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大中華世界的話題

2987チバQ:2012/01/10(火) 22:10:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111228/kor11122818190014-n1.htm
政権崩壊時、14兆円の負担 韓国シンクタンクが試算
2011.12.28 18:18 [韓国]

北朝鮮の金正日総書記の葬儀を報道するテレビを見る市民=28日午後、ソウル駅(共同)
 韓国のシンクタンク、韓国経済研究院は28日までに、北朝鮮の金正恩氏の体制が急速に崩壊し、2013年に韓国が吸収統一した場合、韓国の経済的負担は、経済成長の鈍化分も含め2020年までの7年間に計約217兆ウォン(約14兆6000億円)相当になる一方、北朝鮮が経済の改革・開放に転換した後に統一すれば負担は約96兆ウォンに抑えられるとの試算をまとめた。

 試算では、北朝鮮が急速に崩壊した場合、北朝鮮住民の生活保護費用が約31兆ウォン、経済の立て直しに必要な投資が約31兆ウォン必要で、それぞれ改革・開放後の統一に掛かる費用に比べ約16兆ウォン、約10兆ウォン高くなる。

 財源捻出のための増税が経済成長の足を引っ張ると予測、これらを考慮すると、他に計約155兆ウォン相当の負担がかかると見なした。(共同)

2988チバQ:2012/01/10(火) 22:16:07
http://www.afpbb.com/article/politics/2849735/8271108?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
台湾総統選、有権者は対中問題に無関心 馬総統に逆風か
2012年01月10日 08:50 発信地:台湾

【1月10日 AFP】台湾の総統選は14日の投開票まで残すところ1週間を切った。再選を目指す国民党(Kuomintang、KMT)の馬英九(Ma Ying-jeou)総統(61)は、中国本土との関係を劇的に改善させたが、今回の選挙で当落の鍵を握るのは経済問題となりそうだ。

 台湾史上初の女性総統を目指して馬総統に挑む野党・民主進歩党(民進党、Democratic Progressive Party、DPP)の蔡英文(Tsai Ing-wen)主席(56)は、富の公平な分配を掲げ、それなりの支持を集めている。

 台北(Taipei)にある中国文化大学(Chinese Culture University)の政治学者、蔡瑋(George Tsai)氏は「多くの台湾人、特に低所得者層にとって、経済は突出して重要なテーマだ」と分析する。「こうした人々は、中国本土との関係改善や外交問題にはあまり関心がない」

■台湾人の関心は「中国」から「経済」へ

 台湾政治は歴史的に、隣り合う大国・中国と緊密な関係を促進したい国民党と、独立を志向する民進党との間で争われ、対中国政策が決定的な争点となってきた。だが、台湾人の大多数が中国との関係はある程度避けられないと考えている現在、今週末の総統選で「対中国政策」が民意を左右することはないとみられる。

「対中関係が台湾の重要課題であることに変わりはないが、重要度は緩やかに低下している」と、香港城市大学(City University of Hong Kong)の鄭宇碩(Joseph Cheng)教授(政治学)は指摘する。「おそらく、台湾の人民は(中国との)経済統合が進んでいることを認識しており、事を荒立てたくないのだろう」

 対中問題への有権者の無関心さは、中国と貿易自由化に向けた経済協定を結ぶなど対中関係改善を追い風に2期目を狙う馬総統にとっては痛手だ。最新の世論調査でも、馬氏の支持率は蔡氏をわずか3%リードしているにすぎない。3%は許容誤差の範囲内だ。

■馬陣営の泣き所

 2011年7〜9月期の台湾経済は前年同期比3.37%増で、主要貿易相手の中国の活況に牽引され24年来での最高値を記録した2010年の10.88%からは低下した。その大きな要因は世界経済の鈍化による。しかし馬陣営には不満がくすぶる。「あらゆる統計は台湾経済の好調を示しているのに、メディアや国民はまるで無視している」と国民党の金溥聡(King Pu-tsung)秘書長は報道陣らに不満を示している。

 だが有権者の目は、台湾で拡大する所得格差の是正対策が国民党の政策には欠如している点に向けられている。

 さらに馬総統に追い討ちをかけるのが、元国民党の重鎮で親民党から立候補した宋楚瑜(Soong Chu-yu)主席の存在だ。支持率では馬総統、蔡候補に大きく差をつけられているが、馬総統の支持層が宋候補に流れる可能性がある。

 これら複数の要因が積み重なり、総統選の行方は予断を許さない状況だ。(c)AFP/Peter Harmsen

2989チバQ:2012/01/10(火) 23:49:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000002-mai-cn
<中韓首脳会談>双方に疑念が見え隠れ
毎日新聞 1月10日(火)1時5分配信

 【北京・西脇真一、米村耕一】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の胡錦濤国家主席は9日の首脳会談で、金正恩(キム・ジョンウン)体制での北朝鮮が混乱しないよう協力する姿勢を前面に押し出した。両国は朝鮮半島の不安定化が国益に沿わないとの立場で一致するが、その底流には相手国に対する疑念や懸念も見え隠れする。

 9日午後、李大統領を乗せた専用機は、北京空港に到着するとすぐ機上に両国の旗を掲げた。今年は国交正常化20周年。今回の会談は祝賀ムードの中で進められた。だが、こうした雰囲気に影を落とすのが北朝鮮情勢だ。

 北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を発表した先月19日夜、日米韓露の駐中国大使らが個別に中国外務省に呼ばれた。応対した張志軍筆頭外務次官は「朝鮮半島とその周辺の安定は中国の戦略的利益だ。北朝鮮を刺激せず、理性的に対応してほしい」と要請したのだ。北京の外交関係者は「中国の態度は、まるで北朝鮮を『保護国』とでも考えているかのようだ」とあきれる。

 新体制が発足したばかりの北朝鮮に寄り添う中国の姿に、韓国内でも戸惑いが広がっている。総書記死去の発表直後、李大統領は胡主席に電話での情報交換を申し込んだが、中国側は受けなかった。一方で中国共産党指導部はそろって北京の北朝鮮大使館を弔問した。一部の韓国紙は「中国はポスト金正日体制から韓国を排除するのか」と批判した。

 韓国外交安保研究院の尹徳敏(ユン・ドクミン)教授は「中国は、北朝鮮の非核化と改革・開放という(韓国との)共通目標の実現を目指すべきだ。そうでないと、中国は南北分断を固定化させる存在だと韓国側に認識される」と指摘する。

 ただ、中国を取り巻く環境は厳しくなっている。米国がアジア回帰路線を表明し、ベトナムやミャンマーなどが対米関係を強化した。中国には「自国に対する包囲網」に映る。対北朝鮮で米国と軍事演習を繰り返す韓国も、その一つなのだ。

 北朝鮮情勢に詳しい中国人研究者はこう強調する。「包囲網が敷かれるからこそ、中国にとって北朝鮮の戦略的価値が高まるのだ」

2990チバQ:2012/01/11(水) 12:20:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20120111k0000e030121000c.html
台湾総統選:誰が何万票差で勝つか 違法賭博が過熱
 【台北・隅俊之】台湾総統選(14日投開票)で、誰が何万票差で勝つかを予測する違法な選挙賭博が過熱している。台湾では世論調査よりも賭博の予測の方が当たると言われるが、与党・国民党候補の馬英九総統(61)と最大野党・民進党の蔡英文主席(55)の接戦を反映。当初は50万票差で馬総統が勝ちとの予測が主流だったが、最近は10万票差で蔡氏が勝つとの予測も出ており、選挙戦の混迷ぶりを物語っている。

 台湾メディアによると、馬総統は昨年10月、中国との戦争状態を終結させる平和協定の締結交渉について「排除しない」と踏み込んだ発言をし、現状維持派が多数を占める民衆に不安が広がった。一方の蔡氏は馬氏の失速に乗じて急速に支持を伸ばしたため、賭博の予測も変化。今年に入って▽10万票差で馬氏が勝つ▽拮抗(きっこう)した−−との予測が多くを占めるようになり、民進党寄りの支持者が多い南部の高雄市では蔡氏が勝つとの予測も出てきた。

 賭け金の総額は30億台湾ドル(76億円)とも言われ、警察当局は4日、全国の賭場を一斉捜索し、賭博グループの首謀者2人を逮捕するなど取り締まりを強化。曽勇夫法務部長(法相)は台湾メディアに「金をもらって誰かに投票しても犯罪だと考えない人もいる。教育を強化して人々の考えを変えていかなければ」と話した。

毎日新聞 2012年1月11日 10時37分(最終更新 1月11日 10時46分)

2991チバQ:2012/01/11(水) 23:47:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120111/asi12011119540007-n1.htm
ミャンマーで進まない政治犯釈放 軍強硬派との権力闘争が影響か
2012.1.11 19:52 (1/2ページ)
 【シンガポール=青木伸行】クリントン米国務長官の先月のミャンマー訪問から、1カ月以上が経過した。この間、テイン・セイン大統領は今月初め、わずかな政治犯を釈放したにすぎない。民主化の行方を見極める重要な要素であり、4月に予定される連邦議会補欠選挙を視野に、タン・シュエ前国家平和発展評議会議長と、軍内部の強硬派が、発言力を強めているとの観測が浮上している。

 大統領の恩赦により今月3、4日に釈放された政治犯は35人で、著名な民主活動家も含まれていないとみられている。1000人近い全政治犯の釈放を求める米国などの主張にはほど遠く、ミャンマー国内外から改めて失望の声が上がった。

 現地の消息筋は、政治犯の釈放がはかどらない背景を「大統領は政策の決定に際し、タン・シュエ氏にお伺いを立て了承を取り付けており、同氏がブレーキをかけている」と説明する。

 また、有識者のひとりは、憲法の規定で強力な権限を付与され、恩赦を決定する「国防治安評議会」が、政治犯釈放の妨げとなっていると指摘する。

 評議会は大統領、軍司令官、上下両院議長、国防相、外相など11人で構成されている。このうち6人は軍司令官の任命によるもので「評議会は軍司令官が牛耳り、恩赦は大統領の一存では決められない」(有識者)という。

 軍司令官はタン・シュエ氏の側近のミン・アウン・フライン氏。軍司令官は憲法により、国家の緊急時には大統領に代わり全権を行使すると規定され、大統領より強い権限をもつ。

 政治犯釈放が少数にとどまったのは、「大統領と軍強硬派との権力闘争の結果」(政府筋)であった。軍強硬派が釈放に抵抗するのは、民主化勢力が勢いを増し、実質的な軍の支配体制が脅かされる事態を招くことを、強く恐れているからにほかならない。

 あるアナリストは「タン・シュエ氏が背後で権力を握っている限り、真の変革は期待できない」と指摘する。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんも、AP通信に「変革に対する支持が軍内部にどの程度あるのか、懸念している。とどのつまり、軍が変革にどこまで協力するのかということが、最も重要な要因だ」と語っている。

 そのスー・チーさんは9日、政党として復活した国民民主連盟(NLD)の中央執行委員会議長(党首に相当)に就くなど、補選へ向け組織固めに動いている。スー・チーさんは最大都市ヤンゴンの選挙区から立候補し、NLDは全48選挙区に候補者を立てる予定だ。果たして公正な選挙が実施されるのか、タン・シュエ氏と軍強硬派の「横やり」が懸念されている。

2992チバQ:2012/01/11(水) 23:53:09
http://www.asahi.com/international/update/0111/TKY201201110472.html
2012年1月11日19時26分
カレン族、ミャンマー政府と協議大詰め 初の停戦か関連トピックス総選挙カイン(カレン)州


 ミャンマーで60年以上独立闘争を続けてきた少数民族の武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」と政府との停戦協議が、大詰めだ。軍事政権時代は一度も停戦に応じなかったKNUだが「テインセイン政権は信頼できる」と朝日新聞に語った。成立すれば政権が目指す「国民的和解」へ大きな一歩となる。

 協議に参加しているKNU中央委員のデビッド・トウ氏が取材に応じ、「停戦合意は近い」と明言した。KNUと政府は昨年10月から、ミャンマーとタイ北部の国境付近などで3度にわたって協議。12日にもミャンマー東部パアンで4度目の協議を持つ。

 政府側は、恒久的な和平交渉に向けた連絡事務所の設置や、少数民族地域での経済開発なども提案。さらに、KNUに、政党をつくって15年に予定されている次の総選挙に参加するよう促しているという。

2993チバQ:2012/01/12(木) 00:01:43
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2012/01/post-243.php
変わる台湾、変わらない台湾
2012年01月11日(水)16時04分
「こいつ巻き舌だよ、ハハハ!」

 大学のラグビー部の遠征試合で初めて台湾を訪れた1990年、中国語学習者だった筆者は、試合相手の台湾人から交流会でこんな風にからかわれた。中国語学習者は一般的にまず大陸で話される標準的中国語「普通話(プートンホア)」を教えられるが、普通話は巻き舌音を特徴とする北京方言の発音を基にしている。このため、外国人学習者は(かなり慣れない)巻き舌音を最初から仕込まれるケースが多いのだが、これが大まかにいって中国の南半分を占める「巻かない」人々の癪に障る。台湾も、少なくとも今から20年前は確実に「巻かない」地域だった。

 06年、取材で16年ぶりに訪れた台湾で筆者は台湾人たちの変化に驚かされた。あれだけ巻き舌を毛嫌いしていた彼らの口から出る中国語が、微妙に巻いているように聞こえたからだ。もちろん生粋の北京人のように「ギュンギュン」に巻いているわけではないが、テレビのアナウンサーの発音も中国大陸と大差ない。台北に長期間在住する日本人の知人からは「外国人と喋っているときだけだ」と指摘されたが、それでも笑いものにされた16年前と比べれば隔世の感がした。

 その台湾で直接選挙では5回目となる総統選の投開票が14日に行われるが、既に伝えられているとおり選挙戦は異様なほど白熱している。現職馬英九は民進党の女性候補、蔡英文に追いまくられ、投票直前の国民党寄りメディアの世論調査でもそのリードは2・9ポイント。最終的な得票率の差がわずか0・2ポイントで、陳水扁総統の銃撃事件まで起きた04年総統選の雰囲気に近づいている。

2994チバQ:2012/01/12(木) 00:02:08
 今回の選挙について、「主要な争点は経済で、大陸との関係に大半の選挙民は関心がない」という台湾現地の指摘がある。確かに経済が争点なのは間違いないが、だからといって中台関係が選挙に影響しない、と考えるのは正しくない。なぜなら今の台湾にとって、経済問題は大陸問題にほかならない。有権者は表向きは中台関係を語ることにうんざりしているが、「馬か蔡か」を決める最後の決断の瞬間に、大陸との関係は重要な判断材料になるはずだ。これまでさんざん金銭的な疑惑を指摘されている国民党だけでなく、民進党の蔡側にもカネがらみのスキャンダルが浮上して選挙戦は泥仕合の様相を呈しているが、選挙の伏流はあくまで中国との関係のはずだ。

 そもそも経済が最重要な争点なのなら、馬総統はそこそこ楽な選挙戦を戦えたはずだった。08年のリーマンショック後こそGDP成長率は伸び悩んだが、10年は10・88%、昨年上半期も5%近い経済成長を実現している。この経済成長を牽引しているのが、増え続ける大陸との経済交流だ。昨年夏には中国人観光客の台湾への個人旅行も解禁された。有力企業の鴻海精密工業が「富士康(フォックスコン)」のブランド名で生産拠点を中国に設け、中国人労働者を安く使いながらiPadやiPhoneを作って稼ぎ続けることができるのも、大陸との関係が安定していてこそ、だ。

 ただその一方で、今回馬総統が予想外に苦戦を強いられている1つの理由は中国との経済協調路線そのものにある。交流のうまみを享受しているのは一部の金持ち投資家だけで、特別な技術をもたない庶民はむしろ中国の労働者に仕事を奪われているという意識が広がっているのだ。香港生まれでエリート街道を歩んできた馬個人に対する本省人(台湾生まれの台湾人)の反感もあるかもしれない。だが蔡の掲げる「公正、正義」というスローガンは、単に馬や国民党だけでなく、その背後にいる中国や中国的なものに台湾人が突きつけた「刃」に思えてならない。もし今回再び政権交代が実現すれば、戒厳令で長く台湾人を抑え続けてきた国民党政権から初めて政権交代を実現した00年の総統選とは大きく意味合いが異なる。それは中国、そして中国的なものへの明らかな「ノー」という意志表示になるはずだ。

 世界第2位の経済大国だから、中国にカネはある。だが、この国には残念ながら他国に誇るべき理念は見当たらない。これまでは「途上国」を自称していたから許されてきたが、もはやカネの力だけでは他国を納得させることも、尊敬を受けることもできない――。かつて「アジアの四小龍」と呼ばれた台湾は、1人当たりGDPでトップのシンガポールに2倍以上の差を付けられ、今やその末席で小さくなっている。もし、それでも台湾人たちがあえて馬でなく蔡を選ぶのなら、そこにはそんなニュアンスが含まれているはずだ。

 台湾は変わらないことを示唆するデータもある。昨年夏には9000ポイントあった株価は年末にいったん7000ポイントを割り込んだが、選挙の投開票が近づくにつれ持ち直しつつある。当たるも八卦、ではないが、株価を1つの選挙戦を占う指標と見れば,市場は「馬再選」へ振れ直しつつあるとも読める。台湾人にアンケートをとれば、今も過半数が「独立」でも「統一」でもなく「現状維持」を望む。「中国なき成長戦略」は残念ながら今のところ台湾には見当たらない。

 機会があって、14日の総統選投開票を現地取材することになった。台湾人と台湾の変化の瞬間に立ち会うことになるのか。到着した空港で乗ったタクシーの運転手の発音を聞けばその答えは見える......かもしれない。

――編集部・長岡義博(@nagaoka1969)

2995チバQ:2012/01/12(木) 00:07:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012011102000029.html
国会議長が買収工作? 韓国 既成政党打撃
2012年1月11日 朝刊

 【ソウル=辻渕智之】韓国の朴〓太(パクヒテ)国会議長(73)が、与党ハンナラ党代表に当選した二〇〇八年七月の選挙前に、現金入りの封筒を同党議員らにばらまいた疑惑が浮上した。朴議長は李明博(イミョンバク)大統領派の重鎮。残り任期一年で支持率が20%台と沈む李政権に追い打ちとなる。野党でも同様の疑惑が発覚し、四月の総選挙や十二月の大統領選を控え、有権者の既存政党離れが加速しそうだ。

 同党の高承徳(コスンドク)議員は九日、三百万ウォン(約二十万円)と朴氏の名刺が入った「黄色の封筒が議員室に届いた」と述べ、八日には検察の参考人聴取に応じ「黒いベッコウ縁の眼鏡の若い男」が封筒を届けた、と証言した。

 また、地元メディアによると、同党の洪準杓(ホンジュンピョ)前代表は一〇年の代表選でも、交通費や食費名目で地方役員らに現金が飛び交っていた、と暴露。代表選候補による買収工作が常態化していた可能性が高まっている。

 買収疑惑は野党にも飛び火。先月発足した最大野党の民主統合党が十五日に予定する新代表選をめぐり、候補者の一部が地方役員に現金入り封筒を配った疑いが表面化。総選挙を控えた時期に、与野党が検察の捜査を受ける異例の事態となっている。

 韓国では、無所属の弁護士が当選した昨年十月のソウル市長選を境に既存の政治、政党離れが顕在化した。大統領選には、IT起業家出身で政治経験ゼロの安哲秀(アンチョルス)ソウル大教授(49)に対する待望論が無党派層や若者の間で強く、今回の件で安氏への支持がさらに広がる可能性がある。

※〓は、火へんに喜

2996チバQ:2012/01/12(木) 12:38:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20120112ddm007030111000c.html
惑う台湾:12年総統選 大接戦、最後のアピール 馬氏は実績、蔡氏は「大連立」
 【台北・隅俊之、大谷麻由美】台湾総統選(14日投開票)は、現職の与党・国民党候補の馬英九総統(61)と最大野党・民進党候補の蔡英文主席(55)による大接戦のまま終盤戦にもつれ込んだ。馬氏は中台関係の平和維持など4年間の実績をアピールする一方、蔡氏は党派を問わず幅広く人材を登用する「大連立政権」構想を打ち出すなど、最後の支持取り込みに懸命だ。

 馬氏は11日、台北近郊・新北市での選挙運動で「活力ある経済」「清廉な政府」「両岸関係の平和維持」の実績を強調した。経済分野などでの実績アピールは現職の強みだ。

 馬政権は台湾の「観光立国」を掲げて観光振興策を強化した。海外からの台湾訪問者数は先月28日に目標の年間600万人(前年比約8%増)を突破。中でも中国人の訪問者数は昨年11月末までに約160万人(前年比約6%増)と各国・地域別で最高となり、馬政権が進めてきた中台関係改善の成果の一つとなっている。

 また、馬政権が世界各国と交渉してきた台湾人のノービザ措置は、政権発足から3年半で54カ国から124カ国にまで拡大。先月22日には日本など36カ国にしか認められていない米国のノービザ措置も取り付け、外交の活発化を印象づけた。

 一方の蔡氏は今月に入って、政党を超えて人材登用する「大連立政権」構想を発表した。総統選と同時選挙となる立法委員選(国会議員選)では、民進党の議席が過半数に届かないのは確実。蔡氏が当選しても立法院(国会)で少数与党となるため、「大連立政権」構想は安定した政権運営を印象づけられる。

 しかし、00年発足の民進党の陳水扁前政権も少数与党の打開策として国民党から行政院長(首相)を抜てきしたが、5カ月弱で辞任した。国民党は「選挙対策に過ぎない。また失敗するだけ」と冷ややかだ。

毎日新聞 2012年1月12日 東京朝刊

2997チバQ:2012/01/12(木) 12:38:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20120112ddm007030117000c.html
台湾総統選:李登輝氏が民進党支持 朝刊各紙に広告でテコ入れ
 【台北・隅俊之】台湾の李登輝元総統(88)が11日、台湾総統選(14日投開票)で野党・民進党候補の蔡英文主席(55)への支持を呼びかける広告を朝刊各紙に出した。昨年11月に大腸がんの手術を受け、療養で表舞台から姿を消していたが、与党・国民党候補の馬英九総統(61)と蔡氏の接戦が伝えられる中、テコ入れを図る狙いがあるとみられる。

 「台湾にチャンスを」と題した約1000字の直筆文。「中国時報」「自由時報」など全国紙7紙に掲載された。「政府は大企業を優遇するだけで、誰が中小企業のことを考えているのか」と馬政権の4年間を批判。対中融和路線を進めた馬氏が中台関係改善を実績としてアピールするのに対して「誰が当選しても両岸関係は劇的に変化しない」と指摘し、蔡氏への支持を呼びかけた。国民党政権下で民主化を進めた李元総統は99年に「両岸は特殊な国と国の関係」とする「二国論」を打ち出した。

毎日新聞 2012年1月12日 東京朝刊

2998チバQ:2012/01/12(木) 22:14:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/chn12011219530006-n1.htm
「大陸解放してくれ!」 馬英九氏、中国版ツイッターで人気過熱
2012.1.12 19:53 [Twitter・SNS]

 台湾総統選で、支持者とタッチする国民党の馬英九総統=12日、台湾・新北市(共同)
 【台北=河崎真澄】中国で若者を中心に3億2千万人以上が登録している簡易型ミニブログ「微博」(中国版ツイッター)で、14日に投開票される台湾総統選挙で再選をめざす与党、中国国民党の馬英九総統への人気が過熱している。

 台湾政治に関する報道には制限の多い中国だが、微博などを通じて選挙運動のようすが断片的に伝わっており、「馬英九は総統なのに弁当を食べている」「街中の理髪店で髪を切ったり献血したりしている」などと、中国共産党の指導層との対比から驚きをもった書き込みが相次いでいる。

 さらに微博では、「中国の政治改革は遅々として進まない」との不満も渦巻いており、その脈絡から「馬英九に祖国統一してもらいたい」「馬兄貴よ、大陸を解放してくれ」などと、共産党一党支配体制からの脱却で馬氏と国民党政権に期待するコメントもめだつ。

 対中関係の改善をめざす馬氏と国民党を共産党や中国メディアが後押ししている中で、ブームに便乗して馬氏を“救世主”扱いしているようだ。「私も馬英九に投票したいが、生まれてこのかた投票したことがない」との発言もある。

 さらに、「世界人口の5分の1もいる中国人が台湾並みに投票できるようになるのはいつか」「一党支配を終わらせよう」など、中国の民主化を要求する書き込みも出始めた。微博など情報ツールの普及が進むに連れて、言語や民族など共通点の多い台湾の民主選挙が、中国の若者の政治意識を変える可能性もある。

2999チバQ:2012/01/12(木) 22:15:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/kor12011211270003-n1.htm
韓国政局、裏金疑惑で大混乱 選挙前の政界再編成必至
2012.1.12 11:26 (1/2ページ)[韓国]
 【ソウル=黒田勝弘】韓国で与野党の党代表選挙にからむ“裏金疑惑”が持ち上がり、政局が大混乱している。大統領選など選挙の季節を迎え、金まみれイメージが広がる既成政党に対する民心離れはさらに進みそうだ。

 韓国では4月に国会議員選挙、12月には大統領選が予定されている。疑惑の火元になっている与党ハンナラ党の苦戦は必至で、与党解体、新党結成など政界再編成は不可避の流れになりつつある。

