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映画感想スレ(4)

31みる子:2019/03/01(金) 15:42:53 ID:2ahjW22U
・スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース
IMAX先行にて。まず、圧巻のCGアニメーションに度肝を抜かれました。やべぇ… なんだコレ、どーなってんの? 状態。
若干退屈な序盤を乗り切ると β世界線からやってきた? ピーター・β やら、麗しきスパイダーグウェンやらが画面を盛り上げてくれます。
ちなみにどの次元世界でもMJがかなり美人でちょっと納得がいかないのだった(笑)

PS4のゲーム、あとはアニメのアルティメットスパイダーマンくらいしか予習してなかったので、まさかね…
ノワールとハムは知ってたんですが、まさかあんな素敵キャラが出てくるなんてホントに知らなくて…
いやマジで爆発四散するかと思いましたよ… アレはヤバイ。 雷電、今すぐにそこのアース(数値不明)での続編を作るんだ!

・予告編色々
スパイダーマン・ファーフロムホームは前作から期待通りにバージョンアップされてそうで楽しみです。ミステリオ楽しみ。
あとはゴジラ2ですね。ギドラさんとか、どうやって倒すんだろう… ストレンジャーシングスちゃん(子役)のサイキックかな?

32もにゃら:2019/03/02(土) 23:09:10 ID:j8Dr8S3M
○スパイダーマン


ペニーパーカーは反則やろ
作業用モビルスーツだと思ったらΖΖだったガンプ並みの反則


○モータルエンジン

ああ、うん…
なんか視点がとっちらかってたりそこそこ重要そうなキャラがフェードアウトしたり、いまいち

巨大移動都市ロンドンは迫力あって格好良かったけど

33シャアダム:2019/03/03(日) 08:34:03 ID:ThfKNmts
◆片目のジャック(原題:One-Eyed Jacks)1961年アメリカ

舞台は1880年メキシコ(ディアス将軍が大統領となり、軍事力を背景にした「ディアスの平和」とも呼ばれることになるメキシコ史上初の長期安定を実現した時代)、主人公リオと仲間のダッド達は銀行強盗をして、メキシコの役人に追われ、ダッドの裏切りによりリオは捕まって監獄で5年過ごす事になる。
監獄を脱走したリオは裏切り者のダッドを探してアメリカカリフォルニア州モントレーにやってくる。そこで保安官になっていたダッドと出会い、話し合いの後に和解したかに見えたが、ダッドの義娘を一晩中連れ回したあげく、リオが今も銀行強盗である事や嘘を付かれていた事を知ったその娘は失意の後に家へ戻り、その上リオが街でもめ事を起こし人を殺したことにより、鞭打ち&銃を握れないよう手を粉砕して街を追放する。
近くの漁村で仲間と共に療養し、何とか銃を撃てるようになって回復し、ダッドへの復讐&モントレーの街で銀行強盗をしようとしたとき、リオの子を孕んだダッドの義娘が二人でやり直そう(そして義父を殺さないで)とやってきた、仲間はダッドの手の回復に付き合ってるのも限界で銀行強盗を強行しようとするし、復讐か恋か主人公ダッドの心は揺れる(どう動くのか?)・・という話でした。

まず、最初に思ったのが主人公が片目じゃないじゃん、ジャックでも無いじゃん、怪我で片目になり名前を変えて活躍する海賊の物語かなって思ったけど、メリハリの無い、カタルシスも無い、爽快なアクションも無くダラダラと続く西部劇でしたw
調べたら片目のジャックってトランプのスペード(死の暗示)とハート(愛の暗示)のジャックのカードでした。つまり、保安官になったダッドと今だアウトローの主人公リオの二面性を暗示してるらしいです。つまり、ダッドにも正義と利己のためにリオを亡き者にしようとする闇の部分があり、主人公リオにもアウトローな部分と愛に生きようとする部分があって、二人の片目のジャックと言うことらしいです。

感想としては、あまり面白くない爽快感も無く盛り上がる部分も無い淡々とした西部劇ストーリーだなあって感じですね(2時間20分も尺があっても、あまり話が進まないってのが観ていてちょっと苦痛でしたw)。そう、西部劇の内面重視な文学作品って言葉が合うかなあ。
とにかく、戦いもリアルで、一番の悪人も頼りない銀行家の隠し銃でやられてしまうし、もう一人の悪い仲間は無事逃げ切ってしまう(主人公と対決するのかと思えばもうそれっきりw)。ラストのリオVSダッドも卑怯な手でやっとで勝つ感じ(ヒーロー的な格好良さが無い)。まあじっくり見ればリアルな格好良さ、演出の妙もあるかも知れないが、初見な自分は「なんだこれ?二時間二十分付き合わせて、これで終わりなの?」って感じでした。
主人公のマーロンブランドも、ちょっと太り気味でこれ以上太ったら主人公っぽく無いかもって感じでした。

あと、気になったのは悪人同士の友情(わざと賭に負けて、前線に残る役にした主人公)、お前ら銀行強盗して人も何人も傷つけて女に嘘をつき、殺したりもしただろうに全然格好良くないぞ、その追い詰められて土壇場で偽善的な行為!って思ってしまうなあ。当時の人は、悪人でもこういう行為に主人公に共感したのだろうか。俺は出来なかったねw
そして、ダッドが裏切ったからって、悪人なんだから捕まって当然だろ、ダッドが裏切らなかったとしても、結局捕まっていたんじゃない?悪いことをした罰、運命だと思っていつまでも恨むなよって主人公に言いたくなったねw
ダッドもしれっと保安官になってるんじゃなねえ、幸福な家族を作ってるんじゃなねえって思ったけど。、まあ二人は似たもの同士でどこかで反発し合う「片目のジャック達」って事ですね。

まあ、じっくり見れば深い映画なのかも知れないが、そう何回も観たいと思う映画ではありませんでした(自分はね)。でもそれなりに味があるちょっと変わった西部劇でした。

34シャアダム:2019/03/10(日) 01:27:23 ID:ThfKNmts
◆ボー・ジェスト(原題:Beau Geste=麗しき振る舞い・この映画の主人公の名前でもある)1939年アメリカ

孤児であるジェスト三兄弟は養子として引き取られ、わんぱくに育つ。ある日叔母さんが親戚から預かっているサファイア「ブルーウォーター」が盗まれる。その場にいた三兄弟と娘イザベル、従兄弟の誰かが疑われたが、三兄弟の長兄ボーは自分が盗んだと書き置きして、逃げるようにフランス外人部隊に入隊する。
追うように、三男のディグビーも本当は自分が盗んだと書き置きしてフランス外人部隊へと入隊した。そしてイザベルと恋仲の次男ジョンも宝石泥棒の罪を背負って、遅れてフランス外人部隊に入隊する。三人はそこで「ブルーウォーター」の事を知った元犯罪者で指揮官のマーコフ軍曹の策略により、別々の砦に引き離され、マーコフ軍曹は長男ボーが持ってると思われる「ブルーウォーター」を横取りしようとする。元々評判の悪かったマーコフ軍曹に腹を立てた傭兵達が反乱を起こして脱走しようとするが失敗、その傭兵達を処刑するようにボーとジョンに命令するのだが、武器なしのからえらを撃つことは出来ない拒否、今度は兄弟が先に命令無視で処刑されようとした時、大勢のアラブの敵部族が砦を襲ってきた、様々な人間模様が交錯する中、兄弟の運命は?砦の運命は?宝石は誰が盗んだのか?どこにあるのか?隠された真実が明かされていくという、戦争サスペンスミステリー&兄弟の友情物語でした。

感想:感動するって程の話じゃ無かったけど、良く出来た二時間火曜サスペンスみたいな、または良く出来たヒッチコック風サスペンスみたいな感じで、ラストにパズルのピースが上手く填まってスッキリ!みたいな充実感・充足感・奇妙な感動があって楽しい映画でした。
構成も面白い。最初のシーンで全滅した砦に、駆けつけたフランス外人部隊の援軍。そのラッパ兵として次男のジョンがいて、先に砦の様子を見に行かせられ、急に何故か砦が燃えだして、何故かジョンは行方不明になってしまう、と言う謎の展開から、一旦15年前の少年時代に戻って、生い立ちやフランス外人部隊に入隊するまでをじっくり描く、そして入隊してから砦が全滅するまでを描き、ラストに再び何故ジョンが行方不明になったのか?何故砦の兵達は奇妙な姿勢で全滅していたのか?が描かれて、その後も少しだけ冒険は続き、ラストのラストボーの手紙により、誰の手によって何故宝石は盗まれたのかの真実が分かるという演出&構成が素晴らしかったなあ。
少年時代の軍隊ごっこや海賊退治ごっこが伏線の一部になっていたというシナリオの鮮やかさ、唸っちゃいますね。子供のごっこ遊びで「遺体のそばには犬がいなきゃ駄目だ」(これも伏線でしたw)。

アクションシーンはまるでインディアンに襲われる騎兵隊の砦のようでした(原作はイギリスなんだが、まるでアラブを舞台にしたの西部劇「アラモ」ですね)。

あと、注目なのはマーコフ軍曹の演技の巧さとその存在感。憎たらしくやっつけてやりたい人物なのだが、いざアラブ民族との戦闘となると、頼もしいことこの上なしw最初はみんなに憎まれていたんでスが、その一流の指揮ぶりに殺害しようとしていた傭兵達も一致団結して、意気揚々とアラブ民族と戦う始末。共通の敵がいるって事は崩壊寸前な軍隊の団結には欠かせないんだなあって改めて真実のようなものを感じましたね。
いやあ、この役者ブライアン・ドンレヴィにアカデミー助演男優賞を取らせてあげたかったなあ。反して主演のゲイリークーパーも中々の演技でしたが、マーコフに全部持って行かれてただの一兵士になっていて、影が薄かったですねw

まとめ:感動作品とまでは行かないけど、そこそこ面白く、ドキドキして面白いサスペンス映画でした。兄弟の友情も恩返し的な振る舞いも、題名通り「麗しき振る舞い(ボージェスト)」だったと思いますが、やっぱり他人のものを勝ってにアレした(ネタバレ)〇〇さんは麗しくないかも(兄弟を育てるのにお金が困っていたからしかたがないのかなあ)wあと、「ブルーウォーター」といえばあのアニメを思い出しますねw

35deku:2019/03/15(金) 23:11:28 ID:tzDXeikU
・キャプテンマーベル
コールソンの出番が少ない、訴訟
でもフューリーはその分出突っ張りで堪能できたのでよし
スレてない頃とはいえただの猫好きおじさんと化してて草

オープニングは特別仕様で思わず笑ってしまった
AoSで謎だったクリー人の死体はここからのものだったか
エンドゲームではコールソンも出て仲を取り持って欲しい

キャプテンマーベル無双っぷりよりも不屈の精神の方が好き

36みる子:2019/03/16(土) 01:44:42 ID:Y4lL74Vc
・グリーンブック
良かったです。9割がたエンタメ作品しか観ない人間なので、こういった細かな表情一つで演出がキマる作品は凄いなー と感心しました。
ヴィゴおじさんもマハーシャラ・アリも凄く良かった。アリさんはアリータにもスパイダーバースにも出てて、最近引っ張りだこですねー。

旅が終わってからのラストの流れに少しモヤッとしたんですが、ロシア人の言ってた『知恵と勇気の旅』が掛かってると気付いてスッキリ。
オスカーは今年も色々あったようですが、差別社会なんてほとんど知らない身としては 良い意味で広く浅く、な本作はありがたかったです。

・キャプテンマーベル
なんもわからんまま行きましたが面白かったです。のっけから粋な演出が熱い! 最敬礼。
ストIIやら初代GBやらのヒストリカル・ガジェットから'80後半〜'90初頭が舞台の模様。トゥルーライズは名作です… そこはゆずれない。
マーベル時系列的には初のギャラクシー級ファイターなのかな? ウルトラマン的導入からショッカー拉致、最終的には超サイヤ人みたいな。

人間味溢れるニック・フューリーや新米コールソンに笑いつつ、女性トップガン同士の友情、割と珍しいLAW属性科学者など、見所色々。
でも一番衝撃だったのは電車内での格闘シーン! これは驚いた。がんばった。アカデミー賞あげたいくらい良かった(笑)
そしてスーパーうちゅうねこ… た、ただの不穏分子じゃねーか。ねこ飼ってる地球の皆さんは カラダニキヲツケテネ!

37シャアダム:2019/03/17(日) 20:10:24 ID:ThfKNmts
◆我らの生涯最良の年(原題:The Best Years of Our Lives)1946年アメリカ

アカデミー賞受賞作品。内容は、太平洋戦争が終わり帰還の途で出会った同郷(ブーンの町)の三人の兵士達。帰ってみるとやや想像していたものと違っていて、両腕を負傷して義手となったホーマーは知り合いやや恋人の哀れみの同情が嫌になって外へ散歩に、元銀行家のアルはもっと喜んでくれると期待してた歓迎が物足りず家族を連れて酒場で飲み歩く、フレッドは妻が実家を出て行って別の家で一人暮らし、その上クラブで夜に働いているのを聞いて、少しショックを受けて夜のクラブに探しに出て行った。
そして三人はホーマーの叔父のブッチの酒場で再び出会い、意気投合して飲み明かす。次の日フレッドは酔いつぶれてアルの娘ペギーに介抱されてアルの家のベットで起きる。それがきっかけで、ペギーとフレッド(概婚者)は淡い恋心を抱くようになる。数日後フレッドは就職活動が上手くいかず、元職場に仕方なく復帰したが、そこへペギーがやってきて、彼女を食事に誘ったのちキスまでしてしまう。娘ペギーは本気で好きになり、上手くいってないフレッドと妻を別れさせようと決意する。それを知ったアルは娘を不幸にしないために、フレッドを呼び出し二度と娘と会わないように話をして了解させる。
また、アルは無事銀行家に復職したものの、復員兵に同情して無担保融資などをして頭取に呼び出される。そして一方、ホーマーは自分の両腕の義手に対する劣等感から怒って問題を起こし、悩んだ末に、婚約者との結婚を諦めようとしていた。偶然立ち寄ったフレッドの職場でも問題を起こして(相手も悪い)、それがきっかけで喧嘩になり、フレッドは客を殴って職場をクビになる。そういった、三者三様の主人公とその家族・知り合いの日常が、悩みや喜びとともに重なり綴られていく群像劇でした。

感想:日本が戦争に負けた直後に作られた戦勝国アメリカの帰還兵の映画を観るのは複雑な気分だが、それを考えずに観れば、素晴らしい映画でした(さすがアカデミー作品賞だけはある)。今の映画のように、感動させるぞ!というわざとらしい演出がなく、全て自然な流れで自然な日常で劇的な事も起こらず、それでいて感動作品に仕上がっているのは見事でした。三時間ほどある作品だが、あっという間に過ぎて時間を感じさせないほどストーリーや構成や演出が素晴らしかった。最初の一時間、家族に会える喜びと期待感をを抱きつつ家に帰るまでをじっくり描いたあと、なんか思っていた帰還の喜びと違っていて、且つ現実の厳しさやそれぞれの家庭の持つ微かな軋みを感じる次の一時間。ラスト一時間は不倫・帰還兵の復職の悩み・戦争による障害者の生活や結婚など問題が顕著化してとくにホーマーとフレッドは幸せになれるのか、このまま惨めな人生を送ってしまうのかって目が離せなかったですね。
戦争は勝った国でも数々の不幸をもたらす(まあ負けた日本の国民に比べたらまだマシかも知れませんが)って事も感じましたね。フレッドは不幸が重なって、最後戦争の想い出の中で、自殺するのかと思いましたよ。あと、ホーマーを観ていると両腕がないのに良く色んな細かいことが出来るなあって、生きるたくましさ、そのための努力の大切さに感心してしまいました。この映画を観て、不満ばっかり言う前に、まだまだ俺は努力が足りないなあって痛感、そういう意味でもこの映画を観れたことに感謝ですね。心の支えになってくれそうなホーマーさんでした。

自然な感動がとても心地がいい映画でしたが、ひとつだけご都合主義的なラストのペギーとフレッドの恋の成り行きが不自然で・・でもまあいいか、気分良くラストを迎えられたんだから(和解のシーンがないのがアレだし、親のアルの目の前なのに・・まあ、アメリカ人は恋に積極的と言うことで、言葉など交わさなくても通じ合ったと言うことかな)。あと、奥さん・婚約者・新婚の妻・娘・少女まで出てくる女性がみんな美人揃いだなあ(監督が美人をそろえたな)w

あとひとつ、しっかり広島原爆や沖縄戦や硫黄島や原子力の怖さやアメリカの戦争・政治批判に言及してるところは好感が持てました。人生山有り谷有り(谷の方がおおいけどねw)。

38唯野:2019/03/18(月) 14:31:10 ID:RXMAbTQU
「キャプテン・マーベル」は、女性主人公なのにお色気要素も恋愛要素もゼロってのが凄いよな……
フューリーやヨン・ロックといい感じになるのかな、と思ったそんなことなかった

39:2019/03/18(月) 15:04:09 ID:GLijfkqM
あれは女性の社会進出問題に触れた作品なので
既に「エンドゲームの予告では化粧してる!」と叩かれています

40:2019/03/21(木) 20:55:13 ID:nURmo6B.
スパイダーバース
バースというより、マイルズのスタートと言った感じでしたが完璧な出来でした
続編ももう動いてるようなので楽しみです

41わんのねこ:2019/04/03(水) 20:55:36 ID:cV/d9lA.
・スパイダーバース
メイおばさん率いる蜘蛛戦隊スパイダーマンレンジャーが筋肉モリモリマッチョマンの変態野郎の野望を食い止めるぞ!
何これすげえ!面白い!すごい!!面白い!!しか言うことないよ。
ベニー・パーカーちゃんよりもグウェンちゃんにグッときた派です。
構成自体はベッタベタなんですが、
丁寧かつ大胆な演出、濃いキャラクタ、キレのいい台詞、美意識のかたまりの画面作り。
すごいわー。吹替え版を見たのですが、字幕版も見て、比べてみたいですね

42もにゃら:2019/04/13(土) 15:35:58 ID:3Xy7Hsqk
○鬼滅の刃

1〜5話までの先行特別上映を見ました

いやはや最近のテレビアニメは本当に画質が向上してますね
劇場版クオリティです

もちろん面白かった!

