れる民意がもたらした「圧勝」 香港区議選、対応迫られる政府

2019年11月25日 夕刊


25日未明、香港で、民主派候補の当選を祝う支持者たち=AP

写真
 〈解説〉香港の区議会選挙は、民主派が歴史的な圧勝を収めたことで、デモを支持する明確な民意が示された。抗議活動が六月から続き混迷が続く香港は、大きな節目を迎えた。

 区議会は地域課題について政府に提言する役割で、立法権はない。だが今回は抗議行動に対する住民投票の意味合いが強い。

 投票所で取材した有権者からは、過激なデモ活動への不安や香港経済に与える影響を危惧する声も上がった。だが実弾を発射したり、市街地に大量の催涙弾をばらまく警察・政府への怒りや、「一国二制度」によって香港が大切に守ってきた「自由」や「人権」が、このままでは奪われてしまうという恐怖心が、それを上回った。

 今回の選挙結果を受け香港政府は、「警察の暴力に対する独立調査委員会の設置」や「普通選挙の実現」など、デモ隊が求めてきた政治要求に応じるよう迫られる。大学などで過激な行動を展開してきた「勇武派」の若者たちは、区議選が延期されないよう一時的に活動を控えてきた。香港政府が具体的な対応をとらなければ、過激な活動が再開される可能性は高い。

 今回の選挙結果を受け香港政府は、「警察の暴力に対する独立調査委員会の設置」や「普通選挙の実現」など、デモ隊が求めてきた政治要求に応じるよう迫られる。大学などで過激な行動を展開してきた「勇武派」の若者たちは、区議選が延期されないよう一時的に活動を控えてきた。香港政府が具体的な対応をとらなければ、過激な活動が再開される可能性は高い。

 香港政府の後ろに控える中国政府は、香港への強硬姿勢を強めており、デモ隊の要求を容認する可能性は低い。だが、ここまで明確な民意が示された中、デモへの強硬姿勢が続けば、国際社会の批判も一層強まるだろう。 (香港・坪井千隼)

233チバQ:2019/11/25(月) 16:39:32
https://www.sankei.com/world/news/191125/wor1911250013-n1.html
香港区議会選 民主派大勝の衝撃 示された民意と深まる混迷
2019.11.25 11:41
 【香港=藤本欣也】注目された香港区議会選は過去最高の投票率を記録し、親政府・親中派勢力が惨敗、民主派勢力が大勝した。

 香港政府に対する不信任とともに、現在の反政府・反中デモを支持するという民意が示された形だ。香港政府への支持をことさら強調してきた中国の習近平政権の敗北でもある。

 抗議活動に勢いがつくのは間違いなく、さらなる譲歩を迫られる当局が今後、どんな対応をとるかが焦点となる。

 「最近の抗議活動が暴力化したとの批判は支持者の間でも少なくない。区議会選はその民意を計るバロメーターとなるだろう」

 民主派の立法会(議会)議員は投票前、不安げにこう話していた。親中派勢力が選挙戦で訴えたのも、「民主派は暴力を支持している」という点に尽きた。

 著名な親中派の政治家、何君堯(か・くんぎょう)氏は投票日の24日、「投票率が高いのは、最近の(デモ隊の)暴力事件を受けて、沈黙していた市民たちが目覚めた結果だ」と主張、民主派の暴力に異議を唱えるため市民たちが投票所に向かった-と強弁してみせた。

 しかし、選挙結果をみれば民意は明らかだ。有権者の3人に2人以上が投票所に出かけ、民主派が8割以上の議席を取った衝撃は大きい。6月16日、主催者発表で200万人もの市民が反政府デモに参加したときの衝撃度に匹敵する。

 区議会選に出馬していた何氏自身、まさかの落選を喫し、親中派惨敗の象徴となった。

 今後、民主派など反政府・反中勢力が区議会選大勝を追い風に、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官に対し「5大要求」の残りの受け入れを迫っていくのは必至だ。

 (1)逃亡犯条例改正案の完全撤回(2)デモを「暴動」と認定した香港政府見解の取り消し(3)警察の暴力に関する独立調査委員会の設置(4)拘束されたデモ参加者らの釈放(5)行政長官選での真の普通選挙の導入-である。

 中でも、一人一票の直接選挙で実施された区議会選を通じ、民意を明確に示すことができた市民たちは一層、普通選挙の実現を求めていく可能性が高い。

 民主派は近く大規模集会を組織し、政府への圧力を強めていくとみられる。米国で「香港人権民主法案」が成立すれば、運動はさらに活気づくだろう。

 林鄭氏はすでに逃亡犯条例の撤回を余儀なくされたが、次なる譲歩をできるのか。つまり中国当局が今回の区議会選をどう総括し、どう対応するのか。譲歩に応じるのか、林鄭氏おろしに動くのか、一層の強硬策に踏み切るのか-。

 区議会選で民意は明確に示された。しかし半年近く続く香港の抗議活動の行方は、さらに混迷の度を深めることになった。

234チバQ:2019/11/25(月) 21:53:29
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20191125k0000m030316000c.html
香港区議選開票終了 民主派が452議席中385議席獲得し圧勝
2019/11/25 20:09毎日新聞

香港区議選開票終了 民主派が452議席中385議席獲得し圧勝

香港の区議選で、街頭で支持を呼びかける各陣営の運動員ら=香港・湾仔で2019年11月24日午後1時56分、福岡静哉撮影

(毎日新聞)

