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鉄道貨物輸送研究スレッド

1421荷主研究者:2012/03/31(土) 19:43:21

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202170013/
2012年2月17日 神奈川新聞
復興支えた「ナベトロ」、トロッコ軌道の資料展示/相模原

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/7_155214.jpg
現在のキャンプ座間内を走るナベトロ=1940年ごろ、磯部民俗資料館所蔵

 昭和初期に相模川から採掘した砂利を鉄道駅まで運んだトロッコ軌道「ナベトロ」の資料展示が17日から、相模原市中央区のあじさい会館で開催される。地元有志が住民への聞き取りや古文書の記述などから調べたものだが不明な点も残り、情報提供を呼び掛けている。2009年から調査を続ける「相武台のナベトロ遺跡をたどる会」が企画。

 1923(大正12)年の関東大震災からの復興では、コンクリートの原料となる砂利が大量に必要となった。相模川で採掘された砂利をナベトロで鉄道駅まで運び、首都の復興を支えたと考えられている。

 詳細な資料が残っていなかったが、同会は市立博物館に残る資料から35(昭和10)〜36年に運行が開始したと推測。軌道跡を調べ、現在の相模原市南区磯部の相模川中州と小田急線相武台前駅までの約4・3キロ区間を結んでいたことを判明させた。当時、相模川沿いにあった複数のトロッコ貨車の中で、最長とみられる。正式名称は「小田急砂利軌道」だが、貨車が鍋の形をしていたため「ナベトロ」と親しまれていたという。

 展示では現在の在日米陸軍キャンプ座間内を走る様子や、今も残る軌道跡の写真、走行ルートの地図などを紹介。展示は昨年も3回行い、来場者の証言から44年ごろまで走行していたことが分かった。ただ、詳しい運行休止時期などは不明。今後、調査内容をリポートにまとめる予定で、同会の安藤和次郎さん(73)=南区相武台=は「当時を知る人は、記憶に残るナベトロについて教えてほしい」と話している。

 19日まで行われる市文化財展の中で展示。午前10時〜午後5時(17日は正午から、19日は午後4時まで)。文化財展の問い合わせは、あじさい会館電話042(759)3963。

1422荷主研究者:2012/04/08(日) 15:09:36

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/02/06-5297.html
2012年02月06日 化学工業日報
日石輸送 LNG関連事業拡大へ増車と車庫整備

 日本石油輸送(JOT)はLNG(液化天然ガス)輸送の事業拡大を加速する。LNG基地建設予定地に専用ローリーのための車庫用地を手当てする。石油、ガス、電力各社が今後5年間で約10カ所のLNG基地の建設を計画しているが、手始めとして今秋には八戸に50両駐車できる規模の車庫を整備する。また車両については現在、専用ローリーを200両発注しており、この1?2年で完成する予定。同社では自動車のほか得意とする鉄道を組み合わせたフレキシブルな輸送形態をユーザーに提案する。

1423荷主研究者:2012/04/08(日) 15:19:44

http://www.logistics.jp/headlines/20120220-003.html
2012年02月20日 物流ニッポン
北海道新幹線 貨物共用区間、「青函連絡船」復活も、高速化で海上シフト

 2015年度に新青森〜新函館(仮称)が開業する予定の北海道新幹線では、青函トンネルが新幹線と貨物の共用走行区間となることが最大の懸案だ。とくに、今年度末にも着工が決まる、新函館〜札幌が開業すると、ダイヤの過密化や新幹線の高速運行が不可避で、本州〜北海道の鉄道貨物物流に多大な影響を及ぼす。国土交通省などが鉄道から内航海運へのモーダルシフトを視野に入れる中、「青函連絡船(鉄道連絡船)」による貨物航送の復活構想も浮上してきた。

1424荷主研究者:2012/04/08(日) 16:07:01
ホント最近、貨物列車の事故が増えている印象がある。安定輸送の確保を!!

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120220-OYT8T00034.htm?from=popin
2012年2月20日 読売新聞
脱線から3日、JR石勝線運行再開

安全策強化し貨物列車も

JRの作業員らが見守る中、事故現場を通過する特急「スーパーおおぞら8号」(19日午後2時46分、北海道安平町で)=平向伸次撮影

 北海道安平町のJR石勝線東追分駅で16日に貨物列車が脱線、雪よけシェルターを突き破った事故で、不通となっていた区間が19日に復旧し、JR北海道は午前11時29分釧路発札幌行き特急「スーパーおおぞら8号」から、札幌―釧路駅間の運行を再開した。同線は20日始発から通常運行となる。一方、JR貨物は19日、安全対策を強化し、同日午後8時過ぎから同線での貨物列車運行を再開させた。

 16日の事故後、初めて釧路―札幌間を結んだ特急「スーパーおおぞら8号」は午後2時45分頃、安全のため、時速45キロに減速して、線路が敷設し直された事故現場付近を通過した。

 同線の復旧作業は、運輸安全委員会の現場保全が解除された17日夕から24時間態勢で行われており、突き破られた雪よけシェルターを撤去。大型クレーン2台で脱線した車両も移動させた。16日夜の事故発生から、特急・普通列車計127本が運休、乗客1万5100人に影響した。

 一方、JR貨物北海道支社が19日に発表した事故防止の安全対策は、機関車や貨車のブレーキ周りの除氷雪強化や、停車駅への進入速度をこれまでの時速45キロから同25キロに落とすことなど。同支社は、事故発生以来、同線で計約50本の貨物列車が運休しており、トラックなどでコンテナを輸送していた。

1425荷主研究者:2012/04/08(日) 17:28:54
クラッチ 鉄道貨物部屋
http://blog.livedoor.jp/koukendaisuki/

クラッチさんのブログ。荷主の正確な情報が特筆もので、なぜその輸送を行っているのかを追求する姿勢が素晴らしい。そして綺麗な写真がまたブログをより一層魅力的なものにしている。私が日々更新を楽しみにしているブログの1つ。拙webも見習わないといけないなー。

最近特に注目だったのは、3/10更新の「旭化成ケミカルズ専用線 徹底ガイド120310〜311」である。
http://blog.livedoor.jp/koukendaisuki/archives/2012-03.html#20120310

旭化成ケミカルズからの液化塩素輸送が詳細に纏められている。圧巻は、東邦チタニウム向け輸送に関する部分。
「東邦チタニウム向け輸送は平成22年に開始されたものです。神奈川県茅ケ崎市に本社を持つ東邦チタニウムは、成長が続くチタン市場における将来的な需要の増加に応えるため、福岡県北九州市にスポンジチタンを製造する若松工場を建設し、平成22年4月から操業を開始しました。原料鉱石(主成分は酸化チタン)を塩素と反応させ精製した四塩化チタンを、金属マグネシウムで還元する「クロール法」を基に、独自の技術を加えた方法でスポンジチタンを製造しています。」

南延岡から北九州タ向けの輸送があることは知っていたものの着荷主が分からず長年悶々としていたのだが、セントラル硝子宇部工場向けだけでなく、東邦チタニウム向けの輸送まであるとは!! …感動しました。

1426荷主研究者:2012/04/15(日) 22:57:01

http://www.isenp.co.jp/news/20120228/news03.htm
2012/2/28(火)伊勢新聞
中部空港用の土砂・骨材運び12年 三岐鉄道・貨車「ホキ10000形」 あす見納め運行

【三岐線を走る貨車「ホキ10000形」】

【四日市】三岐鉄道(本社・四日市市富田)は二十九日、三岐線の貨車「ホキ10000形」による骨材輸送の最終記念列車を特別運行する。中部国際空港建設用の埋め立て土砂、コンクリート用骨材(砂利、砕石など)の輸送を担ってきた貨物列車の見納めとなる。

 「ホキ10000形」は昭和五十五、五十六年に製造され、他県で貨物輸送した後、平成十二―十四年、中空建設に伴う土砂輸送で三岐線を走ることに。藤原岳で採掘された土砂を十六両編成で東藤原駅から輸送。ピーク時にはJR四日市駅まで一日十往復した。土砂輸送終了後は骨材を十六車両に満たして一日一往復したが昨年八月末で終了となっていた。

 二十九日を記念運行にしたのは四年に一度の貴重な日だからと同鉄道。当日は、太平洋セメント藤原工場で最後の積み込み操作後に、セレモニーを実施。関係者が見送る中、午前十一時十四分東藤原駅を発車。JR富田駅に午後十二時五分到着する。JRの機関車に引き継いで四日市駅には午後十二時五十二分到着予定。

 最終運行日に合わせて「骨材輸送最終記念切符」を五百枚限定で販売する。東藤原―近鉄富田間乗車券と貨物列車の写真、骨材付き五百円で、西野尻駅を除く三岐線全駅で販売するほか、通信販売も受け付ける。

 問い合わせは同鉄道運輸課=電話059(364)2143=へ。

1427荷主研究者:2012/04/15(日) 23:56:25
長らく更新作業をしていなかった「日本の鉄道貨物輸送と物流」だが、久しぶりに新しいコンテンツを追加した。

以前から目次に社名だけ載せていた、日本製粉㈱である。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nippn.html

日清製粉と比べると、特にホキ2200形の輸送に関して日本製粉は限られた地域でしか運用していなかった印象が強い。我が国最後のホキ2200形による輸送は日本製粉の東高島〜小山間の小麦粉輸送だったのだが、それでも地味な印象は拭えない。

日本製粉の場合、古い工場でも専用線を敷設しない工場が少なくないため、日清製粉のように全国各地津々浦々でホキ輸送を行っていたというレベルでは無い。また飼料業界に後発で参入し、かつ早めに撤退したため飼料輸送の印象が薄いことがホキ輸送の印象を弱めているのであろう。

今回は特に日本製粉の飼料事業、ニップン飼料㈱の歴史についても特に詳しく纏めてみた。同社は日本飼料ターミナル㈱並みに謎の会社となりつつあるので、早めに記録を纏めておく必要があるだろう。

コンテナ輸送的には、日本製粉はタンクコンテナと12ftJRコンテナで積極的にモーダルシフトを進めており、その点でも興味を惹かれる企業だ。もう少しコンテナ輸送についても深堀したいところである。

次の更新としては、内容が陳腐化し、見づらいままの状態の日清製粉をリニューアルしたいところである。何しろ10年以上もほったらかしのままである…。

1429とはずがたり:2012/04/18(水) 08:18:27
>>1427
うむ,おつ♪やっぱホキ2200はいいら(0゜・∀・)

>>1428
調べてみたら去年の年末前迄には岡部廃止情報流れててみたいだらん。
年末の時点で既に輸送力は減らされてた模様。
http://blog.livedoor.jp/koukendaisuki/archives/51945695.html

また↓の記述もあるので全廃にはならないようやね。
>貨物鉄産労HPの議事録を読んだところ、「北海道のJXは4往復に減る」との記載がありました。

埼玉と云っても飯能や川越辺り迄岡部から運んでたってことかやあ?

1430とはずがたり:2012/04/18(水) 13:22:55
因みにあんま自分の中で整理できてなかったけど,日本配合飼料は三井物産系で日本製粉も三井系だからニコイチであんま区別付いてなかった(日本製粉が飼料撤退のイメージがあんまなかった)様な気がする。

1431荷主研究者:2012/04/22(日) 01:26:30

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120313_1
2012年3月13日号 カーゴニュース
JUKIとシャープが国際海上コンテナ輸送の共同化に着手

 JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)とシャープ(本社・大阪市阿倍野区、片山幹雄社長)は国際海上コンテナ輸送の共同化に乗り出す。今春から、シャープ矢板工場(栃木県矢板市)が輸入で使った空コンテナをJUKI大田原工場(大田原市)からの輸出で使う「コンテナのラウンドユース」をスタート。将来的には、さらなるグリーン物流の推進に向け、京浜港からのドレージを鉄道輸送にシフトしたい考えだ。

 JUKIの大田原工場とシャープ矢板工場は約16km、車で20分の距離にある。従来、シャープは矢板工場で輸入貨物をデバンニング後、空コンテナを京浜港に返却していた。一方、JUKIでは輸出で使う空コンテナを京浜港からピックアップしていた。

 両社の空コンテナのドレージをなくすため、JUKIでは、シャープが輸入で使い終わったコンテナを大田原工場からの輸出で使うラウンドユースを提案。日新が両者のコーディネート役となり、実入りで往復輸送できるようになる。

 空コンテナをJUKIの輸出のタイミングに合わせて大田原工場に届けるため、JR貨物宇都宮貨物ターミナル駅で一時仮置きする。両社とも鉄道輸送に積極的に取り組んできたことから、将来的には鉄道輸送によるコンテナのラウンドユースを目指す。

 なお、JUKIではグリーン物流の一環として他メーカーとの共同物流に意欲的に取り組んでいる。その際、鉄道輸送を中心に環境にやさしい輸送モードの活用可能性を検討してきた。

 大田原工場からの輸出では、日立物流との協業により大田原工場〜京浜港の中距離の国際海上コンテナ輸送で鉄道へのモーダルシフトを実現。秋田工場(秋田県横手市)からの輸出ではタニタとコンテナのラウンドユースを進めており、JR貨物盛岡インランドデポから空コンテナを調達し、京浜港まで鉄道輸送している。

 昨年からは、東芝メディカルシステムズと31ftコンテナの往復利用を開始した。東芝メディカルでは大田原市の工場から大阪・九州の市場向けに31ftコンテナによる鉄道輸送を行っているが、その帰り便にJUKI松江(島根県松江市)の貨物を積載し、大田原工場に戻ってくるスキームだ。

 さらに、関西地区でスポーツメーカーと鉄道輸送を絡めたコンテナのラウンドユースを企画中。スポーツメーカーは神戸港から鳥取県境港市の拠点に輸入し、いったん、JR貨物米子駅に空コンテナを返却後、JUKI松江が輸出で使う仕組みで、早期実施を目指す。

1432荷主研究者:2012/04/22(日) 01:27:52

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120322_1
2012年3月15日号 カーゴニュース
レポート ①荷主の緊急輸入品の物流ルートで選択肢広がる

 荷主の緊急輸入品の物流ルートで選択肢が広がっている。従来、成田空港を経由し、トラック輸送するパターンが中心だったが、上海〜博多間の上海スーパーエクスプレス(SSE)と鉄道輸送の組み合わせによる「シー・アンド・レール方式」や航空便の「乗り継ぎ」など、一見非効率にみえるが、実際には物流合理化につながっているケースもある。

 JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)では、上海から大田原工場(栃木県大田原市)に緊急貨物を輸入する際、従来は航空便を使っていた。金曜日に上海を出発し、土・日曜日にかけて成田空港を経由し、トラック輸送により月曜日に大田原工場に到着するというルートだ。

 航空便のコスト削減を目指し、「海の料金で航空便の速さを実現する」をコンセプトに上海と日本を結ぶ高速RORO船、SSEを活用するルートを採用。金曜日に上海港を出発し、土曜日に博多港に到着、土曜日から月曜にかけてJR貨物宇都宮貨物ターミナル駅まで鉄道輸送し、大田原工場には月曜日に届く。

 海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた「シー・アンド・レール方式」は、輸送に伴う二酸化炭素(CO2)排出量削減に寄与することは言うまでもないが、SSEと鉄道輸送を使った場合でも航空便とリードタイムは変わらない結果となった。毎週、20ftコンテナ1〜2本をSSEを使って輸入し、航空便の利用を大幅に削減した。

 タニタ(本社・東京都板橋区、谷田千里社長)では、那覇空港および羽田空港を活用した新しい輸入航空貨物ルートを採用した。香港から秋田工場(秋田県大仙市)に部品などを緊急輸入する際、深夜航空便を使い、那覇空港〜羽田空港〜秋田空港を経由し、同日中に届ける仕組みだ。

 従来、香港からの輸入品を成田空港から輸入し、秋田工場までトラック輸送し、部品が届くまでに2〜3日を要していた。香港から秋田空港までの幹線輸送は航空便を乗り継ぎ、秋田空港から秋田工場までの最短距離のみトラックで運ぶというもので、若干のコストアップになるものの、リードタイムを1日半程度に短縮できる。

 香港を深夜0時過ぎに出発し、那覇空港で国内線に積み替え、羽田空港には早朝に到着。羽田空港で通関し、午後の便で秋田空港に輸送。秋田空港でトラックに積み替えて秋田工場には午後5時頃到着する。国内線の便数の多さを利用することにより、同日中の輸送を実現した格好だ。

1433荷主研究者:2012/04/25(水) 01:11:56

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120322_3
2012年3月22日号 カーゴニュース
上場に向け総額268億円の設備投資=JR貨物の12年度事業計画

 JR貨物(小林正明社長)はこのほど12年度事業計画を発表した。

 これによると営業収益は東日本大震災後の修正を加えた11年度計画対比で1億円減の1551億円、営業利益は1億円減の40億円、経常利益は変らずの5億円、当期純利益は5億円増の7億円となっている。

 営業収益のうち、運輸収入は同29億円増の1189億円(コンテナは同45億円増の1073億円、車扱は同15億円減の115億円)。しかし、首都圏における分譲マンションの建設が一段落したことから「その他収入」は31億円減の362億円となる。

 これらは事業計画との比較だが、営業収益は11年度の仕上がり見込みと比較すれば20億円強のプラスということになりそうだ。また、1189億円の運輸収入には東京都が受入れたガレキ輸送分の収入約5億円は見込んでいるものの、今後、鉄道コンテナを使ったガレキ輸送は増加することが見込まれており、上振れする可能性もありそう。

