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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1371SAKURA:2013/01/31(木) 04:21:18 ID:g4ybbF.M
トキ様 へ   観覧者の皆様 へ
おはようございます……。   ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。

先日からの?素敵な〜〜〜書籍との出会い〜〜〜☆
その中からの“投稿”をと…(微笑) 今日は…・…【NANCY】が、キーボードの打ち込み!!
>>1364>>1365>>1366>>1367>>1368>>1369>>1370 投稿の続きです…。

■ 臨死―――
―――|―― ハンプトンズ  第一章  ――――― 【第 八  回】 
ニュ−ヨ−ク州ロングアイランド
一九八四年七月二日夕方

おもちゃを一番たくさん持って死んだ人が勝ち !
                       ハンプトンズではやっている車のステッカ−

 まだ宵の口でした。私はラムセンバ−グの豪華な家で、友人とともにシャンパングラスを傾け
ていました。そこはサザンプトンの西の端に位置する小じんまりした地域です。実際私はほんの
少ししか飲んではいませんでした。 グラス三杯か四杯程度でしょうか? ゆっくりと自分ぺ−
スを守っていました。大切なその日の夜のために頭をはっきりとさせておきたかったのです。そ
の週は独立記念日の休暇の週で、私は「クラブマラケシュ」のオ−ナ−でした。マラケッシュは
ハンプトンズで最も、いえニュ−ヨ−ク州で最も成功しているナイトクラブです。

 私はまた大成功の夜が来るのを心待ちにしていました。マラケッシュはニュ−ヨ−クシティか
ら様々な人々が引き寄せられてきました。有名人たち、スポ−ツ選手や俳優、モデルたち、その
モデルをスカウトに来る人々、弁護士、ファション業界の人、広告業界の人たち、そして映画
や音楽業界たち。 ワプス(WASP)の上流社会人から小金を貯め込んだ若造にヨ−ロッパ人。
ドラッグの売人からマフィィアのギャングまで、ハンプトンズに来た人は皆誰でもマラケシュに入
りたがったのでした。

 毎週末、マラケシュのベルベットのロ−プ前には、常連客たちの長蛇の列ができました。彼
らは二0ドルか二五ドルを払い、すでに混み合っているクラブの中へ入る権利を得るために並ん
でいるのです。一時間以上待っている人がいても、私は傲慢にベルベットのロ−プの向こうに入
ることのできる「選ばれし者」のみをピックアップしていきました。VIPや有名人でさえロ−プ
の前で忍耐強く待機していたのです。フロアマスタ−がテ−ブルの用意ができたと手を振るまで。

 魅力的なウェイトレスは学資を稼ごうときりっと冷えたグラスに冷たいシャンパンを注ぎ、客
の間を縫うようにサ−ビスしたいます。ドン・ペリニオン・ペリエ・ジュエ・クリスタルなどが
人気の酒でした。個人で来ている客が、シャンパンに一晩で何百ドル、いや時には何千ドルも使
っていきました。どちらが何千ドル飲めるのか、競争する客さえいたのです。

                                  つづく


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