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商業・流通
432
:
千葉9区
:2009/02/02(月) 23:44:02
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68668
今治大丸が閉店、創業46年 「お疲れさま」客から拍手
2008年12月31日 20:19 カテゴリー:経済
業績低迷が続いていた百貨店の今治大丸(愛媛県今治市)が31日閉店し、46年の歴史に幕を下ろした。四国で百貨店が出店している都市は、4県の県庁所在地だけとなる。
閉店時には従業員が入り口に並び、天野公朗社長が「長い間ご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつ。客は拍手で応え、「お疲れさま」の声も上がった。
大丸、松坂屋の持ち株会社J・フロントリテイリング傘下では、横浜松坂屋に次いで2店舗目の閉鎖。閉店後の建物の利用方法は未定という。
今治大丸によると、社員は契約社員約50人を含む約140人。正社員90人弱のうち大丸本社やJ・フロントの関連企業に14人が移り、その他の正社員には大丸が就職支援会社をあっせんした。
今治大丸は1962年、地元資本の大洋デパートとして創業。74年に大丸が資本参加し、2001年大丸の100%子会社となった。
売上高はピーク時の92年2月期に101億円だったが、郊外の大型スーパーなどとの競争激化で08年2月期は60億円にとどまり、純損失7500万円を計上した。
433
:
千葉9区
:2009/02/02(月) 23:44:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68668
今治大丸が閉店、創業46年 「お疲れさま」客から拍手
2008年12月31日 20:19 カテゴリー:経済
業績低迷が続いていた百貨店の今治大丸(愛媛県今治市)が31日閉店し、46年の歴史に幕を下ろした。四国で百貨店が出店している都市は、4県の県庁所在地だけとなる。
閉店時には従業員が入り口に並び、天野公朗社長が「長い間ご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつ。客は拍手で応え、「お疲れさま」の声も上がった。
大丸、松坂屋の持ち株会社J・フロントリテイリング傘下では、横浜松坂屋に次いで2店舗目の閉鎖。閉店後の建物の利用方法は未定という。
今治大丸によると、社員は契約社員約50人を含む約140人。正社員90人弱のうち大丸本社やJ・フロントの関連企業に14人が移り、その他の正社員には大丸が就職支援会社をあっせんした。
今治大丸は1962年、地元資本の大洋デパートとして創業。74年に大丸が資本参加し、2001年大丸の100%子会社となった。
売上高はピーク時の92年2月期に101億円だったが、郊外の大型スーパーなどとの競争激化で08年2月期は60億円にとどまり、純損失7500万円を計上した。
434
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 21:15:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090203-OYT8T00529.htm
西武札幌・旭川の撤退検討…業態転換、テナント誘致か
大手百貨店のそごうと西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市)の売却交渉を進めていることが3日、明らかになった。大丸と松坂屋の持ち株会社、J・フロントリテイリングと交渉中で、年内に数百億円での売却を目指す。
また、北海道の西武百貨店札幌店(札幌市)と旭川店(旭川市)も百貨店業態からは撤退し、ほかの業態への転換などを検討している。セブン&アイの百貨店事業を行う持ち株会社、ミレニアムリテイリングは09年2月期決算で3期連続の営業減益の見通しで、不採算店の整理を進めて収益の改善を図る。
そごう心斎橋本店は、売り場面積が約4万平方メートルで、2000年にそごうが民事再生法の適用を申請して、経営破綻(はたん)した後に一時閉店した。そごう再建の象徴として05年に営業を再開したが、08年2月期の売上高は前期比8%減の440億円。Jフロントはそごうに隣接して、大丸心斎橋店を持っている。同店は売り場面積約3万7000平方メートルで、08年2月期の売上高は2%減の852億円。
一方、北海道については、西武札幌店(2万5000平方メートル)と旭川店(2万4000平方メートル)に年末までに、外部テナントを誘致する案が浮上している。
西武札幌店では「撤退などという話はいっさい聞かされておらず、当惑している」としている。
西武旭川店の広報担当者は「報道については何も連絡が入っていないので、現時点で対応できることはない」と語った。
(2009年2月3日 読売新聞)
435
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 21:17:52
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902030023.html
そごう心斎橋本店売却へ、大丸と交渉 セブン&アイHD
2009年2月3日
小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは3日、傘下のそごう心斎橋本店(大阪市)を売却する方針を明らかにした。関西地盤の大丸を持つJフロントリテイリングと金額など詰めの交渉を急いでいる。また、同じく傘下に持つ西武百貨店の札幌店と旭川店(ともに北海道)を閉店する方針も固めた。
セブン&アイはこの3店の収益が特に悪化しているとして、百貨店として維持し続けても業績回復は難しいと判断。売却や閉店の方針を決めたという。他の25店は百貨店として維持する見通し。
関係者によると、そごう心斎橋本店の売却額は300億〜400億円とみられ、今春にも合意したい考え。ただ、買い取る大丸側も未曽有の不況下で売り上げの低迷が続いており、交渉が長引く可能性もある。そごう心斎橋本店は、売り場面積が約4万平方メートルの大型店で、00年に破綻(はたん)したそごうが05年に再開した象徴的な店舗。大丸としても、隣接する大丸心斎橋店との一体運営で、てこ入れできると判断したようだ。
西武の札幌店と旭川店は閉店し、グループのスーパーや専門店を集めた商業施設への転換や、オフィスビルへの建て替えなどを検討している。1月29日に経営破綻した丸井今井(本社・札幌市)の戦略を見極め、雇用の確保なども検討したうえで、時期などを最終判断するもようだ。
◇
■そごうをめぐる動き
1830年 前身の「大和屋」を大阪市内に開業
1877年 大和屋を大阪・心斎橋に移転し、「十合呉服店」と改称
1919年 百貨店経営をスタート
1969年 「そごう」に改称
2000年 7月 民事再生法の適用を申請
12月 大阪店(現・心斎橋本店)など9店を閉鎖
01年 2月 西武百貨店と包括的業務提携
03年 1月 民事再生手続きを終結
6月 西武と経営統合しミレニアムリテイリング設立
05年 9月 そごう心斎橋本店を再オープン
06年 6月 セブン&アイがミレニアムを経営統合し、完全子会社化
09年 1月 そごう、ミレニアム、西武の3社が8月1日付で合併すると発表
436
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 21:18:42
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090203ke07.htm
そごう心斎橋本店を売却へ、大丸側と交渉…セブン&アイ
そごうと西武百貨店を抱えるセブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市、売り場面積4万平方メートル)の売却方針を固め、大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングと交渉に入ったことが3日、明らかになった。年内に数百億円規模での売却を目指す。大丸は同本店の隣接地に心斎橋店(3万7000平方メートル)を持っており、一体型の運営を目指すとみられる。実現すれば、そごうの店舗は、関西では、神戸店と西神店(いずれも神戸市)のみとなる。
そごう心斎橋本店は、そごうの国内12店舗のうちの主力店で、年間売上高は440億円(2008年2月期)。そごうが00年に経営破綻(はたん)した後、一時閉鎖されたが、05年にそごう再生のシンボルとして建て替え、再開した。ただ、他の百貨店との競合や消費不振の影響で業績は伸び悩んでいる。
セブン&アイは、百貨店事業会社、ミレニアムリテイリングを傘下に抱え、西武百貨店と合わせて計28店舗を持つ。09年2月期決算で3期連続の営業減益の見通しで、主力店を含む不採算店の整理に踏み切ることにした。西武百貨店の札幌、旭川両店(いずれも北海道)からの撤退も検討する。
一方、J・フロントリテイリングは1月、大丸が11年秋に予定していた浜松市への出店を中止するなど、経営資源を大丸の地盤である関西の都市部と東京都内に集中させる戦略を強めている。大阪では2011年前後に百貨店の新規出店や増床が相次ぎ、激戦が予想されているだけに、大丸とそごう心斎橋本店の一体運営ができれば競争力が高まるとの見方もある。
大丸心斎橋店は売上高が852億円(08年2月期)の基幹店だが、1933年の完成で、老朽化が進んでいる。今後、建て替え計画が浮上した場合、工事期間中の売り上げ減少を、そごう心斎橋本店のビル活用で補うことができる利点もある。
(2009年2月3日 読売新聞)
437
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 21:28:45
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902030012
「今度は西武とは」 買い物客ら表情暗く
2009年02月03日
■札幌・旭川 閉店の方針
小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスが西武百貨店の札幌店と旭川店を閉店する方針を固めた。札幌店は地場の老舗(しにせ)百貨店、五番舘が前身。目の前に大丸札幌店が出店し、客足を奪われた。旭川店は消費の低迷で売り上げが落ちていた。民事再生手続き中の丸井今井の旭川店も存続が危ぶまれており、旭川から百貨店が姿を消す懸念が現実味を帯びてきた。
「丸井今井の次は西武とは」。相次ぐ百貨店を巡る暗いニュースに買い物客らは表情を曇らせた。札幌市白石区の女性会社員(39)は「店がすいていて、丁寧に接客してくれるので化粧品などを買うのに使っていたが、改めて不景気を実感した」と話した。
西武は札幌店を20〜30代の働く女性向けのファッション専門店とし、差別化を図ったが、03年に大丸札幌店を中心とするJRタワーが開業すると、関心は大丸や専門店「ステラプレイス」に向いた。
北区の無職女性(76)は「札幌店は若い女性向けの商品が多いうえに、地下の食料品売り場がなくなったので、足が遠のいた。大型店が相次ぎ街から消えたらどうなるのか」と寂しそうに話した。
旭川にも衝撃が走った。出勤してきた30代の女性店員は「何も聞いてないし、分からない」と戸惑うばかり。テナント勤務の男性(24)は「丸井今井が破綻(はたん)し、西武の撤退もあるのかなと思っていたが、驚いている」と話した。
西武と丸井今井はともに旭川市の中心部に店を構える。二つの店が撤退すれば、中心市街は空洞化する。
買い物に来た市内の主婦(67)は「西武は東京のにおいがする品ぞろえで好きだった。友人と『西武は大丈夫だろうか』と話していたばかりだった。これでは市の中心部が寂れてしまう」と話した。
438
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:06:40
>>353
http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2009020302000200.html
松坂屋が名駅新高層ビルに再入居へ 「計画室」を設置
2009年2月3日
JR東海による「名古屋ターミナルビル」(名古屋市中村区)の再開発計画で、松坂屋と大丸の持ち株会社J・フロントリテイリングは2日、同ビルに入居している松坂屋名古屋駅店の建て替え後のビルへの再入居に向けた準備作業を進める「名古屋駅新店計画室」を新設した。
計画室は、松坂屋の茶村俊一社長の直轄組織として設置した。
室長は、J・フロントリテイリング執行役員の松田伸治銀座出店計画室長兼経営計画本部開発事業部長が兼務。松田氏は同日付で松坂屋執行役員にも就任した。室員は順次拡充していく。
Jフロントは「JR駅前という好立地にあり、情報発信のできる店舗として駅店は欠かせない。再入居を前提とした準備を進めたい」としている。
今後は、ビルを運営するJR東海子会社の名古屋ターミナルビルとの交渉やビル新築後の新店舗構想の検討などを進めていく。
Jフロントは、JR東京駅前や大阪駅前で大丸店舗の増床を計画。室長の兼務について「開発案件の情報共有のため兼務としたが、今後作業が本格化した場合は専任もありうる」としている。
松坂屋名古屋駅店の再入居について、JR東海の幹部は「今のテナントは継続するのが前提」としているが、JRセントラルタワーズ建設時は、松坂屋の出店計画が解消した経緯もあり、交渉の動向が注目されている。
再開発ビルは、高さが最大260メートルで、中部一の超高層ビルになる可能性が高い。2011年度に着工し、17年度までの開業を目指している。
439
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:12:50
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200902030138a.nwc
隣接百貨店、集客戦略で明暗 そごう心斎橋本店売却
2009/2/3
セブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市中央区)の売却先として検討したのは、そごうと隣接する大丸心斎橋店を抱えるJ・フロントリテイリング。隣り合う百貨店の明暗を分けたのは、双方の戦略の違いだった。
そごう心斎橋本店の前身である破綻(はたん)前のそごう旧大阪店は、集客のために頻繁にワゴンセールなどを行って高級イメージを損ない、顧客離れを招くという悪循環に陥った。再生したそごう心斎橋本店が「なにわ遊覧百貨店」を名乗り、エンターテインメントや文化を前面に打ち出したのは、その教訓からだ。
平成17年9月に開業した同店は、上層階にそごう劇場と、レトロな町並みを再現した趣味の店を置き、大人の集客戦略を図った。しかし、同店は客足も売り上げも伸びず、業界関係者から「百貨店は文化でなく、ものを売らないといけない」と辛辣(しんらつ)に批判されることもあった。
大人のイメージは、消費の中心層である若い女性の足を遠ざけた。そればかりか、若い女性に人気の洋服ブランドを誘致しようとした同店の婦人服バイヤーは、メーカーから「ブランドにそぐわない」とやんわり断られるという屈辱もあった。
一方の大丸心斎橋店は平成13年以降、周辺の心斎橋筋商店街などに「周辺店舗」と呼ぶ外部売り場を積極的に開拓していった。シャッターをおろした商店街の無人店を活用した試みが“心ブラ(心斎橋での散策)”を楽しむ若い女性たちをひきつけた。現在23ブランド22店があり、年間約45億円の売上高を誇る。
これは、昭和62年から旧居留地周辺の空き店舗を開拓してきた大丸神戸店が手本。大丸心斎橋店は御堂筋などの高級ブランドショップとのシナジー効果をねらい、廃業で空いた店舗に若者に人気のブランドを積極誘致したのだ。
大丸によるそごう買収が実現すれば、大丸にとっては4万平方メートル超の巨大な周辺店舗が手に入る大きなチャンスだ。だが同時に、そごうの従来の大人イメージを打ち消す課題を背負うことになる。
外資系アナリストは「そごう心斎橋本店が閉鎖になれば、心斎橋全体の集客力がにぶるリスクがある。また、大丸にとっても現在の限られた面積での店づくりでは限界がある。そごう心斎橋本店買収で店舗面積を広げ、これまでできなかった品ぞろえ充実を実現し、幅広いエリアから新たな顧客層を獲得したいのではないか」と話す。この戦略がそごうと心斎橋の活性化につながるかどうかが業界全体の注目を集めそうだ。
440
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:13:52
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200902030137a.nwc
百貨店戦争が激化へ そごう心斎橋本店売却
2009/2/3
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が売却する方針を固めたそごう心斎橋本店(大阪市中央区)。大丸と松坂屋を傘下にもつJ・フロントリテイリングと交渉に入ったことで、大阪の「百貨店戦争」に影響を与えるのは必至だ。本店といえども不採算店舗は整理対象になることが衝撃をもたらす一方、大阪の中心に位置する心斎橋に大型店が出現すれば脅威になるとみて、将来の店舗戦略を練り直す動きも出そうだ。
「(大阪の主要繁華街である)キタとミナミで建て替えや増床が進めば、心斎橋の客が取られるのは当然だろう」。1月10日に大阪市内で開かれた近畿百貨店協会の賀詞交換会。そごうを傘下に抱えるミレニアムリテイリングの山下國夫社長は、悲痛な心境を吐露した。
キタでは、平成23年にJR大阪駅の北側に「ジェイアール大阪三越伊勢丹」がオープンし、その南隣では大丸梅田店が増床する。24年には、阪急百梅田本店の建て替えが完了。この結果、梅田にある百貨店の店舗面積は現在の約1・5倍となり、集客力は格段に高まる。
ミナミでも、心斎橋から南へ徒歩約10分の難波にある高島屋大阪店は22年に増床工事を終え、約6万6300平方メートルの店舗面積が約8万4000平方メートルに増強される。さらに南の近鉄百貨店阿倍野本店も26年には約10万平方メートルという巨艦店に生まれ変わる。
昨年10月には、阪急阪神百貨店を擁するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと高島屋が3年以内の統合と資本・業務提携を発表。そごう社員にとって創業の地である心斎橋本店は「精神的支柱」ともいわれてきたが、収益率の低さを抱えたまま南北から挟撃を受け、売却の道を逃れられなくなった。
各百貨店にとっても、そごうの運命は他人事ではない。景気後退の影響で大阪地区百貨店の12月の売上高は前年比8・7%減少。各店は市場の急激な縮小を目にしながらも、激しい拡大競争に突入せざるを得ない。「梅田では撤退する店も出てくる」とささやかれてきたが、その言葉が現実味を帯びてきた。
現在のところ、各百貨店幹部は「大型投資案件に変更はない」と口をそろえる。しかし、もし大丸によるそごう吸収が心斎橋で実現すれば、店舗面積約7万7000平方メートルの大型店になる。
心斎橋は大阪有数の繁華街としてブランド力も秘める。丸井今井が破綻(はたん)した札幌のように、J・フロントによる店づくりが成功すれば、人の流れを変えることもあり得る。売却交渉の行方を、各百貨店はかたずをのんで見守っている。
441
:
とはずがたり
:2009/02/04(水) 18:02:46
イオンとファミリーMが提携で合意、電子マネーを共通化=関係筋 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_cooperation2__20090204_4/story/04reutersJAPAN362746/
[東京 4日 ロイター] 関係筋によると、イオン<8267.T>とファミリーマート<8028.T>は業務提携することで合意した。イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」を全国のファミリーマート店舗に導入する。
同筋は、資本提携や商品面での提携については、否定している。
イオンは傘下にコンビニエンストアのミニストップを持つ。ミニストップは国内で約1900店舗、ファミリーマートは約7000店舗を展開している。
[ 2009年2月4日9時12分 ]
442
:
千葉9区
:2009/02/04(水) 18:20:42
ローソンではなくファミマとの提携なんですね。
三菱商事の筆頭株主化はまだ影響してませんね。
443
:
名無しさん
:2009/02/04(水) 18:57:49
http://www.asahi.com/business/update/0204/SEB200902040010.html
井筒屋、売れない日を月1回休業 営業時間も一部短縮
2009年2月4日18時14分
百貨店の井筒屋(北九州市)は3月から、北九州市の本店(小倉北区)と黒崎店(八幡西区)で原則月1日の休業日を導入する。03年3月以降、井筒屋の休みは元日だけだったが、売り上げが見込めない日を休みにして人件費などを削減する。
本店は第1水曜日、黒崎店は第1火曜日を休業日にする。買い物客が多い7、12、1月や祝日と重なる月は除くため、本店の休業日は年9日、黒崎店は8日になる。
食品以外の売り場では、毎日の閉店時間も本店は1時間、黒崎店は30分繰り上げ、午前10時〜午後7時にする。
444
:
名無しさん
:2009/02/04(水) 19:02:31
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902040005
西武閉店方針 消費低迷 「撤退」の連鎖
2009年02月04日
■「丸井今井」直後に
西武百貨店の札幌店と旭川店が閉店する見通しとなった。札幌では、大丸札幌店を中核とする複合商業施設「JRタワー」の集客力と未曽有の消費低迷で、丸井今井だけでなく、西武も苦境に立たされた。旭川では、丸井今井の旭川店の撤退も取りざたされている。中心市街地が空洞化しかねない事態に市民らは戸惑うばかりだ。 (綱島洋一、斎藤茂洋)
■大丸進出で失速 札幌
西武の札幌店の営業方針は、時代をしっかりと見据えたはずだった。
前身は「五番舘」。1906年に開店した地場老舗(しにせ)百貨店だ。JR札幌駅前に店を構え、中高年の女性客を中心に人気があったが、丸井今井や三越札幌店には売り上げで及ばず、82年に西武グループとの業務提携に活路を見いだした。「五番舘西武」となり、97年に店名を「札幌西武」に改めた。
打ち出したのが20〜30代の働く女性に照準を絞った「ファッション専門店」。中高年のなじみ客の支持を失うのを覚悟の上で「五番舘」の名を外した。不況でも購買意欲が衰えない若い女性を得意客とする戦略を打ち出した。東京・有楽町西武の「札幌版」を目指し、大胆に踏み出した。
札幌市内百貨店業界は当時、丸井今井が地域一番店として不動の地位を保ち、幅広い顧客層の支持を得ていた。売り上げ2位は三越札幌店で、高所得者層に強みを発揮していた。3番手が東急。4番手の西武は顧客層を絞り込み、売り上げ増を目指した。
大通地区の丸井今井や三越で買い物していた働く女性客が西武に足を運んだ。だが、03年に大丸と若者に照準を絞った専門店「ステラプレイス」を核とするJRタワーが目の前に進出し、情勢は一変。西武の戦略は裏目に出た。
札幌市内の百貨店業界の関係者は「札幌の百貨店の勢力図は札幌駅前地区と大通地区の集客競争と見られがち。だが、同じ駅前地区といってもJRタワーの買い物客は西武や東急には容易には流れない」と指摘する。勢力図は、JRタワーと、西武、東急がある駅前、そして丸井今井、三越がある大通地区の三つに分けるのが妥当という意味だ。
大丸は順調に業績を伸ばし、08年の売り上げは約505億円と、トップの約519億円の丸井今井札幌本店に迫る。今年1月の売り上げは丸井今井を抜き、札幌市内の百貨店でトップとなるのが確実な見通しとなった。
札幌市内の百貨店は大丸進出と消費低迷で売り上げが減少、三越の08年の売り上げは前年を4・9%下回る約374億円。4位の東急は約288億円にとどまった。5位の西武は05年2月期に173億円だったが、08年2月期には133億円に落ち込んだ。
西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスは札幌店の閉店後、商業施設として残すのは難しいとみている模様だ。正社員とパート社員など約180人いる従業員の処遇も不透明だ。
◇
■中心部、空洞化も 旭川
「西武と丸井今井の二つの百貨店があってこそ、商店街にお客さんが集まった。閉店すれば、影響は計り知れない」。旭川市のJR旭川駅前にある商店街を率いる振興組合の鳥居幸広理事長は、西武の旭川店の閉店が固まったことに危機感を募らせた。3日夜、理事会を開き、撤退が取りざたされる丸井今井の旭川店と合わせて存続を要望する方針を決めた。
西武の旭川店は75年にオープン。丸井今井旭川店のすぐ北隣にあり、商店街への集客をリードしてきた。正社員とパートなどを合わせ約180人が働く。05年2月期に119億円あった売り上げは08年2月期に101億円まで落ち込んだ。西武の旭川店の閉店後は業態を転換し、ドラッグストアや家電量販店などの専門店をテナントに導入する案を検討している模様だ。
丸井今井は当初、西武が先に撤退するのを前提に再建計画を立てていた。両店の我慢比べは結局、「共倒れ」する形となり、旭川から百貨店が姿を消す懸念も出ている。
消費低迷だけでなく、郊外に出店した大型ショッピングセンターで買い物する市民が増えたのも売り上げが落ち込んだ原因だ。中心部の商店街の空洞化は進んでいる。
旭川市の西川将人市長は会見で「撤退した場合、あまりに影響が大きすぎる」と表情をこわ張らせた。そのうえで、「沈下に歯止めがかけられない。大きな施策の見直しが必要とは思うが、今は、その施策を持ち合わせていない」と話した。
445
:
千葉9区
:2009/02/04(水) 19:29:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/145075.html
客の流れ JR周辺に 大丸が1月売上高首位 駅北口もビル続々 北5条通南側 目立つ空き店舗(02/04 15:13)
一月の月間売上高が丸井今井札幌本店を抜き、道内首位となった大丸札幌店。ロビンソン百貨店札幌店の閉店、丸井今井の民事再生手続き入り、札幌西武が業績不振から業態転換を検討するなど、「大丸一人勝ち」の構図が鮮明になった。大丸出店とJRタワー開業から六年がたとうとする今、市内中心部の買い物客の流れはJR札幌駅に大きく傾いた。(長谷川唯、星野真)
「以前は飲食店なんて数えるほどしかなかった。六年前に大丸ができて周辺に居酒屋も増えたし、うちも客足が伸びましたよ」。中央区北二西三で三十年以上、営業を続ける料理店「こふじ」の店員黒滝裕子さん(66)は笑顔を見せる。
飲食店を含む市内中心部の小売事業所数をまとめた市の調査によると、大丸開店前の二〇〇二年と〇七年の比較では、大通公園の南側のエリア(大通−南三条付近)が15%減少したのに対し、北側(北一−北六条付近)では26%増加した。
人の流れも変化した。札幌市営地下鉄の南北線、東豊線は〇三年から〇六年までの間、さっぽろ駅が四年連続で乗車人数を伸ばしているのに対し、大通駅は減少傾向だ。
にぎわいを見せるのはJR札幌駅の南口だけではない。「駅裏」と言われ、影の薄かったJR札幌駅の北口には〇三年、札幌エルプラザがオープンしたのに続き、次々とビルが建設され、オフィスと行政施設の一大集積地となった。
ただ、同じJR札幌駅周辺でも、駅の南を東西に走る北五条通をはさんだ南側はまだら模様だ。飲食店などは好調な一方、高い賃料を理由に移転する小売店も。駅前通りにも入居者が決まっていない空き店舗がある。あるテナント仲介業者は「駅北口の新築ビルやJRタワーはすぐに入居者が決まるが、駅から離れると状況は厳しい」と打ち明ける。
大型書店や家電量販店、数々の飲食店がそろう駅周辺は、さながら巨大なショッピングセンターだ。三日、大丸前で友人と待ち合わせをしていた江別市の主婦金堀場照子さん(74)は「駅と直結していて利用しやすい。特に冬場は足が滑る心配をせずに歩いて回れる」とJR札幌駅での買い物の魅力を語る。
一方で、札幌西武の苦戦が象徴するように、買い物客の大多数は札幌駅に直結する店で買い物を済ませ、北五条通から南側に広がりきれていない。
百貨店の経営不振に危機感を募らせる札幌市は、市内中心部の活性化対策を推進するため、上田文雄市長を本部長に据えた「都心部大型店舗等緊急対策本部」を設置し、四日午後五時から市役所で一回目の会議を行うことを決めた。
季刊誌「札幌人」を発行する札幌グラフコミュニケーションズの荒井宏明社長(45)は、「大通地区の百貨店や商店街は今以上に魅力を発信し、ほかにはない個性を打ち出さなくては生き残れないのではないか」と指摘している。
446
:
とはずがたり
:2009/02/04(水) 19:29:13
>>442
ですね〜。
ジャスコとしてもミニストップは弱小でイトーヨーカドーのセブンイレブン並みのコンビニ網手に入れたいってのはありそうですけど三菱との微妙な距離感もあるのでしょうか?それとも纏めて大同団結への布石か??
