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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

302とはずがたり:2006/10/13(金) 21:36:16

生命科学ももちこのスレへ
へぇ〜>同じDNAを引き継いでいても、毛の模様は同じにはならず
育て上げた後の性格とかどうなるか知りたいですな。

クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」
2006年10月13日16時12分
http://www.asahi.com/international/update/1013/012.html

 世界で初めてクローンペットのビジネスを始めた米カリフォルニア州のベンチャー企業、ジェネティック・セービングス・アンド・クローン(GSC)社が、年末に廃業することが分かった。クローン猫の需要が少なかったのが原因という。

 AP通信によると、同社は9月に顧客へ送った手紙で、新たなクローンペットの注文は受けないと表明し、中止の理由を「クローンペットを商業化できる技術を開発するまでに至らなかった」と説明している。成功率の向上が課題だったが、うまく行かず採算が合わなかったようだ。

 同社は00年に設立され、飼い猫を亡くした愛猫家らに、クローン技術を使って元の猫のDNAからクローン猫を誕生させて届けていた。計5匹誕生させたが、実際に販売できたのは2匹だけだったという。同じDNAを引き継いでいても、毛の模様は同じにはならず、こうしたことも需要が伸びなかった一因とみられる。

 クローン猫は1匹3万2000ドル(382万円)。同社は昨年、当初の5万ドル(597万円)から値下げしていた。

303とはずがたり:2006/10/17(火) 04:27:54
酷い話だ。

分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061017k0000m040150000c.html

 奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分べん中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け男児を出産したが、妊婦は約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。

 妊婦は同県五条市に住んでいた高崎実香さん(32)。遺族や病院関係者によると、出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。

 産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。

 その後、同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である県立奈良病院(奈良市)に受け入れを要請。しかし奈良病院も新生児の集中治療病床の満床を理由に、応じなかった。

 医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら大阪府を中心に電話で搬送先を探したがなかなか決まらず、午前4時半ごろになって19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。高崎さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、同センターに午前6時ごろ到着。同センターで脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。高崎さんは同月16日に死亡した。

 大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠中毒症の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

 緊急治療が必要な母子について、厚生労働省は来年度中に都道府県単位で総合周産期母子医療センターを指定するよう通知したが、奈良など8県が未整備で、母体の県外搬送が常態化している。

 大淀病院の原育史院長は「脳内出血の疑いも検討したが、もし出血が判明してもうちでは対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、受け入れ連絡を待っていた」と話した。

 一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、総合病院として脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。適切な処置ができていれば助かったはずだ」と話している。[林由紀子、青木絵美]
毎日新聞 2006年10月17日 3時00分

304とはずがたり:2006/10/20(金) 02:17:43

代理母出産禁止:見直し含め「政府全体で」再検討 厚労相
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061017k0000e010050000c.html

 長野県のクリニックで祖母が孫を代理出産していた問題で、柳沢伯夫・厚生労働相は17日の閣議後会見で、現在は禁止の方針をまとめている厚労省の報告書にとらわれず、見直しも含めて再検討することを明らかにした。厚生科学審議会は03年に代理出産を罰則付きで禁止すべきとの報告書をまとめているが、柳沢厚労相は「当時に比べ(代理出産に)賛成する世論もみられる」と話し、報告書にとらわれず、見直しも選択肢に入れた議論をする必要性を示した。また、厚労省だけでなく政府全体で検討する考えも示した。

 また、長勢甚遠法相は17日の閣議後会見で、生殖補助医療の進展に伴って民法の親子法制の見直しを求める声が出ていることに触れ、「どのような検討をするか官邸や厚生労働省と相談したい」と述べた。一方で法相は、代理出産を認めるかどうかといった医療法制が決まらない段階で民法を見直せば混乱を招くとの認識も示した。[玉木達也、森本英彦]
毎日新聞 2006年10月17日 12時19分 (最終更新時間 10月17日 13時41分)

305とはずがたり:2006/10/20(金) 22:42:02
妊婦転送死亡:脳内出血見抜けず 遺族への謝罪、検討中−−大淀病院長が会見 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000221-mailo-l29
 ◇緊急搬送遅れで妊婦死亡
 大淀町立大淀病院で妊婦の緊急搬送が難航した末死亡した問題を受け17日、同病院は記者会見を開いた。原育史(やすひと)院長(63)は初めて公式に脳内出血を見抜けなかった診断ミスを認めた。しかし、病院の責任を問われると明確な答えを避けた。また、遺族への謝罪も「検討中」と述べるにとどまり、歯切れの悪さはぬぐいきれなかった。(会見での主なやりとりは次の通り)
 ――搬送になぜあれほど時間がかかったのか
 けいれんが起きたので産科担当医を呼んだ。(分娩中にけいれんを起こす)子癇(しかん)発作を疑った。ここでは対応が難しいので県立医大病院に転送を依頼したが、満床なので医大病院が他の病院への依頼を始めた。異常分娩は医大病院に連絡し、責任をもって受け入れ先を探していただく形になっているが、なかなか見つからなかった。
 ――内科医は脳の異状の可能性を指摘していた。その根拠は。また、それでもCT(コンピューター断層撮影)を撮らなかった理由は
 けいれん、いびき、瞳孔が開く状況があり、内科医は頭に何か異状が起こっていると思ったようだ。一方(主治医の)産科医は、頭の中に出血があると血圧が高くなるのに当時は安定しており、子癇発作を疑い、動かすことの悪影響を考えて撮影しなかった。結果的には脳内出血だった。子癇と疑ったことに判断ミスがあった
 ――病院の責任は
 遺族と誠実に話し合いを継続している。非常に難しい問題です。
 ――謝罪の予定は
 そのあたりも検討中。
 ――今後の対応は
 医師研修制度が始まり、大学病院も医師不足になって派遣医師を引き揚げた。ここ(大淀病院)も04年に31人いた常勤医師が今は26人だ。麻酔医も常勤はいない。医大病院を中心にしたネットワークの再確立が必要で、そうなると聞いている。

10月18日朝刊
(毎日新聞) - 10月18日15時1分更新

奈良・妊婦死亡 強制捜査も視野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000017-san-soci

 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、同県五條市の高崎実香さん(32)が分娩(ぶんべん)中に脳内出血のため意識不明となり、19病院から満床などで受け入れを拒否された末、転送先の病院で男児出産後に死亡した問題で、県警は業務上過失致死容疑で捜査を始めた。

 遺族から事情を聴く一方、大淀病院からカルテなど関係資料の任意提出を受けており、関係先病院の家宅捜索など強制捜査を視野に、慎重に捜査を進めるとみられる。

 関係者などによると、県警は18日、捜査員を高崎さんの夫、晋輔さん(24)ら遺族のもとに派遣し、約2時間にわたって面会。高崎さんが大淀病院に入院した8月7日から容体が急変し相次いで転院を断られた翌8日の状況や、死亡した16日までの様子など一連の経過について説明を受けた。19日以降も引き続き事情を聴くとみられる。

 また、大淀病院からもこれまでに、高崎さんのカルテや当時の看護記録など関係資料の任意提出を受けるとともに、原育史院長から事情説明を受けたという。

 県警は今後、主治医らからも事情を聴くとみられる。

 病院側は、高崎さんが8月8日未明に意識不明となり、脳の異状が疑われたにもかかわらず、産科医が妊婦の「子癇(しかん)発作」と判断し、CT撮影しなかったことについて、「判断ミスがあった」と認めている。
(産経新聞) - 10月19日16時35分更新

306小説吉田学校読者:2006/10/21(土) 06:54:01
>>303
これ、大淀病院の初期診療がまずかったのがかなり大きいと思われます。これで病状把握が遅れてしまった。

その次にまずかったのが誤った病状把握に基づく「連絡ミス」じゃないでしょうか。
新聞記事を読む限り業界で言うところの「緊急転院」の要請、一般的には「高度の医学技術を要する患者の発生と当院に医療技術がないのでそれに伴う転院」の要請をしたんでしょう。これだよ緊急性の要件は1ランク下がる。だから「母体病棟が満床」とかとんでもない回答で転院拒否されるのです。
容態に関しての記事を読むと、これはどう見ても「救急患者の発生」であります。「何だか知らないが、意識が混濁している」状態じゃないか。妊娠中毒で意識を失うか? 救急病棟ならどこでもベッドが空いていないといけない(じゃないと、救急指定外される)ので、「母体病棟が満床」とかの回答はできないはず。

これは救急医療拒否とか産科の医師不足とかそういうレベルの問題ではなく、もっと初歩的なミスが原因のような気がします。看護師や事務職のロジ担当者の手腕の問題もかかわってくる。乞続報。

307とはずがたり:2006/10/22(日) 03:12:37
簡単な解決法が一つある。奈良県を大阪府に合併すればいいw

重篤妊婦の県外搬送常態化 大阪側も限界 奈良妊婦死亡
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610210032.html
2006年10月21日

 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、妊婦(当時32)が次々に転院を断られた末に死亡した問題は、重体妊婦の転院を大阪府内の病院の「善意」にすがってきた奈良側の依頼に、大阪側の受け入れが限界に迫っていることを浮かび上がらせた。厚生労働省は来年度までに「総合周産期母子医療センター」を指定するよう通知しているが、近畿では同県だけが整備基準を満たす病院がなく、確立された搬送システムもない。「このままではまた、同じことが起きる」。医療関係者は危機感を募らせている。(八田智代、筋野茜)

 妊婦の容体が悪化した8月8日午前1時50分ごろ、大淀病院は県内の産婦人科の拠点施設・奈良県立医大付属病院に受け入れを要請した。だが、県立医大は満床だったため、「代わりの転院先を探す」と回答。大阪府立母子保健総合医療センター(和泉市)に同2時半ごろ打診したが、ここも満床だったために受け入れられなかった。

 県立医大は同センターに「一緒に探してほしい」と依頼。センターの当直医が照会すると、7病院が拒否し、同4時半ごろに8カ所目の国立循環器病センター(大阪府吹田市)に受け入れてもらえることが決まった。

 大阪府には、24時間態勢で高度周産期医療に対応できる府内43病院が加盟する「産婦人科診療相互援助システム」(OGCS)があり、重篤な母体・胎児の緊急搬送ネットワークが構築されている。数カ所の病院に断られるケースはたまにあるが、奈良のように受け入れ先を探すのに手間取ることはないという。端末をたたけば、どの病院に空きベッドがあるか、すぐわかるからだ。

 今回受け入れを断った大阪市立総合医療センター(都島区)は、9床ある新生児集中治療室(NICU)が満床で、臨時にもう1床を入れてやりくりしている状況だった。病院側は「とても対応できる状態ではなかった。どこから要請があっても、そのうちの3割ぐらいしか受けられない。大阪府内の基幹病院で要請の半分以上を受け入れられるところは少ないはず」と漏らす。

 ベルランド総合病院(堺市)は「人が足りず、責任ある対応ができない」と断った。病院幹部は「当日は分娩(ぶんべん)を待つ3人の妊婦がベッドにおり、うち1人は高リスク分娩。帝王切開が必要な妊婦1人も自宅待機していた。産婦人科部長を自宅から呼び出して当直医と2人で対応していた状況だった」と説明する。

 大阪市内のある私立病院は、依頼の電話の内容が「子癇(しかん)発作で意識消失がある」ということだったため、脳疾患の可能性を疑って対応しきれないと考え、受け入れなかったという。

 母子保健総合医療センターの末原則幸・診療局長兼産科部長は「母体の救急搬送を他府県に依存すれば、今回のようなケースは今後も出てくるだろう。奈良は独自で対応できるような拠点施設を早く整備すべきだ」と指摘する。

 奈良県では重篤な状態になった妊婦の県外搬送が常態化している。県医務課によると、県外病院への搬送率は04年で37%(77件)。県立医大病院経営課は「転院先を探すネットワークなど、特別なシステムがあるわけではない」と話す。

 ある民間病院関係者は「県内の公立病院では、出身大学の人的つながりで受け入れを頼んでいるケースが多い。こうした環境を変えなければ、県外に頼り切りの状態は続く」と指摘する。

 高度医療に対応できる設備を持ちながら、今回、要請されなかった近畿大学奈良病院(同県生駒市)には日頃、公立病院からの受け入れ依頼はほとんどないという。竹中勇人・業務課長は「(奈良県は)転院依頼のルールがはっきりしていない。県を中心に早期にきっちりとしたシステムを確立してほしい」と注文する。

308とはずがたり:2006/10/25(水) 11:19:53
痛そう・・

摘出:直径13センチ結石 イスラエル女性のぼうこうから
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061025k0000e040008000c.html

 ロイター通信によると、イスラエル北部の病院に腹痛を訴えて入院した48歳の女性から25日までに、直径13センチ、重さ約1キロのぼうこう結石が見つかり、無事に丸ごと摘出された。ぼうこう結石としては最大とみられるという。

 女性は「私の体の中にそんな物が入っていたなんて信じられなかった。すべてうまくいって痛みが消え、幸せ」と話している。女性は約三年前に同様の痛みを感じて入院したが、治療を拒否していたという。

 ロイターによると、1998年にイエメンの男性から直径7センチ、重さ260グラムのぼうこう結石が摘出された記録がある。(共同)

毎日新聞 2006年10月25日 9時49分 (最終更新時間 10月25日 10時01分)

309とはずがたり:2006/10/26(木) 00:27:44
すごいねぇ〜。のんべぇ諸君脳味噌に感謝すべし。

泥酔無事帰宅の“能力”に脳の神経細胞が寄与
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000003-yom-soci

 道順を記憶している脳の神経細胞(ニューロン)があることを、日本大学大学院の泰羅(たいら)雅登教授、米ロチェスター大学の佐藤暢哉・研究員らのチームが突き止め、24日の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。

 「酒を飲み過ぎて何も覚えていないが、ちゃんと自宅に帰っていた」などという“能力”も、この神経細胞のお陰らしい。

 泰羅教授らは、人が脳の頭頂葉内側部を損傷すると、知っている場所でも道順がわからなくなることに着目。レバーを操作して画面上の仮想空間を移動できるシステムを使い、ニホンザルに2階建てのビル内を目的の部屋まで移動する訓練を行った。

 道順を覚えた後、脳の働きを調べたところ、ビル内の特定の場所で曲がった時に活動したり、特定の行き先を目指している時だけに活動する神経細胞が、頭頂葉内側部にあることが見つかった。
(読売新聞) - 10月25日12時37分更新

310とはずがたり:2006/10/26(木) 02:49:57

医師会の言いなりの自民党に設定された開業医に偏重した診療報酬制度をなんとかせい。地方の公立病院の経営危機の原因はここにある。
開業医がのうのうと暮らしている間に勤務医は激務で死にそうになっておる。
勤務医をオルグして民主党の有力な支持基盤に育成する必要がある。
俺が怒りにまかせて煽っているレス故に今一説得力がないかもだけど結構真剣に思っているのである。

「過酷な当直」、産科医5人が超勤手当1億円要求 奈良
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610210041.html
2006年10月21日

 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医5人が04、05年の超過勤務手当の未払い分として計約1億円の支払いと、医療設備の改善を求める申入書を県に提出したことがわかった。医師らは「報酬に見合わない過酷な勤務を強いられている」と訴えており、要求が拒否された場合は、提訴も検討する方針。

 県によると、同病院の年間分娩(ぶんべん)数は05年度で572件。産婦人科関連の救急患者は年間約1300人にのぼる。産婦人科医が当直をした場合、1回2万円の当直料が支払われるが、当直の時間帯に手術や分娩を担当することも多いという。

 申入書によると、当直について労働基準法は「ほとんど労働する必要がない状態」と規定しており、実態とかけ離れていると指摘。当直料ではなく、超過勤務手当として支給されるべきで、04、05年の当直日数(131〜158日)から算出すると、計約1億700万円の不足分があるとした。現在9床の新生児集中治療室(NICU)の増床や、超音波検査のための機材の充実なども要求している。

 医師の一人は「1カ月の超過勤務は100時間超で、医師の体力は限界に近い。更新期限を過ぎた医療機器も少なくなく、これでは患者の命を救えない」と訴える。

 県は、産科医を1人増員するなどの改善策に乗り出すとともに、医療設備の改善を検討しているが、超過勤務手当の支払いは拒否した。担当者は「財政難のため、すべての要求に一度に応えるのは難しい」と説明する。

311とはずがたり:2006/10/28(土) 00:40:06
再受験(=他の学部卒業後医学部受け直し)した友人が医学部は年齢で切られると云ってた。大金掛けて医者養成しても年寄りはそれだけ医者としての耐用年数は短くはなってしまうが。。

「高齢」で?群馬大医学部不合格、主婦の入学請求棄却
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000102-yom-soci

 筆記試験で合格者平均点を上回りながら、面接で高齢を理由に不合格にされたとして、群馬大医学部を受験した東京都目黒区、主婦佐藤薫さん(56)が同大を相手取り、入学許可を求めた行政訴訟の判決が27日、前橋地裁であった。

 松丸伸一郎裁判長は「年齢により差別されたことが明白とは認められない」などと述べ、原告の請求を棄却した。

 同大が「医師には知力・体力・気力が必要」などと説明していたことについては、合理性があるとした。

 訴えによると、佐藤さんは同大医学部医学科の05年度の入試で不合格となったが、大学に得点を開示請求したところ、筆記試験のセンター試験と2次試験の合計点は合格者平均より10点以上高かった。
(読売新聞) - 10月27日13時4分更新

312漢方教授.com:2006/11/01(水) 15:14:20
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313とはずがたり:2006/11/06(月) 22:21:10

進化論・生命科学関連も此処で

イルカ:先祖返り?イルカに“後ろ脚” 和歌山・熊野灘で生け捕り
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20061105ddm001040003000c.html

 和歌山県太地町の町立くじらの博物館(林克紀館長)は4日、胸びれとは別に、腹びれを持つ極めて珍しいバンドウイルカ1頭が見つかった、と発表した。同博物館は「鯨類の祖先が21世紀に出現したといえる。胎児にはある陸上生活の痕跡の後ろ脚が退化せず腹びれとして残ったと考えられ、突然変異による先祖返りのイルカではないか。学術的にも貴重な発見」としている。

 体長2・72メートルの雄で、5歳くらい。10月28日朝、太地漁協所属の勇魚(いさな)組合の漁船が、同町沖約9キロの熊野灘で生け捕りにした。イルカなど鯨類のほとんどは、胸びれ1対のほか、尾びれ、背びれがある。捕獲したイルカは生殖器と肛門(こうもん)の間に、さらに手のひら大の1対の腹びれがあった。

 同博物館名誉館長で日本鯨類研究所(東京)の大隅清治顧問(76)は「このような個体は初めてで、生体でもあり世界的な財産。他の部位に異常はない。餌付けし繁殖に結び付けたい」と話している。【神門稔】

毎日新聞 2006年11月5日 東京朝刊

314とはずがたり:2006/11/11(土) 20:46:47

副作用被害:目が不自由な音楽家がコンサート 患者ら招待
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061112k0000m040088000c.html