43みる子:2019/04/19(金) 15:45:29 ID:2ahjW22U
・シャザム!
DC版のスパイダーマン・ホームカミングと言っても過言ではない、笑って泣けての超エンタメ作品。大満足でした。
過去に『シャザム! 魔法の言葉』を読んでいてクライマックスのネタは知っていたのですが、それでもなお熱かった。
何気ないシーンですが『あなたのスーパーパワーは?』のワンカットは劇場でなければ多分ボロ泣きしてたと思います。

ジャスティスリーグ以降、暗い雰囲気を抑えることで何とか持ち直してきている印象のDC。非常に喜ばしいことなのですが、
今後は作品群の乱立がややこしくなりそうなので、ケビン・ファイギさんのような監修役が欲しいところだなー と。

来週はついにエンドゲームが公開ですね… 心して待ちます。

44みる子:2019/04/26(金) 06:16:35 ID:2ahjW22U
・アヴェンジャーズ:エンドゲーム
前夜上映 行ってきました。とにかく驚きと見所が満載、笑って泣けて熱くなれる最高の3時間。
さすがにシリーズ未見で行く人はほぼいないでしょうが、結構詳しいぞ! って人でも全ネタ拾い切れるかどうか…
最終作であると同時にMARVELからの挑戦状かも? そんな10年の厚みを随所から感じる傑作でした。

45シャアダム:2019/04/27(土) 00:32:08 ID:ThfKNmts
◆ハルチカ(2017年)

アニメ化もされ漫画化もされた人気小説シリーズの実写映画版。お話は高校入学してきたヒロインの千夏 (チカ)は中学の時はバレーボール部だったが負傷して挫折、その時立ち直らせてくれた吹奏楽の音楽に憧れて高校では吹奏楽部で頑張ろうとするが、そこの高校の吹奏楽部は廃部寸前、3週間以内に最低でも9人の部員(吹奏楽をやる最低人数)を集めると校長と約束する。
その日からチカは部員勧誘に勤しむのだが、偶然にも幼なじみの春太(ハル)と出会い協力して貰うことに。訳あり元部員をハルの頭脳とチカの行動力で集めていき、見事コンクールに出場できるまでになるちょっと変わった吹奏楽青春ストーリー。

大筋はアニメと同じなのだが(アニメしか知らないw)、ところどころ大きく違ってる。まず、ヒロインの動機。アニメ版では「バレーボール」漬けが嫌になった、高校ではもっと青春したいからという我が儘で、好かれ無さそうな理由だったが、この映画では怪我で挫折してバレーボールが出来なくなった時、音楽に支えられたから。次にアニメ版のハルは顧問の先生が好きなホモだっだが、映画版ではチカに恋するちょっと虚弱体質なノーマル学生で、アニメ版では名探偵ホームズなみに次々にミステリーを解いていったが、映画版のハルはホームズ張りの活躍はかなり抑えられていた。
ストーリー自体もミステリー部分もかなり削られていて、弟の残したパズルや演劇部員との対決など面白いエピソードがほとんどカットされ、ラジオDJと片耳の聞こえないお嬢様ぐらいしか無かった。
後半一時間は部員が増えコンクールーに向けて一丸となって練習するも、フルート初心者のチカが皆の足を引っ張る、ちょっと観ていて痛い展開が続く。しかし、2時間映画にするに辺り、余計なストーリーは大胆に省いた構成に、これはこれで有りだなあって納得&感心しました(それなりに面白かったし)。

ストーリーの流れ自体は面白かったが、元部員を仲間にする方法が稚拙すぎて「こんなんで部に復帰するならやめるなよ、いい加減な奴」って思ってしまったほど(特にたらこ唇になるのが嫌で辞めた人のエピソード)、笑って見逃すには酷すぎるわ。

ラスト付近で極端に台詞が無くなり、音楽だけで落ち込んだチカを勇気づけて復活させる話の流れは「おお〜すごい!」って思ったが、授業中にやるなよw先生も途中で一緒になって喜んで踊って、何この学校?ってなってしまったわ。「ララランド」かよw
こんな先生まで踊り出すノリの良い学校なら、違和感が無くなるような何か伏線を張って欲しかったな。ラストだけミュージカルっぽいのは複雑な気分でした。放課後にやるならわかるけど。
もうひとつ、元野球部員の不良っぽい宮本、怖すぎてこんな奴と共同作業やりたくねーよ(塾で練習参加出来ない部員を怒鳴りつけるし)。
もうひとつ、「舞妓はレディ」の上白石萌音の妹が出てましたね。

色々文句は書いたが、ラストのヒロイン復活シーンは感動したし、爽やかな青春ストーリーって感じで面白かったです。

46シャアダム:2019/04/28(日) 05:26:56 ID:ThfKNmts
◆ウォールフラワー(原題: The Perks of Being a Wallflower=社会的に相手にされず孤立した人が元気を取り戻すまで)2012年アメリカ

友人を自殺で失い、その他の過去のトラウマから幻覚を見るようになった情緒不安定の主人公が、高校入学から最初の一年間に起こる様々のことを綴った青春ストーリー。
高校で鬱になっていた一年生の主人公はとある出来事から4年生のゲイのパトリックとその義理の妹サムと仲良くなる。彼らははみ出し者グループで「ロッキーホラーショー」(ゲイ映画)という映画原作の演劇を劇場で披露していた。
彼らと親しくなるうちに幻覚も心の不安定さも落ち着いていたが、恋心を抱いていたサムに恋人がいると知って、再び精神的に不安定になる。サムが好きなのに他の娘と恋人になってしまい、自分の気持ちに正直になるべきか悩み、最悪の形でパトリック達と仲違いして再び孤立してしまう。
そんな、ちょっと痛々しい高校生活を描いた青春映画でした。

感想:難しい映画でした。内容は分かりやすいのだが、裏読みが非常に難しい、主人公やパトリック達の言動の繊細な機微(心情)を読み取ることが奥が深そうで難しかった。ゲイといえば「ロッキーホラーショー」「デビットボウィなどのグラムロック」っていう単純でやっつけ仕事のような設定には笑ってしまったが。
主人公の隠された過去が凄く分かりにくかったが、友人の自殺よりもこっちが原因だったかって驚きはありました。あと、謎の友人への手紙って心の中のフレンドなのか実在するペンフレンドなのかは謎。「無限を感じる」とか時々ドキッとするいい台詞があるのは大変良かった。いやあまさに傷だらけの青春やなあ〜って懐かしい感じで見てましたw
時に傷つき時に素晴らしいことが起こる毎日がそれの繰り返し、それが多感な十代の青春だよねって思いました。しかし、アメリカの高校って荒れてるなあw簡単に悪口を言ったり殴ったり教科書を破ったり堂々と虐めがあったり、こんな高校誰だって行きたくねーよ(しかも4年間)w

あと、謎の曲は「デビットボウィ」の「ヒーローズ」だったんだね。歌詞で不思議に思ったのは「誰でもヒーローになれる、一日だけだけど」って部分・・たった一日だけかい!(ツッコミ)でも意味深だなあ。ゲイの友達を持ってきたのは複雑な青春を描こうとした意図が見え見えでちょっと露骨で嫌だったけど、全体的にはいい青春映画でした。
あの二人はたぶん、高校ではすれ違ったけど、同じ大学に行って結ばれるんじゃないかなって希望的ハッピーエンドで良い終わり方でした。一回観ただけじゃ多分理解できてない部分があると思う、そんな少し切ないそして謎の感動のある映画でした。

47deku:2019/04/28(日) 19:37:36 ID:tzDXeikU
・アベンジャーズ エンドゲーム
IW以上の集大成的な映画、追っかけて本当に良かった
ただ正直IWの時は絶望しつつもエンドゲームで全部元通りになると楽観してたけどそんな甘くは無かった
まさかソーがあのままだなんて…
てっきり神パワーでなんとかなるかと

・シャザム!
全く何も知らずに観に行ったけど面白かった!
シャザム!と叫びたくなるね
ラストの展開にはマジビックリ
変身の掛け声で色々やってたのも好印象
おかげで自己紹介出来なくてまともに呼ばれてなかったけど
渾身の波動拳に笑った、力の内容的には電刃波動拳だろうか
子どもの成長は早いし続編あるなら早めに観たいなー
というかあの虫飼われてたわけでは無かったのか?

48MS:2019/04/29(月) 09:28:02 ID:TjIbALLQ
あの芋虫もシャザムの宿敵の一人でざっくりいうとサノス52人分くらいヤバい奴です
次回作はまた別のヴィランの話らしいので今後本筋で絡むのがいつになるのかはわかりませんが

49シャアダム:2019/04/29(月) 12:25:21 ID:ThfKNmts
◆オートマタ(2014年 スペイン・ブルガリア合作)

核戦争ではなく、太陽のフレア光により地球は砂漠化、人口は99.7%まで失われる。残った人間は3000万人未満。放射能汚染や酸性雨が降る過酷な環境でも危険な作業が出来るように、人間は機械人形(オートマタ)を開発しては働かせていた。
オートマタには生物に危害を加えてはならない・自分を改造してはいけないという二つのプロコトル(規則)を与え、安全性を確保していたのだが、ある日自己修理をするオートマタが現れる。オートマタを作っている会社専属の保険屋である主人公のヴォーガンは、誰がプロトコルを無視した違法オートマタを作ったのか、その技師を探すことになる。
一方、オートマタの製造会社の重役達は、このことを人類の危機と認定し、関係者(このことを知っている者も)を抹殺して事実を闇に葬ろうとする。荒廃した近未来(2044年)のSF映画。

感想:ちょっとだけ、「ブレードランナー」ぽい。だがオリジナル部分も多くそれなりに楽しめる映画でした。性処理人形として違法改造された女性型オートマタ・クリオが事実上のヒロインで、最初は不気味だなあって思っていましたが、段々観てるうちに艶めかしい色気を感じてしまいましたwこのクリオとその仲間オートマタと主人公の逃亡劇辺りから、急激に面白くなった。
それまでは、低予算でちょっと出来の悪い「ブレードランナー」を観てるみたいで少し退屈だったけど。あと主人公役の「バンデラス」さんが老けていて禿げていて、こいつに主人公がつとまるのかよって心配になったが、高齢の初老の主人公だからこそ、一生懸命頑張ってるなあって必死さが伝わってきて、味のあるアクションシーンになっていて、これはこれでいい配役だと改めて感じました。
あと、不気味なのがオートマタが作リ生み出した「赤ちゃんオートマタ」。こいつがゴキブリみたいでグネグネ動くのが気持ち悪かったなあwこいつには最初っからプロトコルが入力されていないので、人間も簡単に殺すだろうなあ、危ない奴だななあって思ってたら案の定やっちまったなw(ネタバレなので詳しくは書きませんが)

出てくる男性陣が枯れた高齢や中年ばっかりなのもこの映画の特徴。人間の時代がもうすぐ終わる象徴なのかな。でもそこに生まれる新しい生命、そして新しい夢見た土地へ、でもたった二人じゃ(主人公はもう放射能汚染で・・)生きていけないと思うのだがw
それから、赤ちゃんを高濃度放射能地帯に連れてきてヤバいだろって思ったがそこはスルーかよ。
あとは、人間の進化が人間が生み出したロボットって考え方が斬新で面白かったかな。

まあ、凄く面白いSF映画とは言えないけど、それなりに楽しめるちょっと切なく人間の黄昏を感じる映画でした。

50シャアダム:2019/04/29(月) 22:08:07 ID:ThfKNmts
◆ペンギンハイウェイ(2018年)
いやあ、面白かった。久々に最後まで熱中して観れたアニメ作品でした。
絵柄が爽やかで癖のない児童向けなので、まさか4畳半体系とか有頂天家族と同じ原作者の作品とは思わなかった。

お話は研究大好きな熊楠に憧れる小学4年生のアオヤマが、ある日ペンギンの集団に出会い、謎のペンギン達を研究し始める。そこには憧れの歯医者のお姉さんが関わっていて、さらにこの町の森の奥を抜けたところにある草原には「海」と名付けた不思議な球体が浮かんでいて、ペンギンたちはそこへ向かってる事に気付く。
事態は町を全体を巻き込む危機に発展していく時、主人公達と謎のお姉さんはこの事態を解決するべく立ち上がるという現実に起こった不思議なファンタジーでした。

何度も書くけど、久々に良いアニメ映画でした。子供も大人も楽しめて感動する事が出来る作品でした。さすが、有頂天家族で狸と人間社会の不思議な奇妙な関係を見事に描いた作者だけはあります、今度はペンギンや不思議な出来事をうまく大人も楽しめる深い童話として描いてあってストーリーもそれを表現した演出や映像やスピード感にも感心しました。音楽もいい!
ラストは切なさ爆発でしたね。理論上では永遠の別れなんでしょうが、奇跡が起こって再会して欲しいですね(それは再び町の危機が起こるということですがw)。
あとキーワードは「おっぱい」と「トポロジー理論」ですか。美人の少しとぼけた感じのお姉さんのおっぱいがでかくてとても印象に残りましたw
ちょっとだけ「ゆみみみっくす」というゲームを思い出しました。

最後にちょっとだけ考察。「正解するカド」の異方人かと思いましたが、ヒロインは宇宙を綻びを修復するシステムで、たまたま主人公の異性の好みの遺伝子に反応して、主人公の「理想の人間型」としてその世界の修復システムが顕現したといことでしょうか。その時、嘘の過去の記憶も主人公や周りの人間にも全部植え付けられて昔っからチェスをしていた親しい人という設定になったのではないかと思います。
謎のペンギンを可愛がるだけの子供向けアニメだと思って観ていたので、物語が意外な方向に進むので嬉しい驚きが満載のアニメでした。ヒントは沢山与えてやるから答えは自分で探せって感じですね。観る人の数だけ「エウレカ」が有りそうです。

もうひとつ、この映画の感心する所の一つに、子供に研究する面白さを上手く伝えてる所も凄いと思います。この映画を見て俺も何かを研究して科学者になるぞって言う子供が増えると良いですね。

総評:一度は観て欲しいと思った素晴らしい作品でした。

51もにゃら:2019/04/29(月) 23:43:02 ID:mf146EUY
○エンドゲーム

インフィニティでソーはインフィニティストーン全てゲットしたサノスを力任せにぶち抜いたので、石が無いサノスなら普通にソーが倒せそうなところをまさかのアンサー!

ファンが見たら泣くぞ!

まあ見所満載で時間が経つのが早い早い



○シャザム

くっそ面白かった!
ヒーローに選ばれ損なった子供が長じてヴィランになるという意外な展開!

実験してスーパーパワーの検証したり調子に乗って失敗したり、その他もろもろギャグも切れっ切れ

新しい家族と絆を結んだり、ラストバトルの切り札が序盤ではっきり言われてて伏線回収が見事だったり



マーベルもDCも熱いな!

