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【プレイ日記】勇者「縛りプレイさせられた」【DQ3】

236ーー夜、テドンの村:2019/01/03(木) 11:59:39 ID:oSCcmAdM
戦士「っかー!ボロ汚ねー村だなオイ!」

勇者「声がでけー!…いやしかし、これは…」

商人「なんていうか、村の中はずいぶん荒れてるのに、村の人達は元気ですよね」

盗賊「夜なのに、な…」

商人「何か気になるんですか?」

盗賊「いや…それよりこの村ではかなり貴重な話が聞けたんじゃないか?」

勇者「ああ、この北の山奥に魔王が居る。はっ、行くべき場所が分かったぜ」

戦士「でもこの山は越えられねーよなあ。どうすんだ?」

商人「うーん…船でも行けないとなると、やっぱりオーブを集める必要があるんでしょうか?船が要らなくなるっていう…」

盗賊「船が要らなくなるってのがどういう意味なのか、空を飛ぶのか地面に潜るのか…」

戦士「で、この後どーすんだよ!」

勇者「確かこの村のじいさんがランシールに行けと言ってたな。牢屋の扉を開けられるカギを手に入れろってな」

商人「なんだか物騒なカギですよね…でも、それがあればもっといろんな所へ行けるのでしょうし、そうなればオーブも…!」

勇者「そうなれば魔王の所へも行けるだろうな。よし、目標が明確になってきたぜ。この村に感謝しなきゃな…」

237ーー51日目朝、テドンの村:2019/01/04(金) 19:06:10 ID:6hx6c3Qw
勇者「おいっ!いつまで寝てんだ、起きろ!おい!」

戦士「ああ〜?もう朝飯か…へっぶし!さっむ!ってあれ?毛布は?布団は???」

盗賊「ねえよ…もともとそんなもの無かったんだよ、見てみろよ」

戦士「ん〜?…お、おい!?こ、これどうなってんだ!?どうなってんだよ!?」

商人「わ、分かりません…起きたら誰も居なくて…」

戦士「そうじゃねえ!この村…この村…!」

勇者「…滅んでる、な。しかも昨日今日の話じゃねえな。くそっ…」

戦士「じゃ、じゃあ…じゃあ昨日の村人達は…!」

盗賊「なんだったんだろうな。おかしいとは思ったんだ、連中夜なのにまるで昼みたいなせいかつしてたからな」

勇者「足元もよく見えないような所に何人も人が居たりしたな。今思えばだが…」

商人「酷い…これを、魔王が…?」

盗賊「しかいないだろこんな事する奴は。むしろ他に居る方が怖いぜ」

勇者「やがて世界中がこうなるってか?させねえぞ、今に見てろよ、てめえの首ぶった斬りに行くからな魔王…!」

238以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/04(金) 19:20:40 ID:6hx6c3Qw
盗賊「…ダメだな、やっぱり誰も居ねえ」

商人「こっちもです…」

戦士「これ、どのくらい経ったんだろうな?」

勇者「見当もつかねえな…ここ数ヶ月って感じじゃねえのは確かだが…」

商人「1年なのか5年なのかそれとも…時間が経ってるわりには他の場所で噂になってませんね」

盗賊「こんな辺鄙な所じゃなあ…この後どうする?ここに居ても仕方ないだろ」

勇者「そうだな…ここを見つけた時は良い中継地点が見つかったと思ったんだが、そういう意味では宛が外れたな…」

商人「そうですね、これじゃあ…」

勇者「いや、そもそもここはルーラで来られないらしい。ここから先の冒険をどうしたものかと思ってな…」

盗賊「とりあえず今日はまたどっかで経験値稼ぐようだろ?外の魔物の強さを考えれば、このままじゃ危険だ」

戦士「なあ、ここに来るまでに確かほこらか何かあったよなあ?あそこに誰かいたら何か知ってるんじゃねーか?この村の事」

商人「ああ、そうかもしれないですね!」

勇者「今更何か知ってどうにかなるものでもなさそうだがな…まあ、当面はそれで行くか。今日は経験値稼ぎ、明日はそのほこらに行く」

盗賊「決まりだな。しかし…この旅でここまで気持ちが落ちたのは初めてかもしれないな…」

商人「そうですね、今までも色々ありましたけど、こんなには…魔王の脅威というものを初めて目の当たりにした気がします。でももう疑う余地は無くなりましたね、恐ろしい事に…」

239以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/04(金) 21:06:40 ID:gy.I0VF6
ぶっきらぼうだけど正義感と使命感に溢れてるあたり勇者だなぁって感じするよな

240ーー51日目、ダーマ近郊:2019/01/10(木) 20:04:34 ID:UEBGRRKI
げんじゅつしはマヌーサをとなえた!

戦士「うおおっ!?みんな幻に包まれちまったぞ!当たらねー!」ブンブン

げんじゅつしのこうげき!キラーエイプのこうげき!

商人「うわ、痛い痛い!」

盗賊「くそっ、当たれー!」ピシャシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者「くそっ、町から出てすぐにぼろぼろだ…」

盗賊「俺らはマヌーサに弱いな。魔法使いがいないから仕方ないのかもしれないが…」

戦士「くそー、当たんねーとストレス溜まるぜ!」ウガー

商人「呪文の効果がある武器とかあれば良いんですけどね…あ、また魔物ですよ!」

アントベアがあらわれた!デスジャッカルがあらわれた!

勇者「たった2匹か、さっさと片付けて…」

デスジャッカルはマヌーサをとなえた!

戦士「あー!また当たらねー!ちくしょー!」ブンブン

商人「本当にマヌーサに弱いですね僕ら…」

241ーー人さらいのアジト、B1F:2019/01/10(木) 20:13:30 ID:UEBGRRKI
戦士「なあ、思ったんだけどよ、最近お前全然盗んでねーよな?」

盗賊「はあ?お前、本文中に無いだけで盗んでるんだよ!48日目にシャーマンからちからのたね盗んだりとかな!」

戦士「その前は?」

盗賊「ピ、ピラミッドでやくそうとか…」

戦士「武器とか防具とか全然盗まねーよなあ、てつのやりとぬいぐるみはあなほりで、とげのむちとみかわしのふくは宝箱だろ?」

商人「まあ、滅多に武器とかは見つかるものでもないですし…」

盗賊「お前らなあ…良いか?盗賊ってのはレベルが上がる毎に盗みやすくなるんだよ。これがどういう意味か分かるだろ?」

戦士「あー、そういや前はかわのぼうしとかたびびとのふくとか盗んでたかもしれねーな。そうか、お前レベル下がったんだな?」

盗賊「ちげえよ!俺はこれからだって事だよ!」

勇者「それ何回も聞いた気がするがな…」

商人「でも、そろそろ僕と勇者さんの装備をなんとかしないといけないですよね。頑張りましょうね盗賊さん!」

盗賊「当たり前だ!見てろよお前ら!凄いの見つけてやるからな!」

勇者「だと良いがな…まあ、このままって訳にもいかないだろうし、期待してるぜ」

242以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/10(木) 23:57:22 ID:0gfCXBgM

混乱&マヌーサかかる戦士、盗めない盗賊…
活躍してるのはやっぱあなほりの商人か

243ーー52日目、イシス西部沖:2019/01/15(火) 16:12:50 ID:jX1Fv9PQ
戦士「お、見えたぜ、あのほこらだ!」

勇者「じゃあここから上陸だな。…ちっ、もう暗くなってきやがったぜ」

商人「この辺りはどんなモンスターが出るんでしょうね?東の岩山を越えればイシスでしょうから、その辺りのモンスターなのか…」

ーーホイミスライムがあらわれた!メタルスライムがあらわれた!

盗賊「うおおっ!?メタルだぞ!逃がすな!ホイミスライムは俺に任せろ!」ピシャシャッ

戦士「っしゃー!オラオラ!」ガッ

勇者「うらあっ!よし、あと一息…」

メタルスライムはにげだした!メタルスライムはにげだした!ホイミスライムはホイミをとなえた!

商人「ああっ!逃げていきます!」

盗賊「残ったヤツも回復されたな…だがまだチャンスはあるぜ!そらそら!」ピシャシャッ

勇者「このやろっ!そらあっ!」ガツン!

戦士「うおおー!喰らえー!」ガギン!

ーーメタルスライムをたおした!まもののむれをやっつけた!

商人「やった!やりましたよ!」

盗賊「ああ、上手くいったな。しかしあいつを倒すと凄い達成感だな。なんとなくレベルが上がりそうな気がするぜ」

244ーー旅人のほこら:2019/01/15(火) 16:25:39 ID:jX1Fv9PQ
商人「着きましたね。ここは…教会なんですね」

戦士「こんなとこに教会なんてあるんだなー。メシとかどうしてるんだ?」

勇者「んな事よりさっさと話聞くぞ…どうも」

シスター「こんばんは。ここは迷える船乗り達が辿り着く教会です」

盗賊「迷える船乗り、か…近くの町や村から訪ねて来る人なんかは…?」

シスター「かつてはテドンの人達も訪れていました。けど、今は…」

勇者「ああ、俺達も行ったよ、テドンに…」

戦士「夜は人がうろうろしてたのによ、朝になったら誰もいねーんだよ!」

シスター「そんな事が…?では、テドンの人々は未だに苦しみ続けて…」

神父「死して尚、ですか…いずれ我々が救いに行かねばなりますまい…」

盗賊「よろしく頼む、と言いたい所だが…この辺りの魔物も強いからな、なかなか難しいと思うぜ」

勇者「…もう少し、待っててくれないか?そのうち、魔物が居ない平和な時が来る。その時まで…」

神父「そのような時が…?」

勇者「きっと…いや、必ず」

神父「…分かりました。では、その時を待ちましょう。それまで我々は、テドンの皆さんの為に祈りましょう…」

245ーー旅人のほこら周辺、夜明け前:2019/01/15(火) 16:35:55 ID:jX1Fv9PQ
商人「…やるしかありませんね」

勇者「もともとそのつもりだ。魔王も魔物も根絶やしにしてやるよ、見てろよ…っと、夜が明けちまったな」

ーー53日目

商人「夜明けまでに町に戻れませんでしたね」

戦士「どーすんだよ!?1日損しちまうんじゃねーのか?」

勇者レベル20「そうでもねーだろ。あのメタル野郎のおかげで全員レベル上がったしな」

盗賊レベル21「あれからもう1体倒せたしな」

商人レベル22「その辺のダンジョンに籠るより効率が良かったかもしれませんね」

戦士レベル21「そういやそーだな!で、これからどうすんだ?」

勇者「このまま南下するか。テドン岬を越えれば、おそらくアッサラームかバハラタ辺りに着くはずだ。今日はそこで泊まって、明日ランシールを探そう」

盗賊「なるほどな。おっと、因みに俺らは世界地図も持ってないぜ。宝箱に入ってたから取れなかったんだ」

商人「誰に言ってるんですか…?でもそういう事なら急がないといけませんね」

勇者「また夜が明けたらまずいからな。流石に2日宿に泊まらないと厳しいだろうからな」

戦士「っしゃー!じゃあ進路は南!行くぞお前ら!」ウオー

盗賊「仕切ってんじゃねーよ。さて、また船旅だな。予定通り町に辿り着けると良いが…」

246以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/15(火) 23:32:19 ID:MzKiMK8M
地図ないのは地味に不便だなぁ

