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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

4804とはずがたり:2017/01/11(水) 09:36:25
東京都、難病・がん患者雇用助成に2億円計上へ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/6161
TBS News i 2017年1月8日 04時24分 (2017年1月8日 05時50分 更新)

 東京都の小池知事が来年度の予算で、全国で初めて難病・がん患者を雇用した企業への助成に2億円を盛り込むことを明らかにしました。
 「難病、がん患者の雇い入れ、就業継続を支援するために2億円の事業費を計上します。企業対象とした支援は都道府県初めての取り組み」(小池百合子 都知事)

 小池都知事が全国の都道府県で初めて難病・がん患者の活躍を後押しする企業に助成金を支給するため、来年度の予算に2億円を計上することを明らかにしました。難病・がん患者を採用した企業や病気を発症した社員の雇用を継続した企業に対して、助成金が支給されることとなります。

4805名無しさん:2017/01/15(日) 08:37:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170104-00000003-mai-soci
<奈良の病院>夫に無断で受精卵移植 別居の妻出産
毎日新聞 1/4(水) 7:00配信

 不妊治療を手がける婦人科クリニック(奈良市)の男性院長が2014年、凍結保存された別居中の夫婦の受精卵について、夫の承諾を得ず妻に移植していたことが分かった。妻はこの体外受精で妊娠し、長女を出産。院長側は毎日新聞の取材に無断移植を認め、「軽率だった」と話した。日本産科婦人科学会(日産婦)には移植ごとに夫婦の同意を求める倫理規定があり、院長の行為はこの内規に抵触する恐れがある。

 夫は昨年10月に妻と離婚し、長女と親子関係がないことの確認を求めて奈良家裁に提訴した。長女は戸籍上、今も夫の娘になっている。生殖補助医療の専門家によると、受精卵の無断移植が表面化するのは初めてとみられる。

 夫婦関係にあったのは奈良県内に住む外国籍の男性(45)と、日本人女性(45)。男性の代理人を務める大阪の弁護士や訴状によると、2人は04年に結婚した。約7年前にクリニックで不妊治療を始め、体外受精で複数の受精卵を凍結保存した。女性は受精卵を順に移植し、11年に長男が生まれた。

 2人は13年秋から、関係が悪化して別居。女性は14年春以降、クリニックに凍結保存された残りの受精卵を数回にわたって移植したという。妊娠後に男性に打ち明け、15年4月に長女が誕生した。クリニックは2人が治療を始めた10年に一度だけ移植への同意を確認する書面を作ったが、以降はこの手続きを省いた。

 男性側は昨年12月、奈良家裁で開かれた第1回口頭弁論で「同意がない移植による出産を民法は想定しておらず、血縁を理由に親子関係を認めるべきではない」と主張。女性側は無断で移植したことを認める一方、「親子関係を否定する法律はない」として争う姿勢を示した。

 男性は今後、院長と女性に損害賠償を求める訴えも奈良地裁に起こす。

 体外受精を巡っては、国内に同意手続きを定めた法律はない。一方、日産婦は不妊治療を行う全医療機関に対し、倫理規定で移植ごとに夫婦の同意を確認するよう求めている。

 元日産婦理事長の吉村泰典・慶応大名誉教授は、「受精卵は夫婦のもので、使用には双方の同意が不可欠だ。今回のケースが事実ならば、院長の行為は内規違反でお粗末だ」と語った。

 院長の代理人弁護士は取材に応じ、「男性の同意を得ていると思って施術したが、慎重に確認すべきだった」。妻は代理人を通じ「取材に答えられない」としている。【原田啓之、三上健太郎】

 【ことば】体外受精

 卵巣から卵子を取り出し、体外で卵子と精子を受精させ、受精卵を女性の子宮に戻して妊娠させる不妊治療の一つ。国内では1983年、体外受精児の誕生に初めて成功した。不妊治療は他に、排卵時に合わせ、精子を特殊な器具で子宮内に入れる「人工授精」もある。

4806とはずがたり:2017/01/15(日) 19:10:55

福岡の小学校でインフルエンザが激減! 話題の「あいうべ体操」はなぜ効くのか
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/02170545/?all=1
『あいうべ体操と口テープが病気を治す! 鼻呼吸なら薬はいらない』今井 一彰[著]

 全国的にインフルエンザが猛威を振るっている。国立感染症研究所によると、今月7日までの1週間に医療機関を受診したインフルエンザの患者数は、推計でおよそ164万人。前の週の107万人から約1.5倍に増え、厚生労働省は今季初めての「警報レベル」と発表した。

 こういったインフルエンザの拡大は、実は小学校から始まると考えられている。それは、小学生は特に罹患率が高く、ウイルスを家庭に持ち帰って、成人や高齢者に感染させてしまうから。つまり、小学校での流行を防げば、全国的な大流行を防ぐことにもつながるのだ。

■「あいうべ体操」で罹患率が5分の1に

 この「小学校から流行防止」に取り組んでいるのが、福岡県でクリニックを開業する今井一彰医師。口のまわりの筋肉を動かす体操で、ある小学校のインフルエンザ罹患率を大幅に下げることに成功した。


「あー」「いー」「うー」「べー」体操で、いびきや喘息まで改善。
 今井氏が定期的に健康指導しているのは、福岡県の春日市立須玖小学校。著書『鼻呼吸なら薬はいらない』でも紹介している「あいうべ体操」を、2008年から試験的に導入したところ、インフルエンザに罹る児童が激減。導入前は40パーセント近かった罹患率が、2012年には7パーセントを下回り、今年は何と5パーセント以下に。それからは、インフルエンザによる学級閉鎖がほとんどなくなったという。

■口呼吸はインフルエンザの元

 そもそも、インフルエンザと呼吸にはどんな因果関係があるのだろうか?

 今井氏によれば、「口呼吸の習慣がつくと、細菌、ウイルス、アレルゲンなどの異物がそのまま取り込まれてしまう。さらに、そうした異物と一緒に乾いた冷たい空気が直接身体に入り、口腔やのどが乾燥して、免疫力まで落ちる」という。一方、鼻呼吸なら、フィルターである鼻毛や鼻水などが異物をある程度ブロックし、空気そのものは副鼻腔で温められるため、結果として感染リスクが減るのだ。

「口呼吸を鼻呼吸に変えるためには、あいうべ体操が効果的です。口や舌を支える筋肉の力を回復させることで、鼻呼吸が習慣になり、普段からしっかり口が閉じられていれば、インフルエンザに罹る可能性はおのずと低くなるのです」。

Dr.週刊新潮 2017 病気と健康の新知識

■「あー」「いー」「うー」「べー」で、いびきや喘息まで改善

 須玖小学校では、クラス全員が「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口を動かし、舌を出す運動を続けている。同校では、インフルエンザの罹患率が下がっただけでなく、「明らかに風邪をひく児童が減り、しかも一緒に体操を続けている保護者の方から『いびきが止まった』『喘息が良くなった』という声が届いた」(今井氏)。

 この運動は、須玖小学校だけにとどまらず、九州を中心に全国に広がりつつある。感染症が拡大しているこの時期、予防のために、今日から「あいうべ体操」を始めてはいかがだろうか。

*掲載当初、「長崎県の春日市立須玖小学校」と記載いたしましたが「福岡県の春日市立須玖小学校」の誤りです。お詫びして訂正いたします。

デイリー新潮編集部

4807とはずがたり:2017/01/18(水) 07:25:30
【3分動画】抗生物質が効かなくなる日
http://news.yahoo.co.jp/feature/474
2016/12/28(水) 19:05 配信

抗生物質が効かない耐性菌の問題が世界的に懸念されています。抗生物質は感染症の治療に用いられてきた一方で、新しく開発された抗生物質に対する耐性菌が次々に現れる「いたちごっこ」の状況にあります。その歴史と現状をモーショングラフィックで解説します。(Spotwright/Yahoo!ニュース編集部)

4809とはずがたり:2017/01/20(金) 10:35:46

<大阪薬科大>「不適切な行為」で教授を懲戒処分
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170120k0000m040133000c
02:23毎日新聞

 大阪薬科大(大阪府高槻市)は19日、薬理学が専門の男性教授(62)が関わった複数の論文で不適切な行為があったとして、この教授を同日付で停職10日間の懲戒処分とした。薬科大への取材で分かった。

 薬科大によると、教授はラットに薬を投与して効果を確かめるなどして1999?2011年に発表した計10本の論文について、引用元を記載しないまま別の論文の実験データを載せるなどした。

 教授は調査に対し、ミスを認めているという。

 薬科大の担当者は「捏造(ねつぞう)や改ざんなどの研究不正には当たらないが、研究者として不適切な行為が多数あったため処分した」と説明した。【畠山哲郎】

4810名無しさん:2017/01/21(土) 22:07:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170117-00010002-giz-prod
少女の卵巣から小さな脳と頭蓋骨の一部、髪の毛が発見される
ギズモード・ジャパン 1/17(火) 12:10配信

電気刺激も通す、ちゃんとした脳。

滋賀県で16歳の少女が、虫垂炎(いわゆる「盲腸」)の手術を受けていたとき、医師が別の異常に気づきました。その少女の卵巣には、大きな腫瘍があったんです。その後改めて手術をすると、そこには髪の毛と頭蓋骨、そして脳の一部が入ったテラトーマが見つかりました。その大きさは幅10cmほどもあったそうです。

寄生性双生児と間違われやすいテラトーマですが、テラトーマは双子の片割れの一部が体の中に残ってしまうわけではなくて、体の他の部分にあるはずの臓器や組織の一部が細胞の異常で形成されてしまう現象です。一般にそこには、髪や歯、骨、まれに目や胴体、手足が含まれています。はっきりした原因はわかっていませんが、卵巣内のテラトーマの場合、未熟な卵細胞の異常が原因として考えられています。テラトーマは卵巣以外に、脳や甲状腺、肝臓、肺などでも見られます。

なので、脳細胞が卵巣のテラトーマから発見されるのも初めてではありません。でもこの件を論文として発表した滋賀県立成人病センターの医師、新宅雅幸さんがNew Scientistで語ったところによると、このケースでは脳がすごく発達していて、それはかなり異例なんだそうです。

この少女の卵巣から見つかった小さな脳には、脳幹のような構造と、かなり高度に組織された小脳組織が含まれていました。そしてこの「脳」は、幅3cmほどもあり、ニューロン間で電気刺激を伝えることもできたそうです。小脳は大脳の下にあり、運動機能の制御や注意、言語といった知覚機能をつかさどっています。とはいえ、この脳が何かを考えたり、感じ取ったりすることはありません。

テラトーマがあると、体が異物を排除しようとするせいか、性格の変化や偏執、混乱、動揺、発作や記憶喪失を起こすことがあるようです。ただテラトーマそのものは比較的良性で、このケースのように手術すればわりと簡単に取り除けます。

幸いこの16歳の少女にはそもそも症状がなく、手術後の今となっては完全に回復しているそうですよ。

top image: Masayuki Shintaku et. al., 2017
source: Neuropathologyvia New Scientist

George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(福田ミホ)

4811荷主研究者:2017/01/22(日) 17:58:39

http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20170114-OYTNT50096.html?from=ycont_top_txt
2017年01月15日 読売新聞
<インサイド>大規模病院 岡山市に集中

昨年12月1日に開院した川崎医科大学総合医療センター(岡山市北区で)=同センター提供

 ◇医療の質向上へ連携

 大規模病院が集中し、中四国屈指の医療先進都市といえる岡山市。とりわけ近年は、大規模総合病院の建て替えや新設移転が目立つ。厳しい競争は、医療の質の向上につながる一方、中小病院の存立や県北部との医療格差などの問題もはらむ。現状を探った。(加藤律郎)

 岡山市のアーケード商店街のほど近くに昨年11月、一際目立つ高層ビルが現れた。「川崎医科大学総合医療センター」。地上15階、地下2階の鉄筋コンクリート造りで、647床を備え、22の診療科で最先端治療が受けられる総合病院だ。

 12階の手術室には最先端の手術ロボット「ダ・ビンチ」が設置され、集中治療室(ICU)や高度治療室(HCU)を完備。入院病棟の個室は木彫の内装が施され、ホテルの客室さながら。緩和ケア病棟や屋上のヘリポートも含め、充実している。



 「医療都市岡山市にようこそ〜最高の医療をすべての人に〜」。市が作成した病院案内のパンフレットのタイトルは、医療機関の多さを象徴している。

 市内の総合病院数は、昨年4月1日現在で55か所、診療所は700か所。厚生労働省の統計(2014年12月31日現在)では、人口10万人当たりの病院数は7・6病院(政令市の平均6・7病院)、一般病床数は1011・3床(平均703・6床)と、いずれも全国4位。医師数は400・1人(平均244・9人)で全国3位となっている。

 医療先進都市のルーツは、江戸時代に遡る。1870年に岡山藩医学館が設置され、88年に第三高等中学校医学部、1922年に岡山医科大学、49年に岡山大学医学部に発展した。70年には倉敷市に川崎医科大学が開学し、さらに充実した。

 現在、病床数が500を超える大規模病院は市内に5か所ある。県は今年度、2か年の「第7次保健医療計画」を策定し、各病院の強みを生かした連携の枠組み作りが進む。

 その柱が「岡山大学メディカルセンター構想」だ。医療法改正を機に、岡山大学病院を中心に、市内5病院(市立市民、岡山労災、岡山赤十字、岡山済生会総合、岡山医療センター)が「地域医療連携推進法人」の設置を検討。若い医師を育てて県北部の病院に派遣するなど、都市と周辺部のバランスを取ることも視野に入れる。

 競合関係にある病院同士の調整だけに、合意形成には時間を要し、実効性の確保という課題もある。地域医療に詳しい東京医科歯科大学の伏見清秀教授(医療政策情報学)は「地域の問題、維持すべき水準などを共有し、将来の医療需要に見合った機能分化と連携を進める努力が必要」と指摘。県医療推進課の下坂泰幸・統括参事は「競争から協調へと転換し、医療のボトムアップを図る。質の高い医療を効率的に受けられる仕組みを目指す」と話している。

2017年01月15日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

4812とはずがたり:2017/01/25(水) 10:35:47
いちおこっちにも転載。

「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/3160-3162
2017年1月5日(木)12時20分
山路達也

4813とはずがたり:2017/01/25(水) 18:07:17
幾ら位で売れんにゃろ?

「東芝病院」の売却を検討、巨額損失の東芝 資金捻出へ
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170125/Tbs_news_82657.html
TBS News i 2017年1月25日 12時13分 (2017年1月25日 13時40分 更新)

 アメリカの原発事業での損失額が最大で7000億円規模に膨らむ可能性がある東芝が、資金を捻出する一環として、「東芝病院」の売却を検討していることが、JNNの取材で明らかになりました。
 東芝が売却を検討しているのは、東京・品川区にある「東芝病院」です。「東芝病院」は1945年に開院し、当初は東芝の従業員や家族の保険・医療を目的として設立しましたが、現在は、地域の医療病院としても利用されています。

 東芝をめぐっては、アメリカの原発事業の損失が最大で7000億円規模に膨らむ可能性があることから主力の取引銀行などに支援を要請していますが、関係者によりますと、自ら資金を捻出するため、保有する資産のうち「東芝病院」の売却を検討しているということです。

 また、東芝は、半導体事業の一部を分社化し、その株式の2割程度を売却するほか、「東芝テック」など上場するグループ会社の株式の売却についても検討していて、資産の売却を進めることで金融機関からの支援を得たい考えです。

 一方、東芝は27日の取締役会で、原発事業を切り離すかどうかについても議論する見通しです。(25日11:20)

4814とはずがたり:2017/01/25(水) 20:23:17
1千万円で愛犬「復活」 韓国研究所の“クローンビジネス”
http://news.yahoo.co.jp/feature/478
1/12(木) 10:28 配信

4815とはずがたり:2017/01/26(木) 16:06:56
盲腸の手術で不要と切除されてきた虫垂、実は進化した器官で役立っているらしい
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170126/Gizmodo_201701_appendix-not-useless.html
ギズモード・ジャパン 2017年1月26日 12時05分 (2017年1月26日 15時50分 更新)

人体に不要なものなんてないんです!
進化の世界において、虫垂ほど科学者たちを悩ませてきた器官はないそうです。かの有名なチャールズ・ダーウィンは、昔、霊長類が樹上生活をしていたころ、木の葉を食べて消化するために使われていた器官だと主張。不要になってから、ずいぶんと長い歴史を経てきたものの、いまだに人体に虫垂として残り続けていると説かれもしてきました。
ところが、このほど電子ジャーナルの「Comptes Rendus Palevol」に発表された論文によれば、虫垂は進化に逆行するどころか、身体に必要なものとして進化を遂げてきた重要な器官だと説明されています。虫垂なんて不要と盲腸の手術で切除してしまうと、かえって人体にはダメージがおよぶとも指摘されていますよ。
同論文の発表のもととなる研究には、欧米各国および南アフリカの大学の研究者たちが参加。世界各地で533の哺乳類を調べ、虫垂の働きを調査しました。虫垂をもたない哺乳類も少なくはないものの、1つの種のなかに虫垂を有する個体が出ると、種の繁栄に伴って虫垂が消えることは殆どないことが判明したそうです。
また、虫垂を有する哺乳類と虫垂をもたない哺乳類を比較してみると、虫垂を有する哺乳動物のほうが、盲腸内にリンパ組織による高い免疫系が整っていることが明らかだったそう。虫垂のリンパ組織は、特定の良性バクテリアの成長を活性化させ、腸内細菌の培養に役立っていると説明されています。
免疫を高めるうえで、虫垂が重要な役割を果たしているということは、盲腸の手術なんかで切除してしまったらいけないのでしょうか? 通常の生活に支障をきたすことはないそうですが、今回の発表論文では、虫垂切除後に若干の免疫力低下は避けられないと警告されていますよ。
病気の快復に、少しですが周囲より時間がかかるといった傾向も観察されているんだとか。虫垂の役割と盲腸の手術における扱いが、見直されることになりそうですよね…。

・我々のお腹には未知の臓器があった

image: edwardolive / Shutterstock.com
source: Comptes Rendus Palevol
George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)

4816とはずがたり:2017/01/26(木) 16:13:26
数ヶ月で効果出るのか?対照群は?

「笑い」はがんに効く? 実証実験、吉本や松竹も協力へ
http://www.asahi.com/articles/ASK1T53D8K1TPTIL01Q.html
上田真由美2017年1月25日20時43分

 「笑い」の力はがんに効く? 今年3月に大阪市中央区に移転し、オープンする大阪府立病院機構「大阪国際がんセンター」(現・成人病センター、大阪市)が、漫才や落語によってがんに対する免疫力が上がるかを調べる実証実験を始める。5月から約4カ月間、血液検査などで効果を確かめ、2017年度にも論文にまとめる計画だ。

 成人病センターによると、吉本興業や松竹芸能、落語家・桂米朝(故人)ゆかりの米朝事務所が実験に協力。継続的に参加できる数十人の患者に、血液や唾液(だえき)を採取後に病院のホールで漫才や落語を鑑賞してもらい、鑑賞後も血液などを採取。医師らが鑑賞前後で免疫細胞がどれだけ活性化したか調べる。鑑賞の頻度による免疫細胞の活性化の違いも調べるという。

 笑いと免疫力の関係を示した研究は過去にもあるが、担当者は「がん患者を対象に、ここまで長期で継続的に実証する例はないのではないか」と話す。

 府は、25年の国際博覧会(万博)の誘致で「健康」をテーマに掲げている。松井一郎知事は25日の定例会見で、笑いの効果が示せれば万博でもアピールできると期待を示した。(上田真由美)

大阪国際がんセンター
「笑い」でがん治療など検証実証
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/040/077000c
毎日新聞2017年1月25日 20時05分(最終更新 1月25日 20時32分)

外来患者らに漫才や落語提供し、免疫細胞の活性状況調査
 大阪府のがん拠点病院として3月末から診療を始める大阪国際がんセンター(大阪市中央区)が、「笑い」によるがん予防や治療効果を検証する実証研究を始める。吉本興業や松竹芸能、米朝事務所と協力。5月から約4カ月間、外来患者らに漫才や落語で笑いを提供し、免疫細胞の活性状況などを調べる。


 センターを運営する府立病院機構によると全国初の取り組みで、漫才や落語は月1、2回、院内に設けたホールで披露する。前後に被験者の血液や唾液の検査で免疫細胞やストレスの状況を調べ、気持ちの変化なども尋ねる。研究費は民間の助成金や寄付金で賄う。

 センターは地下2階地上13階で500床。同市東成区の府立成人病センターの老朽化に伴い建て替え移転し、名称も変更する。【武内彩】

4817とはずがたり:2017/01/27(金) 12:41:36
親爺は肝臓癌で逝ったがビタミンD摂らせとけば良かったのか?ビタミンDって何から摂れるんだ??

ビタミンDが脂質抑制=脂肪肝、がん対策にも期待―京大
時事通信社 2017年1月27日 02時07分 (2017年1月27日 12時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170127/Jiji_20170127X093.html

 京都大の上杉志成教授らの研究グループは、ビタミンDが体内で脂質の合成を抑制するメカニズムを解明したと発表した。この働きを活用すれば、脂肪肝やがん細胞の増殖を抑える薬の開発が期待されるという。論文は26日付の米科学誌電子版に掲載された。
 ビタミンDは肝臓に入るとある化合物に変化するが、これをハムスターの培養細胞に投与して働きを調べた結果、脂質の合成を命令するたんぱく質「SREBP」を分解し、無くしてしまうことが分かった。
 ただ、この化合物は腎臓でカルシウムの吸収を良くする化合物に変わるため、ビタミンDを大量摂取すると結石ができやすくなるなどの副作用も懸念されるという。

4818とはずがたり:2017/01/31(火) 13:02:44
<アルツハイマー病>ごく初期なら回復可能か
毎日新聞社 2017年1月31日 10時19分 (2017年1月31日 11時09分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170131/Mainichi_20170131k0000e040168000c.html

 ◇国立精神・神経医療研究センターなどの研究チーム発表

 ごく初期のアルツハイマー病患者のものに似た状態にしたラットの脳の神経細胞を、原因物質を取り除くことで元に近い状態に戻すことに成功したと、国立精神・神経医療研究センターなどの研究チームが31日、英オンライン科学誌「モレキュラー・ブレイン」に発表した。治療法や予防法の開発につながると期待される。

 国内のアルツハイマー病患者は250万人以上と推定される。発病の仕組みは未解明だが、不要なたんぱく質「アミロイドβ」が2?30個ほど集合した「オリゴマー」が脳内に蓄積し、神経細胞が徐々に死ぬと考えられている。オリゴマーを除去すれば細胞を回復できることを実証したのは初めてという。

 チームはオリゴマーを加えて2日間培養し、情報伝達に関わるたんぱく質などに異常を起こしたラットの神経細胞を、オリゴマーを含む培養液と含まない培養液でそれぞれ2日間培養した。オリゴマーを含む培養液の細胞は異常がさらに進行したのに対し、含まない培養液の細胞は正常に近い状態に回復した。

 人の脳でも、蓄積し始めたごく初期の段階でオリゴマーを除去できれば、治療や予防ができる可能性がある。

 現在、オリゴマーの蓄積を防ぐ薬の開発や、蓄積具合を把握して治療開始のタイミングを解明する研究が世界中で進められている。チームの荒木亘・同センター神経研究所室長(神経科学)は「できるだけ早期に治療を始めれば、病気の進行を防ぎ、回復が見込まれるかもしれない。オリゴマーの毒性を低減することも治療につながると考えられ、新しい薬の開発を目指したい」と話す。【藤野基文】

4819とはずがたり:2017/02/02(木) 23:03:56

2017/01/28 11:00
選挙でトランプ支持した米医師、多くがオバマケア撤廃に「反対」
http://forbesjapan.com/articles/detail/15023?utm_source=owned&utm_medium=referral&utm_campaign=mailmagazine

昨年行われた米国の大統領選でドナルド・トランプ候補(当時)に投票した医師のうち、同国の「医療費負担適正化法(Affordable Care Act、ACA)」、いわゆる「オバマケア」の全面撤廃に賛成する人は37.9%にとどまることが分かった。

この結果は、米ジョンズ・ホプキンス大学医学部が実施した調査で明らかになったもの。同国の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」が1月25日、ホームページ上に公開した。

回答した医師全体でみた場合では、ACAの撤廃を支持する人はわずか15%だった。医療や保険関連の有力な調査機関、カイザー・ファミリー財団の調査では、撤廃支持の国民は26%とされているが、それに比べてかなりの少数となっている。また、同大学の調査に参加した民主党支持の医師のうち、撤廃に賛成した人はいなかった。

トランプと議会共和党は明確な代替案を示すことなくACAの撤廃を明言しているが、医療の最前線にいる人たちの懸念が明らかになったことは、撤廃は分別ある決断といえるのかという疑問を生じさせている。

ACAの恩恵はある

ジョンズ・ホプキンス大学の調査に回答した医師の半数近くは、ACAの施行によって実現した選択的な低所得者向け公的医療保険制度「メディケイド(Medicaid)」の拡大は、今後も維持すべきだとしている。

これまでにメディケイドの対象枠を拡大したのは32州とコロンビア特別区(ワシントンD.C.)。1月23日に発表された別の調査結果によれば、医療保険に加入できない国民は依然として多いものの、一部の主要地域ではACAによって保険加入率は上昇している。ハーバード大学医学部の調査でも、定期的に検査を受ける慢性疾患の患者数が増加していることが分かっている。

また、ACAは持病がある人の保険加入を拒否することを禁止しているが、ジョンズ・ホプキンスの調査に回答した医師の95%以上はこれについて、今後も断固として維持すべきだと主張している。一方、半数以下にとどまるものの、ACAが保険加入者を増やすために定めている未加入者への追徴課税は必ずしも効果がないとして、この規則には反対だと答えた医師もいた。

今回の調査は、昨年12月から今年1月にかけて実施されたもので、一般開業医426人から回答を得た。実施した研究者らも認めているとおり小規模な調査ではあるが、ACA撤廃に向けて突っ走るトランプの態度に疑問を投げかけるには十分な数だといるだろう。

連邦議会上院ではすでに、複数の共和党議員によるオバマケア全面撤廃に向けた法案が提出されている。また、トランプが厚生長官に指名した共和党下院議員のトム・プライスは米国医師会雑誌(JAMA)に対し、「(ACAは)医療の提供を非常に困難にした」とコメントしている。
編集 = 木内涼子

4820とはずがたり:2017/02/04(土) 21:14:53
ロタウイルス、人工的に作製…ワクチンへ期待
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00050073-yom-sci
読売新聞 2/4(土) 14:28配信

 幼い子どもを中心に下痢や嘔吐(おうと)などを起こすロタウイルスを人工的に合成することに初めて成功したと、大阪大の小林剛准教授(ウイルス学)らのグループが発表した。

 新しいワクチンなどの開発につながる可能性がある。米科学アカデミー紀要電子版に論文が掲載された。

 ロタウイルスは5歳までにほぼ全ての子どもが感染し、発症者は国内で年間約80万人と推定されている。重症化すると死亡するケースもある。

 小林准教授らは、様々なウイルスの研究を進める中で、ウイルスの増殖を促す働きを持つたんぱく質があることに着目。ロタウイルスから取り出した遺伝子と一緒に培養細胞に入れたところ、4〜5日でロタウイルスが作られたという。

 遺伝子からウイルスを人工合成する技術は、インフルエンザウイルスなどで確立されているが、ロタウイルスはできていなかった。

4821とはずがたり:2017/02/04(土) 21:23:05
松永正訓の小児医療〜常識のウソ
2017年1月10日コラム
ロタウイルス胃腸炎、流行はやむを得ない?
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161209-OYTET50057/

…腸重積とは、人間の右下腹部にある小腸と大腸の境目で、小腸が大腸の中にめくれ込んで入ってしまう病気です。普通は、めくれ込む長さは10センチ程度です。したがって、右の上腹部に、重なり合った大腸と小腸がバウムクーヘンの輪切りのように超音波に映ります。…

冬になると胃腸炎でクリニックは混雑

 さて、クリニックは昨年の11月から毎日、 嘔吐おうと ・下痢・発熱のお子さんで 溢あふ れています。冬に嘔吐・下痢を起こす病気は一つしかないと言っても過言ではありません。それはウイルス性胃腸炎です。医師によっては、症状のままに嘔吐下痢症という病名を使う人もいます。では、いったいどういうウイルスによって胃腸炎になるのでしょうか?

