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欧州情勢・西洋事情
4857
:
OS5
:2025/05/07(水) 22:20:43
ピエトロ・パロリン枢機卿(イタリア)
パロリン枢機卿
パロリンさんはフランシスコ教皇のナンバー2です。過去の歴史においては、ナンバー2の国務長官が次のローマ教皇になるというパターンもありましたが、ここ最近は国務長官になった方は次の教皇にならない、第二次世界大戦後はそういう状況が続いています。
ナンバー2ということはフランシスコ教皇に非常に近かった、一番近いぐらいの人なので、むしろ中和することが求められる中では可能性はあまりないと思います。
それから中国との関係が近すぎる。フランシスコ教皇の意向で中国に何度も足を運んで共産党政権と交渉してきた、その中でちょっと妥協とかしているとなると、カトリック教会内ではやはり中国共産主義に妥協しすぎなんじゃないかという理由で彼はそんなに上位ではない。5位から6位という声を聞きます。
中国との関係は?
なぜフランシスコ教皇が中国との関係を重視したかというと、やはり地下信者の数ですよね。信者さんの数が非常に多いということで、やはり教会や宗教組織というのは信者さんを増やすことが大事ですので、そういう意味では魅力があるんですね。
ただ、中国は共産主義の国で、バチカン、カトリック教会というのは冷戦時代から冷戦後も、共産主義とは対立する関係でした。
ヨハネ・パウロ2世もまさに共産主義と闘ったという実績を持っているローマ教皇ですので、そういう意味では共産主義政権に妥協しすぎることはカトリック教会の権威という観点からあまりよくないのではないか、もう少し中国とは距離をとった方がよいのではないかという考え方が恐らくバチカン内には強い。
いまの共産党政権は宗教に対する弾圧があったり信仰の自由がなかったりと、そういう問題があるのでそこが非常に難しいところかなと思います。
新教皇の課題は?
カトリック教会は特に先進国では少子化で信者の数が減っています。宗教的な組織は信者の数を増やすことが非常に重視されますので、やはり若い信者をいかに取り込んでいくのかがいまのバチカン、カトリック教会に求められています。
そういう意味でフランシスコ教皇はやはり、貧しい人とか弱い立場の人、場合によっては若い人たちに寄り添うということをかなり明確に出されましたので、これでけっこう若い信者さんが増えたとされています。
ですからそういう点においては、年齢の若い人たちにアピールできるような、要するにあまり堅物ではないタイプの教皇の方が若者にアピールできるというメリットがあると思います。やはりアフリカとかアジアとか、途上国である必要はないですが、新興国も含めて、G7ではなくG20のイメージ。
アフリカ出身の枢機卿の名前があがるということは、そこで信者さんの数が増えている、人口が増えているから信者が増えているという理由なので、やはりそういうところにアピール力がある人が求められるんじゃないかなと思います。
コンクラーベ なぜここまで注目?
カトリックやキリスト教の国だけではなく、例えばメディアに関してもアルジャジーラなど、中東の地域でも非常に力を入れて報道しています。
イスラム教とキリスト教の関係が今後どうあるべきか、より対立しない、よりよい関係を築くということが非常に重視されていて、フランシスコ教皇がイラクを訪問したりアラブ首長国連邦に行ったりすることでそれを行動によって示してきました。
そういう経緯があるので、やはり中東地域においても、次のローマ教皇が仮に非常に保守的で、イスラム教徒とはなかなか仲良くするのは難しいという方がローマ教皇になるとあまり望ましくないということになりますので、そういう意味で中東地域も非常に注目しています。
イラクを訪問したフランシスコ教皇(2021年)
教皇発言 今後も注目される?影響力は?
それを維持できるような方にローマ教皇になっていただきたいと思います。
特にトランプ大統領の昨今の関税だったり、安全保障についても同盟国に対して厳しい条件を突きつけたり、いま、世界がだんだんとげとげしくなり、国際情勢が不安定になりかねないという状況です。
やはり安定、理性といったものを代表できるようなローマ教皇、フランシスコ教皇がそういう教皇でしたが、それを引き継げるような方になって頂くことでバランスをとるというようなことが求められるかなと思います。
ヨーロッパ総局記者
向井 麻里
1998年入局 国際部やシドニー支局、ロンドン支局長を経て現所属
フランスやスペインなどを中心にヨーロッパを取材
4858
:
OS5
:2025/05/07(水) 22:24:31
>>4844
欧州出身の枢機卿は52%→39%
アジア出身の枢機卿 9%→17%
ピエトロ・パロリン国務長官(70)(イタリア人)
>>4840
教皇フランシスコの側近
>>4835
リベラル派、保守派の中間的立場
>>4848
ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(67)(フィリピン出身)
>>4840
リベラル派
>>4848
ジャンマルク・アベリヌ マルセイユ大司教(66)
>>4840
マリオ・グレック世界代表司教会議事務局長(68)
>>4840
改革路線の継承者
ペーテル・エルドー枢機卿(72)(ハンガリー) 保守派
>>4835
>>4848
アフリカのガーナ出身、ピーター・タークソン枢機卿(76) 保守派
>>4853
ピエルバティスタ・ピッツァバラ枢機卿(60) エルサレム総大司教
>>4853
4859
:
OS5
:2025/05/07(水) 22:36:39
第1回投票
>>4729
23% カリン・ジョルジェスク 親ロシア派の極右候補
>>4820
有力候補が出馬禁止へ
19% ラスコニ氏 野党の中道右派「ルーマニア救国同盟」党首
3位 マルチェル・チョラク首相 親欧州派で中道左派
4位 ジョルジェ・シミオン 極右
>>4727
やり直し選
>>4845
40%余り ジョルジェ・シミオン 極右政党「ルーマニア人統一同盟」の党首
20%余り ダン 首都ブカレストの市長
3位 アントネスク 連立与党の統一候補
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025050600151&g=int
首相が辞任、親EU政権崩壊 大統領選で極右に敗北―ルーマニア
時事通信 外信部2025年05月06日06時17分配信
【ベルリン時事】東欧ルーマニアのチョラク首相は5日、辞任し、自らが率いる中道左派の社会民主党も連立与党から離脱すると表明した。現地メディアが報じた。4日のやり直し大統領選の第1回投票で与党統一候補が極右候補らに敗れたことを理由に挙げた。親欧州連合(EU)の政権が崩壊し、政治の混乱が拡大する。
チョラク氏は「(大統領選の)投票結果は、与党連立に正統性がないことを示している」と述べた。同氏は2023年6月から首相を務めていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025050500133&g=int
極右党首が首位通過 やり直し大統領選、18日決選―ルーマニア