 JR貨物は11年度、ギリギリの黒字を確保するものとみられ、12年度も5億円ながら経常利益を出せば、18年度における上場基準の達成という「経営自立計画」の達成に向けた体制が構築できそう。また、上場に向けた体制の中では取締役会の活性化などコーポレート・ガバナンスの強化を図ることも事業計画の中ではうたわれている。

 12年度は老朽設備・車両の更新などに総額268億円という巨額の設備投資を行う。内訳は鉄道事業223億円、関連事業44億円。鉄道建設・運輸施設整備支援機構の利益剰余金を活用した本格的な設備投資への支援が行われるためで、鉄道事業部門の増額は90億円を上回るものとなる。この中で、北海道新幹線の開業に向けて新しく開発した青函トンネル用の機関車の試験も行う。

 コンテナ品質の向上では、昨年に引続き協力会社と一体となった荷役事故防止のための全国キャンペーンを行うほか、荷役作業の実態把握のために、フォークリフトへの「ドライブレコーダー」取付けをスタートする。また、新製コンテナも積極的に投入する。

 なお、12年度の輸送量はコンテナで11年度計画対比5・6%増の2144万t、車扱で同2・8%減の931万tを見込んでいる。

1434荷主研究者:2012/04/25(水) 01:15:14

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120323ceal.html
2012年03月23日 日刊工業新聞
JR貨物、震災がれき輸送を強化−専用列車で自治体の処理支援

 JR貨物が東日本大震災のがれき処理の拡大に備え、輸送体制を整備する。25日から岩手県野田村で生じたがれきを埼玉県熊谷市に実験輸送する。被災地のがれきについては、各自治体に処理を受け入れる動きが広がりつつあり、ゴールデンウイーク以降にがれき運搬の専用列車を仕立てる。本格化するがれき処理に対し、輸送面での支援に注力する。

 JR貨物ではすでに2011年11月から岩手県宮古市、宮城県女川町から東京都への輸送を手がけている。

 2月には、がれきの試験焼却を実施した静岡県島田町に岩手県山田町からがれきを運搬。今月25日からは熊谷市で試験焼却をするのに伴い、岩手県野田村で生じたがれきを運ぶ。

 焼却灰や下水道汚泥、廃乾電池など産業廃棄物の輸送は豊富な実績を持つ。積み荷は積み地でコンテナに密閉して、そのコンテナごと焼却施設内に運び込む。

1435荷主研究者:2012/04/28(土) 14:07:22

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004909617.shtml
2012/03/24 10:19 神戸新聞
物流拠点内陸部に続々 三井倉庫 川西倉庫

 三井倉庫(東京)は、医薬品専用の物流施設を、神戸市須磨区の産業団地「神戸流通センター」に建設する。11月に完成予定で、専用施設としては大阪、愛知に続く国内3カ所目。同社は神戸港に多くの物流施設を持つが、地震の際の津波や液状化などの懸念が少ない内陸部に初めて拠点をつくった。

 新物流施設は免震構造の4階建てで、延べ床面積は約1万8千平方メートル。既に着工した。敷地約9千平方メートルは、所有の企業から購入した。投資額は明らかにしていない。

 医薬品の物流は、製薬会社が外注化する傾向を強める一方、細かい温度管理が必要なため専用施設のニーズが高い。同社は首都圏では既存の施設内に設けている。

 外資系の製薬会社や国内の医療機器輸入会社などから、製品の受け入れや検査、配送を一括して引き受ける。神戸にはポートアイランド2期に病院や医療系企業が集積しており「臨床試験薬の輸入・配送など、新たなニーズにも対応したい」(同社)としている。

 川西倉庫(神戸市兵庫区)は、埼玉県北部の加須(かぞ)市に「関東物流センター」を建設し、このほど操業を始めた。総事業費は約30億円。同社が内陸部に大規模な物流センターを設けるのは初。

 鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は2万1300平方メートル。東京都心から約50キロの距離にあり、高速道路のインターチェンジにも近いことから建設を決めた。

 同社の物流施設は神戸港、横浜港などの臨海地域に集中している。新センターの建設で首都圏での食品、日用品などの取扱量増加を見込む。(高見雄樹)

1436荷主研究者:2012/04/28(土) 14:10:57

http://lnews.jp/2012/03/e032814.html
2012年03月28日 LNEWS
国交省/貨物鉄道輸送の将来ビジョンで懇談会

 国土交通省は3月28日、貨物鉄道輸送の将来ビジョンに関する懇談会を3月23日に開催したと発表した。

 懇談会では、荷主企業が輸送モードを選択する際、品質・コスト・リードタイム・環境といった観点から判断されるが、昨今の景気低迷により、コストがより重視される状況となっており、距離によっては両端の通運を含めればトラック等と比べてもコストが高いと見られている貨物鉄道輸送にとっては厳しい状況。

 大量・長距離輸送が可能、環境に優しいといった貨物鉄道輸送の特性は関係者間でも十分に認識されているにもかかわらず、収支が赤字となるのは価格設定等に問題があるのではないか。

 荷主企業の物流担当部長レベルでは貨物鉄道輸送の特性は十分に理解され、利用に積極的なケースも多いが、経営トップが輸送障害への懸念などから消極的になる例もあり、利用促進のためには、荷主企業の経営トップへの営業活動を強化することが有効ではないか。

 鉄道を利用していなかった荷主を貨物鉄道輸送に誘導するお試し輸送といったサービスがあるが、サービス終了後も定着するケースが多く、こうした新規顧客へのサービスを拡大していくことも効果的ではないか。

 今後、国際物流にも目を向ける必要があり、国際的な主流である 40ft コンテナや背高コンテナ等の取り扱いを増やしていく方策が重要ではないか等の意見が出された。

 なお、懇談会に参加したのは、学識経験者から山内弘隆(一橋大学大学院商学研究科 教授)、 秋池玲子(ボストンコンサルティング パートナー&マネージング・ディレクター)、 中田信哉(神奈川大学経済学部 教授)、 湯浅和夫(湯浅コンサルティング 代表取締役社長)の4氏。

 民間事業者は荷主側から、トヨタ自動車 渉外部第 1 渉外室 担当部長、キヤノン ロジスティクス統括センター 担当部長 、三井物産 物流本部物流業務部 投資総括室 次長 、東芝ロジスティクス 物流改革推進部企画担当 参与。

 物流事業者は、日本貨物鉄道 常務取締役(総合企画本部長)、日本通運株式会社 通運部長 、丸運 理事(東京総括支店長)。

1437荷主研究者:2012/04/28(土) 14:11:31

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120329_1
カーゴニュース 2012年3月29日号
レポート1.JOTと日通が連携し、月島食品工業のモーダルシフトを実現

 低温物流市場に大型冷凍車の強力なライバルが出現した。日本石油輸送(JOT、本社・東京都品川区、栗本透社長)では昨秋、高断熱保冷コンテナ「スーパーUR」の31ftタイプ「31ftスーパーUR」をリリース。31ftクール(冷凍)コンテナよりも多く積載できるコスト競争力に加え、温度管理機能の高さが評価され、10月から、月島食品工業が東京〜神戸の鉄道輸送で運用を開始した。JOTと日本通運の連携による鉄道へのモーダルシフト提案が実を結んだもので、環境にやさしい低温物流のモデルケースとして注目される。

●「31ftスーパーUR」は積載重量13t
 JOTでは一昨年、レンタルコンテナ事業の主力として、「スーパーUR」(12ftタイプ)を開発した。真空断熱パネルを採用することで、プラス5度に予冷した積載品を平均外気温プラス30度の環境下でドライアイス50kgを庫内に設置して輸送した場合、96時間後の温度上昇範囲を5度以内に抑えられるなど、従来の12ft保冷コンテナ(UR)より保冷効果を高めているのが特徴だ。

 「スーパーUR」は冷凍機を搭載しないため、12ftクールコンテナ(UF)に比べて積載重量が14・6%向上。冷凍機用の燃料も不要で環境にもよりやさしい。現在、260基を運用しているが、クールコンテナより低コストで高い断熱性能が備わっているため、通年で乳製品、塗料、工業薬品のメーカーが利用しているほか、6〜12月にかけて生鮮野菜の輸送にも用いられている。

 当初、「スーパーUR」は12ftタイプのみだったが、ニーズに応え31ftタイプを開発した。31ftコンテナは大型トラックに代わる輸送モードとされるが、従来の31ftクールコンテナは冷凍機を搭載しているため、鉄道輸送する際には10tしか積載できなかった。冷凍機が不要な「31ftスーパーUR」は積載重量13tまで積めるので、大型車やフェリーとの競合が可能だ。

 「31ftスーパーUR」は予冷された製品について60時間後の温度上昇範囲を5度以内に抑えられる。熱貫流率はJOTのラインナップの中でもトップレベルで、アルミT型フロア、壁ラッシングレール、ジョロダーレール、LED(発光ダイオード)庫内灯を装備。オプションで冷気撹拌装置や温度履歴のトレーサビリティー(履歴管理)にも対応できる。

●月島食品工業が東京〜神戸で利用開始
 こうした中、日本通運が月島食品工業向けに「31ftスーパーUR」の利用を提案。月島食品工業ではこれまで、31ftクールコンテナを往復で活用した鉄道輸送に取り組んできたが、東京〜神戸のマーガリン等食用加工油脂の輸送については積載効率とコスト面がハードルとなり、トラック輸送していた。モーダルシフトをさらに進めるため、「31ftスーパーUR」に着目したもので、温度管理機能を検証するための試験輸送を実施。

 その結果、コスト的にもトラックより安く、保冷機能も要求を満たし、31ftクールコンテナより1t多く積めることが分かった。昨年10月から、当初週4ラウンドで輸送をスタートし、現在は週6ラウンドに拡大。プラス5度、15度に予冷された製品、常温品を積み合わせて運ぶ。神戸から東京向けの荷物が少ないため、パレットや空容器の輸送にも利用している。

 JOTでは月島食品工業のモーダルシフトの実績を基に、通運業者と連携し「31ftスーパーUR」の認知度アップと普及を目指している。「夏場だけスポットの冷凍車を確保し、高コストになっている食品メーカーも多いのではないか。『31ftスーパーUR』を提案し、物流コストと二酸化炭素(CO2)削減に貢献したい」(営業3部2グループ)としている。

1438荷主研究者:2012/04/28(土) 14:12:15

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120329_2
カーゴニュース 2012年3月29日号
話題 31ftコンテナを活用した荷主の共同物流が本格化

 31ftコンテナを活用した荷主の共同物流が本格化してきた。昨秋から、JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)と東芝メディカルシステムズ(本社・栃木県大田原市、綱川智社長)では、栃木〜大阪で31ftコンテナの共同運用をスタート。東芝メディカルの31ftコンテナ(県北通運が提供)の「帰り便」をJUKIが利用する仕組みで、鉄道による往復輸送を実現した。

 JUKIでは従来、JUKI松江工場(島根県松江市)から5tコンテナで大田原工場(栃木県大田原市)まで製品を輸送。一方、東芝メディカルは関西向けの医療機器の出荷で31ftコンテナを利用しており、関西からの帰り荷は空だった。JUKI大田原工場と東芝メディカル工場の距離が近いことから、物流の共同化を模索していた。

 東芝メディカルの工場を出た31ftコンテナを宇都宮貨物ターミナル駅〜大阪貨物ターミナル駅まで鉄道輸送し、東芝ロジスティクス(本社・川崎市川崎区、清水保宏社長)の「関西ロジセンター大阪デポ」(大阪府茨木市)の倉庫で荷物を下ろす。JUKI松江の製品は10t車で大阪デポに持ち込み、31ftコンテナに積み替えて、往路と逆のルートで大田原工場に届ける。

 なお、JUKI松江工場の荷物だけでは31ftコンテナのスペースに余裕があることから、JUKI広島工場から出荷される分についても積み合わせて鉄道輸送することも検討している。これにより、31ftコンテナの積載率を挙げられるとともに、広島工場から5tコンテナ2本で輸送するのと比べてコストを下げられる見込みだ。

1439荷主研究者:2012/04/28(土) 15:14:24
>>1418
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120317/CK2012031702000123.html
2012年3月17日 中日新聞
富士の製紙支えて60年 さよなら岳鉄貨物 鉄道ファン 労ねぎらう

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/PK2012031702100053_size0.jpg
最後の輸送に出発する岳南鉄道の貨物列車=富士市比奈の比奈駅で

 戦後、富士市の製紙業の発展を支えてきた岳南鉄道の貨物輸送が16日、約60年の歴史に幕を下ろした。同市の比奈駅で、運転士への花束贈呈式があり、関係者や鉄道ファンらが、長年の労をねぎらった。

 岳鉄は1950(昭和25)年に貨物輸送を開始。市内の製紙工場からJR吉原駅まで商品を運び、JR貨物に引き渡す役割を担ってきた。しかし、トラック輸送が主流になり、JR貨物が4月以降の岳鉄との貨物取引を事実上廃止した。

 式では、沿線に住む星陵高校3年勝山里穂さん(18)が、運転士の原山淳さん(41)に花束を手渡した。1965(昭和40)年に製造された機関車に引かれて最後の貨物列車が出発すると、詰め掛けた人たちは名残惜しそうに写真を撮った。

 貨物輸送の終了で、岳鉄は旅客業務のみとなる。減収で存続が難しいとして、昨年12月、富士市に公的支援を要請。同市は支援策を検討している。

(我那覇圭)

1440荷主研究者:2012/04/28(土) 15:55:26
>>1428
http://www.tokachi.co.jp/news/201203/20120328-0012166.php
2012年03月28日 14時09分 十勝毎日新聞社ニュース
十勝最大の油槽施設閉鎖へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/THM20120328-0012166-0012929.jpg
5月末で閉鎖する日本オイルターミナル帯広営業所

 管内最大の油槽施設「日本オイルターミナル帯広営業所」(帯広市西25南1)が、5月末に閉鎖する。石油製品の元売りで、同営業所に製品を輸送しているJX日鉱日石エネルギー(東京)が、経営効率化などを理由に同営業所の利用をやめることなどが要因。JXは室蘭の製油所からJR貨物で同営業所に石油製品を運んでいるが、同営業所の閉鎖後は釧路の製油所からタンクローリーで運搬する形になる。

 同営業所は日本石油の「帯広油槽所」として昭和30年代に幕別町札内で営業を開始、1968年に現在地に移転、2003年に現名称に変更した。敷地面積は約2万1000平方メートル。

 帯広地方石油業協同組合(高橋勝坦理事長)によると、管内では系列ごとに各社が貯蔵タンクを所有しており、全体では約2万キロリットル(JA取り扱い分は除く)の石油製品を貯蔵している。同営業所はこのうち約8割に当たる約1万6000キロリットルの石油製品を貯蔵。ガソリンベースでは約1800キロリットルで「管内だと1スタンドで1カ月平均60キロリットル消費される。1カ月で30カ所分の消費量に当たる」(同組合)という。

 日本オイルターミナル(東京)は「JXの業務委託を受けて営業していたが、帯広営業所も5月末で廃止となる。今後の配送などは石油元売りが決めることになる」と話している。土地は賃貸で、跡地利用は未定としている。

 平均的なガソリンスタンドの備蓄量は、レギュラーガソリンで約1万リットル。1日ごとにタンクローリーで搬送している。

 同営業所の閉鎖後、JXから管内への石油製品の出荷量は変わらない。ただ、輸送経路が鉄路から陸路に切り替わり、供給体制が釧路方面に偏る。そのため、災害などで国道38号が通行止めになった場合の、十勝への供給体制や製品枯渇を危ぶむ声が出ている。

 これに対し、JXの北海道支店では「具体的なルートは搬送業者が決めるが、一般道に加え、道東道も使えるので届けられると考えている」としている。

1441荷主研究者:2012/04/28(土) 16:10:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120406t12002.htm
2012年04月06日金曜日 河北新報
仙台臨海鉄道が復活 仙台港−仙台埠頭間で再開式

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120405015jd.jpg
関係者がテープカットし、コンテナ貨物の輸送再開を祝った

 仙台臨海鉄道(仙台市)は5日、東日本大震災で被災した運行区間のうち3月中旬に再開した仙台港−仙台埠頭(ふとう)間(1.6キロ)の輸送再開式を現地で行った。

 JR東日本や東北運輸局の関係者らがテープカットし、ペットのエサなどを積んだ4両編成の貨物列車を見送った。

 運行は震災から1年を経た3月13日に再開し、仙台港駅の貨物取り扱い施設も同19日に復旧した。仙台港駅からは東北各地から集まるコンテナ貨物を1日6往復、仙台埠頭駅からは港に陸揚げされたJRなどの鉄道レールを1日1往復、それぞれJR東北線陸前山王駅(多賀城市)まで輸送。同駅からはJR貨物が全国に運ぶ。

 横田重雄社長は式後、「コンテナ貨物輸送の拠点である仙台港駅の再開を大きな目標にしてきた。今後は一日も早く全線復旧させたい」と語った。

 臨海鉄道の全線(9.5キロ)のうち、仙台西港−陸前山王間(6.7キロ)は昨年11月に復旧。近くのキリンビール仙台工場が製造するビールを輸送している。

 残る仙台北港−仙台港間(1.2キロ)は、臨海鉄道の取扱量の約7割を占める石油輸送を担う路線で、ことし9月の再開を目指す。

1442荷主研究者:2012/04/30(月) 10:27:27

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/76191
2012年04月05日15:07 千葉日報
京葉臨海鉄道創立50周年 機関車展示や鉄道模型販売 8日に記念イベント
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 京葉工業地帯の貨物専用鉄道会社「京葉臨海鉄道」(坂本哲朗社長)は、創立50周年を記念して3回にわたるイベントを予定している。第1回が8日、千葉市中央区の千葉貨物駅構内で開かれる。