 香港区議選(地方議会選、任期4年)は25日午後、開票が終了し、香港メディアによると、計452議席のうち、民主派が85%を占める385議席を獲得して圧勝した。区議選で民主派が過半数を取ったのは1997年の中国への返還後初めて。これまで約7割の議席を占めていた親中派は惨敗した。6月に香港政府への抗議デモが大規模化してから初の全土的な選挙で、デモ支持と、政府やその後ろ盾である中国指導部への反発という民意が明確に示された結果となった。【香港・福岡静哉】

確定投票率は前回(2015年)の47%をはるかに上回る71・2%で過去最高となった。中国返還後に実施された立法会(議会)選や区議選のいずれの記録も更新した。

 区議は政権運営には関わらず、その権限は政府への政策提言などに限られる。ただ地域住民に対する影響力があり、民主派が大勝した今回の選挙結果は、半年近く続く政府への抗議デモにも追い風となる。

 今回の選挙は18区議会の直接投票枠452議席を争った。香港紙によると、17区議会で民主派が過半数を制した。親中派全体の得票率は4割程度だったが、小選挙区制度のため獲得議席は13%にとどまった。

 選挙とは別に、北部の新界地区と離島には伝統的に27議席が与えられ、すべて親中派とされる。この議席を加えた総数(計479議席)でみれば、民主派は385議席、親中派は86議席となる。

 民主派は現役大学生を含む多くの新人が当選を決めた。香港当局に出馬を禁じられた「雨傘運動」(14年)の元学生リーダー、黄之鋒氏(23)が自身の選挙区に擁立した林浩波氏や、大規模デモを主催してきた民主派団体「民間人権陣線」の岑(しん)子傑代表も当選者に名を連ねた。

 一方、親中派は区議会議長やベテラン議員ら現職が相次いで落選した。香港では立法会(議会)議員と区議を兼任できるが、多くの親中派の立法会議員が区議選では落選した。デモ隊から激しく批判され、選挙中に若者に腹部を刺される重傷を負った親中派の現職、何君尭氏も当選できなかった。

 一部の若者による抗議活動が過激化していたため、投票所が混乱し、区議選が延期されることも懸念されていた。だがデモ隊の間で「選挙を妨害すべきでない」との意見が広がり、目立った混乱はなかった。

 区議選は18歳以上に「1人1票」があり、香港で最も民主的な選挙。今回は返還後最多の1090人が立候補していた。新区議の就任は来年1月1日。

235チバQ:2019/11/25(月) 21:54:37


3464 :チバQ :2019/11/25(月) 21:53:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1911250019.html
【香港区議会選】デモ封じ込めの構え崩さず 中国当局、論評避け沈黙
2019/11/25 19:19産経新聞

 【北京=西見由章】香港区議選で民主派が圧勝した結果について、中国当局や多くの官製メディアは25日、正面からの論評を避けて沈黙を守った。反政府デモの封じ込めを図る強硬姿勢が香港の民意によって否定され、中国側は国際的にもさらに厳しい立場に追い込まれたといえるが、抗議活動を厳しく取り締まる構えは崩していない。

 日本を訪問している中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は25日、首相官邸で記者団に、区議会選挙の最終結果はまだ出ていないとした上で「情勢がどう変化しようとも香港は中国領土の一部だ」と強調。「香港の安定や繁栄を損なういかなる企ても目的を達することはない」と述べた。

 中国外務省の耿爽(こう・そう)報道官も25日、選挙結果への論評は避けつつ「暴力の制止と秩序回復が香港の最も緊迫した任務だ」とし、デモ隊などの「暴力犯罪行為」に対する香港警察や司法機関の厳しい処罰を支持した。

 一方、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は25日の社説で、「逃亡犯条例」改正案に端を発した「騒ぎ」が続く現状は民主派が「一時的な動員力」を発揮するのに有利に働いた半面、体制派(親中派)にとっては圧力になったと指摘した。

 社説は、民主派の勝利は「暴力的なデモへの支持を決して意味しない」とし、「暴徒が鼓舞されることを防がなければならない」と主張。体制派の得票率は不利な状況ながら約40%に達したとして「国や香港を愛する民衆は落胆する必要はない」と訴えた。

236チバQ:2019/11/26(火) 09:48:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000576-san-cn
香港区議会選 民主派、85%の議席確保 地滑り的勝利
11/25(月) 20:09配信産経新聞
 【香港=三塚聖平】24日に投票が行われた香港区議会(地方議会)選挙は25日、開票作業が完了した。香港メディアによると、直接選挙で選ぶ全18区で計452議席の8割超を民主派が獲得する地滑り的勝利となった。1997年の中国返還後に民主派が過半数を獲得するのは初めて。「逃亡犯条例」改正問題に端を発した抗議デモが本格化した6月以降に香港全域で行われる選挙は初めてで、民主派は政府の対応の賛否を問う「住民投票」と位置づけていた。

 香港ネットメディア「香港01」によると、民主派は直接投票枠の約85%に相当する385議席を獲得。選挙前は約7割を占めていた親中派は約1割の59議席と惨敗した。親中派の大物として知られる何君堯(か・くんぎょう)氏が敗北するなど、多くの選挙区で民主派新人が親中派の現職を破った。

 選挙管理委員会によると暫定の最終投票率は71・2%と過去最高だった前回2015年の47・01%を20ポイント超も上回った。投票者数は約294万人。中国返還後の香港で行われた直接選挙で最も高い投票率だった。

 香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は25日、区議会選の結果を受けて「社会の現状や深刻な問題に対する市民の不満が反映された。政府は謙虚に市民の意見を拝聴し、真剣に反省する」とする声明を発表した。今後、香港政府や中国政府がデモ隊側の要求に対してどのような反応を見せるかが、デモの行方を左右することになる。

