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重工業・造船・航空機スレッド

1とはずがたり:2006/01/08(日) 12:55:59

http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/juko.html

72やおよろず:2007/07/27(金) 16:10:57
>>71
間違いました

73とはずがたり:2007/07/27(金) 16:16:31
マスコミの方に転載しときますね〜。

74やおよろず:2007/07/27(金) 16:19:27
>>73
ご面倒を掛けます

75やおよろず:2007/07/27(金) 16:23:13
国際貨物:強化加速 ANA「中継」、JAL「直行」 狙いはともに中国・アジア需要
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/06/20070706ddm008020155000c.html

 全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が、国際貨物事業の強化を急いでいる。成長が見込まれる中国・アジアの需要を取り込むのが狙いだが、相次いで発表した戦略は、ANAが「中継」方式、JALが「直行」方式と対照的だ。

 ANAは5日、アジア向け国際貨物網を、沖縄・那覇空港で中継(ハブ)する方式に変更すると発表した。日本−アジア間の貨物を那覇に集め、目的地別に積み替えて運ぶ。直行便より時間はかかるが、搭載率を高められ、アジア域内すべての路線に毎日配送できる。また、直行では採算の取れない都市にも、各地からの荷物をいったん集約するため、運航可能になるという。

 ANAは、貨物機を現在の6機から10機体制にし、10年度には現在の2倍にあたる売り上げ2000億円を目指す。殿元清司執行役員は「アジア全域で夕方集めて翌朝配達する体制ができる。競争力のあるネットワークになる」と自信を示す。

 一方、JALは、成田−上海などの幹線に加え、10月には関西−青島(中国)といった中規模都市向け路線を新設し、現行より週16往復増便する。3日に会見した福地隆夫取締役は「荷主はスピードを求めており、直行便方式が有利だ」と優位性を強調した。

 また、輸送効率を高めるため、9日からボーイング社の中型貨物機「767−300F」を導入する。同機は大型機「747」の旧式タイプより燃費効率が20%よいのが特徴。JALは、増便と燃料節減により、貨物事業の赤字解消を目指す。【増田博樹】

毎日新聞 2007年7月6日 東京朝刊

76やおよろず:2007/07/27(金) 16:27:43
米ボーイング:低燃費の次期主力機、新型「787」を初公開 ANAは50機発注済み
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/10/20070710ddm008020010000c.html

米シアトルで8日(日本時間9日)に、1号機が初公開された米ボーイング社製の新型機「787」は、環境性能や乗り心地、航続距離などの飛躍的な向上が大きな特徴だ。全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)は、ともに次期主力機と位置づけ、経営改善への効果に大きな期待を寄せている。【ワシントン木村旬、増田博樹】

 787は、主翼など機体の約50%を「鉄より強く、アルミニウムより軽い」と言われる炭素繊維の複合素材で製造。燃費効率は同型機比で20%、主力大型機「747−400」比で60%それぞれ改善する。軽量化効果で、中型機(標準機種の座席数210〜250)にもかかわらず、航続距離は最大1万5200キロと大型機並み。日本から米東海岸へも直行できる。

 また、複合素材は頑丈でさびないため、従来機比で機内の気圧を約25%、湿度を2倍弱高く保てる。窓も同型機より1・6倍大きくなり、利用者にとっても快適なフライトが期待できそうだ。

 航空会社の期待も大きく、すでに世界47社から677機を受注し、「民間航空機では史上最速のペース」(ボーイング)という。国内では、ANAが世界最大規模の50機を、JALが35機を発注済み。世界で最も早い受領はANAの来年5月で、JALは同8月を予定している。

 収益改善効果は、ANAの場合でみると、燃料削減で年間40億円、機内スペース拡大による積載貨物量の増加などで同60億円の計約100億円を、JALは787を含めた機材更新全体で、10年度に06年度比で670億円をそれぞれ見込んでいる。

 経費削減のほか、路線の拡大も期待される。現在、欧米など長距離路線は大型機でしか飛べないため、就航をあきらめるか低収益も覚悟するしかなかった。しかし、低コストで長距離飛行が可能な787の登場で、実験的な路線設定も可能になる。

 JALの西松遥社長は8日のシアトルでの会見で、「成田−モスクワ線などを念頭に置いている」と述べ、現在は需要が少ない路線も含めて投入する意向を示した。ANAも来年8月の北京五輪に合わせた羽田−北京線のほか、長距離路線への活用も検討中だ。

 ◇機体の35%担当−−三菱重工など日本3社

 ボーイング「787」は、日本のメーカーが主要部品生産に深くかかわっている。三菱重工業が主翼、川崎重工業が前部胴体と主脚格納部などを、富士重工業は主翼と胴体を結合する中央翼を生産している。3社合計で機体の部品・部材の約35%を担当、各社は同機に採用された技術を武器に世界の航空機産業の中で存在感を高めたい考えだ。

 三菱重工は昨年9月、名古屋市内に主翼の組み立て工場を完成させ、300人体制で現在は2号機以降の主翼生産を手がけている。「787」は、今後20年で1000機超の需要があるとの予測もあり、需要を取り込むことで「世界の主翼センター」を目指す。川重も同7月に愛知県弥富市に約170億円を投じて部品工場を新設。受注の伸び次第では、生産設備の増強も検討する。

 機体に使用される炭素繊維複合材は東レが開発した。東レは米仏と日本(愛媛工場)の3カ所で生産しているが、ボーイングへの納入のためいずれも増産を計画しており、8月にはフランス工場で増産体制が整う。【谷川貴史、小島昇】

毎日新聞 2007年7月10日 東京朝刊

77やおよろず:2007/08/07(火) 12:41:04
商船三井、自己資本1兆円に倍増方針…1200隻体制に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070806i501.htm

 海運大手の商船三井は、経営基盤を強化するため、資本金と利益剰余金などを合わせた「自己資本」を2007年3月末の5500億円から、10〜11年度をめどにほぼ2倍の1兆円に引き上げる方針を明らかにした。

 海運業界は、中国向けの鉄鉱石の輸送増加などで活況となっており、商船三井は、業績が好調な間に内部留保を厚くし、不況や円高に耐えられる経営体力をつける。

 実現すれば国内海運会社で最大となり、現在のJR東海の約8000億円(07年3月末)も上回る規模となる。

 海運業界は、中国など新興国向けの鉄鉱石や石炭、木材チップなどの輸送需要が急増し、鉄鉱石の運賃が前年比2〜3倍に高騰するなど、世界的な活況になっている。国内の大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)も08年3月期連結決算の業績見通しをそろって上方修正した。

 こうした事情を背景に、中国が2010年以降、自国の造船能力を3倍に増やす計画であるなど、国際的な船舶の建造競争も激化。運航隻数(自社保有と他社から借りた船の合計)が世界一の商船三井も現在の約800隻を12年度末までに1・5倍の約1200隻に増やすため、約2兆5000億円を投資する計画だ。

 ただ、大型船は発注から引き渡しまで4〜5年かかり、その後、約15年かけて減価償却するため、財務的な負担が大きい。この間に深刻な不況や急激な円高に見舞われると、経営への大きな打撃となるため、商船三井は自己資本の一層の増強が不可欠と判断した。

 商船三井は、07〜09年度の中期経営計画などで掲げている連結業績目標を引き上げる方針だ。売上高の目標を現在の2兆円から2・5兆円に、経常利益を2000億円から2500億円に、株式時価総額も2兆円から2・5兆円に、それぞれ引き上げ、「トリプル2・5」を新目標とする。

(2007年8月6日3時7分 読売新聞)

78荷主研究者:2007/08/27(月) 01:15:31

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/06/20070628t12010.htm
2007年06月27日水曜日 河北新報
石巻・ヤマニシ 150トンクレーンを新設

現在の60トンクレーン(左)に代わり、150トンクレーンを新設する船台

 造船業のヤマニシ(宮城県石巻市)は、約30億円を投資し、東北最大級のつり上げ能力150トンのクレーン新設をメーンに、生産設備を大幅に増強する。世界的な造船需要の増加を背景に、生産効率の向上を図る。27日に現地で工事の安全祈願祭があり、2007年度内の完成、08年度の本格稼働を目指す。

 150トンクレーンは、同社のメーン建造船台に設置。これまでは4基のクレーンを使用してきたが、最大で60トンだった。150トンクレーン新設に伴いクレーンレールも40メートル延長し、稼働範囲を拡大させる。

 現在2棟ある部材加工の内作工場を増築し、切断機、1000トンプレス機各1基を増設。溶接用施設、塗装基準の厳格化に伴う研掃工場(延べ床面積1700平方メートル)も敷地内に新たに整備する。

 同社は現在、1万9000トン級の貨物船を主力に年間4隻を生産。最近は、中国などアジア経済の活発化に伴って貨物船の需要が拡大し、ヨーロッパ、アジアの船主から受注が急増している。

 11年までに貨物船や液化石油ガス(LPG)タンカー、自動車専用運搬船など1万8000―2万4000トン級の大型船25隻、約650億円分の受注契約を締結済みで、その後の予約もあるという。今回の生産設備増強で、年間生産6隻を目標に、売上高も101億円(06年度)から08年度に150億円を目指す。

 前田英比古社長は「世界的な造船需要はしばらく続くとみられる。将来は3万トン級も造れる設備に拡大し、生産する船の種類も広げながら安定経営、雇用拡大を図りたい」と話した。

79荷主研究者:2007/08/27(月) 01:47:05

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/07/20070713t12015.htm
2007年07月13日金曜日 河北新報
台湾大手電機メーカー「東元電機」仙台に研究事務所

 台湾の大手電機メーカー「東元電機」は20日、研究部門として「TECO仙台事務所(仮称)」を仙台市青葉区一番町2丁目に開く。同社が日本に研究関連施設を置くのは初めてで、共同研究協定を結ぶNPO法人「科学協力学際センター」(理事長・川添良幸東北大金属材料研究所教授)の支援を受け、開設にこぎつけた。研究員を常駐させ、東北大との共同研究の足場として活用する。

 事務所は学際センターが入居するオフィスビルに入る。学際センターと東北大産学官連携推進本部の協力を得て、製品開発につながる研究シーズ(種)を探る。

 本年度は材料科学など5つの研究テーマを見つけ、来年度から共同研究に入る意向だ。東北大との連携が順調に進めば、研究所の設置も検討する。

 20日は、台湾の経済団体「中華民国工商協進会」理事長の黄茂雄・東元グループ会長、村井嘉浩宮城県知事、庄子哲雄東北大産学官連携推進本部長らを招き、開所式を行う。

 学際センターの川添理事長は「いろいろな国の研究者を指導して育成するのも大学の使命の一つ。新事業や新製品の開発に結び付け社会貢献したい」と話す。

 東元電機は液晶テレビなどの家電や電子部品を生産し、発電所も建設する台湾の代表的な総合電機メーカー。グループでは情報システム、金融投資など多分野にわたり、全世界で事業を展開している。

 学際センターは産学官連携での産業創出、技術開発の支援を目的に、東北大教授らが中心となり2003年に設立した。

80荷主研究者:2007/10/15(月) 02:52:26

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200708230018.html
'07/8/23 中国新聞
製紙機械から撤退 三菱三原
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 三菱重工業は、三原市の紙・印刷機械事業部での製紙機械生産を7月下旬に打ち切った。製紙業界からの受注低迷が主な理由。同事業部が同社製紙機械の唯一の生産拠点のため、完全撤退となる。今後は印刷機の生産に経営資源を集中させる。製紙機械生産は1952年度に開始。製紙業界の設備投資が伸び悩み、90年度の売上高500億円をピークに低迷。2006年度は80億円だった。部品供給や保守点検は継続する。

81荷主研究者:2007/11/05(月) 23:45:37
電気機器の貼り付けはここでいいのかね。

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070910t22010.htm
2007年09月08日土曜日 河北新報
キヤノン 弘前にトナー新工場

 キヤノンは8日、レーザービームプリンターや複写機用のトナーカートリッジの新工場を青森県弘前市に建設することを明らかにした。生産工程を大幅に自動化し、生産効率を高める。投資額は約800億円で、今秋着工し、2008年8月に生産を始める計画。生産規模などは明らかにしていない。

 新工場は子会社のキヤノンプレシジョン(弘前市)が、現在のトナーカートリッジの生産工場に隣接した約3万2000平方メートルの敷地に建設する。生産工程の自動化により現工場に比べて、従業員数も約半分の1000人程度となる見通しだ。

 キヤノンは既に大分県にインクタンクやトナーカートリッジなどの印刷関連商品の工場を稼働させているが、新工場ではさらに自動化を徹底し、コスト競争力を強める。

 トナーなどの消耗品は継続的な需要があり、キヤノンの収益の柱となっている。自動化による収益性向上だけでなく、国内生産を増やし生産工程の機密性を高めることで、製造技術の海外流出を防ぐ狙いもある。

82とはずがたり:2007/11/08(木) 02:05:51
>>81>>79
行きがかり上電子関係は提携スレに集めている。
パソコン関係色が強ければPCスレに,重電関係など発電色が強ければ電力スレにとしてたけど。
新スレ立てて独立させた方がすっきり行くかも。。

83荷主研究者:2007/11/25(日) 03:04:48

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070927303.htm
2007年9月27日03時35分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎35億円を追加投資 コマツ粟津工場 変速機の供給力増強

 コマツ(東京)は、小松市のコマツ粟津工場に三十四億七千七百万円の追加設備投資を行うことを決めた。同工場が一手に生産を引き受ける建設機械用トランスミッション(変速機)の供給能力を増強することで、世界的な建機需要の拡大に対応する狙い。

 追加設備投資の内訳は変速機向けが二十七億七千六百万円、建機向けが七億百万円となっている。変速機向けの追加設備投資は、部品加工能力増強のため、マシニングセンタの購入などに充てるという。

 今年度の同工場の設備投資額は追加分を含め、七十五億二千九百万円に達する。

 また、組立ラインを従来の重量別から機種別に変更して効率化を図る粟津工場の再編事業は完成に近付いている。高橋良定工場長は「二〇〇八年三月期の売上高は期初の一千八百億円から二千億円に迫る勢いになる」との見通しを示している。

84荷主研究者:2007/11/25(日) 03:09:34

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/50641.html?_nva=112
2007年09/21 08:07 北海道新聞
函館どつく再建達成 海運需要の好調後押し

 【函館】経営再建中の函館どつく(函館)が二十七日付で再建スポンサーの名村造船所(大阪市)の子会社になり、再建計画を終了することになった。半年前倒しで再建を達成した背景には、世界的な海運需要に後押しされ、函館どつくの受注が好調なことがある。同社は今後、名村造船所グループとして、主力の新造船部門での経営効率を高める。

 二○○二−○四年度には年間五隻だった函館どつくの新造船は、○五、○六年度に同六隻、○七年度には七隻まで増えた。すでに一一年度までの受注はいっぱいで、一二年度についても引き合いが来ている状態だ。

 受注したのは同社が○三年に開発した貨物船で、荷物を載せても水面下の喫水部分が九・六二メートルと従来の船より約一メートル浅いのが特徴。港湾整備が遅れた水深の浅い港にも出入り可能なことが評価され、欧米やアジア各国からの好調な受注につながった。

 名村造船所は○一年三月から函館どつくを支援し、資材の共同調達などを行ってきたが、市場環境の好転から、同社の金融債務三十四億円を引き受ける形で子会社化を決断。「グループ企業として営業基盤の拡充と造船分野で相乗効果を図る」狙いだ。さらに名村は函館どつくが本年度中にも実施する第三者割当増資十五億円の全額を引き受ける。函館どつくはこの資金を設備の更新などに振り向ける。

 一九七○年代からの造船不況により一時は約九十億円の債務超過に陥った函館どつくだが、ようやく再生を果たし、名門企業の社名と、従業員五百六十八人の雇用は維持されることになった。

88とはずがたり:2007/12/22(土) 04:06:43
ひょっとしてこっちかね?