247ーーテドン沖:2019/01/17(木) 20:28:19 ID:OpZP3o/o
盗賊「左手に見えるのがテドン岬だよな?さて、ここから先は…」

商人「この辺りは…多分北に行けばアッサラーム、このまま東に進めばバハラタじゃないかと思いますけど…どうします?」

勇者「真っ直ぐ行くか。バハラタを目指す」

戦士「っしゃー!舵はそのままだぜ!」

盗賊「ちっ、また暗くなってきたな。夜明けまでに間に合うか?」

商人「どうでしょう…あ、見えてきましたよ、バハラタです!」

勇者「ギリギリ夜明け前に着きそうだな。よし、下船の準備だ!」

戦士「おー!宿に行ってメシだぜー!」

盗賊「俺はもう寝たいなあ。腹が減ってない訳じゃないが、昨日もろくに寝てないしな…」

商人「ですね。ベッドに飛び込みたいです…」

248ーー夜明け前、バハラタの町:2019/01/17(木) 20:38:11 ID:OpZP3o/o
盗賊「ふう、着いた着いた。さあ寝るか…ってこんな時間に起きてる住人もいるんだな」

商人「何話してるんですかね。すみません…」

男性「こんばんは。あんた達、自分の船を持ってるんだって?凄いなあ」

戦士「はっはー!すげーだろ!」

勇者「威張るなよ…つーかそんなことまで噂になってんだな」

男性「良いなあ。海の向こうのお宝なんかも手に入れられるんだろうな。俺も魔物さえいなけりゃな…」

商人「海の魔物は手強いですからね」

大男「海の魔物も怖いだろうが、陸の魔物だって恐ろしいぜ。以前テドン岬で朽ち果てた町を見たって船乗りがいたぜ」

盗賊「テドン…!そっちも噂になってたのか」

男性「あんた達も見たのかい?」

勇者「ああ、まあな…」

大男「噂は本当だったんだな。やっぱり魔王がやったんだろうか?」

商人「そうじゃないか…と思ってます」

男性「おお、恐ろしい。やっぱり俺に船旅は難しいなあ」

勇者「…少しずつ魔王の脅威が世界に広がってるんだな。くそっ…」

249以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/20(日) 16:29:51 ID:TY4bBshg
乙!

250ーー54日目、バハラタの町郊外:2019/01/25(金) 14:37:58 ID:wVzvksKc
勇者「じゃあ今日は予定通りランシールを目指すぞ」

戦士「おおー!…で、どっちに行くんだ?」

盗賊「南か東かの二択だよな。どうする?」

商人「東に行けばダーマがありますよね。南は…海の向こうには何も見えませんが…」

勇者「ダーマに行った時はランシールの話なんて聞かなかったからな。陸続きになってるであろう東の線は薄いか?」

盗賊「ダーマの近くにあるなら噂で聞いてもおかしくないからなあ。となると、南か?」

戦士「はっはー!果てし無い海の向こうへ!冒険って感じだぜー!」ウオー

勇者「うるせー!だがまあ、確かに今までの冒険とは違うかもな。陸なら歩き続ければどこかには着くだろうが、海は…」

盗賊「海だってどこかに着くさ。よし、じゃあ南に行ってみようぜ!」

商人「あ、待って下さい!あなほりしないと…」ザッザッ…

盗賊「話のコシを折るなよ…」

251以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/25(金) 14:54:11 ID:wVzvksKc
戦士「うーみーはーひろいーなーおおきーいーなーっと!はっはー!ほんとに果てし無いぜー!」

勇者「まだ月が昇ってもらっちゃ困るがな…ちっ、夕方になっちまったな」

商人「そうですね…やっぱりそう簡単には見つからないですね」

盗賊「そもそもランシールってのは島なのか?大陸なのか?どのくらいの大きさなのか?全然分からないからな」

勇者「通り過ぎてる可能性もあるんだよな。今日見つけられねーとなると、ペナルティで装備を1つ捨てないと…」

戦士「おっ!ほら見てみろよ、何か見えるぜーー島だ!」

盗賊「マジか!?…おお、見えるぜ!島、いや小大陸か?とにかく陸地だ!」

商人「やりましたね!あれがランシールなんでしょうか?」

勇者「さあな。来たことある場所だったら勘弁だが…」

盗賊「いや、見てみろよ。見たことない景色だ、ここは初めて来る場所だ、やったぜ!」

戦士「よっしゃ上陸だぜー!」

商人「ま、待って下さい、準備を…新しい土地かあ、どんな人が住んでて、どんな物を売ってて、どんなモンスターがいるのか…ああ、期待と不安でどうにかなりそうですよ…」

252以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/25(金) 16:50:11 ID:rYS8MobQ

地図がないと海旅は大変だな
まぁFC版だと当たり前なんだけど

253以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/29(火) 19:47:19 ID:yHOXvxMU
盗賊「野を越え山越え…山を越えたら森か、険しい道のりだな」

戦士「お?この程度で弱音かよ!俺はまだまだ元気だぜー!」ヒャッホー

勇者「はしゃぐな!無駄に体力使うんじゃねー!っと…」

しびれあげはがあらわれた!シャーマンがあらわれた!

商人「うわ、あの仮面のヒトたち、四人もいますよ!」

戦士「まず俺はちょうちょ倒すぜ!おらー!」ザクッ

しびれあげはをたおした!

勇者「よし、あとはこっちもだ、らあっ!」ザンッ

シャーマンはベホイミをとなえた!

商人「ああっ!回復されちゃいましたよ!このっ、このっ!」ガンガンッ

シャーマンはベホイミをとなえた!シャーマンのこうげき!シャーマンのこうげき!

勇者「ちっ、そこまで痛くはねーが、回復されるとキリがねーな!」

戦士「任せろ!俺なら一撃だぜ、おらー!…あれ?倒せねー」

シャーマンはベホイミをとなえた!シャーマンのこうげき!シャーマンのこうげき!

盗賊「いてててて、くそっ、このままじゃまずいぜ、少しでも数を減らさないと…」

254以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/29(火) 19:58:44 ID:yHOXvxMU
勇者「ちっ、やつらが呼んだくさったしたいが面倒だぜ…そらっ!」ザンッ

商人「うう、疲れてきた…そらっ!」ガッ

戦士「うりゃあー!」ドッ

シャーマンをたおした!くさったしたいをたおした!

シャーマンのこうげき!シャーマンのこうげき!くさったしたいのこうげき!

勇者「くっ…うらあっ!」ガッ!

ーーまもののむれををやっつけた!

盗賊「あー、やっと終わった!あいつらただでさえ体力高いのにベホイミまで使うからしぶといぜ!」

戦士「つーかよお、あんなひと山いくらの連中がベホイミ使えるのになんでこっちはホイミなんだ?」

勇者「悪かったなホイミしか使えなくて」フンッ

商人「ま、まあまあ…勇者さんは僧侶みたいな専門家じゃないですから…」

盗賊「敵の攻撃はどんどん苛烈になっていくしな。でもまあ、今のところなんとかやっていけてるじゃないか」

勇者「ギリギリだけどな…どこまでこの調子で行けるのか…」

戦士「お?みてみろよ、明かりが見えてきたぜ!町か?村か?」

商人「あ、本当ですね!ふう、やっと休めますね。船旅に山道に魔物でくたくたです…」

255以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/30(水) 01:31:10 ID:XqgrW48E
ベホイミまでの道は遠いな

256ーー55日目、ランシールの村:2019/02/02(土) 20:58:53 ID:HvWsGMAs
勇者「どうやらここがランシールで間違いないようだな」

盗賊「ああ。で、昨夜宿屋で聞いた話では、ここには神殿があるらしいな」

商人「ええ、さっきあった人もそう言ってました。宿にいた男性には見つけられなかったようですけど…」

戦士「んな見つけづらいとこにあんのか?」

商人「どうなんでしょう…?村の人達もあるとは教えてくれましたけど、どこにあるかまでは…」

勇者「神殿っていうからには神聖な場所なんだろう。あんまり部外者には教えたくないのかもな」

盗賊「もしくは危険な場所か…へっ、面白そうじゃないか」

商人「いやあ、危険なのはちょっと…あ、村の北の方を探してみませんか?」

勇者「森か…神聖な場所だ、こういう森の中に隠されている可能性もあるな…」

盗賊「行ってみようぜ…お、何か見えてきたぜ」

戦士「おお!?これが神殿か?でけーな!」

勇者「ああ、確かに神殿は大きいとは聞いていたが、これほどとはな…これは何かありそうだな、期待して良いかもしれねえ。よし、行ってみるぜ」

257以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/02(土) 21:08:04 ID:HvWsGMAs
商人「ふう、近くで見ると本当に大きいですね…」