 ここ数年めっきり有名になったのが、ノロウイルスです。お母さんが嘔吐・下痢のお子さんを連れてきて、「ノロウイルスかどうか調べてください」「保育園から検査するように言われました」とお願いされることが多々あります。しかし、ちょっと待って下さい。ノロウイルスかどうか検査することには、ほとんど意味はありません。なぜならば、

1 ノロウイルスと判明しても治療法がない

2 検査で陽性ならばノロウイルスだが、陰性の場合、違うとは言えない

 実際、ウイルス性胃腸炎を起こすウイルスには、アデノウイルス、サポウイルス、アストロウイルスなどがありますし、その他にも名もないウイルスがいくらでもあるはずです。そして、ノロウイルスの検査は3歳未満にしか保険が利かないことも知っておいてください。

 ノロウイルスは遺伝子の型がいくつもあるので、くり返し感染します。大人になっても免疫ができないので、大人にもうつります。11月から12月にかけて家族全員が嘔吐下痢症になる病気の原因の多くは、ノロウイルス感染症でしょう。これを予防するためには、ひたすら手洗いをするしかありません。

年が明けるとロタウイルス胃腸炎

 ところが年が明けて1〜2月になると、嘔吐下痢症の患者の年齢層に変化が生じます。2歳以下の小さなお子さんに嘔吐・下痢が見られるようになります。犯人はロタウイルスです。毎年、ノロウイルスと入れ替わるように、2月から4月にかけて大きな流行になります。時期としてはインフルエンザの流行とかなり重なります。

 ロタとは、ラテン語で「車輪」の意味です。電子顕微鏡でロタウイルスを観察すると、ウイルスの粒子が車輪のように見えます。そう言えば、ロータリークラブのロゴも車輪の形でしたね。

 ロタウイルスに感染すると、潜伏期間2日程度で嘔吐・下痢を引き起こします。生後3か月までの赤ちゃんは、母親からの移行抗体を胎児期にもらっていますので、感染しても症状はほとんど出ません。激しく症状が出るのは、生後6か月から2歳です。1回感染しただけでは十分に免疫はできませんので、くり返し感染し、発症します。5歳までにすべての子どもが一度は感染すると言われています。ただ、2度目の感染からは症状が弱くなり、5歳を超えたお子さんや大人がロタウイルスに感染しても重症化しません。

ロタウイルスの大流行と脱水による入院


 ロタウイルスはとにかく感染力が強いです。ロタ胃腸炎の患者の下痢便の中には、1グラムあたり約100億個のウイルスが含まれています。そして、このうちのわずか10個くらいのウイルス粒子だけで感染が起きます。下痢便から人の手へ、人の手から口へとウイルスがうつり、ロタ胃腸炎は爆発的に流行します。

 ある統計によれば、1年間に発症するロタ胃腸炎の患者は80万人だそうです。このうち数万人は入院しています。入院になる理由はもちろん脱水です。

 人間の体は水でできていると言いますが、年齢が低いほど体重に占める水分の割合が多いことが知られています。水分の割合が多いと言うと、水が「貯金」のようになっていて脱水に強いと思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。生命を維持するためにそれだけたくさんの水を必要としているということです。

4822とはずがたり:2017/02/04(土) 21:23:23
>>4821-4822

 従って5歳以下の小さいお子さんは、嘔吐・下痢で簡単に脱水状態になるし、またそれが重症化するということです。いったん嘔吐・下痢が始まると、有効な治療方法はほとんどありません。はっきり言えば、嘔吐と下痢でロタウイルスがすべて体外に出るのを待つしかありません。一応、医者は吐き気止めの薬を処方したりしますが、ほとんど無効です。

 ですから、「ロタ胃腸炎を治す」などという発想は持たないで、脱水状態に陥らないことに保護者のみなさんは全力を尽くしてください。そのためには経口補水液を飲むことです(たとえば、OS-1など)。いや、飲むのではなく、ちびちびと 舐な めるところからスタートしてください。舐めることができたら1口飲んで、1口飲めたら2口飲みます。2口飲めたらコップに半分飲みます。こうやって少しずつ飲んで、時間稼ぎをします。一晩たつと、嘔吐はかなり改善しています。

 日本では脱水症状で亡くなるお子さんはほとんどいませんが、発展途上国では毎年60万人の子どもが死亡しているという統計もあります。

 なお、ロタ胃腸炎では下痢便が白くなる(米のとぎ汁様便)というのを聞いたことがある人も多いと思います。しかし、白色便はロタに限りません。どのウイルスでも白くなります。食物が十二指腸を通過する時に、「 胆嚢たんのう が収縮して胆汁と混じって色が付く」という協調運動がうまくいかないからです。病気の重症度とは関係ありません。

本当に怖いのは脳炎・脳症

 脱水はもちろん怖い病態ですが、ロタ胃腸炎が危険なのは、脳炎・脳症を引き起こすことがあるからです。脳炎・脳症に陥ると、胃腸炎の症状に引き続き、けいれんや意識障害が発生します。けいれんは難治性とされており、脳症・脳炎になった子どもの一部は死亡したり、脳に後遺症を残します。インフルエンザによる脳症は毎年数百例発生しており、ロタウイルスによる脳炎・脳症は数十例程度と目されています。数十例という数字はものすごく多いわけではありませんが、日本脳炎にかかるお子さんより全然多いと言えます。

流行はやむを得ないか?

 冬に必ず広まるロタ胃腸炎は、流行してもやむを得ないのでしょうか? 手洗いの重要性は言うまでもありませんが、もっと確実な方法があります。それはワクチンです。感染してもロタ胃腸炎を軽く済ませるためには、ワクチンを接種することがベストです。我が国ではロタリックス(2回接種)、またはロタテック(3回接種)という2種類の経口ワクチンが任意でおこなわれています。しかし、これらのワクチンを接種しているお子さんは、50%に達していません。

 なぜでしょうか? 理由の一つはその料金の高さにあると思います。たとえば、私のクリニックで2回ロタリックスを接種すると、税込みで2万8600円にもなります。ちなみに2回ロタリックスを飲む理由は、ロタウイルスに2回感染した状態をワクチン接種で作っているからです。

 しかしながらロタワクチンの効果は確実にあります。ワクチンを接種すると、ロタ胃腸炎の患者を70%以上減らし、重症化を90%以上減らすというデータもあります。

 ただ、このワクチンには、接種を受ける赤ちゃんの月齢に制限があります。たとえば、ロタリックスでは、生後6週から24週までの間に2回を済ませる必要があります。生後早期にしか接種ができないのです。これには重要な理由があります。

 それは、ロタワクチンの第1世代の製品が失敗に終わったからです。初代の製品は、副反応として腸重積のお子さんが増えてしまったのです。なぜそうなったのか原因は不明ですが、腸重積が増えた事実が厳然とあったため、第1世代ロタワクチンは不認可となったのです。

 現在、使われているロタリックスとロタテックは、作成方法を変更した上、生後早期に接種を終了するという制約を設けました。生後6か月以降の乳児は、ワクチン接種に関係なく腸重積が起きやすいからです。ロタリックスとロタテックによって、副反応としての腸重積は増えないことが確認されています。ただ 念のために・・・・・ 、ロタワクチンの接種を受けた後は腸重積の症状(嘔吐・不機嫌・血便)に注意を払ってください。WHO(世界保健機関)も、2009年にロタワクチンを子どもの最重要ワクチンに指定しました。世界で130以上の国で接種が認可されています。

 日本では、自治体によってはロタワクチンの接種に対して一部補助金が出ているようです。3万円近い出費はかなりの負担ですが、お子さんの健康がお金で買えるのであれば安いのではないでしょうか?

 これから生まれる赤ちゃんに対しては、ぜひ、生後2か月からロタワクチンの接種を始めてください。そしてワクチンを接種していないお子さんは、冬の間はとにかく手洗いを欠かさないでくださいね。

4823とはずがたり:2017/02/07(火) 20:26:15
西内啓はこの研究がF・ルーズベルト大統領肝いりで1948年に開始されたと書いてゐるが少なくとも元大統領(在1933-1945)である。
また前例のない4選を果たすも独日の降伏を前に脳卒中で死亡したそうな。
ルーズベルトの(元)主治医も参加してたみたいで,その辺やルーズベルトが脳卒中で死んだ事なんかが一緒になって血管系の調査をルーズベルト肝いりと云う誤表記に至ったのではないか?

フラミンガム研究
http://www.lifescience.co.jp/yk/jpt_online/framingham/framingham02.ht

フラミンガム研究の紹介
Last-modified: 2009-02-12 (木) 05:36:03
http://wikiwiki.jp/nobukinkin/?%A5%D5%A5%E9%A5%DF%A5%F3%A5%AC%A5%E0%B8%A6%B5%E6%A4%CE%BE%D2%B2%F0

4824荷主研究者:2017/02/12(日) 11:45:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170127_13057.html
2017年01月27日金曜日 河北新報
<東北大>認知機能 化合物で改善

 東北大のチームは26日、開発した化合物をマウスに投与し、記憶や認知機能が改善したとの研究結果を発表した。脳の神経間で情報を伝える物質の放出が増える効果があり、アルツハイマー病の新薬開発につながるとしている。2018年度にも臨床試験を始めたい考えだ。

 記憶や認知機能が低下するアルツハイマー病は、脳の神経細胞のつなぎ目「シナプス」で情報を伝える物質アセチルコリンが減少したり、脳内に特定のタンパク質が蓄積したりするのが要因と考えられている。

 チームは、神経のカルシウム濃度が高いと伝達が活性化することに着目。カルシウム濃度を高める化合物を開発し、アルツハイマー病モデルのマウスに投与した。その結果、投与しないマウスと比べアセチルコリンの放出が約2倍になっていることを確認した。

 化合物の投与の有無で、マウスの記憶や認知機能に変化が出るかも調べた。以前に体験した危険を覚えていて回避できるかなどを確認する行動実験で、投与したマウスの方が適切な行動を取る傾向にあった。

 東北大大学院の福永浩司教授(神経薬理学)は、既存のアルツハイマー病の薬は胃腸障害などの副作用があり、長期間の使用に難しさがあると指摘。「この化合物は毒性が弱く、病気の初期から服用可能な薬の開発が期待できる」と話した。

4825とはずがたり:2017/02/14(火) 14:41:46

小保方晴子氏が「人権侵害」申立でBPO審理のNHK番組、実験責任者の若山教授が協力の謎
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%B0%8F%E4%BF%9D%E6%96%B9%E6%99%B4%E5%AD%90%E6%B0%8F%E3%81%8C%E3%80%8C%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E4%BE%B5%E5%AE%B3%E3%80%8D%E7%94%B3%E7%AB%8B%E3%81%A7bpo%E5%AF%A9%E7%90%86%E3%81%AEnhk%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%80%81%E5%AE%9F%E9%A8%93%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E8%8B%A5%E5%B1%B1%E6%95%99%E6%8E%88%E3%81%8C%E5%8D%94%E5%8A%9B%E3%81%AE%E8%AC%8E/ar-AAmHUB3
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
5 時間前

 理化学研究所元研究員の小保方晴子氏の申し立てを受け、BPO(放送倫理・番組向上機構)・放送人権委員会は2015年8月より、テレビ番組『NHKスペシャル 調査報告STAP細胞 不正の深層』(14年7月27日放送/以下、同番組)を審理している。同番組について小保方氏は「人権侵害・プライバシー侵害」と主張しており、同氏の代理人弁護士は、「人権感覚の鈍麻には驚く限りだ」としているが、17年1月17日の第243回同委員会の議事概要において、次のような発表がなされた。

「今回の委員会では、前回委員会での議論を踏まえた『委員会決定』最終案が提出され、一部の字句を修正のうえ了承された。その結果、2月に『委員会決定』の通知・公表を行う運びとなった」(BPO議事概要より)

 1年半の年月をかけて、ようやく2月に結論が出ることになる。BPOの審議としては異例の長さとなったが、そもそも同番組のどこが問題なのだろうか。これまでに明らかになった事実をベースに、あらためて問題点を整理したい。

(1)ES細胞混入疑惑

 同番組の目的の一つは、小保方氏によるES細胞混入疑惑の検証であることがうかがえる。同番組は、ES細胞が入った容器が小保方氏の実験室の冷蔵庫に残っていたことについて、不可解だとする指摘が出ているとして、小保方氏がES細胞を不正なかたちで入手していた可能性を示唆している。

 しかし、15年5月14日に理研元研究者が、小保方氏がES細胞を盗んだとして兵庫県警に告発していたが、16年5月18日に神戸地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴とし、「事件の発生自体が疑わしい」というコメントも発表している。

(2)否定された解析結果

 番組では、論文執筆者の一人である若山照彦・山梨大学教授が登場する。若山氏はSTAP実験では小保方氏の上司であり、STAP問題における責任者の一人だが、NHKの検証に協力者として参加している。そして、若山氏の3カ月に及ぶSTAP細胞検証実験の様子を追うなかで、小保方氏は若山氏から渡されたマウスを使用していなかった証拠が見つかったと報じている。これにより、小保方氏がES細胞を混入させた細胞をSTAP細胞として若山氏に渡した可能性があることを示唆している。

 STAP幹細胞は、若山氏が提供したマウスを基に小保方氏が作製したSTAP細胞を、若山氏が改変したものだが、若山氏は14年6月、STAP細胞は若山研究室が提供したマウスに由来するものではないとの解説結果を発表していた。しかし、理研・多細胞システム形成研究センター(CDB)は同番組の放送に先立つ同年7月22日、この解析結果は誤りであり、STAP細胞は若山氏から提供されたマウスからつくられてはいなかったという主張を否定した。若山氏も同日、研究室のHP上で訂正文書を掲載した。

 こうした事実経緯があるにもかかわらず、同番組によって、小保方氏が外部からマウスを持ち込んだという認識が世間に広まった。

(3)小保方氏の研究室

 同番組では研究室をCGで再現し、小保方氏が壁で仕切られた小部屋で誰にも見られず一人で実験していたと紹介された。それが、小保方氏によるES細胞混入疑惑への伏線となっている。しかし、筆者の取材によれば、小保方氏のデスクや実験をしていた場所も、壁が隔てることなく丸見えの場所であったことがわかっている。

(4)小保方氏と若山氏の関係

 STAP細胞研究時、小保方氏は若山氏の研究室の客員研究員であった。つまり、若山氏は小保方氏の上司にあたり、研究室の主催者(PI)である。番組では小保方氏と若山氏は研究パートナーとして紹介され、まるで対等の立場であったかのように表現されている。ちなみに研究室のPIは、マウスや細胞の管理責任があるだけでなく、その購入権限を持ち、PIの決済なしに外部からマウスや細胞を持ち込むことは不可能である。それだけPIには大きな権限があり、若山氏と、その下で働いていた客員研究員の小保方氏は対等な立場とはいいがたい。

4826とはずがたり:2017/02/14(火) 14:42:03
>>4825-4826

(5)緑に光るマウス

 同番組では「小保方氏は万能性を示す遺伝子が発現すると緑に光るマウスを使用して実験を行っていた」と紹介されている。しかし、実際には小保方氏は「常に全身が緑に光っているマウス」で実験を行っていたため、この実験でできる細胞塊はすべて緑に光っていた。

(6)実験ノートの公開

 同番組では、小保方氏の実験ノートの一部が公開されていた。番組では「(ノートにキメラマウスの)実験成功の記述はどこにあるのか。小保方氏に文書で質問したが答えは返ってこなかった」と解説されているが、キメラマウス実験の管理責任者は若山氏であり、若山氏の実験ノートも公開するのが公平であろう。

(7)私信の公開

 同番組では、笹井芳樹・元CDB副センター長と小保方氏が交わした私的なメールを公開し、さらに声優によるアフレコまで付けて会話を再現する映像を放送し、まるで2人が親密な関係であったかのような印象を与えている。NHKはBPOに対し「客観的な事実を積み上げ、表現にも配慮しながら制作したものであって、申立人の人権を不当に侵害するようなものではない」(BPO議事概要より)と主張しているが、私信の公開は憲法21条(通信の秘密)に反する。

 同番組放送後、小保方氏への批判が強まり、そして放送から9日後の14年8月5日、笹井は自殺した。当サイトはNHKに取材を申し入れたが、「BPOの決定が出た後にコメントを出すことになると思うので、それまでは取材はお断りさせてください」とのことであった。

 2月のBPOによる委員会決定の公表が注目される。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

4827とはずがたり:2017/02/15(水) 06:21:41
ラグビー平尾さん 世界初の治療行っていた 山中伸弥教授語る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170210-00000010-kobenext-spo
神戸新聞NEXT 2/10(金) 20:02配信

 昨年10月に53歳で死去したラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんをしのぶ「感謝の集い」が10日、神戸市内で開かれ、関係者約800人が参列した。平尾さんの闘病生活に寄り添ったのは、ラグビーを通じて親交を深めた京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(54)だった。「君を治せなくてごめんなさい」と、笑顔の遺影にわびた。

 神戸大医学部時代にラグビーに打ち込んだ山中教授は「(平尾さんに)ずっと憧れていた。本当のヒーローだった」。知己を得てからは同学年として酒を酌み交わし、ゴルフを楽しむ仲に。そんなとき、病魔が襲った。

 胆管細胞がんを患った平尾さんに、山中教授はできる限りの最新医療を紹介したという。ある治験を提案したとき、「世界でもやったことない治療。どんな副作用が有るか分からない」と言うと、「心配するどころか顔がパッと明るくなって『世界初のことやるんや』。そんなふうに言いました」。山中教授はそう懐かしむ。

 弔辞では、平尾さんが亡くなる前日の病室を回想した。「なかなか声が出せず聞き取れなかったが、(長女早紀さんが結婚し)『平尾さん、もうすぐおじいちゃんやな』と言ったら、はっきり分かる声で『まだまだですわ』と。はにかみながらも、うれしそうでした」。それが、2人の最後の会話になった。

 「亡くなるまでの1年間は、彼と一緒に闘った気がしている。最初の診断のことを思えば、本当に頑張られたと思う。でも、もっと頑張って生きてほしかった」。医者として、友として。救えなかった無念の思いをかみしめた。(山本哲志)

4828とはずがたり:2017/02/15(水) 06:53:17
医者って政治家を始めとする患者に都合の良い病名つけてやるのが仕事だろ?!やくざにそうしただけで家宅捜索はやりすぎやろ〜。甘利の診断書堕した医者なんかも家宅捜索しろよなw

京都府立医科大を家宅捜索 組長収容逃れに虚偽診断書か
http://www.asahi.com/articles/ASK2F5F8RK2FPLZB00R.html?ref=goonews
2017年2月14日10時11分

 恐喝罪で実刑確定後も持病を理由に服役していなかった暴力団組長の高山義友希(よしゆき)元被告(60)について、京都府警は14日午前、刑務所への収容を逃れる目的で虚偽の診断書などが作られた疑いがあるとして、診断書作成に関わった京都府立医科大付属病院と同大学=いずれも京都市上京区=を虚偽公文書作成などの疑いで家宅捜索を始めた。

山口組系総長が出頭 京都府立医大が健康懸念の診断書
 高山元被告は、京都市の土木建築業者への恐喝事件などで2010年に逮捕され、刑事裁判の係争中に腎臓病が悪化し、同病院で生体腎移植を受けた。15年6月に最高裁で上告が棄却されて懲役8年の実刑が確定したが、病院から健康状態に懸念があるとする診断書が出され、大阪高検は刑事訴訟法などの規定に基づき、刑の執行停止を決めて刑務所への収容を見送っていた。

 しかし、京都府警が昨年から高山元被告の身辺を改めて調べたところ、実際には服役が可能なほどの健康状態だったとの疑いが強まった。府警は、実際の容体とは異なる診断書が作成された疑いもあるとみて、同病院などを強制捜査する方針を固めていた。

4829とはずがたり:2017/02/15(水) 07:38:13
凄いなあ。。

<目の難病>人工網膜で「光」回復 阪大教授ら効果確認
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170213/Mainichi_20170213k0000e040175000c.html
毎日新聞社 2017年2月13日 12時31分 (2017年2月13日 16時09分 更新)

人工網膜システムのイメージ
http://tohazugatali.web.fc2.com/medical/Mainichi_20170213k0000e040175000c_1.jpg

 目の難病「網膜色素変性症」で失明した患者に電子機器の「人工網膜」を植え込み、視力を回復させる研究を、不二門尚(ふじかど・たかし)・大阪大教授(医用工学)らが進めている。既に臨床研究として失明患者への手術を実施し、効果を確認。来年度に本格的な臨床試験(治験)を申請し、医療機器として2021年の承認取得を目指す。

 網膜色素変性症は、網膜内で視覚情報を受け取る「視細胞」に異常が起き、視野が狭まったり、暗がりで見えづらくなったりする遺伝性の病気。3000人に1人が発症するとされ、進行すると失明につながる。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた再生医療も検討されているが、現時点では根治する手立てがない。

 人工網膜は、主に(1)電荷結合素子(CCD)カメラ付きの眼鏡(2)カメラの画像情報を受け取り送信する電子機器(3)画像情報を電気信号で再現する5ミリ四方の電極チップ??で構成される。電子機器は側頭部、チップは眼球後部にそれぞれ手術で装着し、電子機器とチップをケーブルでつなぐ。使用の際は、側頭部の外側に出た電子機器と、眼鏡フレームとをケーブルで接続する。カメラのスイッチを入れると、画像情報が眼鏡のフレームから電子機器を介してチップに届く仕組み。チップは視細胞のような役割を果たし、視神経を通して脳に視覚情報を伝え、脳内で映像が再現される。

 画像は白黒で、物体は黒い背景に白い点の集合体として認知される。不二門教授は「現在はぼやっと見える程度。改良しても、視力0.1程度、視野は15度までが理論的な限界」とする。それでも、14?15年に実施した失明患者3人を対象とした臨床研究では、2人が白線に沿って真っすぐ歩いたり、テーブルにある箸と茶わんを見分けたりする能力が向上した。人工網膜のスイッチを切った場合でもある程度視力が回復したという患者もいた。電気刺激を受け、残っていた視細胞などが活性化した可能性があるという。

 治験は失明した変性症患者6人を対象に18年から実施する方針。不二門教授は「有効性を詳しく確認し、患者の日常生活に役立つ機器にしたい」と話す。【畠山哲郎】

 ◇「真っすぐ歩けた」

 「失明者は少しでも光が見えるとうれしい。この治療法が世の中に広まってほしい」。不二門教授らの臨床研究に協力し、効果を実感した神戸市西区のしんきゅう師、榊原道真(みちまさ)さん(63)は一日も早い実用化を願う。

 網膜色素変性症を発症したのは20代後半だった。次第に視力が落ち、道で人とぶつかるように。光をほぼ失い、1997年に視覚障害1級と認定された。

 2014年6月、主治医だった不二門教授の話を聞いて人工網膜の装着手術を受けた。眼鏡をかけると、闇夜に物体が浮かんでいるように見えた。不思議な感覚だったが、床の白線に沿って真っすぐ歩く能力が向上。また、仕事中は眼鏡を外していたが、不思議なことに、おきゅうに使うライターの火が見えるようになった。

 臨床研究は15年に終わり、電子機器や電極チップは取り外したが、今も視力回復の効果が続いているという。「使い続ければ、裸眼の視力が上がる効果があるのかもしれない。機会があれば、また使いたい」と話した。【畠山哲郎】

4830とはずがたり:2017/02/15(水) 20:20:46
臨床研究7件で不正=聖マリ医大、医師ら処分へ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170214X620.html
02月14日 19:14時事通信

 聖マリアンナ医科大(川崎市)は14日、同大病院の神経精神科で行った22件の臨床研究のうち7件で不正があったとする調査報告書を公表した。うち1件はすでに研究を中止しており、残る6件についても中止を勧告する。同大は関わった医師らを処分する方針。

 関わったのは同大の准教授2人と講師1人。7件はいずれも複数の薬の効果などを比較する研究で、本来は患者に薬を無作為に割り振る必要があるのに、医師が自分で決めるなどしていた。

 このうちすでに中止された1件では、医師がデータの開示を求めた患者にカルテの内容を改ざんして渡したり、データの原本を「破棄した」とうそを伝えたりしていた。

4831とはずがたり:2017/02/19(日) 21:05:16

納豆で脳卒中死亡リスク3割低下 岐阜大が3万人調査
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/ASK2H460TK2HUBQU00Z.html
02月18日 23:04朝日新聞

 納豆をふだんよく食べる人はそうでない人に比べ、脳卒中で亡くなるリスクが約3割低いとする調査結果を岐阜大のチームがまとめ、米国の臨床栄養学の雑誌で報告した。納豆に含まれ、血管が詰まるのを防ぐ作用がある酵素などがかかわっている可能性がある。

 岐阜県高山市に住む男女約2万9千人について、1992年に健康状態や食習慣などを尋ね、16年後の生死や死因を確認。納豆をふだん食べる量に応じて四つのグループに分け、死亡リスクとの関係を調べた。

 調査期間中に、677人が脳卒中で亡くなっていた。年齢のほか、喫煙状況や運動習慣などが影響しないように考慮して計算すると、納豆を最も多く食べていたグループ(1日あたり7グラムほど)の脳卒中による死亡リスクは、納豆をほとんど食べないグループより32%低かった。心筋梗塞(こうそく)などで亡くなるリスクも下がる傾向がみられた。

4832とはずがたり:2017/02/19(日) 21:12:44
太融寺は梅田駅近くにある河原左大臣こと源融(みなもとのとおる)由来の由緒ある寺みたいだけど今では周囲は風俗街になっちゃってる。

急増する「いきなりHIV」
2016年10月16日 谷口恭 / 太融寺町谷口医院院長
http://mainichi.jp/premier/health/articles/20161014/med/00m/010/007000c

エイズという病を知っていますか?【4】
 「いきなりエイズ」という言葉をご存じでしょうか。私は次第に市民権を得つつある言葉だと感じていますが、「初めて聞いた」という方もいるかもしれません。もう一つ、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染とエイズの意味の違いはどうでしょう。この違いを患者さんに尋ねられることも、最近減ってきています。このあたりの理解は、一般によく広がってきているのだろうと思います。
 一方、「いきなりHIV」などという言葉はこれまで世の中には存在していません。私が勝手に言い始めた言葉です。
感染の自覚のないまま発症する「いきなりエイズ」
 順序だてて、まず「いきなりエイズ」について説明しましょう。そのためには「エイズ」の定義をおさらいする必要があります。エイズとは「HIVに感染しており、なおかつ特定23疾患のいずれかを発症している状態」となります。「特定23疾患」というのは、結核やトキソプラズマ脳症、イソスポラ症など、免疫能が低下したときに発症する疾患です。この中には単純ヘルペスウイルス感染症という、日常的によくある感染症も含まれていますが、この場合は、「1カ月以上持続する粘膜、皮膚の潰瘍(かいよう)」という注釈がついています。ですからHIVに感染しただけではエイズではありませんし、「HIV感染+1週間で治った口唇ヘルペス」もエイズとは呼びません。
 そして「いきなりエイズ」とは、エイズを発症して初めてHIVに感染していることが発覚したケース、ということです。

