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映画感想スレ(4)

69シャアダム:2019/05/10(金) 03:17:34 ID:ThfKNmts
◆鑑定士と顔の無い依頼人(原題:La migliore offerta =最高の申し出)2013年イタリア

まずストーリー。美術品の鑑定士であり神経質な老人の主人公は、人前に出ることが出来ない精神病の女性から骨董品を売りに出したいと依頼を受ける。最初は失礼な客と疑って敬遠気味であったが、何度も彼女の屋敷で価値のありそうな機械人形(オートマタ)の部品を見つけ、完成させて大もうけするために彼女の屋敷に何度も足を運ぶようになる。
そのうち、顔を決して見せない(広場恐怖症のため)依頼人を一目見たくて、帰った振りをして隠れて彼女を観て、絵画の二次元美女にしか興味が無かった主人公は一目惚れをしてしまう。そして、機械人形の復元を依頼しているプレイボーイの修理人ロバートのアドヴァイスを受けて、彼女とどんどん親しくなっていく。神経質な老人と精神病の若い女性(依頼人)の恋はどうなっていくのか・・ていうのが表向きの物語だが、・・・実はかなり深くて糞不快な犯罪ミステリーでもありました。

最初は恋を知らない岩くつな老人が、若い女性と結ばれる恋愛ストーリーかと思っていて、ちょっと年齢差がありすぎてやばい感じもするけど、ちょっと微笑まし感じの良い雰囲気の映画だと思っていました。でもラストまで観たら、老人の恋心を弄んだ糞不快な映画だとわかり、後味最悪でした。何故どういうつもりで監督はこの映画を作ったのか?って三日間(三日間最悪な気分でした)悩んで感想を書いてますw
老人をその気にさせて一気に地獄へ落として何が面白いのだろう?文学作品としてのなんの感動もしないし「オーシャンズ11」とかの犯罪映画としてのカタルシスも無い、ただただむかつく老人が哀れなだけの映画。

確かに、老人(主人公)はズルして欲しい絵画(女性の絵)を何十枚と手に入れていたちょい悪じじいだったので、その罰が下ったとも取れますが、そこまで虚仮にされどん底にたたき落とされる程の悪人では無いと思いますのでこの映画の趣旨や楽しみ方が理解できません。
まあ、年取ってからではもう遅い、若いうちに恋せよと言う辛い教訓なのか、年取るまで二次元彼女(絵画の女性)に恋する主人公が不相応な三次元の女性に恋をして大やけどを負ったらもう立ち直れませんよ、若いうちだったら何度恋愛に失敗しても立ち直るチャンスはありますよ・若いうちから経験を積みなさいって教訓なのかなあっても思いました(二次元オタクに対する)w
どっちにしろ後味最悪な映画ですね(途中までは面白くて魅入っていたのに、ラストが哀れすぎて・・・一時の間魂が抜けましたよ)w

いやあ、あいつもあいつもあいつもグルだったんですね。実際の恋愛に経験の無い主人公は一度恋に溺れると、ちょっとした日常のおかしな部分も見えなくなって簡単に騙されてしまうという教訓も入っているのだと思います。

ここまでは素直な感想です。そして他人の解説を読みました。なるほどー、そういう事かって幾つもの新しい発見があって、目から鱗です(詳しくは他の人の解説を読んで下さい)。
ただ、いくら奥が深く伏線が張り巡らせていても、他人が文学的に素晴らしい映画だと褒め称えても、自分にとって老人の純粋な気持ちを裏切った糞不快な映画であることには変わり有りませんねw
まあ、恋愛は心の柔軟さがある若いうちに年取ってから恋に溺れて自分を見失わないようにってそういう映画だと思っています(時間が経てば、感想も変わるかもね)。

あと、小人症の女性が助けてくれるのかと思ったら、ただ主人公に非常な事実を突き付けただけで、糞見当違いでしたwそれと、余程主人公のことを恨んでいたんですね、あの人(ネタバレなので)。
まあ、老人(主人公)も若い女性とエッチ出来たんで、糞高い買い物と思えば・・・やっぱり思えないかな(可哀想すぎて)w


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