したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

2584チバQ:2019/04/23(火) 20:02:14
https://www.asahi.com/articles/ASM4L5GRTM4LUTIL02C.html
新幹線のぞみ、毎時12本時代へ 来春ダイヤで2本増発
細沢礼輝 2019年4月18日19時48分
 JR東海は18日、東海道新幹線「のぞみ」の運転本数を、現行の1時間あたり最大10本から12本に増やすと発表した。来春のダイヤ改定で実施する。車両更新で全列車の最高速度が285キロに統一されるためで、12本すべてが東京―新大阪間を2時間半以内で結ぶ。

【鉄道特集】テツの広場
 現在、「ひかり」と「こだま」を含めた最大運転本数は1時間あたり15本で、のぞみ10本、ひかり2本、こだま3本のダイヤとなっている。新ダイヤは全体を17本にしてのぞみを2本増発。ひかりとこだまの本数は変更しない予定だ。

 JR東海によると、東海道新幹線を走る車両のうち、最高速度270キロの「700系」が2019年度末までに引退。全列車が同285キロの「N700A」に統一される。さらに、自動列車制御装置(ATC)の改良などにより増発が可能になったという。

 東京―新大阪間の所要時間も短縮。現在はのぞみ10本中7本は2時間33分〜同37分かかっているが、新ダイヤでは12本すべてが2時間半以内となる。最速の2時間22分は変わらない。

 のぞみは速達タイプの列車として1992年に登場。当初は毎時1〜3本だったが、2003年の新幹線品川駅開業を機に7本に増え、「のぞみ中心ダイヤ」に切り替わった。現行の10本運転は14年から。(細沢礼輝)

2585チバQ:2019/04/23(火) 20:05:29
http://mainichi.jp/articles/20190423/k00/00m/020/123000c
九州新幹線にミッキーデザイン登場 5月17日から半年の期間限定
毎日新聞2019年4月23日 15時41分(最終更新 4月23日 15時51分)
 JR九州は23日、人気キャラクターのミッキーマウスをテーマに来月17日に運行開始する九州新幹線800系のデザインを発表した。スーツケースを手に旅する姿を描いたミッキーが車両を彩る。11月下旬までの期間限定。

ミッキーのスクリーンデビュー90周年を記念し「Go! Waku Waku Trip with MICKEY」と題して九州のわくわくする旅をPRする。

 博多―鹿児島中央を走る車内では客室乗務員がポーチやTシャツ、クリアファイルなどの限定グッズを販売する。新幹線と在来線の主要16駅にはミッキーの写真撮影スポットも設ける。【石田宗久】

2586チバQ:2019/04/24(水) 13:34:04
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/505165/
日田彦山線バス復旧提案 鉄道は事実上困難 JR九州
2019年04月24日06時00分 (更新 04月24日 09時58分)

写真を見る

写真を見る
 2017年7月の九州豪雨で被災し、一部区間で不通が続くJR日田彦山線の復旧について、JR九州と福岡、大分両県など沿線自治体のトップが協議する「復旧会議」が23日、福岡市で開かれ、JR九州の青柳俊彦社長は鉄道で復旧する以外に、バス高速輸送システム(BRT)や通常の路線バスに切り替えて復旧する案を新たに提示した。

 青柳社長は会議の席上、自治体から求められていた鉄道での無条件の復旧について「自治体からの継続的な財政支援なしには難しいと判断した。ご意向に添えず、申し訳ない」と陳謝。鉄道での復旧は事実上難しいとの認識を示した。

 自治体側は「鉄道での復旧が一番」と反論したものの、福岡県の小川洋知事、大分県の広瀬勝貞知事は終了後、記者団に「移動手段の確保や利便性、観光振興の観点からまずは住民の意見を聞く」と述べ、提案を持ち帰った上で沿線住民へのヒアリングなどを行う意向を表明した。次回の会合日程は未定。

 JR九州は不通区間の添田(福岡県添田町)-夜明(大分県日田市)で、線路の一部を専用道に転換してBRTで復旧した場合、所要時間は鉄道の44分に対し49分とほぼ変わらず、初期費用は鉄道の56億円に対し、2割弱の10億8千万円で済むとした。路線バスだと所要時間は69分と大幅に延びるが、初期費用は1億8千万円に圧縮できるとした。両案とも運行にかかる費用は鉄道の半分以下で済むため、自治体への財政支援は求めないとしている。

 JR九州はこれまで、不通区間が16年度に2億6600万円の赤字に陥っているとして、鉄道で復旧するには、自治体側に年1億6千万円の赤字削減への協力を求め、自治体側が反発していた。

   ×    ×

【ワードBOX】バス高速輸送システム(BRT)

 「Bus Rapid Transit」の略で、バス専用道やバスレーン、連節バスなどを活用したバス運行システム。鉄道よりコストが安く、通常の路線バスと比べ、定時性や速達性に優れる。JR東日本が東日本大震災で被災した大船渡線や気仙沼線で導入している。

=2019/04/24付 西日本新聞朝刊=

2587チバQ:2019/04/24(水) 13:34:34
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/505161/
九州の赤字路線岐路 JR、複数維持に限界 全域収支開示「地元と議論」 日田彦山線バス復旧提案
2019年04月24日06時00分 (更新 04月24日 09時58分)
日田彦山線復旧会議の終了後、記者団の取材に応じるJR九州の青柳俊彦社長(左)と沿線自治体の首長ら=23日午後、福岡市博多区
日田彦山線復旧会議の終了後、記者団の取材に応じるJR九州の青柳俊彦社長(左)と沿線自治体の首長ら=23日午後、福岡市博多区
写真を見る
 日田彦山線の不通区間を巡る沿線自治体との協議で、JR九州がバス高速輸送システム(BRT)や路線バスへの切り替えを提案、鉄道以外での復旧が現実味を帯びる。地方の在来線は慢性的な赤字で、鉄道による維持には限界が見える一方、「なぜ被災路線だけ」との地元の疑問は拭えない。JR九州は日田彦山線を皮切りに他のローカル線でも交通網維持の在り方を地元と議論したい考えだ。

 「九州全体のネットワークの中で日田彦山線が担っている地域交通をどう維持していくのか。大変大きな問い掛けを受けている」

 23日、不通区間の復旧方法を話し合う「復旧会議」の冒頭、JR九州の青柳俊彦社長はテーブルを囲んだ首長らにこう切り出した上で、バスやBRTによる復旧案を説明した。

 昨年4月から始まった復旧会議は、鉄道での復旧を前提に議論。JR九州は「復旧後の持続的な運行維持に不可欠」として地元自治体に年1億6千万円の財政支援を求め、暗礁に乗り上げていた。統一地方選が終わり、沿線の福岡、大分両知事が再選を果たした直後に繰り出された鉄道以外の復旧案。JR九州幹部は「これからはスピード感を持って対応してもらいたい」と期待感をにじませる。

 布石は打たれていた。九州運輸局は今月15日、地域の鉄道の在り方について、九州一円の沿線自治体や鉄道事業者に行った調査を報告書にまとめ公表。「日田彦山線を前提としたものではない」とするものの、ローカル線の沿線自治体に対しては「危機感を持って鉄道の今後を議論すべき」と提言していた。

 地元では「他にも災害で被災した路線があるのに、なぜ日田彦山線だけが金銭支援を求められるのか」との不満がくすぶる。現に、JR九州は熊本地震で被災した豊肥線は2020年度中に鉄道で全線復旧する方針だ。

 2路線の違いを生んだのは「輸送密度」(1キロ当たりの1日平均通過人数)だ。豊肥線は観光需要もあり、路線維持の目安とされる2千人を上回るとされる。一方、日田彦山線の不通区間は131人にとどまる。

 JR九州の鉄道事業は、18年3月期決算では282億円の営業利益(単体)を確保したが、株式上場に伴う経営安定基金の取り崩し効果などを除くと、実質的には約20億円の赤字。都市圏を走る鹿児島線や久大線などに比べ、輸送密度が低い大半のローカル路線は赤字を抱える。

 今後も路線の“選別”は進む可能性はある。青柳社長は23日、復旧会議の前に開いた定例記者会見で「ローカル線の維持について、次は地元の皆さんと考える時代が来たんじゃないか」と述べ、九州全域の路線の収支を開示する方針を表明。交通ネットワークの維持に向け、日田彦山線以外の地域でも、地元と議論を始めたい思惑をにじませた。

=2019/04/24付 西日本新聞朝刊=

2588チバQ:2019/04/24(水) 14:11:39
https://toyokeizai.net/articles/-/277018
大阪で次々生まれる「新路線」は何をもたらすか
「鉄道勢力図」塗り替えへ、各社の思惑が混在
次ページ »
伊原 薫 : 鉄道ライター
著者フォロー
2019/04/24 5:20
大阪周辺の新線計画が続々と進んでいる。

最近の目玉は、3月16日に開通したJR西日本「おおさか東線」の放出(はなてん)─新大阪間(通称「北区間」)だ。おおさか東線は、久宝寺(きゅうほうじ)─放出間(通称「南区間」)が2008年から営業しており、これで全線が開通することになった。

おおさか東線は、もともと城東貨物線という名称で、貨物列車のみが走る路線だった。大阪府東部を南北に走り、沿線には住宅地が広がる。旅客列車を走らせてほしいという地元の要望は強かった。

そこで複線化・電化したうえで旅客線化することになり、1999年に南区間の工事が先行してスタート。南区間の開通直前に、北区間でも工事が始まった。

“鉄道空白地帯”に新駅
北区間には4つの新駅が開業した。このうち南吹田駅と城北公園通駅があるエリアは、これまで最寄りの鉄道駅まで徒歩20分以上かかる“鉄道空白地帯”だった。


3月16日に放出(はなてん)駅から写真奥の新大阪駅までの「おおさか東線」北区間が開業した(筆者撮影)
とくに南吹田駅は、付近を走るバス路線もなかった。開通後は新大阪駅までわずか1駅という“一等地”に。数年後には、見違えるような発展を遂げているかもしれない。

おおさか東線には、このほかにも重要な役割がある。それは、ほかの鉄道路線との連携だ。同線は、大阪市中心部から放射状に延びるほかの路線と多く交わっており、その数は13にも達する。これまで、これらの路線への乗り換えには、いったん都心に出て、大阪環状線などを使う必要があった。

今後はおおさか東線を利用することで、時間短縮につながるのに加え、混雑するエリアを通る必要がなくなる。

さらに、新幹線駅から奈良へ向かうルートとしても有用だ。現状、新幹線の京都駅から奈良へ向かうには、JR奈良線か近鉄京都線を使う必要がある。だが、JR奈良線は単線区間があって利便性が低く、“身内”のJR東海ですら近鉄利用を勧める状態だ。

また、新幹線の新大阪駅から奈良へ向かう場合は、いったん大阪駅に出て奈良方面への快速に乗車する必要がある。おおさか東線を利用すれば、久宝寺駅で快速に乗り継ぐこともできる。

開業段階では、奈良─新大阪間を走る直通列車は朝夕ラッシュ時のみの運行だが、将来的には全日時間帯での運行、あるいは特急列車の導入があるかもしれない。

そして、「北梅田駅(仮称)」が開業することで、おおさか東線の魅力はさらに高まる。

キタの新たな玄関口
北梅田駅は、大阪駅の北側を通る梅田貨物線の地下化に合わせて、JR西日本が建設中の新駅である。同駅の開業により、これまで大阪キタエリアを“素通り”していた関西国際空港アクセス特急「はるか」が停車し、キタエリアと関西空港が直結されるようになる。

2589チバQ:2019/04/24(水) 14:12:36
北梅田駅は、3月開業時のおおさか東線に含まれていないが、乗り入れ可能な構造となっている。JR西日本は、乗り入れについて「現時点で検討していない」とするが、念頭に置いていることは間違いないだろう。


大阪駅から見た「北梅田駅」の建設現場(筆者撮影)
北梅田駅には「なにわ筋線」も乗り入れる。大阪府・大阪市などが、1980年代から構想している路線だ。2004年には国土交通省が答申の中で「整備が望まれる新規路線」としたものの、建設費の高さがネックとなり、計画はなかなか進まなかった。

だが、急増する外国人観光客などの追い風を受け、ここ数年で議論が急進展。2017年5月に、2031年春の開業を目指すとした計画概要の答申が発表された。

この答申では、北大阪急行電鉄(北急)の千里中央─箕面萱野(みのおかやの)間、大阪モノレールの門真市─瓜生堂(うりゅうどう、仮称)間も盛り込まれた。前者は2020年度末、後者は2029年の開業を目指し、事業が進行中だ。とくに北急は大阪市中心部まで直結する路線であり、箕面市域からの通勤事情が格段に改善するに違いない。

大阪の南北を結ぶなにわ筋線
なにわ筋線に話を戻そう。2018年2月、大阪市が公開した環境アセスメント資料により詳細なルートが判明した。これによると、北梅田駅を出た同線はなにわ筋の下を通り、中央大通付近に建設される西本町駅(仮称)の南側で南海とJRが分離。JR線は南進してJR難波駅に至る。

一方、南海はJR線の下を南東へ進み、近鉄線大阪難波駅と大阪メトロ四つ橋線なんば駅に挟まれた場所に建設される新難波駅(仮称)へつながる。そこからは阪神高速道路の下を通り、今宮戎(いまみやえびす)駅の西側で地上へ出て、新今宮駅で南海本線と接続する。

なにわ筋線の開通により、南海にとって悲願でもあったキタエリアへの乗り入れが実現する。

一方、運賃面で劣勢のJRは、大阪環状線を経由する現ルートに比べて時間短縮が図れるうえ、「はるか」がなにわ筋線を通ることで大阪環状線のダイヤに余裕が生まれるなど、一定のメリットもある。だが、その一方で関西空港からキタエリアへ乗り換えなしで移動できる唯一の鉄道路線という、大きなアドバンテージを失う。

南海の“野望”はもう一歩先にある。北梅田駅の先、新大阪駅までの乗り入れだ。もちろんJRにとっては到底受け入れがたい話で、調整は進まなかった。

なにわ筋線構想に“伏兵”
ところが、ここに思わぬ伏兵が現れる。

阪急がなにわ筋線構想に参画し、十三(じゅうそう)─北梅田間の路線建設を打診したのだ。

阪急の既存路線はJRや南海と線路幅が違うが、この新線は幅をそろえ、関西空港までの直通を目指すという。十三駅で乗り換えが必要だが、阪急沿線から関西空港へのアクセスは格段に向上する。

さらに、阪急は十三─新大阪間の路線敷設免許を持っている。つまり、阪急が北梅田─十三─新大阪間の路線を建設することで、南海はJRに乗り入れることなく新大阪駅へ到達できるのだ。

阪急の参画で、ますます複雑になったなにわ筋線計画。今後の展開次第では、関西の鉄道勢力図を大きく塗り替える可能性がある。

そしてもう1つ、急展開を見せている路線構想がある。大阪メトロ中央線の延伸だ。終点のコスモスクエア駅から夢洲(ゆめしま)駅まで延ばす。

夢洲は、大阪府や大阪市が目指していた2008年大阪五輪の会場として整備が進行。中央線の延伸が計画され、道路と線路が一体構造の「夢咲トンネル」建設が進められた。

だが、五輪招致の失敗を受けて延伸計画は凍結され、トンネルは道路部分のみが開通。線路が敷かれることはなく、長い眠りに就くこととなった。

2590チバQ:2019/04/24(水) 14:12:55
事態は昨年11月に急変した。2025年の万博(国際博覧会)開催地が大阪・夢洲に決まったからだ。

前述のとおり、工事の最難関であるトンネル部分はすでに完成しているため、技術面での大きなハードルはない。万博開催までの開通は十分に可能だろう。

一方で、経営面では大きな懸念がある。万博の開催期間中は多くの利用が想定されるものの、閉幕後にどれだけの利用があるのか、現時点ではまったく見通しが立たないのである。

夢洲の土地利用はほとんど進んでおらず、このままでは万博終了後の“惨状”が容易に想像できる。夢洲には、カジノを中心としたIR(統合型リゾート)誘致を大阪府と大阪市が進めているが、その先行きも不透明だ。

とはいえ、万博開催が決定した今、中央線の延伸は、ほぼ決まったようなものである。そこで、大阪メトロは夢洲地区の開発に乗り出すことを発表した。

自ら需要を生み出そうというわけだ。1000億円を投資して高さ275メートルの高層タワーを建設するという。かつて大阪市が開発に失敗したWTCタワーを思い出させる計画だ。これまで大規模開発を経験したことのない大阪メトロにとって、かなりリスキーであることは否めない。

JRや京阪、近鉄にも動き
一方、夢洲への交通アクセスをめぐっては、ほかの鉄道事業者も動きを見せている。JRは以前から桜島から夢洲への延伸構想を持っており、IR誘致の動きをにらみつつ検討を進めている。

また、京阪は中之島─大阪メトロ九条─西九条というルートを検討中だ。九条で中央線から京阪に乗り換えれば、伏見稲荷をはじめとする京都の観光地へアクセスできるようになる。

さらに近鉄がけいはんな線の線路を生駒駅で奈良線とつなぎ、奈良や伊勢志摩方面から夢洲への直通特急を走らせるよう検討していることも明らかになった。

インバウンドの好調を追い風に進み出したなにわ筋線と、大阪万博の開催決定で一気に現実味を帯びた夢洲への延伸。しばらく関西の鉄道情勢から目が離せない。

2591 チバQ:2019/04/27(土) 23:07:31
おお
はっきり言ったなあ

https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-1000506104.html
佐賀知事、長崎新幹線拒む 「負担ゼロでも認めない」

2019/04/27 06:00��

��
佐賀知事、長崎新幹線拒む 「負担ゼロでも認めない」
(西日本新聞)

 佐賀県の山口祥義知事は26日、九州新幹線西九州(長崎)ルートを巡る与党検討委員会に出席し、新鳥栖��武雄温泉の建設について「佐賀県は新幹線整備を求めたことはなく、現在も求めていない」と拒否した。検討委は引き続き知事に理解を求める考えだが、着工の条件である佐賀県の同意を得られる見通しはなく、協議は暗礁に乗り上げた。
 長崎ルートは武雄温泉��長崎が2022年度までの開業を目指し、フル規格で建設中。新鳥栖��武雄温泉が着工できなければ、武雄温泉で在来線を乗り継ぐ「対面乗り換え」が長期化することになる。
 検討委は同日、沿線自治体としての財政負担に佐賀県が反発していることを踏まえ、軽減策に言及。これに山口氏は「財政負担の問題ではない。負担ゼロでも建設は認めない」と述べた。対面乗り換えの長期化も「やむを得ない」とした。
 山本幸三委員長は終了後、記者団に「地元の意見聴取は終えた。今後は委員間で議論を深めたい」と述べた。長崎県やJR九州はフル規格で23年度末ごろの着工を求めており、検討委は来年度予算の概算要求に環境影響評価(アセスメント)の関連経費を盛り込むため、夏ごろまでに整備方式案をまとめる意向を示している。
 JR九州は「知事の発言内容を詳細に承知しておらず、コメントは控える。当社としては整備方式について少しでも早期に方向付けしていただくことを望んでいる」とするコメントを出した。
=2019/04/27付 西日本新聞朝刊=

2592 チバQ:2019/04/27(土) 23:11:51
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-1000506103.html
佐賀知事の強硬反対「想定外」 長崎新幹線の着工視界不良

2019/04/27 06:00��

��
佐賀知事の強硬反対「想定外」 長崎新幹線の着工視界不良
(西日本新聞)

 「佐賀県の負担ゼロでも建設は認めない」��。山口祥義知事の姿勢は強硬だった。九州新幹線西九州(長崎)ルートの与党検討委員会は26日、想定外の事態に立ち往生。知事発言はその真意を巡りさまざまな臆測も飛び交うが、新鳥栖��武雄温泉の着工が視界不良に陥ったのは間違いない。
 この日の検討委で山口氏は、県の主張やこれまでの経緯を記した資料を配って訴えた。「佐賀県がぎりぎり合意したのは在来線利用」「短時間での解決は無理」…。淡々とした口調ながら厳しい言葉が続き「知事の態度は予想以上で、とりつく島がなかった」(委員の一人)という。
 山口氏のかたくなな姿勢は、フル規格での早期整備を求めている長崎県にも衝撃を与えた。中村法道知事は26日、記者団に「山口氏の真意を測りかねる」と戸惑った様子で話した。
 佐賀県が態度を硬化させたのは、国土交通省幹部が19日、フル規格の場合に県の実質負担が660億円とする試算を副島良彦副知事に伝えてからだ。
 これは1100億円を見込んだ県試算の6割だ。だが国はJR九州の線路使用料(貸付料)30年分を2580億円と仮定した上で、他のルートよりも有利な配分にする前提で算出していた。副島氏は「国の試算は仮定が二つも付いた数字」と反発し、山口氏は24日の記者会見で「条件闘争は本意ではない」と不快感を隠さなかった。
 「在来線を核にしている沿線自治体の街づくりはどうなるのか」「在来線の特急の本数が激減するのではないか」…。地域に懸念がある中で「財政負担だけの問題ではないのに、都合のいい試算で結論を急ぐ与党の姿勢が許せなかった」と佐賀県関係者は山口氏の心情を代弁する。
 検討委は山口氏との議論を終えた後、委員だけで今後の対応を協議。佐賀県の翻意に向け、水面下での説得を続けることを確認した。貸付料の仕組みの変更など、佐賀県の負担軽減策の実現に向けても調整を進める構え。
 ある委員は、山口氏が昨年8月、陸上自衛隊オスプレイの佐賀空港配備の受け入れを突然表明したことに触れ「知事も政治家。翻意の可能性はあるはずだ」と期待するが、具体的な説得材料は見つからない。
=2019/04/27付 西日本新聞朝刊=

2593荷主研究者:2019/04/28(日) 14:37:53

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292396?rct=n_hokkaido
2019年04/02 05:00 北海道新聞
鉄路維持策 自治体で濃淡 出張利用「バスが便利」「可能な限り鉄道」

JR石北線の留辺蘂駅。JRの利用促進には、自治体職員の積極利用も必要という声がある

 3月29日に告示された道議選で、オホーツク管内の立候補者たちが公約として掲げるのが、JR北海道が「単独では維持困難」とするJR石北線、釧網線の存続だ。ただ、官民による車内販売の実施といったJR利用促進に向けた取り組みがある一方、職員が出張する際、JRよりもバスの利用者が多い沿線自治体も。鉄路存続へ地域全体の足並みがそろっているとは言えない面もある。

 「トイレが広いので、バスより列車が良いという高齢者が多い。JRは頼りにされているよ」と、石北線の留辺蘂駅(北見市)前の呉服店で切符を販売する坂口信一さん(71)。店では同駅の無人化に伴い2016年度から、JRの委託を受けて切符や定期券を販売している。

 存続が危ぶまれている両線の17年度の赤字額は、石北線が約42億円、釧網線が約15億円。乗客を増やそうと、オホーツク管内18市町村でつくるオホーツク圏活性化期成会は、15年3月で終了した石北線の特急での車内販売を、17年12月から復活させた。

 土日など限定だが、昨年度の計59日間の売り上げは約260万円。販売業務を委託されている北見市の市民団体「石北沿線ふるさとネットワーク」の長南進一事務局長(64)は「JRができないことは地元がやる。サービスを保ち続ける」と話す。

 釧網線では、JRが冬期間に運行している季節列車「流氷物語号」に、網走市の市民団体「MOT(もっと)レール倶楽部」のメンバーがボランティアとして乗り込み、景色をアナウンスで紹介したり、タオルなどのグッズ販売で乗客をもてなしている。

 そんな民間も巻き込んだ利用促進策には課題も見える。その一つが自治体職員によるJR利用。北見市によると、17年度に札幌市に出張した職員は434人。このうち、都市間バスの利用は64%で、JRの利用は36%だった。

 「バスの方が便数が多く、利便性を考えると、どちらも使える現状を変える予定はない」と北見市職員課。一方、網走市は1日から、職員が出張する際には可能な限りJRを利用するよう内規を改めた。網走市職員課は「鉄路を残したい、という思いから導入した取り組み」と説明。沿線自治体では、遠軽町や美幌町も、出張する職員に原則JR利用を要請している。

 両線の存続には、国や道に加え、沿線自治体による費用負担も前提とされている。鉄道路線見直し問題に詳しい加藤博和・名古屋大大学院教授(公共交通政策)は「自治体職員が利用しないものに税金を出すことは、住民に理解されない」と断じ、「模範となる意味で、職員のJR利用の奨励は自治体として当然行うべき」と指摘している。(菊池圭祐)

2594荷主研究者:2019/04/30(火) 15:29:37

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190426-372577.php
2019年04月26日 10時50分 福島民友新聞
「南福島駅」建て替え JR東日本、20年3月末までに完成予定

南福島駅新駅舎の完成図(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本は25日、東北線の南福島駅(福島市)を老朽化のため建て替えると発表した。来年3月末までに完成する予定。

 同社によると、新駅舎は鉄骨1階建てで延べ床面積は約110平方メートル。駅舎正面と待合室の天井に県産の木材を使用し、木のぬくもりを感じることができる駅舎になるという。工事に伴い、8月から仮駅舎に切り替える。

 また、磐越東線の菅谷駅(田村市)も老朽化に伴って来年3月までに建て替える予定という。

2595チバQ:2019/05/16(木) 19:52:15
https://www.asahi.com/articles/ASM4V6R25M4VUTNB01F.html
埼玉)さいたま東西間の鉄道整備 専門部会で課題検討へ
有料記事

森治文 2019年5月14日03時00分 さいたま市は、大宮駅やさいたま新都心駅と浦和美園駅の東西間を結ぶ鉄道整備について、有識者や住民代表らによる協議会の専門部会を設け、必要性の有無も含めた検討を始める。地元の一部から根強い要望があるが、何百億円とも見込まれる事業費や景観との調和、採算性などハードルは高い。

 市中央部の東西間の移動手段は今、公共交通機関はバスが頼りだ。大宮駅と浦和美園駅のほぼ中間にある見沼区の片柳地区からは、早朝の通勤時、大宮駅までの道がバスとマイカーの数珠つなぎになる。同地区に住む元市議の長谷川和久さん(72)は「電車があるなしで大違い」と嘆く。

 長谷川さんは、有志とともに20年前から鉄道の導入を要望し、約10年前に自ら代表を務める「片柳地区にLRTを導入する会」を結成し、市などに早期整備を要望してきた。

 ログイン前の続きLRTは、次世代型路面電車システムといわれ、自動車に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、騒音も小さい。車両は超低床で高齢者も乗り降りしやすく、渋滞緩和への期待も高い。

 国土交通省の交通政策審議会も3年前、東京圏の今後の鉄道のあり方についての答申で、地域の成長に応じた鉄道網の充実に役立つ計画として、埼玉高速鉄道の岩槻、蓮田への延伸とともに、LRTやモノレールなどによる大宮―さいたま新都心―浦和美園の東西交通大宮ルートの新設を構想の一つに挙げた。

 こうした状況を踏まえて市は今年度、有識者と交通事業者、住民代表らで構成する市地域公共交通協議会のもとに、東西交通部会(仮称)を設置し、本格的な検討を始める。

 だが、課題は山積している。

 LRTは既存の道路にレールを敷設してコストを削減できるが、自動車との並走には4車線の道幅が必要。現状ではどんなルートでも相当な距離の拡幅工事が必須だ。すでにLRTを走らせる富山市では、既存の路面電車の軌道を活用して実現させた。すべて新設した場合、「数百億円といった事業費がかかる恐れがある」と市の交通政策課の担当者はいう。

 東西間の人の移動がどの程度見込めるかも未知数なことも、事業化に向けた不透明な要素の一つ。長谷川さんは「ホテルや観光開発などを進めて人を呼び込むことも考えればよい」と提案する。

 そのほか、風光明媚(めいび)な見沼田んぼを通した場合の景観保全の問題や、LRT開業によるバスの減便がかえって利便性を損なう懸念も抱える。

 市は来年度、2021〜30年度の10年間で進める公共交通網形成計画を取りまとめる。部会での検討を踏まえ、その計画の中でLRTがどう位置づけられるかが実現可能性に向けた焦点となりそうだ。(森治文)

2596チバQ:2019/05/16(木) 20:11:11
https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/631307.html
新観光特急は「サフィール踊り子」 下田行き、来春から
(2019/5/9 07:27)
JR東日本の観光特急「サフィール踊り子」のイメージ(同社提供)
JR東日本の観光特急「サフィール踊り子」のイメージ(同社提供)
 JR東日本は8日、2020年春から東京駅や新宿駅と、下田市の伊豆急下田駅との間で新たに運行を始める観光特急の名称を「サフィール踊り子」に決めたと発表した。サフィールはフランス語で、宝石のサファイアを表す。「青く輝く伊豆の海と空」をイメージして名付けたという。
 1981年以降、首都圏と伊豆半島を結ぶ特急に採用している「踊り子」の名称を踏襲した。現在、この区間ではいずれも特急の「踊り子」と「スーパービュー踊り子」が運行中。サフィールの導入とともに、スーパービューの名称と現行車両は廃止する予定という。踊り子は存続する。
 サフィールは定員164人の8両編成。列車は2本を新造する。全ての座席がグリーン車以上となる高級感が売りとなっている。
 1日1往復程度の予定で、格上のプレミアムグリーン車には、宝石をデザインした特別なロゴが表示される。運転日や停車駅、料金などは今後発表する。