ハイブリッド列車名称は「こうみ」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/71407/
07/27 18:41更新

 JR東日本長野支社(長野市)は27日、小諸駅(長野県小諸市)と小淵沢駅(山梨県北杜市)を結ぶ小海線で世界初の営業運転がスタートするハイブリッド列車の名称を「こうみ」に決めたと発表した。
 名称は、公募で全国から寄せられた301件から選ばれた。蓄電池の併用で、従来のディーゼル車より燃費が良く、窒素酸化物(NOx)なども約60%削減する列車。同支社は「自然や環境にやさしい車両を連想できる」としている。
 営業運転のスタートは31日。中込駅(長野県佐久市)で記念式典が行われた後、午前9時55分、小諸行きの列車が出発する。

89荷主研究者:2008/01/03(木) 01:03:13

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200712070012a.nwc
IHI子会社、真空浸炭炉の新工場…12億円投じて岐阜に建設
FujiSankei Business i. 2007/12/7

 IHIの子会社で工業炉製造、熱処理事業の日本ヘイズ(愛知県大口町)は6日、自動車や航空機の部品を表面処理するための真空浸炭炉の工場を来年8月に岐阜県各務原市に新設すると発表した。投資額は約12億円。新工場を設けることで炉の生産能力を倍増させ、需要増に対応する。

 真空浸炭炉は、真空状態で精密部品の素材に炭素を塗布し、表面処理するための工業炉。部品表面の硬度が上がるほか、耐摩擦性能を向上させる効果がある。近年は素材の表面処理の重要性が高まっており、炉の需要が拡大している。

 日本ヘイズは現在、本社のある大口町に炉製造と表面処理受託の両方を手がける工場を持つ。来年2月に各務原市の工業団地内で新工場建設に着手。炉製造部門を切り離して新工場に移すとともに、本社機能も新工場の敷地内に移設する。

 新工場の延べ床面積は約4500平方メートル。大型クレーンなどの設備を持ち、炉の生産能力を年産30台から57台に引き上げる。2010年度には現在の約1・5倍の約64億円の売上高を目指す。

92荷主研究者:2008/03/23(日) 22:51:16

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/70936.html?_nva=176
2008年01/17 08:49 北海道新聞
北日本精機、航空機部品市場に参入へ 高精度ベアリング 工場拡充で生産増

 ベアリング製造の北日本精機(芦別、小林英一社長)は三年後をめどに、航空機向けのベアリング市場へ参入する方針を決めた。今春、本社工場内に約四億円を投じ、約千五百平方メートルの高精度ベアリング工場を増設する。百席未満の小型ビジネスジェット機は、欧米を中心に市場が拡大しており、新たな事業の柱として製品の開発を急ぐ。

 同社は四ミリ以下のベアリング市場で世界シェアの七割を持ち、小型製品を得意としている。数年前から一分当たり十−二十万回転に対応する高精度ベアリングの製造に力を入れ、工作機械や医療用機器用に採用されるようになった。現在の月産は約一万五千個だが、新工場の稼働で約五万個の生産が可能になる。

 こうした高精度ベアリングの中でも、航空機用は工作機械用などと比べ一層の精度が必要とされ、「採用されるには、工場の生産履歴の管理などで、かなりの水準が要求される」(同社)という。市場の急拡大が見込めることに加え、技術の底上げにつながるため、参入の意向を固めた。今後はまず、揚力を調整するフラップやドア、操舵(そうだ)部分などに使用されるベアリングの開発を目指す。

 ビジネスジェット機は米国を中心に一万数千機あり、今後二十年で市場が二−三倍に拡大するとの予測もある。国内メーカーでは三菱重工業が二○一二年の就航を目指し、七十−九十席の「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発を進めている。ホンダも一○年をめどに七人乗りの小型航空機「ホンダジェット」の量産を始める計画だ。

93荷主研究者:2008/03/23(日) 23:30:54

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080123301.htm
2008年1月23日03時18分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎ライン拡張で3割増産 モーターグレーダー コマツ粟津 工場売上高2200億円に

 コマツ粟津工場は、ロシアや新興国といわれる中近東やアフリカなどで需要が増す道路建設機械の輸出を強める。道路工事に欠かせないモーターグレーダー(道路整備機械)の工場ライン拡張に着手し、約三割増産する。同工場の二〇〇八年三月期の売上高は、前期比約15%増の二千億円を突破する見通しで、〇九年三月期はさらに10%増の二千二百億円を目指しており、建機の増産に向け体制整備を一段と加速させる。

 コマツ粟津工場では〇六年度から、組立ラインを従来の重量別から機種別に変更するなど大規模な再編に取り組んでおり、昨年までにほぼ完成した。昨年十月に稼動したトランスミッション(変速機)の新組立工場により、粟津工場が一手に生産を引き受けている建設機械用トランスミッションの月間生産台数は、現状の千五百五十台から約三割増の二千台に引き上げる。生産金額ベースで売上高は年間五百五十億円の規模になる。

 トランスミッションの供給能力が増強されたことで、モーターグレーダーをはじめとした建機の増産にめどがついた。新ラインは五月稼動を予定しており、モーターグレーダーの生産は〇九年三月期には二千二百―二千四百台と、〇八年三月期の約千八百台から大きく伸びる見通しだ。同機種の年間売上高は約三百五十億円に達するという。

 粟津工場によると、資源開発で資金に余裕がある新興国では道路や水路工事などインフラ投資が上昇し、これらの建機の需要がおう盛になっているという。今後、同工場は中近東、東南アジア、アフリカなどに加え、新たにロシアにも輸出先を拡大させる。同工場の建機の輸出比率は一段と高まることになり、高橋良定工場長は「輸出比率は70%に達した。工場開設七十周年に当たる〇八年、それ以後もこの数字を維持していく」と述べた。

94とはずがたり:2008/03/28(金) 01:48:38
全日空がボーイングに賠償請求へ
http://www.asahi.com/business/update/0327/TKY200803260418.html
2008年03月27日01時16分

 米航空大手ボーイングの新型旅客機「787」の納入が遅れている問題で、全日本空輸はボーイングに対して、機材計画の変更に伴う損害賠償を請求する方針だ。金額は実際の機材納入後に精査する。787を発注しているほかの航空会社も請求するとみられ、金額によってはボーイングの経営にも影響を与えそうだ。

 787は当初、08年5月に納入される予定だったが、1年近く遅れる見通し。このため、旧型機を使うことで、計画より燃費が悪くなったり、予定していた路線開設が遅れたりする損害が予想されるという。

97三重苦:2008/04/21(月) 13:37:27
事故以来、何度か「エレベータ事故」というキーワードでの検索を試みましたが、久しぶりに検索したところ、初めてヒットしてこちらへ。

事故住宅の居住者として現在は早く区の独自調査結果を公表するよう働きかけているところです。

事故後、早々に現場から事故機を押収してしまった警察ですが、当然ながら昇降機センターがアドバイスしていました。その昇降機センターと日本エレベータ協会のやる気のなさを指摘したいところです。業界の姿勢が他の産業界と比べてかなり劣っているとしか思えない事象を見聞きするにつけ、これからも蟻の働きでしかないだろうけれど、チクチク現状を変える動きは続けます。もうすぐまた、6月がきます。

98荷主研究者:2008/04/30(水) 01:45:43

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080304200001&cid=main
2008年3月4日 06:45 熊本日日新聞
長洲町に新エンジン工場 日立造船

中型船舶エンジン工場の増設の立地協定で握手する日立造船の小川取締役(右)ら=県庁

 日立造船(大阪市)は三日、玉名郡長洲町の生産子会社、日立造船ディーゼルアンドエンジニアリングの船舶用エンジン工場を増設する立地協定を同町と結んだ。五月に着工し二〇一〇年五月から本格稼働させる。地元を中心に約八十人を新規雇用し、三百三十人体制にする。

 県庁であった協定調印式で日立造船の小川泰雄取締役は「国内の船舶エンジンメーカーのうち、売上高が(一位の三井造船に続く)単独二位の地位を確立したい」と述べ、増設を機に現在、川崎重工、三菱重工などの二位グループから抜け出す自信も示した。

 増設工場棟(建築面積一万五千平方メートル)は現工場棟の北側に建設。国際的に需要が高い七万〜八万トンの中型船舶用ディーゼルエンジンを製造する。投資額は八十億円。

 自動組み立てラインなども導入し〇九年三月から一部稼働。三十万トンの大型タンカー向けエンジンも製造する現工場と合わせ、本格稼働後の生産能力は現在の約一・八倍の年五十台から九十台に拡大する。

 同社は三年先の受注を抱えており、増設後の一一年三月期の売上高は〇七年三月期に比べ二百六十億円増加の五百四十億円となる見通し。

 小川取締役は「同じ敷地にある別子会社の石油化学プラントの圧力容器工場とともに、有明工場を日立造船のものづくりの拠点とし、世界をリードしたい」と話した。(中原功一朗)

99荷主研究者:2008/04/30(水) 02:13:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803080078.html
'08/3/8 中国新聞
広島からロケットタンク部品
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 三菱重工業広島製作所(広島市西区)が、2009年度に打ち上げ予定の国内最大の新型ロケットH2Bの1号機に搭載するため製作していた燃料タンク用ドームが完成し、西区の観音工場で7日、搬出作業があった。8日未明に出荷。長崎県のメーカーで表面処理して同名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)で組み立てられる。

 宇宙ロケット部品の生産は広島製作所では初めて。ドームはアルミ合金製で直径約5.2メートル、高さ約1メートル。円筒形をした第1弾ロケット内の液体酸素用と液体水素用の2つのタンクの上部と底部に計4枚取り付けるうちの1枚で、出荷は2月に続いて2枚目。5月までに残る2枚も出荷する。

 ドーム製作は、マイナス200度前後の液体燃料の超低温と、打ち上げ時の高圧に耐えるため、高強度と誤差1ミリ以内の精度が求められる難しい技術。広島製作所はかつて造船が主力だったが、製鉄用機械やタービンで培った技術力を生かし、最近は航空機関連などへシフトしており、宇宙分野への参入も目指している。

【写真説明】湿気を防ぐ特殊シートで覆われる、H2Bロケットの燃料タンク用ドーム(広島市西区の三菱重工業広島製作所観音工場)

101荷主研究者:2008/05/03(土) 01:32:15

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1972
新潟日報 2008年3月22日
純国産の小型航空機開発へ アメリカ市場にらみ

 燕市に拠点を置くベンチャー企業「ATRヤマト」が、純国産部品による小型航空機の研究・開発を進めている。ボディーなど主な部品製造は県央地区の金属加工業者が担う計画で、小型機の需要が伸びつつある米国市場をターゲットに、3年以内に発売のめどを付けるとしている。21日には原寸大模型の公開を始めた。
 同社は2007年9月設立。にいがた産業創造機構(NICO)の起業家支援事業「ニュー・エジソン育成事業」に指定され、小型航空機の開発に着手した。
 開発の中心は、音響機器メーカーなどでデザインを担当してきた工業デザイナーの吉田宗玄社長と、30年近く航空機事業に携わってきた技術者の明石克人チーフエンジニアの2人だ。
 吉田社長は起業に当たり、本社所在地を長野県など全国を視野に検討。その結果、「県央地域には、金属加工の工程ごとに業者がおり、技術力が非常に高い」として、燕市に拠点を置くことを決めたという。
 米国では、04年の法改正により、セスナ機と、レジャー用のウルトラライト機の間に位置する「ライト・スポーツ・エアクラフト(LSA)」と呼ばれる2人乗り小型プロペラ機の分野が新たに設けられた。
 吉田社長によると、法律が施行された05年2月から06年12月までの間に約500機が売れ、今後の需要は年間1500−2000機になるとみられる。1機の平均価格は11万ドル(約1100万円)だが、同社は1機8万8000ドルほどの低価格で市場参入する計画だ。同社は、すべて日本製の部品を使った純国産航空機の開発を目指す。エンジンは、自動車、航空機用エンジンメーカーのHKS社(静岡県)製を使う。ボディーなどエンジン以外の部品加工は、燕市の金属加工業者2社が既に協力に名乗りを上げている。
 これまでに基本的な外観などの設計を終え、スチレンボード製の原寸大模型を製作した。機体の大きさは、全長5・7メートル、全幅7・79メートル、全高2・47メートル。米国で一般的に流通しているLSAより一回り小さいという。模型は、25日まで同市小高の開発センターで公開している。吉田社長は「開発から販売まで事業費は2億5000万円程度に上る見込み。スポンサーや、技術協力をしてくれる企業を探していきたい」と話している。

