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欧州情勢・西洋事情

877チバQ:2015/11/18(水) 22:05:23
http://www.cnn.co.jp/world/35073700.html
フランス国旗のフェイスブックはもうやめよう
2015.11.18 Wed posted at 19:40 JST
(CNN) フランス国旗化したフェイスブックのロゴはもう結構。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のテロリストが13日に銃弾と爆弾でパリを引き裂き、少なくとも129人を殺害した事件には、誰もが感じたのと同じ戦慄(せんりつ)を私も覚えた。そして私もまた、2001年の米同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンターや、国防総省、ペンシルベニア州で大勢が犠牲になった光景がよみがえった。
あの朝、米国の生活は一変した。私たちは直ちに、航空機に乗るため衣服の一部を脱がなければならなくなったことを受け入れ、競技場ではかばんを開けて中身を見せ、政府が自分の電話の内容を聞いたりメールを読んだりするかもしれないことも当然の前提となった。
今度はパリに対する攻撃が、フランスの生活を短期的にも長期的にも一変させるだろう。同じ自由世界の市民として、私はフランスを支持する。米国の指導者には、友人を助けるためにできる限りのことをしてほしいと思う。
ただ私は自分の顔を青と白と赤の3色に塗ることはしない。
恐らく、善意で連帯を示す意図なのだろうが、実態として、これでパリ市民の苦しみが安っぽいものになり、対テロ戦争は矮小(わいしょう)化される。ISISはゲームの中の悪者ではない。自分の信条に沿った信仰を持つ(あるいは持たない)権利を含め、自明の自由を信じるすべての人を、真に脅かす存在だ。
米国やフランスの民主主義の神髄は信教の自由と、神を絶対視する教義の否定にある。対照的にISISは宗教を隠れ蓑(みの)として、利己的な狂気から注目をそらす。これには真剣な対応が必要だ。つまり、フェイスブックの装いは正しい反応ではない。
テロ攻撃が起きると、悲しみを声高に口にし、シンボルを取り入れ、自分たちと違う人は誰であれ不審者とみなすことを正当化し、そしてやがて元の気楽な日常生活へ戻る――というパターンが出来上がった。
ワールドトレードセンターに対する攻撃では、全米がニューヨーク市を中心に結集し、ニューヨーク市消防局(FDNY)やニューヨーク市警(NYPD)やヘルメットに同調した。ところが14年たった今、あの日の救助活動で負傷した人たちの医療手当てを延長する法案を通過させようという政治的意思さえないようだ。当時のニューヨーク市長で「アメリカの市長」と呼ばれたルディ・ジュリアーニ氏の政治的活力は、選挙で選ばれたこともテロ跡地に立ったことも一度もないドナルド・トランプ氏やベン・カーソン氏より低い。
フランス国旗は間もなくフェイスブックから消えていくだろう。あとしばらく報道が続いたあと、パリはトップニュースから姿を消す。だがテロリストは蒸発しない。安っぽいシンボルで彼らを追い払うことはできない。
米国の指導者は、対テロ戦争の前提をシンボルから形のある行動へと転換させなければならない。街頭には武装した警官が増えるだろう。米中央情報局(CIA)長官は、テロリスト追跡のための裁量拡大を求め、電話や通信の傍受も増やす必要があると主張する。だがあのフェイスブック愛国者の多くは、武装警官は偏向していると主張し、ソーシャルメディアで共有している内なる思いのプライバシーは憲法で守られるので監視対象にすべきではないと主張するだろう。
フェイスブックをフランス国旗にした米国人は、対テロ戦争をおとしめるし、その効果は顔文字と同程度だ。

この記事は、米ジョン・ジェイ犯罪司法カレッジ非常勤教授で、国際情報企業のコンサルタント、ジェームズ・マルバニー氏によるものです。記事における意見や見解はすべて同氏個人のものです。


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