 今回の金銭疑惑は2008年、党代表を選ぶハンナラ党大会の際、代表選に出馬した朴●(=火へんに喜)太・現国会議長らが当選のために裏金をばらまいたというもの。同じハンナラ党議員による“内部告発”だが、この話が出るや、野党の民主党でも同じような裏金疑惑が持ち上がっている。

 政権奪還を目指す民主党は最近、他の左派政党などとともに「民主統合党」をスタートさせ現在、党代表選が進行中。当初、与党の金銭スキャンダルに大喜びしていたが今や自らへの火の粉を払うのに忙しい。

 党代表選での“裏金”は政党法違反だが、与野党を問わず以前から慣例になっていた。党代表を選ぶ党大会で候補者がばらまく裏金は数億円に上るという。

 韓国政局は政権末期で李明博政権への民心離れが進み、与党ハンナラ党の支持率も先のソウル市長選で敗北するなど急落。最近は民主党を下回っている。

 そこでハンナラ党は次期大統領選の有力候補である朴槿恵・元代表を先頭に「非常対策委員会」を作り党勢立て直しに取り組みつつあった。その矢先の金銭疑惑で頭が痛い。

 朴・元代表は、直ちに検察による徹底的な疑惑捜査と金権政治から脱皮した新しい党作りを主張している。このままでは国会議員選挙での巻き返しはもちろん、念願の次期大統領選での勝利も危うい。そこで与党解体による新党結成は不可欠−というのが政界でのもっぱらの展望だ。

 一方、野党陣営はすでに左派勢力や市民運動派なども加えた「民主統合党」で今後の選挙を戦う構えだ。次期大統領候補は未確定だが、こちらも今回の金銭疑惑で左派や市民運動派の発言力が強まりそうだ。

 野党陣営は既成政党離れの流れに乗ってソウル市長選で勝っている。大統領選でもその再現を狙っており、候補作りの過程で党再編成は十分にありうる。

3000チバQ:2012/01/12(木) 22:15:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/kor12011211380004-n1.htm
「精強」とは言い難い韓国軍 国防費は右肩上がりも世代間更新失敗でツケ
2012.1.12 11:37 (1/4ページ)[韓国]

金正日総書記の死去が公表された昨年12月19日、北朝鮮との国境付近で警戒を強化する韓国軍兵士=韓国北東部・江原道の高城(共同)
 朝鮮半島有事は「対岸の火事」などではない。日本有事そのものである−と、過去小欄では何度も書いてきた。金正日総書記(1942〜2011年)死去で、朝鮮半島の今後がさらに見通せなくなった現在、10年連続予算を削り、装備の導入・更新や弾薬確保、自衛官増員など、その体力を急速に落としてきた自衛隊の戦力が懸念される。しかも、北朝鮮軍正面に陣取る韓国軍の実力も低下しており「対岸の火」はより短期間で、日本列島に飛び火する可能性が高まりつつある。(SANKEI EXPRESS)


半島有事は日本有事


 韓国軍は昨年12月19日、金総書記死去を受け、国防部(省)の地下指揮統制室に緊急措置チームと初期対応チームを招集。米軍に、軍事衛星やU2偵察機による監視活動強化を要請した。これ以外にも、米軍ではE−3早期警戒管制機(AWACS)や情報収集機RC135S(コブラボール)を発進。当然ながら、各部隊指揮官へは待機命令が発令された。軍種別には、おおよそこんな態勢を採った。

 【陸軍】前線監視所(GOP)や海岸警戒部隊の装備・人員を拡充した。ただ、軍事境界線近くのクリスマスツリーの点灯イベントをめぐり、北が威嚇を続けていたため、前線部隊は既に警戒を強めていた。

 【海軍】地上レーダー基地と艦艇間でリアルタイムの情報交換する海軍戦術資料処理システム(KNTDS)要員を増強すると共に、指揮統制システム(GCCS−K)を介して米ハワイ所在の米太平洋軍司令部との情報共有を拡大した。広海域での駆逐艦/フリゲート/哨戒艦/高速艇/P3C哨戒機による警戒を強め、全艦艇が不測の事態に備えた。

 【空軍】北の空爆に対処すべく、KF−16戦闘機の滞空時間を延伸。主力戦闘機F−15Kによる高頻度緊急発進への対処や全軍操縦士への非常待機に関する命令も下達された。画像情報偵察機・金剛や電子情報偵察機・白頭の活動も強化され、韓国内の各レーダーサイト情報が統合される烏山の中央防空統制処(MCRC)に、情勢分析官を追加配置した。


兵器の世代間更新に失敗


 一連の配備・配置は緊張感を醸し出す。だが、韓国軍の実態は「精強」とは言い難い。軍紀(モラル)弛緩と士気(モラール)低下という軍の精強度を測る最重要構成要件が致命的といえるほど欠損している。この部分も、小欄は幾度も指摘してきたので、ここでは論じない。それ以外にも、以下に列記する惨状は、日本にとっても影響が大きく看過できない事態だ。

 まず、金総書記死去を情報機関・国家情報院をはじめ国防部や外交通商部も、そろって知らなかった点。前身の中央情報部(KCIA)が立ち上がったのが1961年で、現在も7000人の職員を擁している国情院は何をしていたのだろうか。もっとも、日本には本格的スパイ機関すら無く、総書記死去に限らず、戦略情報を掌握しようとする姿勢すら希薄なのだから、批判できる資格はない。

 次いで、兵器の世代間更新に失敗している点。わが国も次期戦闘機(FX)でもたついたが、それでも韓国ほど歪な配備状況ではない。韓国はしかも、日本とは対照的に、国防費が2001年から08年の間だけでも2.4倍と、右肩上がりを続けている状況での更新失敗で、明らかに計画ミスと言わざるを得ない。

3001チバQ:2012/01/12(木) 22:16:19
 何しろベトナム戦争(1960〜75年)中、米軍が南ベトナム軍に供与し、北ベトナム軍への対地攻撃に使ったF−5戦闘機が現役。その改良型が韓国空軍配備の戦闘機F−5EタイガーIIと、戦闘練習機でありながら本格的空戦にも挑めるよう換装した作戦転換機F−5FタイガーIIだ。それぞれ約150機と約30機も保有しているのだから驚くではないか。


国際情勢が決める国防費


 韓国英字紙コリアン・タイムズ(昨年5月3日付)の記事も衝撃だった。「空軍機に取り付ける爆弾の90%が製造後40年も経ており、誤爆の可能性」すらある、のだとか。北との主戦場を陸と分析してきた経緯から、海空軍よりも陸軍予算を格段に優遇してきたツケが浮き出て来てもいるようだ。

 部品取得方法にも問題があるとはいえ、戦闘機稼働率が75〜80%程度という現実は、予算減による部品購入の停滞から稼働率を下げている自衛隊と比べてもかなり低い。しかも、日本も4機保有している空中給油機もないため、相当数の戦闘機の作戦参加や継戦能力が疑われている。自衛隊同様、民間航空会社への操縦者流出に歯止めが掛からず、適正人数より100人単位で不足してもいる。

 海軍の、特に4500トン級駆逐艦不足も深刻だ。このクラスの駆逐艦は現在、6隻を有するが、海外派兵や国内外の訓練・行事参加、修理を考慮すると、韓国防衛向けだけで現在「実動2隻」(韓国海軍)だという。ところが、実は最低3隻(実動)が必要だ。黄海の北方限界線(NLL)において、主力を演じている1200〜1800トン級の哨戒艦・フリゲートは、北西岸から発射される地対艦ミサイルは状況次第で回避できるものの、4500トン級駆逐艦と違い迎撃が不可能だからだ。

 韓国軍は「買い物」下手。自衛隊はといえば、年々痩せ細る予算を何とかやり繰りしてしのいで来た。が、戦力はとっくに危険水域に突入している。国防費は、バラマキ政策を優先させるなど、政府が国民の人気取りに向け都合良く決める政策ではない。国際軍事情勢が決めるのだとの真理を、日本の歴代政権はいつになったら理解するのだろうか。(九州総局長 野口裕之)

3002チバQ:2012/01/12(木) 22:23:29
>>2969>>2971-2972>>2988>>2990>>2997-2998
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/chn12011216070002-n1.htm
台湾へ「駆け込み旅行」 大陸客、政権交代にらみ
2012.1.12 16:07 [台湾]

 台湾・台北市の高層ビル「TAIPEI 101」を訪れた中国人観光客=11日(共同)
 中国本土から台湾への観光客が昨年11〜12月、前年同期比で4割以上と大幅に増えことが12日分かった。

 14日の台湾総統選で、対中融和路線の国民党から中国が独立派と見なす民主進歩党(民進党)に政権交代した場合、台湾に行きにくくなると考えた中国人の「駆け込み旅行」が増えたのではないかとの見方が出ている。

 台湾の業界団体関係者によると、昨年11〜12月の中国本土から台湾への観光客は個人・団体を合わせ、推計27万3千〜27万6千人。前年同期比で43〜45%増という。

 総統選は国民党の現職候補、馬英九総統と、民進党の蔡英文主席が激しく争う接戦。同関係者は「蔡氏が勝利した場合、(蔡氏を嫌う中国当局が台湾旅行に制限を加えるなど)圧力がかかると想像し、多くの中国人観光客が選挙前に急いで来たようだ」と話す。(共同)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120112-00000058-mai-cn
<台湾総統選>中国人観光客も興味津々
毎日新聞 1月12日(木)18時30分配信


拡大写真
中正紀念堂で衛兵の交代式に見入る中国人観光客たち=台北市内で2012年1月12日、隅俊之撮影

 【台北・隅俊之】激戦が続く台湾総統選(14日投開票)は、台湾を訪れる中国人観光客の間でも関心が高まっている。対中融和路線をとる与党・国民党候補の馬英九総統(61)に好感を抱く人が多いものの、「新政権に委ねるべきだ」と対抗馬の野党・民進党の蔡英文主席(55)を暗に支持する人も少なくない。中国共産党の一党支配が続く中国だが、有権者の意思が反映される選挙での反応は多様であることを印象づける。

 長年国民党を率いた蒋介石総統を記念する台北市内の中正紀念堂。観光バスがひっきりなしに停車し、中国人観光客を降ろしていく。蒋介石は共産党との内戦に敗れ、1949年に台湾に逃れた。「内戦を戦った国民党の印象は悪かったが、台湾に来ると街もきちんと整備されていて印象は変わった。中台関係に貢献しているし、馬氏に当選してほしい」と四川省出身の女子大学生(24)が語った。

 馬政権が続投となれば、経済的な結びつきが強まる中台関係は安定路線が続く。河南省出身で夫が台湾人という38歳の女性は「夫の会社は広東省にあり、中台関係が悪化すれば商売に影響する。民進党の陳水扁前政権の時には汚職問題が出たので良いイメージがない」と、やはり馬氏の当選に期待を寄せた。

 ただ、政権選択の余地がない中国人には、同じ中華圏で民主主義制度がある台湾は魅力的に映るようだ。

 香港紙「太陽報」によると、中国当局は台湾を訪れる中国人観光客への「悪影響」を恐れ、団体観光客の訪台申請の許可を減らしているという。北京から来た男性(55)は「(対中融和路線の)馬氏はひ弱な印象を与えている。政権交代で中国大陸に民主主義の手本を見せてほしい」と話し、蔡氏を推した。

 中国との関係改善を進めた馬政権は08年夏に中国人の団体観光を解禁し、昨年は11月末時点で約160万人と過去最高に達した。

3003チバQ:2012/01/12(木) 22:24:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120112-OYT1T00242.htm
台湾総統選、カギ握る「客家人」票取り込み

台湾北部新竹県に掲げられた、「客家の娘」と書かれた蔡英文・民進党主席の選挙看板

 14日投開票の台湾総統選挙で、接戦を演じる国民党の馬英九(マーインジウ)総統(61)と野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(55)が、少数派である客家(ハッカ)人票の取り込みに躍起となっている。

 多くは山間部に暮らし、低い社会的地位に押しやられていた客家人だが、民主化で政治意識に目覚め、総統選のカギを握る存在として両陣営から注目を集めている。

 10日午後、人口1万4000人の新竹県横山郷に馬氏が乗り込んだ。「我が村に初めて総統が来てくれた!」。集まった約300人を前に支援者が気勢を上げると、馬氏は「私の祖先も(中国の)湖南から来た客家人だ」と客家語で語りかけた。「昨日は、総統の夫人も来た」と住民の一人が興奮して語った。国民党の牙城だった同県だが、馬陣営の相次ぐテコ入れは危機感の表れである。

 客家人は桃園、新竹、苗栗県などの北部に集中し、横山郷は9割が客家人だ。台湾ではおおむね、人口の7割を占める台湾出身者と、第2次大戦後、国民党とともに中国から移住した1割の外省人とが対立する構図が続いたが、客家は同じ少数派として外省人の国民党を支持する傾向が強かった。

 だが、蔡主席も客家の出身で、特大のPR看板には「客家の娘」と大きな肩書が目立つ。横山郷に設けられた民進党事務所で、責任者の張紹文さん(65)は「支持は国民党の半分に迫っている」と自信を見せた。

(2012年1月12日12時40分 読売新聞)

3004チバQ:2012/01/12(木) 22:25:38
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120112/mcb1201120500003-n1.htm
台湾総統選、企業は馬氏支持 週末実施、対中融和継続望む (1/2ページ)2012.1.12 05:00
 今週末に行われる台湾総統選をめぐり台湾企業の間に、与党・中国国民党(国民党)の馬英九総統の続投を望む声が広がっている。馬政権が進めている中国との経済交流拡大政策の継続を望んでいるためだ。

 台湾の大手企業グループ、遼東集団(FEG)の徐旭東(ダグラス・シュー)最高経営責任者(CEO)兼会長は5日、傘下デパートの大遠東百貨(メガシティ)の開業式典で、14日に行われる台湾総統選では与党・中国国民党(国民党)の馬英九総統を支持すると公言した。

 徐会長は同会場でインタビューに応じ、「政権交代は望ましくない。現政権の方針は台湾に穏やかで安定的、持続的な発展をもたらしている」と表明。FEGは今後、中国本土で5億ドル(約384億円)規模の投資を検討しているという。

 馬総統が中国との通信、通商、通航を規制する「三通規制」を緩和したことなどにより、昨年1〜11月の対中投資は124億ドルと前年同期比で22%増加。また台湾観光局の統計によると、同時期に台湾を訪れた中国本土からの観光客数は前年同期比69%増の160万人と日本人観光客を上回り最多となった。

 また馬総統は昨年、中台間の自由貿易協定(FTA)に相当する経済協力枠組み協定(ECFA)を締結。台湾の国泰金控(キャセイ・フィナンシャル・ホールディング)や富邦金融の中国進出に道を開いた。

 馬総統との一騎打ちが予想されている最大野党・民進党候補の蔡英文主席は台中関係でより慎重な姿勢を示している。このため台湾の経済界には、独立を支持する同党が政権を握れば中国人観光客の流れがせき止められ、13億人の市場規模を持つ中国本土進出が困難になるとの懸念が強い。

 徐会長のほか、アップル製品の製造を請け負う電子機器受託生産(EMS)最大手、台湾・鴻海精密工業(フォックスコン)の役員らも馬総統支持の姿勢を鮮明にしている。同社の郭台銘(テリー・ゴウ)会長は馬総統も出席した昨年12月のクラウド・コンピューティング・センターの起工式で、「世界経済は非常に不安定で、状況はすぐに変化する。経済不況の波は強まっており、台湾には熟練したかじ取りが必要だ」と語った。

 また中国本土で事業を展開する台湾・潤泰集団のサミュエル・イン会長は台湾の経済誌に馬総統を支持する広告を掲載。現政権下での良好な中台関係が台湾経済に恩恵をもたらしていると訴えた。

 民進党の広報担当、蕭美琴氏は「中国での事業に関心がある多くの台湾企業幹部が馬氏を支持するのは当然だ。彼らはおそらく中国からも(国民党を支持するよう)圧力を受けているのではないか」とみている。(ブルームバーグ Tim Culpan)

3005チバQ:2012/01/13(金) 22:36:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120113/chn12011320050004-n1.htm
大接戦のまま選挙戦終了 再集計にもつれ込む可能性も
2012.1.13 20:03

 台湾総統選で民進党の蔡英文主席への投票を呼び掛け、バイクで走る支持者たち。後方は国民党の馬英九総統の選挙ポスター=13日、台北市(共同)
 【台北=吉村剛史】台湾総統選は14日、投開票される。再選を目指す与党・中国国民党(国民党)の馬英九総統(61)と、最大野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(55)、野党・親民党の宋楚瑜主席(69)の3人が出馬しているが、馬氏と蔡氏の事実上の一騎打ちで、大接戦を繰り広げている。僅差の勝負となり、票の再集計に持ち込まれる可能性も取り沙汰されている。

 馬氏は選挙戦最終日の13日、南部の高雄から台中、台北の順に台湾縦断の大集会を展開。高雄では広場を埋め尽くす支持者に「安定と発展のためにもう一度チャンスを」と呼びかけた。

 一方、蔡氏はこの日、台北や北部の桃園、新北市の集会で「両岸(中台)対話のための専門チームを設ける」などと語り、政権交代に伴う対中関係悪化についての懸念解消に努めた。

 有権者数は約1809万人で、投票率は80%前後(前回2008年は約76%)になるとみられる。

 宋氏の支持基盤と重なることもあって伸び悩む馬氏と、蔡氏は接戦のまま最終盤を迎えた。総統選関連法によると、当選者と次点の票差が投票総数の0・3ポイント以内の場合、再集計の申請が認められており、40日以内に再集計が行われる。

 立法委員(国会議員に相当)選も同時実施される。立法院(定数113)の現有議席は国民党72、民進党32、無所属諸派5、欠員4。前回08年は、民進党に逆風が吹く中、国民党が81議席を得て圧勝した。

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201201130131.html
民進党の蔡氏に勢い=台湾総統選、14日投票2012年1月13日20時6分
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 【台北時事】台湾総統選挙は14日、投開票される。選挙戦最終日となった13日は、再選を目指す与党・国民党の馬英九総統(61)、野党・民進党の蔡英文主席(55)、親民党の宋楚瑜主席(69)の3陣営が大規模な選挙集会を各地で開催。当初は馬氏が優勢だった選挙戦は、蔡氏の猛追により伯仲し、最終局面では同氏の勢いを見せている。

 国民党は、強固な支持基盤である台北や新北など北部地域で優勢を保つが、民進党の牙城である台南や高雄など南部での支持が伸び悩んでいる。一方の民進党は、両党の勢力が拮抗(きっこう)する中部や、国民党支持者が多く、独自の言語・文化持つ客家(はっか)人にも支持を広げつつある。蔡氏個人の魅力を背景に、民進党は無党派層に食い込んでいる。 


[時事通信社]

3006チバQ:2012/01/13(金) 22:38:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000089-mai-int
<台湾>株価が上昇傾向 馬英九氏当選での中台融和期待で
毎日新聞 1月13日(金)20時15分配信

 【台北・隅俊之】台湾総統選の投開票を前に台湾の株式市場の株価が上昇傾向にある。中台関係の融和路線を進める国民党候補の馬英九総統(61)が当選するという観測が強いためともみられるが、実際は株式市場の上昇を得票に結びつけたい国民党が介入しているとの指摘もある。

 過去4回の総統選では、国民党が勝った場合は株価は上昇してきた。馬氏が対中関係の改善で経済の成長路線を推し進めた一方、接戦が伝えられる野党・民進党の蔡英文主席(55)は中台関係の再構築を主張しており、市場では蔡氏が当選すれば中台関係が後退して、経済も悪化するとの懸念が強い。

 台湾の株式指標である加権指数は年初から上昇傾向が続き、11日の終値は前日終値比0・13%高の7188・22と年初来高値を更新。台湾メディアによると、日欧など外資系証券会社は「国民党の選挙状況は安定しており、中台間の不安定要素は取り除かれるだろう」と馬氏が有利と見ているという。

 ただ、加権指数は欧州債務危機が深刻化した昨夏から下落。昨年12月19日には6633.33まで下落した。馬政権は、最大で5000億台湾ドル(約1兆3000億円)規模の「国家金融安定基金」による買い支えを開始。最近の株価の上昇は、選挙への悪影響を懸念した馬政権が介入に動いたとの見方が強い。民進党系の経済専門家は「国民党は海外の関係企業に依頼して買い支えている。テコ入れは以前よりも顕著で、接戦への緊張感の表れだ」と指摘している。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120113-00000041-ann-int
台湾総統選は大激戦 選挙事務所に刃物女も
テレビ朝日系(ANN) 1月13日(金)20時11分配信

 14日に投票が行われる台湾の総統選挙戦は、現職候補と初の女性総統を目指す野党候補が大接戦を演じています。

 国民党の現職・馬英九総統は、中国と良好な関係を築き、経済成長を遂げた実績をアピールしました。総統選挙では過去、候補者が銃撃される事件があり、警察も警備を強めています。一方、野党・民進党の蔡英文主席は、格差や失業率の改善を訴えて、政権奪還へ無党派層に支持を訴えます。大接戦が続くなか、蔡候補の選挙事務所に刃物を持った女が現れ、警察に拘束されるなど、不穏な空気も流れています。

3007チバQ:2012/01/13(金) 22:40:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012011300515
自由なく亡命決意=「書くことやめない」−余傑氏
 【ワシントン時事】米国に事実上亡命した中国の著名な反体制作家、余傑氏(38)が12日、米国のラジオ・フリー・アジアのインタビューで「作家、キリスト教徒としての自由がもはやなくなったと感じたので、自由に暮らすことができる米国に来ることにした」と述べた。
 同氏は、親友の民主活動家・劉暁波氏=服役中=へのノーベル平和賞授与が決定して以降、「事態が急速に悪化し、拷問を受けるようになった」と述べた。その上で「米国で比較的長期間過ごすつもりだ」と語り、中国に自由をもたらすため「書くことをやめない」と強調した。(2012/01/13-13:41)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012011302000028.html
余傑氏が米亡命 劉暁波氏らと民主化活動
2012年1月13日 朝刊


 【北京=朝田憲祐】中国の著名な民主派作家、余傑氏(38)が十一日、妻子とともに中国を出国し、米ワシントンに到着したことが関係者の話で分かった。余氏は、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏(56)らとともに、共産党独裁廃止を求めた「〇八憲章」に署名した中心人物。昨年十一月、本紙の取材に「中国国内では自由な言論活動ができない」と年明けの米国行きを明かしており、「事実上の亡命」(親しい民主派作家)とみられる。

 余氏が本紙に語ったところによると、一昨年十二月の劉氏のノーベル平和賞授賞式前日に余氏は公安当局に北京郊外に拉致され、激しく暴行を受けた。

 翌朝、北京市内の病院で意識を取り戻すと、人工呼吸器や点滴が全身に取り付けられ、医師が耳元で「彼ら(公安当局者)が暴行した」とささやいた。公安当局者は「われわれが殴ったことを二度と話すな。さもないと(人工呼吸器など)すべてを抜く。こうなったのはすべておまえ自身のせいだ」と脅したという。

 その後も、自宅前で二十四時間の監視がつき、天安門事件(一九八九年)が起きた六月四日など、当局にとって敏感な時期になると外出を許されなかったり、無理やり旅行に連れ出されたりしていた。

 余氏は、新書「劉暁波伝」の出版を計画し、原稿も書き上げていた。しかし、当局からは「もし出版したら拘束する」と脅されており、「私は作家なのに…」と、自由な活動ができる米国行きを決心。一方で「米国に行けば二度と中国に戻れないかもしれない」と懸念していた。

 余氏の米国行きを受け、インターネット上では親交のあった作家らから、はなむけの言葉が相次いでいる。

3009チバQ:2012/01/14(土) 18:40:36
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/14/20120114ddm007030006000c.html
ミャンマー:政治囚釈放 憲法改正、次の試金石 残る軍部影響力 米欧との関係、改善の兆し
 【バンコク西尾英之、岩佐淳士】国際社会がミャンマー民主化進展の証しとして求めてきた政治囚の完全釈放。13日の恩赦では、これまで見送られてきた学生運動出身の民主化運動活動家も釈放された。テインセイン大統領は、軍部など保守派に根強い活動家釈放による治安維持への悪影響の懸念を振り切り、政治囚釈放に応じて米欧に経済制裁解除を求める姿勢を明確にした。一方、現憲法は国会議員の4分の1を軍人が占めるよう規定しており、軍部が依然強い影響力を持つ構造は変わらない。ミャンマーの民主化の今後の焦点は、政府が憲法改正に応じるか否かに移る。

 国際社会は、激しい街頭デモで当時のネウィン政権を倒した88年の民主化運動を主導した「88年学生世代」の活動家が釈放されるかを注目していた。保守派の「釈放すれば再び街頭での抗議デモを開始しかねない」との懸念が、88年世代の指導者が昨年10月や今月初めの恩赦の対象にならなかった大きな理由とみられたからだ。

 しかし、今回の恩赦で政府は、88年世代のミンコーナイン氏やコーコージー氏を釈放。日本人カメラマン、長井健司さん(当時50歳)が軍兵士に撃たれ死亡した、07年の最大都市ヤンゴンでの反政府デモを主導した若手僧侶の代表格であるガンビラ師も釈放した。

 政権は最も「過激」な反政府行動を取ってきた政治囚をも釈放することで、米欧との関係改善の障壁となっている政治囚問題を全面的に解決する姿勢を鮮明にしたと言える。

 昨年11月、ミャンマーも加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)が14年のミャンマーの議長国就任を決めた。これを皮切りに、11月末には米国務長官として56年ぶりにクリントン長官が訪問。今月はヘイグ英外相が訪れるなど、米欧要人の歴史的なミャンマー訪問が続いている。