 香港メディアは、行政長官を選ぶ選挙委員会のうち約1割に相当する117人分の区議会議員枠を、今回の圧勝で民主派が全て占めるとの見通しを報じている。2022年に予定される次期行政長官選にも一定の影響を与えることになるとみられる。

237チバQ:2019/11/26(火) 15:32:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000006-jij_afp-int
ウイグル人収容施設、散髪頻度まで厳しく管理 内部文書
11/25(月) 10:20配信AFP=時事
ウイグル人収容施設、散髪頻度まで厳しく管理 内部文書
中国・新疆ウイグル自治区ホータン市にある、ウイグル人などが拘束されている「再教育施設」施設の監視塔(2019年5月31日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の少数民族ウイグル人に対する弾圧に関し、新たにリークされ24日に公開された内部文書で、大規模な収容施設内では被収容者の散髪の頻度から扉に鍵をかける時間まで、中国当局の厳格な管理下に置かれていることが明らかになった。

【写真】中国・新疆ウイグル自治区で、モスクを出るウイグル人を見張る警察

 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手し、世界で17社の報道機関が公開したこの文書により、中国当局が新疆ウイグル自治区にある各収容施設での生活を厳格に管理するために発していた指令内容が明らかになった。権利団体や専門家らによると、これらの施設にはウイグル人などイスラム教徒の少数民族を中心に100万人以上が拘束されている。

 今回のリークの1週間前にも、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が400ページを超える内部文書を入手。これには、2014年にウイグル人過激派が新疆ウイグル自治区の鉄道駅を襲撃した後、習近平(Xi Jinping)国家主席が当局者らに対し、同自治区内の分離独立主義や過激思想の取り締まりに「情け容赦は無用」と命じていたことが記されている。

■被収容者は「生徒」

 新たにリークした文書には、同自治区の治安トップが2017年に承認した収容施設の運営に関するガイドラインのリストや、拘束対象とする市民を選ぶために、警察がどのように個人情報を収集し人工知能(AI)を利用したかを示す情報機関の報告書などが含まれている。

 ICIJによるこの文書の英訳によると、中国当局が拘束下にある市民を収容施設から「卒業」しなければならない「生徒」と呼んでいること、職員向けのガイドラインには「散髪やひげそりを適時行うこと」など詳細にわたる日常生活の管理方法が提示されていること、さらに拘束下にある人々の携帯電話の所持を厳しく禁じていることなどが分かる。

 拘束下にある市民は「思想的転換、学習と訓練、自制心」などを加点制で評価される。また「寮室のドア、廊下のドア、各階のドアは全て2重に鍵をかけるよう」定められている。

 在英中国大使館は文書の内容を否定し、文書公開に携わった機関の一つである英紙ガーディアン(Guardian)に対し、報道は「全くの作り話で、偽ニュースだ」と反論した。【翻訳編集】 AFPBB News

238チバQ:2019/11/26(火) 16:05:39
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191126/for1911260002-n1.html
GSOMIA完敗で韓国・文大統領“断末魔” 習近平主席は激怒!「文政権転覆計画」か…日本国内の“親韓派”は猛烈な「安倍潰し」へ (1/3ページ)
スクープ最前線
2019.11.26
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の、断末魔が続いている。日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を当分維持すると発表したが、韓国国内で「日本側が泣きついてきた」「謝罪した」などと大ウソを発信し、「(日本側が)意図的に歪曲(わいきょく)して発表した」などとイチャモンを付けてきたのだ。日本側は否定した。日米両国の対韓不信が続いているだけでなく、レッドチームの中国や北朝鮮も激怒しており、「文政権転覆工作」が動き出しかねないという。韓国国内での「反文政権」勢力の不穏な動きと、12月下旬で調整されている日韓首脳会談に向けた日本国内での「安倍晋三政権潰し」の動きとは。ジャーナリストの加賀孝英氏による最新リポート。

習近平 文在寅大統領


 「安倍首相は『譲歩は絶対しない』と毅然(きぜん)とした態度を貫いた。100%日本の勝利だ。文大統領は自爆だ。全世界に恥をさらした」

 官邸関係者はこう語った。

 韓国政府は22日夕、「GSOMIAの破棄通告の停止(=いつでも終了可能という前提付き)」と、「日本の輸出管理強化に関する世界貿易機関(WTO)への提訴手続きの停止」を発表した。GSOMIAの失効期限(23日午前0時)まで6時間という、ギリギリの決断だった。

 ご承知の通り、GSOMIAは米国が主導して、中国や北朝鮮、ロシアを牽制(けんせい)するために締結させた「東アジア安全保障戦略」の要だ。文政権が破棄に踏み切れば、「米韓同盟の解消」「中朝ロのレッドチーム入り」を宣言、米国に“宣戦布告”したに等しい。

 文氏はどうかしている。「すべて日本が悪い」といえば「米国をダマせる」と妄信した。韓国大統領府の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長を秘密裏に訪米させて米政府高官を説得しようとしたが、無駄だった。超ド級の愚か者というしかない。

 外務省関係者は「米国は激怒し、本気で韓国を『裏切れば報復する』『経済制裁で焦土にする』などと、恫喝(どうかつ)した。文政権は土下座だった。勝手にケンカを売って、勝手に全面降伏。世界の嘲笑の的だ。日米はともに文政権の決断に『歓迎』を表明した。だが、信じられない。現に『大ウソ』を連発している」と語った。