102荷主研究者:2008/05/03(土) 19:42:50

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803300086.html
'08/3/30 中国新聞
日立笠戸工場を1.5倍に増強
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 新幹線など鉄道車両を製造する下松市東豊井の日立製作所笠戸事業所で進められていた内装工場など8棟の新設、改装工事が終わり、29日に完成式を開いた。生産能力は1.5倍になる。新設は、車両の内装工場や床下機器の取り付け工場など5棟。車両試験工場など3棟を改装。約53億円を投じ、2006年10月に着工していた。事業所の生産能力は月産40両が60両になる。約500人だった従業員も約200人増やした。

【写真説明】新幹線や通勤車両の床下機器を取り付ける新工場

104荷主研究者:2008/06/20(金) 00:05:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080522t12020.htm
2008年05月22日木曜日 河北新報
東北最大級のクレーン新設 石巻のヤマニシ

新設された150トンクレーン(右)

 造船業のヤマニシ(宮城県石巻市)がつり上げ能力150トンという東北最大級のクレーン新設を核に進めてきた生産設備の新増設工事が完了し、21日、現地で関係者に披露された。

 クレーンは作業半径が50―19メートル。クレーンレールを約40メートル延長して稼働範囲を広げたことで、生産性向上が期待できるという。部材を加工する内作工場は面積1800平方メートルに拡張。1000トン級のプレス機1基を増設したほか鋼材を移動させるコンベヤーも新調し、加工作業の効率化を図る。

 総事業費は約32億円。昨年6月に工事着手し、今年4月から順次稼働している。新増設に伴い年産4隻だった1万9000トン級の貨物船の造船が6隻まで可能になる。2万4000トン級貨物船の建造にも力を入れ、2008年度売上高は150億円を見込む。

 前田英比古社長は「今回の新増設を足がかりに、世界の造船需要をにらんだ増産体制を確立したい」と話した。

105荷主研究者:2008/06/20(金) 00:42:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805290077.html
'08/5/29 中国新聞
次世代照明を主力に 三菱重
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 三菱重工業(東京)は28日、電子部品製造のローム(京都市)などと共同で、次世代の照明材料として期待される有機ELパネルの事業化を目指す新会社「ルミオテック」を設立した。パネルの製造装置は三菱重工広島製作所(広島市西区)が開発、生産を担い、同製作所の主力製品になりそうだ。

 照明用有機EL専業会社は世界で初めて。資本金7億円で三菱重工が51%出資。山形大の城戸淳二教授の技術協力を受け、本社は山形県米沢市。2009年春にサンプル製造を始めて事業性を検討し、11年をめどに同県内で量産を始めたい考え。量産後3年で照明の国内市場の2割に当たる1000億円の販売を目指す。

【写真説明】新会社の出資企業を代表して、有機ELパネルを前に並ぶ重永久夫副本部長(右から3人目)たち=東京

106荷主研究者:2008/06/20(金) 01:02:10

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200805200053a.nwc
富士電機HDが経営方針 「オートメーション」と「ドライブ」が成長事業
FujiSankei Business i. 2008/5/20

 富士電機ホールディングスは19日、東京都品川区の本社で当面の経営方針と事業計画を発表した。会見した伊藤晴夫・富士電機ホールディングス社長は、傘下企業の交流活発化などによる相乗効果の発揮に力を入れる考えを強調。これに沿って傘下企業トップが重点戦略を説明した。

 富士電機デバイステクノロジー(東京都品川区)が手がける主力の半導体事業では、08年度のグループの設備投資474億円のうち約35%をマレーシア工場の増産に振り向け、海外生産比率を倍の20%に高める。

 また、今後の成長事業と位置付けたのは、富士電機システムズ(同)と富士電機機器制御(同中央区)が統合し、7月1日付で発足する新会社(富士電機システムズ)が展開する「ドライブ事業」と「オートメーション事業」。

 駆動制御装置や電源などのドライブ事業では、中国と欧米の海外拠点を拡充し、海外生産比率を2008年度見込みの15%から11年に50%に引き上げる。売上高も07年度の約1400億円から11年には2200億円に拡大する。

 センサーなどのオートメーション事業は、セキュリティー関連などを視野にグループのコア技術や人材を結集して高付加価値製品の創出に重点を置く。

107荷主研究者:2008/06/30(月) 00:33:04

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080607301.htm
2008年6月7日03時38分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎コマツ景気に沸く 富山県西部

 富山県西部の金属、機械業界が「コマツ景気」に沸いている。コマツの中核子会社が立地し、主力工場が集積する石川県に近いという「地の利」から、建機関連の協力工場でフル生産が続き、設備投資も活発だ。基幹産業のアルミ建材が不振にあえぐ中、好調な鋳造業界が地域経済のけん引役として期待を集めている。

 コマツ建機用の鋳物部品生産は現在、子会社のコマツキャステックス(KCX、氷見市)が担っている。しかし、自社生産分だけでは部品を賄えず、コマツグループは昨年、毎月一千二百トンの鋳物部品を外部調達した。

 このうち、鋳鉄品月六百トンは、「KCXや粟津工場への物流コストを抑えられる利点」(コーポーレートコミュニケーション部)から、富山県西部と石川県内で調達された。銅器産業の伝統がある富山県西部には、大小の鋳造業者が集積しており、これが「コマツ景気」を生み出す要因の一つとなった。建機需要の伸びに追いつくため、今年は鋳物部品の「外部調達量をさらに増やす計画」(KCX)で、鋳造企業の活況は当分続きそうだ。

 部品業者も、増産に次ぐ増産を続ける。北日本興業(高岡市)は、コマツからの貸与も含め、数年間で生産設備を十台増やした。KCXから鋳物部品の加工を引き受ける。変速機用ピストンの加工もコマツから集中して受注した結果、「過去六年で売上高が三倍になった。準備が整えば工場増設も検討する」(矢原恒美会長)という。

 ショベル建機のバケット生産で国内トップクラスの丸栄製作所(射水市)は、五年間で八億円を投資し、月産七百個の中型バケット生産能力を整えた。

 しかし今春、同社を訪れたコマツ幹部から、「まだ足りない。もっと造ってほしい」と増産要請があったという。同社は「世界のどの企業とも競争できる体質にする」(今牧繁社長)ため、近い将来、中型バケットを月産一千個、鉱山機械用の超大型バケット生産も一・五倍に引き上げる計画だ。

 活況を呈しているのは、建機分野だけではない。子会社の日平トヤマ(南砺市)は、中国などの太陽電池業界向けに、産業機械の増産を進めており、二〇〇九年三月期は初の連結売上高一千億円突破を目指す。

 日平トヤマの快進撃は、産業機械の鋳物部品を専門とする富山県西部の中小業者にも特需をもたらした。同社向け部品を多く鋳造する大庭工業(高岡市)は「大ばくちだが、せっかくの好機を生かすには現工場は手狭」(大庭清昭社長)とし、五月中旬に「年商の二年分」を投じ、従前の四倍の床面積となる新工場を稼働させた。

 全国的な住宅着工数の減少で、富山県西部の基幹産業である建材業界は、不振脱出時期が見えない状態が続いている。金沢工場の整備で北陸での存在感を増すコマツへの期待は金融機関でも高く、「コマツの影響で銑鉄、鋳物業界の活況は目覚ましい。他の業種でも、建材偏在を脱し、コマツなど多様な受注をこなせるように支援したい」(谷内雅彦高岡信用金庫理事長)との声も上がっている。

109名無しさん:2008/07/13(日) 18:15:29
>小杉調査官は「(傷がついたのは)墜落前と考えるのが妥当」
なにがあったんでしょうねぇ。

墜落ヘリの状態調査
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080712-OYT8T00151.htm

 青森朝日放送(青森市)の取材ヘリコプターが青森・大間崎沖で墜落した事故で、海中から引き揚げられた機体はトレーラーなどで陸送され、10日深夜、秋田市の秋田空港内にあるヘリ運行会社「小川航空」(大阪市)の秋田支店の格納庫に到着した。11日には青森海上保安部が業務上過失致死などの容疑で秋田支店を捜索。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)が事故機の状態を詳しく調査した。

 ブルーシートに覆われた機体は10日午後11時半ごろに到着し、小雨が降る中、格納庫に収められた。

 青森海保と事故調は11日午前8時前、ワゴン車2台で秋田空港に入った。海上保安官ら約10人は、格納庫と秋田支店事務所を約5時間にわたって捜索。事務所は白いカーテンで閉め切られ、捜索中に社員があわただしく出入りし、緊迫した空気に包まれた。

 一方、事故調の調査官3人は、事故原因を究明するため、格納庫で、機体の損傷具合やエンジンなどを調べた。

 事故調の小杉英世調査官は記者会見で、「機体後部がそっくり脱落。ノーズ部分も天井もない。左右のパイロットドアもはずれている。激しい損傷を受けたと考えられる」との見解を示した。

 調査では、3枚ある主回転翼のうちの1枚が、回転中に機体後部をたたくようにして傷つけた痕跡を確認。機体がへこみ、塗料がはがれるなどしていたといい、小杉調査官は「(傷がついたのは)墜落前と考えるのが妥当」と述べた。

 通常の飛行姿勢では、回転翼が機体に接触するとは考えにくいため、事故調は、機体が墜落前に不自然な姿勢で飛行したとの見方を強め、発見された機器類を詳しく調べるなどして解析を進める。

 12日も午前から機体をさらに調査する予定。
(2008年7月12日 読売新聞)

110荷主研究者:2008/07/27(日) 23:36:04

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20080704001.htm
2008年7月4日16時39分 北國新聞■石川のニュース
◎コマツの金沢第2工場が着工 来年1月完成、8月稼動

くわ入れするコマツの坂根会長=4日午前10時5分、金沢市粟崎町4丁目

 コマツが金沢港粟崎地区で計画する金沢第二工場の起工式が四日午前、建設予定地で行われた。同港周辺では二〇〇六年十二月に稼働した第一工場に続く大型投資となる。第二工場は超大型油圧ショベルの生産拠点となり、来年一月末に完成、生産設備を整え、本格稼働するのは同八月になる。

 敷地面積は十万四千五百平方メートル。一階建てで、延べ床面積は約六千八百平方メートル。油圧ショベルは月一台のペースで生産する。総事業費は五十三億円。

 コマツは第二工場の稼働後、隣接する大浜地区の第一工場で生産している自動車向け大型プレス機械の製造工程を第二工場に移管する。第二工場で油圧ショベルとプレス機械の板金、機械加工を手掛け、第一工場は組み立て作業を担当。生産と組み立てで工場を使い分ける再編となり、建機と産機が同じ工場で生産されるのは、世界中に拠点を持つコマツとして初めての試みになる。

 式典であいさつしたコマツの坂根正弘会長は「金沢港から輸出できる体制が整うと思い、確信を持って先に第一工場を造った。建機の第二工場を着工することになったが、将来、鉱山向け建機を増産する際はまた金沢で、という話も出てくるかもしれない」とし、新工場建設の可能性を示唆した。

 森喜朗元首相、谷本正憲知事、山出保金沢市長が順に祝辞を述べた。紐野義昭県議会議長、中西利雄市議会議長らが出席した。

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080705301.htm
2008年7月5日03時17分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎「建機新工場、金沢が有力 コマツ、金沢第2工場が起工

 金沢港周辺の工業用地で、コマツが建設機械を増産する可能性が膨らんできた。坂根正弘コマツ会長は四日、金沢第二工場の起工式で、世界的な建機需要に対応するため、増産体制を構築する必要があるとした上で、金沢が新工場建設の有力な候補地だとの考えを示した。金沢でさらなる設備投資が実現すれば、部品を供給する県内の協力企業にとっても強力な追い風となりそうだ。

 「建機の生産量が増えるという確信がある」。坂根会長は、世界的な資源高で産出国の建機需要が一段と高まっており、特に開発が進む中国市場では、少なくとも二〇二〇年まで拡大基調が続くと予測。増産対応に迫られた場合、新工場が必要だとの認識を示した。

 坂根会長が新工場立地の第一条件に挙げるのは港があることだ。現在の国内の建機拠点で港に隣接するのは、四百トンの超大型油圧ショベルを手掛ける金沢第二工場と、茨城工場(ひたちなか市)。坂根会長は「金沢は(国際的ハブ港の)釜山に近い」とし、日本海側という地理的な優位性を強調した。

 さらに坂根会長は増産対応に伴う国内工場の再編にも触れ、同じ建機拠点の六甲工場(神戸市)について「小さい工場であり、新たな製品を作ろうとすれば、現在生産している三百トンの油圧ショベルをどこかに移す必要が出てくる。それならば同じ油圧ショベルを生産する金沢に移した方がいい、となる。ここに土地があるのは知っている」と語り、大型油圧ショベルの生産集約も示唆した。

 ただ、金沢が建機生産の一大拠点となるには、船便の確保が課題となるという。同港から世界中の港につながる釜山港へは現在、フェリーも含め週四便。コマツは粟津工場生産分も金沢港から輸出したい意向があり、新工場をつくるにしても「毎日船便が出るような状況」(坂根会長)でなければ、不十分だと考えている。船を呼び込むには、それに見合う貨物の量が必要になってくるが、コマツだけでは不足する。

 金沢港は今秋、大水深岸壁が暫定供用され、大型船が入港できる環境が整う。さらなる投資を呼び込むには、コマツ以外の貨物量をどれだけ増やせるかが、鍵を握っている。東海北陸自動車道の全線開通で近づく中京圏での集荷拡大も必要になりそうだ。

113とはずがたり:2008/08/18(月) 17:15:38
JR東は新津に自社工場を持ってるけど豊川をそんな感じにしたいのか?

