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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1885名無しさん:2012/10/13(土) 21:51:13
>>1883
旧帝大医学部、慶大医、千葉大医、東京医科歯科大医が一流。

以下は、偏差値通りだなー。

五流は学費が高すぎる数校

1886とはずがたり:2012/10/13(土) 21:55:16
>>1885
有り難うございます。
千葉大は六医専の中でも頭一つ抜け出て居るんですね〜。首都圏にあると強いのか・・

1887とはずがたり:2012/10/13(土) 21:56:44
指導教官の質も疑われるところ。
> 「正しい研究の進め方だと判断し了承したが、今思えば検証が不十分だった」と釈明しました。

http://logsoku.com/thread/engawa.2ch.net/poverty/1350044162/
森口尚史の共同執筆者の1人佐藤千史教授「今思えば検証が不十分だった」

1 : 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です : 2012/10/12(金) 21:16:02.82 ID:n5dX7FO30 BE:3140978459-2BP(5225) [1/1回発言]

共同執筆者 “検証不十分だった”

日本人研究者が、iPS細胞を使ったヒトへの細胞移植を世界で初めて実施したとする発表について、信ぴょう性に疑いが出ている問題で、
この発表の共同執筆者の1人で東京医科歯科大学の教授が記者会見し、
「正しい研究の進め方だと判断し了承したが、今思えば検証が不十分だった」と釈明しました。

問題となっている日本人研究員、森口尚史氏の発表で、共同執筆者の1人となっている東京医科歯科大学の佐藤千史教授が12日、記者会見しました。
この中で佐藤教授は「ことしの8月か9月に学会で発表する内容を簡単に記した抄録がメールで送られてきた。正しい研究の進め方だと判断し、共同執筆者として了承した。
今思えば検証が不十分だった。ハーバード大学の正式な講師と考え、全く疑っていなかった。責任を感じている」と説明しました。
また、森口氏が、おととし大学のグループと共にiPS細胞を使ってC型肝炎の治療薬の効果的な組み合わせを見つけたと報道されたことについても、
共同執筆者になっている佐藤教授は「確認が不十分で不明を恥じている」と述べました。
一方、2つの発表について大学の森田育男理事は「発表内容が正しいかどうか分からないが、大学ではiPS細胞を使った実験や研究を行った事実はない」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121012/t10015709843000.html

1888とはずがたり:2012/10/13(土) 22:02:05

東京医科歯科大の教授の割にはアカデミックな情報が少ないような。。ニュースが上位に来て押し出されちゃってるのかな??

佐藤 千史
http://researchmap.jp/read0007912/
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/60154069.ja.html

1889名無しさん:2012/10/13(土) 22:07:43
>>1883
再受験の実態。ただし、昭和から平成初期にかけての「古いデータ」。

①東大法卒→日本医科大学(日医大)入学

②東大文学部卒→筑波大医入学

③京大法卒(入学は京大経)→広島大医入学

1890名無しさん:2012/10/13(土) 22:23:07
iPS臨床問題:家賃6万円のアパート暮らし 森口氏
毎日新聞 2012年10月13日 21時55分(最終更新 10月13日 22時02分)

 「iPS細胞の世界初の臨床応用を実施した」と発表した森口尚史氏が住む千葉県市川市のアパートの大家の女性は、一連の騒ぎに驚きを隠せない。大家の女性によると森口氏は十数年前から住んでおり、1人暮らしだという。女性は「会えばあいさつする程度だったが、印象は良い方だった。前に『東大の教授になった』と話していたので、こんな騒ぎになりびっくりしている」と話していた。

 アパートの住人によると部屋の間取りは1Kで家賃は6万円前後という。隣に住む男性は「普段、雨戸は閉めっぱなしで、洗濯物を干してあるのを見たこともない。物音も聞いたことがなく、人が住んでいるのかどうかもわからなかった」と話していた。【山縣章子】

http://mainichi.jp/select/news/20121014k0000m040077000c.html

1891名無しさん:2012/10/13(土) 22:47:32
>>1889書き落とし

防大理工卒→秋田大医入学

早稲田大学理工“中退”(@仮面浪人のたまり場)→色々な大学の医学部

早稲田大学政経“中退”→名古屋市立大学医学部入学

他にもたくさんありますが、「昭和から平成初期」のことなので失念。。。

1892名無しさん:2012/10/13(土) 22:58:19
森口尚史氏が「日本時間深夜〜未明」に記者会見する予定なので(ドタキャンの可能性もありますが)、明日は新しいニュースが入るでしょう。

1893とはずがたり:2012/10/13(土) 23:16:00
>>1891
そういえば東大狙っていて1浪して慶応の医学部受かったけど蹴って2浪めは文転してた予備校の友人居ました。
結局一橋かどっかに受かってたかな。

しかし彼は例外的で,医学部諦めて他の学部来たけど医者への思い絶ちがたいなぁって方がちらほら見かけますね。実際再受験までのハードルはなかなか高いでしょうけど。

>>1892
記者会見出来るんですかねぇ。。

1894とはずがたり:2012/10/13(土) 23:55:10
D論はまともなんかねぇ!?

学位論文要旨
http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=216833
著者(漢字) 森口,尚史
標題(和) ファーマコゲノミクス利用の難治性C型慢性肝炎治療の最適化

学位授与日 2007.09.13
学位種別 論文博士
学位種類 博士(学術)
学位記番号 第16833号
研究科 工学系研究科
専攻 先端学際工学専攻

論文審査委員 主査: 東京大学 教授 児玉,龍彦
 東京大学 教授 浜窪,隆雄
 東京大学 教授 油谷,浩幸
 東京大学 教授 Kneller,Robert
 東京医科歯科大学 教授 佐藤,千史

1895とはずがたり:2012/10/14(日) 00:05:45
先端科学技術研究センターは駒場(教養学部の方とはちょっと離れている様だが)にあるみたいですな。それで博士(学術)なんか。てっきり柏にある怪しい方の東大かと思ったw

東京大学 先端科学技術研究センター
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%85%88%E7%AB%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-a

1896とはずがたり:2012/10/14(日) 00:14:17
>>1843>>1862
>医療経済研究機構
どっかで聞いたこと有るような気がしてたけどそういえば俺の後輩(当然経済畑)が以前研究員やってたわww
今度どんな所か訊いておかねば。。

1897とはずがたり:2012/10/14(日) 01:05:42
自殺再発減少:救急医療と精神科医の連携奏功…東海大調査
毎日新聞 2012年10月10日 02時50分(最終更新 10月10日 07時18分)
http://mainichi.jp/select/news/20121010k0000m040160000c.html

 自殺未遂で救急搬送された患者に対し、搬送後に精神科医が診察を行い、退院後に精神科病院に入院させて治療を続けたところ、再び自殺を図って搬送される患者の割合が、15年間で約9%から3%に下がったことが、東海大医学部の市村篤講師の調査で分かった。自殺未遂者は再び自殺を図るリスクが高いとされるが、病院同士の連携によって継続的に治療すれば、一定の防止効果があることを示したものとして注目を集めそうだ。

 東海大医学部付属病院の高度救命救急センター(神奈川県伊勢原市)には、95年から市村講師ら精神科医が常駐。自殺未遂で搬送され、傷などの手当てが終わった患者の精神疾患を診察し、必要に応じて近隣の精神科病院に入院してもらっている。

 市村講師によると、94年度に搬送された自殺未遂者149人のうち、1年以内に再び自殺を図ったのは13人(8.7%)だった。その後3年ごとに同様の調査を続けたところ、97年度179人中11人(6.1%)▽00年度255人中15人(5.9%)▽03年度422人中13人(3.1%)▽06年度607人中18人(3.0%)??となった。自殺未遂者の搬送数は増えているが、再び自殺を図る人の割合は減っている。

 救命救急センターに精神科医がいると、家族やかかりつけの精神科医から患者に関する情報が的確に収集でき、自殺の背景を把握しやすくなる。退院後に通う医療機関ともスムーズに連携できる。また、未遂者には死にたい気持ちが残っていることも少なくないが、精神科病院への入院で患者を保護しながら集中的に治療できるため、再び自殺を図るリスクを下げる効果が期待できる。

 市村講師は「救急医療に精神科医がかかわることは、自殺未遂者対策のモデルになるのでは」と話している。【奥山智己】

1898とはずがたり:2012/10/14(日) 09:22:04
ちゃんと出てきて喋ったんですねぇ
けど未だ嘘ついてるくせえ。。

「研究者としてやっていくのは無理」 森口尚史氏一問一答
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/14/kiji/K20121014004328040.html
ニューヨークで行われた森口尚史氏の記者会見

 森口尚史氏の記者会見の一問一答は次の通り。

 ――iPS細胞を使った治療を実施したのか。

 「治療をやった。iPS細胞を使った治療をしました。iPS細胞の大量培養に成功し、手術を行った。一人ではできないことなので、多くの関係者に助けてもらわなければならなかった」

 ――学会に姿を見せなかった。

 「学会にも行くつもりだった。報道対応に時間を取られて行けなかった」

 ――2月14日に手術に立ち会ったというのはうそだったのか。

 「訂正させてください。昨年6月前半です。(細かい日付は)あとで確認しないと分からない。6人程度が立ち会った」

 ――倫理委員会に申請していないのですね。

 「私の名前ではなく、別の先生の名前で申請した。先生には言ってくれるなと言われており、名前は言えない。自分でも説得力はないと思う」

 ――症例は全部なかったのか。

 「治療は1例だけだった。ちょっとオーバーに言ってしまった。うそになってしまった」

 ――うそがばれると不安ではなかったのか。

 「研究者としてはもうやっていくのは無理だと思う」(共同)
[ 2012年10月14日 08:13 ]

1900とはずがたり:2012/10/14(日) 09:26:17
巻頭!?ヽ(゚∀゚)ノ

157:名無しさん@13周年:2012/10/14(日) 00:48:09.08 ID:zfpdEs310
natureのトップにきてる
ぱっと見ただけだとノーベル賞でも取ったかのような扱いw
本望だろうなw

http://www.nature.com/nature/index.html

1901名無しさん:2012/10/14(日) 10:48:43
>途中、報道陣から「全てウソだったと認めたらどうか?」と問い詰められる場面もありました

ページ更新時間:2012年10月14日(日) 10時18分
■ 森口氏「手術は1件、5件はウソ」

 iPS細胞の移植に世界で初めて成功したと発表した日本人研究者の森口尚史氏が13日、ニューヨークで記者会見し、「今年2月以降、6人の患者に行った」と主張していた手術について、回数や時期にうそがあったことを認めました。

 「結局は今言ったところの(手術は)1回です」
Q.(手術は)去年6月の1回?
 「去年の6月の1回。その後は実際にはなされてなかったと。オーバーにウソを・・・結局はウソをついたことになるということをお認めいたしますので」(森口尚史氏)

 アメリカ・ハーバード大学の客員講師を自称する森口氏は、今年2月以降、6件行ったと主張してきた手術について、最初の手術は「今年2月」ではなく「去年6月」だったと訂正。さらに、残りの5件はウソだったと認め、「これからやるつもりだった」と釈明しました。ただ、実際に行ったとする去年6月の手術についても、病院名など証拠となる事実について不自然な説明を繰り返しました。

 「やったことに対しては自信あるので、それだけはわかっていただければ」(森口尚史氏)

 会見は3時間に及び、途中、報道陣から「全てウソだったと認めたらどうか?」と問い詰められる場面もありましたが、「1件の手術は実施した」という主張を最後まで変えませんでした。(14日06:20)

http://www.mbs.jp/news/jnn_5155787_zen.shtml

1902名無しさん:2012/10/14(日) 10:54:37
>一連の騒ぎのけじめをつけるとして「研究者をやめる」と述べました。

「手術は去年6月」に訂正…iPS疑惑で森口氏が会見(10/14 07:10)

iPS細胞の移植をしたと話している日本人研究者がニューヨークで記者会見し、これまで6回やったと説明してきた移植手術は1回だけで、実施日も今年2月ではなく、去年6月だったと述べました。

 森口尚史氏:「(Q.手術は結局、何回した?)結局は1回ですよね。(去年の6月に)1回」「(Q.その後はどうですか?)その後は、実際にはなされていなかったと」「(Q.6例ではなく、1例だと?)ということです」

 会見で、森口氏は「移植手術はあった」と述べ、これまでの主張がうそではないことを強調しました。ただ、実施の時期については、これまで話してきた今年2月14日ではなく、去年6月3日だったと訂正しました。さらに、「6人に移植した」という主張については「1人だけだった」と述べ、2例目以降の5件は「やる予定のものをやったと話してしまった」と説明しました。実施した施設について、いったんはこれまで通り「マサチューセッツ総合病院だ」と述べましたが、会見中に訂正しました。

 森口尚史氏:「正直言って、面倒くさいからMGH(マサチューセッツ総合病院)と言ってたんですね」

 森口氏は、公表にあたって手続きなどに甘さがあったと謝罪し、一連の騒ぎのけじめをつけるとして「研究者をやめる」と述べました。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221014000.html

1903名無しさん:2012/10/14(日) 11:00:37
>主張全体が虚偽である可能性が極めて高くなった。

森口氏、手術めぐる説明訂正=「うそと言えばうそ」、謝罪も−iPS治療、虚偽濃厚

記者会見でパスポートを見せる森口尚史氏=13日、ニューヨーク

 【ニューヨーク時事】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、米国で移植治療を行ったと主張した日本人研究者の森口尚史氏は13日午前(日本時間同日深夜)、ニューヨークで記者会見し、手術を今年2月以降、6例行ったとするこれまでの説明を訂正し、昨年6月に1例だけ実施したと述べた。従来の説明と食い違う点を突かれると、「うそと言えばうそ」と答えた。1例目についての説明も不明瞭で、主張全体が虚偽である可能性が極めて高くなった。

 森口氏は2例目以降の手術が実際には行われなかったことについて、「(事実と異なる説明をしたことに)悪意はなかった」と釈明。その上で、「私も医療者の端くれ。こうなったことはひとえに私の責任で、申し訳なかった」と謝罪した。

 一方、森口氏は1例目については、昨年6月3日に当時34歳の男性に対して行ったと主張。しかし、手術の実施場所や治療チームの構成などについて不自然な説明を繰り返した上、「手術が行われたと証明してくれる人がいない」と述べ、裏付けが困難なことを自ら認めた。(2012/10/14-01:25)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101400002

1904名無しさん:2012/10/14(日) 11:04:46
iPS臨床 虚偽認める 森口氏「昨年6月は実施」
2012年10月14日 朝刊

 【ニューヨーク=青柳知敏】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床治療を実施したとの研究発表に虚偽があることが分かった森口尚史(ひさし)氏(48)は十三日午前(日本時間十四日未明)、滞在中のニューヨーク市内のホテルで会見し、自ら主張した六例の治療のほぼ全てが虚偽であることを認めた。

 森口氏は「記憶が定かでないところや、いろんな状況でミスがあった。糾弾されるのは当然だ。道義上の問題を含め申し訳なく思う。不徳の致すところだ」と謝罪した。

 森口氏は当初、米マサチューセッツ総合病院で今年二月、米国人男性(34)に対し、iPS細胞を使った心筋細胞移植をしたと説明。その後、九月までに五例の治療を行ったとし、この研究成果を今月十一日、トランスレーション幹細胞学会で発表する予定だった。

 森口氏は二月十四日としていた臨床治療に関し「二月ではなく昨年六月」と訂正。さらに矛盾を追及され、二月から九月にかけて実施したと主張していた臨床治療について「事実はない。結局はうそをついたことになる」と認め、「もうろうとしていた」と釈明した。

 一方、昨年六月の臨床治療は「実施した」と抗弁。場所はマサチューセッツ総合病院と説明していたが、「面倒くさいからそう言った。実際はボストン市内の別の病院だった」などと述べた。同総合病院は十二日、「iPS細胞を使った治療が行われた形跡は一切ない」との声明を発表していた。

 また、「ハーバード大学客員講師」との肩書にも虚偽があるとされる点は「(うそとは)認めない」と言い張った。

◆英米科学誌が疑問視 本執筆 山中論文と同じ表現
 英科学誌ネイチャーは、森口氏が主張するiPS細胞を使った治療を疑問視する異例の記事を電子版に掲載した。米科学誌サイエンスも、治療実施が確認できないことを詳しく紹介する記事を電子版に載せ、国際的に権威のある両誌がそろって信ぴょう性に疑問を示した。

 「うますぎる話だと思った」としたのはネイチャーの記事。疑問の根拠として、二種類の化学物質を使いiPS細胞を作るとする森口氏の手法について「成功例を聞いたことがない」とする日本の専門家の話を紹介。治療が事実なら「ほとんどの専門家の予測より何年も早い」とも指摘した。

 サイエンスの記事も、治療について日本で報じられたが「すぐにハーバード大から疑問が示された」と記述。その後、日本でも東京大や東京医科歯科大が調査を始めたことや、過去の論文にも疑問の目が向けられていることを説明した。「分からないことが多い」との東大病院関係者のコメントも紹介した。

 またネイチャーの記事は、iPS細胞に関連する本で森口氏が執筆を担当した部分に、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥・京都大教授の論文と同じ表現があると指摘した。森口氏は同誌に「皆同じようなことをやっていて、似た表現になるのはおかしなことではない」と話したという。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012101402000080.html

