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映画感想スレ(4)

45シャアダム:2019/04/27(土) 00:32:08 ID:ThfKNmts
◆ハルチカ(2017年)

アニメ化もされ漫画化もされた人気小説シリーズの実写映画版。お話は高校入学してきたヒロインの千夏 (チカ)は中学の時はバレーボール部だったが負傷して挫折、その時立ち直らせてくれた吹奏楽の音楽に憧れて高校では吹奏楽部で頑張ろうとするが、そこの高校の吹奏楽部は廃部寸前、3週間以内に最低でも9人の部員(吹奏楽をやる最低人数)を集めると校長と約束する。
その日からチカは部員勧誘に勤しむのだが、偶然にも幼なじみの春太(ハル)と出会い協力して貰うことに。訳あり元部員をハルの頭脳とチカの行動力で集めていき、見事コンクールに出場できるまでになるちょっと変わった吹奏楽青春ストーリー。

大筋はアニメと同じなのだが(アニメしか知らないw)、ところどころ大きく違ってる。まず、ヒロインの動機。アニメ版では「バレーボール」漬けが嫌になった、高校ではもっと青春したいからという我が儘で、好かれ無さそうな理由だったが、この映画では怪我で挫折してバレーボールが出来なくなった時、音楽に支えられたから。次にアニメ版のハルは顧問の先生が好きなホモだっだが、映画版ではチカに恋するちょっと虚弱体質なノーマル学生で、アニメ版では名探偵ホームズなみに次々にミステリーを解いていったが、映画版のハルはホームズ張りの活躍はかなり抑えられていた。
ストーリー自体もミステリー部分もかなり削られていて、弟の残したパズルや演劇部員との対決など面白いエピソードがほとんどカットされ、ラジオDJと片耳の聞こえないお嬢様ぐらいしか無かった。
後半一時間は部員が増えコンクールーに向けて一丸となって練習するも、フルート初心者のチカが皆の足を引っ張る、ちょっと観ていて痛い展開が続く。しかし、2時間映画にするに辺り、余計なストーリーは大胆に省いた構成に、これはこれで有りだなあって納得&感心しました(それなりに面白かったし)。

ストーリーの流れ自体は面白かったが、元部員を仲間にする方法が稚拙すぎて「こんなんで部に復帰するならやめるなよ、いい加減な奴」って思ってしまったほど(特にたらこ唇になるのが嫌で辞めた人のエピソード)、笑って見逃すには酷すぎるわ。

ラスト付近で極端に台詞が無くなり、音楽だけで落ち込んだチカを勇気づけて復活させる話の流れは「おお〜すごい!」って思ったが、授業中にやるなよw先生も途中で一緒になって喜んで踊って、何この学校?ってなってしまったわ。「ララランド」かよw
こんな先生まで踊り出すノリの良い学校なら、違和感が無くなるような何か伏線を張って欲しかったな。ラストだけミュージカルっぽいのは複雑な気分でした。放課後にやるならわかるけど。
もうひとつ、元野球部員の不良っぽい宮本、怖すぎてこんな奴と共同作業やりたくねーよ(塾で練習参加出来ない部員を怒鳴りつけるし)。
もうひとつ、「舞妓はレディ」の上白石萌音の妹が出てましたね。

色々文句は書いたが、ラストのヒロイン復活シーンは感動したし、爽やかな青春ストーリーって感じで面白かったです。


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