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Tohazugatali Medical Review
355
:
とはずがたり
:2007/01/16(火) 02:59:01
>>354-355
【男鹿みなと病院】 苦肉の総合診療科 “医療難民”阻止へ模索
「総合診療科」。男鹿みなと市民病院の外来・中待合室に昨年4月、こんなプレートが掲げられた。診療科の垣根を越えた、あらゆる疾患に対するプライマリーケア(初期診療)が守備範囲だが、担当は総合診療の専門医などではなく、外科の下間信彦院長。理由は外来の要である内科医の激減だ。
16年4月に10人だった常勤医は開業などを理由に退職が相次ぎ、1年後に半減(現在6人)。内科は特に深刻で、4人いた医師は昨年4月時点で2人に減り、さらに1人が開業のため程なく病院を去った。
秋田大医学部付属病院などから非常勤の応援を仰いでいるとはいえ、常勤医1人に対し、内科外来の1日の患者が110人前後という飽和状態が続いている。
数少ない常勤医のうち外科医は3人。“院内診療科偏在”は病床構成も一変させ、15―17年度の平均で内科90床、外科25床だった病床は、18年度は内科18床、外科95床で推移している。
医師不足には、患者の高齢化という地域事情も絡み合う。
同病院によると、本年度上半期の外来患者のうち、70歳以上の割合は初めて50%を超え、入院患者に関しては79%に達した。通院圏内には秋田市北部の基幹病院・秋田組合総合病院があるが、十分な交通手段を確保できない高齢者や、通院費用の工面さえままならない年金生活者も多いという。
常勤医が一時的に5人になった昨年4月、下間院長らは救急対応の継続が可能かどうかを検討した。当直医だけでの対応が難しい急患を他病院に転送したり、休日の当直を大学病院に頼むなどして苦境を乗り切っているが、それでも常勤医の当直は最大で月6回は回ってくる。
「苦しいが、困っている患者を門前払いするわけにはいかない。地域の医療は地域で完結させたい」と下間院長。総合診療科も、逆風の中で見いだした窮余の一策。“医療難民”を生まないための土俵際の模索が続いている。
【田沢湖病院】 救急指定を取り下げ 収益半減、経営に打撃
深刻な医師不足で救急指定の“看板”を取り下げたのが田沢湖病院だ。
ピークの13―15年に5人いた常勤医は、昨年8月から佐々木英人院長を含め2人に。救急の搬送患者は、町村合併で同じ仙北市の運営となった角館総合病院に受け入れてもらっている。
病院間の距離が20キロもあり、搬送に時間がかかる上、湯治客の多い玉川温泉で急患が出た場合の対応も事実上棚上げの状態。限られた医師数では、「通常の診療を優先せざるを得ない」(田沢湖病院)ということすら、おぼつかないのが実情だ。
医師不足は病院経営にも重くのしかかる。16、17年度の比較では、入院が53%、外来が52%の減。17年度の事業収益は、11億2000万円だった前年度から、実に半減の5億4000万円。
昨年8月以降はさらに深刻で、病床利用率は常勤医が4人だった3年前が1日当たり45床だったのに対し、15床前後にまで落ち込んだ。国の医療制度改革や診療報酬削減も経営の悪化に追い打ちをかけ、来年4月からは病院建設費(15年に新築移転)の償還も本格化する。
人口3万2000人規模で、2つの自治体病院を抱える仙北市。石黒直次市長は17年12月の定例市議会でこう述べた。「当面は現状のまま運営するが、両病院が同じ性格の病院として両立することはできないと考えており…両病院の経営状態によっては統合の検討も必要になる」。崩壊寸前の地域医療が岐路に差し掛かっている。
【雄勝中央病院】 つて頼り必死の交渉 自助努力には限界も
半年間の循環器科病棟の休止を経て、昨秋、ようやく再開にこぎ着けた雄勝中央病院。中村正明院長は「病院の医師確保はまるでもぐらたたき。医師を補充しても、別の医師がいつ辞めてしまうか分からない」と話す。
昨春、5人いた循環器科の常勤医は、東北大付属病院の医師引き揚げなどで1人になった。外来診療は秋大病院や近隣の病院、それに地域の開業医の応援を仰ぎながら何とか乗り切った。並行して、常勤医確保のため、大学や他の厚生連病院をはじめ、地縁・血縁など「ありとあらゆるつて」を頼って交渉を続けた。
半年間、「走りながら、なぜこんなことになったのか」と考え続けた。常勤医2人をどうにか確保したが、その成否は「院長の人脈と交渉力」に左右されていた、と思える。
「病院にとって医師確保は、地域住民に責任を果たすということ。だが、その責任を負うのは病院だけではないはず」。中村院長と同じ悲鳴を上げる医師は1人や2人ではない。
2007.1.1付
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