239チバQ:2019/11/26(火) 16:06:03
 例えば、こうだ。

 (1)文氏率いる与党「共に民主党」を中心に、今回の決断は「文大統領の外交的勝利だ」と一方的に吹聴している。大笑いだ。韓国メディアですら「無能外交」と批判している。

 (2)大統領府幹部らが「日本側が『GSOMIAを延長したい。交換条件で、韓国に対する輸出管理厳格化を見直したい』と言ってきた」など、日本が泣きついてきたと、デタラメを吹聴している。

 (3)さらに、「日本が、輸出管理厳格化を見直す『日韓局長級協議の開始』を承認した」という情報をリークしている。大ウソだ。

 米情報当局関係者がこういう。

 「文氏は事実を隠そうと必死だ。GSOMIA破棄は、文氏の選挙公約であり、韓国の50%以上の国民が支持していた。事実を知れば、彼らが憤激して『反文デモ』に合流する。文政権は即日崩壊する。退役軍人・予備役らで結成された『決死隊』は『救国のため、年末までに文政権を倒す』と動いている。ドナルド・トランプ米大統領は、文氏が大嫌いだ。『あいつはウソつきだ』と言っている。米国は文氏を助けない」

 そもそも、文政権は2017年、中国に「三不の誓い」を立て、事実上「レッドチーム入り」し、米国の追及から逃げ回っていた。

 実は、「中国と北朝鮮が文政権転覆工作に動き出しそうだ」という驚愕情報をつかんだ。以下、日米情報当局関係者から入手した情報だ。

 「中国の習近平国家主席が激怒しているらしい。韓国側は極秘裏に『日本をたたいてくれ。助けてくれ』と泣きついていた。GSOMIA破棄は『中国への忠誠の証(あかし)』だ。だが突然、破棄を撤回した。すさまじい裏切りだ。指導部から『文政権殲滅(せんめつ)工作』発動の声が出てもおかしくない」

 ■怒りの正恩氏「文政権打倒」の危険

 「GSOMIA破棄は、北朝鮮が求め、文氏が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に誓った約束だ。だから北朝鮮は、GSOMIA維持を求める日米を罵倒してきた。それが裏切られた。正恩氏は怒り心頭だ。韓国には約5万人の北朝鮮工作員がいる。『文政権打倒』で国民を扇動する危険がある」

 茂木敏充外相は23日、来日した韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と、名古屋市内で会談した。両氏は、12月下旬に中国で開かれる日中韓首脳会談に合わせ、日韓首脳会談を調整することで一致した。

 だが、外事警察関係者は「文政権は生き残りをかけて、日韓首脳会談で、安倍首相に『韓国の輸出管理厳格化の見直し』を言わせ、勝利宣言するつもりだ。現在、韓国に汚染された日本の国会議員、官僚、マスコミ関係者が猛烈な勢いで『安倍潰し』で動いている。日本が危ない」といった。

 韓国と友好関係を結ぶことは賛成だ。しかし、あえていう。安倍首相、いわゆる「元徴用工」の異常判決で生じた国際法違反状態は、何一つ解消されていない。文政権は信用できない。断固、譲歩してはならない。

 ■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。

240チバQ:2019/11/26(火) 18:56:08
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112600978&g=int
デモ、再び活発化へ 民主派、立法会選にらみ攻勢―香港
2019年11月26日18時14分

26日、香港の九竜地区で、警官隊(左)とにらみ合うデモ隊(AFP時事)
26日、香港の九竜地区で、警官隊(左)とにらみ合うデモ隊(AFP時事)

 【香港時事】24日の香港区議会選で民主派が歴史的勝利を収めたことを受け、デモ隊は反政府抗議活動を再び活発化させる見通しだ。区議選を通じてデモのお墨付きを得た格好となり、民主派などは来年9月の立法会(議会)選を見据え、直接投票による行政長官選挙の実現などの要求を一層強めるとみられる。
 「逃亡犯条例の改正に反対する市民の勇気ある行動が、香港人を覚醒させた」―。区議選で91議席を獲得し、第1党に躍進した民主派政党・民主党の胡志偉主席(党首)は25日、要求実現に向け、ほかの民主派政党と協力して政府に攻勢を掛ける考えを明らかにした。
26日、香港政府庁舎で記者会見する林鄭月娥行政長官
26日、香港政府庁舎で記者会見する林鄭月娥行政長官

 同日には早くも、初当選した民主派候補約60人が、デモ隊と警官隊が選挙前に激しい攻防を繰り広げた香港理工大近くの公園に結集。政府に警察の包囲を解くよう求めたほか、今もなお学内に残り、体調が悪化している学生らの治療を許すよう要求した。民主派団体は、12月8日に大規模デモを呼び掛けている。

241チバQ:2019/11/26(火) 18:58:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000001-asahi-int
フィリピン副大統領、18日間で麻薬担当の職解かれる
11/25(月) 0:12配信朝日新聞デジタル
フィリピン副大統領、18日間で麻薬担当の職解かれる
2017年3月、式典に参加するフィリピンのドゥテルテ大統領(右)とロブレド副大統領=ロイター
 フィリピンのドゥテルテ大統領は24日、ロブレド副大統領を麻薬犯罪取り締まりの責任者から解任した。多くの市民が殺害される捜査手法を批判してきたロブレド氏は、ドゥテルテ氏の挑発的な任命を受けて今月6日に就任したが、わずか18日間で一方的に職を解かれた。

 フィリピンでは、麻薬犯罪撲滅を掲げるドゥテルテ氏のもと、麻薬の密売などに関わったとされる5500人以上が警察官に殺害されてきた。巻き添えになって無実の人が殺害される例も多く、国際社会に批判されている。