盗賊「ああでかいな。でかくて立派な神殿だ。だが…」

戦士「入れねー!牢屋のカギみてーなので入れねーよ!」

勇者「おいおい、牢屋さえ開けられるカギの情報を求めてここに来たのに、牢屋のカギが開けられなくて阻まれるとかあり得ねーだろ」

商人「これは困りましたね…あれ?あそこの隅っこに何か…」

盗賊「おいおい、あれはスライムだぜ!モンスターが村の中に入ってきてるのかよ!」

勇者「しかも神聖な神殿の目と鼻の先だ。いや…こんな所にいるんだ、邪悪な魔物じゃないのか…?」

戦士「悪くねー魔物なんているのかよ?おい!そこのスライム!」

スライム「きえさりそうは持ってるかい?」

戦士「あ?なんだそりゃ?」

盗賊「いや、つーか喋ったぞコイツ…」

スライム「なーんだ、持ってないのか」

商人「その、きえさりそうを持っていたら…?」

スライム「だったらエジンベアのお城に行きなよ」

勇者「エジンベア?聞いたことねーな。だがまあ、この村だって知らなかったんだ、知らない町位あるだろうが、モンスターの言う事が信用出来るのか…」

258ーーランシール西海上:2019/02/10(日) 17:47:49 ID:kq7/KES2
戦士「で、海に出たは良いがよ、エジンベアの場所分かるのかよ?」

盗賊「そりゃお前、盗賊のカンってやつだろ」

戦士「盗賊の?全然盗めてねー盗賊のか?」

盗賊「お前それは関係…関係ないだろ…」

勇者「途中トーンが下がったけど大丈夫なのかよ…」

商人「で、でもほら盗賊さんにはタカのめがありますから!あれを使えば未発見の町なんかが見つかるかも…」

盗賊「ああ、当然だぜ。あと昨日シャーマンが呼び出したくさったしたいからぬののふく盗んでるからな!盗めてない訳じゃないからな!」

戦士「ぬののふくってお前…」

盗賊「うるせえ!ほら、俺のタカのめによると、南東方向に何かあるぜ!」

勇者「そりゃランシールだろ…」

盗賊「そ、そうだな…じゃあもう少し進んで…ほら、あっちの方向に…」

商人「あ、本当だ!あっちに…」

だいおうイカがあらわれた!

戦士「おお、モンスターを発見したのか!やるな盗賊!」

盗賊「お、おお、そうだろ…?」

259以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/10(日) 17:56:14 ID:kq7/KES2
勇者「でかいしタフだし驚いたが、思ったほど苦戦しなかったな」

商人「勇者さんのラリホーがよく効きましたね!」

戦士「寝ちまえば楽勝だな!すげーな眠らせる魔法よお!」

勇者「ここまで役に立ったのは初めてだがな…それより、そろそろどこかに着いても良さそうだが…」

盗賊「ああ、南東だ。南東方面に何かあるぜ」

戦士「あ〜?またランシールじゃねーのか?」

商人「あれから僕らもかなり南西に進みましたし…そろそろ別の物が見えてきても…はっくしょん!」

勇者「寒くなってきたな。そうか、この辺りは南の方が寒いのか…」

戦士「へえ、南に行けば行くほど暖かいんじゃねーんだな…お?なんか見えてきたぜ!」

盗賊「氷のでかい塊…いや、凍りついた大陸、なのか!?なんだこりゃ…」

戦士「あ、あれの上乗っかれるのか?割れたりしねーのか?」

勇者「分からねー…が、見てみろよ。あそこに…」

商人「あれって…ほこら、ですか?何か建物があります…!」

盗賊「建物が乗ってられるなら、人が乗っても大丈夫だろ。とりあえず上陸してみようぜ」

勇者「ああ。しかし氷の大陸か…世の中には想像を越えた場所があるんだな…」

260以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/10(日) 19:42:44 ID:p73c1TBM

地図ないと鷹の目超使えるな

261sage:2019/02/10(日) 22:26:54 ID:8HNw8P.A
運よく手に入ればいいけど
道具買えないのにきえさりそうGETするのきつくないか

262以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/11(月) 02:51:11 ID:JB0qHlmI
これはいよいよ盗賊の手腕が問われる正念場
…とか言いつつ商人があっさり掘り出したりしてなw

263以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/17(日) 17:20:05 ID:Lp0M2siw
戦士「おお、乗れる!この氷乗れるぞ!」

商人「戦士さん、あんまりはしゃぐと滑って転びますよ!」

勇者「どこでもはしゃぐなあいつは…しかし寒いなここは」

盗賊「氷の上だからな、どうしたって冷えるだろ」

戦士「おーし、じゃああのほこら行ってみようぜ!」

勇者「バカ、新しい場所行くなら明日だろ。とはいえ‼️今日の宿はどうするか…」

盗賊「とりあえず北に行けばでかい大陸があるんだし、真北に進めば何処かに着くだろ」

戦士「おっしゃ、そうと決まれば船に戻ろうぜーーよーし、出航!」

商人「うーん、でも何か嫌な予感が…バハラタから南に行ってランシール、そこから西に向かってこの氷の大陸っていう事は、北に向かうと…」

戦士「お、何か見えてきたぜ!前に見たことある…テドンか?」

盗賊「テ、テドンか…まあスリルがあって良いじゃないか…」

勇者「………もう夜も遅いし、仕方ねーな。またあの村に行くことになるとはな…」

264以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/22(金) 08:40:34 ID:Rddj4Ixc
はよ

265ーー夜、テドンの村:2019/02/26(火) 17:50:16 ID:5FHJjHw2
勇者「…やっぱり夜は賑やか、なんだな…」

戦士「そうは言ってもよー、滅んでボロボロじゃねーか村が!こいつらは幽霊だしよー!」

盗賊「おい、声がでけえよ!村の連中に聞こえるだろうが!」シッ

老人「おい、そこのでかいの。今何と言った?この村が滅んでいるじゃと?じゃあこのわしらはなんなんじゃ!」

盗賊「ちっ、言わんこっちゃねえ…」

商人「い、いえ違うんです!ちょっと勘違いしただけで、滅んだという訳じゃ…」

老人「そうじゃろう。わしらが魔王なぞに滅ぼされるものか!」

盗賊「あ、ああ、そうだよ、な…」

勇者「…ちっ。さっさと宿に行くぞ」

戦士「宿ったってよお、ボロ…」

商人「や、安くて良いですよねここの宿!」

盗賊「ああ、そうだな!…おい、少し黙ってろ!」ドスッ

戦士「ってえ!なんだよくそ〜」

勇者「なんだよじゃねーだろ…ま、気が滅入るのは確かだが、休めないよりはマシだろ…」

商人「ええ、そうですね。気が休まるかはまた別ですが…」

266ー56日目、テドンの村:2019/02/26(火) 18:00:58 ID:5FHJjHw2
戦士「つーかここ朝飯出ねーじゃねーかよ!腹減ったぜー!」ギャーギャー

商人「むしろこの村の状況で良くそんな感想が出ますね…何回見てもこの状況は…」

使者「話には聞いていたけど、確かに気が滅入るわね」

盗賊「うおーびっくりした!幽霊じゃないっすよね?」

使者「何言ってるの、ちゃんと足があるでしょう?」

勇者「ここルーラで来れないのにどうやって来たんだこの人は…」

商人「えっと、使者さんは今回はどんなご用件で…」

使者「貴方達ランシールで聞いたわよね?エジンベアのお城ではきえさりそうが必要だって。あれ、買うか魔物が落とすかしないといけないのだけれどーー」

盗賊「て事は、俺らの、いや俺の出番って訳だ」

商人「ぼ、僕も頑張りますよ!」

使者「最初は買っても良いんじゃないかと思ってたのだけれど…どうやら期待されてるみたいなのよ。だからーー二人とも、頑張るのよ。幸い、この辺りにきえさりそうを落とす魔物がいるらしいから…」

盗賊「まっかせて下さい!やってやりますよ俺は!」

勇者「よし、商人頼んだぞ」

戦士「お前なら出来るぜ商人ー!」

盗賊「おいぃ!俺だろうがよ!俺に期待しろよ!」

267以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/27(水) 01:47:08 ID:vVA0mTZ2
久しぶりの使者
買っちゃったら縛りの意味ないじゃん(非情)

268ーーテドン郊外:2019/02/27(水) 20:11:51 ID:zbf3Noy2
勇者「確か『私と良く似たモンスターがきえさりそうを持ってる』ってあの人は言ってたが…」

ーーまじょがあらわれた!ゴートドンがあらわれた!

戦士「お、いたじゃねーか似たようなモンスター!」

盗賊「はあ!?全然似てねえだろこんな婆さん!」

商人「ぼ、帽子とか…格好は似てるんじゃないかと…」

まじょのこうげき!ゴートドンのこうげき!まじょのこうげき!

