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Tohazugatali Medical Review

1952名無しさん:2012/10/16(火) 12:56:20
森口氏「大胆ウソ」の動機
2012年10月16日 11時00分

 自称・米ハーバード大客員講師の森口尚史・東京大病院特任研究員(48)が今年2月、iPS細胞を使った心筋移植を行ったと大々的に報じた読売新聞は13日付朝刊で、森口氏の主張は虚偽で、それに基づいて掲載した一連の記事は誤報だったと認め、謝罪した。iPS細胞のパイオニアである山中伸弥・京都大教授(50)のノーベル医学生理学賞受賞に水を差すような結果になったが、なぜ森口氏はこんな大胆なウソをついたのか。

 読売新聞は森口氏が発表した「iPS心筋移植」は虚偽だったことを認めるとともに、1ページを使って検証記事を掲載した。それによると、森口氏が治療を行ったとしたマサチューセッツ総合病院は12日、「iPS細胞の臨床研究に関する申請自体がない。(森口氏による)手術は、当病院では一切行われていない」として、同氏の主張を全面否定。同病院と関係があったのはわずかな期間で、10年以上も前だったことを明らかにした。

 また、ハーバード大も「森口氏の研究に関連するいかなる臨床研究もハーバード大及び病院の倫理委員会によって承認されていない」との声明を発表した。

 また、森口氏が今回発表するとしていた論文に「共同執筆者」として名前が挙げられた研究者のほとんどが「iPS心筋移植」について共同研究をしたことはなく、論文に自分の名前が使われた事実さえ知らなかったと困惑している。

 唯一、論文の共著者であることを認めた森口氏の母校・東京医科歯科大の恩師、佐藤千史教授は12日に東京で会見し、「論文の整合性を判断する役割で名を連ねたが、実験には関与していない」と説明。また、2010年に森口氏は、同大と共同でiPS細胞を使い、C型肝炎に効果的な薬の組み合わせを発見したと読売新聞に報じられていたが、これについても佐藤教授は「実験研究が医科歯科大で行われた事実はない」と否定した。大学としても「(卒業生の森口氏が)ご迷惑をかけていることを深くおわびします」と謝罪する異例の事態となった。

 米国に滞在中の森口氏は11日、報道陣に「(証明する証拠は)すべて日本に置いてきた」「ハーバード大の客員講師として(手術の)暫定許可を取っている。(同大に)誤解されている…」などと釈明したが、しどろもどろ。今年2月に米国内の病院での手術に立ち会った証拠として、パスポートの提示を求められても断固拒否した。また12日には報道陣の質問に対し治療の有無や経緯について「わからない」などとあいまいな発言を繰り返し、治療をしたとの主張を事実上やめた。

“世紀のスクープ”から大誤報になった今回の記事を掲載した読売新聞。医療ジャーナリストの松井宏夫氏は「読売の記者と森口氏が懇意にしていたのでしょうが、3年前にハーバード大研究員として(紙面に)登場した際、きちんと在籍の裏取りをしていれば、ウソだと分かったはず」と指摘する。

 では、森口氏は今回、何のためにウソをついたのか。松井氏はこう推察する。

「iPS細胞を使った再生医療や創薬は既にシ烈な争いになっていて、特許は早い者勝ちみたいなところもある。そのための論文は、一番に中身が重要だが、無名な森口氏にとっては、ハーバード大や東京医科歯科大が協力しているとあれば、多少は見られ方が違ってくると思ったのでは」

 動機はいずれ明らかになるだろうが、山中教授らのような真の研究者らの研究開発に今後、支障が起きないことを願わずにはいられない。

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/47639/


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