 こうした手法を政権内から批判してきたロブレド氏は10月31日、ドゥテルテ氏に麻薬犯罪取り締まりを担う責任者に任命されると、「罪なき人が殺されるのを止めるチャンスになるなら」として受諾していた。

 解任の理由について、パネロ大統領報道官は24日、現地メディアに「大統領は忍耐強く待ったが、2週間以上たっても彼女は明確な麻薬犯罪防止策を出さなかった。人々の命が関わる政策で1日は永遠に値する」などと明かした。

 現地報道によると、ロブレド氏は責任者に就任後、ドゥテルテ氏と麻薬犯罪について議論する場はなかったとされる。

 パネロ氏はまた、ロブレド氏が「大統領が私が嫌いなら、辞めろと直接言うべきだ。そもそも、なぜ任命したのか」と20日に発言したため、ドゥテルテ氏がこれに応じて解任したとの見方も示した。

 ただ、この発言に先立つ19日の時点で、ドゥテルテ氏はロブレド氏を麻薬関係の閣僚にすることを取りやめると発言し、麻薬犯罪の重要情報をロブレド氏に公開していないとも述べていた。(ハノイ=鈴木暁子)

242チバQ:2019/11/26(火) 20:58:12
>>241
フィリピンは大統領と副大統領が別々に選ばれる
→ロブレド副大統領はアキノ3世系列で選出

243名無しさん:2019/11/27(水) 14:02:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191126-00000031-jij_afp-int
香港理工大、関係者らが構内を捜索 籠城者ただ一人見つかる
11/26(火) 21:25配信AFP=時事
香港理工大、関係者らが構内を捜索 籠城者ただ一人見つかる
香港の商業施設で、昼休憩中に集まって民主派デモへの支持を表明する会社員ら(2019年11月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】1週間前にデモ隊と警察が激しく衝突した香港理工大学(Hong Kong Polytechnic University)の関係者らは26日、構内をくまなく捜索した結果、残っている籠城者がただ一人見つかったと明らかにした。同大にデモ隊が立てこもる状況に終結の兆しが見えている。

【写真】香港デモ隊が放った矢、警官のふくらはぎに刺さる 警察発表

 香港理工大では17日、弓矢や火炎瓶で武装したデモ隊と警察との間で衝突が発生。以後同大は、激しさを増す香港の民主派抗議運動の中心地とみなされるようになった。

 大学は26日、籠城者らを見つける捜索班を派遣。室内を捜索しては、捜し終わるとドアをテープで封鎖する作業を続けた。これにより、女性1人が見つかったという。

 同大副学長は記者らに対し「大学構内全体をくまなく一斉捜索したところ、学生会館内で抗議者1人を発見した」と明かした。

 副学長によると、女性は18歳以上で、同大の学生ではない。女性の身元についてこれ以上の詳細は明かされていないが、大学側は女性に対し、退去するよう説得を続けているという。ただ、他の籠城者が隠れている可能性は否定できないとしている。

 警察による大学包囲が始まると、デモ隊はキャンパス各地にある建物内に身を潜めていたため、構内に何人残っているのか臆測が飛び交っていた。

 間もなく警察が大学内に立ち入るのかという質問を受けた副学長は、そのような方針は把握していないと述べた。また警察も、構内に踏み込む計画については発表していない。【翻訳編集】 AFPBB News

244チバQ:2019/11/27(水) 20:34:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191127-00000086-jij-cn
香港理工大、ほぼ無人に 警察、近く包囲解除か
11/27(水) 16:53配信時事通信
香港理工大、ほぼ無人に 警察、近く包囲解除か
学生食堂のキッチンを見回る関係者ら=26日、香港理工大(AFP時事)
 【香港時事】警官隊とデモ隊が激しい衝突を繰り広げた香港理工大は27日までに、ほぼ無人となった。

 26日には大学関係者らが構内で立てこもりを続ける学生らの捜索を実施し、香港メディアによると、女性1人を発見した。同大の学生ではなく、大学側は退去するよう促した。

 警察は17日以降、10日間以上にわたって理工大を包囲している。構内が「完全に無人」になったことを確認できれば、週内にも包囲を解く方針だ。

 大学側は27日も捜索を続けたが、他の籠城者は見つからず、警察側に直ちに包囲網を解くよう要請した。ただ、依然隠れている若者がいる可能性は排除できない。

 理工大では一時、1000人以上が立てこもり、警官隊とにらみ合いを続けていたが、警察による拘束や離脱で徐々に数を減らしていた。警察は27日、危険物処理や損害状況の調査のため、28日に専門チームが構内に立ち入ると発表した。

 構内にはいまだ大量の火炎瓶などが放置され、衛生状態も極めて悪いもようだ。

245チバQ:2019/12/01(日) 21:53:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20191201k0000m030114000c.html
香港で大規模デモ 若者に警察が催涙弾、収束の見通しなく
2019/12/01 19:23毎日新聞

香港で大規模デモ 若者に警察が催涙弾、収束の見通しなく

5本の指を広げて「5大要求は一つも欠けてはならない」と叫ぶ市民ら=香港・尖沙咀で2019年12月1日午後3時21分、福岡静哉撮影

(毎日新聞)

 香港で1日、政府に抗議する大規模なデモがあった。道路占拠を試みた若者に対して武装した警官隊が催涙弾を使用。11月24日の区議選で大勝した民主派は「5大要求」全ての実現を求めているが、政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は応じない意向を示している。抗議デモは6月に本格化してから間もなく半年だが、収束の見通しはない。

