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Tohazugatali Medical Review

4872とはずがたり:2017/05/19(金) 10:29:07
「おしっこの回数」と寿命の関係
2015年11月2日 堀江重郎 / 順天堂大学教授
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20151030/med/00m/010/015000c

本当は怖い頻尿の話
 さわやかな秋となりました。食欲の秋、運動の秋。勉学の秋でもありますね。というわけで今回は、肌寒くなってきた秋らしい話題として「おしっこの回数」について考えてみます。たかが尿の回数、と侮ってはいけません。寿命や健康に大きく関わっているのです。
夜中に3回トイレに行くと…
 朝晩は冷えるこのごろ、「どうもおしっこが近くて」とか、「就寝中にトイレに起きるようになった」という方が外来に多く来られます。

 そもそも日本人は就寝中(夜中)に何回トイレに行くのでしょう? 統計を見ると50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに行きます。だから、夜中1回というのは、中年以上では「標準的」と言えますね。私たち泌尿器科医は、夜中に3回以上トイレに起きるのを「夜間頻尿」と呼んでいます。頻尿とは、トイレの回数が頻回であることの医学用語です。
 夜中1、2回起きるだけでも眠りが中断されて、翌日ぼんやりしてしまいます。3回ともなると、大変つらい。では、この夜間頻尿の方はどのくらいいるのか--というと、70代の男性で30%くらい、女性では15%くらいでしょうか。多くの人が悩まされているのです。
高齢者の夜間頻尿は寿命に関係する
 「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけではないでしょう」と思われた方もいるかもしれませんね。ところが、夜中のトイレの回数は高齢者の方では寿命に関係するのです!
 北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、夜間頻尿の方はそうでない方よりも、なんと2倍多く亡くなっていた、という衝撃的な結果があります。つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きするということになります。
 また、高齢の方が夜中に何度も起きてトイレに行くようになると、転倒して骨折する危険性が高くなることが知られています。高齢者の骨折は、肺炎など重篤な状態に陥りやすいです。だから、夜間頻尿の方は治療をするメリットが十分にあります。「年のせい」と言わずに、「転ばぬ先のつえ」と考えてぜひ泌尿器科医にご相談ください。
夜間頻尿は病気のサイン
 一方、若い方ではというと、「睡眠時無呼吸症候群」との関連が注目されています。眠っている間に呼吸が止まる病気です。いびきが大きく、30代なのに必ず夜中にトイレに行く、という方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。さらに、夜間頻尿は他の重大な病気のサインであることも。夜中のトイレは、日中よりも尿量が少ないのが普通です。しかし糖尿病、心臓病、腎臓病があると、夜中の尿の回数のみならず、尿量が多くなってきます。
 後編は、尿が「たまる」、「出る」仕組みから、夜間頻尿などの排尿障害が起きる要因を詳しく解説し、「最近トイレが近い人のためのアンチエイジング3カ条」を紹介します。

 何気なく尿意を感じて何気なく終わる排尿ですが、「正常」な排尿は、
<1>尿が十分にたまる
<2>尿がスムーズに出る
という二つの要素から成り立っています(当たり前ですよね)。

「楽しくない排尿」
 では、尿意を急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまったり、排尿に時間がかかる……言わば「正常でない」排尿はどうでしょうか。
<1>尿が十分にたまらないうちに尿意がある(尿が近い、間に合わない気がする)
<2>尿の出方が悪い(尿が細い、おなかに力を入れないと出ない、残尿感がある)
ということになります。専門的には「排尿障害」と呼びます。排尿が楽しくない状況です。


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