 政権は12日、少数民族カレン族との歴史的な停戦合意に署名したばかり。その直後の政治囚釈放で、国際社会との関係改善へ向けた流れは一層加速し、アウンサンスーチーさんの政治参加が実現する4月の国会補欠選後の早い時期に、欧州連合(EU)が制裁の一部緩和などに踏み切る可能性も出てきた。

 ただ、軍事政権下の08年に制定された憲法は、議員の4分の1を軍人推薦枠にするなど軍人優位の政治体制を「保障」している。憲法改正は議員の4分3以上の賛成が必要で、軍部の賛成がなければ事実上不可能な仕組みだ。憲法改正は真の民主化進展を占う試金石だが、はるかにハードルが高い。ある民主活動家は13日、「憲法が変わらなければ真の民主化とは言えない」と語った。

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 ◇13日釈放された主な政治囚
 ★ミンコーナイン氏=写真(1)

 88年の民主化運動を主導した、「88年学生世代」グループのリーダー。89年から15年間服役。釈放後、07年の反政府デモを率いたとして再び拘束され禁錮65年の刑に

 ★コーコージー氏

 88年世代のリーダー。ミンコーナイン氏同様65年の刑で服役

 ★クントゥンウー氏=同(2)

 少数民族シャン族の「シャン諸民族民主連盟」党首。05年に国家に反逆したとして拘束され、93年の刑に

 ★ガンビラ師=同(3)

 07年の反政府デモを主導した若手僧侶のリーダー。68年の刑で服役

 ★キンニュン元首相=同(4)

 軍事政権当時の03年に首相就任。改革派として少数民族との和平交渉に取り組んだが04年、権力闘争で失脚して更迭。汚職罪で有罪となり、その後自宅軟禁に

毎日新聞 2012年1月14日 東京朝刊

3010名無しさん:2012/01/14(土) 23:55:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120114-00000092-jij-int
馬英九総統が再選=民進党の蔡氏に勝利―対中関係さらに強化へ―台湾
時事通信 1月14日(土)21時19分配信

 【台北時事】台湾総統選挙は14日、投開票され、与党・国民党の現職、馬英九総統(61)が野党・民進党の女性党首、蔡英文主席(55)と親民党の宋楚瑜主席(69)を破り、再選された。馬政権が1期目に進めてきた中国に対する融和的な政策が支持されたことになり、選挙結果を追い風に2期目には経済関係を一段と強化するとともに、政治対話まで踏み込む可能性も出てきた。
 勝利宣言した馬氏は「台湾人民の勝利だ。両岸(中台)政策が支持された結果だ」と訴え、「有権者は両岸を和平に導き、危機を勝機に変えた国民党を評価してくれた」と強調した。一方、蔡氏は敗北した責任を認め、民進党の主席を辞任すると表明した。
 馬氏は自身の人気低迷や与党系の分裂という逆風の中、政権与党としての4年間の実績を強調するとともに、実質的な一騎打ちとなった蔡氏に対してネガティブキャンペーンを展開するなど支持者の引き締めを図り、選挙戦を制した。
 選管の集計結果によると、得票率は馬氏51.6%(約689万票)、蔡氏45.6%(約609万票)、宋氏2.8%(約37万票)。投票率は74.4%で、前回(2008年)の76.3%を下回った。任期は4年。
 今回の総統選で、国民党は元国民党の宋氏出馬による与党系の分裂という強い逆風にさらされたが、陣営内の豊富な選挙資金や厚い基礎票を総動員した。争点の一つとなった対中政策では、中国で多額の投資をする大企業経営者らが馬氏を支持。一部有権者に「中台統一」への警戒感が高まったものの、多くの有権者は中国との経済関係の安定や拡大を望んだ格好だ。

3011名無しさん:2012/01/14(土) 23:59:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120114-00000562-san-int
台湾総統選 馬英九総統が勝利宣言
産経新聞 1月14日(土)21時25分配信

 【台北=吉村剛史】台湾の総統選が14日行われ、中国国民党主席の馬英九総統(61)は同日夜、「われわれが勝った」と勝利宣言した。最大野党・民主進歩党の蔡英文主席(55)の猛追をかわし、再選を確実にした。馬氏は、選挙期間中「両岸(中台)の平和を実現した」と地域の安定を掲げ、「台湾はさらに発展する」などと訴えてきた。

 今回の選挙は、対中融和姿勢や、経済振興策などが主な争点となった。

 再選をめざした馬総統は、2008年の政権発足以来、いわゆる「92年合意」を基盤に中国と対話を展開し、中台間の自由貿易協定(FTA)に相当する経済協力枠組み協定を結ぶなど、経済を軸に中国との関係を劇的に改善した。

 選挙戦でも「国民党政権の努力で(中台)両岸に平和が訪れた。大陸(中国)と結んだ協定は16にのぼる」「経済効果は大企業だけでなく観光地の小規模店でも実感されている」などと積極的にアピールした。

 また日本と事実上の2国間投資協定にあたる民間投資取り決めや、オープンスカイ(航空自由化)協定を結ぶなど「活路外交」の実績も協調し、格差是正など「分配の公平」を掲げた蔡氏の猛追をかわした。

 昨夏以降の各種世論調査の支持率では、馬氏は蔡氏を僅差でリード。昨年10月の辛亥革命100周年(中華民国建国100年)関連行事の前後には、蔡氏を10ポイント近く引き離した。

 だが、同月17日、今後10年をみすえた政策発表の中で、中台の敵対関係に正式に終止符を打つ「平和協定」締結の可能性に触れた直後に支持率を落とした。

 馬氏の再選で、中国との投資保護協定の早期締結も期待され、中台緊密化は一層進むとみられるが、台湾の総統には3選がないため、経済面で台湾に譲歩した中国が、2期目に政治対話を要求する可能性があり、世論が急激な中国傾斜に反発する恐れもある。

 馬氏とペアを組んでいる副総統候補は行政院長(首相に相当)の呉敦義氏(63)。正副総統の就任式は5月20日に行われる。

3012名無しさん:2012/01/15(日) 00:13:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000000-jij-int
国民党が過半数維持=民進党は伸び悩み―台湾立法院選
時事通信 1月15日(日)0時1分配信

 【台北時事】台湾の総統選と併せて行われた立法院(国会、定数113)選挙は14日、投開票され、馬英九総統率いる与党・国民党が64議席(現有72)を獲得した。議席を減らしたが過半数は維持した。
 一方の民進党は40議席(同32)と伸び悩んだ。現有議席がなかった親民党と、李登輝元総統を精神的指導者と仰ぐ台湾団結連盟はともに3議席を獲得した。

3013チバQ:2012/01/15(日) 11:01:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000077-san-int
台湾 立法委員選 思惑外れ? 宋氏、馬陣営引き締め
産経新聞 1月15日(日)7時55分配信

 【台北=吉村剛史】台湾総統選で当選圏外ながら「台風の目」と目された第3の候補、親民党の宋楚瑜主席(69)。得票は伸び悩んだものの「票割れの危機感で馬陣営を引き締めた」と指摘されている。

 宋氏は中国湖南省生まれで戦後台湾に渡った外省人。国民党秘書長(幹事長)、台湾省長などを歴任し李登輝政権を支えたが、2000年に国民党を飛び出し無所属で総統選に出馬した。

 落選後に親民党を結党し国民党とも協力した。04年に副総統候補、06年に台北市長選に出馬したが、いずれも敗北した。台湾メディアは今回、宋氏が出馬した理由を「票割れを恐れた馬氏が宋氏に行政院長(首相)ポストを差し出し、出馬断念を求めてくると踏んだ」と臆測していた。

 しかし、宋氏は最後まで馬氏の進路妨害を狙っていたともみられる。国民党時代の後輩の馬氏が宋氏を徹底的に軽んじてきたためという。2人は同じ米国留学経験者、故蒋経国元総統の側近同士だ。さらに李登輝元総統の存在も指摘する。宋氏はかつて李氏の“右腕”とされながら一時は反目した。ただ、昨年1月以降は再接近した。李氏が「自分の理想に近い蔡氏当選を狙い、漁夫の利を実現させるために、宋氏の出馬を仕掛けたのではないか」との見方もある。

3014チバQ:2012/01/15(日) 11:04:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120115/chn12011500590002-n1.htm
残された課題…「安定」「格差」思いは様々
2012.1.15 00:57 (1/2ページ)
 【台北=吉村剛史】対中政策や金融危機によって拡大した格差の是正が焦点となった14日の台湾総統選。次の4年に向け有権者はさまざまな思いを一票に託した。

 同日午後8時すぎ、台北市内の選挙事務所前の会場に姿を現した馬氏は、集まった支持者らに向かって「みなさんおめでとう。われわれは勝った。馬英九個人でなく、台湾住民の勝利だ」とガッツポーズを決めた。「半年に1度は野党のリーダーとも協議する」と幅広く民意をくみあげる姿勢も強調した。

 蔡氏は午後8時半すぎ、新北市内の選挙事務所で「(台湾住民の)選択を受け入れる。みんなの期待を裏切らないよう馬氏に期待する」と敗北宣言。選挙結果の責任をとり、党主席を辞任する考えを明らかにした。

 対中関係について蔡氏は「両岸(中台)の問題は非常に複雑であり、国民党が主張するような単純なものではない」と指摘。馬総統に対中政策を慎重に進めるよう求めた。

 実際、この4年間で大きく変わったのは両岸(中台)関係だ。独立志向を強めた陳水扁前総統のもとで緊張した関係は、馬政権が中国との自由貿易協定(FTA)にあたる「経済協力枠組み協定(ECFA)」を実現させ、経済面での協力を手始めに大きく改善した。

 香港から帰郷投票した、孫桂花さん(62)は「馬氏は安定した政治を行っている。蔡氏では中国との関係が不安定になる」。

 一方、民進党を支持するタクシー運転手の男性(38)は「国民党政権で庶民の生活が豊かになったという実感がない。台湾には変化が必要だ」と話した。蔡氏に投票した会社員の女性は「初の女性総統誕生を期待した」とも。

 総統選で馬氏は、一時は激しい追い上げをみせた蔡氏に約80万票差で勝利。また、国民党は立法委員選でも過半数を確保した。

 記者会見で、馬氏は「1期目の成果が評価された」と述べ、対中関係について「安定を維持しつつ、ゆっくり進める」と明言した。また、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加意欲を改めて表明するなど、両岸、外交面での抱負を語った。

 一方で「貧富の格差解消や社会的弱者にも配慮する」「司法改革を進めたい」と、民進党側が選挙で主張した課題にも取り組むとした。蔡氏を支持した約600万の民意にも配慮することで、台湾社会の分裂を回避し、不安の払拭に努める姿勢を示した。

3015チバQ:2012/01/15(日) 11:06:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120114-00000093-jij-int
蔡氏が主席辞任表明=総統選敗北で引責―台湾
時事通信 1月14日(土)21時48分配信

 【台北時事】台湾総統選挙で、野党・民進党の公認候補である蔡英文主席は14日夜、台北郊外の選対本部で記者会見し、敗北を宣言するとともに、責任を取って主席を辞任すると表明した。
 蔡氏は「有権者の決定を尊重する」と語り、再選を果たした馬英九総統に祝辞を述べた。
 蔡氏は対中関係について「両岸(中台)の問題は非常に複雑であり、国民党が主張するような単純なものではない」と指摘。「台湾内の総意がなければ、両岸問題は台湾社会の分裂と対立を引き起こし続けることになる」と述べ、馬総統に政策を慎重に進めるよう求めた。

3016荷主研究者:2012/01/15(日) 13:27:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111222/bsa1112220503001-n1.htm
2011.12.22 05:00 Fuji Sankei Business i.
【ビジネスアイコラム】日本メーカーああ勘違い…新興国ビジネスを成功させる条件

 中国でのバブル崩壊の懸念や経済成長の減速が日本のメディアでは多く報じられているが、中国経済は「平均値」で見ると分かりづらい。自動車の消費傾向はそれを端的に示している。

 2010年の中国で、自動車の普及状況を示す人口1000人当たりの保有台数は約60台。日本(約700台)の10分の1にも満たないが、地域別に見ていくと大きな格差がある。沿海部の1級都市と呼ばれる大都市での普及台数は平均124台。これに対し、内陸部の2級都市が86台、3級都市が48台と続き、6級都市はわずか12台。

 中国のシンクタンクによると、交通渋滞が社会問題化している1級都市は130台で飽和になるという。世界1位の自動車市場となった中国で11年の新車販売台数は、大都市での伸び悩みや金融引き締め政策の影響もあって前年比2〜3%増にとどまるとみられる。となると、ここ何年かは2桁の伸びを示してきただけに、これを「減速」ととらえる向きも多いだろう。

 だが、「今後は2級都市以下では20%以上の伸びが期待できる」とシンクタンクは分析している。車種別に見てもSUVや大型セダンなど30万元(約360万円)を超えるような高級車は2桁の伸びを示している。BMWが過去最高益を更新し、ベンツも大幅に販売を伸ばしているのは中国市場の貢献が大きい。一方で5万〜6万元程度のエントリーカーも需要が旺盛だ。

 こうした「格差社会」の中で「中間層」が伸び悩んでいることは、日本メーカーにとっては深刻だ。特にトヨタ「カムリ」やホンダ「アコード」は富裕層にとっては物足りない車、低所得者には高根の花といった感じで、販売を落としている。日本メーカーが造った品質の良い車だからといって売れるほど中国市場は甘くない。

 だから一層求められる能力が、マーケティング力とコスト競争力なのだ。販売が伸びている、あるいは伸びそうなセグメントを把握し、そこに照準を合わせて素早くバリューフォーマネーの商品を投入する力のことだ。

 当たり前のようだが、実は多くの日本メーカーが苦手な分野だ。背景には、「製造品質」と「市場品質」の違いを理解していないことがある。「製造品質」とは、メーカー自身が耐久性などで高い基準を決めてそれに合致したモノ造りを行うこと。下請けに対して材料品質を指定するケースまである。これに対して、「市場品質」とは顧客が求めている耐久性などに合わせて製造していくことであり、国によってその基準は違ってくる。

 一般的に日本メーカーは「製造品質」を造り込むことは得意だが、これは逆の見方をすればメーカーの「自己満足」に過ぎず、過剰仕様につながり、コスト高を誘発する。

 製造品質から市場品質重視に切り替える経営判断なくして、中国など新興国でのビジネスの成功はない。(ジャーナリスト・井上久男)

3017チバQ:2012/01/15(日) 15:30:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000013-mai-int
<台湾総統選>「変革」より「安定」 格差解消が課題に
毎日新聞 1月15日(日)12時49分配信


 台湾総統選で再選を果たした国民党候補の馬英九総統(61)は14日夜、台北市内の国民党本部前で数千人の支持者を前に勝利宣言し、中台関係改善の政策を継続する意向を改めて強調した。有権者は最大野党・民進党候補の蔡英文主席(55)が訴える「公平正義」に基づく社会の変革より、馬氏が進めてきた「安定」と「現状維持」を選んだ。ただ、馬政権1期目で広がった貧富の格差などへの有権者の不満は根強く、今後の政権運営の課題となる。【台北・大谷麻由美、隅俊之】

 大粒の雨が降りしきる中、馬氏は周美青夫人とともに支持者に深々と頭を下げた。勝利のあいさつをする馬氏は、旗を打ち振る支持者たちの大歓声に包まれた。馬氏は「私は死ぬまで台湾のために奮闘する。台湾に対する私の約束だ」と述べ、対中関係改善の一方で、経済・軍事面で強大化する中国を前に台湾の主権を守る意思を明確に示した。

 馬氏は12日の外国メディアとの記者会見で、中国訪問について「可能性は非常に、非常に小さい」と慎重な姿勢を強調している。

 支持者の販売員、王杏芬さん(36)は「彼の人柄なら台湾のために仕事をしてくれるし、経済も良くなるはずだ。中国との融和路線を進めても吸収されてしまうとは思わない。蔡氏は実行力があるのか疑問だった」と興奮気味に話した。無職の羅伯堯さん(75)は「台湾は中国と統一せず、独立もしないという現状維持が一番だ。米国も馬氏を支持している」と説明した。

 選挙戦は中台関係と貧富の格差が争点となった。馬氏は関係改善による実績として、中台間の自由貿易協定(FTA)に当たる経済協力枠組み協定(ECFA)や中国人の台湾観光解禁などをアピールした。

 馬政権が発足した08年5月にはゼロだった定期直行便が、現在は週558往復にまで拡大したことは、中台交流の形を確実に変えた。

 台湾にとって最大の課題は、中国とどう向き合うかだ。中台間の経済交流が緊密になり、台湾の輸出総額に占める対中の割合は約4割を占める。もはや中国なしに経済は成り立たない。馬氏再選の背景にある、有権者の8割強が中台関係の維持を求めている現状も、如実に反映された。

 一方の蔡氏は、馬政権で浮き彫りになった社会のゆがみを強調し、「社会に『公平正義(平等で不正のない)』がなければ、貧富の格差は更に悪化する。幸福も安定もあり得ない」と訴えた。

 これに対し、馬氏は当選後、「高い経済成長を維持し、貧富の格差を縮小したい」と述べ、弱者対策を強化する意向を強調した。

 今回の総統選を通して、台湾の選挙戦の変容が随所でうかがわれた。「景観を害する」としてのぼり旗が減った。激しい感情の露出で盛り上がりを演出することを「売り」にしてきた集会も、政策内容を説明する場面が多くなった。

 直接民主制度による総統選が初めて実施されたのは96年。しばらくの間は選挙に娯楽性を求める時代が続いたが、陳水扁前政権の腐敗などで、有権者に政治への失望感が広がり、選挙活動に対する有権者の視線が厳しくなってきたようだ。

 また、「外省人」(1949年の中台分断時に国民党政権とともに移り住んだ中国大陸生まれと子孫)か「本省人」(終戦前から台湾で生まれ育った人と子孫)かを巡る「省籍問題」も、選挙戦にはほとんど影響しなくなった。

 接戦を演じた両候補はともに博士号を持つインテリで、温和、冷静、理性的だ。今回の選挙戦からイベント色が薄くなったのは、こうした候補者の個性も反映しているようだ。

3018チバQ:2012/01/15(日) 15:34:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000075-san-int
台湾 立法委員選 「刺客」候補、結果は散々
産経新聞 1月15日(日)7時55分配信

 立法委員選では、日本と同様、知名度の高い落下傘候補の動向が注目を集めた。地元メディアは日本語を輸入して「刺客」と表現。与野党とも総統選との連動を期待して相手候補が強固な地盤を誇る選挙区に、次々と刺客候補を擁立したが、現地の報道によると、全員が落選した。

 台湾と同じく小選挙区制の米議会下院選では、大統領候補者の人気に便乗して、実力と無関係に候補者が当選する「コートテール(コートの裾)現象」が指摘されている。国民党は今回、この便乗効果を期待して、従来3月に実施していた総統選の前倒しを企図したとされる。

 地方選や立法委員の補選で得票率を回復し自信を付けた民進党も強くは反対せず、同日選が実現した。

 ただ、候補者が無名では、選挙区での低得票率が逆に総統選に悪影響を及ぼしかねないとして、著名人に白羽の矢が立った。

 国民党は、女子バスケットボールの元スター選手や人気の元女子アナウンサーらを、民進党も元プロ野球選手や有名歌手らを、自陣営が劣勢な選挙区に擁立した。

 台湾の選挙情勢に詳しい東京外語大の小笠原欣幸准教授によると、小泉純一郎首相(当時)が主導した2005年の日本の郵政選挙の影響を受けているといい、落下傘候補は選挙区の立候補者285人のうち12、13人に上ったが、注目候補は軒並み落選した。両党とも刺客にかけた思惑は外れる結果となった。(田中靖人)

3019チバQ:2012/01/15(日) 15:35:42
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/542011/
馬氏再選 進む中台密着
配信元:
2012/01/15 00:08更新
Sankei EX
台湾総統選挙は14日、開票が進められ、与党・中国国民党の馬英九(ばえいきゅう)総統(61)が最大野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文(さいえいぶん)主席(55)らをリードして再選を確実にした。馬氏は勝利宣言した。中国との関係改善を実績として強調してきた馬氏の再選で、中台の緊密化はさらに進みそうだ。一方で蔡氏に集まった票は、中国による台湾の併合・共産化への台湾住民の根強い警戒感を表している。

 ■蔡英文氏が善戦

 馬氏は2008年総統選では民進党の謝長廷候補に220万票もの大差をつけ当選した。その票差は今回かなり縮小し、蔡氏が善戦した。馬氏は有権者の幅広い支持を得たとは言い難い。

 最大の原因は、馬総統の親中路線が行き過ぎ、中国が目指す台湾統一(併合)の動きを加速すると台湾住民が案じた点にある。

 戦後、中国から逃れた国民党による「大陸反攻」が既にかなわない以上、中台の統一とは中国による台湾の共産化にほかならない。大多数の民意は対中関係の安定と同時に、事実上の独立状態にある「自由な台湾」を維持することにある。

 総統選で中国は馬氏を事実上支援。蔡氏が勝てばFTA(自由貿易協定)に当たるECFA(経済協力枠組み協定)を中断し、軍事的にも緊張すると言外にちらつかせ、台湾の有権者を牽制(けんせい)してきた。

 逆に言えば、中国から見て、2期目に入った馬政権とは、平和協議交渉の名目で政治交渉の段階に踏み込むタイミングが来たことを意味する。上海の外交筋は「今年秋の共産党大会で新指導部が決まる夏までに、胡錦濤(こきんとう)国家主席が党総書記の立場で、国民党主席の馬氏と会談を行う可能性も出てきた」とみている。

 ■「統一」焦る中国

 「先経後政」。先に経済関係を、その後で政治関係を台湾に迫るとの中国の戦略に変化はない。仮に胡総書記が動けなくとも、次期指導部を含め、国民党政権2期目の4年間で両岸の政治対話に成果を挙げなければ、共産党の内部や軍からの突き上げが起きると見る専門家も少なくない。

 当面、香港やマカオと同じ「一国二制度」の受け入れを台湾に迫ることは、共産党と中国内部の“お家の事情”でもある。上海国際問題研究院の厳安林研究員は、台湾海峡の安全保障の枠組みを話し合う「平和協議はすなわち統一協議ではない」としながらも、「協議締結がなければ政治上の衝突(中台分断状態)は、いつまでも終わらない」と話す。

 中国が発する強烈な磁場に引き寄せられる台湾。台湾海峡の“距離”は縮まらざるを得ない。もはや共産党が隠さなくなった「統一」への野望に、国民党政権はどう向き合うのか。

 中国の海洋覇権が進む中、台湾情勢は日本の安全にとって人ごとではない。

3020チバQ:2012/01/15(日) 17:41:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120115/chn12011517170007-n1.htm
中国各紙は台湾総統選を1面で報道 
2012.1.15 17:14

国民党本部前で盛り上がる馬英九総統の支持者たち=14日、台湾・台北市(共同)
 15日付の新京報や京華時報など中国各紙は1面で台湾総統選の結果を報じた。ただ、いずれも国営通信新華社の配信記事を使用しており、独自報道をしないよう当局に規制されていることをうかがわせた。

 各紙が掲載した新華社の記事は、馬英九総統の勝因について「(中台)両岸関係の平和的発展が民意の支持を得た」と分析。中国との関係改善と経済関係強化を進めたことが支持されたと強調した。

 一方、民主進歩党(民進党)の候補、蔡英文主席については「大陸政策が信任を得られず敗北した」として独立志向の強い政策が敗因と説明。ただ、馬総統の得票は「前回総統選を下回った」と指摘し「貧富の格差が縮小せず、失業率も高止まりするなど、台湾の矛盾を反映している」と解説した。(共同)

3021チバQ:2012/01/15(日) 17:54:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120115-00000014-mai-int
<台湾総統選>蔡氏、中台関係悪化の懸念払拭できず
毎日新聞 1月15日(日)12時52分配信

 【台北・隅俊之】直前の世論調査では馬英九氏に支持率で拮抗(きっこう)していた蔡英文氏だったが、中台関係の悪化を懸念する有権者の不安を払拭(ふっしょく)できなかった。10年の5大市長選では得票率で与野党逆転を実現するなど党勢を回復させた民進党だが、政権奪還の壁は厚かった。

 ただ、党内では過激なイメージが強かった党の政治手法を、蔡氏が「理性的」で「冷静」なものに転換させたことへの評価は高かったが、蔡氏は敗北の責任を取って民進党主席を辞任する意向を表明した。

 民進党は陳水扁前政権の汚職事件で支持を失い、08年の前回総統選で大敗した。

 蔡氏は党立て直しを目指して主席に就任したが、著書で「廃虚から立ち上がるのがこれほど難しいとは」と吐露するほど党は危機的状況にあった。

 しかし、企業献金に頼れない中で一般市民から少額献金を集めて党勢を回復。5大市長選では2勝3敗だったが、得票率では国民党を約5%上回った。

 総統選で蔡氏は「両岸(中台)対話作業チームを作る」と中国との積極的な対話方針を打ち出したが、有権者には「独立志向の強い民進党候補当選=中台関係の不安定化」のイメージが最後までつきまとい、支持拡大の妨げとなったようだ。

 民進党にとっては今後、中台関係の安定を求める人々の支持をどうやって取り込むかが課題になる。

3022チバQ:2012/01/15(日) 18:04:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120114/chn12011418090003-n1.htm
陰の主役は「第3の候補」?
2012.1.14 18:04 (1/3ページ)[台湾]