2597チバQ:2019/05/21(火) 18:11:28

6971 :チバQ :2019/05/21(火) 18:10:31
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190521-OYT1T50125/
知事「新幹線求めていない」…市町側も支持相次ぐ
2 時間前
無断転載禁止
佐賀県の立場を説明する山口知事
 佐賀県と市町の首長が意見交換する「GM21ミーティング」が20日、佐賀市で開かれ、九州新幹線長崎(西九州)ルートについて議論した。山口知事は新鳥栖―武雄温泉間の整備方式に関し、「新幹線整備を求めていない」とする県の立場を説明。市町側からは、知事の姿勢を支持する意見が相次いだ。

 山口知事は、与党内でフル規格で整備した場合の負担軽減策の議論が進む現状について、「お金の問題だけでなく、在来線がどうなるかも大切。6月までに決めるのは無理な話」と訴えた。

 鹿島市の樋口久俊市長は「利便性や生活者の視点で議論してほしい。知事の発想を支持したい」と発言。小城市の江里口秀次市長は「フル規格となると、これまでとは別。新たな議論をしないと本末転倒だ」と同調した。他の首長からも、在来線への不安や、長期間の議論の必要性を指摘する意見が出された。

 フル規格での整備を求めている武雄市の小松政市長と嬉野市の村上大祐市長は発言しなかった。

https://www.sankei.com/west/news/190520/wst1905200003-n1.html
【経済インサイド】長崎新幹線、想定外の「単線フル規格案」浮上
2019.5.20 08:00
 令和4(2022)年度に暫定開業を目指す長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)をめぐり、整備方式が棚上げされている新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)と武雄温泉駅(佐賀県武雄市)間について、国土交通省が新たに提案した「単線によるフル規格整備案」が波紋を広げている。単線フル規格案は、従来の新幹線で採用されたことがなく、費用が高額なことから地元自治体が反発。今後の整備方針を話し合う与党検討委員会(PT)は、6月には方式を決定したいとしているが、JR九州は「複線によるフル規格」を求めており、決着の行方に注目が集まっている。

 長崎新幹線は、博多駅(福岡市)と長崎駅(長崎市)を結ぶ約143キロのルートだ。博多から新鳥栖駅は、九州新幹線の鹿児島ルートと共通するため、現在営業している新幹線と同じフル規格となる。また、長崎駅〜武雄温泉駅間の66キロについても、フル規格で整備が進められており、4年度にはこの区間が開業する予定。

 今回問題となっているのが、新鳥栖駅〜武雄温泉駅間の約50キロだ。長崎新幹線は、レールの幅にあわせて車輪の間隔を変えることができるフリーゲージトレイン(FGT)の導入を前提にして、平成24年6月に認可された。新鳥栖駅〜武雄温泉駅は、新幹線の車輪の間隔を狭めて在来線の長崎本線を走行。武雄温泉駅〜長崎駅は、フル規格に合うように車輪間隔を広げて走行する計画だった。

2598チバQ:2019/05/21(火) 18:11:50
 しかし、FGTは車軸の摩耗や安全性への課題などに対応できず、開発が大きく遅れることに加え、通常の新幹線に比べ、速度が遅いことから、山陽新幹線への乗り入れもできないなどの問題もあり、運営主体であるJR九州もFGTは困難だと判断。30年7月にFGT導入を断念したという経緯がある。

 そこで、新鳥栖駅〜武雄温泉駅間は当面、在来線の特急列車が接続することになった。武雄温泉駅で新幹線と在来線特急が同じホームで乗り換えることができる対面乗り換え方式(リレー方式)が採用される予定だ。

 今後の焦点は、新鳥栖駅〜武雄温泉駅間をどのような方式で整備するのかに移っている。長崎新幹線に関する与党検討委員会は今年に入り、改めて議論を始めた。「複線フル規格」か、それとも秋田新幹線などで採用されている在来線の外側にもう1本レールを敷く3線軌道などによる「ミニ新幹線」方式のいずれかが採用されるとみられていた。

 国交省の試算によると、整備費用は新規路線用の用地確保が必要な複線フル規格なら6200億円。これに対し、ミニ新幹線ならば追加用地取得は限定的だとして1800億〜2700億円だ。ただ、工事期間中は在来線を運休せざるを得ないという問題が残っている。

 このような中、3月7日に開かれた検討委で、国交省から全く想定していなかった単線フル規格案が飛び出した。整備費用として示されたのは5400億円。検討委終了後に取材に応じた自民の山本幸三委員長によると、国交省側は、単線は複線と比べて整備費用が少ないメリットがある一方で、単線では列車同士の行き違いにおける待ち時間が生じるため、所要時間が長くなるデメリットを説明したという。

 鉄道関係者からは、安全を重視する新幹線において、単線での運用は前例がないことを懸念する声もある。

 単線フル規格の提案に対し、JR九州の青柳俊彦社長は3月27日の検討委に出席し、複線フル規格での整備を要請した。青柳氏は、単線フル規格は複線フル規格に比べて最大18分の所要時間増になると強調。さらに、単線は事故や自然災害などでダイヤが乱れた際に通常運行に戻るまでに時間がかかり、他の路線に影響を与えるなどと指摘した。

 一方、単線フル規格でも整備費が高額なのは変わりがなく、整備費を負担する立場の地元自治体の反応は冷淡だ。佐賀県の山口祥義知事は再三にわたり、「この区間の新幹線整備は求めていない」と発言しており、JR九州や長崎県が求める全線フル規格による整備に否定的な立場だ。そのため、「佐賀県の負担を長崎県が肩代わりできないか」という案も出る状況で、議論の落としどころは見えていない。
(経済本部 平尾孝

2599チバQ:2019/05/21(火) 18:15:53
https://www.sankei.com/economy/news/190519/ecn1905190006-n1.html
整備新幹線、建設費高騰 財務省、JRの負担増提案 反発必至
2019.5.19 21:08経済金融・財政
新幹線
Twitter
反応
Facebook
文字サイズ
印刷
建設費の増加で財源不足が生じている整備新幹線
建設費の増加で財源不足が生じている整備新幹線
 整備新幹線の建設費をめぐる国とJR各社の対立が、激化する見通しになってきた。建設費が高騰していることから、JR各社が建設費の一部として国に支払う「貸付料(線路使用料)」の支払期間の延長など、JR側の負担引き上げを財務省が提案したからだ。負担の増加は経営に大きな打撃となるだけに、JR側の反発は必至だ。

 新幹線の建設は国と自治体の支出に加え、列車を走らせるJR側が支払う貸付料で賄われる。貸付料は開業前に試算した鉄道事業の利益見通しを元に算出され、開業後にJR側が30年間分割して支払う。

 しかし、人件費や資材価格の高騰、建設主体の独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の甘い見積もりなどの影響で、現在建設中の北陸新幹線の金沢-敦賀間、九州新幹線の武雄温泉-長崎間は建設費が約2割増加。見込みよりも3451億円、追加の財源が必要となった。このうち2929億円は国や機構などが追加負担するが、残り522億円分の財源は見通しが立っていない。

 不足分を税金で補えば財政悪化要因となる。このため、財務省は16日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)歳出改革部会で、貸付料の支払期間を50年に延ばすなどJR側にも一定の負担増を提案したのだ。

 JR側にとっては受け入れがたい提案だ。しかし貸付料の算出には、近年収入の割合が増えているグループ会社の駅ナカなどの不動産収入は含まれておらず、財務省は「受益の実態に即した貸付料の算定ルールに見直すべきだ」とした。

 ただ、財務省が提案するように貸付料の支払期間が20年間延長されれば、数百億〜数千億円の追加支出となるほか、将来的に新設される新幹線でも同様のルールが適用される恐れもあることから、JR側との協議は難航が予想される。

提案についてJR西日本は「経済状況、利用状況、必要な費用などを効率的に見積もる必要があり、慎重な議論が必要だと認識している」と牽制(けんせい)。JR九州は「特にコメントはない」としている。(蕎麦谷里志)



 【用語解説】整備新幹線の建設財源

 整備新幹線は公共事業として造り、列車はJRが走らせる「上下分離方式」を採用。平成9(1997)年からはJR各社が貸付料(線路使用料)を支払い、残りを国と沿線自治体が2対1の割合で負担する財源の枠組みで建設してきた。全国新幹線鉄道整備法で昭和48(1973)年に建設が決まった5路線が対象だが、東北新幹線と九州新幹線鹿児島ルートは開業済み。北海道新幹線の新函館北斗-札幌、北陸新幹線の金沢-敦賀、九州新幹線長崎ルートの武雄温泉-長崎が建設中。

2600チバQ:2019/05/21(火) 18:17:06
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1905/17/news035.html
杉山淳一の「週刊鉄道経済」:
こじれる長崎新幹線、実は佐賀県の“言い分”が正しい (1/5)
2019年05月17日 07時00分 公開
 佐賀県は新幹線の整備をこれまでも求めていないし、今も求めていない――。4月26日、政府与党の長崎新幹線検討委員会で、佐賀県知事の発言は衝撃的だった。佐賀県に対する、政府、長崎県、JR九州の配慮の全否定だ。とんだちゃぶ台返しだ。いや、佐賀県から見れば、ちゃぶ台すらなかった。しかし、佐賀県の考え方は一貫して筋が通っていた。どんな譲歩案を示したところで、それが新幹線建設を前提とするなら、受け入れられない。

 佐賀県が長崎新幹線のフル規格新幹線化やミニ新幹線化に反対していることは承前。その理由は佐賀県の費用対効果、負担金だと考えられていた。だからこそ「長崎県が肩代わりすればどうか」「JR九州の負担を増やしたらどうか」などと議論されてきた。政府もそろばんを何度もはじき直して、佐賀県の主張する負担金額より低い見積もりを示してきた。

カネの問題は全て邪推
 長崎新幹線建設計画の経緯については後述するが、確かに費用対効果という面で佐賀県のメリットは少ない。対福岡圏という意味では、新幹線による所要時間の短縮は15分程度。現在、博多〜佐賀間は特急「かもめ」で37分だ。37分を22分にするための佐賀県の負担は約1200億円。これは政府与党の最新の試算である。しかし、自治体負担分については地方債を発行でき、地方債の元利償還金については国からの地方交付税が充当できる。差し引き、佐賀県の実質負担金は660億円程度だという。これでも佐賀県は首をタテに振らない。

 これは佐賀県が新幹線の費用対効果を認めていないからだ、と多くの人々は考えていた。そもそも長崎新幹線については、長崎県と佐賀県の費用と効果のバランスが悪い。博多からの時短効果は長崎県が大きい。しかし新幹線の建設距離は短いから費用も少ない。佐賀県は時短効果が小さいにもかかわらず、建設距離は長崎県より長く費用負担も大きい。不公平な枠組みである。そんな背景もあって、長崎新幹線の正式名は「九州新幹線(西九州ルート)」となった。長崎を前面に出してはいけない。佐賀県に配慮しよう、というわけだ。

 国が「フリーゲージトレイン開発が遅れた責任」を取り、賠償金として費用負担するという案も出たらしい。これはひどい。フリーゲージトレインの開発者は真摯(しんし)に取り組んでいるはずで、現在もそうだろう。勝手に期限を切られただけで、遅れたわけではない。

 フリーゲージトレインの技術自体は必要で、実用化すべきである。国が「未完成の技術を盛り込んで新幹線計画を進めた責任」を取るなら分かる。「開発遅れの責任」と、技術者に転嫁してはいけない。これは技術開発に関わる者全てを侮辱している。ものづくりニッポンを掲げるなら、絶対に言ってはいけない。誰が言い出したか知らないけれど、失言の責任を取るべきレベルだ。

 ただし、これらも含めてカネの問題は全て邪推だった。もともと佐賀県は新幹線を必要としていない。カネの問題ではない。費用負担がゼロでも新幹線はいらないと言い切った。いったい、どこから認識がすれ違ってしまったか。

2601チバQ:2019/05/21(火) 18:17:39
佐賀県は「在来線経由」で合意した
 佐賀県の反対の理由は事業費負担だ。そう思わせた原因は佐賀県にもある。これまで佐賀県は、佐賀県側の事業費を挙げ、効果に対して大きすぎると訴え、報道されてきたからだ。これでは「駆け引き」を疑われても仕方ない。しかし、ここにきて「はじめからなかった話」と言い出した。これは戦術の変更に見える。

 果たして「佐賀県が今までも新幹線を求めていない」は本当だろうか。知事の発言だから、そこは間違っていないはず。しかしそこで疑問がある。佐賀県の合意なしで、なぜ長崎新幹線は着工できたか。整備新幹線の着工の条件は「費用対効果の算定」「運営事業者のJRの合意」「沿線自治体とJRの並行在来線の処理の合意」である。つまり、自治体の合意なしでは整備新幹線を着工できないはずだ。

 実はここに落とし穴があった。鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間は、もともと並行在来線問題がなく、合意すらされていない。合意は武雄温泉〜長崎間だけだった。

 長崎新幹線の経緯を振り返る。建設については1972年の全国新幹線鉄道整備法に基づいて建設基本計画路線に指定された。ルートについては73年に「博多〜筑紫平野(新鳥栖)〜佐賀市付近〜長崎」と定められた。85年に国鉄はルートの具体案を示した。このときのルートは早岐経由で、佐世保市への配慮があったという。佐世保市が、試験運行中に放射線漏れ事故を起こした原子力船「むつ」の修理を受け入れたからだ。

 しかし、87年に国鉄が分割民営化すると整備新幹線建設の枠組みが変わる。国鉄は国策に沿って新幹線を受け入れるけれども、JRは民間会社だから国策で強制できない。まずは新幹線の受け入れについてJRの合意が必要になる。そこでJR九州は「国鉄案では合意できない。早岐経由では遠回りで採算が取れない」とし、現在のような短絡ルート、フル規格新幹線ではなくスーパー特急方式を提案した。

 スーパー特急方式は事業費が小さく、在来線にも直通できるメリットがある。また将来、フル規格新幹線へ昇格可能だ。そこで北陸新幹線長野〜金沢間、九州新幹線鹿児島ルートもスーパー特急方式で建設予定だった。

並行在来線問題を解決していない
 92年、運輸省は博多〜鳥栖〜佐賀〜武雄温泉を在来線経由、武雄温泉〜長崎間をスーパー特急用新線に直通させるルートを策定。国、JR、沿線自治体の合意が得られた。武雄温泉〜長崎間のうち、並行在来線となる長崎本線の肥前山口〜諫早間については、新幹線開業後20年間はJR九州が運行する。これも長崎県と佐賀県が合意している。しかし、鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間は在来線ルート経由として佐賀県は合意している。在来線を使うから、この区間に並行在来線問題さえ存在しなかった。

 一方、新幹線建設予定の自治体からはフル規格新幹線化の要望が高まった。そこで北陸新幹線、九州新幹線鹿児島ルートはフル規格新幹線で建設が決まった。長崎新幹線のスーパー特急区間も同様にフル規格新幹線化の要望が強まった。しかし、鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間の在来線直通を念頭に置いているため、フル規格新幹線化はできない。

 そこに新たな光が差し込んだ。フリーゲージトレインの実用化だ。フリーゲージトレインなら、武雄温泉〜長崎間をフル規格新幹線に昇格させても、博多〜武雄温泉間の在来線直通の枠組みは保てる。しかもフル規格新幹線に昇格した九州新幹線鹿児島ルートに新鳥栖から直通できる。さらに山陽新幹線、東海道新幹線に直通できる。そこでフリーゲージトレインの採用が決まり、武雄温泉〜長崎間はフル規格化された。

 ここで佐賀県はどうしたかといえば、静観である。佐賀県内は在来線を使うという枠組みは変わらないからだ。佐賀県内は在来線のまま。他はお好きにどうぞ、である。

2602チバQ:2019/05/21(火) 18:18:18
手続き上は佐賀県が正しい
 ところが、フリーゲージトレインは開発が遅れ、国は実用化を断念する。もともと実用段階にない技術を前提とした建設計画が甘かった。(関連記事:フリーゲージトレインと長崎新幹線の「論点」)

 ここで佐賀県と長崎新幹線フル規格支持側の見解が分かれた。

 佐賀県としては、フリーゲージトレインが実用化されないならば、その前の段階に戻るべきだと考えている。フル規格新幹線として工事中の武雄温泉〜長崎間をスーパー特急方式に戻せ、と。

 長崎県、政府与党プロジェクトチームは、フリーゲージトレインが実用化されないならば、両端の武雄温泉〜長崎間、新鳥栖〜博多間はフル規格新幹線でつくることだし、佐賀県内もフル規格新幹線をつくればいい、と考えている。

 さて、どちらが正しいだろう。これまでの経緯をおさらいすると佐賀県の方が正しい。

 佐賀県は92年の合意に忠実であるだけだ。鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間にフル規格新幹線をつくるとすれば、JR九州との合意はできているだろう。費用対効果の算定もフル規格が有利と示している。しかし、「沿線自治体とJRの並行在来線の処理の合意」について、話し合いすら行われていない。整備新幹線の着工条件を満たしていない。

 山形・秋田新幹線のような在来線乗り入れ方式のミニ新幹線にすれば並行在来線問題はない。しかし、長崎本線をミニ新幹線にすれば在来線列車の運行に支障が出る。軌間変更工事中は運休するし、新幹線優先のダイヤにすれば在来線列車に影響する。

 まずは新幹線を建設するにあたり、鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間の在来線をどうするか。その話し合いを始めなくてはいけない。しかし、この肝心な手続きをすっ飛ばして、佐賀県に「フル規格新幹線にしますか」「ミニ新幹線にしますか」という選択を迫っている。これでは佐賀県が同意できるわけがない。佐賀県が交渉のテーブルに立つ義理もない。

 佐賀県以外の人は「なぜ佐賀県はかたくななんだ」「良い条件を引き出そうとゴネているだけではないか」と思うかもしれないけれど、それは間違っている。私のように事業費負担の問題だと思う人がいるかもしれない。それも間違っていた。

 佐賀県は「間違った手続きには応じない」。それだけだ。佐賀県の態度は法治国家として正しい。

それでもフル規格新幹線をつくるべきだ
 佐賀県は正しい。しかし、日本の将来を見据えれば、鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間のフル規格化は実施すべきだと思う。理想的な形は、きちんと佐賀県と並行在来線問題を話し合い、フル規格新幹線を建設することだろう。佐賀県は費用対効果に疑問を持っているけれども、視野を京阪神直通まで広げれば、佐賀県にも利点の多い話だ。

 私の1度だけの観察しか根拠がないけれども、新鳥栖駅で九州新幹線と在来線特急「かもめ」を乗り継ぐビジネスパーソンは多かった。山陽新幹線直通列車からの乗り換え客だろう。新幹線があれば、佐賀県に活力が生まれると信じている。どうか佐賀県もフル規格新幹線の利点を理解してほしい。新幹線は佐賀県だけの問題ではなく、国民の財産でもある。国民にとって佐賀県にアクセスしやすくする手段は必要だ。

 それでも佐賀県がフル規格新幹線を拒むなら、武雄温泉で新幹線と在来線の乗り換えが発生し続ける。この方式は所要時間がほとんど短縮されず、運賃、特急料金が上がる。この状態は避けたい。(関連記事:迷走する長崎新幹線「リレー方式」に利用者のメリットなし)

 当面の解決案は2つ。一つは92年の合意の段階に戻し、スーパー特急方式に戻す。武雄温泉駅で乗り換えるよりマシだ。武雄温泉〜長崎間は高規格路線だから、現在の在来線特急「かもめ」より所要時間がちょっとだけ短くなる。ただし、フル規格で着工した武雄温泉〜長崎間を「元の計画に戻す」費用がかかる。

 もう一つは、佐賀県の意向とは関係なく、新たな直行ルートで長崎新幹線を建設する。新鳥栖ではなく、博多南駅付近から武雄温泉駅まで直進する。膨大な費用が必要だ。しかし、もちろん佐賀県の事業負担なしで建設する。新鳥栖も、佐賀も、肥前山口も通らなくていい。佐賀県は新幹線を求めていないから当然だ。佐賀県の中心地に寄り添う必要はない。

 博多南〜武雄温泉間直行ルートであれば、長崎〜博多間、長崎〜京阪神間の所要時間はもっと短縮できる。長崎県にメリットの多いルートだから、長崎県の負担を増やしてもらおう。新ルートとして捉えて、鳥栖〜佐賀〜武雄温泉間を並行在来線とはしない。JR九州が運行する。そのかわり、独立した1つの路線として営業成績が思わしくなければ、自治体に対して存廃の話し合いに応じていただく。

2603チバQ:2019/05/21(火) 18:18:51
 私はどちらかといえば後者が良いと思う。私はいままで、「九州新幹線西九州ルート」と呼んでいたけれど、今回はあえて「長崎新幹線」と書いた。その理由は、佐賀県抜きで新幹線をつくってもいいと思ったからだ。

 それでも、私の本音は現行の長崎本線に沿ったフル規格新幹線だ。佐賀駅も経由してほしい。佐賀県も政府与党プロジェクトチームも、はじめから正規の手順で協議をやりなおしてほしい。何よりも佐賀県に新幹線の価値を正しく評価してほしい。

2604とはずがたり:2019/05/22(水) 10:40:17
>>862
うおっ,俺の持論である京阪神電鉄で京阪神急行電鉄に対抗の可能性あったのか!!!

>前年秋に発覚した村上ファンドによる阪神株の買い占めは、18年春には経営権を握れる過半数目前の約47%までになった。だが、佐山の呼びかけに阪神側の反応は鈍かった。路線が重ならない京阪電気鉄道(現京阪HD)との統合を目指していたからだ。
>ところが3月下旬、一転阪神側から打診があった。「(京阪との交渉が)頓挫したのだろう」と悟った佐山は角に報告。統合は一気に動き出した。

2605チバQ:2019/05/22(水) 11:07:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00010000-norimono-bus_all
西武新宿線「幻の複々線化」正式に中止へ 「無期限延期」から四半世紀
5/22(水) 6:07配信 乗りものニュース
西武新宿線「幻の複々線化」正式に中止へ 「無期限延期」から四半世紀
複々線化計画が廃止される見通しになった西武新宿線(2015年9月、草町義和撮影)。
地下に急行運転用の線路を増設
 事実上凍結されていた西武鉄道新宿線の複々線化(上り線と下り線をそれぞれ2本にすること)が、正式に中止される見通しになりました。東京都は西武新宿〜上石神井間の複々線化計画を廃止するための都市計画素案を作成。2019年5月下旬から6月初旬にかけ、説明会を開きます。

【地図】どの区間が複々線になるはずだった?

 西武新宿線は、西武新宿駅と本川越駅(埼玉県川越市)を結ぶ、全長47.5kmの鉄道路線。線路は本川越駅付近を除いて複線(上り線と下り線がそれぞれ1本、合計2本)です。同線の混雑率は1980年代前半に200%を割り込みましたが、その後は190%台が続き、激しい混雑が続いていました。

 そこで、西武新宿駅から上石神井駅(東京都練馬区)までの約12kmを複々線化する構想が浮上しました。地上を通る複線の線路とは別に、地下約40〜60mの深さに複線の地下トンネルを建設。高田馬場駅を除く中間駅をすべて通過する急行線として整備するというものです。線路の増設で全体の運転本数が増える一方、列車が地上と地下に分散することから従来の地上を走る列車の運転本数が減り、これにより道路の踏切渋滞の緩和も狙っていました。

 また、ターミナルの西武新宿駅はJR東日本の新宿駅から約400m離れていますが、地下急行線のホームはJR東日本の新宿駅に近い場所に設置し、ほかの鉄道路線への乗り換えを改善することも計画。増発により必要な車両数が増えることから、西武新宿線の南大塚駅(埼玉県川越市)で分岐する安比奈線(1960年代以降、運行を休止していた貨物線)の終点付近に車両基地を整備することになりました。

西武新宿線「幻の複々線化」正式に中止へ 「無期限延期」から四半世紀
複々線化に対応するための車両基地が終点付近に整備されるはずだった安比奈線(2013年5月、草町義和撮影)。
沿線で都市計画素案の説明会を開催
 こうして1987(昭和62)年、西武新宿線の複々線化計画が特定都市鉄道整備事業として認定され、東京都も1993(平成5)年に複々線の都市計画を決定しました。

 しかし、当初は約1600億円とされていた事業費が、工事費の高騰などで約2900億円に。しかも、このころから西武新宿線の利用者が少子高齢化に伴い減少に転じ、混雑率も1994(平成6)年度には190%を割り込んで187%になりました。こうしたことから1995(平成7)年には、複々線化計画の無期限延期が決定。工事は事実上凍結され、いまに至ります。

 その後、複々線化が計画された区間のうち東京都中野区内の約2.4kmでは、現在の線路を地下化する工事が始まり、これが実現すると7か所の踏切が解消されて道路の渋滞緩和が図られます。列車の混雑率も2017年度で160%になり、複々線化が計画されたころに比べ30%近く低下。複々線化が目指していた混雑や渋滞の緩和はほぼ実現するといえます。車両基地が設けられるはずだった安比奈線も、2017年5月、正式に廃止されました。

 東京都の都市整備局は、複々線化の都市計画を廃止する理由などについて、説明会で明らかにするとしています。説明会は2019年5月29日(水)から6月1日(土)まで、沿線の新宿、中野、杉並、練馬の4区内で開催される予定です。

草町義和(鉄道ライター)

2606チバQ:2019/05/22(水) 15:37:11

329 :チバQ :2019/05/22(水) 15:36:51
https://www.asahi.com/articles/ASM5P624QM5PUZOB00R.html
富士山に「登山鉄道」再浮上 何度も頓挫、新知事が意欲
有料会員限定記事

河合博司、平畑玄洋、吉沢龍彦 2019年5月22日11時34分

 富士山の北のふもとから登山者や観光客を運ぶ「富士山登山鉄道」は、実現に向けて動き出すのか。山梨県が22日、可能性を探る勉強会を東京都内で開いた。100年間にわたり浮かんでは消えた鉄道構想。地元には疑問視する向きもあるが、1月の知事選で初当選した長崎幸太郎知事や観光団体は意欲を見せる。

 勉強会には元文化庁長官の青柳正規氏、元国土交通事務次官の岩村敬氏、参院議員の山東昭子氏、首都高速道路社長の宮田年耕氏ら14人が出席した。長崎氏は冒頭、「富士スバルライン開通から50年余りがたち、時代背景も変化した。5合目への交通手段に自動車を利用することは、環境の問題も含め、様々な課題が指摘されている」と述べた。

 その後、山梨県企業局が1990年代に検討した新交通システムや、富士五湖観光連盟の「世界遺産 富士山の環境と観光のあり方検討会」が4年前にまとめた登山鉄道の構想が報告された。後者はふもとの同県富士河口湖町から富士山5合目をつなぐ有料道路「富士スバルライン」に線路を敷き、一般車両の通行を禁止したうえで電車を走らせるプランだ。

 参加者からは、鉄道の整備に合わせて富士山へのアクセスを改善することや、富士五湖周辺の開発規制を強化することなどが提案された。今後、県内関係者や専門家を集めた構想検討会を設置し、この日の勉強会の出席者も顧問などの形で加わる案を長崎氏が示し、了承された。

 富士山の登山鉄道構想は1920〜30年代から繰り返し打ち出されてきた。山頂までケーブルカーを敷設する計画や、地下にトンネルを掘る「モグラケーブル」などの構想だ。戦後の63年には、富士急行が5合目から頂上までの地下ケーブルカー建設を申請。「ハイヒールで日帰り登山」と期待が高まった。

 しかし、いずれも「富士山は霊峰」といった反対意見や、環境破壊への懸念から実現しなかった。2013年、富士山は世界文化遺産に登録された。

 ここに来て再浮上したきっかけ…

2607荷主研究者:2019/05/26(日) 10:56:23

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/303549?rct=n_hokkaido
2019年05/10 05:00 北海道新聞
「地下鉄より低額」逆転も JR運賃10月から値上げ 札幌―新札幌間は10円高

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190510hokkaido01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190510hokkaido02.JPG
札幌圏を走るJR区間快速列車。10月に予定される運賃値上げに利用者から困惑の声が上がる=4月22日、JR函館線白石―苗穂間(伊丹恒撮影)

 JR北海道が10月の消費税率引き上げに伴い実施する運賃改定で、「札幌市営地下鉄の運賃より低額」という優位性がなくなりそうだ。同社が近距離区間である札幌圏の普通運賃の値上げ率を高く設定したため。特に札幌―新札幌間は、現行では地下鉄より60円安いJR運賃が、改定後は地下鉄より10円高くなり、逆転現象が起きる。

 札幌―新札幌間のJRは260円から340円に。地下鉄は320円から330円となるため、JRが10円高くなる。JRの札幌―新琴似間と地下鉄さっぽろ―麻生間(新琴似駅の最寄り駅)で比較すると、JRは230円から300円に上がるが、地下鉄は250円のまま据え置く。現在、地下鉄より20円安いJR運賃は、逆に50円高くなる。札幌―琴似間ではJRが210円から250円に上げ、運賃を変えない地下鉄と同額になる。