 薬の副作用被害の一つ「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」により目が不自由となったバイオリニストの川畠成道さん(35)が11日、東京都杉並区で開かれたコンサートに、同じ被害に苦しむ患者や家族約30人を招待した。「世界的な活躍は私たちの心の支え」。開演前、楽屋を訪れた患者らの言葉に、川畠さんは「決して一人で歩いているのではない。病気のことは私も伝えていく」とエールを送った。

 このコンサートは「視覚障害者支援総合センター」(杉並区)の発足20周年を記念する「競い合い、助け合うコンサートin東京」(毎日新聞社点字毎日など後援)。特別ゲストとして、川畠さんはグノー「アベ・マリア」など5曲を熱演した。演奏の合間には、8歳の時に風邪薬を服用し、高熱と体中の水ぶくれからの出血で生死の境をさまよった経験を話した。「障害は残ったが、バイオリンによって前向きになれた」と語ると、会場は拍手に包まれた。

 立川市の渡辺成美さん(48)も8歳の時、風邪薬によってSJSとなり、右目が見えなくなった。楽屋で川畠さんと握手を交わし、演奏後は「感動した。私も孤独の中で生きてきたが、今後はしんきゅう師という道で貢献したい」と笑顔を見せた。

 SJSは風邪薬や頭痛薬などを服用しただけで、失明や死亡するケースもある副作用被害。100万人あたり年間1〜6人の頻度で発生するといわれている。[川俣享子]

毎日新聞 2006年11月11日 20時18分 (最終更新時間 11月11日 20時19分)

315とはずがたり:2006/11/14(火) 23:32:54
タミフル:子どもに異常行動 米FDAが注意喚起要求
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20061115k0000m040048000c.html

 インフルエンザ治療薬タミフルを服用した子どもに異常な行動が相次ぎ、交通事故による死者も出ていることを受けて、米食品医薬品局(FDA)は13日、異常行動に対する注意喚起の表示を製薬会社に求める方針を明らかにした。ロイター通信などが報じた。

 報道によると、FDAは薬と異常行動との因果関係を立証したわけではないが、「潜在的な危険性を緩和するため」に、服用直後からの監視が必要だとした。

 また、FDAは05年8月から今年7月までの間、タミフル服用後の自傷行為や精神錯乱などの異常行動103件の報告を受けており、そのうち95件が日本からのものだという。

 日本では既に異常行動が起こり得るとの趣旨の表示を義務付けており、これにならった表示内容になるとしている。

 タミフルは、通常のインフルエンザに有効な抗ウイルス薬としてこれまでに世界で数千万人が服用しているほか、世界的な流行が懸念される新型インフルエンザの特効薬と目されている。(ワシントン共同)

毎日新聞 2006年11月14日 19時05分

316杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/16(木) 21:39:24
そうして考えると、ネットで色々と買い物してしまうのは考えモンなんでしょうかね・・・・・

ネット薬販売:半分は偽物 WHO調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061117k0000m040095000c.html

 【ジュネーブ澤田克己】世界保健機関(WHO)は15日、インターネットを使って処方せんなしで不法に販売される医薬品の半分は、ニセ薬だという調査結果を明らかにした。新型インフルエンザ対策の切り札と期待される「タミフル」や勃起(ぼっき)不全治療薬「バイアグラ」など本来は処方せんが必要な薬を、処方せんなしで販売するようなサイトで安易に薬を購入することに警鐘を鳴らした形だ。

 WHOと経済協力開発機構(OECD)などの調査によると、中南米や東南アジア、アフリカの一部の国では病院や薬局に流通する薬の3割以上が有効成分が入っていない偽物。規制が厳しい先進国でのニセ薬混入率は1%以下だったが、会社の住所を明かしていないようなサイトで販売されている薬は半分以上がニセ薬だった。

 WHOによると、世界のニセ薬貿易は現在最大で年間350億ドル(約4兆1300億円)規模。有害な成分が含まれていて服用した患者が死亡したケースも報告されているという。

317小説吉田学校読者:2006/11/18(土) 23:22:20
2ちゃんねるニュー速より。何とはなしに読んだらメチャメチャ怖かった。

精神科Q&A/家の中にストーカーがいます
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/psyqa1087.html

318とはずがたり:2006/11/18(土) 23:32:52
>>317
怖いっすね。ちょっとしたホラー短編小説だ。。

319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/18(土) 23:38:40
>>317
筒井康隆のホラー小説みたい〜。

320小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 00:03:11
>>318-319
怖いでしょ。

この怖さ、私やとは氏や片言丸氏に、自分のこととして思い当たる節(失敗したのは××のせいだ、と思う)があれば怖さ倍増です。

321小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 01:51:19
>>318-319
あの奈良の引越しおばさんも、この被害妄想の類だったのか。

「怖いでしょ」と紹介した私がQ&A読み込んで、寝れないくらいに慄いております。何だこの得体の知れぬ怖さは。精神病自体の怖さではなく、日常生活を普通に送っている私たちが陥るかもしれない怖さの類であり、なんか、気味悪いというか本当に怖い。冬も近いというのに、怖い話は読むものではないな。

322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/19(日) 10:11:49
>>321
引越しおばさんの場合、夫のほうの遺伝病はホントだと思うので、必ずしも被害妄想でもないでしょうよ。
この前紹介された掲示板書き込みなんかはおばさんの肩を持ちすぎの嫌いがあるけど。

あのURL先にあった粗筋漫画の絵も気持ち悪かったなあ。
引越しおばさんの家族だからって、醜く描いていいってもんじゃないよ・・・

私が前に読んでた清水義範の短篇にも、精神科の医者が患者を診察していたら実は逆の立場だったというのがあったような。

323小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 21:27:24
いやあ、メタボリック症候群って怖いっすねえ。酒よりタバコが悪いよ。

324小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 22:06:59
>>323
この書き込みはNHKスペを見ての感想なんですけどね。本当に怖いね。。。

325とはずがたり:2006/11/19(日) 22:12:26
なにがどう悪いと報道されてましたん?内臓脂肪とかですか?

326小説吉田学校読者:2006/11/19(日) 22:18:42
>>325
内臓脂肪とコレステロールですねえ。

327とはずがたり:2006/11/19(日) 22:21:04
煙草が悪いんですか?運動と食事が原因のイメージです。
俺は去年の健康診断で善玉コレステロールが少ないと言われたのでちょい心配。。

328とはずがたり:2006/11/21(火) 02:55:37
医師不足解消へ手当アップ
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000611200006
2006年11月20日

 いわき市の市立病院部は、二つの市立病院の医師不足対策として、診療手当や勤務時間外手当などの拡充を決め、今月の支給分から手当の上乗せを始める。増額分は、今年度だけで約1億円になるとみられる。勤務が不規則で拘束時間も長いと不人気の公立病院勤務医に対し、勤務実績に応じた手当の支給などで何とかつなぎ留めたい、との窮余の策だ。

 増額されるのは、本来の給与とは別に、40代前半以下の科長、医長、医師に支払われる「診療手当」で一律5万円、臨床研修医も2万〜5万円を増額する。このほか手術や検査などで残業した場合、1時間3千円の「出動料」、産婦人科医が勤務時間外に分娩(ぶんべん)に携わった場合は、1件1万円の「時間外分娩料」を加算する。10月から常勤医師がいなくなった神経内科で、脳梗塞(のうこうそく)などの救急患者を同科以外の医師が診察した場合は、「神経内科患者臨時担当料」として、患者1人当たり1万円を支給する。

 診療手当の増額対象の医師は106人で11月支給分から増額される。これまで、勤務医の手当には「時間外」の概念がなく、「診療手当」に含めていた。

 勤務実績分は、一部10月から適用され、すべての勤務医が対象で、部長職以上の医師156人が該当する。これらの手当の増額分は、診療収益から支払われるが、市病院改革推進課は、内規を改正して、収益からの手当の支給範囲を緩める措置をとっている。

 同課では「同規模の公立病院勤務医の給与実態は、明らかではないが、今回の改定で平均を上回ったのではないか」と話している。

329とはずがたり:2006/11/22(水) 11:25:06

狂犬病ウイルスは全世界のワンちゃんに注射を義務づけても天然痘みたいに根絶できないのん?

横浜の男性が狂犬病発症 「比で犬にかまれた」
2006年11月22日11時17分
http://www.asahi.com/national/update/1122/TKY200611220192.html

 横浜市は22日、フィリピンに滞在し横浜市内の家族宅に一時帰国した男性(65)が、狂犬病を発症したと発表した。男性は市内の病院に入院しており、重症。フィリピンで犬にかまれて感染したとみられる。

 市感染症課によると、男性は10月22日に帰国した。2年前からフィリピンで暮らしており、家族には「8月ごろ右手首を犬にかまれた」と話していたという。11月中旬から発熱や肩の痛みを訴え、病院で診察を受けたが悪化。20日に、水や風を恐れる狂犬病特有の症状が出て入院した。唾液(だえき)と血液を国立感染症研究所で調べた結果、狂犬病ウイルスの遺伝子が確認された。

 狂犬病では、フィリピンで犬にかまれた京都市の男性が帰国後の11月に発症し死亡している。70年以来の国内発症例となったこのケースに続く事態に、厚生労働省は、フィリピンでの狂犬病の発生状況を調べるほか、注意を呼びかけるポスターを全国の空港や港などに掲示するなどの対策に乗り出すことを決めた。

 厚労省は「狂犬病による死者は世界で年間5万5000人とも推計されるが、海外に渡航する日本人は増えており、36年間もなかったことが驚きなのかもしれない」としている。

330とはずがたり:2006/11/23(木) 04:56:41
ヒト遺伝子:2万5000個のうち3000個で数に個人差
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061123k0000m040152000c.html

 ヒトが持つ約2万5000個の遺伝子の約12%にあたる約3000個で、その数に個人差があることを、日米などの国際共同研究チームが突き止めた。遺伝子の数の違いが病気へのなりやすさや、薬の効きやすさと関係することが分かっており、一人一人の体質に合った「オーダーメード医療」の実現に役立つと期待される。23日付の英科学誌ネイチャーなどに掲載される。

 ヒトの細胞には本来同じ遺伝子が二つあり、父と母から一つずつ受け継いでいる。しかし近年、人によっては、本来二つある遺伝子が一つしかなかったり、三つ以上ある場合もあることが分かってきた。病気との関係も判明しつつあり、数が多いとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しにくい遺伝子や、数が多いとアルツハイマー病を発症しやすい遺伝子などが報告されている。

 東京大の油谷浩幸教授(ゲノム科学)らの国際チームは、日本人を含む270人について調べたところ、2909個の遺伝子で個人差があることが判明した。【下桐実雅子

毎日新聞 2006年11月23日 3時00分

331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/24(金) 14:39:07
慢性的に続く頭痛 脳脊髄液減少症
医療界『未認知』 保険適用の壁に
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20061124/mng_____kakushin000.shtml

 事故や転倒が原因で脳から脊髄(せきずい)液が漏れ、頭痛やめまいなどを起こす「脳脊髄液減少症」。患者本人の血液を注射し、血液の凝固作用で漏れをふさぐブラッドパッチ治療で症状が改善することが多く、同治療をする医療機関には患者が殺到している。しかし、多額の治療費がかかることから、患者団体が保険適用を求めている。 (名古屋社会部・砂本紅年)

 愛知県豊橋市の男性(27)は四年前、バイク事故で頭を強打、絶え間ない頭痛に襲われるようになった。立つと頭に激痛が走り、立ち上がれない。物忘れもひどくなり、働けなくなった。

 本で脳脊髄液減少症を知った母親の勧めでブラッドパッチを受け、計三回の治療で頭痛が減り、立てるようになった。母親は「いくらかかっても治したい」と必死だ。

 高速道路で玉突き事故の被害に遭った名古屋市内の女性(42)は「症状が重く、母子家庭なのに働けない。保険会社には詐病だとして医療費の支払いを拒否され、つらい」と訴える。症状はあまり改善していないが、ブラッドパッチにすがるしかないという。

 ブラッドパッチが有効だという情報は、報道などで患者に知られるようになった。中部地方のある医師は「自分で治療をするまで(脳脊髄液減少症の存在を)信じていなかったが、治療を懇願する患者の熱意に負けて始めた」と話す。

 この医師は、本来は同治療には保険が適用されないが、似た治療として、腰などに麻酔をうつ「硬膜外ブロック」(八百円)の名目で保険請求しているという。

 「患者の中には症状がひどくて仕事を辞めたという人も少なくなく、経済的に余裕のない人が多い。困った患者さんを少しでも助けたいだけだ」

■6、7割が改善

 同症を扱う医療機関は全国で五十カ所程度と少なく、特定の病院に患者が殺到している。ブラッドパッチは間隔をあけて二、三回することが多く、治療には少なくとも半年から一年かかる。全員に効くわけではないが名古屋市立大病院では六、七割の患者に症状の改善がみられたという。

 保険でブラッドパッチをしていた病院は、厚生労働省の指導で次々に自費診療に切り替えている。

 約千人にブラッドパッチをした国際医療福祉大熱海病院(静岡県熱海市)の篠永正道教授は、以前勤務していた病院では硬膜外ブロックで保険請求していたが、熱海病院に移ってからはブラッドパッチは無料にし、検査・入院は別の病名で保険診療していた。いずれも不適切との指導を受け、熱海病院でも十月から全額自費にした。

 篠永教授は「ブラッドパッチはもともと硬膜外ブロックをした後に血液を注入する治療法で、保険が利く硬膜外ブロックなどの麻酔治療に含まれると考えても問題はないと思う」と、厚労省の判断に疑問を投げ掛ける。

■病気の存在議論

 病院関係者によると、ブラッドパッチにかかる費用は二万円程度だが、関連の診療費もすべて保険適用外になり、二、三回の治療で三十万−五十万円ほどの負担になる。

 このため、保険適用を求める患者らの運動は盛り上がっている。全国各地に患者会ができ、三十万人以上の署名を集め、厚労省などに提出した。患者らの声を受け、東京都など四十二都道府県議会で保険適用などを求める意見書が採択された。

 NPO法人・鞭(むち)打ち症患者支援協会(和歌山市)の中井宏代表理事は「現状では自費診療は仕方ないとはいえ、ブラッドパッチが自費だと、検査や入院すべてが保険外になる実情は患者にとって厳しい」と話している。

 保険適用の壁になっているのは、同症の存在がまだ、医療界で正式には認められていないことだ。日本脳神経外科学会は十月二十日、京都市内で開いた総会で、同症の診断や治療の基準作りに向けた研究に着手することを決めた。

 厚労省疾病対策課は「病気が存在するかどうかの議論が学会で始まったところ。保険適用するかどうかは、学会での診断基準の指針作りや病態研究が終わった後の問題だ」としている。

<メモ>脳脊髄液減少症 脳や脊髄を覆い、外部の衝撃から保護している脳脊髄液(髄液)が漏れ出し、減ることで頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠(けんたい)などさまざまな症状が長期的に続く。交通事故によるむち打ちやスポーツによる外傷、転倒、出産などのショックで起こることが多いとされる。国際医療福祉大熱海病院の篠永正道教授が2000年から、この病気の認知・治療の普及に取り組み、全国に広まった。

332とはずがたり:2006/11/25(土) 17:55:05
食べ過ぎイクナイ(`Д´)

糖尿「21世紀の国民病」治療中断を半減へ…厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061125-00000007-yom-soci

 厚生労働省は、予備軍も含めた人数が約1600万人と推定され、「21世紀の国民病」と呼ばれている糖尿病について、患者が自己判断で治療を中断するのをかかりつけ医や医療相談員(カウンセラー)の協力で防ぎ、症状の悪化や合併症を予防する事業に乗り出すことを決めた。

 国内だけで400万人近いとされる治療中断者の半減を目指す。

 厚労省の計画によると、民間委託の医療カウンセラーを患者と医師の橋渡し役として活用。根気の要る食事療法などの支援を行う。また、患者を継続的に見守り、症状に応じてほかの専門医を紹介する米国のホームドクター(家庭医)制度を参考に、かかりつけ医と糖尿病や眼科、腎臓病の専門医の連携を強化する。
(読売新聞) - 11月25日15時36分更新

333とはずがたり:2006/11/26(日) 02:38:19
とは総研は琴電振興の為にたばこ産業跡地を推奨したいところだがあんま近くないよね。。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=Air&nl=34/20/44.510&el=134/04/11.004&scl=70000&coco=34/20/44.510,134/04/11.004
高松駅前が良いか?
本当は沖松島手前からLRTで北へ向かってたばこ産業工場跡地前に県立中央病院前新駅を造って片原町へ乗り入れ更には瓦町・琴平方面へ直行,屋島と琴平という香川の二大超観光地wを結ぶと共に高松築港からは三木・長尾方面へ直通して高松χラインを形成して欲しいところ。

県が3候補地示す/県立中央病院移転先
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000611250002
2006年11月25日

 老朽化が進み、新築移転が協議されている県立中央病院(高松市番町5丁目)について県は24日、移転先として、サンポート高松、日本たばこ産業高松工場跡地(同市朝日町)、香川インテリジェントパーク(同市林町)の三つの候補地を検討していることを明らかにした。今後、県議会をはじめ関係機関に意見を聴くなどして絞り込む。
 同病院は施設が老朽化し、高度な医療体制も十分でないことが問題になっている。県は今年1月から、県議会や学識者らでつくる同病院基本構想検討委員会などに意見を聴きながらあり方を検討してきた。結果、「新築移転が望ましい」としたうえで、敷地面積は5・6ヘクタール程度▽移転先は可能な限り高松市の中心市街地▽総事業費は232億円、などの整備案を示していた。「可能な限り高松市の中心部」で一定の面積が確保できるところを調査した結果、3候補地に絞られたという。
 サンポート高松は、現在芝生広場などになっているシンボルタワー北側の約2・8ヘクタールを利用する。候補地の中では最も公共交通機関が利用しやすい。敷地面積は整備案に比べると狭いが、「階数を高くすれば、対応可能」(県立病院課)としている。
 日本たばこ産業高松工場跡地は現在更地の状態。高松琴平電気鉄道(ことでん)が利用でき、面積は約6・2ヘクタールと候補地の中では一番広い。JR高松駅からは約1・5キロ離れており、周辺は工業地帯となっている。
 香川インテリジェントパークは、現在サンメッセ香川の駐車場として使われている県有地約4・1ヘクタールを利用する。候補地の中では最も南に位置し、高松自動車道の高松中央インターチェンジから近いが、利用できる公共交通機関は少ない。
 県では今後、土地取得の費用などを計算し、県議会や検討委員会などに示すとともに、県民から意見を聴く「パブリックコメント」を実施して、一つに絞り込むが、決定時期について県は「今年度末までに策定する予定の基本構想案に間に合わせたい」としている。

334とはずがたり@睡眠大好き:2006/11/29(水) 00:44:08

ほっといても大体7時間代が平均かも。1時間半が一サイクルでサイクルの途中で無理に目が醒めると寝覚めが悪いらしい。大体7時間半ぐらいで起きることが多いのは1時間半サイクルに逆らわずに眠れるお陰かも。

<睡眠時間>7時間台…精神状態が最も健康的 日大調査結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061128-00000155-mai-soci

 日本大の研究チームは28日、睡眠時間が7時間台の人の精神状態が最も健康的で、それより長くても短くてもうつ状態が強くなるとの調査結果を発表した。調査は、00年の厚労省の保健福祉動向調査に合わせて実施、20歳以上の男女2万5000人のデータを解析した。うつと睡眠の関係を調べる調査では国内外で最大規模。
(毎日新聞) - 11月28日23時58分更新

335杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/11/29(水) 01:00:44
>>334
自分がよく行くブログの主も指摘していたんですけど、これって疫学調査によくある落とし穴の様に思えるんですよね。
睡眠時間が7時間台→精神状態が安定じゃなくて、精神状態が安定している人間は睡眠不足にもならず床に臥せることも無い→睡眠時間が7時間台に収まるってことじゃないかと。

  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/srybx731/

336とはずがたり:2006/11/29(水) 01:07:21
そんな初歩の統計的なcausalityの問題もクリアしてないとなると問題ですねぇ。。

337とはずがたり:2006/12/04(月) 01:59:45
神への挑戦? “不死”への歴史的一歩刻まれる
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006120109.html

 始皇帝やクレオパトラが願い続けた“不老不死”。神への挑戦ともいえる究極の課題だが、少なくとも“不死”への歴史的一歩が刻まれた!!