 ディーゼル機関車や貨車(タンク車)の展示・撮影会、記念グッズ、鉄道部品、鉄道模型の販売があり、限定品も多く用意しているという。

 同社は1962年、当時の国鉄と県、進出企業が出資して設立された。蘇我−京葉久保田の総延長約24キロ区間で営業。臨海工業地帯で生産される物資の輸送を担い、石油類を中心に化学工業品などを輸送。近年は工業物資だけでなく、県産の米、野菜、果物など生活物資のコンテナ輸送も展開している。

 今後、8月19日と11月18日にもイベントを開催。

 問い合わせは記念イベント専門委員会事務局、電話043(265)2530。

1443荷主研究者:2012/04/30(月) 10:29:50
>>1339
http://www.at-s.com/news/detail/100112583.html
2012/4/4 07:52 静岡新聞
沼津鉄道高架事業 PI実施計画、合意形成へ6段階

 JR沼津駅周辺鉄道高架事業の外部有識者委員会(PI委員会)は3日、県庁で開いた第4回会議で、住民参画による合意形成に向けたパブリック・インボルブメント(PI)の実施計画をまとめた。6段階(ステップ)の工程を示し、焦点の貨物駅移転問題は現計画と近傍駅への統合、現在地での存続などの複数案を検証する。

 県は今月中旬から、住民との協議などを開始する。貨物駅移転問題の方向性を含めた推奨案を、本年度末までに選定する。

 実施計画の6ステップのうち、協議が始まるステップ2では一部住民の反対で事業停滞の要因となっている貨物駅移転問題を踏まえ、沼津市全体や移転予定地の同市原地区の将来像を検討。貨物駅の複数案を検証するのはステップ3からで、ステップ5までに評価結果を取りまとめる。

 各段階で▽広域▽沼津駅周辺地区▽原地区周辺地区―の三つの視点で議論を深める。協議手法では、県職員が地元に常駐して事業の説明や意見の聞き取りをするオープンハウスの設置、車座談議、賛否を超えた住民代表が集うグループ討議などを組み合わせる。

 協議はPI委が監視し、助言する。石田東生委員長(筑波大教授)は「委員ができるだけ協議の現場へ行くようにしたい」との考えを示した。

1444荷主研究者:2012/05/05(土) 00:25:17

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120417_1
2012年4月17日 カーゴニュース 第4077号
「貨物鉄道輸送の将来ビジョン懇談会」が5月30日に第2回会合

 国土交通省は5月30日、三田共用会議所で「貨物鉄道輸送の将来ビジョンに関する懇談会」の第2回会合を開く。3月23日の第1回会合に続くもので、今回からは荷主のメンバーであるトヨタ自動車、キヤノン、三井物産、東芝ロジスティクスからのヒアリングを中心に行う。

 懇談会は厳しい経営状況が続くJR貨物の課題と将来ビジョンを探り、来年度以降に改定される物流大綱でのモーダルシフト推進策などに、その内容を反映させていく。

 メンバーは学識経験者が山内弘隆一橋大学大学院商学研究科教授、秋池玲子ボストンコンサルティングパートナー&マネージング・ディレクター、中田信哉神奈川大学経済学部教授、湯浅和夫湯浅コンサルティング社長の4名。荷主企業のほかJR貨物、日本通運、丸運の事業者と全国通運連盟が参加する。

 初回の会合では「荷主企業の物流担当部長レベルでは貨物鉄道輸送の特性は十分に理解され、利用に積極的なケースも多いが、経営トップが輸送障害への懸念などから消極的になる例もあり、利用促進のためには、荷主企業の経営トップへの営業活動を強化することが有効」などの意見が出されていた。

(2012年4月17日号)

1445荷主研究者:2012/05/05(土) 00:25:43

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120417_2
2012年4月17日 カーゴニュース 第4077号
群馬でも震災ガレキの試験焼却開始、今回もJR貨物が輸送

 震災ガレキの受入れのため、群馬県でも広域処理のための試験焼却が始まった。

 群馬県中之条町など3町村でつくる衛生施設組合は10日、岩手県宮古市から盛岡貨物ターミナル〜熊谷貨物ターミナルのルートで運ばれたガレキの試験焼却を中之条町の吾妻東部衛生センターで開始。12日までの3日間で約15tを焼却した。

 発通運は同和通運、着通運は東武運輸。コンテナは同和通運が保有する密閉型の20ftコンテナを使用した。

 放射線量も中之条町と変らない値で、5月にも本格的な広域処理が始まる。

 今後は千葉、神奈川、新潟などでも試験輸送が検討されるといわれている。

(2012年4月17日号)

1447荷主研究者:2012/05/10(木) 00:02:00

http://www.minyu-net.com/news/topic/0418/topic1.html
2012年4月18日 福島民友トピックス
「ディーゼル機関車」完成 福島・協三工業が27年ぶり製造

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/0418topic1.jpg
協三工業が27年ぶりに製造したディーゼル機関車

 鉄道車両製造などを手掛ける福島市の協三工業(加藤守社長)は、富山県の黒部峡谷鉄道を走るディーゼル機関車を完成させた。17日、報道陣に公開し、27年ぶりの新規製造となった機関車を披露した。5月初旬にも発送予定。

 機関車は、全長約7.8メートル、高さ約2.4メートル、幅約1.6メートル。関西電力の発電所のメンテナンス機材などを運ぶ。東日本大震災後の昨年5月から、約1年で製造した。

 機関車は、宇奈月―欅平区間約20キロを往復する。同社はこれまでにディーゼル機関車のほか、同鉄道の安全点検を担う保線作業車も手掛けてきた。遊佐和夫工場長は「今後も技術の伝承ができれば」と話した。

1448荷主研究者:2012/05/13(日) 15:19:32

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/20-6301.html
2012年04月20日 化学工業日報
築港 危険物倉庫 横浜地区の設備拡充が完了

 築港は、横浜地区で危険物倉庫の設備拡充を完了した。かねて進めてきた横浜化学品センター第二倉庫(鶴見区大黒町)の拡張工事を竣工したほか、横浜化学品センター第一倉庫(同)内にタンクコンテナやドラム缶の加温、詰め替えなどの機能を集約したマルチワークステーションを完成。高度なサービスを提供する体制を整え、輸出入を含めて増大・多様化する化学品物流のニーズを取り込む。名古屋地区でも週明けに危険物倉庫2棟新設の地鎮祭を開催し、2013年初の稼働へ向けて本格的な建設工事に着手する。

1449荷主研究者:2012/05/13(日) 15:32:31

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120424_2
2012年4月24日 カーゴニュース 第4079号
「首の皮一枚でギリギリの黒字」JR貨物の小林社長が会見で

 JR貨物の小林正明社長は18日、定例の記者会見を行い、「決算は確定前だが、いまのところ(黒字に)首の皮一枚つながっていると思う」など要旨、以下のように語った。

 一、3月は函館線で旅客列車の脱線事故に伴う輸送障害が発生して全体で57本が運休したが、東日本大震災の津波によって被災した仙台臨海鉄道仙台港駅がコンテナ取扱を再開した。コンテナの輸送実績は39・1%増となり、特に自動車部品が好調だった。昨年、企業が人事異動を抑制した反動で、引越は76%増と大幅に伸びた。11年度は震災の影響などで5000本近い列車が運休した。これは10数年ぶりの多さで、定時運行率も下がり、お客さまにはご迷惑をおかけした。

 3月の輸送実績はコンテナが39・1%増、車扱が10・9%増とプラスになったが、4月も中旬までの成績でコンテナが25・9%増、車扱は6・8%減となっている。車扱がマイナスとなっているのは、昨年、被災地に向けた長距離の石油列車を運行していたためだが、コンテナの伸びは復興の兆しが出てきているのだと思う。

 一、3月27日には民主党がれき処理推進議連(郄木義明会長)の総会に、全ト協、内航総連と共に出席した。広域処理する400万tのうち東北近県で処理される分と、すでに東京での処理が決まっている分を除いた量は約300万tで、鉄道で輸送可能だと申し上げたが、出発地と仕向地などを早く決めていただき、輸送計画を立てたいとお願いしてきた。すでに東京都の他、島田市、埼玉県、群馬県で鉄道による試験輸送を行っているが、この他の自治体からも問い合わせを多くいただき、てんやわんやの状況だ。

 一、14日には新東名の御殿場〜三ヶ日間が開業し、走りやすくなったというが、トラックはスピードリミッターも装着されているし、高速料金も若干安くなった程度なので、鉄道貨物輸送への影響は軽微だと思っている。

 一、決算は作業中で、確定前だが、いまのところ(黒字に)首の皮一枚つながっていると思っている。思わぬ要素も出てくる可能性もあるので確定的なことは言えないが、黒字になったとしてもギリギリだと思う。

 一、11年度はコンテナ収入が1000億円の大台を切ってしまった。環境問題の高まり、トラックのドライバー不足の問題などの要素があるのに収入が伸び悩んでいるのは、震災の影響もあるが、維持拡大の方向にもっていかないと縮小均衡路線になる。国鉄改革で与えられた役割は、中長距離輸送を全国ネットワークで支えるというものだと思っており、車内では「コンテナを売って、売って、売りまくれ」と号令をかけている。そのためには改めて組織営業をやろうということで、マーケットにもアピールしていきたい。

 一、来年度のダイヤ改正は国鉄改革直前の61・11以来の大規模なものになる。梅田駅の機能を吹田、百済に分散するとともに、首都圏でも抜本的な輸送効率化を行う。大幅な商品ラインナップの変更となるので、お客さまに前もって説明していきたい。

(2012年4月24日号)

1450荷主研究者:2012/05/13(日) 16:10:20

http://lnews.jp/2012/04/e042419.html
2012年04月24日 LNEWS
国交省/年間出荷量、1975年水準に減少

 国土交通省は4月24日、2010年第9回全国貨物純流動調査(物流センサス)を発表した。

<年間出荷量の推移>
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120424kamotsu.jpg

 年間貨物量は前回調査から15.4%の減少し、1975年調査水準まで落ち込んでいる。

 貨物1件当たりの貨物量(流動ロット)は減少し、貨物の小口化は進行し、小口貨物の増加(0.1トン未満が75.1%)により件数ベー スの物流量は増加した。

 輸送機関の84.2%はトラックとなっており、海運は10.0%、鉄道は0.8%のシェアだった。

 長距離輸送において高まる海運・鉄道のシェアにより、輸送距離1000km以上においては、海運70.9%、鉄道5.3%のシェアを占めた。

 5輸送機関の選択にあたっては、「輸送コストの低さ」を最重要視する傾向となった。

 「全国貨物純流動調査(物流センサス)」は、貨物の出発点から積み替えを経て到着点までの流動(純流動)を把握するため、荷主側から貨物の動きを捉えた統計調査として、1970年以来5年ごとに実施してきたもの。

1451荷主研究者:2012/05/27(日) 12:59:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120511t12015.htm
2012年05月11日金曜日 河北新報
仙台臨海鉄道 機関車3台体制復旧 千葉から購入

機関車の引き渡しを終え、握手する横田社長(右)と坂本社長

 東日本大震災で保有するディーゼル機関車3台が津波に流された仙台臨海鉄道(仙台市)は10日、京葉臨海鉄道(千葉市)から代替機関車1台を買い入れ、仙台港駅(宮城野区)で引き渡し式を行った。被災機関車のうち1台は自力で修復。もう1台は既に秋田臨海鉄道(秋田市)から借りており、これで震災前の体制に戻った。

 社員ら約20人が出席した式では、機関車から京葉臨海の車両プレートを取り外し、真新しい仙台臨海のプレートに交換。仙台臨海の横田重雄社長と京葉臨海の坂本哲朗社長が握手を交わした。

 機関車譲渡は震災直後の昨年4月、仙台臨海が要請した。京葉臨海は休止中の1台を急ピッチで補修し、あらためて車検を受けた上で、仙台臨海用に塗装した。仙台臨海は約4500万円で購入した。

 引き渡し式で、坂本社長は「40年以上も使い込んだ機関車だが、まだ中堅選手。東北の地で活躍するのを楽しみにしている」と激励。横田社長は「震災前の3台体制に戻り、感無量だ。全線復旧に向けて、万全の準備に入りたい」と感謝した。

 仙台臨海は全線9.5キロのうち、ビールを輸送する仙台西港−陸前山王間(6.7キロ)と、コンテナを運ぶ仙台港−仙台埠頭(ふとう)間(1.6キロ)が復旧した。石油輸送を担う残りの仙台北港−仙台港間(1.2キロ)は9月再開を目指す。

1452荷主研究者:2012/05/27(日) 13:11:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t71004.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
岩手がれき試験焼却へ 山田町から4トン搬出 静岡・裾野

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120511014jd.jpg
試験焼却するため、コンテナに詰め込まれたがれき

 東日本大震災で発生した岩手県山田、大槌両町のがれき処理を受け入れる方針を示している静岡県裾野市は11日、試験焼却のため山田町の仮置き場からがれき4トンを搬出した。

 がれきは袋に密封された状態でコンテナに詰め込まれ、トラック1台で運び出された。搬出前に測定したコンテナ外側の空間放射線量は毎時0.06マイクロシーベルトで、静岡県が示した基準値以下だった。今月上旬に測定した密封前の放射性物質濃度も1キログラム当たり11.2ベクレルで、同県の基準を大幅に下回ったという。

 がれきは盛岡市でJR貨物に積み替えて鉄道輸送し、16日に焼却する。

 静岡県くらし・環境部の佐藤一彦環境局長は「放射線量が基準値以下で安心した。住民に提示し、受け入れを理解してもらいたい」と話した。

 裾野市は4月26日、静岡市とともに大槌、山田両町のがれき広域処理に関する覚書をそれぞれ静岡、岩手両県と結んだと発表した。

 ほかに静岡県では島田市が3月に受け入れを表明。同市の桜井勝郎市長は今月7日の記者会見で本格受け入れを20〜24日に開始できるとの見通しを明らかにしている。

1453荷主研究者:2012/05/27(日) 14:37:11
非常に残念だが、確かにこの輸送量では専用線を維持するのは難しいと思われる。日甜がボイラー熱源を重油から石炭に変更したためタンク車による重油輸送が廃止された数年前の時点で、専用線が廃止される可能性があると危ぶんでいたのだが、このような形で廃止に追い込まれるとは…。
>鉄道は芽室製糖所製糖量の約10〜15%に当たる年間2万〜3万トン

http://www.tokachi.co.jp/news/201205/20120523-0012633.php
2012年05月23日 14時10分 十勝毎日新聞社ニュース
十勝鉄道廃路、私鉄の歴史に幕

 十勝鉄道(帯広市、大和田裕一社長)は、JR貨物の帯広貨物駅から日本甜菜製糖芽室製糖所の約5.4キロで運行している十勝最後の私鉄事業を5月末に終了することを、23日までに決めた。帯広貨物駅まで砂糖などを輸送していたが、6月以降はトラック輸送に切り替える。路線を共同利用していた日本オイルターミナル帯広営業所が5月末で廃止されることから、コスト増で路線維持が難しくなった。この路線の廃止で、十勝の私鉄の歴史に幕が下ろされることになった。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/THM20120523-0012633-0013378.jpg
日甜芽室工場構内からコンテナを積み出発する十勝鉄道の車両

 十勝鉄道は日甜の100%子会社で1923年設立。同社の事業のほとんどはトラック輸送で、会社は存続する。鉄道は芽室製糖所製糖量の約10〜15%に当たる年間2万〜3万トンを輸送、ピーク時の80年ごろには約8万トンを運んでいた。

 同社の鉄道の歴史は日甜の前身「北海道製糖」が運搬専用路線を運用開始した21年にさかのぼる。23年に十勝鉄道に運行が移管され、24年には旅客輸送もスタート。最盛期の昭和初期には帯広大通から八千代や戸蔦、上美生行きの路線を運行した。

 26年の輸送人員は約8万6000人を数え、沿線住民からは「トテッポ」の愛称で親しまれた。その後、鉄道輸送から自動車輸送へと変わる時代の流れの中で、59年に旅客営業を終了。77年に帯広貨物駅−芽室製糖所間を除く全ての路線が廃止された。

 芽室製糖所への路線は70年に開設。帯広工業団地専用線として市産業開発公社が敷設した路線に、日甜が線路を継ぎ足して製糖所まで引き込んだ。

 ピーク時は工業団地の企業など13社が路線を使っていたが、現在利用しているのは日本オイルターミナル帯広営業所のみ。石油元売りのJX日鉱日石エネルギー(東京)が同営業所の利用を停止することに伴って、路線の利用もやめることになった。

 日甜側は費用を全て負担しての運行継続は難しいと判断。現在は芽室製糖所へ1日3往復しており、6月以降は製糖所からコンテナをトラックで帯広貨物駅まで運び、JR貨物に載せ替える。

 線路は芽室側の日甜所有区間は撤去される予定で、市産業開発公社所有区間の今後は未定となっている。十勝鉄道の社名はそのまま残される見通し。

 十勝鉄道の親会社の日甜は「歴史ある鉄道がなくなるのは残念だが、コストが高く、やむにやまれず利用停止となった」としている。運行終了に伴う催しなどは未定。

十勝の私鉄
 十勝鉄道の他、清水、鹿追などで運行していた河西鉄道(1921年開業)、新得−上士幌間で営業していた北海道拓殖鉄道(28年開業)があった。46年には十勝鉄道が河西鉄道を吸収。道拓殖鉄道は68年に全路線を廃止した。十勝唯一の私鉄路線となった十勝鉄道の芽室製糖所線は、鉄道ファンからも人気を集めていた。