1905名無しさん:2012/10/14(日) 11:08:41
「iPS臨床応用」成功主張 厚労省、森口氏関与の研究を調査

iPS細胞を使った世界初の臨床応用に成功したと主張する森口尚史氏は13日、アメリカ・ニューヨークで会見し、「手術したのは1例だけだった」と、これまでの説明の大部分が虚偽だったことを認めた。国内でも、この騒動の波紋が広がっている。

厚生労働省は、iPSを臨床応用したと主張する森口尚史氏が関与した厚生労働省の研究について調査を始めた。

森口氏は、これまで厚労省の科学研究補助金として、総額4,900万円を受けている研究3件に関わっている。

厚労省は、これらの研究の主任研究者に対し、森口氏が関わった部分の報告内容に問題がないかを確認して報告するように求める調査を始めた。

また、iPS細胞を臨床応用したとする論文を共に書いたとされる杏林大学の上村隆元氏は大学を通じコメントし、「何で自分の名前が出たのかわからない。森口氏とは3年間話をしていない」と、今回の研究の関与を否定している。
(10/14 06:21)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233428.html

1906名無しさん:2012/10/14(日) 11:11:41
森口氏 山中教授の論文盗用疑惑も

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床応用を実施したとの主張が事実無根とされた森口尚史氏(48)は13日、米ニューヨークで「iPS細胞を使った治療をやった」と従来の主張を繰り返した。ただ、実施時期を今年2月から、昨年6月と変更した。一方、英科学誌ネイチャーは12日付の電子版で、iPS細胞に関して森口氏が執筆した論文の一部に、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥京都大教授の論文と同じ表現があることが分かったとの記事を掲載。森口氏の虚偽発表の余波は、各方面に広がっている。

 ◆再びあいまい会見 森口氏はiPS細胞を使った治療について「治療した。iPS細胞の大量培養に成功し、手術を行った。1人ではできないので、多くの関係者に助けてもらった」と従来の主張を繰り返した。ただ、当初の2月14日に手術に立ち会ったという主張には「昨年6月前半です」と訂正。倫理委員会に申請していなかったことについては「私の名前でなく、他の先生の名前で申請している。先生には言ってくれるな、と言われている」と説明した。治療を6例したとの主張については「治療はやったが、1例だけだった。結局はうそになってしまった」などと述べ、これまでの説明を二転三転させた。

 ◆盗用疑惑 ネイチャー誌の記事によると、森口氏がiPS細胞研究の進展について書いた論文の一部に、山中教授らが07年に専門誌に発表した論文と同じ記述が含まれるという。森口氏は同誌に「我々は皆、同じようなことをやっていて、似たような表現になるのはおかしなことではない」と説明。その一方で、さまざまな論文を参考にしたことは認めたという。

 ◆治療実績なし ネイチャー誌はさらに、森口氏の研究による治療が行われたという確認は取れなかったと結論づけた。森口氏が臨床応用を行ったとする米マサチューセッツ総合病院が「森口氏の研究による治療は行われていない」と明言。また同病院は、森口氏とiPS細胞に関する共著がある同病院のレイモンド・チャン医師から聞き取り調査を実施。チャン医師は「iPS細胞の治験の経緯については何も知らない」と説明したという。

 ◆研究関与なし 森口氏の研究について、論文の共著者とされる杏林大講師の上村隆元氏はこの日、大学を通じ今回の研究への関与を否定した。97年に米国で森口氏と知り合い、その後、iPS細胞とは別のテーマで共同研究した。森口氏との共著者は上村氏ら4人で、他の3人も関与を否定した。

 ◆虚言癖 日本では、千葉県市川市のアパートに住む。大家の女性は「以前『東大の教授になった』と話していたのに」と振り返った。森口氏は現在、東大教授ではなく、東大病院特任研究員。近所の女性(54)によると、自らを「東大の医師」と説明したが、医師の資格も持っていない。「ノーベル賞候補のリストに入った」と話したこともあるという。

 ◆厚労省も調査 森口氏が98〜06年度に関わった厚生労働省の研究3件に問題がないか、同省が調査を始めた。3件は、自立して健康に生活できる期間を示す「健康寿命」を延ばす対策が有効だったかの検証や、高血圧治療薬の効果に関する論文の分析など。同省の科学研究費補助金を受けた研究で、補助金は総額約4900万円。

 ◆森口氏の主張と報道 iPS細胞を使って世界初の臨床応用をしたという森口氏の主張について、11日付の読売新聞朝刊が1面で報道。その後、共同通信や日本テレビも後追いした。しかし、米国時間の11日には、森口氏が患者への治療をしたと説明した米マサチューセッツ総合病院の広報が「治療の臨床研究を承認した事実はない」と否定。森口氏は「ハーバード大客員講師」と名乗っていたが、同大も「現在、森口氏とは関係ない」とする声明を発表。大学の審査、承認なしに最先端医療を実施するのはほぼ不可能。12日には臨床応用したとする森口氏の主張は事実無根であることが明らかに。読売新聞や共同通信は、誤報だったとおわびを出した。

 [2012年10月14日8時23分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121014-1032355.html

1907名無しさん:2012/10/14(日) 11:39:31
森口氏、発表はうそ iPS発表の大部分

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を6人に行ったと主張していた森口尚史氏(48)は13日、記者会見し「治療は1例だけだった。(発表は)うそになってしまった」と、学会での発表内容の大部分が虚偽だったことを認めた。会見は約3時間に及んだ。

 ニューヨークのロックフェラー大で10日から開かれたトランスレーショナル幹細胞学会でポスターを掲示して行った発表や投稿予定の論文原稿では、初の治療は今年2月、容体が悪化した男性に実施したとしていた。

 会見では最初の例を昨年6月と“訂正”。見学の立場で立ち会ったとし、パスポートの入国記録を示しつつ、1例は実施したと主張し続けた。

 治療に関するマサチューセッツ総合病院で得た倫理委員会の承認については「別の先生の名前で申請した」とした。疑念を深める報道陣に対し「自分でも説得力はないと思う」と話した。病院側は「森口氏が言うような治療はどういった時期であれ、行われていない」と否定した。

 森口氏は会見が進むにつれて、ボストン市内の別の病院で行ったとしたり、自分で数本の注射を打ったとしたり、説明は完全に破綻した。

 森口氏はこれまで「マサチューセッツ州の医師アシスタントの資格があり、米国の医師の指導の下で治療行為を合法的に行った」と主張していたが、「資格は持っていない」と述べた。(共同)

 [2012年10月14日8時18分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20121014-1032245.html

1908名無しさん:2012/10/14(日) 11:47:47
>森口氏が詐称していた「米ハーバード大」の肩書を載せていた。

森口氏の記事、読売6本掲載…5本で詐称の肩書
読売新聞 10月14日(日)3時1分配信

 iPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、患者に移植したと虚偽の発表をした森口尚史(ひさし)氏(48)の過去の研究について、読売新聞は2006年2月〜12年7月に計6本の記事を掲載し、このうち5本で、森口氏が詐称していた「米ハーバード大」の肩書を載せていた。

 読売新聞は、森口氏に関する記事の肩書や研究内容などについて、徹底的な検証作業を始めた。一方、同様に森口氏の研究に関する記事を掲載していた他の新聞社も検証を進める。

 読売新聞が掲載した6本の記事のうち、09年9月には、「肝臓のがん細胞 9割正常に戻る マウスで成功」という見出しで、「米ハーバード大研究員(肝臓医学)」の森口氏らが、米ボストンで開かれる幹細胞シンポジウムで発表すると記した。

 しかし、同大などによると、森口氏は1999年11月からの約1か月間、同大関連のマサチューセッツ総合病院に客員研究員として在籍していただけで、それ以降は病院や大学と関係はなくなっている。

 今年7月には、「卵巣の一部 凍結保存→4年後妊娠 米大学など成功」と報じた。この際も「ハーバード大客員講師」とするなど、計5本の記事で同大の「研究員」「客員講師」と記したが、いずれも誤りだった。

 また、日本経済新聞は02年以降、森口氏の研究に基づく記事を8本掲載。このうち、09年7月〜10年2月の計3本の記事では、森口氏の肩書を「米ハーバード大の研究員」としていた。

 日本経済新聞社が発行する日経産業新聞も4本を掲載。10年6月には、「米ハーバード大の研究員」の森口氏と東京医科歯科大のグループの研究成果として、「ハーバード大研究員ら C型肝炎治療 副作用少なく iPS細胞活用」と題した記事を掲載。この研究については、東京医科歯科大が12日、「東京医科歯科大で実験や研究が行われた事実はない」としている。同年4月には、人物紹介のコーナーで、「ハーバード大研究員」として、森口氏を取り上げた。iPS細胞の研究でがん治療法の開発に取り組んでいる、と紹介している。

 同社広報グループは「過去の記事を洗い出し、信頼性や信ぴょう性について調査している」としている。

 毎日新聞は09年7月〜今年8月、「肝がん細胞からiPS細胞」「薬品投与でiPS細胞」などの見出しで、森口氏の研究に関する計5本の記事を掲載した。09年7月〜10年2月の3本の記事では、森口氏の肩書をハーバード大の「研究員」、今年に入ってからの2本では「客員講師」とし、見出しでは「ハーバード大チーム」などと表記した。

 毎日新聞社社長室広報担当は「森口氏の研究をめぐり数々の疑惑が浮上しており、徹底的に検証する必要があると考えている」としている。

 一方、朝日新聞は96年12月と97年1月、旧厚生省の外郭団体「医療経済研究機構」の調査部長だった森口氏らが、肝炎治療の効果を分析した報告書の記事を2本掲載した。02年11月には、診療報酬改定のあり方について、東大先端科学技術研究センター特任助教授としての投稿を載せた。朝日新聞社広報部は「医療経済研究機構が公表した報告書に基づく記事。投稿は意見として採用した」とコメントした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00001325-yom-soci

1909名無しさん:2012/10/14(日) 13:30:32
>“虚言癖”ともいえる発言を数多くしていたようだ。

【iPS細胞移植】
英科学誌「うますぎる話」 森口氏は近所に「東大教授に」「ノーベル賞候補に」
2012.10.14 13:05
 英科学誌ネイチャーは13日までに、森口尚史氏(48)が主張する人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療を疑問視する異例の記事を電子版に掲載。iPS細胞に関する本で、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥・京都大教授(50)の論文と似た表現があると指摘した。森口氏は同日、米ニューヨークのホテルで会見したが、あいまいな答えに終始した。(サンケイスポーツ)

 「うますぎる話だと思った」としたのはネイチャー。疑問の根拠として、2種類の化学物質を使ってiPS細胞を作るとする森口氏の手法について「成功例を聞いたことがない」とする日本の専門家の話を紹介。治療が事実なら「ほとんどの専門家の予測より何年も早い」とも指摘した。

 さらにネイチャーは、iPS細胞に関連する本で森口氏が執筆を担当した部分に、山中教授の論文と同じ表現があることが分かった、との記事を電子版に掲載した。

 記事によると、森口氏が幹細胞研究の進展について書いた部分に、山中教授らが2007年に専門誌に発表した論文と同じ記述が含まれるという。

 同誌に対して森口氏は「われわれは皆、同じようなことをやっていて、似たような表現になるのはおかしなことではない」と説明する一方、さまざまな論文を参考にしたことは認めたという。 また、米科学誌サイエンスも、治療実施が確認できないことを詳しく紹介する記事を電子版に掲載。国際的に権威のある両誌が、そろって信憑(しんぴょう)性に疑問を示した。

 私生活でも事実と異なる話を繰り返していたようだ。居住する千葉県市川市のアパートの大家の女性は「あいさつする程度だったが、以前『東大の教授になった』と話していた」と振り返る。

 近所の女性(54)によると、森口氏は自らを「東大の医師」と説明。1年ほど前には「ノーベル賞候補のリストに入ったので(スウェーデンの)ストックホルムに行ってきた」と話すなど、“虚言癖”ともいえる発言を数多くしていたようだ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121014/crm12101413080010-n1.htm

1910名無しさん:2012/10/14(日) 13:38:40
「iPS臨床応用」虚偽発表 森口氏、6例中5例の手術はうそと認める

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った臨床応用について、虚偽の発表をした森口尚史氏は、13日、滞在先のアメリカ・ニューヨークで会見し、6例行ったと主張した手術のうち、5例についてはうそだったと認めた。また、1例目についても場所や時期を訂正し、これまでの主張を大きく翻した。

3時間にわたる会見の中で、森口氏は、6例行ったと主張していた手術のうち、5例に関して「行う予定だった手術をオーバーに言ってしまった」と、うそだったことを認めた。

森口氏は「うそというよりか、そういう意味での勢いに乗ってしまっていたことがあると思いますから、そういう意味での、それを皆さんがうそというのであれば、うそになるんでしょうね。(場所について)面倒くさいから、MGH(マサチューセッツ総合病院)と言ってた」と話した。

また、あくまでも実施したと主張する1例目の時期や場所についての説明も二転三転し、その公式な手術記録について問いただされると、「病院側が記録するものだと思っていた」などと、あいまいな答えに終始した。

森口氏は、15日に帰国してから、所属する東京大学付属病院の調査に協力するとしている。
(10/14 12:10)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233435.html

1911名無しさん:2012/10/14(日) 13:57:33
厚生労働省が森口氏関与した過去の研究を調査(10/14 10:35)

iPS細胞を利用した移植に成功したと主張している森口尚史氏について、厚生労働省は、過去に関わった3件の研究に問題がなかったかどうか調査を始めました。

 厚労省によりますと、森口氏は1998年度から2006年度にかけて、厚労省の補助金による研究3件に関わっていました。研究内容は、介護を受けないで自立した生活ができる期間である「健康寿命」を延ばす対策が有効だったかどうかや、高血圧治療薬の効果に関する論文などの分析です。補助金は、3件合わせて4900万円に上ります。森口氏は、これらの研究で主任研究者に協力する分担研究者として関わっていました。厚労省は、それぞれの主任研究者に対して、森口氏が関わった部分について問題がなかったかどうか調べるよう求めています。

http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/221014016.html

1912とはずがたり:2012/10/14(日) 14:39:38

朝日新聞デジタル
2012年10月14日2時58分
森口氏「やったんです」 iPS臨床、1例の実施固執
http://www.asahi.com/health/news/TKY201210130608.html

 【ニューヨーク=真鍋弘樹、行方史郎】iPS細胞(人工多能性幹細胞)の初めての臨床応用を行ったと主張する森口尚史(ひさし)氏は13日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、国際会議で発表しようとしていたiPS細胞を使った手術について、時期や回数などに虚偽が含まれていたことを認めた。

 森口氏はこれまで手術を6例実施したと主張。しかし、うち5例は「これからやる予定を話してしまった。ちょっとハイになっていたかもしれない。不徳の致すところ」と説明。「オーバーにうそをついたと認めます」とした。

 一方で、今年2月に行ったと主張してきた手術の時期は「昨年6月だった」と訂正したが、手術をしたとの主張は続け、パスポートの出入国記録を示した。入国は観光目的のビザなし渡航だった。手術をした場所、日時、執刀医の数などについては言を左右し、「一応、ボストン市内の病院ということで」「記憶にない」などと、具体的な証人についてはまったく示すことはなかった。

 文書に残った証明としては、「1例目の文書は、千葉の自宅にあります」と言いながら、「大学側が保存していないとなると、それは想定していませんでした。日記レベルでのものはあります」と語った。

 虚偽の説明をしたことによる社会的責任ついて問われると、「道義的責任を含めて、申し訳ないと思っている」と謝罪した。会見には日本メディアが多数、出席。ニューヨークで前日、前々日と一部メディアから長時間の取材を受けたことについては「軟禁状態で寝てないところでもうろうとしていて、昨日は非常に精神的に参っていて(明確に話せなかった)」とも話した。

 虚偽の説明については「道義的責任を含め、申し訳ない」と謝罪。今後について「研究者としては終わりだと思います」と述べた。

    ◇

 現地時間13日午前10時に始まった会見は2時間以上に及んだ。「すべて虚偽だと認めたらどうですか」と報道陣に問い詰められても、うつろな表情で「6月の手術は本当です。やったんです」と固執した。

 この日、登場した「昨年6月の手術」については、実施したのはマサチューセッツ総合病院ではなく、「ボストン市内の別の病院」という新たな主張が飛び出した。

 「自らも一部、患者に注射をしました」と言いながらも、病院や執刀医については「言えない」の繰り返し。この時期に米国に渡航したことを示すため、自らのパスポートを見せる一幕もあったが、「何のビザで」と問われ、「観光ビザです」と答えると、苦笑が漏れた。

 ハーバード大での肩書を偽っていたことについても「うそはついていない。間違いない」と断言した。

 最後の言葉は、「(1例)やったことには自信があります」だった。

1913とはずがたり:2012/10/14(日) 14:53:53

朝日新聞
2012/10/14(日)朝刊
森口氏権威装う
記事化を何度も督促

(前略)森口尚史氏(48)からは朝日新聞にも数回,「研究成果」の売り込みがあった。
「バクバク振動する心臓に注射すると,オオッてなる。手に来る振動が凄いんよ」
10月3日,東大病院の管理・研究棟の会議室。メールで売り込みのあった「世界初の成果」を取材しようと訪れた記者に,森口氏は身ぶり手ぶりを交えながら,熱弁した。
(中略)帰り際にはこうも言った。「原稿を送ってもらえれば,紙面に大きく載せられる書き方をアドバイスするよ」。その日のうちに,グラフや写真などのファイル9個を記者にメールし,その後何度も記事化を督促した。
(中略)1月にも,メールで売り込みがあった。この時の取材場所は院内の6畳ほどの部屋。出入り口には,実際には存在しない「iPS細胞バンク研究室」というラベルが貼ってあった。
 「こう書けばほかの新聞にない内容になる」「この点は世界で初めて」。森口氏が東京大先端科学技術センター(先端研)の交流研究員だった2010年3月。別の記者にはiPS細胞に関する「成果」を早口で説明した。
 手元には書類すらない。記者の上司の名前を挙げて「取材を受けたことがある」とにこやかに話し,「iPSでノーベル賞をもらえるのは自分じゃないか」と言った。ところが,記者が研究に関する論文の提供を頼むと一転,激高し始めた。「論文を書くことがそんなに大事なのか」
 一方で,02年に森口氏の投稿を受け付けた記者には「(先端研特任助教授の)任期が迫っている。業績をあげないと」と漏らしていた。
(後略)