52deku:2019/04/29(月) 23:44:02 ID:tzDXeikU
>>48 MSさん
神に名前をつけたとか言ってたましたがそんなに
映画しか知りませんがDCの地球ってやばいですね

53heavyhand:2019/04/30(火) 13:25:12 ID:/UsO01Ic
>>52 dekuさん
犬溶接マンが古代エジプトに源を持ちアヌビスの呪いによって誕生した由緒正しいヒーローだったりする世界ですし…>DC世界

54シャアダム:2019/04/30(火) 22:06:53 ID:ThfKNmts
◆アネモネ

TVアニメシリーズもテキトーに観てたし、パラレルワールド「虹でいっぱい」もよく分らないまま流してみてたし、
この映画が新EVAみたいに3部作(新エヴァは4部作だっけ?)の第二作目とは知らずに見始めたので、エウレカの7番目・シルバーボックス・風の塔・スーパー6って何?チンプンカンプンでしたw
それにしても、ポストエヴァを目指したのか、最初っから最後まで小難しくて小憎たらしい厨二爆発アニメですねw

内容は人類存続(地球に住み生物全体かな)を脅かす「エウレカ」と呼ばれる謎の巨大で森のような生命体?を殲滅するために、最後の希望である特殊能力者の主人公「アネモネ(風花)」が「エウレカ」の中に魂だけでダイブして戦うという話でした。
魂だけでダイブして、「エウレカ」内部世界の戦いで勝つと、現実ではその地域の「エウレカ」が胞子のように吐き出し、その地域の「エウレカ」を守ってる「ニルヴァーシュ」というロボットの様な生き物?と共にその地域の「エウレカ」は消滅してしまう。
例えがマイナーだけど「妖怪番長」で妖怪の頭の中に入って行きその中で戦うのと似てますねw
そして次々にサポート(コンシェルジュだっけ)AIの「ドミニク」のアドバイスのおかげで「エウレカ」を駆逐していく事に成功するが、「エウレカセブン」の中心核と思われる地帯での戦いでは、復讐に燃える少女「エウレカ」が接触してきて、アネモネは危機に陥る。戦いの行方は?人類は生き残ることが出来るのか?って内容でした。

感想ですけど、なんかエヴァっぽいアニメ再びって感じで洒落臭かったですwあと、所々絵柄がCGアニメだなあって感じる所があって、なんか手抜き感(手は抜いてないんだろうけど)が感じられテンションが落ちました(亜人っぽいといえば良いのかな)。
今回はエウレカセブン=悪でアネモネ=人類にとっての正義なんですね。そしてTVアニメ「エウレカ」の世界での「スカブ」はこの世界では「エウレカ」で「コーラル」は「ニルヴァーシュ」なんですね。
つまり簡単に書くと、現実の世界にTVアニメの世界(それも一つではなく色んな世界線)が「エウレカ」の森として顕現して、乗っ取ろうとしてた訳だ。ちょっとだけ「リング」「らせん」からの「ループ」味を感じました(かなり違うけどね)w
そしてホランドの兄貴は「キリスト」のオマージュで、地球に現れた「エウレカ」のほとんどは神が見捨てて地球に捨てた世界のなれの果て(糞メーワクw)って訳か。
その神が受肉した姿がラストで出てきた「ニルヴァーシュ(最終形態?)」ですか。実にシャラクセー内容だw
で、3部は生きていたレントンとエウレカが現実の地球(「アネモネ」の世界の)で再会または助けに行くみたいな内容なのかな?

あと、エウレカは他人の記憶で新しい世界を作る事が出来るのか。で、その世界を壊すのが「夢を食べるバク」にみたいな生き物(ロボットでもある)ですか。(硬派なSFかと思えばメルヘンでファンタジーになってそっちの視聴者に媚びたり、シャラクセーw)。
ラストはエウレカというより「百合イカ」でしたw百合ファンに媚びてシャラクセー。
まあ、設定を知らないコアなファンじゃなくても、それなりに楽しめるアニメだったので良かったです。
ただ、「ペンギンハイウェイ」のあとに観ると、主人公と父との関係がいかにも厨二アニメっぽくてキザ(格好良すぎ)に思えますねw
「カンだよ〜」(カンなら仕方ないけど、シャラクセー)w

55唯野:2019/04/30(火) 23:54:54 ID:RXMAbTQU
明日はエンドゲーム見に行くので機会が無くて見てなかったインフィニティウォーを急遽視聴

思いっきりネタバレの感想です。


物語的には「マイティ・ソー バトルロイヤル」の後から始まり、せっかく命からがら脱出したアスガルドの避難船がサノスに襲撃され、ソーとハルクがいともたやすく撃破されるという衝撃的な展開!
(サノスはいつの間にノバ軍が持っていたパワーストーンを手に入れたんだろう?)

サノスはこれまでのMCUシリーズに登場した中で最強の敵というかなりハードルの高い役割なわけですが、ガントレットを自在に扱い反則じみたストーンの能力を次々と使いこなす様は貫禄十分。

次々に集結するヒーローたち! これだけたくさんのキャラがいるのにそれぞれがちゃんと活躍する! いつの間にか恋人になってるヴィジョンとワンダ!(チーム内恋愛節操なくない?) 安定の仲間割れ!

まあガントレットを外そうとする場面はなんか絵面も展開もマヌケだった感はあるが……

私は2時間を超える作品は大抵、ちょっと長すぎて弛れちゃうんですが、本作は2時間20分が嵐のように過ぎ去って最後まで緊張感を保って見ることができました。

MCUの過去作をなるべく見ていることが前提というハードルの高さはありますが、シリーズでも上位の名作です。

56唯野:2019/05/01(水) 16:30:15 ID:K7MFrCXk
エンドゲーム見てきました

「戻ってこねえものが、多すぎるがな…」
 「ああ、多すぎるな…。そして大きすぎる」
 「しかし、彼等のおかげだ。彼等のおかげでワシ等は生きているのじゃ…」


まともな感想は少し落ち着いてから

57シャアダム:2019/05/01(水) 23:41:58 ID:ThfKNmts
◆未来のミライ(2018年日本アニメ)

未来のミライというよりも、「ワガママくんちゃんの冒険」の方がしっくりくる内容でした。

妹のミライが生まれてお兄ちゃんになった「くん」ちゃんは母親が妹に構ってばかりで相手をしてくれなくなったので嫉妬して赤ちゃんのミライを虐めたり、ワガママを言って親の気を引こうとしたりする。
そんなある日、妹に嫉妬して飛び出した中庭が不思議な空間に変わって、犬が人間化して喋ったり、赤ちゃんのミライが女子学生になったり、色々な過去へ戻って曾じいさんに会ったりして、くんちゃんは色んな体験をして少しずつ成長していく(成長と行っても、自分がワガママを言っていたことを反省したり、子供なりの成長だけどね)そういうファンタジーな物語でした。

まず感じたのが、声優とくんちゃんが合ってないなあ、いかにも大人(まだ十代かな)の女性が無理して幼児のくんちゃん(4歳)演じてるなあって違和感。おかげで声とキャラのミスマッチに慣れるまでは物語に入っていけなかった。もっと幼い子の声優を使えばいのにw声優で女優の萌歌(たしか、実写「ハルチカ」にでてたよなw)さんには悪いけどね。
その点を除けば、よく幼児の行動を観察してうまく表現してるなあって感心しました(犬になりきったり、しょうも無いワガママ言ったり、散らかして遊ぶことが大好きだったり、赤ちゃんに気に入られようと自分なりに強引にもてなしたり、体をツンツン突かれるのが好きだったりw)。
あと、笑うとジブリ顔になるところが、ちょっとマネっぽくて嫌だったけど。
ストーリーに関しては可愛いでしょ、凄く上手く幼児を表現してるでしょ、日常を上手く描いてるでしょうって自慢されてるみたいな気がしないでもないけど、途中の自転車に乗れるまでのエピソードは良かった、感動しました。(最初のミッション「ひな人形を片付けろ」は面白いでしょ?微笑ましいでしょ?って押しつけ&長くてしつこいコメディがいただけなかったけど)。
曾じいさんとの対面&一緒にバイクに乗るシーンもノスタルジーが感じられて雰囲気が良く、見入ってしまいました。

ラスト付近でミライちゃんが助けに来るところは、「アネモネ」のラストのデジャブwまるでエウレカの手を引っ張って飛ぶアネモネ(風花)でしたね(こういうみんな演出好きだなあ、エンタメの定番のようなものかな)w

それと、曾おじいちゃんが恋人とかけっこするシーン、分かっていたけど感涙しました。

そうですね、声の部分と微笑ましさの押しつけが自分は残念でしたが、全体的には良く幼児を観察して上手く表現している(赤ちゃんも可愛い)良いアニメ映画だと思います。
できれば親子で観て感じて欲しいアニメだと思います。

58唯野:2019/05/02(木) 21:02:34 ID:RXMAbTQU
●ボヘミアン・ラプソディ

DVDは出たけどとにかく劇場音響で聞かなきゃ損だと力説されたので見に行ってみました。
なお私はQueenに関してはニワカもいいところです。

誰もが言うことですが、とにかく圧巻はラストのライブ・エイドのシーン。
この部分はいい音響の映画館で見なきゃ絶対損するという知人の発言も頷ける迫力でした。
それもただライブ映像の再現というわけでもなく、歌詞の一つ一つが映画で描かれたフレディの栄光と破綻の人生を思い起こさせるように作られているというのもニクイ構成です。

とはいえライブ以外の場面についてははっきり言ってとっ散らかってる印象があり、あまり評価は高くありません。なんでも途中で監督の交代があるなど制作現場で混乱があったとかで、その影響なのかも?

ちなみにフレディはバイセクシャルないしはゲイということでこの映画にもその描写はガッツリ入ってます。髭面のオッサン同士が大画面でキスするのはちょっと、という人は薄目で見ましょう。

59シャアダム:2019/05/03(金) 05:14:17 ID:ThfKNmts
◆君の膵臓をたべたい(2018年日本アニメ)

いやあ、なろう小説原作を舐めてたわ、というよりもアニメになった「君の膵臓」を嘗めてたわ。
アクション掲載の漫画原作が今ひとつパッとしなかったから(自分にとって)、テキトーに流し見しようと思ったら、思った以上に良い作品で感動アニメでその意外性に自分に対して笑ってしまった。

内容は、膵臓の病気(なんだろうなあ膵臓ガン?)でもうすぐ死ぬことを宣告された高校生「桜良」と病院で出会った主人公の「僕(名前はあえて伏せている)」の心のふれあいを描いた青春ストーリー。

こう書くと「よくある悲劇のヒロインが死ぬまでを一生懸命生きた感動の物語」っぽく聞こえるけど、このアニメは少し変化球でラスト付近まで悲劇さはそんなに感じない。最初はヒロインの葬式に出ないで家に閉じこもる主人公から始まるのだが、その後過去に戻り、明るい普通のコメディ風の学生生活が描かれて、いきなりアップテンポな悲劇のアニメには似合わない前向きな明るいOP曲が入る。
この演出に自分はグッときましたわ。ラストは死ぬと分かっていてあえて前向きで明るい選曲(sumika「ファンファーレ」)、悲劇のアニメだけどそれだけでは終わらない明日への希望みたいなものを感じて、これは期待できるって勝手に思いながら見始めることが出来ましたわw

案の定、テンポも良く、ヒロインがさばさばして明るい性格で「僕」も素っ気なくてちょっと暗いけど、捻くれていなく普通の感情を持つ嫌味のない性格なんで、すーぅっと物語に入っていけましたわ。そして何気ない会話の一つ一つ行動の一つ一つがしっかり物語を形作っている物語を面白くしているのが、凄いなあって感心してみてました。ただ二人でイチャイチャしてるだけなのに(凄いアクションや凄い事件もない)、なぜか楽しいアニメって他にあまりないですよね。

そして後半は、名言・名台詞が飛び出す、飛び出す。そして素晴らしい演出の畳みかけ、つい感動で泣いてしましましたよ(いい大人が)w感動したという意味では「ペンギンハイウェイ」より上ですね、自分は。「ガム食べる?くん」の優しさにようやく気付く僕くんのエピソードにも感動しましたね(上手いなあストーリー作りが)。

なろう小説?よくある悲劇のストーリー?無理矢理泣かそうとするじゃない?エンタ・アクション映画に比べてなんか退屈そうって思わないで、このアニメも一度は見て欲しいですね(俺も観るまではそう思ってましたわw)。


総評:あまり話題にならなかったけど、大変良いアニメでしたわ。ラスト「僕」の本名が分かったとき、名前の上でも良いコンビだったねって微笑ましくなりました。あと、「星の王子様」って読んだことがないけどこの主人公達みたいな関係の二人が出てくるのかな。

最後に心に残った台詞はたくさん有るけどその中から一つ  「ガム食べる?」(それかい!)

60ギア:2019/05/03(金) 13:30:50 ID:o8cl9yzk
・キャプテン マーベル
単品としても凄いよく出来てましたね。
記憶を巡るサスペンス風なヒーローモノとアベンジャーズシリーズでは珍しい切り口ながら、話の展開に惹きつけられました。
加えて、「この強キャラがエンドゲームに参戦すんのか」とクライマックスで始終ニヤニヤしながら観れたのもシリーズモノならではですかね。
でもどうせならモニカちゃん(親友の娘さん)はエンドゲームでも三十路な訳だし出演して欲しかったかなー

それはそれとしてニックの目って猫(厳密には猫ではないけど)に引っ掛かれたの⁉︎
なんか昔キャップ相手に意味深に語ってなかったっけw

・アベンジャーズ エンドゲーム
タイムスリップからの最終決戦とお約束要素も多いながらもしっかりまとめきってくれたのは感無量でした。
タイムスリップは途中何がどうなってるのかよく分からんところもありましたが、トニーが親父さんと語り合えたシーンは胸熱以外の何者でもなく、
一児の父としてハワードさんと向かい合えたのが心憎い展開でしたね。

個人的には前作の方が単品として考えるとクオリティが高かったのは否めませんが、しっかり描き切ってくれて満足度はなかなか高かったです。

ガーディアンギャラクシーとスパイダーマンはまだ続編がありそうだし、そっちも楽しみです。

…結局スティーブンは1970年から自分の人生をやり直したってことなんですかね。
バッキーも連れてってあげたら良かったのにという気は凄いしますが、まぁ良いリタイアの仕方なんじゃないでしょうか。

・キングダム
クオリティすげーw
最近の邦画の実写で一番頑張ってるのは今作じゃないかなー
アクションや周りのキャラも勿論ですが、主役の人のイキりまくりの演技も少年信に合っててなかなか良かったんじゃないでしょうか。

原作を生かしつつ過不足なく序章をまとめきってくれてた印象。
個人的には上2作より評価したいんだけど、こっからシリーズを続けていくとするとあんまり成功のビジョンが持てないのも事実…

・グリーンブック
こちらは少々コンパクトにまとめきってたのがもったいなかったかな。
いや、雰囲気はすごい好きなんですけど、後半に持ってくための展開があっさりしすぎじゃないかなーという少しの不満もあり…

61シャアダム:2019/05/03(金) 13:47:12 ID:ThfKNmts
「君の膵臓」に関して言い残したことがありましたわ。

僕とヒロインが病院を抜け出して観る、打ち上げ花火の表現が「グラスリップ」や「打ち上げ花火、下から(略)」より素晴らしくて魅入ってしまいました。
あと、図書委員のお仕事シーンからOP曲までの演出はちょっと「君の名は」を思い出すね。

あと、漫画原作って書いたけど、漫画は原作(原作はなろう小説)ではありません間違えましたw

62みる子:2019/05/03(金) 14:08:22 ID:2ahjW22U
い、一応 エンドゲームの本格的なネタバレはGW明けから、ということで如何でしょうか?
連休後半に観に行かれる方もいますでしょうし、公式もなんかそんな感じのコメントを出してるそうなので…


>ボヘミアン・ラプソディー
1番ビックリしたのはライブエイドのシーンが撮影初日からだった、てことですねー。

・THE DIRT:モトリークルー 自伝
Netflix にて。80〜90年代を駆け抜けたロックバンド、モトリークルーの栄光と破滅を描くストーリー映画。
ぶっちゃけボヘミアン〜 の二番煎じだとは思いますが、これが結構良くできてました。キャストが皆上手くハマってる感じ。
キックスタート・マイハートの曲名の由来は知ってましたが、映像で見せられると凄まじいものがあるなぁ。
途中あのオジー・オズボーンが登場するのですが、やはり伝説級は格が違う… 違いすぎる。ここまでくると仙人に近い気が(笑)

63もにゃら:2019/05/03(金) 16:20:27 ID:ej2wypX2
○君の膵臓を食べたい


自分はあの名科白が世界で10番目くらいに有名そうな本のアレを思いださせてそれがノイズになってしまった(笑)

「私は信じる、などという言葉では到底足りない
誓うべき言葉は…『我、闘争せん』」
(アドルフ・ヒトラー著「我が闘争」より)

64もにゃら:2019/05/03(金) 16:27:33 ID:ej2wypX2
○名探偵ピカチュウ

吹き替え版見ました
ストーリー的には割りと雑でしたが、

ピカチュウ可愛え!
バリヤードうぜえ!
居るだけで笑えるコイキングは反則!

など実写ポケモン達の可愛さやキモさをひたすら愛でる映画

ヒロインのルーシーも可愛い!

