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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

829とはずがたり:2015/11/01(日) 23:11:10
>>828-829
だが、もっと大きな問題が頭をもたげつつある。

英国は1世紀以上もの間、国際舞台で米国の親友として振る舞ってきた。米大統領が2013年5月に、「昔から両国民を1つに結ぶ価値と信念のおかげ」で英米関係は非常に特別だと語るのを聞くまで、われわれ英国人はその重要性を誇張し過ぎているのではないかと、筆者は考えていた。

英米関係が時の試練に耐えられたようには見えない。米高官が相次いで英国の国防能力削減に遺憾の意を示し、不穏な空気が流れたという意味ではこの1年、両国関係は特別だった。3月には、米国に最低限の予告をしただけで、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を英国が西側諸国の中でいの一番に決めると、不穏な空気はとげとげしい雰囲気へと悪化した。

ある米関係筋によると、英国政府の上層部が考えを改め、中国との良好な関係を築きたいという必死のシグナルを送ろうとしているのではないかと、米国政府は現在考えている。この関係筋の言葉を借りれば、それはかなり「非英国的」なことだという。

英国人であるということは、米国の近しい友人であり、英語圏の大国同士のきずなを突如として無頓着に断ち切り、アジアに秋波を送ることではない。その意味では確かに「非英国的」である。

依然として発展途上にある大国との関係強化は大ばくちであり、中国と距離を取り始めている世界一の強国である米国を暗に敵に回すことになりかねない。米国との関係見直し論者の急先鋒は、次期英首相の有力候補とみられるオズボーン財務相だが、こうした考えには、米大統領の力が世界的に弱く見られていること、米国政治の永続的な泥沼化、そして米権力層の内向化、特に右傾化などが含まれているように思われる。

加えて、欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票が向こう2年以内に行われるが、その結果、離脱することになれば、中規模の国である英国には新しい大きな友人が必要となる。英国経済の成長率は約2.5%程度だが、最近の数字は減速の兆しを示しており、製造業も依然として弱いままだ。

それ故、英国の外交方針が大きく転換することは大いにあり得ることかもしれない。もしそうなれば、その影響は英国自身よりも他国の方がずっと大きい。弱体化する米国の立場を浮き彫りにし、他のEU加盟国にとっては英国が離脱する可能性を示す新たな警鐘となり、人権問題では英国の影響力が弱まるだろう。その一方で、成長率が今なお英国の約3倍とはいえ、中国経済は減速しており、同国の人権問題も依然ひどい状況にある。

また、批判的な意見からはあまり聞かれない別の可能性もある。つまりそれは、英国が欧州と米国の懸け橋になるだけでなく、中国と米国の懸け橋になるというものだ。サッチャー元首相は、旧ソ連のゴルバチョフ元大統領と米国のレーガン元大統領の間を取り持った。そのような緊密な関係が、中国を好転させる一助となる可能性がある。

21日の記者会見で、習氏は「世界には常に向上する余地がある。中国は人権問題で、英国や他の国々と一段と協力する用意がある」と述べた。

これは本心だろうか。それとも単に、自国で直面することはないであろう英国記者からの挑戦的な質問をかわす術なのだろうか。

一見すると本心らしく見えるが、そうではないだろう。だがそこには意味があり、オバマ大統領が褒めたたえた「価値と信念」を、英国が大金と引き換えに売ってはいないと願わずにはいられない。もしそうだとしたら、それはあまりにひどい取引だ。

830チバQ:2015/11/04(水) 21:57:58
>>621
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2015110400902
ナイトクラブ火災で辞意=ルーマニア首相



ルーマニアのポンタ首相=2014年11月、ブカレスト(AFP=時事)
 【ベルリン時事】AFP通信などによると、ルーマニアのポンタ首相は4日、首都ブカレストで10月30日に起き、32人が死亡したナイトクラブ火災の責任を取り、辞意を表明した。
 3日にはブカレストで首相の辞任を求める約2万人のデモが行われていた。首相は地元テレビで「国民の正当な怒りを認識しなければならない」と述べた。
 首相は脱税などの罪で起訴され、裁判が続いており、政権の汚職に対する不満も高まっていた。(2015/11/04-20:12)

http://www.yomiuri.co.jp/world/20151031-OYT1T50097.html
ブカレストのクラブで火災、若者ら27人死亡か
2015年10月31日 22時22分
31日、ルーマニアの首都ブカレストで、現場に駆けつけた救急隊員たち(ロイター)
31日、ルーマニアの首都ブカレストで、現場に駆けつけた救急隊員たち(ロイター)

 【ミラノ=青木佐知子】ルーマニアの首都ブカレストのナイトクラブで10月30日、火災が発生し、ロイター通信によると、若者ら27人が死亡、184人が負傷した。

 演出に使われた花火が原因とみられる。在ルーマニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 クラブは共産党政権下に建てられた工場の地下室を改装して造られたもの。出火当時、クラブ内でコンサートが開かれており、約400人がいた。火災発生後に1か所しかない出口に客が殺到したという。

831チバQ:2015/11/08(日) 15:59:20
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080036-n1.html
2015.11.8 15:40

クロアチアでEU加盟後初の議会選 与野党接戦、過半数届かず?





 クロアチアで8日、議会(一院制、定数151)選挙が実施された。与党、社会民主党のミラノビッチ首相率いる中道左派の政党連合と、保守派のクロアチア民主同盟を中心とした野党連合による接戦だが、いずれも過半数に届かない見通し。

 2013年の欧州連合(EU)加盟後、初の議会選挙。選挙戦では、国内に流入する難民や移民の問題に関し、国境を開放しドイツなどへの通過を認める与党に対し、野党は国境管理の厳格化を主張。与野党とも外資導入による経済成長や雇用創出、減税を訴える点では一致している。

 EU統計局によると、クロアチアの国内総生産(GDP)成長率は昨年まで6年連続でマイナス。今年は回復傾向を示しているが、失業率は15%を超え、25歳未満では43%に達しており、経済回復が依然として大きな課題だ。(共同)

832とはずがたり:2015/11/08(日) 17:11:14
東欧はロシアスレ対象だと何となく思ってたけどポーランドやバルト三国を中心に欧州スレが適切だと思えてきたしこの辺も欧州スレだな。

2015.11.8 15:40
クロアチアでEU加盟後初の議会選 与野党接戦、過半数届かず?
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080036-n1.html

 クロアチアで8日、議会(一院制、定数151)選挙が実施された。与党、社会民主党のミラノビッチ首相率いる中道左派の政党連合と、保守派のクロアチア民主同盟を中心とした野党連合による接戦だが、いずれも過半数に届かない見通し。

 2013年の欧州連合(EU)加盟後、初の議会選挙。選挙戦では、国内に流入する難民や移民の問題に関し、国境を開放しドイツなどへの通過を認める与党に対し、野党は国境管理の厳格化を主張。与野党とも外資導入による経済成長や雇用創出、減税を訴える点では一致している。

 EU統計局によると、クロアチアの国内総生産(GDP)成長率は昨年まで6年連続でマイナス。今年は回復傾向を示しているが、失業率は15%を超え、25歳未満では43%に達しており、経済回復が依然として大きな課題だ。(共同)

833チバQ:2015/11/09(月) 20:41:38
https://www.nhk.or.jp/news/html/20151109/k10010299231000.html
クロアチア総選挙 政権は連立協議へ
11月9日 13時00分

クロアチア総選挙 政権は連立協議へ
ヨーロッパに押し寄せる難民への対応を争点に、クロアチアで総選挙が行われ、難民の通過を認めてきた政権与党と、より厳しい国境管理を訴えた野党連合のどちらも過半数には届かず、どちらが政権を担うかはほかの少数政党との連立交渉に委ねられる見通しです。
旧ユーゴスラビアのクロアチアで、8日、EU=ヨーロッパ連合に加盟してから初めてとなる総選挙が行われました。
地元メディアによりますと、開票率は90%を超え、151議席のうち、中道右派の「クロアチア民主同盟」を中心とした野党連合が60議席、中道左派の「社会民主党」などの連立与党が55議席を獲得する見通しだと伝えていて、野党連合が僅かににリードしています。
しかし、野党連合も過半数には届かず、どちらが政権を担うかは、およそ20議席を獲得する勢いの第3極の政党「モスト」などとの連立交渉に委ねられる見通しです。
今回の選挙では、経済政策に加え、ヨーロッパに押し寄せる難民や移民への対応が争点となり、政権与党の「社会民主党」は国境を開放し、ドイツなどを目指す難民たちの通過を認める立場なのに対し、「クロアチア民主同盟」は、流入に歯止めがかからないとして、より厳しい国境管理を主張してきました。
連立交渉の結果、どのような政権が誕生するかは難民への対応に影響を及ぼすことも予想され、ヨーロッパのほかの国からも注目されています。

834チバQ:2015/11/09(月) 20:42:10
http://www.asahi.com/articles/ASHC92G6YHC9UHBI00B.html
クロアチア総選挙、野党がリード 難民政策転換も
ウィーン=喜田尚2015年11月9日12時40分

 ドイツなどを目指して難民や移民が殺到するクロアチアで8日、2013年の欧州連合(EU)加盟後初の総選挙が行われた。開票率約50%での議席数予想で、定数151のうち野党の保守・中道右派連合が61議席を占め、53議席の与党の中道左派をリードしている。政権が交代すれば、難民問題で同国が強硬路線に変わる可能性がある。

 ただ、保守・中道右派連合も過半数に及ばない情勢で、政権交代のためには他の少数政党に連立参加を求める必要がある。一方、中道左派を率いる現職のミラノビッチ首相は同日、政権維持のため自らも他の政党と交渉する考えを示した。

 クロアチアには、隣国ハンガリーが今年9月半ばに南部の国境を遮断して以来、難民らが殺到。すでに33万人以上が同国を通過した。ミラノビッチ氏は他の周辺国と協調して自国の通過を進めるが、保守・中道右派連合を率いるクロアチア民主同盟のカラマルコ党首は選挙戦で「愛国主義」を打ち出し、国境管理の強化や軍の派遣を主張した。

 クロアチア民主同盟は、殺到する難民らを「欧州への脅威だ」として流入阻止を訴えるハンガリーのオルバン首相と良好な関係を維持している。(ウィーン=喜田尚)

835名無しさん:2015/11/10(火) 21:32:09
http://mainichi.jp/select/news/20151110k0000m030138000c.html
カタルーニャ:独立手続きへ…州議会決議、中央は阻止
毎日新聞 2015年11月10日 01時13分

 スペイン北東部カタルーニャ自治州の州議会(135議席)は9日、スペインからの分離独立手続きを開始する決議案を賛成多数で可決した。州議会は9月の選挙により、独立を求める勢力が過半数を占めている。

 独立に反対する中央政府のラホイ首相は「決議は何の結果にもつながらない」と述べ、決議の違憲、無効を確認するため、憲法裁判所に提訴する方針を示した。憲法裁は今年2月、自治州独立を問う住民投票を無効とする判決を言い渡しており、独立への道は曲折必至の情勢だ。(共同)

836チバQ:2015/11/10(火) 22:06:53
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-151110X578.html
コエリョ内閣総辞職も=不信任案で窮地に―ポルトガル

06:44時事通信

 【パリ時事】10月末に2期目の就任を果たしたポルトガルのコエリョ首相が、早くも政権崩壊の瀬戸際に立たされている。議会(一院制、定数230)の多数を占める左派系野党は、10日にも内閣不信任案を提出する構え。可決されれば内閣総辞職に追い込まれ、記録的な短命政権となる可能性がある。

 コエリョ首相率いる中道右派与党は、10月4日の総選挙で107議席を獲得して最大勢力となったが、過半数には及ばなかった。首相は野党の協力を求めたが、政権が1期目に進めた緊縮財政に反発する野党側は拒否し、2期目は少数与党体制で発足。最大野党の中道左派・社会党など3党は既に、結束して政権打倒を目指す方針を確認している。

837名無しさん:2015/11/10(火) 23:11:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00000077-reut-eurp
カタルーニャ州、スペインからの分離独立プロセス開始へ
ロイター 11月9日(月)23時56分配信

[マドリード 9日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州の州議会は9日、スペインからの分離独立プロセスの開始を宣言する決議を賛成多数で可決した。独立に向けた動きは加速し、スペイン政府とのにらみ合い状態は深まった。

州議会の過半数により決議された。独立支持派の政党は18カ月以内の完全独立につながることを期待している。

カタルーニャ地方の分離独立に関する困難な議論は、今年12月20日に予定されているスペインの総選挙の論戦の焦点を、金融危機後の不均衡な経済回復から遠ざけようとしている。

決議は「カタルーニャ自治州議会は、スペインからの圧倒的で息の長い平和的な分離に向け、この民主的なプロセスを始めるために必要な措置を導入する」としている。

独立推進派の政党は9月の選挙で、スペインで最も裕福な地域であるカタルーニャの州議会の過半数を制した。

しかし、スペインの憲法はいかなる地方の独立も認めておらず、ラホイ首相の中道右派政権は何度もカタルーニャ地方の独立運動を一顧だにせず却下してきた。

ラホイ首相は、政府として、憲法裁判所に対して州議会の決議の「無効」を確認するよう求めて上訴するとし、「多くのスペイン人は、われわれの制度の合法性を認めない(カタルーニャ地方の)試みにうんざりしていると理解している」とした。

世論調査によると、カタルーニャ地方の分離独立に反対する意見が同地方を除くスペイン国内では多数派だ。

カタルーニャ独立推進派は、独立問題について中央政府と議論しようとしたが、統一主義を掲げる政党に阻止されたと主張している。

決議は「特に憲法裁判所による」法的見解について合法的でないとしており、カタルーニャ地方と中央政府の衝突は避けられない状態になった。

分離独立に関する民意調査のための非公式な投票が1年前に実施され、当時の自治州政府の首相だったマス氏は投票を強行したとして起訴されている。

今年9月の州議会選挙で勝利した独立推進派の選挙連合「ジュンツ・パル・シ」を代表するラウル・ルメーバ氏は、州議会で「カタルーニャ地方が現在直面しているのは、他であれば戦争になるような政治の動きだ」と述べた。

ルメーバ氏は「21世紀にふさわしい現代的な国を設計し、建設する輝かしい機会だ。それは他の模範とされることであり、不正や腐敗を打ち負かすことができる」としている。

*内容を追加して再送します。

838チバQ:2015/11/11(水) 07:22:06
http://www.asahi.com/articles/ASHCB6SR2HCBUHBI02C.html
シュミット元西独首相が死去 96歳、「鉄の宰相」
ベルリン=玉川透2015年11月11日01時24分
 東西分断時代の西ドイツを率い、卓越した識見と強い指導力で「鉄の宰相」と呼ばれたヘルムート・シュミット元首相が10日、独北部ハンブルクの自宅で死去した。96歳だった。主治医が独DPA通信に明らかにした。

 9月に足の血栓の手術を受けた後、体調が急激に悪化。本人の希望で自宅で療養していたが、数日前から容体が急変していた。

 冷戦下の1974年に西独首相に就任し、東西両陣営間の対話を積極的に進めた。社会民主主義的な政策を推し進め、安定した基盤づくりに努めたことが、後任のコール元首相による東西ドイツ統一の実現につながったと評価されている。

 シュミット氏は18年、ハンブルクの教師の家に生まれた。高校卒業後、第2次世界大戦で東部戦線などに参加した後、ハンブルク大学で政治、経済学を学んだ。在学中に独社会民主党(SPD)に入り、53年に連邦議会議員に初当選。ブラント政権で国防相、経済・財務相などを歴任し、74年に首相に就任した。

 「経済問題は多国間での協力が欠かせない」との信念から、ジスカールデスタン仏大統領(当時)と共に、75年に主要国首脳会議を組織。欧州の共通通貨の試みを推進して経済的つながりを深めた。また、欧州安保協力機構(OSCE)などの創設に貢献し、中距離核戦力の全廃に向けて指導力を発揮した。

 首相在任中、強い決意でテロと戦い続けた。逮捕したテロリストの釈放要求を断固として拒否。乗客乗員91人が人質となったルフトハンザ機ハイジャック事件(77年)では、特殊部隊を強行突入させた。作戦の成功を知り、泣き崩れたといわれる。

 一方、「シュミットの宇宙」と呼ばれる博識と、実務家としての手腕は誰もが認めた。官僚が作成した資料をうのみにせず、閣議で担当大臣よりも深い知識を披露したこともあったという。

 一方で、正しいと信じたことは相手を傷つけてもはっきり口にし、「おしゃべりシュミット」などと揶揄(やゆ)されることもあった。

 社会民主主義的な政策を進めた結果、連立相手だった自由民主党(FDP)との溝が深まり、82年にキリスト教民主同盟(CDU)が提出した不信任決議が成立。退陣に追い込まれた。

 その後は、独高級週刊紙「ツァイト」の共同発行人に就任。言論人として国内外で活発に活動した。

 紛争下のシリアなどから大量の難民が欧州に押し寄せる前の今年6月、シュミット氏は独紙で「難民問題は宣戦布告なしの戦争のようなもの。残念ながら、EUは全く対処できていない」と警告し、EU共通の難民政策の必要性を指摘していた。

 国民に愛され、歴代首相の人気を問うドイツの世論調査では常に上位に名前が挙がっていた。(ベルリン=玉川透)

■ヘルムート・シュミット元西独首相の歩み

1918年 独ハンブルクで生まれる。高校卒業後、第2次大戦に従軍し、捕虜となる

1946年 独社会民主党(SPD)に入党

1953年 連邦議会議員に初当選

1968年 社民党副党首

1969年 国防相就任

1974年 首相就任

1975年 ジスカールデスタン仏大統領と共に主要国首脳会議を組織

1982年 不信任決議が成立。退陣に追い込まれる

1987年 政界引退

1995年 名誉博士号が贈られた広島大学で記念講演

2002年 心臓発作を起こし、手術を受ける

※海外メディアなどによる

839チバQ:2015/11/11(水) 21:14:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3066168
ポルトガル新政権、2週間で退陣 左派連合が緊縮政策否決
2015年11月11日 10:15 発信地:リスボン/ポルトガル
【11月11日 AFP】ポルトガルで、2週間前に発足したばかりの中道右派の少数与党政権が10日、左派連合によって退陣に追い込まれた。

 社会党や共産党などが新たに結成した左派連合は同日、新政府が掲げた緊縮政策を拒否する動議に賛成票を投じた。動議が採択されたことにより、ペドロ・パソス・コエリョ(Pedro Passos Coelho)政権の退陣が自動的に決まった。同国が経済危機からの回復を目指す中、投資家や市場に不安が広がる恐れがある。

 先月行われた総選挙では、コエリョ氏率いる中道右派連合が最多の票を得て勝利したが、2011年以降保ってきていた絶対過半数は確保できなかった。この総選挙によって誕生した第2次コエリョ政権は、1974年の同国の民主化以降最も短命に終わった。(c)AFP

http://www.yomiuri.co.jp/world/20151111-OYT1T50151.html
ポルトガル新内閣総辞職へ、政策提案否決され
2015年11月11日 17時50分
 【パリ=本間圭一】ポルトガル議会(定数230)で10日、コエリョ新内閣が提出した政策提案の採決が行われ、反対多数で否決された。


 憲法などの規定でコエリョ内閣は総辞職する見通し。カバコシルバ大統領が今後、最大野党・社会党のコスタ党首に組閣を要請するか、新たな議会選までコエリョ首相を暫定首相にとどめるかを選択する。

840とはずがたり:2015/11/12(木) 13:13:24
2015.11.11 20:49
英首相、EUに改革案突き付ける 「残留か、さもなくば離脱か」揺さぶり
http://www.sankei.com/world/news/151111/wor1511110041-n1.html

【ロンドン=内藤泰朗】キャメロン英首相は10日、欧州連合(EU)に対して英国が求める改革案を発表し、加盟各国の首脳に送付した。首相は2017年末までにEUから離脱するか、残留するかを問う国民投票を実施する意向で、英国の声が聞き入れられなければ、「離脱もやむなし」と揺さぶりをかけた形だ。

 キャメロン氏は10日にロンドン市内で行った講演で、加盟国からの移民の急増に対処するため、最低4年間は社会保障の対象外とする-といった4項目からなるEUの改革案を公表した。

 英国では、移民が社会保障や雇用を圧迫しているなどとして、EUへの反発が高まっており、キャメロン政権は加盟継続の是非を問う国民投票を実施する方針だ。キャメロン氏は、改革案を発表することでEU側から譲歩を引き出したい考えだ。

 改革案には、EUが掲げる域内移動の自由などと矛盾する要求が含まれており、EUに受け入れさせるのは「ミッション・インポッシブル」(英BBC放送)だと評するメディアもある。キャメロン氏は「不可能な要求ではない」と強調しながらも、受け入れられなければ「国民投票で離脱を支持するしかない」とEU側に詰め寄った。

 BBCによると、改革案の発表後、EU欧州委員会の報道官は、同案には「非常に問題がある」と述べながら、「英国と全ての加盟国の公平な合意を目指し、交渉に取り組む用意がある」と強調した。

 ドイツのメルケル首相も「(改革案は)難しい問題を含んでいるが、欧州の規則が許す範囲内で結論を出すことができると信じている」と指摘した。

 EUは12月中旬の首脳会議で、英国側の要求にどこまで応じられるか、議論を始める。英メディアは、賛同が得られれば、キャメロン氏は来年6月に国民投票に踏み切る方針だと伝えたが、同氏は「実施時期は決めていない」としている。

 在英国外交筋は「EUが英国からの圧力でどこまで改革されるのか、注視したい」と話している。

841とはずがたり:2015/11/12(木) 13:14:07

2015.11.8 15:40
クロアチアでEU加盟後初の議会選 与野党接戦、過半数届かず?
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080036-n1.html

 クロアチアで8日、議会(一院制、定数151)選挙が実施された。与党、社会民主党のミラノビッチ首相率いる中道左派の政党連合と、保守派のクロアチア民主同盟を中心とした野党連合による接戦だが、いずれも過半数に届かない見通し。

 2013年の欧州連合(EU)加盟後、初の議会選挙。選挙戦では、国内に流入する難民や移民の問題に関し、国境を開放しドイツなどへの通過を認める与党に対し、野党は国境管理の厳格化を主張。与野党とも外資導入による経済成長や雇用創出、減税を訴える点では一致している。

 EU統計局によると、クロアチアの国内総生産(GDP)成長率は昨年まで6年連続でマイナス。今年は回復傾向を示しているが、失業率は15%を超え、25歳未満では43%に達しており、経済回復が依然として大きな課題だ。(共同)

842とはずがたり:2015/11/12(木) 13:15:28
欧州は大きくなりすぎたのかなぁ・・

2015.10.17 19:12
【移民ショック】
ハンガリー、クロアチアとの国境も封鎖 セルビアに続き 
http://www.sankei.com/world/news/151017/wor1510170048-n1.html

 【ベルリン=宮下日出男】中東や北アフリカの難民・移民の流入問題で、ハンガリー政府は17日、南西の隣国クロアチアとの国境を、正規の国境検問所を除いて封鎖した。移民らの流入を阻止するのが目的で、封鎖措置は南隣のセルビアとの国境に続く。行き場を失った移民らがクロアチアに滞留するなどして、混乱が広がる可能性もある。

 ハンガリー政府報道官は「最善の解決策でないことは分かっている」とする一方、「欧州の自由(移動)と国民の安全を守るためだ」と強調した。

 欧州諸国間の自由移動を認めたシェンゲン協定加盟国のハンガリーは、セルビアから入る移民らの急増を受け、9月中旬に同国との国境を封鎖。だが移民らはクロアチアに迂回して入境し、最近も1日最大8000人規模の流入が続いていた。