 先月下旬、都内で開催された「第33回日本臓器保存生物医学会総会」の席上、関邦博・神奈川大教授が、ラットの摘出心臓の72時間保存と異所性心移植実験に、世界で初めて成功したと発表した。簡単にいえば「摘出した心臓を72時間保存することに成功し(従来は最長48時間)、かつ別の生体に移植してから10週間も動き続けた」という、モノすごい成果。

 成功のカギは、パーフルオロカーボン(PCF)という特殊な液体。他の物質と決して化合しないというこの液体の中に、生理食塩水と抗生物質を注入したラットの心臓を保存。液中に炭酸ガスを曝気(ばっき)(=吹き付ける)させ続けることで、72時間保存に至ったという。生物学会が世界レベルで取り組んでいる「セミバイオロジー」(生命活動を停止させ、再び蘇らせる臓器保存蘇生技術)の分野で、極めて大きな進歩となる。

 この成果が実用化されれば、脳死患者の臓器が時間の制約を受けずに全世界へ提供でき、さらにほかの動物(ブタなど)の臓器を人間に異種移植する技術で大きな役割を果たすといわれる。

 関教授は「理論上は止まった心臓を“交換”し続けることで、生きた心臓を得続けることができるようになる」と、“不死”への夢(?)を語った。不死はともかく、寿命を格段に長くすることは、近い将来、当たり前のことになるかもしれない!?

ZAKZAK 2006/12/01

338小説吉田学校読者:2006/12/04(月) 07:02:49
>>337
「不老」はあこがれかもしれませんけどね、不老なき「不死」なんて、ミジメなもんだと思うけどね。

340名無しさん:2006/12/06(水) 16:35:13
>>338
最終的には脳味噌以外は不老になるかも知れませんね。脳味噌は古くなったからといって取り替えるって訳にはいかないでしょうけど。

341とはずがたり:2006/12/06(水) 16:36:24
>>340俺です。
最近クッキーの調子が悪いのかな・・

342とはずがたり:2006/12/07(木) 13:29:26

変な話である。

病院名訴訟:やはり「乳腺」は使用不可 最高裁が上告棄却
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061207k0000e040048000c.html

「乳腺」の文字が空白となっている病院の看板=横浜市内で 乳がんの専門医がいるのに医療法の広告規制で病院名に「乳腺」という文字を使うことを認められなかった横浜市の医療法人が、市の不認可処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は7日、原告側の上告を棄却した。原告側は「規制は表現の自由や営業の自由を保障した憲法に反する」と主張したが、判決は「誇大広告で国民が適切な医療を受ける機会を失うおそれがある」としてマッサージ師らの広告規制を合憲とした判例(61年)を引用して退けた。

 原告は01年と02年に病院名を「よこはま乳腺と胃腸の病院」に変更する認可を申請。市は体の部位を示す「乳腺」が診療科名に当たると判断し、医療法施行令で広告が認められた27種類の診療科名に該当しないことから不認可としていた。7日の判決で、不認可を適法として請求を棄却した1、2審判決が確定した。

 病院は現在、乳腺の2文字分を空白にした「よこはま  と胃腸の病院」の名前で認可を受け、空白を残したままの看板を掲げている。ただし、厚生労働省は「インターネットは利用者が自分の意思でアクセスするため、不特定多数の人への広告ではない」との見解を示しており、病院はホームページでは病院名に乳腺の文字を入れている。【木戸哲】

毎日新聞 2006年12月7日 11時35分 (最終更新時間 12月7日 12時03分)

343とはずがたり:2006/12/13(水) 01:31:28
伊万里市の病院統合問題 有田含め3病院に転換 市長、町に提案へ 公立同士の“共倒れ”懸念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061212-00000006-nnp-l41
12月12日10時7分配信 西日本新聞

 伊万里市内の市立市民病院(二里町)と社会保険浦之崎病院(山代町)の統合問題で、塚部芳和市長は11日、「有田町立有田共立病院も含めた3病院の統合が望ましい」との考えを表明した。市議会一般質問で述べた。市内の2病院を統合する従来案からの方針転換で、年内にも有田町に協議開始を打診する。有田共立病院の建て替え構想を進めている有田町も、協議には前向きに応じる見通し。

 市はこれまで、老朽化が進む市立市民病院(64床)と浦之崎病院(140床)の統合を計画。市内最大規模の200床規模の中核的病院を建設する方向で検討してきた。

 しかし、市の財政負担が大きいほか(1)伊万里、有田それぞれに新設の公立病院ができれば、経営的に共倒れする心配がある(2)町立共立病院(165床)を加えて規模拡大すれば、医師確保にも寄与する(3)規模拡大で脳疾患などの高度医療や救急医療への対応力が高められる‐ことなどから、方針転換を決めた。

 一方、有田町でも町立共立病院の建て替えについては、財政負担などを心配する声があり、市との協議には「前向きに応じたい」(町幹部)としている。

 協議では3病院が統合した場合の新病院の位置や規模などが課題になりそうだが、市は「議論にはフリーハンドで臨む」(塚部市長)としている。

=2006/12/12付 西日本新聞朝刊=

最終更新:12月12日10時7分

344とはずがたり:2006/12/16(土) 11:26:47
>>343
あとは兎にも角にも場所でしょうな。松浦鉄道夫婦石付近なら鉄道の利用も促進できるし有田と伊万里の中間ではないの?

伊万里市民病院、有田含む3病院で統合検討へ
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=280763&newsMode=article

 伊万里市の塚部芳和市長は12日、市立市民病院と社会保険浦之崎病院の統合問題で、西松浦郡有田町立有田共立病院を含めた3病院での統合を目指す考えを明らかにした。市議会一般質問で述べた。市内2病院による統合計画からの方針転換で、年内にも協議を申し入れる予定。同町の岩永正太町長は「協議を受ける用意はある。いつでもお会いする」と前向きな姿勢を見せている。


 病床数は市民病院が64床で、浦之崎病院が140床。市はこれまで、市内2病院の統合による中核的病院の開設を目指し、医療関係者らと意見交換してきた。しかし、約67億円に上る事業負担が財政難で重いことや、約200床の病床規模では脳外科などの医師確保が難しいことなどで、これまでの統合計画の見直しを決めた。3病院を統合すれば共倒れの心配がなくなり、高度救急医療への対応力もアップする。


 有田共立病院は病床数165床。2004年の伊万里市と旧有田町、旧西有田町による市町村合併の際、市民病院との統合案が浮上したが、新病院の建設場所などで意見が折り合わず、実現しなかった。


 市議会で今後のスケジュールについて質問を受けた塚部市長は「会期中に市議会全員協議会の開催をお願いし、方向性の一致が確認できれば、今議会終了後、有田町に協議を打診したい」と述べた。


 有田町は有田共立病院の単独建て替えを目指し、基本構想策定委員会を設け検討を重ねていたが、岩永町長は「自治体病院は集約の時代に来ている。塚部市長から詳しく内容を伺い、分析した上で議会に諮りたい」と語った。
12月13日更新

345とはずがたり:2006/12/19(火) 23:54:18
ためされる山地 六甲

すげぇ・・。

焼き肉のたれじゃなく冬眠で生き延びた
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061219-132569.html

 兵庫県の六甲山で約3週間遭難し「焼き肉のたれで生き延びた」と伝えられた西宮市職員打越三敬さん(35)が19日退院し会見。遭難2日後の10月9日に意識を失い、31日に発見されるまで20日以上食べ物だけでなく、水すら飲んでいなかったことが分かった。

 会見に同席した医師は「体温が約22度という極度の低体温症だった。動物の冬眠に近かったのではないか。驚異的な生命力だ」と説明。保護時はほとんどの臓器が機能停止状態だったが、現在は後遺症を残さずに回復した。

 打越さんは10月7日に遭難。意識を失う前、試しに焼き肉のたれをなめたが「とても食べられたものじゃないと思った」と笑った。医師も、焼き肉のたれが命をつないだという家族の当初の説明を否定した。

[2006年12月19日21時28分]

346とはずがたり:2006/12/20(水) 16:37:17

家族スレかね。逆の実験結果はないのん?

女性のストレス、「夫の手を握ること」で解消=米研究
2006年12月20日(水)12:47
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/entertainment/JAPAN-240402.html
(ロイター)
 [ニューヨーク 19日 ロイター] 米研究によれば、幸せな結婚をしている女性が、ストレスを感じた際に夫の手を握ると、ストレスが即座に解消されることが、脳のスキャンではっきりと示されるという。

 研究は、結婚生活が良好と見られる16組のカップルを対象に、神経科学を専門とするバージニア大のジェームズ・コーン博士らが行った。

 同博士は、ロイターに対して、夫の手を握るという行為が女性のストレスの程度に与える影響の大きさに驚いたと話す。同博士は「関係が良好であれば、傷が早く癒え、病気になる頻度も低く、長生きすることは、これまでにも分かっていた。しかし、親密な関係が精神面に及ぼす利点を量的に測ったのは、今回の研究が初めてのことだ」としている。

 研究は、「サイコロジカル・サイエンス」誌12月号に掲載された。

347とはずがたり:2006/12/21(木) 23:04:35
NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 患者の人生と向きあう脳外科医」見ました。
脳外科医上山康博
物凄い細い脳血管をつまむ時,脳の振動に併せて指先も動かすのだそうな。
血管とか手術とか見せられるの気持ち悪いし大嫌いなのだが思わず見入ってしまった。

348とはずがたり:2006/12/22(金) 12:48:58
>>343-344
将来的には伊万里市(有田市は既に和歌山県にある),市役所有田町役場って感じで合併にゆくのがよいのではないか?

伊万里・有田3病院統合へ、09年開院目指す
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=285663&newsMode=article

会談終了後、会見する伊万里市の塚部芳和市長(左)と有田町の岩永正太町長=有田町庁舎
 伊万里・西松浦郡地区の3病院統合問題で、伊万里市の塚部芳和市長は18日、同郡有田町の岩永正太町長に統合案を正式に提案した。同市の市立市民病院と社会保険浦之崎病院、有田町立有田共立病院の統合に向けた協議会を年度内に設置、2009年4月の開院を目指すことで双方が合意した。

 有田町庁舎での会談後、両首長が会見で明らかにした。最大の懸案である新病院の建設場所については、医療関係者などでつくる第三者検討委員会の審議を経た上で、最終決定を岩永町長に委ねることを塚部市長が提案。理由としては、有田共立病院の病床数が3病院で最も多く、同市民の利用も多いことなどを挙げた。

 塚部市長は「場所選定で綱引きをしては元も子もない。譲歩すべき点は譲歩したい」と説明。岩永町長は「市の合意を得られるよう努力したい。現在地(有田共立病院)からの移転も含め慎重に考えていく」と述べた。

 新病院の病床数や診療科目などについては、双方の行政関係者、住民らで協議会を立ち上げ、議論する方針。

 同地区の病院統合案は2004年、伊万里市、旧西有田町、旧有田町の市町村合併協議の際に浮上したが、新病院の建設場所をめぐり、意見が分かれ破たん。同市は市内2病院の統合、有田町は単独建て替えを目指しそれぞれ基本計画策定委員会を設け、検討を進めていた。
12月19日更新

349とはずがたり:2006/12/22(金) 20:17:57
>>345
25世紀の将来,エネルギー危機に陥った人類は冬眠を始める。かもしれない。

遭難24日間の男性、ありえないが「本当に冬眠かも」
2006年12月22日17時49分
http://www.asahi.com/national/update/1222/OSK200612220057.html

 神戸市の六甲山で10月に遭難し、24日ぶりに救助された兵庫県西宮市職員の打越三敬さん(35)。20日間以上飲食せず、発見時には体温が22度に低下していた。治療した医師が「まるで冬眠だ」と驚き、低体温が生命を維持した可能性がある。打越さんは今月19日に退院し、会見で「皆さんの善意のおかげ」と喜んだ。あれは「冬眠」だったの?

 治療した神戸市立中央市民病院の佐藤慎一救急部長によると、打越さんは体温が22度に冷えた状態で運ばれてきた。それでも搬送中、ごく弱い心拍と、浅く回数の少ない呼吸が認められた。

 ふつう、体温が30度以下になると、心臓が心室細動を起こしやすくなり、心停止に至る。脳に酸素が回らず、通常体温で約5分、低体温でも30分程度で、脳が回復不能なダメージを受ける。

 打越さんは、病院到着直後に心室細動を起こして心肺が停止した。心臓マッサージを続けながら体外循環装置を使って、血液をいったん外で温めてから体内に戻す方法を試みた。心臓が再び拍動したのは約4時間後。最終的には脳も回復した。

 打越さんは遭難翌日には意識を失ったという。佐藤部長は「骨盤骨折の痛みは気を失うほどではなく、低体温が意識消失の原因だろう。だから20日以上、低体温が続いていたはず」とみる。

 「ありえないのだが、冬眠という言葉が一番当てはまる状態だった」

 山岳遭難や川への転落などで、体温が35度以下に下がる状態を「偶発性低体温症」という。泥酔して屋外で眠ってしまうケースでも起こる。

 日本救急医学会理事長の山本保博・日本医大教授は「30年以上救急の現場にいるが、20日間もの低体温は聞いたことがない」と懐疑的だ。

 臓器保存に詳しい関西医大病院第2内科の大谷肇・助教授によると、病気やけがで傷ついた脳を冷やして保護する「脳低温療法」もあるが、せいぜい34度程度。「34度でも免疫力が落ちてカビに感染しやすくなる。20日以上も無事とは。SFのようだが、本当に冬眠かもしれない」

 冬眠は、恒温動物と変温動物とでは違い、たとえばシマリスの場合、体温は5〜6度に保たれ、心拍数は毎分400回から10回以下に低下。各臓器のエネルギー代謝が極端に抑えられる。

 冬眠研究の第一人者、三菱化学生命科学研究所の近藤宣昭・主任研究員によると、冬眠できる動物とできない動物の決定的な違いは、低温に耐えられるように体や細胞の機能を切り替えられるかどうかだ。

 近藤さんは、シマリスの体内で「HP」という冬眠ホルモンが働くと、冬眠モードに切り替わることを突き止めた。心筋細胞では収縮の仕組みが変化し、体温が下がってもゆっくりと拍動が続くようになるらしい。

 打越さんの場合、微弱な心拍と呼吸が保たれていた。「体が軽度に冬眠モードに切り替わったのでは。そう考えないと、説明がつかない」と近藤さん。

 ヒトでも代謝や免疫にかかわるたんぱく質の中に、HPに似たものがある。「これがHPの代わりを果たしたのかも。冬眠できないシマリスもいることから、ヒトでも冬眠可能な体質とそうでない体質があるだろう」

350とはずがたり:2006/12/25(月) 00:42:39
飯山で医師不足のシンポ
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000612240002
2006年12月24日

 北信の中核病院、飯山赤十字病院(飯山市)の産科・小児科医の確保対策を考えるシンポジウムが23日、同市公民館で開かれた。同病院の産婦人科の常勤医は1人、2人いる小児科医も来春には1人に減る可能性があり、小児救急の受け入れが難しくなる。地元住民ら約300人が参加し「安全、安心な医療を地域の病院で受けたい」と求める声が相次いだ。

 川村信之院長の説明によると、病院は18診療科があり、北信総合病院(中野市)とともに北信の地域医療を担っている。年間で約1万5千人の救急患者を受け入れ、そのうちの4分の1が小児救急だ。

 しかし、常勤医は約30人で8人欠員状態。産婦人科医は今年2人から1人に減り、年間の分娩数も250から半数に制限せざるをえなくなった。小児科医も来春には1人になってしまう可能性もあり、救急や入院患者を受け入れることは難しくなる。

 川村院長は「都会の病院に医師が集中するうえ、産科など過酷な勤務の診療科は避けられ、時間外労働の少ない開業医を目指す若手医師が増えている」と述べ、「冬場は豪雪に見舞われる地域。良い策が生み出せないか」と訴えた。

 参加者からは「栄村から北信総合病院までは遠く、救急は困難だ」などの声があがり、医師確保を求める知事宛の要望書を渡辺庸子衛生部長に手渡した。

351とはずがたり:2006/12/26(火) 11:23:22
三戸が嘗ての地域の中心都市としての求心力を見せるか?