盗賊「っとと!なんだ知らないが呪文を使ってこないな、そらっ!」ピシャシャッ

戦士「こっちの動物の攻撃はいてえ!うらぁー!」ザクッ

勇者「とどめだ、らあっ!」ゴッ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「よし、倒せました。きえさりそうはーー」

盗賊「おおーっ!見つけたぜ!」ヒャッホー

勇者「なっ!?きえさりそうか!?」

盗賊「ほら見ろよ、ちからのたねだ!こいつはレアだぜ!」

商人「盗賊さん…」

269以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/27(水) 20:24:15 ID:zbf3Noy2
戦士「おい、見つからないうちに夕方になっちまったぞ!」

勇者「ちっ、今日は次の場所に行かなきゃならねーからここまでだな。つーかこれからまだ冒険が続くのに消耗しすぎたぜ…」

商人「きえさりそうが見つけられなかったから後ろ髪を引かれますね。そう簡単ではないと思ってましたけど…」

盗賊「まあでも、きえさりそうは後回しでも構わないんだよな?そもそもエジンベアがまだ見つかってないしな」

勇者「ここじゃ確率も高くないってあの人が言ってたしな…」

商人「でも、あの鎧のモンスターも結構良い鎧を落とすらしいですから、ここで探すのもアリだとは思いますけど…」

勇者「確かにな。俺らは必ず魔王を倒す。だが、どうのつるぎとたびびとのふくで倒せるとは思えねえからな」

盗賊「けど装備だってここより良いものが他所にあるかもしれないし、ここにこだわる必要はないだろ。じゃあどこが良いかと言われても分からないがさ」

戦士「ごちゃごちゃ言ってねーで早くあの氷の大陸に行こうぜ!明日になっちうぞ!」

勇者「ああ、とりあえず行くぞ。まずは目下の目標に向かわないとな」

商人「はい!…ああ、あの大陸でもあなほりしたいけど、ここに戻ってからじゃないとダメかなだよなあ…」

盗賊「お前、真面目ってよりあなほり中毒だよな…」

270以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/28(木) 00:40:48 ID:kLgRTrMM

盗賊と違って商人はソコソコ引きが良いからね
あなほり中毒でも許されるよね

271ーーレイアムランド:2019/03/09(土) 19:40:40 ID:NJfubVUs
盗賊「おい、誰の引きが悪いって?」

戦士「そうだぞ!引きが悪いんじゃねー、実力がねーんだ!」

盗賊「ちげえよ!だから俺は…」

勇者「俺はこれからだ!…か?」

盗賊「ぐっ…と、とにかくきえさりそうこそは俺が手に入れてみせるからな!」

商人「えっ…と、ぼ、僕も頑張ります…」

勇者「んな事より、いよいよこの氷の大陸に来たぜ。さて、あのほこらには何があるのか…」

戦士「こんなさみー所に誰か住んでんのか?」

盗賊「どうだろうな…仮に住んでるとして、普通のやつじゃなさそうだがな」

商人「ふ、普通じゃないって…」

勇者「正に鬼が出るか蛇が出るか、って訳だ。お前ら、準備出来てるな?」

盗賊「ああ、どんなスリルが待ってるか、楽しみだぜ」

戦士「魔物は俺に任せろー!行くぜー!」ウオー

272ーーレイアムランドのほこら:2019/03/09(土) 19:52:00 ID:NJfubVUs
勇者「外よりはマシだが、中も冷えるな…」

商人「そうですね、こんな所に何が…え?誰かいる…エルフ?」

巫女A「私たちは」

巫女B「私たちは」

戦士「うおっ!?双子か?そっくりだなおめーら!」

盗賊「しっ!静かにしろよ!」

巫女A「卵を守っています」

巫女B「卵を守っています」

勇者「卵…?後ろのでかいやつか」

巫女A「世界中に散らばる6つのオーブを金の台座に捧げた時…」

巫女B「伝説の不死鳥、ラーミアは甦りましょう」

商人「ラーミア…伝説の…!こ、これって…!」

盗賊「今の話とポルトガの灯台で聞いた話を合わせると…伝説の不死鳥で世界中を旅出来るって事か!すげえな、それなら魔王の城にだって行けるだろ!」

戦士「おおーっ!すげー!じゃあオーブ集めるっきゃねーな!」

勇者「ああ、だが肝心のオーブに関する情報がまるでねえからな…もっと世界中を回って歩けって事だな。やってやろうじゃねーか!」

273以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/10(日) 10:28:44 ID:h5EG6FUs
乙!

274以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/15(金) 22:27:31 ID:1Worm64U
最近更新少なくてさみC

275ーーレイアムランド沖北部:2019/03/15(金) 23:34:21 ID:8L9ZQHfM
勇者「ーー黄昏を歩みし者共よ、睡魔の囁きに時を捧げよ!ラリホー!」パラララ

だいおうイカをねむらせた!だいおうイカをねむらせた!

戦士「流石だな勇者ー!俺はカニを倒すぜー!」ガッ

ガニラスをたおした!

商人「よし、残りのイカを…それ!」ゴッ

盗賊「うらぁー!」ピシャシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「ふう、ラリホーが効くと楽ですね!」

勇者「ああ、ただもう魔力が…」

ーーテンタクルスがあらわれた!

盗賊「…っ!こいつは…!」

戦士「おお!?緑のイカか、よっしゃやってやる…」

勇者「逃げだ!逃げるぞ!」ダカダカダカ…

商人「…追って来ませんでしたね、良かった…」ホッ

276以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/15(金) 23:42:55 ID:8L9ZQHfM
戦士「なんだよー、戦わねーのかよー」ブーブー

盗賊「ありゃあどう見てもヤバイだろ…逃げるだけで結構なスリルだったぜ」

勇者「さっきも言ったが、魔力もほぼカラだしな。しかも夜になっちまってる…お前ら、ここからは覚悟しろよ」

商人「は、はい…ああ、テドン岬が見えてきましたね」

盗賊「今晩もまたあの陰気な村に泊まるのか…」

勇者「贅沢言ってられねーだろ…っと」

じごくのよろいがあらわれた!シャーマンがあらわれた!

商人「で、出ました!でも1体ずつなら…」

戦士「おお、ぶったおしてやるぜー!」ザンッ

勇者「おらあっ!」ガッ

シャーマンのこうげき!じごくのよろいのこうげき!

盗賊「くっそ、キツいな…だがまだだ、おらあっ!」ピシャシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

277以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/15(金) 23:47:31 ID:8L9ZQHfM
商人「なんとか勝てた…皆さん、やくそうを使って…」

勇者「節約してーが仕方ねーな。よし、あと一息…」

ーーじごくのよろいがあらわれた!シャーマンがあらわれた!

盗賊「へっ!今度は2体ずつかよ!スリルあるじゃねえか。行くぜー!」

戦士「おおー!おらおらあっ!」ガンッ

商人「よーし、戦士さんに続いて…」

シャーマンのこうげき!じごくのよろいのこうげき!

盗賊「ぐあっ!?くそ、ヤバくなってきたぜ…」

勇者「踏ん張れよ盗賊!もう少しで…」

じごくのよろいのこうげき!盗賊はしんでしまった!

戦士「おい!盗賊っ!?」

勇者「ちっ、ダメだ…逃げるぞ!」ダカダカダカ…

278以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/16(土) 01:34:33 ID:b/4vuDWQ
退くか進むか見極めが難しいな

279以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/17(日) 23:48:36 ID:MMcXdO5Y
おつおつ

280以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/23(土) 19:17:25 ID:yXHG7oKg
戦士「やべえ、俺ももう…」フラフラ

商人「も、もう少しですよ戦士さん、しっかり!もう少しでテドンに…」

ーーゴートドンがあらわれた!

勇者「くっ、4匹…!もう戦えねー、逃げだ!」ダカダカダカ…

しかし まわりこまれてしまった!

ゴートドンのこうげき!ゴートドンのこうげき!

勇者「がはっ…!」クラッ

商人「ううっ、戦士さんに攻撃が来なかったのは良いけど、僕も勇者さんももう…このままじゃ全滅…」

勇者「諦めんな!逃げるぞー!」

戦士「うおおー!死んでたまるかよー!」ダカダカダカ…

281ーー夜、テドンの村:2019/03/23(土) 19:27:21 ID:yXHG7oKg
戦士「…ここどこだ?地獄か…?」

勇者「まあ…あながち間違いでもねーかな」

商人「な、なんとか生き延びれましたね…盗賊さんを教会に連れていかないと…」

戦士「地獄の教会でもちゃんと生き返るのかー?」

神父「おお神よ!忠実なる神の僕、盗賊の御霊を呼び戻したまえ!」テーテーテーテーテーーテーーテーー

盗賊「ん…ここどこだ?ああ、地獄か…」

商人「ふふっ、盗賊さん、戦士さんと同じこと言ってますよ」

盗賊「なにいっ!?おい神父さんよ、頭打ったの治ってないんじゃねえか?」

戦士「おいぃ!どういう意味だよ!?」

勇者「うるせーなお前ら…」

商人「はは…じゃあ宿に行きましょう」

戦士「宿かー、朝飯出ねーんだよなあここ」

盗賊「確かに、アッサラーム辺りが良いよなあ」

勇者「アッサラームはともかく、今後の計画を見直さねーとな。いつまでもここで足踏みしてらんねえ。が…それは明日だ。今日はもう寝るぞ」

商人「ええ、疲れました…おやすみなさい…」

282ーー57日目、テドンの村:2019/03/23(土) 19:40:26 ID:yXHG7oKg
盗賊「ふう…またこの陰気な朝だ…」

戦士「よっしゃー!じゃあぬののふくを投げ捨てるぜー!」ポーイ

商人「元気ですね戦士さん…僕は昨日あなほりし忘れましたよ…」

勇者「帰りはドタバタしちまったからな…で、今日だが…正直今の俺らじゃ実力不足も甚だしい」

盗賊「てえと、また修行パートか?今度はどこでだ?今更人さらいのアジトでもないだろ」

勇者「それなんだが…ダーマの北に塔があったよな?あそこはどうだ?最初に行った時は魔物が強すぎたが、今ならいくらか戦えると思う」

戦士「あー、あったなそんなとこ!」

勇者「で、あそこで修行しつつダーマ周辺の未到達地を探す。ただまあ、あまり長い間修行もしたくねーが…」

盗賊「せっかく船があるし、オーブっていう目標も出来たからな。あちこち動き回りたい所だよな」

勇者「あんまりのんびりしてたらまた…テドンみたいな場所が出てくるかもしれねー。修行は最低限にして、早めにオーブ探しに取りかかりたい」

商人「そうですね、こんな村がこれ以上増えるのは…」

戦士「よっしゃー!じゃあ魔物退治だな?俺は大歓迎だぜー!」

盗賊「ま、こんな村に長々いるよりは良いな。きえさりそうを見つけられなかったのは心残りだが…」

勇者「それも、この先見つけられるかもしれねーからな。よし、じゃあまずはダーマ北の塔に行くぜ」

商人「はい!頑張りましょう!」

283以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/24(日) 00:07:08 ID:GOa7FQsg
戦士「捨てたのはぬののふくじゃなくてひのきのぼうだったぜ!詫びて訂正するぜー!」

盗賊「言わなきゃ誰にもバレないだろ…んな事より、テドンで見逃してた情報があったよな」

商人「ええ、どうやらオーブがテドンにあったみたいなんです」

勇者「牢獄にいた囚人が持ってたみたいだな。オーブなんてモノを牢屋に持ち込めるのか…?」

商人「さあ…それに、そもそも今はあそこにないんですよね…」

戦士「夜に行けば良いんじゃねーのか?」

盗賊「またあの村に行くのか…てか、牢屋番がいる前で堂々と物品の受け渡しなんて出来ないんじゃないか?」

勇者「となると…牢屋の鍵を開けてこっそりと、って所か」

商人「鍵を開けた時点でこっそりじゃない気もしますが…あっ!お金を掘り当てました!10818
ゴールド!」

戦士「おお、すげーな!」

盗賊「ああ凄いな。凄いけど…なあ?」

勇者「ちょっと虚しくはあるな…」

商人「ええ、僕も…」

284以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/24(日) 01:45:12 ID:Kd7KoKr.