要注目です。
447
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 01:43:26
去年の8月の記事ですが・・・今注目のJフロント
http://mainichi.jp/chubu/tsuiseki/archive/news/2008/20080831ddlk23020100000c.html
追跡2008:経営統合から1年 進む松坂屋の「大丸化」 /愛知
名古屋の老舗百貨店・松坂屋と関西発祥の大丸が経営統合し、持ち株会社のJ・フロントリテイリング(東京都中央区)が発足してから9月3日で丸1年を迎える。統合の際には「対等」がうたわれたものの、主導権は大丸が握り、松坂屋の「大丸化」が進んでいる。百貨店同士に加え、少子高齢化や消費傾向の変化で他業種との競争も激化する中、松坂屋はどこへ行こうとしているのか。【米川直己】
◇意識改革、役割明確化で増益
松坂屋名古屋店本館1階の婦人小物売り場。開店を15分後に控えた午前9時45分、山本朗セールスマネジャー(53)とスタッフ約40人が円陣を組んだ。「松坂屋ファンを増やそう。松坂屋カードを勧めるタイミングは…」
山本マネジャーが、取引先やバイヤーらと議論して煮詰めた販売計画や売り場での注意点を報告。目標や勧めるべきポイントをスタッフに伝え、スタッフは担当顧客の来店時間や商品手配など、顧客とした約束を記した「約束ノート」の内容を発表する。互いの顔を見ながらコミュニケーションを取ることで全員が情報を共有できるようになり、ミスも未然に防げるようになった。
大丸の旗艦店、心斎橋店で婦人畑を歩んできた山本マネジャーは、大丸のノウハウを松坂屋に早く浸透させることを目的にJ・フロントが、両百貨店の店長や幹部を100人規模で交換する「たすき掛け人事」で送り込んだ一人だ。
トップの考えを売り場の最前線にまで浸透させる「大丸流」で育った山本マネジャーの目に映ったのは「スタッフの目標や目的意識の足りなさ」だった。目標があいまいだと達成するための手段づくりにも欠け、結果としてチーム力が弱る。山本マネジャーはまず「いつ、誰が、いつまでに、どんな形でするか」など基本的な仕事のルールを明確にした。その結果、今まで雑用に追われていた社員の仕事が明確になり、目標や課題も持てるようになったという。
3月からは売り場の販売員が接客、在庫管理、店頭整理、顧客管理の四つに集中。レジ打ちなど付帯業務はパート中心の後方支援専門部隊が行うようになったことで、社員の接客時間が増加。3〜7月の売り上げが前年同期比で5・1%伸びるなど、成果も表れ始めた。
また、松坂屋名古屋店と上野店の婦人靴売り場でも、後方業務は専門部隊に任せて社員の接客時間を勤務時間の約30%から60%に増やしたところ、名古屋店の婦人靴売り場では自主企画品の売り上げが4%増えた。
松坂屋の大丸化は、こうした徹底した分業にとどまらない。名古屋店でこれまで1人1台だった営業車の共有化による3割削減。接客マナーや販売技術など、200以上の講座がある大丸の社員向け施設「キャリアサポートセンター」(大阪府高槻市)を利用した自主研修−−。さまざまな大丸流改革を全面的に受け入れた。
背景にあったのは、将来に対する危機感だ。大丸は、J・フロントの奥田務社長(68)が社長に就任して以来の改革で、98年2月期に0・8%だった営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)を07年2月期には4・1%まで改善。一方の松坂屋は度重なるリストラを経てもなお、2・8%(08年2月期)と低迷している。
松坂屋のある幹部は「大丸の助けがなければ、間違いなく淘汰(とうた)されていただろう。社員にも危機感はあった。だからこれだけ大丸が主導権を握っても、不思議と不満の声も出ない」と明かす。統合後初の08年2月期決算では、99億円(前期比158・5%増)の最終増益を確保した。
448
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 01:43:54
◇名古屋駅、豊田、岡崎の3店 立て直しチーム編成
大丸流の改革で復活の兆しを見せる松坂屋だが課題も多い。特に重くのしかかるのが、愛知県内にある名古屋駅、豊田、岡崎の3店の収益改善だ。
名古屋駅店は前期まで10期連続の赤字。豊田店も01年の開業以来、前期に初めて黒字になったばかりで、岡崎店も前期は黒字化したものの、それまで14期連続の赤字だった。
J・フロントは今夏、横浜松坂屋を今年10月に、今治大丸も12月末にそれぞれ閉店すると発表。名古屋地区の百貨店関係者の間からは「名古屋駅や豊田、岡崎もいずれは……」との声が漏れる。
松坂屋も手をこまぬいているわけではない。昨年11月には損益構造改革チームを編成。バイヤーを名古屋店に集約、仕入れを共通化するなどスリム化が進む。本多洋治名古屋店長(59)は前任の大丸神戸店長時代、赤字だった地方店を黒字化した経験を持ち、愛知3店についても業績改善に自信を見せる。
しかし、奥田社長が「どこも店舗単位の見直しをしていかなければ。赤字店舗を抱えている余裕はなくなってきている」と、低収益店舗の見直しを表明していることもあり、3店の黒字化が定着しなければリストラ対象になりかねない。横浜松坂屋では早期退職を募集しており、社員の中には「明日は我が身か」との不安もくすぶり始めた。
中小店問題に加え、本業強化も課題。名古屋市内の競合店幹部は「効率化が注目されているが、肝心の営業力と商品力には脅威を感じない」と話す。
松坂屋が期待を寄せるのが、名古屋店で売り上げの約4割を稼いできた外商部門だ。大丸化が急速に進む中、外商部門だけは人員が維持されている。
外商はこれまで、外商員個人の能力に頼り、多い社員で500人もの顧客を抱えていた。1人がすべて担当できるはずもなく、「当然、対応できずに他店に流れてしまう人もいた」と、松坂屋外商生え抜きの成田和夫・外商改革スタッフ統括部長(57)は打ち明ける。
営業力強化のため、外商は顧客宅を回る部隊、電話中心で必要があれば回る部隊、電話専門部隊の三つに再編成し、再起を狙う。
成田部長は「松坂屋には『最高のホスピタリティを最高のお客様に』という精神が受け継がれてきた。これは大丸にはない」と、かつては名古屋の百貨店の代名詞でもあった老舗の伝統とプライドをにじませる。9月からは家族カードを含めた新カードと、大丸に合わせた新システムを投入し、商品情報や顧客の購買行動が分かるようになる。「勘と経験、度胸に頼り過ぎ、消費形態の変化について行けなかった部分もあったが、今後はデータで裏付けされた施策ができる。いろんな仕掛けを準備してますよ」と自信を見せた。外商の次の一手は、大丸流に松坂屋の存在感を示すことができる数少ない機会でもある。
◇名古屋地区、4百貨店が苦戦 栄地区再開発で収益増狙う
「昔はのれんで勝負してきたが、今はスーパーや専門店との境がない。商品、サービス、店舗環境、販売促進の総合で、新しい高付加価値をどう生み出していくかだ」。統合1年を迎え、奥田社長は百貨店の課題をこう切ってみせた。
奥田社長が言うように、名古屋では「4M」と言われる老舗の松坂屋、三越、名鉄百貨店、丸栄が苦戦。00年に名古屋駅前に開業したJR名古屋タカシマヤが7期連続で増収を続け、「独り勝ち」の様相を呈している。07年に名古屋駅前に開業したミッドランドスクエアも後押しし、繁華街の栄地区はにぎわいも名古屋駅地区に奪われた。
松坂屋は03年に南館を増床し、「次世代の顧客獲得」を狙いに若者向けファッションを強化したが、05年に開業した三越の専門館ラシックや、若者路線の名古屋パルコなどと地区内でも競争が激化。9月の改装で最低価格帯を約2割引き下げるなど、てこ入れで巻き返しを図る。「弱いところは分かっている。中長期のマスタープランを策定中で、今回の改装はその一歩」と本多店長。松坂屋と丸栄はそれぞれが持つ栄地区の再開発でも収益アップを画策するが、名鉄と提携、三越と統合した伊勢丹が名古屋の地でどんな次の一手を打つのかも、百貨店競争の地図を塗り替える可能性を秘める。
449
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 01:44:19
◇本多・松坂屋名古屋店長に聞く−−情報共有格段に進む
大丸神戸店長から松坂屋名古屋店長に就任した本多洋治常務執行役員(59)にこの1年の成果などを聞いた。
−−この1年の改革の成果は
◆松坂屋は商品や営業活動のコストなどの開示がなく、利益の構造や、生み出す過程についても正確な知識を持っている人が少なかった。この情報の開示は格段に進んだ。店舗や会社としての戦略など、大丸、松坂屋のすべてを一線の社員が見られるようになった。その結果、自分たちの現在地とゴールが分かるようになり、現状と課題に対する全体の理解が深まってきた。
−−名古屋店の改革の進ちょくは
◆9月1日にシステムを入れ替えればインフラ整備はほぼ終わる。問題はインフラをどう動かし、営業活動をどれだけレベルアップさせることができるのかだ。売り上げは残念ながら目標に届いていない。
−−営業力のアップが今後の課題になる
◆基盤整備に多くの時間と労力を取られ、営業面での前向きな取り組みはあまりできなかった。店の競争力向上、品ぞろえの充実、環境の整備が必要だが、まだ発展途上。J・フロント全体でも、一番収益をあげる可能性があるのが名古屋店で、これから効果は出る。そういう可能性を秘めたレベルに今はある。
−−名古屋駅、岡崎、豊田の各店の状況は
◆昨年11月に損益構造改革チームを設置した。年間1300億円の名古屋店と、60億の小規模店に同じ機能はいらない。本社や名古屋店でやればいい。業務の標準化は時間勝負。それさえ決めれば良くなる。昨年時点で豊田と岡崎は黒字化した。名古屋駅も間違いなく今年は黒字だ。
==============
◆松坂屋と大丸の歩み◆
◇=松坂屋 ○=大丸
1611年 ◇伊藤蘭丸祐道、清須から名古屋に移り本町に呉服小間物商開業(松坂屋創業)
1717年 ○下村彦右衛門正啓、京都伏見に呉服店「大文字屋」開業(大丸創業)
1768年 ◇上野の松坂屋買収、「いとう松坂屋」と改め江戸へ進出
1907年 ○「株式合資会社大丸呉服店」(資本金50万円)設立
10年 ◇「株式会社いとう呉服店」(資本金50万円)設立
◇名古屋栄町にデパートメントストア新築開店
11年 ◇いとう呉服店少年音楽隊(現東京フィルハーモニー交響楽団)を結成
17年 ◇上野店新本館完成
20年 ○「株式会社大丸呉服店」(資本金1200万円)設立
21年 ◇「株式会社野澤屋呉服店(現横浜松坂屋)設立」
23年 ◇上野店、関東大震災で全焼
24年 ◇銀座店開店。同店で土足入場を解禁。日本の百貨店では初。
25年 ◇「株式会社松坂屋」に社名変更
◇名古屋店、南大津町へ移転
28年 ○「株式会社大丸」に社名変更
29年 ◇上野店本館再建。同店に国内で初めてエレベーターガールが登場
31年 ◇上野店の食堂に子ども向けメニュー「お子様ランチ」が登場
32年 ◇静岡店開店
57年 ◇シンボルフラワー「カトレヤ」制定
60年 ○ピーコック産業(現大丸ピーコック)設立
71年 ◇岡崎店開店
74年 ◇名古屋駅店開店
79年 ◇高槻店開店
91年 ◇名古屋店南館オープン
95年 ◇インターネットショッピング開始
97年 ◇総会屋への利益供与事件が発覚。役員が逮捕され、会長、社長が辞任
2001年 ◇豊田店開店
06年 ◇名古屋店北館を「ライフリゾート館」として全館改装
◇持ち株会社「株式会社松坂屋ホールディングス」設立
07年 ◇大丸と経営統合。共同ち持株会社「J・フロント リテイリング」設立(9月)
08年 9月 大丸、松坂屋の基幹システムを統合
10月 横浜松坂屋閉店
12月 今治大丸閉店
*08年は予定
毎日新聞 2008年8月31日 地方版
450
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 01:52:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090204-00000093-san-ind
百貨店苦境、再編第2幕 セブン&アイ そごう本店、大丸に売却へ
2月4日8時1分配信 産経新聞
■個別店売買に着手
そごうと西武百貨店を傘下に持つミレニアムリテイリング(MR)の親会社、セブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店を売却する方針を固めたことが3日、明らかになった。大丸と松坂屋を展開するJ・フロントリテイリング(JFR)が買収する方向で交渉に入っており、月内にも合意する見通しだ。景気後退で消費が伸び悩むなか、個別店単位の売却・統廃合に着手した格好で、百貨店業界は生き残りをかけて再編の第2幕に突入した。(青山博美)
・チェック:そごう心斎橋本店をめぐる経緯
心斎橋本店の売却額は数百億円で、夏ごろの売却完了を目指す。JFRの奥田務社長は、以前から「今後は百貨店の店舗売買もあり得る」との考えを示していた。買収が実現すれば、隣接する大丸心斎橋店との合計で店舗面積7万7000平方メートルという巨大店舗を手に入れることになる。
これを機に、セブン&アイとJFRが百貨店事業で協力関係を構築する可能性もある。合わせてセブン&アイは、業績不振が続く西武百貨店の札幌、旭川の2店舗の閉鎖や業態転換も検討する考えだ。
経営統合で生き残りを目指してきた大手百貨店だが、販売不振は各社の想定をはるかに超えているのが実情だ。昨年12月に前年同月比で約10%もの落ち込みをみせた各社の売上高は、1月もほぼそのままの水準で推移している。
世界同時不況による企業の業績不振が雇用不安につながるなか、消費者は生活防衛意識を強めている。高額品や衣料品など不要不急の商品を買い控える傾向は強まる一方で、販売不振は深刻を極めている。1月末に北海道の老舗百貨店、丸井今井が経営破綻(はたん)した。
大手百貨店では、三越が鹿児島店を閉店するなど、すでに地方店の閉鎖に踏み切り、リニューアルの凍結や、新規出店を中止する動きも相次いでいる。
セブン&アイでは、コンビニエンスストア事業などに比べて不振が際立つ百貨店事業の立て直しが急務となっている。
これに対し、19年に大丸と松坂屋が経営統合して誕生したJFRも急激な環境変化を前に統合効果を発揮できないままだ。
JFRの奥田社長はかねて「厳しい状況の中で、店舗の数が少なくなっていって、再編が起こると思う」と話している。このまま景気の低迷が長引けば、次なる業界再編の動きが一気に加速することにもなりそうだ。
451
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 21:12:19
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902050006
百貨店手詰まり
2009年02月05日
流通業の屋台骨を担った百貨店業界が揺れている。道内最大手の丸井今井が民事再生手続きに入ったのに続き、西武百貨店の札幌、旭川店が閉店する見通しとなった。旭川では百貨店がなくなる危機に直面している。はっきりしているのは、消費が落ち込む中、新規出店の大規模商業施設に得意客を奪われ、巻き返しの秘策を見いだせない既存の百貨店の苦悩ぶりだ。
◇
■改装の効果 期待はずれ
「丸井今井が大幅赤字となったのは08年1月期。その後なぜ改善策が打てなかったのか」。道内の流通業界に詳しい関係者が首をかしげた。
丸井今井が無策だったわけではない。07年2月にはファッションに強い伊勢丹の営業ノウハウを生かし、紳士フロアを改装。高級感が漂う売り場を札幌本店に誕生させた。
だが、札幌では東京ほどの購買層の広がりがない。期待通りの集客力に結びつかなかった。同年10月に20年ぶりに改装した食品フロアもおしゃれになったが、「庶民感覚が薄れた」と足が遠のいた客も少なくない。
大丸札幌店が売り上げを伸ばしたのは「JRタワー」という複合商業施設に出店したのが大きいが、道内の消費者もよく研究していた。
大丸は、丸井今井と違って消費低迷の影響を受ける高級ブランド衣料の割合が少ない。食品フロアも高級菓子を少なくした。買いやすい価格の道産菓子を多くし、駅に隣接する立地を生かして土産物需要も取り込んだ。
「丸井さん」と呼び、休日に家族で丸井今井に出かけて育った世代はすでに中高年。今や百貨店だけでなく、JRタワーの「ステラプレイス」など専門店も多い。郊外には大型ショッピングセンターが出店。インターネットで買い物もできる。百貨店が特別な存在ではなくなった。
北海道経済産業局によると、97年に約5312億円だった道内百貨店の売上高は07年には約3143億円と、4割以上も落ち込んだ。
07年の道内のスーパーの売上高は約6486億円。全国では08年に売上高が初めて百貨店を上回ったコンビニエンスストアも道内では07年に約4091億円と、すでに百貨店を上回っている。家電量販店など特定分野の商品を豊富にそろえ、低価格で大量販売する専門店「カテゴリーキラー」の存在も大きい。札幌駅前のヨドバシカメラとビックカメラは集客力を誇る。
西武はスーパーとコンビニで成長したセブン&アイ・ホールディングスの傘下。札幌と旭川の閉店は刻々と変わる商圏の変化に合わせて閉店と業態転換を繰り返すスーパー、コンビニ方式そのものだ。
「大丸だっていつまでも『勝ち組』でいられる保証はない」。道内の流通関係者は百貨店という業態が転換を迫られていると指摘する。
◇
■郊外店「広い駐車場」魅力
札幌市の郊外、東区東苗穂のイオン札幌苗穂ショッピングセンター。広大な駐車場には買い物客の車がびっしりだ。買い物客は口をそろえて「百貨店離れ」を指摘する。
札幌市白石区の無職武田達正さん(65)と妻の淳子さん(63)は「百貨店に行くのは贈答品を買う時だけ。年2、3回程度に減った。ここは都心と違い、車での買い物が便利。食料品の品質も良く、買い物しやすい」と話す。
地方都市でも消費者の目は郊外のショッピングセンターへと注がれる。旭川市の主婦(34)は「百貨店は価格が高く、月に2、3回行くだけ。郊外型店は駐車場が無料で、のんびり買い物できる」。旭川市では中心部の商店街の客足が減り、丸井今井と西武に隣接する旭川平和通商店街振興組合の加盟店は03年に130軒あったが、109軒に減った。
06年8月に丸井今井が撤退した釧路市では、中心市街地の空洞化が深刻だ。
市が釧路店があった周辺の午前9時〜午後7時の通行量を調べたところ、店が営業していた01年9月は約5100人だったが、閉店直後の06年9月には約550人に激減。閉店の影響は大きく、跡地に出店する動きもない。
地方の地場百貨店では、生き残りを模索している。丸井今井が閉店する可能性もある函館市。もう一つの百貨店、棒二森屋は昨年12月、無料バスを走らせて函館から約100キロ離れた渡島支庁松前町から買い物客を呼び込む「買い物ツアー」を組んだ。
帯広市の百貨店、藤丸も百貨店がなくなった釧路、北見などからの買い物バスツアーを昨年3月に始めた。おかげで釧路、北見からの来店客と売上高は2倍近く増えたという。市の担当者は「市民が『藤丸さん』と呼ぶ大事な施設。なんとか頑張って欲しい」と話す。
◇
452
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 21:12:48
■存続要望、各地で相次ぐ
民事再生手続きに入った丸井今井と、道内の店舗を閉店する方針が明らかになった西武百貨店の店舗がある自治体で4日、雇用対策や店舗存続策を進める会議、要望書提出などの動きが相次いだ。
丸井今井と西武の店舗がある旭川市では、旭川平和通商店街振興組合の鳥居幸広理事長が市に要望書を提出。両店の営業継続に向けた働きかけを強めることや、駐車場の1時間無料化への助成策、車で買い物に来やすいように平和通買物公園の歩行者天国を見直すことなどを求めた。
札幌市は、都心部大型店舗等緊急対策本部の初会合を開いた。上田文雄市長ら8人で構成し、雇用や市内経済への影響について対策を検討する。同市は札幌駅と大通地区を結ぶ地下通路建設など市中心部の再開発を進めており、百貨店の再編や撤退は市の計画にも影響が出る。上田市長は「中心市街地をどう発展させていくかも考えなければいけない」と話した。
室蘭市でも、10年1月までに存廃が決まる丸井今井室蘭店への支援策として、地元消費を促す「バイ(買)地域運動」を進める市や室蘭商工会議所、連合室蘭など市内7団体が同店存続推進会議を開き、「丸井支援」をより前面に打ち出す方針を確認した。
丸井今井本社への存続要請のほか、室蘭店での商品購入を市民や企業に呼びかける。また、前回経営危機が表面化した05年に実施した存続署名活動も改めて実施すべきだという意見が出て、具体的な方法やスケジュールを早急に詰めることを申し合わせた。
454
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 22:59:44
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02040039/1.htm
大手から地方まで“百貨店”43社全滅へのカウントダウン
2009年2月2日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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北海道民が「丸井さん」と親しむ百貨店の丸井今井が民事再生法を申請し事実上、倒産した。地方経済はもうガタガタだ。
●売り上げ不振に歯止めがかからない
丸井今井は、三越伊勢丹HDが13%出資。役員の派遣だけでなく、販売方法を伊勢丹流に変えたのにダメだったのだ。
「勝ち組といわれる伊勢丹でさえ再建できなかったのですから、不振の地方百貨店は全滅でしょう」(百貨店関係者)
東京商工リサーチ情報部統括部長の友田信男氏も言う。
「少子高齢化で地方の消費パワーが落ち込んでいるところに、消費不況が直撃しました。高額品を販売する百貨店業態は、もはや都市部でしか成立しないのかもしれません」
地方百貨店の不振ぶりは別表の通りだが、極端な消費不況は昨秋から。大手の伊勢丹や高島屋、丸井、松屋、松坂屋でさえ昨年12月は前年比2ケタ減だったから、地方はもっと落ち込んでいる可能性が高い。
日本百貨店協会のまとめた08年全国百貨店売上高は前年比4.3%減の7兆3813億円で、コンビニの売上高に逆転された。
あまりの売れ行き不振に、大丸は仙台への出店を見直し、伊勢丹や三越、東武百貨店は店舗の改装を凍結、延期に動くしかなかった。
●将来は2グループに集約か
「丸井今井でハッキリしましたが、大手百貨店は自分たちの生存競争に必死で、地方百貨店の救済まで手が回らない。阪急阪神のエイチ・ツー・オー リテイリングと高島屋の統合に続いて、新たな再編劇が起きるでしょう。このままでは百貨店そのものが全滅してしまう恐れもある」(百貨店関係者)
4大グループ(西武・そごう、大丸・松坂屋、三越伊勢丹、高島屋・阪急阪神)が、スーパー2強のセブン&アイとイオンのように、2大グループへと集約されていく日は近い。
455
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 23:01:07
【電鉄系・地方百貨店】
◇社名/07年度/売上高/前年比
東急百貨店/3,088/▲6.2
近鉄百貨店/3,004/▲7.4
小田急百貨店/1,810/0.3
東武百貨店/1,800/▲1.4
京王百貨店/1,126/▲1.0
京阪百貨店/562/▲0.2
京急百貨店/457/1.4
遠鉄百貨店/391/0.2
天満屋(岡山)/1,735/▲0.5
岩田屋(福岡)/1,053/―
井筒屋(福岡)/1,001/▲10.9
丸広百貨店(埼玉)/859/▲1.8
大和(石川)/822/▲0.8
丸井今井(北海道)/815/▲7.7
福田屋百貨店(栃木)/742/0.3
さいか屋(神奈川)/727/▲3.2
山形屋(鹿児島)/670/▲34.5
トキハ(大分)/630/▲3.5
福屋(広島)/619/1.0
丸栄(愛知)/507/▲3.5