配給元のワーナーはマーベルやDCに匹敵するポケモンユニバースを作ろうとしてるとも聞きますが行けるかも…

65シャアダム:2019/05/04(土) 01:52:27 ID:ThfKNmts
◆若おかみは小学生!(2018年日本アニメ)

事故で両親を失った主人公の織子(おっこ)は母方のおばあちゃんが営む「春の屋旅館」で暮らすことになる。そこにはおばあちゃん(峰子)の幼なじみで子供頃屋根から落ちて死んだ幽霊の ウリ坊がいて、おっこを「春の屋」の跡継ぎにしようとする。そこにライバル?秋好旅館の娘・真月(ピンフリ)の死んだ姉の幽霊やいたずら小鬼の鈴鬼も加わって、彼らのアドバイスや協力によって、変わったお客をもてなして色々な経験を積んで、人間としてもおかみとしても成長していく姿を描いた若おかみおっこの物語。

感想:期待したほどではなかったが、まあまあ良いアニメでした。子供向けには十分な出来だと思います。ただ、最初っから(親が生きていた頃から)やるには一時間半は短すぎて、駆け足、端折り足、キャラ紹介総集編っぽくなって、TVアニメシリーズのファンとしてはおっこや他のキャラの魅力が半分ぐらいになって(作画は素晴らしかったが)物足り無かったですね。まあ、子供向けアニメ何で二時間三時間長編アニメでじっくりやるのは無理でしょうねwそのせいで、幽霊妖怪キャラが揃って折角これから幽霊達の感動のエピソードを繰り広げるだろう段階になって、もう幽霊達と別れかよ!って笑ってしまいました(展開が早すぎ)。
あと、ピンフリが「世界の名言・格言マニア」になってたことには笑いました。親の死に関するエピソードはやっぱり感涙しちゃったけど(最近泣くアニメばっかりみてるなあ)「若おかみ」は悲しみなんて吹き飛ばす、前向きなおっこの活躍がメインですから、あんまりジメジメシクシクするのは違うかなあ思いました(自分の勝手なイメージですけどね)。あと、これも驚いたポーズとかが、ジブリっぽい(ジブリの影響受けまくったクリエーターが多いのかな)。

残念なのは、この短い尺の中で、親の仇(言い方w)が旅館に偶然に泊まりに来たエピソード、おっこが相手を許す場面、いやいやどんなに「仏で前向きで視聴者的に好かれる優等生のおっこ」でもそう簡単に許せないだろう(こんな短い時間で)ってそこは腑に落ちませんで共感できなかったですね、この親の仇(言い方w)のエピソードは無理して入れない方がよかったかも。相手(親の仇w)ももっと真摯に土下座したりしておっこに謝るとかもなかったし。

概ね感動も出来ていい映画だと思いますが、尺が短い映画なので、自分はリブート(最初っからやり直す)じゃないほうが良かった気がします。あと、あまり印象に残らない主題歌にもちょっと不満、TVアニメの主題歌は良かったのになあ。

でも子供向けにはこれで充分に良い作画も綺麗なアニメだと思いますよ。

66deku:2019/05/06(月) 21:51:55 ID:tzDXeikU
>>53 heavyhandさん
ちょっと意味分かんなくて調べたらさらに変な奴らも出てきてなにがなにやらw

67:2019/05/07(火) 02:12:46 ID:V8Uffj62
・スパイダーマンFFH予告
注意:
 がっつりエンドゲームのネタバレ入ってます
 というかエンドゲームのネタバレ解禁がこの予告のためっぽい


父親代わりだったトニーを失ったショックを隠せないピーターの演技がすごい良いです。
トニーの絵をみて黄昏れてたり、旅行にトニーのサングラスを持っていったり
アイアンスパイダーマンアーマーも復活しててアクションも良さそうです。

テーマはヒーローの喪失と後継になるのかな

68みる子:2019/05/09(木) 10:34:04 ID:2ahjW22U
・名探偵ピカチュウ
去年末だったか、気まぐれに観た地上波の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』で泣きまくったのをきっかけに、
ポケモンは正直ほとんど知らないのですが行ってきました。かわいい。とにかく全ポケモンがかわいいです。
メインの物語はそこまで興味を引かれるものではなかったですが、バトルシーンは超面白かったです。
特に分身する悪霊みたいなヤツが最高でした。ピカチュウの超必? もなかなか格好良かったです。いやー しかしかわいかった。

・エンドゲーム 追記
前作の銀河半分こ計画の時点でサノスはドナルド・トランプさんの暗喩では? という意見を耳にしていて、
娯楽はただ娯楽として消費したいので普段はあまり気にせず楽しんでるんですが、今回のサノスに本当にそうかもなぁ… と。
途中スコットがこれぞまさに、と言わんばかりのパロディネタを出したことでキャラクター像がぴたりとハマった感があります。
前作のサノスのが好感度的には上ですが、悪役って意味では今作のサノスは非常に面白かったです。ビフ・タネン・ギャラクティカ!

69シャアダム:2019/05/10(金) 03:17:34 ID:ThfKNmts
◆鑑定士と顔の無い依頼人(原題:La migliore offerta =最高の申し出)2013年イタリア

まずストーリー。美術品の鑑定士であり神経質な老人の主人公は、人前に出ることが出来ない精神病の女性から骨董品を売りに出したいと依頼を受ける。最初は失礼な客と疑って敬遠気味であったが、何度も彼女の屋敷で価値のありそうな機械人形(オートマタ)の部品を見つけ、完成させて大もうけするために彼女の屋敷に何度も足を運ぶようになる。
そのうち、顔を決して見せない(広場恐怖症のため)依頼人を一目見たくて、帰った振りをして隠れて彼女を観て、絵画の二次元美女にしか興味が無かった主人公は一目惚れをしてしまう。そして、機械人形の復元を依頼しているプレイボーイの修理人ロバートのアドヴァイスを受けて、彼女とどんどん親しくなっていく。神経質な老人と精神病の若い女性(依頼人)の恋はどうなっていくのか・・ていうのが表向きの物語だが、・・・実はかなり深くて糞不快な犯罪ミステリーでもありました。

最初は恋を知らない岩くつな老人が、若い女性と結ばれる恋愛ストーリーかと思っていて、ちょっと年齢差がありすぎてやばい感じもするけど、ちょっと微笑まし感じの良い雰囲気の映画だと思っていました。でもラストまで観たら、老人の恋心を弄んだ糞不快な映画だとわかり、後味最悪でした。何故どういうつもりで監督はこの映画を作ったのか?って三日間(三日間最悪な気分でした)悩んで感想を書いてますw
老人をその気にさせて一気に地獄へ落として何が面白いのだろう?文学作品としてのなんの感動もしないし「オーシャンズ11」とかの犯罪映画としてのカタルシスも無い、ただただむかつく老人が哀れなだけの映画。

確かに、老人(主人公)はズルして欲しい絵画(女性の絵)を何十枚と手に入れていたちょい悪じじいだったので、その罰が下ったとも取れますが、そこまで虚仮にされどん底にたたき落とされる程の悪人では無いと思いますのでこの映画の趣旨や楽しみ方が理解できません。
まあ、年取ってからではもう遅い、若いうちに恋せよと言う辛い教訓なのか、年取るまで二次元彼女(絵画の女性)に恋する主人公が不相応な三次元の女性に恋をして大やけどを負ったらもう立ち直れませんよ、若いうちだったら何度恋愛に失敗しても立ち直るチャンスはありますよ・若いうちから経験を積みなさいって教訓なのかなあっても思いました(二次元オタクに対する)w
どっちにしろ後味最悪な映画ですね(途中までは面白くて魅入っていたのに、ラストが哀れすぎて・・・一時の間魂が抜けましたよ)w

いやあ、あいつもあいつもあいつもグルだったんですね。実際の恋愛に経験の無い主人公は一度恋に溺れると、ちょっとした日常のおかしな部分も見えなくなって簡単に騙されてしまうという教訓も入っているのだと思います。

ここまでは素直な感想です。そして他人の解説を読みました。なるほどー、そういう事かって幾つもの新しい発見があって、目から鱗です(詳しくは他の人の解説を読んで下さい)。
ただ、いくら奥が深く伏線が張り巡らせていても、他人が文学的に素晴らしい映画だと褒め称えても、自分にとって老人の純粋な気持ちを裏切った糞不快な映画であることには変わり有りませんねw
まあ、恋愛は心の柔軟さがある若いうちに年取ってから恋に溺れて自分を見失わないようにってそういう映画だと思っています(時間が経てば、感想も変わるかもね)。

あと、小人症の女性が助けてくれるのかと思ったら、ただ主人公に非常な事実を突き付けただけで、糞見当違いでしたwそれと、余程主人公のことを恨んでいたんですね、あの人(ネタバレなので)。
まあ、老人(主人公)も若い女性とエッチ出来たんで、糞高い買い物と思えば・・・やっぱり思えないかな(可哀想すぎて)w

70幻獣ハンター:2019/05/10(金) 07:20:35 ID:SFRFlW86
GW中に前から気になっていた作品をまとめ鑑賞

・ゼロの未来
多分予備知識無しでもテリー・ギリアムと分かる。ただなあ、こういう「難解な秘密の解明」ネタは
その解明そのものに迫ってくれないと白けてしまうのだよなあ。何故ゼロが100%にならないといけないのか、
そもそもそれが指し示すゼロとは何なのかという事に一切触れずに話が進むというのは似たような話を
散々観ているだけに凄くモヤモヤするのである。もちろん映画の主題は定理の解明でなくてその環境に囚われた
人間の悲劇であって定理そのものは単なる舞台装置ってのは理解しているが、だったらSFを名乗らないで欲しいなあ。
「未来世紀ブラジル」の現代版ともいうべき話だけど若い頃に観ればまた違ったのかもしれない。ただこういう雰囲気
SFに感動するにはちょっとスレてしまったという自覚もある。

・レディ・プレイヤー1
もうね、「スピルバーグはやっぱりすげえ」って感想しか浮かばない。痒い所に手が届くというかこのエンタメを
熟知している感は余人の及ぶところではない。「シャイニング」であの双子のシーンをチョイスするセンスとか
映画ファンならニヤニヤが止まらないのではないか。かと思えばメカゴジラにガンダムで迎撃させるというベタさ
も抑えつつ、製作者の頭の中博物館というセンスオブワンダー爆発の施設とか「VRやるならこれやれよ」が満載。
「美味しんぼ」の岡星の豪華鍋焼きうどんみたいにこれだけ個性の強いネタを全部入れれば普通の監督なら
オーバーフローで単なる見本市になるか、それを避ける為にVRに寄せて難解な哲学SFになるところだが、全載せで
ひたすら観客を楽しませる一点に集中する技量は天才以外の何物でもない。
そして話はセンチメンタルにかつ現実回帰で終わる辺りも映画技法のお手本って感じでとても良い。
まあ一つ難を言えばヒロインのアバター造形だがこれはお国柄だからしゃあないやね。
全体に80年代ポップカルチャーへのオマージュに溢れた話なのだが日本ってやっぱり結構重要な位置にいたのだなあ。
しかし70過ぎた爺さんがこんな作品作っちゃうんだぞ。病気のヒロインのフニャフニャ恋愛ばかりの日本映画関係者
なんとも思わんのか。

71海老:2019/05/10(金) 09:20:47 ID:L0INYG2I
あのー、シャアダムさんのおカキになってることは、買い物に行って、そこが自分の欲しい商品を売ってる店ではなかったからと言って、その場でみっともなくギャーギャーわめいているのと変わらないですよ!
その店で自分の欲しいものを売ってないんだったら、売ってる店を探してそこに買いに行けばいいんですよ!
マスターベーションは人目につかないところでお願いします

72海老:2019/05/10(金) 13:03:38 ID:L0INYG2I
自分にはシャアダムさんのことはわかりませんが、創作作品に対して何かこうでないといけないというお考えが強すぎるのか、ご自分の受けた印象だけであまりにも決めつけ過ぎなんじゃないですかね
解説してる風な言い方をされても無知をさらしてる風に見えます
どうも勘違いされているのか、世の中の創作作品はあなたのために用意されているのでは無いのですよ

73シャアダム:2019/05/10(金) 14:28:46 ID:ThfKNmts
感じたことを書く、それで別にいんじゃね?無知を晒してもそう感じたのならそれでいいんじゃね?
他人の感想を批判するよりも、まず自分の感想を書いたら?
自分の感想は書かないで、そういう他人の意見に対して批判しかしない奴は相手にしないよ、糞卑怯じゃん。

74:2019/05/10(金) 14:44:18 ID:kdEeFylA
>海老さん

私もシャアダムさんの感想は目が上滑りしてますが、
海老さんのおっしゃるように、前提知識認識の違いに合う合わないというのはどうしてもあるわけなので、
なればこそ誰かのレビューを批評すること程不毛なことはないでしょう。
あなたが当該作品の作り手であればまぁ反論としての気持ちはわかりますが。

個人的に考え方が嫌いだから喧嘩売ろうって気持ちもまぁわかりますがね。
私も過去にはスパイクさん、今は地方民さんの書き込みとか見てられないとか思っちゃいますがそこはスルーが正義ですね。

※ここはただでさえ書き込みないのでシャアダムさんの書き込みは別にキライじゃないし歓迎です

75海老:2019/05/10(金) 14:49:42 ID:L0INYG2I
相手にしとるやん…

蟹さん
ありがとうございます
そうします

76シャアダム:2019/05/10(金) 20:43:37 ID:ThfKNmts
くんちゃんっぽい彼には「未来のミライ」の感想を書いて欲しいですねw

77海老:2019/05/11(土) 10:56:17 ID:L0INYG2I
人に卑怯っていうのも自分がそうだからそういう反応なんでしょうね

78唯野:2019/05/11(土) 17:34:45 ID:RXMAbTQU
映画感想スレはまだまともな方だよ
漫画の方はケチつけるために連載読んでるのいるもんな

79R6:2019/05/11(土) 17:44:55 ID:ThfKNmts
ごめんね、海老くんちゃん(ヒスッてるから女性かな)。俺卑怯で、あなたよりはましだけどね。

まず感想書こうね、今度は俺が批判してあげるから。

あと喧嘩売ったり買ったりするところじゃないからここ。
じゃあ俺の方からはもう何も書かないから、勝手に気の済むまで批判してねw

80シャアダム:2019/05/11(土) 18:25:30 ID:ThfKNmts
◆しらゆき姫殺人事件

美人OLがメッタ刺しにされ火を付けられて殺された。フリー記者で契約社員で燻っていた赤星は殺されたOLの会社の同僚で大学生の刻の知り合いからその事件の事を聞き取材に乗り出す。そして同僚だった城野が容疑者として上がる。
赤星はその事件の取材を元に作った映像おかげでテレビ局内の評価が上がっていくが、果たしてそれは真実を映しているのだろうか・と言うミステリーでした。

暇つぶしにテキトーに借りてきた映画だったが、意外と面白かったし、最後ちょっと感涙しました。ラストのヒロインの台詞「何か良いことありますよ」だっけ?そう生きていれば辛いことの方が多いけど、いつか良いことがあると信じて生きていくしか無いもんなって少しだけ心に響きましたわ。
あと、ラスト意外な出会いがきっかけでカップルが出来るかと思ったが、そこはあまりにも軽率なので控えたか〜wまあ、あれはあれでいい余韻が残るいいラストでした。

報道番組の功罪やSNSの功罪とその嘘と真実の違いを見事にやや喜劇風に面白く描いた中々の佳作じゃないかと思います。原作者は映画「告白」の原作者だったんですね。あの映画も衝撃的な映画でした。

ただ、小学校の先生の描写が酷いwあんな先生実際にいるかも知れないけど、ストーリーを面白くするためとはいえやっぱ非現実すぎな先生でした。その他にもストーリーを盛り上げるためにややオーバーな表現や行動や性格付けが気になったかなあ(まあ、面白くするためだから多少は仕方が無いか)。

自分は夢見る純粋な女性は嫌いじゃないのでヒロインには同情できたけど、ただ、計画に加担したし、物は盗んだし、怪我させたし、全くの無実じゃ無いよなあ、だから殺人事件が無かったとしても引きこもるでしょうし、犯人じゃ無かったとしてもなんらかの批判は受けるでしょうねw
報道される事実と真実の違いは大変面白かったです。みんな嘘つきで自分に都合の良いことしかいわない、または都合の良いように記憶を改ざんする、もしかしたらヒロインの過去も都合良く改ざんされていたりして(そしたらサイコホラーだ)。

ラスト、ねつ造気味の映像を作ってクビになりそうな地獄を見ているあいつも、ヒロインの言葉に救われるのでしょうね(そう信じたい)。希望のあるいいエンディングでよかったわ。
あと、笑ったのはこの映画の予告・・(最初に殺される人)「私、犯人分かったわ!」・・・上手く映像を繋げたねつ造じゃねーか(ナイスジョーク)www

とにかく、赤毛のアンとダイアナの友情に少しホロリとした、いい映画でした。この人の他の小説が読みたくなりました。そんな映画でした。

81レト:2019/05/11(土) 19:51:13 ID:5xDgiNaU
羅生門やメメントも記憶の捏造を扱った傑作ですね。
黒澤明監督の「醜聞」は評判はそこそこですが、
報道やファンを取り巻く問題が今も昔も変わらないことが伺える貴重な作品です。