 市も消費税率引き上げで10月に市営交通の運賃を改定するが、地下鉄の普通運賃の値上げ額は10円にとどまる。距離に応じて1〜6区間に分けているが、値上げするのは1、4、5、6区の4区間のみ。こうした事情からJRと地下鉄の普通運賃が逆転または同額となる。一方、通勤・通学の定期代は値上げ率が3割強に及ぶ区間もあるが、JRが地下鉄より割引率を高く設定しているため、おおむね月額で安い料金を維持する。(袖山香織)

■家計負担増 利用者は困惑

 JR北海道が10月の消費増税に合わせて行う運賃改定で札幌圏の運賃値上げ率が明らかになった9日、利用者から戸惑いや不満の声が上がった。定期の値上げ率が3割を超す区間もあり、家計への負担が重くのしかかる。普通運賃では逆転現象も起き、地下鉄やバスと競合する区間では「交通手段の変更も考えなければ」と切実な声も聞かれた。

 「そんなに料金が上がると親の負担が心配」。札幌市厚別区の高校にJRで通う千歳市の高校3年北田実希さん(17)は困惑顔で話す。利用する千歳―新札幌間の値上げ率は明らかになっていないが、札幌―新札幌間は通学定期が現行より30・9%値上げされる。「JRはもっとたくさん乗るように宣伝してほしい」と、利用拡大による値上げ幅の圧縮など工夫を求めた。

 通勤でJRを利用する北区の斎藤乃梨子さん(55)は、10月から新琴似―札幌間の1カ月の定期代が現行より2250円上がり9580円となる見通し。職場の交通費は一部自己負担で、「増税による値上げラッシュが予想される中、家計はますます苦しくなりそう」と悩ましげに話した。

 従業員に通勤手当を支給する企業も値上げの影響を懸念する。中央区のIT会社は市内勤務の社員約300人のうち60人がJRで通勤する。担当者は「JR北海道の経営が厳しいのは分かるが、これほどの値上げは想定外。現行より3割増で計算すれば通勤手当の会社負担が年間200万円ほど増えそう」とこぼした。

 普通運賃の値上げにも困惑が広がった。札幌―新千歳空港間は現行の1070円から1150円に上がり、現行のバス運賃1100円より50円高くなる見込み。旅行で快速エアポートの利用の多い中央区の自営業船越崇さん(70)は「10月の消費増税でバスが値上げしなければそちらを使いたい」。JR新琴似―桑園間を普通運賃で北大に通う台湾からの留学生李家賢(リジャシェン)さん(22)は「アルバイトで生活費をやりくりし、数十円の値上げもきつい。地下鉄への変更も考えたい」という。(津野慶、久保田昌子)

2608荷主研究者:2019/05/26(日) 10:57:49

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/304011?rct=n_hokkaido
2019年05/11 08:27 北海道新聞
札幌圏で大きく稼ぐ狙い JR値上げ申請 地下鉄と同水準に

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190511hokkaido01.JPG

 JR北海道が10日、国土交通省に認可申請した運賃改定は、主に20キロ以下の近距離で大幅に引き上げ、札幌圏で大きく稼ぐことを狙ったものだ。各区間の運賃設定からは、JRよりも高い札幌市営地下鉄を意識したことが透けて見える。ただ、値上げ幅は一部区間で3割を超え、暮らしには重い負担。JRは値上げにより年40億円の増収を目指すが、想定以上に鉄路離れが加速する可能性もある。

 JRの2017年度の線区別収支によると、鉄道事業による営業収益836億円のうち、札幌圏だけで約半分の420億円を占め、運賃収入を大幅に増やすには、札幌圏でいかに稼ぐかが課題。そこでJRは、100キロ以下について、走行距離に比例する従来の方式ではなく、自由に距離を区切って細かく定められる「対キロ区間制運賃」に踏み切り、利用の多い7〜15キロ区間の値上げ率を3割超とした。

 運賃設定にあたりJRが特に着目したのはJRより高い地下鉄だ。札幌市内の普通運賃は、多くの区間で地下鉄並みか若干上回る額に引き上げた。一方で定期は割引率を据え置くことで、地下鉄よりも安い状態は維持した。同日記者会見した綿貫泰之常務も「近距離は上げ幅が大きいが、地下鉄をにらみ、ほぼ同額な形まで引き上げた」と説明した。

 だが、JR他社に比べると割高感は否めない。JR東日本の現行の普通運賃(幹線)は1〜3キロ区間が140円に対し、北海道は値上げで200円、11〜15キロでは東日本240円、北海道は340円。十数キロの移動だけで100円の差が出てしまう。

 綿貫氏は会見で「運賃値上げで、ある程度、利用客が逃げることも考慮している」とし、客離れにより26億円の減収を予測していると説明した。目標の40億円の増収には、利用客減の影響を受けながら、運賃値上げ分で単純計算で66億円を取り戻す必要がある。

 そもそもJR北海道が値上げに踏み切ったのは、地方路線を中心に不採算路線を抱える赤字経営がある。日常的に地方路線を利用しない札幌圏の住民が割高な運賃を支払うことに一定の抵抗感を持たれかねない。

 JRは増収分を、快速エアポート増発に伴う信号設備等の改修や老朽化した車両更新などに充てるとし、サービス向上で客離れを食い止めたい考えだ。だが、思うような増収ができなければ、経営難に追い打ちが掛かることになる。(徳永仁、横田紗菜)

2609荷主研究者:2019/05/26(日) 11:08:38

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/852904
2019年5月14日 午前7時20分 福井新聞
えちぜん鉄道の年間乗客数が最多
2018年度369万人、映画も後押し

2018年度の乗客数が過去最多となったえちぜん鉄道。通勤定期と観光・イベント目的の利用が大幅に伸びた=福井県福井市の福井駅

 福井県のえちぜん鉄道の2018年度利用実績がまとまった。乗客数は03年7月の運行開始以来、年間ベースで過去最多となる369万9553人で、17年度を約9万6千人上回った。通勤定期と観光・イベント目的の利用が大きく伸びたのが要因となった。

 同社は「高架化に伴う新しい福井駅の開業や三国駅の新築、田原町駅周辺整備の完成などハード面の充実に加え、映画『えちてつ物語』で認知度と注目度が上がって利用の底上げが図られた」と分析している。18年2月のような大雪による運休がなく、年間を通して安定運行できたことも乗客増に結びついた。

 内訳をみると、通学・通勤定期と回数券の「日常生活型」が約5万5千人増の232万4055人。通勤定期の伸びが際立ち、約4万2千人増の74万7042人だった。

 観光・イベント目的の「非日常型」も約4万1千人増の137万5498人だった。その理由の一つが「昨年11月から全国上映された『えちてつ物語』の効果」と同社。2月の勝山左義長まつりの際には、映画を見た大勢の観光客がえち鉄を利用したという。

 16年3月末に始まった福井鉄道福武線との相互乗り入れも押し上げ要因となった。えち鉄の乗客数約369万人のうち、田原町駅をまたいでえち鉄の鷲塚針原―福鉄の越前武生の直通区間内を移動した利用者は17年度を約1万4千人上回る15万7998人。丹南方面から福井商業高校や啓新高校に通う生徒が学校近くの福大前西福井駅まで乗り換えせずに移動できるメリットが浸透し、通学定期の利用が8万人を超えている。通勤定期と回数券、非日常型の利用も順調に伸びている。

 19年度の乗客数目標は373万人。豊北景一社長は「4年後に迫った北陸新幹線の県内開業に向け、インバウンド(訪日外国人客)など観光需要の取り込みとまちづくりによる利用促進をさらに図っていきたい」と話している。

2610荷主研究者:2019/05/26(日) 11:12:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/305480?rct=n_hokkaido
2019年05/16 05:00 北海道新聞
新幹線5分短縮に120億円 JR北海道が札幌延伸追加工事費

新幹線の高速走行実現に向け、追加工事費の負担を表明するJR北海道の島田修社長=15日午後、札幌市中央区のJR北海道本社

 JR北海道の島田修社長は15日の記者会見で、2030年度末の北海道新幹線札幌延伸時、新函館北斗―札幌間(約212キロ)の最高時速を260キロから320キロに引き上げるための追加工事費約120億円をJRが負担する方針を正式に表明した。320キロの実現で、同区間は1時間4分から59分に5分短縮される。10月の運賃値上げについては「道内の鉄道、特に地方路線の維持のため、一部負担をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 現在の工事計画は最高時速260キロ走行を想定しており、320キロにするには防音壁を高くするなどの工事が必要になる。JR負担による追加工事の実施方針は13日に国土交通省に報告。島田社長は会見で「札幌―東京間4時間半に挑戦したい」と意欲を示した。

 ただ、JRは経営改善に向けて、平均11・1%の値上げを発表したばかり。利用者負担が増す一方で、新幹線の所要時間5分短縮のために120億円を投じることについては「経営基盤強化のため、収益源を増やすには設備投資も必要」と説明した。

 120億円は国に対し、全額助成か無利子貸し付けを求める考え。島田社長は5分短縮によって、年10億円の増収が見込まれるとの試算を示し「無利子貸し付けでも、札幌延伸後十分返していける」と強調した。

 北海道新幹線は現在、青函トンネル内など貨物列車との共用走行区間では、時速140〜160キロに制限されている。島田社長は将来的な高速走行について「青函トンネル内は勾配がきつく、260キロが限界だろう」との認識を示した。(徳永仁)

2611荷主研究者:2019/05/26(日) 11:23:56

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/855908
2019年5月18日 午前7時20分 福井新聞
福井鉄道の乗客数、好調をキープ
2018年度204万人、相互直通効果

福井鉄道のフクラム。福鉄の乗客数が3年連続で200万人を超えた=福井県越前市の越前武生駅

 福井鉄道は5月17日、福井県越前市の福鉄本社で開かれた本年度1回目の福武線再建スキーム管理部会で、2018年度の乗客数が前年度比2・1%増の204万3885人だったと報告した。国と県、沿線3市による鉄道運行の財政支援計画が実質的に始まった09年度以降では最多。200万人台は、19年ぶりに到達した16年度から3年連続となった。

 18年度の乗客数の内訳は、定期が110万5704人、定期外が93万8181人。定期は通学が72万3594人で3・8%増、通勤が38万2110人で3・7%増とともに前年度を上回った。

 村田治夫社長は、管理部会後の会見で「3年連続で200万人を超え、利用者数が安定してきた」と評価。好調の要因の一つとして、16年3月末に始まったえちぜん鉄道との相互乗り入れの18年度の利用者が15万7998人と前年度から1割以上増えたことを挙げた。「認知度が年々高まり、生き残りの大きな武器になっている」と語った。

 その上で「少子化で通学利用の大きな伸びは難しいが、通勤利用には伸びしろがある」と述べ、沿線企業への地道なPRを続けると強調。財政支援スタート時に2駅125台だったパークアンドライド駐車場を14駅382台まで増やした取り組みを継続し、通勤利用者の利便性向上に努めるとした。沿線の老人会などへの営業も重視し「運転免許証自主返納の特典もアピールしたい」と意欲を示した。

 19年度の目標は211万人に設定。一般利用増加に向けた取り組みとともに、旅行会社と連携して次世代型低床車両フクラムを活用したツアー企画などに力を入れ、観光利用を推進していくとした。

 管理部会は、福武線の再建計画の進捗をチェックする福井鉄道福武線活性化連携協議会の専門部会で、県と沿線3市の関係者らで構成。非公開で行われた。

2612チバQ:2019/05/27(月) 20:12:55
https://toyokeizai.net/articles/-/283139
佐賀県、長崎新幹線「フル規格化」反対の裏事情
問題は財源だけでない、駅前開発が宙に浮く
次ページ »
大坂 直樹 : 東洋経済 記者
著者フォロー
2019/05/27 5:20
3年後に開業する長崎新幹線。沿線自治体の利害が対立している。

2022年度の新幹線開業に向け、長崎市内の各所で建設のつち音が響く。九州では、玄関口の福岡・博多と鹿児島を結ぶ九州新幹線・鹿児島ルートが2011年に全線開通。長崎新幹線はその西九州ルートに当たる。長崎県には多くの観光資源があるが、九州西端に位置して交通の便が悪く、新幹線開業は長年の悲願だった。

だが、国土交通省は3月下旬、長崎新幹線の厳しい試算を公表した。現状の計画のままでは、約6200億円の建設費に対し、開業後の利便性改善や路線収益などの経済効果による回収は半分程度しか見込めない、とする試算だ。なぜ、そんな状況になってしまったのか──。

FGT断念で崩れた構想
全線を新幹線規格(フル規格)で開業した鹿児島ルートとは違って、そもそも長崎新幹線は財源上の制約から、佐賀県内の新鳥栖─武雄温泉間(約50km)は在来線を活用する前提だった。


こうした制約下で最大限の利便性を確保するため、国はフリーゲージトレイン(FGT)の開発・導入をもくろんだ。

FGTは走行中に車輪の左右間隔変更が可能な新型車両だ。実用化できれば、軌間の異なる在来線と新幹線の線路を走行できる。そこで、この技術を用いてFGTを導入し、博多─長崎間を乗り換えなしで直通する構想を描いた。

しかし、FGTの開発は難航。走行中に車軸や軸受けが摩耗する致命的な欠陥が露呈し、政府は昨年夏に導入を断念した。これで長崎新幹線は当初の構想が大きく崩れてしまったのだ。

FGT構想の挫折によって、現時点で決まっているのは武雄温泉─長崎間の開業のみ。走行区間わずか66kmの“ローカル新幹線”でしかなく、その経済効果は高が知れている。本州から新幹線を利用して長崎を訪れる観光客は、博多(または新鳥栖)で在来線に乗り換えて武雄温泉まで行き、さらに新幹線に乗り継ぐ必要がある。



2度の乗り継ぎが面倒なうえ新幹線区間が短いことから、博多─長崎間の所要時間は1時間22分。同区間を特急1本で移動するのと比べて、26分短縮されるにすぎない。これでは多くの利用者が見込めないのも当然で、それが前出の国交省による費用対効果の厳しい試算につながった。

「望んでいたのは、長崎が博多から乗り換えなしで結ばれること。隣の佐賀との間を新幹線が行き来しても意味がない」。地元の長崎県民からは、不満の声が上がる。運行を担うJR九州(九州旅客鉄道)の青柳俊彦社長も、「この不完全な状態が固定化すると採算性が成り立たず、受け入れられない」と話す。

2613チバQ:2019/05/27(月) 20:13:22
JRは「全線フル規格」要望
さすがに国も今のままではまずいと認識し、整備計画の再修正に向け動き出した。選択肢は2つある。1つは新鳥栖─武雄温泉間でのミニ新幹線方式の採用。もう1つは、同区間にも新幹線の専用線路を新設し、全線をフル規格に格上げする案だ。


JR長崎駅前に飾られた新幹線開業の告知看板。しかし、最終的に博多と新幹線で結ばれるかどうかが見えないため、地元でも困惑が広がる(記者撮影)
ミニ新幹線方式は、在来線線路の軌間を広げ、やや小ぶりな新幹線を走らせる手法。山形・秋田新幹線でも採用されている。ただし、改軌工事が必要で、その間は在来線を長期間運休せざるをえない。新鳥栖─武雄温泉間は博多との間を行き来する利用者が多いため、JR九州は「在来線を運休させるわけにはいかない」としてミニ新幹線方式に反対し、全線フル規格での整備を国に求めている。

同区間もフル規格で整備した場合、6000億円超の追加費用がかかるが、山陽新幹線への乗り入れで関西─長崎間の直通運転が可能になる。所要時間も大幅に短縮される。政府・与党の検討委員会は6月までに“最終形”について方向性を固める予定で、多額の追加費用をかけてでも経済効果が大きい全線フル規格化に傾いている。


実現のカギを握るのは、新鳥栖─武雄温泉間の沿線自治体である佐賀県の動向だ。新幹線建設の費用は、JRが支払う新幹線リース料を充てた残額について、国が3分の2、沿線自治体が3分の1を負担する。自治体には国からの助成措置があるが、それでも全線をフル規格化すると、佐賀県に追加で450億〜660億円の実質負担が生じる。


新幹線の工事が進む長崎駅付近を走る在来線特急(記者撮影)
このため、佐賀県は全線フル規格化に強く反対している。現状でも在来線の特急を使えば、佐賀─博多間の所要時間は30〜40分程度。この区間が新幹線規格で整備されても大きな時間短縮は見込めない。メリットが乏しいのだから、多額の費用を負担してまで同区間をフル規格化する必要はない、という理屈だ。

佐賀駅周辺再開発にも影響
さらに、「財源問題だけが反対の理由ではない」と県の担当者は明かす。県が懸念するのが在来線の扱いだ。フル規格新幹線を整備すると、利用者の一部が新幹線に流れ、並行する在来線の旅客が減る。そのため一定の条件下で、JRが並行在来線を経営から切り離せる制度がある。

しかし「在来線がなくなると通勤・通学などの利用者の利便性が損なわれる」(県担当者)ため、他県の例を見ると、新幹線開業時にJRが切り離した在来線を県や沿線市町村が第三セクター鉄道として運営する例が多い。その多くは赤字路線で、自治体にとっては重荷でしかない。

さらに、佐賀市が進めるまちづくり政策にも影響が出る。市は佐賀駅前に広がる土地を再開発し、大規模な商業施設や複合施設を建設する計画を進めている。その成功には、佐賀駅に人が集まる仕組み作りが不可欠だ。仮にフル規格の新幹線の新駅が現佐賀駅から離れた場所に建設されてしまえば、まちづくり政策を根底から見直す必要がある。

佐賀県の山口祥義知事は4月26日の政府・与党検討委員会に出席し、「地元の意向を無視して、新鳥栖─武雄温泉間の新幹線整備を進めることはありえない」との認識を示した。こうした”猛反対”が中央に届いたのか、「6月までに最終形を決めるという声はあまり聞こえなくなってきた」(JR関係者)。

開業を3年後に控えた長崎新幹線。理想の最終形を実現するには、費用負担や在来線の扱いなどで佐賀県民が納得する案を提示できるかがカギとなる

2614チバQ:2019/05/27(月) 20:15:36
https://toyokeizai.net/articles/-/282206
リニア開業「8年後」、長野・飯田の歓迎と戸惑い
積み上がる課題と残土、将来像をどう描く
次ページ »
櫛引 素夫 : 青森大学教授、地域ジャーナリスト、専門地域調査士
著者フォロー
2019/05/23 5:20
リニア中央新幹線は2027年の品川―名古屋間の開業へ工事が進む。時速500km、最短所要時間40分、スーパー・メガリージョンの形成――。多くの話題を呼んでいるにもかかわらず、構想や沿線の知見が空白だった筆者は2019年4月下旬、縁あって長野県飯田市と近隣を初めて訪れた。


この連載の記事一覧はこちら
品川から約180km、同市には「長野県駅」(仮称)が建設され、品川と45分で結ばれる。地元がうたう「標高差2700m、日本一の谷地形」に囲まれて、工事の難易度の高さ、直面する課題の多さを垣間見た。リニアは整備新幹線にも増して将来像の描き方が難しい。沿線の素顔と「8年後」に向けた模索を報告しよう。

公共交通の「命綱」、高速バス
青森空港から県営名古屋空港へ飛び、名古屋・栄のバスターミナル「オアシス21」で飯田行きの高速バスに乗り換えた。1日15往復、片道2時間前後で両都市を結ぶ。飯田市はJR飯田線が走るものの、特急は1日2往復、愛知県東部のJR豊橋駅から2時間半。長距離の移動手段としては選べない。東京・新宿便は1日17往復で片道4時間余り、長野便は8往復で3時間余り。地元の人々は高速バスを「命綱」と呼ぶ。


名古屋と飯田を結ぶ高速バス=2019年4月(筆者撮影)

JR飯田駅付近の街並み。「丘の上」に位置する=2019年4月(筆者撮影)
オアシス21には切符売り場も乗車方法の手がかりもなく、ネットで調べると予定の便は「満席」の表示が。慌ててバス事業者に電話し、増発2号車に乗れることを確認できた。満席の1号車を眺めながら、「命綱」という言葉をかみしめた。

飯田市は長野県の南端、下伊那地域の中心都市だ。14市町村で構成する「南信州広域連合」の事務局も務める。南アルプス(赤石山脈)と中央アルプス(木曽山脈)に挟まれた伊那谷の南側に位置し、人口は約10万人。同市に本社を置く地域紙「南信州新聞」にはリニア担当記者もいる。

市のサイトなどによれば、室町時代・13世紀に飯田城が築かれ、戦国期の動乱を経て、1672(寛文12)年に堀氏2万石の城下町となって江戸期を過ごした。1876(明治9)年に長野県に編入され、現在に至る。


城下町としては小ぶりなせいか、地元では「交通の要衝」「商都」としての顔が意識され、自立の気風も強いという。


飯田市中心部から眺めた市街地。起伏と屈曲に富む=2019年4月(筆者撮影)
「古くは東山道、近世以降は三州街道、遠州街道などの陸運や天竜川の水運にも恵まれ、東西あるいは南北交通の要衝として繁栄し、経済的にも文化的にも独自の発展を遂げ……」と市のサイトは記す。県庁所在地・長野より東京や名古屋への高速バスが多いことも、この気風と関わっているかもしれない。

各県ナンバーの自動車が行き交う中央自動車道を名古屋から東へ向かう。飯田市は鉄道網では不便だが、中央道が市域を横切り、東西の往来は活発だ。曇天ながら、雪の残る中央アルプスの恵那山、咲き誇る山桜や赤・白・ピンクのハナモモに見とれるうち、ソメイヨシノが満開の飯田市に到着した。特産のリンゴの看板が各所に立つ。

2615チバQ:2019/05/27(月) 20:16:32
中心市街地は「丘の上」
車窓から見渡すと、街全体が丘陵や緩斜面に載っていて「平らな土地」がほとんどない。伊那谷を南流する天竜川の右岸(西側)、河岸段丘沿いに市街地が広がる様子は地図からもうかがえたが、訪れて初めて、地勢がすとんと腹に落ちた。地元の人々は中心市街地を「丘の上」と呼ぶ。
飯田市は1947(昭和22)年の大火で中心市街地のほぼ全域を焼失した。その復興のシンボルとして整備された「りんご並木」が街並みに彩りを添える。

都市規模の割には街路樹が整い、起伏に富んだ地形も手伝って、箱庭のような親しみを覚える。この起伏と、等高線をなぞるように屈曲したJR飯田線や主要道路が形づくる景観は、「リニア」(直線状)と対極のイメージだ。そして、この地形がリニア新駅の立地にも影響した。

今回の訪問は、2018年12月に愛知大学・三遠南信地域連携研究センターが豊橋市で開いたフォーラムがきっかけだった。筆者が「新幹線学」に関する交流研究成果を報告した後、声をかけてくれたのが、飯田信用金庫勤務の加藤修平さんだった。語らううち、訪れたことのないリニア沿線を見てみたいと思った。

同信金は下伊那地域に23店舗を展開し、シンクタンク「しんきん南信州地域研究所」を擁する。2014年7月、着工に合わせてリニア対策室を設置し、2017年にはリニア対策課に改組した。県内外のリニア関連情報の収集や分析、産業支援、開通後の地域振興策の検討にあたり、毎月発行する景況リポート「飯伊地区産業経済動向」に約30本のリニア特集記事を掲載してきた。加藤さんは一連の活動の中心人物だ。

加藤さんの案内で同市と東隣の大鹿村、喬木(たかぎ)村の工事現場や建設予定地を回ることができた。

「長野県駅」は、JR飯田駅の東北東3kmの天竜川近く、中心市街地より低い河岸段丘上に建設される。リニアは川の東岸でトンネルを抜け、天竜川橋梁を渡って長野県駅に至る。駅から西側はすぐに段丘崖からトンネルに入り、中心市街地の北をかすめて名古屋へ向かう。

駅の建設予定地一帯はのどかな住宅地と畑が広がり、ハナモモが咲く緩斜面に水路の水音が響く。「ウグイスの声で目覚めるのは幸せだよね」。地元の方はこう言って目を細めた。巨大開発の存在を示すものは視界に入らない。

すると、加藤さんが市道に埋め込まれた小さなプラスチック鋲を指さした。「これが建設予定地の標識です」。地図を頼りに、駅の整備計画と目の前の景観を何とか重ねると、立ち退きを余儀なくされる家々が像を結んできた。

建設予定地の上方に、小さな祠が見えた。付近の50世帯ほどが長く守り続けてきたといい、地域に根を張った土地柄がしのばれる。集団移転に際して、リニア新駅前に、伝統芸能を残す場の設置を求めた集落もあるという。

本州北端の新幹線駅・奥津軽いまべつ駅が立地する青森県今別町(2016年3月21日付記事「若者を惹きつける『日本一小さい新幹線の町』」参照)のように、いつの日か、全国から集う若者が地元の伝統文化を守る場面もあるのだろうか。

2616チバQ:2019/05/27(月) 20:17:16
祝賀ムード薄い一因は…
リニアの長野県内ルートは当初、3案が示された。展開によっては「長野県駅」がほかの市に立地する可能性もあった。曲折の末に現行ルートに落ち着き、飯田市に「長野県駅」が建つことが決まって、地元はJR飯田駅への併設を求めた。

しかし、地形上の制約などから実現せず、市内の喜びはややしぼんだ。予想に反して、市中心部には意外なほど「リニア」の文字は見当たらない。まだ開業まで8年あるとはいえ、祝賀ムードが漂っていない一因は、駅の郊外立地だという人もいる。

リニア新駅の予定地周辺では、先行して、アクセス道路の建設準備が進む。中央自動車道とスマートICで結ぶ計画という。市街地の標高差が大きく、関連する基盤整備も大がかりになる。加えて、リニアの駅所在地は、新技術や新たな社会システムの格好の実験場、ひいてはショーウインドウとなりうる。地元や産業界は各種の取り組みを加速させており、自動運転のシンポジウムなども開催されている。

飯田市は「リニア推進部」を設置し、南信州広域連合が2010年に策定した「リニア将来ビジョン」をベースに「小さな世界都市」「多機能高付加価値都市圏」を掲げて、リニアの広域的活用策を検討している。リニアに限らず、日常的な新幹線の活用は「駅勢圏」、つまり駅利用者が住むエリア、具体的には商圏や通勤・通学圏が基本的な枠組みとなる。市域に加え、圏域での検討をどれだけ丹念に進められるかが、地域づくりの鍵を握る。

もちろん、「長野県駅」の名が示すように、最終的には「県域」での活用が課題だが、長野県は広大なだけに難易度が高い。地元は克服のため、リニア新駅から約300m離れた地点への飯田線新駅の建設と、飯田線の高速化を求めている。

飯田市から、東隣の大鹿村のリニア工事現場に向かった。

村内を通る南アルプストンネルは長さ約25km、土かぶり(トンネル上の地盤の厚さ)が最大1400mに及び、世界有数の難工事という。車で約1時間、工事のため新造された真新しい道路とトンネルを挟み、山あいの道路を抜けて、村中心部に近い大西山崩壊礫保存園に着いた。遠くに少しかすんだ赤石岳が美しい。

この保存園は、1961(昭和36)年6〜7月の集中豪雨がもたらした「36災害」の被災地の1つだ。突然の山体の崩壊で42人が亡くなった。西南日本を縦断する大断層・中央構造線にも面している。目の前に広がる赤石山脈と、それを形づくり、動かしている大地の力に畏怖の念を覚えた。そのただ中に長大なトンネルをうがつ営みへの敬意とともに、どこか腹の底が冷えるような感覚もが湧き上がってくる。

「桃源郷」で進む大規模工事
村の中心部から山中のトンネル工事現場を目指す。車2台がすれ違えない幅のつづら折りの道もある。

排出される多くの残土が、限られた道路を通って大型ダンプで運ばれつつあり、生活や環境への影響を懸念する異論が強いという。路傍にはいくつも「リニア反対」の看板が立ち、飯田市内とは空気感が異なる。残土の多くは最終的な用途や処分地が決まっていないといい、行方が気がかりだ。

やがて、砂利道の向こうに、トンネル工事現場への入り口が見えた。完成後には「非常口」として使われる予定という。トンネル工事のため、工事現場そのものを見ることはできなかったが、時が止まった桃源郷のような山村の景色と、文明の先端をいく「リニア」のコントラストが、頭と心に納まりきらない。

2617チバQ:2019/05/27(月) 20:17:46
リニアがもたらす正負の影響について考え込みながら、別の工事現場入り口を車窓から眺め、大鹿村を後にした。多くの土砂が積み上がった、残土の仮置き場をいくつも通り過ぎた。

今回の訪問では「次はぜひ、新宿からバスで。私たちがリニアを切望する理由がわかるから」と何人かに声をかけられた。新宿―飯田間は4時間余り。北海道新幹線に乗れば、東京から新函館北斗に行ける時間だ。