 5大要求は、警察の暴力的な取り締まりの是非を検証する独立調査委員会の設置や、普通選挙の実現など。生後9カ月の長女とデモに参加した主婦の李さん(30)は「区議選で民意は明確に示された。林鄭長官は5大要求を受け入れないなら即座に辞任すべきだ」と話していた。

 警察は従来、暴力的な行為を招く恐れがあるとしてデモを禁じてきたが、1日は許可した。家族連れやカップルなども含め多くの市民が5本の指を広げて「5大要求は一つも欠けてはならない」と叫びながら行進した。

 香港紙「明報」が区議選で投票した市民に対して実施した調査によると、候補者を選ぶ基準を「逃亡犯条例改正案や警察との衝突に関する考え方」と答えた人が37・7%、「政党」と回答した人は30%にのぼった。「地域の生活課題」は13・5%にとどまった。本来は地域課題が問われる区議選で、一連のデモの是非が争点になったことがうかがえる。

 11月に香港理工大で暴力的な行動も辞さない「勇武派」と呼ばれる勢力が多数拘束されて以降、平和的な勢力がデモを再び主導し始めており、今月8日にも大規模な集会を呼び掛けている。

 一方、香港紙によると、中国の武装警察官ら約1000人が11月下旬、中国・広東省珠海市の香港との境界付近で大規模なデモ制圧訓練を行った。デモ隊を威嚇する狙いとみられる。【香港・福岡静哉】

246チバQ:2019/12/01(日) 22:14:19
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASMCC4WFXMCCUHBI01J.html
こんなはずじゃなかった スーチー氏、地方で強まる不満
2019/11/30 15:00朝日新聞

こんなはずじゃなかった スーチー氏、地方で強まる不満

少数民族和平の催しでティンチョー前大統領(左)、ウィンミン大統領(中央)と話すアウンサンスーチー国家顧問=10月28日、ネピドー、染田屋竜太撮影

(朝日新聞)

 ミャンマーでは2020年11月に総選挙が予定されている。4年前の選挙で大勝したのはアウンサンスーチー国家顧問率いる現政権党・国民民主連盟(NLD)だが、最近は逆風にさらされている。(ヤンゴン=染田屋竜太)

 「期待を裏切られ、悲しかった」。ミャンマー南部モン州議会議員を務める、少数民族モン族中心の政党メンバーのアウンナインウーさん(49)がそうこぼす理由は、州都モーラミャインの橋の名前だ。

 地元の地名を使うと決まっていたのだが、一昨年、アウンサンスーチー氏の父、アウンサン将軍の名前をつけるようNLD政権から指示された。「この地の名前一つ一つはモンの人々にとって大切。それを権力で変えることが『民主化』なのか」。数万人による抗議活動も起きた。

 もともと、ビルマ族中心の政府から距離を置いていた少数民族の人々だが、前回選挙では「民主化で平等にしてくれる」とNLDを支持した。自らの政党はほとんど議席をとれなかったが、アウンナインウーさんは「国にとって良い結果」と受け入れた。しかし政権の座についたNLDの中央集権的なやり方に、地方では不信感が膨らむ。

 各地で少数民族系政党の再編が進み、東部カレン州では4党が、モン州や北部カチン州では3党が一本化した。次の選挙でこれらの政党に票が流れる可能性が高まっている。

247チバQ:2019/12/01(日) 22:28:40
https://www.sankei.com/world/news/191127/wor1911270001-n1.html
【国際情勢分析】「台湾は中華民国」か 総統選の隠れた争点
2019.11.27 07:00国際中国・台湾
膨張する中国
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17日、台北での選挙集会で、来年1月の総統選での再選に向けて気勢を上げる民進党の蔡英文総統(スクリーン左)と、副総統候補の頼清徳氏(同右)=AP
17日、台北での選挙集会で、来年1月の総統選での再選に向けて気勢を上げる民進党の蔡英文総統(スクリーン左)と、副総統候補の頼清徳氏(同右)=AP

 台湾で来年1月に行われる総統選で再選を目指す与党、民主進歩党の蔡英文(さい・えいぶん)総統が、これまで口にすることを避けてきた「中華民国」という台湾当局の公称に言及する場面が増えている。蔡氏が「中華民国」という名称を避けてきたのは、民進党の伝統的な支持層である「台湾独立」派に、蒋介石政権による弾圧の記憶が根強い「中華民国」体制への反感があるためだ。それがここにきて中間層や野党、中国国民党の支持層をも念頭にウイングを広げる戦術に転換。支持者の切り崩しを警戒する国民党の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長は、激しく反発している。

■「中華民国台湾」

 「2300万人が台湾でともに暮らし、主権があり政府があり、民主的で自由な(政治・社会)制度があり、自国を自ら防衛し、外交がある。これが私のいう中華民国台湾だ」

 蔡氏は19日、選管への立候補を届け出た後、記者団の質問にこう答えた。

 背景には、蔡氏が副総統候補に「台湾独立」派の頼清徳(らい・せいとく)氏を指名したことで、国民党側から「台湾独立を容認するのか」との批判を受けていたとの事情がある。頼氏が「台湾はすでに独立主権国家であり、名称は中華民国だ。独立宣言は必要ない」と述べたの対して韓氏が「詐欺だ」と批判したことへの反論だった。

 国民党が、民進党の政治家の「中華民国」発言を攻撃するのは、よくある光景ではある。民進党支持者の中には国民党の党章をあしらった「国旗」や、もともとは同党の党歌だった「国歌」を認めない人も多い。蔡氏自身も、支持層に配慮して「国歌」を歌うことを回避してきた節がある。

