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Tohazugatali Medical Review

4903とはずがたり:2017/07/12(水) 17:25:18
>>4902-4903
なぜ夫妻は標準治療を拒んだのか。それについては6月30日発売の「女性セブン」(小学館)が、麻央さんが脇のがん転移を告知された都内A病院の関係者の話として「麻央さんと海老蔵さんは切らない治療を模索していた。女性にとって乳房にメスをいれるというのは大きな抵抗がある。だがそれは病院の方針とはあわず、結局病院を移ることに」との経緯があったと説明。さらに同誌は麻央さんが3人目の妊娠をのぞんでおり、そのため抗がん剤の投与や手術後のホルモン治療などを受けることで今後の妊娠への影響を懸念、標準治療に踏み切ることができなかったのではないかと推測している。

標準治療を拒否した夫妻はその後のいわゆる「空白の1年8カ月」の間、気功などの民間の代替医療を施していた、と「週刊新潮」は伝える。同誌は海老蔵がこれまでに風水師や占い師に傾倒していることをあげ、そうしたスピリチュアル傾向が標準治療を拒否し、気功に頼るという選択をさせたのではないかと推測している。「気功でがんが小さくなりました」とのwebページをアップする人物にも取材を試みているが、その主催者が語った気功の内容とは「ベッドに仰向けになった患者さんに私の掌をかざし、気を通していきます。大きなエネルギーが通る背骨の真中をめがけて――」……つまりは気を通して免疫力をアップさせがん細胞の増殖を抑え込むという仕組みらしい。気功にまったく詳しくない筆者でも、いや、詳しくないからなのか、コメントを読んだ瞬間「怪しい」と呟いてしまった。むろん、海老蔵夫妻が通ったとされる気功と同じ場所ではないのだが、おそらくどこでも理論はそう変わらないだろう。「新潮」は気功に頼るうちに病状はどんどん悪化し、気づいたときには乳房から膿が出る状態になってしまっていた――としている。

ここから先の経緯については、海老蔵、そして麻央さん自身もたびたびブログで発信している通りである。大学病院でのQOL手術の結果、麻央さんは今年6月まで懸命に生きた。

また7月4日発売の「女性自身」(光文社)には、麻央さんが5カ月前にも足繁く通っていたという表参道にある完全予約制のクリニックが無届医療で業務停止となったことを報じ、このクリニック名は瞬く間にツイッターの検索ホットワードに名前があがることとなった。麻央さんはここで<水素免疫温熱療法>と名付けられた治療法に取り組んでいたのだという。水素水に20分浸かるというこの治療法、クリニックホームページによると「水素水を体内に取り込むことで、がん周囲の異常血管の増殖を抑制する」とのことなのだが……(現在クリニックのホームページは閲覧できない状態)。QOL手術後も、麻央さんは様々な民間療法を試していたとされている。

筆者としては、代替医療そのものをすべて悪だと決め込む気持ちはない。だが、それはあくまで標準治療を受けたうえで併用するならば、の話だ。ゆえにQOL手術後、病院で治療を受けながらの温熱療法通いや酵素風呂やジュースクレンズに関しては、効果の有無はともかくとしても、否定するようなことではない。ただし、若くして思い病にかかってしまった海老蔵夫妻の無念と哀しみにつけこんで悪質な民間療法をそそのかす輩がいたのだとしたら、それはまったくもって許せない。スピリチュアルを一概に悪だとも言えないものの、先進医療との併用を認めず、医療を否定し患者を苦しめるような業者もゼロではない。

それにしても、これら一連の報道を耳にして、筆者がまず疑問に思うのは、麻央さんと海老蔵は本当に標準治療を全面的に拒否し、代替医療のみに頼ってしまったのだろうか、というところだ。そのことについては彼らから公表されてないため、わからない。ただ、もし彼らが週刊誌記事通りの選択をしていたのだとしたら、その無念はいかばかりか。無念だからこそ公表などしたくないのではないか。そっとしてあげてほしいと思えてならない。この「なぜ」という視線を浴びせること自体、今の遺族に対してあまりにも酷なのではないだろうか。いまはただ麻央さんのご冥福をお祈りしたい。

(エリザベス松本)


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