想定外の感染に驚く「いきなりHIV」が急増
 一方、私が提唱している「いきなりHIV」は、「エイズを発症していないものの、何らかの症状が出現し、そこからHIV感染の診断がついた、そして、本人はHIV感染などとは夢にも思っていなかった」というケースです。「いきなりエイズ」とは、エイズにはなっていない=特定23疾患は発症していない、という違いがあります。この「いきなりHIV」と呼べる症例が2009年以降増加している、というのが今回お伝えしたいことです。

 私が院長をつとめる太融寺町谷口医院(以下「谷口医院」)は07年1月にオープンしました。07年、08年は、HIV感染が発覚した症例の大半(およそ8割)は患者さん自身がHIVに感染した可能性がある、と考えていた症例でした。「症状は何もないけれども危険な行為があったから……」というのが検査を受ける大半の人の理由でした。こういった場合、検査は保健所などの無料検査もありますから、あえて医療機関で受けなくてもよかったのです。
 ところが、09年あたりからこの傾向が大きく変わりました。まず、「症状はないけれども危険な行為があったから」という理由で検査を希望する人が大きく減少しました。代わりに保健所での検査が増えれば問題ないのですが、残念ながら同年以降は保健所で検査を受ける人も減少しています。これは、HIVに対する関心が全国的に低下したことを示しています。
 09年は新型インフルエンザが流行したから、そのせいで一時的にHIVへの関心が低下したんだろう、という声もありましたが、残念ながら翌10年は検査を受ける人がさらに減少し、この傾向は今も続いています。
 一方、「いきなりHIV」の患者さんは、07年、08年には谷口医院でHIV感染が分かった人の2割程度だったのが、09年には約半数に、10年にはさらに割合が増え、この傾向は現在も継続しています。最も多い年では「いきなりHIV」率が7割にもなっています。HIV感染が発覚する人の大半が、「まさかHIVなんて考えてもみなかった」という人だったのです。

4833とはずがたり:2017/02/19(日) 21:13:21

「いきなりHIV」が見つかるケース
 「いきなりHIV」は患者さん自身が感染を心配していないのですから、自己申告でHIV検査をすることはありません。医師が「感染を疑う」ことが発見の第一歩です。では、どのような患者さんを診たときに我々はHIV感染、「いきなりHIV」を疑うのでしょうか。私は三つに分類しています。

 一つ目は「急性HIV感染症」を疑った場合です。発熱、倦怠(けんたい)感、リンパ節腫脹(しゅちょう=リンパ節の腫れ)、皮疹(ひしん)などの症状から、HIV感染が発覚するというケースです。ただし、こういった症状を診て、すぐにHIV感染を疑うわけではありません。「この症状があれば必ず急性HIV感染を疑うべきだ」という指標は一つもありません。最初はもっと頻度の高い感染症、例えばインフルエンザや麻疹、海外渡航歴のある人ならデング熱やマラリアを疑います。リンパ節腫脹が顕著なら、伝染性単核球症(以前紹介した「キス病」のことです)やサイトメガロウイルス感染なども鑑別に入れます。もちろん溶連菌による咽頭(いんとう)感染や、下痢を伴っている場合であれば病原性大腸菌やサルモネラによる消化器感染症も考えます。そして、こういったよくある感染症(common infectious disease)を否定したときにHIV感染も鑑別に入れることになります(注1)。

 もしも患者さんの方から、「実は薬物の針の使いまわしがあって……」とか、「危険な性交渉があって……」などという申告があれば、初めからHIV感染も疑うことになりますが、通常検査時にこのようなことを話し出す患者さんは、自分でもHIV感染を疑っていますから、こういうケースは「いきなりHIV」には含めません。

難治性感染症、長期の発熱、リンパの腫れなどから分かることも
 「いきなりHIV」が発覚する二つ目のケースは、難治性の(性)感染症があるときです。どのようなものがあてはまるかというと、梅毒、尖圭(せんけい)コンジローマ、B型肝炎などです。これらの治療がうまくいかないときには、HIV感染を合併していることがときどきあります。また、以前紹介したように「2回目以降の帯状疱疹(たいじょうほうしん)」や帯状疱疹の重症型である「汎発性(はんぱつせい)帯状疱疹」があればHIV感染を一度は疑います(注2)。これらの病気は免疫能が低下していることによって起こり得るからです。
 三つ目は、発熱やリンパ節腫脹、皮疹、下痢といった非特異的な症状が重なって長期で出現している場合です。例えば、単なる脂漏性皮膚炎でHIV感染を疑うことは通常はありませんが「脂漏性皮膚炎+長引く微熱」や「繰り返す倦怠感+下痢」などでは場合によっては検討することもあります。リンパ節腫脹も、疲れたときに出現することは珍しくありませんが、倦怠感や微熱もあるような場合はHIV感染の可能性を考えることもあります(注3)。
 「いきなりHIV」は、患者さんにとっては「青天のへきれき」です。まず大変驚かれますし、事実を伝えることがとても大変な場合もあります。検査の同意を得るときも、HIV陽性であることを伝えるときも大変なのですが、ここが医師の“腕の見せどころ”なのかもしれません。
   ×   ×   ×
注1:急性HIV感染症はHIVに感染するとすべての人に起こるわけではありません。報告によって異なるのですが、だいたい半数程度はなんらかの急性症状が出現するとされています。当院でHIV感染が発覚した患者さんについても、だいたい半数くらいに何らかの症状(軽症から重症まであります)が出ています。そして残りの半数の患者さんは、まったく症状がなかったと言います。
注2:2回目以降の帯状疱疹や汎発性帯状疱疹があればHIVだけが強く疑われる、という意味ではありません。特に女性の場合は、このようなケースではHIVよりも膠原(こうげん)病の可能性をまず鑑別に加えます。また、特に基礎疾患がないのだけれど帯状疱疹を2回(あるいはそれ以上)発症したことがある、という人もなかにはいます。
注3:患者さんがどのような症状を呈していても、医師が患者さんの同意を得ることなくHIVの検査をおこなうことはありません。実際、HIV感染を強く疑っても患者さんが検査に同意されなければ、「いずれどこかで検査を受けておいてくださいね」とは言いますが、それ以上のことはおこないません。なお、これは他の感染症についても同様です。ただし、例えば救急外来などに意識消失で運ばれてきて、(例えばエイズ特定23疾患に含まれる進行性多巣性白質脳症やHIV脳症が疑われ)HIV感染の可能性があると考えられれば、同意なしで検査をされることもないわけではありません。

4834とはずがたり:2017/02/19(日) 21:13:31
>>4832-4834
谷口恭
太融寺町谷口医院院長
たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト

4835とはずがたり:2017/02/21(火) 22:51:02
看護師試験、突然難しくなった 「くたばれ厚労省」受験生不満爆発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170220-00000008-jct-soci
J-CASTニュース 2/20(月) 20:16配信

看護師不足と報じられているが…
 2017年の看護師の国家試験について、例年と出題傾向が違い、難易度がかなり高かったと、ツイッターなどで受験生らの悲鳴が上がっている。厚労省では、難易度を上げたことは否定している。

  「めっちゃ難しかった」
  「尋常じゃない手汗で答案がべちゃべちゃ」
  「あんなの勉強してても取れないよ」

■「日本は看護師減らしたいんか」

 第106回の看護師国家試験は2月19日に東京や大阪など11都道府県で行われたが、直後からこんな嘆きや不満の書き込みがネット上で相次いだ。

 書き込みによると、今回の出題では、過去問をたくさん解いていてもダメで、マイナーな疾患や食品衛生法などの法律の知識が求められた。また、長文問題が増え、時間が無くなったといった感想が漏れていた。計算問題は比較的易しかったともいうが、全体的な難易度アップに試験会場は溜め息に包まれたとの報告さえあった。

 看護師不足と報じられていることから、「日本は看護師減らしたいんか」「くたばれ厚労省w」といった疑問や批判も出ている。ただ、前々回から難しくなった、20年に一度の難しさだなどと情報が錯綜しており、「問題が難しくなってもボーダーが下がるだけ」と冷静にみる向きもある。

 今回の出題について、受験生に看護師国家試験対策を指導している東京アカデミー東京校の執行部長は20日、J-CASTニュースの取材に対し、「受験生の立場に立てば、難しくなったと言えると思います」と話す。

 試験前の1月には、厚労省が受験の心得として長い状況文を出すと告知しているといい、その通りに実際の問題文が全体的に長くなっていたという。

  「最近の受験生は、国語力がありませんので、長文を勝手に解釈してしまう傾向があります。教科書をしっかり読んで知識を広げておかないと、対応できなかったでしょう。今では、過去問の解答を丸暗記しても意味がないと思った方がいいですね」

厚労省「特段、難易度を上げる行為をしていない」
 厚労省の医道審議会保健師助産師看護師分科会では、看護師国家試験について、2018年の第 107 回から出題基準を改定すべきだという報告書を16年2月22日にまとめている。そこでは、「基礎的知識を状況に適用して判断を行う能力を問う」ことなどに留意し、「複数科目の知識を統合する能力を問うような出題や、多重課題や集団へのアプローチに必要な広い知識を統合する能力を問うような出題」を求めている。

 18年の改定に向けて、厚労省が試行的にこうした出題を一部で出してきた可能性があるらしい。

  「報告書では、受験生の3割しか正解できないような5肢2択の出題について書かれていましたが、今年は、昨年の24問から31問に増えています。また、一昨年から非選択式の出題があるほか、昨年から実習をきちっとやっていないと解けない問題も入るようになっています」

 しかし、看護師不足から、厚労省は、例年通り合格率を9割に維持するのではないかと言う。

  「今年は、合格基準点が昨年の151点から下がるのではないでしょうか。試験ができなかったと言っても、全体の難易度が上がっていますので、あまり心配しなくてもいいはずです。ただ、将来的には、新設の看護学校も増えていますので、質の維持を考えて、厚労省も合格率を下げてくる可能性は十分あると思いますよ」

 厚労省の試験免許室では、看護師国家試験について、出題基準の改定を検討しており、17年3月までに公表予定だとしたが、今回の出題については、「特段、難易度を上げる行為をしたことはありません」と取材に答えた。

4836とはずがたり:2017/02/24(金) 16:33:46
京都府立医科大、学長に辞任勧告へ…虚偽報告
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20170224-567-OYT1T50119.html
12:03読売新聞

 京都府立医科大付属病院(京都市上京区)などが暴力団組長の病状を検察庁に虚偽報告したとされる事件で、同大学の教授らで構成する評議会が、近く吉川敏一学長(69)に辞任勧告することを決めた。

 吉川学長は学外で組長と複数回会ったことを認めていた。来週中の回答を求め、受け入れられない場合、解任手続きに入る。

 府立医大病院は2015年8月、前月に恐喝罪などで実刑判決が確定した暴力団組長・高山 義友希 よしゆき受刑者(60)について「腎臓の病気で刑務所への収容に耐えられない」とする報告書を提出。高山受刑者の収容を逃れさせるための虚偽だとして、京都府警が今月14日、同病院や吉川学長の自宅などを捜索していた。

 吉川学長は捜索後、大学幹部らもほとんど連絡が取れない状態で、記者会見なども開いていなかったが、22日に代理人弁護士を通じてコメントを発表。高山受刑者と飲食店で2回程度会ったことを認めたが、報告書が虚偽であることや、自身の関与は否定していた。

 大学関係者によると、教職員の人事を審議する定例の「教育研究評議会」が23日、事件後初めて開かれ、今回の問題を協議。吉川学長が暴力団組長と学外で複数回面会していたことや学長業務を果たしていないことを問題視する意見が挙がり、出席者の全会一致で辞任勧告が決まったという。

4837とはずがたり:2017/02/24(金) 22:14:55
「辞任するつもりない」 京都府立医科大学長がコメント
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/56/5d472a57389cf6a9aec3f8b8df8b72b7.html
(朝日新聞) 20:53

 暴力団組長の高山義友希受刑者との交際疑惑を受けて、京都府立医科大の教育研究評議会から辞任を勧告された吉川敏一学長は24日、コメントを発表した。「高山受刑者との特別な関係はなく、問題とされている診断書などの作成に一切指示や関与はしていない」などとし、「現時点で自ら辞任するつもりはない」と主張。評議会の勧告に対しては「学長選考会議で私が見解をすべて述べたうえで、判断してほしい」と訴えた。

4838とはずがたり:2017/02/27(月) 20:22:29
府立医大学長、解任手続きへ=辞任を拒否、虚偽診断書事件―京都
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170227X279.html
18:06時事通信

 京都府立医科大付属病院(京都市)が、暴力団組長の虚偽診断書を作成したとされる事件で、組長との関係を指摘され、同大の教育研究評議会から辞任勧告を受けた吉川敏一学長(69)は27日、辞任を拒否することを大学側に伝えた。評議会は解任請求の手続きを進める。

 吉川学長は評議会に対し「私自身から詳しく事情を聴かず、辞職勧告という重大な決定をしたことは極めて遺憾。自ら辞任するつもりはない」などと回答した。

 評議会はこれまでに「学長と暴力団組長とのつながりが報じられ、道義的責任は重い」などと指摘。辞任を拒否した場合は、学長選考会議に解任請求するとしていた。評議会は27日正午までに辞任する意思があるか回答を求めていた。

4839とはずがたり:2017/02/27(月) 22:31:56
インドネシア、医薬品透明化と値下げに注力 医師と薬品会社が癒着 不公正な慣習撤廃へ
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/mcb170227001.html
05:07フジサンケイビジネスアイ

 インドネシアは、国民が利用しやすい医療・健康サービスの実現のため、医薬品市場の透明化と価格引き下げに注力する。同国の保健省は、公正取引委員会(KPPU)と協力し、不公正な慣習の撤廃などを強化する方針を明らかにした。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。

 同省は、2015年に患者が医薬品を選択する権利を保障する省令を定めたが、医療従事者や医薬品業界などに対する権限が弱かったこともあり、機能していない。市場に影響力を持つKPPUと協力し、省令を機能させたい考えだ。

 KPPUによると、現在のインドネシア医薬品市場の規模は約56兆ルピア(約4760億円)で、70%を上位数社が占める状態にある。寡占市場での不透明な競争が医師と医薬品会社の癒着を招いており、現在も医師が医薬品会社からリベートを受け取って高価な薬を処方する慣習が続いているという。

 この慣習が患者への選択肢提示の妨げになっているとの指摘もある。KPPU幹部は、医師が受け取るリベートが薬価の30%に達しているとの調査結果もあるとし「今後は業界団体とも連携し、積極的に監視していく」と述べた。

 また、同国の処方薬は、先発医薬品が30%、後発(ジェネリック)医薬品が10%のほか、ジェネリック医薬品メーカーが特許満了となった先発医薬品を買い取って販売するブランドジェネリック医薬品が60%となっている。保健省幹部は、この構成比も問題だと指摘する。ブランドジェネリック医薬品の割合が多すぎるうえ、価格がジェネリック医薬品を大幅に上回っていることが薬価の下がらない一因になっているとの考えだ。

 14年に政府が作成した報告書によると、同国では風邪の患者に対して26万5000ルピアのブランドジェネリック医薬品を処方する医師が多かった。

 しかし、同幹部は、この薬の代用となるジェネリック医薬品が最安1万9350ルピアであると指摘。患者の選択権を守るために市場の監視を強化する必要があると強調した。

 このほか、国産の医薬品が原料の9割を輸入に頼っていることなども薬価引き下げの支障となっているもようだ。同幹部は、長期的な視点で市場の構造改革に取り組む必要があるとの認識を示した。

 所得増や健康意識の変化などで医療・健康サービスの需要拡大が予想されるなか、山積する医薬品市場の課題をどうクリアしていくか。政府の手腕も問われていきそうだ。(シンガポール支局)

4840とはずがたり:2017/02/27(月) 22:32:23

死迫る患者に好きなたばこを…全面禁煙除外要望
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20170227-567-OYT1T50063.html
17:36読売新聞

 死が迫る患者に好きなたばこを楽しむ時間を――。

 政府が今国会に提出を予定している健康増進法改正案で、医療機関の敷地内が全面禁煙となる方針であるのに対して、がん患者が最期の時を過ごす緩和ケア病棟での喫煙を例外的に容認するよう、緩和ケア医らが求めている。同法改正案は、非喫煙者がたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐのが目的。厚生労働省は「患者が集まる医療機関は配慮が特に必要」と説明する。

 これに対して、緩和ケア病棟を持つ病院などで作る日本ホスピス緩和ケア協会は、敷地内禁煙によって喫煙者が同病棟への入院を断られたり、退院を迫られたりする事態を懸念。全面禁煙の対象から除外するよう求めている。

 同協会の約200施設が答えた調査では16%の施設が病棟に喫煙所を設けていた。他に、玄関横やベランダでの喫煙を認める施設もある。志真泰夫・同協会理事長は、「残り時間の少ない人を追い詰めるのはいかがなものか」と訴える。

4841とはずがたり:2017/03/01(水) 20:35:34

学会が問題視する見解…「ガッテン!」の薬巡り
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20170227-567-OYT1T50091.html
02月27日 18:47読売新聞

 NHKの生活情報番組「ガッテン!」について、日本睡眠学会は27日、「糖尿病に対して処方が認められていない薬を推奨するかのような内容がある」などと問題視する見解を発表した。

 学会は、番組が根拠に乏しい効能や効果をアピールしていると批判。番組中に登場した患者が不眠症の診断基準に該当するとは考えにくく、「(患者が受ける)恩恵が薬のリスクを十分に上回っているとは到底認められない」と指摘した。

4842とはずがたり:2017/03/02(木) 13:01:41
絶対に詐病やで┐('〜`;)┌
>学長は現在、入院しているという。

京都府立医大学長、3期目辞退 収監逃れ疑惑「体調悪化」
http://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/nation/kyoto_np-20170302000069.html
12:12京都新聞

 京都府立医科大付属病院(京都市上京区)などが暴力団組長の収監見送りを巡り、検察庁に虚偽の病状を提出したとされる事件で、吉川敏一学長(69)は2日、内定していた4月からの3期目を辞退すると、代理人を通じて表明した。「体調の悪化は著しく、重責を引き続き果たしていけるのか、不安を抱くようになった」としている。

 吉川学長は、2011年4月に就任。14年4月から2期目を務めており17年3月末までが任期だが、1月に3期目が内定していた。

 一方、人事など学内の重要事項を決める教育研究評議会は2月24日に「暴力団との関係が大きく報道され、道義的責任は重い」として辞任を勧告していた。学長は同28日の記者会見などで、「診断書の作成に指示はしていない。組長との関係も特別に親密でない」などとして辞任の考えはないことを主張していた。

 吉川学長は2日午前に発表したコメントで、「一連の疑惑については潔白」と辞任ではないことをあらためて強調。一方で「次期の学長選考に支障を来さないため、早期に学長就任を辞退するべきと考えた」と説明した。3月末までは学長を続けるという。

 代理人の弁護士によると、府公立大学法人の理事長に対し内定の辞退願いを同日午前に提出。学長は現在、入院しているという。

4843とはずがたり:2017/03/02(木) 13:05:25
京都の序列として坊(ぼん)さん>やくざ>一般人>学生さん>観光客ってヒエラルキーがあって大学の先生は多分やくざと一般人の間ぐらいに入るんだと思うけど目上のやくざさんを軽くは扱えないのである。
死んだ事にして葬式あげてくれって頼みだったなら坊さんがやくざに説教して終わりだったんだけどねw

【京都府立医大疑惑】吉川学長、3期目の再任辞退 続投から一転、事実上の辞任
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1703020040.html
12:19産経新聞

 病気を理由に収監されなかった暴力団幹部について京都府立医大病院(京都市)が検察に虚偽の回答書を提出したとされる事件で、吉川敏一学長(69)は4月から予定されていた学長の3期目の再任を辞退することを決めた。代理人弁護士が2日、京都市内で記者会見し、明らかにした。事実上の辞任で、吉川学長は2月28日の記者会見で辞任しない意向を示したばかりだった。

 代理人弁護士が2日配布した吉川学長のコメントでは、再任を辞退する理由として「現段階で体調回復の見通しが立たず、将来に不安がある以上、辞退すべきと考えた」としている。また、一連の疑惑については、改めて「潔白」と強調している。

 医大病院は平成27年8月、指定暴力団山口組系淡(おう)海(み)一家総長、高山義友希(よしゆき)受刑者(60)について「拘禁に耐えられない」とする回答書を検察側に提出したが、内容が虚偽だった疑いが持たれている。

 医大の評議会は、2月24日に辞任を勧告。吉川学長が辞任を拒否したため、近く学長選考会議に解任を請求する見通しだった。同医大の学長任期は昨年末、2期6年から3期9年に延長され、吉川学長は今年4月から3期目の任期が始まることになっていた。

4844とはずがたり:2017/03/15(水) 17:31:25

112億8000万円と試算 松本市立病院の移転新築事業
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170315/CK2017031502000028.html

 松本市立病院(同市波田)の移転新築事業で、市は十四日、関連事業費の総額が百十二億八千万円に上るとの試算を明らかにした。このうち、十四億一千万円を市と同病院が負担し、残りの九十八億七千万円は借金にあたる企業債を発行して賄う方針。企業債は二〇五一年までに返済する計画だが、市には大きな財政負担となる見通しだ。市議会市立病院建設特別委員会で説明した。

 市は、同病院の移転候補地として波田地区内にある「宮地エンジニアリング」(東京)の松本工場跡地(約五万六千平方メートル)を選定し、移転新築に向けて具体的な検討を進めている。

 市によると、事業費は用地購入に九億円、設計と工事費用に六十四億七千万円、医療機器の購入などに二十五億円のほか、解体工事などに十四億一千万円円かかると算定。

 事業費捻出のため、企業債発行による借り入れを実施する方針で、企業債を一八〜二二年度に計九十八億七千万円を発行。返済は一九年度から始め、五一年度までに終える計画だ。

 新病院に関しては、延べ床面積は現行より16%広い一万七千六百三十平方メートルとし、ベッド数は同じ二百十五床とする。

 委員からは「用地取得の交渉では、できるだけ安く購入できるように交渉するべきだ」「用地の埋設物の有無についてもしっかり調べる必要がある」などの指摘が出された。

 同病院は、一九八五年に開院した市西部地域で唯一の総合病院。内科や外科、産婦人科など二十七科があるが、老朽化が進み、施設が手狭になっていることなどから移転新築することにした。

 昨年十月に医療関係者らでつくる病院建設検討委員会を設置し、検討委は今年五月までに新病院のあり方についての提言をまとめ、市は新年度中に基本計画を決定する。一八年度以降に用地を取得し、新病院は二一年度内の完成を目指している。

 (佐藤裕介)

4845とはずがたり:2017/03/16(木) 15:36:56
ノバ社の薬はむかつくしもう飲まんぞヽ(`Д´)ノ

<旧薬事法違反>ノバルティスと元社員に無罪判決 東京地裁
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170316k0000e040303000c.html
14:46毎日新聞

 ◇降圧剤「バルサルタン」巡る臨床研究データ改ざん事件

 製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤「バルサルタン」を巡る臨床研究データ改ざん事件の判決で、医薬品医療機器法(旧薬事法)違反(虚偽記述・広告)に問われた元社員、白橋伸雄被告(66)に対し、東京地裁(辻川靖夫裁判長)は16日、無罪(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。法人としての同社も無罪(同・罰金400万円)とした。

 白橋被告は大阪市立大非常勤講師の肩書で京都府立医大の臨床研究に参加し、データ解析を担当。バルサルタンに有利な結果を導くため、別の降圧剤を服用した患者グループの脳卒中発症例を水増しするなどし、2011?12年に虚偽に基づく論文を医師に発表させたとして逮捕、起訴された。約40回にわたる公判で白橋被告はデータ改ざんを否定して無罪を主張していた。

 バルサルタンは、同社が2000年に「ディオバン」の商品名で発売した。京都府立医大のほか東京慈恵会医大、滋賀医大、千葉大、名古屋大が研究成果をそれぞれまとめた論文は販売戦略に活用され、累計1兆円超を売り上げた。同社が5大学に計約11億円の奨学寄付金を提供したことも判明している。

 名大を除く4大学の調査委員会はデータの不正操作の可能性を指摘。白橋被告は全ての研究に関わっていたが、多くは公訴時効が成立していた。【近松仁太郎】

4846とはずがたり:2017/03/22(水) 19:30:44
「がん検診」受けるべきはこんな人【全文公開】
http://bunshun.jp/articles/-/372?page=1
source : 週刊文春 2016年4月7日号
●胃がん ピロリ菌感染者
●大腸がん 家族が患った人
●乳がん 初潮が早かった人ほか

本誌も3月3日号で報じた、権威ある医学誌に発表された「がん検診は意味がない」という論文は大反響を呼んだ。ただ、その一方で“がんになるリスクが高い人”が存在することも事実だ。そのような“高リスク”の判別法と、その後の対処法をがん種別に解説する。
    ◇    ◇
「がん検診を受ければ、長生きできる」

 一般の人だけでなく医師にも、そう思い込んでいる人が多い。しかし、そのような考えは、時代遅れになりつつある。

 今年一月六日に、権威ある医学誌の一つ「BMJ(英国医師会雑誌)」に、「がん検診を受けても、総死亡率(あらゆる原因を含めたすべての死亡率)が下がる証拠はない」とする論文が掲載された。

 たとえば乳がん検診を受ければ、乳がん死亡は防げるかもしれない。だが、「命に関わらないがん」を多く見つけて、過剰な検査や治療を受ける人も増える。そのため、がん検診の効果が打ち消されてしまうというのが論文の要旨だ。

 その詳細は本誌三月三日号の記事「『がん検診は意味がない』の衝撃 米国で論文発表」で報じたが、がん検診のメリットは我々が思うほど大きくなく、治療が不必要な病気を多く見つける「過剰診断」の害を受ける可能性すらある。だとしたら、論文の著者らも書くように、「検診を受けないことは、多くの人にとって合理的で賢明な選択」だと言えるだろう。

 とはいえ、「検診を受けないのは不安」という人もいるはずだ。そこで近年、医学界では新たな方法が模索されている。それが「がんリスク検診」だ。すなわち、がんリスクの高い人に絞って検診すれば、より効果が高くなり、過剰診断も減らせるとする考え方だ。

 どんな人が、リスクが高いのか。その場合、どう対処すればいいのか、がん種別に専門家に取材した。

■胃がんと食道がん

 よく知られているように、胃がんの発生の多くに、バクテリアである「ヘリコバクター・ピロリ(いわゆるピロリ菌)」が関係している。

 ピロリ菌の感染は井戸水などを介して広がったと考えられている。そのため、感染率は高齢になるほど高く、七十歳以上だと八〇%以上にもなる。ピロリ菌の感染によって、胃粘膜の萎縮が進むと、さらに胃がんのリスクが高くなる。

 そこで、胃がんを見つける前にまず、ピロリ菌感染と胃粘膜の萎縮の有無によって、胃がんのリスクを評価する検診が研究されてきた。それが「胃がんリスク検診(ABC検診)」だ。

 ピロリ菌感染がなく、胃粘膜の萎縮もない人はA、感染のみの人はB、感染と萎縮のある人はC、ピロリ菌が住めないほど萎縮が進んだ人はDと評価される。これまでの研究から、胃がん発生リスクはAに比べBで約五倍、Cで約十倍、Dで約十五倍高いことがわかっている。

 ABC検診を推進する医師が高リスクの人に勧めているのが、いわゆる胃カメラによる「内視鏡検査」だ。国は長らく胃がん検診として、「バリウム検査」だけを推奨してきた。だが、二〇一五年から、バリウム検査に加え内視鏡検査も推奨するようになった。

