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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

641チバQ:2016/09/05(月) 00:15:38
http://www.sankei.com/world/news/160903/wor1609030050-n1.html
2016.9.3 19:55

四半世紀の独裁者が退場 ウズベクでカリモフ大統領の葬儀 鍵握る「氏族」、イスラム過激派台頭の懸念も


 【モスクワ=遠藤良介】中央アジアのウズベキスタンで四半世紀にわたって独裁者として君臨したイスラム・カリモフ大統領(78)の死去が政府によって公式発表され、3日に葬儀が行われる。カリモフ氏は強力な治安・特務機関を基盤としつつ、地縁や血縁に基づくクラン(氏族)のバランスをとった統治を行ってきた。権力継承が順調に進まなければ、強権で押さえ込まれてきたイスラム過激派が巻き返し、地域の混乱を招く恐れもある。

 ウズベク政府は2日、8月27日から脳出血で入院していたカリモフ氏が死去し、故郷の東部サマルカンドで葬儀を行うと発表した。憲法の規定に基づき、大統領代行にはユルダシェフ上院議長が就き、3カ月以内に大統領選が行われる。ユルダシェフ氏は形式的な代行職で、葬儀委員長を務めることになったミルジヨエフ首相がカリモフ氏の最も有力な後継候補だと考えられている。

 首都タシケントとサマルカンドでは3日、花束を持った市民が沿道に並び、棺を載せた車列を見送った。ロシアのプーチン大統領は2日、カリモフ氏の功績をたたえる弔電を送ったが、プーチン氏は露極東の経済フォーラムに出席しており、葬儀にはメドベージェフ首相が派遣される。

 カリモフ氏の後継候補としては、ミルジヨエフ氏のほか、アジモフ第1副首相兼財務相やイノヤトフ国家安全局長の名も挙がっている。ロシアの専門家の間では、「ウズベク支配層自身が混乱を望んでおらず、後継者に関する妥協は早期に見いだされるだろう」との観測が強い。

 ただ、中長期的な情勢には不透明感が漂う。カリモフ氏のクランを意識した統治は「為政のサマルカンド閥、金勘定のタシケント閥、祈祷の(東部)フェルガナ閥」と形容されてきた。このうち相対的な“負け組”とみなされてきたのがフェルガナ閥で、人口密集地のフェルガナ盆地は「ウズベキスタン・イスラム運動」(IMU)など過激派の巣窟とされる。

 豊富な地下資源にもかかわらず、ウズベクの1人当たり国内総生産(GDP)は約2000ドル(約21万円)と一般の生活水準は低い。政治的な派閥対立に経済・社会問題、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)分子の浸透といった要因が重なり、ウズベクを震源に地域情勢が流動化することへの懸念は強い。


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