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重工業・造船・航空機スレッド
78
:
荷主研究者
:2007/08/27(月) 01:15:31
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/06/20070628t12010.htm
2007年06月27日水曜日 河北新報
石巻・ヤマニシ 150トンクレーンを新設
現在の60トンクレーン(左)に代わり、150トンクレーンを新設する船台
造船業のヤマニシ(宮城県石巻市)は、約30億円を投資し、東北最大級のつり上げ能力150トンのクレーン新設をメーンに、生産設備を大幅に増強する。世界的な造船需要の増加を背景に、生産効率の向上を図る。27日に現地で工事の安全祈願祭があり、2007年度内の完成、08年度の本格稼働を目指す。
150トンクレーンは、同社のメーン建造船台に設置。これまでは4基のクレーンを使用してきたが、最大で60トンだった。150トンクレーン新設に伴いクレーンレールも40メートル延長し、稼働範囲を拡大させる。
現在2棟ある部材加工の内作工場を増築し、切断機、1000トンプレス機各1基を増設。溶接用施設、塗装基準の厳格化に伴う研掃工場(延べ床面積1700平方メートル)も敷地内に新たに整備する。
同社は現在、1万9000トン級の貨物船を主力に年間4隻を生産。最近は、中国などアジア経済の活発化に伴って貨物船の需要が拡大し、ヨーロッパ、アジアの船主から受注が急増している。
11年までに貨物船や液化石油ガス(LPG)タンカー、自動車専用運搬船など1万8000―2万4000トン級の大型船25隻、約650億円分の受注契約を締結済みで、その後の予約もあるという。今回の生産設備増強で、年間生産6隻を目標に、売上高も101億円(06年度)から08年度に150億円を目指す。
前田英比古社長は「世界的な造船需要はしばらく続くとみられる。将来は3万トン級も造れる設備に拡大し、生産する船の種類も広げながら安定経営、雇用拡大を図りたい」と話した。
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