「バリウム検査も、胃がんを見つける技術が高められてきました。しかし、これが始まったのは、胃の内部を直接見る技術がなかった六十年以上前の話で、胃粘膜を直接観察できる内視鏡検査のほうが優れているのは当然です。X線被曝もあるバリウム検査にこだわる理由はありません。

飲むと顔が赤くなる人は要注意

 ただ、内視鏡医の数がまだ少なく偏在しているので、対象者全員に一律に実施することは困難です。ですから、集団検診で行う場合はリスクが高い人を優先して検査するのは当然だと思います。その意味でも、胃がんリスクを評価できるABC検診は意味があると考えています」(笹島医師)

 内視鏡検査を受ければ、食道がんの有無も同時にチェックできる。

 食道がんは飲酒、喫煙と関連が強く、飲むと顔が赤くなる人はとくに要注意だ。該当する人は食道がんのことも念頭に置いて、内視鏡検査を受けるといいだろう。

4847とはずがたり:2017/03/22(水) 19:31:17
■大腸がん

 日本人のがんで増えているのが大腸がんだ。国立がん研究センターが公表した二〇一五年のがん罹患者数の予測値でも、大腸がんは肺がん、胃がんを抜いてトップだった。

 それだけに、誰もが注意する必要はあるが、その中でもとくに大腸がんリスクの高い人がいる。「大腸ポリープ診療ガイドライン2014」(日本消化器病学会編)の作成委員会委員長を務めた広島大学病院内視鏡診療科教授の田中信治医師が解説する。

「大腸がんを患った家族、親せきの多い人や、内視鏡検査でポリープがたくさん見つかった人は、遺伝的になりやすい可能性があります。また、潰瘍性大腸炎やクローン病など大腸が炎症を起こす病気の人も、罹患年数が長いほどリスクが高まります」

 現在、国は大腸がん検診として、採取した便の中に血が混じっているかどうかを調べる「便潜血検査」を推奨している。欧米で実施された臨床試験を統合して解析した研究で、便潜血検査には大腸がん死亡率を一六%減らす効果が認められた。ただし、冒頭のBMJの論文では、大腸がんでの死亡を防ぐ効果はあるが、総死亡率を減らす効果はあってもかなり小さいと指摘されている。

 だが、田中医師は、「それでも便潜血検査は受けてほしい」と話す。

「この検査を千人が受ければ百人が『要精密検査』となり、その中で数人に大腸がんが見つかります。つまり、これによって大腸がんリスクが高い人を絞り込むことができるのです。それに、この検査で陰性なら、無駄な内視鏡検査をしないで済みます。つまり便潜血検査は、リスク評価をしているとも言えるのです」

■乳がん

 生涯、十二人に一人が罹患するとされる乳がんだが、この病気も高リスクの人がいるとわかっている。

 まず、遺伝的にリスクの高い人がいる。その可能性があるのが、若いうちに乳がんや卵巣がんになった家族、親せきのいる人だ。また、すでに乳がんになった人では、両乳房にできた人、片方に二回以上できた人、男性なのになった人が、遺伝性の可能性がある。日本人の乳がんの約一〇%が遺伝性と推測されている。

 遺伝的なもの以外では、初潮が早かった人、閉経が遅い人、出産経験のない人や初産年齢の高い人、授乳経験の少ない人、肥満の人、ホルモン補充療法を五年以上受けた人も、疫学調査で乳がんのリスクが高いことがわかっている。

過剰診断が多いとされる乳がん

 現在、乳がんは乳房専用のX線装置「マンモグラフィ」による検診が推奨されている。かつては、乳がん死亡率を減らす切り札のように言われてきたが、ここ数年、欧米の臨床試験で総死亡率どころか、乳がん死亡率すら減らないとする報告が相次ぎ、効果に疑問符が付き始めている。

 とくに乳がんは過剰診断が多いとされている。なぜなら検診を実施すると「非浸潤性乳管がん(DCIS)」と呼ばれる早期がんが多数発見されるのだが、その中に相当数の「命に関わらないがん」が含まれる可能性があるからだ。

 昭和大学病院乳腺外科教授の中村清吾医師によると、過剰診断を避けるために、非浸潤性乳管がんをすぐに治療せず、経過観察する臨床試験が国内外で行われているという。

 また、欧米では非浸潤性乳管がんを「がん」と呼ばず、「上皮内新生物」と呼んで区別すべきだとする声もあるそうだ。

 ただし、非浸潤性乳管がんの一部には、放置すると周囲に広がり(浸潤し)、命取りになるものもある。それだけに、浸潤するかどうかを見分ける技術の開発が不可欠だろう。中村医師によると、実は米国では、そうした検査がすでに実用化されているという。

「十三種類の遺伝子を調べることで、将来、浸潤がんになるリスクが高いかどうかを調べる検査があり、米国では自費で検査できるようになっています。

 日本でも組織を米国に送って検査を受ける人がいるが、自己負担で数十万円の費用がかかる。

 乳がんが不安で、やはり検診を受けたい人はどうすればいいだろう。まず知っておくべきことは、マンモグラフィ検診は絶対ではないということだ。とくに二十代、三十代は「受けるべきではない」と中村医師は断言する。

「よく『雪の中の白うさぎを見つけるようなもの』とたとえられるのですが、マンモグラフィを撮ると、若い人ほど乳腺が発達しているため白色が濃く映り、腫瘍を見つけにくいのです。四十代でも乳腺が発達している人は、見逃される可能性があります。ですから、若い人や乳腺が発達している人は、エコー(超音波)で調べてもらったほうがいいのです」

 それに、若いほど放射線の影響を受けやすく、遺伝的に高リスクの人は、マンモグラフィを頻回に受けると、がんを誘発しやすいとする研究もある。

4848とはずがたり:2017/03/22(水) 19:31:58
>>4846-4848
 なので、若い人は、自分で乳房を触って、気になるしこりがあったときだけ、専門医を受診し、エコーを受けるといいだろう。たまたま見つけた人より、毎月一回意識的に触っていた人のほうが、小さいうちに見つかるという研究データもあるそうだ。まずは自分の乳房の健康に関心を持つことが大切だ。

■子宮頸がん

 この病気はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因だ。HPVには百種類以上のタイプがあり、その中に発がんリスクの高いタイプが十三種類ある。したがって、まずは自分が高リスクのHPVに感染しているかどうかを知ることが重要だろう。

 現在、国は子宮頸がん検診として、子宮の出口(子宮頸部)から組織をこすり取って、細胞の状態を顕微鏡で調べる「細胞診」を推奨しているが、実は高リスクHPVに感染しているかを調べるHPV検査も、すでに実用化されている。

 現在、このHPV検査は、がん検診などで「ASC-US=意義不明な異型扁平上皮細胞」と診断された一部の人だけに保険適用とされているが、産婦人科などに行けば、誰でも自費で四〜五千円で受けることができる。

 この検査を検診に全面採用すべきと主張する医師が少なくない。HPVに詳しい金沢医科大学産婦人科主任教授の笹川寿之医師もその一人だ。

「HPV検査を検診で実施すると偽陽性(がんではないのに、異常ありと診断されること)が増えて、女性に不安を与えるという理由で反対する医師がいます。しかし、感染が事前にわかれば、細胞診も丁寧にしますから、逆に見逃しが少なくなるはずです。実際にそのような論文も一流雑誌から出ています。また、HPV検査で感染していないことがわかれば、五年間は細胞診を受ける必要がないとされています。そうしたことから、米国ではすでに、細胞診との併用で、HPV検査を先にしようという流れになっています」

 二十五歳以上の女性は一度受けて、陽性の場合は産婦人科医に相談するといいだろう。また、子宮頸がんは喫煙によってHPV感染後の発がんリスクが上がるという研究もある。

「命に関わらないがん」も多い

■肺がん

 タバコと言えば、喫煙で肺がんリスクが高まることは言うまでもない。国立がん研究センターの疫学研究によると、喫煙者は非喫煙者に比べ、男性で四・四倍、女性で二・八倍高くなる。

 三月三日号の記事でも書いたとおり、国は胸部X線検診(喫煙者など高危険群は喀痰細胞診併用)を推奨しているが、欧米の研究では有効性が証明できなかった。そこで、より小さな肺がんを見つけることができるCT検診が国内外で試みられてきた。

 米国では、喫煙者を対象にCT検診の効果を調べる臨床試験が実施され、胸部X線検診に比べ、肺がん死亡率が約二〇%減るという結果も出ている。肺がんCT検診認定機構代表理事・(公財)東京都予防医学協会 保健会館クリニック所長の金子昌弘医師はそのメリットを強調する。

「国内でも、CT検診で肺がん死亡率が減ったとする研究があります。それに、CTを撮れば肺がんだけでなく、肺の健康状態がわかり、それをきっかけに禁煙する人が少なくありません。タバコをやめれば、心筋梗塞や肺気腫で苦しむ人が減ります。したがってCT検診にはがん検診だけでなく、総合的な健康診断的価値があると考えています」

 ただし、CT検診には注意点もある。それは、「すりガラス状陰影」という淡い影のように映る病変がたくさん見つかることだ。以前は「早期がん」とみなされ、積極的に手術される傾向があった。ところが、あまり大きくならず、転移もしない「命に関わらないがん」が多いこともわかった。そのため最近では、小さくて影の淡いものは、経過観察する場合も増えている。

 とくに手術の合併症が起こりやすい高齢者は、あわてて治療しないほうがいい。肺のCT検診にもメリットばかりでなく、治療の不必要ながんを多く見つける過剰診断があることを知っておくべきだろう。

 従来のがん検診では、十分な科学的評価を怠ってきた結果、無益などころか害さえある検査法が漫然と採用されてきた。リスク検診についても、関係者は利益ばかりを強調するのではなく、有効性を科学的に検証して、その結果を率直に国民に伝えるべきだろう。

4850とはずがたり:2017/03/24(金) 18:16:15

米大陸で世界初の麻疹根絶、WHOが宣言
http://www.afpbb.com/articles/-/3102358?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3121901
2016年09月28日 06:12 発信地:マイアミ/米国

【9月28日 AFP】世界保健機関(WHO)は27日、南北米大陸が世界初の麻疹(はしか)根絶地域となったと宣言した。数十年にわたる予防接種運動が奏功した形だ。

 感染力が非常に強い麻疹は、世界の子どもの主な死因の一つで、WHOによると2014年には世界中で11万5000人近くの命を奪った。これは1時間に13人が亡くなった計算だ。予防接種が世界各国で実施されるようになる前は、年間の死者は約260万人に達していた。

 WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は米大陸における「麻疹のエンデミック伝染の根絶」を宣言。これは、麻疹ウイルスが同地域内に広まっている状態ではなくなったことを意味するが、ウイルスが外から持ち込まれた場合には限定的に感染が広がることはあり得る。

 米疾病対策センター(CDC)によると、麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、感染者の鼻や喉で生存し、空気中でも数時間生存できる。主な症状には、赤い発疹や頬の内側の白斑、発熱、鼻水、せきがある。重い合併症を引き起こすこともあり、流産の他、肺炎や脳炎を発症して死に至る危険もある。

 ただ専門家らは、根絶に成功したとはいえ、予防接種を怠ってもよいということではないと警告。麻疹ウイルスを排除し続けるためには、予防接種を引き続き徹底していかなければならないとしている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

4851とはずがたり:2017/03/24(金) 18:17:08
>>4715

英医学誌、自閉症と新三種混合ワクチンの関係示した論文を撤回
http://www.afpbb.com/articles/-/2690341?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3121901
2010年02月03日 09:26 発信地:パリ/フランス

【2月3日 AFP】英医学誌ランセット(Lancet)は2日、はしか、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)を予防する新三種混合(MMR)ワクチンの接種と自閉症の間に関係がある可能性を指摘した1998年の論文を完全に撤回すると発表した。

 英医事委員会(General Medical Council、GMC)は前月28日、論文の主執筆者アンドルー・ウェークフィールド(Andrew Wakefield)医師らの研究は倫理に反する方法で行われていたとの裁定を下していた。

 1998年の論文は誤りだと指摘する研究者もいたが、子どもにこのワクチンを接種させない親が相次ぎ、英国をはじめ米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで接種が激減した。ワクチン接種率は現在でも完全には回復しておらず、はしかにかかる子どもが増えているという。(c)AFP/Richard Ingham

4852とはずがたり:2017/03/24(金) 18:17:20
イタリア、麻疹患者が前年同期比3倍に 低いワクチン接種率
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170318-00000025-jij_afp-int
AFP=時事 3/18(土) 16:16配信

イタリア、麻疹患者が前年同期比3倍に 低いワクチン接種率
イエメンの首都サヌアで麻疹の予防接種を受ける子ども(2014年11月10日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イタリアの保健省は17日、今年に入ってから同国の麻疹(はしか)患者数が前年同期比で3倍に増えている主な理由は、ワクチンと自閉症との間に関連性があると信じ込んで子どもにワクチンを接種させない親が増えたことだとの見方を示した。

 イタリアでは今年に入って700人以上の麻疹患者が報告されている。昨年の患者は同期間で220人、1年間で844人だった。

 麻疹患者の半数以上は15〜39歳で、感染は同国の中で経済的に豊かなローマ(Rome)、トリノ(Turin)、ミラノ(Milan)、フィレンツェ(Florence)など一部の都市部に集中している。

 保健省のデータによれば、2015年の2歳児のワクチン接種率はわずか85.3%にとどまり、世界保健機関(WHO)が麻疹の感染拡大を抑制するために推奨しているワクチン接種率の95%をはるかに下回っている。

 麻疹は症状が軽い場合もあるが、合併症を引き起こして死亡することもある。

 イタリアは、麻疹と流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風疹の新3種混合(MMR)ワクチンと自閉症との間に関連性があるとする主張がワクチン接種の安全性をめぐる認識に多大な影響を及ぼした国の一つ。

 こうした背景には、2012年にイタリア・リミニ(Rimini)の地方裁判所が1人の自閉症男児に対して疾病原因はMMRワクチンである可能性が非常に高いと結論付け、男児の家族に損害賠償を認める判決を下したことも関係している。

 1998年、英国の研究者だったアンドルー・ウェークフィールド(Andrew Wakefield)氏はMMRワクチンと自閉症の間に関係がある可能性を指摘する最初の論文を英医学誌ランセット(The Lancet)に発表したが、ランセットは2010年、内容にねつ造などの問題があったとしてこの論文を全面撤回。ウェークフィールド氏は、英国での医療行為を禁じられた。

 その後、多くの大規模な研究が行われたが、ワクチンと自閉症の間に関連性は見いだされていない。【翻訳編集】 AFPBB News

4853とはずがたり:2017/03/31(金) 22:10:29
<群馬大>医学部病院で診療報酬の不正・不当な請求
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170401k0000m040065000c.html
19:28毎日新聞

 群馬大医学部付属病院(前橋市)は31日、厚生労働省の監査で、2010年4月?15年3月に342件、計約8000万円分の診療報酬の不正・不当な請求が見つかったと発表した。厚労省は29日付で病院と医師1人を戒告、医師2人に注意の行政処分を出した。

 病院によると、見つかったのは▽肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術で保険適用外の手術の診療報酬を不正請求▽カルテに記載がない治療で不当請求??など。病院側は「いずれも故意ではなく過失。認識の違いがあった」としている。記者会見した田村遵一院長は、再発防止策として「正しい保険制度への理解と啓蒙(けいもう)に努めたい」と話した。

 同病院では、同一の男性医師の肝臓手術を受けた患者が相次いで死亡。保険適用外の手術が含まれていたことを受け、厚労省が健康保険法に基づき監査していた。【鈴木敦子】

4854とはずがたり:2017/04/04(火) 15:27:40

2017/4/2 18:36
がんの外科治療、先進的に 神戸大新病院が開院
https://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201704/0010059887.shtml

 神戸大学医学部(神戸市中央区)は2日、ポートアイランド(同)の神戸医療産業都市で、がんを中心に先進的な外科治療をする病院「国際がん医療・研究センター」を開院した。診療は17日からで、近隣に集積する病院や研究機関、企業と連携し、医療用ロボットの開発なども進める。

 新病院は同学部二つ目の付属病院。入院ベッド数は120床で、外科、内科、食道・胃腸外科、肝臓・胆のう・膵臓(すいぞう)外科、呼吸器外科などの12診療科を置く。8階建てで、五つの手術室や集中治療室などがある。センター長には同大医学部の味木徹夫教授(53)=国際がん医療・研究推進学=が就任した。

 診療は当面、同大病院から紹介を受けた患者が対象だが、今後、直接の外来診療も検討する。同学部臨床研究推進センター分室も設置。医療産業都市にある企業「メディカロイド」が2019年度の発売を目指す国産初の手術支援ロボットの開発も進める。

 この日は開院式があり、兵庫県や神戸市の関係者や県内の病院長ら約150人が出席。同大の的崎尚(たかし)・医学部長(60)は「先進的な診療とともに、理化学研究所や医療機関と連携し、研究を推進していきたい」とあいさつした。(山路 進)

4855とはずがたり:2017/04/05(水) 22:01:56
今日,床屋へ行って気付いたが飛蚊症が出てるな。。

昔よりハッキリ見える…orz

それはともかくどうしても「かぶんしょう」って云いたくなるw

4856とはずがたり:2017/04/08(土) 09:53:59
ヤクルトのめってゆー宣伝か??

2015年8月13日 17:58
ワースト3を独占!九州人の「腸年齢」はなぜこんなに老けているのか?
http://www.asagei.com/excerpt/41394

 今年の4月、ヤクルトが、西日本エリアを中心に、県別の「腸年齢ランキング」を算出した結果、なんとワースト3までを九州の県が占めるという驚きの結果が出た。

 調査方法は、20〜40代の男女のうち九州/中国・四国/東京在住者それぞれ360名ずつ、計1080名にインターネットを通じて調査。国立研究開発法人・理化学研究所の辨野義己先生監修のもと、食生活の趣向や喫煙・運動などの生活習慣、さらには排便の様子(色、臭い、頻度)など、計23項目について回答を求め、その結果によっておおまかな「腸年齢」を測るというものだ。

 その結果、およそ7割の人が「腸年齢が実年齢より高い」という結果に。また、すでに「腸の老化が進行」している人も18.7%と少なくない人数がおり、「腸はもはや老人」という人は、4.2%もいることがわかった。

 そんななか、今回の調査で最も注目を集めたのが「腸年齢ランキング」ワースト3に、長崎(36.4%)、鹿児島(30.3%)、宮崎(29.4%)の、九州3県がランクインした点だ。

 その背景には「揚げ物など油っこい食べ物を好む」という項目に、長崎県では平均よりも15%以上高い45.5%の人が該当すると回答したり、「飲酒の頻度」「腸の健康への意識」に関する項目では、宮崎県の飲酒頻度の高さ/腸や健康への意識の低さが明らかになるなど、他県にくらべて暴飲暴食の傾向が強く、健康意識の低い県民性が少なからず影響していることが浮き彫りとなった。

 一方で、腸年齢が実年齢より若い「腸年齢ベスト3」は、1位が島根県、続いて山口県、熊本県という結果に。山口県と熊本県に至っては、「見た目が若いと言われる」という設問にも該当者が多く、上位にランクインしているのが興味深い。

 では、いったい「腸年齢ベスト3」と「腸年齢ワースト3」との間には、どのような生活・食習慣の差があるのだろうか。そこで改めて調査結果を見てみると、ある決定的な違いがあることに気がついた。

 それは、腸年齢が若い人ほど、日々行っている「腸ケア」として「乳酸菌飲料やヨーグルトを摂っている」と回答している点だ。

 実際、ヤクルトといった乳酸菌飲料を毎日飲んでいる理由で多いのは、「味がおいしいから、好きだから」(42%)に次いで「腸内環境を整えるため」(39.6%)という人が多く、健康意識の高い人ほど、こうした腸ケアを習慣化していることがわかる。

 いまや腸は「第二の脳」といわれるほど、気分や感情、免疫系、さらには長期的な健康に関する化学的作用にも影響を与えていると認識され、腸内環境を整える「腸トレ」などという言葉も生まれるほど、昨今注目を集めている器官だ。

 働き盛りのお父さんも頭皮の年齢ばかり気にせず、これからは腸年齢に気をつけて、カラダの内側から若さを取り戻してもらいたい。

4857とはずがたり:2017/04/08(土) 17:42:06
>>749

整骨院施術、虚偽申請5年で1千回? 池田市議が指示か
http://www.asahi.com/articles/ASJB736DTJB7PTIL006.html?ref=goonews
2016年10月7日14時14分

 整骨院をめぐる療養費の不正受給事件で、詐欺容疑で逮捕された大阪府池田市議の羽田(はだ)達也容疑者(37)=池田市=が運営していた府内六つの整骨院の院長や従業員らが、5年間にわたり互いの整骨院を連日行き来し、施術を受けたとする申請書類が提出されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。申請は約30人分で約1千回にのぼるという。府警は、大半が羽田容疑者らの指示による虚偽申請とみて捜査している。

整骨院で70万円詐取容疑、大阪・池田市議を逮捕
 捜査関係者によると、羽田容疑者らは運営する整骨院の院長に、「当たり前にやっていることだ」などと言い従業員やその家族の健康保険証を集めるよう指示。これらを6カ所の整骨院長に振り分け、ほぼ毎日施術を受けたように療養費支給申請書に記入させ、全国健康保険協会に提出して療養費を請求させていたとみられるという。申請書は1人につき毎月1回提出することになっている。院長も連日別の整骨院で施術を受けたことになっていた。

 2011〜15年の5年間で計約30人分の健康保険証が悪用され、計約1千回、虚偽申請された可能性がある。従業員らの証言などから、府警は大半が虚偽の施術による不正請求だったとみている。

 府警は7日、自らが施術を受けたように装って療養費約70万円をだまし取った詐欺容疑で羽田容疑者を大阪地検に送検した。

4858とはずがたり:2017/04/09(日) 00:53:42

肺にまさかの「造血」機能、米研究者が発見
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7256.php
2017年3月28日(火)12時00分
高森郁哉

肺は空気を呼吸することにより、吸気内の酸素を血液中に取り込み、また血液中の二酸化炭素を呼気を通じて体外に排出する機能が一般に知られている。だがそれ以外に、哺乳類の肺には「血を作る」機能もあることが、米国の研究者らによって明らかになった。

科学の常識を覆す発見
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究チームが研究成果を発表し、学術誌「ネイチャー」に論文が掲載された。

科学の世界では数十年来、骨髄がほぼすべての血液成分を作っているという前提に立っていた。だが研究チームは、マウスを使った実験で、肺が1時間あたり1000万個以上の血小板を生産していることを発見。この数は、マウスの全血液に含まれる血小板の過半数に相当するという。血小板は、血管が損傷して血液が流れ出る時に血栓を作り、止血する役割を担う。

厳密には、従来の研究で、骨髄の中で血小板を生成する「巨核球」と呼ばれる細胞が、肺の中でも見つかっており、少量の血小板が肺の中で作られると推測されてきた。しかし今回の発見で、肺の中の巨核球は、体内の血小板の大部分を作る存在として見直されることになる。

4859とはずがたり:2017/04/09(日) 13:30:07
幹細胞死滅でも復活=大腸がんで発見―慶大
時事通信社 2017年4月8日 15時46分 (2017年4月8日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170408/Jiji_20170408X160.html

 大腸がんで転移や再発の原因となる幹細胞だけを死滅させても、幹細胞が生み出した寿命の短い細胞が先祖返りして復活すると、慶応大医学部の佐藤俊朗准教授らが8日までに発表した。
 近年、幹細胞を標的とする新薬の開発が進んでいるが、完全に治すには既存の治療薬と組み合わせる必要があるという。論文は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
 大腸は正常な状態でも、幹細胞と寿命の短い細胞がある。幹細胞は自らも増殖を続けながら短寿命の細胞を生み出すが、短寿命の細胞は増殖できない。2種類の細胞ではそれぞれ特有の遺伝子が働いている。
 佐藤准教授らは、患者から採取した大腸がん細胞を立体的に培養し、幹細胞に特有の「LGR5」遺伝子が働くと緑色の蛍光で識別できるようにした上で、マウスに移植した。
 特殊な薬剤で幹細胞だけを死滅させると、がん組織の増大が止まったが、薬剤投与をやめると幹細胞が再び出現し、増大し始めた。観察の結果、幹細胞が生み出した短寿命の細胞が先祖返りし、幹細胞に戻ったことが原因と分かったという。

4860とはずがたり:2017/04/09(日) 18:39:50
人獣共通感染症「オウム病」妊婦で日本初の死亡例
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-lif1704090032.html
16:09産経新聞

 オウムやインコなど鳥のふんを介して感染する「オウム病」に感染した妊婦が死亡していたことが9日までの厚生労働省への取材で分かった。オウム病は高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されるが、妊婦の死亡例は初めてとみられる。厚労省は日本医師会を通じて、産婦人科医らに情報提供した。

 オウム病は人と動物が感染する人獣共通感染症の一つ。「クラミジア・シッタシ」という細菌に感染した鳥のふんなどを吸い込むことで人に感染する。鳥が感染しても症状が出ないことが多く、気がつかないうちに感染する恐れがある。1?2週間の潜伏期間の後、急な発熱や頭痛、せきなど風邪やインフルエンザに似た症状が出て、気管支炎や肺炎を発症。重症化して死亡することもある。厚労省によると、毎年数十人ほどの感染報告があるという。

 今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。意識障害などがみられ、その後死亡した。妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告した。

 海外ではオウム病による高齢者や妊婦の死亡例が報告されているが、国内ではこれまで報告はなかった。厚労省は「妊娠中は抵抗力が弱くなる。胎児に影響を与える場合もあるので、ペットなど動物との密接な接触は控えてほしい」と呼びかけている。

4861とはずがたり:2017/04/10(月) 23:29:16
レーシック 激減 ピーク時45万件→6年後5万件 集団感染や眼鏡人気影響?
http://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/277746
2016年09月26日 17時53分

 視力を矯正するレーシック手術の件数が、ピークだった2008年の45万件から14年には5万件にまで激減したとの推計を、慶応大医学部眼科学教室の根岸一乃准教授がまとめた。米国や韓国など海外では広く普及し、国内のスポーツ選手らが手術を受けたことで日本でも一気に広まったが、患者の角膜炎集団感染などが影響したとみられる。

 レーシックはレーザーで角膜を削って屈折を矯正し視力を回復させる手術で、15分ほどで終わる。根岸准教授によると、有効性・安全性を支持する研究論文は7千本以上あり、手術をした患者の95・4%が結果に満足したというデータもある。

 根岸准教授が日本眼科医会の発表資料としてまとめた推計によると、レーシック手術の症例数は00年の2万件から徐々に増え、08年は45万件に達した。だが、09年は29万件と減少に転じ、12年は20万件、14年には5万件まで減ったとみられる。福岡市のあるクリニックも、手術数はピークの09年に比べ、15年は5分の1程度になったという。

 原因の一つとみられるのが、09年に東京都内の眼科病院で発覚した集団感染事件だ。十分な滅菌処理をしていない医療器具を使ってレーシック手術をしたため、患者が相次いで角膜炎などを発症。元院長は業務上過失傷害罪で禁錮2年の実刑判決を受けた。

 消費者庁が13年、レーシック経験者600人(20〜60歳代、複数回答)を調査した結果、「光がギラギラしてにじむ」(16・5%)「ドライアイが半年以上続く」(13・8%)などの不具合があったと発表したことも、減少に拍車を掛けたとみられる。

 保険適用がなく、片目で十数万から30万円ほどかかる高い手術費に加え、眼鏡ブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったことも減少の一因とみる関係者もいる。さらに、福岡大医学部眼科学教室の内尾英一主任教授は「親から授かった体を傷つけるのに抵抗があるという日本人的な感覚も影響しているのでは」と分析する。

 レーシック手術を行う岡眼科クリニック(福岡県飯塚市)の岡義隆院長は「日本眼科学会などが示すガイドラインに沿って適切に施術し、術後もしっかりケアすれば本当に安全な手術だ」と話している。

この記事は2016年09月26日付で、内容は当時のものです。

4863とはずがたり:2017/04/25(火) 22:32:33

ロタウイルス、患者数3年ぶりの高水準
TBS News i 2017年4月25日 16時49分 (2017年4月25日 18時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170425/Tbs_news_89441.html

 乳幼児を中心に急性の胃腸炎を引き起こす「ロタウイルス」の感染が広がっていて、最新の1週間の患者数は3年ぶりの高い水準となっています。
 ロタウイルスによる急性の胃腸炎は乳幼児がかかりやすい病気で、下痢や嘔吐、腹痛などを伴い、症状がひどくなると入院が必要になることもあります。

 国立感染症研究所によりますと、今月16日までの1週間に、全国の医療機関から報告された患者の数は1医療機関あたり0.79人で、0.8人を記録した2014年以来の高い水準となっています。1医療機関あたりの患者の数は2月はじめからおよそ10倍に増加していて、都道府県別で多いのは群馬県、香川県、兵庫県の順でした。

 厚生労働省は、手洗いなどの予防を呼びかけています。(25日13:08)

4865とはずがたり:2017/05/06(土) 23:03:44
まじでやめよう耳掃除。米医学会が声を枯らして警告
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170504-00010003-giz-prod
ギズモード・ジャパン 5/4(木) 20:10配信

まじでやめよう耳掃除。米医学会が声を枯らして警告
まじでやめよう耳掃除。米医学会が声を枯らして警告
「肘より小さいものを耳に入れるな」と英語の諺にもあるように、欧米で耳掃除は「やってはいけない禁断の快楽」です。やるときは「ママに怒られる〜」とヒヤヒヤしながら喜んでいたりします。

それでもついついやってしまうのが耳掃除なわけですけれど、そんな罪人のためにアメリカ耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が耳ケアの新ガイドラインを発表し、ゴルァア! 何度言ったらわかる! 耳掃除やり過ぎると「耳垢栓塞」になるってばよ!と再度注意を呼びかけました。

なんでも耳垢(earwax、cerumen)には耳垢なりに、耳の中を適度に湿らせ、チリやホコリが中に入るのをブロックし雑菌の繁殖を防ぐ大事な役目があるので、そんなにゴミ扱いしてとらんでもええわ!ということらしいですよ? しかも新しい皮膚細胞が生成されると古いほうから順繰りに出ていく自浄作用もあるのだと、新論文にはあります。余計なことして自浄のサイクルを断つと耳垢がたまって、詰まったり耳が遠くなる症状が出るらしく、そうした症状に悩まされている人は子どもの約10%、成人の約5%にのぼり、高齢者や発達障害を抱える人の間で高くなることがわかりました。....

