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重工業・造船・航空機スレッド

135千葉9区:2009/02/25(水) 21:21:39
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090225ddm012040005000c.html
大空のDNA:MRJの挑戦/3 少しでも使いやすく

 <飛べ!ニッポン 1939〜2009>

 ◇先人の技術、追い風 航空会社意向で進化
 ニッポン号の世界一周飛行の途上、大阪毎日・東京日日新聞社航空部長の大原武夫親善使節はペルー大統領に「幾多の点でダグラスなどに勝っている。今日本の製造技術は世界一流」とPRし、後に同型機の注文を獲得した。びょうの1本に至るまですべて国産で製造されたニッポン号。日本の技術は立ち寄った各国で絶賛された。

 それから70年、再び日本の技術を売り込む場となったファンボロー国際航空ショー。08年7月にロンドン郊外で開催されたこのショーで、三菱リージョナルジェット(MRJ)の販売部門を率いる滝川洋輔・三菱航空機営業部長(50)は「異変」を感じていた。

 三菱重工業の航空エンジン部門に長く携わり、ショーにはいつも人があふれ返るのを見てきた。だが今回は雑踏が透けて見える。「やばいのかな」。予感は現実になった。世界的不況。成約直前の案件が流れた。「旅客機市場は景気の変動に簡単に追随する」。業界の常識を痛感した。


 滝川部長の朝は100件ものメールチェックで始まる。各国を飛び回る部員からの報告。三菱重工や三菱商事、トヨタ自動車などから出向した営業マン約30人の混成部隊だ。「お客様が何を求めているのかという知識がまだ欠けている」。コンサルティング契約を結ぶボーイングの営業マンの教えを実践する。

 MRJは翼長約30メートル、全長約34〜36メートル。国内や地域間の路線向きだ。現在、発注は全日本空輸の25機にとどまる。全日空企画室の日高一郎主席部員は「新幹線との競合上、100席未満のジェット機が必要な路線がある。燃費、サポート体制など総合的に検討して選んだ」と理由を語る。

 1機40億円の買い物。少しでも使いやすい機体を開発してもらおうと、全日空のパイロット、整備士などのチームは毎月、MRJの開発陣と会議を開き、要望を伝えている。他の航空各社の担当者も意見交換に訪れる。航空会社の意向でMRJは進化した。胴体の断面を約6センチ横長にし乗客がよりゆったり座れるようになった。

 ニッポン号をはじめ、戦前から技術力で勝負し、世界中で認められた日本のものづくり。滝川部長は言う。「海外のお客様に『日本人が作るものだから信用している』と言われ、大きなアドバンテージになっている」。先人の築いた財産が追い風となる。【真野森作】=つづく


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