2町立病院が連携 三戸・田子協定結ぶ
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000612260004
2006年12月26日

■分担で医師の負担軽減

 田子町と三戸町は25日、同町立の三戸中央病院と、来春に診療所となる町立田子病院の間で医療サービスを分担、融通し合う「医療連携」の協定を結んだ。病院と診療所の間で医師の日常的派遣も進め、医師の負担を軽減しながら、医療サービスの質を維持する。

 医師不足の中で、限られた医療資源を有効に活用する手段として、県は今後、こうした連携を県内全域に広げたい考えだ。

 この日、県庁で三戸町の久慈豊町長と田子町の松橋良則町長が結んだ協定書によると、田子町で入院が必要な患者を三戸中央病院が受け入れる。

 このほか、協定に基づいて、8人の医師がいる三戸中央病院から毎週2回、町立田子病院へ医師1人が外来診療のため派遣される。町立田子病院の医師が休暇や学会出席のため休む時にも、三戸中央病院から代わりの医師が来る。町立田子病院からは週1回、三戸中央病院に日当直をするための医師が来る。

 町立田子病院は、入院ベッドをなくす代わりに、寝たきりで介護が必要な高齢者が入院でき、退院後の在宅復帰を支援する町営の老人保健施設をつくる。田子町民を中心とした外来診療と、高齢者の在宅医療に力を入れる。

 両病院はこの日、連携を進めるため「地域連携室」をつくった。医師や看護師、事務職員約20人で構成し、救急患者の診療情報を提供し合う。医療機器の効率的な整備利用や将来のカルテ共有に向けて情報交換する。

 三戸中央病院は入院ベッド数144床で、田子病院は同60床。同病院は診療所になる来年4月以降、外来患者だけの診療に対応することになり、田子町で入院が必要な患者の行き先が問題になっていた。三戸中央病院では開業する医師が相次いで医師数が減ってきており、医師の負担増によるさらなる医師減や、診療科減で収入が減り、財務の悪化が懸念されている。

352とはずがたり:2007/01/02(火) 01:33:19

=東遠地区公立病院事情=
磐田…東遠地区は見ず。出来たばっかりだし統合は難しいか。
袋井…掛川と一緒にやりたい。病院は袋井に持ってきて欲しい。
森…公立病院存続に固執し袋井との合併を破談にする。
掛川…磐田から菊川・浜岡まで見て掛川に中核病院を。東京女子医大の協力も得たい。
浜岡…内科医全部辞めたので県が梃子入れしてやっと存続。
菊川…相良や浜岡とやりたい。掛川とはやりたくない。
榛原…不明。困ってはいるらしい。

353とはずがたり:2007/01/08(月) 13:55:39

民主は参院選に向け医師不足解消プログラムを提案してはどうか?それとも医師不足は研修制度変更等に伴う一時的な現象なの?誰か詳しい人居ないかね?

金木病院、救急車受け入れ休止
医師確保へ2人と交渉
http://www.mutusinpou.co.jp/news/07010108.html

 医師不足に悩む五所川原市の公立金木病院が、救急指定取り下げ期日としていた1日を迎えた。原則救急車受け入れを休止するが、救急車以外の外来は時間外も受け付ける。病院を運営する同病院組合は救急体制復活に向け医師確保に努めており、体制維持を求め署名活動した住民グループも確保に向け独自の動きを見せている。

 同病院組合管理者の平山誠敏同市長によると、内科医が常勤一人、非常勤一人となり、救急体制の維持は困難な状況。体制復活に向け、最低でも新たな常勤内科医二人の確保を目指し、現在二人と交渉している。
 救急車受け入れ休止により、傷病者は五所川原市の西北中央病院、つがる市の成人病センターに搬送する場合が多くなるが、五所川原地区消防事務組合は、傷病者や家族の要望があれば、その都度金木病院に受け入れの可否を問い合わせながら対応する方針。また、西北中央病院は、相沢中院長によると、準夜勤の看護師を二人から三人に増やす方向という。
 一方、救急体制維持を求め地域住民2万人の署名集めなどを行った「金木病院の救急体制を維持する会」の一戸彰晃さん=五所川原市金木町=は「今後は医師確保に努めていく」と活動方針を示している。

354とはずがたり:2007/01/16(火) 02:58:17
地方の医師不足は自民党のかなりの失政だよ。。

危機地域医療 県内医師不足の現場
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_01.jsp

 地域医療が危ない。勤務医が去った各地の病院では、残された医師が疲弊を極め、医師の新たな立ち去りを生んでいる。医師の供給源として、長年地域医療を底辺から支えてきた大学医局は、臨床研修の義務化に伴う研修医の医局離れで、医師の引き揚げを加速させている。診療科の閉鎖、診療日数の縮減―。住民の安心と安全を足元から脅かす医師不足。県内の地域医療の現場でいま、何が起きているのか。


偏在を歩く(上)
患者殺到し5分 勤務医の激務 慢性的

【鹿角組合病院精神神経科】 医師引き揚げ 地方にあおり

 病院を揶揄(やゆ)するこんな言葉がある。「診療3分に3時間待ち」。だが、診察に時間を割きたくても割くことができない事情が、病院側にもある。

 鹿角市の鹿角組合総合病院精神神経科。昨年11月のある日、外来待合室を1日観察した。平日の週2回、岩手医大付属病院から医師が来る貴重な診療日。診察時間は「3分」とは言わないが、5分がせいぜい。

 医師1人に対し、この日の患者は86人。薬を処方してもらうだけの人を含めると850人に上った。殺到する患者に、マンパワーが追いつかない。

 午前8時すぎに始まった診察は、ぶっ通しで6時間。それでも「きょうは早い方」(医師)。患者の数によっては、夕方を回る日もざらだ。医師は自分に問う。「時間を気にしながらの診察。これが果たして適切な医療と言えるのか」と。

 一体どうして、こんなことになってしまったのか。

◇  ◆  ◇

 「誠に不本意なことではありますが、大学に医師の派遣を頼らざるを得ない現状を理解していただき、ご協力をお願いするしかございません」。昨年2月、同総合病院から精神科(当時)の入院患者38人の家族あてにこんな通知が届いた。

 通知が伝えようとしたのは、こういうこと。岩手医大から3月末で常勤医を引き揚げる旨の通告があった(後に4月末に変更)。後任医師を確保できず、医師が不在となるため、これ以上の入院治療は不可能となる。ついては患者の今後について、医師や家族を交えて話し合いの場を持ちたい―。

 地域の医師不足を決定的にしたのは、研修医が自由に研修先の病院を選べる新臨床研修制度の義務化だ。

 16年度の新制度スタート以来、臨床経験を多く積める都市部の大病院に研修医の人気が集中する一方、地方大学は先細り。大学医局はそこで、各地に派遣していた医師の引き揚げにかかる。医師派遣を医局に依存してきた病院は、ほぼ例外なくそのあおりを受ける。

常勤医不在で、昨年4月から休止となった精神神経科の病棟。再開のめどは立っていない=鹿角市の鹿角組合総合病院

 近隣の公立米内沢総合病院(北秋田市)でも昨年3月いっぱいで、医局から派遣されていた、ただ1人の精神科医がいなくなった。休止に追い込まれた病棟50床の再開のめどは、やはり立っていない。

◇  ◆  ◇

 「診療5分」では提供できる医療にも限界がある。特に新患の場合は、時間をかけて話を聞かないと診断のつけようがない。昨春以降、鹿角地域の患者が増えたという大館市の勤務医は「近場の病院で受診できなければ、患者は多少具合が悪くても我慢する。症状が悪化してから駆け込んでくるケースも考えられる」と話す。

 再び鹿角組合総合病院。時計の針を気にしながら、医師は心の中で「申し訳ない」と患者に頭を下げる。患者は雰囲気を察してか、「先生、あまり時間ないんでしょう」と逆に医師を気遣う。

 医師不足をどう解消していくか。地域医療の再生は、まずここから始まる。

355とはずがたり:2007/01/16(火) 02:59:01
>>354-355

【男鹿みなと病院】 苦肉の総合診療科 “医療難民”阻止へ模索

 「総合診療科」。男鹿みなと市民病院の外来・中待合室に昨年4月、こんなプレートが掲げられた。診療科の垣根を越えた、あらゆる疾患に対するプライマリーケア(初期診療)が守備範囲だが、担当は総合診療の専門医などではなく、外科の下間信彦院長。理由は外来の要である内科医の激減だ。

 16年4月に10人だった常勤医は開業などを理由に退職が相次ぎ、1年後に半減(現在6人)。内科は特に深刻で、4人いた医師は昨年4月時点で2人に減り、さらに1人が開業のため程なく病院を去った。

 秋田大医学部付属病院などから非常勤の応援を仰いでいるとはいえ、常勤医1人に対し、内科外来の1日の患者が110人前後という飽和状態が続いている。

 数少ない常勤医のうち外科医は3人。“院内診療科偏在”は病床構成も一変させ、15―17年度の平均で内科90床、外科25床だった病床は、18年度は内科18床、外科95床で推移している。

 医師不足には、患者の高齢化という地域事情も絡み合う。

 同病院によると、本年度上半期の外来患者のうち、70歳以上の割合は初めて50%を超え、入院患者に関しては79%に達した。通院圏内には秋田市北部の基幹病院・秋田組合総合病院があるが、十分な交通手段を確保できない高齢者や、通院費用の工面さえままならない年金生活者も多いという。

 常勤医が一時的に5人になった昨年4月、下間院長らは救急対応の継続が可能かどうかを検討した。当直医だけでの対応が難しい急患を他病院に転送したり、休日の当直を大学病院に頼むなどして苦境を乗り切っているが、それでも常勤医の当直は最大で月6回は回ってくる。

 「苦しいが、困っている患者を門前払いするわけにはいかない。地域の医療は地域で完結させたい」と下間院長。総合診療科も、逆風の中で見いだした窮余の一策。“医療難民”を生まないための土俵際の模索が続いている。

【田沢湖病院】 救急指定を取り下げ 収益半減、経営に打撃

 深刻な医師不足で救急指定の“看板”を取り下げたのが田沢湖病院だ。

 ピークの13―15年に5人いた常勤医は、昨年8月から佐々木英人院長を含め2人に。救急の搬送患者は、町村合併で同じ仙北市の運営となった角館総合病院に受け入れてもらっている。

 病院間の距離が20キロもあり、搬送に時間がかかる上、湯治客の多い玉川温泉で急患が出た場合の対応も事実上棚上げの状態。限られた医師数では、「通常の診療を優先せざるを得ない」(田沢湖病院)ということすら、おぼつかないのが実情だ。

 医師不足は病院経営にも重くのしかかる。16、17年度の比較では、入院が53%、外来が52%の減。17年度の事業収益は、11億2000万円だった前年度から、実に半減の5億4000万円。

 昨年8月以降はさらに深刻で、病床利用率は常勤医が4人だった3年前が1日当たり45床だったのに対し、15床前後にまで落ち込んだ。国の医療制度改革や診療報酬削減も経営の悪化に追い打ちをかけ、来年4月からは病院建設費(15年に新築移転)の償還も本格化する。

 人口3万2000人規模で、2つの自治体病院を抱える仙北市。石黒直次市長は17年12月の定例市議会でこう述べた。「当面は現状のまま運営するが、両病院が同じ性格の病院として両立することはできないと考えており…両病院の経営状態によっては統合の検討も必要になる」。崩壊寸前の地域医療が岐路に差し掛かっている。

【雄勝中央病院】 つて頼り必死の交渉 自助努力には限界も

 半年間の循環器科病棟の休止を経て、昨秋、ようやく再開にこぎ着けた雄勝中央病院。中村正明院長は「病院の医師確保はまるでもぐらたたき。医師を補充しても、別の医師がいつ辞めてしまうか分からない」と話す。

 昨春、5人いた循環器科の常勤医は、東北大付属病院の医師引き揚げなどで1人になった。外来診療は秋大病院や近隣の病院、それに地域の開業医の応援を仰ぎながら何とか乗り切った。並行して、常勤医確保のため、大学や他の厚生連病院をはじめ、地縁・血縁など「ありとあらゆるつて」を頼って交渉を続けた。

 半年間、「走りながら、なぜこんなことになったのか」と考え続けた。常勤医2人をどうにか確保したが、その成否は「院長の人脈と交渉力」に左右されていた、と思える。

 「病院にとって医師確保は、地域住民に責任を果たすということ。だが、その責任を負うのは病院だけではないはず」。中村院長と同じ悲鳴を上げる医師は1人や2人ではない。

2007.1.1付

356とはずがたり:2007/01/16(火) 02:59:28

偏在を歩く(中)
充足率 秋田市の半分
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_02.jsp
統合にかける鷹巣阿仁地区

 北秋田市の公立米内沢総合病院に昨年夏、激震が走った。勤務医11人のうち、半数近くが本年度中に辞職する意向を示したのだ。予想もできないような大量退職に病院幹部からはため息が漏れた。「このままでは病院が崩壊する」

 数年前に常勤医が近隣の病院に移った産婦人科は病棟を閉鎖したまま。昨年3月末には整形外科医2人が退職、50床あった病棟の一部は療養病床に転換した。直後には精神科も常勤医が不在となり病棟(50床)を休止。外科医が1人だけになり、8月以降は手術も休止している。

 「勤務が長くなったため、大学に戻って博士号を取りたい」「実家に戻って近くの病院に勤務する」―医師が辞めた理由はさまざまだ。

 現在9人まで減った常勤医は、来年度には5人に減る。このままでは救急指定の返上も視野に入れざるを得ないという。

◇  ◆  ◇

医師の大量退職に揺れる公立米内沢総合病院=北秋田市

 全国の過疎地の病院と同様、長年慢性的な医師不足に苦しんできたが、これまでは弘前大や秋田大に頼み込んで危機的状況だけは回避してきた。

 それが16年度から始まった卒後臨床研修義務化を境に状況が一変した。新人医師が大学に残らなくなった結果、医局の医師派遣機能がまひ。後任のめどが全くたたないまま医師が辞めていく。

 病院側も手をこまねいているわけではない。鈴木紀行副院長は日常の診療に加え、週3回は秋田市に車を飛ばして、医師確保に奔走。県医務薬事課長や県衛生科学研究所長を務めたキャリアを生かし、医師の会合があると聞けば「まるで営業マンのように」昼夜を問わず勧誘活動に取り組む。

 だが成果はなかなか見えてこない。「手応えはあるが医者にも生活があり、すぐにとはいかない。1年後、2年後を見据えて先手を打っておきたい」と表情は硬い。

 同病院はこれまでも約20億円の累積欠損や不良債務の処理をめぐり、関係自治体から解散論や縮小論などが噴出したことはあった。そのたびに経費削減でしのいできたが、今回の危機は経営努力の範囲を超えている。

 「医師が確保できなければ他の病棟閉鎖も考えねばならず、最終的には内科と療養病床しか存続できなくなる可能性も出てくる」。成田元晴事務長の危機感は強い。

◇  ◆  ◇

 医師不足が著しい県内でも、鷹巣阿仁2次医療圏の状況は深刻だ。県の17年度検査では、同医療圏の医師充足率は80・1%。県内8つの2次医療圏で最低。秋田市周辺の152・9%の半分近く、全県平均の119・5%にも遠く及ばない。

 地域住民の3割が他の医療圏に流出しているといわれる現状を改革しようと、北秋田市は米内沢総合、北秋中央、市立阿仁の3病院を統合して公設民営の「北秋田市民病院」(354床構想)を新設する計画を進めている。

 統合を主導してきた岸部陞市長はかつて「大規模病院をつくれば医師は集まる」と力説した。厳しさと不透明さが増す一方の地域医療の現場にあって、新病院は“救世主”となり得るのか。

2007.1.3付

357とはずがたり:2007/01/16(火) 03:00:04
>>354-357

偏在を歩く(下)
中核病院にしわ寄せ
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_03.jsp
産む場限られ医師負担急増

 1年前に比べ、お産の取扱件数が倍増した病院がある。大館市立総合病院。副診療局長の高橋秀身医師(産婦人科)が自嘲(じちょう)気味に話す。「お産で夜中にたたき起こされる日が続き、辞表を書く姿が夢にまで出てきた」

 一昨年は月平均30件未満だった分娩(ぶんべん)数は、昨年9月から50―60件に増えた。急増した時期は、同じ大館市が運営する扇田病院(旧比内町)の産科休止の時期と重なる。

 扇田病院での年間約500件のお産の多くを、高橋医師ら産婦人科医3人で取り扱うことになったわけだ。里帰り出産を制限しても、お産のない日はほとんどない。2日間で分娩12件を扱ったこともある。月5―7回の当直がこれに加わる。日進月歩の子宮がん治療、かつては守備範囲外だった体外受精…。高橋医師の疲れは、56歳という年齢のせいだけではない。

◇  ◆  ◇

 全国各地で分娩をやめる医療機関が相次ぐ。本県も例外ではない。県医務薬事課によれば、分娩を行う県内医療機関は、平成13年が40施設、18年が31施設。常勤医は54人で、この5年で5人減った。医師1人当たりの分娩数は秋田周辺医療圏の104に対し、大館鹿角医療圏は202。地域偏重も際立つ。

 産科医療の数的危機の要因に「患者の権利意識の高まり」や「飽くなき安全志向」を挙げる医師は多い。この10年で産婦人科の訴訟件数は飛躍的に増え、医療界では「萎縮(いしゅく)医療」という新語が生まれた。医学生はリスクの高い産婦人科を敬遠。心身とも疲弊した中堅勤務医は次々と病院を去った。

 16年に臨床研修医制度が始まり、大学医局は次々医師を引き揚げた。産科休止の扇田病院も、大学から常勤医2人の派遣を受けていた。増え続ける女医は出産や育児で離脱。跡取りのいない有床診療所は1代で閉院し、勤務医の高齢化も進む。

 離島や山間地の「お産難民」が分娩を扱う病院に集中し、大館市立総合病院など地域の中核病院がパンク寸前になる―という図式ができる。

◇  ◆  ◇

 高橋医師らの過酷な勤務を物語るデータがある。扇田病院の産科休止の直前の17年に、同総合病院で分娩した333件のリスク分類だ。

 妊娠中の経過は正常だったのに、分娩時に医療行為を要する「異常」に転じた事例が100件。当初からハイリスクとされたのが181件。経過、分娩とも正常だったのは48件だけだ。

 ハイリスク分娩は拠点病院の同総合病院で。比較的安全性の高い分娩は扇田病院で―。暗黙の上で確立された病院間の役割分担は、一方の産科廃止で崩れた。同総合病院には「質」に加え「量」も課せられた。

 昼夜を問わないお産に備え、当直や自宅待機で縛られる日々。高橋医師は「医療の良心。当院の医師はサラリーマンではない」と自負するが、質量両立には「まだ手探りの状態」と言葉少なだ。医師の自己犠牲と使命感に依存した地域の産科医療は限界に来ている。

2007.1.4付

358とはずがたり:2007/01/16(火) 03:03:08

危機地域医療 県内医師不足の現場
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_04.jsp
大学の事情
新制度で研修医流出
医局人事崩れ 引き揚げ進む

 横手市の平鹿総合病院の医局の一角。初期臨床研修2年目の佐藤広規医師(26)は、カルテとエックス線写真を凝視しながら、中堅の指導医に率直に意見をぶつけていた。

 ベッド数600余りの県南随一の中核病院。卒後臨床研修が義務化された平成16年以降、毎年定員数を上回る応募がある。以前から臨床研修の実績が豊富で、若手の指導にも定評があった。佐藤医師が研修先に同病院を選んだのも、発症が何千―何万人に1人という特殊疾患を扱うことの多い大学病院より、プライマリーケア(初期診療)の現場を踏んで臨床能力を高めたいと考えたからだ。