4866とはずがたり:2017/05/09(火) 11:54:15

がん治療で退院後の「外来リハビリ」…保険適用されず、取り組み遅れる
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00050000-yomidr-sctch
読売新聞(ヨミドクター) 5/5(金) 19:55配信

 がん患者は、痛みやだるさ、治療の後遺症など様々な体の不調に襲われる。それを和らげ、生活の質を上げる効果が期待されるのが、がん治療に伴うリハビリテーションだ。だが、退院後のリハビリを支える「外来リハビリ」の取り組みは遅れている。(石塚人生)

■がん拠点病院の4分の1程度で…

 大けがや脳卒中の後、理学療法士ら専門職の指導で適切なリハビリを続けると、体の機能を元の状態に近づけることができる。がんの治療で体に大きなダメージを受ける場合も、同様にリハビリが欠かせない。

 例えば食道がんで胸を切り開く手術を受けると、食べ物がのみ込みにくくなり、体重も大幅に減りやすい。肺活量は、退院直後には手術前の6割程度まで落ちてしまう。肺機能が低下すると肺炎になりやすい。

 そこで治療前後のリハビリが重要になる。手術後の肺活量の落ち込みを少なくし、肺炎を防ぐには、たんの上手な吐き出し方の訓練や、息を深く吸う訓練ができる器具「インセンティブ・スパイロメトリー」を手術の1〜2週間前から続けることが望ましい。手術直後は、適度な歩行や軽い筋力トレーニングで体力を取り戻し、スムーズにのみ込みができるよう言語聴覚士らのリハビリを受ける。

 がんで入院中のリハビリは、2010年に保険適用された。今では、地域でがん診療の中心的な役割を果たす全国約400のがん診療連携拠点病院の8割で、行われるようになった。

 だが、退院後は患者の自主的なリハビリに任せられている。入院期間が短くなり、リハビリで体の機能を十分に取り戻す前に退院することも多い。退院後は専門職に教わったリハビリを自分で続けるしかないが、長続きしない人も多い。

 そこで退院後の通院の際、自宅でのリハビリの効果を確かめ、不十分なら再びリハビリを追加・指導する病院が増え始めた。これが「外来がんリハビリ」だが、がん拠点病院の4分の1程度しか行っていない。外来リハビリには保険が適用されず、各病院が独自に実践しているのが現状だ。

■プログラム開発

 昨年度から、効果的な外来がんリハビリのプログラムについて、全国63人の医師で作る日本医療研究開発機構の研究班が開発に取り組んでいる。現在、リハビリの必要性が高い乳がん、呼吸器がんなど4種類のがんを対象としている。今年度中に外来での試験導入が始まる予定だ。

 研究班代表を務める慶応大学リハビリテーション医学准教授の辻哲也さん(51)は「医療の進歩で、がんが転移しても、治療を受けながら元気に暮らす人も増えている。自宅に戻った後のリハビリはより重要になる」と話す。

 外来でのがんリハビリは、自宅で患者自身が行う筋力トレーニング、ウォーキングなどの実施状況を医師が確かめ、足りない部分を専門職が補う形で進められる。患者が定期的な経過観察や検査で外来を受診する際、そのチェックを受けることが基本になる。

 自宅でのリハビリの状況を医師や専門職に評価してもらうことは、リハビリを続ける動機付けにもなる。辻さんは「保険適用になれば外来リハビリはもっと広まる」と期待している。

4867とはずがたり:2017/05/14(日) 23:36:34
自民党のクソが開業医が儲かる様な構造でばらまきやってるから特に地方の地域拠点の綜合病院にしわ寄せが来ると思ってたけど都心部の大病院もやばいとなるとちょっと深刻だ。
>我が国の医療費は厚労省が全国一律に決めている。我が国では、田舎で治療をうけても、東京で治療を受けても、医療費は同じなのだ。勿論、土地代や人件費などのコストは全く違う。医療費を下げ続ければ、首都圏の病院から破綻する。
>首都圏の総合病院は生き残りに懸命だ。そのためには、コストを下げなければならない。弱い立場になるのは若手医師だ。サービス残業が常態化しているところが珍しくない。また、彼らの給与は安い。都内の大学病院に勤務する30代の外科医は「給与の手取りは20万円くらいです」という。

>首都圏では医師の絶対数が足りないからだ。人口10万人あたりの医師数は230人にすぎない。四国は278人、九州北部は287人だ。実に2割以上の差がある。…東京だけは医師が多いが、他の3県は南米や中東並みの数字だ。
地方から首都圏へ医者を集めないとあかんのか!?
早稲田の所沢に医学部造らせれば良いね。

名門「聖路加国際病院」が経営危機に陥るわけ
病院は東京から崩壊する:前編
http://president.jp/articles/-/21994
政治・社会 2017.5.10
上 昌広
医療ガバナンス研究所 理事長 上 昌広
PRESIDENT Online

日本屈指の名門病院「聖路加国際病院」が経営危機に陥っている。その背景には医療制度の構造的な問題がある。医療崩壊は防げるのか――。

「聖路加国際病院」でボーナス遅配
病院は東京から崩壊する――。

東京一極集中、地方の衰退が叫ばれる昨今、このように言われて、俄には信じられない方が多いだろう。東京には多くの病院があり、厚生労働省やマスコミは医師が都会に集まることを問題視する。一体、どうなっているのだろうか。問題は医療システムを一面的にしか見ていないことだ。医療システムは複雑系だ。さまざまな物事が有機的に結びつく。

拙著『病院は東京から破綻する 医師が「ゼロ」になる日』(朝日新聞出版)では、この点について、データに基づいて議論し、患者はどう対応すればいいか提言した。今回、拙著のポイントを2回にわけて解説していく。第1回は「名門病院」の経営危機を取り上げたい。


昨年、医療界に衝撃が走った。名門の「聖路加国際病院」(東京都中央区)の夏のボーナスの支払いが遅れ、1割程度カットされたというのだ。月刊誌「選択」の2016年10月号が伝えたもので、同誌のサイトでもみることができる(https://www.sentaku.co.jp/articles/view/16256)。

きっかけは昨年5月頃の労基署の監査。サービス残業の常態化が指摘され、未払いの残業代を支払ったところ、財務状態が悪化したらしい。

聖路加国際病院を経営する聖路加国際大学の財務状況は、一見盤石だ。2015年度の財務報告によると、純利益は130億円。人件費率は45%で、総資産は851億円。自己資本比率は88%で、長期・短期の借入金はそれぞれ2億円、3300万円しかない。

ところが、実態は、この報告とはかなり違う。「選択」の2017年1月号によると、黒字になったのは、聖ルカ・ライフサイエンス研究所を解散し、その資産を病院の経営母体である聖路加国際大学に譲渡したためだという。これを除くと、実質は約8億円の赤字。ボーナスが遅配となったのも納得がいく。

4868とはずがたり:2017/05/14(日) 23:36:49

聖路加国際病院は、首都圏(以下、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を指す)きっての名門病院だ。マスコミの病院ランキングでは、常に上位に位置し、同院での治療を望む患者は多い。

あまり知られていないが、聖路加国際病院が赤字になるのは、医療制度が構造的な問題を抱えているからだ。問題点を簡単にご紹介しよう。

高齢化が進むわが国で、医療費の伸びは急速だ。2015年度の国民医療費は41兆5000億円。前年より3.8%増加した。政府は、増大する医療費を抑制するために、2年に1回の診療報酬改定で診療単価や薬価を引き下げている。国民医療費は患者数と一人あたりの治療費を掛け合わせたものだ。高齢化に伴い、患者数が増えるので、診療単価を引き下げるという理屈だ。

この理屈は、一見もっともだ。ただ、このやり方は永久には続けられない。診療単価を下げ続ければ、やがて経営できない医療機関が出てくるからだ。実は、最初に破綻するのは首都圏の病院だ。

我が国の医療費は厚労省が全国一律に決めている。我が国では、田舎で治療をうけても、東京で治療を受けても、医療費は同じなのだ。勿論、土地代や人件費などのコストは全く違う。医療費を下げ続ければ、首都圏の病院から破綻する。

特に弱いのは総合病院だ。専門病院と比較して、小児科や産科のような患者の少ない診療科を揃えなければならない総合病院は、どうしても赤字体質になってしまう。聖路加国際病院は、その典型例だ。もちろん、氷山の一角である。

首都圏の病院が赤字になるわけ
首都圏の総合病院の代表は大学病院だ。あまり報じられないが、多くの大学病院が赤字経営となっている。例えば、日本医科大学(東京都文京区)が発表した財務諸表によれば、2014年度の売上高利益率はマイナス19.4%で、158億円の赤字だった。約600億円の有利子負債があり、総資本を自己資本で割った財務レバレッジは349%と大幅な借金超過だった。流動比率(流動資産と流動負債の比)は70%だ。

流動比率は、負債の返済能力を見る指標の一つだ。税理士の上田和朗氏は「企業の経営状態を判断する際のもっとも重要な指標」と言う。流動比率は、流動資産が流動負債より多いか否かを示し、通常は120%以上あるのが望ましいとされている。日本医大の経営危機が如何に深刻かご理解いただけるだろう。

経営が悪化しているのは、日本医大だけではない。神奈川県の聖マリアンナ医大(神奈川県川崎市)、北里大学(神奈川県相模原市)なども赤字だ。

首都圏の総合病院は生き残りに懸命だ。そのためには、コストを下げなければならない。弱い立場になるのは若手医師だ。サービス残業が常態化しているところが珍しくない。

また、彼らの給与は安い。都内の大学病院に勤務する30代の外科医は「給与の手取りは20万円くらいです」という。生活するためには、アルバイトに行かねばならない。この医師は「平日は外来とオペ室に医師は出払い、病棟は『無医村』になります」という。首都圏の大学病院で医療事故が続くのも宜なるかなだ。

こうなると、経営者の努力で何とかなるというレベルを超えている。内部留保を使い尽くせば、倒産するしかない。

必ず起きる「患者激増」と「医師不足」
首都圏の病院が経営難に陥る一方で、これから患者は激増する。

図1(略)は、関東地方の75歳以上の人口を2015年と2025年で比較したものだ。医療ガバナンス研究所の研究員である樋口朝霞氏が、国立社会保障・人口問題研究所の地域別将来人口推計のデータを利用して作成した。

この図を見ると、関東地方で急速に高齢化が進むことがわかる。特に、首都圏の高齢化は著しい。大部分の地域で、わずか10年間の間に後期高齢者が3割以上も増加する。

4869とはずがたり:2017/05/14(日) 23:37:06
>>4867-4869
患者は増えるのに、彼らが頼る病院は倒産の瀬戸際にある。

首都圏が抱える問題は、病院の経営難だけではない。経営難はあくまで金の問題だ。診療報酬体系の規制緩和などで、対応できる側面もある。深刻なのは、首都圏で医師が不足していることだ。医師の養成には時間がかかる。早急に対応しないと手遅れになる。

読者の多くは「東京には医者が多いので、埼玉県、千葉県、神奈川県で多少不足しても問題ない」とお考えかもしれないが、この考えは間違っている。首都圏では医師の絶対数が足りないからだ。人口10万人あたりの医師数は230人にすぎない。四国は278人、九州北部は287人だ。実に2割以上の差がある。

さらに、首都圏は医師の偏在が著しい。人口10万人あたりの医師数は東京都314人に対し、埼玉県155人、千葉県179人、神奈川県202人だ。東京だけは医師が多いが、他の3県は南米や中東並みの数字だ。

首都圏は広い。全ての患者が東京の病院を受診できるわけではない。

このため、現在でも首都圏では救急車のたらい回しなどが頻発している。2013年3月には、埼玉県久喜市で救急車を呼んだ75才の男性が、県内外の25病院から合計36回、受け入れを断られ、最終的には県外の病院で死亡した事件があった。これも氷山の一角だ。

今後、状況は益々悪化する。図3は首都圏の75才人口1000人あたりの60歳以下の医師数の推移だ。情報工学を専門とする井元清哉教授(東大医科研)との共同研究である。

団塊世代が亡くなる2035年ころに一時的に状況は改善するが、その後団塊ジュニア世代が高齢化するため、再び医療ニーズは高まる。多くの県で、2050年の高齢者人口当たりの医師数は、現在の3分の2程度になる。そのころの東京の状況は、現在の千葉県や埼玉県とあまり変わらない。

「看護師不足」も発生する
首都圏の問題は医師不足だけではない。看護師も不足しているのだ。

医師と違うのは、東京でも不足していることだ。2014年末現在、東京都の人口10万人あたりの就業看護師数は727人で、埼玉県(569人)、千葉県(625人)、神奈川県(672人)、茨城県(674人)、愛知県(724人)についで少ない。

看護師が多いのは高知県で人口10万人あたり1314人。ついで鹿児島県(1216人)、佐賀県(1200人)、長崎県(1182人)と続く。高知県は東京都の実に1.8倍である。

既に弊害が出ている。2007年7月、東京都保健医療公社荏原病院の産科病棟の一つが閉鎖した。原因は看護師の欠員だった。当時、荏原病院の看護体制は定数316人に対し、欠員が58人もあった。これでは、病院機能は維持できない。

最近、厚労省は在宅診療などを強化した地域包括ケアシステムの確立を目指しているが、その際、重要な役割を果たすのは看護師だ。現状では、首都圏で地域包括ケアシステムを立ち上げるなど、机上の空論と言わざるをえない。

首都圏では医師と看護師が不足し、おまけに病院経営のコストも高い。このまま無策を決め込めば、早晩、首都圏の医療は崩壊する。

患者はどうすればいいのだろう。次回、この点を解説したい。

上 昌広(かみ・まさひろ)
医学博士。1968年兵庫県生まれ。1993年東京大学医学部医学科卒業、1999年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。虎の門病院血液科医員、国立がんセンター中央病院薬物療法部医員、東京大学医科学研究所特任教授など歴任。2016年4月より特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所を立ち上げ、理事長に就任。医療関係者など約5万人が講読するメールマガジン「MRIC」編集長。

4870とはずがたり:2017/05/18(木) 18:49:25
歳をとらない遺伝子?サーチュイン遺伝子のウソとホント
https://matome.naver.jp/odai/2141036229817133201

過去に話題となった、カロリーを制限することによって活性化するサーチュイン遺伝子、サーチュイン遺伝子が活性化することによって老化しないからだになる、ダイエットにも効果的といわれていたけど、本当なのかどうか調べてみました。 更新日: 2015年04月21日

4871とはずがたり:2017/05/19(金) 10:27:16

哺乳類はみんな「おしっこ21秒」の不思議
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20170502/med/00m/010/023000c
2017年5月4日 堀江重郎 / 順天堂大学教授

体重3kg以上の哺乳類 意外な共通点
 動物種によって、排尿に要する時間は異なるのか--。こんなことを検討した愉快な研究が、2015年のイグノーベル賞(物理学賞)に選ばれました。イグノーベル賞には、ユーモラスでありながらも、しっかりとした科学的な研究が選ばれています。この研究によると、体重が3kg以上ある哺乳類は、どれも約21秒で排尿しているというのです。つまり、ゾウもキリンもヤギもトラもチンパンジーも、みんな排尿時間は、おおむね21秒なのです。
 体の大きな動物の方が、排尿時間は長いような気もします。でも、体が大きくなれば、当然ぼうこうの容量も大きくなるのですが、おしっこを出す尿道も太くなり、勢いよくおしっこが排出されます。そのため、体が小さくてぼうこうの容量も小さい動物と排尿時間は変わらないのです。

謎の臓器「ぼうこう」
 なぜ、哺乳類は、一様に21秒という排尿時間になったのでしょうか?
 例えば、心拍数、寿命、酸素消費量は動物種によって異なります。生存に有利な形質を持った者が生き残っていくというダーウィンの進化論の自然淘汰説(しぜんとうたせつ)で考えると、「21秒」には何か理由があるはずです。
 そもそも、爬虫(はちゅう)類や鳥類にはおしっこをためるぼうこうという臓器はありません。総排泄腔(そうはいせつくう)と呼ばれる器官から、おしっこが作られるたびに排泄しています。一方で、哺乳類はぼうこうにおしっこをためて、まとめて排出しています。ということは哺乳類にとっては、ぼうこうを持つことが生存に適していることになります。
 ぼうこうを持つメリットは何でしょう? おしっこの臭いから天敵に存在を知られて捕獲される危険を減らすとか、縄張りを主張するマーキングには、まとまった量のおしっこが必要などの理由が想像できます。しかし、実はぼうこうの進化の理由はあまりよく分かっていません。一方、なんらかの遺伝子群がぼうこうの形成に関わっていることは分かっています。哺乳類がぼうこうを持つようになった理由は、これらの遺伝子群が、いつ、どのように現れたのかが解明されて、初めて理解されるのでしょう。
21秒が「若返り」の鍵?
 もちろん、ヒトも生殖年齢では、ほぼ21秒で排尿しています(厳密にいえば女性は男性よりも排尿時間は短い)。しかし高齢になると、男女ともぼうこうの筋力が低下することで、男性はさらに前立腺の肥大によって、排尿を21秒で終えることが難しくなります。見方をかえれば、排尿時間が21秒を超えるようになった人を高齢者と言ってよいかもしれません。
 しかし、前立腺がんで前立腺を手術で摘出した男性は、排尿時間が21秒以下に一気に減少します。海外の研究では、前立腺を摘出した男性は、一般の男性よりも長生きであることが知られています。前立腺は、尿の切れに関わり、精子のクオリティーをあげる役割があります。しかし、高齢者にとっては車の速度を制限するリミッターのようなもので、排尿をしにくくする煩わしい存在になりがちです。リミッターを外した車が、爆音をあげて猛スピードで走っているのを見ると、男性も前立腺を摘出して21秒の排尿に戻ることで、「若返る」のかもしれないと考えています。
 前立腺肥大症の手術のひとつに、レーザーで肥大した部分をくりぬいてしまう、経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)という手術があります。この手術を受けた方は「おしっこの出方が高校生の時に戻ったようだ」と喜ばれます。加えて、男性の元気度のバロメーターである「男性ホルモン」テストステロンの値が上がり、起床時の勃起が回復してくる方もいます。
 気持ち良いおしっこをする「快尿」という言葉を、旭川医科大学の松本成史先生が提唱されています。快尿を取り戻すことが、アンチエイジングになるというのは面白いですね。
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堀江重郎
堀江重郎
順天堂大学教授
ほりえ・しげお 順天堂大学大学院教授、泌尿器科医。1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、42歳で帝京大学医学部主任教授に就任。日本初の男性外来であるメンズヘルス外来を開設。2012年より現職。手術ロボット・ダヴィンチを駆使した前立腺、腎臓手術のトップランナーであると同時に、アンチエイジングと男性医学、腎臓学の研究に没頭している。中高年男性をハツラツとさせるのが生きがい。日本メンズヘルス医学会理事長、日本抗加齢医学会副理事長。著書に「ヤル気がでる!最強の男性医療」(文春新書)、「男性の病気の手術と治療」(かまくら春秋社)ほか。

4872とはずがたり:2017/05/19(金) 10:29:07
「おしっこの回数」と寿命の関係
2015年11月2日 堀江重郎 / 順天堂大学教授
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20151030/med/00m/010/015000c

本当は怖い頻尿の話
 さわやかな秋となりました。食欲の秋、運動の秋。勉学の秋でもありますね。というわけで今回は、肌寒くなってきた秋らしい話題として「おしっこの回数」について考えてみます。たかが尿の回数、と侮ってはいけません。寿命や健康に大きく関わっているのです。
夜中に3回トイレに行くと…
 朝晩は冷えるこのごろ、「どうもおしっこが近くて」とか、「就寝中にトイレに起きるようになった」という方が外来に多く来られます。

 そもそも日本人は就寝中(夜中)に何回トイレに行くのでしょう? 統計を見ると50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに行きます。だから、夜中1回というのは、中年以上では「標準的」と言えますね。私たち泌尿器科医は、夜中に3回以上トイレに起きるのを「夜間頻尿」と呼んでいます。頻尿とは、トイレの回数が頻回であることの医学用語です。
 夜中1、2回起きるだけでも眠りが中断されて、翌日ぼんやりしてしまいます。3回ともなると、大変つらい。では、この夜間頻尿の方はどのくらいいるのか--というと、70代の男性で30%くらい、女性では15%くらいでしょうか。多くの人が悩まされているのです。
高齢者の夜間頻尿は寿命に関係する
 「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけではないでしょう」と思われた方もいるかもしれませんね。ところが、夜中のトイレの回数は高齢者の方では寿命に関係するのです!
 北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、夜間頻尿の方はそうでない方よりも、なんと2倍多く亡くなっていた、という衝撃的な結果があります。つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きするということになります。
 また、高齢の方が夜中に何度も起きてトイレに行くようになると、転倒して骨折する危険性が高くなることが知られています。高齢者の骨折は、肺炎など重篤な状態に陥りやすいです。だから、夜間頻尿の方は治療をするメリットが十分にあります。「年のせい」と言わずに、「転ばぬ先のつえ」と考えてぜひ泌尿器科医にご相談ください。
夜間頻尿は病気のサイン
 一方、若い方ではというと、「睡眠時無呼吸症候群」との関連が注目されています。眠っている間に呼吸が止まる病気です。いびきが大きく、30代なのに必ず夜中にトイレに行く、という方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。さらに、夜間頻尿は他の重大な病気のサインであることも。夜中のトイレは、日中よりも尿量が少ないのが普通です。しかし糖尿病、心臓病、腎臓病があると、夜中の尿の回数のみならず、尿量が多くなってきます。
 後編は、尿が「たまる」、「出る」仕組みから、夜間頻尿などの排尿障害が起きる要因を詳しく解説し、「最近トイレが近い人のためのアンチエイジング3カ条」を紹介します。

 何気なく尿意を感じて何気なく終わる排尿ですが、「正常」な排尿は、
<1>尿が十分にたまる
<2>尿がスムーズに出る
という二つの要素から成り立っています(当たり前ですよね)。

「楽しくない排尿」
 では、尿意を急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまったり、排尿に時間がかかる……言わば「正常でない」排尿はどうでしょうか。
<1>尿が十分にたまらないうちに尿意がある(尿が近い、間に合わない気がする)
<2>尿の出方が悪い(尿が細い、おなかに力を入れないと出ない、残尿感がある)
ということになります。専門的には「排尿障害」と呼びます。排尿が楽しくない状況です。

4873とはずがたり:2017/05/19(金) 10:29:31
>>4872-4873
動脈硬化、ストレス、気温の変化で感じやすくなる尿意
 まずは、尿が十分にたまらないうちに尿意がある、ということについて考えてみましょう。尿のたまり具合は、膀胱(ぼうこう)のやわらかさと、尿意を感じる神経に影響されます。尿意は基本的には、膀胱の中の圧力を感受しています。膀胱は筋肉の袋ですので、軟らかいと、尿が十分(おおむね150ccくらい)たまるまで、中の圧力は高くならず、尿意は感じません。一方、膀胱が硬くなってくると、ちょっと尿がたまっただけで圧力が高くなり、尿意を感じてしまいます。
 最近の私たちの研究で、この膀胱の硬さは、膀胱の血液の流れと関係があることが分かりました。心臓も脳も、血液の流れが悪くなると心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞といった重大な病気になります。膀胱も、動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、尿が近くなるのです。また、糖尿病で血液の流れと、神経の伝導が悪くなると、神経が過敏になって尿意を感じやすくなります。
 さらに、尿意を感じやすくする要因があります。それは、ストレスです。学生時代「あと5分で試験が終わるのに、問題がたくさん残っている……」という時、泣きたい気持ちと同時に、強烈な尿意を感じた記憶はないでしょうか? 人間は強いストレスを感じると、交感神経という自律神経が働きます。この交感神経は、尿意を感じさせると同時に、膀胱の尿の出口と尿管を締めてしまいます。排尿には大変マイナスに作用する神経です。最近トイレで起きるようになった、という方は身近なストレスがないかを考える必要があります。
 交感神経は、興奮したり、怒ったり、心配したり、という大きな感情の動きだけでなく、車の運転や人混みを歩くこと、スマートフォンやパソコンを見ること、そしてなんと寒いところにいることでも活性化します。気温の変化にも敏感に応答するのです。だから、秋が深まってきて、肌寒くなった夜にトイレに行く回数が増えたとしたら、それは交感神経のせいかもしれません。夜間頻尿の方は、布団を厚くして、部屋の温度を保っておくことでも治療効果があります。

