●安部徹也(あべ・てつや)
株式会社 MBA Solution代表取締役CEO。1990年、九州大学経済学部経営学科卒業後、現・三井住友銀行赤坂支店入行。97年、銀行を退職しアメリカへ留学。インターナショナルビジネスで全米No.1スクールであるThunderbirdにてMBAを取得。MBAとして成績優秀者のみが加入を許可される組織、ベータ・ガンマ・シグマ会員。2001年、ビジネススクール卒業後、米国人パートナーと経営コンサルティング事業を開始。MBA Solutionを設立し代表に就任。現在、本業にとどまらず、各種マスメディアへの出演、ビジネス書の執筆、講演など多方面で活躍中。主宰する『ビジネスパーソン最強化プロジェクト』には、2万5000人以上のビジネスパーソンが参加し、無料のメールマガジンを通してMBA理論を学んでいる。
米ハーバード大学チャン公衆衛生大学院(Harvard University Chan School of Public Health)の研究チームが米国心臓協会(American Heart Association)の学術誌「サーキュレーション(Circulation、「循環」)」11月16日号に発表した研究論文によると、カフェイン入りとカフェイン抜きのコーヒーの両方に、この効果がみられることが判明したという。
米ニューヨークのソーホーにあるコーヒー店のエスプレッソ(2012年7月31日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 米ニューヨークのソーホーにあるコーヒー店のエスプレッソ(2012年7月31日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News
研究では、コーヒーの1日の摂取量がカップ2杯未満の人と、1日に最高5杯までの「適度な」量を飲んでいると回答した人を比較した。その結果、コーヒーと特定の疾患の発症率低下との因果関係は証明されなかったが、これまでの研究と一致する明確な関連性が発見された。
論文の上級執筆者でスペイン・バルセロナ(Barcelona)の研究所「ゲノム調節センター(Centre for Genomic Regulation)」に所属するマラ・ディアセン(Mara Dierssen)研究員は声明で、今回の研究結果は「治癒」とみなすべきではないが、患者個人の「生活の質」の向上につながるツールになり得ると述べている。