1454荷主研究者:2012/05/27(日) 14:39:56
>>1453
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/1036/news/2410.htm#tokachi
★十勝鉄道終焉へ

 帯広貨物〜日本甜菜製糖芽室製糖所間5.4キロの専用鉄道を5月末をもって廃止する。西帯広の日本オイルターミナル専用線も終了に伴うもの。

 24日、25日、26日は午前便は運行予定。27日は全休。午後便はオイルターミナルの入荷により決まる。

 時刻:日甜工場8:30頃→帯広貨物 コンテナ
    日甜工場13:00頃(単)→オイルタミ→帯広貨物 タキ
  ※時刻は目撃情報によるもので、不定期となっています。

 2両在籍するDE10の処遇は未定。最近まで構内におかれていたDD201は室蘭の日本製鋼へ移動している。

1455とはずがたり:2012/06/08(金) 16:53:11
>>1453-1454
悲しいなぁ(;Д;)

1456とはずがたり:2012/06/11(月) 19:35:03
wikiに拠ると南海高野線の記事に↓がある。
>1927年(昭和2年)7月19日:妻信号所 - 紀ノ川口駅間に(貨)紀伊河瀬駅が開業。

関連部分を抜粋してみる。

1915年(大正4年)
3月11日:紀見トンネル(通称「紀見峠トンネル」、現在の天見駅 - 紀見峠駅間上り線)開通。三日市町駅 - 橋本駅間が開業。
9月1日:橋本駅 - (妻信号所) - (貨)紀ノ川口駅間が開業。

1924年(大正13年)
11月1日:妻信号所 - 学文路駅間が開業。橋本駅 - 紀ノ川口駅間に妻信号所が開設。

1927年(昭和2年)7月19日:妻信号所 - 紀ノ川口駅間に(貨)紀伊河瀬駅が開業。

1959年(昭和34年)12月20日:妻信号所 - 紀ノ川口駅間が廃止。橋本駅 - 紀伊清水駅間の妻信号所が廃止。

どうやら南海の紀ノ川口は和歌山線の川端みたいなもののようである。
http://yahoo.jp/XoBvB8に拠ると妻は南海高野線とR24の交叉部辺りであって河瀬はその東側なんて大きく紀ノ川を180度で渡って向きを変える高野線のなかで東側に伸びていた支線の様だ

因みに和歌山線の川端関係も抜粋しておく。

1896年(明治29年)
5月10日:南和鉄道により、高田駅 - 葛駅間(8M27C≒13.42km)が開業。新庄駅(現在の大和新庄駅)・御所駅・掖上駅・葛駅(現在の吉野口駅)が開業。
10月25日:葛駅 - 二見駅間(8M33C≒13.54km)が延伸開業。北宇智駅・五条駅・二見駅(初代、後の川端駅)が開業。五条駅 - 二見駅間は貨物線。
1898年(明治31年)
4月11日:五条駅 - 二見駅間に紀和鉄道接続点を設置。紀和鉄道が五条駅 - 紀和鉄道接続点間に乗り入れ開始。
月日不明:二見駅(初代)を川端駅に改称。
1902年(明治35年)
6月3日:紀和鉄道接続点に二見駅(2代目、現在の大和二見駅)が開業。
11月12日:営業距離の単位をマイル・チェーンからマイルのみに簡略化(16M16C≒16.8M)。

1977年(昭和52年)11月1日:大和二見駅 - 川端駅間の旅客営業廃止[13]。
1982年(昭和57年)10月1日:貨物支線 大和二見駅 - 川端駅間 (1.5km) が廃止。

1457荷主研究者:2012/06/14(木) 23:48:38

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1205250018/
2012年5月25日 神奈川新聞
物流拠点化進む県央、縦貫道全線開通見越して/神奈川

厚木市内で着工した大型物流施設の完成予想図(ラサールインベストメントマネージメント提供)

 圏央道の県内部分「さがみ縦貫道路」が2014年度に全線開通する見通しになったことを受け、県央地区に大型物流施設の開発が相次いでいる。東名高速道路や中央自動車道をはじめ、20年度に全線開通する新東名高速道路の海老名南ジャンクションにも近い好立地に、物流会社などから期待が寄せられている。

 圏央道の相模原愛川インターチェンジ(IC)近くの相模原市中央区田名では、国内最大級の大型物流施設の着工が目前に控えている。三菱地所とラサールインベストメントマネージメントが共同開発するもので、敷地面積は約9万4千平方メートル、総床面積は約21万平方メートル。13年秋に完成する予定だ。完成後は複数の物流会社が分割して利用するという。

 ラサールは、東名高速厚木IC近くの厚木市三田に物流会社向け物流施設の建設に着手、13年春の完成を目指している。敷地面積は約2万4千平方メートル、総床面積は約5万2千平方メートル。同社の広報担当者は「首都圏と東海・関西圏との結節点となるだけでなく、首都圏広域もカバーする物流拠点になる」と、県央地区に積極的に投資する理由を説明する。

 圏央道の相模原愛川ICそばにある愛川町の内陸工業団地では、GLプロパティーズが大型物流施設「GLP厚木」の開発を始める。11月に着工し、13年12月末の完成を計画している。

 GLP厚木は工場や倉庫が集積する同団地の一角に立地し、敷地面積は約4万5千平方メートル、総床面積は約11万平方メートル。同社は「既に大手物流会社との間で約3万平方メートルの賃貸借契約を締結している」(広報担当)という。

 大手物流会社による入居の動きも加速している。自動車部品物流のバンテック(川崎市川崎区)は県央地区の大型物流施設のうち約3万平方メートルを賃借すると発表。同社は「自動車部品物流の拠点を集約することで物流ネットワークの効率化やコスト削減を実現する」とする。

 県央地区に既に進出している物流会社からは「横浜港と県央地区を結ぶ道路網が弱いのが大きな課題。横浜環状南線の開通を急いでほしい」との声が上がっている。

1458荷主研究者:2012/06/15(金) 00:29:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120522ceaa.html
2012年05月22日 日刊工業新聞
JR貨物と国交省港湾局、貨物追跡システムの相互接続を開始

 JR貨物と国土交通省港湾局はそれぞれで運用しているコンテナ貨物の位置情報を調べるシステムの相互接続を22日に始める。海上のコンテナ貨物の位置がJR貨物のシステム「ITフレンズ」で、鉄道上のコンテナ貨物の位置が港湾局のシステム「コリンズ」でもわかるようになる。鉄道と海上の双方の輸送モードを使った一貫輸送サービスを利用している荷主の利便性の向上が見込める。

 当面は博多港―上海港間を結ぶ「上海スーパーエクスプレス」とJR貨物で利用する輸出入コンテナ貨物が対象。上海港―博多港―福岡貨物ターミナル駅―国内発着駅間を輸送中の貨物の位置情報は、貨物が鉄道上、海上のいずれに存在する場合でも、ITフレンズ、コリンズのどちらでも照会可能になる。

 荷物の位置情報を欲する荷主側の要求は強く、JR貨物では今回の連携を足がかりに、他の港で発着する海上コンテナ貨物についても、システムの相互接続を広げていきたい考えだ。

1459荷主研究者:2012/06/15(金) 00:41:40

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/05/28-6743.html
2012年05月28日 化学工業日報
内外輸送 広島にタンク新設 化学品物流の拠点に

 内外輸送(横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)は広島支店(広島県安芸郡坂町)にステンレスタンクを新設するなど、中国地方以西のパブリックのタンクターミナル拠点として再整備を進める。従来の構内に隣接して11年前に購入したタンクおよび桟橋付きの新構内に、容量800キロリットルのステンレス(SUS)タンクを建設、購入時から使用している既存の5基のタンクとともに化学品の保管用として活用を図る。「先行投資的に建設、液体品の中国・九州地区の物流基地として充実を図りたい」(小幡社長)としており、今後伸びが予想される輸入化学品などに対応する。

1460荷主研究者:2012/06/23(土) 04:48:26
早朝の岐阜(タ)に到着。まもなく札幌(タ)発、名古屋(タ)行きのコンテナ列車が到着する筈。

1461荷主研究者:2012/07/01(日) 10:44:53
>>1396
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120602/CK2012060202000017.html
2012年6月2日 中日新聞
米原の工業団地、8年越し解決へ

高丸社長(左から2人目)と握手を交わす泉市長(右から2人目)=米原市の米原庁舎で

 米原市と印刷用インキ大手メーカー「サカタインクス」(本社大阪、東京)は一日、米原市の米原南工業団地の用地を二十七億七百万円で売買する契約を結んだ。売買するのは一六・五ヘクタールの工業団地のうち一四・一ヘクタール。二〇〇五年に事業化以来、進出企業が見つからず、用地購入費など二十億円の借入金を抱えた米原市最大の懸案が解決する見通しとなった。

 印刷用インキやデジタル関連のインキを製造する工場と研究棟を建設。二〇一三年一月に着工し、一四年一月の一部操業を目指す。従業員は当初、百人近くで、国内工場からの配置転換で賄い、地元採用も検討する。

 高丸博次社長は「米原は高速道路を使えば名古屋まで一時間。交通の便がいいのが魅力的だった。県や市とともに発展していきたい」と抱負を語った。サカタインクスは資本金七十四億円。昨年の年間の連結売上高は千百九十五億円。

 米原南工業団地は、西日本最大級のものづくりと物流の拠点をつくる「滋賀統合物流センター事業」の用地として、二〇〇七年から整備。一〇年一月、工業団地への誘致を担当していた県職員が、収賄容疑で逮捕されて失速。市と土地売買契約を結んでいた事業運営会社・シルク社が同年七月に撤退し、事業が行き詰まった。

 市は、金融機関の借入金で土地購入し、上下水道工事に二十五億八千八百万円を賄っていた。借入金のうち現在も二十億円が未返済。今年三月までの金融機関への利子も約五千五百万円に上った。泉峰一市長は「用地売却は就任以来の課題。東日本大震災や円高など課題が増える中で契約でき、うれしく思う」と胸をなで下ろした。

 ただ事業で計画されていたJR貨物のターミナルや国道8号からのアクセス道路完成のめどは立っておらず、周辺整備が今後の課題となる。

 (森若奈)

1464荷主研究者:2012/07/02(月) 02:04:52

「日本の鉄道貨物輸送と物流」の新しいコンテンツとして、「私有コンテナ総覧」を公開した。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/shiyu-container.html

私有コンテナを扱うwebサイトというのは既に多数あって、特に「コンテナの絵本」 http://container.pro.tok2.com/ は私の知る限り(私有コンテナを含めた)鉄道コンテナ全体のデータベースとして日本で唯一にして最高水準のwebサイトと思われる。

他にも私有コンテナを纏めたサイトやブログなどは多数あるのだが、そのような先輩諸氏を差し置いて「総覧」と自称するのは些か気が引けたものの、〝総覧を目指す〟という意気込みでこのようなタイトルとした。

中身はまだスカスカ状態だが、地道に更新を続けていくつもりである。特に「日本の鉄道貨物輸送と物流」の他のコンテンツで述べることができなかったコンテナ輸送を優先的に取り上げていくことで相互補完をさせたいところである。方向性としては、他のコンテンツと同様に荷主と運用(輸送)を詳らかにすることを主眼に置いている。

いずれにせよ私有コンテナは今後も増え続けるであろうから、このコンテンツは永久に終わらない(そもそも全ての私有コンテナを総覧することは私個人だけの力では不可能である…)運命と言える。

1465とはずがたり:2012/07/02(月) 11:18:29
おつ。遂に始めちゃったかぁ(・∀・)
自分でも解ってるみたいだけえがこのコンテンツは果てしないでねー。頑張りなぁい。

1466荷主研究者:2012/07/08(日) 14:20:31

西久大運輸倉庫㈱のwebサイトより

http://www.nishikyudai.co.jp/eigyousyo/syoukai/kansai_paint.html
 塗料業界のトップメーカーである関西ペイント株式会社様より名古屋工場構内での物流業務を受託しております。業務内容としましては、塗料の充填作業、容器の運搬・洗浄等の構内作業ならびに、工場から各納品先に向けてJRコンテナを利用した輸送窓口業務がメインです。輸送エリアは、塗料の用途に合わせ、国内全域をカバーいたしております。荷主様から高い評価を頂戴できるよう精一杯努力してまいります。

http://www.nishikyudai.co.jp/whats.html
掲載日:2010.04.08
神奈川支店を開設しました。

 平成22年4月1日。関東地区での新たな総合物流サービスの拠点として、厚木インターの近くに神奈川支店を開設しました。当支店は、福岡・鳥栖・北九州に続く、4番目の通運営業所として相模貨物駅の通運取り扱いを行うほか、今後は横浜羽沢駅の通運取扱いも準備中です。さらに、当支店には300坪の倉庫(敷地1,000坪)も備えており、荷物の積み替え、一時保管など、荷主様の様々なご要望にも対応できる総合的な物流サービスの体制を整えてまいります。関東〜九州間での物流には、弊社をご指名頂き、CO2の排出を抑え、地球にやさしい鉄道コンテナ輸送によるモーダルシフトの推進をご提案いたしますとともに、関東地区での物流拠点として、お客様にご満足いただけるサービスを追求してまいります。 到着貨物には弊社受託コードNo,84109をご指定ください。

1467荷主研究者:2012/07/08(日) 14:26:46

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120612_2
2012年6月12日 カーゴニュース 第4092号
国交省、貨物鉄道輸送の将来ビジョン懇談会が2回目の会合

 国土交通省は5月30日に三田共用会議所で「貨物鉄道輸送の将来ビジョンに関する懇談会」の第2回会合を開催した。今回はキヤノン、東芝ロジスティクス、トヨタ自動車、三井物産から、荷主の立場から見た貨物鉄道政策についての提言を受けた上で、意見交換を行った。

 荷主からは「海上コンテナや31ftコンテナといった大型コンテナについて、利用可能範囲を拡大させるなどの利便性を向上させるべき」「発地から着地までの単純な一貫距離制運賃の導入や稼働率・積載率向上によるコストダウンなどによって他輸送モードに対抗しうる価格競争力を実現してほしい」「輸送障害時のリスク対応と適切な情報提供をやってほしい」「国際物流との連携促進」「施設、設備の改善などによる輸送品質の確保が必要」などの提言が出された。

 これを受けて「鉄道へのモーダルシフトを進めるためには、荷主に対し、発地から着地までの全体としての輸送の中で、鉄道輸送が最適となるような提案がなされることが必要」「効率的な積載を考えた場合、既存の12ft(5t)コンテナサイズでは高さが足りないケースがある。より背の高いコンテナであれば、運べる荷物の種類が増えるはず」「モーダルシフトを進めるためには、現状よりもコストが上がらないことが前提であり、他の要因(クオリティ、リードタイムなど)で勝ったとしても、コストが上がるのであれば経営レベルで容認されない」「例えば、社内での輸送について、リードタイムに1日余裕を持たせれば鉄道を利用する余地が増えるのではないか」「社内でも在庫は可能な限り圧縮を進めており、鉄道へのモーダルシフトを行うためにリードタイムを延ばすことは困難」「鉄道貨物の輸送障害発生時、復旧の正確なタイミングわからないと代替輸送の手配等の調整が出来ないので、目安程度で良いから具体的な情報を提示してほしい」「主要港湾とインランドデポとの間の海上コンテナ輸送について国が主体となって早急に制度化すべき」「現在、トラックドライバーは若手になり手がいなくなり年々大幅に減少している。将来は長距離ドライバーが確実に不足すると考えられ、500kmといわず200〜300kmについても鉄道での輸送へのシフトを考えていくのが有意義」などの意見交換がなされた。

 なお、メンバーは学識経験者が山内弘隆一橋大学大学院商学研究科教授、秋池玲子ボストンコンサルティング・パートナー&マネージング・ディレクター、中田信哉神奈川大学名誉教授、湯浅和夫湯浅コンサルティング社長の4名。荷主はトヨタ自動車、キヤノン、三井物産、東芝ロジスティクスの4社で、このほかJR貨物、日本通運、丸運の事業者と全国通運連盟が参加した。

(2012年6月12日号)

1468荷主研究者:2012/07/09(月) 00:44:47
>>1464-1465
とりあえず1週間頑張って更新を続けた結果、私有コンテナで計115形式、特定荷主向けJRコンテナ(番外篇)で計11形式を公開中。少しは〝総覧〟らしくなったかな(笑)。始める前から分かってはいたものの、改めて果てしないコンテンツだなと実感中である…。

1469とはずがたり:2012/07/14(土) 22:11:30
三岐鉄道だから此処へ

http://yahoo.jp/LnPZUk
東藤原〜西藤原はなんか休止中??

