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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

646とはずがたり:2016/09/11(日) 23:20:13

択捉を抛棄すれば3島は還ってくると云ふのが産経の見立ての様だ。

国後島は“外交カード”の見せかけの街? 道路、商店…突貫工事の粗雑さ目立つ
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160729/plt16072913000011-n1.html
2016.7.29 13:00
【北方領土を行く(上)】

 北海道根室市の根室港から船で約3時間、島影にカラフルなロシア風の建物が見えてきた。北方領土の玄関口、国後島の古釜布は人口約3000人の街。戦前は島全体で約7000人の日本人が住んでいたが、今はロシアの一部に溶け込んでいる。

 街中を行くと、ロシアの実効支配を強調するかのように主要な道路は舗装され、集合住宅が立ち並ぶ。商店や教会、学校も急速に整備された印象を受ける。

 ただ、突貫工事によるであろう粗雑さも目立つ。道路は舗装されているが、砂利道に直接アスファルトをかぶせたのか、路面が波打ち、陥没も見える。地面と土台に隙間が生じた集合住宅や、古い外壁を張り替えただけの商店もあった。

 3年ぶりに古釜布を訪れたという東海大海洋学部の山田吉彦教授は「このエリアしか開発していない気がする。デモンストレーションかなとも感じてしまう。『外交カード』にするために、見せかけの街づくりを行っているようだ」とみる。

 「ここはロシアの領土。歴史的にそうなったのだ」。ソロムコ・ワシーリ・ドミトリエヴィチ地区長は22日、「南クリール(千島)地区」の行政府でこう主張し、日本の領有権に真っ向から反論した。

 サハリン州に属する南クリール地区は、国後、色丹両島や歯舞群島などを管轄する。ソロムコ氏によると、地区の人口は約1万900人。水産業が主要産業だが、豊かな自然を生かした観光業にも力を入れているとし、「ホテルの部屋が足りない」と日本側の進出を促した。ただ、昨年の観光客数は約1200人で、成果が表れているようには思えない。

 クリール諸島(千島列島と北方領土)の「発展計画」は2025年までに600億ルーブルを投じ、この地区には3割が配分されるという。ただ、山田氏は「この島で産業を興そうという雰囲気はない。一方で公共投資はどんどん進めており、産業がないのに都市があるのは不思議なことだ」と話す。さらに「数年前に訪れた択捉島は完全に企業化され、産業を興そうという雰囲気にあふれていた」と両島の違いを強調した。

 日本は北方四島の一括返還を求めるが、ロシアは決して首を縦に振らない。山田氏は「各島の扱いに差があり、交渉の過程が見えてきた」という。分割返還も見据えた条件闘争の準備を着々と進めているようにも映る。国後島は4島の中で「返してもいい島」(山田氏)なのだろうか。張りぼてのような街が物語っている。山田氏はこう指摘した。

 「返還問題の要諦は国後島にあるのではないか。この島は、条件次第で帰ってくる可能性がある」

               ◇

 戦後70年以上が経過してもロシアによる不法占拠が続く北方領土。5月の日露首脳会談では「新たな発想」に基づくアプローチで日露平和条約締結交渉を進めることに合意したが、解決策は見えない。21〜25日に日本側代表団の一員として北方領土を訪れると、交渉をめぐるロシア側の思惑が透けてみえた。

(政治部 小野晋史)

647とはずがたり:2016/09/11(日) 23:20:36
>>646-647

色丹島はロシアにとって「手放せる島」 閑散…「警備隊もすぐ撤退できる」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160730/plt16073009210012-n1.html
【北方領土を行く(下)】

 国後(くなしり)島の古釜布(ふるかまっぷ)から船で4時間余り、続いて訪れたのは色丹(しこたん)島。24日、島で2番目に大きな集落という人口約950人の穴澗(あなま)村に上陸したが、古釜布とは対照的に寂れた風景が眼前に広がった。

 切り立った崖に囲まれた色丹島の細長い湾の最奥部にある穴澗港で船を降りた。港のすぐ近くにある水産加工場では、水揚げされたサンマやサケ、マス類などを缶詰に加工しているというが、稼働している様子はない。

 色丹島では今年5月、水産加工場の最大手が経営破綻した。水産加工業は島のほぼ唯一の産業で、働いているのは主に季節労働者だという。5年ぶりに訪れた東海大海洋学部の山田吉彦教授は「最盛期には5千人も来ていたのに、今は多くて500人程度」とみる。穴澗村の商店で売られている缶詰も、昨年9、10月に製造されたものだった。

 村内の道路は舗装されておらず、砂利道のままで、砂ぼこりを抑えようと散水車が走る。メインストリート沿いには、文化会館や数軒の商店が並ぶだけで閑散としている。

 村の小中高校に通う子供の数は120人ほどしかおらず、250人の定員の半数にも満たないという。図書館はかつて日本が送った人道支援物資の保管庫を改装した簡素なもので、老朽化も進んでいる。

 急な坂の上には周りの風景に不釣り合いな3階建ての新しい病院が立つが、医療体制が整っているわけでもない。今回の代表団には医療関係者が同行したが、ロシア側によると、島民は日本人による診療を期待しているそうだ。

 穴澗村から北東へ8キロほど砂利道を進んだ島内最大の集落、斜古丹(しゃこたん)村も同様だ。人口は1850人を超えているというが、人影はほとんどなく、商店のシャッターも閉まったまま。山田氏は「色丹島は退化しているのではないか。投資がひと段落している可能性がある」と分析する。

 斜古丹村には「密漁の取り締まりのため」(山田氏)として、ロシアの国境警備隊が駐屯している。隊員は千人程度で村の人口の半分以上を占める。港を臨む丘の上には隊員用の宿舎がいくつも立ち並び、ここだけはにぎやかだった。

 ただ、国境警備隊でさえも、ロシア政府の方針次第ですぐに撤退することは可能だ。山田氏は「極論すれば、色丹島はロシア側がいつでも手放せる状態だ」と指摘する。

 安倍晋三首相は9月にロシアのウラジオストクを訪れ、プーチン大統領と会談、平和条約締結に向け、交渉を前進させたい考えだ。ただ、「北方領土交渉をちらつかせ、日本の経済協力を引き出すのがロシア外交だ」(自民党幹部)との見方は根強い。ロシア側のアピールの狙いは何か、よく見極める必要がある。(小野晋史、写真も)


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