せっかく掘り当てても使えないんじゃな

285ーー夜、ガルナの塔:2019/03/28(木) 19:39:35 ID:WpP4OpC2
勇者「ちっ、夜になっちまったな」

商人「仕方ないですよ、明日行くべき場所をあらかじめ探してからこの塔に来たわけですから…」

盗賊「以外と慎重だよな、勇者は。もっとスリルを味わうべきだと思うぜ」

戦士「でもすげーよな!ダーマからちょっと歩いただけでほこらと、海の向こうには村っぽいのと洞窟まで見えたぜ!しばらく行く場所には困らねーな!」

勇者「まあな、しばらく経験値稼ぎは出来る…が、さっきも言ったがあまり長々とここに籠るつもりはねーぜ」

盗賊「ま、今やここのモンスターも然程の脅威じゃなくなってるからな。物足りなさはあるな」

商人「そうでしょうか、ここのモンスターも結構強いような…」

勇者「テドン辺りと比べりゃあ、まあそうかもな」

戦士「しっかしよお、ここのモンスター倒すより海で貝とかクラゲ倒した方が良くねーか?ちょっともの足りねーぞ経験値がよお!」

商人「でも、海は滅多に魔物に会えませんからね…すぐに一日が終わってしまいますよ」

盗賊「とりあえず2階に行ってみようぜ。物足りなさもある程度解消されるかもな」

勇者「そうだな、行ってみるか」

戦士「おー!なんでもかかってこいやあ!」

286ーーガルナの塔、2F:2019/03/28(木) 19:51:42 ID:WpP4OpC2
ーースカイドラゴンはほのおをはいた!スカイドラゴンはほのおをはいた!

商人「うわー!?熱い熱い!」

戦士「くっそ…!死ねこのヘビやろー!」ガッ

スカイドラゴンのこうげき!

勇者「くそ、なんなんだこいつは!2階に上がっただけでこんな…」

盗賊「うおお、食らえやあ!」ピシャ

ーーまもののむれをやっつけた!

商人「はあ〜…めちゃくちゃ強かったですね…」

盗賊「へっ、ちょうど良いスリルじゃないか」

勇者「火傷だらけの面で何言ってんだよ…ホイミ!」パアア…

戦士「すげーよな!初めて見たぜドラゴン!」

商人「ええ、びっくりしちゃいましたよ…」

盗賊「よし、あいつ相手なら経験値もスリルも上々じゃないか。ここで一稼ぎといこうぜ」

勇者「アホか!今の戦いの傷を回復するだけでホイミ10回以上使ったんだよ!もう魔力切れだ!」

商人「明らかに僕らにはまだ早かったですね…沢山の経験値が欲しければ敵も当然強くなる、当たり前ですけどなかなか都合良くいかないですね…」

287以下、名無しが深夜にお送りします:2019/03/29(金) 17:59:00 ID:F4u9SSGs

塔なら稼げるんだけど、まだ早いかー

288今日は…:2019/04/01(月) 11:04:43 ID:Qgy1pkZg
使者「ふふ、何故貴方達がそんな縛りをしているのか分かる?私が王様に進言したのよ、大魔王様の側近である私がね」

勇者「な、何だってー!?」

使者「バラモスなどに世界はもったいないわ。この世界は私がいただくの、ふふふ…」

商人「し、使者ちゃんがぶっちゃけたー!あとあたし女の子になっちゃった!」

盗賊「何だって!?そのままで良いぞ!」

商人「あと新元号は商人です!」

戦士「うおー!マーくん日本復帰!24勝0敗2セーブ!」

盗賊「増えるのそこかよ!」

猫「ついに全キャットフライを支配下に置いたのにゃー!」ニャオー

盗賊「ねこにくたべほーだいだな!」

ノレ「私の出番ももうすぐですね〜ふふふふふ〜…」

ーー58日目、ダーマの宿屋

勇者「…ひどい夢を見た…」

盗賊「お、起きたな。今日何月何日だっけなあ?」

商人「普通に続き書きましょうよ…」

289以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/01(月) 14:57:48 ID:GKENcRJI
ワロタ

290以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/02(火) 01:07:23 ID:A9U0fjIc
オールキャストで全力おふざけしても良いのよ

291ーーダーマ南東:2019/04/06(土) 22:08:36 ID:OjFmVOqA
戦士「うおおりゃー!」ザンッ

ーーげんじゅつしたちをやっつけた!

勇者「この辺の敵は楽に勝てるようになったな」

盗賊「そうだな、っと。ほれ、どくがのこな盗んだぜ」

商人「おお、やりましたね!」

戦士「んなのは良いからよー、武器とか防具くれよ!」

盗賊「ああ!?持ってない奴からは盗めねえよ!」

商人「ま、まあまあ、どくがのこなもいつかきっと役に立ちますから…」

戦士「ホントか〜?で、今日はどこ行くんだった?」

勇者「この先にあるほこらだよ。そこに行ってから、また昨日と同じようにあの塔に…」

盗賊「お、そうこうしてる間に見えてきたぜ、ほこら…いや、何の建物だろうな?」

商人「うーん…でも行けば分かりますよ、もうすぐですし」

勇者「そうだな。さて、何が出るか…」

戦士「魔物でも何でも出てこーい!」

商人「いやあ、ほこらで魔物は遠慮したいなあ…」

292ーー旅人の宿屋:2019/04/06(土) 22:20:13 ID:OjFmVOqA
盗賊「ここは…宿屋か。ほこらみたいな宿屋、前にもあったなあ」

勇者「オリビアの岬だったか?あそこほど不便じゃ無さそうだが…」

商人「ダーマへ向かう旅人が利用する宿屋でしょうか?あ、誰かいますね、すみません…」

宿泊客「私は日出る国から来たもの」

戦士「あ?どこからだって?変わった服装だなおい!」

盗賊「日出る…東からって事か?確かに、今まで60日近く旅してきたが、見たことない服装だな」

宿泊客「私の国ではやまたのおろちという怪物が皆を苦しめておりまする」

商人「怪物が国を!?そんな…勇者さん」

勇者「ああ、聞捨てならねえな」

盗賊「勇者様一行の出番って訳だな。ま、国を苦しめてるような怪物だ、今の俺達でどうこう出来るかは分からないが…」

戦士「なんでもいいからぶっとばしに行こうぜ!」

勇者「だからすぐって訳にいかねーだろ、出来るだけ早くは行きたいがな。しかし魔物に苦しめられてる国か…テドンの例もあるし、そういう所はまだまだあるんだろうな…」

293ーーダーマ北部:2019/04/07(日) 00:04:47 ID:99aaTS3A
商人「暗くなってきましたけど、そろそろあの塔に着きますね…あっ」

ーーキャットバットがあらわれた!

勇者「人さらいのアジトにいたやつだな?夜だから外に出てきたのか…おらっ!」ガッ

盗賊「そらそらそらー!」ピシャシャッ

戦士「うおおー!行くぜおらあー!」ザクッ

ーーキャットバットたちをやっつけた!

勇者「おし、いい感じだ…ん?あれは…」

商人「宝箱ですよ!開けてみましょう…ああ!これは!」

戦士「おおー!ぬいぐるみじゃねーか!2つめだぞ!?」

盗賊「へっ、盗んで手に入れたんじゃないのが気に入らないが、こいつは助かったな」

勇者「よし、じゃあ商人着てくれ」

商人「良いんですか?勇者さんは…」

勇者「俺は一番後ろにいるから平気だ。それに勇者が着ぐるみ姿ってのもな…」

戦士「ははー!確かにカッコ悪いよな!」

盗賊「お前…鏡見てから言えよな…」

294以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/07(日) 01:30:47 ID:SxB.2Qlg
ぬいぐるみ二つ目は凄いな

295以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/09(火) 13:05:06 ID:DXnzqWgs
あなほり連打以外でぬいぐるみ見つけたことないや
すごいなー

296以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/14(日) 19:47:51 ID:Fx.QiYi2
商人「よーし、これなら多少の攻撃は…」

ベビーサタンがあらわれた!スカイドラゴンがあらわれた!

盗賊「げ、あいつは…」

スカイドラゴンはほのおをはいた!

商人「あっつい!防御力上げても炎は熱いです!」

勇者「そして小さいがあれは悪魔か!?どんな攻撃を…」

ベビーサタンはザラキをとなえた!

戦士「うおお!?確かすげーやべー魔法じゃ…」

MPがたりない!

商人「な、なんでしょう?何も起こらない…まあいいや、それっ!」ガッ

ベビーサタンはイオナズンをとなえた!MPがたりない!ベビーサタンはイオナズンをとなえた!MPがたりない!

盗賊「まあ、スリルはあったぜ…そらぁっ!!」ピシャシャッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者「悪魔の方は大したことなかったな。ドラゴンは相変わらず辛いが…」

商人「さっきの猫と同じで夜だから塔の外に出てきたんでしょうか?油断ならないですね…」

297ーーガルナの塔、1F:2019/04/14(日) 19:59:49 ID:Fx.QiYi2
戦士「おおらあー!くたばれー!」ザクッ

ーーまもののむれをやっつけた!