時事通信 外信部2025年05月05日16時22分配信
4日、ブカレスト近郊の投票所で票を投じる極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン党首(EPA時事)
4日、ブカレスト近郊の投票所で票を投じる極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン党首(EPA時事)
【ベルリン時事】東欧ルーマニアで4日、やり直し大統領選挙の第1回投票が実施され、開票率99%超の段階で極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン党首が得票率40%超で首位となり、18日の決選投票に進むことを決めた。無効となった昨年11月の第1回投票でトップを占め、選挙不正の疑いを持たれたジョルジェスク氏は、出馬を認められなかった。
約2割の票を得た中道のダン・ブカレスト市長が2位となり、シミオン氏との決選投票に臨む。与党候補のアントネスク元上院議員は僅差で及ばなかった。
ジョルジェスク氏は「ルーマニア第一」を掲げ、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で存在感を示し急浮上した。その後、選挙資金の不正利用や「ロシアの関与」を指摘され、捜査対象となった。一方、欧州の右派勢力と親和的なトランプ米政権は、選挙無効の判断に公然と疑義を唱え、波紋を広げた。シミオン氏の支持層はジョルジェスク氏と重なる。
4860
:
OS5
:2025/05/07(水) 22:37:31
https://www.asahi.com/articles/AST5521T0T55UHBI00BM.html
ルーマニア大統領選、極右党首が決選投票へ ウクライナ支援に反対
根本晃2025年5月5日 15時52分
ルーマニアで4日、ロシアの干渉が指摘されてやり直しになった大統領選の投開票があった。選挙管理当局によると、極右野党ルーマニア人統一同盟(AUR)の党首で、ウクライナ支援に反対するジョージ・シミオン氏(38)が約4割を得票し、1位を獲得した。親欧州派の首都ブカレスト市長、ニクショル・ダン氏(55)が約2割を得票し、2位につけた。両者は18日の決選投票で争う。
欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟するルーマニアでは昨年11月、大統領選の第1回投票で、ロシア寄りの主張を掲げる極右のカリン・ジョルジェスク氏が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を駆使した選挙活動を展開し、無名候補から一躍首位に浮上。だが、12月にロシアの選挙への干渉が指摘されるなどし、決選投票を前に憲法裁判所が選挙を無効と判断。今年3月、やり直し大統領選への立候補が却下された。
やり直し前の大統領選で4位だったシミオン氏はジョルジェスク氏の支持層を取り込み、トップに躍り出た。シミオン氏はトランプ米大統領を支持し、ウクライナに侵攻するロシアを非難しつつ、ウクライナ支援に反対している。当選すれば、ジョルジェスク氏を要職に任命すると主張している。
4861
:
OS5
:2025/05/08(木) 15:42:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/458b523f4c3349907e9cc53c127ae211fd2be466
揺らぐ「ナチスの反省」 極右台頭、硬直化批判も 移民との歴史共有に課題・ドイツ戦後80年
5/8(木) 7:06配信
40
コメント40件
時事通信
ドイツ総選挙の結果に笑顔を見せる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のワイデル共同党首(中央)とヘッケ・テューリンゲン州組織代表(右)=2月23日、ベルリン(EPA時事)
【ベルリン時事】8日に欧州での第2次大戦終結80年を迎えるドイツで、戦後社会に定着した「ナチスの反省」が揺らいでいる。
【写真】ユダヤ人ゲットー跡の慰霊碑にひざまずく西ドイツのブラント首相
愛国的な歴史観を要求する極右が支持を伸ばす一方、左派の間では増加する移民の視点を重視し、ナチスだけでなくドイツ帝国による植民地支配の歴史にも目を向けるべきだとの声が高まっている。犠牲者を追悼する節目が「花を手向けるのではなく、論争の場」(週刊紙ツァイト)となっている。
◇「良い面も」増加
「ナチスを思い起こさせ続けることが、健全な国民意識の醸成を阻んでいる」。ツァイトが1月に実施した世論調査では、59%がこうした考えに同意すると回答し、2010年の44%から増えた。「『ナチスの過去』に終止符を打つべきだ」「ナチスには良い面もあった」といった意見に同意する割合も、増加傾向にある。
そうした主張の発信源の一つが、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」だ。党内実力者のヘッケ・テューリンゲン州代表は、過去に「記憶に関する政策を180度転換しなければならない。必要なのは先祖の偉大な功績に触れることだ」と訴えている。
AfDは移民流入や経済不振、安全保障の動揺といった情勢の変化に不安や不満を持つ人々に「過去への回帰という夢物語」(マインツ大の政治学者)を売り込み、支持を拡大。今年2月の総選挙で連邦議会(下院)第2党に躍進した。
◇「負の歴史」に焦点を
ドイツは戦後、トルコを中心に外国人労働者を受容。近年もシリアやウクライナなどから多くの難民を受け入れ、人口の4分の1は移民やその子孫だ。国民の多様化が進む中、移民との融和を唱えるリベラル層からも、「ナチスの反省」を絶対視する歴史認識の「硬直化」をただす声が上がっている。
そうした主張を踏まえ、独政府は昨年2月、ナチスや旧東独時代に加えて、植民地支配の「負の歴史」にも文化政策の力点を置くことを提案した。だが、「ナチスによる犯罪の矮小(わいしょう)化」につながると猛反発を受け、撤回に追い込まれた。
ベルリン自由大学のゼバスティアン・コンラート教授(歴史学)は、こうした傾向について「(ナチスを反省する文化が)固まって動かせなくなっている」と指摘。歴史認識が「政治的な手段として利用されている面もある」と懸念を示す。
ドイツでは戦後当初から「ナチスの反省」が浸透していたわけではなく、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の実態が徐々に明らかになり、対外関係の修復が国家課題となる中で市民権を得てきた。しかし、大戦を知る世代が少なくなり、社会の多様化も進む中、それだけで社会を包摂することが難しくなっている。コンラート氏は「ナチスだけに焦点を当てるのは不十分だ」と見直しを求めている。
4862
:
OS5
:2025/05/09(金) 09:34:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/18eb2508f185e8ac57b957f4709cd1881d3d34d9