選考甘い「特任教授」■審査ない論文大半

「森口尚史(ハーバード大医学部客員講師,東京大学医学部iPS細胞バンク研究室主任研究者)」
 森口氏は記者に送るメールにこんな署名を付けていた。だがハーバード大に所属したのは1999〜2000年の一ヶ月間だけ。正確には「客員研究員」という肩書きだった。
 実はこの肩書,そんなに重いものではない。
 同大医学部の准教授だった赤司浩一・九州大医学部教授によると,ハーバード大の「客員研究員」は,実験などをせず,無給の場合は,受け容れてくれる教授や正規の医師さえ見つければ,病院長らの形式的な了解を経て手続きが済み,登録されるという。森口氏は東京大で「特任教授」や「特任研究員」などのポストにも就いている。
 「特任」とは,特定の研究を目的とする寄付講座や研究プロジェクトのために雇われるポストで,「准教授」や「教授」に比べると選考基準がかなり甘い。実質的にはプロジェクト代表者の一存で決められる。森口氏を東京大病院の「特任研究員」に採用したのは助教だった。
 医学系の論文検索によると,森口氏が中心的な役割の筆頭筆者の英文論文は20件ある。このうち,掲載されるのに,筆者以外の専門家による審査(査読)が必要な正式の論文は3本しかなかった。しかも,審査が厳しい有力誌への掲載は2002年の1件だけだ。

1914名無しさん:2012/10/14(日) 15:48:30
>1例目についても、2012年2月に実施したとしていたのを、2011年6月と訂正し、実施の場所や執刀医などの詳細は明らかにしなかった。


「iPS臨床応用」成功主張 森口氏、説明の大部分が虚偽と認める
フジテレビ系(FNN) 10月14日(日)6時27分配信

iPS細胞を使った世界初の臨床応用に成功したと主張する森口尚史氏は13日、アメリカ・ニューヨークで会見し、「手術したのは1例だけだった」と、これまでの説明の大部分が虚偽だったことを認めた。

森口氏は「(なぜ6例とうそをついたのか?)オーバーラン(言い過ぎ)だったと思います。わたしもちょっと...。(オーバーランではなく、うそでしょ?)ええ、結局はうそをついたことになります」と話した。

森口氏は、6例行ったと説明していたiPS細胞の移植手術について、「1例だけだった。うそになってしまった」と述べ、謝罪した。

しかし、1例目についても、2012年2月に実施したとしていたのを、2011年6月と訂正し、実施の場所や執刀医などの詳細は明らかにしなかった。

会見は3時間にわたったが、説明は二転三転し続けた。

森口氏は15日に帰国し、あらためて会見するとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20121014-00000429-fnn-int

1915名無しさん:2012/10/14(日) 16:32:45

「申し訳なかった」森口尚史氏帰国へ きょう午後成田着

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を6人に実施したと発表、うち5人についてうそと認めた森口尚史氏(48)は14日午後(日本時間15日未明)、帰国のためニューヨークのケネディ国際空港から成田空港に向け出発する。到着は15日午後の予定。

 森口氏は13日の記者会見で、「申し訳なかった」と謝罪。帰国後は自分の所属先などとして名前を挙げた東京大などによる調査があれば協力するほか、あらためてメディアの記者会見にも応じるとした。一方、研究者としては「やっていくのは無理」と話した。

 森口氏は「ハーバード大客員講師」を名乗りiPS細胞を使った治療をしたと主張、展示発表のためニューヨークの学会に来た。だがハーバード大は「森口氏とは現在無関係」との声明を出し、学会の展示は撤去された。13日に記者会見し、学会発表の大半をうそと認めたが、1例だけは治療をしたとの主張を続けている。(共同)
[ 2012年10月14日 15:56 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/14/kiji/K20121014004329340.html

1916名無しさん:2012/10/14(日) 17:39:50
森口氏の記事、読売6本掲載…5本で詐称の肩書

 iPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、患者に移植したと虚偽の発表をした森口尚史(ひさし)氏(48)の過去の研究について、読売新聞は2006年2月〜12年7月に計6本の記事を掲載し、このうち5本で、森口氏が詐称していた「米ハーバード大」の肩書を載せていた。

 読売新聞は、森口氏に関する記事の肩書や研究内容などについて、徹底的な検証作業を始めた。一方、同様に森口氏の研究に関する記事を掲載していた他の新聞社も検証を進める。

 読売新聞が掲載した6本の記事のうち、09年9月には、「肝臓のがん細胞 9割正常に戻る マウスで成功」という見出しで、「米ハーバード大研究員(肝臓医学)」の森口氏らが、米ボストンで開かれる幹細胞シンポジウムで発表すると記した。

 しかし、同大などによると、森口氏は1999年11月からの約1か月間、同大関連のマサチューセッツ総合病院に客員研究員として在籍していただけで、それ以降は病院や大学と関係はなくなっている。

 今年7月には、「卵巣の一部 凍結保存→4年後妊娠 米大学など成功」と報じた。この際も「ハーバード大客員講師」とするなど、計5本の記事で同大の「研究員」「客員講師」と記したが、いずれも誤りだった。

 また、日本経済新聞は02年以降、森口氏の研究に基づく記事を8本掲載。このうち、09年7月〜10年2月の計3本の記事では、森口氏の肩書を「米ハーバード大の研究員」としていた。

 日本経済新聞社が発行する日経産業新聞も4本を掲載。10年6月には、「米ハーバード大の研究員」の森口氏と東京医科歯科大のグループの研究成果として、「ハーバード大研究員ら C型肝炎治療 副作用少なく iPS細胞活用」と題した記事を掲載。この研究については、東京医科歯科大が12日、「東京医科歯科大で実験や研究が行われた事実はない」としている。同年4月には、人物紹介のコーナーで、「ハーバード大研究員」として、森口氏を取り上げた。iPS細胞の研究でがん治療法の開発に取り組んでいる、と紹介している。

 同社広報グループは「過去の記事を洗い出し、信頼性や信ぴょう性について調査している」としている。

 毎日新聞は09年7月〜今年8月、「肝がん細胞からiPS細胞」「薬品投与でiPS細胞」などの見出しで、森口氏の研究に関する計5本の記事を掲載した。09年7月〜10年2月の3本の記事では、森口氏の肩書をハーバード大の「研究員」、今年に入ってからの2本では「客員講師」とし、見出しでは「ハーバード大チーム」などと表記した。

 毎日新聞社社長室広報担当は「森口氏の研究をめぐり数々の疑惑が浮上しており、徹底的に検証する必要があると考えている」としている。

 一方、朝日新聞は96年12月と97年1月、旧厚生省の外郭団体「医療経済研究機構」の調査部長だった森口氏らが、肝炎治療の効果を分析した報告書の記事を2本掲載した。02年11月には、診療報酬改定のあり方について、東大先端科学技術研究センター特任助教授としての投稿を載せた。朝日新聞社広報部は「医療経済研究機構が公表した報告書に基づく記事。投稿は意見として採用した」とコメントした。

(2012年10月14日03時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121013-OYT1T01325.htm

1917名無しさん:2012/10/14(日) 17:55:54
森口氏、発表の大筋虚偽認める 会見で「治療は1例」

 記者会見する森口尚史氏=13日、ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を6人に行ったと主張していた森口尚史氏(48)は13日、記者会見し、「治療は1例だけだった。(発表は)うそになってしまった」と、学会でのポスター発表の内容の大部分が虚偽だったことを認めた。

 ニューヨークで10日から開かれていたトランスレーショナル幹細胞学会でポスターを掲示して行った発表や投稿予定の論文原稿では、初の治療は2月に容体が悪化した男性に実施したとしていた。

 2月に実施したとの発表を昨年6月と訂正。パスポートの入国記録を示し、1例は実施したとの主張は変えなかった。

2012/10/14 00:46 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101301002000.html

1918名無しさん:2012/10/14(日) 19:17:37
森口氏「研究者やめる」…iPS移植虚偽発表

「ウソをついたことを認めます」「悪意はなかった」――。

 iPS細胞(新型万能細胞)を使った心筋移植について虚偽発表をした森口尚史氏(48)は、内容に虚偽があったことを初めて認め、「研究者としての仕事をやめる」と述べた。

 記者会見は13日午前10時(日本時間午後11時)から米ニューヨーク市内のホテル会議室で開かれた。日本の主要メディア各社が詰めかけ、2時間を超えても続いた。

 水色のシャツにグレーのジャケット姿で現れた森口氏は当初、落ち着いた口調で報道陣の質問に答えていた。しかし、会見が始まって1時間近くたってから、米国内でiPS細胞を使った心筋移植を6件行ったとした研究発表のうち5件について、手術の事実がなかったと認め、予定していた手術だなどと弁明した。

 一方、昨年6月に行ったと主張した1件の手術については、自分のものだとするパスポートの出入国記録の欄を示し、当時、米国にいたので事実だったと主張した。

 しかし、執刀医や患者の名前などを示すよう求められると、「名前を出してくれるなと言われている」「それを出せないから、本当に困っている」などと繰り返した。

              ◇

 読売新聞は、森口氏の今回の心筋移植に関する発表について、ハーバード大や、論文の「共同執筆者」とされた研究者への取材などから、既に虚偽と判断している。

(2012年10月14日18時14分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121014-OYT1T00528.htm?from=ylist

1919名無しさん:2012/10/14(日) 19:19:28
森口氏、「共同執筆者」佐藤千史教授に謝罪電話

 森口尚史氏が今回発表するとしていた論文の「共同執筆者」とされた東京医科歯科大の佐藤千史(ちふみ)教授(健康情報分析学)によると、森口氏から13日午後3時頃、同大の研究室にいる佐藤教授あてに電話があった。

 森口氏は「ご迷惑をおかけしてすみません」と謝罪。佐藤教授は「研究内容が正しいなら、パスポートの入国記録などを正直に全て出して、きちんと説明をしなさい」と話したが、森口氏はあいまいな態度に終始したという。

(2012年10月14日18時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121014-OYT1T00532.htm?from=ylist

1920名無しさん:2012/10/14(日) 19:22:48
>ビザについては「観光ビザだった」と述べました。

ページ更新時間:2012年10月14日(日) 18時01分
■ 手術の回数にウソ、森口氏認める

 iPS細胞の移植に世界で初めて成功したと発表した森口尚史氏が13日、ニューヨークで会見し、「今年2月以降、6人の患者に行った」と主張していた手術について、回数や時期にウソがあったことを認めました。

 「結局は、今言ったところの(手術は)1回です」(森口尚史氏)
 Q.(手術は)去年6月の1回?
 「去年の6月の1回。その後は実際にはなされてなかったと。オーバーにウソを・・・結局はウソをついたことになるということをお認めいたしますので」

 アメリカ・ハーバード大学の客員講師を自称する森口尚史氏は、今年2月以降、6件行ったと主張してきた手術について、最初の手術は「今年2月」ではなく、「去年6月」だったと訂正。さらに、残りの5件についてはウソだったと認め、「これからやるつもりだった」と釈明しました。

 森口氏は、実際に手術を行ったとする去年6月にアメリカに入国したことを示すパスポートの記録を提示しましたが、ビザについては「観光ビザだった」と述べました。また、病院名など手術の証拠となる事実について、不自然な説明を繰り返しました。

 「妄想ではありません。やったことに対しては自信あるので、それだけは分かっていただければ」(森口尚史氏)

 会見は3時間に及び、途中、報道陣から「すべてウソだったと認めたらどうか?」と問い詰められる場面もありましたが、森口氏は、「1件の手術は実施した」という主張は最後まで変えませんでした。(14日15:20)

http://www.mbs.jp/news/jnn_5156160_zen.shtml

1921名無しさん:2012/10/14(日) 21:33:02
【iPS細胞移植】
助成1億6千万円…森口氏参加の研究調査へ 内閣府
2012.10.14 20:56

記者会見で質問に答える森口尚史氏=13日、ニューヨーク(共同)

 森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)の臨床研究をしたと虚偽の発表をした問題で、内閣府は14日までに、森口氏が参加する東京大の研究プロジェクトについて今週にも調査を始める方針を固めた。米国の発表などの共同研究者が所属する東京医科歯科大も近く調査委員会をつくり、検証することにしている。

 内閣府の調査の対象は細胞や臓器などを冷却保存する手法の開発。政府の研究助成事業に選ばれており、東京大の研究代表者が森口氏を特任研究員として雇用している。助成額は計約1億6千万円。

 研究チームが提出した平成22年度の報告書によると、心臓や子宮、リンパ節などさまざまな臓器や組織の保存研究を実施する。iPS細胞の保存も対象で、それについては「森口氏を中心に進めている」との記載がある。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121014/crm12101420570015-n1.htm

1922名無しさん:2012/10/15(月) 11:11:05
>マサチューセッツ州の医師アシスタントの資格があるという主張も「資格は持っていない」と一変。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121015-1032765.html
森口氏強気!?帰国後追加資料出す

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を6人に行ったと虚偽の発表をした森口尚史氏(48)は今日15日午後、米ニューヨークから帰国する。13日(日本時間14日)の会見では、6人中5人についてうそと認め、謝罪。1例だけは治療をしたと主張し続けている。14日(同15日)の出発前、ホテルで「(帰国後に)追加資料も出して、説明する機会を持ちたい」と話した。

 森口氏は会見で、今年2月としていた初治療の時期を昨年6月に“訂正”。パスポートの入国記録を示した。マサチューセッツ総合病院で得たとする倫理委員会の承認については、「別の先生の名前で申請した」と釈明。疑念を深める報道陣に対し「自分でも説得力はないと思う」と漏らした。マサチューセッツ州の医師アシスタントの資格があるという主張も「資格は持っていない」と一変。今後、研究者としては「やっていくのは無理」とも話した。約3時間の会見で、あいまいな答えを続けた。

 内閣府は14日までに、森口氏が参加する東大の研究プロジェクトについて、今週にも調査を始める方針を固めた。調査対象は、細胞や臓器などを冷却保存する手法の開発で、政府の研究助成事業。森口氏の勤務実態や研究内容を確認する。厚生労働省も、森口氏が関わった同省の研究3件の調査を始めている。

 一方、千葉県市川市にある森口氏の自宅周辺では、同氏の虚言癖を指摘する声が相次いだ。コンビニ経営の男性(64)は「森口さんが1〜2カ月前に『心不全の手術をした』と話してきた」と語った。森口氏は医師資格を持っていない。

 [2012年10月15日8時48分 紙面から]

1923名無しさん:2012/10/15(月) 12:21:22
厚労省が研究3件調査=「iPS移植」の森口氏関与

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)で移植治療を行ったと虚偽の発表をした疑いがある森口尚史氏について、厚生労働省は15日までに、同省の予算で行われた研究のうち森口氏が関わった3件について、問題がないか各研究班の主任研究員に調査を依頼した。

 森口氏が関わったのは(1)高血圧症患者の治療法(2)保健サービスの効果測定評価(3)健康に関する政策評価。1998〜2006年度に、計約5000万円の研究費で行われた。(2012/10/15-12:06)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101500334

1924名無しさん:2012/10/15(月) 12:33:19
http://mainichi.jp/select/news/20121015k0000e040110000c.html
iPS臨床問題:森口氏「手術は昨年6月に1件」
毎日新聞 2012年10月15日 12時21分(最終更新 10月15日 12時29分)

iPS細胞の臨床応用捏造疑惑について記者会見する森口尚史氏=米ニューヨーク市内のホテルで10月13日、草野和彦撮影 【ニューヨーク草野和彦】人工多能性幹細胞(iPS細胞)からつくった心筋細胞を重症の心臓病患者に移植したと主張した後、大部分が虚偽だったと認めた研究者、森口尚史(ひさし)氏は13日のニューヨークでの記者会見で、移植手術の実施病院についてもハーバード大系列マサチューセッツ総合病院ではなく、「ボストン市内の(別の)病院」と変更した。森口氏は同じ会見で、今年2月以降に6件の手術を行ったとした主張を「昨年6月に1件だけだった」と変えていた。

 移植手術を行ったとする臨床研究に関する森口氏の論文草稿に列挙された日本人共著者、ハーバード大、マサチューセッツ総合病院など、森口氏に名前を挙げられた関係者はいずれも関係を否定している。

 森口氏は1件だけ実施したとする病院名については明かさなかった。また、時期については、パスポートを見せ、観光ビザで昨年6月2日にワシントン入りし、同5日に日本に帰国したとの渡航記録を明らかにしたものの、実施日は「6月初旬。2日とかから4、5日とか」とあいまいな説明に終始した。