勇者レベル22「よし、レベルアップしたぜ」

商人「ここでのレベル上げの効率はどうなのかと思いましたけど、良かったですね!」

戦士「さっき商人が拾ったかしこさのたねの効果はあったか?」

勇者「ああ、1レベルでホイミ3発分は上がったぜ」

盗賊「そりゃ良いな。俺はどくがのこな2つめを盗ったし、商人はかしこさのたね、宝箱からぬいぐるみ。アイテムの方も上々の成果だな!」

勇者「ああ、全部有用だ。今日は良い1日だったな」

商人「僕らも明日レベルが上がると良いですね」

戦士「だな!よっしゃー!帰って飯だ飯だ!」

盗賊「ま、ダーマの飯は質素だけどな」

勇者「朝飯あるだけ良いだろ。よし、帰るぞ。結構歩いて疲れたからな…」

298以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/16(火) 05:51:36 ID:i1cbgqoE
そんな…盗賊がちゃんとアイテム盗んでいるなんて…

299ーー59日目、ダーマ北部:2019/04/21(日) 19:59:41 ID:0lvFMjf2
盗賊「おい、ふざけるなよ。今だってまた俺はどくがのこな盗んだんだからな!」

商人レベル24「誰に言ってるんですか…あ、僕はレベル上がりましたよ!」

戦士「もう24か、すげーな!」

勇者「商人は上がりやすいからな。今日は商人と、あと盗賊のレベルを上げたいとこだな。戦士はちょっと厳しいかもしれねー」

戦士「ああ!?上げてみせるぜ俺はよ!」

盗賊「いや、気合いでレベル上がったら苦労はないだろ」

商人「遭遇するモンスターとの兼ね合いもありますからね」

勇者「とりあえずこのまま塔に行くぞ。昨日みたいにアイテムも手に入れば文句なしだが…」

商人「かしこさのたねとかもっと欲しいですよね」

盗賊「ふっ、任せときな。盗み絶好調のこの俺が…」

勇者「という訳で商人、頼んだぞ」

戦士「期待してるぜ商人ー!」

盗賊「おいぃ!」

商人「いつもの流れですね…」

300ーーガルナの塔、1F:2019/04/21(日) 20:10:23 ID:0lvFMjf2
戦士「おおりゃあー!」ザンッ

まもののむれをやっつけた!

盗賊レベル23「おっし!俺もレベルアップだぜ!」

勇者「よし、予定通りだ。思ったより早かったかもな」

商人「順調ですね。このまま戦士さんのレベルも…」

戦士「おお、上がるぜー!」

盗賊「そう上手くはいかんだろ、ここの魔物と戦ってると結構体力削られるしなあ」

勇者「あの羊だかヤギだかのギラが邪魔だな」

商人「あの不気味な鳥のモンスターも攻撃が執拗ですよね。僕はぬいぐるみのおかげでいくらか楽になりましたけど…」

勇者「その割に経験値はイマイチ物足りねーよな。かといって2階に上がるわけにもいかねーときた」

盗賊「2階に行けばあのドラゴンが出てくるからなあ。まあ、さっき試しに3階までちょっと上がった時には会わなかったが」

戦士「俺は見てーけどなドラゴン!」

商人「いやあ、僕はもう少し強くなってからが良いですね…でも、上り下りしたおかげでアイテムは掘り当てましたよ。まんげつそうといのちのきのみですけれど…」

勇者「まあ、まんげつそうはともかくいのちのきのみはいつか役に立つだろ。よし、じゃあ引き続き魔物退治するぞ。俺の魔力が無くなるまでな」

戦士「っしゃー!倒しまくるぜー!」

301ーーガルナの塔北部:2019/04/21(日) 20:19:18 ID:0lvFMjf2
勇者「さて、魔力も少なくなってきたし、そろそろ帰る頃合いだな」

商人「その前に…この塔の北にある湖の周りなら、何か珍しい物が出てくるかも…」

盗賊「ああ、こういう地域の境目に近い所だと別の地域の物を掘り当てられたりするかもしれないって話だよな」

戦士「そうなのか?すげーな!」

勇者「いや、そう簡単にはいかねーだろ…」

商人「そうですね、そんな上手い話はなかったですが…まだ持ってない防具が出てきましたよ!」

戦士「おお!盾だよなそれ!」

商人「ええ、かわのたて…一番安物の盾ですけど、僕らはまだ盾を持ってませんから…」

勇者「少しとはいえ、今まで0だったんだから確実に戦力アップだな。よし、戦力が装備してくれ。もし次が手に入れば、そのときは俺が貰う」

戦士「おー!守備力アップだぜー!」

盗賊「…しかし、俺ら今まで1つも盾持ってなかったんだな…」

商人「ええ、凄いですよね、ある意味…」

302以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/22(月) 01:11:21 ID:ISDa7hr2
やはり真の有能は商人だった

303以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/23(火) 15:00:39 ID:ycjpRD/.
遡ってみたら盗賊が盗んでるのはアイテムが多くて、有用な装備品はあなほりか宝箱ばっかなんやね
がんばれ盗賊!

304以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/28(日) 17:50:57 ID:RCXJzBBU
勇者「よし、じゃあそろそろダーマに…」

ーーキラーエイプがあらわれた!げんじゅつしがあらわれた!メタルスライムがあらわれた!

戦士「うおお!?銀色がいるぜー!」

盗賊「よーし、じゃあ俺は猿にどくがのこなを使うぜ!」バサバサ…

キラーエイプはこんらんした。

商人「僕と勇者さんはメタルを…それっ!」ガギン!

戦士「俺はマヌーサ野郎を倒すぜー!」ザクッ

キラーエイプのこうげき!ミス!

勇者「くそ、ミスるなよ!そらっ!」ガンッ

盗賊「ほら、もう一回行け猿!」

キラーエイプのこうげき!メタルスライムをやっつけた!

戦士「うおおおお!やったぜー!」

商人「やりましたね、それにしてもあのメタルを倒すと凄い充実感だなあ…」フウ…

305ーー夜、ダーマ神殿宿屋:2019/04/28(日) 18:03:33 ID:RCXJzBBU
盗賊レベル23「今日はなかなか良かったなあ。全員レベル上がっただろ」

商人レベル24「あの後更にメタルを2匹も倒せたのが大きかったですね!」

勇者レベル23「おかげでベギラマも覚えたぜ。どくがのこな様様だな」

盗賊「だろ?だから役に立つって言ったじゃないか」ドヤッ

戦士レベル23「しっかしよう、メタル倒せばレベル上がるなら、もっとメタル出る所で魔物退治すれば良いんじゃねーの?」

商人「そんな所って…あ!テドンの北にあった教会の周辺とか…」

勇者「そんな所あったな。でもあそこはホイミスライムと一緒に出てきただろ?回復がウザい上にホイミスライムは呪文が効きづらいからな…」

商人「そうか、どくがのこなも効かない、あるいは効きづらい可能性が高いですね」

盗賊「それに、どくがのこなにも限りがあるからな。少しでも手に入る可能性のあるここの方が結局は効率が良さそうだと思うぜ」

戦士「そっかー、しょうがねーな」

勇者「まあ、メタルは塔の1階には出ないようだし、塔の中より外をメインにするのはありかもしれねえな。もう少し魔力に余裕があるうちに塔を出るとかな」

商人「ああ、それはよさそうですね」

勇者「いずれにせよ、あまり魔物退治に時間掛けたくねーからな。今後も上手くメタルが倒せれば良いが…」

306以下、名無しが深夜にお送りします:2019/04/28(日) 21:11:34 ID:U/NgOu9c
乙!

307令和もよろしくですよ:2019/05/04(土) 21:06:09 ID:LQZbxyJM
ーー60日目、旅人の宿屋南沖

勇者「よし、見えてきたぜ。あそこが日出づる国だ」

盗賊「とても都会には見えないよなあ、あまり期待出来なさそうだな」

商人「何の期待ですか…あ!モンスターが!」

ーーヘルコンドルがあらわれた!

戦士「海で良く会うでけー鳥だな!おらっ!」ガッ

ヘルコンドルはバシルーラをとなえた!

商人「うわっ!…だ、大丈夫、効かなかったみたいです!」

勇者「脅かしやがって!そらあっ!!」ゴッ

ヘルコンドルたちをやっつけた!

盗賊「おし、一丁上がり!…ん?見てみろよ、宝箱持ってやがったぜ!」

商人「開けてみましょう…おお!みかわしのふくですよ!やった!」

勇者「みかわしのふく…これで俺もたびびとのふくが脱げるのか…」ジーン

戦士「勇者!良かったなー!アリアハンからずっと同じ服着てたもんな!」

商人「長かったですね…でもこれで全員鎧は新調できましたね。全部鎧とは言い難いですが…」

308ーージパング:2019/05/04(土) 21:14:57 ID:LQZbxyJM
村人「これはこれは!ジパングにようこそおいでなさいました!」

戦士「ジパング!?どっかで聞いた黄金の国って奴か!黄金どこだー!?」

商人「いや、どこにも見当たらないですね…」

盗賊「見当たらないどころか…なんだこのど田舎は!?店の1つもないぜ!」

勇者「これは…今まで旅してきたどの地域とも違う独特の国だな。建物も着てる服も何もかも違う」

商人「と、とにかく色々探し回ってみましょう。オーブがあるかもしれませんし、それに…」

戦士「化け物がいるとかいう話だったよな?やまたのおろちって言ったか?」

盗賊「そんな名前だったな。だが、村を見る限りは化け物がここにいるって訳では無さそうだ。別に荒らされた様子もないしな」

勇者「だが、村人達の表情が暗いのは気になるな…よし、色々聞いて回るぞ」

商人「ええ、もしかすると魔王に関わってるかもしれませんからね…」

309:2019/05/04(土) 21:38:36 ID:LQZbxyJM
盗賊「…どうやらやまたのおろちって魔物に脅かされてるのは本当らしいな」

商人「生贄を求められてるって言ってましたね。確か指導者のヒミコ様とかいう人の予言っていう話みたいですが…」

戦士「怪しいんじゃねーのかそいつ?生贄にしろとかおかしいだろ!」

勇者「生贄出さないと村を滅ぼす、なんて言われたら従うしかねーだろ。とはいえ、予言なんてイマイチ信じられねーのも確かだ。直接話して確かめてみるか。たしかこの建物の…」

商人「大きな建物ですね…あ、あの人じゃないですか?確かヒミコ様は女性という話でしたし…」

盗賊「へえ、今まで会ったことないタイプの美人だな。こんにちは、美しいお嬢さん…」

ヒミコ「なんじゃ、お前らは?」

勇者「っと、俺らは…」

ヒミコ「答えずともよい!おおかた、この国の噂を聞いて来たのじゃろう。愚かな事よ、わらわは外人を好まぬ」

戦士「ガイジンだあ?」

ヒミコ「早々に立ち去るがいい!よいか、くれぐれも余計な真似はせんようにな!」

盗賊「おっと、では失礼します…なかなか気の強いお嬢さんだ。にしても、魔物退治を頼まれるかと思ったが、余計な事はするなときたもんだ」

勇者「ああ、むしろ迷惑そうにも聞こえたな。まさか魔物とグルなんて事はないだろうが、何か裏があるのかもな」

商人「謎が多いですよね、人も、この村も。何が起こっているにせよ、一筋縄ではいかなさそうですね…」

310以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/04(土) 23:43:35 ID:r0u/dqV.