JR東海、日本車輌製造に対しTOBを実施、子会社へ
http://www.ipnext.jp/news/index.php?id=4245
[2008/08/18]

 JR東海はこのほど、日本車輌製造と資本業務提携すると発表した。18日から10月7日まで株式公開買い付け(TOB)を実施し、出資比率を現在の1.8%から50.1%に引き上げ子会社化する。買い付け価格は1株370円で、総額262億2,500万円。

 JR東海の開発・保守技術と日本車輌製造の設計・製造技術を融合する。新幹線や在来線車両の性能・品質の向上を図るほか、超電導リニア車両の本格的な開発も進めていく。

 総合的な技術力を強化したいJR東海と、生産性向上により強固な経営基盤を築きたい日本車輌製造の思惑が一致。今回の提携に至った。

[鉄道車両関連] 日本車輌はTOB価格にサヤ寄せ日本証券新聞
2008年08月18日 09:44
http://moneyzine.jp/article/detail/85286/

 09時43分現在、日本車輌製造(7102)の株価は、313円買い気配。
前週末15日大引け後にJR東海(9022)が、同社の連結子会社化を目的としたTOB(株式公開買い付け)を1株370円(期間8月18日?10月7日、15日終値268円)で実施すると発表しており、この価格にサヤ寄せする動きとなっている。
JR東海は現在、発行済み株式のうち1.8%の日本車両株を保有しているが、今回のTOBで持ち株比率を50.1%に引き上げ子会社化し業務面での協力関係を強化していくと見られる。
TOB後も日本車両の上場は維持される見通しだ。
こうした動きに同業の近畿車輛(7122)もツレ高している。
(H)

JR東海:日本車輌製造にTOB 一貫体制築く
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080816k0000m020089000c.html

 JR東海は15日、鉄道車両メーカー大手の日本車輌製造に対する株式公開買い付け(TOB)を18日から実施すると発表した。従来の車両の開発と保守に、設計、製造も加えることで一貫体制を築き技術力の向上を図る。25年開業を目指す「リニア中央新幹線」の開発にも生かす。

 買い付け価格は1株370円。最大約262億円をかけて現在の保有割合1.80%を最大50.10%まで買い増し連結子会社化する。買い付け期間は10月7日まで。日本車輌はTOBに同意している。

 日本車輌は、JR東海が昨年導入した新型車両N700系など新幹線車両の約6割、在来線の約9割を製造している。経営基盤強化が課題で、3月から提携を検討してきた。

 JR東海の松本正之社長と日本車輌の生島勝之社長は15日、名古屋市で会見し「リニア推進には技術力強化が課題だ。両社の強みを最大限生かし、総合的な技術力を高めたい」と述べた。【鈴木泰広】

114とはずがたり:2008/09/06(土) 20:27:16

ボーイング社:労組がスト突入 787計画さらに遅れも
http://mainichi.jp/select/today/news/20080907k0000m020020000c.html

 米メディアによると米航空機大手ボーイングの従業員ら約2万7000人が加入する主要労働組合、国際機械整備士組合(IAM)が6日、会社側との賃上げ交渉などの不調を理由にストライキに突入した。

 ストが長引けば、部品供給の遅れなどを理由に納入開始が再三延期されている次世代中型旅客機787(ドリームライナー)の計画がさらに遅れ、導入を予定している全日本空輸や日本航空などにも影響が出そうだ。

 賃上げ幅や年金上積みをめぐり溝が埋まらないほか、組合側は会社側が従業員の医療負担増を求めているのに反発している。

 ストにより会社側の損失は1日当たり約1億ドル(約108億円)に上るという。(ニューヨーク共同)

毎日新聞 2008年9月6日 18時30分(最終更新 9月6日 19時45分)

115荷主研究者:2008/09/16(火) 00:39:21

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/105258.html?_nva=138
2008年07/16 06:44 北海道新聞
函館どつく 室蘭で新造船再開へ 25年ぶり、海運需要拡大で

 【室蘭】函館どつく室蘭製作所(上山尚昭所長)が二〇〇九年にも新造船事業の再開を検討していることが十五日、分かった。新造船事業は一九八四年に休止しており、再開すれば二十五年ぶりとなる。主力の橋梁(きょうりょう)生産は公共事業の縮小などで国内需要が伸び悩んでおり、世界的な海運需要の高まりで活況が続く造船事業に活路を見いだす狙いだ。

 函館どつくの親会社名村造船所(大阪市)が、設備投資や人材採用などの計画策定に着手した。

 名村造船所は伊万里事業所(佐賀県伊万里市)で十七万トン級、函館どつく函館造船所で三万二千トン級の貨物船などを主力に建造。室蘭では最大二万八千五百トン級の建造が可能なため、中・小型貨物船などの建造を想定する。室蘭で新造船を再開することで、顧客の多様な要望に応える体制が整う。

 室蘭製作所では、最盛期の六〇年代に平均で年約三・五隻を建造していた。このため造船には既存の乾ドックなどを利用できるが、「エンジン部分を製造する施設など設備投資や人材確保も必要」(函館どつく本社総務部)という。今後は橋梁生産を縮小し、造船と、現在も受け入れている船舶の修繕事業を中心に進める意向だ。

 函館どつくは今年三月、五百トン以下の小型貨物船や漁船など小型船舶の建造に強みを持つ楢崎造船(室蘭)を子会社化し新造船部門の拡大を模索していた。

116荷主研究者:2008/09/16(火) 00:56:59

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807260029.html
'08/7/26 中国新聞
鋼板値上げ、造船を直撃
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 造船用鋼板が本年度上期に一気に約4割値上がりし、中国地方の造船業を直撃している。上げ幅は過去最大の1トン約3万円。船価は受注時に決まっているため各社はコスト削減を急ぐが、材料高のテンポに追いつかず、業績悪化の見通しが強まっている。さらなる値上げの可能性もあり、受注を控える業者も出ている。

 ツネイシホールディングス(福山市)は、年間約40万トンの鋼板を使う計画で、約120億円のコスト増を見込む。膨らんだ負担は、船主に船舶を引き渡す来年の利益に影響する。

 年間7万―8万トンの鋼板を使う内海造船(尾道市)は、20億円以上のコスト増を見込む。船体ブロックの設計を工夫して生産効率を高め、軽量化も推進。1人の作業員が溶接や曲げ加工など複数の工程をこなせるように教育にも力を入れる。

 三井造船玉野事業所(玉野市)は鋼板の使用量を減らすため、設計の見直しを進める。

【写真説明】鋼板高を受け、コスト削減を強化しているタンカーの建造現場(尾道市の内海造船因島工場)

119とはずがたり:2008/10/28(火) 03:17:09

炭酸ガス少ない発電タービン 地元で製造、導入へ 
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001537043.shtml

三菱重工業高砂製作所で製造されている発電用ガスタービン=高砂市荒井町新浜

 神戸製鋼所加古川製鉄所(加古川市金沢町)が自家発電用に導入予定の二酸化炭素(CO2)排出量の少ないガスタービンシステムが、同じ東播地域の三菱重工業高砂製作所(高砂市荒井町)で製造されている。地域の大手製造業同士がタッグを組んで、地域の環境負荷低減に取り組む形だ。(松井 元)

 神鋼は、製鉄の過程で出る高炉ガスを主燃料とする自家発電用ボイラー五基を二〇一四年末に更新。発電効率の高いガスタービンシステム一基と新たなボイラー三基に集約する。総投資額は約七百億円。CO2を、鉄鋼部門の排出量の0・7%に当たる年間十三万トン減らす効果があるという。

 削減で大きな役割を果たすのが、三菱重工業高砂製作所が製造するガスタービンシステムだ。高炉ガスを使ってガスタービンで発電し、高温の排ガスをそのまま再利用して蒸気タービンでも発電する仕組み。通常のボイラーより発電効率が25%程度高まるという。

 新たなボイラー三基も三菱重工業が受注しており、長崎造船所(長崎県)で生産している。

 高砂製作所では、一九六三年にガスタービンの製造を始め、これまでに各国から累計で五百台以上の受注、納入実績がある。今回と同じタイプは、神鋼分を含めて国内と韓国の製鉄所から六台を受注・生産している。

 同製作所では「当社の技術が、少しでも地域の環境に役立てればうれしい」と話している。

(10/24 10:05)

120荷主研究者:2008/11/09(日) 23:03:04

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809060045.html
'08/9/6 中国新聞
コベルコ建機が工場移転検討
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 建設機械製造のコベルコ建機(広島市安佐南区)が、ショベルカーの生産拠点である広島事業所(同)の移転を検討していることが5日、分かった。ここ数年の生産拡大で工場が手狭になった上、周囲に住宅が密集し物流の改善が必要になったため。広島都市圏で新たな用地を探すとみられ、2009年3月の新中期計画策定までにめどをつける。

 同事業所の生産台数は2002年度には5400台にとどまっていたが、中国、インド、ロシアなど新興国の発展を受けて輸出が増加。07年度は過去最高の1万2000台を記録し、08年度もほぼ同水準を見込む。

 同事業所の敷地は約4万平方メートル。広島市南区に2万平方メートルの土地を借りて仕上げ塗装の工程を移したり、別に製品置き場を確保したりして対応してきた。さらに工場周辺に住宅が密集し、物流の改善などが迫られるようになった。

 同事業所は契約社員を含め約1800人が勤務し、多くが広島都市圏に住む。できるだけ転居せずに通える範囲内で新たな用地を探すとみられる。

123とはずがたり:2008/12/17(水) 11:57:19
離島間輸送に活用 沖縄に水上飛行機
2008.11.23 18:51
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/107

 東京の中小企業グループが開発を進めている海上で離着水できる水上飛行機の1号機が沖縄で活用されることが決まった

124荷主研究者:2008/12/29(月) 01:09:44

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081119303.htm
2008年11月19日03時43分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎回転炉の製造販売強化 新日本海重工業 鋼板曲げ機を増設

 産業機械、プラント設備製造の新日本海重工業(富山市)は、主力事業の一つである回転炉の製造販売を強化する。大型受注に対応するため、鋼板を折り曲げる機械を増設し、セメント関連やリサイクルなど各業界の需要取り込みを図る。回転炉の製造販売、メンテナンスの売り上げを全体の四割弱から今年度中に五割以上に引き上げる方針としている。

 同社は焼却炉や乾燥機などの回転炉を得意分野としているが、回転炉の一部となる鋼板の厚みにより自社工場で加工できない場合には大阪の業者に委託していた。輸送費などのコストから受注を逃す場合があり、鋼板を折り曲げるベンディングローラーを一台から三台に増やした。

 同社によると、新設した最も大きい機械は北陸最大級で、既存設備の約二倍となる厚さ八十ミリまで加工できるようになった。

 内製化により経費を約三割削減したほか、自社所有の海上輸送用岸壁の活用も推進するなど独自性を出し、経営基盤の強化につなげる。

125荷主研究者:2008/12/31(水) 21:22:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812030265.html
'08/12/3 中国新聞
下関に大型船舶装置工場
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 船舶用はしご、窓など製造の共立機械製作所(三原市)は下関市に大型船舶装置を造る新工場建設を決め2日、市と進出協定を結んだ。2009年2月に一部操業を始め、10年末の完成を目指す。

 関門海峡に面した旧林兼造船第3工場跡地の13万3600平方メートルに、貨物船用ハッチカバーや自動車運搬船用の開閉式車両乗降板(ランプウエー)の工場を段階的に建てる。用地費を含む投資額は約50億円。協力会社を含め約130人体制で、13年の売上高は120億円を見込む。

 市役所で山口県の佐本敏朗商工労働部長が立ち会い、池内義治社長と江島潔市長が協定書に調印した。

【写真説明】進出協定に調印した左から池内社長、佐本部長、江島市長

127とはずがたり:2009/01/21(水) 13:43:24
>>33とか

今治造船ってどこ!?(;´Д`)
三菱重工がトップだとばかり思っていた。。商船部門?

ユニバーサル造船は日本鋼管と日立造船の船舶・海洋部門の事業統合会社。折半出資だったが現在は日本鋼管の後身のJFEHが85%,日立造船が15%の出資比率となっている。2002年度の会社設立より一貫して造船建造量は国内トップで、04年度は世界でも4位だった。しかし、一方で2005年度の売上高は1397億円で国内4位。(細かい数字等の出典はwikiより)

IHIMUは名前の通り石播(IHI)と住友重機械工業の造船事業部門を2002年に統合(united)して出来た。

JFEを構成する川鉄は川重からの分社だったが川重は2002年に造船部門を子会社化,川崎造船所(折角の創業時の名前の復活も現在は川崎造船と成ってしまって居る。。)として独立させている。自由度は高まったと思われるが川崎繋がりでなんかしないのかな・・。

子会社化は一斉に2002年に行われているけど,もう一段の合併・経営統合が必要だと当時も云われてた記憶もあるが,遂に最終段階か。

JFEとIHI 造船子会社合併へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090120-OYT8T00388.htm

 鉄鋼大手のJFEホールディングスと造船・重機大手IHIが進めてきた造船事業子会社の経営統合交渉が、年度内に最終合意する見通しになった。造船事業を中核事業に位置づけるJFEが合併会社の筆頭株主となり、IHIとの事実上の共同経営体制とする案を中心に協議する。両社は2008年4月に統合交渉入りを発表し、昨年中の合意を目指していたが、景気後退の影響もあって最終合意が遅れていた。

 合併するのはJFE子会社で国内4位の「ユニバーサル造船」(07年度売上高1870億円)と、IHI子会社で同7位の「アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド(IHIMU)」(同1451億円)。統合後の売上高は約3300億円で、国内首位の今治造船(同3960億円)に迫る2位となる。

 両社は、規模拡大で資材購入費を削減するほか、生産体制を効率化する。
(2009年1月20日 読売新聞)

128千葉9区:2009/01/25(日) 00:51:09
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123275740328.html
南日本造船事故 固定ボルト折れる
[2009年01月24日 09:31]

