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Tohazugatali Medical Review

349とはずがたり:2006/12/22(金) 20:17:57
>>345
25世紀の将来,エネルギー危機に陥った人類は冬眠を始める。かもしれない。

遭難24日間の男性、ありえないが「本当に冬眠かも」
2006年12月22日17時49分
http://www.asahi.com/national/update/1222/OSK200612220057.html

 神戸市の六甲山で10月に遭難し、24日ぶりに救助された兵庫県西宮市職員の打越三敬さん(35)。20日間以上飲食せず、発見時には体温が22度に低下していた。治療した医師が「まるで冬眠だ」と驚き、低体温が生命を維持した可能性がある。打越さんは今月19日に退院し、会見で「皆さんの善意のおかげ」と喜んだ。あれは「冬眠」だったの?

 治療した神戸市立中央市民病院の佐藤慎一救急部長によると、打越さんは体温が22度に冷えた状態で運ばれてきた。それでも搬送中、ごく弱い心拍と、浅く回数の少ない呼吸が認められた。

 ふつう、体温が30度以下になると、心臓が心室細動を起こしやすくなり、心停止に至る。脳に酸素が回らず、通常体温で約5分、低体温でも30分程度で、脳が回復不能なダメージを受ける。

 打越さんは、病院到着直後に心室細動を起こして心肺が停止した。心臓マッサージを続けながら体外循環装置を使って、血液をいったん外で温めてから体内に戻す方法を試みた。心臓が再び拍動したのは約4時間後。最終的には脳も回復した。

 打越さんは遭難翌日には意識を失ったという。佐藤部長は「骨盤骨折の痛みは気を失うほどではなく、低体温が意識消失の原因だろう。だから20日以上、低体温が続いていたはず」とみる。

 「ありえないのだが、冬眠という言葉が一番当てはまる状態だった」

 山岳遭難や川への転落などで、体温が35度以下に下がる状態を「偶発性低体温症」という。泥酔して屋外で眠ってしまうケースでも起こる。

 日本救急医学会理事長の山本保博・日本医大教授は「30年以上救急の現場にいるが、20日間もの低体温は聞いたことがない」と懐疑的だ。

 臓器保存に詳しい関西医大病院第2内科の大谷肇・助教授によると、病気やけがで傷ついた脳を冷やして保護する「脳低温療法」もあるが、せいぜい34度程度。「34度でも免疫力が落ちてカビに感染しやすくなる。20日以上も無事とは。SFのようだが、本当に冬眠かもしれない」

 冬眠は、恒温動物と変温動物とでは違い、たとえばシマリスの場合、体温は5〜6度に保たれ、心拍数は毎分400回から10回以下に低下。各臓器のエネルギー代謝が極端に抑えられる。

 冬眠研究の第一人者、三菱化学生命科学研究所の近藤宣昭・主任研究員によると、冬眠できる動物とできない動物の決定的な違いは、低温に耐えられるように体や細胞の機能を切り替えられるかどうかだ。

 近藤さんは、シマリスの体内で「HP」という冬眠ホルモンが働くと、冬眠モードに切り替わることを突き止めた。心筋細胞では収縮の仕組みが変化し、体温が下がってもゆっくりと拍動が続くようになるらしい。

 打越さんの場合、微弱な心拍と呼吸が保たれていた。「体が軽度に冬眠モードに切り替わったのでは。そう考えないと、説明がつかない」と近藤さん。

 ヒトでも代謝や免疫にかかわるたんぱく質の中に、HPに似たものがある。「これがHPの代わりを果たしたのかも。冬眠できないシマリスもいることから、ヒトでも冬眠可能な体質とそうでない体質があるだろう」


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