 ハンガリーは15日の欧州連合(EU)首脳会議で、流入阻止のため提案したEU部隊のギリシャへの派遣が受け入れられなかったため、クロアチア国境の封鎖に踏み切った。

 クロアチア政府はこれを受け、移民らを同協定加盟国のスロベニアに向かわせると表明。スロベニアもドイツとオーストリアが受け入れを続ける限り入国を認める姿勢を示している。

 一方、EUは首脳会議でトルコと協力強化する「行動計画」を承認したが、トルコのシニルリオール外相は16日、資金支援の不十分さなどを指摘。計画は「まだ最終的なものではない」と述べており、協力実現まで曲折する可能性がある。

844とはずがたり:2015/11/14(土) 19:05:15
なんと。。

イスラム過激派の関与焦点=死者128人、全容解明急ぐ―仏同時テロ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-151114X401.html
18:36時事通信

 【パリ時事】AFP通信は14日、警察筋の話として、パリ中心部の劇場や郊外の競技場付近などで13日に起きた同時テロで、少なくとも128人が死亡、約180人が負傷したと報じた。このうち約80人が重傷。目撃者によれば、犯人はアラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んで銃を乱射。フランスによるシリア軍事介入を非難していたとも伝えられており、捜査当局はイスラム過激派の関与を視野に「前例のないテロ事件」(オランド大統領)の全容解明を急ぐ。

 これまでに犯行声明は出ていない。一連のテロ事件では、イスラム過激派とみられる8人が死亡した。パリ中心部のバタクラン劇場では、ロックバンドのコンサートの最中に4人の男らが観客に向けて自動小銃を乱射。犯人は多数の人質を取って立てこもったが、14日未明(日本時間同朝)に警官隊が突入して制圧した。地元メディアによると、劇場だけで約80人が死亡した。

 日本外務省によれば、これまでに日本人の被害は確認されていない。

 AFPによると、治安機関筋は先に、テロ攻撃は市内7カ所で起きたと述べていたが、実際には6カ所とみられている。劇場付近のレストランも襲撃を受けたほか、競技場付近でも複数の爆発が起きた。競技場ではフランス代表とドイツ代表のサッカーの試合が行われており、オランド大統領が観戦していた。

 パリでは30日から国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が開幕するため、仏当局は警戒態勢を強化していた。オランド大統領は全土に非常事態を宣言、1500人の兵士を追加動員し、厳戒態勢を敷いた。

845とはずがたり:2015/11/14(土) 19:06:15
パリで同時多発テロ、死者120人超 仏は国境封鎖へ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASHCG2BW6HCGUHBI00D.html
13:07朝日新聞

 フランスのパリで13日夜(日本時間14日早朝)、中心部のコンサートホールや北部のサッカー場などを標的とした同時多発テロ事件が起きた。ホールで起きた銃撃事件では、100人以上が死亡。現地メディアは一連のテロによる死者は少なくとも120人以上としている。AFP通信によると、けが人は200人以上で、うち80人が深刻な状態だという。

 今のところ犯行声明は出ていない。オランド仏大統領は14日未明にテレビに出演して演説。「かつてないテロだ。攻撃はまだ続いている」と述べたうえで、仏全土に国家非常事態を宣言し、国境を封鎖すると述べた。一方で、「我々は冷静にならないといけない」とも呼びかけた。また、パリのイダルゴ市長は市民に自宅から出ないよう呼びかけた。

 仏政府はパリ周辺に1500人の兵士を新たに配置し、厳戒態勢を敷いた。

 AFP通信によると、ホールやその周辺の飲食店など、サッカー場も含め、パリとその周辺の計7カ所が襲撃されたという。

 現地メディアによると、パリ中心部にあるコンサートホール「ルバタクラン」では13日夜、米国のロックバンドによるライブが開かれていたところ、何者かが中に押し入り、一時、多数の観客らを人質に取って立てこもった。その後14日未明に治安部隊が突入。容疑者らを射殺した。

 会場に居合わせた目撃者が現地メディアに語ったところでは、容疑者らはステージの上にのぼり、約10分間にわたり、銃を乱射したという。ロイター通信は目撃者の情報として、容疑者らがアラビア語で「神は偉大なり」と叫びながら銃を乱射したとの情報を伝えている。また、AFP通信は、容疑者の一人が「シリアに介入する必要はなかった」とオランド大統領を名指しで批判していたと伝えた。

 標的になったコンサートホールは、今年1月、パリで起きた連続テロ事件で12人が死亡した週刊新聞社「シャルリー・エブド」から北に約500メートルに位置している。

 その他に襲撃された飲食店などの多くはコンサートホールの近くにあることから、容疑者らが、周辺を無差別に襲撃したとの見方もある。

 さらに13日午後9時ごろ、パリ郊外にあるサッカー場の入り口付近で複数回の爆発が発生した。当時、サッカー男子のフランス代表対ドイツ代表の親善試合の最中で、オランド大統領も観戦していた。この爆発は、自爆テロとの情報もある。

 AFP通信は仏捜査当局筋の話として、一連のテロ事件で容疑者8人が死亡したとみられると伝えた。

 オランド大統領は一連のテロ事件を受け、15日からトルコで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の出席を取りやめることを明らかにした。

846とはずがたり:2015/11/14(土) 19:06:30
>>845-846
 一方、サッカーのドイツ代表チームが宿泊するパリ市内のホテルに13日朝、爆弾を仕掛けたという匿名の脅迫電話があり、選手が一時避難する騒ぎが起きていた。独DPA通信が伝えた。

 パリ警察が建物や敷地内を捜索したが、爆発物は見つからなかったという。同時多発テロと脅迫電話との関連は分かっていない。(パリ=青田秀樹、アムステルダム=高久潤)

     ◇

■近年の主なテロや襲撃事件

<2013年>

 1月 アルジェリアの天然ガス施設が襲われ、日本人10人を含む人質40人死亡

<2014年>

 5月 ブリュッセルのユダヤ博物館で男が発砲。観光客ら4人死亡

10月 カナダ・オタワの国会議事堂内で男が銃を乱射

 〃  ニューヨークで男が手おので警察官を襲撃

12月 オーストラリア・シドニーで男がカフェに立てこもり。人質2人が死亡

 〃  パキスタン・ペシャワルの学校で武装グループが銃を乱射。約150人が死亡

<2015年>

 1月 新聞社などが狙われた仏パリの連続テロで17人が死亡

 3月 チュニジア・チュニスの博物館が襲撃され、22人が死亡

 8月 タイ・バンコク中心部の「エラワン廟(びょう)」で爆発、150人が死傷

 10月 エジプト・シナイ半島でロシア機墜落、乗員乗客224人全員死亡。爆弾テロ説浮上

847チバQ:2015/11/15(日) 10:17:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151115-00000051-san-soci
パリ同時テロ 邦人証言…「遅刻で助かる」「誤解され銃口」「朝まで息潜め」
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 たまたま遅刻してパーティーの襲撃をまぬがれた大学院生、混乱した街頭で警官に銃を向けられた高校生…。パリ同時多発テロは現地にいる日本人たちの身近で起きた。「一歩間違えれば巻き込まれていた」「いつ撃たれるかおびえながら避難した」。一夜明けても動揺は続いた。

 「パーティーに遅刻したおかげで助かった。“九死に一生を得た”という言葉しか思い浮かばない」

 フランスの大学院に留学中の石川勇太さん(31)はテロ当日の夜、知人から誘われ、パリ市内のカフェ「ラ・ベルエキップ」で開かれた女性の誕生日パーティーに参加予定だった。しかし、用事で遅刻し、到着前に同店で銃が乱射されていた。

 滞在していた知人の家から店までは歩いて約5分の距離だった。店に向かう途中、警官が路上を封鎖しており、足止めされた。「けんかでもあったのかな」と考えながら待っていたところ、近くにいた若いフランス人女性が突然、「この中に恋人がいるの」と泣き出し、異変に気づいた。

 すぐに滞在先に戻り、ニュースをチェック。パーティー会場が銃乱射の現場になったと知った。連絡がつながった知人の出席者から「自分はすぐに机の陰に隠れて無事だったが、参加者の約半数が亡くなった。誕生日の女性も重体だ」と聞かされた。

 「自分は遅刻のおかげで助かったが、参加者は何人も亡くなっている。素直に喜ぶことはできない」。石川さんは神妙に語った。

 「すぐ避難しろ」。当日夜、パリ中心部のレストランにいた高校2年、近藤拓実レオナルドさん(16)は、友人からの電話で市内のテロ発生を知った。

 店を飛び出し自転車を猛スピードでこいでいると、「ダダダダ」と小刻みな銃声が響き、警察車両が通りに止まっていた。物陰に隠れた警察官たちの視線が自分に集まり、銃口も向けられた。

 慌てて両手をあげると、警察官は必死の形相で「隠れろ」。襲撃され、死傷者が出ているレストランが近かった。どこに犯人がいるか分からない恐怖におびえながら、近所の友人の家に避難。着ていた服は大量の汗でぬれていた。

 自宅に帰り着いたのは翌日の昼頃。「ここは僕らが遊んでいたパリなのかと思った」。拓実レオナルドさんは憔悴(しょうすい)していた。

 銃乱射があったカンボジア料理店から約50メートル離れたレストランでは、パティシエの杉村佳映さん(34)が働いていた。ざわつきに気づいて目をやると、テラス席の客が避難し、体を震わせ泣いていた。「テロはまさかという思い。おびえる人を見て鳥肌が立った」

 爆発が起きた劇場から約1キロ離れた別の劇場では音楽家の渋谷慶一郎さん(42)が作曲中だったが、友人から「絶対外に出るな」と連絡がありテロを知った。警備員が「人がいると知られるのは危険だ」と電灯を消し、朝まで息を潜めた。「私がいた劇場はこの夜たまたま公演がなかった。観客が集まっていれば巻き込まれていた可能性もあった」と振り返った。

848名無しさん:2015/11/15(日) 10:20:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151115-00000021-jij-eurp
現場にシリア難民の旅券=首相は空爆継続表明―ベルギーでも捜査・仏同時テロ
時事通信 11月15日(日)8時9分配信

 【パリ時事】フランス同時テロで舞台の一つとなったパリ北部の競技場で、自爆犯の遺体近くに残されたシリア旅券に関し、ギリシャ政府は14日、ギリシャで10月に難民申請した人物のものだったと発表した。
 欧州メディアが報じた。中東から殺到する難民にテロ犯が紛れ込んでいた可能性が浮上したことで、難民受け入れをめぐる欧州の世論に影響を及ぼす可能性もある。
 旅券の所有者は1990年9月にシリアで生まれた男(25)で、当局は今回の事件まで危険性を把握していなかった。実行犯グループの中には、この男以外にもう1人、ギリシャで難民申請した人物がいるとの情報もある。
 一連の犯行は、仏軍のシリア空爆に対するイスラム過激派の報復との見方が強まっている。バルス仏首相は14日のテレビ出演で「テロとの戦いはシリア国土も対象となる。敵を壊滅しなければならない」と宣言し、空爆を継続する意向を強調した。
 記者会見したパリ検察のモラン検事によると、テロによる死者は129人、負傷者は352人。事件現場で死亡した容疑者はこれまで8人とされてきたが、検事は7人だったと説明した。また、パリ中心部のバタクラン劇場を襲撃後に死亡した1人は、パリ郊外生まれの仏国籍の男(29)で、当局の警戒対象だったという。
 検事によると、犯行には少なくとも2台の車が用いられ、うち1台はベルギー在住の仏国籍の男がレンタルしていた。ベルギー捜査当局は既にこの男の身柄を一緒にいた2人と共に拘束しており、仏当局と連携して事件との関連を調べる。

849名無しさん:2015/11/15(日) 10:22:43
http://www.sankei.com/world/news/151115/wor1511150016-n1.html
2015.11.15 08:07
【パリ同時多発テロ】
7人3班編成で6現場を襲撃 死者129人 2容疑者の身元特定

 パリ同時多発テロの捜査を指揮するフランス検察当局のモランス検事は14日、記者会見し、3班編成の7人のテロ容疑者が計六つの現場で市民殺傷を繰り返したと述べ、連携した計画的テロだったとの見方を示した。

 また、テロの死者は129人、負傷者は352人となったことを明らかにし、容疑者7人が死亡したことも確認した。

 発表によると、検察当局は殺人、テロ行為などの容疑で大規模な捜査を開始し、死亡した容疑者のうち2人の身元を特定した。1人はパリ11区の劇場に立てこもったフランス人の男(29)で、フランスのメディアによると、パリの南西、シャルトルに住み、公安当局の監視対象となったことがある。

 もう1人はパリ郊外サンドニ市の競技場付近で自爆テロを起こしたシリア旅券所持の男(25)。ギリシャのメディアによると、10月に難民約70人とともにギリシャ東部レロス島から欧州入りしていた。

 7容疑者は13日午後9時20分から同40分にかけて、少なくとも2台の車を使い、移動しながら飲食店の客らを相次ぎ殺傷、サンドニの競技場で3回の自爆テロを起こし、コンサート聴衆を人質に劇場に立てこもった。(共同)

850チバQ:2015/11/15(日) 10:26:12
http://www.sankei.com/world/news/151114/wor1511140075-n1.html
2015.11.15 07:45
【パリ同時多発テロ】
「悪夢」再び、週刊紙本社襲撃から10カ月 治安対策にも限界 シリア空爆引き金か


14日、パリのバタクラン劇場前で献花する男性警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】1月の連続テロから約10カ月がたったばかり。パリを再び「悪夢」(仏メディア)が襲った。オランド仏大統領はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による犯行と明言し、イスラム過激派に狙われ続けるフランス社会の衝撃は大きい。仏当局は国内の治安対策を強化していたが、限界も浮き彫りになった。

 「イスラム国というテロリスト部隊が犯した自由の国への戦争行為だ」。週末の夜を揺るがした多発テロから一夜明けた14日、オランド氏はこう強調した。

 仏メディアによると、実行犯はイスラム国を標的とするシリア空爆への仏軍参加について批判もしていた。フランスは9月、シリア内戦や難民・移民流入問題の打開が見通せないのを受け、イラクに限定していた空爆をシリアにも拡大。それが今回のテロの引き金になった可能性がある。

 だが、1月の連続テロ後も、6月に南東部リヨン近郊の工場で男性が射殺されるなどフランスではテロやテロ未遂が相次いでおり、シリアへの軍事介入だけが原因とはいい切れない。

 1月のテロではイスラム教予言者ムハンマドの風刺画を掲載した週刊紙シャルリー・エブド本社、ユダヤ系食品店が襲撃された。今回の犯行は宗教色に加えて、若者を中心とした市民が多く集う場所が狙われ、大都市「パリ」そのものが標的とされた格好だ。

 1月のテロの実行犯らはフランス生まれのイスラム教徒で、刑務所などで過激思想に影響を受けたとされる。欧州では「自国育ち」のテロリストがシリア内戦などに参加した後、本国に帰国し、テロを起こすことへの警戒が強まっている。

 特にフランスはイスラム系住民が人口の約1割近くを占める一方、パリ郊外などに集まって暮らすなど社会に溶け込めずにいる人々も少なくない。歴史的背景から「政教分離」が徹底した同国では、公共の場でイスラム教徒の伝統衣装を着用することを禁じられるなど、こうした仏社会のあり方がイスラム国などの標的とされる恐れはある。

 仏当局は1月のテロ後、軍兵士や警官ら計約1万5千人を動員して国内の警備や過激派の監視態勢を強化したが、治安分野の専門家らは監視すべき対象者の数が多く、対応の限界を指摘。バルス首相も「テロが起きるかどうかでなく、いつ起きるかの問題だ」と不安を漏らしていた。

851チバQ:2015/11/15(日) 10:29:44
http://www.sankei.com/world/news/151114/wor1511140063-n1.html
2015.11.14 20:26
【パリ同時多発テロ】
試される欧州 移民急増、テロ対策の練り直し迫られる 相次ぐ過激派流入の指摘

ブログに書く1




【パリ同時多発テロ】

銃撃があったレストラン近くを警戒する警察官=13日、パリ(ゲッティ=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では今年、中東や北アフリカから流入する移民や難民が急増し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」などのイスラム過激派の構成員らが難民に紛れ込んで欧州諸国に潜入することへの懸念が強まっていた。パリで起きた同時多発テロの実行犯の身元は明らかでないが、テロ対策強化の一環として流入問題への対応も見直しを迫られるのは不可避とみられる。

 国際移住機関(IOM)によると、地中海を渡って欧州諸国に到着した移民らは昨年から急激に増え、今年は約81万人に上っている。大半の移民らは内戦が続くシリアの隣国トルコからギリシャに入り、ドイツなど受け入れに寛容な欧州連合(EU)加盟国を目指してバルカン半島を北上する。EUではドイツが主導し、加盟国間で移民らの受け入れを分担する計画を立てるなどの措置をとった。

 だが、こうした移民らに紛れて過激派メンバーが入り込む可能性はかねて指摘され、英メディアは関係者の話として、イスラム国が構成員や同調者ら数千人を送り込んだとも報じている。

 加盟国最大の受け入れ国のドイツでも、入国したシリア人がイスラム国に加勢して戦闘に加わったと証言するケースがあった。また、過激組織が移民らを勧誘する事例も伝えられ、若者らが過激思想に影響されることも懸念されている。

 移民らの流入に対応するため、ドイツやオーストリアは欧州諸国間の自由移動を認めたシェンゲン協定の適用を一時停止し、国境での入国審査を復活。スウェーデンも12日から同様の措置をとった。テロへの不安が増大すれば各国は国境管理をさらに強化するとみられ、欧州の「移動の自由」にも影響を及ぼす可能性がある。

852チバQ:2015/11/15(日) 10:31:16
http://www.sankei.com/world/news/151114/wor1511140054-n1.html
2015.11.14 19:07
【パリ同時多発テロ】
美術館やディズニーランドも閉鎖 パリ市
 パリ同時多発テロを受け、パリ市は14日、市内の美術館などの文化施設やスポーツ施設を終日休館とすることを決めた。パリ郊外の「ディズニーランド・パリ」も14日の休園を発表した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/151114/wor1511140033-n1.html
2015.11.14 13:07
【パリ多発テロ】
JTBが仏ツアー中止

 国内旅行最大手のJTBは14日、パリでの多発テロを受けて、フランスに向かうパッケージツアーを中止したことを明らかにした。14日と15日に日本を出発する主力ブランドの「ルックJTB」のツアーが対象。現時点では、これ以外のツアーは続けるもようだ。

 JTBによると同社のツアー利用者で、現時点でパリに約300人が滞在している。同社は、安否確認や情報収集をしているが、ツアー客でけが人などは出ていないという。

853チバQ:2015/11/15(日) 10:32:17
踏んだりけったりとゆーか

http://www.sankei.com/world/news/151115/wor1511150011-n1.html
2015.11.15 07:41

フランス高速列車「TGV」が脱線、10人死亡32人けが 開業以来最悪 試験車両、速度超過か


 フランス北東部ストラスブール近郊で14日、高速列車「TGV」の試験車両1両が脱線し、少なくとも10人が死亡した。フランス公共ラジオが地元当局者の話として伝えた。ロイター通信によると、32人が負傷し、うち12人が重傷という。

 フランス公共ラジオによると、1981年の開業以来TGVの関連事故として最悪となった。

 速度超過による事故とみられるが、詳しい原因は不明。車両は技術者49人を乗せ、来年春に営業開始予定の新路線で試験走行をしていた。(共同)

854チバQ:2015/11/15(日) 10:33:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2015111400320
観光施設の休止相次ぐ=安全優先、エッフェル塔も-パリ


 【パリ時事】パリ同時テロを受けて、エッフェル塔やルーブル美術館などパリの代表的な観光名所は14日、相次いで営業を休止した。事件では劇場も標的となり、政府は来場者の被害回避を最優先すべきだと判断。文化省は声明で「パリ地域にある一般客向けの文化施設は14日の開館を見合わせる」と説明した。


 オペラ座、ベルサイユ宮殿、パリ東部郊外にある「ディズニーランド・パリ」も営業休止の対象となった。パリ市役所によれば、学校が休校措置となるほか、図書館、プールなどの市営施設も軒並み業務を取りやめた。AFP通信によると、世界的な人気ロックバンド「U2」も14日にパリで予定していたコンサートを中止した。

 仏メディアによると、国内ではバスケットボールやラグビーなど一部のスポーツイベントも中止となった。パリ警視庁は市民によるデモ行進などについても「安全を保証できない」と強調し、自粛を呼び掛けている。(2015/11/14-21:22)

855チバQ:2015/11/15(日) 14:06:38
http://www.sankei.com/world/news/151115/wor1511150039-n1.html
2015.11.15 13:30
【パリ同時多発テロ】
テロ襲撃犯8人全員が同じベスト装着 高性能爆薬「魔王(サタン)の母」仕込む 「検知しにくい」性質

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【パリ同時多発テロ】

同時多発テロで襲撃され、花束などが供えられたバタクラン劇場付近で胸に手を当てる女性=14日、パリ(ゲッティ=共同)
 13日にパリで発生した同時多発テロで、襲撃犯がみな同じ爆薬を取り付けたベストを着用し、「サタン(魔王)の母」と呼ばれる高性能爆薬「TATP」が使われていたことが、仏検察当局の調べで分かった。

 14日、パリ検察当局のモランス検事が、記者会見で明らかにした。パリ市内の計6カ所に及んだテロでは、8人が襲撃に関与したと判明している。AP通信によると、自爆攻撃に備えて、8人全員が同じ爆薬付きベストを装着していたという。

 「TATP」は「トリアセトントリパーオキサイド」の略称。AP通信は米国の対テロ部門の専門家の話として、TATPが比較的に合成しすく、作製に使われる材料がありふれているため、「検知しにくい」性質を持つと伝えた。

 TATPは熱や衝撃などに敏感で、揮発性が高く、「魔王の母」との呼称を持つという。2001年には男がTATPを大西洋路線の航空機に持ち込み、爆発させようとして失敗した事件があった。

856名無しさん:2015/11/15(日) 14:13:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151115-00000028-jij-eurp
30分間に7カ所襲撃=3チームで分刻みの犯行―パリ同時テロ
時事通信 11月15日(日)10時49分配信

 パリ検察のモラン検事は14日の記者会見で、同時テロの推移を分刻みで説明した。
 実行犯は三つのチームに分かれ、競技場とレストラン、バタクラン劇場をそれぞれ襲撃。30分余りの間に7カ所を立て続けに襲う用意周到な犯行の様子が明らかになってきた。
 ロイター通信などによると、最初の襲撃は13日午後9時20分。フランス対ドイツのサッカー親善試合が行われていた競技場のゲート付近で、襲撃犯の1人が着用していた自爆ベストを起爆させた。犯人が死亡したほか、近くにいた1人が巻き込まれ、一連のテロの最初の犠牲者となった。
 その直後、カラシニコフ自動小銃で武装した複数の襲撃犯が、セアトの黒い車でパリ10区に出現。同25分、レストラン2カ所のテラス席で金曜の夜を楽しむ人々に向かって乱射し、15人を殺害した。
 同30分、最初の襲撃があった競技場で2人目の男が自爆死。1人目と似た自爆ベストを着用していた。
 10区に隣接する11区では同32分と同36分、レストラン2カ所が相次ぎ銃撃され、計24人が死亡。いずれの現場でも、黒いセアト車に乗りカラシニコフを持つ襲撃犯が目撃されており、10区と同じチームによる犯行とみられる。同40分ごろには、男1人が11区にある別のレストランで自爆死。巻き込まれた1人が負傷した。
 同じ頃、襲撃犯3人がバタクラン劇場付近にフォルクスワーゲンの黒い車で乗り付けた。3人は劇場内に侵入すると、コンサートに熱狂する若者らに向かって銃を乱射。89人を殺害して劇場内に立てこもった。
 同53分、競技場付近で3人目の男が自爆。最初の襲撃からここまで、わずか33分間の凶行だった。