交感神経を抑え、一酸化窒素を増やそう
 次に、尿の出方が悪い、ということを考えてみましょう。ここで関係するのも、まずは、先ほどの交感神経です。先ほど、交感神経は尿の出口を締める作用があると言いました。駅や会社のトイレで、「隣の人は早く終わったのに、なんだか緊張すればするほど尿が出ない」ということがありませんか? また、前立腺の肥大で交感神経が発達したり、血圧の上昇で交感神経の勢いが強くなったりすることでも、尿がスムーズに出にくくなります。このため、男性で「尿が出にくい」「時間がかかる」「尿の間隔が近い(頻尿)」という方には、交感神経の尿の出口を締める働きをストップする、「α1阻害薬」というお薬が処方されます。
 逆に、尿の出口を緩める作用があるのが一酸化窒素(NO)という物質です。NOは、血管や神経でアルギニンというアミノ酸から作られるガス(気体)で、全身の平滑筋を緩める重要な作用があります。体内のNOが減ってしまうと、「緩み」のない体となってしまいます。

 実は、生活習慣病と呼ばれる高血圧、糖尿病、動脈硬化症、さらにはうつ病、そして排尿障害では、すべてこのNOが減ることが分かっています。NOが減る原因は、大きく二つあります。活性酸素による酸化と、糖化です。いわゆる“老化”ですね。活性酸素は、カロリー過多の食事、喫煙、紫外線、放射線により増えます。糖化は、高血糖、高果糖、揚げ物など「茶色い」食べ物の過剰で起きてきます。
 交感神経を抑えて、NOを増やすのに有効なのが運動です。最近の報告では、15分の早歩き程度、つまり汗ばみ心拍が上がる程度の運動でも、効果があると言われています。ストレッチや、ゆっくり入浴することも交感神経を抑えてくれます。
最近トイレが近い人のためのアンチエイジング3カ条
<1>食欲の秋、ですが腹7分目に。野菜と果物をたくさん取って、揚げ物のような茶色い食べ物、パンやごはんのような白い食べ物は控えめに。
<2>運動の秋、週1回の運動だけでなく、毎日15分の早歩き。ストレッチ。汗をかくこと
<3>芸術の秋、心を豊かにしてストレスを減らす。そしてスマホ、パソコンは就寝前には見ないで、ゆっくり入浴。
 勉学の秋、おしっこのメカニズムも深いです。

4874とはずがたり:2017/05/19(金) 14:48:33

<陶生病院汚職>参事の医師 治験委託料でキャバクラ
毎日新聞社 2017年5月19日 01時23分 (2017年5月19日 09時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170519/Mainichi_20170519k0000m040197000c.html

 ◇会議費の名目で流用

 新薬などの臨床試験(治験)の補助事業者選定を巡る贈収賄事件で、第三者供賄容疑で逮捕された公立陶生病院(愛知県瀬戸市)参事の医師、谷口博之容疑者(63)は、製薬会社から病院に支払われる治験委託料の一部を飲食代などに私的流用していたことが、捜査関係者などへの取材で分かった。愛知県警は、委託料を差配できる立場を利用し、積極的に治験を引き受けていたとみている。

 名古屋地検特捜部は18日、谷口容疑者を第三者供賄罪で、治験補助会社「ASOCIA(アソシア)」(東京都)の実質経営者、小曽根秀明容疑者(53)を贈賄罪でそれぞれ起訴した。第三者供賄罪は、公務員が職務に関して依頼を受けた見返りに、第三者に賄賂を受け取らせることを罰する。直接金品を受け取らなくても実質的に利益を得たとみなされ、5年以下の懲役が科される。

 陶生病院によると、治験委託料は半分を病院収入とし、残りを治験を担った診療科に支給している。谷口被告は2014、15の2年間に28件の治験で統括する責任医師を務め、自身が部長の呼吸器・アレルギー疾患内科に委託料計5000万円ほどが配分された。

 病院関係者や捜査関係者によると、谷口被告は診療科に配分された委託料を差配する立場にあり、会議費の名目でキャバクラを頻繁に利用したりして、委託料の一部を飲食代などに費やしていたという。陶生病院は医師側に配分された委託料の使途に制限を設けておらず「谷口被告が何に使ったか把握していない」としている。…

4875とはずがたり:2017/05/22(月) 20:28:55
医師が警告!「月曜日は、ここまで危険だ」 「突然死、自殺、病気も多い」どうすればいい?
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/life/toyokeizai-171557
08:00東洋経済オンライン

「大事な予定や仕事は『月曜日』ではなく、『木曜日』か『金曜日』に入れたほうがいい」「糖尿病の人がおやつを食べるなら、『午後3時ごろ』がおすすめ」――。

世の中には意外に知られていないが、私たちの健康を決定づける「正しい時間の使い方」が存在する。

裏返すと、世の中には「健康を損ねやすい『魔の時間帯』が存在」し、その「魔の時間」を医学博士の石黒源之氏は「ブラックタイム」と呼んでいる。

石黒氏が臨床医として37年間の知識と経験を基に執筆した『「正しい時間の使い方」が、あなたの健康をすべて左右する』が発売されるやいなや話題になり、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)への著者出演まで決まった。

では具体的に、「何曜日」の「何時」の時間に気をつければ、「まさかの事故と病気」からあなたと家族を守ることができるのか。本記事では、「月曜日」の危険性と対処法について解説する。

精神的にも肉体的にも危険な「月曜日」
「月曜日の朝、なかなか起きられない。気分が乗らない」「通勤や通学で電車に乗っていると、月曜日ほどお腹が急に痛くなってくる」

そんな症状になったことはないでしょうか。

これは、「マンデー症候群」と呼ばれる症状で、主にストレスからくるものです。

意外に知られていない事実ですが、「心筋梗塞」や「脳梗塞」などに加えて、実は「子どものおねしょ」も、1週間の中で月曜日に多いことがわかっています。

また、「男性の自殺」が1週間で最も多いのも、月曜日の朝です。

「月曜日」は精神的にも肉体的にもストレスが大きく、とにかく「危険」がいっぱいです。

具体的に、「月曜日」は何がどう危ないのか? どう乗り切ればいいのか? 本記事で解説したいと思います。

「月曜日」は、どれほど危険なのか。まずは具体例を紹介しましょう。

ストレスが働き盛りの世代の心臓を直撃
【1】「心筋梗塞」は、月曜日がいちばん多い

ある医療機関で心筋梗塞の発症日時を過去10年間分調べたところ、働いている世代の人が発症した曜日は、仕事始めの「月曜日」が最も多いことがわかっています。

休み明けの月曜日、「仕事に向かうストレス」が、働き盛りの世代の心臓を直撃するのだと考えられます。

【2】「自殺」も、月曜日がいちばん多い

日本人の死亡原因は全体で見れば、がんが第1位ですが、働き盛りの男性20?44歳までに限ってみると死因の第1位は自殺です。

特に男性の場合は、月曜日は「自殺リスク」がはっきりと高くなる傾向にあることがわかっています。

また、1日の中で自殺しやすい時間帯を見ると、ピークは午前5?6時です。

つまり、自殺に関しても「月曜日の朝」は最も危険な時間帯なのです。

4876とはずがたり:2017/05/22(月) 20:29:12
>>4875-4876
【3】「人工透析・血液透析の人」も、月曜日に要注意

透析は1日おきに行うのが理想なのですが、平日の月・水・金というように、曜日ごとで決められることが多くあります。

しかしそうなると、土・日は人工透析を受けることができません。2日間透析ができないので、月曜日には水分やカリウムや尿毒素などが体内にたまった状態になります。

そのため月曜日には、患者さんの体に大きな負担がかかり、透析患者の死亡率も月曜日がいちばん高いことがわかっています。

では、「ブラックタイム」である月曜日を上手にやり過ごす秘訣は何か。ポイントは3つあります。

「月曜日を上手に乗り切る」3ポイント
【1】「“サザエさん症候群”は当たり前」と知る

日曜日の夕方ごろになると、明日からの仕事の段取りを頭の中で無意識に考えてしまったり、予想できる心配事に頭を悩ませたりして、寝つきが悪くなってしまう人が少なからずいます。

「サザエさん症候群」といわれる症状ですが、それはある意味、当たり前のことなのです。「日曜の夕方ごろから気分が沈むのは、当然」と知ることで、少しは気がラクになるのではないでしょうか。

【2】「日曜日の夕方から」は、特にリラックスする

次に大切なのは、日曜の夕方以降は、無理をせず、いつも以上に意識してリラックスすることです。

日曜日の夕方は、多くの人にとってとても大きな憂鬱、プレッシャーとなる時間帯。予定を無理して入れず、できるだけ仕事のことは考えずにリラックスする工夫をしてみましょう。

【3】「大事な仕事や予定」は月曜日に入れない

もうひとつ大切なのは「仕事の始めの月曜に、大事な予定を入れない」ことです。

月曜日に大事な仕事や予定が入っていると、それが大きなストレスになります。なるべく気をラクにして取り組める内容の仕事から、1週間を始めることをおすすめします。

大きい仕事は、週の半ばの「水曜日」か「木曜日」に入れると、ストレスを感じにくくなります。

「月曜日がちょっと憂鬱」という人ほど、月曜日の仕事の負担の軽減をぜひ、実践してみてください。

今回解説したように、人生には「事故や病気になりやすい危険な時間帯」が存在します。その「危ない時間帯」を、私は「ブラックタイム」と命名しました。

「ブラックタイム」を知り、上手に避けることができれば、まさかの「事故や病気」からあなたと家族の命を守ることができます。

ぜひ「ブラックタイム」と「上手なコツ」を知ることで、「人生のブラックタイム」を上手にやり過ごしてください。

4877とはずがたり:2017/05/22(月) 20:30:36
遅めの夕食・夜食が常態化! 危険すぎる夜食症候群
https://news.goo.ne.jp/article/allabout/life/allabout-21535
05月21日 20:45All About

■夕食は遅めでも仕方ない? 夜食症候群のメカニズム
名前の通り、夜遅くに多くの量の食事をとってしまう「夜食症候群」。1日の摂取カロリーのうち、25%以上を夕食および夜食で摂ることを言います。さらに、夜食症候群の状態になると、睡眠中に起きて、何かを食べたくなることもあり、実際に食べてしまうことも。習慣化してしまうと、肥満などのメタボリックシンドロームの原因にもなるため、厚生労働省も注意を呼びかけています。

体の中には、脂肪を溜める脂肪細胞があり、この脂肪細胞は、体の現状を維持するために、食欲を抑制したり、エネルギー代謝を促進させるレプチンというホルモンを出したりしています。しかし夜遅い食事が習慣化すると、レプチンの作用が低下してしまいます。レプチンの作用が低下すると食欲が増し、さらに夜食が食べたくなってしまいます。一方でエネルギー代謝は低下し、肥満になりやすくなってしまうのです。睡眠中は体の代謝が低下するため、寝る前の食事による余分なエネルギーは脂肪として蓄積されてしまいます。さらに夜間は、消化管の吸収もよくなります。

■飲み会、晩酌も多い人は注意! お酒と夜食の負の関係
さらに気をつけたいのが晩酌などの習慣がある場合。お酒などのアルコール飲料は、胃への血流がよくなり、消化酵素が多く分泌され、動きもよくなるために、胃の内容物は腸に流れます。胃が空になると、当然ながら食欲が増します。さらにアルコールは、血液中の糖分を減らすインスリンの作用を強めますので、血液中の糖分が少なくなります。つまり、ただ空腹を感じるだけでなく、甘い物や炭水化物を食べたくなってしまうのです。

炭水化物を中心とした夜食を取ってしまうことで、高血糖を起こし、これは糖尿病の危険性につながります。寝る前の高血糖状態は睡眠中も続いてしまうために、睡眠障害も引き起こします。夜寝る前にお酒と一緒につまみなどを食べてしまうのも夜食症候群の一因になります。

■増加している夜食症候群……その原因は?
今、私たちの身の回りには、24時間営業や深夜営業の店、コンビニが当然のようにあります。そうした店舗で深夜に働いている人も増えているということですし、それらの店やコンビニの利用者も増え、生活時間のボーダレス化が進んでいます。

朝食欠食者を対象にした国の調査によると、40代男性の36.6%、女性の19.2%が、21時以降に夕食を摂っていることがわかりました。さらに、男性全体では、10.8%もの人が23時以降に夕食を摂っているのだそうです。つまり、遅い夕食を摂る人が多く、その傾向は男性に強いと言えます。女性がやや少ないのは、ダイエットを意識している割合が男性より多いからかもしれません。

いつでも、食べ物を買うことができる環境、夜遅くまでの仕事をすることで、全体的に夜食症候群が増えていると言えます。

■習慣化すると危険! 夜食症候群が招く病気
肥満からメタボリックシンドローム、高血糖などから糖尿病、高コレステロール血症などから動脈硬化、高血圧など、まさに生活習慣病になり、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などの心血管の病気を起こすことになります。夜食症候群と思ったら、まずは、食生活を見直す必要があります。

■太らない夜食の取り方に似ている? 夜食症候群の対策法
まずは、食事時間を早くすることができないかどうか生活を見直しましょう。できれば、寝る2時間前には食事を終えておきたいものです。夜食として食べるにしても低脂質、低炭水化物で消化に良い良質なタンパク質を含むものを選ぶようにし、カロリーを抑えておきましょう。1日の食事バランスも、できれば、朝食をしっかりと摂るようにしましょう。

残業が避けられない時には「残業前に軽食を摂っておく」「残業後に食べるものは考えて選ぶ」ことが大切です。残業後に食事を取る場合、魚の練り物、豆腐、おでんなどタンパク質を中心とした食材、春雨やコンニャクなどの満腹感が得られやすいカロリーの少ない食材を選ぶようにしましょう。遅い時間に食べ過ぎてしまうことを防ぐためにも、残業がある日には昼食をしっかりと摂っておくようにすることも大切です。生活習慣や仕事の時間はすぐには変えられないかもしれませんが、健康に直結する毎日の食生活、できることから自分でできる対策を取っていきましょう。

清益 功浩

4878とはずがたり:2017/05/22(月) 22:40:36

面倒くさいし読まないと思うけど出典明記してよ。

二人の絆を強くして、寿命も延ばすキスの効用
https://allabout.co.jp/gm/gc/450208/
恋人たちのコミュニケーションとして重要な「キス」。そもそも人はどうしてキスをするのか、その目的と「キスの効用」をご紹介いたします。「キスの効用」を知ることで、最近キスが減ってきたというカップルがキスをするきっかけになるかもしれません。

恋愛ガイド 桜井 結衣

突然ですが、彼女のいる男性に質問です。彼女とキスしてますか? 付き合い始めは頻繁にしていたのに、月日の流れとともにおろそかになるというカップルも多いようです。実は、キスには様々な効用があります。「キスの効用」を知れば、頻繁にキスをしたくなるのではないでしょうか。

そもそも、人間がキスをする理由とは?

唇の写真
キスをするのには、理由があった!
キスは、ただ唇と唇が触れるだけのものでも、単なる愛情表現でもありません。キスをすると、互いの唾液を交換することになりますよね。当然ですが、唾液には細菌が含まれます。そして、細菌を交換することには、ある二つの重要な目的があります。

一つは、自らの免疫力を高めることです。もう一つは、相手のDNAや生殖状態を探り、自分にとって必要なDNAを持っているかどうか本能的に判断することです。自分と遠いDNAを持つ相手との子ほど、生命力が強く優秀な子になる可能性が高いと言われています。

このため、自分と近いDNAだったり、本能的に自分に合わない相手とキスをしたときには、妙な味がするなど何かしらの違和感を感じるようです。実際に、アメリカで行われた研究では59パーセントの男性と66パーセントの女性が、キスに関する不具合によって恋愛関係を築けなかったと証言しています。まさに、キスで交際相手を選別していると言えますね。

次のページでは、「キスをすると起こる素敵なコト」をご紹介いたします。

キスをすると起こる素敵なコトって?

キスをするカップル
「キスをするカップル」と「キスをしないカップル」には大きな差ができる!?
キスをすると、様々な素敵なコトが起こります。まず、キスをすると、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは、別名「幸せホルモン」「絆ホルモン」「恋愛ホルモン」などと呼ばれます。このホルモンは、ストレスを軽減したり、気分を安定させたり、信頼感を強くしたり、幸福感をもたらしたり、男女間の絆を深め浮気を防止する効果があるとされています。

また、イギリスで行われた研究では、キスを交わすことで、オキシトシン以外にも「エンドルフィン」というホルモンが分泌され、沈んだ気持ちを励ます抗鬱作用をもたらすと言われています。

そして、カナダの大学では、こんな研究が行われました。それは、出勤前にキスをしてから家を出るカップルと、キスをしないで出かけるカップルを比べたものです。この研究で分かったことは、出勤前にキスをしてから家を出るカップルのほうが、そうでないカップルに比べ欠勤率も交通事故に遭う確率も低いこと、収入が約25パーセント高いこと、寿命が約5年長いことです。なんだか、すぐにでもキスをしたくなるほど素敵なコトばかりですね。

情熱的なキスこそが二人の絆を強くする!

情熱的なキスは、興奮をもたらすドーパミンや、相手を求める気持ちを強くするセロトニンといった神経伝達物質の濃度を押し上げます。また、男性の唾液に含まれている「テストステロン」というホルモンが女性の口に入ると、女性の性欲が高まります。

つまり、キスをすることでセックスにつながりやすくなるのです。カップルにとってセックスは重要なコミュニケーションのうちの一つです。セックスをすることで、一緒にいることの安心感や幸福感が増し、絆が強くなります。

二人の絆を強くするためにも、キスを日常的にしてみてはいかがでしょうか。頻繁にキスをしているカップルの方が、「互いに愛情を感じている」「一緒にいると幸せを感じる」という声が多いのも事実です。パートナーに「キスの効用」を伝えることで、キスをするきっかけになるかもしれません。

4879とはずがたり:2017/05/26(金) 23:01:26
<名大>手術中の写真をFBに 大学院准教授を諭旨退職処分
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170527k0000m040154000c.html
21:41毎日新聞

 ◇1回掲載 3月に依願退職、追加で処分

 手術中の写真をフェイスブック(FB)に1回掲載したなどとして、名古屋大は26日、大学院医学系研究科准教授だった60代男性を諭旨退職処分にしたと発表した。今年3月に依願退職しているが、追加で処分した。写真は手術室の全景で詳細は見えないという。

 名大によると、元准教授は2015年3月17日、名大医学部付属病院であった手術に立ち会い、その様子を撮影した写真1枚をFBに投稿した。この患者の磁気共鳴画像化装置(MRI)の画像1枚も一緒に載せた。手術の様子は離れて写し、患者も匿名でコメントは添えていなかった。

 16年2月にFBを見た人から指摘があり、名大は同年4月に調査委員会を発足させて調べていた。元准教授は「早く良くなってほしい一念だった。当時は悪いことをしている認識はなかった」と話しているという。

 このほか元准教授は15年8月5日、医学部の定期試験の問題を試験前に、文字が読めないようにしてFBに載せた。また、11年11月?16年2月の間、インターネット関係の備品を購入する際、1割増しの料金を記した請求書を自身で作成して名大に業者へ支払わせ、業者から計180万円を自身の銀行口座に還流させていたという。

 元准教授は医師でなく研究職。これらの行為を認めているという。【月足寛樹】

4880とはずがたり:2017/05/30(火) 19:56:23

“スーパードクター”の執刀かなわず死亡、遺族が埼玉医大を提訴へ
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170515/evt17051519020029-n1.html?obtp_src=www.iza.ne.jp
2017.5.15 19:02

 「心臓手術のスーパードクター」としてマスコミにたびたび取り上げられている埼玉医科大の心臓外科医、新浪博士(本名新浪博)教授に手術を依頼したのに別の医師が執刀したとして、手術から半月後の2014年5月に死亡した埼玉県の女性=当時(64)=の遺族が16日、大学と新浪教授らに総額1億円の損害賠償を求め、さいたま地裁川越支部に提訴することが15日、分かった。

 訴状によると、女性はかかりつけ医から大動脈弁の石灰化が進んでいる可能性があると診断され新浪教授を紹介された。

 新浪教授からは「手術が必要だが簡単な部類に入る。私が執刀する」と説明され、14年4月に入院。手術直前になり、別の医師から教授の指示を受けながら自分が執刀することになったと言われ、5月1日に手術を受けたが、同16日に心筋梗塞で死亡した。教授は手術に立ち会わなかった。

 埼玉医科大は「大学も新浪教授もコメントはしない」としている。

4881とはずがたり:2017/06/01(木) 14:40:13
<新潟市民病院>「過労が原因」女性研修医自殺、労災認定へ
01:40毎日新聞

<新潟市民病院>「過労が原因」女性研修医自殺、労災認定へ
木元文さん=遺族提供
(毎日新聞)
 ◇新潟労基署が方針 遺族「残業最多で月251時間」

 2016年1月、新潟市民病院(新潟市中央区)の女性研修医(当時37歳)が自殺したのは過労が原因だったとして、新潟労働基準監督署は31日、労災認定する方針を決めた。遺族に対しても、方針を通知している。【柳沢亮】

 亡くなった研修医は木元文(あや)さん。看護助手をしながら医師を目指して勉強を続け、2007年、新潟大医学部に合格。卒業後の13年から研修医となったが、15年4月に後期研修医として同病院に移ると、救急患者対応の呼び出し勤務が激増。16年1月24日夜、行き先を告げず一人で自宅を出たまま行方不明になり、翌朝、家族が自宅近くの公園で遺体を発見した。

 新潟県警によると、死因は低体温症で、遺体のそばには睡眠薬と飲み終えた酒が落ちていた。自殺前、家族に「人に会いたくない」と漏らしていたといい、県警は自殺と判断している。

 木元さんの夫は16年8月、「長時間労働による過労と精神疾患が自殺の原因」などとして同監督署に労災を申請した。木元さんの電子カルテの操作記録から月平均時間外労働(残業)時間は厚生労働省が「過労死ライン」と位置付ける80時間の2倍を超える約187時間、最も多い月では251時間に達していたと主張した。

 一方、病院側は木元さんが自己申告していた残業時間は月平均約48時間だったと反論。「電子カルテの操作記録の多くは医師としての学習が目的で、労働時間に当たらない」と説明していた。

 木元さんの夫は毎日新聞の取材に「労災認定され安心したが、亡くなった人は戻らない。過労死は病院による殺人に等しい」と話した。「全国過労死を考える家族の会」東京代表で、自らも医師の夫を過労死で亡くした中原のり子さんは「勤務医の過労死は全国的な問題。聖職者意識や犠牲的精神など個人の力で解決できるものではなく、社会的な支援をすべきだ」と話している。

4882とはずがたり:2017/06/01(木) 14:40:50
<新潟市民病院>「過労が原因」女性研修医自殺、労災認定へ
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170601k0000m040187000c.html
01:40毎日新聞

 ◇新潟労基署が方針 遺族「残業最多で月251時間」

 2016年1月、新潟市民病院(新潟市中央区)の女性研修医(当時37歳)が自殺したのは過労が原因だったとして、新潟労働基準監督署は31日、労災認定する方針を決めた。遺族に対しても、方針を通知している。【柳沢亮】

 亡くなった研修医は木元文(あや)さん。看護助手をしながら医師を目指して勉強を続け、2007年、新潟大医学部に合格。卒業後の13年から研修医となったが、15年4月に後期研修医として同病院に移ると、救急患者対応の呼び出し勤務が激増。16年1月24日夜、行き先を告げず一人で自宅を出たまま行方不明になり、翌朝、家族が自宅近くの公園で遺体を発見した。

 新潟県警によると、死因は低体温症で、遺体のそばには睡眠薬と飲み終えた酒が落ちていた。自殺前、家族に「人に会いたくない」と漏らしていたといい、県警は自殺と判断している。

 木元さんの夫は16年8月、「長時間労働による過労と精神疾患が自殺の原因」などとして同監督署に労災を申請した。木元さんの電子カルテの操作記録から月平均時間外労働(残業)時間は厚生労働省が「過労死ライン」と位置付ける80時間の2倍を超える約187時間、最も多い月では251時間に達していたと主張した。

 一方、病院側は木元さんが自己申告していた残業時間は月平均約48時間だったと反論。「電子カルテの操作記録の多くは医師としての学習が目的で、労働時間に当たらない」と説明していた。

 木元さんの夫は毎日新聞の取材に「労災認定され安心したが、亡くなった人は戻らない。過労死は病院による殺人に等しい」と話した。「全国過労死を考える家族の会」東京代表で、自らも医師の夫を過労死で亡くした中原のり子さんは「勤務医の過労死は全国的な問題。聖職者意識や犠牲的精神など個人の力で解決できるものではなく、社会的な支援をすべきだ」と話している。

4883とはずがたり:2017/06/05(月) 18:26:46
うつ関与のタンパク質特定=新たな治療法期待-岡山理科大など
http://news.livedoor.com/article/detail/13140542/
2017年6月1日 3時7分 時事通信社

 熱や紫外線などから細胞を保護する役割を持つ「熱ショックタンパク質」(HSP)が、うつ病の発症に関与していることがマウスの実験で分かったと、岡山理科大と徳島大病院の共同研究グループが発表した。うつ病の予防や新たな治療法の開発に役立つ可能性があるという。論文は31日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに掲載された。

 研究グループは、ストレスを与えてうつ状態にしたマウスの脳の海馬で、HSP105と呼ばれるタンパク質が著しく減少したことに着目。HSPを増やす薬剤テプレノンを投与すると、うつ行動が改善したという。

 ストレスを受けると、脳の神経細胞の維持に欠かせない神経栄養因子が減少するが、HSP105の働きによって増えることも分かった。

 テプレノンは胃薬として広く使われている。安全性も高く、研究が進めばうつ病患者への適用拡大が期待される。事前にHSPを高めるなどの方法で、予防につながる可能性もあるという。

 岡山理科大の橋川直也講師は「うつ病は多くの人が関心を持つ社会的な問題。より安全性の高い方法で治せるようにしたい」と話している。

4884とはずがたり:2017/06/10(土) 10:33:07

食育アンケート
ゲーム長時間は虫歯のもと? 富山大
https://mainichi.jp/articles/20170607/k00/00e/040/209000c
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月7日 09時17分(最終更新 6月7日 17時30分)

 テレビやゲームを長時間利用する子供ほど虫歯になりやすい--。4〜10日の「歯と口の健康週間」にちなみ、富山大地域連携推進機構地域医療保健支援部門(富山市杉谷)は、富山県高岡市内の小学生2109人を対象に昨年1月実施した食育に関するアンケート結果を発表した。部門長の関根道和教授(46)=社会医学=は「ゲームなどで興奮状態にあると唾液分泌量が低下し、虫歯になりやすいのでは」と説明している。【青山郁子】

 子供の虫歯と生活習慣に焦点をあてた研究は少なく、結果は5月末、福岡県で開催された日本小児歯科学会で…

4885とはずがたり:2017/06/10(土) 10:35:16

<食育アンケート>ゲーム長時間は虫歯のもと? 富山大
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000014-mai-soci
6/7(水) 9:17配信 毎日新聞

富山大地域連携推進機構地域医療保健支援部門長の関根道和教授

 テレビやゲームを長時間利用する子供ほど虫歯になりやすい--。4〜10日の「歯と口の健康週間」にちなみ、富山大地域連携推進機構地域医療保健支援部門(富山市杉谷)は、富山県高岡市内の小学生2109人を対象に昨年1月実施した食育に関するアンケート結果を発表した。部門長の関根道和教授(46)=社会医学=は「ゲームなどで興奮状態にあると唾液分泌量が低下し、虫歯になりやすいのでは」と説明している。【青山郁子】

 子供の虫歯と生活習慣に焦点をあてた研究は少なく、結果は5月末、福岡県で開催された日本小児歯科学会でも発表された。

 子供の虫歯は、乳幼児期からのフッ素塗布の普及などで近年、減少傾向にある。それでも虫歯がある子供の生活傾向を探るため、富山県教委と連携して調査。高岡市内の5小学校の全児童を対象に、食習慣や生活習慣、健康状態など50項目について尋ねた。回収率は94.2%。富山市の小児歯科医らとともに分析した。