1470荷主研究者:2012/07/25(水) 23:39:08

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120626_1
2012年6月26日 カーゴニュース 第4096号
鉄道・海上へのシフトのほか、車両のセミトレーラ化による効率化も

 国土交通省がCO2削減による地球温暖化防止・低炭素型物流体系の構築を目的に、鉄道輸送や海上輸送へのモーダルシフト、輸送システムの集約化などによる物流効率化事業に運行経費などの半額を補助する「モーダルシフト等推進事業」への補助金申請が続いている。同省が補助事業の経費として2012年度予算で計上しているのは8200万円で、近く補助金交付先と補助額を決定する。

 関東運輸局が20日の記者会見で明らかにした管内の申請状況によると、アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒロジなどでつくる「アサヒグループモーダルシフト推進協議会」が申請したトラックから鉄道輸送への転換に係る運行経費の一部補助など5件・4236万円に達している。

 5件の補助金申請には、鉄道への転換が2件、海上輸送への転換が1件のモーダルシフト(運行経費の補助申請)のほか、幹線輸送の集約化によるバンセミトレーラへの転換で車両台数を減らすことによるCO2削減(機器導入経費の補助申請)が含まれている。

(2012年6月26日号)

1471荷主研究者:2012/07/25(水) 23:39:34

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120626_2
2012年6月26日 カーゴニュース 第4096号
JUKIとアシックスが鉄道を活用した共同物流をスタート

 JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)とアシックス(本社・神戸市中央区、尾山基社長)は、鉄道を活用した共同物流をスタートさせた。JR貨物の米子ターミナル駅を基点に、山陰アシックス工業(本社・鳥取県境港市、横石廣美社長)が輸入で使ったコンテナをJUKI松江(本社・島根県松江市、和田英昭社長)が輸出に使うスキームを構築。フォワーダー、JR貨物、船社の協力により海上コンテナのラウンドユースと鉄道輸送へのモーダルシフトを実現し、物流コストと二酸化炭素(CO2)を削減している。

 JUKIはJUKI松江で製造した製品の一部を神戸港から20ftコンテナ単位で輸出している。従来、JUKI松江近くの物流会社の倉庫で製品を保管し、トラックで神戸まで輸送。神戸の通関業者がバンニングし、通関後、コンテナヤード(CY)に搬入していた。ただ、JUKIでは特定輸出者(AEO輸出者)の承認を受けており、その特例措置(特定輸出申告制度)を活用した効率的な物流体制の構築を検討していた。

 アシックスでは、山陰アシックス工業で海外から大阪港を経由して輸入したパーツをアッセンブリングし、主に国内向けに製品を生産。LCL(小口貨物)について海外で貨物を集約してFCL(フルコンテナ)化(20ft単位)するなどの物流効率化を進めてきた。ただ、コンテナ単位での輸入が増え、工場から帰りのドレージが空輸送となっていたため、空コンテナを利用するパートナーを模索していた。

 JUKIとアシックスでコンテナのラウンドユースを検討するにあたって、当初はドレージによる実施を想定していた。ただ、「輸入と輸出のタイミングを合わせるためにコンテナを保管する場所が必要」、「両社が使っている船社が違う」という課題が浮上。JR貨物の米子ターミナル駅に一時コンテナを保管し、輸出入のタイミングを調整するというスキームにフォワーダーの郵船ロジスティクス、JR貨物、船社のOOCLが協力する形で、鉄道輸送を絡めたコンテナのラウンドユースを5月から開始した。

 具体的には、アシックスは輸入の実入りコンテナを大阪港から米子ターミナル駅まで鉄道輸送し、山陰アシックス工業にショートドレージで搬入後、空コンテナを米子ターミナル駅に返却。JUKIは輸出時に米子ターミナル駅から空コンテナをピックアップし、倉庫でバンニング(当面、通関はCY通関)。実入りコンテナを米子ターミナル駅に輸送し、神戸ターミナル駅まで鉄道輸送し、神戸港CYにショートドレージで搬入する。

 この新しいスキームにより、JUKIがコンテナの復路を利用することになるため、アシックスはドレージコストを削減。JUKIは、神戸の通関業者でかかっていた倉庫への搬入・搬出、バンニングが不要になり、その分のコストを抑えられる。JUKIでは「物流費を約2割下げられ、神戸〜松江間でCO2を排出量を大幅に削減できる」(縫製機器ユニット営業推進部・貿易業務グループ)としている。

(2012年6月26日号)

1472荷主研究者:2012/07/25(水) 23:48:59

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120628_2
2012年6月28日 カーゴニュース 第4097号
「経営自立計画の結果が出なかったら責任をとる」=JR貨物田村新社長

 22日、JR貨物の本社で行われた小林正明新会長と田村修二新社長の就任会見の詳報は以下の通り。

 小林 無事、株主総会後の取締役会が終わり新しい体制が発足した。5年前に当時の伊藤社長から5本目のバトンを受けたが、今日、6本目のバトンを田村新社長に渡した。5年前の就任直後、東海道線で貨物列車が500㍍も後退してあわや大惨事になりかねない事故があり、改めて鉄道事業者の社長としての重い責任を感じてスタートしたことを思いだす。この5年間は経営改善に邁進した。高速道路料金の無料化問題、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の利益剰余金を活用した支援要請などにかけ回ったほか、中期計画も2回策定し、効率化と収入規模拡大などに力を入れた。東日本大震災では鉄道130年の歴史の中で初めて輸送距離1000kmを超える石油列車を走らせた。その後もガレキ輸送、年末にかけての税制改正など、微力ではあるが、無我夢中で走り抜けた感じがする。

 社長をやって何を感じたのかと問われると、それは知名度の低さ。JR貨物はたったひとつの鉄道貨物会社で環境にも良いといわれてはいるが、存在、役割や意義がほとんど知られていない。長年、通運事業者の方々とは唇歯輔車の関係でやってきたが、トラック事業者の99・9%は鉄道を利用していない。ドライバー不足といわれているし、なんとかチャレンジしようと、アンケート調査もやったが、JR貨物を知らないというより、はじめから無縁な存在で関心すらないという回答もあってガックリした。経営者である自分の責任でもあるが、認知度の低さということを改めて痛感した。

 しかし、鉄道貨物輸送の持つ大量輸送が可能な点や定時制、ネットワークの強みは東日本大震災の石油列車やガレキ輸送でも感じた。線路さえ繋がっていれば、国の危急存亡の時に緊急輸送を行えるし、それができるのはJR貨物しかない。こういう鉄道ネットワークの機能は強く訴えかけていきたい。そしてネットワーク維持には一定程度のコストかかるので、営業活動が不可欠なんだと思う。最後の2年間は黒字になったが、経営自立計画は向こう7年かけて上場基準クリアーするというもの。役員一同、新しい気持ちでスタートを切っていきたい。

 田村 32年前に大阪鉄管局の貨物課長となって以来、ずっと貨物部門を歩んできた。当時は貨物部門が会社として存立しうるのかと、アイデンティティそのものを問われる状態だったので、25年かけてここまできたという感じもあるが、経営的にはスタート時よりも悪くなっている。ここ数年、リーマンショック、東日本大震災などの外部環境が経営を直撃した。昨年度、小林会長の尽力で枠組みをつくってもらった支援措置も整ったので、その土台の上に立って、経営を進める必要がある。

 抱負といっても大それたことを考えてはいない。商品をいかにしっかりしたものにするかにつきると思う。昨年度は5000本近い列車が運休し、キチンと商品を供給できなかったという反省の上にたって、輸送品質の安定と向上につとめ、お客様の信頼を確保したい。

 今年度中に梅田駅の移転と隅田川駅の改良工事が完成するが、これを受けたダイヤ改正は、コンテナ輸送のビジネスモデルを再構築するという意味で取り組んでいく。

 鉄道運輸機構の余剰金を活用した支援を受け、経営を自立する計画を実行し、やりとげることが課せられており、結果が出なかったら責任をとろうと思っている。とにかくJR貨物が持つ、全国ネットワークの可能性を次にバトンタッチしていきたい。

 田村 (当日の株主総会で厳しい質問が出たことについて)民営化して25年たったが、経営的な成果が出てないことの総括と、今後どう経営自立に向けてやっていくのかという決意を聞かれた。例えば長期債務が倍増していたり、経常利益がほとんど出ていないなど、いまだ経営が自立していない、という観点だったと思う。

1473荷主研究者:2012/07/25(水) 23:49:45
>>1472 続き

 田村 (昨年から重大な事故が相次いでいる安全問題への取組みとコンテナ収入の確保について) 安全問題は経営を運営する基礎、土台、前提条件として守っていく。事故が多発しているが、いかに無くしていくかについて、小林会長の取組みを引継ぎ、現場まで浸透させ、現場に自らの問題とすることを訴えかけたい。25年前の発足時はコンテナと車扱は800億円ずつぐらいの収入規模で合わせて1600億円ぐらいの売上だった。コンテナ収入は毎年100億円ずつ上がっていったが、今は落ちている。売上を伸ばすためには既存を守り、新規の成長分野にうって出るかだと思う。既存の分野については縮小していかざるを得ない部分もあると思うが、その中でシェアと収入を確保していきたい。新規は待ちの営業ではなく、物流権限を持っている部門へ組織的にアタックしていきたい。

 小林 (社長としての5年間で印象に残ったこと)やはり3・11の直後に官邸、国交省、経産省から「被災地では石油不足で緊急車両も動けず、医療機関も大変な状況になっているので、石油を緊急輸送できないのか」という強い要請が下ったこと。それまで200㌔㍍ぐらいの輸送距離しか走ってない石油列車を、社員の安否すら確認できていない中で仕立てた。ケータイもつながらず正しい情報がキャッチできない状況の中で、機関車、貨車の手配がなんとかつき、1週間ほど毎日、司令室に詰めながら、なんとか運ぶことができた。1週間ほどしたら、当時の大畠国交大臣から「もう一本、磐越西線を使って石油列車を走らせられないのか」と要請され、運転士の〝線見〟もままならぬ中で輸送した。これによってJR貨物の存在が少しは広まったのかな、と思う。

 震災から4週間ぐらいたった後、現場に入って、長靴履いて砂地となってしまった線路を歩き、人家の隣にコンテナが転がっているのを目の当たりにして「1000年に一度とはこのことか」と思った壮絶な風景も忘れられない。

 田村 (新ダイヤで新しいビジネスモデルをつくりたいという内容について) 大阪地区の拠点が梅田から本線上の吹田と百済に移る。本線上にある吹田貨物ターミナルをうまく活用するとともに、隅田川駅の北向けの輸送力増発をトータルで考えると、コンテナ輸送をキチンと変えうるインフラが完成すると思うので、それをどう使ったらいいダイヤがつくれるのかを勉強している。抽象的かもしれないが、列車のダイヤの組み方、現在の流動をどう捉えるかなどを、フォークリフトのデータも使って勉強している。できれば、新しくできたダイヤを新規に売り込むことまでも考えていきたい。

 田村 (今日、社員にはどのような話しをしたのか)お客様に使ってもらわなければならないので、まず自分のスタンスはこうですよ、という話しをした。一言でいえばプロの仕事をしよう、ということ。自分では「一点集中全面突破」という言葉が好きで、よく使っている。また「3人寄れば文殊の知恵」とも言われるので、1人でやってもしょうがない。「権限は奪うものである」という気持ちでやってもらいたいとも言った。そして最後は、天は自ら助けるものを助く、だと思っている。

 2日後に労組の大会にも出るが、確かに我々は震災の時にキチンと役割を果たしたが、その自負心と使命感を共通の土台にプロの仕事をしようと訴えたい。個人的には輪廻など東洋的な循環型思考が好き。明けない夜はないと思っている。

 田村 (鉄道のシェアアップについて)経営自立計画では得意とする輸送距離1000キロ以上の分野で3分の1程度のシェアだが、これを5割以上にするという目標をもっており、それを実現してから、一歩一歩、中長距離についてもシェアアップしていくことが目標。

 田村 (個人的なプロフィールについて)今は妻と2人で住んでいる。ふたりの息子には早く結婚してもらいたいと思っている。趣味は読書。学生時代から江藤淳が大好きで、(東大紛争で)卒論がなかったもので卒論に書きたかったぐらい。今は嫁さん孝行で国内旅行を心懸けている。今年は曜日配列が良く、土曜日から日曜日にかけて秩父の夜祭り、高山祭りなどに行った。

(2012年6月28日号)

1474荷主研究者:2012/07/25(水) 23:53:26
>>1362 >>1387 >>1403
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120629_2
2012/06/29 岩手日報
宮古のがれき東京搬出終了 7月から大槌の処理へ
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 東日本大震災で発生した宮古市のがれきを東京都に搬出する作業が28日、終了した。都は災害廃棄物の広域処理第1号で、全国自治体の先導役として広域処理を軌道に乗せた。県によると、都は計2万3千トンの計画量に対して昨年11月から8カ月間で約1万7700トンを処理。来月中旬からは大槌町の廃棄物を受け入れる予定だ。

 同日は都職員が立ち会い、同市赤前の宮古運動公園内にある仮置き場で選別済みの木材やプラスチック、布、紙などの可燃物を東京行きコンテナトラックに積み込んだ。

 これまで搬出した約1万7700トンは、2011年度が試験焼却分も含め7338トン、12年度は4〜6月で約1万400トンだった。

 県によると、計画量に達しない段階で搬出を終了するのは、広域処理の進展などで一定のめどが立ったことが理由という。市から委託を受けた県と都の契約期間は6月まで。

1475荷主研究者:2012/07/26(木) 00:20:54

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/310329
2012年6月30日 00:03 西日本新聞
福岡運輸、鳥栖の物流拠点稼働 氷点下から25度まで保管

 食品の冷凍輸送などを手掛ける福岡運輸(福岡市)は7月1日、佐賀県鳥栖市に新設した大型の物流拠点「九州配送センター」の操業を本格的に始める。倉庫は氷点下25度から25度まで六つの温度帯があり、さまざまな食料品に対応する。

 同社は1958年に日本で初めて冷凍輸送車を導入した実績があり、食料品の冷凍・冷蔵輸送に強みを持つ。物流拠点は関東や関西など全国に13カ所を展開。

 九州で4カ所目となる九州配送センターは、佐賀県が整備した九州自動車道・鳥栖インターチェンジ(IC)近くの工業団地に建設。敷地面積は約1万3千平方メートル。2階建てで延べ床面積は約6700平方メートルあり、倉庫の格納能力は約1万5千トン。取扱高は年間約3億5千万円を目指す。投資額は約15億円。敷地に余裕があり、5年後をめどに同規模程度の倉庫を増設する。

=2012/06/30付 西日本新聞朝刊=

1476荷主研究者:2012/07/26(木) 00:45:38

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/06/20-7068.html
2012年06月20日 化学工業日報
ケミカルロジテック タンク増強 マルチワークステーションも

 ケミカルロジテック(東京都港区、中島伸治社長)は主力拠点の名古屋油槽所で積極投資する。昨年から今年にかけてスクラップ&ビルド(S&B)を含め計3基のタンクを建設したが、さらに新たにタンク2基やマルチワークステーション、危険物倉庫の建設も計画するなど、設備、機能の充実による構内再構築を加速する。「まだ5?6基分のタンク増設のスペースがある。わが国化学工業の構造的変化に連動した投資を継続したい」(中島社長)とし、今後予想される化学品の輸入増加などに対応する。

1477荷主研究者:2012/08/12(日) 22:25:02

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/06/28/20120628m_05.html
2012年6月28日(木)室蘭民報 朝刊
JR貨物が鷲別機関区の廃止検討…存続へ登別市が調査

 日本貨物鉄道(JR貨物)が、道内の車両点検業務の拠点としている鷲別機関区(登別)と、乗務員が所属する室蘭総合鉄道部運転課(室蘭)の廃止を検討していることが、27日分かった。JX室蘭の鉄道輸送縮小や、北海道新幹線開通に向けた車両保守部門の見直しが背景。市は存続に向け調査に乗り出した。

 鷲別機関区は昭和19年に室蘭機関区鷲別駐泊所として開設され、22年に独立。62年から国鉄民営化に伴いJR貨物が運営。平成11年には函館・五稜郭機関区のディーゼル車両が鷲別に集約され、道内の車両点検・整備拠点となった。

 しかし同社は昨秋、一転して廃止方針を労組に説明。JX室蘭の鉄道輸送廃止方針と、道新幹線開通に合わせて導入予定の新電気機関車の保守・点検基地を五稜郭機関区に設けるため、鷲別を五稜郭に統合するとの内容だった。

 ただ、JX側の海上輸送への切り替えが旭川と帯広にとどまり、札幌への鉄道輸送が2年間継続される見通しになったことや、五稜郭への新電気機関車導入時期が未定などの理由から、6月の廃止は見送られたという。

 関係者によると、鷲別機関区と同運転課が廃止の場合、約100人の社員に影響が出る。また札幌―函館間には車両の保守・点検設備がなくなり、緊急対応の遅れやダイヤの乱れにつながる可能性もあるという。

 労組は「危機管理上必要不可欠な基地」などとし、上部組織も巻き込んだ存続署名運動を4月から展開、5月には本社に対して1万7613人分の署名を提出した。現状では廃止の可否や時期は未定となっている。

 室蘭支部の須貝利則委員長は「予断を許さない状況。社員は不安を抱えている。危機管理上も問題で、存続を求め続ける」と語った。同社広報は「その件についてはお答えしかねる」としている。

(鞠子理人)

1478荷主研究者:2012/08/12(日) 23:05:06

http://www.sumika-logi.co.jp/company/ehime_j.html
住化ロジスティクス㈱愛媛事業所(住友化学愛媛工場構内ならびに構外)
愛媛事業所(運輸部)
 タンクローリー輸送を主体とする輸送課と鉄道利用運送を行う運輸部通運課がある運輸部は、お客様に完全に満足していただける物流サービスの提供を目指し、「安全、確実、迅速」を基本に、さらには「地球環境にやさしい物流」を合言葉に、省エネ運転、輸送容器の大型化、フェリーや鉄道を利用したモーダルシフトの推進に取り組んでいます。