藤崎(宮城)/498/▲1.4
中合(福島)/427/▲5.7
スズラン(群馬)/320/▲6.4
中三(青森)/272/▲6.6
川徳(岩手)/263/▲6.0
山陽百貨店(兵庫)/258/▲1.8
ヤマトヤシキ(兵庫)/226/▲3.5
八木橋(埼玉)/198/▲0.1
岡島(山梨)/195/▲3.0
浜屋百貨店(長崎)/177/▲2.0
うすい百貨店(福島)/162/▲2.9
県民百貨店(熊本)/157/▲2.2
さくら野百貨店(宮城)/151/▲6.4
(推定値含む、単位=億円、前年比は%)
【大手百貨店の業績(予想)】
◇社名/売上高(08年度予想)/営業利益(同)/12月売上高前年比
◆三越/6,746/24/▲9.9%
◆伊勢丹/4,448/164/▲10.0%
◆高島屋/9,778/240/▲10.2%
◆大丸/4,670/120/▲9.0%
◆松坂屋/2,700/80/▲13.7%
◆そごう/4,950/154/―
◆西武百貨店/4,600/146/―
◆丸井/4,600/120/▲11.3%
◆阪急阪神/4,045/137/▲2.5%
◆松屋/900/2/▲14.8%
(単位=億円)
(日刊ゲンダイ2009年1月30日掲載)
456
:
千葉9区
:2009/02/07(土) 02:22:23
http://www.asahi.com/business/update/0206/NGY200902060020.html
JR名古屋高島屋、売上1千億円達成するため30分延長
2009年2月6日21時58分
JR名古屋高島屋は6日、営業時間を30分延長した。バレンタインデーの14日まで、一部を除いて午後8時半まで営業する。08年2月期決算で初めて達成した1千億円の年間売上高を、今期も達成するため。月ごとの売上高が、昨年11月から前年割れしており、バレンタイン商戦で巻き返しをねらう。
営業時間の延長は、夏物やクリスマスの商戦ではあるが、2月は初めて。昨年のバレンタイン商戦では、約4億円を売り上げた。会社帰りの買い物客から時間延長の要望が強く、午後7時半〜8時の間に購入が集中する傾向があることから、延長を決めた。婦人衣料のセールも展開し、「寄り道」を期待している。
08年3月〜09年1月の売上高は924億円。年間1千億円の達成には、昨年2月より4%増の売り上げが必要だ。
457
:
荷主研究者
:2009/02/08(日) 21:44:46
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901070078.html
'09/1/7 中国新聞
商業ビル、11年開業目指す
--------------------------------------------------------------------------------
広島市西区商工センターの卸業者でつくる協同組合広島総合卸センター(237社)は6日、頓挫していた商業ビルの建設計画を再開し2011年開業を目指す方針を明らかにした。市が06年、地区内の卸業者が経営できる小売店などの売り場面積を大幅に広げる規制緩和をしたのを受け、再び機運が高まった。
商業ビルを予定するのは、商工センター2丁目の繊維団地の一角にある約6600平方メートル。卸センターは01年までに組合員の3社から用地の半分を取得していた。07年以降、残る2社との交渉を再開し協力の合意を得た。今年中には用地すべてを取得できる見通しだ。
量販店などを対象に核テナント誘致も進めている。地区内の卸業者が商品を売るスペースを設け、駐車場も整備する。商業ビルの規模や着工時期は現在詰めており、3―5階建てになる見通し。
【写真説明】広島総合卸センターが商業ビルの建設を計画している繊維団地の一角
458
:
千葉9区
:2009/02/08(日) 22:08:29
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001693244.shtml
キッザニア甲子園 交通渋滞に懸念の声も
子ども向け職業体験施設「キッザニア甲子園」が3月27日、西宮市の大型商業施設「ららぽーと甲子園」敷地内にオープンする。約50のパビリオンで約80種類の職業体験が楽しめる一大テーマパーク。3年前に開業したキッザニア東京では、学校などの団体利用が多いが、県内では中学2年生対象の職業体験学習「トライやる・ウィーク」があり、団体利用は未知数。地元では、土日祝日を中心に交通渋滞を懸念する声が上がっている。(広畑千春)
キッザニア甲子園は敷地面積約六千平方メートル。地上五階建ての施設内には四十七社が出展を予定。約五十のパビリオンで、パイロットや消防士、宅配業者など八十種類の職業が体験できる。
施設内の建物や道具は本物の三分の二サイズで再現。子どもたちは航空会社のチェックインカウンターで「入国手続き」をした後、通貨「キッゾ」を手渡される。仕事をすると「キッゾ」で給料が支払われ、施設内の店で買い物に使える。また「銀行」の口座(キャッシュカード付き)から出入金できる仕組み。
地元兵庫県からも神姫バス(姫路市)やロックフィールド(神戸市東灘区)が出展、制服を着てバスガイドになりきったり、ジューススタンドのスタッフとして働いたりできる。
運営会社のキッズシティージャパン(東京)は、年間利用者数約八十万人、売上高約三十億円を見込む。ホームページで予約を受け付けており、春休み期間中と、五月までの土日祝日はほぼ満員。一方、体験は十五歳までに限られるため、平日はすいているという。
◆ ◆
二〇〇六年十月に開業した東京では、「楽しみながら社会の仕組みが学べる」として、社会見学や修学旅行での利用が多いというが、甲子園の場合、「職業体験は『トライやる』があるため、利用したいという声はあまり聞かない」(西宮市教委)という。
「トライやる」でも生徒を受け入れる阪神電鉄(大阪市)は、電車の運転が体験できるパビリオンを出展。広報担当者は「キッザニアは現実とは異なり、電車の運転など実際の業務中には絶対にできない体験ができる」と強調。「トライやる」については「乗客や駅の利用者との接し方に加え、運転士や駅員の実際の仕事を見てもらえる」として、「同じ職業体験でも全く違う」と話す。
西宮市内の商店主(60)は「キッザニアがいろんな仕事の楽しさを知る『入り口』となり、そこから町に出て、商売の本当の苦労や、それを乗り越える喜びを知ってほしい」と期待を込める。
◆ ◆
周辺住民が懸念するのは交通問題だ。〇四年十一月の「ららぽーと」開業直後はアクセス道路の県道(臨港線、甲子園筋)が渋滞し、生活道路まで車が進入した。このため、ららぽーと側は県の要請を受け、駐車場への誘導路を延ばしたり、駐車場の料金を一部値下げするなどして、渋滞の緩和策に取り組んでいる。
キッザニアの開業にあたって、地元の自治会は新たな渋滞の発生を懸念し、十分な対策を取るよう、道路を管理する県と、施設の運営会社に要望書を提出。運営会社は「大きな交通量の変化はない」と見通しを示した上で、警備員の増員を予定。駐車場については、現在の約三千台分で十分として増設はせず、ホームページなどで公共交通機関の利用を呼び掛けている。
さらに、甲子園球場で野球が始まると、周辺の交通量は増加するといい、地元の鳴尾連合自治会役員の男性(72)は「生活道路への入り口に警備員を配置するなど、効果的な対策を取ってほしい」と話している。
■入場料金
第1部=9-15時(6時間)▽第2部=16-21時(5時間)-の2部制。職業体験は3-15歳のみで、大人(16歳以上)の同伴が必要。
平日第1部=こども3700円、大人2100円▽同第2部=こども3300円、大人2000円▽休日第1部=こども3850円、大人2100円▽同第2部=こども3400円、大人2000円。0-2歳は無料。
(2/8 19:30)
459
:
荷主研究者
:2009/02/08(日) 22:13:34
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090117t33034.htm
2009年01月17日土曜日 河北新報
映画館通り3館“幕” 老朽化・競争激化で今月末
盛岡ピカデリーとともに今月末の閉館が決まった盛岡名劇1、2の券売所=16日、盛岡市大通2丁目
盛岡市中心部の「映画館通り」から今月31日で、盛岡ピカデリー、盛岡名劇1、2の三館が姿を消すことになった。施設の老朽化に加え、近くに複合型映画施設(シネマコンプレックス)が誕生した影響で入館者が減り、閉館を余儀なくされた。
運営する南部興業によると、盛岡ピカデリーは1969年、盛岡名劇1は78年、同2は90年に開館。家族や子ども向けの邦画を中心に上映してきた。
ここ数年は大型テレビの普及もあり、映画館を訪れるファンが減った。2006年に映画館通り近くにシネコンの盛岡フォーラムが開館し、系列配給会社の話題作も独占できなくなった。競争が激化する中、今月上旬に三館の閉館を決めた。
3館と同じく映画館通りで運営する盛岡ルミエール1、2は存続する。
南部興業で20年近く支配人を続けてきた中西栄三さん(56)は「シネコンとは違う昔ながらの映画館がいいと言ってくれる人も多いだけに、1映画ファンとしても閉館はさみしい」と語った。
映画館通りの映画館は9館から6館に減る。地元の盛岡大通商店街協同組合理事長の吉田莞爾さん(64)は「地元としては非常に残念。残る施設も老朽化が進んでおり、市とも協議し、盛岡の文化である映画館を減らさない方策を考えていきたい」と話した。
462
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:59:08
http://www.saitama-np.co.jp/news02/12/13l.html
2009年2月12日(木)
丸広百貨店飯能店が閉鎖、移転
「人の流れどうなる」 揺れる駅前商店街
飯能市の中心市街地の“顔”として長年親しまれてきた「丸広百貨店飯能店」が今秋、閉鎖して、約一キロ離れた東飯能駅東口ビルに移転する。突然の発表に地元商工関係者らは大きな衝撃を受けている。同百貨店の創業地でもある飯能駅前通り。「集客性や回遊性が失われてしまう」。揺れる商店街の声を聞いた。
■買い戻し
問題の発端は昨年十一月六日。丸広百貨店本店(川越市新富町、大久保敏三社長)が突然、飯能市栄町の東飯能駅東口ビル(旧丸広東飯能店)を、東京都港区六本木の不動産業ニューシティコーポレーションから買い戻し、丸広飯能店(飯能市柳町)を閉鎖して、移転すると発表した。
元々、旧丸広東飯能店(鉄筋コンクリート八階建て地下一階約三万四百平方メートル、店舗面積約一万五千平方メートル)は二〇〇〇年にオープンしたが、業績不振に陥り、〇六年四月に閉鎖。翌〇七年一月、ニューシティコーポレーションに売却し、東飯能駅東口ビルとなっていた。
一方で、飯能駅前通りにある地上六階建て地下一階の飯能店は一九六一年に開店し、今年で四十八年が経つ。同社によると、老朽化が進み、建て直す計画がないため、東飯能駅東口ビルを昨年十月三十一日付けで買い戻し、飯能店を閉鎖することにしたという。同社は「移転しても採算が取れる」とし、早ければ今年九月にオープンする予定で準備を進めている。
■寝耳に水
これに対して、地元商店街は「突然、移転話が持ち上がった。全く寝耳に水」(同市商店街連盟の山崎英夫会長)と驚きと困惑を持って受け止めている。しかも「私たちが一番知りたい跡地利用計画を三カ月経っても示してくれない」と不信感を隠さない。
飯能商工会議所(新井景三会頭)によると、丸広百貨店は同市が創業の地。現在の飯能店が開業して以来、飯能駅前通りの魅力が飛躍的に向上し、銀座通り商店街、大通り商店街、中央通り商店街など中心市街地形成の礎となった。「買い回り品もそろい、お年寄りも行きやすい」と市民に親しまれ、集客性・回遊性に富んだ商業集積地としてこれまで大きな役割を担ってきたという。
山崎会長は「その丸広がなくなってしまうのは困る。せめて一階と地下一階に食品関係の店を残し、上のフロアを趣味の教室や図書館的スペースとして利用できるようにし、集客を絶えないようにしてほしい」と話す。
新井会頭や山崎会長ら同市の商工関係者らは先月十六日、丸広百貨店本店を訪れ、「厳しい経済環境だが、飯能店は重要な核店舗施設。従来通りの存続を願いたい」と要望書を大久保社長あてに提出した。
山崎会長らは「当面、相手の出方を見るより仕方ない」としつつ「シャッター通りにはしないという丸広側の説明を信じている」(田中和重飯能商議所事務局長)と話す。
■まず開業
こうした中、同市の本橋憲一郎副市長は「丸広側から東飯能店の七階と八階を市で賃貸して使ってもらえないかとの打診があり、慎重に検討している」と話した。
本橋副市長はまた、昨年暮れに同市が「中心市街地活性化プロジェクトチーム(PT)」を発足させたことを明らかにし、「丸広にも入ってもらって、新年度には活性化の具体策を策定したい」としている。「丸広にもこの席で跡地利用計画の考えも述べてもらい、議論していきたい」との考えを示した。
一方、同社の石川義和経営政策部長は「飯能店は建物を壊す、壊さないを含め、跡地利用についてまだ答えを見い出していない。現在、東飯能店の開業に全力を挙げており、飯能店の問題はその後に結論を出したい」と語った。市が進める中心市街地活性化PTについては「正式に話がくれば、受けるのにやぶさかではない」と前向きな姿勢を見せた。
463
:
とはずがたり
:2009/02/14(土) 04:09:31
>>307-309
>オフィス街などに店を構えるam/pmは魅力がある。
との事だが駅立地のノウハウをもつJR東との相乗効果の方がでかいのかも。
am/pm買収、JR東も検討入り…ローソンと争奪戦へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000033-yom-bus_all
2月13日14時39分配信 読売新聞
JR東日本がコンビニエンスストア7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm、東京)の買収に向け検討に入ったことが13日、明らかになった。
am/pmを巡っては、コンビニ2位のローソンも買収に向け交渉中で、JR東日本との争奪戦が業界再編を加速させる公算が大きい。
焼き肉チェーン「牛角」などを展開するレックス・ホールディングスが現在、am/pmの株式の約62%を保有している。JR東日本は、レックスの保有株の全部または一部を買い取る方針で、今後、詳細な資産査定に入る。買収額は100億〜200億円とみられる。買収後も「am/pm」の店舗名を残す案が有力だ。
JR東日本による買収が実現すれば、駅構内を中心に展開する「ニューデイズ」と合わせて約1500店舗となり、コンビニ5位のミニストップ(約1900店舗)に迫る規模となる。
最終更新:2月13日14時39分
464
:
千葉9区
:2009/02/14(土) 16:05:20
>>456
http://www.asahi.com/business/update/0213/NGY200902130010.html
あえて「セレブ路線」強化、JR名古屋高島屋改装計画
2009年2月14日15時47分
JR名古屋高島屋は13日、高級ブランド路線の強化を柱とする、総額10億6千万円の春の改装計画を発表した。開業から10年目を迎えるのを機に、百貨店の核となる2、3階の高級ブランドフロア「サロン ル シック」を一新する。不況で高額品の売れ行きは鈍っているが、あえて高級路線を強化し富裕層の取り込みを狙う。
2〜5月にかけ、婦人服や紳士服を中心に新規に20ブランド(うち名古屋初6ブランド)を導入し、33ブランドをリニューアルする。
2階には衣料、靴、バッグなど、商品別に旬のブランド品を集めた売り場を設ける。「ダンヒル」「バリー」などの男性雑貨を集めた売り場もつくる。名古屋一の高級ゾーンを目指す3階では、高級ブランドの「エルメス」や「ブルガリ」の売り場面積を地区最大規模に拡大する。
同店は00年の開業から一貫して売り上げを伸ばし、08年2月期には初の売上高1千億円を達成した。名古屋地区では松坂屋名古屋店(08年2月期の売上高1363億円)に次ぐ2番目の規模で、高級フロアの改装は首位奪取へ向けた店舗戦略の一環となる。
毎年春と秋に改装をしてきたが、10億円を超える投資は06年の春秋以来の規模。年間15億1千万円の売り上げ増を見込む。
465
:
とはずがたり
:2009/02/15(日) 03:56:01
売り上げ確保へ知恵
不況下の京滋スーパー
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021400045&genre=B1&area=K00
不況で個人消費が冷え込む中、スーパー各社が売り上げ確保作戦に知恵を絞っている。安値商品の充実だけでなく、家庭に眠る不要品の下取りや子育て応援などのセールを展開、買い物客の財布のひもを緩めようと躍起だ。
■下取り、値下げ、子育て応援
イトーヨーカ堂は11日から5日間、六地蔵店(宇治市)など全国の店舗で下取りセール第4弾を開催。店頭商品の購入3000円につき不用品1点を500円で下取りして買い替えを促す趣向で、昨年12月の初回以降、売り上げが前年より2−3割増え好評という。
今回は下取り品目を衣服・繊維品から、鍋やフライパン、掃除機まで34品目に拡大。運営するセブン&アイ・ホールディングスは「消費者は単純な値下げには慣れてしまっている。イベント性や(家計が)助かる感が必要」と集客アップに期待を掛ける。
京滋が地盤の平和堂(彦根市)は、食品や日用品の1300点の通常価格を従来より1−3割下げる「くらし応援価格」で対抗。さらに3月に拡充する予定で、「普段から安いという認識を持ってもらうのが大切」とする。
最大手のイオングループは「子育て応援」を前面に掲げる。2月から毎月11日に西日本のジャスコ全店で、自治体発行の子育て応援カードの提示で子供服やベビー用品、玩具などを5%割引している。イオンは「子育て世代に店に足を運んでもらいたい」としている。
466
:
千葉9区
:2009/02/15(日) 13:11:26
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090215/biz0902150800000-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】聖域を大胆に…セブンが百貨店に大なた、コンビニ流で再生? (1/4ページ)
2009.2.15 08:00
流通最大手のセブン&アイ・ホールディングスが、グループのミレニアムリテイリング傘下のそごう、西武百貨店の立て直しに大なたを振るう。昨秋の経営陣刷新に続き、そごうの心斎橋本店の売却方針を打ち出した。デパ地下には低価格のプライベートブランド(PB)商品も投入する。“非日常性”を売り物にしてきた百貨店に、コンビニやスーパーの“日常性”を持ち込む戦略だが、「スーパーみたいな百貨店になる」と揶揄(やゆ)する声が聞かれるほか、企業文化が衝突し軋轢(あつれき)が表面化する懸念もある。コンビニ(日常)流で、文字通り“スーパー(超)百貨店”に生まれ変われるのか…。
聖域の本店にメス
「百貨店の人間だったらやれない。異業種の人間だからこそメスを入れられた」
心斎橋本店売却のニュースを聞いた百貨店関係者は、こう口をそろえる。
「本店を売るなんてありえない」(大手百貨店幹部)が、業界の常識。しかも平成12年に破綻(はたん)したそごうの再生の象徴を、同業の大丸に売り払う荒業は、業界を震撼(しんかん)させた。
破綻で閉店された同店は、セブン&アイグループ入りを決めた和田繁明・元ミレニアム社長の肝いりで17年に約250億円をかけて建て直された。ホールを備えた豪華な店舗は、非日常を提供し、特別な“晴れの日”に買い物や食事を楽しむ百貨店を体現していた。
しかし非効率な売り場や過剰な人員が足かせとなり、“お荷物”になっていた。和田氏の跡を継いだ佐野和義・前社長も、その扱いに悩んでいたが、「伊勢丹専務から転身し合理主義者で知られる佐野氏でさえ、本店売却はできなかった」(業界関係者)。
これに対し、セブン&アイのコンビニ事業では、不採算店舗の閉鎖は日常茶飯事で、利益が出ない店を続けるほうが不自然に見える。
鈴木敏文会長は「消費がバブル時代に戻ることはありえない。改革の成果の上がらないところは閉店していく」と明言してはばからない。
内紛にクーデター
リストラ断行の布石は、昨秋に打たれた。昨年9月に佐野氏が社長を辞任。同時に4人の取締役や西武百貨店の石井頼雄前社長らも次々辞任するという異例の事態となる。
佐野氏は伊勢丹時代に社長ポストを現社長の武藤信一氏と争い、松屋副社長に転身。百貨店だけでなく、アパレル業界でも一目置かれる存在だ。
カリスマ経営者の和田氏の後釜として、鈴木会長のお眼鏡にかない、ミレニアムに移籍したとされる。
だが、伊勢丹に代表される高級・高品質な百貨店にこだわる佐野氏と、日常性とグループ連携を主張するセブン&アイの亀裂は徐々に広がっていく。
辞任前には「佐野氏はセブンと名の付くものすべてに拒否反応を示していた」(業界関係者)という。さらに「ミレニアム経営陣が、ある百貨店との連携を模索した」(業界関係者)とのクーデター説も流れ、関係は修復不可能の状態に陥った。
セブン&アイの村田紀敏社長は「佐野社長が考える百貨店経営と、私どもの考えているお客さまの変化に対応した百貨店経営にズレがあった。百貨店といえども、日常性を強化していくべきだ」と、路線対立を隠さない。
経営陣刷新に続き、持ち株会社のミレニアムとそごう、西武百の3社を合併させ、セブン&アイの傘下に直接ぶら下げる方針を決め、グループ連携による相乗効果を徹底的に追求する構えだ。
467
:
千葉9区
:2009/02/15(日) 13:11:51
デパ地下で格安PB
2月10日、東京・池袋の西武百貨店本店の地下2階食品フロアに、イトーヨーカ堂やセブン−イレブンで売られているPB商品「セブンプレミアム」を集めた70平方メートルの特設コーナーが突如出現した。インスタントラーメンや調味料など約300品目が並ぶ。
昨年以降、グループ各社の幹部が相次いで同店を視察。年間7000万人に上る圧倒的な集客力を誇りながら、「食品の売り場が貧弱で、百貨店として提案できる売り場になっていない」(セブン&アイ幹部)と酷評された。
これを受け、ヨークベニマルとイトーヨーカ堂から社員が出向。西武側も売り場社員や本部バイヤーも参加し、てこ入れに乗り出した。
検討の結果、食品の購入客が来店客の約2割しかいない要因は、「百貨店のイメージを大切にするあまり晴れの日の商材に偏りすぎ、デイリーで質の良い商品が不足していた」と結論づけた。
こうしてセブンプレミアムの投入が決まった。来店客の反応を見ながら、今秋には売り場を165平方メートルに広げ、セブンプレミアムの全商品を扱う計画だ。
これに対し、業界では「近所のスーパーやコンビニで買える商品を、わざわざターミナルの百貨店を買うお客がいるのか」(関係者)と疑問視する声は多い。セブン&アイでは、衣料品でも商品の共同開発に取り組む方針だが、大手百貨店首脳は「イトーヨーカ堂の衣料品も大苦戦しており、その商品戦略が通じる訳がない」と冷ややかだ。
強引なセブン流の改革が、ミレニアムの社員の反発を招き、志気が低下する懸念もぬぐえない。
非日常と日常の融合
もっとも、昨年の全国売上高でコンビニに逆転された百貨店の衰退は誰の目にも明らかだ。業界でも「百貨店は『晴れの日』の消費にシフトしすぎたことで値段が高くなった。今はカジュアル化が進み、低価格志向が強く、だから郊外のショッピングセンターに負けている」(大手幹部)との自嘲(じちよう)する声は多い。
百貨店が培ってきた感性や商品力とコンビニやスーパーの日常性がうまく融合すれば、百貨店業態の再生に光明が見えてくる可能性もある。
「百貨店の今までのやり方で生き残れる店はわずか。佐野さんを失ったことで戸惑いもあったが、おかげで違う視点も持てるようになった。ひょうたんから駒になるかもしれない」
西武百貨店の若手社員は自らに言い聞かせるようにこう語った。
468
:
千葉9区