3日、台北市内での台湾総統選テレビ討論に出た親民党の宋楚瑜主席(台北市撮影記者聯誼会提供・共同)
 【台北=吉村剛史】与党・中国国民党(国民党)主席、馬英九総統(61)と、最大野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(55)の接戦となった14日の台湾総統選だが、当初から当選圏外と目された第三の候補、親民党の宋楚瑜主席(69)こそ、「与野党激戦を招いた陰の主役だった」と指摘されている。

 宋氏は中国湖南省生まれで、戦後台湾に渡った外省人。国民党秘書長(幹事長)、台湾省長などを歴任し、李登輝政権を支えたが、2000年に国民党を飛び出して無所属で総統選に出馬。支持層の重なる国民党と票を分け合う格好で民進党の陳水扁氏を浮上させ、結果的に台湾で戦後初の政権交代の機をもたらした人物といえる。

 宋氏は落選後に親民党を結党し国民党とも協力。04年に副総統候補、06年に台北市長選に出馬したが、いずれも敗北し、政界引退を表明していた。台湾メディアは今回、宋氏があえて出馬した理由を、「票が割れることを恐れた馬氏が、宋氏に行政院長(首相)ポストを差し出して出馬断念を求めてくると踏んだ」などと臆測していた。

 しかし、宋氏は落選覚悟で最後まで“進路妨害”を狙っていたともみられる。これは馬氏が、国民党時代の後輩でありながら、宋氏を徹底的に軽んじてきたためという。同じ米国留学経験者、故蒋経国元総統の側近同士で、互いにライバル視していたふしがある。  消息筋は「(同日選挙となった)立法委員選で親民党の議席獲得への側面支援との計算以外に、馬氏への“怨念”を感じる」とみる。さらに同筋は宋氏出馬の背後に、李登輝元総統の存在を指摘する。

 宋氏はかつて李氏の“右腕”とされながら、一時は反目した。ただ、昨年1月以降は再接近し、たびたび面会。李氏が「よく勉強している」などと評価したことも周辺で話題になった。

 李氏が、「自分の理想に近い蔡氏当選を狙い、『漁夫の利』を実現させるために、宋氏の出馬を仕掛けたのではないか」との見方もある。 

 選挙最終盤で馬陣営が、「宋氏へ投票するのは蔡氏への投票と同じ」と悲鳴をあげたことが、「李対馬という今回の総統選の別の一面」を浮き彫りにしたといわれている。

3023チバQ:2012/01/16(月) 12:37:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/15/20120115ddm007030162000c.html
ミャンマー:元首相の自宅軟禁解除 軍政の「負の遺産」清算
 【バンコク西尾英之】ミャンマーで13日実施された恩赦で、04年に最高指導者、タンシュエ国家平和発展評議会議長(当時)との確執で失脚し拘束されたキンニュン元首相(72)も自宅軟禁を解かれた。キンニュン氏の拘束解除には、タンシュエ時代の権力闘争という「負の遺産」を解消したいテインセイン政権の狙いがあるとみられる。

 キンニュン氏は軟禁解除後、Tシャツ姿で報道陣の前に姿を見せた。「7年ぶりに長男に会うことができた」と軟禁解除を喜び、「今後政治に関わるつもりはない」と語った。

 03年に首相に就任したキンニュン氏は04年10月、突然首相職を解任され逮捕された。汚職罪で有罪判決を受け自宅軟禁に。同時に、氏が率いてきた国防省情報局は解体され、多数のスタッフが逮捕、投獄された。今回釈放された中には、こうしたスタッフも含まれている。

 キンニュン氏は80年代から軍の情報機関を率い、内政や外交で大きな権限を振るってきた。海外情勢に明るく、少数民族武装組織との和平交渉や民主化運動指導者、アウンサンスーチーさんとの対話に取り組むなど、国際社会からは軍政内の改革・穏健派として一定の信頼を得た。

 氏の失脚の理由にはさまざまな説があるが、情報機関の権限が強大化し過ぎたことにタンシュエ氏らが反発を強めたためとの見方が強い。キンニュン氏失脚後、タンシュエ氏はさらに独裁色を強め、政権に対する反発は一層強まった。

毎日新聞 2012年1月15日 東京朝刊

3024チバQ:2012/01/16(月) 12:39:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20120116ddm003030068000c.html
クローズアップ2012:金総書記死去1カ月 正恩氏偶像化、急ピッチ

平壌民俗公園建設現場を視察する金正恩氏。視察日は不明。朝鮮中央通信が11日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 金正日(キムジョンイル)総書記が死去して以後、北朝鮮では後継者の金正恩(キムジョンウン)氏の権威を高める動きが急速に進んでいる。死去発表から間もなく1カ月。矢継ぎ早に繰り出される偶像化の手法を、多くの専門家が「金総書記が生前に描いたシナリオ通り」とみる。ただ総書記が直接指揮してきた対米交渉が死去直後に方針転換されるなど意思決定過程の不安定さもうかがえる。正恩体制は盤石か否か。国際社会がその見極めに腐心している。【北京・米村耕一、ソウル西脇真一】

 ◇生前のシナリオ通り
 「敵が迎撃してきたら、本物の戦争をしようと決心していた」

 国営朝鮮中央テレビのナレーションが、こんな“勇敢”な正恩氏の言葉を読み上げた。今月8日、約50分間にわたって放映された正恩氏の記録映画の一シーンだ。正恩氏は09年4月、長距離ミサイル「テポドン2号」発射の際、金総書記とともに咸鏡北道(ハムギョンプクド)の衛星管制総合指揮所を訪れ、感激する打ち上げ関係者と笑顔で握手していた。

 浮かび上がるのは、正恩氏による「軍基盤の後継体制」構築が予想以上に早い段階で進められていたことだ。「09年2月ごろには正恩氏の指揮体系を樹立する措置が朝鮮労働党中央軍事委員会で取られ、正恩氏の軍掌握が始まった」。韓国・世宗(セジョン)研究所の鄭成長(チョンソンチャン)首席研究委員はこう指摘する。

 正恩氏の補佐役である李英鎬(リヨンホ)氏が09年2月11日に、朝鮮人民軍総参謀長に就任したのも、その重要な布石だったという。鄭研究委員は「『正恩氏はまだ若い』という先入観によって、いまだに『見習い指導者』と評価すれば、誤った判断になる」と警告する。

 北朝鮮では正恩氏を偶像化する動きが相次ぐ。朝鮮中央通信は9日、党や軍、国家幹部らの前で、正恩氏をたたえる新曲「金正恩将軍を命を懸けて死守しよう」が披露されたと報じた。13日には中央通信が「敬愛する金正恩同志だけに天地の果てまで従う」と書かれた住民の手紙が正恩氏に多数送られている、と伝えている。

 当局は一般市民にも変化を実感させている。平壌を最近訪れた在日朝鮮人商工関係者によると、市民の中から「大将同志(正恩氏)になって、以前よりも行事の時の締め付けが緩くなった」と喜ぶ声が出ているという。国家行事が開かれる際、市民が大勢動員され、数時間も前から会場で待機させられていた。これを、正恩氏は「集合は数十分前でよい」と指示したという。

 現在は、正恩氏を最高指導者に据え、金総書記の妹婿で実力者の張成沢(チャンソンテク)氏(党行政部長、国防副委員長)と李総参謀長が支える体制とみられる。

 60年代に金日成(キムイルソン)総合大学に留学し、金総書記本人と親交があった崔応九・北京大教授が解説する。「金総書記の政治センスは抜群だった。党代表者会の人事は、金総書記が正恩氏を支える仕組みを計算して組み立てたものだ」。94年に金日成国家主席が死去した際の後継シナリオはすべて金総書記が策定したとされる。今回も金総書記が生前に練り上げたシナリオに沿っているとの見方が強まっている。

 北朝鮮では経済が行き詰まる。抜本的に改善するには国際的孤立からの脱却しかない。だが、そのために必要な米国や日本などとの関係改善を金総書記は達成できないまま死去した。北京の外交関係者は「近い将来、対米や経済政策で正恩氏自身が金総書記のシナリオになかった決断を迫られる可能性は高い」と見通している。

3025名無しさん:2012/01/16(月) 12:39:26
◇対米交渉の立場変化 意思決定に不安定さも
 正恩氏の指導体制下で対米交渉の立場が変化し、日米韓などの関係者に懸念が広がる。

 複数の6カ国協議関係者によると、総書記死去直前には北朝鮮が複数のチャンネルを通じ、米国にウラン濃縮活動中断の姿勢を見せ、死去直後も対話の姿勢は変わらなかった。ところが総書記の告別式(先月28日)前後から変化が表れ、北朝鮮は、米国が12月中旬に提案していた栄養補助食品ではなくコメなど穀物で食糧支援を提供するよう要求。今月11日には北朝鮮外務省が「3年前に約束した食糧支援の量や品目を変更した」と、米国に約束違反があると訴えた。協議関係者は「昨年の米朝協議では、こんな批判はなかった」と話す。

 また、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙「朝鮮新報」(電子版)は14日、平壌発の記事で、「(米朝協議で)想定されていた信頼構築措置」で合意できなければウラン濃縮活動の中断はないと表明した。信頼構築措置とは米国側による北朝鮮への支援などを指す。協議関係者は「昨年末まではウラン濃縮活動中断の前提条件を受け入れるそぶりを見せていたのが、今では対話からも後ずさりを始めたようだ」と北朝鮮の変化を解説する。

 後継体制で正恩氏は「先軍(軍優先)政治」継承を掲げる。その背後で、核開発での妥協や対米融和路線に否定的な軍強硬派が勢いづいている可能性もある。金総書記の告別式や中央追悼大会で呉克烈(オグクリョル)国防副委員長が見せた存在感もその根拠の一つだ。呉副委員長は総書記死去直後の序列が29位だったのに告別式や追悼大会では13位に急上昇し、張成沢氏らよりも上位に位置した。呉副委員長は軍総参謀長なども歴任しており、軍での影響力は現在も大きいとみられる。

 北朝鮮情勢に精通するヤン・C・キム米ジョージ・ワシントン大名誉教授は「対外政策や経済政策をめぐる路線対立から今後、権力闘争に発展する可能性がある。これは米国の専門家たちの共通した見方だ」と危惧する。

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 ◆北朝鮮の後継体制をめぐる主な出来事◆

08年 8月 金正日総書記、脳卒中で倒れる

09年 2月 軍トップ人事で李英鎬氏が総参謀長、金永春氏が人民武力相

09年 4月 張成沢氏を国防委員会委員に選出

       テポドン2号発射

10年 6月 崔永林氏が首相就任

       張成沢氏が国防副委員長に昇格

10年 9月 朝鮮労働党代表者会で正恩氏が公式登場

       大規模な党指導部人事

11年12月 金総書記が死去

毎日新聞 2012年1月16日 東京朝刊

3026名無しさん:2012/01/16(月) 20:52:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000563-san-bus_all
ファミマ、中国「銀聯カード」の取り扱い開始 訪日観光客向けに
産経新聞 1月16日(月)18時8分配信

 ファミリーマートは17日から、中国人観光客向け決済サービスとして、中国の「銀聯(ぎんれん)カード」の取り扱いを東京、大阪、京都など全国約200店で、三井住友カードと提携して開始する。1月下旬から始まる中国の旧正月に当たる連休を控え、多くの利用を見込む。

 銀聯カードで税込み1000円以上の利用があった顧客には、飲料の無料引換券を17日から30日までの期間限定で進呈するキャンペーンも実施し、利用促進を図る。

 銀聯カードは中国国内で普及している銀行系のデビットカード。普及が遅れているクレジットカードに代わって、中国国内では13億枚以上が発行されて使われているという。他のカードに比べて利用者が桁違いに多いため、同カードをめぐっては、日本の小売業やサービス関係の企業も積極的に採用を検討しているところ。

 ほかの大手コンビニエンスストアでは、ローソンが福岡など観光地周辺の一部店舗で導入しているだけで、ファミリーマートが一歩リードした形だ。

3027名無しさん:2012/01/16(月) 20:53:27
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120111/bse1201110503000-n1.htm
手数料収入「早い者勝ち合戦」 カード各社、銀聯加盟店開拓 (1/2ページ)
2012.1.11 05:00
 クレジットカード各社が、中国の決済用カード「銀聯カード」の加盟店開拓に火花を散らしている。東日本大震災や原発事故で落ち込んでいた中国からの訪日観光客は回復基調に転じており、今後はビザ(査証)緩和などを追い風に再び増加するとみられる。消費落ち込みによる手数料収入減を中国人観光客で補おうと、加盟店開拓を急いでいる。

 昨年2月から銀聯カードの取り扱いを始めた東京・渋谷のフアッションビル「109」。中国人の家族連れやグループが多く訪れ、日本人の若者に交じって買い物を楽しむ。109を運営する東急モールズデベロップメント経営企画本部の桶谷武彦事業推進・広報部次長は「今は売り上げの1%弱が銀聯カードによる決済。伸びしろは大きい」と話す。

 これまで銀聯カードの取り扱いは、団体旅行で立ち寄る家電量販店や百貨店が中心だったが、中国の個人観光ビザの発給で、行動範囲が拡大している。「消費意欲が旺盛で、大量にまとめ買いする中国人観光客の取り込みは欠かせない」(桶谷次長)とみる大都市のファッションビルや地方のホテルなどにも導入の動きが拡大。2011年末には国内の取扱加盟店は約7万店舗と、1年で3.5倍になった。

 他社に先んじて決済用端末を設置すれば、手数料収入が得られるカード会社にとっては「早い者勝ちの陣取り合戦」(業界関係者)だ。そこで各社は、あの手この手で加盟店開拓を進めている。

 三菱UFJニコスは昨年、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を使ったカード決済システムに、銀聯対応を追加したが、今春にはインターネット経由で処理する新決済システムを導入する。「端末価格が従来の3分の1〜4分の1で、導入費用が安く済む」(島貫和久執行役員)のが特徴だ。

 三井住友カードもモバイル端末を使ったタクシーでの銀聯カード決済を始めた。ユーシーカードとクレディセゾンは、みずほ銀行と提携し、全国の商業施設や飲食店、観光地を中心に店舗開拓を行っている。

 奈良市が市内の宿泊施設や飲食店などに補助金を出すほか、神戸商工会議所が会員企業向けに銀聯決済サービスを始めるなど、自治体などによる導入支援の動きが加速している。

 日本政府観光局(JNTO)が発表した11月の中国からの訪日外国人旅行者数は前年同月比35.0%増と急回復。「今後はゴルフやスキーなどのリゾート需要の高まりも予想され、開拓できる業種や地域が増える」(島貫執行役員)とみられ、各社の加盟店開拓競争も一段と熱を帯びるのは必至だ。

3028チバQ:2012/01/16(月) 22:33:09
>>2926
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201201160471.html
争議リーダーが党支部書記に 幹部更迭の広東省・烏坎村烏坎村の党支部書記に任命された林祖鑾さん=林望撮影
 昨年、3カ月にわたる争議の末、村幹部を更迭に追い込んだ広東省・烏坎(ウーカン)村で新しい共産党村支部が発足し、トップの書記に争議で村人をまとめた林祖鑾さん(65)が任命された。非暴力と団結力で政府の譲歩を勝ち取った「烏坎村」モデルは、各地の住民を勇気づけている。

 調停のため村に入っている省の作業チームが15日、発表した。指導部は村内の130人余の党員の推薦や村民への聞き取りなどを経て、同村を管轄する東海鎮党委員会から任命された。

 林さんは19歳で共産党に入党した「老党員」だが、政府に抗議する住民運動の中心にいた人物が村トップに起用されるのは極めて異例だ。

3029チバQ:2012/01/16(月) 22:40:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012011602000030.html
初代代表に韓元首相 韓国最大野党
2012年1月16日 朝刊

15日、ソウル市郊外で開かれた民主統合党の党大会で、初代代表に選出された韓氏=聯合・共同


 【ソウル=篠ケ瀬祐司】韓国最大野党、民主統合党は十五日、ソウル市郊外で党大会を開き、初代代表に元首相の韓明淑(ハンミョンスク)氏(67)を選出した。同党は韓新代表を中心に、四月の総選挙や十二月の大統領選に向けた活動を本格化する。

 民主統合党は民主党と故盧武鉉(ノムヒョン)前大統領に近い勢力が合流して昨年十二月に発足。九人の候補者が、党員投票と一般有権者約五十万人による電話投票の得票率で新代表の座を競った。

 次点は議員や行政経験のない、俳優の文盛瑾(ムンソングン)氏(58)で、一般有権者投票で得票率を伸ばした。文氏は得票率上位者として新執行部入り。同党は今後、無党派層を意識した雇用対策や社会福祉充実策などを前面に打ち出すとみられる。

 韓新代表、文氏ともに盧前大統領の側近として知られた人物。前政権が進めた、対北朝鮮融和策の必要性を唱える可能性がある。

 韓新代表は二〇一〇年に民主党候補としてソウル市長選に立候補。与党候補に敗れたが、野党勢力内で依然、人気が高い。首相在任中に運輸会社社長から五万ドルの賄賂を受け取った疑いで逮捕、起訴されたが、一審、二審とも無罪判決を受けている。

3030チバQ:2012/01/16(月) 23:13:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000007-cnippou-kr
韓国の民主統合党代表に韓明淑元総理
中央日報日本語版 1月16日(月)11時27分配信

韓明淑(ハン・ミョンスク)候補が15日、民主統合党代表に確定した後、手をあげて党員にあいさつしている。

韓国の民主統合党の代表に韓明淑(ハン・ミョンスク)候補(68)が選出された。2010年5月に民主党のソウル市長候補となって以来1年7カ月ぶりに党の選出職候補になったのだ。

韓代表は15日、京畿道高陽市一山(キョンギド・コヤンシ・イルサン)のKINTEXで開かれた党代表選挙戦で、総合得票数25万2986票(得票率24.05%)で1位になった。韓代表は代議員投票のほか、これに先立って行われたモバイル・現場投票でも1位になった。韓代表は演説で「選挙戦に参加した80万人の市民の名前で、国民を無視する李明博(イ・ミョンバク)政権を審判する勝利の大長征を始める」と述べた。韓代表は演説中に感情がこみ上げたかのように涙を流した。

韓代表体制は「盧武鉉の帰還」を象徴する。韓代表は09年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去当時、葬儀委員長を務めた。2位のムン・ソングン候補は代表的な「盧武鉉を愛する会」のメンバーだった。盧武鉉系が事実上党権を掌握し、総選挙・大統領選挙を陣頭指揮することになったのだ。08年の政権交代で‘廃族’危機に追いつけられて以来4年ぶりの逆転となる。

韓代表は金大中(キム・デジュン)政権時代に国会議員・女性部長官を務めたのに続き、盧武鉉政権では憲政史上初の女性総理となった。政界入門前は女性民友会長を務め、社会運動に携わった。政治経験はもちろん、在野や社会団体をまとめられる能力が選挙人集団の呼応を得たと分析される。

選挙戦レースの終盤、ムン・ソングン最高委員の追撃に苦戦したが、13日に5万ドル収賄事件に対する控訴審の公判結果が無罪と出たのも、代表選出につながったとみられる。

3031チバQ:2012/01/16(月) 23:14:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000693-chosun-kr
(朝鮮日報日本語版) 民主統合党新代表に韓明淑元首相
朝鮮日報日本語版 1月16日(月)8時30分配信


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(写真:朝鮮日報日本語版)

 15日に行われた野党・民主統合党の執行部選挙で、韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相が党代表に選出された。

 韓新代表はこの日、京畿道高陽市の韓国国際展示場(KINTEX)で行われた民主統合党の党大会で、24.05%の票を得て、ムン・ソングン候補(16.68%)を破り代表に選出された。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下で首相を務めた韓元首相と、「ノサモ(盧武鉉を愛する会)」の中心人物だったムン候補が代表の座を争ったことは、親盧(盧前大統領と親しい)グループの復活を意味する。

 選挙人団による投票(携帯電話や現場での投票、70%)と代議員による投票(30%)の結果を合算した結果、昨年10月のソウル市長選挙で旧民主党の候補だった朴映宣(パク・ヨンソン)候補は、ムン・ソングン候補との競合の末、15.74%の票を得て3位となり、最高委員に当選した。また、湖南(全羅道)出身者や旧民主党員たちの支持を得た朴智元(パク・チウォン)候補(11.97%)や、386世代(1990年代に30歳代で80年代に大学に通った60年代生まれの世代)を代表し、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)旧民主党代表側の支援を受けた李仁栄(イ・インヨン)候補(9.99%)、嶺南(慶尚道)出身者を代表する金富謙(キム・ブギョム)候補(8.09%)も最高委員に選出された。

 新執行部は、今年4月の国会議員総選挙や、12月の大統領選挙で、候補者の公認や選出を主導することになる。新執行部は政治、政策の両面で、これまでの野党のうち最も強力だと評されている。韓明淑代表と朴映宣最高委員は、検察改革を最優先の課題に掲げている。また、ムン・ソングン最高委員は、4月の総選挙で第1党になった場合、李明博(イ・ミョンバク)大統領の弾劾に向けた手続きを進めると公言している。さらに、この3氏を含む最高委員全員が「財閥解体」という表現を用い、大企業と中小企業の関係を再構築するとの意向を示している。このほか、超高所得者に対する増税や、大企業に対する法人税率の引き上げなども公約した。近いうちに、与党に対する激しい闘争や、無償福祉施策の強化をはじめとする「政策の左傾化」を本格化させるものとみられる。

 親盧グループの完全復活や、湖南出身者を中心とする旧主流派の弱体化により、党運営や総選挙の候補者の公認をめぐって、相当な変化や少なからぬ対立も予想される。

 韓新代表は当選後、演説で「勝ち組による利益の独占や、特権と反則の時代を終わらせ、総選挙での勝利と政権交代により、大韓民国の新たな歴史を作っていく」と述べた。

3032チバQ:2012/01/16(月) 23:16:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120115/chn12011523070014-n1.htm
第3政党復活 李元総統が連携のカギ?
2012.1.15 23:05
 【台北=吉村剛史】14日に総統選と同日で投開票された台湾の立法委員(国会議員に相当、定数113)選で、いずれも改選前には議席がなく、“泡沫(ほうまつ)”政党と目された野党、親民党と、台湾団結連盟(台連)が、それぞれ3議席を獲得、「第3政党として存在感を発揮する」との見方が浮上している。

 国民党と支持者の重なる親民党は、今回、宋楚瑜主席(69)が総統選に立候補した効果で、先住民枠の1議席に加え、比例2議席を獲得した。

 李登輝元総統(89)を精神的支柱とする台連は比例で3議席を獲得。最終日に李氏が、最大野党・民進党の蔡英文主席(55)の応援演説を行い、「台湾をあなたたちに託す」と呼びかけた効果が、台連支持で表れた、と分析されている。

 宋氏はもともと李登輝政権時代の李氏の側近だった。今後、李氏を軸に「両党の連携もある」と目されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120115/chn12011518000008-n1.htm
【ジョークは語る】
「与党は中国共産党だよ」台湾の中国紙記者
2012.1.15 18:00
 大激戦が展開された今回の台湾総統選だが、投開票前の台北の居酒屋での話。

 台湾有力紙の政治担当記者2人が、与党・中国国民党(国民党)と最大野党・民主進歩党(民進党)のそれぞれの立場で結果を予測したものの、甲(こう)論(ろん)乙(おつ)駁(ばく)の堂々巡りで、結論が出ない。

 両者の議論を聞いていた中国紙記者が、台湾紙の記者らの耳元でささやいた。

 「どちらもいい候補者だから勝敗は読めないだろうね。でもいずれにせよ、与党は中国共産党なんだよ」

 台北の飲食店街では、昨年暮れごろから、こんなブラックジョーク(?)が流れていた。

 2008年の国民党の馬英九政権発足以降、中国との関係を、経済を軸に劇的に改善した台湾。文化、学術などの交流も活発化している。

 マスコミも同様で、台北に駐在する中国メディアは、08年以前は代表的な通信社とテレビ、ラジオの計3社だけだったが、08年以降は中央メディア5社、地方メディア5社の計10社に増加。現在、約30人の中国人記者が台北に駐在しており、取材先で同席するチャンスも多い。

 情報の発・受信枠の拡大と軌を一にして、人や物の往来の急成長も顕著だ。

 団体旅行に続き、昨年6月末には中国からの個人観光旅行も自由化され、10年に台湾を訪れた旅客数は約163万、11年は約178万人にのぼった。富裕層中心のため、VIPルームを拡張したという有名高級ブランド品店も。

 ただし、中国が不快感を示す中で09年にチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の訪問を受け入れた南部・高雄では、直後に中国人観光客のホテルのキャンセルが相次ぎ、「中国」の存在の大きさは生活レベルでも実感されている。(台北 吉村剛史)

3033名無しさん:2012/01/17(火) 10:42:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000103-san-int
台湾・民進党 人材難で後継主席不在 「解党して出直しを」
産経新聞 1月17日(火)7時55分配信

 【台北=吉村剛史】台湾の最大野党・民主進歩党(民進党)は16日、臨時の中央常務委員会、中央執行委員会を開き、14日の総統選の敗北責任をとって主席からの辞任を表明した蔡英文主席について、3月1日付での辞任を承認した。次期主席をめぐっては、人材不足が党内でも懸念されており、「解党しての出直し」を求める意見も飛び出している。