ローマ教皇にプレボスト枢機卿 初の米国出身 教皇名はレオ14世
5/9(金) 2:23配信
朝日新聞
バチカンで2025年5月8日、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を現した、ローマ教皇に選出された米国のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(中央)=ロイター
ローマ教皇庁(バチカン)は8日、フランシスコ教皇の死去に伴う秘密選挙「コンクラーベ」で、米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)を第267代教皇に選出した。教皇名はレオ14世を名乗る。米国出身者がローマ教皇に選ばれるのは初めて。
プレボスト枢機卿は1955年、米国シカゴに生まれた。27歳を迎える頃に司祭となり、南米ペルーに派遣された。その後、米国に戻ることはあったが、司祭として約20年間をペルーで過ごすなど、米国の外に活動の中心を置いてきた。
貧しい人や移民に寄り添う姿勢は、フランシスコ前教皇に通じるものがある。バチカンニュースの昨年10月のインタビューでは、「司教は自分の王国に座す小さな王子であってはならない」と発言。「自分が仕える人々に寄り添い、共に歩み、共に苦しむことが求められている」と述べた。
2023年にはフランシスコ前教皇から司教省の長官に任命され、世界各国に散らばるローマ・カトリック教会の司教の選任や管理を担当する組織の責任者を務めてきた。バチカンニュースによると、昨年11月にローマで開かれた南米諸国とバチカンによる会議では、気候危機について「言葉から行動に移す時だ」と主張。フランシスコ前教皇と共通する問題意識をにじませた。
前教皇の進めた多様性を重視する改革をめぐっては、同性カップルの「祝福」を受け入れないアフリカの司教らの意見に理解を示す一方、教義にかかわる重要な問題を議論する世界代表司教会議(シノドス)の取り組みを支持。今回の候補者の中では中道派とみられていた。
これまでローマ・カトリック教会では、枢機卿たちの間に米国出身者を教皇に選ぶことに警戒感があるとされてきた。しかし、プレボスト氏はペルーを中心に南米を拠点としてきたことから、米国にとどまらない国際的な経験のある人物としてコンクラーベが始まるころから有力候補として名前が挙がるようになっていた。
コンクラーベには投票権を持つ80歳未満の枢機卿133人が参加。ミケランジェロのフレスコ画「最後の審判」で有名なバチカンのシスティーナ礼拝堂を会場に投票に臨んだ。
新しい教皇が決まった際には、システィーナ礼拝堂の煙突から教皇の選出を知らせる白い煙が上がり、サンピエトロ大聖堂の鐘が鳴らされた。大聖堂前の広場には、歴史的な瞬間を見届けようと煙突からの煙を待ち構える大勢の人たちが集まった。(バチカン=宋光祐)
朝日新聞社
4863
:
OS5
:2025/05/09(金) 09:53:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/671f7493c8beb118364e8b8940c9e3d13749305e
有力候補10位にも入っていなかった「レオ14世」…たった4回の投票でサプライズ選出
5/9(金) 8:31配信
中央日報日本語版
8日(現地時間)、サン・ピエトロ大聖堂で挨拶するレオ14世教皇。[写真 AFP=聯合ニュース]
レオ14世(ロバート・フランシス・プレボスト・69・米国)が第267代教皇に選出されたことを巡り予想外という反応が出ている。
ロイター通信は8日(現地時間)、「プレボスト枢機卿がサプライズで選ばれ、カトリック教会の新たな首長として選出された」と報じた。
新教皇はコンクラーベ(枢機卿団秘密会議)2日目も有力候補には入っていなかった人物だ。これまで有力候補をして挙げられた人物はピエトロ・パロリン枢機卿(イタリア)やルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(フィリピン)、マッテオ・ズッピ枢機卿(イタリア)らだ。
パロリン枢機卿の場合、教皇庁序列2位の国務院長としてフランシスコ教皇の後に続くという連続性の側面で、タグレ枢機卿は初のアジア出身教皇になる可能性があるという点で名前がしばしば上がっていた。
英国時事週刊誌「エコノミスト」がPolymarket、Kalshi、Betfairなど3社のベッティング推移を分析した結果を見ると、コンクラーベ直前の7日午前で選出の可能性が最も高い枢機卿にはパロリン枢機卿(27%)、タグレ枢機卿(21%)、ズッピ枢機卿(10%)、ピエルバティスタ・ピッツァバラ枢機卿(10%)などの名前が挙がっていた。
教皇選出直前の8日午後にはパロリン枢機卿が選出される確率が52%と高まったが、プレボスト枢機卿の名前は10位圏内に登場することもなかった。比較的若い上に、米国出身という点で予想候補として議論されなかったものとみられる。
プレボスト枢機卿は「無名」に近かったが、高速で支持を集めるほど「ダークホース」だったという評価だ。英国BBC放送は「彼の名前が非常に最近になって登場したが、プレボスト枢機卿のような人物が選出されたことは驚くべきことではない」とし「プレボスト枢機卿はそれぞれ異なる世界の橋渡し役を果たすことができる候補とみなされた」と指摘した。
前任者であるフランシスコ教皇は教会改革を推進して保守派の反発を買い、同時に進歩派からは改革が十分に行われなかったという批判を受けた。プレボスト枢機卿はこのように分裂した教会で掛け橋役をする人物という意見だ。
BBCは「たった4回の投票で教皇が選出されたということは枢機卿がその評価に同意したということ」と説明した。以前のコンクラーベではフランシスコ教皇は5回、ベネディクト16世教皇は4回で選出された。
米国人だがペルーで長い歳月にわたり司牧活動を行い、ラテンアメリカ教皇庁委員会首長を経て司教省長官を務めて教会で人脈を広げた点もいち早く支持を集めた要因として作用したという分析も出てくる。
『インサイド・ザ・バチカン』の著者である米国のトーマス・リース神父は英国日刊テレグラフに「ラテンアメリカの枢機卿たちが団結して彼を推した」としながら「彼は単なる米国人ではなく、すべてのアメリカ大陸の教皇」と話した。
4864
:
OS5
:2025/05/09(金) 09:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/633b26952b6355993118fd1a58d619a8c8a3c762
初の米国出身教皇、長年ペルーで活動…レオ14世の横顔 選出には「中南米の支持」影響か
5/9(金) 9:28配信
産経新聞
第267代ローマ教皇に選出され、レオ14世を名乗ることになったロバート・プレボスト枢機卿(69)は初の米国出身の教皇で、キャリアの大半を南米ペルーで過ごした人物だ。枢機卿には2023年に就任したばかりで、フランシスコ前教皇から信頼を置かれた人物とされる。アルゼンチン出身の前教皇に続き、「非欧州」かつカトリック人口の多い南米ゆかりの人物が2代連続で教皇に選ばれた。
