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【プレイ日記】勇者「縛りプレイさせられた」【DQ3】

336女の子の名前を聞いちゃダメ❤️:2019/06/23(日) 19:07:34 ID:OlDJRnLs
ーーおろちの洞窟

勇者「…よし、これで…」キュッ

盗賊「お、さっそく兜装備したな」

戦士「おおー!似合ってるじゃねーかポカパマズ二世!」

勇者「その呼び方止めろ…」

商人「これはかなりの戦力アップですね!…実は入手出来ないんじゃないかと思ってましたけど…」

盗賊「あそこにいた市場の商人が渡してくれたから良かったけどな、勝手に持ってってくれだとルール違反になるからな」

商人「前回は勇者がいなかったから入手しなかったんですよね。だからイベントの詳細を良く覚えてなくて…」

戦士「おいおい、なんの話してんだよ!?」

盗賊「こっちの話だ。それより勇者、今日はいよいよやまたのおろち退治だな?」

勇者「ああ、最悪全滅するかもしれねーが…戦ってみないと相手の強さも分からねーからな」

商人「少し恐いきもしますけど…」

戦士「大丈夫だろ、俺がぶっ飛ばしてやるぜー!…お、ほら見えてきたぜモンスターがよお!」

勇者「よし、準備は良いな。じゃあ行くぜっ!」

ーーやまたのおろちがあらわれた!

337以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/23(日) 19:15:17 ID:OlDJRnLs
盗賊「っしゃあ、ガンガン攻撃するぜ!そらっ!」ピシャアッ

戦士「おおーりゃあー!」ガゴン

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

商人「うわ、熱い熱い!」

勇者「くっ、俺は攻撃に回れねーな、ホイミだ!」パアア…

盗賊「サンキュー!まだ戦えるぜ、そらそらっ!」ピシャアッ

戦士「うおおー!らあー!」ドガガン!

かいしんのいちげき!

勇者「すげーのが入ったな。でもびくともしてねえ…!」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

商人「うう…厳しい…でも僕だって…!それっ!」ガガン

かいしんのいちげき!

商人「だ、ダメです、僕の力じゃ…」

盗賊「何言ってるんだ、まだこれからだぜ!ここからがスリルじゃないかよ!行くぜっ!」

338以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/23(日) 19:21:19 ID:OlDJRnLs
勇者「くそっ、攻撃が強烈だ!ホイミ!」パアア…

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

商人「ぼ、僕も回復に回ります!やくそうを…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「くそっ!くそー!負けねーぞこのヘビやろー!だああー!」ザクッ

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊「くっ、まずいな、俺もそろそろ…」

商人「か、回復が追いつきません!このままじゃ…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

勇者「もはやここまで、か…回復が間に合わないなら、ここで決める、全員こうげ…」

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「く、そ…負けね…」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

勇者たちはぜんめつした!

339ーー66日目、ダーマ神殿:2019/06/23(日) 19:36:24 ID:OlDJRnLs
盗賊「…ま、という訳で反省会だ」

勇者「反省も何も、実力不足以外の何物でもねーよ」

商人「ちょっと強すぎましたね…」

戦士「俺の会心の一撃が入ってもびくともしなかったもんなー。お手上げってヤツじゃねーか?」

盗賊「現状はな。俺らはこれからレベルアップすることも出来るし…」

戦士「あ!そういや商人は全滅したら転職するって言ってたな!」

商人「ええ、ダーマに来たし、せっかくなのでしようかと…」

盗賊「やっぱり僧侶からか?回復が追いつかなかったからな、ホイミだけじゃ」

勇者「それだがな…あの人から手紙が来ててな、『最初は魔法使いから』だそうだ」

戦士「あの人って、使者か?」

商人「ええ、なのでまずは魔法使いに転職しようかと思います」

盗賊「あのお姉さんは俺らに辛い思いをさせたいのか?いや、王様か?まあ、言われたからにはそうするしかないだろうな」

勇者「ああ。それより今日は次の場所を探さなきゃならねー。とりあえず見つけておいた場所ももうないしな。今回の全滅で4つ装備を捨ててるんだ、その上新しい場所を探せずにまた装備を捨てるとなったら…」

盗賊「ああ、そこは盗賊の俺に任せてくれ、何とかする。ただ、宿のある場所に帰るまでに夜が明けそうだがーー言っても仕方ないな。よし、行くぞ!」

340以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/24(月) 01:00:16 ID:knTD9bVo
あらら全滅か
転職してリベンジだな

341以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/24(月) 14:28:22 ID:knTD9bVo
>>336
なんで女子は駄目なのww

342以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/29(土) 02:21:16 ID:EQxJcd7Y
魔法使い……レベル20……マヒャド……うっ!頭が……!

343ーー67日目、ダーマ神殿:2019/06/30(日) 19:54:32 ID:zQS5GTbI
魔法使い「えーと、という訳で転職しました…」

戦士「おー、案外似合ってるんじゃねーか?」

勇者「仕方ねーとはいえ、最初はレベル下がって死にやすいだろうから、隊列の一番後ろな」

魔法使い「あ、はい!すみません…」

盗賊「謝る必要ないだろ、戦力アップのためにやるんだからな」

戦士「んで、今日どうすんだ?新しい所行かなきゃだろ?」

勇者「任せて良いんだよな盗賊?」

盗賊「ああ、ただ近くはないみたいだからな…出来れば今日中に行って宿に戻るまではしたいが…」

魔法使い「遠いんですね…」

盗賊「いざとなったらお前が、誰かが死んでも戻らずに進まなきゃならない。覚悟しといてくれ」

魔法使い「は、はい!」

勇者「今更だろ。行くぞ」

戦士「おー!まだ見ぬ新天地へゴーだぜー!」

344ーージパング沖東部:2019/06/30(日) 20:06:03 ID:zQS5GTbI
戦士「おおおおっ!」ザクッ

勇者「そらあっ!くたばれっ!」ピシャアッ

ーーだいおうイカたちをやっつけた!

盗賊「ふう…魔法使い、レベルいくつまで上がった?」

魔法使い「7です。呪文はメラヒャドスカラ、あと今ギラを覚えました!」

盗賊「順調…なんだよな?魔法使いの事は分からないからなあ」

勇者「そういや装備は…魔法使いだとかなり制限されると思ったんだが…」

魔法使い「それが…防具はそのまんまなんです。ぬいぐるみとかわのぼうし…」

戦士「カッコ変わんねーもんな!」

魔法使い「武器はどうのつるぎからルーンスタッフに変わったので、かえって強くなった位です。力は落ちましたけど、それでも攻撃力はほとんど変わらないくらいで…」

勇者「ずっと袋の肥やしだったが、やっと日の目を見たな」

盗賊「まあ、装備が良くなってもレベル自体が下がってるんだ、無理するなよ…っと、あれは…」

戦士「なんか見えてきたなあ?あれ、塔だよなあ?」

勇者「そのようだな、じゃあ…ちっ、暗くなってきたな」

盗賊「まあこのくらいかかるとは思ってたよ。さ、入ってみようぜ。ノルマでもあるしな」

345以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/02(火) 01:10:26 ID:67ZoUezk
すっかり忘れてたルーンスタッフ

346ーーアープの塔:2019/07/07(日) 19:32:10 ID:W/bz8.IM
戦士「はあー…連敗中も更新しなきゃダメかあ〜?」

魔法使い「何言ってるんですか…?ここは少し薄暗いですね」

勇者「まあ夜だしな。にしても、もう何年も人が入った気配がないな」

盗賊「カビ臭い塔だぜ。洞窟よりは塔だが、こんな有様じゃ…おっと」

キラーアーマーがあらわれた!

魔法使い「鎧のモンスターですよ!固そうなモンスターですね…」

盗賊「とりあえず攻撃だ、おりゃあっ!」ガギギギン!

戦士「ほとんど傷ついてねーじゃねーか!おらっ!」ゴッ

魔法使い「ーー魂に宿る火、指先より出でて、かの者共を焼き払え!ギラ!」ゴオオ…

キラーアーマーのこうげき!キラーアーマーはルカナンをとなえた!キラーアーマーのこうげき!

戦士「ぐおおいってー!なんだあの呪文、掛けられたらめちゃくちゃ攻撃が痛くなったぞ!」

勇者「ギラもあまり効いてねーようだ…らあっ!」ドガギギィン

盗賊「くそっ、今じゃ俺が一番攻撃力が無いな…頼むぜお前ら!」

347ーーアープの塔:2019/07/07(日) 19:40:57 ID:W/bz8.IM
キラーアーマーのこうげき!キラーアーマーのこうげき!

勇者「ぐおおっ!?すげえ猛攻だ…」

魔法使い「は、早く倒さないと…でもギラはあまり効かなかったし…冬よ!我が声に応え、その息吹を吹き付けよ!ヒャド!」カキーン

戦士「おっ、効いたっぽいぞ!おらー!」ガゴン

キラーアーマーをたおした!

キラーアーマーのこうげき!

盗賊「ぐおっ、きついぜ…早くしてくれ、もたないぞ…」

勇者「待ってろ!おらあっ!」ガギギギン!

魔法使い「もう1発…ヒャド!」カキーン

戦士「うりゃー!くらえぇー!」ドゴン!

キラーアーマーたちをやっつけた!

魔法使い「な、なんとか倒せましたね…」

勇者「全員ボロボロだな…回復するぞ、集まれ」

盗賊「どうやらここはちょっとスリルが過ぎるようだな。やまたのおろち退治の為に良い訓練場所が無いかと思ったが、ここは少しはやいかもな…」

348ーージパング沖東部:2019/07/07(日) 19:50:17 ID:W/bz8.IM
戦士「あー、あそこの敵強かったな!」

勇者「まあな。あの後何回か戦ったが、戦い終わる度に何回もホイミするようだったぜ」

盗賊「でも魔法使いの呪文が戦力になると分かったのは良かったな。勇者のラリホーもあの鎧にそこそこ効いたしな」

戦士「鎧って寝るんだな、知らなかったぜ!」

魔法使い「いや、鎧は寝ないと…いやでも…」

勇者「んな事より、そろそろ夜が明けちまうぜ。町はまだかよ?」

盗賊「おそらくそろそろムオルが見えてくるはずだが…夜明けに間に合うかは微妙な所だな…」

魔法使い「なんだか少しずつ明るく…あ!見えましたよ、陸が!」

勇者「て事は…見えたぜ、ムオルだ!」

盗賊「ふう、なんとか夜のうちに着きそうだな」

戦士「うおー!腹へったぜー!さっさと帰って飯にしようぜ」

魔法使い「僕はもう寝たいなあ…」

勇者「俺もだ。にしても、明日からどうするか…修業はしなきゃならねーが、新しい場所も見つけなきゃならねーしな…」

盗賊「この近くに何かあればいいけどな。ま、それは明日考えようぜ、今日はもう休もうぜ、流石に疲れたぜ…」

349以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/08(月) 00:03:07 ID:OqMvjIn6
おお、同じ呪文でも女魔法使いとは詠唱が違うんだな

350以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/10(水) 12:14:29 ID:3GqHgB/E

毎回楽しみにしてるから更新して

351ーー67日目、ムオル沖東部:2019/07/14(日) 21:09:25 ID:j0W1BSFI
盗賊「今週こそは2回更新する!…って毎週のように考えてるよな」

戦士「でも気がつくともう週末なんだぜー!」

魔法使い「詠唱は…個人個人でみんな違うんです。何故かというと調べ直すのが面倒だっていう…」

勇者「説明は終わりか?さて、今日は北に向かうぞ」

魔法使い「明日行くべき新しい場所を今日のうちに見つけておくんですよね」

盗賊「そいつは俺の仕事だ、任せろ…もっと北、そして少し西だな」

戦士「北ってのはこっちだよな?行くぜー!」

勇者「西と東しょっちゅう間違えるから気を付けろよ」

魔法使い「誰の話でしょう…うう、ここまで来ると流石に少し寒いですね…」

盗賊「お前らは良いよ、みんな着ぐるみだもんな。俺は…おっと」

戦士「なんか見えてきたなあ?あれは…なんだ?ただの浅瀬じゃねーか!」

勇者「いや、ただの浅瀬じゃあねーだろ。ねーだろうが…今はどんな場所なのか分からねーな」

魔法使い「覚えておいた方が良い場所、といった所でしょうか」

盗賊「多分な。さ、次は南に…ってこれはムオルだな。うーん、東にでも行ってみるか」

戦士「っしゃー!次だ次!」

352以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/14(日) 21:16:35 ID:j0W1BSFI
魔法使い「島がたくさん見えてきましたね。この辺であなほりを…あ、ラックのたねです!」

盗賊「まあ、小当りってとこか?さて、もうちょっと東に…」

戦士「島はいっぱいあるけど何も建物はねーなー」

勇者「この辺りは外れか?ならそろそろ引き返さないと…」

盗賊「まあ待てよ。成果無しで引き返したら明日が大変だぜ?タカのめで…北東だな」

魔法使い「北東!そっちにはまだ行ってませんよね」

戦士「こんな所に町とかあるかあ〜?」

勇者「まあ行ってみるぞ…あれは?何か見えるぞ」

魔法使い「建物…ほこらですね!」

盗賊「っし!見つけたぜ!さて、夜が明ける前に帰るだけだが…」

353ーー夜、ムオル沖東部:2019/07/14(日) 21:29:29 ID:j0W1BSFI
魔法使い「もうすぐ夜が明けそうです。間に合うでしょうか?」

勇者「以外と夜は長いからな。特に明けそうになってからが…」

戦士「おお!村が見えてきたぜ!」

盗賊「ふう、今日もギリギリ間に合ったな。この距離だと明日もギリギリだよなあ、当たり前だけどな」

勇者「そうだな…前の日に次の場所を見つけておくっていうのは失敗だったかもな」

戦士「行ったり来たりで時間のムダだよな!」

魔法使い「でも見つけられないと死んだ時と同じペナルティーですよね?」

盗賊「むしろ一人死んだのと同じペナルティーって、あんまり辛くない気もしてきたな。まあ、見つけるに越したことはないがーー」

勇者「実際今日も見つかったしな。それに、海の上だと戦闘も少ないから消耗もしねーし、あんまり宿まで戻る利点もねーよな」

魔法使い「確かに…!

戦士「まあどっちにしろ明日は今日見つけたとこだろ?」

勇者「ああ、せっかく見つけたしな。そしてせっかく夜が明ける前に着いたんだ、早く宿に行くぞ」

盗賊「この町には娯楽もないしなあ…」

魔法使い「僕はもうクタクタですよ、職業が変わったからか緊張しっぱなしで…」

戦士「っしゃー!宿で飯だぜー!ここの魚は絶品だぜー!」

354以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/15(月) 16:23:39 ID:bSutZQJQ
乙!

355ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 19:38:44 ID:J7DVHaDE
盗賊「あーくそ、やっぱり北は寒いぜ…」ブルルッ

勇者「少し我慢しろよ、昨日行ったからだいたいの距離や場所は分かってるからすぐだ」

魔法使い「ほこらがありましたよね。うーん、こんな所にあるほこらかあ…」

戦士「ジパングの近くにあるほこらみたいに宿になってたりしねーかな?」

盗賊「バハラタの北の方にもあったよな。湖畔のしゃれた宿屋が」

魔法使い「ありましたね。あそこも結構北だと思いましたけど、そんなに涼しくはなかったですよね」

勇者「バハラタやアッサラームがかなり暑い所だったからな。さて、そろそろ見えてくるはずだが」

盗賊「ああ、確か暗くなってきてから見つかったよなあのほこら。だんだん日が暮れてきたし、そろそろか…」

戦士「お!ほら見てみろよ、あのほこらだろあれ!」

魔法使い「ええ、あれです。そう大きくない島に、ポツンと建って…一体何が待ってるんでしょう…?」

勇者「それもすぐ分かるだろ。さ、行くぞ」

356ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 19:50:36 ID:J7DVHaDE
ーー旅人のほこら

盗賊「…静かだな」

魔法使い「ええ。誰も居ないんでしょうか…?」

戦士「おーい!誰か!誰かいねーのかー!」

勇者「誰も居ねーようだな。居ねーが…」

盗賊「ああ…3つの部屋それぞれに1つずつ、あの旅の扉ってやつがあるな」

魔法使い「離れた土地へ移動できる旅の扉が3つも…!これって、新しい場所を3ヵ所も見つけたようなものですよね!これで楽に…」

勇者「いや待てよ。もうすでに行ったことのある場所に着く可能性だってあるぜ。覚えてないか?入れない、鍵がかかった場所に旅の扉があった所を…」

戦士「んー、あったようななかったような…」

盗賊「それこそさっき話したバハラタ北やジパング近くにあった宿屋になかったか?あとはロマリアからポルトガに向かう途中のほこらにもあったような…」

魔法使い「そういえばそうですね。他にもいくつかあったかも…」

勇者「…と考えると、この旅の扉を新しい場所と決めつけるのは危険だな。もっと別の場所も探さないと…」

盗賊「入って確かめるって訳にもいかないのがな。ま、どうせ今日はこのまま探索を続けるつもりだったんだろ?」

勇者「ああ、もっといろんな場所を探そう。町に戻る時間がもったいないからな。この近くに何かがあれば良いんだが…」

357ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/21(日) 20:02:11 ID:J7DVHaDE
戦士「で、次はどこ行くんだ?」

盗賊「そうだな…ここより更に北、そしてちょいと西、そこにも何かがあるな。そう離れてはいないようだ」

魔法使い「では行ってみましょう…うう、更に北は更に寒い…」

勇者「我慢するしかねーな。くそ、夜だからなかなか見えづらいな…」

盗賊「俺の目を信じてくれよ。もうすぐ…お、ほら、何か見えてきたぜ」

戦士「ん〜?ホントかあ?平原しか見えねーぞ!」

勇者「平原っつーか雪原だな。でも何か変だな、人の気配というか、何者かが往き来してるような跡があるような…」

魔法使い「ええ、ヒトの痕跡みたいなのがありますよね。ここもいずれ調べる必要があるのかもしれないですね」

戦士「新しい場所キープってとこかあ?で、次どこ行くんだよ」

勇者「そうだな、あのほこらから少し西に来たし、このまま西に…ああ、夜が明けるな…」

ーー69日目

盗賊「夜が明けたか。あ、書き忘れたが、↑は68日目だからな」

魔法使い「誰に言ってるんですか…?でも太陽は日替わりから、僕らは西へ、太陽に追いかけられながら進むようですね」

勇者「今日も好天でめでたいこった。さあ行くぞ、新しい土地を目指してな!」

358以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/22(月) 09:09:43 ID:fX9bH/gY

新しい場所にすぐ行けないの残念だねぇ

359ーー夜、ムオル沖北部:2019/07/28(日) 20:05:54 ID:KLTCN1S6
戦士「よっしゃー西だ西だ!どんどん進むぜー!」

勇者「この辺は島が多いな…」

魔法使い「ですね。あまりガンガンは進めませんね…」

盗賊「お、ちょっと北よりに進んで見てくれ。何かありそうだ」

戦士「北にー?この島かあ?だだっ広いだけで何もねーぞ?」

魔法使い「いえ、見てください。雪原に1ヶ所、雪が少ない所が…」

勇者「ああ、人の手が入っているというか、誰かが往き来してる痕跡があるというか…」

盗賊「ただの雪原じゃなさそうだよな。ここも後々来たりするようかもな」

戦士「じゃあ覚えとかねーとな!お前ら覚えとけよ!俺は覚えられねーからな!」

勇者「自信満々に言うことかよ…」

魔法使い「でも、次の場所候補が見つかって良かったですね。あちこち当てもなく探し回るのも大変ですし…」

盗賊「まあな。だがこの調子でどんどん見つけていこうぜ。このまま西に行くだろ?」

勇者「ああ、どんどん行ってみよう」

戦士「っしゃー まだまだ進むぜー!」

360以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/28(日) 20:12:10 ID:KLTCN1S6
勇者「…あれからかなり西に、そしてやや北よりに来てみたが…」

魔法使い「何も見つからないですね…ミナミには広大な森林地帯が広がる大陸がありますけど…」

盗賊「でかいよなこの森。多分ムオルやダーマなんかと同じ大陸のはずだが…」

戦士「歩いては来れねーよな!船ってスゲーな!」

勇者「今さらかよ…っと、あれは…」

魔法使い「ほこらだ!ほこらがありますよ!」

盗賊「よし、また新しく見つけたな。しかしこんな所にどんなヤツが住んでるんだろうな?」

ーーホビットのほこら

ホビット「あ、船が通りすぎてく!ほらほら、そろそろ出番だぞ!」

旅人女「ほら、さっさと喋る猫の準備しな!」ゲシッ

猫「ふにゃー!?今やるところですにゃー!」オアー…

361以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/28(日) 20:20:11 ID:KLTCN1S6
魔法使い「…あれからまた北西にどんどん進んで…すっかり暗くなりましたね」

盗賊「夜が明ける前に何処かに着けば良いがなあ」

戦士「腹へったなー。そろそろ宿に泊まりてーぜ」

勇者「確かに流石に2日徹夜だと堪えるな…」

魔法使い「とはいえ、都合良く宿があるなんて…あれ?」

盗賊「あれ、町だよな?よし、今夜はあそこに…いや、新しい場所行くわけにはいかないよな」

勇者「いやよく見てみろよ。見覚えねーか?」

戦士「あー?…ああ!あれノアニールかあ!?」

魔法使い「え…?あ、本当だ!ノアニールですよ!」

盗賊「長い長い航海の果てに、ノアニールに戻ってくるとはなあ。ま、来たことがある町で逆に良かったな。そして…この町助けといて良かったなあ」

魔法使い「ええ、誰かを助けた事が、こうやって自分達に帰ってくるんですね…」

勇者「……よし、じゃあ上陸だ。今夜はノアニールに泊まるぞ。下船の準備だ!」

戦士「うおおー!宿だ!飯だー!」

362以下、名無しが深夜にお送りします:2019/07/29(月) 01:44:48 ID:6VlL9cPI
喋る猫役がみんなアイツだったとはww

363ーー70日目、ノアニール沖東:2019/08/04(日) 20:54:54 ID:vD2QzmuI
盗賊「…さて、そろそろ昨日見つけたほこらに着くはずだが…」

戦士「お、あれだろあれ!見えてきたぜー!」

勇者「よし、じゃあここから上陸だな。さて…」

グリズリーがあらわれた!

魔法使い「熊が3匹!強そうですね…」

盗賊「やるしかないだろ、そらっ!」ピシャシャ

グリズリーのこうげき!グリズリーのこうげき!

勇者「くっ!?くそっ、バカ力め…!」

戦士「いてー!けど負けねー!おらー!」ガッ

グリズリーのこうげき!グリズリーのこうげき!

盗賊「くそっ、なんて攻撃力だ…!おらあぁっ!」ピシャシャァ!

グリズリーたちをやっつけた!

魔法使い「な、なんとか勝てましたね…凄い強さだった…」

勇者「あんまり長居したい場所じゃねーようだな。さっさとほこらに入るぞ。さて、何が待っているか…」

364ーーホビットのほこら:2019/08/04(日) 21:06:05 ID:vD2QzmuI
ニャー…ニャー…

盗賊「猫が沢山いるな」

戦士「猫よりも人いねーのかよ!おーい!誰か…ぐおっ!?」ベキャッ

魔法使い「なっ!?小さな人影が華麗な回し蹴りを戦士さんに!?」

ホビット「こらー!ヒトのうちでギャーギャー騒ぐなー!」

盗賊「ああ、悪かったね可憐なお嬢さん。ところで…」

ホビット「あれ?君たち冒険者?珍しいねこんな所に」

勇者「ああ、俺達は…』

ホビット「あー!君オルテガさんにそっくり!私が昔一緒に旅してた勇者様と!」

勇者「な…!?親父と旅を…?」

ホビット「親父!?オルテガさんの息子なの!?へー、本当に似てるね!あー、懐かしいなあ…」

魔法使い「あ、あの、オルテガさんは…」

ホビット「あー、確か火山の火口に落ちて亡くなったなんて話だよね。でも私はちょっと信じられないなあ。君もそうなんじゃない?」

勇者「…ああ」

ホビット「だよね!きっとオルテガさんはまだ生きてると思うよ!世界は広いから今は会えなくてもさ、いつかまた会えると思うよ!」

365以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/04(日) 21:10:25 ID:vD2QzmuI
盗賊「ああ、きっとな。へへ、一緒に旅してたヒトが言ってるんだ、説得力あるじゃないか、なあ?」

勇者「まあ、な…」

ホビット「それで君たちは何処を目指してるの?…へえー、エジンベアに、きえさりそうかあ…あ!きえさりそうならこの辺のモンスターが持ってるかもよ!」

魔法使い「え!?本当ですか!?」

ホビット「でも君たちにはこの辺のモンスターはちょっと厳しいかなあ。ま、一応覚えといてよ!」

勇者「ああ、貴重な情報、助かる」

猫「にゃーん?」

勇者「いいえ」

猫「にゃーん?」

盗賊「いいえ」

猫「にゃーん?」

魔法使い「いいえ」

猫「…にゃーん?」

戦士「いいえ!」

猫「にゃーん…」

366以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/05(月) 01:32:02 ID:o5z0fyg2
エルミ世界からも友情出演か!
てか喋らせてやれww

367以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/10(土) 19:28:00 ID:IL7a95Ao
戦士「よっしゃーじゃあ行くぜ!じゃあなアネキ!」

ホビット「じゃあねー!君のアネキじゃないけどね!」ノシ

盗賊「よし、じゃあさっそくきえさりそうを探しに…」

魔法使い「でもモンスターが強いですから…」

ホビット「あーあ、行っちゃったかー。猫君、残念だったね!」

猫「うにゃあ、喋れませんでしたにゃあ…」

旅人女「ったくバカ猫だねえ、喋らなきゃバイト代満額貰えないじゃないか!」ゲシゲシッ

猫「ふにゃー!?喋らせてくれなかったから仕方ないのですにゃー!」オアー…

ホビット「あはは、かわいそうだけど約束は約束だからね!…それにしても勇者の父親のパーティーメンバーなんて、結構重要そうなのになかなか話題にならないよね。リメイクとかもしあればこういうとこ広げて欲しいよねー」

旅人女「どうだろうねえ?ま、リメイクするならイベント増やすのは必須だろうけどね」

猫「にゃ、何の話を…?」

旅人女「アンタには関係ないよ、そんな事より次のバイト探しに行くよ、バカ猫」ズルズル…

猫「ふにゃー!?引き摺らないで欲しいのですにゃー」オアー…

ホビット「あはは、元気でねー!…君たちも、元気でね。またいつか、ね?」

368以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/10(土) 19:37:13 ID:IL7a95Ao
勇者「…とはいえ、鎧や熊ばっかりで全然それっぽいモンスター出ねえな…」

魔法使い「しかもあの熊、凄く強いです…攻撃力が恐ろしいですよ…」

盗賊「スリルがあって結構だと思うが、強さの割りには稼げないよなあいつら…きえさりそうが目的じゃなきゃ、あんまり居たくない場所だな…」

ーーまほうおばばがあらわれた!キラーアーマーがあらわれた!

戦士「おお!?こいつじゃねーかきえさりそう持ってるの!」

魔法使い「テドンの周辺にいたきえさりそうを持ってるってモンスターに似てますもんね…でもこの見た目は…」

まほうおばばはベギラマをとなえた!まほうおばばはベギラマをとなえた!

勇者「うおおっ!?くそっ、強烈な呪文を使いやがる!」

キラーアーマーはルカナンをとなえた!

魔法使い「でも少し噛み合ってないですね、ルカナンと攻撃呪文じゃ、僕も…ギラ!」パラララ!

盗賊「先に婆さん達を倒すぜ!そりゃっ!」ピシャシャ

まほうおばばをたおした!

戦士「鎧は任せろ!うおおおおー!」ガガッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者「っし、なんとかなったぜ。しかしこれじゃ魔力がいくらあっても足りねーぜ、ホイミ、ホイミ、ホイミだ…」

369ーー71日目、ムオル近郊:2019/08/10(土) 19:46:13 ID:IL7a95Ao
戦士「うおおー、やっと帰ってきたぜえ…死ぬ…」ヨロヨロ…

魔法使い「勇者さんの魔力も切れて、パーティーみんなボロボロですね…」

勇者「ったく、真っ直ぐ戻りゃ良いのに、ムオルからどのくらい歩けばきえさりそう持ってるかもモンスターと会えるか確認してーなんて言いやがるから…」

盗賊「まあまあ、明日以降を考えれば大事な事だろ?正直、ここのところ時間に追われてる感じだし…」

デッドペッカーがあらわれた!スライムつむりがあらわれた!

魔法使い「み、見たことないですよねあの貝のモンスター…それに、あの鳥は…!」

勇者「ちっ、逃げるぞ!」ダカダカダカ…

しかし まわりこまれてしまった!

デッドペッカーのこうげき!スライムつむりのこうげき!デッドペッカーのこうげき!デッドペッカーのこうげき!

盗賊「くそ、攻撃が…」

スライムつむりのこうげき!デッドペッカーのこうげき!

盗賊はしんでしまった!戦士はしんでしまった!

魔法使い「ああ、二人とも!」

勇者「くそっ、全滅してたまるかよ!逃げるぞー!」ダカダカダカ…

370以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/11(日) 05:55:05 ID:HEb6Abp2

スライムつむりで全滅したこと結構あってトラウマ

371ーームオルの村、教会:2019/08/18(日) 19:22:36 ID:trTR1zaY
魔法使い「…よし、これで二人とも生き返りましまね。神父さん、ありがとうございました」

盗賊「結局、死んだのは俺と戦士だけだったんだな」

勇者「ああ、なんとか逃げ切れたぜ」

戦士「っしゃー、それじゃたびびとのふくとこんぼうをポイポーイ!」バサッ ゴドン

魔法使い「…手持ちの装備品も少し心許なくなってきましたね」

盗賊「ぬののふくとかなくなったしなあ」

勇者「最近、装備品を全く入手出来てねーからな」

盗賊「とはいえ、こんな旅だと運次第だからなあ」

戦士「とりあえず宿行こうぜ!腹へったしねみー!」

魔法使い「そうですね、僕も疲れました…」

勇者「じゃあ宿屋に行くか。そして明日はまたどこかにいかなきゃならねーのか…」

盗賊「ちょっと行動が制限されてきた感じはするよなあ。ま、明日はまだ行く場所があるからましだけどな…」

372ーー72日目、ムオル沖北:2019/08/18(日) 19:30:14 ID:trTR1zaY
戦士「じゃあ今日はあの北の雪原に行くんだな?」

勇者「ああ、何があるか行ってみようぜ」

魔法使い「あんな所に住んでる人とかいるんですかね?」

盗賊「さあな。ただ俺達は今までも変わり者をたくさん見てきたからな」

戦士「おとといのアネキだって相当変り者だよな!」

勇者「あんな所で一人、猫に囲まれて暮らしてたよな…あんなヒトが他にいてもおかしくはねーな」

盗賊「エルフやホビットの可能性もあるよな…っと、夜になっちまった、こんなに遠かったか?」

魔法使い「もうすぐなはずですけど…あ、見えてきましたよ!」

勇者「よし、じゃあ上陸するぞ。準備は良いな?」

戦士「っしゃー、エルフでもモンスターでも出てみろってんだ!」

魔法使い「いやあ、モンスターはちょっと…でも、ここがダンジョンの可能性もあるのかあ…」ゴクリ…

373ーー変化老人の家:2019/08/18(日) 19:39:27 ID:trTR1zaY
盗賊「…おお、家があるぜ。さんざん迷ったな…」

魔法使い「何もない平原を歩き続けて、一度元の場所まで戻ってしまいましたもんね」

勇者「さて、何がいるか…」ガチャリ…

老人「人に会うのは何年ぶりじゃろうか。そうだ、前に海賊達がふなのりのほねを持ってきて以来じゃな」

戦士「ふなのりのほねえー?」

老人「さてお前達、へんげのつえは知っておるか?」

勇者「へんげのつえ…?聞いたことはないが…」

魔法使い「多分、名前からして変化…姿を変えることが出来る杖ですよね?」

老人「そうじゃ!わしはあれが欲しいのじゃよ。噂では、サマンオサの王様が持っとるらしいがのう」

盗賊「王様が?それじゃ盗みでもしなきゃ無理じゃないか?」

戦士「そもそもサマンオサってどこだよ?」

魔法使い「聞いたことないですよね…?」

老人「サマンオサはさいごのかぎがあれば行けるそうじゃぞ」

勇者「サマンオサ、へんげのつえ、さいごのかぎ、か…これからの俺達の旅にも関わってきそうだな。覚えておくか…」

374以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/19(月) 16:36:59 ID:MeUHLv5U
乙!

375ーー夜、ムオル沖北部:2019/08/25(日) 21:01:27 ID:s8SQY/Ro
勇者「…夜明けまでに帰れねーかもしれねーな…っ!あいつは…!」

テンタクルスがあらわれた!

戦士「うおお!?いつか会った緑のイカだな!」

盗賊「どうするんだ勇者?」

勇者「…こいつは強そうだが、だからこそ良い経験になるはずだ、やるぞ!ラリホー!」ポワワーン

魔法使い「僕も呪文で…意志を燃やせ!魂を燃やせ!悪しき彼の者を焼き尽くせ!ベギラマ!」ゴオオオ…

戦士「おお、すげー魔法じゃねーかよお!」

テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!テンタクルスのこうげき!

勇者「ぐあっ…!凄まじい手数だな…もう一度ラリホーだ!」ポワワーン

盗賊「今度は2体眠ったか!そらっ!」ピシャシャシャ

魔法使い「もう一度…ベギラマ!」ゴオオオ

戦士「うおおー!」ガッ

テンタクルスたちをやっつけた!

勇者「っし!手数には驚いたが、なんとか倒せたな。一応俺らも強くなってるみたいだな…」

376ーー73日没朝、ムオルの村:2019/08/25(日) 21:11:23 ID:s8SQY/Ro
魔法使い「ふう、無事ムオルには帰って来られましたけど…」

盗賊「夜が明けちまってたなあ。もっと早く帰って来れると思ったんだがなあ」

戦士「どうすんだー?宿に泊まるのか?」

勇者「…いや、このままあのジパングの洞窟に行こう」

戦士「おお!?おろちと戦うのか?」

盗賊「アホ、経験値稼ぎだろ?流石に今また挑んでも返り討ちだろうよ」

魔法使い「そうですね、僕は魔法を覚えましたけど、体力がかなり落ちてますし…」

勇者「俺達は経験値も足りないが、平行して探索も続けなきゃならねえ。1日を無駄にする余裕なんかねーよ」

盗賊「だよなあ…ま、俺はスリルがある方が良いから、あの洞窟の魔物達と戦うのは賛成だぜ」

戦士「もっともっと強くなって、早くおろちのヤローぶっ飛ばさねーとな!」

魔法使い「ですね、幸いみんなさほど消耗してないですし…」

勇者「決まりだ、じゃあ行くぞ…消耗が少ないとはいえ、出来るだけ長く洞窟で稼ぐためには宿に泊まれなかったのは厳しいところだけどな…」

377以下、名無しが深夜にお送りします:2019/08/26(月) 01:24:33 ID:2MmYEZ16
商人の呪文の詠唱熱い感じでいいね

378ーーおろちの洞窟:2019/09/01(日) 19:36:59 ID:6xhN9scM
盗賊「またここに来たか。少しばかり疲れてはいるが、それもまたスリルがーー」

魔法使い「ま、待って下さい!敵です!」

ーーきめんどうしがあらわれた!

勇者「ちっ、厄介な奴だな。しかしあの呪文さえ貰わなければ無傷で勝てる可能性もある。気を引き締めろよ!」

戦士「おおー!あんな呪文にかかるかよ!」

きめんどうしはメダパニをとなえた!戦士はこんらんした。

盗賊「おいぃ!言ってるそばから…」

戦士のこうげき!戦士のこうげき!

盗賊「ぐあっ!?くっそ、馬鹿力め…!」

魔法使い「ま、まずいです、僕は体力が…」

勇者「さっさとあいつらを倒すしかねー!うらあっ!」ピシャシャシャ

盗賊「うおおおっ!」ピシャシャシャ

ーーきめんどうしたちをやっつけた!

戦士「…ん?お、なんか知らねーが敵が倒れてるぜ!ラッキーだな!」ヒャッホー

勇者「こいつ…まあ、死人が出なかったから良い。いくぞ…」

379以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/01(日) 19:47:36 ID:6xhN9scM
戦士「へー、俺混乱してたのか!いやー、忘れちまうもんだな!」ハッハッハッ

盗賊「はっはっはっ、じゃないだろ。お前が混乱すると一番危険なんだよ。お前のパワーで殴られる身になってくれよ」

魔法使い「戦士さんの強さを肌で感じましたね…でも混乱してしまったのだから仕方ないで…」

きめんどうしがあらわれた!

勇者「くそっ、またこいつらかよ!やるぞお前ら!」

戦士「うおおおっ!今度は混乱しねーぜー!」

きめんどうしはメダパニをとなえた!勇者はこんらんした。

盗賊「おいおいおい、こっちかよ!」

勇者「…我が魂、深き底より真紅の牙を呼び起こさん!」

ーー勇者はベギラマをとなえた!

魔法使い「あ、熱い熱い!ゆ、勇者さん自分まで燃やしてますよ!」

盗賊「くそっ、早くモンスターやっちまうぞ!おらっ!」ピシャシャシャ

戦士「うおおー!行くぜー!」ガッ

ーーきめんどうしたちをやっつけた!

盗賊「な、なんとかなったか…前言撤回、勇者が一番危険だな…」

380ーー夜、旅人の宿屋:2019/09/01(日) 19:56:21 ID:6xhN9scM
勇者「くそっ、散々だったぜ」

魔法使い「ま、 まあ仕方ないですよ…」

戦士「しかしレベルあがんねーもんだなー」

盗賊「魔法使いが2つ上がって16になったが、それだけだったもんなあ」

勇者「他が誰も上がらなかったな。くそっ、こんなペースじゃ…」

魔法使い「焦っても仕方ないですけど、でもこのままでは…」

盗賊「まあ、最悪アイテム捨てながらでも経験値稼ぐしかないだろうなあ。ここのところ装備品は見つからないが、消耗品ならいくつか見つかったな」

魔法使い「盗賊さんはどくがのこなとちからのたね、僕がどくがのこなとまんげつそうですね」

戦士「カネもたくさん見つけただろ?」

勇者「17744ゴールドあなほりで見つかったな。使い道はないが」

盗賊「ま、魔法使いはレベルアップしてるんだ、少しずつ強くなってると信じるしかないな」

魔法使い「2つレベル上がっても呪文覚えなかったのが辛いですけど…」

勇者「こっから覚えるだろ。いや、覚えて貰わないと困るぜ。そして俺らも強くならねーとな。しかし…くそっ、行き詰まって来ちまったぜ…」

381以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/03(火) 03:13:59 ID:6Z/ZenJo
なんで戦士すぐメダパニかかってまうの

382ーー74日目、旅人のほこら近郊:2019/09/08(日) 20:03:43 ID:ua/gAIP2
魔法使い「今日は、以前見つけた旅人のほこらに行くんですよね?」

戦士「えーと、旅のとびらがたくさんある所だっけか?」

勇者「ああ。確か3つあったはずだから、どれか1つくらい新天地に行けるだろ」

盗賊「賭けっちゃ賭けだが、まあ外さないだろ…おっとお!」

ーービッグホーンがあらわれた!メタルスライムがあらわれた!

魔法使い「あ、あれは銀色の…!」

盗賊「おっし、慌てず騒がず…そらっ!どくがのこなだ!」

ビッグホーンはこんらんした。ビッグホーンのこうげき!メタルスライムをたおした!

戦士「おおー!やったなー!」

盗賊「へっへっ、素早さのタマモノだぜ。これで俺はレベルアップだぜ」

勇者「ここで経験値が得られたのはでかいな。異動日はなかなか魔物と戦えないからな」

魔法使い「そうですよね、ほこらにつく前にもう夜ですもんね…」

戦士「よし、じゃあほこらに行くぜー!待ってろよモンスター!」ウオー

勇者「だから、旅のとびらしかねーよ…」

383ーー旅人のほこら東部:2019/09/08(日) 20:15:01 ID:ua/gAIP2
魔法使い「ほこらでは新しい場所に行けましたけど…」

盗賊「鍵がかかってて進めなかったな。どの辺に行ったのかさえ解らずじまいだ」

戦士「でもよお、とりあえず新しいとこ行ったから良いんだろ?」

勇者「まあな。だが出来ればあそこから更に別の土地に行けたら良かったんだけどな」

魔法使い「それでこの辺りは…あの塔があった大陸の東側ですよね?ムオルから海を越えた東にあった塔の…」

勇者「ああ、東海岸だ。この辺りに何かあれば…」

戦士「お?見ろよ、何かあるんじゃねーかあそこ?」

魔法使い「あそこは…ずいぶん開けた場所ですね」

盗賊「ああ、平原だな。あのへんげんつえがどうこう言ってた爺さんのいた所にちょっと似てるかもな」

勇者「似てるか?まあ、だだっ広そうな所は似てるか…」

魔法使い「もしかしたら、また誰か居るかもしれませんね。オーブやエジンベア、サマンオサの事を知ってる人がいるかも…」

盗賊「とりあえず、次に来る場所は決まったな。さて、これからどこに行く?」

勇者「南か、更に東かだな。南に大陸沿いに行くべきか、海を越えてみるか、さて…」

384以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/08(日) 22:38:19 ID:Yd3C9jS.

そ、そこはまさか…

385ーー75日目:2019/09/16(月) 00:49:50 ID:77yfOtm.
戦士「夜が明けちまったぜ!どっち行くのか決めたのか?」

勇者「…このまま東に向かおう。別に南でも良いけど、勘だな」

盗賊「勇者の勘か、結構じゃないか。よし、行ってみようぜ」

魔法使い「大陸沿いに進む南と違って、東は大海原ですから、何があるのか…」

戦士「でもよう、ほら、見えてきたぜ陸が!」

盗賊「ここは…どこだろうな?どうする?このまま上陸するか、北か南か…」

勇者「北に行ってみるか。どうも、見覚えのある景色のようだがな…」

魔法使い「僕も、どこかで見たことあるような…」

盗賊「ま、本当に知ってる土地ならそのうち知ってる町にも着くだろ。今は進んで…おお?あれは…」

戦士「城じゃねーか!小さな島に城!」

魔法使い「お城…!じゃあここがエジンベア…?」

盗賊「聞いた事があっても行ったことがない町っていったらエジンベアとサマンオサ、あとテドンで聞いたネクロゴンドだが、ネクロゴンドはテドンの北っていう話だったしな」

勇者「エジンベアの可能性もあるな、だとすると…まだきえさりそうが無いんだよな。あれがないとどんな不都合があるのか…」

386以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/16(月) 01:01:58 ID:77yfOtm.
魔法使い「ーーとはいえ、今日はまだここには行けませんよね。この後は…」

勇者「また東だ。東に来たらこの城が見つかったからな、更に東へ向かえば…」

戦士「よっしゃ行くぜー!…ってここ見たことあるぞ!ノアニールの西だろここ?」

盗賊「地底の湖のある洞窟に、エルフの隠れ里…間違いないな」

魔法使い「という事は…以前ムオルから西に探索した時、もう少し進んでいればここに辿り着けていたんですね…」

勇者「それは言っても仕方ねーな、あの時は次の場所に行くために引き返さなきゃならなかったからな」

盗賊「それに、寄り道したからこそお前もレベルアップしたと言えるだろ?」

魔法使い「それは…そういう考え方も出来ますけど…」

戦士「呪文も覚えたんだろ?」

魔法使いレベル17「メラミとマホトラを…僕としては、かなり強力な呪文を覚えたつもりですけど…」

勇者「お前だけじゃねー、パーティー全体だ。特にメラミは強力だと聞いてる」

盗賊「後々も役にたちそうだよな。ま、とりあえず今回はあの草原と城、2ヶ所見つけられたんだから上々だろ。さ、ノアニールまで行って休もうぜ」

戦士「っしゃー!飯だ飯だ!」

387以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/18(水) 23:22:28 ID:ZVRym7x6

メラミ覚えるとテンション上がるよね

388ーー76日目、エジンベア:2019/09/23(月) 02:01:22 ID:3/1h.RRM
盗賊「さーて、じゃあこの城にお邪魔するか」

魔法使い「うわあ…立派なお城ですね」

勇者「そうか?アリアハンと大差ないだろ」

戦士「田舎だしな!」

盗賊「おい、聞こえるだろ…っと、こんにちは、門番さん」

門番「ここは由緒正しきエジンベアのお城!」

勇者「!…ここがエジンベアか!」

門番「田舎者は帰れ!帰れ!」シッシッ

戦士「ああー?ここの方がよっぽど田舎だろうが!」

門番「なんだと?田舎者は礼儀を知らんな!さあ帰った帰った!」シッシッ

魔法使い「せ、戦士さん、ここは退きましょう…それにしても門前払いなんて、どうしたら…」

389以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/23(月) 02:08:59 ID:3/1h.RRM
盗賊「で、追い払われた訳だが…」

戦士「どうすんだよおい!ここに入れないと…あれ?入れないとなんかあるんだっけか?」

魔法使い「えーと、ランシールのスライムが、きえさりそうがあったらエジンベアに行くようにって…あ!」

勇者「なるほどな、きえさりそうはこの為に必要な訳だ」

盗賊「きえさりそうっていうからには姿を消す事が出来るんだろうからな。となると、あの門番の目をごまかして進入するためのモノなんだろうな」

戦士「盗賊みたいだな!」

盗賊「まあ俺は盗賊だし別に構わないが…きえさりそうを手に入れない事にはこれ以上は進めなさそうだな」

魔法使い「そうですね…でも幸い、この周辺にもきえさりそうを落とす魔物がいるみたいですし…」

勇者「とりあえず夜までは探してみるか。経験値稼ぎにもなるしな」

戦士「おお!あの門番ギャフンと言わせてやろーぜ!」

盗賊「俺もそうしたいが…そう簡単には見つからないだろうなあ。さて…」

390以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/25(水) 14:11:38 ID:gaiYtOs2
乙!

391ーー77日目、おろちの洞窟:2019/09/29(日) 20:23:59 ID:9al5U0r6
盗賊「あー、エジンベアも見つけたし、きえさりそうを探すべきなんじゃないかとも思ったんだがな…」

魔法使い「きえさりそうを探すにもレベルが必要、という事でまた経験値稼ぎになりました」

戦士「メタル野郎10匹以上倒せたな!やったな!」

勇者レベル28「まあ、運が良かったよな。逃げるやつも少なかったしな」

盗賊レベル28「俺と勇者がレベルアップして28に、魔法使いはついに20になったな」

魔法使いレベル20「今日だけで3つもレベルアップして目標に達成しました!インパス、トラマナ、そしてヒャダルコまで覚えましたよ!」

勇者「ヒャダルコまで覚えるとは思わなかったからもうけたな」

戦士「で、このあと魔法使いはどうすんだ?20になったら転職だろ?でも僧侶になるにはもっかい全滅しなきゃだよなあ?」

盗賊「一端商人に戻るのも馬鹿らしいよな。となると…玉砕か?」

魔法使い「え、それは…」

勇者「…まあ、それしかないな。このままやまたのおろちまで行くぞ」

魔法使い「え、ええー!?本当に玉砕するんですか?ま、待ってください、待って…」

392おろちの洞窟、B2f:2019/09/29(日) 20:33:05 ID:9al5U0r6
盗賊「よし、今日もおろちがいるな」

戦士「おっしゃー!戦うぜー!」

魔法使い「ほ、本当に戦うんですか?」

勇者「勝ち目は薄いが仕方ねー、これが一番丸くおさまるだろうからな」

魔法使い「丸くおさまるとは一体…」

戦士「つべこべ言うな!行くぞー!」

ーーやまたのおろちがあらわれた!

魔法使い「え、えーと、じゃあ…大地よ力を!我らに岩のごとき堅固な盾を!スクルト!」ギュイイーン

勇者「どうせホイミじゃ追いつかねー、世界よ吼えよ!天の怒り、閃きここへ!ライデイン!」ピシャドーン!

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「あちちー!でも負けねーぜ、おらあっ!」ザクッ

盗賊「なんだ?案外いけるんじゃないか、そらっ!」ピシヤッ

魔法使い「もう一度スクルトを…」ギュイイーン

勇者「まだまだ!ライデイン!」ピシャドーン!

戦士「うおおー!叩きのめしてやるぜー!」ガオー

39378日目、ダーマ神殿:2019/09/29(日) 20:39:14 ID:9al5U0r6
盗賊「…まあ、普通に全滅するよな」

勇者「そりゃな…」

戦士「よっしゃ、なら投げ捨てるぜー!」ポイポイポイポーイ

僧侶「ああ、どうのつるぎが2つに、こんぼう、たびびとのふくも…」

盗賊「お前、さらっと転職してるな…」

僧侶「そういう予定でしたからね。でも皆さん、もう装備品の在庫がみかわしのふく1つしかないですよ!いよいよピンチです…」

勇者「最近全然装備品が手に入ってこないからな」

戦士「盗賊がサボってるからな!」

盗賊「サボってる訳じゃねえよ!だがまあ僧侶は転職直後で死にやすいだろうし、慎重にいかないとな」

勇者「新天地探しだからそうも言ってられねーけどな」

僧侶「新天地探せなくても装備品は捨てるようですからね。ここからはよりシビアな旅になりそうですね…」

394以下、名無しが深夜にお送りします:2019/09/30(月) 00:54:29 ID:L1aUpPAw
女子パーティーの時は勇者不在だったから電撃呪文が新鮮だ
かっこいいな

395ーーエジンベア郊外:2019/10/06(日) 19:44:03 ID:lxJu9Plo
盗賊「へえ、僧侶ってレベル1からホイミ使えるのか」

僧侶「そうなんですよ、もうパーティーの回復力アップですよ!」

戦士「おお、すげーじゃねーかよ!」

勇者「つっても転職すぐで体力無いんだから気を付けろよ」

僧侶「ええ、分かってます。それで今日はどこに…」

盗賊「この間エジンベア見つける前に見かけた草原だろ?」

勇者「ああ、あそこに何かありそうだからな…というか、無いとどん詰まりだ」

戦士「もう捨てる装備もほとんどねーからな!」

僧侶「ちょっと厳しくなってきましたよね…あ、見えてきましたよ、あの草原」

戦士「おお、ちけーな!」

勇者「そうか?もう夜になっちまったぜ…まあ良い、行ってみるぞ」

盗賊「なんかあれば良いがなあ。出来ればスリルのあるヤツな」

僧侶「いやあ、転職後なんで危険なのはちょっと…」

396ーーエジンベア西の草原:2019/10/06(日) 19:50:15 ID:lxJu9Plo
戦士「お?じいさんがいるぞ!」

老人「私、ここに町作る。町作れば皆喜ぶ」

勇者「ここに町を?」

盗賊「いやいや爺さん、こんな何もない所に一から町作る気かよ!?一人で?」

老人「町作るには商人がいる。レベル低くても構わない。商人であれば良い」

戦士「商人〜?」チラッ

僧侶「…!」

老人「心当たりあったら連れてきて欲しい。誰かいないものか…」

勇者「商人…か。悪いが今は心当たりねーな。まあ…見つけたらな。じゃあ行くか」

盗賊「そうだな…ほら僧侶、ボーっとしてんな、行くぞ」

僧侶「え!?あ、は、はい………町作り、か…」

397ーー海上:2019/10/06(日) 19:59:14 ID:lxJu9Plo
盗賊「町作りに商人ねえ。心当たりはあるが、お前に今抜けられると困るからなあ」

僧侶「ええ、分かってます…」

勇者「…さて、これから何処に向かうか…あそこにノアニールがあったって事は、南東に行けばポルトガ辺りに着くのかもな」

戦士「ポルトガか、久しぶりだなー!」

盗賊「そうだな、行ってみるか…だいたい進路はこんな感じで…」

僧侶「あ、大陸が見えてきましたよ」

勇者「ここは…カザーブの西辺りか?じゃあ南下すれば良いか…」

盗賊「っておい、着く前に夜が明けそうだぞ!」

ーー79日目

戦士「あー、宿に泊まれなかったなー」

勇者「それに宿で夜を明かさねーとルーラ使えねーんだよ。時間巻き戻しになっちまうからな」

僧侶「巻き戻し…?あ、何か見えてきましたよ!あれは…ほこら?」

盗賊「あれは…テドンの北にあったほこらだな。もうとっくにポルトガより美波に来てたようだな」

勇者「ちっ、時間を無駄にしたぜ。僧侶のレベルがいくらか上がったから良いようなものの、もう時間を無駄には出来ねーんだがな…」

398以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/08(火) 23:05:24 ID:j.ES2D4M

転職で戦力アップ!と思ったけど、その当人がいずれ離脱するのか…

399ーー海上:2019/10/14(月) 09:51:54 ID:ZJLNWqww
盗賊「じゃあ、また探索だな。あー、また西に行ってみるか?」

勇者「南はテドン、北はポルトガだからな…西しかねーな」

僧侶「あの草原から南に下った辺りですよね。何かあれば良いのですけど…」

盗賊「レベルも上がれば良いが、海の遭遇率と経験値じゃなあ」

戦士「お?おー、なんか見えてきたぞ!ほらあれ見ろよ!」

勇者「あれは…村、か?いや、村にしては少し…なんだ?」

僧侶「ちょっと様子が違うようにも見えますね…」

盗賊「…ふーん、なんだかスリルがありそうだぜ。さっそく乗り込みたいが、明日だよなあ」

勇者「ああ、仕方ないが、また東に宇美を渡ってテドンで1泊だな」

僧侶「テ、テドンですか…魔力も尽きてきたし、宿には泊まりたいですから仕方ないですね…」

戦士「あそこ朝飯ねーんだよなあ」

盗賊「気にするとこそこか?ま、確かにあそこはスリルはあるけど、そういうスリルは求めてないんだよな。良いさ、ついでにきえさりそうもみつけられるかもしれないからな…」

400ーー夜、テドン郊外:2019/10/14(月) 09:59:49 ID:ZJLNWqww
僧侶「ああ、近くからでも分かる闇のオーラ…」ブルッ

盗賊「きえさりそうも見つからないな。てかあの魔女あんまり出てこないな」

勇者「まあ、少しでもレベルが上がったのは良かったな」

戦士レベル28「体力が大幅アップだぜー!僧侶は新しい魔法覚えたんだよな?」

僧侶レベル11「キアリーですね。最近毒を使う魔物に全然会ってないですけど…」

盗賊「ま、どくけしそう使わなくて良くなったのは良いだろ。有限だからなアイテムは」

勇者「余りまくってるけどな…」

僧侶「そしてあなほりで出てきたのはラックのたね。外れではないですけど…」

盗賊「使わないにしてもせめて装備品が良かったよなあ」

勇者「ここまできえさりそうが見つからないのは想定外だったな。また時間を見つけてあのホビットのほこら近くに行って探すしかないか…」

戦士「なーに、明日見つかるかもしれねーだろ?」

盗賊「その能天気な頭が羨ましいぜ。ま、もちろん明日には盗んでみせるがな」

僧侶「ぼ、僕もあなほり頑張りますよ!明日こそはきえさりそうを…!」

401以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/15(火) 17:55:02 ID:2ud6AnYY

このままではきえさり草で詰んでしまう…

402ーー80日目、テドン沖西部:2019/10/20(日) 20:28:40 ID:DdMdD9vs
勇者「もう80日か…」

戦士「あっという間だったな!そろそろ魔王倒してるかと思ったぜ!」

盗賊「そんなに簡単な訳ないだろ。にしてもきえさりそう出ないな…」

僧侶「ですね…あなほりも盗みも不発でした」

勇者「まあいい、仕方ねー。昨日見つけたあの村に行くぞ」

戦士「うまいもん食えると良いよなー。テドンは朝飯なかったからなー」

盗賊「大して大きくなさそうな村だったし、期待しない方が良いんじゃないか?ま、ムオルみたいに魚が美味いかもしれないけどな」

資僧侶「海が近かったですからね、もしかしたら…あ!」

戦士「お、見えてきたなあの村!…あれ?村っていうか、でかい家が一軒だけかあ?」

盗賊「そうみたいだな。昨日感じた違和感はこれか」

勇者「しかしあれだけでかい屋敷だ、誰かいるだろうし、何かあるかもしれない。行ってみる価値はありそうだな」

盗賊「そもそもいかないなんて選択肢はないだろ、なあ?」

戦士「あったりめーだろ!」

僧侶「ですね。魔物が住んでる訳でもなさそうですし。しかし大きな建物ですね、お城とかを別にして、こんなに大きな家はジパングのあのお屋敷くらいしか見たことないですよね…」

403ーー海賊達の住み処:2019/10/20(日) 20:36:33 ID:DdMdD9vs
戦士「お?誰か人がいるぜ!おーい!」

男性「しっ!この先の家は海賊達の住み処。近づかない方が良いですよ」

盗賊「海賊?へえ、そいつは面白そうだな」

僧侶「ええ…僕は怖いですよ。魔物は居なさそうだと安心してたのに…」

勇者「しかし海賊となれば宝なんかを集めてそうだよな。オーブなんかもあるんじゃないか?」

戦士「ん?オーブってなんだったっけ?」

僧侶「伝説の不死鳥を蘇らせるために必要だという宝玉ですよ。それがあればきっと魔王の城にだって行けるはずです」

戦士「あー、そんな話だったな!」

盗賊「そんな大事なこと忘れんなよ。ま、確かに賊ってのは宝が好きだからな。この広い海を縄張りにしてるって事ならかなり期待出来そうだぜ」

勇者「ああ、だが…どうやら人影が無いようだが…」

男性「彼らはいつも夜にならないと帰ってこないですよ。だから今のうちに…」

盗賊「じゃあ出直すか。つってもそろそろ夜だけどな」

戦士「じゃあ夜まで魔物退治だな!うおー!」

男性「いや、今のうちにここを離れた方が…大丈夫かなこの人達…」

404以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/22(火) 16:54:17 ID:f8G5nW2.
乙!