 大分市青崎の南日本造船大在工場で二十三日午前、建造中の船に架けたタラップが外れ、二人が死亡、二十四人がけがを負った事故で、船体とタラップを固定するフックに付いたボルト四個のうち、三個が折れた状態で海中から見つかった。船体とタラップを固定する補強用のワイヤを結んでいなかったことも判明した。重量に耐えきれず、タラップが落ちた可能性があり、同日午後に会見した吉田泰社長らは「ずさんな安全管理と言われても仕方がない」と謝罪した。

 南日本造船大在工場によると、タラップは長さ約二十九メートル、幅約一メートル、重さ約三トン。船体側の先端に、二個のL字型フックがあり、フックとタラップの結合部は角度を調節するために直径約二センチのボルト二個をそれぞれ取り付けていた。海中からは、折れたボルトのほか、タラップから外れたフックも見つかった。
 同工場ではこれまで、船体の開口部の高さに合わせ、陸地側に足場を組んでタラップを水平に渡していたが、この日は初めて、水面から高さ約十メートルの開口部に向け、斜めに架けていた。
 同日は、タラップを船体に架けるクレーンが故障し、作業開始が約一時間遅れたため、タラップを渡した直後に作業員が殺到したという。
 同工場は、タラップの耐荷重は把握しておらず、渡る際の人数制限はしていなかった。
 大分東署などの対策本部によると、けがをした二十四人のうち、臼杵市野津町宮原、会社員城純次さん(31)が肺に海水が入って急性呼吸不全で重体になった。意識はあるが、腕や足を骨折しているという。
 同本部は業務上過失致死傷の疑いで、関係者から事情を聴くなど、事故原因を調べており、二十四日も捜査員十数人を動員し、実況見分する。

作業員「安全二の次」

 「大勢の作業員の“命綱”は、たった数本の小さなボルトだけ。そんな強度でいいのかと、危なっかしく思っていた」。三十年近く造船工事に携わる県内のベテラン作業員の男性(57)は、タラップを渡らずに難を逃れた。「会社には安全意識が欠けていた。いつかこんな事故が起きると思っていた」と、安全管理体制に疑問を投げ掛けた。
 男性は二十三日午前八時半ごろに岸壁へ。しかし、タラップの設置作業が大幅に遅れていると聞き、その場を離れた。
 「桟橋が落ちた」。仲間からの知らせで事故を知った。「命拾いした」
 男性によると、タラップは一日数百人の作業員が行き来する。特に朝一番は、大勢の作業員が渡ろうと行列をつくるほどで、大きな負荷が掛かるという。
 大在工場での造船は三隻目。これまでの二隻の作業では、岸壁に設けた足場から船体に向かって水平のタラップを渡していたという。「ボルトで固定するほかは、針金のような『番線』を巻き付けて補強するだけ。仲間内でも『こんな強度で大丈夫なのか』と話していた。世界一のフェリーを造っているのに、安全対策は二の次だった」と厳しく批判した。
 別の男性作業員(57)は「造船業は数少ない好景気の業種。少ない人員で仕事をさせ、無理が出ていると感じる。船を浮かべた状態のまま作業をしたのも作業効率を優先させたためではないか」と指摘した。

130千葉9区:2009/02/01(日) 16:39:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20090129-OYT8T01095.htm?from=os2
SSK造船所ツアー 「佐世保観光の起爆剤に」期待

 佐世保市の佐世保重工業(SSK)佐世保造船所が、新年度から所内の見学ツアーを始める。旧海軍時代の施設が多く残り、見学希望の声が寄せられていた。米海軍佐世保基地と港を共同使用していることから一般の出入りを厳しく制限してきたが、米軍が見学者の受け入れを始めたため、同所も規制を緩和した。同市の観光関係者は「佐世保観光の新たな起爆剤に」と期待している。(小渕義輝)

 SSKは1946年創業で、前身は旧海軍の艦船を建造していた海軍工廠(こうしょう)。造船所は、約53万平方メートルの敷地に1基の建造用ドックと4基の補修用ドックがあり、海上自衛隊や米海軍の艦船補修も行っている。

 所内には、戦艦武蔵への装備取り付けも手がけ、今も現役で活躍する1913年製の英国製250トンクレーン(高さ約50メートル)や、明治期に建造されたれんが倉庫などの施設がある。これまで旅行会社から所内の観光ツアーを打診されることが多くあったが、所内が基地とつながっていることから不審者の侵入を警戒し、すべて断ってきた。

 しかし、米海軍佐世保基地が昨年春から入場者の身元などを事前にチェックすることなどを条件に見学の受け入れを始めたため、同じ条件で認めることにした。

 見学ツアーは、佐世保観光コンベンション協会が事務局となり、月1回のペースで希望者を募集。50人乗りのバスで約1時間かけて所内を回り、同社OBのガイドで古い施設やドックを見学するという。ツアーに合わせ、現在は使われていない旧海軍時代の排水設備やクレーンの部品などを展示する資料館の設置も検討している。

 同造船所の矢ヶ崎智総務部長は「仕事をやってこられたのは市民の協力のおかげ。恩返しになれば」と話している。

 同協会は「基地見学と合わせ、旧海軍の港の中枢を見ることができる。観光客にも喜んでもらえるのでは」としている。

(2009年1月30日 読売新聞)

131千葉9区:2009/02/17(火) 21:09:46
>>90
国産旅客機の事業化に弾み、トヨタや三菱商事出資へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/4502
国産初の小型ジェット旅客機MRJ 政府が10機購入へ


http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020501000738.html
滑走路狭く、専用機使えず 首相のサハリン訪問で
 ロシア・サハリン島での開催が検討されている麻生太郎首相とメドベージェフ大統領との日ロ首脳会談をめぐり、日本の政府専用機ボーイング747(ジャンボ機)が着陸できる空港が、滑走路が狭いなどで同島にないことが判明。会談は18日を軸に調整されており、残り時間が少なくなる中、政府は代わりの交通手段の確保に奔走している。

 最終的に民間チャーター機利用となる見通しだが、首相のサハリン訪問は戦後初で、関係者は手探りで作業を進めている。

 サハリンの空の玄関口はユジノサハリンスクの空港だが、政府筋によるとジャンボ機が着陸するには滑走路の幅が狭すぎるという。函館、札幌とユジノサハリンスク間で運航している民間の定期便はそれぞれ水、土曜日に1往復ずつで、政府が想定する「日帰り」はできず、断念した。

 政府側スタッフや記者団など同行者は大規模となるため、政府は「できるだけ大きな機種」を探している。

2009/02/05 18:20 【共同通信】

132千葉9区:2009/02/25(水) 21:18:15
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090223ddm041040086000c.html
大空のDNA:MRJの挑戦/1 国産初のジェット旅客機

 <飛べ!ニッポン 1939〜2009>

 ◇参入、今しかない 「100年ビジネスの覚悟」
 スカイブルーの作業服を着た男女数十人が一心にパソコンのキーボードをたたく。伝統ある大学の校舎かと見まがうクリーム色の古風な4階建てビルの一室。ありふれた事務作業のように見えるが、実は国産初のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット」(MRJ)=1面NEWSLINEに完成予想模型=設計に取り組む最前線だ。図面はすべてコンピューターの中で組み上がっていく。

 名古屋市港区の三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所大江工場の時計台本館。08年4月に誕生した三菱航空機が進めるMRJの設計作業が大詰めを迎え、いよいよ年内に試作機製造が始まる。

 三菱重工で航空宇宙事業本部長を務め、三菱航空機初代社長に就いた戸田信雄社長(63)は「日本人のDNAの中には航空機を作る潜在的な能力がある。やり始めたからには100年ビジネスの覚悟でやる」と意気込む。


 時計台本館は1937年に完成した。かつて世界一周飛行に成功したニッポン号や、零戦もこの地で設計された。41年12月8日の太平洋戦争開戦の朝、零戦を設計した堀越二郎技師が屋上から港を眺めながら「横綱に挑むようなものだな」とつぶやいたという逸話も残る。1階の大部屋には現在、MRJのモックアップ(実物大模型)や小型模型が並ぶ。流線型の胴体に二つのジェットエンジン。「貴婦人」と形容された優美なニッポン号の遺伝子を受け継ぐ未来形のようだ。

 国産旅客機に日本企業が挑むのは双発プロペラ機・YS11以来、約半世紀ぶり。世界の旅客機市場は今、大型機はボーイング(米国)とエアバス(フランスなど)が二分、小型のリージョナルジェットはボンバルディア(カナダ)とエンブラエル(ブラジル)が分け合い寡占状態にある。

133千葉9区:2009/02/25(水) 21:18:56
 20年以上ボーイングのジャンボ機製造などの一翼を担ってきた三菱重工があえて自前の小型機生産に乗り出す。戸田社長は「一部を担っているだけでは基幹的な産業とするには不十分。我々の能力も備わってきた。参入しようとしている70〜90席の領域は今伸びていくところで、この好機に乗らないと市場を失っていく」と話す。今後20年間に全世界で5000機以上の新規需要が見込まれるという。MRJは最新技術を駆使して燃費の良さと環境性能、客室の快適さで勝負する。


ニッポン号の模型=愛知県小牧市の三菱重工で2009年2月13日、山口政宣撮影 主翼や胴体の構造など大きな骨組みは固まり、今はビスの一本一本やアンテナの形など細部を決める作業に取り掛かっている。11年には試作機が初飛行するスケジュールだ。

 「開発費は千数百億円。後発メーカーなので厳しい競争環境の中で耐えていかなければならない。航空機が日本のこれからを担う産業に育っていく礎になればいい」。戸田社長は冬の空を見上げた。

   ×  ×

 ニッポン号に搭乗した新聞社航空部長の大原武夫親善使節は「ニッポン旅日記」に記す。「日本の航空工業と航空技術とは、今や正に世界のトップに来ている。今回のニッポンの飛行は、このことを世界に向かって実証したのだといえよう」。ニッポン号の世界一周飛行から70年。そのDNAを受け継ぐMRJの開発が佳境を迎えている。現場の声を通して、日本の空の未来に迫る。【真野森作】=つづく

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 ■ことば

 ◇ニッポン号
 三菱重工業製の双発プロペラ輸送機。翼長25メートル、全長16メートルで小学校のプールにすっぽり入るほどのサイズ。巡航時速は260キロ。大阪毎日、東京日日新聞社(現毎日新聞社)の事業として、1939年8月26日から56日間かけ、5万2860キロの長大コースで世界一周飛行を成し遂げた。南北両半球をまたぎ、日本の技術水準の高さをアピールした。名称は公募で決まり、テーマ曲の「世界一周大飛行の歌」は広く国内で愛唱された。

134千葉9区:2009/02/25(水) 21:20:30
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090224ddm012040004000c.html
大空のDNA:MRJの挑戦/2 飛行機開発成功の条件

 <飛べ!ニッポン 1939〜2009>

 ◇努力と運が必要 技術の蓄積生かし
 宮川淳一・三菱航空機常務(54)の朝は早い。午前5時40分に起床し朝食後、7時からテニスかランニングを30分間こなし、8時から始業。三菱リージョナルジェット(MRJ)開発を指揮するプロジェクトマネジャーとしての1日が始まる。

 浪人生の時、小型機から我が街を見下ろして「飛行機を作りたい」と決意した。東大工学部航空学科から三菱重工業に入社し、最初の仕事は開発中のビジネスジェット機「MU−300」。翼に氷が付着するのを防ぐ装置の設計を任された。

 だがMU−300は米国の安全審査の厳格化や不況による予約キャンセルなど不運が続き、事業的には失敗した。悔しい記憶は今でも残る。「飛行機が成功するには努力も必要だが、運もいる」。30年を経て、今度は責任ある立場で再び民間機に挑んでいる。

 飛行機の要は翼とエンジンだ。MRJでは金属よりも軽くて丈夫な炭素繊維複合材を使った翼と、内部にギアを組み込んだ次世代型エンジンを同クラス機で初めて採用し、燃費効率を20%以上向上させる。複合材は三菱重工が20年来磨いてきた先端素材だ。

 1939年に世界一周飛行を成し遂げた「ニッポン号」をはじめ、戦前から脈々と続く空の歴史があってこその技術力。宮川常務は「我々は先輩の蓄積の上に乗っかっている」と語る。

 エンジンの選定は専門家を交えたチームで議論を重ね、世界の3大メーカーに足を運んだ。採用したのは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のPW1000G。ニッポン号に搭載された三菱重工の金星3型が範としたのもP&W社のエンジンだった。

 戦闘機など防衛畑が長かった宮川常務にとって、多くの人を毎日輸送する旅客機の自社開発は初めての世界。航空会社に勤める友人に「旅客機は機体とカスタマーサポートとが半々で成り立つ製品だ」と言われ、旅客機の難しさを知ると同時に、やりがいを感じた。

 今、世界は不況の暗雲に覆われているが、笑顔を絶やさない。「すごくラッキーですよ。買い控えでお客さんの需要はたまっていくし、円高で海外調達する装備品は2割引き。優秀な人材もたくさん採用できる」。風を味方に高く上昇したいと願う。【真野森作】=つづく

135千葉9区:2009/02/25(水) 21:21:39
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090225ddm012040005000c.html
大空のDNA:MRJの挑戦/3 少しでも使いやすく

 <飛べ!ニッポン 1939〜2009>

 ◇先人の技術、追い風 航空会社意向で進化
 ニッポン号の世界一周飛行の途上、大阪毎日・東京日日新聞社航空部長の大原武夫親善使節はペルー大統領に「幾多の点でダグラスなどに勝っている。今日本の製造技術は世界一流」とPRし、後に同型機の注文を獲得した。びょうの1本に至るまですべて国産で製造されたニッポン号。日本の技術は立ち寄った各国で絶賛された。

 それから70年、再び日本の技術を売り込む場となったファンボロー国際航空ショー。08年7月にロンドン郊外で開催されたこのショーで、三菱リージョナルジェット(MRJ)の販売部門を率いる滝川洋輔・三菱航空機営業部長(50)は「異変」を感じていた。

