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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板
1450
:
SAKURA
:2013/04/09(火) 21:36:34 ID:BEUD3XFA
トキ様 へ 観覧者の皆様 へ
こんばんは……。 ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
>>1364
〜〜から
>>1379
>>1384
>>1385
>>1386
>>1387
>>1388
>>1389
>>1393
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>>1426
>>1428
>>1429
>>1439
>>1440
>>1441
>>1442
>>1443
>>1446
>> 投稿の続きです…。
■ 臨死―――
―――|―― 人生のおさらい 第七章 ――――― 【 第 四三 回 】
MY LIFE REVIEW その⑮
❤ 聖ガブリエル墓地に父を埋葬したあと、ジニ―と私はしばらく休みをとろうと決めました。イ
ンタ−ステイトハ○号線を車にドライブしてニューヨークに戻る代わりに、なんのプランも持た
ずに、西に進路をとったのです。数日後、ネブラカス州をドライブしながら、父と自分の人生に
ついて考えました。起伏のある丘を貫く八〇号線を走っているとき、ジニ―は隣で眠っていまし
た。ラジオから新曲が流れてきます。ハリー・チャンピオンの「猫のゆりかご」でした。歌詞に
耳を傾けていると、そこには父と共にあった私の人生によく似たストーリーが描かれていました。
♪ 僕は父さんみたいになっちゃうよ。分かるだろう? 父さんそっくりになっちゃうんだ♪
大人になってから、初めて声をあげて泣きはじめました。コーラスや歌詞が空間を満たしてい
くにつれ、これは自分のことを歌っているのだと感じ始めたのです。
♪ 息子よ。いつ帰ってくるんだい?……いつだか分からないよ……でもそうしたら、父さん、一
緒に会おうね!……一緒に楽しむんだ!♪
私は、父の所へ帰ろうと思えば帰れた、数々の見過ごしたチャンスのことを思いました。でもそ
のチャンスは今や永遠に失われてしまったのです。ネブラスカの平原を車を走らせながら、本当
に長い間深いところに埋めてきてしまった感情が、止めどもなくあふれてきました。掘り起こさ
れた感情は、涙の川になって流れていきました。
歌が流れている間、私は、今まで何度、時間を巻き戻して過去の出来事を変えたいと思ったこ
とがあるかを考えてみました。あの父親が監督した最後の決勝戦のことです。
グラスを時計と反対に回して、自分の運命を巻き戻そうとした父のように、私もまた夢見る人
間でした。ただどれだけ私が夢を見ようとも、父親の人生に起きたことを、彼の手に負えなくな
ってしまった人生をどうすることもできませんでした。
歌が終わった時、ぞっとする冷気が私の背筋を走りました。見捨てられたハイウエイを、車が
自ら命を得たもののように勝手に走って行く間、私は運転席に凍りついていました。私の目はバ
ックミラーに釘付けになってしまったのです。そこには、後部座席に座っている父の姿が映って
いました。彼の大きな身体、長年にわたる飲酒によって膨らんだ肉体が鏡いっぱいに広がってい
ました。彼は悲しげな目でまっすぐこちらを見ていました。顔はむくみ、たるんでいて、年老
い、敗北を表していました。
つづく
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