 森口氏は15日午後3時半前の成田着の全日空便で帰国する予定。

 ◇専門家ら、なぜ気づかなかった?
 森口氏は、「ハーバード大」の所属と偽って過去にも複数の論文を有名科学誌などに発表していた。論文が掲載される前に共同研究者や雑誌編集者、外部の専門家らが目を通すはずだが、なぜ見過ごされたのか。

 科学誌は通常、投稿された論文の原稿を、複数の外部の専門家にチェック(査読)を依頼し、その結果をもとに、掲載の可否を決める。常に査読論文を数本抱えているという医学系の大学教授は「精査対象は論文内容であって、名前や肩書までは見ない」と打ち明ける。手術や実験が実際に行われたのかの確認については、「データが記入されていれば信用するしかない。実験や手術をやっていないなんて思いもしない」という。

 所属を偽った森口氏の論文を載せた英科学誌ネイチャー日本法人の担当者は「論文自体に論理性があれば、実験や肩書のウソがまかり通ってしまう」と困惑する。

1925名無しさん:2012/10/15(月) 12:35:20
>>1924より続く
http://mainichi.jp/select/news/20121015k0000e040110000c2.html

 森口氏の今回の発表は、査読の必要がない国際会議でのポスター発表だった。2年前「iPS細胞を使ってC型肝炎の新治療法を開発した」との論文が載ったのも、有力な米肝臓病学会誌だが、査読を必要としない研究者同士の掲示板だった。医学系の論文検索によると、森口氏が筆頭著者の論文は約20件で、8割が掲示板への投稿だった。森口氏は査読不要か、査読が甘い媒体を狙って論文を投稿していた可能性がある。

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 「写真やデータを送ってくるので、信じるしかなかった。(自分は)論文の整合性を確認しただけだ」。森口氏の共同研究者に名を連ねた佐藤千史・東京医科歯科大教授は12日の記者会見でこう釈明した。

 このように、研究に直接関与していないのに名義を「信用貸し」する例は珍しくない。研究が複雑化し、複数の研究者が専門分野で部分的にかかわることが多く、共著者といっても全体像を把握しきれない面があるためだ。背景に、論文数による成果主義を挙げる研究者もいる。再生医療分野の大学准教授は「論文をどれだけたくさん書いたかで評価され、研究費にも影響する。名前が入れば得点になるし、名前を入れる側からすれば『便宜を図る』意味合いにもなる」と指摘する。【阿部周一、鳥井真平、斎藤広子】

1926名無しさん:2012/10/15(月) 13:49:51
森口氏に旅費の支出を約束記事を印刷する

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療をしたと主張する森口尚史氏が学会発表のために米ニューヨークへ行く旅費について、佐藤千史東京医科歯科大教授は15日、事前に森口氏から要請され、支出を約束していたことを明らかにした。

 佐藤教授は「(発表が)うまくいったら出してほしいと言われ、『いいです』と言った」と話した。だが発表がうそと判明した問題発覚を受け、旅費は出さないという。

 支出を約束した理由として「発表の概要を記した資料に(共著者として)私の名前が記載されていたからだ」と説明した。

 佐藤教授は、学生時代の森口氏を指導し、これまでも論文の共著者として名を連ねている。(共同)

[2012年10月15日13時15分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20121015-1032867.html

1927名無しさん:2012/10/15(月) 14:09:12
小倉智昭平謝り「森口ニセiPS話」この番組もすぐ飛びついてしまった…
2012/10/15 13:21

「とくダネ!」はきょう15日(2012年10月)も森口騒動から離れられない。先週木曜日の読売新聞の特ダネ「世界初のiPS細胞の臨床応用」に乗ってしまったツケである。翌日には「怪しい」ということになって、週が開けても騒動は続いている。

資格、渡米時期、患者すべてウソ。コンビニ店員に「読売新聞取っといて。自分が出る」
森口尚史氏(48)は土曜日(10月12日)にニューヨークで記者会見をしたが、次々にウソが暴かれた。ハーバード大客員講師の肩書きもマサチューセッツ総合病院の手術も否定され、心筋手術をしたのは6人ではなく実は1人だと言い出した。手術日も今年2月から昨年6月に変わった。今年2月ではパスポートの記録と矛盾するからで、昨年6月の入国も「観光ビザ」だった。


  記者からは「妄想ではないか」と問われ、「妄想ではない」「オーバーにウソをついたことになります」とまでは認めた。それでもなお、「1人の手術」はやったという。しかし、どこの病院かは「ボストンだが、いえない」。患者 は34歳の男性で住所はバーモント州だと話している。そもそも本人は医師の資格もない。ではだれが手術をしたのか。ビザといい手術といい、「自分がやった」としたら法律違反である。もうボロボロだ。

いったいどういう人物なのか。奈良の公立高校卒で、勉強はできる方だったようだが、「京都大学の医学部へいく」というのを、級友は「エッ、高すぎ」と聞いていた。高校卒業後6年浪人して東京医科歯科大に入学したが、なぜか医師ではなく看護師資格である。医科歯科大を出てこれも珍しいだろう。

その後は研究者の道を歩んだようで、時折、論文を発表しているが、新聞などへの売り込みで記事になったものもあった。今回もいくつかの新聞に声をかけたようだが、朝日新聞は「怪しい」と記事にせず、結果的に読売新聞が乗ってしまった。過去の論文でも「盗用」の疑惑も浮上している。

1928名無しさん:2012/10/15(月) 14:10:04
>>1927

独身で千葉・市川市のアパートは間取りは6畳と台所だけの1K。家賃6万2000円で十数年前から住んでいる。現在はっきりしている肩書きは、東京大学特任研究員だが、大家には「東大教授」を名乗っていたという。近所のコンビニの店長は、「山中教授の受賞のとき、『自分もノーベル賞もらっていたかも』といっていた。心筋移植の話を前に聞いたことがある」という。渡米前に「11日と12日の読売新聞をとっておいてくれ。自分の記事が載るから」といっていた。クリーニング店では、「記者会見するから」とワイシャツとネクタイと背広のクリーニングを頼んでいた。

簡単にもらえる「客員研究員」の肩書き

司会の小倉智昭「山中伸弥・京大教授の話より森口さんの話が長くなるのは嫌なんですが、医師免許持ってない人が観光ビザで入って心筋移植なんかできるのかどうか」

医療ジャーナリストの伊藤隼也氏は「アメリカでは資格なしで医療行為をしたら逮捕されますよ。それ以前に、これが報道されたとき、あり得ないと思ったし、記事が稚拙だった」という。

小倉「客員研究員というのは?」

伊藤「ピンからキリまであって、企業などの寄付があると安易になれる。売り込みには気をつけないといけない」

本物の医学博士である中野信子は「ねつ造を助長する圧力というのはあるんですが、この人のはあまりにも度が過ぎて、弁明のしようがないんじゃないか」と話す。

小倉「この問題でこんなこといえば大きなニュースになるのはわかっているのに、なんでやったんでしょう」

夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)「目立ちたいんでしょ。マスコミにちやほやされると、その気になっちゃうってのはある」

伊藤「すぐ飛びつかないで検証する力を持つことです」

小倉「耳が痛いです。すぐ飛びつきましたからね」
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/15149998.html?p=all

1929名無しさん:2012/10/15(月) 14:42:56
嘘発見器がピーピー…山中教授に土下座しろ!
2012.10.15 08:12 (1/2ページ)[甘口辛口]

記者会見で質問に答える森口尚史氏=13日、ニューヨーク(共同)

 絶妙のタイミング、誰もが待ち望む夢の実現…。大マスコミまで一杯食わせた森口尚史氏の虚言には、それなりの魔力があったようだ。iPS細胞から心筋の細胞を作り心不全患者6人に移植して成功したと聞けば、山中伸弥・京大教授のノーベル賞受賞の直後だけに「もう、そこまでいっているのか」と思ってしまうのも無理ない。

 山中教授の研究は「安全性と効果を確かめた上で、患者に投与する準備を進めている」という基礎的な段階だ。何もわからぬ素人考えで、その時点ではむしろ数歩先を行く森口氏の方がノーベル賞ではないかと、瞬時といえども思ったことが恥ずかしい。まあ、とんでもない「詐話師」であった。

 人間顔で判断してはいけないというが、テレビで見る限り、この人の風貌は胡散臭さが漂う。ニューヨークの会見では記者団に厳しく追及され、話せば話すほどボロが出た。会見場に「嘘発見器」を持ち込んでいたら、最初から最後までピーピー反応してさぞうるさかっただろう。

 かつて、遺跡発掘現場で旧石器時代の貴重な石器を次々と発見し“神の手”と称賛されながら、捏造がバレた研究者がいた。あまりにも発見の効率が良すぎたことで墓穴を掘った点では、iPS移植話と一脈通じる。国内の問題とはいえ「日本が歴史を歪曲していることが証明された」と、中国あたりに痛くもない腹を探られたものだ。

 今回は世界相手の嘘八百。英科学誌ネイチャー(電子版)では、山中教授らの論文を盗用したとの疑いが報じられた。ノーベル賞の裏で、世界中にまき散らした日本の恥の大きさは計り知れない。とにかく山中教授の前で土下座して謝ってもらうしかない。(今村忠)

http://sankei.jp.msn.com/science/news/121015/scn12101508170000-n1.htm

1930名無しさん:2012/10/15(月) 15:18:12
森口尚史氏の事件で東大と医科歯科(東京医科歯科大)が一緒にある意味被害を受けるとはいかなる因果か。

医科歯科は戦後に「医専」から「医学部」に昇格したため、教授の大半を東大からもらっていた(注1)。東大の学園紛争に嫌気がさした東大の医師たちも医科歯科に流入して東京医科歯科大学付属病院のレベルを高めた。

(注1)医専出身者は教授、助教授(=当時、准教授)、講師にはなれない。

(医科歯科余話)医科歯科はその歴史上、学内では医学部よりも歯学部のほうが発言権が大きい。

戦後の医学部ブームで「都内にある国立医学部」という利点を生かして医科歯科の医学部医学科の偏差値が東大理Ⅲに匹敵するようになった。

その俊才(卒業生)たちが医科歯科の教授になる時代が到来し(=自前の教授を作れるようになり)、また医科歯科医学部出身者が他校の臨床系の教授に招へいされる(or教授選に勝つ)など医科歯科は黄金時代を迎えた。

ただし精神科など今でも東大と交流の深い臨床系の教室はいくつもある。

東大医学部と医科歯科の医学部は切っても切れない関係。その2校が森口尚史という怪しげな研究者(“非”医学科卒)により二校ともイメージダウンしてしまった。

1931名無しさん:2012/10/15(月) 15:25:39
東大などが森口氏の論文の信ぴょう性調査へ

 iPS細胞(=人工多能性幹細胞)を使ってヒトの心臓の治療を行ったと森口尚史氏が発表した問題で、東京大学などは、森口氏が過去に発表するなどした論文の信ぴょう性について調査することにした。

 森口氏はこれまで、「6例行った」としていた治療について実際は「1例だけだった」と述べ、発言の一部がウソだったと認めている。これを受けて、森口氏が現在、特任研究員として所属している東京大学医学部付属病院は、森口氏が過去に発表した論文の信ぴょう性について、データを検証するなどして調査することを決めた。また、東京医科歯科大学や杏林大学も、学内の研究者と森口氏が共同で書いたとされる論文や研究の妥当性について調査する。

 また、文科省と厚労省もこれまでに、それぞれ森口氏の研究や森口氏が関わった研究に助成金を出していることから、内容について調査することにしている。(10/15 14:49)

http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/TI20090232.html

1932名無しさん:2012/10/15(月) 15:41:44
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/15150002.html?p=all
森口尚史氏コンビニで自慢「僕もノーベル賞もらってたかも。読売新聞とっといて」
2012/10/15 10:28

「森口さんより山中教授のことを知りたいですね」と番組コメンテイターの前田典子(モデル)が苦笑する。かのノーベル賞受賞ともなると、通常ワイドショーでは連日連日、何日も飽きるほど、いやとうに飽きても受賞者のあれこれ及び配偶者の内助の功が伝えられることになっている。しかし、今回ばかりは様子が違う。iPSでノーベル賞の山中教授は、初のiPS臨床を行ったと主張し続ける研究者、森口尚史氏に完全に主役の座を奪われてしまった。

「日本帰国後にあらためて証拠出します」あくまでも手術実施と主張

日本帰国前に米国で行われた記者会見で、森口は手術数や日時の説明を変えながら、のらりくらりと、あくでも1例は治療をしたと主張した。ウソを認めて涙の平謝りをするだろうといった報道陣の期待は見事に裏切られたのである。

相変わらず治療を行った証拠は何一つないが、帰国後に何らかの証拠を出すとしているため、まだ完全にウソと決めるわけにもいかないというのが、「モーニングバード!」のスタンスらしく、羽鳥慎一キャスターなどは森口の「研究」に何かネガティブなことを言うたびに「もし(森口の話が)全部ウソだったらですけど…」といった「但し」を入れていた。

アパート大家に名乗ってた「東大教授」

さても気になるのはご近所評である。森口は周囲に話好きとの印象を与えていたようだ。なんでもアパートの大家には東大助教授や東大教授を名乗っていた。コンビニでは店員に自分の研究について滔々と話し、山中教授がノーベル賞を受賞した後は、自分もノーベル賞をもらえる可能性があったと語っていたという。漫画雑誌をよく買っていたそうだ。また、アメリカに行くので新聞が買えないといって、10月11日、12日の読売新聞の取り置きを頼んでいた。11日の読売新聞は、森口がiPS心筋移植を行ったと一面で大々的に伝えている。帰国後、この新聞を取りに行ったかどうかは、ほどなくテレビで判明するだろう。

1933名無しさん:2012/10/15(月) 16:10:07
内閣府、森口氏参加の研究を調査 国や関係大学

 森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)の臨床研究をしたと虚偽の発表をした問題で、内閣府が15日、森口氏が参加する東京大の研究プロジェクトについて調査を始めるなど、国や関係する各大学が調査に乗り出した。

 文部科学省の科学研究費助成事業では、2001〜05年度に補助金を出した研究2件について、森口氏が研究分担者として関わっていたことが判明。今後対応を検討する。既に厚生労働省が、森口氏が過去に関わった同省の研究3件の調査を始めている。

 森口氏の共同研究者が所属する東京医科歯科大は調査委員会を設置し、16日に初会合を開くことを決めた。

2012/10/15 14:42 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101501001315.html

1935名無しさん:2012/10/15(月) 17:22:52
2012年10月14日1時24分
iPS臨床「オーバーにうそ」 森口氏、一部虚偽認める

 iPS細胞を使った手術をした、と主張してきた森口尚史氏(48)は13日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、国際会議で発表しようとしていた手術について、時期や回数などに虚偽が含まれていたことを認めた。

 森口氏はこれまで手術を6例実施したと主張。しかし、うち5例は「これからやる予定を話してしまった」と説明。「オーバーにうそをついたと認めます」とした。残り1例は、実施時期をこれまでの「今年2月」から「昨年6月」に訂正したが、実施したとの主張は変えなかった。

 しかし手術をした場所、日時、執刀医の数などについては言を左右し、「一応、ボストン市内の病院ということで」「記憶にない」などと、具体的な証人についてはまったく示すことはなかった。

 虚偽の説明については「道義的責任を含め、申し訳ない」と謝罪。今後について「研究者としては終わりだと思います」と述べた。(ニューヨーク=真鍋弘樹、行方史郎)

http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY201210130594.html

1936名無しさん:2012/10/15(月) 17:24:23
森口氏「調査に協力」=「東大に辞意」iPS移植問題

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を心筋細胞に変え移植治療に使ったと発表した森口尚史氏が15日午後、米国から帰国した。森口氏は成田空港で報道陣に対し、1回実施したと主張する移植について「私自身は自信を持っているが、大学の客観的な調査に協力したい」と述べた。

 また森口氏は、特任研究員として所属する東京大に「辞意を伝えた」と述べ、理由について「結果的に大変な迷惑をお掛けした」と説明した。(2012/10/15-17:07)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101500629

1937名無しさん:2012/10/15(月) 18:06:24
森口氏の論文・研究、東大病院などが検証開始

 iPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、患者に移植したと虚偽の発表をした森口尚史(ひさし)氏(48)の過去の研究について、東京大学医学部付属病院と東京医科歯科大、杏林大はそれぞれ調査チームや調査委員会を設け、論文や研究内容に実態があったかどうか、検証を始めた。

 東大病院が調査チームを設置したのは12日。教職員5人で構成される。森口氏は同病院の特任研究員で、国から助成を受けた研究プロジェクトのうち、細胞や臓器の凍結保存技術の開発補助を担当している。調査チームは、森口氏から聞き取り調査などを行い、過去の論文や研究そのものを検証する。

 また、森口氏の出身大学である東京医科歯科大学も15日、調査委を設立した。虚偽発表された研究内容の共同執筆者の佐藤千史(ちふみ)教授らが、共著者となった理由や共著の妥当性を調べる。論文の草稿の共著者だった上村隆元講師が所属する杏林大も15日、学内に調査委員会を設け、経緯などを検証する。読売新聞の取材に上村講師は「なぜ私の名前が使われたのかわからない」としている。

(2012年10月15日17時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121015-OYT1T00523.htm?from=ylist

1938名無しさん:2012/10/15(月) 18:08:08
森口氏の虚偽発表に患者団体「腹立つ」「あきれる」

 心不全患者に人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療をしたと虚偽の発表をした森口尚史氏(48)。新たな治療法につながるiPS細胞研究の進展に期待する患者団体からは「腹立たしい」「あきれる」との声が相次いだ。