 三菱重工業の航空エンジン部門に長く携わり、ショーにはいつも人があふれ返るのを見てきた。だが今回は雑踏が透けて見える。「やばいのかな」。予感は現実になった。世界的不況。成約直前の案件が流れた。「旅客機市場は景気の変動に簡単に追随する」。業界の常識を痛感した。


 滝川部長の朝は100件ものメールチェックで始まる。各国を飛び回る部員からの報告。三菱重工や三菱商事、トヨタ自動車などから出向した営業マン約30人の混成部隊だ。「お客様が何を求めているのかという知識がまだ欠けている」。コンサルティング契約を結ぶボーイングの営業マンの教えを実践する。

 MRJは翼長約30メートル、全長約34〜36メートル。国内や地域間の路線向きだ。現在、発注は全日本空輸の25機にとどまる。全日空企画室の日高一郎主席部員は「新幹線との競合上、100席未満のジェット機が必要な路線がある。燃費、サポート体制など総合的に検討して選んだ」と理由を語る。

 1機40億円の買い物。少しでも使いやすい機体を開発してもらおうと、全日空のパイロット、整備士などのチームは毎月、MRJの開発陣と会議を開き、要望を伝えている。他の航空各社の担当者も意見交換に訪れる。航空会社の意向でMRJは進化した。胴体の断面を約6センチ横長にし乗客がよりゆったり座れるようになった。

 ニッポン号をはじめ、戦前から技術力で勝負し、世界中で認められた日本のものづくり。滝川部長は言う。「海外のお客様に『日本人が作るものだから信用している』と言われ、大きなアドバンテージになっている」。先人の築いた財産が追い風となる。【真野森作】=つづく

136荷主研究者:2009/03/16(月) 01:45:33

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/72800
2009年1月23日 09:20 西日本新聞
名村造船所 伊万里事業所拡張へ 国際競争力を強化

名村造船所が伊万里事業所の拡張を計画している用地=佐賀県伊万里市黒川町 造船中堅の名村造船所(大阪市)は22日、佐賀県伊万里市の県営七ツ島工業団地内に設けている建造拠点・伊万里事業所を拡張することを明らかにした。同事業所の隣接地約10万5000平方メートルを賃借し、2011年夏をめどに工場を増設する。世界的な景気後退の影響が造船業界にも及ぶ中、生産性を向上させ、国際競争力を強化する狙い。当面の投資額は既存工場の設備追加分を含め二十数億円数億円、新規雇用は数十人を見込む。

 同社によると、拡張用地も同団地内で、賃借契約を今年夏にも県側と結ぶ方向で最終調整している。拡張に伴い船体製造関連の新工場を建設。新工場の規模など具体的計画は検討中で年内をめどに詰める。用地賃借費用が1平方メートル当たり年間100円と格安なことも、拡張の判断を後押ししたとみられる。

 造船業界は近年、中国など新興国の海運需要の高まりを受け、空前の活況期にあったが、米国発の金融危機が表面化した昨年秋ごろから状況は一変。足元の受注環境は厳しく、好況期に大規模な設備増強を進めた韓国や中国の企業との競争激化が見込まれる。

 同社は今後3‐4年分の受注残を確保しているものの、昨秋以降は新規受注が減少。同社首脳は西日本新聞の取材に「今は増産を考える局面にないが、コスト競争力の強化につながる投資を最優先したい」と述べた。

 同社は1974年、大阪の建造拠点を移す形で同市に進出。2008年3月期の連結売上高は約1096億円で過去最高収益を記録した。現在の伊万里事業所は敷地面積約71万平方メートル、従業員数約960人。

=2009/01/23付 西日本新聞朝刊=

137とはずがたり:2009/04/03(金) 13:43:24
土建系ばかりか重工系も酷いのかも知れん。

焼却炉談合、75億円で和解
4月3日(金) 12時36分配信
http://news.mag2.com/main/344/detail

 90年代に全国の自治体などが発注したごみ焼却炉建設工事をめぐる談合事件で、東京都内の弁護士3人が、都などから4件を受注した3社に計約307億円の賠償を求めた訴訟の控訴審は3日、うち日立造船(大阪)と三菱重工業(東京)との間で、計約75億3000万円の返還を条件に、東京高裁で和解が成立した。原告側の弁護士によると、住民訴訟での賠償額としては過去最高とみられる。
共同通信

138とはずがたり:2009/04/03(金) 13:44:49

造船のカナサシ重工が操業停止 静岡
2009.4.2 02:54
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/090402/szk0904020255007-n1.htm

 静岡市清水区三保の造船会社「カナサシ重工」は1日、金融機関からの資金繰りに窮し、操業を一時停止した。同社は「再開のめどはたっていないが、現時点で法的な整理手続きは考えていない」としている。

 同社によると、金融機関から3月末の融資を受けられず、取引先への支払いが滞っているという。同社は資材や燃料費高騰の影響で平成19年から赤字に転落。前期も23億円の赤字決算を見込んでいた。今後、新造船の受注残で相当額の売り上げを見込めるとして「3年間で100億円強の黒字化を目指し、銀行との折衝を続ける」としている。

 前身は明治36年に大阪で創業した金指造船所。昭和3年に旧清水市に工場を移転。38年に鋼製漁船建造量が日本一となったが63年に会社更生法の適用を申請。平成11年に分社化した。

入社式前日に内定取り消し…カナサシ重工
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776863/421

139とはずがたり:2009/04/06(月) 21:09:37
ニュースのトピックスが鉄道マニアてw

日立、英国に鉄道車両工場 1400両の優先交渉権獲得
2009.2.13 00:56
このニュースのトピックス:鉄道マニア
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090213/biz0902130056001-n1.htm

 日立製作所は12日、英国運輸省から英国全土を走る高速鉄道車両の製造・保守事業の優先交渉権を獲得したと発表した。事実上の受注にあたる優先交渉権を獲得したことで、日立は英国に海外初の鉄道車両工場を建設する。交渉権は英銀行傘下の投資会社と英大手ゼネコンとともに獲得した。正式受注後に車両を鉄道運行会社にリースで提供する。車両数は最大1400両に上り、早ければ2013年から運行を開始する。英運輸省は総プロジェクト費用として75億ポンド(9700億円)を見込んでいる。

140千葉9区:2009/04/12(日) 00:14:09
>>138
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000904100008
カナサシ重工 会社更生法適用
2009年04月11日

 入社式前日の内定取り消しに、融資を受けるめどが立たない中での操業再開表明……。1日の操業停止以来揺れ続けていた静岡市清水区の造船会社「カナサシ重工」が10日、静岡地裁に会社更生法の適用を申請し、受理された。9日には、同社は13日からの操業再開を明らかにしたばかり。いったんは改めて入社を要請するとしていた内定取り消し者については、「全くの白紙」と繰り返した。


 「多くの関係者に迷惑をかけ、申し訳ありません」。10日午後、県庁で記者会見をした同社の片上久志・元社長は深々と頭を下げた。


 同社によると、1日の操業停止後も金融機関と融資継続の協議を続けてきたが、時間がかかると判断。建造途中の船が3隻あることから、会社更生の手続きのもとで一刻も早い操業再開を図る道を選んだという。今後、支援企業を探す方針だが、めどは立っていないとしている。


 13日の操業再開後は、建造途中の船を完成させ、その売上金を運転資金にまわす計画。一時帰休にしていた正社員と下請け会社の従業員計500人については、一時帰休を解くとしている。


 一方、入社式前日の3月31日に採用内定を取り消した新卒者19人に対して、保全管理人に選任された弁護士は「会社の実情などを調査したうえで決めるが、今のところは全くの白紙」と繰り返した。同社幹部は9日、操業再開後に内定取り消し者には改めて採用したい旨を申し入れるとしていたが、弁護士は10日、そのような考えはないことを強調した。


 同社の会社更生法申請を受け、金融機関に同社への融資継続を要望している静岡市の小嶋善吉市長は「どのような形であれ、事業が継続されるよう願っている。市として支援できることを引き続き検討していく」とのコメントを出した。

141荷主研究者:2009/04/13(月) 02:30:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903210304.html
'09/3/21 中国新聞
コベルコ建機が新物流拠点
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 広島港五日市地区(広島市佐伯区)の企業移転用地約10ヘクタールの購入を広島県に申し入れていた建設機械製造のコベルコ建機(安佐南区)は、同所にまず物流拠点を整備する方針を明らかにした。検討していた工場移転は、世界的な不況を受けて当面見合わせる。

 広島事業所(同)の付近に点在する部品倉庫や建機駐車場計十数カ所を五日市に集約。建機や部品を保管・管理できる施設を整備する方向で検討している。

 海運を生かした物流費の抑制が期待でき、コスト削減を図る。着工時期や投資額は未定。県は1年以内の着工を求めている。

142とはずがたり:2009/04/15(水) 18:33:38
小松工場(石川県小松市)の閉鎖!?
輸出するに真岡よりもひたちなかの方が有利ではありましょうな。

コマツが真岡工場閉鎖発表 従業員は茨城工場などへ
2009.4.15 02:43
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090415/tcg0904150245001-n1.htm

 大手建設機械メーカー「コマツ」(東京都港区)は14日、国内工場再編のため真岡工場(真岡市松山町)を閉鎖すると発表した。10月をめどに茨城県ひたちなか市の茨城工場などに生産移管し、研究機関なども来年7月をめどに移転を完了する。

 真岡工場は昭和46年操業で、従業員約800人。20〜30トン級のダンプトラックや10トン以上の大型フォークリフト、車軸などを生産している。ダンプトラックなどは茨城工場へ、大型フォークリフトはコマツユーティリティ(小山市横倉新田)などにそれぞれ生産移管され、従業員も移るという。

 今回の国内工場再編では、真岡工場のほか小松工場(石川県小松市)の閉鎖、100%子会社のコマツNTCの業務集約なども行われる。

 コマツ広報グループによると、世界的な景気後退を背景に、建設機械・車両、産業機械の両部門の市場環境が極めて厳しくなっている。そのため、生産調整や欧米の工場・ラインの統廃合、国内販売体制の再編などに取り組んでおり、真岡工場の閉鎖と生産移管はその一環という。

143とはずがたり:2009/04/23(木) 14:55:46
こっちも関係するので投下しておく。酷い状況ですなー。

新貨物機 砂漠で需要待ち 航空不況 ボーイング納入できず
2009/4/22
(ブルームバーグ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/475

144千葉9区:2009/05/11(月) 22:47:48
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090511/erp0905112230010-n1.htm
ロシア・スホイ社が新型旅客機売却へ 1番機、アルメニアに
2009.5.11 22:30
 ロシアの戦闘機などの航空機製造会社スホイは11日、米ボーイングなどとの協力で開発中の新型旅客機「スーパージェット100」の1番機を近くアルメニアの航空会社アルマビアに売却すると明らかにした。ロシア通信などが伝えた。

 スーパージェット100は現在、試験飛行を実施しており、スホイによると、これまでに国内外から98機を受注している。

 プーチン首相は11日、日本訪問前にロシア極東コムソモリスクナアムーレにある同機の製造工場などを視察した。

 座席数が最大で98の「100」は、安全性や快適性の低さが指摘されてきた旧ソ連の旅客機のイメージを一新するロシア航空産業の切り札として、米国やフランス、ドイツなどの技術を導入して開発が進められている。(共同)

145とはずがたり:2009/05/26(火) 20:41:14

IHI機械システムと日本ヘイズ、合併を発表…新素材炉事業を強化
http://response.jp/issue/2009/0525/article125065_1.html
2009年5月25日

IHIは、完全子会社であるIHI機械システムと日本ヘイズが合併すると発表。合併は10月1日付けで、IHI機械が存続会社となって日本ヘイズを吸収する。

IHI機械は、岩国事業所を中心に真空熱処理炉、新素材炉の営業・設計・製造・メンテナンス・サービスの事業活動を行なっており、航空機関係、産業機械関係、自動車部品関係などの国内顧客を中心に多くの納入実績を持つ。

一方の日本ヘイズは、2002年にIHIグループに入って以来、プロセス特許を持つ真空浸炭炉を主力機種とし、自動車関連産業を主要な顧客として事業を拡大してきた。

各産業分野が材料に求める機能の高度化から、熱処理の重要性は今後一層増加すると見られ、新素材へのニーズも高いものがあることなどから、IHI機械と日本ヘイズを合併し、真空・新素材炉事業分野における事業戦略の統合営業体制の強化、経営資源の効率活用などを図り、同事業分野を強化する。

《編集部》

146とはずがたり:2009/06/03(水) 23:57:51

三菱重、リチウム電池事業に参入へ=12年に量産開始へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000174-jij-biz
6月3日20時1分配信 時事通信

*三菱重工業 <7011> は3日、電気自動車(EV)などで需要が急拡大しているリチウムイオン電池事業に参入する計画を明らかにした。当初は自社製のフォークリフト向けに供給を開始。将来はバスやトラック向けも含めたEV関連事業の拡大を狙う。2012年に量産を開始する予定。

147とはずがたり:2009/06/03(水) 23:58:12

三菱重、12年度以降3兆円に=エネルギー・環境事業売り上げ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009060300520&amp;rel=y&amp;g=eco

 三菱重工業は3日のエネルギー・環境事業説明会で、同事業の売り上げ規模について、2009年度の2兆円程度から12年度以降には3兆円まで引き上げる目標を示した。このうちの5000億円程度はCO2回収装置や電気自動車関連など新規分野で積み上げる考え。これに伴い、リチウムイオン電池の事業化に向け1年以内にパイロット工場の稼働を開始する準備を進めていることも明らかにした。(2009/06/03-14:14)

148とはずがたり:2009/06/04(木) 00:05:04
sageに他意無し。。ageときます。

149千葉9区:2009/06/09(火) 21:38:38
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906090093.html
不況でも中小造船は積極採用 '09/6/9

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 不況で多くの企業が採用を絞り込む中、中国地方の中小造船メーカーが積極的な人材確保に乗り出している。新規受注は鈍ったものの、団塊世代の退職もあり「人手不足解消の好機」と判断。新卒に加えて中途採用も強化しており、自動車関連などから人材がシフトする動きもみられる。