405ーー夜:2019/10/27(日) 20:01:34 ID:fK2mLZHg
僧侶「良かったですね、外のモンスターと戦ったらてつのよろい持ってましたからね!」

盗賊「盗みじゃなく宝箱からってのと、ぬいぐるみより守備力が低いのが残念な所だがなあ」

戦士「この着ぐるみ、マジですげーんだな!」

勇者「まあ、装備品自体足りなかったからな、なんだって有り難い事には違いねー」

盗賊「さて、と…海賊達も帰ってきてるようだが…」

海賊A「なんだ、お前達は?ああ、お前達か、魔王を倒すために旅をしているってのは」

僧侶「え…僕達そんなに有名だったんですね…」

海賊A「よし、お前達を歓迎しよう。何の用だ?」

盗賊「あー、かくかくしかじかでーー」

海賊B「オーブ?ああ、確かどこかで盗んだやつがあったはずだが、どこにしまったかな…」

勇者「オーブがあるのか!?」

海賊B「ああ、見つけたら持って行っても良いと思うが…まずお頭に話してみてくれ」

戦士「おかしらぁ?」

海賊A「お頭は奥の部屋にいるよ、くれぐれも粗相のないようにな」

僧侶「海賊のお頭さんかあ…怖そうですね、うーん…」

406以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 20:15:47 ID:fK2mLZHg
盗賊「よっしゃ、じゃあお頭の所に行くぞ。失礼します…っと、こいつは…」

女性「なんだい、あんたたち、見ない顔だね。あたいになんか用かい?」

戦士「あー?用があるのはお頭にだよ、お頭ってのはどこだ?」

僧侶「ちょ、ちょっと戦士さん…」

女性「あたいがお頭だよ。女がお頭なんておかしいかい?」

勇者「いや、おかしいというか驚いたというか…」

戦士「いやいやおかしいだろ!海賊だろ?女の海賊なんて変だろ!しかもお頭なんてよお!」

盗賊「お前…!ちょっと黙って…」

お頭「あっはっは!ずいぶんはっきり言うじゃないか、でも気に入ったよ!」

僧侶「……え?」

お頭「面白い奴らだよ、魔王を倒そうなんて思ってる奴らは違うねえ。なあ、本気なのかい?魔王を倒そうと旅してるってのは」

勇者「…ああ。必ず倒す」

お頭「手下から聞いたけど、オーブ探してるんだろ?どこかにあるから、見つけたら持って行きな。ルザミ…って知ってるかい?」

僧侶「ルザミ?いえ…」

お頭「ここから南に行って、ちょっと西にある島だよ。あそこを知ってるなんてあたい達くらいのものだろうね。行ってみると良いよ」

407以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 20:24:40 ID:fK2mLZHg
戦士「おお!次の行き先まで!すげーなお頭!」

お頭「ふふ、あたいはあんた館が気に入ったからね。そうだ、魔王を倒したらまたここに寄ってみてくれよ」

勇者「ああ、約束する」

僧侶「では失礼します…はあ〜、もうダメかと思いましたよ…」

盗賊「全くだよ。結果オーライとはいえお前…」

戦士「よっしゃ!じゃあオーブ探そうぜ!」

勇者「反省してねーな…まあいいがよ、そのオーブはどこにあるのか…」

僧侶「この屋敷の中には、倉庫のような所はないみたいですよね」

盗賊「じゃあ外に回ってみるか…うーん、それっぽい所はないな。あと怪しい所と言えば…」

戦士「この岩だろ!押してみるぜうおおおお!」グググ…

勇者「…!下に何か…俺も押す、行くぜ、おらあっ…!」

僧侶「よいしょお…!ああ、階段がありますよ!下りてみましょう!」

戦士「宝箱があるぜー!開けてみるぜ、おらっ!」パカッ

勇者「…!こいつは、オーブか!?ついにオーブが…!」

盗賊「赤い宝玉か、見事なもんだな、美しいぜ。しかしこれでやっとひとつ目か、あと5つ、先は長そうだぜ…」

408以下、名無しが深夜にお送りします:2019/10/27(日) 22:12:09 ID:O078NTMg

やっと最初のオーブだ

409ーー81日目、テドン郊外:2019/11/04(月) 20:28:44 ID:JSYZz5h6
勇者「ちっ、昨日も宿に泊まれなかったな…」

僧侶「欲張ってたら朝になっちゃいましたね…」

戦士「魔力足りねーのか?」

僧侶「いえ、僕はマホトラも使えるので、それで何とか…」

盗賊「ベホイミはホイミよりかなり魔力効率が良いらしいからな。で、だ。俺らはルザミっていう次の目的地も出来た。しかしどのくらい距離があるかも分かりゃしない」

勇者「ああ。だからとりあえず夜まではこの辺りで魔物を狩る。きえさりそうも要るしな」

戦士「今日こそ絶対見つけるぜー!」

僧侶「そして夜になったくらいにルザミに向けて出発ですよね?」

勇者「ああ、そのくらい時間を確保しとけば辿り着けないって事もないはずだ。ただ…」

盗賊「今夜も恐らく宿には泊まれないな。もちろん、途中に町でもあれば話は別だが…」

僧侶「お頭の話を聞く限り、周りに何もなさそうですよね…」

戦士「今夜も徹夜かー。飯は魚でも釣るとして、寝れないのがなー」

勇者「船に乗ったら交代で寝れば良いだろ。よし、じゃあ行くぞ。俺たちにもたもたしてる時間はないからな」

盗賊「っし!きえさりそう盗むぜー!」

410ーー夜、海上:2019/11/04(月) 20:39:54 ID:JSYZz5h6
僧侶「結局、きえさりそうは見つかりませんでしたね…あそこの魔物達は魔法を使うのにあまりマホトラが効かないし…」

盗賊「くそっ、ほんとに持ってるのかよあの魔女!?」

勇者「あの人が言ってたから嘘ではないと思うが、確率は相当低いとも言ってたしな…」

戦士「お、見えてきたぜ、海賊の住み処がよお!」

僧侶「ですね。今日の目的地はここではないですが…」

勇者「ここから南に行って少し西、と言ってたが…まず少し西に進んでから南下した方が分かりやすそうだな」

盗賊「どのくらい南か分からないからなあ。まあとりあえず西に少し進んで…ん?あれは…!」

戦士「お?もうルザミってとこが見えたのか?」

盗賊「いや、ほら見てみろよ。あれ、見おぼえのある…」

僧侶「あ、あ、あー!あ、アリアハン大陸じゃないですか!?」

勇者「ああ、いざないの洞窟近くの森だ、あそこは…」

盗賊「で…ほら、あっちにも見えたぜ、島が。どうやらルザミとアリアハンはかなり近くにあるみたいだな」

戦士「お?じゃあルザミ寄った後アリアハンで宿に泊まれるじゃねーか!やったな!」

僧侶「ええ、良かったです。海に出てからはマホトラが効く相手も増えたとはいえ、魔力も不安でしたし…でも、こんな所にある島の人達…どんな人達なんだろう…?」

411以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/05(火) 00:02:15 ID:5.JjJDqM

船上ではあんまり疲れとれなさそうだもんな

412ーー82日目、ルザミ:2019/11/10(日) 20:42:12 ID:xHp1oqhM
僧侶「ここは…この島は…」

勇者「ムオルの村人は自分の村を最果てと呼んでたが、こここそ最果ての島だな…」

盗賊「しかし昔はでかい神殿でもあったのかねえ?この柱とか…お、島の住人だ」

女性「こんにちは旅人さん、ここはルザミ。忘れられた島ですわ。貴方達の前に旅人が来たのはどのくらい前だったかしら…」

戦士「ここがルザミで良いんだな!何もねーな!」

僧侶「戦士さん、島の人の前で…」

女性「良いんですよ。ここには本当に何もない、お店でさえ何も売っていません。でも、だからこそ他所では聞けないような話が聞けるかもしれません」

盗賊「一理あるな、都会じゃ噂話は次の、より新しく刺激的な話にかき消されちまうが、これだけの辺境ならそういうことも無さそうだ」

勇者「情報を集めてみる価値有り、か…いずれにせよ、こんな所まで来たんだ。聞けるだけ話を聞いてみるしかねーよな」

女性「ここは小さな島です。全ての人と話すのもそう時間はかかりませんよ」

僧侶「じゃあさっそく行ってみましょう!」

戦士「よっしゃー!うまいもん探すぜー!」

盗賊「そいつはあまり期待できなさそうだけどな…」

413以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/10(日) 20:55:12 ID:xHp1oqhM
勇者「ーーふう、これで全員の話を聞いたか?」

盗賊「だな。しかし本当に重要な話が聞けたんじゃないか?」

僧侶「ええ、やはり魔王はネクロゴンドの山奥。火山の火口にガイアのつるぎを投げ入れると道は開けると…」

戦士「あの預言者のじーさん、こんな所で俺らを待ってたのかよ!来なかったらどうする気だったんだ!?」

勇者「運命、って奴なんだろ。俺らがこの先ガイアのつるぎを火山の火口に投げ入れる事も、きっとな」

盗賊「で、そのガイアのつるぎをもってるのはサイモンとかいう男だって話も聞けたな。じゃあサイモンって男を探せばやがて魔王にも辿り着けるって訳だ」

僧侶「かなり…かなり魔王に近づいてる気がしますよ!ただサイモンという人がどこにいるかはわかりませんが…」

戦士「最後に話聞いた奴もなんか言ってただろ?南にある北の大陸がなんとかって。さっぱりわかんねーけどな!」

勇者「あれはおそらくへんげのつえを欲しがってた老人の事だ。…いや、何故へんげのつえの老人の事をあの学者らしき男が話した?」

僧侶「何か関係が…あ!もしかしたら、へんげのつえを持っているのはサマンオサの王様という話をあのおじいさんはしてましたよね!なら…」

盗賊「サマンオサにサイモンもいるかもしれない、ってか?流石にそれは話が飛躍し過ぎなきはするが…」

勇者「いずれにせよ、サマンオサもサイモンも手がかりがまだ足りねえ。まだまだ先は長いのかもしれないな。いや、ゴールがおぼろげにでも見えてきたのは前進したと言えるのだろうけどな…」

414ーー夜、アリアハンの宿屋:2019/11/10(日) 21:03:04 ID:xHp1oqhM
戦士「なんだよー、勇者の家に泊まるんじゃねーのかよー?」

僧侶「いきなり押し掛けても迷惑ですよ、しかも四人も。でも勇者さんだけでも実家に戻った方が…」

勇者「………パーティーだからな。別々って訳にもいかないだろ」

盗賊「ふっ、いっぴきおおかみの勇者も成長したよなあ。やっぱりご両親に見せてやりたいよなあ?」

勇者「ヤメロ…」

戦士「成長っていえばレベルも上がっただろ勇者は!」

勇者「ああ、29になった。ベホイミも使えるようになったぜ」

僧侶「これでベホイミ使いが二人。これはもしかしたら…!」

盗賊「3度目の正直で今度こそやまたのおろちを倒せるかもな。どうだ、明日にでも行ってみるか?」

勇者「今度負けたらいよいよ装備してるモノを手放さなきゃならねえ。が、いつまでも逃げてる訳にもいかねーよな…」

戦士「俺ならいつだって行けるぜー!」

盗賊「ああ、そろそろ腹を括るときかもな」

僧侶「ええ、今ならきっと…!今度こそ、ベホイミが二人で使える今度こそ、あのモンスターを…!」

415以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/11(月) 02:16:46 ID:zWOesGsQ
ホイミと薬草だけじゃ回復おっつかんよなぁ
次こそいけるか?

416ーー83日目、アリアハン城謁見の間:2019/11/17(日) 19:33:34 ID:I8Wof59.
王様「ーーうむ、そうか、頑張っておるようじゃな。では、行け!勇者よ!」

勇者「はっ!…ふう、面倒な報告も終わったな」

盗賊「アリアハンに帰ってきてたのに王様に報告がありませんでした、じゃあ流石に不味いだろうからなあ。にしても、俺も僧侶達と一緒に酒場に行きたかったぜ」

勇者「酒飲みに行ったんじゃねーよ、金を預けに行ったんだ…っと」

使者「久しぶりね。面倒な報告ご苦労様」

盗賊「いやいや、おねーさんに会えるのならこっちでも悪くなかったな」

使者「順調、のようね」

勇者「装備が尽きて終わりそうだ…」

使者「あら、それなら良い話があるわ。黄金の国の多頭のドラゴンは、強力な剣を持っているとか。次に貴方達が戦いに行く相手でしょう?」

盗賊「おお、本当ですかい!?こりゃ良いぜ、現状カツカツだからなあ」

勇者「そうだな…情報、感謝する」

使者「良いのよ、そもそもこの情報が無くても戦いに行ったのでしょう?…気を付けるのよ」

勇者「ああ、分かってる」

盗賊「任せて下さいよ!へへっ、勝利の女神からお話も聞けたし、後はあの魔物を倒すだけだな!」

勇者「ああ、決着を付ける、今日な…」

417以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/17(日) 19:39:51 ID:I8Wof59.
僧侶「あ、来ましたよ勇者さん達!」

戦士「おー!遅いじゃねーか!」

勇者「王様へ報告するんだ、手早く簡潔にって訳にもいかねーだろ」

盗賊「それでも手短にやってくれた方だよな。で、金は預けたのか?」

僧侶「ええ、39000ゴールド預けて、合計97000ゴールドになりましたよ!」

戦士「10万までもう少しだぜー!」

盗賊「へえ、良いじゃないか。ま、使い道はないがな…いや、魔王を倒したらパーッとやるか?」

勇者「…ああ、倒したらな」

盗賊「おお!勇者からお許しが出たぜ!じゃあぱぱっと魔王倒しちまうか!」

戦士「おー!ごちそう食べまくるぜー!」

子分?「しゅちにくりんだー!」キャッキャッ

僧侶「…あれ?今見たことあるような女の子がいたような…?」

盗賊「気のせいだろ…多分」

418ーーおろちの洞窟、B2F:2019/11/17(日) 19:50:58 ID:I8Wof59.
僧侶「いよいよ…目の前までやって来ましたね」

勇者「ああ、てめーら準備は良いか?」

戦士「バリバリオッケーだぜー!」ウオー

盗賊レベル29「俺と僧侶はレベルも上がったし、な?」

僧侶レベル17「ザメハを覚えましたよ。今回の戦いには必要無さそうですけど…」

勇者「王様から次のレベルアップまでどの位か聞いてたからな、上げられそうなお前らには上げてもらった。レベル上げの際に受けたダメージも回復したし…」

戦士「大してダメージ受けなかったけどな!」

盗賊「大してダメージ受けなかったって事は、転職した僧侶はともかく俺らはもうここでのレベルアップは厳しくなってきたって事でもあるよな」

勇者「ああ、ここでもたもたしてられねーって事だ」

僧侶「使者さんが言ってたという強力な剣も楽しみですけど、まずは勝たないと…今日こそ、今日こそは…」

盗賊「ああ、ぱぱっとやっちまおうぜ」

勇者「…よし、行くぞ!」

戦士「おおー!かかってこいおろちー!」

ーーやまたのおろちがあらわれた!

419以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/18(月) 20:50:23 ID:uYmxcUi2
久々の使者たそ〜

420以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/22(金) 12:31:16 ID:60LWaAQU
子分ちゃんもね!

421以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:25:45 ID:tcexFDFs
盗賊「先陣は俺が切るぜ!おらっ!」ピシャア

僧侶「僕は…スクルトから…!」ギュウウン

勇者「初っ端からぶちかますぜ、ライデイン!」ズガーン

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

戦士「くううっ、痛てえー!でも負けねーぞおらあっ!」ザクッ

僧侶「またスクルトを…」ギュウウン

勇者「今度は鞭だっ、おらっ!」ピシャア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「へっ、当たるかよそんな攻撃!」

戦士「おおー!みかわしのふく着てるだけあるなー!」

僧侶「さすが盗賊さん!…スクルトはもう良いかな?なら効くか分からないけどーー肌よ、肉よ、鱗よ、全て等しく軟化せよ!ルカニ!」ミュウウン…

勇者「…効いてるぞ!畳み掛けるぞ!」

戦士「うおおー!行くぜー!」

422以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:32:49 ID:tcexFDFs
やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

僧侶「くっ…ベホイミ!」パアアア…!

盗賊「おっ、さすがだぜ、ホイミとは違うな!そらあっ!」ピシャア

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

僧侶「くっ…まずい…」ヨロッ

勇者「お前は防御してろ!ベホイミ!」パアアア…!

僧侶「あ、ありがとうございます!」

勇者「今倒れられたら困るんだよ!おらっ!」ピシャア

戦士「行くぜー!」ザクッ

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

戦士「い、逝くぜー…」フラフラ

僧侶「戦士さん!ベホイミ!」パアアア

盗賊「へっ、敵さんも必死だな!」

勇者「当たり前だろ、俺らと一緒でな…らああっ!」ビシィッ!

423以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/24(日) 20:36:43 ID:tcexFDFs
やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「だからそうそう当たらないってんだ!そらっ!」ピシャア

勇者「くっ、俺はもろに当たっちまったぜ…」

僧侶「大丈夫です!ベホイミ!」パアアア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

僧侶「あ、まずい…」

勇者「お前は体力ねーんだから無理すんな!ベホイミ!」パアアア…

戦士「しぶてーな!おらおらおらー!」ガガン

盗賊「しゃあっ!」ピシャア

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

勇者「くっそ…おらあああっ!」ビシィッ!

ーーやまたのおろちをやっつけた!

424以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/25(月) 16:41:56 ID:7QuJxpfc
やったぁぁぁ

425以下、名無しが深夜にお送りします:2019/11/30(土) 23:07:55 ID:rA5zDG16
戦士「よっしゃー!倒したぜー!」

僧侶「3度目の正直ですね。あ、そういえば強力な武器があるって…」キョロキョロ

盗賊「へっへっへっ、探し物はこれか?」チャッ

僧侶「おお!その剣が…!盗賊さん、盗んでたんですね!」

盗賊「ああ、俺の手にかかれば何てこと…」

勇者「おい!やまたのおろちが動き出したぞ!」

僧侶「え、ええっ!?」

戦士「まだやる気なのかー!?」

勇者「いや待て、なんだあいつの後ろにある…旅の扉か?くそっ、逃げる気だ!」

戦士「追いかけるんだろ?行くぜー!」ミュイーン

僧侶「ええ、行きましょう!」ミュイーン

盗賊「おい、もうちょっとこの剣を盗んだ俺を褒め称えろよ!…ちっ、仕方ねえ、行くぜーっ!」ミュイーン

426ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 09:55:48 ID:9KK/FtN6
勇者「ここは…ジパングか!?ジパングのあの屋敷、何故こんな所に…」

近習「ヒミコ様!ヒミコ様がおケガを!ああ、なぜこんな事に…!?」

僧侶「こ、このタイミングでこのケガって…!」

盗賊「ああ。おい、ヒミコさんよ…」

ーーわらわの正体を知っているのはお主らだけじゃ…

戦士「ななななんだぁ!?頭に声がしてきたぞ!????」

勇者「これは…お前が…!」

ーー黙ってさえいれば悪いようにはせぬ。良いな?

僧侶「そんな事…!でも僕らも消耗してるし、ここは…え?勇者さん!?」

勇者「ベホイミ…全員回復したぞ。こいつはここで仕留める。さあ、正体を表せよやまたのおろち!」

盗賊「ああ、今日パパっと倒すって決めたからな!」

戦士「うおおー!今度こそトドメさしてやるぜー!」

ーーホホホ!ならば死ぬがよい!

ーーやまたのおろちがあらわれた!

僧侶「れ、連戦するんですか!?まだ魔力はあるけど、でも…ああもう!いきます!」

427ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 10:05:10 ID:9KK/FtN6
盗賊「先手必勝だ!そらっ!」ピシャア

僧侶「魔力余裕がない訳じゃないけど、あまり長引かせたくない…なら、ルカニから!」ミュイーン

戦士「おっしゃー!これで攻撃がガンガン通るぜー!」ザクッ

勇者「ああ、とっとと攻めてさっさと終わりだ。おらっ!」ビシィッ

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちのこうげき!

盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「甘い、甘いね!もうお前の攻撃は見切って…」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちのこうげき!

盗賊「げふっ!み、見切って…」

僧侶「見切ってないじゃないですか!ベホイミ!」パアアア…

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

勇者「ちっ、死物狂いだな!こっちも一緒だがな!らあっ!」ピシャア

僧侶「スクルト!そしてもう1回スクルト!これでかなり楽になるはず…!」

やまたのおろちのこうげき!やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!

戦士「うおー!あちーあちー!」

428ーー夜、ジパング:2019/12/01(日) 10:09:54 ID:9KK/FtN6
僧侶「せ、戦士さん!ベホイミ!手負いのはずなのに、まだこんな力が…」

盗賊「いや、手負いには違いないはずだ。怯まずに攻め続けるぞ!」

勇者「ああ、僧侶、回復は任せたぞ!戦士、突撃だ!」

戦士「うおおー!やってやるぜー!」ズガン

やまたのおろちはもえさかるかえんをはいた!やまたのおろちはひのいきをはきだした!

僧侶「…!火の威力が弱まってる…!い、いけますよ!」

勇者「ああ、もう一踏ん張りだ、うらあっ!」ピシャア

戦士「行くぜー!くたばれこの野郎ー!」ズガッ

ーーやまたのおろちをやっつけた!

盗賊「うっし!今度こそ倒したぜ!だが…肝心な事を忘れてたな…」

僧侶「ええ…せっかく手に入れた剣、装備し忘れましたね…」

勇者「まあ、倒せたから良いがな…こんなミスはこれっきりにしたい所だぜ…」

429以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/01(日) 11:36:12 ID:mjW03Y8.
草薙の剣や誘惑の剣辺りは
低レベルや縛りプレイみたいな制限に挑戦することで
初めて強さを実感できる部分大きいよな

430以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/02(月) 15:19:18 ID:V3DNJhV6
普通にプレイしてると箪笥ならぬ袋の肥やしになるだけだもんなー

431ーー84日目、ジパング:2019/12/08(日) 19:46:42 ID:ONLB9lTI
僧侶「無事やまたのおろちを倒して、この国も平穏を取り戻すでしょうね。今は大騒ぎですけれども…」

戦士「すげー剣も手に入ったしな!」

勇者「剣もだが、一番はこのオーブだな。6つのうち二つ目のオーブだ」

盗賊「やったな!まさかオーブがあるとは思わなかったが、この国を平和にしたご褒美って所かな」

僧侶「情けは人の為ならず、ですね。それで剣は誰が…」

戦士「俺だー!俺が装備するぞー!」

勇者「そして戦士が使ってたてつのやりは僧侶が持っててくれ。俺が装備しても良いが…」

盗賊「この前全滅した時お前が商人に戻った時用のどうのつるぎ捨てちまったんだよなあ」

僧侶「そ、そういえばそうでしたね。剣は手に入りましたけど、予備の装備品が少ない事態には変わらないですね…」

戦士「で、今日どこ行くんだ?あてはあるのか?」

盗賊「ああ、それだがな。今日は俺に任せてくれ。ちょっと気になる所があってな」

勇者「まあ、他にあてもないしな。しかしいよいよ行く場所が無くなってきた感じだな…」

432ーーエジンベア沖西部:2019/12/08(日) 19:54:20 ID:ONLB9lTI
戦士「おいおい、こんな何もない田舎の城に何の用だ?」

盗賊「この城に用はねえよ、あるのはこの西だ」

僧侶「あの、商人を探していたご老人の…」

盗賊「いや、あそこより更に西…なんだが、おそらく徒歩では行けなくてな。まあ、行ってみようぜ」

勇者「あの草原より西…内陸に何かあるかもしれないって訳か…うお!?」

ーーヘルコンドルがあらわれた!

盗賊「はっ!こんな敵、今更わけないぜ!おらっ!」ビシィ

戦士「うおおー!試し斬りだー!」ズバッ

ーーヘルコンドルたちをやっつけた!

僧侶「そ、その剣凄い切れ味ですね!」

戦士「初めて100ダメージ超えたぜー!」ウオー

勇者「100ダメージ?しかし本当に強力な剣だな、あの強敵を倒した甲斐があったってもんだな」

盗賊「だな。よっし、この勢いでまだ見ぬ地まで一直線だぜ!」

433以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/08(日) 20:00:38 ID:ONLB9lTI
勇者「ったく、夜になるの早すぎだぜ!」

戦士「おーい、川めっちゃ枝分かれしてるけど大丈夫かー?」

盗賊「任せろ!次は…こっちだ!」

僧侶「わあ、どんどん進んでいく…よく間違えないですね、複雑な上に暗いのに」

盗賊「盗賊のカンってヤツよ!このまま進めば…ほら、見えてきたぜ!」

戦士「おー!村だ村だ!」

勇者「無事今日中に着けたな。さて、早速行ってみるか」

ーースーの村

盗賊「ずいぶん小さな村だな。ただ、あのくそ田舎の城と違って宿はあるみたいだな」

僧侶「よ、良かったです、おろち2連戦からほとんど休んでないから、魔力が…」

勇者「よし、今日はもう休んで、村の探索は明日だな。この小さな村でどれだけの情報が手に入るかは少し不安だが…」

434以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/09(月) 18:47:48 ID:ucrocrSc


435ーー85日目、スー:2019/12/15(日) 16:56:55 ID:dizgFWAc
盗賊「さてと。小さな村だけど、結構情報あったんじゃないか?」

勇者「だな。まずかわきのつぼ。東の浅瀬で使えば良いと言ってたが、おそらく一度近くを通ったあの浅瀬だ」

戦士「でも東から来た奴らが持ってっちまったって言ってたぜ!」

僧侶「東、というとおそらくエジンベアですよね。ランシールではきえさりそうを持ってたらエジンベアに行くように言われましたし…」

勇者「話が繋がってきたな。きえさりそうがあればエジンベアの城に入れるはずで、かわきのつぼはおそらくそこで手に入るはずだ」

盗賊「で、浅瀬に行く、と。今までの流れで行くと、そこでオーブかオーブを手に入れる為の何かが手に入るんじゃないか?」

戦士「やまびこのふえの話も聞いたぞ!」

僧侶「やまびこのふえを吹いて山彦が返ってきたらそこにオーブがある、という話でしたよね。すごく便利そうですけど、やまびこのふえがどこにあるかは…」

勇者「となると、俺らが次にやるべきは…きえさりそう探し、だな」

盗賊「ああ、もうこれ以上は先伸ばし出来ないな。でも問題ない、俺がパパっと盗んでやるさ」

戦士「あなほり頼むぞ僧侶!」

盗賊「おい!俺を頼れよ!」

436ーーホビットのほこら:2019/12/15(日) 17:02:58 ID:dizgFWAc
ホビット「お、なになにまた来たのー?きえさりそう見つからないんだー?」

猫「にゃーん?」

戦士「いいえ!久しぶりだぜアネキ!なかなか見つからなくてよー!」

猫「にゃーん?」

盗賊「いいえ。で、きえさりそう探しのついでに寄ったって訳だな。ここに寄れば、ここに入る前と後、両方であなほり出来るからな」

猫「にゃーん?」

勇者「いいえ。まあ、悪あがきレベルだけどな。見つからない事には先に進めないから仕方ねー」

ホビット「そっかー。ま、私も見つかるように祈ってるよ!ガンバ!」

猫「にゃーん?」

僧侶「いいえ。ありがとうございます。今日見つかれば良いんですけど、2日3日は覚悟してます」

戦士「じゃー行ってくるぜアネキ!元気でな!」

ホビット「バイバーイ!頑張ってね!」ノシ

猫「にゃーん…」

437ーーホビットのほこら周辺:2019/12/15(日) 17:10:06 ID:dizgFWAc
盗賊「さーてと、一丁盗みとするか!」

僧侶「ではまず僕はあなほりを…」ザッザッ…

戦士「でもよー、見つかるまでモンスター倒し続けるっつってもよお、疲れたらどうするんだ?」

勇者「まあ、2、3日経てば魔力もなくなるだろうしな。そうなったらノアニールかムオルの近い方に行く事になるが…」

盗賊「どっちが近いだろうな?なんとなくだが、ノアニールの方が近そうではあるけどな」

勇者「まあ、とりあえずノアニールって事にして…」

僧侶「み、皆さーん!見つけましたよ!き、きえさりそう!」

盗賊「へ?マジか!?」

僧侶「は、はい!やっぱりあなほり回数をちょっとだけど増やした甲斐がありましたよ!」

勇者「っし!これで先に進めるぜ!流石だな僧侶!」

戦士「あなほりすげえー!盗みとは違うな!」

僧侶「ありがとうございます!ありがとうございます!」

盗賊「い、いやお前ら盗みだってな…おい、聞いてるか!?盗みだってなあ、盗みだってなあ…」

438以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/15(日) 20:52:41 ID:JCWKaVOA
確かにあなほりの方が多少時間がかかるけど安定だわな
毎回ベギラマ食らうのは清新衛生的にも良くないし

439以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/15(日) 23:39:18 ID:J18UTfNU
また盗賊は盗めなかったのか…
それはそうと、はいって言ってあげてよぉ!

440以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/17(火) 11:49:53 ID:oYcwZIRg
盗みできえさりそうはキツいべ モンスターと戦わにゃならんし
盗賊は実用性のある種盗んでるから、そっちで地味に貢献してる

441ーー86日目、エジンベア城:2019/12/23(月) 14:28:46 ID:dSEpARZs
盗賊「ふっ、やはり見るべき者が見れば分かるんだな、俺の仕事ぶりが…上質を知る人、ってやつか」フフン

勇者「…一応言っとくがな、こいつは最近全然盗んでねーのが問題なんだよ。お前、最後に盗んだのいつだよ?」

盗賊「おいおい、つい先日くさなぎのけん盗んだばっかりだろ!」

戦士「あんなの誰でも見つけられただろ!おろちのしっぽからはみ出てたのお前が真っ先に見つけただけじゃねーか!」

盗賊「その真っ先に見つけるのが偉いんだろ!」

僧侶「くさなぎのけんの前となると…73日目のちからのたねとどくがのこなですね」

勇者「もう半月近く盗んでねーだろ…」

盗賊「あ、あーっと、ところでだな、これからきえさりそう使ってこの城の中に忍び込むんだけどよ」

僧侶「強引に話題を変えましたね…」

盗賊「うるせえ!良いか、きえさりそうは1つしかないんだからな、間違って城から出たりするなよ!またきえさりそう探しに戻るからな!」

勇者「ああ。また僧侶にあなほりしてもらうのも悪いからな」

戦士「大変だったもんな僧侶!」

盗賊「いやいや、次は俺が盗むからな!?」

僧侶「はは…じゃあ行きましょうか。このお城の中にきっとかわきのつぼがあるはず。それがあれば、きっと…」

442以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/23(月) 14:42:34 ID:dSEpARZs
勇者「中に入ってしまえば、追い出されるような事はないみたいだな」

僧侶「そうですね。田舎者呼ばわりが酷いですけど…」

盗賊「なんのために門番はあんなに厳しかったんだろうな?まあ良いか、それより肝心のかわきのつぼだけどよ」

戦士「地下にある床がなんとかかんとかだったな!」

勇者「全然分かってねーじゃねーか…まず
、地下室には3つの岩があって、それを青い床に並べると何かが起こるらしい」

僧侶「その話とかわきのつぼがここにあるという情報、ここで聞いた海に沈んだという浅瀬のほこらの話、スーで馬から聞いたかわきのつぼを使う場所…」

盗賊「更に、場外にいたガキから聞いたさいごのかぎはほこらにあるらしいって話。全てが繋がった感じがするな」

勇者「おそらく、ここの地下にはかわきのつぼがある。そしてかわきのつぼを西の浅瀬で使えば…おそらくさいごのかぎってのが手に入るはずだ」

戦士「おおー!…で、そのカギどこで使うんだ?」

僧侶「僕が昔聞いた話では、さいごのかぎはどんな扉でも開けられるはず。おそらく牢屋の扉も…となれば、かなり使うべき場所はおおそうですけど…」

勇者「とりあえずはランシールだろうな。あそこには入れない神殿があった。そしてきえさりそうがあったらここへ向かうように言われたのもあそこだ」

戦士「おおー!繋がってきたな!」

盗賊「だからさっきそう言ったじゃねえか!ま、それより今の問題はだ。ここの床に岩を並べるってのが一筋縄ではいかなそうって事だよな。ま、俺にかかればちょちょいのちょいだろうけどな!」

僧侶「こういうのは盗賊さんが得意そうですよね。でもここの王様も何代も前から解けてない謎だと言っていたし、簡単に出来るものなのか…少し不安ですよね」

443ーーエジンベア城地下室:2019/12/23(月) 14:54:05 ID:dSEpARZs
盗賊「さーてっと。どんなもんかねえ?」

戦士「おお!?これ押しすぎたら水の中に落としちまうじゃねーか!」

勇者「慎重にやらないといけねーな。さて、まずは左の岩から動かすか?」

商人「えーと、まずはこれをこっちに動かして、更にこっちを…あ、これじゃダメだ!」

盗賊「岩に囲まれちまうな。ふむ…少し考えさせてくれ」

戦士「おいおい、大丈夫なのかあ?」

僧侶「まあ、失敗したらこの部屋に入りなおせば良いらしいですし…でも入りなおすとまた最初から出来るって不思議ですね」

勇者「魔法かなんななんだろ。この城も歴史や伝統だけはあるみたいだしな。その割りには、スーから略奪したかわきのつぼの事もろくに覚えてないようだったが…」

僧侶「歴史が長いから、なんでしょうかね?それとも、そういう略奪を日常茶飯事に…」

盗賊「よし、分かったぞ!まずこれをここまで押して、それから俺らが右にぐるっと周って、右の岩を押して、それから…」

戦士「おお!?どんどん青い床に並んでいくぞ!」

僧侶「この調子なら3つ目も…並べました!」

ゴォン!

勇者「なんだ!?今何かでかい音が…よし、行くぞお前ら!さて、なにが出てくる?素直に壺が出てくるか、それとも…」

444ーーエジンベア城地下室:2019/12/23(月) 15:01:46 ID:dSEpARZs
盗賊「どうやら奥から聞こえてきたな。奥に行ってみよう」

僧侶「奥に…あれ?こんな所に通路ありましたっけ?」

勇者「さっきまではなかったはずだな。その証拠に…」

戦士「ぐああっ、カビくせー!」

僧侶「…確かに、もう長い間使われてなかったんでしょうね」

盗賊「って事はだ、この城の奴らが長年解けなかった謎が解けたって事だ。そして…」

勇者「ここに隠されていたものは…これだな」パカッ

僧侶「これは…壺ですよ!古い、本当に古い壺です!」

戦士「うおおー!すげーな!盗みはてんでダメだけど謎解きはすげーぞ盗賊!」

盗賊「一言余計なんだよ!ったく、ま、これで道が繋がったな。俺らの行くべき道がな」

勇者「ああ、早速西の浅瀬に行こう。そこにおそらくさいごのかぎが、そして更に先へと行けるようになるはずだ」

かわきのつぼをてにいれた!

445以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/23(月) 16:17:15 ID:b0Un9IYo
乙!

446ーー海上:2019/12/30(月) 22:24:20 ID:zieTpQmM
盗賊「ふう、やっと仕事納めたぜ。こんな今年ギリギリまで働かせるなよな」

僧侶「なんの話ですか…それより、夜明けまでにあの浅瀬に着けるでしょうか?」

勇者「厳しいな…もし着けなきゃペナルティになるが…」

僧侶「装備品捨てるようですよね…あの剣が手に入ったとはいえ厳しいですね…」

戦士「んー?でもあれ、あの浅瀬じゃねえか?ほらあそこさー」

盗賊「マジか!?暗くて見えねえが…おお!確かにそうだな!ギリギリ夜明け前に着きそうだぜ!」

僧侶「間に合いましたね!さて、ではここでかわきのつぼを…おお!」ザザザザザ…

勇者「マジか、海の水が壺に吸い込まれて…あれは!?」

戦士「おおおー!海の中からほこらが出てきたぞ!」

盗賊「出てきたんじゃねえよ、水が引いて見えるようになったんだ。いや、見えるだけじゃないな、これは入れるぜ」

僧侶「こ、これがエジンベアで聞いた海に沈んだほこら…!じゃ、じゃあお宝も本当にあったりするんですかね!?」

勇者「落ち着けよ、お宝はあるかもしれねーって話だけだったろ。まあなんにせよ入ってみるしかねーけどな。さて、何が待ってるか…」

447ーー浅瀬のほこら:2019/12/30(月) 22:34:04 ID:zieTpQmM
戦士「おお、中は広いな!」

僧侶「本当に…でも、こんなに広いんだからお宝がザクザクあっても良いのに…」

盗賊「良いのかよ僧侶がそんな煩悩まみれでよ。ま、同感ではあるけどな」

勇者「いや、お宝ならあるみたいだぜ、ほら、部屋の真ん中に…」

戦士「おー!宝箱だな!開けて良いのか?」

盗賊「重要そうだし良いだろ。待ってな…よし、開いたぜ」パカッ

戦士「なんだあ?こんなでかい箱の中に鍵が1つだけかよ!」

僧侶「いや、待ってください。このカギ…まさか伝説のさいごのかぎ!?」

盗賊「さいごのかぎ!?それは俺も聞いたことあるぜ、全ての扉を開けられるっていう全世界の盗賊垂涎の逸品じゃねえか!」

勇者「て事はこれがあればランシールの神殿にも入れるって事か。これでついに…」

戦士「先に進めるじゃねーか!なあおい!」

僧侶「ですね!最近いろいろ手詰まりだった感じがしてましたけど、やっと先が見えてきましたよ…!」

ーーさいごのかぎをてにいれた!

448ーー87日目、ランシール:2019/12/30(月) 22:46:10 ID:zieTpQmM
盗賊「…で、勢いでランシールに来ちまったけど、今日はフリーなんだよな」

勇者「外から見た限り、多分だが神殿の先はダンジョンだろうからな。さて、どこに行くか…やっぱり少し経験値稼ぎしておきたいが…」

戦士「なあ、あのほこらの奥の骨が言ってたネクロゴンドとかいう所には行かねーのか?」

僧侶「いや、だからそこに行くためにオーブを集めてる訳でして…それより行き先ならあのダーマの奥にあった塔はどうですか?たしかガルナの塔とかいう…」

盗賊「あそこにか?今更あそこに行ってもなあ」

勇者「いや、確か2階以上はほとんど行ってなかったよな。良い機会だし行ってみても良いかもな」

盗賊「ああ、確かになあ。でもそれなら他にも塔がなかったか?ほらあのムオルの東にあったやつ」

勇者「あそこも良いかもしれないが、もし僧侶がレベル20まで上がったらそのままダーマに行けるからな、ガルナの方が良いだろ」

盗賊「なるほど、なら今日はガルナに行くかあ」

僧侶「今日はまだ始まったばかりですし、ルーラが使えますからね。じゃあまずはダーマに飛びましょう!」

戦士「久しぶりだなーあそこ。飯が質素でもの足りねーんだよなあ」

盗賊「俺は好きだけどな、転職希望の若いねーちゃん達もいるしな。よっしゃ、じゃあダーマ、そしてガルナへ行くぜ!」

449以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/31(火) 01:00:17 ID:HrMAWpXw
今年も一年お疲れ様

450明けましてー:2020/01/05(日) 20:03:20 ID:gXMXubhs
ーーガルナの塔、2F

盗賊「はあ…こちとらもう仕事始めだよ」

戦士「儚い休みだったな!」

僧侶「ま、まあそれでも結構休め…」

ーースカイドラゴンがあらわれた!ガルーダがあらわれた!まもののむれはいきなりおそいかかってきた!

スカイドラゴンはもえさかるかえんをはいた!ガルーダはベギラマをとなえた!

盗賊「うおおっ!?なんだよおい!」

勇者「ごちゃごちゃ喋ってるから攻撃されるまで気付かなかったんだよ!らあっ!」ピシャッ

戦士「いってーなあ!うおおおっ!」ザシュッ

僧侶「こ、このおっ!」ボコッ

ーーまもののむれをやっつけた!

盗賊「ふう、しかし不意討ちとはな…なかなかのスリルだったぜ」

商人「少し散漫でしたね。気を付けないと…ここのモンスター結構強いですしね…」

451ーー5F:2020/01/05(日) 20:11:25 ID:gXMXubhs
戦士「上ったり下りたり…ここ何階だあ?」

僧侶「確か5階です。たぶん…」

盗賊「しかしここは銀色のヤツがたくさん居るんじゃないか?なかなかの稼ぎポイントだぜ」

勇者「そうだな。だがだからこそどくがのこなの使い方に気を付けないと、すぐに無くなりそうで…出たぞ!」

ーーしびれあげはがあらわれた!メタルスライムがあらわれた!

盗賊「っし、どくがのこなは任せろ!」バサバサ…

しびれあげははこんらんした。しびれあげはのこうげき!メタルスライムをたおした!

戦士「おおっしゃあー!もう一匹倒すぜー!」ギャギン!

勇者「おらあっ!」ピシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

僧侶「やった!2匹倒せましたね!そして…僕のレベルも20になりましたよ!」

盗賊「マジか!ついに20か、これでまた商人だな!」

勇者「覚えた呪文は…バシルーラか、まああれば便利か」

戦士「じゃあダーマに戻るんだな?」

僧侶「ええ!戻って転職しますよ!また商人に…」

452ーーダーマ神殿:2020/01/05(日) 20:18:49 ID:gXMXubhs
商人「…なんだかすごく久しぶりな気がします」

戦士「懐かしい格好だな!」

勇者「防具は変わってねーじゃねーか…武器はてつのやりになったがな」

盗賊「改めて再出発だな。しかしあの塔は実入りが良かったぜ。俺はすばやさのたねと、それからこのてつのつめを盗めたぜ!」ドヤッ

商人「装備品が盗めたのは良かったですね!僕はあなほりでキメラのつばさ、いのちのきのみ、まんげつそう、かしこさのたね、どくがのこなを見つけましたよ!」

戦士「やっぱりあなほりの方がすげー!」

盗賊「そ、装備品は俺だけだろ!」

勇者「まあ実際装備品は助かるからな。そして宝箱からどくがのこなをもうひとつ手に入れたな。アイテムでいえば大豊作だ」

商人「そもそもダンジョンにこもるのが久しぶりですからね」

盗賊「よし、じゃあ夜明け前までこの辺で魔物退治しないか?商人に戻ってすぐだからちょっと戦えばレベルバンバン上がるだろ」

勇者「そうだな。じゃあ行くか。また銀色のヤツでも倒せたらもうけものだからな…」

453以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/05(日) 23:11:06 ID:Z8x.dcDc
あけおめ
なかなか幸先が良さそう

454以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/10(金) 19:16:13 ID:LsD46Btc
乙!

455ー88日目、ランシール:2020/01/12(日) 22:06:57 ID:.YxC.mx2
戦士「またここに戻ってきたな!」

盗賊「さいごのかぎも持ってきたし、いよいよ神殿に入れるんだな」

商人「神殿、どんな所なんでしょうね。あ、さっき外でせいどうのたてを見つけましたよ!」

勇者「やったな。盾は少いからな」

盗賊「俺らが持ってたのはかわのたて1つだけか。もうどこで見つけたか覚えてないな…」

戦士「っしゃー!神殿に行くぜー!たのもー!」

盗賊「道場破りかよ…」

神官「よくぞ来た盗賊よ!お前はたった一人でも戦う勇気があるか?」

商人「ひ、一人!?ここから先は一人なんですか?そんな…」

盗賊「ああ!スリルありそうだしな!」

勇者「…大丈夫なのか?本当に」

盗賊「任せとけって!…何より、最初に偵察するなら盗賊の俺だろ?じゃ、行ってくるぜ」

戦士「頑張れよー!」

456ー地球のへそ、B1F:2020/01/12(日) 22:16:36 ID:.YxC.mx2
盗賊「さーてと、入ってはみたものの、一人で魔物の相手は骨が折れそうだが…おっと」

キラーエイプがあらわれた!ハンターフライがあらわれた!

盗賊「こいつらは…まあいい、そらっ!」ピシャッ

ハンターフライのこうげき!キラーエイプのこうげき!盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「はっ、甘い甘い!おらっ!」ピシャッ

ハンターフライをたおした!ハンターフライをたおした!

キラーエイプのこうげき!

盗賊「ちっ、こいつの攻撃はちょっと痛いな…そらあっ!」ピシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

盗賊「よし!ここのモンスターはそんなに強くないのか?ま、一人で進める程度の強さって事なんだろうが…さて」

ベビーサタンがあらわれた!

盗賊「こいつもたいしたことないな!そらそらあっ!」ピシャシャッ

ベビーサタンたちをやっつけた!

盗賊「よし、この調子でどんどん進むぜ!これなら最後まで行けるんじゃないか?最後がどこなのか知らないけどな」

457ー地球のへそ、B2F:2020/01/12(日) 22:26:54 ID:.YxC.mx2
盗賊「なんだここは!?だだっぴろいな!こりゃあどこに進めば良いか…とりあえず北だな!…っしゃ!階段だぜ!」

ーーB1F

盗賊「行きどまりかよ!次だ次!」

ーーB2F

盗賊「まずは戻って…ここから東だ。こっちは…」

ーーアントベアがあらわれた!ハンターフライがあらわれた!

盗賊「ちっ、アリクイ野郎4匹かよ!おらおらあっ!」ピシャシャッ

アントベアのこうげき!ハンターフライはギラをとなえた!

盗賊「くっ、呪文はキツいぜ!おらっ!」ピシャシャッ

アントベアをたおした!アントベアをたおした!アントベアはにげだした!

盗賊「へっ、レベル低いからなこいつらは!おらっ!」ピシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

盗賊「へへっ、強いな俺は!おっ、更に階段を見つけたぜ、ここはーー」

ーーB1F

盗賊「ってまた行きどまりかよチクショウ!いや宝箱はあるけど、あるけどよお…!」

458以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/12(日) 22:30:44 ID:EhGKhb.o

頑張れ盗賊盗めない盗賊の面目躍如だ

459ー地球のへそ、B3F:2020/01/12(日) 22:37:11 ID:.YxC.mx2
盗賊「へっ、地下2階の北東に見つけた下り階段を下りてみたが、こいつはビンゴのようだな。さてーー」

ーー引き返せ!

盗賊「うおっとお!?なんだ、石像が喋ったのか?びっくりさせやがるぜ!」

ーー引き返せ!引き返せ!引き返した方が良いぞ!引き返せ!

盗賊「うるせーな!戦士並みにうるさいぜ、全く。しかしこれほど引き返せと言ってくるんだ、ものすごいお宝がこの先にはーーねえ!?」

ーーふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。お主の勇敢さだけは認めてやろう。だが向こう見ずなだけでは勇気とは言えん。時には人の言葉に耳を傾ける勇気も必要じゃよ。

盗賊「………はっ、御高説ありがたいね!だが俺には分かってるぜ、ここには絶対にお宝があるってな!だが問題は、だ」

ーーマージマタンゴがあらわれた!マッドオックスがあらわれた!

盗賊「問題はこのまま進むべきかどうかだ。やくそうも残り少ないが、お宝もおそらく間近にあるはずだ。進むべきか退くべきか、ここはーー」

460ーランシール:2020/01/19(日) 20:56:29 ID:KeC9z3Bw
神官「よくぞ戻った、盗賊よ!」

戦士「おおー!遅かったな!心配しちまったぞー!」

盗賊「はっ、お前に心配されるほどやわな俺じゃないぜ」

神官「これこれ、仲間内で騒がぬように…お主は勇敢だったか?いや、それは自身が一番分かっているだろう。さあ、行くがよい」

勇者「…で?成果は?」

盗賊「ああ、こうして無事に帰ってきたぜ!」ドヤッ

商人「…えっと、あ、ああー、よ、良かったですね…」

盗賊「そんな微妙なリアクションするなよ!確かに持って帰る物は何も無かったが、偵察は確かにしてきたぜ。で、だ。商人、お前次行ってみろよ」

商人「え!?ぼ、僕ですか!?」

勇者「確かに商人は回復も出来るしアイテム探しも出来る。だが転職直後でまだ本調子とは言えねーだろ」

商人「レベル12ですね…」

盗賊「大丈夫だ、転職後のレベル12は普通のレベル12じゃないだろ?それに敵の強さも控え目だ、行ける行ける!いざとなったら逃げまくればなんとかなるしな!」

戦士「おおー!頑張れ商人ー!」

商人「じゃ、じゃあ行ってきます。本当に大丈夫かなあ…?」

461ーー地球のへそ、B3F:2020/01/19(日) 21:03:57 ID:KeC9z3Bw
商人「…ふう、地下2階の広さには面食らったけど、盗賊さんに教えてもらった通りに進んできたらなんとかここまで来られたぞ。次はこの別れ道を右にーー」

ーーまじょがあらわれた!

商人「ま、ままま魔女!?この人達呪文は効きづらいし、僕のパワーじゃ一撃で倒せないし…仕方ない、それっ!」ザグ

まじょはベギラマをとなえた!まじょはベギラマをとなえた!

商人「わー!?や、やっぱり呪文が強烈だ、でも攻撃するしか…それっ!」ザクッ

まじょはベギラマをとなえた!まじょのこうげき!

商人「べ、ベホイミ…そして攻撃だ!このっ!このっ!このっ!このっ!」ザクザクザクッ

ーーまじょたちをやっつけた!

商人「な、なんとか勝てた…またベホイミ使わなきゃ…ああ、他の人が持ってるやくそうも渡して貰うんだったなあ。回復で魔力が尽きそうだ…」

462以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/19(日) 21:14:32 ID:KeC9z3Bw
ーー引き返せ!引き返した方が良いぞ!引き返せ!

商人「こ、これはプレッシャーだなあ…盗賊さんが辿り着いた所は何も無かったらしいけど、こっちは…あ!」

ーー引き返せ!

商人「た、宝箱があるぞ!開けてみよう…おお!」

なんと ブルーオーブをてにいれた!

商人「やった!皆さんやりましたよ!オーブです!これで4つ目のオーブだ。あと2つかあ、もうすぐだなあ。でも…とりあえず無事に帰らないと。魔力もかなりこころもとないし…」

ーースカイドラゴンがあらわれた!

商人「う、うわあっ!これは強敵だ…ここは慎重に、まずはラリホーで…」

スカイドラゴンをねむらせた!

商人「よし!でも直接攻撃すると起こしちゃうから…霜と雪の主よ、凍えるその手で敵を包め!ヒャダルコ!」ピキーン

スカイドラゴンはめをさました!

商人「わ、気を付けてたのに!でももう少しのはず、とりゃあ!」ガッ

ーースカイドラゴンをやっつけた!

商人「はあ〜…なんとか倒せた…でもかなり魔力を使っちゃったなあ。無事に戻れるだろうか…」

463ーー地球のへそ、B1F:2020/01/19(日) 21:22:37 ID:KeC9z3Bw
商人「な、なんとかここまで辿り着いたけど…もう体力も魔力も…」

ーーアントベアがあらわれた!ハンターフライがあらわれた!

商人「も、もう戦えない、逃げる!」ダカダカダカ…

しかし まわりこまれてしまった!アントベアのこうげき!ハンターフライはギラをとなえた!

商人「に、逃げられない!?盗賊さん、逃げられるのは盗賊さんのレベルだからじゃないか!転職後の僕じゃ逃げられないですよ!でももう一度…!」

ーー商人はにげだした!

商人「な、なんとか逃げ出せた…恨みますよ盗賊さん…」

ーーメタルスライムがあらわれた!ベビーサタンがあらわれた!

商人「あ、あの銀色は…!で、でもあの小悪魔達を相手出来ない、逃げよう!」

ーー商人はにげだした!

商人「よし、ちょっともったいなかったけど仕方ない、さあ出口へ…」

キラーエイプがあらわれた!さまようよろいがあらわれた!

商人「ダメだ、逃げよう!」

ーー商人はにげだした!

商人「も、もう限界だ…でももう少し、あと少しで外に出られるはず、なんとか、なんとか辿り着かないと…」

464以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/20(月) 05:43:57 ID:.6lsFhP2
ひぇースリルまんたんだぁ

465ーーランシール:2020/01/26(日) 19:50:15 ID:yZQ4V53A
盗賊「お、戻ってきたようだぜ」

商人「た、ただいま…なんとか帰りました…」フラフラ…

戦士「うおおー!大丈夫なのか!?頑張ったなー!」

勇者「ボロボロになってまでよくやってくれたぜ。ありがとよ」

盗賊「なんか二人とも俺の時と態度違うんじゃねえか…?」

商人「も、持ってきましたよ…この…ブルーオーブを…」

戦士「おおおー、すげーぜ商人!仕事したぜー!」

勇者「ああ、これで3つ目だな」

商人「え…?ああそっか、僕、いっぱいいっぱいで勘違いしてたけど、まだ3つ目かあ…」

盗賊「いや、これからすぐ4つになるさ。疲れてる所悪いが、テドンに行くぞ」

商人「テドン?なんで…あ!」

勇者「そうだ。確かあそこの牢屋に落書きがあっただろ。死ぬ前にオーブを…ってな。でもあの時は鍵が無かった」

戦士「今度はさいごのかぎがあるから取りに行けるぜー!」

盗賊「っていう話をお前が洞窟に入ってる間にしてたんだよ。じゃあ早速行こうぜ。今から出発すれば今日中に着くはずだ」

商人「はい!またテドン、でもオーブがきっとある!疲れてる場合じゃないぞ…!」

466ーー夜、テドンの村:2020/01/26(日) 19:59:02 ID:yZQ4V53A
盗賊「ふう、相変わらず辛気臭い村だな」

戦士「盗賊にピッタリだな!」

盗賊「バカ言うな、俺は塔が似合うオシャレ盗賊だって何回も言ってるだろ!」

商人「塔ってそんなにオシャレですかね…?」

勇者「バカなこと言ってねーで、ほら、牢屋だぞ。盗賊、牢屋番を引き付けてろよ」

盗賊「おう、そういうのは任せろよ。おい兄さん、ちょっと聞きたいんだが…」

商人「…よし、今のうちですね。すみません…」

囚人「あなた達を待っていました。さあ、このオーブを!」

勇者「待ってた?俺達を?あんたは…」

囚人「ここから遥か南、レイアムランドのほこらの祭壇にオーブを捧げて下さい。貴方達に道が開けるでしょう」

商人「やっぱりオーブはあのほこらの祭壇に捧げるんですね。そうすれば…」

勇者「道が開ける。魔王の喉元もすぐそこだ。待ってろよ…!」

戦士「っしゃー!4つ目のオーブだぜー!」

グリーンオーブをてにいれた!

467以下、名無しが深夜にお送りします:2020/01/29(水) 11:51:37 ID:E.1djJFw
乙!

468ーー89日目、テドン:2020/02/02(日) 20:00:39 ID:d3C85xbI
商人「うーん、相変わらずここの朝は…」

戦士「ぐおお、腹へったぜー…」グウウー…

盗賊「仕方ないだろ、我慢しな。で、今日だが…」

勇者「ああ、今日はムオルの東にあった塔に行ってみようかと思ってな」

戦士「ムオルー?あそこの近くに塔なんてあったかー?」

商人「東の海を越えた先ですよね?確かしばらく前に行きましたよね、魔物が強くてすぐに引き返しましたけど…」

盗賊「だが今なら魔物に対抗できるって訳だ。良いんじゃないか?洞窟ならともかく塔だしな」

戦士「塔好きだな盗賊!あ、バカとなんとかはってやつか?」

盗賊「お前に言われたくはないんだよ!ともかく行ってみようぜ。そういやスーで西にやまびこのふえがどうのこうのって話を聞いた気がするが、もしかしたらその塔にあるんじゃないか?」

商人「ええ、それは僕も気になってました」

勇者「よし、じゃあ行ってみるか。その笛は特に無くても問題なさそうだが、まあただモンスター退治するよりは目的があった方が良いからな」

戦士「っしゃー!レベル上げるぜー!」

469ーーアープの塔、5F:2020/02/02(日) 20:08:18 ID:d3C85xbI
盗賊「…しばらく塔の中を探索したが、どうやらここが頂上のようだな」

戦士「でもよお、それっぽいお宝はねーぞ?」

商人「吹き抜けになってる三階の真ん中にありましたよね。歩いては行けない所に…」

勇者「って事はだ。ここから飛び下りるしか無いんだろうが…」

ーーエリミネーターがあらわれた!ヘルコンドルがあらわれた!

戦士「お、魔物だぜ!でもこいつらなら楽勝だな!マスクのやつなんかさっき逃げてったぜ!」

勇者「だが油断はするなよ!そらあっ!」ピシャッ

商人「僕も…あ、気を付けて!呪文を…!」

ヘルコンドルはバシルーラをとなえた!

盗賊「うお、ちょっ、待っ、うおおぉぉぉ…!」ピューン…

戦士「とーぞくううう!どこ行ったんだー!?」

勇者「くそ、マジかよ…まあもしもの時の合流先は決めてあるが、予定が狂っちまうな…」

470ーー90日目、アリアハン ルイーダの酒場:2020/02/02(日) 20:23:06 ID:d3C85xbI
盗賊「よおっ!遅かったな!」

商人「盗賊さんは早かったですね…」

盗賊「いや、ちょうどここに飛ばされたんだよ。ラッキーだったぜ」

戦士「なーんだ、心配して損したなー!」

勇者「まあ合流出来たら何でも良いけどな。で、今日だが…あのへんげのつえを欲しがってた爺さんちの近くに、旅の扉が3つあるほこらがあっただろ?」

商人「ありましたね、でもあそこは牢屋の鍵が無いと…あっ!そうか!」

盗賊「今なら行けるって訳か。良いね。あそこはずっと気になってたんだ、何せあの爺さん、サマンオサがどうのこうのって言ってただろ?俺達が聞いたことある地名で行ったことがないのはもうサマンオサとネクロゴンドだけだ」

勇者「ああ、そしてサマンオサの王様がへんげのつえを持ってるって話をした爺さんちの近くの旅の扉…これは行ってみる価値があるだろ」

戦士「おおー、なるほどな!」

商人「是非行ってみましょうよ!新しい土地には不安もありますけど、あの塔でくさりがまと、たびびとのふくが2着も手に入りましたから、多少は余裕が出来ましたよ!」

戦士「3つも増えたのはすげーぜ!全部あなほりだったよな!商人すげー!」

盗賊「ま、まあ俺も飛ばされさえしなければな。うん。と、ところでだ、やまびこのふえは無事見つかったのか?」

勇者「ああ。で、一応報告なんだが…やまびこのふえを手に入れる為に4つ並んでる宝箱を全部あける羽目になったんだが、いのちのきのみは捨てたが、金と小さなメダルは持ち物になっちまった。まあ金はほぼ関係ないし、メダルも交換しなければ良いだけなんだが、一応報告しとかねーとな」

商人「宝箱、最後までやまびこのふえが出てこなかったですからね…2階の階段も東西南北全部行く羽目になりましたし、運が無かったです…おかげで上り下りが増えた結果あなほり回数が増えたのもあるのですが…」

471以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/03(月) 00:52:24 ID:5hczTrYU
いいとこなしだな盗賊…

472ーー旅人のほこら:2020/02/09(日) 19:24:15 ID:poJ7k5FI
盗賊「ここだな、旅の扉が3つあるほこらは」

戦士「で、どの旅の扉に入るんだ?」

勇者「前に入って牢屋の扉で進めなかった所だ。右だな」

商人「じゃあ入りましょう。これ苦手なんですよね、酔ってしまうというか…」

盗賊「そうも言ってられないだろ。行くぞ」プワーン…

ーー旅人の教会

戦士「おおー、教会かここは!?鍵を開けるぜー!」ガチャッ

勇者「よし、通れたな…まずは聞き込みと行くか」

神父「旅人か。しかし今はこの地に来るのは勧められないぞ。噂ではサマンオサの王様が人変わりしたらしい」

商人「人変わり…?いや、それより今サマンオサって…!」

神父「サマンオサはこのほこらより西。山沿いをぐるりと西に進まれるがよろしかろう」

盗賊「情報ありがたいね、どうも。さて、行き先が分かったな」

勇者「ああ、やはりここがへんげのつえを持ってるサマンオサ王がいるという場所だったな。しかし人変わりか。一筋縄ではいかないようだな…」

473ーー夜、サマンオサ:2020/02/09(日) 19:32:52 ID:poJ7k5FI
商人「ふう、着きましたね町に。しかしこの周辺の魔物は厄介でしたね」

勇者「魔力を吸いとられるとはな。それにしても夜とはいえこの町…」

戦士「なんだか辛気くせーな!お、でもあそこに人だかりがあるぜ!」

盗賊「バカ、ありゃ葬式だろ!しかし新しい町のお出迎えが葬式とはな。どれどれ…」

大男「うう、お前は良い奴だったのになあ…」グスッ

女性「あんたあ、なんで死んじまったんだい…?」ウウッ…

子供「ねえ、パパはもう帰ってこないの?」

勇者「…いたたまれねえな。だがただの葬式とは雰囲気が…」

男性「王様の悪口を言っただけで死刑だなんてあんまりです!こんなんじゃ商売になりませんよ!」

商人「悪口を言っただけで…!?そんな…」

盗賊「これが王様が人変わりした結果なのか?町の暗い雰囲気もそのせいなのか?いずれにせよ、はい分かりましたとへんげのつえを譲ってくれそうな感じじゃなさそうだな。また面倒事の予感がするぜ…」

474以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/09(日) 21:06:13 ID:z7u5tNBU

俺乗り物酔いするから絶対旅の扉酔うわw

475ーー91日目、サマンオサ城下町:2020/02/16(日) 19:19:52 ID:xTrdjhMo
商人「…あれから色々町の人達に話を聞いてみましたけど、やっぱり王様はおかしいみたいですね」

盗賊「しかも昔は違ったみたいな話のようだな。人変わりってのも嘘じゃないみたいだな」

戦士「王様がおかしいんならよお、俺達でぶっ飛ばせば良いんじゃねーのか?」

勇者「バカ野郎、そんな事したら俺らが牢屋行きになるだろうが!」

商人「いくら悪くても王様は王様ですからね…」

盗賊「ま、城下町での情報収集はあらかた終わったし、接ぎは城に行ってみようぜ」

戦士「お、王様ぶっとばしに行くんだな?」

商人「ブッ飛ばさないですよ!情報収集に行くんです!…でもお城は少し怖い気もしますね…」

勇者「王様の本拠地だからな。しかし避けて通る訳にもいかないからな。へんげのつえの事もあるしな」

商人「そうですよね…」

盗賊「何より王様の本拠地だからこそ行かなきゃ分からない事もあるだろ。さあ、行ってみようぜ、虎穴に入らずんば、ってヤツだ!」

476ーーサマンオサ城地下牢:2020/02/16(日) 19:32:08 ID:xTrdjhMo
看守「さあ、お前らの入る牢屋はここだ!大人しくしてるんだぞ!」ガシャン!