:2009/02/16(月) 23:20:44
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200902160028a.nwc
上海 外資ホテル建設暗礁 ドバイ系など資金繰りできず
2009/2/16
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1泊15万円以上という超高級ホテル「バージュ・アル・アラブ」を運営するジュメイラ・インターナショナルが、中国進出第1号となる上海市内のホテル建設計画を中断したことが、15日分かった。
2010年に開催される「上海万博」を当て込んで急ピッチで準備を進めてきたが、昨年後半からの原油価格の下落でオイルマネーの威力が衰えた上、世界的な金融危機の影響もあって資金繰りに行き詰まったという。建設再開のめどは立っていない。
中国の経済紙、第一財経日報(電子版)が伝えたところによると、同ホテル以外にも米ヒルトン系「コンラッド」など、外資系ホテルの建設計画が相次ぎストップしているもようだ。
ドバイ政府観光局が「7つ星」を与えている「バージュ・アル・アラブ」は、ペルシャ湾の人工島に建てられた高さ321メートルの超高級ホテル。上海では、香港のデベロッパーなどと共同で、市中心部の新天地に27階建て338室のホテルを昨年までに完成させる予定だった。宿泊料金は1泊が4万円以上とされていた。
開業時期が10年以降にずれ込めば万博の開催期間に間に合うかどうか微妙な状況だ。
上海への観光客やビジネス客急増を見込んでいた外資系ホテル業界だが、資金面で足をすくわれたようだ。(上海 河崎真澄)
470
:
千葉9区
:2009/02/17(火) 22:31:26
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021790105301.html
東海経済、底見えず 深刻不況浮き彫りに
2009年2月17日 10時53分
内閣府が16日に発表した2008年10−12月期の国内総生産(GDP)の大幅な悪化は、「100年に一度」とされる不況の深刻さを浮き彫りにした。製造業が中心の東海地方では、輸出、設備投資、個人消費の3本柱が総崩れとなる様相が一層、色濃く表れた。年明け以降も景気後退の底は見えず、先行きの不透明感は強まっている。
●相次ぐ納期延期
設備投資の急速な冷え込みで、中部地方に主力拠点を持つ工作機械業界は深刻な打撃を受けている。景気の先行指標といわれる工作機械受注額。その減少幅は「自動車産業の比ではない」(大手メーカー担当者)という。
中部経済産業局管内(愛知、岐阜、三重、石川、富山県)で、主要メーカー8社の昨年12月の総受注高は前年同月比で約7割減少した。影響は年明けからも拡大し、今年1月の受注高はさらに落ち込む可能性が高い。
「戦後最大の経済危機」の言葉通り、急激な回復は見込めない。オークマ(愛知県大口町)の広報担当者は「相変わらず納期延期の申し出がある」と嘆いた。
●売り場に異変
個人消費の落ち込みも止まらない。名古屋市内の主要5百貨店(松坂屋、三越、ジェイアール名古屋高島屋、名鉄百貨店、丸栄)の売上高は「トヨタショック」の影響で、昨年11月から3カ月連続で全社が前年割れ。海外ブランドなどの高額品や衣料品が苦戦している。
松坂屋本店(名古屋市)は11月以降、前年同月比で14−18%の売り上げ減が続く。担当者は「いかにこの地域が『トヨタ城下町』だったか痛感した」と、法人外商を中心とする急激な落ち込みに危機感を募らせる。
大手スーパー・ユニー(愛知県稲沢市)の幹部は「不況に影響されにくい食品さえ、2月に入ってから落ちてきた」と、売り場の“異変”に不安げだ。
●頼みのトヨタも
トヨタ自動車は、国内生産する自動車の半数以上を海外へ輸出している。2008年のグループ全体の国内生産は、前年比4・1%減の491万2千台。輸出は北米や中南米向けなどが伸びず、3・3%減の278万3千台と7年ぶりに減少に転じた。
特に08年10−12月期は、3カ月連続でほぼ全地域に向けた輸出が減少。輸出実績は10月が前年同月比10・8%減の24万台、11月が24・1%減の20万4千台。12月はさらに悪化して27・7%減の18万6千台と1999年以降では最大の下げ幅だった。
(中日新聞)
471
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 22:34:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090218-OYT8T00553.htm
三越札幌店が閉店1時間早める
三越札幌店は18日、4月から閉店時刻を早め、現在の午後8時から午後7時に前倒しすると正式に発表した。地階の食品売り場の閉店時刻は午後7時半とする。光熱費の削減などによる経営効率化が主な目的だ。また、8月17日に休業することも発表した。同店は近年、元日以外は無休営業を続けていた。
(2009年2月18日 読売新聞)
472
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 22:43:45
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090217ke02.htm
阪急メンズ館、1年目順調 新鮮さ維持がカギ
来場870万人 売上高1.6倍
紳士服・雑貨の売り場として日本一の規模を誇る阪急百貨店メンズ館(大阪市北区)が開業して1年が過ぎた。初年度の売上高は265億円と、前年度に梅田本店で取り扱った紳士服・雑貨の販売額の約1・6倍となり、目標の250億円を上回った。周辺の商業施設の紳士向け商品の販売増加にも役立ち、一時は“メンズ館ブーム”の様相も。ただ、消費不振の逆風下でも好調を維持できるか、真価が問われるのはこれからだ。
(岸本英樹)
阪急メンズ館は2008年2月1日に商業ビル「HEPナビオ」に開業した。売り場面積は約1万6000平方メートルと、草分けの伊勢丹新宿店メンズ館(東京)を6割上回る。国内初登場の高級ブランドなど約300のブランドをそろえ、男性向けの肌診断やツメの手入れなど、身だしなみを整えるサービスも充実させた。
ファッション感度の高い男性の取り込みに成功し、1年間で約870万人が足を運んだ。中高年向けのファッション講座など、館内イベントにも力を入れ、「40〜50歳代の男性が売り上げを引っ張る理想的な状態になりつつある」(メンズ館の岡沢健治・販売統括部長)という。
メンズ館を訪れた男性が、他の百貨店などでも買い物をしたためか、大阪地区の百貨店の紳士服・洋品の売上高は08年9月まで、ほぼ毎月のように前年実績を上回るペースが続いた。
メンズ館は当面、年間売上高300億円を目指すが、「今の売り場で、まだ(顧客の)取りこぼしがある」(岡沢部長)とみており、売り場には大きく手を入れない方針だ。わずか1ブランドの入れ替えにとどめ、販売員の接客力向上やイベントの充実などで2年目に臨む。
ただ、不況風は冷たく、08年10月以降は陰りが見えている。1月の大阪地区の紳士服・洋品の売上高は前年同月比0・3%減だった。メンズ館でも冬場の稼ぎ頭のコートの販売は振るわない。業界には「1年目の目新しさを保ち、売り上げを維持するのは難しい」との声もある。
1月の大阪地区売上高6.9%減
近畿百貨店協会が16日まとめた1月の大阪地区の百貨店売上高は前年同月比6・9%減の869億円と、10か月連続で前年実績を下回った。景気悪化による消費不振で、主力の衣料品や、美術品など高額品の販売が低迷した。
(2009年2月17日 読売新聞)
473
:
千葉9区
:2009/02/19(木) 20:21:08
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/02/2009_123502653055.html
値引き競争過熱 徳島市内、ビジネスホテル戦国時代 2009/2/19 15:55 メールで記事を紹介する 印刷する
徳島市内でビジネスホテルの開業が相次ぎ、価格競争が激化している。朝食をセットにした低価格設定のホテルが増え、シングル一泊が三千円を切るところも。各ホテルはインターネット予約による宿泊料金の値引きやさまざまなサービスを打ち出し、宿泊客獲得に懸命だ。客室数が増える一方、景気悪化で出張のビジネス客は減っており、競争に一層拍車が掛かっている。
徳島市中心部では昨年三月、営業をやめていたホテルコスモス徳島(中央通、二百二十二室)がシングル料金を五千円以下に設定して再オープン。十月には、低価格と朝食の無料サービスが売りの大手ホテルチェーンの東横インが徳島駅前店(両国本町一、百三十九室)を開業した。
今月一日にはビジネスホテル徳島東船場(東船場町二)がオープン。客室数は三十四室と少ないが、二千九百八十円で宿泊できるシングルを五室用意し、三月までは朝食も無料で提供している。ほかのシングルもすべて四千円以下に設定するなど、低価格を前面に押し出している。
低価格ホテルが増える中、既存のホテルも室料を引き下げて対抗している。シングル料金七千五百−八千五百円で営業していた徳島東急イン(元町一)は、昨年十二月から今年二月の期間限定で、インターネット予約の料金を五千円台に。ミネラルウオーターを無料提供したり、空きがある場合は部屋をグレードアップしたり、サービスを充実させて宿泊客を増やそうと懸命だ。
佐藤正支配人は「景気悪化で出張を控える県外企業が増えており、減り続けるビジネス客の取り合いになっている」と指摘する。
市内十六の宿泊施設が加盟する市日本観光旅館連盟の森浦源泰理事長は「現在、県外からの観光客を増やす有効策はない。競争力がなければ、廃業を迫られるホテルも出てくるだろう」と危機感を募らせている。
474
:
千葉9区
:2009/02/19(木) 21:20:38
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/147969_all.html
丸井支援に高島屋名乗り 伊勢丹と争奪戦か(02/19 08:04)
大手百貨店・高島屋(大阪)の鈴木弘治社長は十八日、北海道新聞の取材に対し、民事再生手続き中の丸井今井(札幌)のスポンサー候補に名乗りを上げたことを明らかにした。丸井今井は営業支援を受ける伊勢丹(東京)にスポンサー就任を要請しているが、諾否はまだ表明されておらず、高島屋が支援表明の第一号となる。
高島屋は二〇〇七年秋に大丸と松坂屋の経営統合で発足したJ・フロントリテイリングに抜かれるまでは業界最大手の座にあった有力百貨店。〇五年の丸井今井の再建計画策定時にもスポンサー候補に浮上した。
昨年秋には阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと三年以内の経営統合を目指す方針を打ち出している。
鈴木社長はスポンサー候補に名乗りを上げたことについて「(北海道は)私たちにとって空白地帯。丸井今井とは店舗も重ならず、補完関係が成り立ち、再生のお手伝いができる」とし、「北海道の人たちの愛着も深く、再生の可能性は大いにある」と語った。
ただ具体的な支援内容や地方店の存廃については「現時点ではコメントのしようがない」と述べるにとどめた。
一方、伊勢丹を傘下に置く三越伊勢丹ホールディングスは月内にも諾否を表明する見通し。丸井今井の再建をめぐっては、J・フロントを除く国内百貨店二強による争奪戦の可能性も出てきた。
丸井今井は、〇五年から伊勢丹の支援を受けて経営再建に着手したが業績が回復せず、一月二十九日には民事再生法の適用を申請して自主再建を断念した。
475
:
千葉9区
:2009/02/19(木) 22:04:30
>>474
高島屋:丸井今井を買収!?
伊勢丹三越:札幌三越&丸井今井に資本参加
Jフロント:大丸が札幌地区NO1に
ミレニアム:西武撤退、IY系のロビンソンも撤退
東急百貨店はどうする・・・?
476
:
とはずがたり
:2009/02/20(金) 16:51:41
>>471
夜型の俺としては閉店時間を繰り上げるよりも開店時間を遅くした方が良いような気がするんだけど。
三越仙台店 閉店30分繰り上げ コスト削減
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090220t12016.htm
三越仙台店(仙台市)が4月から、閉店時刻を30分繰り上げて午後7時とすることが19日、分かった。客足の少ない時間帯の営業を短縮し、人件費や光熱費などのコスト削減を図るとともに、「従業員のシフト勤務を集約し、接客充実を図る」(同店)のが狙いという。
三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄社長は今月2日、地方店などの営業時間短縮を検討する意向を明らかにしていた。首都圏などの店舗では通勤客が帰宅時に立ち寄るニーズがあるものの、JR仙台駅から距離がある仙台店の場合は日中に比べて夕方以降の客足が少ないといい、営業時間の短縮を決めた。
三越仙台店は「これまで営業時間を拡大してきたが、効率が上がっていない。基本に戻り、接客重視で効率化を図る」と話している。
営業時間の短縮に伴い、売り場に立つ従業員が少なくなる時間帯を減らすことで接客サービスの充実にもつなげる考え。クリスマスなど多くの買い物客の来店が見込める期間は営業時間を延長することを検討している。
消費不振の深刻化を受けて、首都圏などの大手百貨店が営業時間の短縮を検討している。地方百貨店でも同じ動きが広がることも予想される。
2009年02月20日金曜日
477
:
千葉9区
:2009/02/21(土) 15:34:33
>>474
http://www.asahi.com/business/update/0220/TKY200902190331.html
高島屋が丸井今井支援へ名乗り 「札幌で一番」争奪も
2009年2月20日1時47分
不況が深まるなか、民事再生法の適用を申請した老舗(しにせ)百貨店・丸井今井(札幌市)の再建支援に、高島屋が名乗りをあげた。新規出店より安い投資で、重要拠点に進出できると判断したようだ。支援を要請されている三越伊勢丹ホールディングスと、人口190万人都市の地域一番店を奪い合う可能性が出てきた。
高島屋は19日の取締役会で交渉入りを確認し、近く資産査定を始める。北海道は店舗のない空白地域。阪急阪神百貨店を持つエイチ・ツー・オーリテイリングとの統合を決めた高島屋が丸井今井を支援できれば、北海道から九州までの大都市に店舗網を築き、売上高で業界3位から再び百貨店トップに返り咲くことも夢ではない。
一方、資産査定に入っていた三越伊勢丹側は、「ライバル」の出現に戸惑いを隠さない。勝ち組と言われた伊勢丹も業績は悪化し、08年4月に統合した三越と共に、旗艦店の大型投資を先送りする状況だ。丸井今井の支援にどうかかわるべきか、答えを出しかねていた。
札幌市では1月にロビンソン百貨店が閉店、西武百貨店も閉鎖を検討している。そこへ高島屋が老舗と組んで参入すれば、三越の直営店や、伊勢丹と提携する東急百貨店への影響は計り知れない。
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090220ddlk01020299000c.html
老舗破綻:丸井今井・民事再生 高島屋支援表明、札幌舞台に競争激化 /北海道
◇道内百貨店「再編」加速も
道内老舗百貨店「丸井今井」(札幌市)の破綻(はたん)をめぐり、大手百貨店「高島屋」(大阪市中央区)が経営再建のスポンサーに名乗り出た。丸井今井が支援を要請している大手百貨店「伊勢丹」(東京都新宿区)との争奪戦に発展する可能性があるだけでなく、高島屋の道内進出につながれば、全国展開する大手百貨店グループの競争が札幌を舞台に激化することになる。
高島屋は関西や関東を中心とした直営店のほか、岡山や岐阜などにグループ会社の地方店舗を持つが、東北以北は空白地区。関西を中心に15店舗を展開する阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合を目指しており、その阪急阪神が11年度に博多に新規出店することから、丸井今井を傘下に収めれば、店舗網の全国展開を大幅に強化できる。
一方、丸井今井にテナント出店などしている債権者の間では「スポンサー支援が前提じゃないと再建は無理」との見方が大勢だっただけに、高島屋の支援表明は朗報だ。伊勢丹の対応がはっきりしない中、「『引き受けますよ』というところが出てきたことは、債権者にとって心配材料が減る」(道内金融機関幹部)というわけだ。
札幌市内には現在、大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリング▽西武百貨店を傘下に持つミレニアムリテイリング▽三越伊勢丹ホールディングス(HD)−−が店舗を展開しており、高島屋が進出すれば国内の4大百貨店グループが札幌に出そろうことになる。対する三越伊勢丹HDは三越札幌店に加え、伊勢丹と業務提携している東急百貨店の店舗も札幌にあり、丸井今井の再建を担うメリットがあるかどうかを慎重に検討するとみられる。
また、ミレニアムリテイリングは西武札幌店と旭川店の撤退を検討しており、今後の競争激化で道内百貨店の再編が加速する可能性もある。大手百貨店幹部は「それぞれの立地と顧客層に合った店づくりをしながら、外商やインターネット販売などの販売網も強化しなければ生き残りは難しい」と話す。【仲田力行】
==============
■ことば
◇高島屋
1831年、初代飯田新七が京都で古着・木綿商を創業。1930年に商号を高島屋に変更。89年にグループ売上高が百貨店業界で初めて1兆円を突破した。グループ会社含め国内20店舗、海外3店舗を展開し、08年2月期連結決算は売上高1兆427億円、営業利益376億円。昨年10月、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H20)リテイリングとの3年以内の経営統合を目指すと発表した。
478
:
千葉9区
:2009/02/21(土) 15:35:34
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20090221-OYS1T00242.htm
今月末閉店の久留米井筒屋、3月営業再開を検討
井筒屋の中村真人会長は20日、今月末で閉店を予定している福岡県久留米市の百貨店「久留米井筒屋」について、閉店後の3月に営業を再開する可能性があることを明らかにした。
同店は大型商業施設との競合で赤字に陥ったため、昨年8月に井筒屋が撤退を決めた。同10月から閉店セールを実施中だが、セールで売り上げが伸びていることや、営業継続を求める地元の声が強いことから、再開などを検討している。近く地元自治体などと協議し結論を出す。
(2009年2月21日 読売新聞)
479
:
千葉9区
:2009/02/22(日) 13:15:43
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090222/kor0902221301001-n1.htm
【週刊韓(カラ)から】あの「ダイソー」が続々上陸 1000ウォンショップ人気の背景 (1/3ページ)
2009.2.22 13:00
韓国の「ダイソー」の店頭(ダイソー亜成産業提供) 日本に住んでいたとき、足しげく通った「100円ショップ」チェーンの「ザ・ダイソー」(本社・広島市)。良質な生活用品が安価に手に入る日本を離れ、昨年夏に韓国に赴任した。超物価高のソウルの住民となり、節約を強いられる生活を送っていたときに見つけた「ダイソー」の看板。もちろんハングルで書かれていたが、紛れもなく、日本でこよなく愛した、あのダイソーだった。
韓国では、「1000ウォンショップ」として知られ、2001年に韓国に本格進出。今も店舗を増やし続けている韓国経済界の成長企業なのだ。(ソウル 水沼啓子)
「ダイソー」の商品などを均一価格で販売する1号店が、ソウル市内にオープンしたのは1997年。このとき店名はまだ「ダイソー」ではなかった。
2001年に韓国の貿易企業との共同で「ダイソー亜成産業」(本社・韓国龍仁市、朴正夫社長)を設立。店頭にも「ダイソー」の看板を掲げて、本格的な韓国進出が始まった。
現在、韓国の「ダイソー」はソウル市をはじめ全国に410店舗以上を展開している。今年は学生街の梨大駅や新村などに新たな店舗を開店する計画で、全国で約450店舗まで拡大する予定だ。
韓国の「ダイソー」では日常生活用品や化粧品、事務用品、インテリア製品、食品など日本とほぼ同じ品ぞろえ。6万余種類の商品を販売している。
しかも、消費者に飽きられないように新鮮味を出すために、毎月1000余種類の新商品を次々と開発。現在、韓国内はもちろん中国、東南アジア、インド、欧州など全世界30余カ国の2000以上の関連企業と取引をしている。
今年は化粧品の開発に力を入れており、現在260余りの化粧品を販売しているが、ダイソーオリジナル化粧品や美容関連商品を含むコスメティック商品を約600種類まで増やす計画だ。
韓国のダイソーでは1000ウォン(約60円)均一価格で販売。一部の商品が2000ウォンあるいは3000ウォンで販売されている。
2007年の売上額は1500億ウォン(約94億3000万円)で、2008年は2270億ウォン(約142億7000万円)と年々急激に売り上げを伸ばしている。
韓国の主な顧客層は20〜50代の主婦や学生が中心で、全体の85%を占める。とくに韓国で売れ筋商品は台所用品などの消耗品やプラスチック製の収納製品、食器類などだ。
日本のダイソーオリジナル商品や企画商品なども数多く置かれているが、このところのウォン安、円高にかかわらず、価格は1000ウォン据え置き。ダイソー亜成産業の広報は「値上げは考えていない」という。
一方、気になる不況の影響については、「景気低迷で台所用品などの消耗品をダイソーで買うケースが増えている」としており、逆に売り上げを伸ばしているようだ。
韓国で「ダイソー」が売り上げを伸ばしている背景に、低廉な商品に対する意識の変化もある。
以前は「安かろう、悪かろう」という認識だったが、「今は低価格な商品に対するイメージも良くなり、ダイソーの認知度も高まっている」(ダイソー亜成産業の広報)という。
いや、むしろ良質な低価格商品を売るダイソーが韓国で広まり、低廉商品のイメージアップにつながったと言ったほうがよいかもしれない。今やダイソーは、不況に泣かされている韓国の主婦や学生たちの“救世主”だ。
480
:
千葉9区
:2009/02/24(火) 22:22:34
>三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹に次ぎ、2社目
意外ですね。台湾なんかそごう・三越が凄いし、
中国でもジャスコが高級スーパーとして目立ってるし。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090224-OYT1T00803.htm
高島屋が中国進出、2012年に上海1号店
高島屋は24日、2012年に中国・上海に出店すると発表した。
少子高齢化などで日本での事業拡大が難しくなる中、経済成長が続く中国の富裕層を取り込むのが狙いだ。日本の大手百貨店の中国市場への進出は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹に次ぎ、2社目。
高島屋は23日に、出店準備のための現地法人の設立の登記をした。現地の有力デベロッパーと提携し、上海市の高級住宅街の複合ビル内に、地下1階から地上7階、売り場面積約4万平方メートルの店を構える計画だ。
(2009年2月24日20時29分 読売新聞)
481
:
千葉9区
:2009/02/24(火) 23:24:28
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090224-00000015-tkwalk-ent
2月&3月は都内ショッピング施設が誕生ラッシュ!
