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Tohazugatali Medical Review

1906名無しさん:2012/10/14(日) 11:11:41
森口氏 山中教授の論文盗用疑惑も

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床応用を実施したとの主張が事実無根とされた森口尚史氏(48)は13日、米ニューヨークで「iPS細胞を使った治療をやった」と従来の主張を繰り返した。ただ、実施時期を今年2月から、昨年6月と変更した。一方、英科学誌ネイチャーは12日付の電子版で、iPS細胞に関して森口氏が執筆した論文の一部に、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥京都大教授の論文と同じ表現があることが分かったとの記事を掲載。森口氏の虚偽発表の余波は、各方面に広がっている。

 ◆再びあいまい会見 森口氏はiPS細胞を使った治療について「治療した。iPS細胞の大量培養に成功し、手術を行った。1人ではできないので、多くの関係者に助けてもらった」と従来の主張を繰り返した。ただ、当初の2月14日に手術に立ち会ったという主張には「昨年6月前半です」と訂正。倫理委員会に申請していなかったことについては「私の名前でなく、他の先生の名前で申請している。先生には言ってくれるな、と言われている」と説明した。治療を6例したとの主張については「治療はやったが、1例だけだった。結局はうそになってしまった」などと述べ、これまでの説明を二転三転させた。

 ◆盗用疑惑 ネイチャー誌の記事によると、森口氏がiPS細胞研究の進展について書いた論文の一部に、山中教授らが07年に専門誌に発表した論文と同じ記述が含まれるという。森口氏は同誌に「我々は皆、同じようなことをやっていて、似たような表現になるのはおかしなことではない」と説明。その一方で、さまざまな論文を参考にしたことは認めたという。

 ◆治療実績なし ネイチャー誌はさらに、森口氏の研究による治療が行われたという確認は取れなかったと結論づけた。森口氏が臨床応用を行ったとする米マサチューセッツ総合病院が「森口氏の研究による治療は行われていない」と明言。また同病院は、森口氏とiPS細胞に関する共著がある同病院のレイモンド・チャン医師から聞き取り調査を実施。チャン医師は「iPS細胞の治験の経緯については何も知らない」と説明したという。

 ◆研究関与なし 森口氏の研究について、論文の共著者とされる杏林大講師の上村隆元氏はこの日、大学を通じ今回の研究への関与を否定した。97年に米国で森口氏と知り合い、その後、iPS細胞とは別のテーマで共同研究した。森口氏との共著者は上村氏ら4人で、他の3人も関与を否定した。

 ◆虚言癖 日本では、千葉県市川市のアパートに住む。大家の女性は「以前『東大の教授になった』と話していたのに」と振り返った。森口氏は現在、東大教授ではなく、東大病院特任研究員。近所の女性(54)によると、自らを「東大の医師」と説明したが、医師の資格も持っていない。「ノーベル賞候補のリストに入った」と話したこともあるという。

 ◆厚労省も調査 森口氏が98〜06年度に関わった厚生労働省の研究3件に問題がないか、同省が調査を始めた。3件は、自立して健康に生活できる期間を示す「健康寿命」を延ばす対策が有効だったかの検証や、高血圧治療薬の効果に関する論文の分析など。同省の科学研究費補助金を受けた研究で、補助金は総額約4900万円。

 ◆森口氏の主張と報道 iPS細胞を使って世界初の臨床応用をしたという森口氏の主張について、11日付の読売新聞朝刊が1面で報道。その後、共同通信や日本テレビも後追いした。しかし、米国時間の11日には、森口氏が患者への治療をしたと説明した米マサチューセッツ総合病院の広報が「治療の臨床研究を承認した事実はない」と否定。森口氏は「ハーバード大客員講師」と名乗っていたが、同大も「現在、森口氏とは関係ない」とする声明を発表。大学の審査、承認なしに最先端医療を実施するのはほぼ不可能。12日には臨床応用したとする森口氏の主張は事実無根であることが明らかに。読売新聞や共同通信は、誤報だったとおわびを出した。

 [2012年10月14日8時23分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20121014-1032355.html


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