 「患者の回復は何よりうれしいが、患者の死に接するのはきつい。『もっといい治療法があったのだろうか』とか『別の担当医だったら何とかなったんじゃないか』と思う」

 1年半で7分野の義務研修を一通り終え、現在は専門の第二内科で20人ほどの患者を受け持つ。取材中の1時間でポケベルは4度鳴り、そのたびに電話で検査時間などを指示した。医師の「いろは」を、体と心で会得している。
◇  ◆  ◇
 医療機関にとって最大の医師供給源である大学のマンパワー不足に歯止めがかからない。何が起きているのか。

 大学を卒業したての研修医は、かつて7割が大学の医局に残り、安価な労働力で医局を支えた。医局は豊富な人員を後ろ盾に各市中病院に医師を送り込んできた。例えば、県北の病院には弘前大や岩手医大、県南には東北大、県全体には秋田大。病院の系列化と、医局の頂点に立つ教授による「医局人事」がこうして完成する。

 研修医が研修先の病院を自由に選べる新臨床研修制度は、医局人事を根底から揺るがした。熱心な指導医がいて、研修内容の充実した一部の市中病院に人気が集中する一方、封建的で閉鎖的と映る“白い巨塔”は医師の卵に敬遠され始めた。

 とりわけ地方大学の地盤沈下は顕著だ。毎年100人近い医師を生む秋田大も例外でない。16―18年度に大学に“残った”初期臨床研修医は計47人。県立の総合病院のない本県で、県に代わって本県全体の地域医療体制を整備・調整してきた医局は、いまや足元の人員確保に苦しむ。

 医局はそこで、事実上の医師引き揚げにかかる。東北大、弘前大、岩手医大、そして秋田大。医師確保を各医局からの派遣に頼ってきた地域の病院は制度の荒波をもろにかぶることになった。
◇  ◆  ◇
 医局は多忙だ。医学部で学生を育て、大学病院の診療も担う。研究も不可欠。最先端医療を担うには人手もいる。激務は医師不足の市中病院に劣らず、働き盛りの中堅医が開業などで退職する厳しい現実もある。

 秋田大医学部幹部は「従来通り派遣すれば大学が持たない」と胸中を打ち明け、こう問い掛ける。「大学は研究、教育機関であり、特定機能を持つ臨床の場でもある。大学が本来の機能を果たせなくなることが県民の利益になるのか」

 医師を求めて大学に頭を下げる市中病院と、「ない袖は振れない」(同医学部関係者)という大学医局。両者の溝からは、医師の配置調整がいかに脆弱(ぜいじゃく)な基盤の上に成り立っていたかが、あらためて浮き彫りになる。
メ モ医師臨床研修制度
 医師免許取得後、2年間指導を受けながら診療経験を積む制度。16年4月から義務化され、すべての研修医が内科、外科、救急・麻酔科、小児科、精神科、産婦人科、地域医療の7分野を経験し、基本的な診療能力を身に付ける。若い医師の県内定着を図る上では、初期臨床研修修了後の、いわゆる後期臨床研修の内容充実も重要といわれる。県が昨年8月に研修医129人を対象に行ったアンケートでも、後期研修先を選ぶ際のポイントとして、指導体制や研修プログラムの内容を挙げる回答が多数を占めた。

2007.1.5付

359とはずがたり:2007/01/16(火) 03:04:49
小児救急
勤務医は疲弊の極み
輪番制導入し開業医と連携
http://www.sakigake.jp/p/servlet/member.auth/mc/kikaku/y2007/iryo/iryo_05.jsp

日曜夜間の小児救急外来に協力する石橋医師(右)。インフルエンザの流行が始まれば、患者は後を絶たないという=横手市の平鹿総合病院

 年の瀬も押し迫った師走の日曜日午後6時。横手市の平鹿総合病院にぐったりした様子の2歳の男の子を抱きかかえた母親が駆け込んできた。待合室では既に2組の親子が診察を待っている。

 横手市医師会と同病院が昨年12月から始めた「日曜・夜間小児救急外来」。病院勤務医の負担軽減のため、急患が集中する日曜の準夜帯(午後6時半―9時半)に、開業医3人が輪番で診察に当たっている。この夜の当番は、石橋小児科医院長の石橋貢医師。

 男の子は扁桃腺(へんとうせん)炎が原因の発熱と診断された。診察室から出てきた母親が安堵(あんど)の表情で漏らす。「専門の先生が診てくれると聞いて来院した。小児科の先生だと、やっぱり安心感が違う」
◇  ◆  ◇
 同病院小児科の外来患者は1日平均約100人にも上る。昨年1年間の入院患者数は、前年の1・5倍に当たる約1200人に増えた。小児科医が1人減った昨年4月からは、2人の医師だけで対応している。

 勤務医の激務は想像を絶する。朝7時に病棟の回診が始まり、外来診療の終わるのが午後5時。再び病棟を回り、帰宅後も呼び出しに備える。重症の入院患者がいれば2日、3日と病院に泊まり込むことも珍しくない。仮眠すら取れず、夜通し働く日もある。

 日本小児科学会が「適正」とする病院勤務医1人当たりの小児人口は、1500―2000人。横手・平鹿医療圏は小児人口1万3000人に対して勤務医3人(2病院)。基準の2倍をはるかに超える4300人が医師1人の肩にかかっている計算だ。

 小児科特有の事情も激務に拍車を掛ける。保護者の大病院・専門医志向や核家族化を背景にした育児不安と知識不足、共働き世帯の増加に伴う夜間救急への集中…。保護者の足を地域の中核病院へ向かわせる理由は、1つや2つではない。

 石橋医師は「子どもの病気は軽く見えても、急に重症化することがあり親がそれを的確に判断するのは難しいのも事実」と理解を示すが、小児医療の現場は疲弊の極致。「勤務医に倒れられたら地域医療は崩壊だ」

 輪番制による診察は、瀬戸際に立つ小児医療を地域全体で支え、危機の拡大を食い止めようとする試みだ。「これが勤務医が開業医と連携を進める取っ掛かりになってくれれば」。平鹿総合病院の伊藤忠彦小児科長の願いは切実だ。
◇  ◆  ◇
 「2万1632分の4460」。秋田赤十字病院(秋田市)の救命救急センターが16年度に受け入れた全患者のうち、小児患者が占める割合だ。整形の3501人、内科の2960人に比べても、その数は突出している。

 しかし、このうち入院したのはわすか315人。1割にも満たない。重症のぜんそくや呼吸停止といった三次救急対象患者に至っては「全体の1%未満」(同センター)。高度な救急医療を提供する県内唯一の同センターでさえ、夜間や休日を中心に、軽症患者の“駆け込み寺”と化している現実が浮かび上がる。

 同センター長の藤田康雄医師(救急部長)は「症状や緊急度に応じて行政が患者をどう誘導し、医療機関がどうすみ分けを図るかだ」と指摘する。
メ モ小児医療の現状
  県内の小児科医は108人(昨年9月1日現在)。病院勤務医は前年同期比で6人減の54人となっている。二次医療圏別では、5割を超える60人が秋田周辺に集中。最少の鷹巣・阿仁は3人で地域偏在も際立つ。県小児救急医療協議会が昨年3月にまとめた小児救急医療体制整備計画では、大館・鹿角と鷹巣・阿仁の両医療圏を一つに再編した上で、圏域ごとに基幹病院を定めて小児科医が24時間体制で対応する。小児救急をめぐっては、二次救急医療機関に軽症患者が集中、入院治療の必要な重症患者への医療提供体制に影響が出ている。診療所医師の初期救急への参画や、軽症患者に対する「トリアージ」(選別)が求められている。

2007.1.7付

360とはずがたり:2007/01/18(木) 17:36:42

看護師枠いまだ埋まらず
京大病院で今春採用 「売り手市場」影響
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007011800091&genre=O1&area=K1D

 京都大医学部付属病院(京都市左京区)が、今春採用予定の看護師を確保できず、この時期になっても毎週定期的に採用試験を続けている。高度医療の充実などを目的に、枠を昨年の2・7倍に拡大して募集したが、全国的な看護師「売り手市場」のあおりで、募集人員270人に対し、内定者は1月16日段階でまだ約160人にとどまっている。

 京滋の国公立大病院のうち、京都府立医科大と滋賀医科大の医学部付属病院は、80−100人の募集人員に対しすでに85%以上の内定を確保している。それだけに、京大の苦戦ぶりが際立っている。

 京大病院が募集人員の枠を拡大したのは、昨春の診療報酬改定が一因。入院基本料は主に看護師と入院患者の比率で決まり、看護師の比率が高いほど手厚い。従来は「十対一」が最高だったが、本年度から「七対一」が認められた。同病院は現在「十対一」だが、これを機に「七対一」に高めて急性期病床や高度医療の現場での看護師配置を充実させる狙いだ。

 ただ全国でも「七対一」を目指して看護師募集を拡大する病院が急増。厚生労働省が昨秋、全国の国立大学法人や国立病院機構など423病院で調べたところ、今春採用の看護師募集は昨春の1・5倍に達し、看護師確保競争が激化していることが分かった。

 あおりで同病院の募集枠が埋まらず、通常は夏ごろ終了する採用試験が、今も毎月曜日に行われている。東京や福岡など府外での採用試験も初めて実施したが効果は薄かった。同病院に例年、数十人が就職していた同大医療技術短期大学部が、医学部看護学科に衣替えした関係で本年度は卒業生がないことも重なり、4月までの目標達成は厳しい情勢だ。
 同病院の嶋森好子看護部長は「病院間の採用競争で、福利厚生のいい施設に人材が流れたのではないか。新しいケア技術の開発や発信といった大学病院ならではの役割を果たすためにも、看護師は必要なのだが。何とか新年度中には『七対一』を実現したい」と話している。

361とはずがたり:2007/01/18(木) 18:32:46
オドロイター通信というより漏痛通信である。

水中毒
http://www2.cc22.ne.jp/~hiroki/a32.htm

水飲み競争で女性死亡 米加州、警察が捜査着手
2007年1月18日(木)12:50

 【ロサンゼルス17日共同】米カリフォルニア州サクラメントのラジオ局が主催した水飲みコンテストに参加した女性(28)が死亡、地元警察は水の飲み過ぎが原因とみて過失致死などの疑いで捜査に着手した。地元テレビ局などが伝えた。

コンテストは12日に実施され、約20人が参加。女性は約7・6リットルの水を飲んで2位になり、さらに決勝戦があったが、頭痛などを訴え、棄権した。同日、自宅で死亡しているのが見つかり、検視の結果、死因は水中毒とみられることが分かった。

コンテストの模様は生放送で伝えられ、聴取者から忠告の電話も入ったが、DJはこれを無視して競技を続行。死亡した女性は3児の母で、優勝賞品は任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」だった。

米国の水飲みコンテスト、トイレ我慢ルールで女性死亡
2007年1月18日(木)17:16
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-243265.html

 [ロサンゼルス 17日 ロイター] 米カリフォルニア州のラジオ局が、トイレに行かずにどれだけ水を飲めるかというコンテストを開催し、参加した28歳の女性が死亡した。同ラジオ局のスポークスマンが17日に明らかにした。番組DJら担当スタッフ10人を懲戒解雇したことも発表した。

 同コンテストは今月12日、サクラメントの地元ラジオ局KDND─FMが番組の一環として「トイレを我慢してWiiを当てよう」と銘打ち、任天堂の新型ゲーム機「Wii(ウィー)」を賭けて行われた。

 亡くなった女性は3児の母で、子供のためにゲーム機を当てようと6.5リットルの水を飲み、2位だったという。コンテスト終了後に体調の不良を訴え、5時間後に自宅で死亡しているのが見つかった。

 地元紙の報道によると、公式な死因はまだ明らかになっていないものの、水中毒が疑われるという。

362とはずがたり:2007/01/18(木) 18:39:51
>>361の上の記事url忘れてた
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/20070118a3170.html?C=S

363小説吉田学校読者:2007/01/20(土) 08:40:43
車で千葉方面へ20分くらいのところに旭中央病院というマンモス病院がある。
旧八日市場市には市民病院、成東に国保成東病院もある。旭除いて、それぞれ苦しい。
千葉大医学部との連携も不足と聞いている。東総地域内で棲み分けや付近医大との連携が必要では?

銚子市立総合病院:チラシ「このままでは破たん」 今年度約6億円の赤字に /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070119ddlk12040078000c.html

 医師不足や収入減少などで経営危機に陥っている銚子市の市立総合病院(佐藤博信院長)の「現状」を知らせるチラシが市内全戸に配られた。岡野俊昭市長の「病院の現状を、市民に知ってもらうことが大事」という趣旨による配布で、昨年11月の「市財政状況と今後の対応」に次ぐ“第2弾”。
 チラシの表には、全国の自治体病院を取り巻く厳しい「状況」や、同市立総合病院の「今年度は約6億3000万円の大幅赤字の見込み」や「(昨年の)9〜12月に4回、職員の給与など総額5億5000万円を1時借り入れた」などを明らかにし、「このままだと近い将来経営破たん」と厳しい状況が書いてある。
 今後の対応では「医師の確保・定着」を図り、近く市長の諮問機関として小山田惠・全国自治体病院協議会長も委員とする「経営検討委員会」(5〜6人)を設置「経営改善」に取り組む方針を表明している。
 裏面には4年間の患者数、医師数(34人から28人)の減少、入院・外来患者の収益や人件費、材料費などの推移、今年度末の累積赤字見込みが前年度より約6億2000万円増の15億6206万円になるなどグラフや数字で掲載している。岡野市長は「存続に全力を尽くす」と語る。同総合病院は1984年度に市立病院から「総合病院」となり、現在は全職員295人。うち医師が28人、診療は16科(産科・結核・歯科は休止)。

364とはずがたり:2007/01/22(月) 02:53:14
自民党の医師政策・土建政策の悲惨なツケであるヽ(`Д´)ノ

夕張市立病院、33人の透析中止へ 重い市外治療交通費
2007年01月21日21時59分
http://www.asahi.com/life/update/0121/009.html

 財政再建団体に移行する北海道夕張市の市立総合病院で人工透析を受けていた患者計33人に対し、市は21日、4月以降は透析治療しないことを通告した。患者は他市町村の病院へ通わなければならないが、交通費への支援はなく、突然の通告に患者らから不安と不満の声が出た。

 財政再建に伴い、市立病院は4月から公設民営の診療所体制になり、規模を大幅に縮小する。医師不足もあり、透析治療ができなくなるという。

 透析治療をしている医療機関は周辺の4市町にあるが、市外への通院を余儀なくされる患者への交通費の補助は「財政再建下では無理」という。

 21日に市が開いた患者らへの説明会では、男性患者の一人が「10日も透析を受けなきゃ死ぬんだ。あんたたちは生きてるが、我々は生かされてるんだ」と、突然の通告に怒りをぶつけた。出席した後藤健二市長は「国と道に支援を求めていきたい」と答えるにとどまった。

 一番近いのは隣の栗山町の病院だが、車で40分ほどかかる。透析を受けて6年になる山崎ヨシ子さん(69)は、これまでは心臓病を患う夫(69)に車を運転してもらい、市立病院に週3回通っていた。栗山町の病院に通うことを考えているが、冬の峠は雪深くて運転できそうにないという。

365とはずがたり:2007/01/22(月) 15:58:20
健康診断で善玉コレステロールが低いと云われてたが更にトリグリセライド(≒中性脂肪)も高いと云われた。。泥縄的に色々調べてみよう・・。
http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000245.html
http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20020331A/
http://www.kao.co.jp/econa/fat_chole/neutral_fat/index.html
http://www.kaken.co.jp/mamechishiki/what_tg/index.htm
新しい職場は12階みたいなので一日一回は階段で昇り降りするかねぇ・・。

366とはずがたり:2007/01/26(金) 21:09:30

最近夜型が続いて体がだるい。今日は早めに寝よう・・。

なぜ、遅く食べると太るの?
深夜、脂肪の蓄積を促進するBMAL1(ビーマルワン)
科学的に証明された「夜遅く食べると太る」。ダイエットは朝型の生活リズムで。
http://health.goo.ne.jp/column/healthy/h001/0044.html
【監修】
榛葉繁紀 氏
日本大学薬学部助教授

夜遅い食事は太る原因。でもなぜ?

 「夜遅く食べると太る」ことは、だれでも知っているでしょう。ダイエットをする人にとって「夜遅く食べない」ことは鉄則ですよね。

 でもどうしてなのでしょうか?食べてすぐに寝てしまうのでエネルギーが消費されず、脂肪としてため込まれるためというのが理由の一つです。

 さらに、この「夜遅く食べると太る」ことが、分子レベルで科学的に裏づけられたのです。そのカギを握るのが、DNA(遺伝子)に結合しているたんぱく質、BMAL1(ビーマルワン)。

夜10時から急増!BMAL1

 BMAL1の主な働きは、脂肪をつくり、ため込むための酵素を増やしたり、脂肪を分解してエネルギーに変えるための酵素を減らすようDNAに対し働きかけること。つまりBMAL1は脂肪をため込ませる“司令塔”なのです!だから、BMAL1の量が多いほど脂肪がたまりやすいことになります。

 BMAL1は人の体内リズムと密接な関係をもち、時間帯によって増減することがわかっています。マウスを使った実験で体内のBMAL1の量を確認したところ、午後10時ごろから急増し、午前2時〜4時ごろピークを迎えます。そして、午前6時ごろから減り続け、午後6時〜10時ごろに最も少なくなることがわかりました。BMAL1の量が最大となる深夜は、指令機能もピークに達し、脂肪をため込みやすい状態になっているのです。

 このメカニズムがヒトにも当てはまるなら、「夜遅く食べると太る」ことは分子レベルで証明されたことになります。

朝型生活のすすめ

 脂肪をため込ませるBMAL1なんて迷惑、なければいいのになんて思っていませんか?でもそうはいきません。現代は飽食の時代といわれますが、人類の長い歴史のなかからみればそれはごく短い期間、しかもほんの一部の人間が経験していることにすぎません。長い間飢えと戦ってきた人間にとって、夜中、寝ている間に脂肪を積極的にため込み、昼間それをエネルギーに変えて活動するという仕組みは、生き延びるために大変重要かつ合理的な役割を果たしてきました。
 ところが、現代の日本では、夜遅い時間に高カロリー・高脂肪の食事をとるような生活パターンが習慣化し、脂肪がどんどんため込まれるような状況になっているのではないでしょうか?

 また、朝になるとBMAL1の量が減るのは、太陽光線と関係があるとみられています。だからBMAL1を減らすには、朝日をしっかり浴びることも重要。

 ダイエットのためには、まず夜遅い食事を避けること、そして生活リズムを朝型にすることです!