商人「…えっ、ちょっ、いきなり牢屋の中なんですけど!?」

盗賊「いきなりじゃないだろ、勝手口から入って城内をあちこち嗅ぎ回った挙げ句王様の前に行ってみただろ」

戦士「王様、話しかける前に牢屋にぶちこめー!とか言い出したな!やべーだろ!」

勇者「俺らも相当やべーというか軽率だったけどな…」

商人「盗賊さんずかずかと王様に近づいて行くんですもん…」

盗賊「いや、毎日のように人が死刑にされたり牢屋に入れられたりって話だったからな。牢屋にも相当数の人間が居て、そいつらの話を聞くにはこれが一番と思った訳だ」

勇者「まあ、捕まるって事は王様に都合の悪い事をしたからってのもあるだろうからな。話を聞く価値はありそうだが…」

戦士「そこまで考えてたのかスゲーな盗賊!でも牢屋じゃなくていきなり死刑だー!って言われたらどうしたんだ?」

盗賊「そりゃ、お前………」

商人「…まさか、ノープランだったんじゃ…」

盗賊「と、ともかく!俺らはさいごのかぎで脱獄は出来るんだ。さっさとこんなカビ臭い部屋から出て囚人達から話を聞こうぜ!」

勇者「ったく、結果オーライとはいえ…まあ死刑だなんて言われたら戦うだけだったから別に良いけどな…」

477以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/16(日) 19:44:19 ID:xTrdjhMo
盗賊「さて、脱出したが…流石に看守をボコって出るって訳には…」

看守「私は眠っている。だからこれは私の寝言だ」

戦士「うおお!?寝言でけーな!」

勇者「シッ!黙ってろ!」

看守「確かに王様はおかしい。だが我々は王様に逆らえぬ。私はここを動けぬが、どこかに秘密の抜け道があるらしいな」

商人「…ありがとうございます。どうやら牢獄から抜け出す事は出来そうですね」

盗賊「良い情報を聞いたな。やはりここに来た甲斐があったって訳だ!」

勇者「もっと別の方法もあったかもしれないがな。さて、後は囚人から話を…あそこの男の話を聞いてみるか」

男「この町の南にある洞窟には真実を映すと言われる鏡があるらしい」

商人「真実を映す鏡…昔、商売仲間からそんな話を聞いたことがあったような…」

男「その事を町の人に話した途端に俺は牢屋に入れられたのだ!くそっ、どうなっているんだ!?」

戦士「へー、王様はその鏡がキライだったのかー?」

勇者「…!なるほど、真実を映す鏡があると困る、であるならば王様の人変わりは…!」

商人「ああ!本当に王様が入れ替わっているかもしれない、そして鏡によってそれが暴かれてしまうかもしれない!」

盗賊「それを王様が怖れている、か!ありえるな。じゃあ抜け道を見つけたら次は鏡探しだな。やっぱりここに来たのは正解だったようだな!」

478以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/17(月) 15:08:00 ID:5HN27nws
本来ならこれぐらいのドラマはあるってことだよな。

479以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/17(月) 17:15:36 ID:54MPN3fA
478<<

あるかも

480以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/24(月) 16:39:30 ID:ZPJDj8jQ
商人「…とはいえ、抜け道を探すのも骨が折れそうですよね」

戦士「なにぃ、骨を折らなきゃ抜け道見つからねーのか!?」

勇者「そういう話をしてんじゃねーよ!ったく、まあ抜け道とかそういうのは盗賊の仕事だろ」

盗賊「ああ、任せとけよ!まずはこっちに進んで…ほら見ろ、階段だぜ!」

戦士「おおー、流石だぜ盗賊ー!」

商人「では更に進んでみて…だ、誰か居ますよ!?」

勇者「こんな所に誰が…おいおい!」

王様「そこに誰かいるのか?わしはこの国の王じゃ」

商人「これが、いやこの方が王様!?じゃあ…」

王様「何者かがこのわしからへんげのつえを奪いわしに化けよった。くちおしや…」

盗賊「なるほど、人変わりしたっていうのは本当だった訳だ。いや、人そのものが変わっちまったら人変わりとは言わないのか?」

戦士「なあ、こっちが本物なら連れてってあいつは偽者だー!って言えば良いんじゃねーのか?」

商人「それをやると国中が混乱する可能性がありますよね…最悪あちらに着く人までいるかもしれないですし…」

勇者「まずは偽者の正体を暴いて、更に必要ならーー偽者を倒す。まずは鏡だ。さっさと脱出するぞ」

481ーーサマンオサ郊外:2020/02/24(月) 19:23:10 ID:ZPJDj8jQ
https://i.gyazo.com/ba4861d4cd94b82fbe84e20f1de8a2fb.jpg

盗賊「まあ、そうは言ってもまだ洞窟には行けないからな、経験値稼ぎだよな」

商人「やっぱりマホトラを使うモンスターが辛いですね。モンスターなのかヒトなのか分かりませんけど…」

勇者「引き連れてる死体もやっかいだな。タフな上に身を守りやがるから時間がかかっちまう。その割に経験値が少なくてうまみが少ねえ」

戦士「あのばーさんのベギラマ連発も辛いぜー!」

盗賊「そっちは体力の多い戦士より俺の方が辛いな。防御力はあるから物理攻撃は何とかなるんだけどなあ」

商人「…それで、↑のは何ですか…?」

勇者「ああ、アナログ人間が画像の張り方覚えたとかではしゃいでな。ちゃんと出来てるかどうか知らないが」

戦士「うおおー!よくわかんねーけどスゲーな!」

盗賊「まあ、あんまりこういうの張られても興醒めする人もいるかもしれねーからな、たまーにだな。書いてる奴が張り方忘れない程度にな」

商人「そんな訳で、僕も結構レベル上がってきましたよ。上がってきたというか戻ってきたというかですけど」

勇者「俺ももう1つレベル上げてえ所なんだけどな。明日洞窟を探索しながらレベルが上がるのを祈るしかねえかな…」

482ーーサマンオサ郊外:2020/02/24(月) 19:40:22 ID:ZPJDj8jQ
https://i.gyazo.com/ba4861d4cd94b82fbe84e20f1de8a2fb.jpg

盗賊「まあ、そうは言ってもまだ洞窟には行けないからな、経験値稼ぎだよな」

商人「やっぱりマホトラを使うモンスターが辛いですね。モンスターなのかヒトなのか分かりませんけど…」

勇者「引き連れてる死体もやっかいだな。タフな上に身を守りやがるから時間がかかっちまう。その割に経験値が少なくてうまみが少ねえ」

戦士「あのばーさんのベギラマ連発も辛いぜー!」

盗賊「そっちは体力の多い戦士より俺の方が辛いな。防御力はあるから物理攻撃は何とかなるんだけどなあ」

商人「…それで、↑のは何ですか…?」

勇者「ああ、アナログ人間が画像の張り方覚えたとかではしゃいでな。ちゃんと出来てるかどうか知らないが」

戦士「うおおー!よくわかんねーけどスゲーな!」

盗賊「まあ、あんまりこういうの張られても興醒めする人もいるかもしれねーからな、たまーにだな。書いてる奴が張り方忘れない程度にな」

商人「そんな訳で、僕も結構レベル上がってきましたよ。上がってきたというか戻ってきたというかですけど」

勇者「俺ももう1つレベル上げてえ所なんだけどな。明日洞窟を探索しながらレベルが上がるのを祈るしかねえかな…」

483以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/25(火) 01:08:50 ID:bryz5NHk
したらお?
野郎しかいないパーティーなのに可愛いなオイ

484ーーサマンオサ郊外:2020/02/25(火) 10:03:19 ID:xi16lfa.
https://i.gyazo.com/ba4861d4cd94b82fbe84e20f1de8a2fb.jpg

盗賊「まあ、そうは言ってもまだ洞窟には行けないからな、経験値稼ぎだよな」

商人「やっぱりマホトラを使うモンスターが辛いですね。モンスターなのかヒトなのか分かりませんけど…」

勇者「引き連れてる死体もやっかいだな。タフな上に身を守りやがるから時間がかかっちまう。その割に経験値が少なくてうまみが少ねえ」

戦士「あのばーさんのベギラマ連発も辛いぜー!」

盗賊「そっちは体力の多い戦士より俺の方が辛いな。防御力はあるから物理攻撃は何とかなるんだけどなあ」

商人「…それで、↑のは何ですか…?」

勇者「ああ、アナログ人間が画像の張り方覚えたとかではしゃいでな。ちゃんと出来てるかどうか知らないが」

戦士「うおおー!よくわかんねーけどスゲーな!」

盗賊「まあ、あんまりこういうの張られても興醒めする人もいるかもしれねーからな、たまーにだな。書いてる奴が張り方忘れない程度にな」

商人「そんな訳で、僕も結構レベル上がってきましたよ。上がってきたというか戻ってきたというかですけど」

勇者「俺ももう1つレベル上げてえ所なんだけどな。明日洞窟を探索しながらレベルが上がるのを祈るしかねえかな…」

485ーーサマンオサ郊外:2020/02/25(火) 10:04:28 ID:xi16lfa.
https://i.gyazo.com/ba4861d4cd94b82fbe84e20f1de8a2fb.jpg

盗賊「まあ、そうは言ってもまだ洞窟には行けないからな、経験値稼ぎだよな」

商人「やっぱりマホトラを使うモンスターが辛いですね。モンスターなのかヒトなのか分かりませんけど…」

勇者「引き連れてる死体もやっかいだな。タフな上に身を守りやがるから時間がかかっちまう。その割に経験値が少なくてうまみが少ねえ」

戦士「あのばーさんのベギラマ連発も辛いぜー!」

盗賊「そっちは体力の多い戦士より俺の方が辛いな。防御力はあるから物理攻撃は何とかなるんだけどなあ」

商人「…それで、↑のは何ですか…?」

勇者「ああ、アナログ人間が画像の張り方覚えたとかではしゃいでな。ちゃんと出来てるかどうか知らないが」

戦士「うおおー!よくわかんねーけどスゲーな!」

盗賊「まあ、あんまりこういうの張られても興醒めする人もいるかもしれねーからな、たまーにだな。書いてる奴が張り方忘れない程度にな」

商人「そんな訳で、僕も結構レベル上がってきましたよ。上がってきたというか戻ってきたというかですけど」

勇者「俺ももう1つレベル上げてえ所なんだけどな。明日洞窟を探索しながらレベルが上がるのを祈るしかねえかな…」

486以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/25(火) 12:44:40 ID:bryz5NHk
落ち着けww

487ーーホビットのほこら:2020/02/26(水) 10:54:54 ID:xO83r6yc
ホビット「あはは、連打してるー。ごめんね、最近サーバーがどうしたのなんだのでなかなかここに来られなかったんだよねー」

猫「で、書き込むボタンを連打した結果なのですにゃあ…」

旅人女「勇者は名前は、したらば掲示板だし…だとさ。ネーミングセンスとか無いからね」

猫「実はお嬢様の名前もしたら子だったりしたのですにゃ…」

ホビット「キミの名前はあのまんまだけどね!」

旅人女「食べやすそうで良い名前だよねえ?さあ、そろそろ鍋に入りな!」ギュウギュウ

猫「にゃ、鍋に押し付けないで…」ジタバタ

ホビット「待って!毛を毟ってからの方が良いと思うよ!」

猫「助けてくれないのですにゃー!?」オアー…

488以下、名無しが深夜にお送りします:2020/02/27(木) 21:28:54 ID:HuLkp5CE
怒濤の猫で草はえる

489ーー92日目、ラーの洞窟:2020/03/01(日) 19:53:44 ID:.j7CNEqY
盗賊「さあてと、今日はここから真実を映す鏡ってヤツを探さないとな」

商人「こう、入ってみた感じ凄く広そうですよね。それにただならぬ気配が…」ブルッ

勇者「ビビっててもしょうがねえ、行くぞ…おい!出たぞ!」

ーーキラーアーマーがあらわれた!ベホマスライムがあらわれた!

戦士「おお!?あのクラゲみてーなの初めて見るよな?」

商人「そ、それより数が…!3、4、5匹もいますよ!」

勇者「おまけに鎧の方は2体か。やるしかねえ、まずはクラゲからだ!おらあっ!」ピシャシャシャッ

盗賊「いかにも回復しますって感じだもんな。そらそらあっ!」ピシャシャシャッ

戦士「俺は鎧を叩くぜー!」ガギン!

ベホマスライムはベホマをとなえた!キラーアーマーはかいふくした!

商人「やっぱり回復を使いましたね!それえっ!」ガッ

勇者「うおらー!」ピシャシャシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

盗賊「ふう、思ったよりはあっけなかったな。しかしやっぱり生半可なダンジョンではなさそうだぜ」

490ーーラーの洞窟、B2F:2020/03/01(日) 20:03:56 ID:.j7CNEqY
勇者「ちっ、化物どもめ!おらおらっ!」ピシャシャッ

シャドーはヒャダルコをとなえた!

商人「くうっ、呪文が厳しい…!」

戦士「負けねーぞ!おらあっ!」ザクッ

ーーシャドーたちをやっつけた!

盗賊「くそっ、なんだよここは!?今までの魔物と全然違うじゃないか!」

商人「いきなり強くなった感じがしますよね。しかも地上にもいたあの人型モンスターのマホトラで魔力も厳しいですし…」

勇者「長居は出来ねーな。ガンガン進むぞ」

戦士「つーかホントにここ広いな!上の階も広かったけど下もひれー!」

商人「ですね。こんなに広いとどうしても魔物との戦いが増えてきます…」

盗賊「へっ、今までにないスリルだぜ…お?ほら見ろよ、階段だぜ」

戦士「よっしゃ!また下に進めるな!」

勇者「下に進めるのは良いことなのか分からんけどな。まだまだ先が長いって事かもしれねーからな」

盗賊「まあな。しかしこの階は目の毒だよな。宝箱がずらっと並んでてよ」

商人「ですね。開けられない僕達にはあまりにも辛すぎます…」

491ーーラーの洞窟、B4F:2020/03/01(日) 20:14:02 ID:.j7CNEqY
勇者「地下3階に下りてすぐにまた下り階段があったが、地下4階に下りてみても何もなかったな…」

盗賊「また地下3階に上がってみるか。うーん、やっぱりあの小島にある宝箱が怪しいよなあ」

商人「あそこしかないですよね。じゃあまだこの階の東側に行ってみてないですし、進んでみますか?」

戦士「っしゃあ、ぐるっと回って〜…お、また小島が見えるぜー!」

盗賊「もうちょっと北にも行けるな。ぐるっと回って…ちっ、またもと通りかよ!」

勇者「て事は、この階にはあの小島に行く手段はないのかもな。良く見りゃ小島の宝箱の手前には穴が空いてるな…」

盗賊「あの穴から恐らく地下4階に下りる、いや落ちるんだろうな。いや、待てよ。あそこから地下4階に落ちるなら、あそこに行くにはどうすれば良い?」

商人「どうって…ああっ!ここより上の階にも同じような穴がある!?」

戦士「おおー、そこから落ちればあそこの宝箱まで行けるって事か!」

勇者「恐らく、だけどな。しかしまたあの広いフロアを探さなきゃならねえのか、気が遠くなるぜ…」

492ーーラーの洞窟、B2F:2020/03/01(日) 20:25:04 ID:.j7CNEqY
ーーゾンビマスターはマホトラをとなえた!ゾンビマスターはマホトラをとなえた!

商人「ああっ!?僕はもう魔力が空っぽです!」

勇者「一人を狙ってきやがるのか!?俺にはまだ余裕があるが…さっさと倒すに限るな、らあっ!」ピシャシャシャッ

戦士「うおおおー!」ザンッ

ーーゾンビマスターたちをやっつけた!

盗賊「くそっ、こいつら魔力はあるけど呪文を使わねえ俺にはあんまりマホトラかけてこねえときた。頭良いのか?」

商人「今回だけじゃなく、洞窟に入ってからずっとマホトラで狙われてる気がします!ああっ!皆さん、あそこ!」

勇者「なんだ…?あ!あれは…穴だな!?落ちる事が出来そうな大きさの!」

戦士「おお、見つけたぜー!さっそく落ちるぜー!」ピューーン…

盗賊「おいおい待て待て、宝箱は俺が開ける!そりゃあっ!」ピューーン…

商人「もう、そんなに慌てなくても…そりゃああああ………ったあ!」ドサッ

勇者「やれやれ、これで何も無かったら…いや、その心配はないようだな」

盗賊「ああ、あの小島だここは!そしてここには宝箱が…そらっ!」パカッ

ーーなんと ラーの鏡をてにいれた!

商人「やった、鏡ですね!ボロボロですけど何とか手に入りましたね。でも帰り道も長いなあ、油断しないようにしないと…」

493以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/01(日) 21:53:18 ID:Z.kJnfR6

ゾンビマスターだいきらい

494ーー93日目、サマンオサ:2020/03/08(日) 19:36:29 ID:LGIOq.pk
勇者「さて、今日はいよいよこのラーの鏡でニセ者の王様の正体を暴いてやる訳だが…」

戦士「おう、早く行こーぜ!」

盗賊「その前にな、1つ問題があるんだよ。決して小さくないな」

商人「ええ、やまたのおろちのような強大なモンスターが王様の正体だったら…」

勇者「いや、そこじゃない。まあそれも問題ではあるんだが、それ以前だ。まず、また正面から行っても牢屋にぶちこまれるだけだ」

戦士「じゃあどうすんだよ!?」

盗賊「町での聞き込みの結果、王様は夜に一人で寝てるらしい。…まあなんで町の婆さんがそんなこと知ってるのか分からないが、とにかく俺らが突入するのは王様が一人になった夜だ」

商人「警備も薄いでしょうしね」

勇者「で、問題なんだが…夜までどうやって過ごすか、だ。まあ…町と外を往復してちょっとずつ時間が過ぎるのを待つってのが安全ではあるが…」

盗賊「仮にも勇者、勇気ある者一行が取る行動か?ってな」

商人「ああ、なるほど…」

戦士「じゃあ外で普通に魔物退治するのか?俺は構わねーけど、マホトラとベギラマすげーだろこの辺!」

勇者「そうだ、その通りだ…だから、とりあえず北に向かう。同じサマンオサ周辺でも、北の方はマホトラ野郎とベギラマ婆さんに会う確率が低いようだからな」

商人「北は平原でしたし、魔物の数も少なそうですよね。でも…勇者一行らしく振る舞うって大変だなあ」

盗賊「そうだな。ま、その方がスリルがあって良いだろ。よし、さっそく出発しようぜ」

495ーーサマンオサ北部:2020/03/08(日) 19:47:16 ID:LGIOq.pk
商人「予想通り、こっちにベギラマ使いはいませんでしたね」

勇者「マホトラ野郎も1回あっただけだ。被害は最小限で済んだな」

盗賊「カメはうざったかったが、戦士なら一撃だしな」

戦士「このくさなぎのけん、やっぱりすげーぜ!」

勇者「これ以上の武器はなかなか手に入らないだろうな。さて、夕方になったな。そろそろ町に戻るか」

商人「出来れば誰かのレベルを上げたかったですけどね…」

盗賊「戦士か商人が上がると思ったんだけどな。ま、収穫もあったよな」

戦士「あなほりでいのちのきのみを見つけたよな商人!確か昨日の洞窟でもムチを見つけてたよな!」

勇者「とげのむちだな。地下4階で見つけたが、あそこにむちを持ってるような魔物いたか…?」

商人「ちょっと謎ですよね。でもまあ、助かった事には違いないですし…」

盗賊「そうだな!よし、じゃあ戻るぞサマンオサに!」

戦士「そういやまた商人のあなほりだったな!盗賊は最近全然だよな!」

盗賊「うるせえ!せっかくそっちの話題になる前に出発に気持ちを持っていこうとしたのに台無しにするんじゃねえ!」

商人「ま、まあまあ、誰が見つけても一緒ですから…」

勇者「全く、同情されてりゃ世話ねえぜ。これから大一番が待ってるかもしれねえのに、緊張感のない奴等だよな…」フウ…

496ーー夜、サマンオサ城内:2020/03/08(日) 19:55:43 ID:LGIOq.pk
戦士「っしゃー!これから王様の…むぐっ!?」モガモガ…

盗賊「バカ、でかい声出すんじゃねえよ!」ヒソヒソ

商人「ええと、王様の寝室は…確かこっちですよね」

勇者「ああ。最初にこの城に来た日、城の中をあちこち嗅ぎ回ったのが役に立ってるな」

商人「その後捕まりましたけどね…」

盗賊「ま、それも作戦の内だけどな。よし、ここから飛び降りて…」ピューーン…

勇者「ったく、一度高台から飛び降りなきゃ行けないってのがな…」

商人「寝室の入り口は見張りがいましたからね…あ、ここですよ…」

勇者「よし、全員準備は良いな?盗賊、鏡を」

盗賊「任せろ。こいつで王様の顔を映して…なっ!?」

戦士「おいおい、バケモンじゃねーか!」

商人「ちょっ、戦士さん、声…!」

王様「みーたーなー?けけけ、生きては帰さんぞえ!」

勇者「構いやしねえ!どうせ偽物なら戦わなきゃいけねえんだ!やるぞ!」

ーーボストロールがあらわれた!

497以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/08(日) 19:55:57 ID:4J1WOpkE
ボス戦ではくさなぎの剣で守備を固めたりはするんですか?

498以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/09(月) 12:38:17 ID:B3bN7y4.
乙!

499以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/15(日) 19:13:19 ID:1ig6I1XQ
戦士「くさなぎのけんを道具としては使わねー!何故なら装備してる俺が一番攻撃力があるからだぜー!おらー!」ザクッ

盗賊「あと俺の勘違いでなければだが、くさなぎのけんはスクルトじゃなくてルカナンだ。相手の防御を下げる為のモノだな。らあっ!」ピシャアッ

勇者「誰に話しかけてんだよ…商人、スクルトを!」

商人「はい!スクルト!」ギュイイーン

ボストロールのこうげき!ボストロールはルカナンをとなえた!

盗賊「このやろ、頭まで筋肉が詰まってそうなナリして呪文を唱えるのかよ!」

商人「大丈夫です、下げられた守備力は上げなおします!スクルト!」ギュイイーン

戦士「ぶった斬るぜー!おらおらー!」ザンッ

勇者「手が空いてる今のうちに俺も攻撃だ!うらあっ!」ピシャッ

ボストロールのこうげき!ボストロールのこうげき!

商人「くっ、攻撃が激しいです!ベホイミを…」パアア…

戦士「俺はひたすら切り続けるぜー!」ザクザクッ

盗賊「俺も攻撃だけだ!…くそっ、もっと攻撃力がある武器ならなあ…」

500以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/15(日) 19:22:38 ID:1ig6I1XQ
勇者「言っても仕方ねえ!おらあっ!」ピシャッ

ボストロールのこうげき!ボストロールはルカナンをとなえた!

商人「また呪文を…!スクルト!」ギュイイーン

勇者「ちっ、俺も回復に回るようだな、ベホイミ!」パアア…

戦士「うおおー回復回復!負けねーぜー!」グサッ

商人「僕らが全力でサポートします!攻撃を!」

盗賊「力及ばないが全力を尽くすぜ!そらっ!」ピシャッ

ボストロールのこうげき!ボストロールのこうげき!盗賊はすばやくみをかわした!

戦士「おお、流石だな盗賊ー!」

盗賊「そう、俺はこっちで役に立つ!俺が生きてさえいればお前らの危険が減るはずだからな!」

勇者「ああ、そして回復の手間が減る分攻撃に回せる訳だ、そらっ!」ピシャッ

商人「僕も余裕が出来ましたよ、ルカニ!」ギュウウーン

ボストロールにはきかなかった!

商人「ああ、少しでも攻撃が楽になればと思ったのに…!」

501以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/15(日) 19:27:13 ID:1ig6I1XQ
戦士「問題ないぜー!うらあっ!」

ボストロールはルカナンをとなえた!ボストロールのこうげき!戦士はすばやくみをかわした!

盗賊「ははっ、お前俺のお株を奪うんじゃねーよ!」
勇者「っし、いけるぜ!商人、魔力は!?」

商人「そろそろ、残りを気にしなければならなくなってきました…」

勇者「回復は出来る限り俺がやる!お前は守備力をケアしてくれ!」

商人「了解です!スクルト!」ギュイイーン

ボストロールのこうげき!ボストロールはルカナンをとなえた!

盗賊「くっそ、タフだな!そろそろ倒れろよ!おらー!」ピシャッ

ボストロールのこうげき!ボストロールのこうげき!

勇者「ちっ、ベホイミだ!」パアア…

商人「僕も回復に回らないと…ベホイミ!」パアア…

戦士「おおおおお!うらーーっ!」ザンッ

ーーボストロールをやっつけた!

502以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/15(日) 20:55:38 ID:U5/mj46c

勝利!

503以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/16(月) 13:46:55 ID:q/m067JA
痛恨なしとは運がいい。くさなぎの効果はスカラだと勘違いしてました。

504ーー94日目、サマンオサ城内、謁見の間:2020/03/22(日) 22:37:20 ID:6loURZxk
兵士「先日は無礼をしました。どうかお許し下さい」

戦士「全然気にしてねーぞ!」

盗賊「いや全然って事はないけどな。ま、仕方ないだろ」

勇者「終わり良ければ…って言うしな」

兵士「ありがとうございます。さあ、王様がお待ちです」

商人「……」キョロキョロ

盗賊「ん?どうした商人」

商人「あ、いえ…」

王様「再びここに座れるとは思っていなかった。感謝するぞ勇者よ!」

勇者「はっ。つきましては…」

王様「おお、話は聞いておるぞ。へんげのつえを求めてこの国に来たのであろう。そなたらは命の、この国の恩人じゃ。持って行くがよい」

戦士「うおおー、やったぜー!」

盗賊「うるせえよこんな場所で!では、お言葉に甘えていただいていきますよ」

商人「…その、王様。この国にオーブはありませんか?魔王を打倒する為にどうしても必要で…」

王様「オーブ…いや、そのような物はこの国には無いな」

505以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/23(月) 19:42:02 ID:sJ1HhccE
盗賊「なんだ商人、へんげのつえだけでなくオーブまでとは、ずいぶん欲張りだな」

勇者「まあ、オーブもあったら良かったが、そう都合よくはいかないだろうな」

商人「そうですね。この国が平和になって、僕らはへんげのつえを手に入れた。それで十分ですよね…」

ーーサマンオサ城下町

戦士「で、次どこ行くんだ?」

盗賊「とりあえずあの北の島に住んでるじいさんにこのへんげのつえを渡しに行くんだろ?」

勇者「ああ。だからまずはエジンベアに飛んで…」

商人「あ、あの!考えたんですけど、あのご老人の所に行く前にスー東の草原に行ってもらいたいんですけど…」

戦士「お?どこだっけそこ?」

勇者「……確かなにもない平原に町を作ろうとしてたじいさんがいた所だよな?商人、お前…」

商人「考えたんです。今まで4つのオーブは順調に見つかりました。でも残る2つのうちイエローオーブは人から人へと渡っているっていう情報だけ、もう1つのオーブは情報すらない…」

盗賊「イエローオーブの情報はランシールだったかな?確かにもう1つの話は聞かないな…それで?」

506以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/23(月) 19:57:28 ID:sJ1HhccE
商人「僕たちはもう世界の大体の場所に行きました。それこそ空でも飛べるようにならないと行けない所はほとんどない位に…」

勇者「そして空を飛ぶにはおそらくオーブが揃えなくちゃならない、か」

戦士「でもそのオーブが見つからないんだろ?じゃあどうすれば良いんだよ!?」

商人「だから…だから、ここからは各地を探し回るだけじゃなくて、1つの場所にじっくり腰を据えて探してみるのも手なんじゃないかと。それで…」

盗賊「その1つの場所ってのがあの平原ってか?町を作りながらオーブの情報を集める。そういう事か?」

商人「はい。町を一から作るとなればいろんな人が出入りするはずです。そうなれば自然と情報も集まるんじゃないかと…」

戦士「おお、すげーな商人、ナイスアイデアだぜー!…ん?でもそうしたらもう商人とは旅出来ないのか??」

商人「そ…それは…その……」

勇者「…まあ良い、とりあえず出発するぞ。あの平原に着くまでの間、船で潮風にでも当たりながらもう一度考えてみるんだな」

盗賊「ああ、それが良いと思うぜ、こうやって喋ってても仕方ない。俺らは時間が限られてるから、進まないといけないからな。進まないと…」

507以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/23(月) 22:53:01 ID:cxFzS/36
商人お前…行くのか…

508すかい:2020/03/29(日) 17:02:39 ID:HVY8gdnQ
>>1
sukai0803すかいぷです

509すかい:2020/03/29(日) 17:04:17 ID:HVY8gdnQ
>>480
AV女優のすかいです、R-18へ来ました、
sukai0803すかいぷです
ビデオカメラ通話も会うのも連絡します

510ーーエジンベア郊外:2020/03/29(日) 20:35:48 ID:cUOzqoMU
商人「よいしょ、よいしょ…うーん、最後のあなほり、何も出なかったな…」

戦士「なあ、本当に別れちまうのかー?」

商人「…ええ、その方がきっと良いはずです…」

盗賊「なんて言ってるけど良いのかよ?」

勇者「…仕方ねえだろ、あいつが自分で決めたんだ」

盗賊「つってもなあ…」

勇者「あいつはああ見えて頑固だからな。言っても聞かねえだろ」

盗賊「まあ、そりゃそうだろうけどな」

商人「大丈夫ですよ。あそこに立派な町を作って、オーブを見つけたらまたきっと一緒に旅出来ますよ」

戦士「おー、そうなのか?」

商人「ええ、きっと…」

勇者「…となればやることは1つだ。残りのオーブをさっさと見つけ出して、また合流する。だろ?」

盗賊「…!ああ、そうだな!へへ、こっちで残りを見つけちまって、お前をがっかりさせてやるぜ!」

商人「僕としてはそれでも良いですよ。でもそうなっても、町作りの手を抜く訳にはいきませんけど」

勇者「よし、じゃあ行くか…あの平原にここからならすぐだ。すぐに…」

511ーースー東の草原:2020/03/29(日) 20:45:22 ID:cUOzqoMU
老人「…本当に、ここに残ってくれるのか?」

商人「はい。ここで町作りを…」

老人「ありがとう。とてもうれしい」

商人「いえ…では、皆さん…」ペコリ

盗賊「ああ、達者でな」

戦士「またいつか一緒になー!」

勇者「ちょくちょくここには寄らせてもらう。町作りサボらねえようにな」

商人「ええ、僕としても自分が作った町を見てもらいたいですし…皆さん、お元気で」

盗賊「じゃあな、寂しくなってないてるんじゃないぞ!…ふう、大丈夫だろうな、あいつは」

勇者「いのちしらずなわりには心配性だなお前は」

盗賊「俺自身の事とはまた違うからな。まあ、上手くやるだろうが、真面目過ぎる所があるからなあいつは…」

戦士「盗賊とは違うよな!」

盗賊「俺が真面目じゃないみたいな言い方するんじゃねえよ!…ま、心配しても仕方ないな」

勇者「ああ✨俺らには俺らのやるべき事がある」

戦士「よーし、気合い入れ直して行くぜー!」

512以下、名無しが深夜にお送りします:2020/03/30(月) 22:22:07 ID:zN6uJH6s
しんみりしたシーンなのにいきなり勇者がキラキラしてて草

513今日は:2020/04/01(水) 11:25:42 ID:ffKFkzgE
勇者✨「俺は勇者っ!正義の寵児、光の体現者だっ✨」

商人😭「えっ!?なななんですかいきなりっ!?」

盗賊😎「おいおい、何泣いてるんだ?楽しんで行こうぜおい😎」

商人😱「いや、楽しんでと言われても何が何だか…」

戦士💪「このSSはハッピーになったのさ!見ろよこの筋肉💪」

使者☺️「貴方は笑顔が足りないわね。ほら、笑って笑って☺️」

商人😵「し、使者さんまで…」

子分?🍖「食べるぞー🍖🍖🍖」

旅人女👿「こいつも食べな👿」

🍗🍗🍗「ふにゃー!?名前が🍗になったのですにゃー🍗🍗🍗」

ーースー東の草原

老人「お早う。どうした?うなされてた」

商人「ああ、いえ、何でもないです…なんだ今の夢…✨をごまかそうとしてエイプリルフールと関係無くなってるじゃないか…」

514以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/01(水) 14:12:58 ID:5Qc2xR9A
酒場で適当にスカウト(作って)とかじゃダメだったんですか?

515以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/05(日) 08:01:32 ID:YyE3LayY
使者さんまでノリノリにww
おふさげパート好きだよ

516ーー夜、グリンラッド:2020/04/05(日) 20:04:02 ID:UY2z8jyI
盗賊「それは、出来ないんだ…何故ならこのSSを書き始めた時すでに商人が離脱するのは決めてたからなんだ。そういうものなんだ」

勇者「さて、だ。夜になっちまったな。そろそろあのへんげのつえを欲しがってた老人の家が見えてくる頃だが…」

戦士「おー?あの原っぱ、そうじゃねーのか?」

盗賊「だな。あのだだっ広い草原の平原のどこかにあのじいさんの家があったはずだ」

勇者「確かしばらく真っ直ぐ行って、それから…少し東だったか?」

戦士「お、あったぜ家がよー!」

盗賊「よし、んじゃ邪魔するぜ…っと。お、いたいた。じいさん、元気でいたか?」

老人「ん?お前たちはいつぞやの…おお!それはまさしくへんげのつえ!それが欲しかったんじゃ!のう、モノは相談なのじゃが、それとこのふなのりのほねを交換してくれんかのう?」

勇者「まあ、俺らには必要ないもんだが…その骨は何の役に立つんだ?」

老人「お前たちは世界中を旅しておる。しかしまだ行ったことのない所もあるようじゃな。そこに行くために、これはきっと役に立つじゃろう」

戦士「この骨がかあ?本当かー?」

老人「本当じゃよ。これでもわしは偉大なる魔法使いじゃからな。ほっほっほっ」

盗賊「…なんだか胡散臭いが、しかし行ったことのない場所へ行けると聞いちゃあな。よし、交換しようぜ!」

老人「おお、言ってみるもんじゃのう!」

ふなのりのほねを手に入れた!

517ーーグリンラッド近海:2020/04/05(日) 20:13:17 ID:UY2z8jyI
戦士「やべーぞ、夜が明けちまう!」

勇者「ちっ、残念だが今日中に新しい土地には着けないようだな」

ーー95日目

盗賊「夜明け、か。2日でどこか新しい場所に行けなかったのは初めてだな。ペナルティは死んだ時と一緒だったよな?」

勇者「ああ。確かたびびとのふくが余ってたよな?戦士、捨ててくれ」

戦士「おう、じゃーな!」ポイー

盗賊「よっし、これでかえって急ぐ必要も無くなったし、商人の所に寄ってみないか?」

勇者「昨日の今日じゃねえか…だがまあ、寄らない理由もないな」

戦士「よっしゃー!進路は南へー!」

ーースー東の草原

商人「あ、皆さん、来てくれたんですか?見て下さい、もうお店を作ってみたんですよ!」

戦士「おおー!はえーな商人ー!」

盗賊「いや早すぎだろ…昨日の今日だぞ?どんだけ働いたんだよ」

商人「オーブ探し、皆さんに負けられないですからね!その為にはまず店を開いて商売を初めないと…」

勇者「…全く、凄い奴だよお前は。ただ、あんまり頑張りすぎてやらかさなければ良いけどな…」

518以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/06(月) 01:47:13 ID:n.WZ3hKI

移動縛りもあると大変だな

519以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/12(日) 20:15:27 ID:eKhbcANw
勇者「よし、じゃあこのふなのりのほねが指し示す所に行ってみるか。今まで行ったことのない場所へ行けるってあのじいさんも言ってたからな」

戦士「よし、じゃあ使ってみるぜー!」クルクルクル…

盗賊「南に31、東に74って所か。へえ、不思議なもんだな」

勇者「確かに、何処かへ俺らを導いているようではあるな。ただ、行ったことのない場所って程の所を示してはいないようだが…」

戦士「おい、このふなのりのほねを手に入れたのを商人に言ってやらなくて良いのか?」

盗賊「ああ、せっかくだしな。じゃあちょっと戻るか…」

ーースー東の草原

勇者「………おいおい」

戦士「おお!?なんかすげー町っぽくなってねーか!?」

行商人「いやー、こんな所に町があるなんて!やっぱり商売は足で稼ぐのが基本ですな、おかげで良い取引先が見つかりましたよ!」

盗賊「いや、もう取引先とかいるのかよ…俺らが骨でくるくるやってる間に変わりすぎだろ…」

520以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/12(日) 20:25:41 ID:eKhbcANw
勇者「…結局、あれからまた時間を置いてあそこに行ってみたら、えらい発展してたな…」

戦士「商人バークって名前までついてたぜー!」

盗賊「あの劇場はなかなかだったぜ。あいつ、あんな趣味があったんだなあ、へへへ」

勇者「あいつの趣味かあれ?ぼったくりみたいな値段も吹っ掛けられたし、どうもあいつの意思とは別の何かが働いてそうでな…」

盗賊「あんなに早く町づくりが進んでるからな、尋常ならざる何かがあるんだろうな」

戦士「でもすげーな、オーブの情報が集まってたぜ!」

勇者「ああ、ブルーオーブはもう手に入れたが、シルバーオーブについては初耳だったな」

盗賊「ネクロゴンドの山奥にあるほこら…そこにあるって話だったな。とても近づけるような所じゃないらしいが、まあなんとかなるだろ」

勇者「なんとかなる、じゃねーよ、なんとかするんだよ。あとはそうだな、ガイアのつるぎなんて物の情報もあったな」

盗賊「大地を司る、山をも揺るがす剣、か。とんでもないシロモノだな、まあ本当ならだが」

戦士「ものすげー攻撃力がありそうだよな!」

勇者「ああ。だがもしかしたら、普通に武器として使う以外の使い道があるのかもな。何せ大地を司るっていう位だからな」

盗賊「盗賊としても是非手に入れたい逸品だね。さ、情報も集めたし、そろそろ俺らも先に進もうぜ。このペースじゃ残りのオーブ全部あいつに集められちまいそうだ」

戦士「おおー!進むぜー!」

521ーー夜、ポルトガ近海:2020/04/12(日) 20:35:29 ID:eKhbcANw
勇者「…ふなのりのほねはどうだ?」

盗賊「近づいてはいるようだな。南15、東46の方向だ」

戦士「さっきよりかなり近づいたな!おっ、あれポルトガじゃねーか?」

勇者「ああ、こうして見ると小さいが活気のある町だな」

盗賊「ポルトガ海峡を越えて…っと。ここはあれだよな、ロマリアとかアッサラームとかある…」

勇者「ああ、あのでかい内海だな。こんな所に隠された町やダンジョンでもあるのか…?」

戦士「おっ、見てみろよ!南8に東18まで来たぜ!」

盗賊「そろそろだよな…んん?おい、あれはなんだ…船か?」

勇者「暗くて見えづらいが…そのようだな。かなりでかい…いや、でかいはでかいが、これは…」

戦士「おいおい、ボロボロじゃねーか!?」

盗賊「な、なんだこりゃあ…船ってこんなになっても動く物なのか…?いや、これはもう船っていうより…」

勇者「まるで船の形をしたバカでかい亡霊みたいだな。くそっ、骨が指し示すんだ、まともな所なはずがなかったぜ…だが、行くしかねえよな…」

戦士「おおー!俺らがこんな船に負けるわけねーぜ!行こーぜ!」

522以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/14(火) 16:01:44 ID:7qEPG2Cc
乙!

523ーー幽霊船、甲板:2020/04/19(日) 19:54:13 ID:Z0doc4.Y
勇者「…っ、んだここは…外なのに嫌な空気が漂ってやがる」

戦士「おっ、ほら見ろよ、骸骨がいるぜー!」

盗賊「うおおっ!?骸骨がいるぜー!じゃねーよ!まあスリルに不足はないようだがな」

骸骨「例え嵐が来ようとも、この船は絶対に沈まんのだ!わはははは!」

勇者「…哀れだな」

盗賊「まあ、な。絶対に沈まないなんて言ってるが、この船は…ん?何かいるな?」

戦士「猫じゃねーか?小さいしよお…んん?なんか変だぞ??」

猫?「ひっひっひっ…幽霊船には屍が相応しかろう。ここで死ぬがいい!」

ーーミニデーモンがあらわれた!

盗賊「おお!?魔物かよ!まあこんな船に普通の猫はいないだろうが…そらっ!」ピシャアッ

戦士「うおー!」ザグッ

ーーミニデーモンをやっつけた!

勇者「…なんだったんだ?今のは」

盗賊「さあな。まあザコで助かったぜ。さ、進もうぜ」

524以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/19(日) 20:06:03 ID:Z0doc4.Y
勇者「…ん?あっちにいるのは…人間か?」

盗賊「人間と見せかけてまた魔物じゃないだろうな…いや、あれは確かに人間のようだな。おーい!」

旅人女「ん?あんた達は亡霊じゃないようだねえ?むしろどこかで会った事があったかい?」

戦士「んー?あ、胡椒屋にいた剣士か!」

勇者「ああ、確かに胡椒屋で見かけたな。何してるんだこんな所で?」

旅人女「それはこっちの台詞だね。ま、考えてる事は一緒だろうけどね」

戦士「んー?なんだー?」

旅人女「はっ、とぼけるのかい?まあ良いさ。どっちにしろ仲良く探検する気なんてないからね。さ、アタシはもう行くよ」

盗賊「へえ、お宝がどこにあるか目星は付いたのかい?」

旅人女「さて、何の話だろうね?じゃあね、せいぜい気を付けなよ」

戦士「行っちまったな。なあ盗賊、お宝って何だ?」

盗賊「さあな。カマかけてみたんだが、引っ掛からなかったな。なかなか手強いお姉さんだ」

勇者「こんな所を一人でうろついてるんだ、只者じゃないだろうよ。さあ、俺達も行くぞ。あの旅人はああ行ったが、こんな所に来てる人間がいるって事は、何かあるのは間違いないだろうからな」

戦士「おーし!見つけるぜ何かをー!」

盗賊「何か分からないのにその元気は何なんだよ…」

525以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/19(日) 20:21:37 ID:Z0doc4.Y
勇者「見ろよ、あっちに階段がある」

盗賊「下りてみるかーーっと、下はますます嫌な感じだな」

戦士「お、人がたくさんいるぜー!」

勇者「人、っつっても、生きてる奴は居なさそうだな…」

奴隷骸骨「俺達ゃ奴隷よ!ギーコ、ギコ!」ギーコ…

罪人死体「船を漕ぐのは、奴隷か罪人の仕事なのさ。しかし、死んじまっても船が漕げるなんてしらなかったよ…」

勇者「…自分が死んでるって理解してるんだな」

盗賊「でも上の船長らしき骸骨は分かってなかったようだぜ。個人差があるのかもな」

戦士「おーい、お前はなんで死んでも船漕いでるんだ?」

盗賊「お前…聞き方ってモノがあるだろ…」

罪人「おらは人を殺しちまったから、どんな死に方しても仕方ねえだ。だが…そっちの奴は無実の罪だったんだってよ。かわいそうになあ…」

戦士「むじつのつみ?何もしてねーのにこんな事やらされてんのか!?ひでーな!」

勇者「誤解が原因なのか、陥れられたのか…いずれにせよ…」

盗賊「ああ…なんとかしてやりたいが、どうしたら良いか…」

526以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/19(日) 21:27:47 ID:14zaK00M

非常食は一人でにゃーん?してるんだろうか…

527以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/26(日) 19:48:28 ID:Va3.OS.U
戦士「おーい、無実の罪のあんちゃんよー!」

盗賊「お前本当、もうちょっと言い方をだな…」

エリック「オリビア…もうすぐ船が沈んでしまう…君とは永遠に会えなくなるんだね…」

勇者「…俺らの言葉は届いてないのか」

戦士「可哀相だなあ。なんとかならねーのかよ!」

盗賊「なんとかって言ってもなあ…いや、なんとかしなきゃならないのか?」

勇者「この船を救えば、俺達に道が開けるってか?あり得なくはないが…」

盗賊「どうすれば良いか見当もつかないな。まあ、とりあえずもう少しこの船を探索してみるか。しかし夜にこの幽霊船は辛いな…」

亡霊「溺れて死ぬのは苦しい…嫌だああ!死にたくねえよおお!」

魂「嵐が来るぞお!うああああ…!」

勇者「…長居するとどうにかなりそうだ。早めに…ん?あれは…」

盗賊「一番奥に何かあるな。宝箱か?」

戦士「っしゃー!開けてみるぜー!」

528以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/26(日) 19:58:37 ID:Va3.OS.U
盗賊「中身は…っと。これは…ペンダントか?」

勇者「何か書いてあるな。古すぎて読めないが…名前が書いてあるのか?エリックと…オリビア。オリビア…!」

戦士「さっきのあんちゃんが言ってたな!」

盗賊「て事は、あの兄さんがエリックか?こいつは二人のあいのおもいでって訳だ」

勇者「…持って行くか。何かの役に立つかもしれない。もしかしたら、この船…とまではいかなくても、あの男の無念は晴らせるかもしれねー」

戦士「あのあんちゃんに見せなくて良いのか?」

盗賊「こんな近くにあって気付かないとも思えないからなあ。この船の中でどうこう出来る問題じゃあ無さそうだ」

勇者「思い出の物を思い出の場所に…という事なのかもしれないな。難題かもしれないが、ただ…」

戦士「なんだー?」

勇者「いや、オリビア、って聞き覚えがあるような気がしてな。まあ良い、この陰気な場所に長々と居たくねえ、戻るぞ」

盗賊「ああ、なかなかのスリルだったぜ」

ーーあいのおもいでを手に入れた!

529ーー船上:2020/04/26(日) 20:10:36 ID:Va3.OS.U
戦士「これからどこ行くんだ?」

勇者「まずは近くの町で泊まろう。そうだな、イシスにするか」

盗賊「お、良いねえ。またあの女王様に会えるぜ」

戦士「カニがうめーんだよなあそこ!」

勇者「あの砂漠のカニには良い思い出が無いがな…行くぞ」

盗賊「よし、進路は南だ、待ってろよ女王様!」

ーー

旅人女「…あいつらは帰ったのか。アタシもそろそろかねえ。幽霊船なんてどんなお宝があるかと思ったが、思った程ではなかったねえ。さて、荷物は積んだし、出発だよ!」ザザーン…

猫「…うにゃあ、お嬢様は何処に…にゃにゃっ!?船が居なくなってますにゃー!おーい!お嬢様ー!おーいなのですにゃー!」ニャーニャー

旅人女「…?何か聞こえたような…波の音か?それにしても、何かを忘れたような気がするが…」

猫「にゃー!みぃを忘れてますにゃー!戻って…にゃ?何か物音が…」

小悪魔「ひっひっひっ…幽霊船には屍が相応しかろう…」

猫「ふにゃー!?お助けですにゃー!」オアー…オアー…オアー…

530以下、名無しが深夜にお送りします:2020/04/26(日) 23:25:13 ID:MsKZSZF.
留守番かと思いきや置いてけぼりの猫

531ーー96日目、イシス城内:2020/05/04(月) 22:18:09 ID:hqD3dTic
女王「…では、ごきげんよう。旅の無事を祈っていますわ」

盗賊「はっ。では失礼します…いやー、今日も女王様は美しかったな」ウンウン

戦士「で、これからどこ行くんだ?」

勇者「そうだな…オリビアって名前、どこかで聞き覚えがあったんだよな。どこだったか…」

盗賊「おいおい、そんな煩わしい事考えるより、今は女王様の美しさを…」

使者「あら、ずいぶんとご機嫌のようね」

盗賊「おおっと!いや、使者のおねーさんも綺麗ですよ、へへへ…」

使者「お世辞はいらないわ。女王様と美しさで争おうなんて思わないし」

勇者「ずいぶんと久しぶりな気がするが、今日は…?」

使者「貴方達が行き先で困ってるのではないかと思ったのだけれど。違ったかしら?」

戦士「おおー、すげーな!なんで分かるんだ?」

使者「オリビアの岬、って聞いたことがあるでしょう。湖の見える美しい宿、覚えてないかしら?」

盗賊「ああ、思い出した!あの時もこんな風に使者のおねーさんが来てた!」

使者「あそこに行ってみたらどうかしら?あの時は開けられなかった鍵も、今なら開けられるのでしょう?」

勇者「確かにな…行ってみる価値はあるか。どうせ他に行き先もないし、オリビアとエリックのあいのおもいでも何かの役に立つかもしれないからな…」

532ーーオリビアの岬:2020/05/04(月) 22:35:07 ID:hqD3dTic
盗賊「さて、ここにヒントがあれば良いんだけどな」

戦士「ここの牢屋の鍵を開けてみるぜー!お?詩人がいるぜ!」

詩人「旅の方ですか?ここはオリビアの岬。悲しい伝説の伝わる岬です」

勇者「悲しい伝説…?」

詩人「嵐で死んだ恋人を想い、オリビアはこの岬に身を投げました」

盗賊「そうか、オリビアにあいつの最期が伝わっていたのか…」

詩人「しかし死にきれぬのか、岬を通る船を呼び戻すと言います。ああ、二人のあいのおもいででもあれば、オリビアの呪いを解けるかもしれないのに…」

戦士「思い出のペンダントならあるぜー!幽霊船から持ってきたぜ!」

詩人「幽霊船?確かにオリビアの恋人エリックの乗った船も、幽霊船となってさ迷っていると言う噂は聞きますが…」

勇者「その幽霊船の中で見つけたんだ。そしてこれを見つけた。ここの呪いの事など知らなかったが、ここまできたなら二人の呪いを解いてやりたい。ここからでは難しいか?」

詩人「この岬を船で通ろうとすると、何処からともなく女の歌声が聞こえると言います。ならば船で来るのが良いでしょう。ここから遥か北、ノアニールという町があります。そこから船で西に向かうと、やがて大河が見えるでしょう。そこを遡ればオリビアの岬に着くはずです」

勇者「ありがとう。きっと呪いは解いてみせる」

盗賊「よし、行ってみようぜ。このあいのおもいでが二人に、そして俺達に何をもたらすのか?なかなか面白い事になりそうだぜ」

533以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/05(火) 08:22:59 ID:RPu0hNvI

使者さんが一番好きです!

534ーー98日目、ノアニール:2020/05/10(日) 19:56:12 ID:8Vr5nyLE
勇者「確かここから近いんだったな、オリビアの岬は」

戦士「なあ、せっかくここまで来るんならエジンベアから商人の町に行っちゃダメだったのか?」

盗賊「それは俺も考えたが…今あいつはあいつで頑張ってるだろうからな」

勇者「ああ、あいつは今町づくりをしながらオーブ探しもしてるんだろう。なら俺らは俺らがすべき事を全力でやるべきだろ」

戦士「そっかー。それもそうだな!」

盗賊「さてと。じゃあ進路は東へ、だな。このまま進めば…」

戦士「おっ、ホビットのアネキの家だぜー!」

勇者「今日はここにも寄っていく暇は無いけどな。さて、じゃあここの川か?あの岬に続いてるってのは」

盗賊「ああ、ここから遡ってみようぜ。…しかし、今更ながら凄い船だよなこいつは。川を遡るのも苦にせずグイグイ進みんだからな」

戦士「ポルトガの王様に感謝だな!」

勇者「ああ、改めて感じるな、俺らの旅がどれだけの人に支えられてるか…数えきれない恩に、報いなきゃな」

盗賊「へっ、いっぴきおおかみの勇者が成長したじゃないか。おっ、ほら見ろあの宿屋だ。って事はついたぜ、オリビアの岬に!」

戦士「っしゃー!オリビアとエリック、待ってろよー!」

535以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/10(日) 20:10:11 ID:8Vr5nyLE
勇者「さて、鬼が出るか蛇が出るか…進んでみるぞ」

戦士「おー!…ってなんだあ!?どこかから歌が…!」

盗賊「…哀しい歌声だな。いったいどの位これほどの哀しみに耐えてきたのか…」

勇者「言ってる場合かっ!船が…戻される…!」

戦士「うおおおっ!?…あー、戻されちまったなあ」

盗賊「聞いてた通りだな。さて、じゃあこいつを受けとれよ、オリビア!」ブンッ

勇者「さて、どうなるか?…光が、そしてあの二人は…!」

オリビア『エリック!私のエリック!ずっと会いたかった!』

エリック『愛しのオリビア、もう放さない!』

オリビア『エリックーー!』パアアア…

戦士「おお!?消えた…ぞ?これで、これで良かったんだよな!」

盗賊「ああ。永い時を経て、やっと再会出来たんだ。天国なんてものがあるか知らないが、ま、お幸せにって所だな。せめてあの世ではな…」

勇者「…これで、呪いは解けたはずだ。進むぞ」

戦士「おー!…で、この先何があるんだ?」

盗賊「それも、夜にあの宿屋で聞いたな。確かほこらの牢獄とか言ったはずだ。穏やかじゃない響きだが、さて何が待っているのか…」

536ーー夜、ほこらの牢獄:2020/05/10(日) 20:26:22 ID:8Vr5nyLE
勇者「ちっ、暗くてよく見えねーな。夜になっちまったからな…いや、あそこでなにかぼんやり光って…炎?いや…」

亡霊「ここはさびしいほこらの牢獄…」

盗賊「本当に寂しい所だな。ほこらの牢獄…以前にも聞いたことあったよな?」

勇者「サマンオサの北東にあった教会の神父だな。勇者サイモンがほこらの牢獄に追放されたとかいう話だったな」

戦士「じゃあここにそのサイモンってやつがいるのか?でもよお、そいつ生きてるのかこんなとこで?」

盗賊「まあ、生きちゃいないだろうな。生きてる人間の気配がまるでしねえよここは。飯だってろくに食べられないだろ」

勇者「まあ、外から見た感じそんなに広くもなさそうだ。くまなく探すのも難しくはないだろう…あれは、また亡霊か?」

魂「私はサイモンの魂。私のしかばねのそばを調べよ…」

戦士「死体のそば?どこにあるんだ死体?」キョロキョロ

盗賊「別の部屋だろうな。今まで探索して、残るのはあの部屋だけだ。行ってみようぜ」

勇者「…ここだな。見ろ、死体、骨だ。このそばを調べれば…これは、剣か!?」

盗賊「こいつは…噂に聞くガイアのつるぎじゃないか?覚えてるか?ルザミとかいう小さな島で、預言者とかいうじいさんが言ってた事を」

戦士「あー、確かどっかに投げ入れるとかなんとか…」

勇者「火山の火口に、だ。火山の火口、親父の最期の場所…いよいよ、いよいよ近づいてきたぜ、核心にな…!」

ーーガイアのつるぎをてにいれた!

537以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/12(火) 00:31:12 ID:Xn3LwcEg
幽霊船、オリビアの岬、ほこらの牢獄の一連のイベントは悲しいよな
ほこらのBGMがもの悲しいから余計に

538ーー98日目、オリビアの岬:2020/05/18(月) 19:39:53 ID:9XvROzF2
盗賊「…くあ、良く寝たぜ。しかし、もともと景色の良い宿屋だったが、呪いを解いたからか穏やかになって更に良くなったよな」

戦士「魚も捕りやすくなって飯のおかずが増えたぜー!」

盗賊「使者のおねーさんもまた来れば良いのにな。なあ?」

勇者「んなに暇じゃねーだろあの人も。さてと、ガイアのつるぎが手に入ったし、火山の火口に行かなきゃならないんだが…」

戦士「どこにあんだ?火山の火口って」

盗賊「火山の火口にガイアのつるぎを投げ入れるとネクロゴンドへの道が開けるって話だったよな?言葉の通りに受け止めれば、ネクロゴンドはテドンの北のはずだったから、イシス…いやあそこからだと岩山に阻まれるか?」

勇者「陸路では難しいのかもな。となるとバハラタか、あるいはアッサラーム辺りからテドン方面を探索する感じか」

戦士「言葉通りにってのはどういう事だ?」

盗賊「ネクロゴンドへの道が開けるってのがネクロゴンドへ直接道が繋がってるって意味の場合だ。もしかしたらオーブが見つかって空からの道が開けるって意味かもしれないからな」

勇者「そうなると火山の火口がネクロゴンドの近くにある意味もない訳だが…いずれにしろあの近辺を探索するしかないだろうな」

盗賊「他にあてもないしなあ。ま、行ってみれば分かるさ」

戦士「よっしゃー!早く飯食って出掛けようぜ!」

539ーーアッサラーム沖南:2020/05/18(月) 19:55:19 ID:9XvROzF2
盗賊「…と、まあ勇んで出てきたが、どうやら探索って程歩き回る必要もなかったかな。あのでかい山、露骨に怪しいぜ」

勇者「少し沖に出たら嫌でも目に入って来たな。時間がかからなくて結構な事だぜ」

盗賊「よし、じゃあ上陸の準備だな…さあ、行ってみようぜ!」

戦士「すげえ険しい山道だな!でも負けねーぞ俺は!」

勇者「勝ち負けの問題かよ…っと、頂上に着いたな。そしてこれが火口か。ここが…」

盗賊「親父さんの最期の地、だったな。でもまあ、分からないぜ?伝え聞いた話で、目撃者もいたのかどうかあやふやだしな」

戦士「ホビットのアネキも信じられないって言ってたよな!」

勇者「ああ、そうだな…さあ、ガイアのつるぎを投げ入れるか。結構良い剣で、名残惜しくはあるが…」

盗賊「俺らの手持ちの武器だとこの剣の攻撃力はそれなりみ魅力的なんだが、そうも言ってられないからなあ…そらっ!」ポーイ

ーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

盗賊「うおお!?なんだ!?どうなってる!?」

勇者「噴火してるのか…!気を付けろ!噴石と…溶岩が!」

戦士「おおおおお!?溶岩が川を埋めてくぞ!?」

盗賊「ああ、うめて埋めて…川の向こうに、行けるようになったな…」

勇者「正に道が開けたって訳だ。しかしこんな大掛かりな仕組みで道を隠してたとなると、この先にあるものは余程…そして親父がここに来た訳…いや、今考えても仕方ねえ、行くぞ!」

540以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/18(月) 20:03:59 ID:9XvROzF2
盗賊「夜になったな…結構険しい道のりのようだな、この先も」

ーートロルがあらわれた!

戦士「うおお!?でけー魔物だな!」

盗賊「サマンオサの偽王様に似てるな…先手必勝、おらっ!」ピシャッ

戦士「ぶった斬ってやるぜー!」ズバッ

トロルのこうげき!トロルのこうげき!

盗賊「ぐっ…はあ!?なんだこいつの攻撃力は!?」

戦士「いってええ!すげー力だな!」

勇者「でも耐えられねえ程じゃねえだろ、らあっ!」ピシャシャッ

戦士「うらあー!」ザグッ

ーートロル達をやっつけた!

盗賊「くそっ、ここから先のモンスターは桁が違いそうだな…ん?見てみろよ、あそこにあるのは…!」

勇者「あれは…洞窟か!どうやら次はあそこにいくようだな。だが今日は引き返すようだな…」

戦士「洞窟は明日か?ここのモンスターはつええけど、俺は負けねーぞ!」

盗賊「ああ、負けてたら先に進めないからな。しかし…へへっ、ここから先は今までにないスリルが味わえそうだぜ…!」

541以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/18(月) 20:32:05 ID:.QMKpqmE

3人でこの長丁場、大丈夫かな?

542ーー99日目、ネクロゴンドの洞窟:2020/05/25(月) 20:21:12 ID:seMuB3SY
盗賊「くっそ、ここに来るまでにかなり消耗しちまったな…勇者、魔力は?」

勇者「もう半分も残ってねえ。くそ、洞窟攻略が本番なのに、辿り着くまでにこんなに消耗しちまったら…」

戦士「勇者、さっきレベル上がったんじゃないのか?新しい呪文とか覚えなかったのか?」

勇者レベル32「残念ながら、な。ベホマでも覚えりゃあ、多少は楽になったかもしれなかったんだがな」

盗賊レベル32「ベホマもだが、さっきザキを使う魔物が出たぜ。あの影みたいな…お前、ザオラルとか…」

勇者「覚えてねーよ、ザキが効いたら終わりだ。二人になったら引き返すしかねー」

盗賊「だよなあ。こいつは難所中の難所のようだな。洞窟内はそこまで魔物と出会わないっぽいのが不幸中の幸いだがなあ」

戦士「なんだよ!弱気だな二人とも!俺は負けねーぞ!」

勇者「もちろん諦めるつもりはねー。だが、今日はもう引き上げだ。もう少し洞窟内を探索したかったんだが…」

盗賊「まあ、探索は明日以降だな。それより朝になるまでに帰れるかどうかだよな」

戦士「っしゃー!アッサラームに帰るぜーー!」

勇者「…まあ、お前のうざい程の煩さも多少は救いになるか。ここが本当の正念場のようだからな…」

543ーー火山南部:2020/05/25(月) 20:30:04 ID:seMuB3SY
ーーフロストギズモはヒャダルコをとなえた!フロストギズモはつめたいいきをはいた!

勇者「ぐあっ!まずい、死ぬ…」

盗賊「勇者っ!先に倒す!おらあああっ!」ピシャシャッ

戦士「うおりゃー!」ザクッ

ーーフロストギズモたちをやっつけた!

盗賊「大丈夫か、勇者!?」

勇者「なんとかな…ベホイミ!…くそ、これで魔力はほぼ空だ」

戦士「もうないのか!?アッサラームまでまだまだだぜ!?」

勇者「ああ…仕方ない、ルーラで戻る。1日無駄になっちまうが…」

盗賊「全滅よりマシだろ。新しい場所到達に一日遅れても棄てるのは一個、全滅したら三個だ」

戦士「それに久しぶりに盗賊も武器盗んだだろ?」

盗賊「久しぶりは余計だろ!ただあの雲野郎が落とした剣、なんか不吉な感じがするんだよな」

勇者「まあ最悪捨てる候補になるなら良いだろ。よし、じゃあ戻るぞ…ルーラ!」ギュイーンギュイーン…

544ーー100日目、アッサラーム沖南:2020/05/25(月) 20:38:55 ID:seMuB3SY
盗賊「…とはいえすぐ宿に泊まるのは勿体ないからな。ギリギリまで経験値を稼ぐか」

ーーヘルコンドルがあらわれた!

戦士「おっ、前に盗賊が飛ばされた奴じゃねーか!」

盗賊「うるせえよ!今はもう敵じゃねえ!そらっ!」ピシャシャッ

勇者「っしゃあ!」ピシャッ

ーーヘルコンドルたちをやっつけた!

戦士「っしゃー!楽勝だぜー!…ん?あれ宝箱じゃねーか?」

勇者「こいつの宝箱っていったらーー」

なんと みかわしのふくをてにいれた!

盗賊「だよなあ。まあ、装備品はあって困るもんじゃないしな」

勇者「ああ。おそらくあの洞窟攻略には時間が掛かりそうだ。捨てなきゃならねえ装備品も多くなるかもしれねー」

盗賊「本当なら今日明日で突破したかったが、今日宿泊で明日中には次に行かなきゃ行けないからなあ。少し厳しいよな」

戦士「明日一日で突破すりゃ良いんだろ?やってみせるぜー!」

勇者「まあ、出来りゃそれに越したことはないけどな。まあ明日だ。昨日から寝てねーから何もかも空っぽだ。早く宿に行きたいぜ…」

545以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/26(火) 15:22:52 ID:RUXZPJ96
100日突破おめでとう〜
やっぱネクロゴンド三人じゃキツいなと思ったけど、女子パーティーの時は二人だったんだよな…

546以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/31(日) 05:48:18 ID:hPNAWg8M
種で強化とかは時間制約あるから現実的ではないのかな。

547ーー101日目、アッサラーム:2020/06/01(月) 19:56:43 ID:.xI9x0VY
戦士「くあーっ、良く寝たぜー」

盗賊「おい、まだ準備出来てないのか?時間ないんだから急げよな」

勇者「そういうお前はさっき出掛けてたみたいじゃねーか、どこ行ってたんだよ?」

盗賊「ああ、昨日盗んだ剣あっただろ?あれをちょっと店に持ち込んでな。あれはもろはのつるぎって言うらしいぜ」

戦士「へー、強そうだったよなあれ!」

盗賊「ただ、試しに値段を聞いてみたら渋い顔をされてな、あんまり良い値じゃなかったよ。つまりーー呪われてるな、これは」

戦士「呪われてるのか!?その剣が!?」

盗賊「まともな剣ならもっと値が張るだろうからな。ま、剣の話は終わりだ。今日はあの洞窟手前で経験値稼ぎか?」

勇者「いや…突破を目指そうと思う。おそらくこの後に控えてるのは魔王だろう。魔王の時にこそ、時間をたっぷりかけたいからな」

戦士「おお、あの洞窟抜けるのか!燃えてきたぜー!」

盗賊「…かなり無茶だな。ま、そうは言っても今日経験値稼いでレベル上がるのはせいぜい戦士だけだろうからなあ。俺と勇者はもう上がったしな」

勇者「そういう事だ。さあ、そうと決まったら行くぞ。あの洞窟まで結構距離があるからな」

戦士「っしゃー!やるぜやるぜー!」

548ーーネクロゴンドの洞窟周辺:2020/06/01(月) 20:04:28 ID:.xI9x0VY
ーートロルのこうげき!トロルのこうげき!

盗賊「くっそ、いてえなーーおらっ!」ピシャッ

戦士「うおおー!」ザンッ

ーートロルたちをやっつけた!

勇者「くっそ、こいつに一番会いたくなかったのに…回復するぞ、ベホイミ!」パラララ!

盗賊「アホみたいにタフだからな。他は最悪勇者のイオラでなんとか出来るんだが」

戦士「でもあれも魔力結構使うんだろ?」

勇者「結構どころじゃねーな、俺にとってはな。だが、ベホイミを2回使うよりはマシだ」

盗賊「どっちが効率良いか、だよなあ。魔力使わずに勝てるならそれに越した事はないけどな」

戦士「商人がいればなー」

勇者「それを言っても仕方ねえだろ。さあ、洞窟に着いたぞ。昨日よりは消費が少ないが、あのでかいの10体も相手しちまったのがどう響くか…」

549ーーネクロゴンドの洞窟、B1F:2020/06/01(月) 20:14:43 ID:.xI9x0VY
盗賊「…やっぱり洞窟の中はそこまで魔物が多くないようだな」

勇者「そうでなきゃ今日中に突破するとか言わねーよ」

戦士「バッタバッタ倒してレベル上げても良いけどな!」

盗賊「そんな余裕ないだろ今は。とにかく無事洞窟を攻略するのが第一だ」

勇者「大体お前外でレベル上がっただろ」

戦士レベル32「おう!俺も二人に追い付いたぜー!」

盗賊「じゃあしばらく誰もレベル上がらないだろ…っと、階段だ。まあ昨日もここまでは来たけどな」

戦士「そういや洞窟なのに潜らねーで上るんだな」

勇者「おかしいって程でもないが…言われてみれば今までの洞窟はみんな下に進んでたか?」

盗賊「確かな。魔王の居場所はネクロゴンドの山奥っていう話だったからな、言わば登山だろ」

戦士「この先に魔王がいるのか?この洞窟の最後に出てくるのか?」

勇者「分かるわけねーだろ。とにかく、俺達は進むだけだ」

盗賊「そうだな、この先に待ってるのが魔王でもオーブでも、俺達には進む以外の選択肢はないよな…よし、行こう!」

550以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/02(火) 20:55:34 ID:epndd7jw
乙!

