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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板
1366
:
SAKURA
:2013/01/29(火) 01:44:24 ID:aF3cZJnQ
トキ様 へ 観覧者の皆様 へ
こんばんは…… ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
先日から?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
>>1364
>>1365
>> 投稿の続きです…。
この先に危険が潜んでいることをダンは確信した。おそらくこの地域は仕掛けた爆弾だらけ
なのだろう。ダンの内側に警鐘を鳴らしたものは、先の方にちらっと見えた北ベトナム軍の旗
と爆薬が詰め込まれた箱であった。 ダンは擲弾兵に前に来るように合図した。彼はM79を抱
えて、大尉の横まで来た。
ダンは旗と箱の双方に向けてライフルで手榴弾を打ち込むことを命令し、隠れた爆弾があれ
ば、全て爆発させるように指示を与えた。目標のすぐそばに手榴弾は着弾し、隊員たちは身を
伏せて爆風をさけた。続いての爆発は起きなかった。
ダンは擲弾兵にもう一発手榴弾を撃ち込むように命令した。今度は爆薬の入っているであろ
う箱の上に着弾し、転がり落ちて爆発した。兵士は再び身を伏せ、次に起きる爆発に備えた。
時間が流れた。十分すぎるほどの時間が過ぎたが、爆発のこだまが消え去ったあとも、ジャン
グルの静寂は保たれたままだった。あの二度の爆発を逃られる仕掛け爆弾があるはすがない。
兵士たちはそれぞれ隠れていた場所から、装具を点検しつつ身を起こし始めた。これから出会
う敵に備えて。
ダンもまた目標地域を点検するとともに、自分の部隊をチェックした。その間一瞬、意識は
故郷に帰ることを考えた。内からわき上がってくる恐怖を打ち消すように。若くて未熟な兵士
がダンの後ろを目標物に近づいていった。ダンは若い兵士の動きに危険を感じ、注意を与え
ようと彼の方を振り向いた。彼がとんでもないミスをして、賞金付きのみやげをその手でつかむ
のではないかと思った。
彼の直感は「やめろっ!」と叫んでいた。しかし、言葉がダンの口から出るまでの10億分
の1秒の間に、若い海兵隊員はすでに目標地点に到達していた。
まさに「やめろっ!」が口から出ようとするその瞬間、まぶしい光と熱が、彼の前を、そし
て中を貫いていった。破砕性爆弾がギザギザの金属片となって四方に飛び散り、若い兵士の
命を一瞬で奪い去った。
ダニエル・J・マッキャンベル大尉は、鮮やかなせん光が走るのを認めた。金属は彼自身の肉
体の中でも爆発したのだ。ダンはすでに死んでいた。その生気のない肉体が地面にくずおれる
前に。即死だった。にもかかわらず、ダンは上に浮かび、そのおそろしい光景を見ている自分に
気づいた。肉体から切り離され、自由に漂いながら、自らのばらばらになった遺体を見下ろし
ていた。
「こんなはずがない。 こんなはずじゃなかったんだ!」
つづく
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