 「全国心臓病の子どもを守る会」の斉藤幸枝会長は最初に臨床応用のニュースを聞き「期待していたので、ここまで来たのかと本当にうれしかった」と振り返った。しかし一転、うそと判明。森口氏について「地道に研究を続ける人の足を引っ張るようなことはやめてほしい」と話した。

 日本筋ジストロフィー協会の大高博光事務局長はニュースを聞いたときに「早過ぎる」と感じた。「何でこんなことをするのか。あきれたとしか言いようがない」と突き放した。

 脊髄損傷患者の支援に取り組むNPO法人「日本せきずい基金」の大浜真理事長は「注目を浴びるiPS細胞を利用し、売名行為をしたことは本当に腹立たしい」とした上で「他の研究者たちはしっかりやっていると信じている」と語った。

 日本難病・疾病団体協議会の水谷幸司事務局長は「一日千秋の思いで治療法を待ち続けている患者さんを思うと、もっと慎重であってほしかった」と報道の在り方にもくぎを刺し「山中伸弥京都大教授のノーベル賞に水を差す形となったのも残念」と付け加えた。

[ 2012年10月15日 17:55 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/15/kiji/K20121015004336890.html

1939名無しさん:2012/10/15(月) 18:09:54
森口氏帰国、「1例」主張変えず iPSうそ「東大辞める」(2012/10/15 17:48)

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと発表し、その後大半はうそだったと認めた森口尚史氏(48)が15日、成田空港に帰国した。空港で記者団に対し、1例は治療したとの主張について「ニューヨークで話したとおり」と説明を変えなかった。また客員研究員をしている東京大に辞めると伝えたと述べた。
 森口氏は帰国前に行った記者会見で、実施したと主張していた6例のうち5例はうそだったと認めた。だが1例だけは治療をしたとの主張を続け「(帰国後に)追加資料も出して説明する機会を持ちたい」と述べていた。

http://www.at-s.com/news/detail/474533323.html

1940名無しさん:2012/10/15(月) 18:37:37
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233505.html
iPS臨床応用虚偽発表 森口氏が帰国「調査に協力して明らかに」

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った臨床応用について虚偽の発表をした森口尚史氏が、15日午後に帰国した。
午後4時25分ごろ、森口氏は、成田空港の到着ロビーに姿を現した。
渦中の研究者が、アメリカから帰国した。
森口氏は午後4時半すぎ、成田空港で「先ほど、東京大学の方に、辞意の方をお伝えいたしました」と語った。
森口氏は、「iPS細胞を使った世界初の治療を6人に行った」と発表し、その後、次々とそのうそが明らかになった。
日本時間14日未明、森口氏は「(手術は何回した?)結局、今言ったところの1回ですよね。オーバーだったと思います。オーバーにうそを、結局はうそをついたことになりますということを、お認めいたしますので」と語った。
移植手術を行ったのは、6人ではなく1人。
さらに、その手術は、2012年2月に行ったというが、そのころ森口氏は、アメリカに滞在していたのか。
パスポートの出入国記録の確認を求められると、森口氏は「もう、あの、そこはもう、本当にあれなんで」などと語り、拒否していた。
しかし、その後の会見で、森口氏は「(ことしの)2月では、ちょっとなかったんですど。(ほかの時期に?)(2011年の)6月ぐらいになりますけど。(うそだったということ?)うそではなく、間違えたということ」と語った。
自らの最大の功績のはずの移植手術の日付について、「間違いだった」と説明したうえで、パスポートも公開した。
また、手術をした場所と主張していたマサチューセッツ総合病院が、移植手術の事実はないと否定していることについては、「正直、面倒くさいから、MGH(マサチューセッツ総合病院)と言っていたんです」と語った。
日本時間14日未明の会見は3時間に及んだが、移植手術を行った医師の名前など、事実関係を証明するものに関しては、「お答えできない」の一点張りだった。
森口氏は「(今、訂正する気は全くない?)この場では。(この場ではとは?)いや、そういう意味で、とっていただきたくない」と語った。
千葉・市川市に住む森口氏。
近所のコンビニエンスストアの店長は「(10月)11日、12日の読売新聞各1部ずつ、これを取っておいてほしいと。自分(森口氏)の記事が載るので、取っておいてほしいということだと思いますけど」と語った。
あの記事が掲載された新聞の取り置きを頼まれていた。
さらに、コンビニ店長は「『自分も何かノーベル賞もらえたかもしれない』と言ってましたよ。『心不全の患者を、世界で初めて手術した』って話は、以前に聞いたことあります」と語った。
また、近所のクリーニング店の人は「新聞の取材を受けるので、いいスーツでばっちり決めたいので、ワイシャツとネクタイと背広をクリーニングしてくださいと、持ってきたので、記憶にある」と語った。
多くの事実について、虚偽だったことを認めた森口氏だが、現在も、iPS細胞を使った移植手術を世界で初めて成功させたことは、主張し続けている。
森口氏は「こういうことになりましたけれども、今後とも、またよろしくお願いします」と語った。
帰国直前、所属する東京大学病院側と協議し、あらためて説明する機会をつくると話していた森口氏。
成田空港に到着すると、今後について、「今後のことに関しましては、大学の研究機関の調査に協力させていただきながら、まあ、明らかにしていきたいと思っております」と語った。
(10/15 18:24)

1941名無しさん:2012/10/15(月) 19:46:45
http://www.j-cast.com/2012/10/15150125.html
「客員」「特任」研究員とは何者か 実は比較的簡単に得られる肩書きだった
2012/10/15 19:16

人工多能性細胞(iPS細胞)を使って6人の患者に臨床応用を実施したと発表した森口尚史氏が、人数や時期に虚偽があったと認めた。

一方で、これまで名乗り続けてきた米ハーバード大学客員講師という肩書きは、「うそではない」と主張を曲げていない。この「客員」という身分は、米国の大学では比較的簡単に得られるようだ。

責任者が承諾すれば「客員研究員」となれる

「客員講師」の真偽はいかに(写真はハーバード・メディカルスクール、Wikimedia Commonsより) 森口氏は米国時間2012年10月13日に会見を開き、iPS細胞から心筋細胞をつくりだして心不全患者6人の治療に使ったというこれまでの説明を撤回した。臨床応用は「1件だけだった」と言い、他の5例は虚偽だったと認めた。実施時期は当初の2012年2月から2011年6月に、場所もハーバード大の関連施設であるマサチューセッツ総合病院ではなく「ボストン市内の病院」と変えた。

一方で、訂正しなかった点もある。ひとつは「1例だけは実際に治療した」との主張、もうひとつは「ハーバード大客員講師」の肩書きだ。同大は、森口氏が「客員研究員」として所属していたのは1999年に1か月間で、現在は無関係だと説明している。それでも森口氏は、報道陣の追及に対して「私は今もハーバード大の客員講師。自宅に戻れば証拠がある」と語気を強めた。

そもそも「客員」とは、どういう立場なのか。10月15日放送の「やじうまテレビ!」(テレビ朝日系)では、文字通り「お客さん」として大学に招かれる人を指し、非常勤で年1回の来校でも許されると解説。ガッツ石松さんや桃井かおりさんのような芸能人が「客員教授」を務めた事例を紹介した。

元ハーバード大医学部専任講師で医学博士の森田豊氏は、情報番組「モーニングバード!」の中で、米国の「客員」の位置付けを詳しく説明した。研究者が「自分も研究したい」と申し出て、責任者が承諾すれば「客員研究員」として加われる場合が多いという。資質を見極めるための面接は行われるが、難しい手続きはないそうだ。ただし報酬が支払われるとは限らない。「無給でも構わない」という人にとっては、入手しやすい肩書きではある。

森口氏はこれまで「客員講師」と自称している。森田氏は別の番組で、「なかには勝手に解釈して(研究員を別の肩書きに)訳す人もいる」と指摘した。森口氏が本来与えられた「研究員」の身分を「講師」と和訳し、名乗った可能性も否定できない。

東大の「特任」は把握できないほど多い
森口氏は千葉県市川市のアパートに住む。ハーバード大の肩書きを持つと言うが、研究の拠点は米国でなく日本だ。会見で主張したiPS細胞による治療の際、渡米時は観光ビザで入国したと話した。ハーバード大に腰を落ち着けて研究に取り組んでいるわけではないだろう。

一方で森口氏は現在、東京大学医学部付属病院(東大病院)の形成外科・美容外科で特任研究員を務めている。前出の「やじうまテレビ!」では「特任」について、「特定のプロジェクトで、任期を決めて臨時でかかわるフルタイムの研究員」と説明した。東大病院の就業規定を見ると、特任研究員の契約期間は原則1年、最大で5年とされている。給与も支払われる。

10月15日放送のフジテレビの「とくダネ!」に出演した医療ジャーナリスト、伊藤隼也氏は、「知人の東大医学部の教授に聞くと、『特任』と付く人は多すぎて把握しようがないと答えた」とのエピソードを披露した。「特任」も「客員」に似て、「特別に高い地位」というわけではなさそうだ。

渦中の森口氏は10月15日午後に帰国した。複数の報道によると成田空港で「東大に辞意を伝えた」と話したという。米国での会見時には「研究者をやめる」とも漏らしていた。

1942名無しさん:2012/10/15(月) 19:50:47
http://mainichi.jp/select/news/20121016k0000m040040000c.html
iPS臨床問題:森口氏が帰国「今は話せない」繰り返す
毎日新聞 2012年10月15日 19時44分

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を6人に行ったとの主張の大半が虚偽と判明した森口尚史(ひさし)氏(48)は15日、滞在先の米国から日本へ帰国した。午後3時半ごろ成田空港に到着し、集まった100人以上の報道陣に「大学の調査に協力しながら事実を明らかにし、しかるべき時にお話をしたい」と述べ、多くの質問に対し「今は話せない」と繰り返した。6人のうち1人は事実だとする主張は、変えなかった。

 森口氏は報道陣に、東京大病院の特任研究員の職に関する辞意を東大に伝えたと説明。「関係者の方々に迷惑を掛けたことを申し訳なく思っている」と語り、説明のためとして帰国直後に東大を訪れた。【袴田貴行、斎藤有香】

1943名無しさん:2012/10/15(月) 19:58:40
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5156871.html
森口氏「東大に辞意」 東大「聞いてない」

 世界で初めてiPS細胞の移植に成功したとうその発表をしていた森口尚史氏がニューヨークから帰国しました。森口氏は報道陣に特任研究員として在籍する東京大学に辞意を伝えたと話しましたが、東大側は「現時点で聞いていない」としています。

 一体、何が真実なのか・・・15日午後、アメリカから帰国した、iPS細胞の移植手術についてうその発表をした渦中の人物・森口尚史氏が、成田空港で待つ記者団を前に会見を開きました。

 「いろんな関係者の方々に結果的に迷惑をかけたということに大変申し訳なく思っています。先ほど東京大学の方に辞意を伝えました。きょうはこれ以上のことは言えないので・・・」
Q.逃げるようにしか見えないが?
 「逃げてはいません!」(森口尚史氏)

 森口氏が「iPS細胞を使った世界初の移植治療を6件行った」と強気に明言したのは12日。ですが、一転、翌日深夜の記者会見では「6件のうち5件はウソ」と認めました。

 「オーバーランだったと思います」
Q.オーバーランじゃないでしょ、ウソでしょう?
 「ええ、オーバーに、結局はウソをついたことになります」(森口尚史氏 13日)

 時にのらりくらり、時にしどろもどろとした受け答えをする森口氏。

Q.1例目の患者さんはどこの州に住んでいる方ですか?
 「それは言いたくないです・・・」
Q.西ですか東ですか?
 「・・・西ではないです」
Q.この不毛なやり取りはやめましょう。あなたの妄想ももういいです
 「妄想ではないですから」
Q.いずれは訂正する?
 「そういうふうにとってもらいたくないんですけど。言葉のあやで・・・」(森口尚史氏)
 「森口さんね、ヘラヘラ笑ってる事態じゃないんですよ。冗談とかヘラヘラ笑ってますけど」(記者 13日)

 そして、帰国後に開かれた会見。森口氏は終始、今後行われる大学の調査が終わり次第、詳細を説明すると弁明しました。

Q.研究者だったら白黒つけるべき
 「客観的な方を交えてきちんとお話した方がいい」
Q.そもそも主観で新聞に掲載しようと思ったのでは?
 「主観じゃないんです」
Q.正しいと自信を持って言えるか?
 「私自身は自信を持ってるんですけど、客観的な機関(大学などの)の調査に協力しながら・・・」
Q.大学ではなく、まず世間一般の方では?
 「世間一般の方にとりあえずお伝えできることは・・・あのう・・・」(森口尚史氏)

 また、この会見で、東大病院の特任研究員を務める森口氏は大学側に辞意を伝えたことを明らかにしました。

 「(東大と)ちょっと話をして辞意を伝えた」
Q.大学側は?
 「これから検討することになると」(森口尚史氏)

 ですが、大学側によりますと、現段階でその意向は把握していないということです。

 森口氏がiPS細胞の移植治療についてうその発表をしたことで、過去の研究内容についても問題がなかったか調べる動きが出てきています。現在、調査を行っているのは、森口氏が関わった3つの研究に補助金を出した厚生労働省。1998〜2006年度までの3件を合わせると、総額は4925万円にも上ります。また、文部科学省からも2つの研究で合わせて2070万円の補助金が出ています。補助金を受けた東京大学と杏林大学の研究に森口氏は主任研究者に協力する「分担研究者」として協力していますが、このうち杏林大学では学内に調査委員会を設置し、森口氏の研究内容の信ぴょう性や妥当性を調査することを決めました。東京大学でも同様に調査する方針で、文科省では、問題があった場合には研究費の返還などを求めることにしています。(15日17:05)

1944名無しさん:2012/10/15(月) 20:10:12
森口氏の論文、有力研究者と共著で「箔」

 iPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、患者に移植したと虚偽の発表をした森口尚史(ひさし)氏(48)は、論文の草稿に4人の「共同執筆者」の名前を加えていたが、このうち3人は内容を十分に把握していなかったと説明しており、残る1人は名前を勝手に使われたという。

 専門家は「論文に箔(はく)を付けるため、有力な研究者を共著者に加える風潮が当たり前になっている」と、今回の問題の背景を指摘している。

 自然科学系の論文は、複数の著者名で発表することが多い。普通は、最も貢献度の高い研究者が「筆頭著者」として最初に、研究グループのリーダーなどが最後に名を載せる。

 森口氏が筆頭著者となった今回の論文に、森口氏の恩師で共著者として最後に名が載っている東京医科歯科大の佐藤千史教授(健康情報分析学)は、「別の共著者が専門性の高い内容を担っている」とする森口氏の話を信じ、十分に内容を把握しないまま共著者となったことを認めた。「全体の整合性や論理性を確認する役割だった」と話している。

(2012年10月15日19時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121015-OYT1T00514.htm

1945名無しさん:2012/10/15(月) 20:15:54
http://news24.jp/nnn/news89045884.html
森口氏帰国 謝罪するも「研究に自信ある」(千葉県)

 iPS細胞(=人工多能性幹細胞)を使ってヒトの心臓の治療を行ったと発表し、一部をウソと認めた森口尚史氏が15日、アメリカから帰国した。「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪したものの、「研究には自信がある」とあらためて主張した。 森口氏は15日午後、成田空港に到着し、緊張した表情で大勢の報道陣の前に姿を見せた。森口氏は帰国前、6例行ったとしていたヒトの心臓治療について、少なくとも5例についてはウソだったと認めたが、1例はあくまでも実施したと主張していた。 森口氏は15日午後4時半頃、成田空港で「今回の件で色々な関係者の方々に結果的に迷惑をかけたということに、大変申し訳なく思っています。先ほど、東京大学の方に辞意も伝えました。(Qアメリカ・ニューヨークでの釈明会見の内容が合っているか、自信はあるか)私は、私自身としては自信を持って言えるんですけれども!」と述べた。 一方、東京大学医学部付属病院などは、森口氏が過去に発表した論文の信ぴょう性を調査することを決め、森口氏が関わる研究などに助成金を出している内閣府や文科省なども調査することにしている。森口氏は今後、大学側の調査に協力すると話している。
[ 10/15 18:46 NEWS24]

1946名無しさん:2012/10/15(月) 21:51:54

森口氏の論文、ネイチャー発行元も調査始める
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121015-OYT1T00953.htm?from=ylist

 英科学誌ネイチャーを発行する「ネイチャー・パブリッシング・グループ」(本社・ロンドン)は15日、iPS細胞(新型万能細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと虚偽発表した森口尚史(ひさし)氏が同グループの電子雑誌に発表した2本の論文について、森口氏の所属や倫理委員会の手続きについて調査を始めたと発表した。

 電子雑誌は、同グループの「サイエンティフィック・リポーツ」。今年2月に発表した肝臓がんの細胞を化学処理して変化させる手法の論文と、今年7月に発表した卵巣の凍結保存手法に関する論文の2本。いずれの論文でも森口氏は、所属先に米マサチューセッツ総合病院を挙げている。

 また、同グループの科学誌「ネイチャー・プロトコルズ」のサイト内に併設された自由投稿欄に森口氏が寄せた今年7月と9月の2本の記事についても、所属などの調査を進めているという。

(2012年10月15日21時13分 読売新聞)

1947名無しさん:2012/10/15(月) 21:56:35

2012年10月15日21時36分
森口氏が帰国し謝罪、主張は変えず 東大、処分検討も
http://www.asahi.com/national/update/1015/TKY201210150402.html