東京ウォーカー2月24日(火) 17時10分配信
池袋を変える「Echika 池袋」
09年の春も東京には様々な新名所が登場するが、ズバリ注目はターミナル駅のショッピングスポットだ。
他の写真も見る: 寄り道せずにはいられない「Echika fit 上野」
池袋に誕生するEchika 池袋に、新宿のマルイ2館の大幅リニューアル、青山にはモードな高層ビルが誕生と枚挙に暇がない。さらには昨年のH&M旋風に追い討ちをかけるように、またまた海外のファストファッションブランドが原宿に進出。いつもの街がどうチェンジするか、東京ウォーカーでパパラッチして参りました!
一番の注目は、表参道に続く第2のエチカ「Echika 池袋」。
こちらは4つのゾーンに40店舗からなる大型新名所は、池袋発祥のスナック・チーズドッグを扱う「ザ・プレミアム チーズドッグ BUKURO DOG」など、新業態が半分近くを占める独自のラインアップが魅力。“シナグロ”などの人気店の新展開も期待大だ。
2/26(木)に東京メトロ上野駅構内に登場する「Echika fit 上野」も要チェック。
「ちょっといい、ちょうどいい、地下の街」をコンセプトに、サッポロライオンの新業態「cafe&Bar Cura」など、エリアに6店舗が登場する。
大ターミナル・新宿では、マルイ全6館がリニューアル!
その第1弾として「前・マルイシティ新宿 2」が2/20「新宿マルイ ワン」に、2/27(金)には「前・マルイヤング新宿」が「新宿マルイ カレン」へと生まれ変わる。“ワン”と“カレン”は、内外装&ブランドも一新。個性派のワンと、ファストファッション館のカレンと、大人も遊べるマルイが誕生し、新宿の買物ルートが激変する。
東京のストリートカルチャーが凝縮したのは、「新宿マルイ ワン」。「セクシーダイナマイト ロンドン」をはじめとする全34店で、パンク、ロリータなどの東京の今を発信するインディビジュアルファッションを集積した。外国人の注目も集めそうだ。
「新宿マルイ カレン」は、“新ファストファッション館”をテーマに、「モルガン」や「ムルーア」、デビューブランドの「スウェンディバード」など、手ごろな価格で旬のアイテムがそろうショップが全36店。買物をしやすいようにと、ショップ同士の垣根をゆるやかに取り払ったそう。
女子殺到間違いナシなのは、3/26(木)に青山通りにオープンする「Ao」(アオ)。
低層部に飲食、アパレル、コスメを展開。各階上にグリーンテラス、5階にウォーターテラスがあるエコな仕上がり。全40店の、緑とテラスが気持ちのいい新名所だ。
番外編で注目はLAでセレブに絶大な支持を集める「kitson」。
3/8(日)ルミネ新宿にオープンする高感度なセレクトショップで、パリス・ヒルトンなども愛用。レディスを中心に、日本初や世界先行発売のインポート、海外セレブとのコラボによるアイテムなどブランドは90以上。行列は必至だ!
今年も続々登場する都内の新名所。春の足音と共に、目が離せない!【東京ウォーカー 5号 「NewsWalker 春の新名所パパラッチ」】
483
:
千葉9区
:2009/02/25(水) 21:09:05
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/chihou/ch090225.htm
JR川崎駅 買い物客争奪戦/神奈川
1日乗降客約36万人と、県内JR駅2番目のターミナル・川崎駅で今夏以降、23年ぶりに東口駅前広場の全面改修が始まる。現在、1日約2300台が発着するバス乗り場や駅前商店街に行く際、川崎地下街「アゼリア」を通るか、地上を大きく迂回しなければならず、バリアフリーも不十分。こうした問題の改善が狙いで、大型商業施設「ラゾーナ川崎」のオープン後、買い物客が西口に流れており、巻き返しに、東口関係者の期待が高まっている。
改修は川崎市が、約2年間で約60億円かけて行う方針で、2月市議会で審議中の新年度予算案に、初年度分約26億円が計上された。まず、ロータリーのバス乗り場を2か所に集約して横断歩道を設け、地下街と結ぶエレベーター、エスカレーター計5基を新設する。また、東口正面の名物商店街「仲見世通」(約150店)や「銀柳街」(53店)に最短距離で行ける横断歩道も設ける――などが概要。
現在、東口はタクシー乗り場が手前にあり、バス乗り場は「陸の孤島」状態。その上、7か所に分かれ、うち1か所にしかエレベーター、エスカレーターがない。また、地上から仲見世通や銀柳街に行くには、ロータリーを左右どちらかに大きく迂回し、信号を渡らなければならない。
こうした構造になったのは1986年。交通安全対策でバス・タクシーを地上、歩行者を地下街に分離したためだ。しかし、駅の改札が地上3階(地上約7メートル)にあるため、バスに乗るには、エスカレーターなどで地上に下り、さらに地下に入って再び地上に戻らなければならない。少子高齢化や障害者のバリアフリー化が進む中、バス利用者などの苦情が高まり、同市は全面改修に踏み切ることにした。
◆川崎地下街「アゼリア」
東京、横浜に奪われていた買い物客を取り戻すため、1986年10月に「川崎で銀座の買い物を」のキャッチフレーズで、川崎市などの第3セクターの運営でオープン。現在、飲食店やブティックなど約150店のテナントが入る。地下街の面積ではオープン当時、東京・八重洲に次ぐ規模で現在も全国3位。内部に東口バス乗り場への階段の入り口が散在している。
(2009年2月25日 読売新聞)
484
:
千葉9区
:2009/02/25(水) 21:36:01
>>307-309
>>463
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090226k0000m020106000c.html
ローソン:3強軸に業界再編加速へ am/pm買収で
コンビニ業界2位のローソンが7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の買収を決めたのは、少子高齢化で市場縮小が進む中、比較的成長が見込まれる首都圏の基盤強化を図るためだ。今後は出資関係のある大手商社も絡み、セブン−イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの3強を軸にした業界再編が加速しそうだ。
「最大のマーケットの東京が際立って弱く、何とかしたかった。新規出店するより必要資金は3分の1、時間も6年短縮できる」。ローソンの新浪剛史社長は25日の会見で、am/pm買収の狙いをこう語った。市場飽和の地方に比べ、首都圏は人口増加も見込まれる。両社の東京都内の店舗は約1700店に上り、業界最大手のセブン−イレブン・ジャパンを上回る。買収をセブンに迫るきっかけにしたい考えだ。
一方、全国の主要コンビニチェーンの既存店売上高は00年から8年連続で前年実績割れが続いている。08年はたばこ自販機用成人識別カード「タスポ」を持たない喫煙者の来店が増える「タスポ効果」で各社とも好調だが、今夏には効果が一巡し、「勝ち組負け組の差が広がる」(大手コンビニ首脳)との見方が強い。am/pmの相沢利彦社長も会見で「スーパーとの競争も進んでおり、我々の規模で生きていけるか課題だった」と認めた。
今後のカギを握るのは大手商社の動向だ。昨年12月には三菱商事とイオンが資本・業務提携。もともと三菱商事が大株主のローソン・am/pm連合とイオン傘下のミニストップとの間で、商品の共同開発・調達などの提携の可能性もある。また、伊藤忠商事傘下のファミリーマートと、伊藤忠と商品開発などで業務提携する大手スーパー「ユニー」傘下のサークルKサンクスを巡って、連携強化のうわさも絶えない。
新浪社長は「今後はコンビニがどんどん出店する時代ではない」と他社の買収・合併に意欲を示した。【小倉祥徳】
485
:
とはずがたり
:2009/02/26(木) 00:40:23
たかがカードで散々待たされて非常に気分が悪いがファミマカードが届いた。
新幹線のEXPRESS CARDがVISAで日石のエネオスがMASTER CARDでファミマがJCBと綺麗に揃ったので,一箇所を重点的に使ってポイント溜めるなんて小賢しい真似はせずに,バランス良く使うぞお〜w
コンビニはなんだかんだでセブンイレブン派(トップブランドと云う事で相容れなくて昔は嫌いだったけど転向してしまいましたw)だけど其処此処で持ってないかと聞かれるTポイント付きなので申し込んでみた。
ホントは何枚もカード持ち歩くのは面倒くさいし(ほぼ使ってない眠ってるカードもVISA,MASTER,JCBともに一枚ずつあり・・)大体カードは付いてる機能が限定的で不便で仕方がない。何枚も持ち歩きたくないので,2,3社共同の機能付きとか出ないかねぇ。。潜在的な需要は大きいと思うんだけど。
486
:
名無しさん
:2009/02/26(木) 21:53:13
形態安定ならぬ保全管理か。
ワイシャツのトミヤアパレル、会社更生法の適用を申請 経済ニュース マネー・経済 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090226-OYT1T00918.htm
シャツ製造卸大手のトミヤアパレル(東京、大証2部)は26日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、保全管理命令を受けたと発表した。負債総額は約123億円。
1943年設立の老舗で、ワイシャツやカジュアルウエアなどを製造し、百貨店や量販店などで幅広く販売していた。しかし、世界的な景気低迷に伴って売上高が落ち込み、資金繰りが悪化したという。
2月24日には、「形態安定加工」をうたったワイシャツが実際には加工されていなかったとして、大手百貨店2社とともに公正取引委員会から排除命令を受けていた。
(2009年2月26日21時25分 読売新聞)
487
:
千葉9区
:2009/02/26(木) 22:30:54
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902260005
丸井今井支援 三越伊勢丹、表明へ
2009年02月26日
■来週にも 高島屋と争奪戦
大手百貨店、伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスが、民事再生法の適用を申請した丸井今井に対する支援を来週中にも表明することが25日、分かった。三越伊勢丹の石塚邦雄社長らと会談した高橋はるみ知事が同日夕、都内で報道陣に明かした。丸井今井の経営再建を巡っては高島屋が支援に名乗りを上げている。どちらが支援企業となるかは今後、両社が提示する具体的な支援内容次第だが、大手百貨店による丸井今井の争奪戦が具体化する兆しだ。
(神元敦司、綱島洋一)
高橋知事によると、三越伊勢丹の石塚社長らは「来週の支援表明に向けて最終的な精査をしている。(丸井今井をどこが支援するかは)遅くとも3月中には決着したい」などと明かしたという。三越伊勢丹はすでに丸井今井の資産査定に着手しており、具体的な再建案づくりが大詰めを迎えているとみられる。
高橋知事は、東京都内の高島屋日本橋店も訪れ、鈴木弘治社長らと会談した。鈴木社長は高橋知事に対し「札幌本店を含めて(丸井今井の)地方店の状況を精査している。今後1カ月をめどに具体的な提案をさせて頂きたい」などと述べたという。
その際、鈴木社長は高島屋米子店(鳥取県米子市)と丸井今井室蘭店の市場規模が類似している点を挙げ、「うちは長い歴史のなかで(米子店は)黒字経営をしている」と述べ、丸井今井の道内地方店を存続させる可能性を示唆した。高橋知事は報道陣に対し、「地方の現状を(役員が)みたうえで具体的な提案があるとの印象を受けた」などと語り、道内地方店の存続に期待を寄せた。
丸井今井は民事再生法の適用を申請した際、資本・業務両面で関係が深かった伊勢丹に支援企業に就任するよう要請。高島屋が支援企業に名乗りを上げた後も「伊勢丹に対する支援要請の姿勢に変更はなく、速やかな表明を期待している」との見解を発表していた。三越伊勢丹が支援を正式に表明すれば、高島屋の動きをにらみながら三越伊勢丹と具体的な支援内容の協議が始まるとみられる。
高橋知事はこのほか、西武百貨店を傘下に持つ「ミレニアムリテイリング」(東京都千代田区)で山下国夫社長らに会い、閉店の方針が固まったとされる札幌、旭川両店の営業継続を要請した。山下社長は「両店の閉店は決まっていない」としながらも「国内の消費需要は落ち込み、百貨店業界は厳しい」と述べたという。
488
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 21:32:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090227ddlk01020263000c.html
老舗破綻:丸井今井・民事再生 地方店舗の扱い焦点 /北海道
◇高島屋VS三越伊勢丹HD−−「再建策」を提案へ
民事再生手続き中の百貨店「丸井今井」(札幌市)を巡り、大手百貨店「高島屋」(大阪市)に続き、大手百貨店「伊勢丹」(東京都)を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングス(HD)が再建支援の方針を表明したことで、今後は高島屋と三越伊勢丹HDがどのような再建策を提案するかが焦点となる。特に旭川、函館、室蘭にある丸井今井の地方店舗の扱いがスポンサー企業を選ぶ際のポイントになりそうだ。
「(丸井今井の資産を)いくらで買うかという経済合理性はもちろんだが、それ以外の要素として、両社が地方店をどう判断するかが大きなウエートを占める」。丸井今井のメーンバンク、北海道銀行の堰八義博頭取はこうみる。堰八頭取は25日、三越伊勢丹HDの首脳と会談した高橋はるみ知事に同行。両社による丸井今井の争奪戦となった経緯を知る立場から、再建案に地方店舗存続が盛り込まれる可能性に期待を寄せる。
関係者によると、三越伊勢丹HDはすでに丸井今井の資産査定を終了し、再建プランを策定している段階という。地元自治体などが存続を要請している地方店舗をどう扱うかはまだ明らかにされていない。
一方、高島屋はショッピングセンター(SC)化などによる地方店の存続を示唆する。水野英史常務が24日の記者会見で、各地でSC開発を手掛ける子会社「東神開発」(東京都)の活用に言及し「札幌本店の別館などを含め、いろいろな角度から見直しができる」と述べた。地方店舗のある自治体関係者からは「商業施設として残ってもらうことが大事だ。百貨店という業態が難しいならSCでもいい」と好意的に受け止める声も出ている。
民事再生手続きでは両社の再建策が出そろった後、裁判所や監督委員の弁護士が債権者などの意見を考慮しながら総合的に判断する。言い換えれば、三越伊勢丹HDと高島屋のどちらが債権者や丸井今井により有利な条件を示せるかの勝負となる。【仲田力行、小倉祥徳】
489
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 23:13:07
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36732420090227
セブン&アイが百貨店改革に着手、地方店活性化に不透明感
2009年 02月 27日 16:45 JST
[東京 27日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)が、懸案事項だった百貨店改革に取り組み始めた。不採算店舗の1つであるそごう心斎橋本店の売却を決めた。
そのほか、食品部門へのスーパーマーケットのノウハウ導入などこれまでの「百貨店の常識」にこだわらない手法で、収益力の改善を図る。ただ、同社全体で4.4%の利益しか生まない百貨店事業を再活性させるには、地方店の収益向上や整理が不可避。しかし、地方経済の弱体化が進む中で“起死回生策”はなかなか見出せず、改革の前途は不透明なままだ。
<課題の百貨店事業にてこ入れ>
セブン&アイHDは26日、そごう心斎橋本店をJ.フロント リテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の大丸に売却すると正式に発表した。同店は赤字店舗のひとつだっただけに、多くの市場関係者からは「これまで放置してきたように見えた百貨店事業のてこ入れが始まりポジティブ」(外資系証券)と評価が出た。27日の株価は売却を好感して、一時前日比222円高の2205円まで上昇した。
拡大路線が行き詰まりを見せているイオンと比べると業績は好調なセブン&アイだが、弱点の1つが百貨店事業だ。セブン&アイの2009年3月期連結営業利益は前年比4.6%増の2940億円を見込んでいるが、3―11月を見る限り、営業利益のうち76.6%をコンビニエンスストア事業が稼ぎ出す一方、百貨店事業の貢献度は4.4%に留まる。傘下で同事業を運営しているミレニアムリテイリングは昨年9月、業績不振からの脱却を果たすために山下国夫社長が就任するなど経営陣を大幅に刷新。セブン&アイとの連携効果を出すために「シナジープロジェクト」を立ち上げた。コンビニ偏重の収益体質を脱するためにも、百貨店事業の立て直しが急務となっている。
不採算店売却の一方で、現在取り組みが進められているのが、既存店の収益力向上策だ。「百貨店はこうでなければならないという発想を根底から破ることが必要」(同社幹部)との観点で、売り場改革にも着手した。イトーヨーカドーやヨークベニマルの幹部が乗り込んで食品部門の改革を行っているほか、2月10日からグループのプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の販売を西武百貨店池袋本店でスタート。同ブランドは、グループのスーパーやコンビニでも展開しており、シナジー戦略の一環だ。高級品の品揃えというイメージが強い百貨店に手軽さが売りのPBを置くということに対し、ミレニアムリテイリング関係者は「最初は顧客層が違うと感じたが、導入後の売上げを見ると全く違った」と驚きを隠さない。今後は他の店舗への導入も進めていくという。
ミレニアムリテイリングにとっては、目先の最重要案件は、300億円を投資して2010年に完成予定の西武百貨店池袋本店の全館改装だ。しかし、傘下の百貨店27店舗のうち、1000億円の売上高を超えるのはこの西武百池袋本店とそごう横浜店の2店舗だけで、両店舗の売上げに占める割合は32%に過ぎない。旗艦店の強化だけではなく、多くの地方店をどのように活性化させるのかが、同時並行で進めなければならない課題となってくる。セブン&アイ関係者も「地方店は首都圏にある旗艦店とは異なる改革が必要だ。しかし、着手はこれからだ」と述べている。
SMBCフレンド調査センター主任研究員の田中俊氏は「環境は厳しく、従来の百貨店経営を続けていては、生き残れない。プライベートブランドの販売や本店売却は、従来の百貨店経営者にはなかった発想で興味深い取り組み」と評価。本店売却やPB導入という業界の常識を破る改革を実行に移してきただけに「地方店の改革でも従来の百貨店にないアプローチが出てくるかもしれない」と期待を寄せる。
ただ、百貨店は個店の競争力が全体の収益性につながる業態と言われており「地域1番店であるかどうかが、最も重要」というのが業界の常識だ。このため「百貨店はセブン&アイが得意とするチェーンオペレーションのノウハウを生かしやすい業態ではない」と、再建を疑問視するアナリストの声もあり、地方店の改革が軌道に乗るかどうかは未知数だ。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子)
490
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 17:47:38
>>477
>>487-488
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090301ddlk01020111000c.html
ニュースワイド:丸井今井民事再生1カ月 支援めぐり覇権争い /北海道
◇三越伊勢丹VS高島屋
丸井今井が民事再生法の適用を申請してから1カ月。最大の焦点の再建支援に向けたスポンサー企業には、三越伊勢丹ホールディングスか高島屋が就任する見込みとなった。過去の経緯から、順当に行けば業務・資本提携を結ぶ伊勢丹を傘下にもつ三越伊勢丹が有利とされるが、地方店経営のノウハウが豊富な高島屋も強気の姿勢を隠さない。売上高1兆円規模の大手2社による老舗百貨店の争奪戦。人口190万人の札幌市を舞台に、デパート業界の覇権争いの様相を呈し始めた。【仲田力行】
◇札幌は店舗過剰 市場縮小、売り上げ競争過熱
■ほころび随所に
丸井今井は73年に伊勢丹が主催する共同仕入機構に加盟するなど関係が深く、05年の経営危機以降、さまざまな支援を受けてきた。今回も「速やかな支援表明を期待している」としており、伊勢丹が第一候補であることには変わりがない。
ところが、この間の“伊勢丹流”の改革を振り返ると、随所でほころびが目立つ。例えばカード戦略では今年4月から、伊勢丹のクレジット専用に切り替える計画だった。しかし、現金専用カードを利用する顧客にはクレジットへの抵抗感が強く、従来のカードが継続されることになった。道内百貨店幹部は「衣料品重視の伊勢丹は『買い物はクレジットで』と発想する。一方で、丸井今井は食品などを現金で買う。カードの切り替えは客を無視した誤った発想だった」と指摘する。
再建の切り札と位置付けた高級路線の紳士服フロア「マルイメンズ」。流通関係者は「東京で成功したからといって北海道でも同じやり方がうまくいくとは限らない。地元に合ったやり方を考えないと同じことの繰り返しになるだろう」と厳しい視線を投げかける。
■SC化で再建も
「北海道にとっては高島屋が一番マッチしていると確信している」。24日、東京都内で記者会見した高島屋の水野英史常務は丸井今井のスポンサー就任に向けた自信を見せた。
水野常務が理由として挙げるのは、高島屋が100%出資する不動産開発会社「東神開発」の存在だ。同社はショッピングセンター(SC)事業や海外店舗の開発に加え、既存店の改装などにも定評がありグループの成長を支えている。さらに高島屋は高崎(群馬県)や米子(鳥取県)など地方店舗も経営しており、大都市圏中心の伊勢丹とは違ったノウハウをもつ。