1955年、米中西部シカゴ出身。米国やローマで神学を学び、82年に司祭に任命された。85年、宣教師としてペルーに派遣され、貧困地域などで長年活動。2014年に司教に任命され、15年にはペルー国籍を取得した。23年には前教皇の下で司教の選出を担当するバチカンの司教省長官に任命された。
教皇名に「レオ」が復活するのは、社会問題の解決に取り組んだレオ13世(在位1878〜1903年)以来となる。
欧米メディアによると、新教皇は政策的に中道志向で、現実主義者かであり思慮深い性格とされる。スペイン語やイタリア語にも堪能な一方、公の場で話す機会は少なく、最有力候補とはみなされていなかった。
バチカン事情に詳しい専門家はロイター通信の取材に「(政治的影響力が強い)米国の枢機卿が教皇になるのはありえないと思われていた」としつつ、選出の理由を「長年活動した中南米の枢機卿からの強い支持を得た」と分析した。(ニューヨーク 本間英士)
4865
:
OS5
:2025/05/13(火) 13:15:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ea794d356e5fe1720dba56efb49f364cb007459
コンクラーベ最有力も「中国寄りすぎ」まさかの落選 異例の内幕判明で注目パロリン枢機卿
5/13(火) 7:00配信
産経新聞
新たなローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」の内幕に関する共同通信の報道で、最有力とされながら落選したパロリン枢機卿(70)が注目されている。落選の一因に中国との関係改善に力を入れ、「中国寄りすぎる」との懸念が広がったと分析されているからだ。
■票数は本来非公表
共同通信は11日、コンクラーベについて「秘密の内幕判明」との独自記事を配信。「バチカン情報筋が秘密投票の内幕を共同通信に明らかにした。コンクラーベは外部との接触を遮断した密室で投票が行われ、本来公表されない票数が明らかになるのは極めて珍しい」などと意義づけた。
それによると、1回目の投票では1位がエルドー枢機卿(72)、2位がパロリン氏、3位が新教皇レオ14世となったプレボスト枢機卿(69)だったが、2日目の2回目以降はプレボスト氏に票が流れて同氏がトップに躍進。投票を重ねるごとに2位のパロリン氏との差が広がったという。
記事はパロリン氏の「敗因」について「バチカンの国務長官(首相に相当)を務めてきたパロリン氏は、イタリアメディアで最も有力視されていた。ただ専門家らの間では、中国との関係改善に力を入れ、中国寄り過ぎるとの見方も強かった」と論評した。
■対中外交の行方は
バチカンは台湾と1942年から外交関係を保っているが、49年に共産党が建国した中国とは国交がない。中国では政府公認のカトリック団体と、非公認の地下教会に分裂した状態が続いている。
中国国内の司教についても政府公認団体が独自に任命し、教皇に任命権があると主張するバチカンと長年対立してきた。先月死去した前教皇フランシスコが2013年に就任して以降、双方は協議を重ね18年に司教任命権をめぐり暫定合意。その後も延長が繰り返され、昨年10月にも4年間の延長が合意された。ただ合意内容の詳細は明らかにされていない。
パロリン氏はフランシスコの最側近として、中国との関係改善に力を発揮。北京へのバチカンの常設事務所設置も「望ましい」としてきた。
今回、米国出身のレオ14世が誕生したことで、バチカンの対中外交政策の行方も注目される。
4866
:
OS5
:2025/05/13(火) 22:05:25
https://www.sankei.com/article/20250513-XHWSZ2KSAZOYTE3PVZOXUYDKPM/
アルバニア親欧米政権継続、議会選で与党が過半数獲得 2030年までのEU加盟を公約
2025/5/13 21:19
西バルカン諸国のアルバニアで議会(一院制、定数140)選が11日に実施され、選管当局によると、ラマ首相(60)率いる左派の与党、社会党が過半数を獲得し、第1党を維持することが13日確実になった。親欧米のラマ政権は4期目の長期政権となる見通し。2030年までの欧州連合(EU)加盟を公約としている。
暫定開票結果によると、社会党は52%を得票した。中道右派、民主党などからなる野党連合は34%にとどまった。EU加盟推進の公約は、今回から認められた在外投票で、外国居住者からも幅広い支持を得た。
EU加盟交渉は22年から始まった。ラマ氏は首都ティラナ市長などを経て13年の議会選で勝利し、首相に就任した。(共同)
4867
:
OS5
:2025/05/19(月) 10:46:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7664419441f11f94fa01ebcc54c5b9192947d455
ポルトガル総選挙 与党が最大勢力維持も過半数は届かず 連立が焦点
5/19(月) 10:36配信
毎日新聞
総選挙の出口調査の結果に喜ぶ新興政党「シェーガ」の支持者たち=リスボンで2025年5月18日、ロイター
ポルトガルで18日、議会(1院制、定数230)の総選挙があり、即日開票された。19日未明の時点でモンテネグロ首相が率いる社会民主党を中心とする中道右派の「民主主義同盟」が最大勢力を保つことが確実となったが、過半数には届かなかった。今後の連立交渉が焦点となる。総選挙は22年1月以来、3年あまりの間で3回目。支持基盤の安定した政権が生まれず、内政の混乱が続いている。
内務省によると、現地時間19日午前0時(日本時間19日午前8時)現在、99%超が開票され、民主主義同盟は最多の86議席を獲得。中道左派の野党・社会党と、「極右」の新興政党「シェーガ」がそれぞれ58議席を確保し、第2党の座を争っている。
シェーガは前回の総選挙(24年3月)で議席を12から50へと大幅に増やし、今回さらに議席を上積みした。ただ、民主主義同盟はシェーガとの連立協力は拒否する構えだ。
議会は3月、モンテネグロ氏の親族が経営するコンサルタント会社についての汚職疑惑を巡り、内閣信任決議案を否決。政権は崩壊し、解散・総選挙に至った。ただ疑惑は有権者の関心を呼ばず、家賃高騰や移民政策などが争点となった。【ブリュッセル岡大介】
4868
:
OS5
:2025/05/19(月) 10:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/09723965e23a0199aa50600be13abaca18d02bf7
ルーマニア新大統領に親欧州派 やり直し選で極右候補下す
5/19(月) 7:52配信
時事通信
18日、ルーマニア大統領選の出口調査結果を受けてブカレストで演説するニクショル・ダン氏(AFP時事)
【ベルリン時事】東欧ルーマニアで18日、やり直し大統領選の決選投票が実施され、親欧州で中道無所属のニクショル・ダン・ブカレスト市長(55)が勝利した。
4日の第1回投票で最多票を得た極右政党「ルーマニア人統一同盟」のジョージ・シミオン党首(38)は及ばなかった。大統領任期は5年で、権限は限定されているが国防などで一定の役割を担う。