帰国後、集まった記者からの質問に答える森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影

報道陣に囲まれて騒然となり、警察に囲まれながら移動する森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影

帰国後、集まった記者らの質問に答える森口尚史氏=15日午後、成田空港、川村直子撮影

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用の報道をめぐり、虚偽の内容を含む説明をしていた森口尚史氏が15日午後、米国から帰国した。成田空港で記者団の取材に応じ、「結果的に大変なご迷惑をかけたことを申し訳なく思っています」と謝罪し、特任研究員として所属する東京大学病院に辞意を伝えたことを明らかにした。

 森口氏の帰国を受け、東大は森口氏への事情聴取を始めた。研究内容などについて調査し、問題があれば処分も検討する。

 森口氏はかつて、iPS細胞を使った手術を6例実施したと主張。しかし、13日のニューヨーク市内での記者会見で、うち5例は「これからやる予定を話してしまった」「オーバーにうそをついたと認めます」などと、虚偽の発表をしていたことを認めた。1例については実施時期を「今年2月」から「昨年6月」に訂正したが、実施したとの主張は変えなかった。

 帰国時にも、手術をしたという1例については「ニューヨークでお話しした通り」と説明し、主張を変えなかった。手術の詳細などに質問が集中したが、「大学の調査に協力し、明らかにしていきたい。これ以上のことは今日申し上げることはない」と繰り返した。

1948名無しさん:2012/10/15(月) 21:59:53

2012年10月14日1時24分
iPS臨床「オーバーにうそ」 森口氏、一部虚偽認める
http://www.asahi.com/health/news/TKY201210130594.html

 iPS細胞を使った手術をした、と主張してきた森口尚史氏(48)は13日、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、国際会議で発表しようとしていた手術について、時期や回数などに虚偽が含まれていたことを認めた。

 森口氏はこれまで手術を6例実施したと主張。しかし、うち5例は「これからやる予定を話してしまった」と説明。「オーバーにうそをついたと認めます」とした。残り1例は、実施時期をこれまでの「今年2月」から「昨年6月」に訂正したが、実施したとの主張は変えなかった。

 しかし手術をした場所、日時、執刀医の数などについては言を左右し、「一応、ボストン市内の病院ということで」「記憶にない」などと、具体的な証人についてはまったく示すことはなかった。

 虚偽の説明については「道義的責任を含め、申し訳ない」と謝罪。今後について「研究者としては終わりだと思います」と述べた。(ニューヨーク=真鍋弘樹、行方史郎)

1949名無しさん:2012/10/16(火) 00:11:27

東大や内閣府などが調査へ 森口氏の「iPS臨床応用」
2012年10月15日23時32分
http://www.asahi.com/national/update/1015/TKY201210150543.html

森口尚史氏から事情聴取した内容を会見で発表する東京大学医学部付属病院の斎藤延人副院長(右)とパブリック・リレーションセンターの大江和彦センター長=15日夜、東京都文京区、山本裕之撮影

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用を実施したと主張している森口尚史・東京大病院特任研究員の研究について、東京大病院は15日午後、森口氏に対する事情聴取を行った。病院側によると、森口氏は「1例は実施した」などと従来の主張を繰り返した。

 会見した斉藤延人・副院長によると、事情聴取は約3時間。実施した証拠を病院側が求めたところ、森口氏は「大騒ぎになって、実施を証明できる人が出て来てくれない」などと釈明したという。

 今回の問題を受け、内閣府と東京大、東京医科歯科大は調査に乗り出す。

1950名無しさん:2012/10/16(火) 12:49:22
森口尚史氏雲隠れ!聴取の東大「研究補助員で基本給45万円、週40時間勤務」
2012/10/16 12:28

先週末から「iPS細胞移植疑惑」でメディアをかく乱した森口尚史氏(48)がきのう15日(2012年10月)に帰国した。成田空港から東大病院に直行し、学内の聴聞を受けたが、その後の会見には姿を見せず雲隠れした。

空港では、警察官が身辺を固める騒ぎとなり、「関係者に迷惑をかけ申しわけない」と述べたが、心筋移植に関しては「(東大の)調査会に報告した後で説明する。ニューヨークでの説明に矛盾はない」と強気を通した。

千葉・市川の自宅には帰らずどこへ…
東大は午後7時から約3時間にわたって事情を聞いた。東大病院は深夜になって斉藤延人副院長らが会見をしたが、その場に森口の姿はなかった。病院は「森口氏は手術について『証明できる人がこの騒ぎで出て来てくれない』といっている」「辻褄が合わないと感じる部分もある」と詰め切れなかった様子だ。森口が「東大に辞意を伝えた」といっていたことについては、「きちんと説明責任を果たしてから身の処し方を考える」と明確ではなかったという。


  病院の説明では、森口は平成22年の「研究補助者」公募で特任研究員に雇用した。論文が6本あり、それ以外にも十分な業績があると判断したという。臓器の凍結保存法の開発などを担当し、待遇は基本給が月約45万円程度、週40時間くらいの勤務だったという。

この夜、市川市の自宅前に報道陣が待ち構えていたが、森口はとうとう姿を見せなかった。司会の小倉智昭は「きのうの空港は大変だったんだって?」と田中良幸レポーターに聞く。「警察官10人以上が取り囲んでいました。空港職員が『レディー・ガガだってこんなにはならなかった』といっていた」

内閣府、厚労省、文科省も研究助成金の使途調査
話は心筋移植手術が本当にあったのかどうかとハーバード大の客員講師という肩書きだが、森口は「自宅に証拠がある」といっていたが消えてしまった。田中は「東大病院も素直に手術があったとは思っていない」と話す。

司会の小倉智昭「なんか大ウソつきみたいになってるが、実績がないと東大で研究員にはなれないんでしょう?」

田中「論文などをみて判断したのだと説明しています」

産婦人科医で性科学者の宋美玄氏は「あれだけの論文をはったりだけでは書けないと思う。月45万 円というのも結構なものだし、全部が全部ウソというのも…」と首をかしげる。たしかに、論文リストをみても、「ヒトインターフェロン」「慢性C型肝炎」「難治性の肺がん」「初期幹細胞研究」「iPS細胞」とテーマだけでも多岐にわたる。

小倉「もし本当だとしたら、手術が隠し通したい人体実験的なものだったの か」。そいつは怖い。だいいちこの人、医者じゃない。関係大学は森口の論文の精査を始めるという。内閣府、厚労省、文科省も森口が関わった研究助成金の使途などを調査するとしている。

宋「みな共同研究ですから、他の人にはいい迷惑」(笑い)

http://www.j-cast.com/tv/2012/10/16150167.html?p=all

1951名無しさん:2012/10/16(火) 12:51:55
森口氏記事、共著者「関わってない」と名前削除

 iPS細胞(新型万能細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと森口尚史氏が虚偽発表した問題で、英科学誌ネイチャーの姉妹誌「ネイチャー・プロトコルズ」のサイト内の自由投稿欄に、森口氏らが9月に発表した記事から、共著者の慶応大医学部の興津太郎助教の名前が削除されたことがわかった。

 記事では、化学物質を用いて肝臓がんの細胞を正常化する手法が説明されている。慶応大によると、興津助教は、研究に関わっていないにもかかわらず、自分が共著者にされていると、ネイチャー・プロトコルズの編集部に指摘、13日に削除されたという。

 米国立生物工学情報センターのデータベースによると、森口氏を筆頭著者とする共著論文は、同誌の記事のほか18本ある。このうち英医学誌ランセットと米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された4本について、両誌の責任者は「研究成果ではなく、意見を書いた内容なので、今のところ論文を削除する理由は見あたらない」として掲載を継続する方針を明らかにした。

(2012年10月16日11時46分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121016-OYT1T00566.htm?from=ylist

1952名無しさん:2012/10/16(火) 12:56:20
森口氏「大胆ウソ」の動機
2012年10月16日 11時00分

 自称・米ハーバード大客員講師の森口尚史・東京大病院特任研究員(48)が今年2月、iPS細胞を使った心筋移植を行ったと大々的に報じた読売新聞は13日付朝刊で、森口氏の主張は虚偽で、それに基づいて掲載した一連の記事は誤報だったと認め、謝罪した。iPS細胞のパイオニアである山中伸弥・京都大教授(50)のノーベル医学生理学賞受賞に水を差すような結果になったが、なぜ森口氏はこんな大胆なウソをついたのか。

 読売新聞は森口氏が発表した「iPS心筋移植」は虚偽だったことを認めるとともに、1ページを使って検証記事を掲載した。それによると、森口氏が治療を行ったとしたマサチューセッツ総合病院は12日、「iPS細胞の臨床研究に関する申請自体がない。(森口氏による)手術は、当病院では一切行われていない」として、同氏の主張を全面否定。同病院と関係があったのはわずかな期間で、10年以上も前だったことを明らかにした。

 また、ハーバード大も「森口氏の研究に関連するいかなる臨床研究もハーバード大及び病院の倫理委員会によって承認されていない」との声明を発表した。

 また、森口氏が今回発表するとしていた論文に「共同執筆者」として名前が挙げられた研究者のほとんどが「iPS心筋移植」について共同研究をしたことはなく、論文に自分の名前が使われた事実さえ知らなかったと困惑している。

 唯一、論文の共著者であることを認めた森口氏の母校・東京医科歯科大の恩師、佐藤千史教授は12日に東京で会見し、「論文の整合性を判断する役割で名を連ねたが、実験には関与していない」と説明。また、2010年に森口氏は、同大と共同でiPS細胞を使い、C型肝炎に効果的な薬の組み合わせを発見したと読売新聞に報じられていたが、これについても佐藤教授は「実験研究が医科歯科大で行われた事実はない」と否定した。大学としても「(卒業生の森口氏が)ご迷惑をかけていることを深くおわびします」と謝罪する異例の事態となった。

 米国に滞在中の森口氏は11日、報道陣に「(証明する証拠は)すべて日本に置いてきた」「ハーバード大の客員講師として(手術の)暫定許可を取っている。(同大に)誤解されている…」などと釈明したが、しどろもどろ。今年2月に米国内の病院での手術に立ち会った証拠として、パスポートの提示を求められても断固拒否した。また12日には報道陣の質問に対し治療の有無や経緯について「わからない」などとあいまいな発言を繰り返し、治療をしたとの主張を事実上やめた。

“世紀のスクープ”から大誤報になった今回の記事を掲載した読売新聞。医療ジャーナリストの松井宏夫氏は「読売の記者と森口氏が懇意にしていたのでしょうが、3年前にハーバード大研究員として(紙面に)登場した際、きちんと在籍の裏取りをしていれば、ウソだと分かったはず」と指摘する。

 では、森口氏は今回、何のためにウソをついたのか。松井氏はこう推察する。

「iPS細胞を使った再生医療や創薬は既にシ烈な争いになっていて、特許は早い者勝ちみたいなところもある。そのための論文は、一番に中身が重要だが、無名な森口氏にとっては、ハーバード大や東京医科歯科大が協力しているとあれば、多少は見られ方が違ってくると思ったのでは」

 動機はいずれ明らかになるだろうが、山中教授らのような真の研究者らの研究開発に今後、支障が起きないことを願わずにはいられない。

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/47639/

1953名無しさん:2012/10/16(火) 14:07:37

疑惑のiPS・森口尚史 医師免許なくても「法的には問題なし」
女性自身 10月16日(火)8時41分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121016-00000307-jisin-soci

いまノーベル賞の山中教授よりも注目されているのが、自称・ハーバード大学客員講師の森口尚史氏(48)。読売新聞が1面で【iPS細胞から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者6人に移植した】と報道したのが10月11日の朝刊。すぐさま多くの疑問が噴出した。

森口氏は《自分はハーバード大客員講師》《事前にハーバード大の倫理委員会から「暫定承認」を受けた》《治療はマサチューセッツ総合病院でおこなった》と主張した。だが当の大学と病院が全否定。なんでも「’99年から’00年をまたぐ約1カ月間、病院の客員研究員だった」だけなのだという!

森口氏はニューヨークのロックフェラー大で開かれている学会でこの”研究”のポスターを貼って発表したが、学会にポスターをはがされてしまった。滞在中のホテルには日本の報道陣が押しかける。『移植はあったんですか?当日アメリカにいたというパスポートの記録を見せてください』と詰め寄られ、困り顔でうつむいてしまう森口氏の姿は何度もテレビで報じられた。

「医師免許は持っていない」という森口氏。確かに臨床研究なら法的に問題はないのだが……。それにしてもどうしてバレたのか?医学博士の米山公啓先生は言う。

「動物実験をすっ飛ばして現段階でiPS細胞を人間に移植することは理論的には可能だが、人体実験と同じなので実際にはありえない。発表で名前が上がる魅力はあるだろうが、調べればすぐにわかる捏造でレベルが低すぎる」

また、内科が専門のある大学教授はこう話す。

「iPS細胞を臨床で使うためにいちばんのネックは、がん細胞になる可能性がゼロでないこと。山中さんたちが動物実験を繰り返し、来年、網膜から臨床を始めようかという段階だ。万が一のとき取り返しのつかない心臓に移植するには、あまりに時期尚早」

倫理的にハーバード大の許可が出るはずもなく「移植」はなかった疑いが大。今回の騒動、唯一の”功績”は、結果的に山中教授のiPS研究への真摯さを知らしめたことか。

(週刊FLASH 10月30日号)

1954名無しさん:2012/10/16(火) 14:20:19

森口氏雇用経費、内閣府事業から967万円
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121016-OYT1T00696.htm?from=ylist

 前原科学技術相は、16日の閣議後記者会見で、森口尚史氏が関わる内閣府の研究事業で、森口氏の雇用経費として約967万円支出されたことを明らかにした。

 森口氏は、内閣府の「最先端・次世代研究開発支援プログラム」に採択された細胞や臓器の凍結保存技術の研究(2010〜13年度、助成額約1億6400万円)の一部に関わっているとされる。内閣府のこれまでの調査によると、同計画の予算のうち、森口氏との関係が明らかになっているのは、昨年3月から今年9月までの雇用経費という。

(2012年10月16日13時38分 読売新聞)

1955名無しさん:2012/10/16(火) 14:30:09

「早急に調査進める」森口氏問題で3閣僚
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20121016-1033304.html

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療の大半をうそと認めた森口尚史氏に、16日の閣議後の記者会見で閣僚から発言が相次いだ。

 三井辨雄厚生労働相は、森口氏が関わった厚労省の研究について「当時の主任研究者に研究内容を確認しているところだ。なるべく早く調査結果をまとめたい」と述べた。厚労省によると、森口氏は1998〜2006年度、同省の科学研究費補助金を受けた研究3件に分担研究者として参加。補助金は総額約4900万円だった。

 前原誠司科学技術政策担当相は、内閣府の研究支援事業から、森口氏の人件費として11年3月〜12年9月に967万円が支払われていたと明らかにした。前原氏は「支出の中身が適切だったのか、調査を進めたい」とした。

 田中真紀子文部科学相は「研究者のモラルが問われている」と指摘。国が出す補助金について「(対象の)人物の信ぴょう性もチェックしないと、このようなことが他でも起こっているかもしれない。厳格な管理が大事だと感じている」と述べた。(共同)

[2012年10月16日14時18分]

1956名無しさん:2012/10/16(火) 14:34:10

【iPS臨床虚偽】
森口氏の雇用に967万円支出 国の若手研究活動支援 前原国家戦略相が公表
2012.10.16 14:12
http://sankei.jp.msn.com/science/news/121016/scn12101614150006-n1.htm

 前原誠司国家戦略担当相は16日の閣議後会見で、世界初のiPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用をしたと虚偽の発表をした森口尚史氏に対し、国が助成したプロジェクトから967万円が人件費として支出されていたことを明らかにした。

 プロジェクトは内閣府などが次世代の若手・女性研究者を支援しているもので、329の研究が選ばれた。森口氏はこのうち、iPS細胞の凍結保存技術の確立などをテーマとする東京大学の研究に関わっていた。

 前原国家戦略相によると、この研究には平成23年2月から26年3月までで総額1億6千万円が支出され、森口氏を雇用するための経費として23年3月から24年9月までの1年半で967万円が充てられた。

 前原国家戦略相は森口氏に返納を求めるかについて、「貴重な税金を使っていることを鑑みれば、大事なのは研究内容がいかがなものだったのか、支出の中身が適切だったか(という観点)から判断されないといけないので、調査を進めたい」と述べた。

1957名無しさん:2012/10/16(火) 15:52:35
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/16150171.html?p=all
こんな大ウソ想定外!? 森口尚史にコロリやられた東大・報道機関のおマヌケ
2012/10/16 10:37

自分の言っていることがどこまで信用されると思っているのか。不思議な人物である。iPS細胞を使った世界で初めての移植手術を実施したという森口尚史氏(48)は、きのう15日(2012年10月)、アメリカから帰国し特任研究員を務める東京大学付属病院で事情聴取を受けた。実施したという手術すべてに疑問があるが、きのうの段階でも「(当初実施したといった6例のうち5例は行っていないが)1例は実施した」という説明は変えていない。しかし、証明するものが何はない。いったい、どういうつもりなのか。

過去論文の検査や経歴、手術記録チェックすればたちまちバレたはずが…
東大病院による聴取は3時間続いた。昨年(2011年)6月2日、ボストン市内の病院で行ったという手術について、「2011年春ごろ、見ず知らずの方からメールが来て、私が作ったiPS細胞が保管されていることを知り、自分の患者に使いたいという申し込みがあった」と説明したそうだ。だが、「証明できる人が、こういう騒動になったために出てきてくれない。社会通念上、証拠が出せない以上、やったといえないことが残念だ」と釈明したという。

