したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

2677チバQ:2019/07/17(水) 14:24:40
5)高山本線の岐阜―高山間(岐阜県)
名古屋から(1本は大阪から)の特急列車「ワイドビューひだ」が世界的に有名な観光地高山へ向けて多くの観光客を運んでいる。定期の特急列車は1日10往復、繁忙期には臨時列車も運行される。

名古屋発で見た場合、1日4往復の「ワイドビュー南紀」が走る紀勢本線が幹線なのに高山本線が地方交通線扱い。何ともアンバランスな実態である。

中国・四国地方にも
6)可部線(広島県)
いったんは2003年に廃止となった可部以北のうち、沿線に宅地が広がる可部―あき亀山間が2017年3月に電化延伸という形で復活した。


可部線の延伸区間を走る電車(筆者撮影)
現在では、「レッドウイング」という愛称で呼ばれる新型電車227系がさっそうと走っている。

広島駅へ直通し、本数は昼間で1時間に3本、ラッシュ時には途中の緑井駅発着を含めると5、6本もあり、とても地方交通線というイメージではない。

廃止になったJR線の一部が運転を再開するのは全国で初めてのケースであり、これからも頑張ってほしい路線の1つだ。

7)内子線(愛媛県)
かつて予讃本線から分岐する盲腸線だった内子線のうち新谷―内子間を組み入れて、あとは予讃線の新線とともに海沿いの本線のショートカットが1986年に完成。優等列車は原則、ショートカット経由となっている。

長崎本線や中央東線の旧線新線のように、すべて予讃線に組み入れればよかったものの、現在に至るまでややこしいことになっている。

しかし、利用者のうち、内子線を走行しているなどと体感している人は、地元の鉄道通以外どれくらいいるのだろうか?

8)筑豊本線の桂川―若松間(福岡県)
石炭輸送全盛期には非電化ながら複線どころか複々線区間もあるなど繁栄を極めた路線だった。

だが、炭鉱の閉山などで急速に斜陽化が進み、国鉄再建法制定の基準となる1980年当時は地方交通線に格下げされても致し方ない状況だった。

その後は、福岡近郊路線として、幹線の篠栗線とともに桂川―折尾間が電化され、状況は一変。運行本数も増え、幹線にしてもいい状況ではある。

非電化でも「電車」が走る
9)香椎線(福岡県)
一部区間が福岡市内を走るものの全線非電化のローカル線だった。今では、全線が福岡近郊区間に含まれている。JR九州になってからは列車の本数が大幅に増え、一時は昼間でも20分ごとに列車が走るようになった。


香椎線の西戸崎(さいとざき)駅。駅舎デザインはJR九州の車両でおなじみの水戸岡鋭治氏が手がけた(筆者撮影)
近年のダイヤ見直しにより、昼間は30分ごと、夕方は1時間に3本と調整されたものの、幹線に分類していいほどの状況である。

2019年3月から、あらかじめ香椎駅で蓄電池にためておいた電気で走る「DENCHA」が投入され、架線がないにもかかわらず“電車”が走っている。

これにより面目を一新、都市近郊路線としてふさわしい路線になった。

10)豊肥本線の熊本―肥後大津間(熊本県)
熊本都市圏の熊本―肥後大津間は1999年に電化され、昼間は1時間に2〜3本と地方都市圏にふさわしい状況である。九州新幹線開業前には、特急「有明」が博多へ直通運転していた。


ディーゼルカーが乗り入れる肥後大津駅(筆者撮影)
今年の改元で再注目された平成駅は1992年、光の森駅は2006年に開業しており、新駅が誕生するほど比較的利用者が多い路線になっている。

一方、観光特急「あそぼーい!」も走っていた肥後大津より先、阿蘇までの区間は熊本地震で甚大な被害が出て現在も運転を見合わせたままだ。今後は、まずは災害による不通区間の復旧が先決だが、熊本空港への延伸計画や複線化の構想が実現できるか注目される。

以上のように、地方交通線に分類されていても真の「幹線」に匹敵する元気な路線、区間もある。見かけにとらわれず、実情をしっかり見ていきたいものだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板