丸井今井の再建をめぐっては旭川、函館、室蘭の地方3店舗の存廃が焦点の一つ。水野常務は「われわれは(地方店に対しても)いろいろな角度から支援できる」と説明。東神開発を活用した地方店のSC化などの再建策検討も示唆する。
百貨店業界はSCや専門店との競争激化に消費低迷が重なり苦戦を強いられているだけに、流通関係者は「別の業態に転換するような再生の方が、むしろ望ましいのではないか」と話している。
■再編の波
再編の波にもまれている百貨店業界。口火を切ったのは03年、そごうと西武百貨店の経営統合で誕生したミレニアムリテイリングだ。07年には大丸と松坂屋がJ・フロントリテイリングとなり、売上高が1兆1737億円に。さらに08年の三越伊勢丹は売上高1兆5598億円となった。
単独で1兆円の売り上げをもつ高島屋は再編に乗り遅れていたが、阪急阪神百貨店を傘下にもつエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと11年までに経営統合する予定だ。
道内では大丸の独り勝ちが続いており、三越、西武も低迷している。こうした中、高島屋は東北以北は未進出。市場縮小で新規出店の余地が限られる中、丸井今井を傘下に収めれば全国の主要都市をカバーできるため、あえて支援に名乗りを上げた格好だ。大手百貨店幹部は「市場規模から経営判断すると札幌は百貨店がひしめくオーバーストア状態。(伊勢丹と高島屋は)ライバル心から売り上げ競争をしているのではないか」と指摘する。
491
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 17:47:52
◇
三越伊勢丹は今週中にも支援を正式表明し、具体的な再建策を明らかにする見通し。高島屋も資産査定終了後、速やかに再建策を発表するとみられる。これを基に、裁判所や監督委員の弁護士が債権者の意向などを考慮しながらスポンサー企業を決め、10月16日が期限の再生計画案の策定作業に入る。
◇「買い支え」の動き活発化
丸井今井の各店舗では「丸井さん」を救おうと「買い支え」の動きが活発化している。特に旭川店の2月の売上高(25日現在)は前年同月比9%前後の増加と大躍進。札幌本店は11〜1月の売り上げは11〜15%前後のマイナスだったが、約5%減にとどまった。函館、室蘭店も10%減と落ち込みに歯止めがかかった格好だ。
札幌本店の恒例催事「全国うまいもの大会」(2日まで)。平日の日中でもにぎわい、13万5000人が訪れた昨年より1割増の来客が見込まれるという。札幌市豊平区の女性(77)は「子供のころお小遣いを握りしめて屋上の遊園地で遊んだことが思い出。そんな丸井さんがなくなるのはあまりにもさみしすぎる。高価な買い物はできないけれど、少しでも協力したい」。
丸井今井の元従業員らで作る「丸井店友会」(会員約1050人)は、商品の搬出作業などのボランティア活動をはじめ、近所にお中元やお歳暮の要望を聞くなどの支援案を申し出た。丸井今井秘書広報室は「お客様に支えられていることをひしひしと感じる。社員の士気も下がらず、取引先にも協力してもらいありがたく思う」と話している。
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■ことば
◇丸井今井
1872(明治5)年、今井藤七氏が札幌で小間物店を創業、1916年に百貨店を開業した。最盛期には道内7店舗を展開、売上高は1300億円を超えた。バブル期の放漫経営が響き97年、主力銀行の北海道拓殖銀行の破綻(はたん)をきっかけに経営危機が表面化。03年の大丸進出の余波で再び危機に追い込まれた。伊勢丹の支援を受けて再建中だったが、昨秋以降の消費不況のあおりを受けて業績が悪化。今年1月29日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は502億円。08年1月期の売上高は815億円(別会社の室蘭店を除く)。
492
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 18:39:29
http://www.asahi.com/business/update/0228/TKY200902280191.html
ユニクロ以外は… 百貨店頼みの販売でアパレル不振
2009年3月1日2時32分
アパレルメーカーの失速ぶりが年明け以降、目立っている。主に高めの価格帯の商品を百貨店や総合スーパーに頼って売ってきたことが、不振の大きな原因だ。価格を見直したり、他社の力に頼ったり。消費低迷のなか、打開へ向けた模索が続く。
「小売りの値下げ圧力がものすごく、海外の工場建設などの規模拡大も裏目に出た」
男性用シャツ製造・販売大手のトミヤアパレルの木田克也会長は、会社更生法の適用申請を報告した2月26日の記者会見で、無念そうに頭を下げた。「形態安定加工」シャツなどをつくるが、スーパーや百貨店の販売が振るわず、07年12月期は純損失に転落。資金繰りでは主取引銀行からも見放された。
その10日前には「ゴールデンベア」などカジュアルウエアで知られる小杉産業が破産手続きを申し立て、同じように社長が頭を下げたばかりだった。
「高価格帯の商品が多すぎた」(ユナイテッドアローズの岩城哲哉社長)という反省はどこも共通しており、「キース」などで知られるルックは今秋、バッグなど雑貨も扱う新ブランドを立ち上げる。30代前半の女性を引きつけようと、直輸入の上質感を出しながら値ごろ感のある価格を設定するという。「バーバリー」などを扱う三陽商会の小山文敬副社長も「百貨店と一緒に、従来型から踏み込んだ店づくりを考えたい」と、反転攻勢を誓う。
一方、百貨店向けの高価格帯ブランドで知られるリンク・セオリー・ホールディングスは、業界では珍しく好調な「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの完全子会社となることを決めた。09年8月期は経常赤字に転落する見通しで、佐々木力社長は「ファーストリテイリングの資金力と強い事業基盤を生かして、保有ブランドのグローバル化を図る」と巻き返しをめざす。
493
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 18:40:46
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090227ke02.htm
大丸、店舗すみ分け課題
心斎橋新館、梅田店とも至近
大丸心斎橋店(手前)とそごう心斎橋本店(大阪市中央区で) セブン&アイ・ホールディングスから、そごう心斎橋本店を買い取るJ・フロントリテイリングにとって、現在の本館、南館と合わせて3館体制となる大丸心斎橋店の売り場構成の見直しが喫緊の課題となる。大丸梅田店の増床計画もあり、二つの大型店をいかにバランスさせるかが、大阪で激しくなる百貨店間の競争を勝ち抜くためのカギとなる。
(岸本英樹)
◆複数館運営
大丸心斎橋店は、そごう心斎橋本店の売り場面積を合算すると約7万7000平方メートルとなる。2010年以降、増床や建て替えが相次ぐ大阪市内の各百貨店に対抗できる規模は整う。
大丸の福岡天神店(福岡市)は、総合的な品ぞろえの本館と、ファッション性の高い商品に特化した別館の2館体制で運営されている。J・フロントはこれを「別館体制の代表的な成功例」とし、ノウハウを大丸心斎橋店にも生かす考えだ。
ただ、業界では「複数館体制は、客の流れが悪く運営が難しい」(大手百貨店)との見方が根強い。加えて心斎橋で隣り合うそごう(14階建て)と大丸本館(8階建て)の建物の構造が異なり、高さにズレもあることから連絡橋を設置するのは難しいとみられる。
◆増床
一方、J・フロントは、11年に大丸梅田店を現状の1・6倍の6万4000平方メートルに増床する。大丸は地下鉄でわずか10分以内で行き来できる距離に、二つの大型店を持つことになる。
これまで高級感のある品ぞろえを売りとする心斎橋店に対し、梅田店は会社帰りのOL層らを狙うなど、店ごとの特徴がはっきりしていた。しかし、そろって売り場が拡大することで、品ぞろえが似通ってしまう恐れもある。両店の位置付けの整理も、新しい売り場づくりの課題となる。
大丸心斎橋店「新館」の開業まで8か月余り。店舗をどうすみ分けるか、急いで戦略を固める必要がある。
(2009年2月27日 読売新聞)
494
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 18:41:32
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009022702000159.html
老舗名より実 松坂屋と大丸、完全統合急ぐ
2009年2月27日 朝刊
百貨店事業会社の松坂屋と大丸の合併を決めた持ち株会社のJ・フロントリテイリング。背景には、昨秋以降の急激な消費の冷え込みがある。消費者の“百貨店離れ”が進み、ライバル各社もリストラ、再編を加速させている。不況に加え、業界内での競争が激化する中、伝統ある老舗の社名という“名”よりも、経営の完全統合という“実”を急いだ形だ。
「統合スピードをさらに上げ、一刻も早く次のステージにいかなければ」。トヨタショックによる業績の落ち込みを受け、松坂屋の茶村俊一社長は年明けにこう漏らした。
2008年の全国百貨店売上高は、12年連続で前年割れ。全体の売上高が初めてコンビニエンスストアに抜かれる見通しになり、高級志向の百貨店から消費者が離れている現実が浮き彫りになった。小売業界ではスーパーも含め、縮小する市場の奪い合いが今後も激化するのは必至だ。
松坂屋、大丸の経営統合で07年に誕生したJフロントは、百貨店業界の中でもいち早く大型統合をした先駆者的な存在だ。奥田務Jフロント社長は統合完成に向けた一体化のスピードを常に重視し、昨年の本紙の取材でも「日本経済の変化は歴史上最高の速さ。消費者の変化に対応するため、10年までの3年間ですべてやろうと岡田(Jフロント会長)さんたちと決めた」と明かしていた。
経営統合後、松坂屋と大丸は人事制度や情報管理システム、営業や外商部門の組織編成などを“大丸流”に寄せて一元化。来年3月までに品ぞろえを支えるMD(商品政策)部門も統合する予定で「一業種一社化」への環境は整っていた。
業界では、東京・銀座地区で10年に三越銀座店が大幅増床、13年には松坂屋銀座店が再開発を計画。大阪・梅田地区では11年に三越伊勢丹が出店し、大丸の増床や阪急百貨店の建て替えも予定されている。
こうした大手百貨店間の激しい競争を控え、各社にとってグループの再編やリストラは喫緊の課題。名古屋の老舗、松坂屋の社名が単独企業として消え、一層の経営効率化を進めることに「心情的には寂しいが、状況を踏まえた経営判断としては正しいのでは」(名古屋市内のほかの百貨店幹部)との声も聞かれた。
(矢野修平)
495
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 18:42:36
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090226/biz0902262326021-n1.htm
【そごう本店売却】苦渋の店舗切り売り、コンビニと相乗ならず (1/2ページ)
2009.2.26 23:25
セブン&アイ・ホールディングスによるそごう心斎橋本店の大丸への売却は、複数の百貨店グループの経営統合が主流だった従来の「百貨店連合」方式とは大きく異なり、生き残りのために店舗自体を切り売りするシビアな対応の例となった。百貨店業界が置かれた厳しい経済環境とともに、セブン&アイの当初のねらいだった「コンビニエンスストアと百貨店の相乗効果」の実現の難しさが改めて浮き彫りに、流通業界の再編は今後も加速しそうだ。
「想定をはるかに越える景況悪化で好転の兆しはみえない。お客さまには申し訳なく、断腸の思いだ」。この日、大阪商工会議所で会見した平田豊・そごう専務は、平成12年の会社破綻(はたん)に続く2度目の本店閉鎖に、苦渋の表情を浮かべた。
ミレニアムリテイリンググループから、旗艦店だった心斎橋本店だけを切り離して大丸に売却するというセブン&アイの今回の措置は、業界でも異例。同店と隣接する大丸心斎橋店は7万7000平方メートル規模の超大型店に仕立て上げることで、「より商品の品ぞろえ規模と対象顧客を大きくし、収益を改善させる」(そごう関係者)ねらいがあるが、一部の業界関係者からは「いずれにしろ大阪は店舗過剰。将来利益を得られる百貨店は限られており、大丸は苦戦するのではないか」という声も聞かれる。
従来の百貨店の統合は、百貨店グループが手をつなぐことで大量購入や商品の共同開発といったスケールメリットでコスト削減を実現するものが主流。関西では阪急阪神がH2Oリテイリングや、三越伊勢丹ホールディングスがこの手法をとり、百貨店業界図は数年間で大きく塗り替えられてきた。
そのなかで、そごうは西武百貨店グループと手を結んでミレニアムリテイリングをつくり、さらにはコンビニエンスストアやスーパーマーケットといった多様な流通業態を抱えるセブン&アイ・ホールディングスの傘下となった。人材交流の活性化や、商品の大量購買による価格抑制の利点など、さまざまなシナジー(相乗効果)を期待しての連携だった。
昨年10月には、これを実現するための企業横断型「シナジープロジェクト」が始動。広報担当者やバイヤーの人材交流も始まった。にもかからわらず、セブン&アイがそごう本店の売却を決意をしたのは、経営環境のあまりに急速な悪化で、同店が赤字の累積で傷を深めつつあったからだ。
世界的な不況で経営環境が悪化するなか、セブン&アイは経営資源を利益が期待できるコンビニエンスストアと大都市圏の百貨店に集中投下する方針を固め、昨秋に大丸への心斎橋本店の売却話が持ち上がった。
今回のそごう心斎橋店売却で、ミレニアムリテイリンググループは、大阪市中心部から、完全に撤退する。「そごう神戸店を中心にミレニアムの西日本の店舗で結束を固め、収益体質をつくりあげたい」(そごう関係者)というが、他の百貨店連合も結束を強めつつあるなか、2度も消費者の期待に応えることのできなかった「そごうブランド」の浮揚には、厳しいかじ取りが求められる。
関西の百貨店では、昨年10月に阪急、阪神両百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングと高島屋が経営統合に向け提携。23年春には「JR大阪三越伊勢丹」も新規出店する。
大丸は379億円の投資回収が課題。業界では「具体的構想がなければ、この経済情勢で結果を出すのは相当難しい」との声もある。
496
:
とはずがたり
:2009/03/01(日) 18:52:14
>>494
>本社は東京に置く方向で調整
やれやれ大阪+名古屋=東京かぁ。まぁそれが妥当なんでしょうけどねー。。
老舗名より実とはいうものの,J・フロントリテイリングなんて名前より将来的には大丸松坂屋ホールディングとでもした方が老舗名も実も取れるんじゃないかな。。
松坂屋と大丸、来春合併
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009022702000152.html
2009年2月27日 朝刊
J・フロントリテイリング(東京)は26日、傘下の松坂屋(名古屋市)と大丸(大阪市)を合併すると発表した。来年3月1日の予定で、合併後の社名は「大丸松坂屋百貨店」(仮称)。本社は東京に置く方向で調整している。松坂屋、大丸の店舗名は変更しない。
両社は持ち株会社Jフロントの子会社。昨秋以降の急激な消費の冷え込みを受け、合併により役員体制を統一して意思決定の迅速化を図る。また、総務や経理など両社で重複している部門を統合、業務を効率化して経営基盤を強化する。
Jフロントは2007年9月の経営統合後、これまでに両社のカード事業や経営情報システム、人事制度などの共通化を完了。事業の基幹となるMD(商品政策)部門も来年3月までに一本化する予定で、合併により経営統合は完成する。
Jフロントは「厳しい環境下で社員の統合完成への意識を高めるため一社体制に移行する。地域に親しまれた店ののれんは守る」としている。新会社の経営体制や、具体的な合併スケジュールは今後検討するという。
百貨店業界では、セブン&アイ・ホールディングスが傘下の西武百貨店とそごうを今年8月に合併する方針。三越伊勢丹ホールディングスも傘下の三越と伊勢丹を11年春に合併することを決めている。
497
:
荷主研究者
:2009/03/02(月) 01:42:58
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901240195.html
'09/1/24 中国新聞
尾道駅東に再生の息吹
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観光地・尾道市の玄関口、東御所町のJR尾道駅東側の市道沿いに、出店が相次いでいる。この1年間で居酒屋3店とラーメン店の計4店がオープンし、昨年10月には映画館が7年ぶりに復活。夜になると薄暗く人通りもまばらだった通りに活気が戻りつつある。
16日、居酒屋チェーンを全国展開するモンテローザ(東京)が、市道と北側の国道2号の両方に面したビル1階に「魚民」、2階に「千年の宴」をオープンした。
ビルの向かいは映画館「シネマ尾道」。地元のNPO法人シネマ尾道が広く寄付を集めるなどして、01年10月に閉館した旧尾道松竹を改修し、開館した。1スクリーン、112席のホールで新旧の作品を上映し、1日平均70人が訪れている。
映画館の復活で注目され始めた通り。シネマ尾道の河本清順代表理事は「寂しかった駅前が息を吹き返したよう。開館と同じ時期に出店が相次いだのもうれしい」と喜んでいる。
【写真説明】魚民がオープンした16日夜、店の前に客の列ができた。左側はシネマ尾道
498
:
千葉9区
:2009/03/02(月) 21:45:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090302-OYT8T00084.htm
三越武蔵村山店 閉店
2年余で幕 買い物客が惜しむ声
買い物客を見送る武蔵村山店の従業員ら 大手百貨店「三越」初の郊外型店舗として、2006年11月にオープンした武蔵村山店(武蔵村山市榎1)が1日、閉店した。わずか2年3か月での撤退に、買い物客からは惜しむ声が聞かれた。
同店は「ダイヤモンドシティ・ミュー」(現イオンモールむさし村山ミュー)の一角にオープン。ショッピングモール内にあるため、家族連れで買い物を楽しめる店舗作りに努め、20〜30歳代向けの衣料品を置いたり、ベビーカーを押しながらでも歩きやすい広い通路にしたりして、売り場を充実させてきた。だが、イベントセールや品ぞろえが十分ではなかったといい、「準備不足の面もあった」(広報担当)という。
同店では、1月5日から56日間にわたり閉店セールを開催し、食品や衣料品、家具など最大で8割引きで商品を提供してきた。セール期間中の売り上げは、前年同期比で約4割増を記録。この日も、店内は開店から大勢の客でにぎわった。午後8時の閉店が近づくと、増田光彦支配人らが買い物客を出入り口で見送った。
買い物に訪れた同市、会社員武藤純子さん(41)は「この辺だと、立川に行かないと百貨店がなかったので利用価値は高かった。もっと続けてほしかった」と惜しんでいた。また、瑞穂町の男性(70)は「食料品売り場が充実していたのでよく利用していた。普通のスーパーでは買えない物もあったので閉店は残念」と話していた。
同店に勤務する従業員149人のうち、正社員の19人は配置転換され、130人は閉店に伴い雇用契約が終了する。
(2009年3月2日 読売新聞)
499
:
とはずがたり
:2009/03/04(水) 04:25:53
am/pmを吸収合併
ローソン 来年春めど、145億円で
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090226-OYT8T00318.htm
コンビニエンスストア2位のローソンは25日、同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収すると発表した。実質的な買収額は145億円で、来年春をめどにローソンがam/pmを吸収合併する予定だ。両社を合わせた店舗数は約9700店舗となり、最大手のセブン―イレブン(1万2100店舗)に迫る規模となる。
am/pmは、焼き肉チェーン「牛角」などを展開するレックス・ホールディングスが株式の約62%を保有している。2007年12月期決算で約120億円の債務超過に陥っている。
am/pmは200億円の有利子負債を抱えているが、レックスは55億円を増資して財務体質の改善を図る。レックスが他の株主から残る株式を取得して完全子会社化した上で、ローソンが全株式を1円で取得する計画だ。
買収後、「am/pm」の店舗名は残すが、郊外店などで店舗オーナーが希望すれば、「ローソン」に変更することも検討する。
am/pmを巡っては、ローソンのほか、JR東日本やコンビニ3位のファミリーマートも買収を検討していた。
(2009年2月26日 読売新聞)
500
:
とはずがたり
:2009/03/07(土) 01:53:35
>>499
なんと。99+ローソンか。
店舗はどうするのかな?バリューローソンをQQローソンとにでもするのかね?
九九プラス、バリューローソンと5月1日付で合併へ
2009年 03月 6日 16:07 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36852720090306
[東京 6日 ロイター] 九九プラス(3338.Q: 株価, ニュース, レポート)は6日、ローソン(2651.T: 株価, ニュース, レポート)の完全子会社であるバリューローソンと5月1日付で合併すると発表した。
バリューローソンの普通株式1株に対し、九九プラスの普通株式0.97株を割り当てる。バリューローソンは解散し、九九プラスが存続会社となる。
501
:
とはずがたり
:2009/03/07(土) 02:41:29
>>483
ゼンリンの地図サービスに拠る川崎駅前のマップ
http://www.its-mo.com/z-127898288-502925357-17.htm
関東に土地勘余りないのですけど川崎の商業地としての地位ってどんなもんなんでしょう?
