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Tohazugatali Medical Review
4847
:
とはずがたり
:2017/03/22(水) 19:31:17
■大腸がん
日本人のがんで増えているのが大腸がんだ。国立がん研究センターが公表した二〇一五年のがん罹患者数の予測値でも、大腸がんは肺がん、胃がんを抜いてトップだった。
それだけに、誰もが注意する必要はあるが、その中でもとくに大腸がんリスクの高い人がいる。「大腸ポリープ診療ガイドライン2014」(日本消化器病学会編)の作成委員会委員長を務めた広島大学病院内視鏡診療科教授の田中信治医師が解説する。
「大腸がんを患った家族、親せきの多い人や、内視鏡検査でポリープがたくさん見つかった人は、遺伝的になりやすい可能性があります。また、潰瘍性大腸炎やクローン病など大腸が炎症を起こす病気の人も、罹患年数が長いほどリスクが高まります」
現在、国は大腸がん検診として、採取した便の中に血が混じっているかどうかを調べる「便潜血検査」を推奨している。欧米で実施された臨床試験を統合して解析した研究で、便潜血検査には大腸がん死亡率を一六%減らす効果が認められた。ただし、冒頭のBMJの論文では、大腸がんでの死亡を防ぐ効果はあるが、総死亡率を減らす効果はあってもかなり小さいと指摘されている。
だが、田中医師は、「それでも便潜血検査は受けてほしい」と話す。
「この検査を千人が受ければ百人が『要精密検査』となり、その中で数人に大腸がんが見つかります。つまり、これによって大腸がんリスクが高い人を絞り込むことができるのです。それに、この検査で陰性なら、無駄な内視鏡検査をしないで済みます。つまり便潜血検査は、リスク評価をしているとも言えるのです」
■乳がん
生涯、十二人に一人が罹患するとされる乳がんだが、この病気も高リスクの人がいるとわかっている。
まず、遺伝的にリスクの高い人がいる。その可能性があるのが、若いうちに乳がんや卵巣がんになった家族、親せきのいる人だ。また、すでに乳がんになった人では、両乳房にできた人、片方に二回以上できた人、男性なのになった人が、遺伝性の可能性がある。日本人の乳がんの約一〇%が遺伝性と推測されている。
遺伝的なもの以外では、初潮が早かった人、閉経が遅い人、出産経験のない人や初産年齢の高い人、授乳経験の少ない人、肥満の人、ホルモン補充療法を五年以上受けた人も、疫学調査で乳がんのリスクが高いことがわかっている。
過剰診断が多いとされる乳がん
現在、乳がんは乳房専用のX線装置「マンモグラフィ」による検診が推奨されている。かつては、乳がん死亡率を減らす切り札のように言われてきたが、ここ数年、欧米の臨床試験で総死亡率どころか、乳がん死亡率すら減らないとする報告が相次ぎ、効果に疑問符が付き始めている。
とくに乳がんは過剰診断が多いとされている。なぜなら検診を実施すると「非浸潤性乳管がん(DCIS)」と呼ばれる早期がんが多数発見されるのだが、その中に相当数の「命に関わらないがん」が含まれる可能性があるからだ。
昭和大学病院乳腺外科教授の中村清吾医師によると、過剰診断を避けるために、非浸潤性乳管がんをすぐに治療せず、経過観察する臨床試験が国内外で行われているという。
また、欧米では非浸潤性乳管がんを「がん」と呼ばず、「上皮内新生物」と呼んで区別すべきだとする声もあるそうだ。
ただし、非浸潤性乳管がんの一部には、放置すると周囲に広がり(浸潤し)、命取りになるものもある。それだけに、浸潤するかどうかを見分ける技術の開発が不可欠だろう。中村医師によると、実は米国では、そうした検査がすでに実用化されているという。
「十三種類の遺伝子を調べることで、将来、浸潤がんになるリスクが高いかどうかを調べる検査があり、米国では自費で検査できるようになっています。
日本でも組織を米国に送って検査を受ける人がいるが、自己負担で数十万円の費用がかかる。
乳がんが不安で、やはり検診を受けたい人はどうすればいいだろう。まず知っておくべきことは、マンモグラフィ検診は絶対ではないということだ。とくに二十代、三十代は「受けるべきではない」と中村医師は断言する。
「よく『雪の中の白うさぎを見つけるようなもの』とたとえられるのですが、マンモグラフィを撮ると、若い人ほど乳腺が発達しているため白色が濃く映り、腫瘍を見つけにくいのです。四十代でも乳腺が発達している人は、見逃される可能性があります。ですから、若い人や乳腺が発達している人は、エコー(超音波)で調べてもらったほうがいいのです」
それに、若いほど放射線の影響を受けやすく、遺伝的に高リスクの人は、マンモグラフィを頻回に受けると、がんを誘発しやすいとする研究もある。
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