輸送課
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/ehime_j07.jpg

 住友化学(株)およびグループ会社様の液体製品をタンクローリー・タンクコンテナ等により全国各地のお客様約300箇所へお届けしています。取扱い製品は約60品目あり、危険物、毒劇物、高圧ガス等の危険物質を主体に取扱っています。
 また、スキル鍛錬道場(模擬体験設備)の開設により、安全第一をモットーにスキルアップに努めています。

所在地 輸送課
住所 〒792-0893 愛媛県新居浜市多喜浜6-8-27

通運課
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/ehime_j05.jpg

 住友化学(株)及びグループ会社様からお預かりした商品を、新居浜駅起点に全国各地のお客様へ納品、逆に全国各地から新居浜駅に到着した商品を愛媛及び香川県下へ納品する輸送業務と、日本貨物鉄道(株)から受託しているJR大型リフト3両によるコンテナ積降業務を行っています。ゴールデンウィーク等年間10日程度の特別期間を除き、日祭日も営業しています。取り扱い物量は、発着合わせて月間1万トンで、北は北海道から南は鹿児島まで日本全国の通運会社と連携しています。

所在地 通運課
住所 〒792-0812 媛県新居浜市坂井町2-3-45

1479荷主研究者:2012/08/13(月) 23:34:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120725t15014.htm
2012年07月25日水曜日 河北新報
JR貨物 石巻港駅10月再開 日本製紙工場復旧に連動

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120724030jd.jpg
復旧工事が本格化している石巻港−陸前山下間

 東日本大震災で休止している宮城県石巻市のJR貨物石巻港−陸前山下間で復旧工事が本格化し、安全祈願祭が24日、現地で行われた。石巻港駅に隣接し、取り扱い貨物の9割以上を占める日本製紙石巻工場の生産回復を受け、10月に運転を再開する。

 区間延長は1.5キロで、石巻港駅の駅舎が全壊、線路にがれきが流入するなどの被害を受けた。復旧工事は5月上旬に始まり、9月に完了する予定。日本製紙の本格稼働に合わせ、運転再開の時期は当初計画より2カ月前倒しした。

 当面は1日3往復で、年度内に震災前と同じ7往復に戻す。石巻港駅と日本製紙内を結ぶ引き込み線は来年1月の完成を目指す。近接地に中間処理施設がある石巻地区のがれき広域処理で、鉄路の活用も検討する。

 貨物は現在、仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)までトラックで代行輸送した後、鉄道で首都圏などに運んでいる。再開後は震災前と同じ東北線の小牛田経由で運行する。

 安全祈願祭には関係者約50人が出席。JR貨物の真貝康一常務執行役員東北支社長は「搬送コストの節減や二酸化炭素の削減、道路の渋滞緩和など鉄道輸送再開には多くの利点がある」と述べた。

1480荷主研究者:2012/08/17(金) 18:22:40

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120802_2
2012年8月2日 カーゴニュース 第4107号
「我々を見る目は厳しい」JR貨物グループ社長会で田村社長

 JR貨物(田村修二社長)は7月27日、本社でグループ社長会議を開催、出資しているグループ会社47社の代表者が集まった。

 ジェイアール貨物・インターナショナルの縄野克彦社長、ジェイアール貨物・南関東ロジスティクスの佐々木淳社長など新しく新社長が紹介された後、小林正明社長が最初に挨拶に立ち「今日、国土交通大臣から東日本大震災の緊急輸送に対する感謝状をいただいた。グループ会社の皆さんも含めて一生懸命やっていただいた結果だが、5年間社長をやっていて、JR貨物の存在が世の中にほとんど知られていないということも実感としてある。今後、PR活動に力をいれていかなければならないと改めて感じた」「鉄道貨物輸送の強みは全国ネットワークにあるが、ある方から『レールに偏りすぎているのではないか』という指摘も受けており、今後、グループ全体として総合物流事業にも果敢にチャレンジしていきたい」と述べた。

 また、先日、行われた株主総会について「鉄道運輸機構からガバナンスのあり方などに厳しいご意見をいただき、私も猛省している。社外役員に入っていただくなど、取締役会を中心とした透明のある経営を確保していく。株主からは、このほかにも『100ヘクタールの土地を1700億円で売却したにもかかわらず、負債総額は1800億円に膨れあがっている』『最低限の目標である20〜30億円の利益水準すら上げられていない』『国家公務員は10%の給与カットの流れにあるが、これをどう考えているのか』などのご意見をいただいた」「私と田村社長は、社員数は1万2000人から6000人へと減らして人件費比率が30%を切っていることや、列車キロを落とさずに損益分岐点を下げていることなどを説明した。しかし、余裕度はまだ不十分であり、これから先も損益分岐点を下げる努力を続けなければならない」「通運連盟の川合会長、全通連の福田会長にお会いすると『ドライバーが集まらず、200km以上の距離はトラックで走れなくなってきており、車両数も減っている』と話しておられた」「とにかく今はグループ全体で売って売って売りまくるしかない。私も会長として粉骨砕身、頑張っていきたい」と語った。

 また、田村社長は「会社の目指す方向性としては『中長距離のトップランナー』を旗印にしたい。鉄道貨物輸送の機能としてはやはり中長距離で競争力がある。そこで圧倒的なシェアを獲得することによって、その勢いをもって、もっと短い距離にも攻め込んでいける」「会長も述べておられたが、我々を見る目は厳しい。株主である鉄道運輸機構、第三者委員会のほかにも、政策的なチェックをいただく国交省の鉄道局、政策統括官や貨物鉄道のビジョンを考える懇談会も立ち上がっている。それぞれ、丁寧に対応するとともに、キッチリとオープンにやっていかなければならない。透明性を確保すると同時に、経営改革のスピードアップも求められており、一挙に判断するところは判断して変えていきたい。フリーハンドとして経営に任されたことについてはキッチリと判断し、その責任を負う、ということだと思う」「第1四半期のコンテナは対前年同期比10%増となったが、2年前との比較では4%減となっている。計画数値との比較では相当、未達となっており、この未達率が続けば収入がショートするので、どう利益を確保するのかということは、すでに検討に入っている。グループ会社にも協力を求める場面もあると思う」「問題は収入確保であり、積載効率が悪い列車の余席販売のほか、ボリュームインセンティブの導入なども考えていく。昨日は、9社の真荷主のお客さまを訪問したが、昔、営業を担当していた時とは大きく変わっている。お客さまは、どんどん先を行っている感じだ。我々も様々な智恵を出していかなければならない。物流は確かに受け身の派生需要かもしれないが、新しい智恵をお客さまに出していかないとジリ貧傾向になるとも感じた。それと同時に抜本的な改正となる来年3月のダイヤ改正をキチンとやり遂げたい」などと述べた。

(2012年8月2日号)

1481荷主研究者:2012/08/17(金) 19:34:45

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/311114
2012年7月5日01:18 西日本新聞
高度成長支えた鉄路 休止の「苅田港線」

自動車が素通りする苅田港線のレールの上で、思い出を語る楠本さん

 雑草に覆われて、車道を横切るさびた線路。なぜこんな所に−。JR日豊線の小波瀬西工大前駅(苅田町新津)から苅田港方面に伸びる廃線とおぼしき線路がずっと気になっていた。地図を頼りにレールをたどり、その歴史を探ってみた。

 「線路脇に石炭がぽろぽろと落ちていた光景が懐かしいね」。元国鉄職員の楠本昌次郎さん(82)=同町与原=はいとおしそうにレールを見つめる。苅田港駅で貨物列車をつなぐ連結手として、1949年から34年間働いた。

 44年に開業した苅田港駅は、旧小波瀬駅(現・小波瀬西工大前駅)から北へ2・8キロ伸びる貨物専用線路「苅田港線」の終着駅だった。「駅の近くに住んでいたので、レールの上を歩いて職場まで通ったものです」と楠本さん。当時、運ばれていたのは筑豊産の石炭。日豊線から苅田港線を経由し、港から船で全国各地に発送された。石炭産業が下火になってからも苅田港線は、港に立地する日立金属九州工場など多くの工場へ部品やセメントを供給した。

 やがて、トラック輸送が主体となり、2005年1月を最後に貨物列車の運行は終了。苅田港駅があった場所は現在、流通会社の配送センターになっている。「時代の流れだから仕方ないが、列車が走らない線路を見ると寂しいね」と楠本さん。

 この線路をめぐっては、08〜09年に一騒動があった。貨物列車が運行を止めて線路が使われなくなった後も、7カ所の踏切が残された。道交法上は横断時に一時停止しなければならず、朝夕の渋滞を招き、ドライバーや地元企業から苦情が続出した。

 町の要請を受けたJR貨物九州支社(小倉北区)は、九州運輸局に路線休止を届け出た。道路脇にある踏切の支柱には黒い覆いがかぶせられ、今は多くの自動車がためらいなくレール上を通り過ぎていく。

 「今でも北海道や東京からレールの写真を撮りに来る人がいます。機関車が姿を消しても、鉄路への愛着は消えないんでしょうね」。長年の鉄道ファンで苅田町職員の入口郷さん(44)が教えてくれた。2005年までディーゼル機関車が走っていた苅田港線は、鉄道ファンに愛された。運行終了の前には鉄道雑誌が特集を組み、最後の雄姿を見るため多くの人が詰めかけたという。「さらに休止路線という状態が、いつか復活するかも、とファンに淡い期待を抱かせるのです」

 石炭の供給路として、日本の高度経済成長を支えた苅田港線。廃止ではなく休止中のため、レールは今後も残る。ただ、今のところ再び線路が運行する予定はないという。「こうした線路の歴史が少しでも後世に伝われば、ここで働いた者としてはうれしいね」。楠本さんがしみじみと言った。

=2012/07/05付 西日本新聞朝刊=

1482荷主研究者:2012/08/24(金) 00:10:56

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/316373
2012年8月3日00:12 西日本新聞
鳥栖に物流施設が完成 プロロジス運営

2日に完成した物流施設「プロロジスパーク鳥栖2」=佐賀県鳥栖市

 米国系の物流設計・開発のプロロジス(東京)は2日、佐賀県鳥栖市に九州で4カ所目となる物流施設「プロロジスパーク鳥栖2」を完成させた。日立物流(同)が賃借し、医薬品の保管・配送を専門に扱う。

 施設(3階建て)は九州自動車道鳥栖インターチェンジ(IC)から約1キロの地点にあり、敷地面積約1万6千平方メートル。投資額は非公表。同社の山田御酒社長は「今後も佐賀や福岡で積極的に投資し、施設を増やしたい」とさらなる展開に意欲をみせた。

 同社は米国・カリフォルニアを拠点に世界21カ国に展開する物流大手の日本法人。日本では2001年から事業を開始し、52施設を展開。九州では鳥栖市、福岡県宇美町、同志免町に物流施設を保有している。

=2012/08/03付 西日本新聞朝刊=

1483荷主研究者:2012/08/24(金) 00:45:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t12010.htm
2012年08月23日木曜日 河北新報
JX、鉄道輸送再開 来月12日「仙台臨海」全支線復旧

 JX日鉱日石エネルギー(東京)は22日、仙台製油所(仙台市宮城野区)からの石油製品の鉄道輸送を9月12日に再開することを明らかにした。東日本大震災による被災から1年半ぶりの復旧。自社の引き込み線から仙台臨海鉄道、JR東北線を経て盛岡市と郡山市にある各油槽所にガソリンや軽油を供給し、周辺のガソリンスタンドなどに配送する。

 仙台臨海鉄道にとっても仙台港周辺の企業につながる支線全てが復旧することになる。当日は現地で式典を開き、関係者が運転再開などを祝う。

 JXはことしに入り、引き込み線や鉄道輸送用出荷設備の復旧工事を進めていた。総工費は約15億円。このうち出荷設備は震災前の16施設から12施設に減らしたが、同社は「出荷能力としては(需要に)十分に対応できる」としている。

 仙台臨海鉄道は仙台製油所につながる仙台港−仙台北港駅(1.2キロ)の運行を再開する。

 JXは震災後、盛岡と郡山の各油槽所には、根岸製油所(横浜市)から貨物列車で代替輸送。仙台製油所からはタンクローリーなどを使った出荷にとどまっていた。

 JX広報部は「貨物列車による輸送が可能になることで、供給の安定性が高まる」としている。

 仙台製油所からの震災前の鉄道輸送量は、仙台臨海鉄道の取扱量の7割を占めていた。

14841076:2012/08/25(土) 21:25:51
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120823ceaz.html
2012年08月23日木曜日 日刊工業新聞
JR貨物、化成品を石油列車で輸送−CO2年470トン削減

JR貨物は石油輸送列車と鉄道輸送用の石油貯蔵施設を活用し信越化学工業のメタノールを運搬する事業を始めた。
石油輸送列車を使って化成品を輸送するのは同社として初の試みとなる。
これまでの輸送をすべてタンクローリーで行っていたのに比べ、年間約470トンの二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果を見込む。

川崎貨物駅(川崎市川崎区)からメタノール用のタンクコンテナを載せた石油輸送列車で荷物を倉賀野駅(群馬県高崎市)に運び、
同駅に新たに設けたメタノール貯蔵設備で一時貯蔵した後、タンクローリーで納入先に配送する。輸送量は年間約6万トン。

この輸送のため、JR貨物グループの日本オイルターミナルはメタノールタンクを5基設置するなど倉賀野駅の設備を2億円弱かけて改造。
22日には荷主の信越化学工業や設備改造の設計・施工をしたJXエンジニアリングなどの関係者を招き出荷式(写真)を行った。

1485とはずがたり:2012/09/07(金) 09:27:37
要出典となっているので消されちゃうかも知れないので転記

弥富駅
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A5%E5%AF%8C%E9%A7%85

かつては、3番線の北側に貨物側線があり、名鉄・旧国鉄間の渡り線があった。貨物側線はオーストラリアから輸入された羊毛を四日市港から関西本線を経て日本毛織(ニッケ)弥富工場へ運搬するために利用されていたが[要出典]、名鉄尾西線の貨物営業廃止後に撤去されたため、現在は駐車場となっている。

日本毛織弥富工場専用線
ttp://nishimiyaushiro.web.fc2.com/haisen/yatomi.html

1928(昭和3)年に日本毛織(以下ニッケ)が中心となり設立した昭和毛絲株式会社。 工場の建設地は間もなく弥富町(現 弥富市)の木曽川に面した田園地帯に決まりました。 393,400㎡の広大な工場建設と合わせて最寄りの関西本線弥富駅からの専用線も敷設され、1929(昭和4)年11月にはもう試運転が行われています。 工場は1930(昭和5)年2月に操業開始、専用線もその頃から本格稼働したと思われます。
専用線は延長1.0km、昭和初期開業としては珍しく最初から私有機を持っていたようですが、蒸機なのかガソリン機関車かも不明です。 専用線には四日市港に輸入された原料の羊毛が到着していました。 他にも動力源の石炭も到着していたと思われます。
第二次世界大戦がはじまると直接軍需に関係ない紡績業は苦境に立たされ、1942(昭和17)年に昭和毛絲は親会社のニッケと合併。 さらに弥富工場は川西機械製作所の航空機関連工場にされてしまいます。 戦後はニッケに戻されて紡績工場として復活します。 1959(昭和34)年の伊勢湾台風では海抜マイナス地帯の弥富地区は水没の憂き目に遭いますが、工場は水害を想定して全体が1m嵩上げされていたため水は付いたものの致命的な被害は出なかったようです。 その後は水害対策と並んで宅地開発も進み、1964(昭和39)年には専用線の土地も宅地化されることになって廃止されました。

1486荷主研究者:2012/09/17(月) 09:46:39
>>1484 続き

2012年08月23日木曜日 日刊工業新聞 15面
JR貨物、化成品を石油列車で輸送−CO2年470トン削減

式では信越化学工業の高杉晃司常務が「数十年にわたり京浜地区から群馬の事業所にメタノールを陸上輸送しているが、近年使用量が増大している。今回のタンク基地を利用させていただくことによりさらなる量の拡大を試みたい」とあいさつ。タンクローリーの出発を出席者が拍手で見送った。

1487荷主研究者:2012/09/17(月) 10:42:18

http://lnews.jp/2012/08/e082109.html
2012年08月21日 LNEWS
岡村製作所/モーダルシフト推進と輸送の効率化でCO2削減

 岡村製作所は8月21日に発表したCSR Report 2012によると、物流段階でのCO2排出量削減の対策としてモーダルシフトの推進と輸送の効率化を挙げている。

 モーダルシフトでは、横浜−大阪間で利便性の高いJR貨物の「スーパーグリーンシャトル」を利用しており、2011年度は約105tのCO2排出量削減を実現した。

 商業施設用の店舗什器の輸送においても、遠方の場合にはコンテナを活用することで、2011年度は約62tのCO2排出量削減を実現した。

 トラック部門では、燃費計を用いて行うエコドライブと走行実技を競い合っている。また、外部講師を招いた「エコドライブ講習会」を開催することで、ドライバーのより一層の技能・意識向上を図っている。

 輸送の効率化では、各協力会社からの原材料や部材調達の際、納品に関わる輸送の効率化を目的に、巡回集荷方式(ミルクラン)の運用を2011年7月から実施している。

 複数の協力会社から原材料や部品を仕入れる場合、材料や部材の供給元に工場へ納入してもらう方式が一般的。これに対しミルクランでは、委託された輸送業者が決められたルートにしたがって供給元を回り、原材料や部材の集荷を行うことにより、輸送効率の向上を実現している。