 ところが、蔡氏は今年10月10日の「建国記念日」に相当する「双十節」の演説で「中華民国」に何度も言及した。韓氏はこの日、蔡氏が就任後、「中華民国」というべきところを「この国」としか呼ばないとして、「中華民国を矮小化(わいしょうか)している」と批判しており、タッチの差で攻撃をかわした形だ。

248チバQ:2019/12/01(日) 22:29:55
■中台分断の名残り

 「中華民国」に対する両党の立場の違いは、台湾の現代史に由来する。

 国共内戦に敗れ1949年に台湾に逃れた国民党政権は、先の大戦後、台湾が日本から当時の中華民国に返還されたという立場だ。

 これに対し、「台湾独立」派は、敗戦によって台湾に対する日本の主権は失われたが、台湾や澎湖諸島の中国(中華民国)への返還を求めたカイロ宣言は国際条約ではなく、したがってその帰属先は未定だと主張。そのうえで、「台湾は中華民国の実効支配下にある」との認識に立ち、そこからの独立を追求してきた。この際、49年に成立した中華人民共和国政府が台湾への統治権を持たないことは当然の前提とされる。

 こうした「台湾独立」運動の流れを汲む民進党は1986年の結党時の綱領で「台湾共和国の建立」を掲げた。だが、2000年の総統選を前にした1999年5月に「台湾は事実上、民主独立国家になった」とする「台湾前途決議文」を採択。これは、民主化後の「中華民国」体制は容認する現実路線への転換を意味した。そして、初めて選挙による政権交代を実現したのだ。

 こうした経緯を踏まえれば、蔡氏の「中華民国」と「台湾」をつなげた「中華民国台湾」という表現が、党の伝統的な支持者に一定の妥協を求めるものだと分かる。蔡氏は12年の総統選でも「中華民国は台湾であり、台湾は中華民国だ」と発言しており、「中華民国」と「台湾」をめぐるイデオロギー論争に終止符を打ちたい思惑の表れともいえる。

■「中華民国」派の韓氏は苦慮

 一方、2000年に下野した国民党は、中国大陸と台湾との分断を恒久的に固定化する「台湾独立」に反対するという点で中国共産党と一致している。

 1992年の中台間の協議で双方が「一つの中国」を認める「92年コンセンサス(合意)」に達していたと主張し、05年には連戦(れん・せん)名誉主席が中国の胡錦涛国家主席(共産党総書記)との間で、「92年合意の基礎の上に、両岸(中台)対話の回復を促進する」とする「国共合作」に踏み切った。92年合意の提唱者であり韓氏の大学院時代の指導教官でもある蘇起氏は今回、韓氏の「国政顧問団」で対中政策の責任者に就いている。

 韓氏は「台湾独立」派の民進党政権が続けば「中華民国は消滅する」と主張。来年1月の総統選は「中華民国を守る最後の戦いになる」と訴え、党支持者の「中華民国」への「愛国心」に訴える手法で支持を固めてきた。

 その一方、今月14日の一部海外メディア記者との会見では、自身は「親中派」ではないと強調し、「中華民国」と「中国」との切り離しに苦慮する様子もうかがわせた。

 総統選では過去にも「(中国との)統一」「(台湾)独立」をめぐる論争が繰り広げられた。

 政治大選挙研究センターの世論調査によれば、57・5%が中台関係の「現状維持」を望んでおり、この論争では表向き中台関係の「現状維持」を掲げる蔡氏が主導権を握っているように映る。

 だが、ともすれば「統一派」「独立派」との批判は、相手側の印象悪化を狙ったレッテル張りとなる傾向がある。論争の行方次第では情勢に変化をもたらす可能性がある。
(台北支局 田中靖人)

249チバQ:2019/12/01(日) 22:33:12
https://www.sankei.com/world/news/191201/wor1912010010-n1.html
正恩氏の叔父、金平一氏が帰国、31年流浪の元後継者候補
2019.12.1 15:45国際朝鮮半島
米朝会談
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 【ソウル=桜井紀雄】韓国の情報機関、国家情報院は1日までに、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の叔父で駐チェコ大使だった金平一氏(ピョンイル)(65)が最近、北朝鮮に帰国したと国会で報告した。国会情報委員会に出席した議員らが明らかにした。平一氏は、正恩氏の父、金正日(ジョンイル)総書記との権力争いに敗れ、30年間以上海外を転々としてきた。

 平一氏は、正日氏の異母弟だが、北朝鮮を建国した父親の金日成(イルソン)主席と風貌も似て一時、後継者の有力候補と目されていた。だが、正日氏との後継者レースに敗れ、1988年に駐ハンガリー大使に赴任したのを皮切りに、欧州の複数の大使を務め、国内の要職に返り咲くことはなかった。

 2017年2月に正恩氏の異母兄、金正男(ジョンナム)氏がマレーシアで殺害される事件の前には、欧州の脱北者団体が平一氏を亡命政府の首班に担ぎ上げようとする動きがあったが、平一氏は一貫して正恩氏に恭順の意を示してきたとされる。

 正恩政権が、平一氏が海外にいても「血統」を利用しようとする勢力が現れるだけで、国内に戻しても、もはや正恩氏の権力基盤に影響を及ぼす恐れはないと判断した可能性がある。

250チバQ:2019/12/01(日) 22:33:41
https://www.sankei.com/world/news/191201/wor1912010024-n1.html
香港の“休戦”終了 38万人デモに連日の催涙弾
2019.12.1 22:04国際中国・台湾
香港デモ
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香港・九竜地区でデモ行進する市民ら=1日(共同)
香港・九竜地区でデモ行進する市民ら=1日(共同)