6月には飯田市に近い豊丘村を訪ねることが決まり、このルートをたどるつもりでいる。

地元の人々も、「リニア時代」が何をもたらすのか、まだ模索を始めたばかりだ。「リニアはどこまで新幹線と呼べるのか」という問いを何度か向けられた。時速500kmで走行し、トンネルが86%を占めるリニアは、半ば飛行機のような交通機関と言える。

品川―名古屋間の乗客はともかく、途中駅に降り立つ人々は、どのような目的やまなざしで、どんな「旅」「移動」を経てくるのか。言葉を交わした地元の方から、リニアに対する困惑や、恩恵に否定的な声を聞く機会もあった。大鹿村の工事現場、地元が参考にすべき新幹線活用のノウハウ、そして目指すべき将来像――。いろいろなものが「まだ見えない」状態にあることがわかった。

ダイヤや駅名、議論はこれから
2027年開業を危ぶむ指摘もある中で、地元として、工事や作業への異論にどう向き合うか。禍根を残さない対処方法や解決方法を見いだせるのか。


リニア関連のポスター(飯田商工会議所)=2019年4月(筆者撮影)
将来的には沿線の命運を直接左右する列車ダイヤ、さらには駅名をめぐるデリケートな議論や対応が待っている。対応・対策はまだ緒に就いたばかりだ。

筆者は小学生のころ、東北新幹線・新青森駅の立地をめぐり、地元住民として反対運動の渦中にいた。育ったコミュニティーを新幹線建設によって壊されてもいる。それだけに、地元がさまざまな異論に、互いにどう向き合い、将来を見いだしていくか、また、地域づくりの過程で工事主体のJR東海とどのような関係性を構築していくか、注目している。

2618とはずがたり:2019/05/29(水) 22:38:25

神奈川)小田急多摩線延伸、相模原まで先行整備を検討へ
https://www.asahi.com/articles/ASM5W5D1LM5WULOB00K.html
有料記事
石平道典 2019年5月29日03時00分

 新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)と唐木田駅(東京都多摩市)を結ぶ小田急多摩線。その延伸を目指す相模原市と東京都町田市は28日、採算性などを調査してきた関係者会議の報告書を発表した。報告書では、唐木田駅から相模原駅を経て上溝駅に至る区間を一括整備するより、唐木田駅―相模原駅間を先行整備する方が早期に黒字転換するとの調査結果が示された。

テツの広場

 相模原市などは先行整備の検討を進める方針。延伸決定までまだ課題は残されているが、両市にとっては実現に一歩近づいた形だ。

 両市は都市化の進展を背景に、多摩線終点の唐木田駅から町田市を通り、相模原市のJR横浜線相模原駅に接続し、さらにJR相模線上溝駅に至る約8・8キロの延伸を目指してきた。町田市内に1駅、相模原市内に2駅(相模原、上溝)を設置する想定だ。

 そうした中、2014年には相…

残り:937文字/全文:1282文字

2619とはずがたり:2019/05/31(金) 19:37:15

リニア開業に「影響出かねない」 JR東海社長が懸念
https://www.asahi.com/articles/ASM5Z5V2SM5ZOIPE034.html
佐藤英彬 2019年5月31日00時03分

 静岡市でのリニア中央新幹線トンネル工事による大井川水系の流量減少問題をめぐり、静岡県側と協議を続けているJR東海の金子慎社長は、30日の定例記者会見で「この状態が続けば開業の時期に影響を及ぼしかねないと心配している」と述べ、2027年の開業が遅れる可能性を示した。

 着工後、開業時期が変わる可能性について同社が言及するのは初めて。金子社長は「静岡工区は他の工区と比べて進捗(しんちょく)が遅れている。これを後の工程で取り戻すことが難しくなりつつある」と説明した。

 静岡、長野、山梨をまたぐ南アルプストンネル(全長25キロ)工事をめぐっては、静岡での工事で発生する湧き水によって大井川の水量が減少し、生態系への影響もあるとして、静岡県とJR東海が対策について協議を進めてきた。(佐藤英彬)

2620チバQ:2019/06/01(土) 07:56:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000005-ibaraki-l08
ひたちなか海浜鉄道 輸送最多も赤字転落 燃料費高騰や修繕費 18年度
6/1(土) 5:00配信 茨城新聞クロスアイ
ひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市、吉田千秋社長)は31日、2018年度の輸送人員が前年度比0・6%増の100万7138人で、08年の第三セクターとして再出発して以来、過去最多となったと発表した。同日発表した19年3月期決算は燃料費の高騰や列車の修繕費が増えたことで、純損失は161万円で2年ぶりの赤字となった。

昨年は国営ひたち海浜公園のネモフィラの見頃がゴールデンウイーク(GW)前に早まったものの、無料シャトルバスの運行を例年より前倒しするなどして対応した結果、定期外旅客が同1・8%増の44万6518人となったほか、通勤通学の定期旅客が同0・3%減の56万620人と堅調に推移した。

その結果、旅客運輸収入が同0・3%増の1億9792万円で、08年以降では15年に次いで過去2番目に多かった。土地物件貸し付け収入、広告料などの運輸雑収入を含めた営業収益も同0・3%増の2億5390万円。一方、燃料費高騰などで営業費が同8・7%増の3億847万円となったことから営業損失は5456万円に。経常赤字は5286万円を計上した。

19年度はGW期間中にネモフィラの見頃が重なり、同海浜公園の入園料と運賃をセットにした1日フリー切符の売り上げが好調だったこともあり、輸送人員は前年度並みの100万人以上を見込む。同社は「引き続き経費全般の削減を図りつつ収入増に努め、収支均衡を目指したい」としている。(長洲光司)

茨城新聞社

2621チバQ:2019/06/01(土) 07:56:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00010001-fukui-l18
福井鉄道の乗客数が好調に推移 相互直通が「生き残りの武器」
5/29(水) 10:52配信 福井新聞ONLINE
福井鉄道の乗客数が好調に推移 相互直通が「生き残りの武器」
福井鉄道のフクラム。福鉄の乗客数が3年連続で200万人を超えた=福井県越前市の越前武生駅
 福井鉄道は福井県越前市の福鉄本社で開かれた本年度1回目の福武線再建スキーム管理部会で、2018年度の乗客数が前年度比2・1%増の204万3885人だったと報告した。国と県、沿線3市による鉄道運行の財政支援計画が実質的に始まった09年度以降では最多。200万人台は、19年ぶりに到達した16年度から3年連続となった。

 18年度の乗客数の内訳は、定期が110万5704人、定期外が93万8181人。定期は通学が72万3594人で3・8%増、通勤が38万2110人で3・7%増とともに前年度を上回った。

 村田治夫社長は、管理部会後の会見で「3年連続で200万人を超え、利用者数が安定してきた」と評価。好調の要因の一つとして、16年3月末に始まったえちぜん鉄道との相互乗り入れの18年度の利用者が15万7998人と前年度から1割以上増えたことを挙げた。「認知度が年々高まり、生き残りの大きな武器になっている」と語った。

 その上で「少子化で通学利用の大きな伸びは難しいが、通勤利用には伸びしろがある」と述べ、沿線企業への地道なPRを続けると強調。財政支援スタート時に2駅125台だったパークアンドライド駐車場を14駅382台まで増やした取り組みを継続し、通勤利用者の利便性向上に努めるとした。沿線の老人会などへの営業も重視し「運転免許証自主返納の特典もアピールしたい」と意欲を示した。

 19年度の目標は211万人に設定。一般利用増加に向けた取り組みとともに、旅行会社と連携して次世代型低床車両フクラムを活用したツアー企画などに力を入れ、観光利用を推進していくとした。

 管理部会は、福武線の再建計画の進捗をチェックする福井鉄道福武線活性化連携協議会の専門部会で、県と沿線3市の関係者らで構成。今回は5月17日、非公開で行われた。

福井新聞社

2622とはずがたり:2019/06/02(日) 10:49:56
杉山淳一の「週刊鉄道経済」:
こじれる長崎新幹線、実は佐賀県の“言い分”が正しい (5/5)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1905/17/news035_5.html
2019年05月17日 07時00分 公開

2623とはずがたり:2019/06/02(日) 11:17:25

JR北海道値上げ8〜9%で調整 5月10日にも認可申請
04/28 17:57 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/300821?rct=n_major

 JR北海道が、10月に予定している運賃値上げの認可申請を5月10日にも行うことが27日分かった。値上げは1996年以来23年ぶりで、値上げ幅は前回の平均7%を上回る8〜9%台で調整している。

 現在170円の初乗り運賃を数十円値上げするほか、普通運賃の1キロ当たりの料金なども引き上げる。通勤、通学定期の割引率は利用者負担が大きいとして据え置く見通しだが、初乗り運賃や普通運賃が上がるため、定期代自体は高くなる。
残り:211文字/全文:417文字

2624荷主研究者:2019/06/02(日) 22:36:31

https://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20190514/CK2019051402000017.html
2019年5月14日 中日新聞
富山地鉄 訪日客の利便性向上 駅ナンバリング導入

アルファベットと数字を組み合わせたナンバリングが表示された標識=富山市五福で

記号・数字で表示 路線ごと色別も

 富山地方鉄道(富山市)は訪日外国人客の利便性を高めるため、県内の鉄道六十七駅と市内電車二十五停留場の駅名標に「ナンバリング」を導入した。英語圏外の訪日客が増えており、誰でも駅や停留場名を簡単に識別できるように対応した。(山中正義)

 ナンバリングは、アルファベットの路線記号と駅番号の数字を組み合わせて表示する。来年の東京五輪に向けて、首都圏をはじめ地方でも導入が進む。

 県内では北陸新幹線開業後、鉄道や市電の利用客が増加傾向にあり、地鉄は導入を決めた。これまで標識は英語表記が中心だった。

 鉄道線は「T」、軌道線は「C」の記号を使い、その後にそれぞれ電鉄富山駅と南富山駅前停留場から順番に番号を割り当てた。電鉄富山駅は「T01」、南富山駅前停留場は「C01」となる。

 鉄道線は四隅が丸みを帯びた四角形、軌道線は丸形で囲って表示。路線別の色分けもあり、例えば電鉄富山-宇奈月温泉間の本線は青色となる。

 ナンバリングの導入に伴い、時刻表やホームページの路線図も更新。車内放送では英語アナウンスの最後にナンバリングも読み上げるようにした。地鉄の担当者は「外国人客はこれからも増える。東京五輪に向けてもしっかり対応していきたい」と話す。

 富山ライトレール(富山市)は、富山駅の南北を路面電車が行き来する南北接続の実現後に導入する予定。あいの風とやま鉄道(同)は今のところ考えていないという。

2625荷主研究者:2019/06/02(日) 22:48:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45126240S9A520C1LC0000/
2019/5/22 18:48 日本経済新聞 中国・四国
JR西、岡山の5駅を無人化 来月から

2626チバQ:2019/06/03(月) 15:56:30
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/866614
北陸新幹線ルート公表「ぎりぎり」
敦賀ー新大阪、迅速着工へ福井県安堵
2019年6月2日 午後5時00分

北陸新幹線敦賀―新大阪間のおおまかなルートと駅位置 拡大する
北陸新幹線敦賀―新大阪間のおおまかなルートと駅位置

 北陸新幹線敦賀―新大阪間のおおまかなルートなどを盛り込んだ配慮書が5月31日に公表され、着工に向けた環境影響評価(アセスメント)の手続きがようやく進むことになった。公表は予定から2カ月近く遅れたものの、2023年春の敦賀開業から迅速な着工に向け、必要なアセスの期間は確保した。福井県幹部は「公表はぎりぎりだった。これ以上遅れたら切れ目ない着工はできなかっただろう」と胸をなで下ろした。

⇒北陸新幹線、東小浜駅周辺に新駅

 アセスに要する期間は約4年。配慮書に示したルートや駅位置の範囲内で19〜22年度にアセスを行い、地下水や生態系、文化財への影響などを考慮して最終的なルートを決める。財源を確保するなどの条件が整えば、23年春ごろの着工が可能となる。

 建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、おおまかなルートなどの選定に向けた地形やボーリング調査は3月に終了。3月末ごろにはルートを示し、アセスに入る見通しだった。

 しかし、ボーリング調査で昨年11月に京都市内で配水管の破損事故を起こしたことで、鉄道・運輸機構大阪支社は「地元との調整に時間を要したことで、公表のタイミングが遅れていた」という。こうした状況に、県幹部は「6月に公表がずれ込んだら、22年度でアセスを終えるのは厳しかったと思う」と話す。その理由は、猛禽(もうきん)類の保全に向けた営巣調査期間の確保だ。

 営巣調査は3〜7月に2回行う必要があり、20年と21年に実施することにしている。しかし、営巣調査を行う前段階の手続きで9カ月近く掛かると想定されるため「これ以上アセスの開始が遅れたら、20年の調査期間が確保できなかった」と指摘する。

 ただ課題は山積している。京都市の中心市街地や酒蔵が集中立地するエリアを避けるルートを検討するため、京都では福井に比べてアセスの対象範囲を広げており、想定以上に時間が掛かる可能性もある。全体の約8割が地下トンネル区間と想定される中で、大量に発生する掘削土の処理対策なども未確定という。

 福井県新幹線建設推進課は「切れ目ない着工ができるよう、鉄道・運輸機構には迅速かつ着実にアセスメントなどの手続きを進めてもらいたい」としている。

2627チバQ:2019/06/03(月) 15:56:52
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/865560
北陸新幹線、東小浜駅周辺に新駅
敦賀以西、駅の位置とルート公表
2019年6月1日 午前7時20分

北陸新幹線・敦賀ー新大阪間のおおまかなルートと駅位置 拡大する
北陸新幹線・敦賀ー新大阪間のおおまかなルートと駅位置

 北陸新幹線で未着工の敦賀―新大阪間について、鉄道建設・運輸施設整備支援機構は5月31日、おおまかな駅の位置とルートを公表した。福井県内区間は三方五湖、若狭湾国定公園を避けて敦賀市、美浜町、若狭町の中央部を通過、小浜市とおおい町の東部を抜けて京都府に至る。敦賀以西で県内唯一の新駅の位置は、JR東小浜駅を中心に半径約2・5キロの範囲で示した。鉄道・運輸機構は今後約4年をかけ、公表ルートの範囲内で環境影響評価(アセスメント)を行い、2022年冬までに詳細な駅の位置とルートの確定を目指す。

 アセス手続きの第一段階で、環境保全のために配慮しなければならない事項をまとめた「配慮書」に盛り込まれた。鉄道・運輸機構は同日、配慮書を国土交通相に送付した。

 鉄道・運輸機構の蓼沼慶正新幹線部長は会見で「23年春の敦賀開業から、切れ目なく工事に着手できることを目指して、しっかりとアセスを進めたい」と話した。

 公表されたルートは幅4〜11キロで、駅の位置を半径2・5〜6キロの円で示した。ルート幅は県内区間が約4キロで、京都府内に入ると徐々に広がり、京都駅付近では約11キロに設定した。新駅は小浜市付近と京都府京田辺市(松井山手)付近の2カ所設置する。

 全ルートの約8割は地下トンネルが占める見通し。京都市の中心市街地と伏見区の酒蔵が集中するエリアを避けるとともに、同市、大阪市とその周辺では用地買収が不要な地下40メートル以上の「大深度地下」の活用を検討する。寺や埋蔵文化財などに配慮した工事施工法を探るほか、国定公園の環境や京都市市街地の地下水への影響も考慮する。

 鉄道・運輸機構は今後、アセスの手続きに入り、20年春から21年夏にかけて猛禽類の現地調査を実施する。22年冬までに評価書を作成して、駅の位置とルートを絞り込む計画。

 敦賀―新大阪間については16年12月に敦賀―京都間、17年3月に京都―新大阪間を結ぶルートで整備することが決定。アセスを行う範囲を決めるため鉄道・運輸機構は同年8月から、現地調査などを進めてきた。

 ルートの公表時期は当初、今年3月末ごろを予定していたが、昨年11月に京都市内でボーリング調査中に起きた配水管を破損する事故で調査が遅れたことに加え、調査結果のとりまとめに時間が掛かりずれ込んでいた。

2628チバQ:2019/06/03(月) 16:05:11

https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190531000181
北陸新幹線ルート案、京都市中心部や伏見酒造エリアなどは回避印刷用画面を開く
北陸新幹線敦賀以西のルート案
北陸新幹線敦賀以西のルート案
 整備新幹線を建設する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)は31日、京都府内を通る北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間のおおまかなルート案に当たる事業実施想定区域を発表した。京都市中心部や伏見区の酒造エリア、原生林が広がる「芦生の森」(南丹市美山町)はルートから外すとしている。

 敦賀―新大阪間は全長143キロで、東小浜(福井県小浜市)付近、京都駅(京都市下京区)、松井山手(京田辺市)付近を経由する。ルート案は駅間が幅4〜11キロ、駅周辺は直径5〜12キロで示されており、この範囲を本年度から4年かけて行う環境影響評価(アセスメント)の対象とする。

 ルート案の範囲は府内に入ると広がり、京都市の市街地はほぼ含まれるが、機構は生活環境や地下水への配慮から「京都市中心市街地、伏見酒造エリアを回避した区域を選定する」と説明。ただ回避範囲は現時点で明確ではないという。

 また京都、綾部、南丹3市と京丹波町にまたがる京都丹波高原国定公園(約6万9千ヘクタール)はトンネルで通過するものの、公園内の芦生の森(約4200ヘクタール)は避けるとした。ルート案の範囲に滋賀県は含まれていない。

 機構によると、京都、大阪両市とその周辺は基本的に地下トンネルで、一部は用地買収の必要がない地下40メートル以上の大深度地下となる。2021年夏に公表される環境影響評価準備書ではより絞り込まれたルート案が明らかになる見通し。

 京都府など沿線府県は敦賀―新大阪間の着工時期について、金沢―敦賀間が開業する23年春から間を空けないよう求めているが、実現には建設費2兆1千億円の財源確保が必要となる。

 西脇隆俊京都府知事はルート案公表を受け「機構は、引き続き自然環境や生活環境の問題などについて、慎重な調査と十分な環境保全対策の検討、丁寧な地元説明を実施しながら、環境影響評価を行ってほしい」とのコメントを出した。

【 2019年06月01日 08時00分 】

2629チバQ:2019/06/03(月) 16:06:20
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190601/CK2019060102000007.html
2019年6月1日


24市町で線路通過 北陸新幹線概略ルート公表
写真
 北陸新幹線の未着工区間(敦賀-新大阪)について鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は三十一日、概略ルートを公表した。福井県と大阪府内は駅を直径五キロ、路線を幅四キロで示した。地下水や文化財などへの影響が懸念される京都府内は駅を十二キロ、路線を四〜十二キロと広めに設定した。この範囲で環境影響評価(アセスメント)を実施し、その結果と沿線自治体の意見を踏まえて二〇二二年冬に詳細ルートを決定する。

 公表は、着工の前提となる環境アセスの手続きの一環。建設に当たり、地下水や文化財、生態系など環境への配慮が必要な項目をまとめた「配慮書」の中で示した。駅と路線の範囲に幅を持たせ、複数案が考えられるようにした。

 線路が通過するのは三府県で計二十四市町に上る。ルート全体の八割がトンネル区間で、福井県は敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、おおい町を通過。大半は山岳トンネルで、駅は小浜市(東小浜)付近に造られる。ラムサール条約に登録されている三方五湖や若狭湾国定公園は回避した。

 京都府は北部の京都丹波高原国定公園を通り、京都市街地に近づくにつれて路線幅が広がる。京都駅は地下に造られ、もうひとつの京田辺市(松井山手)付近は地上駅になるもようだ。大阪府に入ると、再び路線幅は狭まり、地下を通って新大阪駅につながる。京都、大阪両市街地は地下四十メートル超の「大深度地下」を通るとみられる。

 公表は京都府内の調整に時間を要し、当初の予定から二カ月遅れとなった。杉本達治知事は「大きな遅れにならず、安心している。(二三年春の)敦賀開業から切れ目ない着工が実現できるよう、財源の枠組みなどでしっかり頑張っていく」と語った。

 敦賀-新大阪間のルートを巡っては、これまで各駅を直線的に結ぶ形で、延長は百四十三キロと示されていた。

 (山本洋児)

2630チバQ:2019/06/06(木) 13:12:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000015-asahi-soci
小田急多摩線延伸、実現なるか 相模原まで先行整備検討
6/6(木) 9:43配信 朝日新聞デジタル
小田急多摩線延伸、実現なるか 相模原まで先行整備検討
将来の相模原駅周辺のイメージ図。右下あたりに小田急多摩線が延伸することが想定されている=相模原市提供
 新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)と唐木田駅(東京都多摩市)を結ぶ小田急多摩線。その延伸を目指す相模原市と東京都町田市は28日、採算性などを調査してきた関係者会議の報告書を発表した。報告書では、唐木田駅から相模原駅を経て上溝駅に至る区間を一括整備するより、唐木田駅―相模原駅間を先行整備する方が早期に黒字転換するとの調査結果が示された。

 相模原市などは先行整備の検討を進める方針。延伸決定までまだ課題は残されているが、両市にとっては実現に一歩近づいた形だ。

 両市は都市化の進展を背景に、多摩線終点の唐木田駅から町田市を通り、相模原市のJR横浜線相模原駅に接続し、さらにJR相模線上溝駅に至る約8・8キロの延伸を目指してきた。町田市内に1駅、相模原市内に2駅(相模原、上溝)を設置する想定だ。

 そうした中、2014年には相模原駅前の在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部17ヘクタールが返還された。うち2ヘクタールは鉄道用地と道路用地で、両市は「返還により延伸が実現に向けて大きく前進することとなった」という。

朝日新聞社

2631チバQ:2019/06/06(木) 13:13:20
https://www.asahi.com/articles/ASM4H3CDVM4HUTNB002.html?ref=yahoo
湘南新宿ライン、川口駅に停車? JR東の回答に期待感
有料会員限定記事

堤恭太 2019年5月8日03時00分
 京浜東北線しか止まらないJR川口駅に、宇都宮・高崎線、湘南新宿ラインといった中距離列車が止まるようになるかもしれない。埼玉県川口市はJR東日本に長年、中距離列車停車を要望してきたが否定的な回答が続いていた。ところが、昨年暮れにJRから初めて前向きの回答を得たとして、市は今年度予算に調査費2750万円を盛り込むなど期待が高まっている。

 平日の朝の川口駅。東京駅まで通うという会社員の男性(38)は「川口よりも遠い浦和駅からの方が東京駅まで近い」と嘆く。実際、平日朝の東京駅までの所要時間を比べると、川口駅からは京浜東北線で約31分かかるが、浦和駅からだと宇都宮・高崎線なら約28分だ。

 一つしかないホームは通勤・通学客であふれかえり、客の積み残しも当たり前になっている。同駅の利用客は1日平均16万6040人(2016年度)。遅延・運休になると危険な状態になり、ホームへの入場が制限される。4月11日朝の人身事故の際は午前7時半から午前9時ごろまで断続的に入場制限になり、駅周辺のデッキまで人があふれた。1路線しかないため、1キロほど離れた埼玉高速鉄道の川口元郷駅まで歩く人の長い行列ができることも。

 市は1985年の駅周辺の都市…

2632チバQ:2019/06/06(木) 13:16:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000001-san-l41
九州新幹線長崎ルート フル規格に見えない終点、月内決着が焦点に
6/6(木) 7:55配信 産経新聞
 九州新幹線長崎ルートの未着工区間、新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)の行方が見通せない。フル規格に傾く与党検討委員会は6月中に整備手法の方向性を出したいとするが、佐賀県の山口祥義知事は建設に慎重姿勢を崩さない。新幹線と特急を乗り継ぐ「リレー方式」が長期になれば、沿線への経済効果は限定的となる。決定が再び先送りされれば、後世から批判が出かねない。(九州総局 高瀬真由子)

 5月16日、佐賀県内8市町の議員有志が「フル規格促進議員の会」を結成した。「佐賀の発展にはフル規格新幹線が必要だ」と、県内世論の形成を図る。

 結成のきっかけは、山口氏が4月、与党検討委の会合で「新幹線整備をこれまでも、今も求めていない」と言い、建設拒否の姿勢を示したことだった。

 会長を務める平原(ひらばる)嘉徳佐賀市議は「乗り換えが必要な新幹線では、定住促進や関西からの観光客の増加は期待できない。全線フル規格化した鹿児島ルートは、熊本にも大きな経済効果があった。新幹線不要は佐賀県民の総意ではない」と訴えた。会員は現在25人だが、関心を持つ議員は約40人に上るという。

 佐賀県議の石井秀夫議員も、フル規格が必要だと主張する。「関西圏への乗り入れを考えればフル規格で整備すべきだ。佐賀が議論の入り口にも入れない状況で良いのか。乗り換え方式が固定化すれば、50年後100年後、『当時政治に関わっていた人は何をしていたんだ』と批判されかねない」と語った。

 ◆経営に打撃

 整備方式をめぐり、与党は、時間短縮効果や経済効果が大きいフル規格を軸に検討を進める。JR九州も「最も整備効果が発揮され、西九州全体の発展をもたらす」(青柳俊彦社長)と、フル規格を要望する。

 これに対して山口氏は、佐賀県の財政負担や開業後の在来線のあり方、ルートなどの課題が解決していないと反発する。

 国土交通省の試算によると、フル規格で整備した場合、佐賀県の実質的な負担は約660億円になる。同県の当初予算の7分の1に当たる。

 佐賀県議で自民党県連会長の留守茂幸氏は「厳しい財政状況を踏まえ、知事は強く言わざるを得ないのではないか。将来に禍根を残さないよう、議会でも議論を続ける」と語った。

 将来への禍根は、すでに生じている。

 昨年7月、与党検討委は整備手法の結論を先送りした。今年6月に方向性が決まらなければ、来年度政府予算の獲得に影響する。

 1年先延ばしになれば、その分だけ長崎ルートの全線開業が遠のく。仮にフル規格の実現が決まっても、環境影響評価の手続き後、着工から開業まで12年前後かかる。

 国土交通省は今年3月、フル規格で建設中の長崎-武雄温泉で費用対効果が低下し、投資に見合う目安とされる「1」を下回り、「0・5」に下がったと公表した。リレー方式が50年継続する前提で算出した。

 博多-長崎の所要時間は現行の特急で約1時間50分だ。フル規格の新幹線であれば51分になる。山陽新幹線との相互乗り入れで、関西方面と直通列車も走る。

 ところがリレー方式では、博多-長崎は約1時間22分かかる。乗り換えが必要な上、料金は上がるだろう。当然、山陽新幹線への乗り入れもない。

 一方、長崎県民には「高速バスの方が安くて便利」との声もある。高速バスは長崎駅から福岡市中心部の天神まで約2時間15分で、特に重い荷物を持つ人にとっては乗り換えの負担がない方が良い。

 JR九州の青柳氏は5月22日の記者会見で「対面乗り換えは非常にきつく、(続けば)経営を圧迫する。先延ばしを認めるものではないと、声を大きくしていかないといけない」と述べた。

 長崎県議会で交通関係の特別委員会委員長を務める八江利春議員は「リレー方式の長期化は、マイナスどころの話ではない」と指摘した。

2633チバQ:2019/06/06(木) 13:16:22
◆歴史を見据えて

 佐賀県が懸念する財政負担について、JR各社が線路使用料(貸付料)を国側に払い込む期間を、現在の30年から50年に延ばす案が浮上している。実現すれば、沿線自治体の財政負担は軽くなる。

 JR九州の青柳氏は「受益の範囲であれば検討の余地はある」とし、容認に前向きな姿勢を示した。

 佐賀県の山口氏の発言にも、微妙なニュアンスが漂う。5月21日の記者会見では「(フル規格化など)そういう大きな話をするには時間が必要。数カ月で決められる話ではない」と述べた。一方で「長崎県から事務レベルでも課題整理をしたらどうかと提案があり、賛成した」と、議論の門戸は閉ざさない考えを示した。

 佐賀側が主張するように、長崎新幹線は、同県内の在来線を活用するフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を前提にしていた。前提が崩れた以上、改めて議論すべきだという意見にも理はある。

 しかし、さらに歴史をさかのぼれば、長崎県佐世保市を経由するルートが暗礁に乗り上げたとき、平成3年当時の佐賀県知事が、佐世保を通らないルートを「私案」として発表。佐世保市長が受け入れた経緯もある。同市にとって、長崎・佐賀、そして九州全体を考えた苦渋の決断だった。

 新幹線は、つながらなければ効果がない。新青森-新函館北斗だけで先行開業した北海道新幹線は、平成29年度に98億円もの赤字となった。

 一方、平成23年に全線開業した九州新幹線鹿児島ルートは、それ以前に比べ利用者が1・54〜1・58倍にもなった。

 長崎ルートは全線フル規格でなければ、九州全体の発展につながらない。与党検討委には佐賀を説得する提案が、佐賀県知事には全九州と歴史を見据えた決断が必要となる。

2634チバQ:2019/06/06(木) 20:14:56
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/868814
北陸新幹線見据え、しらさぎ増便を
中部圏知事会議が国、JRに要望へ
2019年6月6日 午前7時00分
 福井県など中部9県と名古屋市で構成する「中部圏知事会議」が6月5日、静岡市内のホテルで開かれた。杉本達治知事は、2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据えた北陸・中京間の鉄道アクセス向上策を提言。提言に基づき同会議は、敦賀での乗り換え利便性確保に向けた特急「しらさぎ」の増便など3項目について、国やJRに要望することを決めた。