551ーー1F:2020/06/07(日) 20:16:47 ID:hBEr5vpI
盗賊「この洞窟に入った所が地下1階で、上ったら1階か」

戦士「0階ってのはねーのか?」

勇者「聞いた事ねえな…お前ら、構えろ!」

ーーミニデーモンがあらわれた!

戦士「この階はこのチビばっかりだな!おらー!」ザクッ

盗賊「さすがにあのでかいのは洞窟内には入ってこられないらしいな、そらっ!」ピシャシャッ

ミニデーモンはメラミをとなえた!

勇者「くっ…そ、うらあっ!」ピシャシャッ

ーーミニデーモンたちをやっつけた!

戦士「体力がねーからぱぱっと片付くな!」

盗賊「呪文だけは痛いがな。大丈夫か?」

勇者「問題ねー…が、あんまり何回も喰らいたくはねえな。長丁場だろうしな」

盗賊「ああ、なるべくさっさと進みたい所だな」

戦士「っしゃー!ガンガン進むぜー!」

552ーー2F:2020/06/07(日) 20:29:06 ID:hBEr5vpI
勇者「2階は…特に問題なく進めたな」

戦士「あの宝石袋みたいなの早かったなー!早いだけで弱かったけどな!」

盗賊「呪文を2つ唱えた上に攻撃までしてきたからなあ。まあ攻撃力はてんで大したことなかったが」

勇者「あのレベルのモンスターだけだったら楽なんだが…階段だ」

盗賊「これで3階か。ここまでは順調だよな…んん?これは…」

戦士「おいおい、亀裂だらけで全然進めねーじゃねーか!」

勇者「上に上る階段自体はあるだろ、あそこに。ただ、亀裂を越えないと辿り着けないんだが、こういう時は…」

盗賊「亀裂や穴から落ちてみて活路を見いだす、だよな。今までも散々ロープとかから落ちた先に道があったりしたよな」

戦士「よし、飛び下りるぜうおおおおー!」ピューン…

勇者「行くか………っつう!結構な落差だな、さて…」

盗賊「お!ほら見ろよ、あの階段を上ってみれば…」

戦士「おおー、またすぐに階段があったぜ!さっき亀裂の向こうにあった階段か?」

勇者「だな。これで次は4階か、このまま出口まで辿り着ければ良いが…」

553ーー4F:2020/06/07(日) 20:37:50 ID:hBEr5vpI
盗賊「ーーこの階は少し複雑なようだな。慎重に、かつ素早く…」

ーーじごくのきしがあらわれた!ガメゴンロードがあらわれた!

戦士「おお!?どっちも見たことねーぞ!とりあえずカメくたばれー!」ガギン!

ガメゴンロードはスクルトをとなえた!じごくのきしのこうげき!じごくのきしのこうげき!

盗賊「ぐはっ…!?この手数と攻撃力、まずいぞ…!」

じごくのきしはやけつくいきをはいた!

戦士「あっ!?が、が、が…」ビクビクッ

勇者「戦士!麻痺か!?」

じごくのきしのこうげき!じごくのきしはやけつくいきをはいた!

盗賊「かっ!?あ、くっ…!」

勇者「盗賊!くそっ、動けるのは俺だけ…」

じごくのきしのこうげき!戦士はしんでしまった!じごくのきしのこうげき!盗賊はしんでしまった!

勇者「くそっ、つええ…!引くか戦うか、どう…」

ガメゴンロードはもえさかるかえんをはいた!

勇者たちはぜんめつした!

554以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/07(日) 23:54:30 ID:NJjQ9HIM
アチャー
やけつく息はザラキより怖い

555ーー102日目、イシス:2020/06/14(日) 19:50:41 ID:0PMO31vo
戦士「んあー、負けちまったー…」

盗賊「強かったな最後の奴ら。しかも数が多かったしな。にしても戦士、見たことねーじゃないだろ、前の日にあの骸骨は見てただろ」

戦士「ああ?あー、そうだったな!」

盗賊「まああの時はあっさり倒したからなあ…さて、どうするよ?全滅して城に戻ると魔力回復するんだったか?」

勇者「ああ、魔力は戻ってる。このまま再挑戦も選択肢ではあるが…」

戦士「ちなみにいくつ装備捨てるようなんだ?」

盗賊は三人死んで1日オーバーだから4つだな。今日あの洞窟を突破出来なきゃもう1つだ」

戦士「そんなにかー!とりあえず捨てるぜとげのむちにみかわしのふくにてつのつめにたびびとのふくー!」ポイポイポイポーイ

勇者「かなり厳しくなっちまった。だが…今日の再挑戦は難しいな。いくらある程度あそこにいる魔物の特徴が掴めたとはいえ…」

盗賊「もう1つ捨てるのは確かに痛いが、まあ仕方ないだろうな。今日はレベル上げだ」

戦士「おっ、じゃあどこ行くんだ?」

勇者「そうだなーー」

556以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/14(日) 19:57:56 ID:PBlhtL6A
この旅は宝石狩りとかあまり意味なさそうだな

557ーーガルナの塔、5F:2020/06/14(日) 20:02:35 ID:0PMO31vo
戦士「うおおー、くたばれー!」ガギン!

メタルスライムをたおした!まもののむれをやっつけた!

盗賊「ふう、やっぱりレベル上げといったらここだよな」

勇者「ああ、あの銀色以外にもドラゴンなんかもまずまず経験値くれるからな」

戦士「ちょっと攻撃が痛い奴らもいるけどなー!」

盗賊レベル33「ドラゴンと金の鳥は厄介だよな。でも俺と勇者はレベル上がったよな」

勇者レベル33「やっとベホマを覚えたぜ。これでーーあの洞窟も抜けられるはずだ」

盗賊「やったな!あとまんげつそう3つといのちのきのみ1つを盗めたぜ。まあ、無いよりはまし程度だが」

戦士「まんげつそうはつかうだろ!めっちゃマヒしたじゃねーか!」

勇者「麻痺も厄介ではあるんだが、麻痺すると手数が足りなくなるからな。まんげつそうがたくさんあっても解決しない事も多いからな…」

盗賊「まんげつそうはあります、使う暇がありませんじゃなあ。まあ、次は麻痺しないように気を付けないとな」

勇者「麻痺せず死なずに進めれば、そう難しくもないとは思うんだがな。もちろん、俺らが昨日進んだ所が出口に近いなら、だが」

戦士「大丈夫だろ!明日は突破しかないぜー!」

勇者「もう捨てる装備品が底を尽きかけてるからな。明日は突破出来ないと…いや、突破する。絶対にな…」

558以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/14(日) 22:55:08 ID:oHUnDJdI
大正義あなほりで装備品補充できないから厳しいな
盗賊が盗んでくれればねぇ…

559ーー103日目、アッサラーム郊外:2020/06/21(日) 20:24:38 ID:LXs9hWdY
勇者「………」フウ…

盗賊「なんだ勇者、緊張してるのか?」

勇者「そんなんじゃねーよ。ただ少しな…」

戦士「大丈夫だ!俺が全部ぶっ飛ばしてやるぜー!」

勇者「はっ、出来るならそうしてもらいてえもんだな。さて…一応せいすいを撒くか」サアッ

戦士「んー?せいすいなんて効くのかー?」

勇者「さあな。ただ海の魔物を避けられるだけでも多少はマシになるだろ」

盗賊「少しでも消耗を避けたい所だからな。さて、じゃあ出港だ!今日こそーー」

ーーマーマンダインがあらわれた!

戦士「おいおい、いきなりモンスター出てきたじゃねーかよお!」

盗賊「…せいすいってこんなもんなのか?役立たずだろこんなの」

勇者「どうせザコだから良いものの…あてが外れたな…」

560ーーネクロゴンドの洞窟周辺:2020/06/21(日) 20:33:34 ID:LXs9hWdY
ーーフロストギズモはつめたいいきをはいた!フロストギズモはヒャダルコをとなえた!

勇者「くっそ…!ーー力よ来たれ!集い、破裂し、世界を歪め蹂躙せよ!イオラ!」ドガポーン

ベホマスライムをたおした!フロストギズモをたおした!フロストギズモをたおした!

ーーまもののむれをやっつけた!

戦士「おおー!1発で片付いたな!」

盗賊「その前に俺が鞭で一撃入れてたからだからな!」

勇者「あんまり攻撃呪文は使いたくないが…モタモタしてたら余計に魔力を消費しちまうからな」

盗賊「回復呪文連発するよりはマシってか?そうかもな…お、着いたぜ忌まわしい洞窟に」

戦士「この前よりは魔力使わなくて済んだんじゃねーのか?」

勇者「まあな。レベルアップで魔力が上がったのもあるしな」

盗賊「残ってた2つのかしこさのたねも使ったしな」

勇者「ああ、ここまでしたんだ。今日こそは…」

戦士「ここを突破してやるぜー!」

盗賊「だな。よし、行くぜ!待ってろよモンスターども!」

561ーーネクロゴンドの洞窟、1F:2020/06/21(日) 20:42:08 ID:LXs9hWdY
トロルがあらわれた!じごくのきしがあらわれた!ホロゴーストがあらわれた!

戦士「おお!?あのでけーの洞窟の中に出ないんじゃねーのかよ!?」

盗賊「こんな狭い所に入ってくるなよな!とはいえ一番怖いのは…そらっ!」ピシャッ

勇者「らあっ!」ピシャッ

ホロゴーストをたおした!

じごくのきしのこうげき!じごくのきしはやけつくいきをはいた!トロルのこうげき!

盗賊「ってえな…!しかし麻痺はしなかったな!おらっ!」ピシャッ

戦士「うおおらー!」ザンッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者「よし、ここまではまずまずだ。だが少なくともあと三階層上があるからな、油断は出来ねえ」

盗賊「どんどん魔物が強くなるみたいだしな。ま、それでも今日こそはなんとかなるだろ。つーか、なんとかしないといけないんだよな」

戦士レベル33「おおー!レベルも上がったしもう負けねーぜー!」ウオー

562以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/24(水) 01:03:09 ID:5cV816Fg
ガンガンいこうぜ

563ーーネクロゴンドの洞窟、3F:2020/06/28(日) 20:13:14 ID:waUSB17c
戦士「くっそー、上ったり落ちたり面倒くせーな!」ウガー

盗賊「お前が先走って落ちる所間違えたんだろ。しかしここの魔物は本当に強いな」フウ…

勇者「魔力も余裕が無くなってきた。ここからはより慎重に…っと、階段だな」

ーー4F

盗賊「前回もここまでは来れたよな。ここからはーー」

ーーじごくのきしがあらわれた!

勇者「あいつらか…逃げるぞ!」ダダダダ…

戦士「ええー!?おいおい、戦わねーのかよ!」

勇者「無駄な戦闘は出来ねえんだよ!…逃げ切れたか?」

盗賊「なんとかな…魔力、そんなに無いのか?」

勇者「半分ってとこだな。面倒そうな奴らからは逃げて…」

ーーおどるほうせきがあらわれた!

勇者「よし、そいつは倒すぞ!」

戦士「よっしゃー!おらおらー!」

盗賊「強敵からは逃げて弱そうな奴を倒す勇者…まあ、四の五の言ってられないか。ここを突破しなきゃいけないんだからな…」

564以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/29(月) 16:04:48 ID:nVJS9P8.

一度全滅を味わってる敵は怖いよなー

565以下、名無しが深夜にお送りします:2020/06/29(月) 19:38:20 ID:b7EY9xlo
ーーじごくのきしがあらわれた!

勇者「くっ!逃げるぞ!」ダダダダ…

ーーライオンヘッドがあらわれた!ガメゴンロードがあらわれた!

勇者「1匹ずつか…やるぞ!」

戦士「うおおらー!」ザンッ

フロストギズモがあらわれた!

勇者「4匹いるが…やるぞ!」

盗賊「俺と勇者のムチ攻撃で大体倒せるから…なっ!」ピシャシャシャシャッ

ーーフロストギズモたちをやっつけた!

盗賊「ほら見ろよ、今度は盗みで手に入れたぜもろはのつるぎ!…どうした勇者?」

勇者MP4「ちっ…もうほとんど空だ」

戦士「大丈夫かあ?また…あー!見てみろよ!階段!」

盗賊「おおっ!しかも光が見えるぜ!出口だ!」

勇者「やっと…か。長かったな。しかしまだこの先に何があるか分からねえ、気を引き締めないとな…」

566ーーネクロゴンドの洞窟、出口周辺:2020/06/29(月) 19:47:19 ID:b7EY9xlo
盗賊「…さて、出たは良いが夜の森の中だ。とはいえ、どうやら東に進むしかないようだけどな」

戦士「なんか嫌な雰囲気だなー」

勇者「ああ、どうやら本当に魔王の居場所が近いらしい…あれは…!」

盗賊「ほこら、か?どうする?…って、ここまで来て入らないって選択肢はないよな。行くぜ!」

戦士「うおおー!…お?おっさん一人だけか?」

男性「おお、ここまで辿り着く者がいるとは!そなたらにシルバーオーブを授けようぞ!」

戦士「オーブ!?すげー!」

勇者「話が早くて助かるが…」

男性「そなたらならきっと魔王を討ち滅ぼせるであろう!伝説の不死鳥ラーミアもそなたらの助けになるであろう!」

盗賊「そういえばオーブを集めると不死鳥が復活するとかいう話だったな。じゃあラーミアの力を借りて魔王の所まで行くって訳か」

戦士「おお、ついに魔王と対決だな!」

勇者「待てよ、まだオーブは5つしか集まってねえ。とはいえ商人が見つけてるかもしれねえからな。次はあの町に行ってみるか」

盗賊「ああ、このオーブを見せて商人をびっくりさせてやろうぜ!」

567ーー104日目、商人バーク:2020/07/05(日) 19:41:10 ID:Vyod1lP2
戦士「おー、エジンベアからここまで1回もモンスターに遇わなかったな!」

盗賊「アッサラーム出るときに撒いたせいすいの効果が残ってるんだろ。にしても休息無しか…」

勇者「休んでる暇はねえし、この辺の魔物なら魔力が無くても負けねえからな。にしてもこの町…」

戦士「立派になったよなー。商人めちゃくちゃ頑張ったんだな!」

盗賊「それはそうだろうが、あいつがパーティー抜けてから何日だ?いくらなんでも早すぎだろ」

勇者「別れたのは95日目だな。10日足らずでこんな町が出来るものなのか…?」

戦士「すげーよなー!…お?あのじーさん、最初からここにいたじーさんだよな?」

老人「おお、私のこと覚えているか?…商人、とても良く働く。だがやり過ぎ良くない。町の者達も良く思ってない」

盗賊「………だろうなあ。一体どれだけのペースで働かせればこんな町が短時間で出来るのか考えるとな」

勇者「…少し、あいつと話をするか。あいつは何処に?」

老人「屋敷にいる。私案内する」

戦士「久しぶりだなー商人に会うの!あいつもオーブ見つけてるかな?」

盗賊「能天気だなお前は。でも、その能天気さが今は少し羨ましいぜ…」

568以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/07(火) 07:02:15 ID:QtIJRFFg
何回やってもこのイベントはやだよ…

569以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/12(日) 20:22:02 ID:Y9XDQEsw
大男「商人様、商人様に話があると複数の見慣れぬ男達が…」

商人「…?まだ約束の時間には…」

戦士「おおーい!商人、いるんだろー?」

商人「あの声は…!今すぐその人達を通して下さい!」

大男「良いんですか?では…」

戦士「おおー!久しぶりだぜ商人ー!」

商人「皆さん!お久しぶりです!3人とも元気そうですね!」

盗賊「ああ、なんとかな。見ろよ、オーブだぜ、銀色だ」スッ

商人「これは…!シルバーオーブですね!凄い、ネクロゴンドの山奥にあると聞いて、どうしたものかと思ってたんですよ!」

勇者「まあ、1回全滅したがな。それよりお前は…」

商人「ああ、僕の方もあと少しで…すみません、せっかく来ていただいたのに、これから商談がありまして…」

盗賊「…ずいぶん忙しいみたいだな」

商人「ええ、でももうすぐ、もうすぐですから。皆さん、今日はこの町に泊まって行かれませんか?この町の宿屋はなかなかのものですよ!」

勇者「そうだな、正直洞窟を突破してから休んでねえからこの辺で休みたい所だな」

商人「良かった!では今日はゆっくり休んでください。積もる話はまた明日にでも…」

570ーー夜:2020/07/12(日) 20:30:28 ID:Y9XDQEsw
戦士「うーん、明日より今日喋れねーかと思ったけど、もう寝ちまったんだな商人」

盗賊「門番の大男は帰れ帰れの一点張りだ。ま、明日があるなら明日で良いさ。ほら、宿に着いたぜ」

宿屋「お帰りなさいませお客様。もう夕飯が出来てますよ」

勇者「ああ、悪かったな。よし、今日はもう休むか。流石に疲れたしな」

戦士「おおー!飯だ飯だー!」

宿屋「…」

ーー商人の館

商人「…よし、これはここに隠しておいて…すみません。何やら外が騒がしいようですが…」

大男「さあ?なんでしょうねえ?」ニヤニヤ

商人「…分かってますよ、隠さなくても。さあ、皆さんを入れてあげて下さい。僕は抵抗しませんから」

大男「え…?おお、はい、分かりました…」

商人「…ふう。これで、良かったんだ、きっと…」

571ーー105日目、商人バーク:2020/07/12(日) 20:40:39 ID:Y9XDQEsw
盗賊「…くあ、よく寝たなあ。疲れてたにしても、全員日があんなに上るまで眠ってたなんてな」

戦士「ぐっすりだったぜー!」

勇者「ああ、まだ少し眠い気がするが…なんだ?騒がしいな…」

盗賊「外で何かあったか?出てみるか…んん?なんだ?様子が…」

戦士「おお?みんな殺気だってどうしたんだ!?」

老人「おお、貴方達ここにいたか。大変、革命、起こった」

勇者「…革命?」

老人「そう、ついに革命起こった。商人、牢屋の中。なんてこと…」

盗賊「なに!?そりゃどういう…いや、そうか、そういう事か…」

戦士「なんだ!?どういう事だ!?」

勇者「…とにかく商人の所に行こう。牢屋は商人の屋敷の向かいだったな」

盗賊「あいつ…心配してた事が現実になっちまったな…!」

戦士「どういう事だよ!?分からねーぞ!?」

盗賊「町の連中を働かせ過ぎたツケが廻ってきたんだろうよ。くっそ、あいつは無事なんだろうな…?」

572以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/13(月) 04:13:59 ID:mCgQfq9Q
女商人より覚悟が決まっててかっけぇな

573以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/19(日) 19:43:39 ID:yOnnXaDk
戦士「おーい、商人!おーい!」

商人「戦士さん…皆さん…」

盗賊「おい、無事か?怪我はないのか?」

商人「ええ、大丈夫です。皆さん紳士的で…」

勇者「ざっと見た感じ、町の連中に怪我してるヤツはいなかった。お前が抵抗しなかったから、あっちも手を出さなかったんだろう」

盗賊「にしてもお前…いや、どうしてこうなったかは分かってるよな?お前なら」

商人「ええ、少々…いや、とてもやり過ぎました。とても」

盗賊「そんなに焦る必要は…」

商人「それより、僕の屋敷だった所の椅子の後ろに、大切な物があります。それを皆さんに持っていって貰いたいんです」

戦士「お前、牢屋から出ないのか!?カギあるんだから出してやるぞ!?」

商人「ええ、気持ちは有り難いのですが…」

勇者「反省しなきゃいけない、ってか?」

商人「はい…」

盗賊「その大切な物ってのは…オーブだな?」

574以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/19(日) 19:56:06 ID:yOnnXaDk
商人「はい。やっと…見つけたんです。ただ高くて…」

盗賊「それでこんなムチャしたのかよ」

商人「…」

勇者「結局、どんなに繁栄しても、どんなに豊かになっても、魔王に滅ぼされたらおしまいなんだよ」

戦士「?どーしたんだ急に??」

勇者「だから、この町の連中に多少の無茶を強いた。オーブは絶対に手に入れなきゃならねえ。でもチンタラやってたらいつ手に入るか分からねえ。その間に魔王が本格的に動き出すかもしれねえ」

盗賊「…そうか、それでお前、こんな無茶を…!」

勇者「確かに無茶だが、滅びるよりはましだからな。かと言って、連中に無茶をさせた事実に違いはねえ。だから牢屋に残る。こんな所だろ?」

商人「勇者さん、なんで…」

勇者「なんで分かったのか、か?付き合いも…長いとは言えねえが、共に死線をくぐってきた訳だし、何より…俺は勇者だからな。パーティーの事なら分かる」

戦士「おおー!なんか分からねーが説得力すげー!」

商人「勇者…さん…」

勇者「お前の事だ、ハナから最後はこうなる覚悟でやったんだろ。だから今は連れ出しはしないが…すぐに迎えに来るからな。町の連中だって、この町をここまででかくした功績がおまえにあるのは分かってるはずだ、そんなに長く牢屋にぶち込みっ放しにはしないだろ」

商人「はい…はい…」

575以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/19(日) 20:08:15 ID:yOnnXaDk
盗賊「さて、じゃあオーブを取りに行くか。にしてもいっぴきおおかみのお前が、パーティーの事なら分かる、なんてな。成長したよなあ」

勇者「うるせー。んな事よりオーブを…っと」

大男「おい、ここはもう商人の屋敷じゃないぞ!部外者を入れる訳にはいかねえな!」

戦士「なにー!?ここには…」

盗賊「黙ってろ!…とはいえ、せっかく商人が見つけたオーブだ、なんとしても通してもらわないと…」

老人「皆、待つ。ここ、通して欲しい」

大男「あんたは…」

老人「この者達、最初にここを、私を見つけた。この者達居ないと、この町出来てない。この町の、恩人」

大男「…ちっ、分かったよ。あんたに言われたんじゃな…おい!荒らすんじゃないぞ!」

勇者「ああ、悪いな…椅子の後ろ、だったよな」

戦士「ここだな!…おお!?何もねーぞ!」

盗賊「待ってろよ、床を叩いて…ほら、ここだけ音が違うだろ?この床板をはがせば…」

戦士「おおー!黄色いオーブだぜー!これで揃ったな!」

勇者「ああ、あいつの…あいつと、あいつの作ったこの町のおかげでな」

ーーイエローオーブを手に入れた!

576以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/20(月) 00:46:50 ID:zhSm/7pk
勇者もかっこいい

577ーー海上:2020/07/27(月) 20:10:11 ID:eKppc6Dk
盗賊「ったく、あいつも真面目が過ぎてなあ」

勇者「まあな。だが、だからこそ町の連中は今まで我慢してたのかもしれないけどな」

戦士「あいつが真面目にやってるんだから、みんなも真面目にやらないとな!」

勇者「ああ。そしてあいつは賭けに勝った。考えても見ろよ、下手すりゃイエローオーブを手に入れる前に反乱される可能性だってあった」

盗賊「まあな。あいつとしても賭けだった訳だ」

勇者「そして賭けには勝った。あいつの真面目さがひきよせたんだろう…多分な」

戦士「流石商人だよな!…んで、今俺ら何処に向かってるんだ?」

盗賊「そりゃ、オーブが揃ったんだからレイアムランドのほこらに向かってるんだよ。あの町から北東に向かえば着くはずだ…多分な」

勇者「不確定だらけだな…っつーかあれ、見えてきた大陸、レイアムランドじゃねえぞ?」

戦士「おお!?たしか海賊達がいた所だよな?」

盗賊「てえと…かなりずれてるなこれは…くそっ、時間がむだになったぜ…」

578ーー106日目、レイアムランドのほこら:2020/07/27(月) 20:20:10 ID:eKppc6Dk
勇者「ちっ、1日経っちまった」

戦士「みかわしのふくを捨てるぜー!」ポーイ

盗賊「それはともかく、ついにここまで来たな」

勇者「ああ。さて、とりあえずはオーブを祭壇に捧げるか…」ボッ

戦士「うーん、あの巫女の二人、飯どうしてるんだろうな?」ボッ

勇者「この大陸には鳥も熊もいる。そいつら狩ってるんだろ」ボッ

盗賊「ああ見えて肉食なのかよ…」ボッ

戦士「肉は美味いからな!」ボッ

勇者「さて、これで最後だが…」ボッ

カタカタカタカタカタカタカタカタ…

戦士「おお!?なんだなんだ!?」

盗賊「卵が…震えてる…!」

巫女「「私たち この時をどれだけ待ちわびた事でしょう」」

勇者「…一体どれだけの時を待ったのか、想像もつかねえが…いよいよなんだな、巫女達の悲願と、俺達が魔王をぶっ倒すって悲願が叶う時がな…!」

579以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/27(月) 20:37:09 ID:eKppc6Dk
巫女「「大空はお前のもの。舞い上がれ 空高く!」

カタカタカタカタ…パキッ

戦士「おおっ!?鳥が生まれたぜー!」

盗賊「でかいな!そしてこいつは…!」

勇者「神々しい…な」

巫女「「ラーミアは神のしもべ。心清き者だけをその背に乗せるといいます」」

盗賊「へっ、俺らの為の鳥みたいじゃないか、清い心の持ち主を乗せるなんてな」

戦士「盗賊、フラグってやつかあ?」

盗賊「どういう意味だ!?おら、とっとと外に出てラーミアに乗ってみるぞ!」

戦士「おおー!楽しみだぜー!」

勇者「ったく、遊びじゃねーんだぞ…じゃあ、悪いがラーミアは俺らに着いてきてもらう」

巫女「はい。よろしくお願いいたします。お気をつけて」

勇者「…あんたらも達者でな。さて…これでいよいよか。魔王を倒す。準備はこれで整った。待ってろよ…」

580以下、名無しが深夜にお送りします:2020/07/28(火) 07:07:17 ID:/czPQxmo

カニバってる女盗賊も乗れたんだからヘーキヘーキ

581ーー上空:2020/08/02(日) 19:37:05 ID:RmQAaJGM
戦士「おっほほー!飛んでる飛んでるー!」ヒャッホー

盗賊「はははっ、こいつは凄いな!世界を上から見られるなんてなあ!」

勇者「そして障害物も無いから目的地まで早え。直線で移動できるからな」

戦士「よっしゃー!じゃあ商人のとこ行くかあ?」

盗賊「ああ、あいつに見てもらおうぜ!」

勇者「…あいつの所行くともう1日経つだろ。また1つ装備品捨てるようだぞ」

戦士「じゃあどこ行くんだよ?」

勇者「…でも、それでも商人の所だよな…」

戦士「だよなあ!勇者はそう言うと思ったぜー!」

盗賊「はっ!心配すんな、俺がガッツリモンスターから盗んでやるからな!」

戦士「商人が戻って来ればまたあなほりで武器とか見つけられるもんな!」

盗賊「おい!?俺の話聞いてたのかよ!?俺が盗むっつってんだよ!」

勇者「ったく、騒がしいったらないぜ。こいつらの相手するにも商人が居た方が楽だからな…」

582ーー107日目、商人バーク:2020/08/02(日) 19:48:07 ID:RmQAaJGM
商人「み、皆さん!」

戦士「お、商人ー!牢屋から出れたんだな!」

盗賊、元気そうで良かったぜ。なあ?」

勇者「あれから何日も経ってねーだろ。…もう、良いのか?」

商人「ええ、もうこの町に僕は必要ないので…今、引き継ぎも終わった所ですよ」

盗賊「せっかくここまでの町にしたのに、作った本人はお役御免か」

商人「良いんです。町に名前が残るだけでも。それにしても、凄いじゃないですか!あれが不死鳥なんですよね!」

戦士「おお!商人のお陰だぜ!また商人も一緒に冒険出来るんだよな?」

商人「はい!でも一旦ルイーダの酒場に戻って登録し直さないと…」

勇者「ああ、面倒だが仕方ねーな。じゃあルイーダの酒場でまた落ち合うか」

商人「ええ、では先に失礼します!」

盗賊「おお、またな…っておい!ラーミアに乗ってけよ!」

戦士「行っちまったぞ。ずいぶん慌ててるなあ商人!」

勇者「………まあ、また冒険出来るのが待ちきれないんだろ」

盗賊「かもな。よし、俺らも急ごうぜ!っと、まずはてつのよろいを捨ててっ、と…よし、行くぜ!」

583以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/03(月) 01:58:26 ID:Nj.kyDjI
装備品捨ててでも会いに行くっていいな
仲間だもんな

584ーー上空:2020/08/10(月) 20:05:43 ID:MJd785uI
戦士「よっしゃー!じゃあアリアハンに行くぜー!」

盗賊「…と言いたい所だが、ここからアリアハンは今日中には着かないよな」

勇者「かと言ってネクロゴンドにだっておそらくは着かねえ。さて、どうしたもんか…」

盗賊「別の新しい場所を探さなきゃいけないんだが…こんな上から見られるからな、地上からだと見えない所まで見えるぜ。ほら」

戦士「んんー?…お!なんか城みたいなの見えるぜー!」

勇者「あそこは…カザーブの東辺りか?地上からだと分からなかったが、あんな所に城があるのか…」

盗賊「ああ、空から見たからこそだな。高い高い岩山に囲まれた場所にある城。何があるか気になるよな?」

戦士「魔王の城じゃないんだよな?」

勇者「可能性がゼロではないだろうが…あれだけいろんな所で魔王はネクロゴンドに居るって情報があって、実はこんな所に居ましたってのはな…」

盗賊「つまり、魔王以外にもこんな誰も知らないような所にある城に住んでる奴がいるって訳だ。こいつは俄然気になってきたぜ」

戦士「だな!じゃあ行ってみようぜー!」

勇者「お気楽だな…安全な所とは限らねーだろ。まあ、怪しい雰囲気も無いし大丈夫だとは思うが…」

585ーー夜、竜の女王の城:2020/08/10(月) 20:19:29 ID:MJd785uI
戦士「おい、なんか、ここ…」ヒソヒソ…

盗賊「ああ、お前みたいながさつの塊でも思わず声を落すようなこの雰囲気…」

勇者「魔王の城じゃねえな。むしろ逆…神聖な雰囲気って奴を感じるぜ」

戦士「魔王の逆って何だよ!?神様とかか?」

盗賊「もしかしたら、な。しかしおねんねの頃から魔王の話は聞いてたが、神様が本当にいるなんて話は聞いたことないけどな」

勇者「居る居ないで言ったら居るんだろうが、こうやって現実の世界に居るってのはな。ちょっと信じられねえな」

盗賊「まあ神様が本当にいるかはまだ分からない…何だ?城の中に…馬?」

馬「ここは天に最も近い、竜の女王様の住まう城です」

戦士「竜の女王様!?どんなヤツなんだ!?」

勇者「分からねえ、竜の女王様なんて聞いたこともねえぞ…?」

盗賊「どうやら俺達の想像も、この旅で得た知識や情報も遥かに超えた存在がここには居るらしいな。へっ、スリルを超えた未知の誘惑に俺は耐えられそうにないぜ!」

戦士「だよな!会ってみてー!竜の女王様!」ワクワク

勇者「とは言うが…俺らに、人間に会えるような存在なのか?まあ、この城を進んでみれば分かるか。ここに何が待ってるか分からないが、俺らには進むしか道は無いからな…」

586以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/11(火) 12:56:16 ID:gJ1zBJno
乙!

587以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/16(日) 20:01:56 ID:sQei3kKM
盗賊「…しかし、いくら神聖な雰囲気って言っても、静かすぎやしないか?人が、生き物が居ないって訳じゃなさそうだが」

戦士「そっちの部屋入ってみようぜ…お?えーと、ホビットっていう奴かお前?」

ホビット「おいたわしや、女王様はご病気で余命いくばくもないらしい」

勇者「病気?それでか…」

ホビット「しかし、自らのお生命と引き換えに卵を産むおつもりらしい」

盗賊「そうか、ドラゴンは卵からか…じゃあ俺ら余所者が余りウロウロしない方が良いだろ…っ!?」

勇者「この…部屋は…!」

竜の女王「…貴方方魔王に立ち向かうが真の勇者であるならば、このひかりのたまを授けましょう」

戦士「おおお、ドラゴン…!ひかりの…たま?」

竜の女王「このひかりのたまで、世界に平和が取り戻せるよう祈っています……生まれてくる赤ちゃんの為にも…」

勇者「…これは………女王様っ!」

竜の女王「………………」

ホビット「…ああ、おいたわしや、女王様!」

戦士「死んじまった…のか…?」

盗賊「………託されちまったみたいだな、俺ら。しかし、この玉はいったい…」

588ーー108日目、アリアハン、ルイーダの酒場:2020/08/16(日) 20:14:56 ID:sQei3kKM
商人「ああ、皆さん!遅いじゃないですか!どこに行ってたんですか?」

盗賊「悪い悪い、でも仕方ないんだよ。ほら、2日ごとに新しい場所に行かなきゃいけないっての、覚えてるだろ?」

商人「ああ、そうか、そうでしたね、すみません…それでどんな所に行ってきたんですか?」

戦士「竜の女王様がいる城に行ったんだぜー!」

商人「ええっ!?す、凄いじゃないですか!」

勇者「それで、今際の際にこれを渡されたんだが…なんだか分かるか?」

商人「これは…す、凄い力を感じますよ!でも、これが何かは…すみません」

勇者「いや、良いんだ。城の連中にも分からなかったみたいだからな。ただ、魔王を倒す勇者ならば、って渡されてな」

商人「では、魔王の攻略に役立つアイテムなんでしょうか?」

盗賊「それも分からないけどな。ま、魔王まであと少しだ。会えば分かるだろ」

戦士「いよいよ魔王の城に乗り込むぜー!」

商人「そ、そうか、いよいよですもんね…足を引っ張らないようにしないとなあ。レベルもずいぶん差がついてしまったようですし…」

勇者「まあ、それはすぐ埋まるだろ。それより目下の課題は、装備品が底を尽きかけてるって事だ」

戦士「あともろはのつるぎ2つとルーンスタッフしか余裕が無いぜ!全滅したら誰かが装備してるの捨てなきゃならないぜー!」

商人「なるほど、それなら早速あなほりで役に立てそうですね!よし、じゃあ早速行きましょう!」

589以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/16(日) 23:31:36 ID:lyOPfUck
久々に商人のあなほりが火を噴くか

590ーーアリアハン城、謁見の間:2020/08/23(日) 19:28:56 ID:zJ3LFLmg
王様「…では、いよいよ魔王に挑むのだな。良い報告を期待しているぞ。では、行け!勇者よ!」

勇者「はっ」

盗賊「…まあ前回ああ勇んではみたものの、アリアハンに来て王様に挨拶なしって訳にはいかないからな」

商人「ですよね…挨拶するのは勇者さん一人ですけれども」

勇者「ふう、待たせたな…ああ」

使者「久しぶりね。いよいよみたいね、魔王討伐も」

戦士「おー、いよいよ城に突入だぜー!」

使者「貴方は大変だったらしいわね。もう良いの?」

商人「ええ…よく知ってますね…」

盗賊「これが前科一犯の男の顔ですよ!男前になったでしょう?」ニヤニヤ

商人「盗賊さん、ひどいですよ…」

使者「ふふっ、貴方達は相変わらずね…気を付けるのよ」

勇者「ああ、問題ねー。今までの魔物と同じ、ぶっ倒すだけだ」

盗賊「へっ、おねーさんにも会えた事だし、俺らは元気全快ですよ!さあ行こうぜ!」

戦士「おおー!魔王倒すぞー!」

591ーーネクロゴンドの洞窟、4F:2020/08/23(日) 19:40:16 ID:zJ3LFLmg
勇者「…とはいえ、魔王の城に乗り込むのは明日だけどな」

盗賊「さっきイシスからラーミアで見えたが、やっぱり魔王はここの北、湖と岩山に囲まれた城にいるようだな」

商人「どうやってあんな所に城を作ったんだろうって思うような所にありましたね…世界中探しても見つからない訳ですよね」

戦士「あれが魔王の城で決まりなのか?」

勇者「だろうよ。世界中のいろんな人間が、ネクロゴンドの山奥に魔王が居るって言ってたからな。あそこしかねーだろ」

盗賊「で、乗り込む前に恒例のレベル上げだが、やっぱりここの魔物は強いよなあ」

商人「僕びっくりしちゃいましたよ。よくこんな洞窟を3人で抜けられましたね」

戦士「すげー大変だったんだぜー!」

勇者「魔力が切れたりしてな。まあ、今日は経験値を稼ぐだけだ、いざとなったらリレミトで帰るし、そう危険ではないだろ。お前もいるしな」

商人「き、期待に応えられるよう頑張ります」ゴクリ…

盗賊「んなに緊張するなよ、今まで通りで良いって」

商人「は、はい…でも、僕にしか出来ない事で皆に貢献しないとなあ…」

592ーー夜、イシス城下町:2020/08/23(日) 19:50:01 ID:zJ3LFLmg
戦士「ううー、夜は冷えるぜー…」ブルッ

商人「昼間はあんなに暑いんですけどね…不思議ですよね」

盗賊「そう、暑いんだ。みんなも熱中症には気を付けろよ」

勇者「誰に言ってんだよ…にしても、今日はレベルも上がったしアイテムも手に入ったし、上々だったな」

商人レベル23「流石に1日で差は埋まりませんでしたけど、レベル21から2つも上がりましたよ。もろはのつるぎとすばやさのたねもあなほりで見つけられましたし…」

盗賊レベル34「レベルが上がったのは俺と商人だけだったけどな。俺はもろはのつるぎとラックのたね、それにこの町の外にいたミイラからやくそうも盗んだぜ。僅差で俺の勝ちだな!」ドヤドヤッ

戦士「ほとんどやくそう一個の差じゃねーか!」

盗賊「うるせえ!一個でも勝ちは勝ちなんだよ!」

勇者「まあ、全滅しても余裕が出来たのは良い事だ。これからも頼むぜ二人とも」

盗賊「おう、どーんと任せとけ!」

商人「ぼ、僕も頑張ります」

戦士「なあなあ、もう寝ようぜ。明日は魔王の城なんだろ?」

勇者「ああ、じゃあ宿に行くぞ。明日に疲れを残さないようにな」

盗賊「ああ。いよいよだな、過去最高のスリルが待ってるぜ…!」

593以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/23(日) 20:01:28 ID:/aJEno8Q

復帰してすぐアイテムゲットとはさすが商人さんやでぇ
あと砂漠でぬいぐるみだから熱中症はマジで怖い

594ーーバラモス城上空:2020/08/31(月) 20:51:35 ID:tcMRsD3g
戦士「おおっ、見えてきたぜー!魔王の城ー!」

勇者「おそらく、だけどな。実際行ってみねえと魔王が居るかは分からねえ」

商人「そうは言っても、あの禍禍しい雰囲気は…盗賊さん、どこ見てるんですか?」

盗賊「あっちを見てみろよ。なんだろうな、あのでかい穴は」

戦士「うおっ!?ホントにでけー!底が見えねー!」

勇者「あっちはあっちでただならない気配を感じるな。だがまずはこっちの城だ」

盗賊「ああ、だが都合が良いだろ、これから魔王に挑むって時にーー」

商人「あ、行ったことのない場所!」

勇者「これで2日余裕が出来るって訳か。悪くないな」

盗賊「だろ?相手が魔王だからな、準備期間は長い方が良いだろ」

商人「ですね、正直レベルも不安だし…」

勇者「暫定だが魔王の城だ、嫌でも上がるだろ。よし、行くぞーー」

595ーーバラモス城、1F:2020/08/31(月) 21:02:14 ID:tcMRsD3g
商人「…魔王に会わない事には魔王の城かどうか分からない、とは言いますけど…」

盗賊「この雰囲気、禍禍しい気配…間違いないだろうな」

戦士「そうかー?立派な城じゃねーか!」

勇者「確かに、立派な城ではあるな。この邪気さえ無ければアリアハンの城なんかよりずっとな」

商人「そもそもこんな山奥にこれだけの城を造るなんてどれだけの財力があるのか…」

盗賊「魔王に必要なの金か…?いや、誰かが造ったのを魔王が乗っ取ったのかもしれないな。だとすると確かに恐ろしい程の財力だな」

勇者「もしそうだとしたら、これだけの城をこんな場所に造れる相手を滅ぼして自分のモノにしたーーこんなのが相手じゃ、アリアハンなんかひとたまりもないな」

戦士「やっぱり魔王は倒さねーとな!」

商人「ええ、ですが、これだけの強力な相手を向こうに廻すというのは、覚悟はしていましたが…」

盗賊「ああ、とんでもないスリルだぜ。さあ、進もうじゃないか」

戦士「おー!魔王やっつけるぞー!」

勇者「今日は闘わないからな?まずは城内部の偵察と、平行してレベル上げだ。魔王が相手だからな、レベルは上げすぎて悪いって事はないだろうからな…」

596以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/31(月) 21:13:16 ID:tcMRsD3g
ーーエビルマージはメラミをとなえた!エビルマージはマホトーンをとなえた!エビルマージはもえさかるかえんをはいた!エビルマージはマヒャドをとなえた!

盗賊「うおおっ!?凄まじいなおい!」

勇者「耐えろっ!ーー大いなる神よ、完全なる姿のその一欠片をこの者に!ベホマ!」パアアアア…!

商人「凄い…!我は静寂を望む者!多弁な禍に沈黙を!マホトーン!」パラララ!

盗賊「あまり効いてないようだが…速攻倒すだけだ!そらっ!」ピシャシャシャッ

戦士「うらあー!」ザグッ

ーーエビルマージたちをやっつけた!

盗賊「ふう、この城は強敵揃いだが、こいつが一番恐ろしいな。スリルあったぜ」

商人「今の僕は補助呪文を駆使して戦うのが一番だと思ってたのに、イマイチ効果がないのばっかりで…」ガックリ

勇者「全く効かねえ訳じゃなかったろ。それに勝てる事がわかったんだ、それは収穫だろ」

戦士「あいつに負けなきゃ、他の連中には負けないよな!」

盗賊「ああ、それに強敵を相手にしてるって事は順調に経験が積めてるって事でもあるな。今日いちにちでかなりレベルがあがるんじゃないか?」

商人「そ、そうですね。もっと強くなって、呪文以外でもパーティーに貢献しないと…」

597以下、名無しが深夜にお送りします:2020/08/31(月) 23:12:01 ID:TYXKOQvw

子供の頃は補助呪文なんかめんどくさいって思ってたなぁ

598以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/04(金) 15:42:21 ID:hgGvOpFQ
バラモスさんはバシルーラを使ってくる鬼畜。でもルカニ、マヌーサー、マホトーン、ラリホーがそこそこ効いてくれる優しさもある。あの見た目でツンデレなのかもしれない。

599以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/05(土) 20:30:37 ID:MNbmli2E
ニフラムが効いたり、ホイミでダメージとかそんな噂もありますね。

600すみません…:2020/09/07(月) 20:34:35 ID:0RjaezFA
???「こーしんがおくれるんだぞ!もくようびくらいまでにはしたいとおもってるんだぞ!」

601以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/08(火) 08:07:51 ID:74faxhEk
キャー!
??ちゃん丸かじりしてー!(うちわ)

602以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/09(水) 17:47:13 ID:/PRwN1zk
勇者「ここは…これは、玉座?この城の謁見の間か…」

戦士「おおっ!?王様ガイコツになってるじゃねーか!?」

商人「やはり、このお城は魔王に滅ぼされたという事なんでしょうか…?」

盗賊「滅んでたのを再利用しただけかもしれないけどな。どっちにしろ、しかばねをそのままにしておくなんて良い趣味してるぜ」

商人「…僕達は勝てるでしょうか…?」

勇者「勝てるか、じゃねー、勝つんだよ。必ずな」

戦士「おおっ!負けねーぞ俺らは!」

商人「そ、そうですよね。すみません…」

盗賊「不安になるのは分かるがな。ただ、まだ何日かレベルアップに使えるんだ、今勝てなくても明日、明後日にはなんとかなるさ。今までだってそうだったしな」

戦士「この城で銀色のやつも何体か倒したしな!」

商人「ええ、強くなってるって実感はあります。すみません、変な事言って…」

勇者「…何度も言うが、必ず勝つ。絶対にだ。世界の為にも、この城の連中の為にも、俺ら自身の為にもな…」

603以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/09(水) 17:54:56 ID:/PRwN1zk
盗賊「…おい、見てみろ。あのバリアに囲まれた階段…」

商人「怪しいですね。もしかしてあそこに魔王が…」

勇者「この城も大体探索したからな。もう残ってるのはあそこくらいしかねえ」

戦士「おっしゃー!突撃…」

盗賊「待て待て待て待て、今日は闘わないって言っただろ!突撃すんなよ!偵察だ!」

商人「じゃ、じゃあ階段を下りてみましょう…うわあ…」ゴクリ…

盗賊「はっ、趣味の良い装飾とは言えない部屋だな。まあいかにもって感じではあるがな」

戦士「お、おおおっ!?あそこにいるでかいのって…」

商人「あ、あれが魔王…!?」

盗賊「っぽいな。ついにここまで…おい、勇者!?」

勇者「あいつが…」ギリッ

盗賊「勇者!今日は闘わないぞ!お前自身が言った事だろう?」

勇者「…!ああ、悪かった…」

盗賊「いや、ついに、ついに逢えたんだもんな。気持ちは分かるぜ。だが今日は引くぞ。お前らも…」

商人「ええ、気付かれないように…やっぱり強そうだったなあ…でも、でも…!」

604ーー夜、イシスの宿屋:2020/09/09(水) 18:06:39 ID:/PRwN1zk
商人レベル27「いやあ、魔王は怖かったですけど、今日は収穫も多かったですね!僕レベル4も上がっちゃいましたよ!」

戦士レベル34「俺も1つ上がったぜー!勇者は新しい呪文覚えたんだよな!」

勇者レベル35「ザオラルだな。まあ、蘇生呪文はあって困ることはないだろうな。結局死んだらアイテムは捨てなきゃならねえが…」

商人「アイテムといえば、今日はそっちも大漁でしたね!いのちのきのみ1つ、いのちのいし3つ、せかいじゅのは1つ、しあわせのくつ2つ、だいちのよろい1つ…」

戦士「それ全部あなほりだもんな!やっぱりすげーぜ商人!」

勇者「ついでにイシスの近くで戦ったモンスターがどくばり落としたな。こっちは宝箱だが…」

商人「ええ、本当に今日は…って痛い!?なんで蹴るんですか盗賊さん!?」

盗賊レベル35「お前は…何がパーティーに貢献しないとだ!何が…!」ゲシゲシッ

勇者「おい、止めろ『ゼロ』!」

戦士「そうだぞ!暴力は良くないぞ『ゼロ』!」

ゼロ「てめーら…変なコードネーム付けてるんじゃねえよ!くそっ、明日は負けないからなっ!」タタタ…

605以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/10(木) 00:38:55 ID:0OWDFq9E
ゼロさんそれザコ敵の捨て台詞ゥ!!

606ーー110日目、バラモス城:2020/09/14(月) 14:36:38 ID:QzmQYJTA
勇者「昨日は戦闘に集中しててどうやって魔王の居場所まで辿り着いたか良く覚えてなかったからな。今日はきちんと道順を確認して…」

ーーエビルマージがあらわれた!はぐれメタルがあらわれた!

盗賊「これは…!お前らは魔法使いをやれ、俺がどくばりで銀色の奴を…」

はぐれメタルはにげだした!

商人「逃げた!じゃ、じゃあ魔法使いに集中して、まずはあんまり効かないけどマホト…」

エビルマージはラリホーをとなえた!勇者をねむらせた!商人をねむらせた!

戦士「おおっ!?まずくねーかこれ!?」

エビルマージはもえさかるかえんをはいた!エビルマージはマヒャドをとなえた!

盗賊「くそっ、まずいぞ!戦士、ここは…」

エビルマージはラリホーをとなえた!戦士をねむらせた!

盗賊「おいおいマジかよ、くそっ、逃げるっきゃねえ!」ダカダカダカ…

しかしまわりこまれてしまった!エビルマージはマヒャドをとなえた!エビルマージはラリホーをとなえた!盗賊をねむらせた!

盗賊「あ…しまっ…」zzz…

エビルマージはメラミをとなえた!エビルマージはマヒャドをとなえた!エビルマージはマヒャドをとなえた!…

607ーー111日目、イシス近郊:2020/09/14(月) 14:45:22 ID:QzmQYJTA
戦士「全滅だー!もろはのつるぎ3つとルーンスタッフ捨てるぞー!」ポポポポーイ

勇者「痛いな…痛い。装備もそうだが、1日無駄になっちまった…」

商人「魔王戦を前に、とても厳しい事態になりましたね…」フウ…

盗賊「確かに厳しいが…あっという間に全滅したから魔力をほとんど使わなかったのは不幸中の幸いだろ」

商人「そうですね、今日はこのまままた魔王の城に行けますね。それくらいですけど良い事って…」

勇者「宿に泊まったら更にもう1日だからな。まあ…最悪1日2日捨ててもレベルアップに時間を割く必要があるかもな」

戦士「とりあえず今日は新しいとこ行かないといけないんだろ?」

商人「ですね。魔王城の東にあったあの大穴に…」

勇者「あそこも何かありそうな場所だからな、もしかしたら危険があるかもしれねーが、行かなきゃいけねえからな」

盗賊「だな。よし、切り替えて行こうぜ!」

戦士「おー!何が待ってようがもう負けねーぞ俺らは!」

608以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/15(火) 20:07:12 ID:gVurPaC2

エビルマージさんマジエビル

609以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/15(火) 20:15:44 ID:IcsCPF92
エビルマージさんは見た目弱そうなのにな

610以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/18(金) 07:47:36 ID:dxqeGarU
エビルマージさんの通常攻撃は凄く弱そう

611以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/19(土) 07:03:36 ID:HMxpMISM
怒濤のエビルマージさんレスで草

612ーーバラモス城:2020/09/21(月) 20:09:19 ID:K/RQi9rw
勇者「さて…今日は昨日出来なかった魔王の居場所までの道順の確認だ」

商人「一昨日は魔物に手一杯で道順をちゃんと覚えられませんでしたからね…」

盗賊「昨日はあのザマだしなあ。ま、一回は行って帰ってこられたんだ、何とかなるだろ」

勇者「昨日は全く何ともならなかっただろ…」

戦士「でももう負けねーぜー!」

勇者「負ける余裕がねえんだよ。余裕を作るためにも…」

商人「ええ、ここは階段での上り下りがたくさんありますから、またあなほりで装備を…」

盗賊「はっ、今日はまた勝たせてもらうぜ、俺の盗みがな!」

戦士「ほんとかー?『ゼロ』」

ゼロ「その呼び方は止めろ!だいたい今日は山ほど盗むからゼロじゃねえんだよ!」

勇者「まあ、流石に一昨日みたいに装備品もその他も大量に、って訳にはいかないだろうが、期待はしてるぜ」

商人「はい、頑張ります!」

盗賊「おう、大船に乗ったつもりでいろよ!」

613ーーバラモス城:2020/09/21(月) 20:18:32 ID:K/RQi9rw
ーーうごくせきぞうがあらわれた!ホロゴーストがあらわれた!まものたちはいきなりおそいかかってきた!ホロゴーストはザラキをとなえた!

商人「う…う…ああ…!」パキーン!

戦士「商人!大丈夫かあ!?」

勇者「なんだ…!?何かが壊れた音…いのちのいしか!」

商人「ええ、石が身代わりになってくれて助かりました…」

盗賊「よっしゃ!後はたおすだけだ!そらあっ!」ピシャッ

戦士「うおおおー!」ザンッ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「た、助かった…でもいのちのいしが…」

盗賊「へっへっへっ、こんなこともあろうかと、盗んでおいたぜ、ほらっ!」ポイッ

商人「うわっ!?な、何を投げて…これ、いのちのいし!?盗んでくれたんですね…」

盗賊「へっ、これでゼロとは呼ばせねえぜ!」ドヤッ

戦士「やるな盗賊ー!結局数では商人に負けたけどな!」

勇者「商人がいのちのいし1つにいのちのきのみ2つ、盗賊がいのちのいし1つだけか。やっぱり一昨日みたいにはいかないな…」

盗賊「おい!結果発表しなくても良いだろ!俺も商人も頑張ったで良いんだよ!」

614ーーギアガの大穴:2020/09/21(月) 20:28:11 ID:K/RQi9rw
勇者「魔王の城の事ばかり考えてて、危なく今日新しい場所に行く事を忘れそうになったな…」

商人「見て下さい、外でもろはのつるぎが掘れましたよ!1つでも装備品が…」

盗賊「しっ!静かにしろよ、何がいるか分からないぜ、ここは」

戦士「んー?商人が更にアイテム見つけたのが悔しいのか?」

盗賊「そ、そうじゃねえよ!断じて!…しかし、それにしてもでかい穴だな」

勇者「ああ…どちらかというと、こんな所に人が居たってのの方が驚きだがな」

兵士1「ここはギアガの大穴だ。我々はここを見張っている。時々いるのだ、世を儚んで身を投げに来るような者がな」

商人「こんな所まで…!?」

兵士1「天国に繋がっているようには思えんがな、こんな穴」

戦士「んな事より俺らでさえラーミアがいなきゃ来れなかったこんなとこにどうやって人が来るんだ??」

兵士2「この穴に入って出てきた者は居らぬ。穴の中がどうなっているのか、誰にも分からんのだ」

勇者「まあ、出てくる以前に落ちて生きていられるとも思えねえが…生きるにしよ死ぬにせよ、何処に辿り着くのか…」

戦士「なあ、お前たちはここにどうやって来たんだ?世をはかなんだ?奴らはどうやってここまで来たんだ?なあなあ…」

615以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/22(火) 02:29:00 ID:qtj8qc/E
死ぬためのガッツが物凄い奴ってたまにいるからな

616ーーバラモス城:2020/09/28(月) 19:26:23 ID:Pg05lQ12
盗賊「…よしっと。この階段を下りたら魔王のいる場所だな」

勇者「道順はもう覚えたな」

商人「ええ、何回も来ましたから。次は最短距離で来られますよ」

戦士「いつでも魔王と戦えるな!」

勇者「そうだな…あの厄介な魔法使いの群れの対処法も分かってきたしな」

商人「結局、全員で直接攻撃するのが一番でしたね…」

盗賊「ムチで攻撃する俺と勇者の攻撃力、それと勇者の素早さがあればなお良し、って所だな。種使うか?」

勇者「そうだな、すばやさのたねは俺が使う。ちからのたねは…」

盗賊「そっちもお前が、と思ったが、これからも力が伸びるのはお前だろうし、俺が食った方が良いかもなあ」

商人「戦士さんは状態異常の呪文にかかりやすいですから、ラックのたね食べた方が良いですよ」

勇者のごうけつのうでわ付けてるから、しあわせのくつ履けねえんだよな」

戦士「じゃあラックのたね全部もらうぜー!」

盗賊「全部かよ!…まあ、最終目的が魔王なんだから問題ないか。盗みやあなほりで集めてきた種がやっと役に立つ時がきたな。あとは決戦だ。良いスリルが待ってそうだぜ…!」

617以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/28(月) 19:39:37 ID:Pg05lQ12
盗賊「ーーおらっ!どくばりをくらえっ!」プスゥ

ーーはぐれメタルをたおした!まもののむれをやっつけた!

戦士レベル36「おっしゃー!今日銀色2匹目だな倒したの!」ウオー

商人レベル32「みんなレベルアップしましたね!僕は3つアップしましたよ!」

盗賊レベル37「やっぱり銀色だな。効率が段違いだ」

勇者レベル37「ネクロゴンドの洞窟の方が安全に稼げるんじゃないかとも思ったが、こっちの方が断然銀色が出るからな。危険を冒す価値はあるぜ」

戦士「よっしゃ!じゃあ明日いよいよ魔王か?」

勇者「そう思ってたが…もう少しレベルが必要かもな。明日もとなると装備を捨てるようだが、全滅で4つ捨てる方が痛え」

盗賊「今日装備を見つけられたらまた違ったんだけどなあ。俺も商人もいのちのいし2つずつだけだもんな」

商人「初日が何だったのかって位に何も見つけられなくなりましたね…」ガッカリ

戦士「商人は頑張ってると思うぞ!」

盗賊「『は』って何だよ!俺も頑張ってるよ!」

勇者「まあ、そんな訳だ。明日もレベル上げに専念するが、出来れば装備も集めたい。鎧がもう1つ手に入れば言うことないが…」

商人「なかなか上手くいかないですよね…」

盗賊「なあに、明日は俺の大活躍で装備品集まりまくりだ、お前らもお前らも期待してろよな!」

618以下、名無しが深夜にお送りします:2020/09/29(火) 01:14:18 ID:x/lQvFY.
>>616
商人が急に荒っぽい喋りになったみたいで草

619ーー113日目、バラモス城:2020/10/05(月) 19:12:08 ID:NgYNadxk
勇者「出たぞ、銀色だ!逃がすな!」

盗賊「おお、任せろ!」プスッ

戦士「うおりゃー!経験値よこせー!」ガギン

ーーまもののむれをやっつけた!

商人レベル35「やりましたね!今日はレベル3つ上がりましたよ!」

戦士レベル38「俺は2つ上がったぜー!」

盗賊レベル38「俺だけ1つしか上がらなかったな。勇者は2つ上がって凄い呪文も覚えたんだろ?」

勇者レベル39「ベホマズンだな。確かに強力だが、魔力の消費がとんでもなくてな。2発しか撃てねえし撃たなきゃならないような闘いは負け戦だろうな」

商人「切り札って感じですよね」

戦士「商人のあなほりは今日もすごかったな!いのちのいし2つにしあわせのくつまで見つけたんだろ?」

商人「装備が見つけられて良かったですよ。あと、イシス周辺でかしこさのたねも見つけました」

盗賊「俺だっていのちのいし、あとイシス周辺でかしこさのたねとやくそうを見つけたぜ。ま、今日は商人の勝ちって事にしといてやるぜ」

勇者「今日は…?」

商人「さあ、明日はいよいよ魔王と対決ですね!僕らも強くなったけど、魔王も強そうですよね…」

盗賊「やるしかないだろ、いつだって俺達は成し遂げてきた。明日だって、魔王にだって勝ってやるさ!」

620明日といっても来週ですが:2020/10/05(月) 19:22:55 ID:NgYNadxk
勇者「よし、じゃあ今のステータスだな。並び順でいくぜ」

盗賊 レベル38
すばやさ242 うんのよさ168攻撃力136 守備力146
最大HP323 MP157

戦士レベル38
すばやさ30 うんのよさ47攻撃力261 守備力78
最大HP400 MP0

勇者レベル39
すばやさ92 うんのよさ110攻撃力156 守備力115
最大HP373 MP159

商人レベル35
すばやさ95 うんのよさ130攻撃力130 守備力84
最大HP282 MP167

盗賊「いつのまにか勇者がレベル一番高くなってたよな」

商人「盗賊さんは全体的に数字が高いですね…」

勇者「逆に戦士は攻撃力とHPだけ高いまさに戦士ってステータスだな」

戦士「この数字は俺はごうけつのうでわ、他の3人はしあわせのくつの補正が付いてるぜー!これで明日魔王に挑むぜー!」

商人「明日はやりますよ、見ていて下さいね…!」

621以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/06(火) 06:29:39 ID:EtU7RdmQ

装備が貧弱でもここまでレベル上げればいける…か!?

622ーー114日目、バラモス城、玉座の間:2020/10/11(日) 17:53:28 ID:IFv5uzNE
勇者「ついに…ついにここまで来たぜ魔王!」

魔王「ついにここまで来たか、盗賊よこのバラモスに逆らうとは、身の程知らずの者達だな」

盗賊「さあて、身の程知らずはどっちかな?」

魔王「ここに来た事を悔やむが良い。そなたらのハラワタを食らいつくしてくれるわ!」

商人「そうはさせない!僕らが…勝つ!」

戦士「おおー!俺は、俺らは負けねーぞ!」

勇者「ああ…!行くぜお前ら!」

ーーバラモスがあらわれた!

623以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/11(日) 17:59:45 ID:IFv5uzNE
商人「行きます!まずスクルトを…」ギュウウウ…!

盗賊「俺は準備が整うまで防御してるぜ、俺の攻撃なんてたかが知れてるからな」

バラモスはイオナズンをとなえた!

勇者「…っ!すげえ呪文だが、耐えられねえ程でもねえ!おらっ!」ピシャッ

商人「もう一度スクルト!そして…ルカナン!」ヒョロロロロ…

戦士「効いたな!よっしゃ!斬るぜー!」ザクッ

バラモスのこうげき!バラモスはメラゾーマをとなえた!

盗賊「うっ…おお!?はっ、なんだよ、耐えられるじゃないか、魔王といっても大したこと…」

バラモスはバシルーラをとなえた!戦士ははねとばされた!

勇者「おい…おいぃ!?バシルーラって、お前、お前なあー!」

商人「こ、これは…かなりまずいですよ…まさかバシルーラなんて…」

624ーー115日目、アリアハン、ルイーダの酒場:2020/10/11(日) 18:11:36 ID:IFv5uzNE
盗賊「まあ………残念だったな…」

戦士「くそー!飛ばされちまうなんてよー!」ダンッ

勇者「戦士のうんのよさが低いって懸念が現実になったな。仕方ないが…くそっ」

商人「最後盗賊さんも混乱してましたよね。あれだけ運が良い盗賊さんが…」

盗賊「悪かったな商人、死なせちまって」ガッカリ…

商人「で、でも収穫もありましたよ!ルカニと、あとラリホーも効きましたよ、あの魔王!」

勇者「結構眠らせられたな。ラリホーを上手く使って、寝てる間に戦士が攻撃出来れば…可能性は低くなさそうだ」

盗賊「戦士が飛ばされたってのは、考えようによっては悪くないぜ。捨てる装備品が1つ減ったんだからな」

商人「とはいえ、1日経ったし4つは捨てるようですけどね。いよいよ装備してるモノまで捨てるようです…」

勇者「まあ、嘆いてても仕方ねえ。次は勝つ、それだけだ」

戦士「おおー!次こそは負けねーぞ!」

625以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/12(月) 03:19:07 ID:pJWKXR4U
期待を裏切らない男、戦士

626ーーバラモス城:2020/10/19(月) 19:52:07 ID:/INXv6Yc
戦士「じゃあ早速魔王にリベンジしようぜ!」

盗賊「とはいえ、勇者はともかく商人は魔王戦で使った魔力が回復してないだろ」

商人「そう…思ってたんですけど…」

勇者「回復してるのか?」

盗賊「回復?宿にも泊まってないのにか?」

商人「多分、女王様に報告して休んだ時に…」

戦士「んー?なんで報告して休むと回復するんだ?」

商人「分かりませんけど…もしそうなら僕ら今までかなり損してたような…」

盗賊「書いてる奴がセーブする前に宿に泊まる習慣があるから気づかなかったんだな…」ボソッ

勇者「なら…すぐにリベンジしに行くか。魔力が減ってるなら1日経験値稼ぎにと思ってたが…」

戦士「おおー!行こうぜ魔王の所によおー!」

商人「な、なんかなし崩し的に…大丈夫なのかなあ…?」

627ーーアリアハン城内:2020/10/19(月) 20:03:28 ID:/INXv6Yc
倉庫番「さっき勇者殿達が酒場に来てたそうだが、何かあったのか?」

使者「それが…どうやら仲間が魔王にバシルーラで飛ばされたらしくて」

倉庫番「へ?勇者殿はもう魔王と戦ってるのか!?」

使者「昨日が初戦だったみたいね。負けてしまったようだけれども…」

倉庫番「…やはり魔王は…」

大臣「やはり魔王は手強い、という訳だな」ウオッホン!