令和にちなんでHP018縛りだ!(適当)

311以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 21:26:33 ID:G6tY8cI6
勇者「さて、一旦ここを離れて、だ。どこに行くかだな、また塔に行くか、それとも…」

盗賊「北に行ってみようぜ。あっちに何かあるはずだ。勘だけどな」

戦士「えー、おめーの勘かあ」

商人「まあまあ、町を見つけたりは上手いですし…」

盗賊「おい、それじゃ盗む方はダメみたいじゃないかよ!」

商人「あ、いえ…」

戦士「お、自覚あったんだな!」

盗賊「んな事言ってねえだろ!とにかく北だ、良いだろ?」

勇者「じゃあ行ってみるか、塔にばっかこもってられねーしな」

戦士「ホントに何かあるのかー?…おお!あれ村じゃねーか!」

盗賊「どうだ、言った通りだろ?」ドヤッ

商人「流石ですね!盗賊さん」

勇者「今日この村には行けねーが、これでまた行き先には困らなくなったな。ここを基点に次の行き先を見つけられるかもしれねーし、中々悪くない村を見つけたな。問題は更なる未知の土地を探すか、ジパングの危機をどうにかするかだが…」

312以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/12(日) 21:33:34 ID:G6tY8cI6
盗賊「ふう、もうすっかり夜だな」

商人「ダーマまでは戻れませんね。でも幸いもうすぐ宿屋が…」

スカイドラゴンがあらわれた!ガルーダがあらわれた!

戦士「おお!またドラゴンだぜ!かっこいいよなー!」

勇者「言ってる場合か!くそっ、こっちの金色の鳥は初めて見るな…」

商人「とにかく攻撃します!とりゃー!」ガッ

スカイドラゴンのこうげき!ガルーダのこうげき!

盗賊「っとお…結構痛いが、この程度なら…そらっ!」ピシャッ

勇者「炎を吐く前に仕留めるぞ!らあっ!」ゴッ

ーーまもののむれをやっつけた!

戦士「おっしゃー!楽勝だぜー!」

盗賊「ま、炎も吐かれなかったし、まだ体力に余裕があったからな。しかし夜はやっぱり油断ならないな…」

313以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/13(月) 16:29:58 ID:XrKCO/Po
乙!

314以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/17(金) 23:33:59 ID:kyDinqfg
オロチ退治は後回しか
まぁまだレベルが足りないもんなー

315ーー61日目、旅人の宿屋西部:2019/05/19(日) 20:03:56 ID:rhTvFlvI
盗賊「じゃあ今日もガルナの塔だな。日が暮れるまでに着くか?」

商人「どうでしょう…今日は早めに塔を引き上げるんですよね?」

勇者「ああ、夜になってからメタルを倒すために…」

ーースカイドラゴンがあらわれた!

戦士「おおー!かっこいいぜー!」ヒュー!

盗賊「飽きないなお前は…しかしこいつ、こんな朝っぱらから出てくるのかよ!?」

商人「こ、この地域に生息してるんでしょうか!?それーっ!」ガッ

スカイドラゴンはもえさかるかえんをはいた!

勇者「ぐおお!?くそっ、くたばれっ!」ゴッ

戦士「うりゃー!俺がドラゴンスレイヤーだぜー!」ドッ

スカイドラゴンをやっつけた!

盗賊「ふう、ダーマからそう離れてないのに、こんなにも魔物の強さが違うんだな」

勇者「ああ、だが一匹だから助かったぜ。初っ端からこのダメージはいただけねーが…行くぞ」

316ーーガルナの塔、1F:2019/05/19(日) 20:15:27 ID:rhTvFlvI
盗賊「おりゃっ、ムチを食らえっ!」ピシャシャッ

マッドオックスをたおした!

戦士「続くぜー!…って、ありゃりゃ?」

マッドオックスはにげだした!

商人「あ、逃げ出しましたね!あのモンスターに逃げられたのは初めてじゃないですか?」

勇者「ちっ、逃げられると効率悪くなるんだよな」

戦士「しょーがねー、俺らに恐れをなしたんだろーぜ!」

盗賊「まあ、実際あのモンスターが敵わないと思うくらいには強くなれたんだろうな。ここでの修行パートもそろそろおしまいか?」

勇者「もともとそんなに長く修行するつもりはなかったけどな。ただ、ここでさえ2階に上がると途端に苦戦するんだよな」

戦士「でもよー、あちこちに行きながらだってモンスター退治は出来るんだしよー、もっといろんなトコ行ってみれば良いんじゃねーのか?」

盗賊「もっと良い修行の場も見つかるかもしれないしな」

勇者「まあ、な…少し考えないとな。とりあえず今日は間もなく夜になるし、魔力もいくらか余裕があるしそろそろ潮時だな」

戦士「よし、じゃあメタルだな!待ってろよー!」

盗賊「本当な、待っててくれたらどんなにか楽だろうな」

商人「ですね…」

317ーーダーマ北部:2019/05/19(日) 20:24:53 ID:rhTvFlvI
盗賊「っし、どくがのこなを撒くぜ!」ファサァ…

キラーエイプはこんらんした。キラーエイプのこうげき!メタルスライムをたおした!

戦士「おおー!やったぜー!」

盗賊「へっ、俺様の素早さと盗みによるどくがのこなのおかげだな!」ドヤッ

商人「いやでも実際そうですよね。素早くどくがのこなを使えるから…」

キャットバットがあらわれた!

勇者「ちっ、黒猫野郎か!魔力を吸われる前に…らあっ!」ザッ

盗賊「うらっ!」ピシャシャッ

キャットバットたちをやっつけた!

戦士「っしゃー!こんな奴ら楽勝だぜー!…お?」

商人「宝箱ですよ!このモンスターの宝箱というと…」

盗賊「ぬいぐるみか!?マジかよ、3つ目だぜ!」

勇者「すげえな…よし、みかわしのふくと迷うが、こっちに替えるか」

商人「これでみんなの守備力がかなり上がりましたね!上がりましたけど…」

盗賊「着ぐるみ姿の行進はかなり不気味だよな…」

318以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/23(木) 00:47:00 ID:.842mg2I
ぬいぐるみで全部の運使い果たしてしまうんじゃないかww

319以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/24(金) 10:24:51 ID:nQhPCyDc
もはやぬいぐるみ縛り

320ーー62日目、ジパング郊外:2019/05/26(日) 20:15:42 ID:Klx6T0U2
商人「きょ、今日は本当にここの洞窟に行くんですか!?」

戦士「やまたのおろちって奴と戦うんだな!?うおー!」

勇者「バカ野郎、まだ戦わねーよ!洞窟の様子を見に行くだけだ!」

盗賊「俺もやまたのおろちって奴と戦っちまっても構わないがな。ま、それでももうあの塔じゃスリルが無くなってきた所だったし、ちょうど良いな」

商人「とはいえ、この辺にはどんな恐ろしいモンスターが…」

ーーだいおうガマがあらわれた!

戦士「なんだこいつ?ピラミッド辺りにいたよなあ?」

勇者「ああ、なんでこんな所にいるのか知らねーが…おらっ!」ゴッ

盗賊「うらあっ!」ピシャシャッ

ーーだいおうガマたちをやっつけた!

商人「ふう、大したことない相手で良かった…あれ?盗賊さん、もしかして…」

盗賊「ああ、盗んだぜ、とげのむちをな!ほら、勇者!」

戦士「うおー!やるじゃねーか盗賊!」

勇者「………これで、これでやっとアリアハンから装備してた武器防具は全部更新出来たな。長かった…本当に長かった…」

321ーーおろちの洞窟:2019/05/26(日) 20:23:25 ID:Klx6T0U2
ーーメタルスライムがあらわれた!

戦士「うおおおー!銀色が8体もいるぜー!おらー!」ガイン

盗賊「ムチが通るか…?おらっ!」ガギギギギィン!

メタルスライムはにげだした!メタルスライムはにげだした!メタルスライムは…

商人「ああ、どんどん逃げていきますよ!」

勇者「くそっ、1体だけでも…おらあっ!」ガキギィン

戦士「うおー!くらえー!」ガギン!

ーーメタルスライムをやっつけた!

盗賊「くそっ、あんだけいたのに1体だけかよ…」

商人「あの硬さと逃げ足は本当に凄いです…」フウ…

勇者「まあ、ゼロじゃなかっただけ良しとするか」

戦士「うおお、次は全部倒すぜー!」

盗賊「いや、流石に全部は無理だろ…」

322以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/26(日) 20:30:53 ID:Klx6T0U2
商人「…でも、ここのモンスターは思ったほどではないですね」

勇者「だな、あの塔と比べてそこまで苦労する訳でもない割りには、経験値は倍近くだ。これは良いところを見つけたかもしれねー」

盗賊「たまにブレスが痛いだけで、敵の攻撃がそれほど苛烈じゃないからな」

戦士「勇者のムチもすげーな!」

盗賊「俺が盗んだムチな。しかし流石に同じムチでも俺と勇者のパワーじゃかなり違うな」

勇者「おかげでベギラマはせっかく覚えたのに出番が全くねーな」

戦士「これならもうおろちとかいうの倒せるんじゃねーか?もっと奥行ってみよーぜ!」

商人「いや、流石に…でももうちょっとくらいなら進んでみても…ああ、ここから下に行けるんですね」

勇者「しかし着ぐるみには暑い洞窟だな…こっちに行って…うお、あれがおろちか…?」

戦士「うおおおー!でっけー!かっけー!」ヒャッホー

盗賊「あ、あれか!?…スリルはありそうだが、今日は勘弁してやるか…」

商人「そうですね…というか、もうちょっと修行してからでも…」

323以下、名無しが深夜にお送りします:2019/05/27(月) 01:08:56 ID:uxRg/h8w
【朗報】ついに盗賊が武器を!