857チバQ:2015/11/16(月) 21:10:12
パスポートを持って(つまり自分の身分・立場を開示して)
テロ行為に及ぶ意味
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2015111500029
容疑者3人、身元判明=現場にシリア難民の旅券-3グループで犯行か・パリ同時テロ



15日、パリで同時テロの犠牲者に手向けられた花やろうそくの前で立ち止まる男性(EPA=時事)
 【パリ時事】フランス当局は、パリで13日に起きた同時テロの実行犯について、1人の身元を特定した。パリ郊外生まれの仏国籍、オマル・イスマイル・モステファイ容疑者=(29)=で、パリ中心部のバタクラン劇場を襲撃後に死亡した1人。また、ベルギーの検察は15日、死亡した別の実行犯の2人がベルギー首都圏に住む仏国籍の人物だったと発表した。欧州メディアが伝えた。


 仏警察は15日までに、モステファイ容疑者の父や兄など親族6人を拘束した。同容疑者は軽犯罪で逮捕歴があり、かねて当局が監視対象としていたが、テロに絡んだ警戒対象だったかは不明。兄はAFP通信に弟とは絶縁状態だったと明かし、「常軌を逸した事件だ」と述べた。ベルギー検察は2人の名前や経歴などを明かしていない。
 14日に記者会見したパリ検察のモラン検事によると、テロによる死者は129人、負傷者は352人。事件現場では計7人の容疑者が死亡した。実行犯は「恐らく3グループに分かれて行動していた」という。
 ベルギー検察によると、犯行に使われた2台の車はベルギー登録の車で、先週初めに首都ブリュッセルでレンタルされた。ベルギーではこれまでに7人の身柄が拘束され、両国の捜査当局が連携して事件との関連を調べている。
 また、当局は15日、残る1台をパリ東方の郊外モントルイユで発見。車内から複数のカラシニコフ自動小銃が見つかった。黒い車体のこの車は3カ所の現場での銃撃に使用されたとみられている。
 また、ギリシャからの報道によると、テロの舞台の一つとなったパリ北部の競技場で、自爆犯の遺体近くに残されたシリア旅券に関し、ギリシャ政府は14日、ギリシャで10月に難民申請した人物のものだったと発表した。
 セルビア内務省によると、この人物はギリシャからマケドニアとの国境を越えてセルビアに入り、セルビアで亡命申請していた。ロイター通信が伝えた。中東から殺到する難民にテロ犯が紛れ込んでいた可能性が浮上したことで、難民受け入れをめぐる欧州の世論に影響を及ぼしかねない。
 旅券の所有者は1990年9月にシリアで生まれた男(25)で、当局は今回の事件まで危険性を把握していなかった。実行犯グループの中には、この男以外にもう1人、ギリシャで難民申請した人物がいる可能性が浮上している。
 一連の犯行は、仏軍のシリア空爆に対するイスラム過激派の報復との見方が強まっている。バルス仏首相は14日、テレビを通じ「テロとの戦いはシリア国土も対象となる。敵を壊滅しなければならない」と空爆を継続する意向を強調した。(2015/11/16-00:11)

858チバQ:2015/11/16(月) 21:56:35
http://www.sankei.com/world/news/151116/wor1511160005-n1.html
2015.11.16 00:49
【パリ同時多発テロ】
難民に紛れフランスに侵入か 実行犯、地中海を渡る移民の玄関口ギリシャを経由

ブログに書く1




【パリ同時多発テロ】
 【ベルリン=宮下日出男】パリ同時多発テロで、ギリシャ政府関係者は14日、犯行現場から発見されたシリア旅券について、所持者が10月にギリシャに入国していたことを明らかにした。実行犯が中東から欧州に流入する移民・難民に紛れ込んでいた可能性が浮上し、欧州の移民対応に影響を及ぼす可能性がある。

 シリア旅券は自爆した容疑者の遺体の近くで見つかった。ギリシャ側の説明では、所持者は10月3日、トルコ沿岸部に近いギリシャのレロス島で入国を確認。報道ではトルコから渡ってきたとされる。セルビア政府は15日、所持者が7日に同国に入って難民申請していたことを明らかにした。

 旅券所持者とテロ容疑者が同一人物かは捜査中で、ギリシャ側は指紋などの情報を仏側に提供。旅券が本物かどうかも不明。だが、ギリシャは地中海を渡ってくる移民らの玄関口となっており、今年は欧州に入った約81万人中、約67万人が同国に到着した。

 欧州各国は難民を装ってテロリストが侵入する事態を懸念。ポーランドでは近く発足予定の新政権の欧州担当の閣僚が、パリ同時多発テロを受け、EU加盟国で難民申請者を分担して受け入れる対策について「政治的に不可能」と述べ、EUとの合意を撤回する考えも示した。

 一方、欧州連合(EU)議長国のルクセンブルクは15日、フランスの要請を受け、治安対策の協議のため緊急の内相・法相理事会を20日に開くと発表した。

859チバQ:2015/11/16(月) 21:57:29
http://www.sankei.com/world/news/151116/wor1511160012-n1.html
2015.11.16 06:58
【パリ同時多発テロ】
広がる不安と悲しみ 「次の標的はどこだ?」 移民・イスラムの疎外感に巣くう過激思想

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(1/2ページ)【パリ同時多発テロ】
 「なぜテロを防ぐことができないのか」「次の標的はどこだ」。前代未聞の大惨事となったパリの同時多発テロ。1月の風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の襲撃事件に続いてテロの標的となったパリでは、住民の不安と悲しみが広がっている。

 15日のパリ中心部は閑散としていた。さらにテロが起きる可能性があるとの観測から、多くの店舗やカフェが休業し、ルーブル美術館やエッフェル塔などの観光施設も閉鎖されたままだ。一方、テロの現場ではこの日も花を手向け、ろうそくをともす人々の姿がみられた。

 「事件はイスラム教とは関係がない。犯人たちはテロリストだ」

 テロ翌日の14日、現場の一つとなったパリ中心部のカンボジア・レストランの前では、イスラム教徒の30代の男性が声をあげていた。「過激主義をもたらしたイスラム教に問題がある」と主張する老女と論争になり、周囲には人だかりができていた。

 レストランの窓ガラスは割れ、玄関には黒ずんだ血痕が残る。人々がささげた花束のそばで、警察官が警備に当たっていた。

 人口約6500万人のうち、1割という欧州最大のイスラム教徒を抱えるフランス。英BBC放送は、同時テロを受けて「移民やイスラム教への反感が津波のような高まりを見せている」と伝え、「イスラム教徒であるといえば、仕事にも支障が出る」という移民出身者の声を紹介した。

 フランスのオランド大統領は14日、テロの温床である過激思想と団結して戦うと表明した。一方で仏極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は同日、「イスラム原理主義は絶滅されるべきだ」と刺激的な表現を用いて、過激な主張をするモスク(イスラム礼拝所)などの閉鎖を訴えた。

 専門家らは、「過激主義の浸透はフランス社会を分断した」としつつも、「過激主義を完全になくすことは不可能だし、問題の解決にはつながらない」と指摘する。パリの人々の不安と苦悩の日が続く。(パリ 内藤泰朗)

860チバQ:2015/11/16(月) 21:59:06
http://www.sankei.com/world/news/151116/wor1511160031-n1.html
2015.11.16 11:51
【パリ同時多発テロ】
仏主要紙、日曜に特別版を発行 一面に記事なく事件に抗議 「私はパリだ!」「今回は戦争だ」

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【パリ同時多発テロ】

パリ同時多発テロを報じる地元紙。中央のリべラシオン紙は黒塗りの見開きに花束だけの紙面で報じた =15日、フランス・パリ(大西正純撮影)
 【パリ=内藤泰朗】未曽有の大惨事となったパリ同時多発テロを受け、フランスの主要各紙は15日、普段は休刊している日曜日に特別版を一斉に発刊した。

 黒塗りの壁に花がささげられている写真を一面に載せて目をひいたのは、リベラシオン紙。一面に記事はない。終面も一面から続く黒塗りの壁に「私はパリだ」とのメッセージが貼られた写真を掲載し、テロへの無言の抗議と犠牲者への哀悼の意を示した。

 一方、ルモンド紙の一面の見出しは、「11月13日金曜日、21時20分 パリの恐怖」。フィガロ紙は、一面で「悲しみと怒り」という見出しで、「フランスは大きなショックに襲われた」と報じた。パリジャン紙一面の見出しは「抵抗しよう」と記され、テロと戦おうと呼びかけている。

 また、テロ発生の翌日には、各紙が「今回は戦争だ」(パリジャン)「パリ中心部の戦争」(フィガロ)との見出しを掲げており、テロに襲われたフランスが、“戦争”状態にあることが強調されている。

861チバQ:2015/11/16(月) 22:28:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151116-00000033-reut-asia
欧州極右会派が一斉に難民阻止訴え、パリ同時攻撃受け
ロイター 11月16日(月)11時32分配信

 11月14日、パリの同時攻撃で多数の死者がでたことを受け、欧州の大衆迎合的な極右勢力の指導者が相次いで中東やアフリカからの難民や移民の流入阻止を強く求めた。写真は仏国民戦線のルペン党首、パリで15日撮影(2015年 ロイター/Philippe Wojazer)
[パリ 14日 ロイター] - フランスのパリで同時攻撃が発生し多数の死者がでたことを受け、欧州の大衆迎合的な極右勢力の指導者が相次いで中東やアフリカからの難民や移民の流入阻止を強く求めた。


パリの事件はシリアやイラクでの紛争と直接関連しているだけに、加盟国による移民の分担受け入れを目指す欧州連合(EU)は、計画の実行が一段を難しくなりそうだ。

ポーランド新政権の欧州担当相に就任予定のシマンスキ氏は右派寄りのメディアでEUの移民分担受け入れについて「パリの悲劇的な事態に直面したことで、(受け入れ策の)実施は政治的に不可能になった」と述べ、計画への参加を表明していた前政権の方針を転換する考えを示した。

スロバキアのフィツォ首相も記者団に対して「移民に関連して非常に大きな安全保障上のリスクがある」と述べ、過激派組織「イスラム国」のメンバーが大量の移民に紛れ込んで欧州に入り込んだ可能性が高まったとの認識を示した。

中東欧ではハンガリーのオルバン首相などから、シリア難民を受けれたメルケル・ドイツ首相の政策が移民殺到のきっかけになったと批判する声が相次いでいる。

フランス国内でも極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が、パリはEUとの国境の統制権を取り戻し、「イスラム原理主義勢力を根絶やしにする」よう求めた。

オランダでは反イスラム極右政党の指導者ヘルト・ウィルダース氏が、当局は移民とテロリズムの関係に目をつぶっているとして、即座に国境を封鎖するよう政府に求めた。

イタリアでも民族主義的政党である北部同盟のサルビーニ書記長が、移民やその子供たちの宗教面での先鋭化は安全保障上の脅威だとして、国境閉鎖を要求した。

コンサルタントのユーラシア・グループのアナリスト、チャールズ・リッチフィールド氏は「メルケル首相の難民受け入れ策への圧力が高まり、英国のシリア紛争介入の可能性が増し、汎欧州的な難民受け入れに向けたコンセンサス形成が一段と難しくなるなど、パリでの同時攻撃の政治的な影響は広範に及ぶだろう」と警告した。

862チバQ:2015/11/17(火) 00:00:40
http://www.sankei.com/world/news/151116/wor1511160054-n1.html
2015.11.16 21:03
【パリ同時多発テロ】
フランスなぜ狙われた? 「イスラム国」の理想と真逆の社会、統合求める国に反発


 重大テロに相次ぎ見舞われたフランス。イスラム過激派はなぜ執拗(しつよう)にフランスを「標的」とするのか。

 ティエリー・ダナ駐日フランス大使は16日、都内で記者団の取材に応じ、犯人が今回パリを狙ったのは、大都市であるという以上に「イスラム国として明確な意味がある」と強調した。

 ダナ氏は、現場となった劇場は「若者が集う現代性を象徴する」存在であり、カフェのテラス席も「開放的」で、「(仏文化で重要な)自由を謳歌(おうか)でき創造性を発揮できる」場所だと指摘。それらは「イスラム国の理想と正反対」のため攻撃されたと推測する。

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 フランスでイスラム教徒が置かれる環境も注目だ。欧州でも絶対数が多いイスラム教徒の社会への統合を仏政府は重視してきたが、河本志朗・日大教授は「社会から疎外感を感じる不満分子は一定程度出るが、過激分子になるのを防げるかが問題だ」と指摘する。

 さらに「ホームグロウン(自国育ち)」と呼ばれるテロリストの存在が浮かび上がってきた。差別や就職難などで不遇を感じる人物が、「欧米へのテロを呼びかける過激派の声に呼応してしまうことは十分考えられる」と河本氏はみる。

863チバQ:2015/11/17(火) 01:08:29
北欧4か国クイズ作ってみた。頑張って組み合わせてみましょう!!

位置:A西 B真ん中 C東 D南
国名:①スウエーデン ②フィンランド ③デンマーク ④ノルウエー 
首都:aヘルシンキ bコペンハーゲン cストックホルム dオスロ
企業:あレゴ いNOKIA うOpera えIKEA
有名人:壱ムンク 弐ムーミン 参アンデルセン 四ノーベル
観光:Wかもめ食堂(映画) Xシュールストレミング(食べ物) Yリレハンメル(都市) Z人魚姫の像
その他:Iグリーンランド  II H&M/ボルボ/ABBA  IIIEUに加盟していない  IV共和制

正解は下のほうに。










A西:④ノルウエー  dオスロ うOpera 壱ムンク Yリレハンメル(都市) IIIEUに加盟していない
補足)一人当たりGDPが4か国中1位。全世界でも2位(北海油田など)
B真ん中:①スウエーデン  cストックホルム えIKEA 四ノーベル Xシュールストレミング(食べ物) II H&M/ボルボ/ABBA
補足)圧倒的に人口が多い(他500万人程度。スウエーデンのみ1000万人近い)
C東:②フィンランド  aヘルシンキ いNOKIA 弐ムーミン Wかもめ食堂(映画) IV共和制
D南:③デンマーク  bコペンハーゲン あレゴ 参アンデルセン Z人魚姫の像 Iグリーンランド

864とはずがたり:2015/11/17(火) 08:20:12
>>863
面白いっす。

北欧って十把一絡げにしてしまって各をあんま個別に把握してないんですが結構各自特徴あるんですねー。

865チバQ:2015/11/17(火) 20:41:13
なんとなく似た感じの国なんで区別がつきづらいですよね・・・・
作ってみたものの覚えられない・・・

866チバQ:2015/11/17(火) 20:46:11
http://www.sankei.com/affairs/news/151116/afr1511160037-n1.html
2015.11.16 21:41
【パリ同時多発テロ】
事件現場が「観光地化」 一部でピースサインで写真の観光客も

(1/3ページ)【パリ同時多発テロ】

16日、同時多発テロ後、初めての平日を迎えたパリ。事件現場付近のレピュブリック広場のモニュメントには、たくさんの花とキャンドルが置かれていた(4枚を合成したパノラマ写真)(共同)
 【パリ=森浩】パリ同時多発テロの現場となった市中心部のバタクラン劇場やカンボジア料理店前は16日も鎮魂の祈りをささげる人の波が絶えず続いた。フランス政府は外出自粛を呼びかけているが、現場付近は花束やロウソクで埋め尽くされている。「聖地化」の一方、「観光地化」も同時に進み、「新たなテロの標的となるのでは」とも懸念される。

 「ここに足を運ぶことでフランス人の連帯が生まれる気がします」。グレゴリー・ヴィンセントさん(64)は事件以来、15人が死亡したカンボジア料理店前を何度も訪れている。「かつて、テロの恐怖はあったが、身近ではなかった。それが実際のものとして押し寄せている」

 フランス政府は14日からの3日間を喪に服す日と定めており、エッフェル塔や凱旋門といった有名観光地は一時休業し、ルイ・ヴィ.トン本店などのショッピング施設も営業を控えた。

 「今のパリでわれわれ観光客は行く所がない」と話すのは中国・河北省から一族15人でパリ旅行に来ていた劉哲さん(56)。せっかくの観光旅行だが何もできずに残念だという。

 そんな中、事件現場では、携帯電話を使いピースサインで写真撮影する観光客も登場。東洋系の旅行者だったが、「記念になると思って」と話した。

 こうした状況に「再テロの懸念」の声もあり、近くを警備していた警察関係者は「ここが再度墓標になることがあってはならない」と強調した。

867チバQ:2015/11/17(火) 21:29:05
http://mainichi.jp/select/news/20151117k0000m030103000c.html
フランス:大統領が臨時議会演説 非常事態宣言の延長訴え
毎日新聞 2015年11月16日 21時44分(最終更新 11月16日 22時28分)

 【パリ賀有勇】フランスは15日夜、シリア北部の過激派組織「イスラム国」(IS)支配地域に対する大規模な空爆を行った。パリ同時多発テロに「容赦なく対応する」と述べ、犯行声明を出したISとの対決姿勢を鮮明にしたオランド大統領は空爆強化に踏み切った。オランド大統領は16日、ベルサイユ宮殿での上下両院の臨時議会で演説。空爆についての説明を行い、非常事態宣言を延長するための法改正を求める。また過激派との戦闘強化に向け、国際社会に結束を呼びかける。

オランド大統領は一連のテロ攻撃をISの犯行と断定して一連のテロを「戦争行為」だと主張。「(ISに対し)容赦なく対応」すると述べて、対決姿勢を鮮明にしていた。

 15日の空爆は米軍と合同で行われ、ISが「首都」と位置づけるシリア北部ラッカにあるIS司令部などに20発の爆弾を投下した。フランスが9月にシリア領内での空爆に参加してから、最大の攻撃となった。仏ルモンド紙は、「オランド大統領が求めているのはIS組織を破壊することだ」という国防省関係者の話を報じた。

 フランスは、戦闘機を搭載した原子力空母シャルル・ドゴールを18日にペルシャ湾に派遣し、4カ月間駐留させることを決めた。ISに対する空爆をさらに強化する見通しだ。

 バルス首相は16日、仏ラジオに出演して、今回のテロがシリアで計画されたものだと指摘。「われわれは応酬する。なぜなら戦争を行っているからだ。われわれは行動し、攻撃し、そして勝つ」と述べ、シリア空爆をさらに強化することを示唆した。

868とはずがたり:2015/11/17(火) 22:08:44

ベルギー「テロリストの温床」の街
World's Security Services Focus on Brussels Suburb of Molenbeek
モスクがイスラム過激派の新兵勧誘の場になる貧しい移民社会
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/11/post-4123.php
2015年11月17日(火)17時33分
ナタリー・イルスレイ

 先週のパリ同時多発テロでは、捜査線上にたびたびベルギーが浮上した。なかでも注目を集めているのが、首都ブリュッセルのモレンベーク地区だ。イスラム教徒が多いモレンベークは、地元では以前からテロリストの温床とみなされてきたが、今回のテロでも容疑者数人がこの地区の出身だということが明らかになった。

 パリ同時多発テロでは、少なくとも132人が死亡、349人が負傷し、イスラム国(ISIS)が犯行声明を出している。警察は、ISISとのつなが

りが疑われる人物としてサラ・アブデスラムを特定した。モレンベーク在住のフランス人だ。同じくフランス人の兄弟イブライム・アブデスラムは、事件当日にカフェで自爆している。

外国人もここから聖戦へ
 英インディペンデント紙によれば、今回のテロの首謀者とみられるシリア在住のベルギー人、アブデルハミド・アバウドもモレンベークとつながりがあるという。

 モレンベークにはモロッコ系やトルコ系移民の大きなイスラムコミュニティーがある。貧困で失業率は3割近く、町のモスクのいくつかは、イスラム過激派の新兵勧誘に場所を提供していると、GQ誌は指摘する。

 シリアやイラクでのジハードに参戦して帰還する外国人戦闘員の住民に占める割合がヨーロッパで最も高いという。

 モレンベークのテロリズムとのつながりはいまに始まったことではない。2004年のマドリード列車爆破テロでは、191人が死亡、約2,000人が負傷したが、容疑者の1人はモレンベーク出身のモロッコ人だった。

 今回のテロで、ベルギーもいよいよモレンベークの悪評を放置できなくなった。シャルル・ミシェル首相は先週末、フランスのTV局に「何かあると、たいがいモレンベークが絡んでいる」と語った。「今後は強硬手段をとるしかない。これまでの対策は放任主義で手ぬるかった。今そのツケを払わされている」

 その強硬手段がまた、憎しみの連鎖を生むのだろうか。

869とはずがたり:2015/11/18(水) 08:47:01
仏予算、赤字が目標超過へ 同時攻撃受け安全保障費拡大=首相
2015年11月17日(火)19時14分
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2015/11/159813.php

 11月17日、フランスのバルス首相は、先週末のパリ同時攻撃を受けて安全保障関連予算を増額するため、欧州連合(EU)が義務付ける財政規律は達成できないとの見通しを明らかにした。パリで16日撮影(2015年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 17日 ロイター] - フランスのバルス首相は17日、先週末のパリ同時攻撃を受けて安全保障関連予算を増額するため、欧州連合(EU)が義務付ける財政規律は達成できないとの見通しを明らかにした。

首相は公共ラジオ、フランス・インターに対し、予算案を修正して警官の増員などを行うため、財政赤字は「必然的に(目標を)超える」と語った。

「この困難な状況はフランスだけでなく欧州の問題でもある」と述べ、欧州委員会に理解を求めた。

フランスの2016年予算では財政赤字の国内総生産(GDP)比率を3.3%と予想している。

仏財務省筋は16日、オランド大統領が言及した安全保障関連の追加支出について、10億ユーロ以下との見方を示している。

870とはずがたり:2015/11/18(水) 13:34:35

パリ在住の日本人が見た「テロ翌日でも普通にすごす」フランス人の覚悟
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%83%91%e3%83%aa%e5%9c%a8%e4%bd%8f%e3%81%ae%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%8c%e8%a6%8b%e3%81%9f%e3%80%8c%e3%83%86%e3%83%ad%e7%bf%8c%e6%97%a5%e3%81%a7%e3%82%82%e6%99%ae%e9%80%9a%e3%81%ab%e3%81%99%e3%81%94%e3%81%99%e3%80%8d%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%a6%9a%e6%82%9f/ar-BBn2wim?ocid=spartandhp#page=1
女子SPA!  2日前

871とはずがたり:2015/11/18(水) 13:54:16

EU、初の集団的自衛権の行使表明…仏を支援
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%ef%bd%85%ef%bd%95%e3%80%81%e5%88%9d%e3%81%ae%e9%9b%86%e5%9b%a3%e7%9a%84%e8%87%aa%e8%a1%9b%e6%a8%a9%e3%81%ae%e8%a1%8c%e4%bd%bf%e8%a1%a8%e6%98%8e%e2%80%a6%e4%bb%8f%e3%82%92%e6%94%af%e6%8f%b4/ar-BBn8z0n?ocid=spartandhp
読売新聞 2 時間前

【ブリュッセル=三好益史】パリ同時テロを受け、欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで国防相理事会を開き、フランス政府が求めたEU基本条約に基づく集団的自衛権の行使について全会一致で支援を表明した。

加盟国が武力攻撃を受けた場合、他の加盟国が軍事的手段を含めた支援を行う同条約の条項で初めて発動される。北大西洋条約機構(NATO)と違って軍事同盟ではないため、協力内容は仏政府が加盟国と個別に協議して決める。

仏政府はイスラム過激派組織「イスラム国」に対するシリアでの空爆強化の方針を示しており、他の加盟国による空爆への参加や、仏軍が西アフリカ地域で行っている国連平和維持活動(PKO)の手助けなどを想定している。