 蔡氏の任期は5月まで。党幹部65人から任期満了までの留任を求める署名も提出されたが、本人の強い辞任の意向を尊重したという。民進党では3月から代理主席を立て、5月に次期主席を選出する。

 党内では世代交代を望む声が大きいが、経歴や実績を備えた突出した次世代のリーダー候補は不在。2008年の総統選で正副総統候補として大敗した元行政院長(首相)の謝長廷氏や蘇貞昌氏らも「排除されない」とされることに、党の人材不足を嘆く声も聞かれる。

 総統選では、与党・中国国民党が中国との良好な関係をアピールした。独立志向が強いとされる民進党政権誕生の場合の、中台関係後退の不安が敗因の一つとみられており、党員からは「対中姿勢を一から見直すべきだ」「党を解体しての出直しも必要ではないか」との厳しい声もあがっている。

3034名無しさん:2012/01/17(火) 10:43:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000010-nna-int
【台湾】かつての熱狂の薄れか、民進党が敗因分析
NNA 1月17日(火)8時31分配信

 民進党の蔡英文主席の総統選敗北の要因に、支持基盤である南部にかつて存在した熱狂が薄れつつあるとの見方が、同党陣営に広がっている。1996年の初の総統直接選挙から計5回を数えて、台湾の民主化度が成熟へと向い、政治に対する冷静さが投票意欲を減らしたとの見方が出てきた。

 今回の総統選の投票率は、当初80%を超えると予想されていたが、ふたを開けてみれば74.38%と過去最低。特に負けた民進党の党員が首長を務め、支持基盤となってきた6県市では、さらに低かった。全土平均を上回ったのは高雄市(75.91%)のみ。残りの台南市(74.18%)、屏東県(72.67%)、嘉義県(72.48%)、雲林県(68.92%)、宜蘭県(72.54%)では平均よりも低い水準にとどまった。

 同党幹部によると、民進党が票田の住民を総動員するような動きを取らなかった。このほか、「投票時期が初めて投票する学生らの試験時期と重なり、故郷に戻った投票するといった行動が広がりきらなかった」(頼清徳・台南市長)との指摘がある。頼市長はまた、「(民進党政権になれば)中台関係が揺らぐと馬英九総統が脅しをかけた作戦で、住民が生計に直接響くと懸念した向きもあったのではないか」と回顧している。

 得票数は大票田である高雄市で、少なくとも20万票差の勝利との期待を裏切る15万票余の差。嘉義県や宜蘭県でも国民党との勝差は予想より1万〜2万票少なかった。蔡主席と副総統候補の蘇嘉全氏の出身地である屏東県でも前回の県長選の8万票余りの差がさらに6万票に縮小。「地縁・血縁が重視される傾向はすっかり色あせ、どれだけ地方に足を運んで汗をかいたかが問われるようになった」(高雄大学の廖義銘・政治法律系副教授)との分析が出てきた。

 かつて南部は「統一派か独立派か」や同一の族群(歴史的・民族的出身背景)などで支持が分裂する傾向が強かった。しかし今回は経済政策や中台関係、格差是正など社会の公平・正義、大連合政府などが唱えられた。「時に高尚すぎると見える争点が、南部の農業県市の住民の関心を呼ばなかった」(政党関係者)との指摘もある。

3035名無しさん:2012/01/17(火) 10:48:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000027-rcdc-cn
<台湾総統選>蔡主席の敗北宣言に「感動した!」、中国人から称賛の嵐―台湾メディア
Record China 1月16日(月)18時42分配信

16日、台湾総統選で敗れた野党・民進党の蔡英文主席の敗北宣言に、中国から感動の声が上がっている。写真は総統選で勝利した馬総統と破れた2候補。
2012年1月16日、台湾総統選で敗れた野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席の敗北宣言に、中国から感動の声が上がっている。台湾の中時電子報が伝えた。

【その他の写真】

台湾総統選は14日に投開票が行われ、馬英九(マー・インジウ)総統の再選が決まり、一連の選挙戦は幕を閉じた。だが、中国のネットユーザーの関心の高さは一向に覚める気配がない。15日には中国版ツイッター「新浪微博」の検索ワードランキングで「台湾総統選」が1位、「馬英九」も10位以内にランクイン。14日と15日の2日間で延べ300万人が新浪微博上で熱い議論を交わした。

最も関心を集めた1つが蔡主席の敗北宣言。潔く負けを認め、なおかつ卑屈さを感じさせない爽やかな弁舌に「馬総統の勝利宣言より胸に響いた」「(台湾独立志向の強い)グリーン陣営に初めて好感を抱いた」と称賛の声が噴出。特に蔡主席が毅然と述べた「台湾には反対を唱える声が必要」「泣いても構わない。だが、気落ちする必要はない」との言葉がユーザーを感動させた。

馬総統の勝利宣言も評判は上々で、「勝者の貫録を感じた」「尊敬・謙虚・民主を体現していた」「中国の役人の『子守唄』とつい比べてしまった」などの声が。馬総統を支えた周美青(ジョウ・メイチン)夫人の人気も高く、「当選は親しみやすい夫人のおかげ」「馬総統はハンサム、夫人は優しく賢く控えめ。なんて素敵な2人」といった好意的な声が目立った。(翻訳・編集/NN)

3036名無しさん:2012/01/17(火) 10:50:30
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57929
<台湾総統選>中国本土で「民主化への憧れ」高まる=当局は情報遮断しなかった!―米メディア
配信日時:2012年1月16日 13時11分

15日、台湾総統選(14日投開票)に向けた一連の選挙戦は、中国本土でも非政府系のポータルサイトを中心にリアルタイムで報じられ、ネットユーザーらに「民主政治の良さ」を見せつけた。写真は14日、再選を果たし、妻を抱き寄せ感謝の気持ちを表した馬総統。

2012年1月15日、台湾総統選(14日投開票)に向けた一連の選挙戦は、中国本土でも非政府系のポータルサイトを中心にリアルタイムで報じられ、ネットユーザーらに「民主政治の良さ」を見せつけた。米ボイス・オブ・アメリカが伝えた。

台湾総統選に関する報道は、4年前の前回は中国当局が完全に遮断したため、本土ネットユーザーはこっそりとインターネット検閲システムをかいくぐり、海外のサイトで情報を得るしかなかった。だが、今回は遮断されなかったばかりか、中国中央テレビ(CCTV)や国営新華社通信といった官制メディアでもわずかながら報じられたほか、新浪、網易、捜狐、騰訊などの非政府系ポータルサイトにも連日、特集記事が掲載された。

本土ユーザーの関心度は非常に高く、ミニブログなどのソーシャルメディアでも活発な議論が交わされた。その多くは台湾の民主政治の良さを称賛するもの。再選を果たした馬英九(マー・インジウ)総統に敗れた野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席が敗北宣言で「台湾には反対を唱える声が必要」と述べたことにも感動の声が上がった。

こうした動きについて、深セン大学の張涛(ジャン・タオ)教授は「台湾の選挙制度や台湾の人民が享受する民主政治が中国本土の進むべき目標だと感じる人が増えている。我々は当然、誰もが中国本土の民主化を望んでいる」と指摘。

また、北京の弁護士、程海(チョン・ハイ)氏も「台湾の民主制度の成熟ぶりを見せつけられた。本土の民衆は自然に羨望と憧れの念を抱いた」とし、「本土でも民衆が立ち上がって自らの権利を行使しようとすれば、民主化も遠くないかもしれない」と話した。(翻訳・編集/NN)

3037名無しさん:2012/01/17(火) 10:52:03
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57933
<台湾総統選>馬英九再選を見つめた中国人、羨望と称賛入り混じる―中国版ツイッター
配信日時:2012年1月16日 14時36分

14日、台湾の馬英九総統が次期総統に再選した。親中路線を推進する馬総統再任のニュースは対岸の中国でも当然、大きな注目を受けた。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも多数の投稿が寄せられている。

2012年1月14日、台湾の馬英九総統が次期総統に再選された。今年5月20日より、新たな4年の任期を迎えることになる。親中路線を推進する馬総統再任のニュースは対岸の中国でも当然、大きな注目を受けた。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも多数の投稿が寄せられている。

「馬総統が再任を果たし、雨の中で就任演説を行った。彼の背後に立つ者は誰も傘を差しておらず、また、彼に傘を差しかける者もいなかった」―こんな熱っぽいコメントも散見された。自国のリーダーと比較し、馬英九政権の清廉さや台湾の民主政治に羨望を寄せる声が目立っている。以下、代表的なコメント。

「馬総統再選おめでとうございます!同じ中華民族として台湾の民主制度を心より称賛し、また、我が国の民主化を大いに期待します」
「どうしてかわからないけれど、馬総統にはいつも心動かされる」
「馬総統のような人材がたくさんいれば、中国にも希望があるのに」
「馬総統が就任を決めてから、多くが企業経営陣などを務めていた彼の一族は、その職位を去ったという。これは、馬総統が清廉な政治を貫く決意を示したものだ。こうした気風は、馬総統がそうせざるを得ないほどに、台湾の民衆の力によって推し進められたものでもある。どうしてこうも、中国と正反対なのだろうか?」

馬総統の勝因を分析するコメントには以下のようなものがある。

「中国と良好な関係を築いている者が再選するのは当然。馬英九は聡明だ…親中路線で民衆の支持を得たのだから」
「中国で事業を興している“台湾商人”や中国への輸出で潤っている果物農家など、中国からの経済的恩恵にあやかっている層が馬英九に投票したのだろう」
「勝因1、『92年合意』が『台湾コンセンサス』を凌駕した。勝因2、『経済発展』が『再鎖国』を凌駕した。勝因3、『清廉』が『汚職』を凌駕した」
(編集部注1:「92年合意」は“中台がひとつの中国である”とする見解から、対中関係改善を進める馬総統の政策方針。対する「台湾コンセンサス」は、今回の対抗馬だった民進党の蔡英文氏がそれに代わる政策として打ち出したもの)
(編集部注2:「経済発展」は馬政権が推進する経済面での親中路線を指す。「再鎖国」は、台湾独立寄りの民進党の方向性を指す)
(編集部注3:「清廉」は上記のように馬政権を指している。一方、馬政権成立前の民進党・陳水扁政権は一族ぐるみの汚職事件で政権を下りることとなった)

また、馬英九夫人の“内助の功”に注目するコメントも目立った。中国ではファーストレディが表に出る場面はほとんど見られないため、こうした点も注目を集めたようだ。

「馬総統の再選に際し、その夫人に関する情報が眼についた。この夫妻は、互いの性格の違いが互いを補完している、とてもよい関係なんだ。馬総統は温和で夫人はさばさばしている、馬総統は物腰柔らかで夫人は辣腕、馬総統は情感豊かで夫人は理性的、馬総統は政治に専念し、夫人は財テクに力を発揮。2人に共通しているのは、清廉で質素で庶民的なところだ」。(翻訳・編集/愛玉)

3038チバQ:2012/01/17(火) 12:09:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20120116ddm007030075000c.html
馬英九の台湾:第2幕/上 輸出急増、潤う住民
 ◇中国マネー浸透 過度の依存は警戒
 「経済の発展と開放の努力が再選につながった」。14日夜、再選を果たした馬英九総統はこう述べ、これまでの経済成長重視の路線に自信を深めた。馬政権の2期目は、中台関係改善の最大の成果である経済協力枠組み協定(ECFA)に基づき、中台の自由貿易圏づくりがさらに進む見通しだ。

 「ECFAのおかげで需要も価格も高くなった」。台湾南部・台南市。特産品の大衆魚サバヒーの養殖業を20年以上営む〓壬貴さんはそう話す。サバヒーは淡泊ながら食感が良く、台湾では人気の食材だ。

 昨年1月から始まったECFAの段階的関税引き下げで、サバヒーも対象品目に入った。その結果、これまでゼロだった輸出額は昨年、台南地区だけで約1億3500万台湾ドル(約3億4600万円)に急増した。そのすべてが中国向けだ。〓さんは「中国の目的が中台統一なので、頼りすぎるのは危険と分かっている。でも、生活のためには引き返せない」と話す。

 人口約188万人の台南市は、最大野党・民進党の「牙城」と言われてきた。党は総統選で得票率を6割超と見込んだが、結果は57・72%と予想を下回った。

 この現象を、総統府直属のシンクタンク・中央研究院欧米研究所の黄偉峰・副研究員は「中国マネーの流入の影響が出たのは間違いない。台湾での選挙は今後、中国の影響力が一層高まっていくだろう」と分析する。

 ECFAで農産物の対中輸出額は前年比25%増加した。その恩恵は、従来、民進党の地盤といわれていた農村にも浸透しつつある。

 台南市幹部によると、08年5月の馬政権発足後、中国側は台湾全域で経済協力を進めるために与党・国民党を仲介役にした。しかし、利益が国民党関係者に集中。経済協力の対象を県市レベルまで広げたが、県市の農協など団体幹部も国民党関係者が多く、利益は民進党支持者に回らなかった。そのため、さらに下部の行政単位・郷鎮レベル、それも南部の郷鎮に分け入った。現在は地元リーダーに協力を持ち掛け、中国企業と直接貿易するための新会社を設立するケースも出ている。

 ただ、中国への警戒感も消えていない。98年にサバヒー加工工場を設立した男性(61)は中国に輸出する際、産地名を「中国台湾」と書くよう強要されたという。「中国の巨大市場は魅力的だが、政治状況によってはいつ貿易を止められるか分からない。こんな不安定な国に事業の運命を預けるわけにはいかない」と本音を語る。

 馬政権の2期目では、ECFAのもとで関税引き下げ品目の拡大や投資分野の拡大などが予定されている。台湾紙・経済日報の総主筆、馬凱氏は「1、2年の間に自由貿易圏が完成する可能性もある。その際、台湾(の主権維持)にとって安全な方法は、中国だけでなく世界にも経済の扉を開いておくことだ」と指摘する。そのうえで「中国に対抗するためには、台湾の経済はさらに強くならなければならない。弱くなったら中国を救世主と感じてしまう。台湾人は心の準備も必要だ」と警鐘を鳴らす。【台北・大谷麻由美】

   ◇  ◇

 台湾総統選を受け馬英九政権が2期目に突入する。今後4年間を馬政権に託した台湾社会の現状を報告する。

毎日新聞 2012年1月16日 東京朝刊

3039チバQ:2012/01/17(火) 12:09:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20120117ddm007030156000c.html
馬英九の台湾:第2幕/下 薄れる「統一か独立か」
 ◇“国づくり”に関心移る
 「貧富の格差を縮小し、若者の就職問題を重視する。彼らの『台湾の夢』をどう実現していくかだ。そうですね?」。14日夜、台北の国民党本部前で、馬英九総統(61)が総統選の勝利演説でこう呼びかけると、数千人の支持者から拍手が湧き起こった。中台関係を改善させて信任を得た馬総統。だが約10分間の演説のうち、力点を置いたのは内政の問題だった。

 総統の直接選挙は1996年に始まった。論点は常に中国との統一か独立かだった。統一を選択すれば巨大な中国にのみ込まれ、独立といえば統一を狙う中国の怒りに火を付ける。台湾の不安定化に直結する最大の関心事だ。

 だが49年の中台分断から既に62年が過ぎ、人々の関心は生活に密着した問題に焦点が移りつつある。

 総統選終盤の12日。台湾北部・桃園で開かれた最大野党・民進党の選挙集会で、馬氏の対中融和路線を批判してきた蔡英文氏(55)が大歓声で迎え入れられた。だが、支持者の楊慈思さん(61)は「選挙のたび住民が割れるのにもう疲れた。大事なのは生活だ」と冷ややかだった。

 台湾の15〜24歳の失業率は約12%。総合的な年金制度は08年に始まったばかりで、社会保障基盤も脆弱(ぜいじゃく)だ。台湾の地位をめぐる激しい議論は、結果的にそこに暮らす人々の生活の軽視につながってきた側面がある。

 今回の総統選と同日投開票となった立法委員選(国会議員選)で、国民党は有権者を意識して、比例代表名簿の上位候補者に、福祉団体の幹部や労働問題の学者らを登載した。派閥幹部を名簿で優遇してきた党にとって「これまでにない異例の取り組み」(党幹部)となった。

 その傾向は民進党も同じだ。蔡氏陣営の呉乃仁総幹事は「中台対立から既に60年以上がたった。次の10年も何も起こらないだろう」と言い切る。中央研究院社会学研究所の蕭新煌所長は「統一や独立の問題は存在するが、人々の関心は政権が生活の面倒を見てくれるのかに移ってきている」と指摘した。

 台湾が内政の問題に比重を移せば移すほど、それは台湾の“国づくり”を意味し、統一を狙う中国にとっては壁は高くなる。台湾の対中政策を主管する大陸委員会の調査では、93年には自分を「台湾人」と認識する人は2割以下だったが、今は7割以上が「台湾人だ」と答える。中国のある学者は「中国大陸での生活経験もない台湾の人々が『台湾人意識』を高めていくことは当然のことだ。この先、中国人と意識が近づいていくことはないだろう」との認識を示した。

 馬氏再選で中国は今後、政治対話など統一に向けた圧力を強めるとみられる。総統職に3期目はなく、2期目の馬氏が平和協定の締結など思い切った対中政策に乗り出すことはあり得る。一方で、馬氏が内政の問題に本格的に取り組まなければ、4年後の総統選で政権交代が起きる可能性が高くなるのも確かだ。【台北・隅俊之】

毎日新聞 2012年1月17日 東京朝刊

3040とはずがたり:2012/01/18(水) 13:21:23

米バージニア州が「東海」併記を推進
2012年01月16日08時23分
[? 中央日報/中央日報日本語版] comment
http://japanese.joins.com/article/389/147389.html?servcode=A00&sectcode=A00

「東海(トンヘ、日本名・日本海)を日本海と併記するのが適切だ。私が知るところでは、東海という名前は2000年前から使用されてきた」。韓国人の主張ではない。米バージニア州の州上院議員デイブ・マースデン氏(Dave W.Marsden)の論理だ。

マースデン氏は11日(現地時間)、今後バージニア州で使用する公立学校の教科書に東海(East Sea)と日本海(Sea of Japan)を併記しようという法案(法案名SB200)を州議会教育保健委員会に提出した。米国の州議員が東海併記法案を出したのは初めて。

マースデン氏は14日、アナンデール市のある韓国料理店で行ったインタビューで、「数年前から調査した結果、東海を日本海という名前とともに使用するのが適切だという結論に達した」とし「必ず法案を通過させる」と述べた。

マースデン氏が東海併記主張の根拠とするのは、1974年に国際水路機関(IHO)が採択した決議案。当時、決議案の内容は「特定の海の隣接国間に名称に関する合意がない場合、当事国の名称を併記する」だった。しかし日本は、すでに国際的にも日本海という名称が通用しているだけに、これを変更する理由はない、と主張している。

法案通過の可能性を尋ねると、マースデン氏は「表面上は簡単に見えても、どんな反対があるか分からない」とし「ただ、費用がかかることではないだけに、個人的には楽観している」と述べた。仮に今回通過しない場合、法案を補完してまた推進すると述べた。マースデン氏は一度も韓国を訪問したことがない。法案が通過するかどうかは3月末または4月初めごろに結論が出るという。

特に、IHOは4月18日の総会で「海洋の境界」改訂版について議論する予定だ。問題は今回、「日本海を単独で表記し、東海を代案の名称にしよう」という日本側に有利な案件が議論されるという点だ。韓国はこれを防ぐために外交力を総動員しており、マースデン氏の法案は時期的に重要となる。

3041チバQ:2012/01/18(水) 21:30:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/asi12011821000005-n1.htm
タイ内閣改造へ タクシン氏側近で内閣強化
2012.1.18 20:57 (1/2ページ)

タイのインラック首相
 【シンガポール=青木伸行】タイのインラック首相は18日までに、内閣改造を断行する方針を決め、閣僚名簿をプミポン国王に提出した。数日中に承認される見通し。主要閣僚を中心とする大幅な改造になるもよう。洪水被害の対応で、インラック氏が不満を抱いたとされる閣僚の入れ替えと、首相の実兄タクシン元首相の側近で内閣を強化することが、主眼とみられている。

 タイ紙ネーションなどが入手し報じた閣僚名簿によると財務、工業、商務、運輸、エネルギー、国防、教育などの閣僚が交代する。

 タクシン氏の側近では、キティラット商務相(兼副首相)が、洪水被害の復興予算確保の要となる財務相(同)に横滑り。タクシン政権時代に国防副大臣だったユタサク国防相は、副首相となり、元空軍司令官補のスカムポン運輸相が、国防相に転出するという。

 エネルギー相には、タクシン財閥の通信衛星会社タイコムの元幹部、アラック氏を抜擢(ばってき)。タクシン派の「反独裁民主戦線」(UDD)の幹部、ナタウット下院議員が副農相に起用されると報じられている。

 また、運輸相には与党・タイ貢献党のジャルポン幹事長、工業相にはタマサート大学イノベーション学部長、ポンサワット氏が入閣する見通しだ。

 これに伴い、コウィット副首相、ティラチャイ財務相、ワナラット工業相、ピチャイ・エネルギー相らが退任。一方、タクシン氏の親戚で、海外に逃亡している同氏への旅券再発行などに動き、野党・民主党から「唯一の職責は、タクシン氏を救済することだ」と揶(や)揄(ゆ)されているスラポン外相は、留任するという。

 内閣改造の規模について、ティティマ政府報道官は「10人以上」としている。内閣改造をめぐっては、(1)洪水被害での関係閣僚の対応に不満を募らせた首相の意思(2)タクシン氏が足場固めを図ったもの−との2つの見方がある。

 民主党のアピシット党首(前首相)は、発足からわずか約5カ月での内閣改造の動きを非難。首相は「5カ月は長く、改造は妥当だ」と反論している。

3042チバQ:2012/01/18(水) 21:31:34
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120118/mcb1201180503005-n1.htm
やめられない「タクシンの遺物」 タイ、4年目迎えた低所得者支援 (1/2ページ)2012.1.18 05:00
 2008年のリーマン・ショックなどによる金融不安をきっかけに導入が始まったタイ政府の低所得者支援策。足かけ4年目となるこの政策もすっかり庶民に定着し、将来に向けた恒久化を求める声も根強い。一方で、財政負担の増加による経済への影響を懸念する見方もある。3代前の故サマック政権下、景気浮揚策の一環として肝煎りで始まった同支援策。果たして市民レベルではどう受け止められているのか。街を歩いてみた。

 ◆すし詰めバス

 「タクシン政権の遺物だろ。われわれの納めた税金を政権維持のために使っているとしか思えない」−。日本語学校でタイ人に日本語を教えている40代の男性教師は、苦々しい表情でこう言い放った。故サマック首相が生前に「私はタクシンの代理人」と公言してはばからなかったことから、今でもタクシン派の象徴的な施策として受け止めている市民は決して少なくない。

 08年8月から始まった同支援策の骨子は4つ。(1)バンコク大量輸送公社(BMTA)が運営するバンコク首都圏内のバス路線に無料バスを運行する(2)タイ国有鉄道(SRT)が運営する鉄道の3等客車を無料化する(3)電気料金の規定量(当初150ユニット以下。その後、引き下げ)の国庫による肩代わり(4)水道料金の規定量(1カ月当たり50立方メートル以下)の国庫による肩代わり−これらは数カ月ごとに何度も更新され、現在も支援策として継続されているのは(1)〜(3)の3つだ。

 とある平日の昼さがり、バンコクでも有数の交通量の激しいスクンビット通りでバスを待った。38番、40番、501番…、ひっきりなしにバスが到着しては発車していく。ところが、実際にバスに乗り込む乗客は予想に反して少ない。多くの待合客は、これら有料のエアコン付きバスをながめるだけで、視線はそのはるか後方を向いている。

 しばらくして、2番の路線番号を掲げた赤色のバスが姿を現した。待ちに待った無料バス。乗客らはここぞとばかり重い腰を上げると、乗降口へ足を急がせた。車内はお世辞にもきれいとはいえない。板張りの床は所々に穴が空き、窓もドアも全て開け放たれ、頭上には壊れた扇風機がカタカタと音を鳴らしている。バンコクのバスには必ず車掌が乗車し乗客から運賃を受け取って切符を渡すが、このバスではそうした動きはない。昼間というのに、すし詰め状態の混雑ぶり。排ガスがそのまま車内に流れ込んでくるものだから、通常の日本人には我慢は難しいかもしれない。

 ◆人気の3等車

 一方、バンコクでの鉄道中央駅といえるフアランポーン駅。ここから北部の観光都市、チェンマイなどに向けて夜行の長距離寝台列車が運行している。通常、長距離列車には1等から3等までの客車区分があり、無料化された3等は固定された椅子のみの車両だ。

 列車は発車の数時間も前からホームに横付けされる。当然、1等や2等の乗客が姿を見せるにはまだ早い。ところが、無料の3等だけは早くから無料券を持ったタイ人客らが次々と車内に乗り込み、瞬く間に満席となった。

 タイ政府がこれら無料化政策で負う財政支出は年間30億バーツ(約72億円)ともいわれる。タイ中央銀行(BOT)はこの負担が及ぼす影響を指摘するが、一方で施策を取りやめた場合のインフレ懸念も表明し、どっちつかずの対応を見せる。中止となった場合の国民反発も予想されることから、反タクシン派の前政権でも継続された無料化策。好調に沸くタイ経済で、ちょっと気になる話題ではある。(在バンコク・ジャーナリスト 小堀晋一)