選挙管理当局によると、開票率99%超で得票率はダン氏が53.85%、シミオン氏が46.15%。ダン氏は、ルーマニアが加盟する欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)を強く支持。公約で日本を含む「インド太平洋地域との連携」も訴えた。
大統領選は昨年11月に行われ、第1回投票で「泡沫(ほうまつ)候補」扱いだった親ロシアの右派ジョルジェスク氏が首位に立ったが、ロシアの選挙干渉などが指摘され無効となった。やり直し選第1回投票では与党統一候補が脱落。チョラク首相が辞任するなど、政治混乱に拍車が掛かっていた。
4869
:
OS5
:2025/05/19(月) 17:50:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb831e976c8d363bd9a7b9dfb5d8179df2e62895
ポーランド大統領選、与党中道と野党保守の候補が接戦 決選投票へ
5/19(月) 12:27配信
朝日新聞
2025年5月18日、ポーランド大統領選の出口調査結果を受け、集まった支持者に手を振る候補者のチャスコフスキ・ワルシャワ市長=ロイター
ポーランドの大統領選が18日行われた。出口調査によると、当選に必要な過半数を得票した候補はおらず、トゥスク首相率いる中道政党「市民プラットホーム(PO)」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)と、野党の保守政党「法と正義(PiS)」が推す歴史家のナブロツキ氏(42)の上位2人が6月1日の決選投票に進む見通しだ。
ポーランドメディアが委託した出口調査によると、得票率はチャスコフスキ氏は30.8%、ナブロツキ氏は29.1%と接戦となった模様だ。
ポーランドの大統領は任期5年。政治権限は首相の方が強いが、大統領は議会が可決した法案の拒否権を持つ。トゥスク氏と政治的に対立するPiS出身のドゥダ現大統領は、拒否権の発動などで政権が進める法案を阻止しようとする動きが目立っている。
朝日新聞社
4870
:
OS5
:2025/05/19(月) 21:54:14
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250519-OYT1T50047/
極右党首を親EUのブカレスト市長が破る、やり直しルーマニア大統領選挙の決選投票
2025/05/19 11:02
【ブカレスト=倉茂由美子】ルーマニアで18日、選挙介入などが疑われ、やり直しとなった大統領選挙の決選投票が行われた。親欧州連合(EU)路線の維持を訴えた首都ブカレスト市長のニクショル・ダン氏(55)が、極右政党・ルーマニア人統一同盟(AUR)党首のジョージ・シミオン氏(38)を破った。
19日、当選が確実となり、ブカレスト市内の支持者の前で勝利演説をするダン氏=倉茂由美子撮影
選管当局の発表(開票率100%)によると、ダン氏が得票率53・6%、シミオン氏が46・4%だった。4日の1回目投票では、シミオン氏がダン氏の倍近い票を得て圧倒していたが、ダン氏が中道や左派の支持を集めて逆転した。
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ダン氏は19日未明、ブカレスト市内で「ルーマニアが正しい方向へ変わることを信じた人々の勝利だ」と勝利宣言した。シミオン氏もSNSで動画を公開し、「ルーマニア国民の意思だ」と敗北を認めた。
昨年11月の大統領選では、TikTok(ティックトック)で選挙戦を展開した親ロシア・極右のカリン・ジョルジェスク氏が急浮上し、首位に立った。だが、ロシアの介入やSNSによる情報操作などが指摘され、憲法裁判所が結果を無効にする異例の事態となった。今回、ジョルジェスク氏は再出馬できず、シミオン氏を支持していた。
4871
:
OS5
:2025/05/29(木) 17:39:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f372b21d35c629a74eaee0f0f73291c57ce0004d
新興右翼が第2党に躍進 有権者の不満の受け皿に ポルトガル総選挙
5/29(木) 16:34配信
朝日新聞
ポルトガル中西部オエイラスで2025年4月30日、記者団に対応するモンテネグロ首相=ロイター
ポルトガルで28日、今月18日に実施された議会(一院制、定数230)の総選挙の最終結果が判明し、右翼ポピュリスト政党シェーガが最大野党の座を確定させた。与党の社会民主党(PSD)を中心とする中道右派連合は最大勢力を維持したが、過半数には届かず、不安定な政権運営は避けられそうにない。
今回の総選挙は、モンテネグロ首相の親族が所有する企業の利益相反をめぐる疑惑をきっかけに、議会が3月に首相の信任決議案を否決したことで実施された。ポルトガルの総選挙は過去3年で3回目。このうち昨年3月の総選挙は、政権高官の汚職事件がきっかけだった。
在外投票の集計を終えた内務省の28日の発表によると、中道右派連合は昨年3月の前回総選挙から11議席増の91議席を獲得し、最大勢力を維持。シェーガは10議席増の60議席で第2勢力となった。前回総選挙の時点で政権を率い、第2党として今回の選挙に臨んだ中道左派の社会党は20議席減の58議席で惨敗した。
2019年の総選挙で初議席を得たシェーガはポルトガル語で「もうたくさんだ」を意味する新興の右翼政党。党首のベントゥーラ氏はスポーツ番組のコメンテーターなどを務めた経歴を持つ。移民規制を厳格化する主張や既存政党の「腐敗」に対する批判を繰り返すことで、有権者の不満の受け皿になっている。
ベントゥーラ氏は28日、X(旧ツイッター)で「シェーガは野党のリーダーになりつつある。ポルトガル国民は自分たちの国を取り戻すだろう」と訴えた。(宋光祐)
朝日新聞社
4872
:
OS5
:2025/05/30(金) 09:24:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/f372b21d35c629a74eaee0f0f73291c57ce0004d
新興右翼が第2党に躍進 有権者の不満の受け皿に ポルトガル総選挙
5/29(木) 16:34配信
朝日新聞
ポルトガル中西部オエイラスで2025年4月30日、記者団に対応するモンテネグロ首相=ロイター
ポルトガルで28日、今月18日に実施された議会(一院制、定数230)の総選挙の最終結果が判明し、右翼ポピュリスト政党シェーガが最大野党の座を確定させた。与党の社会民主党(PSD)を中心とする中道右派連合は最大勢力を維持したが、過半数には届かず、不安定な政権運営は避けられそうにない。
今回の総選挙は、モンテネグロ首相の親族が所有する企業の利益相反をめぐる疑惑をきっかけに、議会が3月に首相の信任決議案を否決したことで実施された。ポルトガルの総選挙は過去3年で3回目。このうち昨年3月の総選挙は、政権高官の汚職事件がきっかけだった。
在外投票の集計を終えた内務省の28日の発表によると、中道右派連合は昨年3月の前回総選挙から11議席増の91議席を獲得し、最大勢力を維持。シェーガは10議席増の60議席で第2勢力となった。前回総選挙の時点で政権を率い、第2党として今回の選挙に臨んだ中道左派の社会党は20議席減の58議席で惨敗した。