82幻獣ハンター:2019/05/11(土) 22:42:07 ID:SFRFlW86
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
レンタルDVDの予告にやたら入っていたので気になって観た。
題名通り、高速道路を運転しながら色々な相手と電話をする男のワンカットで86分間進行する話。
何故男は高速道路を走っているのか。何故次々と電話をするのか、が全て電話の内容から明らかになっていく。
なのだけど、真相は割と序盤に判明するしその後もこれといって新しい事実や意外な展開を迎えるわけでもなく
結構淡々と話は進む。
うーむ、予告で観た時はもっと徐々に話が解れていく1人称ミステリーのようなものを想像していたんだがなあ。
まあ退屈ではなかったけど凄く面白いってほどではない。笑いの少ない落語って感じでした。

チェイサー(2008)
韓国で実際に起きた殺人事件をもとに作られたサスペンス映画、だそうです。
もうこういうのを作らせたら韓国しかないというか、韓国でしか作れないというか。「殺人の追憶」を彷彿とさせる傑作。
主人公が汚職で警察をクビになった女衒だったり市長がウンコぶつけられたり警察が無能揃いのスットコドッコイだったりと、
社会風刺的な作りもあってなかなかなもの。韓国という国は個人的には控えめに言って大嫌いだが映画産業の部分では大きく
水を開けられていると思う。作劇のお約束を逆手に取った演出も上手いし暴力描写も強烈。
だが日本では無理でしょうなあ。あの「アウトレイジ」ですらキタノというビッグネームがヤクザ映画という建前でかろうじて
あれだけできるだけで。ましてや実話を元にしたとか言ったら被害者感情がどうだとかいう話で炎上するのは間違いない。
でもそうした感情的爆発はかの国こそ多そうだがそんな事ないんですかね。不思議だ。

83ギア:2019/05/14(火) 05:34:58 ID:o8cl9yzk
・いぶき
佐藤浩市が叩かれてますが、一番叩かれるべきはその要望をのんだ製作陣なんじゃないの。
例の発言、個人的にはどうかと思うけど、まぁ考えは人それぞれだし、そんなこと言う役者は要らないと毅然と下ろせば良かったのに……大人の世界は難しいんですかね。

ってか佐藤浩市、亡国のイージスでは対テロ組織の要職ってモロ体制側やってましたよねw
まぁ言葉を濁しただけで首相がイヤだったんだろうけど。

84レト:2019/05/14(火) 06:13:19 ID:5xDgiNaU
発言内容自体はそこまで大したことないと思いましたが、
あれがきっかけでネットで首相批判の大喜利が盛り上がってるのが世相を反映してますね。

85修都(スマホ):2019/05/14(火) 07:19:50 ID:ddOzpFck
あの手の作品は、ネトウヨがマウント取りたがるけど、
最初から制作側はそんな人たち向けに映画つくってないと思う

86ズバロット:2019/05/15(水) 18:35:43 ID:nvHSA1OU
映画の冒頭などにチラッと映ってたアイテムを使い敵を打破するとかいう脚本のテクニック。
MCUは濫用しすぎていて食傷気味なんだけど。
ラグナロクとか結局スルトが倒しましたでマジで物語中の成長が無意味になって(インフィニティウォーはともかくラグナロクのなかでは)ちょっと機転効かせただけで強敵に勝利かよみたいな感想になる。

ただもしエンドゲームでサノスに対して、アイアンマン1で登場した15分マヒさせる装置を使い勝利していたら死ぬほどアツかっただろうな

87もにゃら:2019/05/18(土) 23:59:50 ID:j8Dr8S3M
○ラ・ヨローナ

超怖い


○レプリカズ

妻子がめっちゃ可愛い
話しは…

人間の記憶、人格を機械にコピーする研究してる科学者が事故死した妻子の記憶をクローンに移植する話しだが…

なんやねん

妻が自分がクローンだと知ったり、クリスマスツリー購入の際に「その木は偽物よ。本物を買いましょう」みたいな事行ってたからアイデンティティーとか、本物とは、偽物とは、みたいな話になるかと思ったらその辺はどっかに行ってしまって、亡くした家族を取り戻してハッピー♪ な結末

88シャアダム:2019/05/19(日) 18:39:15 ID:ThfKNmts
◆アイアン・ジャイアント(1999年アメリカ)

アメリカとソ連の冷戦状態が続いてた1957年、突如、宇宙から巨大ロボットがアメリカのロックウエル沖合に降ってきた。ロボットは町に上陸し鉄を食べて町に被害をもたらすが、発電所を襲った際に電線に絡まり電気ショックで動けなくなる。そこに主人公ホーガスがやってきて、ロボットを助ける。
そこから巨大ロボット(アイアンジャイアント)と少年の交流が始まり、ロボットは地球の言葉や知識を学習していく。町の異変を感じた政府の捜査官ケントはホーガスが何か知ってる疑い、彼の家に住むことにする。主人公ホーガスは政府のケントに巨大ロボットのことを知られないように色々と頑張るが・・と言うストーリーでした。

総評からいいますと、子供向けアニメにしては面白かったです。まるでセル画アニメのようで、デジタルさを感じさせない所が凄い。そして日本の数多のアニメと違って表情豊かで常に良く動く動く(まあ、動かしやすい簡略化した絵というのも有るんでしょうが)。キャラ一人一人が日本の整ったキャラに比べ多少不細工だが味が合って段々格好良く見えてくる。
子供に夢を与えるアニメという意味では満点に近い映画ではなかろうかと思います(大人目線で観たら突っ込みたくなる部分もあるけどw)。単純なストー-リーだが、観客を飽きさせない演出や仕掛けが素晴らしかったですね。
あと、「レディプレイヤー1」に出てたみたいなので(うろ覚え)、あらためて「レディプレ」を観たくなりましたw
もうひとつ、ロボットが最初ダサいって感じていたんだけど、後半に行くに連れて、メカメカしくて、攻撃的なフォルムになったり、これも段々格好良く思えてきました。スーパーマンに憧れる人工知能ロボットってのがいいよね!ただ、アトム(原子爆弾へのオマージュ?)っぽい名前のアメコミが悪役扱いされてたのは、日本アニメへの当てつけみたいでちょっと不快な感じはしました(アトムって確かアメリカで映画化されてたよね)w

ほんと、単純な物語なんすよ。でもストーリーや演出が上手くてその観客を飽きさせない膨らまし方に感心させられましたわ。

まず、嵐に襲われた漁師がロボットを観て「灯台」がロボットに見えたのかも?って演出が上手い。その後、みんなに馬鹿にされたそのロボットを観た漁師をさり気なく庇うディーンの登場の仕方が粋ですね(これでディーンが寛容な思いやりのあるいい大人だと分かる)。
もう1人の大人、少し高慢ちきな政府の調査官ケントの性格付けも上手い。最初は田舎の事件を馬鹿にしていたのだが、自分の車を何者かに囓られてから、巨大ロボットの存在を信じ、自分の手柄にしようとするところが実に人間臭くていい!この悪役キャラも憎めないと言うか好きだなあw
この2人の違うタイプの大人と主人公との付合い方の対比が面白いし、主人公の母(未亡人)との淡いラブロマンスも加わって単純なストーリーを盛り上げている所も上手いなあ。ていうか、女なら母親にも手を出しそうな節操のなさに最初ディーンもがっつきすぎであまりよろしくない大人の見本なのかなって思っていたのだが、まあ、母親が主人公の姉みたいな感じでこの世界ではかなりの美人だから仕方が無いかw
そして、軍隊まで出動してロボットが攻撃まで受けてしまうところは映画「ハルク」のようだ。そして墜落して「お前飛べるのかよ!」からのスーパマンになるところは、演出や音楽が素晴らしかったわ(意味が分からない人は観て下さいw)。それから、原子爆弾が落ちたらどう対処するかのアニメ内の教育アニメも皮肉が効いていて面白かったですね。ディーンと主人公の交流で、「コーヒーを飲めるから子供だからって馬鹿にしないで」のやりとりは、よく日本のラブコメや日常コメディで見かけるが、元ネタはアメコミのコメディだったのかな?ちょっと笑っちゃったわ。
そして、ラストの核ミサイル発射までの話の盛り上げ方が素晴らしい。自分に正直で真面目に悪役してるねずみ男のようなキャラのケント(クラークケントへの皮肉なのかなw)がピエロ役として素晴らしかった(こいつのおかげで映画が楽しかったわ)。子供にとっていい大人、悪い大人の対比が素晴らしい映画でした。そして数々の演出が素晴らしい映画でした。

吸血鬼やゾンビのような死なない(復活する)アイアンジャイアントに一抹の不安を感じたのは自分だけだろうかw

あと、一見この映画のテーマの様な気もするいい名言だが、この映画の場合、体裁を整えるために取って付けた演出の一部に過ぎないかも台詞を
「他人がどう思うとどうだっていいじゃ無いか、自分を決めるは自分自身だ、自分のなりたい自分になればいい」

まあ色々書いたけど、演出や動きや表情が素晴らしく楽しいこれぞ本来の意味でのアニメーションって映画でした

89唯野:2019/05/24(金) 09:18:54 ID:RXMAbTQU
公開一月経ったし「アベンジャーズ・エンドゲーム」の感想

連綿と続いてきたマーベル・シネマティック・ユニバースの一区切りとなる作品(これで完結というわけではない)。
まず最初に書いておかなければならないと思いますが、本作はこれまでのMCUシリーズ計21作品を多くみていればいるほど楽しめる作品となっております。
そんなわけで実はハードルは非常に高い! 高いができるだけ多くて見てからにしてほしい。強いて言うなら「アイアンマン2・3」「インクレディブル・ハルク」「アントマン&ワスプ」はまあ見なくても大丈夫です。いややっぱり見て。

以下ネタバレ全開。
未見の人は絶対に読まないで


前作のインフィニティウォーが負けたところで終わったのでエンドゲームの前半はかなりウエットな調子で始まりました。私はあまり湿っぽい展開は好きではないのですけれども、もちろんこれは 後半の一大逆転劇そして決戦への前哨であり落差を狙ったものであることは明白です。それにしても引退して農夫になったサノスをフクロにするアベンジャーズの物悲しくも滑稽なことよ……。
前半から中盤は過去に戻ってインフィニティストーンを集め直してくるというミッションでしたが、過去作の名場面やあのシーンの裏側に登場するという仕掛けが面白い。
さらに終盤の「アベンジャーズ・アッセンブル」のシーンはもう1カット1カットがシリーズを余さず見て来たファンたちへのご褒美みたいなもので、(まあ「この天馬に乗った女戦士なんだっけ、ソーの関係者だったっけ?」 みたいなことも起こりましたが……)クロスオーバーものの醍醐味を凝縮した濃厚さ。これはSFアクション大作映画としてスターウォーズに並んだ。

では各キャラ雑感。
MCUはアイアンマン・キャプテンアメリカ・マイティソーが御三家とされているらしいですが、エンドゲームまで見終わると前2者の物語というふうに構成されていますね。アイアンマンは死に、キャプテンアメリカは老人になった。二人の人生が完結したわけです。
シリーズを見終わって私が一番好きになったヒーローはキャプテンアメリカでした。軍人らしいというか、物事の優先順位について決して迷わない精神性、フリスビーと揶揄された盾一枚、メンバーの中では下から数えた方が早い男が、最後の最後で盾が初めて破壊された衝撃もよそにムジョルニアを使いこなして大活躍、この場面が一番アツい!
それに対してソーは激太り(最後まで痩せないのは酷いw)してコメディリリーフになっちゃったし、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーと合流したしで、まだ先がある終わり方。
キャプテンマーベルはサノス軍の巨大宇宙要塞を単身で破壊するチートでしたが、サノス本人と戦う時に著しく弱体化してたのはご愛嬌。まあ宇宙を飛んでくるのに全力を使い果たしたってことで。
チートといえばある意味マーベルを超えるチートがドクター・ストレンジでした。タイムストーンも使わずに無数のワープホールで銀河中から援軍集めてくるってなんだよそれ。
サノス、型月厨みたいなこと言いますが、変更後の目的がなんかFGOのゲーティアみたいだなあと。小物化した、みたいな意見も見かけますが悪役としての貫禄は十分だったと思いますよ。普通なら触っただけで死ぬパワーストーンを握ってマーベルをパンチするとかパワーと頭脳を併せ持つ描写が良いですなー。

90わんのねこ:2019/05/29(水) 18:45:51 ID:.8Z1xvmo
・アベンジャーズ:エンドゲーム
宇宙をかける強くてかっこいいおねーさんの水樹奈々さまことキャプテン・マーベルさんが
大仕事をおえて田舎惑星で農業をしているサノスのおっさんにカチコミをかけるお話。

ついでにおっさん二人が仲直りしたり、自分の原点を見つめたり、
老けたり、死んだり、ヒーローを卒業したり、
唐突に実写版ニンジャスレイヤーがはじまったり、スーパーヒーロー大戦みたいな画がでてきたり。

実写版忍殺は全くアンブッシュだったわけですが、実際お得!!
非ヘッズのお客さんは楽しめなかったようですね…

アニメ漫画でステレオタイプな外国人が氾濫しているんだから、
海外の作品でステレオタイプな日本が出てきてもそんなもんでしょうさ

構成上しかたないのですが、ライダー大戦というかスーパーヒーロー大戦がアベンジャーズへの
カウンター的一面があったのに、アベンジャーズでライダー大戦っぽい画がでてくるのは感慨深いっすね

91みる子:2019/05/31(金) 14:02:13 ID:OQbmh54E
・プロメア
その場の勢いだけで観に行きましたが凄く面白かったです。グレンラガンが好きな方なら特にブッ刺さる内容かと。
主役のガロさんの声は松山ケンイチさん。これは珍しく俳優起用が吉と出たパターンかもしれない。堺雅人さんは若干ミスマッチかな。

アニメーションに関しては冒頭のアクションシーンがとにかく凄まじくて感動しました。
そして小難しい理屈はうっちゃるクライマックス演出も流石の一言。もはやお家芸ですね。

途中歯切れの悪い場面転換が何ヶ所かあったのと、あと劇伴の使い方が気になりました。担当は言わずと知れた澤野弘之さん。
劇中ほぼ絶え間なく澤野サウンドが鳴り響くので、少し落ち着かなかったです。曲自体はカッコイイんですけどね。

・ゴジラ:キングオブモンスターズ
キャメロンが関わっていないターミネーターという感じでした。時間かかってでもギャレス兄貴に頼むべきだったんだろうな…

92唯野:2019/06/02(日) 00:07:43 ID:RXMAbTQU
●ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

かいじゅうのばめんは、ひゃくおくまんてん
ラドン、つよい!
ゴジラ、つよい!
キングギドラ、ちょうつよい!
モスラ、おまえはもうちょっとがんばれ

すごいはくりょくのバトル!
いちばんすきなのは、キングギドラがでんげきをバリバリバリってなって
つばさをひろげてビリビリビリーッ! ドカーン! グワアアアアアア!
ピシャアアアアアッ! ドカーン!ドカーン!ドカーン! アンギャアアアアッ!!!ってなるとこ

かいじゅうがすごかったのでほし5つです

反面人間パートはとにかくほとんどの人物の行動が支離滅裂(悪役の環境テロリストのリーダーが一番マシというていたらく)
特に主役の親子3人がずっとウザくてこいつらが画面に映る度にテンションがだだ下がりです。
芹沢博士のあの行動は……うーん、「敢えて逆」というのはわかるし、それなりに感動的なシーンになってるとは思うんだが、どうにも釈然としないものが残る……。

あと、前作にも増してゴジラが超強化されてしまった結果、キングコングが相対的にクソ雑魚になってしまったんだけど(あいつガソリンで火つけただけでぶっ倒れるし)、この世界のインフレにどうやってついていくんだろう。
そしてエンドロール後のアレは、○○○○○○○○だよね?

93もにゃら:2019/06/02(日) 13:23:48 ID:j8Dr8S3M
○プロメア

細けえ事は良いんだよ!
なアニメ



○ゴジラ

細けえ事は良いんだよ!
な実写

94修都(スマホ):2019/06/08(土) 20:17:09 ID:BP9NEYnE
ゴジラ
怪獣達がここまで大暴れしてくれたら満足するしかない
芹沢博士のあれは、初代のオマージュ?

95もにゃら:2019/06/08(土) 23:55:32 ID:j8Dr8S3M
○海獣の子

つまり…どういうことなんだってばよ!

96みる子:2019/06/28(金) 14:40:42 ID:OQbmh54E
・アラジン
「アラジン、ラップあるよ」友人のその言葉にマジかよ! ってなって劇場へ(笑)
ナニコレめちゃくちゃ面白い… ウィル・スミスのジーニーがホント最高でした。エディ・マーフィーを彷彿とさせるキレの良さ。
ジャスミン役の人も美人だし歌も上手かったなー。あと監督がガイ・リッチーでビックリでした。そりゃ面白いわ。

・スパイダーマン:ファーフロムホーム
ギレン兄さん(ミステリオの人ね)が凄く頑張ってて面白かったです。アーマーも格好良かった。
てか相変わらず仕掛けというか、小ネタが細かすぎる。こんなの気づける人… い、いないよね??
そして今回のピーターさん。ジミーさんアンガスさんにごめんなさいしないとだよね。それほどにビッグなミステイクだった。

97:2019/06/28(金) 15:34:18 ID:AwwI3rB2
スパイダーマンFFH
次どうなるの!?な終わり方でしたが
スーツを作ってるピーターを見つめるハッピーや
簡易盾とハンマー装備のスパイダーマンとにやりとできるシーンが多かったです

98もにゃら:2019/06/29(土) 00:54:35 ID:j8Dr8S3M
○スパイダーマン

相変わらずスパイダーマン単体映画の敵はしょっぼいな!