会見した東大病院の齊藤延人副院長は、「一部つじつまが合わないと思われる部分もあると私も感じています。(1件手術したということについて)素直にそうだなとは思っていない」と語ったが、当たり前だろう。

コメンテーターのロバート・キャンベル(東大教授)は「医療機関で手術すれば、記録が資料として残っている。証明する人が出てくるとか、来ないとかの話ではありません。それを事実確認せずに、日本の新聞社が報道したことが発端。どうしてこういうことになったのか」と強い疑問を呈する。

東大病院は森口をどうして特任研究員として採用したのか。キャンベルは「彼の履歴書をどれぐらい洗い直して確認したのか。正規採用の場合はしらみつぶしに調べます。ここからは推測ですが、特任研究員の場合は研究プロジェクトごとの雇用なので、過去の論文の検査や経歴に詐称があるのかないのかも含めてどこまでの調査だったのか…」

精神科医の香山リカ「これまでは、そんなことする人がいるとは思っていない。論文の共同執筆者まで調べるとなると膨大な作業になる」

肩書き、動画、巧みな弁舌に事実確認お座なり

キャスターのテリー伊藤「哀れな男だ。自分で納得できない人生を送っていたのだろう。山中伸弥教授みたいになりたいと思って、あんなことを発表して、自分の中でどんどん妄想が膨らみ、マスコミに注目されて興奮していった。怒るというより哀れですよ。悲しいね。論じるに値しないような男なのかと思います」

司会の加藤浩次「そこを報道してしまった責任もある」。その通りで、うそをついた男も悪いが、やすやすと乗せられた報道機関にも責任がある。ノーベル賞のタイミング、動画など小道具を取りそろえ、一応の知識もあり弁舌も巧みだったのかも知れないが、最初の段階でハーバード大客員講師という肩書や移植治療を行ったというマサチューセッツ総合病院で事実を確認しておれば、こんな騒ぎにはならなかっただろう。

1958名無しさん:2012/10/16(火) 16:13:39

病院聴取にも「1回は実施」=iPS問題で森口氏―副院長「つじつま合わず」・東大
2012年 10月 16日 15:35 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_530537

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を心筋細胞に変え移植治療に使ったと発表した森口尚史氏(48)は15日午後、米国から帰国した。森口氏は成田空港で報道陣に対し、1回だけ実施したと主張する移植について「私は自信を持っているが、客観的な機関の調査に協力する段階で資料などを提示する」と説明。特任研究員を務める東京大付属病院の事情聴取に対しても、「1回は実施した」と主張したという。

 森口氏は、成田空港から東大病院に直行。約3時間にわたり事情を聴かれた。病院側は同日夜、記者会見し、森口氏が2011年6月、ボストン市内の病院で30代の男性に移植治療を実施したと説明したことを明らかにした。本人は会見に同席しなかった。

 東大病院によると、森口氏は「ハーバード大客員講師」の肩書について「公的なものではない」と釈明。実施したと主張する1件の手術は「確かに実施したが、証明できる人がこの騒動で出てきてくれない」とした。

 治療に使ったiPS細胞は09年、二つの化合物を使う方法で米国で作製したという。11年春ごろ「見ず知らずの人」からメールで治療への使用を提案され、「倫理委員会の承認を取ってある」との説明を信じたとしている。

 森口氏は帰国直後、電話で共同研究者の東大病院助教に辞意を伝えたが、事情聴取では「きちんと説明責任を果たし、決着をつけてから身の処し方を考える」と述べたといい、病院側は辞意を撤回したと判断した。

 斉藤延人副院長は会見で、森口氏の説明について「つじつまが合わないと感じている。事実の裏付けが取れておらず、調査を続ける」と述べた。 

[時事通信社]

1959名無しさん:2012/10/16(火) 16:17:48
画像 米国から帰国し、多くの報道陣に囲まれる森口尚史氏(中央)=15日午後、千葉・成田空港 【時事通信社】
http://www.jiji.com/news/photos/photo_news/images/450/view0013461390.jpg
http://www.jiji.com/news/photos/photo_news/images/450/view0013461395.jpg
http://www.jiji.com/news/photos/photo_news/images/450/view0013461392.jpg

1960名無しさん:2012/10/16(火) 16:23:24

iPS森口氏、厳罰必至 「不正受給」5年以下懲役または100万円以下…2012.10.16
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121016/dms1210161548017-n1.htm

帰国直後、報道陣にもみくちゃにされる森口氏。騒動の代償は大きい=15日、成田空港【拡大】

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の治療を行ったと発表し、後でそのほとんどをウソと認めた森口尚史氏(48)の研究騒動は、刑事事件に発展する可能性が出てきた。森口氏に関しては過去の研究にも疑惑の目が向けられ、そのなかには国から研究費を受けたものもある。法律の専門家は「調査でさらなるウソが出れば、詐欺などの罪に問われることがある」と指摘。お騒がせ研究者は窮地に立たされつつある。

 特任研究員として所属する東京大学医学部附属病院に帰国後の15日、辞意を伝えたとしながら、東大側が「辞めるかどうか迷っているようだ」と証言するなど、森口氏の曖昧さは相変わらず。6人のうち5人の治療はウソと認めた上で、1人は本当と言い続けているが、東大病院は「つじつまの合わないことがある」と疑念を隠さない。

 「森口氏をめぐっては、2010年に出身大学の東京医科歯科大と共同で『iPS細胞を使用してC型肝炎の新しい治療法を発見した』という趣旨の報道が出たが、今回の騒動発覚後、大学側がこの研究内容を否定。関係した他の大学でも調査に乗り出している」(文部科学省関係者)

 過去に関わった研究の中には、国から助成金などを受けたものが3件ほどあり、最近では「細胞や臓器などを冷却保存する手法の開発」(2010〜13年度)で、内閣府が約1億6000万円などの助成を決めた。

 関係者は「研究の主要部分に関わっていた可能性は低いが、研究報告書の中に『森口氏を中心に進めている』と書かれた部分もある。虚偽が見つかれば、国が森口氏に補助金の返還を求める事態も起こりうる」と問題視する。

 虚言でiPS研究に泥を塗った森口氏だが、気になるのは、その法的責任だ。

 元名古屋高検検事長で弁護士の宗像紀夫氏は「今回の事態で、森口氏が関わった大学や研究機関の信用は大きく失墜した。意図的に虚偽の風説を流布し、研究機関の信用失墜を招いたと証明されれば、偽計業務妨害罪に問われるケースがある。被害届を出されれば、当局が捜査に乗り出す事態が考えられる」と指摘する。

 仮に偽計業務妨害罪で有罪になると、3年以下の懲役あるいは50万円以下の罰金刑になる。

 過去に受けた国からの補助金などが問題視されることになれば、より厳しいペナルティーが待っている。

 日大名誉教授(刑法)の板倉宏氏は「研究費を不正に受け取ったということになると公金の詐取になる。刑法の詐欺罪か、特別刑法の1つ『補助金等に係(かか)る予算の執行の適正化に関する法律』が適用されるだろう。後者は、国の補助金の不正受給を防ぐための法律。有罪なら5年以下の懲役100万円以下の罰金」と解説する。

 一連の森口氏のウソが「詐欺に当たる」とされ、詐欺罪で実刑判決が下れば最高刑は10年以下の懲役。事態は深刻だ。

 森口氏の運命は…。

1961名無しさん:2012/10/16(火) 17:18:03

虚偽発表、森口氏の勤務実態を調査
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5157545.html

 世界で初めてiPS細胞の移植に成功したと虚偽の発表をしていた森口尚史氏が、国が資金を助成する研究プロジェクトに関わっていたことがわかり、内閣府が実態の調査を始めました。

 前原国家戦略担当大臣は会見で、内閣府が助成する東京大学の臓器凍結技術の研究プロジェクトに、森口氏が研究者として参加していたことを明らかにしました。内閣府がこれまでに調査したところ、このプロジェクトでは森口氏の雇用のために助成資金が総額で967万円が使われたということです。

 前原大臣は森口氏の勤務実態やプロジェクトへの関与を、さらに調査して、今後の対応を決めたいとしています。(16日16:19)

1963名無しさん:2012/10/16(火) 19:07:31

iPS細胞移植虚偽発表 国から森口尚史氏に1,000万円近い報酬
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233576.html

iPS細胞(人工多能性幹細胞)の移植について、うその発表をした森口尚史氏について、16日、閣僚からも発言が相次いだ。研究費から支払われた1,000万円近い報酬は、適切だったのか、波紋はさらに広がっている。

田中 真紀子文科相は「この森口なる人がですね、人件費として967万円、総額受け取っておられたと」と話した。

iPS細胞を使った世界初の治療を6人に行ったと、虚偽の発表をした森口尚史氏。

田中文部科学相が言及したのは、森口氏に支払われた金額について。

内閣府の調査によると、森口氏が特任研究員を務める国のプロジェクトの研究費から、967万円が森口氏に支払われていた。

前原科学技術担当相は「今後、実態調査を内閣府で進めさせていただきたい」と述べた。

その森口氏は、15日にアメリカから帰国した。

森口氏は15日夕方、「これから大学と話をさせていただくことになります。それに対して、誠心誠意答えていこうというような流れになると」と話した。

特任研究員として在籍する東京大学病院を訪れ、およそ3時間にわたって、事情聴取を受けた。

その後、病院側は会見で「きょうのところは、(森口氏)本人の話を(聞いて)...。かなり一部、『つじつまが合わないんじゃないか』と思われる部分も、私も感じてございます。(『手術は1件』を信用しているか?)素直に『そうだな』というふうには思っていません」と話した。

東大病院側の聴取に対しても、森口氏はiPS細胞を使った移植手術について、「1例はやった」と主張したという。

東大病院は、15日夜の会見で、「しかし、それを証明できる人が、こういう騒動があったために、出てきてくれないと(森口氏は言っている)」と話した。

また、帰国直後の会見で、森口氏は「先ほど、東京大学の方に、辞意の方をお伝えをいたしました」と話し、関係者に迷惑をかけたとして、病院側に辞意を伝えたとしていた。

しかし、東大病院は、会見で「森口氏は、きちんと説明責任を果たして決着をつけたあと、自分の身の処し方を考えるという話がありましたので、今の段階での辞意・辞任はない」と話した。

その森口氏に対して支払われていたのが、田中文科相も言及したあのお金だった。

田中文科相は「人件費として967万円、総額受け取っておられたと」と話した。

前原科学技術担当相は「(森口氏の)雇用のために967万円が使われた」と述べた。

森口氏がかかわっている東大病院の研究には、内閣府の研究支援事業から1億6,000万円が支払われていて、そこから森口氏に、2011年3月から2012年9月までに月45万円を基本給として、あわせて967万円が支払われたという。

前原科学技術担当相は「(森口氏の)勤務実態どうだったのか、あるいは、このプロジェクトにどういうところに関わっていたのか、これからしっかりと調査をさせていただきたい」と述べた。

田中文科相は「研究者のモラルというものが問われていると思います。厳格な管理というものが大事だということを感じています」と述べた。
(10/16 18:04)

1964名無しさん:2012/10/16(火) 19:28:07

“別の論文にも許可なく教授の名前”
10月13日 11時30分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121013/k10015717181000.html
アメリカで開かれた国際学会で日本人研究者がiPS細胞の移植に世界で初めて成功したとの発表について信ぴょう性が強く疑われていることに関して、アメリカの医療機関は12日、この日本人研究者が去年発表した論文にも、共同研究者として医療機関の教授の名前が許可なく使われていたことを明らかにしました。

この問題は、ニューヨークで開かれた国際学会で研究者の森口尚史氏がiPS細胞から変化させた細胞を世界で初めてヒトに移植したと発表したことに対し、学会側が疑義を示すなど信ぴょう性が強く疑われる事態になっているものです。

これについて、ハーバード大学の関連医療機関、マサチューセッツ総合病院は12日、森口氏が共同研究者としてレイモンド・チャン教授の名前を挙げていることについて、「教授は森口氏が主張する臨床研究のことは全く知らない」などと、全面的に否定する声明を発表しました。

マサチューセッツ総合病院は、さらにNHKに対して、森口氏が去年、インターネット上の学術論文サイトに発表したiPS細胞に関する論文でもチャン教授が共同研究者とされているものの、「教授は論文の存在を今日(こんにち)まで知らず、名前を使うことを許可したこともない」と主張しました。

森口氏は、ニューヨークでNHKのインタビューに答え、細胞移植を行ったと改めて主張していますが、アメリカでは森口氏のこれまでの学術的成果についても疑義がさらに強まっています。

1965名無しさん:2012/10/16(火) 20:48:03

調査委が共著の教授聴取=森口氏「iPS移植」−東京医科歯科大
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101600842

iPS細胞の「移植」問題で、東京医科歯科大の調査委員会に臨む論文共著者の佐藤千史教授(中央)=16日午後、東京都文京区 森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を心筋細胞に変え移植治療を行ったと虚偽発表した問題で、東京医科歯科大は16日、調査委員会の初会合を開き、論文の共著者の佐藤千史教授から事情を聴いた。

 調査委は計5人で、研究担当の森田育男理事が委員長を務める。森口氏は1995年に同大大学院を修了し、医師の資格はない。佐藤教授は森口氏の恩師で、調査委は論文の共著者になった理由や妥当性を調べる。

 佐藤教授は健康情報分析学が専門。12日の記者会見では、iPS細胞は専門外で、今回の虚偽発表論文や過去の共著論文では、森口氏から電子メールで送られたデータと考察に矛盾がないかをチェックしただけだったと説明していた。(2012/10/16-19:37)

1966名無しさん:2012/10/17(水) 07:57:24
医科歯科大が初の調査委、共著の教授出席(東京都)

 iPS細胞(=人工多能性幹細胞)を使って心臓の治療を行ったと森口尚史氏が発表し、その後、一部をウソと認めている問題で、論文で共同研究者とされた教授が所属する東京医科歯科大学は16日、調査委員会を開いた。 森口氏は今回、iPS細胞を使ったとする研究の論文で、東京医科歯科大学・佐藤千史教授を共同研究者としていた。これを受けて東京医科歯科大学は16日、佐藤教授が関わった経緯などを調べるための調査委員会を開いた。 会議には佐藤教授が出席し、佐藤教授は今回の論文の他、森口氏と共同で執筆されたとするこれまでの論文がどういった経緯で書かれたかを説明した。 調査委員会は今後も会議を開き、佐藤教授が論文に名前を連ねた妥当性について詳しく調べることにしている。

[ 10/17 3:55 NEWS24]
http://news24.jp/nnn/news89045970.html

1967名無しさん:2012/10/17(水) 08:07:01

東京医科歯科大、森口氏めぐり調査委
http://news.tbs.co.jp/20121016/newseye/tbs_newseye5158147.html

 iPS細胞の移植手術について嘘の発表をした森口尚史氏をめぐり、論文などの発表で共同の著者とされた教授が所属する東京医科歯科大学が調査委員会を設置し、初会合を開きました。

 調査委員会は、東京医科歯科大学の佐藤千史教授が森口氏の論文などで共同の著者となった理由や、妥当性などを調べる目的で設置されたものです。

 16日の初会合では、佐藤教授がこれまでに森口氏の論文など20本に共同の著者として名前を載せていることについて、佐藤教授本人から聞き取りを実施しました。委員会は16日の聞き取りを踏まえ、森口氏の発表と佐藤教授の関わりについて検証することにしています。(16日23:26)

1968名無しさん:2012/10/17(水) 14:51:06
みんな森口氏にかかわりたくないw

http://www.asahi.com/national/update/1017/TKY201210170244.html
2012年10月17日13時53分
森口氏投稿の共著者名を削除 ネイチャー関連誌

 森口尚史(ひさし)氏がiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った移植手術をしたと主張している問題で、英科学誌ネイチャーの出版元は17日、森口氏が同誌関連誌の投稿欄に発表した投稿の日本人共著者3人の名を、3人の求めで削除したと発表した。

 iPS細胞の技術を使った肝臓がんの新しい治療法と称する投稿。共著者リストから、慶応大医学部の興津太郎助教、東京大先端科学技術研究センターの井原茂男特任教授、大田佳宏特任助教の名が削除された。

 読売新聞は森口氏らが肝臓の組織からiPS細胞を作り、心臓病の治療に使ったなどと報じていた。

1969名無しさん:2012/10/17(水) 14:58:50
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101701001403.html
森口氏の映像、別のに類似と報道 読売テレビ

 森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと主張した問題で、読売テレビ(大阪市中央区)は17日までに、同氏が資料として一部メディアに提供した動画が、2年前に同局が放映した無関係の手術映像に似ていると報じた。

 問題の映像は今月、森口氏がニューヨークで、心筋細胞から作ったiPS細胞を患者の心臓に移植した場面だとして一部メディアに提供したもの。読売テレビも「画期的な治療が行われた」という趣旨の報道に使用。

 しかしその後、同局は調査を進め、映像が2010年7月14日放送の同局の情報番組で使った京都府立医科大の手術映像と類似していることが分かった。

2012/10/17 13:52 【共同通信】

1970名無しさん:2012/10/17(水) 15:01:49
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101701001296.html
科学誌、共著者をさらに2人削除 森口氏発表の文章から