使者「大臣…お暇なんですか?」

大臣「なんの、王座を奪い取る計画を進めてる最中だからな、多忙も多忙よ。ところでお前達…そう、お前達だ、よく聞いてくれよ」

倉庫番「?一体誰に…」

大臣「勇者達は身に付けてるモノまで捨て始めて、もう後がない状況であるのは分かってくれていると思う。もしあと1回か、多くてもあと2回負けたならーーおそらくパーティーは再起不能となるであろう。その時はこのSSも打ち切りとなる。この世界は魔王に負けて終わりじゃな」

使者「縁起でもない事言ってませんか…?」

大臣「そうならないよう最大限の努力はするが、まあ…覚悟はしておいて欲しいのだ。こんな事を言うのは忍びないのだが、仕方ないのだ…」

???(えっ!?じゃあ私石像のままですか!?そんな、ひどい…)

倉庫番「ん?何か言ったか?」

使者「いえ?貴方こそ…いえ、今のは誰の…?」

628以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/20(火) 00:35:44 ID:WnK2vZII
大ピンチじゃねーか!
救済措置用意してくれよ…

629ーーバラモス城、玉座の間:2020/10/25(日) 19:22:50 ID:Mu.fCI2Y
盗賊「救済措置か…そういう融通が効くならそもそも商人を一時離脱させたりとかしてないんだよな」

商人「町作り用の人を用意しますよね…」

戦士「問題ねーぜー!今日俺らが勝てば良いだけだからなー!」

盗賊「まあ、今日負けてもそれぞれの装飾品…しあわせのくつやごうけつのうでわを捨てればなんとかなるだろ?」

勇者「素直に全滅すればな。せかいじゅのはで生き返らせた後全滅したりすれば日数のペナルティと合わせて6つ以上捨てることになるかもしれねえ」

商人「その場合はせかいじゅのはも失っていよいよ大ピンチですね…」

戦士「だから今日勝つんだよ!なんで負けた時の話してんだよ!」

勇者「ああ、こればっかりはお前の言う通りだ。今日は勝つ。行くぜ…!」

商人「はい!全力を尽くします!」

盗賊「つう事でだ、覚悟しろよ魔王!」

魔王「身の程知らずにも程があるわ!何度でも返り討ちにしてくれるわ!」

ーーバラモスがあらわれた!

630以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/25(日) 19:31:16 ID:Mu.fCI2Y
商人「序盤は前回とおなじですよね、まずスクルトを…」ギュウウウ…

盗賊「俺は防御に徹するぜ!さあ来い魔王!」

勇者「俺は…試しに使ってみるか、マホトーン!」パラララ!

戦士「効かねーな!でも関係ねー、斬るぜー!」ザクッ

バラモスのこうげき!

盗賊「はっ、防御してればなんともないぜ、商人の呪文のおかげもあるけどな!」

商人「ではラリホーを…ううっ、効かない!」

バラモスはイオナズンをとなえた!バラモスのこうげき!

勇者「戦士、ベホマだ!商人は盗賊にベホイミを…」

バラモスはバシルーラをとなえた!

商人「ひっ…!な、なんともなかった!よーし、またラリホーだ!」ポワワーン

盗賊「くそっ、今日は眠らないな!前回は寝不足だったのか?」

バラモスはメダパニをとなえた!商人はこんらんした。

勇者「…ちっ!面倒な事になりやがったぜ!」

631以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/25(日) 19:44:09 ID:Mu.fCI2Y
商人はバギをとなえた!

盗賊「くそっ、ダメージは大したことないが、商人のサポートと魔力が無くなるのはきついぜ!」

戦士「でも混乱する前にルカニしててくれてたぜ!さっさと倒しちまうぜー!」ザンッバラモスはメラゾーマをとなえた!バラモスははげしいほのおをはいた!

勇者「くそっ、まずいぞ…俺一人じゃ回復しきれねえ。しかも…」

商人はヒャダルコをとなえた!

戦士「いてー!つめてー!撃つならあっちだろ商人ー!」

盗賊「言っても仕方ないだろ。しかし、商人が虫の息になっちまってるが…」

勇者「…悪いが、1回死んでもらおう。その後に…」

バラモスのこうげき!バラモスはイオナズンをとなえた!商人はしんでしまった!

盗賊「よし、じゃあせかいじゅのはだ!生き返れ商人…!」

商人「……はっ!?え、えっと…?」

勇者「混乱して死んで生き返ったんだ!回復を!」

商人「は、はい!え、えっと、盗賊さんにベホイミ!」パアアア…

盗賊「サンキュー!…本当に生き返るんだなせかいじゅのはってヤツは。初めて使うから実は不安だったんだが…」

632以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/25(日) 19:50:36 ID:Mu.fCI2Y
戦士「うおおおー、どんどん攻撃するぜー!うらあー!」ガッ

勇者「もう一度マホトーンを…くそっ!効かねえ!」

バラモスはメラゾーマをとなえた!バラモスははげしいほのおをはいた!

勇者「ちっ、戦士、ベホマだ!くそ、なかなかラリホーやマホトーンをかける暇がねえ…」

盗賊「メダパニやバシルーラを封じられればかなり不安を取り除けるんだが、なかなか上手くいかないな…」

商人「ぼ、僕がラリホーを…ああっ、やっぱり効かない!」

バラモスのこうげき!

盗賊「へっ、攻撃を俺にしてくれるのは助かるぜ!ほとんど効かないからな!」

勇者「商人が混乱して攻撃した時無傷だったからな…」

商人「ぼ、僕そんなことしてたんですか!?」

盗賊「ああ、後で一杯おごれよ、この戦いに勝ったらな!らあっ!」ピシャッ

戦士「うおおおー、会心のおおお、一撃いいい!」ズドガン!

盗賊「はっ、良いの入ったじゃないか戦士!」

勇者「搦め手は上手くいかねえが、ダメージは順調に入ってる…勝負はこれからだ、気を引き締めろよ!」

633以下、名無しが深夜にお送りします:2020/10/26(月) 02:07:01 ID:WkQTJEYs
毎度ボス戦は手に汗握って読んでるが今回はもう吐きそう
終わらないでくれー

634以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/01(日) 19:19:55 ID:U1JTFFBA
バラモスはメダパニをとなえた!

勇者「くっ…!…効かなかったぜ、うおらっ!」ピシャッ

盗賊「たまに攻撃が緩くなる時があるな」

商人「ええ、おかげでなんとか回復が間に合ってます…ベホイミ!」パアアア…

戦士「俺はひたすら攻撃だー!おらー!」ザクッ

勇者「ああ、お前は攻撃の手を緩めるな。一番ダメージを稼げるのはお前だからな」

戦士「分かってるぜー!おら!おら!おらー!」ザクザクッ

盗賊「こういう時お前の単純さは武器かもな!…っと!?」

バラモスははげしいほのおをはいた!バラモスのこうげき!

勇者「あぶねえ!ベホマ!」パアアア…

商人「たまに緩みますけど、基本物凄い攻撃です…!」

勇者「商人!魔力は!?」

商人「……正直、少し不安になってきてます」

勇者「ああ、俺もだ。慎重に、だが可能な限り早くだ!気合い入れろよ!」

戦士「おおー!斬って斬って斬りまくるぜー!」

635以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/01(日) 19:28:27 ID:U1JTFFBA
バラモスはイオナズンをとなえた!バラモスはメラゾーマをとなえた!

戦士「うおおおお、負けねーぞおおおおー!」

商人「うう、ラリホーもマホトーンも全然効かないですね…」

勇者「結果論だが魔力の無駄になっちまったな。おい盗賊、今回復を…」

盗賊「ああ、助か…」

バラモスははげしいほのおをはいた!バラモスのこうげき!盗賊はしんでしまった!

勇者「ベホマ!…くっ、間に合わなかったか!」

商人「だ、大丈夫ですよ!まだせかいじゅのははあります!僕持ってますから!」

勇者「ああ頼む!盗賊を…」

戦士「おおおおお!おらあー!」ザンッ!

勇者「ま、待て!魔王が…」

ーーバラモスをやっつけた!

商人「勝っ………た?」

戦士「おお!勝ったぞ!勝ったぞ!うおおおお!!」

勇者「勝った……倒した……終わった、のか…おおお、うおおおおー!勝ったぞーー!!」

636以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/01(日) 19:38:06 ID:U1JTFFBA
魔王「おのれ戦士…わしは、わしは諦めんぞ…うおおおおー!」ピカー…

商人「き、消えた…や、やりました!やりましたよ皆さん!やっと、やっと…!」

戦士「おい!盗賊を生き返らせねーのかよ!」

商人「あ、す、すみません!今…」

勇者「ああ、俺がやる。ザオラルくらいの魔力は…」

ーー勇者、勇者よ、私の声が聞こえますか…あなた達は本当によく頑張りました…

戦士「うおお!?誰の声だ!?」

勇者「この声は…どこかで聞いたような…」

盗賊「…ん?ああ…凄くスッキリした目覚めだ…っておお!?ここは魔王の…!?どうなって…」

商人「盗賊さん!?生き返ったんですか!?」

戦士「おい!俺達勝ったんだぞ!魔王に勝ったんだぞ!」

盗賊「本当か!?…ちっ、倒した瞬間に死んでたなんて、持ってねえぜ」

勇者「………お疲れ。あと……………ありがとう。お前らのおかげで…」

ーーさあ、帰りなさい。あなた達を待つ人達の所へ…

商人「ええ!?今勇者さんが締めの言葉を…ああ、光に包まれて…」ピカー…

637以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/01(日) 21:22:53 ID:QY5SKQGM
やったー!ギリギリ勝った!
謎の声さん空気読んで!!

638ーーアリアハン城下町:2020/11/08(日) 19:46:16 ID:5luaFst6
戦士「おいおい、アリアハンに来ちまってるぞ!?」

盗賊「あの声の主の力なのか?にしても勇者、さっき何か言ってなかったか?」ニヤニヤ

勇者「うるせー、なんでもねーよ」チッ

商人「ははは…まあ、改めて言うとなると…あ、町の人達ですよ!」

町娘「お帰りなさい!バラモスを倒したという噂はもうここにも届いてますよ!」

老人「そなたこそまことの勇者じゃ!」

兵士「さあ、王様がお待ちかねですよ!」

戦士「おお!?もうみんな魔王を倒したって知ってるのかよ!?」

勇者「俺らより早く伝わる噂ってどういう事なんだ…?」

町娘「まあ、貴方が商人さん!?大きな町を作ったんですってね!」

商人「え!?ええまあ、作ったというか、まあ…」

町娘「その若さで凄いわね!格好良いわ!」

盗賊「おいおい、そんな前科一犯よりこの盗賊さんの方が…」

町娘「盗賊?なんだかカビ臭い洞窟にたむろしてそうね」

盗賊「カビ臭くねえよ!俺は塔派なんだ!」

639以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/08(日) 19:53:40 ID:5luaFst6
勇者「…やれやれ、うるせえ奴等だ…ああ」

使者「おめでとう勇者殿。ついにやったわね」

勇者「ああ。時間掛かっちまったが…」

使者「そんなことないわ。たったの四ヶ月足らずですもの。あっという間だったわ」

倉庫番「ああ、見事だったよ。父上を、オルテガ殿を超えたな、勇者殿」

勇者「そう…かな。分からねえけど…」

倉庫番「いろいろと話を聞きたい所だが…王様が待ってるからな。急いだ方が良さそうだ」

使者「良いのよ、あんな王様待たせとけば」

勇者「そういう訳にもいかないだろうな…お前ら、城に行くぞ!」

戦士「おー!王様に会いに行こうぜー!」

盗賊「城じゃ宴だろうな。美人に囲まれてごちそう食べて…」

商人「ああ、そういうのあるんですかね?全然考えてなかったですけど…」

使者「ふふ。こうやって見てるとバラバラなのにね」

勇者「苦労したよ、道中…でもまあ、あとちょっとで終わりか…終わるんだな…」

640以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/08(日) 20:06:45 ID:5luaFst6
盗賊「おお、兵士達が整列して俺らに最敬礼だぜ。へへ、気分良いな」

大臣「よくやった勇者達よ!これでまたアリアハンの名も世界中にとどろくであろう!さあ、王様」

王様「うむ…勇者よ、よくぞバラモスを倒した!国中の者達がそなたらを讃えるであろう!これで世界は平和を取り戻したのだ!さあ皆の者、祝いの宴じゃ!」

近衛兵「はっ!…いち、にっ、さん、はいっ!」

パーパパーパパパパパパパパパ…

戦士「すげえな、兵士達って音楽も出来たのか!…ん?なんだ…?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

商人「こ、これも宴の演出…じゃないですよね!?」

勇者「何か…とてつもないモノが…!」

ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!

盗賊「なっ!?兵士達が消し炭に…おい、この笑い声はなんだよ!?」

ーーわははははは!喜びの時間に少し驚かせてしまったようだな!

商人「だ、誰だ!?誰がこんな…!?」

ーーわしは闇の世界を支配する者。わしがいる限り、この世界もやがて闇に包まれるであろう!

勇者「闇の…世界?どういう事だ…どういう事だ!?」

641以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/08(日) 20:17:33 ID:5luaFst6
ーーわしは大魔王。全てを滅ぼす者。苦しみ、絶望するがよい。そなたらの苦しみはわしの喜び…

王様「だ、大魔王!?まさか、そのような者が…」

ーーそなたらがわしの生け贄になる日を楽しみにしておるぞ。わははははは…!

戦士「ああー!?ふざけんなー!負けねえぞ俺らはー!おいー!返事しやがれー!」ウガー

盗賊「…もういなくなったみたいだな。にしてもなんだよ、せっかく…」

王様「おお、なんという事だ…せっかく世界に平和を取り戻せたかと思ったのに…」

大臣「王様…」

王様「世界が闇に包まれるなどと、皆にどう言えば…言える訳が………」

商人「……」

王様「わしは疲れた……下がって良いぞ………」

大臣「王様…済まない、我が王はすっかり気を落とされてしまったようだ。今日の所は…」

勇者「…分かりました。では…」

大臣「済まない…」

盗賊「…ふう、大変な事になっちまったなあ。本当に…」

商人「ええ、まさか、まさかこんな…これからどうなってしまうんだろう…?」

642以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/08(日) 22:15:14 ID:at4aMvLI

装備品不足のまま続けるの怖いよー

643以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/09(月) 02:45:30 ID:gtx3f8aU
バラモス倒すまでの縛りだったんだから、新しい縛りでアレフガルド行けば良いじゃん
日々の楽しみのスレを打ち切り終了は堪忍やで…

644以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/13(金) 18:05:54 ID:HtXc4NmY
まあ後半は買わなくても強力な装備手に入るし、モンスターが落としたり盗賊が盗んだりするでしょ。はぐれたりするやつとか石像とかから。

645以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/16(月) 19:50:33 ID:dR91c.jE
使者「…一大事ね」

倉庫番「一大事というか、よくこの城滅ぼされなかったな…ああ、勇者殿。この度は…なんと言うべきか…」

勇者「…問題ない」

倉庫番「え?」

勇者「そりゃあ面食らったが…少し旅が伸びただけだ。今までとやる事は変わりない」

商人「そ、そうですよね。やるしかないですし…が、頑張りますよ!」

盗賊「まあ、これまで以上のスリルが待ってるなら悪くはねえな。な、戦士。…戦士?」

戦士「俺よお、実はな、これで旅終わっちまうのちょっと残念だったんだよ。だからさあ…今めっちゃ嬉しいんだよー!まだお前らと冒険出来るんだろ!?最高じゃねーかよー!」

商人「はは…戦士さん…」

勇者「ったく、呑気な野郎だ。だがまあ、ビビって逃げ出す奴はいないみたいだな」

盗賊「当たり前だろ。やってやるぜ!」

使者「貴方達は凄いわね。ほんの4ヶ月前は駆け出しだったのに…そうだわ、貴方達に招待状が来てたのよ。ポルトガ王からね」

商人「ポルトガ王から…?」

使者「貴方達に話があるそうよ。行ってみたら?何か…良い事がある気がするわ」

勇者「ポルトガか…行ってみるか。船のおかげでここまで旅をきてこれたし、礼もしないとな」

646ーーポルトガ城:2020/11/16(月) 20:03:52 ID:dR91c.jE
盗賊「久しぶりだな、この城も。にしても、町のカップル、呪い解けてて良かったよなあ」

商人「本当ですね!お礼に武器までもらってしまって…僕らには使えませんが、貴重な装備品ですよ」

戦士「さっき魔王戦でしあわせのくつともろはのつるぎ捨ててもう予備ゼロだもんな!」

勇者「予備がないじゃねー、もう装備してる物捨て始めたんだよ、もろはのつるぎは装備してないが…っと、私語はここまでだ」

ポルトガ王「よくぞ我が招待に応えてくれた。魔王を倒したそうだな、素晴らしい働きだったな!」

商人「なんでもう知って…あ、町の人の呪いが解けたから…」

ポルトガ王「そなたらの東方見聞の情報のおかげもあり、今や我が国はくろこしょうの入手も容易になった。全てそなたらのおかげだ、礼を言わせて貰うぞ」

勇者「いえ、こちらこそ王様からいただいた船のおかげで目的を達する事が出来ました。ありがとうございました」

ポルトガ王「そうは言うが、そなたらの旅はまだ終わっていないのだろう?そこでだ、この国の宝物庫にある物を持って行くと良い。そなたらの旅に装備品が必要なのだろう?」

盗賊「おいおい、気配りの達人かよポルトガ王は…」

ポルトガ王「それと…ノルドを覚えておるか?奴もそなたらの旅を心配しておったぞ。ああ見えて悪いやつではないのだ」

戦士「おお!じゃあそっちにも行ってみようぜ!」

商人「ええ、行ってみましょう!これで少しだけ旅が楽に…ありがたいですね」

勇者「ああ、期待には結果で応えないとな…」

647ーーノルドの洞窟:2020/11/16(月) 20:20:13 ID:dR91c.jE
戦士「外にいたバンパイアがラックのたね持ってたぜー!」

勇者「今日は結構アイテムが手に入ったな。ポルトガ城でも手に入ったしな」

商人「まふうじのつえ、スタミナのたね、あといかりのタトゥーですね。装備品に少し余裕が出来ましたよ」

盗賊「ゆうわくのけんもあるしな。ーーしかし、洞窟なんてじめじめしてて暗くて、よくこんな所に…おっと」

ノルド「おお、久しぶりだなお前さんがた。無事でやっとったのか?」

戦士「久しぶりだな!魔王を倒してきたぜー!」

ノルド「魔王を!?あの恐ろしく強いという魔王をか?大したものだな!」

勇者「それが目的だったからな。目的を果たしただけだ」

ノルド「ふむ!ポルトガ王が手紙に書いていた大変な旅とはそういう事だったのか。ポルトガ王も心配していたのだよ」

商人「さっき会ってきました。そうしたらポルトガ王がノルドさんも心配してくれているって…」

ノルド「ふむ!しかしお前さんがたは目的を果たしたと。めでたい!ならばもう必要ないかもしれないが、ここにあるものを持っていきなされ。大したものはないがね」

盗賊「ここに…おお、こんぼうとけいこぎか!良いねえ!」

ノルド「冒険は終わってもお前さんがたの人生は続く。その新しい門出の祝いだとでも思って下され」

勇者「…ありがたい。いただくよ」

ノルド「…まあ、魔王編終了からの大魔王編開始だ、スタートに少しくらい余裕があっても良いだろう。旅の最初にだってアリアハン王がいろいろくれたのだし、今回だって…ああいや、何でもないよ。達者でな」

648以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/17(火) 00:51:45 ID:4Z/ay37.
なるほどそうきたか
頑張ってくれ

649ーーギアガの大穴:2020/11/23(月) 17:14:24 ID:KdYfw5E6
商人「装備品、助かりましたね!」

戦士「だな!…で、この穴に何しに来たんだ?」

勇者「大魔王は闇の世界にいるって言ってただろ。それを聞いてピンと来たのがここだったんだが…」

盗賊「ああ、どうやら当たりのようだな。穴が広がって、こいつは…」

商人「す、凄い有り様ですね…あ、あそこに見張りの人がいますよ!すみません、これは…」

見張り「お、大きな音がして、亀裂が…何者かがこの穴を通ったみたいだ。物凄く大きな何者かが…」ガタガタ…

戦士「この穴を更に広げるような奴がいるのか!?やべーだろ!」

見張り「そ、そして俺の相棒がこの穴から落ちて…!ああ…!」

盗賊「…勇者、これは…」

勇者「ああ、俺らも行くしかねえ。良いな?」

商人「だ、大魔王と戦うと決めた以上、こんな事でしり込みしたりしませんよ!行きましょう!落ちましょう!」

戦士「おおー!どんなすげーつえー奴だろうと負けねえぜー!」

650ーーラダトーム西の港:2020/11/23(月) 17:27:54 ID:KdYfw5E6
勇者「…っ、ここは…」キョロキョロ

盗賊「穴から落ちたら、変な所に出たな…ここが闇の世界って奴なのか?」

商人「あ、誰か居ますよ!すみません…」

大男「ん?あんたたちどこから来たんだ?ああ分かったぞ、あんたたちも上の世界から来たんだろう?」

勇者「上の世界…て事は、ここはやはり別の世界なのか…」

大男「ここは闇の世界アレフガルドって言うんだ。覚えておくんだな」

戦士「闇の世界!?ここが大魔王って奴のいる所なんだな!?」

盗賊「らしいな。しかしここは薄暗いな。今夜…って訳ではないんだろうな」

使者「闇の世界というくらいですものね。ずっとこんな暗さなんでしょうね」

商人「わっ!??び、びっくりした、来てたんですか?いつの間に…」

使者「一応ここがどんな世界なのか確認にね。やっぱり暗闇の世界みたいね、ここは」

勇者「だとしたら、何かあるのか?」

使者「貴方達には2日に1ヶ所、新しい場所に行く縛りがあったでしょう?でもずっと暗いといつ夜が明けたのか、次の日になったのか分からない。だから、こちらでは宿に泊まるかルーラするか以外では日にちが経過しない、という事にするらしいわ。勿論、あちらに戻ったなら今まで通りのルールだけれども」

商人「地上を長々と歩いていても日にちがそのままって事ですか。これは少し楽になったかもしれませんね!」

勇者「ああ、その分引くタイミングを間違える可能性もありそうだが、基本的には楽になっただろうな。さて、なら早速外に出てみるか。はたして何が待っているのか…」

651ーーラダトーム郊外:2020/11/23(月) 19:07:40 ID:KdYfw5E6
盗賊「しっかし、ずっと薄暗いな。黄昏時がずっと続いてるみたいだ」

商人「少し肌寒いですしね。これが闇の世界…」

勇者「おそらく今までより遥かに強い魔物が出るはずだ。油断するな…出たぞ!」

ーースライムベスがあらわれた!

戦士「おお!?あんまり強く無さそうだぞ!?」

盗賊「油断するなって言ってただろ…そらよっ!」ピシャ

ーースライムベスをやっつけた!

商人「…あっさり倒せましたね」

勇者「いや、まだ油断は出来ない。あいつがたまたま弱かっただけでーー」

ーースライムベスがあらわれた!

戦士「おいぃ!また88804444444411奴だぞ!?」

盗賊「せいっ」ピシャ

ーースライムベスをやっつけた!

勇者「どういう事だ…?こんなものなのか闇の世界は…?それとも魔物さえ大魔王を恐れて…?分からねえ、なにもかも分からねえ…」

652以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 19:22:57 ID:KdYfw5E6
ーーサラマンダーははげしいほのおをはいた!

商人「あっつ…!す、凄い炎です…」フラッ…

勇者「防御してろ!ベホマ!」パアアア…!

マドハンドはなかまをよんだ!だいまじんがあらわれた!

盗賊「くそっ、あいつの攻撃力は半端じゃないぞ!」ピシャ

マドハンドをたおした!サラマンダーのこうげき!

戦士「いてー!このやろー!」ザクッ

サラマンダーをたおした!

勇者「くらえっ!うらあっ!ピシャッ!

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「ふうっ…凄く強いですね、あのドラゴン…」

盗賊「あの手から呼ばれるでかい奴もな。しかし、最初はあんなモンスターで油断させるとは、大魔王ってのも小さい奴だな」

戦士「魔法使いみたいなヤツも強かったな!」

勇者「あいつは何故か単独でしか行動してないみたいだが、群れてたら恐ろしいだろうな、あの呪文は…さて、回復したらもう魔力が無いな」

盗賊「あっちに戻るだろ?新しい場所に行くのはあの港で達成出来たしな。目の前に次の町があるのに引き返さなきゃならないのはちょっと後ろ髪引かれるけどな…」

653以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/24(火) 01:52:59 ID:EkJyW4ko
アレフガルドからガラッと雰囲気変わるのが好きだ
夜が明けるまで頑張れ

654ーー117日目、ラダトーム城下町:2020/11/29(日) 20:06:42 ID:RS14fOGs
盗賊「ルーラで上に戻って1日。宿に泊まれば2日なんてあっという間だな」

商人「お金を銀行に預けてこられたのは良かったです。あんまり現金を持ち歩いてると不安ですから…」

勇者「…で、この町、ラダトームだが…暗いな」

戦士「闇の世界だもんな!」

盗賊「いや、それもそうだが雰囲気もなあ」

商人「仕方ないですよ、光を大魔王に奪われたとあっては…あれ?あそこは賑やかですね…宿屋」

勇者「行ってみるか…ああ!?大食い大会!?」

男性「ま…参った!食べ過ぎてお腹が苦しい…」グフッ

女の子「おー!またかったぞー!つぎはだれだー?」

戦士「なあなあ、あの子ども、どっかで見たことねーかあ?」

盗賊「確かに何処かで…ああー!カンダタとかいう盗賊の子分だったガキだ!」

子分?「んー?なんだおまえたち、おやぶんのことしってるのか?おやぶんはいまろーやだぞ!」

商人「ろ、牢屋!?また何か悪事を働いて…?」

勇者「そういえば、東の港にいた男が俺たちを見て『またお客さんか』なんて言ってたな。また…俺らの前にも上から落ちてきた奴がいた。あいつの事か?」

盗賊「会いに行ってみるか。知らない仲でもないしな。しかし、これも腐れ縁ってヤツなのかねえ…」

655以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/29(日) 20:16:08 ID:RS14fOGs
カンダタ「ああっ!皆さん、お久しぶりです!私です、カンダタですよ!」

商人「ええ、この子に聞きましたよ。なんでまたこんな所に…」

カンダタ「いやー、悪いことは出来ませんね。こんな世界に落とされて、今では真面目にやってますよ」

盗賊「どこから突っ込んだら良いんだ…?どうやって落とされたかか、真面目にやっててなんで牢屋の中なのかか…」

カンダタ「貴方達は悪い事をして落とされた…訳ではないですよね。どうしてこんな所に?」

戦士「大魔王を倒しに来たんだよ!」

カンダタ「ええー!?それは…いえ、貴方達なら出来るかもしれませんね。そうだ、お城には行きましたか?まだならうちのヤツに案内させますが。良いか?」

子分?「おー!じゃあいくぞ!」タタタ…

商人「あ、待って!…早いなあ、ところで、町ではあの子以外子供の姿を見ませんでしたが…」

カンダタ「ああ、他の子供達はみんなお城の中に避難してるんですよ。そうだ、あの子をそのままお城に置いてきてくれませんか?なにせ私はもう少しここにいなければいけないので…へへへ」

勇者「ああ、構わないぜ。全く、何やらかしてこんな所にぶちこまれたんだかな…」フウ…

656ーーラダトーム城内:2020/11/29(日) 20:29:59 ID:RS14fOGs
子分?「ついたぞ!おしろだぞ!」

戦士「おおー!でっけー城だな!」

盗賊「だな。こんなにでかい城がある国でも、大魔王には敵わないか…」

勇者「おい、お前もここに避難してろってさ。親分はまだあそこにいなきゃいけねえらしいからな」

子分?「えー?おしろのなかつまんないぞ…」

商人「ほら、あそこに子供達もいるから…」

子分?「おー!おまえら、食べものよこせー!」ガオー

盗賊「…あれで良いのか?まあ良い、じゃあ王様に挨拶に行こうぜ。正面の階段上れば謁見の間か、アリアハンと一緒だな」

戦士「お、あれが王様か?立派そうだな!」

王様「ん?そなたら見ない顔だな。そうか、上の世界から…町の様子を見てだいたい分かっただろうが、この国には絶望しか残されておらぬ…」

勇者「その絶望を打ち払いに…大魔王を打倒するために俺達は来ました。俺達の国、アリアハンの為にも」

王様「そうか…もう希望はないかと思っていたが、そなたらがもたらしてくれると言うのならそれを待とう…この城にはたいようのいしという物がある。大魔王の元へ行くのなら持っていくと良い」

商人「ありがとうございます!必ず大魔王を倒してみせます!」

王様「しかし、アリアハンとな…かのオルテガもそこから来ていたと言っていたが、お主らオルテガを…」

勇者「オルテガ!?親父が…親父がここに来ていた!?生きていたのか、親父…?」

657以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/30(月) 08:59:33 ID:VbLlYZjA
子分?ちゃん!元気そうで良かった
子供食わせろとか言うのかと思ってしまった…

658以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 16:43:20 ID:UYHtwP8o
乙!

659以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 19:32:30 ID:3vw4Q0B.
盗賊「どうやら勇者の親父さんがここに居たってのは間違いなさそうだな」

商人「ひどい怪我をして、自分の名前以外の記憶を失っていたそうですね。それなのに、大魔王を倒すためにまた旅立って…」

戦士「勇者の事もおぼえてのねーのかなあ。辛いなあ、勇者」

勇者「んな事はどうでも良い。生きてたってだけで儲けもんだ。まだ生きてるかは分からねえけどな」

盗賊「そうか、そうだな、今までの親父さんの情報は古すぎて、やっぱり生きてるって証拠になるような物じゃなかったが…」

商人「今回はつい最近までここに居た、っていう話ですもんね!」

勇者「ああ。それに目的は一緒だ。生きてりゃそのうち会えるだろ、お互いにな」

戦士「大魔王を目指すだけだよな!」

盗賊「で、親父さんの話を聞くついでに色々聞いて回ったが、とりあえず東にマイラって村があるらしい。まずはそこを目指すか」

商人「外にいた神父さんから地図を貰いましたよ。ようせいのちずっていうらしいですけど、これがあれば迷わずに行けますよ!」

戦士「たいようのいしってのも簡単に見つかったよな!」

勇者「とりあえずこの城で出来る事は終わったか。じゃあ出発するぞ。次へは明後日到着だが、まずは周辺の様子を見たい」

盗賊「マイラへは船で南を回って行け、なんて言われたが、歩いて行けるかもしれないしな。その辺の確認もしに行こうぜ」

660ーーラダトーム東部:2020/12/07(月) 19:43:01 ID:3vw4Q0B.
ザザーン…ザザーン…

商人「…海、ですね。やっぱり歩いてはマイラの村へは行けないようですね」

勇者「まあ想定内だな。そしてここに来るまでに特に変わった魔物もいなかったな。1体だけ悪魔みたいなヤツはいたが」

戦士「うおー、1回死んじまったあ…」ガックリ

勇者「仕方ねえ、俺の回復も遅かった。もっと慎重になるべきだったな」

盗賊「攻撃力高いからなこっちの世界の奴らは。さて、東は調べ終わったし、次は北と西に行ってみるか」

商人「来た道を戻って、北に…あ、あれ、洞窟じゃないですか?」

勇者「ここは…ラダトームの北、北北西辺りか?マイラに行く前に探索するのも良いかもな」

戦士「どんどん進もうぜ!…お、ほこらが見えてきたぜー!」

盗賊「誰か住んでるかな?とりあえず明後日はここに来てみるのも良いかもな」

勇者「情報は必要だからな、いろんな場所で話は聞きたい所だな。よし、じゃあこのまま南下してラダトームの西方面、余力があったら更に南方面まで行ってみるか。魔力もまだ余裕があるしな…」

661ーーラダトーム南部:2020/12/07(月) 19:54:20 ID:3vw4Q0B.
戦士「お、また洞窟があるぜー!」

盗賊「ここがラダトームから一番近いかもな。さて…そろそろ引き返すか?」

勇者「そうだな…魔力に少し余裕があるうちに戻った方が良いかもな」

商人「ああ、今度は僕が死んでしまいました…」フウ…

戦士「あの手が呼び出すでかいヤツ、つえーよな」

盗賊レベル40「めちゃくちゃ痛そうだったよなあのつうこんのいちげきは。でもみんなレベルは上がったよな」

勇者レベル41「一昨日城の周りで上がったのと合わせて2は上がったな。商人は3上がったか?」

商人レベル39「勇者さんはついにギガデインを覚えましたよね!」

戦士レベル40「最強の呪文なんだろ?俺でも知ってるぜー!見てみてえな!」

勇者「俺も試し撃ちはしてみたいが、消費がでかすぎるからな…」

盗賊「あと、今日は収穫無しだったが、一昨日はてつのつめを一個盗んでるぜ!俺が!」

商人「でも今日戦士さんと僕が死んだから、ノルドさんから貰った装備品はさっそく無くなっちゃいました。このペースだとあっという間にまた在庫が尽きてしまいそうです。気を付けないとなあ…」

662以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 22:26:27 ID:kVfiHSow

終わらないで‥

663ーー118日目、ラダトーム郊外:2020/12/13(日) 19:45:15 ID:VRiYRnNA
勇者「周辺であと調べてないのは南だ。今日は南に行くが、ずっと外を歩きっぱなしってのはアイテムが集まりづらいな…」

商人「あなほりが5回しか出来ませんからね。ダンジョンなら穴を掘って階段上って穴を掘って…と出来るのですが…」

盗賊「おいおい、アイテム入手にはもう1つ方法があるだろ?忘れたのかよ」

戦士「モンスターが宝箱を落とすかもしれないよな!」

盗賊「そうじゃねえだろ!盗みだよ盗み!俺がぱぱっと…」

戦士「でもよお、レベルが上がればたくさん盗むようになるって言ってたのにさっぱりじゃねーかよ!」

勇者「もうレベル40なんだけどな」

盗賊「ぐっ…だ、だからこれからなんじゃねえか!見てろよ、今日こそは…」

商人「まあまあ、アイテム獲得も大事ですけど、何より死んで捨てる事の無いように注意しないと…」

勇者「まあな。だが、捨てる用以上に装備できる武器や防具が欲しい。いくら俺らのレベルが上がっても、今の装備ではな」

戦士「俺は良いけど、みんなの武器は欲しいよなー」

盗賊「正直、俺と商人はこれ以上があるか怪しいもんだが…戦力はアップさせたいよな。ま、任せとけよ。モンスターが持ってさえいれば、俺が…」

664以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/13(日) 19:55:18 ID:VRiYRnNA
ーーまおうのかげはザキをとなえた!

勇者「うおっ!?…いのちのいしが砕けやがった!おらあっ!」ピシャシャッ

ーーまおうのかげたちをやっつけた!

商人「ふう。ザキは怖いですけど、力は大したことないですね、今のモンスターは」

戦士「砂漠に来たら、あの影ばっかり襲ってくるな!」

盗賊「あとはあれだな、羽の生えた…あれがキメラなんだろ?」

商人「多分ですけど、そうだと思います。キメラのつばさのあの…初めて生きてる姿を見ましたよ、僕」

戦士「なあ、じゃあ上の世界で売ってたキメラのつばさってどこのキメラの羽だったんだ?」

商人「さあ…商人達の間でも長年の謎なんですよね、キメラのつばさの材料がどこから来てるのか…」

盗賊「世の中分からない事ばっかりだなあ…」

勇者「んな事より見てみろよ。町だ」

戦士「おお、砂漠の中にある町とかイシスみたいだな!」

盗賊「あんな立派な城はないけどな。しかし方角的にここがマイラではないだろうし、別の町なんだろうな」

商人「勇者さん、明日はここに来るのはどうですか?昨日見つけたほこらより人がいるでしょうし、情報も…」

勇者「ありだな。だが…いや、とりあえず今は探索だ。今日の結果次第で、この町か別の場所にするか決める。とりあえず進むぞ。この先にもまだ何かありそうだからな…」

665ーーリムルダール南部:2020/12/13(日) 20:06:27 ID:VRiYRnNA
商人「あっ!また町が見えてきましたよ!」

盗賊「お、湖に囲まれた町か。ああやって大魔王や魔物から少しでも身を守ろうとしてるのかもな」

戦士「さっき見つけた町は凄い丈夫そうな城壁があったよな!」

勇者「あれも魔物から守るためのモノだろうな。砂漠の中、城塞、そして湖…この闇の世界の人間達も必死だ」

商人「ええ。なんとかしてあげたいですね…」

盗賊「するさ、俺達がな!さて…それにしても遠出しすぎたんじゃないのか?」

戦士「今日はまたラダトームに帰らなきゃならないんだよな?」

勇者「ああ、正直足を伸ばし過ぎたな。思った程道中の魔物が強くなかったからついつい歩きすぎた」

戦士「俺らが強くなったのかもしれねーな!」

商人「とはいえ、魔力が切れたら生き残れませんし…急いで帰らないといけないですね」

盗賊「この世界に来たばかりの時に抱いた懸念が的中したな。朝が来るまでにって考えてた上と違って、引き際を間違えそうになっちまわないかってな」

勇者「間違えたかどうかはこれから決まるんだろ。さあ、さっさと戻るぞ。影やキメラはともかく、あのドラゴンの骨みたいな奴なんかはなかなか手強いからな」

戦士「あの白い死体と出てきた時やばかったな!マヌーサで攻撃全然当たらなくなった所にブレスガンガン使われたもんな!」

盗賊「でも誰も死ななかったぜ。生きてりゃ勝ちだ、もちろんこの後無事で帰れればだけどな。よし、帰ろう!」

666ーーラダトーム城下町:2020/12/13(日) 20:16:41 ID:VRiYRnNA
商人「ふう、どうなるかと思いましたけど、無事に帰って来られましたね!」

戦士レベル41「みんなレベル上がったよな!」

盗賊レベル41「俺はアイテムも手に入れたぜ。どくがのこな1つにキメラのつばさ3つ、そして装備品のてつのつめだ」フッ

商人レベル40「今日は誰も死ななかったですから、黒字ですね!」

勇者レベル42「新しく装備出来る程のは無かったがな。マイナスなくいろんな場所を見つけられたのは大きな成果だな」

戦士「町3つにほこら1つ見つけたよな!」

商人「勇者さんは最後にギガデインの試し撃ちもしてましたよね。凄かったですよ、あの呪文!」

盗賊「食らいたくない威力だったなあ。大魔王が使ってくるなんてこと無きゃ良いんだが」

戦士「それで明日はどうするんだ?ほこらか?町か?」

勇者「そうだな…今日もアイテムのマイナスが嵩むようなら町よりダンジョンでアイテム探索が良いかと思ったんだが、プラス1だからな。少し考えさせてくれ。このまま南を中心に冒険するならそこまで魔物は怖くないが、しかし…」

667以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/15(火) 23:56:52 ID:IRyGZtg6
どこに行こうか

668ーー岩山の洞窟、B1F:2020/12/21(月) 16:56:58 ID:M66iWojI
盗賊「ったく、洞窟は嫌いなんだよ…」ブツブツ…

商人「塔派でしたよね盗賊さん」

戦士「塔も洞窟も一緒じゃねーか!」

勇者「全くだ、同じダンジョンだろうに」

盗賊「全然違うだろ!塔は洒落てて風通しも良くて明るくて、逆に洞窟は暗くてジメジメしてて…」

勇者「うるせーな、我慢しろよ。今までだって…」

盗賊「ああ今までだって洞窟に潜ってきたし今日も我慢するよ!にしたって今日は町に行っても良かったじゃないか」

商人「そうですね、今日町じゃなくてここに来たのは…」

勇者「やっぱり装備に余裕が欲しいからな。今日洞窟に来たら、明日も来られる。逆に今日町に行ったら明日も洞窟には来られねえ」

盗賊「まあなあ。その間にバタバタ死んで装備が枯渇するのは避けたいな」

戦士「捨てる用じゃなく、装備する用の武器も欲しいぜー!」

勇者「それも期待したい所だな。外にはいない魔物から珍しい武器防具が手に入るかもしれねえ」

商人「新しい品物が見られるのは商人としても魅力的ですね!よし、進みましょう!」

669ーー岩山の洞窟、B2F:2020/12/21(月) 17:06:17 ID:M66iWojI
勇者「…と意気込んで来てみたが、外で遇ったモンスターと顔ぶれが変わらねえ…」

商人「それどころか、上の世界の魔物もいましたね…」

戦士「亀とか宝石のモンスターとかいたな!」

盗賊「残念ながら、外にはない凄い装備とかは手に入りそうもないな。手に入ったのはあなほりで見つけたいのちのいしとはでなふく…」

商人「魔物が落とした宝箱からすばやさのたね2つと、盗賊さんが盗んだすばやさのたね1つですね」

盗賊「一応装備は手に入ったが、効率が良くもないし、経験値も今一つだなあ…すばやさのたねを拾う効率だけは悪くなさそうだけどな」

勇者「あんまり旨味の無い洞窟だな。もう出るか…」

商人「外で戦った方が実入りが良さそうですよね」

盗賊「その代わり強い魔物が多いけどな。ま、この前酷い目に遭ったし、今日は慎重に戦えば大丈夫だろ」

戦士「よっしゃー!今日は死なねーし負けねーぞ!」

670ーーラダトーム郊外:2020/12/21(月) 17:17:51 ID:M66iWojI
盗賊「書き忘れてたけど今日は119日目な!」

商人「いきなりどうしたんですか…?でも結局、外でも手に入ったのはてつのつめ1つだけでしたね」

戦士「盗賊が盗んだな!珍しく!」

盗賊レベル43「珍しくはねえよ!ったく、まあ装備はともかくレベルは上がったな」

勇者レベル43「あのドラゴン、ブレスは危険だが経験値は旨いな」

戦士レベル42「強い分経験になるんだな!」

商人レベル42「僕はやっと遅れを取り戻しましたよ」

盗賊「転職と離脱があってもう追い付いてるってのがな、流石商人はレベルアップが早いな」

商人「体力も魔力ももう少し欲しいのですけど…」

勇者「まあこれからレベルアップする時間はかなりありそうだし大丈夫だろ。このペースで強くなれば大魔王にも手が届くはずだ」

戦士「負けられねーもんな!」

勇者「当たり前だ。大魔王は必ず倒す。そしてその過程で…」

盗賊「親父さんが見つかるかも、だな。俺は結構可能性あると思ってるぜ」

商人「目撃証言も最近だし、目指してる物も一緒ですからね。きっと会えますよ」

勇者「まあ、期待し過ぎねえようにするがな。大魔王までの距離、俺達は、そして親父はどの辺にいるのか…進むしかねえな…」

671以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/22(火) 15:55:39 ID:rfyF//qc
乙!

672お詫び:2020/12/29(火) 22:55:24 ID:Kdqd7lFE
???「ねんまつしんこーなんだぞ!もうちょっとだけまつんだぞ!」

673以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/29(火) 23:42:28 ID:3wjYIBFg
お疲れ様ー
風邪引かないよう無理せずにね

674以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/31(木) 16:58:11 ID:K5gHuc0Y
きっと大魔王様だって年末年始は休みたいよ

675ーー120日目、ラダトーム郊外:2021/01/01(金) 01:10:08 ID:CXGK5GXQ
戦士「おいおい、良いお年をって言うつもりが今年もよろしくになっちまったじゃねーか!」

盗賊「いろいろあんだよ。こう、いろいろ…年末年始なんだからよ!」

商人「それにしてももう少し早く更新出来た気もしますけど…今回もちょっとしか更新出来ないみたいですし…」

勇者「もう深夜だからな…まあ、あけましておめでとう。つっても、下の世界に来てから一回も明けてないけどな」

商人「闇の世界ですからね…それで今日はどこに?」

勇者「俺らは来たときしか船に乗ってないからな。海に出てみようと思う」

戦士「おー!良いな!」

勇者「今までの探索で3つの町を見つけたが、多分城で聞いたマイラの村ってのはまた別みたいだからな。ちょっと地図見てみろ」

盗賊「あー、マイラは西にあるって聞いたが、地図で見ると西にある大きな島っていうか小さな大陸っていうか、ここは俺らまだ未踏なんだな」

商人「ここにマイラの村がある…?」

勇者「多分な。一応城で聞いたのはマイラだけだし、最初に行くならこの村かと思ってな。とりあえず場所は確認しときたい」

戦士「よっしゃー!船でマイラ目指すぜー!」

676以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/01(金) 02:34:59 ID:GNVm232w
あけましておめでとう
昨年はハラハラドキドキさせて頂きました
今年も楽しみにしてます
>>1と勇者一行に幸多からんことを!

677ーー海上:2021/01/01(金) 22:47:24 ID:CXGK5GXQ
ーークラーゴンのこうげき!クラーゴンのこうげき!

盗賊「うおっ!?手数、いや足数か?多いな!」

ーークラーゴンのこうげき!クラーゴンのこうげき!

戦士「うおー!?めちゃくちゃ…って程でもねーけど痛え!それが何発も来やがるぜ!」

クラーゴンのこうげき!クラーゴンのこうげき!クラーゴンのこうげき!

勇者「たまんねえなこれは…!商人!」

商人「は、はい!ラリホー!」パラララ!

盗賊「お、良く眠ったじゃないか…おらっ!ピシャシャシャ

クラーゴンはめをさました!クラーゴンのこうげき!クラーゴンのこうげき!

戦士「うおお!?ムチで叩いたらみんな起きちまうぜー!」

商人「ならーー海霧よ、現世の我等の鏡となれ!マヌーサ!」ポワワ…

クラーゴンのこうげき!ミス!クラーゴンのこうげき!ミス!

勇者「効いたようだな、らあっ!」ピシャシャシャッ

ーークラーゴンたちをやっつけた!

盗賊「ふうっ。イカ型のモンスターはどこに行っても手強いな…っと、みんな見てみろよ、あれはーー」

678???「そろそろ出番ですね!」イソイソ:2021/01/01(金) 22:59:49 ID:CXGK5GXQ
商人「あれはーー塔、ですか?」

勇者「そのようだな。ずいぶん古めかしい塔のようだが…」

盗賊「洞窟はいくつか見つけたが塔は初めてだな、こっちじゃ。重要な所、なのかもな」

勇者「最初に行けと言われた村の近くにある塔か。近々来なくちゃいけないだろうな」

戦士「その村はどこにあるんだ?」

商人「もう少し進んでみましょう。この辺りは島が多いですね…」

盗賊「船からは見えないか。下りてみるか?地図を見る限りこの小大陸が怪しいだろ」

勇者「だな。よし、下りて進んでみるぞ…っと、すぐに見つかったな」

戦士「森に囲まれた村だな!」

盗賊「大魔王の眼から逃れるためにこんな所に村があるのかもな。ラダトーム以外の町はみんなそんな感じだったな」

戦士「湖とか砂漠とか、城壁でぐるっと囲んだ町もあったな!」

勇者「それらと比べるとこの森は少し頼りないようだが、ここは大魔王の城からは比較的遠いみたいだからな。他と比べて少しは安全なのかもな。今のうちは…さあ、もっと進むぞ」

商人「早くこの世界にも光と平和を取り返さないといけないですもんね…急ぎましょう!」

679ーーアレフガルド南東部、最果ての海:2021/01/01(金) 23:14:19 ID:CXGK5GXQ
戦士「なあ、ここどの辺だ?」

盗賊「あのおそらくマイラだろう森の村の南、湖の町よりも更に遥かに南だがーーどうやらまた何かあるみたいだな」

商人「ほこらですね。こんな人里離れた所にあるほこらなんて…」

勇者「何かあるだろうな。大魔王の目の届かない、届きにくい所に潜んでる隠者か、隠された重要な物か…」

盗賊「ここのもう少し西にもほこらがあったな。大魔王の城から一番遠いであろう所にある2つのほこらか。早めに来た方が良いかもな」

戦士「これでもうほとんどこっちの世界で行ってない所は無くなったな!」

勇者「地図の中央近く、大魔王の居城近辺以外は、だけどな。さて、その辺はまだ行けないみたいだからな、戻るぞ」

商人「どっちから戻ります。来た方とは逆回り、西からぐるっと戻っても良さそうですけど…」

勇者「いや、もと来た方に戻ろう。マイラらしき村の周辺の魔物がどんなもんか確認もしたいしな」

盗賊「しかし、城の連中は南からマイラを目指せ、なんて言ってたが、地図を見ても実際に探索してみても、どう考えても北回りの方が早いよなあ」

戦士「南からだとほぼ世界一周だよな!」

商人「ただ、南からの方がいろんな町やほこらが途中にあったから、そういう町に立ち寄って欲しかったのかもしれませんが…」

勇者「そうならそう言ってくれれば良かったんだけどな。まあ良い、戻るぞ。魔力だってあまり無駄には出来ねえ、フラフラしてられねえからな」

680ーーラダトーム郊外:2021/01/01(金) 23:36:11 ID:CXGK5GXQ
盗賊「で、結局こっちで経験値稼ぎなんだな」

商人「マイラ周辺の魔物はやっかいでしたから。死体がマヌーサ唱えて、手間取ってる間に悪魔がメラゾーマを撃ってきて…」

勇者「あげく死体があの忌まわしいマホトラ野郎を呼びやがるからな。あそこは効率の面で良くはねえな」

戦士レベル43「今日はみんな1ずつレベル上がったな!勇者は俺の体力越えたよな!すげー!」

勇者レベル44「まあな。魔力もこの調子で伸びて欲しいものなんだがな…」

盗賊レベル44「逆に俺ら3人とも伸び悩んでるよな」

商人レベル43「ここまでレベルが上がると伸びにくくなるのかもしれませんね。限界が近いのか…」

戦士「今だ限界突破!叫べへのへのかっぱ!」クワワッ

勇者「うおっ!?いきなりでけえ声出すんじゃねーよ!…ったく、あと今日は装備品はプラマイゼロだな。誰も死なねえし何も拾わねえ。アイテムは運が絡むが、今日みたいに死なないように…」

戦士「生きているんだ!それで良いんだ!」クワワワッ

盗賊「だからうるせえよ!昨日なに見たか丸わかりじゃねえか、ったく…」

681以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/03(日) 01:49:13 ID:bQCfz2L2
観てそうな年末特番のイメージ
商人→紅白
戦士→ガキ使
盗賊→RIZIN
勇者→孤独のグルメ

682ーー121日目、マイラの村:2021/01/11(月) 18:54:19 ID:CBszKBoc
戦士「よっしゃー!着いたぜマイラにー!」

商人「本当に森の中ですね…それもかなり深い…」

盗賊「このくらいの小さな村なら隠せる位には深い森だな。ただ…」

勇者「温泉の湯気が目立っちまうな。これを目標にモンスターが攻めてこなけりゃ良いが…」

商人「魔物の標的になってしまったらひとたまりもないですよね、こんな小さな村では…」

戦士「なあ、温泉入ってみようぜ温泉!」

盗賊「お前なあ、遊びに来たんじゃ…まあせっかくだしな…ってこれ、ちょっとぬるいな」

老人「おお、お前さん達もぬるいと思うか?そうなんじゃ、これも世界が闇に包まれてしまってからなんじゃよ」

商人「こんな所にも影響が…」

勇者「おい、あんまりのんびりするなよ。この村でも情報を集めなきゃならねえんだからな」

盗賊「そうだな、ようせいのふえに西の塔、それにもちろん大魔王や勇者の親父さんの行方…」

商人「小さい村ですけど、人は結構いますからね。いろいろ聞いてみましょうよ」

戦士「っしゃー!上がって情報収集だぜー!」

683以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/11(月) 19:05:13 ID:CBszKBoc
勇者「…情報を集めてまたものの、だ」

商人「この村にあるというようせいのふえは結局見つかりませんでしたね…」

盗賊「ようせいのふえが精霊ルビス様とかいうのを助ける為に使うんじゃないかって話が聞けただけだったな」

勇者「そしてそのルビスは西の塔に閉じ込められている、と。どうやら重要な人物らしいし助けてやりたいが…」

商人「肝心のようせいのふえの在り処が分かりませんからね…何処か別の場所でまた情報を集めないといけないかもしれませんね」

盗賊「結局、親父さんの情報も無かったなあ」

戦士「でも大魔王の話は聞けたよな!」

勇者「ああ、あの竜の女王から貰ったひかりのたまは大魔王に使うべきモノらしいな。そいつが分かったのはでかいぜ」

商人「古より続く光の神と闇の大魔王の戦い…竜の女王様は神の使いという話でしたから、大魔王に抵抗する術を持っていたのかもしれませんね」

戦士「なんかもう大魔王を倒せそうになってきたよな!」

盗賊「そんなに甘くはないだろ。だが少しずつ喉元に届きそうにはなってきたよな」

勇者「必ず届かせる。必ず倒す。必ずだ」

戦士「じゃあまた魔物退治して強くならないとな!」

商人「そうですね。またラダトームに戻って経験値を稼ぎましょう…!」

684ーーラダトーム城下町:2021/01/11(月) 19:17:32 ID:CBszKBoc
商人「…はあ、死んでしまいました…」ガックリ

盗賊「やっぱりあのドラゴンは強いな。油断した訳じゃないがあっという間に体力を削られたな」

戦士「今日も装備見つからなかったよなー」

勇者「今日はマイナス1だ。まだ余裕がない訳じゃないが…」

盗賊「この綱渡りな状況は早く脱したいよなあ。とはいえなかなか盗む隙もないんだよな」

商人レベル44「あなほりも不発です…レベルは上がりましたけど」

戦士レベル44「俺も上がったけど、体力が全然増えなくなったんだよなー」

盗賊「俺はレベルさえ上がらなかったぜ。それにひきかえ勇者はめちゃくちゃ体力上がったよな」

勇者レベル45「ああ。余程の事が無ければ死ぬ気はしねえ。そろそろ隊列を考え直す頃合いかもな」

商人「今は盗戦勇商ですよね。確かに体力的にも防御力的にも勇者さんが2番目の方が良さそうですけど…」

盗賊「ベホマ使える勇者を前に出すのもなあ。ま、これからゆっくり考えようぜ。とりあえず宿で飯だ」

戦士「腹へったぜー!今日も腹一杯食って明日も頑張るぜー!」

685以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/13(水) 12:18:39 ID:qfThU042
このスレ見てたらやりたくなってダウンロードしちゃった
でもスマホ版だとすごろくないんだね…(´・ω・`)

686ーー122日目、ラダトーム城内:2021/01/18(月) 17:13:32 ID:5uEz8uBQ
商人「はあー、今日も疲れましたね…あ、あれは…」

子分?「おーおまえら!にくもってきたか?」グイグイ

戦士「おう、ドラゴン肉だぜー!」ドサドサッ

子分?「おおー!さっそくさばくぞ!」キヤッキャッ

盗賊「いつみても大した手際だよな」

子分?「とくいぶんやだぞ!…お?ゆーしゃ、ふくかわったか?せんしとおそろいだな!」

勇者「ああ、だいちのよろいな。魔物がおとしたんだよ」

商人「やっと優秀な装備品を手に入れましたよね」

盗賊「そしてこれ!さざなみのつえだ!書いてる奴がガキの頃、ファミコン版で唯一手に入れる事の出来なかった逸品だぜ!」

勇者「つーか存在自体知らなかったみたいだな」

子分?「どーでもいいな!」

商人「ま、まあそうですけど…でもやっと凄いアイテムが手に入り始めましたよね。この調子で武器の方も新調出来れば良いんですけど…」

687ーー123日目、ドムドーラ砂漠:2021/01/18(月) 17:20:33 ID:5uEz8uBQ
戦士「おっ?今日は2日分進むのかあ?」

商人「ええ。このSSを見て始めたくなった、という話はとても嬉しいのですが…このペースだと明らかに先にクリアされてしまいそうだと…」

勇者「焦るのが遅いんだよ。そもそも今からいそいだって追い越されるだろ」

盗賊(まだだ…まだ笑うな…しかし…)

戦士「お?なんだ盗賊、月君ごっこか?」

商人「なんですか月君ごっこって…」

盗賊「ふっ…お前ら、見ろこれを!」ドーン!

戦士「うおおお!?ひのきのぼうか!?」

盗賊「さっきのスライムつむりから盗んだのさ!なんでこんなとこにあんなのがいるのか知らないけどな!」

商人「凄い!装備品ですよ!やった、やりましたね!」

戦士「うおおー!すげーぜー!」

盗賊「はっはー!もっと誉め称えて良いんだぜー!」ドヤドヤッ

勇者「……いや、お前らひのきのぼうではしゃぎすぎだろ…そりゃ助かるがよ…ったく、おめでたい奴らだ…」

688ーードムドーラの町:2021/01/18(月) 17:32:19 ID:5uEz8uBQ
商人「砂漠の町…イシスを思い出しますね」

戦士「なんで砂漠なんてとこに人が沢山住んでるんだろうな?」

盗賊「逆だろ。砂漠なんて過酷な所だからこそ、身を寄せあって暮らしていかなきゃならないんだろうよ」

勇者「しかし冷えるな、砂漠なのに…いや、イシスも夜には冷えたからな。朝のないこの世界の砂漠は寒い場所なんだろうな」

商人「さて、この町でも情報を集めないといけないですよね。誰か大魔王とかに詳しい人は…」

盗賊「お、あんな所に美人がいるぜ。いや、あれは…エルフか?人間の町にエルフがいるなんてな…ちょっと行ってみようぜ」

エルフ「…あら?そこのお兄さん、誰かに似てるわね。ねえ、誰かに似てるって言われた事ない?」

勇者「誰か…親父か!?」

エルフ「ああ、親子なのね。あの人間も大魔王の事を聞きに来たわ。でも私はようせいのふえの事しか知らないと答えたの」

商人「ようせいのふえ…!ど、どこにあるか知ってるんですか?」

エルフ「ええ、私知ってるわよ。マイラの村の温泉から南に10歩、笛が埋まっているのよ」

戦士「おおー!情報だぜー!」

勇者「話してくれてありがとう。…よし、さっそくマイラに向かうぞ。これでルビス様とかいうのを助けられる。どんな人物なのか…」

689ーーラダトーム郊外:2021/01/18(月) 19:18:55 ID:5uEz8uBQ
盗賊「マイラでようせいのふえを手に入れた俺達は、その足でまたラダトームに戻り経験値を稼ぐのであった!」キリッ

商人「誰に向けて言ってるんですか…?」

勇者レベル47「相手は大魔王だ、少しでも強くなっておきたいところだからな」

戦士レベル46「おー!…でも最近レベルアップしても全然強くなれねーんだよなー」

盗賊レベル47「他はともかく、体力が上がらないのはなあ。少しだが焦るぜ」

商人レベル46「種集めとかしなきゃいけないんでしょうか…そうだ!ドムドーラの町に、アッサラームから来た元踊り子の女性がいましたよね?」

勇者「ああ、嫌な客から逃げて、と言ってたな。ったく、こんな世界まで逃げなきゃならねえなんてどんなたちの悪い客だったんだかな…」

戦士「きっと盗賊みたいな奴だな!」

盗賊「ふざけんな、俺みたいな紳士がいるもんかよ!…で、それがどうかしたのか?」

商人「あの女性、座長にあったらよろしく言っておいて欲しいって言ってたじゃないですか。なので、伝言を伝えに行くついでにどこかで種集めをするのなんてどうかなって」

勇者「…なるほどな、悪くねえ。問題はどこで集めるかだが…」

盗賊「ま、それはゆっくり考えようぜ。それより今日はさっさと休もう、ラダトームからドムドーラ、そこからマイラに行ってラダトームに戻って…だからな。疲れたぜ、今日は」

戦士「俺も腹が減ったぜー!飯だ飯だ!」

690以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/19(火) 20:40:46 ID:rqOm7Y7E
ひのきのぼうヤッター!!