 提言では、しらさぎの増便のほか▽新幹線区間の増加を踏まえた料金負担軽減策の実施▽交通系ICカードの利用環境向上―を求めた。しらさぎの高速化や、北陸・中京新幹線の整備には踏み込まなかった。

 特急の便数について杉本知事は、現在は北陸新幹線「かがやき」「はくたか」が東京-金沢間を計25往復しているのに対し、接続するしらさぎは16往復しかないことを指摘。「利便性を今以上に高めていく必要がある」と敦賀開業後の増便を訴えた。

 交通系ICカードの利用環境では、JR西日本の「ICOCA(イコカ)」、JR東海の「TOICA(トイカ)」について、「互いのエリアをまたいで利用できない状況を改善するべきだ」と強調。改善に必要な機器の整備など、出席者の賛同を得た。

 会議ではこのほか、北陸新幹線の早期全線整備など国への要望14件を決定した。

2635とはずがたり:2019/06/10(月) 17:15:40
遠鉄と静鉄激萌え♪

2019.6.10
「鉄道以外」で99%を稼ぐユニーク私鉄、遠州鉄道と静岡鉄道を大解剖!
https://diamond.jp/articles/-/204992
枝久保達也:鉄道ジャーナリスト? バックナンバー一覧へ

鉄道事業以外で連結売上高の99%以上を稼ぐ遠州鉄道グループと静岡鉄道グループ。しかし、鉄道は片手間かというと決してそうではなく、むしろ高いサービス水準をキープしている Photo:PIXTA
大手私鉄に準じる売上高ながら、鉄道事業が連結売上高の1%にも満たない不思議な鉄道会社がある。静岡県の遠州鉄道と静岡鉄道である。しかし、鉄道事業が片手間なのかといえば決してそうではなく、むしろ充実した事業展開をしている。今回はこのユニークな2社をご紹介する。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

過去最高益も
鉄道売上高は1%未満
 浜松市を拠点とする遠州鉄道と、静岡市を拠点とする静岡鉄道、静岡県を代表する二大私鉄グループが2019年3月期決算を発表した。遠鉄グループは、連結売上高が対前年度20%増の2138億円、経常利益は同31%増の62億円と3期連続の増収増益。一方の静鉄グループは、売上高が同2%増の約1762億円、経常利益が同27%増の約35億円と2期連続の増収増益で、ともに過去最高の売上高を記録した。

 両社は国土交通省の区分では「中小私鉄」に分類されているが、鉄道会社を中心とした企業グループとしては、完全民営化を果たした東日本・東海・西日本・九州のJR4社と大手私鉄16社に次ぐ規模を誇る。大手私鉄で最も規模の小さい南海電気鉄道の連結売上高が約2200億円、JR北海道が約1700億円だから、その存在感の大きさが分かるだろう。

 遠州鉄道と静岡鉄道に共通しているのは、事業規模に対する鉄道運輸収入の小ささだ。かつては遠州鉄道が4路線(約50km)、静岡鉄道が5路線(約100km)の大規模な路線網を有していたが、モータリゼーションの進展で順次廃止されていき、現在はともに1路線を営業するのみとなっている。鉄道運輸収入は遠州鉄道が約17億円、静岡鉄道は約15億円で、共に連結売上高の1%にも満たない。ちなみに南海は約600億円、JR北海道は約700億円だから桁違いだ。

2636とはずがたり:2019/06/10(月) 17:17:10
>>2635



鉄道以外で稼ぐが
鉄道事業も「手抜き」はなし
 実はこの両グループ、鉄道運輸収入の比率だけでなく事業構造も非常に似通っている。一般的に私鉄経営の中核的事業とされる鉄道・バス・タクシーなど交通事業と、不動産事業、レジャー事業の合計が約20%、流通事業が約75%と、流通事業の比重が大きい。

 注目すべきはその中身だ。遠鉄グループの流通関係事業売上高1577億円のうち678億円、静鉄グループの同1302億円のうち781億円が、自動車販売事業によるものなのだ。自動車販売とは具体的にはトヨタ自動車のディーラーで、遠鉄グループは静岡トヨタとネッツトヨタ浜松の2社、静鉄グループは静岡トヨペット、トヨタカローラ東海、ネッツトヨタスルガの3社を経営し、ともに静岡県内に合計60店舗以上を展開している。

 こうして数字を並べると、遠鉄グループ、静鉄グループともに斜陽の鉄道に見切りをつけて、自動車社会に対応した事業に注力しているように見えるかもしれない。ところが、両社とも、中小私鉄の水準を大きく超える運輸サービスを提供していることで有名なのだ。

 遠州鉄道西鹿島線はJR浜松駅前(新浜松駅)から天竜川の上流へ向けて放射状に伸びる全長17.8kmの路線だ。単線だが浜松市街地は高架化されており、ほとんどの駅に行き違い設備があるため、日中は2両編成の電車が12分間隔の運転を行っている(朝ラッシュのみ一部4両編成で運行)。

 静岡鉄道静岡清水線は、JR静岡駅前(新静岡駅)から清水区まで、JR東海道線に並行して走る全長約11kmの路線だ。こちらは全区間が複線で、2両編成の電車が日中7分間隔という高頻度運転を行っている。

 運賃はどちらも初乗り120円。鉄道とバスに対応した独自のICカード乗車券として、遠州鉄道が2004年に「ナイスパス」を、静岡鉄道が2006年に「LuLuCa」を導入しており、首都圏のPASMOに先駆けて、電車とバスのIC化を実現している。

…自動車販売をめぐる環境は厳しさを増している。少子高齢化、クルマ離れにより、国内自動車販売台数は低い水準で推移しており、自動車メーカー各社は販売網の整理統合を進めていく方針だ。元々利益率の高い商売ではない。両グループの自動車販売頼みの事業構造は今後、大きなリスクになりうるだろう。



2637とはずがたり:2019/06/10(月) 17:35:40
東海道新幹線、停電相次ぐ
JR東海が原因調査
https://this.kiji.is/510734036574127201
2019/6/10 17:34 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 10日午後1時11分ごろ、東海道新幹線の東京―新横浜間で停電が発生し、上下線で一時運転を見合わせた。約5分後に運転を再開したが、午後4時11分ごろにも同じ区間で停電が発生。JR東海が安全を確認した上で、約10分後に再開した。

 JR東海が原因や関連を調べている。

2638チバQ:2019/06/11(火) 20:24:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000502-san-l19
「富士山登山鉄道」構想がいよいよ発車 霊峰の麓から5合目
6/11(火) 11:00配信 産経新聞
「富士山登山鉄道」構想がいよいよ発車 霊峰の麓から5合目
「富士山に一番近い鉄道」とPRする富士急の電車。山梨県は登山構想の検討を始めた=山梨県富士吉田市上暮地(渡辺浩撮影)
 富士山の山梨県側の麓と5合目を結ぶ「富士山登山鉄道」構想が再び動き出した。1月の知事選で初当選した長崎幸太郎知事の「検討する」という公約を受けて、県は有識者による勉強会を開き、6月補正予算案に基本構想策定費として約4175万円を盛り込んだ。2年後をめどに基本構想をまとめる方針だ。

 ■戦前から構想

 富士山を鉄道で登るという構想は戦前からあり、山腹に穴を開けてケーブルカーを通す「モグラ鉄道」などが考えられた。戦後の昭和38年には富士急行が5合目から山頂までの地下ケーブルカー建設を国に申請し、取り下げている。

 また、平成27年には富士急などの企業や観光協会、自治体でつくる富士五湖観光連盟の検討会が、富士河口湖町と5合目をつなぐ有料道路「富士スバルライン」に線路を敷くという案を提言した。ただ、常に「霊峰」の開発に対する反対論があった。

 関係者によると、今回の構想検討は首相官邸筋から長崎氏に依頼があったという。

 5月22日に東京都内で開かれた勉強会には、青柳正規元文化庁長官、岩村敬元国土交通事務次官、山東昭子元参院副議長、島田晴雄首都大学東京理事長や、喜勢陽一JR東日本常務の代理ら政財界やマスコミなど各界の有識者が出席した。

 県は勉強会を検討会に格上げし、参院選後なるべく早い時期に初会合を開きたい考えだ。

 ■事業主体は民間

 建設には数百億円とも2000億円ともいわれる多大な費用がかかる。担当の藤巻美文知事政策補佐官は「県の仕事は知事の公約である『構想の検討』。県営鉄道になることはあり得ない。後は民間がやること」と説明する。

 事業主体については地元関係者らの間で憶測を呼んでいる。富士山登山鉄道は富士急が積極的な構想と受け止められてきたが、富士急のオーナー一族である堀内家とかつて選挙で争ってきた長崎氏が今は推進しているからだ。

 県幹部は「特定の企業が事業にどう関与するかという問題ではない。オールジャパン、そして世界の企業が入る壮大な事業になるだろう」と話す。

 構想が固まっても、ヘアピンカーブや急勾配を鉄道が走れるのかという技術的な問題や、世界遺産である富士山を開発することがどこまで許されるのかという課題がある。

 勉強会で日枝久フジサンケイグループ代表は、天皇陛下が皇太子時代に登山専門誌に書かれた次の一節を紹介した。

 「富士山の自然が守られ、今後何世代にもわたり、人々が富士山の美しさを享受できるよう心から願わずにはいられない」

 自然を守ることを大前提に富士山の恩恵を受ける。それが勉強会メンバーの共通認識だ。(渡辺浩)

2639チバQ:2019/06/12(水) 09:25:09
https://www.asahi.com/articles/ASM6C3CDWM6CUTPB009.html
リニア「ルート静岡外して」 知事、JR東海などに注文
阿久沢悦子 2019年6月12日07時11分
 リニア中央新幹線の静岡工区(11キロ)が未着工のため、2027年度の開業予定時期に遅れが出るとの懸念が他県の知事やJR東海の金子慎社長から相次いだことについて、川勝平太静岡県知事は11日の定例会見で「我々が遅らせているとみるのはフェアじゃない。自分の立てた計画を金科玉条のごとく相手に押しつけるのは無礼千万」とJR東海を批判した。

【鉄道特集】テツの広場
 JR東海の金子社長は先月30日の会見で「未着工の状態が続けば開業の時期に影響を及ぼしかねない」と発言。今月6日に開かれた沿線9都府県によるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会でも、他県の知事らから「未着工区間をなんとかしてほしい」との声が相次いだ。愛知県の大村秀章知事は10日の会見で「JR東海と静岡県だけの協議ではなく、国が前面に出て調整し、事業を前に進めていく責任がある」と述べた。

 川勝知事は工事で重金属が出たり、水漏れや軟弱地盤にぶつかったりして開通が遅れた中部横断自動車道を引き合いに、「開業はさまざまな理由で遅れ得る。早まることはない。1〜2年遅れてもダメだということにはならないだろう」と述べた。

 また、静岡県が期成同盟会への入会を希望した理由について「同盟会は圧力団体。途中駅は作らないはずが、同盟会の要求で1県1駅となり、建設費もJR東海が全額負担する。ところが、静岡の利益は皆無だ」と述べ、「水の量、質、土砂の管理、(自然環境破壊への)代償措置。生態系がやられるんだから数百万円ではすまない。他県で地元の要求に応じて駅を作った費用の平均ぐらいが額としては目安になる」とJR東海に具体的な補償を求めていく考えを示した。

 そのうえで、「もし同盟会に静岡県を入れないということであればルートから外してほしい。急がば回れだ」と主張した。同盟会入りがかなえば、県とJR東海のこれまでの協議内容などについて資料を公開し、他の都府県に理解を求めていく意向も示した。(阿久沢悦子)

https://www.sankei.com/economy/news/190611/ecn1906110019-n1.html
リニア新幹線工事めぐり 愛知県知事と川勝静岡知事が舌戦
2019.6.11 20:27
 リニア中央新幹線工事をめぐり、愛知県の大村秀章知事が静岡工区着工に向けて国の調整を望む考えを示したことを受け、静岡県の川勝平太知事は11日の定例会見で「(リニア新幹線は)国の事業ではない。JR東海の事業計画で国が認可しているということだ」と述べ、当事者はあくまでも本県とJR東海だと強調した。

 大村知事は10日の定例会見で、JR東海が令和9年を目指す開業時期が遅れることは「到底受け入れられない」と訴え、「新幹線整備は国の事業。進めていく責任がある」と国が調整に乗り出すことを望んでいた。

 この発言を受けて川勝知事は「リニアで一番利益を得るのは愛知県であり、愛知県知事が愛知県の立場から発言するのはもっともなこと」と理解を示しながらも、「私の立場としては南アルプスを大事にしたい」と立場の違いを主張した。

 リニア中央新幹線は、静岡工区の着工遅れによる開業延期の可能性が指摘されている。大村知事は5日に静岡市清水区で開かれた中部圏知事会議の席で、川勝知事に「(JR東海に)意見を言ってもできることとできないことがある。JRとよく話し合ってほしい」と伝えたという。

 こういった大村知事の言動に対し川勝知事は「(JR側に静岡県の)意見を言わないと事実は分からない。私は、南アルプスが傷められて流量や水質や生活に影響があればどうなるかという観点から申し上げている」と本県の姿勢に理解を求めていた。

2640チバQ:2019/06/13(木) 10:38:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00010002-nishinpc-bus_all
長崎新幹線、膠着する議論 佐賀知事「拒否」…概算要求計上に暗雲 関係者に危機感
6/13(木) 10:10配信 西日本新聞
長崎新幹線、膠着する議論 佐賀知事「拒否」…概算要求計上に暗雲 関係者に危機感
長崎新幹線のルート
 九州新幹線西九州(長崎)ルート新鳥栖‐武雄温泉の建設を巡り、夏の来年度予算概算要求に関連経費を盛り込むことが厳しい情勢になっている。与党や長崎県が計上を求める一方、佐賀県の山口祥義知事が早期着工を拒む姿勢を崩さないためだ。概算要求に間に合わなければ、手続きが着々と進む北陸新幹線に予算が重点配分されるのではないかとの見方も出ている。

 「時間がない。危機感を持って取り組みたい」。自民党の岸田文雄政調会長の表情は険しかった。12日、東京・永田町の自民党本部。面会に訪れた長崎県の中村法道知事に「環境アセスメント費用の概算要求計上を」と迫られたが、努力を約束するしかなかった。

 岸田氏は、全国の新幹線建設の“司令塔”である「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム」の座長。5月末には、別件で訪れた山口氏に「国からお願いする課題もあるのでよろしく」と何度も協力を要請した。だが山口氏は11日の佐賀県議会で「短期間で方向性を決められるほど簡単なものではない」と突っぱね、膠着(こうちゃく)状態が続く。

 新鳥栖‐武雄温泉を巡っては当初、在来線を活用し、新幹線に直通できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)で整備するはずだった。佐賀県にとっては建設費が割安で、沿線自治体としての財政負担が少なくて済む整備方法だった。

 話がこじれたのは、与党が技術的に困難としてフリーゲージを断念し、一般の新幹線と同じ「フル規格」で整備する検討に入ったためだ。与党はJR九州や長崎県の負担を増やすことで佐賀県の懐柔を試みたが、山口氏は4月下旬に「そもそも新幹線の建設を求めたことはない」と反発。取り付く島もなくなった。

 与党と長崎県は焦りの色が濃い。着工へのステップとなる概算要求が近づく中、北陸新幹線は手続きが進展。未着工の敦賀‐新大阪は5月末、線路や駅を想定する区域が公表された。「もたもたしていると予算を北陸に奪われる」と関係者の危機感は強い。

 与党は山口氏の翻意を促そうと模索する。5月中旬には佐賀市議らが「フル規格促進議員の会」を設立。県議会や市町議会に対しても、山口氏に前向きな議論を求める決議をするよう働き掛けている。

 ただ、5月下旬の山口氏と県内首長の会合では、知事を支持する意見が相次いだ。「巨大事業を冷静に考え、立ち止まろうという知事の主張にうなずく県民は多い」と関係者。山口氏が折れる気配はない。

 与党内では、目的や金額を明示しない「調査費」などの名目で概算要求に何らかの予算を盛り込む案も浮上するが、国土交通省幹部は「佐賀県が同意しない予算を財務省が認めるわけがない」。妙案は浮かばず、時間だけが過ぎていく。

西日本新聞社

2641とはずがたり:2019/06/13(木) 14:02:07
銀座線の一部区間、年末年始に6日間運休 渋谷駅で新ホーム築造 東京メトロ
https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/business/trafficnews-86965.html?from=popin
2019/06/12 14:55乗りものニュース

東京メトロ銀座線の渋谷駅移設工事に伴い、同線の渋谷?表参道間と青山一丁目?溜池山王間が年末年始に6日間運休します。この工事後、新ホームの使用が始まる予定です。

線路を移設してホームを築造
 東京メトロは2019年6月12日(水)、銀座線の渋谷駅移設に伴う線路切り換えとホーム移設工事のため、12月28日(土)から2020年1月2日(木)までの6日間、銀座線の渋谷?表参道間と青山一丁目?溜池山王間で終日運休すると発表しました。

 6日間とも銀座線は始発列車から最終列車まで運休し、表参道?青山一丁目間と溜池山王?浅草間で折り返し運転を実施。あわせて、東京メトロや都営地下鉄の全線をはじめ、JR東日本、東急電鉄、東武鉄道、京成電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、つくばエクスプレスの一部線区で振替輸送を行います。

 折り返し区間における日中の運転間隔は、表参道?青山一丁目間が約12分、溜池山王?浅草間が約3分です。

 なお、諸事情により工事が中止された場合は、12月29日(日)から2020年1月3日(金)までの6日間に運休日(工事日)が変更される予定です。

 地上3階部分にある銀座線の渋谷駅は、渋谷駅街区基盤整備にあわせてリニューアルが進行中。新しい駅は現在の位置から表参道駅方面におよそ130m移動した先の、明治通り上空に設けられる計画です。現在は降車と乗車のホームが別々ですが、新しい駅では2本の線路に挟まれる形でホームがひとつになり、現在より拡幅されたうえでホームドアも設置されます。

 今回の工事は、この駅移設工事の一環として実施。浅草方面行きの線路を北側に、渋谷方面行きの線路を南側にそれぞれ移設し、移設により空いた線路のあいだに新ホームを築造します。

 今回の工事が終わった2020年1月3日(金)の始発列車から、新ホームの使用が始まり、2020年度にホームドアが設置される計画です

2642とはずがたり:2019/06/14(金) 19:52:02
ないな〜

関西空港と奈良を直結する「リニア新支線」に調査費
https://www.sankei.com/west/news/190614/wst1906140008-n1.html
2019.6.14 08:11産経WEST

 奈良市付近に設置が予定されるリニア中央新幹線新駅と関西国際空港を結び、インバウンド(訪日外国人客)を奈良県内に直接呼び込む「リニア新支線」構想がいよいよ動き出す。奈良県は13日発表した一般会計6月補正予算案に、同構想の調査・検討費用として2500万円を計上。荒井正吾知事は「難しいチャレンジだが、需要や工事費を検討し実現可能性を探っていきたい」と意欲的だ。

 リニア新支線構想は、リニア中央新幹線の開通が前提。インバウンドにとって「関西の玄関口」である関西国際空港から、外国人観光客を県内に直接誘導して観光振興につなげる狙いがある。

 構想は4月の知事選で荒井氏の公約に盛り込まれた。「常電導リニア新幹線を建設し、関空と新駅を20分超で接続する」とし、途中の停車駅は、大和高田市、御所市、五條市、和歌山県橋本市を想定。将来的には京都府京田辺市付近で北陸新幹線にもつなげたいとしている。

 リニア中央新幹線の東京-名古屋間は2027年に開通予定だが、大阪までの全線開業は2037年とされ、新支線開通は実現しても18年以上先となる。

 荒井知事は会見で、「リニア中央新幹線が品川-新大阪間で全線開通すると、関空からの結節点でもある新大阪への集中が過剰になる」と説明。さらに「結節点を分散させるリダンダンシー(多重化)や交通の多軸構想の観点からも意味がある」と必要性を強調した。

2643とはずがたり:2019/06/15(土) 17:00:51

https://twitter.com/kotonoha_s/status/1103856486541746176
せき のりかず
@kotonoha_s

利用が14%増加 県が実験継続検討 東武桐生線の料金助成|上毛新聞
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/116302

県が東武特急りょうもう号の料金額を助成する社会実験で、桐生線内の特急利用者が倍増、桐生線全体の定期外利用者が14%増加した、とのこと。えらい効果があったんですな…。

19:14 - 2019年3月7日

2644とはずがたり:2019/06/15(土) 18:54:40
こんなとこといったら失礼だけどすげえなあ〜。光都迄支線建設して電化区間延伸して新快速乗り入れたりどお!?

伸び鈍化してるとあるが見て見ると姫路よりの何駅かと本竜野・新宮・三日月辺りだが或る程度中心駅の本竜野・播磨新宮は兎も角居,三日月が伸びてるのは何故だ??

2019/6/14 20:30神戸新聞NEXT
JR姫新線18年度乗客数322万人 最多更新も伸び鈍化
神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201906/0012427572.shtml

JR姫新線の2018年度の乗客数(対17年度比(人)/(%))
上月 13,870(▲730/▲5)
佐用 163,520(▲5,475/▲3.2)
播磨徳久 35,770(▲365/▲1)
三日月 51,100(5,840/12.9)
西栗栖 32,120(▲2,555/▲7.4)
千本 11,315(▲2,555/▲18.4)
播磨新宮 459,535(7,300/1.6)
東嘴崎 160,235(▲6,935/▲4.1)→一日19人減
本竜野 717,955(16,425/2.3)
…(略)…
合計 3,221,125(15,330/0.5)

 JR姫新線(兵庫県姫路-上月)の2018年度の乗客数が322万人に上ったことが、JR西日本のまとめで分かった。1987年の国鉄民営化以降で最多を更新した一方、15年度に300万人台を回復し、3%超のペースで前年度実績を上回ってきた伸び率は0・5%に鈍化した。少子高齢化の進行が背景にあるとみられ、「300万人の維持」を目標に掲げる利用促進の取り組みが正念場を迎えようとしている。

 JR西によると、18年度の姫新線乗客数は前年度比で約1万5千人増の322万1125人。07、09年度の約238万人を底に、10年間で84万人増やした。

2645 チバQ:2019/06/15(土) 19:06:30
>>2642
ついでに品川成田空港もリニアで結べば良いのに
まあ、奈良関空を結ぶよりは、梅田関空を新幹線でむすんだほうが良いのでは?

2646荷主研究者:2019/06/16(日) 22:20:47
>>2618
https://www.kanaloco.jp/article/entry-170854.html
2019年05月29日 12:34 神奈川新聞
小田急多摩線延伸、相模原駅まで先行整備 相模原市長方針

上溝駅まで一括は断念

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190529kanagawa01.jpg
小田急多摩線の延伸検討区間

 相模原市の本村賢太郎市長は28日、小田急多摩線の延伸に関し、唐木田駅(東京都多摩市)-JR横浜線相模原駅(相模原市中央区)間の先行整備を目指す方針を表明した。市はJR相模線上溝駅(同区)までの一括整備を要望していたが、関係自治体などでつくる「延伸に関する関係者会議」が同日、上溝駅まで延伸すると採算の確保に40年以上かかるとの試算を示したことを受けた。

 延伸計画は、多摩線終点の唐木田駅から東京都町田市小山田地区の中間駅と相模原駅を経由し、上溝駅間までの約8・8キロ。市はこれまで全区間の開通を求めており、事実上の方針転換となるが、本村市長は「上溝への延伸を諦めたわけではない。第1期として相模原までの延伸を加速させ、第2期の上溝へ弾みをつけたい」と述べた。

 関係者会議は同日、唐木田-上溝間の概算建設費を約1300億円とする試算を公表。輸送人員を1日当たり7万3300人〜7万4900人と想定した場合、黒字化には40〜42年を要し、国の補助金を活用できる目安である30年を超えるとした。

小田急線

 一方、唐木田駅-相模原駅(5・8キロ)の区間に限ると、概算建設費は870億円。輸送人員は1日5万3300人で、黒字転換にかかる期間は26年に抑えられるとしている。

 延伸計画を巡っては、市は運営主体と整備主体を分ける「上下分割方式」を採用する考え。整備費の3分の1を国、3分の1を地方公共団体(県、都、相模原市、東京都町田市、多摩市)が補助金として税金を投入し、残る3分の1を借入金として路線を整備する。借入金は鉄道会社(小田急電鉄を想定)からの施設使用料で返済するとしている。

 関係者会議は相模原市、町田市などの自治体や小田急、JR東日本の担当者、有識者ら12人で構成。2年かけて調査した。

「納得できない」 上溝地域の住民落胆

小田急多摩線の上溝駅までの延伸を求める横断幕 =JR相模線上溝駅前

 相模原市だけでなく、県央地域の発展への一大事業として注目されてきた小田急多摩線の延伸。中でも上溝駅周辺住民の期待は大きかっただけに、市が整備に向けた方針を2段階に切り分けたことに、落胆の声が上がっている。

2647荷主研究者:2019/06/16(日) 22:37:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45538910R30C19A5L71000/
2019/5/31 20:07 日本経済新聞 南関東・静岡
新京成の新鎌ケ谷駅に専用改札口、乗客の利便性向上

2648荷主研究者:2019/06/16(日) 22:49:13

http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/06/04/03_.html
2019年6月4日(火)埼玉新聞
東武鉄道、ホンダ寄居工場側に新駅 東上線・東武竹沢駅―男衾駅間に設置、混雑緩和や地域活性化に期待

 東武鉄道は3日、2020年秋をめどに東武東上線・東武竹沢駅(小川町)―男衾駅(寄居町)間のホンダ寄居工場(同町富田)側に新駅を設置すると発表した。同線ではつきのわ駅(滑川町)以来の新駅。関東運輸局から今年3月に新駅整備の認可を受けた。21年度をめどに完成車工場の狭山工場(同市新狭山)を閉鎖し寄居工場に集約するホンダからの請願駅で、従業員らの交通アクセスの向上や周辺の車両混雑緩和が期待される。寄居町の行政・商工関係者も新駅設置による地域活性化に期待を寄せている。

 東武鉄道によると、新駅は東武竹沢駅―男衾駅(約3・7キロ)中間の寄居町内に設置する。約90メートルのプラットホーム1面1線で、4両編成の電車の停車を想定。新駅の名称、駅舎のデザインや規模、駅員の人数などは今後決定する。

 ホンダの寄居工場には現在、約2900人が勤務する。車両通勤のため、工場への主要道路の国道254号などでは、毎朝、出勤の時間帯に同社の小川工場や寄居工場周辺で慢性的に混雑している。

 ホンダは17年10月、21年度をめどに狭山工場を閉鎖し、寄居工場への集約を発表。集約後、狭山市周辺からの通勤者が想定されるほか、寄居工場の従業員が「2千人以上増える可能性もある」(同町商工関係者)との見込みもあり、道路混雑の緩和や従業員のアクセス向上が課題だった。

 17年11月、ホンダが東武に東上線の活用などの相談を持ち掛け、両社で協議を開始。新駅開設に至った。建設費用はホンダが負担する。事業費用は非公表。

 寄居町の花輪利一郎町長は「新駅開業は交通渋滞の緩和に貢献するだけでなく、地域住民の公共交通に係る利便性向上にも寄与する。開業への準備が円滑に進むことを期待するとともに、町として可能な限りの協力をさせていただきたい」とコメントした。

 寄居町商工会の柴崎猛会長は、新駅開業に「狭山工場が寄居工場に集約されれば、狭山市や川越市から寄居工場に東上線で通勤する人が多くなるだろう」と指摘し、新駅周辺の活性化にも期待する。

 東上線の川越方面からの電車は小川町駅止まりで、寄居方面には同駅で寄居駅行きに乗り換える必要がある。柴崎会長は利便性向上の観点から「新駅設置を機に、従業員のためにも、朝夕だけでも、川越方面から新駅に直通する電車の運行を検討していただきたい」と要望した。

2649とはずがたり:2019/06/17(月) 10:52:33
計画は有るけど全く立ち退きの見込みがつかない蛇窪の平面交叉解消,なんとかならんかねー。。

武蔵小杉ホーム増設か〜と思ったけど片町線京橋や天満や御堂筋線なんばみたいな2面2線化か〜。

蛇窪は,大崎短絡線ではなくこっち側https://map.goo.ne.jp/map/latlon/E139.44.12.477N35.36.43.208/zoom/9/に地下線でも建設すれば湘南新宿ラインが大崎駅に進入できなくても横須賀線本線を塞ぐ事ないしいいんちゃうの??