 その結果、1日のメディア利用が「2時間未満」では虫歯があるのが8.6%だったのに対し▽「2〜4時間」9.8%▽「4時間以上」15.4%--と、長く利用するほど、虫歯の子供は増えた。

 睡眠時間は、「9時間以上」6.4%▽「8〜9時間」8.5%▽「8時間未満」14.2%--だった。さらに、▽朝食を「毎日食べる」8.6%▽「時々食べる」16.2%▽「ほとんど食べない」27.3%--と、生活習慣が乱れている子供に虫歯が多かった。

 関根教授によると、唾液は虫歯予防作用があり、リラックスしている状態ではサラサラで分泌量も多いが、緊張しているとネバネバで量も少なくなる。これらのことから「ゲームなどで興奮状態にあったり、睡眠不足や空腹ストレスにあると、分泌量が低下し、虫歯になりやすいのでは」と説明する。

 保護者も調査しており、さらに詳細な分析を進める。関根教授は「虫歯予防には、歯磨きなど口腔内の衛生に注意が向きがちだが、よく寝て食べるという望ましい生活習慣作りも重要だ」とアドバイスしている。

4886とはずがたり:2017/06/12(月) 17:27:27

週刊誌の「医者が出すクスリ批判」を鵜呑みにしてはいけない!
ダイヤモンド・オンライン 2017年6月12日 09時00分 (2017年6月12日 16時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170612/Diamond_131332.html

『週刊ダイヤモンド』の6月17日号の特集は「エセ健康科学を見抜く クスリ・健康食品のウソ・ホント」。薬の本当のやめどき、健康食品と自然食材の本当の健康効果や安全性を明らかにしました。
 2016年に数ヵ月にわたり、薬や医療を批判する特集を組み続けた「週刊現代」が今年5月に再び薬特集を組んだ。昨年は「医者に出されても飲み続けてはいけない薬」など、今年は「あなたは薬を『誤解』している」と銘打った。
 その影響は医療現場に表れた。兵庫・尼崎で開業する長尾クリニックの長尾和宏院長の元には同誌を握り締めた患者が「先生、この薬は危険なん、知らんやろ!」と興奮しながらやって来て、飲んでいる薬が載っているからやめたいと訴えてきた。
 実は長尾院長は去年も今年も同誌の薬特集に登場している。医療を否定する過激な見出しが並ぶ特集だけに、「何でこんな取材に応じるんだ」と非難する医者仲間もいる。「センセーショナルを売りにするのは雑誌の宿命だから誇張した表現で医療を否定したんだろう」と苦笑する長尾院長は、「でもね、薬漬けはおかしいという大筋に賛同している」と続ける。
「自分はまっとうなコメントをしただけ。30種類もの薬を飲み続けている患者に出くわしたら、何とかしないとと思うよ。薬にはリスクとベネフィットがあり、リスクの部分が軽視されてきた。リスクを啓発するには、これくらい乱暴な方法も仕方がない」(長尾院長)
 とはいえ、薬の悪口を書き連ねる記事全体には文句もある。
「人間と同じで薬もいいところ、悪いところの両方がある。コレステロールを治療するスタチンという薬はまれに横紋筋融解症という重大な副作用があるとやり玉に挙がっているが、頻度は非常に少ないし、スタチンなしでは命に関わるハイリスク患者もいる。全否定しているのは非常に問題」(同)
 副作用はその重篤度とともに、発生する頻度も伝えなければ、リスクを正しく理解できない。
 長尾院長がもう一つ心配するのは「医者を悪者に仕立て過ぎて、患者との信頼関係にひびが入ること」。自身のクリニックでも、記事の影響か通院をやめてしまった患者がいる。必要なスタチンをやめたがる患者に飲み続けるよう説得するのには苦労した。一方で、記事が適切に薬を減らすきっかけになった患者は十数人に及ぶ。
 患者には、記事を機に適切な治療から遠ざかった者と、より適切な治療につなげた者がいるということだ。
「良い」「悪い」を断定する記事は分かりやすいが、「真実は極論と極論の間の『中庸』にある」と長尾院長は強調する。最適な中庸を見いだすには、健康や医療に関する情報を調べて理解し、その情報を使う能力「ヘルスリテラシー」を患者が身に付ける必要がある。

4887とはずがたり:2017/06/13(火) 12:39:27

煽って稼いでる臭いがするけど。
先発と後発があって後発の方が薬効高い場合は新しくそっちが特許取ったりする事もあるのかね?

安いなら「ジェネリック医薬品で…」
その選択があなたの寿命を決めている?
http://diamond.jp/articles/-/74985

クスリを処方されるときに、ジェネリック医薬品を勧められたことはありませんか? 中には「同じ成分で値段が安いなら……」と勧められるがままに、ジェネリック医薬品を選んでいる人も多いのではないでしょうか? 果たしてジェネリック医薬品は本当に安全なのか……。『「先生が患者ならどうします?」医師が自分のために選ぶクスリ・治療法』の著者であり医学博士の岡田正彦氏にジェネリック医薬品の安全性について伺いました。

安いなら……と安易にジェネリック医薬品を選んでいませんか?

 今、ジェネリック医薬品の品質を懸念する声が高まっています。なぜなら、新薬のように厳格な臨床試験を行う必要がなく、成分が同じだからという理由で簡単に発売が認可されているからです。
 成分が同じなら、わざわざ臨床試験をする必要はないのでは?というのが、大方の意見かと思います。ジェネリック医薬品とは、特許の切れたクスリを模したものです。製造・販売しているのは専業メーカー、大手製薬企業など合わせて約20社。一番の特徴は値段が安いことです。

 しかし、クスリを製品化するには、薬用成分の化学構造だけでなく、ほかにも大切な技術が必要となります。たとえば服用したあと、さっと効くクスリもあれば、徐々に吸収して一日中、ゆっくり効果を発揮するクスリもあります。胃では溶けずに腸から吸収するようにしたクスリもあるなど、高度なノウハウが結集されていて、それらは別途、特許が申請されています。その製法特許が切れていなければ、それまでのクスリをそっくりまねをすることができません。

 つまり、ジェネリック医薬品は、新薬と同じもの、ということは言えないのです。

ジェネリック医薬品の効果を追跡調査した結果……

 ジェネリック医薬品は、「後発医薬品」とも呼ばれますが、その発売後、新薬のほうも少し高い薬価で発売は続けられ、呼び方も「先発医薬品」と変わります。米国では、ジェネリック医薬品の製造・販売の認可を受ける際、次の諸点を証明しなければならないことになっています。

・先発医薬品と剤形、分量、服用方法、品質、効能、適応疾患が同じこと
・服用後の血中濃度変化を24〜36人の健康人で調べ、先発医薬品と80〜125%の範囲で一致していること

 日本でも、これに準じた基準があるようです。
 しかし、これだけの条件で先発医薬品とジェネリック医薬品が同等であるとは、とても言えません。長期間、服用を続けるとどうなのか、健康でない人が飲んでも同じなのか、などの疑問がいろいろ思い浮かびます。

 幸い、高血圧症の患者を2グループにわけ、それぞれ先発医薬品とジェネリック医薬品を服用してもらった追跡調査が多数行われています。それらの論文を集めて検証したレポートによれば、先発医薬品とジェネリック医薬品との間に、「血圧を下げる効果」と「心臓病、脳卒中を予防する効果」において、有意差はないと結論される、とのことでした。

本当にジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ効果をもたらすのか?

 しかし、これらのレポートには問題がいくつかあります。血圧のクスリについて行われた調査の多くが、数週間〜数ヵ月しか追跡が行われていなかったことと、対象者数が数十人程度でしかなかったことです。

 血圧のクスリのように、長期間にわたって服用するとコレステロール値や中性脂肪値が上昇する人がごくわずかに増える、など微妙な副作用のせいで「総死亡率が改善しない」という事実がありますから、もっと大規模に、もっと時間をかけて調査を行ってほしいものです。高血圧のクスリ以外では、このような調査さえ行われていないのが実情で、ジェネリック医薬品についてはわからないことだらけです。

 したがって安心して服用できるのは、新薬でもジェネリック医薬品でもなく、(発売後かなり時間が経っている)先発医薬品ということになります。

 もし私が患者さんに「ジェネリック医薬品は安全ですか?」と問われたら、「今のところ、不明です」とお答えするでしょうし、私自身、安いからという理由で、安易にジェネリック医薬品を選ぶことは決してしません。

(本連載は『「先生が患者ならどうします?」医師が自分のために選ぶクスリ・治療法』に、一部加筆したものです)

4888とはずがたり:2017/06/20(火) 22:24:18
「プール熱」感染拡大、患者数“過去最多”に
TBS News i 2017年6月20日 16時56分 (2017年6月20日 18時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170620/Tbs_news_94366.html

 「プール熱」と呼ばれる子どもに発熱などを引き起こす感染症の患者数が、過去最多を更新です。
 「咽頭結膜熱」は、主に子どもがアデノウイルスに感染し、発熱やのどの痛み、結膜炎などを伴う感染症で、夏場にプールの水や使用したタオルなどを介して流行することがあり、「プール熱」とも呼ばれています。

 国立感染症研究所によりますと、今月11日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数は3週連続で増加し、過去10年で最も多くなっています。都道府県別では山梨県が最も多く、次いで、北海道、奈良県、鹿児島県の順でした。

 プール熱は夏にかけて感染のピークを迎えることから、厚労省は手洗いの徹底など予防を呼びかけています。(20日14:01)

4889とはずがたり:2017/06/21(水) 15:57:00
ほぼ商業スレが適当なんだけどいちおこちらに。
近くにあってクレカにポイントも付く俺のイチオシのスギ薬局は何番手だ?
確か愛知発祥だったな。マツキヨは松戸らへん。ウエルシアはイオン系。
関西はどの駅前にもあるダイコクが強い,関東だとコクミンかな。後はキリン堂辺りも関西地盤か?

最近増えてる印象なのがココカラファイン。Zipドラッグなんかも傘下に置いてるのか提携してるのか共通のポイントのシステムだ。

①ウエルシア 約6232億円
②ツルハ 約5770億円
③マツキヨ 
④何処だ? 5000億円台

ツルハ、マツキヨ抜いてドラッグストア業界2位に 売上高5770億円
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/business/hokkaido-20170621122258691.html
12:19北海道新聞

北海道創業、全国チェーンに発展

 ドラッグストア大手ツルハホールディングス(HD、札幌)が20日発表した2017年5月期連結決算によると、売上高は前期比9・4%増の5770億8800万円となり、マツモトキヨシHD(千葉県松戸市)を抜いて業界2位に浮上した。本業のもうけを示す営業利益は同18・3%増の370億7100万円で、持ち株会社に移行する前のツルハの株式上場以来、18期連続の増収増益。

四国のチェーン子会社化が寄与
 純利益は同26・4%増の244億3300万円。四国最大手のレデイ薬局(松山市)を15年10月に子会社化したことが収益増に寄与し、自主企画商品の大幅入れ替えも奏功した。前期より12店多い125店を新規出店する一方で37店を閉め、全体の店舗数は業界首位の1755店。ドラッグストア業界は大手4社が年商5千億?6千億円台で競っており、首位ウエルシアHD(東京)の売上高は約6232億円(17年2月期)

4890とはずがたり:2017/06/22(木) 13:30:54

風邪薬成分、安価な中国産で水増し 国内最大手メーカー
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170622-00000009-asahi-soci
6/22(木) 5:01配信 朝日新聞デジタル

 多くの風邪薬で使われている解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン(AA)製造で国内最大手の原薬メーカー「山本化学工業」(和歌山市)が、自社で作ったAAに安価な中国製AAを無届けで混ぜて水増しし、製薬会社に出荷していたことがわかった。医薬品医療機器法(薬機法)違反にあたり、厚生労働省が5月に立ち入り調査を実施。指導権限を持つ和歌山県が近く処分する方針だ。

 民間調査会社によると、国内でAAを製造しているのは2社で、山本化学が国内シェアの約80%を占めている。AAを仕入れた製薬会社が調合して風邪薬をつくり、病院で渡される薬や市販薬として広く販売している。厚労省の立ち入り後、同社はAAのほか全製品の出荷を自粛している。

 関係者によると、山本化学は、米国産の原料などを使い、和歌山市内の工場でAAを製造している。しかし、これとは別に中国で作られた安価なAAを輸入し、自社で作ったAAに混ぜて出荷していたという。費用を節減し、生産量を上げるためとみられる。

 山本化学の関係者は「少なくとも数年前から、中国製を1〜2割混ぜていた」と話している。

朝日新聞社

4891とはずがたり:2017/07/06(木) 16:26:34
やっと早稲田大が綜合大学になれるかな!?現金用意しときや〜♪♪

大病院の危機的状況は日本の危機的状況の一断面で有るけど,稲作農家と土建屋と並んで日本を殺しているのが開業医なのである。開業医偏重の医療制度が大病院の経営を危うくしているのである。ちゃんとこのことを解ってる記事である。

更に医療事故に派閥争いとくれば最早当事者能力無しと云わざるを得ない。

赤字22億円「東京女子医大」の危機的状況
プレジデントオンライン 2017年7月6日 09時15分 (2017年7月6日 15時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170706/President_22523.html

都内の名門私立病院が、次々と経営難に陥っている。東京都新宿区にある「東京女子医科大学病院」は、医療事故を境に、2年間で19万人も外来患者が減った。その結果、3年連続の赤字に陥り、医師への給与も満足に払えない状況となっている。だが、これは女子医大だけの問題ではない。背景には医療制度の構造的な問題がある――。

■賞与は「本給部分の1.6カ月」
東京の医療が崩壊するのは、もはや時間の問題のようだ。前回、聖路加国際病院の苦境を紹介したが、(http://president.jp/articles/-/21994)最近になって、『週刊現代』(7月8日号)が「赤字22億円このままでは名門東京女子医大(以下、女子医大)が潰れる」という記事を掲載した。私もコメントした。
この記事を読んだ友人(女子医大OB)から「以前から聞いていましたが、ここまでひどい状況になっているとは驚きです」とメールが来た。医療関係者の間で話題となっているようだ。この記事は、女子医大の吉岡俊正理事長が、6月7日に教職員へ送った文書から始まっている。
「平成28年度の収支差額は22億円の赤字で3年連続の赤字となりました」
「3年連続の赤字により、現在の本学には現預金の余裕は全くありません」
「これ以上、医療収入が減少しますと、法人存続にかかわる危機的な事態になります」
こうした理由から上半期の賞与は「本給部分の1.6カ月」(前年度は2.35カ月+扶養手当2カ月)だという。職員宛の文書で、吉岡理事長は「大変厳しい決定ですが、本学の現状を踏まえた判断です」「現状に対する職員の意識を高め、改善・改革のための具体的な行動が必要です。患者さんが戻り、医療収入増加に貢献する、あるいは経費削減により収支改善に貢献することがないか、各職員一人一人が当事者意識を持ち、真摯に考え、行動をしてください」と呼びかけている。

■2歳児に麻酔薬を大量投与
女子医大の転落のきっかけは、2014年2月、2歳の男児が麻酔薬「プロポフォール」を大量投与されて亡くなった医療事故がきっかけだ。
事故を受けて、厚生労働省は特定機能病院の承認を取り消した。事故の前、女子医大の収入に占める補助金の割合は9.3%だった。15年度の決算では4.1%にまで減っている。患者も減った。過去2年間で外来患者は約19万人、入院患者は約7万3000人減った。
だが、女子医大の幹部の危機意識は希薄で、派閥抗争に明け暮れた。吉岡俊正理事長一派は、この事故の責任を問うとして笠貫宏・学長、高桑雄一・医学部長(いずれも当時)を解任し、法廷闘争を仕掛けた。
前出の女子医大OBは「患者を紹介しようとしても、理事長派と学長派の対立が医局の内部部にまでおよんでいるのか、手術をしてもらえませんでした。これじゃ患者も減ります」と嘆く。
女子医大の「身から出たさび」という見方も可能だが、事態はそれほど単純ではない。なぜなら、昨今の医療費の抑制政策が続く限り、都内の総合病院が破綻するのは避けられないからだ。女子医大は、医療政策の被害者という側面もある。背景を解説しよう。
高齢化が進むわが国では、医療費の抑制は喫緊の課題だ。政府はさまざまな政策を打ち出している。
患者は増えるのに、医療費の総額が抑制されれば、医療機関の利幅は薄くなる。この政策が続けば、やがて破綻するところがでてくる。

4892とはずがたり:2017/07/06(木) 16:27:18

■女子医大は例外ではない
意外かもしれないが、もっとも「被害」を受けやすいのは首都圏の病院だ。それは、我が国の医療費は厚労省が全国一律に決めているからだ。田舎で治療をうけても、東京の銀座で治療を受けても、医療費は同じなのだ。もちろん、土地代や人件費などのコストは違う。医療費を下げ続ければ、真っ先に破綻するのは、首都圏の病院だ。
私の知る限り、この問題を初めて取り上げたのは、情報誌『選択』の2015年9月号だ。<私大医学部で「経営危機」が続々 破綻寸前の「首都圏医療」>という記事を読めば、女子医大が例外でないことがわかる。
もちろん、この記事でも女子医大は取り上げられている。だが、それ以上に経営状態が危険とされたのは日本医科大学付属病院(以下、日本医大)だ。

■日本医大の経営危機の深刻さ
日本医大は、1876年(明治9年)に越後長岡藩医であった長谷川泰が設立した済生学舎を前身とする、日本最古の私立医大だ。慶應大、慈恵医大とともに戦前に設立された3つの医学部の一つである。現在も東京を代表する医療機関で、都立墨東病院などと並び、脳卒中や交通事故など一刻を争う救急患者を治療する三次医療機関の中心を担っている。日本医大が公開している財務諸表によれば、2014年度の売上高利益率はマイナス19.4%で、158億円の赤字。総資本を自己資本で割った財務レバレッジは349%と大幅な借金超過で、流動比率(流動資産と流動負債の比)は70%だ。
流動比率は、負債の短期的な返済能力を見る指標のひとつだ。税理士の上田和朗氏は「企業の経営状態を判断する際のもっとも重要な指標の一つ」と言う。流動比率は、流動資産が流動負債より多いか否かを示し、通常は120%以上あるのが望ましいとされている。日本医大の経営危機がいかに深刻かご理解いただけるだろう。
日本医大は経営再建に懸命だ。2016年度の財務諸表によれば、医療収入は747.7億円で対前年比2.4%%(17.6億円)の増だった。支出は賞与や時間外勤務を減らし、予算対比で12.5億円も減らした。この結果、決算は黒字となった。
ただ、それでも固定比率は292%もあり、有利子負債は629億円だ。前出の上田氏は「人件費を削り、医療収入を増やしている。経営は改善されつつあるものの、借り入れ体質は変わらない」という。日本医大の苦戦は続きそうだ。
なぜ、最近になって、首都圏の一流病院が経営難に陥ったのだろう。
きっかけは2014年の消費税増税だ。病院は医薬品などを仕入れる際、病院は消費税を負担するが、患者には請求できない。このため消費税が「損税」となってしまうのだ。

■開業医が優遇され、病院が割を食う
これは、自動車など輸出企業の置かれた状況とは対照的だ。輸出品は海外での販売時に課税されるため、消費税が免除されている。多くの企業は仕入れなどで消費税を負担しているため、その差額を政府から還付される。2015年8月24日の朝日新聞に掲載された<病院経営「8%」ショック>の記事の中で、税理士で元静岡大学教授の湖東京至氏は、大手自動車メーカー5社が14年度に受け取った還付金の総額を約6000億円と推計している。
もちろん、厚労省も損税問題を認識している。損税を補填するため、2014年に診療報酬を全体で1.36%引き上げた。しかしながら、これでは不十分だ。特定の診療行為の値段を上げるだけで、損税問題を解決できるはずがない。必ず不公平が生じる。一般論だが、日本医師会の中核を占める開業医が優遇され、病院が割を食う。
19年10月には消費税が10%に上がる。財務省は診療報酬の減額を目指している。今後、診療報酬が大幅に増額されるとは考えにくい。生き残るには、必死にコストをカットするしかない。
病院経営での最大のコストとは何だろうか。それは人件費だ。多くの病院でコストの50-60%を人件費が占める。その中でも、特に問題となるのは看護師の人件費だ。看護師は、病院スタッフでもっとも多い職種であり、一般的に高給取りだからだ。

■都内看護師の平均年収は約523万円
『看護師になる2016』(朝日新聞出版)によれば、都内の総合病院に勤務する25歳の看護師の給与は、額面で37.1万、ボーナスは約100万円だ。年収にすると約550万円となる。ちなみに日本人の給与所得者の平均年収は420万円(平成27年分民間給与実態統計調査結果)だ。
看護師の給与には大きな国内格差がある。「都道府県・看護師税込推定給与総額(円)」という図をご覧いただくと、関東から近畿地方にかけて高く、東北地方や九州・四国・中国地方が安いことがわかる。
日本看護協会によると、東京都の看護師の平均年収は523万円。全国平均の473万円より1割ほど高い。病院の利益率は通常数%程度だ。看護師のコストがこれだけ違うと勝負にならない。このデータは2008年のもので少し古いが、この傾向は現在も変わらないだろう。

4893とはずがたり:2017/07/06(木) 16:28:31

なぜ首都圏の看護師の人件費が高いのだろうか。それは首都圏で看護師が不足しているからだ。「都道府県別物価補正後の看護師月給と看護師数」という図では、人口当たりの看護師数と看護師の給与の関係を示している。なお看護師の給与は都道府県の物価で補正している。
病院経営は工場経営に似ている。首都圏のように人件費の高いところは不利だ。最近、九州や東北地方の病院が首都圏に進出しているが、これは地方病院のほうが財務力に余裕があるためだ。
では、首都圏の病院は、どのようにしてコストを切り詰めているのだろうか。実は、もっとも切り詰めているのが医師の人件費だ。東京には大勢の医師がいる。特に大学の場合、教授や准教授になりたい医師は掃いて捨てるほどいる。供給が多ければ、価格は下がる。
ここにも経済原理が働く。

■准教授の手取りは30万円代
東京大学医学部の後輩の40代の医師で、現在、都内の大学病院の准教授を務める人物は「手取りは30万円代です」とこぼす。彼の妻は専業主婦で、2人の子供がいる。家賃、食費、教育費を稼がねばならない。
彼は生活のために、アルバイトにあけくれている。毎週1日は都内のクリニックで外来をこなし、週末は当直を務める。これで月額50万円程度を稼いでいる。
こんなことをしていると、肝心の診療がおろそかになる。最終的に、そのツケは患者が払うことになる。前出の医師は、「昼間、病棟には研修医しかいません。スタッフは外来、手術、そしてアルバイトに行かないといけないからです」と言う。これでは、入院患者の治療は二の次になる。
その結果が、2014年2月に女子医大で起こった医療事故だ。頸部リンパ管腫の摘出手術を受けた2歳の男児が、3日後に急性循環不全で亡くなった。その後の調査で、人工呼吸中の男児が暴れないように、小児への使用が禁止されている麻酔薬プロポフォールを用いたことが判明した。成人用量の2.7倍も投与されていたそうだ。女子医大が依頼した第三者委員会は「投与中止後すぐに人工透析をしていれば、男児の命は助かった可能性があった」と指摘している。

■組織改革では医療事故はなくならない
さらに、女子医大では、小児に対するプロポフォールの過量投与が常態化していたことも明らかになった。
14歳未満の55人に対し、合計63回投与されていた。今回の医療事故は氷山の一角だったのだ。
女子医大は、医療安全体制を見直し、2015年2月6日には「平成26年2月に発生いたしました医療事故の件」という声明を発表した。この中で、「法人組織での『医療安全管理部門』の設置」や「病院長直属の外部委員により構成する病院運営諮問委員会の新設」などの15項目の提言を行っている。だが、事態を重くみた厚労省は、女子医大の特定機能病院の承認を取り消した。
私は、このような組織改革や厳罰では、医療事故はなくならないと思っている。むしろ、ますます医療安全体制は損なわれるだろう。承認の取り消しは、女子医大の経営を悪化させるだけだ。
実は女子医大では2002年にも特定機能病院の承認を取り消されている。2001年3月、12歳の患者が人工心肺装置の操作ミスで死亡するという医療事故を起こしたからだ。この事故は、操作を担当した医師が逮捕されるという刑事事件にもなった。女子医大は、今回と同様に安全管理体制の改善に努め、遺族の理解も得られたため、2007年8月に再承認を受けている。ところが、この時に議論された安全対策は、その後、有効に機能しなかった。
私は当たり前だと思う。女子医大に限らず、首都圏の私大病院において、医療安全対策の最大の課題は「アルバイトの合間に診療する無責任体制」だからだ。ところが、これは女子医大の経営を考えれば、やむを得ない。医師の給与を下げるかわりに、アルバイトを許可しなければ、やっていけない。

4894とはずがたり:2017/07/06(木) 16:28:47
>>4891-4894
■東京の高度医療を担う私大病院の危機
女子医大は名門病院だ。普通に診療していれば、スタッフ医師が今回のような過量投与を見落とすはずがない。「患者の安全性よりアルバイト」という医師の都合が優先されたため、急変時の対応が後手に回ったのだろう。この問題は、組織論や職業倫理だけでは改善しない構造的な問題だ。解決するには医局員の立場にたった実効性のある対策が必要だ。
東京の医療の中核を担っているのは、私立の大学病院だ。東京都に本部を置く医学部は13あるが、このうち11は私立医大だ。
こんなに私大病院が多い地域は東京だけだ。東京の次に私大病院が多いのは神奈川県と大阪府だが、いずれも3つだ。東京の高度医療は、私大病院が担っていると言っても過言ではない。だが、私大病院は、経営が悪化すれば「倒産」するしかない。女子医大や日本医大は、その瀬戸際にある。
このまま無策を決め込めば、いくつかの東京の医大は必ず破綻に追い込まれる。経営者の責任追及だけでなく、患者保護の視点から建設的な議論が必要だ。
(医療ガバナンス研究所 理事長 上 昌広)

4895とはずがたり:2017/07/07(金) 12:39:33
STAP騒動で一躍有名、若山教授の画期的“精子&卵子”研究
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06100559/?all=1

 とあるマウスが注目を集めている。といっても、相次いで出現する大口の深海鮫でも、浦安に生息するアイツでもない。

 国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で9カ月間、フリーズドライ状態で保存されていた精子から、正常な繁殖能力を持つマウス73匹が誕生したのだ。

 科学部記者が解説する。

「宇宙空間では強い放射線が常に飛び交っているので、当然、精子のDNAもダメージを受けます。今回の実験で使われた精子も損傷を受けていたのですが、地球に持ち帰って受精させ、生まれたマウスを調べたところ、なんの問題もなかった」

 その理由はというと、

「卵子が本来持っているDNAの修復力でカバーされたのです。宇宙での哺乳類の生殖活動に関する、世界で初めての報告です」(同)

 この研究成果を米科学アカデミー紀要に発表したのは、若山照彦山梨大学教授。STAP細胞問題で一躍“有名”になった御仁である。

 科学ジャーナリストの緑慎也氏が言う。

「あの件で変な印象がついてしまいましたが、もともと若山さんは、世界で初めてクローンマウスの作製に成功した、発生生物学の世界的権威。STAP細胞問題の際も、“あの若山さんが関わっているなら間違いない”と信じてしまった研究者はかなりいました。今回の研究がうまくいったのも、若山さんが持つ高度な人工授精技術あってのこと」

