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重工業・造船・航空機スレッド

76やおよろず:2007/07/27(金) 16:27:43
米ボーイング:低燃費の次期主力機、新型「787」を初公開 ANAは50機発注済み
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/10/20070710ddm008020010000c.html

米シアトルで8日(日本時間9日)に、1号機が初公開された米ボーイング社製の新型機「787」は、環境性能や乗り心地、航続距離などの飛躍的な向上が大きな特徴だ。全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)は、ともに次期主力機と位置づけ、経営改善への効果に大きな期待を寄せている。【ワシントン木村旬、増田博樹】

 787は、主翼など機体の約50%を「鉄より強く、アルミニウムより軽い」と言われる炭素繊維の複合素材で製造。燃費効率は同型機比で20%、主力大型機「747−400」比で60%それぞれ改善する。軽量化効果で、中型機(標準機種の座席数210〜250)にもかかわらず、航続距離は最大1万5200キロと大型機並み。日本から米東海岸へも直行できる。

 また、複合素材は頑丈でさびないため、従来機比で機内の気圧を約25%、湿度を2倍弱高く保てる。窓も同型機より1・6倍大きくなり、利用者にとっても快適なフライトが期待できそうだ。

 航空会社の期待も大きく、すでに世界47社から677機を受注し、「民間航空機では史上最速のペース」(ボーイング)という。国内では、ANAが世界最大規模の50機を、JALが35機を発注済み。世界で最も早い受領はANAの来年5月で、JALは同8月を予定している。

 収益改善効果は、ANAの場合でみると、燃料削減で年間40億円、機内スペース拡大による積載貨物量の増加などで同60億円の計約100億円を、JALは787を含めた機材更新全体で、10年度に06年度比で670億円をそれぞれ見込んでいる。

 経費削減のほか、路線の拡大も期待される。現在、欧米など長距離路線は大型機でしか飛べないため、就航をあきらめるか低収益も覚悟するしかなかった。しかし、低コストで長距離飛行が可能な787の登場で、実験的な路線設定も可能になる。

 JALの西松遥社長は8日のシアトルでの会見で、「成田−モスクワ線などを念頭に置いている」と述べ、現在は需要が少ない路線も含めて投入する意向を示した。ANAも来年8月の北京五輪に合わせた羽田−北京線のほか、長距離路線への活用も検討中だ。

 ◇機体の35%担当−−三菱重工など日本3社

 ボーイング「787」は、日本のメーカーが主要部品生産に深くかかわっている。三菱重工業が主翼、川崎重工業が前部胴体と主脚格納部などを、富士重工業は主翼と胴体を結合する中央翼を生産している。3社合計で機体の部品・部材の約35%を担当、各社は同機に採用された技術を武器に世界の航空機産業の中で存在感を高めたい考えだ。

 三菱重工は昨年9月、名古屋市内に主翼の組み立て工場を完成させ、300人体制で現在は2号機以降の主翼生産を手がけている。「787」は、今後20年で1000機超の需要があるとの予測もあり、需要を取り込むことで「世界の主翼センター」を目指す。川重も同7月に愛知県弥富市に約170億円を投じて部品工場を新設。受注の伸び次第では、生産設備の増強も検討する。

 機体に使用される炭素繊維複合材は東レが開発した。東レは米仏と日本(愛媛工場)の3カ所で生産しているが、ボーイングへの納入のためいずれも増産を計画しており、8月にはフランス工場で増産体制が整う。【谷川貴史、小島昇】

毎日新聞 2007年7月10日 東京朝刊


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