それによると、同社は直営店188店を全て閉鎖するとともに、それら小売部門で働く従業員約2500人を解雇するという。同社はちょうど1年前、パソコンの販売不振、および Dell (NASADQ:DELL) や HP (NYSE:HPQ) との競争の激化のあおりで、直営店のうち76店舗を閉鎖する案を発表。これは、それまでの3年間で3回目のリストラ策で、それによって店舗の29%とスタッフの17%が削減された。今回は、残った店舗も全て閉鎖し、直営店事業から完全撤退することを決めたわけだ。
Gateway の Web サイトでは、今後のサポートおよびカスタマーサービスについて、Web サイトないしコールセンターを使うようにユーザーに要請している。同社によると、店舗における持ち込みサービスおよび修理中の代替機貸し出しサービスというサポートオプションの販売は2002年6月に停止しており、販売済みサービスもその大部分がすでに期限切れになっているという。サービス契約期間が残っているユーザーに対しては、残り期間の長さに応じて返金される。
新コアのNehemiahは暗号化エンジンである「PadLock Data Encryption Engine」を統合したのが最大の特徴で、64KBのL2キャッシュを搭載、動作クロックは1GHzから用意される。キャッシュ容量はEzraから変更されておらず、16ウェイアソシエイティブとなっている。ダイサイズは52平方mmで製造プロセスは130nm。拡張命令としてSSEをサポートしている。
新搭載されたPadLock Data Encryption Engineは、CPU内部にadvanced Random Number Generator(RNG)というハードウェア乱数発生機能を搭載することによって、ソフトウェア環境に全く影響されずに乱数を発生させることができるというもの。「シンプルかつ効果的に乱数を得ることができるため、開発者にとって、乱数発生機能を搭載したプロセッサは非常に興味深いものです。ハードウェア的な乱数発生装置無しに十分なクオリティの乱数を発生させることは非常に困難であり、PadLock Data Encryption Engineはセキュアな環境とデータの暗号化にとって非常に重要です(Cryptography ResearchのPresidentであり、SSL3.0開発者のひとりでもあるPaul Kocher氏)」
問題の広告が掲載されていた「Dell Software and Peripheral Web」サイトはオンライン販売の窓口で、顧客が自らの業務上の具体的なニーズに合わせて、Dellやサードパーティの製品を購入できるようになっているとDellの広報担当は説明し、現在このウェブサイトでは5万種類を超える製品が提供されていると付け加えた。
同担当者は、DellがAMD Opteronに関する広告の誤った掲載を取りやめたと述べ、さらに「この広告は、Software and Peripheralの膨大な製品リストの一部である、特定の顧客向けの『Premier Page』に掲載されるはずだった」と語った。なお、同社はその顧客の身元に関する情報は明らかにしなかった。
IBMは米国時間16日に、Advanced Micro Devices(AMD)のOpteronチップ搭載ワークステーションを発表する。「IntelliStation A Pro」と呼ばれるこの64ビット対応マシンは、大容量のファイルやエンジニアリング用データを扱う顧客向けに設計された製品で、同社では5月の出荷開始を予定している。ワークステーションは金融モデリングやコンピュータアニメーションなど用途で利用されるハイエンドのデスクトップマシン。
たとえば、コンピュータで生成した製品モデルの中には、全体を表示すると4Gバイトのメモリを使いきってしまうものもある。したがって、IntelliStation A Proと16GバイトのRAMへのステップアップは理にかなったものだ、と同氏は説明している。
IBMは、IntelliStation A Proに対する需要にかなりの手応えを感じており、低価格のLinux搭載ハードウェアへの移行を考えているUnixマシンのユーザーや、低価格の32ビットハードウェアから機能の勝る64ビット製品へのステップアップを希望する顧客が、同製品を購入するのではないかとしている。
IntelliStation A Proの価格は約2600ドルからとなる。しかしLenardによると、顧客が発注するのは、メモリを大量に増設し、ハードディスクを追加、さらに高性能のグラフィックスカードを搭載した、5000〜8000ドルの価格帯に収まるマシンになりそうだという。
なお、IBMではOpteron搭載のIntelliStation A Proとインテル製チップを搭載したIntelliStations M ProおよびIntelliStation Z Proを平行して販売することになる。同社はまた今後登場予定の64ビット版Xeonを搭載したワークステーションも発売を計画している。
「2つのアーキテクチャは、相互に見事に補完し合っている。我々のIntegrity(HPのItaniumベースのサーバ製品)への取り組みは変わらない。逆に、実はこうした取り組みは今日の発表で強化される」と、HPのEnterprise Storage and ServersグループのシニアバイスプレジデントScott Stallardは語った。