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欧州情勢・西洋事情

880とはずがたり:2015/11/19(木) 19:57:18
2015年 11月 19日 14:39
コラム:パリ攻撃、残した手掛りが「イスラム国」の命取りに
http://jp.reuters.com/article/2015/11/19/column-paris-attack-clues-idJPKCN0T80C320151119?sp=true

[17日 ロイター] - もし筆者が、西欧や似たような地域に潜む戦闘的な原理主義者だったとすれば、13日のパリでの自爆攻撃の成功に大喜びしてはいられないだろう。むしろ、不安に苛まれるべきだ。

欧州各国をはじめ、多くの国の諜報機関・治安機関はすでに活動を開始している。彼らの活動は、当初の攻撃そのもので生じたよりも重大な結果をもたらすだろう。なぜなら、彼らはパリで本当のところは何が起きたのかという謎を解明したいと思っているからだ。そして、主な容疑者が身を隠していることがすでに分かっているだけに、一斉手入れの危険は刻一刻と迫っている。

逆に、筆者が普通の市民だったら(とはいってもパリ攻撃の標的はまさにそのような人々だったわけだが)、私は安心してよいだろう。どれほど大規模な捜索が実施されているかを考えれば、その理由は明らかになる。

最初、警察は犯人について何の情報もない状態で捜査に着手したが、状況は急速に変化した。犯人の1人は自爆ベルトの爆発で吹き飛んだ指から採取した指紋で特定され、その兄弟もイスラム主義者であるという情報が得られた。これで容疑者が1人。レンタカーが発見されたことでもう1人の身許が明らかになった。この種の捜査では、身許が特定された個人の近親、親戚、友人はただちに「参考人」にカウントされる。

今日のようなアグリゲーション(情報集積)、メタデータ、データマイニングの時代には、個人相互の人脈、つながりを把握することに非常に大きな関心が注がれる。米連邦政府の国家安全保障局が、監視対象とする電話の所有者の人間関係を2階層、3階層まで追跡しているのも、まさにそのためである。

パリ同時攻撃事件の捜査では、取り調べの一部はこうした人間関係の把握を目的として進められることになろう。

当局が実際の手掛りを固めていく際に、この種の追跡はいっそう重要になっていくだろう。たとえば13日にパリで殺された戦闘員は携帯電話を持っていたかもしれないし、衣服を身につけ、武器を持っていただろう。こうしたものはすべて出処を調べられる。そのなかには携帯電話のように新たな人脈を示してくれるものもある。

たとえば、攻撃で用いられた武器を考えてみよう。「イスラム国」を名乗るイスラム主義グループは、西欧に兵站・補給のネットワークを持っていない。襲撃犯は、武器をどこかで調達しなければならなかった。すると、自動小銃AK47を入手できる彼らにも利用可能な闇市場がどこにあるか、という問いが生じる。ブリュッセル郊外のモレンベークが、そうした場所の1つだ。

8月にブリュッセル─パリ間の列車において3人の米国人の若者によって阻止された襲撃事件、今年初めベルギー警察との銃撃戦、2014年5月に起きたブリュッセルにあるベルギーユダヤ博物館への攻撃など、使用された武器はどれもこのモレンベークが出処だった。犯人もこの地域に住んでいた。パリ攻撃に関与している2人の兄弟も、すでにモレンベーク出身であることが分かっている。


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