691ーー124日目、アッサラーム:2021/01/26(火) 18:04:51 ID:LEZ/ssUs
盗賊「少し更新が遅れたな。ま、いろいろ忙しいんだよ」

戦士「んー?書いてる奴が一番好きな漫画家先生が連載始めたから興奮してたら更新忘れてたって素直に…」

商人「わー!わー!えっと、とりあえず今日はアッサラームであのドムドーラにいた人こ事を報告ですよね!」

勇者「ああ。その後サマンオサの洞窟にでも行こうかと思ってる。スタミナはたねと、あとてつかぶとが手に入る可能性があるみたいだからな」

盗賊「ラーのかがみがあった洞窟だよな。あそこでスタミナのたねは効率悪そうだが、防具も欲しいからなあ」

戦士「あそこマホトラ野郎がいっぱいいたけど大丈夫なのかー?」

商人「…正直、あんまり気は進まないですけど…あ、座長さんですよ。すみません、僕たち…」

座長「あ〜、今踊り子達のレッスン中だから後にしてくれる?夜なら空いてるから。それ、いち、に、いち、に…」

勇者「夜、か。サマンオサからラーミアで夜が明ける前にここに戻って来られるか?」

商人「難しいように思います…いや、無理じゃないですか…?」

戦士「どうするんだ?他の所に行くのか?盗賊は…おい、盗賊!」

盗賊「うへへ、いち、に、いち、に……んっ!?何か言ったか?」

商人「盗賊さん…踊り子ばっかり見てないで会話に参加して下さいよ…」

692ーー124日目、アッサラーム:2021/01/26(火) 18:07:16 ID:LEZ/ssUs
盗賊「少し更新が遅れたな。ま、いろいろ忙しいんだよ」

戦士「んー?書いてる奴が一番好きな漫画家先生が連載始めたから興奮してたら更新忘れてたって素直に…」

商人「わー!わー!えっと、とりあえず今日はアッサラームであのドムドーラにいた人こ事を報告ですよね!」

勇者「ああ。その後サマンオサの洞窟にでも行こうかと思ってる。スタミナはたねと、あとてつかぶとが手に入る可能性があるみたいだからな」

盗賊「ラーのかがみがあった洞窟だよな。あそこでスタミナのたねは効率悪そうだが、防具も欲しいからなあ」

戦士「あそこマホトラ野郎がいっぱいいたけど大丈夫なのかー?」

商人「…正直、あんまり気は進まないですけど…あ、座長さんですよ。すみません、僕たち…」

座長「あ〜、今踊り子達のレッスン中だから後にしてくれる?夜なら空いてるから。それ、いち、に、いち、に…」

勇者「夜、か。サマンオサからラーミアで夜が明ける前にここに戻って来られるか?」

商人「難しいように思います…いや、無理じゃないですか…?」

戦士「どうするんだ?他の所に行くのか?盗賊は…おい、盗賊!」

盗賊「うへへ、いち、に、いち、に……んっ!?何か言ったか?」

商人「盗賊さん…踊り子ばっかり見てないで会話に参加して下さいよ…」

693ーーピラミッド:2021/01/26(火) 18:16:20 ID:LEZ/ssUs
商人「混雑してたからか2回投稿してしまいました…それで、結局ピラミッドに来たんですね」

勇者「夜には戻らないとならねえし、種集めならむしろこっちの方が良いからな」

盗賊「スタミナのたねとかしこさのたね、二種類見つけられる可能性があるからな。へへ、俺の盗賊としての腕が唸るぜ」

戦士「あなほり期待してるぜー商人!」

盗賊「おい!…ふっ、まあお前らのそんな反応も今日までだ。今日の俺はやるぜ!」

商人「とりあえず頂上まで上って、下りてきて、ですよね」

勇者「一往復分はあなほりをする。後は下の階層で盗みに期待するってところだな。上だと種落とす魔物が出ないみたいだからな」

戦士「種の他はとげのむちとかも集めるんだよな!やくそうもあると良いな!」

盗賊「ま、今更薬草も…とは思うが、あって損はないからな。いつ必要になるかも分からないしな」

勇者「まんげつそうなんかもずっと使わなかったのに、ネクロゴンドではかなり使ったからな。備えておいて損はねえ」

商人「ですね。よし、じゃあ行きましょう!」

694ーー夜、アッサラーム:2021/01/26(火) 20:01:11 ID:LEZ/ssUs
盗賊「はっはっは!やくそう5つにスタミナのたね2つ、これが俺の盗賊としての実力だぜー!」ドヤドヤッ

戦士「おおー!たまにはやるじゃねーか盗賊ー!」

商人「僕はとげのむちとやくそう1つずつでした。あとは宝箱からやくそうとスタミナのたね1つずつですね」

勇者「かしこさのたねこそなかったが、欲しい物は大体手に入ったな。上々だ。さて、劇場に行くぞ」

盗賊「お!この時間は本番だな!良いぞー、脱げー!」ヒヤッホー

商人「盗賊さん…恥ずかしいから止めてくださいよ…あ、座長さんですよ」

座長「おや、貴方方は昼間の…どのようなご用ですかな?」

盗賊「あーっと、かくかくしかじかで…」

座長「なんと!?あの子が無事だったと言うのですか!?そうですか、良かった…」

勇者「座長に伝えてくれ、と言っていたよ」

座長「そうですか、あの子は今何処に…いえ、彼女は自由になったんだ、聞かない方が良いでしょうね」

盗賊「まあ…聞いたところで気軽に行ける場所でもないけどな」

座長「そうだ、お礼にこれを差し上げましょう!本当にありがとうございました」

戦士「お?なんだこれ水着か?装備だぜー!」

商人「け、結構大胆な水着ですね…でも装備には違いありませんよ!座長に伝えに来て良かったですね!」

695以下、名無しが深夜にお送りします:2021/01/27(水) 10:17:24 ID:/32PmLNk
どの漫画家さんだろ?
自分なら週刊少年漫画のあの人かな

696ーー125日目、アリアハン城内:2021/02/01(月) 19:08:49 ID:g/51UCb.
使者「そう、闇の世界アレフガルド…そこで大魔王に挑む事になった訳ね」

倉庫番「今までより更に厳しい戦いになるな…勇者殿に頼ってばかりで申し訳ない」

勇者「いや、俺自身が大魔王を許せないだけ…親父の事もあるしな」

倉庫番「そうだ、オルテガ殿が生きていたというのは朗報だな!あの人がそえ簡単に死ぬはずはないと思っていたんだよ」

勇者「今も生きてるかは分からないがな…」

使者「それでも希望があるだけ良いわ。火山の火口に落ちて亡くなったとしか伝わっていなかった頃よりずっと」

勇者「まあな…王様は?」

使者「相変わらずよ。いつまでもウジウジしないで欲しいものだけれど」

勇者「仕方ねえよ、相手が大魔王じゃな…さて、そろそろ行く。ここには金を預けたついでに来ただけだからな」

倉庫番「ああ、気を付けてな。勇者殿だけが頼りだからな…行ってしまったか」

大臣「おお、勇者殿はもう行ってしまったのか。大事な知らせがあったのだがのう」

使者「何かあったのですか?まさか王様に何か…」

大臣「いや、もっと大事な事だ。好きな漫画家先生の復帰に続き、贔屓にメジャーリーガーが凱旋…更に宝くじで一万円が当たるなど書いてる者は最近つきすぎていてな、そろそろ反動が来る頃だと思うのだ。なのでこのSSが更新されなくなったら…察して欲しい」

倉庫番「誰に対する知らせですかそれは…?」

使者「確かにつきすぎてるとは思うけど、一万円当たったくらいで死んでたら世の中死体だらけよ…」

697???「いよいよ私の出番…!」:2021/02/01(月) 19:20:30 ID:g/51UCb.
ーールビスの塔、1F

戦士「っしゃー!新しいダンジョンだぜー!負けねえぞ俺はー!」

盗賊「うるせえなあ。しかしやっぱり塔は良いな。洞窟なんかと違って洒落た…」

戦士「高いもんな!好きそうだよな!」

盗賊「人をバカみたいに言うんじゃねえよ!そしてお前には言われたくねえんだよ!」

商人「二人とも、ダンジョンでは静かに…魔物が寄って来ちゃいますよ」

勇者「全くだ。しかしこの闇の世界にあって、微かに神聖なモノを感じる場所だな」

戦士「そうかあ?魔物だらけじゃねーか?」

盗賊「むしろ魔物によって聖なる力が乱されているような、そんな雰囲気だな」

商人「人も居ましたし、元々魔物なんかとは縁のない場所だったんでしょうね」

勇者「その人達の話では、ようせいのふえがあるなら5階に行け、滑る床には注意しろ、だったな」

盗賊「ようせいのふえはルビス様ってのの封印を解けるって話だ、おそらく封印されてるルビス様がいるのが5階なんだろうよ」

商人「詳しくは分からないですが、重要人物のようですから魔物もきっと強力なものがいそうですよね」

戦士「俺が全部ぶっ飛ばすから大丈夫だぜー!」

勇者「ああ、慎重にビビらず行くぞ。これが大魔王打倒に繋がると良いんだが…」

698以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/01(月) 19:30:28 ID:g/51UCb.
盗賊「くそっ、銀色野郎め…!そらっ!」ガギン!

はぐれメタルはにげだした!サタンパピーはメラゾーマをとなえた!ラゴンヌはマヒャドをとなえた!

商人「うわーっ!?す、凄い呪文です…それっ!」ザクッ

ーーまもののむれをやっつけた!

戦士「くそー!銀色全然倒せねー!」

盗賊「上の魔王との戦いでどくばりを捨ててしまったのが痛いな。他に捨てられるものも無かったから仕方ないんだけどな」

勇者「それよりお前ら銀色の奴に拘りすぎだ。挙げ句逃げられて他の魔物から攻撃されまくってるじゃねえか」

商人「そうなんですけど、でも銀色を見るとどうしてもテンションが…あっ!」

はぐれメタルがあらわれた!ダースリカントがあらわれた!

盗賊「おっ!出たぜ銀色が!」

戦士「うおおー!今度こそ倒してやるぜー!」

はぐれメタルはにげだした!ダースリカントのこうげき!

戦士「ぐわー!いてえぜー!」

勇者「俺の話聞いてたか!?早速銀色に目が眩んでるじゃねえか!」

盗賊「仕方ないんだ、銀色の前には理性を失う、冒険者のサガなんだよ…」

699以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/02(火) 09:52:35 ID:QuwymUJo
推しの倉庫番さんが登場したのでワイもツイてる!
ルビス様…?まあ、はい…

700以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/03(水) 01:17:47 ID:KH.hYp/I
メタルの前では皆IQ3よ…

701以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/07(日) 17:32:12 ID:x255xkis
盗賊「見ろ、階段だ。ここを上れば4階だったか?」

商人「そうですね。ここまではそんなに強い魔物はいませんでしたね」

戦士「ライオンみたいなヤツのマヒャドは痛いけどな!」

勇者「あの影のザキも怖いが、いのちのいしは沢山あるからな。まあ大丈夫だろ」

盗賊「ここまで来たら目的の5階はもうすぐだな。塔は上に行くほど狭くなるからな」

商人「ええ、でも…どこでしょう?階段は…」

戦士「あれ?見当たらねーぞ!どういう事だよ!?」

勇者「階段が無い、先に進めない、今まではこういう時はーー」

盗賊「飛び下りる、だよなあ。さて、どこから落ちたものかな?」

戦士「まん中穴になってるじゃねーか!ここから飛び下りればいいんじゃねーのか?」

商人「でも、ここだと多分未知の場所には行けないですよね、さっき歩いてた場所に落ちるだけでは…」

勇者「だがここ以外に落ちる場所はねえ。つまりここより下の階の何処かから落ちなきゃならねえって事だ。なら結局落ちた方が早いだろうな」

盗賊「はあ、飛び下りかよ…先頭はイヤなもんだがまあ、仕方ないな…うおりゃっ!」ピューン…

戦士「よーし続くぜー!待ってろよルビス様とかいうヤツー!」ピューン…

702以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/07(日) 17:41:48 ID:x255xkis
勇者「さて、3階に落ちてみたが…ここからどうするかだな」

盗賊「どうやら、下の階から考えるに上に行くにつれ塔の北側には行けなくなってるみたいだ」

商人「つまり…まだ見ぬ階段は北側にある。飛び下りるなら北側って事ですね?」

戦士「おっしゃー!じゃあ北に進んでみるぜー!」

勇者「…ここがこの階の一番北側だな。盗賊の言う通りなら、あそこの壁がない部分から飛び下りれば…だな」

商人「その前に話に聞いた滑る床がありますね。まあ、落ちる為に来たのだから別に障害にはならないですけど…」

勇者「しかし確かにこの通路の東側、壁になってるがこの壁の向こう側にも何かありそうだな」

盗賊「ああ、おそらく下から上って行くんだろうよ。じゃあ飛び下りるぜっ!らああああっ!」ピューン…

ーー1F

商人「ーーっとお!ここは…1階まで落ちてきましたか?」

盗賊「だな。そしてほら、見てみろよ」ニヤリ

戦士「おおお、階段だー!」

勇者「どうやら当たりのようだな。さて、このまま素直に5階まで行けると良いが、どうなるか…」

703以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/08(月) 20:03:05 ID:i8ejSlbI
乙!

704ーールビスの塔、5F:2021/02/15(月) 19:34:04 ID:HASBi/bg
戦士「おおー!着いたな5階に!」

商人「この階だけ魔物が下とは違いますね。強いし、いろんな種類の魔物もいますし…」

勇者「見たことないやつもいたな。あの這いつくばってるドラゴン、そこまで強くはないが群れると厄介そうだな」

盗賊「ま、魔物が強くなったって事は目的地も近いって事だろうよ。ほら、見てみろよ」

戦士「お?石像か?女だな!」

商人「なんかこう…神秘的なヒトですね」

勇者「この石像がルビス様、なんだろうな。盗賊、ようせいのふえを」

盗賊「ああ、任せてくれ!…と、どこにしまったか…あった、じゃあ吹くぜ!」ピュロロー…

戦士「ふああ…なんか眠くなる音だなあ…」

商人「安らぎますね…あ、あ、せ、石像が…!」

勇者「石化が解けて…ヒトに…これは…」

ルビス「………」

705以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/15(月) 19:44:09 ID:HASBi/bg
勇者「あなたが…ルビス…様?」

ルビス「…えっ?あっ、あーっと、もしかして封印解けてます?」

商人「え、ええ、多分…」

ルビス「わー!や、やり直しやり直し!はい、今封印が解けました!良いですね!?」

盗賊「は、はあ」

ルビス「まあ、まさか封印が解かれる日が来るなんて!まるで夢のようですわ!」

戦士「え?封印はもうとっくに…」

ルビス「私は精霊ルビス!このアレフガルドを創った者です!」

勇者「戦士の言葉を遮るように大声で…このヒトが創造主…?」

ルビス「貴方にはこのせいなるまもりをあげましょう!これ付けるとザキ効かなくなりますよ!私の加護がモリモリの凄い御守りなんですよ!はい、勇者さん!」

盗賊「いや、俺は盗賊だが…」

ルビス「貴方達が大魔王を倒したらきっと力になりますからね!じゃ、大魔王退治ガンバ!」シュイーン…

商人「…居なくなりましたね」

勇者「……思ってたのと違ったが、封印は確かに解いた。これで良かった、はずだが…」

戦士「つーか大魔王を倒したらってよお!倒すのを手伝ってくれねーのかよ!」

706ーーマイラの村:2021/02/15(月) 19:55:25 ID:HASBi/bg
盗賊「なんか、どっと疲れたなあ。これ、本当に事態が進展したんだよな?」

商人「多分…でも、確かにあの御守りは凄いモノでしたよ!」

戦士「その御守りで大魔王に勝てるのか?」

勇者「とてもそうは思えないが…創造主がくれたモノだ、重要なモノなんだろう」

盗賊「そう思うしか無いよなあ。でもまあ、あの塔では装備品が沢山手に入ったな!俺はしあわせのくつを盗んだし…」

商人「僕はなげきのたて、ゆうわくのけん、そしてこのふしぎなぼうしを掘り当てましたよ!」

戦士「すげーぜ商人ー!」

盗賊「俺も凄いだろ!しかし商人は久々の装備更新だな」

商人「あれ?僕が装備して良いんですか?盗賊さんも装備出来ますけど…」

勇者「盗賊は守備力がまだまだ高いからな。今回は商人が装備した方が良いだろう。それにあそこは装備も経験値もかなり美味しい所のようだからな」

戦士「また行ってあなほりすれば良いよな!」

盗賊「ま、次は盗むけどな。でもこれくらいの性能の頭防具が手に入るなら、ラーのかがみの洞窟でわざわざてつかぶと探ししなくてもよさそうだな」

商人「マホトラもされないでしょうしね…」

勇者「ともかく、これで装備品にも少し余裕が出来てきた。ルビス様の件はともかく、良い探索が出来たな」

盗賊「これで大魔王にも近づいてると良いんだがなあ。あのヒト、なんだったんだろうな…」

707以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/16(火) 00:37:34 ID:x8GLQyzY
さすがルビス様、期待を裏切らないポンコツぶり

708ーー126日目、ルビスの塔:2021/02/21(日) 20:27:53 ID:po1WSDyk
戦士「うおおー、今日も魔物倒しまくったぜー!」

盗賊「今日は盗みも絶好調だ。ふしぎなぼうし2つにすばやさのたね1つ。ま、これが俺本来の実力ってヤツだな」フフン

商人「凄いですね!僕はふしぎなぼうし1つ掘り当てましたけど、一度死んだのでプラマイゼロです…」

戦士「ごめんなー商人、混乱して殴っちまってよー…」

商人「仕方ないですよ、混乱は…」

勇者「回復役の俺らの判断が遅かったのもあったしな。それと、あとアイテムは宝箱からすばやさのたねを見つけて…」

盗賊レベル50「俺と勇者はレベルが大台到達だな。これなら大魔王にも対抗出来るんじゃないか?」

勇者レベル50「まあ、そうだと良いがな…いや、そうでなきゃいけねえな」

商人レベル49「そうですよね、この塔での成果はなんともいえませんでしたけど、それでもこの世界の為に大魔王は倒さないと…」

戦士レベル49「倒すためにはあとどうしたら良いんだ?どこに行ったら良いんだ?」

勇者「さあな。まあ、今までに見つけた町やほこらに片っ端から行ってみるしかないだろうな。この塔でもっといろいろな事が分かると思ったんだが、言っても仕方ねえな…」

709ーー某所:2021/02/21(日) 20:37:03 ID:po1WSDyk
ルビス「かんぱーい!」

精霊「かんぱーい!」チンッ

エルフ「…何やってるの?」

ルビス「何って、宴ですよ宴。決まってるじゃないですか!」

精霊「ルビス様復活記念パーティーですよ〜」

ルビス「はい、貴方も歌って!知らぬエルフが〜、小皿叩いて〜♪」

エルフ「歌わないわよ!そんな事より勇者達はまだここに来ないの!?このあまぐものつえがないと大魔王の島には渡れないのにこれじゃいつまで経っても…」

ルビス「それは大丈夫ですよ、ね?」

精霊「ええ、私が今夜勇者の夢枕に立ってここに来るよう言いますから」

エルフ「そんな事出来るの…?」

精霊「ええ、勇者が旅立つ朝にもそうやって性格診断とかしたんですよ〜」

ルビス「なので、明日にもここに来てくれはずですよ!うふふ、凄いでしょう?」

エルフ「凄いけど、ならもっと早く教えてあげれば良かったのに、頼りになるんだかならないんだか…」フウ…

710以下、名無しが深夜にお送りします:2021/02/21(日) 20:50:00 ID:AAtdsmg2

戦士また混乱したんか…

711ーー127日目、精霊のほこら:2021/03/02(火) 17:33:00 ID:Az5He2cA
商人「…ここが、勇者さんが呼ばれたっていうほこらですか?」

勇者「ああ…眠ってる間中ずっとここに来いここに来いってしつこくて寝た気がしなかったぜ…」ゲンナリ

戦士「どんなヤツが呼んでたんだろうな?大魔王か?」

盗賊「こんなほこらでいきなり大魔王と対決ってのもスリルはあるが…おっ、見てみろよ」ヒュウッ

エルフ「…」

商人「あれは…エルフですよね?」

盗賊「だな。しかし流石エルフだな、かなりの美人だぜ。しかも勇者、お前のことじっと見てるぜ」グリグリ

勇者「いてえなおい!…何か用か?」

エルフ「…」ジーッ

戦士「喋れねーのか?」

エルフ「…本当に似てるのね。そっくり」ボソッ

勇者「えっ?」

エルフ「何でもない。階段、上って。待ってるヒトいるから」

商人「は、はい。エルフって何考えてるか分からないですね…」

712ーー精霊のほこら、2F:2021/03/02(火) 17:43:22 ID:Az5He2cA
盗賊「おお。沼地の中のしけたほこらだと思ってたが、なかなか…」

戦士「花畑だな!すげー!」

商人「こっちの世界は日差しがないから、花もあまり咲いてないですもんね」

勇者「そういう小さな事も大魔王の策略なのかもな」

盗賊「花を見て心を和ませる時間さえ奪うってか。なるほどなあ」

戦士「お?誰かいるぜー!」

精霊「ようこそ。私はかつてルビス様に仕えていた者なんですよ〜」

商人「ルビス様ってあの…確かに雰囲気似てますね…」

精霊「貴方の性格診断したのも私なんですよ〜。あの時失礼な事言ったかもしれませんが、許して下さいね〜」

勇者「それは良いが…ルビス様に仕えていた?確か性格をどうこう言われた時は、私は全てを司るものと…」

精霊「さて!貴方達にはこのあまぐものつえあげちゃいますよ〜。はいっ、勇者さん!」

商人「いえ、僕は商人…」

精霊「次はここの東のほこらですからね〜。じゃあ大魔王退治頑張って下さいね〜」

盗賊「はあ、どうも。まあ、なんていうか、あの上司にしてこの部下ありって感じだな…」

713ーーラダトーム城下町:2021/03/02(火) 17:56:05 ID:Az5He2cA
戦士「何日かぶりに帰って来たなーラダトーム!」

勇者「一応、たまにはここの王様に冒険の報告をしないとな」

商人「しかし今日は盗賊さん大活躍でしたよね!アイテム沢山盗んで…」

盗賊「ふっ、もろはのつるぎから始まって、てつのつめ2つにだいちのよろいも盗んだぜ」ドヤドヤッ

戦士「たまにすげーな盗賊!」

盗賊レベル51「ふっ、そんな口ももうきけなくなるぜ。言ったろ?レベルが上がる毎に盗みやすくなるってな」

勇者レベル51「言ってた通りではあるか。今日は更に宝箱からもう1つだいちのよろいが出てきたな」

戦士レベル51「みんなレベルアップしたしな!」

商人レベル50「もちろん、このあまぐものつえも今日の大きな成果ですよね」

盗賊「そりゃそうなんだが、ルビス様に続いてこう、なんていうか、なあ?」

勇者「…今後必要なモノを貰ったんだ。大事な事だったんだよ」

戦士「この世界の偉い奴らは変なのばっかりだよな!」

商人「せ、戦士さん、お城に入ったらそんな事大声で言わないで下さいよ…」

714以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/05(金) 20:48:22 ID:exRQeHDw

性格のんきもの、って感じ

715ーー128日目、ドムドーラ:2021/03/09(火) 17:41:37 ID:vJqIoZK.
盗賊「ふっ、今日も稼ぎまくってしまったぜ」ドヤッ

商人「だいちのよろい、ちからのたね、てつのつめを一個ずつ盗みましたもんね!」

戦士「ホントにレベル上がると盗みやすくなるんだな!すげー!」

盗賊「信じてなかったのかよ!ったく、しかしこれだけ盗んだんだ、もう何回か全滅してもゲームオーバーにはならないだろ。このまま最短で大魔王まで突き進んでも良いんじゃないか?」

勇者「そうしたい所だがな。まだ大魔王の本拠地に行く方法がが見つかってねえからな…つっても、大体の目星は付くけどな」

戦士「ん?そうなのか?」

商人「おそらく昨日の精霊が言っていた東のほこらでしょう。そこに行けば何か分かるはず…」

盗賊「ルビス様配下が行けって言ってるんだからな。まず間違いないだろう。多分、きっとな」

勇者「まあ、流石にそこは信用して良いだろう…おそらく」

商人「あのヒトとあのヒトですからね、若干の不安はありますけど、僕らには信じるしかないですからね…」

戦士「で、魔王の本拠地ってどこなんだ?」

勇者「ラダトームの向かい側に城が見えてるだろ!まあ、ラダトームからも行けるのか、何処か別の場所から乗り込むのか、その辺もまだこれからだけどな」

盗賊「最短で乗り込むって言ってもまだまだだよなあ。くそ、もどかしいぜ…」

716ーー129日目、せいなるほこら:2021/03/09(火) 17:52:16 ID:vJqIoZK.
聖者「よくぞ来た、勇者よ!今こそ雨と太陽が交わる時!そなたににじのしずくを授けようぞ!」

にじのしずくをてにいれた!

戦士「おおー!で、これどこでどうやって使うんだ?」

聖者「それはお主らで探すがよい…が、1つヒントをやろう。お主らがまだ行っていない町や村があるなら、そこで人々の話に耳を傾けるのが良かろう」

盗賊「結局最後は地道な情報収集か。最初から変わらないな」

勇者「行ったことがない町…あとは城砦都市か湖の町かだな」

商人「湖の町の方が活きやすかったですよね。次はそこに行ってみますか?」

盗賊レベル52「確かあの辺は銀色が沢山出たよなあ。1回しか行ってないから確かな事は言えないが」

戦士レベル51「でももうレベルはすげー上がったぜ!まだレベルアップするのか?」

勇者レベル52「上げすぎって事は無いだろうが…まあ、そこまで時間を割かなくても良いかもな」

商人レベル52「大魔王がどれ程強いか分かりませんからね」

盗賊「しかし商人はついに俺らに追いついたな。2回の転職と離脱もあったのになあ」

商人「商人はレベルが上がりやすいですから…」

勇者「そろそろ種なんかを積極的に使っていく頃かもな。しかしにじのしずくか、これがどんな役に立つのか…」

717以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/10(水) 22:19:45 ID:MJlUePmU
装備が弱くてもいけるもんなんだなぁ
装備縛りよりレベルを縛る方が難易度的にはキツいのか

718ーー130日目、ルビスの塔:2021/03/15(月) 20:49:33 ID:819aWoRQ
商人「この塔には経験値を稼ぎに来たのに、銀色の魔物は1体も倒せず…」

盗賊「最近特に逃げ足が早い気がするよなあ。全然倒せないぜ。他の魔物も結構経験値あるからなんとかなってるが…」

戦士「でもアイテムはめっちゃ集めたよな!」

勇者「商人のあなほりがゆうわくのけん、どくけしそう、ふしぎなぼうし、すばやさのたねか。ふしぎなぼうしは2つ見つけたな」

盗賊「で、俺がいのちのいし、しあわせのくつ、ふしぎなぼうし、ちからのたねだ。更に魔物の宝箱からすばやさのたね。大豊作じゃないか」ホクホク

商人「今日で装備品は凄く余裕が出来ましたね!でもどくけしそうはなんでここにあったのか…落とす魔物も見当たらないようですし…」

ノレ「前回もそういう事ありましまよねー」

盗賊レベル53「ん?何か言ったか?」

勇者レベル53「いや?何も」

戦士レベル52「レベルも上がったし言うことなしだな!」

商人レベル53「そして明日はまた新しい町ですね!」

勇者「ああ、あの湖の町で情報を集める。ほこらの爺さんによればあそこで大魔王の本拠地まで行く方法が分かるらしいからな。そして…いや、とにかく明日だ。さあ、帰るぞ!」

719ーー131日目、リムルダールの町:2021/03/15(月) 20:50:12 ID:819aWoRQ
町人

720間違えた…:2021/03/15(月) 21:00:49 ID:819aWoRQ
町人「リムルダールの町へようこそ」

商人「こんにちは!…なるほど、リムルダールという町なんですね」

盗賊「ラダトームとは比べるまでもないが、ドムドーラよりかはなんぼか田舎っぽいか?」

勇者「大差なく見えるがな。それより、遠くから見ると湖の町かと思ってたが、どうやらこれは水濠だな」

戦士「水濠ってーと、攻めてくる奴から守るって感じのやつかー?」

盗賊「へえ、意外とモノを知ってるじゃないか。だな、おそらくは魔物、それも大魔王の魔物から守るためって考えるのが普通だろうな」

商人「でも…どうなんでしょう?大魔王が現れてからこんな大掛かりな水濠を作るなんて間に合うものなんでしょうか?」

勇者「作ってる間に魔物をけしかけられそうなもんだよな。ここは大魔王の城からもかなり近いようだしな」

戦士「てえと、他のものから守るためってのか?」

盗賊「人と人との戦争でもあったのかもしれないし…」

商人「大魔王以前にも脅威があったのかもしれませんね」

勇者「俺らには分からないし関係もない事だがな。それより情報を集めよう。幸い人口は多いようだ、情報も多数手に入るだろう」

盗賊「多いと話を聞いて回るのも大変だから幸いとも言い切れないけどな。ま、急がば回れだ、地道に話を聞きに行きますかねえ…」

721以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/15(月) 21:14:33 ID:819aWoRQ
商人「…ふう。これで一通り話は聞いて回れましたね」

盗賊「想像以上の情報量だったな。まず大魔王の本拠地への行き方だ。ここの西の岬でにじのしずくを使えば良いみたいだな。」

勇者「大魔王の城の玉座の裏に階段があるなんて話もあったな。まああの囚人は嘘吐きらしいから眉唾ではあるが…あとやはりひかりのたまがないと大魔王を倒すのは難しいらしい」

商人「まほうのかぎを作りたがってるご老人に鍵を見せてあげたりもしましたね。本当にまほうのかぎが作れるものなんでしょうか?あとけんじゃのいしという凄いアイテムの話もありましたけど…」

盗賊「俺らには縁がないモノかもなあ。で、一番の情報は…」

戦士「勇者の親父さんがこの町にも来てたって事だよな!やっぱり親父さん俺らより先に進んでるみてーだな!」

勇者「だが、海の藻屑になったなんて言ってる老人もいたからな…」

商人「だ、大丈夫ですよ!オルテガさんが荒れた海になんて負けるわけないでしょうから!」

盗賊「だな。町のガキも言ってたが、もしかしたら今頃大魔王を倒しちまってるかもしれないぜ」

戦士「俺らも負けてられねーぜ!なあ勇者!」

勇者「…まあな。何より、辿り着いたは良いが大魔王には及ばない、なんて事になってる可能性もある。なら早めに追い付いて加勢したい所だな」

商人「そうですよ!僕ら四人にオルテガさんも加わって五人になれば大魔王にも勝てますよ!」

盗賊「ここまで一人で来た英雄に俺らが加わったら鬼に金棒だな。じゃあ勇者、明後日は大魔王の城に殴り込みだな?」

勇者「ああ、親父に追い付き、大魔王を倒す。やっと、やっとここまで来たぜ…!」

722以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/19(金) 10:21:59 ID:dw7PRVzc
乙!

723ーー132日目、リムルダール西の岬:2021/03/23(火) 19:37:09 ID:vFPdEZBw
戦士「お、この辺か?」

盗賊「だな。まだ城には入れないまでも、近くまで偵察には行きたいからな」

商人「にじのしずくを使えばここを通れるようになる、そういう話でしたよね」

勇者「ああ…使ってみるぞ。こうか…? 」パァァァ…

戦士「お、おおおー!?なんか光ってるぞ!?」

商人「7色に…これは…虹?これがにじのしずくの…」

勇者「虹が…橋に、なった。これは…」

盗賊「…へっ、虹が橋になるとはな。なかなかメルヘンじゃないか」

戦士「これ、本当に渡れるのか?…おー!歩けるぞ!」

商人「す、凄いですねこれは…でもこれで…」

勇者「ああ、ついに殴り込みできるわけだ、大魔王の根城にな!」

盗賊「良いねえ、待ちに待った、ってヤツだ。明日が待ちきれないぜ、なあ?」

戦士「おおー!大魔王も城の魔物も全部ぶっ飛ばしてやるぜー!」

724以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/23(火) 19:47:10 ID:vFPdEZBw
商人「…城の周辺、やっぱり強い魔物が多いですけど…」

勇者「ああ、思った程ではないな。今の俺らならそこまで問題ではなさそうだ」

戦士「沼地ばっかで歩きづれーなあ…お!いよいよ城の目の前だぜー!」

商人「これは…なかなか異様な雰囲気ですね」

盗賊「なんだよ、びびってんのか?良いじゃないか、過去最高のスリルがありそうだぜ」

商人「いえ、びびってる訳では…」

勇者「確かに、ただならない雰囲気だ。警戒は必要だろう。だがそれだけだ。明日ここに入る事には違いねえ」

商人「ええ、もちろんです」

戦士「なあ勇者、言ってやれよ!ついに来たぞー!ってよお!」

盗賊「はっ、面白いな。いっちょ宣戦布告と行くのも悪くないな」

勇者「ふっ、やってみるか…おい!大聞こえるか大魔王!ついにここまで来たぞ!もうすぐてめえの破滅の時だ!震えて待ってやがれ!」

商人「そうだ、勝つのは僕たちだ、勝つのは…」

ーー城内

???「…?何か聞こえたような…若者の声?誰かここまで辿り着いたのか?そうか…ならもし、もし私が倒れても、彼等が…いや、彼等の為にも、私が成し遂げなければな。行こうーー」

725以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/23(火) 22:32:47 ID:H9xh7G6Q

勇者の志が届いて良かった

726ーー133日目、ゾーマの城:2021/03/29(月) 17:39:00 ID:JgniKssM
戦士「おらー!ついに来たぜー!」

勇者「門番でもいるかと思ったが、あっさり入れたな」

盗賊「そもそもここまで辿り着けるヤツがいるなんて想定してないんだろ」

商人「確かに、ここに来るまでは大変でしたね…」

戦士「変な奴らに振り回されたりな!」

勇者「ルビス様とかな…まあ、おかげでここまで来られたがな」

盗賊「よっしゃ!早速スリル満点の大魔王城探索と行こうぜ!」

商人「そうですね…城内はより重苦しい雰囲気ですね」

勇者「何かが潜んでるような、狙われてるような…おい盗賊!ズカズカ進むな!」

盗賊「大丈夫だよ。うっすらとな、足跡が見えるんだ。先にここを進んだ勇敢な人のな」

戦士「んー?誰だあ?…あ!」

勇者「親父…か!?」

盗賊「おそらくな。さ、続こうぜ。大魔王退治の手柄、独り占めにされちゃ敵わないからな!」

727以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/29(月) 17:45:40 ID:JgniKssM
商人「ここを真っ直ぐ、ですか?」

盗賊「ああ。迷いながらも進んでる。一人でな」

戦士「ここの魔物強いのにすげーな!」

勇者「だが、だからこそいつまで進めるのか…ここは?」

盗賊「どうやらこの大きな部屋に進んだようだな。よし、入るぞ」

商人「うわあ、大きな石像ですね…あ、あれ!?」ゴウン!

戦士「うおっ!?後ろで扉が閉まったぞ!うぐおお…!開かねー!」グググ…

盗賊「おい見ろ!石像が…」

勇者「動き出した…こいつらが門番か!」

石像「我等は魔王の部屋を守るもの!我等を倒さぬ限り先には進めぬぞ!」

盗賊「面白れえ。やってやろうじゃないか!」

ーーだいまじんがあらわれた!

728以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/29(月) 17:55:34 ID:JgniKssM
戦士「うおおお、りゃああああ!」ズガン!

ーーだいまじんをやっつけた!

商人「ふう。全部で6体も襲ってくるなんて…」

勇者「だが、初めての相手じゃないからな」

盗賊「よく手の魔物に呼ばれて出てきたよなあ。ったく、あいつにどれだけ痛い目にあわされただろうな」

戦士「お、前も後ろも扉が開いたぜ!」

商人「この先は…床にバリアがありますね。我等が足に魔力の加護を、悪しき大地にまどろみを!トラマナ!」パラララ!

勇者「よし、進もう…これは…玉座」

盗賊「玉座…確かリムルダールで聞いたよな。玉座の後ろに階段があるってよ」

戦士「牢屋に入ってる嘘つき野郎が言ってたよな!」

勇者「信用ならない情報だが、試してみて損はねえ…これは」

商人「ありましたね、階段!」

盗賊「なんでもやってみるもんだな。なんであんな奴がこんな事知ってたのかは分からないが…よし、進むぞ」

729以下、名無しが深夜にお送りします:2021/03/30(火) 14:22:43 ID:eTYNsmTA
乙!

730以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/01(木) 21:49:32 ID:8eSkR6IE
3DS
『DQM/テリワン3D
人生プレイ/5日目』
(19:05〜放送開始)

https://youtu.be/TrmjSvIWg_A

731ーーB2F:2021/04/05(月) 18:02:26 ID:WRvqaq7U
商人「うう…地下に下りたら寒くなってきましたね…」ブルブル

盗賊「なんかいやーな冷気だよな。ただ寒い訳じゃないっていうかな」

戦士「おー?この床前に見たことあるな!」

勇者「滑る床か…ただでさえ床が穴だらけの上にこれとは、大魔王の性格の悪さが滲み出てるようだな」

盗賊「大魔王なんて名乗るくらいだ、酷い性格してるんだろうさ。さて、どう渡るかだが…」

戦士「めんどくせー!真っ直ぐ突き進むぜー!」ドカドカ

商人「ちょっ、戦士さん!?」

勇者「おい待て!…あいつ、滑りながらも先に進めてやがる…」

戦士「おお!?めっちゃ滑るけど進めるぜー!」ツルツル

盗賊「………辿り着きやがった」

商人「はは、凄いですね…じゃあ僕らも行きますか…」

勇者「大魔王の罠もバカ用には出来てなかったようだな。よし、進むぞ」

732ーーB4F:2021/04/05(月) 18:13:44 ID:WRvqaq7U
商人「…地下3階、4階とちょっとした迷宮みたいにはなってますけど…」

盗賊「足跡をつけていけばどこに進んだか分かるからな。まあ、足跡も迷ったりはしてるが最終的に進む道は大体わかるからな」

勇者「魔物の攻勢も苛烈になってきたな。死ぬほどではないが魔力は温存しないといけねえ」

商人「ええ、緊急時以外はなるべく僕のベホイミで…」

盗賊「まあ、日程に余裕はある。まだ行ってない場所もいくつかあるし、今日無理でも…っと、これは…」

戦士「血の跡があるぜー!おい、これって勇者の…」

商人「しっ!戦士さん!」

勇者「…敵の本拠地を進んでるんだ、手傷の1つや2つ負うだろう。だがまあ…急ぐべきか」

盗賊「だな…大丈夫だ、この先は血痕が無くなってる。おそらく回復したんだろう」

戦士「やっぱり勇者の父ちゃんも勇者なんだな!回復魔法使えるんだな!」

勇者「しかしそれもいつまで持つか…俺らだって魔力は無駄遣い出来ねえくらいだからな」

商人「一人で進んでるオルテガさんはもっと…急ぎましょう!」

盗賊「だな、さてこの先は…なんだ?焦げ臭いな…そして…音?戦ってるような…近いな。何かが起こってる、急ぐぞ!」

733ーー精霊のほこら:2021/04/05(月) 20:30:57 ID:WRvqaq7U
エルフ「オルテガは大魔王の城へ行った。後を追うように勇者も。オルテガ…」

精霊「どうしたんですか〜?元気ないですね〜。貴方は口うるさいくらいでないと〜」

エルフ「好きで口うるさくしてる訳じゃないわよ!二人がもっとしっかりしてれば…」

精霊「そうそう、そのくらい元気な方がオルテガも好きだと思いますよ〜」フフフ

エルフ「好きとかそういう…ルビス様、なんとか言ってよ!」

ルビス「オルテガ…」

エルフ「…?ルビス様?」

ルビス「え?あ、いえ、すみません。そうですね、たまにはマイラ産のジパングティーが飲みたいですよね」

エルフ「…話聞いてた?」

ルビス「良いから良いから、お茶にしましょうよ」

精霊「はーい、今淹れますからね〜」

エルフ「…?ルビス様らしくないわね。何かあったのかしら…」

ルビス「………オルテガ、貴方は…」

734以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/06(火) 02:56:26 ID:4Wt061sQ
真面目なルビス様なんて天変地異の前触れか?

735以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/11(日) 19:49:55 ID:mCn19gcY
ゴオオオ…ピカッ!…ドーン…!

商人「今のは…!」

盗賊「落雷みたいな音だな。これは…」

勇者「くっ!」タタタ…

戦士「おお!?どうした勇者ぁー!」

盗賊「どうしたじゃねえよ、こんなダンジョンの中で落雷なんて…!」

商人「呪文でしかあり得ません、そして電撃呪文がつかえるのは…」

戦士「勇者だけなんだろ?え?つまり…勇者の父ちゃんか!?」

盗賊「しかいねえだろうよ!だが待て勇者、一人で行くんじゃねえ!」

商人「僕らも!急ぎましょう!」タタタ…

勇者「…!くそっ…!」

戦士「何か倒れてるぞ!なんだあれ!」

盗賊「盗賊「人…なのか?黒焦げで…」

商人「もし人だとしたら…こんな所にいる人は…」

勇者「親父ぃ!!」

736以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/11(日) 19:57:44 ID:mCn19gcY
オルテガ「そこに…誰かいるのか…私にはもう…何も…」

戦士「お、おい勇者!回復呪文、いやザオラルを…」

商人「いえ…これは、もう…」

勇者「おい親父!俺だ、分かるか!?ここまで来たぞ、あんたを追ってここまで!」

オルテガ「ア…リアハンに…行ったら……平和な世にして…やれなくて…父を…許し…て…くれ、と…」

勇者「親父!親父ぃ!!」

盗賊「………っ」

オルテガ「た、頼みま…ぐふっ!」ガクッ

勇者「おや…っ!」

商人「オル…テガ…さん…」

勇者「親父…親父…くっ……」

737以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/11(日) 20:04:48 ID:mCn19gcY
戦士「ゆ、勇者…」

盗賊「…少し、そっとしといてやれ」

勇者「……いや、大丈夫だ。進もう」

商人「いえ、勇者さん…」

勇者「ここは敵地だ。モタモタしてられねえ。行くぞ」

盗賊「いや、しかしな勇者…」

勇者「悲しんでるように見えるか?」

戦士「ええ!?だって勇者、親父さんが…」

勇者「俺は今…誇らしいだけだ。たった一人で、ここまで戦い抜いた勇者が自分の父親だってな。だから…だから…」

商人「勇者さん…」

勇者「………行くぞ。この偉大な勇者がただ1つやり残した事の決着を着けなきゃならねえ」

盗賊「そうだな、行こう…だが、無理はしないぞ。気持ちは分かるが、負けたら元も子もないからな」

勇者「分かってる…行こう」

738以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/13(火) 00:34:47 ID:.olUdJxw
このシーンほんとつらい
せめて息子だって気付いてくれたらなぁ

739以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/19(月) 21:03:58 ID:l9R5Werk
戦士「勇者ー、大丈夫か?」

勇者「何がだ?心配されるような事は何もねえ」

盗賊「あーほら、魔力だよ魔力。そろそろ少なくなってきたんじゃないか?」

勇者「今半分くらいだな。魔力はもう少し、いや大幅に上げないといけないかもな…」

商人「僕はもう少し余裕がありますけど、戦闘中の回復はやっぱりベホマじゃないと間に合わないですからね」

盗賊「城に入ってからここまで結構な道程だからなあ、魔力は多い方が良いよな…っとお」

戦士「階段だ!まだ下りるのかよ!?」

勇者「いや、これで最後だろうさ。この気配ーー」

商人「ええ、恐ろしい雰囲気に普通じゃない冷気。おそらくここが…」

盗賊「俺らの旅の終着点か。よし、乗り込むぞ!」

勇者「ああ、大魔王のツラ一度拝んでおかねえとな!」

740ーーB5F:2021/04/19(月) 21:13:24 ID:l9R5Werk
戦士「うおっ!?暗いな!」

商人「ええ、これでは手探りであなほりするしかありません」ザックザック…

盗賊「お前…大物だよな」

勇者「これは…祭壇か?ここに上れと言わんばかりだが……上ってみるか」

戦士「暗くて高さも良く分からねーな!…おお!?明かりが付き始めたぞ!」

商人「あ、あれは…奥から歩いてくる…あいつは…!」

大魔王「勇者よ!生け贄の祭壇によくぞ来た!我こそは全てを滅ぼすもの!」

勇者「お前が…大魔王…!!」

盗賊「へっ、こいつはスリルがありそうな相手だな…!」

大魔王「出でよ我がしもべ達!この者達の苦しみをわしに捧げよ!」

勇者「ああ!?てめえが戦うんじゃねーのかよ!」

戦士「おお!?でもこいつさっきチラッと見たぞ!」

盗賊「ああ!勇者、親父さんの敵だぜこいつは!」

勇者「そういう事かよ…やってやろうじゃねえか!」

ーーキングヒドラがあらわれた!

741以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/20(火) 21:27:26 ID:GTNdvl4I

いよいよ始まるラスボス連戦!

742以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/25(日) 19:55:56 ID:SKdHSwjY
盗賊「こいつはでかいな!だが…そらっ!」ピシャッ

商人「ちょっと硬いみたいですね、ならば…ルカニ!」ムニョーン

戦士「柔らかくなったぜー!おらおらっ!」ザクッ

キングヒドラはもえさかるかえんをはいた!キングヒドラはもえさかるかえんをはいた!

勇者「この程度…!大して効きやしねえよ!らあっ!」ピシャッ

キングヒドラのこうげき!キングヒドラはもえさかるかえんをはいた!

盗賊「はっ、確かにそれほどの攻撃じゃないな!」

商人「とはいえ、僕の体力だと早めに…ベホイミ!」パアアア…

戦士「おらー!」ザクッ

キングヒドラのこうげき!キングヒドラのこうげき!

勇者「戦士、回復だ!ベホマ!」パアアア…

戦士「うおおー!元気百倍!うりゃあー!」ザグッ

盗賊「へっ、どうやらこいつは親父さんと戦って弱ってるみたいだな!対した攻撃してこないぜ!」

勇者「ああ…親父の為にも勝つ!油断するなよお前ら!」

743以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/25(日) 20:03:58 ID:SKdHSwjY
キングヒドラはもえさかるかえんをはいた!キングヒドラのこうげき!

商人「盗賊さん、ベホイミを!」パアアア…

盗賊「サンキュー!そらそらっ!」ピシャッ

戦士「うおおおおー!会心の、一撃ぃー!!」ズバシュッ!

ーーキングヒドラをやっつけた!

盗賊「よっし!倒したぜ!ははっ、大魔王直属の手下でもこんなもんか!」

商人「オルテガさんのおかげでもありますよね」

勇者「ああ…やったぞ、親父」

戦士「よっしゃー!次は誰だー!?」

盗賊「ああ、どんどん進もうぜ!…と言いたい所だが…」

商人「勇者さん、魔力の残りは…」

勇者「…まあ、まだ大丈夫だ。いける所まで行くぞ。大魔王の手下があと何人いるか分からないが…」

戦士「全部ぶっ倒してやるぜー!」

盗賊「ああ、じゃあ次に行くとするか。今の俺らがどの程度通用するか、大魔王の部下なら相手に不足はないからな!」

744以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/25(日) 20:10:31 ID:SKdHSwjY
商人「さて…次の戦いの前に回復しましょう。出来るだけ僕が回復を…」パアアア…

盗賊「ベホマ使えるのは勇者だけだからなあ」

戦士「ここに来る前に結構魔力使っちまったんじゃねーのかあ?」

勇者「まあ、な。なんだかんだ、この城の魔物たちは手強いからな」

盗賊「ちなみに俺らはなるべく、というかほとんど逃げずに戦ってるぜ!」

戦士「男らしくねーもんな逃げるなんて!」

商人「誰に説明して…っと、皆さん!あれは…」

勇者「あいつは…下の魔王!?いや、少し雰囲気は違うが…」

盗賊「あの魔王と親子…いや兄弟か?そっくりだな。強さまでそっくりなら…へっ、こいつはまたスリルがありそうだな!」

戦士「魔王だって俺らが倒したぜ!こいつだって怖くないぜー!」

商人「そうですよね…さあ、行きましょう!」

ーーバラモスブロスがあらわれた!

745以下、名無しが深夜にお送りします:2021/04/27(火) 17:31:40 ID:NairBhk6
乙!

746以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/03(月) 17:34:10 ID:lzegHdXU
勇者「さて…上の魔王は攻撃も搦め手も多彩だったが、こいつはどうだ?」

盗賊「先手必勝!おらっ!…って硬いぞこいつ!?」ギィン!

商人「呪文や炎は防げませんけど、それでもスクルト!」ギュウウ…

勇者「戦士!くさなぎのけんを振りかざしてみろ!」

戦士「振りかざす?どうやるんだ?…こうか!?」ブンブン

盗賊「おっ、敵さんの守備力が下がったぜ!ここから…」

バラモスブロスはイオナズンをとなえた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

戦士「おわー!あっちいぞー!」

商人「ど、どうやら上の魔王と同等の攻撃をしてくるようですね、これは…」

バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスはイオナズンをとなえた!

盗賊「くっ!?おいおい、めちゃめちゃ攻撃的じゃないかよ!?」

勇者「盗賊、ベホマだ!しかしこの攻撃力…」

バラモスブロスのこうげき!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

商人「うわあっ!?搦め手がない分攻撃力が凄まじいですよ!ベホイミじゃとても…」

勇者「でも回復だ!大丈夫だ、俺らならやれる!真っ向勝負だ!」

747以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/03(月) 17:43:45 ID:lzegHdXU
盗賊「しかしこの攻撃では、どうやらおれの奥の手を使う時が来たようだぜ」

戦士「おおー!そんなのあるのか盗賊!」

盗賊「これが奥の手!みをまもる!」ガチィ

商人「…」

盗賊「あと俺は防御だけしてるからな!頼んだぞ!」ガチィ

勇者「…まあ、悪くねえ。回復の手間が省けるからな」

戦士「盗賊がサボってる間に倒しちまえって事だな?おらあっ!」ザグッ

盗賊「サボってるんじゃねえ!攻撃を受け止めてるんだ!」

商人「確かに先頭の人へのダメージが減れば…」

バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスのこうげき!バラモスブロスはイオナズンをとなえた!

盗賊「ぐおお、三回攻撃かよっ!」

勇者「耐えろよ、ベホマ!」パアアア…

戦士「うおー、どりゃー!」ズバシュッ

盗賊「早く倒してくれよ!俺もいつまで持つか分からないからな…」ガチィ

748以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/09(日) 03:52:29 ID:qtWuHzWc
タンク役はめちゃくちゃ重要だな
本来なら戦士の仕事な気もするが…

749以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/10(月) 20:16:05 ID:Rf4joQSc
バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスのこうげき!

勇者「くっ、手を緩めるなよ戦士!ベホマ!」パアアア…

戦士「おおー!おりゃあー!」ザクッ

商人「べ、ベホイミを…」

バラモスブロスはイオナズンをとなえた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

商人はしんでしまった!

盗賊「商人!くそっ、馬鹿げた攻撃力しやがって!」ガチィ

勇者「生き返らせる暇はねえが、このままじゃ総崩れだ…戦士!まだかっ!?」

戦士「うおおおおりゃああああ!」ザンッ

ーーバラモスブロスをやっつけた!

盗賊「た、倒したか…なかなかのスリルだったな、へへっ…」フウ…

勇者「もう魔力もねえ。商人を生き返らせたら撤退だ。くそっ、予定通りではあるが大魔王を目の前にして…」

750ーーリムルダールの町、宿屋:2021/05/10(月) 20:34:06 ID:Rf4joQSc
盗賊「ふう、なんとか町まで帰って来られたな」

商人「引き返すにも余力ギリギリでしたね…すみません、また死んでしまって…」ガックリ

戦士「仕方ねーよ、攻撃凄かったもんな!」

勇者「ああ…と言いたいところだが、実際商人の体力は心許ないな。まあ、足りないのはそれだけじゃないが…」

盗賊「勇者の魔力ももっと欲しいよな。というか最優先だよな勇者の魔力アップは」

勇者「大魔王のいるあの場所への道中でかなり魔力を使っちまうからな。消費自体を減らせれば一番だが…」

商人「戦士さん以外の攻撃力を上げる必要もありそうですね。道中の敵を手早く始末出来れば消耗も減りますし…」

盗賊「防御力も必要だな、特に戦士は。お前はうんのよさも欲しいけどな」

戦士「どっちもみんなの半分もないぜー!」

勇者「課題山積だな。全滅せずに問題点が見つかっただけ良しとすべきか…しかしレベルはかなり上がったのに、手下に勝つので目一杯とはな…くそっ!」

751以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/14(金) 15:33:34 ID:y.3nBxkg

これだけレベル上げてもキツいんだねぇ

752以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/18(火) 20:43:38 ID:U2qXlPrM
???「ちょっとおそくなるんだぞ!できればあしたにはこーしんしたいけどできないかもしれないぞ!」

753以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/19(水) 00:31:37 ID:yAbbGWPw
いつでもいいぞ
いつまでもまつぞ

754ーー134日目、ガルナの塔:2021/05/19(水) 17:02:54 ID:6iJb8DVQ
盗賊「うーん、やっぱり塔は良いぜ!…って言いたい所なんだけどな」

商人「せっかく日の当たる世界に戻ってきたのに、塔の中で種集めですからね…」

勇者「仕方ねえ、大魔王打倒には現状足りないモノが多すぎだ」

盗賊「それは分かるんだがなあ、うーん」

戦士「で、ここには何があるんだ?」

商人「一番の目的はかしこさのたねですね。ついででいのちのきのみやちからのたねが見つかれば言うことなしです」

勇者「とりあえずかしこさのたねを…そうだな、5つを目標にするか。どのくらい時間がかかるかも分からねえからな」

商人「1ヶ所での種集めとなるとあなほりではなかなか難しいですから、盗賊さんが頼りです」

盗賊「任せとけよ、パパッと盗んでやるぜ!」

戦士「時間かかりそうだなー」

盗賊「おいっ!すぐだすぐ!さあ、行くぞ!2階の方が効率が良さそうだからな!」

755ーー夕方、ダーマの宿屋:2021/05/19(水) 17:18:37 ID:6iJb8DVQ
戦士「やっぱり結構かかったな!」

商人「かしこさのたね5つを手に入れるまでの戦闘回数は112回でした。盗みが3回で宝箱が2回、盗賊さんのレベルは55から56です」

盗賊「やけに説明口調だな?それはそうと、こんなもんだろ時間は。簡単に見つかるなら苦労はねえよ」

勇者「そうかもな。そしてついでに手に入ったいのちのきのみとちからのたねはそれぞれ1つずつか」

戦士「もっとほしかったよなー」

商人「まあ、当初の目的は達成しましたから…ただ、5つでは足りなそう、ですか?」

勇者「大体ベホマにして2回分くらいは魔力が増えるだろうが…だからどうした、って量だな」

盗賊「だよなあ。また明後日にでも来るようかもなあ。強力な武器とかも探したいんだけどな」

戦士「明日はまだ行ってない所に行くんだな?」

商人「ええ、確認した所まだ行ってない場所は4ヵ所です。そのどこかに…」

勇者「ラダトーム北西のほこら、ラダトーム北の洞窟、マイラとリムルダールの間にあった洞窟、そして城砦じみた町。一応8日の余裕があるって事だが、予断は許さねえって所だな」

盗賊「長いようであっという間だったりするからなあ。ま、なんとかなるさ。今までもなんとかなったしな。前向いて行こうぜ!」

756以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/22(土) 12:25:34 ID:yKqbIOO.
乙!

757ーー135日目、ラダトーム北の洞窟:2021/05/24(月) 21:33:51 ID:XUwdmMJs
勇者「とりあえず最初はこのダンジョンからだな」

戦士「珍しいモンスターとかいるかもしれねーな!」

盗賊「つまり今までにないお宝が手に入る可能性もあるって事だ。俺の盗みが火を吹くぜ!」ニヤリ

商人「僕もあなほりで…あれ?穴が…掘れない…!?な、なんで…?」ガギンガギン

戦士「床が固いのか?」

勇者「いや…どうやら呪文全般が使えないようだ、この洞窟の中ではな」

盗賊「そういやあなほりも呪文の一種なんだな…」

商人「そ、そんな…」ガックシ

盗賊「ま、気にするなよ!俺がお前の分まで盗んでやるからさ!」ドヤドヤッ

勇者「調子に乗ってやがるな…そういうのは結果を出してからにして欲しいもんだが、お手並み拝見といくか…」

758以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/24(月) 21:44:57 ID:XUwdmMJs
ーーサラマンダーははげしいほのおをはいた!

戦士「ぐおおっ!?やっぱりすげーなこいつの炎!」

勇者「それもそうだが、何より回復呪文が使えねえのが不味い…うおおっ!」ピシャアッ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「な、なんとかみんな無事でしたね…でもここは危険なダンジョンですね…」

盗賊「回復出来ないのはあまりにもなあ。ま、最下層まで行ったし、出口ももうすぐだ」

戦士「一番下、面白かったなー!飛び降りても飛び出してくる穴!」

勇者「あれが町で聞いた魔王の爪痕ってやつなんだろうな。大魔王がこの世界に現れた時に出来たっていうな」

盗賊「しかしこのダンジョンじゃ長居出来ないから経験値稼ぎも出来なきゃアイテム集めも難しいな。どうする?」

商人「うーん…こちらの世界ではかしこさのたね集めは出来ないみたいですし、スタミナのたねを集める為に大魔王の城近くに行くのはどうですか?」

勇者「あの辺なら経験値も稼げるだろうし一石二鳥かもな。よし、行こう」

戦士「よっしゃー!大魔王の手下をバンバン倒すぜー!」

759ーー136日目、アリアハン、ルイーダの酒場:2021/05/24(月) 21:57:16 ID:XUwdmMJs
商人「す、すみません、バシルーラで飛ばされてしまうなんて…」

盗賊「ま、仕方ないだろ。飛ばされる時は飛ばされるもんだ」

戦士「俺なんか魔王戦で飛ばされたぜー!」

勇者「あれは酷かったな…しかし、商人が飛ばされる前にとんでもない物が手に入ったな」

盗賊「おう、俺の手で盗んだらいじんのけん!どうだよ戦士、使い心地は?」

戦士「めちゃめちゃ凄かったぞこれ!くさなぎのけんがズバーって感じならこれはズババババッ!って感じでよお!」

勇者「その例えじゃ分かんねえよ。が、俺にお下がりで来たくさなぎのけんはやっぱり強いな。二人の武器が更新されたのはでかいぜ」

商人「流石ですね盗賊さん!」

戦士「だなー!すげーぜ盗賊ー!」

盗賊「だろだろ?もっと称えてくれて良いんだぞ」ドヤドヤドヤドヤッ

勇者「過去最高に調子に乗ってやがるな…まあ結果を出したから良いけどよ。しかしスタミナのたねは手に入らなかったな」

商人「明日もあそこで良いんじゃないですか?バシルーラは少し怖いですけど…」

盗賊「逆にバシルーラでもなければ種集めの止め時が分からないからな、かえって良いんじゃないか?それにもう一振りらいじんのけんが手に入るかもしれないぜ!」

戦士「そしたら勇者もこの剣か!すげえな!」

勇者「正直、それは俺も魅力的だと思ってる。あれがあればとげのむちと使い分ける必要も無くなるからな。まあ、手に入ってからの話だけどな…^

760以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/25(火) 05:51:42 ID:GhI.IBP2
ついに強武器ゲットか!おめー

761以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/27(木) 18:48:27 ID:huecb2Wo
祝・リメイク決定!!!!
またあなほりの日々が始まる…

762どうでも良い話:2021/05/29(土) 06:24:25 ID:dS46GACg
盗賊「おお!ついにリメイクか!この俺、盗賊が更にイケメンに…」

戦士「でもよお、ドラクエのリメイクとか移植ってあんまり…」

盗賊「止めろ止めろ!大体4のリメイクを最近って言うんじゃねえ!PS1だぞあれは!」

商人「年齢がばれそうですね…もう大体ばれてる気もしますが…」

勇者「ああ、リメイクなんてどうでも良いな…おれは…馬姫派なんだよぉ!」ゴゴゴゴゴ…!

商人「ゆ、勇者さん!?フローラ派のわりにそこは正統派なんですね…」

盗賊「馬姫って正統派か?正統派はボンキュッボンだろ」

勇者「そもそも6でリメイクするっつったら誰だって仲間に出来るモンスター増えるのを期待するじゃねーかよ!それを…それを…うおおおお!」ダダダダダダ…

戦士「おお!?どこ行くんだよ勇者ー!」

???「なんだかんだ言ってもリメイク楽しみだよね?あたしとしては女商人を更にきゅーとでせくしーだいなまいつな感じに…」

倉庫番「俺がオルテガさんに世話になった時のエピソードとかも来るのか…?」ソワソワ

ノレ「私の活躍大増量は間違いなしですよね〜」

使者「揃いも揃って浮ついてるわね…」

763以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/29(土) 07:23:07 ID:yoTRl0is
SFC、GBと3は良リメイクだったからワンチャン期待できる
スマホ版はなかったことにしろ

764ーーゾーマの城南部毒の沼地:2021/05/31(月) 19:58:00 ID:etziMvdE
勇者「さて…じゃあ今日はスタミナのたね集めだな」

盗賊「ついでにあの剣も見つかれば完璧だな。まあ俺が盗んでやるさ、昨日みたいにな!」

商人「よいしょ、よいしょ…うーん、あなほりでは見つかりませんね…」グチャベチャア

戦士「沼の中大変だな商人!」

盗賊「あーあー無理しなくて良いぞ、俺が見つけるからな!」

勇者「昨日の戦果ですっかり調子に乗ってやがるな…」

商人「でもここは経験値も稼げますし、種やあの剣以外にも良いものがあるらしいって聞いてますし良い所ですよね」

勇者「敵が強いから長居は出来ないけどな。ああ戦士、一旦武器を交換してくれるか?素早さの高い俺があの剣を持ってた方が良いと思うからな」

戦士「俺はどっちでも良いぜー!じゃあ早速始めようぜ!」

765以下、名無しが深夜にお送りします:2021/05/31(月) 20:09:36 ID:etziMvdE
ーートロルキングはバシルーラをとなえた!

戦士「おおっ!?効かねえぞー!おらー!」ザシュッ

ーートロルキングをやっつけた!

商人「ふう、バシルーラはドキドキしますね…あ、宝箱落としてますよ!」

勇者「こいつの宝箱は…よし!らいじんのけんだ!」ジャキーン

商人「目論見通り二つ目が手に入りましたね!」

盗賊「やったな!…ちぇっ、俺が盗んでやるつもりだったんだがなあ」

戦士「でもスタミナのたね4つ盗んだじゃねーか!」

商人レベル58「またレベルも上がりましたし、種の効果で体力不足もある程度改善されましたよ!」

盗賊レベル59「まあ、そのくらいはな。欲を言えばもうひとつ欲しかったがそろそろ潮時だよな」

勇者レベル59「魔力が切れかけだからな。魔力の方は確かに増えたがもう一声二声欲しい所だな…」

戦士レベル58「またあの塔行くのか?」

勇者「明日は新しい所に行くようだからあっちの世界には行けねえ。またここだろうな。今日あっちが良かったかもしれねえが仕方ねえ」

盗賊「明日は新しい所、明後日種集めで次はまた新しい所、その次辺りか?大魔王再挑戦は」

勇者「そうだな…装備品の余裕もあるし、もっと早く挑んでも良いかもしれねえ。それも種集めの結果次第だ。一気に集まってくれれば良いんだが、そんな都合良くはいかないだろうな…」

766以下、名無しが深夜にお送りします:2021/06/01(火) 03:43:56 ID:3C6KlwR6
武器を新調できたのは大きいな

767<削除>:<削除>
<削除>

768ーー137日目、沼地の洞窟:2021/06/08(火) 20:27:23 ID:hPn//vmE
商人「今日は未知の洞窟へ行って、もし稼げるような洞窟だったらそのまま長居して…という予定だったのですが…」

大男1「俺たちゃトンネルを掘ってるんだ」

大男2「掘って掘ってまた掘って…と」

大男3「早くリムルダールに行きてえなあ」

戦士「ダンジョンじゃねーのか!?」

勇者「ただのトンネルだな、未完成の。魔物も居やしねえ」

盗賊「ま、将来的にはどうなるか分からんけどな。アリアハン城の地下から行ける洞窟だって、昔は避難路かなにかでダンジョンではなかったはずだからな」

商人「そうですね、時が経てばここに住み着く魔物も…」

戦士「盗賊みたいなやつだな!」

盗賊「だから俺は塔派だ!そんな事よりこれからどうする?また種集めか?」

勇者「そうだな、それもしたいが…まずはまた大魔王の城に行ってみようかと思ってる」

商人「何かあるんですか?」

勇者「前にも言ったが、俺らは大魔王の元にたどり着くまでになるべく消耗しないのが課題だ。で、今俺達はこのらいじんのけんを手に入れたんだが、こいつがどの敵に有効か分かればかなり戦闘をスムーズにこなせるはずだ」

盗賊「なるほど、道中の予行演習か。確かに必要かもな」

勇者「その後余裕があったら種集めだ。この後、出来るだけ速やかに大魔王打倒を果たしたい。すべき事は全てやらないとな」

769ーーゾーマの城、B4F:2021/06/08(火) 20:35:58 ID:hPn//vmE
勇者「うおお、らいじんのけんをくらえー!」ズガァン

戦士「俺も剣を使うぜー!」ズガァン

ーードラゴンゾンビをやっつけた!