 ただし、BMAL1だけが脂肪をため込ませるわけではありませんし、BMAL1を減らしたからといって脂肪がすぐに減るわけでもありません。ダイエットしたい人、肥満が気になる人は、朝型生活を心がけるとともに、適度な運動を習慣にすることをおすすめします。

367とはずがたり:2007/01/26(金) 22:17:14
医療過疎な山間部(やまんなか)ならまだしも無理矢理存続させる意義はないと思われるが。

検討委が「存続」方針/岡山市民病院
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000701260001
2007年01月26日

 多額の赤字に苦しむ岡山市立市民病院(岡山市天瀬)のあり方を考える同市の検討委員会(千葉喬三委員長)は25日、感染症への対応など公的な役割を果たす医療の提供と、市民負担の抑制を条件に、同病院を存続させる方向を示す提言書をまとめた。経営改善のために同病院の地方独立行政法人化も盛り込んだ。提言書は31日に高谷茂男市長に手渡される。

 同病院は、結核病床12と感染症病床6を含む計396床があり、職員は常勤の医師48人と看護師222人ら計418人(06年4月1日現在)。累積欠損金が約58億円(市立吉備病院の引き継ぎ分も含む)にのぼり、市は一般会計から約9億3400万円(04年度)を繰り入れ、職員の給与や退職金などの一部をまかなっている。

 提言書では、課題の経営改善をより進めやすくするために、病院の経営形態を、「地方独立行政法人」とすることを提案。法人化すれば、単年度主義の予算に縛られず、中期的な経営計画が立てやすくなり、職員の給与も民間の水準で定められるなどとしている。

 検討委の一部の委員には、財政的観点から廃止を求める声も強かったが、千葉委員長は「医療福祉は市民のよりどころ。商品を売ってもうける経済的考え方だけではいけないというのが検討委の答えだ。ただ財政的には存続が難しいというのも当然な意見で、市長は総合的に判断されると思う」と話した。

368とはずがたり:2007/01/26(金) 22:27:38

大野病院事件 産科空白集約で拍車
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000701260005
2007年01月26日

 大熊町の県立大野病院で帝王切開中に女性(当時29)が死亡し、施術した産婦人科医が逮捕・起訴された事件は、26日に福島地裁で初公判を迎える。事件は、医師逮捕への危機感から産婦人科医の集約化を促し、産婦人科を持つ県立病院は、この1年間で4院から1院に激減した。(斎藤智子)

-県立は1院に減少-

 各地の県立病院に産婦人科医を派遣している県立医大産婦人科教室(医局)によると、会津総合病院(会津若松市)では昨年9月、産婦人科が廃止され、三春病院(三春町)は、院長が産婦人科医だが、今月から外来診療のみとなり、お産を扱わなくなった。大野病院では昨年2月の医師逮捕以来、産婦人科がずっと休診のままだ。
 現在、産婦人科のある唯一の県立病院は、南会津病院(南会津町)。交通の便が悪く、冬場は孤立する恐れもある地域のため、昨年12月以降、県立医大から産婦人科医が交代で同院に滞在している。同院の常勤医1人とあわせて「2人体制」を維持している。

 県病院局は長年、「広く薄く」という医師派遣の方針をとっていた。そのため、「1人医長の多い県」(厚生労働省)となった。だが、事件を契機に、その方針を見直さざるを得なくなった。

 県立医大産婦人科の佐藤章教授は「大野病院のような事件はどこでも起こりうる」という。「総合病院で24時間働く仲間を二度と同じ目に遭わせてはならない。リスクを避けるためには、医師が複数いる態勢にするしかないが、医師の数が足りない。小児科医とチームの組めない総合病院からは医師を引き揚げざるを得ない」と説明する。

 産婦人科医がいなくなった県立病院側は「何とか置いて欲しいと懇願したのだが、引き揚げられた。こちらも、事件のあとは強く出られなくなった」と嘆く。

 勤務医は開業などを理由に次々に病院を辞めている。

 県によると、昨年8月現在で産婦人科の勤務医は県内27病院で72人。その後もさらに数人減っているという。さらに、県外の大学が、会津若松市やいわき市の拠点病院から産婦人科医を引き揚げるケースが追い打ちをかける。県立医大が人繰りをして産婦人科医を派遣しているが、「いくら集約化しても、産婦人科医が足りず、まさに焼け石に水状態」(佐藤教授)という。

369とはずがたり:2007/01/27(土) 01:35:23

ほんと何やってんだ?政府自民党は相変わらず国民の福利厚生に対しては無為無策か?マスコミが煽ってるだけ?

「お産ピンチ」首都圏でも 中核病院縮小相次ぐ
2006年12月30日(土)06:12
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006123000630.html

 東京都心の都立病院などが、お産を扱うのを休止したり、縮小したりしている。それも、生命が危険な出産前の母と胎児の治療から、出生直後の新生児の治療までを一貫して担う「周産期母子医療センター」で目立つ。大学病院の医師引きあげなど地方で深刻化していた問題が、ついに都心にまで波及してきた形だ。病院も医師も多く、埼玉や千葉などからも患者が集まる東京。中核病院のお産縮小の影響は、首都圏に及びそうだ。

 都立豊島病院(板橋区)は9月から、お産を全面休止している。

 同病院は、新生児集中治療室(NICU)6床を備えた地域の周産期センターで、年約900件のお産を扱ってきた。しかし現在は、他の病院から搬送されてくる低出生体重児などをNICUで受け入れているだけだ。

 定員6人の常勤医師が今夏、2人に減少。「非常勤を含めても当直などが満足にできない状態になった」(都病院経営本部)という。

 都立墨東病院(墨田区)の産科は11月から、新たな患者や、予約がない外来診療を受けず、年間1000件以上あったお産を縮小している。

 12床のNICUがある同病院の総合周産期センターは、いわばお産の救命救急センター。だが、常勤医は定員9人に対して5人。「周産期センターとしての役割にマンパワーをあてた」(同本部)結果、外来を縮小せざるをえなくなった。

 大田区の荏原病院(都から東京都保健医療公社に移管)も、1月から産婦人科の常勤医を減らし、お産を縮小するという。東京逓信病院(千代田区)も28日、産科の診療とお産を休止した。

 影響は周辺の病院に及んでいる。豊島病院から約1キロの距離にある日大板橋病院。豊島病院がお産を休止した翌10月には、それまで月70件ほどだったお産が100件近くに急増した。

 日大病院も総合周産期センターに認定され、ハイリスク出産も多い。救急搬送されてくる妊婦を年に80〜100人受け入れているが、その倍以上を断っているという。

 「このまま出産数が増えるとハイリスク出産は受けられなくなり、周産期センターとしての責任が果たせない。通常のお産は、受け入れを制限する必要が出てくるかもしれない」という。

 東京は、埼玉や千葉、神奈川の妊婦の「受け皿」でもある。特に出産費用が約30万円と安い都立病院は人気で、埼玉と都心を結ぶ東武東上線沿線の豊島病院には、埼玉から来る人も多かった。

 埼玉県の医師1人あたりの「出産扱い件数」(出生届数を産婦人科医数で割った数)は昨年、全国最多。総合周産期センターは県内に1カ所だ。そのセンターを運営する埼玉医大総合医療センターの関博之教授によると、救急患者の受け入れは、依頼の4〜5割ほどという。

 「東京の病院で引き受けてくれる数が減ってきて、限界のところでやっている」と話す。

370小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 08:39:02
>>368
福島生まれとして一言言いますが、福島では、ずーーーーーーーーーっと前から産婦人科医不足です。私の弟が産れる時から、ずーーーーーーーっとです。いわきだけかもしれませんが、産婦人科の開業医からしてずーっと前から少ない。この産科不足、「産婦人科に食いっぱぐれなし」の言葉に甘え、日常努力をしていないツケも回ってきていると思います。
浜通りだったら、呼吸器系(炭鉱があったから)、癌関係の人材確保は熱心でした。
福島は県立医大が中核になって公立系の医師の切り盛りをしているのだが、県北・相双だったら東北大、浜通りだったら筑波大、会津・郡山だったら自治医科大から派遣してもらえる可能性もあるのだが、県立病院は県立医科大でという意識が強い。だから、さっき書いた大学出の医師は、福島赤十字とかいわき共立とか星総合とかの県立以外の大病院に回る。人脈がないとまでは言わないが、細い。

「産科は多忙で人気がない」の一言で産婦人科医不足問題を片付けてしまうマスコミの論調にちょっと疑問符です。大野病院事件ですと「事件の影響もあって」という簡単なステレオタイプはなんかなあ、という感じ。朝日の記事はマシといいますか、やっぱり地方紙の全盛地区での朝日は光るなあという感じなのですが、この毎日は最悪だと思います。「事件が拍車をかけた」と言うが、福島は、昭和末期に心臓外科の医療過誤が複数あり、訴訟化して一時的に心臓外科医不足になったが、立ち直りましたが、その教訓は生かせないのか。

福島・大野病院医療事故:産科医、起訴事実否認「精いっぱいやった」−−地裁初公判
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070126dde041040031000c.html

(前略)
 ◇病院側に遺族不信感−−医師不在、地元は窮状
 「一人の医師として患者が死亡したのは大変残念」。初公判で加藤被告は起訴事実を否認する一方、死亡した女性に対しては「心から冥福を祈ります」と述べた。黒っぽいスーツを身につけ、落ち着いた声で準備した書面を読み上げた。
 加藤被告が逮捕・起訴されて休職となり、昨年3月から県立大野病院の産婦人科は休診が続いている。同科は加藤被告が唯一の産婦人科医という「1人医長」体制。再開のめどは立たない。
 隣の富岡町の30代女性は加藤被告を信頼して出産することを決めたが、休診で昨年4月に実家近くの病院で二男を出産した。女性は「車で長時間かけて通うのも負担だった」と振り返る。二男出産に加藤被告が立ち会った女性(28)も「次も加藤先生に診てもらいたいと思っていた」と言う。
 一方、被害者の父親は「事前に生命の危険がある手術だという説明がなかった」と振り返る。危篤状態の時も「被告は冷静で、精いっぱいのことをしてくれたようには見えなかった」と話す。
 病院の対応にも不満がある。病院側は示談を要請したが父親は受け入れず、05年9月の連絡を最後に接触は途絶えた。昨年11月に問うと、病院は「弁護士と相談して進めていく」と答えたという。「納得できない。娘が死んだ真相を教えてほしい」と不信感を募らせる。【松本惇】
 ■解説
 ◇結果責任の追及、医学界に危機感
 この裁判では、加藤被告を逮捕、起訴した捜査当局に、全国の医師から強い批判の声が上がっている。背景には、通常の医療行為で患者が死亡した結果責任を、医師個人が追及されているのではないかという危機意識がある。医師法で届け出義務が課される異状死の定義があいまいという指摘もあり、裁判を多くの医療関係者が注目する。
 最大の争点は「癒着胎盤」のはく離を中止すべきだったかどうか。検察側は「癒着胎盤と分かった時点で大量出血しないようにはく離を中止し、子宮摘出に移行すべきだった」と医師の判断ミス、過失ととらえる。これに対し、弁護側は「臨床では止血のために胎盤をはがすのは当然で、出血を放置して子宮を摘出するのは危険」と通常の医療行為だと主張する。
 日本産科婦人科学会の発表によると、06年度(11月まで)に同会に入会した産婦人科医は298人で、03年度の375人から2割程度減少した。同会の荒木信一事務局長は「大野病院の事故が減少に拍車をかけた」と分析している。【松本惇】

371とはずがたり:2007/02/02(金) 03:24:00

無資格助産:書類送検の院長を起訴猶予処分 横浜地検方針
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070201k0000m040135000c.html

 横浜市瀬谷区の産婦人科病院「堀病院」の無資格助産事件で、横浜地検は週内にも、保健師助産師看護師法違反容疑で書類送検された堀健一院長(79)を起訴猶予処分にする方針を固めた模様だ。同様に書類送検された看護師ら10人も起訴猶予または不起訴にする方針。産科医・助産師不足を背景にした無資格助産が各地で行われており、起訴すれば産科医療に深刻な影響を与えることや、神奈川県警による家宅捜索や報道で既に社会的制裁を受けていることなどを総合的に考慮したとみられる。【伊藤直孝、野口由紀】

 堀院長と看護部長は03年12月〜昨年5月、計17人が出産した際、助産師資格のない看護師や准看護師計9人にお産の進み具合をみるため産道に指を入れる内診をさせた疑いで昨年11月、書類送検された。看護師ら9人は内診をした疑い。

 これまでの調べで、無資格内診は03年11月以降、約3万9000件に上ることが判明。さらに、分〓(ぶんべん)を誘発するために妊婦の卵膜を破り破水させる人工破膜を看護師にさせていたことも分かった。地検は悪質な無資格助産を裏付ける事実とみて捜査を進めてきた。

 しかし、地検は(1)堀院長は「厚生労働省が04年に出した『医師の指示下でも看護師内診は認められない』との通知は見解に過ぎないと思っていた」と主張している(2)日本産婦人科医会は「看護師による内診そのものは母体に健康被害を及ぼさない」との見解を示している(3)同医会は1960年代から、助産師不足に対応するため産科看護師を独自に養成し、各地で看護師による内診が行われてきた−−などの点を考慮。無資格助産の危険性の十分な立証は難しいうえ、起訴すれば産科医療に及ぼす影響が大きいと判断した模様だ。

毎日新聞 2007年2月1日 3時00分

372とはずがたり:2007/02/02(金) 04:19:44

格差社会だ。

比が腎臓売買を公認へ、闇取引対策で年内導入目指す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000201-yom-int
2月2日3時4分配信 読売新聞

 【マニラ=遠藤富美子】フィリピン政府は、腎臓移植を希望する外国人患者に対し、一定の条件を満たせば腎臓提供を認める新制度を導入する方針を固めた。

 闇で横行する臓器の国際取引を事実上公認するもので、10日に保健省が公聴会を開いて各界の意見をくみ上げた上で、今年中の制度実施を目指す。外国人を対象とする政府公認の臓器売買は世界に類例がなく、実際に制度運用が始まれば移植待機者が1万人を超す日本から患者が殺到することも予想される。

 新しい生体腎移植制度案は、外国人患者に〈1〉腎臓提供者(ドナー)への生活支援費〈2〉別のフィリピン人患者1人分の移植手術代――を支払わせるのが骨子。ドナー生活支援費などが1万2000ドル(約144万円)、フィリピン人患者の移植代が円換算で96万〜120万円相当とされ、外国人患者の手術・入院代とあわせ、外国人患者は総額5万ドル(約600万円)を支払うことになる。仕組み全体は政府が管理し、ドナーは民間のドナー支援団体「腎臓財団」を通じて生活支援を受ける。


最終更新:2月2日3時4分

373小説吉田学校読者:2007/02/11(日) 23:25:10
愛媛新聞が病気腎移植問題を粘り強く取材しております。シリーズ化していてネットでも読める。力作であり、近年、まれに見るヒットかと思われます。
一番問題に感じた回がこれ。移植拒否して透析を選んだ患者に、何とも言いがたい「処置」です。「患者には透析を選ぶ権利あるはずだ」の声は非常に重いと私は思います。

[両刃のメス]第1部 患者(11) 選択肢 自発的な意思尊重を
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/zokibaibai/ren101200612237808.html

 「あの先生に助けてもらった」―市立宇和島、宇和島徳洲会の両病院で計六百件以上の腎移植手術を手掛けた万波誠医師(66)に対し、移植を受けた患者や家族から感謝の言葉が聞こえてくる。「患者に寄り添っている数少ない医者」との評判とともに。
 しかし、正反対の評価も確かにある。万波医師の考えや方針に疑問や異論を差し挟んだ途端、「気さくな先生」とは全く異なる側面を垣間見た患者や家族がいる。十年前から腎不全を患い、市立宇和島病院で万波医師の治療を受けた南予の七十代男性が体験を語る。
 「透析を始めて五年以内じゃないと生着率が良くない」。万波医師はベッドで透析を受ける患者らの周りを歩き、早期の腎移植を勧めていた。具合が悪くなれば休日も対応してくれる。仕事熱心で患者本位の医師だとこの時は思っていた。
 何度も移植を勧められた男性が「他人を傷つけてまで生きようとは思わない」と自分の信条を理由に断ったその日から、態度が一変したという。
 回診の担当が若い医師に代わった後、こんなことがあった。男性は、透析をするために左手首付近で静脈と動脈をつなぎ合わせた太い血管部分(シャント)がつぶれ、夜も眠れない痛みに苦しんでいた。担当医が万波医師に処置を依頼する声が聞こえた。「自分では対応できません。お願いします」「それはいい」。素っ気ない言葉だけが残り、診てはもらえなかった。
 「見捨てられた」。男性の心には今も、ぬぐいきれない不信感が漂う。そして「患者には透析を望む権利もあるはずだ」と訴える。
 万波医師は多くの腎不全患者の命を救ってきた。手術のうまさは高く評価され、国内有数の実績を誇ることは間違いない。しかし透析治療のマイナス面を強調し、移植を前面に押し出す診療姿勢に疑問を投げ掛ける医療関係者は多い。
 移植した腎臓が機能しなくなり、透析に戻った患者の治療も手掛けている県内の透析医は「透析では長く生きられない、と説明された移植患者が透析に戻った場合、精神的に追い詰められノイローゼになるケースもある」と打ち明ける。
 移植技術の進歩で、血液型不適合の生体腎移植も成功率が高まってきた。同透析医は「移植後の状態に問題がないなら、透析よりも移植の方が良い」としつつ「しかし透析も決して惨めな治療ではない」と語る。
 移植か、透析か。それは患者がどのような生き方を選ぶかと深く関連し、自発的な意思を医師側は尊重しなければならない。命を救う尊い行為が患者不在に陥ってはならない。
 だが、移植の権威者が発する言葉は患者にとってあまりにも重い。臓器売買事件、病気腎移植、それに続く一連の経緯の底流には、かつての医療界の体質といわれた、医師と患者が上下・主従関係にあるパターナリズム(父権主義)が存在しているのではないか。
 問題が浮かび上がった背景には、一医師の個性や患者との関係にとどまらない他の要因が絡み合う。移植技術の進歩と医療倫理の相関、移植医療界の力関係、腎移植を取り巻く絶対的な臓器提供者不足…。今後の連載では、それらをひもときつつ「医療とは」「生きるとは」をあらためて問い直していく。
(臓器移植取材班)

374名無しさん:2007/02/25(日) 22:29:29
小沢一郎

これで堂々と居眠りできる?〜昼寝は心臓病の危険減らす
http://www.usfl.com/Daily/News/07/02/0223_012.asp?id=52568

 昼寝は心臓病のリスクを軽減することが、ハーバード大学とギリシャ・アテネ大学の最新調査で明らかになった。特に男性で効果が高いという。日中、職場で居眠りする最高の言い訳になりそうだ。

 AP通信によると、両大学の医学部に在籍するディミトリス・トリコポロス博士が率いる研究チームが、ギリシャの成人2万3681人を対象に昼寝が健康に与える影響を1人平均6年間調査した。その結果、週に最低3回、約30分の昼寝をした人は昼寝をしない人と比べて心臓発作などの心臓疾患で死亡する危険率が37%低かった。

 実験参加者中、48人の女性が心臓病で死亡し、うち6人は働く女性だった。心臓病で死亡した男性は85人で、働く男性は28人だった。研究者らは、仕事がストレスの最大要因であり、昼寝によってストレスが軽減され、心臓の負担が軽くなったのではないかとみている。