武蔵小杉は大混雑、横須賀線の増発はできる?
並行する新幹線の駅開設に期待する声も
https://toyokeizai.net/articles/-/286819?
大坂 直樹 : 東洋経済 記者
2019/06/17 5:20

JR武蔵小杉駅、ホーム増設で混雑は解消するのか
相鉄線乗り入れでさらに混む?
https://tabiris.com/archives/musashikosugi20180718/
2018年7月18日

現在の湘南新宿ラインの弱点〜ダイヤ作成の肝
https://tetsudoulab.com/syonanshinjuku-jakuten/#i
2017/12/13 2018/10/23

2650チバQ:2019/06/21(金) 11:15:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000002-yonnana-soci
寿司職人のいる列車
6/21(金) 11:12配信 47NEWS
寿司職人のいる列車
改造を受けたキハ40。色がなんだかトワイライトエクスプレスっぽい?
 近年、何かと話題の観光列車。「移動」より「乗ること」自体を目的とし、技巧を凝らした車内内装や地元食材を用いた食事サービスなど、普通の列車に比べるとちょっと贅沢な時間が味わえると人気だ。筆者が勤務する北陸周辺にも、2015年の北陸新幹線金沢開業にあわせ、3つの観光列車が登場した。今回はそのうちのひとつ「べるもんた」に乗ろうといざ富山へ。

 この列車、正式には「ベル・モンターニュ・エ・メール」といい、フランス語で「美しい山と海」との意味だそう。週末を中心に、高岡駅(富山県高岡市)から延びるいわゆる「盲腸線」の城端(じょうはな)線と氷見線のどちらかで運転される。今回は高岡から氷見まで乗車した。全席指定の快速列車のため、乗車には座席指定券が必要になる。

 車両はかねてから高岡周辺で活躍していたキハ40型を改造。車体は深い緑をベースにゴールドのラインなどが施され、高級感ある装いだ。車内は木目基調で、窓枠を額縁のようなつくりとすることで、車窓に映る立山連峰や日本海の景色を絵画として見ているように思える工夫がなされている。

寿司職人のいる列車
(上)運転席を背に寿司を握ってくださる職人さん、(下)車内で食べる本格寿司はまた違ったお味
 だがこの列車の最大の魅力は、車内で振る舞われる地物を使った食事・お酒だろう。事前申し込みが必要だが、地酒飲み比べセットや、酒とおつまみ、寿司などが選べる。今回は奮発して2000円(税込み)の「ぷち富山湾鮨セット」を予約した。

 乗車すると指定された席の机には、すでにお箸やお茶が置かれていた。ほどなくしてお寿司が到着。車内を見渡すと、運転席後ろには割烹着を着た寿司職人が。回らないお寿司屋さんのカウンターでよく見る(?)、寿司ネタが入っている冷蔵用のガラスケースまで完備されており、なかなか本格的。寿司職人が乗っている観光列車は珍しいのでは。

 列車が高岡駅を発車すると、地元の方による観光案内も始まり、車内はとても賑やかに。キハ40のディーゼルエンジンの音を聞きながら、寿司をつまむのも悪くない。しばらく走ると車窓右側には日本海が広がり、有名な雨晴海岸沿いで列車は一旦停止。乗客による景色撮影タイムとなった。訪れた日はあいにくの雨だったが、天気が良ければ立山連峰が望めるという。

 高岡からおよそ30分で、終点の氷見に到着。折り返しの高岡方面行き列車は、予約ですでにいっぱいだったので、1時間ほど待って普通列車で高岡へ戻った。寿司を傍らに行くローカル線の旅、なかなか「新鮮」な体験だった。もちろん、寿司ネタも。

 2023年ごろには北陸新幹線が敦賀まで延伸し、筆者が勤務する福井にも新幹線がやってくる。それに合わせて何か新しい観光列車が登場するのか、期待したいところだ。

 ☆加志村拓(かしむら・ひろし)1992年生まれ。共同通信社・福井支局記者。好きな寿司ネタはハマチとエンガワです。福井では鯖寿司もおすすめですよ。

2651チバQ:2019/06/21(金) 17:40:10
https://toyokeizai.net/articles/-/286783
過去のにぎわいが懐かしい「残念な幹線」10選
昔は優等列車が往来し貨物輸送が盛んだった
次ページ »
野田 隆 : 旅行作家
著者フォロー
2019/06/18 5:20
JR時刻表やJTB時刻表の全国の路線図を見ると、JRの路線は、黒い線の「幹線」と青い色の「地方交通線」に区分されている。これは、1980年に制定された「国鉄再建法」(通称)で決められたもので、これにより地方交通線は割増運賃が導入されることになった。

この区分けに関しては、1970年代後半の実績によるいくつかの基準により規定された。しかし、国鉄がJRになってもそのまま引き継がれ、事情が大きく変化したり、同じ路線においても区間により相当の落差が生じたりしても、是正されることなく現在に至っている。よって、今や幹線といっても「名前負け」してしまっているような線区がいくつも存在する状況である。

とはいえ、かつての栄光をしのびながら、のんびり旅をするのも悪くない。今回はそうした地方交通線並みの過疎路線というべき「残念な幹線」を独断でリストアップしてみた。

新幹線開業で一変
1)信越本線の高崎―横川間(群馬県)
北陸新幹線(開業当初は長野行新幹線)ができるまでは、首都圏と長野や北陸とを結ぶ重要な幹線ルートとして特急「あさま」「白山」など多数の優等列車が行き交っていた。


この連載の一覧はこちら
しかし、優等列車がすべて新幹線に移行し、横川―軽井沢間の碓氷峠を越える区間が廃止になると、高崎―横川間は盲腸線と化し、普通電車が走るだけのローカルな路線に転落してしまった。

閑散区間を利用したSL列車が走ることはあるものの、立派な複線の施設は持て余し気味である。盛者必衰の言葉が当てはまる路線で、時代の流れとはいえ淋しくなる。

2)美祢線(山口県)
かつては石灰石輸送が盛んで、1日に30往復以上の貨物列車が走った時期もあった。それゆえ「幹線」に分類されていた。しかし、宇部興産が専用道路を造り、トラック輸送に切り替えたこともあって、貨物列車は全廃となった。

旅客列車も、一時期は山陰本線と九州を直通する急行列車が美祢線を経由し、グリーン車も連結されていて、「幹線」の名に恥じないものであった。ところが、現在では、すべて普通列車で、1両のみ(時に2両)のディーゼルカーが、昼間は2〜3時間に1本走るのみの閑散とした路線になってしまった。

近くに特急列車や「SLやまぐち号」が走り、美祢線よりはにぎわっている山口線があるが、こちらは地方交通線だ。比較すればするほど美祢線の凋落ぶりが目立ち、残念と言わざるをえない。

3)宇部線(山口県)
美祢線から山陽本線経由で直通する貨物列車が宇部港まで走り、美祢線同様、1970年代には、1日に30往復以上の貨物列車が発着することもあった。貨物輸送が盛況だったので「幹線」の仲間入りをしていたのは、美祢線と同じである。

中間駅の宇部新川駅は、一時、宇部駅を名乗っていたように、宇部市の中心に位置する。しかし、道路状況がよいこともあって、バスやマイカーが主流で、電化区間にもかかわらず、昼間は閑散とした状態で、クモハ123による単行運転も見られる。

居能駅で接続する小野田線(こちらは地方交通線)とともにBRT(バス高速輸送システム)化の構想も出ていて、地元では利用する人が多くない残念な路線である。

2652チバQ:2019/06/21(金) 17:40:53
「偉大なるローカル線」
4)山陰本線の益田―幡生間(島根県・山口県)
山陰本線は京都から下関の手前の幡生(はたぶ)まで延々673.8kmもの日本一の長大な路線である。山陽本線に比べるとのどかで地方色豊かなことから「偉大なるローカル線」と揶揄されることもある。それでも本線の名に恥じることなく、京都駅から益田駅までは、何らかの形で特急列車が走っている。

しかし、益田―幡生間は、かつては特急列車が走った歴史はあるものの、現状では観光列車をのぞき、普通列車が走るのみだ。とくに益田駅と長門市駅間が悲惨な状況で、人気の観光地萩を経由するにもかかわらず、4時間ほど列車が走らない時間帯もある。

長門市駅でつながっている美祢線と相通じるものがあり、本線らしく長いホームに小ぶりなディーゼルカーが1〜2両で停車するのを目にするとわびしくなってくる。豪華列車「瑞風」が通過するのが、せめてもの救いだろうか。

5)筑肥線の山本―伊万里間(佐賀県)
もともとは博多駅から東唐津、山本を経由して伊万里に至る1つの路線だった。しかし、福岡市営地下鉄と直通運転をすることになったのを契機に、筑肥線は姪浜―唐津の直流電化区間と山本―伊万里間の非電化区間に分断されてしまった。

電化区間の方は、福岡都市圏の路線として幹線にふさわしい状態であるが、取り残された非電化区間は、1両のディーゼルカーが、細々と走るのみで昼間は3時間以上間隔が空くときもある。

かつては、伊万里駅で松浦線とつながり、博多から長崎まで、筑肥線、松浦線、佐世保線、大村線、長崎本線経由の急行「平戸」が走っていたこともある。しかし、松浦線は第3セクターの松浦鉄道となり、伊万里駅では道路をはさんで線路が分断され、直通運転は不可能になり、区間輸送に特化したローカル線に成り下がってしまった。

去年、昼間に伊万里から乗ったときは、途中駅で私以外の乗客はいなくなり、1人だけの貸切列車という淋しさで、とても「幹線」とは呼べない状況だった。

周りの近代化から取り残された
6)関西本線の亀山―加茂間(三重県・京都府)
かつては、名古屋と大阪市内を結ぶ最短距離の路線ということで、東京からの夜行列車「大和」は関西本線を全線走破して、当時の終点湊町(現・JR難波)を目指していた。その後も、「かすが」が準急そして急行になり、関西本線は全盛期だった。

しかし、東海道本線全線電化、近鉄名古屋線の改軌による直通運転、東海道新幹線開業など並走する他線の近代化が進むにつれ、関西本線は地盤沈下し、名阪間の幹線という地位を捨て、地域輸送に特化することとなった。大阪市内―奈良(のちに加茂まで)は電化され、快速電車を主体とした近郊輸送に転換、名古屋―亀山間も電化され、一部区間は南紀へのルートの一部に組み込まれ、何とか幹線の面子は保っている。

結局、亀山―加茂間は非電化単線のまま取り残され、小ぶりの1〜2両編成のディーゼルカーが1時間に1本程度行き交うだけの区間になってしまった。各駅の長いホームが往年の幹線だった栄光の時代をしのばせる。

7)磐越西線(福島県・新潟県)
上越線の清水トンネルが完成するまでは、首都圏と新潟を結ぶ重要ルートであり、そこまでさかのぼらなくても、昭和後期は、上野―会津若松を結ぶ特急「あいづ」、定期と臨時を含め何本もの急行「ばんだい」、喜多方から先の非電化区間においても複数の急行列車が走るなど「幹線」にふさわしい繁栄ぶりだった。


磐越西線を走るSLばんえつ物語。牽引機はC61形(筆者撮影)
しかし、特急や急行はすでに無く、優等列車の伝統を引き継ぐ快速も、特急形が引退してからは近郊型電車になってしまい、かつての面影はない。観光列車「フルーティアふくしま」(郡山―会津若松―喜多方)や「SLばんえつ物語」(新津―会津若松)が走り、注目の路線ではあるけれど、県境付近の運行状況を見ると、数時間列車が発着しない時間帯もあり、実態は地方交通線である。

2653チバQ:2019/06/21(金) 17:41:23
蒸気機関車の勇姿が見られた
8)函館本線の長万部―小樽間(北海道)
かつては、函館から札幌方面へ向かう優等列車は、函館本線をそのまま走り、倶知安、小樽経由で札幌を目指していた。しかし、平坦地で工業地帯の室蘭本線経由が脚光を浴び、1960年代に入ると、優等列車のメインルートはそちらに移っていった。

通称「山線」は、蒸気機関車C62重連の急行「ニセコ」の雄姿であまりにも有名であるが、今では、臨時の特急をのぞけば、ディーゼルカーによる普通列車が1〜2両編成で走るのみの閑散とした区間である。北海道新幹線が札幌まで延伸したときにはJR北海道から経営分離される並行在来線となる可能性が高いことから、その運命が気がかりである。

9)室蘭本線の沼ノ端―岩見沢間(北海道)
函館と札幌を結ぶ特急「スーパー北斗」は、室蘭本線長万部―沼ノ端間を走り、千歳線を経由して札幌へ向かうため、沼ノ端―岩見沢間は、特急ルートから取り残されている。元々は、道央で産出した石炭を室蘭港まで運搬するために敷設されたのが室蘭本線の起源である。

往時は、頻繁に石炭列車が行き交っていたので、非電化ではあるものの、かなりの区間が複線だった。一部、単線化した区間があるが、現在でも複線区間はかなり残っている。しかし、列車本数が少ないため、私が乗った時は、複線区間ですれ違う列車は皆無だった。列車もキハ40の単行。わびしさ一杯の区間である。

最近廃止されて残念…
10)石勝線夕張支線(北海道)
2019年4月1日付けで廃止となった「夕張線」。末期は閑散としていて、何年か前に乗車したときは、私と同行者と鉄道ファンと思われる人と3人しか乗っていなかった。地元のまともな利用者が皆無では、残念ながら廃止もやむをえないと実感したものである。

しかし、かつては石炭輸送で活況を呈していて、戦前の一時期は複線であり(トンネルの遺構が残っていた)、国鉄再建法でも「幹線」と認定されたのである。

末期の惨状とは別に、近年道内で廃止となった、ふるさと銀河線(旧池北線)、江差線、留萌本線の留萌―増毛とは格の違う路線だっただけに、夕張線にしてみれば地方交通線と同じような扱いを受けたことは無念であったであろう。

実態はローカル線なのに「幹線」に分類される残念な線区は、これにとどまらない。近く第2弾を発表したい。

2654とはずがたり:2019/06/22(土) 20:37:21

車社会の福井で電車通勤が倍増 利用者目線のサービスが効果
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00010001-fukui-l18
6/22(土) 18:14配信 福井新聞ONLINE

 福井県のえちぜん鉄道や福井鉄道を使って電車通勤する人が増えている。2018年度の通勤定期利用実績をみると、えち鉄の場合、実質的な開業初年度に当たる04年度のほぼ2倍となった。福鉄も経営再建が始まった08年度以降、えち鉄と同様のペースで推移している。駅近くにマイカーを置いて電車に乗り換えられるパークアンドライド(P&R)駐車場や新駅、夜遅くまで乗車できるダイヤなど利用者目線に立ったさまざまなサービスが、車に頼りすぎないライフスタイルへの転換を促しているようだ。

 えち鉄の18年度の通勤定期利用者は74万7042人。これに対し実質的な開業初年度の04年度は37万8674人だった。福鉄も、筆頭株主の名古屋鉄道が経営から撤退し、鉄道事業再構築実施計画がスタートした08年度は21万546人だったが、18年度には38万2110人まで増えた。

 1世帯当たりの車の保有台数が全国1位の福井県内で、なぜ電車通勤が伸びているのか。まず考えられるのはP&R駐車場の充実だ。えち鉄は21駅に約千台分、福鉄も14駅に約400台分を整備し、ほぼ全てが無料で使える。両鉄道の担当者は「連日多くのお客さまにご利用いただいている」と述べる。

 両鉄道の新駅も好評だ。駅間距離が長い区間や住宅地、企業の近くなどに3駅ずつを新設し、通勤客らの利用を掘り起こした。16年3月末に運行がスタートしたえち鉄三国芦原線と福鉄福武線の相互乗り入れも押し上げ要因となっている。

 えち鉄の安全性が福井市中心部の高架化でさらに向上したことや、福鉄路面軌道区間の右直分離信号と公共車両優先システム、乗降しやすい停留場のホーム拡幅が定時性確保に効果を発揮していることも「時間通りに通勤できる」との安心感につながっているようだ。

 これらのハードが生きるのは使いやすいダイヤがあってこそ。両鉄道の最終便は地方鉄道としては珍しく午後11時台まで運行しており、夜遅くまで残業があったり、飲み会があったりした時に重宝するとの声が多く聞かれる。えち鉄の担当者によると、降雪期に回数券で利用した人が便利さと快適さを実感し、春から通勤定期に切り替えるケースが増えているという。

 えち鉄勝山永平寺線の越前島橋駅P&R駐車場にマイカーを置き、福井駅付近に電車通勤している福井市の30代女性は「会社の近くに駐車場を借りる必要がないし、朝夕の渋滞ラッシュに巻き込まれない。家計にも環境にも優しいので、これからも続けていきたいです」と語る。

 公共交通に詳しい福井大学の川上洋司名誉教授は「両鉄道とも地域の後押しで再生したため、沿線住民には自分たちで生活の足を守り、育てるという意識が根付いている。そして国と県、沿線市町の財政支援で両鉄道がサービス向上と安全運行に専念できていることも大きい」と指摘。その上で「時代と価値観の変化で車利用に固執しない人が増えているのかもしれない。環境意識の高まりや健康増進などさまざまな要因が通勤定期の利用増に結びついているのではないか」と話している。

福井新聞社

2655 チバQ:2019/06/23(日) 16:09:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000009-khks-bus_all
確認

<三鉄リアス線>開業3ヵ月 乗客増、地域再生の芽 通年観光へ知恵絞る

6/22(土) 11:30配信��
2
��

��

「いわて三陸プレミアムランチ列車」でにぎわう車内。開業効果で企画列車の販売も好調だ=15日

 岩手県などが出資する第三セクター三陸鉄道(宮古市)のリアス線が23日、開業から3カ月を迎える。滑り出しは「想定を上回る好調を維持」(中村一郎社長)。開業を機に東日本大震災で傷ついた沿線各地には地域再生の機運が芽生えつつある。復興をけん引して快走する三鉄と、その沿線を訪ねた。(宮古支局・佐々木貴)

<1万円でも完売>

 15日運行の盛(大船渡市)発宮古(宮古市)行き「いわて三陸プレミアムランチ列車」。車窓からの眺めが三陸の旬の味覚を一層引き立てていた。リアス線初乗車という郡山市の男性会社員(52)は「被災した県同士、少しでも力になりたい」と話す。

 コース料理込みの運賃1万円は、三鉄の企画列車で過去最高額だ。7月運行の久慈(久慈市)発宮古行きを含めて80人分の切符は、瞬く間に完売した。

 中村社長は「盛から久慈まで163キロが1本のレールで結ばれた話題性が広く周知されている」と開業効果の手応えを語る。

 実際、4月の乗車人員は9万4773人で前年同月に比べ5万8690人増。JR東日本から移管された旧山田線の釜石-宮古間(55.4キロ)を利用した4万9656人が、数字を大きく押し上げた。

 予想外だったのは旧南、北リアス線区間の伸びだという。旧南リアス線区間で1万6592人(前年同月比7123人増)、旧北リアス線区間で3万7392人(1万778人増)を記録した。

 久慈市は4〜5月に市内主要8施設の観光客が増えた要因にリアス線効果を挙げた。

 「恋し浜ホタテ」で知られる大船渡市三陸町の小石浜地区では、恋し浜駅前にある交流拠点「恋し浜ホタテデッキ」が5月、土、日曜の業務に乗り出した。

 2015年の開館以来、主にイベントで利用されてきた。館長の阿部正幸さん(36)は「三鉄効果を生かして地域の魅力を発信したい」とカフェの営業やホタテのバーベキューを検討している。

<W杯好機生かす>

 夏の行楽シーズンを経て、9月には沿線の釜石も試合会場となるラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が開幕する。この機を捉えて沿線の関係者は、一過性の開業効果から通年観光の定着へ知恵を絞る。


 大槌町の「三陸花ホテルはまぎく」はリアス線開業がきっかけとなって台湾の旅行会社によるツアールートに組み込まれた。9月まで計約800人の宿泊予約が入っている。

 町観光交流協会の会長でもある社長の千代川茂さん(67)は「訪日外国人旅行者はまだまだ増える」と強調。観光客が減る冬場を見据え「三鉄の旅と沿線の宿泊施設を組み合わせた観光商品づくりを協議している」と言う。

 旧南、北リアス線が震災から復旧した14年も三鉄に乗車して復興を後押ししようと盛り上がったが、長続きはしなかった。18年度決算の経常損失は3億8278万円で25年連続の赤字になった。

 中村社長は「日常の利用促進を呼び掛けるマイレール運動と、観光客を呼び込む企画列車運行の両輪で経営改善に取り組みたい」と気を引き締める。

2656チバQ:2019/06/27(木) 10:38:50
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190624-00288083-toyo-bus_all
北海道並みに厳しい、「JR四国」の生き残り策
6/24(月) 15:00配信 東洋経済オンライン
北海道並みに厳しい、「JR四国」の生き残り策
山中で行き違う普通列車。JR四国は短編成で運行頻度を高める施策により利用者に利便を提供してきた(写真:久保田 敦)
鉄道ジャーナル社の協力を得て、『鉄道ジャーナル』2019年8月号「持たざるJR四国のこれから」を再構成した記事を掲載します。

 最近、JRの経営問題と言えば、JR北海道が大いに注目されているが、JR四国も実は同様の危機的状況に陥りつつある。もともと会社や路線規模が小さいため、全国的なスポットが当てられていなかった。しかし、当の四国においては抜き差しならぬ危機感から、地元や各界有識者を集めて議論がなされるようになっている。

 まずは2010年に四国経済連合会の呼びかけにより「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会」が設置され、翌2011年に「四国の鉄道ネットワーク維持」と「抜本的高速化」が必要と提言された。これ以後、高速化の機運として四国新幹線整備促進期成会が設立(2017年)されるなどの動きがあるが、一方で管内各線共に利用の減少傾向は止まらず、状況は一層の厳しさを増した。もはや事業者に経営努力を求めるだけでは鉄道ネットワーク維持は困難な状況が差し迫りつつある。

 そこで2017年8月、JR四国からの呼びかけにより、上記懇談会後の状況や取り組みを検証し、広く意見交換を行うため「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会Ⅱ」が設けられた。そして1年後の2018年9月、「中間とりまとめ(案)」がまとめられ、そこでは随所に「連携」が求められたことから、前提となる情報の共有として、本年3月、JR四国から各種データや経営状況の様子が詳らかにされている。

■JR四国が置かれた厳しい状況を公表

 JR四国は発足以来、競合機関への対応として大幅な高速化に取り組んできた。線形改良、電化、振子車両の導入などであり、最高速度は予讃・土讃線では1990年に時速120kmへ向上、さらに1993年に予讃線松山まで、1998年には高徳線が時速130kmとなった。

 JR発足当時と比較して所要時間は高松〜松山間で21分、高松〜高知間で35分、高松〜徳島間は25分短縮された。併せて高速バスと同水準の額にした割引きっぷの発売、観光誘客に向けては各地で観光列車の運転、高松琴平電鉄や松山の路面電車などを含む乗り放題きっぷ、観光施設とのセット商品、誕生日用のきっぷ、インバウンド用パスなどの発売も展開している。

 列車本数は、瀬戸大橋線開通による岡山発着列車が特急および快速「マリンライナー」の計で延べ136本新設のほか、四国内特急も高松〜松山・高知・徳島間だけで22本の増がある。都市圏輸送では高松地区を筆頭に松山、徳島、高知の各地区で快速・普通列車を計177本も増やし、特急定期券や短距離特急料金の設定も行ってきた。これにより乗客1000人あたり列車本数14.2本と、JR各社の中で突出した数字が算出され、通過人員があまり多くない線区でも列車本数を維持して乗車機会を創出している。

 しかし、四国4県の人口は全国に先駆けて減少し、1988年度より44万人のマイナス。一方、高速道路延長はJR発足時のわずか11kmから529kmとなり、四国内の計画の80%に達した。自動車の保有状況は1987年度との比較で1.56倍。一方で四国内の流動における鉄道のシェアは、1975年度に21%あったものが1990年度は4.1%、2009年度は1.5%(以後は継続的データなし)となった。

 また、輸送人キロは1990年前後の時期、年間20〜21億人キロだったものが、近年14億人キロ台となっている。訪日客で少し持ち直しているが、その幅はわずかでしかない。輸送密度(1kmあたり1日平均通過人員)で見ると、1989年度のJR四国平均6513人だったものが、2017年度は4730人となった。現状、瀬戸大橋線と予讃線高松付近のみ2万人を超えるが、他区間は大きく差が開いて4000人ないし1万人レベルが予讃線松山までや高徳線・牟岐線の一部、他の予讃線松山以西や土讃線、徳島線などは2000〜3000人レベルである。国鉄再建法当時の特定地方交通線基準の4000人未満が占める割合は全線の35%から65%に拡大している。

2657チバQ:2019/06/27(木) 10:39:13

■営業黒字になったことはない

 100円の収入を得るために要する費用として算出される営業係数(2013〜2017年度平均)は、本四備讃線のみ100を切って84だが、他は予讃線松山までと高徳線引田までが100台前半、その他は予讃線宇和島方面、土讃線須崎、牟岐線阿南までが150〜200のレベル。JR四国全線平均で144、最も収支率が悪い予土線は1159と算出されている。

 運輸収入は1991年度370億円に対し、2017年度は239億円と3分の2の水準に下がった。むろん、営業損益が黒字になったことはなく、会社発足時から営業損失補填のために措置された経営安定基金の運用収益などを加えて経常黒字を確保する構図だが、運用益が確保できずに経常赤字となっている年度も散見される。

 経営安定基金は長期の低金利で当初予測より大幅減となっているため、政府系の特殊法人に運用して高利回りを得る措置が講じられ、2021年度までは固定資産税などの軽減措置も取られている。2011年度からは鉄道・運輸機構の利益剰余金などを活用し、JR北海道とともに、2031年度まで経営安定基金の積み増しと、2020年度まで設備投資への支援が講じられ、さらに2016〜2020年度には安全対策に対する追加的支援措置が講じられた。

 しかし、それでも鉄道を持続的に運営してゆける水準には至らず、経営安定基金の問題はJR四国の努力だけでは解決しない課題でもある。

 JR四国では前記の鉄道収入の維持・拡大策とともに、経費節減、非鉄道部門の取り組み、地域や企業・団体と連携した取り組みを強化しているが、ワンマン化や駅の無人化はじめ効率化はすでに深度化しており、安全を脅かす段階まで削ぐことは許されない。鉄道以外の強化も、四国で展開する限りは、五大都市に数えられる大きな市場は持たないだけに、今後の人口減少を踏まえると収入面ではさらなる減少が見込まれる。

 一方、費用面では、全国の鉄道同様に100年レベルの経年のインフラが増加しており、車両とともに保守や更新の課題が顕在してきた。加えて近年は予想を上回る大規模災害が増えており、多額の復旧費用や防災費用が必要になっている。最近では、鉄道としての復旧のあり方まで問われる事例も各地で生じている。また、瀬戸大橋は高速道路機構の保有で、同機構に使用料を払う仕組みだが、鉄道単独部や専用部の維持修繕はJR四国が行うものとされ、これも開業から30年を経て大規模な更新が必要になる。しかし、 JR四国の資産ではないため減価償却費が計上できず、内部留保がなされていない。そのため、JR四国最多の利用がある路線にもかかわらず、コスト負担の課題が大きい。さらに運転士をはじめとする人材確保といった問題も、全JR共通の事柄として挙げられている。

2658チバQ:2019/06/27(木) 10:39:29
■懇談会が求める行政や事業者間との連携

 こうした状況を踏まえたうえで、懇談会では持続可能な公共交通ネットワークのあり方に関する検討が進められている。その前提として、各交通モードの特性の理解を掲げる。鉄道は高速・大量輸送や定時性に優れるが、所要の全インフラを自ら保有するのを原則とするためコストが大きい。バスなどの自動車交通は車両以外のインフラを持たない身軽さがあり、需要に応じた柔軟な動きもとりやすいが、輸送力が小さく定時性で劣る面がある。そのうえで各モード特性を考え、相互補完・連携が必要とする。そして必要とされる鉄道の維持に向けては、地域が強い危機感を持って関係者と連携し利用促進につなげてゆかなければならない……と、自治体や地域の積極関与を求めている。

 なお、地域に主体的関与を求める点は2013年末に施行された交通政策基本法や、翌年11月の改正地域公共交通活性化再生法で示され、枠組みも作られた。だが、一方で国鉄改革時に国は現JR線ネットワークの維持をアピールして分割民営化を実行した経緯に鑑み、JR四国の議論は国が方向性を示すべき、との意見があることも、とりまとめには添えている。

 鉄道の維持に向けた具体的内容としては、今後も継続的に取り組むべきことに、駐車場整備やパーク&ライドの推進、トイレなどの整備、ICカード導入などの利便向上策や、地域と鉄道事業者、交通事業者相互の連携などを挙げる。ことに観光面では日常利用に比して収入規模が小さいが、政府目標も見据えて、今後も鉄道事業者、自治体、団体が連携してより踏み込んだ施策を進めるべき、とする。

 また、今後検討のうえ取り組むべきことに、コンパクトなまちづくりにおいても鉄道は重要な役割を担い、都市圏の公共交通利便向上は安定需要を見込めて利用増につながり収支改善にも寄与するとして、パターンダイヤの導入、フィーダー交通との連携強化、すなわち輸送面や運賃面での事業者間の連携、駅や周辺の整備、複数の交通機関にまたがる情報提供や予約決済などについて情報通信技術の活用などを挙げる。まちづくりにおいて鉄道駅を中心とすることも求めている。将来は自動運転自動車との連携もある。