2019年の総選挙で初議席を得たシェーガはポルトガル語で「もうたくさんだ」を意味する新興の右翼政党。党首のベントゥーラ氏はスポーツ番組のコメンテーターなどを務めた経歴を持つ。移民規制を厳格化する主張や既存政党の「腐敗」に対する批判を繰り返すことで、有権者の不満の受け皿になっている。
ベントゥーラ氏は28日、X(旧ツイッター)で「シェーガは野党のリーダーになりつつある。ポルトガル国民は自分たちの国を取り戻すだろう」と訴えた。(宋光祐)
朝日新聞社
4873
:
OS5
:2025/06/01(日) 18:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b6ca7bc9b4a738cdcc4a5787248ba2b714ed3a
ポーランド大統領選決選投票始まる 親EU派と右派が接戦 大勢判明は2日にもつれ込みか
6/1(日) 17:59配信
産経新聞
【ロンドン=黒瀬悦成】東欧ポーランドで1日、ドゥダ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が始まった。親欧州連合(EU)派のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)と、右派の最大野党「法と正義」(PiS)が推す国家記憶院総裁のナブロツキ氏(42)が接戦を展開している。投票は同日夜に締め切られ、大勢判明は2日未明(日本時間2日午前)となる見通し。
各種世論調査による両候補の最新の平均支持率(5月30日現在)はチャスコフスキ氏が48%、ナブロツキが47%。有権者は約2900万人。第1回投票ではチャスコフスキ氏が31・4%、ナブロツキ氏が29・5%を得票した。
4874
:
OS5
:2025/06/02(月) 12:45:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/2633772064a99be64b038aabe435fb4fc007bba1
ポーランド大統領選 親EU派とEU懐疑派が大接戦 安全保障に関心
6/2(月) 10:02配信
毎日新聞
「法と正義(PiS)」が支援するポーランド大統領選候補のナブロツキ氏=ポーランド東部で2025年5月30日、ロイター
ポーランドで1日、ドゥダ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票があった。出口調査によると、トゥスク首相率いる中道「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)と、右派ポピュリスト政党「法と正義(PiS)」が支援し現職のドゥダ大統領が推す歴史家のナブロツキ氏(42)が大接戦となっている。
ポーランドでは親欧州連合(EU)・リベラル派のトゥスク首相と、EUに懐疑的で強権的な政治手法を取るドゥダ大統領の間で「ねじれ」が生じており、有権者の判断が問われた。
ロイター通信によると、現地時間1日夜時点の出口調査結果では、ナブロツキ氏の得票率が50・7%、チャスコフスキ氏が49・3%。選挙管理委員会による開票結果は現地時間2日午前(日本時間2日午後)に発表される見込みだ。
ポーランドでは2015年の大統領選でPiSのドゥダ氏が当選し、総選挙でもPiSが勝利。PiSは司法への政府介入、LGBTなど性的少数者の排除、メディア統制といった強権的な政策を進め、EUとも対立を深めた。
23年に首相に就任したトゥスク氏は、司法の独立を取り戻す改革などに着手しようとした。だが大統領に法案の拒否権があるため、公約の多くはドゥダ氏の反対により実現しない状態となっていた。
選挙戦でチャスコフスキ氏は、EUとの関係修復やPiS政権下でほぼ全面的に禁止された人工妊娠中絶の合法化を訴えた。一方、5月に米ホワイトハウスを訪問するなどトランプ米大統領を信奉するナブロツキ氏は、米国との関係強化などを主張した。
ウクライナの隣国であるポーランドでは、ロシアのウクライナ侵攻後、安全保障への関心が特に高まっている。両候補とも自国の防衛強化とウクライナ支援の必要性では一致しているものの、チャスコフスキ氏がウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に積極的な姿勢を示す一方、ナブロツキ氏はNATO加盟を否定。当選すればウクライナ支援に対して消極的な姿勢を取る可能性も指摘されている。【ベルリン五十嵐朋子】
4875
:
OS5
:2025/06/02(月) 12:48:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/73c313823d238971ed80318cd03b3222c04bfcd5
ポーランド大統領選、保守野党と中道与党の候補が大接戦 出口調査
6/2(月) 7:32配信
朝日新聞
ポーランド大統領選の決選投票が行われた2025年6月1日、投票する有権者。第三者提供=ロイター
中欧ポーランドの大統領選の決選投票が1日に行われた。地元メディアによると、欧州連合(EU)に懐疑的で、野党・保守政党が支持する歴史家のナブロツキ氏(42)がやや優勢で、親EUの与党・中道政党のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)が追う展開になっている。
地元メディアによると、開票率98.56%時点で、愛国主義を掲げる保守政党「法と正義(PiS)」が支持するナブロツキ氏の得票率は51.11%、チャスコフスキ氏は48.89%。
ポーランドでは2015年から8年間続いたPiS政権が、司法への介入など強権的な政治姿勢を強め、民主主義の価値をめぐってEUと対立。23年の総選挙でトゥスク首相率いる中道政党「市民プラットホーム(PO)」が中心の親EU政権に交代した。
ポーランドでは政治の実権は首相が握るが、大統領は議会が可決した法案への拒否権を持つなど一定の影響力を持つ。PiS出身のドゥダ大統領はトゥスク政権が進める法案に拒否権を発動するなどして阻止してきた。
ナブロツキ氏が勝てば法案阻止などが続く可能性があり、難しい政権運営を強いられる。ナブロツキ氏はEUに懐疑的な姿勢をとり、トランプ米政権との関係強化を掲げている。一方、チャスコフスキ氏が当選すれば政権やEUにとっては追い風になる。(ベルリン=寺西和男)
朝日新聞社
4876
:
OS5
:2025/06/03(火) 23:23:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a583fe5c6cbabf5a4628d46f68719b7d15ff349
ポーランド大統領選で反EU派が勝利 首相との「ねじれ」継続か
6/2(月) 20:59配信
毎日新聞
優勢を伝える出口調査の結果を受け笑顔を見せるナブロツキ氏=ワルシャワで2025年6月1日、ロイター