 ただし、ストレスと心臓病の関連は不明。ストレス過多によるホルモン異常、または運動不足や過食、喫煙が心臓病の引き金と考える専門家もいる。

 今回の調査では、食事、運動、喫煙など心臓に影響を与えると考えられる生活習慣を除外しても、昼寝は心臓病リスクを軽減するという結論が出た。調査対象は20〜86歳と年齢の幅が広く、調査開始時点では皆健康だった。

 昼寝は米国の風土にはなじまず、企業社会では「怠惰」とみなされがち。それでも一部企業は昼寝ができる休憩所を設置するなど就業中の昼寝を推奨しており、昼寝によって仕事の効率が上がったと主張する従業員も多い。

375杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/03/07(水) 21:55:07
マイナスイオンと並ぶ如何わしい健康情報の「血液ドロドロ」。遂にマスコミが取り上げる事態となりますた。

「血液ドロドロ」と不安あおり健康器具販売 苦情が急増
http://www.asahi.com/life/update/0307/011.html
2007年03月07日20時40分

 「検査の結果、あなたの血液はドロドロですよ」。こんな言葉で不安をあおられ、高額の健康器具や健康食品を買わされるトラブルが急増していることが7日、国民生活センターの調べでわかった。簡易キットを使い業者が検査をすることや結果を説明することは医師法で禁じられている。同センターは「病院以外の場所では検査を受けないでほしい」と注意を呼びかけている。

 同センターによると、簡単な血液検査や健康診断を受け、高額の健康器具や医療サービスを契約させられたという苦情が、統計が残っている96年度以降3510件あった。96年度は132件だったのが、05年度は589件と、約4.5倍に増えていた。

 関東地方の70歳代の女性は昨年2月、仮店舗のようなところで、「中性脂肪が高めで不安」と訴えたところ、店員に指先から血液を採取された。モニター画面を見せられ「血液がドロドロだ」といわれた。ブレスレットを15分ほどつけてから再度検査すると、「血液がサラサラになった」といわれた。そのブレスレットを約29万円で購入したが、つけても体調に変化はなかったという。

 被害者を年代別にみると、70歳代が最も多く全体の22%、60歳代が20%で高齢者が多い。平均契約金額は、54万円だった。販売形態は、店舗販売と訪問販売が各38%。また、空き店舗などを数日で転々とする「仮店舗」のような形で売るケースも11%あった。

 同センター情報分析部は「健康ブームにのって、悪質業者も手口が巧みになっている」と話している。

376とはずがたり:2007/04/28(土) 22:29:55
自民党のえせ改革では町の開業医や医師会の顔色窺うばかりで必要な地域の医療が崩壊している。

「活力を奪う」 病院再編で細る医療 光市と合併の旧大和町'07/3/21
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07032105.html

 「急病では入院できなくなるらしい」。地域の命綱である総合病院の再編話に、住民たちは動揺した。話が持ち上がって一年がたつ。いまだに住民には、地域医療の行く末が見えない。

 ▽一般病床移す
 二〇〇四年、光市と新設合併した旧大和町。市立大和総合病院は今も、市内や近郊から患者が訪れる地域医療の拠点だ。光市は財政難を理由に、こんな経営計画を発表した。大和総合病院にある二百二十床の一般病床を全廃する―。
 合併で、光市は二つの総合病院を有することになった。旧光市にある光総合病院と、旧大和町の大和総合病院。「一つの市に、二つの総合病院は持てない。財政的に厳しい」。光市は二つの病院の役割を明確に分ける方針を打ち出した。
 「光」に急性期医療を集約する。「大和」は慢性期医療の専門病院とする―。治療が必要な患者向けの一般病床は「光」に集中させる。「大和」の一般病床は全廃し、高齢者の長期入院の受け皿となる療養病床を六十床から二百三十床へ増やすとした。
 「地域医療が後退する」。大和の住民たちから、わき上がった声。〇三年秋、白内障の手術で入院した藤本茂樹さん(73)はため息をつく。「自転車やタクシーで移動する高齢者も少なくない。光総合病院まで、行くだけでも一苦労。通院なんてできんよ」

 ▽新法で市迷走
 地域に波紋を広げながらも、光市が押し進めようとした病院事業の中期経営計画。ところが発表から三カ月後、今度は市側が路頭に迷う。医療制度改革関連法が成立し、療養病床の大幅削減が決まったのだ。国は、全国に三十八万床あるベッド数を、二〇一二年度までに十五万床まで減らすという。
 同時に、療養病床の診療報酬がぐんと安く設定された。計画のままでは大和総合病院の採算割れは決定的だ。財政状況の厳しさから、百億円以上もかかるとみられる病院再編の準備資金の見通しが立たない。市病院局は昨年秋に見直しを余儀なくされた。
 「国の制度がめまぐるしく変わる中、前にも進めず、後ろにも引けなくなった」。市病院局の田中修管理部長は途方に暮れる。今月末までに立てるはずだった見直し策も宙に浮いたままだ。「このままでは六、七年後には資金繰りが困難になる」。焦りは募るが、解決策は見いだせない。
 医療が細る不安感は、地域の活力をも奪いかねない。合併で町役場が支所になり、店も減った旧大和町。そこに、総合病院の再編話まで持ち上がった。「何のための合併だったのかと、問いたくなるよ」。旧町で収入役を務めた小川泰治さん(76)が、言った。(山瀬隆弘)

377とはずがたり:2007/04/28(土) 22:32:03

序でに福祉も此処に。
俺の祖父母は4人とも俺が物心着く頃にはいなかったのだが友人達のおじいちゃんおばあちゃんはお小遣い沢山くれる存在の印象でみんな金持ちだった様な気がするのだがねぇ。
困ってる老人世帯は現役世代に何をしてたんだ?

老老介護、夫婦に負担増 サービス利用は最小限に'07/3/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07032005.html

 四年に一度の統一地方選が近づいた。この四年で進んだ「小泉改革」と「平成の大合併」は、さまざまな制度や枠組みを大きく変えた。景気が上向く一方で、改革が暮らしに落とす影をたどる。

 夫の八十歳の誕生日。巻きずしを買ってきて、二人でささやかなお祝いをした。あと何年、こうやって元気で暮らせるかね―。わざと明るい声で聞いてみた。「知るかあ、そんなこと」。ぶっきらぼうに夫は答えた。

 ▽「蓄えはなし」
 広島市内のアパートに夫婦二人で暮らす。「私がしっかりせんと」。妻(79)は、口癖のように言う。夫は四十二歳の冬、脳卒中で倒れ、半身まひになった。夫を介護しながら、妻は内職で暮らしを支えた。「じゃけえね、老後の蓄えなんか何もないんよ」
 夫婦の年金は今、月に計十三万円。そこから、二人分で約六千円の介護保険料が天引きされる。夫は「要介護3」。「老老介護」の限界を妻は感じるが、費用を考えるとサービスの利用は最小限に抑えざるを得ない。リハビリのための週一回のデイケアと、つえなどのレンタルだけ。それでも月約八千円の出費だ。
 家賃や光熱費などを差し引くと、残る生活費はわずか。「本当はヘルパーさんに助けてもらいたい。でも数千円の出費でも厳しいの」。妻の顔から笑みが消えた。
 社会全体で高齢者を支える―。こんなうたい文句で導入された介護保険制度だが、運営する市町村の会計はパンク寸前にある。保険料の値上げとサービス利用の抑制。制度見直しのしわ寄せは、高齢者に向けられた。
 広島市の介護保険料は、所得に応じ八段階に分かれる。基準額は月四千七百八十六円。政令市では堺市に続き二番目に高額だ。満額徴収となった五年半前と比べ約千七百円上がった。「保険料を払うんがやっと」。ため息をつく高齢者は、この夫婦に限らない。
 介護をする人も、受ける人も高齢者。核家族化の果て、老老介護世帯は増える一方だ。高齢者を支える「切り札」だったはずの介護保険のサービス。その利用を控えてしまう現実が、所得の低い家庭にはある。

 ▽常に健康不安
 「私がしっかりせんと」。妻の口癖の裏には自身の健康不安がある。腰や、ひざの関節が悲鳴を上げている。けんしょう炎で手に力が入らない。C型肝炎と心臓病を抱え、体がふらつく。もし自分が入院したら、費用をどう工面するか。一人残った夫は、どうなるのか。考えただけで、ぞっとする。
 高齢者の医療費負担も増加傾向にある。昨年十月から、七十歳以上の長期入院者の食費や光熱費がすべて自己負担となった。「肺炎になった時も医者は入院しなさいと言ったんじゃけど、せんかった。一度入院したら出られんような気がして」
 夫を介護しながら通院し、点滴で治した。救いは、市の重度障害者施策による夫の医療費補助。無料で訪問してくれる看護師に、精神的に支えられている。介護と医療の費用。老いが深まるにつれ、どれくらい膨らんでいくのか。夫婦には見通せない。(木ノ元陽子)

378とはずがたり:2007/05/11(金) 01:58:32

ホントだったら民主が失政をがつんがつん非難して医療格差問題で政府・自公を突き上げてなきゃあかんのちゃうのん?

医師の全国派遣を検討 政府・与党、偏在解消へ新制度
http://www.asahi.com/politics/update/0510/TKY200705090362.html
2007年05月10日06時59分

 政府・与党は医師不足解消に向け、医師を不足地域に派遣するシステムを構築する方針を固めた。与党内では臨床研修後の若手医師や定年後の勤務医らを全国に配置する案が浮上。政府・与党の対策会議を立ち上げ、6月中にも取りまとめる政府の「骨太の方針」に盛り込む。自民、公明両党は7月の参院選のマニフェスト(政権公約)の目玉に据える考えで、地方重視をアピールする選挙対策の狙いもありそうだ。

医師数の地域格差の現状

 地域の医師確保策は都道府県が設置する「地域医療対策協議会」で進めているが、地方によって医師数に差があり、全国的なバランスを考えた対策が急務となっている。与党が検討している医師派遣システムは、国立病院機構の中に派遣機構を新設して医師をプールし、1年程度の期限つきで派遣する構想だ。

 必修の臨床研修(2年間)終了後の後期臨床研修に進んだ医師や、定年を迎えた勤務医らから希望者を募る方針。人材確保のために、派遣期間終了後に希望の専門研修に進める制度づくりも検討している。

 自民、公明両党は先月下旬、個別に会議を設けてこうした具体策の検討に着手。ただ、「専門的な知見を要する」(二階俊博・自民党国対委員長)との判断から、9日の与党幹部の協議で厚生労働省や文部科学省など政府側も交えることを決めた。塩崎官房長官も同日の記者会見で「大事なのは国民がどこに住んでいても安心して医者にかかれる状態に保てること。与党とはよく協議をしたい」と強調した。

 一方、与党案の実効性は未知数のため、公明党の北側一雄幹事長は9日の記者会見で「必要であれば次の国会等で法案提出も考えたい」と述べ、法整備も視野に入れていることも明らかにした。

 与党が対策に本腰を入れ始めたのは「統一地方選で地方を回った幹部が全国的な問題と初めて認識した」(自民党厚生労働族議員)ためで、選挙向けの色合いが強い。民主党の松本剛明政調会長は9日の会見で「医師不足に取り組まれることは大急ぎでやっていただきたい課題だが、選挙まで2カ月を切った時期に協議会を作ってポーズだけで終わらせようとしているのであれば許されない」と語った。

379とはずがたり:2007/05/19(土) 21:09:20

医師不足対策:地域医療枠を柱に、協議会が初会合
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070518dde007010065000c.html

 政府・与党は18日午前、首相官邸で「医師確保対策に関する協議会」の初会合を開き、国公立大医学部の定員に全国各地でのへき地勤務を条件に入学を認める「地域医療枠」を新設することなどを柱とする総合的な医師不足対策の取りまとめに着手した。6月上旬に決定し、政府の骨太の方針に盛り込む。

 政府・与党が検討している地域医療枠は、47都道府県に各5人程度ずつ医学部入学の別枠を設け、全国で年間250人程度定員を増やす案。奨学金によって事実上授業料を免除し、卒業後10年程度へき地勤務をすれば、返さなくてもいいようにする。

 他にも、▽国立病院など地域の拠点病院に必修の臨床研修を終えた若手や定年した元勤務医らを登録し、1年程度の期限つきで医師不足地域に派遣する▽開業医を幅広い疾患に対応できる総合医として養成し、勤務医の負担を軽減する−−といった対策も既に固まっている。【吉田啓志】

毎日新聞 2007年5月18日 東京夕刊

380とはずがたり:2007/05/28(月) 18:33:41
医者がなにやら特権階級に成っておる。一方で死ぬ程忙しく働かされても居て労働環境が劣悪でもある。
カネ積めば入れる私立医科への補助金を減らしても良いから国公立の定員増やしたらどうか?
自治医科大も栃木県にあるが西日本にもう一つぐらい作っても良いのでわ?

<医師人口比>日本、20年に最下位へ OECD30カ国中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000006-mai-soci
5月28日3時7分配信 毎日新聞

 人口1000人当たりの日本の医師数が、2020年には経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中最下位に転落する恐れがあることが、近藤克則・日本福祉大教授(社会疫学)の試算で分かった。より下位の韓国など3カ国の増加率が日本を大きく上回るためだ。日本各地で深刻化する医師不足について、国は「医師の地域偏在が原因で、全体としては足りている」との姿勢だが、国際水準から懸け離れた医師数の少なさが浮かんだ。
 OECDによると、診療に従事する03年の日本の医師数(診療医師数)は人口1000人あたり2人。OECD平均の2.9人に遠く及ばず、加盟国中27位の少なさで、▽韓国1.6人▽メキシコ1.5人▽トルコ1.4人――の3カ国を上回っているにすぎない。
 一方、診療医師数の年平均増加率(90〜03年)はメキシコ3.2%、トルコ3.5%、韓国は5.5%に達する。日本は1.26%と大幅に低く、OECD各国中でも最低レベルにとどまる。各国とも医療の高度化や高齢化に対応して医師数を伸ばしているが、日本は「医師が過剰になる」として、養成数を抑制する政策を続けているためだ。
 近藤教授は、現状の増加率が続くと仮定し、人口1000人あたりの診療医師数の変化を試算した。09年に韓国に抜かれ、19年にメキシコ、20年にはトルコにも抜かれるとの結果になった。30年には韓国6.79人、メキシコ3.51人、トルコ3.54人になるが、日本は2.80人で、20年以上たっても現在のOECD平均にすら届かない。
 近藤教授は「OECDは『医療費を低く抑えると、医療の質の低下を招き、人材確保も困難になる』と指摘している。政府は医療費を抑えるため、医師数を抑え続けてきたが、もう限界だ。少ない医師数でやれるというなら、根拠や戦略を示すべきだ」と批判している。【鯨岡秀紀】

最終更新:5月28日7時0分

381杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/05/28(月) 22:28:16
>>380
産業医科大学がそれに該当してますです。その名の通り産業医育成のための医科大学で、卒業後の9年間に産業医として勤務すれば学費の相当部分を免除して貰えます。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.uoeh-u.ac.jp/JP/index.html

ちなみにマジで金に困ってると言う方なら防衛医大もオススメ。卒業後9年間は自衛隊に勤めれば全額学費免除だそうです。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.ndmc.ac.jp/

382とはずがたり:2007/05/28(月) 22:36:39
へぇ〜,しりませんでした>産業医科大

383とはずがたり:2007/05/30(水) 12:37:09

医科担当医師が6月末で退職 上小阿仁国保診療所
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070530a

 上小阿仁村の村立上小阿仁国保診療所の医師1人が、一身上の都合を理由に、6月30日付で退職することが29日分かった。

 退職するのは所長で医科担当医師の森田真守氏(49)。今月7日、小林宏晨村長に退職願を提出し受理された。森田氏は13年8月から勤務している。

 常勤医確保の見通しは立っておらず、7月1日以降は、非常勤医を診察に当てたいという。

 同診療所には医科と歯科があり、両科とも医師1人が診察に当たっている。看護師は4人。利用者は1日50?60人。


(2007/05/30 08:35 更新)

384とはずがたり:2007/05/30(水) 15:16:12
小手先の糊塗策である。早くも6月にもってのが参院選目当てで白々しいヽ(`Д´)ノ

国主導で医師を緊急派遣
女医の復職を支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007052900142&genre=A1&area=Z10&mp=

 地方を中心とした医師不足を解消するため政府、与党が検討している医師確保対策の最終案が29日、ほぼまとまった。医師不足地域に対し国が主導して緊急的に医師を派遣したり、出産、育児などで離職した女性医師の復職を支援、勤務医の過重労働を解消することなどを盛り込んだ。

 政府与党は31日に協議会を開き、安倍晋三首相が出席して最終案を決める方針で、6月に政府の「骨太の方針」や、参院選の公約にも反映させる。

 緊急医師派遣は短期に効果が上がる対策として整備。国立病院や規模の大きな民間病院などに派遣機能を担わせ、国が都道府県からの求めに応じて各地の自治体病院などに派遣する。へき地など一部に限定している医療従事者の人材派遣について労働者派遣法を一部緩和して派遣しやすい環境を整える。早ければ6月にも始まる見通しだ。
 中期的な対策では、医師国家試験の合格者が3割を占める女性医師の活用を促す。特に出産や育児で離職する状況を減らすため、院内保育所の整備や、復職のための研修を実施する病院を支援する。(共同通信)

385やおよろず:2007/06/03(日) 13:31:12
診療所で看護師刺される 通院の男を逮捕 兵庫・尼崎
http://www.asahi.com/national/update/0602/OSK200706020063.html

2007年06月02日22時48分

 2日午後2時ごろ、兵庫県尼崎市戸ノ内町3丁目の「尼崎医療生活協同組合戸ノ内診療所」の待合室で、同市戸ノ内町4丁目、無職仲尾慶栄容疑者(60)が突然、女性看護師(30)の腹を果物ナイフで刺した。悲鳴を聞いて駆けつけた男性医師(57)が取り押さえ、尼崎東署員が殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。看護師は2週間のけが。

 調べでは、仲尾容疑者は3〜4年前ごろから、同診療所の内科に通院。事件当時は受診直後で、待合室に他の患者はいなかったという。ナイフは自宅から持ってきていたが、「なぜあんなことをしたのか分からない」と話しているという。

386とはずがたり:2007/06/24(日) 01:14:37
詰まり情熱頼りでは絶対に医者不足は解消しない,と思う。予算的措置が必ず必要なのである。勿論僻地で頑張るという一部の情熱ある医は仁術なりという医者の存在は崇高で偉大ではあるけど彼らの善意に縋るだけというのでは責任ある姿とは云えまい。

07参院選:「美しい国」考/5 へき地で深刻、地域医療
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/archive/news/2007/06/17/20070617ddm041010149000c.html