2659チバQ:2019/06/27(木) 11:56:26
https://www.asahi.com/articles/ASM6L4PY2M6LUTIL01P.html
乗れば2千円助成 「日本一小さい新幹線のまち」の現実
有料会員限定記事 新幹線のいま

八鍬耕造 2019年6月21日10時00分
 北は北海道、南は鹿児島まで全国を結ぶ新幹線のネットワーク。利用する人が最も多い東京駅では、1日に20万人近くが新幹線に乗る。では、最も少ない駅は――。青森・津軽半島の先端にあるその駅に足を運ぶと、そこには止まらない過疎化に悩む町の、新幹線駅に対する期待と厳しい現実の歴史が刻まれていた。

 改札口前には新幹線の車両をあしらった駅スタンプがある。スタンプを台紙に押すと、こう書かれていた。

 「日本一小さい新幹線のまち」

 東京駅から北に約750キロ。北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅がある青森県今別町の岩渕健・企画財政課長(57)は「新幹線の駅がある自治体では最も人口が少ないことをPRしたかった。町で全国の市町村の人口を調べました」と話す。

 町の住民基本台帳登録人口は、開業直後の2016年4月当時で2888人。乗車した人が全国の新幹線駅で最も少ない1日平均33人(17年度)というのもうなずける。

 北海道新幹線を運行するJR北海道が開業当初に予想していた利用者は、乗り降り合わせて1日50人程度だった。実際の利用者はそれよりやや多く、JR北海道の担当者は「大型連休やお盆、年末年始は予想以上の利用があって驚いている」という。

なぜ、ここに新幹線の駅ができたのか。

 きっかけは、1982年8月の町広報に書かれている。

 「青函トンネルの取り付け口付…

2660チバQ:2019/06/27(木) 13:38:46
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/881980
北陸新幹線本数「金沢駅と同数に」
敦賀開業向け福井県、特急存続も
2019年6月25日 午後5時10分

福井県庁=福井県福井市 拡大する
福井県庁=福井県福井市

 2020年度政府予算の概算要求に向け福井県は6月24日、関係省庁に提出する重点提案・要望を発表した。最重点事項として、23年春の北陸新幹線敦賀開業時の敦賀駅までの運行本数を金沢駅と同数とするよう初めて要望した。敦賀港での荷物運搬の自動化に向けた実証実験実施も盛り込んだ。

 最重点、重点事項合わせ計26項目128事項を掲げた。県未来戦略課は「県民益向上につながるよう、ポイントを強調した」としている。

 北陸新幹線関連では新大阪までの早期整備のほか、新幹線と敦賀駅発着の特急の始発、終着列車について、県民ができるだけ長く首都圏などに滞在できるようなダイヤ編成を要望。関西、中京とのアクセスは「特急存続も含め」との文言を初めて明記し、利便性の確保を訴えた。

 原子力・エネルギー関連は、高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の廃炉作業や、使用済み燃料の中間貯蔵施設の県外立地について、国の積極的な関与を求めた。廃炉ビジネスの産業化に向けた技術開発や、地元企業の人材育成などの取り組み支援も明記した。

 このほかの最重点事項としては、中部縦貫自動車道大野油坂道路を北陸新幹線敦賀開業に合わせて開通できるよう、予算措置を求めた。

 25日に杉本達治知事が上京し、県選出国会議員と意見交換するほか、石井啓一国土交通相、柴山昌彦文部科学相、自民党の二階俊博幹事長らに重点提案・要望書を提出する。

2661とはずがたり:2019/07/06(土) 19:38:17
<常磐線>仙台-東京に直通特急 年度内全線再開
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190706_72020.html
東京都内と仙台市内を結ぶ直通特急に投入されるE657系(JR東日本提供)
拡大写真

拡大写真
 JR東日本は5日、東京電力福島第1原発事故の影響で一部不通が続く常磐線が2020年3月末までに全線再開するのに合わせ、東京都内と仙台駅を直通で結ぶ特急列車を運転すると発表した。上野駅か品川駅と仙台駅の間で運行する方針で、運転本数や名称などは今後決める。
 車両は品川-いわき間を走る特急「ひたち」「ときわ」に使用しているE657系(10両)を現行の17編成から19編成に増やして対応する。
 本年度内の再開が予定されている常磐線富岡(福島県富岡町)-浪江(浪江町)間20.8キロは、東日本大震災と原発事故の影響で不通が続き、被害を受けた岩手、宮城、福島3県の鉄道で最後の不通区間となっている。
 国は帰還困難区域をまたぐ同区間について、来春までに駅周辺の避難指示を先行解除する方針。JR東日本によると、復旧工事は今秋にほぼ終わる見通しで、年内の試運転開始を目指している。
 常磐線は14年6月に広野(福島県広野町)-竜田(楢葉町)間が復旧したのを皮切りに、16年7月に小高(南相馬)-原ノ町(同)間、同12月に相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間、17年4月に浪江(福島県浪江町)-小高間、同10月に竜田-富岡(富岡町)間が運行を再開した。
 震災前、上野-仙台間は特急「スーパーひたち」が下りは1日3本、上りは4本運行していた。

2662荷主研究者:2019/07/07(日) 10:58:48

https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201906/CK2019060602000129.html
2019年6月6日 東京新聞
向河原駅前 迂回路の利用開始 「開かずの踏切」混雑緩和策

向河原駅前の「開かずの踏切」対策として、市が整備している迂回路=中原区で

 川崎市中原区のJR南武線向河原(むかいがわら)駅前にある「開かずの踏切」の混雑対策として、市は三十日夕から、新たに迂回(うかい)路を利用できるようにする。ピーク時は一時間のうち四十六分間も通行が遮断されるため、多くの歩行者や自転車が踏切前に滞留。小学校の通学路にも指定されていることから、保護者や地域住民から改善を求める声が出ていた。 (石川修巳)

 市によると、混雑緩和に向け、向河原駅前踏切の南側(川崎駅方面)約三百五十メートルにある線路下の地下道を通る迂回ルートを設定。南武線の線路沿いに全長約二百八十メートル、幅員四メートルの歩行者・自転車専用通路を新たに整備する。整備費は約三千万円。

 二〇一四年の調査で、朝のピーク時(午前七〜十時)の踏切利用者数は、歩行者が約三千二百人、自転車が約八百台。市立下沼部小学校の通学路になっており、児童約四百五十人が踏切を横断するという。

 市はこれまでも踏切の拡幅などに取り組んだが、混雑の改善には至らなかったという。

 担当者は、迂回路の整備によって「踏切を横断する自転車を減らし、踏切を利用する歩行者の安全や混雑緩和につなげたい」と説明。朝のピーク時には約四百台の自転車が迂回路を利用し、踏切を横断する自転車を半減できるとみている。

 迂回路の利用開始は三十日午後五時。車やバイクは通行できない。利用状況をみて、歩行者と自転車通行の路面の色分けなども今後検討するという。

2663荷主研究者:2019/07/07(日) 11:01:41

https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201906/CK2019060602000132.html
2019年6月6日 東京新聞
多摩線延伸、相模原駅までの整備容認 相模原市 全線は国基準満たさず

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/PK2019060602100055_size0.jpg

 小田急多摩線の延伸構想で、相模原市は終点の唐木田駅(東京都多摩市)-JR横浜線相模原駅(相模原市中央区)間約五・八キロの先行整備を容認する方針を決めた。約三キロ先のJR相模線上溝駅(同)までの全線整備は、国の支援基準を満たさないとの試算が出たため。ただ、採算性の面などから小田急電鉄は延伸そのものに消極的とされ、実現できるかは不透明な情勢だ。

 延伸構想は、唐木田駅から中間駅、相模原駅を経て上溝駅に至る約八・八キロ。相模原市などが都心部へのアクセス性向上や地域振興を目的に、実現を主張してきた。二〇一四年に米軍相模総合補給廠の一部が返還されたことで敷設の見通しが立ち、一六年には国土交通相の諮問機関が意義ある事業と位置付けた。

 これを受け相模原、町田市や国、小田急などが関係者会議を設け、採算性などを検討した。三三年開業を想定し、全線を一括整備する際の概算建設費は千三百億円。黒字化に四十二年かかり、国の補助金支給対象の目安となる三十年を超えた。相模原までの先行整備は建設費八百七十億円、黒字化まで二十六年だった。関係者会議は今後、事業化に向けた具体的協議を始める。

 上溝地区は、一九五四年まで旧相模原町役場が置かれるなどした歴史がある。周辺自治会などでつくる小田急多摩線延伸促進協議会の成川猛会長(74)は「地域の将来の発展を考え、上溝までの延伸が長年の希望だったので残念な思いはある」と述べた。 (曽田晋太郎)

2664荷主研究者:2019/07/07(日) 11:02:02

https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190606/CK2019060602000008.html
2019年6月6日 中日新聞
北陸-中京の鉄道アクセス向上提言 JRなどに要請へ

 二〇二三年春の北陸新幹線敦賀開業に向けて福井、滋賀、愛知など関係六県と名古屋市で構成する鉄道アクセス向上検討会が、北陸-中京間のアクセス向上策の提言をまとめた。新幹線と特急「しらさぎ」の接続の利便性向上、料金負担の軽減、ICカード乗車券の利用エリア拡大の三点で、中部圏知事会として国やJRに要請していく。

 静岡市内で五日にあった中部圏知事会議で、杉本達治知事が検討会の成果として報告。「早く、便利に、快適に」移動できる鉄道ネットワークの整備を提案し、出席した自治体から賛同を得た。

 敦賀開業後、金沢-敦賀間は特急が廃止される見通し。北陸-中京間の移動は、米原駅に加え、敦賀駅でも乗り換えが生じる。敦賀-名古屋・米原間のしらさぎは現在、一日十六往復している。敦賀駅で新幹線としらさぎをスムーズに乗り継ぐために「しらさぎの運行本数の維持・拡大」が必要とした。

 料金面も課題になる。現在は福井-名古屋間をしらさぎと東海道新幹線を乗り継いで移動した場合、運賃・料金は指定席分を含め六千百二十円(所要時間九十七分)。県の試算では、敦賀開業後は北陸新幹線、しらさぎ、東海道新幹線の二回乗り継ぎになり、所要時間は八十八分と九分の短縮になるものの、運賃・料金は八千二百六十円と二千百四十円の負担増となる。

 ICカード乗車券は「(異なるJRのエリアを)またいで利用できない状況を改善すべきだ」と指摘。JRに対し、ICカード対応自動精算機の設置駅を増やすなどの対応を求めていく。

 (山本洋児、尾嶋隆宏)

2665荷主研究者:2019/07/10(水) 21:10:46

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/314687?rct=n_hokkaido
2019年06/13 05:00 北海道新聞
新球場駅 年内に整備案 JR、着工は慎重判断

http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190613hokkaido01.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20190613hokkaido02.JPG

 JR北海道の島田修社長は12日の記者会見で、北広島市に2023年開業する予定のプロ野球北海道日本ハムのボールパーク(BP)の交通アクセスに関し、BPに隣接する新駅整備に向けて近く具体的な検討に入る考えを示した。年内に整備案をまとめる。ただ、実際に整備するかは、北広島市などとの協議を踏まえ、慎重に判断するとした。

 北広島市はBPでの試合終了後の観客約3万5千人のうち、1万3500人がJRを利用すると想定。島田社長はこのうち6割、約8千人が新駅を、4割の約5千人が現駅を利用する前提で、近く新駅付近の地質調査や駅舎などの工費、工期の検討に入るとした。この場合、新駅に普通列車と臨時列車、現駅に快速エアポートを停車させるよう役割分担する考えも示した。

 島田社長は、新駅が北広島市が原則費用を負担する「請願駅」であることを強調。仮に整備するにしても「4年後のBP開業に間に合わせるのは、非常に厳しい」と述べ、開業当初は改修した現駅のみで対応する可能性が高いとした。

 島田社長は、現駅の改修計画も正式発表した。2面あるホームのうち、札幌方面に向かう下りホームを千歳方面に88メートル延長する。快速エアポートと普通列車の停車位置をずらすことで利用者を分散させ、混雑緩和を図る。改札機の増設なども計画しており、19年中に設計を固め20年に着工、23年2月の完成を目指す。改修費は約9億円で全てJRが負担する。(本庄彩芳)

2666荷主研究者:2019/07/10(水) 22:17:20

http://webun.jp/item/7572901
2019年06月15日 05:00 北日本新聞
長時間駐車やめて 高岡やぶなみ駅、通勤利用?夕方まで満車

 2018年3月に開業したあいの風とやま鉄道高岡やぶなみ駅(高岡市羽広)の無料駐車場が長時間利用する車で埋まり、送迎などで訪れる利用者が駐車できないケースが相次いでいる。管理する市は通勤・通学で長時間駐車しないよう呼び掛けているが、マイカーを止めて電車に乗り継ぐ「パークアンドライド」で利用する人が多いとみられる。地元住民からは苦情の声が上がっている。(西部本社・田中智大)

 高岡やぶなみ駅は、高岡駅と西高岡駅の間にあり、駅の東口と西口に各10台の駐車場が設けられている。地元住民が短時間利用を想定した駐車場の設置を求めた経緯があり、高岡市は両方の駐車場に「通勤・通学などによる長時間駐車はご遠慮ください」などと書かれた案内板を掲げている。市は「20〜30分の利用を想定し、最大でも1時間と考えている」としている。

 国道8号に近い駅西口駐車場は、特に長時間駐車する車が目立つ。付近住民によると、午前9時ごろには埋まり、夕方まで満車状態ということも珍しくない。毎日止まっている車もある。高岡駅周辺などの市営駐車場が有料のため、地元の横田、福田、木津地区以外から高岡やぶなみ駅に車を止めて電車に乗る人もいるとみられる。

 市総合交通課によると、昨年10月の同駅利用促進協議会の会合で、地元住民から「駐車場が埋まって困っている」との声が上がった。その後、市が隔週で確認しているが、状況は変わっていないという。

 週1回程度、駅を利用する同市木津、警備員、桜井満さん(65)は「駐車できずにロータリーを何度も回る車をよく見かける。必要とする人が使えていない」と不満げだ。木津自治連合会の月安幸三会長(68)は「駅ができた当初は長時間止める車は少なかった。自分の駐車場のように使ってもらっては困る」と話す。

 同様のケースは、西高岡駅でも起きており、対策の一つとして駐車場の有料化が地元で検討されている。

 高岡やぶなみ駅駐車場について、市は利用実態を詳しく調査していない。市は「現状を踏まえて地元住民の意向を聞き、具体的な改善策を検討していきたい」と話している。

2667荷主研究者:2019/07/10(水) 22:18:01

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/518738/
2019/6/15 6:00 西日本新聞 北九州版
京築5駅、昼間に無人化 豊前市など、JRに見直し要望

豊前市の玄関口のJR宇島駅

宇島駅の駅舎にある豊前市観光協会そばにあるみどりの窓口の営業時間変更のお知らせ(左)

駅員不在となる時間が拡大された

 JR日豊線の京築地区にある5駅のみどりの窓口の営業時間が、4月1日から大幅に短縮された。これに伴い、豊前市観光の玄関口で特急停車駅の宇島駅では昼間、駅員がいなくなった。切符購入などを巡り戸惑う利用者も少なくなく、市や豊前商工会議所、市観光協会はJR九州に見直しを求めている。

 「事故などで列車の遅延が発生した時の対応がない」「ネット予約した切符の交付が受けられない」「自動券売機での切符の購入方法が分からない」‐。

 豊前市の後藤元秀市長、豊前商議所の宮房幸司会頭、市観光協会の田北信行会長らが5月下旬、JR九州本社(福岡市)を訪れ、窓口の営業時間の見直しなどを要望した。

 京築地区で駅員が昼間に不在となったのは、南行橋(行橋市)、新田原(同)、築城(築上町)、椎田(同)、宇島の各駅。宇島駅では3月末まで、みどりの窓口は午前6時50分〜午後8時40分まで営業していたが、4月1日からは午前6時50分〜同10時10分、午後4時〜同8時40分となり、昼間の6時間近くは駅員が不在となった。残る4駅でも午前9時以降や、午後4時までを中心に駅員がいなくなった。

■「鉄道維持の効率化」
 JR九州は、今回の見直し理由について、(1)鉄道事業を維持するための効率化(2)駅の利用者数を見ての判断‐を挙げる。

 2017年度の駅別乗車人員数(1日平均)をみると、宇島駅は1778人で、見直しがなかった苅田町の苅田駅(2495人)、小波瀬西工大前駅(1957人)と比べると下回っている。南行橋駅は1357人、新田原、椎田両駅は900人台、築城駅は800人台だった。

 みどりの窓口の営業時間が短くなったのは、日豊線の5駅のほか、久大線の久留米市内の3駅。この動きは今後増えるとみられる。

 駅にいない時間帯に駅員は、周辺の無人駅の清掃や券売機の締め切り(集金)などをしているという。

■特急通過駅への懸念
 「宇島駅に特急が停車しなくなるのではないか」。豊前市は危機感を抱く。JR九州管内の特急停車駅で、昼間に駅員がいなくなったのは宇島駅1駅しかないからだ。仮に普通列車しか停車しなくなれば、観光面や企業誘致などで大きな打撃となりかねない。

 市などは宇島駅の利用者を増やそうと、18年度から宇島駅前バス停に市バス全線が乗り入れるようにしたが、利用者は大きく伸びる状況にはない。JR九州は「特急停車駅を見直す動きはない」と否定するが、駅利用者が増えない限り、特急通過駅となる地元の不安は残る。

 駅舎内にある市観光協会の職員が駅員に代わり、構内の案内や券売機の使い方などを案内するケースが増えている。4、5月で388件の問い合わせがあり、対応に追われているという。

 一方、JR九州は遠隔放送での列車案内をしているほか、ネット予約した切符を購入できる自動券売機の導入などを検討している。

 昨年4月のダイヤ改正で京築地区では、普通列車の本数が減るなどした。今年は駅員不在時間の大幅増。どうすれば利用者の利便性や安全を確保し、効率性も追求できるのか。自治体などとJR側が胸襟を開き、解決策を話し合うことが不可欠だ。

2668荷主研究者:2019/07/10(水) 22:19:36

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190616203.htm
2019/06/16 01:47 北國新聞
新高岡駅1日利用者、敦賀開業へ500人増目標

 北陸新幹線新高岡駅「かがやき」停車実現期成同盟会の総会は15日、高岡市の高岡商工ビルで開かれ、定期便停車を粘り強く求めていくことなどを盛り込んだ決議を採択した。2023年春の北陸新幹線金沢-敦賀開業のダイヤ改正を見据え、駅利用者数を1日当たり500人増加させることを目標に掲げ、県西部6市の関係団体が連携して誘客を加速させていく。

 期成同盟会は県西部6市の政治、経済、地域など54団体で構成し、この日の総会には42人が出席した。

 JR西日本が発表した新高岡駅の1日当たり乗者数は2016年度1988人、17年度2044人、18年度2074人と徐々に増加。市が最繁忙と想定して5月1日に実施した調査では乗車3182人、降車3908人の計7090人だった。

 会長の高橋正樹高岡市長はあいさつで「新高岡駅の利用者は着実な伸びを示しており、我々の努力をJRも理解している。引き続き着実な積み上げが必要だ」と誘客拡大を期した。

 事務局側の高岡市は、県やJR西、旅行会社と連携した「新高岡商品開発プロジェクト」で今冬、氷見、射水、能登地域が「旬の海の幸」を楽しむルートとして浸透してきたと分析。高橋市長は「令和」で注目される万葉ゆかりの地が県西部や能登に集積していることが旅行会社の目を引いていると指摘した。事務局側は来春のツアー催行へ秋ごろに新商材を提案し、「飛越能の玄関口」として拠点性を確立するとした。

2669荷主研究者:2019/07/10(水) 22:57:18

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/520388/
2019/6/21 6:00 西日本新聞 社会面
大分市に新公共交通 県と7月、検討会発足

 車の渋滞が慢性化している大分市に、新たな公共交通システムが導入される見通しになった。大分県、市が20日、検討会を7月上旬に立ち上げて具体化していくことを確認。バス専用道や連節バスなどを活用したバス高速輸送システム(BRT)、モノレール、次世代型路面電車(LRT)の3種の中から選定するとしており、渋滞解消と都市の魅力向上を目指す。

 人口約47万8千人(2018年推計)の大分市にはJRと路線バスの交通手段があるが、移動できる範囲が限られているため、マイカー利用が多い。昨年11月には、市内の昭和電工ドーム大分で開催されたサッカー日本代表戦の際に大渋滞が発生し、選手の到着が大幅に遅れたこともあった。

 この日、広瀬勝貞知事と佐藤樹一郎市長は政策協議を行い、「大分市中心部と周辺部を結ぶ新交通システムが必要」との認識で一致。バス協会やJR九州などとつくる検討会を発足させ、1年をかけて採用するシステムを選び、その後、導入時期や運営方法も協議していく方針を決めた。

 県によると3種のうち、福岡市などが取り組んでいるBRTは費用が安く抑えられ、富山市などが導入済みの低床式車両を使ったLRTは二酸化炭素(CO2)排出量や騒音が少ない利点がある。広瀬知事は「周辺部は交通の便が悪く、都市部は渋滞が起きやすい。高齢化が進む中、交通課題を解決したい」と話した。

2670名無しさん:2019/07/16(火) 20:46:38
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_87849/
「相鉄・JR直通線」海老名〜新宿間で運転 1日46往復、二俣川〜新宿間は最速44分
乗りものニュース 2019年7月16日 14:40 0

鉄道の新線「相鉄・JR直通線」の運行計画概要が発表されました。運行区間は、朝通勤時間帯の一部を除き海老名〜新宿間。運転本数は1日92本です。相鉄線内の列車種別や、相鉄・JR東日本の使用車両なども決定しています。

相鉄線内で特急と各停を設定
 相模鉄道とJR東日本は2019年7月16日(火)、開業に向けて準備を進める「相鉄・JR直通線」の運行計画の概要を発表しました。

相鉄の新型車両「12000系電車」(右)。相鉄・JR直通線の列車に使われる(2019年3月28日、草町義和撮影)。
 相鉄・JR直通線は11月30日(土)に開業する予定です。車両は相鉄の12000系電車と、JR東日本の埼京・川越線用E233系電車を使用。列車は、相鉄本線の海老名駅(神奈川県海老名市)とJR線の新宿駅のあいだを直通運転します。朝の通勤時間帯は、一部が大宮方面まで運転されます。

 列車種別は、相鉄線内で特急と各駅停車を設定。特急は、海老名、大和、二俣川、西谷、羽沢横浜国大と、JR線の各駅に停車します。最速達列車は、二俣川〜新宿間44分、大和〜渋谷間45分、海老名〜武蔵小杉間36分です。

 1時間あたりの列車運転本数は、朝ピーク時間帯が4本、その他時間帯が2〜3本。1日あたりだと92本(46往復)が計画されています。

 相鉄・JR直通線は、相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)と羽沢横浜国大駅(同・神奈川区)を結ぶ長さ2.1km(営業キロ)の新線です。線路は羽沢横浜国大駅からさらに東へ数百m延びて、JRの東海道貨物線(羽沢線)に接続。相鉄線から東京都内へ直通列車が走るようになります。

 なお、3年後の2022年度下期には、羽沢横浜国大駅と東急線の日吉駅(横浜市港北区)を結ぶ相鉄・東急直通線も開業し、相鉄線と東急線の直通運転も始まる予定です。

2671チバQ:2019/07/16(火) 21:42:45
https://this.kiji.is/516728146451612769?c=110564226228225532
【暮らしの現場 参院選佐賀】(3)新幹線 特急減便で疲弊懸念
2019/6/27 06:29 (JST)
©株式会社西日本新聞社
人影はまばらだった。鹿島市の玄関口、JR長崎線肥前鹿島駅のホーム。同市で食品会社を経営する男性(50)は、午前10時53分発の博多行き「かもめ」を待っていた。

男性は月に4、5回、出張で特急を利用する。だが、2022年度に九州新幹線西九州(長崎)ルートの武雄温泉‐長崎間が開業すれば、並行する長崎線は現在上下合わせて1日53本の特急が4分の1近くの14本と大幅に減る。

「博多まで今は特急で約1時間だが、減便されれば普通列車ばかりで乗り継ぎが増え、30分以上長く時間がかかる」と男性は嘆く。

長崎ルートを巡っては、与党検討委員会と佐賀、長崎県との間で新鳥栖‐武雄温泉の整備方法を巡って激しい綱引きが続く。政権与党・自民党は、参院選の公約に新鳥栖‐武雄温泉の「早期着工を目指す」と記しているが、長崎線沿線をフォローする記述はない。

「肥前鹿島駅が不便になるなら、車で30分はかかるが武雄温泉駅から特急に乗って博多に行くしかないのかも」。自らの生活に関係のない新幹線開業の陰で、新たな負担が強いられることに男性の顔は浮かない。

■ ■

特急減便が地域経済に与える大きな影響も懸念される。

鹿島市の祐徳稲荷神社は近年、訪日外国人観光客(インバウンド)が急増している。しかし、JRの利便性低下はブームに水を差しかねない。

神社そばの祐徳門前商店街で、土産物店「大祐」を一人で切り盛りする大隈直代さん(86)は特急減便の計画に「せっかく増えつつある外国人個人客が不便になれば、商売と生活を脅かす」と憤る。

開業35年、全体的に売り上げが減少傾向にある中、外国人客の存在は数少ない希望だ。観光バスで訪れる団体客と違い、特急を使う外国人個人客は大きなキャリーバッグを引いているケースが多く、店で預かることも増えている。だが、交通網が弱くなれば死活問題になりかねない。

「(建設に)大金を使ってわずかな時短効果しかない長崎新幹線は佐賀にはいらん。あれはおかしか」

■ ■

「長崎線沿線にどう人を集めるか、前を向いてやるしかない」

鹿島市の肥前浜駅を拠点とするNPO法人「肥前浜宿水とまちなみの会」の中村雄一郎事務局長(70)は現実を受け止めながら、地域の活性化を目指す。

同会は駅近くの酒蔵通りを訪れるツアー客のガイドを務めるほか、ビール列車を企画し誘客を図る。昨年度に案内した客は6500人。年々増えており、人気スポットになりつつある。新幹線開業後も知恵や工夫で沿線の武雄温泉や嬉野温泉から観光客を引き込む覚悟だ。

ただ、新鳥栖‐武雄温泉を巡る国や与党などの議論には苦言もある。「これ以上、長崎線のような並行在来線の区間を作ってほしくない。私たちと同じ苦い思いをする地域を増やすのはやめてほしい」

2672チバQ:2019/07/16(火) 22:20:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000018-kana-bus_all
二俣川-新宿最速44分 相鉄JR直通運転、1日46往復
7/16(火) 20:20配信 カナロコ by 神奈川新聞
二俣川-新宿最速44分 相鉄JR直通運転、1日46往復
(写真:神奈川新聞社)
 11月30日開業の相模鉄道とJR東日本の相互直通運転で、両社は16日、運行本数が1日46往復に決まったと発表した。朝のラッシュ時間帯は1時間に4本、それ以外は2〜3本を運行する。直通する電車は全て、分岐駅の相鉄線西谷駅と新駅の羽沢横浜国大駅に停車することも決定した。

【動画】相鉄・JR直通レール締結「東京と沿線の架け橋」

 主な区間の所要時間も固まった。二俣川-新宿は最速44分でつながり、従来の横浜駅経由より15分ほど短縮される。相鉄とJR東は今後、具体的な運行ダイヤを詰める。

 両社によると、相鉄からJRへ乗り入れる電車は西谷駅で分岐後、羽沢横浜国大駅やJR武蔵小杉駅を経由して新宿駅に向かう。一部は大宮方面まで直通する。相鉄いずみ野線(湘南台-二俣川)からは直通しないため、湘南台方面からの乗客は二俣川駅や西谷駅で乗り換えが必要になる。

 直通用の車両には、「ヨコハマネイビーブルー」をあしらった相鉄の12000系と、緑のラインが入ったJR東の埼京・川越線用E233系が使われる。

 また、相鉄は直通運転開始に合わせ、急行以外の電車を全て西谷駅に停車させる。いずみ野線では、平日朝のラッシュ時間帯に通勤特急と通勤急行を導入する。現行では同時間帯は各駅停車のみの運行だった。

神奈川新聞社

2673チバQ:2019/07/17(水) 13:52:55
https://toyokeizai.net/articles/-/290014
北海道新幹線「牧草地帯」の新駅は何を狙うか
2031年春「札幌延伸開業」の活路はどこに
次ページ »
櫛引 素夫 : 青森大学教授、地域ジャーナリスト、専門地域調査士
著者フォロー
2019/07/11 5:00

北海道新幹線は2031年春の全線開通を目指し、新函館北斗―札幌間約212kmの工事が進んでいる。その沿線の八雲町(やくもちょう)は2019年3月、「牧場の中にある駅」という異色の構想を公表して話題を呼んだ。