1489荷主研究者:2012/09/22(土) 17:40:21
>>1408
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120824301.htm
2012年8月24日02時56分 北國新聞
レアメタル再生にも参入 列車解体の日本車両

 高岡市の日本製紙伏木工場跡地で列車解体などの事業を予定する豊富産業グループ(滑川市)の日本車両リサイクル(高岡市)は、携帯電話などの電子機器からレアメタル(希少金属)を回収、再生する事業にも参入する。配電盤やモーターなどの部品も回収、解体し、資源化して商社などを通じて国内に販売する。伏木富山港を活用し、全国から資源を集め、国内の「都市鉱山」を開拓する。

 23日、高倉可明代表取締役会長が北國新聞社の取材に対して明らかにした。

 高岡で建設中の列車解体事業を行う建屋内に、レアメタルを抽出する専用のスペースを設け、伏木富山港経由で持ち込んだ電子機器などを同社独自の技術で解体する。携帯電話からの金の抽出など溶融技術が必要な分野については、既にレアメタルの再生に実績を持つ東京の大手メーカーと技術提携を結んだ。

 関係者によると、国内で廃棄された配電盤やトランス、モーターなど非鉄金属の付いた部品は、全国各地の産廃処理業者を通じて主に中国に運ばれているという。現地では手作業で解体作業が行われ、その量は年間200万トンから230万トンともされる。

 一方で、環境省は携帯電話やパソコンなどの電子機器に含まれるレアメタルなどは年間844億円分に上ると推計。ほぼ半分は国内で埋め立てられているが、中国などにも相当量が流出しているとみている。

 高倉氏は「伏木富山港経由で全国から買い取り、解体技術を駆使して日本の資源の流出を食い止めたい」と意欲を示している。

1490荷主研究者:2012/09/22(土) 17:52:30

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120823/201208230934_17857.shtml
2012年08月23日09:34 岐阜新聞
濃飛倉庫運輸、物流センター拡充 一括保管で効率化

 総合物流業の濃飛倉庫運輸(岐阜市橋本町、小澤義行社長)は茶屋新田物流センター(岐阜市柳津町、岐阜流通センター内)を建て替え、拡充する。荷物を分散して保管していたが、集約を進めて効率化を図る。2013年1月に稼働予定。5億円を投資する。

 従来の物流センターは平屋建てだが、新センターは鉄骨2階建て。倉庫面積は約1.6倍の3543平方メートルに拡充する。垂直搬送機1台を導入。衣料品を主に扱う。

 顧客ニーズの高まりで取扱量が増え、従来は岐阜流通センター内の自社倉庫に分散して保管していた。規模を拡大した新センターで一括保管することで、同じ敷地内にある物流加工施設との連携を強化し、効率性を高める。また物流の直流化への対応を強化するため、軒下面積を約1.8倍の328平方メートルに拡大する。

 さらなる集約化も検討する。茶屋新田物流センターでは第2期工事も考えるほか、大垣市内数カ所の物流拠点の集約化を検討する。デフレ経済で倉庫料、運賃などの上昇が見込めない中、効率性を上げてコストを抑える。

 新しい茶屋新田物流センターはこうした集約化、効率化のモデルケースにする。小澤社長は「効率化を進め、よりよい物流サービスを提供していく」と話す。

1491荷主研究者:2012/09/22(土) 18:23:29
>>1488
http://cargo-news.co.jp/contents/code/120828_2
2012年8月28日号 カーゴニュース
JR貨物が上海下関フェリーで日中SEA&RAILサービス

 JR貨物(田村修二社長)は下関〜太倉港(江蘇省)で就航している上海下関フェリーと接続したJR12ftコンテナの国際複合一貫輸送「SEA&RAILサービス・蘇州ルート」のサービスを開始した。

 サービス開始日は輸出が29日の下関港出港便から、輸入は9月7日の太倉港出航便から。輸送日数はフェリー航送2日間、鉄道輸送2日間の計4日間が一般的。

 新ルートの開設にあたり、既存の鉄道利用運送事業者に加えて、グループ会社のジェイアール貨物・インターナショナル(縄野克彦社長)による受付窓口も新たに設けた。なお、下関駅からからJR貨物を利用し、鉄道での輸送距離が500km以上となる新規貨物は「下関市モーダルシフト利用促進補助制度」も受けられる。JR貨物では「すでに実績がある上海ルート・青島ルートに加えて中国との航路接続ルートが増強されることから、輸出入貨物の一層の鉄道利用増加が期待される」としている。

1492荷主研究者:2012/09/23(日) 00:42:55
>>1483
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120907t12007.htm
2012年09月07日金曜日 河北新報
JX 鉄道輸送きょう再開 「仙台臨海」全支線が復旧

 JR貨物は6日、JX日鉱日石エネルギー仙台製油所(仙台市宮城野区)で製造する石油製品の鉄道輸送を、7日に再開すると発表した。

 仙台港周辺からJR東北線陸前山王駅まで運行する仙台臨海鉄道(仙台市)のうち、東日本大震災の影響で運休が続いていた仙台北港−仙台港間(1.2キロ)の運転が始まるため。

 同鉄道は他の支線を含む9.5キロの全線復旧となり、12日に仙台港駅構内で記念式典を行う。

 両社による当面の石油製品輸送は、仙台北港−盛岡貨物ターミナル間で1日2往復、仙台北港−郡山間で1往復する。JR貨物は昨年3月から続けてきた根岸(横浜市)−盛岡貨物ターミナル、郡山間の石油の代替輸送を6日出発分で終えた。

 震災で休止中のJR貨物石巻港−仙石線陸前山下間(石巻市、1.5キロ)は、日本製紙石巻工場の生産回復に伴い、10月9日に運行を再開する。当面は1日3往復で、2往復は紙製品を輸送し、1往復は災害廃棄物(がれき)専用列車とする。

1493荷主研究者:2012/09/23(日) 00:47:11
>>1492
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120913t15006.htm
2012年09月13日木曜日
仙台臨海鉄道完全復旧 石油製品輸送再開式 経営再建に弾み

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120912019jd.jpg
関係者がテープカットし、石油製品の輸送再開と臨海鉄道の完全復旧を祝った

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120912020jd.jpg

 仙台港周辺の貨物輸送を担う仙台臨海鉄道(仙台市宮城野区)は12日、JX日鉱日石エネルギー仙台製油所で製造された石油製品の輸送再開に伴う記念式典を、仙台港駅構内で行った。東日本大震災による被災で運休していた仙台北港−仙台港間(1.2キロ)が7日に運転を再開した。

 臨海鉄道の真貝康一社長は「震災で大変な被害を受けたが、ようやく全線再開の日を迎えた。仙台港から元気と荷物を届ける気概を持ち、安定輸送に努めたい」と述べた。

 JX、JR貨物、国土交通省、宮城県の関係者ら約30人が出席。テープカットに続き、JR東北線陸前山王駅(多賀城市)を経由し、郡山駅へ向かうガソリンを積んだ6両編成の貨物列車の出発を見届けた。

 JXからの輸送列車は震災前と同じ1日3往復運行する。2往復は盛岡ターミナル間、1往復は郡山間を結ぶ。石油製品の輸送は、臨海鉄道の貨物取扱量の7割を占める主力業務で、再開は同社の経営再建に弾みをつけることになる。

 JXの細井裕嗣常務執行役員も式典で「東北内陸部への石油供給が安定性を増す」と歓迎。首都直下型地震の恐れなどにも触れ「仙台製油所は東北唯一の製油所。東北から石油を供給できる道が復活した点でも再開は意義深い」と語った。

 仙台臨海鉄道は津波被害で全区間9.5キロが運休。昨年11月に仙台西港−陸前山王間(6.7キロ)でキリンビール仙台工場が生産するビール輸送を、今年3月に仙台港−仙台埠頭(ふとう)間(1.6キロ)でコンテナ輸送を再開させていた。

1494荷主研究者:2012/09/23(日) 00:48:39
>>1493
http://cargo-news.co.jp/contents/code/120913_1
2012年9月13日 カーゴニュース 第4117号
東日本大震災で被害を受けた仙台北港駅で石油列車の運行再開

 JR貨物(田村修二社長)は7日から仙台臨海鉄道の仙台北港駅〜仙台港間の運転再開にあわせ、仙台北港駅で取扱う石油製品の鉄道輸送を再開した。

 JX日鉱日石エネルギー仙台製油所(仙台市宮城野区)で製造する石油製品を仙台北港〜盛岡貨物ターミナル間で1日2往復、仙台北港〜郡山間で1往復を運行する。これにより昨年3月から行っていた根岸駅(横浜市)から盛岡貨物ターミナル駅、郡山駅への石油輸送は、6日の根岸駅発送分をもって終了した。仙台北港駅の再開によって、東日本大震災によって鉄道施設に被害があった全ての臨海鉄道の貨物駅で鉄道輸送が再開されることになった。

 また、震災以降、トラックによる代行輸送で日本製紙石巻工場などの製品を発送してきた石巻港駅(宮城県石巻市)発着の鉄道輸送は、同駅構内及び仙石貨物支線(陸前山下駅〜石巻港駅間)の復旧に伴い、10月9日から鉄道輸送による営業を再開する。当面、1日当たり3往復の列車を運転し、うち1往復は災害廃棄物専用列車として運転する予定。これにより、震災によりコンテナ輸送の引受(発着)を停止していた全ての駅で営業が再開となる。

 環境省によると東日本大震災による岩手、宮城、福島の3県合計の災害廃棄物と津波堆積物は2758万t。このうち8月末までに、災害廃棄物(1802万t)のうち約25%にあたる407万tの処理が完了した。しかし7月からの35万tの増加にとどまっている。

 このうち広域処理が必要なのは、岩手が42万t、宮城が126万tとされ、これまで東京都をはじめ1都9県で36件で広域処理が実施または受入量が決まっている。このうち広域処理済量は8月末現在で約9・3万tにとどまっており、8月中に新たに本格受入が開始されたのは4件、受入開始の公表は7件、試験処理の実施は2件、基本協定等の締結は2件の進捗があった。

 こうした広域処理が進展するためにも、石巻港駅での鉄道輸送再開が待ち望まれていた。

(2012年9月13日号)

1495荷主研究者:2012/09/23(日) 01:26:38

http://www.minyu-net.com/news/topic/0907/topic3.html
2012年9月7日 福島民友トピックス
東邦亜鉛が新貨物列車 いわきから群馬へ亜鉛搬送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/120907topic3.jpg
亜鉛を積んで運行する貨物列車の新型車両=いわき市小名浜

 東邦亜鉛(東京)が亜鉛を運搬する貨物列車の新型車両出発式は6日、いわき市で行われ、関係者が新型車両の門出を祝った。

 旧車両は40年以上にわたり使用してきたが、老朽化に伴い新型車両への切り替えを決めた。昨年度からの運行を予定していたが、東日本大震災で鉄道施設が被災するなどしたため、延期していた。

 出発式は同市の福島臨海鉄道線・宮下駅で行い、福島臨海鉄道の河野志郎社長、日本貨物鉄道の福島義平関東支社長があいさつ。東邦亜鉛小名浜製錬所の田島義巳所長は「鉄道と列車は血管、荷物は血液で、工場は心臓。安全運行に努めたい」と述べた。

 関係者によるテープカットの後、亜鉛を積んだ新型車両が出発。安中製錬所がある群馬県安中市の安中駅へ向かった。今後は両駅間を1日1往復する。

1496とはずがたり:2012/09/30(日) 20:08:23
すげえw

プラレール貨物列車20 Takaratomy Plarail Freight Trains 20
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=KYKdDXdGbUM

1497とはずがたり:2012/10/16(火) 10:18:54
JR 東日本山田線貨物支線(宮古臨港線)跡【宮古〜宮古港】 第一巻
http://golgodenka.com/reports/railway/yamada-freight01/yamada-freight01-01.html

1498荷主研究者:2012/10/21(日) 15:30:11

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120913_3
2012年9月13日 カーゴニュース 第4117号
埼玉県が6日、東日本大震災の災害廃棄物の本格受け入れを開始

 埼玉県は6日、県内の3つのセメント工場で東日本大震災により発生した岩手県内の災害廃棄物の受け入れを本格的に開始した。廃棄物を受け入れるのは、太平洋セメント熊谷工場、同社埼玉工場、三菱マテリアル横瀬工場。3工場合わせて最大1万1300tの廃棄物を処理する計画で、受け入れは遅くとも2013年末までに終わらせる。 

 受け入れる廃棄物は柱材や角材を破砕処理した木くず。セメント製造の原料あるいは燃料として使用する。

 廃棄物は岩手県野田村の破砕選別施設から運ばれてくる。三菱マテリアル横瀬工場までは、盛岡貨物ターミナルと熊谷貨物ターミナルの間をJR貨物が輸送。それぞれの施設・工場と貨物ターミナルの間はコンテナ車が運搬する。野田村の破砕選別施設は11月に本格稼働となる見通しで、その後は3工場合わせて1日7台から9台のコンテナ車が到着する計画だ。

 受け入れ初日となった6日は、3工場とも午前10時に廃棄物を積んだ最初のコンテナ車が到着。搬入時と荷降ろし後にそれぞれ放射線量を測定し、埼玉県が定めた受け入れ基準以下であることを確認したうえで、炉に投入した。

 放射線量の測定は工程全体で7回実施される。岩手県側で搬出までに3回行われている。埼玉県側では4回で、炉投入後の工程では工場からの排ガスと完成した製品をそれぞれ測定する。

 震災により大量に発生した廃棄物の存在は、被災地の復興を進めるうえで大きな足かせになっている。現地だけで処理することは不可能で、被災地以外の自治体の協力が不可欠になっている。一方で、放射線への不安から住民が受け入れに強硬に反対する自治体も出ている。

 埼玉県には昨年11月、岩手県から広域処理の要請があった。その後、実証試験の実施や住民説明会の開催を経て今年8月、岩手県と災害廃棄物受け入れに関する基本協定を締結した。

(2012年9月13日号)

1499荷主研究者:2012/10/21(日) 15:32:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120916t71021.htm
2012年09月16日日曜日 河北新報
JR貨物、がれき専用列車運行へ 19日から仙台−東京間

 JR貨物は19日、東日本大震災の災害廃棄物専用列車の運行を仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)−東京貨物ターミナル(東京都品川区)間で始める。東京都が受け入れている岩手、宮城両県のがれきを運ぶ。

 コンテナ貨車18両が1日1往復する。5トンまで積載できるコンテナを、1回に最大90個を輸送する。放射能被害を心配する沿線住民の感情に配慮し、完全密封できる専用コンテナを使う。

 石巻市、宮城県女川町、岩手県大槌町のがれきを運搬する。仙台まではトラックで輸送。東京貨物ターミナル駅からは都の清掃工場に搬入する。3市町のがれきは昨年11月から定期の貨物列車で東京に運んでおり、専用列車は初めて。JR貨物は10月9日、震災で休止中の石巻港−仙石線陸前山下(石巻市)間で、1日3往復のコンテナ輸送を再開する。このうち、1往復は災害廃棄物専用列車にする予定で、同日以降は仙台−石巻間のがれき輸送は鉄道に切り替わる。

1500荷主研究者:2012/10/21(日) 16:03:25
>>1499
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120920t15013.htm
2012年09月20日木曜日 河北新報
がれき専用列車出発 第1便東京へ360トン運搬 JR貨物

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20120919018jd.jpg
JR貨物の社員らが見守る中、仙台貨物ターミナル駅を出発するがれき専用列車

 東日本大震災の災害廃棄物を輸送するJR貨物の専用列車の運行が19日、仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)−東京貨物ターミナル(東京都品川区)間で始まった。毎日1往復し、東京都が受け入れる岩手、宮城両県のがれきを運搬する。

 第1便は宮城県石巻市、宮城県女川町、岩手県大槌町のがれきを詰めた専用コンテナ86個を積載し、18両編成で午後3時12分に仙台を出発した。

 運んだのは解体家屋の木材片や畳などの可燃物360トン。20日朝にコンテナをトラックに積み替え、都の清掃工場に搬入する。コンテナは放射能被害を心配する沿線住民に配慮し、完全密封型を使った。焼却炉への投入直前に開封される。

 当面は石巻市と女川町のがれきを中心に運搬する。被災地から仙台まではトラック輸送でスタート。震災で休止中のJR貨物の石巻港−仙石線陸前山下間(石巻市)が復旧する10月9日以降は、同社が仙台まで1日1往復の災害廃棄物専用列車を走らせる。

 JR貨物は昨年12月以降、一般の定期貨物列車を使い、3市町と宮古市、岩手県山田町のがれきを、盛岡、仙台−東京の各貨物ターミナル駅間を輸送してきた。岩手県のがれき処理が10月ごろに本格化する見通しのため、盛岡−東京間直通の専用列車の運行も今後、検討していく。

 JR貨物環境事業部の小栗信輔担当部長は「運行ダイヤは東京都の受け入れ態勢に合わせた。従来より効率的ながれき運搬ができる。被災地の1日も早い復興を輸送面で支えたい」と話した。

1501荷主研究者:2012/10/21(日) 18:06:55
>>1499-1500
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120917caal.html
2012年09月17日 日刊工業新聞
JR貨物、仙台−東京間で震災がれき列車を定期運行