324 ーー63日目、おろちの洞窟:2019/06/02(日) 20:27:25 ID:8xfli5q2
戦士「そーりゃっ!」ザクッ

ーーきめんどうしたちをやっつけた!

勇者「ふう、あの気持ち悪い奴ら、メダパニさえ効かなけりゃ雑魚だな」

商人「メダパニとベホイミしかしませんもんね。様子をじっと見られるのは気味が悪いですけど…」

戦士「パパっと倒しちまえばいーだろ!…ん?それなんだ盗賊?」

盗賊「ふっ、どくがのこなを盗んだぜ!」ドヤッ

商人「おお、あのモンスターはどくがのこなを持ってたんですね!」

勇者「それは銀色の奴を倒すのに使えるからな。いくらあっても良いくらいだ」

戦士「ここも銀色の奴出るもんな!」

盗賊「まあ、どくがのこなは他のモンスターと出てきた時に使いたいけどな」

商人「ここは他のモンスターと出てきませんもんね。そのかわりすごい大群ですけど」

勇者「なかなか数は倒せねーが、一匹は倒せるからな。ま、悪くねえ」

盗賊「経験値も稼げてどくがのこなも見つかるなら良いところだぜここは。さ、どんどん行こうぜ!」

325 ーー63日目、おろちの洞窟:2019/06/02(日) 20:36:58 ID:8xfli5q2
商人「くっ、逃げるな…!とうっ!」ガンッ

メタルスライムはにげだした!メタルスライムはにげだした!

盗賊「くそっ!でもまだいるぜ、そらっ!」ピシャシャッ

戦士「うおおおー!!」ガンッ

ーーメタルスライムをやっつけた!

勇者「ふう、だいたい一匹、運が良けりゃ2匹って所だな」

商人レベル27「ただ、他のモンスターも結構経験値がありますから、良い稼ぎになりますよね」

盗賊レベル25「今日は全員レベル上がったな」

戦士レベル25「銀色全部で4匹たおしたからな!」

勇者レベル25「これなら…思ったより早くやまたのおろちに挑めるかもな」

戦士「おお!やってやろうぜ!」

盗賊「あいつはスリルがありそうだぜ。しかし今日はどくがのこな二つにちからのたねまで盗めたぜ。いよいよ俺の時代だな…」クックックッ…

商人「僕はキメラのつばさしか見つけられませんでした。最近良いもの掘れてないなあ…」

勇者「まあ、どっちも何も見つけられないよりは良いだろ。あの化け物と戦うには、色々必要な物が多そうだ…色々用意したら勝てれば良いんだがな…」

326以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/03(月) 01:49:36 ID:GU4egkxU
盗めないキャラの盗賊の方がオイシイのに…

327 ーー64日目、ダーマ神殿:2019/06/09(日) 19:50:15 ID:9nGH0NWE
戦士「で、今日はどこ行くんだ?」

盗賊「どこって、あのジパングの北にあった村しかないだろ。だろ?」

勇者「ああ。船で行くぞ」

商人「そうですね、船の方が良さそうですよね。歩いても行けそうですが…」

勇者「船をダーマに置いていくとジパングに行くのに手間だからな。船まで戻らねえといけなくなる」

戦士「て事は、明日はまたおろちの洞窟で経験値稼ぎか?」

勇者「いや………おろちに挑もうかと思ってる」

商人「も、もうですか!?大丈夫でしょうか…?」

盗賊「ま、いつかはやらなきゃいけないからな。近頃スリルもなかったし、良いと思うぜ」

戦士「っしゃー!じゃあさっそく乗り込もうぜ!」

勇者「バカ、明日だって言ってるだろ!今日はあの村に行って…あの村に宿屋があれば良いが」

商人「ジパングみたいな所かもしれないですからね…」

盗賊「その時はあのほこらにある宿屋に泊まれば良いだろ。さ、行こうぜ。久しぶりにわくわくしてきやがるぜ…!」

328 ーー旅人の宿屋北部:2019/06/09(日) 19:58:46 ID:9nGH0NWE
勇者「…少し寒いな」

盗賊「お前らは着ぐるみだからまだ良いだろ。うー…」カタカタ

商人「ノアニール位の寒さですかね?かなり北まで来ましたね…」

ーーデッドペッカーがあらわれた!

戦士「おお!?あの塔にいた鳥に似てるな!」

勇者「色なんかは全然違うが、同じくらい不気味だな…おらっ!」ピシャシャッ

デッドペッカーはルカナンをとなえた!デッドペッカーのこうげき!

商人「わっ!?防御力を下げてから攻撃してきますよ!」

盗賊「こざかしい鳥だな、らあっ!」ピシャシャッ

戦士「うおおー!」ザクッ

ーーデッドペッカーたちをやっつけた!

盗賊「ふう、見たことない敵だが、そこまででもなかったな。もっと大群で来たら分からなかったけどな」

商人「強くなってるって実感はありますね。やまたのおろちにも通用すれば良いんですけど…」

329 ーームオルの村、夜:2019/06/09(日) 20:08:16 ID:9nGH0NWE
勇者「ちっ、結局夜まで外で魔物退治しちまったな」

商人「もう起きてる人はあまりいないようですね。小さい村みたいですし、無理もないですけど…」

戦士「お、宿屋があるぜ!もう寝るか?」

盗賊「いや、あっちに明かりがついてるぜ。とりあえずいってみようぜ…ちっ、なんだ男だけか」

老人「おお、良く来たなポカパマズどの」

勇者「…?」

戦士「ん?勇者お前そんな名前だったか?」

盗賊「んな訳ないだろ。名前は4文字入力だ」

商人「なんの話ですか…?あの、すみません、そちらの方は…」

男性「ああ、ポカパマズさん。ゆっくりしていって下さいね」

戦士「おい、やっぱりお前の事ポカパマズって呼んでるじゃねーか!」

商人「不思議ですね。どういうことなんでしょう…?」

勇者「…まさか…いや、そんな事は…とにかく、今日はもう宿に行こう。明日明るくなってから、色々聞いて回ろう」

盗賊「だな。さあ、モタモタしてたら夜が明けちまう。早く宿屋に行こうぜ」

商人「そうですね。それにしてもポカパマズさん…気になりますね。誰なんだろう…」

330以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/10(月) 12:01:22 ID:s16qiwxE
そういや前から気になってたけど、実際のプレイでは名前どうしてるのかな
職業名だと魔法使いや商人は無理だし…カソダタやノレビスはガチだろうけどw

331ゆうしゃ せんし シーフ あきんと:2019/06/16(日) 20:18:22 ID:ksBYipyE
ーー65日目、ムオルの村

村人「お久しぶり、ポカパマズさん!」

市場商人「ここは市場だよ。ああ、ポカパマズさんじゃないですか!」

戦士「なあ、やっぱりお前ポカパマズなんじゃねーか?」

勇者「んな訳ねーだろ。にしても…」

商人「こんなに間違われるものなんですかね?不思議というより、だんだん無気味になってきましたよ…」

盗賊「さすがに考えすぎだろ。昔勇者とそっくりなやつでもいたんじゃないか?この村に」

勇者「俺とそっくりか…」

女性「ポカパマズさん、お久しぶりです。ポポタが会いたがってましたよ」

戦士「だってよ、ポカパマズ!」バンバン

勇者「だから俺じゃねーよ!…でもまあ、会ってみるべきか?一応な…」

商人「まあ、その子は喜ぶかもしれないですよね」

盗賊「じゃあ行ってみるか。この村の子供たちは市場の2階に集まるらしい。確かそっちに…」

戦士「階段あったな!ここを上って…お、どいつがポポタだ?」

母親「あら、いらっしゃいポカパマズさん。え、違うの?でも似てる…」

332以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/16(日) 20:28:25 ID:ksBYipyE
男性「貴方たちはもしかして、アリアハンから来たのではありませんか?」

商人「え?なぜそれを…」

男性「やはりそうですか。ポカパマズさんもアリアハンから来たと言っていました。確か、アリアハンでの名前はオルテガ…」

勇者「オルテガ!?い、今オルテガって…!」

男性「ええ。幼い子供を残してきたのが心残りだと言っていましたよ。貴方もオルテガさんをご存じで?」

盗賊「勇者は、こいつはそのオルテガの息子なんだ。まさかこんな…」

戦士「あー!だから似てたのか!」

ポポタ「ねえ!お兄ちゃんホントにポカパマズさんの息子なの?」

勇者「…ああ」

ポポタ「そっか…じゃあ下にある兜をあげるよ!僕には大きいし、お兄ちゃんに使ってもらった方が兜も嬉しいと思うんだ」

勇者「兜…?分かった、下に下りて…これは…この兜は、親父が旅立つ時の…!」

市場商人「私にも話は聞こえていたよ。さあ、持っていくと良い」スッ

商人「や、やりましたね!使者さんも、手渡しで貰えるなら貰って良いって言ってましたし!」

勇者「…ありがとう。大切に…使うよ」

オルテガのかぶとをてにいれた!

333以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/16(日) 22:29:09 ID:syfZIur6
そっかイベントアイテムはオッケーなんだっけ
兜は貴重だね

334以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/17(月) 02:05:50 ID:1W8VSNDI
思った以上にざっくりネーミングだったww

335以下、名無しが深夜にお送りします:2019/06/21(金) 17:45:22 ID:iUfbRkpY
女子パーティーの名前も知りたい!


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