商人「今の魔物には良く効きましたね、らいじんのけん!」

盗賊「剣を持ってる方の骨野郎にも結構効いたな。あと意外と魔法使いみたいな奴にもそこそこだったな」

勇者「魔法を使うような奴には効かないかと思ってたんだがな。逆にあのライオンみたいなのには危険だな」

戦士「魔法を跳ね返しちまうもんな!」

商人「マホカンタされたらひとたまりもありませんね。あとあの悪魔には使わなくても良さそうですよね」

勇者「体力が低いからな、斬った方が早いだろうな。さて、これで確認は終わったな。このまま歩いて外に出て種集めだ」

盗賊「よっしゃ、俺の出番だな!今日も盗みまくってやるぜ!」

770ーー138日目、アリアハン、ルイーダの酒場:2021/06/08(火) 20:48:38 ID:hPn//vmE
商人「えーと、また飛ばされてしまい大変申し訳なく…」ガックシ

盗賊「ま、仕方ない…とはいえ、何か対策が必要だったかもなあ。マホトーンとかな」

戦士「結構体力があるからすぐは倒せないんだよなあいつら!」

勇者「まあ、今日はどうせこっちで種集めの予定だったからな。ちょうど良いと言えばちょうど良い」

盗賊「スタミナのたねは結局2つしか集められなかったか。盗みとあなほりで1つずつだな」

戦士「んー?でもスタミナのたね結構持ってないかあ?」

商人「ええ、袋じゃなくて個人で持ってた種を僕が飛ばされてアイテム整理したことで見つけたみたいな形で…別に今日集めてた訳じゃないんです」

勇者「思ったより持ってたな。となるとやっぱり一番必要なのはかしこさのたねだな」

盗賊「またあの塔だな。今回は10個位集めたいよな」

商人「それだけあればかなり楽になるでしょうね」

勇者「本当はベホマズンを連発出来るくらい魔力が増やせれば良いんだが、どれだけかかるか見当もつかねえ。そんなに大魔王を放っておく訳にもいかないからな。とはいえ今日はなるべく多く集めたい所だけどな…」

771以下、名無しが深夜にお送りします:2021/06/09(水) 14:09:46 ID:5PwW6ynk

バシルーラめんどくせえ!!

772ーーガルナの塔、2F:2021/06/13(日) 21:07:22 ID:dtr8gBY.
商人「…という訳で種集めですね」

戦士「ここでしか種集められねーのか?」

盗賊「かしこさのたねってなるとどうしてもな。更にちからのたねといのちのきのみも集まるしなあ」

勇者「俺はもうレベルアップで体力が上がらなくなったからな。いのちのきのみもまあまあありがたいな」

商人「戦士さんの体力抜いたと思ったらあっという間にカンストしましたよね勇者さんの体力…」

戦士「もう力しか勝てねえぜー!勇者凄いぜー!」

勇者「その力はまだ全然敵わねえけどな。まあ、かえって役割分担がハッキリして悪くないのかもしれねえけどな」

盗賊「さてと。今日はやっぱり10個くらいを目標にするか?」

商人「そうですね、そのくらい集められれば良いんじゃないでしょうか」

勇者「武器を新調して道中はかなり楽になった。更に魔力が増えればより余力を残しやすくなるだろう。10個集めるまでは帰らないつもりでやるぞ!」

773ーー夕方、ダーマの宿屋:2021/06/13(日) 21:15:56 ID:dtr8gBY.
盗賊「…な〜んて意気込んだものの、かしこさのたねは6個で打ち止めだ」

戦士「途中から全然落とさなくなったぜー!」

商人「5個まではまずまずのペースだったんですけど、そこからまるっきり集まらなくなって…」

盗賊「リアル時間の方がな。ま、ついてないとこんなもんかもな」

勇者「種が集まらなくなった途端にまんげつそうが集まり始めたけどな。今更なんだよな、それも8つも」

盗賊「そう都合良く種や木の実ばっかり盗めないんだよ!ま、ちからのたね1個といのちのきのみ3つ合わせて10個って事で勘弁してくれ」

商人「6つでも結構悪くなさそうですけどね」

勇者「無い袖は振れねえしな。後はレベルアップでなんとかするしかねえ。…なかなか全てが思い通りにはいかねえな。この旅はこんなことばっかりだけどな…」

774ーー139日目、メルキド:2021/06/21(月) 19:27:27 ID:g6Vh/Rwk
商人「今日はこっちの世界でまだ訪れていなかった最後の町に来ましたけど…」

勇者「活気が全くないな。まるで町そのものが死んじまってるみたいだ」

戦士「でも地下には盛り上がってる所あったぜ?」

盗賊「モンスター格闘場なあ…大魔王に怯えて生きる気力を無くしても賭け事にだけは熱くなれるもんなんだな」

商人「そう考えると賭け事って凄いんですね。これは将来の商売に役立ちそうだ…」メモメモ

盗賊「何をやる気だよ…?それよりこの町にはなんにもなかったな。ま、来るのが遅かったってだけかもしれないが」

勇者「今更大魔王の島に渡る方法を教えられてもな。町はこんなだし、新しい場所に行く縛りが無きゃ無駄足も良いところだ」

戦士「俺は魔法のモンスターで町を守るって話すげーと思ったけどな!」

商人「あれはどうなんでしょう…?実際に出来ればそれは凄い事だとは思いますけど、とても大魔王に対抗できるようなモンスターが造れるとは…」

勇者「そんなものが出来たら逆に危ねえだろ。そのモンスターで世界を支配出来ちまう。まあそんな簡単に出来るもんでもないだろうけどな…」

775ーーリムルダールの町、宿屋:2021/06/21(月) 19:39:20 ID:g6Vh/Rwk
商人「…で、あの後いつもの大魔王の城南部の毒の沼地でスタミナのたね集め兼経験値稼ぎだったんですけど…」

盗賊「今日はアイテム大猟だったぜ!どくがのこなともろはのつるぎが2つずつ、てつのつめ、だいちのよろい、すばやさのたね…」

戦士「あのすげー剣と金ピカの爪も見つけたぜー!」

勇者「らいじんのけんとおうごんのつめな。肝心のスタミナのたねは4つだったが…」

商人「あとせかいじゅのはも1つ見つけましたよ!これは大きいですよ、大魔王との戦いに向けて!」

盗賊レベル64「レベルも上がったな。ここで戦い続ければ2つか3つはレベルが上がるな」

戦士レベル63「更に強くなっちまったぜー!」

勇者レベル64「種の効果も出てきてる。準備は整った…いよいよ明日、大魔王に挑もうと思ってる」

商人レベル63「…!いよいよですね…」

盗賊「まだラダトーム北西のほこらには行ってないが…ま、ゆとりは必要だよな」

戦士「明日には世界が平和になるんだな!?やったな!」

勇者「俺らが大魔王を倒したら、な。もちろんそうするつもりだし、そうしなきゃならねえお前ら、覚悟決めろよ」

盗賊「ああ!へっ、過去最高のスリルが俺を待ってるぜ!」

商人「緊張するし怖さもあるけど…全力を尽くしますよ!やってやりましょう!」

776以下、名無しが深夜にお送りします:2021/06/21(月) 22:49:36 ID:DC9Wy2Xk
装備品が潤沢でひと安心
打ち切りのヒヤヒヤはもう勘弁してほしいからなー

777ーー140日目、リムルダール郊外:2021/06/28(月) 20:17:08 ID:en0BpHnA
勇者「準備出来たか?」

商人「ええ。ではせいすいを!」

戦士「よっしゃ撒くぜー!」パチャパチャ

盗賊「よし、これで大魔王の城までは魔物は出ないな」

勇者「少しでも消耗を減らさねえといけねえからな。どうせ他にせいすいの使い道もないしな」

商人「でも、なんていうか…いよいよって感じですね」

戦士「だな!いよいよ大魔王をぶっ飛ばせるな!」

盗賊「ちゃんとスリルを用意しといてくれよ大魔王さんよ。さて、じゃあ出発しようぜ!」

勇者「ああ、行くぞ!」

戦士「おおー!やってやるぜー!」

778ーーゾーマの城、B5F:2021/06/28(月) 20:31:26 ID:en0BpHnA
ーーキングヒドラはもえさかるかえんをはいた!キングヒドラのこうげき!

戦士「ぐおお、いてー!」

商人「このモンスター、炎が気になりますけど直接攻撃もかなりの驚異ですね…!」

盗賊「つーかなんで復活してるんだ!?この前倒しただろうがよ!」

勇者「構わねえよ、こいつは何度だって倒してやる!おらあっ!」ズバッ

戦士「うおおおー!」ザグッ

ーーキングヒドラをやっつけた!

盗賊「ふう、片付いたな。ま、問題はこの後だけどな」

商人「ええ、上の魔王に良く似たモンスター…強敵したね」

戦士「でも俺達だってあの時からめっちゃレベル上がったぜー!」

勇者「種もかき集めたしな。それに前回も勝てたんだ、今回はもっと楽に勝てるはずだ。ただ、油断はするなよ」

商人「はい、やりましょう!」

盗賊「へっ、俺はこいつのくれるスリルを歓迎するぜ。さあ、今回も飛びっきりのヤツをくれよな!」

ーーバラモスブロスがあらわれた!

779ーーゾーマの城、B5F:2021/06/28(月) 20:44:14 ID:en0BpHnA
盗賊「さあ来いスリル!俺が受け止めてやるぜ!」ガチィ

勇者「…防御してるだけじゃねえか」

商人「この魔物は体力は少なかったはず。まずはルカニをかけて短期決戦でいきましょう!」ギュウウウ…

バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

戦士「ぐおおお、すげえ炎だ!でも負けねーぜー、」ズバッ

勇者「余裕のあるうちは俺も攻撃に回るぜ、らあっ!」ザシュッ

バラモスブロスのこうげき!バラモスブロスはイオナズンをとなえた!

盗賊「へっ、へへへっ、まだまだ耐えられるぞ俺はよおっ!」ガチィ

商人「今回は最初から亀作戦ですからね、前より耐えられるはず…」

盗賊「おいおいなんだよ亀作戦とはよ。もっとスタイリッシュな作戦名にしてくれよ」ガチィ

戦士「んー、身を守る大作戦か?」

勇者「スーパーチキン大作戦だろ」

盗賊「おいい!それのどこがスタイリッシュ…」

バラモスブロスのこうげき!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

商人「うわっ!?ふざけてる場合じゃないですよ!」

780以下、名無しが深夜にお送りします:2021/06/28(月) 20:55:59 ID:en0BpHnA
勇者「戦士、回復だ!チキン野郎はもう少し我慢してろ!」

盗賊「ああ、まだ問題ないぜ…って俺はチキン野郎じゃねーよ!」ガチィ

バラモスブロスのこうげき!

戦士「おおっ!?ヤバいんじゃねーか盗賊ー!」

盗賊「ああ、流石にそろそろ…」

勇者「待ってろ、ベホマ!」パアアア…

盗賊「おっし、これで大丈夫だぜ!」

商人「僕はベホイミを…もう少しです、戦士さん!」

戦士「おおおりゃあー!」ザグッ

ーーバラモスブロスをやっつけた!

盗賊「おおっし!へっ、なかなかのスリルだったぜ」

勇者「防御してただけだろ…」

商人「ま、まああの猛攻撃を先頭で受け止めるのは大変ですから…」

戦士「よっしゃー!あと何匹で大魔王なんだ?」

勇者「さあな、ただこのまま大魔王って感じじゃなさそうだ。もう1体くらい戦うようかもな。だがここまでかなり魔力の消費を抑えられている…順調だ。お前ら、ここから先も気合い入れろよ!」

781以下、名無しが深夜にお送りします:2021/06/29(火) 16:22:45 ID:W5xpyOsI
乙!

782以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/04(日) 19:39:46 ID:Zg4a1ngk
盗賊「さて…大魔王が近付いて来たぜ」

商人「いよいよ対決…っ!?こ、この臭い…」

戦士「くせーな!なんの臭いだ!?」

勇者「死臭、だな…っと、お出ましだぜ、こいつが臭いの…なんだ!?」

盗賊「魔物の骸骨、アンデッドみたいだがこいつ、どこかで…?」

戦士「なんでもいーぜ!敵なんだろ?倒そうぜ!」ジャキン

商人「そ、そうですね、やるしかないです!」

勇者「ノロマそうだがパワーはありそうだ。油断するなよ!」

盗賊「ああ、こいつもまた格段のスリルが味わえそうだぜ!」

戦士「行くぜー!」

ーーバラモスゾンビがあらわれた!

783以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/04(日) 19:47:21 ID:Zg4a1ngk
商人「まずはスクルトを唱えて…」ギュウウウ…

戦士「よっしゃー!守備力アーップ!おらおらあっ!」ズバシュ

勇者「良く攻撃が通るようだな。相手の守備力は低そうだ…らあっ!」ザシュ

バラモスゾンビのこうげき!

盗賊「ぐぼおっ!!?っくあ、とんでもないぞこいつ…」

戦士「盗賊ー!?めっちゃ吹っ飛んだけど大丈夫かあ!?」

バラモスゾンビのこうげき!

勇者「がはっ!?くっそ、なんだこいつのパワーは!?痛いなんてもんじゃねえぞ!?」

バラモスゾンビのこうげき!

戦士「ぐわあーっ!?い、いってえ…ちくしょー!」ズバッ

商人「あ、あんなのが当たったらひとたまりも…あっ!戦士さん!危ない!」

バラモスゾンビのこうげき!戦士はしんでしまった!

盗賊「戦士っ!?くそっ、とんでもないなこいつは!だが単体攻撃だけなら立て直しは難しくないはずだ、ここを耐えられれば…」

784以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/04(日) 19:59:24 ID:Zg4a1ngk
勇者「くっ、天よ、偉大なる神々よ!哀れな我らに奇跡の手を!ザオラル!」ピキュウーン…

戦士「ん、ああ…な、なんだ!?どうなってるんだ!?」

商人「戦士さん、戦闘中です!攻撃を!」

戦士「あの骸骨か!おらあっ!!」ザシュ

バラモスゾンビのこうげき!盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「くうーっ!最高のスリルだぜ!」

勇者「よし、立て直せたな!あとは倒すだけだ、うらあっ!」ズバシュ

商人「僕も攻撃を…それっ!」ドスッ

戦士「うおおりゃあああー!くらえー!」ズバシュ!

ーーバラモスゾンビをやっつけた!

盗賊「よっしゃ!攻撃力は凄まじい上かなりタフだったがなんとか倒せたな!」

勇者「攻撃が単発だからな。しかし、多少消耗もしたがまだまだ余力がある。この状態で大魔王と戦えるなら上出来だ」

商人「おそらく次こそ大魔王のはず…いよいよですね!頑張りましょう!」

785以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/04(日) 20:13:34 ID:Zg4a1ngk
勇者「ついに…ついにここまで来たぞ大魔王!」

大魔王「勇者よ、なにゆえもがき生きるのか?」

商人「…?何故生きるのか…?」

大魔王「滅びこそが我が喜び。死にゆく者こそ美しい…」

戦士「ああー?ならお前が滅びれば良いじゃねーか!」

盗賊「はっ、たまには良いこと言うじゃねえか。全くその通りだぜ!そんなに滅びが好きならお前一人で滅んでろよ!」

商人「ええ、僕らはもう誰も貴方に滅ぼされたりなんかしません!滅びるのはーー」

勇者「お前だ大魔王。俺達がお前を誰より美しくしてやるよーー行くぞ!」

大魔王「さあーー我が腕の中で息絶えるがよい!」

ーーゾーマがあらわれた!

786以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/04(日) 23:58:18 ID:hFZ2J/TY
死んでからも酷使されるバラモスさん…


787以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/12(月) 17:09:49 ID:Immh1.ig
盗賊「まずは俺の仕事だ!食らえ、ひかりのたま!」ピシャアアアアア…!

戦士「うおお!?めっちゃ光ってるぞ!」

商人「す、凄い…大魔王がひかりのたまに照らされて…」

勇者「闇が…剥がれ落ちた!」

大魔王「ほう、我がバリアを破る術を知っているとは。だが無駄なこと。さあ悶え苦しむがよい」

戦士「うるせー!苦しむのはお前だー!」ズバシュ!

商人「ルカニをかけましょう!攻撃を通りやすく…」ギュウウウ…

勇者「よし、俺も行くぜ!らあっ!」ザシュッ

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「ぐおおおっ!?なんだこの威力…」

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

商人「冷たいっ…!な、なんだ!?ルカニの効果が消えてる…?」

ゾーマのこうげき!ゾーマはマヒャドをとなえた!

勇者「くっそ…なんて攻撃力だ!耐えられるか…?」

788以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/12(月) 17:15:51 ID:Immh1.ig
ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

商人「せ、せめてスクルトで直接攻撃だけでも…」

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

勇者「この攻撃力じゃ回復はベホマしかねえ、盗賊!今…」

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊はしんでしまった!商人はしんでしまった!

戦士「お、おい!二人とも!」

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士はしんでしまった!

勇者「戦士ー!くそっ、どうする?生き返らせる暇はねえ。いや…俺一人に気を配れば良いなら…」

ゾーマのこうげき!ゾーマはマヒャドをとなえた!

勇者「違う!一人で敵う相手じゃねえ! 蘇生を…」

ゾーマのこうげき!ゾーマのこうげき!

勇者たちはぜんめつした!

789ーー141日目、ラダトームの城、謁見の間:2021/07/12(月) 17:22:50 ID:Immh1.ig
ラダトーム王「おお勇者よ!死んでしまうとはふがいない!」

勇者「ふがいない、か。全くだな…3人を生き返らせるか」パアアア…

戦士「…んんー?どこだここ…」

商人「ここは…ああ、そうか…」

盗賊「…惨敗、だったなあ」

兵士「ま、まあこうやって帰ってこられただけでも…」

町人「そ、そうですよ!また挑めば次こそは…」

子分?「なんだ?こてんぱんにやられたのか?だめだめだな!なさけないぞ!」

兵士「お、おい!」

盗賊「いや、そのガキの言う通りだよ。言う通りだけどな…」

勇者「もちろん、これで終わる訳にはいかねえよ。見てろよ、必ず…」

子分?「そうか!がんばれよ!だいまおーにくまってるからな!」

戦士「おおー!丸ごと持ってきてやるぜ!」

商人「いやあ、それはちょっと…」

790以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/12(月) 23:13:07 ID:fLhz7JL2
そう簡単にはいかないか
しかしゾーマはまずそうだな

791ーー142日目、ガライの家:2021/07/19(月) 20:06:18 ID:MA1VPzQ6
ガライ父「息子ですか?息子は旅に出ると言ったきりで…」

ガライ母「こんな世の中でしょう?心配で…」

商人「ガライさんなら、つい先日メルキドで見かけましたよ」

ガライ父「本当ですか?」

盗賊「ああ、元気にしてたよ。魔物だらけの中あんな遠くまで歩いて行ったんだから大した男だよ」

ガライ母「そうですか…良かった」ホッ

戦士「なあ、勇者のかーちゃんも心配してるんじゃないのか?」

商人「そうですね、アリアハンに戻ってもご実家には寄ってないですし、たまには帰っては…」

勇者「…全部片付いたらな。今は大魔王だ。にしても、予想通りだがここにも情報も何も無かったな」

盗賊「民家が一軒じゃなあ。さて、ここでもう未踏の場所は無くなっちまったな」

商人「二日後から1日ごとに装備を投げ捨てるようですね。少し追い込まれたような…」

戦士「でもまだまだいっぱいあるぜー!」

勇者「そうだな、捨てる事を恐れずに少し時間を使うのも良いかもな。とりあえず今日はまたスタミナのたね集めだ、行くぞ」

792ーーゾーマの城南部毒の沼地:2021/07/19(月) 20:13:00 ID:MA1VPzQ6
盗賊「ーーふっ、すっかり存在を忘れてたぜまふうじのつえ!」ミョーン

戦士「でかいのの魔法は封じたな!おらー!」ズバシュ

ーートロルキングたちをやっつけた!

商人「ふう、最近は僕のマホトーンでバシルーラを封じながら戦ってましたけど、道具ならタダですもんね」

勇者「そして盗賊なら素早く使えるからより安全、か。最初からこうしてりゃ良かったな」

盗賊「ま、これからは任せときな。俺が…」

トロルキングがあらわれた!

戦士「おお!?また出たぜー!」

盗賊「早速出番だぜ!まふうじのつえをーーあ、1体封じ損ねた」

トロルキングはバシルーラをとなえた!盗賊ははねとばされた!

商人「と、盗賊さーん!」

勇者「マジか、まだ種も1つしか集まってないんだが…かなり計算が狂っちまったぜ…」

793以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/20(火) 01:12:18 ID:Je7IvMzk
盗賊とかいうオチ担当に定評のある男

794前回はまだ141日目でした:2021/07/26(月) 19:52:01 ID:hYbHVEgQ
ーー142日目、ピラミッド

盗賊「ここに来る前にアリアハンにも寄ったが…本当に良かったのか?おくふろさんに顔見せなくて」

勇者「言っただろ、全部済んだらってな」

商人「ちなみにお金は673000ゴールドにもなりましたよ!貯まりましたね!」

戦士「使い道ねーからな!んで、なんで今更ピラミッドなんだ?」

盗賊「前にな、ピラミッドって所はおうごんのつめを持ってると物凄い勢いで魔物に襲われるって聞いたことがあったんだよ。で、ここにはかしこさのたねとスタミナのたねを落とす魔物がいる」

勇者「だからおうごんのつめを下の世界で手に入れている俺らをその魔物達に襲わせて種を大量に手に入れる、って目論見だったんだがな」

商人「どうやらおうごんのつめならなんでも良い訳じゃなかったみたいですね…でも、あなほりでかしこさのたね1つ見つけましたよ!」

盗賊「完全な無駄足にはならずに済んだな。ま、ダメだったものは仕方ない。ここからギアガは近いし、日付が変わる前に下に戻れるだろ」

勇者「またいつもの場所で種集めだな。ついでにせかいじゅのはも見つけられれば言うことなしなんだが…」

795ーールビスの塔、5F:2021/07/26(月) 20:04:34 ID:hYbHVEgQ
戦士「んで、なんでルビスの塔に来たんだ?いつもの場所って言ってたじゃねーか!?」

盗賊「いったんいつもの場所には行っただろ。そこからここに移動してきたってだけでな」

勇者「……迷走してるって自覚はある」

商人「ま、まあ大魔王との力の差をあれほど見せつけられましたから…」

勇者「俺らは体力も足りねえが素早さも足りねえ。俺がもう少し素早ければ間に合った回復もあったからな」

盗賊「で、すばやさのたねとスタミナのたねを両方集められるのは何処か?となって思いついたのがここって訳だよな?」

ノレ(実に賢明な案ですね!)

商人「今、何か…?でも、ここって種を落とす魔物との遭遇率そこまで高くないんですよね。いえ、高くないっていうか…」

勇者「全然だ。あの素早いメダパニ野郎ばっかやたらと出てきやがる」

盗賊「という訳で、結局いつもの場所に逆戻りするようだな。ま、こっちでも収穫はあったわけだが」

商人「1つですがすばやさのたねを掘り当てましたよ!あと、ここに来るまでの道中で大魔王戦で失った装備はほぼ取り戻せましたよ」

勇者「5つ失って5つ見つけたからチャラだな。さて、また戻るか…悪いな、あちこち歩かせて」

戦士「勇者は悪くないぜ!悪いのは種落とす魔物ちゃんと用意してないルビス様だぜー!」

ノレ(そんな、ひどい…)

796ーーゾーマの城南部毒の沼地:2021/07/26(月) 20:12:39 ID:hYbHVEgQ
盗賊「…ふう。あちこち歩いたのもあってそろそろ限界だな」

勇者「結局スタミナのたねは3つだけか。くそっ、最初からここに集中してりゃな…」

商人「でもピラミッドもルビス様の塔もいずれは試さなきゃいけなかったと思いますし…」

戦士「装備とか他の種も見つけたから無駄じゃないぜー!」

盗賊「確実に大魔王討伐には近づいたよ。明日やるかはともかくな」

勇者「明日か…劇的なパワーアップができたとは言いがたいが、あまり大魔王を野放しにしておくのもな…」

商人「こちらが攻めこんだのを見てあちらも出方を変えるかもしれないですよね。とはいえ焦っても…」

盗賊「ま、とりあえず宿に戻ろうぜ。その後ゆっくり考えよう。な?」

戦士「はらも減ったしなー!」

勇者「そうだな…よし、リムルダールまで戻るぞ」

商人「ええ、ゆっくり休んで明日に備えましょう!」

797以下、名無しが深夜にお送りします:2021/07/26(月) 22:34:09 ID:3NUqycHs

ルビス様の「そんな、ひどい…」いただきましたー!!

798ーー143日目、ガルナの塔:2021/08/02(月) 20:12:47 ID:SiueCaEA
勇者「いろいろ考えたがかしこさのたねを集める事にした。前回負けたのはリカバリーがほぼ出来なかった事だからな」

盗賊「て事は…ベホマズンを使えるくらいに魔力を上げたいって事だな?」

勇者「ベホマズンを複数回撃てる魔力があればおそらく負ける事はない。おそらく、だけどな」

商人「僕らの最低限の体力も必要ですよね…」

戦士「そのための昨日とかの種集めだろ?」

盗賊「そういう事だな。ま、任せとけよ。今日はバリバリ盗める予感がするぜ!」

戦士「ホントにか〜?」

商人「とりあえず僕のあなほりはキメラのつばさとたびびとのふくでした。たびびとのふくはすぐ捨てるようですね…」

勇者「もう新しい場所はないからな。1日毎に何か捨てなきゃならねえ。当面は問題ないが、あまり連敗するようだとな…」

盗賊「そうならない為にも今日はガッツリ集めるぜ!見てろよ!」

799以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/02(月) 20:31:14 ID:SiueCaEA
盗賊「はっはー!見たかこの俺の盗みの腕前を!」ドヤドヤドヤドヤドヤッ

戦士「ひいふうみい…かしこさのたね17個!?すげーな!」

勇者「正直驚いたぜ…まさかこんなに集めてくれるとはな」

商人レベル69「盗賊さん、特にレベル70超えてから凄く盗めるようになりましたね!」

盗賊レベル70「まあな!積み上げてきた経験と実績の賜物だ、ははははは!」ドヤドヤドヤドヤドヤッ

戦士68「これでかなり魔力も上がるんじゃねーのか?」

勇者レベル69「ああ。一つ一つは些細な効果だが、ここまで数が集まればな。本当に腕前の問題なのか単に運が良かったからなのかは分からないがな」

盗賊「お?なら明日スタミナのたね集めでもして試してみるか?」

勇者「これだけ集まるならそれも良いかとも思うが、大魔王にあまり挑まないのもな…」

戦士「今日も悩むのか勇者?悩んでばっかりだな!」

商人「悩むのも仕方ないですよ。ただかしこさのたねの効果はレベルが上がらないといけませんから、大魔王に挑むのはもう少し前でも良いような…でも…うーん、本当に悩みますね…」

800以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/03(火) 03:57:20 ID:RxvzfpX2
盗める盗賊なんてつまんないじゃん…

冗談はさておき、種ドーピング後のパラメーターガン上がりは脳汁ヤバい

801ーー144日目、ゾーマの城南部毒の沼地:2021/08/09(月) 17:43:54 ID:L80qHZtU
商人「えー、という訳で種を集めに来ましたけど…」

戦士「今日はスタミナのたね5つか!昨日はマグレだったんだな!」

盗賊「マグレじゃねえ!今日は時間が短かっただけだ!」

勇者「ここは魔物が強いからな、回復用の魔力が尽きるまでの時間しか取れねえのは仕方ないが…にしてももう少し欲しかったな」

戦士「おまけに死ぬしな盗賊!」

商人「ま、まあそこは僕ら回復役が気を付けなかった部分でもありますし…」

盗賊「って事で今日はてつのつめと、日数経過でもろはのつるぎも捨てたぜ。今日盗んだばっかりだったけどなもろはのつるぎ」

戦士レベル72「しかし勇者めっちゃ魔力上がったよな!」

勇者レベル73「ベホマ8回ぶんくらい上がったな。これでもベホマズン1発分も増えてないが…」

商人レベル73「でもこれで道中の消費を抑えられればきっと2、3発は撃てますよ。そしてそれは僕らの仕事です」

盗賊レベル73「回復は商人が、魔物を手早く倒すのが俺らの仕事だな。て事でちからのたねも使っちまおう」

勇者「よし、明日はまた大魔王に挑むぞ。今度こそ奴に地獄を見せてやるぜ…!」

802ーー145日目、ゾーマの城B5F:2021/08/09(月) 17:51:55 ID:L80qHZtU
戦士「つー事でまたイケニエの祭壇まで来たぜー!」

商人「ここまで勇者さんは一切魔力を使わずに来られました。これなら…!」

盗賊「ここからはそうはいかねえだろうけどな。ま、攻撃を受け止めるのは任せとけよ!」ガチィ

勇者「今から防御してるのかよ…」

大魔王「勇者よ、また懲りずにやって来るとはな」

戦士「お!大魔王じゃねーか!俺らは何度だって来るぜー!」

商人「そ、そうです!僕らは諦めたりなんかしません!」

大魔王「勇者よ、何故ありもしない希望にすがるのか?」

盗賊「はっ!なんでてめえがそんなこと決めつけるんだよ!?」

勇者「ああ、希望はある。俺らが諦めない限りはな。そして俺らは諦めねえ。覚悟するんだな大魔王ーー!」

803以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/09(月) 18:01:17 ID:L80qHZtU
ーーバラモスブロスはイオナズンをとなえた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスのこうげき!戦士はしんでしまった!

商人「せ、戦士さん!ど、どうしましょう、せかいじゅのはを使いますか!?」

勇者「いや、あれは使えねえ。結局以前負けた後1枚も手に入らなかったからな。お前らは耐えててくれ、俺がベホマで体勢を立て直す!」

バラモスブロスのこうげき!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

盗賊「と、とはいえこの攻撃じゃお前2、3ターンに1回くらいしか攻撃出来ないだろ!?」

勇者「だから耐えてくれ!こいつは体力はねえ、そのうち絶対に勝てる!」

商人「わ、分かりました!僕らは防御を…」ガチィ

バラモスブロスはイオナズンをとなえた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

盗賊「くそっ、このトカゲ野郎調子に乗りやがって…」

勇者「くっ、3人に交互にベホマしてるようじゃなかなか攻撃に…いや、隙有りだ!おらあっ!」ガギィ!

ーーバラモスブロスをやっつけた!

盗賊「おお、なんとか倒したな!」

商人「でも、やっぱりこの敵は消耗させられますね…戦士さんも生き返らせなきゃならないし…」

804以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/09(月) 18:09:36 ID:L80qHZtU
商人「そおれ、会心の一撃ー!」ドガゴン!

バラモスゾンビをやっつけた!

盗賊「よっしゃ、今度はこいつは死者なく倒せたな!」

戦士「うおおお、でもごめんよお!生き返るのに何回もザオラル使わせちまったんだろお?」

勇者「運だから仕方ねえよ。しかしまさか6回もかかるとはな。ここまででかなりベホマも使っちまったし…」

商人「…勇者さん、今なら引き返すっていう選択も…」

勇者「いや、これ以上ヤツは放っておけねえ。進むぞ」

大魔王「勇者よ、またその苦しみを我に捧げに来たか」

盗賊「んな訳あるかよ。お前が苦しむ番だ、今回はな!」

戦士「おおー!今回こそは負けねーぜ!」

商人「ええ、倒しますよ、僕らの全身全霊で!」

勇者「ーーという訳だ。覚悟するんだな大魔王!」

ーーゾーマがあらわれた!

805以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/09(月) 21:30:00 ID:Q5FeM.zs
ザオラル失敗する時はとことん駄目だよなぁ


806以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/16(月) 16:17:43 ID:2r7W0rJc
盗賊「しゃあ、まずはひかりのたまを…」

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士「ぐおおおお!いてー!」

商人「は、早い…!」

盗賊「くそっ、遅れたがひかりのたまだ!おらっ!」ピカー

勇者「くっ、眩しい…よし、弱ったようだな!」

商人「僕がルカニを!」ギュイイーン

戦士「おっしゃー!ぶった斬るぜー!」ズバシュ

勇者「よし!後は商人も防御してろ!らあっ!」ザクッ

ゾーマのこうげき!ゾーマはマヒャドをとなえた!

盗賊「くそっ、相変わらず強力な攻撃だぜ…!」

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

商人「ああ、またこれです!ルカニが…」

勇者「悪いがかけ直してくれ!くっ、やはり手早く片付けるって訳にはいかなそうだぜ!」

807以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/16(月) 16:22:56 ID:2r7W0rJc
ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「くっ、大丈夫かお前ら!?」

戦士「くうう、やっぱりすげえ攻撃だぜー…」フラフラ

勇者「ヤバいと思ったら防御してろ!ベホマ!」パアアア…!

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

商人「ま、また消された…ルカニ!」ギュイイーン

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

商人「っ、しまった!防御してない隙を…」

勇者「大丈夫だ!ベホマ!」

盗賊「ちっ、この調子だと勇者が攻撃に回れねえぜ」

戦士「大丈夫だぜ!俺が倒すぜー!」ズバッ

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士はしんでしまった!

808以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/16(月) 16:34:51 ID:2r7W0rJc
勇者「くそっ!盗賊!」

盗賊「おう!せかいじゅのはをつかうぜ!」

戦士「ぐおおおお、めちゃめちゃ痛かったぜー!」

商人「貴重なせかいじゅのはを投入…もう負けられませんね…」

盗賊「当たり前だ!今日こいつを葬る!だろ?勇者」ニヤリ

勇者「当然だ…!世界樹の名のもとに!気力!体力!死力!活力!全ての力よ、我等が底より湧き出でよ!ベホマズン!」ピカアアアア…

戦士「お、おおおおお!?みんなのキズが一気に消えだぜー!めちゃくちゃすげー!」

商人「やっと運用可能になりましたね、ベホマズン!」

盗賊「へっ、あのクソ地道な作業も(=`ェ´=)だじゃなかったって訳だ。これならいけるぜ!」

ゾーマのこうげき!ゾーマのこうげき!

戦士「ぐおおっ!?でも体力はまだまだあるぜー!うりゃー!」ズバッ

勇者「前に負けた時と変わったのは魔力だけじゃねえ、体力だって上がってるんだ。つまりベホマズンの効果も上がってるって事だ。簡単には死なねえよ俺らは!さあまだまだ行くぞ!」

809以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/17(火) 01:56:05 ID:adIs21xs
めちゃくちゃシリアスな死闘繰り広げてるのに可愛い絵文字使ってんじゃねーよ盗賊ww

810以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/17(火) 17:48:41 ID:N4AsXVmk
盗賊「ええい、誤字は勢いで誤魔化す!うおおおお!」ガチィ

戦士「攻撃しねーのかよ!」

盗賊「これが俺の仕事だからな!」ガチィ

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

商人「くっ…やっぱり攻撃が凄い…」

盗賊「な?あんな攻撃が来るんだぜ?防御は必要だろ?」ドヤッ

勇者「いや攻撃が激しいのはとっくに分かってるだろ…」

戦士「うりゃー!攻撃だー!」ズバッ

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

商人「つ、強い…防御の上から…」

勇者「もう少し耐えろ!回復を…」

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

商人はしんでしまった!

戦士「あー!商人ー!」

盗賊「大丈夫だ、まだ俺はあの葉っぱをもう1枚持ってる!だがこれで残りは商人が持ってる1枚だけ…早めに決着を着けなきゃならないぜ!」

811以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/17(火) 17:55:03 ID:N4AsXVmk
商人「す、すみません、大事なせかいじゅのは…」

勇者「おい商人!一番大事なのはなんだ!?あの野郎を倒す事だろうが!」

商人「…!そ、そうですね…!」

盗賊「ああ、早いとこあいつを…」

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!ゾーマはマヒャドをとなえた!

勇者「くそが…!もう1発だ、ベホマズン!」ピカアアアア…!

戦士「回復したぜー!おらー!」ズバシュ

盗賊「おい勇者!まだ魔力残ってるんだろうな!?」

勇者「あと1発は撃てる!だが急がなきゃいけねえ!」

商人「ええ、わかってます!またルカニを…」ギュイイーン

戦士「おっしゃー!もう1発!」ザクッ

勇者「今なら余裕がある、俺も行くぜ!うおおおおおおーっ!」ザンッ

ーーゾーマをやっつけた!

812以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/17(火) 18:04:08 ID:N4AsXVmk
大魔王「…勇者よ、よくぞ我を倒した…」

勇者「ああ………お前も、強かったよ…」

商人「ええ、本当に…」

大魔王「だが、光在る所に闇もまたある…わしには見えるのだ…」

戦士「ああ!?何がだよ!?」

大魔王「いつの日か再び、闇の中から何者かが現れよう…」

盗賊「…まあ、そりゃあいつかはな…」ボソッ

大魔王「だがその時、お前は年老いて生きてはいまい!わはははは…ぐふっ!」

勇者「………」

商人「…終わりました、ね」

盗賊「…まあ、気にすんな。ただの負け惜しみだよ。お前は立派に…」

ゴゴゴゴゴゴ…

戦士「おおお!?なんだなんだ!?崩れ出したぞ!」

勇者「ちっ、大魔王の最後の悪足掻きか!?脱出するぞ!」

813以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/18(水) 20:34:52 ID:qcnYJ82w
ついに…ついに!!!!

814以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/19(木) 18:40:39 ID:3oszz4YU
乙!!

815ーー魔王の爪跡、B1F:2021/08/23(月) 18:00:43 ID:vYcOYp..
盗賊「ほらっ、急げ急げ!」タタタ…

戦士「なあ、ここって1回来たことあったよなあ?」

商人「魔王の爪跡と呼ばれてた呪文が使えない洞窟ですよね。大魔王の城がこんな所と繋がってたなんて…」

勇者「とにかく早くしろ!ここも崩れてきたぞ!」

戦士「おお!?見ろよあっち、明るくなってるぞ!」

盗賊「あそこが出口だ!もう少しだぞ!」

商人「はあっ、はあっ、はあっ…だ、脱出出来ましたあ…ああ、明るいなあ……明るい!?」

勇者「ああ、眩しいな…光が…このアレフガルドに光が戻ったんだ」

戦士「うおおおおー!やったんだな!?やったんだな俺達!」

盗賊「ああ、成し遂げたぜ、遂にな。さーて、ここからラダトームまであと少しだ。さっさと帰って王様にとびきりのごちそう食わせてもらおうぜ!」

816ーーラダトーム郊外:2021/08/23(月) 18:15:15 ID:vYcOYp..
商人「もうすぐですよラダトームのお城。ここまで来て言うのもなんですけど、ルーラで来れば早かったですよね」

盗賊「せっかく光が戻ったんだ。お日様の下を歩きたいだろ。なあ?」

戦士「おおー!…ん?どうした勇者?元気ねえんじゃねーか!?」

勇者「…んな事ねえよ」

盗賊「はあー、お前どうせ大魔王の最後の言葉気にしてるんだろ?真面目な奴だよお前は」

勇者「真面目?俺が?」

商人「そうですよ、いつ来るかも分からない次の脅威の事を今から考えてるなんて…」

盗賊「思えば最初会ったときあんなに刺々しかったのも責任感からだろ?勇者たる自分が魔王を倒さない訳にはいかないってな」

戦士「足引っ張るなよとか言われたなー!」

勇者「…悪かったよ」

商人「やだなあ、気にしてませんよ。ねえ?」

戦士「全く気にしてないぞー!」

盗賊「俺らは過去の事なんか微塵も気にしてないからよ。お前も遠い未来の事なんか気にすんな。気にしても仕方ないしな」

戦士「今勇者がいるみたいによお、遠い未来にもきっとすげえ勇者がいるはずだぜー!」

商人「ええ、僕もそう思いますよ。根拠は何もないですけど、でも何故か確信めいたものがあるんです。世界はきっと、これからも大丈夫だろうって」

817以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/23(月) 18:24:56 ID:vYcOYp..
盗賊「光がある時闇もまたある、なら闇がある時光もまたある、だろ?なんとかなるさ!」

勇者「…おれが心配してるのは、俺みたいな勇者が現れないって事じゃねえよ」

戦士「ああー?他に何かあるのかよ!?」

勇者「未来の勇者は……お前らみたいな仲間に出会えるのか?俺は一人ではここまで来られなかった、お前らがーー」

商人「…ふっ、あはははは!」

勇者「ちっ…ああ分かってるよ!柄にもない事言ったよ!忘れてくれ…」

商人「す、すみません、そういう意味で笑ったんじゃなくて…大丈夫なんです。だって最初会ったときの僕らはーー特に僕は、凄く頼りなかったでしょう?でもここまで勇者さんについて来られた」

盗賊「だな。きっと未来の勇者も、頼りない仲間に舌打ちしながらなんとかやり遂げるさ」

戦士「俺らでも出来た!未来でも出来るに違いないぜー!」

勇者「お前らは本当に根拠のないことばっか…ああ分かったよ、未来を気にするのはやめだ。おら、もう町に着いたぞ!さっさと行くぞクソ野郎共!」

町人「あ!勇者様ご一行だ!おーいみんな!勇者様達が戻ってきたぞー!…」

818ーーラダトーム場外、ひとまずはーー:2021/08/23(月) 18:39:39 ID:vYcOYp..
勇者「…さて、行くか…」

盗賊「お、いたいた。おーい、王様が探してたぜ。宴の主役が居なくなったってな」

勇者「…どうしてここに居るって分かった?」

商人「だって勇者さん、俺はこの国には必要ない…とか言い出しそうじゃないですか」

勇者「商人までかよ。お前ら…」

戦士「俺らはいつまでもお前と一緒だぜ勇者ー!」

勇者「なんだよ、全員揃っちまったのかよ。宴に誰も残ってねえじゃねえかよ」

盗賊「良いだろ。『平和』は確かに置いてきたからな」

商人「ええ、この国の人達に一番大切な物をね」

戦士「で、どこ行くんだ勇者?」

勇者「何処って…」

子分?「んー?なんだおまえたち?こそこそしてどこかいくのか?」

勇者「お前は…親分、良かったな。恩赦で釈放されたそうしゃねえか」

子分?「おー!これからはいっしょだぞ!おまえたちはいっしょじゃないのか?」

勇者「俺らは…そうだな、俺らも一緒だ。これから何処へ行くにしてもな」

819以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/23(月) 20:01:55 ID:vYcOYp..
商人「勇者さん…」

子分?「そっかー。どこいくかしらないけど、またこいよ!だいまおーにくまだ食べさせてもらってないからな!」

戦士「ああー!すっかり忘れてたぜ!ごめんよー!」

盗賊「ま、いつかどこかでもっとうまいもの見つけて帰ってくるさ。その時まで元気でな」

子分?「おー!おなかすかせてまってるからな!」

商人「おなか空かせてない時あったかなあ…?さて、行きましょうか。と言っても、上の世界へは戻れなくなってしまったようですけど…」

戦士「アリアハンの王様は大魔王倒したって分かるかなあ?元気出してくれてると良いよな!」

盗賊「王様はともかく使者のおねーさんにももう会えないかもなあ。勇者、残念だったか?」ニヤニヤ

勇者「んな事ねえよ。だがいつか報告には帰らないとな」

商人「でも上には…あ、そうか」

勇者「ああ、その方法もこれから探せば良い。それじゃ行くぞ。とりあえずルビス様にでも話を聞きに行くか。それからーー」

ーーおしまい

820あいさつ:2021/08/23(月) 20:26:06 ID:vYcOYp..
商人「という訳で、僕らの旅は一旦おしまいです。ここまで読んでいただいてありがとうございました!」

盗賊「長かったな。いや長すぎだよな、丸3年経ってるぞ」

戦士「俺らの世界は五ヶ月足らずだけどなー!」

勇者「で、だ。一旦おしまい、というのは、まあ分かってる通りまだ先があるからなんだが…スレの残り的にキリの良いところまで出来ない可能性が高い。だからここから先は本当にオマケみたいなモノになると思う」

盗賊「それでも良ければ付き合ってやってくれよな。ってこんな感じの事毎回言ってるきもするがな」

商人「それにしても…これも毎回言ってる気がしますけど、あとがきって何も書くことないですね」

勇者「これだけ長々とやってりゃ書きたい事言いたい事ぜんぶの本文に出しきっただろ」

商人「これが終わった後、また別の形で皆さんにお会いできたらと書いてる人も思ってるみたいです」

勇者「仮に次があったとしたら、もっと簡潔にまとめたいところだけどな」

戦士「前にまとめサイトの感想で長すぎって言われてたもんな!」

盗賊「ま、多分今回はもしまとめられてもコメント見に行かないけどな。書いてる奴メンタルへっぽこだし」

勇者「知らない方が良い事も世の中にたくさんあるからな」

商人「では、とりあえずオマケをよろしくお願いします。その後はーーこれも毎回言ってますが…」

戦士「またいつか!」

盗賊「そのいつかがどういう形になるか、いくつか構想はあるが…いや、いくつもあるからこそ、どういう形になるかまだなんとも言えないんだよな。ただ全部となると時間がいくらあっても足りなくなるからーー結局、書きたいもの優先って事になるだろうな。その時はよろしくな!」

821以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/23(月) 22:53:38 ID:4fElIFto
おつ!
3年かぁ。楽しく読ませてもらいました!感謝!

822以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/25(水) 12:17:19 ID:dXwsiQbc
乙!ハラハラドキドキ、楽しかった!
次あるとしてもこの板はもう新スレ立てられないんよな
別の所で書く予定なら教えておいてほしい

823以下、名無しが深夜にお送りします:2021/08/26(木) 02:03:32 ID:.xP6h1HQ
いやだ…終わらないでくれ
毎週の楽しみが…

824すみません:2021/09/01(水) 16:52:55 ID:6IuyTbgE
「ちょっとじかんがほしーんだぞ!」

825以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/02(木) 00:12:39 ID:woWggBZE
待つぜ

826ーー146日目、竜の女王の城:2021/09/05(日) 20:32:15 ID:BApcLOPw
盗賊「あー、そうかもうここで書けないのか…すっかり失念してたなあ」

商人「とりあえず避難所が良いかなとは思っているのですが…良い場所があったら是非教えていただきたい所ですね」

戦士「つー事で今日は竜の女王の城に来たぜー!…で、なんでここに来たんだ?」

勇者「ルビス様の所に行ったらここへの道を開いてくれたんだろ!忘れんなよ」

商人「もう上へは来られないと思ってましたけど、ルビス様の力って凄いんですね」

盗賊「アレフガルドの創造主らしいからなあ。これくらいは朝飯前なんだろ」

戦士「あんなでも凄いんだな!」

勇者「さて、この城には以前来たときほぼ調べ尽くしたはずだが、確か…」

商人「真の勇者の称号を持った人がどうとか…お城の一番奥の方だったと思いますけど…」

戦士「勇者の称号?あー、ロトとかいう称号貰ってたな勇者!」

勇者「人間の国の王様がくれた称号がこの人外の地で何の役に立つのか知らないが…まあいってみるしかないな。ルビス様のお導きでもあるしな…」

827以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/05(日) 20:41:15 ID:BApcLOPw
商人「ここは…まるで光が天から降りてきているような…」

エルフ「ああ、ついに現れたのですね、まことの勇者が」

戦士「おおー!やっぱりすげー称号だったんだな!」

勇者「らしいな…さて、ならばこの光の中に入ればーー」

ーー???

盗賊「…ここは?俺らはさっきまで城の中にいたはずだが…」

戦士「なんだよ、いつのまにこんな草っぱらに来たんだ?」

商人「どうなってるんでしょう…ゆ、勇者さん…」

勇者「情けねえ声出すんじゃねえよ。にしてもいきなりこんな所に投げ出されるとはな」

盗賊「何もかも分からないが…進むしかないな。だろ?」

戦士「おおー!当たり前だぜー!」

商人「正直不安はありますけど、前にしか道がありませんからね…」ゴクリ…

勇者「今までと同じだ。前に進んで道を切り開くだけだ。行くぞ!」

828ーー謎の洞窟:2021/09/05(日) 20:52:26 ID:BApcLOPw
盗賊「ここは…見覚えがある気がするぜ」

戦士「あれだよな、あそこ…ネクラコンボ!」

勇者「ネクロゴンドだ。しかしどういう事だ?竜の女王の城がネクロゴンドの洞窟に繋がっている…?」

商人「とにかく進んでみましょう。知ってる場所ならばかえって好都合ですし…」

ーーキラークラブがあらわれた!ゴールドマンがあらわれた!

戦士「おお!?あのカニ見たことねーよな!」

盗賊「だな。とにかく攻撃だ…って固いな!?」ガギン!

キラークラブのこうげき!

戦士「ぐおおお、いてえー!」

ゴールドマンはにげだした!

勇者「逃げやがったか!好都合だ、この新しい魔物に集中出来るぜ、らあっ!」ギイン!

戦士「うおおお、ぶった斬るぜー!」ズバッ

ーーキラークラブをやっつけた!

商人「ふう、体力は大したことなかったですね。しかし見たことのない魔物…?」

勇者「どうやら俺らの知ってるネクロゴンドの洞窟とは事情が違うようだ。まあ良い、進んでるうちに何かが解るかも知れねえからな。進むぞ」

829以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/05(日) 21:56:40 ID:EIX97Ovc
クリア後ダンジョンきたー!!そうこなくっちゃ

深夜の空気感で続けるなら避難所が良いのかねぇ
ここ以上に人は居ないだろうけど…でも>>1が書くならどこでもついていくぞ

830以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/12(日) 19:52:00 ID:LQhGNnX.
盗賊「ネクロゴンドの洞窟を抜けたらあのやまたのおろちが住んでた溶岩の洞窟…」

商人「そこを抜けたらピラミッドみたいな所で、更にここはノアニール西の洞窟…?」

戦士「しかしよお、ピラミッドの中に神父さんが暮らしてるなんてな!罪をなんとか言ってたなー!」

勇者「ピラミッドの中っていうか、あそこもまた別の場所のようだったけどな。ポルトガかどこかに似てたか…?まあそれは今問題じゃねえ。大事なのは…」

商人「ノアニール西の洞窟っていう事は、回復の泉があるかもしれませんよね。ここまで結構消耗しましたけど…」

盗賊「おおあったぞ!ははっ、これで楽になるな!…っくあー!うまいなここの水は!」

戦士「回復したぜー!これでどんな魔物にも負けねー…おおおおお!?あいつは…!」

ーーキラークラブがあらわれた!キングヒドラがあらわれた!

勇者「こいつ、親父の仇…!?バカな、なんでここに…」

商人「まさか…この魔物は一匹だけじゃなかった?他の魔物のように何体もいて、そのうちの1体が大魔王の配下になっていた…?」

盗賊「はっ、少し驚いたが構いやしないだろ。今まで通り立ち塞がる魔物は倒すだけだ。そうだろ?」

戦士「おおー!全部ぶっ倒してやるぜー!」

831以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/12(日) 20:02:33 ID:LQhGNnX.
勇者「何度でも倒してやる!おおおおおー!」ザンッ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「ふう、あいつは確かに強いですけど、僕らも強くなってますよね」

盗賊「だな。さ、この調子で進むぜ!」

戦士「次の階に行くぜー!…お?またネクラコンボに戻ったのか?」

勇者「ネクロゴンドだ!ここはネクロゴンドの洞窟の入り口の階層みたいだな」

盗賊「ここはすぐ通過出来るな。さて次は…ここはあれだな、サマンオサの地下牢か」

商人「ですけどこれ…投獄されてるのはみんなモンスターじゃないですか!?」

魔物「ねえ、君たちも試合に出場するんでしょ?」

戦士「ああ!?試合なんて知らねーぞ!」

魔物「ふーん…」

勇者「今までにも増して訳が分からねえが…進むしかねえか。階段上ってみるぞ…ああ!?」

商人「ここ…モンスター格闘場じゃないですか!?」

戦士「うおお!?しかもこれ俺達が戦う感じか?どうなってんだー!?」

832以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/12(日) 20:07:34 ID:LQhGNnX.
勇者「おそらく目の前にいる魔物と戦えって事なんだろうが…見覚えがある魔物だな」

盗賊「なあ、あいつの後ろに階段あるじゃないか。あいつ無視して下りられないもんかな?」

商人「無意味に戦う必要も無いですしね。ではそーっと失礼して…」

魔物「おい!無視していくなんてそりゃないだろ!」

勇者「…流石に無理があるか?まあ良い、他の魔物と同じように戦うだけだ。行くぞ!」

戦士「おおー!やってやるぜー!」

魔物「へっ、そうこなくちゃな!行くぜ!」

ーーバラモスエビルがあらわれた!

833以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/14(火) 03:44:50 ID:gMQy9UV.
ツギハギ手抜きダンジョン…と言えなくもないんだが、過去突破してきたダンジョン再びって展開は結構熱くて嫌いじゃない

834以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/21(火) 20:06:10 ID:xkQr18Sg
盗賊「へっ、上の魔王とか大魔王の手下なんかに似てやがるが、もうあの連中もさほどは怖くないぜ!そらあっ!」ピシャッ

戦士「うおお!りゃあああー!」ザンッ

バラモスエビルはイオナズンをとなえた!

商人「うわっ!?さ、最上級の攻撃呪文を使ってきましたね。これは…」

バラモスエビルはメラゾーマをとなえた!バラモスエビルはこごえるふぶきをはいた!

勇者「うおおっ!?くそが、大魔王並のブレスに火の最上級攻撃呪文…攻撃だけなら大魔王以上か!?」

盗賊「つっても、いくらなんでも大魔王より体力はないだろ!そらあっ!」ピシャッ

商人「早めに勝負を着けたいですね…ルカニ!…ああっ、効かない!?」

戦士「大丈夫だ、俺がたおーす!うららあーっ!」ズバシュッ

バラモスエビルをやっつけた!

商人「はあ…強敵でしたね。あのタイプの魔物はみんな強いですね…」

勇者「そうはいっても大魔王に勝った俺達だ、こんな所で負けてられねえよ。にしても…観客に観られながらってのはあまり気分が良いもんじゃねえな」

戦士「そもそもどこの誰なんだこいつら??」

盗賊「このダンジョンは訳の分からない事ばっかりだ。そもそもダンジョンなのかもよく分からないけどな。本当、どうなってんだここは…」

835ーーゼニスの城:2021/09/21(火) 20:18:53 ID:xkQr18Sg
勇者「…で、ここは…城?どういう事だ…?」

戦士「お、王様がいるぜ!おーい、冒険の書書くかー?」

商人「ちょ、戦士さん王様相手にそんな…」

王様「わしは冒険の書は書かんよ。それよりお主達、神竜に会いに来たのか?」

盗賊「神竜…?」

王様「神竜に会えれば願いを叶えてくれるというぞ。頑張るんじゃな」

勇者「願いを…」

戦士「へーすげーな!さっそく行ってみようぜ!」

商人「待って下さい、他にも人がいますし、話を…すらすみません…」

詩人「ほう、あなた方は下から来たのですか?ならばなかなかの腕をお持ちのようだ。だが謎解きは出来ますか?」

盗賊「謎解き?はっ、なんだかしらないが受けて立とうじゃないか」

詩人「ほろびの町。十字架の下でキラリと光るものは…この謎が解けますか?解けたらまた来てください」

勇者「滅びの町…1つしか思い浮かばないけどな」

商人「ですよね、あんまり行きたくない所ですけど…時間があったら行ってみましょうか?」

836以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/23(木) 22:53:36 ID:ssHP34Pk

謎解きでアイテム拾うのはアリ?
まぁそうしないと先に進めないもんな

837ーー謎の塔:2021/09/29(水) 17:19:19 ID:rpBEkyB2
戦士「おおー!なんかすげー塔だな!」

商人「ええ…まるで天空まで伸びているかのような…」

盗賊「つっても上がったり下がったりを繰り返してどれだけ高いかよく分からなくなったよな」

勇者「下を見る限りは、相当高いみたいだけどな」

戦士「お、ホントだな!雲しか見えねー!」

商人「落ちたらどうなってしまうんでしょう…?あ、それはそうとあなほりしないと…」ザッザッ

盗賊「お前はいつも平常運転だな…お?何か出てきたんじゃないか?」

戦士「おお!?指輪かそれ!?」

商人「やりましたよ、いのりのゆびわです!魔力を回復してくれる優れものですよ!」

勇者「魔力回復アイテムか。この先何が待ってるか分からねえから助かるな。さて進むぞ。とにかく神竜って奴に会ってみないとな」

838以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/29(水) 17:29:42 ID:rpBEkyB2
商人「ふう…魔物は強いし上りはキツいし…」

勇者「弱音吐くのは早えよ。おでましだ!」

ーーてんのもんばんがあらわれた!

盗賊「はっ、いかにもタフそうなのが3体も出てきたぜ!なかなかスリルありそうだな!」

勇者「行くぞ!はあっ!」ザンッ

てんのもんばんのこうげき!てんのもんばんのこうげき!

戦士「うおおー、いてえー!うおりゃー!」ガギン

てんのもんばんのこうげき!てんのもんばんのこうげき!てんのもんばんのこうげき!

勇者「くそ、こんな奴らに…ベホマズン!」パアアア…!

戦士「うりゃー!おりゃー!このやろー!」ザクザクザクッ

てんのもんばんをたおした!てんのもんばんをたおした!

てんのもんばんのこうげき!戦士はしんでしまった!

盗賊「くそっ、戦士…!らあっ!」ピシャッ

ーーてんのもんばんたちをやっつけた!

勇者「辛勝、って所だな…道中これでは先が思いやられるな…くそっ!」

839ーー147日目、ガルナの塔:2021/09/29(水) 17:43:29 ID:rpBEkyB2
商人「まさかあの塔から飛び下りたら地上に着いてるなんて…」

盗賊「まああの塔への道中からして理屈とかそういうものでは説明出来ないんだろ。俺はもう考えるの止めたよ」

戦士「俺も考えてないぜー!」

勇者「お前はいつもだろ…で、今日はまた種集めだ」

商人「ただ今日は時間があまり無かったのもですけど、種の集まりは悪かったですね」

盗賊「かしこさのたね3つだもんなあ。代わりにいのちのきのみが7つ集まったけどな」

戦士「合計すれば10個だぜー!」

勇者「そう考えればそこまで悪くもないな。あなほりでかわのたても見つけたしな」

商人「上の魔王戦で負けて盾を捨てたから僕と盗賊さんは盾装備してなかったんですよね。本当にささやかですけど、守備力を上げることが出来ましたよ」

戦士「よっしゃー!じゃあ早速明日あの塔にリベンジしよーぜ!」

盗賊「だな、少し勝手も分かった事だし、昨日よりは上手くやれるだろ。にしても何かこっちでやることあった気がしたが…?」

840以下、名無しが深夜にお送りします:2021/09/30(木) 20:58:03 ID:Zb3mflZA
乙!

841ーー148日目、謎の塔:2021/10/05(火) 17:48:38 ID:0e3s75Vc
商人「すっかり忘れてましたね、謎かけの事…」

戦士「詩人の顔見て思い出したな!」

勇者「まあ別に急いでもいないから良いだろ。それにしてもここは…」

盗賊「モンスターが強すぎるぜ。大魔王を滅ぼした俺らがボロボロだ」

商人「あの上の魔王みたいな魔物が徒党を組んで襲ってくるとは思いませんでしたね。あの攻撃力だけでも厄介なのに…」

戦士「金色のでけーやつも強いな!攻撃めっちゃいてー!」

勇者「あまり好きじゃないが…あの金色は商人のバシルーラで飛ばすのが楽みたいだな。それが一番消耗が少ない」

商人「それにしても回復だけで凄い消費しちゃいますけどね魔力…」

盗賊「道中の回復は大体商人がやるからなあ。それでも一応ふしぎなぼうしで消費は抑えられてるんだよな?」

商人「そうなんですよ。僕の使う呪文じゃせいぜいベホイミとバシルーラくらいしか効果はないですけど、それでもありがたいです」

戦士「あのなんとかの指輪使っちゃダメなのか?今日も1つ掘り当てたよな!」

勇者「いくら2つになったとはいえ貴重品だ、まだムダ遣いは出来ねえよ」

盗賊「にしてもこの塔はどこまで上れば良いんだかな。そろそろ神竜ってのに会いたいぜ。二人の魔力が尽きる前にな」

842以下、名無しが深夜にお送りします:2021/10/05(火) 17:59:04 ID:0e3s75Vc
戦士「うーん、上ってきたなー!お?あれ竜じゃないか?竜がいるぜー!」

商人「本当だ…!あれが神竜なんでしょうか?」

盗賊「ま、行って話しかけてみれば判るだろ。おーい、えっと神竜、サマ?ですかいね?」

神竜「いかにも。お前達は…ほう、下から来たのか。久しぶりだな」

勇者「あんたが…神竜様か。ここに来る途中にあった城で、どんな願いでも叶えてくれると聞いたが…」

神竜「願いか。良かろう。ただで、という訳にはいかんがな」

戦士「お、カネか?カネならいくらでもあるぜー!」

商人「せ、戦士さん!そんなはずないでしょ!」

神竜「ふふっ、面白いなお前達は。願いを叶える条件とは…この私を倒す事だ!どうだ?やってみるか?」

盗賊「神に挑む、か。良いねえ、最高のスリルじゃないか!」

勇者「断る理由は何もないな。いくぞ!」

843以下、名無しが深夜にお送りします:2021/10/05(火) 18:07:09 ID:0e3s75Vc
商人「ではまずルカニを…ああっ、効かない!?」

戦士「大丈夫だぜー!おらおらっ!」ザシュ

しんりゅうはいきなりのしかかってきた!

盗賊「ぐおおっ!?おいおい、全体にその攻撃力は反則だろ!?」

しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!しんりゅうのこうげき!

