ジョージア(旧グルジア)の首都トビリシ(Tbilisi)にあるトビリシ国立大学(Tbilisi State University)で国際関係論を専門とするセルギ・カパナーゼ(Sergi Kapanadze)教授によると、「ナゴルノカラバフの紛争は地政学上大きな影響を与える」という。
カパナーゼ教授は今回の戦闘激化により、「欧州がロシアへのエネルギー依存を下げるため、カスピ海(Caspian Sea)の石油や天然ガスをロシアを迂回して欧州に送る輸送ルートに位置する、戦略的に重要な同地域の安定が脅かされる」と指摘している。(c)AFP/Karen MINASIAN with Emil GULIYEV in Baku and Mariam HARUTYUNYAN in Yerevan
① カスピ海シャハ・デニーズ(Shah Deniz)海洋鉱区第2段階プロジェクト:
?シャハ・デニーズ海洋鉱区では、2006年末に天然ガス生産を開始。第1段階の天然ガスは南コーカサスP/L(SCP)にて、ジョージアとトルコに輸出されている。同海洋鉱区第2段階に関して、コンソーシアムは2013年12月17日、最終投資決定(FID)を発表した。
ロシアでは18日に下院選(定数450)の投票が行われ、プーチン大統領は投票締め切り後間もなく、与党・統一ロシアの勝利宣言を行った。開票序盤の結果によると、統一ロシアは改選前の過半数に議席を上積みする見通し。
プーチン大統領はモスクワの統一ロシアの選対本部で党首のメドベージェフ首相と共に会見し、「統一ロシアが非常に良い結果を得たと今の段階で言うことができる。勝利だ」と述べ、「状況が厳しい中で、有権者は社会と政治システムの安定を望んでいる」との認識を示した。
中央選管によれば、開票25%の段階で統一ロシアの得票率は51%。プーチン氏を支持する自由民主党、共産党、公正ロシアの野党3党も下院議席獲得に必要な得票率5%を上回った。
原題:Putin Claims Victory for Ruling Party in Parliamentary Vote (1)(抜粋)