872とはずがたり:2015/11/18(水) 16:34:22

パリ連続襲撃、情報機関の失態と懸念
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%91%E3%83%AA%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%A5%B2%E6%92%83%E3%80%81%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AE%E5%A4%B1%E6%85%8B%E3%81%A8%E6%87%B8%E5%BF%B5/ar-BBn8P4J#page=2
AFPBB News AFPBB News
42 分前

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で13日夜に起き、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した連続襲撃事件では、凶行を阻止できなかった同国の情報機関に再び厳しい視線が向けられている。

 特に大きな懸念とされるのは、事件現場の一つとなったコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」を襲撃後、自爆した実行犯の一人、サミ・アミムール(Samy Amimour)容疑者(28)の行動を当局が阻止できなかったことだ。

 仏国籍のアミムール容疑者は、イエメン渡航計画が発覚して2012年に保護観察処分になったにもかかわらず、その1年後にシリア行きを果たし、国際指名手配されていた。それでも当局は、アミムール容疑者がひそかにフランスに帰国し、襲撃事件に加わることを防げなかった。

仏パリ連続襲撃事件の現場の一つ、パリ10区アリベール通りのカンボジア料理店とカフェ付近に残る銃痕(2015年11月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 仏パリ連続襲撃事件の現場の一つ、パリ10区アリベール通りのカンボジア料理店とカフェ付近に残る銃痕(2015年11月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 情報機関は、コンサートホールで自爆した別の実行犯、オマル・イスマイル・モステファイ(Omar Ismail Mostefai)容疑者(29)についても非難を浴びている。

 モステファイ容疑者は2010年からマークされ、仏当局の要注意人物リスト「Sファイル」に過激派として掲載されていた。また、トルコ政府筋が明らかにしたところによれば、トルコはモステファイ容疑者が脅威となる可能性を昨年12月と今年1月の2度にわたり、フランスに警告したが「フランス側からは何の反応もなかった」という。モステファイ容疑者は13年にトルコに入国しているが、これはシリアへ渡航する途上だった可能性がある。

 仏情報機関、対外治安総局(DGSE)のアラン・シュエ(Alain Chouet)元情報部長は「(欧州の)シェンゲン(Schengen)圏の境界管理に問題がある。大きな問題だ」という。シュエ氏は、アミムール容疑者の帰国が「危険信号の引き金になるべきだった。しかし、彼らはシェンゲン圏を出入りする方法を非常によく分かっており、しかも何度も実践している」と語る。

 また欧州の安全保障にとって、ベルギーも大きな問題となっている。実行犯のうち数人はベルギーの現地警察によって把握されていたにもかかわらず、その動きはほとんど追跡されていなかった。仏警察の幹部筋は16日、「ベルギーから警告がなければ、我々には何もできない」と弁解した。

873とはずがたり:2015/11/18(水) 16:35:54
>>872-873
■潜在的過激主義者の完全追跡は不可能

 こうした批判の声が上がる一方で、専門家は、監視対象の規模があまりに大きく、完全な追跡を不可能にしているという。

 イスラム過激派に加わるためにシリアやイラクへ渡航している国民が最も多いのはフランスだ。公式統計によれば、シリアやイラクでISに合流しているとみられるフランス人の数は500人を超える。また帰国した者が250人、これから渡航を希望している者が約750人いるといわれる。過激主義者になる恐れがあるとして「Sファイル」に登録されている人物は1万人を超える。

 フランスは今夏、新たな法的枠組みを設けて警察に、裁判所の令状なしに電話の盗聴や通信傍受ができる広範囲な権限を与えた。だが、1月に風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件を引き起こしたクアシ(Kouachi)兄弟の例と同様、「問題は潜在的なテロリストを特定することではなく、彼らが分析・評価のための情報源を持っていることだ」と、米調査会社IHS系のIHSカントリー・リスク(IHS Country Risk)のアナリスト、キット・ニコル(Kit Nicholl)氏は話す。「おそらく外国で訓練を受けた者たちは、通信を一切回避するなり、情報機関が先回りできないようなペースで進化する最新の暗号技術を使うなりして、監視を迂回する方法を分かっている」という。

 DGSEの元職員は匿名で取材に応じ、今回のパリ連続襲撃事件には三つの可能性があると話す。「まず、もしもそうならば大いに懸念されることだが、誰も何も見ていなかった可能性。あるいは、我々は目にはしていたが、目にしたものを理解できなかった可能性。これも問題だ。あるいは我々は見ていて、さまざまな手立てを打ったにもかかわらず攻撃を許してしまった可能性だ」。つまり「情報活動か、情報の分析か、さもなくば治安部門の指揮系統のどれかに問題があるということだ」

 元職員はまた襲撃の「準備が行われたのがベルギーだったという事実も、問題をいっそう難しくした」という。「人口比でシリアに渡る人間の割合が最も多いのはベルギーなのに、ベルギー当局は役割を果たせていないと言わざるを得ない。襲撃事件の実行犯の多くはブリュッセル(Brussels)で知られていた人物だ」「誰かがしくじったのだ」

 しかし、対テロ機関の職員たちは、限られたリソースで監視対象人物の優先順位をつけるという困難な選択を迫られている。「それを考えると夜、眠れなくなる」と、フランスの対テロ機関のある幹部は今回の事件の前に行ったインタビューで語っていた。「監視対象リストの中で、どうすれば正しい位置に正しい名前を挙げることができるか。厳正な科学からはまったく遠い仕事だ」

 最終的な矛先が治安機関に向かうべきではないという意見もある。シュエ氏は「明らかに襲撃事件が起こり、問題があったということだ。だが、森林火災を消防隊のせいにはできないだろう」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

874とはずがたり:2015/11/18(水) 16:56:04

テロ実行犯はもう1人逃走か、フランス警察が捜査
TBS News i 2015年11月18日 06時17分 (2015年11月18日 09時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20151118/Tbs_news_46073.html

 パリの同時多発テロで、公開手配されている容疑者のほかにもう1人の実行犯が逃走している可能性が高まり、フランス警察が捜査を始めました。
 パリの同時多発テロでは、7人の容疑者が死亡し、サラー・アブデスラム容疑者が公開手配されています。しかし、AP通信などによりますと、目撃証言などから襲撃グループにはこのほかにもう1人実行犯がいた可能性が高まり、フランス警察が捜査を始めました。名前などは明らかになっていません。

 また、フランス警察は襲撃グループがテロの直前に宿泊していたホテルを特定しました。パリ中心部から車で30分ほど離れたところにあるアパートは一部がホテルになっており、逃走中のサラー・アブデスラム容疑者が泊まっていたということです。

 「部屋に戻ったら警察の鑑識が来ていて、その後いろいろと質問されました」(隣の部屋の宿泊者)

 事件翌日には警察が捜索を行い、パソコンなどを押収したということです。部屋は長期間滞在が可能でサラー・アブデスラム容疑者がインターネットで予約していました。

 一方、オランド大統領は17日、テロを受けて急遽フランスを訪問したアメリカのケリー国務長官と会談し、両国が連携して過激派組織「イスラム国」に対する空爆を一層強化することを確認しました。また、オランド大統領はロシアのプーチン大統領とも電話で会談し、「イスラム国」への空爆で協力することで一致しました。

 オランド大統領はこのあと24日にワシントンでオバマ大統領と会談するほか、26日にはモスクワでプーチン大統領と会談するということです。(18日05:23)

875とはずがたり:2015/11/18(水) 17:18:28
パリ郊外で銃撃戦 警官負傷と仏メディア
共同通信 2015年11月18日 13時46分 (2015年11月18日 14時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20151118/Kyodo_BR_MN2015111801001246.html

 【パリ共同】フランスメディアは18日、パリ北郊外で同日未明、警察と何者かの間で銃撃戦が発生したと報じた。米CNNテレビによると、複数の警察官に負傷者が出たとの情報がある。
 目撃者はCNNに、複数の銃声が聞こえ、銃撃戦の可能性があると語った。13日のパリ同時多発テロの容疑者捜索のため、家宅捜索をしていた際に銃撃戦になったもよう。現場は同時テロが起きたフランス競技場近く。

876とはずがたり:2015/11/18(水) 17:18:41

フランス、ISとの戦いで米ロと共闘望む アサド氏処遇で亀裂
http://jp.wsj.com/articles/SB10589961604557044643904581362373335814968?mod=WSJJP_hpp_MIDDLENexttoWhatsNewsFourth
By YAROSLAV TROFIMOV
2015 年 11 月 18 日 10:00 JST

 【パリ】フランスのオランド大統領は来週、米ロの首脳とそれぞれ会談し、過激組織「イスラム国(IS)」を掃討するための「大同盟」を求める見通しだ。しかしオランド大統領にとって一番の障害となるのは、シリアのアサド大統領の処遇をめぐる問題だろう。

 オランド大統領は以前から、アサド大統領の残虐さがそもそもISを誕生させた要因だと主張してきた。そして2013年にアサド政権に対する合同軍事行動計画から手を引いたオバマ米大統領の決定を裏切りだとみなしてきた。

 対照的にロシアは、アサド氏を支援するという明確な目標をもってシリアに軍事介入した。ロシアは、アサド氏なしではシリアという国は崩壊し、イスラム過激派に恩恵を与えるだけだろうと述べている。

 ISは11月13日のパリ同時テロと10月にエジプトで起きたロシア機墜落の両方で犯行声明を出した。ロシア政府は今月17日になって、この墜落は爆弾が原因だったと発表した。これら2つの攻撃は、西側とロシアのシリア政策を「ある程度まで」接近させた。

 オランド大統領は16日に議会で演説し、フランスの目標を改めて表明した。同大統領は、アサド氏がシリア危機の政治的解決の一部にはなり得ないとする一方で、「われわれの敵、シリアにおけるわれわれの敵はダーイシュ(ISのアラビア語の名称だ」と述べた。

 一方、ロシアは17日、ISの標的を攻撃するため長距離爆撃機を送り込んだ。ロシアは過去数週間、より穏健な反政府勢力(米国が支持する勢力を含む)に対する攻撃に集中していた。

ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)の学長で、元国務省顧問のバリ・ナスル氏は「これは本質的に、モスクワ、パリ、そしてワシントンを同じページ(共通認識の場)に置く動きで、ISISが攻撃の最優先課題ということだ。これは一つのシフト(変化)だ」と語った。

 仏大統領府は、オランド大統領が今月24日にワシントンでオバマ大統領と、26日にモスクワでロシアのプーチン大統領と、それぞれ会談すると述べた。だが、こうした外交上の接近にもかかわらず、シリア紛争にいかに対処するかでは重大な政策上の溝が存在している。

 パリにある戦略研究財団)の上級フェローで、仏国防省の政策顧問を務めていたブルーノ・テルトレ氏は「われわれは『アサドにノー』そして『ダーイシュにノー』と叫ぶのをやめ、『われわれの優先課題はダーイシュだ』と言うようになったが、その事実は、アサド打倒にわれわれの関心がなくなったことを意味しない」と指摘。そのうえで「われわれはロシアに小さな戦術的譲歩はできるが、戦略的な譲歩はできない。フランスはアサドが候補者になるようなシリアの大統領選挙を受諾しないだろう」と語った。

 言うまでもなく、フランスが新しい連合を望んでいる理由はすべて、これまでの米国主導のIS撃退作戦が失敗だったことにある。

 オバマ政権に近いシンクタンクである「アメリカ進歩センター(CAP)」のフェロー、ブライアン・カタリス氏は「この呼びかけは、フランスが、世界の他の多くの国と同じように、現在の60カ国以上で構成される反IS連合が不完全であり、期待された成果を達成していないとみていることの表れだ」と述べた。

 米国やその他の西側諸国が地上軍派遣を拒み、攻撃を空爆に限定しているため、ISに対する地上戦は主としてクルド人勢力と、イラクのシーア派民兵やレバノンのヒズボラといった親イラン勢力によって行われている。

 こうした反IS勢力は、シリアとイラクにある大半のIS支配地域に住んでいるスンニ派と宗派上や民族上の違いがあるため、モスルやラッカといった主要都市の奪還に成功したとしても、その支配を維持し続けるのは難しいだろう。

 レバノンの国会議員バセム・シャブ氏は「スンニ派とアラブ諸国を対ISの地上戦に参加させることが決定的に重要だ」と指摘。「ただトルコ、ヨルダン、サウジアラビアにとっては動機がなければならない。これらの国々は、アサド温存がシリアでの最終的な取り決めであるなら、関与するつもりはないだろう」と語った。

877チバQ:2015/11/18(水) 22:05:23
http://www.cnn.co.jp/world/35073700.html
フランス国旗のフェイスブックはもうやめよう
2015.11.18 Wed posted at 19:40 JST
(CNN) フランス国旗化したフェイスブックのロゴはもう結構。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のテロリストが13日に銃弾と爆弾でパリを引き裂き、少なくとも129人を殺害した事件には、誰もが感じたのと同じ戦慄(せんりつ)を私も覚えた。そして私もまた、2001年の米同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンターや、国防総省、ペンシルベニア州で大勢が犠牲になった光景がよみがえった。
あの朝、米国の生活は一変した。私たちは直ちに、航空機に乗るため衣服の一部を脱がなければならなくなったことを受け入れ、競技場ではかばんを開けて中身を見せ、政府が自分の電話の内容を聞いたりメールを読んだりするかもしれないことも当然の前提となった。
今度はパリに対する攻撃が、フランスの生活を短期的にも長期的にも一変させるだろう。同じ自由世界の市民として、私はフランスを支持する。米国の指導者には、友人を助けるためにできる限りのことをしてほしいと思う。
ただ私は自分の顔を青と白と赤の3色に塗ることはしない。
恐らく、善意で連帯を示す意図なのだろうが、実態として、これでパリ市民の苦しみが安っぽいものになり、対テロ戦争は矮小(わいしょう)化される。ISISはゲームの中の悪者ではない。自分の信条に沿った信仰を持つ(あるいは持たない)権利を含め、自明の自由を信じるすべての人を、真に脅かす存在だ。
米国やフランスの民主主義の神髄は信教の自由と、神を絶対視する教義の否定にある。対照的にISISは宗教を隠れ蓑(みの)として、利己的な狂気から注目をそらす。これには真剣な対応が必要だ。つまり、フェイスブックの装いは正しい反応ではない。
テロ攻撃が起きると、悲しみを声高に口にし、シンボルを取り入れ、自分たちと違う人は誰であれ不審者とみなすことを正当化し、そしてやがて元の気楽な日常生活へ戻る――というパターンが出来上がった。
ワールドトレードセンターに対する攻撃では、全米がニューヨーク市を中心に結集し、ニューヨーク市消防局(FDNY)やニューヨーク市警(NYPD)やヘルメットに同調した。ところが14年たった今、あの日の救助活動で負傷した人たちの医療手当てを延長する法案を通過させようという政治的意思さえないようだ。当時のニューヨーク市長で「アメリカの市長」と呼ばれたルディ・ジュリアーニ氏の政治的活力は、選挙で選ばれたこともテロ跡地に立ったことも一度もないドナルド・トランプ氏やベン・カーソン氏より低い。
フランス国旗は間もなくフェイスブックから消えていくだろう。あとしばらく報道が続いたあと、パリはトップニュースから姿を消す。だがテロリストは蒸発しない。安っぽいシンボルで彼らを追い払うことはできない。
米国の指導者は、対テロ戦争の前提をシンボルから形のある行動へと転換させなければならない。街頭には武装した警官が増えるだろう。米中央情報局(CIA)長官は、テロリスト追跡のための裁量拡大を求め、電話や通信の傍受も増やす必要があると主張する。だがあのフェイスブック愛国者の多くは、武装警官は偏向していると主張し、ソーシャルメディアで共有している内なる思いのプライバシーは憲法で守られるので監視対象にすべきではないと主張するだろう。
フェイスブックをフランス国旗にした米国人は、対テロ戦争をおとしめるし、その効果は顔文字と同程度だ。

この記事は、米ジョン・ジェイ犯罪司法カレッジ非常勤教授で、国際情報企業のコンサルタント、ジェームズ・マルバニー氏によるものです。記事における意見や見解はすべて同氏個人のものです。

878チバQ:2015/11/18(水) 22:06:01
http://www.cnn.co.jp/world/35073624.html?tag=mcol;relStories
パリとベイルート、2つのテロが浮き彫りにした偏向に失望感
2015.11.17 Tue posted at 13:17 JST
(CNN) 129人が死亡したフランス・パリの同時テロ事件で世界中が哀悼の意を示す中、前日にテロが起きたレバノンでは、自分たちは西側に見放されたという失望感が市民の間に広がっている。
パリのテロ事件が起きる前日の12日。レバノンの首都ベイルートで2件の自爆テロが相次ぎ、43人が死亡、239人以上が負傷した。いずれの事件についても、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出している。
しかし13日にパリの事件が起きると、西側のメディアはレバノンに背を向け、報道はフランス一色になった。
2つの事件で浮き彫りになった偏りの大きさに対し、批判の声も強まっている。
名所旧跡をフランス国旗の青と白と赤にライトアップする動きは、世界各地に広がった。一方、あるレバノン人医師はブログにこう記す。「私たちの国民が死亡した時は、どこの国も私たちの国旗の色のライトアップはしなかった。世界中が追悼の意を示すこともなかった。その死は国際ニュースの中のどうでもいい1つの断片にすぎず、世界のどこかで起きた出来事にすぎなかった」
ソーシャルメディアにも、パリとベイルートに対する注目度の偏りを指摘する声が投稿されている。フェイスブックのプロフィル写真がフランス国旗色に変更できるようになったことに対し、「フランス国旗をかぶせるのは結構。私もベイルートの人たちへの連帯を示すため、プロフィル写真を変更したいのですが、どうやればいいですか?」とツイッターに疑問をぶつけるユーザーもいた。
ベイルートでも、テロに遭遇しながら自分の身を犠牲にして多くの人命を救った人たちがいた。
最初の爆発が起きたとき、娘を連れて現場付近を歩いていたアデル・ターモスさんは、2人目の実行犯が自爆しようとしているところを目撃し、とっさに男に飛びかかった。
衝撃で男が身に着けていた爆弾が爆発し、ターモスさんと娘は死亡した。しかしその行動がなければ、罪もない何十人もの市民が犠牲になっていたかもしれなかった。ソーシャルメディアにはターモスさんの勇気をたたえるページが設置され、追悼の言葉が寄せられている。

879チバQ:2015/11/18(水) 22:27:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151118-00000085-jij-eurp
「なぜパリばかり注目」=アラブ世界に違和感―仏同時テロ
時事通信 11月18日(水)14時51分配信

 【カイロ時事】13日に起きたパリ同時テロをめぐるニュースが連日、世界で大々的に報じられている。
 一方、アラブ世界では、今回のテロをはるかに上回る犠牲者がシリア内戦などで毎日出ているが、パリほど注目されない。人々の間では「なぜフランスの事件ばかり関心が集まるのか」と違和感が広がっているようだ。
 アラブ世界のイスラム教徒の間でも、129人が犠牲になったパリ同時テロへの関心は高い。市民からは、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」を非難し、突然の凶行で命を落とした人々やその遺族らへの同情の声が聞かれる。
 ただ、その1日前の12日にレバノンの首都ベイルートで起き、40人以上が死亡した連続自爆テロは、あまり各国メディアで報じられていない。クウェート紙アルライは「レバノンの人々は、世界にとってレバノンの犠牲者はパリと同等でなく、忘れ去られたと感じている」と伝えた。
 エジプト紙アルワタンも「アラブ諸国では毎日人々が死傷しているのに、なぜフランスばかりなのか」といったフェイスブック投稿者の違和感を伝えるコメントを掲載。町の喫茶店では「世界は二重基準だ」と不満の声が聞かれたことにも触れ、「強い国は注目され、弱い国は(強い国より)悲惨な事件が起きても目を向けられないものだ」と語る大学教授の見解を紹介した。
 フェイスブックでは、プロフィル写真上にフランス国旗を映し出す機能が搭載され、世界中で多くの人がこれを利用している。こうした中、エジプトの著名俳優アデル・イマム氏は「フランスよりレバノンの方が(エジプトに)近い。だから私は連帯を表明する」と述べ、自らの写真にレバノン旗を重ねた。

880とはずがたり:2015/11/19(木) 19:57:18
2015年 11月 19日 14:39
コラム:パリ攻撃、残した手掛りが「イスラム国」の命取りに
http://jp.reuters.com/article/2015/11/19/column-paris-attack-clues-idJPKCN0T80C320151119?sp=true

[17日 ロイター] - もし筆者が、西欧や似たような地域に潜む戦闘的な原理主義者だったとすれば、13日のパリでの自爆攻撃の成功に大喜びしてはいられないだろう。むしろ、不安に苛まれるべきだ。

欧州各国をはじめ、多くの国の諜報機関・治安機関はすでに活動を開始している。彼らの活動は、当初の攻撃そのもので生じたよりも重大な結果をもたらすだろう。なぜなら、彼らはパリで本当のところは何が起きたのかという謎を解明したいと思っているからだ。そして、主な容疑者が身を隠していることがすでに分かっているだけに、一斉手入れの危険は刻一刻と迫っている。

逆に、筆者が普通の市民だったら(とはいってもパリ攻撃の標的はまさにそのような人々だったわけだが)、私は安心してよいだろう。どれほど大規模な捜索が実施されているかを考えれば、その理由は明らかになる。

最初、警察は犯人について何の情報もない状態で捜査に着手したが、状況は急速に変化した。犯人の1人は自爆ベルトの爆発で吹き飛んだ指から採取した指紋で特定され、その兄弟もイスラム主義者であるという情報が得られた。これで容疑者が1人。レンタカーが発見されたことでもう1人の身許が明らかになった。この種の捜査では、身許が特定された個人の近親、親戚、友人はただちに「参考人」にカウントされる。

今日のようなアグリゲーション(情報集積)、メタデータ、データマイニングの時代には、個人相互の人脈、つながりを把握することに非常に大きな関心が注がれる。米連邦政府の国家安全保障局が、監視対象とする電話の所有者の人間関係を2階層、3階層まで追跡しているのも、まさにそのためである。

パリ同時攻撃事件の捜査では、取り調べの一部はこうした人間関係の把握を目的として進められることになろう。

当局が実際の手掛りを固めていく際に、この種の追跡はいっそう重要になっていくだろう。たとえば13日にパリで殺された戦闘員は携帯電話を持っていたかもしれないし、衣服を身につけ、武器を持っていただろう。こうしたものはすべて出処を調べられる。そのなかには携帯電話のように新たな人脈を示してくれるものもある。

たとえば、攻撃で用いられた武器を考えてみよう。「イスラム国」を名乗るイスラム主義グループは、西欧に兵站・補給のネットワークを持っていない。襲撃犯は、武器をどこかで調達しなければならなかった。すると、自動小銃AK47を入手できる彼らにも利用可能な闇市場がどこにあるか、という問いが生じる。ブリュッセル郊外のモレンベークが、そうした場所の1つだ。

8月にブリュッセル─パリ間の列車において3人の米国人の若者によって阻止された襲撃事件、今年初めベルギー警察との銃撃戦、2014年5月に起きたブリュッセルにあるベルギーユダヤ博物館への攻撃など、使用された武器はどれもこのモレンベークが出処だった。犯人もこの地域に住んでいた。パリ攻撃に関与している2人の兄弟も、すでにモレンベーク出身であることが分かっている。

881とはずがたり:2015/11/19(木) 19:57:28
>>880-881
ベルギー警察はモレンベークに部隊を派遣した。これもまた安心できる点の1つだ。いや、法のどちら側に身を置いているかによっては、不安にもなるだろう。治安当局側が何も知らないと思ったら間違いだ。

ベルギーには、「シャリーア・フォー・ベルギー」(Sharia4Belgium)と呼ばれるグループが存在する。シャリーア(イスラム法)を宣伝する組織で、シリアに向かう戦闘員の主要な徴募団体の1つと位置付けられている。