勇者「くそ、なんて攻撃力だ…ベホマ!」

商人「僕はもう一度ルカニを…やっぱり効かない!?神竜にルカニは効かないのか…」

勇者「構わない、もう一度かけてみてくれ。本当に効かないのかどうか確かめよう」

商人「…!はい、ではもう一度ルカニ!…効きません!」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

戦士「おおお!?勇者が眠っちまったらまずいぜー!」

盗賊「ほぼ回復が封じられちまったようなもんだ。ここから挽回したいが、これは…」

844ーー49日目、テドン:2021/10/05(火) 18:22:22 ID:0e3s75Vc
商人「完敗でしたね。最初に大魔王と戦った時よりも…」

戦士「めちゃくちゃ強かったぜー!」

盗賊「ありゃあ正直どうしようもなさそうだぜ。どうする?」

勇者「今まで通りだ。どうしようもなくてもどうにかするんだよ。それより今は例の謎かけだ。」

商人「十字架の下でキラリと光るもの…あ、これじゃないですか?」

ーーなんとまじゅうのツメを手に入れた!

盗賊「こいつは…どうやら俺用の装備のようだな。ついに…ついにとげのムチとおさらばだぜ…!」

勇者「そもそも今までとげのムチで戦ってたのがおかしいんだけどな」

戦士「んー?でもこれ使って良いのか?魔物が落としたモノじゃねーよな?」

商人「あー、それは…」

盗賊「そうだな…その件については、後日改めて考える事にしようか」

勇者「ああ、神竜を倒した後くらいにな」

商人「つ、使う気満々だ…でも確かにこれくらいないとあの神竜には歯が立たないかも…武器1つで大きく変わるとも思えないけれど…」

845以下、名無しが深夜にお送りします:2021/10/05(火) 21:23:51 ID:8tsoYBIA

まあクリア後のおまけだし多少はね?

846ーーゾーマの城南部毒の沼地:2021/10/17(日) 19:53:15 ID:z1CRZ4XQ
盗賊「あー、先週は更新しなくて悪かったな。もでるな?とかいうのの2回目の呪いがどうとかでな」

商人「他の人達の話を聞く限りは書いてる人の呪いは大したことないみたいだったんですが…それでもいろいろ時間が無くなりまして…」

勇者「ーーで、俺らは謎解きの後テドンからギアガの大穴を経由してここまで来たんだが…」

戦士「種全然拾えねー!ゼロだ!」

盗賊「1つも盗めないとはなあ。装備ならもろはのつるぎ3らいじんのけん2にしあわせのくつとてつのつめと大量に盗めたんだが…」

商人「油断して僕と勇者さんが死んでしまい、装備-2です…」

勇者「商人の魔力が無くなったまま来てたからな。回復ケチってたらこれだ。種も手に入らないし散々だ。まあ希望も無い訳ではなかったが」

戦士「商人レベルアップでめちゃくちゃたいりょく上がったよなー!」

商人「ええ、この頃レベルアップしても雀の涙程度しか強くなれなかったのに、ここに来て数値が跳ね上がるように…もしこのまま上り続けるなら僕はもうスタミナのたねは要らないかもしれません」

盗賊「となると俺一人ぶんで良くなるから必要な数はかなり減らせるよな。戦士はレベルアップだけで間に合いそうだし、勇者はもう限界まで上がってるしなあ」

勇者「商人がこのままのペースとは限らねえから少し余分には欲しいけどな。さて、レベルアップでいくらか強くなった。また神竜に挑戦するのも良いかもな。新しい武器も手に入ったしな…」

847ーー150日目、ゼニスの城:2021/10/17(日) 20:05:54 ID:z1CRZ4XQ
盗賊「150日目…旅だってから五ヶ月かあ、長かったようなあっという間なような、だな」

商人「ですね。思えばずいぶん遠くへ来ましたね」

戦士「ん?遠いのかここ?」

商人「あー、どうなんでしょう…」

勇者「近くはねえだろ。さて、神竜の所に行く前にあの詩人に謎を解いたと報告するか」

盗賊「そうだな、こんな良い武器貰っちゃったからな。あ、おーい兄さん、これ…」

詩人「おや、1つめは解けましたか。では次はどうです?」

戦士「次ー?まだあるのか?」

詩人「暗き地のかこまれたる町。花の中にそれはねむる…」

商人「暗き地の囲まれた町、というと…」

盗賊「1つしかないな。いや…でもまああそこだろ?さてどうする?予定通り神竜の所に行くか、それとも…」

勇者「そうだな…前と同じならまた強力なアイテムがあるはずだ。そっちを優先しても良いが…」

商人「悩みますね。でもこのまま神竜と戦うよりは少しでも装備を調えたい気もしますし、うーん…?」

848以下、名無しが深夜にお送りします:2021/10/18(月) 02:43:02 ID:XoBg.pxU
モデルナアーム!!(必殺技感)
急病とかじゃなくて良かった

849ーーメルキドの町:2021/10/24(日) 17:31:32 ID:ih1ZYXHQ
戦士「暗いとこっていったらアレフガルドだよな!」

商人「ええ。そして囲まれた町というのはここ、メルキドでしょう。濠に囲まれたリムルダールの可能性も考えましたけど…」

盗賊「花が印象的だったのはこっちだよな。確か…あー、あの建物の中だったか?」

勇者「行ってみれば分かるだろ…ああ、ここで合ってたようだな」

戦士「おおー!どこだ!?どこにあるんだー!?」

盗賊「落ち着け、あんまり花壇荒らすなよ…ほら、これじゃないか?」

勇者「これは…衣?防具か?」

商人「こ、これって…!まさかやみのころも!?凄い、実在してたなんて…!」

戦士「おおお!?すげーもんなのか?」

盗賊「俺も話には聞いたことがあるぜ。とんでもない防御力にみかわしのふくみたいな回避能力まで付いてるってな。しかしこれも俺が装備できるやつか?俺しかパワーアップしてないぞ?」

勇者「むしろ強化が散るより良いかもしれねえ。攻撃も防御もお前がこなせるなら俺は回復に専念出来るかもな。そうすれば少しは勝ち目が見えるかもしれねえ」

商人「うーん、パワーアップ置いていかれてるけど…でもパーティーとしてはかなりの強化ですね!」

勇者「よし、じゃあせっかくアレフガルドに戻って来たんだ、またスタミナのたねでも集めるか。今度は収穫があると良いがな」

盗賊「へっ、昨日みたいなヘマはしねえぜ。今日は集めて集めて集めまくってやる!見てろよお前ら!」

850ーーゾーマの城南部毒の沼地:2021/10/24(日) 17:41:43 ID:ih1ZYXHQ
商人「はあ…沼地でずっとうろうろしてるのは憂鬱になりますね…」

盗賊「足下グズグズ毒気はムンムンときたもんだ。なんでこんな所が種集めに最適なのかねえ?」

戦士「毒気はトラマナでなんとかなってるぜー!」

勇者「服の汚れは宿に戻るまで我慢だ。にしても今日はかなりの収穫があったな」

商人「スタミナはたね15個ですからね!しかもオマケにせかいじゅのはが3枚!凄いですよ!」

盗賊「今までなかなかせかいじゅのはは手に入らなかったんだけどな。ま、俺の手にかかればざっとこんなもんよ」ドヤッ

戦士「種は宝箱も多かったけどな!」

商人「あとリアル時間も昨日よりは支えましたからね…でもそれでも凄いですよ!」

勇者レベル81「前回が酷かっただけとも言うけどな。まあついでにレベルも上がったしな」

盗賊レベル82「かなり極まってきたな。俺も最近は体力の伸びは悪くないぜ」

商人レベル82「転職とか離脱とかありましたけど、やっとトップの盗賊さんに追いつけましたよ」

戦士レベル80「俺は置いてかれてるけど負けないぜー!」

勇者「まあ、種を使う都合上あまり上げすぎないようにはしないとな。さて、じゃあリムルダールに戻るぞ。明日は…」

戦士「まだ謎解きあるのか?」

商人「行ってみなければ分かりませんけど…あったらまたパワーアップ出来ますね。今度は僕の装備だと良いなあ…」

851以下、名無しが深夜にお送りします:2021/10/26(火) 08:51:12 ID:uCXAWcSs

毒の沼で拾ったたね食べて大丈夫なのw

852ーー151日目、ゼニスの城:2021/11/01(月) 19:36:08 ID:9j8i6Niw
盗賊「さあ、二つ目も手に入れたが…」

戦士「おーい!また謎解いてきたぞー!」

詩人「二つ目も解かれましたか。次は難しくしなければいけませんね」

商人「まだあるんですね…」

詩人「星を見る者。足元に気がつかず……さあ、これを解けますか?」

勇者「星を見る者、か。何処かで見た記憶はあるな」

盗賊「確か辺鄙な所だったよなあ。ま、行ってみるか」

商人「ところで…今僕たちはもう新しい所には行けないので1日経過毎に装備を1つ捨ててます。まだ余裕はありますけどね」

戦士「ついでみたいに武器とか盗むもんな!」

勇者「今日捨てたのは種集めのついでに見つけたぬののふくだからな。魔物が呼んだ死体野郎から盗んだやつだ」

戦士「一応まだルールは守ってやってるって報告だぜー!」

盗賊「ま、俺の盗みの腕があればケームオーバーとは無縁だ。安心するんだな!ははははは…」

853ーールザミ:2021/11/01(月) 19:47:23 ID:9j8i6Niw
商人「まずルーラでアリアハンに寄ってお金を預けて来て…」

戦士「すげーな、935000ゴールドも貯まってたぜー!」

盗賊「使い道無いけどな!ーーで、星を見る者を探してこんな所まで来たが…」

勇者「確かあそこだ。地球が回ってるとか言って島流しになった学者が居た…ああ、この家だ」

商人「失礼します…相変わらず星を見ていますね。では失礼してーーこれは!?」

戦士「なんだあー?キレーな石だな!」

盗賊「こいつは…けんじゃのいしか!?傷を癒す力があるっていう…凄いぞこれは!」

勇者「癒しのアイテムか…よし、商人が持っててくれ」

商人「はい!…ああ、やっとしんりゅう相手にまともな役割が出来たような…」ホロリ

盗賊「流石にこれ以上はないだろうな。あの謎解きもこれで終わりだろ」

戦士「うおおー!いよいよまたしんりゅう戦か!?」

勇者「その前に、せっかくこっちにまた来たんだ、こっちの種集めをしよう。またガルナでかしこさのたね集めだな」

盗賊「あそこは他の種や木の実が集まるのも良いよな。沼地より健康的だしな!」

商人「じゃあ早速行きましょう!」

学者(他人の家で喧しいなあ…)

854以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/01(月) 19:56:03 ID:t4lu3HpA
賢者の石きた!これでかつる!!

855ーー152日目、ガルナの塔2F:2021/11/01(月) 19:57:42 ID:9j8i6Niw
商人「いやあ、今日はたくさん種が集まりましたね!かしこさのたね21個!」

盗賊「そしていのちのきのみが13個。いやあ、腕が鳴りまくっぢったなあ」ドヤヤヤッ

勇者「ついでみたいだがちからのたねも2つ手に入ったな。盗賊をアタッカーとして使うならいずれは集めなきゃならないからな」

戦士「まだまだ力足りねーもんな盗賊は!」バンバン

盗賊「いてえいてえ!お前が馬鹿力過ぎるんだよ!」

商人「でもだからこそアタッカーしてるわけですからね戦士さんは」

勇者「しかし試しにそのけんじゃのいしを使ってみたがかなり便利だな。だがあのしんりゅうの猛攻撃にどれほど効果があるか…実際に戦ってみるしかねえな」

戦士「いよいよしんりゅうだな!」

商人「その前に…またあの謎の洞窟を最初から歩いてみたいんですよ。なんかあそこの魔物達は良いものを持ってるような気がして…」

盗賊「炎に耐性のある防具とかあったら欲しいよなあ。俺ら耐性防具ゼロだからな」

勇者「運が良ければ手に入るって程度だろうが…行ってみるか。しんりゅう相手に準備し過ぎるって事はないだろうからな…」

856以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/05(金) 12:01:57 ID:CfMZZjYI
乙!

857ーー謎の塔頂上:2021/11/09(火) 17:00:07 ID:cIceAMAA
盗賊「はあ…負けだ負けだ」ハア…

商人「と、盗賊さん、まだしんりゅう戦はこれからですよ」

戦士「結局謎の洞窟でも良いアイテムでなかったなー!」

勇者「運が良ければ、ってレベルの話だからな。それより目の前の敵だ」

神竜「なんだお前たち、また来たのか?」

商人「ええ、前回の僕達とは違いますよ…!」

戦士「装備がなー!」

盗賊「レベルもちょっとは上がっただろ!ま、そんな訳で今日は願いを叶えてもらうぜ。神竜サマを倒してな!」

神竜「ほう。ではその自信の程を見せてもらおうか」

勇者「言われるまでもねえ!行くぜ!」

戦士「うおおー!負けねえぞー!」

しんりゅうがあらわれた!

858ーー謎の塔頂上:2021/11/09(火) 17:09:06 ID:cIceAMAA
盗賊「さてと、早速新武器の効き目の程を見せてもらうぜ!しゃあっ!」ジャッ

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

商人「くっ…!けんじゃのいしを使います!」パアアア…

戦士「おおー!回復するぜー!」

勇者「完全に回復、とはいかないがかなり被害を軽減出来るな。ベホマズンもそう連発してられないからな…らあっ!」ザスッ

盗賊「そらもう一丁!」ジャッ

しんりゅうはいきなりのしかかってきた!

勇者「くそっ、この攻撃のダメージがでけえ。だが…」

商人「ええ、なんとかけんじゃのいしで時間を稼いで…」パアアア…

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうはいきなりのしかかってきた!

戦士「ぐおお!いてえー!」

勇者「流石に回復が間に合わねえな…ベホマズン!」パアアア…!

盗賊「おおっし!体力全快!」

商人「流石に楽な戦いではないけど…前よりずっと戦えてますよ!このけんじゃのいしがあれば、もしかしたら…!」

859ーー謎の塔頂上:2021/11/09(火) 17:16:49 ID:cIceAMAA
盗賊「おらっ!爪攻撃だっ!」ズジャッ

勇者「おしっ、この調子で…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

戦士「おいー!勇者ー!?」

商人「こ、これは…けんじゃのいしだけで支えきれるか…」パアアア…

しんりゅうのこうげき!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「うおおおお!?まずいぞまずいぞこれはっ!」

勇者「ん…はっ!?ちっ、すまないこんな時に…ベホマズン!」パアアア…!

戦士「おおおー!起きたか勇者ー!」

商人「あ、危なかった…でもここから…」

しんりゅうのこうげき!しんりゅうはいきなりのしかかってきた!

盗賊「ちっ、ちょっとは手加減しろってんだよ!」ジャッ

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!商人はしんでしまった!

戦士「商人ー!くそおー、負けねえぞ俺達はー!」

860以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/09(火) 17:22:17 ID:cIceAMAA
勇者「くそっ、ザオラルで生き返るか…?」パアアア…

商人「う、うーん…」

盗賊「おお!運が良かったぜ!」

商人「す、すみません、ここから…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!商人はねむってしまった!

戦士「ええー!?そりゃねえだろー!」

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうはイオナズンをとなえた!戦士はしんでしまった!盗賊はしんでしまった!

勇者「ちいいっ!ザオラルで…くっ、生き返らねえ!」

しんりゅうのこうげき!勇者はしんでしまった!

商人「うーん…あ、あれ?皆さん…!?ど、どうすれば…」

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうはいきなりのしかかってきた!

ーー勇者たちはぜんめつした!

861以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/09(火) 19:56:56 ID:iVYZ4ywY

あちゃー駄目かー
眠らされるのが痛いんだよな

862ーー153日目、ガルナの塔:2021/11/16(火) 19:43:07 ID:tzaKyNY2
勇者「…で、全滅してダーマまで飛ばされてその足でガルナに来たって訳だ」

戦士「全滅やら日数経過やらで装備6つも捨てたぜー!」

商人「まだアイテムに余裕はありますけど…書いてる人は心配性なのでそわそわしてきてますね」

盗賊「ま、次勝てば良いだろ。ダメならその次でも大丈夫だろ。で、今日の収穫はかしこさのたねといのちのきのみが8つずつだ」

勇者「おそらくこれで後はレベルアップすれば魔力は限界まで上がるはずだ。かしこさのたね集めは終わりだろうな」

商人「いのちのきのみはいくらあっても良さそうですけど…他に集めたいものもありますからね」

戦士「やっぱりパワーが欲しいよな!」

盗賊「お前はもう限界だろ!ま、俺と勇者が欲しいのは事実だけどな」

商人「ちからのたねが集めやすい所…出来れば他にも良いものが集まる野老が良いですよね」

勇者「日数経過も考えるとここから近いとなお良い。という訳だ、さっさと行くぞ」

戦士「おお?行くとこ決まってんのか?」

勇者「一応な。というより他に思い浮かばん。少し懸念もあるがまあ行ってみない事にはな…」

863ーー夜、ジパング郊外:2021/11/16(火) 19:57:37 ID:tzaKyNY2
商人「ううー…さ、寒いですね…」ブルッ

盗賊「あの溶岩だらけの洞窟出て夜の山中さまよえばな…温度差がキツすぎるぜ…」ヘックショイ!

戦士「でもめちゃくちゃアイテム手に入ったよな!すげー!」

商人「ええ、まあ、どくがのこなは35個も手に入りましたね…」

勇者「どくがのこなを探しに来た訳じゃねーんだよ!ちからのたねと、ついでにすばやさのたね、更にせかいじゅのはも手に入るだろうと思って来たんだが…」

盗賊「ちからのたね6つ、すばやさのたねは2つ、せかいじゅのはは1つだけだったな。ま、せかいじゅのははそんなに簡単に見つかるとは思ってなかったけどな」

戦士「でもどくがのこなだって役に立つだろ?」

商人「銀色の魔物を狩ってる時には便利ですけど、もうレベル上げに躍起になる時でもないですからね…」

盗賊「もしかしたらしんりゅうの所に行くまでの道のりで効く奴がいたらラッキーって所だな。しかし…リアル時間効率悪いなここは」ボソッ

勇者「俺らみたいな経過日数制限なんてものがなければ、ジパング郊外うろついた方がちからのたねは早く手に入るだろうな」

商人「そんな制限普通はないでしょうからね…」

戦士「でも洞窟じゃないとせかいじゅのはは見つからないんじゃねーのか?」

盗賊「すばやさのたねもな。そこは目的によってだろうなあ。俺らはせかいじゅのはがないとどうにもならないからな」

勇者「分かりきってた事だが、ザオラルじゃ厳しいからな。使った挙げ句負けたら目も当てられねえ」

商人「またここには来るようでしょうね。はあ、あれもこれももっと手早く集まったらなあ…」

864ーー154日目、謎の塔頂上:2021/11/23(火) 17:13:28 ID:3V.qQV.g
商人「も、もうしんりゅうに再挑戦するんですか!?」

勇者「こいつと戦うしかやることないからな、当然だろ」

盗賊「種集めばっかりってのもメリハリがないからな…仕方ない所だな」

戦士「俺は何回でも戦ってやるぜー!」

商人「いや、戦うのは良いんですけど装備が…いや、勝てば問題ないのか…でも…」ブツブツ

勇者「何ぶつぶつ言ってんだ、始めるぞ」

盗賊「ちょっと待ってくれ。せっかく集めた種を使ってからにしようぜ、ほら勇者、ちからのたねだ」

商人「え?ちからのたねは盗賊さんが…」

盗賊「俺はとりあえず戦士からごうけつのうでわを借りるよ。お手軽パワーアップだ」

戦士「おれはこれなくても平気だぜー!」

勇者「よし、準備は出来たな?ーー待たせたなしんりゅう!」

神竜「よかろう、どれだけ腕を上げたか見せてみろ!」ギャオーン!

ーーしんりゅうがあらわれた!

865以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/23(火) 17:21:15 ID:3V.qQV.g
商人「よし、まずはスクルトを…」ギュイイーン

しんりゅうのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

商人「け、消された!?もう一度…」ギュイイーン

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「ぐおおっ!?いきなり強烈なの2連発かよ!でもけんじゃのいしを使えば…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!商人はねむってしまった!

戦士「うおお!?商人ー!」

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!

勇者「くっ、でたらめな攻撃力だ!くそっベホマズ…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

盗賊「おい!それは…」

しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!しんりゅうはいきなりのしかかってきた!ーー

866ーー155日目、ダーマ神殿:2021/11/23(火) 17:30:59 ID:3V.qQV.g
勇者「……ボコボコだったな」

商人「前回善戦出来たのが運が良かったのでしょうか?それとも今回が特別運が悪かったのでしょうか?」

盗賊「そこら辺は回数こなさないと分からない所なんだろうが…」

戦士「装備を捨てるぜー!ゆうわくのけん3つとまほうのビキニ2つ!」ポイポイポイポイポーイ

商人「この調子で装備が減ると…」

勇者「まだ余裕があると言ったがあっという間だろうな。さてどうするか…」

盗賊「何が足りないかっていえば…攻撃力も体力も足りないよな」

戦士「装備も補充しないとな!」

商人はそういえばさっきなんで盗賊さんちからのたね使わなかったんですか?ごうけつのうでわを装備するにしても…」

盗賊「ああ、もしかしたらなんだけどな、俺がけんじゃのいしを持った方が良いのかなって思ってな」

勇者「お前が?いや…確かに今のやり方だと商人が眠らされるとかなり厳しくはなるな」

商人「確かに盗賊さんがけんじゃのいしを持てば眠らされても僕のザメハでなんとかなるかもしれませんが…そうなると攻撃力が…」

盗賊「お前の攻撃呪文だな、メラミ」

商人「メラミで!?」

勇者「確かに現状盗賊の攻撃とメラミは大差ないか。でもそうなると…こいつは少し考え所だな」

867以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/24(水) 01:24:26 ID:WGh46hew
メラミと同程度の火力しかないのはきついな

868ーー夜、ダーマ神殿:2021/11/29(月) 19:58:09 ID:YhqHguAg
盗賊「ふう…今日はめちゃくちゃ種集めまくったな」

商人「まず最初におろちの洞窟、そして更にガルナの塔に移って種集めしましたからね」

勇者「これからどういう戦い方をするにしてもせかいじゅのはは必要だからな。そして俺らに今一番必要なのは…」

戦士「体力だよな!いのちのきのみだ!」

商人「という訳で集めも集めたりちからのたね20、いのちのきのみ12、かしこさのたね11、すばやさのたね5ですよ!」

盗賊レベル89「更にせかいじゅのはが2枚か。もうちょっと集めたかったけどな」

勇者レベル88「せかいじゅのはだけが目的ならもっと別の場所を探さないといけないかもな。で、今せかいじゅのはの合計が7枚か」

戦士レベル86「結構あるんじゃねーのか?」

商人レベル88「とはいえ、使うときはあっという間に使ってしまいそうですよね、あの猛攻だと…」

盗賊「で、次どうする?俺がけんじゃのいしを持つか?それとも…」

勇者「……もう一度だけ今までのやり方でいってみよう。一度そこそこは戦えもしたからな。もしダメでもそこから問題点を洗い出す」

商人「やっぱりメラミじゃちょっと不安ですよね。威力が伸びる訳でもないし…」

戦士「よっしゃー!じゃあ行こうぜ!今度は負けねーぞー!」

869ーー156日目、カザーブの村:2021/11/29(月) 20:07:56 ID:YhqHguAg
盗賊「…なーんて意気込んで行ったのに、しんりゅうに会いに行く道中で上の魔王もどき2体にボコボコにされちまうんだもんな…」ハア…

商人「戦士さん以外死んじゃいましたからね…」

戦士「金預けた直後だったから生き返らせる為の寄付金が無くてヤバかったぜー!」

勇者「どくがのこなを売って用立てたのか。役に立ったなどくがのこな…」

商人「ええ。想定と全く違う使い道ですけれども…」

盗賊「まさかこのレベルになって蘇生費用に右往左往するとはなあ。にしてもあそこの魔物は強すぎるぜ」

戦士「敵はしんりゅうだけじゃねーな!」

勇者「情けねえ事には違いねえけどな。情けねえから少し鍛え直すか。せっかくこんな所にいるし、また謎の洞窟を通ってしんりゅうの所まで行くか」

盗賊「途中で何か良いアイテム拾うと良いけどなあ」

商人「炎を防げる鎧とかせかいじゅのはとか魔力を増やす木の実とか、欲しいのは沢山ありますよね。何か1つでも手に入れば良いなあ…」

870以下、名無しが深夜にお送りします:2021/11/30(火) 19:58:45 ID:o6sua4Og
乙!

871ーー謎の塔頂上:2021/12/07(火) 20:06:27 ID:0hYR/Dok
戦士「謎の洞窟をわざわざ通ってここまで来たけどやっぱり特に何も拾わなかったぜー!」

商人「ふしぎなきのみは収穫でしたけどね…あとはおおばさみがみっつとかですね」

盗賊「装備はいくらあっても足りないからな。で、しんりゅうだけど、また同じように戦うんだったな?」

勇者「ああ、もう一度だけやってみよう。もしダメなら別のプランだな」

戦士「という訳だから行くぜしんりゅうー!」

しんりゅう「相手をするのは構わんが、多少は腕を上げてきたんだろうな?」

盗賊「そいつは今からのお楽しみってヤツだ。じゃあ行くぜ!」

商人「はい!全力で行きます!」

ーーしんりゅうがあらわれた!

872以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/07(火) 20:13:29 ID:0hYR/Dok
しんりゅうはいっきにのしかかってきた!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

戦士「ぐおお、相変わらずつえー!うおりゃー!」ザンッ

商人「けんじゃのいしで回復して…これでOKです!」

盗賊「よっしゃ、そこそこちからのたねを食った俺の攻撃を食らえー!」ズシャッ

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

戦士「あー!?また勇者が眠ったぞ!」

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうはイオナズンをとなえた!

盗賊「くっそ…!商人、ザメハ使えないのか!?」

商人「ダメです、今回復の手を緩めては…」

しんりゅうはいっきにのしかかってきた!しんりゅうはするどいキバでかみくだいた!商人はしんでしまった!

盗賊「くそ、やっぱりダメか…」

戦士「おい、どうすりゃ良いんだ!?」

盗賊「勇者が目覚める可能性に賭けて防御してるしかねえ!起きてくれさえすれば…」

勇者はねむっている

しんりゅうのこうげき!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!ーー

873ーー158日目、ガルナの塔:2021/12/13(月) 20:00:45 ID:VEPi0p2Y
勇者「やっぱりけんじゃのいしとザメハが使えるのが一人に集中しちゃ無理が出てくるか…」

商人「それがハッキリ分かった事が収穫と言えますかね…?」

戦士「でもやっぱり勝たないとだぜー!」

盗賊「全くだ。で、けんじゃのいしは俺が持つとして、商人はザメハメラミスクルト係だな」

勇者「あと道中の回復もだ。けんじゃのいし手放した方がやること増えるかもな」

商人「役に立てるならなんだってやりますよ!そのためにもこうやってここでまたかしこさのたね集めしてる訳ですし」

勇者「今回はいのちのきのみの方がメインだけどな。やっぱり体力は何にも優るんだよな、ベホマズンの効果もより上がる事にもなる」

戦士「今回はいのちのきのみ20個にかしこさのたね19個、ついでにちからのたね4つだぜー!」

盗賊「全員の体力を600以上にするのが目標だったが、残念ながら590ちょっとで終わりだ。でもま、大差ないだろ」

商人「これでもずいぶん上がりましたからね」

勇者「あとはかわのたてが見つかったから商人に装備させたな。一度手放した盾だがこれで全員また盾を装備できたぜ」

盗賊「ダメージ1しか減らないけどな!しかしこれでやることはやっただろ。明日また勝負だな」

戦士「明日こそは勝つ!勝つぞー!」ウオー

874ーー158日目、謎の塔頂上:2021/12/13(月) 20:11:44 ID:VEPi0p2Y
戦士「前回はまだ157日目だったぜー!今日が158日目だぜー!お詫びして訂正するぜー!」

勇者レベル90「そしてまた全員レベルを上げてきたぜ。結構前にかしこさは限界だったんだが、ここに来てやっと魔力が上がったな」

商人レベル91「僕もたくさんかしこさのたねを食べた成果が出ましたよ!」

戦士レベル89「今魔力が上がっても今度の戦いには関係ないけどなー!」

盗賊レベル91「ま、ここまで高レベルな俺達が更にレベルアップするほどガルナの塔に籠ってたって言えば、どれだけ種集めをやったか分かって貰えるだろ」

勇者「種集めのためにずーーーっと同じ所往復してたら書いてる奴の親指がかなりキツい。何がなんでもここで勝つぞ」

商人「おまけに、今回は3DSでプレイしてるのですが、どうもバッテリーが不安定に…電源に繋いだままなら問題ないのですが、不安がありますね…」

戦士「という訳でそろそろ決着を着けるぜー!」

しんりゅう「全くもってどうでも良い理由だが、はいそうですかとやられる訳にはいかん。さあ、かかってくるが良い!」ギャオーン!

勇者「ああ、行くぜ!今度こそ、今度こそ勝つ!」

しんりゅうがあらわれた!

875以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/14(火) 01:16:14 ID:lxBjrhYU
3DS、良いソフトいっぱいあるけど地味に持ちづらいんだよな

876以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/20(月) 17:29:30 ID:ksvLEumE
盗賊「おっしゃ、まずは攻撃だっ!」シャオッ

商人「僕はスクルトを…」ギュウウーン

戦士「うおおー!行くぜー!」ザグッ

しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「っとお!ここでけんじゃのいしだ!」パアア…

商人「そして僕はメラミです!」ボオオ

勇者「しんりゅうは守備力が高いから俺らの攻撃とメラミが大差ないな」

商人「会心の一撃はでないですけどね…」

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうのこうげき!盗賊はすばやくみをかわした!

盗賊「へっ、甘い甘い!俺の素早さに…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

戦士「あー!勇者あー!」

877以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/20(月) 17:38:42 ID:ksvLEumE
商人「大丈夫です、僕がザメハを…あっ!?」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!戦士はねむってしまった!

盗賊「めちゃくちゃ眠らせてくるな!でも…」

商人「ええ、二人まとめて目覚めさせます!眠りに誘われし者達よ、夢と現を逆さに進め!ザメハ!」ピカー

勇者「ん…ああ、眠らされたか…くっ…」

戦士「ふあ〜あ…戦闘中じゃねーか!」

しんりゅうはいっきにのしかかってきた!

盗賊「ぐおおおお!けんじゃのいしだあっ!」パアア…

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!

商人「くっ…やっぱり強い…」

勇者「だが今回は攻撃が単発な事が多い。手を抜いてるのかは知らないがチャンスだぜ」

戦士「うらああー!目覚めの会心の一撃ぃっ!」ズガドン!

盗賊「いーいのが入ったな!…っとお」

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうはいっきにのしかかってきた!

878以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/20(月) 17:44:04 ID:ksvLEumE
戦士「ぐおお!?一気に来たなー!」

勇者「なんの!ベホマズンだっ!」パアアアアア…!

商人「まだまだ余裕がある…!勝負はこれからですね!」

盗賊「もちろんだぜ!らあっ!」ジャッ

しんりゅうのこうげき!盗賊はすばやくみをかわした!

勇者「よし!ベホマズン後のノーダメージは大チャンスだ、畳み掛けるぞ!」

戦士「おっしゃー!」ザンッ

商人「いけえっ、メラミ!」ボンッッ

盗賊「へっ、着実に積み重ねてるって感じだな、ダメージを!」

しんりゅうはいっきにのしかかってきた!しんりゅうはするどいキバでかみくだいた!

勇者「もう1発、ベホマズンだっ!」パアアアアア…!

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!勇者はねむってしまった!

商人「危ない!ベホマズンの前に眠らされてたら…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!戦士はねむってしまった!

盗賊「またこのパターンかよ!一気に目覚めさせられるから問題ないけどな!」

879以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/20(月) 17:50:24 ID:ksvLEumE
商人「ええ、手間が省けますよ!ザメハ!」ピカー

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

戦士「うおお!?起きたら大変だぜー!」

盗賊「勇者!目覚めてすぐ悪いが…」

勇者「分かってる!ベホマズン!」パアアアアア…

商人「本当に凄い呪文ですね、ベホマズン…」

盗賊「ああ、死にさえしなけりゃ一発で建て直せるからな!そりゃっ!」ジャッ

戦士「どぉりゃあああー!」ズバッ

勇者「どうだ!?さすがのお前も…」

ーーしんりゅうをやっつけた!

880以下、名無しが深夜にお送りします:2021/12/20(月) 21:31:32 ID:2cpoH1vE
ついにやったぞ乙!
でもそれってつまり終わりが近いってことだよな…

881以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/10(月) 17:24:03 ID:fwSmTvek
商人「勝った…ついに勝った…!」

盗賊「ああ、やったな!…そしてずいぶん更新おくれちまったな。悪かったな、忙しくて…」

戦士「んー?確か穴ポコ学園に入学したとかで正月はゲームばっかり…」

商人「わーわー!ね、年末は本当に忙しかったですから!」

勇者「その話は今いいだろ。それより…」

神竜「見事だ!この私がたった34ターンで倒されてしまうとはな…」

戦士「おおー!ターンが何か分からねーけどやったな!」

商人「でもまだピンピンしてるようにも見えますけど…」

神竜「さて、では願いを叶えてやろう。望むモノをもうしてみるがよい」

盗賊「望むモノ?って言われてもな…勇者は何かあるか?」

勇者「なんでも叶えてくれるのか?死者を…親父を生き返らせる事も?」

神竜「もちろん可能だ?何故出来ないと思った?」

勇者「…!」

商人「ゆ、勇者さん…!」

882以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/10(月) 17:36:36 ID:fwSmTvek
戦士「おおー!?親父さん生き返れるのか!?やったな勇者!?」

勇者「もちろん、お前らが良ければだが…」

盗賊「おいおい、ここまで一緒に冒険してきてまだ俺らの事が良く分かってないのか?悲しいぜ俺は」

商人「そうですよ、反対なんてするわけないですよ」

盗賊「勇者の親父さんなあ、俺はアリアハンから旅立った姿を見たのは朧気にしか覚えてないなあ」

戦士「俺ははっきり覚えてるぜー!みんなに見送られてた背中をよー!」

商人「僕は記憶に無いんですよね。勇者さんもそうでしたっけ?」

勇者「まだ俺が赤ん坊の時に旅立ったらしいからな。何も覚えてねえよ」

盗賊「それで初めて会ったのが…まあ、あの時だったんだよなあ。今度はちゃんと落ち着いて話せるな」

神竜「では、お前の父親を生き返らせるぞ。アリアハンに戻ってみるといい。嬉しい知らせが待ってるはずだ」

戦士「おっしゃー!じゃあ帰ろうぜ勇者ー!」

勇者「そうだな……ありがとう」

神竜「なに、楽しませてくれた礼だ」

勇者「…お前らもな」

盗賊「そういうの後で良いから早く行こうぜ!親父さんの待つアリアハンに!ははっ、楽しみだなこいつは!」

883以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/11(火) 00:05:48 ID:9Ey0a3k6
あけおめ
勇者と他のメンバーは結構歳の差があるんだな

884以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/19(水) 18:14:36 ID:.rmIucUo

次回作は穴ポコ学園のプレイ日記ということでよろしいか

885以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/29(土) 05:02:52 ID:jNajQF8Q
え、まさかここまできてエタらんよな?

886ーー159日目、アリアハン、勇者の実家:2022/01/30(日) 17:16:42 ID:8Q7Vm.Oc
「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」

盗賊「いやーめでたいな!書いてるヤツは会社でコロナが出た皺寄せで有休返上したりしてたけどめでたいぜ!」

商人「皆さんも気を付けて…しかし本当に生き返ったんですね、オルテガ様が!」

オルテガ「ああ、自分でもよく分からないのだが…」

母「もう、あなたったら。あなたが帰ってきた途端にこの子達も戻ってきたんだもの、この子達が何かしてくれたに決まってるでしょ。ねえ?」

勇者「さあな…」

爺さん「流石このわしの孫じゃな、このわしの!さ、お前さん達ももっと食べなさい」

戦士「おおー!そういや旅の最初の日も勇者の家でこうやって騒いだよな!」

勇者「本当に騒がしかったなあの時は…いや今の方が騒がしいか」

母「あのときみたいに嫌がらないのねえ?」クスクス

勇者「うるせーよ、ったく…」

商人「笑ってるの隠しきれてないですよ勇者さん」クスクス

オルテガ「しかし本当に立派になったな…といっても旅立った頃はまだお前は赤ん坊だったからな。しかし今のお前なら大魔王もイチコロだろうな」

盗賊「そりゃもう俺らに怖いもんなんてないですよ。なあ?」

勇者「そうかもな。しかし大魔王、大魔王か…」

887ーーアリアハン城内:2022/01/30(日) 17:26:45 ID:8Q7Vm.Oc
使者「あら、久しぶりね勇者殿」

倉庫番「聞いたぜ、オルテガさんが帰ってきたんだってな!おめでとう!」

勇者「ああ、二人にも世話になって…」

使者「なにもしてないわよ私達は。ふふ、でもそんな事言えるようになったのね」

勇者「みんなにそんな風に言われるよ」

倉庫番「いや、しかし王様も久しぶりの吉報にいくらか気が晴れたみたいだな。ここのところ沈んでばっかりだったからなあ」

大臣「まあ構わないがね。なんならわしが次の王の座に着いても良いのだからな。ははははは!」

使者「突然登場したわね…」

大臣「ま、残念ながら勇者殿とオルテガ殿が揃ったならばアリアハンは安泰だろう。あの様子の王でも国が揺らぐことはあるまいて」

勇者「だと良いんだが…」

使者「何か不安でも?」

勇者「いや、そういう訳じゃ…」

戦士「うおおー!という訳で次は大魔王ひかりのたまなしで挑むぞー!」

盗賊「これがおそらくラストバトルだ。もうちょっとだけよろしくな!」

勇者「お前らもどこから出てきたんだよ…」

888以下、名無しが深夜にお送りします:2022/01/31(月) 02:32:14 ID:eoWECPgE
大変なことになっていたのに疑うようなレスをして申し訳ない、お疲れ様
最後の縛りプレイ楽しみにしてる

889以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/06(日) 19:37:39 ID:XCo6RDd.

見届けるぞ

890ーー160日目、ゾーマの城最深部:2022/02/07(月) 20:41:29 ID:Rd71MdIU
バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスはイオナズンをとなえた!

盗賊「くっそ…!こいつは相変わらず…!」

商人「やっぱりまた僕がけんじゃのいし持つようにして良かったですね…それっ!」パアアア…

戦士「回復したぜー!これでいけるぜー!」ズバッ

バラモスブロスはイオナズンをとなえた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!バラモスブロスははげしいほのおをはいた!

勇者「くそっ、ふざけやがって!こんな猛攻…仕方ねえ、ベホマズンだっ!」パアアア…!

盗賊「おらっ、とどめだこの野郎!」ジャッ

ーーバラモスブロスをやっつけた!

商人「ふう、相変わらず凄い攻撃力でしたね…」

勇者「ベホマズン1発使っちまった…これが響かなければ良いが…」

盗賊「大丈夫だろ、しんしゅう相手だって魔力余ったんだろ?なんとかなるさ…大丈夫だよな?」

891以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/07(月) 20:51:59 ID:Rd71MdIU
戦士「という訳で大魔王の前まで来たぜー!」

盗賊レベル92「ここに来るまでに戦士以外のレベルが上がったな。俺らの最終パワーアップかな?」

勇者レベル91「ほとんど何の数値も上がらないがな…」

商人レベル92「もうほとんど上がり切っちゃいましたからね…道中で手に入れたアイテムも今更のモノが…」

戦士「あんなに欲しかったスタミナのたねももう何の役にも立たないぜー!」

盗賊「ふぶきのつるぎなんかも多分初めて手に入れたんだが…なあ?しかも2つも…」

商人「あとはふしぎなぼうしとだいちのよろいも…最後の最後に大盤振る舞いされても…」

勇者「考えたくはないがここで全滅すれば装備には使い道があるかもしれないがな」

戦士「そんな事にはならないけどなー!勝負だひかりのたまなし大魔王ー!」

大魔王「さあわが腕の中で息絶えるがよい!」

ーーゾーマがあらわれた!

892以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/07(月) 22:05:23 ID:ar.3TrAc
おつ
光の玉なしでいけるの?考えたことなかったな

893以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/21(月) 17:36:26 ID:3Uh3MwX2
ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「くそっ、俺より早く動くなよ!」

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士「うおお!?今リアルでも吹雪だけどこっちの吹雪もすげー!」

商人「いや流石に書いてる人が外に出ても100ダメージとかは受けないですよ!それにしても…」

勇者「これはひかりのたまを使った時と同じ威力か?ずいぶん高威力に感じるが…」

戦士「前に大魔王倒したのずっと前だからひかりのたま使った時どうだったかもう覚えてねー!」

商人「とりあえずけんじゃのいしを使い続けるしかないですけど…」パアアア…

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

盗賊「とてもじゃないが追いつかないな。しんりゅう倒したし大魔王とか余裕だろと思ってたが、これはかなり苦戦しそうだな…」

勇者「かなりベホマズンを使わされそうだな。くそっ、前哨戦で使わされたのが本当に響いてきそうだぜ…」

894以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/21(月) 17:44:48 ID:3Uh3MwX2
ゾーマはマホカンタをとなえた!ゾーマのこうげき!

勇者「マホカンタ!?呪文が一切効かねえってのかよ!」

商人「じ、時間で切れたりしませんでしたっけ?あるいは自らのいてつくはどうで…」

盗賊「時間は期待できなさそうだな。いてつくはどうは分からんが…」

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

戦士「うおお、吹雪つえー!」

商人「こ、これではどちらにしろなかなか攻撃には回れませんね…」パアアア…

勇者「しかしダメージは全部通常攻撃だけで与えろって事か。案外メラミもバカにならなかったんだが…らあっ!」ザシュ

盗賊「望むところだろ!余ってたちからのたね全部注ぎ込んだ俺の攻撃をくらえっ!」ギャリッ

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

勇者「くっそ、ベホマズンだ!」パアアア…!

商人「しんりゅう戦よりかなり早くベホマズンを使わされたような…これは厳しい戦いになりそうですね…」

895以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/21(月) 17:54:38 ID:3Uh3MwX2
ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「くそっ!どういうことだよ!?しんりゅうより攻撃が激しくないか!?」

勇者「そんなはずはねえ、そんなはずはねえはずなんだが…実際消耗は激しいな。これは…」

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

商人「しんりゅうはたまに攻撃を1回しかしないときもありますけど、大魔王は必ず2回攻撃してきます。そういう事では?」

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士「それになんかダメージ与えてるって手応えを感じない気がするぜー!」

盗賊「それは間違いなく気のせいだ!だが確かにいつまで戦い続ければ良いのか…」

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはマヒャドをとなえた!

勇者「おおおおお!ベホマズン!」パアアア…!

商人「やっぱり明らかにベホマズンを使うペースが早い…!このままじゃ持ちませんよ!攻撃してみます、メラミ!」ボオオ…カァン!

戦士「跳ね返された!?商人ー!」

盗賊「くそ、やっぱり自分のいてつくはどうじゃ効果は消えないか…となると有効なのは武器攻撃だけだ、おらっ!」ジャッ

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士はしんでしまった!

896以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/21(月) 21:03:38 ID:4fyIkvyU

いやリアル吹雪は100ダメージあってもおかしくないぞ
無理はしなさんな

897以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/28(月) 17:17:25 ID:NtllPxlg
盗賊「戦士っ!」

勇者「商人!せかいじゅのはだ!」

商人「はい!すりつぶして…戦士さん!」パアアア…

戦士「ううーん、なんか苦いのが口に…」

勇者「寝ぼけてんな!戦闘中だぞ!」

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士「うおお!?そうだしんりゅうと戦ってたんだな!」

盗賊「攻撃が激しすぎる…勇者!」

勇者「分かってる!ベホマズン!」パアアア…!

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!ゾーマはマヒャドをとなえた!

商人「けんじゃのいしを…僕はこれしかやることが無いですけど…」

勇者「それで良い!けんじゃのいしを使い続けろ!」

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「ちくしょう!さっさと倒れろよこのやろー!」

898以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/28(月) 17:23:37 ID:NtllPxlg
ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

商人「け、けんじゃのいしじゃ間に合わない…」

勇者「おらああ、ベホマズンだ!」パアアア!

戦士「うおー!攻撃だ攻撃だー!」ザシュ

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

盗賊「ひかりのたま使うか使わないかで違いすぎだろ!くたばれっ!」ジャッ

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマのこうげき!商人はしんでしまった!

勇者「商人!せかいじゅのはを使うぞ!」パアアア…

商人「う、うーん…?」

ゾーマはマヒャドをとなえた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

勇者「…ベホマズン!」パアアア…

戦士「うおお!本当にすげーな勇者の回復呪文!」

勇者「いや…魔力が尽きた…もうベホマズンは撃てねえ…」

盗賊「な…なにぃ!?」

899以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/28(月) 17:32:48 ID:NtllPxlg
商人「で、でもこんな時の為に…!」

勇者「ああ、いのりのゆびわを持っておいたんだ。これで…よし、あと一発は撃てるぜ!」

盗賊「けど早めに決着つけないとな…しゃあぁ!」ジャッ

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

戦士「うおお!?更に一段と攻撃が強くなってきたぜー!」

商人「この威力のブレス連打は…けんじゃのいしで支えきれるか…」パアアア…

ゾーマのこうげき!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

勇者「くそがあ!ベホマズンだっ!」パアアア…!

盗賊「攻撃だ攻撃だ!もう余裕ないぞ!」ジャッ

ゾーマはこごえるふぶきをはいた!ゾーマはこごえるふぶきをはいた!

商人「くっ、なんとかけんじゃのいしで…」パアアア…

勇者「いのりのゆびわが壊れるまでは使うか…俺らが先に壊れなきゃ良いが…」

ゾーマのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!ゾーマのこうげき!

戦士「うおおおおおおー!」ザンッ

ーーゾーマをやっつけた!

900以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/01(火) 02:37:37 ID:vNNfYIcc
すげー
いけるもんなんだな

901以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/01(火) 04:15:38 ID:J.banIVQ
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/

902以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/08(火) 17:48:38 ID:spcISeSA
盗賊「いやー、正直な、ひかりのたま無し大魔王ったってしんりゅうほど強くないだろって思ってたんだよ」

商人「マホカンタが思った以上に厄介でしたね。まさか打撃しか効かないなんて…」

戦士「俺らはだいたいそんな戦いかただったけどな!」

勇者「だから攻撃面では普通のプレイと比べてそんなに落ちないようだが、守備面がな」

盗賊「で、回復に回る回数が多いぶん結局攻撃も疎かになるからやっぱり普通のプレイよりは大変になるんだよな」

商人「それで…後から調べたのですが、どうやらひかりのたま無し大魔王は自動回復があるらしいんですよね。毎ターン100も…」

戦士「自動回復なんてファミコン版にしかないと思ってたぜー!」

勇者「そしてアプリ版以降は大魔王の魔力が255しかないらしいんだが…魔力が切れるとマヒャドを飛ばして行動するからかえって攻撃が激しくなるらしいんだ」

盗賊「終盤やたら攻撃が激しくなったのはこの辺が原因かもな。ま、大魔王の残り魔力なんて確認しようがないけどな」

商人「結果、しんりゅう戦で出なかった死者が二人も出て、ベホマズン3発分くらい余ってた魔力も枯渇して…良く勝てましたよ本当に…」

903以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/08(火) 17:56:26 ID:spcISeSA
戦士「そして今俺達はあちこちで買い物してるぜー!」

盗賊「ひかりのたま無し大魔王がラストバトルだと言ったな、あれはウソ…でもないんだが、せっかく金が貯まってるしエキシビションとして装備を揃えた状態でしんりゅうとたたかってみようかとなってな」

勇者「しんりゅう戦の初勝利は34ターン。これを上回ろうが下回ろうが全滅しようが正真正銘のラストバトルだ」

商人「道中で全滅したら流石にやり直しますけど…そうならないようにはしたいですけど」

戦士「買った装備は耐性重視だぜー!ドラゴンメイルとかドラゴンシールドとかだな!」

勇者「頭装備は守備力だけ考えたけどな。まあ耐性持ってる兜なんてそうそうないんだが」

盗賊「勇者はオルテガのかぶとのままだけどな、流石にな」

商人「僕はまほうのたてにまほうのまえかけ、ブレス耐性が無くて…」

戦士「イオナズンだけは軽減出来そうだぜー!」

勇者「商人は最後尾にするようかもな。さて、買い物はしたし行くか」

戦士「よっしゃー!パパっと倒してやるぜしんりゅうー!」

904以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/08(火) 19:50:19 ID:lYjM7oN6

おお最後の最後に縛りを外すとは!
どんな結果になるか楽しみ

905以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/24(木) 11:23:24 ID:vC6YDHQY
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/

906以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/25(金) 03:33:15 ID:Ut5J4CDw
どうなった?

907ーー謎の塔頂上:2022/03/26(土) 22:53:54 ID:pp8bUgaw
商人「ふう、なんとか無事にここまで来られましたね」

盗賊「結構消耗したけどな。ったく、こんなにレベル上げて装備も調えたのに苦戦するんだからなあ」

戦士「ここら辺のモンスター強すぎだぜー!」

勇者「まあ消耗はしても問題ないけどな。もういのりのゆびわを使い惜しむ必要もないしな」

商人「ええ、おかげでみんな全快でしんりゅうに挑めますね」

盗賊「という訳で…おい、なんかしんりゅうキレてないか?」

神龍「お前達…これからの闘いを書く前に別のゲームを始めるんじゃない!穴ポコ学園で懲りてないのか!」

戦士「うおおっ!?めっちゃキレてるぞ!?」

神龍「だいたいなんだ埃被ってたプレステ2引っ張り出してまで今更ルナティックドーン3とは!もっと他に何かあるだろう!?」

商人「ち、違うんです!次のSSのネタ探してたらつい…」

勇者「プレステ2の動作確認して動いたらドラクエ7で聖人勇者なんてどうかと思ったんだけどな…あれ始めたら何年かかるか分かりやしねえと途中で冷静になったんだよ」

盗賊「で、なんとなく昔ハマってたゲームをだな…って俺らに言われても困るんだよ!書いてる奴に言えよ!」

神龍「ええいもういい!さっさとかかってくるがよいわ!」

戦士「よっしゃー!行くぜしんりゅうー!」

商人「ひ、ひどい流れだ…皆さん申し訳ありません…」

908ーー謎の塔頂上:2022/03/26(土) 23:07:51 ID:pp8bUgaw
盗賊「おっし!じゃあさっきまでの流れはスパッと忘れて行くぜっ!」シャオッ

しんりゅうはいっきにのしかかってきた!

商人「くっ…僕らも防御力が上がってるはずなんですけど、この攻撃は相変わらず…」

勇者「ダメージがでかいな。多少防御力上げても焼け石に水って事かよ」

しんりゅうのこうげき!しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!

戦士「おおお!?こっちは結構ダメージが減って…商人ー!」

商人「ぼ、僕はブレスのダメージは減らないです…」

勇者「お前の防具はブレス耐性無いからな、ベホマ!」パアアア…

盗賊「で、今回はまた俺がけんじゃのいし係だ、そらよっ!」パアアア…

しんりゅうのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!しんりゅうはこごえるふぶきをはいた!

勇者「くっ…しかしやっぱり攻撃は大魔王の方が厳しい気がするぜ」

商人「案外手を緩めたりするんですよね。各攻撃はこっちの方が威力があるはずなんですけど…」

しんりゅうのこうげき!しんりゅうはイオナズンをとなえた!

盗賊「イオナズンのダメージは…商人だけ減ってるな!」

商人「ええ、ほぼ半減ですよ!ほとんど気にしなくていい程度のダメージです!」

909以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 23:15:56 ID:pp8bUgaw
勇者「仕方ないとはいえそれぞれ耐性がまちまちだな…だが今までよりは遥かにましだ、いけるぜ!」

盗賊「ああ!一気に行くぜ!…って俺はけんじゃのいし係だけどな…」パアアア…

しんりゅうはいっきにのしかかってきた!しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!

戦士「うおおおお、まだまだいけるぜー!おらー!」ザクッ

しんりゅうはイオナズンをとなえた!しんりゅうのこうげき!

勇者「くっ、流石にきついか…ベホマズン!」パアアア…

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!商人はねむってしまった!

戦士「おい!商人!目を覚ませよー!」ユサユサ

商人「う、うーん…うわあ!?戦闘中!?」

盗賊「ほっ、すぐ目覚めてくれたか。ザメハ係が眠らされたらやっぱりちょっときついからな」

しんりゅうのゆびさきからいてつくはどうがほとばしる!

勇者「こうやってほぼなにもしないタイミングがあるのが大魔王より楽なのかもな。今だ、攻めろ!」

盗賊「隙あらば俺も攻撃だ!前回よりぶっちぎりで早く倒してやるぜ!」

910以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/27(日) 01:28:14 ID:ZnVJ2VY.
次作があるならどこで書くのか、どっかでアナウンスあるのか、その辺教えておいてほしい不確定でも構わんから
深夜も先がなさそうだからな…

911以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/28(月) 20:28:37 ID:MmzyDBxk

次のネタを考えてくれているという事実だけで幸せに生きられる

912以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/03(日) 21:01:45 ID:GJRWR/kE
商人「あ、あんまり期待しないで下さいね…メラミ!」ボオオ…

戦士「うおおー!行くぜ…」

しんりゅうのひとみがあやしくひかる!戦士はねむってしまった!

勇者「商人!」

商人「はい、ザメハ!」パアアア…

戦士「ん…うおおお!?戦闘中だったな、うおりゃー!」ザクッ

しんりゅうはしゃくねつのほのおをはいた!しんりゅうのこうげき!

盗賊「ぐおっ!?このやろー!…ってまあけんじゃのいし使うんだが…」パアアア…

勇者「盗賊、ベホマだ!」パアアア…!

商人「今回はあまりベホマズンを使わずに戦えてますね!メラミ!」ボオオ…

戦士「おっしゃー!くらえー!」ザクッ

ーーしんりゅうをやっつけた!

913以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/03(日) 21:11:32 ID:GJRWR/kE
盗賊「よし!今回はかなり早いだろ!」

勇者「ベホマズンも1回しか使わずに済んだしな」

戦士「前回と同じで誰も死ななかったぜー!」

神龍「ほう、人間にしてはなかなかやる、といったところか」

商人「…あ、あれ?なんかイマイチな反応…」

神龍「しかし私を倒すのに33ターンもかかったようでは真に私を倒したとは言えぬ。遅すぎてあくびが出そうだったわい」フアア…

盗賊「な、なにぃー!?1ターン縮まっただけかあ!?」

商人「そんな…確かに攻撃力が上がった訳では無いですけど…」

盗賊「余ってたちからのたね全部俺が食ったりしたけど、それで大きく変わる訳じゃないしなあ」

戦士「そもそも残ってたちからのたね4つだけだったしな!」

勇者「そしてベホマズンの数は減ってもベホマを唱えた数が多かったから手数はそう変わらなかったって事か」

盗賊「ただ、魔力に余裕はあった。それをギガデインに注ぎ込めばもっと縮まったんだろうな。つっても後の祭りだけどな」

商人「手答えあったのに…がっかりです。ラストがこれなんて…」ガックシ

914以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/06(水) 01:46:54 ID:KXNTuSXo
いやー全滅エンドにならなかっただけで上々だろ
良かった良かった

915ーーホビットのほこら:2022/04/24(日) 17:29:36 ID:GWzBag1Y
ホビット「だから言ったんだよ、オルテガ様が死ぬなんて信じられないってさ!」

使者「死んでなかった、という訳ではなかったみたいなのだけれど…勇者殿はあまりその辺の事を話したがらないのよね」

ホビット「それにしてもさあ、アリアハンの人達って旅が好きなの?こんな最果てに次から次へとさあ」

倉庫番「全くだよ、いきなり旅に出るなんて言い出すんだからな」

使者「世界は平和になったけど王様が元気になるにはもう少し時間がかかりそうだから、私みたいな口煩いのは居ない方が良いのよ。貴方こそ何も着いてこなくたって…」

倉庫番「いくら平和になったとはいえ女の一人旅は危ないだろ。それにこれからは兵士はヒマになるだろうし…」

猫「にゃーん?」

使者「いいえ。でもそうね、これからの時代、私達も新しい生き方を見つけないといけないのかもしれないわね…」

猫「にゃーん?」

倉庫番「ああ。勇者殿達も新天地へ旅立つと言っていたからな」

猫「にゃーん…」

916ーールビスの塔:2022/04/24(日) 18:29:09 ID:GWzBag1Y
旅人「全く…また喋る猫のバイト失敗しやがって!」ゲシゲシ

猫「ふにゃー!?みんないいえとしか答えてくれないのですにゃー!」オアー…

旅人「ったく。仕方ないからこのあからさまに何かありそうな塔でお宝を探すよ。ほら、さっさと行くよ!」ドゲシッ

猫「ふにゃにゃー!?これではドロボウみたいで…にゃにゃにゃ!?誰か居ますにゃ!」

ルビス「私はルビス…この塔の主にしてアレフガルドの創造主…」

旅人「へえ、大物だねえ。で、ここにある一番の金目の物はどれだい?」

猫「塔の主にそれを聞くのですかにゃ!?」

ルビス「一番ですか?うーん、これなんてどうでしょう?本来勇者が装備するはずだった凄い鎧なんですよ!まあ一般の方には…」

旅人「よし、それ貰ってこうか」

猫「にゃ!?良いのですかにゃ!?」

ルビス「うーん、まあ大事にしてくれるなら良いでしょう!あげましょう!」

旅人「有り難いねえ。確かドムドーラとかいう町でガキが生まれて商売を大きくするとか言ってた武器防具屋がいたはずだ。そこなら高く売れるはずだよ、ほら行くよ!」

ルビス「売っちゃうんですか!?そんな、ひどい…」

917以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/25(月) 09:36:33 ID:2jVWaHNw

倉庫番さんが使者さんと一緒で嬉しい
記憶をなくしたエルミ世界の兵士さんもいつか救済してほしい

918以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/26(火) 03:34:51 ID:IxMheTes
一人ぼっちの竜王も

919ーーラダトーム城下町:2022/05/15(日) 16:09:03 ID:H.bktlaQ
子分?「おー!かえってきたぞ!」

戦士「帰ってきたぜー!こらこれ、しんりゅうのひげ!」ドサッ

子分?「おー…これはなかなか…だんりょくがあって…」モグモグ…

盗賊「生で食うな生で」

カンダタ「いやしかしなかなか帰ってこないから心配しましたよ」

商人「ええ、でももうすぐにまた旅立つんですけど…」

子分?「なんだ?またどっかいくのか?」

勇者「どこって事はないんだが、まあこのアレフガルドの外側だな」

カンダタ「アレフガルドの外側…良いですねえ。いずれ我々も高跳び…いえ旅に出るのも良いかもしれません」

盗賊「またなんかやらかしたのか?懲りないなあんたも」

子分?「いーなおやぶん!すごいぼーけんしてこいつらのいえのとなりにでっかいおしろたてるぞ!」

商人「僕らはお城建てませんよ!?…建てませんよね?」

勇者「さあな。何が待ってるか誰にも解らねえ。その方が面白いしな。よし、じゃあもう行くぞ」

戦士「おー!待ってろまだ見ぬ世界ー!」

ーーおしまい

920ーーごあいさつ:2022/05/15(日) 16:35:18 ID:H.bktlaQ
商人「という訳で本当に今度こそおしまいです。最後の方になってなかなか更新が出来ず申し訳ありませんでした」

盗賊「やり終えたーってなったら気が抜けちまってな。他のゲームにはまってたのもあるが…」

戦士「終わらせるってなるとやっぱりちょっと寂しいんだぜー!」

勇者「長かったからな。ここまで付き合ってくれた方々には感謝してもしきれん」

商人「次はもっと短くしたいですよね…」

盗賊「そう、次の話なんだが、まあすぐに何か始めるって訳じゃない。一応いろいろ考えてはいるんだけどな」

戦士「いろんなゲームをやったりしてな!」

商人「考えたどころかずいぶんのめり込んでたような…」

盗賊「一応ちゃんと考えてはいたんだよ。こういうリプレイっていうかプレイ日記というか、どういう形がやりやすいだろうってな」

勇者「まず主人公が無個性で、出来れば仲間もそうだと良い。そう上である程度世界観が掴めてないと…ってなるとなかなかな」

商人「初見プレイとか面白いのかもしれませんけど、世界観を掴めてないとなかなか文章にしづらいんですよね…」

盗賊「あと終わりが見えてないとな。スカイリムとか凄く気になってはいるが、多分ああいう目的は自分でって奴は終わらせるのが難しいだろうからなあ」

戦士「ルナティックドーンとかもそんな感じだぜー!」

勇者「まあでも以前から書きたかったものはあるからな。また古めのゲームになるだろうがそこはもう仕方ないって事でな…」

921ーーごあいさつ:2022/05/15(日) 16:48:15 ID:H.bktlaQ
商人「決着をつけなければいけない話もありますからね」

戦士「でも次はそこら辺の話じゃないかもしれないぜー!」

勇者「この話の始まりがそうだったように、書きたいものを書く。多分次もそうなるだろうな」

盗賊「とはいえ、時間は有限だ。書いてる奴も、読んでくれる人達もな。その辺も頭に入れてはおきたいな」

商人「で、次どこでって話ですけど…ここで告知するっていう形で良いかなあ、と」

戦士「今の所避難所でやる予定だけどなー!」

盗賊「Twitterかなんかと連動させるのも考えたんだけどな。画像とか貼りやすいし」

勇者「結局1回しかやらなかったな画像張るのは。アナログ人間だから時間かかるわ時間置くと忘れてるわ…」

商人「と、とにかく!僕らが今言えるのは『またいつか』って事です!」

盗賊「またいつかどこかで、何らかの形で会えたら嬉しいよな」

戦士「その時には世界が平和だったり落ち着いてたりすると良いな!じゃあそんなとこでーー」

「「「「またいつか!」」」」

922以下、名無しが深夜にお送りします:2022/05/16(月) 02:33:39 ID:AfBT0RDQ
最初から最後まで勇者達の旅を見守れて嬉しかった
コロナもあって大変な中で完結させてくれてありがとう
またいつか、その時もきっと応援するよ

923以下、名無しが深夜にお送りします:2022/05/17(火) 00:43:23 ID:jekLUieo
同じく。感謝!
また楽しみにしてます!

924以下、名無しが深夜にお送りします:2022/05/17(火) 02:21:35 ID:tsFemkTM
女子旅も楽しかったが男だけパーティーも熱くて良かった
男連中の年齢身長もざっくりで良いから知りたいぜ

925以下、名無しが深夜にお送りします:2023/09/17(日) 16:58:14 ID:urUw56/.



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