この連載の記事一覧はこちら
同町に新設される新八雲駅の建設予定地は市街地から西へ約3km、文字通り「牧場の中」に位置している。周辺人口や駅の立地を考慮し、「開発」という言葉を構想からそぎ落とした格好だ。

全国各地で郊外に立地する新幹線駅が「駅前開発信仰」に翻弄され、多くは失望を誘ってきた。そんな中、八雲町の取り組みはどんな活路を切り開けるだろう。現地を訪ねてみた。

「牧歌的風景を売りに」
5月下旬、新函館北斗駅前でレンタカーを借り、快晴の国道5号を内浦湾(噴火湾)沿いに北へ向かった。八雲町は新函館北斗駅から60km余り、環状の噴火湾が最も西側に入り込んだ部分にある。海風とエゾハルゼミの声が車窓に心地よい。

八雲町新幹線推進室の阿部雄一室長、横木潤也主事に事前に名刺交換をお願いしたところ、「最も八雲らしい所で」と高台にある道立公園・噴火湾パノラマパークを待ち合わせ場所に指定された。

その名の通り、噴火湾を見下ろせる丘陵地に、ビジターセンターや果樹園、オートキャンプ場などがそろい、道央自動車道・八雲パーキングエリアにも隣接している。

草原や並木道はまさに北海道のイメージそのものだが、真っ青な太平洋との組み合わせが新鮮だ。園内のレストラン・ハーベスター八雲の名物は、大きなピザ窯と、そこで焼いたピザだという。

まちの概要を頭に入れた後、新八雲駅の建設予定地へ向かった。市街地まで5kmほど北上し、さらに西へ3kmほど走ると、一面に牧草地が広がっていた。ここでも、エゾハルゼミの大合唱が青い空と緑の草地を覆う。

「現状の牧歌的風景を売りにでき、八雲らしい、目玉となる玄関口を目指すことになりました。駅前で牛が放牧されている光景を楽しみ、農場レストランで地元食材を味わっていただくイメージです」と阿部室長が解説する。

道路脇の笹やぶに、新幹線を建設する鉄道・運輸機構が立てた「中心線表示杭」が隠れていた。

金属製で、積雪を考慮したのか、高さ1mほどもある。他地域の同様の木製杭より大きく「新青森起点202km900m」「東京起点877km800m」「新函館(仮称)まで54km」「札幌まで157km」と情報量も多い。


新八雲駅の建設予定地近くに立つ中心線表示杭。本州のものより大きく頑丈だ=2019年5月(筆者撮影)
この表示杭を除くと、新八雲駅の建設予定地であることを示すのは、道道42号沿いの牧場近くに立つ大きな看板だけだ。かわいらしい牛のイラストの向こうに、本物の牛が数頭、昼寝している。

「牧場の中にある駅」をうたった駅周辺整備基本計画は2019年3月にまとまったばかり。これから徐々に、駅や周辺施設の完成予想図などが掲示されるのだろうか。

整備新幹線の沿線で「駅前に何もない」と評される駅はいくつもある。それでも、在来線の駅や幹線道路、郊外型店舗などが近隣にある例がほとんどだ。ここまで人工物や都市機能と縁遠い駅は記憶にない。ただ、建設予定地に隣接して、新しい住宅が1軒建っていた。この家に住む人は、これから始まる建設工事を見守り、12年後の開業を見届けるのだろうか。

「牧場が近い」というロケーションは、青森県の東北新幹線・七戸十和田駅を思い起こさせる。牛と馬の違いはあるものの、近隣に北海道的な風景が広がる牧場や牧草地が散在し、町内ではサラブレッドの姿を見ることができる。札幌開業後は、これらの「牧場のある駅」を訪ねるツアーを組めるかもしれない。

2674チバQ:2019/07/17(水) 13:53:17
全区間の8割はトンネル
北海道新幹線・新函館北斗―札幌間は、8割を占めるトンネルの掘削が先に進み、沿線で「工事現場」を目にできる場所はほとんどない。鉄道・運輸機構の資料によれば、2019年6月1日現在の掘削率は18.1%だ。


新八雲駅建設予定地から見た立岩トンネル入り口=2019年5月(筆者撮影)
中でも、新函館北斗―新八雲間54.1kmは、長さ32.7kmの渡島トンネルを筆頭に二股、磐石、祭礼、野田追とトンネルが続き、9割近くをトンネルが占める。新函館北斗駅を出た列車は、すぐに渡島トンネルに入り、ほとんど景観を眺めるいとまもなく、新八雲駅に到着。発車して間もなく、北側の立岩トンネルに入って札幌を目指す。

なお、地元紙によると、掘り出された残土のうち、重金属を含む「要対策土」の置き場が足りなくなり、確保が課題となっているという。トンネルの残土の行き場は、リニア中央新幹線の南アルプスの工事現場でも問題化している(2019年5月23日付記事「リニア開業『8年後』、長野・飯田の歓迎と戸惑い」参照)。

八雲町の住民は2019年5月現在、1万6422人で、人口1万人に満たない町が多い道南地方では函館市、北斗市、七飯町に次いで4番目だ。面積は道南18市町で最大という。

現在の八雲町は2005年、噴火湾に面した山越郡八雲町と、日本海側に面した爾志(にし)郡熊石町が新設合併して誕生した。このとき、郡名を「二海(ふたみ)郡」に改めた。


噴火湾パノラマパークから見渡した町中心部と噴火湾=2019年5月(筆者撮影)
町のキャッチフレーズは「日本で唯一、二つの海を持つ町」だ。木彫り熊やバター飴の「発祥の地」をうたう。さらに近年、「2030 北海道新幹線新八雲駅(仮称)開業」の文字がパンフレットに加わった。

町のホームページは、新幹線車両も加えたおしゃれなイラストをあしらい、人口規模や立地を考えるとあか抜けた印象だ。地域おこし協力隊のFacebookページや職員ブログを開設、多様な情報発信に力を注ぐ。

町の「ペコちゃん伝説」
八雲町は道南で最も酪農が盛んなまちだ。町役場によると2017年度の時点で、乳牛9997頭、肉牛2163頭、合わせて1万2000頭余りと、町民数に迫る牛が飼われている。

そして、「牧場の町」らしい、風変わりな“伝説”がある。お菓子などの製造・販売を手がける不二家(本社・東京)のイメージマスコット「ペコちゃん」のモデルは、八雲町内にあった「あすなろ牧場」の一人娘だったというのだ。


国道5号と噴火湾パノラマパークを結ぶシラカバの並木道=2019年5月(筆者撮影)
町観光協会のパンフレットは、2ページを割いて、この「ペコちゃん伝説」を紹介している。ちょうど「ペコちゃん」がデビューした1950年代、八雲町の農業は酪農へ大きくシフトし、他地域に先駆けて近代的な酪農が導入されていた。不二家の社員が視察に八雲町を訪れ、牧場の一人娘にイメージを得たのかもしれない――。言葉を選びながら、パンフレットは記す。

町役場が調べたが、「あすなろ牧場」の存在は確認できなかったという。それでも、八雲町内には不二家の店舗があり、ちょっとした縁を感じさせる。また、不二家の人気商品「ミルキー」には、八雲町の牛乳が使われており、いわば「ミルキーは八雲の味」なのだという。

2675チバQ:2019/07/17(水) 13:53:40
新幹線をめぐっては、かつて、札幌医大の當瀬規嗣教授が、東洋経済オンラインに「『ドクター新幹線』」が人の命を救う日が来る」というテキストを寄稿された。この記事を思い出させる、医療をめぐる話題を、現地で耳にした。

八雲町には太平洋戦争末期、旧陸軍の飛行場が急きょ設置され、併せて病院も開設された。この飛行場はアメリカ軍の空襲に遭い、さらには進駐してきたアメリカ軍の指示で破壊されたが、病院はそのまま存続した。

やがて、国立療養所八雲病院、さらには独立行政法人・国立病院機構八雲病院と改編を経て、現在は「小児期発症の神経筋疾患専門マネジメントセンター」(同病院紹介)として機能している。筋ジストロフィー患者や重症心身障害児・者を、道内のみならず全国から受け入れ、奮闘してきた経緯を、読売新聞の医療記事サイト「ヨミドクター」の2016年記事が伝えている。

あと10年早ければ…?
だが、八雲病院は2020年8月、札幌と函館に機能が移転することになった。医療スタッフの確保や通院の便宜を考えれば、致し方ない展開のようだ。

もし、新函館北斗―札幌間の開業があと10年早ければ、別の展開もありえたのか……と、ふと思った。他の整備新幹線沿線では、新幹線開業が医師の確保に貢献している。さらに、医療スタッフ確保や医療資源の活用、患者の通院にも新幹線は大きな役割を果たしうる。とはいえ、時計の針は戻らない。

新八雲駅の建設予定地や周辺の地図、さらには「牧場の中にある駅」というキャッチフレーズを眺めていると、「そもそも新幹線とは」という問いが今さらのように浮かんでくる。


新函館北斗駅を出発、札幌駅へ向かうスーパー北斗11号。左手奥は北海道新幹線渡島トンネル入り口=2019年5月(筆者撮影)
北海道新幹線など整備新幹線は、「需要喚起型」を掲げ、経済などの地域間格差の是正や沿線の「開発」の促進を想定して構想が進んできた。しかし、これらが思うような進展を見せないまま、日本は本格的な人口減少社会に突入した。

青森県や道南地方など、特に人口の少ない地域については「なぜ、こんなところに駅を造ったのか」「そもそも、このような新幹線は必要だったのか」という異論も根強い。一方で、特に整備新幹線の沿線では、「新幹線の駅前には商業機能や駅ビル、繁栄があるべきだ」という願望などがある。

新幹線構想の「置き場所」
これらは、新幹線構想が、人口や産業の拠点が密な地域を通る東海道・山陽新幹線を端緒としていることが大きな理由になっているように感じる。


新八雲駅の建設予定地。町中心部から約3km離れている=2019年5月(筆者撮影)
東海道・山陽を「標準」とすれば、他のほとんどの新幹線は、必要性が乏しいと結論づけられかねない。しかし、その東海道・山陽新幹線でさえ、「のぞみ」が停車しない狭間の駅は、さまざまな閉塞感に悩む。

このように見渡すと、日本社会全体として、新幹線構想の置き場所がわからなくなっているような印象も受ける。

少なくとも、人口密度や立地を考えると、21世紀半ばに開業する新幹線とその停車駅周辺には、これまでとは大きく異なった発想や原理が求められることは間違いない。北海道新幹線の全線開通時、はたして「牧場の中にある駅」はどんな真価を発揮するのだろうか。

2676チバQ:2019/07/17(水) 14:24:21
幹線扱いされず残念!「元気な地方交通線」10選
大都市の近郊で通勤・通学の利用者が多い
次ページ »
野田 隆 : 旅行作家
著者フォロー
2019/07/17 5:10

前々回の「過去のにぎわいが懐かしい『残念な幹線』10選」、前回の「新幹線や車に主役を譲った…『残念な幹線』10選」の記事で、「幹線」に分類されながらも実態は「地方交通線」という残念な路線を合わせて20路線紹介した。

今回は逆に、地方交通線に分類されながらもJR各社の経営努力や沿線の開発により「幹線」に再分類してもおかしくない元気な路線を取り上げてみた。

JR北海道の希望の星?
1)札沼線の桑園―北海道医療大学間(北海道)
経営不振にあえぐJR北海道において、希望の星と言えるのが札沼線の札幌近郊区間、桑園―北海道医療大学間である。かつては、札幌近郊にありながらものどかな田園地帯を走ることもあってか、2時間に1本列車が走る程度の閑散路線であった。


この連載の一覧はこちら
ところが、沿線にニュータウンの建設、北海道教育大学札幌校、北海道医療大学が設置されたことからにわかに利用客が増加。駅の新設、複線化、高架化、列車本数の増加と好循環を繰り返し、2012年には桑園―北海道医療大学間の電化が完成、電車が走り始めた。

現在、昼間は札幌発20分ごと、夕方のラッシュ時は15分ごとと、とても地方交通線とは思えない。地方交通線としては、一部の区間としては全国で最大の輸送密度を誇るとの統計もある。

なお、北海道医療大学―新十津川の非電化閑散路線は、2020年5月をもって廃止されることが決まっている。また、札沼線という名称は、札幌と石狩沼田を結んでいたことに由来するのだが、すでに実態に合っていないため学園都市線という愛称が一般的には普及している。

2)田沢湖線(岩手県・秋田県)
岩手県の盛岡駅と秋田県の大曲駅を結ぶ田沢湖線は、いわゆる秋田新幹線「こまち」が1時間に1本は走るのに、地方交通線のままである。

もともとは地味なローカル線をつないで東北横断線の1つとしたのだが、東北新幹線盛岡開業で、秋田への近道として脚光を浴び、電化、その後ミニ新幹線のルートと躍進を続けた。「こまち」以外の普通列車は本数も少なく、赤渕―田沢湖間は1日4往復しか列車が走っていない。

しかし現在、どの幹線でも特急重視で、田沢湖線の一部区間以上に普通列車の本数が少ない区間はあるので、これだけで地方交通線にしておいてよい理由とはならないであろう。

新潟・名古屋の近郊路線
3)越後線の新潟―内野間(新潟県)
新潟市の近郊路線としての役割を果たす越後線。区間によって列車本数のバラつきはあるけれど、新潟―内野間は、昼間でも1時間に3本の設定がある。

新潟駅に乗り入れる白新線や、同駅に列車が直通する磐越西線がどちらも幹線であることを考えると、越後線だけ地方交通線扱いするのは気の毒にも思える。

4)武豊線(愛知県)
知多半島を走り、愛知県最古の路線という伝統ある武豊線は、近年まで冷遇されてきた名古屋圏の近郊路線だ。半田や武豊は名鉄河和線の利用者のほうが多く、非電化のディーゼル路線では勝ち目がなかった。


武豊線は名古屋への通勤・通学で利用する乗客が多い(筆者撮影)
遅まきながら、2015年に全線電化され、名古屋からの直通の区間快速電車も走るようになった。

昼間は30分ごと、ラッシュ時には1時間に3〜4本の電車が運行され、輸送密度も幹線並みに高いので、地方交通線のままなのがかわいそうな気がする。

2677チバQ:2019/07/17(水) 14:24:40
5)高山本線の岐阜―高山間(岐阜県)
名古屋から(1本は大阪から)の特急列車「ワイドビューひだ」が世界的に有名な観光地高山へ向けて多くの観光客を運んでいる。定期の特急列車は1日10往復、繁忙期には臨時列車も運行される。

名古屋発で見た場合、1日4往復の「ワイドビュー南紀」が走る紀勢本線が幹線なのに高山本線が地方交通線扱い。何ともアンバランスな実態である。

中国・四国地方にも
6)可部線(広島県)
いったんは2003年に廃止となった可部以北のうち、沿線に宅地が広がる可部―あき亀山間が2017年3月に電化延伸という形で復活した。


可部線の延伸区間を走る電車(筆者撮影)
現在では、「レッドウイング」という愛称で呼ばれる新型電車227系がさっそうと走っている。

広島駅へ直通し、本数は昼間で1時間に3本、ラッシュ時には途中の緑井駅発着を含めると5、6本もあり、とても地方交通線というイメージではない。

廃止になったJR線の一部が運転を再開するのは全国で初めてのケースであり、これからも頑張ってほしい路線の1つだ。

7)内子線(愛媛県)
かつて予讃本線から分岐する盲腸線だった内子線のうち新谷―内子間を組み入れて、あとは予讃線の新線とともに海沿いの本線のショートカットが1986年に完成。優等列車は原則、ショートカット経由となっている。

長崎本線や中央東線の旧線新線のように、すべて予讃線に組み入れればよかったものの、現在に至るまでややこしいことになっている。

しかし、利用者のうち、内子線を走行しているなどと体感している人は、地元の鉄道通以外どれくらいいるのだろうか?

8)筑豊本線の桂川―若松間(福岡県)
石炭輸送全盛期には非電化ながら複線どころか複々線区間もあるなど繁栄を極めた路線だった。

だが、炭鉱の閉山などで急速に斜陽化が進み、国鉄再建法制定の基準となる1980年当時は地方交通線に格下げされても致し方ない状況だった。

その後は、福岡近郊路線として、幹線の篠栗線とともに桂川―折尾間が電化され、状況は一変。運行本数も増え、幹線にしてもいい状況ではある。

非電化でも「電車」が走る
9)香椎線(福岡県)
一部区間が福岡市内を走るものの全線非電化のローカル線だった。今では、全線が福岡近郊区間に含まれている。JR九州になってからは列車の本数が大幅に増え、一時は昼間でも20分ごとに列車が走るようになった。


香椎線の西戸崎(さいとざき)駅。駅舎デザインはJR九州の車両でおなじみの水戸岡鋭治氏が手がけた(筆者撮影)
近年のダイヤ見直しにより、昼間は30分ごと、夕方は1時間に3本と調整されたものの、幹線に分類していいほどの状況である。

2019年3月から、あらかじめ香椎駅で蓄電池にためておいた電気で走る「DENCHA」が投入され、架線がないにもかかわらず“電車”が走っている。

これにより面目を一新、都市近郊路線としてふさわしい路線になった。

10)豊肥本線の熊本―肥後大津間(熊本県)
熊本都市圏の熊本―肥後大津間は1999年に電化され、昼間は1時間に2〜3本と地方都市圏にふさわしい状況である。九州新幹線開業前には、特急「有明」が博多へ直通運転していた。


ディーゼルカーが乗り入れる肥後大津駅(筆者撮影)
今年の改元で再注目された平成駅は1992年、光の森駅は2006年に開業しており、新駅が誕生するほど比較的利用者が多い路線になっている。

一方、観光特急「あそぼーい!」も走っていた肥後大津より先、阿蘇までの区間は熊本地震で甚大な被害が出て現在も運転を見合わせたままだ。今後は、まずは災害による不通区間の復旧が先決だが、熊本空港への延伸計画や複線化の構想が実現できるか注目される。

以上のように、地方交通線に分類されていても真の「幹線」に匹敵する元気な路線、区間もある。見かけにとらわれず、実情をしっかり見ていきたいものだ。

2678チバQ:2019/07/22(月) 09:56:09
https://www.asahi.com/articles/ASM7L5HW5M7LTIPE01T.html
「新幹線など求めていない!」 迷走と対立の長崎新幹線
有料記事

山下裕志 2019年7月22日07時00分
 半世紀近く前、高度経済成長期に整備計画が決まった整備新幹線。地方の夢をのせ、北は北海道から南は鹿児島まで、都市圏と地方を結んできました。ところが、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の場合は事情がちがいます。佐賀県の山口祥義知事が、地元を走る線路の整備に反対の姿勢を鮮明にし、与党や長崎県と鋭く対立しているのです。いったい何が起きているのでしょうか。

「新幹線整備、求めていない」
 4月下旬、東京・永田町の衆院議員会館。長崎新幹線の整備を検討する与党の委員会で、居並ぶ国会議員や国土交通省幹部らを前に、佐賀県の山口知事の口から出たのは強烈な反対の意思表明だった。

 「(長崎新幹線で佐賀県内を走るルートの)新鳥栖―武雄温泉の間に、これまで新幹線整備を求めたことはないし、いまも求めていない」

 与党の検討委員会はこれまで、新幹線を整備したときの佐賀県の負担額をいかに軽減するかを議論してきた。山口知事はかねて整備に反発してきたが、検討委側は、それはあくまで地元に有利な条件を引き出す「交渉戦略」だとみていた節もある。それが、「ちゃぶ台返し」(検討委のある国会議員)のような事態に陥ったのだ。

 会合の終了後、検討委の委員長を務める自民党の山本幸三衆院議員(元地方創生相、福岡10区選出)は「今後は委員間で議論を深めていきたい」と言葉少なに話し、報道陣の囲み取材に応じる山口知事を横目に、足早にエレベーターへ乗り込んだ。

 「もうどうすればいいのかわからない。佐賀県知事の話を聞いて、みんなが頭を抱えてしまった。計画を止めるしかないのか……」。国交省関係者は会合後、山本氏の言葉を代弁するようにこうもらした。

そもそも長崎新幹線って?

2679チバQ:2019/07/22(月) 14:17:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190721-00010001-norimono-bus_all
壮大だった「広島の地下鉄」計画、なぜ頓挫したのか 「路面電車王国」の過去
7/21(日) 11:06配信 乗りものニュース
壮大だった「広島の地下鉄」計画、なぜ頓挫したのか 「路面電車王国」の過去
広島の市街地を走る広島電鉄の路面電車。かつて広島では、この路面電車に代わる地下鉄が計画されていた(画像:robertchg/123RF)。
国鉄各線との直通運転も計画されていた地下鉄
 2019年4月末現在で119万6000の人口を抱える広島市には、中心部と北西部を結ぶ新交通システムのアストラムラインに300mほどの地下区間はあるものの、本格的な地下鉄の路線網は整備されていません。しかし広島市にもかつて、2路線20km弱におよぶ地下鉄の建設計画がありました。それと引き換えに、この街を縦横に走る広島電鉄の路面電車は、その多くが姿を消す予定だったのです。

【路線図】幻の「広島の地下鉄」計画図

 広島市で地下鉄の構想が持ち上がったのは、1967(昭和42)年のことです。この当時、市やその周辺で人口が急増したことを背景に、郊外から市内へ流入するクルマが増え、市街地では渋滞もあって路面電車の表定速度(停車中の時間も含めた平均速度)が5km/hほどにまで悪化。おまけに車両が小さく、輸送力不足に陥っていました。山陽新幹線の開通を控え(広島駅開業は1975年)、このような交通状況を解消する手段として、地下鉄が計画されたのです。

 その後、1971(昭和46)年に発表された「広島都市高速鉄道計画」では、採算がとれる区間として横川〜矢賀間の「鯉城(りじょう)線」8.1kmと、西広島〜向洋間の「東西線」9.7kmの2路線が打ち出されました。国鉄芸備線、可部線、呉線や広島電鉄宮島線にも乗り入れが予定され、15年計画で5段階に分けて開通させる計画が立てられます。

 建設費用は巨額でした。合計で873.4億円(1kmあたり49.1億円)と試算されており、同時期に建設された名古屋や大阪の地下鉄路線と比べても高めといえます。加えて乗り入れ先である国鉄芸備線の電化(架線などを設置すること)や、可部線の大幅なルート変更、広島電鉄宮島線の高架化なども含めれば、さらに90億円から120億円の投資が必要とされていました。

 そして、予定された地下鉄沿線や乗り入れ先の地域では、当時の中国・四国・九州地域で最大の団地と呼ばれた高陽ニュータウン(広島市安佐北区)などの住宅開発も控えていました。当時の広島市にとって地下鉄建設は、周辺開発の主軸となる計画であり、まさに市が総力を挙げて取り組んでいたのです。

2680チバQ:2019/07/22(月) 14:17:44
路面電車がV字回復、その結果… 計画は一部実現?
 地下鉄の事業計画では、広島電鉄の路面電車は地下鉄沿線から外れた区域だけ路線を残し、ほぼ廃止される予定でした。前述のとおり、市内における路面電車の運行状況は深刻なレベルで悪化し、年に10%以上の乗客が減り続け、ついには最高で約7億円もの赤字を出すほどでしたが、そうしたなかで広島電鉄は徹底した経費節約を行うなどして、路面電車を維持する姿勢をとりました。

 当時の広島電鉄は住宅開発で大きな利益を上げていたこともあり、持ちこたえるだけの余力も何とか残っていたのです。そして行政との粘り強い交渉により、軌道内への自動車の乗り入れ禁止、電車優先信号の設置など、電車の運行を安定させる施策が矢継ぎ早にとられていきます。広島県警も、路面電車の先進国である西ドイツへ視察を行ったほどで、安定した運行に力を尽くしました。こうして、広島電鉄の路面電車は急に息を吹き返し、前出の「広島都市高速鉄道計画」が発表された1971(昭和46)年には、単年黒字を取り戻すことに成功します。

 一方の地下鉄計画は、もともと市街地が河川の河口部に位置し地盤が悪いことから工事の難航が予想されていたうえ、1973(昭和48)年、1979(昭和54)と2度のオイルショックを経て建設費用も大幅に上昇し、宙に浮いてしまいます。そうしたなか、車両の大型化などを推し進めた広島電鉄は、20年間で乗客を4倍にまで増やし、単年で10億円近くの利益をたたき出すまでに躍進しました。こうして、人口に見合った輸送力を提供できるようになった路面電車を、わざわざ廃止してまで地下鉄を建設する意義は薄れていき、計画は進まないまま現在に至ります。

 頓挫した「広島の地下鉄」ですが、じつは一部実現している、と見ることもできます。前述したアストラムラインは1994(平成6)年に開通しましたが、その中心部側の地下区間およそ300m(本通〜県庁前)は、地下鉄の新線建設などに使われる国土交通省の「地下高速鉄道整備事業費補助制度」によって建設されました。また、2001(平成13)年には県庁前駅、本通駅と広島バスセンター、そごう広島店、路面電車の紙屋町停留場などを結ぶ地下街「シャレオ」が開業しましたが、これは、昭和の地下鉄計画のなかで予定されていた複数の交通拠点を結ぶ「連絡通路」が具現化したものといえるでしょう。

宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)

2681チバQ:2019/07/23(火) 08:49:32
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/327810?rct=n_major
新幹線並行在来線の小樽―長万部 存廃判断の前倒し目指す 沿線自治体の対策協議会
07/23 05:00

[PR]
 【倶知安】北海道新幹線並行在来線対策協議会(事務局・道)は22日、第6回後志ブロック会議を後志管内倶知安町で開き、2030年度予定の北海道新幹線札幌延伸時にJR北海道から経営分離される並行在来線の函館線小樽―長万部の鉄路の存廃の判断を、従来の「延伸の5年前」から前倒しを目指すことを決めた。

 後志ブロック会議の開催は2年ぶり。沿線自治体の首長ら約30人が出席した。8月下旬以降、後志ブロックを2〜3の地区に分け、公共交通の利用実態などを踏まえて地域の課題を整理し、10月の幹事会で今後の対応などを検討する。

2682チバQ:2019/07/23(火) 08:50:41
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/310516?rct=n_bullettrain
青函貨物廃止で道内1462億円損失 みずほ総研試算 海運転換不調なら
05/31 05:00
青函貨物廃止で道内1462億円損失 みずほ総研試算 海運転換不調なら
 北海道新幹線の高速化に向けて課題となっている青函トンネルでの貨物列車との共用走行問題で、みずほ総合研究所(東京)は、鉄道貨物を全て海上輸送に転換した場合の影響を試算した。必要となる運転手や船を確保できなかった場合、農産品の輸送が難しくなり、道内経済に1462億円の損失が生じると算出。貨物の海上転換議論に影響を与えそうだ。

 国土交通省は昨年から青函共用走行問題の解決策として、物流手段を貨物列車から鉄道連絡船や貨物新幹線に切り替えることを検討。ただ、いずれも数千億円の費用が必要とみられ、方針は固まっていない。

 今回の試算は、青函トンネルを使った物流事業ができなくなると経営に大きな打撃を受けるJR貨物が、みずほ総研に委託し実施。共用走行区間の貨物輸送を全てフェリーやRORO船(フェリー型貨物船)に転換した場合に必要な運転手の数や、道内経済への影響を試算した。

2683チバQ:2019/07/23(火) 10:13:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000010-asahi-bus_all
JR九州、4割の区間「維持困難」平均利用者4千人割れ
7/23(火) 8:00配信 朝日新聞デジタル
JR九州、4割の区間「維持困難」平均利用者4千人割れ
宮崎、鹿児島両県を走るJR日南線=2018年撮影
 JR九州は、2018年度の鉄道路線・区間ごとの利用状況を公表した。採算の目安となる1日1キロあたりの平均利用者数(輸送密度)で、全体の4割を超える区間が「維持するのは困難」とされる4千人を下回った。これらの区間を含む路線では今後、路線を維持するかどうかの議論が浮上する可能性がある。

 JR九州は17年に初めて輸送密度を公表し、今回で3回目。全22路線・61区間のうち、26区間の輸送密度が4千人を下回った。うち17区間は2千人を下回った。区間でみると、豊肥線の宮地―豊後竹田(101人)は前年より微増したが、2年連続で最も低かった。肥薩線の人吉―吉松(105人)、日南線の油津―志布志(193人)が続き、ともに前年より減らした。

 JR九州の青柳俊彦社長は昨年、輸送密度4千人未満の区間について、路線ごとにコストが異なるなど一概には言えないとしつつ、「基本的には鉄道で維持するのは困難なエリア」との見方を示した。JR北海道は16年、2千人未満について「単独では維持が困難な線区」としている。

 JR九州の18年度の鉄道事業(単体)の営業損益は実質8億円の赤字。在来線の収支は、13〜17年度の平均実績で18区間のうち1区間を除いて赤字だったJR四国と「ほとんど差はない」(青柳社長)という。今後、路線ごとの収支についても明らかにする方針で、鉄道の維持について地元自治体と議論を深めたい考えだ。

朝日新聞社


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板