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大中華世界的話題(その3)

158チバQ:2019/10/25(金) 10:19:38
 ■観光再生ビジョン策定へ

 一方、対馬市役所では10月18日、観光振興に向けた重要な会議「対馬観光のあり方検討会」が開かれた。今夏以降の韓国人客激減を受け、対馬の観光をイチから見直して再構築しようとする取り組みだ。

 市によると、この日の初会合では、観光関係者や有識者が「国内向けの交流イベントを増やし、観光誘致をどんどんやっていこう」などと意見を述べ、比田勝尚喜市長らが聞き入った。

 市文化交流・自然共生課の平間博文課長は、「検討会の議論をもとに『観光再生ビジョン』を取りまとめ、令和2年度以降の市観光振興推進計画に反映させたい」と意気込む。

 韓国で今年7月以降、日本製品不買や日本旅行自粛を呼びかける「No Japan」運動が展開された結果、対馬では9月の韓国人客が3080人にとどまり、前年同月の3万1152人から90%超も減った。

 ただ対馬市側には、これまで韓国人客が急増したことにも、今回激減したことにも、複雑な思いがある。

 ■「パンク状態」解消

 対馬の韓国人客数は平成23年に約4万8000人だったが、昨年までの7年間で約8・5倍に急伸した。きっかけは、釜山と対馬を結ぶ船が相次いで就航し、競争が進んだことだ。韓国の旅行会社が対馬ツアーを組み、団体客が押し寄せた。「特にPRを強化していないのに、どんどん増えた」(市幹部)という。

 ただ韓国人客の急増で、交通機関や宿泊・観光施設は「パンク状態」(同)に陥り、日本人客の受け入れにも支障が出た。観光地や住宅街などで韓国人旅行者の大声やマナーに苦情が出ることも増えた。

 一方、韓国側から見れば、対馬は釜山から片道数千円で渡航できる「安・近・短」の外国旅行先との認識だ。対馬での韓国人客1人当たりの消費額は約2万2300円で、日本人客より大幅に少ないという。

 地元観光業界では韓国人客急減を受け、団体客向け観光バスの台数を減らすなど対応に追われているが、従来の「パンク状態」は解消された。

 市観光商工課の阿比留氏は、「韓国人客が昨年の41万人にまで戻ることは、たぶんない」と見通す一方、「韓国から消費支出の多い個人客が訪れ、美味しいものを食べたり、長く滞在したりすれば、人数が少なくても消費額は増える」と指摘。「対馬観光のこれからを考え、再生とイノベーション(革新)を目指したい」と将来を見据える。

 ■韓国側に対馬応援団

 対馬が韓国に背を向けることはない。

 10月18日夜、日韓の観光事業者を中心に「対馬観光活性化のための懇談会」が市内で開かれ、韓国との交流強化が話し合われた。ある参加者は「国の思想を言い出せば、いつまでたっても日本と韓国の問題はよくならない。民間レベルで交流を続けていくことが重要。国が変わるのはその後でもいい」と訴えた。

 同席した市観光交流商工部の二宮照幸部長は「市役所も(韓国人客誘致の)対策を打ちたいが、まだそういう時期ではないという声もあり、動きがとれない。民間の交流はとても心強い」と歓迎した。

 翌19日夜には、日韓のアーティストらが出演する交流コンサートが市内で初開催された。韓国からは歌手や演奏家、ダンサーら出演者約20人を含む80人ほどが手弁当で訪れた。

 主催したのは「デサモ(対馬を愛する集まり)韓国人会」。今年1月にSNS(交流サイト)で呼びかけて結成され、韓国の市民数百人が会員になったという。

 主催者の1人で対馬在住の夫英順(ブ・ヨンスン)さんは、「No Japan運動はあるけれど、韓国の国民全員が賛成しているわけではない。今は日本への渡航をためらっていても、対馬を応援する人は多い」と話す。

 ■「ずっと昔からお隣さん」

 対馬市役所には「韓国と仲良くするな」と主張する電話が全国各地からかかってくるという。しかし、ある市幹部は「本土の人には分からないだろうけど、われわれはずっと昔からお隣さん。ご近所だから仲良くするのが当たり前ですよ」とサラリと言い切った。

 隣国と交流の歴史を重ねてきた島民感情を礎(いしずえ)に、対馬は韓国との関係も再構築を図ろうとしている。


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