ベルギーという国自体、国民1人あたりで最も多くの新規戦闘員を中東での聖戦(ジハード)に送り出しているという不名誉に甘んじている。2015年初め、ベルギーのある裁判官が「シャリーア・フォー・ベルギー」をテロ組織に指定し、同団体に関与する45人が関連犯罪で有罪判決を受けた。この裁判及び被告全員に関する捜査、そして上述の鉄道攻撃未遂事件及び銃撃事件から得られた証拠を通じて、治安当局はパリ攻撃に関して疑うべき個人の名前を把握している。

同様に、フランス警察、そして特殊治安機関である国土監視局(DST)には、過去に捜査対象となる可能性のあった「参考人」であることを示す「Qファイル」が存在する。すでに、パリ攻撃の犯人のうち、少なくとも1人がQファイル記載者として一時期は監視対象とされていたという報道がある。イギリスでもロンドン警視庁公安部が同様のファイルをまとめている。

仏セーヌ・サンドニ県で暮らすムスリムや、英バーミンガムやタワー・ハムレッツで暮らすムスリムのうち一定数は、パリの事件と結びつける具体的な証拠の有無にかかわらず、尋問を受ける事態になると予想される。フランスだけでも16日中に168カ所の家宅捜索が行われたと報じられている。100名以上が自宅軟禁下に置かれている。

これらは、捜査において具体的な証拠が得られる「前」段階であり、ここからさらに新たな証拠が得られる。容疑者リストであり、不特定の疑惑である。これだけ多くの個人に対する事情聴取、データマイニング、攻撃現場で見つかった微細な破片からの追跡を通じて、捜査官はいずれ、いっそう具体的な手掛りをつかむだろう。さまざまな国の機関相互の調整は必須であろう。

もちろん、スピードは重要だ。1月の「シャルリー・エブド」編集部での銃撃事件と同じように、首謀者と見られるアブデルハミド・アバウドなどの大物はすでに捜査網から逃れた可能性がある。だが、イスラム国に力を与えているのはネットワークであり、この場合は、速度よりも徹底性が優先される。捜査を拡大するなかで、治安機関はより精度を上げ、パリ攻撃そのものではなくても、その他のジハード(聖戦)活動により直接的な関わりを持つ者や要素に焦点を合わせられるだろう。

以上が、「13日に襲撃犯たちがもたらした破壊以上に、パリ同時攻撃は西欧全域においてイスラム主義者たちに打撃を与える」と筆者が考える理由である。米中央情報局(CIA)は、9.11米同時多発攻撃以降の6カ月間で米国とその同盟国は実行犯らと関係のある個人2500人を多くの国の市街から一掃したと発表した。

それと似た状況がここ欧州でも再現されることを期待しよう。

882チバQ:2015/11/19(木) 21:47:16
http://www.asahi.com/articles/ASHCL3C23HCLUHBI00K.html
観光大国フランスにテロの影 クリスマス前遠のく客足
パリ=渡辺淳基、ロンドン=寺西和男2015年11月19日05時04分
「世界一」の観光大国フランスの経済に、同時多発テロ事件が影を落としている。18日にはパリ近郊で銃撃戦も起きた。外出を控える動きが長引けば、観光客が減り、クリスマス商戦を控えて個人消費が落ち込む恐れもある。

 パリ中心部ルーブル美術館近くの商店街。みやげ物店が続く通りは、ふだんなら平日も観光客でごった返すのに、事件が起きて客足は一気に遠のいた。

 Tシャツなどを販売するマリカさん(33)は「売り上げはいつもの3分の1くらい。まだ容疑者が逃走中で、すぐには回復しないかもしれない」と不安がる。隣の店のハフィダ・ベロードさん(30)は「クリスマス(商戦)に影響が続かないか心配だ」と話した。近くのカフェの店長ジャンクリストフ・アベールさん(47)によると、客は前週に比べて8割も減った。「外国人客はなかなか戻らないだろう」と言う。

 国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2014年のフランスへの旅行者数は約8380万人で、米国を上回って世界一だ。観光収入も世界3位の574億ドル(約7兆円)で、国内総生産(GDP)の1割弱を観光業に頼る。日本の旅行会社でツアー中止が相次ぐなど、観光客の減少が長引けば打撃は大きい。18日もパリ近郊で銃撃戦が繰り広げられるなど、不安はすぐにぬぐえそうにない。仏経済団体MEDEFのピエール・ガターズ会長は17日の記者会見で「今のフランス経済は非常にもろい」と述べ、事件の影響に懸念を示した。

 ただ、04年3月のマドリードの列車爆破テロでは、スペインを訪れる観光客は4月は減ったが、5月には回復した。「今回も影響は一時的で限定的だろう」(英調査会社キャピタル・エコノミクスのハインズ欧州担当エコノミスト)との見方もある。

残り:934文字/全文:1666文字

883チバQ:2015/11/19(木) 21:47:53
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN0T80D6.html
焦点:アジアの富裕層、パリ攻撃で仏渡航敬遠 観光産業に動揺
2015年11月19日16時06分
 [18日 ロイター] - パリ同時多発攻撃やエールフランス機への爆破予告などの影響で、世界の観光産業に動揺が走っている。アジアの富裕層には、欧州への旅行を考え直そうとする動きもあるようだ。

 旅行会社(訂正)がパッケージ旅行をキャンセルしたほか、パリ事件で神経質になった観光客が旅行を延期したり行き先を変更するなどで予約がさらに落ち込むのではないかとの見方もある。

 旅先で多くのお金を落としていく中国人旅行客の中には、パリへの渡航を避けてドイツなど欧州の他の都市を選ぶ人々も出てきた。先週パリ旅行中だった一部の中国人は、すぐに行き先をスイスに変更したという。

 中信旅遊集団(北京)のある社員は、フランス関連の業務は不振が続くだろうと予想する。「地震などの自然災害とは違い、テロ攻撃による人々の不安は尾を引く。少なくとも3カ月は続くだろう」と話した。

 世界でも観光客の多いフランス。駐仏中国大使によると、今年の中国人旅行者は前年比1.7%増の200万人以上が見込まれていた。日本では、フランスは12番目に人気のある旅行先だ。

 観光業は同国の国内総生産(GDP)の7%以上を占め、観光客は昨年パリだけで3220万人に上った。旅行客の不安がクリスマス時期まで長引けば、仏経済にはさらなる下方圧力となるだろう。

 上海で不動産仲介業をしているビッキー・ツェン氏(27)は「それでもパリには行きたい。ただ、こんな事件があっては、あと1年は行かないだろう」と話す。会社員のリー・マオキン氏(29)は「パリはロマンチックな街というイメージだったが、治安の問題が無視されていたのではないか。もし自分が旅行するなら、この事件で考えを変えたかもしれない」と言う。

 <深刻な懸念>

 パリへの定期便を運航しているアジアの航空会社では、韓国のアシアナ航空<020560.KS>がパリ便のセキュリティーチェックを厳しくした。台湾のエバー航空<2618.TW>は13日の同時攻撃後にキャンセルが相次いだといい、シニアバイスプレジデントのK.W. Nieh氏によると「15日だけで300件の予約のうち50件がキャンセルになった。パリ便は通常満席だったが、事件以来、搭乗率は70―80%に落ちている」と言う。

 中国国際航空(エアチャイナ)<601111.SS>やシンガポール航空<SIAL.SI>などは、パリ便について数日から数週間にわたりキャンセル料を免除すると発表した。

 豪ツアーオペレーター協会(CATO)のデニス・バニック会長は、顧客は欧州旅行に対し明らかに神経質になっていると指摘。「人々は、テロ攻撃はどこでも起こり得るということを実感した。その時が来たら、残念ながら巻き添えにならないよう逃げることは不可能なのだ」と述べた。

 ただ、こうも話した。「こういった事件が発生すると、人々は予約を延期する。だが、旅行そのものを思いとどまらせることはできない」

 (Swati Pandey記者、Faith Hung記者、Donny Kwok記者、安藤律子記者、Aradhana Aravindan記者、Joyce Lee記者、Anne Marie Roantree記者 翻訳:田頭淳子 編集:加藤京子) 

 *本文2段落目の「旅行会社2社」を「旅行会社」に訂正します。

884チバQ:2015/11/19(木) 21:51:18
http://mainichi.jp/select/news/20151119k0000e030199000c.html
パリ郊外急襲:激しい抵抗と自爆 爆風で吹き飛ぶ窓
毎日新聞 2015年11月19日 11時31分(最終更新 11月19日 14時40分)
 【パリ賀有勇、ブリュッセル斎藤義彦】吹き飛んだ窓枠、崩れた壁--。治安部隊が18日急襲した、パリ同時多発テロの首謀者とみられるアブデルハミド・アバウド容疑者(27)らが使用していたパリ近郊サンドニのアパートは窓が根こそぎなくなり、外壁にひびが入るなど、激しい銃撃戦と容疑者の自爆の爪痕が深く残っていた。治安部隊は約1時間で5000発の銃撃を行ってアパートを制圧。指揮した検察官は治安部隊の「勇気と冷静さ」をたたえた。

 仏検察のモランス検事によれば、18日午前4時20分に始まった急襲は「困難を極めた」。アバウド容疑者が3階に潜むとみられるアパートのドアが防弾仕様になっており、こじ開けるのに手間取ったからだ。

 特殊部隊約70人が重武装の警官40人の後方支援を受けて、バリケードを突破して突入。中に容疑者の仲間とみられる女を見つけた。

 「彼はどこだ。お前の恋人はどこだ」。問い詰める特殊部隊員に向かって、女は「あの人は私の恋人ではない」と2回叫びながら、自動小銃を発砲。どこかに電話をかけた後、腰に巻いた自爆ベルトに点火した。

 その後約1時間、銃撃戦が続き、手投げ弾を投げて抵抗する容疑者側に、特殊部隊が約5000発の銃弾を浴びせて制圧した。容疑者3人を拘束し、自爆した女の他にもう1人の射殺体も発見した。

 自爆の影響はすさまじく、アパートの内部の壁が大きく損傷、少なくとも3カ所の窓が丸ごと吹き飛んでいる。床が一部抜けた上、壁が倒れてくる危険があり、支えながらの捜索になった。女の遺体の損傷も激しく「考えていたより身元確認に時間がかかる」と検事は話した。

 現場検証は夜まで続き、焦げたマットレスなどが運び出され、内部の惨状を示唆した。

 オランド仏大統領は18日に演説し、「非常に危険で重い任務だった」として治安部隊に感謝を述べた上で、改めてフランスがテロ組織との「戦争状態にある」と強調した。18日にサンドニの複数の場所で行われた急襲作戦では少なくとも2人が死亡、計8人が拘束された。

885チバQ:2015/11/19(木) 21:57:48
http://www.sankei.com/world/news/151119/wor1511190002-n1.html
2015.11.19 00:38
【パリ同時多発テロ】
武器密売横行、地下モスク…「容疑者は友達。聞かないでくれ」ベルギー・モレンベーク地区ルポ





(1/3ページ)【パリ同時多発テロ】

自爆して死亡したブラヒム・アブデスラム容疑者らが住んでいたとされる住宅=ブリュッセル
 【ブリュッセル=森浩】ベルギーの首都ブリュッセル中心部にほど近いモレンベーク地区は欧州連合(EU)本部から3キロほどの距離に位置する。今回の同時多発テロの実行犯の多くがこの地区の出身者だ。公のモスク(イスラム教礼拝所)もあり昼間は平穏な住宅街だが、武器密売が横行し過激派の養成につながるとされる「地下モスク」の存在が指摘される。テロリストを養成する地下共同体は、EUの拠点の目と鼻の先で暗躍していた。

昼は平和な街

 昼間の“表”のモレンベークは閑静な街だ。近くには学校もあり、公園も近い。フルーツ店も客でにぎわう。一見、まさに住人は平和に暮らしている。

 人口9万人のモレンベークは古くからモロッコ系やトルコ系の住民が多く、住人の8割以上がイスラム教徒。貧困地域でもあり、失業率は3割近いという。

 「この辺りがそうなのだが、中に入るのは駄目だ」

 移民の男性に紹介された場所は何の変哲もない住宅街の一角だった。皆が集まる公のモスクではなく、住宅にひっそりとある集会施設。それがテロリストの養成に一役買っているといわれる「地下モスク」だ。案内した男性も、写真を撮影することは厳しく禁じた。

過激派養成か

 こうした地下モスクはモレンベークには複数あり、過激派への洗脳の場であるとともに、実行犯の隠れ家であると指摘されている。

 かつて、そうした地下モスクの存在が明らかになり、反対住民の署名運動が起きて撤去されたこともあるという。「でもそうしたところに通う連中の結束は強い。表に出るのはわずかだろう」と近くに住む男性(48)は話す。

 「ここがテロの巣窟とは心外な表現だ。みんな平和に暮らしている」。50年近くモレンベーク地区に住むタリス・カリファさん(82)は、この地を愛してやまない。テロリストたちは「一部の鼻つまみ者だ」と断ずる。

 だが、穏やかな街の表情も、夕方を過ぎると一変する。どこからともなく、目つきの悪い男たちが街灯の下に集い始める。多くは移民風だ。「情報を買わないか」と、記者に近づいてきたのは前歯が全てない視線の定まらない男だった。

 この地区のやや北にパリの同時多発テロで自爆して死亡したブラヒム・アブデスラム容疑者(31)が経営していたバーがある。

 ブラヒム容疑者が営んでいたバーは、レンガ造りで窓も広く、ヨーロッパのどこにでもありそうな雰囲気だ。だが夜な夜な店では、麻薬取引が繰り返されていたといい、市当局が閉鎖を命じていた。

 「本来飲酒できないイスラム教徒が、酒を出すバーを営業するなんて信じられないだろ」。近くに住むモロッコ系移民のモハメドさん(59)は憤った。

 取材では逃亡中の容疑者の知り合いという男性にも接触できたが「友達なんだ。聞かないでくれ」と叫び、そのまま立ち去った。

 一帯で最大のモスク「アヌワール・シャバブ・モスク」を管理するラグワジさん(62)は「3年ほど前からシリアに行く、と言っていなくなる若者の存在は知ってる」と話し、苦しげに続けた。「この地区全てがテロリストではない。社会に害悪をもたらす人はムスリム(イスラム教徒)ではない。このことは分かってほしい」

886チバQ:2015/11/19(木) 22:02:20
http://www.sankei.com/world/news/151119/wor1511190072-n1.html
2015.11.19 21:42
【パリ同時多発テロ】
パリ市内のモスクは厳戒態勢 揺れるイスラム教への感情 「どうしても意識する」

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(1/3ページ)

パリ市内のモスク内にあるカフェ=18日、フランス・パリ(大西正純撮影)
 【パリ=森浩】移民に寛容だったことで知られるフランス。だが、同時多発テロを受け、国内で反イスラム感情が高まることが懸念されている。モスク(イスラム教礼拝所)など関係先は不測の事態を考慮して厳重な警備が敷かれる。「ムスリム(イスラム教徒)を意識するな、という方が無理」。モスク周辺を歩くと、そんな声も聞かれた。

普通の空気を演出

 「パリ左岸」といわれる地区にそのモスクは建つ。「グランド・モスケ・ド・パリ」(パリ大モスク)。1926年建設のパリ一番の規模を誇るモスクだ。

 付近は文教地区で静かな雰囲気だが、テロ以降、兵士がマシンガンの引き金に指をかけながら襲撃やデモを警戒している。

 モスク中庭は喫茶スペースで、名物のミントティーを飲むことができる。「客足はすっかり減ったね」。ウエーターのムスリムの男性は話した。

 友人3人とお茶を飲んでいた、近くの大学で演劇を専攻するヌイミさん(23)は「ムスリムへの悪感情はない。テロをするのは一部と思っている」と話しながら、「ノーマルな空気を演出することが大切」と強調。演出しなければいけないほど動揺している-という意味に受け取れた。

「はっきりいえば不気味に思うようになった」と率直に語るのは、コーヒーを飲んでいた男性(55)。「これほどの問題を起こし、これまで通りつきあってくれ、というのが間違いだ」と語気を強めた。

「移民が作った国」

 イスラム教徒側はどうか。「取材は勘弁してほしい。何をいっても誤解される」。モロッコ系移民のモハメドさん(34)は渋い顔を見せた。

 フランスは大量の移民を受け入れることで成長を遂げてきた。第二次世界大戦後の経済成長期には安価な労働力が必要とされ、アルジェリア、モロッコなど北アフリカから移民が流入した。18日早朝に警察特殊部隊とテロ容疑者らとの銃撃戦が繰り広げられたパリ北郊サンドニは移民たちが居を構えた場所だ。

 だが、経済の失速は大量の失業者を生んだ。「私の父は工事現場で働き、失職した。フランスを成長させたのは移民たちだが、使い捨てられた」とモハメドさんは心境を吐露した。

 大学生のムスタファさん(20)は、「差別となって跳ね返ってくることが怖いが、どうしようもない」と懸念する。地元報道などによると、既にパリ郊外のモスクではイスラム教徒を排撃するような落書きも見つかったという。

 平静を装いつつも、動揺は隠しきれないパリ市民。カフェでお茶を飲んでいたヨナタン・エベルさん(20)はこう語った。「フランスは自由、平等、博愛の国。移民も受け入れ、いろんな主義主張も受け入れてきた国なんだ。それが明らかに揺らいでいる。そのことがつらい」

887チバQ:2015/11/19(木) 22:03:05
http://www.sankei.com/world/news/151119/wor1511190044-n1.html
2015.11.19 13:57
【パリ同時多発テロ】
「僕らにはシャンパンがある」 仏風刺週刊紙
 1月のフランス連続テロで本社が襲撃された風刺週刊紙シャルリー・エブドの最新号が18日発売された。13日のパリ同時多発テロを受けた風刺画を1面に掲げ「僕らには(武器ではなく)シャンパンがある」との文言で、テロを痛烈に批判した。

 1面の絵は、男性が両手でボトルとグラスを持ちながら踊り、銃弾が貫通した痕とみられる体中の穴からシャンパンがあふれ出ている。「やつらには武器がある。くそ食らえ。僕らにはシャンパンがあるさ」とのメッセージで、殺害行為を繰り返すテロリストを批判した。

 イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したシャルリー・エブドの本社には1月7日、サイド・クアシ、シェリフ・クアシの容疑者兄弟が押し入って銃撃、計12人が死亡した。

http://www.sankei.com/world/news/151118/wor1511180062-n1.html
2015.11.19 07:25
【パリ同時多発テロ】
「カフェで食事を」 パリ市民らソーシャルメディアで呼び掛け テロに屈せず
 【パリ=森浩】13日発生した同時多発テロは、カフェで食事中の人や劇場でアルコール類を手にした観客を襲ったが、インターネットのソーシャルメディアなどで「カフェで食事を」という活動がわき上がっている。

 テロ直後、人出が減ったカフェを支えるという面もあるが、テロに萎縮せず、屋外のカフェでの食事やおしゃべりをこよなく愛するパリ人の矜持(きょうじ)を保とうという側面もある。あるレストランのオーナーは「テロは我々のアイデンティティーへの挑戦だ」と語気を強めた。レストランのガイド本なども屋外に出てカフェでの食事を呼びかけている。

 パリのカフェのテラスで16日、コーヒーを飲んでいた男性は「通常の生活を維持することこそが、テロに屈しないための対策だ」と話していた。

888チバQ:2015/11/19(木) 22:37:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151118-00000101-mai-int
<潜伏先急襲>ブリュッセル貧困地区に武器闇市場、事件温床
毎日新聞 11月18日(水)22時9分配信

<潜伏先急襲>ブリュッセル貧困地区に武器闇市場、事件温床
パリ同時多発テロ事件のブラヒム・アブデスラム容疑者とサラ・アブデスラム容疑者が最近まで経営していたバー=ブリュッセルのモレンベークで2015年11月18日
 【ブリュッセル田中龍士】ベルギーの首都ブリュッセルの貧困地区モレンベークに、パリ同時多発テロ事件の容疑者として、捜査当局が行方を追っているサラ・アブデスラム容疑者(26)らが最近まで経営していたバーがある。観光名所のグランプラスから約4キロ。中心部の華やかさはない。大通りから1本入った路地の角にあるこの店で、サラ容疑者はどんな活動をしていたのか。


 18日朝に訪れると、周囲の人影はまばら。時々、ヘジャブ姿の女性やひげをはやした男性が通り過ぎる。モロッコ人が多く住み、アルジェリアやトルコからの移民もいる。

 「何も話すことはない。帰ってくれ」。大通りに面した商店主の男性は、こちらが記者だと告げると取材を断った。

 この街に暮らす女子大学生(21)が匿名を条件に取材に応じた。「あの店では警察が駆けつけるトラブルが絶えなかった」。1カ月に2、3回は警察ざたになり、地元では知られた存在だったという。

 「過激派のたまり場で、ギャングのような人たちが集まっていた。10代の不良少年たちも出入りし、過激派グループにスカウトされていたようだ」。大学生は、客はアラブ系の人々が中心で、その他の客が入るのは難しい雰囲気だったと証言した。

 サラ容疑者はパリのテロ事件で死亡した兄のブラヒム・アブデスラム容疑者(31)と店を経営していた。地元メディアの報道によると、サラ容疑者は、約2年前に店を開業し、パリでの事件直前に閉店した。主犯格のアブデルハミド・アバウド容疑者(27)やサラ容疑者をフランスからベルギーに車で逃がしたとしてベルギー当局に拘束されたフランス人の男も、モレンベークに住んでいた。

 サラ容疑者はこの街のどこかに隠れているのか。

 テロの震源地になった「モレンベーク」。2001年の米同時多発テロに絡んだ暗殺事件に始まり、今月13日に起きたパリ同時多発テロまで、この地に関わる人間が手を染めてきた。テロが起きるたびに名前が挙がるこの街で何が起きているのだろうか。

 「あの日の朝、警察から窓を閉め、外出しないように言われた。大きな音がして、催涙ガスが使われたようだ」。イタリア語のなまりが残る高齢女性が証言した。パリ同時多発テロの容疑者を捕まえるため、ベルギー警察当局は16日、モレンベークに特殊部隊を大量投入した。

889チバQ:2015/11/19(木) 22:37:23
警察は、女性の住居近くのビルに、テロに関与したとして指名手配中のサラ・アブデスラム容疑者(26)が潜伏していたとみて捜索したが、身柄を確保できなかった。女性は「過激派が住んでいたという話は聞いたことがないが、物騒だ」と眉間(みけん)にしわを寄せた。

 特殊部隊の突入で、割れた窓ガラスが散乱する現場。ここから徒歩5分の場所に、サラ容疑者の家族が暮らす建物があった。近くの商店の男性(25)は「武器が周辺国から流れてくるといううわさは聞いた」と話す。しかし、多くの住民は固く口を閉ざした。

 イスラム教徒のモロッコ人男性(25)は、サラ容疑者らの犯行を「イスラム教と関係ない」と語った。「モスク(イスラム礼拝所)で彼を一度も見たことがない。約2週間前には、サラ容疑者が女性を引き連れ、水たばこを楽しんでいる姿を見た」。男性は、イスラムの教義で禁じられる酒を自ら経営するバーで扱っていたサラ容疑者に信仰心はないはずだと断じた。

 仏フィガロ紙によれば、モレンベークは住民の4人に1人がイスラム教徒。モスクの数は教会の4倍以上ある。また、13年の失業率は29%で、他の地区より7ポイントも高い。若者に限れば4割に近い。

 モレンベークは、警察の目が届かず、「テロ活動の温床」とされている。14年にブリュッセルのユダヤ博物館で乱射し、4人を殺害した犯人はここに住んでいた。01年の米同時多発テロ直前、アフガニスタン北部同盟のマスード将軍に記者を装って近づき自爆テロで暗殺した男も出身だった。警察や市当局も武器の闇市場の存在を否定しない。