3043チバQ:2012/01/18(水) 21:33:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/kor12011820540004-n1.htm
正恩氏誕生日の3連休取り消し 北朝鮮、代わりに食糧配給
2012.1.18 20:49

金正日総書記に同行して、北朝鮮の首都平壌のビデオ会社を視察する金正恩氏(中央)。朝鮮中央通信が9月10日に報じた(朝鮮中央通信=共同)
 北朝鮮への人道支援を行う韓国の仏教系非政府組織(NGO)「良い友人」は18日のニュースレターで、北朝鮮が金正恩氏の誕生日とされる今月8日前後に予定した3連休を取り消していたと伝えた。

 金正日総書記が死去したのに息子の誕生日を祝っていいのか、との意見が上がって取り消されたという。

 咸鏡北道会寧では代わりに10日分の食糧が5日に配給された。会寧での配給は昨年11月13日以来で、食料難に苦しむ住民たちは歓迎した。

 一方、全国の市場は中国の人民元を使った人を公安当局が捕まえるなど外貨使用を禁止。平壌では1000ドル以上の外貨を預金しなければ発行されないカードの使用が認められ、党幹部らが使っているという。

 「良い友人」は情報源を明示していないが、北朝鮮内に情報網を持ち、内部事情を伝えている。(共同)

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0001/list/201201/CK2012011802000106.html
北、韓国と格差拡大 正恩体制に経済の壁
2012年1月18日

 【ソウル=篠ケ瀬祐司】経済が困窮し、国際社会から孤立する北朝鮮の2010年の実質国内総生産(GDP)は、24兆5970億ウォン(約1兆6450億円)で、韓国の42分の1にすぎないことが17日、韓国統計庁のまとめで分かった。記録がある1990年以降で最大の格差。金正恩(キムジョンウン)体制は、経済立て直しに追われることになりそうだ。

 1人当たりの国民総所得(GNI)は、韓国の2万759ドルに対し、北朝鮮は1074ドルと19分の1だった。95年は韓国1万1735ドル、北朝鮮1034ドル。15年で韓国は倍増したが、北朝鮮は同水準にとどまっている。

 貿易額の南北差はさらに顕著だ。10年の北朝鮮の貿易額は42億ドルで、韓国8916億ドルの200分の1以下にすぎない。

 韓国は自動車や電気・電子製品を中心に輸出が好調だ。中国、日本、米国などを相手に貿易額を伸ばし、11年の貿易額は1兆ドルを突破。世界経済で存在感を増している。

 北朝鮮は、貿易額の57%を中国が占めるなど中国依存を深める。核実験やミサイル発射、韓国への軍事挑発などで制裁を受けており、国際社会での南北の地位の差は、貿易額の格差以上に大きくなっている。

 10年の発電量は北朝鮮が237億キロワットで、韓国4739億キロワットの20分の1。電力生産力は、産業だけでなく生活環境に与える影響が大きい。食糧事情とあわせ生活環境の改善が遅れれば、「正恩体制」に対する住民の批判が強まる可能性がある。

 10年の北朝鮮人口は約2400万人で、韓国約5000万人の約半分。これに対し北朝鮮の大学の数や、1万人当たりの大学生数は、それぞれ韓国の約3分の1と差が開く。人材育成力の差は、長期的には国力の差になりそうだ。

3044チバQ:2012/01/18(水) 21:34:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/chn12011820500004-n1.htm
中国「改革開放」に光再び トウ小平氏「南巡講話」20年で異例の報道
2012.1.18 20:47
 【上海=河崎真澄】中国の最高指導者だったトウ小平氏(1904〜97年)が87歳のとき、国内の保守派の反発で停滞していた改革開放路線で不退転の決意を示した「南巡講話」が始まって18日で20年を迎えた。

 同日付の中国紙、東方早報は関連記事を48ページにわたって掲載する異例の報道ぶりで、「現在の中国にもトウ氏が残した言葉を当てはめて『再改革』が必要だ」などと主張。人民日報系の環球時報は社説で「政治改革の継続」に踏み込んだ。

 国内体制の改革と経済の対外開放策は、トウ氏の指示で78年12月に打ち出されたが、89年の天安門事件の影響や、国内で「改革開放は資本主義的だ」と反発した保守派が権力闘争に挑んだことにより一時ストップした。トウ氏は92年、「講話」のため、湖北省武漢を皮切りに広東省深センや上海などを1カ月以上かけて列車で回った。

 トウ氏は、「発展こそ絶対的道理だ。改革開放に反対するものは誰であろうと失脚する」などと保守派を攻撃。改革開放の再加速に執念を燃やした。改めて中国紙が相次ぎ南巡講話を持ち出したのは、指導部交代を決める今年秋の党大会に向けた権力闘争で、トウ氏の威光を借りたい改革派の意向が働いた可能性もある。

3045チバQ:2012/01/18(水) 21:42:00
http://www.asahi.com/international/update/0118/TKY201201180641.html
2012年1月18日21時22分
広州市庁舎で1千人抗議 中国反汚職デモ、都市部に拡大
 中国・広東省広州市の市庁舎前に17日から18日未明にかけ、同市白雲区望崗村の住民約1千人が集まり、村トップの更迭を求めるデモを行った。昨年末に平和的なデモで村幹部を更迭に追い込んだ同省烏坎(ウーカン)村に学ぶ動きが、中国第3の都市の足元でも起きた形だ。

 「汚職を打ち倒せ」「畑を返せ」。のぼりや横断幕を掲げた村民たちが、市庁舎に入る車に向かって叫んだ。世間の関心を集めようと、朱小丹・広東省長が正式就任する17日にあわせて実施した。約200人の警官が警戒にあたった。

 望崗村は市中心から約10キロの開発が進む郊外。デモを主導した黎洪鼎さん(32)らによると、村の共産党支部書記が2009年以降、村の畑の土を親族会社に売って116万元(約1400万円)を得たほか、地下鉄建設の補償金の一部を着服するなどして、村に約9億円の損害を与えたという。

3046チバQ:2012/01/18(水) 22:19:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/kor12011818220003-n1.htm
韓国でネット選挙運動解禁 若者支持の野党有利?
2012.1.18 18:21
 韓国の中央選挙管理委員会は18日までに、インターネットを使った選挙運動を常時認めるとともに、投開票の当日も特定候補への投票を促せるとの決定をした。韓国ではインターネットの交流サイト(SNS)などに慣れ親しんでいる若年層は李明博政権や与党に批判的な傾向が強く、4月の総選挙と12月の大統領選で野党陣営に有利に働くとの見方が出ている。与党側も対策に本腰を入れる構えだ。

 「ネット大国」を自任する韓国では、2010年6月に与党が敗北した統一地方選のころからSNSによる投票呼び掛けが結果に大きく影響するようになった。最近では人気作家やコメディアンのSNSでの発信が数十万票を動かすともいわれ、一般の人もブログなどで自分の支持政党への投票を友人らに勧めている。こうした積極的なネットユーザーの支持は大部分が野党に向いてきた。(共同)

3047チバQ:2012/01/18(水) 22:20:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120117/kor12011721060005-n1.htm
韓国野党、政権奪還へ意欲 女性対決で新局面
2012.1.17 21:06 (1/2ページ)
 【ソウル=黒田勝弘】年末の大統領選で政権奪還を目指す韓国の野党・民主統合党が、党大会で女性の韓(ハン)明(ミョン)淑(スク)元首相(67)を新しい党代表に選び意気が上がっている。末期の李明博政権下で支持率低下に悩む与党・ハンナラ党もやはり女性の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)元代表(59)が非常対策委員会委員長として党立て直しの先頭に立っており、韓国政局は“女性対決”の様相だ。

 与野党は当面、4月の国会議員選挙に向け党勢拡大に全力をあげるが、情勢は野党の勝利確実と伝えられている。とくに民主統合党をはじめ野党陣営では左派勢力の影響が強まっているため、保守陣営に危機感が広がっている。

 焦点の大統領選については、与党のハンナラ党は朴正煕元大統領の長女、朴槿恵元代表が依然、最有力候補なのに対し、野党の民主統合党では今回、盧武鉉前政権下で閣僚や首相を務めた韓明淑氏が党代表になったことから、盧大統領の最側近だった元大統領秘書室長の文在寅氏(59)が大きく浮上している。

 また韓明淑代表も今後、野党陣営の派閥争いなど情勢次第で大統領候補になる可能性があり、目が離せなくなった。

 韓明淑代表は進歩派の女性運動家出身で、夫も左派活動家出身。党代表選ではやはり左派系市民運動家で俳優の文盛瑾氏(党最高委員)が次点となり注目されている。

 文氏は親北朝鮮派として知られた故文益煥牧師の息子で反米左派色が強い。早くも国会議員選挙に向け、より親北左派色の強い統合進歩党との協力の動きが出ている。

 韓明淑代表の民主統合党は今後、格差解消のため「持たざる者の味方」「成長より福祉」を強調し、米韓FTA(自由貿易協定)の廃棄も主張する構えだ。

 対北朝鮮政策では北朝鮮による延坪島砲撃など軍事挑発に対する非難より「対話・協力・支援」の方向だ。対日関係では旧盧武鉉政権系の発言力拡大が予想され、慰安婦問題や領土問題など歴史がらみの反日色は強まりそうだ。

 韓明淑代表は盧武鉉政権時代の自らの金銭疑惑に最近、無罪判決が出たことから検察に対しては「お返しをする」といい、党幹部になった文盛瑾氏も李明博政権の各種疑惑追及を公言。政権奪還の場合、退任後の李明博大統領に対する追及・処罰など“報復政治”をすでににおわしている。

3048チバQ:2012/01/18(水) 22:35:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120118-OYT1T00053.htm
カジノ景気に沸くマカオ、賭博業の収入過去最高

マカオの有名カジノ「リスボア」。中国人客で深夜もにぎわう マカオがカジノ景気に沸いている。

 マカオ政府によると、2011年のカジノを中心とする賭博業の収入は前年比約42%増の約2679億パタカ(約2兆6000億円)と過去最高を記録した。上客の大半は中国人で、うなるチャイナマネーの恩恵に浴している格好だが、中国本土の汚職絡みのカネの流入という難問にも直面している。

 「今日は180万香港ドル(約1800万円)負けたが、明日、中国に戻るまでに取り返してやるさ」

 マカオ半島にある米国系カジノのVIPフロア。「趙」と名乗る中国人男性(46)がたばこをせわしげに吸いながら息巻く。男性は浙江省で産廃処理会社を経営している。資金の出所について言葉を濁しつつも、こう言い放った。

 「商売でもうけた金を増やしたいだけだ。ギャンブルは投資みたいなもんだ」

 東京都世田谷区のほぼ半分の面積に34のカジノがひしめくマカオは、カジノ収入が米ラスベガスの約5倍に達する世界最大のギャンブルの街だ。一昨年の政府歳入796億パタカ(約7600億円)の実に81%がカジノ関連の税収だった。

 これを支えるのは、1回の勝負に大金を投じるVIP客の存在だ。マカオ政府当局者によると、VIPフロアの売り上げはカジノ収入の7割以上。VIPの約8割は中国人だ。1日で2000万香港ドル(約2億円)以上負ける客も珍しくなく、「一般客数千人よりVIP1人に来てほしいのがカジノ側の本音」だという。

 マカオ理工学院が08〜10年に実施した調査では、VIPの24・7%が中国の地方政府高官、21・5%が国営企業幹部だった。問題は彼らの資金源だ。

 「汚職に絡んだカネが相当流れ込んでいる」。外貨持ち出し制限がある中国人のVIPに資金を貸し付ける業者は、こう断言する。汚職に手を染めない限り、高官や企業幹部とはいえ、カジノに大金を投入できるはずはないというのだ。横領した公金をカジノにつぎ込む事件も毎年のように発覚している。

 米議会は昨年10月、中国に関する報告書で、マカオのカジノが中国本土からの不正資金流入の場となっていると警鐘を鳴らした。世界の汚職を監視する民間活動団体の調査でも、汚職が少ない順のランキングで46位とマカオは06年の26位から順位を落とした。

 だが、マカオの民主派議員・呉国昌氏は「中国本土の“黒いカネ”に絞って流入を止めるのは無理な話」とあきらめ顔だ。(マカオで 吉田健一)

(2012年1月18日15時01分 読売新聞)

3049チバQ:2012/01/19(木) 21:33:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000052-mai-kr
<韓国>大統領選へ故盧武鉉グループが存在感
毎日新聞 1月19日(木)18時0分配信

 【ソウル澤田克己】4月に総選挙、12月に大統領選を控える韓国政界で、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の側近だったグループが存在感を高めている。盧武鉉政権で韓国初の女性首相を務めた韓明淑(ハン・ミョンスク)氏(67)が15日、最大野党・民主統合党の初代代表に就任。大統領選でも、元側近が有力候補に名前が挙がっている。

 同党は、従来の最大野党・民主党が盧氏側近らの新党と先月合併して発足した。

 韓氏は、金大中(キム・デジュン)政権で初代女性相、盧武鉉政権で環境相と首相を歴任。韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」によると、盧大統領は退任半年前のインタビューで「後継者を自由に選んでいいなら韓氏だ」と述べたという。

 代表選では、政治経験のない俳優の文盛瑾(ムン・ソングン)氏(58)が次点で最高委員となった。文氏は、02年大統領選で盧氏当選の原動力となった勝手連的なファンクラブ「盧武鉉を愛する人々の会(ノサモ)」を主導した人物だ。

 大統領選でも、盧前大統領の秘書室長を務めた文在寅(ムン・ジェイン)・盧武鉉財団理事長(58)が有力候補の一人。野党側には、若者を中心に強い支持を受けている安哲秀(アン・チョルス)ソウル大教授(49)に対する期待感も強いのだが、安氏は政界進出について明言していない。

 与党ハンナラ党は、先月の執行部退陣を受けて非常対策委員長に就いた朴槿恵(パク・クンヘ)氏(59)の大統領選出馬がほぼ確実。16日に発表された世論調査の支持率は、朴氏が27.3%、安氏が25.8%、文氏が14.6%だった。

 政界関係者は、09年5月の盧氏の自殺を転機に挙げる。任期終盤の盧氏は支持率低迷にあえぎ、08年の退任後は側近たちもなりをひそめていたが、追悼ムードの中で進んだ盧氏再評価を追い風に復権。10年の統一地方選で3知事選を制するなど地方で足場を固めたうえで、今回、完全な復権に成功した形だ。

 康元澤(カン・ウォンテク)ソウル大教授(韓国政治)は、「李明博(イ・ミョンバク)政権下で格差拡大が社会問題になる中、弱者を助けようとしたイメージのある盧氏が再評価されたことが背景にあるのだろう」と話している。

3050チバQ:2012/01/19(木) 21:34:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000057-mai-int
<ミャンマー>最大野党 議会補選にヒップホップ歌手
毎日新聞 1月19日(木)18時40分配信

アウンサンスーチーさんと写真に納まる、首都ネピドーからの立候補が決まったゼヤートー氏(右)=本人提供

 【バンコク西尾英之】ミャンマー民主化運動指導者アウンサンスーチーさん率いる最大野党勢力「国民民主連盟」(NLD)は19日、議会補欠選(4月1日実施)の48選挙区の候補者を明らかにした。首都ネピドーの選挙区からは31歳のヒップホップ音楽歌手、ゼヤートー氏が立候補する。与党「連邦団結発展党」が優勢とみられる首都からの立候補に、ゼヤートー氏は「当選するかはわからないが、全力を尽くす」と語った。

 ゼヤートー氏は軍事政権への批判を込めた音楽で若者の人気を博した。地下組織「ジェネレーション・ウェーブ」(世代の波)を結成し反政府活動に関与したとして有罪判決を受け服役し、昨年5月に釈放された。立候補について「(民主化運動の)活動家から政治家へと、自分を一歩進めたい」と話した。

 候補者には88年の反政府デモを主導した「88年学生世代」のメンバー数人も含まれる。スーチーさんは18日、ヤンゴン管区南部の選挙区からの自身の立候補を届け出た。

 NLDの最大のライバルとなる団結発展党も全選挙区に候補を立てる。一方、2010年3月のNLDの総選挙ボイコット決定に反対して分派し、同年11月の総選挙に参加した「国民民主勢力」(NDF)は、12選挙区に候補者を擁立する方針を決めた。NDF幹部は「すべての民主化勢力が団結すべきだ」と語ったが、NLDには分派の経緯からNDFに対する反感が残り、候補者一本化は困難との見方が強い。

3051チバQ:2012/01/19(木) 21:34:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000087-mai-int
<ミャンマー>「真の民主化」迫ると明言…ミンコーナイン氏
毎日新聞 1月17日(火)20時22分配信

毎日新聞と会見するミンコーナイン氏=ヤンゴン市内の自宅で2012年1月17日、毎日新聞通信員撮影

 【バンコク西尾英之】ミャンマー政府の恩赦で13日釈放された、88年の民主化運動を主導した学生グループ「88年学生世代」の中心人物のミンコーナイン氏(49)が17日、ヤンゴン市内の自宅で毎日新聞現地通信員と単独会見し、アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」と共闘して政権に憲法改正など「真の民主化」を迫っていく方針を明言した。一方で「国会の外でもやるべき仕事がある」と述べ、4月1日の国会補選への立候補には慎重な姿勢を示した。

 氏は「我々と国民民主連盟は同じ目的のために戦ってきた。国内外で人気が高いスーチーさんの役割は重要だ」と述べた。

 同じく民主化を目指しながらも、軍による弾圧覚悟で街頭デモを主導した88年世代と、非暴力を強調するスーチーさん側との間には、方針を巡る食い違いがあると見られてきた。支持層も微妙に異なるが、双方が全面協力すれば、政府に対抗する民主化勢力の本流として大きな支持を集めるのは確実だ。

 国会補選へのスーチーさんの立候補については「民主化運動の一つの形」としながらも、「国会の内外で協力していくことも重要だ」と強調。さらに「政府は民主化運動を恐れる必要はない。政府が民主化を進めるなら、我々は政府を支持する」と語った。

 国会議員の4分の1を軍推薦の軍人議員が占める現憲法については、「真の民主化が実現すれば、そのような規定は削除される。努力していかなければならない」と述べた。

 ミンコーナイン氏らは88年の全国規模の民主化運動でネウィン体制崩壊のきっかけを作ったが、軍の武力鎮圧で多数の死者や拘束者が出た。ミンコーナイン氏は89年から15年間服役。釈放後の07年に反政府デモを主導したとして再び逮捕され禁錮65年の刑を受けた。

3052チバQ:2012/01/20(金) 22:21:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120120/chn12012018250003-n1.htm
中国「ジニ係数」公表せず 格差拡大を隠蔽か
2012.1.20 18:24 [中国]
 【上海=河崎真澄】中国で住民の所得配分の不平等さを示す「ジニ係数」の公式統計が10年以上も公表されておらず、批判が広がっている。中国紙、南方都市報は20日までに、「民衆はジニ係数で事実を知る権利がある」と指摘。簡易型ミニブログ「微博」(中国版ツイッター)では、「統計を公表すれば暴動になるからだ」と、当局が意図的に隠蔽したとの書き込みもある。

 問題の発端は、中国国家統計局の馬建堂局長が国内総生産(GDP)に関する17日の記者会見で、「富裕層の所得把握が難しいため全国のジニ係数は公表しない」と表明したことだ。

 ジニ係数は0から1の範囲で数値が1に近づくほど格差が大きく、警戒ラインの0・4を超すと社会不安が広がるとされる。中国では、国家統計局が2000年に0・412と発表。その後は昨年末の報告で「10年のジニ係数は00年よりわずかに上昇した」などと表現するにとどまっている。

 しかし、中国のジニ係数は世界銀行の推計で09年に0・47、北京師範大学の07年の推計で0・48などと上昇し、「危険水域の0・5をすでに上回った」(外資系金融機関)との見方もある。

 馬局長は会見で、農村部内のジニ係数を0・3897と公表したが、格差は農村部と都市部の間で開いており、中国紙、第一財経日報では、「現実に目を覆えば実態はますますひどくなる」と批判し、格差是正を求めている。日本のジニ係数は0・3以下で、世界的にみても所得格差の少ない社会とされている。

3053チバQ:2012/01/20(金) 22:23:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120115/chn12011521060011-n1.htm
台湾の選択 2期目の馬政権(上)国民党の台湾化進む 対中交渉本番に
2012.1.15 21:04 (1/3ページ)

総統選で再選を果たした国民党の馬英九総統=14日夜、台湾・台北(共同)
 14日の台湾総統選(投票率74・38%)で再選された与党、中国国民党の馬英九総統(61)。4年前の前回選挙に比べ得票数を減らしたとはいえ、台湾の有権者は変化よりも安定を求め、馬氏が掲げた「対中融和策」を選択した。「台湾統一」を悲願とする中国の強烈なパワーとどう向き合うか。地政学上、東アジアの要である台湾の行方と2期目の馬政権を展望する。(台北 吉村剛史、河崎真澄)

 =1面参照

 「台湾人の勝利だ」。14日夜、馬氏は標準中国語と発音の大きく異なる台湾語も交えながら「台湾」を何度も強調してみせた。

  欠かせない台湾化

 人口2300万人のうち、台湾にルーツをもつ本省人(台湾籍)に先住民も加えると約85%を占め、中国大陸から台湾に戦後渡ってきた外省人(中国大陸籍)は約15%。民族構成は多彩だが、「台湾人」意識は高まっている。昨年の世論調査によれば、自分を「台湾人」と考える人は54%、「台湾人であり中国人」は39%、「中国人」は4%にとどまる。

 国民党政権が戒厳令を敷いていた1987年ごろまで、「学校で台湾語を話すと罰金を取られた」と年配者はいう。香港生まれの馬氏が、その台湾語を操るのは、国民党も台湾化しなければ政権維持も危ういと知ったからだ。

 馬氏は、野党の民主進歩党(民進党)を支持する本省人の多くが“日本びいき”であることも意識した。尖閣諸島の領有権問題などで厳しい対日観を持つとされたが、戦前の台湾南部でダムと潅漑(かんがい)施設を建設し、農業振興を図った日本人技師、八田與一の記念公園を整備し、「私は友日派」とアピール。民進党から親日のお株を奪った。

 中国大陸をも版図と主張した「中華民国」は、馬政権の下で皮肉にも形骸化し、実態に即した「台湾の中華民国」に変貌した。

  国際的地位の向上

 「台湾パスポートの価値はますます上がる」。台湾は昨年末、米国のビザ免除制度適用候補になった。近く125カ国・地域が、台湾パスポート保持者へのビザなし渡航を認めるようになると、馬氏は胸を張る。

 1期目の馬政権は日本と事実上の2国間投資協定やオープンスカイ(航空自由化)協定締結など公的関係を拡大した。「関係改善で中国が干渉しなくなったため」と馬氏はいう。確かに馬政権が対中関係を改善する過程で、中国側は台湾の「中華民国」が外交関係をもつ23カ国への切り崩し工作を控えた。

 中台の自由貿易協定(FTA)に当たる経済協力枠組み協定(ECFA)などの締結で、「FTAが広がるアジアの空白地帯にならずに済んだ」(国民党筋)との声もある。台湾が活路とみる国際的地位の向上は着実に進んでいる。

 肝心の対中融和策はどう進むか。懸案の投資保護協定について、台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会の江丙坤理事長は「有権者の支持を得た」と協議進展に自信をのぞかせるが、焦点は中台交渉がいつ、経済から政治にシフトするかだ。

 「中華民国の総統の身分でなければ会うつもりはない」。当選後の記者会見で馬氏は、胡錦濤総書記(国家主席)ら中国共産党指導部との会談の可能性について問われ、こう答えた。

 大半が「現状維持」を望む民意に立脚することで再選を果たした馬氏が、政治交渉に駒を進めて「台湾統一工作」を本格始動させたい中国を牽制(けんせい)してみせた格好だ。

 馬氏は「三不政策」(統一せず、独立せず、武力行使せず)を唱える。政治問題化を避けながら、いかに経済などで「果実」を得ていくか。中国とのタフな交渉は2期目が本番だ。

3054チバQ:2012/01/20(金) 22:23:50
下がない!
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120116/chn12011620550007-n1.htm
台湾の選択 2期目の馬政権(中)4年以内の和平協定狙う中国
2012.1.16 20:52 (1/2ページ)[中国]

15日、台北市内で再選を果たし支持者に応える馬英九総統(ロイター)
 馬英九総統の再選に中国は胸をなでおろしている。馬総統が昨秋、中国と和平協定を結ぶ意向を表明して支持率が急落、一時は再選も危ぶまれたからだ。米国が対中包囲網形成の動きを強めるなかで、台湾に独立派政権が登場する事態は中国にとって悪夢だった。今回の難関突破を機に、中国は将来の中台統一を視野に政治・軍事へと交流の拡大、深化をめざしている。

 「台湾地区指導者に馬英九再任」−。総統選翌日の15日付・中国各紙は一斉に馬総統の再選を1面で報じた。北京紙「新京報」などは1面の半分を割いたほどで、中国の安堵(あんど)ぶりを物語っている。

 というのも台湾独立派の民主進歩党(民進党)が政権を握れば、胡錦濤政権が進めてきた「台湾への平和統一政策が失敗した」と国内でみなされるからだ。

 秋の共産党大会を控え胡錦濤総書記派と、江沢民前総書記派や太子党(高級幹部の子弟グループ)の勢力争いが激化するなかで、それだけは何としても食い止めたかった。

 総統選の結果をみると、民進党は牙城だった高雄など南部での得票が伸び悩む一方、馬総統は中国国民党の地盤である台北など北部での優勢を維持した。

 中国は2009年頃から中南部に重点的に農産物の買い付け団や観光客を送り込み、独立派支持層の取り込み工作を強化したが、その効果が出たようだ。

    □ □

 また昨年11月に入ると、胡錦濤政権は馬政権テコ入れに本腰を入れた。名指しは避けたが、国務院台湾事務弁公室の王毅主任が「中国は一つ」という中国側の原則を認めない民進党の蔡英文候補を厳しく批判。