 神田造船所(呉市)は来春採用の就職セミナーへの参加を、今春採用より3回増やす。来春の新卒採用は、10―15人を予定する。中途採用も昨秋以降、「建設、自動車関連の業界を辞めた人から現場作業員、管理者などの応募が倍増した」という。

 中谷造船(江田島市)は昨秋以降、現場作業員を中心に10人以上を中途採用した。中谷敏義会長は「現場作業員や不足している工務管理者を補充する。設計者も育てたい」と意欲を燃やす。

 造船各社は数年先までの受注は確保し、高操業を続けるものの、その後の新規受注は落ち込んでいる。ただ新笠戸ドック(下松市)は「団塊世代の退職が多く、良い方がいれば現場作業員や管理者に採用したい」とし、新卒、中途とも一定数の採用を続ける方針だ。

150荷主研究者:2009/06/14(日) 17:06:30

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090508301.htm
北陸の経済ニュース 2009年5月8日04時28分更新 北國新聞
4割減の1000億円に コマツ粟津工場今期売上高

 コマツ粟津工場(小松市)は、二〇一〇年三月期の売上高目標を前期比で七百億円減(約41%減)の一千億円に設定する。世界の建設機械需要が依然弱含んでおり、上期いっぱいは在庫調整を続ける必要があると判断した。上期は四百億円にとどまるが、下期は六百億円に上向く見通しで、米国と東南アジアの需要次第ではさらに上振れする可能性もある。

 七日、北國新聞社の取材に応じた佐々木一郎工場長が明らかにした。一千億円の売上高の規模は、国内需要の低迷で同社が大規模リストラを実施した後の二〇〇三年ごろとほぼ同じレベルになる。

 佐々木工場長によると、〇九年三月期の同工場の売上高は千七百億円強。新興国の旺盛な需要で同上期は一千百億円と過去最高だったが、金融危機後の昨年十一月に急減速。同下期は六百億円に落ちた。今年三月を「生産調整の大底」(同工場長)とし、月五日間の操業にとどめるなどした影響が大きく、年間では〇八年三月期の二千百億円から約四百億円減となった。

 今上期の在庫調整は、四千台強という建機需要に対し生産を三千台に抑え、一千台の在庫を削減する。生産の大底を脱し、今年四月からは建機の組立ラインを全日稼働に戻しているが、ピークだった昨年同期の八千台の半分以下に絞り込む。

 佐々木工場長は「建機の組立ラインは、これまでのように停止日を設けないが、第1四半期(四−六月)は強めに調整することになる」と述べた。トランスミッション(変速機)の生産ラインについては月三−五日間のライン停止を引き続き行うとした。

 生産調整が続く今上期の売上高は約四百億円を見込む。「需要と生産が合致する」(同工場長)という下期には、約六百億円を計画するが、需要が失速した昨年下期と同じ水準にとどまることになる。

 ただ、下期の計画が若干、上振れする可能性もある。

 佐々木工場長が期待の材料として挙げたのは米国と東南アジアの動向だ。米国は政府の景気対策で今年後半から公共工事が動きだし、建機の需要が出てくる可能性があるという。資源需要が戻り始め、既にインドネシア、インドからは増産要求が来ており、中近東の需要も回復に向かう可能性があるとした。

 もっとも、回復のレベルとしては小さく、先行きについて佐々木工場長は「生産は来年半ばか、来年後半にピークの七割かそれ以上に戻る」とし、本格回復には時間がかかると見る。生産の大底を脱したとはいえ、粟津工場や県内の協力企業にとってはまだ厳しい一年となりそうだ。

152荷主研究者:2009/07/21(火) 00:08:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090624305.htm
北陸の経済ニュース 2009年6月24日03時06分 北國新聞
金沢港利用に切り替え 長津工業 加賀工場が稼働

 コマツみどり会の会長企業、長津工業(京都市)が金沢港の利用を拡大する。加賀市小塩辻工業団地に新設した加賀工場の本格稼働に伴い、鉄などの素材仕入れ港を大阪港から変更した。陸送コストや二酸化炭素(CO2)の排出量削減効果も見込まれる。

 加賀工場は、同社4カ所目の国内工場で、従業員数は79人。コマツ粟津工場向けに建設機械の足回り(履帯)組み立て、部品生産を手掛ける。

 これまでは、コマツが海外で集中購買した素材を大阪港から京都の本社工場へ陸送して加工した後、粟津工場に出荷する流れだった。今後は金沢港から加賀工場へ運ばれ、粟津に送られるルートに変わる。関係者によれば、港の利用料を除き、運送費用は半減、CO2は約5分の1に削減する効果が見込まれる。

 長津工業は、加賀工場を主力工場と位置付けており、将来は本社工場の履帯関係の生産も移す考え。現状はコマツ粟津工場がピークの30〜35%程度に生産が落ちているため、同社の生産水準も低く、加賀工場の休業率は2〜3割程度という。

 1カ月の売上高は3億5千万円程度にとどまっており、2010年4月期の上半期売上高予想は前年同期から半減の45億〜50億円になる見込み。23日、会見した津田繁男社長は先行きについて「コマツの在庫調整が終われば、下期から1カ月当たり6億5千万〜7億円の売り上げが見込める」と述べ、下期から増産基調に入るとの見通しを示した。

 長津工業は23日、加賀工場の竣工(しゅんこう)式を行い、関係者が履帯生産の主力拠点の完成を祝った。中田邦夫石川県商工労働部次長、瀬川浩一コマツ粟津工場管理部長、大幸甚加賀市長が祝辞を述べた。

153千葉9区:2009/08/02(日) 10:27:56
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200907290004o.nwc
「787」開発遅れや補助金めぐる係争 旅客機2強、“乱気流”の経営
2009/7/29

 米航空機最大手ボーイングの新型中型旅客機「ボーイング787」の初飛行が再び延期された。初飛行のスケジュールはすでに当初の計画から2年遅れており、引き渡しまでにはさらなる遅延が避けられそうにない。欧州のライバル会社エアバスが開発中の新型旅客機「A350」の機先を制したいボーイングだが、将来には暗雲が立ち込めている。

                   ◇

 ■分析

 「787」は7日に低速地上走行テストを完了。しかし初飛行はまたも延期された。機体のセンター・ウイング・ボックス結合部に強度不足が見つかったことが理由とされており、これが改善されるまで高速地上走行テストは実施できない。ボーイングは開発スケジュールの見直しを進めており、7月中にも最新版が明らかになる見込みだが、3〜4カ月の遅延は避けられないだろう。

 ボーイングはまた、米連邦航空局(FAA)からの型式証明取得について、9カ月という短期間での実現を目指している。しかし航空機の複雑な構造などを考慮した場合、これは楽観的過ぎる見通しに終わるだろう。完全な証明を得るには、少なくとも12カ月かかると考えるのが妥当だ。

 ◆外部委託が裏目に

 アウトソーシング(外部委託)重視の方向に戦略を転換したボーイングは、「787」の約90%を社外で生産している。しかし、これが大幅な遅延の原因の一つになっている。初期段階の遅延の原因には生産システムの管理態勢の甘さがあった。同社は「787」の開発の一部を担当しているボート・エアクラフト・インダストリーズの関連部門を買収することによって、管理態勢の引き締めを図っている。

 また、「787」の需要に対応するため、ボーイングは新工場の建設を検討している。新しい生産ラインが完成すれば、引き渡し時期を早めるのに役立つだろう。また、中距離向け広胴型航空機の市場でボーイングのシェアに食い込もうとしているエアバスの新型機「A350」に対して、再び優位性を主張できるようになるかもしれない。とはいえ、2010年第1四半期の引き渡しスケジュールに間に合わせることは、やはり難しいといえる。

 ボーイング、エアバスともに、リセッション(景気後退)に伴う受注の減少とキャンセルの増加に悩まされている。景気の悪化が落ち着けば受注が戻り、新規のプロジェクトが始動することになるだろうが、手持ちの受注が減っている状態でのキャッシュフローの確保は至難の業だ。

 09年上期の受注数はボーイングが85機、エアバスが90機で、ほぼ拮抗(きっこう)していた。しかしその後、ボーイングには84機ものキャンセルが発生(うち「787」が73機)し、最終的な受注数はわずか1機だった。一方エアバスのキャンセルは22機にとどまり、受注数ではボーイングを上回った。

 両社とも広胴型航空機の受注に苦戦したが、なかでも打撃を受けたのがボーイングの「747−8」とエアバスの「A340」だ。両モデルでは新規受注を一件も確保できず、キャンセルも相次いでいる。

 生産活動が低迷する一方、09年上期の引き渡し実績は両社合わせてちょうど500機で、過去最高レベルに達した。08年同期は486機だった。受注が減って引き渡しが進んだために、手持ち受注数は今年6年ぶりに減少し、両社で7000機を下回った。

154千葉9区:2009/08/02(日) 10:28:09
 ◆相次ぐキャンセル

 受注数ではボーイングより優位に立ったエアバスだが、同社および親会社のEADSが置かれた財務状況は厳しい。特に大型機「A380」についてブリティッシュ・エアウェイズやカンタス航空から発注のキャンセルや保留が相次ぎ、大きな痛手となっている。

 EADSは軍用機でも評判を落としている。同社は軍用輸送機「A400M」のすべてのスケジュールを3カ月延期することを決定。いくつかの顧客は発注のキャンセルを検討中だ。なかでも、財政難により国防費の大幅な削減を目指している英国は、発注を取りやめる可能性がもっとも高い。

 ボーイングとエアバスのせめぎ合いは、国家レベルの貿易問題にも発展している。エアバスに対するEUの公的補助金は不当だとして、04年に米国がEU(欧州連合)をWTO(世界貿易機関)に提訴。EUも対抗して米国を提訴した。米国側の訴えについては8月末までに、EUの訴えについてはそれから数カ月の間に裁定が下る見込みだ。

 WTOは、EUの政府直接支援の仕組みに不利な判決を下す可能性が高い。しかし米国側も、州レベルの支援の一部がWTOの補助金規定に抵触するかもしれない。

 一方、EUと米国の政府以外との協力、例えばエアバスと中国政府、ボーイングと日本政府の協力はWTOの規定に触れないため、今後はさらに外国政府との協力が進む可能性がある。

                   ◇

 ■結論

 航空市場の冷え込みにより、ボーイングとエアバスは苦境に立たされている。ボーイングは広胴型機の分野でやや優位を保っているが、「787」の完成がさらに遅れた場合の代償は大きいだろう。両社ともに、これまで政府から受け取っていた新型機開発の補助金の正当性について、WTOの判決を受けることになる。特にエアバスは、従来の補助金システムの抜本的な変更を迫られる可能性もある。

156荷主研究者:2009/08/11(火) 13:20:44

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200907240124.html
'09/7/24 中国新聞
エコタンカー進水 福山
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 福山市鞆町の本瓦造船で23日、電気推進船のケミカルタンカー豊和丸(499トン)の進水式があった。燃費が良く、二酸化炭素(CO2)排出量も抑えられる「スーパーエコシップ」は国内9隻目。広島県東部では初の建造という。

 豊和丸は全長61・8メートルで最大速力約11ノット。重油や化学薬品など1200トンを積める。総工費は約10億円。従来の船舶が船尾部分にディーゼルエンジンなどを置いて直接プロペラを回すのに対し、ディーゼル発電機2基を搭載。モーターがプロペラを回す。

 エンジンに比べて発電機は配置場所や形状に融通が利くため、水抵抗の少ない細い船尾にできる。発電機のオンオフも容易なため、エンジンを常に回す必要がある従来船より燃費が2割向上、CO2も2割削減が見込める。

【写真説明】進水する豊和丸

157荷主研究者:2009/08/12(水) 19:37:15
廃船ネタだけぇが。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090812/crm0908121904018-n1.htm
2009.8.12 18:57
地上から謎のSOS信号…原因は船舶の解体作業

 船舶の沈没などを知らせる遭難信号が陸上から発信され、総務省が電波監視車を出動させ発信元の捜索に乗り出す騒ぎになっていたことが12日、分かった。同省は遭難信号を出していた発信機を東京都町田市南つくし野の廃材置き場で発見し回収。電波を切った。

 同省によると、見つかったのは、国際航海などを行う船舶に搭載が義務づけられている発信機(縦約30センチ、横約30センチ、高さ約60センチ)で、遭難したときに船体から外して海に投げ込むと船の位置や船名などのデータが人工衛星を経由して救難当局に送信されるシステムになっている。

 海上保安庁は10日午後2時ごろ、遭難信号を受信。陸上からの信号だったため、陸地の電波を管理する総務省に連絡した。同省は電波監視車1台、3人の職員を出動させて捜索を開始し、発信元が解体業者の廃材置き場であることを突き止め、11日午前10時ごろに事情を説明し電波を切った。

 解体業者は「発信機とは知らなかった」と話しており、船を廃棄処分するために、発信機を切り離したため遭難信号が自動的に発信されたとみられる。

 誤発信を受信していると、本来の遭難信号を受信できなくなるおそれがあることから、同省は「最近、同様の事例が続いて困っている。業者などに注意を促したい」としている。

159荷主研究者:2009/08/30(日) 18:40:07

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908260082a.nwc
2009/8/26 Fuji Sankei Business i.
新日鉄と今治造船が新技術 “軟らかい船首”で衝撃吸収

 新日本製鉄と今治造船は25日、船舶が衝突した際に安全性を高める技術を共同開発したと発表した。衝突時に変形しやすい性質の鋼材を船首に採用し、鋼材の変形を通じて衝撃を吸収する構造を実用化した。

 従来の船首は衝撃を受けても変形しにくいため、衝突を受けた船の損傷が大きくなる問題があった。衝突事故の損害を最小限にくい止めることで、海運業界の要望に応える。

 同社が新たに開発した鋼材は、材料を硬くする炭素やリンを製造過程で取り除き、これまで船首に使用していた鋼材に比べ1.5〜2倍、延びやすくした。この鋼材を船首に使うことで、衝突で生じる衝撃を従来の半分程度に軽減する効果が期待できる。