横浜と銀座・有楽町に挟まれ,市北部は渋谷なり二子玉なりがあって求心力引くそうなんですけど。
502
:
とはずがたり
:2009/03/07(土) 02:46:38
>>485
ファミマカード以来すっかりファミマ派になった俺。今日も深夜のコンビニで独身貴族(違)生活を満喫ちう♪
ソフトフランスパンが20円引き(カード無しだと10円引き)で弁当とサラダがカードの日とかで10%オフで,更にボスにはなんかチョロQ付いてるし(これは全員に付いてる上に,別に大して欲しかーないけどw),Tポイント14ポイント加算されるしと大満足。
503
:
名無しさん
:2009/03/07(土) 09:08:56
>>501
小田急・登戸に住んでたことありますが、新宿>>>>町田>>横浜>>川崎というような利用状況でした。全く集客力ない街かと
だからこそ川崎なんとか線で、市としての一体感を作りたいんでしょうが
504
:
とはずがたり
:2009/03/07(土) 15:58:56
>>503
おお,町田なんてのもありますね。
登戸付近だと町田>>横浜なんですねぇ。
南武線で立川とかには成らないですねぇ。その辺が町田を育てた小田急と南武線をほったらかしにしたJR(国鉄)の差ですかねぇ。
505
:
千葉9区
:2009/03/08(日) 19:10:16
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090307/biz0903072000009-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】高島屋vs伊勢丹“因縁の対決” 「丸井今井」争奪戦 (1/3ページ)
2009.3.7 20:00
北の大地で、高島屋と伊勢丹の“因縁の対決”が勃発する。経営破綻した北海道の老舗百貨店、丸井今井のスポンサーの座をめぐり、提携関係にある伊勢丹を差し置いて高島屋が名乗りを上げ、おきて破りの横やりを入れたのだ。躊躇していた伊勢丹も7日までに正式に手を挙げた。両社はかつて“新宿戦争”を繰り広げ、業界再編でも角を突き合わせてきた。しかもトップ同士が慶応大学の同期生という関係にあり、丸井今井の争奪戦はヒートアップが必至だ。
おきて破りの参戦
「丸井今井は歴史のある百貨店で、顧客も多く、いろいろな支援ができる」
高島屋幹部はスポンサー獲得に強い意欲を示す。
札幌本店など道内に4店舗を展開する丸井今井は業績不振が続き、昨秋以降の金融危機に伴う消費低迷がとどめとなり、1月29日に札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。
「スポンサーは伊勢丹で決まり」。関係者は誰もがそう思った。伊勢丹は平成17年から丸井今井の営業を支援し、13%を出資して取締役も派遣している。
だが再生法申請の際、提携継続は表明したものの、スポンサーについては保留した。
伊勢丹が躊躇する間隙を縫って名乗りを上げたのが高島屋だ。2月中旬に丸井今井に再建支援の意向を書面で連絡。店名存続など踏み込んだ提案も行った。
高島屋にとって札幌は空白地帯。老舗の看板はのどから手が出るほどほしい。
勝ち組のジレンマ
「追加出資は株主の理解が得られない。一方で、このまま撤退すれば、伊勢丹流は地方で通用しないと認めることになる」
関係者は、伊勢丹のジレンマをこう解説する。
丸井今井に対しては、得意のファッションの投入や食品売り場の改装などで支援してきたが、売り上げは回復せず、破綻を回避できなかった。地元でも「一度失敗した伊勢丹より高島屋の方がいい」との声が出ているという。
もっとも高島屋の参戦でかえって引くに引けなくなり、遅ればせながら手を挙げた。これまでの経緯からも、伊勢丹がスポンサーの座につくとの見方が有力だ。
新宿戦争の恨み
不利を承知で高島屋が名乗りを上げた理由について、業界では「伊勢丹に対する強烈なライバル意識」(関係者)と指摘する声が多い。
発端は、平成8年に高島屋が新宿店をオープンし、地域一番店の本店を構える伊勢丹との間で繰り広げられた“新宿戦争”だ。結果は高島屋の惨敗。新宿店は、伊勢丹の本店どころか、小田急、京王百貨店の後塵(こうじん)も拝している。
業界では「伊勢丹の影響力で、有力なテナントや取引先を取り込めなかったことが敗因の一つ」(同)との声があり、高島屋の恨みは深い。
反伊勢丹連合
その後の業界大再編でも、ライバル意識が垣間見えた。
伊勢丹は昨年4月に三越と経営統合し、三越伊勢丹ホールディングス(HD)を発足させ、単純合算の売上高で1兆5597億円と業界トップに立った。
これに対し、単独路線を貫いてきた高島屋も昨年10月に一転して阪急、阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングと3年以内に統合することで合意した。
「(単体3社の単純合算なら)売り上げ規模は1兆5629億円になる」
会見で高島屋の鈴木弘治社長は、あえて三越伊勢丹HDを上回る数字を挙げ、対抗心をあらわにした。
もともとH2Oは伊勢丹と提携関係にあったが、三越との統合に伴い関係を解消していた。そこに高島屋が接近し、“反伊勢丹連合”を結成した格好だ。
慶応の同期生
ライバル関係の極めつけが、高島屋の鈴木社長と伊勢丹の武藤信一社長の関係だ。2人は慶応大学経済学部の同期生。大学時代に面識はなかったそうだが、「それぞれが社長になり、互いに強く意識している」(業界関係者)という。
強烈なリーダーシップで会社を引っ張ってきたという点で似通っていることも対抗意識の一因になっているのかもしれない。
大手百貨店は大再編により、売上高1兆円規模の4グループに集約された。ただ、構造的な百貨店離れと消費不況で市場規模は縮小の一途。今後、電鉄系や地方百貨店を巻き込んだ再々編は不可避だ。
「高島屋が伊勢丹の主導する共同仕入れ機構のメンバーである松屋に関心を示している」
業界ではこんな観測も飛び交う。丸井今井だけでなく、再々編をめぐっても、“因縁の対決”が繰り広げられる可能性がある。
506
:
千葉9区
:2009/03/09(月) 22:02:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090308-OYT8T00918.htm
県都の苦境一段と
市街地再開発暗礁に
水戸の玄関口に位置するリヴィン水戸店。3月末で閉店する JR水戸駅前の商業施設「リヴィン水戸店」が3月末で閉店する。駅前の好立地にもかかわらず客足が伸び悩んだことが要因で、今後の活用のめども立っていない。水戸市では、懸案だった中心市街地の再開発計画が資金難などから規模縮小を迫られるなど、県都の衰退傾向に不況が拍車をかけている。
リヴィンを運営する西友は2008年9月、売り上げの減少などを理由に約20の既存店を閉店する方針を発表した。既に、長野県や東京都、福岡県などで「西友」や「サニー」の業態で展開していた計8店舗を閉店。3月末までに、リヴィン水戸店のほか、北海道の西友岩見沢店、群馬県の西友伊勢崎店、埼玉県の西友朝霞店など10数店舗の閉店を予定している。
水戸市は土地と建物の所有者でもある西友に対し、閉店後の店舗の活用方法を早急に示すよう要望しているが、回答は得られていない。西友広報室は「同業他社に限らず、幅広い事業者と話し合いをしているが、具体的な方向は見えていない。できるだけ早く後継の事業者などを決めたい」と説明する。ただ、商圏の目安とされる水戸市中心部から半径10キロ・メートル圏では05年以降、イオンが運営するイオンモール水戸内原などの郊外型の大型商業施設が相次いで進出。事業者が変わっても、集客力を高めるのは容易ではないとみられる。
市内では、飲食店などが集まる大工町の市街地再開発計画が暗礁に乗り上げている。約140億円をかけ、ホテルや商業施設などを作る計画だったが、建築資材の高騰で資金不足に陥り、地権者らでつくる組合が08年7月に予定していた工事の入札を延期。新たに外部から出資や融資を募ることにしたが出資者などが現れず、先月工費の圧縮など事業計画の練り直しを決めた。
市中心部では、国道50号沿いのユニー水戸店跡地もマンションの建設計画が進まずに更地のままになっており、市と所有者の住友不動産が協議して08年10月以降、駐車場やフリーマーケット会場などとして暫定利用されている。
大工町再開発では、地権者への補償費用などとして、国や県、市がすでに計10億円以上を投じている。しかし、景気悪化が長引けば、再開発計画自体が中止に追い込まれる可能性もある。
JR水戸駅前の商業施設「リヴィン水戸店」が3月末で閉店する。駅前の好立地にもかかわらず客足が伸び悩んだことが要因で、今後の活用のめども立っていない。水戸市では、懸案だった中心市街地の再開発計画が資金難などから規模縮小を迫られるなど、県都の衰退傾向に不況が拍車をかけている。
(2009年3月9日 読売新聞)
507
:
千葉9区
:2009/03/09(月) 22:07:14
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200903090016a.nwc
旅・買い物…2兆円狙え 給付金商戦スタート
2009/3/9
総額2兆円にのぼる定額給付金を当て込んで、旅行会社やホテル、百貨店などが給付額にちなんだ「1万2000円」「2万円」の商品、サービスの販売を始めた。全国の自治体で本格的に支給が始まるのは4月以降の見通しだが、低迷する消費の刺激策として関連業界の期待は高く、今後、“定額給付金商戦”が過熱していきそうだ。
≪1万2000円で攻勢≫
JTBは首都圏発で関東や東北9県28施設を対象にした「1万2000円ぽっきりプラン」を27日に発売する。1泊2食と土産物などを購入できる1000円分の館内利用券をつけ、通常プランより2000〜5000円ほど割安にした。日本旅行も16日からインターネット限定で1万2000円の宿泊プランを販売する。低価格に抑えたため会社の収益への貢献は少ないが、「落ち込み気味の旅行需要を喚起するきっかけになってほしい」と期待する。
ホテルも負けてはいない。
リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)は1日から、中華レストランで1万円相当のコース料理を6000円で販売中。1人分の給付金で2人が楽しめるとあって、支給が始まった5日から予約が殺到しているという。プリンスホテルは4月から、グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)で6000円の中華料理特別メニュー、同高輪(東京都港区)では1万2000円と2万円の宿泊プランを設ける。2万円の宿泊プランはサービス内容を充実させ、さらに、収益の一部は社会福祉に寄付する念の入れようだ。
≪“値ごろ感”に人気≫
給付金額が「価格水準的に、この業界にぴったり」と歓迎する百貨店業界は、セール企画に余念がない。
傘下に西武百貨店、そごうを抱えるミレニアムリテイリングは今月下旬から全国28店で紳士、婦人物やブランド物の福袋などの1万円均一セールを展開。「切りのよい1万円に価格設定した。残りの2000円は食事でもしてほしい」(広報室)という。自治体によってばらつく支給時期に対応させた、地域別の次のセールも検討する。
高島屋も「何ができるかを含めて検討中」(広報・IR室)と前向きで、新入学、新生活に合わせた商品のセットなどが候補に挙がっている。
このほか、スーパーや家電量販店もセールを検討。総務省によると、全国の約700の自治体で販売額より利用額を割り増しした「プレミアム付き商品券」を発行、給付金で購入してもらい、地元商店街で使ってもらう地域活性化策が予定されており、“定額給付金商戦”は徐々に拡大していきそう。三菱総合研究所政策・経済研究センターの後藤康雄主席研究員は「2兆円のうち8000億円程度は消費に回されるだろう。厳しい経済状況なので“値ごろ感”のあるサービスに人気が集まるのではないか」とみる。
ただ、定額給付金がどれほど消費拡大に貢献するかは未知数。あるアンケートでは35%が給付金を「生活費の一部にする」、16%は「趣味や娯楽に充てる」と回答。半数以上が消費に充てる意向を示しても、「貯蓄」も14%近くを占めており、その消費刺激効果は楽観できない。(会田聡、兼松康)
508
:
千葉9区
:2009/03/09(月) 22:08:11
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090307ddm008020018000c.html
定額給付金:小売り各社・旅行業界、春の陣 2兆円争奪商戦
政府の定額給付金の支給が一部の自治体でスタートし、給付金需要を取り込もうと小売り各社や旅行業界などが商戦に乗り出す。景気悪化で消費不振に苦しむ業界にとって「総額2兆円」は大きなビジネスチャンス。ただ、支給分が実際どれだけ消費に回るか疑問もあり、対応にはかなりの温度差がある。(26面に「定額給付金関連事業を展開する自治体」)
◇「1万円福袋」や特売−−百貨店/1万2000円宿泊プラン−−旅行業界
西武百貨店とそごうは全国28店舗で28日から4月5日まで、紳士用ジャケットや靴、ハンドバッグなどの1万円均一セールを実施する。ブランド品の入った「福袋」も用意。広報担当者は「同等品に比べ4割引きで、売り上げ増につなげたい」。イトーヨーカ堂も地域ごとのセールを検討中。高島屋は支給額の1万2000円に合わせた商品をそろえたセールを検討している。
旅行業界も宿泊プランをそろえる。日本旅行は16日から「定額給付金で行こう!」と題したプランをインターネットを通じて販売。関東近郊の鬼怒川(栃木)、草津(群馬)などの温泉地で、1泊2食付きや2泊3日朝食付きのプランを1万2000円で用意する。近畿日本ツーリストも伊勢志摩(三重)、南紀白浜(和歌山)に宿泊する通常1万5000円のプランを1万2000円で販売。一方、プリンスホテルは「グランドプリンスホテル赤坂」(東京)の宿泊客に飲食や宿泊に使える1万2000円分のポイントをプレゼントする。
◇慎重姿勢も
外食業界では積極的な反応は少ない。すかいらーくは「地域振興券のような金券と違って、現金支給だと通常の客と判別できず、優遇しにくい」。居酒屋チェーンのワタミも「客単価は約2500円。1万2000円メニューというわけにはいかないし」と話す。
百貨店の中にも「消費に回ったとしてもごく一部。うちはセールを連発せず、春先は定価で売りたい」と慎重論も。自治体ごとに支給時期にバラつきがあり、「全国共通の販促がやりづらい」(大手流通)ことも、ネックになっているようだ。【田畑悦郎、小倉祥徳、森禎行】
509
:
千葉9区
:2009/03/12(木) 20:48:47
>>478
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20090310-OYS1T00224.htm
2月閉店の久留米井筒屋、営業再開を断念
2月末で閉店した久留米井筒屋(福岡県久留米市)の営業再開について検討していた親会社・井筒屋(北九州市)の中村真人社長は9日、北九州市で記者会見し、経費がかさむことなどを理由に再開を断念したと発表した。同日、久留米市の江藤守国市長に電話で報告した。
井筒屋は、営業継続を求める市民の要望を受け、いったん閉店後、今月から4月にかけて一部営業するかどうか検討していた。しかし、再開すれば新たな商品調達が必要になるほか、老朽化した設備の維持補修費も発生して収益を圧迫することなどから断念した。
社員89人については、ギフトショップやグループ会社への配置転換・転籍を検討している。
久留米井筒屋の地元で浮上している再開発計画について中村社長は「井筒屋が自前で再開発することはない」とし、一地権者として推移を見守る考えを強調した。
一方、江藤市長は「今回の決定は残念。周辺地区の再生は大きな課題であり、井筒屋が今後も再開発事業構想の実現に向けて取り組まれることを期待する」との談話を発表した。
(2009年3月10日 読売新聞)
510
:
千葉9区
:2009/03/12(木) 20:49:36
百貨店:休業日増、営業時間短縮の動き加速 消費不振で
全国の百貨店で、休業日を増やしたり、営業時間を短縮する動きが広がっている。景気後退で消費不振が深刻化する中、光熱費などのコスト削減で収支改善を図るためで、同様の動きが今後も続きそうだ。
伊勢丹は11日、4月1日から吉祥寺店(東京都武蔵野市)など4店の営業時間を30分短縮すると発表した。開店は従来通り午前10時だが、閉店時間を午後7時半から同7時に繰り上げる。
三越も4月から日本橋本店(東京)と札幌店で午後8時の閉店時間を原則1時間繰り上げ、千葉店など6店の営業時間を30分短縮。高松店など4店では元日以外の休業日を年1〜5日程度設ける方針だ。高島屋も3月から首都圏の2店舗で営業時間を短縮。九州が地盤の井筒屋は3月から閉店時間を繰り上げ、佐賀玉屋も月1回ペースで休日を設ける。
百貨店業界では、定休日が元日のみの店舗が多く、営業時間は開店が午前10時、閉店が午後7〜8時が主流だ。しかし、地方を中心に平日や夜間は客足が鈍る店舗も多く、景気悪化に伴う売り上げ減に対応して見直しが進んでいる。三越は年間20億円のコスト削減効果を見込んでおり、「顧客の理解が広がれば、対象店舗を拡大することも検討する」という。【小倉祥徳】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090312k0000m020098000c.html
511
:
荷主研究者
:2009/03/16(月) 01:18:20
>>418
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090127/CK2009012702000185.html
大丸、浜松出店を断念 『景気後退で収益望めず』
2009年1月27日 中日新聞
松菱跡再開発振り出しに 大丸が浜松出店を断念した松菱跡=26日午後、浜松市中区鍛冶町で(袴田貴資撮影)
J・フロントリテイリング(東京)と傘下の百貨店大手大丸(大阪)は26日、浜松市中心部の百貨店松菱跡への出店計画を断念すると発表した。急激な景気後退による消費の落ち込みで投資計画を再検討した結果、「投資に見合う収益は見込めない」と判断した。2001年11月の松菱の経営破綻(はたん)から7年以上を経て、再開発事業は振り出しに戻った。
Jフロント広報は「地元の取りまとめを待っている状況だった。断念は経済状況からの判断で、地権者交渉の遅れとは無関係」「数年間は厳しい状況が続くとみており、将来の出店の約束もできないので凍結や延期ではなく断念とした」と説明。「市民の期待に応えられず残念な思いでいっぱい」とも述べた。
計画では、松菱の本館と新館、共同ビル、B−2ビル(駐車場ビル)などを一体開発して地上9階、地下4階、売り場面積約3万4000平方メートルの新ビルを建設。大丸が約150億円を投じ、11年秋の開業を目指した。
Jフロントは昨年暮れから、既存店の改装投資を原則凍結しているものの、大型投資は続行。しかし11、12月も売り上げが前年を大きく下回る厳しい状況が続いている。
大丸は07年8月、かつて雑貨専門店ロフト(東京)を核に誘致を提案した開発事業者のアサヒコーポレーション(中区)と出店に関する基本協定を締結。だが、アサヒ社と地権者の交渉が難航し、昨年9月に協定を解除した。その後、大手ゼネコンの大林組(東京)が交渉を引き継いだが、大丸側の求める一街区一体開発という条件は整わなかった。
浜松では遠鉄百貨店(中区)が大丸出店に対抗して、近接する官民複合ビル「フォルテ」跡に商業ビルを建設、百貨店を増床する計画を進めている。
513
:
荷主研究者
:2009/03/16(月) 01:42:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/72411
2009年1月21日 14:20 西日本新聞
コムシティ コールセンター開設 9月までに300人を雇用 黒崎副都心再生へ
第三セクターの経営破(は)綻(たん)で閉鎖された北九州市八幡西区の複合商業施設「コムシティ」に、富士通コミュニケーションサービス(東京)がコールセンターを開設する方針を固めたことが21日、分かった。同市幹部によると、地元から段階的に計300人規模の雇用を予定。2003年5月の破綻から6年を経て「黒崎副都心」のシンボルは再生に向けた第一歩を踏み出すことになる。
関係者によると、センターはコムシティ6階に入居し、9月までの営業開始を目指す。契約社員として採用し、実績に応じて正社員に切り替える方針という。
コムシティは総事業費約309億円をかけ、01年11月に開業。市が設立した三セクが運営した。しかし、運転資金不足とテナントの不振で約129億円の負債を抱え、03年6月に自己破産。閉鎖された地下1‐地上6階の商業フロアを那覇市の沖創建設が07年9月に購入し、テナント誘致を進めていた。
コールセンター誘致を受け、大型スーパー進出計画もある。富士通コミュニケーションサービスは同市小倉北区でもコールセンターを開設している。
=2009/01/21付 西日本新聞夕刊=
514
:
荷主研究者
:2009/03/18(水) 00:35:31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902050279.html
'09/2/5 中国新聞
イオン祇園SCが4月開業
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イオングループ(千葉市)は、広島市安佐南区祇園に建設中の大型商業施設「イオン広島祇園ショッピングセンター(仮称)」を4月に開業する。核テナントは、グループのマイカル(大阪市)が運営する総合スーパー「サティ」。今年は広島都市圏で大型店の増設、開業が相次ぐため、販売競争は一段と激化しそうだ。
施設は三菱重工業工場跡に建設中で、外観はほぼ完成。工事は大詰めを迎えている。約13万平方メートルの敷地に4階建てを建設し、店舗面積は約3万8706平方メートル。テナントはサティのほか、ファッションや雑貨、美容室、飲食店などが入る。テナント数は百数十に上るとみられる。
店舗周辺では片側一車線の狭い道路が多く、渋滞も懸念されている。イオン側は昨年11月、駐車場の出口を増やすなどの混雑緩和策を市に提出した。市も先月、自動車での来店の抑制に努めることなどを要請している。
【写真説明】4月の開業に向けて工事が進む「イオン広島祇園ショッピングセンター(仮称)」
515
:
荷主研究者
:2009/03/18(水) 00:40:32
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/145075.html
2009年02/04 15:13 北海道新聞
客の流れ JR周辺に 大丸が1月売上高首位 駅北口もビル続々 北5条通南側 目立つ空き店舗
開店から6年弱で百貨店トップに躍り出た大丸札幌店
一月の月間売上高が丸井今井札幌本店を抜き、道内首位となった大丸札幌店。ロビンソン百貨店札幌店の閉店、丸井今井の民事再生手続き入り、札幌西武が業績不振から業態転換を検討するなど、「大丸一人勝ち」の構図が鮮明になった。大丸出店とJRタワー開業から六年がたとうとする今、市内中心部の買い物客の流れはJR札幌駅に大きく傾いた。(長谷川唯、星野真)
「以前は飲食店なんて数えるほどしかなかった。六年前に大丸ができて周辺に居酒屋も増えたし、うちも客足が伸びましたよ」。中央区北二西三で三十年以上、営業を続ける料理店「こふじ」の店員黒滝裕子さん(66)は笑顔を見せる。
飲食店を含む市内中心部の小売事業所数をまとめた市の調査によると、大丸開店前の二〇〇二年と〇七年の比較では、大通公園の南側のエリア(大通−南三条付近)が15%減少したのに対し、北側(北一−北六条付近)では26%増加した。
人の流れも変化した。札幌市営地下鉄の南北線、東豊線は〇三年から〇六年までの間、さっぽろ駅が四年連続で乗車人数を伸ばしているのに対し、大通駅は減少傾向だ。
にぎわいを見せるのはJR札幌駅の南口だけではない。「駅裏」と言われ、影の薄かったJR札幌駅の北口には〇三年、札幌エルプラザがオープンしたのに続き、次々とビルが建設され、オフィスと行政施設の一大集積地となった。
ただ、同じJR札幌駅周辺でも、駅の南を東西に走る北五条通をはさんだ南側はまだら模様だ。飲食店などは好調な一方、高い賃料を理由に移転する小売店も。駅前通りにも入居者が決まっていない空き店舗がある。あるテナント仲介業者は「駅北口の新築ビルやJRタワーはすぐに入居者が決まるが、駅から離れると状況は厳しい」と打ち明ける。
大型書店や家電量販店、数々の飲食店がそろう駅周辺は、さながら巨大なショッピングセンターだ。三日、大丸前で友人と待ち合わせをしていた江別市の主婦金堀場照子さん(74)は「駅と直結していて利用しやすい。特に冬場は足が滑る心配をせずに歩いて回れる」とJR札幌駅での買い物の魅力を語る。
一方で、札幌西武の苦戦が象徴するように、買い物客の大多数は札幌駅に直結する店で買い物を済ませ、北五条通から南側に広がりきれていない。
百貨店の経営不振に危機感を募らせる札幌市は、市内中心部の活性化対策を推進するため、上田文雄市長を本部長に据えた「都心部大型店舗等緊急対策本部」を設置し、四日午後五時から市役所で一回目の会議を行うことを決めた。
季刊誌「札幌人」を発行する札幌グラフコミュニケーションズの荒井宏明社長(45)は、「大通地区の百貨店や商店街は今以上に魅力を発信し、ほかにはない個性を打ち出さなくては生き残れないのではないか」と指摘している。
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とはずがたり
:2009/03/18(水) 13:55:05
1年前の記事だけど。
デニーズは結構空いてるしな。生駒の近くのジャスコは閉店して不便になってもうた。あんなに人這入ってたのにねぇ。
デニーズ、ジャスコ「大量閉店」 ファミレス、スーパーはもうダメなのか
2008/4/11
http://www.j-cast.com/2008/04/11018886.html
ファミリーレストラン、総合スーパーが、原油高などによる消費低迷やニーズ変化の影響で苦戦している。ここ3年で、セブン&アイ・ホールディングスが「デニーズ」約130店舗を減らし、イオンが「ジャスコ」「マイカル」約100店舗を閉店か業態転換すると報じられた。ファミレス、スーパーといった既存店舗は、その役割を終えたのか。
「デニーズの2割強が消える」
「アリオ鳳」のホームページ
150以上もの専門店を集めた大型ショッピングセンター「アリオ鳳(おおとり)」が2008年3月31日、大阪府堺市内にオープンした。流通大手のセブン&アイが手掛けただけに、傘下のイトーヨーカ堂も入店している。ところが、傘下のファミリーレストラン「デニーズ」はなかった。その代わり、1階の巨大なフードコートに、マクドナルドなどのファストフード店や鳥料理店、スイーツ店などの専門店が多数入っている。
「デニーズがない理由ですか?フードコートだけで、様々な専門店を集積して、いろんな味を楽しめるからです。ファミレスは、どちらかと言うとお客さまを囲うタイプですから」
セブン&アイ広報センターでは、J-CASTニュースの取材にこう答えた。アリオ鳳については、「親子連れも楽しめ、考えていた以上に順調です」と声を弾ませる。同社では、このタイプを5年間で今の3倍に増やし20か所とする計画だ。
このケースのように、かつて外食産業の花形とされたファミレスが苦戦している。日本フードサービス協会によると、08年2月の売上高は、ファストフードが前年同月比3.8%増と好調なのに、ファミレスは同3.4%も減少している。
そして、セブン&アイは4月9日の決算資料で、ついに、デニーズなどの約140店舗を3年以内に閉店させる考えを明らかにしたのだ。同社では、デニーズが多くを占めるとしており、日本経済新聞の10日付記事では、約130店が閉店し、デニーズの2割強が消えると報じた。
「デニーズを減らすのは、外食を取り巻く環境が厳しいからです。メニューは今のお客さまのニーズにマッチしていません。また、原油高による影響があります。このため、外食を控え、惣菜などを買って家で食べる傾向もあります。実際、集客は落ちており、ファミレスは厳しいですね」(広報担当者)
ショッピングセンターが主流に?