 JR貨物は19日から仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)―東京貨物ターミナル(東京都品川区)間で東日本大震災のがれき輸送専用列車を運行する。2011年11月からがれきの広域処理を受け入れた東京都への輸送を手がけ、処理量の拡大で「1編成分の量に達した」(惟村正弘総括執行役員営業部長)ことから1日1本、18両編成の専用コンテナ列車を定期運行する。

 輸送能力は満載で約360トン。対象は岩手、宮城両県で生じた廃木材など可燃性のがれき。完全密閉の12フィート特殊仕様コンテナを利用する。都内の清掃工場で開封後に洗浄し、帰り便の下り専用列車で仙台へ返送する。

 がれきの一部は東京都以外で処理を受け入れている埼玉県のセメント工場へ運ばれる。また、受け入れの方針を決めている静岡県への試験輸送も実施済みで、本格処理が始まれば東京貨物ターミナルを中継地点に積み替え輸送されることになる。

1504荷主研究者:2012/10/28(日) 21:41:51

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120930304.htm
2012年9月30日03時01分 北國新聞
医薬品物流へ本格参入 トナミ運輸

 トナミ運輸(高岡市)は、富山市田中町の富山支店を同市宮町に移転新築する。現支店より規模を拡大し、富山県内拠点を管理する主管支店として運用する。低温保管が可能な倉庫も設置し、成長が見込まれる医薬品物流サービスへの本格展開へ備える。投資額は未公表だが、20億円程度とみられる。

 約2万3千平方メートルの敷地に低温保管機能を有する倉庫などを建設する。医薬品物流サービスは衛生状態や温度の管理が難しく、同社はほとんど手掛けていないが、新支店開設を機に需要開拓に乗り出す。11月完成の予定。

1506荷主研究者:2012/10/28(日) 23:42:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121010t15015.htm
2012年10月10日水曜日 河北新報
JR貨物、石巻港駅が再開 がれきや紙製品輸送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20121009022jd.jpg
出席者に拍手で見送られ、1年7カ月ぶりに石巻港駅を出発した貨物列車=石巻市南光町

 JR貨物は9日、東日本大震災で休止していた石巻港駅(宮城県石巻市)の利用を始め、仙石貨物支線の鉄道輸送を再開した。石巻港−仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)間で1日3往復運行し、石巻市や宮城県女川町で発生した震災がれきや、日本製紙石巻工場の製品を運ぶ。

 石巻港駅であった再開式には関係者約60人が出席し、JR貨物の惟村正弘総括執行役員が「鉄道輸送の再開で地域の復旧復興に役立ちたい」とあいさつした。がれきと紙製品のコンテナ50個を積んだ一番列車が午前10時55分に出発した。

 貨物支線は仙石線陸前山下駅から分岐し、石巻港駅までの約1.8キロ。震災前は1日7往復で、紙製品を中心に年間50万トンを輸送していたが、震災で石巻港駅が全壊するなどした。

 今後は日本製紙石巻工場の構内まで通っていた専用線も復旧させ、来年3月までに震災前と同じ運行体制に戻す方針。

1507荷主研究者:2012/10/28(日) 23:48:32

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/40859.html
2012年10月10日 新潟日報
柏崎に震災がれき搬入 11日から試験焼却

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/40860.jpg
試験焼却のため柏崎市の焼却場に運び込まれた岩手県大槌町の震災がれき=10日午前9時30分すぎ

 東日本大震災で発生した岩手県大槌町のがれきが10日午前、試験焼却を行う柏崎市の焼却場に初めて搬入された。同日夕には三条市の焼却場にも搬入。両市とも11日から試験焼却を始める予定。

 柏崎市松波4のクリーンセンターかしわざきでは午前9時ごろ、仮置きされていた長岡市のJR貨物南長岡駅からがれきの入ったコンテナを積んだ車が到着。屋外の敷地で職員らが空間放射線量を測定した。

1508荷主研究者:2012/10/28(日) 23:49:09

http://cargo-news.co.jp/contents/code/121009_2
2012年10月9日 カーゴニュース 第4124号
JR貨物が養生改善の品質向上キャンペーンをキックオフ

 JR貨物(田村修二社長)は2日「コンテナ輸送品質向上キャンペーン」のキックオフミーティングをJR貨物本社で開催、荷主や通運各社を含め約100名が参加した。

 冒頭、挨拶に立った田村社長は「上半期が終り、輸送実績はコンテナが8%増、車扱が6%減、全体では4%増となり、高い計画を立てていたので不満足な結果となった。昨年度は中間決算で17億円の経常赤字を計上したものの、下期で頑張ったことで通期では1億円の黒字としたが、これには関連事業でマンションなどを販売したものが含まれており、今期は鉄道事業の自助努力で挽回するしかない」「震災からの復旧・復興は仙台臨海鉄道でJXさんの輸送が始まったほか、石巻港駅からも3往復の列車による輸送が9日から開始される。このうち2本は紙専用、1本はガレキ専用列車。31ftの汎用コンテナも25個投入するほか、石油列車に化成品のタンクコンテナを併結させる輸送も行うなど、様々な試みを行っている。来年3月のダイヤ改正も、商品の供給力を落とさずにヒトモノカネをうまく回す内容としたい。旅客会社とのダイヤ調整も順調に進んでいるので、安心してご利用願いたい」とJR貨物の現況を紹介。「しかし、安全・安定輸送という面では、まだまだだと思っている。昨年度は震災による直接的な影響を除いて(半期で)1400本だったが、今年は4割減の820本となっている。しかし、絶対数はまだまだ多いと思っている。そうした中、昨年度は、初の試みとしてフォークリフト作業などによって起こる荷崩れ・荷傷みなどを減らすことが目的にしたキャンペーンを実施したところ、期間中の貨物事故件数が1割以上減少した。しかし、これも1ケタ、事故率が多いと思っている。今年度はコンテナ内の貨物に対する養生促進に焦点を当てて実施するが、資材購入補助などの制度もあるので、ぜひ積極的に利用をお願いしたい。総物量も低下してきているが、泣き言を言ってもはじまらないので、頑張っていきたいと思う」と挨拶した。

 また、全国通運連盟(川合正矩会長)の安原敬裕理事長は「長距離の複合一貫輸送なので、積替えや輸送時の振動などによって荷傷みが生じやすいのかもしれないが、業界を挙げて改善に取組んでおり、養生資材の購入補助は昨年度の200万円という予算額を、今年度は600万円と3倍増とした」と紹介。鉄道貨物協会(米倉弘昌名誉会長)の米本亮一理事長は「原点に帰って、お客さまからお預かりした大切な貨物を痛めてしまうということは、本来、あってはならないことと肝に銘じる必要がある。物流事業者は輸送サービスの対価として運賃を頂いているわけで、荷傷みが多いなどの〝ワケアリ商品〟だとすれば、安くなってしまうのは世の道理。ある日本海側に本社を置く食品メーカーからは『震災の影響かもしれないが、荷傷みの件数が3〜4割増となっており、もし可能なら輸送手段を変えたいぐらいだ』という声も出ている」と述べた。

 当日は全農物流、日清オイリオグループ、ハウス物流サービス、カゴメ物流サービス、日立物流、三井化学、北越紀州製紙、日本製紙、キッコーマン食品、サッポロビールなどの荷主も参加。「鉄道貨物振動特性と有効な養生方法について」と題する日通総研の中嶋理志氏の講演を聴いた。今年度の輸送品質向上キャンペーンでは①通運事業者に対する養生資材の導入支援②輸送中の振動状況の把握と効果的な養生方法の検討③貨物事故が多発する区間における養生に重点を置いた対策の推進―などを12月末まで実施し、全国のコンテナ取扱駅とORS(オフ・レール・ステーション)115ヵ所でフォークリフトオペレーターに対する教育・訓練、「まごころ満載、コンテナ輸送」と書いたノボリやステッカーの掲示などを行う。

 キックオフミーティング終了後の懇親会では杉野彰全国通運社長が「荷物事故がおきるとコンテナ輸送が使えなくなる、という声を少しでも減らして行かなければならない」と挨拶。JR貨物の小林正明会長は「荷物事故は保険でまかなえると思ってもらっては困る、と荷主さんに言われたことがある。昨年、初の試みとして、通運事業者の方々とこのキャンペーンを行い、期間中の荷物事故の件数が1割減という成果も出た。こうしたキャンペーンを毎年やるのもどうかと思ったが、日本通運の川合会長に相談したところ『絶対にやらなければだめ。鉄道と通運が気持ちをひとつにしてお客さまの荷物を大切に扱っていくということは本当に大切なこと。こうしたことは続けることが大切だ』と教えられた。こうしたことがマーケット感覚なんだと思う」と述べ、乾杯の音頭をとった。

(2012年10月9日号)

1513荷主研究者:2012/11/18(日) 13:44:58
河合商会はマニアックなNゲージ貨車を多数販売している。事業はどうなるんだろうか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00010000-teikokudb-ind
帝国データバンク 2012年10月17日(水)14時14分配信
Nゲージ、「箱庭シリーズ」で有名な河合商会が倒産

 (株)河合商会(TDB企業コード:982613711、資本金1000万円、足立区保木間3-36-7、代表河合明氏、従業員10名)は、10月15日までに事後処理を高田正雄弁護士(中央区日本橋人形町1-6-2、電話03-6681-6868)に一任した。今後、自己破産を申請する意向。

 当社は、1972年(昭和47年)6月創業、73年(昭和48年)9月に法人改組された玩具卸業者。ホビー関連の卸・輸出入を手がけ、扱い品はプラモデル、Nゲージ等の鉄道模型、ジオラマ、ミニカーなど多岐にわたっていた。プラスチック模型では、情景モデルパーツに民家や駅舎を配した風景模型の「箱庭シリーズ」や芝居小屋、屋台などの「風物詩シリーズ」が有名。鉄道模型(Nゲージ)は鉄道ファンの間で「カワイの鉄道模型シリーズ」として一定の知名度を有し、国内販売のほか、最近では中国を中心に輸出関連の売り上げが伸張、2003年8月期は年売上高約9億円をあげていた。

 鉄道模型を中心に堅調な業況が続いていたが、リーマン・ショック後の世界的な景気悪化でアジア向けの販売が減少したうえ、得意先の倒産による販路喪失などもあり、2009年8月期の年売上高は約2億4000万円に急減していた。以降は、2011年3月の東日本大震災による消費自粛ムードの高まり、円高による輸出採算の悪化などから、2011年8月期の年売上高も約2億5000万円と低迷。その後も業況回復の見込みが立たず、ここにきて事業継続を断念した。

 負債は推定1億円前後とみられるが、現在、調査中。

最終更新:10月17日(水)14時14分

15151076:2012/11/23(金) 20:15:20
ついに続編が出ました
「続」鉄道による貨物輸送の変遷
http://railway.shosen.co.jp/shsite101.php?item=tb44

前半部は正誤表で付いていたものが訂正されているだけで、基本的に変わりません。

今回は小規模な駅が多くなっていますね。
湘南貨物は前回間違っていた為、こちらで改めて収録されています。

東北地区: 北上、一ノ関、宮古、釜石、弘前、山形、川部、米沢、新庄、横手、東能代、大館、福島、小牛田、会津若松、塩釜港、石巻港、陸前山王
新潟地区: 黒井、坂町、酒田
関東地区: 寄居、熊谷、佐野、桐生、軽井沢、横川、土浦、友部、下館、原ノ町、高萩、泉、佐倉、越中島、小名木川、蘇我、小山、白河、久喜、北千住
        北柏、湘南貨物、茅ケ崎、立川、拝島、高麗川
中京地区: 篠ノ井、辰野、小諸、上諏訪、南松本、木曽福島、豊野、富士、豊橋、吉原、清水、掛川、身延、飯田、駒ケ根、中部天竜、笠寺、岐阜、四日市
        多治見、中津川、高山、岡崎、大府、桑名、富田、新守山、美濃太田、糸魚川、高岡、七尾
関西地区: 東灘操車場、草津、放出、兵庫、加古川、二条、亀山、和歌山操車場、木津、王寺、多気、新宮、紀伊長島、紀伊田辺、綾部、篠山口、西舞鶴
        和田山、益田、湖山、新見
四国地区: 徳島
中国地区: 岩国、小郡、小野田、宇部、厚狭、長門市、広、津和野
九州地区: 東折尾、久保田、諫早、早岐、後藤寺、柳ヶ浦、佐伯、南延岡、大牟田、八代、人吉、出水、宮崎、都城、吉松、志布志

1516荷主研究者:2012/11/25(日) 23:23:01
>>1515

情報ありがとうございます。これは買うしかないですね!

かなり細かい駅まで掲載されているのですね〜。北海道は無いのでしょうか?
個人的には塩釜港や出水あたりが気になります。掛川が意外です(笑)。

1517荷主研究者:2012/11/25(日) 23:23:30
>>1411
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/201210/121016.htm
【2012年10月16日(火)室蘭民報 朝刊】
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■開発局が室蘭港で小口輸送実験―12月に引き込み線活用

 開発局は室蘭港崎守埠頭の貨物専用線路(引き込み線)を活用した道産農水産物の小口冷凍冷蔵輸送実験を12月7日に行う。長さ12フィート(3・6メートル)の鉄道コンテナを香港へ輸出し、来年度以降の食品の海上小口輸送実現を目指す。

 開発局は札幌大学などと連携し、小口輸送による道産品の輸出拡大、物流活性化を図る「北海道国際輸送プラットホーム事業」を昨年秋から展開。室蘭港での実験はその一環として実施する。

 食品は比較的少量のため、長さ40フィートの船用コンテナに複数の荷主の貨物を混載する。しかし、食品の種類によって最適温度帯が異なり、検疫で不合格な物があると全量が輸入停止になる。また、出入り口が一カ所のため、出し入れに時間が掛かって痛みやすい―など多くの課題を抱えている。

 これらの課題の解決へ、実験では船用コンテナより小さい鉄道コンテナ2個(うち1個は冷凍冷蔵コンテナ)を貨物列車で室蘭港崎守埠頭の引き込み線まで運ぶ。このコンテナを長さ40フィートの板(フラットラックコンテナ)に固定して船に積み込む。

 室蘭港崎守埠頭の引き込み線は岸壁まで200メートルと近い。実験では輸送時の集荷、配送の効率性、積み替えコスト、時間、温度などを検証。国際物流ルート実現への課題を探る。

 開発局港湾計画課では「線路と岸壁がここまで近い港は道内ではほかにない。引き込み線を最大限に活用して、本道からの食品小口輸出の仕組みづくりにつなげたい」と話している。

(山田晃司)

1518荷主研究者:2012/11/25(日) 23:38:49

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120121025ceay.html
2012年10月25日 日刊工業新聞
震災がれき輸送本格化−JR貨物、専用列車の増発も視野

 東日本大震災で生じた災害廃棄物(震災がれき)の輸送が本格化している。主体となるJR貨物は9月に運行を始めた災害廃棄物用専用列車を活用しながら、受け入れ自治体に震災がれきを送っている。自治体で処理を受け入れる動きが広がりつつあることから、今後も輸送需要は増える見通しで、JR貨物は専用列車の追加も視野に入れている。(江刈内雅史)

 「8月までは足踏み状態だった」(田村修二JR貨物社長)という震災がれきの輸送状況。だが、8月20日に東京都が宮城県石巻市の建設廃棄物を受け入れてから輸送量が膨らんだ。9月には過去最高となる12フィートコンテナ2345個分の震災がれきを輸送。定期列車だけでは運びきれないことから、9月19日から仙台貨物ターミナル―東京貨物ターミナル間で専用列車を週6回運行している。

1519荷主研究者:2012/11/26(月) 01:15:22

私有コンテナ総攬はコンスタントに更新を続けていたが、11月は久しぶりにそれ以外のコンテンツもいろいろと更新を実施。

まずは、「鉄道・四季憧憬」様 http://home.f08.itscom.net/shoukei/index.htm のご厚意で大変貴重な写真を下記の通り追加させて戴きました。
*「境港駅」にラワン材列車と貨車の写真を各1枚ずつ追加!
ttp://butsuryu.web.fc2.com/sakaiminato.html

*「日本製粉」にニップン飼料の小樽工場の写真を追加!
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nippn.html#5_kamotsu

いずれも現役当時の写真で、資料的価値も非常に高いものだと思います。改めて本当にありがとうございます!!

続いて、日清製粉を全面的に更新して「日清製粉グループ本社」としてリニューアル。新しい資料も入手するなどして日清製粉の小麦粉・飼料の鉄道輸送について、けっこう解明が進んだものと思う。日清ペットフードなどのグループ会社が次の課題。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nisshin-seifun.html

そして日本パーオキサイド。郡山に製造拠点を置く過酸化水素メーカーで、タンク車も有名だったが今はISOタンクコンテナを使って鉄道貨物輸送を活用。同社の全国に広がるストックポイント網など小粒な内容ながら充実した内容になったと我ながら満足。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nippon-perox.html

更に石灰石輸送。石油とセメントはこれまでも重層的に纏めてきたが、石灰石は断片的になっていたのが不満だった。偶然、とはずがたりもセメントスレで(高度成長期以前の)石灰石輸送について纏めていたのでちょうど良い機会だったかも。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/sekkaiseki.html

これも小粒だが岩沼向けの液化アンモニア輸送を掲示板へのリンクスタイルからグレードアップして、記事も追加した。今後も昭和電工の液化アンモニアの輸送体系に関しては注目していきたい。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/iwanuma_NH3.html

その他に表紙もちょこちょこと手を入れた。「日本の鉄道貨物輸送と物流」専用のリンク集を作る必要がありそう…。


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