 ベルギーのミシェル首相は今月15日、「ほとんど毎回(事件が起きるたびに)、モレンベークとつながりがある」と指摘。これまでは予防策を試みてきたが十分ではなく、首相は「今後は抑圧的にならざるを得ない。これまでは自由放任主義だったから、弛緩(しかん)していた。つけを払う時を迎えている」と話した。

 地区内には原理主義者たちが情報交換をしていたというモスクがある。だが、警察や報道陣の目を避けているのか、近隣住民たちは「事件後、誰も立ち寄らない。外出すら皆、控えており、街はひっそりしている」と話した。【ブリュッセル田中龍士】

890名無しさん:2015/11/19(木) 23:33:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000181-jij-eurp
首謀格容疑者死亡・パリ同時テロ=仏首相「生物兵器警戒を」―非常事態3カ月延長へ
時事通信 11月19日(木)21時44分配信

 【パリ、ブリュッセル時事】フランス検察当局は19日、パリ同時テロの首謀者とされるベルギー国籍、アブデルハミド・アバウド容疑者の死亡を確認した。
 18日に行われたパリ郊外サンドニの容疑者拘束作戦で確保した遺体を鑑定した結果、指紋などが一致した。同時テロで飲食店襲撃に関わった仏国籍のサラ・アブデスラム容疑者はなお逃走中とみられ、監視カメラの映像からもう一人の容疑者の存在も浮上。潜伏中のメンバーが別のテロを画策している可能性もあり、当局は身柄の確保を目指している。
 一方、仏議会は19日、パリ同時テロ後に出された「非常事態宣言」を3カ月間延長する法案の審議に入った。バルス首相は「あらゆるリスクに備えるべきだ。生物、化学兵器を使ったテロが起きる可能性もある」と述べ、治安維持に関する政府の権限を強化すべきだと訴えた。法案はすでに下院を通過、上院の採決を経て、20日にも成立する見通し。
 オランド大統領はテロ翌日の14日から全土を対象に非常事態宣言を発令した。住民の移動制限や家宅捜索などに関する政府の権限は大幅に強化された。現行法では最長12日間で、延長には議会の承認が必要となる。
 生物兵器対策をめぐり、政府は軍が保有する解毒剤などを救急隊や国公立病院に配備する方向で準備に着手。このほか、非番の警官に一定の条件下で武器の携行を認め、休暇中にテロに遭遇した際に対処できるようにする制度改正を19日中にも行う。
 バルス首相は議会演説で、過激化した若者を更生させる教育施設の設置や、航空機の乗客リストを欧州内で共同管理してテロリストの移動を監視する仕組みの導入を検討していると説明した。
 一方、欧州メディアによると、ベルギー検察当局は19日、ブリュッセル西部モレンベークなど6カ所で家宅捜索を実施した。捜査関係者は捜索の対象について、パリの競技場で自爆したビラル・アドフィ容疑者(20)の親族や友人といった「極めて近い人物」だと説明している。

891チバQ:2015/11/20(金) 21:29:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2015112000512
愛国機運背景に非常事態延長=イスラム教徒へ嫌がらせも-パリ同時テロから1週間

仏南部トゥーロンの軍港に停泊する空母シャルルドゴールの甲板に翻る国旗=18日(AFP=時事)
 【パリ時事】129人が殺害されたパリ同時テロから20日で1週間。フランス議会は20日にも、テロ事故後にオランド大統領が発令した非常事態宣言の3カ月間延長を決める。軍入隊を志願する若者が急増するなど国内で高まる愛国機運を背景に、仏政府は犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」への攻撃と併せ、治安維持に全力を挙げる方針だ。

 非常事態宣言の下、住民の移動制限などに関する政府の権限は強化された。現行法では最長12日間で、延長には議会の承認が必要。政府はこれに加え、公共の秩序に危険をもたらすと見なされた人物の自宅軟禁など、宣言に伴う権限をさらに強める制度改正も目指している。
 オランド大統領は同時テロ後、「イスラム国」との「戦争」を宣言し、仏軍がシリアで連日空爆を実施している。来週には有志連合を組む米国のオバマ大統領に加え、ロシアのプーチン大統領とも会談。同組織壊滅に向け、なりふり構わぬ姿勢だ。
 こうした大統領の姿勢を国民はおおむね肯定的に評価している。世論調査では73%が事件後の大統領の行動を支持すると回答。仏紙ルモンドによれば、インターネットを通じた軍隊への志願者は、事件前の1日平均500人から事件後には約3倍に増加した。
 一方、高まる戦争ムードに「国民の意識が急激に変わりつつある」(男子学生)と戸惑う声も聞かれる。パリに住むフランス語教師の男性(24)は取材に対し、国内の貧しいイスラム系移民出身層の問題に取り組んで過激思想に走る人を減らさなければ、テロの脅威はなくならないと指摘。「空爆よりも、貧困層に対する支援や相互理解に労力を使う方が効果的だ」と話した。
 また、イスラム過激派が起こした事件として、無関係のイスラム教徒に対する嫌がらせも続出。イスラム仏評議会(CFCM)がAFP通信に明かしたところでは、国内ではモスク(イスラム礼拝所)への落書きや、女性イスラム教徒への暴力といった嫌がらせ行為が事件後5日間で24件発生した。評議会のアブダラ・ゼクリさんは「テロに乗じて女性やモスクを襲うのは、テロリストと同じくらい卑劣な行為だ」と憤った。(2015/11/20-16:01)

892チバQ:2015/11/20(金) 21:55:55
http://www.sankei.com/world/news/151120/wor1511200066-n1.html
2015.11.20 20:22
【パリ同時多発テロ】
仏が暴露「欧州各国から主犯情報入らず」 ベルギー「中傷受け入れられない」非難合戦で浮かぶ死角

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アブデルハミド・アバウド容疑者が(ロイター)
 【パリ=内藤泰朗】パリ同時多発テロから1週間となる20日、フランスなど欧州連合(EU)加盟国の内相らが会合し、対テロ包囲網の構築に向けて動き始めた。テロ情報の共有や情報要員の熟練度などの問題に加え、テロリストが国境を自由に往来できるEUの現状に対処するため、安全確保を重視して国境審査の導入へと傾くのか。域内の移動の自由を掲げたEUの理念は、試練の時を迎えた。

 「欧州各国から(主犯とされるアバウド容疑者の)情報は入らなかった」

 フランスのカズヌーブ内相は19日の記者会見でこう語り、EU諸国間で重要なテロ情報の共有ができていない実態を暴露し、不満を表明した。

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 アバウド容疑者の出身国ベルギーはフランスからの非難を受け、ミシェル首相が19日に「中傷を目的とする批判は受け入れられない」と反論。パリ郊外サンドニにあった潜伏先の拠点発見は、ベルギーの情報によるものだと主張した。

 テロを阻止できなかった責任の所在をめぐる両国保安関係者の非難合戦は、情報共有の困難さを浮き彫りにしている。ベルギーは4億ユーロ(約525億円)の対テロ追加予算を計上し、体制強化を図る考えだ。

 ただ、フランスは、米国からアバウド容疑者の情報を得ていたとも伝えられており、提供された情報の重要度を分析する要員たちの対応の問題を指摘する声も上がっている。

 一方、フランスでは19日、シリアやイラクから帰国したフランス人を厳しく監視することに94%が賛成した世論調査結果も公表された。自由を愛するフランス人までもが今回のテロ後、管理強化はやむなしと考え始めた実態がうかがえる。

 難民の大量流入を受けてハンガリーやドイツは、すでに国境管理を復活させた。フランスでも今回のテロの後、逃亡するテロ犯の拘束を目指して国境管理の強化に動いている。

 英BBC放送は「テロリストによる世界戦争の時代を迎えた」との識者の声を紹介し、欧州は国境などの管理強化に向けて「岐路を迎えた」と伝えている。

893旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/11/20(金) 22:37:24
遺族から実行犯へ「君に憎しみは与えない」全文
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151120/k10010314241000.html
パリの同時テロ事件で妻を亡くした男性が実行犯に宛てたメッセージをフェイスブックに投稿し、「憎しみに怒りで応じることは君たちと同じく無知に屈したことなる」などと述べ、憎しみを憎しみで返さない姿勢に共感が広がっています。メッセージの全文です。
『君たちは私の憎しみを得られない』

金曜日の夜、私のかけがえのない人、そして息子の母親である人の命を君たちは奪った。

けれども、君たちは私の憎しみを得られないだろう。君たちが誰なのか知らないし、知りたくもない。君たちの魂は死んでいる。

無差別な殺りくの名目となった神が自分の姿に似せて人間をつくったのだとしたら、妻の体の中にある銃弾の一つ一つが神の心の傷となるだろう。

だから、憎しみという贈り物はあげない。
君たちは憎しみを求めたが、憎しみに怒りで応じることは、君たちと同じく無知に屈したことになる。

私が怖がり、市民を警戒の目で見て、安全のために自由を犠牲にすることを君たちは願っているのだろう。しかし、君たちの負けだ。私は変わらない。

何日も何夜も待ち、私はけさ、ようやく妻に対面した。彼女は先週の金曜日に出かけたときと同じくらい美しかった。12年以上前に激しく恋に落ちたときと同じくらい美しかった。

もちろん、私は深い悲しみに打ちのめされている。
君たちが小さな勝利を収めたことを認めるが、それも長続きはしないだろう。

妻は私たちのそばにいる。
君たちが決して行くことができない自由な魂の天国で妻と再会できることを私は知っている。

私と息子は2人になったが、私たちは世界中の軍隊よりも強い。それに、私はこれ以上君たちのために割く時間はない。

昼寝から目を覚ますメルビルのそばにいてあげなければならない。息子は生後17か月で、いつもと同じようにおやつを食べるだろう。そして、いつもと同じように私たちは遊ぶだろう。

息子が幸せに、自由に生き続けることが君たちを辱めるだろう。
なぜなら君たちは、息子から憎しみを得られないからだ。

894とはずがたり:2015/11/21(土) 08:53:48

アバウッド容疑者知る人「信じられない」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151120-00000023-nnn-int
日本テレビ系(NNN) 11月20日(金)13時16分配信

 フランスのパリで起きた同時多発テロの首謀者とみられているアバウッド容疑者(27)が、18日に治安当局と武装グループの間で起きた銃撃戦の際に死亡していたことがわかった。

 一方、アバウッド容疑者の出身地であるベルギーのブリュッセルでは死亡情報に「信じられない」との声が聞かれた。

 アバウッド容疑者を知る人「(Q.アバウッド容疑者が死亡したようですが?)私にはよくわからない。礼儀よく話上手。近所との関係もよかった」

 アバウッド容疑者を知る人たちからは、「死亡を証明する写真も出ていない。信じられない」などという声が上がった。

 一方、AFP通信などによると、ベルギーの検察当局は19日、首都ブリュッセルの9か所で家宅捜索を行い、9人を拘束した。そのうちの7人は、13日、パリ郊外のスタジアム付近で自爆した容疑者の関係者だという。

895名無しさん:2015/11/21(土) 12:29:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00000038-mai-eurp
<パリ同時テロ>自爆の女は「きれいな普通の女性」
毎日新聞 11月20日(金)11時46分配信

 ◇サンドニ、アパートの男性住人が証言

 【パリ中西啓介】「テロを起こすような人には見えなかった」--。パリ同時多発テロを受け、18日未明に治安当局が急襲したパリ近郊サンドニのアパートの男性住人は19日、テロの首謀者とされる過激派組織「イスラム国」(IS)メンバー、アブデルハミド・アバウド容疑者(27)のいとことみられ、現場で自爆した女、アスナ・アイトブラセン容疑者(26)について毎日新聞の取材にこう答えた。住人は、「普通の女性」を装い階下で暮らしていた「テロリスト」の存在に驚きを隠さなかった。

 アパート5階に住むトラオレ・タギャラさんは急襲作戦の前日、初めて階下に住む女と顔を合わせた。「こんにちは」。外出先から帰り、階段を上る時、4階の部屋の前に女がいた。互いにあいさつを交わしたが、おかしな様子は一切感じなかった。

 「きれいな20歳くらいの人だった。ジーンズ姿で(女性イスラム教徒のように)スカーフをかぶることもなく、ごく普通の女性に見えた」と話す。いつ入居したのかはわからない。大家族で入居する人が多いため人の出入りも頻繁で、見知らぬ顔がいても不思議には思わなかった。

 18日未明、「ドカーンという爆発音で目が覚めた」。特殊部隊がアパートに突入したのは午前4時半前。ベッドで寝ていたタギャラさんがドアを開け、階段を見下ろすと、黒いヘルメット姿の特殊部隊隊員たちが銃を構え、階段を駆け上がってきた。「今すぐ建物から出ろ」と隊員に怒鳴られ、裸足にパジャマ姿のままアパートの外に駆け出した。その後、避難先の知人の家でテレビを見ていて、階下に住む女が「テロリスト」だったことを知った。

 急襲作戦でアパートは壁が崩れるなどめちゃめちゃの状態。住人はいつ戻れるのかも分からない。慌ただしく警察官が出入りする自宅を見つめながら、タギャラさんは「将来のある若い女性が過激思想に染まり、多くの人を巻き添えにした現実に胸が痛む」とつぶやいた。

896とはずがたり:2015/11/22(日) 21:56:53
【パリ同時多発テロ】独伊、仏の「戦争状態」と距離…標的化を回避? 対応疑問視する声も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1511220032.html
19:09産経新聞

 【パリ=宮下日出男】パリ同時多発テロを受け、フランスのオランド大統領は週明けから、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討に向けた外交活動を本格化させる。米露に加え、英独の首脳と相次ぎ会談して欧州の団結を確認したい考えだ。ただ、欧州諸国の中にはテロの「飛び火」を恐れ、現状を「戦争状態」と見なすフランスと距離を置く国も出ている。

 オランド氏は23日にキャメロン英首相をパリに迎えるのを手始めに、24日には訪米してオバマ大統領と会談。続いてパリに戻って翌25日にメルケル独首相と会い、26日には訪露し、プーチン大統領と会談する。

 オランド氏はテロ発生後、イスラム国を標的としたシリアでの空爆を強化。米露首脳とは両国がそれぞれ実施中のシリア空爆の調整などを図るとみられる。

 一方、欧州連合(EU)にはEU基本条約に基づく相互防衛援助を申請し、承認された。支援の内容はフランスと加盟国が個別に決めるが、キャメロン氏はすでにシリア空爆への議会手続きを進める意向を表明。オランダのルッテ首相も「真剣に検討中」とし、デンマークも可能性を排除しないとした。これまで空爆の対象をイラクに限定していたフランス以外のEU加盟国にも空爆をシリアに拡大する動きが出てきた。

 ただ、加盟国はフランス支持では一致するものの、リビアへの軍事介入でカダフィ政権転覆後の同国内が混乱した経験などから、軍事行動への慎重論も一部で根強い。ドイツは空爆参加を否定。イタリアも直接の軍事行動への参加に消極的だ。オランド氏は「フランスは戦争状態」との認識を示すが、メルケル氏は「戦争といえば国民が不安になる。それはイスラム国の勝利だ」と強調。レンツィ伊首相は「イタリアは戦争状態にない」と述べた。

 シンクタンク「カーネギーヨーロッパ」のジュディー・デンプシー氏は「これらの国は軍事介入でテロの標的になるのを恐れている」と指摘し、「介入の有無に関係なく『自国育ち』のテロリストは生まれる」と対応に疑問を呈した。

897チバQ:2015/11/23(月) 10:55:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151123-OYT1T50027.html?from=y10
仏「イスラム嫌悪」拡大…暴力・嫌がらせ増加
2015年11月23日 09時58分
 【パリ=本間圭一】イスラム過激派によるパリ同時テロが起きたフランスで、イスラム教徒への暴力や嫌がらせが増えている。

 実行犯の多くが仏国籍だったことなどを踏まえ、風当たりが強まっているのだ。オランド政権は、国民の分断や、欧州とイスラムの「文明の対立」が深まらないよう警戒している。

 南部マルセイユの地下鉄駅の出口で17日、頭を覆うスカーフ「ヘジャブ」を着たイスラム教徒の女性が、若い男に殴られ、軽傷を負う事件があった。イスラム団体「イスラム教フランス会議」によると、13日のテロ発生から19日までに、イスラム教徒への暴力や嫌がらせは、これを含めて24件発生した。

 パリ北部で暮らすイスラム教徒のサワ・ブバクさん(38)は「イスラム教徒が嫌いなフランス人もいる。なるべく外に出ないようにしている」と打ち明けた。被害を避けるため、「ヘジャブ」を身に着けないよう娘に言いつける親も増えているという。

2015年11月23日 09時58分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

898とはずがたり:2015/11/23(月) 11:02:18
ベルギー首都、一斉摘発で16人拘束 仏テロ主要容疑者は含まれず
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E9%A6%96%E9%83%BD%E3%80%81%E4%B8%80%E6%96%89%E6%91%98%E7%99%BA%E3%81%A716%E4%BA%BA%E6%8B%98%E6%9D%9F-%E4%BB%8F%E3%83%86%E3%83%AD%E4%B8%BB%E8%A6%81%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85%E3%81%AF%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9A/ar-BBnjQzG
AFPBB News AFPBB News
1時間前

【AFP=時事】ベルギー警察当局は22日、首都ブリュッセル(Brussels)で仏パリ(Paris)同時テロ事件に関連した一斉摘発を行い、16人の身柄を拘束した。検察当局が発表した。拘束された者の中には事件に関与したとみられているサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者は含まれていないという。

 連邦検事室のエリック・ファンデルシプト(Eric Van Der Sypt)報道官は記者会見で、19か所で行った摘発で16人を拘束したと発表。うち1人は、警察に向かって走行していた車両に警官が発砲した際に負傷したという。

 一斉摘発に先立ち、ベルギー警察は警官らの動向が漏れないよう、ソーシャルメディアへの情報投稿を自粛するよう呼び掛けていた。

ベルギーの首都ブリュッセルで、警戒水準引きあげをうけ警戒に立つ警察官ら(2015年11月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 ベルギーの首都ブリュッセルで、警戒水準引きあげをうけ警戒に立つ警察官ら(2015年11月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 ブリュッセル(Brussels)では、パリ同時テロと同様の事件が起きる恐れがあるとして、警戒水準が最高レベルに引き上げられている。

【翻訳編集】AFPBB News

899チバQ:2015/11/23(月) 11:23:58
http://www.sankei.com/world/news/151123/wor1511230018-n1.html
2015.11.23 10:57
【パリ同時多発テロ】
首都のテロ警戒、最高維持 ベルギー、学校は休校に





 ベルギーのミシェル首相は22日、ブリュッセル首都圏でテロの脅威は依然「深刻で差し迫っている」として、対テロ警戒水準を4段階の最高のまま維持し、23日は同首都圏の学校や大学を休校、地下鉄は引き続き運行を停止すると発表した。

 同首都圏以外の対テロ警戒水準については「(テロの)脅威があり得る」との上から2番目のレベルのままとした。

 公共放送RTBFによると、ベルギー警察は22日夜、対テロ作戦としてブリュッセル首都圏の複数の場所で家宅捜索などを実施した。

 国家安全保障会議の開催後に記者会見したミシェル氏は「パリ同時多発テロと同様のテロを恐れている」と21日に警戒水準を引き上げた際の説明を繰り返した。一方、脅威や捜査状況に関する具体的な説明は避けた。(共同)

900とはずがたり:2015/11/23(月) 17:21:04
移民依存・中国依存・VW依存が崩壊する危機なんだな。

2015年 11月 18日 12:49 JST
コラム:パリ攻撃で揺らぐドイツ経済の成功体験=斉藤洋二氏
http://jp.reuters.com/article/2015/11/18/column-yojisaito-idJPKCN0T60HF20151118?sp=true

[東京 18日] - 13日金曜日の夜、パリで大規模な同時多発攻撃が起きた。今年1月の週刊誌「シャルリー・エブド」襲撃事件以来、過激派組織による攻撃が続いていたことからフランスでは最高レベルの警戒態勢が敷かれていた。だが、その警戒網をかいくぐっての犯行だった。

2001年の米同時多発攻撃を受けてブッシュ米大統領(当時)がイラクでの戦火を開いたが、同時に過激派はその対抗手段として米国の同盟国や友好国などへの攻撃に軸足を置く動きを強めた。特に過激派組織の「イスラム国」とアルカイダはヒト・カネを得るためにアピール合戦の様相を強め、その行動がエスカレートしている。

「フランスは戦争状態にある」とのオランド仏大統領の言葉が示すように、米国主導の有志連合と過激派組織との間でさらに激しい衝突が起こることが懸念されるが、同時に今回の犯人の1人が難民ルートをたどりシリアから潜入した可能性が高いことは、難民の受け入れについての反発を一層強めることになるだろう。

欧州内のイスラム教徒はすでに1700万人に上り、フランスには600万人いるとされる。さらに「アラブの春」に続く混乱と過激派組織の脅威にドイツなど欧州諸国を目指す難民は後を絶たない。ドイツ政府が、今年流入する難民の数が昨年の4倍で過去最高の80万人に達すると8月時点で予測しているように、この戦後最大規模の難民大移動は欧州を根底から揺さぶっている。

<難民問題でドイツ社会が不安定化する恐れ>

欧州連合(EU)各国は緊急会議をたびたび開いて難民対応を協議しているが、受け入れに比較的前向きな西欧各国と経済的負担感の大きい中東欧各国との対立の溝は深い。

難民受け入れについて足並みが乱れる欧州の中で、メルケル独政権は一貫して寛容な難民政策を打ち出してきた。この背景には、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害という苦い経験に加えて、これまで難民・移民を多数受け入れて安い労働力へと転換させた結果、成長が実現できたとする経済的な成功体験があるのだろう。

1990年10月に東西ドイツが統一されてから四半世紀を経過したが、この間ドイツは旧東ドイツや東欧の安い労働力を得るとともに市場の拡大を図り経済成長を遂げた。フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッド氏が著書「ドイツ帝国が世界を破滅させる」で詳述しているように、今や「ドイツ帝国」と呼ばれるほどにドイツは政治・経済両面で世界をリードする国家へと発展した。

この成功体験は統一ドイツの発足にさかのぼるが、当時オストマルク(東ドイツマルク)はドイツマルクと一定額まで1対1の等価で交換され、また東ドイツにあった社会保障制度が引き継がれるなど、旧西ドイツは巨額の統一コストを支払った。そして、ドイツはそのコストを付加価値税増税や労働市場改革などシュレーダー政権による構造改革により乗り越えることができた。

901とはずがたり:2015/11/23(月) 17:21:26
>>900-901
しかし、近年のドイツは出生率が世界で最低レベルに落ち込むなど少子高齢化が進み、労働力不足が目立ち始めている。実際、政府による子育て支援策は十分に機能せず、これまでに築いた経済優位性を早晩失うのではないかとの懸念が高まりつつある。さらに、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に端を発してドイツ製造業の威信が揺らぐなど国内経済は変調の兆しを示している。

また、旧東ドイツの所得水準が旧西ドイツより大きく劣後し地域間格差が残ったことで、移民・難民に対する嫌悪感はドイツ社会に根強い。特に今夏以降の難民の急増ぶりに恐怖感も広がるなど国民感情は揺れている。今後、難民問題は国論を二分して社会を不安定化させる恐れがある。

<VW国有化あるか、強まる中国傾斜>

それでも、これまでは経済成長が様々な国内矛盾を覆い隠してきた。しかし、ここにきてVW問題が加わり、社会の亀裂に加えて経済の変調が明らかとなっている。ドイツは環境保護を優先する国とのイメージが強かっただけに、今回のVW問題は同国製造業のブランドを失墜させ、さらに環境技術水準の高い国家としての威信を大きく損なった。