ポーランドで1日、任期満了に伴う大統領選の決選投票があり、右派ポピュリスト政党「法と正義(PiS)」が支援した反欧州連合(EU)の歴史家、ナブロツキ氏(42)が当選した。ナブロツキ氏は隣国ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に否定的で、今後の欧州の安全保障にも影響を与える可能性がある。
ポーランドでは親EU・リベラル派のトゥスク首相と、EUに懐疑的で強権的な政治手法を取るドゥダ大統領の間で「ねじれ」が生じていた。ドゥダ氏の後継指名を受けたナブロツキ氏は50・8%を得票。トゥスク首相率いる中道「市民プラットフォーム」のワルシャワ市長、チャスコフスキ氏(53)を僅差で破った。
ポーランドでは2015年の大統領選でPiSのドゥダ氏が当選し、総選挙でもPiSが勝利。PiSは司法への政府介入、LGBTなど性的少数者の排除、メディア統制といった強権的な政策を進め、EUとも対立を深めた。
23年に首相に就任したトゥスク氏は、司法の独立を取り戻す改革などに着手しようとした。だが大統領に法案の拒否権があるため、公約の多くはドゥダ氏の反対により滞っていた。
ナブロツキ氏は5月に米ホワイトハウスを訪問するなど、トランプ米大統領との関係をアピールし、米国との連携強化を主張した。チャスコフスキ氏は、EUとの関係修復やPiS政権下でほぼ全面的に禁止された人工妊娠中絶の合法化を訴えていた。
ポーランドではロシアによるウクライナ侵攻後、安全保障への関心が特に高まっている。ナブロツキ氏は自国の防衛強化とウクライナ支援の必要性は認める。しかし第二次世界大戦中にウクライナの国家主義グループが約10万人のポーランド人を殺害した「ボルヒニアの虐殺」を巡り、ウクライナ側が「責任を取っていない」と主張し、NATOとEUへの加盟には否定的な立場を取っている。
大統領選には13人が立候補した。5月18日にあった第1回投票ではチャスコフスキ氏が得票率31・4%で首位に立ち、同29・5%のナブロツキ氏が続いた。交流サイト(SNS)を駆使して14・8%を獲得した極右政党のメンツェン氏が3位だった。ナブロツキ氏は第1回投票後、メンツェン氏の支持を取り付け、その支持層の取り込みをはかっていた。【ベルリン五十嵐朋子】
4877
:
OS5
:2025/06/03(火) 23:24:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c756b6195f21e009c60ec3a3a4cd57f45318daa2
ポーランド大統領選決選投票、右派のナブロツキ氏が勝利 トゥスク政権の親EU路線後退へ
6/2(月) 18:30配信
産経新聞
【ロンドン=黒瀬悦成】東欧ポーランドで1日、ドゥダ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われた。公式開票結果によると、右派の最大野党「法と正義」(PiS)が推す国家記憶院総裁のナブロツキ氏(42)が、中道与党の「市民プラットフォーム」が擁立したチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)に僅差で勝利した。
PiS出身のドゥダ氏に続いて「自国第一主義」を掲げるナブロツキ氏が勝利したことで、トゥスク首相率いる市民プラットフォーム主導の連立政権との対立の構図は解消されず、トゥスク氏の親欧州連合(EU)路線が一層停滞するのは不可避だ。
両候補の得票率はナブロツキ氏が50・89%、チャスコフスキ氏は49・11%。大統領の任期は5年。ポーランドでは国政の実権は首相が握るが、大統領は法案の拒否権を行使できる。
2023年の総選挙では権威主義的な政策でEUとの対立を深めたPiS政権が市民プラットフォームに敗れて下野し、トゥスク連立政権が誕生した。
ところがドゥダ氏は、EUとの関係修復などを柱とするトゥスク氏の改革路線を拒否権の行使で妨害。下院(定数460)は再議決で5分の3以上が賛成すれば大統領の拒否権を覆すことができるが、連立与党の議席は約240にとどまる。今回の選挙では大統領と首相の出身政党の「ねじれ」が解消できるかどうかが焦点となっていた。
ナブロツキ氏はトランプ米政権との関係強化を重視している。ロシアによるウクライナ侵略に関しては、ウクライナ支援の継続こそ支持するが、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟に反対しており、対露防衛に向けた欧州の結束強化にも消極的だ。
欧州外交でも、ハンガリーやスロバキアといった中東欧の強権主義国家と「EUに替わる同盟関係」の構築を唱えている。
今回の大統領選では、第1回投票で存在感を示した極右候補の支持層が決選投票でナブロツキ氏支持に回ったとみられている。27年に予定される次期総選挙に向け、PiSと極右勢力が連立含みで政権奪還を目指す動きも加速しそうだ。
4878
:
OS5
:2025/06/03(火) 23:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eb58958e55df4d8984c9ba98b9fb09f690729b7
自身の信任投票実施へ 大統領選敗北で浮揚図る ポーランド首相
6/3(火) 10:11配信
時事通信
ポーランドのトゥスク首相=5月16日、アルバニア・ティラナ(AFP時事)
【ベルリン時事】ポーランドのトゥスク首相は2日、近く下院で自身の信任投票を行う考えを明らかにした。
大統領選で与党候補が敗北し、求心力に陰りの見える政権の浮揚を図る。
トゥスク氏は「自由で安全な繁栄したポーランドのための闘いを一瞬たりとも止めることはない」と強気な姿勢を示した。
4879
:
OS5
:2025/06/03(火) 23:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d76ae73bc96cdf3f9d188e86a30d94d4f082f75
オランダで連立政権崩壊 移民政策の協議決裂
6/3(火) 18:24配信
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コメント4件
時事通信
オランダのスホーフ首相=5月28日、ハーグ(AFP時事)
【ブリュッセル時事】オランダで3日、スホーフ首相率いる4党連立政権が崩壊した。
移民政策を巡る与党間協議が決裂したことを受け、第1党で極右の自由党(PVV)が連立離脱を表明した。連立与党は過半数を大きく割り込むことになり、2027年に予定されていた総選挙が前倒しで行われる見通しとなった。
PVVは反移民・反欧州連合(EU)を掲げ、23年の総選挙で躍進した。PVVのウィルダース党首はX(旧ツイッター)への投稿で、同党が求めていた国境封鎖などで合意できなかったことを連立離脱の理由に挙げた。オランダでは23年にも移民問題が原因で、当時のルッテ連立政権が瓦解(がかい)した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c708d15ca90078790252ad0c90ebce79bf8d9f7
オランダ連立政権が崩壊、スホーフ首相辞任へ 移民・難民政策で分裂
6/3(火) 20:20配信
朝日新聞
