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Tohazugatali Medical Review

4886とはずがたり:2017/06/12(月) 17:27:27

週刊誌の「医者が出すクスリ批判」を鵜呑みにしてはいけない!
ダイヤモンド・オンライン 2017年6月12日 09時00分 (2017年6月12日 16時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170612/Diamond_131332.html

『週刊ダイヤモンド』の6月17日号の特集は「エセ健康科学を見抜く クスリ・健康食品のウソ・ホント」。薬の本当のやめどき、健康食品と自然食材の本当の健康効果や安全性を明らかにしました。
 2016年に数ヵ月にわたり、薬や医療を批判する特集を組み続けた「週刊現代」が今年5月に再び薬特集を組んだ。昨年は「医者に出されても飲み続けてはいけない薬」など、今年は「あなたは薬を『誤解』している」と銘打った。
 その影響は医療現場に表れた。兵庫・尼崎で開業する長尾クリニックの長尾和宏院長の元には同誌を握り締めた患者が「先生、この薬は危険なん、知らんやろ!」と興奮しながらやって来て、飲んでいる薬が載っているからやめたいと訴えてきた。
 実は長尾院長は去年も今年も同誌の薬特集に登場している。医療を否定する過激な見出しが並ぶ特集だけに、「何でこんな取材に応じるんだ」と非難する医者仲間もいる。「センセーショナルを売りにするのは雑誌の宿命だから誇張した表現で医療を否定したんだろう」と苦笑する長尾院長は、「でもね、薬漬けはおかしいという大筋に賛同している」と続ける。
「自分はまっとうなコメントをしただけ。30種類もの薬を飲み続けている患者に出くわしたら、何とかしないとと思うよ。薬にはリスクとベネフィットがあり、リスクの部分が軽視されてきた。リスクを啓発するには、これくらい乱暴な方法も仕方がない」(長尾院長)
 とはいえ、薬の悪口を書き連ねる記事全体には文句もある。
「人間と同じで薬もいいところ、悪いところの両方がある。コレステロールを治療するスタチンという薬はまれに横紋筋融解症という重大な副作用があるとやり玉に挙がっているが、頻度は非常に少ないし、スタチンなしでは命に関わるハイリスク患者もいる。全否定しているのは非常に問題」(同)
 副作用はその重篤度とともに、発生する頻度も伝えなければ、リスクを正しく理解できない。
 長尾院長がもう一つ心配するのは「医者を悪者に仕立て過ぎて、患者との信頼関係にひびが入ること」。自身のクリニックでも、記事の影響か通院をやめてしまった患者がいる。必要なスタチンをやめたがる患者に飲み続けるよう説得するのには苦労した。一方で、記事が適切に薬を減らすきっかけになった患者は十数人に及ぶ。
 患者には、記事を機に適切な治療から遠ざかった者と、より適切な治療につなげた者がいるということだ。
「良い」「悪い」を断定する記事は分かりやすいが、「真実は極論と極論の間の『中庸』にある」と長尾院長は強調する。最適な中庸を見いだすには、健康や医療に関する情報を調べて理解し、その情報を使う能力「ヘルスリテラシー」を患者が身に付ける必要がある。


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