VWについて言えば、同社の自己資本は今後、損害賠償金や、米国当局から課される制裁金、さらにリコール(回収・無償修理)費用などによって大きく毀損される恐れがある。そうした事態を避けるために、業績が堅調な傘下のアウディなどを売却したり、中国事業を手放したりして、資本増強を図る可能性が一部で報じられている。

そして、最後の手段が国有化だ。もちろん、企業救済にあたっての税金投入には国民の納得感を得ることが必要である。とはいえ、自動車産業の裾野は広く、多くの雇用を生み出している点から、最悪の場合には国有化の選択肢は排除できないだろう。

ところでドイツ経済の特徴は外需依存度の高さであり、欧州域内に加えて、中国市場に強みを持つことだ。メルケル首相は10月末、自国の主力企業を帯同して在任10年間で8度目となる訪中を行った。そして、独フランクフルトでの人民元建て金融商品国際取引所の開設、130機(総額約170億ドル=約2兆円)に上るエアバス製航空機売買契約、さらに中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)を軸に両国企業が共同でシルクロード域内に進出するといった大型商談をまとめ、ドイツ経済の中国依存度を高めることを明らかにした。

ただし、減速傾向を強める中国経済への傾斜が、新たな成功体験創出につながるとは考えにくい。実際、中国の貿易総額は減少を続けており、輸出産業への打撃を通じてドイツの産業活動全般への下押し圧力になる可能性が懸念されている。

これまで述べてきたとおりドイツ経済は、生産年齢人口の減少、ブランド力と輸出競争力の低下、そして金融力の陰りなどに直面し、変調の色が濃くなっている。これを打開するために各民族それぞれの独自文化を尊重し共存を目指す文化多元主義へのシフトをより鮮明にし、人口減少対策として難民の受け入れを積極的に図ることに徹するのではないだろうか。

*斉藤洋二氏は、ネクスト経済研究所代表。1974年、一橋大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。為替業務に従事。88年、日本生命保険に入社し、為替・債券・株式など国内・国際投資を担当、フランス現地法人社長に。対外的には、公益財団法人国際金融情報センターで経済調査・ODA業務に従事し、財務省関税・外国為替等審議会委員を歴任。2011年10月より現職。近著に「日本経済の非合理な予測 学者の予想はなぜ外れるのか」(ATパブリケーション刊)。

902チバQ:2015/11/23(月) 20:21:24
http://www.sankei.com/world/news/151120/wor1511200078-n1.html
2015.11.21 07:17
【パリ同時多発テロ】
「標的はフランスの理念、自由だ」試練の“戦時大統領”オランド氏

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(1/2ページ)【パリ同時多発テロ】

テロ容疑者の潜伏先の制圧作戦が実施された現場付近を調べる警官=18日、パリ近郊サンドニ(共同)
 【パリ=宮下日出男】パリ同時多発テロで、フランスは非常事態を3カ月間延長する方針を打ち出した。クリスマスの時期も含む大幅延長は、主犯格の死亡後もテロとの戦いを徹底的に進めるとのオランド大統領の強い決意の表れだ。多くの国民が延長に理解を示しているが、不満や不安を抱える人々の求心力を維持しながら、次なるテロの抑止が実現できるか。その手腕が問われている。

 「テロが標的にしたのはフランスの理念、自由だ。だが、フランスは『自由の国』であり続ける。恐れに屈しない」。オランド氏は18日、全国の市長が集まる会合で強調した。

 オランド政権は市民が無差別に狙われたテロを、シリア空爆参加の報復ではなく、「自由」「平等」「博愛」との国の根幹をなす価値観への挑戦とみる。そのため国民生活に一定の制約を課すことになっても、「戦い」に打ち勝たねばならないとの判断がある。

 非常事態の下では令状なしの家宅捜索、劇場や飲食店などの閉鎖、集会の禁止などが可能だ。今後はウェブサイトの閲覧制限も加え、過激思想を流布するモスク(イスラム教礼拝所)の閉鎖、二重国籍を持つ危険人物からの仏国籍剥奪なども導入する方針だ。

 オランド氏は危機時の大統領権限の強化を念頭に憲法改正も目指す。左派の社会党は治安対策が右派よりも甘いとされたが、今回の対応ではオランド氏が「右派になった」(専門家)との指摘も出ている。

 景気回復で十分な成果を出せず、支持率が歴代大統領で最低にまで落ち込んでいるオランド氏には、強い治安対策で求心力を高める狙いもありそうだ。世論調査では9割近くが非常事態延長を支持した。しかし、オランド氏を信用しないとの回答は54%に上り、国民の不信感の払拭には至っていない。

 最大野党の右派、共和党の党首、サルコジ前大統領は「時間が無駄にされた」とテロ阻止に失敗したオランド氏を批判。2017年の次期大統領選の前哨戦となる地方選も12月に控える。仏政界も対テロ戦で協調を保てるかは不透明だ。

903チバQ:2015/11/23(月) 20:22:49
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/17/madonna-speech-paris-attacks-stockholm_n_8579886.html
マドンナ、世界に音楽の力を見せた 「彼らの思い通りにはさせません」【パリ同時多発テロ】
The Huffington Post | 執筆者: Cole Delbyck
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投稿日: 2015年11月17日 17時40分 JST 更新: 2015年11月17日 18時02分 JST

「人々が、愛する人を失ったことを嘆いているときに、なぜ私はこの舞台に上がって、楽しく踊っているのでしょうか?」

11月14日の夜、マドンナが世界に音楽の力を見せた。

世界ツアー「レベル・ハート」のスウェーデン・ストックホルム公演のステージ上で、マドンナがパフォーマンスを中断し、観客に13日のテロ犠牲者と、その遺族に向けた黙祷への参加を求めた。

「この公演をここまで続けてきたことは、私にとってとても大変なことでした。そして、起きたことを忘れません」とマドンナは語ったが、感情の高ぶりから声が途切れていた。「私には、この時間を使って伝える必要があります。あの悲劇を……、昨夜フランスで起きた、貴重な命を無駄に奪った行為を」

パリのテロ事件を受けて、マドンナは公演を続けることを誓い、そうしなければ、犯行グループの勝利を認めることになると発言した。

「人々が愛する人を失ったことを嘆いているときに、なぜ私はこの舞台に上がって、楽しく踊っているのでしょうか?」と、彼女は観衆に尋ねた。「彼らがしたいことが、これなのです。彼らは、私たちを黙らせたいのです。私たちを、意気消沈させたいのです。ですが、私たちはそうはさせません。彼らの思い通りにはさせません」

あるとき、このポップスターは観衆のなかに分け入り、涙を拭くティッシュを求めた。

黙祷の後、彼女は「ライク・ア・プレイヤー」を歌い、観客に一緒に歌うよう求めた。数千もの携帯電話によるイルミネーションに彩られ、マドンナは明らかに、観客からあふれる感情に感動していた。

「世界を変えるには、常日頃から他人への接し方を変えることです」と彼女は言った。「私たちはすべての人類に尊厳と敬意をもって接していかなければなりません」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

904チバQ:2015/11/23(月) 20:35:39
http://www.sankei.com/world/news/151122/wor1511220060-n1.html
2015.11.23 09:05
【パリ同時多発テロ】
パリ閑散…名所の美術館、観光客半減 首都圏ホテルは売上高26%ダウン






21日、パリのエッフェル塔の近くをパトロールする兵士ら(AP)
 同時多発テロ後、非常事態宣言が発令され厳戒態勢が続くパリで観光客が激減している。発生から1週間が過ぎた週末の21日もエッフェル塔など名所に足を運ぶ観光客の姿はめっきり減り、警戒に当たる警察官の多さだけが目立った。

 テロの影響が直接出た。専門会社の調査では、首都圏全体のホテルはテロ後の8日間で、売上高が前年同期比で26%も減少した。アジアや米国からのキャンセルが目立つという。

 フランス公共ラジオによると、印象派絵画が数多いことで人気のオルセー美術館は17日に再開したが、入館者数は半減。同館の広報担当者は「フランス人と比べて外国人の数が減った」と話す。

 フランス国立美術館連合によれば、美術館グラン・パレやリュクサンブール美術館でも入館者数は約30%減った。(共同)

905チバQ:2015/11/23(月) 20:37:44
http://www.sankei.com/world/news/151123/wor1511230031-n1.html
2015.11.23 16:19
【パリ同時多発テロ】
「毅然」が好印象 仏大統領の支持率ぐんと上昇

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フランスのオランド大統領(AP=共同)
 22日付フランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュによると、調査会社IFOPがパリ同時多発テロ後に実施した最新の世論調査で、オランド大統領の支持率が前月比7ポイント上昇し27%となった。非常事態宣言などの「毅然とした対応」(同紙)が評価されたとみられる。

 一方で不支持率は73%。テロを防げなかったことに対する批判や過激派組織「イスラム国」への空爆強化など政策への不満が背景にあるとみられ、オランド氏は今後も難しいかじ取りを迫られそうだ。

 「オランド氏に満足しているか」との問いに、「とても満足」が前月と比べ1ポイント増えて3%、「どちらかといえば満足」が6ポイント増加し24%。「どちらかといえば不満」「とても不満」を合わせた不支持率は前月より6ポイント減少した。調査は18歳以上の約2千人を対象に電話で実施された。(共同)

906チバQ:2015/11/24(火) 22:53:28
http://www.sankei.com/world/news/151123/wor1511230057-n1.html
2015.11.23 22:21
【パリ同時多発テロ】
「SNSで実況中継しないで!」ベルギー当局が対テロ作戦で要請 猫の写真で“ごまかす”






21日、ベルギー・ブリュッセル中心部で警戒に当たる同国軍兵士と警官(ロイター=共同)
 ブリュッセル首都圏などで22日夜に実施した対テロ作戦の際、ベルギー内務当局が国内の報道機関や市民に対し、場所などの詳細をソーシャルメディアで実況しないよう要請した。放送局や新聞社が協力し、市民の間でも自粛の動きが広がった。

 報道機関は番組やネット上で要請について説明した上で協力。公共テレビは現場中継の際、詳しい場所が分からないよう配慮した。ツイッターでは、作戦が実施された時間帯に猫のユーモラスな写真を掲載する人が相次いだ。当局は終了後、協力に感謝の意を表明した。

 風刺週刊紙の本社襲撃などがあった1月のフランス連続テロでは、テレビ局が立てこもり現場の様子を生中継するなどして、犯人に治安部隊の動きを伝える可能性があるとして問題になった。(共同)

907チバQ:2015/11/24(火) 22:53:41
http://www.sankei.com/world/news/151123/wor1511230051-n1.html
2015.11.23 21:47
【パリ同時多発テロ】
スカーフ女性に「テロリスト!」英国でイスラム教徒への暴言4倍に急増

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 英紙インディペンデントは23日、パリ同時多発テロ後の約1週間で、英国に住むイスラム教徒に対する暴言の報告が、約4倍に急増したとの英政府文書の内容を報じた。

 被害者の多くはスカーフで頭を覆った若い女性で、バスや電車内など公共の場で、若い白人男性から「テロリスト」といった暴言を吐かれたとの例が多い。

 今回判明したのは警察などに相談が寄せられた115件。相談をしなかった人を含めるとさらに多くの被害者がいるとみられる。教育現場ではイスラム教徒の生徒へのいじめも深刻化しているという。(共同)

908チバQ:2015/11/24(火) 22:54:09
http://www.sankei.com/world/news/151123/wor1511230060-n1.html
2015.11.23 22:45
【パリ同時多発テロ】
空母シャルル・ドゴールから戦闘機発進 「イスラム国」掃討へ「任務着手」と仏メディア

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23日、パリのフランス大統領府に到着したキャメロン英首相(前列左)とオランド・フランス大統領(ロイター)
 【パリ=宮下日出男】パリ同時多発テロを受け、フランスのオランド大統領は23日、英国のキャメロン首相とパリの大統領府で会談し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討のため、同組織の拠点に対する空爆強化などで協力していくことで一致した。仏メディアは同日、シリア沖の原子力空母シャルル・ドゴールから複数の戦闘機が発進、任務に着手したと伝えた。

 オランド氏は共同記者会見で、イスラム国の脅威への対処は「共通の義務」とし、空爆強化について「最大の損害を与える標的を選び、攻撃を集中する」と述べた。キャメロン氏は仏軍の空爆強化を支持し、「英国も同じようにすべきだと確信している」と強調。週内に英国のシリア空爆参加への承認を議会に求める考えを改めて示した。仏軍がキプロスの英軍基地を使用することも申し出た。

 オランド氏はイスラム国掃討に向けて国際社会の結集を目指しており、キャメロン氏との会談を皮切りとして、週内に米露両首脳とも相次ぎ会談する。

 一方、仏警察は22日、多発テロ時にパリ北郊の競技場周辺で自爆した実行犯3人のうち、男1人の写真を公開した。仏メディアによると、男は「モハンマド・マフムード」名義のシリア旅券を所持していた。

 男は競技場周辺で自爆したアハマド・モハマド容疑者と同様、10月3日にギリシャで入国を登録したとされ、難民を装って侵入した実行犯は2人目となる。

 テロ警戒中のベルギーでは警察が22〜23日、ブリュッセル首都圏を中心に関係先を捜索し、21人を拘束。多発テロの実行犯で逃走中のサラ・アブデスラム容疑者は含まれていないもよう。政府は23日、首都圏で最高度の警戒水準を維持。大学や学校も休校とした。

909チバQ:2015/11/24(火) 23:08:20
http://mainichi.jp/select/news/20151125k0000m030057000c.html
パリ同時テロ:仏大統領、対IS外交を本格化 包囲網強化
毎日新聞 2015年11月24日 20時08分(最終更新 11月24日 21時43分)

 【パリ賀有勇】パリ同時多発テロを受け、オランド仏大統領が過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討を目指すための外交を本格化させている。24日のワシントンでのオバマ米大統領との会談に続き、26日にはモスクワでプーチン露大統領と会談する。シリアのアサド政権の処遇を巡る米露の主張は依然として食い違っているが、オランド氏はなんとかIS包囲網の強化を実現させたい考えだ。

 オランド氏は23日にパリで英国のキャメロン首相と会談してISに対する軍事作戦での協力強化に合意。米国からいったん帰国して25日にパリでメルケル独首相とも会談する。

 オランド氏はテロ事件後の16日、上下両院合同議会での演説でシリア情勢について「アサド大統領抜きの平和解決を目指すが、シリアにおける眼前の敵はISだ」と指摘して、アサド政権打倒よりIS壊滅を優先する姿勢を表明。さらに、IS掃討を目的とした「大きな唯一の同盟」を結成するよう米露両首脳に呼びかけた。

 アサド政権を支持するプーチン氏は、オランド氏の呼びかけに前向き。オランド氏との会談でも、仏露両軍による共同作戦の実施に向けて協議するとみられる。

 だが、オバマ氏は19日、「ロシアはアサド政権への支持を続けるのか、根本的な決定をする必要がある」と記者団に述べた。アサド氏が権力を維持したままの内戦終結や政治移行は難しいという認識を示したものだ。

 米露両国の溝は依然として深く、オランド氏が「同盟」構築のために仲介役を果たせるかは予断を許さない。

 また、空爆で足並みをそろえたとしても、空爆だけでのIS掃討は困難という認識は各国が共有している。

 しかし、オバマ政権は地上部隊の派遣に否定的だ。ロシアも、ソ連時代のアフガニスタン侵攻に失敗した経験から、大規模な地上軍派遣には拒否感が強い。

 フランスのルドリアン国防相も22日の仏メディアとのインタビューで、「地上部隊は必要」としながらも「仏軍を派遣する考えは今のところない」と述べ、地上部隊の派遣には慎重な姿勢を見せた。

910チバQ:2015/11/25(水) 00:09:20
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-151124X925.html
左派連立政権が誕生へ=緊縮財政めぐり温度差も―ポルトガル

11月24日 22:46時事通信

 【パリ時事】AFP通信によると、ポルトガルのカバコシルバ大統領は24日、社会党のコスタ党首を首相に任命した。これにより、社会党と共産党、左翼ブロックなどによる左派連立政権が発足する。連立与党内には欧州連合(EU)が課す緊縮財政をめぐり意見の隔たりがあり、結束して国のかじ取りに当たれるか不安視されている。

911名無しさん:2015/11/25(水) 02:29:00
皆さん、オワコン社長をよろしくお願いします。気に入ったらチャンネル登録!!
http://www.youtube.com/watch?v=aSMLi2uOkvk
http://www.youtube.com/watch?v=cbwrnLKERpA
http://www.youtube.com/watch?v=gPevsHpSj-Y
http://www.youtube.com/watch?v=9ekKaVB5uHg
http://www.youtube.com/watch?v=cP0NAOzKQAE
http://www.youtube.com/watch?v=hekgfuTcX6o
http://www.youtube.com/watch?v=1uzYFjN7z5E

912チバQ:2015/11/25(水) 23:24:37
http://www.sankei.com/world/news/151125/wor1511250043-n1.html
2015.11.25 17:56
【移民ショック】
スウェーデン国境管理強化 隣国ノルウェーも





 スウェーデン政府は24日、シリアなど紛争地から入国する難民らの数の制限を目的に、国境管理や難民申請者への対応を厳格化すると発表した。ロイター通信によると、隣国ノルウェーのソルベルグ首相も同日、地元テレビの取材に、国境管理を強化すると明らかにした。

 スウェーデンのメディアによると、新たな申請者は一時的な滞在許可しか与えられず、家族の呼び寄せも難しくなる。ロベーン首相は「多くの難民を受け入れることができないというのは心苦しいが、今の状況では(受け入れの)持続は不可能だ」と述べた。

 スウェーデンでは、今年の流入が最多で19万人に達すると予測される。同国は難民受け入れに寛容な立場だったが、最近、国境検問を一時的に実施するなど入国の制限を強化していた。

 ノルウェーは26日からスウェーデンとの国境のほか、ノルウェーに出入りするフェリーで身分証の確認などを行う予定。(共同)

913チバQ:2015/11/25(水) 23:25:40
http://www.sankei.com/world/news/151125/wor1511250061-n1.html
2015.11.25 20:45
【露戦闘機撃墜】
米仏露「大連合」構想は困難に 「イスラム国」対策、フランスは“板挟み”

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24日、ホワイトハウスでの記者会見で、フランスのオランド大統領(左)を抱きしめるオバマ米大統領(UPI=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】トルコのロシア軍機撃墜で、フランスが「イスラム国」壊滅に向けて目指す米仏露の「大連合」構想が一段と難しくなる可能性が出てきた。オランド仏大統領は26日の仏露首脳会談を通じてその実現に尽力する考えだが、撃墜で露軍のシリア空爆に対する欧米の疑念が強まったためだ。

 「一段の軍事的連携は可能だと信じている」。オランド仏大統領は24日、オバマ米大統領との共同記者会見で、ロシアとの協力強化を目指す意向を強調。モスクワでのプーチン露大統領との会談では、攻撃をイスラム国に集中するよう求める考えを示した。

 オランド氏はパリ同時多発テロを受け、イスラム国掃討のため、ロシアも含めた「強力で唯一の連合」を提唱し、その実現に向け、23日のキャメロン英首相との会談を手始めにシャトル外交を展開。オバマ氏にはロシアとの協力強化の必要性を説得する狙いだった。

 だが、オバマ氏は露軍機撃墜について、「ロシアがイスラム国に力を注いでいれば、こうした衝突の可能性は低い」と強調。撃墜は米国のロシアへの不信を強める結果となった。

 そもそも、ロシアと「連合」を組むには米国だけでなく、有志連合に参加するアラブ諸国やトルコの理解も重要だ。しかし、トルコが撃墜でロシアとの協力に反発を強めるのは必至。大連合の実現は「より複雑」(仏メディア)になった。

 仏国防省は24日、シリア沖の空母シャルル・ドゴールから出撃した戦闘機がイラクへの2日連続の空爆を米軍機と行ったと発表し、米仏の緊密な協力を誇示した。だが、オランド氏は一方で露軍ともすでに連携していることも明らかにしており、今後、フランスが米露のはざまで微妙な立場に置かれる可能性がある。

915とはずがたり:2015/11/28(土) 11:12:46
シェンゲン協定が崩壊すれば欧州統合が意味を失うと云うべきだった。ユーロ如きではないぞ。俺は欧州の理想主義を信じたい。

2015年 11月 26日 16:59 JST
シェンゲン協定崩壊にEUが警鐘、「ユーロは意味を失う」
http://jp.reuters.com/article/2015/11/26/juncker-euro-at-risk-idJPKBN0TE27C20151126?sp=true

[ブリュッセル/イドメニ(ギリシャ) 25日 ロイター] - 欧州委員会のユンケル委員長は25日、欧州26カ国が締結する国境検査なしで自由に往来できる「シェンゲン協定」について、一部締結国が押し寄せる難民対策の一環として国境審査を再導入すれば、単一通貨ユーロを含む欧州連合(EU)の構造に政治的な影響が及ぶとの認識を示した。

同委員長は欧州議会で「シェンゲン協定は欧州の構造の土台の1つである」とし、「同協定が崩壊すれば単一通貨ユーロは意味を持たなくなる」と警告。

そのうえで「シェンゲン協定は『こん睡状態』にある」とし、「欧州の価値、原則、自由を信頼するなら、同協定の精神の蘇生に向け努力しなければならない」と述べた。

シェンゲン協定はEU加盟国のうち22カ国が締結。残りの4カ国はEU非加盟国となっており、19カ国で形成されるユーロ圏とは法的枠組みが異なる。

このためユンケル委員長の発言は政治的な意味しか持たないが、移民・難民問題でEU加盟国間の緊張が高まれば欧州の結束が揺らぐとの懸念を反映したものとみられている。

難民流入に圧倒された西バルカン諸国は、シリアやアフガニスタン、イラクからの難民受け入れを制限し始めており、約1500人の難民がギリシャ北部で足止めされ、マケドニアに入国できないでいる。こうした状況のなか、ユンケル委員長の発言は警鐘にも受け取れる。

国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は、こうした新たな制限について「亡命希望者を国籍に基づいて判断することは、亡命を希望するすべての人の人権を侵害するものだ。国籍を問わず、個々人の状況が検討されるべきだ」として非難した。

シェンゲン協定の一部締結国がフェンスを建設して国境を封鎖したことで、さらに何万人もの難民がマケドニア、セルビア、クロアチアで立ち往生している。

トルコからギリシャのエーゲ海諸島に新たに到着した難民の数は今週、良い天候にも関わらずペースが落ちている。これは、トルコ政府による密航業者の取り締まり強化が功を奏した結果かもしれない。

トルコのダウトオール首相は、29日にベルギーの首都ブリュッセルでEU首脳陣と難民問題について協議する予定。この会合では、EUがトルコによる難民支援をサポートするため、2年間にわたり30億ユーロ(約3900億円)の基金を設立するなど、共同の行動計画の正式合意を目指すとみられる。

だが同協議を数日後に控え、複数のEU高官は合意に至る段階ではないと明かした。EUとトルコの当局者によれば、資金提供や、長期間停滞しているトルコのEU加盟問題、トルコ国民がEU渡航の際に査証(ビザ)が免除される措置の早期導入といったことはすべて解決していないという。

<メルケルさん、助けて>

今年、中東やアフリカから何十万人もの難民を受け入れるドイツのメルケル首相はシェンゲン協定について、EU加盟国が永久的かつ強制的な難民受け入れ分担システムを認めない限り、崩壊しかねないと懸念を示した。

メルケル首相は24日、ドイツが受け入れる難民の数を制限するよう求める、自身が率いる保守勢力からの高まる圧力を一蹴。欧州が国境を制御できないのならば、難民流入を抑制しようとするドイツの試みは無意味だと主張した。