 ◇医師不足、「情熱」頼り

 竹下登元首相の生家から徒歩5分。掛合(かけや)診療所(島根県雲南市)の医師は本多一郎さん(47)だけだ。医師不足に悩む県がへき地勤務の希望者を全国から募る「赤ひげバンク」を通じ05年7月、赴任した。「独りでどれだけやれるか」。試してみたかった。

 東京・新宿生まれ。大学の文系学部を卒業後、都内のデパートに入った。新人の仕事はカード料金不払い者への督促だった。下町の高齢者には、子供に勝手に名義を使われたケースが多かった。雑談するうちに親密になり、医療から取り残された高齢者の存在を知った。「高齢者医療に取り組みたい」との思いが強まり一念発起した。デパートを3年で退職、2年間勉強し、島根医科大(当時)に合格した。再び東京の下町で10年間、病院と診療所で働いた。
  ■
 人口10万人当たりの総医師数(04年)は、全国平均で212人。これに対し、雲南市など雲南圏は144人、隠岐の島町など隠岐圏は170人。都市に比べ、離島やへき地の医師不足は深刻だ。参院選をにらみ政府・与党は5月末、医師不足地域に医師を派遣する国レベルの体制整備▽医師不足の地域で大学医学部の定員枠を拡充−−など6項目の緊急対策を発表。参院選公約とした。

 6月上旬の土曜日、掛合診療所に高齢の女性や親子連れらが次々と訪れていた。「今のところ、立ち往生することもなく、充実した日々です」と本多さん。看板は内科だが、実際は外科や小児科、婦人科など多岐にわたる。待合室の50代男性は「診療所には3世代でお世話になっている。遠くの病院より身近な診療所。無くなったら大変ですよ」と期待を寄せる。

 へき地の医師を増やすにはどうすればよいのか。本多さんは「国が強制するよりも自主性を育てる方が早道。大学教育で地域医療の魅力を伝えるべきだ」と考える。
  ■
 隠岐の島の街づくりに取り組む吉岡陽子さん(62)は05年、へき地医療対策を考える厚生労働省の検討会メンバーに選ばれた。島は天候が荒れると船も飛行機も欠航する。患者の緊急搬送には、県防災ヘリや自衛隊、海上保安庁の協力が欠かせない。厳しい実態を訴え、医師増も求めたが、手ごたえはなかった。

 そんな島に、澤敏治さん(56)が赴任してきたのは今年4月。福井県の国立病院副院長から、隠岐病院の外科部長への転身だ。「(管理職ではなく)現場でまだまだ働きたい」と直接、病院へ電話して志願した。

 武田博士院長の方針もあり、麻酔が伴う外科手術を行う。盲腸やがんなど4〜5月で約20件した。以前は本土まで搬送していたという。「難しい手術を成功させて患者の信頼を勝ち取りたい。これがやりがいです」

 日本の医師不足の「治療法」は澤さんにも分からない。しかし、「私は定年まで地域医療の一線で頑張る。その間に政治家は議論をとことん深めてほしい」と話す。=つづく

毎日新聞 2007年6月17日 東京朝刊

388とはずがたり:2007/06/30(土) 12:27:20

秋田県は危機感が強いのかしっかりやってるイメージだが,俺が秋田さきがけ新報社のメールサービスを利用してるから目に止まるからか?

申し込み3倍、医師確保に弾み 医学部・修学資金貸与事業
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070630g

 医師確保対策として県が大学医学部の一般入試合格者を対象に実施している「修学資金貸与事業」の申し込みが、本年度は募集定員の3倍に達し、県は定員の拡大も含め検討している。事業がスタートした昨年度は、対象を1年生に限定していたが、早期に人材を確保する目的で本年度から全学年に拡充したことが急増につながった。

 県医務薬事課によると、募集定員5人に対し、4月27日の締め切りまでに15人が応募。学年別では13人が2年生以上で、1年生は2人だけ。新入生に限定した昨年度は応募が定員と同数の5人だった。

 貸与額は授業料などとして月15万円、入学金(1年生のみ)として28万2000円。貸与期間の1・5倍の期間、県が指定する「公的医療機関等」に勤務することを条件に返済は免除される。勤務する病院は、県や秋田大、県医師会、公的病院などで組織する「医師配置調整委員会」(仮称)で決める。

 県医務薬事課は「応募が予想以上に多かったことから、定員を緊急的に拡大できないか検討している。定員を満たしていない研修医枠と院生枠についても、追加募集するべきかどうか検討中」と話している。


(2007/06/30 11:16 更新)

389やおよろず:2007/06/30(土) 18:32:09
英、7月1日から全面禁煙に=パブやレストランもダメ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007063000307

 【ロンドン30日時事】英イングランドで7月1日から禁煙法が施行され、公共の場での喫煙が全面的に禁止される。スコットランドや北アイルランドでは先行して禁煙化が実施されており、これにより英全土が「禁煙地帯」となる。
 規制対象は、店舗やオフィスのほか、パブ(大衆酒場)やレストランなども含まれる。屋外や個人の自宅は対象外。個人の違反者には最大50ポンド(約1万2400円)、企業や施設管理者には同2500ポンド(約62万円)の罰金が科される。

390やおよろず:2007/07/01(日) 16:29:42
どうやら、民主党にとっては、負けられない戦いになりそうだ

=========

医師、看護士の派遣解禁を=07年度規制改革要望−経団連
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007062900895

 日本経団連は29日、2007年度の規制改革要望を発表した。
 労働者派遣法上、医療関係業務を解禁することや地方税徴税業務の民間開放など全体で
 14分野、205項目に及ぶ。来週中に政府に提出、実現を働き掛ける。

 医師や看護士らが携わる医療は同法で派遣禁止業務とされている。しかし、医務職の人材
 不足が社会問題となっている中で、有資格者の女性や高齢者の活用を促す観点からも、
 早期に派遣を解禁する必要性を指摘した。

 地方税徴収業務は現在、督促、質問・検査、捜索、差し押さえの民間委託が禁止されている。
 地方公共団体の税務職員を増やさず、徴税率を向上させるには、一定の服務規律を課した
 うえで民間委託できるようにすべきだとした。

391とはずがたり:2007/07/06(金) 13:25:59
善玉コレステロールが引く過ぎと云われてた来たが,今回はそれはオッケーだったものの総コレステロールが基準値よりも低いと出た。
コレステロールは肝臓で作られるとのこと。
なんか疲れやすいし,オヤジも肝癌で逝ったしで俺も肝機能が少々弱いのかも知れぬ。気をつけたい。
http://www.furano.ne.jp/utsumi/lipid/qa.htm
http://q.hatena.ne.jp/1116825446
http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text/colest.html

392とはずがたり:2007/07/13(金) 02:16:47
議員板で拾った。官から民へ等と云うが医者のぼんぼんしか行けずに世襲の温床になってる私立医大の補助金減らして定員を削って,予算を地域医療を担う医者確保の奨学金だの県立医大だのへ回せやヽ(`Д´)ノ

379 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/06/10(日) 18:08:04 ID:Svt1voKm
教育格差の権化私立医学部 6年間で3000万以上の学費の大学一覧

【※ 私立医大の学費を準備できる富裕層は全世帯の1%です。】
【※ 日本の医学部の定員の40%がこの金銭私立医学部で占めています。】

05)関西医科大学・・・・・3014万円 (+寄付金)
06)順天堂大学・・・・・・3050万円 (+寄付金)
07)大阪医科大学・・・・・3156万円 (+寄付金)
08)東京女子医科大学・・・3208万円 (+寄付金)
09)東邦大学・・・・・・・3229万円 (+寄付金)
10)久留米大学・・・・・・3237万円 (+寄付金)
11)昭和大学・・・・・・・3250万円 (+寄付金)
12)日本大学・・・・・・・3336万円 (+寄付金)
13)聖マリアンナ医科大学・3390万円 (+寄付金)
14)岩手医科大学・・・・・3448万円 (+寄付金)
15)近畿大学・・・・・・・3483万円 (+寄付金)
16)杏林大学・・・・・・・3655万円 (+寄付金)
17)獨協医科大学・・・・・3730万円 (+寄付金)
18)藤田保健衛生大学・・・3746万円 (+寄付金)
19)福岡大学・・・・・・・3772万円 (+寄付金)
20)愛知医科大学・・・・・3800万円 (+寄付金)
21)兵庫医科大学・・・・・3840万円 (+寄付金)
22)北里大学・・・・・・・3921万円 (+寄付金)
23)埼玉医科大学・・・・・4017万円 (+寄付金)
24)金沢医科大学・・・・・4041万円 (+寄付金)
25)川崎医科大学・・・・・4100万円 (+寄付金)
26)東海大学・・・・・・・4211万円 (+寄付金)
27)帝京大学・・・・・・・4919万円 (+寄付金)

ttp://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/__9966.html
国立医学生に多額の税金使われるという神話

393杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/07/13(金) 15:46:56
>>392
概ね新設医大が高い傾向なんですね。戦前からの旧制大学でランクインしているのは日大のみ。一般に学費が高そうな印象の慶應義塾が、意外にもランクインしていないとは・・・・・

394とはずがたり:2007/07/15(日) 03:11:52
???やべぇ,頭が動かず論理が理解出来ない。。深夜だしな。。

(25)「再発率」にだまされない
臨床試験編
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20070706-OYT8T00238.htm?from=os1

 複数の治療方法がある場合、その優劣を判断するには、患者を無作為に各治療に振り分けて、臨床試験で比較するのが、最良と考えられています。

 ところが、「臨床比較試験で検証されたことこそが正しい」という、ある意味で偏った風潮が医学界に浸透した今日、それを巧みに操る仕組みの台頭が目立ちます。最近では、危機感さえ覚えるようになりました。

 具体的には、薬物療法同士を比較する際、どちらが長生きにつながるか、ではなく、どちらが再発を遅らせるかを調べる臨床試験が多くなったのです。

 残念ながら、薬物療法で完治が望めるがんは、ごくわずかです。完治が期待できない場合、最大の治療目標は、生存期間の延長(それも快適な生活を続けながら)になると思います。

 しかし、昨今の「一流のエビデンス(科学的根拠)」とやらの中には、「生存率の改善は証明できなかったが、再発率の改善が確認できた」というものが増えていて、これがとても危険なのです。

 というのも、完治が望めない場合、データ上「再発率」が減っても、実際に「再発」が減るとは限らないからです。どういうことか、詳しく説明します。

 がん細胞が体内に残存すれば「再発」は必至。だから、がん細胞がゼロになったとき、初めて「再発」が減ります。しかし、「再発率」は、がんが一定数より少なくなれば、データ上では容易に低下するのです。

 がん細胞はとても小さく、顕微鏡でなければ見えません。一般に、1センチのがんには10億個近いがん細胞が含まれています。これが半分の5ミリに縮むと、細胞数は8分の1の約1億個に減ります。このサイズが、最新のCTやPETなど画像診断の検出限界。まして、1ミリのがんなど、検査では全く検出不能ですが、そこには100万個ものがん細胞が存在しています。

 つまり、体内にがん細胞が100万個から数千万個もあっても、「検査では再発なし」です。だから、データ上「再発率」は低下します。しかし、数えきれないほどのがん細胞が残っているのですから、「再発」は時間の問題。これが「再発」と「再発率」の根本的な違いです。

 それでも、すべての人のがんが同じ速さで増殖するなら、現在のがん細胞の数と、将来の余命が相関します。けれども、がんの分裂速度や、がんを抑える免疫力は、個々人で驚くほど異なり、がんと共存できる方から短期間で亡くなる方まで様々。ですから、完治率の低い治療法を検証する場合、再発率にだまされてはいけないのです。

 生存率は改善しなかったが、再発率は改善したという多数のデータは、エビデンスとして取るに足らないと考えるのが賢明でしょう。ところが、現実には、こうしたデータに基づく治療がまかり通っているのです。

 (次回は20日の予定です)

395とはずがたり:2007/07/25(水) 13:03:20
議員板で拾った

775 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/07/25(水) 09:16:45 ID:emkeLIr5


医師の偏在とか大嘘

東京や徳島といった医師数が最も多いところですら
非常勤医を含めても法で決められた医師数が確保できていない


共産党の小池が
今の厚生労働省大臣に
「じゃあ、どこに医師が余ってる地域あるんですか?」
って聞いたら答えられなかった

396とはずがたり:2007/08/16(木) 22:43:56

秋大と東京医歯大、研修医を相互派遣 来年度から
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070816i

 秋田大学医学部付属病院と東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都文京区)による卒後臨床研修の連携プログラムが来年度、本格スタートする。

 平成16年度に始まった新たな医師臨床研修制度を背景に、多くの地方大学医学部出身者が大都市の病院に流出。本県を含む地方の医師不足が深刻化する中、今回のプログラムは首都圏の研修医を地方に呼び込むきっかけづくりができるのが最大の特徴。首都圏の研修医に地域の現状をアピールする絶好の機会にもなり、地域医療を志す医師が出てくることに関係者は期待している。

 両病院が進める「広域連携臨床研修プログラム」は、お互いの病院を研修協力病院として登録。2年目の研修医を3カ月ごとに1人ずつ交換して、相互派遣する内容。

 国立大学法人同士が臨床研修で連携する全国初の試み。臨床研修制度の下、学生と病院の希望に応じて来年度の研修先を決める「マッチング」が今月末始まるのに合わせ、両病院で募集を開始する。
(2007/08/16 11:07 更新)

397小説吉田学校読者:2007/08/18(土) 13:03:06
「急に」「やり過ぎ」は絶対に良くないのだ。こういうのは。
私も土日は夕方、稲毛駅→稲毛海岸駅を徒歩で往復している。最近の猛暑で汗びっしょり。それでシャワーを浴びて、ビールとオイルサーディンに醤油をかけて一杯。堪らないねえ。だからなのか、中肉中背中血糖。

「メタボ」解消作戦参加の伊勢市課長、運動中に急死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070817-00000504-yom-soci

 三重県伊勢市で、生活習慣病予防のために、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と疑われる市長ら幹部職員7人による減量作戦に参加していた男性課長(47)が運動中に死亡していたことが17日、わかった。
 死亡したのは、市生活支援課長。課長は夏休みだった14日午前9時10分ごろ、同市の自宅近くの道路で倒れていた。通行人が見つけ、救急車が出動したが、すでに死亡していた。死因は急性虚血性心疾患。午前7時ごろ家を出て、ジョギング中に倒れたらしい。歩数計は3500歩を示していた。
 市は7月から、市職員が率先して肥満予防に取り組もうと、「7人のメタボ侍、内臓脂肪を斬(き)る」と銘打ち、市長ら、腹囲85センチ以上の部課長級職員のうち7人がそれぞれ減量目標を立て、10月に成果を公表することにしていた。

398とはずがたり:2007/08/18(土) 13:07:42
>>397
うわ。。
これって労災効くんですかねぇ。。

それにしても使ったエネルギー以上を消費してるような気が。。でも美味そうw>麦酒とオイルサーディン醤油つけ

399とはずがたり:2007/08/25(土) 12:14:33
グローバリゼーションとか云って人類は浮かれているけど,ヴィールスの為にせっせとあちこち移動させられてるだけなんかもしれんね。。

新しい病気の発生・拡散、「過去にない速さ」 WHO
http://www.asahi.com/international/update/0825/TKY200708250086.html
2007年08月25日11時03分

 国境を越えた人の移動が加速するなかで、新しい病気も急速に世界に広がっていることが、世界保健機関(WHO)の調べで明らかになった。過去40年間に約40の新しい病原体が確認され、この5年間に1100もの伝染病の流行が起きた。WHOは伝染病発生情報やウイルス検体の共有が欠かせないとしている。

 WHOが発表した07年版の「世界保健報告」によると、67年以降、エイズやエボラ出血熱、SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザの人への感染、マールブルグ熱、ニパウイルスなど、39の病原体が見つかった。ほぼ毎年新しい病気が生まれている計算で、「過去に例のない速さ」だとしている。

 年間20億人と推定される飛行機利用者や膨大な量の物資の国際移動が病気の拡散を加速させていると報告書は分析。特に飛行機移動で潜伏期間中の感染者が本人も気づかないうちに各地に感染者を増やす。病気は数時間単位で国から国へと移動し、拡散防止は「事実上不可能」という。

 WHOが最も警戒を強めている新型インフルエンザの発生・大流行が起きると、流行を確認した時点で、全世界で国境を越える移動を全面禁止にしたとしても、感染拡大を2、3週間遅らせるだけの効果しかないとも分析している。大流行が起きた場合、過去の流行をもとに試算すると、世界人口の4分の1にあたる約15億人が感染する可能性が高いという。

400とはずがたり:2007/08/25(土) 21:50:36
一日数人の患者でも町の開業医は十分喰っていけるのだそうな。なんぜ町の藪医者がのうのうと暮らしていけるのに公的病院が四苦八苦なのだ?
自民党が政治に現を抜かしている藪医者を保護して公的な病院経営を犠牲にしているからに他ならないヽ(`Д´)ノ

県立宮崎病院06年度決算見込み 単年度収支が9年ぶり黒字 診療単価向上などで改善
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070819/20070819_001.shtml

 県病院局は、県立宮崎病院の2006年度決算見込みで純損益が6700万円の黒字となり、前年度8億3000万円の赤字から、単年度収支としては9年ぶりに黒字に転じると発表した。業務委託に伴う人件費削減や、がん治療などの診療単価の向上などが収益改善の要因という。

 ほかの県立3病院も含めた同年度の病院事業全体の決算見込みは純損益が17億1100万円の赤字となるが、赤字は前年度の約31億円から大幅に縮小する。全体の累積赤字は、243億2800万円の見込み。

 病院別では、黒字は宮崎のみ。延岡(延岡市)が7億400万円、日南(日南市)が7億3500万円、富養園(新富町)が3億3800万円でそれぞれ赤字。同局は、08年度末までの経営状況を踏まえて、民営化などを検討するとしている。

=2007/08/19付 西日本新聞朝刊=
2007年08月19日00時40分

401とはずがたり:2007/09/04(火) 22:14:20
ムコ多糖症の新薬、10月に承認へ 舛添厚労相が見通し
http://www.asahi.com/science/update/0902/TKY200709020099.html
2007年09月02日18時18分

 舛添厚生労働相は2日放送の日本テレビの番組で、遺伝性の小児難病「ムコ多糖症」の新薬について、「10月初めには承認する」との見通しを示した。薬事・食品衛生審議会の答申前に、厚労相がテレビで新薬承認に言及するのは異例。

 代謝物質の「ムコ多糖」が体内にたまり、臓器障害や筋力の低下などが進行する病気で、国内患者数は数百人とみられる。病気は7型まであり、1型の治療薬は昨年10月に承認。現在は2型と6型の治療薬の審査が行われており、舛添氏は100〜150人程度の患者がいる2型の治療薬の承認見通しを示した。

 厚労省はムコ多糖症治療薬を「希少疾病用医薬品」に指定し、米国での治験データなども活用しながら優先的に審査してきた。


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