既存店では、流通業界の花形だった総合スーパーも、事情は同じだ。
流通大手のイオンは、08年4月7日の決算発表で、運営する総合スーパー「ジャスコ」「マイカル」のうち約4分の1の約100店を、3年をめどに閉店か食品スーパーなどへ業態転換する考えを明らかにした。同社は、10年ぶりの営業減益となっており、広報担当者は、J-CASTニュースに、「店舗によって違いますが、老朽化したり、ニーズに合っていなかったりしたので決めました。衣料品が伸び悩んでいる店舗もあり、そういう場合は専門店にお願いすることがあります」と説明した。
一方、セブン&アイ傘下の総合スーパー「イトーヨーカ堂」も、立地によっては、単体だけでは集客に不安があるようだ。セブン&アイの広報担当者は、今後、広大な土地が確保できる場合、専門店も多数併設したアリオ鳳のような大型ショッピングセンターを作るとした。しかし、土地のない住宅街近隣では、イトーヨーカ堂ではなく食品スーパーを核にして、衣料専門店やドラッグストアを加えた近隣型ショッピンセンターを作るとしている。
とすると、ファミレス、総合スーパーといった外食・流通の花形産業は、ごく限られた環境でしか生き残れないことになる。その代わり、食品スーパー、ファストフード、テナントの専門店が集積したショッピングセンターが主流になるのだろうか。
この分野に詳しいエース証券リサーチセンター部長の石飛益徳氏は、次のようにみる。
「現在は、外食・流通産業が再編・淘汰する最終局面だと考えています。ショッピングセンターは、全部が成功するわけではなく、立地次第でしょう。人口が減るような土地なら、成功しません。ファミレス、総合スーパーでも、生き残れる余地はあります。ファミレスなら、駅などのターミナル立地、モール内での出店など、集客できるところに限られるでしょう。また、行政の市街地開発政策に乗ることも手です。単独でロードサイドの出店は、高齢化の中で難しくなっています。スーパーは、立地戦略をきちっと練り、安いものと高くても安全なものに二極化するニーズに対応して売り場、品揃えを変えたりする必要があるでしょう」
519
:
杉山真大
◆mRYEzsNHlY
:2009/03/21(土) 22:23:23
アイデア勝負の「不定額給付券」 東京の運送会社
http://www.asahi.com/business/update/0321/TKY200903210203.html
2009年3月21日21時13分
「定額給付金」ではなく、「不定額給付券」で生活を応援します。東京の引っ越し・運送会社ハーツ
http://www.hearts-exp.com/
が4〜9月、こんな触れ込みで料金半額券を配る。
利用額に応じて割引額が変わるため「不定額」。距離ではなく1時間単位で課金する独自のサービスが人気で、不況風が吹き始めた昨秋以降も業績は好調という。
アイデア勝負が身上の山口裕詮社長(39)は「不景気風邪?を吹き飛ばせ!」と宝くじとマスクを配ったことも。券の配布は抽選で千人。同社(03・5762・0072)へ。
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荷主研究者
:2009/03/23(月) 01:51:28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902100084.html
'09/2/10 中国新聞
西風新都に大型商業施設計画
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広島電鉄(広島市中区)が2013年度を目標に、市北西部の開発エリア「ひろしま西風新都」に所有する佐伯区五日市町石内の山林などを複合団地として造成し、広島都市圏最大級の大型商業施設を誘致する計画を立てていることが9日、分かった。商業施設は14年度開業を目指す。
広電が約22万平方メートルの敷地に誘致を計画する大型商業施設は、鉄骨3階建てで店舗面積は約6万5000平方メートルを想定。広島都市圏では、イオンモール広島府中ソレイユ(広島県府中町)や、4月に別館が開館するアルパーク(西区)と同規模で最大級になる。
複合団地内の商業施設予定地の隣接地には、店舗面積約1万9000平方メートルを想定する別の商業施設の誘致も計画している。
団地を造成する山林などは約80万平方メートルで、広電が大部分を所有。当初は住宅団地を計画したが、少子高齢化や都心回帰の流れを受け複合団地に変更した。
山陽道の五日市インターチェンジが近く、交通の利便性が高いため、造成する団地には物流センター向けの用地も整備する。一戸建て住宅約290戸とマンション1棟(約50戸)が入る住宅用地も計画する。
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:
千葉9区
:2009/03/25(水) 22:04:35
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/196374/
メガ書店ひしめく新宿 ブックファーストが復活参戦
2008/11/17 11:25更新
ブックファースト新宿店が6日に開店した。場所は東京・新宿西口。モード学園コクーンタワーの地下1〜2階である。地上1階にはカフェ&ギャラリーも設置された。売り場面積は約3600平方メートル。書籍・雑誌約90万冊をそろえる。
記事本文の続き 阪急阪神東宝グループのブックファーストは、もともと関東の旗艦店を渋谷の東急本店前に置いていた。ところが地主の都合で閉店したのが昨年10月。その約1週間後に、文化村通り店を開いたが、規模は渋谷店の4分の1程度になってしまった。そして今回、新たな旗艦店として新宿店がオープンしたのである。
目玉はなんといっても地下1階の「東京マガジンセンター」。かつて渋谷店の1階にあったものが、さらに規模を拡充して復活した。この売り場には、国内で一般販売されているほとんどの雑誌(アダルト誌などは除く)だけでなく、洋雑誌やタウン誌、そして企業誌なども集められている。
バックナンバーも可能な限り置いている。店長の梶野光弘氏によると、バックナンバー収集にはかなり苦労したそうだ。景気悪化で、出版社は在庫をほとんど持たないようになってきているからだ。
入居しているコクーンビルの特徴でのあるが、売り場は細かなゾーンをいくつもつなげた形態になっている。そのため、全体を一望することはできないが、回遊を楽しむ迷宮のような感覚だ。それでいて圧迫感はない。検索端末も多数設置されているので、目的の本を簡単に探すことができる。
新宿はすでにオーバーストア状態といわれてきた。東口には紀伊國屋書店の本店があり、その向かい側にはジュンク堂がある。南口にも紀伊國屋書店南口店。ブックファースト新宿店の開店によって、ひとつの駅周辺に1000坪(1坪は3.3平方メートル)超のメガストアが4店もひしめくことになる。
しかも、駅ビルのルミネにはすでにブックファーストが2店あるのをはじめ、三省堂書店、丸善、書原など中規模店もたくさんある。いまや新宿は日本一の書店集中エリアになった。そのなかでブックファースト新宿店は、既存のどのメガストアとも違う雰囲気をつくっている。
新宿にメガストアが集中したことで、郊外に影響がおよぶことが考えられる。新宿を起点、あるいは経由して、たくさんの路線が郊外にのびている。都心に通勤・通学する人は、新宿で本を買うことが増えるかもしれない。なにしろブックファーストは新宿西口の地下道と直結している。中央線や京王線、小田急線などの沿線にある書店は、新宿とどう対抗していくか、すみ分けていくかを考えなければならない。(ライター 永江朗)
526
:
千葉9区
:2009/03/26(木) 23:26:05
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200903260021.html
異人館スタバ、文化財の洋館につい長居も… 神戸
2009年3月26日
国登録有形文化財の邸宅を利用したスターバックスコーヒー神戸北野異人館店=神戸市中央区
神戸市の異人館街にある国登録有形文化財の洋館「旧M・J・シェー邸」をほぼそのまま使う、スターバックスコーヒー神戸北野異人館店が27日にオープンする。
1907年に米国人が建てた木造2階建て。出店先を探す中で、文化財の中でも営業できることがわかった。古いテーブルや暖炉などの家具も活用する。
2階のバルコニー席からは異国情緒あふれる町並みが一望でき、長居してしまいそう。担当者は「お客さんの回転が気になり、ビジネス上は悩ましいところ」と苦笑い。
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:
千葉9区
:2009/03/28(土) 17:55:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090326/CK2009032602000051.html?ref=rank
エチカ池袋 きょうオープン 宮崎あおいさんら 式典でテープカット
2009年3月26日
豊島区池袋の地下鉄副都心線池袋駅のコンコースに、地下商店街「Echika(エチカ)池袋」が二十六日オープンする。二十五日にオープニングセレモニーがあり、東京メトロのイメージキャラクターで女優の宮崎あおいさんらがテープカットした。
東京メトロとしては「エチカ表参道」に続く二つ目の地下商業施設。池袋は昭和初期に芸術家が集まり、パリのモンパルナス地区にちなんで「池袋モンパルナス」と呼ばれた。エチカ池袋は、これをコンセプトに芸術や文化の薫りが漂う街の玄関口を目指している。
店舗面積は約千四百平方メートル。「食のトレンド」「最新ファッション」「休息」「パサージュ空間」の四つのゾーンで構成。百種類のワインが楽しめる本格ビストロなど四十店が入る。 (比護正史)
528
:
千葉9区
:2009/03/29(日) 01:20:14
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200903280292.html
三越伊勢丹の最強連合 足場固めの時期襲う消費不況
2009年3月28日23時2分
「最強の百貨店連合」と言われた三越と伊勢丹の統合から4月1日で1年。ファッションを強みとする「伊勢丹流」のノウハウを不振の三越に移す足場固めの時期に、急激な消費不況が襲ってきた。百貨店から遠ざかり始めた消費者を前に、予想外の苦境に追い込まれている。
東京・銀座の真ん中にある三越銀座店。三越伊勢丹ホールディングスの最重要戦略の一つが、「統合のシンボル」と位置づけるこの店の増床だ。営業中の店の一角をパネルで覆い、10年秋に売り場面積を1.8倍に広げるための工事が進む。
福岡市中心街の天神地区では、三越福岡店と伊勢丹子会社の岩田屋がわずか100メートルの距離にある。統合後、片方で借りたベビーカーをもう一方の店で返せるようにし、両店で買い物をした合計金額に応じて駐車料金を無料にするなど、サービスの一本化が始まった。
新潟の三越と伊勢丹両店でも、統合1周年セールに向けて共同チラシを作り、1日から5日間、両店をつなぐシャトルバスを走らせる。
だが、いずれの店でも、売り場や品ぞろえの面での変化は限られる。徹底して売れ筋の衣料品を並べる伊勢丹流が、三越に浸透している気配は感じ取れない。松坂屋本店(名古屋市)が、統合した大丸の人気商品をすぐに並べたのとは対照的だ。
「変化」が見えづらい理由ははっきりしている。武藤信一会長が「10年度まではバネをためる時期」と言うように、統合後2年はもともと、足場固めと位置づけていたからだ。伊勢丹の強みは、カード会員の購買情報を細かく分析して、商品を色やサイズごとに管理・発注する情報システム。不振の三越店に、まずはこのシステムを導入する準備を優先して進めてきた。
足場さえ固めれば、目標とする「世界随一の小売りサービス業グループ」が見えてくる――統合当初は、そんな余裕が漂っていた。
しかし、青写真は崩れつつある。金融危機による未曽有の消費不況に直撃されたためだ。「最強の百貨店」ともてはやされた伊勢丹新宿本店の売上高は昨年10月以降、前年より1割前後も落ち、全国の百貨店平均も下回った。不景気になると買い控えされやすい高額の衣料品の割合が高いことなどが響いている。
環境の激変を受けて、09年3月期の業績予想は引き下げを余儀なくされた。連結売上高は1兆4200億円の見通し。統合直前の伊勢丹と三越の単純合算を約1400億円下回る。
本業のもうけを示す営業利益は150億円の見込み。統合前の伊勢丹(334億円)に見劣りするどころか、売上高が1兆円前後の高島屋(240億円)やJフロントリテイリング(250億円)も下回る見通しだ。
追い打ちをかけているのが、伊勢丹が05年から営業支援してきた北海道の老舗(しにせ)百貨店、丸井今井の1月の破綻(はたん)だ。支援要請への対応を考えあぐねていたところ、高島屋が名乗りを上げてきた。
支援には100億円規模の支出が必要と見られる。一方、見送った結果、高島屋が支援することになれば、すぐ近くの三越札幌店への影響は避けられない。どちらにしても、苦難の道が待ち受ける。(五十嵐大介、竹下隆一郎)
529
:
千葉9区
:2009/03/30(月) 22:34:05
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090330/tky0903301825007-n1.htm
不況知らず 人気のメンズ化粧品 (1/2ページ)
2009.3.30 18:17
百貨店などで販売する男性用化粧品の売り上げが好調で、異業種や外資系も参入して不況知らずのにぎわいをみせている。昨年9月に男性スキンケア商品の販売を始めた大塚製薬も目標を上回る順調な業績をあげるなど、市場は活気を帯びている。男性用化粧品市場は約1500億円ともいわれ、拡大傾向にある。特にここ5年間で5%のシェアを伸ばしたスキンケア商品の潜在需要は高い。
先駆けは資生堂の「シセイドウメン」だ。平成16年の販売以来、毎年売り上げ2ケタ増を継続中で、不況が深刻化する昨秋以降でも5%増を維持。利用者の中心は30、40歳代だが、10代後半から60歳以上と幅広いニーズもあり、約7割が百貨店で購入するという。商品開発責任者の岡部義昭さんは人気の理由を「90年代以降の男性の美意識変化があり、化粧品はそれを実現する手段の一つに過ぎない」としたうえで、「男性が自分で購入する抵抗がなくなってきた。女性と比べて一度商品を決めると他に目を向けず、継続的に購入する傾向が強い」と分析する。
資生堂では個性的な取り組みを展開する。テレビCM放映は販売当初のみで打ち切り、その後は全国主要7都市で「スキンケア化粧品講習会」を開き、啓蒙(けいもう)活動を行ってきた。手に取って試す実地の営業が実を結び、固定客の取り込みに成功した。また、百貨店の化粧品売り場に商品を陳列し、女性と同様にカウンセリングなどのサービスも行っている。「最近は一人で訪れる男性も多い」(販売担当者)という。
「一番に心がけているのは男性を応援すること。世の中の男性がきれいになれば、女性も喜ぶ。文化・習慣で男性を応援したい」(岡部さん)と現在、悩み別のニーズに応える新商品の販売も検討中だ。
531
:
千葉9区
:2009/04/05(日) 17:53:22
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090405ddm008020076000c.html
経済最前線:人口減+郊外店競合+不況直撃=地方都市から消える百貨店
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
全国の地方都市で、百貨店の閉鎖や出店断念が相次いでいる。人口減や郊外型ショッピングセンターなどへの顧客流出で売り上げがじり貧傾向にある中、「戦後最悪」の不況が直撃。地場の百貨店だけでなく、大手百貨店も店舗閉鎖や新規出店断念を余儀なくされている。百貨店を失った地方都市の中心部はますます空洞化が進む。百貨店消滅に直面する地方都市の動揺を追った。【小倉祥徳、大塚仁、平林由梨】
■旭川
「丸井今井存続の署名をお願いします」。3月15日、日曜日。小雪が舞う中、北海道第2の都市・旭川市中心部の商店街「平和通買物公園」で、旭川平和通商店街振興組合理事長の鳥居幸広さん(58)らの必死な呼びかけが続いていた。市中心部に支店を置く百貨店のうち「丸井今井」(本店・札幌市)が1月末に民事再生法適用を申請。2月には近接する西武百貨店も閉鎖を検討していることが表面化したためだ。
平和通買物公園は、五十嵐広三市長(当時、後の官房長官)が発案、72年に日本初の恒久的な歩行者天国を始めるなど全国の街づくりのモデルとなったことで知られる。衣料専門店や飲食店が約1キロにわたって軒を連ねる。80年ごろには休日1日で約40万人の買い物客を集めた。だが、90年代以降、郊外の大型店舗に客を奪われ続け、08年は約13万人に減った。署名の日も、買い物客はまばらだ。
対照的に、駅前のバス通りは、郊外に04年に開業したイオンのショッピングセンター行きの無料送迎バスを待つ若者であふれていた。西川将人市長(40)は「札幌などに若者が流出している。百貨店がなくなれば、この流れが加速し、雇用も悪化する。なんとしても阻止したい」と話す。
両百貨店の2月の売上高は、全国の百貨店が前年同月比11・5%減となる中、商店街関係者や住民の「買い支え」に助けられ、ともに前年実績を上回った。だが、丸井今井幹部は「経営不振のアパレルが物流コストのかかる地方店への商品供給を絞り込んでおり、売り場維持は難しい」。丸井今井支援を表明した伊勢丹と高島屋の関係者は旭川店について「存続は困難」、西武も「丸井今井が残るなら、店舗過剰なのでうちは即撤退」(首脳)と話す。
■浜松
「経済環境が激変したため出店を見直します」。1月27日、大丸の山本良一社長(58)が浜松市役所に鈴木康友市長(51)を訪ね、市中心部にある旧松菱百貨店跡地の再開発施設内への出店断念の意向を伝えた。市最大の再開発事業が頓挫した瞬間だった。
しかし、大丸はその1カ月後、浜松の開店費用の倍以上にあたる379億円で、心斎橋店(大阪市)に隣接するそごう店舗を買収すると発表した。大丸を傘下に置くJ・フロントリテイリングの奥田務社長(69)は「まず大都市部の急激な落ち込みを立て直すのが課題」と強調。景気悪化で投資抑制を迫られる中、浜松出店を断念した。
大丸出店断念で、浜松駅前の活性化は事実上、白紙に。市内の商店街で作る「浜松商店界連盟」の御園井宏昌会長(80)は「土地を市が買い上げて、百貨店やテナントを誘致するぐらいでなければ前に進まない」と訴える。
■鹿児島
3月18日午前10時、鹿児島市最大の繁華街・天文館。5月6日で閉店する三越鹿児島店入り口に、買い物客の行列ができた。衣料品を中心に最大8割引きとなる閉店セール初日。山本正隆店長(54)は「最後の盛況」に「25年間の感謝を込めて対応したい」と語った。
天文館の日曜日の集客数は98年の平均2万人から08年は1万人に半減。「改装しても投資回収を見込めない」(三越首脳)ため、閉店を決めた。同じ天文館にある地元最大の百貨店「山形屋」も今年2月、100億円を投じる増床計画を当初の11年春から1年以上延期すると発表した。
客離れを食い止めようと、両百貨店と地元商店街は07年6月、協議会を結成し、合同イベント企画などを進めていたが、主要メンバーを失うことになる。跡地のテナント選びも進められているが、三越と同じ存在感を示せるかは不透明だ。
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