まあ彼らの悪事が成功してたら割りと洒落にならない状況でしかも一部成功しちゃいましたが

MJは美人だなあ
そしてピーターより背が高いw
グレイテストショーマンでもフィリップより背が高かったが

盾とハンマー装備はニヤリどころかヒャッホーものである



○光のお父さん
実話が元になってる映画
仕事人間だった父が突然会社を辞めてしまって、そんな父とコミュニケーションを取ろうと好きなオンラインRPG内で接触を図る息子の物語

思いの外面白かったです
いかにもゲームを普段やらない人間がしそうなミスや想定外の行動で笑いを誘い、ホロリとさせる場面もあり

ええ話やった…

○ダークフェニックス

こっちは正直外れかな
で、だから?
という感じ

○君と波に乗れたら

いい感じの恋愛ものでした
芸能人声優はちょい微妙でしたがそれ以外はハイレベル!


○今日も嫌がらせ弁当

これも実話が元の映画
反抗期の次女とそんな娘への嫌がらせのために手間隙かけてキャラ弁作る母の物語
こちらもまあまあ楽しい映画でした

99幸重愛:2019/06/29(土) 16:39:36 ID:GPiDKbFI
    
高齢者ねらい架空投資詐欺 元野村証券 大浜 洋平 容疑者(36) 逮捕

 架空の投資名目で高齢者から現金をだまし取ったとして、警視庁は24日、詐欺容疑で、東京都港区六本木在住、
元野村證券株式会社 エクイティ・リサーチ部 アナリスト 大浜 洋平 容疑者(36)を逮捕した。
 逮捕容疑は2018年7月、都内に住む高齢女性(72)に電話し、実体のない自動運転会社について
「債権を持っていれば高い利率を得られる」などと嘘を言って計1700万円をだまし取ったとしている。
 調べに対し、大浜容疑者は「六本木に住むといろいろお金がかかり、お金に困っていた」と供述。
 警視庁はさらに余罪があるものとして追及している。
      (2019年1月24日 朝日新聞)

100レト:2019/06/29(土) 19:31:59 ID:bJP5OGZ.
●スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
ピーターの成長物語第二弾として極めて堅実な作り。
ヨーロッパの観光要素や派手なアクションなど画面は華やかながら
悪役の設定はシンプルで話がブレることもなく
スーツ作成のシーンでアベンジャーズとアイアンマンのテーマが流れるなど要所をバッチリ抑えている。
ハッピーもアイアンマンシリーズの頃に比べてかなり美味しい役どころ。
最後にレギュラーキャラの株が下がらないフォローが入るのも抜かりない。
今やオスカー俳優のJ・K・シモンズの再登場も嬉しい。
ただ、肝心のイーディスを使いこなす場面が少ないことやMJとのラブコメが本当におまけ要素程度の描かれ方だったのが物足りなかった。
あくまで贅沢を言えば程度の問題点だけど。

101シャアダム:2019/07/07(日) 17:19:10 ID:rmiMl0oI
◆老人と海(The Old Man and the Sea)1958年アメリカ

アーネストヘミングウェイの小説(ノーベル文学賞受賞作)として有名な原作の映画化。

不漁で84日間何も捕れない漁師の主人公「サンチャゴ」は漁師仲間に馬鹿にされたり、哀れみを受けながらも、今日も一人で漁に出る。
舞台はキューバ・バハナ近郊の漁村。相棒だった少年は親の言いつけで違う船に乗ることになり、最近は一人で漁をする毎日。優しい少年は一人暮らしのサンチャゴにコーヒーや食料をもって毎日彼の家に訪れる。そして「一緒に漁をしたい」とつぶやく。
収穫がない日々が続いた85日目、ついに大物のマカジキが仕掛けに懸かった。そして長きに渡る老人とマカジキの死闘が始まった・・というストーリーでした。

死闘って大げさっぽいって思う人も居るだろうが、体力が衰えた老人にとっては死闘だと思う。映像を観るに、主人公の乗っている小舟より巨大なマカジキに素手で縄一本で釣るってやっぱり死闘だよなあ(いつ海に引き釣り込まれてもおかしくない、海上で孤独で誰も助けてくれない)。
死闘は一日では終わらない、老人は釣り糸(縄)をにぎったまま一睡もせず次の日へ、マカジキもまだまだ元気で、必死で逃げようとする。合成って分かる映像なのだが、海の怖さ、マカジキの巨大で獰猛で凶暴な所は伝わってきて、その辺のホラー映画よりも怖い感じ。

ここからは、結末&ネタバレなんで観たいと思う人は読まないで下さい。



主人公の老人はようやく釣り上げるのだが、帰港(帰浜かな)する途中で、鮫にほとんどマカジキを食べられてしまう。
彼はマカジキとの戦いに勝利したのだが、遠くまで漁に出すぎて迂闊だったのだ。マカジキを食われていく様を観て自分も死んでいく気分になる。
そして帰港。漁村のみんなは喰われてほとんど骨になった巨大マカジキをみて驚く(ちゃんと凄い奴だと認めてくれる)。少年はその事を知って今度こそ親に命に背いても一緒に漁をするといってくる。主人公の老人もそれを受諾した。

感想。マカジキとの死闘、鮫との激闘に目を奪われるが、多分主要なテーマは老人の生き方や考え方や思いにあると思う。血気盛んな若い頃は陰口をたたかれたり馬鹿にされたりすると、腹が立つが老人いなった今では、そんな事は気にしなくなる(そんなちっぽけな自尊心など重要ではなくなるんだ、って事かなあ)。
優しい少年に対しても素っ気ないのは、少年のための優しさなのか(もっと良い漁師の所で働けという)、何事にも無気力無関心になってしまった所為なのか?少年に不運に立ち向かう強さ、粘り強さ、人生の厳しさ(孤独など)、年を取るという事とはこういうことだ(体力の衰え、質素に生きる)ということを暗に教えようとしてるのか。う〜ン考えるほどに深いなあ。
しかし、衰えた老人にもやりたいこと、意地、やらねばならないこと、夢はある。そのためには馬鹿にされる事など些細なことに構っていられない。そう観てて感じました。
その意地が今は不漁続きだが、いつか大物の魚を釣るということ。その生き様を少年をはじめ村の人々に見せつけること。

そして、大物(巨大マカジキ)であった時は嬉しかっただろうなあ、命を賭けても惜しくないだろうなあって感じましたわ。ボロボロになってもいい死んでも良い、後先なんて考えない(他の仕掛け網を全部捨てた、ナイフなど持ってる物を全て使った)、絶対この勝負に勝つって気持ちが十分に伝わりましたわ。しかし、人生全てが上手くいく物ではない、塞翁が馬で、良いことも悪いことも次々に怒るものだ。
勝負に熱中しすぎた勝負師・ギャンブラーのように、迂闊にも遠海に出すぎた、帰りのこと、鮫のことを忘れていて、ギャンブラーなら引き時を間違えたということだろうが、マカジキとの死闘には途中下車という選択はなかった、だからこういう結果も当然考えられる事であった。
獲物が鮫に食われるのを観ながら、もがき、諦めきれない悔しさを感じながら、最後にはこれも運命だ自分を納得させる、そして何事もなかったように帰途について眠り明日に備える、自分は其処に老人なりの強さとたくましさを感じました。

ラストの「ライオンの夢」とは何だろうって思いましたが、若い頃の情熱・感覚に戻れたってことかなあ、あと人生の満足感(漁村の人達に人に認められた・死闘に勝利した自分なりの幸せ(少年に道を示せた、少年が相棒として戻ってくる)を感じてるのかな。
映画は淡々として押しつけがましくない。あとは視聴者それぞれがどう感じるかって映画でした。

最後に少年はビール二つって注文して、老人と一緒にビールを飲み始めたけど、キューバでは子供も普通にビールが飲めるのかなw

102わんのねこ:2019/07/12(金) 12:42:11 ID:/AYJoXME
・トラック野郎御意見無用(1975年)
主演:菅原文太 監督:鈴木則文 脚本:澤井信一郎 鈴木則文
桃こと菅原文太と、ジョナサンこと愛川欽也、がきゃっきゃウフフと
褌一丁になって海辺で相撲をする映画。ではない。
面白れー面白れーとゲラゲラ笑いながら観てるのですが、
ほぼ50年前の映画ということで、現代と大きくかけ離れているから(と私が思うから)
無責任に楽しめるということは多々ある。

CS東映チャンネルおすすめですよ。セレクト5・セレクト10からもお選びできます。

103レト:2019/07/13(土) 19:36:14 ID:bJP5OGZ.
●トイ・ストーリー4
「完璧な完結編」と絶賛された前作からの続編。
製作が発表された時点で蛇足になるリスクを指摘されていたが
逆に従来シリーズの殻をぶち破り世界観を一気に拡大してみせたのだからピクサーのチャレンジ精神恐るべし。

主なストーリーは前作で不遇だったキャラの救済。
リストラされてしまったボーのメインキャラ昇格もその一つだが、
前作で悪役だった「必要とされなくなってしまったおもちゃ」も救済してみせる。
そして最終的にはこれまでの子供部屋から文字通り世界に向けて飛び立つことに。
「おもちゃの創造」という概念を描写してみせたことも相まって
三部作として綺麗にまとまっていた前3作から本シリーズの可能性は一気に広がった。
完結したかに思えたシリーズだが、これはまさかのシリーズ新展開もありえるのかもしれない。

104シャアダム:2019/07/13(土) 21:06:27 ID:rmiMl0oI
◆スミス都へ行く(原題:Mr. Smith Goes to Washington=スミス氏はワシントンへ行く)1939年アメリカ

内容はダム建設汚職や大統領選挙に関わっていた上院議員が急になくなり、その州を裏から支配していた影の実力者の新聞社経営のジムテイラーは代わりにボーイスカウト(みたいな活動)の責任者をやっていた地元で人気のあるが全くの政治素人の主人公スミスを担ぎ出した。
スミスは政治の中心で国会議事堂のあるワシントンへ新人の上院議員としてやってくる。愛国心に溢れるスミスはワシントンの像や国家憲章をみて感動する。
新聞社の取材で変わったことをして、国会でしどろもどろで答弁をして、みんなに馬鹿にされたり、上院議員として品格が足りないとかいわれるが、先輩議員ペイン(次期大統領候補)がかばってくれる。
そのうち、議員としての使命に目覚め、自分も「地元にキャンプ地を作って貧しい子供達を自然に触れさせて愛国心を教育しよう」という法案を作る。だがその法案はダム建設(ペインやテイラーが関わってる)と被ってしまい、阻止される。
そのことでダム建設汚職に気付いたスミスは秘書のサンダースや新聞記者の助言により、その真実を明らかにしようとする勝ち目の薄い戦いに挑むが。先輩議員ペインが今度は最大の敵となって立ちはだかることになる。
果たして、新米議員の戦いの行方は・・・という話でした。

感想:昔々の白黒映画でしたが、十分に見応えがあって面白かったです。2時間10分も有りましたが、全然苦痛を感じず最後までのめり込んで観れました。
主人公が田舎のパッとしないおっとりとした人物が表舞台に、新聞社絡み、政治絡み、ということで、前に観た「群衆」(浮浪者が有名人に仕立てられて、大統領選挙戦に関わる)に似てるなあ、こういう話が当時流行ったのかなあって思いましたw
まず、ペイン議員のキャラ立てが深くていいよね!最初小狡いだけの悪人かなあって思ったけど、スミスの過去話を聞いて、親が子を観るような顔つきに変わって、あ、この人悪いことに関わってるけど、少しはいい人なんだなって思わせてくれたり、
昔は自分も正義感に燃えていたが・・政治の現実を知って、この世界で上手くやっていくには権力者の言うことを間違ったことでも聞かなければならないとか発言。そして、優しさから非情な人への変身、スミスを破滅に追いやろうとする一方で、心は良心の痛みで葛藤する。
ペインさん憎め無い人でしたw
あとサンダースとの淡いラブロマンス(かな)。サンダースに言い寄る新聞記者と主人公とペインの娘の美女スーザンとの4角関係(?)も見所の一つだったかな。最初はスミスをやっかいな田舎の阿呆でテイラーの操り人形だと思っていたスーザンは、彼と話す内に母が子供を観るような感じになり、スミスが美人のスーザンとデートした際に嫉妬して、自分の気持ちも分からず、怒って仕事を辞めようとしたり、影の主役サンダース・クラリッサも良いキャラだったわ。
それと、議長も愛すべき微笑ましい良いキャラだった。公平な議会進行にみせかけて、罠にはめられた新人スミスを何となく援護する立ち回りが良かったですね。それにしても24時間もスミスの演説に徹夜で付き合ったのかなあ(ありえないけど、この人凄くお人好しだよね)w

ラストの議会妨害的なスミスの命がけの戦略は昔だから許されたんだよねって思いつつも、熱い根性のスミスに応援せざるを得ないでしょう。なにせ敵のテイラーやペインはマスコミやヤクザを使って嘘報道や子供に暴力(これが酷すぎるわ、子供達の乗ったスミスの家族が経営する地方新聞の配達車を事故らせたり)数と金の暴力。その辺の暴力アクション映画より凄い。

ただね、ハッピーな音楽でこの映画終わるんだけど、ペインのこれからの悲惨な人生を思うとラストは素直に喜べなかったなあ。ペインのおかげで勝負に勝ったようなものだからね。良心に呵責により自暴自棄になった、本当は優しいペインさん大統領候補から刑務所行きだよ。そこまでフォローが有るともっと良かったなあ。

とにかく、昔の映画だからって観ないと損するかも・・って映画でした。(まだ書き足りないw)。

105レト:2019/07/18(木) 22:23:24 ID:bJP5OGZ.
X-MENの最新作は批評・興収ともに厳しいようで。
つくづく良いタイミングでMCUに拾われたなと。
シリーズが低迷した理由はいろいろ考えられるけれど、牽引役の不在も大きかったんじゃないだろうか。
FCのマシュー・ヴォーン監督と物別れに終わったのは大失態だったし、
功労者のブライアン・シンガーに至っては完全に力不足。
ダーク・フェニックスの製作がアポカリプスの時点で予定されていたとしたらキャスティングも甘かった。

MCUに加入することで設定の一貫性、ドラマの掘り下げ、バトルのスケールといった問題点が一気に解消される可能性もある。
特に扱いの難しくなっているプロフェッサーとマグニートーの二大巨頭には注目したい。
プロフェッサーはもともと迷走気味のキャラの上にもうパトリック・スチュアートの貫禄には頼れないからテコ入れは必要。
逆にマグニートーはもっと突き放して描かないと。

106deku:2019/07/19(金) 23:31:36 ID:tzDXeikU
・スパイダーマン ファーフロムホーム
ハッピー、学友、先生達も目立ち、戦闘も前作より遥かにパワーアップしてて大満足
ピータームズムズの戦闘や西部劇みたいな決着シーンが最高にクール
というか死にかけながらも尚ピーターを殺そうとした執念に呆ればいいのか感心すればいいのか…
最後っ屁をかます周到ぶりには参ったが
ラスト帰ってくるテロップなかったけどどういうことだ

・トイストーリー4
全体的にアイディア不足、ネタは引っ張るわ繰り返すわで正直退屈
今までは様々なオモチャ達の連携や掛け合い、小さくとも広い舞台の活かし具合も魅力的だったけど今作はそれも特にない
関係は小さくまとまった上に舞台は狭くて残念
ボニー側の待遇は悪い癖にボーへの逃げ道だけはしっかり確保してるので意外でも何でもないラスト
仲間との別れも今の境遇考えればしょうがないよねみたいな感じなのも悲しい

・ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
人間ドラマ少ないと聞いてたけど思ってた以上に結構あった、あれでも少ないんだ…
それとも薄味という意味だったのだろうか
ママのマッドっぷりに笑った、話す毎にモナークの面々が駄目だコイツ感醸し出すのも地味に笑える
観る前は人類絶望させてくれ、と思ってたがラドンの無双シーンあたりからもう少しこう手心を加えてほしいと思うように
人類も頑張ってはいたんだけど怪獣側が無慈悲すぎる
戦闘シーンは最高の言葉以外ないんだけど、バトッてる最中の人間視点はいらなかった
せっかく格好良いのに水差されてる感じになっちゃった

・ゴジラ2014
ラッセル夫妻が登場するかと思ったら影も形もなくて驚いた
怪獣のどうにもならない圧倒的な存在への恐怖が半端なくてモンスターパニック物としてはとても面白かった
上陸シーンや人間視点からの怪獣の迫力は凄い、暗い画面が多かったけど
怪獣への対応や作戦会議のシーンも地味ながら楽しかった
反面、怪獣バトル物としてはイマイチ
迫力はあっても単純にバトルそのものがつまらなかったので、MUTO無しでゴジラへの対応のみで観たかった感はある
それに核が効果ないと劇中であれだけ言ってるんだから実際食らわせてもよかったのに
遠くで爆発するだけって…