“宇宙マウス”の誕生は、今後科学の発展にどのように寄与するのか。

「例えば遠い将来、宇宙船で旅に出る際、食糧として船内で家畜を繁殖させることも必要になってくる。その可能性が少し開けたわけです。宇宙空間で人類の生殖活動が可能かどうかの研究にもつながります」(同)

 とはいえ、

「今回の研究結果は、あくまで小さな第一歩。これから、もっと長期間放射線にさらされた精子での実験や、無重力状態における受精など、研究を積み重ねていくことになるでしょう」(同)

“マウスの達人”の面目躍如となるか。

週刊新潮 2017年6月8日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

4896とはずがたり:2017/07/07(金) 14:40:51

2016年12月21日
世界史を変えた新素材
動物が生み出した最高傑作――コラーゲン
佐藤健太郎
http://kangaeruhito.jp/articles/-/1902

■ヒトはなぜ旅をするのか

… ここではないどこかへ、時間を忘れて旅をしたいという思いを持つ人は、何も筆者だけではあるまい。人間という生き物は、みな遺伝子のどこかに漂泊の旅への思いが刻まれているのだと思う。でなければこんなにも、人類が世界の隅々まで広がることはなかっただろう。灼熱の砂漠から南極の果てまで、かくも生息範囲を広げた動物は人間の他に一種もいない。


人類の伝播ルート

 なぜヒトは旅するのだろうか。普通に考えればわざわざ旅などせず、どこか安全なひとところにじっと留まって暮らす方がよさそうなものだ。筆者の勝手な考えを書くなら、あちこち出歩くことを好む人は、新しいものに出会いやすいからではないだろうか。今までになかった優れたものを見つけ出し、活用することが、文明の進展には不可欠であった。

… マット・リドレー著「繁栄」には、その実例としてタスマニア島のケースが挙げられている。この島はかつてオーストラリア大陸と地続きであったが、海面の上昇によって1万年ほど前に本土から切り離された。すると、よそで開発された新技術は入ってこず、持っていた技術も継承者がいなくなるたびに消えていく。結局タスマニアからは、ブーメランや骨製の釣り針、魚とりの罠や衣服などを作る技術が、わずか数千年で失われてしまったという。外部との交流を断たれて自給自足の状態に追い込まれると、進歩が止まるどころか衰退さえ起きてしまうのだ。筋力ではなく頭脳を武器として生きる人類には、過酷な旅のリスクを冒してでも、移動と交流、交易を行なうことが決定的に重要なのだ。

マット・リドレー『繁栄』(早川書房)

 もちろん、好むと好まざるに関わらず、長い旅をしなければならないことも多かった。その証拠として、アメリカ先住民族はほとんど血液型がO型であるという事実がよく挙げられる。彼らは、当時まだ地続きであったベーリング海峡を渡って、アジアからアメリカ大陸に移り住んだ人々の子孫だ。この時の厳しい旅で、たまたまA型やB型の遺伝子を持つ人が減少してしまい、現在に至っていると考えられている。

 なぜ彼らは、こうした過酷な旅に出なければならなかったのだろうか?彼らがアメリカ大陸に渡った約2万5千年前は、地球が経験した(今のところ)最後の氷河期であったのだ。食糧のある新天地を求め、彼らは長くあてのない旅に出るほかはなかったのだ。

 人類はこの他にも、寒冷化による食料危機に何度も襲われており、それを裏付ける証拠もある。人類は、その個体数の割りに、驚くほど遺伝的特徴が均質であることが知られている。数百万年の歴史を経て、70億以上の個体がいる以上、もっと遺伝子に多様な変化が起きていてもよいはずなのだ。

 その原因として、トバ・カタストロフ理論という説が唱えられている。今から7万5千年ほど前、インドネシアにあるトバ火山が巨大噴火を起こした。その溶岩の量は、1980年に起きたセント・ヘレンズ火山大噴火の約3000倍という、途方もない大噴火であった。この時巻き上げられた火山灰は、以後数千年にわたって全地球に激烈な寒冷化をもたらす。人類は、わずかな食料と陽光を追い求め、あちこちさまようはめになったことだろう。

 この時かろうじて生き延びたわずか数千組の夫婦が、現代に生きる全ての人類の祖先になったと考えれば、先に述べた遺伝子の均一性が説明できるという。人類は真に絶滅ぎりぎりの、際どいところまで追い込まれていたのだ。

4897とはずがたり:2017/07/07(金) 14:41:01


■人類を救った毛皮

 このように、人類は何度も氷河期を経験してきたし、そうでない時期にも、寒冷な地域を旅せねばならぬことも多かった。そうした人類にとって、長らく唯一の防寒着であり続けたのが、動物の毛皮であった。

 毛皮の利用は、旧石器時代には始まっていたとみられ、洞窟や墳墓に残された当時の絵画もそのことを裏付ける。狩猟生活を営んでいた我々の祖先にとって、毛皮は何より手に入りやすく、優れた防寒着であった。強力な獣の皮をまとうことで、その力を我が身に取り入れようという、霊的な意味合いも強かったことだろう。そして様々な色や模様の動物の毛皮を身にまとうことは、服飾文化の記念すべき第一歩でもあった。

 毛皮を採取するには、動物の丈夫な皮膚を切り裂き、余分な肉や脂肪を削り取る必要がある。得られた皮は、柔らかくするために「なめす」加工をすることで初めて、使いやすい「革」となる。いずれの工程も、想像以上に熟練を必要とするし、石器や縫い針など用いる道具の製造も高い技術を要する。毛皮作りは、人類最初の「職人芸」を育む場ともなったであろう。こうして作り出された毛皮の衣服が、人々を寒さから守り、多くの命を守ってきたであろうことは想像に難くない。旅する宿命にある人類にとって、過酷な環境から身を守ってくれる毛皮の存在は、この上なく心強い味方であったのだ。

■コラーゲンの秘密

 皮革は柔軟性・保温性に富み、丈夫で軽い。様々な代替材料が現れた今もなお、革製品が人気を集めるのも当然と思える。この秘密は、皮の主成分であるコラーゲンの性質に依るところが大きい。

 コラーゲンというと、一般には化粧品など美容関連製品をイメージする方が多いと思う。しかし実際には、我々の体にたくさん含まれるタンパク質の一種だ。コラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋め、互いに貼り合わせる役割を持つ。

 骨もまた、コラーゲンを重要な成分としている。コラーゲン繊維の間をリン酸カルシウムの結晶が埋めた、鉄筋コンクリートに似た構造であるため、非常に頑丈なのだ。要するに、我々の体を支え、形を保たせているのはコラーゲンであるといっても差し支えない。このため、人体のタンパク質のうち、3分の1はコラーゲンだといわれる。

骨や皮膚に大量に含まれるI型コラーゲン

 しかし圧倒的多数派のコラーゲンは、タンパク質としては異端児でもある。タンパク質は、20種あるアミノ酸が一定の配列で長くつながったものだ。しかしただスパゲッティのように長く伸びているのではなく、決まった形に折り畳まって球状になっている。タンパク質は必要な化合物を作り出したり、情報を伝えたりなどそれぞれ機能を持っているが、こうして一定の形に折り畳まっていないと、機能を発揮できない。

 しかしコラーゲンは、長く伸びた鎖が3本絡まり合った、三重らせんの長い繊維として存在している。また、多くのタンパク質は細胞内ではたらくが、コラーゲンの仕事場は細胞の外だ。このようなタンパク質は、他に類を見ない。

 さらにコラーゲンは、他のタンパク質にはほとんどみられない、奇妙なアミノ酸を持っている。プロリンやリジンというアミノ酸に、ひとつ余計に酸素がくっついたものだ。他の何万種というタンパク質のほとんどが、20種のアミノ酸の組み合わせだけで驚くほど多彩な機能を引き出しているというのに、コラーゲンは全くの掟破りをやってのけている。

 わざわざ掟破りをしただけのことはあり、この余分な酸素は重要な役目を演じる。先ほど、コラーゲンは3本の鎖が絡み合った三重らせん構造をとると述べた。プロリンについた余分な酸素は、隣の鎖の水素と「水素結合」という力で結びつき、より合わせられた3本の鎖がほどけぬようにロックをかける役目を負っているのだ。

 このロックがかからないと、実に悲惨な運命が待っている。ビタミンCの摂取が不足すると、酸素の取り付けがうまく行なわれなくなり、水素結合のロックがかからなくなる。すると丈夫なコラーゲンができなくなり、全身の血管がもろくなるなどの症状が出る。これが壊血病で、現在ではほとんど見られないが、大航海時代の船乗りたちの間で猛威を振るった。人体を支える重要物質なればこそ、少しの欠陥が生命活動全体に大きなダメージを与えてしまうのだ。

4898とはずがたり:2017/07/07(金) 14:41:18

 コラーゲンの特別な仕組みはこれだけではない。架橋結合という、コラーゲンの三重らせんの繊維同士を、橋架けするようにつなぐ特殊な結合があるのだ。これまた他のタンパク質ではほとんど見られない、掟破りの構造だ。これにより、鎖同士がところどころでつながり合って網の目のようになり、極めて丈夫なネットワークが出来上がる。

 橋架けの数が増えれば全体に丈夫になるが、柔軟性を失うことにもなる。実は、人間の皮膚のコラーゲンでは、加齢に従ってこの架橋が増えていくことが知られている。ヒトの皮膚が加齢とともに柔軟性を失い、しわができてくるのは、この架橋の増加が原因の一つだ。

 女性のみなさんにとっては架橋結合は憎んでも余りある存在であろうが、この結合が強靭なコラーゲン繊維を作り、毛皮の丈夫さ、保温性のもとともなったことを思えば、なかなか足を向けて寝られない存在でもある。コラーゲンがなければ、人類はとうの昔に寒冷化によって滅んでいただろう。植物が創り出した材料の最高傑作がセルロースなら、動物の生み出した最高傑作はコラーゲンをおいて他にない。

武器としてのコラーゲン

 コラーゲンは、皮膚を作るばかりではない。前述のように、骨もコラーゲンを主要成分として含んでいるし、腱などはほぼ純粋なコラーゲンの塊といってもよいほどだ。これらもまた、我々の祖先にとっては重要な材料となった。 …

 もちろん、骨は単純な棍棒として使われただけではない。たとえば長野県の野尻湖からは、旧石器時代のものと見られる、動物の骨製のナイフやスクレイパー、尖頭器などが出土している。青銅など金属の仕様が普及するまで、骨は貴重な硬質材料であり続けた。

 骨は、記録媒体ともなった。19世紀末、清の学者・王懿栄(おう いえい)は、持病の治療のために「竜骨」と呼ばれる漢方薬を買い求めたところ、何やら文字らしきものが刻まれていることに気づいた。これこそが甲骨文字で、漢字の原型となったものであった。

 殷王朝の時代には、牛や鹿の肩甲骨に熱した金属棒を押し当て、そのヒビの形で吉凶を占っていた。その結果をそのまま骨に刻み込んだのが甲骨文字であり、3000年後に掘り出されて正体のわからぬままに漢方薬として用いられていたのだ。古代の漢字に造詣が深い王懿栄の目に触れていなければ、さらに多くの貴重な史料が、粉末となって人々の胃袋に消えていたことだろう。骨という、硬く劣化の少ない媒体に刻まれていたおかげで、漢字のルーツが現代の我々の目に触れることになったのは、もっけの幸いというものであった。

弓矢の時代

 コラーゲンの兵器への応用としては、弓矢なども重要な用途のひとつだった。弓の素材として、コラーゲンをたっぷり含んだ弾性の高い骨や腱が使われたのだ。

 最古の弓矢は、ヨーロッパで出土した約9000年前のものだが、実際にはさらに古くから使われていたとみられる。それまでにも石刃などの武器は使われていたが、遠距離から正確に標的を狙い射つことができる弓矢の出現は画期的であり、これによって筋力にもスピードにも劣る人類が、強い獲物を安全に狩れるようになった。弓矢の出現により、人類は一挙に食物連鎖の頂点へと駆け上ったのだ。

 弓矢は広く用いられ、更に長い飛距離と速射性を求めて改良が加えられていった。当初は材料として主に木材が用いられていたが、これだけでは弾力と剛性に限界がある。そこで、弓の裏に動物の骨や腱を貼り付けた「複合弓」が開発された。小型で軽量なので、馬に乗ったままでも扱いやすい複合弓は、騎兵にとって格好の武器となった。モンゴル帝国の世界征服においても、複合弓は主要な役目を演じている。

 強力な弓のためには、弾性の高い骨や腱に加え、これらをしっかりと木材に貼り付ける接着剤が必要不可欠となる。このために利用されたのが、膠(にかわ)であった。

 前編で述べた通り、コラーゲンは三重らせん構造を取る。しかしこれを水中で煮込むと、鎖がほどけてばらばらになり、たっぷりと水分を取り込んでふやけた塊になる。これがゼラチンで、ゼリーや煮凝り、グミなど食材として重要だ。

4899とはずがたり:2017/07/07(金) 14:41:52
>>4896-4899

 膠もまた、ゼラチンを主成分とした素材だ。コラーゲン(collagen)という言葉は「膠」を語源とし、絵画技法の「コラージュ」(collage)と同根の言葉だ。日本語でコラーゲンのことを「膠原」というのはこのためだ。

骨や腱もコラーゲンなら、膠もコラーゲンが元になっているわけで、要するに複合弓はコラーゲンでコラーゲンを貼り付けた武器であったわけだ。優れた材料を真に活用することが、世界を制する力になったよい例といえる。

コラーゲンの今

 金属や陶器などの普及により、骨器などは活躍の場を減らしていく。一方で、毛皮は相変わらず人々の憧れであり続けた。エジプトのファラオたちは、ヒョウやライオンの毛皮を身にまとうことで神性を表現したし、ヨーロッパの王や貴族も豪奢な毛皮を着ることで贅を競い合った。有名なナポレオンの戴冠式を描いた絵にも、白貂(しろてん)の毛皮をたっぷり使ったマントが描き込まれている。毛皮は長い歴史の中を通して、権力と富の象徴の地位を保ち続けてきた数少ない素材だ。


 このため、特に近代以降、世界中で組織的な毛皮獣の猟が行なわれた。美しい毛皮を持つ動物たちにとっては、これは災難以外の何物でもなかった。多くの動物が毛皮狩りの対象となり、絶滅または絶滅寸前に追い込まれている。日本でも、明治に入って外貨獲得のためにニホンカワウソが乱獲され、あっという間に生息数は激減した。1979年以来確かな目撃例はなく、2012年ついに「絶滅種」の指定を受けることとなった。

 近年野生動物への保護意識が高まり、毛皮着用に対する反対運動が起きたこと、合成皮革(布地に合成樹脂を塗布して作る)の進歩によって、見た目も保温性も天然のものに劣らない製品が登場したことにより、ようやく毛皮獣の減少には歯止めがかかりつつある。その他の皮革製品も、以前に比べれば目にする機会は少なくなっている。

 しかしコラーゲンという材料自体は、まだまだお役御免とはなりそうにない。生体とのなじみがよいコラーゲンは、再生医療や生体材料開発において、欠かせぬ素材であるからだ。特殊な構造であるコラーゲンは、他のタンパク質に比べてアレルギーを引き起こしにくいし、細胞培養の足場としてもこれ以上ないほど好適なのだ。

 単純には、外科手術の際にコラーゲンで作った糸で傷を縫えば、やがて糸はゆっくりと分解吸収されるため、抜糸の必要がない。美容整形の際にコラーゲン注入が行なわれるのも、これと同じ理由だ。コンタクトレンズや歯周病の治療にも、コラーゲン製品が用いられているものがある。

 自分の細胞を培養し、皮膚や臓器などを人工的に作って移植する再生医療においても、コラーゲンは欠かせぬ役割を担うだろう。生命が生み出した最高のスーパーマテリアルであるコラーゲンは、今後も人類の伴走者として、文明の最先端を走り続けていきそうだ。

佐藤健太郎

さとうけんたろう 1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教等を経て、現在はサイエンスライター。2010年、『医薬品クライシス』(新潮新書)で科学ジャーナリスト賞。2011年、化学コミュニケーション賞。著書に『炭素文明論』(新潮選書)『「ゼロリスク社会」の罠』(光文社新書)『世界史を変えた薬』(講談社現代新書)『国道者』(新潮社)など。

Webでも考える人 2016年312月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

4900とはずがたり:2017/07/11(火) 15:12:51

<日銀報告>6地域で景気「拡大」 7月、過去最多
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170710/Mainichi_20170711k0000m020073000c.html
毎日新聞社 2017年7月10日 20時10分 (2017年7月10日 21時03分 更新)

 日銀は10日、全国9地域の景気情勢をまとめた7月の「地域経済報告」(さくらリポート)を公表した。経済が活況であることを示す景気「拡大」の表現が、関東甲信越や近畿など過去最多の6地域で使われ、全国的な景気の持ち直しが鮮明となった。

 「拡大」の地域は、前回4月調査の2地域から急増し、2005年のリポート創刊以来最多だった06年の3地域を大幅に上回った。前回から総括判断を引き上げた地域は、北海道、関東甲信越、近畿、中国、九州・沖縄の5地域となり、14年1月以来、3年6カ月ぶりの多さだった。

 項目別では、北陸、関東甲信越、近畿など5地域で「生産」の判断が上方修正された。IoT(モノのインターネット)の普及などに伴う電子部品の需要増加を背景に、関東甲信越で半導体製造装置の生産が増加したほか、海外での建設機械生産の増加などを受け、近畿で粗鋼、鋼材の生産が増加した。

 また、「個人消費」も関東甲信越、近畿、中国の3地域で判断を引き上げた。関東甲信越、中国地域では、燃費を向上させた新型車を中心に、自動車販売が好調だった。近畿では、外国人客による化粧品や雑貨の売り上げが増加し、ホテルの客室稼働率も好調に推移した。

 「雇用・所得」は九州・沖縄で改善した以外は8地域で判断を据え置いたが、中小企業や派遣労働者などを中心に賃上げの動きも目立っており、日銀は「人手不足感は前回より強まり、賃金上昇圧力は高まっている」(幹部)とみている。

 一方で、消費者の節約志向やネット通販との競合で、東北などでは、スーパーや衣料小売店の売り上げの伸び悩みを指摘する声もあった。報告では「人件費が上昇しているが、顧客離れを懸念して販売価格への転嫁は行っていない」(札幌のスーパー)との声や、「(値上げではなく)食材の使用量を見直して、実質的な値上げを行っている」(前橋の飲食業)との声も紹介され、デフレ意識の根強さも依然目立った。

 日銀は「輸出を中心とする生産拡大を基点に、所得増から支出への好循環が強まっている」とみているが、米トランプ政権の経済・外交政策の動向などの不透明要因もあり、目標とする物価上昇にどこまでつながるかが課題となりそうだ。【宮川裕章、松本尚也】

4901とはずがたり:2017/07/11(火) 19:01:38

小林麻央さん通ったクリニックが「無届け医療」で業務停止命令
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170704/Jisin_29588.html
女性自身 2017年7月4日 00時00分 (2017年7月6日 10時13分 更新)

6月22日に逝去した小林麻央さん(享年34)。その壮絶な死から約1週間後の6月28日、驚きのニュースが飛び込んできた。他人のさい帯血を投与する医療を無届けで行ったとして、全国11のクリニックに業務停止命令が下った。そのうちの1施設が、麻央さんの昨年から何度も通っていたAクリニックだったのだ。

「11カ所の民間クリニックではがん治療などの目的で、妊婦さんのへその緒の中にある血液、いわゆるさい帯血を投与していました。'14年11月に施行された再生医療法ではさい帯血など他人の幹細胞を使った医療を行う場合、専門委員会に計画書を提出し、安全性などの審査を受ける必要があります。しかしAクリニックは届け出を出しておらず、厚生労働省から再生医療を一時停止せよという命令をうけたのです」(医療関係者)

さかのぼること5カ月前。今年2月上旬の朝10時半、ショートのウイッグに顔の半分を覆うマスクとファー付きのコートで“厳重装備”をした麻央さんが向かったのがAクリニックだ。タクシーでクリニック前に降りた麻央さん。姉の小林麻耶(37)も一緒だった。

麻央さんがAクリニックで受けていたというのは「水素温熱免疫療法」。業務停止命令の原因となったさい帯血治療とは別の治療法だ。だが水素温熱免疫療法にはこんな指摘もある。

「この療法はまだ10年ほどの歴史しかない、医学的な根拠が乏しいものです。あと10年、20年たたないと、有用性はわかりません」(別の医療関係者)

この療法は保険のきかない自由診療。1回数万円になる。少しでも効果が期待できるならと、麻央さんはわらにもすがる思いで他にもさまざまな民間療法を試していた。

「食事の代わりにオーガニックの野菜や果物のみを使ったジュースを飲む『ジュースクレンズ』や、酵素を加えたヒノキのおがくずや米ぬかに体を埋める『酵素風呂』も試していました。夫の市川海老蔵さん(39)がさまざまな人に相談し、この治療法がよいと聞くとすぐに連絡をとっていました」(歌舞伎関係者)

鹿児島のがん専門医院や、ニューヨーク在住の日本人医師にも相談したという。

「先進医療も民間療法も、保険適用外です。海老蔵さんが負担した治療費の総額は1億円を超えていると聞いています」(別の歌舞伎関係者)

愛する妻のためにありとあらゆる手を尽くした海老蔵。家族のために“わずかな希望”にかけた麻央さん。Aクリニックの業務停止令のニュースを聞いた家族の“無念”はどれほどだったろうか――。

4902とはずがたり:2017/07/12(水) 17:24:02
市川海老蔵・小林麻央夫妻への「なぜ標準治療を受けなかったか」という視線
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170705/Messy_49131.html
messy 2017年7月5日 00時15分 (2017年7月8日 11時55分 更新)

歌舞伎役者・市川海老蔵(39)の妻・小林麻央(享年34)さんが2017年6月22日に亡くなった。昨日7月3日に初日を迎えた東京・歌舞伎座公演の「七月大歌舞伎」では、夫妻の長男である勸玄くん(4)が、史上最年少の宙乗りを成功させた。今朝の情報番組やネットニュースはその話題でもちきりであった。

海老蔵が妻の病を公にしたその約3カ月後の16年9月から、麻央さんは新たなブログ「KOKORO.」を開設。病床にありながらもいくつものポジティブなワードを並べ、ときには楽しげに子供のこと、夫のこと、治療法や体調など日々を綴ってきた。「必ず治る」という彼女の強い信念を感じさせるものだったが、幼い子供ふたりを残してのあまりにも早すぎる死に、歌舞伎界のみならず、多くの人が悲しみにくれた。

麻央さんの没後1週間以上経ったいま、夫妻には語られることのない「空白の1年8ヵ月」があったことを複数の週刊誌が話題にしている。

6月29日発売の「週刊新潮」(新潮社)は「海老蔵は三度過ちを犯した 小林麻央の命を奪った忌まわしき民間療法」のタイトルで、かなり手厳しい記事を掲載した。記事によると、海老蔵が犯した3つの過ちとは、<1・しこりが見つかっていながら再検査を急がなかったこと><2・標準治療を拒否したこと><2・気功などの民間治療に頼ったこと>だという。

2014年2月、人間ドッグを受けた麻央さんの胸にしこりが見つかった。この段階で細胞を調べるなどの精密検査は行われず、医師は半年後の再検査をすすめた。麻央さんが次に検査を受けたのは8カ月後であるが、ガンはすでに脇のリンパ節に転移していたという。このときすぐに治療に取りかかれば5年生存率は90%超であり、病院は当然標準治療をすすめるも、麻央さんは首を縦にふらなかった、という。標準治療とは、手術、抗がん剤、放射線、ホルモン療法、分子標的治療薬を組み合わせた治療のことで、ガンになったと聞けば恐らく誰もが思い浮かべる一般的な治療方法のことである。

4903とはずがたり:2017/07/12(水) 17:25:18
>>4902-4903
なぜ夫妻は標準治療を拒んだのか。それについては6月30日発売の「女性セブン」(小学館)が、麻央さんが脇のがん転移を告知された都内A病院の関係者の話として「麻央さんと海老蔵さんは切らない治療を模索していた。女性にとって乳房にメスをいれるというのは大きな抵抗がある。だがそれは病院の方針とはあわず、結局病院を移ることに」との経緯があったと説明。さらに同誌は麻央さんが3人目の妊娠をのぞんでおり、そのため抗がん剤の投与や手術後のホルモン治療などを受けることで今後の妊娠への影響を懸念、標準治療に踏み切ることができなかったのではないかと推測している。

標準治療を拒否した夫妻はその後のいわゆる「空白の1年8カ月」の間、気功などの民間の代替医療を施していた、と「週刊新潮」は伝える。同誌は海老蔵がこれまでに風水師や占い師に傾倒していることをあげ、そうしたスピリチュアル傾向が標準治療を拒否し、気功に頼るという選択をさせたのではないかと推測している。「気功でがんが小さくなりました」とのwebページをアップする人物にも取材を試みているが、その主催者が語った気功の内容とは「ベッドに仰向けになった患者さんに私の掌をかざし、気を通していきます。大きなエネルギーが通る背骨の真中をめがけて――」……つまりは気を通して免疫力をアップさせがん細胞の増殖を抑え込むという仕組みらしい。気功にまったく詳しくない筆者でも、いや、詳しくないからなのか、コメントを読んだ瞬間「怪しい」と呟いてしまった。むろん、海老蔵夫妻が通ったとされる気功と同じ場所ではないのだが、おそらくどこでも理論はそう変わらないだろう。「新潮」は気功に頼るうちに病状はどんどん悪化し、気づいたときには乳房から膿が出る状態になってしまっていた――としている。

ここから先の経緯については、海老蔵、そして麻央さん自身もたびたびブログで発信している通りである。大学病院でのQOL手術の結果、麻央さんは今年6月まで懸命に生きた。

また7月4日発売の「女性自身」(光文社)には、麻央さんが5カ月前にも足繁く通っていたという表参道にある完全予約制のクリニックが無届医療で業務停止となったことを報じ、このクリニック名は瞬く間にツイッターの検索ホットワードに名前があがることとなった。麻央さんはここで<水素免疫温熱療法>と名付けられた治療法に取り組んでいたのだという。水素水に20分浸かるというこの治療法、クリニックホームページによると「水素水を体内に取り込むことで、がん周囲の異常血管の増殖を抑制する」とのことなのだが……(現在クリニックのホームページは閲覧できない状態)。QOL手術後も、麻央さんは様々な民間療法を試していたとされている。

筆者としては、代替医療そのものをすべて悪だと決め込む気持ちはない。だが、それはあくまで標準治療を受けたうえで併用するならば、の話だ。ゆえにQOL手術後、病院で治療を受けながらの温熱療法通いや酵素風呂やジュースクレンズに関しては、効果の有無はともかくとしても、否定するようなことではない。ただし、若くして思い病にかかってしまった海老蔵夫妻の無念と哀しみにつけこんで悪質な民間療法をそそのかす輩がいたのだとしたら、それはまったくもって許せない。スピリチュアルを一概に悪だとも言えないものの、先進医療との併用を認めず、医療を否定し患者を苦しめるような業者もゼロではない。

それにしても、これら一連の報道を耳にして、筆者がまず疑問に思うのは、麻央さんと海老蔵は本当に標準治療を全面的に拒否し、代替医療のみに頼ってしまったのだろうか、というところだ。そのことについては彼らから公表されてないため、わからない。ただ、もし彼らが週刊誌記事通りの選択をしていたのだとしたら、その無念はいかばかりか。無念だからこそ公表などしたくないのではないか。そっとしてあげてほしいと思えてならない。この「なぜ」という視線を浴びせること自体、今の遺族に対してあまりにも酷なのではないだろうか。いまはただ麻央さんのご冥福をお祈りしたい。

(エリザベス松本)


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