 100万人とも言われる中国内の台湾ビジネスマンや台湾メディアなどを通じ、「民進党が勝てば経済交流は大きく後退する」との情報を広めた。

 懸命の揺さぶり作戦は奏功した。馬政権発足後、中台間では自由貿易協定(FTA)に相当する経済協力枠組み協定(ECFA)など、10以上の経済取り決めに調印している。台湾財界にとってこれらが無効になれば影響は甚大だから一斉に馬政権支持を表明した。

 中国が2期目の馬英九政権に望むのは、将来の中台統一に向けた政治や軍事・安全保障面での連携強化と各種協定の締結だ。

 まずお互いの実利につながる経済から中台の一体化を進め、離れられない関係を築いた後に、より難しい政治・安保へと関係を深めていく戦略だ。

 すでに馬政権とは、経済分野のさまざまな協定を「中国は一つ」という原則に基づいて締結してきた。これを土台に(1)和平協定締結(2)軍事面での相互信頼を醸成する枠組み構築(3)首脳会談開催−などの検討を、双方の関係当局や傘下シンクタンクが進めている。

    □ □

 馬総統が提起した和平協定締結発言もその場の思いつきではない。だが中国にとっての和平協定は「中国は一つ」との原則のもとに前世紀からの共産党と国民党の内戦を正式に終結し、将来の平和統一で事実上合意することを意味する。

 これは「事実上の独立状態にある台湾の現状維持」を求める台湾住民の猛反発にあい、馬総統も「協定締結の可否は住民投票にかける」などと軌道修正した。だが中国は決して「諦めていない」(北京の中台関係筋)。共産党機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」も16日付社説で「最も望ましいのは4年以内の和平協定締結」と主張している。

 馬政権の任期中に中台統一への確かな足場を固めようとする中国と台湾住民の狭間(はざま)で、馬政権の対中政策がより難しい段階に入ることだけは確かだ。(北京 山本勲)

3055チバQ:2012/01/22(日) 09:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012012202000034.html
「烏坎に続け」 視察相次ぐ 中国「腐敗糾弾の村」
2012年1月22日 朝刊

 【陸豊市烏坎村(中国広東省)=今村太郎】「腐敗幹部に罰を!」「透明な選挙を実現させよう」−。住民が自治組織をつくって腐敗した村の幹部を更迭に追い込んだ中国広東省陸豊市烏坎(うかん)村。二十一日に訪ねると、村中に“民主化”を求めるスローガンがあふれ、「烏坎に続け」と意気込む弁護士ら人権活動家の視察が相次いでいた。その一方、警察当局は村民以外の来訪者に目を光らせ、厳しい監視態勢が敷かれていた。

 約一万二千人の烏坎村。選挙管理委員会の役割も兼ねる共産党の村支部は有権者の確認作業を続けていた。

 地方では県、鎮、村などのレベルで選挙が認められている。ただ党幹部が“談合”して密室で決めるケースが多く、烏坎村はその典型といえた。住民は「選挙の投開票に不正があり、幹部が居座ることで腐敗がまん延していた」と振り返る。

 住民の激しい突き上げを受け、省政府は昨年二月の選挙を無効と判断。今回の選挙は、住民が村の党幹部らを選出する。自ら「民主選挙」を勝ち取った住民の表情は一様に明るかった。

 村支部は二月一日から投票用紙を配布、投開票まで住民代表が選挙を運営する。村支部にいた黄志華さん(28)は「やっと実現できる」と満面の笑みだ。

 村支部には今、「どうやって省政府を動かしたのか」を探ろうと住民団体や弁護士らの視察が続く。既に二十八団体や個人が村を視察、電話での問い合わせは数え切れない。

 新支部を支える揚森さん(45)は「中国の汚職追放のモデルにしたい」と意気軒高だ。地方の政府では、住民との合意なく土地使用権を売却して財源に充てることが当然のように行われている。

 このため、収賄や着服は絶えず、全国各地で住民の不満は爆発。今月十八日には烏坎村の動きが近くの広州市望崗(ぼうこう)村を刺激、市政府への抗議デモが起きた。

 党指導部にとって社会の安定は最優先課題だ。今秋の党大会で最高指導部(九人)入りを目指す省トップの汪洋・党省委書記(56)は烏坎村を「お手本」と持ち上げてみせた。

 その一方、村内には警察関係者の姿が目立つようになり、来訪者は厳しく監視されていた。実際に烏坎村が「自治組織」のモデルになれば、党の一党独裁体制を脅かしかねない。「全国的に公平で透明な行政、選挙を定着させたい」と住民たちは願うが、立ちはだかる壁は高そうだ。

 <烏坎村事件> 昨年9月、村トップの共産党村支部書記が公有の土地使用権を勝手に売買し、その売却益の着服に怒った住民が抗議デモを決行。自治組織をつくって上部機関の広東省政府に調査を求め続けたが、昨年12月に自治組織の中心人物が警察当局の取り調べ中に急死。その後、抗議活動が激化したため、省政府はようやく村民の要求を受け入れ、村幹部の更迭など異例の決定を下した。

3056チバQ:2012/01/23(月) 21:38:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120123/kor12012319390002-n1.htm
「きれいで若い方がいい」 あの看板アナが出演減少を説明 北朝鮮
2012.1.23 19:38 [北朝鮮]
 【ソウル=加藤達也】力強い口調で金正日総書記の動静や重要報道を読み上げてきた北朝鮮・朝鮮中央テレビの看板女性アナウンサー、リ・チュンヒさん(68)が中国中央テレビのインタビューに応じ、後進育成のためニュースへの出演を減らしていることを明らかにした。ラヂオプレス(RP)が23日、同日の中国中央テレビの内容として伝えた。

 リ氏はインタビューの中で、「私がニュースを伝える時間は少なくなった。若い同僚はとてもきれいで、彼女たちはとても若い。(ニュース)画面には確かにきれいで若い人が必要だ」と話した。

 中国中央テレビは北京時間の23日午前11時(日本時間正午)から世界各地の春節(旧正月)の様子を伝える特別番組を放送。インタビューはこの中で平壌特派員の取材で伝えられた。

 リ氏は昨年10月19日の放送を最後に番組出演を休み、動静が注目されたが、12月19日正午の金総書記急死を伝えるニュースで2カ月ぶりに再登場した。

3057チバQ:2012/01/23(月) 21:39:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120123/kor12012317370001-n1.htm
ダイヤ採掘で大型疑惑浮上 韓国、資源外交主導の高官
2012.1.23 17:36
 韓国の李明博政権が主要政策に掲げる「資源獲得外交」の中心にいた複数の政府高官らが、韓国企業によるカメルーンでのダイヤモンド鉱山の採掘権取得を後押しした上、膨大な推定埋蔵量をでっち上げた発表を外交通商省にさせて企業の株価をつり上げ、多額の利益を得た疑いが強まっている。

 李政権は大統領周辺の不正が次々発覚し既に求心力を失っているが、「ダイヤモンド・ゲート」と呼ばれる今回の疑惑は、政権中枢の人物が自らの利益のために国家政策を進めた疑いまである。検察は24日にも捜査を本格化させる見通しだ。(共同)

3058チバQ:2012/01/23(月) 21:40:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120123/chn12012311210000-n1.htm
中国 終わらぬ烏坎事件 党幹部の腐敗、怒り収まらず
2012.1.23 11:21 (1/4ページ)[中国]

中国広東省の烏坎村で昨年12月5日、脚立に上って抗議活動を呼びかける薛錦波さん。6日後に拘置所で死亡した(AP)
 中国南部・広東省の烏坎(うかん)村で、村民たちが共産党幹部の腐敗・汚職に怒りの声を上げ、昨年9月から12月にかけて激しい抗議活動を繰り広げた。国内外で注目されたこの事件が沈静化してから1カ月が過ぎたが、地元政府が約束したことはまだ何も実現されていない。村民の間で不信感が高まり、新たな対立の火種がくすぶっている。(広東省烏坎村 矢板明夫)





 「父の命を売ることなんてできないわよ…」

 今月14日午後、烏坎村中心部にある3階建ての住宅で、小学校教師の薛健婉(せつけんえん)さん(22)はうなだれたまま、声を落として言った。部屋の真ん中に、薛さんの父親で、烏坎村の自治組織「臨時理事会」の副理事長だった薛錦波(きんは)さんの遺影が飾られていた。

 薛錦波さんは昨年12月11日、汕尾(さんび)市内の拘置所で死亡した。42歳だった。死亡するまでの約30時間、ずっと尋問を受けていた。遺体は額からつま先まで傷だらけで、背中は腫れあがっていたという。しかし警察当局は拷問を認めず、「心臓病が死因」と発表した。死後1カ月以上たっても遺体は家族のもとに返ってきていない。

 「父に心臓病があるなんて一度も聞いたことないわ」という薛さんによれば、警察当局は家族に「心臓病で死亡した」と認めれば、遺体を直ちに返し補償金も支払う用意があると通告してきたという。

 「心臓病による死亡を認めれば、補償金を支払うというのはおかしい」。薛さんは「父は殺された」と主張して、警察に対し真相究明と謝罪、関係者の処罰を求めている。しかし、解決の糸口は全く見えない。

 「外国のメディアは私たち村民が勝利したと報じているけれど、勝ってなんかいないわ」。薛さんはやはり小声で怒りをぶつけた。


□ □


 人口約1万3千人の烏坎村の抗議活動は、昨年9月に起きた。村の幹部たちが村内の土地を次々と不動産開発業者らに売却し、私腹を肥やしていたことが発覚したのがきっかけだった。

 村民たちは上部行政機関の汕尾市に真相解明を求めたが、市側は村の幹部をかばい続けた。約3千人もの村民が9月21日にデモを行い、警官隊と衝突、数人の村民代表が拘束された。村民たちは自治組織「臨時理事会」を立ち上げたが、直後に市当局から非合法組織に指定され、代表者の薛錦波さんら5人が逮捕された。

 それでも村民たちはひるまず、抗議デモを継続。同時にインターネットを通じて国内外に支援を要請すると、ネット上で大きな話題となり、欧米のメディアも取材のため同村に続々入った。警察は記者を阻止しようと、村を包囲し全ての道路を遮断。地元政府は「海外の敵対勢力が介入した」として、弾圧の姿勢を一層強めた。

 だが、先月11日の薛錦波さんの死去により、流れが変わる。世論の大きな圧力を受けて広東省が動いた。拘束した村民を釈放し、土地売却問題に関し省政府の作業チームを派遣して調査を開始するなど、村民に歩み寄りの姿勢を見せたのだ。

3059チバQ:2012/01/23(月) 21:40:56
 村民の要求が受け入れられるか関心が集まる中、広東省の作業チームは今月15日、すでに汚職容疑で更迭されていた村のトップ、共産党支部書記の後任として、村の抗議活動をまとめていた林祖鑾(りん・そらん)さん(65)を任命した。これまでの中国で、抗議活動などのリーダーを務めた人物が党書記に起用されるケースは極めて異例だった。

 日本を含む海外のメディアを通じて、烏坎村の「成功」「勝利」を伝える報道があふれた。


□ □


 1月中旬に訪れた烏坎村は、表面上は平静を取り戻していた。

 村の中心通りを歩くと、立派な建物が両側に立ち並んでいる。他の農村と比べて豊かな暮らしを村民たちが享受しているのは確かなようだ。今回の抗議活動は生活苦からというよりも、党の腐敗・汚職を許せずに立ち上がったとの事情がうかがえる。

 また、烏坎村は香港に近く、普通の民家でもアンテナを設置さえすれば香港のテレビ番組を受信できる。その影響で村民たちは人権や民主主義についての意識も高いとされる。

 今回の事件に関し当局が報道とネット規制を強めても、村民たちは香港のテレビを通じて、自分たちを支持してくれる人々が国内外にいることを知った。そしてそれが3カ月もの間、当局の圧力に屈することなく闘い続けることができた理由の一つだったといえる。

 現在、村の中心通りには「共産党を擁護する」との横断幕が掲げられる一方、電信柱などに「見知らぬ人に気を付けろ」「個人で署名に応じるな」といった内容の貼り紙も多い。村民の結束を維持したい自治組織によるものとみられる。

 省政府の作業チームが村に入ってからすでに3週間以上たったが、土地売却問題も、薛錦波さんの死亡問題についても進展がないことに、いらだちを覚える村民は少なくない。

 あるリーダーの自宅を訪ねたとき、家の前に村の若者2人が立っていた。記者証、パスポートの提示を求めたうえ、身体検査まで強要した。「村民を分裂させようとする政府のスパイがいるので仕方がない」。彼らはこう説明した。

 リーダーの一人は「勝手に売却された土地を取り戻すことこそ、私たちの目的なのに、何も解決していない」と主張し、きっぱりと言った。

 「政府が単なる時間稼ぎをしようというのなら、私たちは次の行動を考えなければならない」

 烏坎事件は終わっていない。

3060チバQ:2012/01/24(火) 21:33:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/chn12012409020003-n1.htm
中国は“面子”大事…春節の贈答品高額化、商戦盛況
2012.1.24 08:54 (1/2ページ)[中国]

春節商戦に向けて賑わう広東省深セン市の中心街
 中国では、春節(旧正月、2012年は1月23日)大型連休期間中の贈り物商戦が盛り上がりをみせている。定番とされる商品券や高級酒といったものに加えて、高額の健康食品や茶などが人気を集めており、金の価格を上回る高級漢方薬も登場している。


人間関係の潤滑油


 中国では日本の歳暮や中元などと同様に、春節や秋の中秋節といった重要な節句の際、仕事の取引先や家族、親戚などへ贈り物をする習慣がある。

 人脈が重視される中国社会では、こうした贈答が人間関係の“潤滑油”として果たす役割は大きく、近年の経済発展に伴い贈答品は高額化する傾向にある。

 内容は多種多様だ。春節の贈答品を紹介する中国の情報サイトをのぞくと、食品や家庭雑貨から始まり、衣類、化粧品、電気機器、貴金属などあらゆる商品が紹介されている。


金より高い生薬も


 とりわけ、最近の健康意識の高まりとともに贈答品として人気を高めつつあるのが健康食品だ。滋養強壮の効果があるとされる高級食材の「ツバメの巣」は今年、有害物質が検出されて売れ行きがいまひとつだが、「冬虫夏草」と称される漢方の高級生薬が注目されている。

 中国メディアによると、収穫地が限られる冬虫夏草は本来希少であることも手伝い、春節が近づくにつれて需給が逼迫(ひっぱく)、価格が高騰した。卸売価格は09年比で倍増、北京など都市部の小売価格は1グラム当たり600元(約7300円)以上と、同300元台後半で推移する金の価格を大きく上回る。それでも購入者が後を立たず、贈答用に30万〜50万元分をまとめ買いする会社経営者もいるという。

 贈答の定番とされる中国茶も、ウーロン茶、プーアル茶といった従来品に加えて今年は高額商品が続出している。香港紙の香港経済日報によると、陝西省西安市では高級茶「金駿眉」の販売価格が、500グラム当たり4000〜5000元、日本でも親しまれているキーマン紅茶は同1万3000元で取引されている。


酒類も右肩上がり


 酒も堅調だ。「茅台(マオタイ)酒」「五糧液」といった高級中国酒のほか、輸入ワインの価格・販売量がともに右肩上がり。中でも販売価格1000元前後の箱入り贈答用ワインの売れ行きが好調だという。

 「(春節の)贈り物で重んじなければならないのは面子(メンツ)」−。景気に減速感がにじみ始めた中国経済だが、“面子”の消費押し上げ効果はまだまだ顕在であるようだ。(上海支局)

3061チバQ:2012/01/24(火) 21:34:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/chn12012406580002-n1.htm
台湾総統選の本当の勝者は?
2012.1.24 06:57 (1/2ページ)
 14日投開票の台湾総統選をめぐり「本当の勝者は誰か」という議論が起きている。再選された与党・中国国民党(国民党)の馬英九総統の得票率が、前回選から約7ポイント下げ51・6%となる一方、最大野党・民主進歩党(民進党)候補が票差を前回の220万票から80万票まで詰めたからだ。早くも4年後の次回選を見据えた動きも出始めた。

 「総統選の勝者は馬英九(総統)でも与党でもない。平和と安定を求める有権者の焦りが最終局面で決定的な作用を発揮した」。17日付の中国時報(電子版)の社説はこう指摘した上で、「なぜ(1期目の)4年間に成果を残せなかったか徹底的に検討すべきだ」と馬総統に反省を求めた。国民党寄りとされる同紙が、再選を決めたばかりの総統を批判するのは異例といえる。

 同じく国民党寄りの聯合報(同)も15日、「再選は(中台双方が「一つの中国」を認めた)『92年コンセンサス』路線の勝利だ」と述べて勝因を中台関係の安定に求め、馬総統の内政の実績に触れなかった。馬総統は18日、票数について「深刻な警戒に値する」と表明。「態度を改めなければ4年後、有権者は(国民党への)授権を取り消すだろう」と危機感をあらわにした。総統は3選禁止のため、誰が次期総統選に立候補するのか、実名を挙げての報道も始まっている。

 民進党については、中国の人民日報系の環球時報(同)が16日、「蔡英文(候補)が内政カードを切り、(中台)両岸関係で柔軟性があれば、勝算はかなりあった」と分析。その上で「台湾独立派は1、2度の挫折で戦いをやめない」と警戒感を示した。李登輝元総統も17日、「次回は勝てる」と述べた。ただ、民進党内には今回の敗北を受け、独立志向を修正し「92年コンセンサス」を認めるべきだとの意見も出始めている。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(同)は16日、「総統選のもう一人の勝者は、民主主義を求める中国の人々だ」とする記事を掲載した。中国当局が、国営新華社通信の配信記事以外掲載を認めなかったのに、国内各紙が写真や見出しを工夫して1面で報道した様子を紹介。インターネットで政見放送や開票速報を視聴し、簡易型ミニブログ「微博」(中国版ツイッター)に「われわれの将来の姿を見た」「中国にも民主主義は訪れる」などと書き込む市民の姿を詳細に伝えた。

3062チバQ:2012/01/24(火) 21:38:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000058-mai-kr
<韓国>与党内から李大統領に離党論 国民は冷めた目
毎日新聞 1月24日(火)19時37分配信


拡大写真
韓国の李明博大統領

 【ソウル西脇真一】総選挙を4月に控えた韓国で最近、政府や政界でカネ絡みの疑惑が次々と表面化し、既成政党に対する有権者の不信が強まっている。検察の捜査が本格化するなか、与党ハンナラ党内からは、人気の低迷する李明博(イ・ミョンバク)大統領から距離を置こうと、離党を求める声も出ている。だが、大統領の任期末での離党は、韓国では既におなじみの光景で、国民も冷めているようだ。

 まず浮上したのが「現金封筒」疑惑。ハンナラ党国会議員が今月、08年の党代表選で現国会議長の朴※太(パク・ヒテ)氏側が票を買収したと暴露した。韓国では違法行為で検察が捜査中だ。朴議長は総選挙の不出馬を表明した。

 昨年12月に発足した最大野党、民主統合党でも代表選などでカネが動いたとの疑惑から、検察が捜査に着手。

 次いで、李大統領が力を入れた資源外交に絡む「ダイヤスキャンダル」が表面化した。カメルーンのダイヤ鉱山の埋蔵量を水増しして優良鉱山に見せかけた報道資料を10年末、韓国の会社が外交通商省に出させて株価操作。巨利を上げた疑惑で、李大統領側近の元政府高官らの関与が疑われている。

 また、李大統領の実兄で国会議員の秘書も先月、ロビー工作の見返りに現金を受け取ったとして捕まった。

 李大統領は任期を約1年残しているが、指導力は低下。期待された経済政策でも庶民は効果を実感できず、民間世論調査会社によると支持率は20%台と低迷し、そのうえの「疑惑」だ。

 ハンナラ党は昨年、ソウル市長選で公認候補が市民派の無所属候補に敗退。非常対策委を発足させ、12月の大統領選の有力候補、朴槿恵(パク・クンヘ)元代表を中心に党勢の立て直しを図っている最中だ。「現金封筒」とのトリプルパンチで、ハンナラ党には李大統領と距離を置いて差別化を図ろうと「離党」を求める声が党幹部からも上がっている。

 韓国ではかつて、盧泰愚(ノ・テウ)氏から盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏まで歴代4大統領も、政権末期に同様の理由で与党から離党した。ソウルの会計士、金徳山(キム・ドクサン)さん(28)は「庶民の生活向上など問題を解決する努力をせず、大統領を離党させるだけで選挙で勝てるとは思えない」と話す。21日付の韓国紙、朝鮮日報は社説で「大統領の離党問題は、国民にとって関心も感動もない話だ」と指摘した。

※は火に喜

3063チバQ:2012/01/25(水) 21:35:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012500758
チベット族に発砲、また死者=四川省で暴動、緊張高まる−中国
 【北京時事】中国の国営新華社通信は25日、四川省カンゼ・チベット族自治州セルタ県で24日午後、チベット族住民による暴動が発生し、警官隊の発砲で住民1人が死亡、1人が負傷したと伝えた。警官14人も負傷した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)や英BBCは「(発砲で)2人が死亡した」と報じた。
 23日には同自治州ダンゴ県で同様の衝突が発生し、発砲によりチベット族住民少なくとも1人が死亡。負傷者も約30人に上ったとみられる。RFAは「(ラサなどで暴動が起こった)2008年以来、最大規模のチベット族の抗議」と指摘するなど緊張が極度に高まっている。
 新華社電(英文)が警察当局者の話として伝えたところによると、デモ隊は警察署を襲撃し、石やナイフを持って警官を攻撃した。デモ隊が発砲したため、警官は正当防衛のため発砲したとしている。警察は13人を逮捕した。(2012/01/25-20:20)

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3064とはずがたり:2012/01/25(水) 23:30:23

2割近くが急性の栄養失調 北朝鮮の乳幼児調査
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012501001928.html

 【バンコク共同】北朝鮮の四つの道(日本の県に相当)で、乳幼児の栄養状態を国連児童基金(ユニセフ)が調査した結果、2割近くが急性の栄養失調に陥っていることが分かった。ユニセフ東アジア太平洋地域事務所(バンコク)が25日、明らかにした。

 調査はユニセフと北朝鮮保健省が昨年10〜11月に咸鏡南道、咸鏡北道、両江道、江原道内の計25郡で実施。ユニセフの訓練を受けた北朝鮮の医師千人以上が各郡で5歳未満の子どもを調べた結果、最も深刻な咸鏡北道では19・5%が治療が必要な急性の栄養失調だった。他の三つの道でも、急性の栄養失調の子どもは17%前後に上った。

2012/01/25 19:17 【共同通信】

3065とはずがたり:2012/01/25(水) 23:32:24

北朝鮮で公安幹部連続殺人 大赦で脱北者釈放も
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012201001366.html

 【ソウル共同】韓国の北朝鮮専門のインターネット新聞「デイリーNK」は22日までに、北朝鮮北東部の清津で、昨年12月17〜29日の金正日総書記の哀悼期間中に公安機関幹部4人が次々と殺害され、うち1人の遺体のそばに「人民の名で処断する」と書かれた紙切れが残されていたと報じた。咸鏡北道内の消息筋の話としている。

 また北朝鮮が2月1日から実施するとしている大赦の対象者に、北朝鮮を脱出して中国に潜伏中に摘発、送還された者も含まれるとの指針が行政組織内で出されたとも伝えた。

 同新聞は、暴力的住民統制や賄賂要求で住民が公安機関に不満を持っているとの見方が出ていると伝えた。

2012/01/22 15:30 【共同通信】

3068とはずがたり:2012/01/28(土) 09:47:51
>戦闘機を持たない空軍
えっ!?

