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Tohazugatali Medical Review

1913とはずがたり:2012/10/14(日) 14:53:53

朝日新聞
2012/10/14(日)朝刊
森口氏権威装う
記事化を何度も督促

(前略)森口尚史氏(48)からは朝日新聞にも数回,「研究成果」の売り込みがあった。
「バクバク振動する心臓に注射すると,オオッてなる。手に来る振動が凄いんよ」
10月3日,東大病院の管理・研究棟の会議室。メールで売り込みのあった「世界初の成果」を取材しようと訪れた記者に,森口氏は身ぶり手ぶりを交えながら,熱弁した。
(中略)帰り際にはこうも言った。「原稿を送ってもらえれば,紙面に大きく載せられる書き方をアドバイスするよ」。その日のうちに,グラフや写真などのファイル9個を記者にメールし,その後何度も記事化を督促した。
(中略)1月にも,メールで売り込みがあった。この時の取材場所は院内の6畳ほどの部屋。出入り口には,実際には存在しない「iPS細胞バンク研究室」というラベルが貼ってあった。
 「こう書けばほかの新聞にない内容になる」「この点は世界で初めて」。森口氏が東京大先端科学技術センター(先端研)の交流研究員だった2010年3月。別の記者にはiPS細胞に関する「成果」を早口で説明した。
 手元には書類すらない。記者の上司の名前を挙げて「取材を受けたことがある」とにこやかに話し,「iPSでノーベル賞をもらえるのは自分じゃないか」と言った。ところが,記者が研究に関する論文の提供を頼むと一転,激高し始めた。「論文を書くことがそんなに大事なのか」
 一方で,02年に森口氏の投稿を受け付けた記者には「(先端研特任助教授の)任期が迫っている。業績をあげないと」と漏らしていた。
(後略)

選考甘い「特任教授」■審査ない論文大半

「森口尚史(ハーバード大医学部客員講師,東京大学医学部iPS細胞バンク研究室主任研究者)」
 森口氏は記者に送るメールにこんな署名を付けていた。だがハーバード大に所属したのは1999〜2000年の一ヶ月間だけ。正確には「客員研究員」という肩書きだった。
 実はこの肩書,そんなに重いものではない。
 同大医学部の准教授だった赤司浩一・九州大医学部教授によると,ハーバード大の「客員研究員」は,実験などをせず,無給の場合は,受け容れてくれる教授や正規の医師さえ見つければ,病院長らの形式的な了解を経て手続きが済み,登録されるという。森口氏は東京大で「特任教授」や「特任研究員」などのポストにも就いている。
 「特任」とは,特定の研究を目的とする寄付講座や研究プロジェクトのために雇われるポストで,「准教授」や「教授」に比べると選考基準がかなり甘い。実質的にはプロジェクト代表者の一存で決められる。森口氏を東京大病院の「特任研究員」に採用したのは助教だった。
 医学系の論文検索によると,森口氏が中心的な役割の筆頭筆者の英文論文は20件ある。このうち,掲載されるのに,筆者以外の専門家による審査(査読)が必要な正式の論文は3本しかなかった。しかも,審査が厳しい有力誌への掲載は2002年の1件だけだ。


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