 【香港=藤本欣也】香港で1日、11月24日の区議会(地方議会)選後初めてとなる大規模な反政府デモが行われ、主催者発表で約38万人が参加した。警官隊もこれまで自制してきた催涙弾を連日発射するなど、選挙前から続いていた“休戦”は事実上終了した。

 九竜地区の繁華街、尖沙咀(チムサチョイ)に集まった市民らは、普通選挙実現など「5大要求」全ての受け入れを政府に迫った。

 区議会選での民主派圧勝後、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は「警察の暴力に関する独立調査委員会の設置」については拒否したが、抗議活動の原因などを検討する「独立検討委員会」を設置する方針を明らかにしている。

 しかし、この日のデモに参加した中年女性は「私たちが要求しているのは『検討』ではなく『調査』だ」と政府の対応を批判した。

 抗議活動をめぐっては、民主派が区議会選前にデモの自粛を呼び掛け、警察側も11月19日から催涙弾の発射を自制したことから“休戦”状態となっていた。

 だが、警察は同30日、九竜地区で起きた若者らの抗議活動に催涙弾で対応したのに続き、12月1日も各地で催涙弾を発射。一日百発以上撃っていた以前に比べるとまだ抑制しているとはいえ、今後、双方の衝突が再燃する可能性がある。

 一方、香港紙によると、香港に近い中国・珠海付近で11月29日、中国の武装警察官ら1千人以上による大規模な対テロ訓練が行われた。香港のデモ隊を牽(けん)制(せい)する狙いもあるとみられる。

251チバQ:2019/12/01(日) 22:35:44
https://www.sankei.com/world/news/191125/wor1911250020-n1.html
【香港区議会選】デモ封じ込めの構え崩さず 中国当局、論評避け沈黙
2019.11.25 19:15
【北京=西見由章】香港区議選で民主派が圧勝した結果について、中国当局や多くの官製メディアは25日、正面からの論評を避けて沈黙を守った。反政府デモの封じ込めを図る強硬姿勢が香港の民意によって否定され、中国側は国際的にもさらに厳しい立場に追い込まれたといえるが、抗議活動を厳しく取り締まる構えは崩していない。

 日本を訪問している中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は25日、首相官邸で記者団に、区議会選挙の最終結果はまだ出ていないとした上で「情勢がどう変化しようとも香港は中国領土の一部だ」と強調。「香港の安定や繁栄を損なういかなる企ても目的を達することはない」と述べた。

 中国外務省の耿爽(こう・そう)報道官も25日、選挙結果への論評は避けつつ「暴力の制止と秩序回復が香港の最も緊迫した任務だ」とし、デモ隊などの「暴力犯罪行為」に対する香港警察や司法機関の厳しい処罰を支持した。

 一方、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は25日の社説で、「逃亡犯条例」改正案に端を発した「騒ぎ」が続く現状は民主派が「一時的な動員力」を発揮するのに有利に働いた半面、体制派(親中派)にとっては圧力になったと指摘した。

 社説は、民主派の勝利は「暴力的なデモへの支持を決して意味しない」とし、「暴徒が鼓舞されることを防がなければならない」と主張。体制派の得票率は不利な状況ながら約40%に達したとして「国や香港を愛する民衆は落胆する必要はない」と訴えた。

252チバQ:2019/12/04(水) 11:15:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00000015-jij-kr
大統領府に選挙介入疑惑 新たな火種、元職員自殺も 韓国
12/4(水) 7:06配信時事通信
大統領府に選挙介入疑惑 新たな火種、元職員自殺も 韓国
韓国の文在寅大統領=10月14日、ソウル(EPA時事)
 【ソウル時事】韓国大統領府が2018年6月の蔚山市長選で与党候補に有利になるよう、野党現職市長の側近の捜査を警察に指示した疑いが浮上し、文在寅政権にとって新たな火種となっている。

【図解】韓国大統領 文在寅氏はこんな人

 介入を主導したとされる大統領府民情首席室の当時のトップは今年10月に身内の不正で法相を辞任した文氏の側近、チョ・グク氏。検察は疑惑の捜査を本格化させている。

 蔚山市長選には文大統領の友人で人権派弁護士の宋哲鎬氏が当時の現職市長、金起※(※火ヘンに玄)氏の対抗馬として出馬した。選挙戦は当初、金氏がリードしていたが、側近が警察の強制捜査を受けた後、宋氏に逆転され、落選した。

 韓国メディアによると、市長選前に民情首席室が金氏の側近らに関する情報を蔚山警察庁に伝え、捜査を実質的に指示した疑惑が出ている。警察は選挙直前に側近らを送検したが、選挙後に「嫌疑なし」で捜査は終結。韓国紙・朝鮮日報は「完全な政治工作だ」との見方を示した。

 今月1日には、検察から民情首席室に派遣され工作に直接関わったとされる元職員がソウル市内で死亡しているのが発見された。検察が疑惑に絡み事情を聴く直前で、遺書が残されていたという。

 疑惑について、大統領府報道官は情報を蔚山警察に伝えたのは「正常な手続き」と主張し、捜査を指示したことは否定している。

 民情首席室は世論の動向を把握するのが主業務だが、情報機関や警察、検察などの人事も管理しており、「すべての情報が集まる」(中央日報)といわれる。盧武鉉政権時代には文大統領もトップの首席秘書官を務めたことがあり、文政権では側近のチョ氏を首席秘書官に任命。チョ氏はその後法相に就任したが、家族をめぐる不正などで辞任した。


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