 英科学誌ネイチャーの姉妹誌「ネイチャープロトコルズ」は17日、森口尚史氏が9月に同誌の情報交換コーナーに発表した文章から、共著者となっていた2人の名前を削除したことを明らかにした。

 東京大の井原茂男特任教授と大田佳宏特任助教で、東大によると、名前を勝手に使われたとして削除を依頼していた。

 この文章の共著者のうち慶応大の興津太郎助教の名前も既に削除されており、森口氏以外で残るのは東京医科歯科大の佐藤千史教授だけ。

 ネイチャーの出版元は、別の科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に森口氏が今年発表した2論文についても、調査するとしている。

2012/10/17 12:22 【共同通信】

1971名無しさん:2012/10/17(水) 15:06:12
>森口氏はここ三年間に英文だけで約三十編の論文著者となっており「量産のため、手早くネットから調達したようだ」と研究者の間でささやかれている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012101702000098.html

森口氏 巧妙に業績作り 身内雑誌に論文、写真はネット転用?
2012年10月17日 朝刊

森口氏が論文に用いた卵子の写真(上)。下の写真が米国医療機関のホームページの写真
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2012101702100056_size0.jpg

 iPS細胞をテーマに虚偽の研究をした森口尚史氏(48)は、「ハーバード大客員講師」などの肩書を作り出すだけでなく、専門家の評価を避けながら、巧みな手段で業績作りに励んだ。自分が編集長の英文学術誌に論文を掲載していた。一方で、論文に添える写真はネット上から得た疑いもある。

 学術誌は「アカデミック・コラボレーションズ・フォー・シック・チルドレン」。森口氏の雇い主でもある東京大医学部付属病院の三原誠助教が中心となって二〇〇九年に創刊し、一〇年から森口氏が編集責任者になった。森口氏は同年、二種類の化学物質を用いてiPS細胞を作ったという、本当なら重大な成果となる論文を、この雑誌に掲載した。

 一流の学術誌は同じ分野の専門家による査読がある。だが三原助教は創刊にあたって「科学的知見からの十分な検討がなされていなくとも、アイデアの新しい研究成果を公表する」と編集方針を記している。

 福田恵一・慶応大教授(循環器内科)は「重要な発見だったら高水準の学術誌に投稿するべきだ」。また医学論文に詳しい専門家は「査読が甘くニュース誌のようなもの。この雑誌で発表しても研究者の業績とは普通はみなされない」と話している。

 また今年七月、英国の一流科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した論文で、卵子の写真が、米国の医療機関のホームページに掲載されている写真と酷似していることも分かった。この写真は画像検索で簡単に見つかる。森口氏はここ三年間に英文だけで約三十編の論文著者となっており「量産のため、手早くネットから調達したようだ」と研究者の間でささやかれている。

 一流誌の投稿欄などに短い報告を頻繁に出してハクを付け、長い論文は自分が編集する雑誌に載せる。学会では目立たないポスター発表。そしてマスコミに報道させて虚像をつくり出すという戦略が垣間見える。

1972名無しさん:2012/10/17(水) 15:10:06
>佐藤教授は学生時代の森口氏を指導し、米国での虚偽の学会発表のもととなった論文案にも名を連ねている。
http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2311182.article.html

東京医科歯科大が初の調査委 / 森口氏との共著論文対象

 東京医科歯科大が開いた、森口尚史氏と同大教授との共著論文に関する調査委員会=16日午後、東京都文京区

 森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと主張した問題で、東京医科歯科大(東京都文京区)は16日、森口氏と同大教授との共著論文に関する調査委員会の初会合を開いた。

 多数の共著論文がある佐藤千史教授(保健衛生学)から事情を聴取。今後も会合を開き、共著の理由や妥当性を調べる。調査委員会の委員長は森田育男同大理事。

 佐藤教授は学生時代の森口氏を指導し、米国での虚偽の学会発表のもととなった論文案にも名を連ねている。

2012年10月16日 21時11分

1973名無しさん:2012/10/17(水) 15:56:10
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121017-1033659.html
森口氏雲隠れ アパート大家「家賃心配」

 森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療をしたと主張し、大半をうそと認めた問題で、森口氏は16日も千葉県市川市の自宅アパートには戻らなかった。前日15日に米ニューヨークから帰国、東大に直行して事情聴取を受けた後は“雲隠れ”状態。自宅前には多くの報道陣が集まったが、本人は姿を見せず、アパートの大家は「今月の家賃が心配」と不安げだった。家賃の払い込み日は15日だが、まだ振り込みはないという。

 一方、母校の東京医科歯科大はこの日、森口氏と同大教授との共著論文に関する調査委員会の初会合を開いた。会合には、学生時代の指導教官で多数の共著論文がある佐藤千史教授(保健衛生学)も出席、委員らが事情を聴いた。今後も会合を開き、共著の理由や妥当性を調べる。また前日に会見を開いた東大でも調査は続けるとしているが、森口氏の再聴取については「今のところ予定はない」と話した。

[2012年10月17日8時41分 紙面から]

1974名無しさん:2012/10/17(水) 17:22:10
平成22年 弁護士 の平均年収:1271万円
http://nensyu-labo.com/sikaku_bengosi.htm

平成22年 医師 の平均年収:1141万円
http://nensyu-labo.com/sikaku_isya.htm

弁護士も医師も平均すると意外と低い

1975名無しさん:2012/10/17(水) 17:29:09
>>1973
推測:東大か医科歯科(東医歯大)の近くのそこそこの規模の病院にでも滞在しているのかな?
(隠すにはこれが一番)

院内箝口令。仮眠用ベッドと中央手術室のシャワーだけでも人間らしく生きることが出来る。昼間は東大関係者や医科歯科関係者から尋問(?)されたり、話し合いしたりしているとか?

1976名無しさん:2012/10/17(水) 18:34:29
>>1975の続き

どこぞの病院の個室に入れて外部との接触を断ってる可能性もあるけど、
それだと後から「その高額な費用はどこから出た」とマスコミに叩かれるから
その可能性はなしと推測。

オレンジ共済組合事件のときなんかは、渦中の人(故人)を永田町から遠く離れた日本医科大学千葉北総病院に(誰かが)一時期入院させてマスコミから隠したりしていましたけど。

1977名無しさん:2012/10/17(水) 18:40:59

森口氏主張に京大教授「米国ではあり得ない」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/17/kiji/K20121017004350150.html

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたとの森口尚史氏の主張について、胚性幹細胞(ES細胞)研究で有名な中辻憲夫京都大教授は17日、報道陣の取材に対し「最初は、先端医療に関する規制がない国の話かと思った。(治療をしたとする)米国ではあり得ない」と話した。

 中辻教授はiPS細胞の臨床応用について「第三者による検証を公開し(治療による)リスクを表明することが必要。臨床応用は一段一段、プロセスを確実に進めていかなければいけない」と指摘した。

 今回の騒動による影響を問われると「臨床応用はそんなに簡単ではないという反面教師的な啓発になったのではないか」と語った。
[ 2012年10月17日 18:05 ]

1978名無しさん:2012/10/17(水) 23:25:34

佐藤千史教授の名、森口氏の共同執筆者から削除
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121017-OYT1T01238.htm?from=ylist

 iPS細胞(新型万能細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと森口尚史氏が虚偽発表した問題で、英科学誌「ネイチャー・プロトコルズ」は17日、同誌サイト内の自由投稿欄に森口氏が7月と9月に発表した記事2本の共同執筆者から東京医科歯科大の佐藤千史教授の名前を削除した。

 7月の記事からは、海外の共同執筆者の名前も17日、削除された。これで2本の記事の執筆者は森口氏だけになった。

 佐藤教授は報道で投稿欄記事の存在を初めて知ったとして、同誌や科学誌ネイチャーを編集・発行するネイチャー・パブリッシング・グループ(本社・ロンドン)に削除を要請していた。

 これまでに、慶応大の興津太郎助教と東京大先端科学技術研究センター(先端研)の井原茂男特任教授、大田佳宏特任助教の名前が、森口氏の投稿欄記事から削除されていた。

(2012年10月17日23時18分 読売新聞)

1979名無しさん:2012/10/18(木) 14:38:46
科学誌、恩師の名前削除…筆者は森口氏だけに

 英科学誌ネイチャーの姉妹誌「ネイチャープロトコルズ」が、7月と9月に掲載した森口尚史氏の文章から、共著者となっていた恩師の佐藤千史・東京医科歯科大教授の名前を削除したことが17日、分かった。

 ほかの共著者は、既に同誌に依頼して名前を削除されており、2本とも著者は森口氏1人となった。

 2本は、卵巣の凍結保存に関わる技術と、化学物質で作ったiPS細胞の臨床応用に関するもの。実験手法について情報交換するコーナーで、掲載に当たって専門家の審査はないという。
.[ 2012年10月18日 00:38 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/10/17/kiji/K20121017004354190.html

1980名無しさん:2012/10/18(木) 14:41:32
森口氏のパロディーTシャツ発売

「iPSTシャツ」を手に持つ菊竹進店長(撮影・峯岸佑樹)

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと虚偽の発表をした森口尚史氏(48)の一連の騒動を受け、東京・吉祥寺の時事Tシャツ販売店、スモールデザインが「iPSTシャツ」を今日18日から発売する。同店は、虚偽騒動後の15日に企画・製造に着手。Tシャツは、ノーベル賞絡みで独物理学者アインシュタインの舌出し写真をモチーフに“森口氏バージョン”を製作した。店長の菊竹進さん(40)は「森口さんの有名人願望と、山中教授や世間に向け多くのうそをついて『ごめんなさい』という意味を込めてつくりました」と説明。さらに「この問題は命に関わる問題」と強調し「特に、森口さんを反面教師とする医学部の学生に着てもらいたい」と願った。Tシャツは、店頭と同店のHPから購入可能。色は黒限定で1枚2900円。

[2012年10月18日9時14分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121018-1034097.html

1981名無しさん:2012/10/18(木) 14:44:08

森口氏“手術映像”読売テレビ放映の無関係動画に酷似
http://news.livedoor.com/article/detail/7055138/

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療の大半がうそだったと認めた森口尚史氏(48)が、iPS細胞の移植場面だとして一部メディアに提供した動画が、2年前に大阪・読売テレビが放映した無関係の手術映像と酷似していることが17日までに分かった。同局はすでに16日の番組で専門家の分析も踏まえ「似ている」と結論づけて放送。森口氏に新たな疑惑が浮上した。

 問題の映像は今月、森口氏が米ニューヨークで、心筋細胞から作ったiPS細胞を患者の心臓に移植した場面だとして一部メディアに提供したもの。読売テレビもこのタイミングで入手した。以前に自局で放送した映像と似ていることには誰も気付かず「画期的な治療が行われた」という趣旨の報道に使用していた。

 しかし、森口氏の説明に虚偽疑惑が生じたことから同局が調査を進めたところ、映像は2010年7月14日放送の同局の情報番組「かんさい情報ネット ten!」(月〜金曜・後4時47分)で使った京都府立医科大の手術映像と類似していることが判明した。

 同局によると、実際に2年前の手術にかかわった京都府立医科大の関係者から先週末、「以前うちでやった手術を読売テレビが放送したものだ」との指摘があったという。16日には専門家の分析も踏まえて検証し、「似ている」と結論づけ、同日の同番組内で報じた。

 京都府立医科大の手術は、心筋に分化する能力がある幹細胞を心臓から採取後に培養して増やし、再び心臓に戻して心筋を再生させる「心筋再生手術」で、素人目には似ている部分もあるが、iPS細胞とは無関係だった。

 動画は2カットあり、医師の手元が映ったものを同局クルーが、心臓のアップが映ったものを医大関係者が撮影。森口氏提供の動画も2カットあり、それぞれについて「ライトの動きや、血流の膨らみが非常に似ていた」と同局。さらに森口氏側の映像に「テレビ画面をカメラで撮影した際に出る『しま模様』や、画質の粗さなどの特徴があった」と強調した。

 同局は「(森口氏が)どういう経緯で入手したのか、うちから流出したものか調査を進めたい。映像を提供してくれという話は一切なかった」と説明。盗用だと明らかになった場合など今後の対応については「検討中」とした。

 森口氏は映像についてスポーツ報知の取材に「私は手術者から提供されたものを渡した。きちんと手続きを経た上で撮影されたもの」としている。

1982名無しさん:2012/10/18(木) 15:14:17

森口氏 iPS証拠映像パクった!?
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121018-1034094.html

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと虚偽の発表をした森口尚史氏(48)に17日、新たな盗用疑惑が浮上した。読売テレビ(大阪市)がこの日までに、iPS細胞を患者の心臓に移植した場面だと同氏が“証拠”として一部メディアに提供した動画が、2年前に同局が放送した無関係の手術映像に似ていると報じた。この映像は、10年7月に放送された京都府立医科大での心筋再生の手術だった。

 読売テレビの情報番組「ミヤネ屋」はこの日、森口氏がiPS細胞を患者の心臓に移植した場面だとした映像と、読売テレビの2年前の番組映像を比較した。注射針などの手術器具の形や、光の当たり具合などに注目。奈良先端科学技術大学院大に分析を依頼し、同大教授らが「すべての動きが完全に一致している。全部が同じというのは、偶然には起こり得ない。元の映像は同じだと思う」などと話す様子を放送した。

 この映像は今月、森口氏が日本テレビのニューヨーク支局記者に見せたもので、日本テレビ系で放送された。その後、京都府立医科大の指摘があり、森口氏の盗用疑惑が浮上。同局は調査を進め、映像が10年7月14日放送の同局の情報番組「かんさい情報ネット ten!」で使った同大の手術映像と類似していることが分かった。この映像は、心筋再生医療の特集コーナーで放送されたが、iPS細胞とは無関係だった。前日16日の同番組でも、この盗用疑惑を報じた。

 「ミヤネ屋」では、16日に森口氏に電話取材した内容も報道。森口氏は盗用疑惑について「映像は治療した外科医から送ってもらったもの。それがテレビ局の映像と一緒だったと言われても、私は分からない」と話したという。司会の宮根誠司キャスターは「外科医が関西に来て、テレビ画面を撮ったんか?」とあきれていた。同局広報は「事実関係を調査中。今後の対応は未定」としている。京都府立医科大の広報は「テレビ局に提供した映像なので、盗用の判断はこちらではしない。我々は、目の前にいる患者さんの治療の方が大事」と話した。

 英科学誌ネイチャーは12日付の電子版で、iPS細胞に関して森口氏が執筆した論文の一部に、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥京都大教授の論文と同じ表現があったと報道。森口氏の論文盗用疑惑も浮上している。

 [2012年10月18日8時27分 紙面から]

1983名無しさん:2012/10/18(木) 17:49:18
専門家が見た「森口氏の頭の中」
2012年10月18日 16時00分

 なぜバレバレのうそをついたのか? 自称「ハーバード大客員講師」の森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を行ったと公表した件は、続々と虚偽が判明している。本人があっさりそれを明かしていることも奇妙だが、単なる虚言癖なのか、何らかの目的があってのことなのか。

肩書きや、実施したとする治療の件数や時期など、うそが次々と明るみに出る森口氏。

 研究者として「やっていくのは無理」と自覚しているほどの大虚言。だが、すぐにバレる内容をメディアに吹きまくったのはなぜか。犯罪心理学者の福島章氏は「うそで皆を驚かせて、一時的にでも大勢の人からもてはやされて有名になる欲望を持った空想虚言症でしょう。いつかバレるという観念は頭になく、どれだけ有名になれるかが重要なのです」と説明する。

 言うだけ言って雲隠れする手もあるが、記者会見するなど、取材からは逃げていないことも特異だ。これについて福島氏は「うそがバレることに恐れはない。詐欺などでの経済的利益が目的ではなく、あくまで名声を得ることが目的」と指摘。騒動を起こすタイミングも計算ずくだった可能性が高いという。

「山中伸弥京都大教授がノーベル医学生理学賞を取るんじゃないかと、日本人の研究者の間では噂になっていたわけですから、山中さんを利用して注目を浴びようとしたのでは。結果的に一連の騒ぎは彼にとっては大成功だったでしょう」

 森口氏への追及が今後も続くことは避けられないが、「これだけ大事になっても、彼は落ち込んでいないでしょう。(今後)会見を開いても、また新しいうそをついてつくろう可能性が高い」と指摘した。

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/47830/

1984名無しさん:2012/10/18(木) 17:52:30

【iPS臨床虚偽】論文の捏造、世界的に増加 ES細胞の権威「すぐ変だと思った」2012.10.18 10:29
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121018/cpc1210181039000-n1.htm

報道陣の取材に答える中辻憲夫京都大教授=17日午後、京都市左京区【拡大】

 森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療を行ったと発表し、その後大半を嘘と認めた問題で、ES細胞研究の権威である京都大物質−細胞統合システム拠点(iCeMS)の中辻憲夫拠点長が17日、報道陣の取材に応じ、森口氏について「コメントするに値しない」と話した。

 中辻教授は知人からのメールで報道を知ったといい、「そんなことはあるはずがないし、すぐにおかしいと思った」と当時の心境を振り返った。研究者の間でも懐疑的な見方が多数を占めていたという。

 さらに、論文の捏造(ねつぞう)が世界的に増加傾向にあると指摘。「信用できない論文は研究をミスリードし、無駄な税金が使われることになる」と話した。

 中辻教授は、京都大理学部卒で同大再生医科学研究所長などを務めた。現在はiCeMSでiPS細胞、ES細胞に関する研究を行っている、幹細胞生物学の権威。


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