107シャアダム:2019/07/20(土) 06:51:19 ID:rmiMl0oI
◆未来を生きる君たちへ(原題:Hævnen(へムンデン)=復讐・報復)2010年デンマーク・スウェーデン

ストーリーは母が癌で死に、ロンドンからデンマークの叔母の家へ越してきたクラウスとクリスチャン親子。クリスチャンの初登校の日に、スウェーデン人というだけで虐められていた「エアリス」をかばっていじめっ子と対立することとなる。
クリスチャンは虐められた仕返しに、棒で殴ってナイフで脅す。そのことで大問題になりクリスチャンとエアリスの親が呼び出される。その後もエアリスの父親が子供の喧嘩の仲裁に入った際に、父のアントンが相手の親「ラース」に何度も殴られる事件が起こり、全然反省しないラースに腹が立ったクリスチャンは報復のために、花火の火薬で爆弾を作ってラースの車を爆発させる計画を友人となったエアリスに持ちかける。
エアリスは友情を大事にするために仕方なく爆弾計画に乗った。
一方、エアリスの父親(アントン)はアフリカ難民キャンプで医師をやっていて、母親と息子達とは別居していて、離婚目前であった。そのアフリカ難民キャンでも「ビッグマン」とよばれる暴力団の賭け(腹の中にいるのが男か女かを賭けていた)により妊婦が犠牲になっていた。アントンは腹を切り裂かれた妊婦を何度も何人も治療する事になる。ある日ビッグマン本人が足を怪我して、難民キャンプに運ばれてきた。果たしてアントンはどう対処するのか?
そういった、二つの家族を襲う数々の出来事(事件・家庭問題)を描いたヒューマンドラマ映画でした。

感想:重い・・内容が重すぎて途中で気分が悪くなって休憩しましたwまずいじめ問題、エアリスは毎日自転車が壊され、いじめっ子集団に会う度に殴られたり罵声を浴びせられたり物を投げられたり・・観てられないぐらい酷い。そこでヒーローっぽいもう1人の主人公の少年「クリスチャン」が救世主のようにいじめっ子に刃向かうのだが、いじめっ子に重傷を負わせ、ナイフで脅し大事件になる(でも自分はスカッとしました、この位やらないとイジメは終わらないだろう、凄いぞクリスチャンって)。
しかし、どこか不穏な空気を漂わすクリスチャンに一抹の不安が。いじめっ子を撃退してその経験が逆に徒となり、悪い奴にはテロみたいな活動もやって良いみたいな過激派になってしまう(あちゃ〜)。すべて母親の死を乗り越えられずと親父の所為だと勘違いして自分の気持ちが不安定なのが原因で、余計に悪人を懲らしめてやりたいという気持ちにさせているのだろう。顔がヒーローと言うより険があって悪魔っぽい感じでしたね(演技が上手いということかな)。
そして、大人の暴力問題。エアリスの父親は殴られても、怖くないぞって子供に悪に立ち向かう勇気を教えているところが、涙ぐましい。しかし、クリスチャンにとっては反撃しないのが不満でならないのだろうね(う〜んわかる、父親は強くあって欲しいもんね。子供には耐えることもスルーすることも大人の社会では勇気だって分からないもんね)。

そして難民キャンプでの暴力団による妊婦の惨殺事件。相手は銃で武装して下手すると殺されるそんな中で、エアリスの父の勇気は素晴らしかった。いやあどうなるかとみていてハラハラしました。
そして、ラースの車を爆弾で破壊する事件。絶対失敗して悲劇が起こるだろうなあって思ったら、早朝ランニングしてきた母娘が爆発寸前の車に近づいてきた(ほら〜やっぱりw)。
うわあ、誰か死ぬぞこれは!!!
最後は人殺しで少年刑務所行きか?家族崩壊でバッドエンドか?少年の自殺エンドか?(あとは自分で観て下されw)

とにかく、最初っから重すぎて覚悟してみなければならない映画でしたが、観てよかったそれなりに感動した映画でした(人生やけになって諦めなければ、勇気を出して焦らず冷静に対処すれば、何とかなるかもよ的な感動)。山あり谷あり波瀾万丈な出来事の連続で見た後どっと疲れましたが、さすがアカデミー受賞作品、見応え十分のいい映画だと思いました。

108ズバロット:2019/07/20(土) 10:17:06 ID:8rPkUiUE
xmenシリーズは個人的にはMCUの大概の作品より好きなんだけどなぁ・・・
ダークフェニックスのクソ要素ってアポカリプスでミュータントの問題がほぼ全部解決(残っていたのはクイックシルバーがマグニートに子であることを告白することぐらいか?)したのに
俗に言う物語の位置エネルギーを使い果たしたキャラに動機を与えるために宇宙人とか宇宙パワーとか出したことぐらいでしょ。
キャラの掘り下げはむしろ描き切っちゃってそれ以降ただの賑やかしになったメンバーのが多い。
ぶっちゃけバトルのスケールは1作目はまあまあだったけどそれ以降のはなかなか迫力あったじゃん。

109レト:2019/07/20(土) 18:33:31 ID:5xDgiNaU
X-MENシリーズはファースト・ジェネレーションみたいな方向性を期待してたんですけどね。
他のシリーズは個々のドラマの積み重ねではなくイベントの積み重ねといった感じなので大ざっぱな印象があります。
特にミュータントを取り巻く環境の変化に関してはかなり描写不足だと思います。

アクションに関しては空間の活かし方が全体的にイマイチです。
特にアポカリプスは各人の能力は大味なのに結局狭い場所でバトルしちゃってましたし。
MCUには大規模バトルの達人が揃ってますから改善が期待できるのではないかと。

110もにゃら:2019/07/21(日) 00:31:45 ID:j8Dr8S3M
○天気の子

君の名はの方が好きかな

典型的なセカイ系(少年少女の個人的な悩みや問題が世界や人類といったマクロな地生に直結してる)なのでド直球のエンタメだった君の名はに比べると賛否が激しそうだ

主人公のDT丸出しの言動には笑った

111シャアダム:2019/07/21(日) 19:16:08 ID:rmiMl0oI
◆ゴスフォードパーク(2001年イギリス)

ハンティングパーティのためウイリアムを主人とする「ゴスフォードパーク」という名の屋敷に一族関係者が集まった。
そこで起こる色々な駆け引きや殺人事件や人間関係を描いた群像劇でした。

まず思ったのが、登場人物が多すぎる故、覚えきれない、似たような人が多くてみんなメイド服やフォーマルな紳士服・ドレス・給仕服を着ていて「誰だっけこいつ?」状態、最初の20分で訳分からなくなってしまったw
そしてまた最初っからメモを取って見直すはめになりました。それでもなかなか名前を言ってくれないので、こいつ名前何?状態。
結局、殺人事件が起こって、警部が来てから一人一人の尋問で紹介があるまで(開始から1時間30分頃かな)全員の名前がはっきりしませんでした(つまりドラマを真に楽しめなかった)wイケメンやイケ女が多すぎるわ、その上化粧美人も多くて髪型も似てる。デブも何人もいてこいつこっそりセックスしていた奴かな違うのかな状態w

ややこしいわ!人物紹介はもっと丁寧にしろ!または、初登場時に「テロップ」を挿入してくれよん。多分複雑にして観客を惑わす&臨場感を出すためにわざと雑にしてる演出なんだろうけどね。

感想としては、確かに良く出来てる推理&人間関係ものだと思うが、人物関係のややこしさを除けば、そこまで深くないというか感動は出来なかったかな(「未来を生きる君たちへ」を観た後なんで、ちょっと絵空事のように思えてズシンと響かなかったのもある)
ただ、途中まで、誰が殺されるのか、殺されるほどの悪い人物がいるのか、殺すほどの激しい理由を持ってる人物がいるのか(金銭面で揉めていたけど弱い)、誰がこの映画の陰の主人公なのか、全然分からなかったが、上手く殺人から解決に繋げて、上手く終わらせたなあって所は感心したかな。

簡単に登場人物紹介
ウイリアム・・「ゴスフォードパーク」の主人。お金持ち。
イゾベル・・ウイリアムの娘。美人。
トレンサム夫人・・ウイリアムにお金の援助をこれからも頼みに来た。
メアリー・・トレンサム夫人の侍女。表の主役。
レイモンド・・ウイリアムの従兄弟。
ロバートパークス・・レイモンドの付き人。孤児で施設にいた。
ルイーザ・・レイモンドの妻。ウイリアムと何やら親密な関係。
アンソニー・・ウィリアムの従兄弟で小男。ウイリアムに起業資金を融資してもらいに来た。
フレディ・・ウィリアムに仕事の紹介&お金をせびりに来た。
ルパート・・イゾベルの婚約者だが、ウィリアムは反対している。
アイヴァー・・ウィリアムの従兄弟で役者。ピアノや歌が得意。
ワイズマン・・アイヴァーの友人で映画関係のプロデューサー。丸眼鏡を掛けてるのでこいつはわかりやすいw菜食主義者。
デントン・・ワイズマンの付き人。スコットランド人。よく質問をしたり情報収集したり、怪しい行動が多い。
ジェニングス・・「ゴスフォードパーク」の執事。何やら秘密を持っていそうだが。
ミセスウィルソン・・メイド長。本名ではない(ウイリアムのメイドだから「ミセスウィルソン」と呼ばれている)。
エルシー・・メアリーの世話を焼いてくれる面倒見の良いアネキ。ウィリアムと何やら秘密の・・。
ジョージ・・下僕。悪そうな顔が特徴。金庫番をしてるが、その金庫の近くに「ポイズン」が・・。
ミセスクロフト・・料理長。ミセスウィルソンと仲が悪い。何やら、ロバートパークスに思うところがありそうだが・・
ドロシー・・給仕のメイド。ミセスクロフトとミセスウィルソンの啀み合いの間で板挟み。なにやら、執事のジェニングスとの間で秘密の関係がありそうだが・・。
大体これくらい把握していれば初見でも楽しめると思います。後は、今はそれぞれの妻で元美人三姉妹(シルヴィア、ルイーザ、ラヴィニア)の関係かな。

ところで、舞台は1932年のイギリス。第一次大戦と第二次大戦の間の時代。ヴィクトリア朝時代が終わって(ジョージ5世の時代?映画「英国王のスピーチ」のちょっと前の頃かな)「メイド」制度が廃れてきた頃。そういう時代背景や当時のメイド制度をしっかりと描いているのは見所の一つ。スノップ(見栄っ張り)な女達の戦いも見所の一つ。
「篠田真由美」のメイドを描いた小説に出てきそうな世界でしたw

とにかく人物把握が難関のアカデミー賞受賞作品でした。感動というより人間関係パズルがキッチリ嵌まった時の嬉しさが大きい映画でした。
残る疑問はジェニングス狼狽とドロシーとの関係。もしかして毒を盛った犯人は複数??それとも愛人関係の秘密がバレるのを恐れているだけかなあ。
暇があったらもう一回最初から観てみたいですね(復習という意味で)。

112ギア:2019/07/22(月) 10:10:59 ID:d5cm.S06
・天気の子
未曾有の災害をなかったことにした代償に、人知れず青春の貴重な6年間(ヒロインは9年間)を寂寥感に捉われていた前作の主人公達に対して、人知れず世界のために犠牲になることを拒否し世界のあり方から変えてしまった今作の主人公達。

まぁ好みの問題でしょうけど、こっちの方が好きかな。
確かに世界を変える要因にはなってしまってたけど、世界に決まった形なんてない(世界なんて元々狂ってる)訳で、水上都市になった東京でも何だかんだ人は適応して生きていってるし、自分の幸せを追求してってくれた方が後味も悪くないし。

捻りが効いてたのは前作だけど、王道に面白いのはこっちかなー


・アラジン
エンターテイメントしてて面白かったです。
ただ王女のアピールが若干洒落臭かった気も…何回同じような歌歌ってんだw

・X-MEN
初期の三作目と被るイメージの今作だけど、こっちの方が面白かったかも。
前作や前々作とキャラがブレてるのは否めないけど、ラストのチェスのシーンなど、今まてまの積み重ねから逆に沁みる場面が多かったのが好印象でしたね。

113ズバロット:2019/07/26(金) 15:23:08 ID:YMISj7ek
スターウォーズ

最後のジェダイ公開される前ぐらいからずっと

スノークはすんごい昔のシスでジェダイたちに負けそうになったから自分の身体をカーボン凍結して最近になって解凍された説を唱えているよ。

海外のファンとかもこういうの予想してないのが驚きなんだよな。
カーボン凍結という作中でフィーチャーされてる技術を使った100点満点なアイディアと思うんすけど。
宇宙各地でカーボン凍結されたシスたちが続々と発見される描写で次作が終わったら最高のクリフハンガーになるよ

114SSS:2019/07/26(金) 18:22:49 ID:uwX04hpU
あんたが脚本書けば?
偉そうに

115もにゃら:2019/07/27(土) 17:56:11 ID:8EcA2K.Q
○アルキメデスの大戦

面白かった!
戦艦大和の轟沈という最初からクライマックスのスタート!
巨大戦艦建造を阻止するために計画書の金額の嘘を暴く!

主人公の奇人ぶりと常識的な付き人のギャップなど笑えるコミカルなシーンも多く、流れるような展開に逆転につぐ逆転
そして史実通りに大和が建造されてしまう…

想定外の当たり



○東京グールS

透夏ちゃんがキレイでした
でも悲鳴は下手だったかな

バトルはなかなか格好よかった!

竜のキーワードも出てきたし、主人公金木のヤンデレぶりも近いな。

116もにゃら:2019/07/28(日) 00:21:19 ID:j8Dr8S3M
東京グールSって前作と透夏ちゃんの俳優が違うんだ

気づかなかった…

117シャアダム:2019/07/28(日) 16:36:33 ID:rmiMl0oI
◆ユリシーズ (1954年 イタリア)

まずこの映画を見て思った事は、アメリカの大スターを使ってギリシアの叙事詩をなぜイタリアが制作?なぜイタリア語で?って事。
そして、原作はあの有名なホメロスの「オデュッセイア」なのに何故主人公は「ユリシーズ」なん?

前者の疑問は、まあイタリアで是非作ってみたいって言う人がいたんだろうし、是非、アメリカの大スター(カークダグラス)がユリシーズのイメージにピッタリだったということだろう。
後者は、「オデュッセイア」のパロディだから(模倣作品)だから、オデュッセイアのラテン語読みが「ユリシーズ」だかららしい。それにしても両方の名前(発音に関しても)の印象が違いすぎるw日本をジパングと呼ぶより遠いw

さて内容だが、結構原作を忠実に再現しているらしく、トロイ戦争で行方不明になった「ユリシーズ(王)」を待つイタカ王国の王妃ペネロペ(ベネロペって聞こえるが)、は多くの男性から求婚(再婚)をされていた。いつか帰ってくることを信じて、求婚の申し出を引き延ばしていたがついに結婚相手を決める競技会が開かれることになる。
一方、トロイ戦争の帰りに呪いを受けて、数々の不幸や苦難に会い、ついに遭難して浜辺に打ち上げられたユリシーズは記憶を無くして、どこかの国の王妃ナウシカア(風の谷のナウシカっぽいw)に助けられる。記憶を無くしてナウシカアの結婚相手にまでのし上がったユリシーズは、ある日海を見つめている内に、冒険の旅や苦難の日々、そして自分の正体を思い出す。
なんとか故郷イタカ国に戻ると、国王の座を狙って競技会に集まった屈強の男たちとの戦いが待っていた。
という神話ファンタジーと恋と戦いの娯楽映画でした。

感想:昔の映画にしては結構面白かった。今の映画に比べると、特撮シーンは劣るかも知れないが、ポセイドンの息子の巨人で一つ目男はキョロキョロ動く目がリアルで気持ち悪いほどでしたwあと、魔女やモブ侍女が美人ばかりでイタリアが頑張って超美人ばかり集めたんだなあって大変目の保養になりましたwストーリーも次から次に困難や戦いが待ち受けて、飽きさせない。初期のSFXしかなかったこの時代に凄い映像だなあって感心しました(もちろんCGやVFXなどありません)。
はっきり言って楽しいそしてちょっとだけ哲学的な作品でした。
ブドウを踏んだだけでワインになるところは・・まあいいじゃんそういう不思議ブドウなんだよw(神話の時代なんだから、魔法使いや女神やセイレーンもいるんだしそっちの方が不思議だろう)。ラストの戦いは迫力あって締めに相応しい満足度。カークダグラス(鋭い眼光を持つ毅然とした二枚目って感じな俳優ですね)ってあんまり知らないけど、息子がマイケルダグラス(ウォール街で有名。最近では「アントマン」の博士)かあ。俳優一家なんだね。

ちょっとエロいけど、ワクワクドキドキ出来てみんなで観れる娯楽映画でした(ちょっと戦いが血なまぐさいけど、今の子供なら大丈夫かなw)。

118わんのねこ:2019/07/28(日) 17:43:40 ID:3Q/mU4g6
ユリシーズのラテン語読みがオデュセイアだからっす
イーリアスをアキレスと呼ぶのも同じっす
アレキサンダーをイスカンダルと(以下略)
武藤をムタと(以下略)

でも曖昧に適当なので確認はご自分でお願いしゃす

119もにゃら:2019/07/28(日) 19:24:45 ID:vqMHTdqY
>>117
ローマ帝国の祖はトロイア王家なのですよ
史実はさておき伝説ではそうなってます

120わんのねこ:2019/08/11(日) 18:12:44 ID:mU2Hi4cs
・ONE PIECE STAMPEDE
面白すぎますね。これぞお祭り映画。これぞエンタテイメント!
プリキュアASDXとドラゴンボール超ブロリーを足して、
見たいものを見せましょうのサービス精神をモリモリぶちまけたような映画ですよ!

