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PC関連スレ

196とはずがたり(2/3):2004/07/23(金) 01:24

 クナウス氏の話では、アップル社が電話してきたとき、参考デザインは8割がた完成していたという。たとえば、試作品は10曲以上のプレイリストをサポートしていなかった。「iPodの開発にかかった時間の大半は、ポータルプレーヤー社の製品を仕上げるのに費やされた」

 当時、ポータルプレーヤー社の参考デザインをベースにMP3プレーヤーを設計している顧客が12社あった。大半はティアックなどアジアのハードウェア・メーカーだったが、米IBM社も名を連ねていた。

 IBM社は、自社製の小型ハードディスク・ドライブを内蔵し、独自の円形画面と『ブルートゥース』ワイヤレス・ヘッドホンを特徴とする、黒の小型MP3プレーヤーを設計していた。「IBM社のデザインのほうがはるかに魅力的だった」とクナウス氏。

 だが、ポータルプレーヤー社はアップル社と独占契約を結んだ。「アップル社と交渉が始まった時点で、ほかのすべての顧客と手を切った」と、クナウス氏は語る。その後の8ヵ月間、米国に200人いるポータルプレーヤー社の従業員とインドで働く80人のエンジニアは、iPodにかかりきりだったという。

 アップル社は、自社の『AAC』(アドバンスト・オーディオ・コーディング)形式や米オーディブル(Audible)社のオーディオブック形式への対応、5バンドの音質調節用イコライザーなど、いくつかの機能を参考デザインに加えるよう求めた。

 アップル社はさらに、新しいインターフェースも求めたが、これについてはアップル社が約3ヵ月で設計したという。

 ファデル氏には事業プランがあったかもしれないが、iPodの形状や手触り、デザインを考えたのは、アップル社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)だった。

 「iPodに関して興味深いのは、最初からジョブズCEOが全力投球していた点だ。そういうプロジェクトはあまりない。ジョブズCEOはプロジェクトのあらゆる局面に深く関与していた」と、クナウス氏は言う。

 当初は、2、3週間に1度会議を開いていたが、iPodの試作品第1号が完成すると、ジョブズCEOは毎日口を出すようになった。

 「会議が繰り返され、ジョブズCEOは、好きな曲を聴くのに3回以上ボタン操作をしないといけないことにひどく気分を害していた。たびたびポータルプレーヤー社に注文がつけられた。『ジョブズCEOの考えでは、音量が十分でない、音質のシャープさが足りない、メニューの表示が遅い』といった具合だ。毎日、改善点についてジョブズCEOから一言あった」とクナウス氏。

 ジョブズCEOの個人的な事情に影響されることもあった、とクナウス氏は語る。たとえば、iPodは大半のMP3プレーヤーよりも音量が大きいが、これはジョブズCEOの耳が少し遠いからだという。「ジョブズCEOに聴き取れるよう音量が上げられた」とクナウス氏。

 アップル社のコピー防止機能の付いた音楽フォーマット『フェアプレイ』(FairPlay)に対応するようにという要求はなかったと、クナウス氏は指摘する。フェアプレイは、『iTunes(アイチューンズ)ミュージックストア』の開設にあわせて、第2世代のiPodに搭載された。


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