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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1375SAKURA:2013/02/09(土) 22:11:52 ID:dGeUHjWM
トキ様 へ   観覧者の皆様 へ
こんばんは……。   ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。

先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
>>1364>>1365>>1366>>1367>>1368>>1369>>1370>>1371>>1374>> 投稿の続きです…。

■ 臨死―――
―――|―― ハンプトンズ  第一章  ――――― 【第 十一 回】 

>>1371>>1372>>1374 第一章の投稿の続きです…。
■マラケシュに行く前に、友人と私はクラブの向かいにあるレストランで夕食をとることにしま
した。ラムセンバ−グからハンプトンズまでの数マイルのドライブの間、私は車のなかで今の状
況を考えていました。考えれば考えるほど、怒りがこみ上げてきます。子供のころは癇癪もちで
したが、大人になるまでにそれをコントロールする方法を会得したはずだったのです。なんとか
リラックスしようと努めましたが、私の身体の中を強烈な勢いでアドレナリンが吹き上げていく
のが分かりました。こんな感覚は初めてでした。いくら激昴していたからといえ、このアドレ
ナリンの急激な増加は異常な感じがしました。ことによるとこれから起きるであろう最悪のシナ
リオに備えていたのかもしれません。

 ハンプトンズの祝日のウイ−クエンドは、さらに眠りの少ない夜を意味します。ここ三日ほど、
私の肉体はオ−バ−ドライブ状態が続いていました。いよいよ落ち着かなくなってくるにつれ、
自分が不安でいっぱいになっているのに気づきました。普段はこのようにストレスが満杯になる
と、燃え尽きたまま数日間ベットに倒れ込むのが常でした。でも、今は宵の口。これからショ
−タイム、クラブマラケシュの新たな夜が始まるのです。内側の苦しさはそのままに、私はなん
とかこの夜を乗り切って、朝方真剣に眠ればいいと考えました。

 ハンプトンズビレッジのメインストリ−トに車を乗り入れると、群衆が目に飛び込んできまし
た。にぎやかな通りを見て、気分が落ち着き、エネルギ−さえわいてくるのを感じました。メイ
ン通りは三つのブロックに分かれ、レストランやブティック、ア−トギャラリ−、アイスクリ
−ムショップや不動産のオフイスが集まっています。クラブマラケシュはその通りでもひときわ
目立つ建物でした。街路樹がすてきに茂った通りは、休日の渋滞の車でびっしりと埋まり、人々
は歩道にひしめいていました。その光景は、今夜もマラケシュが大忙しになることを保証してい
ました。

 私は、夕食まえにオ−プニングの準備が万端整っているかどうかをさっとチェックしてからレス
トランで合流することを友人たちに告げました。逮捕された仕事仲間は保釈金を積んでもう釈放
されていましたが、そんなことがあった後だから、二日間ほどは家で謹慎するぐらいの常識は
備えているだろうと考えていました。今日、彼と個人的に会うことはあるまいとの確信もあり、
クラブに近づいて行くにつれさらに私の気分はよくなってきました。

 クラブの警備員が何人も、今夜の客のために、歩道に並べる支柱とベルベットのロ−プを準備
していました。私はまっすぐフロントロビ−を通り抜け、プライベ−トなVIPのラウンジへ通
じる階段を上がって行きました。ラウンジからクラブのメインフロアとダンスフロアを見渡す
ことができます。VIPル−ムの私の場所に立つと、クラブの残りの部分が見え、働くスタッフ
の様子も観察することができました。VIPル−ムは結構薄暗くて静かだったのですが、

                     つづく


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