それぞれの能力全開で暴れまわる最悪の世代は最高ですね。

面白かった理由を考えてみると、あんまり湿っぽくなかったんですね。
その原因として、今作には「自由を奪われたゲスト」「協力者」みたいな役が
いないことが挙げられますかね。

まあ、目玉のひとつがライバルたちとの共闘なので、そんなゲストキャラを出して
尺を割く余裕がないという理由も大きいですが。

CMで散々、バレットさんが「俺一人だけの強さだ」というからには、
主人公がそれを否定するのが映画というものですが、キャラの動機としてはそれ以上に
「俺より強い(すげえ)奴に(もう一度)会いたい」というのが節々からにじみ出ているのも、
今作の爽やかさに一役かってますかね。

121わんのねこ:2019/08/11(日) 18:14:31 ID:mU2Hi4cs
・温泉あんま芸者(1968年)
湯涌温泉が「花咲くいろは」なのに
粟津温泉が「温泉あんま芸者」なのは…
美味しいですね!

122:2019/08/11(日) 20:02:08 ID:VW./k/M6
ワンピーススタンピード
七武海はずっと鷹の目一強と思ってたんですが
ハンコックも充分ヤバイのがよくわかる話をでした
あれぶち破るつもりでしたよね

123::::2019/08/15(木) 08:09:58 ID:7KCyWRxU
あげ

124ビックリバコ:2019/08/16(金) 22:29:41 ID:mjOwmJ06
ワンピース スタンピード
アニメ版スタッフは自分たちの作ったワンピースというコンテンツに相応しい作品を作ってくれましたね。凄すぎて感無量です。
映画はZとゴールドが面白かったので期待値が上がってたんですが、こういう面白さもあったというか。
そうそうワンピースってこういう作品なんだよ!というか。

125もにゃら:2019/08/16(金) 23:29:18 ID:j8Dr8S3M
○イソップの思うツボ

ええ…
ああ……
うん………

126シャアダム:2019/08/19(月) 07:59:29 ID:rmiMl0oI
◆テラフォーマーズ(2016)年

ストーリーは火星をテラフォーミング(地球化)するために、生命力の強いゴキブリを使ったのはいいが、宇宙線などで急激な変異や進化を起こして、人間が火星に住むにあたって凶悪な害獣になってしまった。
それで、政府は犯罪者や金を欲しい民間人達を騙して人体改造して、火星へ送り進化したゴキブリ(テラフォーマーズと命名)たちを駆除しようとする。改造人間VSテラフォーマーズの戦いの行方はどうなるのか・・というSF戦争映画でした。

公開当時、ずいぶん原作ファンの不評を受けたらしいこの映画、自分は原作は少ししか読んでなく、アニメもチラ見しただけで、何の思い入れも先入観もなくこの映画を見ました。率直な感想を言うと、グダグダ悩んだりやらた複雑怪奇にしてしまったヒーロー映画「アベンジャーズ」よりは頭の中にスッと入ってきましたね。
原作ファンにとては噴飯物だろうけど、これはこれで先入観がなく、原作ファンでない自分にしたら、まあまあよく出来てると思います(もちろん設定やストーリーの突っ込み所も多いですが)。仮面ライダーみたいな映画だと感じましたね。その仮面ライダーの方もとんでもない設定のあらが結構多いと思いますし、「テラフォーマーズ」だけをゴキブリのように黒歴史として扱うのは可哀想ですね。
原作に拘らないなら、これはこれで楽しめる作品だと思います(途中で飽きることなく観れますし、それぞれの回想が短く纏まっていててダレないのがいい)。

まあ、小栗旬の博士の設定は化粧が濃くて髪型が変でやり過ぎでイヤミを感じましたけど、あと、日本が雑多な香港のま街やブレドーランナーの街になっていたのは笑ってしまいましたが、それと、ヒロインの鱗粉攻撃は、そんな大量な鱗粉1人で撒けるわけ無いだろうとか、ジェットエンジンになった昆虫人間も、どういう理屈だよ!とかたった10数名でゴキブリ数万匹に勝てるわけ無いだろ(最初っから負け戦)とか、そんな津波のように移動する意味があるのか?とか、絶対死なない昆虫人間は戦闘力ゼロっぽくてどうやってゴキブリ駆除するんだよ!とか突っ込み所満載で笑わせてもらいました。

何か、再び火星に行く続編も観たくなりましたけど、ファンに反感を買って人気がないので無理だろうなあw今度は多国籍企業が作った外国人傭兵昆虫戦士が活躍するテラフォーマーズ2作って欲しいなあw

結論・話も分かりやすく、戦闘シーンもそれなりに迫力があって、面白くなくは無いので、原作にこだわりがない人や何の先入観のない人、これはこれと割り切れる人ならB級映画として、友達とワイワイ楽しく見られる映画だと思います。

127シャアダム:2019/08/21(水) 16:49:09 ID:rmiMl0oI
◆猿の惑星 聖戦記(グレートウォー)(原題:War for the Planet of the Apes=猿の惑星のための戦い)2017年アメリカ

前作で宿敵コバを打ち破った類人猿(APES)のシーザーは仲間と共に人間から自分たちの住処を守るため日々戦っていた。そして、ある日人間の大佐と呼ばれる男に妻と子供を殺されてしまう。
シーザー達は人間から身を隠すため集落全員の移住を始める。シーザー自身は復讐の念に駆られ、大佐のを殺すべく人間の街へと旅立つ(数人の仲間が勝手に付いてくる)。しかし大佐は其処には居なく、すでに全軍隊とともに北の基地へと移動していた(エイプ全滅のための総攻撃のため)。
大佐に復讐するための旅は続く。そういう、復讐旅の冒険アクション&ちょっとヒューマン(猿だけど)ストーリーでした。

感想:無駄に過剰演技の間のとリ過ぎのダラダラ会話シーン(その割には中身が薄い)が多くて、途中で眠くなること何度かあったが、そこを考えなければ、ほとんどシーザー1人で猿が惑星を勝ち取った英雄物語で、それなりに感動もありアクションも見応えがあってまあまあ楽しめる作品だった・・かな。
とにかく、むりやり人生哲学的な感動的な重大な話にしようとして、対話シーンが長い長い(いちいち、溜めて言葉を吐き出すのでもどかしい)、マジ眠くなるよw其処をもっと簡潔にしてアクション多めにしてくれれば、もっとシュッとスマートな作品として楽しめたのに。多分、2時間二十分も在る映画だが、2時間以内に纏められるんじゃないかな。

あと、突っ込み何処というか都合よすぎな所が多くて、う〜ん、リアリティが乏しいかなって思うし、シリアスで重厚な物語にしたいのか、子供が楽しめる作品にしたいのか、シリアスなシーンでコミカルなシーンをちょくちょく挟んでどっちつかずな作品だなあって思いました。あと、大佐との激闘を期待したんだが、肩すかし・・・あれ大佐も病気になっちゃたのかな?(多分大佐の生き様を見せたかったんだと思うけど)そこは「ランボー」的なアクションも期待してる人のために、もう1人極悪人(最後の死闘のための)を配置しとけよって思いました。
都合よすぎな所は、ちょっと知恵遅れの病気の女の子が、無防備に基地内に入ってウロウロしても、誰にも見つからなかった所やあれだけの大脱走に誰も気付かなかった所、危機一髪な時に、北の軍隊が攻撃を始めて「大脱走」を助けてくれたところや、やられそうになった時雪崩が起きて運良く敵が全滅してくれたところ。
まあ、ある程度は主人公補正だと納得させて面白く観れたけど、猿が全員居なくなったのに、目の前に牢屋があるのに朝まで気付かなかったのがちょっといただけなかったかなあw

長い長い眠くなるような人間と猿との対話シーンを除けば、冒険アクション映画として面白く、一人の英雄(シーザー)が一生懸命エイプ達のために戦った叙事詩としてラスト少し感動はしました。3部作を続けてみればまた違った感動もあるかも知れませんね。あの女の子これからどうやって生きていくんだろう?(人間の奴隷化の先駆けになりそう)ってちょっと不安な終わり方でもありましたが。

128シャアダム:2019/08/26(月) 11:19:33 ID:rmiMl0oI
◆しあわせのパン(2012年)

東京で暮らしてたヒロイン「りえ」は「水縞」くんにプロポーズされ北海道・洞爺湖付近の月浦に「マーニ」というパン屋(宿泊も出来るし、パン以外の食事も出来る)を開店し其処に住むことになった。
色々な事情を抱えてやってくるお客さん達とのふれあいを描いた、ややメルヘンでファンタジーな優しい世界的な物語でした。

なんだろうなあ、「カモメ食堂」にはじまって「メガネ」「プール」的なふわっとした雰囲気重視の癒やし作品をたまに観たくなるよね(自分は)。そういう目的で借りて観たんだけど、ちょっとストーリーが粗いというか、設定が不自然というか、悩みが俗世間的すぎるというか、台詞が臭いというか、優しい世界がわざとらし過ぎるというか、ちょっと思っていたのと違ったかなw
でも、最後の心中しようとしてやってきた訳あり老夫婦の物語だけは、ジーンと感動したなあ。阪神大震災が1995年でこの映画が2012年だから、17年前に娘さんは亡くなったのか。それから風呂屋を建て直して17年営業をして、もう人生に疲れたってことかあ。なんか重い・重すぎる・・他人にはどうすることも出来なさそうな悩みなんだけど、ちょっとメルヘンチックなこの映画、パンと優しさで解決してしまう(魔法だなw)。
この老夫婦は何泊もただで泊めてもらったのかなあ(お金持ってそうだからちゃんと払ったのかな)。あと、折角苦労して作ってもらった和風ごはん料理もちゃんと喰えよなw

あと、カンパニオだっけ?主人公のがいった言葉。カンパニー(会社)的な響きがあるから、自分も「家族」かと思ったわw調べたら「カンパーニュ」ってパンの種類があって、最初に作ってたパンがそれだったか(表面が固そうな四つ割れパン)w

この映画のいいところはパンと食事が美味そうな所ですね。悪いところというか引っかかったところは、優しい台詞が臭すぎで優しいお節介の押し売りw特に常連客の「宮沢賢治」風なコスプレのおじさんが急に演奏し始めた時は、苦笑いしか出てこなかった。実際に深く悩んでる人にコレされたら、成功率50%・喧嘩になるかも(いちかばちか)だなwなんだこの常連客は普段何をしてるんだよw
あとトキオくん、バスの運行を妨げてますぜw東京まで1000キロバイク旅とか絶対彼女途中でウンザリするだろ(本人は格好いいナンパと思ってる)w

いやあ、ファンタジーで話も突拍子も無い所はあるけど、なぜか飽きずに最後まで観てしまったから、面白くなくは無い雰囲気重視の映画でした。

ラストの「ひとつだけ」(矢野顕子)は清志郎ボイスのハスキーな情熱ボイスはこの優しい静かな映画のエンディングにちょっと合わなかったかなあ(矢野顕子オンリーバージョンの方がよかったかも)って思いました。

パンがコーヒーがポトフが食べたくなる映画でもありました。

129もにゃら:2019/08/27(火) 23:06:23 ID:j8Dr8S3M
○ニノ国

普通にクソつまらない映画でした。

脚本がスカポンタン

130シャアダム:2019/09/01(日) 10:29:47 ID:rmiMl0oI
◆つばさ(原題:wings)1927年アメリカ

第一回アカデミー最優秀作品賞作品。サイレント映画である。1927年といえばベーブルース(野球選手)やアルカポネ(マフィア)の時代であり、
1918年に第一次世界大戦が終わり、復興の時代であり、アメリカが世界のアメリカとして経済発展していった時代と書かれている。そして、初のトーキー映画(声がある映画)が公開された年である。

この映画は二人の青年パイロットの友情とそれぞれの恋、そして第一次世界大戦(特に空戦)の苛烈さ残酷さと二人の青年の活躍や死闘を描いたストーリーでした。

感想:まずサイレント映画になれていないのか、2時間20分もの長さに途中で眠くなって(面白くないからでは無いよ)何回も休憩を挟みましたwサイレント映画って「台詞を自分で想像しながら観る」ので新鮮でその所為なのかストーリーもあまり複雑で無く分かりやすいですね。動く紙芝居って感じかな。
ストーリーの方も、今の映画に比べ単純ながら、白黒で無声なので演技・映像を観ながら自分で想像する部分が多く、「自分で奥深いもの(感受性や想像力がより必要だね)」にする感じでしたね。
まず、おどけた主人公「ジャック」と気取ったライバル「デヴィッド」の対比、明るく積極的でジャックに恋する田舎娘のヒロイン「メアリー」と美人でデヴィッドが好きなお金持ちのお嬢様っぽい都会的なヒロイン「シルヴィア」の対比。
シルビアを巡って対立する「ジャック(勘違いの片思いなんだがw)」VS「デヴィッド」も面白い。あと、二人に友情が芽生えて、戦闘機に乗って戦いに行く前に「準備は?」「OK!」ていう友情のやりとりが、微笑ましいのだがなんかこっぱずかしいぜw
それから、「ハーマン」というオランダ人(戦争に中立だから?)が嫌われていて、腕にアメリカ国旗の入れ墨を見せ「オレはアメリカ人だ!」というと、アメリカ人達が大喜びをして態度を180°変える人種差別ギャグwハーマンがドジで教官達に殴られたりするのを観てると「素晴らしきヒコーキ野郎」で徹底的に虚仮にされギャグにされていた「ドイツ人将校」を思い出して、アメリカ人映画のこの頃の人種差別描写の酷さ(仕方がないけど)はちょっと胸糞悪いなって思って、その辺のギャグが笑えないかなあ。

それから、戦闘シーンの死に方の演技やコックピットのパイロットがあたふたするシーンはちょっと笑ってしまったけど、その他の戦闘シーン(地上戦・ドッグファイトなど)は昔の映画なのにリアルで迫力があって実に素晴らしい。このころCGとかないので、実際何台も飛行機を飛ばして戦わせて撮影したのかなあ、地上戦闘シーンの兵士の数も何千人ものエキストラを雇って撮影したのかなあって思うと、いくらお金がかかってるんだ?ってさすがアカデミー賞に選ばれる映画だなあって思う。
ところどころ、戦争の悲惨さ・残酷さが描かれていて感慨深いものになってるのもいい。解説者の淀川長治さんのゲイリークーパー(ちょい役で出演)推しは、この映画の本質と関係ないじゃん、ただの美男子の好みじゃん(そっち方面の人って勘違いされそう)って思ってしまったけどねwたしかにこの映画に出てくるゲイリークーパーは糞格好いいけどね、しかし出てきて5分で戦闘じゃなくて、飛行機演習事故で死亡するって、どういう脚本なんだよ(ここだけは駄作っぽい)w

ラスト付近で、二人が「シルヴィア」のお守りを巡って再び喧嘩するシーンがあるんだけど、「デヴィッド」はシルヴィアの写真の裏に書かれた真実を「ジャック」に見せまいとしたんだね。「デヴィッド」はその所為で「熊のお守り」を忘れ、運が落ちたのか、その戦闘で無茶して撃墜され、生き延びてドイツ軍の飛行機を奪ってアメリカ基地へ戻ってくるんだけど、「ジャック」に敵として勘違いされ追われることになる。直接アメリカ基地に戻るんじゃ無くて、途中で乗り捨ててくればいいのにと思った。その戦闘の結末は自分で観て下さい。

あとは、「ジャック」が好きで戦場まで軍人婦人になって追いかけてきたぽっちゃり「メアリー」の一途さが健気(ちょっと強引過ぎなんだけど)で楽しかったwでもパリの酒場のパーティシーンの恋の駆け引きコメディが長すぎて眠くなったけどwこの一途な恋はどうなってしまうのかってのも見所の一つですね。
最後にこの映画に感化された人は多分自分の車とかに「流星号」のマークとか付けたでしょうかw

1927年のギャグや映像センスや映像技術や演技やストーリー構成、第一次大戦の飛行機や戦車や武器や戦い方、当時の考え方や生活の雰囲気など、色々観るべき所が多くて、さすがアカデミー賞作品、残すべき作品だなあって思ったドッグファイト主体の戦争&青春映画でした。


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