>中国軍に事実上丸腰の現状
非武装非中立やねぇ

2012年1月28日1時4分
米・フィリピン、演習増強 中国に対抗・米軍へ補給合意
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201201270723.html

 米国とフィリピンは26日、ワシントンで国防・外交両当局の次官級協議を行った。比国防省によると、合同軍事演習の回数を年1回から増やすほか、比国軍基地での米艦、米機への補給を進めることで基本合意した。南シナ海での中国の軍事力増強の動きに対応しようとの狙いだ。

 「米艦が我々の領海を定期巡航すれば、我々は外国(中国)の領海侵犯を防げる」

 中国軍の度重なる「領海侵犯」に悩まされるフィリピンのガスミン国防相は27日、マニラで記者団に述べた。中国と比の領有権主張が対立しているスプラトリー(南沙)諸島近海では昨年12月にも、比の主張する領海を中国軍艦が航行したばかりだ。

 …

 米はオーストラリアに海兵隊,シンガポールに最新鋭の沿岸戦闘機の配備を計画している。米軍艦などが比で補給できるようになれば,中国が管轄権を主張する南シナ海を活動範囲に収められることになる。

 比海軍は昨年,米から中古のフリゲート艦1隻を供与され,老朽駆逐艦に代わる新たな主力艦とした。比外務省によると,さらに同型艦1隻と,戦闘機を持たない空軍のためにF16戦闘機12機の購入を米側に打診し,前向きな返事を得ているという。

 …運用面でハードルはあるが,F16を保有すれば,中国軍に事実上丸腰の現状から脱して自前の抑止力を得られる。…

(マニラ=四倉幹木)

3069荷主研究者:2012/01/29(日) 13:13:12

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120105/CK2012010502000139.html
2012年1月5日 中日新聞
ヤマハ、中国でピアノ増産 シェア3割狙い検討

 ヤマハが中国でピアノの増産を検討していることが4日、分かった。現地子会社の杭州ヤマハ(浙江省杭州市)に建屋を増設する案などが浮上している。3〜5年後をめどに中国での市場占有率(シェア)を現在の約2割から3割超へ引き上げる狙いがある。

 中国のピアノ市場は年間26万〜27万台で、世界の半分以上を占める。経済成長と都市部での「一人っ子」政策を受けて、教育への投資が熱を帯び、毎年2けた増のペースで伸びている。

 ヤマハは1995年から中国でピアノの現地生産を開始。現在は、2003年に設立した杭州ヤマハに部品製造と組み立てを集約して、年間約6万台の生産能力を持つ。

 一方、中国でのピアノ販売台数は12年3月期には5万台近くに上り、中期経営計画の最終年となる13年3月期には、目標の6万台を達成する見込み。杭州ヤマハは北米向けの低価格ピアノも生産しているため、既に「フル稼働の状態」(同社関係者)といい、一層の生産強化が経営課題に浮上してきた。

 ヤマハの梅村充社長は取材に対し、「中期的に中国のピアノ総需要は30万台になるだろう。ヤマハが10万台をとれるように、商品企画と製造力の増強を準備するよう社内に指示した」と述べた。

 一方、今後は高額なピアノの需要も拡大する見通しで、掛川工場(掛川市)で生産する中・高級ピアノの輸出の増加も見込まれる。杭州ヤマハの生産能力と市場動向を注視しながら、中国での設備投資の規模と時期を慎重に判断する構えだ。

3070チバQ:2012/01/29(日) 20:45:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2012012900080
東ティモールの選挙
 東ティモールの選挙 大統領選は3月17日に投票が行われ、単独過半数の得票者がいない場合は4月第3週に決選投票が実施される。出馬表明した有力候補はルアク前軍司令官やラサマ国会議長ら。現職のホルタ大統領は態度を表明していないが、出馬の可能性がある。
 大統領より実質的権限を持つ首相を選出する議会選は、6月末から8月下旬までの間に投票が行われる。グスマン首相が率いる東ティモール再建国民会議(CNRT)と、最大野党の東ティモール独立革命戦線(フレティリン)の争いが焦点。(時事)(2012/01/29-14:43)

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3071とはずがたり:2012/01/29(日) 22:13:39

別にJTBが観光ガイド如きに韓国鉄道庁の資料をそのまま載っけただけで東海が日本政府の公式見解と受け取られてしまう訳なかろうが。あほくさい過剰反応じゃね?まあ20件の抗議だからその程度だろうけど。。

日本海を「東海」と表記、JTB系ガイド本絶版
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120128-567-OYT1T00425.html
2012年1月28日(土)14:38

 旅行情報誌などを出版しているJTBパブリッシングは27日、同社が発行したガイドブックの地図で、日本海を「東海(日本海)」と表記していたと発表した。

  東海(トンヘ)は韓国政府が主張している呼称。同社は「適切ではなかった」として、このガイドブックを絶版とし、回収する。

 同社によると、このガイドブックは2005年に発行された「JTBキャンブックス 韓国鉄道の旅」。韓国内の鉄道旅行について解説しており、海沿いの鉄道路線地図の一部を韓国鉄道庁(当時)の資料から引用する際、特別な意図なく使用したという。

 インターネット上の一部で話題となり、同社には今月23日から27日までに、「東海が日本政府の公式見解と受け取られてしまう」と電話やメールなどで約20件の抗議が寄せられたという。7000部発行しているが、書店などに残っているものを回収する。

3073チバQ:2012/01/30(月) 00:46:17
>>3072  >>2069参照

3074チバQ:2012/01/30(月) 12:39:37
>>3063
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/30/20120130ddm007030128000c.html
中国:政府、チベット族と衝突拡大 道路、電話一部不通−−四川省
 【北京・工藤哲、上海・隅俊之】中国四川省のチベット族居住区で、中国政府のチベット政策に抗議するデモ隊と治安部隊との衝突が拡大している。インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府によると、これまでに少なくとも6人が死亡、約60人が負傷した。米国は「重大な懸念」を表明。来月中旬の習近平国家副主席の訪米ではチベットを含む人権問題も焦点となりそうだ。

 亡命政府によると、四川省甘孜(かんし)チベット族自治州炉霍(ろかく)県で23日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世のチベット帰還を求めるデモ隊に治安部隊が発砲、3人が死亡した。隣の色達県でも24日、治安部隊の発砲で2人が死亡した。24日の発砲について国営新華社通信(英語版)は、デモ隊が警察の派出所を襲撃したため自衛で発砲したと伝えた。

 四川省アバ・チベット族チャン族自治州の壌塘(じょうとう)県では26日にチベット族のデモ隊に対する治安部隊の発砲で20歳の男性1人が死亡。米政府系の自由アジア放送(RFA)は、射殺に抗議するために約1万人の抗議デモが予定されていると伝えた。デモ隊は、チベットの独立などを求めるビラを張っていたチベット族男性が拘束されたことに抗議していたという。現地では治安部隊が多数投入され、道路が封鎖されるなど緊張が高まっている。情報も統制されているとみられ、現地の一部地域への電話は通じない。壌塘県の住民は毎日新聞の電話取材に「何も分からない。警察に聞いてほしい」とだけ話し、慌てた様子で電話を切った。

 チベット自治区では、中国の春節(旧正月)直前の22日、国旗を掲揚する式典があり、これに合わせ各地の寺に国旗や胡錦濤国家主席ら国家指導者の写真が大量に送られ、掲げられた。これに一部のチベット族が強く反発したことが抗議の背景にあるとみられる。

 四川省や青海省のチベット族居住地域では近年、中国政府への反感がくすぶり、中国政府の抑圧に抗議して昨年3月以降で少なくとも16人の僧侶が焼身自殺を図った。チベット亡命政府は「非人道的な抑圧政策はチベットのアイデンティティーを破壊するものだ」と非難を強めている。

 米国務省のヌーランド報道官は24日、チベットなどの人権問題を巡り米国の懸念を表明したうえで、習副主席の訪米時にオバマ大統領との会談などで、人権問題の改善を求める見通しを示した。

 中国外務省の洪磊(こうらい)副報道局長は24日、「中国政府の信用を傷つけようとしているチベット分裂主義者の企ては成功しない」と述べ、事件に亡命チベット人が関与しているとの見方を示した。

毎日新聞 2012年1月30日 東京朝刊

3075チバQ:2012/01/30(月) 22:40:42
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/3765
2012年1月30日3時3分
中国、アフリカ詣で強化 党序列4位、首脳会議へ[PR]

 中国が2億ドル(約153億円)を援助したアフリカ連合(AU)会議センターの落成式が28日、エチオピアの首都アディスアベバで開かれた。これを機に中国は、AUへの6億元(約72億円)の無償援助を表明。アフリカとの関係強化を進める姿勢を鮮明にした。

 同センターは2006年に北京で開かれた中国・アフリカ協力フォーラムの首脳会議で決まった援助のひとつ。高さ100メートル、建築面積5万平方メートル。29日開幕したAU首脳会議に先立って開かれた落成式には、中国共産党の序列4位の賈慶林(チア・チンリン)全国政治協商会議主席が出席した。

 賈氏は過去にAU首脳会議に参加した中国高官の中で最高位。中国国営新華社通信によると、賈氏は落成式で「センターは新世紀の中ア関係が発展を深める象徴だ」と述べ、AU議長のヌゲマ赤道ギニア大統領は「アフリカには『建物は愛の表現』という言葉がある」と応じた。賈氏はヌゲマ大統領との会見で、AUへの今後3年間で6億元の追加無償援助を表明した。

3076チバQ:2012/01/30(月) 22:44:12
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4939846.html
ミャンマー、立候補者の顔ぶれに“変化”
 軍事政権から民政移管して以降、民主化改革を次々と打ち出しているミャンマーでは、連邦議会の補欠選挙が4月に行われます。民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんも出馬しますが、立候補者の顔ぶれにも変化の兆しが見られます。

 今年4月に行われるミャンマー連邦議会の補欠選挙。最大の目玉は民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんで、圧倒的な知名度と人気で当選は確実視されています。

 「今回の選挙は、ミャンマー民主化の進展度を図る試金石となりますが、立候補予定者の中には民主化の波を感じさせる顔ぶれが揃っています」(記者)

 1988年の民主化要求運動で当時、学生運動家だったサンダー・ミン氏。政治犯として拘束され、禁錮65年の刑を受けましたが、今月13日、恩赦によって釈放されたばかりです。

 「NLDが私を候補者に選びました。私はスー・チーさんが与えてくれた使命を果たします」(サンダー・ミン氏)

 一方、こんな人も名乗りを上げています。ヒップホップ歌手のゼヤ・トー氏。軍事政権への批判を込めた音楽で、自由な社会を求める若者の思いを代弁しています。

 「この国が貧しいのは自分たちのせいなんだ!政治に参加すればいいだけの話さ!それが俺たちの理想なんだ!理想なんだ!」(ゼヤ・トー氏)

 ゼヤ・トー氏は国民に対し、恐れずに立ち上がろうと呼び掛けています。

 「ミャンマーは今、変わろうとしています。だから私たちが後押しするんです」(ゼヤ・トー氏)

 少数民族との停戦や政治犯の釈放など、大きく変化するミャンマー。こうした流れを後押しするため、一層の民主化を求める新しい世代が着々と態勢を整えています。(30日09:44)

3077チバQ:2012/01/30(月) 22:56:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120130/asi12013008090001-n1.htm
ミャンマー 進む民主化・開放路線
2012.1.30 08:05 (1/5ページ)

昨年8月19日、ミャンマー国営テレビが報じたテイン・セイン大統領(右)と初会談したアウン・サン・スー・チーさん。この会談からミャンマーの民主化政策が国際社会で注目され始めた(AP)

政権・野党 これからが正念場


 16年ぶりに訪れたミャンマーはまるで別の国のようだった。テイン・セイン政権と民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんら野党勢力との対話や改革が進む一方、日米欧など各国首脳も次々訪れる。民主化・開放路線にもう後戻りはないのか。欧米は制裁を解除するのか。そして日本の対応は−。





 大型ショッピングセンター、まばゆいネオン、激しい交通量。町は活気に満ち、16年前の、静まり返った道路にロンジー(民族衣装の巻きスカート)姿の人々の草履の音だけがヒタヒタと響く、郷愁誘うヤンゴンはもうなかった。

 新聞やポスター、カレンダーなどに溢(あふ)れるスー・チーさんのカラー写真も町に華やぎを与えている。

 人々の会話に「シビル・ソサエティー(市民社会)」とか「人権」など、軍政時代なら禁句だった言葉が頻繁に登場し、現政権への期待が大きいことにも正直、驚いた。

 「テイン・セイン政権が中国とのダム建設を中止したのは大歓迎。(ダム反対の)国民の声を聴く政権が初めて登場した。いま、女性と児童の権利を守るよう大統領府への要望書を提出準備中よ」と、NGO(非政府組織)で働く若い女性は意気込んだ。

 「政府も国民も民主化を急ぎすぎていないか少し心配」(元外交官)といった慎重な声はある。しかしネ・ウィン体制も含めれば、半世紀近くも閉鎖的な軍事独裁下で生きてきた大半の国民にとって、初めて前途に希望が持てそうな時代が訪れているのだろう。


□   □


 2005年、タン・シュエ前政権は突如、ヤンゴンの北320キロにあるネピドーへの首都移転を発表し、世界を驚かせた。

 昨年12月、日本財団によるミャンマー支援事業を取材するためその首都を初めて訪れ、当時の軍事政権が移転にかけた並々ならぬ覚悟を知る思いがした。道路は滑走路のように広く、国会は重厚長大、大統領府は要塞のよう。そしていまはホテル建設がブームだ。

 テイン・セイン大統領は、笹川陽平日本財団会長による公務員などの人材育成支援の提案に即賛同するとともに、農業支援や投資などへの日本の協力と参加にも期待を示した。

 しかし「お国を正確に知ってもらうため、再来年あたり(マスコミの)支局を開設するというのはどうですか」と水を向けたのには、「政権ができてまだ8カ月。(マスコミ関連の)法律の整備を急いでいるが、反対勢力もいる」と一転、慎重な姿勢に終始した。

 内外の予想を上回るテンポで民主化を進める同大統領だが、保守派は軍部にも政権内にもいるとされる。いわば民主化勢力と保守派との間で段階的前進を模索している。軍政でナンバー4だった同大統領は後継候補1位でもなかった。

 改革派のキン・ニュン元首相が逮捕・失脚したのは絶頂期の04年だ。大統領職は一歩間違えば倒すか倒されるかである。「反対勢力」が具体的に何を指すかは分からないが、用心深さに改革派大統領のもう一つの顔が見えるようだった。

3078チバQ:2012/01/30(月) 22:56:48

□   □


 これからのミャンマーの命運を握るのは大統領と野党、とくにスー・チーさんとの関係でもある。

 昨年8月、大統領との初会談後にスー・チーさんが「信頼できそう」と評価したとき、それまで「名ばかりの民政」と懐疑的だった欧米は初めて同政権を相手として考え始めた。

 経済制裁もスー・チーさんが「イエス」と言わない限り、欧米は解除しないだろうとは大方の予測だ。

 スー・チーさんの責任もまた重い。彼女が率いる国民民主連盟(NLD)事務所で、笹川氏と会見したスー・チーさんはウイットと理性の両面を見せた。

 日本の援助や支援について笹川氏が「遅いかもしれないが、日本は長距離ランナーですから最後は必ず勝ちます」と言うと、「あら、マラソンはエチオピアでしょ」と切り返し、日本財団がミャンマー全土で行う伝統医療置き薬配布事業についても、薬箱を見るなり「地元(少数民族)の言葉にも翻訳してくださいね」と念を押した。

 少数民族との和平が同国の長年にわたる懸案であるとの認識は、政権側だけでなくスー・チーさん側の強い問題意識でもある。


□   □


 両者にとって大きな試金石が間もなく来る。4月1日の連邦議会補欠選挙だ。スー・チーさんは当選確実だが、NLDが全議席(48議席)を獲得しても、現行憲法下では議会の軍・与党優位は揺るがない。

 結局は体制に取り込まれるだけとの批判は、NLD内にもあるらしい。スー・チーさんが政治家として力量を問われるのはまさにそこからだ。一方、テイン・セイン大統領も民主化を求める内外の期待と成果との落差に直面したときに、どう乗り越えるか指導者としてやはり正念場である。

 「これまで両者は意見の不一致は置き、一致するものから一緒にやってきた。問題は不一致にどう対処するかだ」(外交筋)

 軍を担保する憲法の改正問題一つとっても隔たりは大きい。しかし早晩、同問題は避けられまい。

 外交も課題を抱える。制裁解除には対北朝鮮関係の清算が要る。ダム建設の中止はミャンマーが対中従属でないことを示し内外の喝采を博したが、中国依存は変わらない。中国も巻き返しを図っている。

 伝統的な中立外交が復活するのか、対米接近を深めるのか、隣国インドとの関係は−。日本も2国間関係に終わらない大きな外交が必要ではないだろうか。(千野境子)

3079チバQ:2012/01/30(月) 23:17:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012013000785
勢い増す野党・文在寅氏=与党・朴槿恵氏は伸び悩み−韓国大統領選
 【ソウル時事】今年12月の韓国大統領選をめぐり、故盧武鉉前大統領の側近で野党民主統合党常任顧問の文在寅氏が勢いを増し、活動を活発化させている。一方、次期大統領候補として支持率1位の与党ハンナラ党の朴槿恵非常対策委員長は伸び悩んでいる。
 民間世論調査機関「リアルメーター」が30日発表した調査で、文氏は前週より2.1ポイント増の17.4%で3位。出馬の意思が不透明でじりじりと支持率を下げている2位の安哲秀・ソウル大融合科学技術大学院長の23.2%に迫る勢いで、以前は安氏の支援を求める姿勢を示していた民主統合党内でも「単独でも戦える」との声が出始めた。(2012/01/30-18:35

3080チバQ:2012/01/31(火) 22:45:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120131/asi12013112260001-n1.htm
ノーベル平和賞受賞者の現職ホルタ氏が出馬へ 東ティモール大統領選
2012.1.31 12:25
 東ティモール大統領府は31日、ノーベル平和賞受賞者のラモス・ホルタ大統領が、3月17日に行われる大統領選に再選を目指して出馬するとの声明を発表した。

 ホルタ氏は1996年、東ティモール紛争の解決に尽力したとして平和賞を受賞し、国民的人気が高い。声明によると、ホルタ氏は今月29日、出馬を求める約12万通の請願を受け取り、立候補を決断した。

 大統領選にはタウル・マタン・ルアク前軍司令官らが立候補を表明している。単独過半数の得票者がいない場合、4月に決選投票が行われる見通しだ。

 ホルタ氏は2002年5月の同国独立後、外相や首相を歴任。07年5月に第2代大統領に就任した。08年2月には反乱勢力の銃撃で重傷を負った経験がある。

(共同)

3081チバQ:2012/01/31(火) 22:46:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120131/chn12013119470005-n1.htm
陳冲氏が新内閣を発表 台湾
2012.1.31 19:47
 台湾の呉敦義行政院長(首相に相当)の内閣が31日、現立法委員(国会議員に相当)の任期切れに伴い総辞職した。これを受け、後任の行政院長に内定している陳冲副院長(副首相)は、代理院長として自身の新内閣名簿を発表した。馬英九総統の承認を受け、新内閣は2月6日に発足する。副院長には江宜樺内政部長、内政部長には李鴻源行政院公共工程委員会主任委員が起用された。呉氏は5月にスタートする馬英九政権(2期目)の副総統に就任する。(台北 吉村剛史)

3082チバQ:2012/01/31(火) 22:47:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120131/chn12013119500006-n1.htm
土地開発めぐり不当な利益? 中国軍高官が「汚職で免職」 香港紙報道
2012.1.31 19:47
 31日付の香港紙、星島日報などは中国人民解放軍総後勤部副部長の谷俊山中将が汚職に関わった疑いで免職になったと伝えた。

 同紙によると、多額の賄賂を受け取ったなどとして2006年に無期懲役の判決を受けた中国海軍の王守業・元副司令官(中将)以来の高位の軍幹部の汚職発覚。

 総後勤部は兵たん部門で、谷中将はこれまで同部の兵舎の建設などを担当する部署にも勤務した経験がある。具体的な容疑は不明だが、土地開発をめぐり不当な利益を得た疑いが取りざたされている。谷中将の弟が不動産業を営んでいるとの情報もあるという。

 中国国防省のホームページでは、北京で1月18日に行われた、引退した軍幹部による新年祝賀会への出席を最後に谷中将の活動紹介が途絶えている。(共同)

3083チバQ:2012/01/31(火) 23:04:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012013100950
日本大使館の移転を許可=床面積超過、外交問題に発展−中国
 【北京時事】日本政府が北京市内に建設し、昨年7月に完成していた新たな大使館について、中国政府は31日までに日本側に移転を許可すると伝えた。日中関係筋が明らかにした。新大使館の床面積が設計段階より超過したことを理由に中国側の使用許可が下りず外交問題に発展、移転が大幅に遅れていた。
 移転許可は春節(旧正月)直前の1月21日、文書で伝えられた。同筋によれば、「日本側はできるだけ早く移転したい」意向だ。
 北京市中心部の建国門外にある現在の日本大使館は老朽化し、大使館員も増えて手狭となり、領事部などは別のビルに分散している。新大使館(地上6階、地下1階)は大使公邸のある市北東部に2006年から70億円以上かけて建設され、昨年7月に完成したが、最終の検査で床面積が設計段階より超過していることが判明し、中国側が問題視していた。
 中国側は、浜田和幸外務政務官らが駐日大使公邸(東京都港区)の移転計画などに反対していることを踏まえ、セットで解決することを要求。日中間の外交問題に発展していた。 
 新大使館は中国側が新たな大使館街として開発を進めているエリアにあり、米国大使館なども移転を終えて業務を開始している。(2012/01/31-21:40)

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3084チバQ:2012/02/01(水) 20:51:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/01/20120201ddm007030012000c.html
韓国:政界「財閥たたき」 与野党、総選挙控え規制強化策
 【ソウル澤田克己】4月に総選挙を控えた韓国政界で、与野党がサムスンやLGなどといった大財閥に対する規制強化策のアピール合戦を繰り広げている。野党・民主統合党は大企業の課税強化を主張し、保守与党・ハンナラ党も規制強化に前向きな姿勢を打ち出した。「大企業寄りの李明博(イミョンバク)政権で格差拡大が深刻化した」という世論を意識したものだが、財界からは「選挙向けのポピュリズムだ」と不満が出ている。

 韓国メディアが「財閥税」と名付けた民主統合党の主張は、子会社からの配当金収入への課税や法人税率引き上げなどで大企業の税負担を引き上げようというもの。民主統合党は、現政権で廃止された財閥の出資規制の復活も提案している。ハンナラ党も、30日にまとまった党の政策綱領改正案で「公正な市場経済」を前面に打ち出した。大手財閥が系列会社間で不透明な取引を繰り返しているという世論の批判を意識し、規制強化に転じる姿勢を示したものだ。

 韓国では最近、財閥オーナーの子供たちがパン屋など零細業者の多い業種にまで進出していることを、李大統領が「非倫理的だ」と批判した。大統領の発言を事実上の圧力と受け止めた一部財閥が、飲食店事業からの撤退を表明する騒ぎになっている。

 一方で財界は「財閥税は二重課税だ」などと反発する。サムスン・グループの元役員は匿名を条件に「財閥たたきは選挙向けにはいいのだろうが、こんなことをしていたら経済が破綻する」と語った。

毎日新聞 2012年2月1日 東京朝刊

3085チバQ:2012/02/01(水) 22:49:27
>>3083
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY201201310528.html
2012年2月1日5時12分
外交庁舎めぐり日中摩擦? 在中日本大使館やっと移転へ新しい在中国日本大使館=北京市、林望撮影


 在中国の日本大使館が近く新しい庁舎に移転することが決まった。新庁舎は昨年夏に完成したが、中国側が「違法建築」として引っ越しに同意しない状況が続いていた。日本政府内には、新潟や名古屋の中国総領事館の移転が住民の反対などで進んでいないことへの「意趣返しでは」との見方も出ていた。

 日本側の再三の働きかけを経て、中国外務省がこのほど、引っ越しに同意すると通知してきたという。今年、日中両国は国交正常化40周年を迎え、2月から記念行事が相次ぐ見通し。中国側が双方の国民感情を刺激しないよう問題の収束を図った可能性がある。

 新庁舎建設は現庁舎の老朽化によるもの。北京市中心部にある現大使館から北東に5キロ余り離れた大使公邸の隣に地上6階地下1階、延べ床面積約1万6千平方メートル、総工費87億円を投じて2006年に着工、昨年7月に完成した。

 日本側の説明によると、設計では吹き抜けだった場所を廊下に切り替えるなどしたため、当初、中国当局に提出した申請書の内容と比べ、延べ床面積が大幅に増えていた、という。(北京=林望)

3086チバQ:2012/02/01(水) 22:50:04
>>3081
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY201201310536.html
2012年2月1日1時0分
台湾の新内閣、グーグル幹部が入閣 情報産業を後押し
 台湾の馬英九(マー・インチウ)政権は31日、新閣僚人事を決めた。副総統に就任する呉敦義(ウー・トゥンイー)行政院長(首相)の後任に金融に明るい現行政院副院長(副首相)の陳冲(チェン・チョン)氏(62)が就く。これまで経済政策を支えた主な人材を閣内にとどめる小幅な改造で、欧州債務危機の影響に対応する態勢を固めた。行政院副院長には江宜樺・内政部長(内政相)が昇格する。

 陳氏は農民銀行(現合作金庫銀行)勤務時に財政部(財務省)へ登用され、同部の金融行政部門を担当。証券会社や銀行の会長職を経て金融監督管理委員会主任委員、2010年5月から行政院副院長。昨年夏以降の景気後退を受け、経済対策を仕切った。経済畑出身の行政院長は李登輝政権後期の蕭万長(シアオ・ワンチャン)氏(現副総統)以来12年ぶりで、この人事を受け旧正月明けの株式市場は値上がりが続いている。

 台湾経済は輸出の減速により昨年第3四半期(7〜9月)から前期比でマイナス成長に陥っている。行政院主計処は31日、今年の成長率予想を3.91%としたが実現を危ぶむ声が強い。陳氏は31日の会見で景気対策だけでなく産業構造の転換を課題に挙げ、「高付加価値のサービス産業を発展させれば所得格差を縮めることができる」と述べた。

 経済政策の調整を担う経済建設委員会主任委員には、政務委員(無任所閣僚)の尹啓銘氏が就く。パソコン大手エイサーを経てグーグル幹部を務める張善政氏が新たに政務委員として情報産業を後押しする。 馬政権の2期目は5月20日からだが、2月に立法院(国会)が開会するのに合わせ一足先に組閣した。2月6日に正式発足する。(台北=村上太輝夫)


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