2025年6月3日、オランダのハーグで4党連立から離脱した極右政党のウィルダース党首=AP
オランダで3日、スホーフ首相率いる4党連立政権が崩壊した。第1党の極右政党「自由党(PVV)」のウィルダース党首が同日、移民・難民政策をめぐる対立から、PVVが連立政権から離脱するとスホーフ氏に通達。スホーフ氏は同日中にも国王に辞表を提出し、内閣が総辞職する見通しだ。
ウィルダース氏は、難民申請目的の外国人の流入を減らすため、軍による国境封鎖や、「シリアの大部分は安全」だとして短期ビザで入国するシリア人の国外追放などを盛り込んだ10項目の計画を発表。連立を組む他の3党に、合意の署名をするよう迫っていた。
しかし3党は、いくつかの項目が欧州人権条約や、オランダも批准する難民条約に違反していると指摘。署名を拒んでいた。結果、ウィルダース氏は連立政権からの離脱を決めた。
昨年7月に発足したスホーフ政権をめぐっては、極右のPVVと組みたくない他党との間で連立交渉が難航。政権発足までに8カ月間を要した。PVVが政権から抜けることで、スホーフ政権は下院の過半数を維持できなくなり、2027年を予定している下院総選挙が、前倒しされる可能性が高まっている。(ブリュッセル=牛尾梓)
朝日新聞社
4880
:
OS5
:2025/06/04(水) 18:37:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f4907f92ce169296ca2a87157c1d929bc3e0bb7
オランダで「極右」の乱 連立政権離脱で首相辞任、総選挙の公算大
6/4(水) 18:06配信
毎日新聞
オランダのスホーフ首相=オランダ西部ハーグで2025年6月3日、AP
オランダのスホーフ首相は3日、反移民、反欧州連合(EU)の極右、自由党(PVV)を率いるウィルダース党首が難民政策を巡る対立を理由に連立政権からの離脱を表明したのを受け、辞任した。連立政権が崩壊したことで総選挙が実施される公算が大きくなったが、実施時期は10月以降にずれ込むとの見方もあり、政局の混迷は続きそうだ。
ウィルダース氏は3日午前、X(ツイッター)に「我々の提案した難民政策が支持されなかった」と政権離脱の理由を投稿した。スホーフ氏はPVVの政権離脱は「不必要で、無責任」として反対していたが、ウィルダース氏は聞き入れなかった。次回総選挙が実施されるまで、スホーフ氏が暫定的に行政運営を継続する。
ウィルダース氏は先週、連立政権を組む中道右派「自由民主党(VVD)」、中道の「新社会契約党(NSC)」、新興右派「農民市民運動(BBB)」の3党に、PVVが提案する難民・移民政策案への賛同を求め、支持が得られない場合は政権から離脱する意向を表明していた。
だがPVVの政策案は、国境警備への軍の動員▽難民のための宿泊施設の建設中止▽シリア難民の本国送還▽正規難民による家族の呼び寄せの制限▽外国出身の軽犯罪者の国外追放――などの厳しい内容で、国際法に抵触する懸念などから3党が支持を拒んでいた。
オランダ政界では、ウィルダース氏が意図的に看板政策である難民・移民対策での対立構図を連立政権内に作り、次期総選挙の争点にする思惑があるとの見方が出ている。
VVDのイェジルゲス党首はPVVの連立離脱について「実際には難民政策と無関係な利己的な行動だ。有権者への背信行為であり、無責任な決断だ」と批判。BBBの党首は「現在、政権を手放すことは、左派にお膳立てするのに等しい」とXに投稿した。
前回2023年11月の総選挙では、PVVは第1党に躍進したものの、過激な主張が物議を醸すウィルダース氏の首相就任には連立協議でも反対の声が根強く、官僚出身で政党に属さないスホーフ氏が選ばれた。ウィルダース氏は次期総選挙で勝利した場合、自ら首相に就任する意向を公言しているが、最近の世論調査での支持率はVVDや野党の左派連合と同水準にとどまっている。
政局の混迷から、総選挙の実施時期は10月以降にずれ込むとの見方もある。6月24日、25日に西部ハーグで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、スホーフ氏率いる暫定管理政権が主催する公算が大きい。NATOの防衛力強化に向けたオランダの防衛政策も停滞する懸念がある。【ブリュッセル宮川裕章】
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OS5
:2025/06/04(水) 18:38:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f38e50570eab0ad60261cd2ecdea5aa0b7cb8435
「弾みをつけるのが目的」ポーランド首相、11日に信任投票 大統領選で与党系敗北受け
6/4(水) 7:25配信
産経新聞
ポーランドのトゥスク首相(AP)
【ロンドン=黒瀬悦成】ポーランドのトゥスク首相は3日、先に実施された大統領選の決選投票で自身が率いる中道与党のチャスコフスキ・ワルシャワ市長が敗北したことを受け、11日に連立政権に対する信任投票を実施することを議会に求めたと明らかにした。
トゥスク氏は記者団に、信任投票は政権が進める改革政策に「弾みをつけるのが目的だ」と説明した。
1日の決選投票では右派の最大野党「法と正義」(PiS)が推す国家記憶院総裁のナブロツキ氏が勝利した。地元政界では、トゥスク政権の改革路線が停滞していることに対する有権者の不満の表れであるとの見方が支配的だ。
ナブロツキ氏は、与党が提出する各種法案への拒否権を行使して政権との対決姿勢を強めることが確実視され、トゥスク氏としては信任投票を乗り切って政権の結束を確認し、大統領に対抗していく考えだ。
4882
:
OS5
:2025/06/12(木) 10:45:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf3504d9f3c50afd96b434be383a36f5cf9a811d
ポーランド議会、政権の信任投票可決 EU懐疑派の次期大統領を牽制
6/12(木) 7:00配信
朝日新聞
ワルシャワにあるポーランド下院で2025年6月11日、政権の信任投票を前に演説するトゥスク首相=ロイター
ポーランド下院は11日、トゥスク首相が率いる連立政権の信任投票を行い、賛成多数で可決した。1日の大統領選で与党候補が敗北したことを受け、トゥスク氏が求心力回復を狙って求めていた。可決により、政権との対決姿勢を示す次期大統領を牽制(けんせい)した形だ。
下院(定数460)で連立与党は過半数を占めており、信任投票では賛成(243票)が反対(210票)を上回った。7人は投票しなかった。
ポーランドでは、大統領は議会が可決した法案の拒否権を持っている。1日の大統領選では、最大野党の右派「法と正義(PiS)」が支援した欧州連合(EU)懐疑派のナブロツキ氏が当選した。PiS出身のドゥダ現大統領はこれまで拒否権を発動しており、ナブロツキ氏も同様に、親EUのトゥスク政権が進める法案を阻止する可能性が高い。
朝日新聞社
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