ギリシャ北部イドメニでは、イラン人の難民グループがハンガーストライキを実施。その多くが倒れる寸前だった。彼らは雨の中、上半身裸で線路上に座り込んだ。

その近くでは、マケドニアの国境警備隊と対峙(たいじ)する200─300人ほどのアルジェリア人やモロッコ人が「メルケルさん、私たちを助けてください」と繰り返し叫んでいた。

ギリシャ・マケドニア国境の通過を阻止されたソマリア人のモハメド・メルカさんは、ロイターに対し「私たちは人間だ。戦争を逃れてきた。私たちが戦場に戻ることが彼らの望みならば、戦場まで運んでいけばいい」と語った。

「だが、戻る方法などない。死ぬだけだ。私たちがここで死ぬことを彼らが望むなら、私たちはそうするだろう。生まれてからずっと、難民だった。平和な世の中を見たことなどない」

916チバQ:2015/11/28(土) 21:59:39
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015112800186&amp;g=int
対テロ戦、世論の反発懸念=選挙控え慎重姿勢-スペイン首相



パリ同時テロを受け、声明を発表するスペインのラホイ首相=14日、マドリード(EPA=時事)
 【マドリードAFP=時事】パリ同時テロを受け、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」打倒に向けた国際連携の機運が盛り上がる中、スペインのラホイ首相率いる右派政権が難しい立場に置かれている。フランスが呼び掛ける「対テロ戦争」に共感しながらも、12月20日に総選挙を控え、軍事作戦への参加に国民が反発する事態を恐れているためだ。
 2003年のイラク戦争で、スペインのアスナール首相(当時)は米軍主導の「有志連合」に加わった。翌04年3月、マドリードで191人が死亡する列車同時爆破テロが発生。スペインのイラク戦争参加に対する国際テロ組織アルカイダ系組織による報復とされ、直後の総選挙でアスナール政権与党の国民党は敗北を喫した。
 国民党は11年の総選挙で政権を奪還し、ラホイ内閣が発足した。スペインのシンクタンク幹部は「イラク戦争の経験から、スペインの世論は軍事介入に極めて慎重かつ敏感だ」と指摘。「ラホイ氏は、アスナール氏の深刻なミスを繰り返したくないと考えている」と分析する。
 フランスは、欧州連合(EU)全加盟国が何らかの形で「イスラム国」打倒への支援を約束したと主張している。ただ、ラホイ氏は仏政府から正式な支援要請を受けていないと語り、この問題で態度表明を避けている。
 スペイン国内では「『イスラム国』は世界中にテロリストを送っている」として、自国防衛の観点から軍事介入を支持する意見がある一方、反対論も根強い。列車同時爆破テロの遺族団体代表らが加わるグループは、過激派に報復するための武力行使に反対する運動を展開。インターネット上に公表された同グループの声明には、2万8000人以上が賛同の署名を寄せている。(2015/11/28-18:40)

917とはずがたり:2015/11/28(土) 22:13:02
ポルトガル新政権が経済計画を承認、来年の財政赤字目標を緩和
2015年11月28日(土)04時56分
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2015/11/160401.php

 11月27日、ポルトガルのコスタ新政権が初閣議で経済プログラムを承認、来年の財政再建目標を緩めた。写真は前日の宣誓式で会見する首相。(2015年 ロイター/Rafael Marchante )
[リスボン 27日 ロイター] - ポルトガルのコスタ新政権が27日、初閣議を開催し、経済プログラムを承認した。2016年の財政再建目標は、赤字額が国内総生産(GDP)比で2.8%を想定、2015年見込みの3%をやや下回る水準に設定した。

前政権は1.6%を目標にしており、緊縮ペースを緩めた。

その後、2019年までに財政赤字はGDP比1.5%まで縮小すると見込む。

また公的債務についても、2015年見込みのGDP比128.2%から2016年は123.9%に、2019年までには112%への緩やかな圧縮を見込む。

前日就任したコスタ新首相は、欧州の財政規律を尊重するとしながらも、自身の経済政策は「現実的かつ賢明な」路線になるとしていた。

918チバQ:2015/11/28(土) 22:33:14
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1511270043.html
【パリ同時多発テロ】オランド仏大統領「シャトル外交」不発 仏露首脳が会談 イスラム国掃討「大連合」の進展乏しく

11月27日 22:19産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】パリ同時多発テロを受け、オランド仏大統領は26日、イスラム国掃討に向けた協力強化をプーチン露大統領と確認した。ただ、オランド氏が主要国首脳とのシャトル外交で目指した米露などの大連合構築は、シリアのアサド大統領の処遇をめぐる対立やトルコの露軍機撃墜の影響で不調に終わった。

 オランド氏はプーチン氏との会見で「非常に重要な問題で一致した」と強調した。攻撃をイスラム国とテロ組織に限定し、「テロ組織と戦う勢力」への攻撃回避のため、情報交換を進めることを確認したためだ。

 欧米はロシアがアサド政権に対抗する反体制派勢力も攻撃していると問題視している。「テロ組織」の解釈に曖昧さは残るが、ロシアからイスラム国への攻撃強化を引き出したのは一定の前進といえる。

 だが、オランド氏が描いた「強力で唯一の連合」で実質的な進展はみられなかった。オランド氏はアサド氏をめぐる立場の相違を一時脇にやり、対イスラム国での大同団結のため、米露間の橋渡しを図ったが、その溝は大きかった。

 「シリアの将来にアサド氏の居場所はない」。オランド氏は26日、こう述べたが、24日の米仏首脳会談では具体的時期への言及を避けた。だが、オバマ大統領はシリアの政権移行時の選挙に出馬すべきでないと強調。欧米はイスラム国掃討や政権移行を通じてアサド氏の排除や政権の弱体化を狙うが、プーチン氏は対テロの「同盟」とみなすアサド政権の温存を図る。利害の対立は大きい。

 トルコによる露軍機撃墜では双方の不信感の大きさも露呈した。欧米は露軍の空爆はアサド氏支援が一義的な目的と疑念を強め、一方、プーチン氏は米国側の責任に言及。大連合の機運がそがれる結果となった。

919チバQ:2015/11/28(土) 22:47:25
http://www.cnn.co.jp/world/35074132.html
抗議、暴行、受け入れ拒否――欧州で続く難民の苦境
2015.11.27 Fri posted at 16:38 JST
(CNN) ギリシャとマケドニアの間にある島で、難民1300人あまりが受け入れを拒まれ、「助けてくれないのなら撃て」と訴えている。
トルコとシリアの国境沿いでは、シリアから逃れてきた男性が国境警備員に暴行され、強制的に帰国させられたと証言した。
スウェーデンの副首相は涙ながらに、これ以上の難民は受け入れられなくなったと発表した。
テロに対する厳戒が続き、難民の流入にあえぐ欧州の各地でそんな光景が展開されている。パリで起きた同時テロ事件は、欧州の難民危機に暗い影を落とした。それでも第2次世界大戦以降で最大規模となった欧州大陸への難民の流入は止まらない。
ギリシャとマケドニアの国境の島では、約10人の男性が上下の唇を黒い糸で縫い付け、入国を阻止されたことに対して無言の抗議を続ける。
男性たちはイランの出身だといい、上半身裸になって額や胸に抗議の文字を入れ、警官隊の前で座り込んでいる。国連高等難民弁務官事務所の広報が25日に語ったところでは、この事実上のハンストは数日前から始まったという。

マケドニアなどバルカン半島の数カ国は先週、難民の受け入れをシリア、イラク、アフガニスタンの3カ国の出身者のみに限定し、ほかの国から来た人は「経済難民」とみなして受け入れを拒んだ。島にはイランのほかパキスタンやモロッコ、リビアなどから来た1300人あまりが取り残された。
26日には数百人が国境に詰めかけて、有刺鉄線の柵を壊したり、警官隊に投石したりする騒ぎも起きた。
スウェーデンのロムソン副首相は24日、涙で声を詰まらせながら、同国の「門戸開放」政策は終わったと告げた。
スウェーデンはこれまで、欧米諸国の中では人口比で最も多くの難民を受け入れてきた。しかし政府によると、過去2カ月だけで8万人が難民認定を申請。人口1000万人の同国に押し寄せる難民は、推定で最高19万人に達する見通しとなった。
このため同国は「厳しい判断」を迫られ、ロベーン首相は「つらいことだが、もはや現在のような規模では亡命希望者を受け入れられなくなった」と表明した。
トルコでは国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチが今週、シリアからの難民に対する国境が実質的に閉ざされたと伝えた。トルコの国境警備隊がシリアから来た人に乱暴したり押し戻したり、拘束して強制退去させたりしているという。
同団体が話を聞いたシリア人は51人全員が、密航業者を通さない限りトルコには入国できないと証言。4人はトルコ国境警備隊に殴られたり蹴られたりしたと訴えた。
しかし国連によれば、トルコは既に、世界の全シリア難民の半数を超す220万人もの難民を受け入れている。

920チバQ:2015/11/28(土) 23:04:21
http://www.sankei.com/world/news/151127/wor1511270012-n1.html
2015.11.27 12:54

ポルトガル新首相が就任 社会党、4年ぶり政権奪還

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ポルトガルの首相に就任して演説するアントニオ・コスタ氏=26日、リスボンのアジュダ宮殿(AP)
 ポルトガルの中道左派、社会党を率いるアントニオ・コスタ書記長が26日、首都リスボンで開かれた首相就任式で宣誓し、正式に首相に就任した。

 社会党は4年ぶりに政権を奪還したが、議会の議席数は半数に届いていない。政権運営には反緊縮を掲げる共産党など左派政党の協力が必要となり、コエリョ前政権が断行した財政緊縮策が後退する可能性が高まっている。

 財務相には、中央銀行の元エコノミスト、マリオ・センテノ氏を充てた。

 10月の総選挙で2位となった社会党は、共産党などの協力を取り付け、前政権の政策方針を議会で否決、事実上の不信任を突き付けた。(共同)

921チバQ:2015/11/29(日) 10:36:31
http://mainichi.jp/feature/news/20151129k0000m030025000c.html
COP21:全仏が厳戒態勢 150カ国の首脳集う
毎日新聞 2015年11月28日 19時39分(最終更新 11月28日 23時09分)
 【パリ賀有勇】同時多発テロに見舞われたパリで、30日から国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が開かれる。開幕日にはオバマ米大統領や安倍晋三首相ら約150カ国の首脳が集うことから、パリを中心にフランス全土で厳戒態勢が敷かれている。

 仏政府はテロを受けて非常事態宣言を出し、全土で12万人の警察や兵士を配置して警戒に当たっている。COP21の期間中は各国政府関係者をはじめ、報道陣や非政府組織(NGO)関係者ら約4万人の来場が予定されている。

 カズヌーブ内相によると、各国首脳が集まる29〜30日には、6300人の治安要員を首脳らの宿泊先のホテルや大使館に配置する。また、8000人を国境警備に当たらせ、会場周辺では2800人を投入して不測の事態に備える。

 混雑や混乱を避けるため、29日正午から30日深夜までパリの公共交通機関は無料となり、仏政府は自家用車の使用と不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。開幕直前の29日に各国のNGOなどがパリで予定していた街頭パレードは警察が許可しなかった。

922チバQ:2015/11/29(日) 18:42:25
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151125/k10010318481000.html
パリのホテル利用率3割減少 観光に打撃
11月25日 3時59分

パリのホテル利用率3割減少 観光に打撃
フランス、パリ市の観光局長は、今月パリで起きた同時テロ事件を受け、ホテルの利用率が3割減っていることを明らかにしたうえで、国として最大限の警備を行っているとして観光に訪れるよう呼びかけました。
パリ市の観光局のニコラ・ルフェーブル局長は、24日NHKのインタビューに応じました。このなかでニコラ局長は、「テロの後、観光客が減少したり、会議やイベントが中止されたりしたことで、特にホテル業界への打撃が大きい」と述べたうえで、事件の翌週は市内のホテルの利用率が3割減った事を明らかにしました。そのうえで、「パリ市民は普通に生活しているし国際会議の開催も決まった。国として最大限の警備を行っているので、安心してパリを訪れてもらいたい」と述べ、観光業の復活に向けた強い意志を示しました。
パリ市内でホテルを経営する男性は「先週から予約が止まっていて、来月中旬から年末までは予約が全く入っていないので今後が心配です」と話していました。フランスは世界で最も多い年間8000万人以上の観光客が訪れる観光立国ですがテロが観光業に大きな影響を与えています。

923チバQ:2015/11/29(日) 18:43:50
http://toyokeizai.net/articles/-/94128
パリの観光業は回復の兆候を見せている
同時多発攻撃での悪影響から徐々に脱却
ロイター 2015年11月26日
[パリ 25日 ロイター] - フランスのマクロン経済相は25日、パリ同時多発攻撃によって打撃を受けていた観光業が回復し始めているとの見解を示した。

パリ観光局のデータによると、同時多発攻撃が発生した13日から1週間で、パリのホテルの1日の宿泊率は24%ポイント低下した。ただ、22、23日までに、低下率は16%ポイントまで縮小した。航空券予約のキャンセルも相次いでいたが、今週に入り通常の水準まで回復している。

マクロン経済相は「状況は改善しつつあり、今週に入り正常な状況に向かっている」と語った。

そのうえで、パリ攻撃事件による観光業への経済的打撃については、回復ペースにも左右されるため、現時点で算出することは時期尚早との考えを示した。

パリ・イル・ド・フランス地方商工会議所(CCI)は、事件発生後の1週間で、パリ地域のホテルの収入は50%落ち込み、百貨店など大規模商店への客足も30─50%減少したと指摘した。

仏百貨店大手プランタン・オスマンはロイターに対し、客足が事件後に30%減となったものの、21日には15%減まで持ち直したことを明らかにした。

924チバQ:2015/11/29(日) 20:11:14
http://www.sankei.com/world/news/151129/wor1511290028-n1.html
015.11.29 19:04
【COP21】
小銃抱えた警官、カメラを制止…厳戒態勢の開催地パリ、「テロに屈しない」姿勢アピール

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30日から始まるCOP21の会議場入り口を警備する警察官=28日、パリ郊外のルブルジェ(AP)
 【パリ=宮下日出男】国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が開幕する30日、パリ郊外の会場は世界各国の首脳約150人が一堂に会する場となる。130人が犠牲となったパリの同時多発テロから半月あまりしかたっておらず、国際社会が「テロに屈しない」という姿勢を発信する重要な機会となる。現地は安全確保のため厳戒態勢が敷かれ、緊張に包まれている。

 パリ郊外ルブルジェの地方空港に接した一角。約18万平方メートルの広大な敷地がCOP21の会場だ。会議室のほか飲食店、宿泊設備などを備え、施設はまるで即席の街のような装いだ。しかし、内部には警察車両が配置され、警官が周囲に目を光らせていた。

 敷地を囲む高さ3メートルの柵の外側でも、警官が馬に乗るなどして巡回。随所に小銃を抱えた警官が立つ。「ここは撮影するな」。カメラを向けるたびにそう制止していた。

 フランス政府は同時テロ後、全土に警官と兵士計約12万人を動員。今回の会議のため、さらに警官と憲兵隊2800人、国境周辺に8000人を配置した。欧州諸国間で廃止された入国審査も復活しており、28日までに入国を拒否された者は1000人近くに上るという。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」はさらなるテロを呼びかけ、政府は化学・細菌兵器の使用も警戒している。各国首脳はこうした状況下の会議で「自由の尊重と過激思想と戦う意志」(オランド仏大統領)を示す狙いだ。「延期を求める首脳はいなかった」(バルス仏首相)という。会場は実行犯3人が自爆テロを実行した競技場があるサンドニにもほど近い。近くに住む住民は「テロに屈服しないことを示すためにも(会議の開催は)重要だ」と語った。

925とはずがたり:2015/11/30(月) 15:04:34
フランス大統領が上下両院合同会議で演説したのはこの前は何時だ?

フランス軍、テロ掃討に空母“急派”へ オランド大統領「戦争状態にある」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151118/frn1511180830001-n1.htm
2015.11.18

 フランスの怒りが炸裂した。129人が犠牲となった、過激派組織「イスラム国」(IS)によるパリ同時多発テロを受け、オランド大統領は演説で「わが国は戦争状態にある」と宣言し、IS掃討のため、シリア空爆をさらに強化することを表明したのだ。全面戦争を覚悟したのか、原子力空母「シャルル・ドゴール」を中東に急派させる。一方、ISは新たなビデオ声明で「ワシントンにある米中枢を攻撃する」と恫喝した。 

 オランド氏は16日午後(日本時間17日未明)、パリ郊外のベルサイユ宮殿で上下両院合同会議を緊急招集した。

 毅然とした表情で、「わが国は世界を脅かすテロ、過激主義と戦っている」「国は全力を挙げて国民を守る」「フランスはテロに破壊されない。フランスがテロリストを破壊する」などと演説し、IS壊滅のため、全世界的な反撃を呼び掛けた。近く、米露首脳と協議するという。

 さらに、国家の非常事態に対応するため、(1)2年間で警察官など5000人を増員(2)フランス生まれのテロリストから国籍の剥奪を可能にする-考えを示し、非常事態宣言の3カ月間延長や、憲法改正も提案した。

 フランス国会は通常、下院はブルボン宮、上院はリュクサンブール宮で行う。ベルサイユ宮殿での開催は異例。AFP通信によると、フランス大統領が上下両院合同会議で演説を行った例は、過去150年以上さかのぼっても今回を含め2度しかない。

 「IS掃討」への強い決意の表れといえ、演説を聞き終わると、議員らはフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を熱唱した。同国の国歌には、《武器を取れ 市民らよ 隊列を組め 進もう 進もう! 汚れた血が われらの畑の畝(うね)を満たすまで》という歌詞がある。

 フランスの強い決意を示すように、同国が誇る原子力空母「シャルル・ドゴール」が今週19日、地中海に面したトゥーロンの海軍基地から、中東に向けて出撃する。

同空母は、全長261・5メートル、全幅64・36メートル。乗員約1900人。艦載機は固定翼機35機、ヘリコプター5機で、斜めにせり出した飛行甲板「アングルド・デッキ」や、蒸気カタパルト(射出装置)も装備している。ここから、同軍のダッソーラファールF1戦闘機などが発艦して、ISの戦略拠点を爆撃することになりそうだ。

 「疾風」という意味のラファール戦闘機は、アフガン紛争や、マリ共和国イスラム系反政府勢力への軍事介入にも投入されている。

 米軍主導の有志国連合も動いた。

 シリア東部アブカマルで15日に空爆を実施し、ISのタンクローリー116台を破壊したのだ。米国防総省が16日、発表した。

 米政府は、ISが盗んだ石油を闇市場に密売し、1日当たり100万ドル(約1億2300万円)を得ているとみている。石油を運ぶ車両を攻撃し、組織の主要な資金源を断つ狙いがある。

 さらに、米国務省は、サウジアラビアに対する計12億9000万ドル(約1589億円)相当の爆弾や関連装備の供与を承認し、議会に通知した。同省のトナー副報道官が16日、明らかにした。

 兵器は、精密誘導兵器のスマート爆弾など。ロイター通信によると、サウジ軍によるシリアでのIS空爆などに使われるという。

 こうしたなか、ISは16日、新たなビデオ声明を公表した。

 シリアに軍事介入する国に対し、パリと同様のテロを実施するという警告で、「われわれは誓う。(米国の首都)ワシントンにある米中枢を攻撃する」と強調したのだ。

 残虐非道なテロ組織による許し難い恫喝に、FBI(米連邦捜査局)は同日、「現時点で米国への具体的な脅威(の情報)はない」との見解を示したうえで、「米国人を守るために保安態勢を調整することは躊躇(ちゅうちょ)しない」とし、断固として即応する方針を強調した。

926チバQ:2015/12/02(水) 21:02:23
>>59
http://www.sankei.com/world/news/151202/wor1512020049-n1.html
2015.12.2 19:22

NATO対ロシア“勢力圏”争い熾烈に NATOがモンテネグロ加盟を承認 2009年以来の新規国に 

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 【ベルリン=宮下日出男)北大西洋条約機構(NATO)は2日、ブリュッセルで開いた外相理事会で、旧ユーゴスラビアのモンテネグロの新規加盟を承認した。今後、最終的な協議や加盟国の批准を経て正式に加盟が決まる。NATOは29カ国体制に拡大。米国が主導する軍事同盟の東方拡大に反対するロシアに対して牽制となる。

 NATOの新規加盟は2009年のクロアチアとアルバニア以来で、ウクライナ危機の勃発以降は初めてとなる。NATO加盟を望むジョージアやウクライナに「扉は開かれている」との政治的メッセージを送る意味合いもある。

 NATOとロシアの関係はウクライナ危機で悪化。トルコの露軍機撃墜でも緊張が高まっている。露外務省はモンテネグロ加盟について「バルカン半島や欧州の安定にそぐわず、NATOとロシアの関係をさらに複雑化させる可能性がある」と警告している。

927チバQ:2015/12/04(金) 20:45:01
http://www.sankei.com/world/news/151204/wor1512040041-n1.html
2015.12.4 17:03
【パリ同時多発テロ】
フランス厳戒下、極右躍進か 6日に地域圏議会選





 パリ同時多発テロ後、非常事態が宣言されたフランス全土で6日、広域地方行政区である地域圏議会選挙(2回投票制)の第1回投票が実施される。「移民排斥」「治安強化」を掲げる極右、国民戦線(FN)が支持率で全国1位に躍進する可能性がある。

 オランド大統領の社会党は苦戦が伝えられ、選挙結果は国際社会の「テロとの戦い」や国政への影響が大きい。サルコジ前大統領の保守政党、共和党は党勢を盛り返し、極右を交えた三つどもえの激戦となった。

 FNはマリーヌ・ルペン党首が自ら出馬した北部リールを中心とする地域圏、めいのマリオン・マレシャルルペン候補を立てた南部マルセイユを中心とする地域圏などで首位を走り、党として初の地域圏議長の座をうかがう勢いだ。

 計17の地域圏・海外県などで任期6年の議員、議長を選ぶ。第1回投票で10%以上の票を得た政党が第2回投票に進み、第1党から議長を出す仕組み。(共同)

928チバQ:2015/12/06(日) 10:41:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201512/CK2015120602000118.html
仏地方選 極右に勢い 同時テロ「移民排斥」主張

2015年12月6日 朝刊


 【パリ=渡辺泰之】パリが同時多発テロに見舞われたフランスで六日、広域行政区にあたる地域圏選挙の第一回投票が実施される。テロを受け「移民排斥」や「治安強化」を前面に押し出す極右政党の国民戦線が支持率を伸ばしており、躍進する勢いだ。
 最新の世論調査では、国民戦線が30%の支持率でトップ。サルコジ前大統領が党首を務める共和党を中心とする右派連合が29%で続き、左派でオランド大統領の与党、社会党は22%と苦戦している。
 仏紙ルモンドによると、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は二日、「移民の大量流入を止めていたら、国内でイスラム原理主義が台頭することはなかった」と発言するなど、同時テロを受け攻勢を強めている。
 国民戦線はルペン党首が出馬した北部リールを中心とする地域圏と、めいのマリオン・マレシャル・ルペン候補が出馬した南部マルセイユを中心とする地域圏で、他党を大きく引き離し第一党をうかがう勢い。ただ第一回投票で過半数の票確保は難しい情勢で、最終的な勝敗は第二回投票に持ち込まれる見通し。
 フランスは国政、地方選とも、伝統的に右派と左派の二大政党が争う構図だったが、今回はテロ対策や欧州に流入する難民問題が焦点となり、極右の国民戦線も交えた三つどもえの戦いとなりそうだ。
 選挙は比例代表制で、十三の地域圏に、海外県を加えた選挙区で争われる。10%以上の票を得た政党が、十三日の第二回投票に進む。一回目で過半数の票を得れば勝利が確定する。第一党には25%の議席が上積みされ、議長を出すことができる。


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