 鋼材自体の価格は従来に比べて高くなるが、延びやすい性質を生かし、船首に加工する際の工程数を減らすことができる。この結果、建造にかかるコストは変わらず、安全性を高められるという。

 第1弾として今治造船が2010年に建造する小型タンカーに、新構造の船首を採用することが決定している。同社は今後、自社で建造するすべての船舶に、新構造の船首を採用する方針だ。一方、新日鉄は大分製鉄所(大分市)で来年1月から新鋼材の生産を開始し、10年度に出荷量を5000トンにする目標を掲げている。

160チバQ:2009/10/02(金) 23:34:49
>>132-135
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091002-OYT1T00654.htm
国産ジェット海外初受注、三菱が100機
 三菱重工業の子会社で、国産小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)を開発・生産する三菱航空機は2日、米航空持ち株会社「トランス・ステーツ・ホールディングス」から100機を受注したと発表した。


 海外からの受注は初めてだ。MRJが採算ラインに乗るには300〜400機の受注が必要とされるが、これまでは全日本空輸からの25機にとどまっていた。三菱航空機は、今回の受注実績をアピールしながら、さらなる受注拡大を目指す。

 MRJは、国産初のジェット旅客機として2012年の初飛行を目指して開発中で、08年から受注活動を始めた。ただ、世界的な景気後退や、MRJに実績がないことなどから難航していた。

 今回の受注総額は非公表だが、3000億〜3500億円程度とみられる。三菱航空機は、14年からの5〜6年間で納入する。

 MRJは乗客数70〜100人で、国内線や比較的近距離の国際線での使用を想定。価格は30億〜40億円になる見込みだ。機体の軽量化などにより、従来の同規模機より燃費が2〜3割良くなるのが特徴で、来日したトランス社のリチャード・リーチ社長も2日の記者会見で、「燃料が2割以上節約できる点が大きい」と、燃費の良さが選定の理由になったと説明した。

 トランス社はトランス・ステーツ航空など地域航空2社を傘下に持つ。米国内の50都市間を結び、年間搭乗者数は約500万人に上る。三菱航空機の江川豪雄社長は「地域航空の大手から発注を受けたことは心強い」と強調し、今回の受注実績が、他の欧米航空会社への営業活動にも大きなプラスになるとの期待感を示した。

 小型ジェット機市場はエンブラエル(ブラジル)、ボンバルディア(カナダ)の2強体制が続いているが、14年前後から米航空会社などで機体の更新需要が増えることから、新規参入の動きが相次いでいる。三菱航空機は26年までの小型ジェット機需要を5000機超と予測しており、うち1000機の受注を中長期の目標にしている。

(2009年10月2日20時52分 読売新聞)

161荷主研究者:2009/10/04(日) 04:04:59

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120091002bbae.html
2009年10月02日 日刊工業新聞
三井造船玉野事業所、艦船建造の技能伝承を強化

 【岡山】三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)は、艦船工場で技能伝承の取り組みを強化している。技能伝承センターで基本と高度技能の2グループに分かれ、研修に取り組む。高度な造船技術を要する海上自衛隊の護衛艦建造などは経験が不可欠だが、同事業所は艦船建造技能者の高齢化が進んでおり、高いスキルを持つ人材の育成を急いでいる。

 入社5年目までの若手従業員は溶接、電流・電圧調整などの基本技能、6年目から40歳代の中堅従業員は配線など艤装(ぎそう)を中心に高度技能を学ぶ。それぞれ現場での指導は、指導役のOBを含む7人の「スキルマスター」と呼ばれるベテランがあたる。基本技能の技量は、ランク1―5に分け、ヘルメットにシールを張り一目で分かるようにした。

163カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:13:36
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
http://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

164とはずがたり:2009/11/01(日) 17:52:58
ここかねぇ?

電気利用した新交通網の普及を 県が検討委設置
2009年10月29日
http://kumanichi.com/news/local/main/20091029001.shtml

電気エネルギーを使った次世代交通システムの県内普及策について話した検討委員会=県庁

 電気を利用した新しい交通網の普及を進めるため、県は28日、産学官でつくる「電気エネルギーの活用による次世代交通システム推進事業検討委員会」(座長・谷口功熊本大学長)を設けた。電気自動車の充電施設整備や電動バイクと駐車場を組み合わせたパークアンドライドなどの実現性を探り、来年3月までに地場メーカーの技術力を生かせる事業化案をまとめる。

 委員会は低炭素社会の実現と産業振興を図るのが狙い。事業可能な案は2011年度から実施する。

 委員は藤村順二・富士電機システムズ熊本工場長、森元豊・九州電力熊本支店長など太陽電池製造や二輪四輪関連メーカーの代表者ら14人。

 検討課題として▽太陽電池を備えた電気スタンド▽バッテリーで動く市電車両の開発▽駅への電動バイクスタンド設置とレンタル運用▽高齢者向け電動福祉車両の普及−などが挙がった。

 この日、委員からは「電動バイクに絞った小型電気スタンドなら太陽電池だけでの運用も可能」「市電をバッテリーにすれば九州新幹線の熊本駅に架線なしで乗り入れできる」などの意見が出た。(松本敦)

166荷主研究者:2009/11/03(火) 03:11:07

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120091029baai.html
2009年10月29日 日刊工業新聞
IHI、リチウムイオン二次電池に参入

 IHIは28日、リチウムイオン二次電池事業に参入すると発表した。米A123システムズと提携して同電池を調達し、自動車や船舶などの動力源として製品化。2010年から日本国内で販売し、15年には300億円の売り上げを目指す。三菱重工業や川崎重工業も産業用の二次電池事業に乗り出しており、車載用だけでなく、船舶や建設機械など産業分野での競争も激しくなりそうだ。

 提携は同電池の供給・調達からシステム全体の設計、日本市場の調査・営業などに及ぶ。すでに営業を開始、数社にはサンプル出荷を始めた。車載用だけでなく建機や工場内の移動に使う車両など産業分野に、同電池を組み込んで電力供給システムを販売する。自動車メーカーなどから大量に受注した場合、IHIは日本に工場を建設し、生産にも乗り出す。

168荷主研究者:2009/11/14(土) 15:37:24

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911140068a.nwc
2009/11/14 Fuji Sankei Business i.
コベルコ、ハイブリッド建機投入 燃費低減4割 新興国開拓

コベルコ建機が来年1月に発売するハイブリッド油圧ショベル「SK80H−2」と、同社の小谷重遠社長=13日、千葉県市川市

 神戸製鋼所グループの建機大手、コベルコ建機は13日、負荷が軽い作業時に余るエンジン出力などを蓄電し、再利用する8トン級のハイブリッド油圧ショベル「SK80H−2」を2010年1月に発売すると正式に発表した。

 現行の7トン級に比べ、40%以上の燃費低減を実現し、CO2排出量の大幅削減にも寄与するほか、都心部での使用を想定し、低騒音化を図った。

 価格は現行機の約2.5倍の2530万円に設定した。当面は、年間10台の販売を目指すが、小谷重遠社長は「年1000台程度量産化できれば、価格は現行機の1.5倍程度に下げられる」と説明した。

 同社のハイブリッドシステムは、負荷の低い作業時にエンジンの余剰エネルギーを蓄え、負荷が高い作業時のエンジン動作を補助することで、エンジンにかかる負荷の平準化を実現した。現行機よりも、パワーの小さい小型エンジンでも、現行機並みの力を発揮できるほか、旋回や減速時のエネルギーを再利用する仕組みを加えたことで、大幅な燃費向上を実現した。

 技術的には、20トン、30トン級への応用も可能だが、蓄電池の技術開発動向などを見極めた上で、製品化する考えだ。同社は、1999年に研究開発を始め、今回の商品化にこぎつけた。

                   ◇
 【予報図】

 ■割高感 コストダウン課題

 コマツや日立建機などに次いで、コベルコ建機も発売に踏み切ったことで、環境負荷低減につながるハイブリッド建機の販売競争が過熱しそうだ。

 コベルコがもっともアピールするのは、旋回時のエネルギー回収だけでなく、エンジンの小型化など複数の工夫によって、業界最高クラスの40%以上の燃費改善を実現した点だ。

 もっとも、価格は、現行機の2.5倍と高価で、ランニングコストの低減分を考慮しても、かなり割高と言わざるを得ないのが現状だ。他社が発売しているハイブリッド機も現時点では高価で、建機各社は普及に向けて、エコカー減税のような助成金制度の要請を政府に働きかけているが、早期の予算化は難しい状況にある。

 ただ、「人件費より燃料代が高くつく中国などでは、ランニングコストの削減メリットが高く評価されるはず」(小谷社長)というように、特に新興国を中心とした海外で多くの需要が見込まれ、量産効果による本体価格のコストダウンが課題だ。(那須慎一)

169チバQ:2009/11/14(土) 18:47:13
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091114/biz0911141802008-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】日の丸ジェット“空中戦” 大量受注で上昇気流 (1/4ページ)
2009.11.14 18:00
 国産初のジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナルジェット)」が、米地域航空会社から100機の大量受注を獲得して上昇気流に乗り、猛烈な売り込み攻勢をかけている。開発途中で実物も実績もないうえ、未曾有の航空不況の逆風が吹き付ける。目標の1千機の受注は容易ではないが、低燃費の高い戦闘力で、カナダのボンバルディアなどライバルとの“空中戦”を制す構えだ。


実機なしの不利

 「実機がない中で戦うのは、どう考えても不利。ライバル機で運航している航空会社から受注を獲得できた意味は大きい」

 三菱重工業の子会社で開発を手がける三菱航空機の滝川洋輔営業部長は、こう力を込める。

 同社は10月2日に米地域航空会社大手トランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)と100機の受注契約を結んだと発表した。それまでは全日本空輸からの25機だけにとどまっており、初の海外受注だ。

 TSHが大量発注に踏み切ったニュースは世界の航空業界に伝わり、「スタッフを送り込むと、格段に話を聞いてもらえるようになった」(滝川部長)という。営業部隊の意気は上がっている。


“戦闘力”は低燃費

 TSHからの受注は、MRJの“戦闘力”を証明すると同時に、6年間流し続けた汗の結晶でもある。

 TSHのリチャード・リーチ社長は10月2日の会見で、「これほどの規模の発注を今の経済情勢で決定するのは容易ではなかった」と心情を吐露した。

 MRJは1機30億〜40億円とされる。開発中に発注する“ローンチカスタマー”の特典で、かなりディスカウントされているもようだが安い買い物ではない。決断の最大の理由は、三菱航空機の江川豪雄(ひでお)社長が「他機より20%は改善される」と胸を張る燃費性能だ。

 米プラット&ホイットニー製エンジンの採用に加え、独自の空力設計やアルミ材を主翼に用いた軽量化など、最新技術により実現した。

 TSHとの関係構築は、まだ事業化を決断する以前の6年前にさかのぼる。航空機リース事業でTSHと付き合いのあった三井物産から紹介してもらい、それ以降、絶やさず情報交換を続けてきた。

 平成19年のパリ航空ショーに初めてMRJの客席のモックアップ(模型)を展示した際には、ブースを訪れたリーチ社長が「検討材料にしたい」と依頼。設計メンバーがミズーリ州セントルイスの本社まで苦労して運び込むなどの熱意で口説き落とした。

170チバQ:2009/11/14(土) 18:47:56


誤算はJAL

 昨秋の米国発の金融危機と新型インフルエンザのダブルパンチで、世界の航空会社の業績は軒並み悪化している。その中でも、運行効率を格段にアップできる50〜100席クラスのリージョナルジェットへの需要は旺盛だ。

 今年9月末時点の受注機数は、予約金などにより仮押さえする「オプション契約」を含め約5500機に上る。内訳は、カナダのボンバルディアが2772機、ブラジルのエンブラエルが2248機と、“2強”が独走している。

 さらに中国の官民メーカー、COMACが開発を進める「ARJ21」が来年にも就航する。「2強はMRJよりARJ21をライバル視している」(業界関係者)という強敵だ。

 三菱航空機では、今後20年間で約5千機の需要があるとみており、江川社長は「1千機は取りたい」と意気込む。

 「これまでの研究開発費などを考えると、採算ラインは500機」(松本康宏・新生証券アナリスト)といわれており、何としても、その半分はクリアする必要がある。

 誤算は、経営危機に陥っている日本航空だ。「日本のエアラインに買ってもらえないのは、海外に売り込む際に大きなハンデになる」(滝川部長)というのが三菱航空機の本音だ。

 だが、再建計画は迷走気味で、高効率の最新機種の導入が再建にも不可欠とはいえ、発注を決められるような状況ではない。

 業界では「国内の受注は100〜200機にとどまる」(松本氏)との見方がもっぱらだ。

 それだけに、ライバルがひしめく海外市場の開拓が重要になる。

 「YS−11」以来40年ぶりの国産旅客機であるMRJは、敗戦で開発を制限されてきた日本の航空産業全体の悲願だ。初号機の納入が予定されている26年1〜3月まで残すところ約4年。営業部隊の奮闘は続く。(那須慎一)

171荷主研究者:2009/11/15(日) 22:59:27

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200911110327.html
'09/11/11 中国新聞
ツネイシが塗装工場 福山
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 造船・海運業のツネイシホールディングス(福山市)は、福山市沼隈町の常石工場に塗装工場を新設し稼働を始めた。船の安定をよくするために海水を注入するバラストタンク部分の塗装を担い、従来より作業効率が高まる。中型ばら積み貨物船で年間14隻分の塗装に対応できる。設備投資は約26億円。

 工場は幅90メートル、奥行き111メートル。金属の粒子を吹き付けるエアーブラスト方式で表面処理し、スプレーによる塗装を2回実施するラインを2本設けた。これまで屋外だった作業が屋内でできるため、雨天などの天候で工程が左右されなくなり品質も安定する。

 2012年7月以降に完成する船が対象となる国際海事機関(IMO)の新塗装基準に対応した。同社は「11年には作業効率を3割アップできる」と試算する。

【写真説明】常石工場に完成した塗装工場


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